(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-14
(54)【発明の名称】積載物を交換可能な移動キャリア
(51)【国際特許分類】
B62D 63/02 20060101AFI20220106BHJP
【FI】
B62D63/02
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021522034
(86)(22)【出願日】2019-10-22
(85)【翻訳文提出日】2021-06-18
(86)【国際出願番号】 US2019057476
(87)【国際公開番号】W WO2020086610
(87)【国際公開日】2020-04-30
(32)【優先日】2018-10-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519142217
【氏名又は名称】ピアジオ ファスト フォワード インク
(74)【代理人】
【識別番号】110001210
【氏名又は名称】特許業務法人YKI国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ウェイス ミッチェル
(57)【要約】
移動キャリア機器100は、シャーシと、シャーシによって支持されておりかつ複数の車輪120を駆動するように適合されている駆動機構と、シャーシによって支持されている本体10であって、内部容積部が中に画定されている、本体10と、内部容積部へのアクセスを提供する本体10の開口部であって、着脱可能積載物700をシャーシの上で受け支持するように構成されている支持表面を含むリムが中に形成されている、開口部と、を備える。移動キャリア100と共に使用されるように構成されている積載物700が提供され得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャーシと、
前記シャーシによって支持されておりかつ複数の車輪を駆動するように適合されている駆動機構と、
前記シャーシによって支持されている本体であって、内部容積部が中に画定されている、本体と、
前記内部容積部へのアクセスを提供する前記本体の開口部であって、着脱可能な積載物を前記シャーシの上で受け支持するように構成されている支持表面を含むリムが中に形成されている、開口部と、
を備えることを特徴とする移動キャリア機器。
【請求項2】
請求項1に記載の機器であって、
前記複数の車輪は2つの車輪であることを特徴とする機器。
【請求項3】
請求項1または2に記載の機器であって、
前記複数の車輪は前記本体によって部分的に包囲されている第1の車輪および第2の車輪を含むことを特徴とする機器。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の機器であって、
前記リムの前記支持表面は幅を有するように横方向に延びていることを特徴とする機器。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の機器であって、
前記リムの前記支持表面は平坦であることを特徴とする機器。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の機器であって、
前記リムの前記支持表面は実質的に連続していることを特徴とする機器。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載の機器であって、
前記リムの前記支持表面は前記着脱可能積載物を前記内部容積部の中に懸架するように構成されていることを特徴とする機器。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか1項に記載の機器であって、
前記リムは前記本体の表面に配設されていることを特徴とする機器。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1項に記載の機器であって、
前記リムは前記本体の表面の下でかつ前記内部容積部の中に配設されていることを特徴とする機器。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか1項に記載の機器であって、
前記リムは前記積載物を前記リムに着脱可能に取り付けるように構成されている結合機構を含むことを特徴とする機器。
【請求項11】
請求項10に記載の機器であって、
前記結合機構は少なくとも1つの磁石を含むことを特徴とする機器。
【請求項12】
請求項10に記載の機器であって、
前記結合機構は、少なくとも対応する前記積載物の雌型および/または雄型構造を受けるように構成されている、少なくとも1つの雄型および/または雌型構造を含むことを特徴とする機器。
【請求項13】
請求項1から12のいずれか1項に記載の機器であって、
前記積載物は、格納容器またはビン、保冷容器、および娯楽システムから成る群から選択されることを特徴とする機器。
【請求項14】
請求項1から13のいずれか1項に記載の機器であって、
前記本体は前記本体の前記開口部を閉じるように構成されている蓋を含むことを特徴とする機器。
【請求項15】
請求項14に記載の機器であって、
前記蓋は前記本体の前記開口部を封止して、前記内部容積部の気密および/または水密な密閉体を形成するように構成されていることを特徴とする機器。
【請求項16】
請求項1から15のいずれか1項に記載の機器であって、
