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特表2022-505812化粧用のホログラフィー技術による着用可能な眼用の装置、およびその生成の方法
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  • 特表-化粧用のホログラフィー技術による着用可能な眼用の装置、およびその生成の方法 図1A
  • 特表-化粧用のホログラフィー技術による着用可能な眼用の装置、およびその生成の方法 図1B
  • 特表-化粧用のホログラフィー技術による着用可能な眼用の装置、およびその生成の方法 図1C
  • 特表-化粧用のホログラフィー技術による着用可能な眼用の装置、およびその生成の方法 図1D
  • 特表-化粧用のホログラフィー技術による着用可能な眼用の装置、およびその生成の方法 図2A
  • 特表-化粧用のホログラフィー技術による着用可能な眼用の装置、およびその生成の方法 図2B
  • 特表-化粧用のホログラフィー技術による着用可能な眼用の装置、およびその生成の方法 図3A
  • 特表-化粧用のホログラフィー技術による着用可能な眼用の装置、およびその生成の方法 図3B
  • 特表-化粧用のホログラフィー技術による着用可能な眼用の装置、およびその生成の方法 図4
  • 特表-化粧用のホログラフィー技術による着用可能な眼用の装置、およびその生成の方法 図5
  • 特表-化粧用のホログラフィー技術による着用可能な眼用の装置、およびその生成の方法 図6
  • 特表-化粧用のホログラフィー技術による着用可能な眼用の装置、およびその生成の方法 図7
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-14
(54)【発明の名称】化粧用のホログラフィー技術による着用可能な眼用の装置、およびその生成の方法
(51)【国際特許分類】
   G02C 7/04 20060101AFI20220106BHJP
   A61F 2/14 20060101ALI20220106BHJP
   G03H 1/02 20060101ALI20220106BHJP
【FI】
G02C7/04
A61F2/14
G03H1/02
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021522485
(86)(22)【出願日】2019-10-23
(85)【翻訳文提出日】2021-06-21
(86)【国際出願番号】 US2019057671
(87)【国際公開番号】W WO2020086723
(87)【国際公開日】2020-04-30
(31)【優先権主張番号】62/750,116
(32)【優先日】2018-10-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/806,086
(32)【優先日】2019-02-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ANDROID
(71)【出願人】
【識別番号】521169848
【氏名又は名称】トルイリス エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100082072
【弁理士】
【氏名又は名称】清原 義博
(72)【発明者】
【氏名】オドナー,ジェファーソン
(72)【発明者】
【氏名】シアーズ,ロビン
【テーマコード(参考)】
2H006
2K008
4C097
【Fターム(参考)】
2H006BC05
2H006BC06
2K008AA00
2K008BB04
2K008DD12
2K008EE01
2K008FF17
2K008HH01
2K008HH06
2K008HH18
4C097AA24
4C097BB01
4C097CC03
4C097DD02
4C097DD06
4C097EE13
4C097MM03
(57)【要約】
【解決手段】
色彩を生成するために回折格子を使用する、(義眼またはコンタクトレンズなどの)着用可能な眼用の装置、ならびにそのような装置を生成するための方法が提供される。装置上の回折格子は、入射光線を観察者へ回折してもよい。結果的に、着色光が着用者の眼から開始するように見えるかもしれない。回折格子は、染料またはインクを使用する従前の装置によって達成された外観または感触とは、質的または量的に異なる外観または感触を実現し得る。
【選択図】図1A図1B図1C図1D
【特許請求の範囲】
【請求項1】
着用可能な眼用の装置に描写を付与する方法であって、前記方法は、
a.光吸収材料を前記装置の表面に適用する工程と、
b.第1のレーザー光を第1の光路に沿って前記装置の前記表面に指向する工程と、
c.第2のレーザー光を第2の光路に沿って前記装置の前記表面に指向する工程と、
d.前記装置の前記表面で、前記第1のレーザー光と前記第2のレーザー光との間に干渉縞を作り出す工程であって、それによって、前記光吸収材料が前記干渉縞内の建設的干渉の領域で光を吸収し、そして前記装置の前記表面の近接部をアブレーションすることになり、これによって、前記装置の前記表面に回折格子を付与する、工程と、を含む、方法。
【請求項2】
前記第1のレーザー光と前記第2のレーザー光が、単一レーザーによって放射される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のレーザー光と前記第2のレーザー光が、空間フィルタによって、前記第1の光路と前記第2の光路に沿ってそれぞれ指向される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の光路が参照ミラーを含み、そして前記第2の光路が対物ミラーを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のレーザー光が、前記参照ミラーから前記装置の前記表面の第1の部分へ指向され、そして前記第2のレーザー光が、前記対物ミラーから前記装置の前記表面の第2の部分へ指向される、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記装置の前記表面の前記第1の部分と前記第2の部分が部分的に重なり合う、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記装置の前記表面の前記第1の部分と前記第2の部分が完全に重なり合う、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
複数の回折格子を前記装置の前記表面に付与するために、(a)-(d)を繰り返す工程をさらに含む、請求項1-7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記描写が表現または指定である、請求項1-8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記表現または指定が、幾何学的オブジェクトである、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記幾何学的オブジェクトが、点、線、三角形、四角形、長方形、正方形、五角形、六角形、七角形、八角形、九角形、十角形、十一角形、十二角形、12辺を上回る多角形、楕円形、卵形、または円形を含む、請求項10に記載の方法
【請求項12】
前記表現または指定は、前記装置が、前記装置の着用者の中心に適切に配置されているか、または適切に配向付けられているかについての指標を提供する、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記表現または指定が、前記装置に関する情報の保存場所である、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記情報の保存場所が、バーコード、QRコード(登録商標)、または中央に円形の穴を有するQRコード(登録商標)を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記情報の保存場所が、製造中、あるいは眼科研究または臨床試験中の前記装置を追跡するのに使用される、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記表現または指定が、文字または用語である、請求項9に記載の方法
【請求項17】
前記表現または指定が、画像である、請求項9に記載の方法。
【請求項18】
前記画像が、シンボル、ロゴ、銘柄、写真、芸術作品、または漫画を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記画像が、スキャン手順を通じて得られる、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記表現または指定が、芸術的目的のために、前記装置の着用者の外観を変化させるように構成される、請求項9に記載の方法。
【請求項21】
前記表現または指定が、色彩である、請求項9に記載の方法。
【請求項22】
第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を、前記装置の前記表面に付与するために、(a)-(d)を繰り返す工程をさらに含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記第1の回折格子が前記装置に赤い色調を付与し、前記第2の回折格子が前記装置に緑の色調を付与し、そして前記第3の回折格子が前記装置に青い色調を付与する、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記赤い色調、前記緑の色調、および前記青い色調が、前記装置に望ましい色彩を付与するように選ばれる、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
(a)の前に、(i)前記装置に付与される望ましい色彩を選択する工程と、(ii)前記第1の回折格子、前記第2の回折格子、および前記第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
(a)の前に、(i)前記装置に付与される望ましい色彩を決定するために、光学分光計またはデジタルカメラを使用する工程と、(ii)前記第1の回折格子、前記第2の回折格子、および前記第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記表現または指定が、人工瞳孔である、請求項9に記載の方法。
【請求項28】
前記人工瞳孔が、モスアイ構造を含む、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記装置の前記表面から前記光吸収材料を取り除く工程をさらに含む、請求項1-28のいずれか1項に記載の方法。
【請求項30】
前記装置が、コンタクトレンズである、請求項1-29のいずれか1項に記載の方法。
【請求項31】
前記装置の前記表面が、前記コンタクトレンズの前面である、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記装置の前記表面が、前記コンタクトレンズの背面である、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
前記装置が、義眼である、請求項1-29のいずれか1項に記載の方法。
【請求項34】
着用可能な眼用の装置に描写を付与する方法であって、前記方法は、
a.前記装置に付与される望ましい描写を選択する工程と、
b.前記装置に前記望ましい描写を付与する前記装置の表面上の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、
c.光吸収材料を前記装置の前記表面に適用する工程と、
d.レーザー光を光路に沿って前記装置を通りミラーへ指向する工程であって、それによって、前記レーザー光の第1の部分が前記ミラーから反射され、そして前記装置の前記表面で、前記レーザー光の第2の部分と共に、干渉縞を作り出すことになり、それによって、前記光吸収材料が前記干渉縞内の建設的干渉の領域で光を吸収し、そして前記装置の前記表面の近接部をアブレーションすることになり、これによって、前記装置の前記表面に前記回折格子を付与する、工程と、を含む、方法。
【請求項35】
前記装置の前記表面は、前記装置の前記表面への垂線が、前記レーザー光に対して少なくとも30度の角度を作るように構成される、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記光路が、空間フィルタを含む、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
複数の回折格子を前記装置の前記表面に付与するために、(a)-(d)を繰り返す工程をさらに含む、請求項35-36のいずれか1項に記載の方法。
【請求項38】
前記描写が表現または指定である、請求項34-37のいずれか1項に記載の方法。
【請求項39】
前記表現または指定が、幾何学的オブジェクトである、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記幾何学的オブジェクトが、点、線、三角形、四角形、長方形、正方形、五角形、六角形、七角形、八角形、九角形、十角形、十一角形、十二角形、12辺を上回る多角形、楕円形、卵形、または円形を含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記表現または指定は、前記装置が、前記装置の着用者の中心に適切に配置されているか、または適切に配向付けられているかについての指標を提供する、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
前記表現または指定が、前記装置に関する情報の保存場所である、請求項38に記載の方法。
【請求項43】
前記情報の保存場所が、バーコード、QRコード(登録商標)、または中央に円形の穴を有するQRコード(登録商標)を含む、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記情報の保存場所が、製造中、あるいは眼科研究または臨床試験中の前記装置を追跡するのに使用される、請求項42に記載の方法。
【請求項45】
前記表現または指定が、文字または用語である、請求項38に記載の方法。
【請求項46】
前記表現または指定が、画像である、請求項38に記載の方法。
【請求項47】
前記画像が、シンボル、ロゴ、銘柄、写真、芸術作品、または漫画を含む、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記画像が、スキャン手順を通じて得られる、請求項46に記載の方法。
【請求項49】
前記表現または指定が、芸術的目的のために、前記装置の着用者の外観を変化させるように構成される、請求項38に記載の方法。
【請求項50】
前記表現または指定が、色彩である、請求項38に記載の方法。
【請求項51】
第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を、前記装置の前記表面に付与するために、(a)-(d)を繰り返す工程をさらに含む、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記第1の回折格子が前記装置に赤い色調を付与し、前記第2の回折格子が前記装置に緑の色調を付与し、そして前記第3の回折格子が前記装置に青い色調を付与する、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記赤い色調、前記緑の色調、および前記青い色調が、前記装置に望ましい色彩を付与するように選ばれる、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
(a)の前に、(i)前記装置に付与される望ましい色彩を選択する工程と、(ii)前記第1の回折格子、前記第2の回折格子、および前記第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含む、請求項50に記載の方法。
【請求項55】
(a)の前に、(i)前記装置に付与される前記望ましい色彩を決定するために、光学分光計またはデジタルカメラを使用する工程と、(ii)前記第1の回折格子、前記第2の回折格子、および前記第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含む、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記表現または指定が、人工瞳孔である、請求項38に記載の方法。
【請求項57】
前記人工瞳孔が、モスアイ構造を含む、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
前記装置の前記表面から前記光吸収材料を取り除く工程をさらに含む、請求項34-57のいずれか1項に記載の方法。
【請求項59】
前記装置が、コンタクトレンズである、請求項34-58のいずれか1項に記載の方法。
【請求項60】
前記装置の前記表面が、前記コンタクトレンズの前面である、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記装置の前記表面が、前記コンタクトレンズの背面である、請求項59に記載の方法。
【請求項62】
前記装置が、義眼である、請求項34-58のいずれか1項に記載の方法。
【請求項63】
着用可能な眼用の装置に描写を付与する方法であって、前記方法は、
a.相転移材料を前記装置の表面に適用する工程と、
b.前記装置の前記表面に回折格子を付与するために、前記相転移材料をリソグラフィでパターン化する工程と、を含む、方法。
【請求項64】
(a)が(b)の前に生じる、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
(b)が(a)の前に生じる、請求項63に記載の方法。
【請求項66】
複数の回折格子を前記装置の前記表面に付与するために、(a)および(b)を繰り返す工程をさらに含む、請求項63-65のいずれか1項に記載の方法。
【請求項67】
前記描写が表現または指定である、請求項63-66のいずれか1項に記載の方法。
【請求項68】
前記表現または指定が、幾何学的オブジェクトである、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記幾何学的オブジェクトが、点、線、三角形、四角形、長方形、正方形、五角形、六角形、七角形、八角形、九角形、十角形、十一角形、十二角形、12辺を上回る多角形、楕円形、卵形、または円形を含む、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記表現または指定は、前記装置が、前記装置の着用者の中心に適切に配置されているか、または適切に配向付けられているかについての指標を提供する、請求項68に記載の方法。
【請求項71】
前記表現または指定が、前記装置に関する情報の保存場所である、請求項67に記載の方法。
【請求項72】
前記情報の保存場所が、バーコード、QRコード(登録商標)、または中央に円形の穴を有するQRコード(登録商標)を含む、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記情報の保存場所が、製造中、あるいは眼科研究または臨床試験中の前記装置を追跡するのに使用される、請求項71に記載の方法。
【請求項74】
前記表現または指定が、文字または用語である、請求項67に記載の方法。
【請求項75】
前記表現または指定が、画像である、請求項67に記載の方法。
【請求項76】
前記画像が、シンボル、ロゴ、銘柄、写真、芸術作品、または漫画を含む、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
前記画像が、スキャン手順を通じて得られる、請求項75に記載の方法。
【請求項78】
前記表現または指定が、芸術的目的のために、前記装置の着用者の外観を変化させるように構成される、請求項67に記載の方法。
【請求項79】
前記表現または指定が、色彩である、請求項67に記載の方法。
【請求項80】
第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を、前記装置の前記表面に付与するために、(a)および(b)を繰り返す工程をさらに含む、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記第1の回折格子が前記装置に赤い色調を付与し、前記第2の回折格子が前記装置に緑の色調を付与し、そして前記第3の回折格子が前記装置に青い色調を付与する、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記赤い色調、前記緑の色調、および前記青い色調が、前記装置に望ましい色彩を付与するように選ばれる、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
(a)の前に、(i)前記装置に付与される望ましい色彩を選択する工程と、(ii)前記第1の回折格子、前記第2の回折格子、および前記第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含む、請求項79に記載の方法。
【請求項84】
(a)の前に、(i)前記装置に付与される望ましい色彩を決定するために、光学分光計またはデジタルカメラを使用する工程と、(ii)前記第1の回折格子、前記第2の回折格子、および前記第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含む、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
前記表現または指定が、人工瞳孔である、請求項67に記載の方法。
【請求項86】
前記人工瞳孔が、モスアイ構造を含む、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
前記装置が、コンタクトレンズである、請求項63-86のいずれか1項に記載の方法。
【請求項88】
前記装置の前記表面が、前記コンタクトレンズの前面である、請求項87に記載の方法。
【請求項89】
前記装置の前記表面が、前記コンタクトレンズの背面である、請求項87に記載の方法。
【請求項90】
前記装置が、義眼である、請求項63-86のいずれか1項に記載の方法。
【請求項91】
着用可能な眼用の装置に描写を付与する方法であって、前記方法は、相転移材料が混合されている材料を含む装置をリソグラフィでパターン化する工程であって、これによって、前記装置の表面に回折格子を付与する、工程、を含む、方法。
【請求項92】
前記装置を複数回リソグラフィでパターン化する工程であって、これによって、前記装置の前記表面に複数の回折格子を付与する、工程、をさらに含む、請求項91に記載の方法。
【請求項93】
前記描写が表現または指定である、請求項91または92に記載の方法。
【請求項94】
前記表現または指定が、幾何学的オブジェクトである、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
前記幾何学的オブジェクトが、点、線、三角形、四角形、長方形、正方形、五角形、六角形、七角形、八角形、九角形、十角形、十一角形、十二角形、12辺を上回る多角形、楕円形、卵形、または円形を含む、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
前記表現または指定は、前記装置が、前記装置の着用者の中心に適切に配置されているか、または適切に配向付けられているかについての指標を提供する、請求項94に記載の方法。
【請求項97】
前記表現または指定が、前記装置に関する情報の保存場所である、請求項93に記載の方法。
【請求項98】
前記情報の保存場所が、バーコード、QRコード(登録商標)、または中央に円形の穴を有するQRコード(登録商標)を含む、請求項97に記載の方法。
【請求項99】
前記情報の保存場所が、製造中、あるいは眼科研究または臨床試験中の前記装置を追跡するのに使用される、請求項97に記載の方法。
【請求項100】
前記表現または指定が、文字または用語である、請求項93に記載の方法。
【請求項101】
前記表現または指定が、画像である、請求項93に記載の方法。
【請求項102】
前記画像が、シンボル、ロゴ、銘柄、写真、芸術作品、または漫画を含む、請求項101に記載の方法。
【請求項103】
