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特表2022-505660乗り物を追跡するための監視システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-14
(54)【発明の名称】乗り物を追跡するための監視システム
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/00 20060101AFI20220106BHJP
   B63B 49/00 20060101ALI20220106BHJP
   G16Y 10/40 20200101ALI20220106BHJP
   G16Y 40/10 20200101ALI20220106BHJP
【FI】
G08G1/00 D
B63B49/00 Z
G16Y10/40
G16Y40/10
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2021522074
(86)(22)【出願日】2019-10-23
(85)【翻訳文提出日】2021-06-11
(86)【国際出願番号】 IB2019059055
(87)【国際公開番号】W WO2020084513
(87)【国際公開日】2020-04-30
(31)【優先権主張番号】1694/2018
(32)【優先日】2018-10-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EG
(31)【優先権主張番号】A50687/2019
(32)【優先日】2019-07-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】AT
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】521166951
【氏名又は名称】ガーブ,サミー
【氏名又は名称原語表記】GHARB,Samy
(74)【代理人】
【識別番号】100180781
【弁理士】
【氏名又は名称】安達 友和
(72)【発明者】
【氏名】ガーブ,サミー
【テーマコード(参考)】
5H181
【Fターム(参考)】
5H181AA06
5H181AA25
5H181BB04
5H181BB15
5H181CC01
5H181CC24
5H181DD10
5H181EE10
5H181FF10
5H181FF13
5H181MA41
5H181MB01
(57)【要約】
本発明は、例えば車、バス、ヨットなどの乗り物を追跡するための監視システムに関する。監視システムは、機械読み取り可能なコードを取得するように設計された光学読み取りデバイスを備え、該コードは、乗り物、詳細には乗り物のナンバープレートに付けられている。本発明はさらに、乗り物を監視する方法と、本発明の方法において使用するためのナンバープレートとに関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗り物を追跡するための監視システムであって、
前記乗り物には、車、バス、ヨットが含まれ、
前記監視システムは、機械読み取り可能なコード(2)を取得するように設計された光学読み取りデバイス(3)を備え、
前記機械読み取り可能なコード(2)は、乗り物、詳細には乗り物のナンバープレートに付けられることを特徴とする監視システム。
【請求項2】
前記機械読み取り可能なコード(2)のデータは暗号化されていることを特徴とする、請求項1に記載の監視システム。
【請求項3】
前記機械読み取り可能なコード(2)又は前記機械読み取り可能なコード(2)のデータは、電子データベースに格納され、好ましくは、乗り物に一意に割り当てられている番号、詳細には該乗り物の登録番号を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の監視システム。
【請求項4】
光学読み取りデバイス(3)による検出の時間及び位置が、前記データベースに格納されることを特徴とする、請求項3に記載の監視システム。
【請求項5】
前記監視システムは、メインコンピュータ(5)と、詳細にはバーコードである機械読み取り可能なコード(2)を備えるナンバープレートと、詳細には標準又は長距離スキャナである光学読み取りデバイス(3)と、道路通行料決済システム(6)と、銀行決済用端末(7)と、オフィススキャナ(8)と、受信機に割り当てられた携帯電話(9)と、データセット(10)送信用モバイルモデムと、制御ユニット(11)とを備えることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の監視システム。
【請求項6】
前記データセットは、少なくとも管轄の警察署の電話番号と料金支払いの受領とを含むことを特徴とする、請求項5に記載の監視システム。
【請求項7】
前記監視システムは、前記制御ユニット(11)によって前記データセットを定期的に送信するように設計されていることを特徴とする、請求項5又は6に記載の監視システム。
