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特表2022-506848WLAN内のジョイントマルチAP伝送のための方法及び機器
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-17
(54)【発明の名称】WLAN内のジョイントマルチAP伝送のための方法及び機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/16 20090101AFI20220107BHJP
   H04W 84/12 20090101ALI20220107BHJP
   H04W 74/04 20090101ALI20220107BHJP
   H04W 56/00 20090101ALI20220107BHJP
   H04W 28/04 20090101ALI20220107BHJP
【FI】
H04W28/16
H04W84/12
H04W74/04
H04W56/00 130
H04W28/04 110
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021524460
(86)(22)【出願日】2019-11-08
(85)【翻訳文提出日】2021-07-07
(86)【国際出願番号】 US2019060441
(87)【国際公開番号】W WO2020097444
(87)【国際公開日】2020-05-14
(31)【優先権主張番号】62/757,611
(32)【優先日】2018-11-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/815,113
(32)【優先日】2019-03-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
2.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】オテリ、オゲネコム
(72)【発明者】
【氏名】ロウ、ハンチン
(72)【発明者】
【氏名】スン、リーシャン
(72)【発明者】
【氏名】ワン、シャオフイ
(72)【発明者】
【氏名】シャヒン、アルファン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン、ルイ
(72)【発明者】
【氏名】ラシタ、フランク
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD24
5K067DD25
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE24
5K067EE56
5K067HH28
(57)【要約】
無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実行されるマルチアクセスポイント(マルチAP)通信の方法は、複数のAPの第1のアクセスポイント(AP)から第1のトリガフレームを受信するステップであって、前記第1のトリガフレームは、第1の情報を含み、前記第2のトリガフレームは、前記第1のトリガフレームの第1の情報をも含み、前記第1のトリガフレームは、前記第1のトリガフレームの第1の情報を含み、前記第1のトリガフレーム及び前記第2のトリガフレームに基づく同期フレームを生成し、前記同期フレームは、同期情報を含み、前記同期フレームを少なくとも前記第1のAP及び前記第2のAPに送信し、前記第1のAP及び前記第2のAPの各々からの同期情報に基づくデータ送信を受信するステップを含む、ステップを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(1) 無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実行されるマルチアクセスポイント(マルチAP)通信の方法であって、以下を含む方法。
複数のAPの第1のアクセスポイント(AP)から第1のトリガフレームを受信し、第1のトリガフレームは第1の情報を含む。
第1のトリガ・フレームを受信した後、所定の時間で複数のAPの第2のAPから第2のトリガ・フレームを受信し、第2のトリガ・フレームは、第1のトリガ・フレームの第1の情報も含む。
第1のトリガフレーム及び第2のトリガフレームに基づいて同期フレームを生成し、同期フレームは同期情報を含む。
少なくとも第1のAP及び第2のAPに同期フレームを送信すること。
第1のAPと第2のAPのそれぞれからの同期情報に基づいてデータ送信を受信する。
前記同期情報は、送信電力情報、送信開始時間情報、または送信周波数情報を含む、請求項1に記載の方法。
前記第2のトリガフレームは、第2のデータ送信のための構成情報をさらに備え、前記構成情報は、前記第1のトリガフレームの第2の情報とは異なる、請求項1に記載の方法。
前記同期フレームは、前記構成情報に対応する確認情報をさらに備える、請求項3に記載の方法。
前記同期フレームは、前記第1のトリガフレームの第3の情報をさらに含む、請求項1に記載の方法。
6. さらに、以下を含む、請求項1に記載の方法。
最初のAPと2番目のAPのそれぞれにACK/NACKレポートを送信します。
前記第1のトリガフレームは、WTRU関連情報を含む、請求項1に記載の方法。
前記WTRU関連情報は、パケットID、リソース割り当て、空間ストリーム割り当て、またはMCS関連情報を含む、請求項7に記載の方法。
(9) マルチアクセスポイント(マルチAP)通信を行うように構成された無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、WTRUは、次のものを含む。
複数のAPの第1のアクセスポイント(AP)から第1のトリガフレームを受信するように構成された受信機であって、第1のトリガフレームは第1の情報を含み、
第1のトリガ・フレームを受信した後の所定の時間で複数のAPの第2のAPからの第2のトリガ・フレームであって、第2のトリガ・フレームは、第1のトリガ・フレームの第1の情報も含む、第2のトリガ・フレーム。