前記画像が、スキャン手順を通じて得られる、請求項101に記載の方法。
【請求項104】
前記表現または指定が、芸術的目的のために、前記装置の着用者の外観を変化させるように構成される、請求項93に記載の方法。
【請求項105】
前記表現または指定が、色彩である、請求項93に記載の方法。
【請求項106】
前記装置を3回リソグラフィでパターン化する工程であって、これによって、前記装置の前記表面に第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を付与する、工程、をさらに含む、請求項105に記載の方法。
【請求項107】
前記第1の回折格子が前記装置に赤い色調を付与し、前記第2の回折格子が前記装置に緑の色調を付与し、そして前記第3の回折格子が前記装置に青い色調を付与する、請求項106に記載の方法。
【請求項108】
前記赤い色調、前記緑の色調、および前記青い色調が、前記装置に望ましい色彩を付与するように選ばれる、請求項107に記載の方法。
【請求項109】
(i)前記装置に付与される望ましい色彩を選択する工程と、(ii)前記第1の回折格子、前記第2の回折格子、および前記第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含む、請求項105に記載の方法。
【請求項110】
(i)前記装置に付与される望ましい色彩を決定するために、光学分光計またはデジタルカメラを使用する工程と、(ii)前記第1の回折格子、前記第2の回折格子、および前記第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含む、請求項109に記載の方法。
【請求項111】
前記表現または指定が、人工瞳孔である、請求項93に記載の方法。
【請求項112】
前記人工瞳孔が、モスアイ構造を含む、請求項111に記載の方法。
【請求項113】
前記装置が、コンタクトレンズである、請求項91-112のいずれか1項に記載の方法。
【請求項114】
前記装置の前記表面が、前記コンタクトレンズの前面である、請求項113に記載の方法。
【請求項115】
前記装置の前記表面が、前記コンタクトレンズの背面である、請求項113に記載の方法。
【請求項116】
前記装置が、義眼である、請求項91-112のいずれか1項に記載の方法。
【請求項117】
着用可能な眼用の装置に描写を付与する方法であって、前記方法は、
a.前記装置に付与される望ましい描写を選択する工程と、
b.前記装置に前記望ましい描写を付与する前記装置の表面上の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、
c.前記回折格子を前記装置の前記表面にインプリントする工程と、を含む、方法。
【請求項118】
複数の回折格子を前記装置の前記表面に付与するために、(a)-(c)を繰り返す工程をさらに含む、請求項117に記載の方法。
【請求項119】
前記描写が表現または指定である、請求項117または118に記載の方法。
【請求項120】
前記表現または指定が、幾何学的オブジェクトである、請求項119に記載の方法。
【請求項121】
前記幾何学的オブジェクトが、点、線、三角形、四角形、長方形、正方形、五角形、六角形、七角形、八角形、九角形、十角形、十一角形、十二角形、12辺を上回る多角形、楕円形、卵形、または円形を含む、請求項120に記載の方法。
【請求項122】
前記表現または指定は、前記装置が、前記装置の着用者の中心に適切に配置されているか、または適切に配向付けられているかについての指標を提供する、請求項120に記載の方法。
【請求項123】
前記表現または指定が、前記装置に関する情報の保存場所である、請求項119に記載の方法。
【請求項124】
前記情報の保存場所が、バーコード、QRコード(登録商標)、または中央に円形の穴を有するQRコード(登録商標)を含む、請求項123に記載の方法。
【請求項125】
前記情報の保存場所が、製造中、あるいは眼科研究または臨床試験中の前記装置を追跡するのに使用される、請求項123に記載の方法。
【請求項126】
前記表現または指定が、文字または用語である、請求項119に記載の方法。
【請求項127】
前記表現または指定が、画像である、請求項119に記載の方法。
【請求項128】
前記画像が、シンボル、ロゴ、銘柄、写真、芸術作品、または漫画を含む、請求項127に記載の方法。
【請求項129】
前記画像が、スキャン手順を通じて得られる、請求項127に記載の方法。
【請求項130】
前記表現または指定が、芸術的目的のために、前記装置の着用者の外観を変化させるように構成される、請求項119に記載の方法。
【請求項131】
前記表現または指定が、色彩である、請求項119に記載の方法。
【請求項132】
第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を、前記装置の前記表面に付与するために、(a)-(c)を繰り返す工程をさらに含む、請求項131に記載の方法。
【請求項133】
前記第1の回折格子が前記装置に赤い色調を付与し、前記第2の回折格子が前記装置に緑の色調を付与し、そして前記第3の回折格子が前記装置に青い色調を付与する、請求項132に記載の方法。
【請求項134】
前記赤い色調、前記緑の色調、および前記青い色調が、前記装置に望ましい色彩を付与するように選ばれる、請求項133に記載の方法。
【請求項135】
(a)の前に、(i)前記装置に付与される望ましい色彩を選択する工程と、(ii)前記第1の回折格子、前記第2の回折格子、および前記第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含む、請求項131に記載の方法。
【請求項136】
(a)の前に、(i)前記装置に付与される前記望ましい色彩を決定するために、光学分光計またはデジタルカメラを使用する工程と、(ii)前記第1の回折格子、前記第2の回折格子、および前記第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含む、請求項135に記載の方法。
【請求項137】
前記表現または指定が、人工瞳孔である、請求項119に記載の方法。
【請求項138】
前記人工瞳孔が、モスアイ構造を含む、請求項137に記載の方法。
【請求項139】
前記装置が、コンタクトレンズである、請求項117-138のいずれか1項に記載の方法。
【請求項140】
前記装置の前記表面が、前記コンタクトレンズの前面である、請求項139に記載の方法。
【請求項141】
前記装置の前記表面が、前記コンタクトレンズの背面である、請求項139に記載の方法。
【請求項142】
前記装置が、義眼である、請求項117-138のいずれか1項に記載の方法。
【請求項143】
着用可能な眼用の装置であって、前記装置の表面に適用される回折格子を含み、前記回折格子が、前記装置に描写を付与するように構成される、装置。
【請求項144】
前記回折格子が、前記装置の前記表面にインプリントされる、請求項143に記載の装置。
【請求項145】
前記回折格子が、前記装置の前記表面からアブレーションされた複数の領域を含む、請求項143に記載の装置。
【請求項146】
前記回折格子が、リソグラフィでパターン化された相転移材料を含む、請求項143に記載の装置。
【請求項147】
前記装置の前記表面に適用される複数の回折格子を含む、請求項143に記載の装置。
【請求項148】
前記描写が表現または指定である、請求項143-147のいずれか1項に記載の装置。
【請求項149】
前記表現または指定が、幾何学的オブジェクトである、請求項148に記載の装置。
【請求項150】
前記幾何学的オブジェクトが、点、線、三角形、四角形、長方形、正方形、五角形、六角形、七角形、八角形、九角形、十角形、十一角形、十二角形、12辺を上回る多角形、楕円形、卵形、または円形を含む、請求項149に記載の装置。
【請求項151】
前記表現または指定は、前記装置が、前記装置の着用者の中心に適切に配置されているか、または適切に配向付けられているかについての指標を提供する、請求項149に記載の装置。
【請求項152】
前記表現または指定が、前記装置に関する情報の保存場所である、請求項148に記載の装置。
【請求項153】
前記情報の保存場所が、バーコード、QRコード(登録商標)、または中央に円形の穴を有するQRコード(登録商標)を含む、請求項152に記載の装置。
【請求項154】
前記情報の保存場所が、製造中、あるいは眼科研究または臨床試験中の装置の追跡を可能にする、請求項152に記載の装置。
【請求項155】
前記表現または指定が、文字または用語である、請求項148に記載の装置。
【請求項156】
前記表現または指定が、画像である、請求項148に記載の装置。
【請求項157】
前記画像が、ロゴ、銘柄、写真、芸術作品、または漫画を含む、請求項156に記載の装置。
【請求項158】
前記画像が、スキャン手順を通じて得られる、請求項156に記載の装置。
【請求項159】
前記表現または指定が、芸術的目的のために、前記装置の着用者の外観を変化させるように構成される、請求項148に記載の装置。
【請求項160】
前記表現または指定が、色彩である、請求項148に記載の装置。
【請求項161】
前記装置の前記表面に適用される、第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を含む、請求項160に記載の装置。
【請求項162】
前記第1の回折格子が前記装置に赤い色調を付与し、前記第2の回折格子が前記装置に緑の色調を付与し、そして前記第3の回折格子が前記装置に青い色調を付与する、請求項161に記載の装置。
【請求項163】
前記赤い色調、前記緑の色調、および前記青い色調が、前記装置に望ましい色彩を付与するように選ばれる、請求項162に記載の装置。
【請求項164】
前記表現または指定が、人工瞳孔である、請求項148に記載の装置。
【請求項165】
前記人工瞳孔が、モスアイ構造を含む、請求項164に記載の方法。
【請求項166】
前記装置が、コンタクトレンズである、請求項143-165のいずれか1項に記載の装置。
【請求項167】
前記回折格子が、前記コンタクトレンズの前面に適用される、請求項166に記載の装置。
【請求項168】
前記回折格子が、前記コンタクトレンズの背面に適用される、請求項166に記載の装置。
【請求項169】
前記装置が、義眼である、請求項143-165のいずれか1項に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
相互参照
本出願は、2018年10月24日に出願され、「Cosmetic Holographic Contact Lenses and Methods of Production」と題された、米国仮特許出願第62/750,116、および、2019年2月15日に出願され、「Cosmetic Holographic Wearable Ocular Devices and Methods of Production Thereof」と題された、米国仮特許出願第62/806,086の利益を主張し、これらの各々は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
着用可能な眼用の装置は、視覚異常矯正のためなどの、多数の用途における使用を見出し得る。従前の着用可能な眼用の装置、またはそれを生成する方法は、いくつかの点で望ましいとは言えないかもしれない。
【発明の概要】
【0003】
着用可能な眼用の装置に色彩を付与するための従前技術は、しばしば染料またはインクを使用する。そのような技術を使用して、様々な色彩を着用可能な眼用の装置上に作り出すことができるが、色彩は、光の吸収と反射を通して生成される。インクと染料は、入射光線から色彩を吸収し、特定の色彩の光を観察者へ反射する。
【0004】
色彩を生成するために回折格子を利用する着用可能な眼用の装置、ならびに、そのような着用可能な眼用の装置を生成するための方法が、本明細書で開示される。着用可能な眼用の装置上の回折格子は、入射光線を観察者へ回折してもよい。その結果、着色光が着用者の目から発生しているように見えるかもしれない。回折格子は、染料またはインクを使用する従前の着用可能な眼用の装置によって達成された外観または感触とは、質的または量的に異なる外観または感触を実現してもよい。
【0005】
一態様では、着用可能な眼用の装置に描写を付与する方法は、(a)光吸収材料を装置の表面に適用する工程と、(b)第1のレーザー光を第1の光路に沿って装置の表面に指向する工程と、(c)第2のレーザー光を第2の光路に沿って装置の表面に指向する工程と、(d)装置の表面で、第1のレーザー光と第2のレーザー光との間に干渉縞を作り出す工程であって、それによって、光吸収材料が干渉縞内の建設的干渉の領域で光を吸収し、そして装置の表面の近接部をアブレーションすることになり、これによって、装置の表面に回折格子を付与する、工程と、を含む。第1のレーザー光と第2のレーザー光は、単一レーザーによって放射されてもよい。第1のレーザー光と第2のレーザー光は、空間フィルタによって、第1の光路と第2の光路に沿ってそれぞれ指向されてもよい。第1の光路は参照ミラーを含むかもしれず、そして第2の光路が対物ミラーを含んでもよい。第1のレーザー光は、参照ミラーから装置の表面の第1の部分へ指向されるかもしれず、そして第2のレーザー光は、対物ミラーから装置の表面の第2の部分へ指向されてもよい。装置の表面の第1の部分と第2の部分は、部分的に重なり合ってもよい。装置の表面の第1の部分と第2の部分は、完全に重なり合ってもよい。方法は、複数の回折格子を装置の表面に付与するために、(a)-(d)を繰り返す工程をさらに含んでもよい。描写は、表現または指示であってもよい。表現または指定は、幾何学的オブジェクトであってもよい。幾何学的オブジェクトは、点、線、四角形、長方形、正方形、五角形、六角形、七角形、八角形、九角形、十角形、十一角形、十二角形、12辺を上回る多角形、楕円形、卵形、または円形を含んでもよい。表現または指定は、装置が、装置の着用者の中心に適切に配置されているか、または適切に配向付けられているかについての指標を提供してもよい。表現または指定は、装置に関する情報の保存場所であってもよい。情報の保存場所は、バーコード、QRコード(登録商標)、または中央に円形の穴を有するQRコード(登録商標)を含んでもよい。情報の保存場所は、製造中、あるいは眼科研究または臨床試験中の装置を追跡するのに使用されてもよい。表現または指定は、文字または用語であってもよい。表現または指定は、画像であってもよい。画像は、シンボル、ロゴ、銘柄、写真、芸術作品、または漫画を含んでもよい。画像は、スキャン手順を通じて得られてもよい。表現または指定は、芸術的目的のために、装置の着用者の外観を変化させるように構成されてもよい。表現または指定は、色彩であってもよい。方法は、第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を装置の表面に付与するために、(a)-(d)を繰り返す工程をさらに含んでもよい。第1の回折格子は装置に赤い色調を付与するかもしれず、第2の回折格子は装置に緑の色調を付与するかもしれず、そして第3の回折格子は装置に青い色調を付与してもよい。赤い色調、緑の色調、および青い色調は、装置に望ましい色彩を付与するように選ばれてもよい。方法は、(a)の前に、(i)装置に付与される望ましい色彩を選択する工程と、(ii)第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含んでもよい。方法は、(a)の前に、(i)装置に付与される望ましい色彩を決定するために、光学分光計またはデジタルカメラを使用する工程と、(ii)第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含んでもよい。表現または指定は、人工瞳孔であってもよい。人工瞳孔は、モスアイ構造を含んでもよい。方法は、装置の表面から光吸収材料を取り除く工程をさらに含んでもよい。装置は、コンタクトレンズであってもよい。装置の表面は、コンタクトレンズの前面であってもよい。装置の表面は、コンタクトレンズの背面であってもよい。装置は、義眼であってもよい。
【0006】
別の態様では、着用可能な眼用の装置に描写を付与する方法は、(a)装置に付与される描写を選択する工程と、(b)装置に望ましい色彩を付与する装置の表面上の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、(c)光吸収材料を装置の表面に適用する工程と、(d)レーザー光を光路に沿って装置を通りミラーへ指向する工程であって、それによって、レーザー光の第1の部分がミラーから反射され、そして装置の表面で、レーザー光の第2の部分と共に、干渉縞を作り出すことになり、それによって、光吸収材料が干渉縞内の建設的干渉の領域で光を吸収し、そして装置の表面の近接部をアブレーションすることになり、これによって、装置の表面に回折格子を付与する、工程と、を含んでもよい。装置の表面は、装置の表面への垂線が、レーザー光に対して少なくとも30度の角度を作るように構成されてもよい。光路は、空間フィルタを含んでもよい。方法は、複数の回折格子を装置の表面に付与するために、(a)-(d)を繰り返す工程をさらに含んでもよい。描写は、表現または指示であってもよい。表現または指定は、幾何学的オブジェクトであってもよい。幾何学的オブジェクトは、点、線、四角形、長方形、正方形、五角形、六角形、七角形、八角形、九角形、十角形、十一角形、十二角形、12辺を上回る多角形、楕円形、卵形、または円形を含んでもよい。表現または指定は、装置が、装置の着用者の中心に適切に配置されているか、または適切に配向付けられているかについての指標を提供してもよい。表現または指定は、装置に関する情報の保存場所であってもよい。情報の保存場所は、バーコード、QRコード(登録商標)、または中央に円形の穴を有するQRコード(登録商標)を含んでもよい。情報の保存場所は、製造中、あるいは眼科研究または臨床試験中の装置を追跡するのに使用されてもよい。表現または指定は、文字または用語であってもよい。表現または指定は、画像であってもよい。画像は、シンボル、ロゴ、銘柄、写真、芸術作品、または漫画を含んでもよい。画像は、スキャン手順を通じて得られてもよい。表現または指定は、芸術的目的のために、装置の着用者の外観を変化させるように構成されてもよい。表現または指定は、色彩であってもよい。方法は、第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を装置の表面に付与するために、(a)-(d)を繰り返す工程をさらに含んでもよい。第1の回折格子は装置に赤い色調を付与するかもしれず、第2の回折格子は装置に緑の色調を付与するかもしれず、そして第3の回折格子は装置に青い色調を付与してもよい。赤い色調、緑の色調、および青い色調は、装置に望ましい色彩を付与するように選ばれてもよい。方法は、(a)の前に、(i)装置に付与される望ましい色彩を選択する工程と、(ii)第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含んでもよい。方法は、(a)の前に、(i)装置に付与される望ましい色彩を決定するために、光学分光計またはデジタルカメラを使用する工程と、(ii)第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含んでもよい。表現または指定は、人工瞳孔であってもよい。人工瞳孔は、モスアイ構造を含んでもよい。方法は、装置の表面から光吸収材料を取り除く工程をさらに含んでもよい。装置は、コンタクトレンズであってもよい。装置の表面は、コンタクトレンズの前面であってもよい。装置の表面は、コンタクトレンズの背面であってもよい。装置は、義眼であってもよい。
【0007】
別の態様では、着用可能な眼用の装置に描写を付与する方法は、(a)相転移材料を装置の表面に適用する工程と、(b)装置の表面に回折格子を付与するために、相転移材料をリソグラフィでパターン化する工程と、を含んでもよい。(a)は(b)の前に生じてもよい。(b)は(a)の前に生じてもよい。方法は、複数の回折格子を装置の表面に付与するために、(a)および(b)を繰り返す工程をさらに含んでもよい。描写は、表現または指示であってもよい。表現または指定は、幾何学的オブジェクトであってもよい。幾何学的オブジェクトは、点、線、四角形、長方形、正方形、五角形、六角形、七角形、八角形、九角形、十角形、十一角形、十二角形、12辺を上回る多角形、楕円形、卵形、または円形を含んでもよい。表現または指定は、装置が、装置の着用者の中心に適切に配置されているか、または適切に配向付けられているかについての指標を提供してもよい。表現または指定は、装置に関する情報の保存場所であってもよい。情報の保存場所は、バーコード、QRコード(登録商標)、または中央に円形の穴を有するQRコード(登録商標)を含んでもよい。情報の保存場所は、製造中、あるいは眼科研究または臨床試験中の装置を追跡するのに使用されてもよい。表現または指定は、文字または用語であってもよい。表現または指定は、画像であってもよい。画像は、シンボル、ロゴ、銘柄、写真、芸術作品、または漫画を含んでもよい。画像は、スキャン手順を通じて得られてもよい。表現または指定は、芸術的目的のために、装置の着用者の外観を変化させるように構成されてもよい。表現または指定は、色彩であってもよい。方法は、第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を装置の表面に付与するために、(a)および(b)を繰り返す工程をさらに含んでもよい。第1の回折格子は装置に赤い色調を付与するかもしれず、第2の回折格子は装置に緑の色調を付与するかもしれず、そして第3の回折格子は装置に青い色調を付与してもよい。赤い色調、緑の色調、および青い色調は、装置に望ましい色彩を付与するように選ばれてもよい。方法は、(a)の前に、(i)装置に付与される望ましい色彩を選択する工程と、(ii)第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含んでもよい。方法は、(a)の前に、(i)装置に付与される望ましい色彩を決定するために、光学分光計またはデジタルカメラを使用する工程と、(ii)第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含んでもよい。表現または指定は、人工瞳孔であってもよい。人工瞳孔は、モスアイ構造を含んでもよい。装置は、コンタクトレンズであってもよい。装置の表面は、コンタクトレンズの前面であってもよい。装置の表面は、コンタクトレンズの背面であってもよい。装置は、義眼であってもよい。
【0008】
別の態様では、着用可能な眼用の装置に描写を付与する方法は、相転移材料が混合されている材料を含む装置をリソグラフィでパターン化する工程であって、これによって、装置の表面に回折格子を付与する、工程、を含んでもよい。方法は、装置を複数回リソグラフィでパターン化する工程であって、これによって、装置の表面に複数の回折を付与する、工程、をさらに含んでも良い。描写は、表現または指示であってもよい。表現または指定は、幾何学的オブジェクトであってもよい。幾何学的オブジェクトは、点、線、四角形、長方形、正方形、五角形、六角形、七角形、八角形、九角形、十角形、十一角形、十二角形、12辺を上回る多角形、楕円形、卵形、または円形を含んでもよい。表現または指定は、装置が、装置の着用者の中心に適切に配置されているか、または適切に配向付けられているかについての指標を提供してもよい。表現または指定は、装置に関する情報の保存場所であってもよい。情報の保存場所は、バーコード、QRコード(登録商標)、または中央に円形の穴を有するQRコード(登録商標)を含んでもよい。情報の保存場所は、製造中、あるいは眼科研究または臨床試験中の装置を追跡するのに使用されてもよい。表現または指定は、文字または用語であってもよい。表現または指定は、画像であってもよい。画像は、シンボル、ロゴ、銘柄、写真、芸術作品、または漫画を含んでもよい。画像は、スキャン手順を通じて得られてもよい。表現または指定は、芸術的目的のために、装置の着用者の眼の外観を変化させるように構成されてもよい。表現または指定は、色彩であってもよい。方法は、装置を3回リソグラフィでパターン化する工程であって、これによって、装置の表面に第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を付与する、工程、をさらに含んでもよい。第1の回折格子は装置に赤い色調を付与するかもしれず、第2の回折格子は装置に緑の色調を付与するかもしれず、そして第3の回折格子は装置に青い色調を付与してもよい。赤い色調、緑の色調、および青い色調は、装置に望ましい色彩を付与するように選ばれてもよい。方法は、(i)装置に付与される望ましい色彩を選択する工程と、(ii)第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含んでもよい。方法は、(i)装置に付与される望ましい色彩を決定するために、光学分光計またはデジタルカメラを使用する工程と、(ii)第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含んでもよい。表現または指定は、人工瞳孔であってもよい。人工瞳孔は、モスアイ構造を含んでもよい。装置は、コンタクトレンズであってもよい。装置の表面は、コンタクトレンズの前面であってもよい。装置の表面は、コンタクトレンズの背面であってもよい。装置は、義眼であってもよい。