【請求項8】
少なくとも1つの光学読み取りデバイス(3)が固定された読み取りデバイスとして設計され、好ましくは、少なくとも1つの光学読み取りデバイス(3)が移動式の読み取りデバイスとして設計されることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の監視システム。
【請求項9】
1つより多い機械読み取り可能なコード(2)が前記乗り物に設けられることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の監視システム。
【請求項10】
2つの異なる機械読み取り可能なコード(2)が前記乗り物に設けられ、前記2つの異なる機械読み取り可能なコード(2)は、好ましくは、詳細には一意の乗り物識別子である略同じデータを有することを特徴とする、請求項9に記載の監視システム。
【請求項11】
乗り物を監視する方法であって、
前記乗り物には、車、バス、ヨットが含まれ、
機械読み取り可能なコード(2)が、光学読み取りデバイス(3)によって取得され、
前記機械読み取り可能なコード(2)は、乗り物、詳細には乗り物のナンバープレート(1)に付けられることを特徴とする方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法において使用するためのナンバープレートであって、
前記ナンバープレートは、少なくとも1つの機械読み取り可能なコード(2)を備えることを特徴とするナンバープレート。
【請求項13】
前記ナンバープレート(1)は、少なくとも2つの機械読み取り可能なコード(2)を備え、
前記少なくとも2つの機械読み取り可能なコード(2)は、好ましくは、互いに異なることを特徴とする、請求項12に記載のナンバープレート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば車、バス、ヨットなどの乗り物を追跡するための監視システムに関する。
【0002】
このようなシステムを使用することにより、あらゆる種類の乗り物、特に車、バス、ヨットを監視でき、また、このような乗り物内の人を間接的に監視したり、乗り物のルートを追跡したりすることもできる。技術機器を使用することにより、そのような乗り物の位置を把握することもできる。詳細には、そのような乗り物の都市若しくは国への出入りの時刻、又は、高速道路、他の道路、若しくは水路での運転に費やされる時間を判断することが可能である。
【発明の概要】
【0003】
しかし、従来技術で知られている監視システムは、比較的扱いにくく、遅い。したがって、本発明の目的は、あらゆる種類の乗り物を把握(キャプチャ)し追跡する簡単且つ迅速な方法を提供することである。
【0004】
したがって、本発明は、車、バス、ヨットを含む乗り物を追跡するための監視システムを提供し、該監視システムは、乗り物、詳細には乗り物のナンバープレートに付けられた機械読み取り可能なコードを取得(キャプチャ)するように設計されている。したがって、監視システムは、少なくとも1つの光学読み取りデバイスと、乗り物に付けられた機械読み取り可能なコードとを備える。
【0005】
本発明は、光学読み取りデバイス、詳細には標準(一般的な)(バー)コードスキャナ又は長距離(バー)コードスキャナを使用して、道路交通又は水中における敏速なチェックのため、例えばナンバープレートに印刷された機械読み取り可能なコードを、あらゆる場所で最大21メートルの範囲で迅速に読み取ることを可能にする。したがって、交通の流れが妨げられることはなく、偽のナンバープレート又は盗まれたナンバープレートが付いた車を敏速且つ簡単に把握できる。
【0006】
機械読み取り可能なコードが一又は複数のナンバープレート上に配置されている場合、本発明のシステムは、ナンバープレートも備える。
【0007】
機械読み取り可能なコード、特にバーコードは、本発明の好ましい態様では、乗り物のナンバープレートに印刷される。乗り物へのコードの印刷は従来技術であり、比較的安価である。或いは、そのようなコードは、他の方法で、乗り物に、特にナンバープレートに付けることもできる。コード又はコードデータは、本発明の好ましい態様では、電子データベースに格納され、選択的に(優先的に)、一意に割り当てられた乗り物番号、特に公式の乗り物識別コードを含む。
【0008】
コードの偽造を防止したり困難にしたりするために、機械読み取り可能なコードのデータは暗号化されることが好ましい。
【0009】
機械読み取り可能なコード、特にバーコード、2Dコード(例えば、Datamatrix又はQRコード(登録商標)など)又は3Dコードは、スキャナを使用して自動的に読み取られ得る。機械読み取り可能なコードは、行又はフィールドの配置及び幅とスペースとによってデータ(情報)を表す。
【0010】
