(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-14
(54)【発明の名称】ライナーレスマルチパートラベルシステム
(51)【国際特許分類】
B31D 1/02 20060101AFI20220106BHJP
G09F 3/00 20060101ALI20220106BHJP
【FI】
B31D1/02 A
G09F3/00 D
G09F3/00 E
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021522941
(86)(22)【出願日】2019-08-09
(85)【翻訳文提出日】2021-04-26
(86)【国際出願番号】 US2019045966
(87)【国際公開番号】W WO2020101775
(87)【国際公開日】2020-05-22
(32)【優先日】2018-11-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520384378
【氏名又は名称】シカゴ タグ アンド ラベル,インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002572
【氏名又は名称】特許業務法人平木国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】バレンティ,ジュニア,エフ.,ポール
(72)【発明者】
【氏名】オペル,カール
(72)【発明者】
【氏名】ヘッジャー,ダニエル
【テーマコード(参考)】
3E075
【Fターム(参考)】
3E075AA03
3E075BA83
3E075CA02
3E075DB03
3E075DB14
3E075DB16
3E075DD04
3E075GA04
(57)【要約】
マルチパートラベルシステム、及びそれらの組み立て方法。少なくとも第1のラベルと第2のラベルに分離可能なライナーレスラベルロールが提供される。第1のラベルと第2のラベルをライナーレスラベルロールから供給して同時に表面に適用し、それにより、適用後、第1のラベルの下側が表面に接触し、第2のラベルの下面が第1のラベルの上側と接触する。
【選択図】
図49
【特許請求の範囲】
【請求項1】
多層ラベルを組み立てる方法であって、
ラベル供給装置を設けるステップであって、前記ラベル供給装置が、供給機構及びレセプタクルを備える、前記設けるステップ、
ライナーレスラベルのロールを前記ラベル供給装置に設けるステップであって、前記ライナーレスラベルのロールは、少なくとも第1のラベル及び第2のラベルに分離可能であり、前記第1のラベルは、上側及び反対側の下側を含み、前記第2のラベルは、上面及び反対側の下面を含む、前記設けるステップ、
前記ラベル供給装置を用いて、前記第1のラベルを前記ライナーレスラベルのロールから前記レセプタクルに供給し、前記第1のラベルの前記下面が前記レセプタクルに向かい、前記第1のラベルの前記上面が露出するステップ、
前記第1のラベルが前記レセプタクル上にある間に、前記ラベル供給装置を用いて、前記ライナーレスラベルのロールから前記第2のラベルを供給するステップであって、前記第2のラベルが前記第1のラベルの上に下降し、前記第2のラベルが前記第1のラベルと層になり整列し、前記第2のラベルの前記下面が前記第1のラベルの前記上面と接触している、前記供給するステップ、
を含む、前記方法。
【請求項2】
前記第1のラベルが第1のラベル取り外し可能領域を含み、前記第2のラベルが第2のラベル取り外し可能領域を含み、
前記第2のラベルが前記レセプタクルに供給された後、前記第2のラベル取り外し可能領域及び前記第1のラベル取り外し可能領域が位置合わせされている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記下面が接着剤のないゾーンを含み、
前記下側が接着剤のない領域を含み、
前記第2のラベルが前記レセプタクルに供給された後、前記接着剤のないゾーン及び前記接着剤のない領域が位置合わせされている、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のラベルが、前記接着剤のない領域を含む第1のラベル取り外し可能領域を含み、
前記第2のラベルが、前記接着剤のない領域を含む第2のラベル取り外し可能領域を含み、
前記第2のラベルが前記レセプタクルに供給された後、前記第2のラベル取り外し可能領域及び前記第1のラベル取り外し可能領域が位置合わせされている、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記下側の少なくとも一部が接着剤を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記下面の少なくとも一部が接着剤を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のラベルが第1のラベルの前縁を含み、
前記第2のラベルが第2のラベルの前縁を含み、
前記第2のラベルが前記レセプタクルに供給された後、前記第1のラベルの前縁及び前記第2のラベルの前縁が整列している、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のラベルが第1のラベルの後縁を含み、
前記第2のラベルが第2のラベルの後縁を含み、
前記第2のラベルが前記レセプタクルに供給された後、前記第1のラベルの後縁及び前記第2のラベルの後縁が整列している、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のラベルが対向する第1のラベル側縁を含み、
前記第2のラベルが対向する第2のラベル側縁を含み、
前記第2のラベルが前記レセプタクルに供給された後、前記第1のラベルの側縁及び前記第2の側縁が整列している、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
多層ラベルを表面に適用する方法であって、
ライナーレスラベルのロールを設けるステップであって、前記ライナーレスラベルのロールは、少なくとも第1のラベル及び第2のラベルに分離可能であり、前記第1のラベルは、上側及び反対側の接着剤含有下側を含み、前記第2のラベルは、上面及び反対側の接着剤含有下面を含む、前記設けるステップ、
前記第2のラベルをラベルアプリケータ装置に供給し、前記第2のラベルの前記上面が前記ラベルアプリケータ装置に対して所定の位置に保持され、前記下面が露出されるステップ、
前記第2のラベルが前記ラベルアプリケータ装置に対して所定の位置に保持されている間、前記第1のラベルを前記ラベルアプリケータ装置に供給し、前記第1のラベルの前記上側が前記第2のラベルの前記下面に対して所定の位置に保持されるステップ、
を含む前記方法。
【請求項11】
前記ラベルアプリケータ装置を使用するのと同時に、前記第2のラベル及び前記第1のラベルを表面に適用し、適用後、前記第1のラベルの前記下側は前記表面と接触し、前記第2のラベルの前記下面は前記第1のラベルの前記上側と接触するステップをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のラベルが第1のラベル取り外し可能領域を含み、
前記第2のラベルが第2のラベル取り外し可能領域を含み、
前記第1のラベルが前記ラベルアプリケータ装置に供給された後、前記第2のラベル取り外し可能領域及び前記第1のラベル取り外し可能領域が位置合わせされている、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記下面が接着剤のないゾーンを含み、
前記下側が接着剤のない領域を含み、
前記第1のラベルが前記ラベルアプリケータ装置に供給された後、前記接着剤のないゾーン及び前記接着剤のない領域が位置合わせされている、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のラベルが、前記接着剤のない領域を含む第1のラベル取り外し可能領域を含み、
前記第2のラベルが、前記接着剤のない領域を含む第2のラベル取り外し可能ゾーンを含み、
前記第1のラベルが前記ラベルアプリケータ装置に供給された後、前記第2のラベル取り外し可能領域及び前記第1のラベル取り外し可能領域が位置合わせされている、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記下側の少なくとも一部が接着剤を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項16】
前記下面の少なくとも一部が接着剤を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項17】
前記第1のラベルが第1のラベルの前縁を含み、
前記第2のラベルが第2のラベルの前縁を含み、
前記第1のラベルが前記ラベルアプリケータ装置に供給された後、前記第1のラベルの前縁及び前記第2のラベルの前縁が整列している、請求項10に記載の方法。
【請求項18】
前記第1のラベルが第1のラベルの後縁を含み、
前記第2のラベルが第2のラベルの後縁を含み、
前記第1のラベルが前記ラベルアプリケータ装置に供給された後、前記第1のラベルの後縁及び前記第2のラベルの後縁が整列している、請求項10に記載の方法。
【請求項19】
前記第1のラベルが対向する第1のラベル側縁を含み、
前記第2のラベルが対向する第2のラベル側縁を含み、
前記第1のラベルが前記ラベルアプリケータ装置に供給された後、前記第1のラベル側縁及び前記第2の側縁が整列している、請求項10に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
ラベルは通常、印刷された標識をパッケージに固定して、出荷やその他の情報を示すために使用される。出荷の用途の場合、購入した品目を含む顧客に出荷されるパッケージの内部に別個のパッキングリストが同封される場合がある。
【0002】
下方ラベルと上方ラベルを自動で印刷して表面に適用することができるラベリング方法が強く求められている。例えば、密封されたカートンの表面にパッキングリストと出荷ラベルを自動で印刷して適用することができるラベリング方法に対する強い需要がある。カートンはパッキングリストの生成前に密封されるため、パッキングリストを挿入するためにカートンを開くことは効率的ではない。このようなパッケージを大量に出荷するには、パッケージにパッキングリストと出荷ラベルを迅速に添付する必要がある。最終的な受取人が発送されたパッケージを受け取るまで、パッキングリストの情報を隠すことが好ましい。
【0003】
表面に下方ラベルと上方ラベルを適用するための複雑な方法が実装されてきた。例えば、密封されたカートンの表面にパッキングリストと出荷ラベルを適用する場合、パッキングリストをカートンの上にパターン粘着ラベルとして適用し、ラベルの最初のロール(パッキングリストラベル)と第1のラベルアプリケータを使用して接着させるという複雑な方法が実装されている。パッキングリストラベルが貼付された後、住所ラベルが適用され、パッキングリストラベルの上に接着させ、ラベルの第2のロール(住所ラベル)及び第2のラベルアプリケータを使用して、パッキングリストの情報を隠す。このような方法には多くの欠点がある。例えば、2つのラベルを適切に位置合わせし、パッキングリストと出荷ラベルの不一致を回避するには(例えば、パッキングリストは第1の顧客に出荷する商品に関する情報が含まれ、出荷ラベルは、別の顧客の住所が含まれている場合)、パッキングリストの適用と出荷ラベルの適用の間に正確なタイミングが必要である。さらに、パッキングリストと出荷ラベルを順番に適用するためには、2台のプリンタと2台のラベルアプリケータ、及び関連するハードウェアとソフトウェアが必要であるため、このような方法では、かなりの床面積と投資が必要になる。
【0004】
前述の理由により、既存のラベリング方法の多くの欠点を回避しながら、下側のラベルと上側のラベルを自動的に印刷して表面に適用することができるラベリング方法を提供することが望ましい。前述の理由から、既存のラベリング方法の多くの欠点を回避しながら、封止されたカートンの表面へのパッキングリストラベル及び出荷ラベルの自動印刷及び適用を可能にするラベリング方法を提供することが望まれる。
【発明の概要】
【0005】
本開示は、表面へ自動適用するためのラベルの少なくとも1つのシステムの開示を含む。少なくとも1つの実施形態では、本開示によるラベルシステムは、キャリア材料、上方ラベル、及び下方ラベルを含む。少なくとも1つのそのような実施形態の上方ラベルは、上面及び反対側の下面を含み、上面及び下面は前縁と後縁を有し、下面はキャリア材料に接している。少なくとも1つのそのような実施形態の下方ラベルは、上側及び反対側の下側を含み、上側及び下側は前方マージンと後方マージンを有し、下側はキャリア材料に接している。本開示の少なくとも1つのそのような実施形態によれば、上方ラベル及び下方ラベルは、前方マージンに隣接する後縁と隣接する位置でキャリア材料と接触し、上方ラベル及び下方ラベルは、キャリア材料からラベルアプリケータ装置に順次供給するように構成され、したがって、上方ラベル及び下方ラベルがラベルアプリケータ装置に供給されるとき、下方ラベルは、上方ラベル及び下方ラベルを物品に取り付ける前に、上方ラベルの下面に対して配置される。
【0006】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、上方ラベルは取り外し可能セグメントを含み、下方ラベルは取り外し可能領域を含み、上方ラベルと下方ラベルがラベルアプリケータ装置上に供給されるとき、取り外し可能セグメント及び取り外し可能領域が位置合わせされている。
【0007】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、下面は、接着特性が低下したゾーンを含み、下側は、接着特性が低下した領域を含み、上方ラベル及び下方ラベルがラベルアプリケータ装置に供給される場合、接着特性が低下したゾーンと接着特性が低下した領域が位置合わせされている。
【0008】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、接着特性が低下したゾーンは、接着抑制剤で覆われた接着剤層を含む。
【0009】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、接着特性が低下した領域は、接着抑制剤で覆われた接着剤層を含む。
【0010】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、上方ラベルは貫通する1つまたは複数の穴を含み、上方ラベル及び下方ラベルがラベルアプリケータ装置上に供給されるとき、下方ラベルはラベルアプリケータ装置によって生成された吸引力により上方ラベルの下面に対して定位置に保持され、吸引力は、1つまたは複数の穴を通して作用する。
【0011】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、下側すべてが接着特性の低下を含む。
【0012】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、下側すべてが、接着抑制剤で覆われた接着剤層を含む。
【0013】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、下面は、下面をキャリア材料に取り外し可能に接着する感圧接着剤を含む。
【0014】
少なくとも1つの実施形態では、本開示によるラベルシステムは、キャリア材料、上方ラベル、及び下方ラベルを含む。少なくとも1つのそのような実施形態の上方ラベルは、キャリア材料に取り外し可能に接着され、上面、下面、及び取り外し可能セグメントを含む。少なくとも1つのそのような実施形態の上方ラベルは、前縁、後縁、ならびに第1及び第2の側縁によって境界付けられる。少なくとも1つのそのような実施形態の上方ラベルの下面は、その少なくとも一部に接着剤を含み、そのような上方ラベルは、接着剤によってキャリア材料に取り外し可能に接着される。少なくとも1つのそのような実施形態の下方ラベルは、上方ラベルに隣接するキャリア材料上の位置でキャリア材料に取り外し可能に接着され、上側及び反対側の下側を含む。少なくとも1つのそのような実施形態の下方ラベルは、前方マージン、後方マージン、ならびに第1及び第2の側方マージンによって境界付けられる。本開示の少なくとも1つのそのような実施形態によれば、上方ラベル及び下方ラベルは、キャリア材料からラベルアプリケータ装置に順次供給するように構成され、その結果、上方ラベル及び下方ラベルがラベルアプリケータ装置に供給されるとき、上面はラベルアプリケータ装置に対して配置され、下方ラベルの上側は上方ラベルの下面に対して配置され、下側は露出している。
【0015】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、上方ラベルの上側は、前方マージン、後方マージン、ならびに第1及び第2の側方マージンによって囲まれる第1の表面領域を含み、下方ラベルの上面は、前縁、後縁、ならびに第1及び第2の側縁によって囲まれる第2の表面領域を含み、第2の表面領域は第1の表面領域ほど大きくはない。
【0016】
少なくとも1つの実施形態では、本開示によるラベルシステムは、キャリア材料、キャリア材料上の取り外し可能な上方ラベル、及び上方ラベルに隣接するキャリア材料上の位置にあるキャリア材料上の取り外し可能な下方シートを含む。少なくとも1つのそのような実施形態の上方ラベルは、上面及び反対側の下面を含み、下面はキャリア材料に面している。少なくとも1つのそのような実施形態の下方シートは、上側及び反対側の下側を含み、下側はキャリア材料に面している。本開示の少なくとも1つのそのような実施形態によれば、上方ラベル及び下方シートは、上方ラベル及び下方シートが、ラベルアプリケータ装置に供給されるときに下方シートの上側が下面に対して配置されるように、キャリア材料からラベルアプリケータ装置上に順次供給するように構成される。
【0017】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、上方ラベルは取り外し可能セグメントを含み、下方シートは取り外し可能領域を含み、下方シートがラベルアプリケータ装置上に供給されるとき、取り外し可能セグメント及び取り外し可能領域が位置合わせされている。
【0018】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、上方ラベルの下面は接着特性が低下したゾーンを含み、下方シートの下側は接着特性が低下した領域を含み、下方シートがラベルアプリケータ装置上に供給されるとき、接着特性が低下したゾーン、及び接着特性が低下した領域が位置合わせされている。
【0019】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、接着特性が低下したゾーンは、接着抑制剤で覆われた接着剤層を含む。
【0020】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、接着特性が低下した領域は、接着抑制剤で覆われた接着剤層を含む。
【0021】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、上方ラベルは貫通する1つまたは複数の穴を含み、下方シートは、ラベルアプリケータ装置によって生成される吸引力によって上方ラベルの下面に対して定位置に保持され、吸引力は1つ以上の穴を通して作用する。
【0022】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、下方シートは、ラベルアプリケータ装置によって生成される吸引力によって、上方ラベルの下面に対して定位置に保持される。
【0023】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、下方シートの下側全体が接着特性の低下を含む。
【0024】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、下方シートの下側全体が、接着抑制剤で覆われた接着剤層を含む。
【0025】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、上方ラベルの下面は接着剤を含み、下方シートがラベルアプリケータ装置上に供給されるとき、下面の接着剤は下方シートの上側と接着するように相互作用する。
【0026】
少なくとも1つの実施形態では、本開示は、多層ラベルを組み立てる方法の開示を含み、ラベル供給装置を設けるステップであって、ラベル供給装置が、供給機構及びレセプタクルを備える、設けるステップ;キャリア材料をラベル供給装置に設けるステップであって、キャリア材料が、その上に第1のラベルと、その上に第2のラベルを第1のラベルに隣接するキャリア材料上の位置に含み、第1のラベル及び第2のラベルは重ならない配置でキャリア材料に分離可能に接着され、第1のラベルは、上側及び反対側の下側を含み、下側はキャリア材料に向き、第2のラベルは、上面及び反対側の下面を含み、下面はキャリア材料に向く、設けるステップ;ラベル供給装置を用いて、第1のラベルをキャリア材料からレセプタクルに供給し、それにより、第1のラベルの下側がレセプタクルに向かい、第1のラベルの上側が露出するステップ;第1のラベルがレセプタクル上にある間に、ラベル供給装置を用いてキャリア材料から第2のラベルを供給するステップであって、第2のラベルが第1のラベルの上に下降し、第2のラベルが第1のラベルと層になり整列し、第2のラベルの下面が第1のラベルの上側と接触している、供給するステップ、を含む。
【0027】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、第2のラベルは変位可能なセグメントを含み、第1のラベルは取り外し可能領域を含み、第2のラベルがレセプタクルに供給された後、変位可能なセグメント及び取り外し可能領域は、位置合わせされる。