前記本体は前記積載物の電力インターフェースを受けるように構成されている電力インターフェースを含むことを特徴とする機器。
【請求項17】
請求項16に記載の機器であって、
前記本体の電力インターフェースは前記内部容積部からアクセス可能であることを特徴とする機器。
【請求項18】
請求項16に記載の機器であって、
前記本体の電力インターフェースは電源インターフェースであることを特徴とする機器。
【請求項19】
請求項16に記載の機器であって、
前記積載物の電力インターフェースは電源インターフェースであることを特徴とする機器。
【請求項20】
請求項1から19のいずれか1項に記載の機器であって、
前記本体は前記積載物の通信インターフェースを受けるように構成されている通信インターフェースを含むことを特徴とする機器。
【請求項21】
請求項20に記載の機器であって、
前記本体の通信インターフェースは前記内部容積部からアクセス可能であることを特徴とする機器。
【請求項22】
3次元の積載物の本体と、
前記積載物の本体から延びている支持構造であって、移動キャリア本体開口部のリムの支持表面に係合するように構成されている支持構造と、
を備えることを特徴とする移動キャリア機器と共に使用される着脱可能積載物機器。
【請求項23】
請求項22に記載の機器であって、
前記積載物の本体から延びている前記支持表面は、前記支持表面が前記リムの前記支持表面と係合されるとき、前記シャーシの上で支持されることを特徴とする機器。
【請求項24】
請求項22または23に記載の機器であって、
前記支持構造は前記積載物の本体から横方向外向きに延びていることを特徴とする機器。
【請求項25】
請求項22から24のいずれか1項に記載の機器であって、
前記支持構造は平坦であることを特徴とする機器。
【請求項26】
請求項22から25のいずれか1項に記載の機器であって、
前記支持構造は連続していることを特徴とする機器。
【請求項27】
請求項22から26のいずれか1項に記載の機器であって、
前記支持構造および前記支持表面は、着脱可能な前記積載物を前記内部容積部の中に懸架するように構成されていることを特徴とする機器。
【請求項28】
請求項22から27のいずれか1項に記載の機器であって、
着脱可能な前記積載物は、格納容器またはビン、保冷容器、および娯楽システムから成る群から選択されることを特徴とする機器。
【請求項29】
請求項22から28のいずれか1項に記載の機器であって、
前記積載物の本体は前記支持表面の上には延びていないことを特徴とする機器。
【請求項30】
請求項22から29のいずれか1項に記載の機器であって、
前記積載物の本体および/または支持表面は電力インターフェースを含むことを特徴とする機器。
【請求項31】
請求項30に記載の機器であって、
前記電力インターフェースは電源インターフェースであることを特徴とする機器。
【請求項32】
請求項30に記載の機器であって、
前記電力インターフェースは受電インターフェースであることを特徴とする機器。
【請求項33】
請求項22から32のいずれか1項に記載の機器であって、
前記積載物の本体および/または支持表面は通信インターフェースを含むことを特徴とする機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は一般に車両に関し、より詳細には、ただし排他的にではないが、軸方向に並んだ車輪を有する二輪車両用の安定化システムに関する。
【背景技術】
【0002】
関連出願の相互参照
本願は、本明細書にその全体が組み込まれる、2018年10月22日に出願された「Mobile Carrier with Interchangeable Payloads」と題する米国仮特許出願第62/749,111号に対する優先権を主張する。
【0003】
物品を輸送する目的で利用できる車両および/またはロボットの数は増え続けている。典型的な車両および/またはロボットでは、車両の通常動作時の推進およびステアリング制御を実現するために、3つ、4つ、または6つの車輪が使用される。そのような車両および/またはロボットは静的安定性に依拠しており、車輪の位置によってあらゆる動作条件において安定するように設計されている。車輪間の長手方向または前後方向の隔離距離によって、重力または傾斜に起因して加わるトルクのバランスをとる。このように、典型的な車両では、車両の長手方向における車輪間の適切な隔離距離を実現し、このことにより横軸に沿った乱れに対する車両の復元力を高めることによって、安定性が達成される。
【0004】
しかしながら、従来の長手方向に対して、車輪が横方向または横並びに位置付けられている二輪車両で物品を輸送しようとした状況では、問題が存在する。ただ2つの車輪が横方向または横並びの構成で装着されている車両の使用の課題は、通常動作時の車両の動的安定性を維持することにある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の1つの態様によれば、シャーシと、シャーシによって支持されておりかつ複数の車輪を駆動するように適合されている駆動機構と、シャーシによって支持されている本体であって、内部容積部が中に画定されている、本体と、内部容積部へのアクセスを提供する本体の開口部であって、着脱可能積載物をシャーシの上で受け支持するように構成されている支持表面を含むリムが中に形成されている、開口部と、を備える、移動キャリア機器が提供される。
【0006】
様々な実施形態において、複数の車輪は2つの車輪である。
【0007】