【0009】
別の態様では、着用可能な眼用の装置に描写を付与する方法は、(a)装置に付与される描写を選択する工程と、(b)装置に描写を付与する装置の表面上の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、(c)回折格子を装置の表面にインプリントする工程と、を含んでもよい。方法は、複数の回折格子を装置の表面に付与するために、(a)-(c)を繰り返す工程をさらに含んでもよい。描写は、表現または指示であってもよい。表現または指定は、幾何学的オブジェクトであってもよい。幾何学的オブジェクトは、点、線、四角形、長方形、正方形、五角形、六角形、七角形、八角形、九角形、十角形、十一角形、十二角形、12辺を上回る多角形、楕円形、卵形、または円形を含んでもよい。表現または指定は、装置が、装置の着用者の中心に適切に配置されているか、または適切に配向付けられているかについての指標を提供してもよい。表現または指定は、装置に関する情報の保存場所であってもよい。情報の保存場所は、バーコード、QRコード(登録商標)、または中央に円形の穴を有するQRコード(登録商標)を含んでもよい。情報の保存場所は、製造中、あるいは眼科研究または臨床試験中の装置を追跡するのに使用されてもよい。表現または指定は、文字または用語であってもよい。表現または指定は、画像であってもよい。画像は、シンボル、ロゴ、銘柄、写真、芸術作品、または漫画を含んでもよい。画像は、スキャン手順を通じて得られてもよい。表現または指定は、芸術的目的のために、装置の着用者の外観を変化させるように構成されてもよい。表現または指定は、色彩であってもよい。方法は、第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を装置の表面に付与するために、(a)-(c)を繰り返す工程をさらに含んでもよい。第1の回折格子は装置に赤い色調を付与するかもしれず、第2の回折格子は装置に緑の色調を付与するかもしれず、そして第3の回折格子は装置に青い色調を付与してもよい。赤い色調、緑の色調、および青い色調は、装置に望ましい色彩を付与するように選ばれてもよい。方法は、(i)装置に付与される望ましい色彩を選択する工程と、(ii)第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含んでもよい。方法は、(a)の前に、(i)装置に付与される望ましい色彩を決定するために、光学分光計またはデジタルカメラを使用する工程と、(ii)第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含んでもよい。表現または指定は、人工瞳孔であってもよい。人工瞳孔は、モスアイ構造を含んでもよい。装置は、コンタクトレンズを含んでもよい。装置の表面は、コンタクトレンズの前面であってもよい。装置の表面は、コンタクトレンズの背面であってもよい。
【0010】
別の態様では、有色の着用可能な眼用の装置は、装置の表面に適用される回折格子を含むかもしれず、該回折格子は、装置に描写を付与するように構成される。回折格子は、装置の表面にインプリントされてもよい。回折格子は、装置の表面からアブレーションされた複数の領域を含んでもよい。回折格子は、リソグラフィでパターン化された相転移材料を含んでもよい。装置は、装置の表面に適用される複数の回折を含んでもよい。描写は、表現または指示であってもよい。表現または指定は、幾何学的オブジェクトであってもよい。幾何学的オブジェクトは、点、線、四角形、長方形、正方形、五角形、六角形、七角形、八角形、九角形、十角形、十一角形、十二角形、12辺を上回る多角形、楕円形、卵形、または円形を含んでもよい。表現または指定は、装置が、装置の着用者の中心に適切に配置されているか、または適切に配向付けられているかについての指標を提供してもよい。表現または指定は、装置に関する情報の保存場所であってもよい。情報の保存場所は、バーコード、QRコード(登録商標)、または中央に円形の穴を有するQRコード(登録商標)を含んでもよい。情報の保存場所は、製造中、あるいは眼科研究または臨床試験中の装置を追跡するのに使用されてもよい。表現または指定は、文字または用語であってもよい。表現または指定は、画像であってもよい。画像は、シンボル、ロゴ、銘柄、写真、芸術作品、または漫画を含んでもよい。画像は、スキャン手順を通じて得られてもよい。表現または指定は、芸術的目的のために、装置の着用者の外観を変化させるように構成されてもよい。表現または指定は、色彩であってもよい。装置は、装置の表面に適用される、第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を含んでもよい。第1の回折格子は装置に赤い色調を付与するかもしれず、第2の回折格子は装置に緑の色調を付与するかもしれず、そして第3の回折格子は装置に青い色調を付与してもよい。赤い色調、緑の色調、および青い色調は、装置に望ましい色彩を付与するように選ばれてもよい。表現または指定は、人工瞳孔であってもよい。人工瞳孔は、モスアイ構造を含んでもよい。装置は、コンタクトレンズであってもよい。回折格子は、コンタクトレンズの前面に適用されてもよい。回折格子は、コンタクトレンズの背面に適用されてもよい。コンタクトレンズは、ソフトコンタクトレンズであってもよい。コンタクトレンズは、柔軟性の無い、ガス透過性のコンタクトレンズであってもよい。コンタクトレンズは、ハイブリッドコンタクトレンズであってもよい。装置は、義眼であってもよい。
【0011】
本開示の追加的な態様および利点は、以下の詳細な記載から当業者には容易に明白となり、ここでは、本開示の例示的な実施形態のみが示され、そして記載される。実現されるように、本開示は、他のおよび異なる実施形態が可能であり、その様々な詳細は、すべてが本開示から逸脱することなく様々な明白な点において修正することができる。従って、図面と記載は本来、例示的なものとしてみなされ、限定的なものであるとはみなされない。
【0012】
引用による組み込み
本明細書で言及されるすべての特許公開、特許、および特許出願は、あたかも個々の特許公開、特許、または特許出願が参照により組み込まれるように具体的かつ個々に指示される程度に、参照により本明細書に組み込まれる。参照により組み込まれる特許公開、特許、または特許出願が本明細書に含まれる開示に矛盾するという程度まで、本明細書は、そのような矛盾のある題材に取って代わるおよび/またはそれに優先することを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本発明の新規な特徴は、特に添付の特許請求の範囲に明記される。本発明の特徴及び利点のより良い理解は、本発明の原理が用いられる例示的実施形態を説明する以下の詳細な説明と、以下の添付図面(本明細書では「図(”Figure”および”FIG.”)」とも称する)とを引用することによって得られるであろう。
図1A】いくつかの実施形態に係る、回折格子を含む着用可能な眼用の装置の正面図を示す。
図1B】いくつかの実施形態に係る、回折格子を含む着用可能な眼用の装置の側面図を示す。
図1C】本明細書に記載されるシステムと方法を使用して、着用可能な眼用の装置に付与され得る色彩の第1のカラーチャートを示す。
図1D】本明細書に記載されるシステムと方法を使用して、着用可能な眼用の装置に付与され得る色彩の第2のカラーチャートを示す。
図2A】いくつかの実施形態に係る、透過ホログラフィーアブレーションを使用して、装置の表面上に回折格子を生成することにより、着用可能な眼用の装置に描写を付与する方法のフローチャートを示す。
図2B】いくつかの実施形態に係る、着用可能な眼用の装置の透過ホログラフィーアブレーションのための光学的配置を示す。
図3A】いくつかの実施形態に係る、反射ホログラフィーアブレーションを使用して、装置の表面上に回折格子を生成することにより、着用可能な眼用の装置に描写を付与する方法のフローチャートを示す。
図3B】いくつかの実施形態に係る、着用可能な眼用の装置の反射ホログラフィーアブレーションのための光学的配置を示す。
図4】いくつかの実施形態に係る、装置の表面に適用される相転移材料を使用して、装置の表面上に回折格子を生成することにより、着用可能な眼用の装置に描写を付与する方法のフローチャートを示す。
図5】いくつかの実施形態に係る、装置に混合された相転移材料を使用して、装置の表面上に回折格子を生成することにより、着用可能な眼用の装置に描写を付与する方法のフローチャートを示す。
図6】いくつかの実施形態に係る、インプリントを使用して、装置の表面上に回折格子を生成することにより、着用可能な眼用の装置に描写を与える方法のフローチャートを示す。
図7】本明細書に記載されるシステムまたは方法のいずれかを動作させるようにプログラムされているか、そうでなければ構成されている、コンピューターシステムを示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の様々な実施形態が本明細書中で示され、そして記載されているが、このような実施形態はほんの一例として提供されるものであることは、当業者に明らかであろう。多数の変形、変更、および置き換えは、本発明から逸脱することなく、当業者によって想到され得る。本明細書に記載される本発明の実施形態の様々な代案が利用され得ることを理解されたい。
【0015】
値が範囲として記載されている場合、そのような開示は、特定の数値または特定の部分範囲が明示されているかどうかにかかわらず、そのような範囲内のすべての可能な部分範囲、およびそのような範囲内に入る特定の数値の開示を含むことが理解されるであろう。
【0016】
本明細書で使用される時の、「着用可能な眼用の装置」という用語は、ユーザーによって着用され得るあらゆる眼用の装置を含み得る。例えば、着用可能な眼用の装置は、コンタクトレンズを含んでもよい。着用可能な眼用の装置は、二重焦点眼ミラーを含んでもよい。着用可能な眼用の装置は、義眼を含んでもよい。
【0017】
ここで図面を参照し、そこでは同様の数字は全体にわたって同様の特徴を指す。図形は必ずしも縮尺率通りではないことを理解されたい。
【0018】
図1Aは、回折格子を含む、有色の着用可能な眼用の装置(100)の正面図を示す。図1Aに描かれるように、装置はコンタクトレンズを含んでもよい。コンタクトレンズは、ソフトコンタクトレンズを含んでもよい。コンタクトレンズは、使い捨てのソフトコンタクトレンズを含んでもよい。コンタクトレンズは、ソフトの、1日用コンタクトレンズを含んでもよい。コンタクトレンズは、ソフトの、連続装着用コンタクトレンズを含んでもよい。コンタクトレンズは、ハードコンタクトレンズを含んでもよい。コンタクトレンズは、柔軟性の無い、ガス透過性のコンタクトレンズを含んでもよい。コンタクトレンズは、ハイブリッドコンタクトレンズを含んでもよい。コンタクトレンズは、球上レンズを含んでもよい。コンタクトレンズは、円環体レンズを含んでもよい。コンタクトレンズは、単眼視野レンズを含んでもよい。コンタクトレンズは、二重焦点レンズを含んでもよい。コンタクトレンズは、多焦点レンズを含んでもよい。図1Aにコンタクトレンズとして描かれているが、装置(100)は、本明細書に記載される、任意の、着用可能な眼用の装置を含んでもよい。装置は、二重焦点眼ミラーを含んでもよい。装置は、義眼を含んでもよい。
【0019】
義眼は、人工の眼を含んでもよい。義眼は、欠如している自然な目に置き換わってもよい。例えば、義眼は、眼球除去、摘出、眼窩除去、または自然の眼の除去後の、欠如している自然の眼に置き換わってもよい。義眼は、ユーザーのまぶたの下にフィットするように形作られてもよい。義眼は、眼窩インプラントの上にフィットするように形作られてもよい。義眼は、凸状のシェル形状を含んでもよい。義眼は、損傷した目の上に着用される薄くて固いシェル(例えば強膜シェル)を含んでもよい。義眼は、球状形状を含んでもよい。義眼は、非球状形状を含んでもよい。義眼は、円錐形眼窩インプラント(COI)または多目的円錐形眼窩インプラント(MCOI)を含んでもよい。義眼は、ピラミッド型インプラントを含んでもよい。義眼は、平坦な表面を含んでもよい。義眼は、眼の直筋のために予め形成されたチャネルを含んでもよい。義眼は、眼の上直筋のための凹状のスロットを含んでもよい。義眼は、眼の上円蓋部を満たす突部を含んでもよい。義眼は、眼窩の解剖学的形状に近い円錐形状を含んでもよい。義眼は、比較的広い前方部を含んでもよい。義眼は、比較的狭い後方部を含んでもよい。
【0020】
義眼は、非一体型インプラントを含んでもよい。義眼は、非一体型球状筋円錐内インプラントを含んでもよい。義眼は、一体型インプラントを含んでもよい。義眼は、準一体型インプラントを含んでもよい。義眼は、連結装置を含んでもよい。義眼は、義眼のインプラントの運動性を改善するように構成された表面を含んでもよい。義眼は、丸頭の釘またはねじを提供するためのインサートを含んでもよい。丸頭の釘またはねじは、義眼にインプラントの運動性を伝達してもよい。義眼は、義眼のインプラント後の、線維血管の内部成長を可能にするように構成されてもよい。
【0021】
義眼は、ガラス製の眼を含んでもよい。義眼は、氷晶石ガラスを含んでもよい。義眼は、ヘキサフルオロアルミナーテナトリウム(Na3AlF6)ガラスを含んでもよい。義眼は、プラスチックを含んでもよい。義眼は、熱可塑性樹脂を含んでもよい。義眼は、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ハイドロキシアパタイト(HA)、ポリエチレン(PE)、高密度ポリエチレン、多孔性ポリエチレン(PP)、高密度多孔性ポリエチレン(Medpor)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、バイクリル(vicryl)、シリコン、およびバイオセラミック(酸化アルミニウム、Al2O3など)から成る群から選択される1以上の材料を含んでもよい。
【0022】
装置(100)は、装置の表面に適用される回折格子(110)を含んでもよい。装置の表面は、コンタクトレンズの前面であってもよい。装置の表面は、コンタクトレンズの背面であってもよい。回折格子は、装置に描写を付与するように構成されてもよい。描写は、表現または指定であってもよい。
【0023】
表現または指定は、幾何学的オブジェクトであってもよい。例えば、回折格子は、装置の観察者に、1以上の点、線、形(例えば、1以上の三角形、四辺形、長方形、正方形、五角形、六角形、七角形、八辺形、九辺形、十角形、十一角形、十二角形、12辺を超える多角形、楕円形(ellipses)、卵形、円形、または他の幾何学的形状)を認識させる。そのようなマークは、装置が、装置の着用者の中心に適切に配置されているか、または適切に配向付けられているかなど、装置の1以上の、光学的に関連するパラメータの指示を表してもよい。場合によっては、マークは、コンタクトレンズがコンタクトレンズの着用者の眼の上で適切に中心に配置されているか、または適切に配向付けられているかの指示を表してもよい。例えば、マークは、コンタクトレンズの配向を示す隆起またはレンズ型を含んでもよい。
【0024】
表現または指定は、情報の保存場所であってもよい。例えば、回折格子は、装置の観察者に、バーコード、QRコード(登録商標)、または中央に円形の穴を有するQRコード(登録商標)を認識させる。情報の保存場所は、品質管理目的または他の追跡目的に役立ち得る。例えば、情報の保存場所は、製造中、あるいは眼科研究または臨床試験中の装置の追跡を可能にしてもよい。
【0025】
表現または指定は、文字または用語であってもよい。該文字または用語は、マンダリン、スペイン語、英語、ヒンディー語、アラビア語、ポルトガル語、ベンガル人、ロシア語、日本語、パンジャブ語、ドイツ語、ジャワ語、呉語(Wu)、マライ語、テルグ語、ベトナム語、朝鮮語、フランス語、マラーティー語、タミール語、ウルドゥ語、トルコ語、イタリア語、粤語(Yue)、広東語、タイ語、グジャラート語、ジン語(Jin)、ミン語(Min)、ペルシア語、ポーランド語、パシュト語、カンナダ語、湘語(Xiang)、マラヤーラム語、スンダ語、ハウサ語、オディア語(Odia)、ビルマ語、客家語(Hakka)、ウクライナ語、ボジュプリー語、タガログ語、ヨルバ語、マイティリー語(Maithili)、ウズベク語、シンド語、アムハラ語、フラニ語語、ルーマニア語、オロモ語、イボ語(Igbo)、アゼルバイジャン語、アワディー語(Awadhi)、ガン語(Gan)、セブアノ語(Cebuano)、オランダ語、クルド語、セルボクロアチア語、マダガスカル語、サライキ語(Saraiki)、ネパール語、シンハラ語、チッタゴン語(Chittagonian)、チワン語(Zhuang)、クメール語、トルクメン語、アッサム語、マドゥラ語(Madurese)、ソマリ語、マールワーリー語(Marwari)、マガヒー語(Magahi)、ハリヤーンウィー語(Haryanvi)、ハンガリー語、チャッティースガリー語(Chhattisgarhi)、ギリシャ語、チェワ語(Chewa)、デカン語(Deccan)、アカン語(Akan)、カザフ語(Kazakh)、シレット語(Sylheti)、ズールー語、チェコ語、キニャルワンダ語、ドゥーンダリ語(Dhundhari)、ハイチ語、クリオール語、イロカノ語(Ilocano)、ケチュア語、キルディ語、スウェーデン語、モン語、ショナ語、ウイグル語(Uyghur)、ヒリガイノン語(Hiligaynon)、イロンゴ語(Ilonggo)、モシ語、コーサ語、ベラルーシ語、バローチー語(Balochi)、コンカニ語、あるいは任意の他の言語、などの任意の言語から選択される文字または用語であってもよい。
【0026】
表現または指定は、1以上のロゴ、銘柄、写真、芸術作品、漫画、または他の画像などの、画像であってもよい。画像は、画像スキャン手順を通じて得られてもよい。
【0027】
表現または指定は、映画または他のライブアクションパフォーマンスでの使用などの芸術的目的のために、装置の着用者の外観を変化させるように構成されてもよい。場合によっては、表現または指定は、芸術的目的のために、コンタクトレンズの着用者の眼の外観を変化させるように構成されてもよい。例えば、表現または指定は、着用者の眼の外観を変化させ、着用者が動物、怪物、または他のヒト以外のものの眼を有するように見えるようにしてもよい。
【0028】
表現または指定は、色彩であってもよい。そのような場合では、回折格子は装置に望ましい色彩を付与するように構成されてもよい。回折格子は、回折格子に当たる光を受け取り、その光を複数の色彩へと回折する効果を有していてもよい。色彩は、緊密に離間された回折格子では、角度空間において広く分散してもよい。色彩は、それほど緊密に離間されていない回折格子では、角度空間において狭く分散してもよい。装置を見る観察者は、装置の色を、観察者の視認角度、および照明光が回折格子に当たる角度によって、虹色として認識してもよい。
【0029】
表現または指定は、人工瞳孔であってもよい。人工瞳孔は、1以上のモスアイ構造を含んでもよい。
【0030】
回折格子は、回折がどれだけ緊密に離間されているかなどの、さまざまな光学パラメータを使用して設計されてもよい。光学パラメータを注意深く選択することによって、回折格子は、観察者が虹状の色彩を認識するように、または観察者が広角にわたって単一の色を認識するように、設計されてもよい。回折格子は、単一格子、複合格子、ブレーズド格子(blazed grating)、または格子点状(grating dots)のパターンであってもよい。
【0031】
図1Bは、回折格子を含む、有色の着用可能な眼用の装置(100)の側面図を示す。図1Bで示されるように、装置は、装置の着用者が、回折格子(110)の存在によって着用者の視覚に変化を認識しないように、設計されてもよい。回折格子は、着用者の虹彩上に装置の透明領域(120)を残し、光が着用者の眼のレンズを通って着用者の網膜に当たることができるように、環状形状であってもよい。
【0032】
装置(100)は、装置の表面に適用される複数の回折格子を含んでもよい。装置は、装置の表面に適用される、少なくとも1、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4、少なくとも5、少なくとも6、少なくとも7、少なくとも8、少なくとも9、少なくとも10、少なくとも11、少なくとも12、少なくとも13、少なくとも14、少なくとも15、少なくとも16、少なくとも17、少なくとも18、少なくとも19、少なくとも20、少なくとも30、少なくとも40、少なくとも50、少なくとも60、少なくとも70、少なくとも80、少なくとも90、少なくとも100、あるいはそれ以上の回折格子を含んでもよい。装置は、装置の表面に適用される、最大で100、最大で90、最大で80、最大で70、最大で60、最大で50、最大で40、最大で30、最大で20、最大で19、最大で18、最大で17、最大で16、最大で15、最大で14、最大で13、最大で12、最大で11、最大で10、最大で9、最大で8、最大で7、最大で6、最大で5、最大で4、最大で3、最大で2、あるいはそれ以下の回折格子を含んでもよい。装置は、装置の表面に適用される、前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内の複数の回折格子を含んでもよい。任意の2以上の回折格子は、互いに対して任意の角度で配置されてもよい。例えば、任意の2以上の回折格子は、互いに対して、少なくとも1度、少なくとも2度、少なくとも3度、少なくとも4度、少なくとも5度、少なくとも6度、少なくとも7度、少なくとも8度、少なくとも9度、少なくとも10度、少なくとも15度、少なくとも20度、少なくとも25度、少なくとも30度、少なくとも35度、少なくとも40度、少なくとも45度、少なくとも50度、少なくとも55度、少なくとも60度、少なくとも65度、少なくとも70度、少なくとも75度、少なくとも80度、少なくとも81度、少なくとも82度、少なくとも83度、少なくとも84度、少なくとも85度、少なくとも86度、少なくとも87度、少なくとも88度、少なくとも89度、あるいはそれ以上の角度で配置されてもよい。任意の2以上の回折格子は、互いに対して、最大で90度、最大で89度、最大で88度、最大で87度、最大で86度、最大で85度、最大で84度、最大で83度、最大で82度、最大で81度、最大で80度、最大で75度、最大で70度、最大で65度、最大で60度、最大で55度、最大で50度、最大で45度、最大で40度、最大で35度、最大で30度、最大で25度、最大で20度、最大で15度、最大で10度、最大で9度、最大で8度、最大で7度、最大で6度、最大で5度、最大で4度、最大で3度、最大で2度、最大で1度、あるいはそれ以下の角度で配置されてもよい。任意の2以上の回折格子は、前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内の角度で配置されてもよい。
【0033】
例えば、装置(100)は、装置の表面に適用される、第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を含んでもよい。第1の回折格子は、装置に赤い色調を付与してもよい。第2の回折格子は、装置に緑の色調を付与してもよい。第3の回折格子は、装置に青い色調を付与してもよい。赤い色調、緑の色調、および青い色調は、装置に望ましい色彩を付与するように選ばれてもよい。望ましい色彩は、本明細書に説明される任意のカラーチャートなどの、カラーチャートから選ばれてもよい。例えば、望ましい色彩は、図1Cに関して本明細書に記載されるものなどの、国際照明委員会(CIE)カラーチャートから選ばれるかもしれず、あるいは、図1Dに関して本明細書に記載されるものなどの、縮小版のCIEカラーチャートから選ばれてもよい。望ましい色彩は、光学分光計またはデジタルカメラの使用を通して検出されてもよい。望ましい色彩は、装置の着用者の1以上の眼の虹彩または瞳孔の色彩に対応してもよい。