【0028】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、下面は接着特性が低下したゾーンを含み、下側は接着特性が低下した領域を含み、第2のラベルがレセプタクル上に供給された後、接着特性が低下したゾーン、及び接着特性が低下した領域が位置合わせされている。
【0029】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、下面は、露出した接着剤を含む。
【0030】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、第2のラベルは、取り外し可能セグメントを含む。
【0031】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、第2のラベルは、それを通る1つまたは複数の穴を含む。
【0032】
少なくとも1つの実施形態では、本開示は、第1のラベル及び第2のラベルを表面に適用する方法の開示を含み、方法は、ラベル供給装置を設けるステップであって、ラベル供給装置は供給機構及びレセプタクルを備える、設けるステップ;キャリア材料をラベル供給装置に設けるステップであって、キャリア材料が、それに取り外し可能に接着された第1のラベルと、第1のラベルに隣接するキャリア材料上の位置に取り外し可能に接着された第2のラベルとを含み、第1のラベルは上面と下側を含み、第1のラベルは、前縁、後縁、及び第1及び第2の側縁によって境界が定められ、下側は、その少なくとも一部に接着剤を含み、下側は、接着剤によってキャリア材料に取り外し可能に接着され、第2のラベルは、上側と反対側の下面を含み、第2のラベルは、前方マージン、後方マージン、及び第1及び第2の側方マージンで囲まれている、設けるステップ;第1のラベルをレセプタクル上に供給し、それにより、第1のラベルの下側がレセプタクルに隣接し、上側が露出するステップ;第2のラベルをラベル供給装置に関して前進させるステップ;第1のラベルがレセプタクル上にある間に、第2のラベルをレセプタクル上に供給するステップであって、第2のラベルが第1のラベルの上に下降し、第2のラベルが第1のラベルと層になり整列し、第2のラベルの下面が第1のラベルの上側と接触している、供給するステップ;第2のラベルと第1のラベルを同時に表面に適用し、それにより適用後に第1のラベルの下側が表面と接触し、第2のラベルの下面が第1のラベルの上側と接触し、表面に接着するステップを含む。
【0033】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、第2のラベルは変位可能なセグメントを含み、第1のラベルは取り外し可能領域を含み、第2のラベルがレセプタクルに供給された後、変位可能なセグメント及び取り外し可能領域は、位置合わせされる。
【0034】
少なくとも1つの実施形態では、本開示は、第1のラベル及び第2のラベルを容器に適用する方法の開示を含み、方法は、キャリア材料を設けるステップであって、キャリア材料が、それに取り外し可能に接着された第1のラベルと、第1のラベルに隣接するキャリア上の位置に取り外し可能に接着された第2のラベルとを含み、キャリア材料はその表面上に剥離コーティングを含み、第1のラベルは上側と反対側の下側を含み、上側及び下側は、前余白、後余白、及び第1及び第2の側余白によって境界が定められ、上面は第1の表面領域を含み、下側はその少なくとも一部に接着剤を含み、下側は、接着剤によって剥離コーティングに取り外し可能に接着され、第2のラベルは、上面と下面を含み、上面と下面は、前縁、後縁、及び第1及び第2の側縁により境界が定められ、上面が第2の表面領域を含み、第2の表面領域は、少なくとも第1の表面領域と同じ大きさであり、下面は、その少なくとも一部に接着剤を含み、下面は、接着剤によって剥離コーティングに取り外し可能に接着される、設けるステップ;第2のラベルをレセプタクルに供給し、それにより、第1のラベルの下面がレセプタクルに接触し、上面が露出するステップ;第2のラベルをレセプタクルに前進させるステップ;第1のラベルがレセプタクルに接している間、第2のラベルをレセプタクル上に供給するステップであって、第2のラベルが第1のラベルの上に下降し、第2のラベルが第1のラベルと層になり整列し、第2のラベルの下面が第1のラベルの上側と接触している、供給するステップ;及び第2のラベルと第1のラベルを同時に表面に適用し、それにより適用後に第1のラベルの下側が表面と接触し、第2のラベルの下面が表面と接触するステップ、を含む。
【0035】
少なくとも1つの実施形態では、本開示は、多層ラベルを組み立てる方法の開示を含み、方法は、ラベル供給装置を設けるステップであって、ラベル供給装置が、供給機構及びレセプタクルを備える、設けるステップ;ライナーレスラベルのロールをラベル供給装置に設けるステップであって、ライナーレスラベルのロールが、少なくとも第1のラベルと第2のラベルとに分離可能であり、第1のラベルは、上側及び反対側の下側を含み、第2のラベルは、上面及び反対側の下面を含む、設けるステップ;ラベル供給装置を用いて、第1のラベルをライナーレスラベルのロールからレセプタクル上に供給し、それにより、第1のラベルの下面がレセプタクルに向かい、第1のラベルの上側が露出するステップ;第1のラベルがレセプタクル上にある間に、ラベル供給装置を用いてライナーレスラベルのロールから第2のラベルを供給するステップであって、第2のラベルが第1のラベルの上に下降し、第2のラベルが第1のラベルと層になり整列し、第2のラベルの下面が第1のラベルの上面と接触している、供給するステップ、を含む。
【0036】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、第1のラベルは、第1のラベル取り外し可能領域を含み、第2のラベルは、第2のラベル取り外し可能領域を含み、第2のラベルがレセプタクル上に供給された後、第2のラベル取り外し可能領域と第1のラベル取り外し可能領域が位置合わせされている。
【0037】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、第2のラベルの下面は接着剤のないゾーンを含み、第1のラベルの下側は接着剤のない領域を含み、第2のラベルがレセプタクル上に供給された後、接着剤のないゾーン及び接着剤のない領域が位置合わせされている。
【0038】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、第1のラベルは、接着剤のない領域を含む第1のラベル取り外し可能領域を含み、第2のラベルは、接着剤のないゾーンを含む第2のラベル取り外し可能領域を含み、第2のラベルがレセプタクル上に供給された後、第2のラベル取り外し可能領域及び第1のラベル取り外し可能領域が位置合わせされている。
【0039】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、第1のラベルの下側の少なくとも一部は接着剤を含む。本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、第2のラベルの下面の少なくとも一部は接着剤を含む。
【0040】
本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、第1のラベルは、第1のラベル前縁を含み、第2のラベルは、第2のラベル前縁を含み、第2のラベルがレセプタクル上に供給された後、第1のラベル前縁と第2のラベル前縁は整列している。本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、第1のラベルは、第1のラベル後縁を含み、第2のラベルは、第2のラベル後縁を含み、第2のラベルがレセプタクル上に供給された後、第1のラベル後縁と第2のラベル後縁は整列している。本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、第1のラベルは、対向する第1のラベル側縁を含み、第2のラベルは、対向する第2のラベル側縁を含み、第2のラベルがレセプタクル上に供給された後、第1のラベル側縁と第2のラベル側縁は整列している。
【0041】
少なくとも1つの実施形態では、本開示は、多層ラベルを組み立てる方法の開示を含み、方法は、ライナーレスラベルのロールを設けるステップであって、ライナーレスラベルのロールが、少なくとも第1のラベルと第2のラベルとに分離可能であり、第1のラベルは、上側及び反対側の接着剤含有下側を含み、第2のラベルは、上面及び反対側の接着剤含有下面を含む、設けるステップ;第2のラベルをラベルアプリケータ装置に供給し、それによって、第2のラベルの上面をラベルアプリケータ装置に対して所定の位置に保持して下面が露出するステップ;第2のラベルをラベルアプリケータに対して所定の位置に保持している間に、第1のラベルをラベルアプリケータ装置に供給し、それによって第1のラベルの上側を第2のラベルの下面に対して所定の位置に保持するステップを含む。本開示の少なくとも1つの実施形態の態様では、方法は、ラベルアプリケータ装置を使用して第2のラベルと第1のラベルを同時に表面に適用し、それにより、適用後、第1のラベルの下側が表面に接触し、第2のラベルの下面が第1のラベルの上側と接触するステップをさらに含む。
【0042】
添付の図面と共に得られる本開示の方法及びシステムの以下の説明を参照することによって、本開示の特徴及び利点、及びそれらを達成する方法は、いっそう明らかになり、よりよく理解される。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【
図1】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムを示している。
【
図2】本開示の少なくとも1つの実施形態による、下方ラベルの下側及び上方ラベルの下面を示している。
【
図3A】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示している。
【
図3B】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示している。
【
図4A】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの側面図を示している。
【
図4B】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの側面図を示している。
【
図5】本開示の少なくとも1つの実施形態による上方ラベル及び下方ラベルがその上に供給された後のラベルアプリケータの下側を示す。
【
図6】本開示の少なくとも1つの実施形態による、容器の表面への上方ラベル及び下方ラベルの適用の側面図を示す。
【
図7】容器の表面に接着された、本開示の少なくとも1つの実施形態による、容器の表面への上方ラベル及び下方ラベルを示す。
【
図8A】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの実施形態を示している。
【
図8B】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの実施形態を示している。
【
図9A】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムを示している。
【
図9B】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムを示している。
【
図10A】本開示の少なくとも1つの実施形態による、下方ラベルの下側及び上方ラベルの下面を示している。
【
図10B】本開示の少なくとも1つの実施形態による、下方ラベルの下側及び上方ラベルの下面を示している。
【
図11A】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示している。
【
図11B】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示している。
【
図12A】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの側面図を示している。
【
図12B】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの側面図を示している。
【
図13】本開示の少なくとも1つの実施形態による、上方ラベル及び下方ラベルがその上に供給された後のラベルアプリケータの下側を示す。
【
図14】本開示の少なくとも1つの実施形態による、容器の表面への上方ラベル及び下方ラベルの適用の側面図を示す。
【
図15】容器の表面に接着された、本開示の少なくとも1つの実施形態による、容器の表面への上方ラベル及び下方ラベルを示す。
【
図16A】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムを示している。
【
図16B】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムを示している。
【
図17】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムを示している。
【
図18】本開示の少なくとも1つの実施形態による、下方ラベルの下側及び上方ラベルの下面を示している。
【
図19A】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示している。
【
図19B】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示している。
【
図20】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムを示している。
【
図21】本開示の少なくとも1つの実施形態による、下方ラベルの下側及び上方ラベルの下面を示している。
【
図22A】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示している。
【
図22B】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示している。
【
図23】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムを示している。
【
図24】本開示の少なくとも1つの実施形態による、下方ラベルの下側及び上方ラベルの下面を示している。
【
図25A】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示している。
【
図25B】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示している。
【
図26】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムを示している。
【
図27】本開示の少なくとも1つの実施形態による、下方ラベルの下側及び上方ラベルの下面を示している。
【
図28】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示している。
【
図29】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムを示している。
【
図30】本開示の少なくとも1つの実施形態による、下方ラベルの下側及び上方ラベルの下面を示している。
【
図31】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムを示している。
【
図32】本開示の少なくとも1つの実施形態による、下方ラベルの下側及び上方ラベルの下面を示している。
【
図33】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示している。
【
図34】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムを示している。
【
図35】本開示の少なくとも1つの実施形態による、下方ラベルの下側及び上方ラベルの下面を示している。
【
図36】本開示の少なくとも1つの実施形態による、表面へ将来適用するためにラベルプリンタからトレイに供給される2つのラベルを示す。
【
図37】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムを示している。
【
図38】本開示の少なくとも1つの実施形態による、下方ラベルの下側及び上方ラベルの下面を示している。
【
図39】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示している。
【
図40】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムを示している。
【
図41】本開示の少なくとも1つの実施形態による、下方ラベルの下側及び上方ラベルの下面を示している。
【
図42】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムを示している。
【
図43】本開示の少なくとも1つの実施形態による、下方ラベルの下側及び上方ラベルの下面を示している。
【
図44】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示している。
【
図45】本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムを示している。
【
図46】本開示の少なくとも1つの実施形態による、下方ラベルの下側及び上方ラベルの下面を示している。
【
図47】本開示の少なくとも1つの実施形態による、表面へ将来適用するためにラベルプリンタからトレイに供給される2つのラベルを示す。
【
図48】本開示の少なくとも1つの実施形態によるライナーレスラベルロールの側面図を示す。
【
図49】本開示の少なくとも1つの実施形態によるライナーレスラベルロールの上面図を示す。
【
図50】本開示の少なくとも1つの実施形態によるライナーレスラベルロールの底面図を示す。
【
図51】本開示の少なくとも1つの実施形態による、表面へ将来適用するためにラベルプリンタからトレイに供給される2つのラベルを示す。
【
図52】本開示の少なくとも1つの実施形態による、表面へ将来適用するためにラベルプリンタからラベルアプリケータに供給される2つのラベルを示す。
【
図53】本開示の少なくとも1つの実施形態によるライナーレスラベルロールの側面図を示す。
【
図54】本開示の少なくとも1つの実施形態によるライナーレスラベルロールの上面図を示す。
【
図55】本開示の少なくとも1つの実施形態によるライナーレスラベルロールの底面図を示す。
【
図56】本開示の少なくとも1つの実施形態による、表面へ将来適用するためにラベルプリンタからトレイに供給される2つのラベルを示す。
【
図57】本開示の少なくとも1つの実施形態による、表面へ将来適用するためにラベルプリンタからラベルアプリケータに供給される2つのラベルを示す。
【発明を実施するための形態】
【0044】
これから、本開示の原理の理解を促進する目的で、図面に示す実施形態を参照し、その実施形態を説明するために特定の用語が使用される。それでもなお、本開示の範囲をそれによって限定する意図がないことは理解されよう。
【0045】
図1は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステム10を示している。
図1に示されているのは、下方ラベル14と上方ラベル16である。本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態では、複数の下方ラベル14及び上方ラベル16は、キャリア12上に交互に存在する。本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステム10の少なくとも1つの実施形態では、各下方ラベル14はパッキングリストラベルを含み、各上方ラベル16は出荷ラベルを含む。
【0046】
本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態によれば、下方ラベル14は、前縁18、後縁22、及び側縁20及び24によって境界が定められている。1つまたは複数の脆弱線36は、取り外し可能領域44の境界を画定する。下方ラベル14がパッキングリストラベルを含む本開示の少なくとも1つの実施形態において、取り外し可能領域44は、取り外し可能なパッキングリストを含む。フレーム40は、脆弱線36と、前縁18と後縁22と側縁20及び24との間に存在する。
【0047】
本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態によれば、上方ラベル16は、前縁26、後縁30、及び側縁28及び32によって境界が定められている。1つまたは複数の脆弱線38は、取り外し可能セグメント46の境界を画定する。フレーム42は、脆弱線38と、前縁26と後縁30と側縁28及び32との間にある。
【0048】
本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態によれば、前縁18、後縁22、及び側縁20及び24によって境界が定められた下方ラベル14の面積は、前縁26、後縁30、及び側縁28及び32によって境界が定められた上方ラベル16の面積よりも広い。本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態によれば、取り外し可能領域44の面積は、取り外し可能セグメント46の面積ほど大きくはない。
【0049】
