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特表2022-505122新規アミノ-ピリミドニル-ピペリジニル誘導体、それを調製するためのプロセス、及びそれを含有する医薬組成物
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-14
(54)【発明の名称】新規アミノ-ピリミドニル-ピペリジニル誘導体、それを調製するためのプロセス、及びそれを含有する医薬組成物
(51)【国際特許分類】
   C07D 401/14 20060101AFI20220106BHJP
   C07D 417/14 20060101ALI20220106BHJP
   C07D 409/14 20060101ALI20220106BHJP
   C07D 495/04 20060101ALI20220106BHJP
   C07D 405/14 20060101ALI20220106BHJP
   A61K 31/513 20060101ALI20220106BHJP
   A61K 31/517 20060101ALI20220106BHJP
   A61K 31/5377 20060101ALI20220106BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20220106BHJP
   A61P 37/02 20060101ALI20220106BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20220106BHJP
【FI】
C07D401/14 CSP
C07D417/14
C07D409/14
C07D495/04 101
C07D405/14
A61K31/513
A61K31/517
A61K31/5377
A61P35/00
A61P37/02
A61P43/00 105
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021521034
(86)(22)【出願日】2019-10-18
(85)【翻訳文提出日】2021-06-03
(86)【国際出願番号】 EP2019078318
(87)【国際公開番号】W WO2020079205
(87)【国際公開日】2020-04-23
(31)【優先権主張番号】18306377.5
(32)【優先日】2018-10-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(31)【優先権主張番号】19305936.7
(32)【優先日】2019-07-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】500287019
【氏名又は名称】レ ラボラトワール セルヴィエ
(71)【出願人】
【識別番号】514185839
【氏名又は名称】ヴァーナリス・(アール・アンド・ディ)・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】VERNALIS(R&D)LTD
(74)【代理人】
【識別番号】110001508
【氏名又は名称】特許業務法人 津国
(72)【発明者】
【氏名】ヴェーバー,チャバ
(72)【発明者】
【氏名】コッチャイ,アンドラーシュ
(72)【発明者】
【氏名】ヴァシャシュ,アティッラ
(72)【発明者】
【氏名】キッシュ,アールパード
(72)【発明者】
【氏名】モルナール,バラージュ
(72)【発明者】
【氏名】フィウマナ,アンドレア
(72)【発明者】
【氏名】マシアス,アルバ
(72)【発明者】
【氏名】マレー,ジェームズ・ブルック
(72)【発明者】
【氏名】ドゥマール,ディディエ
(72)【発明者】
【氏名】イヴァンシッツ,リサ
(72)【発明者】
【氏名】ジェネステ,オリヴィエ
(72)【発明者】
【氏名】ヘゲデュス,クリストフ
(72)【発明者】
【氏名】スプラーニッツ,ペーター
(72)【発明者】
【氏名】ソオス,ティボール
【テーマコード(参考)】
4C063
4C071
4C086
【Fターム(参考)】
4C063AA03
4C063AA05
4C063BB01
4C063BB02
4C063BB03
4C063BB04
4C063BB08
4C063BB09
4C063CC29
4C063CC31
4C063CC34
4C063CC62
4C063CC72
4C063CC78
4C063CC92
4C063DD10
4C063DD62
4C063EE01
4C071AA01
4C071BB01
4C071CC12
4C071CC21
4C071EE22
4C071FF16
4C071GG03
4C071GG05
4C071HH01
4C071JJ01
4C071JJ05
4C071LL01
4C086AA01
4C086AA02
4C086AA03
4C086AA04
4C086BC42
4C086BC46
4C086BC48
4C086BC50
4C086BC73
4C086BC82
4C086BC84
4C086CA05
4C086GA02
4C086GA03
4C086GA07
4C086GA08
4C086GA09
4C086GA10
4C086GA12
4C086GA16
4C086MA01
4C086MA04
4C086MA35
4C086MA52
4C086NA14
4C086ZB07
4C086ZB26
4C086ZB27
4C086ZC20
4C086ZC41
(57)【要約】
式(I)(式中、R、R、R、R、R、n及びQは、本明細書で定義したとおりである)の化合物。医薬。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化29】

(式中、
◆Qは、酸素原子又は硫黄原子を表し、
◆Rは、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、又はヘテロアリール基を表し、
◆Rは、アリール基又はヘテロアリール基を表し、
◆Rは、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、直鎖若しくは分岐鎖のヒドロキシ(C-C)アルキル基、-C(O)-R基、-C(O)-OR基、-C(O)-NH-R基、又は
【化30】

基を表し、
◆Rは、水素原子又はハロゲン原子を表し、
◆Rは、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖のハロ(C-C)アルキル基、又はアリール(C-C)アルキル基を表し、
◆nは、0、1、又は2に等しい整数であり、
◆Jは、-C(O)-基、-CH(R)-基、-SO-基、-C(X)-N(R)-基、-CHC(O)-N(R)-基、又は
【化31】

基を表し、
◆Rは、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基、又は-C(O)-OR基を表し、
◆Rは、水素原子又は直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基を表し、
◆Rは、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基、又は直鎖若しくは分岐鎖のハロ(C-C)アルキル基を表し、
◆Kは、結合又は-Cy-基を表し、
◆Lは、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基、-Cy基又は-C(R-Cy基を表し、
◆Xは、酸素原子又は硫黄原子を表し、
◆Rは、水素原子又はハロゲン原子を表し、
◆Cyは、基J及び基Lに結合している、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、又はヘテロアリール基を表し、
◆Cyは、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、又はヘテロアリール基を表し、
- 「アリール」は、フェニル基、ナフチル基、又はインダニル基を意味し、
- 「ヘテロアリール」は、少なくとも1つの芳香族部分を有し、かつ酸素、硫黄及び窒素から選択される1~3個のヘテロ原子を含有する、5~10個の環員で構成される任意の単環式又は縮合二環式基を意味し、
- 「シクロアルキル」は、3~7個の環員を含有する、任意の単環式又は縮合二環式の非芳香族炭素環式基を意味し、
- 「ヘテロシクロアルキル」は、3~10個の環員を含有し、かつ酸素、硫黄及び窒素から選択される1~3個のヘテロ原子を含有する、任意の非芳香族の単環式又は縮合二環式基を意味する
と理解され、
そのように定義された該アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクロアルキル基は、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルケニル、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキニル、直鎖又は分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、-Y-OR’、-Y-NR’R’’、-Y-S(O)-R’、オキソ、N-オキシド(適切な場合)、ペンタフルオロスルフィド、ニトロ、-Y-CN、-C(O)-R’、-C(O)-OR’、-O-C(O)-R’、-Y-C(O)-NR’R’’、-Y-NR’-C(O)-R’’、-Y-NR’-C(O)-OR’’、ハロゲン、シクロプロピル及び直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル基によって置換されていてもよいピリジニルから選択される1~4個の基によって置換されていてもよく、
は、結合、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキレン基、又は直鎖若しくは分岐鎖のハロ(C-C)アルキレン基を表し、
R’及びR’’は、互いに独立して、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルケニル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキニル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルコキシ基、直鎖若しくは分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、直鎖若しくは分岐鎖のヒドロキシ(C-C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルコキシ(C-C)アルキル基、ホルミル基、フェニル基、ベンジル基、シクロプロピル基、シクロプロピルメチル基、テトラヒドロピラニル基を表すか、又は、対(R’、R’’)は、それらが結合している窒素原子と共に、5~7個の環員で構成される非芳香環を形成し、該非芳香環は、該窒素に加えて、酸素及び窒素から選択される第2のヘテロ原子を含有していてもよく、当該第2の窒素は、水素原子又は直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基を表す1個又は2個の基により置換されていてもよいと理解され、
mは、0、1及び2に等しい整数である
と理解される)
の化合物、その鏡像異性体、ジアステレオ異性体、及びその薬学的に許容し得る酸又は塩基との付加塩。
【請求項2】
Qが、酸素原子を表す、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
が、アリール基又はヘテロアリール基を表す、請求項1記載の化合物。
【請求項4】
が、フェニル基又はピリジニル基を表す、請求項3記載の化合物。
【請求項5】
が、アリール基を表す、請求項1記載の化合物。
【請求項6】
が、フェニル基を表す、請求項5記載の化合物。
【請求項7】
が、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖のヒドロキシ(C-C)アルキル、-C(O)-OR基、-C(O)-NH-R基、又は
【化32】

基を表す、請求項1記載の化合物。
【請求項8】
が、
【化33】

基を表す、請求項7記載の化合物。
【請求項9】
が、水素原子又はフッ素原子を表す、請求項1記載の化合物。
【請求項10】
が、水素原子を表す、請求項1記載の化合物。
【請求項11】
Jが、-C(O)-基、-CH-基、-CH[C(O)-O-CH-CH]-基、-SO-基、-CH-C(O)-N(R)-基、-C(X)-N(R)-基、又は
【化34】

基を表す、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
Jが、-C(O)-基、-CH-基、-SO-基、又は-C(O)-NH-基を表す、請求項11記載の化合物。
【請求項13】
Kが、結合、又はフェニル基、ピロリル基、チエニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、ピリジニル基、ピリミジニル基、ジヒドロチエノジオキシニル基、シクロプロピル基、若しくはシクロブチル基から選択される-Cy-基を表す、請求項1記載の化合物。
【請求項14】
Lが、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基、-Cy基、-CH-Cy基、又は-CF-Cy基を表す、請求項1記載の化合物。
【請求項15】
Cyが、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル、直鎖若しくは分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、-Y-OR’、-Y-NR’R’’、オキソ、ハロゲンから選択される1、2又は3個の基によって置換される、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、又はヘテロアリール基を表し、
R’及びR’’は、互いに独立して、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基を表すか、又は、対(R’、R’’)は、それらが結合している窒素原子と共に、5~7個の環員で構成される非芳香環を形成し、該非芳香環は、該窒素に加えて、酸素及び窒素から選択される第2のヘテロ原子を含有していてもよく、当該第2の窒素は、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基により置換されていてもよいと理解される、
請求項1記載の化合物。
【請求項16】
Cyが、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ピペリジニル基、テトラヒドロピラニル基、フェニル基、ピロリル基、チエニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、インドリル基、ジヒドロインドリル基、イソキノリニル基、ジヒドロチエノジオキシニル基、ベンゾチアゾリル基、又はキナゾリノニル基を表す、請求項14又は請求項15記載の化合物。
【請求項17】
Kが、フェニル基、ピロリル基、チエニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、ピリジニル基、ピリミジニル基、ジヒドロチエノジオキシニル基、シクロプロピル基、又はシクロブチル基を表し、Lが、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ピペリジニル基、テトラヒドロピラニル基、フェニル基、ベンジル基、ピロリル基、チエニル基、又はピリジニル基を表す、請求項1記載の化合物。
【請求項18】
Kが、結合を表し、Lが、フェニル基、チエニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、インドリル基、ジヒドロインドリル基、イソキノリニル基、ジヒドロチエノジオキシニル基、ベンゾチアゾリル基、又はキナゾリノニル基を表す、請求項1記載の化合物。
【請求項19】
式(I-a):
【化35】

(式中、R、R、J、K、L及びnは、請求項1で定義したとおりである)
の化合物である、請求項1記載の化合物。
【請求項20】
- 5-アミノ-3-{[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[(2-メチルピリミジン-4-イル)メチル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル]メチル}-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-クロロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(3-クロロ-5-メトキシフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-クロロ-3-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロ-3-メトキシフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]-6-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]-6-[3-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(2-ブロモ-4-メチル-1,3-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(ベンゼンスルホニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(3-ブロモベンゾイル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(5-ブロモピリジン-3-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(6’-メチル[3,3’-ビピリジン]-5-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(5-フェニルピリジン-3-カルボニル)ピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-ベンゾイル-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(1-メチル-1H-インドール-2-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(3-フルオロ-5-ヨードチオフェン-2-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-[(1-{(3R,4R)-1-[3-フルオロ-5-(6-メチルピリジン-3-イル)チオフェン-2-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({(4S)-1-[(3R,4R)-1-(2-ブロモ-4-メチル-1,3-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-{4-メチル-2-[6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル]-1,3-チアゾール-5-カルボニル}-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-{2-[6-(ジメチルアミノ)ピリジン-3-イル]-4-メチル-1,3-チアゾール-5-カルボニル}-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-{[(4S)-3,3-ジフルオロ-1-{(3R,4R)-1-[2-(4-フルオロフェニル)-4-メチル-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル]メチル}-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-{[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル]メチル}-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]-6-フェノキシピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(1-{(3R,4R)-1-[2-(4-フルオロフェニル)-4-メチル-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-[(2-ブロモチアゾール-5-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-{[2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-イル]メチル}-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(1-{(3R,4R)-1-[(2-フルオロフェニル)メチル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-{[2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-イル]メチル}-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-{[(4S)-3,3-ジフルオロ-1-{(3R,4R)-1-[(2-フルオロフェニル)メチル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル]メチル}-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(3-エトキシベンゾイル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(2-ベンジル-4-メチル-1,3-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-3-フェニル-1-[(ピリジン-3-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(モルホリン-4-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(ピロリジン-1-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(4-メチル-2-フェニル-1,3-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[7-(6-メチルピリジン-3-イル)-2,3-ジヒドロチエノ[3,4-b][1,4]ジオキシン-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- (3R,4R)-4-(4-{[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル]メチル}-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボニル)-N-(4-メトキシフェニル)-3-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド;
- (3R,4R)-4-(4-{[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル]メチル}-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボニル)-3-フェニル-N-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-1-カルボキサミド;
- (3R,4R)-4-(4-{[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル]メチル}-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボニル)-N-(3-ブロモフェニル)-3-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド;
- (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-N-[3-(6-メチル-3-ピリジル)フェニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキサミド;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(5-メチルピリジン-3-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[1-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1H-イミダゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(2,6-ジメチルピリジン-4-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(3-ブロモ-5-フルオロベンゾイル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(イソキノリン-5-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-{4-メチル-2-[6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル]-1,3-チアゾール-5-カルボニル}-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-{[(4S)-3,3-ジフルオロ-1-{(3R,4R)-1-[3-フルオロ-5-(6-メチルピリジン-3-イル)チオフェン-2-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル]メチル}-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-[(1-{(3R,4R)-1-[5-クロロ-3-フルオロ-4-(6-メチルピリジン-3-イル)チオフェン-2-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-{[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル]メチル}-6-フェノキシピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-[(1-{(3R,4R)-1-[3-フルオロ-5-(6-メチルピリジン-3-イル)ベンゾイル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 6-[(3R,4R)-4-(4-{[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル]メチル}-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-1-カルボニル]-3-メチルキナゾリン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-[2-[6-(ジメチルアミノ)-3-ピリジル]-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(3-クロロ-1-メチル-インドール-2-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(3,5-ジフルオロベンゾイル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(3,5-ジクロロベンゾイル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-[4-(アミノメチル)フェノキシ]-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(5-クロロピリジン-3-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[1-[(3R,4R)-1-(5-フルオロピリジン-3-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-(4-クロロ-3-フルオロ-フェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(5-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(5-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(5-メチルピリジン-3-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(2-シクロヘキシル-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[3-(6-メチル-3-ピリジル)フェニル]スルホニル-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-1-[(3R,4R)-1-[(2-クロロピリミジン-4-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(2-シクロペンチル-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(3-クロロ-5-メチル-ベンゾイル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(5-ピロール-1-イルピリジン-3-カルボニル)ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[[6-(6-メチル-3-ピリジル)ピリミジン-4-イル]メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(2-シクロブチル-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-(4-クロロフェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(2-メチルピリミジン-4-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(3-ピリジルオキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[[2-(6-メチル-3-ピリジル)ピリミジン-4-イル]メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-[(2-フェニルピリミジン-4-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-(4-クロロ-3-メトキシ-フェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(2-メチルピリミジン-4-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-(4-クロロ-3-メトキシ-フェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(5-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-(4-クロロ-3-メトキシ-フェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-[6-メチル-5-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-[2-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-1-[(3R,4R)-1-[2-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(4-メチル-2-テトラヒドロピラン-4-イル-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(5-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(ピラジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(6-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-[4-(アミノメチル)フェノキシ]-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(3-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(ピリミジン-4-イルメチル)ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-(4-クロロフェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(5-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-[4-(アミノメチル)フェノキシ]-3-[[(4S)-1-[(3R,4R)-1-(3,5-ジクロロベンゾイル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン
である、請求項1記載の化合物。
【請求項21】
請求項1記載の式(I)の化合物を調製するためのプロセスであって、出発物質として式(II):
【化36】

(式中、R及びnは、式(I)について定義した通りである)
の化合物を使用し、
これを、式(III):
【化37】

(式中、Rは、式(I)について定義した通りであり、PGは、アミン官能基の保護基を表す)
の化合物とのカップリングに供して、式(IV):
【化38】

(式中、R、R、n及びPGは、上に定義したとおりである)
の化合物を生成し、
式(IV)の化合物を更に、式(V):
【化39】

(式中、R、R、n及びPGは、上に定義したとおりである)
のエポキシド化合物に変換し、
式(V)の化合物を更に、式(VI):
【化40】

(式中、R、R及びQは、式(I)について定義したとおりである)
の化合物とのカップリングに供して、式(VII):
【化41】

(式中、R、R、R、R、Q、n及びPGは、上に定義したとおりである)
の化合物を生成し、
式(VII)の化合物を、保護基PGを除去する反応に供して、式(I)の化合物の具体的な例である式(I-a):
【化42】

(式中、R、R、R、R、Q及びnは、上に定義した通りである)
の化合物を生成し、
式(I)の化合物の具体的な例である式(I-a)の化合物を更に、ピペリジンの窒素における置換反応に供して、化学式(I-b):
【化43】

(式中、R、R、R、R、Q及びnは、上に定義した通りであり、R’は、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、直鎖若しくは分岐鎖のヒドロキシ(C-C)アルキル基、-C(O)-R基、-C(O)-OR基、-C(O)-NH-R基、又は
【化44】

基を表す)
の化合物を生成することを特徴とし、
式(I)の化合物全体の構成要素となっている、式(I-a)の化合物及び式(I-b)の化合物は、次いで、従来の分離技術に従って精製されてもよく、必要に応じて、その薬学的に許容し得る酸又は塩基との付加塩に変換され、場合により、従来の分離技術に従ってその異性体に分離され、
合成によって必要とされるとき、上記プロセスの過程中の適切であると考えられる任意の時点で、出発試薬又は合成中間体の何らかの基(ヒドロキシ、アミノ...)を、保護し、続いて脱保護し、官能化してよいと理解される、プロセス。
【請求項22】
請求項1記載の式(I)の化合物を調製するためのプロセスであって、出発物質として式(VIII):
【化45】

(式中、Rは、式(I)について定義した通りであり、PGは、カルボン酸官能基の保護基を表す)
の化合物を使用し、これを、ピペリジンの窒素上での置換反応に供して、式(IX):
【化46】

(式中、R及びRは、式(I)について定義したとおりであり、PGは、カルボン酸官能基の保護基を表す)
の化合物を生成し、
式(IX)の化合物を更に、保護基PGを除去する反応の後に、式(II)の化合物とのカップリングに供して、式(X):
【化47】

(式中、R、R、R及びnは、上に定義したとおりである)
の化合物を生成し、
式(X)の化合物を更に、式(XI):
【化48】

(式中、R、R、R及びnは、上に定義した通りである)
のエポキシド化合物に変換し、
式(XI)の化合物を更に、式(VI):
【化49】

(式中、R、R及びQは、式(I)について定義したとおりである)
の化合物とのカップリングに供して、式(I)の化合物を生成することを特徴とし、
式(I)の化合物は、従来の分離技術に従って精製されてもよく、必要に応じて、その薬学的に許容し得る酸又は塩基との付加塩に変換され、場合により、従来の分離技術に従ってその異性体に分離され、
合成によって必要とされるとき、上記プロセスの過程中の適切であると考えられる任意の時点で、出発試薬又は合成中間体の何らかの基(ヒドロキシ、アミノ...)を、保護し、続いて脱保護し、官能化してよいと理解される、プロセス。
【請求項23】
1つ以上の薬学的に許容し得る賦形剤と組み合わせて、請求項1~20のいずれか一項記載の式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る酸若しくは塩基との付加塩を含む医薬組成物。
【請求項24】
アポトーシス促進剤及び/又は抗増殖剤として使用するための、請求項23記載の医薬組成物。
【請求項25】
癌並びに自己免疫及び免疫系の疾患の処置において使用するための、請求項24記載の医薬組成物。
【請求項26】
膀胱、脳、乳及び子宮の癌、慢性リンパ性白血病、結腸、食道及び肝臓の癌、リンパ芽球性白血病、急性骨髄性白血病、リンパ腫、黒色腫、悪性血液疾患、骨髄腫、卵巣癌、非小細胞肺癌、前立腺癌、膵臓癌並びに小細胞肺癌の処置において使用するための、請求項25記載の医薬組成物。
【請求項27】
膀胱、脳、乳及び子宮の癌、慢性リンパ性白血病、結腸、食道及び肝臓の癌、リンパ芽球性白血病、急性骨髄性白血病、リンパ腫、黒色腫、悪性血液疾患、骨髄腫、卵巣癌、非小細胞肺癌、前立腺癌、膵臓癌並びに小細胞肺癌の処置において使用するための、請求項1~20のいずれか一項記載の式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る酸若しくは塩基との付加塩。
【請求項28】
請求項1~20のいずれか一項記載の式(I)の化合物と、遺伝毒性物質、有糸分裂毒、代謝拮抗物質、プロテアソーム阻害剤、キナーゼ阻害剤、タンパク質-タンパク質相互作用阻害剤、免疫調節剤、E3リガーゼ阻害剤、キメラ抗原受容体T細胞療法及び抗体から選択される抗癌剤との組み合わせ物。
【請求項29】
1つ以上の薬学的に許容し得る賦形剤と組み合わせて、請求項28記載の組み合わせ物を含む医薬組成物。
【請求項30】
癌の処置において使用するための、請求項28記載の組み合わせ物。
【請求項31】
放射線療法を必要とする癌の処置において使用するための、請求項1~20のいずれか一項記載の式(I)の化合物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規アミノ-ピリミドニル-ピペリジニル誘導体、それを調製するためのプロセス、及びそれを含有する医薬組成物に関する。
【0002】
本発明の化合物は、新規であり、アポトーシス及び腫瘍学の分野で非常に価値のある薬理学的特性を有する。
【0003】
ユビキチン化は、タンパク質の代謝回転及び恒常性、タンパク質の活性化及び局在化等の必須の細胞機能を制御するプロセスである。ユビキチンは、翻訳後(postranslationnaly)修飾されたタンパク質基質にイソペプチド結合を介して共有結合する、76アミノ酸のポリペプチドである。脱ユビキチン化(Deubiquinating)酵素(DUB)は、ユビキチンのC末端(Cter)グリシンにおいてユビキチン-ユビキチン結合又はユビキチン-タンパク質結合を切断するシステインプロテアーゼが多数を占めている。約100種のDUBが、数千種のユビキチン化タンパク質を調節し、脱ユビキチン化酵素基質の調節には、かなりの冗長性が観察される。
【0004】
DUBの調節不全は、神経変性性及び感染性の疾患(Edelman et al., Expert Rev. Mol. Med. 2011, 13, 1-17)並びにヒト悪性腫瘍(Pal et al., Cancer Res. 2014, 74, 4955-4966)等の幾つかの疾患に関連している。したがって、DUBの過剰発現又はその活性増大は、多くの種類の癌(Luise et al., Plos One 2011, 6, e15891;Rolen et al., Mol. Carcinog. 2006, 45, 260-269)及び予後不良に関連している。
【0005】
ヘルペスウイルス関連ユビキチン特異的プロテアーゼ(HAUSP)としても知られているユビキチン特異的プロテアーゼ7(USP7)は、脱ユビキチン化ファミリーに属する。USP7は、細胞周期の進行、アポトーシス、DNAの修復、DNAの複製及びエピジェネティック因子の調節を介して、生存及び増殖に関与する多数の癌遺伝子を安定化することが報告されている(Nicholson et al., Cell Biochem. Biophys. 2011, 60, 61-68)。更に、USP7は、炎症及びTreg調節を介して免疫応答を調節することが示されている(Van Loosdregt et al., Immunity 2013, 39, 259-27;Colleran et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 2013, 110, 618-623)。また、USP7は、神経発達障害(Hao et al., Mol. Cell 2015, 59, 956-969)及びウイルス感染(Holowaty et al., Biochem. Soc. Trans. 2004, 32, 731-732)等の他の病理学的状態にも関与している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
USP7の過剰発現は、肺癌、神経芽細胞腫、骨髄腫、前立腺癌、結腸癌及び乳癌における末期の癌及び予後不良に関連している。数多くのUSP7阻害剤が、最近、文献に発表されており(Turnbull et al., Nature 2017, 550, 481-486; Kategaya et al., Nature 2017, 550, 534-538; Gavory et al., Nat. Chem. Biol. 2018, 14, 118-125; O’Dowd et al., ACS Med. Chem. Lett. 2018, 9, 238-243; Pozhidaeva et al., Cell Chem. Biol. 2017, 24, 1501-1512; Lamberto et al., Cell Chem. Biol. 2017, 24, 1490-1500; PCT/EP2017/064062; PCT/EP2017/064067)特に、USP7阻害剤としてクレームされるピリミドニル誘導体が、PCT/GB2017/053175に開示されている。しかし、PCT/GB2017/053175では、5,6-二置換ピリミドニル誘導体は、USP7に対して最も弱い親和性を持つ化合物を提供することが示されている。本分野の熱心な研究にもかかわらず、USP7阻害剤は臨床に入っていない(Kemp et al., Progress in Medicinal Chemistry 2016, 55, 149-192; Wu et al., J. Med. Chem. 2018, 61, 422-443)。したがって、タンパク質USP7の活性を阻害する化合物が治療的に必要とされている。
【発明を実施するための形態】
【0007】
新規かつ標的に対して非常に強力であることに加えて、本発明の化合物は、アポトーシスにおける欠陥を含む病状、例えば、癌並びに免疫及び自己免疫の疾患の処置において、それを使用することを可能にする、アポトーシス促進及び/又は抗増殖の特性を有する。
【0008】
本発明は、より特に、式(I):
【化1】

(式中:
◆Qは、酸素原子又は硫黄原子を表し、
◆Rは、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、又はヘテロアリール基を表し、
◆Rは、アリール基又はヘテロアリール基を表し、
◆Rは、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、直鎖若しくは分岐鎖のヒドロキシ(C-C)アルキル基、-C(O)-R基、-C(O)-OR基、-C(O)-NH-R基、又は
【化2】

基を表し、
◆Rは、水素原子又はハロゲン原子を表し、
◆Rは、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖のハロ(C-C)アルキル基、又はアリール(C-C)アルキル基を表し、
◆nは、0、1又は2に等しい整数であり、
◆Jは、-C(O)-基、-CH(R)-基、-SO-基、-C(X)-N(R)-基、-CH-C(O)-N(R)-基、又は
【化3】

基を表し、
◆Rは、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基、又は-C(O)-OR基を表し、
◆Rは、水素原子又は直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基を表し、
◆Rは、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基、又は直鎖若しくは分岐鎖のハロ(C-C)アルキル基を表し、
◆Kは、結合又は-Cy-基を表し、
◆Lは、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基、-Cy基、又は-C(R-Cy基を表し、
◆Xは、酸素原子又は硫黄原子を表し、
◆Rは、水素原子又はハロゲン原子を表し、
◆Cyは、基J及び基Lに結合している、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、又はヘテロアリール基を表し、
◆Cyは、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、又はヘテロアリール基を表し、
- 「アリール」は、フェニル、ナフチル、又はインダニル基を意味し、
- 「ヘテロアリール」は、少なくとも1個の芳香族部分を有し、かつ酸素、硫黄及び窒素から選択される1~3個のヘテロ原子を含有する、5~10個の環員で構成される任意の単環式又は縮合二環式基を意味し、
- 「シクロアルキル」は、3~7個の環員を含有する、任意の単環式又は縮合二環式の非芳香族の炭素環式基を意味し、
- 「ヘテロシクロアルキル」は、3~10個の環員を含有し、かつ酸素、硫黄及び窒素から選択される1~3個のヘテロ原子を含有する、任意の非芳香族の単環式又は縮合二環式基を意味する
と理解され、
そのように定義された該アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクロアルキル基は、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルケニル、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキニル、直鎖又は分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、-Y-OR’、-Y-NR’R’’、-Y-S(O)-R’、オキソ、N-オキシド(適切な場合)、ペンタフルオロスルフィド、ニトロ、-Y-CN、-C(O)-R’、-C(O)-OR’、-O-C(O)-R’、-Y-C(O)-NR’R’’、-Y-NR’-C(O)-R’’、-Y-NR’-C(O)-OR’’、ハロゲン、シクロプロピル及び直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル基によって置換されていてもよいピリジニルから選択される1~4個の基によって置換されていてもよく、
- Yは、結合、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキレン基、又は直鎖若しくは分岐鎖のハロ(C-C)アルキレン基を表し、
- R’及びR’’は、互いに独立して、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルケニル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキニル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルコキシ基、直鎖若しくは分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、直鎖若しくは分岐鎖のヒドロキシ(C-C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルコキシ(C-C)アルキル基、ホルミル基、フェニル基、ベンジル基、シクロプロピル基、シクロプロピルメチル基、テトラヒドロピラニル基を表すか、又は、対(R’、R’’)は、それらが結合している窒素原子と共に、4~7個の環員で構成される非芳香環を形成し、該非芳香環は、該窒素に加えて、酸素及び窒素から選択される第2のヘテロ原子を含有していてもよいと理解され、当該第2の窒素は、水素原子又は直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基を表す1~2個の基により置換されていてもよいと理解され、
mは、0、1及び2に等しい整数である
と理解される)
の化合物、その鏡像異性体、ジアステレオ異性体、及びその薬学的に許容し得る酸又は塩基との付加塩に関する。
【0009】
本発明の好ましい実施態様では、本発明は、式(I)
(式中、
◆Qは、酸素原子を表し、
◆Rは、アリール基又はヘテロアリール基を表し、
◆Rは、アリール基を表し、
◆Rは、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖のヒドロキシ(C-C)アルキル基、-C(O)-OR基、-C(O)-NH-R基、又は
【化4】