第1のトリガフレーム及び第2のトリガフレームに基づいて同期フレームを生成するように構成されたプロセッサであって、同期フレームは同期情報を含む、プロセッサ。
同期フレームを少なくとも第1のAP及び第2のAPに送信するように構成された送信機;
受信機は、第1のAPおよび第2のAPの各々からの同期情報に基づいてデータ送信を受信するようにさらに構成される。
前記同期情報は、送信電力情報、送信開始時間情報、または送信周波数情報を含む、請求項9に記載のWTRU。
前記第2のトリガフレームは、第2のデータ送信のための構成情報をさらに備え、前記構成情報は、前記第1のトリガフレームの第2の情報とは異なる、請求項11に記載のWTRU。
前記同期フレームは、前記構成情報に対応する確認情報をさらに備える、請求項11に記載のWTRU。
前記同期フレームは、前記第1のトリガフレームの第3の情報をさらに含む、請求項9に記載のWTRU。
14. 前記送信機は、前記第1のAP及び前記第2のAPのそれぞれにACK/NACKレポートを送信するようにさらに構成される、請求項9に記載のWTRU。
前記第1のトリガフレームは、WTRU関連情報を含む、請求項9に記載のWTRU。
前記WTRU関連情報は、パケットID、リソース割り当て、空間ストリーム割り当て、またはMCS関連情報を含む、請求項16に記載のWTRU
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
・ 本出願は、米国仮出願番号の利益を主張する。 2018年11月8日に出願された62/757,611及び米国仮出願番号の利益 2019年3月7日出願の62/815,113。その内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
・ Infrastructure Basic Service Set(BSS)モードの無線LANは、BSS用のアクセスポイント(AP)とAPに関連する1つ以上のステーション(STA)を持っています。 APは、典型的には、BSSの出入りを行う配信システムまたは他のタイプの有線/無線ネットワークへのアクセスまたはインタフェースを有する。 BSSの外部からのSTAへのトラフィックは、APを経由して到着し、STAに配送される。 STAからBSS外の宛先へ発信されたトラフィックは、各宛先に配送されるAPに送信される。 BSS内のSTA間のトラフィックは、送信元STAがAPにトラフィックを送信し、APが宛先STAにトラフィックを配信するAPを介して送信することもできる。 BSS内のSTA間のこのようなトラフィックは、実際にはピアツーピアトラフィックである。 このようなピア・ツー・ピア・トラフィックは、802.11e DLSまたは802.11zトンネルDLS(TDLS)を使用してダイレクト・リンク・セットアップ(DLS)で送信元と宛先STAの間で直接送信されることもあります。 Independent BSS(IBSS)モードを使用する無線LANは、互いに直接通信するAPおよび/またはSTAを持たない。 この通信モードは、「アドホック」通信モードと呼ばれる。
・ ダウンリンク協調単一ユーザ(SU)ビーム成形またはジョイント予符号化において、信号がSTAによって信号の適切な復号化を可能にするために同様の受信電力、時間、および周波数でSTAに到達し得るように、APがSTAに同期するための方法が必要である。 さらに、この操作を可能にするチャネルアクセス方式を定義する必要がある。
要約
・ 無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実行されるマルチアクセスポイント(マルチAP)通信の方法は、複数のAPの第1のアクセスポイント(AP)から第1のトリガフレームを受信することを含み、第1のトリガフレームは第1の情報を含む。 WTRUは、第1のトリガ・フレームを受信した後、所定の時間で、複数のAPの第2のAPから第2のトリガ・フレームを受信する。 第2のトリガ・フレームは、第1のトリガ・フレームの第1の情報も含む。 WTRUは、第1のトリガ・フレームと第2のトリガ・フレームに基づいて同期フレームを生成します。 同期フレームは、同期情報を含む。 WTRUは、少なくとも第1のAPと第2のAPとを同期フレームを送信する。 最後に、WTRUは、第1のAPおよび第2のAPの各々からの同期情報に基づくデータ送信を受信する。
・ マルチアクセスポイント通信を行うように構成された無線送信/受信ユニットは、複数のAPの第1のアクセスポイントから第1のトリガフレームを受信するように構成された受信機を備える。 第1のトリガフレームは、第1の情報を含む。 受信機はまた、第1のトリガ・フレームを受信した後、所定の時間で複数のAPの第2のAPから第2のトリガ・フレームを受信するように構成される。 第2のトリガ・フレームは、第1のトリガ・フレームの第1の情報も含む。 WTRUは、さらに、第1のトリガ・フレームおよび第2のトリガ・フレームに基づいて同期フレームを生成するように構成されたプロセッサを含む。 同期フレームは、同期情報を含む。 WTRUは、同期フレームを少なくとも第1のAPおよび第2のAPに送信するように構成された送信機をさらに備える。 さらに、受信機は、第1のAPおよび第2のAPの各々からの同期情報に基づいてデータ送信を受信するように構成される。
図面の簡単な説明
・ 以下の説明からより詳細な理解を得ることができ、これは、添付の図面と共に例として与えられ、図中の同様の参照番号は、同様の要素を示し、以下に示す。
図1Aは、1つ以上の開示された実施形態を実施することができる通信システムの例を示すシステム図である。
図1Bは、図に示す通信システム内で使用可能な無線送信/受信ユニットの例を示すシステム図である。 一実施形態による1A;
図1Cは、図に示す通信システム内で使用され得る例示的な無線アクセスネットワークおよび例示的なコアネットワークを示すシステム図である。 一実施形態による1A;
図1Dは、図に示される通信システム内で使用され得る、さらなる例RANおよびさらなる例CNを示すシステム図である。 一実施形態による1A;