本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態によれば、上方ラベル16及び下方ラベル14は、キャリア12上で互いに隣接して配備され、キャリア12に取り外し可能に接着され、それによって上方ラベル16と下方ラベル14は、本明細書で論じられるように、順番にキャリア12から供給され得るようになる。キャリア12は、少なくとも1つの実施形態では、下方ラベル14及び上方ラベル16の下側に面するキャリア12の表面上にて剥離コーティング15を含む。本開示の少なくとも1つの実施形態では、剥離コーティング15は、シリコーン剥離コーティングである。本開示によるラベルシステム10の少なくとも1つの実施形態によれば、接着剤13は、以下で論じられるように、剥離コート15と、下方ラベル14及び上方ラベル16の下側との間に挿入される。本開示の少なくとも1つの実施形態では、接着剤13は感圧接着剤である。
【0050】
本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態では、キャリア12は、横縞34を含む。横縞34は、キャリア12の残りの部分の色とは異なるキャリア12の領域の色または陰影を含む。少なくとも1つの実施形態では、横縞34は、各上方ラベル16の後、隣接する下方ラベル14の前に配置される。少なくとも1つの実施形態では、横縞34は、各上方ラベル16の後縁30及び各下方ラベル14の前縁18と重なる。
【0051】
本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態では、1つまたは複数の横縞34が、上方ラベル16及び隣接する下方ラベル14の供給を同期させる目的で、検出装置と併せて使用される。
【0052】
図2は、本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態による下方ラベル14の下側及び上方ラベル16の下面を示しており、明確にするためにキャリア12は可視にしていない。
図2に示されているのは、下方ラベル14の下面1014であり、これは、前縁18、後縁22、及び側縁20及び24によって境界が定められている。また、
図2には、前縁26、後縁30、及び側縁28及び32によって境界が定められている、上方ラベル16の下面1016が示されている。
【0053】
少なくとも1つの実施形態では、下方ラベル14の下面1014は、脆弱線36によって分離された、第1の部分1040及び第2の部分1044を含む。第1の部分1040は、フレーム40の下側を構成する。第2の部分1044は、取り外し可能領域44の下側を含む。少なくとも1つの実施形態では、第1の部分1040は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤13を含む。少なくとも1つの実施形態では、第2の部分1044は、接着剤を含まないか、または実質的に含まない。少なくとも1つの実施形態では、第2の部分1044は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤13を含むが、例えば、非接着性ワニスなどの接着抑制剤17は、それらの接着剤13を覆う。それにより、接着剤13をそれらの領域で無効にする。本開示の少なくとも1つの実施形態において、接着抑制剤17は、接着抑制剤17によって処理されるそれらの領域において、接着剤13を完全に無効にしないように選択される。そのような実施形態では、接着剤13を接着抑制剤17で処理した後、処理された領域はわずかな粘着性を保持する。
【0054】
本開示の少なくとも1つの実施形態では、上方ラベル16の下面1016は、脆弱線38によって分離された第1の部分1042及び第2の部分1046を含む。第1の部分1042は、フレーム42の下面を含む。第2の部分1046は、取り外し可能セグメント46の下面を含む。少なくとも1つの実施形態では、第1の部分1042は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤13を含む。少なくとも1つの実施形態では、第2の部分1046は、接着剤を含まないか、または実質的に含まない。少なくとも1つの実施形態では、第2の部分1046は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤13を含むが、例えば非接着性ワニスなどの接着抑制剤17は、これにより、それらの領域の接着剤13を覆い、接着剤13をそれらの領域で無効にする。本開示の少なくとも1つの実施形態において、接着抑制剤17は、接着抑制剤17によって処理されるそれらの領域において、接着剤13を完全に無効にはしないように選択される。そのような実施形態では、接着剤13を接着抑制剤17で処理した後、処理された領域はわずかな粘着性を保持する。
【0055】
図3Aは、
図1の線III-IIIで得られた本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示す。マルチパート上方及び下方ラベルシステムは、わかりやすくするために、半分解状態で
図3Aに示されている。
図3Aに示されているのは、キャリア12、接着剤13、前縁18及び後縁22を含む下方ラベル14、剥離コーティング15、及び前縁26及び後縁30を含む上方ラベル16である。本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムのこの実施形態に示されるように、第2の部分1044及び第2の部分1046は、接着剤13を含まない。
【0056】
図3Bは、
図1の線III-IIIで得られた本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示す。マルチパート上方及び下方ラベルシステムは、わかりやすくするために、半分解状態で
図3Bに示されている。
図3Bに示されているのは、キャリア12、接着剤13、前縁18及び後縁22を含む下方ラベル14、剥離コーティング15、前縁26及び後縁30を含む上方ラベル16、及び接着抑制剤17である。本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムのこの実施形態に示されるように、第2の部分1044は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤13を含むが、例えば、非接着性ワニスなどの接着抑制剤17は、それらの領域の接着剤13を覆う。第2の部分1046は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤13を含むが、例えば非接着性ワニスなどの接着抑制剤17は、それらの領域の接着剤13を覆う。
【0057】
図4A~Bは、本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの側面図を示している。
図4Aに示すように、上方ラベル16と下方ラベル14が付いたキャリア12は、方向508に進む。キャリア12は、部材502の周りに配線され、上方ラベル16が、前縁26から始めてキャリア12から供給されるようにする。上方ラベル16の下面1016の少なくとも一部は、それがキャリア12から供給された後、接着剤13を含む。上方ラベル16がキャリア12から供給されると、上方ラベル16はラベルアプリケータ500の下を通過する。ラベルアプリケータ500によって生成された力504により、上方ラベル16が持ち上げられ、スクリーン506に対して保持される。スクリーン506は、ラベルアプリケータ500の下面を形成する。本開示の少なくとも1つの実施形態では、力504は吸引力である。本開示の少なくとも1つの実施形態では、力504は静電気力である。
【0058】
ここで
図4Bに目を向けると、上方ラベル16がキャリア12から供給された後、下方ラベル14が付いたキャリア12が方向508に進む。キャリア12は、部材502の周りに通され、下方ラベル14が、前縁18から始めてキャリア12から供給されるようにする。下方ラベル14の下面1014の少なくとも一部は、それがキャリア12から供給された後、接着剤13を含む。下方ラベル14がキャリア12から供給されると、下方ラベル14はラベルアプリケータ500の下を通過する。ラベルアプリケータ500によって生成された力504は、下方ラベル14を持ち上げて、上方ラベル16に対して保持され、それと位置合わせされる。本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムのそのような実施形態では、下方ラベル14の面積は上方ラベル16の面積よりも大きいので、力504が下方ラベル14の縁に作用してスクリーン506に対して下方ラベル14を保持する。下面1016は、接着剤13によって下方ラベル14に接着され始める。
【0059】
本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態では、上方ラベル16がキャリア12から供給される前に、標識が上方ラベル16に印刷または適用される。上方ラベル16が出荷ラベルである、本開示による適用された上方及び下方ラベルシステムの実施形態では、例えば、宛先の住所及び/または他の関連する出荷の標識などの標識が、上方ラベル16に印刷または適用され得る。
【0060】
本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態では、下方ラベル14がキャリア12から供給される前に、標識下方ラベル14に印刷または適用される。下方ラベル14がパッキングリストラベルである、本開示による適用された上方及び下方ラベルシステムの実施形態では、例えば、容器内容物及び/または他のパッキングリストの標識などの標識は、下方ラベル14に印刷または適用され得る。
【0061】
少なくとも1つの実施形態では、ラベルアプリケータ500は、例えば、熱転写プリンタまたは直接感熱プリンタなどの印刷機能を備える。そのような実施形態では、標識は、ラベルアプリケータ500によって上方ラベル16及び/または下方ラベル14に適用され得る。
【0062】
図5は、本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態による、上方ラベル16及び下方ラベル14がその上に供給された後のラベルアプリケータ500の下側を示す。
図5に表示されているのはスクリーン506である。
図5に示すように、下方ラベル14の下面1014が可視である。
図5に示される観点から、下方ラベル14は上方ラベル16を完全に覆い隠しているが、上方ラベル16は下方ラベル14と、つまり下方ラベル14とスクリーン506との間で位置合わせされている。接着剤13は、第1の部分1040に有効量で存在する。第2の部分1044は、非常に限定された接着特性しか含まない。
【0063】
図6は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、容器600の表面601への上方ラベル16及び下方ラベル14の適用の側面図を示す。
図6に示すように、ラベルアプリケータ500は方向602に移動し、それにより、下方ラベル14の下面1014が容器600の表面601と接触するまで、上方ラベル16及び下方ラベル14を方向604に移動させる。容器600の表面601に対するラベルアプリケータ500の圧力により、接着剤13は、下方ラベル14の下面1014を容器600の表面601に接着させ、下面1016の下方ラベル14への接着を完了する。
【0064】
図7は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、容器600の表面601に接着された下方ラベル14及び上方ラベル16を示す。
図7に示すように、下方ラベル14と上方ラベル16は位置合わせされている。脆弱線38が上方ラベル16において可視である。
【0065】
図8A~Bは、本開示による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの実施形態を示している。
図8Aに示されるように、上方ラベル16の取り外し可能セグメント46は、脆弱線38に沿って上方ラベル16から部分的に除去される。この方法でセグメント46を除去すると、下方ラベル14の取り外し可能領域44が曝される。下方ラベル14がパッキングリストラベルである本開示による適用された上方及び下方ラベルシステムの実施形態において、取り外し可能領域44は、取り外し可能なパッキングリストを含み得る。本開示のそのような実施形態では、下面1046は非常に限定された接着特性しか持たないので、取り外し可能領域44は、セグメント46を取り外すことによって損傷または汚損されない。セグメント46が除去されると、上方ラベル16のフレーム42は下方ラベル14に接着されたままである。
【0066】
図8Bに示されるように、上方ラベル16の取り外し可能セグメント46は、脆弱線38に沿って上方ラベル16から完全に除去される。取り外し可能領域44は、脆弱線36に沿って下方ラベル14から除去され得る。下方ラベル14がパッキングリストラベルである本開示による適用された実施形態において、取り外し可能領域44は、取り外し可能なパッキングリストを含み得る。本開示のそのような実施形態では、下面1044は非常に限定された接着特性しか持たないので、取り外し可能領域44は、容器600の表面601から容易に取り外し可能である。取り外し可能領域44が除去された後、上方ラベル16のフレーム42は下方ラベル14のフレーム40に接着されたままであり、下方ラベル14のフレーム40は容器600の表面601に接着されたままである。
【0067】
図9A~Bは、本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステム100を示している。
図9A~Bに示されているのは、下方ラベル114と上方ラベル116である。本開示の少なくとも1つの実施形態では、下方ラベル114及び上方ラベル116は、キャリア112上で互いに隣接して存在する。本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態では、複数の下方ラベル114及び上方ラベル116は、キャリア112に交互に存在する。本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステム100の少なくとも1つの実施形態では、各下方ラベル114はパッキングリストラベルを含み、各上方ラベル116は出荷ラベルを含む。
【0068】
本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、下方ラベル114は、前縁118、後縁122、側縁120及び124、側方タブ131及び133、後方タブ135、及び取り外し可能領域144を含む。
図9Aに示されるような本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステム100の実施形態では、側方タブ131及び133の後縁は、後縁122と実質的に均一である。
図9Bに示されるような本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステム100の実施形態では、側方タブ131及び133の後縁は、後縁122と実質的に均一ではない。1つまたは複数の脆弱線136及び137は、それぞれ、取り外し可能領域144と側方タブ131及び133との間の境界を画定する。1つまたは複数の脆弱線139は、取り外し可能領域144と後方タブ135との間の境界を画定する。本開示の少なくとも1つの実施形態において、取り外し可能領域144は、取り外し可能なパッキングリストを含む。
【0069】
本開示の少なくとも1つの実施形態では、上方ラベル116は、前縁126,後縁130、及び側縁128及び132によって境界が画定されている。1つまたは複数の脆弱線138は、取り外し可能セグメント146の境界を画定する。フレーム142は、脆弱線138と前縁126、後縁130、及び側縁128と132の間にある。本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、上方ラベル116は、1つまたは複数の穴147を含む。穴147a、147b、147c、147d、147e、147f、147g、及び147hは、
図9A~Bのラベルシステム100の実施形態に示されている。ラベルシステム100の他の実施形態は、より多くの数またはより少ない数の穴を有し得る。本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、穴147は、セグメント146及びキャリア112を通って延びる。本開示の少なくとも1つの実施形態では、穴147は、セグメント146のみを通って延びる。
【0070】
本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、使用前に、上方ラベル116及び下方ラベル114は、キャリア112上で互いに隣接して配備され、それにより、本明細書で説明したように、上方ラベル116及び下方ラベル114をキャリア112から順番に供給することができる。キャリア112は、少なくとも1つの実施形態では、下方ラベル114及び上方ラベル116の下側に面するキャリア112の表面上にて剥離コーティング115を含む。本開示の少なくとも1つの実施形態では、剥離コーティング115は、シリコーン剥離コーティングである。本開示によるラベルシステム100の少なくとも1つの実施形態によれば、接着剤113は、以下で論じられるように、剥離コート115と、下方ラベル114及び上方ラベル116の下側との間に挿入される。本開示の少なくとも1つの実施形態では、接着剤113は感圧接着剤である。
【0071】
少なくとも1つの実施形態では、キャリア112は、横縞134を含む。横縞134は、キャリア112の残りの部分の色とは対照的な、キャリア112の領域の色または陰影を含む。少なくとも1つの実施形態では、横縞134は、各上方ラベル116の後、隣接する下方ラベル114の前に配置される。少なくとも1つの実施形態では、横縞134は、各下方ラベル114の後、隣接する上方ラベル116の前に配置される。少なくとも1つの実施形態では、横縞134は、各上方ラベル116の後縁130及び各下方ラベル114の前縁118と重なる。
【0072】
本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態では、1つまたは複数の横縞134が、上方ラベル116及び隣接する下方ラベル114の供給を同期させる目的で、検出装置と併せて使用される。
【0073】
図10A~Bは、本開示の少なくとも1つの実施形態による、下方ラベル114の下面及び上方ラベル116の下面を示しており、明確にするために、キャリア112は可視にしていない。
図10A~Bに示されるのは、下方ラベル114の下側1114であり、前縁118、後縁122、側縁120及び124、側方タブ131及び133、後方タブ135、及び取り外し可能領域下側1144を含む。
図10Aに示されるような本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステム100の実施形態では、側方タブ131及び133の後縁は、後縁122と実質的に均一である。
図10Bに示されるような本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステム100の実施形態では、側方タブ131及び133の後縁は、後縁122と均一ではない。また、
図10A~Bには、前縁126、後縁130、及び側縁128及び132によって境界が定められている、上方ラベル116の下面1116が示されている。
【0074】
少なくとも1つの実施形態では、下方ラベル114の下側1114は、実質的に接着剤を含まない。少なくとも1つの実施形態では、下方ラベル114の下側1114は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含むが、下側1114は、例えば、非接着性ワニスなどの接着抑制剤117は、それらの領域において接着剤113を覆い、それにより、接着剤113をそれらの領域で無効にする。本開示の少なくとも1つの実施形態において、接着抑制剤117は、接着抑制剤117によって処理されるそれらの領域において、接着剤113を完全に無効にはしないように選択される。そのような実施形態では、接着剤113を接着抑制剤117で処理した後、処理された領域はわずかな粘着性を保持する。少なくとも1つの実施形態では、下側1114のすべては、接着特性がないか、または実質的にないが、そのような実施形態では、下側1114は、わずかな粘着性を保持し得る。少なくとも1つの代替実施形態では、後方タブ135の下面の少なくとも一部は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含み得る。そのような実施形態では、接着剤113は、下方ラベル114が供給されるまで、下方ラベル114をキャリア112に取り外し可能に接着するのに役立つ。
【0075】
本開示の少なくとも1つの実施形態では、上方ラベル116の下面1116は、脆弱線138によって分離された第1の部分1142及び第2の部分1146を含む。第1の部分1142は、フレーム142の下面を含む。第2の部分1146は、取り外し可能セグメント146の下面を含む。少なくとも1つの実施形態では、第1の部分1142は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含む。少なくとも1つの実施形態では、第2の部分1146は、接着剤を含まないか、または実質的に含まない。少なくとも1つの実施形態では、第2の部分1146は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含むが、例えば非接着性ワニスなどの接着抑制剤117は、それらの領域の接着剤113を覆い、接着剤113をそれらの領域で無効にする。本開示の少なくとも1つの実施形態において、接着抑制剤117は、接着抑制剤117によって処理されるそれらの領域において、接着剤113を完全に無効にはしないように選択される。そのような実施形態では、接着剤113を接着抑制剤117で処理した後、処理された領域はわずかな粘着性を保持する。
【0076】
図11Aは、
図9Aまたは
図9Bの線XI-XIで得られた本開示の少なくとも1つの実施形態によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示す。マルチパート上方及び下方ラベルシステムは、わかりやすくするために、半分解状態で