バーコード及び2Dコードは、通常、特別なスキャナと、そのような情報を人間が読める記号、詳細には文字又は数字に変換する翻訳ソフトウェアを備えるデバイスとを使用して、取得される。或いは、携帯電話又は他の携帯電子デバイスでの対応するアプリケーションを使用して、そのようなコードを取得し得る。
【0011】
特に、一次元バーコードは、企業や管理者向けのアプリケーションソフトウェアの形で広く利用可能であり、スタッフは、作業の割り当てを確認し、作業時間を追跡し、特定の商品をチェックできるようになる。
【0012】
コードスキャナは、多くの領域で、例えば倉庫、スーパーマーケット、ホテルなどで、人間よりも上手に且つ敏速にコードを読み取ることができる。このようなコードスキャナは、スキャナデータのさらなる処理のため、ケーブル又は好ましくは無線(例えばBluetoothなど)のいずれかによって、コンピュータに接続され得る。無線スキャナは、ユーザまでの距離が遠い場合、及び/又は、入り組んだ状況において、特に有利である。
【0013】
標準バーコードスキャナは、スキャナの近くでバーコードを読み取るように設計されており、例えば、小売業、医療部門、オフィスで在庫を確認、管理するために使用される。一方、長距離(ロングレンジ)スキャナ(最大21メートルの範囲)は、コードにアクセスするのが難しい領域で、例えば倉庫、中庭、製造工場などで、特に役立つ。例えば、長距離コードスキャナを使用することにより、スタッフは、高い棚にある商品又はフォークリフトの荷台にある商品に付けられたコードを、そのようなコードの近くにスキャナを配置する必要なく、スキャンできる。本発明によれば、長距離スキャナの使用は、例えば、道路沿いに配置されたスキャナによって、より遠い距離からコードを読み取ることが可能になる。
【0014】
長距離という用語は、そのようなコードスキャナが近距離で同じように効果的でないことを意味するものではない。ここでは、数センチメートルから21メートル(約70フィート)の距離で可能な限り効果的に動作するデバイスが好ましい。
【0015】
本発明によれば、特に、機械読み取り可能なコード、特にバーコードを備える車及び乗り物のナンバープレートが提供される。これは、21メートルまでの範囲で、どこでも、標準コードスキャナ又は長距離コードスキャナで読み取ることができるバーコードのナンバープレートを意味する。これにより、機械読み取り可能なコードを介して乗り物を敏速に、確実に、簡単に認識し、乗り物の情報を確認できる。これにより、特にナンバープレートが乗り物に一意に割り当てられている場合、ナンバープレートの偽造及び不正使用がはるかに困難になる。
【0016】
標準(バー)コードスキャナ又は長距離(バー)コードスキャナは、監視のために乗り物を停止させる必要がないため、交通を中断することなく、車及び他の乗り物を迅速な監視及び検査を可能にするので、本発明は特に有利である。
【0017】
一方で、本発明のシステムは、乗り物と、乗り物の識別、特に乗り物の有効性(合法性)とについて、チェック及び管理するために使用され得る。
【0018】
他方で、標準(バー)コードスキャナ又は長距離(バー)コードスキャナと関連するコンピュータとを使用して、本発明のシステムはまた、道路通行料の電子支払いのためのシステムと共に使用することにより、例えば、都市などに進入する乗り物を自動的に監視、追跡することを可能にする。その後、乗り物の動きに関する記録されたデータを使用して、従来の支払いシステムにより、支払いの期日を決定、決済し得る。ここで、例えば、都市の入り口に配置された、固定されたコードスキャナの使用が好ましい。本発明はさらに、駐車監督機関(当局)が、必要に応じて、駐車券を作成するために乗り物のコードを単にスキャンするモバイルコードスキャナを備えている場合、駐車券のより迅速且つ効率的な徴収を可能にする。
【0019】
本発明の好ましい実施において、コードのスキャンは、特に通行料又は駐車券に関して、即時の支払いをトリガするであろう。乗り物の識別コードは、例えば、中央データベースを介して乗り物の所有者の決済口座にリンクされ得る。コードはスキャナによって取得され、例えばイベントの関連する時間及び位置(場所)などの情報と共に、選択的に(優先的に)制御ユニットに送信される。料金はスキャンされたコードに基づいて計算され、例えば、決済口座に引き落とされる。システムはまた、車の所有者の携帯電話(又は他の電子デバイス)に支払いの確認を送信することを実行し得る。車の所有者は、このようにして支払いの即時確認を受け取る。確認は、例えば、電子メール又はテキストメッセージによるものであり得る。
【0020】
さらに、救助チーム又は家族が、コードが付された乗り物に関連する事故が発生した場合、その乗り物の直近に取得された機械読み取り可能なコードに基づいて、乗り物の所有者の位置を特定することができる。これにより、事故発生時の乗り物のおおよその位置を特定し易くなる。この場合、好ましくは、例えばスキャナ検出の時間及び位置(場所)などのデータが、電子データベースに格納される。好ましくは、ここでの電子データベースは、コードの全ての記録を記憶し、その結果として、乗り物の移動プロファイルが作成され得る。個々のスキャナは、有線又は無線のいずれかにより、電子データベースが格納されているコンピュータに接続できる。データは、好ましくは、スキャンプロセス後に自動的に電子データベースに送信される。