【0034】
別の実施形態では、装置(100)は、装置の表面に適用される、第1の回折格子、第2の回折格子、第3の回折格子、第4の回折格子、第5の回折格子、および第6の回折格子を含んでもよい。第1および第4の回折格子は、二次元格子のペアを形成してもよい。例えば、第1および第4の回折格子は、互いに対して実質的に垂直であってもよい。第1および第4の回折格子は、それらが赤い色調などの同じまたは類似の色を装置に付与するように選択される光学パラメータを有してもよい。同様に、第2および第5の回折格子は、二次元格子のペアを形成してもよい。例えば、第2および第5の回折格子は、互いに対して実質的に垂直であってもよい。第2および第5の回折格子は、それらが緑の色調などの同じまたは類似の色彩を装置に付与するように選択される光学パラメータを有してもよい。第3および第6の回折格子は、二次元格子のペアを形成してもよい。例えば、第3および第6の回折格子は、互いに対して実質的に垂直であってもよい。第3および第6の回折格子は、それらが青い色調などの同じまたは類似の色彩を装置に付与するように選択される光学パラメータを有してもよい。二次元格子の使用は、回折格子によって生成される光学効果の効率を増大させてもよい。
【0035】
回折格子(110)は、本明細書に記載される方法(200)、(300)、(400)、(500)、および(600)などの、本明細書に記載される方法のいずれかによって生成されてもよい。例えば、回折格子は、装置の表面にインプリントされてもよい。回折格子は、装置の表面からアブレーションされた複数の領域を含んでもよい。回折格子は、リソグラフィでパターン化されたフォトポリマーなどの、リソグラフィでパターンパターン化された相転移材料を含んでもよい。
【0036】
図1Cは、本明細書に記載されるシステムおよび方法を使用して、着用可能な眼用の装置に付与され得る色彩の第1のカラーチャートを示す。カラーチャートは、CIEカラーチャートを含んでもよい。CIEカラーチャートは、本明細書に記載される方法のいずれかを使用して、本明細書に記載される着用可能な眼用の装置に付与される色を選択するのに使用されてもよい。
【0037】
図1Dは、本明細書に記載されるシステムおよび方法を使用して、着用可能な眼用の装置に付与され得る色彩の第2のカラーチャートを示す。カラーチャートは、縮小版のCIEカラーチャートを含んでもよい。縮小版のCIEカラーチャートは、本明細書に記載される方法のいずれかを使用して、本明細書に記載される着用可能な眼用の装置に付与される色を選択するのに使用されてもよい。
【0038】
本開示の着用可能な眼用の装置は、治療的用途を有してもよい。例えば、装置(100)は、眼瞼内反症、睫毛乱生、瞼板の瘢痕化、再発性角膜びらん、あるいは術後の眼瞼下垂などの疾病を患う着用者のために、角膜の保護を提供してもよい。装置(100)は、水疱性角膜症、上皮の侵食、上皮の擦過、糸状角膜炎、あるいは角膜移植術後などの疾病を患う着用者のために、角膜の疼痛緩和を提供してもよい。装置(100)は、慢性上皮欠損、角膜潰瘍、神経栄養性角膜炎、神経麻痺性角膜炎、薬品熱傷、あるいは術後の上皮欠損などの疾病に対する、治癒プロセスの間の帯具として使用されてもよい。装置(100)は、小切開水晶体摘出(SMILE)、レーザー角膜切削形成術(LASIK)、レーザー上皮角膜切削形成術(LASEK)、光学的角膜切除術(PRK)、全層角膜移植術(PK)、治療的レーザー角膜切除術(PTK)、自動表層角膜移植術(ALK)、屈折のレンズ交換術(RLE)、老眼用レンズ交換術(PRELEX)、表層移植、角膜のフラップ、あるいは他の角膜手術に関する疾病などの、眼の手術後の治癒プロセスの間の帯具として使用されてもよい。装置(100)は、そのような眼科的矯正が必要または望ましい場合に、治癒手順の間の眼下的矯正を提供するのに使用されてもよい。
【0039】
装置(100)は、装置の着用者の外観を改善するために、または装置の着用者の生活の質を改善するために、無虹彩、瞳孔不規則性、永続的な眼損傷、あるいは弱視などの疾病を、覆うか、またはカモフラージュするのに使用されてもよい。装置(100)は、複視を緩和または除去するか、あるいはオクルーダーレンズ(occluder lens)の必要性を緩和または除去するのに使用されてもよい。そのような用途では、装置(100)は、装置の内側部分に、光を遮断するための、黒一色の瞳孔構成要素(これは、装置の着用者の目の最大瞳孔サイズよりも1-4mm大きい直径を有し得る)を、そして装置の外側部分に澄んだ外縁を含んでもよい。黒一色の瞳孔構成要素の直径は、薄暗い状態で得られる瞳孔の最大サイズの測定値に基づいて選択されてもよい。装置(100)は、羞明を緩和または除去するのに使用されてもよい。そのような用途では、装置(100)は、装置の内側部分に人工的な虹彩レンズ(これによって光過敏性を緩和または除去する)を、そして装置の外側部分に澄んだ外縁を含んでもよい。人工的虹彩レンズは、装置の着用者の損なわれた虹彩を確実にカバーするのに十分に大きな直径を有していてもよい。装置(100)は、コントラストまたは視覚を増強するのに使用されてもよい。例えば、装置(100)は、サングラス効果を作り出すのに使用されるかもしれず、それによって、装置の着用者の目で受け取られる光の明るさが低下される。装置(100)は、デバイスに色合い(灰色、緑、または琥珀の色合いなど)を適用することによって、コントラストを増加または最大化するのに使用されてもよい。そのようなコントラスト増強装置は、アスリートが運動能力を増強する際に特に有用であるかもしれない。装置(100)は、装置に赤い色合いを提供することによってなど、色覚異常を矯正するのに使用されてもよい。
【0040】
図2Aは、装置の表面上の回折格子を生成するために透過ホログラフィーアブレーションを使用して、着用可能な眼用の装置に描写を付与する方法(200)のためのフローチャートを示す。第1の動作(210)では、方法(200)は、装置の表面に光吸収材料を適用する工程を含んでもよい。装置は、本明細書に記載される任意の装置であってもよい。装置は、コンタクトレンズであってもよい。装置の表面は、コンタクトレンズの前面であってもよい。装置の表面は、コンタクトレンズの背面であってもよい。装置は、二重焦点眼ミラーであってもよい。装置は、義眼であってもよい。光吸収材料は、光および熱を吸収するかもしれず、その結果、アブレーションまたは昇華によって装置の表面から材料が除去されてもよい。光吸収材料は、インクを含んでもよい。光吸収材料は、染料を含んでもよい。光吸収材料は、薄膜であってもよい。光吸収材料は、薄膜であってもよい。光吸収材料の厚さは、少なくとも1ナノメートル(nm)、少なくとも2nm、少なくとも3nm、少なくとも4nm、少なくとも5nm、少なくとも6nm、少なくとも7nm、少なくとも8nm、少なくとも9nm、少なくとも10nm、少なくとも20nm、少なくとも30nm、少なくとも40nm、少なくとも50nm、少なくとも60nm、少なくとも70nm、少なくとも80nm、少なくとも90nm、少なくとも100nm、少なくとも200nm、少なくとも300nm、少なくとも400nm、少なくとも500nm、少なくとも600nm、少なくとも700nm、少なくとも800nm、少なくとも900nm、少なくとも1マイクロメートル(μm)、少なくとも2μm、少なくとも3μm、少なくとも4μm、少なくとも5μm、少なくとも6μm、少なくとも7μm、少なくとも8μm、少なくとも9μm、少なくとも10μm、少なくとも20μm、少なくとも30μm、少なくとも40μm、少なくとも50μm、少なくとも60μm、少なくとも70μm、少なくとも80μm、少なくとも90μm、少なくとも100μm、少なくとも200μm、少なくとも300μm、少なくとも400μm、少なくとも500μm、少なくとも600μm、少なくとも700μm、少なくとも800μm、少なくとも900μm、あるいは少なくとも1,000μm、またはそれ以上であってもよい。光吸収材料の厚さは、最大で1,000μm、最大で900μm、最大で800μm、最大で700μm、最大で600μm、最大で500μm、最大で400μm、最大で300μm、最大で200μm、最大で100μm、最大で90μm、最大で80μm、最大で70μm、最大で60μm、最大で50μm、最大で40μm、最大で30μm、最大で20μm、最大で10μm、最大で9μm、最大で8μm、最大で7μm、最大で6μm、最大で5μm、最大で4μm、最大で3μm、最大で2μm、最大で1μm、最大で900nm、最大で800nm、最大で700nm、最大で600nm、最大で500nm、最大で400nm、最大で300nm、最大で200nm、最大で100nm、最大で90nm、最大で80nm、最大で70nm、最大で60nm、最大で50nm、最大で40nm、最大で30nm、最大で20nm、最大で10nm、最大で9nm、最大で8nm、最大で7nm、最大で6nm、最大で5nm、最大で4nm、最大で3nm、最大で2nm、最大で1nm、あるいはそれ以下であってもよい。光吸収材料の厚さは、前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内であってもよい。
【0041】
第2の動作(220)では、方法(200)は、第1のレーザー光を第1の光路に沿って装置の表面へ指向する工程を含んでもよい。第1のレーザー光は、レーザーによって放射されてもよい。第1のレーザー光は、連続波レーザーによって放射されてもよい。第1のレーザー光は、パルス状レーザーによって放射されてもよい。第1のレーザー光は、ガスレーザーによって放射されるかもしれず、例えば、ヘリウムネオン(HeNe)レーザー、アルゴン(Ar)レーザー、クリプトン(Kr)レーザー、キセノン(Xe)イオンレーザー、窒素(N2)レーザー、二酸化炭素(CO2)レーザー、一酸化炭素(CO)レーザー、横方向大気圧励起(TEA)レーザー(transversely excited atmospheric (TEA) laser)、またはエキシマレーザーが挙げられる。例えば、第1のレーザー光は、アルゴン二量体(Ar2)エキシマレーザー、クリプトン二量体(Kr2)エキシマレーザー、フッ素二量体(F2)エキシマレーザー、キセノン二量体(Xe2)エキシマレーザー、フッ化アルゴン(ArF)エキシマレーザー(argon fluoride (ArF) excimer laser)、塩化クリプトン(KrCl)エキシマレーザー(krypton chloride (KrCl) excimer laser)、フッ化クリプトン(KrF)エキシマレーザー(krypton fluoride (KrF) excimer laser)、臭化キセノン(XeBr)エキシマレーザー(xenon bromide (XeBr) excimer laser)、塩化キセノン(XeCl)エキシマレーザー(xenon chloride (XeCl) excimer laser)、またはフッ化キセノン(XeF)エキシマレーザー(xenon fluoride (XeF) excimer laser)によって放射されてもよい。第1のレーザー光は、色素レーザーによって放射されてもよい。
【0042】
第1のレーザー光は、金属蒸気レーザーによって放射されるかもしれず、例えば、ヘリウムカドミウム(HeCd)金属蒸気レーザー、ヘリウム水銀(HeHg)金属蒸気レーザー、ヘリウムセレン(HeSe)金属蒸気レーザー、ヘリウム銀(HeAg)金属蒸気レーザー、ストロンチウム(Sr)金属蒸気レーザー、ネオン銅(NeCu)金属蒸気レーザー、銅(Cu)金属蒸気レーザー、金(Au)金属蒸気レーザー、マンガン(Mn)金属蒸気、あるいは塩化マンガン(MnCl2)金属蒸気レーザーなどが挙げられる。
【0043】
第1のレーザー光は、固体レーザーによって放射されるかもしれず、例えば、ルビーレーザー、金属ドープ結晶レーザー、または金属ドープファイバーレーザーが挙げられる。例えば、第1のレーザー光は、ネオジムドープ・イットリウム・アルミニウム・ガーネット(Nd:YAG)レーザー、ネオジム/クロミウムドープ・イットリウム・アルミニウム・ガーネット(Nd/Cr:YAG)レーザー、エルビウムドープ・イットリウム・アルミニウム・ガーネット(Er:YAG)レーザー、ネオジムドープ・イットリウム・フッ化リチウム(Nd:YLF)レーザー、ネオジムドープ・イットリウム・オルトバナデート(orthovanadate)(ND:YVO4)レーザー、ネオジムドープ・イットリウム・カルシウム・オキソボレート(oxoborate)(Nd:YCOB)レーザー、ネオジム・ガラス(Nd:ガラス)レーザー、チタン・サファイア(Ti:サファイア)レーザー、ツリウムドープ・イットリウム(ytrrium)・アルミニウム・ガーネット(Tm:YAG)レーザー、イッテルビウムドープ・イットリウム(ytrrium)アルミニウム・ガーネット(Yb:YAG)レーザー、イッテルビウムドープ・ガラス(Yt:ガラス)レーザー、ホルミウム・イットリウム(ytrrium)・アルミニウム・ガーネット(Ho:YAG)レーザー、クロミウムドープ・セレン化亜鉛(Cr:ZnSe)レーザー、セリウムドープ・リチウム・ストロンチウム・フッ化アルミニウム(Ce:LiSAF)レーザー、セリウムドープ・リチウム・カルシウム・フッ化アルミニウム(Ce:LiCAF)レーザー、エルビウムドープ・ガラス(Er:ガラス)、エルビウム・イッテルビウム共添加ガラス(Er/Yt:ガラス)レーザー、ウランドープ・フッ化カルシウム(U:CaF2)レーザー、または、サマリウムドープ・フッ化カルシウム(Sm:CaF2)レーザーによって放射されてもよい。
【0044】
第1のレーザー光は、半導体レーザーまたはダイオードレーザーによって放射されるかもしれず、例えば、窒化ガリウム(GaN)レーザー、インジウム窒化ガリウム(InGaN)レーザー、アルミニウム・ガリウムリン化インジウム(AlGaInP)レーザー、ヒ化アルミニウムガリウム(AlGaAs)レーザー、インジウム・ガリウム・ヒ素リン化物(InGaAsP)レーザー、垂直キャビティ面発光レーザー(VCSEL)、または、量子カスケードレーザー、などが挙げられる。
【0045】
第1のレーザー光は、連続波レーザー光であってもよい。第1のレーザー光は、パルス状レーザー光であってもよい。第1のレーザー光のパルス幅は、少なくとも1フェムトセカンド(femtosecond)(fs)、少なくとも2fs、少なくとも3fs、少なくとも4fs、少なくとも5fs、少なくとも6fs、少なくとも7fs、少なくとも8fs、少なくとも9fs、少なくとも10fs、少なくとも20fs、少なくとも30fs、少なくとも40fs、少なくとも50fs、少なくとも60fs、少なくとも70fs、少なくとも80fs、少なくとも90fs、少なくとも100fs、少なくとも200fs、少なくとも300fs、少なくとも400fs、少なくとも500fs、少なくとも600fs、少なくとも700fs、少なくとも800fs、少なくとも900fs、少なくとも1ピコセカンド(ps)、少なくとも2ps、少なくとも3ps、少なくとも4ps、少なくとも5ps、少なくとも6ps、少なくとも7ps、少なくとも8ps、少なくとも9ps、少なくとも10ps、少なくとも20ps、少なくとも30ps、少なくとも40ps、少なくとも50ps、少なくとも60ps、少なくとも70ps、少なくとも80ps、少なくとも90ps、少なくとも100ps、少なくとも200ps、少なくとも300ps、少なくとも400ps、少なくとも500ps、少なくとも600ps、少なくとも700ps、少なくとも800ps、少なくとも900ps、少なくとも1ナノセカンド(ns)、少なくとも2ns、少なくとも3ns、少なくとも4ns、少なくとも5ns、少なくとも6ns、少なくとも7ns、少なくとも8ns、少なくとも9ns、少なくとも10ns、少なくとも20ns、少なくとも30ns、少なくとも40ns、少なくとも50ns、少なくとも60ns、少なくとも70ns、少なくとも80ns、少なくとも90ns、少なくとも100ns、少なくとも200ns、少なくとも300ns、少なくとも400ns、少なくとも500ns、少なくとも600ns、少なくとも700ns、少なくとも800ns、少なくとも900ns、少なくとも1,000ns、またはそれ以上であってもよい。第1のレーザー光のパルス幅は、最大で1,000ns、最大で900ns、最大で800ns、最大で700ns、最大で600ns、最大で500ns、最大で400ns、最大で300ns、最大で200ns、最大で100ns、最大で90ns、最大で80ns、最大で70ns、最大で60ns、最大で50ns、最大で40ns、最大で30ns、最大で20ns、最大で10ns、最大で9ns、最大で8ns、最大で7ns、最大で6ns、最大で5ns、最大で4ns、最大で3ns、最大で2ns、最大で1ns、最大で900ps、最大で800ps、最大で700ps、最大で600ps、最大で50ps、最大で400ps、最大で300ps、最大で200ps、最大で100ps、最大で90ps、最大で80ps、最大で70ps、最大で60ps、最大で50ps、最大で40ps、最大で30ps、最大で20ps、最大で10ps、最大で9ps、最大で8ps、最大で7ps、最大で6ps、最大で5ps、最大で4ps、最大で3ps、最大で2ps、最大で1ps、最大で900fs、最大で800fs、最大で700fs、最大で600fs、最大で500fs、最大で400fs、最大で300fs、最大で200fs、最大で100fs、最大で90fs、最大で80fs、最大で70fs、最大で60fs、最大で50fs、最大で40fs、最大で30fs、最大で20fs、最大で10fs、最大で9fs、最大で8fs、最大で7fs、最大で6fs、最大で5fs、最大で4fs、最大で3fs、最大で2fs、最大で1fs、あるいはそれ以下であってもよい。第1のレーザー光のパルス幅は、前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内であってもよい。例えば、第1のレーザー光のパルス幅は、1nsと50nsの間であってもよい。
【0046】
第1のレーザー光の反復率は、少なくとも1ヘルツ(Hz)、少なくとも2Hz、少なくとも3Hz、少なくとも4Hz、少なくとも5Hz、少なくとも6Hz、少なくとも7Hz、少なくとも8Hz、少なくとも9Hz、少なくとも10Hz、少なくとも20Hz、少なくとも30Hz、少なくとも40Hz、少なくとも50Hz、少なくとも60Hz、少なくとも70Hz、少なくとも80Hz、少なくとも90Hz、少なくとも100Hz、少なくとも200Hz、少なくとも300Hz、少なくとも400Hz、少なくとも500Hz、少なくとも600Hz、少なくとも700Hz、少なくとも800Hz、少なくとも900Hz、少なくとも1キロヘルツ(kHz)、少なくとも2kHz、少なくとも3kHz、少なくとも4kHz、少なくとも5kHz、少なくとも6kHz、少なくとも7kHz、少なくとも8kHz、少なくとも9kHz、少なくとも10kHz、少なくとも20kHz、少なくとも30kHz、少なくとも40kHz、少なくとも50kHz、少なくとも60kHz、少なくとも70kHz、少なくとも80kHz、少なくとも90kHz、少なくとも100kHz、少なくとも200kHz、少なくとも300kHz、少なくとも400kHz、少なくとも500kHz、少なくとも600kHz、少なくとも700kHz、少なくとも800kHz、少なくとも900kHz、少なくとも1メガヘルツ(MHz)、少なくとも2MHz、少なくとも3MHz、少なくとも4MHz、少なくとも5MHz、少なくとも6MHz、少なくとも7MHz、少なくとも8MHz、少なくとも9MHz、少なくとも10MHz、少なくとも20MHz、少なくとも30MHz、少なくとも40MHz、少なくとも50MHz、少なくとも60MHz、少なくとも70MHz、少なくとも80MHz、少なくとも90MHz、少なくとも100MHz、少なくとも200MHz、少なくとも300MHz、少なくとも400MHz、少なくとも500MHz、少なくとも600MHz、少なくとも700MHz、少なくとも800MHz、少なくとも900MHz、少なくとも1,000MHz、またはそれ以上であってもよい。第1のレーザー光の反復率は、最大で1,000MHz、最大で900MHz、最大で800MHz、最大で700MHz、最大で600MHz、最大で500MHz、最大で400MHz、最大で300MHz、最大で200MHz、最大で100MHz、最大で90MHz、最大で80MHz、最大で70MHz、最大で60MHz、最大で50MHz、最大で40MHz、最大で30MHz、最大で20MHz、最大で10MHz、最大で9MHz、最大で8MHz、最大で7MHz、最大で6MHz、最大で5MHz、最大で4MHz、最大で3MHz、最大で2MHz、最大で1MHz、最大で900kHz、最大で800kHz、最大で700kHz、最大で600kHz、最大で500kHz、最大で400kHz、最大で300kHz、最大で200kHz、最大で100kHz、最大で90kHz、最大で80kHz、最大で70kHz、最大で60kHz、最大で50kHz、最大で40kHz、最大で30kHz、最大で20kHz、最大で10kHz、最大で9kHz、最大で8kHz、最大で7kHz、最大で6kHz、最大で5kHz、最大で4kHz、最大で3kHz、最大で2kHz、最大で1kHz、最大で900Hz、最大で800Hz、最大で700Hz、最大で600Hz、最大で500Hz、最大で400Hz、最大で300Hz、最大で200Hz、最大で100Hz、最大で90Hz、最大で80Hz、最大で70Hz、最大で60Hz、最大で50Hz、最大で40Hz、最大で30Hz、最大で20Hz、最大で10Hz、最大で9Hz、最大で8Hz、最大で7Hz、最大で6Hz、最大で5Hz、最大で4Hz、最大で3Hz、最大で2Hz、最大で1Hz、またはそれ以下であってもよい。第1のレーザー光の反復率は、前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内であってもよい。
【0047】
第1のレーザー光のパルスエネルギーは、少なくとも1ナノジュール(nJ)、少なくとも2nJ、少なくとも3nJ、少なくとも4nJ、少なくとも5nJ、少なくとも6nJ、少なくとも7nJ、少なくとも8nJ、少なくとも9nJ、少なくとも10nJ、少なくとも20nJ、少なくとも30nJ、少なくとも40nJ、少なくとも50nJ、少なくとも60nJ、少なくとも70nJ、少なくとも80nJ、少なくとも90nJ、少なくとも100nJ、少なくとも200nJ、少なくとも300nJ、少なくとも400nJ、少なくとも500nJ、少なくとも600nJ、少なくとも700nJ、少なくとも800nJ、少なくとも900nJ、少なくとも1マイクロジュール(μJ)、少なくとも2μJ、少なくとも3μJ、少なくとも4μJ、少なくとも5μJ、少なくとも6μJ、少なくとも7μJ、少なくとも8μJ、少なくとも9μJ、少なくとも10μJ、少なくとも20μJ、少なくとも30μJ、少なくとも40μJ、少なくとも50μJ、少なくとも60μJ、少なくとも70μJ、少なくとも80μJ、少なくとも90μJ、少なくとも100μJ、少なくとも200μJ、少なくとも300μJ、少なくとも400μJ、少なくとも500μJ、少なくとも600μJ、少なくとも700μJ、少なくとも800μJ、少なくとも900μJ、少なくとも1ミリジュール(mJ)、少なくとも2mJ、少なくとも3mJ、少なくとも4mJ、少なくとも5mJ、少なくとも6mJ、少なくとも7mJ、少なくとも8mJ、少なくとも9mJ、少なくとも10mJ、少なくとも20mJ、少なくとも30mJ、少なくとも40mJ、少なくとも50mJ、少なくとも60mJ、少なくとも70mJ、少なくとも80mJ、少なくとも90mJ、少なくとも100mJ、少なくとも200mJ、少なくとも300mJ、少なくとも400mJ、少なくとも500mJ、少なくとも600mJ、少なくとも700mJ、少なくとも800mJ、少なくとも900mJ、少なくとも1ジュール(J)、またはそれ以上であってもよい。第1のレーザー光のパルスエネルギーは、最大で1J、最大で900mJ、最大で800mJ、最大で700mJ、最大で600mJ、最大で500mJ、最大で400mJ、最大で300mJ、最大で200mJ、最大で100mJ、最大で90mJ、最大で80mJ、最大で70mJ、最大で60mJ、最大で50mJ、最大で40mJ、最大で30mJ、最大で20mJ、最大で10mJ、最大で9mJ、最大で8mJ、最大で7mJ、最大で6mJ、最大で5mJ、最大で4mJ、最大で3mJ、最大で2mJ、最大で1mJ、最大で900μJ、最大で800μJ、最大で700μJ、最大で600μJ、最大で500μJ、最大で400μJ、最大で300μJ、最大で200μJ、最大で100μJ、最大で90μJ、最大で80μJ、最大で70μJ、最大で60μJ、最大で50μJ、最大で40μJ、最大で30μJ、最大で20μJ、最大で10μJ、最大で9μJ、最大で8μJ、最大で7μJ、最大で6μJ、最大で5μJ、最大で4μJ、最大で3μJ、最大で2μJ、最大で1μJ、最大で900nJ、最大で800nJ、最大で700nJ、最大で600nJ、最大で500nJ、最大で400nJ、最大で300nJ、最大で200nJ、最大で100nJ、最大で90nJ、最大で80nJ、最大で70nJ、最大で60nJ、最大で50nJ、最大で40nJ、最大で30nJ、最大で20nJ、最大で10nJ、最大で9nJ、最大で8nJ、最大で7nJ、最大で6nJ、最大で5nJ、最大で4nJ、最大で3nJ、最大で2nJ、最大で1nJ、またはそれ以下であってもよい。第1のレーザー光のパルスエネルギーは、前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内であってもよい。例えば、第1のレーザー光のパルスエネルギーは、100mJと500mJとの間であってもよい。