図11Aに示されている。
図11Aに示されているのは、キャリア112、接着剤113、前縁118及び後縁タブ135を含む下方ラベル114、剥離コーティング115、前縁126及び後縁130を含む上方ラベル116、穴147a、及び穴147hである。本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムのこの実施形態に示されるように、下側1144及び第2の部分1146は、接着剤113を含まない。
【0077】
図11Bは、
図9Aまたは
図9Bの線XI-XIで得られた本開示の少なくとも1つの実施形態によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示す。マルチパート上方及び下方ラベルシステムは、わかりやすくするために、半分解状態で
図11Bに示されている。
図11Bに示されているのは、キャリア112、接着剤113、前縁118及び後縁タブ135を含む下方ラベル114、剥離コーティング115、前縁126及び後縁130を含む上方ラベル116、接着抑制剤117、穴147a、及び穴147hである。本開示の少なくとも1つの他の実施形態では、下側1144は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含むが、例えば非接着性ワニスなどの接着抑制剤117は、それらの領域の接着剤113を覆う。第2の部分1146は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含むが、例えば非接着性ワニスなどの接着抑制剤117は、それらの領域の接着剤113を覆う。
【0078】
図12A~Bは、本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの側面図を示している。
図12Aに示すように、上方ラベル116と下方ラベル114が付いたキャリア112は、方向508に進む。キャリア112は、部材502の周りに配線され、上方ラベル116が、前縁126から始めてキャリア112から供給されるようにする。上方ラベル116の下面1116の少なくとも一部は、それがキャリア112から供給された後、接着剤113を含む。上方ラベル116がキャリア112から供給されると、上方ラベル116はラベルアプリケータ500の下を通過する。ラベルアプリケータ500によって生成された力504により、上方ラベル116が持ち上げられ、スクリーン506に対して保持される。スクリーン506は、ラベルアプリケータ500の下面を形成する。
【0079】
ここで
図12Bに目を向けると、上方ラベル116がキャリア112から供給された後、下方ラベル114が付いたキャリア112が方向508に進む。キャリア112は、部材502の周りに通され、下方ラベル114が、前縁118から始めてキャリア112から供給されるようにする。下方ラベル114がキャリア112から供給されると、下方ラベル114はラベルアプリケータ500の下を通過する。ラベルアプリケータ500によって生成された力504は、下方ラベル114を持ち上げて、上方ラベル116に対して保持され、上方ラベル116と位置合わせされる。そのような実施形態では、下方ラベル114はスクリーン506と接触していない。本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つのそのような実施形態では、上方ラベル116は1つまたは複数の穴147を含むので、下方ラベル114の面積が上方ラベル116の面積よりも小さい場合でも、力504が吸引力である場合、力504は、上方ラベル116の穴147を通して作用して、下方ラベル114を上方ラベル116に対して保持し、位置合わせする。下面1116は、接着剤113によって下方ラベル114に接着され始める。
【0080】
本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態では、上方ラベル116がキャリア112から供給される前に、標識が上方ラベル116に印刷または適用される。上方ラベル116が出荷ラベルである、本開示による適用された上方及び下方ラベルシステムの実施形態では、例えば、宛先の住所及び/または他の関連する出荷の標識などの標識が、上方ラベル116に印刷または適用され得る。
【0081】
本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態では、下方ラベル114がキャリア112から供給される前に、標識が下方ラベル114に印刷または適用される。下方ラベル114がパッキングリストラベルである、本開示による適用された上方及び下方ラベルシステムの実施形態では、例えば、容器内容物及び/または他のパッキングリストの標識などの標識は、下方ラベル114に印刷または適用され得る。
【0082】
少なくとも1つの実施形態では、ラベルアプリケータ500は、例えば、熱転写プリンタまたは直接感熱プリンタなどの印刷機能を備える。そのような実施形態では、標識は、ラベルアプリケータ500によって上方ラベル116及び/または下方ラベル114に適用され得る。
【0083】
図13は、本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態による、上方ラベル116及び下方ラベル114がその上に供給された後のラベルアプリケータ500の下側を示す。
図13に表示されているのはスクリーン506である。
図13に示されているのは、脆弱線138によって分離された第1の部分1142及び第2の部分1146を含む下面1116である。第1の部分1142は、その表面領域に有効量の接着剤113を含む。また、
図13には、下方ラベル114の下側1114が示され、側方タブ131及び133、後方タブ135、脆弱線136、137、及び139、及び取り外し可能領域下側1144を含む。
図13に示されるように、本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態では、タブ131、133、及び135のみが、第1の部分1142上の接着剤113と接触する。したがって、そのような実施形態では、下方ラベル114は、タブ131、133、及び135でのみ下面1116に接着される。
【0084】
図14は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、容器600の表面601への上方ラベル116及び下方ラベル114の適用の側面図を示す。
図14に示すように、ラベルアプリケータ500は方向602に移動し、それにより、下方ラベル114の下面が容器600の表面601と接触するまで、上方ラベル116及び下方ラベル114を方向604に移動する。容器600の表面601に対するラベルアプリケータ500の圧力により、接着剤113は、上方ラベル116の下面1116を容器600の表面601に接着させ、下面1116の下方ラベル114への接着を完了する。
【0085】
図15は、容器600の表面に接着された下方ラベル114及び上方ラベル116を示している。
図15に示されているのは、脆弱線138の及び取り外し可能セグメント146を含む上方ラベル116である。取り外し可能領域144を含む下方ラベル114は、上方ラベル116の下に隠され、取り外し可能領域144は、取り外し可能セグメント146と位置合わせされている。
【0086】
図16A~Bは、本開示による、マルチパート上方及び下方ラベルシステムの実施形態を示している。
図16Aに示されるように、上方ラベル116の取り外し可能セグメント146は、脆弱線138に沿って上方ラベル116から部分的に除去される。この方法でセグメント146を除去すると、取り外し可能な領域144が曝される。下方ラベル114がパッキングリストラベルである本開示による適用された実施形態において、取り外し可能領域144は、取り外し可能なパッキングリストを含み得る。本開示のそのような実施形態では、下面1146は非常に限定された接着特性しか持たないので、取り外し可能領域144は、セグメント146を取り外すことによって損傷または汚損されない。セグメント146が除去されると、上方ラベル116のフレーム142は、タブ131、133、及び135で下方ラベル114に、また表面601にも接着されたままである。
【0087】
図16Bに示されるように、取り外し可能領域144は、脆弱線136、137、及び139に沿って下方ラベル114から除去され得る。下方ラベル114がパッキングリストラベルである本開示による、適用された上方及び下方ラベルシステムの実施形態において、取り外し可能領域144は、取り外し可能なパッキングリストを含み得る。本開示のそのような実施形態では、下側1144は非常に限定された接着特性しか持たないので、取り外し可能領域144は、容器600の表面601から容易に取り外し可能である。取り外し可能領域144が除去された後、上方ラベル116のフレーム142は、容器600の表面601に接着されたままであり、タブ131、133、及び135は、フレーム142の下に保持される。
【0088】
図17は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステム101を示している。
図17に示されているのは、下方ラベル114と上方ラベル116である。本開示の少なくとも1つの実施形態では、下方ラベル114及び上方ラベル116は、キャリア112上で互いに隣接して存在する。本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態では、複数の下方ラベル114及び上方ラベル116は、キャリア112に交互に存在する。本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステム101の少なくとも1つの実施形態では、各上方ラベル116は出荷ラベルを含み、各上方ラベル114は返送用ラベルを含む。
【0089】
本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、下方ラベル114は、前縁118、後縁122、側縁120及び124、側方タブ131及び133、及び後方タブ135を含む。本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステム101の実施形態では、側方タブ131及び133の後縁は、後縁122と実質的に均一であり得る。
【0090】
本開示の少なくとも1つの実施形態では、上方ラベル116は、前縁126,後縁130、及び側縁128及び132によって囲まれている。1つまたは複数の脆弱線138は、取り外し可能セグメント146の境界を画定する。フレーム142は、脆弱線138と前縁126、後縁130、及び側縁128と132の間にある。本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、上方ラベル116は、1つまたは複数の穴147を含む。穴147a~147hは、
図17のラベルシステム101の実施形態に示されている。ラベルシステム101の他の実施形態は、より多くの数またはより少ない数の穴を有し得る。本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、穴147は、セグメント146及びキャリア112を通って延びる。本開示の少なくとも1つの実施形態では、穴147は、専らセグメント146を通って延びる。
【0091】
本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、使用前に、上方ラベル116及び下方ラベル114は、キャリア112上で互いに隣接して配備され、それにより、説明したように、上方ラベル116及び下方ラベル114をキャリア112から順番に供給することができる。キャリア112は、少なくとも1つの実施形態では、下方ラベル114の下面及び上方ラベル116の下面に面するキャリア112の表面上にて剥離コーティング115を含む。本開示の少なくとも1つの実施形態では、剥離コーティング115は、シリコーン剥離コーティングである。本開示によるラベルシステム101の少なくとも1つの実施形態によれば、接着剤113は、以下で論じられるように、剥離コート115と、下方ラベル114の下面及び上方ラベル116の下面との間に挿入される。本開示の少なくとも1つの実施形態では、接着剤113は感圧接着剤である。
【0092】
少なくとも1つの実施形態では、キャリア112は、横縞134を含む。横縞134は、キャリア112の残りの部分の色とは対照的な、キャリア112の領域の色または陰影を含む。少なくとも1つの実施形態では、横縞134は、各上方ラベル116の後、隣接する下方ラベル114の前に配置される。少なくとも1つの実施形態では、横縞134は、各下方ラベル114の後、隣接する上方ラベル116の前に配置される。少なくとも1つの実施形態では、横縞134は、各上方ラベル116の後縁130及び各下方ラベル114の前縁118と重なる。
【0093】
本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態では、1つまたは複数の横縞134が、上方ラベル116及び隣接する下方ラベル114の供給を同期させる目的で、検出装置と併せて使用される。
【0094】
図18は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、下方ラベル114の下側及び上方ラベル116の下面を示しており、明確にするために、キャリア112は可視にしていない。
図18に示されるのは、下方ラベル114の下側1114であり、前縁118、後縁122、側縁120及び124、側方タブ131及び133、及び後方タブ135を含む。本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステム101の実施形態では、側方タブ131及び133の後縁は、後縁122と実質的に均一であり得る。また、
図18には、前縁126、後縁130、及び側縁128及び132によって境界が定められている、上方ラベル116の下面1116が示されている。
【0095】
少なくとも1つの実施形態では、下方ラベル114の下側1114は、その表面領域の少なくとも一部に接着剤113を含む。少なくとも1つの実施形態では、下方ラベル114の下側1114は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含む。本開示の少なくとも1つの実施形態では、上方ラベル116の下面1116は、脆弱線138によって分離された第1の部分1142及び第2の部分1146を含む。第1の部分1142は、フレーム142の下面を含む。第2の部分1146は、取り外し可能セグメント146の下面を含む。少なくとも1つの実施形態では、第1の部分1142は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含む。少なくとも1つの実施形態では、第2の部分1146は、接着剤を含まないか、または実質的に含まない。少なくとも1つの実施形態では、第2の部分1146は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含むが、例えば非接着性ワニスなどの接着抑制剤117は、それらの領域の接着剤113を覆い、接着剤113をそれらの領域で無効にする。本開示の少なくとも1つの実施形態において、接着抑制剤117は、接着抑制剤117によって処理されるそれらの領域において、接着剤113を完全に無効にはしないように選択される。そのような実施形態では、接着剤113を接着抑制剤117で処理した後、処理された領域はわずかな粘着性を保持する。
【0096】
図19Aは、
図17の線XIX-XIXで得られた本開示の少なくとも1つの実施形態によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示す。マルチパート上方及び下方ラベルシステムは、わかりやすくするために、半分解状態で
図19Aに示されている。
図19Aに示されているのは、キャリア112、接着剤113、前縁118及び後縁タブ135を含む下方ラベル114、剥離コーティング115、前縁126及び後縁130を含む上方ラベル116、穴147a、及び穴147hである。本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムのこの実施形態に示されるように、第2の部分1146は接着剤113を含まず、下側1144は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含む。
【0097】
図19Bは、
図17の線XIX-XIXで得られた本開示の少なくとも1つの実施形態によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示す。マルチパート上方及び下方ラベルシステムは、わかりやすくするために、半分解状態で
図19Bに示されている。
図19Bに示されているのは、キャリア112、接着剤113、前縁118及び後縁タブ135を含む下方ラベル114、剥離コーティング115、前縁126及び後縁130を含む上方ラベル116、接着抑制剤117、穴147a、及び穴147hである。本開示の少なくとも1つの他の実施形態では、下側1144は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含む。第2の部分1146は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含むが、例えば非接着性ワニスなどの接着抑制剤117は、その領域の接着剤113を覆う。
【0098】
本開示の少なくとも1つの実施形態によるマルチパート上方及び下方ラベルシステム101は、
図12A~15及びこの書面による説明に示され、説明される装置及びプロセスと実質的に同様の装置及びプロセスを使用することによって、表面に自動的に適用され得る。本開示の少なくとも1つの実施形態によるマルチパート上方及び下方ラベルシステム101は、本開示の少なくとも1つの実施形態によるマルチパート上方及び下方ラベルシステム101の下方ラベル114の下側1114が、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含み、マルチパート上方及び下方ラベルシステム101の下方ラベル114は、それが適用される表面から容易に除去することはできないとするならば、
図16A~16B及びこの書面による説明に示され、説明される方法と実質的に同様の方法で使用され得る。本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステム101の少なくとも1つの実施形態によれば、上方ラベル116は出荷先の住所の標識を含み、下方ラベル114は返送出荷先の住所の標識を含む。そのような実施形態によれば、上方ラベル116及び下方ラベル114を含む容器がその供給源に返送される場合、受領時に、受領者は、上方ラベル116を取り外して、下方ラベル114上の返送出荷先の住所の標識を曝すことができる。その後、容器は元の場所に出荷され得る。
【0099】
図20は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステム102を示している。
図20に示されているのは、下方ラベル114と上方ラベル116である。本開示の少なくとも1つの実施形態では、下方ラベル114及び上方ラベル116は、キャリア112上で互いに隣接して存在する。本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態では、複数の下方ラベル114及び上方ラベル116は、キャリア112に交互に存在する。本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステム102の少なくとも1つの実施形態では、各下方ラベル114はパッキングリストラベルを含み、各上方ラベル116は出荷ラベルを含む。
【0100】
本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、下方ラベル114は、前縁118、後縁122、側縁120及び124、及び後方タブ135を含む。本開示の少なくとも1つの実施形態では、上方ラベル116は、前縁126,後縁130、及び側縁128及び132によって囲まれている。1つまたは複数の脆弱線138は、取り外し可能セグメント146の境界を画定する。フレーム142は、脆弱線138と前縁126、後縁130、及び側縁128と132の間にある。本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、上方ラベル116は、1つまたは複数の穴147を含む。穴147a~147iは、
図20のラベルシステム102の実施形態に示されている。ラベルシステム102の他の実施形態は、より多くの数またはより少ない数の穴を有し得る。本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、穴147は、セグメント146及びキャリア112を通って延びる。本開示の少なくとも1つの実施形態では、穴147は、専らセグメント146を通って延びる。
【0101】
本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、使用前に、上方ラベル116及び下方ラベル114は、キャリア112上で互いに隣接して配備され、それにより、説明したように、上方ラベル116及び下方ラベル114をキャリア112から順番に供給することができる。キャリア112は、少なくとも1つの実施形態では、下方ラベル114の下面及び上方ラベル116の下面に面するキャリア112の表面上にて剥離コーティング115を含む。本開示の少なくとも1つの実施形態では、剥離コーティング115は、シリコーン剥離コーティングである。本開示によるラベルシステム102の少なくとも1つの実施形態によれば、接着剤113は、以下で論じられるように、剥離コート115と、下方ラベル114の下面及び上方ラベル116の下面との間に挿入される。本開示の少なくとも1つの実施形態では、接着剤113は感圧接着剤である。