図2は、協調直交周波数分割多元接続(OFDMA)における分数周波数再利用(FFR)を示す。
図3は、図の例のための関連するOFDMA資源割当てを示す。 2;
図4は、協調的なヌル化/ビーム成形の例を示す。
図5は、シングルユーザジョイントプレコードマルチAP伝送を示す。
図6は、マルチユーザジョイントプレコードマルチAP伝送を示す。
図7は、トリガベースのマルチAPサウンディングの例を示す。
図8は、例示的なアップリンク(UL)サウンディング位相オフセットを示す。
図9は、配位されたMUビーム形成の一例を示す。
図10は、トリガフレームベースのダウンリンク(DL)ジョイント伝送の例を示す。
図11は、例示的なチャネルアクセス手順を示す。
図12は、例示的なチャネルアクセス手順を示す。
図13は、例示的なチャネルアクセス手順を示す。
図14は、例示的なチャネルアクセス手順を示す。
図15は、例示的なチャネルアクセス手順を示す。
図16は、例示的なチャネルアクセス手順を示す。
図17は、例示的なチャネルアクセス手順を示す。
図18は、例示的なチャネルアクセス手順を示す。
図19は、例示的なチャネルアクセス手順を示す。
図20は、例示的なチャネルアクセス手順を示す。
図21は、例示的なJT MU-MIMOのための手順およびフレーム交換の例を示す。
図22は、例示的なJT MU-MIMOのための手順およびフレーム交換の例を示す。
図23は、例示的なJT MU-MIMOのための手順およびフレーム交換の例を示す図である。
図24は、例示的なJT MU-MIMOのための手順およびフレーム交換の例を示す。
詳細な説明
図1Aは、1つ以上の開示された実施形態を実施することができる、例示的な通信システム100を示す図である。 通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを複数の無線ユーザに提供するマルチアクセスシステムであってもよい。 通信システム100は、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通して、複数の無線ユーザがそのようなコンテンツにアクセスすることを可能にすることができる。 例えば、通信システム100は、符号分割多元接続、時分割多元接続、周波数分割多元接続、直交FDMA、シングルキャリアFDMA、ゼロテールユニークワード離散フーリエ変換拡散OFDM、ユニークワードOFDM、リソースブロックフィルタリングOFDM、フィルタバンクマルチキャリアなどの1つ以上のチャネルアクセス方法を使用することができる。
・ 図に示すように、 通信システム100は、無線送信/受信ユニット102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク104、コアネットワーク106、公衆交換電話ネットワーク108、インターネット110、および他のネットワーク112を含むことができるが、開示された実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を意図していることが理解されるであろう。 WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、無線環境で動作および/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスであってもよい。 例として、WTRU 102a、102c、102dは、無線信号を送信および/または受信するように構成することができ、ユーザ装置、移動局、固定または移動加入者ユニット、加入者ベースのユニット、ページャ、携帯電話、携帯電話、携帯デジタルアシスタント、スマートフォン、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、ホットスポットまたはMi-Fiデバイス、物のインターネットデバイス、時計または他の着用可能なディスプレイ、車両、ドローン、医療デバイスおよびアプリケーション(例えば、遠隔手術)、工業用デバイスおよびアプリケーション(例えば、産業用および/または自動化処理チェーンコンテキストで動作するロボットおよび/または他の無線デバイス)、民生用電子デバイス、商業用および/または工業用無線ネットワーク上で動作するデバイスなどを含むことができる。 WTRU102a、102b、102c、および102dのいずれも、互換的にUEと称することができる。
・ 通信システム100はまた、基地局114aおよび/または基地局114bを含んでもよい。 基地局114a、114bの各々は、CN 106、インターネット110、および/または他のネットワーク112のような1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線インターフェースするように構成されたいずれのタイプの装置でもよい。 一例として、基地局114a、114bは、基地トランシーバ局(BTS)、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームノードB、gNodeB(gNB)、新しい無線(NR)NodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、無線ルータなどのような、次世代ノードBであってもよい。 基地局114a、114bは、それぞれ単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含んでもよいことが理解されよう。