【0021】
本発明の好ましい実施において、システムは、以下の構成要素を含むべきである。その構成要素は、メインコンピュータ、機械読み取り可能なコードを備える識別番号プレート、光学読み取りデバイス(詳細には、標準コードスキャナ又は長距離コードスキャナ)、道路通行料の支払いシステム、銀行決済用端末、オフィススキャナ、受信機に割り当てられた携帯電話、データセット送信用モバイルモデム、及び制御ユニットである。 これらの構成要素により、道路通行料の支払いの電子登録が可能になり、都市に出入りする道路の電子的な監視及び処理が可能になる。コードは、メインコンピュータに登録され、例えば、乗り物の所有者の運転免許証に割り当てられる。識別コードは、動作中、スキャナによって取得され、道路通行料の支払いシステムに送信される。支払いの確認は、乗り物の所有者の携帯電話に送信され得る。
【0022】
本発明の好ましい実施形態は、少なくとも管轄の警察署の電話番号と支払いの確認とを含むデータセットをさらに含むであろう。
【0023】
本発明の好ましい実施において、システムは、制御ユニットによってそのデータセットを定期的に送信するように設計されるべきである。
【0024】
さらに、少なくとも1つの光学読み取りデバイスが固定された読み取りデバイスとして設計され、好ましくは、少なくとも1つの光学読み取りデバイスが移動式、好ましくは携帯型の読み取りデバイスとして設計されることが好ましい。
【0025】
特に好ましい実施形態において、1つより多い機械読み取り可能なコード、例えば2つ又は3つの機械読み取り可能なコードが、乗り物に設けられる。さらに、好ましくは、2つの異なるコード、例えば、バーコードと2Dコードとがあり、これらは、特定の一意の乗り物識別子として、本質的に同じデータ(同じ情報)を有することが好ましい。また、これにより、他のコードは汚れているか損傷している可能性がある場合に複数のコードのうち1つのみが読み取り可能である必要がある冗長システムが作成される。さらに、2つのコードが共に偽造される必要があるため、偽造に対するセキュリティが強化される。
【0026】
好ましくは、複数の、例えば2つ又は3つの機械読み取り可能なコードが、ナンバープレートの異なる領域において、ナンバープレート上に配置される。
【0027】
本発明によれば、例えば車、バス、ヨットなどの乗り物を監視する方法も提供され、該方法において、光学読み取りデバイスは、乗り物、詳細には乗り物のナンバープレートに付けられた機械読み取り可能なコードを取得する。
【0028】
本発明によれば、さらに、少なくとも1つの機械読み取り可能なコードを備えるナンバープレートが提供される。
【0029】
ここで、好ましくは、ナンバープレートが、少なくとも2つの機械読み取り可能なコードを備え、好ましくは、これらの機械読み取り可能なコードが互いに異なることが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0030】
本発明の概略的な実施形態を示す図面に基づいて、本発明を以下により詳細に説明する。図面において、図1図2は、本発明のシステムの構成要素を示し、図3図4は、本発明のシステムの例示的なフロー図を示し、図5は、本発明のナンバープレートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0031】
図1は、例えばバーコードなどの機械読み取り可能なコード2を備える様々なナンバープレート1の例を示す。好ましくは、バーコードはナンバープレートに印刷される。また、本発明のフレームワーク内に配置可能な光学読み取りデバイス3と、スキャンアプリケーションを備える携帯電話と、携帯電話と通信するためのサーバ4とを示す。
【0032】
図2は、監視システムのより多くの構成要素を示す。このシステムは、メインコンピュータ5と、機械読み取り可能なコードを備える乗り物の識別プレート2と、標準又は長距離バーコードスキャナとして具現化された光学読み取りデバイス3と、道路通行料決済システム6と、銀行決済用端末7と、オフィススキャナ8と、携帯電話9と、データセット10を送信するためのモバイルモデムと、制御ユニット11とを備える。接続線12、13、14も示す。これらの構成要素により、道路通行料の支払いの電子登録が可能になり、このようにして、都市への出入りの電子的な監視及び処理が可能になる。本発明は、運転免許証の公式の登録機及び料金支払いシステムに伝達される乗り物のコードについて特に規定する。
【0033】
図3図4は、制御ユニット11(図2)の概略図を示す。
【0034】
制御ユニット11は、ブロック1からブロック6(Q1からQ6)のデータを含み、開閉で構成される。