【0102】
少なくとも1つの実施形態では、キャリア112は、横縞134を含む。横縞134は、キャリア112の残りの部分の色とは対照的な、キャリア112の領域の色または陰影を含む。少なくとも1つの実施形態では、横縞134は、各上方ラベル116の後、隣接する下方ラベル114の前に配置される。少なくとも1つの実施形態では、横縞134は、各下方ラベル134の後、隣接する上方ラベル116の前に配置される。少なくとも1つの実施形態では、横縞134は、各上方ラベル116の後縁130及び各下方ラベル114の前縁118と重なる。
【0103】
本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態では、1つまたは複数の横縞134が、上方ラベル116及び隣接する下方ラベル114の供給を同期させる目的で、検出装置と併せて使用される。
【0104】
図21は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、下方ラベル114の下側及び上方ラベル116の下面を示しており、明確にするために、キャリア112は可視にしていない。
図21に示されるのは、下方ラベル114の下側1114であり、前縁118、後縁122、側縁120及び124、及び後方タブ135を含む。また、
図21には、前縁126、後縁130、及び側縁128及び132によって境界が定められている、上方ラベル116の下面1116が示されている。
【0105】
少なくとも1つの実施形態では、下方ラベル114の下側1114は、接着剤を含まないか、または実質的に接着剤を含まない。少なくとも1つの実施形態では、下側1114は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含むが、例えば非接着性ワニスなどの接着抑制剤117は、それらの領域の接着剤113を覆い、接着剤113をそれらの領域で無効にする。本開示の少なくとも1つの実施形態において、接着抑制剤117は、接着抑制剤117によって処理されるそれらの領域において、接着剤113を完全に無効にはしないように選択される。そのような実施形態では、接着剤113を接着抑制剤117で処理した後、処理された領域はわずかな粘着性を保持する。
【0106】
本開示の少なくとも1つの実施形態では、上方ラベル116の下面1116は、第1の部分1142、第2の部分1146、及び第3の部分1147を含む。第1の部分1142及び第3の部分1147は、フレーム142の下面を含む。第2の部分1146は、取り外し可能セグメント146の下面を含む。本開示の少なくとも1つの実施形態では、第1の部分1142及び第2の部分1146は、脆弱線138によって分離されている。
【0107】
少なくとも1つの実施形態では、第1の部分1142は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含む。少なくとも1つの実施形態では、第2の部分1146及び第3の部分1147は、接着剤を含まないか、または実質的に含まない。少なくとも1つの実施形態では、第2の部分1146及び第3の部分1147は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含むが、例えば非接着性ワニスなどの接着抑制剤117は、それらの領域の接着剤113を覆い、接着剤113をそれらの領域で無効にする。本開示の少なくとも1つの実施形態において、接着抑制剤117は、接着抑制剤117によって処理されるそれらの領域において、接着剤113を完全に無効にはしないように選択される。そのような実施形態では、接着剤113を接着抑制剤117で処理した後、処理された領域はわずかな粘着性を保持する。
【0108】
図22Aは、
図20の線XXII-XXIIで得られた本開示の少なくとも1つの実施形態によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示す。マルチパート上方及び下方ラベルシステムは、わかりやすくするために、半分解状態で
図22Aに示されている。
図22Aに示されているのは、キャリア112、接着剤113、前縁118及び後縁タブ135を含む下方ラベル114、剥離コーティング115、前縁126及び後縁130を含む上方ラベル116、穴147a、穴147h、穴147i、及び穴147jである。本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムのこの実施形態に示されるように、第2の部分1146は、接着剤113を含まず、下側1144は、接着剤113を含まない。
【0109】
図22Bは、
図20の線XXII-XXIIで得られた本開示の少なくとも1つの実施形態によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示す。マルチパート上方及び下方ラベルシステムは、わかりやすくするために、半分解状態で
図22Bに示されている。
図22Bに示されているのは、キャリア112、接着剤113、前縁118及び後縁タブ135を含む下方ラベル114、剥離コーティング115、前縁126及び後縁130を含む上方ラベル116、接着抑制剤117、穴147a、穴147h、穴147i、及び穴147jである。本開示の少なくとも1つの他の実施形態では、下側1144は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含むが、例えば非接着性ワニスなどの接着抑制剤117は、その領域の接着剤113を覆う。第2の部分1146は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含むが、例えば非接着性ワニスなどの接着抑制剤117は、その領域の接着剤113を覆う。
【0110】
本開示の少なくとも1つの実施形態によるマルチパート上方及び下方ラベルシステム102は、
図12A~15及びこの書面による説明に示され、説明される装置及びプロセスと実質的に同様の装置及びプロセスを使用することによって、表面に自動的に適用され得る。本開示の少なくとも1つの実施形態によるマルチパート上方及び下方ラベルシステム102は、第3の部分1147が、接着剤113を含まないか、または接着抑制剤117で覆われているので、上方及び下方ラベルシステム102が適用された表面から下方ラベル114が除去されると、後方タブ135を含む下方ラベル114のすべてがそのような表面から除去されるとすると、
図16A~16B及びこの書面による説明に示され、説明される方法と実質的に同様の方法で使用され得る。
【0111】
図23は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、マルチパート上方及び下方ラベルシステム103を示している。
図23に示されているのは、下方ラベル114と上方ラベル116である。本開示の少なくとも1つの実施形態では、下方ラベル114及び上方ラベル116は、キャリア112上で互いに隣接して存在する。本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態では、複数の下方ラベル114及び上方ラベル116は、キャリア112に交互に存在する。本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステム103の少なくとも1つの実施形態では、各上方ラベル116は出荷ラベルを含み、各下方ラベル114はパッキングリストラベルを含む。
【0112】
本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、下方ラベル114は、前縁118、後縁122、側縁120及び124、側方タブ131及び133、後縁タブ135、及び取り外し可能領域144を含む。1つまたは複数の脆弱線136及び137は、それぞれ、取り外し可能領域144と側方タブ131及び133との間の境界を画定する。少なくとも1つのそのような実施形態では、後縁122は、複数の後方タブ141を備える。本開示の少なくとも1つの実施形態において、取り外し可能領域144は、取り外し可能なパッキングリストを含む。
【0113】
本開示の少なくとも1つの実施形態では、上方ラベル116は、前縁126,後縁130、及び側縁128及び132によって囲まれている。1つまたは複数の脆弱線138は、取り外し可能セグメント146の境界を画定する。フレーム142は、脆弱線138と前縁126、後縁130、及び側縁128と132の間にある。本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、上方ラベル116は、1つまたは複数の穴147を含む。穴147a~147hは、
図23のラベルシステム103の実施形態に示されている。ラベルシステム103の他の実施形態は、より多くの数またはより少ない数の穴を有し得る。本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、穴147は、セグメント146及びキャリア112を通って延びる。本開示の少なくとも1つの実施形態では、穴147は、セグメント146のみを通って延びる。
【0114】
本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、使用前に、上方ラベル116及び下方ラベル114は、キャリア112上で互いに隣接して配備され、それにより、説明したように、上方ラベル116及び下方ラベル114をキャリア112から順番に供給することができる。キャリア112は、少なくとも1つの実施形態では、下方ラベル114の下面及び上方ラベル116の下面に面するキャリア112の表面上にて剥離コーティング115を含む。本開示の少なくとも1つの実施形態では、剥離コーティング115は、シリコーン剥離コーティングである。本開示によるラベルシステム103の少なくとも1つの実施形態によれば、接着剤113は、以下で論じられるように、剥離コート115と、下方ラベル114の下面及び上方ラベル116の下面との間に挿入される。本開示の少なくとも1つの実施形態では、接着剤113は感圧接着剤である。
【0115】
少なくとも1つの実施形態では、キャリア112は、横縞134を含む。横縞134は、キャリア112の残りの部分の色とは対照的な、キャリア112の領域の色または陰影を含む。少なくとも1つの実施形態では、横縞134は、各上方ラベル116の後、隣接する下方ラベル114の前に配置される。少なくとも1つの実施形態では、横縞134は、各下方ラベル114の後、隣接する上方ラベル116の前に配置される。少なくとも1つの実施形態では、横縞134は、各上方ラベル116の後縁130及び各下方ラベル114の前縁118と重なる。
【0116】
本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの少なくとも1つの実施形態では、1つまたは複数の横縞134が、上方ラベル116及び隣接する下方ラベル114の供給を同期させる目的で、検出装置と併せて使用される。
【0117】
図24は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、下方ラベル114の下側及び上方ラベル116の下面を示しており、明確にするために、キャリア112は可視にしていない。
図24に示されるのは、下方ラベル114の下側1114であり、前縁118、後縁122、側縁120及び124、側方タブ131及び133、後方タブ141、及び取り外し可能領域下側1144を含む。少なくとも1つの実施形態では、後方タブ141のうちの少なくとも1つの下面は、セグメント1141を含む。そのような実施形態によれば、各セグメント1141は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含む。そのような実施形態では、接着剤113を含む各セグメント1141は、パッキングリストラベル114が供給されるまで、パッキングリストラベル114をキャリア112に取り外し可能に接着するように機能する。そのような実施形態によれば、パッキングリストラベル114の下側1114の残りの部分は、実質的に接着剤を含まない。少なくとも1つの実施形態では、パッキングリストラベル114の下側1114は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含むが、セグメント1141以外の下側1114の部分は、例えば、非接着性ワニスなどの接着抑制剤117を含み、接着剤113をそれらの領域で覆い、それにより、接着剤113をそれらの領域で無効にする。本開示の少なくとも1つの実施形態において、接着抑制剤117は、接着抑制剤117によって処理されるそれらの領域において、接着剤113を完全に無効にはしないように選択される。そのような実施形態では、接着剤113を接着抑制剤117で処理した後、処理された領域はわずかな粘着性を保持する。少なくとも1つの実施形態では、下側1114のすべては、接着特性がないか、または実質的にないが、そのような実施形態では、下側1114は、わずかな粘着性を保持し得る。
【0118】
また、
図24には、前縁126、後縁130、及び側縁128及び132によって境界が定められている、上方ラベル116の下面1116が示されている。本開示の少なくとも1つの実施形態では、上方ラベル116の下面1116は、脆弱線138によって分離された第1の部分1142及び第2の部分1146を含む。第1の部分1142は、フレーム142の下面を含む。第2の部分1146は、取り外し可能セグメント146の下面を含む。少なくとも1つの実施形態では、第1の部分1142は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含む。少なくとも1つの実施形態では、第2の部分1146は、接着剤を含まないか、または実質的に含まない。少なくとも1つの実施形態では、第2の部分1146は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含むが、例えば非接着性ワニスなどの接着抑制剤117は、それらの領域の接着剤113を覆い、それによって接着剤113をそれらの領域で無効にする。本開示の少なくとも1つの実施形態において、接着抑制剤117は、接着抑制剤117によって処理されるそれらの領域において、接着剤113を完全に無効にはしないように選択される。そのような実施形態では、接着剤113を接着抑制剤117で処理した後、処理された領域はわずかな粘着性を保持する。
【0119】
図25Aは、
図25の線XXV-XXVで得られた本開示の少なくとも1つの実施形態によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示す。マルチパート上方及び下方ラベルシステムは、わかりやすくするために、半分解状態で
図25Aに示されている。
図25Aに示されているのは、キャリア112、接着剤113、前縁118、後方タブ141、及びセグメント1141を含む下方ラベル114、剥離コーティング115、前縁126及び後縁130を含む上方ラベル116である。本開示によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムのこの実施形態に示されるように、第2の部分1146は、接着剤113を含まず、下側1144は、接着剤113を含まない。
【0120】
図25Bは、
図23の線XXV-XXVで得られた本開示の少なくとも1つの実施形態によるマルチパート上方及び下方ラベルシステムの断面図を示す。マルチパート上方及び下方ラベルシステムは、わかりやすくするために、半分解状態で
図25Bに示されている。
図25Bに示されているのは、キャリア112、接着剤113、前縁118、後方タブ141、及びセグメント1141を含む下方ラベル114、剥離コーティング115、前縁126及び後縁130を含む上方ラベル116、及び接着抑制剤117である。本開示の少なくとも1つの他の実施形態では、下側1144は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含むが、例えば非接着性ワニスなどの接着抑制剤117は、その領域の接着剤113を覆う。第2の部分1146は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤113を含むが、例えば非接着性ワニスなどの接着抑制剤117は、その領域の接着剤113を覆う。
【0121】
本開示の少なくとも1つの実施形態によるマルチパート上方及び下方ラベルシステム103は、
図12A~15及びこの書面による説明に示され、説明される装置及びプロセスと実質的に同様の装置及びプロセスを使用することによって、表面に自動的に適用され得る。本開示の少なくとも1つの実施形態によるマルチパート上方及び下方ラベルシステム102は、取り外し可能領域144が適用される表面を除去されるときに、取り外し可能領域144が、脆弱線136及び137に沿って、及び後方タブ141を引き裂くことによって、下方ラベル114から分離されるとするなら、
図16A~16B及びこの書面による説明に示され、説明される方法と実質的に同様の方法で使用され得る。
【0122】
図26は、本開示の少なくとも1つの実施形態による第1及び第2のラベルシステム200を示している。
図26に示されているのは、キャリア212上の第1のラベル214及び第2のラベル216である。本開示による第1及び第2のラベルシステムの少なくとも1つの実施形態では、複数の第1のラベル214及び第2のラベル216が、キャリア212上に交互に存在する。本開示による第1及び第2のラベルシステム200の少なくとも1つの実施形態では、各第1のラベル214はパッキングリストラベルを含み、各第2のラベル216は出荷ラベルを含む。
【0123】
本開示による第1及び第2のラベルシステム200の少なくとも1つの実施形態によれば、第1のラベル214は、前縁218、後縁222、及び側縁220及び224によって境界付けられている。本開示による第1及び第2のラベルシステム200の少なくとも1つの実施形態によれば、第2のラベル216は、前縁226、後縁230、及び側縁228及び232によって境界付けられている。1つまたは複数の脆弱線238は、第2のラベル216内の取り外し可能セグメント246の境界を画定する。フレーム242は、脆弱線238と、前縁226と後縁230と側縁228及び232との間にある。
【0124】
本開示による第1及び第2のラベルシステム200の少なくとも1つの実施形態によれば、前縁218、後縁222、及び側縁220及び224によって境界が定められた第1のラベル214の面積は、前縁226、後縁230、及び側縁228及び232によって境界が定められた第2のラベル216の面積よりも狭い。本開示による第1及び第2のラベルシステム200の少なくとも1つの実施形態によれば、第1のラベル214の面積は、取り外し可能セグメント246の面積ほど大きくはない。本開示による第1及び第2のラベルシステム200の少なくとも1つの実施形態によれば、第2のラベル216は、前縁226、前記後縁230の間の最も近い距離である長さL1を含み、第1のラベル214は、長さL2を含み、これは前縁218と後縁222との間の最も近い距離であり、L1>L2である。本開示による第1及び第2のラベルシステム200の少なくとも1つの実施形態によれば、第2のラベル216は、第1の側縁228と第2の側端232との間の最も近い距離である幅W1を含み、第1のラベル214は、第1の側縁220と第2の側縁224との間の最も近い距離である幅W2を含み、W1>W2である。本開示による第1及び第2のラベルシステム200の少なくとも1つの実施形態によれば、第2のラベル216は、脆弱線238の平行セグメント間の最も近い距離である距離D1を含み、D1>W2である。
【0125】
本開示による第1及び第2のラベルシステムの少なくとも1つの実施形態によれば、第2のラベル216及び第1のラベル214は、キャリア212上で互いに隣接して配置され、キャリア212に取り外し可能に接着され、それにより、第2のラベル216及び第1のラベル214が、本明細書で論じられるように、順番にキャリア212から供給されることを可能にする。キャリア212は、少なくとも1つの実施形態では、第1のラベル214及び第2のラベル216の下側に面するキャリア212の表面上の剥離コーティング215を含む。本開示の少なくとも1つの実施形態では、剥離コーティング215は、シリコーン剥離コーティングである。本開示によるラベルシステム200の少なくとも1つの実施形態によれば、接着剤213は、以下で論じられるように、剥離コート215と第1のラベル214及び第2のラベル216との間に挿入される。本開示の少なくとも1つの実施形態では、接着剤213は感圧接着剤である。
【0126】
図27は、本開示による第1及び第2のラベルシステムの少なくとも1つの実施形態による第1のラベル214の下側及び第2のラベル216の下面を示し、明確にするためにキャリア212は可視にしていない。
図27に示されているのは、第1のラベル214の下側1214であり、これは、前縁218、後縁222、及び側縁220及び224によって境界が定められている。また、
図27には、前縁226、後縁230、及び側縁228及び232によって境界が定められている、第2のラベル216の下面1216も示されている。
【0127】
少なくとも1つの実施形態では、第1のラベル214の下側1214は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤213を含む。本開示の少なくとも1つの実施形態では、第2のラベル216の下面1216は、脆弱線238によって分離された第1の部分1242及び第2の部分1246を含む。第1の部分1242は、フレーム242の下面を含む。第2の部分1246は、取り外し可能セグメント246の下面を含む。少なくとも1つの実施形態では、第1の部分1242は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤213を含む。少なくとも1つの実施形態では、第2の部分1246は、接着剤を含まないか、または実質的に含まない。