【0048】
第1のレーザー光の平均電力は、少なくとも1マイクロワット(μW)、少なくとも2μW、少なくとも3μW、少なくとも4μW、少なくとも5μW、少なくとも6μW、少なくとも7μW、少なくとも8μW、少なくとも9μW、少なくとも10μW、少なくとも20μW、少なくとも30μW、少なくとも40μW、少なくとも50μW、少なくとも60μW、少なくとも70μW、少なくとも80μW、少なくとも90μW、少なくとも100μW、少なくとも200μW、少なくとも300μW、少なくとも400μW、少なくとも500μW、少なくとも600μW、少なくとも700μW、少なくとも800μW、少なくとも900μW、少なくとも1ミリワット(mW)、少なくとも2mW、少なくとも3mW、少なくとも4mW、少なくとも5mW、少なくとも6mW、少なくとも7mW、少なくとも8mW、少なくとも9mW、少なくとも10mW、少なくとも20mW、少なくとも30mW、少なくとも40mW、少なくとも50mW、少なくとも60mW、少なくとも70mW、少なくとも80mW、少なくとも90mW、少なくとも100mW、少なくとも200mW、少なくとも300mW、少なくとも400mW、少なくとも500mW、少なくとも600mW、少なくとも700mW、少なくとも800mW、少なくとも900mW、少なくとも1ワット(W)、少なくとも2W、少なくとも3W、少なくとも4W、少なくとも5W、少なくとも6W、少なくとも7W、少なくとも8W、少なくとも9W、少なくとも10W、少なくとも20W、少なくとも30W、少なくとも40W、少なくとも50W、少なくとも60W、少なくとも70W、少なくとも80W、少なくとも90W、少なくとも100W、少なくとも200W、少なくとも300W、少なくとも400W、少なくとも500W、少なくとも600W、少なくとも700W、少なくとも800W、少なくとも900W、少なくとも1,000W、またはそれ以上であってもよい。第1のレーザー光の平均電力は、最大で1,000W、最大で900W、最大で800W、最大で700W、最大で600W、最大で500W、最大で400W、最大で300W、最大で200W、最大で100W、最大で90W、最大で80W、最大で70W、最大で60W、最大で50W、最大で40W、最大で30W、最大で20W、最大で10W、最大で9W、最大で8W、最大で7W、最大で6W、最大で5W、最大で4W、最大で3W、最大で2W、最大で1W、最大で900mW、最大で800mW、最大で700mW、最大で600mW、最大で500mW、最大で400mW、最大で300mW、最大で200mW、最大で100mW、最大で90mW、最大で80mW、最大で70mW、最大で60mW、最大で50mW、最大で40mW、最大で30mW、最大で20mW、最大で10mW、最大で9mW、最大で8mW、最大で7mW、最大で6mW、最大で5mW、最大で4mW、最大で3mW、最大で2mW、最大で1mW、最大で900μW、最大で800μW、最大で700μW、最大で600μW、最大で500μW、最大で400μW、最大で300μW、最大で200μW、最大で100μW、最大で90μW、最大で80μW、最大で70μW、最大で60μW、最大で50μW、最大で40μW、最大で30μW、最大で20μW、最大で10μW、最大で9μW、最大で8μW、最大で7μW、最大で6μW、最大で5μW、最大で4μW、最大で3μW、最大で2μW、最大で1μW、またはそれ以下であってもよい。第1のレーザー光の電力は、前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内であってもよい。
【0049】
第1のレーザー光の波長は、電磁スペクトルの紫外線(UV)部分、可視部分、または赤外線(IR)部分の波長を含んでもよい。第1のレーザー光は、少なくとも100ナノメートル(nm)、少なくとも110nm、少なくとも120nm、少なくとも130nm、少なくとも140nm、少なくとも150nm、少なくとも160nm、少なくとも170nm、少なくとも180nm、少なくとも190nm、少なくとも200nm、少なくとも210nm、少なくとも220nm、少なくとも230nm、少なくとも240nm、少なくとも250nm、少なくとも260nm、少なくとも270nm、少なくとも280nm、少なくとも290nm、少なくとも300nm、少なくとも310nm、少なくとも320nm、少なくとも330nm、少なくとも340nm、少なくとも350nm、少なくとも360nm、少なくとも370nm、少なくとも380nm、少なくとも390nm、少なくとも400nm、少なくとも410nm、少なくとも420nm、少なくとも430nm、少なくとも440nm、少なくとも450nm、少なくとも460nm、少なくとも470nm、少なくとも480nm、少なくとも490nm、少なくとも500nm、少なくとも510nm、少なくとも520nm、少なくとも530nm、少なくとも540nm、少なくとも550nm、少なくとも560nm、少なくとも570nm、少なくとも580nm、少なくとも590nm、少なくとも600nm、少なくとも610nm、少なくとも620nm、少なくとも630nm、少なくとも640nm、少なくとも650nm、少なくとも660nm、少なくとも670nm、少なくとも680nm、少なくとも690nm、少なくとも700nm、少なくとも710nm、少なくとも720nm、少なくとも730nm、少なくとも740nm、少なくとも750nm、少なくとも760nm、少なくとも770nm、少なくとも780nm、少なくとも790nm、少なくとも800nm、少なくとも810nm、少なくとも820nm、少なくとも830nm、少なくとも840nm、少なくとも850nm、少なくとも860nm、少なくとも870nm、少なくとも880nm、少なくとも890nm、少なくとも900nm、少なくとも910nm、少なくとも920nm、少なくとも930nm、少なくとも940nm、少なくとも950nm、少なくとも960nm、少なくとも970nm、少なくとも980nm、少なくとも990nm、少なくとも1,000nm、少なくとも1,010nm、少なくとも1,020nm、少なくとも1,030nm、少なくとも1,040nm、少なくとも1,050nm、少なくとも1,060nm、少なくとも1,070nm、少なくとも1,080nm、少なくとも1,090nm、少なくとも1,100nm、少なくとも1,110nm、少なくとも1,120nm、少なくとも1,130nm、少なくとも1,140nm、少なくとも1,150nm、少なくとも1,160nm、少なくとも1,170nm、少なくとも1,180nm、少なくとも1,190nm、少なくとも1,200nm、少なくとも1,210nm、少なくとも1,220nm、少なくとも1,230nm、少なくとも1,240nm、少なくとも1,250nm、少なくとも1,260nm、少なくとも1,270nm、少なくとも1,280nm、少なくとも1,290nm、少なくとも1,300nm、少なくとも1,310nm、少なくとも1,320nm、少なくとも1,330nm、少なくとも1,340nm、少なくとも1,350nm、少なくとも1,360nm、少なくとも1,370nm、少なくとも1,380nm、少なくとも1,390nm、少なくとも1,400nm、またはそれ以上の波長を含んでもよい。第1のレーザー光は、最大で1,400nm、最大で1,390nm、最大で1,380nm、最大で1,370n、最大で1,360nm、最大で1,350nm、最大で1,340nm、最大で1,330nm、最大で1,320nm、最大で1,310nm、最大で1,300nm、最大で1,290nm、最大で1,280nm、最大で1,270nm、最大で1,260nm、最大で1,250nm、最大で1,240nm、最大で1,230nm、最大で1,220nm、最大で1,210nm、最大で1,200nm、最大で1,190nm、最大で1,180nm、最大で1,170n、最大で1,160nm、最大で1,150nm、最大で1,140nm、最大で1,130nm、最大で1,120nm、最大で1,110nm、最大で1,100nm、最大で1,090nm、最大で1,080nm、最大で1,070nm、最大で1,060nm、最大で1,050nm、最大で1,040nm、最大で1,030nm、最大で1,020nm、最大で1,010nm、最大で1,000nm、最大で990nm、最大で980nm、最大で970nm、最大で960nm、最大で950nm、最大で940nm、最大で930nm、最大で920nm、最大で910nm、最大で900nm、最大で890nm、最大で880nm、最大で870nm、最大で860nm、最大で850nm、最大で840nm、最大で830nm、最大で820nm、最大で810nm、最大で800nm、最大で790nm、最大で780nm、最大で770nm、最大で760nm、最大で750nm、最大で740nm、最大で730nm、最大で720nm、最大で710nm、最大で700nm、最大で690nm、最大で680nm、最大で670nm、最大で660nm、最大で650nm、最大で640nm、最大で630nm、最大で620nm、最大で610nm、最大で600nm、最大で590nm、最大で580nm、最大で570nm、最大で560nm、最大で550nm、最大で540nm、最大で530nm、最大で520nm、最大で510nm、最大で500nm、最大で490nm、最大で480nm、最大で470nm、最大で460nm、最大で450nm、最大で440nm、最大で430nm、最大で420nm、最大で410nm、最大で400nm、最大で390nm、最大で380nm、最大で370nm、最大で360nm、最大で350nm、最大で340nm、最大で330nm、最大で320nm、最大で310nm、最大で300nm、最大で290nm、最大で280nm、最大で270nm、最大で260nm、最大で250nm、最大で240nm、最大で230nm、最大で220nm、最大で210nm、最大で200nm、最大で190nm、最大で180nm、最大で170nm、最大で160nm、最大で150nm、最大で140nm、最大で130nm、最大で120nm、最大で110nm、最大で100nm、またはそれ以下の波長を含んでもよい。第1のレーザー光は、前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内である波長を含んでもよい。
【0050】
第1のレーザー光の帯域幅は、少なくとも0.001nm、少なくとも0.002nm、少なくとも0.003nm、少なくとも0.004nm、少なくとも0.005nm、少なくとも0.006nm、少なくとも0.007nm、少なくとも0.008nm、少なくとも0.009nm、少なくとも0.01nm、少なくとも0.02nm、少なくとも0.03nm、少なくとも0.04nm、少なくとも0.05nm、少なくとも0.06nm、少なくとも0.07nm、少なくとも0.08nm、少なくとも0.09nm、少なくとも0.1nm、少なくとも0.2nm、少なくとも0.3nm、少なくとも0.4nm、少なくとも0.5nm、少なくとも0.6nm、少なくとも0.7nm、少なくとも0.8nm、少なくとも0.9nm、少なくとも1nm、少なくとも2nm、少なくとも3nm、少なくとも4nm、少なくとも5nm、少なくとも6nm、少なくとも7nm、少なくとも8nm、少なくとも9nm、少なくとも10nm、少なくとも20nm、少なくとも30nm、少なくとも40nm、少なくとも50nm、少なくとも60nm、少なくとも70nm、少なくとも80nm、少なくとも90nm、少なくとも100nm、またはそれ以上であってもよい。第1のレーザー光の帯域幅は、最大で100nm、最大で90nm、最大で80nm、最大で70nm、最大で60nm、最大で50nm、最大で40nm、最大で30nm、最大で20nm、最大で10nm、最大で9nm、最大で8nm、最大で7nm、最大で6nm、最大で5nm、最大で4nm、最大で3nm、最大で2nm、最大で1nm、最大で0.9nm、最大で0.8nm、最大で0.7nm、最大で0.6nm、最大で0.5nm、最大で0.4nm、最大で0.3nm、最大で0.2nm、最大で0.1nm、最大で0.09nm、最大で0.08nm、最大で0.07nm、最大で0.06nm、最大で0.05nm、最大で0.04nm、最大で0.03nm、最大で0.02nm、最大で0.01nm、最大で0.009nm、最大で0.008nm、最大で0.007nm、最大で0.006nm、最大で0.005nm、最大で0.004nm、最大で0.003nm、最大で0.002nm、最大で0.001nm、またはそれ以下であってもよい。第1のレーザー光の帯域幅は、前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内であってもよい。
【0051】
(例えば、レイリービーム幅(Rayleigh beam width)、半値全幅、1/e幅、二次モーメント幅、ナイフエッジ幅、D86幅、またはビーム直径の任意の他の測定によって測定される時の)第1のレーザー光の直径は、少なくとも0.1mm、少なくとも0.2mm、少なくとも0.3mm、少なくとも0.4mm、少なくとも0.5mm、少なくとも0.6mm、少なくとも0.7mm、少なくとも0.8mm、少なくとも0.9mm、少なくとも1mm、少なくとも2mm、少なくとも3mm、少なくとも4mm、少なくとも5mm、少なくとも6mm、少なくとも7mm、少なくとも8mm、少なくとも9mm、少なくとも10mm、少なくとも20mm、少なくとも30mm、少なくとも40mm、少なくとも50mm、少なくとも60mm、少なくとも70mm、少なくとも80mm、少なくとも90mm、少なくとも100mm、またはそれ以上であってもよい。第1のレーザー光の直径は、最大で100mm、最大で90mm、最大で80mm、最大で70mm、最大で60mm、最大で50mm、最大で40mm、最大で30mm、最大で20mm、最大で10mm、最大で9mm、最大で8mm、最大で7mm、最大で6mm、最大で5mm、最大で4mm、最大で3mm、最大で2mm、最大で1mm、最大で0.9mm、最大で0.8mm、最大で0.7mm、最大で0.6mm、最大で0.5mm、最大で0.4mm、最大で0.3mm、最大で0.2mm、最大で0.1mm、またはそれ以下であってもよい。第1のレーザー光の直径は、前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内であってもよい。場合によっては、第1のレーザー光の直径は、着用可能な眼用の装置の直径より小さくてもよい。いくつかの例では、第1のレーザー光の直径は、着用可能な眼用の装置の直径とおよそ同等であってもよい。さらにいくつかの例では、第1のレーザー光の直径は、着用可能な眼用の装置の直径より大きくてもよい。例えば、第1のレーザー光は、第1のレーザー光が同時に複数の着用可能な眼用の装置を照らすことを可能にする直径を有していてもよい。そのようなシステムは、バッチ処理中の複数の着用可能な眼用の装置上の回折格子の同時生成を可能にしてもよい。
【0052】
第3の動作(230)では、方法(200)は、第2のレーザー光を第2の光路に沿って装置の表面へ指向する工程を含んでもよい。第2のレーザー光は、本明細書に記載される任意の第1のレーザー光に類似していてもよい。第1のレーザー光と第2のレーザー光は、異なるレーザーによって放射されてもよい。第1のレーザー光と第2のレーザー光は、同一のレーザーによって放射されてもよい。
【0053】
第1のレーザー光と第2のレーザー光は、空間フィルタによって、それぞれ第1の光路と第2の光路に沿って指向されてもよい。空間フィルタは、レンズを含んでもよい。
【0054】
第1の光路は参照ミラー(reference mirror)を含んでもよい。空間フィルタと第1の光路は、第1のレーザー光が空間フィルタから参照ミラーへ指向されるように、構成されてもよい。第1のレーザー光は、参照ミラーから装置の表面の第1の部分へ指向されてもよい。
【0055】
第2の光路は対物ミラー(objective mirror)を含んでもよい。空間フィルタと第2の光路は、第2のレーザー光が空間フィルタから対物ミラーへ指向されるように、構成されてもよい。第2のレーザー光は、対物ミラーから装置の表面の第2の部分へ指向されてもよい。装置の表面の第1の部分と第2の部分は、別個であってもよい。装置の表面の第1の部分と第2の部分は、部分的に重なり合ってもよい。例えば、装置の表面の第1の部分と第2の部分は、それぞれ第1の側面積と第2の側面積を有するかもしれず、それらは、少なくとも1%、少なくとも2%、少なくとも3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、またはそれ以上重なり合う。装置の表面の第1の部分と第2の部分は、それぞれ第1の側面積と第2の側面積を有するかもしれず、それらは、最大で99%、最大で98%、最大で97%、最大で96%、最大で95%、最大で94%、最大で93%、最大で92%、最大で91%、最大で90%、最大で80%、最大で70%、最大で60%、最大で50%、最大で40%、最大で30%、最大で20%、最大で10%、最大で9%、最大で8%、最大で7%、最大で6%、最大で5%、最大で4%、最大で3%、最大で2%、最大で1%、または以下重なり合う。装置の表面の第1の部分と第2の部分は、それぞれ第1の側面積と第2の側面積を有するかもしれず、それらは、前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内である値で重なり合う。装置の表面の第1の部分と第2の部分は、完全に重なり合ってもよい。
【0056】
第4番の動作(240)では、方法(200)は、装置の表面で第1のレーザー光と第2のレーザー光の間に干渉縞を作り出す工程を含むかもしれず、それによって、光吸収材料が干渉縞内の建設的干渉の領域で光を吸収し、そして装置の表面の近接部をアブレーションすることになり、これによって、装置の表面に回折格子を付与する。
【0057】
方法(200)は、(図1A、1B、1C、または1Dに関して本明細書に記載される任意の描写などの)本明細書に記載される任意の描写を装置に付与するのに使用されてもよい。描写は、表現または指示であってもよい。
【0058】
表現または指定は、幾何学的オブジェクトであってもよい。例えば、回折格子は、装置の観察者に、1以上の点、線、形(例えば、1以上の三角形、四辺形、長方形、正方形、五角形、六角形、七角形、八辺形、九辺形、十角形、十一角形、十二角形、12辺を上回る多角形、楕円形(ellipses)、卵形、円形、または他の幾何学的形状)を認識させる。そのようなマークは、装置が、装置の着用者の中心に適切に配置されているか、または適切に配向付けられているかなど、装置の1以上の、光学的に関連するパラメータの指示を表してもよい。場合によっては、マークは、コンタクトレンズがコンタクトレンズの着用者の眼の上で適切に中心に配置されているか、または適切に配向付けられているかの指示を表してもよい。例えば、マークは、コンタクトレンズの配向を示す隆起またはレンズ型を含んでもよい。
【0059】
表現または指定は、情報の保存場所であってもよい。例えば、回折格子は、装置の観察者に、バーコード、QRコード(登録商標)、または中央に円形の穴を有するQRコード(登録商標)を認識させる。情報の保存場所は、品質管理目的または他の追跡目的に役立ち得る。例えば、情報の保存場所は、製造中、あるいは眼科研究または臨床試験中の装置の追跡が可能になるかもしれない。
【0060】
表現または指定は、文字または用語であってもよい。該文字または用語は、マンダリン、スペイン語、英語、ヒンディー語、アラビア語、ポルトガル語、ベンガル人、ロシア語、日本語、パンジャブ語、ドイツ語、ジャワ語、呉語(Wu)、マライ語、テルグ語、ベトナム語、朝鮮語、フランス語、マラーティー語、タミール語、ウルドゥ語、トルコ語、イタリア語、粤語(Yue)、広東語、タイ語、グジャラート語、ジン語(Jin)、ミン語(Min)、ペルシア語、ポーランド語、パシュト語、カンナダ語、湘語(Xiang)、マラヤーラム語、スンダ語、ハウサ語、オディア語(Odia)、ビルマ語、客家語(Hakka)、ウクライナ語、ボジュプリー語、タガログ語、ヨルバ語、マイティリー語(Maithili)、ウズベク語、シンド語、アムハラ語、フラニ語、ルーマニア語、オロモ語、イボ語(Igbo)、アゼルバイジャン語、アワディー語(Awadhi)、ガン語(Gan)、セブアノ語(Cebuano)、オランダ語、クルド語、セルボクロアチア語、マダガスカル語、サライキ語(Saraiki)、ネパール語、シンハラ語、チッタゴン語(Chittagonian)、チワン語(Zhuang)、クメール語、トルクメン語、アッサム語、マドゥラ語(Madurese)、ソマリ語、マールワーリー語(Marwari)、マガヒー語(Magahi)、ハリヤーンウィー語(Haryanvi)、ハンガリー語、チャッティースガリー語(Chhattisgarhi)、ギリシャ語、チェワ語(Chewa)、デカン語(Deccan)、アカン語(Akan)、カザフ語(Kazakh)、シレット語(Sylheti)、ズールー語、チェコ語、キニャルワンダ語、ドゥーンダリ語(Dhundhari)、ハイチ語、クリオール語、イロカノ語(Ilocano)、ケチュア語、キルディ語、スウェーデン語、モン語、ショナ語、ウイグル語(Uyghur)、ヒリガイノン語(Hiligaynon)、イロンゴ語(Ilonggo)、モシ語、コーサ語、ベラルーシ語、バローチー語(Balochi)、コンカニ語、あるいは任意の他の言語、などの任意の言語から選択される文字または用語であってもよい。
【0061】
表現または指定は、1以上のロゴ、銘柄、写真、芸術作品、漫画、または他の画像などの、画像であってもよい。画像は、画像スキャン手順を通じて得られてもよい。
【0062】
表現または指定は、映画または他のライブアクションパフォーマンスでの使用などの芸術的目的のために、装置の着用者の外観を変化させるように構成されてもよい。場合によっては、表現または指定は、芸術的目的のための、コンタクトレンズの着用者の眼の外観を変化させるように構成されてもよい。例えば、表現または指定は、着用者の眼の外観を変化させ、着用者が動物、怪物、または他のヒト以外のものの眼を有するように見えるようにしてもよい。
【0063】
表現または指定は、色彩であってもよい。
【0064】
方法(200)は、複数の回折格子を装置の表面に付与するために、動作(210)、(220)、(230)、および(240)の任意の1つ、2つ、3つ、または4つを繰り返す工程を、さらに含んでもよい。方法(200)は、少なくとも1、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4、少なくとも5、少なくとも6、少なくとも7、少なくとも8、少なくとも9、少なくとも10、またはそれ以上の回折格子を装置の表面に付与するために、動作(210)、(220)、(230)、および(240)の任意の1つ、2つ、3つ、または4つを、少なくとも1回、少なくとも2回、少なくとも3回、少なくとも4回、少なくとも5回、少なくとも6回、少なくとも7回、少なくとも8回、少なくとも9回、少なくとも10回、またそれ以上繰り返す工程を、さらに含んでもよい。方法(200)は、最大で10、最大で9、最大で8、最大で7、最大で6、最大で5、最大で4、最大で3、最大で2、またはそれ以下の回折格子を装置の表面に付与するために、動作(210)、(220)、(230)、および(240)の任意の1つ、2つ、3つ、または4つを、最大で10回、最大で9回、最大で8回、最大で7回、最大で6回、最大で5回、最大で4回、最大で3回、最大で2回、またはそれ以下繰り返す工程を、さらに含んでもよい。方法(200)は、前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内にある複数の回折格子を装置の表面に付与するために、動作(210)、(220)、(230)、および(240)の任意の1つ、2つ、3つ、または4つを、前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内にある複数回繰り返す工程をさらに含んでもよい。