様々な実施形態において、複数の車輪は、本体によって部分的に包囲されている第1の車輪および第2の車輪を含む。
【0008】
様々な実施形態において、リムの支持表面は、幅を有するように横方向に延びている。
【0009】
様々な実施形態において、リムの支持表面は実質的に平坦である。
【0010】
様々な実施形態において、リムの支持表面は実質的に連続している。
【0011】
様々な実施形態において、リムの支持表面は、着脱可能積載物を内部容積部の中に懸架するように構成されている。
【0012】
様々な実施形態において、リムは本体の表面に配設されている。
【0013】
様々な実施形態において、リムは本体の表面の下でありかつ内部容積部の中に配設されている。
【0014】
様々な実施形態において、リムは、積載物をリムに着脱可能に取り付けるように構成されている結合機構を含む。
【0015】
様々な実施形態において、結合機構は少なくとも1つの磁石を含む。
【0016】
様々な実施形態において、結合機構は、少なくとも対応する積載物の雌型および/または雄型構造を受けるように構成されている、少なくとも1つの雄型および/または雌型構造を含む。
【0017】
様々な実施形態において、着脱可能積載物は、格納容器またはビン、保冷容器、および娯楽システムから成る群から選択される。
【0018】
様々な実施形態において、本体は、本体の開口部を閉じるように構成されている蓋を含む。
【0019】
様々な実施形態において、蓋は本体の開口部を封止して、内部容積部の気密および/または水密な密閉体を形成するように構成されている。
【0020】
様々な実施形態において、本体は、積載物の電力インターフェースを受けるように構成されている電力インターフェースを含む。
【0021】
様々な実施形態において、本体電力インターフェースは内部容積部からアクセス可能である。
【0022】
様々な実施形態において、本体電力インターフェースは電源インターフェースである。
【0023】
様々な実施形態において、積載物電力インターフェースは電源インターフェースである。
【0024】
様々な実施形態において、本体は、積載物の通信インターフェースを受けるように構成されている通信インターフェースを含む。
【0025】
様々な実施形態において、本体通信インターフェースは内部容積部からアクセス可能である。
【0026】
本発明概念によれば、3次元の積載物本体と、積載物本体から延びている支持構造であって、移動キャリア本体開口部のリムの支持表面に係合するように構成されている、支持構造と、を備える、移動キャリア機器と共に使用される着脱可能積載物機器が提供される。
【0027】
様々な実施形態において、積載物本体から延びている支持表面は、支持表面がリムの支持表面と係合されるとき、シャーシの上で支持される。
【0028】
様々な実施形態において、支持構造は積載物本体から横方向外向きに延びている。
【0029】
様々な実施形態において、支持構造は実質的に平坦である。
【0030】
様々な実施形態において、支持構造は実質的に連続している。
【0031】
様々な実施形態において、支持構造および支持表面は、着脱可能積載物を内部容積部の中に懸架するように構成されている。
【0032】
様々な実施形態において、着脱可能積載物は、格納容器またはビン、保冷容器、および娯楽システムから成る群から選択される。
【0033】
様々な実施形態において、積載物本体は支持表面の上には延びていない。
【0034】
様々な実施形態において、積載物の本体および/または支持表面は電力インターフェースを含む。
【0035】
様々な実施形態において、電力インターフェースは電源インターフェースである。
【0036】
様々な実施形態において、電力インターフェースは受電インターフェースである。
【0037】
様々な実施形態において、積載物の本体および/または支持表面は通信インターフェースを含む。
【0038】
本発明は、添付の図面および付属の詳細な説明を検討することでより明らかになるであろう。それらに描写されている実施形態は限定としてではなく例として提供されており、同様の参照符号は同じまたは類似の要素を指す。図面は必ずしも正確な縮尺で描かれておらず、代わりに本発明の態様を説明することに主眼が置かれている。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【
図1】本発明概念の態様に係る、移動キャリアの実施形態の等角図である。
【
図6】キャリア蓋を取り外した
図1の移動キャリアの上面図である。
【
図8】
図1の移動キャリアと共に使用できる積載物の実施形態の第1の等角図である。
【
図9】
図1の移動キャリアと共に使用できる積載物の実施形態の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
本発明概念の様々な態様について、いくつかの例示的な実施形態が示されている添付の図面を参照して、以下でより十分に記載する。ただし本発明概念は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本明細書に明記する例示的な実施形態に限定されるものと解釈されるべきではない。
【0041】
第1の、第2の、などの用語が、本明細書において様々な要素を記述するために使用されるが、これらの要素は、それらの用語によって限定されるものではないことが理解されよう。これらの用語はある要素を別の要素から区別するために使用されるが、要素の要求される順序を示唆するものではない。例えば、本発明の範囲から逸脱することなく、第1の要素を第2の要素と呼ぶことができ、同様に第2の要素を第1の要素と呼ぶことができる。本明細書で使用する場合、用語「および/または」は、関連する列挙された事物のうちの1つ以上の、ありとあらゆる組合せを含む。