図27に示されるラベルシステム200の実施形態では、第2の部分1246は、後縁230の近くの接着剤213のスポット1213を含む。
【0128】
図28は、
図26の線XXVIII-XXVIIIで得られた本開示の少なくとも1つの実施形態による第1及び第2のラベルシステムの断面図を示す。第1及び第2のラベルシステム200は、明確にするために、半分解状態で
図28に示されている。
図28に示されているのは、キャリア212、接着剤213、前縁218及び後縁222を含む第1のラベル214、剥離コーティング215、及び前縁226及び後縁230を含む第2のラベル216である。
【0129】
図29は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、第1及び第2のラベルシステム200を示し、上で論じた第1のラベル214及び第2のラベル216を含む。
図30は、第1のラベル214の下側及び第2のラベル216の下面を示しているが、明確にするためにキャリア212は可視にしていない。
図29~30に示される第1及び第2のラベルシステム200の実施形態では、第2のラベル216は、穴239を含む。ラベルシステム200の他の実施形態は、より多くの数の穴を有し得る。本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、穴239は、取り外し可能セグメント246及びキャリア212を通って延びる。本開示の少なくとも1つの実施形態では、穴239は、専ら取り外し可能セグメント246を通って延びる。
【0130】
図31は、本開示の少なくとも1つの実施形態による第1及び第2のラベルシステム300を示している。
図31に示されているのは、キャリア312上の第1のラベル314及び第2のラベル316である。本開示による第1及び第2のラベルシステムの少なくとも1つの実施形態では、複数の第1のラベル314及び第2のラベル316が、キャリア312上に交互に存在する。本開示による第1及び第2のラベルシステム300の少なくとも1つの実施形態では、各第1のラベル314はパッキングリストラベルを含み、各第2のラベル316は出荷ラベルを含む。
【0131】
本開示による第1及び第2のラベルシステムの少なくとも1つの実施形態によれば、第1のラベル314は、前縁318、後縁322、及び側縁320及び324によって境界付けられている。1つまたは複数の脆弱線336は、第1のラベル314の取り外し可能領域344の境界を画定する。第1のラベル314がパッキングリストラベルを含む本開示の少なくとも1つの実施形態において、取り外し可能領域344は、取り外し可能なパッキングリストを含む。フレーム340は、脆弱線336と、前縁318及び側縁320及び324との間に存在する。フレーム340は、前方フレームセグメント333を含む。
【0132】
本開示による第1及び第2のラベルシステムの少なくとも1つの実施形態によれば、第2のラベル316は、前縁326、後縁330、及び側縁328及び332によって境界付けられている。第2のラベル316は、平行な脆弱線343、347によって縁取られた引き裂きストリップ339を含む。脆弱線338は、変位可能なセグメント346の境界を画定する。本開示による第1及び第2のラベルシステムの少なくとも1つの実施形態によれば、前縁318、後縁322、及び側縁320及び324によって境界が定められた第1のラベル314の面積は、前縁326、後縁330、及び側縁328及び332によって境界が定められた第2のラベル316の面積よりも狭い。
【0133】
本開示による第1及び第2のラベルシステム300の少なくとも1つの実施形態によれば、第1のラベル314及び第2のラベル316は、キャリア312上で互いに隣接して配置され、キャリア312に取り外し可能に接着され、それにより、第1のラベル314及び第2のラベル316が、本明細書で論じられるように、順番にキャリア312から供給されることを可能にする。キャリア312は、少なくとも1つの実施形態では、第1のラベル314及び第2のラベル316に面するキャリア312の表面上の剥離コーティング315を含む。本開示の少なくとも1つの実施形態では、剥離コーティング315は、シリコーン剥離コーティングである。本開示によるラベルシステム300の少なくとも1つの実施形態によれば、接着剤313は、以下で論じられるように、剥離コート315と第1のラベル314及び第2のラベル316の下側との間に挿入される。本開示の少なくとも1つの実施形態では、接着剤313は感圧接着剤である。
【0134】
図32は、本開示による第1及び第2のラベルシステムの少なくとも1つの実施形態による第1のラベル314の下側及び第2のラベル316の下面を示し、明確にするためにキャリア312は可視にしていない。
図32に示されているのは、第1のラベル314の下側1314であり、これは、前縁318、後縁322、及び側縁320及び324によって境界が定められている。また、
図32には、前縁326、後縁330、及び側縁328及び332によって境界が定められている、第2のラベル316の下面1316も示されている。
【0135】
少なくとも1つの実施形態では、第1のラベル314の下側1314は、脆弱線336によって分離された、第1の部分1340及び第2の部分1344を含む。第1の部分1340は、フレーム340の下側を構成する。第2の部分1344は、取り外し可能領域344の下面を含む。少なくとも1つの実施形態では、第1の部分1340は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤313を含む。少なくとも1つの実施形態では、第2の部分1344は、接着剤を含まないか、または実質的に含まない。
【0136】
本開示の少なくとも1つの実施形態では、第2のラベル316の下面1316は、第1の部分1342及び第2の部分1346を含む。少なくとも1つの実施形態では、第1の部分1342は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤313を含む。第1の部分1342は、前方接着剤セグメント335を含む。少なくとも1つの実施形態では、第2の部分1346は、引き裂きストリップ339の下面と同様に、接着剤を含まないか、または実質的に含まない。
【0137】
図33は、
図31の線XXXIII-XXXIIIで得られた本開示の少なくとも1つの実施形態による第1及び第2のラベルシステムの断面図を示す。第1及び第2のラベルシステムは、明確にするために、半分解状態で
図33に示されている。
図33に示されているのは、キャリア312、接着剤313、前縁318及び後縁322を含む第1のラベル314、剥離コーティング315、及び前縁326及び後縁330を含む第2のラベル316である。
【0138】
図34は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、第1及び第2のラベルシステム300を示し、上で論じた第1のラベル314及び第2のラベル316を含む。
図35は、第1のラベル314の下側及び第2のラベル316の下面を示しているが、明確にするためにキャリア312は可視にしていない。
図34~35に示される第1及び第2のラベルシステム300の実施形態では、第2のラベル316は、穴341を含む。ラベルシステム300の他の実施形態は、より多くの数の穴を有し得る。本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、穴341は、第2のラベル316及びキャリア312を通って延びる。本開示の少なくとも1つの実施形態では、穴341は、専ら第2のラベル316を通って延びる。
【0139】
図36は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、ラベルプリンタ3600からの第1及び第2のラベルシステム300の供給を示す。
図36に示されているのは、印刷機構(図示せず)、供給機構3601、及びトレイ3605を備えるラベルプリンタ3600である。ラベルプリンタ3600は、インクジェットプリンタ、レーザープリンタ、熱転写プリンタ、直接感熱プリンタ、または第1のラベル314及び第2のラベル316に標識を適用することができる別のタイプの印刷装置を含み得る。本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、トレイ3605は水平または実質的に水平である。他の実施形態では、トレイ3605は、傾斜した角度または減衰した角度で配向され得る。
図36に示されるように、本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、複数の第1のラベル314及び第2のラベル316が、キャリア312上の交互の配置でラベルプリンタ3600に提供される。例えば、複数の第1のラベル314及び第2のラベル316は、ロール構成またはファンフォールド構成でキャリア312に取り外し可能に接着され、ラベルプリンタ3600による印刷及びラベルプリンタ3600からの供給を想定する方法でラベルプリンタ3600に供給される。
図36に示されるように、本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、第1のラベル314及び第2のラベル316は、ラベルプリンタ3600から順番に供給される。第1のラベル314及び第2のラベル316は、ラベルプリンタ3600の供給機構3601によって矢印3602の方向に供給され、次いで、ラベルプリンタ3600のトレイ3605上で互いに位置合わせされて静止する。その後、第1のラベル314及び第2のラベル316の対は、互いに位置合わせされ、互いに接着されて、機械的に(例えば、ラベルアプリケータ装置によって)または手で、トレイ3605から取り出され、機械的に(例えば、ラベルアプリケータ装置によって)または手で、表面(例えば、容器600の表面601など)に適用され得る。
【0140】
本開示の少なくとも1つの実施形態では、ラベルプリンタ3600のトレイ3605への第1のラベル314の供給の前に、またはそれに関連して、ラベルプリンタ3600の印刷機構(図示せず)によって第1のラベル314の取り外し可能領域344に、標識が追加される。例えば、第1のラベル314がパッキングリストとして機能することを意図する場合、そのような標識は、容器600などの、第1のラベル314が付着される容器の内容物を含み得る。
【0141】
第1のラベル314は、第1のラベル314の下側1314がラベルプリンタ3600のトレイ3605に面するように、ラベルプリンタ3600から供給される。第1のラベル314は、第1のラベル314の下側1314がラベルプリンタ3600のトレイ3605と接触するまで、矢印3603によって示される方向に移動する。第1のラベル314に圧力が加えられないので、第1のラベル314の下側1314上の接着剤313は、第1のラベル314の第1の部分1340をラベルプリンタ3600のトレイ3605に接着しない。少なくとも1つの実施形態では、トレイ3605は、接着剤313のトレイ3605への付着を遅らせる非粘着性表面を含む。第1のラベル314の第2の部分1344もまた、ラベルプリンタ3600のトレイ3605に隣接しているが、第1のラベル314の第2の部分1344は接着剤を含まないので、第1のラベル314の第2の部分1344もまた、ラベルプリンタ3600のトレイ3605に接着しない。
【0142】
次に、本開示の少なくとも1つの実施形態では、第2のラベル316がラベルプリンタ3600から供給される。第2のラベル316は、第1のラベル314の上に、それに登録して載るようになる。少なくとも1つの実施形態では、ラベルプリンタ3600のトレイ3605への第2のラベル316の供給の前に、またはそれに関連して、ラベルプリンタ3600のプリンタ機構(図示せず)によって、第2のラベル316の変位可能なセグメント346内などで、第2のラベル316に標識が追加される。例えば、第2のラベル316が出荷ラベルとして機能することを意図する場合、そのような標識は、容器600などの、第1のラベル314及び第2のラベル316が付着される容器が出荷される住所、返送先の住所、バーコード、マキシコード、識別番号などを含み得る。
【0143】
第2のラベル316は、第2のラベル316の下面1316が第1のラベル314の上面に面するように、ラベルプリンタ3600から供給される。第2のラベル316は、第2のラベル316の下面1316上の接着剤313が第1のラベル314と接触するまで、矢印504によって示される方向に移動する。少なくとも1つの実施形態では、前方接着剤セグメント335上の接着剤は、第1のラベル314の前方フレームセグメント333と接触する。そのような実施形態では、第2のラベル316の先行接着剤セグメント335上の接着剤313は、第2のラベル316の第1の部分1342を第1のラベル314のフレーム340に、一対のラベルが機械的に(例えば、ラベルアプリケータ装置による)または手により、ユニットとして扱える十分な程度、付着する。第2のラベル316の第2の部分1346はまた、第1のラベル314の取り外し可能領域344に隣接し、それらと位置合わせされているが、第2のラベル316の第2の部分1346は接着特性が低下しており、及び/または完全に接着剤がない可能性があるため、第2のラベル316の第2の部分1346は、第1のラベル314の取り外し可能領域344に接着しない。そのような実施形態では、第2のラベル316が第1のラベル314に接着された後、共に接着された第1のラベル314及び第2のラベル316は、次に、機械的に(例えば、例えば、ラベルアプリケータ装置による)または手により、容器600の表面601などの表面に、同時に適用される。
【0144】
図37は、本開示の少なくとも1つの実施形態による第1及び第2のラベルシステム400を示している。
図37に示されているのは、キャリア412上の第1のラベル414及び第2のラベル416である。本開示による第1及び第2のラベルシステムの少なくとも1つの実施形態では、複数の第1のラベル414及び第2のラベル416が、キャリア412上に交互に存在する。本開示による第1及び第2のラベルシステム400の少なくとも1つの実施形態では、各第1のラベル414はパッキングリストラベルを含み、各第2のラベル416は出荷ラベルを含む。
【0145】
本開示による第1及び第2のラベルシステム400の少なくとも1つの実施形態によれば、第1のラベル414は、前縁418、後縁422、及び側縁420及び424によって境界付けられている。本開示による第1及び第2のラベルシステム400の少なくとも1つの実施形態によれば、第2のラベル416は、前縁426、後縁430、及び側縁428及び432によって境界付けられている。1つまたは複数の脆弱線438は、第2のラベル416内の取り外し可能セグメント446の境界を画定する。フレーム442は、脆弱線438と、前縁426と後縁430と側縁428及び432との間にある。
【0146】
本開示による第1及び第2のラベルシステム400の少なくとも1つの実施形態によれば、前縁418、後縁422、及び側縁420及び424によって境界が定められた第1のラベル414の面積は、前縁426、後縁430、及び側縁428及び432によって境界が定められた第2のラベル416の面積よりも狭い。本開示による第1及び第2のラベルシステムの少なくとも1つの実施形態によれば、第1のラベル414の面積は、取り外し可能セグメント446の面積ほど大きくはない。本開示による第1及び第2のラベルシステム400の少なくとも1つの実施形態によれば、第2のラベル416は、前縁426、該後縁430の間の最も近い距離である長さL1を含み、第1のラベル414は、長さL2を含み、これは前縁418と後縁422との間の最も近い距離であり、L1>L2である。本開示による第1及び第2のラベルシステム400の少なくとも1つの実施形態によれば、第2のラベル416は、第1の側縁428と第2の側端432との間の最も近い距離である幅W1を含み、第1のラベル414は、第1の側縁420と第2の側縁424との間の最も近い距離である幅W2を含み、W1>W2である。本開示による第1及び第2のラベルシステム400の少なくとも1つの実施形態によれば、第2のラベル416は、脆弱線438の平行セグメント間の最も近い距離である距離D1を含み、D1>W2である。
【0147】
本開示による第1及び第2のラベルシステムの少なくとも1つの実施形態によれば、第2のラベル416及び第1のラベル414は、キャリア412上で互いに隣接して配置され、キャリア412に取り外し可能に接着され、それにより、第2のラベル416及び第1のラベル414が、本明細書で論じられるように、順番にキャリア412から供給されることを可能にする。キャリア412は、少なくとも1つの実施形態では、第1のラベル414及び第2のラベル416の下側に面するキャリア412の表面上の剥離コーティング415を含む。本開示の少なくとも1つの実施形態では、剥離コーティング415は、シリコーン剥離コーティングである。本開示によるラベルシステム400の少なくとも1つの実施形態によれば、接着剤413は、以下で論じられるように、剥離コート415と第1のラベル414及び第2のラベル416との間に挿入される。本開示の少なくとも1つの実施形態では、接着剤413は感圧接着剤である。
【0148】
図38は、本開示による第1及び第2のラベルシステムの少なくとも1つの実施形態による第1のラベル414の下側及び第2のラベル416の下面を示し、明確にするためにキャリア412は可視にしていない。
図38に示されているのは、第1のラベル414の下側1414であり、これは、前縁418、後縁422、及び側縁420及び424によって境界が定められている。また、
図38には、前縁426、後縁430、及び側縁428及び432によって境界が定められている、第2のラベル416の下面1416も示されている。
【0149】
少なくとも1つの実施形態では、第1のラベル414の下側1414は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤413を含む。本開示の少なくとも1つの実施形態では、第2のラベル416の下面1416は、脆弱線438によって分離された第1の部分1442及び第2の部分1446を含む。第1の部分1442は、フレーム442の下面を含む。第2の部分1446は、取り外し可能セグメント446の下面を含む。少なくとも1つの実施形態では、第1の部分1442は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤413を含む。少なくとも1つの実施形態では、第2の部分1446は、接着剤を含まないか、または実質的に含まない。
図38に示されるラベルシステム400の実施形態では、第2の部分1446は、前縁426の近くの接着剤413のスポット1413を含む。
【0150】
図39は、
図37の線XXXIX-XXXIXで得られた本開示の少なくとも1つの実施形態による第1及び第2のラベルシステムの断面図を示す。第1及び第2のラベルシステム400は、明確にするために、半分解状態で
図39に示されている。
図39に示されているのは、キャリア412、接着剤413、前縁418及び後縁422を含む第1のラベル414、剥離コーティング415、及び前縁426及び後縁430を含む第2のラベル416である。
【0151】
図40は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、第1及び第2のラベルシステム400を示し、上で論じた第1のラベル414及び第2のラベル416を含む。
図41は、第1のラベル414の下側及び第2のラベル416の下面を示しているが、明確にするためにキャリア412は可視にしていない。
図40~41に示される第1及び第2のラベルシステム400の実施形態では、第2のラベル416は、穴439を含む。ラベルシステム400の他の実施形態は、より多くの数の穴を有し得る。本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、穴439は、取り外し可能セグメント446及びキャリア412を通って延びる。本開示の少なくとも1つの実施形態では、穴439は、取り外し可能セグメント446のみを通って延びる。
【0152】
図42は、本開示の少なくとも1つの実施形態による第1及び第2のラベルシステム500を示している。
図42に示されているのは、キャリア512上の第1のラベル514及び第2のラベル516である。本開示による第1及び第2のラベルシステムの少なくとも1つの実施形態では、複数の第1のラベル514及び第2のラベル516が、キャリア512上に交互に存在する。本開示による第1及び第2のラベルシステム500の少なくとも1つの実施形態では、各第1のラベル514はパッキングリストラベルを含み、各第2のラベル516は出荷ラベルを含む。
【0153】
本開示による第1及び第2のラベルシステムの少なくとも1つの実施形態によれば、第1のラベル514は、前縁518、後縁522、及び側縁520及び524によって境界付けられている。1つまたは複数の脆弱線536は、第1のラベル514の取り外し可能領域544の境界を画定する。第1のラベル514がパッキングリストラベルを含む本開示の少なくとも1つの実施形態において、取り外し可能領域544は、取り外し可能なパッキングリストを含む。フレーム540は、脆弱線536と、前縁518及び側縁520及び524との間に存在する。フレーム540は、トレーリングフレームセグメント533を含む。
【0154】
本開示による第1及び第2のラベルシステムの少なくとも1つの実施形態によれば、第2のラベル516は、前縁526、後縁530、及び側縁528及び532によって境界付けられている。第2のラベル516は、平行な脆弱線543、547によって縁取られた引き裂きストリップ539を含む。脆弱線538は、変位可能なセグメント546の境界を画定する。本開示による第1及び第2のラベルシステムの少なくとも1つの実施形態によれば、前縁518、後縁522、及び側縁520及び524によって境界が定められた第1のラベル514の面積は、前縁526、後縁530、及び側縁528及び532によって境界が定められた第2のラベル516の面積よりも狭い。