基を表し、
◆Rは、水素原子を表し、
◆Rは、水素原子又は-C(O)-OR基を表し、
◆Rは、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基又は直鎖若しくは分岐鎖のハロ(C-C)アルキル基を表し、
◆Cyは、基J及び基Lに結合している、シクロアルキル基、アリール基、又はヘテロアリール基を表し、
そのように定義された該アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクロアルキル基は、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル、直鎖若しくは分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、-Y-OR’、-Y-NR’R’’、オキソ、-Y-CN、-Y-NR’-C(O)-OR’’、ハロゲン、又はシクロプロピルから選択される1~4個の基によって置換されていてもよく、
R’及びR’’は、互いに独立して、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基、直鎖若しくは分岐鎖のハロ(C-C)アルキルを表すか、又は、対(R’、R’’)は、それらが結合している窒素原子と共に、5~7個の環員で構成される非芳香環を形成し、該非芳香環は、該窒素に加えて、酸素及び窒素から選択される第2のヘテロ原子を含有していてもよいと理解され、当該第2の窒素は、水素原子又は直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基を表す1~2個の基により置換されていてもよいと理解される)
の化合物に関する。
【0010】
薬学的に許容し得る酸の中でも、何ら限定を意味するものではないが、塩酸、臭化水素酸、硫酸、ホスホン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、乳酸、ピルビン酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、フマル酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、アスコルビン酸、シュウ酸、メタンスルホン酸、ショウノウ酸等に言及することができる。
【0011】
薬学的に許容し得る塩基の中でも、何ら限定を意味するものではないが、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエチルアミン、tert-ブチルアミン等に言及することができる。
【0012】
ヘテロアリール基の中でも、何ら限定するものではないが、ピロリル、フリル、チエニル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリジニル(ピリジルとしても知られている)、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピリジノニル、インドリル、ジヒドロインドリル、ジヒドロイソインドリル、インダゾリル、ジヒドロシクロペンタチエニル、ベンゾチエニル、テトラヒドロベンゾチエニル、ベンゾフラニル、イミダゾピリジニル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾジオキソリル、ジヒドロベンゾジオキシニル、キノリニル、イソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、キノキサリニル、ジヒドロキノキサリニル、ジヒドロチエノジオキシニル、キナゾリノニル、ピロロピリダジニル、ピロロピリジニル、ジヒドロピロリジニル、テトラヒドロインドリジニル等に言及することができる。
【0013】
シクロアルキル基の中でも、何ら限定を意味するものではないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等に言及することができる。
【0014】
ヘテロシクロアルキル基の中でも、何ら限定するものではないが、ピロリジニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル等に言及することができる。
【0015】
有利には、式(I)の化合物は、以下:
【化5】

(式中、R、R、R、R、R、Q及びnは、式(I)について定義したとおりである)
のトランス配置を示す。
【0016】
より好ましくは、式(I)の化合物は、以下:
【化6】

(式中、R、R、R、R、R、Q及びnは、式(I)について定義したとおりである)
のトランス配置を示す。
【0017】
別の実施態様では、Rが、ハロゲン原子を表し、nが、1又は2に等しい整数である場合、以下:
【化7】

(式中、R、R、R、R、Q及びnは、式(I)について定義したとおりであり、Rは、上に定義したとおりである)
のように、2つの可能な異性体を提供する新たな不斉炭素が作られる。
【0018】
好ましくは、Rが、ハロゲン原子を表し、nが、2に等しい整数である場合、以下:
【化8】

の式を有し、
好ましい異性体は、以下:
【化9】

(式中、R、R、R、R及びQは、式(I)について定義したとおりであり、Rは、上に定義したとおりである)
のS-配置を有する。
【0019】
Qは、有利には、酸素原子を表す。
【0020】
は、好ましくは、アリール基又はヘテロアリール基を表す。より好ましくは、Rは、フェニル基又はピリジニル基を表す。さらに好ましくは、Rは、フェニル基を表す。本発明の好ましい実施態様では、Rは、直鎖又は分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、-Y-OR’、-Y-NR’R’’、-Y-CN、-Y-NR’-C(O)-OR’’、ハロゲン、シクロプロピルから選択される1~2個の基により置換されているフェニル基を表し、Y、R’及びR’’は、式(I)について定義されている通りである。より有利には、Rは、フッ素、塩素、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノメチル又はtert-ブトキシカルボニルアミノメチルから選択される1~2個の基により置換されているフェニル基を表す。
【0021】
は、好ましくは、アリール基を表す。より好ましくは、Rは、フェニル基を表す。
【0022】
は、好ましくは、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖のヒドロキシ(C-C)アルキル、-C(O)-OR基、-C(O)-NH-R基、又は
【化10】

基を表す。
【0023】
より好ましくは、Rは、
【化11】

基を表す。
【0024】
有利には、Rは、水素原子又はフッ素原子を表す。より好ましくは、Rは、水素原子を表す。別の実施態様では、Rは、フッ素原子を表し、nが2に等しい場合、好ましくは両方のフッ素原子は、gem-ジフルオロ基を表す。
【0025】
好ましくは、Rは、水素原子を表す。
【0026】
好ましくは、Rは、水素原子又は-C(O)-OR基を表す。より好ましくは、Rは、水素原子を表す。
【0027】
本発明の好ましい化合物において、Jは、-C(O)-基、-CH-基、-CH[C(O)-O-CH2-CH]-基、-SO-基、-CH-C(O)-N(R)-基、-C(X)-N(R)基、又は
【化12】

基を表す。
【0028】
好ましくは、Jは、-C(O)-基、-CH-基、-SO2-基、又は-C(O)-NH-基を表す。より好ましくは、Jは、-C(O)-基を表す。有利には、Jは、-CH-基を表す。別の好ましい実施態様では、Jは、-C(O)-NH-基を表す。
【0029】
Kは、好ましくは、結合、又はフェニル基、ピロリル基、チエニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、ピリジニル基、ピリミジニル基、ジヒドロチエノジオキシニル基、シクロプロピル基、又はシクロブチル基から選択される、-Cy-基を表す。より好ましくは、Kは、好ましくは、結合、又はフェニル基、チエニル基、チアゾリル基、イミダゾリル基、ピリジニル基、ピリミジニル基、又はジヒドロチエノジオキシニル基から選択される-Cy-基を表す。
【0030】
好ましくは、Cyは、シクロアルキル基、アリール基、又はヘテロアリール基を表す。好ましくは、Cyは、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル、直鎖若しくは分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、-Y-OR’、-Y-NR’R’’、オキソ、ハロゲンから選択される1、2又は3個の基により置換されたシクロアルキル基、アリール基、又はヘテロアリール基を表し、R’及びR’’は、互いに独立して、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基を表すか、又は、対(R’、R’’)は、それらが結合している窒素原子と共に、5~7個の環員で構成される非芳香環を形成し、該非芳香環は、該窒素に加えて、酸素及び窒素から選択される第2のヘテロ原子を含有していてもよく、当該第2の窒素は、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基により置換されていてもよいと理解される。好ましくは、Cyは、フェニル基、ピロリル基、チエニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、ピリジニル基、ピリミジニル基、ジヒドロチエノジオキシニル基、シクロプロピル基、又はシクロブチル基を表し、前記基は、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル、直鎖又は分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、-Y-OR’、-Y1-NR’R’’、オキソ、ハロゲンから選択される1、2又は3個の基により置換され、R’及びR’’は、互いに独立して、水素原子、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル基を表すか、あるいは、対(R’、R’’)は、それらが結合している窒素原子と共に、5~7個の環員で構成される非芳香環を形成し、該非芳香環は、該窒素に加えて、酸素及び窒素から選択される第2のヘテロ原子を含有していてもよく、当該第2の窒素は、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル基により置換されていてもよいと理解される。さらにより好ましくは、Cyは、フェニル基、チエニル基、チアゾリル基、イミダゾリル基、ピリジニル基、ピリミジニル基、又はジヒドロチエノジオキシニル基を表し、前記基は、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル、直鎖若しくは分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、-Y1-OR’、-Y-NR’R’’、オキソ、ハロゲンから選択される1、2又は3個の基により置換され、R’及びR’’は、互いに独立して、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基を表すか、又は、対(R’、R’’)は、それらが結合している窒素原子と共に、5~7個の環員で構成される非芳香環を形成し、該非芳香環は、該窒素に加えて、酸素及び窒素から選択される第2のヘテロ原子を含有していてもよく、当該第2の窒素は、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基により置換されていてもよいと理解される。有利には、Cyは、フェニル基、ピロリル基、チエニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、ピリジニル基、ピリミジニル基、ジヒドロチエノジオキシニル基、シクロプロピル基、又はシクロブチル基を表し、上記基は、メチル、フッ素又は塩素から選択される1、2又は3個の基により置換される。より有利には、Cyは、フェニル基、チエニル基、チアゾリル基、イミダゾリル基、ピリジニル基、ピリミジニル基、又はジヒドロチエノジオキシニル基を表し、前記基は、メチル、フッ素又は塩素から選択される1、2、又は3個の基により置換される。
【0031】
有利には、Lは、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基、-Cy基、-CH-Cy基、又は-CF-Cy基を表す。より有利には、Lは、-Cy基を表す。好ましくは、Cyは、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ピペリジニル基、テトラヒドロピラニル基、フェニル基、ピロリル基、チエニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、インドリル基、ジヒドロインドリル基、イソキノリニル基、ジヒドロチエノジオキシニル基、ベンゾチアゾリル基、又はキナゾリノニル基を表す。より好ましくは、Cyは、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、テトラヒドロピラニル基、フェニル基、ピロリル基、チエニル基、チアゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、インドリル基、イソキノリニル基、又はキナゾリノニル基を表す。
【0032】
好ましくは、Cyは、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、又はヘテロアリール基を表し、前記基は、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル、直鎖又は分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、-Y-OR’、-Y-NR’R’’、オキソ、ハロゲンから選択される1、2又は3個の基により置換されており、R’及びR’’は、互いに独立して、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基を表すか、又は、対(R’、R’’)は、それらが結合している窒素原子と共に、5~7個の環員で構成される非芳香環を形成し、該非芳香環は、該窒素に加えて、酸素及び窒素から選択される第2のヘテロ原子を含有していてもよく、当該第2の窒素は、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基により置換されていてもよいと理解される。より好ましくは、Cyは、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ピペリジニル基、テトラヒドロピラニル基、フェニル基、ピロリル基、チエニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、インドリル基、ジヒドロインドリル基、イソキノリニル基、ジヒドロチエノジオキシニル基、ベンゾチアゾリル基、又はキナゾリノニル基を表し、前記基は、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル、直鎖又は分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、-Y-OR’、-Y-NR’R’’、オキソ、ハロゲンから選択される1、2又は3個の基により置換されており、R’及びR’’は、互いに独立して、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基を表すか、又は、対(R’、R’’)は、それらが結合している窒素原子と共に、5~7個の環員で構成される非芳香環を形成し、該非芳香環は、該窒素に加えて、酸素及び窒素から選択される第2のヘテロ原子を含有していてもよく、当該第2の窒素は、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基により置換されていてもよいと理解される。さらにより好ましくは、Cyは、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、テトラヒドロピラニル基、フェニル基、ピロリル基、チエニル基、チアゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、インドリル基、イソキノリニル基、又はキナゾリノニル基を表し、前記基は、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル、直鎖又は分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、-Y-OR’、-Y-NR’R’’、オキソ、ハロゲンから選択される1、2又は3個の基により置換されており、R’及びR’’は、互いに独立して、水素原子、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基を表すか、又は、対(R’、R’’)は、それらが結合している窒素原子と共に、5~7個の環員で構成される非芳香環を形成し、該非芳香環は、該窒素に加えて、酸素及び窒素から選択される第2のヘテロ原子を含有していてもよく、当該第2の窒素は、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基により置換されていてもよいと理解される。有利には、Cyは、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ピペリジニル基、テトラヒドロピラニル基、フェニル基、ピロリル基、チエニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、インドリル基、ジヒドロインドリル基、イソキノリニル基、ジヒドロチエノジオキシニル基、ベンゾチアゾリル基、又はキナゾリノニル基を表し、前記基は、フッ素、臭素、ヨウ素、塩素、メチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、オキソ、及び-Y-NR’R’’(Yは結合であり、R’及びR’’はメチル基を表すか、又は、対(R’、R’’)は、それらが結合している窒素原子と共に、ピペラジニル基、より好ましくは4-メチル-ピペラジニル基、モルホリニル基又はピロリジニル基を形成する)から選択される1、2又は3個の基により置換されている。より有利には、Cyは、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、テトラヒドロピラニル基、フェニル基、ピロリル基、チエニル基、チアゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、インドリル基、イソキノリニル基、又はキナゾリノニル基を表し、前記基は、フッ素、臭素、ヨウ素、塩素、メチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、オキソ、及び-Y-NR’R’’(Yは結合であり、R’及びR’’はメチル基を表すか、又は、対(R’、R’’)は、それらが結合している窒素原子と共に、ピペラジニル基、より好ましくは4-メチル-ピペラジニル基、モルホリニル基又はピロリジニル基を形成する)から選択される1、2又は3個の基により置換されている。
【0033】
本発明の幾つかの好ましい実施態様では、Kは、フェニル基、ピロリル基、チエニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、ピリジニル基、ピリミジニル基、ジヒドロチエノジオキシニル基、シクロプロピル基、又はシクロブチル基を表し、Lは、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ピペリジニル基、テトラヒドロピラニル基、フェニル基、ベンジル基、ピロリル基、チエニル基、又はピリジニル基を表す。より好ましくは、Kは、フェニル基、チエニル基、チアゾリル基、イミダゾリル基、ピリジニル基、ピリミジニル基又はジヒドロチエノジオキシニル基を表し、Lは、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、テトラヒドロピラニル基、フェニル基、ベンジル基、ピロリル基、又はピリジニル基を表し、上記基は、直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル、直鎖若しくは分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、-Y-NR’R’’、ハロゲンから選択される1又は2個の基により置換されていてもよく、R’及びR’’は、互いに独立して、水素原子又は直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキルを表す。さらに好ましくは、Kは、フェニル基、チエニル基、チアゾリル基、イミダゾリル基、ピリジニル基、ピリミジニル基又はジヒドロチエノジオキシニル基を表し、Lは、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、テトラヒドロピラニル基、フェニル基、ベンジル基、ピロリル基、又はピリジニル基を表し、上記基は、フッ素、塩素、メチル、トリフルオロメチル及び-Y-NR’R’’(式中、Yは結合であり、R’及びR’’は、メチル基を表す)から選択される1又は2個の基により置換されていてもよい。
【0034】
好ましい実施態様では、Kは、チエニル基を表し、Lは、ピリジニル基を表し、前記基は、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル、直鎖又は分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、-Y-NR’R’’、ハロゲンから選択される1又は2個の基により置換されていてもよく、R’及びR’’は、互いに独立して、水素原子又は直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル基を表す。
【0035】
別の好ましい実施態様では、Kは、ピリジニル基を表し、Lは、フェニル基、ピロリル基又はピリジニル基を表し、前記基は、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル、直鎖又は分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、-Y-NR’R’’、ハロゲンから選択される1又は2個の基により置換されていてもよく、R’及びR’’は、互いに独立して、水素原子又は直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル基を表す。
【0036】
別の好ましい実施態様では、Kは、ピリミジニル基を表し、Lは、フェニル基又はピリジニル基を表し、前記基は、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル、直鎖又は分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、-Y-NR’R’’、ハロゲンから選択される1又は2個の基により置換されていてもよく、R’及びR’’は、互いに独立して、水素原子又は直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル基を表す。
【0037】
別の好ましい実施態様では、Kは、チアゾリル基を表し、Lは、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、テトラヒドロピラニル基、フェニル基、ベンジル基、又はピリジニル基を表し、前記基は、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル、直鎖又は分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、-Y-NR’R’’、ハロゲンから選択される1又は2個の基により置換されていてもよく、R’及びR’’は、互いに独立して、水素原子又は直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル基を表す。
【0038】
別の好ましい実施態様では、Kは、イミダゾリル基を表し、Lは、ピリジニル基を表し、前記基は、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル、直鎖又は分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、-Y-NR’R’’、ハロゲンから選択される1又は2個の基により置換されていてもよく、R’及びR’’は、互いに独立して、水素原子又は直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル基を表す。
【0039】
別の好ましい実施態様では、Kは、フェニル基を表し、Lは、ピリジニル基を表し、前記基は、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル、直鎖又は分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、-Y-NR’R’’、ハロゲンから選択される1又は2個の基により置換されていてもよく、R’及びR’’は、互いに独立して、水素原子又は直鎖又は分岐鎖の(C-C6)アルキル基を表す。
【0040】
別の好ましい実施態様では、Kは、ジヒドロチエノジオキシニル基を表し、Lは、ピリジニル基を表し、前記基は、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル、直鎖又は分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、-Y-NR’R’’、ハロゲンから選択される1又は2個の基により置換されていてもよく、R’及びR’’は、互いに独立して、水素原子又は直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル基を表す。
【0041】
優先される(to which preference is given)本発明の他の化合物は、Kが、結合を表し、Lが、フェニル基、チエニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、インドリル基、ジヒドロインドリル基、イソキノリニル基、ジヒドロチエノジオキシニル基、ベンゾチアゾリル基、又はキナゾリノニル基を表すものである。
【0042】
より好ましくは、Kは結合を表し、Lは、フェニル基、チエニル基、チアゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、インドリル基、イソキノリニル基、又はキナゾリノニル基を表し、それぞれの前記基は、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル、直鎖又は分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、-Y-OR’、-Y1-NR’R’’、ハロゲンから選択される1又は2個の基により置換されていてもよく、R’及びR’’は、互いに独立して、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル基を表すか、あるいは、対(R’、R’’)は、それらが結合している窒素原子と共に、5~7個の環員で構成される非芳香環を形成し、該非芳香環は、該窒素に加えて、酸素及び窒素から選択される第2のヘテロ原子を含有していてもよく、当該第2の窒素は、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル基により置換されていてもよいと理解される。
【0043】
さらに好ましくは、Kは結合を表し、Lは、フェニル基、チエニル基、チアゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、インドリル基、イソキノリニル基、又はキナゾリノニル基を表し、それぞれの前記基は、フッ素、臭素、ヨウ素、塩素、メチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、オキソ、及び-Y-NR’R’’(Yは結合であり、対(R’、R’’)は、それらが結合している窒素原子と共に、ピペラジニル基、より好ましくは、4-メチル-ピペラジニル基、モルホリニル基又はピロリジニル基を形成する)から選択される1又は2個の基により置換されていてもよい。
【0044】
好ましい実施態様では、ピペリジニル環に連結している-J-K-L基は、Jが-C(O)-基を表し、Kが-Cy-基を表し、Lが-Cy-基を表すように定義される。
【0045】
別の好ましい実施態様では、-J-K-L基は、Jが-CH-基を表し、Kが結合を表し、Lが-Cy基を表すように定義される。
【0046】
別の好ましい実施態様では、-J-K-L基は、Jが-C(O)-基を表し、Kが結合を表し、Lが-Cy-基を表すように定義される。
【0047】
別の好ましい実施態様では、-J-K-L基は、Jが-CH-基を表し、Kが-Cy-基を表し、Lが-Cy-基を表すように定義される。
【0048】
別の好ましい実施態様では、-J-K-L基は、Jが-C(O)NH-基を表し、Kが結合を表し、Lが-Cy基を表すように定義される。
【0049】
別の好ましい実施態様では、-J-K-L基は、Jが-C(O)NH-基を表し、Kが-Cy-基を表し、Lが-Cy2-基を表すように定義される。
【0050】
別の好ましい実施態様では、-J-K-L基は、Jが-SO-基を表し、Kが結合を表し、Lが-Cy基を表すように定義される。
【0051】
本発明の好ましい実施態様では、本発明は、式(I-a):
【化13】

(式中、R、R、J、K、L及びnは、式(I)について定義したとおりである)
の化合物に関する。
【0052】
本発明の別の好ましい実施態様では、本発明は、式(I-b):
【化14】

(式中、R、J、K及びLは、式(I)について定義した通りであり、Rは、ハロゲン原子、より好ましくは、フッ素原子を表す)
の化合物に関する。
【0053】
好ましくは、R直鎖若しくは分岐鎖の(C-C)アルキル基又は直鎖若しくは分岐鎖のハロ(C-C)アルキル基を表す。より好ましくは、Rは、tert-ブチル基又は2,2,2-トリフルオロエチル基を表す。
【0054】
本発明の好ましい化合物は:
- 5-アミノ-3-{[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[(2-メチルピリミジン-4-イル)メチル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル]メチル}-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-クロロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(3-クロロ-5-メトキシフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-クロロ-3-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロ-3-メトキシフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]-6-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]-6-[3-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(2-ブロモ-4-メチル-1,3-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(ベンゼンスルホニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(3-ブロモベンゾイル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(5-ブロモピリジン-3-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(6’-メチル[3,3’-ビピリジン]-5-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(5-フェニルピリジン-3-カルボニル)ピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-ベンゾイル-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(1-メチル-1H-インドール-2-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(3-フルオロ-5-ヨードチオフェン-2-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-[(1-{(3R,4R)-1-[3-フルオロ-5-(6-メチルピリジン-3-イル)チオフェン-2-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({(4S)-1-[(3R,4R)-1-(2-ブロモ-4-メチル-1,3-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-{4-メチル-2-[6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル]-1,3-チアゾール-5-カルボニル}-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-{2-[6-(ジメチルアミノ)ピリジン-3-イル]-4-メチル-1,3-チアゾール-5-カルボニル}-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-{[(4S)-3,3-ジフルオロ-1-{(3R,4R)-1-[2-(4-フルオロフェニル)-4-メチル-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル]メチル}-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-{[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル]メチル}-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]-6-フェノキシピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(1-{(3R,4R)-1-[2-(4-フルオロフェニル)-4-メチル-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-[(2-ブロモチアゾール-5-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-{[2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-イル]メチル}-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(1-{(3R,4R)-1-[(2-フルオロフェニル)メチル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-{[2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-イル]メチル}-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-{[(4S)-3,3-ジフルオロ-1-{(3R,4R)-1-[(2-フルオロフェニル)メチル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル]メチル}-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(3-エトキシベンゾイル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(2-ベンジル-4-メチル-1,3-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-3-フェニル-1-[(ピリジン-3-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(モルホリン-4-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(ピロリジン-1-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(4-メチル-2-フェニル-1,3-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[7-(6-メチルピリジン-3-イル)-2,3-ジヒドロチエノ[3,4-b][1,4]ジオキシン-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- (3R,4R)-4-(4-{[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル]メチル}-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボニル)-N-(4-メトキシフェニル)-3-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド;
- (3R,4R)-4-(4-{[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル]メチル}-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボニル)-3-フェニル-N-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-1-カルボキサミド;
- (3R,4R)-4-(4-{[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル]メチル}-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボニル)-N-(3-ブロモフェニル)-3-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド;
- (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-N-[3-(6-メチル-3-ピリジル)フェニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキサミド;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(5-メチルピリジン-3-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[1-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1H-イミダゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(2,6-ジメチルピリジン-4-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(3-ブロモ-5-フルオロベンゾイル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(イソキノリン-5-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-({(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-{4-メチル-2-[6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル]-1,3-チアゾール-5-カルボニル}-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-{[(4S)-3,3-ジフルオロ-1-{(3R,4R)-1-[3-フルオロ-5-(6-メチルピリジン-3-イル)チオフェン-2-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル]メチル}-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-[(1-{(3R,4R)-1-[5-クロロ-3-フルオロ-4-(6-メチルピリジン-3-イル)チオフェン-2-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-{[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル]メチル}-6-フェノキシピリミジン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-[(1-{(3R,4R)-1-[3-フルオロ-5-(6-メチルピリジン-3-イル)ベンゾイル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン;
- 6-[(3R,4R)-4-(4-{[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル]メチル}-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-1-カルボニル]-3-メチルキナゾリン-4(3H)-オン;
- 5-アミノ-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-[2-[6-(ジメチルアミノ)-3-ピリジル]-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(3-クロロ-1-メチル-インドール-2-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(3,5-ジフルオロベンゾイル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(3,5-ジクロロベンゾイル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-[4-(アミノメチル)フェノキシ]-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(5-クロロピリジン-3-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[1-[(3R,4R)-1-(5-フルオロピリジン-3-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-(4-クロロ-3-フルオロ-フェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(5-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(5-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(5-メチルピリジン-3-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(2-シクロヘキシル-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[3-(6-メチル-3-ピリジル)フェニル]スルホニル-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-1-[(3R,4R)-1-[(2-クロロピリミジン-4-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(2-シクロペンチル-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(3-クロロ-5-メチル-ベンゾイル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(5-ピロール-1-イルピリジン-3-カルボニル)ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[[6-(6-メチル-3-ピリジル)ピリミジン-4-イル]メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(2-シクロブチル-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-(4-クロロフェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(2-メチルピリミジン-4-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(3-ピリジルオキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[[2-(6-メチル-3-ピリジル)ピリミジン-4-イル]メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-[(2-フェニルピリミジン-4-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-(4-クロロ-3-メトキシ-フェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(2-メチルピリミジン-4-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-(4-クロロ-3-メトキシ-フェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(5-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-(4-クロロ-3-メトキシ-フェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-[6-メチル-5-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-[2-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-1-[(3R,4R)-1-[2-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(4-メチル-2-テトラヒドロピラン-4-イル-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(5-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(ピラジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(6-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-[4-(アミノメチル)フェノキシ]-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(3-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(ピリミジン-4-イルメチル)ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-(4-クロロフェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(5-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン;
- 5-アミノ-6-[4-(アミノメチル)フェノキシ]-3-[[(4S)-1-[(3R,4R)-1-(3,5-ジクロロベンゾイル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン
である。
【0055】
また、本発明は、式(I)の化合物を調製するためのプロセスであって、出発物質として式(II):
【化15】

(式中、R及びnは、式(I)について定義した通りである)
の化合物を使用し、
これを、式(III):
【化16】

(式中、Rは、式(I)について定義した通りであり、PGは、アミン官能基の保護基を表す)
の化合物とのカップリングに供して、式(IV):
【化17】

(式中、R、R、n及びPGは、上に定義したとおりである)
の化合物を生成し、
式(IV)の化合物を更に、式(V):
【化18】

(式中、R、R、n及びPGは、上に定義したとおりである)
のエポキシド化合物に変換し、
式(V)の化合物を更に、式(VI):
【化19】

(式中、R、R及びQは、式(I)について定義したとおりである)
の化合物とのカップリングに供して、式(VII):
【化20】

(式中、R、R、R、R、Q、n及びPGは、上に定義したとおりである)
の化合物を生成し、
式(VII)の化合物を、保護基PGを除去する反応に供して、式(I)の化合物の具体的な例である式(I-a):
【化21】

(式中、R、R、R、R、Q及びnは、上に定義したとおりである)
の化合物を生成し、
式(I)の化合物の具体的な例である式(I-a)の化合物を更に、ピペリジンの窒素における置換反応に供して、式(I-b):
【化22】

(式中、R、R、R、R、Q及びnは、上記で定義したとおりであり、R’は、直鎖又は分岐鎖の(C-C)アルキル基、直鎖又は分岐鎖のハロ(C-C)アルキル、直鎖又は分岐鎖のヒドロキシ(C-C)アルキル基、-C(O)-R基、-C(O)-OR基、-C(O)-NH-R基、又は
【化23】

基を表す)
の化合物を生成することを特徴とし、
式(I)の化合物全体の構成要素となっている、式(I-a)の化合物及び式(I-b)の化合物は、次いで、従来の分離技術に従って精製されてもよく、必要に応じて、その薬学的に許容し得る酸又は塩基との付加塩に変換され、場合により、従来の分離技術に従ってその異性体に分離され、
合成によって必要とされるとき、上記プロセスの過程中の適切であると考えられる任意の時点で、出発試薬又は合成中間体の何らかの基(ヒドロキシ、アミノ...)を、保護し、続いて脱保護し、官能化してよいと理解される、プロセスに関する。
【0056】
本発明の別の実施態様では、式(I)の化合物を、代替的なプロセスを用いて得ることもでき、このプロセスは、出発物質として式(VIII):
【化24】

(式中、Rは、式(I)について定義した通りであり、PGは、カルボン酸官能基の保護基を表す)
の化合物を使用し、これを、ピペリジンの窒素上での置換反応に供して、式(IX):
【化25】

(式中、R及びRは、式(I)について定義したとおりであり、PGは、カルボン酸官能基の保護基を表す)
の化合物を生成し、
式(IX)の化合物を更に、保護基PGを除去する反応の後に、式(II)の化合物とのカップリングに供して、式(X):
【化26】