【0065】
例えば、方法(200)は、第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を装置の表面に付与するために、動作(210)、(220)、(230)、および(240)の1つ、2つ、3つ、または4つを合計3回繰り返す工程を含んでもよい。第1の回折格子は、装置に赤い色調を付与してもよい。第2の回折格子は、装置に緑の色調を付与してもよい。第3の回折格子は、装置に青い色調を付与してもよい。赤い色調、緑の色調、および青い色調は、装置に望ましい色彩を付与するように選ばれてもよい。望ましい色彩は、本明細書に説明される任意のカラーチャートなどの、カラーチャートから選ばれてもよい。例えば、望ましい色彩は、図1Cに関して本明細書に記載されるものなどの、CIEカラーチャートから選ばれるかもしれず、あるいは、図1Dに関して本明細書に記載されるものなどの、縮小版のCIEカラーチャートから選ばれてもよい。
【0066】
方法(200)は、動作(210)の前に、(i)装置に付与される望ましい色彩を選択する工程と、(ii)第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含んでもよい。
【0067】
方法(200)は、動作(210)の前に、(i)装置に付与される望ましい色彩を決定するために、光学分光計またはデジタルカメラを使用する工程と、(ii)第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含んでもよい。
【0068】
表現または指定は、人工瞳孔であってもよい。人工瞳孔は、モスアイ構造を含んでもよい。
【0069】
方法(200)は、装置の表面から光吸収材料を取り除く工程をさらに含んでもよい。
【0070】
図2Bは、着用可能な眼用の装置の透過ホログラフィーアブレーションのための光学的配置(250)を示す。光学的配置(250)は、方法(200)を実行するのに使用されてもよい。光学的配置(250)は、レーザー(255)を含んでもよい。レーザーは、本明細書に記載される任意のレーザーに類似していてもよい。例えば、レーザーは、図2Aに関して本明細書に記載される任意のレーザーに類似していてもよい。レーザーは、レーザー光(260)を放射してもよい。レーザー光(260)は、本明細書に記載される任意のレーザー光に類似していてもよい。例えば、レーザー光(260)は、図2Aに対して本明細書に記載される任意の第1のレーザー光に類似していてもよい。レーザー光は、光学フィルタ(265)へ指向されてもよい。光学フィルタは、レンズを含んでもよい。光学フィルタは、第1のレーザー光(270)を、第1の光路に沿って参照ミラー(280)へ指向してもよい。第1のレーザー光は、図2Aに関して本明細書に記載される任意の第1のレーザー光などの、本明細書に記載される任意の第1のレーザー光に類似していてもよい。光学フィルタは、第2のレーザー光(275)を、第2の光路に沿って対物ミラー(285)へ指向してもよい。第2のレーザー光は、図2Aに関して本明細書に記載される任意の第2のレーザー光などの、本明細書に記載される任意の第2のレーザー光に類似していてもよい。第1のレーザー光と第2のレーザー光は、着用可能な眼用の装置(100)の表面へ指向されてもよい。
【0071】
図3Aは、装置の表面上の回折格子を生成するために反射ホログラフィーアブレーションを使用して、着用可能な眼用の装置に描写を付与する方法(300)のためのフローチャートを示す。第1の動作(310)では、方法(300)は、装置に付与される描写を選択する工程を含んでもよい。装置は、コンタクトレンズであってもよい。コンタクトレンズは、本明細書に記載される任意のコンタクトレンズであってもよい。装置は、二重焦点眼ミラーであってもよい。装置は、義眼であってもよい。
【0072】
第2の動作(320)では、方法(300)は、装置に描写を付与する、装置の表面上の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程を含んでもよい。装置の表面は、コンタクトレンズの前面であってもよい。装置の表面は、コンタクトレンズの背面であってもよい。
【0073】
第3の動作(330)では、方法(300)は、装置の表面に光吸収材料を適用する工程を含んでもよい。光吸収材料は、図2Aに関して本明細書に記載される任意の光吸収材料のような、本明細書に記載される任意の光吸収材料であってもよい。
【0074】
第4の動作(340)では、方法(300)は、レーザー光を光路に沿って装置を通りミラーへ指向する工程を含むかもしれず、それによって、レーザー光の第1の部分がミラーから反射され、そして装置の表面で、レーザー光の第2の部分と共に、干渉縞を作り出すことになり、それによって、光吸収材料が干渉縞内の建設的干渉の領域で光を吸収し、そして装置の表面の近接部をアブレーションすることになり、これによって、装置の表面に回折格子を付与する。レーザー光は、図2Aに関して本明細書に記載される任意のレーザー光などの、本明細書に記載される任意のレーザー光に類似していてもよい。
【0075】
装置の表面は、装置の表面への垂線が、レーザー光に対して角度を作るように構成されてもよい。装置の表面は、装置の表面に対する垂線が、レーザー光に対して、少なくとも1度、少なくとも2度、少なくとも3度、少なくとも4度、少なくとも5度、少なくとも6度、少なくとも7度、少なくとも8度、少なくとも9度、少なくとも10度、少なくとも15度、少なくとも20度、少なくとも25度、少なくとも30度、少なくとも35度、少なくとも40度、少なくとも45度、少なくとも50度、少なくとも55度、少なくとも60度、少なくとも65度、少なくとも70度、少なくとも75度、少なくとも80度、少なくとも81度、少なくとも82度、少なくとも83度、少なくとも84度、少なくとも85度、少なくとも86度、少なくとも87度、少なくとも88度、少なくとも89度、またはそれ以上の角度を作るように、構成されてもよい。装置の表面は、装置の表面に対する垂線が、レーザー光に対して、最大で90度、最大で89度、最大で88度、最大で87度、最大で86度、最大で85度、最大で84度、最大で83度、最大で82度、最大で81度、最大で80度、最大で75度、最大で70度、最大で65度、最大で60度、最大で55度、最大で50度、最大で45度、最大で40度、最大で35度、最大で30度、最大で25度、最大で20度、最大で15度、最大で10度、最大で9度、最大で8度、最大で7度、最大で6度、最大で5度、最大で4度、最大で3度、最大で2度、最大で1度、またはそれ以下の角度を作るように、構成されてもよい。装置の表面は、装置の表面に対する垂線が、レーザー光に対して、前述の値のうちの任意の2つの範囲内にある角度を作るように、構成されてもよい。
【0076】
光路は、空間フィルタを含んでもよい。空間フィルタは、レンズを含んでもよい。
【0077】
方法(300)は、(図1A、1B、1C、または1Dに関して本明細書に記載される任意の描写などの)本明細書に記載される任意の描写を装置に付与するのに使用されてもよい。描写は、表現または指示であってもよい。
【0078】
表現または指定は、幾何学的オブジェクトであってもよい。例えば、回折格子は、装置の観察者に、1以上の点、線、形(例えば、1以上の三角形、四辺形、長方形、正方形、五角形、六角形、七角形、八辺形、九辺形、十角形、十一角形、十二角形、12辺を上回る多角形、楕円形(ellipses)、卵形、円、または他の幾何学的形状)を認識させる。そのようなマークは、装置が、装置の着用者の中心に適切に配置されているか、または適切に配向付けられているかなど、装置の1以上の、光学的に関連するパラメータの指示を表してもよい。場合によっては、マークは、コンタクトレンズがコンタクトレンズの着用者の眼の上で適切に中心に配置されているか、または適切に配向付けられているかの指示を表してもよい。例えば、マークは、コンタクトレンズの配向を示す隆起またはレンズ型を含んでもよい。
【0079】
表現または指定は、情報の保存場所であってもよい。例えば、回折格子は、装置の観察者に、バーコード、QRコード(登録商標)または中央に円形の穴を有するQRコード(登録商標)を認識させる。情報の保存場所は、品質管理目的または他の追跡目的に役立ち得る。例えば、情報の保存場所は、製造中、あるいは眼科研究または臨床試験中の装置の追跡が可能になってもよい。
【0080】
表現または指定は、文字または用語であってもよい。文字または用語は、マンダリン、スペイン語、英語、ヒンディー語、アラビア語、ポルトガル語、ベンガル語、ロシア語、日本語、パンジャブ語、ドイツ語、ジャワ語、呉語(Wu)、マライ語、テルグ語、ベトナム語、朝鮮語、フランス語、マラーティー語、タミール語、ウルドゥ語、トルコ語、イタリア語、粤語(Yue)、広東語、タイ語、グジャラート語、ジン語(Jin)、ミン語(Min)、ペルシア語、ポーランド語、パシュト語、カンナダ語、湘語(Xiang)、マラヤーラム語、スンダ語、ハウサ語、オディア語(Odia)、ビルマ語、客家語(Hakka)、ウクライナ語、ボジュプリー語、タガログ語、ヨルバ語、マイティリー語(Maithili)、ウズベク語、シンド語、アムハラ語、フラニ語、ルーマニア語、オロモ語、イボ語(Igbo)、アゼルバイジャン語、アワディー語(Awadhi)、ガン語(Gan)、セブアノ語(Cebuano)、オランダ語、クルド語、セルボクロアチア語、マダガスカル語、サライキ語(Saraiki)、ネパール語、シンハラ語、チッタゴン語(Chittagonian)、チワン語(Zhuang)、クメール語、トルクメン語、アッサム語、マドゥラ語(Madurese)、ソマリ語、マールワーリー語(Marwari)、マガヒー語(Magahi)、ハリヤーンウィー語(Haryanvi)、ハンガリー語、チャッティースガリー語(Chhattisgarhi)、ギリシャ語、チェワ語(Chewa)、デカン語(Deccan)、アカン語(Akan)、カザフ語(Kazakh)、シレット語(Sylheti)、ズールー語、チェコ語、キニャルワンダ語、ドゥーンダリ語(Dhundhari)、ハイチ語、クリオール語、イロカノ語(Ilocano)、ケチュア語、キルディ語、スウェーデン語、モン語(Hmong)、ショナ語、ウイグル語(Uyghur)、ヒリガイノン語(Hiligaynon)、イロンゴ語(Ilonggo)、モシ語、コーサ語、ベラルーシ語、バローチー語(Balochi)、コンカニ語、あるいは任意の他の言語、などの任意の言語から選択される文字または用語であってもよい。
【0081】
表現または指定は、1以上のロゴ、銘柄、写真、芸術作品、漫画、または他の画像などの、画像であってもよい。画像は、画像スキャン手順を通して得られてもよい。
【0082】
表現または指定は、映画または他のライブアクションパフォーマンスでの使用などの芸術的目的のために、装置の着用者の眼の外観を変化させるように構成されてもよい。場合によっては、表現または指定は、芸術的目的のための、コンタクトレンズの着用者の眼の外観を変化させるように構成されてもよい。例えば、表現または指定は、着用者の眼の外観を変化させ、着用者が動物、怪物、または他のヒト以外のものの眼を有するように見えるようにしてもよい。
【0083】
表現または指定は、色彩であってもよい。
【0084】
方法(300)は、装置の表面に複数の回折格子を付与するために、動作(310)、(320)、(330)および(340)の任意の1つ、2つ、3つ、または4つを繰り返す工程を、さらに含んでもよい。方法(300)は、装置の表面に少なくとも1、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4、少なくとも5、少なくとも6、少なくとも7、少なくとも8、少なくとも9、少なくとも10、またはそれ以上の回折格子を付与するために、動作(310)、(320)、(330)および(340)の任意の1つ、2つ、3つ、または4つを、少なくとも1回、少なくとも2回、少なくとも3回、少なくとも4回、少なくとも5回、少なくとも6回、少なくとも7回、少なくとも8回、少なくとも9回、少なくとも10回、またはそれ以上繰り返す工程を、さらに含んでもよい。方法(300)は、装置の表面に最大で10、最大で9、最大で8、最大で7、最大で6、最大で5、最大で4、最大で3、最大で2、またはそれ以下の回折格子を付与するために、動作(310)、(320)、(330)および(340)の任意の1つ、2つ、3つ、または4つを、最大で10回、最大で9回、最大で8回、最大で7回、最大で6回、最大で5回、最大で4回、最大で3回、最大で2回、またはそれ以下繰り返す工程を、さらに含んでもよい。方法(300)は、装置の表面に前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内にある複数の回折格子を付与するために、動作(310)、(320)、(330)および(340)の任意の1つ、2つ、3つ、または4つを、前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内にある複数回繰り返す工程を、さらに含んでもよい。
【0085】
例えば、方法(300)は、装置の表面に第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を付与するために、動作(310)、(320)、(330)および(340)の任意の1つ、2つ、3つ、または4つを、合計3回繰り返す工程を、さらに含んでもよい。第1の回折格子は、装置に赤い色調を付与してもよい。第2の回折格子は、装置に緑の色調を付与してもよい。第3の回折格子は、装置に青い色調を付与してもよい。赤い色調、緑の色調、および青い色調は、装置に望ましい色彩を付与するように選ばれてもよい。望ましい色彩は、本明細書に説明される任意のカラーチャートなどの、カラーチャートから選ばれてもよい。例えば、望ましい色彩は、図1Cに関して本明細書に記載されるものなどの、CIEカラーチャートから選ばれてもよく、あるいは、図1Dに関して本明細書に記載されるものなどの、縮小版のCIEカラーチャートから選ばれてもよい。
【0086】
方法(300)は、動作310の前に、(i)装置に付与される望ましい色彩を選択する工程と、(ii)第1の回折格子、第2の回折格子および第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含んでもよい。
【0087】
方法(300)は、動作(310)の前に、(i)装置に付与される望ましい色彩を決定するために光学分光計またはデジタルカメラを使用する工程と、(ii)第1の回折格子、第2の回折格子および第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含んでもよい。
【0088】
表現または指定は、人工瞳孔であってもよい。人工瞳孔は、モスアイ構造を含んでもよい。
【0089】
方法(300)は、装置の表面から光吸収材料を取り除く工程をさらに含んでもよい。
【0090】
図3Bは、着用可能な眼用の装置の反射ホログラフィーアブレーションのための光学的配置(350)を示す。光学的配置(350)は、方法(300)を実行するために使用されてもよい。光学的配置(350)は、レーザー(255)を含んでもよい。レーザーは、本明細書に記載される任意のレーザーに類似してもよい。例えば、レーザーは、図2Aに関して本明細書に記載される任意のレーザーに類似してもよい。レーザーは、レーザー光(360)を放射しても良い。レーザー光(260)は、本明細書に記載される任意のレーザー光に類似してもよい。例えば、レーザー光(260)は、図2Aに関して本明細書に記載される任意の第1のレーザー光に類似してもよい。レーザー光は、光学フィルター(265)へ指向されてもよい。光学フィルタは、レンズを含んでもよい。光学フィルタは、レーザー光を拡張し、および拡張したレーザー光(370)をコリメートレンズ(375)へ光学経路に沿って指向してもよい。コリメートレンズは、コリメートレーザー光(380)をミラー(385)へ指向してもよく、該ミラーは、コリメートレーザー光を、装置(100)を通って、ミラー(390)に反射してもよい。ミラー(390)は、装置(100)の表面で干渉縞を生成しながら、コリメートレーザー光を反射してもよい。
【0091】
(本明細書に記載される着用可能な眼用の装置(100)などの)本開示の着用可能な眼用の装置は、(本明細書に記載される方法(200)および方法(300)などの)ホログラフィーアブレーションの方法の変形を使用して処理されてもよい。例えば、装置はエッジリット(edge-lit)ホログラフィーを使用して処理されてもよい。
【0092】
図4は、装置の表面上の回折格子を生成する装置の表面に適用された相転移材料を使用して、着用可能な眼用の装置に描写を付与する方法(400)のためのフローチャートを示す。第1の動作(410)では、方法(400)は、装置の表面に相転移材料を適用する工程を含んでもよい。装置は、コンタクトレンズであってもよい。コンタクトレンズは、本明細書に記載される任意のコンタクトレンズであってもよい。装置は、二重焦点眼鏡であってもよい。装置は、義眼であってもよい。相転移材料は、フォトポリマーであってもよい。装置の表面は、コンタクトレンズの前面であってもよい。装置の表面は、コンタクトレンズの背面であってもよい。フォトポリマーは、薄膜であってもよい。フォトポリマーは、薄膜であってもよい。フォトポリマーの厚さは、少なくとも1nm、少なくとも2nm、少なくとも3nm、少なくとも4nm、少なくとも5nm、少なくとも6nm、少なくとも7nm、少なくとも8nm、少なくとも9nm、少なくとも10nm、少なくとも20nm、少なくとも30nm、少なくとも40nm、少なくとも50nm、少なくとも60nm、少なくとも70nm、少なくとも80nm、少なくとも90nm、少なくとも100nm、少なくとも200nm、少なくとも300nm、少なくとも400nm、少なくとも500nm、少なくとも600nm、少なくとも700nm、少なくとも800nm、少なくとも900nm、少なくとも1μm、少なくとも2μm、少なくとも3μm、少なくとも4μm、少なくとも5μm、少なくとも6μm、少なくとも7μm、少なくとも8μm、少なくとも9μm、少なくとも10μm、少なくとも20μm、少なくとも30μm、少なくとも40μm、少なくとも50μm、少なくとも60μm、少なくとも70μm、少なくとも80μm、少なくとも90μm、少なくとも100μm、少なくとも200μm、少なくとも300μm、少なくとも400μm、少なくとも500μm、少なくとも600μm、少なくとも700μm、少なくとも800μm、少なくとも900μm、少なくとも1000μm、またはそれ以上であってもよい。フォトポリマーの厚さは、最大で1,000μm、最大で900μm、最大で800μm、最大で700μm、最大で600μm、最大で500μm、最大で400μm、最大で300μm、最大で200μm、最大で100μm、最大で90μm、最大で80μm、最大で70μm、最大で60μm、最大で50μm、最大で40μm、最大で30μm、最大で20μm、最大で10μm、最大で9μm、最大で8μm、最大で7μm、最大で6μm、最大で5μm、最大で4μm、最大で3μm、最大で2μm、最大で1μm、最大で900nm、最大で800nm、最大で700nm、最大で600nm、最大で500nm、最大で400nm、最大で300nm、最大で200nm、最大で100nm、最大で90nm、最大で80nm、最大で70nm、最大で60nm、最大で50nm、最大で40nm、最大で30nm、最大で20nm、最大で10nm、最大で9nm、最大で8nm、最大で7nm、最大で6nm、最大で5nm、最大で4nm、最大で3nm、最大で2nm、最大で1nm、またはそれ以下であってもよい。フォトポリマーの厚さは、前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内であってもよい。
【0093】
第2の動作(420)では、方法(400)は、装置の表面に回折格子を付与するために相転移材料をリソグラフィでパターン化する工程を含んでもよい。例えば、方法(400)は、装置の表面に回折格子を付与するために、フォトポリマーをリソグラフィでパターン化する工程を含んでもよい。方法(400)は、様々なリソグラフィ技術を含んでもよい。例えば、方法(400)は、フォトマスクを通して相転移材料を曝露光に曝露する工程を含んでもよい。フォトマスクを通して曝露光を受ける相転移材料の領域は、フォトマスクを通して曝露光を受けない、相転移材料の領域と異なる、屈折の光学指数を表示してもよい。したがって、適切なフォトマスクの選択によって、相転移材料内の回折格子の生成が可能になり得る。曝露光は、UV光、深UV光、または極UV光を含んでもよい。曝露光は、少なくとも1nm、少なくとも2nm、少なくとも3nm、少なくとも4nm、少なくとも5nm、少なくとも6nm、少なくとも7nm、少なくとも8nm、少なくとも9nm、少なくとも10nm、少なくとも20nm、少なくとも30nm、少なくとも40nm、少なくとも50nm、少なくとも60nm、少なくとも70nm、少なくとも80nm、少なくとも90nm、少なくとも100nm、少なくとも200nm、少なくとも300nm、またはそれ以上の波長を含んでもよい。曝露光は、最大で300nm、最大で200nm、最大で100nm、最大で90nm、最大で80nm、最大で70nm、最大で60nm、最大で50nm、最大で40nm、最大で30nm、最大で20nm、最大で10nm、最大で9nm、最大で8nm、最大で7nm、最大で6nm、最大で5nm、最大で4nm、最大で3nm、最大で2nm、最大で1nm、またはそれ以下の波長を含んでもよい。曝露光は、前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内の波長を含んでもよい。曝露光は、投光ランプなどの非レーザー光源によって放射されてもよい。曝露光は、図2Aに関して本明細書に記載される任意のレーザー光源などのレーザー光源によって放射されてもよい。代替的にまたは組み合わせで、方法(400)は、相転移材料を、電子ビームリソグラフィ、インプリントリソグラフィ、マイクロインプリント(microimprint)リソグラフィ、またはナノインプリントリソグラフィにさらす工程を、含んでもよい。
【0094】
動作(410)は、動作(420)の前に生じてもよい。
【0095】
動作(420)は、動作410の前に生じてもよい。
【0096】
方法(400)は、(図1A図1B図1C、または図1Dに関して本明細書に記載される任意の描写などの)装置に本明細書に記載される任意の描写を付与するために使用されてもよい。描写は、表現または指定であってもよい。
【0097】
表現または指定は、幾何学的オブジェクトであってもよい。例えば、回折格子は、装置の観察者に、1以上の点、線、形(例えば、1以上の三角形、四角形、長方形、正方形、五角形、六角形、七角形、八角形、九角形、十角形、十一角形、十二角形、12辺を超える多角形、楕円形(ellipses)、卵形、円形、または任意の他の幾何学的形状)を認識させる。そのようなマークは、装置が、コンタクトレンズの着用者の中心に適切に配置されているか、または適切に配向付けられているかなど、装置の1以上の光学的に関連するパラメータの指示を表してもよい。場合によっては、マークは、コンタクトレンズが、コンタクトレンズの着用者の眼の上で適切に中心に配置されているか、または適切に配向付けられているかを表してもよい。例えば、マークは、コンタクトレンズの配向を示す隆起またはレンズ型を含んでもよい。
【0098】
表現または指定は、情報の保存場所であってもよい。例えば、回折格子は、装置の観察者に、バーコード、QRコード(登録商標)、または中央に円形の穴を有するQRコード(登録商標)を認識させる。情報の保存場所は、品質管理目的または他の追跡目的に役立ち得る。例えば、情報の保存場所は、製造中、あるいは眼科研究または臨床試験中の装置の追跡が可能になってもよい。
【0099】