【0155】
本開示による第1及び第2のラベルシステム500の少なくとも1つの実施形態によれば、第1のラベル514及び第2のラベル516は、キャリア512上で互いに隣接して配置され、キャリア512に取り外し可能に接着され、それにより、第1のラベル514及び第2のラベル516が、本明細書で論じられるように、順番にキャリア512から供給されることを可能にする。キャリア512は、少なくとも1つの実施形態では、第1のラベル514及び第2のラベル516に面するキャリア512の表面上の剥離コーティング515を含む。本開示の少なくとも1つの実施形態では、剥離コーティング515は、シリコーン剥離コーティングである。本開示によるラベルシステム500の少なくとも1つの実施形態によれば、接着剤513は、以下で論じられるように、剥離コート515と第1のラベル514及び第2のラベル516の下側との間に挿入される。本開示の少なくとも1つの実施形態では、接着剤513は感圧接着剤である。
【0156】
図43は、本開示による第1及び第2のラベルシステムの少なくとも1つの実施形態による第1のラベル514の下側及び第2のラベル516の下面を示し、明確にするためにキャリア512は可視にしていない。
図43に示されているのは、第1のラベル514の下側1514であり、これは、前縁518、後縁522、及び側縁520及び524によって境界が定められている。また、
図43には、前縁526、後縁530、及び側縁528及び532によって境界が定められている、第2のラベル516の下面1516も示されている。
【0157】
少なくとも1つの実施形態では、第1のラベル514の下側1514は、脆弱線536によって分離された、第1の部分1540及び第2の部分1544を含む。第1の部分1540は、フレーム540の下側を構成する。第2の部分1544は、取り外し可能領域544の下面を含む。少なくとも1つの実施形態では、第1の部分1540は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤513を含む。少なくとも1つの実施形態では、第2の部分1544は、接着剤を含まないか、または実質的に含まない。
【0158】
本開示の少なくとも1つの実施形態では、第2のラベル516の下面1516は、第1の部分1542及び第2の部分1546を含む。少なくとも1つの実施形態では、第1の部分1542は、その表面領域のすべて、または実質的にすべて、または大部分に接着剤513を含む。第1の部分1542は、後方接着剤セグメント535を含む。少なくとも1つの実施形態では、第2の部分1546は、引き裂きストリップ539の下面と同様に、接着剤を含まないか、または実質的に含まない。
【0159】
図44は、
図42の線LXIV-LXIVで得られた本開示の少なくとも1つの実施形態による第1及び第2のラベルシステムの断面図を示す。第1及び第2のラベルシステムは、明確にするために、半分解状態で
図44に示されている。
図44に示されているのは、キャリア512、接着剤513、前縁518及び後縁522を含む第1のラベル514、剥離コーティング515、及び前縁526及び後縁530を含む第2のラベル516である。
【0160】
図45は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、第1及び第2のラベルシステム500を示し、上で論じた第1のラベル514及び第2のラベル516を含む。
図46は、第1のラベル514の下側及び第2のラベル516の下面を示しているが、明確にするためにキャリア512は可視にしていない。
図45~46に示される第1及び第2のラベルシステム500の実施形態では、第2のラベル516は、穴541を含む。ラベルシステム500の他の実施形態は、より多くの数の穴を有し得る。本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、穴541は、第2のラベル516及びキャリア512を通って延びる。本開示の少なくとも1つの実施形態では、穴541は、専ら第2のラベル516を通って延びる。
【0161】
図47は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、ラベルプリンタ4700からの第1及び第2のラベルシステム500の供給を示す。
図47に示されているのは、印刷機構(図示せず)、供給機構4701、及びトレイ5605を備えるラベルプリンタ4700である。ラベルプリンタ4700は、インクジェットプリンタ、レーザープリンタ、熱転写プリンタ、直接感熱プリンタ、または第1のラベル514及び第2のラベル516に標識を適用することができる別のタイプの印刷装置を含み得る。本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、トレイ5605は水平または実質的に水平である。他の実施形態では、トレイ5605は、傾斜した角度または減衰した角度で配向され得る。
図47に示されるように、本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、複数の第1のラベル514及び第2のラベル516が、キャリア512上の交互の配置でラベルプリンタ4700に提供される。例えば、複数の第1のラベル514及び第2のラベル516は、ロール構成またはファンフォールド構成でキャリア512に取り外し可能に接着され、ラベルプリンタ4700による印刷及びラベルプリンタ4700からの供給を想定する方法でラベルプリンタ4700に供給される。
図47に示されるように、本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、第1のラベル514及び第2のラベル516は、ラベルプリンタ4700から順番に供給される。第1のラベル514及び第2のラベル516は、ラベルプリンタ4700の供給機構4701によって矢印4702の方向に供給され、次いで、ラベルプリンタ4700のトレイ5605上で互いに位置合わせされて静止する。その後、第1のラベル514及び第2のラベル516の対は、互いに位置合わせされ、互いに接着されて、機械的に(例えば、ラベルアプリケータ装置によって)または手で、トレイ5605から取り出され、機械的に(例えば、ラベルアプリケータ装置によって)または手で、表面(例えば、容器600の表面601など)に適用され得る。
【0162】
本開示の少なくとも1つの実施形態では、ラベルプリンタ4700のトレイ5605への第1のラベル514の供給の前に、またはそれに関連して、ラベルプリンタ4700の印刷機構(図示せず)によって第1のラベル514の取り外し可能領域544に、標識が追加される。例えば、第1のラベル514がパッキングリストとして機能することを意図する場合、そのような標識は、容器600などの、第1のラベル514が付着される容器の内容物を含み得る。
【0163】
第1のラベル514は、第1のラベル514の下側1514がラベルプリンタ4700のトレイ5605に面するように、ラベルプリンタ4700から供給される。第1のラベル514は、第1のラベル514の下側1514がラベルプリンタ4700のトレイ5605と接触するまで、矢印4703によって示される方向に移動する。第1のラベル514に圧力が加えられないので、第1のラベル514の下側1514の接着剤513は、第1のラベル514の第1の部分1540をラベルプリンタ4700のトレイ5605に接着しない。少なくとも1つの実施形態では、トレイ5605は、接着剤513のトレイ5605への付着を遅らせる非粘着性表面を含む。第1のラベル514の第2の部分1544もまた、ラベルプリンタ4700のトレイ5605に隣接しているが、第1のラベル514の第2の部分1544は接着剤を含まないので、第1のラベル514の第2の部分1544もまた、ラベルプリンタ4700のトレイ5605に接着しない。
【0164】
次に、本開示の少なくとも1つの実施形態では、第2のラベル516がラベルプリンタ4700から供給される。第2のラベル516は、第1のラベル514の上に、それに位置合わせされて載るようになる。少なくとも1つの実施形態では、ラベルプリンタ4700のトレイ5605への第2のラベル516の供給の前に、またはそれに関連して、ラベルプリンタ4700のプリンタ機構(図示せず)によって、第2のラベル516の変位可能なセグメント546内などで、第2のラベル516に標識が追加される。例えば、第2のラベル516が出荷ラベルとして機能することを意図する場合、そのような標識は、容器600などの、第1のラベル514及び第2のラベル516が付着される容器が出荷される住所、返送先の住所、バーコード、マキシコード、識別番号などを含み得る。
【0165】
第2のラベル516は、第2のラベル516の下面1516が第1のラベル514の上面に面するように、ラベルプリンタ4700から供給される。第2のラベル516は、第2のラベル516の下面1516の接着剤513が第1のラベル514と接触するまで、矢印4702によって示される方向に移動する。少なくとも1つの実施形態では、後方接着剤セグメント535上の接着剤は、第1のラベル514の後方フレームセグメント533と接触する。そのような実施形態では、第2のラベル516の後方接着剤セグメント535上の接着剤513は、第2のラベル516の第1の部分1542を第1のラベル514のフレーム540に、ラベルの対が機械的に(例えば、ラベルアプリケータ装置による)または手により、ユニットとして扱える十分な程度、付着する。第2のラベル516の第2の部分1546はまた、第1のラベル514の取り外し可能領域544に隣接し、それらと位置合わせされているが、第2のラベル516の第2の部分1546は接着特性が低下しており、及び/または完全に接着剤がない可能性があるため、第2のラベル516の第2の部分1546は、第1のラベル514の取り外し可能領域544に接着しない。そのような実施形態では、第2のラベル516が第1のラベル514に接着された後、共に接着された第1のラベル514及び第2のラベル516は、次に、機械的に(例えば、例えば、ラベルアプリケータ装置による)または手により、容器600の表面601などの表面に、同時に適用される。
【0166】
図48は、本開示の少なくとも1つの実施形態によるライナーレスラベルロール700の側面図を示す。少なくとも1つの実施形態では、ライナーレスラベルロール700は、上側700A及び下側700Bを有するラベル材料の連続ロールを含む。接着剤726は、少なくとも部分的に下側700Bを覆う。本開示によれば、ライナーレスラベルロール700は、いずれかのキャリア材料または他のライナーを含まない。上面700Aは、ライナーレスラベルロール700の隣接する表面への接着剤726の永続的な接着を防ぐために少なくとも部分的に剥離コーティングでコーティングされ、それにより、以下で論じられるようにライナーレスラベルロール700の展開及び使用を容易にする。
【0167】
図49は、本開示の少なくとも1つの実施形態によるライナーレスラベルロール700の上側700Aを示す。本開示の少なくとも1つの実施形態では、ライナーレスラベルロール700は、例えば、紙、ポリエステル、または別のポリマー材料などのラベルストック材料を含む。本開示の少なくとも1つの実施形態では、ライナーレスラベルロール700は、その上に標識の印刷を受け入れるラベルストック材料を含む。例えば、ライナーレスラベルロール700は、インクジェットプリンタ、レーザープリンタ、熱転写プリンタ、直接感熱プリンタ、またはライナーレスラベルロール700に標識を付けることができる別のタイプの印刷装置に曝されてもよい。インク、トナー、及び/またはライナーレスラベルロール700への標識の適用に使用される他の印刷材料は、そのような標識を適用するために使用される印刷装置、ライナーレスラベルロール700に使用される材料、及びライナーレスラベルロール700の意図される使用に適合するように選択される。
【0168】
図49に示されるように、ライナーレスラベルロール700は、連続ウェブ内に複数のラベル701を含む。本開示の少なくとも1つの実施形態では、各ラベル701は、前縁702、後縁706、及び側縁704、708によって境界付けられている。各ラベル701はまた、取り外し可能領域722及びフレーム領域724を含む。取り外し可能領域722は、取り外し可能領域上面722Aを含み、脆弱線710、712、714、716、718、720によって境界付けられている。フレーム領域724は、脆弱線710、712、714、716、718、720の外側であるが、前縁702、後縁706、及び側縁704、708の内側にある各ラベル701の部分を含む。
図49に示されるように、フレーム領域724は、フレーム領域上面724Aを含む。本開示の少なくとも1つの実施形態において、標識は、各ラベル701の上側700Aに追加される。例えば、標識は、各ラベル701の取り外し可能領域上面722A、または各ラベル701のフレーム領域上面724A、または各ラベル701の取り外し可能領域上面722A及びフレーム領域上面724Aの両方に追加され得る。
【0169】
脆弱線710、712、714、716、718、720は、取り外し可能領域722とフレーム領域724との間の境界を弱める働きをし、フレーム領域724から取り外し可能領域722を取り外すのを容易にする。脆弱線710、712、714、716、718、720は、各ラベル701を通って部分的または完全に延びるカットまたは穿孔を含み得る。
【0170】
少なくとも1つの実施形態では、脆弱線710は、取り外し可能領域722をフレーム領域724から完全に切断する曲線状の切り込みを含む。少なくとも1つの実施形態では、脆弱線710は、脆弱線712の端を脆弱線714の端に接続する曲線カットを含む。
【0171】
少なくとも1つの実施形態では、脆弱線712、714はそれぞれ、一般にV字形またはY字形を有する一連の角のある穿孔を含む。
図49に示すように、脆弱線712の各角のある穿孔の頂点は、脆弱線720の方向に向けられる。脆弱線712を含む一連の角のある穿孔は、各角のある穿孔の一方の側が、脆弱線710の端と脆弱線720の端との間に延びる線と実質的に一致し、各々の角のある穿孔の他方の側がフレーム領域724ではなく、取り外し可能領域722に向けられるように配置される。
図49に示すように、脆弱線714の各角のある穿孔の頂点は、脆弱線716の方向に向けられている。脆弱線714を含む一連の角のある穿孔は、各角のある穿孔の一方の側が、脆弱線710の端と脆弱線716の端との間に延びる線と実質的に一致し、各々の角のある穿孔の他方の側がフレーム領域724ではなく、取り外し可能領域722に向けられるように配置される。
【0172】
少なくとも1つの実施形態では、脆弱線712と脆弱線720との間の角度は、90°より大きい。少なくとも1つの実施形態では、脆弱線714と脆弱線716との間の角度は、90°より大きい。少なくとも1つの実施形態では、脆弱線718と脆弱線720との間の角度は、約90°である。少なくとも1つの実施形態では、脆弱線718と脆弱線716との間の角度は、約90°である。脆弱線712、714の角のある穿孔、及び脆弱線712と脆弱線720の間、及び脆弱線714と脆弱線716の間の鈍角の使用は、取り外し可能領域722の材料を引き裂くことなく1つの動きでフレーム724から取り外し可能領域722を取り外すことを容易にする。
【0173】
図50は、本開示の少なくとも1つの実施形態によるライナーレスラベルロール700の下側700Bを示す。
図50に示されているのは、複数のラベル701であり、各々前縁702、後縁706、及び側縁704、708によって境界が定められている。各ラベル701の取り外し可能領域722も
図50に示され、脆弱線710、712、714、716、718、720の線で囲まれている。各ラベル701のフレーム領域724も
図50に示され、脆弱線710、712、714、716、718、720の線の外側であるが、前縁702、後縁706、及び側縁704、708の内部にある各ラベル701の領域を含む。
図50に示すように、取り外し可能領域722は、取り外し可能領域下面722Bを含む。
図50に示されるように、フレーム領域724は、フレーム領域下面724Bを含む。
図50に示すように、フレーム領域下面724Bは、少なくとも部分的に接着剤726で覆われているが、取り外し可能領域下面722Bは、接着特性が低下しているか、または完全に接着剤がない場合がある。本開示の少なくとも1つの他の実施形態では、取り外し可能領域下面722B及びフレーム領域下面724Bは、接着剤726で完全にまたは部分的に覆われている。本開示の少なくとも1つの実施形態において、標識が、各ラベル701の下側700Bに追加される。例えば、標識は、各ラベル701の取り外し可能領域下面722B、または各ラベル701のフレーム領域下面724Bの任意の接着剤のない領域、または各ラベル701の取り外し可能領域下面722B及びフレーム領域下面724Bの任意の接着剤のない領域の両方に追加され得る。
【0174】
本開示によるライナーレスラベルロール700の少なくとも1つの実施形態では、ライナーレスラベルロール700の下側700Bは、
図50に示されるように、複数の横縞734を含む。各横縞734は、ライナーレスラベルロール700の下側700Bの残りの部分の色とは異なる、ライナーレスラベルロール700の下側700Bの領域の色または陰影を含む。本開示によるライナーレスラベルロール700の少なくとも1つの実施形態では、横縞734は、ライナーレスラベルロール700の下側700Bに一定の間隔で配置されている。そのような実施形態では、横縞734は、以下で説明するように、ラベル701の供給を同期させる目的で、検出装置と併せて使用される。
【0175】
図51は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、ラベルプリンタ5100によるライナーレスラベルロール700からのラベル701の供給を示す。
図51に示されているのは、印刷機構(図示せず)、供給機構5101、及びトレイ5105を備えるラベルプリンタ5100である。供給機構5101は、ラベルカッター5106を備える。ラベルプリンタ5100は、インクジェットプリンタ、レーザープリンタ、熱転写プリンタ、直接感熱プリンタ、またはラベル701に標識を適用することができる別のタイプの印刷装置を含み得る。本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、トレイ5105は水平または実質的に水平である。他の実施形態では、トレイ5105は、傾斜した角度または減衰した角度で配向され得る。
図51に示されるように、本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、ライナーレスラベルロール700は、ラベルプリンタ5100による印刷及びラベルプリンタ5100からの供給を想定する方法で、ラベルプリンタ5100に供給される。
図51に示されるように、本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、2つのラベル701(ラベル701a及び701b)が、ラベルプリンタ5100から順番に供給される。ラベル701は、ラベルプリンタ5100の供給機構5101によって矢印5102の方向に供給され、次いで、互いに位置合わせされて、トレイ5105上に静止する。その後、一対のラベル701は、互いに位置合わせされ、互いに接着されて、機械的に(例えば、ラベルアプリケータ装置によって)または手で、トレイ5105から取り出され、機械的に(例えば、ラベルアプリケータ装置によって)または手で、表面(例えば、容器600の表面601など)に適用され得る。
【0176】
本開示の少なくとも1つの実施形態では、トレイ5105への第1のラベル701aの供給の前に、またはそれに併せて、ラベルプリンタ5100の印刷機構(図示せず)によって第1のラベル701aに標識が追加される。例えば、第1のラベル701aがパッキングリストとして機能することを意図する場合、そのような標識は、ラベル701の取り外し可能領域722に追加され得、そのような標識は、容器600など、第1のラベル701aが付着される容器の内容物を含み得る。
【0177】
本開示の少なくとも1つの実施形態では、第1のラベル701aは、ラベルカッター5106によってライナーレスラベルロール700から分離され、次いで、第1のラベル701aの下側700Bがトレイ5105に面するように、供給機構5101によってラベルプリンタ5100から供給される。第1のラベル701aは、第1のラベル701aの下側700Bがトレイ5105と接触するまで、矢印5103によって示される方向に移動する。第1のラベル701aに圧力がかからないので、第1のラベル701aの下側700Bの接着剤726は、第1のラベル701aの下側700Bをトレイ5105に接着しない。少なくとも1つの実施形態では、トレイ5105は、接着剤726のトレイ5105への付着を遅らせる非粘着性表面を含む。第1のラベル701aの取り外し可能領域下面722Bもトレイ5105に隣接しているが、第1のラベル701aの取り外し可能領域下面722Bは接着剤を含まないため、第1のラベル701aの取り外し可能領域下面722Bもトレイ5105に接着しない。
【0178】
本開示の少なくとも1つの実施形態では、ライナーレスラベルロール700は、第2のラベル701bを供給機構5101に提示するように進められる。少なくとも1つの実施形態では、トレイ5105への第2のラベル701bの供給の前に、またはそれに併せて、ラベルプリンタ5100のプリンタ機構(図示せず)によって、第2のラベル701bの取り外し可能領域上面722Aなどの第2のラベル701bに、標識が追加される。例えば、第2のラベル701bが出荷ラベルとして機能することを意図する場合、そのような標識は、容器600などの、ラベル701が付着される容器が出荷される住所、返送先の住所、バーコード、マキシコード、識別番号などを含み得る。
【0179】