(式中、R、R、R及びnは、上に定義したとおりである)
の化合物を生成し、
式(X)の化合物を更に、式(XI):
【化27】

(式中、R、R、R及びnは、上に定義したとおりである)
のエポキシド化合物に変換し、
式(XI)の化合物を更に、式(VI):
【化28】

(式中、R、R及びQは、式(I)について定義したとおりである)
の化合物とのカップリングに供して、式(I)の化合物を生成することを特徴とし、
式(I)の化合物は、従来の分離技術に従って精製されてもよく、必要に応じて、その薬学的に許容し得る酸又は塩基との付加塩に変換され、場合により、従来の分離技術に従ってその異性体に分離され、
合成によって必要とされるとき、上記プロセスの過程中の適切であると考えられる任意の時点で、出発試薬又は合成中間体の何らかの基(ヒドロキシ、アミノ...)を、保護し、続いて脱保護し、官能化してよいと理解される。
【0057】
式(II)、(III)、(VI)及び(VIII)の化合物は、市販されているか、又は文献に記載されている従来の化学反応を使用して当業者によって取得され得る。
【0058】
本発明の化合物の薬理学的研究は、アポトーシス促進及び/又は抗増殖性の特性を示した。癌性細胞においてアポトーシスプロセスを再活性化する能力は、癌、並びに免疫及び自己免疫系の疾患の処置における主要な治療上の関心事である。
【0059】
想定される癌処置の中でも、何ら限定するものではないが、膀胱、脳、乳及び子宮の癌、慢性リンパ性白血病、結腸、食道及び肝臓の癌、リンパ芽球性白血病、急性骨髄性白血病、リンパ腫、黒色腫、悪性血液疾患、骨髄腫、卵巣癌、非小細胞肺癌、前立腺癌、膵臓癌並びに小細胞肺癌の処置に言及することができる。より特に、本発明に係る化合物は、化学療法、標的療法又は放射線に抵抗性の癌の処置において有用であろう。
【0060】
また、本発明は、1つ以上の薬学的に許容し得る賦形剤と組み合わせて、少なくとも1つの式(I)の化合物を含む医薬組成物に関する。特に、これらの医薬組成物は、アポトーシス促進剤及び/又は抗増殖剤としての、特に、癌の処置及び自己免疫疾患及び免疫系疾患の処置における使用が興味深い。好ましくは、これらの医薬組成物は、膀胱、脳、乳及び子宮の癌、慢性リンパ性白血病、結腸、食道及び肝臓の癌、リンパ芽球性白血病、急性骨髄性白血病、リンパ腫、黒色腫、悪性血液疾患、骨髄腫、卵巣癌、非小細胞肺癌、前立腺癌、膵臓癌並びに小細胞肺癌の処置に使用することが出来る。
【0061】
本発明に係る医薬組成物の中でも、より特に、経口、非経口、鼻腔内、経皮(per- or trans- cutaneous)、直腸内、経舌(perlingual)、眼内又は呼吸器投与に好適なもの、特に、錠剤又は糖衣錠(dragees)、舌下錠、サシェ剤、パケット剤(paquets)、カプセル剤、舌下錠(glossettes)、ロゼンジ剤、坐剤、クリーム剤、軟膏剤、皮膚用ゲル剤、及び飲用又は注射用のアンプル剤に言及することができる。
【0062】
本発明に係る医薬組成物は、希釈剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、安定剤、防腐剤、吸収剤、着色剤、甘味剤、香味剤等から選択される1つ以上の賦形剤又は担体を含む。
【0063】
非限定的な例として、以下に言及することができる:
◆希釈剤として:ラクトース、デキストロース、スクロース、マンニトール、ソルビトール、セルロース、グリセロール、
◆滑沢剤として:シリカ、タルク、ステアリン酸並びにそのマグネシウム及びカルシウム塩、ポリエチレングリコール、
◆結合剤として:ケイ酸アルミニウムマグネシウム、デンプン、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム及びポリビニルピロリドン、
◆崩壊剤として:寒天、アルギン酸及びそのナトリウム塩、発泡性混合物(effervescent mixtures)。
【0064】
投与量は、患者の性別、年齢及び体重、投与経路、治療指標又は任意の関連する処置の性質に従って変動し、1回以上の投与で24時間あたり0.01mg~1gの範囲である。
【0065】
更に、本発明はまた、式(I)の化合物と、遺伝毒性物質、有糸分裂毒、代謝拮抗物質、プロテアソーム阻害剤、キナーゼ阻害剤、タンパク質-タンパク質相互作用阻害剤、免疫調節剤、E3リガーゼ阻害剤、キメラ抗原受容体T細胞療法及び抗体から選択される抗癌剤との組み合わせ物、またこの種の組み合わせ物を含む医薬組成物、並びに癌、特に、膀胱、脳、乳及び子宮の癌、慢性リンパ性白血病、結腸、食道及び肝臓の癌、リンパ芽球性白血病、急性骨髄性白血病、リンパ腫、黒色腫、悪性血液疾患、骨髄腫、卵巣癌、非小細胞肺癌、前立腺癌、膵臓癌並びに小細胞肺癌の処置において使用するための医薬の製造におけるその使用に関する。
【0066】
式(I)の化合物と抗癌剤との組み合わせ物は、同時に又は逐次に投与し得る。投与経路は、好ましくは経口経路であり、対応する医薬組成物は、活性成分の即時又は遅延放出を可能にし得る。更に、前記組み合わせ物の化合物は、それぞれが活性成分のうちの1つを含有する2つの別々の医薬組成物の形態で、又は、活性成分が混合されている単一の医薬組成物の形態で投与し得る。
【0067】
また、式(I)の化合物は、癌の処置において放射線療法と併用し得る。
【0068】
以下の調製物及び実施例は、本発明を例証するが、いかなる様式でも本発明を限定するものではない。
【0069】
一般手順
商業的供給源から入手した試薬はいずれも、更に精製することなく使用した。無水溶媒は、商業的供給源から入手し、更に乾燥させることなく使用した。
【0070】
フラッシュクロマトグラフィーは、プレパックされたシリカゲルカートリッジ(RediSep(登録商標)Rf Gold High Performance)を用いて、ISCO CombiFlash(登録商標)Rf 200iで実施した。
【0071】
薄層クロマトグラフィーは、Merck Type 60 F254シリカゲルでコーティングされた5×10cmプレートを用いて実施した。
【0072】
マイクロ波加熱は、Anton Parr MonoWave又はCEM Discover(登録商標)機器で実施した。
【0073】
分取HPLC精製は、特に指定しない限り、溶離液として5mM NHHCO水溶液及びMeCNを用い、UVダイオードアレイ検出(210~400nm)で、99.9mL/分の流速で動作する、Gemini-NX(登録商標)5μM C18、250mm×50mm i.d.カラムを備えるHANBON NP7000液体クロマトグラフィーシステムで実施した。
【0074】
分析LC-MS:陽イオン又は陰イオンエレクトロスプレーイオン化モードで動作する、Agilent 6140 四重極LC/MSを備えるAgilent HP1200での高速液体クロマトグラフィー-質量分析(HPLC-MS)によって、本発明の化合物を特性評価した。分子量の走査範囲は、100~1350である。並列UV検出は、210nm及び254nmで行った。サンプルは、5μL ループ注入を用いて、MeCN中又はTHF/HO(1:1)中の1mM溶液として供給された。LCMS分析は、2つの機器で実施し、そのうちの一方は塩基性溶離液を用いて動作し、他方は酸性溶離液を用いて動作した。
【0075】
塩基性LCMS:Gemini-NX、3μm、C18、50mm×3.00mm i.d.カラム、23℃、流速1mL/分、5mM 重炭酸アンモニウム(溶媒A)及びアセトニトリル(溶媒B)を使用、様々な/特定の期間にわたって、100% 溶媒Aから開始し、100% 溶媒Bで終了する勾配。
【0076】
酸性LCMS:ZORBAX Eclipse XDB-C18、1.8μm、50mm×4.6mm i.d.カラム、40℃、流速1mL/分、0.02% v/v ギ酸水溶液(溶媒A)及びアセトニトリル中0.02% v/v ギ酸(溶媒B)を使用、様々な/特定の期間にわたって、100% 溶媒Aから開始し、100% 溶媒Bで終了する勾配。
【0077】
H-NMR測定は、溶媒としてDMSO-d又はCDClを使用して、Bruker Avance III 500 MHz分光計及びBruker Avance III 400 MHz分光計で実施した。H NMRデータは、内部標準として溶媒の残留ピーク(DMSO-dについては2.50ppm、CDClについては7.26ppm)を使用して、百万分率(ppm)として与えられるデルタ値の形態である。分裂パターンは、以下のとおり指定される:s(シングレット)、d(ダブレット)、t(トリプレット)、q(カルテット)、quint(クインテット)、sept(セプテット)、m(マルチプレット)、brs(ブロードシングレット)、brd(ブロードダブレット)、brt(ブロードトリプレット)、brq(ブロードカルテット)、brm(ブロードマルチプレット),vbrs(とてもブロードなシングレット)、dd(ダブレットオブダブレット)、td(トリプレットオブダブレット)、dt(ダブレットオブトリプレット)、dq(ダブレットオブカルテット)、ddd(ダブレットオブダブレットオブダブレット)、dm(ダブレットオブマルチプレット)、tm(トリプレットオブマルチプレット)、qm(カルテットオブマルチプレット)。
【0078】
ガスクロマトグラフィーと低分解能質量分析の組み合わせは、HP-5MSでコーティング(0.25μm)された15m×0.25mmカラム及びキャリアガスとしてのヘリウムを使用して、Agilent 6850ガスクロマトグラフ及びAgilent 5975C質量分析計で実施した。イオン源:EI、70eV、230℃、四重極:150℃、インターフェース:300℃。
【0079】
高分解能質量分析は、Agilent 7693Aガスクロマトグラフと接続した日本電子AccuTOF MS装置にて、Rxi-5Sil MSカラム(15m×0.25mmカラム)で、かつキャリアガスとしてヘリウムを使用して実施した。イオン源:EI+、70eV、200℃、インターフェース:250℃。
【0080】
HRMSは、Shimadzu IT-TOFにて、イオン源温度200℃、ESI +/-、イオン化電圧:(+/-)4.5kVで測定した。質量分解能 最低10000。
【0081】
元素分析は、Thermo Flash EA 1112 Elemental Analyzerで行った。
【0082】
IUPAC化学名は、ACD/Name 2015 Pack 2(File Version N20E41, Build 75170, 19 Dec 2014)を用いて、又はAccelrys Draw 4.2の「Structure to Name」機能を用いて作成した。
【0083】
略語の一覧
略語 名称
abs. 無水
aq. 水性
AtaPhosPdCl ビス(ジ-tert-ブチル(4-ジメチルアミノフェニル)ホスフィン)ジクロロパラジウム(II)
Boc tert-ブトキシカルボニル
cc. 濃(縮)
DCM ジクロロメタン
DEE ジエチルエーテル
disp. 分散液
DMF ジメチルホルムアミド
EDC.HCl N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩
eq. 当量
LC 液体クロマトグラフィー
MeCN アセトニトリル
Me-THF 2-メチルテトラヒドロフラン
MSM メチルスルフィニルメタン
MTBE tert-ブチルメチルエーテル
r.t. 室温
sat. 飽和
THF テトラヒドロフラン
TMP.MgCl.LiCl 2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-塩化マグネシウム-塩化リチウム(1:1)錯体
【0084】
一般手順1
4-クロロ-6-メトキシ-5-ニトロ-ピリミジン(1.0等量)、適切なフェノール(1.2等量)、及び炭酸カリウム(1.2当量)を、MeCNに溶解した。それを完結まで80℃で撹拌し、次に反応混合物に水を加えた。MeCNを蒸発させた。残留物をDCMで抽出した。合わせた有機相をMgSOで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、調製物R2a~R2nを得た。
【0085】
一般手順2
調製物R2a~R2h及びR2k~R2n(1.0当量)、ラネーニッケル触媒(10w/w%)及び1,4-ジオキサンをオートクレーブに入れ、窒素雰囲気下に置いた。その後、10bar 15のHガスを充填した。反応混合物をオートクレーブ中で室温にて20時間撹拌した。反応混合物をオートクレーブから取り出し、濾過した。濾液を分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、調製物R3a~R3h及びR3k~R3nを与えた。
【0086】
一般手順3
調製物R3a-R3n(1.0当量)を、1,4-ジオキサンに溶解し、1N 塩酸 (3.0~5.0当量)を加えた。それを完結まで95℃で撹拌し、次に反応混合物を減圧下で濃縮して、調製物R4a~R4nを与えた。
【0087】
一般手順4
調製物R4a-R4n(1.0当量)、適切なエポキシド誘導体(1.0当量)及び炭酸カリウム(3.0当量)を、DMFに溶解した。それを完結まで70℃で撹拌した。反応混合物を、分取HPLC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント5~90%)にシリンジフィルターを通して直接注入した。画分を集めて、減圧下で濃縮し、次いで50℃で一晩真空乾燥した。
【0088】
一般手順5:Bocの脱保護
適切なBoc保護されたアミン(1.0当量)を、1,4-ジオキサンに溶解し、1N 塩酸溶液(5.0当量)を加えた。それを完結まで70℃で撹拌し、次に減圧下で溶媒を蒸発させて、適切なアミン誘導体を与えた。
【0089】
一般手順6:アシル化
適切なアミン(1.0当量)、EDC.HCl(3.0当量)及び対応するカルボン酸(1.0当量)を、ピリジン中で室温にて2~24時間撹拌した。
後処理1:
反応混合物を蒸発させ、残留物をDMFに取り込み、分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)に注入した。溶媒を減圧下で蒸発させた。
後処理2:
反応混合物を蒸発させた。残留物を水でトリチュレートし、得られた固体を濾過した。
【0090】
一般手順7:イソシアネートからの尿素の調製
適切なアミン(1.0当量)及びイソシアナト(isocyanato)誘導体(1.3当量)をDCMに溶解し、完結まで室温で撹拌した。次に、溶媒を減圧下で蒸発させ、DMFに溶解し、分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)に注入した。溶媒を減圧下で蒸発させて、適切なウレア誘導体を与えた。
【0091】
一般手順8:アミンからの尿素の調製
ビス(トリクロロメチル)カーボネート(0.5当量)をMeCNに溶解し、次に適切なアルキル/アリールアミン(1.5当量)を加えて、10分間撹拌し、その後、N,N-ジエチルエタンアミン(5当量)を加え、混合物を1時間攪拌した。次に、MeCN 2mL中で、アミノピリミドン誘導体(150mg、0.2876mmol、1.0当量)を混合物に加え、完結まで室温で撹拌した。次に、NHの6Nメタノール溶液を加え、混合物を減圧下で蒸発させ、DMF/メタノールに溶解させ、次にそれを、分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO-MeCN水溶液、グラジエント)に注入した。溶媒を減圧下で蒸発させて、適切なウレア誘導体を与えた。
【0092】
一般手順9:アルキル化/スルホニル化
適切なアミン(1.0当量)、対応するスルホニルクロリド/アルキルハライド(1.3当量)及びKCO(3.0当量)を、DMF中で、完結まで室温にて撹拌した。混合物を減圧下で蒸発させ、DMF/メタノールに溶解し、次にそれを分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)に注入した。溶媒を減圧下で蒸発させた。
【0093】
一般手順10:還元的アミノ化
適切なアミン(100mg、0.1797mmol)、アルデヒド誘導体(1.3当量)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(5.0当量)、酢酸(5.0当量)をTHFに溶解し、完結まで室温で撹拌した。反応混合物を、分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製した。溶媒を減圧下で蒸発させた。
【0094】
一般手順11
対応するハロゲン化成分(1.0当量)、対応するボロン酸(2.5当量)、ATAphosPdCl(0.1当量)、CsCO(3.5当量)を、THFと水(1:1)で希釈した。混合物を窒素でフラッシュし、80℃で100~150分間マイクロ波加熱した(microwaved)。反応混合物を、分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO-MeCN水溶液、グラジエント)にシリンジフィルターを通して注入した。溶媒を減圧下で蒸発させた。
【0095】
調製物R2a:4-(4-クロロフェノキシ)-6-メトキシ-5-ニトロ-ピリミジン
一般手順1を用い、試薬として4-クロロフェノールを使用して、調製物R2aを得た。HRMS C11ClNについての計算値:281.0203;実測値:281.0198 [M型]。
1H-NMR (400 MHz, dmso-d6) δ ppm 8.6 (s, 1H), 7.54 (m, 2H), 7.34 (m, 2H), 4.1 (s, 3H).
13C-NMR (100 MHz, dmso-d6) δ ppm 162.5, 161, 158.7, 150.7, 131, 130.3, 124.1, 56.7.
【0096】
調製物R2b:4-(3-クロロ-5-メトキシ-フェノキシ)-6-メトキシ-5-ニトロ-ピリミジン
一般手順1を用い、試薬として3-クロロ-5-メトキシ-フェノールを使用して、調製物R2bを得た。HRMS C1210ClNについての計算値:311.0309;実測値:312.0377 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 8.63 (s, 1H), 7.05 (t, 1H), 7.01 (t, 1H), 6.93 (t, 1H), 4.11 (s, 3H), 3.78 (s, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 162.5, 161.4, 160.9, 158.7, 153.3, 134.6, 114.7, 112.9, 107.6, 56.7, 56.5.
【0097】
調製物R2c:4-(4-クロロ-3-フルオロ-フェノキシ)-6-メトキシ-5-ニトロ-ピリミジン
一般手順1を用い、試薬として4-クロロ-3-フルオロフェノールを使用して、調製物R2cを得た。HRMS C11ClFNについての計算値:299.0109;実測値:300.0179 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.72 (t, 1H), 7.6 (dd, 1H), 7.24 (dm, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.11 (s, 3H)
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 162.5, 160.7, 158.7, 157.7, 151.3, 131.6, 120.9, 119.9, 117.8, 112.1, 56.8
【0098】
調製物R2d:4-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェノキシ)-6-メトキシ-5-ニトロ-ピリミジン
一般手順1を用い、試薬として4-フルオロ-3-メトキシ-フェノールを使用して、調製物R2dを得た。HRMS C1210FNについての計算値:295.0605;実測値:296.0675 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 8.84 (s, 1H), 7.33 (dd, 1H), 7.26 (dd, 1H), 6.91 (ddd, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.81 (s, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 159.1, 116.8, 113.8, 108.5, 56.9, 56.9.
【0099】
調製物R2e:4-メトキシ-5-ニトロ-6-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジン
一般手順1を用い、試薬として3-(トリフルオロメチル)フェノールを使用して、調製物R2eを得た。HRMS C12についての計算値:315.0467;実測値:316.0545 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 8.62 (s, 1H), 7.79 (m, 1H), 7.72 (m, 1H), 7.72 (m, 1H), 7.65 (m, 1H), 4.12 (s, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 162.5, 160.9, 158.7, 152.2, 131.7, 131, 126.6, 124, 123.7, 119.5, 56.7.
【0100】
調製物R2f:4-メトキシ-5-ニトロ-6-[3-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]ピリミジン
一般手順1を用い、試薬として3-(トリフルオロメトキシ)フェノールを使用して、調製物R2fを得た。HRMS C12についての計算値:331.0416;実測値:332.0488 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 8.62 (s, 1H), 7.62 (t, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.37 (m, 1H), 7.36 (m, 1H), 4.11 (s, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 162.5, 160.8, 158.7, 152.6, 149.2, 131.8, 121.5, 121.4, 120.1, 119.4, 115.8, 56.7.
【0101】
調製物R2g:4-メトキシ-5-ニトロ-6-フェノキシ-ピリミジン
一般手順1を用い、試薬としてフェノールを使用して、調製物R2gを得た。HRMS C11についての計算値:247.0593;実測値:248.0672 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 8.59 (s, 1H), 7.48 (m, 2H), 7.33 (tm, 1H), 7.27 (dm, 2H), 4.1 (s, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 162.4, 161.1, 158.7, 152, 130.4, 126.8, 122.1, 56.6.
【0102】
調製物R2h:4-(4-フルオロフェノキシ)-6-メトキシ-5-ニトロ-ピリミジン
一般手順1を用い、試薬として4-フルオロフェノールを使用して、調製物R2hを得た。HRMS C11FNについての計算値:265.0499;実測値:265.0496 [M型]。
1H-NMR (400 MHz, dmso-d6) δ ppm 8.59 (s, 1H), 7.33 (m, 2H), 7.33 (m, 2H), 4.1 (s, 3H).
13C-NMR (100 MHz, dmso-d6) δ ppm 162.4, 161.6, 158.6, 124.1, 117, 56.7.
【0103】
調製物R2j:4-(6-メトキシ-5-ニトロ-ピリミジン-4-イル)オキシベンゾニトリル
一般手順1を用い、試薬として4-ヒドロキシベンゾニトリルから出発して、調製物R2jを得た。HRMS C12についての計算値:272.0546;実測値:273.0621 [(M+H)型]。
1H-NMR (400 MHz, dmso-d6) δ ppm 8.63 (s, 1H), 7.99 (d, 2H), 7.55 (d, 2H), 4.12 (s, 3H)
13C-NMR (100 MHz, dmso-d6) δ ppm 162.6, 160.6, 158.7, 155.4, 134.9, 123.5, 118.8, 109.9, 56.8
【0104】
調製物R2k:4-メトキシ-5-ニトロ-6-(3-ピリジルオキシ)ピリミジン
一般手順1を用い、試薬としてピリジン-3-オールを使用して、調製物R2kを得た。HRMS C10についての計算値:248.0546;実測値:249.0615 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 8.61 (s, 1H), 8.58 (d, 1H), 8.54 (dd, 1H), 7.82 (ddd, 1H), 7.55 (dd, 1H), 4.12 (s, 3H)
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 162.5, 160.9, 158.7, 148.8, 147.9, 143.8, 130.2, 125.1, 120.9, 56.7
【0105】
調製物R2l:4-(6-メトキシ-5-ニトロ-ピリミジン-4-イル)オキシベンズアルデヒド
一般手順1を用い、試薬として4-ヒドロキシベンズアルデヒドを使用して、調製物R2lを得た。HRMS C12についての計算値:275.0542;実測値:276.0612 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 10.03 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.03 (dm, 2H), 7.53 (dm, 2H), 4.12 (s, 3H)
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 192.4, 162.6, 160.7, 158.7, 156.4, 134.7, 131.9, 122.9, 121.2, 56.7
【0106】
調製物R2m:4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェノキシ)-6-メトキシ-5-ニトロ-ピリミジン
一般手順1を用い、試薬として4-クロロ-3-メトキシ-フェノールを使用して、調製物R2mを得た。HRMS C1210ClNについての計算値:311.0309;実測値:312.0385 [(M+H)型]。
1H-NMR (400 MHz, dmso-d6) δ ppm 8.61 (s, 1H), 7.51 (d, 1H), 7.17 (d, 1H), 6.9 (dd, 1H), 4.11 (s, 3H), 3.83 (s, 3H)
13C-NMR (100 MHz, dmso-d6) δ ppm 162.4, 161, 158.7, 155.8, 151.6, 130.7, 119, 114.9, 107.7, 57, 56.7
【0107】
調製物R2n:4-(4-シクロプロピル-3-メトキシ-フェノキシ)-6-メトキシ-5-ニトロ-ピリミジン
一般手順1を用い、試薬として4-シクロプロピル-3-メトキシ-フェノールを使用して、調製物R2nを得た。HRMS C1515についての計算値:317.1012;実測値:318.10810 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 8.58 (s, 1H), 6.88 (d, 1H), 6.88 (d, 1H), 6.72 (dd, 1H), 4.1 (s, 3H), 3.78 (s, 3H), 2.07 (m, 1H), 0.88/0.62 (m+m, 4H)
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 158.7, 125.5, 113.4, 105, 56.6, 56.2, 9.5, 8.2
【0108】
調製物R3a:4-(4-クロロフェノキシ)-6-メトキシ-ピリミジン-5-アミン
一般手順2を用い、試薬として調製物R2aから出発して、調製物R3aを得た。HRMS C1110ClN3O2についての計算値:251.0462;実測値:252.0523 [(M+H)型]。
1H-NMR (400 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.76 (s, 1H), 7.45 (m, 2H), 7.18 (m, 2H), 4.9 (s, 2H), 3.95 (s, 3H).
13C-NMR (100 MHz, dmso-d6) δ ppm 158.1, 154.3, 153, 142.8, 129.8, 128.8, 123.3, 117.4, 54.4.
【0109】
調製物R3b:4-(3-クロロ-5-メトキシ-フェノキシ)-6-メトキシ-ピリミジン-5-アミン
一般手順2を用い、試薬として調製物R2bから出発して、調製物R3bを得た。HRMS C1212ClNについての計算値:281.0567;実測値:282.0645 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.79 (s, 1H), 6.87 (t, 1H), 6.81 (t, 1H), 6.73 (t, 1H), 4.91 (s, 2H), 3.96 (s, 3H), 3.77 (s, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 161.2, 158.3, 155.8, 153.8, 142.8, 134.3, 117.8, 113.6, 110.7, 106.5, 56.3, 54.5.
【0110】
調製物R3c:4-(4-クロロ-3-フルオロ-フェノキシ)-6-メトキシ-ピリミジン-5-アミン
一般手順2を用い、試薬として調製物R2cから出発して、調製物R3cを得た。HRMS C11ClFNについての計算値:269.0367;実測値:270.044 [(M+H)型]。
1H-NMR (400 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.79 (s, 1H), 7.61 (t, 1H), 7.36 (dd, 1H), 7.06 (dm, 1H), 4.97 (br., 2H), 3.96 (s, 3H).
13C-NMR (100 MHz, dmso-d6) δ ppm 158.3, 157.7, 153.9, 153.7, 142.7, 131.2, 118.7, 117.7, 115.4, 110.7, 54.5.
【0111】
調製物R3d:4-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェノキシ)-6-メトキシ-ピリミジン-5-アミン
一般手順2を用い、試薬として調製物R2dから出発して、調製物R3dを得た。HRMS C1212FNについての計算値:265.0863;実測値:266.0931 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.76 (s, 1H), 7.21 (dd, 1H), 7 (dd, 1H), 6.69 (dm, 1H), 4.85 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.8 (s, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 142.9, 116.2, 113.3, 108.1.
【0112】
調製物R3e:4-メトキシ-6-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジン-5-アミン
一般手順2を用い、試薬として調製物R2eから出発して、調製物R3eを得た。HRMS C1210についての計算値:285.0725;実測値:286.0796 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.79 (s, 1H), 7.64 (brt, 1H), 7.57 (dm, 1H), 7.52 (m, 1H), 7.48 (dm, 1H), 4.97 (br., 2H), 3.97 (s, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 158.3, 154.5, 153.9, 142.8, 131.3, 130.7, 125.5, 124.3, 121.5, 118.1, 54.5.
【0113】
調製物R3f:4-メトキシ-6-[3-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]ピリミジン-5-アミン
一般手順2を用い、試薬として調製物R2fから出発して、調製物R3fを得た。HRMS C1210についての計算値:301.0674;実測値:302.0742 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm (m, 3H), 7.79 (s, 1H), 7.53 (m, 1H), 4.96 (br., 2H), 3.96 (s, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 158.3, 153.8, 152.2, 149.2, 142.8, 131.3, 120.5, 120.4/117.2/114.4, 117.8, 54.5.
【0114】
調製物R3g:4-メトキシ-6-フェノキシ-ピリミジン-5-アミン
一般手順2を用い、試薬として調製物R2gから出発して、調製物R3gを得た。HRMS C1111についての計算値:217.0851;実測値:218.092 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.75 (s, 1H), 7.4 (m, 2H), 7.19 (m, 1H), 7.12 (m, 2H), 4.85 (brs, 2H), 3.95 (s, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 158, 154.7, 154.1, 142.9, 129.9, 124.9, 121.4, 117.3, 54.4.
【0115】
調製物R3h:4-(4-フルオロフェノキシ)-6-メトキシ-ピリミジン-5-アミン
一般手順2を用い、試薬として調製物R2hから出発して、調製物R3hを得た。HRMS C1110FNについての計算値:235.0757;実測値:235.07503 [M型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.74 (s, 1H), 7.23 (m, 2H), 7.18 (m, 2H), 4.86 (s, 2H), 3.95 (s, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 159.2, 157.9, 154.9, 150.1, 142.9, 123.4, 116.4, 54.4.
【0116】
調製物R3j:4-(5-アミノ-6-メトキシ-ピリミジン-4-イル)オキシベンゾニトリル
調製物R2j(1.0当量)及び塩化スズ(II)二水和物(3.5当量)を、1,4-ジオキサンに溶解した。反応混合物を、室温にて完結まで撹拌した。次に、NaHCO飽和溶液及びEtOAcを加えた。懸濁液をCeliteに通して濾過し、EtOAcで洗浄し、層を分離した。水相をEtOAcで抽出し、CeliteをDCM-MeOHで再度洗浄した。すべての有機相を集め、減圧下で濃縮した。残留物を分取HPLC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント 5-90%)により精製した。画分を集め、減圧下で濃縮して、調製物R3jを与えた。HRMS C1210についての計算値:242.0804;実測値:243.088 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.88 (dm, 2H), 7.81 (s, 1H), 7.32 (dm, 2H), 5.04 (br., 2H), 3.97 (s, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 158.6, 158.1, 152.9, 142.8, 134.5, 121.6, 119.1, 118.5, 107, 54.6.
【0117】
調製物R3k:4-メトキシ-6-(3-ピリジルオキシ)ピリミジン-5-アミン
一般手順2を用い、試薬として調製物R2kから出発して、調製物R3kを得た。HRMS C10についての計算値:248.0546;実測値:249.0615 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 8.61 (s, 1H), 8.58 (d, 1H), 8.54 (dd, 1H), 7.82 (ddd, 1H), 7.55 (dd, 1H), 4.12 (s, 3H)
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 162.5, 160.9, 158.7, 148.8, 147.9, 143.8, 130.2, 125.1, 120.9, 56.7
【0118】
調製物R3l:4-(5-アミノ-6-メトキシ-ピリミジン-4-イル)オキシベンズアルデヒド
一般手順2を用い、試薬として調製物R2lから出発して、調製物R3lを得た。HRMS C1211についての計算値:245.08;実測値:246.0873 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 9.97 (s, 1H), 7.95 (m, 2H), 7.81 (s, 1H), 7.32 (m, 2H), 5.02 (s, 2H), 3.97 (s, 3H)
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 192.3, 159.4, 158.6, 153.1, 142.8, 132.8, 131.8, 121, 118.5, 54.6
【0119】
調製物R3m:4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェノキシ)-6-メトキシ-ピリミジン-5-アミン
一般手順2を用い、試薬として調製物R2mから出発して、調製物R3mを得た。HRMS C1212ClNについての計算値:281.0567;実測値:282.0637 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.77 (s, 1H), 7.42 (d, 1H), 6.99 (d, 1H), 6.73 (dd, 1H), 4.89 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.82 (s, 3H)
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 158.1, 155.6, 154.3, 154, 142.8, 130.3, 117.4, 117, 114.1, 106.9
【0120】
調製物R3n:4-(4-シクロプロピル-3-メトキシ-フェノキシ)-6-メトキシ-ピリミジン-5-アミン
一般手順2を用い、試薬として調製物R2nから出発して、調製物R3nを得た。HRMS C1517についての計算値:287.127;実測値:288.13500 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.74 (s, 1H), 6.82 (d, 1H), 6.74 (d, 1H), 6.58 (dd, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.77 (s, 3H), 2.05 (m, 1H), 0.86/0.59 (m+m, 2H)
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 142.9, 125.3, 113, 104.7, 56.1, 54.4, 9.5, 8
【0121】
調製物R4a:5-アミノ-4-(4-クロロフェノキシ)-1H-ピリミジン-6-オン塩酸塩
一般手順3を用い、試薬として調製物R3aから出発して、調製物R4aを得た。HRMS C10ClNについての計算値:237.0305;実測値:238.0379 [(M+H)型]
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 12.92 (brs, 1H), 7.8 (s, 1H), 7.44 (m, 2H), 7.14 (m, 2H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 159.4, 153, 152.9, 141.8, 129.8, 128.8, 122.5.
【0122】
調製物R4b:5-アミノ-4-(3-クロロ-5-メトキシ-フェノキシ)-1H-ピリミジン-6-オン塩酸塩
一般手順3を用い、試薬として調製物R3bから出発して、調製物R4bを得た。HRMS C1110ClNについての計算値:267.0411;実測値:268.0482 [(M+H)型]。
1H-NMR (400 MHz, dmso-d6) δ ppm 13.18 (brs, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.64 (brs, 3H), 6.9 (dd, 1H), 6.84 (dd, 1H), 6.75 (dd, 1H).
13C-NMR (100 MHz, dmso-d6) δ ppm 161.3, 159.5, 155.3, 155.3, 144.2, 134.4, 113.5, 111, 106.5.
【0123】
調製物R4c:5-アミノ-4-(4-クロロ-3-フルオロ-フェノキシ)-1H-ピリミジン-6-オン塩酸塩
一般手順3を用い、試薬として調製物R3cから出発して、調製物R4cを得た。HRMS C10ClFNについての計算値:255.0211;実測値:256.0283 [(M+H)型]
1H-NMR (400 MHz, dmso-d6) δ ppm 12.97 (brs, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.61 (t, 1H), 7.31 (dd, 1H), 7.03 (ddd, 1H), 6.74 (brs, 3H).
13C-NMR (100 MHz, dmso-d6) δ ppm 159.5, 157.7, 154, 152.1, 141.7, 131.2, 117.9, 115.2, 109.9.
【0124】
調製物R4d:5-アミノ-4-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェノキシ)-1H-ピリミジン-6-オン塩酸塩
一般手順3を用い、試薬として調製物R3dから出発して、調製物R4dを得た。HRMS C1110FNについての計算値:251.0706;実測値:252.0777 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 12.79 (br., 1H), 7.75 (s, 1H), 7.2 (dd, 1H), 6.97 (dd, 1H), 6.64 (ddd, 1H), 5.91 (br., 2H), 3.8 (s, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 159.4, 152.3, 150.6, 148.9, 148, 140.5, 116.2, 112.3, 107.3, 56.7.
【0125】
調製物R4e:5-アミノ-4-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]-1H-ピリミジン-6-オン塩酸塩
一般手順3を用い、試薬として調製物R3eから出発して、調製物R4eを得た。HRMS C11についての計算値:271.0569;実測値:272.0634 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 12.73 (brs, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.61 (t, 1H), 7.51 (dm, 1H), 7.42 (m, 1H), 7.39 (dm, 1H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 159.4, 155.1, 148.9, 138.3, 131.3, 130.6, 124.1, 120.8, 116.7.
【0126】
調製物R4f:5-アミノ-4-[3-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-1H-ピリミジン-6-オン
一般手順3を用い、試薬として調製物R3fから出発して、調製物R4fを得た。HRMS C11についての計算値:287.0518;実測値:288.0592 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 12.81 (brs, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.51 (t, 1H), 7.17 (dm, 1H), 7.14 (dm, 1H), 7.14 (m, 1H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 159.5, 155.5, 150.5, 149.2, 139.9, 121.5, 121.3, 119.3, 116.8, 113.3.
【0127】
調製物R4g:5-アミノ-4-フェノキシ-1H-ピリミジン-6-オン
一般手順3を用い、試薬として調製物R3gから出発して、調製物R4gを得た。HRMS C10についての計算値:203.0695;実測値:204.077 [(M+H)型]
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 12.45 (brs, 1H), 7.5 (s, 1H), 7.35 (m, 2H), 7.11 (m, 1H), 7.02 (m, 2H), 4.6 (s, 2H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 159.3, 147.3, 135.7, 129.8, 123.8, 121.7, 119.7.
15N-NMR (50 MHz, dmso-d6) δ ppm 233, 171, 39.
【0128】
調製物R4h:5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-1H-ピリミジン-6-オン塩酸塩
一般手順3を用い、試薬として調製物R3hから出発して、調製物R4hを得た。HRMS C10FNについての計算値:221.0601;実測値:222.0669 [(M+H)型]
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.87 (s, 1H), 7.2 (m, 2H), 7.2 (m, 2H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 160.7, 159.5, 158.2, 149.8, 143.4, 122.9, 116.6.
【0129】
調製物R4j:4-[(5-アミノ-6-オキソ-1H-ピリミジン-4-イル)オキシ]ベンゾニトリル
一般手順3を用い、試薬として調製物R3jから出発して、調製物R4jを得た。HRMS C11についての計算値:228.0647;実測値:229.0718 [(M+H)型]
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 12.54 (s, 1H), 7.82 (dm, 2H), 7.55 (s, 1H), 7.18 (dm, 2H), 4.93 (s, 2H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 159.5, 159.1, 145.1, 135.6, 134.5, 123.3, 119.7, 119.3, 105.8.
【0130】
調製物R4k:5-アミノ-4-(3-ピリジルオキシ)-1H-ピリミジン-6-オン
一般手順3を用い、試薬として調製物R3kから出発して、調製物R4kを得た。HRMS Cについての計算値:204.0647;実測値:205.0722 [(M+H)型]。
1H-NMR (400 MHz, dmso-d6) δ ppm 12.5 (brs, 1H), 8.38 (dd, 1H), 8.34 (dm, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.49 (dm, 1H), 7.4 (dd, 1H), 4.73 (s, 2H)
【0131】
調製物R4l:4-[(5-アミノ-6-オキソ-1H-ピリミジン-4-イル)オキシ]ベンズアルデヒド
一般手順3を用い、試薬として調製物R3lから出発して、調製物R4lを得た。HRMS C11についての計算値:231.0644;実測値:232.0714 [(M+H)型]。
1H-NMR (400 MHz, dmso-d6) δ ppm 12.55 (brs, 1H), 9.94 (s, 1H), 7.92 (d, 2H), 7.57 (s, 1H), 7.21 (d, 2H), 4.82 (brs, 2H)
13C-NMR (100 MHz, dmso-d6) δ ppm 192.1, 159.6, 131.9, 119.2
【0132】
調製物R4m:5-アミノ-4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェノキシ)-1H-ピリミジン-6-オン塩酸塩
一般手順3を用い、試薬として調製物R3mから出発して、調製物R4mを得た。HRMS C1110ClNについての計算値:267.0411;実測値:268.0481 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 12.87 (brs, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.4 (d, 1H), 6.86 (d, 1H), 6.68 (dd, 1H), 3.82 (s, 3H)
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 141.1, 130.3, 113.2, 106.2, 56.8
【0133】
調製物R4n:5-アミノ-4-(4-シクロプロピル-3-メトキシ-フェノキシ)-1H-ピリミジン-6-オン