表現または指定は、文字または用語であってもよい。該文字または用語は、マンダリン、スペイン語、英語、ヒンディー語、アラビア語、ポルトガル語、ベンガル語、ロシア語、日本語、パンジャブ語、ドイツ語、ジャワ語、呉語(Wu)、マライ語、テルグ語、ベトナム語、朝鮮語、フランス語、マラーティー語、タミール語、ウルドゥ語、トルコ語、イタリア語、粤語(Yue)、広東語、タイ語、グジャラート語、ジン語(Jin)、ミン語(Min)、ペルシア語、ポーランド語、パシュト語、カンナダ語、湘語(Xiang)、マラヤーラム語、スンダ語、ハウサ語、オディア語(Odia)、ビルマ語、客家語(Hakka)、ウクライナ語、ボジュプリー語、タガログ語、ヨルバ語、マイティリー語(Maithili)、ウズベク語、シンド語、アムハラ語、フラニ語、ルーマニア語、オロモ語、イボ語(Igbo)、アゼルバイジャン語、アワディー語(Awadhi)、ガン語(Gan)、セブアノ語(Cebuano)、オランダ語、クルド語、セルボクロアチア語、マダガスカル語、サライキ語(Saraiki)、ネパール語、シンハラ語、チッタゴン語(Chittagonian)、チワン語(Zhuang)、クメール語、トルクメン語、アッサム語、マドゥラ語(Madurese)、ソマリ語、マールワーリー語(Marwari)、マガヒー語(Magahi)、ハリヤーンウィー語(Haryanvi)、ハンガリー語、チャッティースガリー語(Chhattisgarhi)、ギリシャ語、チェワ語(Chewa)、デカン語(Deccan)、アカン語(Akan)、カザフ語(Kazakh)、シレット語(Sylheti)、ズールー語、チェコ語、キニャルワンダ語、ドゥーンダリ語(Dhundhari)、ハイチ語、クリオール語、イロカノ語(Ilocano)、ケチュア語、キルディ語、スウェーデン語、モン語(Hmong)、ショナ語、ウイグル語(Uyghur)、ヒリガイノン語(Hiligaynon)、イロンゴ語(Ilonggo)、モシ語、コーサ語、ベラルーシ語、バローチー語(Balochi)、コンカニ語、あるいは任意の他の言語、などの任意の言語から選択された文字または用語であってもよい。
【0100】
表現または指定は、1以上のロゴ、銘柄、写真、芸術作品、漫画、または他の画像などの、画像であってもよい。画像は、画像スキャン手順を通じて得られてもよい。
【0101】
表現または指定は、映画または他のライブアクションパフォーマンスでの使用などの芸術的目的のために、装置の着用者の外観を変化させるように構成されてもよい。場合によっては、表現または指定は、芸術的目的のための、コンタクトレンズの着用者の眼の外観を変化させるように構成されてもよい。例えば、表現または指定は、着用者の眼の外観を変化させ、着用者が動物、怪物、または他のヒト以外のものの眼を有するように見えるようにしてもよい。
【0102】
表現または指定は、色彩であってもよい。
【0103】
方法(400)は、装置の表面に複数の回折格子を付与するために、動作(410)および(420)の任意の1つまたは2つを繰り返す工程を、さらに含んでもよい。方法(400)は、装置の表面に少なくとも1、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4、少なくとも5、少なくとも6、少なくとも7、少なくとも8、少なくとも9、少なくとも10、またはそれ以上の回折格子を付与するために、動作(410)および(420)の任意の1つまたは2つを、少なくとも1回、少なくとも2回、少なくとも3回、少なくとも4回、少なくとも5回、少なくとも6回、少なくとも7回、少なくとも8回、少なくとも9回、少なくとも10回、またはそれ以上繰り返す工程を、さらに含んでもよい。方法(400)は、装置の表面に最大で10、最大で9、最大で8、最大で7、最大で6、最大で5、最大で4、最大で3、最大で2、またはそれ以下の回折格子を付与するために、動作(410)および(420)の任意の1つ、または2つを、最大で10回、最大で9回、最大で8回、最大で7回、最大で6回、最大で5回、最大で4回、最大で3回、最大で2回、またはそれ以下繰り返す工程を、さらに含んでもよい。方法(400)は、装置の表面に前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内にある複数の回折格子を付与するために、動作(410)および(420)の任意の1つ、または2つを、前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内にある複数回繰り返す工程を、さらに含んでもよい。
【0104】
例えば、方法(400)は、装置の表面に第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を付与するために、動作(410)および(420)の任意の1つまたは2つを、合計3回繰り返す工程を、さらに含んでもよい。第1の回折格子は、装置に赤い色調を付与してもよい。第2の回折格子は、装置に緑の色調を付与してもよい。第3の回折格子は、装置に青い色調を付与してもよい。赤い色調、緑の色調、および青い色調は、装置に望ましい色彩を付与するように選ばれてもよい。望ましい色彩は、本明細書に説明される任意のカラーチャートなどの、カラーチャートから選ばれてもよい。例えば、望ましい色彩は、図1Cに関して本明細書に記載されるものなどの、CIEカラーチャートから選ばれてもよく、あるいは、図1Dに関して本明細書に記載されるものなどの、縮小版のCIEカラーチャートから選ばれてもよい。
【0105】
方法(400)は、動作(410)または(420)の前に、(i)装置に付与される望ましい色彩を選択する工程と、および(ii)第1の回折格子、第2の回折格子と第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含んでもよい。
【0106】
方法(400)は、動作(410)または(420)の前に、(i)装置に付与される望ましい色彩を決定するために光学分光計またはデジタルカメラを使用する工程と、(ii)第1の回折格子、第2の回折格子および第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含んでもよい。
【0107】
表現または指定は、人工瞳孔であってもよい。人工瞳孔は、モスアイ構造を含んでもよい。
【0108】
図5は、装置の表面上の回折格子を生成するために装置に混合された相転移材料を使用して、着用可能な眼用の装置に描写を付与する方法(500)のためのフローチャートを示す。第1の動作(510)では、方法(500)は、相転移材料が混合されている材料を含む装置をリソグラフィでパターン化する、それによって、装置の表面に回折格子を付与する工程を含んでもよい。装置は、本明細書に記載される任意の装置であってもよい。装置は、コンタクトレンズであってもよい。装置の表面は、コンタクトレンズの前面であってもよい。装置の表面は、コンタクトレンズの背面であってもよい。装置は、二重焦点眼鏡であってもよい。装置は、義眼であってもよい。相転移材料は、図4に関して本明細書に記載される任意の相転移材料などの、本明細書に記載される任意の相転移材料を含んでもよい。方法(500)は、図4に関して本明細書に記載される任意のリソグラフィ技術などの、本明細書に記載される任意のリソグラフィ技術を含んでもよい。
【0109】
方法(500)は、(図1A図1B図1C、または図1Dに関して本明細書に記載される任意の描写などの)装置に本明細書に記載される任意の描写を付与するために使用されてもよい。描写は、表現または指定であってもよい。
【0110】
表現または指定は、幾何学的オブジェクトであってもよい。例えば、回折格子は、装置の観察者に、1以上の点、線、形(例えば、1以上の三角形、四角形、長方形、正方形、五角形、六角形、七角形、八角形、九角形、十角形、十一角形、十二角形、12辺を超える多角形、楕円形(ellipses)、卵形、円形、または任意の他の幾何学的形状)を認識させる。そのようなマークは、装置が、装置の着用者の中心に適切に配置されているか、または適切に配向付けられているかなど、装置の1以上の、光学的に関連するパラメータの指示を表してもよい。場合によっては、マークは、コンタクトレンズが、コンタクトレンズの着用者の眼に適切に配置されているか、または適切に配向付けられているかを表してもよい。例えば、マークは、コンタクトレンズの配向を示す隆起またはレンズ型を含んでもよい。
【0111】
表現または指定は、情報の保存場所であってもよい。例えば、回折格子は、装置の観察者に、バーコード、QRコード(登録商標)、または中央に円形の穴を有するQRコード(登録商標)を認識させる。情報の保存場所は、品質管理目的または他の追跡目的に役立ち得る。例えば、情報の保存場所は、製造中、あるいは眼科研究または臨床試験中の装置の追跡が可能になってもよい。
【0112】
表現または指定は、文字または用語であってもよい。該文字または用語は、マンダリン、スペイン語、英語、ヒンディー語、アラビア語、ポルトガル語、ベンガル語、ロシア語、日本語、パンジャブ語、ドイツ語、ジャワ語、呉語(Wu)、マライ語、テルグ語、ベトナム語、朝鮮語、フランス語、マラーティー語、タミール語、ウルドゥ語、トルコ語、イタリア語、粤語(Yue)、広東語、タイ語、グジャラート語、ジン語(Jin)、ミン語(Min)、ペルシア語、ポーランド語、パシュト語、カンナダ語、湘語(Xiang)、マラヤーラム語、スンダ語、ハウサ語、オディア語(Odia)、ビルマ語、客家語(Hakka)、ウクライナ語、ボジュプリー語、タガログ語、ヨルバ語、マイティリー語(Maithili)、ウズベク語、シンド語、アムハラ語、フラニ語、ルーマニア語、オロモ語、イボ語(Igbo)、アゼルバイジャン語、アワディー語(Awadhi)、ガン語(Gan)、セブアノ語(Cebuano)、オランダ語、クルド語、セルボクロアチア語、マダガスカル語、サライキ語(Saraiki)、ネパール語、シンハラ語、チッタゴン語(Chittagonian)、チワン語(Zhuang)、クメール語、トルクメン語、アッサム語、マドゥラ語(Madurese)、ソマリ語、マールワーリー語(Marwari)、マガヒー語(Magahi)、ハリヤーンウィー語(Haryanvi)、ハンガリー語、チャッティースガリー語(Chhattisgarhi)、ギリシャ語、チェワ語(Chewa)、デカン語(Deccan)、アカン語(Akan)、カザフ語(Kazakh)、シレット語(Sylheti)、ズールー語、チェコ語、キニャルワンダ語、ドゥーンダリ語(Dhundhari)、ハイチ語、クリオール語、イロカノ語(Ilocano)、ケチュア語、キルディ語、スウェーデン語、モン語(Hmong)、ショナ語、ウイグル語(Uyghur)、ヒリガイノン語(Hiligaynon)、イロンゴ語(Ilonggo)、モシ語、コーサ語、ベラルーシ語、バローチー語(Balochi)、コンカニ語、あるいは任意の他の言語、などの任意の言語から選択された文字または用語であってもよい。
【0113】
表現または指定は、1以上のロゴ、銘柄、写真、芸術作品、漫画、または他の画像などの、画像であってもよい。画像は、画像スキャン手順を通して得られてもよい。
【0114】
該表現または指定は、映画または他のライブアクションパフォーマンスでの使用などの芸術的目的のために、装置の着用者の外観を変化させるように構成されてもよい。場合によっては、表現または指定は、芸術的目的のための、コンタクトレンズの着用者の眼の外観を変化させるように構成されてもよい。例えば、表現または指定は、着用者の眼の外観を変化させ、着用者が動物、怪物、または他のヒト以外のものの眼を有するように見えるようにしてもよい。
【0115】
表現または指定は、色彩であってもよい。
【0116】
方法(500)は、装置の表面に複数の回折格子を付与するために、複数回装置をリソグラフィでパターン化する工程を、さらに含んでもよい。方法(500)は、装置の表面に少なくとも1、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4、少なくとも5、少なくとも6、少なくとも7、少なくとも8、少なくとも9、少なくとも10、またはそれ以上の回折格子を付与するために、少なくとも1回、少なくとも2回、少なくとも3回、少なくとも4回、少なくとも5回、少なくとも6回、少なくとも7回、少なくとも8回、少なくとも9回、少なくとも10回、またはそれ以上、装置をリソグラフィでパターン化する工程と、をさらに含んでもよい。方法(500)は、装置の表面に最大で10、最大で9、最大で8、最大で7、最大で6、最大で5、最大で、最大で3、最大で2、またはそれ以下の回折格子を付与するために、最大で10回、最大で9回、最大で8回、最大で7回、最大で6回、最大で5回、最大で4回、最大で3回、最大で2回、またはそれ以下、装置をリソグラフィでパターン化工程と、をさらに含んでもよい。方法(500)は、装置の表面に前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内にある複数の回折格子を付与するために、前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内にある複数回装置をリソグラフィでパターン化する工程と、をさらに含んでもよい。
【0117】
例えば、方法(500)は、装置の表面に第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を付与するために、合計3回の装置をリソグラフィでパターン化する工程と、をさらに含んでもよい。第1の回折格子は、装置に赤い色調を付与してもよい。第2の回折格子は、装置に緑の色調を付与してもよい。第3の回折格子は、装置に青い色調を付与してもよい。赤い色調、緑の色調、および青い色調は、装置に望ましい色彩を付与するように選ばれてもよい。望ましい色彩は、本明細書に説明される任意のカラーチャートなどの、カラーチャートから選ばれてもよい。例えば、望ましい色彩は、図1Cに関して本明細書に記載されるものなどの、CIEカラーチャートから選ばれてもよく、あるいは、図1Dに関して本明細書に記載されるものなどの、縮小版のCIEカラーチャートから選ばれてもよい。
【0118】
方法(500)は、動作(510)の前に、(i)装置に付与される望ましい色彩を選択する工程と、(ii)第1の回折格子、第2の回折格子および第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含んでもよい。
【0119】
方法(500)は、動作(510)の前に、(i)装置に付与される望ましい色彩を決定するために光学分光計またはデジタルカメラを使用する工程と、(ii)第1の回折格子、第2の回折格子および第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含んでもよい。
【0120】
該表現または指定は、人工瞳孔であってもよい。人工瞳孔は、モスアイ構造を含んでもよい。
【0121】
図6は、装置の表面上の回折格子を生成するために、インプリントを使用して、着用可能な眼用の装置に描写を付与する方法(600)のためのフローチャートを示す。第1の動作(610)では、方法(600)は、装置に付与される描写を選択する工程を含んでもよい。装置は、コンタクトレンズであってもよい。コンタクトレンズは、本明細書に記載される任意のコンタクトレンズであってもよい。装置は、二重焦点眼鏡であってもよい。装置は、義眼であってもよい。
【0122】
第2の動作(620)では、方法(600)は、装置に描写を付与する装置の表面上の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程、を含んでもよい。装置の表面は、コンタクトレンズの前面であってもよい。装置の表面は、コンタクトレンズの背面であってもよい。
【0123】
第3の動作(630)では、方法(600)は、装置の表面上に回折格子をインプリントする工程を含んでもよい。装置の表面上に回折格子をインプリントする工程は、リソグラフィでパターン化する工程と、基板上でポジ型またはネガ型のフォトレジストを現像する工程と、を含んでもよい。基板は、シリコン、ガラスまたは金属を含んでもよい。基板は、平坦であってもよい。基板は、湾曲していてもよい。基板は、凹状または凸状であってもよい。その後、硬質材は、現像されたフォトレジストの上に、または現像されたフォトレジストを含まないように配置された基板の領域に置かれてもよい。硬質材は、ニッケルまたはクロムなどの金属を含んでもよい。硬質材はオキシドを含んでもよい。硬質材の厚さは、少なくとも1nm、少なくとも2nm、少なくとも3nm、少なくとも4nm、少なくとも5nm、少なくとも6nm、少なくとも7nm、少なくとも8nm、少なくとも9nm、少なくとも10nm、少なくとも20nm、少なくとも30nm、少なくとも40nm、少なくとも50nm、少なくとも60nm、少なくとも70nm、少なくとも80nm、少なくとも90nm、少なくとも100nm、少なくとも200nm、少なくとも300nm、少なくとも400nm、少なくとも500nm、少なくとも600nm、少なくとも700nm、少なくとも800nm、少なくとも900nm、少なくとも1マイクロメートル(μm)、少なくとも2μm、少なくとも3μm、少なくとも4μm、少なくとも5μm、少なくとも6μm、少なくとも7μm、少なくとも8μm、少なくとも9μm、少なくとも10μm、少なくとも20μm、少なくとも30μm、少なくとも40μm、少なくとも50μm、少なくとも60μm、少なくとも70μm、少なくとも80μm、少なくとも90μm、少なくとも100μm、少なくとも200μm、少なくとも300μm、少なくとも400μm、少なくとも500μm、少なくとも600μm、少なくとも700μm、少なくとも800μm、少なくとも900μm、または少なくとも1,000μm、またはそれ以上であってもよい。硬質材の厚さは、最大で1,000μm、最大で900μm、最大で800μm、最大で700μm、最大で600μm、最大で500μm、最大で400μm、最大で300μm、最大で200μm、最大で100μm、最大で90μm、最大で80μm、最大で70μm、最大で60μm、最大で50μm、最大で40μm、最大で30μm、最大で20μm、最大で10μm、最大で9μm、最大で8μm、最大で7μm、最大で6μm、最大で5μm、最大で4μm、最大で3μm、最大で2μm、最大で1μm、最大で900nm、最大で800nm、最大で700nm、最大で600nm、最大で500nm、最大で400nm、最大で300nm、最大で200nm、最大で100nm、最大で90nm、最大で80nm、最大で70nm、最大で60nm、最大で50nm、最大で40nm、最大で30nm、最大で20nm、最大で10nm、最大で9nm、最大で8nm、最大で7nm、最大で6nm、最大で5nm、最大で4nm、最大で3nm、最大で2nm、最大で1nm、あるいはそれ以下であってもよい。硬質材の厚さは、前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内であってもよい。必要に応じて、現像されたフォトレジストは、基板から取り除かれてもよい。その後、基板および硬質材は、装置の表面に回折格子をインプリントするためのマスターの役割を果たしてもよい。その後、マスターは、装置の表面に直接インプリントされ、装置の表面上に回折格子を生成してもよい。代替的にまたは組み合わせで、基板および硬質材は、装置の表面上に回折格子を生成するために、装置の表面にインプリントされ得る(湾曲したニッケルマスターなどの)マスターを生成するのに使用されてもよい。
【0124】
マスターは、溶剤洗浄、ピラニア洗浄、RCA洗浄、イオン注入、紫外線のフォトリソグラフィ、深紫外線のフォトリソグラフィ、極紫外線のフォトリソグラフィ、電子ビームリソグラフィ、ナノインプリントリソグラフィ、湿式化学エッチング、乾式化学エッチング、プラズマエッチング、反応性イオンエッチング、深反応性イオンエッチング、電子ビームミリング、熱的アニーリング、熱酸化、薄膜沈着(thin film deposition)、化学蒸着(chemical vapor deposition)、分子有機化学気相堆積(molecular organic chemical deposition)、低圧化学蒸着(low pressure chemical vapor deposition)、プラズマ増強化学蒸着plasma enhanced chemical vapor deposition)、物理的蒸着(physical vapor deposition)、スパッタリング、原子層堆積、分子ビームエピタキシー、電気化学堆積、ウエハーボンディング、ワイヤーボンディング、フリップチップボンディング、サーモソニックボンディング、ウエハーダイシング、ソフトリソグラフィ、インプリントリソグラフィ、マイクロプリント(microimprint)リソグラフィ、ナノインプリントリソグラフィ、射出成形、マイクロミリング(micromilling)、三次元プリントの1以上などのミクロファブリケーションまたはナノファブリケーション、あるいは他の適切なミクロファブリケーション、またはナノファブリケーション製造技術を使用して、製造されるまたは形成されてもよい。
【0125】
方法(600)は、装置に(図1A図1B図1C、または図1Dに関して本明細書に記載される任意の描写などの)本明細書に記載される任意の描写を付与するために使用されてもよい。描写は、表現または指定であってもよい。
【0126】
該表現または指定は、幾何学的オブジェクトであってもよい。例えば、回折格子は、装置の観察者に、1以上の点、線、形(例えば、1以上の三角形、四角形、長方形、正方形、五角形、六角形、七角形、八角形、九角形、十角形、十一角形、十二角形、12辺を超える多角形、楕円形(ellipses)、卵形、円形、または任意の他の幾何学的形状)を認識させる。そのようなマークは、装置が、装置の着用者の中心に適切に配置されているか、または適切に配向付けられているかなど、装置の1以上の、光学的に関連するパラメータの指示を表してもよい。場合によっては、マークは、コンタクトレンズが、コンタクトレンズの着用者の眼に適切に配置されているか、または適切に配向付けられているかを表してもよい。例えば、マークは、コンタクトレンズの配向を示す隆起またはレンズ型を含んでもよい。
【0127】
該表現または指定は、情報の保存場所であってもよい。例えば、回析格子は、装置の観察者に、バーコード、QRコード(登録商標)、または中央に円形の穴を有するQRコード(登録商標)を認識させる。情報の保存場所は、品質管理目的または他の追跡目的に役立ち得る。例えば、情報の保存場所は、製造中、あるいは眼科研究または臨床試験中の装置の追跡が可能になってもよい。
【0128】
該表現または指定は、文字または用語であってもよい。該文字または用語は、マンダリン、スペイン語、英語、ヒンディー語、アラビア語、ポルトガル語、ベンガル語、ロシア語、日本語、パンジャブ語、ドイツ語、ジャワ語、呉語(Wu)、マライ語、テルグ語、ベトナム語、朝鮮語、フランス語、マラーティー語、タミール語、ウルドゥ語、トルコ語、イタリア語、粤語(Yue)、広東語、タイ語、グジャラート語、ジン語(Jin)、ミン語(Min)、ペルシア語、ポーランド語、パシュト語、カンナダ語、湘語(Xiang)、マラヤーラム語、スンダ語、ハウサ語、オディア語(Odia)、ビルマ語、客家語(Hakka)、ウクライナ語、ボジュプリー語、タガログ語、ヨルバ語、マイティリー語(Maithili)、ウズベク語、シンド語、アムハラ語、フラニ語、ルーマニア語、オロモ語、イボ語(Igbo)、アゼルバイジャン語、アワディー語(Awadhi)、ガン語(Gan)、セブアノ語(Cebuano)、オランダ語、クルド語、セルボクロアチア語、マダガスカル語、サライキ語(Saraiki)、ネパール語、シンハラ語、チッタゴン語(Chittagonian)、チワン語(Zhuang)、クメール語、トルクメン語、アッサム語、マドゥラ語(Madurese)、ソマリ語、マールワーリー語(Marwari)、マガヒー語(Magahi)、ハリヤーンウィー語(Haryanvi)、ハンガリー語、チャッティースガリー語(Chhattisgarhi)、ギリシャ語、チェワ語(Chewa)、デカン語(Deccan)、アカン語(Akan)、カザフ語(Kazakh)、シレット語(Sylheti)、ズールー語、チェコ語、キニャルワンダ語、ドゥーンダリ語(Dhundhari)、ハイチ語、クリオール語、イロカノ語(Ilocano)、ケチュア語、キルディ語、スウェーデン語、モン語(Hmong)、ショナ語、ウイグル語(Uyghur)、ヒリガイノン語(Hiligaynon)、イロンゴ語(Ilonggo)、モシ語、コーサ語、ベラルーシ語、バローチー語(Balochi)、コンカニ語、あるいは任意の他の言語、などの任意の言語から選択された文字または用語であってもよい。