【0042】
ある要素が別の要素に「接している(on)」または「接続されている」または「結合されている」と言及される場合、そのある要素は、直接その別の要素に接しているもしくは接続されているもしくは結合されている可能性があるか、または介在する要素が存在し得ることが、理解されよう。対照的に、ある要素が別の要素に「直接接している(directly on)」または「直接接続されている」または「直接結合されている」と言及される場合は、介在する要素は存在しない。要素間の関係を説明するために使用される他の単語は、同様に解釈されるべきである(例えば、「間に」に対して「間に直接」、「隣接して」に対して「直接隣接して」、等)。
【0043】
本明細書で用いられる専門用語は特定の実施形態について記載することだけを目的としており、本発明を限定するものとなることを意図していない。本明細書で使用する場合、単数形の「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「その(the)」は、文脈上そうでないことが明確に示されていない限り、複数形も含むことを意図している。用語「備える(comprises)」、「備えている(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含んでいる(including)」は、本明細書で使用する場合、言及された特徴、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を明示するが、1つ以上の他の特徴、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらの群の存在または追加を除外しないことが、更に理解されよう。
【0044】
例えば図に示されるような、ある要素および/または特徴と別の要素および/または特徴との関係を説明するために、空間に関連する用語、例えば「下方」、「下」、「下側」、「上」、「上側」などが使用される場合がある。これらの空間に関連する用語は、図に描写されている配置のほかに、使用および/または動作時のデバイスの様々な配置を包含することを意図していることが、理解されよう。例えば、図中のそのデバイスを上下逆にした場合、他の要素または特徴の「下(below)」および/または「下方(beneath)」と記述される要素はその結果、他の要素または特徴「の上(above)」に配置されることになる。デバイスはそれ以外で(例えば、90度回転されてまたは他の配置で)配置されてもよく、本明細書で使用する空間に関連する記述語はそれに応じて解釈することができる。
【0045】
本明細書では、理想化された例示的な実施形態(および中間構造)の概略図である断面図を参照して、例示的な実施形態が記載されている。したがって、例えば製造技法および/または公差の結果としての、図の形状との相異が想定されることになる。このように、例示的な実施形態は、本明細書に示す領域の特定の形状に限定されるものではなく、例えば製造の結果生じる、形状の逸脱を含むものと解釈するべきである。
【0046】
機能的な特徴、動作、および/またはステップが本明細書において記載されるかまたはそれ以外で本発明概念の様々な実施形態に含まれると理解される限りにおいて、そのような機能的な特徴、動作、および/またはステップは、機能ブロック、ユニット、モジュール、動作、および/または方法として具現化され得る。そして、そのような機能ブロック、ユニット、モジュール、動作、および/または方法がコンピュータプログラムコードを含む限りにおいて、そのようなコンピュータプログラムコードは、例えば非一時的なメモリおよび媒体などのコンピュータ可読媒体に格納することができ、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行可能である。
【0047】
図1は、本発明概念の態様に係る、移動キャリア100の実施形態の等角図である。
図2は
図1の移動キャリア100の正面図である。
図3は
図1の移動キャリア100の背面図である。
図4は
図1の移動キャリア100の第1の側面図である。
図5は
図1の移動キャリア100の第2の側面図である。
図6は、キャリア蓋112を取り外した
図1の移動キャリア100の上面図である。
図7は
図1の移動キャリア100の底面図である。
図8は、
図1の移動キャリア100と共に使用できる積載物の実施形態の第1の等角図である。
図9は、
図1の移動キャリア100と共に使用できる積載物の実施形態の側面図である。
図10は
図9の積載物の側面図である。そして
図11は
図9の積載物の正面図である。
【0048】
本開示の1つの態様によれば、
図1~
図7に示すように、シャーシと、シャーシによって支持されておりかつ複数の車輪120を駆動するように適合されている駆動機構と、シャーシによって支持されている本体10であって、内部容積部が中に画定されている、本体10と、内部容積部へのアクセスを提供する本体10の開口部であって、着脱可能積載物700をシャーシの上で受け支持するように構成されている支持表面を含むリム104が中に形成されている、開口部と、を備える、移動キャリア機器100が提供される。
【0049】