一般手順3を用い、試薬として調製物R3nから出発して、調製物R4nを得た。HRMS C1415についての計算値:273.1113;実測値:274.1183 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 12.42 (s, 1H), 7.49 (s, 1H), 6.77 (d, 1H), 6.66 (d, 1H), 6.47 (dd, 1H), 4.54 (s, 2H), 3.76 (s, 3H), 2.01 (m, 1H), 0.84/0.56 (m+m, 4H)
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 135.7, 125.3, 111.3, 103.4, 56, 9.5, 7.9
【0134】
調製物R5a:tert-ブチル (3R,4R)-4-(1-オキサ-6-アザスピロ[2.5]オクタン-6-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート
工程1:tert-ブチル(3R,4R)-4-[(4-オキソピペリジン-1-イル)カルボニル]-3-フェニルピペリジン-1-カルボキシラート
4-ピペリドン塩酸塩水和物(0.969g、6.3mmol)、EDC.HCl(3.623g、18.9mmol)及び(3R,4R)-1-tert-ブトキシカルボニル-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸(1.928g、6.3mmol)をピリジン(10mL)に溶解し、室温で16時間撹拌した。反応混合物をCeliteに蒸発させ(The mixture was evaporated to Celite)、フラッシュクロマトグラフィー(DCM:MeOH、グラジエント)により精製して、表題の生成物を与えた。HRMS C2230についての計算値:386.2206;実測値:409.2093 [(M+Na)型]。
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 1.42 (s, 9H), 4.14-1.50 (m, 16H), 7.32-7.15 (m, 5H).
【0135】
工程2:調製物R5a
tert-ブチル (3R,4R)-4-[(4-オキソピペリジン-1-イル)カルボニル]-3-フェニルピペリジン-1-カルボキシラート(5g、155mmol、1.0当量)及びトリメチルスルホキソニウム-ヨージド(85.41g、388mmol、2.5当量)を、丸底フラスコに入れ、MeCN(150mL)及びMTBE(150mL)に溶解/懸濁した。NaOH(15.5g、388mmol、2.5当量)を水(21.6mL)に溶解(~40%溶液)した。混合物にNaOH水溶液を加え、60℃で2時間撹拌した。反応完結後、混合物を室温まで冷却し、Celiteベッドに通して濾過し、フィルターケーキをMTBE(2×60mL)で洗浄した。有機層に水(150mL)を加え、抽出後、層を分離した。水層を更なるMTBE(2×60mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過後、蒸発させて、ベージュ色の固体の泡状物として調製物R5aを与えた。HRMS C2332についての計算値:400.2362;実測値:423.2247 [(M+Na)型]。
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ = 1.41 (s, 9H), 1.79-0.86 (m, 6H), 2.61-2.51 (m, 2H), 4.16-2.73 (m, 10H), 7.33-7.18 (m, 5H).
【0136】
調製物R5b:tert-ブチル (3R,4R)-4-(4,4-ジフルオロ-1-オキサ-6-アザスピロ[2.5]オクタン-6-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート
工程1:tert-ブチル (3R,4R)-4-(3,3-ジフルオロ-4,4-ジヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート
3,3-ジフルオロピペリジン-4-オン塩酸塩水和物(3.61g、19.041mmol)、EDC.HCl(10.951g、57.123mmol)及び(3R,4R)-1-tert-ブトキシカルボニル-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸(6.397g、20.945mmol)を、ピリジン(80mL)に溶解し、室温で17時間撹拌した。反応混合物を減圧下で蒸発させた。それをDMFに溶解し、次に分取LC(C-18 Luna 10μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、表題の生成物を与えた。HRMS C2230についての計算値:440.2123;実測値:463.2008 [(M+Na)型]。
【0137】
工程2:調製物R5b
tert-ブチル (3R,4R)-4-(3,3-ジフルオロ-4,4-ジヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート(1.048g、2.379mmol、1.0当量)及びトリメチルスルホキソニウム-ヨージド(1.309g、5.948mmol、2.5当量)を丸底フラスコに入れ、MeCN(30mL)及びMTBE(30mL)に溶解/懸濁した。NaOH(238mg、5.948mmol、2.5当量)を水(7mL)に溶解した。混合物にNaOH水溶液を加え、60℃で2時間撹拌した。反応完結後、混合物を室温まで冷却し、MgSO15g及びMTBE 30mLを加え、10分後に混合物を濾過し、無機固体をMTBE(2×30mL)で洗浄し、母液を減圧下で蒸発させた。次に、MgSO10g及びDCMを加え、濾過し、20mLのDCMで洗浄した。有機溶媒を減圧下で蒸発させて、調製物R5bを得た。HRMS C2330についての計算値:436.2174;実測値:459.20595 [(M+Na)]。
【0138】
調製物R6a:3-フルオロ-5-ヨード-チオフェン-2-カルボン酸
工程1:3-フルオロ-5-ヨード-チオフェン-2-カルボキシラート及びメチル 3-フルオロ-4,5-ジヨード-チオフェン-2-カルボキシラート
メチル 3-フルオロチオフェン-2-カルボキシラート(2.42g、15.1mmol)のTHF(10mL)溶液に、TMP.MgCl.LiCl(THF/トルエン中1N、25mL、25mmol)を-45℃にて5分で滴下した。30分攪拌した後、THF(10ml)中のヨウ素(4.04mg、15.9mmol)を-45℃で混合物に加えた。加温した後(1時間)、飽和NHCl溶液(50m水溶液)を、撹拌しながら混合物に加えた。混合物をDEE(5×10mL)で抽出した。合わせた有機層を蒸発させた。残留物を分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製して、3-フルオロ-5-ヨード-チオフェン-2-カルボキシラート及びメチル 3-フルオロ-4,5-ジヨード-チオフェン-2-カルボキシラートを別々に与えた。
メチル 3-フルオロ-5-ヨード-チオフェン-2-カルボキシラート
GC-MS CFIOSについての計算値:285.8961;実測値:285.9 [(M、EI)型]。
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ ppm 7.52 (s, 1H), 3.78 (s, 3H).
13C-NMR (125 MHz, DMSO-d6): δ ppm 159.4, 158.8, 128.5, 117.2, 86.4, 52.8.
メチル 3-フルオロ-4,5-ジヨード-チオフェン-2-カルボキシラート
GC-MS CFIOSについての計算値:411.7927;実測値:411.9 [(M、EI)型]。
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ ppm 3.8 (s, 3H).
13C-NMR (125 MHz, DMSO-d6): δ ppm 159, 158.2, 117.4, 96.1, 90.6, 53.1.
【0139】
工程2:調製物R6a
メチル 3-フルオロ-5-ヨード-チオフェン-2-カルボキシラート(1.188g、4.135mmol)、水酸化リチウム一水和物(867mg、20.7mmol)を、メタノール(10ml)及び水(10ml)中で70℃にて1時間撹拌した。混合物を部分的に蒸発させ、1N HCl(25ml、水溶液)で水性の残留物を酸性化した。得られた沈殿物を濾別し、水で洗浄し、乾燥させて、調製物R6aを与えた。GC-MS CFIOSについての計算値:271.8804;実測値:271.9 [(M、EI)型]。
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ ppm 13.48 (brs, 1H), 7.74 (s, 1H).
13C-NMR (125 MHz, DMSO-d6): δ ppm 160.4, 158.3, 128.5, 119, 85.1.
【0140】
調製物R6b:4-ブロモ-5-クロロ-3-フルオロ-チオフェン-2-カルボン酸
工程1:メチル 5-ブロモ-3-フルオロ-チオフェン-2-カルボキシラート
メチル 3-フルオロチオフェン-2-カルボキシラート(320mg、2mmol)のTHF(2mL)溶液に、TMP.MgCl.LiCl(THF/トルエン中1N、4mL、4mmol)を-45℃にて5分で滴下した。25分攪拌した後、THF(2mL)中の1,2-ジブロモ-1,1,2,2-テトラクロロ-エタン(716mg、2.2mmol)を、-45℃で混合物に加えた。温めた後(30分)、飽和NHCl溶液(5mL、水溶液)を、撹拌しながら混合物に加えた。混合物を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層を蒸発させた。残留物を分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製して、表題の生成物を与えた。GC-MS CBrFOSについての計算値:237.9099;実測値237.8 [(M、EI)型]。
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ ppm 7.52 (s, 1H), 3.80 (s, 3H).
13C-NMR (125 MHz, DMSO-d6): δ ppm 159.5, 158.2, 123.2, 119.6, 113.8, 53.0.
【0141】
工程2:メチル 4-ブロモ-5-クロロ-3-フルオロ-チオフェン-2-カルボキシラート
メチル 5-ブロモ-3-フルオロ-チオフェン-2-カルボキシラート(210mg、0.878mmol)のTHF(2mL)溶液に、TMP.MgCl.LiCl(THF/トルエン中1N、2mL、2mmol)を-45℃にて5分で滴下した。20分攪拌した後、THF(2mL)中の1,1,1,2,2,2-ヘキサクロロエタン(236mg、1mmol)を、-45℃で混合物に加えた。温めた後(30分)、飽和NHCl溶液(5mL、水溶液)を、撹拌しながら混合物に加えた。混合物を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層を蒸発させた。残留物を分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製し、表題の生成物を与えた。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 3.84 (s, 3H)
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 159, 154.4, 132.2, 111.3, 104.2, 53.4
19F-NMR (376.5 MHz, dmso-d6) δ ppm -107.25
【0142】
工程3:調製物R6b
メチル 4-ブロモ-5-クロロ-3-フルオロ-チオフェン-2-カルボキシラート(116mg、0.424mmol)、水酸化リチウム一水和物(53.3mg、1.27mmol、3.0当量)を、メタノール(1.5mL)及び水(1.5mL)中で50℃にて20時間撹拌した。混合物を部分的に蒸発させ、1NHCl(水溶液)で水性残留物を酸性化した。得られた沈殿物を濾別し、水で洗浄し、乾燥させて、調製物R6bを与えた。
1H-NMR (500 MHz, MSM-d6): δ (ppm) 14.07 (brs, 1H).
13C-NMR (125 MHz, MSM-d6): δ (ppm) 160.0, 153.8, 131.2, 113.4, 103.9.
19F-NMR (376.48 MHz, MSM-d6): δ (ppm) -108.9
【0143】
調製物R7a:エチル (3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボキシラート
工程1:エチル (3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボキシラート塩酸塩
100mLの3つ口フラスコ中、N雰囲気下で、(3R,4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボン酸(953mg;3,12mmol;1.0当量)を、無水EtOH(18.2mL;312mmol;100当量)に懸濁した。氷浴を用いて0℃まで冷却した後、塩化チオニルを、温度が50℃未満に保持される速度で、シリンジを介して加えた。次に、懸濁液を50℃で60時間撹拌した。フラスコ内に白色の結晶が形成されたら、溶液を室温まで冷却した。沈殿物を濾過により集め、殆どの生成物が沈殿したら、濾液を-18℃で2時間保存し、再び濾過した。合わせた白色の結晶を、氷冷したEtOH(5mL)及びDEE(2×10mL)で洗浄し、次に真空乾燥して、表題の生成物を与えた。
【0144】
工程2:調製物R7a
50mLの一口フラスコ中で、(3R,4R)-エチル 3-フェニルピペリジン-4-カルボキシラートの塩酸塩(270mg;1.0mmol;1.0当量)をHO(5mL)に溶解した。この溶液にDCM(10mL)を加えた。次に、水に溶解したNaHCO(0.6M;252mg;3.0mmol;3.0当量)を二相系に加えた。混合物を40分間激しく撹拌した。有機層を分離し、無機相をDCM(3×10mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(5mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させて、調製物R7aを与えた。HRMS C1419NOについての計算値:233.1416;実測値:234.1487 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.29-7.14 (m, 5H), 3.8 (q, 2H), 2.98/2.57 (dm+m, 2H), 2.87/2.53 (dm+m, 2H), 2.74 (m, 1H), 2.74 (m, 1H), 2.31 (vbrs, 1H), 1.8/1.54 (dm+m, 2H), 0.87 (t, 3H)
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 59.8, 53.3, 48.1, 46.6, 45.4, 30.4, 14.3
【0145】
調製物R7b:(3R,4R)-エチル 1-(3-(1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール-1-イル)オキセタン-3-イル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボキシラート
一口50mLフラスコ内で、オキセタン-3-オン(288mg;4.0mmol;2.0当量)及び調製物R7a(467mg;2.0mmol;1.0当量)の攪拌されているアミレン安定化DCM(0.2M;10mL)溶液に、1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール(262mg;2.2mmol;1.1当量)を室温で加えた。混合物を室温で90分間撹拌し、50℃で蒸発乾固した。粗生成物を、如何なる精製もせずに、次の工程で使用した。
【0146】
調製物R8a:(3R,4R)-3-フェニル-1-(3-フェニルオキセタン-3-イル)ピペリジン-4-カルボン酸
工程1:エチル (3R,4R)-3-フェニル-1-(3-フェニルオキセタン-3-イル)ピペリジン-4-カルボキシラート
温度計、窒素導入口及びセプタムを備えた、火炎乾燥した(flame-dried)100mLの3つ口フラスコに、フェニルマグネシウムブロミド(0.3M;6mL;1.8mmol;2.0当量)を、シリンジを介して加えた。温度を25~30℃に保ちながら、グリニャール溶液にZnCl(2.0M Me-THF溶液;0.540mL;1.08mmol;1.2当量)を滴下した。形成された有機亜鉛試薬を、室温にて15分間撹拌し、続いて調製物R7b(0.2M 無水THF;4.5mL;0.9mmol;1.0当量)を、水浴で温度が25~30℃に保たれる速度で加えた。溶液を室温で30分間撹拌し、次に水(3mL)でクエンチした。懸濁液に、DEE(20mL)及び飽和NaCO(3mL)を加え、さらに5分間撹拌した。白色の懸濁液を、Celiteの短いパッドを通して濾過し、DEE(3×15mL)で洗浄した。濾液を飽和NaCO(5mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、ロータリーエバポレーターにて減圧下で濃縮乾固させた。粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル 3/1)により精製した。画分を蒸発させて、エチル (3R,4R)-3-フェニル-1-(3-フェニルオキセタン-3-イル)ピペリジン-4-カルボキシラートを与えた。HRMS C2327NOについての計算値:365.1991;実測値:366.2062 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.42-7.09 (m, 10H), 4.79-4.69 (m, 4H), 3.8 (m, 2H), 3.44 (td, 1H), 3.01 (td, 1H), 2.93/1.62 (d+td, 2H), 2.81/1.54 (dm+t, 2H), 1.89/1.75 (dm+qd, 2H), 0.85 (t, 3H)
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 174.1, 80.1/79.9, 66.6, 59.9, 53.1, 47.2, 45.8, 45.6, 29.4, 14.3
【0147】
工程2:調製物R8a
エチル (3R,4R)-3-フェニル-1-(3-フェニルオキセタン-3-イル)ピペリジン-4-カルボキシラート(375mg、1.026mmol)、水酸化リチウム一水和物(172mg、4.104mmol、4.0当量)を、エタノール(5mL)及び水(5mL)中、室温にて28時間撹拌した。混合物を部分的に蒸発させ、1N塩酸水溶液で水性残留物を酸性化した。得られた沈殿物を濾別し、水で洗浄し、乾燥させて、調製物R8aを与えた。HRMS C2123NOについての計算値:337.1678;実測値:338.1743 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 11.89 (s, 1H), 3 (m, 1H), 7.41-7.08 (m, 10H), 4.81-4.68 (m, 4H), 2.93/1.59 (m+m, 2H), 2.79/1.48 (m+m, 2H), 2.36 (m, 1H), 1.93/1.73 (m+m, 2H)
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 66.6, 53.4, 47, 45.8, 45.4, 29.7
【0148】
調製物R8b:(3R,4R)-1-[3-(2-フルオロフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸
工程1:(2-フルオロフェニル)マグネシウムブロミドの調製
100mLの3つ口フラスコ中、N雰囲気下で、1-ブロモ-2-フルオロベンゼン(0.984mL;9.0mmol;6.0当量)を無水THF 18mLに溶解させた。溶液を-10℃まで冷却した。次に、温度を-5℃未満に保持しながら、イソプロピルマグネシウムクロリド溶液(無水THF中0.5M;18mL;9.0mmol;6.0当量)を、シリンジを介して加えた。グリニャール試薬を-10℃~-5℃のこの温度に保ち、直ちに次の工程で使い切った。
【0149】
工程2:エチル (3R,4R)-1-(3-(2-フルオロフェニル)オキセタン-3-イル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボキシラート
100mLの3つ口のフラスコ中、N雰囲気下で、上記工程1に従って、(2-フルオロフェニル)マグネシウムブロミド溶液(無水THF中0.25M;36mL;9.0mmol;6.0当量)を調製した。新たに調製したグリニャール試薬に、ZnCl溶液(無水Me-THF中2.0M;2.5mL;4.9mmol;3.3当量)を、温度が-10℃~-5℃に保たれる速度でシリンジを介して加えた。清澄な溶液を5分間撹拌した後、温度を-10℃~-5℃に保持しながら、調製物R7b(0.2M 無水THF;7.5mL;1.5mmol;1.0当量)を、その有機亜鉛試薬に滴下した。反応混合物を、20分で室温に放温し、次に温度を30℃未満に保持しながら、3mLの濃NaCO溶液でクエンチした。得られた懸濁液にDCM 40mLを加え、次に、5分間激しく撹拌した。スラリーをCeliteの短いパッドを通して濾過し、DCM 60mLで希釈し、次に10mL ccのNaCO溶液で洗浄した。有機相を無水NaSOで乾燥させ、次に蒸発乾固させた。フラッシュクロマトグラフィー(85/15 ヘキサン/酢酸エチル)で精製して、エチル (3R,4R)-1-(3-(2-フルオロフェニル)オキセタン-3-イル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボキシラートを無色の油状物として与えた。
【0150】
工程3:調製物R8b
エチル (3R,4R)-1-(3-(2-フルオロフェニル)オキセタン-3-イル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボキシラート(300mg、0.782mmol)、水酸化リチウム一水和物(65.6mg、1.565mmol、2.0当量)を、エタノール(3mL)及び水(3mL)中、室温にて56時間撹拌した。混合物を部分的に蒸発させ、1NHCl(水溶液)で水性残留物を酸性化した。得られた沈殿物を濾別し、水で洗浄し、乾燥させて、調製物R8bを与えた。HRMS C2122FNOについての計算値:355.1584;実測値:356.1653[(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 11.93 (brs, 1H), 7.37 (dd, 1H), 7.25 (t, 2H), 7.21 (t, 1H), 7.2 (t, 1H), 7.19 (d, 2H), 7.18 (t, 1H), 7.12 (t, 1H), 4.81/4.76/4.74 (d+d+s, 4H), 3.03/1.64 (d+t, 2H), 3.02 (t, 1H), 2.89/1.53 (d+t, 2H), 2.42 (t, 1H), 1.95/1.75 (ddd+ddd, 2H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 175.8, 160.6, 142.7, 130.6, 130.2, 128.7, 128.2, 127, 124.4, 123.7, 116.2, 79.2/79, 64.8, 53.3, 47, 45.8, 45.3, 29.7
【0151】
調製物R8c:(3R,4R)-1-[3-(4-フルオロフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸
工程1:エチル (3R,4R)-1-[3-(4-フルオロフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボキシラート
100mLの3つ口フラスコに、N雰囲気下で、(4-フルオロフェニル)マグネシウムブロミド溶液(無水THF中0.5M;24mL;12.0mmol;6.0当量)を、シリンジを介して加えた。氷-NaCl冷却槽を用いて、グリニャール溶液を-10℃に冷却し、ZnCl溶液(無水Me-THF中2.0M;3.3mL;6.6mmol;3.3当量)を、温度が-10℃~-5℃に保たれる速度で、シリンジを介して加えた。清澄な溶液を5分間攪拌した後、調製物R7b(0.2M 無水THF;10mL;2.0mmol;1.0当量)を、温度を-10~-5℃に保持しながら、有機亜鉛試薬に滴下した。反応混合物を、20分で室温まで放温し、次に、温度を30℃未満に保持しながら、5mLの濃NaCO溶液でクエンチした。得られた懸濁液にDCM 40mLを加え、次に5分間激しく撹拌した。スラリーをCeliteの短いパッドを通して濾過し、DCM 60mLで希釈し、次に10mLの濃NaCO溶液で洗浄した。有機相を無水NaSOで乾燥させ、次に蒸発乾固させた。フラッシュクロマトグラフィー(4/1 ヘキサン/酢酸エチル)により精製して、エチル (3R,4R)-1-[3-(4-フルオロフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボキシラートを与えた。HRMS C2326FNOについての計算値:383.1897;実測値:384.196 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.24 (t, 2H), 7.21 (dd, 2H), 7.2 (t, 2H), 7.19 (t, 1H), 7.16 (d, 2H), 4.74/4.69 (d+d, 2H), 4.73 (s, 2H), 3.8 (q, 2H), 3 (t, 1H), 2.92/1.59 (dd+t, 2H), 2.8/1.53 (dd+d, 2H), 2.46 (t, 1H), 1.89/1.74 (ddd+ddd, 2H), 0.85 (t, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 174.1, 161.6, 142.1, 133.5, 129.9, 128.7, 128.2, 127.1, 114.9, 80.1, 79.9, 66.2, 59.9, 53, 47.2, 45.8, 45.5, 29.4, 14.3
【0152】
工程2:調製物R8c
エチル (3R,4R)-1-[3-(4-フルオロフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボキシラート(130mg、0.339mmol)、水酸化リチウム一水和物(28.4mg、0.678mmol、2.0当量)を、エタノール(3mL)及び水(3mL)中、80℃にて41時間撹拌した。混合物を部分的に蒸発させ、1NHCl(水溶液)で水性残留物を酸性化した。得られた沈殿物を濾別し、水で洗浄し、乾燥させて、調製物R8cを与えた。HRMS C2122FNOについての計算値:355.1584;実測値:356.1659[(M+H)型]。
1H-NMR (400 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.40-7.10 (br., 9H), 3.01 (br., 1H), 4.90-4.60 (br., 4H), 2.92/1.58 (br.+br., 2H), 2.79/1.48 (br.+br., 2H), 2.39 (br., 1H), 1.94/1.73 (br.+br., 2H)
13C-NMR (100 MHz, dmso-d6) δ ppm 80, 53.3, 47.1, 45.8, 45.4, 29.7
【0153】
調製物R8d:(3R,4R)-1-(3-メチルオキセタン-3-イル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸
工程1:エチル (3R,4R)-1-(3-メチルオキセタン-3-イル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボキシラート
100mLの3つ口フラスコに、N雰囲気下で、メチルマグネシウムクロリド溶液(THF中0.5M;24mL;12.0mmol;6.0当量)を、シリンジを介して加えた。氷-NaCl冷却槽を用いて、グリニャール溶液を-10℃に冷却し、ZnCl溶液(無水Me-THF中2.0M;3.3mL;6.6mmol;3.3当量)を、温度が-10℃~5℃に保持される速度で、シリンジを介して加えた。5分間攪拌した後、温度を-10℃~-5℃に保持しながら、調製物R7b(0.2M 無水THF;10mL;2.0mmol;1.0当量)を、有機亜鉛試薬に滴下した。反応混合物を20分で室温まで放温し、次に温度を30℃未満に保ちながら、5mLの濃NaCO溶液でクエンチした。得られた懸濁液にDCM 40mLを加え、次に5分間激しく撹拌した。スラリーをCeliteの短いパッドを通して濾過し、DCM 60mLで希釈し、次に10mL ccのNaCO溶液で洗浄した。有機相を無水NaSOで乾燥させ、次に蒸発乾固させた。フラッシュクロマトグラフィー(3/1 ヘキサン/酢酸エチル)により精製して、エチル (3R,4R)-1-(3-メチルオキセタン-3-イル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボキシラートを与えた。HRMS C1825NOについての計算値:303.1834;実測値:304.1909 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.25 (m, 2H), 7.25 (m, 2H), 7.19 (t, 1H), 4.4/4.06 (d+d, 2H), 4.4/4.11 (d+d, 2H), 3.82 (q, 2H), 2.93 (t, 1H), 2.63 (t, 1H), 2.58/2.18 (dd+td, 2H), 2.46/2.14 (dd+td, 2H), 1.92/1.69 (ddd+ddd, 2H), 1.25 (s, 3H), 0.89 (t, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 174.2, 142.2, 128.6, 128.2, 127.1, 81.2, 81.1, 60.1, 59.9, 52.4, 47.6, 45.7, 44.7, 29.6, 14.8, 14.3
【0154】
工程2:調製物R8d
エチル (3R,4R)-1-(3-メチルオキセタン-3-イル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボキシラート(69mg、0.227mmol)、水酸化リチウム一水和物(19.0mg、0.454mmol、2.0当量)を、エタノール(2mL)及び水(2mL)中、80℃にて41時間撹拌した。混合物を部分的に蒸発させ、1NHCl(水溶液)で水性残留物を酸性化し、それをDCM(2×5mL)で抽出した。合わせた有機層を、MgSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、調製物R8cを与えた。HRMS C1621NOについての計算値:275.1521;実測値:276.1592 [(M+H)型]。
1H-NMR (400/500 MHz, dmso-d6) δ ppm 12.52-11.62 (br., 1H), 7.50-7.00 (br., 5H), 5.20-3.95 (br., 4H), 3.62-2.01 (br., 6H), 2.32-1.57 (br., 2H), 1.64/1.23 (br.+br., 3H)
【0155】
調製物R8e:(3R,4R)-1-(3-イソプロピルオキセタン-3-イル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸
工程1:エチル (3R,4R)-1-(3-イソプロピルオキセタン-3-イル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボキシラート
100mLの3つ口フラスコに、N雰囲気下で、イソプロピルマグネシウムクロリド溶液(無水THF中0.5M;31mL;15.6mmol;6.0当量)を、シリンジを介して加えた。氷-NaCl冷却槽を用いて、グリニャール溶液を-10℃に冷却し、ZnCl溶液(無水Me-THF中2.0M;4.3mL;6.6mmol;3.3当量)を、温度が-10℃~-5℃に保持される速度で、シリンジを介して加えた。清澄な溶液を5分間攪拌した後、温度を-10℃~-5℃まで保持しながら、調製物R7b(0.2M 無水THF;13mL;2.6mmol;1.0当量)を、有機亜鉛試薬に滴下した。反応混合物を20分で室温まで放温し、次に温度を30℃未満に保持しながら、5mLの濃NaCO溶液でクエンチした。得られた懸濁液にDCM 40mLを加えた後、5分間激しく撹拌した。スラリーをCeliteの短いパッドを通して濾過し、DCM 60mLで希釈し、次に10mLの濃NaCO溶液で洗浄した。有機相を無水NaSOで乾燥させ、次に蒸発乾固させた。フラッシュクロマトグラフィー(83/17 ヘキサン/酢酸エチル)により精製して、エチル (3R,4R)-1-(3-イソプロピルオキセタン-3-イル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボキシラートを無色の油状物として与えた。HRMS C2029NOについての計算値:331.2148;実測値:332.22154 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.25 (m, 2H), 7.25 (m, 2H), 7.19 (t, 1H), 4.52/4.23 (d+d, 2H), 4.47/4.23 (d+d, 2H), 3.82 (q, 2H), 2.89/2.5 (d+t, 2H), 2.86 (t, 1H), 2.75/2.49 (d+t, 2H), 2.69 (t, 1H), 2.08 (m, 1H), 1.91/1.63 (d+dd, 2H), 0.97 (d, 6H), 0.88 (t, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 174.3, 142.3, 128.6, 128.2, 127.1, 74.7, 74.5, 66.2, 59.9, 53.9, 47.8, 46.6, 46.3, 31.3, 30.3, 18.4, 14.3
【0156】
工程2:調製物R8e
エチル (3R,4R)-1-(3-イソプロピルオキセタン-3-イル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボキシラート(280mg、0.844mmol)、水酸化リチウム一水和物(106mg、2.534mmol、3.0当量)を、エタノール(3mL)及び水(3mL)中、室温にて44時間撹拌した。混合物を部分的に蒸発させ、1NHCl(水溶液)で水性残留物を酸性化し、それをCeliteに蒸発させた。次にそれを、溶離液としてDCM及びMeOHを用い、フラッシュクロマトグラフィーを介して精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、調製物R8eを与えた。HRMS C1825NOについての計算値:303.1834;実測値:304.1902 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm (m, 5H), 4.52/4.47/4.24 (br./br.+br., 4H), 2.91/2.5 (br.+br., 2H), 2.87 (br., 1H), 2.75/2.45 (br.+br., 2H), 2.63 (br., 1H), 2.08 (br., 1H), 1.95/1.63 (d+br., 2H), 0.96 (d, 6H)
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 74.5, 54.1, 47.4, 46.4, 46, 31, 30.4, 18.4
【0157】
調製物R8f:(3R,4R)-1-[3-(2-メトキシフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸
工程1:(3R,4R)-エチル 3-フェニル-1-(3-(o-トリル)オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-カルボキシラート
100mLの3つ口フラスコに、N雰囲気下で、オルト-メチル-フェニル-MgBr溶液(無水THF中0.41M;21mL;8.6mmol;6.0当量)を、シリンジを介して加えた。氷-NaCl冷却槽を用いて、グリニャール溶液を-10℃に冷却し、ZnCl溶液(無水2-メチルテトラヒドロフラン中2.0M;2.3mL;4.6mmol;3.2当量)を、温度が-10℃から-5℃の間に保持される速度で、シリンジを介して加えた。5分間攪拌した後、調製物R7b(0.2M 無水THF;7.1mL;1.43mmol;1.0当量)を、温度を引き続き-10℃~-5℃に保持しながら、有機亜鉛試薬に滴下した。反応混合物を、20分で室温まで放温し、次に温度を30℃未満に保ちながら、5mLの飽和NaCO溶液でクエンチした。得られた懸濁液に、DCM 40mLを加え、次に5分間激しく撹拌した。スラリーをCeliteの短いパッドを通して濾過し、DCM 60mLで希釈し、次に10mLの飽和NaCO溶液で洗浄した。有機相を無水NaSOで乾燥させ、次に蒸発乾固させた。フラッシュクロマトグラフィー(4:1 ヘキサン/EtOAc)により精製して、(3R,4R)-エチル 1-(3-(2-メトキシフェニル)オキセタン-3-イル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボキシラートを与えた。HRMS C2429NOについての計算値:379.2148;実測値:380.2222 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.29-6.93 (m, 9H), 4.95-4.81 (m, 4H), 3.82/3.79 (m+m, 2H), 3.08/2.22 (m+m, 2H), 2.97/2.23 (m+m, 2H), 2.86 (m, 1H), 2.61 (m, 1H), 2.16 (s, 3H), 1.93/1.64 (m+m, 2H), 0.86 (t, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 59.9, 53.2, 47.8, 46.1, 45.8, 29.8, 20, 14.3
【0158】
工程2:調製物R8f
(3R,4R)-エチル 3-フェニル-1-(3-(o-トリル)オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-カルボキシラート(369mg、0.972mmol)、水酸化リチウム一水和物(122mg、2.917mmol、3.0当量)を、エタノール(4mL)及び水(4mL)中、50℃にて80時間撹拌した。混合物を部分的に蒸発させ、1NHCl(水溶液)で水性残留物を酸性化した。得られた沈殿物を濾別し、水で洗浄し、乾燥させて、調製物R8fを得た。HRMS C2225NOについての計算値:351.1834;測定値:352.1907 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 12.3 (brs, 1H), 7.25 (t, 2H), 7.2 (d, 2H), 7.18 (m, 1H), 7.17 (m, 1H), 7.16 (d, 1H), 7.12 (m, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.92/4.9/4.85 (d+d+d, 4H), 3.07/2.2 (d+t, 2H), 2.96/2.17 (d+t, 2H), 2.86 (td, 1H), 2.53 (td, 1H), 2.16 (s, 3H), 1.96/1.61 (ddd+ddd, 2H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 175.9, 142.7, 139.1, 136.6, 131.8, 128.8, 128.7, 128.2, 127.7, 127, 125.5, 77.1/77, 68.8, 53.4, 47.6, 46, 45.7, 30.1, 20
【0159】
調製物R8g:(3R,4R)-1-[3-(2-メトキシフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸
工程1:(3R,4R)-エチル 1-(3-(2-メトキシフェニル)オキセタン-3-イル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボキシラート
100mLの3つ口フラスコに、N雰囲気下で、オルト-メトキシ-フェニル-MgBr溶液(無水THF中0.35M;17mL;6.0mmol;6.0当量)を、シリンジを介して加えた。氷-NaCl冷却槽を用いて、グリニャール溶液を-10℃に冷却し、ZnCl溶液(無水2-メチルテトラヒドロフラン中2.0M;1.6mL;3.2mmol;3.2当量)を、温度が-10℃~-5℃に保持される速度で、シリンジを介して加えた。5分間攪拌した後、温度を引き続き-10℃~-5℃に保持しながら、有機亜鉛試薬に調製物R7b(0.2M 無水THF;5mL;1.00mmol;1.0当量)を滴下した。反応混合物を20分で室温まで放温し、次に温度を30℃未満に保持しながら、5mLの飽和NaCO溶液でクエンチする。得られた懸濁液にDCM 40mLを加え、次に5分間激しく撹拌した。スラリーをCeliteの短いパッドを通して濾過し、DCM 60mLで希釈し、次に10mLの飽和NaCO溶液で洗浄した。有機相を無水NaSOで乾燥させ、次に蒸発乾固させた。フラッシュクロマトグラフィー(4:1 ヘキサン/EtOAc)により精製して、(3R,4R)-エチル 1-(3-(2-メトキシフェニル)オキセタン-3-イル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボキシラートを与えた。HRMS C2429NOについての計算値:395.2097;実測値:396.2171 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.27 (m, 1H), 7.27-7.12 (7, 5H), 7.02 (dm, 1H), 6.92 (m, 1H), 6.88 (dm, 1H), 4.82-4.6 (m, 4H), 3.82/3.78 (m+m, 2H), 3.63 (s, 3H), 3.1/1.65 (m+m, 2H), 2.99 (m, 1H), 2.96/1.62 (m+m, 2H), 2.45 (m, 1H), 1.89/1.75 (m+m, 2H), 0.86 (t, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 129.7, 129.3, 120.3, 112.3, 59.8, 55.7, 53.3, 47.5, 45.9, 45.9, 29.7, 14.3
【0160】
工程2:調製物R8g
(3R,4R)-エチル 1-(3-(2-メトキシフェニル)オキセタン-3-イル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボキシラート(274mg、0.692mmol)、水酸化リチウム一水和物(87mg、2.078mmol、3.0当量)を、エタノール(4mL)及び水(4mL)中、45℃にて20時間撹拌した。混合物を部分的に蒸発させ、1NHCl(水溶液)で水性残留物を酸性化した。得られた沈殿物を濾別し、水で洗浄し、乾燥させて、調製物R8gを与えた。HRMS C2225NOについての計算値:367.1783;実測値:368.1855 [(M+H)型]]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 12.33 (brs, 1H), 7.27 (t, 1H), 7.24 (t, 2H), 7.17 (d, 2H), 7.16 (t, 1H), 7.02 (d, 1H), 6.91 (t, 1H), 6.86 (d, 1H), 4.78/4.71/4.64 (d+d+d, 4H), 3.62 (s, 3H), 3.1/1.63 (d+t, 2H), 2.99 (td, 1H), 2.93/1.56 (d+t, 2H), 2.36 (td, 1H), 1.92/1.72 (ddd+ddd, 2H).
13C-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 176, 157.8, 143, 129.7, 129.3, 128.7, 128.2, 127, 125, 120.4, 112.3, 79.2/79.1, 65.8, 55.7, 53.6, 47.4, 46.1, 45.5, 30
【0161】
調製物R8h:(3R,4R)-3-フェニル-1-[3-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]オキセタン-3-イル]ピペリジン-4-カルボン酸
工程1:(3R,4R)-エチル 3-フェニル-1-(3-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-カルボキシラート
100mLの3つ口フラスコに、N雰囲気下で、メタ-トリフルオロメチル-フェニル-MgBr溶液(無水THF中0.35M;12mL;4.2mmol;6.0当量)を、シリンジを介して加えた。氷-NaCl冷却槽を用いて、グリニャール溶液を-10℃に冷却し、ZnCl溶液(無水2-メチルテトラヒドロフラン中2.0M;1.1mL;2.24mmol;3.2当量)を、温度が-10℃~-5℃に保持される速度で、シリンジを介して加えた。5分間攪拌した後、温度を引き続き-10℃~-5℃で保持しながら、調製物R7b(0.2M 無水THF;3.5mL;0.70mmol;1.0当量)を、有機亜鉛試薬に滴下した。反応混合物を20分で室温まで放温し、次に温度を30℃未満に保持しながら、5mLの飽和NaCO溶液でクエンチする。得られた懸濁液にDCM 40mLを加え、次に5分間激しく撹拌した。スラリーをCeliteの短いパッドを通して濾過し、DCM 60mLで希釈し、次に10mLの飽和NaCO溶液で洗浄した。有機相を無水NaSOで乾燥させ、次に蒸発乾固させた。フラッシュクロマトグラフィー(4:1 ヘキサン/EtOAc)により精製して、(3R,4R)-エチル 3-フェニル-1-(3-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-カルボキシラートを与えた。HRMS C2426NOについての計算値:433.1865;実測値:434.1934 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.69 (dm, 1H), 7.62 (t, 1H), 7.52 (brs, 1H), 7.48 (dm, 1H), 7.27-7.13 (m, 5H), 4.81-4.71 (m, 4H), 3.81/3.77 (m+m, 2H), 3 (m, 1H), 2.99/1.58 (m+m, 2H), 2.88/1.52 (m+m, 2H), 2.48 (m, 1H), 1.89/1.75 (m+m, 2H), 0.85 (t, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 132, 129.3, 124.5, 124.2, 59.9, 52.9, 47.1, 45.8, 45.5, 29.4, 14.2
【0162】
工程2:調製物R8h
(3R,4R)-エチル 3-フェニル-1-(3-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-カルボキシラート(235mg、0.542mmol)、水酸化リチウム一水和物(68mg、1.626mmol、3.0当量)を、エタノール(3mL)及び水(3mL)中、45℃にて18時間撹拌した。混合物を部分的に蒸発させ、1NHCl(水溶液)で水性残留物を酸性化した。得られた沈殿物を濾別し、水で洗浄し、乾燥させて、調製物R8hを与えた。HRMS C2222NOについての計算値:405.1552;実測値:406.1624 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 11.94 (brs, 1H), 7.79-7.4 (m, 4H), 7.25 (t, 2H), 7.18 (d, 2H), 7.17 (t, 1H), 4.78 (brd, 4H), 3.01/1.56 (br.+br., 2H), 3 (br., 1H), 2.87/1.45 (br.+br., 2H), 2.41 (br., 1H), 1.94/1.75 (br.+br., 2H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 128.7, 128.3, 128.2, 79.7, 53, 47, 45.8, 45.4, 29.6
【0163】
調製物R8i:(3R,4R)-1-[3-(3-フルオロフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸
工程1:(3R,4R)-エチル 1-(3-(3-フルオロフェニル)オキセタン-3-イル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボキシラート
100mLの3つ口フラスコに、N雰囲気下で、メタ-フルオロフェニル-MgBr溶液(無水THF中0.35M;13.7mL;4.8mmol;6.0当量)を、シリンジを介して加えた。氷-NaCl冷却槽を用いてグリニャール溶液を-10℃に冷却し、ZnCl溶液(無水2-メチルテトラヒドロフラン中2.0M;1.3mL;2.6mmol;3.2当量)を、温度が-10℃~-5℃に保持される速度で、シリンジを介して加えた。5分間攪拌した後、温度を引き続き-10℃~-5℃で保持しながら、調製物R7b(0.2M 無水THF;4.0mL;0.80mmol;1.0当量)を有機亜鉛試薬に滴下した。反応混合物を20分で室温まで放温し、次に温度を30℃未満に保持しながら、5mLの飽和NaCO溶液でクエンチする。得られた懸濁液にDCM 40mLを加え、次に5分間激しく撹拌した。スラリーをCeliteの短いパッドを通して濾過し、DCM 60mLで希釈し、次に10mLの飽和NaCO溶液で洗浄した。有機相を無水NaSOで乾燥させ、次に蒸発乾固させた。フラッシュクロマトグラフィー(7:3 ヘキサン/EtOAc)により精製して、(3R,4R)-エチル 1-(3-(3-フルオロフェニル)オキセタン-3-イル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボキシラートを与えた。HRMS C2326FNOについての計算値:383.1897;実測値:384.198 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.41 (m, 1H), 7.28-7.13 (m, 5H), 7.14 (m, 1H), 7.07 (dm, 1H), 6.99 (dm, 1H), 4.79-4.66 (m, 4H), 3.81/3.78 (m+m, 2H), 3 (m, 1H), 2.94/1.63 (m+m, 2H), 2.83/1.55 (m+m, 2H), 2.48 (m, 1H), 1.89/1.74 (m+m, 2H), 0.85 (t, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 130.1, 124, 114.8, 114.5, 59.9, 53, 47.2, 45.8, 45.6, 29.4, 14.3
【0164】
工程2:調製物R8i
(3R,4R)-エチル 1-(3-(3-フルオロフェニル)オキセタン-3-イル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボキシラート(245mg、0.638mmol)、水酸化リチウム一水和物(80mg、1.916mmol、3.0当量)を、エタノール(3mL)及び水(3mL)中、45℃にて42時間撹拌した。混合物を部分的に蒸発させ、1NHCl(水溶液)で水性残留物を酸性化した。得られた沈殿物を濾別し、水で洗浄し、乾燥させて、調製物R8iを与えた。HRMS C2122FNOについての計算値:355.1584;実測値:356.1654 [(M+H)型]
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 11.91 (brs, 1H), 7.41 (dd, 1H), 7.25 (t, 2H), 7.18 (d, 2H), 7.16 (t, 1H), 7.15 (t, 1H), 7.07 (d, 1H), 6.99 (d, 1H), 4.77-4.68 (m, 4H), 3 (t, 1H), 2.93/1.61 (d+d, 2H), 2.8/1.49 (d+d, 2H), 2.39 (t, 1H), 1.93/1.73 (dd+dd, 2H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 130, 128.7, 128.3, 127, 124, 114.8, 114.5, 80/79.7, 53.3, 47, 45.8, 45.4, 29.7
【0165】
調製物R8j:(3R,4R)-1-[3-(3-ブロモフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸
工程1:(3R,4R)-エチル 1-(3-(3-ブロモフェニル)オキセタン-3-イル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボキシラート
100mLの3つ口フラスコ中、N雰囲気下で、1,3-ジブロモベンゼン(0.93mL;7.7mmol;7当量)を、8mLの無水THFに溶解させた。溶液を-10℃に冷却した。次に、温度を-5℃未満に保持しながら、i-PrMgCl溶液(無水THF中1.3M;5.1mL;6.6mmol;6.0当量)を、シリンジを介して加えた。反応混合物を-10℃で1時間撹拌して、メタ-ブロモ-フェニル-MgBrの溶液を与えた。
100mLの3つ口フラスコ中、N雰囲気下で、メタ-ブロモ-フェニル-MgBrの溶液(無水THF中0.46M;14mL;6.6mmol;6.0当量)を調製した。新たに調製したグリニャール試薬に、ZnCl溶液(無水2-メチルテトラヒドロフラン中2.0M;1.76mL;3.52mmol;3.2当量)を、温度が-10℃~-5℃に保持される速度で、シリンジを介して加えた。5分間攪拌した後、温度を引き続き-10℃~-5℃で保持しながら、調製物R7b(0.2M 無水THF;5.5mL;1.1mmol;1.0当量)を有機亜鉛試薬に滴下した。反応混合物を20分で室温まで放温し、次に温度を30℃未満に保持しながら、5mLの飽和NaCO溶液でクエンチする。得られた懸濁液にDCM 40mLを加え、次に5分間激しく撹拌した。スラリーをCeliteの短いパッドを通して濾過し、DCM 60mLで希釈し、次に10mLの飽和NaCO溶液で洗浄した。有機相を無水NaSOで乾燥させ、次に蒸発乾固させた。フラッシュクロマトグラフィー(75:25 ヘキサン/EtOAc)により精製して、(3R,4R)-エチル 1-(3-(3-ブロモフェニル)オキセタン-3-イル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボキシラートを与えた。HRMS C2326BrNOについての計算値:443.1096;実測値:444.1167 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.51 (dm, 1H), 7.4 (t, 1H), 7.34 (t, 1H), 7.28-7.14 (m, 5H), 7.17 (dm, 1H), 4.78-4.66 (m, 4H), 3.81/3.78 (m+m, 2H), 3 (m, 1H), 2.94/1.62 (m+m, 2H), 2.83/1.54 (m+m, 2H), 2.5 (m, 1H), 1.9/1.74 (m+m, 2H), 0.85 (t, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 130.6, 130.4, 130.4, 127, 59.9, 53, 47.1, 45.8, 45.5, 29.4, 14.3
【0166】
工程2:調製物R8j
(3R,4R)-エチル 1-(3-(3-ブロモフェニル)オキセタン-3-イル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボキシラート(303mg、0.681mmol)、水酸化リチウム一水和物(85mg、2.045mmol、3.0当量)を、エタノール(3mL)及び水(3mL)中、45℃にて42時間撹拌した。混合物を部分的に蒸発させ、1N HCl(水溶液)で水性残留物を酸性化した。得られた沈殿物を濾別し、水で洗浄し、乾燥させて、調製物R8jを与えた。HRMS C2122BrNOについての計算値:415.0783;実測値:416.0847 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 11.9 (brs, 1H), 7.51 (d, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.33 (t, 1H), 7.25 (t, 2H), 7.19 (d, 2H), 7.16 (t, 1H), 7.15 (d, 1H), 4.76-4.68 (m, 4H), 3 (t, 1H), 2.94/1.61 (d+t, 2H), 2.81/1.48 (d+t, 2H), 2.42 (t, 1H), 1.94/1.73 (d+dd, 2H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 130.6, 130.4, 130.3, 128.7, 128.3, 127, 127, 79.9/79.7, 53.2, 46.9, 45.8, 45.4, 29.7
【0167】
調製物R8k:(3R,4R)-1-[3-(3-クロロフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸
工程1:(3R,4R)-エチル 1-(3-(3-クロロフェニル)オキセタン-3-イル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボキシラート
100mLの3つ口フラスコに、N雰囲気下で、メタ-クロロ-フェニル-MgBr溶液(無水THF中0.42M;15.7mL;6.6mmol;6.0当量)を、シリンジを介して加えた。氷-NaCl冷却槽を用いて、グリニャール溶液を-10℃に冷却し、ZnCl溶液(無水2-メチルテトラヒドロフラン中2.0M;1.8mL;3.5mmol;3.2当量)を、温度が-10℃~-5℃に保持される速度で、シリンジを介して加えた。5分間攪拌した後、温度を引き続き-10℃~-5℃で保持しながら、調製物R7b(0.2M 無水THF;5mL;1.1mmol;1.0当量)を、有機亜鉛試薬に滴下した。反応混合物を20分で室温まで放温し、次に温度を30℃未満に保ちながら、5mLの飽和NaCO溶液でクエンチする。得られた懸濁液にDCM 40mLを加え、次に5分間激しく撹拌した。スラリーをCeliteの短いパッドを通して濾過し、DCM 60mLで希釈し、次に10mLの飽和NaCO溶液で洗浄した。有機相を無水NaSOで乾燥させ、次に蒸発乾固させた。フラッシュクロマトグラフィー(7:3 ヘキサン/EtOAc)により精製して、(3R,4R)-エチル 1-(3-(3-クロロフェニル)オキセタン-3-イル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボキシラートを与えた。HRMS C2326ClNOについての計算値:399.1601;実測値:400.1672 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.43-7.09 (m, 9H), 4.79-4.65 (m, 4H), 3.81/3.78 (m+m, 2H), 3 (m, 1H), 2.94/1.62 (m+m, 2H), 2.84/1.54 (m+m, 2H), 2.5 (m, 1H), 1.9/1.74 (m+m, 2H), 0.85 (t, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 59.9, 53, 47.1, 45.8, 45.5, 29.4, 14.3
【0168】
工程2:調製物R8k
(3R,4R)-エチル 1-(3-(3-クロロフェニル)オキセタン-3-イル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボキシラート(353mg、0.882mmol)、水酸化リチウム一水和物(111mg、2.648mmol、3.0当量)を、エタノール(3mL)及び水(3mL)中、45℃にて42時間撹拌した。混合物を部分的に蒸発させ、1NHCl(水溶液)で水性残留物を酸性化した。得られた沈殿物を濾過し、水で洗浄し、乾燥させて、調製物R8kを与えた。HRMS C2122ClNOについての計算値:371.1288;実測値:372.1355 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 11.91 (brs, 1H), 7.39 (t, 1H), 7.38 (s, 1H), 7.26 (d, 1H), 7.25 (t, 2H), 7.19 (d, 2H), 7.17 (t, 1H), 7.12 (d, 1H), 4.8-4.67 (m, 4H), 3 (t, 1H), 2.94/1.6 (d+t, 2H), 2.81/1.48 (d+t, 2H), 2.41 (t, 1H), 1.94/1.73 (d+dd, 2H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 130.1, 128.7, 128.3, 127.8, 127.7, 127.1, 126.6, 79.9/79.7, 53.2, 46.9, 45.8, 45.4, 29.7
【0169】
調製物R8l:(3R,4R)-3-フェニル-1-[3-(p-トリル)オキセタン-3-イル]ピペリジン-4-カルボン酸
工程1:(3R,4R)-エチル 3-フェニル-1-(3-(p-トリル)オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-カルボキシラート
100mLの3つ口フラスコに、N雰囲気下で、パラ-メチル-フェニル-MgBr溶液(無水THF中0.50M;15mL;7.5mmol;6.0当量)を、シリンジを介して加えた。氷-NaCl冷却槽を用いて、グリニャール溶液を-10℃に冷却し、ZnCl溶液(2-メチルテトラヒドロフラン中2.0M;2.0mL;4.0mmol;3.2当量)を、温度が-10℃~-5℃に保持される速度で、シリンジを介して加えた。5分間攪拌した後、温度を引き続き-10℃~-5℃で保持しながら、調製物R7b(0.2M 無水THF;6.3mL;1.25mmol;1.0当量)を、有機亜鉛試薬に滴下した。反応混合物を20分で室温まで放温し、次に温度を30℃未満に保ちながら、5mLの飽和NaCO溶液でクエンチする。得られた懸濁液にDCM 40mLを加え、次に5分間激しく撹拌した。スラリーをCeliteの短いパッドを通して濾過し、DCM 60mLで希釈し、次に10mLの飽和NaCO溶液で洗浄した。有機相を無水NaSOで乾燥し、次に蒸発乾固させた。フラッシュクロマトグラフィー(7:3 ヘキサン/EtOAc)により精製して、(3R,4R)-エチル 3-フェニル-1-(3-(p-トリル)オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-カルボキシラートを与えた。HRMS C2429NOについての計算値:379.2148;実測値:380.2219 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.27-7.13 (m, 5H), 7.17 (m, 2H), 7.02 (m, 2H), 4.78-4.65 (m, 4H), 3.82/3.78 (m+m, 2H), 3 (m, 1H), 2.91/1.61 (m+m, 2H), 2.78/1.54 (m+m, 2H), 2.44 (m, 1H), 2.31 (s, 3H), 1.88/1.74 (m+m, 2H), 0.85 (t, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 128.7, 127.7, 59.9, 53.1, 47.2, 45.8, 45.6, 29.4, 21.2, 14.3
【0170】
工程2:調製物R8l
(3R,4R)-エチル 3-フェニル-1-(3-(p-トリル)オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-カルボキシラート(295mg、0.777mmol)、水酸化リチウム一水和物(98mg、2.332mmol、3.0当量)を、エタノール(4mL)及び水(4mL)中、50℃にて20時間撹拌した。混合物を部分的に蒸発させ、次に1N HCl(水溶液)で水性残留物を酸性化した。得られた沈殿物を濾別し、水で洗浄し、次に乾燥させて、調製物R8lを与えた。HRMS C2225NOについての計算値:351.1834;実測値:352.19090 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 12.41 (brs, 1H), 7.24 (t, 2H), 7.17 (t, 1H), 7.16 (d, 2H), 7.16 (d, 2H), 7.01 (d, 2H), 4.74/4.69 (d+d, 2H), 4.73 (s, 2H), 2.99 (td, 1H), 2.9/1.59 (d+t, 2H), 2.76/1.5 (d+t, 2H), 2.36 (td, 1H), 2.3 (s, 3H), 1.91/1.72 (ddd+ddd, 2H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 175.8, 142.7, 136.6, 134.3, 128.7, 128.7, 128.2, 127.8, 127, 80.2, 80, 66.3, 53.4, 47, 45.8, 45.3, 29.7, 21.2
【0171】
調製物R8m:(3R,4R)-1-[3-(4-メトキシフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸
工程1:(3R,4R)-エチル 1-(3-(4-メトキシフェニル)オキセタン-3-イル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボキシラート
100mLの3つ口フラスコに、N雰囲気下で、パラ-メトキシ-フェニル-MgBr溶液(無水THF中0.50M;15mL;7.5mmol;6.0当量)を、シリンジを介して加えた。氷-NaCl冷却槽を用いてグリニャール溶液を-10℃に冷却し、ZnCl溶液(無水メチルテトラヒドロフラン中2.0M;2.0mL;4.0mmol;3.2当量)を、温度が-10℃~-5℃に保持される速度で、シリンジを介して加えた。5分間攪拌した後、温度を引き続き-10℃~-5℃で保持しながら、調製物R7b(0.2M 無水THF;6.3mL;1.25mmol;1.0当量)を、有機亜鉛試薬に滴下した。反応混合物を20分で室温まで放温し、次に温度を30℃未満に保持しながら、5mLの飽和NaCO溶液でクエンチする。得られた懸濁液にDCM 40mLを加え、次に5分間激しく撹拌した。スラリーをCeliteの短いパッドを通して濾過し、DCM 60mLで希釈し、次に10mLの飽和NaCO溶液で洗浄した。有機相を無水NaSOで乾燥させ、蒸発乾固させた。フラッシュクロマトグラフィー(7:3 ヘキサン/EtOAc)により精製して、(3R,4R)-エチル 1-(3-(4-メトキシフェニル)オキセタン-3-イル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボキシラートを与えた。HRMS C2429NOについての計算値:395.2097;実測値:396.2173 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.27-7.13 (m, 5H), 7.07 (m, 2H), 6.91 (m, 2H), 4.77-4.65 (m, 4H), 3.82/3.77 (m+m, 2H), 3.75 (s, 3H), 3 (m, 1H), 2.89/1.61 (m+m, 2H), 2.77/1.55 (m+m, 2H), 2.45 (m, 1H), 1.88/1.73 (m+m, 2H), 0.86 (t, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 129.1, 113.4, 59.9, 55.5, 53.1, 47.2, 45.8, 45.6, 29.4, 14.3
【0172】
工程2:調製物R8m
(3R,4R)-エチル 3-フェニル-1-(3-(p-トリル)オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-カルボキシラート(295mg、0.777mmol)、水酸化リチウム一水和物(98mg、2.332mmol、3.0当量)を、エタノール(4mL)及び水(4mL)中、50℃にて20時間撹拌した。混合物を部分的に蒸発させ、1NHCl(水溶液)で水性残留物を酸性化した。得られた沈殿物を濾別し、水で洗浄し、乾燥させて、調製物R8mを与えた。HRMS C2225NOについての計算値:367.1783;実測値:368.1856 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 12.3 (brs, 1H), 7.24 (t, 2H), 7.17 (t, 1H), 7.17 (d, 2H), 7.06 (d, 2H), 6.9 (d, 2H), 4.73/4.68 (d+d, 2H), 4.72 (s, 2H), 3.75 (s, 3H), 2.99 (td, 1H), 2.89/1.59 (d+t, 2H), 2.75/1.48 (d+t, 2H), 2.36 (td, 1H), 1.92/1.72 (ddd+ddd, 2H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 175.8, 158.6, 142.7, 129.3, 129.1, 128.7, 128.2, 127, 113.5, 80.3, 80.1, 66.1, 55.5, 53.4, 47, 45.8, 45.4, 29.7
【0173】
調製物R8n:(3R,4R)-1-[3-(2-クロロフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸
工程1:エチル (3R,4R)-1-[3-(2-クロロフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボキシラート
100mLの3つ口フラスコ中、N雰囲気下で、1-ブロモ-2-クロロベンゼン(1.5g;7.7mmol;7当量)を、8mLの無水THFに溶解した。溶液を-10℃まで冷却した。次に、温度を-5℃未満に保持しながら、i-PrMgCl.LiCl溶液(無水THF中1.3M;5mL;6.6mmol;6.0当量)を、シリンジを介して加えた。グリニャール試薬を-10℃~-5℃で1時間撹拌して、オルト-クロロ-フェニル-MgBr(無水THF中0.5M;13mL;6.6mmol;6.0当量)の溶液を与えた。新たに調製したグリニャール試薬に、ZnCl溶液(2-メチルテトラヒドロフラン中2.0M;1.76mL;3.52mmol;3.2当量)を、温度が-10℃~-5℃に保持される速度で、シリンジを介して加えた。5分間攪拌した後、温度を引き続き-10℃~-5℃で保持しながら、調製物R7b(0.2M 無水THF;7.5mL;1.5mmol;1.0当量)を、この有機亜鉛試薬に滴下した。反応混合物を20分で室温まで放温し、次に、温度を30℃未満に保持しながら、3mLの飽和NaCO溶液でクエンチする。得られた懸濁液にDCM 40mLを加え、次に5分間激しく撹拌した。スラリーをCeliteの短いパッドを通して濾過し、DCM 60mLで希釈し、次に10mLの飽和NaCO溶液で洗浄した。有機相を無水NaSOで乾燥し、次に蒸発乾固させた。フラッシュクロマトグラフィー(70:30 ヘキサン/EtOAc)により精製して、エチル (3R,4R)-1-[3-(2-クロロフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボキシラートを与えた。HRMS C2326ClNOについての計算値:399.1601;実測値:400.1678 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.46-7.05 (m, 4H), 7.28-7.15 (m, 5H), 4.93-4.69 (m, 4H), 3.82/3.78 (m+m, 2H), 3.25/1.88 (m+m, 2H), 3.11/1.85 (m+m, 2H), 2.98 (m, 1H), 2.54 (m, 1H), 1.92/1.74 (m+m, 2H), 0.86 (t, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 59.9, 53.4, 47.4, 46.1, 46, 29.6, 14.3
【0174】
工程2:調製物R8n:
エチル (3R,4R)-1-[3-(2-クロロフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボキシラート(203mg、0.507mmol)、水酸化リチウム一水和物(64mg、1.522mmol、3.0当量)を、エタノール(4mL)及び水(4mL)中、50℃にて20時間撹拌した。混合物を部分的に蒸発させ、1N HCl(水溶液)で水性残留物を酸性化した。溶媒を蒸発させ、得られた沈殿物を、分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM 0.2質量w% HCOOH水溶液(5 mM aqueous 0.2 w% HCOOH)-MeCN、グラジエント)により精製し、蒸発させて調製物R8mを与えた。HRMS C2122ClNOについての計算値:371.1288;実測値:372.13610 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 11.94 (brs, 1H), 7.42 (m, 1H), 7.32 (m, 1H), 7.32 (m, 1H), 7.25 (t, 2H), 7.2 (d, 2H), 7.17 (t, 1H), 7.07 (m, 1H), 4.9/4.73 (d+d, 2H), 4.84/4.74 (d+d, 2H), 3.23/1.86 (d+t, 2H), 3.09/1.78 (d+t, 2H), 2.97 (td, 1H), 2.45 (td, 1H), 1.96/1.71 (ddd+ddd, 2H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 175.9, 142.7, 135.1, 132.7, 131.2, 130.9, 129.8, 128.7, 128.2, 127.1, 127, 89, 77.9, 68.1, 53.7, 47.2, 46.3, 45.6, 30
【0175】
調製物R9b:1-[(3R,4R)-1-[3-(2-フルオロフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-オン
一般手順6を用い、試薬として調製物R8b及び4-ピペリドン塩酸塩水和物から出発して、調製物R9bを得た。HRMS C2629FNについての計算値:436.2162;実測値:437.22339 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.43-7.10 (m, 9H), 4.85-4.72 (m, 4H), 3.79-3.21 (m, 4H), 3.24-1.68 (m, 8H), 2.19-1.53 (m, 4H)
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 207.5, 172.8
【0176】
調製物R9c:1-[(3R,4R)-1-[3-(4-フルオロフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-オン
一般手順6を用い、試薬として調製物R8c及び4-ピペリドン塩酸塩水和物から出発して、調製物R9cを得た。HRMS C2629FNについての計算値:436.2162;実測値:437.2228 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.24-7.11 (m, 9H), 4.77-4.68 (m, 4H), 3.71/3.66/3.51/3.28 (m+m+m+m, 4H), 3.13 (t, 1H), 2.99 (dd, 1H), 2.88/1.67 (t+d, 2H), 2.81/1.67 (dd+t, 2H), 2.12/2.07/1.81/1.61 (m+m+m+m, 4H), 1.75/1.68 (m+m, 2H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 80.3/80, 52.5, 45.8, 45.6, 43.3/40.4, 42.8, 41.3/40.8, 29.7
【0177】
調製物R9d:1-[(3R,4R)-1-(3-メチルオキセタン-3-イル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-オン
一般手順6を用い、試薬として調製物R8d及び4-ピペリドン塩酸塩水和物から出発して、調製物R9dを得た。HRMS C2128についての計算値:356.21;実測値:357.2159 [(M+H)型]。
C21H28N2O3: 356.21; found 357.2159 ((M+H)+ form).
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.25 (m, 2H), 7.25 (m, 2H), 7.15 (m, 1H), 4.42/4.41/4.12/4.07 (d+d+d+d, 4H), 3.75/3.72/3.59/3.3 (m+m+m+m, 4H), 3.14 (t, 1H), 3.05 (t, 1H), 2.56/2.25 (d+t, 2H), 2.47/2.29 (d+t, 2H), 2.16/2.14/1.85/1.63 (m+m+m+m, 4H), 1.78/1.73 (t+t, 2H), 1.28 (s, 3H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 207.5, 172.9, 143.1, 128.7, 128.3, 127, 81.3/81.2, 60.2, 51.8, 45.8, 44.8, 43.4/40.5, 43.2, 41.2/40.8, 29.9, 14.7
【0178】
調製物R9e:1-[(3R,4R)-1-(3-イソプロピルオキセタン-3-イル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-オン
一般手順6を用い、試薬として調製物R8e及び4-ピペリドン塩酸塩水和物から出発して、、調製物R9eを得た。HRMS C2332についての計算値:384.2413;実測値:385.2485 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.25 (m, 2H), 7.25 (m, 2H), 7.16 (m, 1H), 4.52/4.49/4.25/4.24 (d+d+d+d, 4H), 3.79-1.60 (m, 14H), 3.19 (t, 1H), 2.98 (t, 1H), 2.11 (m, 1H), 0.99 (d, 6H)
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 207.6, 173, 143.2, 128.7, 128.3, 127, 74.7/74.6, 66.2, 46.6, 43.5, 31.2, 18.5/18.4
【0179】
調製物R10b:[(3R,4R)-1-[3-(2-フルオロフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-4-ピペリジル]-(1-オキサ-6-アザスピロ[2.5]オクタン-6-イル)メタノン
調製物R9b(180mg、0.412mmol)及びトリメチルスルホキソニウム-ヨージド(1.031mmol、2.5当量)を、MeCN(8mL)及びMTBE(8mL)中で室温にて撹拌し、NaOH(1.031mmol、2.5当量)の水(1.1mL)溶液を混合物に加えた。次に、反応混合物を、60℃で21時間撹拌した。反応混合物を減圧下で蒸発させた。それをDCM 8mL及び水 5mLに溶解した。層を分離し、水相をDCM(2×8mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、調製物R10bを与えた。HRMS C2731FNについての計算値:450.2319;実測値:451.2384 ((M+H)型)。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.38 (m, 1H), 7.23 (t, 2H), 7.22 (td, 1H), 7.2 (m, 1H), 7.17 (t, 1H), 7.16 (d, 2H), 7.14 (dd, 1H), 4.81/4.74 (d+d, 4H), 4.75 (s, 4H), 3.74-0.89 (m, 14H), 3.14 (t, 1H), 3 (m, 1H), 2.56/2.52 (t+dd, 2H)
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 130.7, 130.1, 128.6, 128.3, 126.9, 124.4, 116.2, 79.3, 79.1, 53.4/53.1, 45.7, 42.5/42.4
【0180】
調製物R10c:[(3R,4R)-1-[3-(4-フルオロフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-4-ピペリジル]-(1-オキサ-6-アザスピロ[2.5]オクタン-6-イル)メタノン
調製物R9c(68mg、0.156mmol)及びトリメチルスルホキソニウム-ヨージド(0.389mmol、2.5当量)を、MeCN(3mL)及びMTBE(3mL)中で室温にて撹拌し、NaOH(0.389mmol、2.5当量)の水(0.4mL)溶液を、混合物に加えた。次に、反応混合物を60℃で19時間撹拌した。反応混合物を減圧下で蒸発させた。それをDCM 3mL及び水 2mLに溶解した。層を分離し、水相をDCM(2×3mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、調製物R10cを与えた。HRMS C2731FNについての計算値:450.2319;実測値:451.2396 ((M+H)型)。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.28-7.10 (m, 9H), 4.79-4.66 (s, 4H), 3.77-2.88 (m, 6H), 3.18-1.57 (m, 6H), 2.60-2.48 (m, 2H), 1.37-0.87 (m, 4H),
【0181】
調製物R10d:[(3R,4R)-1-(3-メチルオキセタン-3-イル)-3-フェニル-4-ピペリジル]-(1-オキサ-6-アザスピロ[2.5]オクタン-6-イル)メタノン
調製物R9d(14mg、0.039mmol)及びトリメチルスルホキソニウム-ヨージド(0.098mmol、2.5当量)を、MeCN(2mL)及びMTBE(2mL)中で室温にて撹拌し、NaOH(0.098mmol、2.5当量)の水(0.2mL)溶液を混合物に加えた。次に、反応混合物を60℃で19時間撹拌した。反応混合物を減圧下で蒸発させた。それをDCM 2mL及び水 2mLに溶解した。層を分離し、水相をDCM(2×2mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥し、減圧下で蒸発させて、調製物R10dを与えた。HRMS C2230についての計算値:370.2256;実測値:371.2340 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.30-7.12 (m, 5H), 4.44-4.04 (d+d, 4H), 3.81-2.97 (m, 6H), 2.64-2.50 (m, 2H), 2.62-2.18 (m, 4H), 1.80-1.62 (m, 2H), 1.44-0.89 (m, 4H), 1.27 (s, 3H)
【0182】
調製物R10e:[(3R,4R)-1-(3-イソプロピルオキセタン-3-イル)-3-フェニル-4-ピペリジル]-(1-オキサ-6-アザスピロ[2.5]オクタン-6-イル)メタノン
調製物R9e(30mg、0.078mmol)及びトリメチルスルホキソニウム-ヨージド(0.195mmol、2.5当量)を、MeCN(2mL)及びMTBE(2mL)中で室温にて撹拌し、NaOH(0.195mmol、2.5当量)の水(0.2mL)溶液を混合物に加えた。次に、この反応混合物を60℃で18時間撹拌した。反応混合物を減圧下で蒸発させた。それをDCM 3mL及び水 3mLに溶解した。層を分離し、水相をDCM(2×3mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥し、減圧下で蒸発させて、調製物R10eを与えた。HRMS C2434についての計算値:398.257;実測値:399.2646 [(M+H)型]。
1H-NMR (400 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.40-7.05 (m, 5H), 4.55-4.18 (m, 4H), 3.90-2.50 (m, 12H), 2.1 (m, 1H), 1.80-0.90 (m, 6H), 0.99 (d, 6H)
【0183】
調製物R11a:5-アミノ-3-[[(3S,4S)-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン及び5-アミノ-3-[[(3R,4R)-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン
並びに
調製物R11b:5-アミノ-3-[[(3R,4S)-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン及び5-アミノ-3-[[(3S,4R)-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン
水酸化ナトリウム(216mg、2.5当量、5.4088mmol)を水(0.4mL)に溶解して、アセトニトリル(3mL)及び2-メトキシ-2-メチルプロパン(3mL)に溶解した、tert-ブチル 3-フルオロ-4-オキソ-ピペリジン-1-カルボキシラート(470mg、2.1635mmol)、トリメチルスルホキソニウム-ヨージド(1:1)(2.5当量、5.4088mmol)の撹拌されている混合物に加えた。次に、混合物を60℃で2時間加熱した。次に、この混合物に炭酸カリウム(598mg、2当量、4.327mmol)及び調製物R4h(649mg、1当量、2.163mmol)を加え、70℃で17時間撹拌した。次に反応混合物を蒸発させた。残留物を分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製し、蒸発させた。次に、生成物を再び分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、48%(ACN)、アイソクラティック法)により精製し、蒸発させて、
- tert-ブチル (3S,4S)-4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボキシラート及びtert-ブチル (3R,4R)-4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボキシラートの混合物、並びに
- tert-ブチル(3S,4R)-4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボキシラート及びtert-ブチル(3R,4S)-4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボキシラートの混合物
を与えた。
【0184】
一般手順5を用い、tert-ブチル (3S,4S)-4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボキシラート及びtert-ブチル (3R,4R)-4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボキシラートの混合物を反応させて、調製物R11aを与えた。HRMS C1618についての計算値:352.1347;実測値:353.1413 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.69 (s, 1H), 7.2 (t, 2H), 7.09 (dd, 2H), 5.12 (s, 1H), 4.67 (s, 2H), 4.41 (ddd, 1H), 4.2/3.98 (d+d, 2H), 2.87/2.78 (m+m, 2H), 2.55 (m, 2H), 1.42/1.33 (m+m, 2H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 159.2, 158.8, 151, 146.8, 139.2, 121.8, 120.1, 116.4, 92, 71.7, 51.6, 45.5, 40.8, 35.
【0185】
一般手順5を用い、tert-ブチル (3S,4R)-4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボキシラート及びtert-ブチル (3R,4S)-4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボキシラート)の混合物を反応させて、調製物R11bの混合物を得た。HRMS C1618についての計算値:352.1347;実測値:353.1418 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.65 (s, 1H), 7.2 (t, 2H), 7.09 (dd, 2H), 5.33 (s, 1H), 4.69 (s, 2H), 4.38/3.75 (dd+d, 2H), 4.19 (dd, 1H), 2.94/2.85 (td+dd, 2H), 2.64 (m, 2H), 1.92 (br., 2H), 1.59/1.14 (td+dt, 2H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 159.3, 158.8, 151, 146.8, 139.3, 121.7, 120.2, 116.4, 90.6, 70.5, 51.4, 46, 40.8, 32.2.
【実施例
【0186】
以下の実施例は、本発明を例示するが、いかなる様式でもそれを限定するものではない。
【0187】
tert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-クロロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート(実施例1)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4a及び調製物R5aから出発して、実施例1を得た。HRMS C3340ClNについての計算値:637.2667;実測値:638.2738 [(M+H)型]。
【0188】
tert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(3-クロロ-5-メトキシ-フェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート(実施例2)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4b及び調製物R5aから出発して、実施例2を得た。HRMS C3442ClNについての計算値:667.2773;実測値:668.286 [M+H)]。
【0189】
tert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-クロロ-3-フルオロ-フェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート(実施例3)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4c及び調製物R5aから出発して、実施例3を得た。HRMS C3339ClFNについての計算値:655.2573;実測値:678.2461 [(M+Na)型]。
【0190】
tert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート(実施例4)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4d及び調製物R5aから出発して、実施例4を得た。HRMS C3442FNについての計算値:651.3068;実測値:652.3146 [(M+H)型]。
【0191】
tert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-6-オキソ-4-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート(実施例5)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4e及び調製物R5aから出発して、実施例5を得た。HRMS C3440についての計算値:671.2931;実測値:672.2993 [(M+H)型]。
【0192】
tert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-6-オキソ-4-[3-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート(実施例6)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4f及び調製物R5aから出発して、実施例6を得た。HRMS C3440についての計算値:687.288;実測値:688.2958 [(M+H)型]。
【0193】
tert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[(5-アミノ-6-オキソ-4-フェノキシ-ピリミジン-1-イル)メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート(実施例7)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4g及び調製物R5aから出発して、実施例7を得た。HRMS C3341についての計算値:603.3057;実測値:604.314 [(M+H)型]。
【0194】
tert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート(実施例8)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4h及び調製物R5aから出発して、実施例8を得た。HRMS C3340FNについての計算値:621.2963;実測値:622.3033 [(M+H)型]。
【0195】
tert-ブチル (3R,4R)-4-[(4S)-4-[(5-アミノ-6-オキソ-4-フェノキシ-ピリミジン-1-イル)メチル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート(実施例9)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4g及び調製物R5bから出発し、エナンチオマーをキラルクロマトグラフィーにより分離して、実施例9を与えた。HRMS C3339についての計算値:639.2869;実測値:662.2762 [(M+Na)型]。
【0196】
tert-ブチル (3R,4R)-4-[(4S)-4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート(実施例10)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4h及び調製物R5bから出発し、エナンチオマーをキラルクロマトグラフィーにより分離して、実施例10を与えた。HRMS C3338についての計算値:657.2774;実測値:680.2659 [(M+Na)型]。
【0197】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例11)
一般手順5を用い、試薬として実施例10から出発し、粗生成物を分取LC(C-18 Luna 10μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、実施例11を与えた。HRMS C2830についての計算値:557.225;実測値:558.2314 [(M+H)型]。
【0198】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-フェノキシ-ピリミジン-4-オン(実施例12)
一般手順5を用い、試薬として実施例9から出発し、粗生成物を分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、実施例12を与えた。HRMS C2831についての計算値:539.2344;実測値:540.2406 [(M+H)型]。
【0199】
5-アミノ-3-{[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[(2-メチルピリミジン-4-イル)メチル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル]メチル}-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例13)
一般手順9を用い、試薬として実施例11及び4-(クロロメチル)-2-メチル-ピリミジンから出発して、実施例13を得た。HRMS C3436についての計算値:663.2781;実測値:664.2849 [(M+H)型]。
【0200】
5-アミノ-6-(4-クロロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン塩酸塩(実施例14)
一般手順5を用い、試薬として実施例1から出発し、粗生成物を、分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、実施例14を与えた。HRMS C2832ClNについての計算値:537.2143;実測値:538.2222 [(M+H)型]。
【0201】
5-アミノ-6-(3-クロロ-5-メトキシ-フェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例15)
一般手順5を用い、試薬として実施例2から出発し、粗生成物を、分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、実施例15を与えた。HRMS C2934ClNについての計算値:567.2249;実測値:568.232 [(M+H)型]。
【0202】
5-アミノ-6-(4-クロロ-3-フルオロ-フェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例16)
一般手順5を用い、試薬として実施例3から出発し、粗生成物を分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、実施例16を与えた。HRMS C2831ClFNについての計算値:555.2048;実測値:556.2118 [(M+H)型]。
【0203】
5-アミノ-6-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン塩酸塩(実施例17)
一般手順5を用い、試薬として実施例4から出発し、粗生成物を分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、実施例17を与えた。HRMS C2934FNについての計算値:551.2544;実測値:552.2614 [(M+H)型]。