本開示の少なくとも1つの実施形態では、第2のラベル701bは、ラベルカッター5106によってライナーレスラベルロール700から分離され、次いで、第2のラベル701bの下側700Bが第1のラベル701aの上側700Aに面するように、供給機構5101によってラベルプリンタ5100から供給される。本開示の少なくとも1つの実施形態では、供給機構5101は、検出装置(図示せず)に適合されている。検出装置は、ライナーレスラベルロール700の下側700B上の横縞734を識別し、次に、ラベルカッター5106を作動させて、横縞734でまたはそれに隣接するライナーレスラベルロール700から第2のラベル701bを分離するように構成される。
【0180】
第2のラベル701bは、第2のラベル701bの下側700Bの接着剤726が第1のラベル701aの上側700Aと接触するまで、矢印5104によって示される方向に移動する。そのような実施形態では、接着剤726は、第2のラベル700の下側700Bを第1のラベル701aの上側700Aに、一対のラベルが機械的に(例えば、ラベルアプリケータ装置による)または手により、ユニットとして扱える十分な程度、付着する。第2のラベル701bの取り外し可能領域722はまた、第1のラベル701aの取り外し可能領域722に隣接し、それらと位置合わせされているが、第2のラベル701bの取り外し可能領域下面722Bは、接着特性が低下しており、及び/または完全に接着剤がない可能性があるため、第2のラベル701bの取り外し可能領域下面722Bは、第1のラベル701aの取り外し可能領域上面722Aに接着しない。そのような実施形態では、第2のラベル701bが第1のラベル701aに接着された後、共に接着されたラベル701は、次に、機械的に(例えば、例えば、ラベルアプリケータ装置による)または手により、容器600の表面601などの表面に、同時に適用される。
【0181】
図52は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、ラベルプリンタ5200によるライナーレスラベルロール700からのラベル701の供給を示す。
図52に示されているのは、印刷機構(図示せず)及び供給機構5201を備えるラベルプリンタ5200である。供給機構5201は、ラベルカッター5206を備える。ラベルプリンタ5200は、インクジェットプリンタ、レーザープリンタ、熱転写プリンタ、直接感熱プリンタ、またはラベル701に標識を適用することができる別のタイプの印刷装置を含み得る。
図52に示されるように、本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、ライナーレスラベルロール700は、ラベルプリンタ5200による印刷及びラベルプリンタ5200からの供給を想定する方法で、ラベルプリンタ5200に供給される。
図52に示されるように、本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、2つのラベル701(ラベル701a及び701b)が、ラベルプリンタ5200から順番に供給される。
【0182】
本開示の少なくとも1つの実施形態では、第1のラベル701aは、ラベルカッター5206によってライナーレスラベルロール700から分離され、次いで、供給機構5201によってラベルプリンタ5200から供給される。本開示の少なくとも1つの実施形態では、ラベルプリンタ5200からの第1のラベル701aの供給の前に、またはそれに併せて、ラベルプリンタ5200の印刷機構(図示せず)によって第1のラベル701aに標識が追加される。第1のラベル701aがライナーレスラベルロール700から供給されると、第1のラベル701aはラベルアプリケータ500の下を通過する。第1のラベル701aは、第1のラベル701aの上側700Aがラベルアプリケータ500の方を向き、第1のラベル701aの下側700Bがラベルアプリケータ500の反対側を向くように供給される。ラベルアプリケータ500によって生成された力504により、第1のラベル701aが持ち上げられ、スクリーン506に対して保持される。スクリーン506は、ラベルアプリケータ500の下面を形成する。本開示の少なくとも1つの実施形態では、力504は吸引力である。本開示の少なくとも1つの実施形態では、力504は静電気力である。
【0183】
第1のラベル701aがライナーレスラベルロール700から供給された後、ライナーレスラベルロール700は方向5208に進められる。第2のラベル701bは、ラベルカッター5206によってライナーレスラベルロール700から分離され、次いで、供給機構5201によってラベルプリンタ5200から供給される。本開示の少なくとも1つの実施形態では、供給機構5201は、検出装置(図示せず)に適合されている。検出装置は、ライナーレスラベルロール700の下側700Bの横縞734を識別し、次に、ラベルカッター5206を作動させて、横縞734でまたはそれに隣接するライナーレスラベルロール700から第2のラベル701bを分離するように構成される。本開示の少なくとも1つの実施形態では、ラベルプリンタ5200からの第2のラベル701bの供給の前に、またはそれに併せて、ラベルプリンタ5200の印刷機構(図示せず)によって第2のラベル701bに標識が追加される。
【0184】
第2のラベル701bがライナーレスラベルロール700から供給されると、第2のラベル701bは、第1のラベル701aがすでに保持されているラベルアプリケータ500の下を通過する。第2のラベル701bは、第2のラベル701bの上側700Aがラベルアプリケータ500の方を向き、第2のラベル701bの下側700Bがラベルアプリケータ500の反対側を向くように供給される。ラベルアプリケータ500によって生成された力504は、第2のラベル701bを持ち上げて、第1のラベル701aに対して保持され、それと位置合わせされる。第1のラベル701aの下側700Bの少なくとも一部は、ライナーレスラベルロール700から供給された後、接着剤726を含む。第1のラベル701a及び第2のラベル701bに対する力504の作用により、第1のラベル701aの下側700Bの接着剤726が、第2のラベル701bを第1のラベル701aに接着するのに十分な程度まで第2のラベル701bの上側700Aに接触する。
【0185】
次に、共に接着されたラベル701は、ラベルアプリケータ500によって、容器600の表面601などの表面に同時に適用される。第2のラベル701bの下側700Bの少なくとも一部は、ライナーレスラベルロール700から供給され、第1のラベル701aに付着した後、接着剤726を含む。
図52に示されるように、ラベルアプリケータ500は方向604に移動し、それにより、第2のラベル701bの下側700Bが容器600の表面601と接触するまで、共に接着されたラベル701を方向604に移動する。容器600の表面601に対するラベルアプリケータ500の圧力により、接着剤726は、第2のラベル701bの下側700Bを容器600の表面601に接着させ、第1のラベル701aの下側700Bの、第2のラベル701bの上側700Aへの接着を完了する。
【0186】
少なくとも1つの実施形態では、ラベルアプリケータ500は、例えば、熱転写プリンタまたは直接感熱プリンタなどの印刷機能を備える。そのような実施形態では、標識は、ラベルアプリケータ500によって、第1のラベル701a及び/または第2のラベル701bに適用され得る。
【0187】
図53は、本開示の少なくとも1つの実施形態によるライナーレスラベルロール800の側面図を示す。少なくとも1つの実施形態では、ライナーレスラベルロール800は、上側800A及び下側800Bを有するラベル材料の連続ロールを含む。接着剤826は、少なくとも部分的に下側800Bを覆う。本開示によれば、ライナーレスラベルロール800は、いずれかのキャリア材料または他のライナーを含まない。上面800Aは、ライナーレスラベルロール800の隣接する表面への接着剤826の永続的な接着を防ぐために少なくとも部分的に剥離コーティングでコーティングされ、それにより、以下で論じられるようにライナーレスラベルロール800の巻き戻しを容易にする。
【0188】
図54は、本開示の少なくとも1つの実施形態によるライナーレスラベルロール800の上側800Aを示す。本開示の少なくとも1つの実施形態では、ライナーレスラベルロール800は、例えば、紙、ポリエステル、または別のポリマー材料などのラベルストック材料を含む。本開示の少なくとも1つの実施形態では、ライナーレスラベルロール800は、その上に標識の印刷を受け入れるラベルストック材料を含む。例えば、ライナーレスラベルロール800は、インクジェットプリンタ、レーザープリンタ、熱転写プリンタ、直接感熱プリンタ、またはライナーレスラベルロール800に標識を付けることができる別のタイプの印刷装置に曝されてもよい。インク、トナー、及び/またはライナーレスラベルロール800への標識の適用に使用される他の印刷材料は、そのような標識を適用するために使用される印刷装置、ライナーレスラベルロール800に使用される材料、及びライナーレスラベルロール800の意図される使用に適合するように選択される。
【0189】
図54に示されるように、ライナーレスラベルロール800は、連続ウェブ内に複数のラベル801を含む。本開示の少なくとも1つの実施形態では、各ラベル801は、前縁802、後縁806、及び側縁804、808によって境界付けられている。本開示の少なくとも1つの実施形態において、標識は、各ラベル801の上側800Aに追加される。
【0190】
図55は、本開示の少なくとも1つの実施形態によるライナーレスラベルロール800の下側800Bを示す。
図55に示されているのは、各々前縁802、後縁806、及び側縁804、808によって境界が定められた複数のラベル801である。
図55に示されるように、フレーム領域下側800Bは、少なくとも部分的に接着剤826で覆われている。本開示の少なくとも1つの実施形態では、標識は、各ラベル801の下側800Bに、または下側800Bの任意の接着剤のない領域に追加される。
【0191】
本開示によるライナーレスラベルロール800の少なくとも1つの実施形態では、ライナーレスラベルロール800の下側800Bは、
図55に示されるように、複数の横縞834を含む。各横縞834は、ライナーレスラベルロール800の下側800Bの残りの部分の色とは異なる、ライナーレスラベルロール800の下側800Bの領域の色または陰影を含む。本開示によるライナーレスラベルロール800の少なくとも1つの実施形態では、横縞834は、ライナーレスラベルロール800の下側800Bに一定の間隔で配置されている。そのような実施形態では、横縞834は、以下で説明するように、ラベル801の供給を同期させる目的で、検出装置と併せて使用される。
【0192】
図56は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、ラベルプリンタ5600によるライナーレスラベルロール800からのラベル801の供給を示す。
図56に示されているのは、印刷機構(図示せず)、供給機構5601、及びトレイ5605を備えるラベルプリンタ5600である。供給機構5601は、ラベルカッター5606を備える。ラベルプリンタ5600は、インクジェットプリンタ、レーザープリンタ、熱転写プリンタ、直接感熱プリンタ、またはラベル801に標識を適用することができる別のタイプの印刷装置を含み得る。本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、トレイ5605は水平または実質的に水平である。他の実施形態では、トレイ5605は、傾斜した角度または減衰した角度で配向され得る。
図56に示されるように、本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、ライナーレスラベルロール800は、ラベルプリンタ5600による印刷及びラベルプリンタ5600からの供給を想定する方法で、ラベルプリンタ5600に供給される。
図56に示されるように、本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、2つのラベル801(ラベル801a及び801b)が、ラベルプリンタ5600から順番に供給される。ラベル801は、ラベルプリンタ5600の供給機構5601によって矢印5602の方向に供給され、次いで、互いに位置合わせされて、トレイ5605上に静止する。その後、一対のラベル801は、互いに位置合わせされ、互いに接着されて、機械的に(例えば、ラベルアプリケータ装置によって)または手で、トレイ5605から取り出され、機械的に(例えば、ラベルアプリケータ装置によって)または手で、表面(例えば、容器600の表面601など)に適用され得る。
【0193】
本開示の少なくとも1つの実施形態では、トレイ5605への第1のラベル801aの供給の前に、またはそれに併せて、ラベルプリンタ5600の印刷機構(図示せず)によって第1のラベル801aに標識が追加される。例えば、そのような標識は、容器600などの、第1のラベル801aが付着される容器の内容物を含み得る。
【0194】
本開示の少なくとも1つの実施形態では、第1のラベル801aは、ラベルカッター5606によってライナーレスラベルロール800から分離され、次いで、第1のラベル801aの下側800Bがトレイ5605に面するように、供給機構5601によってラベルプリンタ5600から供給される。第1のラベル801aは、第1のラベル801aの下側800Bがトレイ5605と接触するまで、矢印5603によって示される方向に移動する。第1のラベル801aに圧力がかからないので、第1のラベル801aの下側800Bの接着剤826は、第1のラベル801aの下側800Bをトレイ5605に接着しない。少なくとも1つの実施形態では、トレイ5605は、接着剤826のトレイ5605への付着を遅らせる非粘着性表面を含む。
【0195】
本開示の少なくとも1つの実施形態では、ライナーレスラベルロール800は、第2のラベル801bを供給機構5601に提示するように進められる。少なくとも1つの実施形態では、第2のラベル801bをトレイ5605に供給する前に、またはそれに併せて、ラベルプリンタ5600のプリンタ機構(図示せず)によって第2のラベル801bに標識が追加される。例えば、第2のラベル801bが出荷ラベルとして機能することを意図する場合、そのような標識は、容器600などの、ラベル801が付着される容器が出荷される住所、返送先の住所、バーコード、マキシコード、識別番号などを含み得る。
【0196】
本開示の少なくとも1つの実施形態では、第2のラベル801bは、ラベルカッター5606によってライナーレスラベルロール800から分離され、次いで、第2のラベル801bの下側800Bが第1のラベル801aの上側800Aに面するように、供給機構5601によってラベルプリンタ5600から供給される。本開示の少なくとも1つの実施形態では、供給機構5601は、検出装置(図示せず)に適合されている。検出装置は、ライナーレスラベルロール800の下側800Bの横縞834を識別し、次に、ラベルカッター5606を作動させて、横縞834でまたはそれに隣接するライナーレスラベルロール800から第2のラベル801bを分離するように構成される。
【0197】
第2のラベル801bは、第2のラベル801bの下側800Bの接着剤826が第1のラベル801aの上側800Aと接触するまで、矢印5604によって示される方向に移動する。そのような実施形態では、接着剤826は、第2のラベル800の下側800Bを第1のラベル801aの上側800Aに、一対のラベルが機械的に(例えば、ラベルアプリケータ装置による)または手により、ユニットとして扱える十分な程度、付着する。そのような実施形態では、第2のラベル801bが第1のラベル801aに接着された後、共に接着されたラベル801は、次に、機械的に(例えば、例えば、ラベルアプリケータ装置による)または手により、容器600の表面601などの表面に、同時に適用される。
【0198】
図57は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、ラベルプリンタ5700によるライナーレスラベルロール800からのラベル801の供給を示す。
図57に示されているのは、印刷機構(図示せず)及び供給機構5701を備えるラベルプリンタ5700である。供給機構5701は、ラベルカッター5706を備える。ラベルプリンタ5700は、インクジェットプリンタ、レーザープリンタ、熱転写プリンタ、直接感熱プリンタ、またはラベル801に標識を適用することができる別のタイプの印刷装置を含み得る。
図57に示されるように、本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、ライナーレスラベルロール800は、ラベルプリンタ5700による印刷及びラベルプリンタ5700からの供給を想定する方法で、ラベルプリンタ5700に供給される。
図57に示されるように、本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、2つのラベル801(ラベル801a及び801b)が、ラベルプリンタ5700から順番に供給される。
【0199】
本開示の少なくとも1つの実施形態では、第1のラベル801aは、ラベルカッター5706によってライナーレスラベルロール800から分離され、次いで、供給機構5701によってラベルプリンタ5700から供給される。第1のラベル801aがライナーレスラベルロール800から供給されると、第1のラベル801aはラベルアプリケータ500の下を通過する。第1のラベル801aは、第1のラベル801aの上側800Aがラベルアプリケータ500の方を向き、第1のラベル801aの下側800Bがラベルアプリケータ500の反対側を向くように供給される。ラベルアプリケータ500によって生成された力504により、第1のラベル801aが持ち上げられ、スクリーン506に対して保持される。スクリーン506は、ラベルアプリケータ500の下面を形成する。本開示の少なくとも1つの実施形態では、力504は吸引力である。本開示の少なくとも1つの実施形態では、力504は静電気力である。
【0200】
第1のラベル801aがライナーレスラベルロール800から供給された後、ライナーレスラベルロール800は方向5208に進められる。第2のラベル801bは、ラベルカッター5706によってライナーレスラベルロール800から分離され、次いで、供給機構5701によってラベルプリンタ5700から供給される。本開示の少なくとも1つの実施形態では、供給機構5701は、検出装置(図示せず)に適合されている。検出装置は、ライナーレスラベルロール800の下側800Bの横縞834を識別し、次に、ラベルカッター5706を作動させて、横縞834でまたはそれに隣接するライナーレスラベルロール800から第2のラベル801bを分離するように構成される。本開示の少なくとも1つの実施形態では、ラベルプリンタ5700からの第2のラベル801bの供給の前に、またはそれに併せて、ラベルプリンタ5700の印刷機構(図示せず)によって第2のラベル801bに標識が追加される。
【0201】
第2のラベル801bがライナーレスラベルロール800から供給されると、第2のラベル801bは、第1のラベル801aがすでに保持されているラベルアプリケータ500の下を通過する。第2のラベル801bは、第2のラベル801bの上側800Aがラベルアプリケータ500の方を向き、第2のラベル801bの下側800Bがラベルアプリケータ500の反対側を向くように供給される。ラベルアプリケータ500によって生成された力504は、第2のラベル801bを持ち上げて、第1のラベル801aに対して保持され、それと位置合わせされる。第1のラベル801aの下側800Bの少なくとも一部は、ライナーレスラベルロール800から供給された後、接着剤726を含む。第1のラベル801a及び第2のラベル801bに対する力504の作用により、第1のラベル801aの下側800Bの接着剤726が、第2のラベル801bを第1のラベル801aに接着するのに十分な程度まで第2のラベル801bの上側800Aに接触する。
【0202】
次に、共に接着されたラベル801は、ラベルアプリケータ500によって、容器600の表面601などの表面に同時に適用される。第2のラベル801bの下側800Bの少なくとも一部は、ライナーレスラベルロール800から供給され、第1のラベル801aに付着した後、接着剤726を含む。
図57に示されるように、ラベルアプリケータ500は方向604に移動し、それにより、第2のラベル801bの下側800Bが容器600の表面601と接触するまで、共に接着されたラベル801を方向604に移動する。容器600の表面601に対するラベルアプリケータ500の圧力により、接着剤726は、第2のラベル801bの下側800Bを容器600の表面601に接着させ、第1のラベル801aの下側800Bの第2のラベル801bの上側800Aへの接着を完了する。
【0203】
少なくとも1つの実施形態では、ラベルアプリケータ500は、例えば、熱転写プリンタまたは直接感熱プリンタなどの印刷機能を備える。そのような実施形態では、標識は、ラベルアプリケータ500によって、第1のラベル801a及び/または第2のラベル801bに適用され得る。
【0204】
本開示は好ましい設計を有するものとして説明されているが、本開示による装置及び方法は、本開示の範囲内及び精神でさらに修正することができる。したがって、本願は、その一般原則を使用して、開示の変形版、使用、または適合を網羅することを意図している。例えば、本明細書及び添付の特許請求の範囲に開示される任意の方法は、そのステップを実行する1つの可能なシーケンスを表す。実施者は、特定の実装において、開示される方法の1つ以上の複数のステップが組み合わせ可能であり得る、または同じ結果を達成するために異なるステップのシーケンスが採用され得ると判断し得る。このような実装のそれぞれは、本明細書及び添付の特許請求の範囲に開示されている本開示の範囲内にある。さらに、本願は、本開示が関係する当技術分野における既知のまたは慣習的な慣行の範囲内にある、本開示からのそのような逸脱を網羅することを意図している。
【国際調査報告】