・ 基地局114aは、RAN 104の一部であってもよく、RAN 104は、基地局コントローラ、無線ネットワークコントローラ、中継ノードなどの他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)を含んでもよい。 基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示せず)と呼ぶことができる1つ以上の搬送波周波数上で無線信号を送信および/または受信するように構成することができる。 これらの周波数は、ライセンスされた周波数帯域、ライセンスされていない周波数帯域、またはライセンスされた周波数帯域とライセンスされていない周波数帯域の組み合わせであってもよい。 セルは、比較的固定されているか、または時間の経過に伴って変化する可能性のある特定の地理的区域に無線サービスのカバレッジを提供することができる。 細胞は、さらに、細胞セクターに分割され得る。 例えば、基地局114aに関連するセルは、3つのセクタに分割することができる。 従って、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバ、すなわち、セルの各セクタに対して1つを含むことができる。 一実施形態では、基地局114aは、多入力多出力技術を使用することができ、セルの各セクタに対して複数のトランシーバを使用することができる。 例えば、ビーム成形を使用して、所望の空間的方向に信号を送信および/または受信することができる。
・ 基地局114a、114bは、任意の適切な無線通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、センチメータ波、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であり得る空気インターフェース116を介して、1つ以上のWTRU102a、102b、102c、102dと通信することができ、空気インターフェース116は、任意の適切な無線アクセス技術を使用して確立することができる。
・ より具体的には、上述したように、通信システム100は、多元接続システムであってもよく、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの1つ以上のチャネルアクセス方式を採用してもよい。 例えば、RAN 104内の基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(WCDMA)を使用して空気インタフェース116を確立することができるUMTS地上無線アクセス(UTRA)のような無線技術を実施することができる。 WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または進化HSPA(HSPA+)のような通信プロトコルを含んでもよい。 HSPAは、高速ダウンリンク(DL)パケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンク(UL)パケットアクセス(HSUPA)を含み得る。
・ 一実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、長期進化(LTE)および/またはLTE-Advanced(LTE-A)および/またはLTE-Advanced Pro(LTE-A-Pro)を使用して空中インタフェース116を確立することができる、進化UMTS地上無線アクセス(E-UTRA)のような無線技術を実施することができる。
・ 一実施形態によると、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、NR無線アクセスなどの無線技術を実装することができ、NR無線アクセスは、NRを使用して空気インターフェース116を確立することができる。
・ 一実施形態によると、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、多重無線アクセス技術を実装することができる。 例えば、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、例えば、二重接続(DC)原理を使用して、LTE無線アクセスおよびNR無線アクセスを一緒に実施することができる。 従って、WTRU102a、102b、102cによって利用される空気インターフェースは、複数のタイプの無線アクセス技術および/または複数のタイプの基地局(例えば、eNBおよびgNB)との間で送受信される送信によって特徴付けられ得る。
・ 他の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102b、102cは、IEEE 802.11(すなわち、無線フィデリティ(WiFi)、IEEE 802.16(すなわち、WiMAX)、CDMA2000、CDMA2000、CDMA2000 EV-DO、中間規格2000(IS-2000)、中間規格95(IS-95)、中間規格856(IS-856)、移動通信のためのグローバルシステム(GSM)、GSM発展のための拡張データレート(EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装することができる。
・ 図中の基地局114b 1Aは、例えば、無線ルータ、ホームノードB、ホームノードB、またはアクセスポイントであってもよく、例えば、事業所、家庭、車両、キャンパス、工業施設、空港(例えば、無線で使用するための)、道路などのような、ローカライズされた領域における無線接続を容易にするために任意の適切なRATを利用してもよい。 一実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立するために、IEEE 802.11のような無線技術を実装することができる。 一実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、無線パーソナルエリアネットワークを確立するために、IEEE 802.15のような無線技術を実装することができる。 さらに別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ピコセルまたはフェムトセルを確立するために、セルラーベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)を利用してもよい。 図に示すように、 1A、基地局114bは、インターネット110に直接接続することができる。 従って、基地局114bは、CN 106を介してインターネット110にアクセスする必要はない。