【0204】
5-アミノ-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジン-4-オン塩酸塩(実施例18)
一般手順5を用い、試薬として実施例5から出発して、実施例18を得た。HRMS C2932についての計算値:571.2407;実測値:572.2466 [(M+H)型]。
【0205】
5-アミノ-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-[3-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]ピリミジン-4-オン塩酸塩(実施例19)
一般手順5を用い、試薬として実施例6から出発して、実施例19を得た。HRMS C2932についての計算値:587.2355;実測値:588.2414 [(M+H)型]。
【0206】
5-アミノ-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-フェノキシ-ピリミジン-4-オン(実施例20)
一般手順5を用い、試薬として実施例7から出発し、粗生成物を分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、実施例20を与えた。HRMS C2833についての計算値:503.2533;実測値:504.2602 [(M+H)型]。
【0207】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例21)
一般手順5を用い、試薬として実施例8から出発し、粗生成物を分取LC(C-18 Luna 10μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、実施例21を与えた。HRMS C2832FNについての計算値:521.2438;実測値:522.2499 [(M+H)型]。
【0208】
5-アミノ-6-(4-クロロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン(実施例22)
一般手順6を用い、試薬として実施例14及び4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例22を得た。HRMS C3940ClNSについての計算値:753.25;実測値:754.2583 [(M+H)型]。
【0209】
5-アミノ-6-(3-クロロ-5-メトキシフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン(実施例23)
一般手順6を用い、試薬として実施例15及び4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例23を得た。HRMS C4042ClNSについての計算値:783.2606;実測値:784.2664 [(M+H)型]。
【0210】
5-アミノ-6-(4-クロロ-3-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン(実施例24)
一般手順6を用い、試薬として実施例16及び4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例24を得た。HRMS C3939ClFNSについての計算値:771.2406;実測値:772.2473 [(M+H)型]。
【0211】
5-アミノ-6-(4-フルオロ-3-メトキシフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン(実施例25)
一般手順6を用い、試薬として実施例17及び4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例25を得た。HRMS C4042FNSについての計算値:767.2902;実測値:768.2968 [(M+H)型]。
【0212】
5-アミノ-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]-6-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジン-4(3H)-オン(実施例26)
一般手順6を用い、試薬として実施例18及び4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例26を得た。HRMS C4040Sについての計算値:787.2764;実測値:788.284 [(M+H)型]。
【0213】
5-アミノ-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]-6-[3-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]ピリミジン-4(3H)-オン(実施例27)
一般手順6を用い、試薬として実施例19及び4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例27を得た。HRMS C4040Sについての計算値:803.2713;実測値:804.27833 [(M+H)型]。
【0214】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(チアゾール-4-カルボニル)ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例28)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及びチアゾール-4-カルボン酸から出発して、実施例28を得た。HRMS C3233FNSについての計算値:632.2217;実測値:633.2285 [(M+H)型]。
【0215】
5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(2-ブロモ-4-メチル-1,3-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例29)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び2-ブロモ-4-メチル-チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例29を得た。HRMS C3334BrFNSについての計算値:724.1479;実測値:725.1548 [(M+H)型]。
【0216】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(ベンゼンスルホニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例30)
一般手順9を用い、試薬として実施例21及びベンゼンスルホニルクロリドから出発して、実施例30を得た。HRMS C3436FNSについての計算値:661.2371;実測値:662.2443 [(M+H)型]。
【0217】
5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(3-ブロモベンゾイル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例31)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び3-ブロモ安息香酸から出発して、実施例31を得た。HRMS C3535BrFNについての計算値:703.1805;実測値:704.1875 [(M+H)型]。
【0218】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[3-(6-メチル-3-ピリジル)ベンゾイル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例32)
一般手順11を用い、試薬として実施例31及び(6-メチル-3-ピリジル)ボロン酸から出発して、実施例32を得た。HRMS C4141FNについての計算値:716.3123;実測値:717.3189 [(M+H)型]。
【0219】
5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(5-ブロモピリジン-3-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン (実施例33)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び5-ブロモピリジン-3-カルボン酸から出発して、実施例33を得た。HRMS C3434BrFNについての計算値:704.1758;実測値:705.1831 [(M+H)型]。
【0220】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(6’-メチル[3,3’-ビピリジン]-5-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例34)
一般手順11を用い、試薬として実施例33及び(6-メチル-3-ピリジル)ボロン酸から出発して、実施例34を得た。HRMS C4040FNについての計算値:717.3075;実測値:718.3149 [(M+H)型]。
【0221】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(5-フェニルピリジン-3-カルボニル)ピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例35)
一般手順11を用い、試薬として実施例33及びフェニルボロン酸から出発して、実施例35を得た。HRMS C4039FNについての計算値:702.2966;実測値:703.3035 [(M+H)型]。
【0222】
5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-ベンゾイル-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例36)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び安息香酸から出発して、実施例36を得た。HRMS C3536FNについての計算値:625.27;実測値:626.2775 [(M+H)型]。
【0223】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(1-メチル-1H-インドール-2-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例37)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び1-メチルインドール-2-カルボン酸から出発して、実施例37を得た。HRMS C3839FNについての計算値:678.2966;実測値:679.3032 [(M+H)型]。
【0224】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(1-メチル-5-フェニル-ピロール-2-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例38)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び1-メチル-5-フェニル-ピロール-2-カルボン酸から出発して、実施例38を得た。HRMS C4041FNについての計算値:704.3123;実測値:705.3197 [(M+H)型]。
【0225】
5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(3-フルオロ-5-ヨードチオフェン-2-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例39)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び調製物R6aから出発して、実施例39を得た。HRMS C3332INSについての計算値:775.1137;実測値:776.1198 [(M+H)型]。
【0226】
5-アミノ-3-[(1-{(3R,4R)-1-[3-フルオロ-5-(6-メチルピリジン-3-イル)チオフェン-2-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例40)
一般手順11を用い、試薬として実施例39及び(6-メチル-3-ピリジル)ボロン酸から出発して、実施例40を得た。HRMS C3938Sについての計算値:740.2592;実測値:741.2675 [(M+H)型]。
【0227】
5-アミノ-3-({(4S)-1-[(3R,4R)-1-(2-ブロモ-4-メチル-1,3-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例41)
一般手順6を用い、試薬として実施例11及び2-ブロモ-4-メチル-チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例41を得た。HRMS C3332BrFSについての計算値:760.129;実測値:761.139 [(M+H)型]。
【0228】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-{4-メチル-2-[6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル]-1,3-チアゾール-5-カルボニル}-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例42)
一般手順11を用い、試薬として実施例29及び[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]ボロン酸から出発して、実施例42を得た。HRMS C3937Sについての計算値:791.2513;実測値:792.258 [(M+H)型]。
【0229】
5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-{2-[6-(ジメチルアミノ)ピリジン-3-イル]-4-メチル-1,3-チアゾール-5-カルボニル}-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例43)
一般手順11を用い、試薬として実施例29及び[6-(ジメチルアミノ)-3-ピリジル]ボロン酸から出発して、実施例43を得た。HRMS C4043FNSについての計算値:766.3061;実測値:767.3131 [(M+H)型]。
【0230】
5-アミノ-3-{[(4S)-3,3-ジフルオロ-1-{(3R,4R)-1-[2-(4-フルオロフェニル)-4-メチル-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル]メチル}-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例44)
一般手順11を用い、試薬として実施例41及び(4-フルオロフェニル)ボロン酸から出発して、実施例44を得た。HRMS C3936Sについての計算値:776.2404;実測値:777.2481 [(M+H)型]。
【0231】
5-アミノ-3-{[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル]メチル}-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例45)
一般手順6を用い、試薬として実施例11及び4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例45を得た。HRMS C3938Sについての計算値:773.2607;実測値:774.2668 [(M+H)型]。
【0232】
5-アミノ-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]-6-フェノキシピリミジン-4(3H)-オン(実施例46)
一般手順6を用い、試薬として実施例20及び4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例46を得た。HRMS C3941Sについての計算値:719.289;実測値:720.2948 [(M+H)型]。
【0233】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン(実施例47)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例47を得た。HRMS C3940FNSについての計算値:737.2795;実測値:738.2863 [(M+H)型]。
【0234】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(1-{(3R,4R)-1-[2-(4-フルオロフェニル)-4-メチル-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン(実施例48)
一般手順11を用い、試薬として実施例29及び(4-フルオロフェニル)ボロン酸から出発して、実施例48を得た。HRMS C3938Sについての計算値:740.2592;実測値:741.2661 [(M+H)型]。
【0235】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(2-メチルチアゾール-5-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例49)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び2-メチルチアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例49を得た。HRMS C3335FNSについての計算値:646.2374;実測値:647.2452 [(M+H)型]。
【0236】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-[(2-ブロモチアゾール-5-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例50)
一般手順9を用い、試薬として実施例21及び2-ブロモ-5-(ブロモメチル)チアゾールから出発して、実施例50を得た。HRMS C3234BrFNSについての計算値:696.153;実測値:697.1602 [(M+H)型]。
【0237】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-{[2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-イル]メチル}-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例51)
一般手順10を用い、試薬として実施例21及び2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルバルデヒドから出発して、実施例51を得た。HRMS C3840FNSについての計算値:709.2847;実測値:710.2918 [(M+H)型]。
【0238】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(1-{(3R,4R)-1-[(2-フルオロフェニル)メチル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン(実施例52)
一般手順10を用い、試薬として実施例21及び2-フルオロベンズアルデヒドから出発して、実施例52を得た。HRMS C3537についての計算値:629.2814;実測値:630.2878 [(M+H)型]。
【0239】
5-アミノ-3-({(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-{[2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-イル]メチル}-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例53)
一般手順10を用い、試薬として実施例11及び2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルバルデヒドから出発して、実施例53を得た。HRMS C3838Sについての計算値:745.2658;実測値:746.2726 [(M+H)型]。
【0240】
5-アミノ-3-{[(4S)-3,3-ジフルオロ-1-{(3R,4R)-1-[(2-フルオロフェニル)メチル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル]メチル}-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例54)
一般手順10を用い、試薬として実施例11及び2-フルオロベンズアルデヒドから出発して、実施例54を得た。HRMS C3535についての計算値:665.2625;実測値:666.2686 [(M+H)型]。
【0241】
5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(3-エトキシベンゾイル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例55)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び3-エトキシ安息香酸から出発して、実施例55を得た。HRMS C3740FNについての計算値:669.2963;実測値:670.3033 [(M+H)型]。
【0242】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[3-(4-メチルピペラジン-1-イル)ベンゾイル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例56)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び3-(4-メチルピペラジン-1-イル)安息香酸から出発して、実施例56を得た。HRMS C4046FNについての計算値:723.3544;実測値:724.3609 [(M+H)型]。
【0243】
6-[(3R,4R)-4-(4-{[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル]メチル}-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-1-カルボニル]キナゾリン-4(3H)-オン(実施例57)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び4-オキソ-3H-キナゾリン-6-カルボン酸から出発して、実施例57を得た。HRMS C3736FNについての計算値:693.2711;実測値:694.2768 [(M+H)型]。
【0244】
5-[(3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボニル]インドリン-2,3-ジオン(実施例58)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び2,3-ジオキソインドリン-5-カルボン酸から出発して、実施例58を得た。HRMS C3735FNについての計算値:694.2551;実測値:695.2622 [(M+H)型]。
【0245】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-[(5-ブロモ-2-チエニル)スルホニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例59)
一般手順9を用い、試薬として実施例21及び5-ブロモチオフェン-2-スルホニルクロリドから出発して、実施例59を得た。HRMS C3233BrFNについての計算値:745.1039;実測値:746.1123 [(M+H)型]。
【0246】
(3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-N,3-ジフェニル-ピペリジン-1-カルボチオアミド(実施例60)
一般手順7を用い、試薬として実施例21及びイソチオシアナトベンゼンから出発して、実施例60を得た。HRMS C3537FNSについての計算値:656.2581;実測値:657.2656 [(M+H)型]。
【0247】
5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(2-ベンジル-4-メチル-1,3-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例61)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び2-ベンジル-4-メチル-チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例61を得た。HRMS C4041FNSについての計算値:736.2843;実測値:737.2903 [(M+H)型]。
【0248】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-3-フェニル-1-[(ピリジン-3-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン(実施例62)
一般手順9を用い、試薬として実施例21及び3-(クロロメチル)ピリジン塩酸塩から出発して、実施例62を得た。HRMS C3437FNについての計算値:612.286;実測値:613.2922 [(M+H)型]。
【0249】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(ピラジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例63)
一般手順9を用い、試薬として実施例21及び2-(クロロメチル)ピラジン塩酸塩から出発して、実施例63を得た。HRMS C3336FNについての計算値:613.2813;実測値:614.2890 [(M+H)型]。
【0250】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(モルホリン-4-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン(実施例64)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び4-メチル-2-モルホリノ-チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例64を得た。HRMS C3742FNSについての計算値:731.2902;実測値:732.2964 [(M+H)型]。
【0251】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(ピロリジン-1-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン(実施例65)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び4-メチル-2-ピロリジン-1-イル-チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例65を得た。HRMS C3742FNSについての計算値:715.2952;実測値:716.3019 [(M+H)型]。
【0252】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(4-メチル-2-フェニル-1,3-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例66)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び4-メチル-2-フェニル-チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例66を得た。HRMS C3939FNSについての計算値:722.2687;実測値:723.2770 [(M+H)型]。
【0253】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロチエノ[3,4-b][1,4]ジオキシン-7-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例67)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び5-ブロモ-2,3-ジヒドロチエノ[3,4-b][1,4]ジオキシン-7-カルボン酸から出発して、実施例67を得た。HRMS C3535BrFNSについての計算値:767.1425;実測値:768.1486 [(M+H)型]。
【0254】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[7-(6-メチルピリジン-3-イル)-2,3-ジヒドロチエノ[3,4-b][1,4]ジオキシン-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン(実施例68)
一般手順11を用い、試薬として実施例67及び(6-メチル-3-ピリジル)ボロン酸から出発して、実施例68を得た。HRMS C4141FNSについての計算値:780.2742;実測値:781.2803 [(M+H)型]。
【0255】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(3-ブロモフェニル)スルホニル-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例69)
一般手順9を用い、試薬として実施例21及び3-ブロモベンゼンスルホニルクロリドから出発して、実施例69を得た。HRMS C3435BrFNSについての計算値:739.1475;実測値:740.1540 [(M+H)型]。
【0256】
エチル 2-[(3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-1-ピペリジル]-2-フェニル-アセタート(実施例70)
一般手順9を用い、試薬として実施例21及びエチル 2-ブロモ-2-フェニル-アセタートから出発して、実施例70を得た。HRMS C3842FNについての計算値:683.3119;実測値:684.3224及び684.3192 [(M+H)型]。
【0257】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(3-フェニルシクロブタンカルボニル)ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン、ジアステレオ異性体1(実施例71)
及び
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(3-フェニルシクロブタンカルボニル)ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン、ジアステレオ異性体2(実施例72)
一般手順6を用い、試薬として実施例11及び3-フェニルシクロブタンカルボン酸から出発し、エナンチオマーをキラルクロマトグラフィーにより分離して、実施例71及び実施例72を与えた。
実施例71:HRMS C3940についての計算値:715.2982;実測値:716.3053 [(M+H)型]。
実施例72:HRMS C3940についての計算値:715.2982;実測値:716.3044 [(M+H)型]。
【0258】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(2-ヒドロキシ-2-メチル-プロピル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例73)
一般手順9を用い、試薬として実施例21及び2,2-ジメチルオキシランから出発して、実施例73を得た。HRMS C3240FNについての計算値:593.3013;実測値:594.3078 [(M+H)型]。
【0259】
2-[(3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-1-ピペリジル]-N-メチル-N-フェニル-アセトアミド(実施例74)
一般手順9を用い、試薬として実施例21及び2-ブロモ-N-メチル-N-フェニル-アセトアミドから出発して、実施例74を得た。HRMS C3741FNについての計算値:668.3123;実測値:669.3199 [(M+H)型]。
【0260】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(2,2-ジフルオロ-2-フェニル-アセチル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例75)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び2,2-ジフルオロ-2-フェニル-酢酸から出発して、実施例75を得た。HRMS C3636についての計算値:675.2668;実測値:676.274 [(M+H)型]。
【0261】
(3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-N,3-ジフェニル-ピペリジン-1-カルボキサミド(実施例76)
一般手順7を用い、試薬として実施例21及びイソシアナトベンゼンから出発して、実施例76を得た。HRMS C3537FNについての計算値:640.2809;実測値:641.2878 [(M+H)型]。
【0262】
(3R,4R)-4-[(4S)-4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-N,3-ジフェニル-ピペリジン-1-カルボキサミド(実施例77)
一般手順7を用い、試薬として実施例11及びイソシアナトベンゼンから出発して、実施例77を得た。HRMS C3535についての計算値:676.2621;実測値:677.269 [(M+H)型]。
【0263】
(3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-N-メチル-N,3-ジフェニル-ピペリジン-1-カルボキサミド(実施例78)
実施例21(150mg、0.2786mmol)、N-メチル-N-フェニル-カルバモイルクロリド(1.3当量、0.373mmol)、N,N-ジエチルエタンアミン(2.0当量、0.5752mmol)をDCM(5mL)に溶解した。混合物を室温にて1時間撹拌し、次にイソプロピルアルコール(5mL)を加え、次に分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、実施例78を与えた。HRMS C3639FNについての計算値:654.2966;実測値:655.3051 [(M+H)型]。
【0264】
(3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-N-ベンジル-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキサミド(実施例79)
一般手順7を用い、試薬として実施例21及びイソシアナトメチルベンゼンから出発して、実施例79を得た。HRMS C3639FNについての計算値:654.2966;実測値:655.3025 [(M+H)型]。
【0265】
(3R,4R)-4-(4-{[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル]メチル}-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボニル)-N-(4-メトキシフェニル)-3-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド(実施例80)
一般手順7を用い、実施例21及び1-イソシアナト-4-メトキシ-ベンゼンから出発して、実施例80を得た。HRMS C3639FNについての計算値:670.2915;実測値:671.299 [(M+H)型]。
【0266】
(3R,4R)-4-(4-{[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル]メチル}-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボニル)-3-フェニル-N-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-1-カルボキサミド(実施例81)
一般手順7を用い、試薬として実施例21及び1-イソシアナト-3-(トリフルオロメチル)ベンゼンから出発して、実施例81を得た。HRMS C3636についての計算値:708.2683;実測値:709.276 [(M+H)型]。
【0267】
(3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-N-(2,4-ジメトキシフェニル)-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキサミド(実施例82)
一般手順7を用い、試薬として実施例21及び1-イソシアナト-2,4-ジメトキシ-ベンゼンから出発して、実施例82を得た。HRMS C3741FNについての計算値:700.3021;実測値:701.3091 [(M+H)型]。
【0268】
(3R,4R)-4-(4-{[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル]メチル}-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボニル)-N-(3-ブロモフェニル)-3-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド(実施例83)
一般手順7を用い、試薬として実施例21及び1-ブロモ-3-イソシアナト-ベンゼンから出発して、実施例83を得た。HRMS C3536BrFNについての計算値:718.1915;実測値:719.1973 [(M+H)型]。
【0269】
(3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-N-(4-フルオロフェニル)-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキサミド(実施例84)
一般手順7を用い、試薬として実施例21及び1-フルオロ-4-イソシアナト-ベンゼンから出発して、実施例84を得た。HRMS C3536についての計算値:658.2715;実測値:659.2782 [(M+H)型]。
【0270】
(3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-N-[3-(6-メチル-3-ピリジル)フェニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキサミド(実施例85)
一般手順11を用い、試薬として実施例83及び(6-メチル-3-ピリジル)ボロン酸から出発して、実施例85を得た。HRMS C4142FNについての計算値:731.3231;実測値:732.3295 [(M+H)型]。
【0271】
(3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-N-チアゾール-2-イル-ピペリジン-1-カルボキサミド(実施例86)
一般手順8を用い、試薬として実施例21及びチアゾール-2-アミンから出発して、実施例86を得た。HRMS C3234FNSについての計算値:647.2326;実測値:648.2396 [(M+H)型]。
【0272】
(3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-N-(1,3-ベンゾチアゾール-2-イル)-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキサミド(実施例87)
一般手順8を用い、試薬として実施例21及び1,3-ベンゾチアゾール-2-アミンから出発して、実施例87を得た。HRMS C3636FNSについての計算値:697.2483;実測値:698.2558 [(M+H)型]。
【0273】
(3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-N-[4-(トリフルオロメチル)チアゾール-2-イル]ピペリジン-1-カルボキサミド(実施例88)
一般手順8を用い、試薬として実施例21及び4-(トリフルオロメチル)チアゾール-2-アミンから出発して、実施例88を得た。HRMS C3333Sについての計算値:715.22;実測値:716.2273 [(M+H)型]。
【0274】
(3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-N-(2-フルオロフェニル)-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキサミド(実施例89)
一般手順7を用い、試薬として実施例21及び1-フルオロ-2-イソシアナト-ベンゼンから出発して、実施例89を得た。HRMS C3536についての計算値:658.2715;実測値:659.2779 [(M+H)型]。
【0275】
(3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-1-カルボキサミド(実施例90)
一般手順8を用い、試薬として実施例21及び2,2,2-トリフルオロエタナミンから出発して、実施例90を得た。HRMS C3134についての計算値:646.2527;実測値:647.2617 [(M+H)型]。
【0276】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(2-メチルピリジン-4-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例91)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び2-メチルピリジン-4-カルボン酸から出発して、実施例91を得た。HRMS C3537FNについての計算値:640.2809;実測値:641.28822 [(M+H)型]。
【0277】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(5-メチルピリジン-3-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例92)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び5-メチルピリジン-3-カルボン酸から出発して、実施例92を得た。HRMS C3537FNについての計算値:640.2809;実測値:641.28802 [(M+H)型]。
【0278】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(6-メチルピリジン-2-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例93)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び6-メチルピリジン-2-カルボン酸から出発して、実施例93を得た。HRMS C3537FNについての計算値:640.2809;実測値:641.2876 [(M+H)型]。
【0279】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(4-メチルピリジン-2-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例94)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び4-メチルピリジン-2-カルボン酸から出発して、実施例94を得た。HRMS C3537FNについての計算値:640.2809;実測値:641.2868 [(M+H)型]。
【0280】
5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(2-ブロモ-1-メチル-1H-イミダゾール-5-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例95)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び2-ブロモ-1-メチル-1H-イミダゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例95を得た。HRMS C3335BrFNについての計算値:707.1867;実測値:708.1924 [(M+H)型]。
【0281】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[1-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1H-イミダゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン(実施例96)
一般手順11を用い、試薬として実施例95及び(6-メチル-3-ピリジル)ボロン酸から出発して、実施例96を得た。HRMS C3941FNについての計算値:720.3184;実測値:721.3253 [(M+H)型]。
【0282】
5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(2,6-ジメチルピリジン-4-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例97)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び2,6-ジメチルピリジン-4-カルボン酸から出発して、実施例97を得た。HRMS C3639FNについての計算値:654.2966;実測値:654.2966 [(M+H)型]。
【0283】
5-アミノ-3-({1-[(3R,4R)-1-(3-ブロモ-5-フルオロベンゾイル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例98)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び3-ブロモ-5-フルオロ-安息香酸から出発して、実施例98を得た。HRMS C3534BrFについての計算値:721.1711;実測値:722.1787 [(M+H)型]。
【0284】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(3-フルオロ-5-ヨード-チオフェン-2-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジン-4-オン(実施例99)
一般手順6を用い、試薬として実施例18及び調製物R6aから出発して、実施例99を得た。HRMS C3432INSについての計算値:825.1105;実測値:826.12 [(M+H)型]。
【0285】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(2-ブロモ-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジン-4-オン(実施例100)
一般手順6を用い、試薬として実施例18及び2-ブロモ-4-メチル-チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例100を得た。HRMS C3434BrFSについての計算値:774.1447;実測値:775.1515 [(M+H)型]。
【0286】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-[3-フルオロ-5-(6-メチル-3-ピリジル)チオフェン-2-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジン-4-オン(実施例101)
一般手順11を用い、試薬として実施例99及び(6-メチル-3-ピリジル)ボロン酸から出発して、実施例101を得た。HRMS C4038Sについての計算値:790.256;実測値:791.2615 [(M+H)型]。
【0287】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-({4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(イソキノリン-5-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例102)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及びイソキノリン-5-カルボン酸から出発して、実施例102を得た。HRMS C3837FNについての計算値:676.2809;実測値:677.28794 [(M+H)型]。
【0288】
5-アミノ-3-({(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-{4-メチル-2-[6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル]-1,3-チアゾール-5-カルボニル}-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例103)
一般手順11を用い、試薬として実施例41及び[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]ボロン酸から出発して、実施例103を得た。HRMS C3935Sについての計算値:827.2325;実測値:828.2406 [(M+H)型]。
【0289】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-1-[(3R,4R)-1-(3-フルオロ-5-ヨード-チオフェン-2-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例104)