様々な実施形態において、複数の車輪120は2つの車輪であり、これらは本体10によって部分的に包囲されている第1の車輪25および第2の車輪45を含み得る。
【0050】
図1および
図6に示すように、リム104の支持表面155は、幅を有するように横方向に延びることができる。リムの支持表面は実質的に平坦および/または実質的に連続的であり得る。
図1に示す実施形態では、着脱可能積載物700は内部容積部の中に位置付けられている。この実施形態では、支持表面は積載物支持構造750の下にある。
【0051】
様々な実施形態において、リムの支持表面は、着脱可能積載物700を内部容積部の中に懸架するように構成されている。示されているように、リムは本体10の表面に配設され得る。他の実施形態では、リムは、本体10の表面の下でかつ内部容積部の中に配設され得る。
【0052】
いくつかの実施形態では、リムは、積載物をリムに着脱可能に取り付けるように構成されている結合機構を含み得る。結合機構は少なくとも1つの磁石を含み得る。他の実施形態では、結合機構は、少なくとも対応する積載物の雌型および/または雄型構造を受けるように構成されている、少なくとも1つの雄型および/または雌型構造を、追加または代替として含み得る。
【0053】
様々な実施形態において、着脱可能積載物700は、格納容器またはビン、保冷容器、および娯楽システムから成る群から選択される。
図8~
図11では、着脱可能積載物はビンの形態をとることができ、これは物を出し入れ可能なビンであり得る。
【0054】
様々な実施形態において、本体10は、本体10の開口部を閉じるように構成されている蓋112を含み得る。蓋112は本体10の開口部を封止して、内部容積部の気密および/または水密な密閉体を形成するように構成され得る。いくつかの実施形態では、本体10は、積載物の電力インターフェースを受けるように構成されている電力インターフェースを含み得る。様々な実施形態において、本体電力インターフェースは内部容積部からアクセス可能である。様々な実施形態において、本体電力インターフェースは電源インターフェースである。いくつかの実施形態では、積載物電力インターフェース720は電源インターフェースである。
【0055】
様々な実施形態において、本体10は、積載物700の通信インターフェースを受けるように構成されている通信インターフェースを含む。いくつかの実施形態において、本体通信インターフェースは内部容積部からアクセス可能である。
【0056】
本発明概念の態様によれば、
図8~
図11の実施形態に示すように、移動キャリア機器100と共に使用される着脱可能積載物機器700が提供される。積載物700は、3次元の積載物本体710と、積載物本体710から延びている支持構造750であって、移動キャリア本体開口部のリムの支持表面に係合するように構成されている、支持構造750と、を備える。様々な実施形態において、着脱可能積載物700は、格納容器またはビン、保冷容器、および娯楽システムから成る群から選択される。
【0057】
様々な実施形態において、積載物本体710から延びている支持構造750は、支持構造750がリムの支持表面と係合されるとき、シャーシの上で支持される。様々な実施形態において、支持構造750は積載物本体710から横方向外向きに延びている。様々な実施形態において、支持構造750は実質的に平坦である。様々な実施形態において、支持構造750は実質的に連続している。様々な実施形態において、支持構造および支持表面は、着脱可能積載物700を内部容積部の中に懸架するように構成されている。
【0058】
いくつかの実施形態では、積載物は、使用者が移動キャリア機器100から積載物700を取り外すのを支援するように構築および適合されている、1つ以上のハンドル機構740を備える。
図9に示す実施形態では、ハンドル機構740は、2つの窪み740a、740bを備える。代替の実施形態では、ハンドル機構740はハンドルを備える。
【0059】
様々な実施形態において、積載物本体710は支持表面の上には延びていない。
【0060】
様々な実施形態において、積載物の本体710および/または支持表面は、電力インターフェース720を含む。様々な実施形態において、電力インターフェース720は電源インターフェースである。様々な実施形態において、電力インターフェース720は受電インターフェースである。様々な実施形態において、積載物の本体710および/または支持表面は、通信インターフェース730を含む。
【0061】
上記の内容は最良の形態と考えられるものおよび/または他の好ましい実施形態について記載しているが、それらにおいて様々な変形を行うことができること、ならびに1つ以上の本発明を様々な形態および実施形態で実施できること、ならびにそれらを本明細書にはその一部しか記載されていない多数の用途に適用できることが理解される。以下の特許請求の範囲は、各請求項の範囲内にある全ての変形および変更を含めて、記載されている文字通りの内容およびその全ての等価物を特許請求することを意図している。
【0062】
明瞭さのために個別の実施形態の文脈で記載される本発明の特定の特徴を、単一の実施形態において組み合わせて提供してもよいことが諒解される。逆に、簡潔にするために単一の実施形態の文脈で記載される本発明の様々な特徴を、個別に、または任意の好適な下位組合せで提供してもよい。
【0063】
例えば、(独立か従属かを問わず)請求項のうちの任意のものに明記された特徴は全て、任意の所与の方法で組み合わせ可能であることが諒解されるであろう。
【国際調査報告】