【0129】
表現または指定は、1以上のロゴ、銘柄、写真、芸術作品、漫画、または他の画像などの、画像であってもよい。画像は、画像スキャン手順を通じて得られてもよい。
【0130】
表現または指定は、映画または他のライブアクションパフォーマンスでの使用などの芸術的目的のために、装置の着用者の外観を変化させるように構成されてもよい。場合によっては、表現または指定は、芸術的目的のための、コンタクトレンズの着用者の眼の外観を変化させるように構成されてもよい。例えば、表現または指定は、着用者の眼の外観を変化させ、着用者が動物、怪物、または他のヒト以外のものの眼を有するように見えるようにすてもよい。
【0131】
表現または指定は、色彩であってもよい。
【0132】
方法(600)は、装置の表面に複数の回折格子を付与するために、動作(610)、(620)および(630)の任意の1つ、2つ、または3つを繰り返す工程を、さらに含んでもよい。方法(600)は、装置の表面に少なくとも1、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4、少なくとも5、少なくとも6、少なくとも7、少なくとも8、少なくとも9、少なくとも10、またはそれ以上の回折格子を付与するために、動作(610)、(620)および(630)の任意の1つ、2つ、または3つを、少なくとも1回、少なくとも2回、少なくとも3回、少なくとも4回、少なくとも5回、少なくとも6回、少なくとも7回、少なくとも8回、少なくとも9回、少なくとも10回、またはそれ以上繰り返す工程を、さらに含んでもよい。方法(600)は、装置の表面に最大で10、最大で9、最大で8、最大で7、最大で6、最大で5、最大で4、最大で3、最大で2、またはそれ以下の回折格子を付与するために、動作(610)、(620)および(630)の任意の1つ、2つ、または3つを、最大で10回、最大で9回、最大で8回、最大で7回、最大で6回、最大で5回、最大で4回、最大で3回、最大で2回、またはそれ以下繰り返す工程を、さらに含んでもよい。方法(600)は、装置の表面に前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内にある複数の回折格子の数を付与するために、動作(610)、(620)および(630)の任意の1つ、2つ、または3つを、前述の値のうちの任意の2つによって定義された範囲内にある複数回繰り返す工程を、さらに含んでもよい。
【0133】
例えば、方法(600)は、装置の表面に第1の回折格子、第2の回折格子、および第3の回折格子を付与するために、動作(610)、(620)および(630)の任意の1つ、2つまたは3つを、合計3回繰り返す工程を、さらに含んでもよい。第1の回析格子は、装置に赤い色調を付与してもよい。第2の回析格子は、装置に緑の色調を付与してもよい。第3の回析格子は、装置に青い色調を付与してもよい。赤い色調、緑の色調、および青い色調は、装置に望ましい色彩を付与するように選ばれてもよい。望ましい色彩は、本明細書に説明される任意のカラーチャートなどの、カラーチャートから選ばれてもよい。例えば、望ましい色彩は、図1Cに関して本明細書に記載されるものなどの、CIEカラーチャートから選ばれてもよく、あるいは、図1Dに関して本明細書に記載されるものなどの、縮小版のCIEカラーチャートから選ばれてもよい。
【0134】
方法(600)は、動作(610)の前に、(i)装置に与えられる望ましい色彩を選択する工程と、(ii)第1の回折格子、第2の回折格子および第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含んでもよい。
【0135】
方法(600)は、動作(610)の前に、(i)装置に与えられる望ましい色彩を決定するために光学分光計またはデジタルカメラを使用する工程と、(ii)第1の回折格子、第2の回折格子および第3の回折格子を生成するのに必要な光学パラメータを決定する工程と、をさらに含んでもよい。
【0136】
表現または指定は、人工瞳孔であってもよい。人工瞳孔は、モスアイ構造を含んでもよい。
【0137】
方法(600)は、2004年6月2日に出願された「COSMETIC HOLOGRAPHIC OPTICAL DIFFRACTIVE CONTACT LENSES」と題する米国特許第7,018,041号に記載される任意の動作を含んでもよく、それはすべての目的のために、参照によってその全体が本明細書に組み込まれる。
【0138】
(本明細書に記載される着用可能な眼用の装置(100)などの)本開示の着用可能な眼用の装置は、本明細書に記載される(方法(200)、(300)、(400)、(500)および(600)のいずれかなどの)光学方法およびインプリント方法以外の方法を使用して処理されてもよい。例えば、装置は、イオン・ビーム・ミリングを使用して処理されてもよい。そのような処理では、集束イオンビームは、本明細書に開示される(着用可能な眼用の装置(100)などの)装置のいずれかを生成するために、装置の表面から材料をアブレーションするために使用されてもよい。代替的にまたは組み合わせで、装置は半導体技術を使用して処理されてもよい。例えば、装置は、本明細書に開示される(着用可能な眼用の装置(100)などの)装置のいずれかを生成するために、装置の表面から材料をエッチングするために(深反応性イオン・ッチングなどの)化学エッチング技術を使用して処理されてもよい。別の例示では、本明細書に開示される(着用可能な眼用の装置(100)などの)任意の装置を生成するために、装置の表面から材料をエッチングするために、装置は、スピンコーティング、リソグラフィ、およびエッチングにさらされてもよい。
【0139】
本明細書に提供される方法(200)、(300)、(400)、(500)および(600)の任意の1以上に基づいた変形、改変、および適合の多くが可能である。例えば、方法(200)、(300)、(400)、(500)および(600)の動作の順序は、適宜、変更されることがあり、動作のうちのいくつかが削除されることがあり、動作のうちのいくつかが繰り返されることがあり、および追加の動作が追加されることがある。動作のいくつかは、連続して実施されてもよい。動作のうちのいくつかは、平行して実施されてもよい。動作のうちのいくつかは、一度実施されてもよい。動作のうちのいくつかは、一度以上実施されてもよい。動作のうちのいくつかは、副動作を含んでもよい。動作のうちのいくつかは、自動化され、および動作のうちのいくつかは、手動であってもよい。
【0140】
コンピューターシステム
本開示は、本開示の方法および装置を実装するのためにコンピューターシステムを提供する。図7は、(本明細書に記載される着用可能な眼用の装置に色彩を付与する任意の方法などの)本明細書に記載される任意の方法またはシステムを操作するためにプログラムされたまたはそうでなければそのように構成されたコンピューターシステム(701)を示す。コンピューターシステム(701)は、本開示の様々な態様を調節することができる。コンピューターシステム(701)は、ユーザーまたはコンピューターシステムの電子装置であり、ユーザーまたはコンピューターシステムは電子装置に対して遠隔に位置する。電子装置はモバイル電子装置であり得る。
【0141】
コンピューターシステム(701)は、中央処理装置(CPU、本明細書で「プロセッサ」及び「コンピュータープロセッサ」とも称される)(705)を含み、これは、シングルコアまたはマルチコアのプロセッサ、あるいは並行処理のための複数のプロセッサであり得る。コンピューターシステム(701)はまた、メモリまたはメモリ位置(710)(例えば、ランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリ、フラッシュメモリ)、電子記憶装置(715)(例えばハードディスク)、1つ以上の他のシステムと通信するための通信インターフェース(720)(例えばネットワークアダプタ)、及び、キャッシュ、他のメモリ、データ記憶装置、及び/または電子ディスプレイアダプターなどの周辺装置(725)を含む。メモリ(710)、記憶装置(715)、インターフェース(720)、及び周辺装置(725)は、マザーボードなどの通信バス(実線)を通じてCPU(705)と通信状態にある。記憶装置(715)は、データを保存するためのデータ記憶装置(またはデータレポジトリ)であり得る。コンピューターシステム(701)は、通信インターフェース(720)の助けによってコンピューターネットワーク(「ネットワーク」)(730)に動作可能に連結され得る。ネットワーク(730)は、インターネット及び/またはエクストラネット、インターネットと通信状態にあるイントラネット及び/またはエクストラネットであり得る。場合によっては、ネットワーク(730)は、電気通信及び/またはデータのネットワークである。ネットワーク(730)は、1以上のコンピューターサーバーを含むことができ、これはクラウドコンピューティングなどの分散コンピューティングを可能にすることができる。ネットワーク(730)は、場合によってはコンピューターシステム(701)の助けにより、ピアツーピア・ネットワークを実施することができ、これは、コンピューターシステム(701)に連結された装置が、クライアントまたはサーバーとして動くことを可能にし得る。
【0142】
CPU(705)は、プログラムまたはソフトウェアで統合され得る一連の機械可読命令を実行することができる。この命令は、メモリ(710)などのメモリ位置に保存され得る。この命令は、CPU(705)に向けることができ、これは後に、本開示の方法を実施するようにCPU(705)をプログラムまたは構成することができる。CPU(705)により実行される動作の例は、フェッチ、デコード、実行、及びライトバックを含み得る。
【0143】
CPU(705)は、集積回路など回路の一部であり得る。システム(701)の1つ以上の他のコンポーネントを回路に含めることができる。場合によっては、回路は特定用途向け集積回路(ASIC)である。
【0144】
記憶装置(715)は、ドライバー、ライブラリ、及びセーブされたプログラムなどのファイルを保存することができる。記憶装置(715)は、ユーザーデータ、例えばユーザーの嗜好性及びユーザーのプログラムを保存することができる。コンピューターシステム(701)は、場合によっては、イントラネットまたはインターネットを通じてコンピューターシステム(701)と通信状態にあるリモートサーバー上に位置付けられるなど、コンピューターシステム(701)の外側にある1つ以上の追加のデータ記憶装置を含み得る。
【0145】
コンピューターシステム(701)は、ネットワーク(730)を通じて1つ以上のリモートコンピューターシステムと通信することができる。例えば、コンピューターシステム(701)はユーザーのリモートコンピューターシステムと通信することができる。リモートコンピューターシステムの例は、パーソナルコンピューター(例えば、持ち運び可能なPC)、スレートまたはタブレットPC(例えば、Apple(登録商標)iPad(登録商標)、Samsung(登録商標)Galaxy Tab)、電話、スマートフォン(例えば、Apple(登録商標)iPhone(登録商標)、Android-enabled装置、Blackberry(登録商標))、または携帯情報端末を含む。ユーザーは、ネットワーク(730)を介してコンピューターシステム(701)にアクセスすることができる。
【0146】
本明細書に記載されるような方法は、例えば、メモリ(710)または電子記憶装置(715)の上など、コンピューターシステム(701)の電子記憶装置の場所に保存された機械(例えば、コンピュータープロセッサ)実行可能コードによって実施することができる。機械実行可能コードまたは機械可読コードは、ソフトウェアの形で提供することができる。使用中、コードはプロセッサ(705)により実行され得る。場合によっては、コードは、記憶装置(715)から検索され、且つプロセッサ(705)による即時のアクセスのためにメモリ(710)に保存することができる。幾つかの状況において、電子記憶装置(715)は排除することができ、機械実行可能命令はメモリ(710)に保存される。
【0147】
コードは、コードを実行するのに適したプロセッサを有する機械とともに使用されるようにあらかじめコンパイルされかつ構成され得るか、あるいは、実行時間中にコンパイルされ得る。コードは、あらかじめコンパイルされたまたはアズコンパイルされた(as-compiled)様式でコードが実行を可能にするために選択され得るプログラミング言語で供給され得る。
【0148】
コンピューターシステム(701)などの、本明細書で提供されるシステムと方法の態様は、プログラミングの際に統合することができる。この技術の様々な態様は、典型的に一種の機械可読媒体上で運ばれるまたはそれに埋め込まれる機械(またはプロセッサ)実行可能コードおよび/または関連データの形で、「製品」または「製造用品」として考慮され得る。機械実行可能コードは、メモリ(例えば、読み取り専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ)またはハードディスクなどの電子記憶装置に記憶することができる。「記憶」型の媒体は、様々な半導体メモリ、テープドライブ、ディスクドライブなどの、コンピューターやプロセッサの有形メモリ、あるいはその関連するモジュールのいずれかまたは全てを含むことができ、これらは、ソフトウェアのプログラミングのためにいかなる時も非一時的な記憶を提供し得る。ソフトウェアの全てまたは一部は、インターネットまたは様々な他の電気通信ネットワークを介して時々通信される。そのような通信は、例えば、1つのコンピューターまたはプロセッサから別のものへの、例えば、管理サーバーまたはホストコンピューターからアプリケーションサーバーのコンピュータープラットフォームへのソフトウェアのローディングを可能にし得る。ゆえに、ソフトウェア要素を持ち得る別のタイプの媒体は、有線および光地上通信線ネットワークを通じた、および様々なエアリンク(air-links)上での、ローカル装置間の物理インターフェースにわたって使用されるものなどの、光波、電波、および電磁波を含む。有線または無線リンク、光リンクなどの、そのような波を運ぶ物理要素はまた、ソフトウェアを持つ培地と考慮され得る。本明細書で使用されるように、非一時的で有形の「記憶」媒体に制限されない限り、コンピューターまたは機械「可読媒体」などの用語は、実行のためにプロセッサに命令を提供することに関与する媒体を指す。
【0149】
従って、コンピューター実行可能コードなどの機械可読媒体は、限定されないが、有形記憶媒体、キャリア波媒体、または物理送信媒体を含む、多くの形態をとってもよい。不揮発性記憶媒体は、例えば、図面に示されるデータベースなどを実施するために使用され得るものなど、コンピューターなどにおける記憶装置のいずれかといった、光ディスクまたは磁気ディスクを含む。揮発性記憶媒体は、そのようなコンピュータープラットフォームのメインメモリなどのダイナミックメモリを含む。有形送信媒体は、同軸ケーブル;
コンピューターシステム内のバスを含むワイヤーを含む、銅線および光ファイバーを含んでいる。搬送波送信媒体は、無線周波(RF)および赤外線(IR)データ通信中に生成されたものなどの、電気信号または電磁気信号、あるいは音波または光波の形態をとり得る。それゆえ、コンピューター可読媒体の共通の形態は、例えば:フロッピーディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、他の磁気媒体、CD-ROM、DVDまたはDVD-ROM、他の光学媒体、パンチカード、紙テープ、穴のパターンを有する他の物理的な記憶媒体、RAM、ROM、PROMおよびEPROM、FLASH-EPROM、他のメモリチップまたはカートリッジ、データもしくは命令を運ぶ搬送波、そのような搬送波を伝達するケーブルもしくはリンク、またはコンピューターがプログラミングのコードおよび/またはデータを読み取り得る他の媒体を含む。コンピューター可読媒体のこれらの形態の多くは、実行のためにプロセッサに1つ以上の命令の1つ以上のシーケンスを運ぶことに関与することがある。
【0150】
コンピューターシステム(701)は、ユーザーインターフェース(UI)(740)を含む電子ディスプレイ(735)を含むことができ、または該電子ディスプレイと通信することができる。UIの例は、限定されないが、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)およびウェブベースのユーザーインターフェースを含む。
【0151】
本開示の方法とシステムは、1以上のアルゴリズムによって実装することができる。アルゴリズムは、中央処理装置(705)による実行時にソフトウェアによって実施することができる。アルゴリズムは、例えば、本明細書に記載されるような着用可能な眼用の装置に色彩を付与する任意の方法のいずれかを実行することができる。
【0152】
本発明の好ましい実施形態が本明細書中で示され、記載されてきたが、このような実施形態はほんの一例として提供されているに過ぎないことが当業者に明らかであろう。本発明が明細書内で提供される特定の例によって制限されることは意図していない。本発明は前述の明細書に関して記載されているが、本明細書中の実施形態の記載および例示は、限定的な意味で解釈されることを目的としていない。当業者であれば、多くの変更、変化、および置換が、本発明から逸脱することなく思いつくだろう。さらに、本発明のすべての態様は、様々な条件および変数に依存する、本明細書で説明された特定の描写、構成、または相対的な比率に限定されないことが理解されよう。本明細書に記載される本発明の実施形態の様々な代替案が、本発明の実施に際して利用され得ることを理解されたい。それゆえ、本発明は、任意のそのような代替物、修正物、変形物、または同等物にも及ぶものと企図される。以下の請求項は本発明の範囲を定義するものであり、この請求項とその均等物の範囲内の方法、および構造体がそれによって包含されるものであるということが意図されている。
【実施例
【0153】
実施例1:コンタクトレンズの品質管理
本開示のシステムおよび方法は、コンタクトレンズの製造中に品質管理を提供するために利用されてもよい。例えば、コンタクトレンズの製造中に、(QRコード(登録商標)などの)特有のシンボルが、(本明細書に記載される透過または反射のホログラフィーアブレーションの方法などの)本明細書に記載されるシステムおよび方法を使用して、コンタクトレンズに付与されてもよい。製造工程中の各々のコンタクトレンズは、特有のQRコード(登録商標)をそれに付与されてもよい。万一、後にそのコンタクトレンズが欠陥品であると発見されると、特有のQRコード(登録商標)が識別され、およびコンタクトレンズの製造に関する情報が、迅速に取得されてもよい。例えば、QRコード(登録商標)は、コンタクトレンズが製造されたバッチおよびロットのための製造条件を保存するデータベースに対して相互参照されてもよい。これは、製造工程の欠陥を迅速な診断、およびその後のある時点でコンタクトレンズの製造中のそのような欠陥の修正を可能にするかもしれない。
【0154】
実施例2:臨床試験中のコンタクトレンズの追跡
本開示のシステムおよび方法は、臨床試験中にコンタクトレンズを追跡するために利用されてもよい。例えば、(QRコード(登録商標)などの)特有のシンボルが、(本明細書に記載される透過または反射のホログラフィーアブレーションの方法などの)本明細書に記載されるシステムおよび方法を使用して、臨床試験で使用されるコンタクトレンズに付与されてもよい。臨床試験での各々のコンタクトレンズは、特有のQRコード(登録商標)をそれに付与されてもよい。臨床試験の結果の分析中に、特有のQRコード(登録商標)が識別され、および試験を通してコンタクトレンズの進行に関する情報が取得されてもよい。例えば、QRコード(登録商標)は、臨床試験中にコンタクトレンズを着用している患者によって提示された任意の興味深い眼科学的な兆候などの情報を保存するデータベースに対して相互参照されてもよい。これは、臨床試験の結果の分析中に、コンタクトレンズの設計に対する有意な洞察を提供するかもしれない。
【0155】
実施例3:映画における使用のための化粧用の増強
本開示のシステムおよび方法は、映画における俳優の眼に対する化粧用の増強を提供するために利用されてもよい。例えば、コンタクトレンズは、コンタクトレンズの着用者が動物または怪物の眼を有するような外観を作り出すために、(本明細書に記載される透過または反射のホログラフィーアブレーションの方法などの)本明細書に記載されるシステムおよび方法を使用して、製造されてもよい。コンタクトレンズは、動物または怪物のより現実的な描写を提供するために映画の撮影中に俳優が着用してもよい。
【0156】
実施例4:ホログラフィーアブレーションのための最適な波長および角度の決定
角度の計算は、本明細書に記載されるホログラフィーアブレーションの方法を使用して、本明細書に記載される回折格子を作り上げるための最適な角度および波長を決定するためになされた。(本明細書に記載されるCIEカラーチャートなどの)カラーチャートにおける色彩の最大数を生み出すために、赤、緑、および青の波長を選択しなければいけない。経験に基づいて、640nm(赤)、532nm(緑)および457nm(青)の波長が選ばれた。
【0157】
アブレーションのための光源は、ホログラフィーアブレーションの処理を実施するために、比較的高いパルスエネルギーと十分なコヒーレンス長を有する比較的短いパルスを伝えるべきである。実際に、これらの要件を満たす光源は3つの波長のうちの1つでレーザー光を放射する。1064nmのレーザーは、約60cm(レーザー依存)の典型的なコヒーレンス長と約600 mJ(レーザー依存)の典型的なパルスエネルギーを有する。532nmのレーザーは、約30cm(レーザー依存)の典型的なコヒーレンス長と約300 mJ(レーザー依存)の典型的なパルスエネルギーを有する。355nmのレーザーは、約15cm(レーザー依存)の典型的なコヒーレンス長と約200 mJ(レーザー依存)の典型的なパルスエネルギーを有する。レーザーエネルギーは、作りだされた干渉縞が、材料用のアブレーション閾値を上回るように十分に高くてもよい。アブレーションのための光源は、Nd:YAGレーザーからの1064光、または類似の光であってもよい。532nmおよび355nmの光は、周波数を2倍および3倍にした、Nd:YAGレーザーからの光、または類似の光であってもよい。
【0158】
選ばれた赤の波長、緑の波長、および青の波長に基づいて、表1に示されるように、格子間隔を、様々な再構成角度のために計算することができる。
【0159】
【表1】
【0160】
コンタクトレンズの表面に対して垂直な参照ビームを想定すると、表2に示されるように、対物ビーム角度を、様々な再構成角度のために計算することができる。
【0161】
【表2】
【0162】
1064nmの光は、45度の再構成角度のために必要とされる格子間隔を作り出すことができず、30度の再構成角度のための青のために必要とされる格子間隔を作製することができない。したがって、1064nmの光は、本明細書に記載される回折格子を作り上げるために望ましくないかもしれない。
【0163】
532nmの光は、すべての再構成角度のために妥当な対物ビーム角度を生み出し、355nmの光より光学系に与える損傷が少ない。したがって、532nmの光は、本明細書に記載される回折格子を作り上げるために光学的であるかもしれない。
【0164】
355nmの光は、最も小さな対物ビーム角度を生み出す。しかしながら、より短い波長の光が光コーティングにより損傷を与えるため、355nmの光は、532nmの光より使用するのが難しいかもしれない。
【0165】
最大可能な対物ビーム角度は、対物レンズの開口数(NA)によって決定されるかもしれない。Mitutoyo無限補正長作動距離対物レンズ(Mitutoyo infinity-corrected long working distance objective)は歪を最小限に抑えるために選ばれた。表3は、様々なMitutoyo対物レンズの最大達成可能な半角度を示す。Mitutoyo対物レンズは、図2Bに関して本明細書に記載される対物レンズ(285)の実施形態であってもよい。
【0166】
【表3】
【0167】
したがって、選ばれた再構成角度に応じて、様々なMitutoyo対物レンズが、回折格子を作製するために選択されてもよい。
図1A
図1B
図1C
図1D
図2A
図2B
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】