一般手順6を用い、試薬として実施例11及び調製物R6aから出発して、実施例104を得た。HRMS C3330INSについての計算値:811.0948;実測値:812.1033 [(M+H)型]。
【0290】
5-アミノ-3-{[(4S)-3,3-ジフルオロ-1-{(3R,4R)-1-[3-フルオロ-5-(6-メチルピリジン-3-イル)チオフェン-2-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル]メチル}-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例105)
一般手順11を用い、試薬として実施例104及び(6-メチル-3-ピリジル)ボロン酸から出発して、実施例105を得た。HRMS C3936Sについての計算値:776.2404;実測値:777.2477 [(M+H)型]。
【0291】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(4-ブロモ-5-クロロ-3-フルオロ-チオフェン-2-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例106)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び調製物R6bから出発して、実施例106を得た。HRMS C3331BrClFSについての計算値:761.0886;実測値:762.09571 [(M+H)型]。
【0292】
5-アミノ-3-[(1-{(3R,4R)-1-[5-クロロ-3-フルオロ-4-(6-メチルピリジン-3-イル)チオフェン-2-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例107)
一般手順11を用い、試薬として実施例106及び(6-メチル-3-ピリジル)ボロン酸から出発して、実施例107を得た。HRMS C3937ClFSについての計算値:774.2203;実測値:775.2268 [(M+H)型]。
【0293】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(3-フェニルオキセタン-3-イル)ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例108)
工程1:tert-ブチル 4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボキシラート
一般手順4を用い、試薬として調製物R4h及びtert-ブチル 1-オキサ-6-アザスピロ[2.5]オクタン-6-カルボキシラートから出発して、tert-ブチル 4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボキシラートを得た。HRMS C2127FNについての計算値:434.1965;実測値:435.2033 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 7.66 (s, 1H), 7.2 (m, 2H), 7.09 (m, 2H), 4.91 (s, 1H), 4.67 (brs., 2H), 3.93 (s, 2H), 3.66/3.05 (brd+br., 4H), 1.44/1.33 (td+brd., 4H), 1.39 (s, 9H).
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 159.1, 158.8, 154.3, 151, 146.8, 139.2, 121.7, 120.2, 116.4, 79, 69.4, 54.4, 39.8, 34.8, 28.6
【0294】
工程2:5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)メチル]ピリミジン-4-オン塩酸塩
一般手順5を用い、tert-ブチル 4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボキシラートから出発して、5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)メチル]ピリミジン-4-オン塩酸塩を得た。HRMS C1619FNについての計算値:334.1441;実測値:335.1508 [(M+H)型]。
1H-NMR (500 MHz, dmso-d6) δ ppm 9.1/8.88 (m+m, 2H), 8.04 (s, 1H), 7.24 (m, 2H), 7.18 (m, 2H), 4.02 (s, 2H), 3.12/2.98 (m+m, 4H), 1.79/1.56 (m+m, 4H)
13C-NMR (125 MHz, dmso-d6) δ ppm 159.2, 153, 145.3, 122.8, 116.6, 53.9, 39.5, 31.4
【0295】
工程3:実施例108
一般手順6を用い、試薬として5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)メチル]ピリミジン-4-オン塩酸塩及び調製物R8aから出発して、実施例108を得た。HRMS C3740FNについての計算値:653.3013;実測値:654.308 [(M+H)型]。
【0296】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[1-[(3R,4R)-1-[3-(2-フルオロフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例109)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4h及び調製物R10bから出発して、実施例109を得た。HRMS C3739についての計算値:671.2919;実測値:672.2981 [(M+H)型]。
【0297】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[1-[(3R,4R)-1-[3-(4-フルオロフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例110)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4h及び調製物R10cから出発して、実施例110を得た。HRMS C3739についての計算値:671.2919:実測値:672.2996 [(M+H)型]。
【0298】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(3-メチルオキセタン-3-イル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例111)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4h及び調製物R10dから出発して、実施例111を得た。HRMS C3238FNについての計算値:591.2857;実測値:592.2925 [(M+H)型]。
【0299】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(3-イソプロピルオキセタン-3-イル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例112)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4h及び調製物R10eから出発して、実施例112を得た。HRMS C3442FNについての計算値:619.317;実測値:620.324 [(M+H)型]。
【0300】
5-アミノ-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(3-メチルオキセタン-3-イル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-フェノキシ-ピリミジン-4-オン(実施例113)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4g及び調製物R10から出発して、実施例113を得た。HRMS C3239についての計算値:573.2951;実測値:574.302 [(M+H)型]。
【0301】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-[3-(2-フルオロフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-フェノキシ-ピリミジン-4-オン(実施例114)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4g及び調製物R10eから出発して、実施例114を得た。HRMS C3740FNについての計算値:653.3013;実測値:654.3089 [(M+H)型]。
【0302】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-[3-(4-フルオロフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-フェノキシ-ピリミジン-4-オン(実施例115)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4g及び調製物R10cから出発して、実施例115を得た。HRMS C3740FNについての計算値:653.3013;実測値:654.3086 [(M+H)型]。
【0303】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-3-フェニル-1-[3-(ピペリジン-3-イル)ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン(実施例116)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び3-(1-tert-ブトキシカルボニル-3-ピペリジル)安息香酸から出発して、tert-ブチル 3-[3-[(3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボニル]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシラートを粗生成物として得、そのまま一般手順5を用いて反応させ、実施例116を与えた。HRMS C4045FNについての計算値:708.3436;実測値:709.35076 [(M+H)型]。
【0304】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[[5-(6-メチル-3-ピリジル)-2-チエニル]スルホニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例117)
一般手順11を用い、試薬として実施例59及び(6-メチル-3-ピリジル)ボロン酸から出発して、実施例117を得た。HRMS C3839FNについての計算値:758.2357;実測値:759.2423 [(M+H)型]。
【0305】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-[[5-(2-チエニル)-2-チエニル]スルホニル]ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例118)
一般手順11を用い、試薬として実施例59及び2-チエニルボロン酸から出発して、実施例118を得た。HRMS C3636FNについての計算値:749.1812;実測値:750.1883 [(M+H)型]。
【0306】
5-アミノ-3-{[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチルピリジン-3-イル)-1,3-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル]メチル}-6-フェノキシピリミジン-4(3H)-オン(実施例119)
一般手順6を用い、試薬として実施例12及び4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例119を得た。HRMS C3939Sについての計算値:755.2701;実測値:756.27677 [(M+H)型]。
【0307】
5-アミノ-3-({(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(5-メチル-1-フェニル-1H-ピラゾール-3-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]ピペリジン-4-イル}メチル)-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例120)
一般手順6を用い、試薬として実施例11及び5-メチル-1-フェニル-ピラゾール-3-カルボン酸から出発して、実施例120を得た。HRMS C3938についての計算値:741.2886;実測値:742.2948 [(M+H)型]。
【0308】
5-アミノ-3-[(1-{(3R,4R)-1-[3-フルオロ-5-(6-メチルピリジン-3-イル)ベンゾイル]-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル}-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4(3H)-オン(実施例121)
一般手順11を用い、試薬として実施例98及び(6-メチル-3-ピリジル)ボロン酸から出発して、実施例121を得た。HRMS C4140についての計算値:734.3028;実測値:735.3104 [(M+H)型]。
【0309】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-1-{(3R,4R)-3-フェニル-1-[5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-カルボニル]ピペリジン-4-カルボニル}ピペリジン-4-イル)メチル]ピリミジン-4(3H)-オン(実施例122)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-カルボン酸から出発して、実施例122を得た。HRMS C3534についての計算値:694.2527;実測値:695.2593 [(M+H)型]。
【0310】
6-[(3R,4R)-4-(4-{[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル]メチル}-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボニル)-3-フェニルピペリジン-1-カルボニル]-3-メチルキナゾリン-4(3H)-オン(実施例123)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び3-メチル-4-オキソ-キナゾリン-6-カルボン酸から出発して、実施例123を得た。HRMS C3838FNについての計算値:707.2867;実測値:708.2929 [(M+H)型]。
【0311】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-[3-フルオロ-5-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]チオフェン-2-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジン-4-オン(実施例124)
一般手順11を用い、試薬として実施例99及び[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]ボロン酸から出発して、実施例124を得た。HRMS C4035Sについての計算値:844.2278;実測値:845.2348 [(M+H)型]。
【0312】
5-アミノ-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジン-4-オン(実施例125)
一般手順11を用い、試薬として実施例100及び[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]ボロン酸から出発して、実施例125を得た。HRMS C4037Sについての計算値:841.2481;実測値:842.255 [(M+H)型]。
【0313】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-[2-[6-(ジメチルアミノ)-3-ピリジル]-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジン-4-オン(実施例126)
一般手順11を用い、試薬として実施例100及び[6-(ジメチルアミノ)-3-ピリジル]ボロン酸から出発して、実施例126を得た。HRMS C4143Sについての計算値:816.3029;実測値:817.3114 [(M+H)型]。
【0314】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(3-クロロ-1-メチル-インドール-2-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例127)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び3-クロロ-1-メチル-インドール-2-カルボン酸から出発して、実施例127を得た。HRMS C3838ClFNについての計算値:712.2576;実測値:713.2653 [(M+H)型]。
【0315】
(3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-N-[2-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-1-カルボキサミド(実施例128)
一般手順8を用い、試薬として実施例21及び2-(トリフルオロメチル)アニリンから出発して、実施例128を得た。HRMS C3636についての計算値:708.2683;実測値:709.2756 [(M+H)+型]。
【0316】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(3,5-ジフルオロベンゾイル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例129)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び3,5-ジフルオロ安息香酸から出発して、実施例129を得た。HRMS C3534についての計算値:661.2512;実測値:662.2579 [(M+H)型]。
【0317】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(3,5-ジクロロベンゾイル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例130)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び3,5-ジクロロ安息香酸から出発して、実施例130を得た。HRMS C3534ClFNについての計算値:693.1921;実測値:694.1991 [(M+H)型]。
【0318】
5-アミノ-6-[4-(アミノメチル)フェノキシ]-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例131)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4j及び調製物R5aから出発して、tert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-シアノフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラートを得た。
【0319】
一般手順5を用い、tert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-シアノフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラートから出発し、粗生成物を分取LC(C-18 Luna 10μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルを与えた。
【0320】
一般手順6を用い、試薬として4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリル及び4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボン酸から出発して、4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルを得た。
【0321】
一般手順2を用い、4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルから出発して、実施例131を得た。HRMS C4044Sについての計算値:748.3156;実測値:749.32279 [(M+H)型]。
【0322】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(1-フェニルシクロプロパンカルボニル)ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例132)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び1-フェニルシクロプロパンカルボン酸から出発して、実施例132を得た。HRMS C3840FNについての計算値:665.3013;実測値:666.3087 [(M+H)型]。
【0323】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(5-クロロピリジン-3-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例133)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び5-クロロピリジン-3-カルボン酸から出発して、実施例133を得た。HRMS C3434ClFNについての計算値:660.2263;実測値:661.23313 [(M+H)型]。
【0324】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[1-[(3R,4R)-1-(5-フルオロピリジン-3-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例134)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び5-フルオロピリジン-3-カルボン酸から出発して、実施例134を得た。HRMS C3434についての計算値:644.2559;実測値:645.26271 [(M+H)型]。
【0325】
tert-ブチル (3R,4R)-4-[(4S)-4-[[5-アミノ-6-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェノキシ)ピリミジン-4-イル]オキシメチル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート(実施例135)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4d及び調製物R5bから出発し、エナンチオマーをキラルクロマトグラフィーにより分離して、実施例135を与えた。HRMS C3440についての計算値:687.288;実測値:710.2764 [(M+Na)型]。
【0326】
[(4S)-4-[[5-アミノ-6-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェノキシ)ピリミジン-4-イル]オキシメチル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-[(3R,4R)-3-フェニル-4-ピペリジル]メタノン塩酸塩(実施例136)
一般手順5を用い、試薬として実施例135から出発して実施例136を得た。HRMS C2932についての計算値:587.2355;実測値:588.2426 [(M+H)型]。
【0327】
tert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-6-オキソ-4-(3-ピリジルオキシ)ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート(実施例137)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4k及び調製物R5aから出発して、実施例137を得た。HRMS C3240についての計算値:604.3009;実測値:605.3079 [(M+H)型]。
【0328】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[3-(o-トリル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例138)
一般手順6を用い、試薬として5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)メチル]ピリミジン-4-オン塩酸塩及び調製物R8fから出発して、実施例138を得た。HRMS C3842FNについての計算値:667.317;実測値:668.3237 [(M+H)型]。
【0329】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[3-(2-メトキシフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例139)
一般手順6を用い、試薬として5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)メチル]ピリミジン-4-オン塩酸塩及び調製物R8gから出発して、実施例139を得た。HRMS C3842FNについての計算値:683.3119;実測値:684.3175 [(M+H)型]。
【0330】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-[3-(2-クロロフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例140)
一般手順6を用い、試薬として5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)メチル]ピリミジン-4-オン塩酸塩及び調製物R8nから出発して、実施例140を得た。HRMS C3739ClFNについての計算値:687.2624;実測値:688.2687 [(M+H)型]。
【0331】
tert-ブチル (3R,4R)-4-[(4S)-4-[[5-アミノ-6-オキソ-4-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジン-1-イル]メチル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート(実施例141)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4e及び調製物R5bから出発し、エナンチオマーをキラルクロマトグラフィーにより分離して、実施例141を与えた。HRMS C3438についての計算値:707.2742;実測値:730.2632 [(M+Na)型]。
【0332】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジン-4-オン、塩酸塩(実施例142)
一般手順5を用い、試薬として実施例141から出発して、実施例142を得た。HRMS C2930についての計算値:607.2218;実測値:608.2283 [(M+H)型]。
【0333】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(2-メチルピリミジン-4-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジン-4-オン(実施例143)
一般手順9を用い、試薬として実施例142及び4-(クロロメチル)-2-メチル-ピリミジンから出発して、実施例143を得た。HRMS C3536についての計算値:713.2749;実測値:714.2814 [(M+H)型]。
【0334】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(5-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジン-4-オン(実施例144)
一般手順9を用い、試薬として実施例142及び2-(クロロメチル)-5-メチル-ピラジン塩酸塩から出発して、実施例144を得た。HRMS C3536についての計算値:713.2749;実測値:714.2813 [(M+H)型]。
【0335】
tert-ブチル (3R,4R)-4-[(4S)-4-[[5-アミノ-4-(4-クロロ-3-フルオロ-フェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート(実施例145)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4c及び調製物R5bから出発し、エナンチオマーをキラルクロマトグラフィーにより分離して、実施例145を得た。HRMS C3337ClFについての計算値:691.2385;実測値:714.2275 [(M+Na)型]。
【0336】
5-アミノ-6-(4-クロロ-3-フルオロ-フェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン、塩酸塩(実施例146)
一般手順5を用い、試薬として実施例145から出発して、実施例146を得た。HRMS C2829ClFについての計算値:591.186;実測値:592.1923 [(M+H)型]。
【0337】
5-アミノ-6-(4-クロロ-3-フルオロ-フェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(2-メチルピリミジン-4-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例147)
一般手順9を用い、試薬として実施例146及び4-(クロロメチル)-2-メチル-ピリミジンから出発して、実施例147を得た。HRMS C3435ClFについての計算値:697.2391;実測値:698.2453 [(M+H)型]。
【0338】
5-アミノ-6-(4-クロロ-3-フルオロ-フェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(5-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例148)
一般手順9を用い、試薬として実施例146及び2-(クロロメチル)-5-メチル-ピラジン塩酸塩から出発して、実施例148を得た。HRMS C3435ClFについての計算値:697.2391;実測値:698.2447 [(M+H)型]。
【0339】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(2-メチルピリミジン-4-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例149)
一般手順9を用い、試薬として実施例136及び4-(クロロメチル)-2-メチル-ピリミジンから出発して、実施例149を得た。HRMS C3538についての計算値:693.2886;実測値:694.2959 [(M+H)型]。
【0340】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(2-チエニル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例150)
一般手順11を用い、試薬として実施例29及び2-チエニルボロン酸から出発して、実施例150を得た。HRMS C3737FNについての計算値:728.2251;実測値:729.2313 [(M+H)型]。
【0341】
5-アミノ-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(3-ピリジルオキシ)ピリミジン-4-オン、塩酸塩(実施例151)
一般手順5を用い、試薬として実施例137から出発して、実施例151を得た。HRMS C2732についての計算値:504.2485;実測値:505.2555 [(M+H)型]。
【0342】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-[3-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]オキセタン-3-イル]ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例152)
一般手順6を用い、試薬として5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)メチル]ピリミジン-4-オン塩酸塩及び調製物R8hから出発して、実施例152を得た。HRMS C3839についての計算値:721.2888;実測値:722.2945 [(M+H)型]。
【0343】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[1-[(3R,4R)-1-[3-(3-フルオロフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例153)
一般手順6を用い、試薬として5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)メチル]ピリミジン-4-オン塩酸塩及び調製物R8iから出発して、実施例153を得た。HRMS C3739についての計算値:671.2919;実測値:672.2976 [(M+H)型]。
【0344】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(5-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例154)
一般手順9を用い、試薬として実施例136及び2-(クロロメチル)-5-メチル-ピラジン塩酸塩から出発して、実施例154を得た。HRMS C3538についての計算値:693.2886;実測値:694.2949 [(M+H)型]。
【0345】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-[3-(p-トリル)オキセタン-3-イル]ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例155)
一般手順6を用い、試薬として5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)メチル]ピリミジン-4-オン塩酸塩及び調製物R8lから出発して、実施例155を得た。HRMS C3842FNについての計算値:667.317;実測値:668.3237 [(M+H)型]。
【0346】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[3-(4-メトキシフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例156)
一般手順6を用い、試薬として5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)メチル]ピリミジン-4-オン塩酸塩及び調製物R8mから出発して、実施例156を得た。HRMS C3842FNについての計算値:683.3119;実測値:684.3186 [(M+H)型]。
【0347】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(5-メチルピリジン-3-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例157)
一般手順6を用い、試薬として実施例11及び5-メチルピリジン-3-カルボン酸から出発して、実施例157を得た。HRMS C3535についての計算値:676.2621;実測値:677.2682 [(M+H)型]。
【0348】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(2-シクロヘキシル-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例158)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び2-シクロヘキシル-4-メチル-チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例158を得た。HRMS C3945FNSについての計算値:728.3156;実測値:729.3221 [(M+H)型]。
【0349】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[3-(6-メチル-3-ピリジル)フェニル]スルホニル-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例159)
一般手順11を用い、試薬として実施例69及び(6-メチル-3-ピリジル)ボロン酸から出発して、実施例159を得た。HRMS C4041FNSについての計算値:752.2792;実測値:753.2871 [(M+H)型]。
【0350】
5-アミノ-3-[[(4S)-1-[(3R,4R)-1-[(2-クロロピリミジン-4-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例160)
一般手順9を用い、試薬として実施例11及び2-クロロ-4-(クロロメチル)ピリミジンから出発して、実施例160を得た。HRMS C3333ClFについての計算値:683.2234;実測値:684.2304 [(M+H)型]。
【0351】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(2-シクロペンチル-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例161)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び2-シクロペンチル-4-メチル-チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例161を得た。HRMS C3843FNSについての計算値:714.3;実測値:715.3061 [(M+H)型]。
【0352】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(3-クロロ-5-メチル-ベンゾイル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例162)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び3-クロロ-5-メチル-安息香酸から出発して、実施例162を得た。HRMS C3637ClFNについての計算値:673.2467;実測値:674.2543 [(M+H)型]。
【0353】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(5-ピロール-1-イルピリジン-3-カルボニル)ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例163)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び5-ピロール-1-イルピリジン-3-カルボン酸から出発して、実施例163を得た。HRMS C3838FNについての計算値:691.2919;実測値:692.3003 [(M+H)型]。
【0354】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[[6-(6-メチル-3-ピリジル)ピリミジン-4-イル]メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例164)
一般手順9を用い、実施例11及び4-クロロ-6-(クロロメチル)ピリミジンから出発して、5-アミノ-3-[[(4S)-1-[(3R,4R)-1-[(6-クロロピリミジン-4-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オンを、粗生成物として得、一般手順11を用い、そのまま(6-メチル-3-ピリジル)ボロン酸と反応させて、実施例164を与えた。HRMS C3939についての計算値:740.3046;実測値:741.3119 [(M+H)型]。
【0355】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-(2-シクロブチル-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例165)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び2-シクロブチル-4-メチル-チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例165を得た。HRMS C3741FNSについての計算値:700.2843;実測値:701.2913 [(M+H)型]。
【0356】
tert-ブチル (3R,4R)-4-[(4S)-4-[[5-アミノ-4-(4-クロロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート(実施例166)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4a及び調製物R5bから出発し、エナンチオマーをキラルクロマトグラフィーにより分離して、実施例166を与えた。HRMS C3338ClFについての計算値:673.2479;実測値:696.2384 [(M+Na)型]。
【0357】
5-アミノ-6-(4-クロロフェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例167)
一般手順5を用い、試薬として実施例166から出発し、粗生成物を分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製し、溶媒を蒸発させて、実施例167を与えた。HRMS C2830ClFについての計算値:573.1954;実測値:574.2028 [(M+H)型]。
【0358】
5-アミノ-6-(4-クロロフェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(2-メチルピリミジン-4-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例168)
一般手順9を用い、試薬として実施例167及び4-(クロロメチル)-2-メチル-ピリミジンから出発して、実施例168を得た。HRMS C3436ClFについての計算値:679.2485;実測値:680.2556 [(M+H)型]。
【0359】
5-アミノ-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(3-ピリジルオキシ)ピリミジン-4-オン(実施例169)
一般手順6を用い、試薬として実施例151及び4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例169を得た。HRMS C3840Sについての計算値:720.2842;実測値:721.2914 [(M+H)型]。
【0360】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-[3-(3-ブロモフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例170)
一般手順6を用い、試薬として5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)メチル]ピリミジン-4-オン塩酸塩及び調製物R8jから出発して、実施例170を得た。HRMS C3739BrFNについての計算値:731.2119;実測値:732.2182 [(M+H)型]。
【0361】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-[3-(3-クロロフェニル)オキセタン-3-イル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例171)
一般手順6を用い、試薬として5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)メチル]ピリミジン-4-オン塩酸塩及び調製物R8kから出発して、実施例171を得た。HRMS C3739ClFNについての計算値:687.2624;実測値:688.2697 [(M+H)型]。
【0362】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(3-ピペリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例172)
一般手順6を用い、実施例21及び2-(1-tert-ブトキシカルボニル-3-ピペリジル)-4-メチル-チアゾール-5-カルボン酸から出発して、tert-ブチル 3-[5-[(3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボニル]-4-メチル-チアゾール-2-イル]ピペリジン-1-カルボキシラートを粗生成物として得、そのまま一般手順5を用いて反応させて、実施例172を与えた。HRMS C3844FNSについての計算値:729.3109;実測値:730.3178 [(M+H)型]。
【0363】
tert-ブチル (3R,4R)-4-[(4S)-4-[[5-アミノ-4-(3-クロロ-5-メトキシ-フェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート(実施例173)
一般手順4を用い、試薬として調製物4b及び調製物5bから出発し、エナンチオマーをキラルクロマトグラフィーにより分離して、実施例173を与えた。HRMS C3440ClFについての計算値:703.2584;実測値:604.2122 [(M+H-C-CO型]。
【0364】
5-アミノ-6-(3-クロロ-5-メトキシ-フェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン塩酸塩(実施例174)
一般手順5を用い、試薬として実施例173から出発して、実施例174を得た。HRMS C2932ClFについての計算値:603.206;実測値:604.213 [(M+H)型]。
【0365】
5-アミノ-6-(3-クロロ-5-メトキシ-フェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(2-メチルピリミジン-4-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例175)
一般手順9を用い、試薬として実施例174及び4-(クロロメチル)-2-メチル-ピリミジンから出発して、実施例175を得た。HRMS C3538ClFについての計算値:709.2591;実測値:710.2668 [(M+H)型]。
【0366】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[[2-(6-メチル-3-ピリジル)ピリミジン-4-イル]メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例176)
一般手順11を用い、試薬として実施例160及び(6-メチル-3-ピリジル)ボロン酸から出発して、実施例176を得た。HRMS C3939についての計算値:740.3046;実測値:741.3102 [(M+H)型]。
【0367】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-[(2-フェニルピリミジン-4-イル)メチル]ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例177)
一般手順11を用い、試薬として実施例160及びフェニルボロン酸から出発して、実施例177を得た。HRMS C3938についての計算値:725.2938;実測値:726.3025 [(M+H)型]。
【0368】
5-アミノ-6-(3-クロロ-5-メトキシ-フェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(5-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例178)
一般手順9を用い、試薬として実施例174及び2-(クロロメチル)-5-メチル-ピラジン塩酸塩から出発して、実施例178を得た。HRMS C3538ClFについての計算値:709.2591;実測値:710.2653 [(M+H)型]。
【0369】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例179)
一般手順6を用い、試薬として実施例136及び4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例179を得た。HRMS C4040Sについての計算値:803.2713;実測値:804.2772 [(M+H)型]。
【0370】
tert-ブチル (3R,4R)-4-[(4S)-4-[[5-アミノ-4-(4-クロロ-3-メトキシ-フェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシレート(実施例180)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4m及び調製物5bから出発し、エナンチオマーをキラルクロマトグラフィーにより分離して、実施例180を与えた。HRMS C3440ClFについての計算値:703.2584;実測値:726.2469 [(M+Na)型]。