ブロック1:モバイルモデム回線が開いて情報を送信する。
ブロック2:位置(場所)、日時、乗り物番号、免許証に印刷されている乗り物のコードなど、道路交通料の支払いの受領として、データを含むメッセージが送信される。この情報は、料金支払いシステムによって処理される。
ブロック3:モバイルモデムOK。
ブロック4:高速道路区間の交通警察の電話番号及び料金など、ドライバーの情報が、携帯電話に送信される。
ブロック5:送信
ブロック6:モバイルモデム接続が閉じられる。
【0035】
機能は以下の表(記載)に要約される。
Q1:モバイルモデム接続の開始 1秒-1.50秒
Q2:料金支払いプロセスのデータと画像を含むメッセージ
3秒-1.50秒
Q3:モバイルモデムOK
4秒-1.50秒
Q4:ドライバー、料金、高速道路区間の交通警察の電話番号の情報が携帯電話に送信される。
5秒-1.50秒
Q5:OK
7秒-1.50秒
Q6:モバイルモデムを閉じる。
9秒-1.50秒
【0036】
図5では、バーコードとして形成された機械読み取り可能なコード2を備えるナンバープレート1を上に示し、下の部分に、バーコード2と追加の2Dコード2とを備えるナンバープレート1を示す。

図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2021-12-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗り物を追跡するための監視システムであって、
前記乗り物には、車、バス、ヨットが含まれ、
前記監視システムは、
バーコード(2)を備える少なくとも1つのナンバープレートと、
前記バーコード(2)を取得するように設計された光学読み取りデバイス(3)と、
電子デバイスと、
モバイルモデムと、
制御ユニット(11)と、
を備え、
前記光学読み取りデバイスは、取得された前記バーコードを前記制御ユニット(11)に送信するように設計され、前記制御ユニット(11)は、前記モバイルモデムを介して前記電子デバイスに確認を送信するように設計されていることを特徴とする監視システム。
【請求項2】
前記バーコード(2)のデータは暗号化されていることを特徴とする、請求項1に記載の監視システム。
【請求項3】
前記監視システムは、電子データベースを備え、
前記バーコード(2)又は前記バーコード(2)のデータは、前記電子データベースに格納され、好ましくは、乗り物に一意に割り当てられている番号、詳細には該乗り物の登録番号を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の監視システム。
【請求項4】
光学読み取りデバイス(3)による検出の時間及び位置が、前記データベースに格納されることを特徴とする、請求項3に記載の監視システム。
【請求項5】
前記監視システムは、前記制御ユニット(11)によってデータセットを定期的に送信するように設計されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の監視システム。
【請求項6】
少なくとも1つの光学読み取りデバイス(3)が固定された読み取りデバイスとして設計され、好ましくは、少なくとも1つの光学読み取りデバイス(3)が移動式の読み取りデバイスとして設計されることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の監視システム。
【請求項7】
1つより多いバーコード(2)が前記乗り物に設けられることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の監視システム。
【請求項8】
2つの異なるバーコード(2)が前記乗り物に設けられ、前記2つの異なる機械読み取り可能なコード(2)は、好ましくは、詳細には一意の乗り物識別子である略同じデータを有することを特徴とする、請求項に記載の監視システム。
【請求項9】
乗り物を監視する方法であって、
前記乗り物には、車、バス、ヨットが含まれ、
ナンバープレート(1)に付けられるバーコード(2)が、光学読み取りデバイス(3)によって取得され、
その後、取得された前記バーコードは制御ユニット(11)に送信され、前記制御ユニット(11)で、取得された前記バーコードに基づいて、料金が計算されて清算口座を介して支払われ、支払い後、料金の確認がモバイルモデムを介して前記乗り物の所有者の電子デバイスに送信されることを特徴とする方法。
【請求項10】
請求項に記載の方法において使用するためのナンバープレートであって、
前記ナンバープレートは、少なくとも1つのバーコード(2)を備えることを特徴とするナンバープレート。
【請求項11】
前記ナンバープレート(1)は、少なくともつのバーコード(2)及び追加の機械読み取り可能なコード(2)を備え、
前記少なくともつのバーコード(2)及び追加の機械読み取り可能なコード(2)は、好ましくは、互いに異なることを特徴とする、請求項1に記載のナンバープレート。
【国際調査報告】