【0371】
5-アミノ-6-(4-クロロ-3-メトキシ-フェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン塩酸塩(実施例181)
一般手順5を用い、試薬として実施例180から出発して、実施例181を得た。HRMS C2932ClFについての計算値:603.206;実測値:604.2127 [(M+H)型]。
【0372】
5-アミノ-6-(4-クロロ-3-メトキシ-フェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(2-メチルピリミジン-4-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例182)
一般手順9を用い、試薬として実施例181及び4-(クロロメチル)-2-メチル-ピリミジンから出発して、実施例182を得た。HRMS C3538ClFについての計算値:709.2591;実測値:710.2659 [(M+H)型]。
【0373】
5-アミノ-6-(4-クロロ-3-メトキシ-フェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(5-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例183)
一般手順9を用い、試薬として実施例181及び2-(クロロメチル)-5-メチル-ピラジン塩酸塩から出発して、実施例183を得た。HRMS C3538ClFについての計算値:709.2591;実測値:710.2656 [(M+H)型]。
【0374】
5-アミノ-6-(4-クロロ-3-メトキシ-フェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例184)
一般手順6を用い、試薬として実施例181及び4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例184を得た。HRMS C4040ClFSについての計算値:819.2418;実測値:820.2483 [(M+H)型]。
【0375】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-[6-メチル-5-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例185)
一般手順11を用い、試薬として実施例41及び2-メチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3-(トリフルオロメチル)ピリジンから出発して、実施例185を得た。HRMS C4037Sについての計算値:841.2481;実測値:842.2549 [(M+H)型]。
【0376】
tert-ブチル (3R,4R)-4-[(4S)-4-[[5-アミノ-4-(4-シクロプロピル-3-メトキシ-フェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート(実施例186)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4n及び調製物R5bから出発し、エナンチオマーをキラルクロマトグラフィーにより分離して、実施例186を与えた。HRMS C3745についての計算値:709.3287;実測値:732.3172[(M+Na)型]。
【0377】
5-アミノ-6-(4-シクロプロピル-3-メトキシ-フェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン塩酸塩(実施例187)
一般手順5を用い、試薬として実施例186から出発して、実施例187を得た。HRMS C3237についての計算値:609.2763;実測値:610.2834 [(M+H)型]。
【0378】
5-アミノ-6-(4-シクロプロピル-3-メトキシ-フェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(2-メチルピリミジン-4-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例188)
一般手順9を用い、試薬として実施例187及び4-(クロロメチル)-2-メチル-ピリミジンから出発して、実施例188を得た。HRMS C3843についての計算値:715.3293;実測値:716.3353 [(M+H)型]。
【0379】
5-アミノ-3-[[1-[(3R,4R)-1-[2-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例189)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び2-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-4-メチル-チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例189を得た。HRMS C3739Sについての計算値:736.2655;実測値:737.2724 [(M+H)型]。
【0380】
5-アミノ-3-[[(4S)-1-[(3R,4R)-1-[2-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例190)
一般手順6を用い、試薬として実施例11及び2-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-4-メチル-チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例190を得た。HRMS C3737Sについての計算値:772.2466;実測値:773.2533 [(M+H)型]。
【0381】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(4-メチル-2-テトラヒドロピラン-4-イル-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例191)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び4-メチル-2-テトラヒドロピラン-4-イル-チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例191を得た。HRMS C3843FNSについての計算値:730.2949;実測値:731.3013 [(M+H)型]。
【0382】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(4-メチル-2-テトラヒドロピラン-4-イル-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例192)
一般手順6を用い、試薬として実施例11及び4-メチル-2-テトラヒドロピラン-4-イル-チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例192を得た。HRMS C3841Sについての計算値:766.2761;実測値:767.2827 [(M+H)型]。
【0383】
tert-ブチル (3R,4R)-4-[(3SR,4RS)-4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート
及び
tert-ブチル (3R,4R)-4-[(3RS,4SR)-4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート(実施例193)
一般手順6を用い、試薬として調製物R11b及び(3R,4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボン酸から出発して、実施例193を得た。HRMS C3339についての計算値:639.2869;実測値:540.2411 及び 540.2424 [(M+H-C-CO型]。
【0384】
tert-ブチル (3R,4R)-4-[(3SR,4SR)-4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート
及び
tert-ブチル (3R,4R)-4-[(3RS,4RS)-4-[[5-アミノ-4-(4-フルオロフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート(実施例194)
一般手順6を用い、試薬として調製物R11a及び(3R,4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-3-フェニルピペリジン-4-カルボン酸から出発して、実施例194を得た。HRMS C3339についての計算値:639.2869;実測値:540.2403 及び 540.2401 [(M+H-C-CO型]。
【0385】
5-アミノ-3-[[(3SR,4RS)-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン塩酸塩
及び
5-アミノ-3-[[(3RS,4SR)-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン塩酸塩(実施例195)
一般手順5を用い、試薬として実施例193から出発して、実施例195を得た。HRMS C2831についての計算値:539.2344;実測値:540.2407 及び 540.2410 [(M+H)型]。
【0386】
5-アミノ-3-[[(3SR,4SR)-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン塩酸塩
及び
5-アミノ-3-[[(3RS,4RS)-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン塩酸塩(実施例196)
一般手順5を用い、試薬として実施例194から出発して、実施例196を得た。HRMS C2831についての計算値:539.2344;実測値:540.2399 及び 540.2398 [(M+H)型]。
【0387】
5-アミノ-3-[[(3SR、4RS)-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン
及び
5-アミノ-3-[[(3RS、4SR)-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例197)
一般手順6を用い、試薬として実施例195及び4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例197を得た。HRMS C3939Sについての計算値:755.2701;実測値:756.2764 及び 756.2767 [(M+H)型]。
【0388】
5-アミノ-3-[[(3SR、4SR)-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン
及び
5-アミノ-3-[[(3RS、4RS)-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例198)
一般手順6を用い、試薬として実施例196及び4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボン酸から出発して、実施例198を得た。HRMS C3939Sについての計算値:755.2701;実測値:756.2769 及び 756.2759 [(M+H)型]。
【0389】
5-アミノ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(1-メチル-3-ピペリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例199)
一般手順6を用い、試薬として実施例21及び4-メチル-2-(1-メチル-3-ピペリジル)チアゾール-5-カルボン酸塩酸塩から出発して、実施例199を得た。HRMS C3946FNSについての計算値:743.3265;実測値:744.3326 [(M+H)型]。
【0390】
5-アミノ-6-[4-(ヒドロキシメチル)フェノキシ]-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(2-メチルピリミジン-4-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例200)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4l及び調製物R5aから出発して、tert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-ホルミルフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラートを、粗生成物として得た。
【0391】
一般手順5を用い、tert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-ホルミルフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラートを反応させて、4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンズアルデヒド塩酸塩を与え、これを、一般手順9を用いて2-(クロロメチル)-4-メチル-ピリミジンと反応させて、4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(2-メチルピリミジン-4-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンズアルデヒドを与えた。
4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(2-メチルピリミジン-4-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンズアルデヒド(24mg、0.037mmol)及び水素化ホウ素ナトリウム(1.4mg、1当量)を、メタノール(3mL)に室温で20時間かけて溶解した。残留物を、分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)に直接注入し、蒸発させて、実施例200を与えた。HRMS C3541についての計算値:639.3169;実測値:640.3221 [(M+H)型]。
【0392】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(5-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例201)
一般手順9を用い、試薬として実施例11及び2-(クロロメチル)-5-メチル-ピラジン塩酸塩から出発して、実施例201を得た。HRMS C3436についての計算値:663.2781;実測値:664.2846 [(M+H)型]。
【0393】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(ピラジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例202)
一般手順9を用い、試薬として実施例11及び2-(クロロメチル)ピラジン塩酸塩から出発して、実施例202を得た。HRMS C3334についての計算値:649.2625;実測値:650.2687 [(M+H)型]。
【0394】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(ピリダジン-3-イルメチル)ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例203)
一般手順9を用い、試薬として実施例11及び3-(ブロモメチル)ピリダジン臭化水素酸塩から出発して、実施例203を得た。HRMS C3334についての計算値:649.2625;実測値:650.2687 [(M+H)型]。
【0395】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(ピリミジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例204)
一般手順9を用い、試薬として実施例11及び2-(クロロメチル)ピリミジン塩酸塩から出発して、実施例204を得た。HRMS C3334についての計算値:649.2625;実測値:650.2706 [(M+H)型]。
【0396】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(4-メチルピリミジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例205)
一般手順9を用い、試薬として実施例11及び2-(クロロメチル)-4-メチル-ピリミジンから出発して、実施例205を得た。HRMS C3436についての計算値:663.2781;実測値:664.2844 [(M+H)型]。
【0397】
5-アミノ-3-[[(4S)-1-[(3R,4R)-1-[(4,6-ジメチルピリミジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例206)
一般手順9を用い、試薬として実施例11及び2-(クロロメチル)-4,6-ジメチル-ピリミジンから出発して、実施例206を得た。HRMS C3538についての計算値:677.2938;実測値:678.302 [(M+H)型]。
【0398】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(6-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例207)
一般手順9を用い、試薬として実施例11及び2-(クロロメチル)-6-メチル-ピラジン塩酸塩から出発して、実施例207を得た。HRMS C3436についての計算値:663.2781;実測値:664.2874 [(M+H)型]。
【0399】
tert-ブチル (3R,4R)-4-[(4S)-4-[[5-アミノ-4-(4-シアノフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラート(実施例208)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4j及び調製物R5bから出発し、エナンチオマーをキラルクロマトグラフィーにより分離して、実施例208を与えた。HRMS C3438についての計算値:664.2821;実測値:687.2704 [(M+Na)型]。
【0400】
4-[5-アミノ-1-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリル塩酸塩(実施例209)
一般手順5を用い、試薬として実施例208から出発して、実施例209を得た。HRMS C2930についての計算値:564.2297;実測値:565.2355 [(M+H)型]。
【0401】
5-アミノ-6-[4-(アミノメチル)フェノキシ]-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例210)
一般手順6を用い、試薬として実施例209及び4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボン酸から出発して、4-[5-アミノ-1-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルを粗生成物として得、そのまま一般手順2を用いて反応させて、実施例210を与えた。HRMS C4042Sについての計算値:784.2967;実測値:785.3033 [(M+H)型]。
【0402】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(3-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例211)
一般手順9を用い、試薬として実施例11及び2-(クロロメチル)-3-メチル-ピラジン塩酸塩から出発して、実施例211を得た。HRMS C3436についての計算値:663.2781;実測値:664.2847 [(M+H)型]。
【0403】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(ピリミジン-4-イルメチル)ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例212)
一般手順9を用い、試薬として実施例11及び4-(クロロメチル)ピリミジンから出発して、実施例212を得た。HRMS C3334についての計算値:649.2625;実測値:650.2672 [(M+H)型]。
【0404】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(ピラジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例213)
一般手順9を用い、試薬として実施例136及び2-(クロロメチル)ピラジン塩酸塩から出発して、実施例213を得た。HRMS C3436についての計算値:679.273;実測値:680.2784 [(M+H)型]。
【0405】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(ピリダジン-3-イルメチル)ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例214)
一般手順9を用い、試薬として実施例136及び3-(ブロモメチル)ピリダジン臭化水素酸塩から出発して、実施例214を得た。HRMS C3436についての計算値:679.273;実測値:680.2781 [(M+H)型]。
【0406】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(ピリミジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例215)
一般手順9を用い、試薬として実施例136及び2-(クロロメチル)ピリミジン塩酸塩から出発して、実施例215を得た。HRMS C3436についての計算値:679.273;実測値:680.2786 [(M+H)型]。
【0407】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(4-メチルピリミジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例216)
一般手順9を用い、試薬として実施例136及び2-(クロロメチル)-4-メチル-ピリミジンから出発して、実施例216を得た。HRMS C3538についての計算値:693.2886;実測値:694.2953 [(M+H)型]。
【0408】
5-アミノ-3-[[(4S)-1-[(3R,4R)-1-[(4,6-ジメチルピリミジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例217)
一般手順9を用い、試薬として実施例136及び2-(クロロメチル)-4,6-ジメチル-ピリミジンから出発して、実施例217を得た。HRMS C3640についての計算値:707.3043;実測値:708.3094 [(M+H)型]。
【0409】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(6-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例218)
一般手順9を用い、試薬として実施例136及び2-(クロロメチル)-6-メチル-ピラジン塩酸塩から出発して、実施例218を得た。HRMS C3538についての計算値:693.2886;実測値:694.2942 [(M+H)型]。
【0410】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(3-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例219)
一般手順9を用い、試薬として実施例136及び2-(クロロメチル)-3-メチル-ピラジン;塩酸塩から出発して、実施例219を得た。HRMS C3538についての計算値:693.2886;実測値:694.2938 [(M+H)型]。
【0411】
5-アミノ-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(ピリミジン-4-イルメチル)ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-(4-フルオロ-3-メトキシ-フェノキシ)ピリミジン-4-オン(実施例220)
一般手順9を用い、試薬として実施例136及び4-(クロロメチル)ピリミジンから出発して、実施例220を得た。HRMS C3436についての計算値:679.273;実測値:680.2795 [(M+H)型]。
【0412】
5-アミノ-6-(4-クロロフェノキシ)-3-[[(4S)-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[(5-メチルピラジン-2-イル)メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例221)
一般手順9を用い、試薬として実施例167及び2-(クロロメチル)-5-メチル-ピラジン塩酸塩から出発して、実施例221を得た。HRMS C3436ClFについての計算値:679.2485;実測値:680.2539 [(M+H)型]。
【0413】
5-アミノ-6-[4-(アミノメチル)フェノキシ]-3-[[(4S)-1-[(3R,4R)-1-(3,5-ジクロロベンゾイル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例222)
一般手順6を用い、試薬として実施例209及び3,5-ジクロロ安息香酸から出発して、4-[5-アミノ-1-[[(4S)-1-[(3R,4R)-1-(3,5-ジクロロベンゾイル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-3,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルを粗生成物として得、そのまま一般手順2を用いて反応させて、実施例222を与えた。HRMS C3636Clについての計算値:740.2092;実測値:741.2176 [(M+H)型]。
【0414】
tert-ブチル N-[[4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシフェニル]メチル]カルバマート(実施例223)
実施例210(1.0当量)、tert-ブトキシカルボニル tert-ブチルカルボナート(3.8当量)、及び炭酸水素ナトリウム(5.0当量)を、THF及び水(1:1)に溶解した。反応混合物を完結まで室温にて撹拌した。反応混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機相をMgSOで乾燥させ、溶媒を蒸発させた。粗生成物を、分取LC(C-18 Gemini-NX 5μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製した。溶媒を、減圧下で蒸発させて、実施例223を与えた。HRMS C4552Sについての計算値:848.368;実測値:849.3732 [(M+H)型]。
【0415】
5-アミノ-6-[4-(アミノメチル)フェノキシ]-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[[2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-イル]メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例224)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4j及び調製物R5aから出発して、tert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-シアノフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラートを得た。
【0416】
一般手順5を用い、試薬としてtert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-シアノフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラートから出発して、粗生成物を分取LC(C-18 Luna 10μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルを与えた。
【0417】
一般手順9を用い、試薬として4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリル及び5-[5-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-イル]-2-メチルピリジンから出発して、4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[[2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-イル]メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルを得た。
【0418】
一般手順2を用い、試薬として4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[[2-(6-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-イル]メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルから出発して、実施例224を得た。HRMS C3944Sについての計算値:720.3206;実測値:721.3275 [(M+H)型]。
【0419】
5-アミノ-6-[4-(アミノメチル)フェノキシ]-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニル-1-(ピリジン-3-カルボニル)ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例225)
及び
5-アミノ-6-[4-(アミノメチル)フェノキシ]-3-[[1-[(3R,4R)-1-(5-クロロピリジン-3-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例226)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4j及び調製物R5aから出発して、tert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-シアノフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラートを得た。
【0420】
一般手順5を用い、試薬としてtert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-シアノフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラートから出発して、粗生成物を分取LC(C-18 Luna 10μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルを与えた。
【0421】
一般手順6を用い、試薬として4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリル及び5-クロロピリジン-3-カルボン酸から出発して、4-[5-アミノ-1-[[1-[(3R,4R)-1-(5-クロロピリジン-3-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルを得た。
【0422】
一般手順2を用い、試薬として4-[5-アミノ-1-[[1-[(3R,4R)-1-(5-クロロピリジン-3-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルから出発して、実施例225及び実施例226を得た。
実施例225:HRMS C3539についての計算値:637.3013;実測値:638.3085 [(M+H)型]。
実施例226:HRMS C3538ClNについての計算値:671.2623;実測値:672.2701 [(M+H)型]。
【0423】
5-アミノ-6-[4-(アミノメチル)フェノキシ]-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例227)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4j及び調製物R5aから出発して、tert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-シアノフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラートを得た。
【0424】
一般手順5を用い、試薬としてtert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-シアノフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラートから出発して、粗生成物を分取LC(C-18 Luna 10μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルを与えた。
【0425】
一般手順6を用い、試薬として4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリル及び2-ブロモ-4-メチル-チアゾール-5-カルボン酸から出発して、4-[5-アミノ-1-[[1-[(3R,4R)-1-(2-ブロモ-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルを得た。
【0426】
一般手順11を用い、試薬として4-[5-アミノ-1-[[1-[(3R,4R)-1-(2-ブロモ-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリル及び[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]ボロン酸から出発して、4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルを得た。
【0427】
一般手順2を用い、試薬として4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[4-メチル-2-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルから出発して、実施例227を得た。HRMS C4041Sについての計算値:802.2873;実測値:803.2939 [(M+H)型]。
【0428】
5-アミノ-6-[4-(アミノメチル)フェノキシ]-3-[[1-[(3R,4R)-1-[2-[6-(ジメチルアミノ)-3-ピリジル]-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例228)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4j及び調製物R5aから出発して、tert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-シアノフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラートを得た。
【0429】
一般手順5を用い、試薬としてtert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-シアノフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラートから出発して、粗生成物を分取LC(C-18 Luna 10μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルを与えた。
【0430】
一般手順6を用い、試薬として4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリル及び2-ブロモ-4-メチル-チアゾール-5-カルボン酸から出発して、4-[5-アミノ-1-[[1-[(3R,4R)-1-(2-ブロモ-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルを得た。
【0431】
一般手順11を用い、試薬として4-[5-アミノ-1-[[1-[(3R,4R)-1-(2-ブロモ-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリル及び[6-(ジメチルアミノ)-3-ピリジル]ボロン酸から出発して、4-[5-アミノ-1-[[1-[(3R,4R)-1-[2-[6-(ジメチルアミノ)-3-ピリジル]-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルを得た。
【0432】
一般手順2を用い、試薬として4-[5-アミノ-1-[[1-[(3R,4R)-1-[2-[6-(ジメチルアミノ)-3-ピリジル]-4-メチル-チアゾール-5-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルから出発して、実施例228を得た。HRMS C4147Sについての計算値:777.3421;実測値:778.3506 [(M+H)型]。
【0433】
5-アミノ-6-[4-(アミノメチル)フェノキシ]-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[5-(6-メチル-3-ピリジル)ピリジン-3-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例229)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4j及び調製物R5aから出発して、tert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-シアノフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラートを得た。
【0434】
一般手順5を用い、試薬としてtert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-シアノフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラートから出発して、粗生成物を分取LC(C-18 Luna 10μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルを与えた。
【0435】
一般手順6を用い、試薬として4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリル及び5-クロロピリジン-3-カルボン酸から出発して、4-[5-アミノ-1-[[1-[(3R,4R)-1-(5-クロロピリジン-3-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルを得た。
【0436】
一般手順11を用い、試薬として4-[5-アミノ-1-[[1-[(3R,4R)-1-(5-クロロピリジン-3-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリル及び(6-メチル-3-ピリジル)ボロン酸から出発して、4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[5-(6-メチル-3-ピリジル)ピリジン-3-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルを得た。
【0437】
一般手順2を用い、試薬として4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[5-(6-メチル-3-ピリジル)ピリジン-3-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルから出発して、実施例229を得た。HRMS C4144についての計算値:728.3434;実測値:729.3489 [(M+H)型]。
【0438】
5-アミノ-6-[4-(アミノメチル)フェノキシ]-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(イソキノリン-5-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例230)
一般手順4を用い、試薬として調製物R4j及び調製物R5aから出発して、tert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-シアノフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラートを得た。
【0439】
一般手順5を用い、試薬としてtert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-シアノフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラートから出発して、粗生成物を分取LC(C-18 Luna 10μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルを与えた。
【0440】
一般手順6を用い、試薬として4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリル及びイソキノリン-5-カルボン酸から出発して、4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(イソキノリン-5-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルを得た。
【0441】
一般手順2を用い、試薬として4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-(イソキノリン-5-カルボニル)-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルから出発して、実施例230を得た。HRMS C3941についての計算値:687.3169;実測値:688.3237 [(M+H)型]。
【0442】
5-アミノ-6-[4-(アミノメチル)フェノキシ]-3-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[[2-(6-メチル-3-ピリジル)ピリミジン-4-イル]メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]ピリミジン-4-オン(実施例231)
工程1:2-(6-メチル-3-ピリジル)ピリミジン-4-カルバルデヒド
2-クロロピリミジン-4-カルバルデヒド(17.7g、124mmol)、(6-メチル-3-ピリジル)ボロン酸(34g、248mmol、2当量)、ビス(ジ-tert-ブチル(4-ジメチルアミノフェニル)ホスフィン)ジクロロパラジウム(II)(1.76g、0.02当量、2.48mmol)、及び炭酸セシウム(80.9g、2当量、248mmol、100質量%)を、THF(85mL)及び水(85mL)に溶解した。完結まで100℃で撹拌した後、相を分離し、水相をEtOAcで抽出した。水相を1M 塩酸を用いてpH=7にし、次にDCMで抽出した。有機相を合わせ、蒸発させた。粗生成物をDCM 500mLに溶解し、次に105gのCeliteを加え、減圧下で揮発物を除去した。次に、DCMとEtOAcを溶離液として用いたフラッシュクロマトグラフィー(グラジエント法0~50%)を介してそれを精製して、2-(6-メチル-3-ピリジル)ピリミジン-4-カルバルデヒドを与えた。HRMS C11Oについての計算値:199.0746;実測値:200.0813 [(M+H)型]。
1H-NMR (400 MHz, dmso-d6) δ ppm 10.03 (s, 1H), 9.46 (d, 1H), 9.23 (d, 1H), 8.63 (dd, 1H), 7.83 (d, 1H), 7.47 (d, 1H), 2.58 (s, 3H)
【0443】
工程2:実施例231
一般手順4を用い、試薬として調製物R4j及び調製物R5aから出発して、tert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-シアノフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラートを得た。
【0444】
一般手順5を用い、試薬としてtert-ブチル (3R,4R)-4-[4-[[5-アミノ-4-(4-シアノフェノキシ)-6-オキソ-ピリミジン-1-イル]メチル]-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボニル]-3-フェニル-ピペリジン-1-カルボキシラートから出発して、粗生成物を分取LC(C-18 Luna 10μmカラムで、5mM NHHCO水溶液-MeCN、グラジエント)により精製した。溶媒を減圧下で蒸発させて、4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルを与えた。
【0445】
一般手順10を用い、試薬として4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-3-フェニルピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリル及び2-(6-メチル-3-ピリジル)ピリミジン-4-カルバルデヒド(上記工程1で得られたもの)から出発して、4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[[2-(6-メチル-3-ピリジル)ピリミジン-4-イル]メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルを得た。
【0446】
一般手順2を用い、試薬として4-[5-アミノ-1-[[4-ヒドロキシ-1-[(3R,4R)-1-[[2-(6-メチル-3-ピリジル)ピリミジン-4-イル]メチル]-3-フェニル-ピペリジン-4-カルボニル]-4-ピペリジル]メチル]-6-オキソ-ピリミジン-4-イル]オキシベンゾニトリルから出発して、実施例231を得た。HRMS C4045についての計算値:715.3594;実測値:716.3677 [(M+H)型]。
【0447】
薬理学的試験
実施例A:蛍光強度(FLINT)の読み取りによるUSP7の阻害の評価
Rhodamine-110でC末端が標識されたユビキチンを基質(UbiQ BioV)として使用して、USP7活性を測定した。USP7と共にインキュベートした結果、Rhodamine-110が放出されて蛍光が増大するが、これはUSP7活性の連続測定において使用することができる。
【0448】
384ウェル黒色一体型(solid)低結合プレート(Corning #3575)において、体積 50μLでUSP7反応を実施した。反応バッファは、100mM Bicine pH8.0、0.01% TritonX100、1mM TCEP、及び10% DMSOからなっていた。
【0449】
0.25nM His-His-USP7(aa208~560、[C315A])を、化合物(最終濃度10% DMSO)と共に30℃で60分間インキュベートした。次いで、500nM ユビキチン-Rhodamine-110基質又は4μMユビキチン-ローダミン110基質を添加することによって反応を開始させ、21分間にわたって3分毎にプレートを読み取って、Rhodamine-110の放出を測定した。Biomek Neoプレートリーダー(Ex.485nm、Em.535nm)を使用して、蛍光強度(FLINT)の読み取り値を測定した。
【0450】
漸増用量の化合物の阻害を、「DMSOのみ」対照と「全阻害」対照(USP7無し)との間で確立された反応速度と比較した、反応速度の低下率として表した。XL-Fitにおいて、4パラメータロジスティックモデル 205(シグモイド用量応答モデル)を使用して、11点用量応答曲線から、反応速度を50%低下させる阻害濃度(IC50)を求めた。Ki値は、Cer et al. Nucleic Acids Res. 2009, Jul 1; 37 (WebServer issue): W441-W445に従って、IC50から決定した。
【0451】
以下の表1に提示される結果は、本発明の化合物が、USP7タンパク質と上記蛍光ペプチドとの間の相互作用を阻害することを示す。
【0452】
実施例B:インビトロ細胞毒性
細胞毒性試験をMTT[3-(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)-2,5-ジフェニルテトラゾリウムブロミド]アッセイによって評価し、Z138マントル細胞リンパ腫の腫瘍細胞株に対して実施した。細胞をマイクロプレートに分注し、96時間試験化合物に曝露した。次いで、MTTを加えて4時間おき(for 4 hours)、NAD(P)H依存性細胞酸化還元酵素により、紫色を呈するホルマザンに変換する。生細胞数は、ホルマザン塩の生成量に比例し、分光光度計を用いて、溶液の540nmにおける吸光度により細胞生存度を定量することができる(Carmichael et al., Cancer Res. 1987, 47, 936-942)。結果をIC50(DMSOで処理した細胞のみと比較して、細胞生存度を50%阻害する化合物の濃度)で表し、以下の表1に提示する。
【0453】
結果は、本発明の化合物が細胞毒性であることを示す。
【0454】
【表1】



【0455】
実施例C:医薬組成物:錠剤
用量5mgの、実施例1~231から選択される化合物を含む1000錠 5g
コムギデンプン 20g
トウモロコシデンプン 20g
ラクトース 30g
ステアリン酸マグネシウム 2g
シリカ 1g
ヒドロキシプロピルセルロース 2g
【国際調査報告】