・ RAN 104は、CN 106と通信することができ、CN 106は、音声、データ、アプリケーション、および/または音声オーバーインターネットプロトコルサービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上に提供するように構成された任意のタイプのネットワークであってもよい。 データは、異なるスループット要件、待ち時間要件、エラー許容要件、信頼性要件、データスループット要件、移動要件等のような、異なるサービス品質要件を有することができる。 CN 106は、呼制御、課金サービス、移動位置ベースサービス、プリペイド通話、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供し、および/またはユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実行することができる。 図には示されていないが。1A、RAN 104及び/又はCN 106は、RAN 104と同じRAT又は異なるRATを使用する他のRANと直接又は間接通信することができることが理解されよう。 例えば、NR無線技術を利用することができるRAN 104に接続することに加えて、CN 106は、GSM、UMTS、CDMA 2000、WiMAX、E-UTRA、またはWiFi無線技術を使用する別のRAN(図示せず)と通信することもできる。
・ また、CN 106は、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN 108、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとして機能することができる。 PSTN 108は、単純な古い電話サービスを提供する回線交換電話ネットワークを含んでもよい。 インターネット110は、相互接続されたコンピュータ・ネットワークのグローバル・システムと、TCP/IPインターネット・プロトコル・スイート内の送信制御プロトコル、ユーザ・データグラム・プロトコル、および/またはインターネット・プロトコルなどの共通通信プロトコルを使用する装置とを含んでもよい。 ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される有線および/または無線通信ネットワークを含んでもよい。 例えば、ネットワーク112は、1つまたは複数のRANに接続された別のCNを含んでもよく、RAN 104または異なるRATと同じRATを使用してもよい。
・ 通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dの一部または全部は、マルチモード機能を含んでもよい(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含んでもよい)。 例えば、図に示すWTRU 102c。 1Aは、セルラーベースの無線技術を採用することができる基地局114aと、IEEE 802無線技術を採用することができる基地局114bと通信するように構成することができる。
図1Bは、例示的なWTRU 102を示すシステム図である。 図に示すように、 WTRU 102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信素子122、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取り外し不能メモリ130、取り外し可能メモリ132、電源134、全地球測位システムチップセット136、および/または他の周辺装置138を含むことができる。 当然のことながら、WTRU 102は、実施形態と整合性を保ちつつ、上述の要素の任意のサブコンビネーションを含んでもよい。
・ プロセッサ118は、汎用プロセッサ、特殊目的プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連する1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、任意の他のタイプの集積回路、ステートマシンなどであってもよい。 プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/またはWTRU 102が無線環境で動作することを可能にする任意の他の機能を実行することができる。 プロセッサ118は、送受信素子122に結合され得るトランシーバ120に結合されてもよい。 図中 1Bは、プロセッサ118および送受信機120を別個の構成要素として示すが、プロセッサ118および送受信機120は、電子パッケージまたはチップ内に一体化されてもよいことが理解されよう。
・ 送信/受信素子122は、基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信するか、または、基地局から信号を受信するように、空気インタフェース116を介して構成することができる。 例えば、一実施形態では、送信/受信素子122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されたアンテナであってもよい。 一実施形態では、送信/受信素子122は、例えば、IR信号、UV信号、または可視光信号を送信および/または受信するように構成されたエミッタ/検出器であってもよい。 さらに別の実施形態では、送信/受信素子122は、RF信号および光信号の両方を送信および/または受信するように構成されてもよい。 送信/受信素子122は、無線信号の任意の組み合わせを送信および/または受信するように構成されてもよいことが理解されよう。
・ 送信/受信要素122は、図に示されているが、 単一素子として、WTRU 102は、任意の数の送信/受信素子122を含んでもよい。 より具体的には、WTRU 102はMIMO技術を採用することができる。 従って、一実施形態では、WTRU 102は、空気インターフェース116を介して無線信号を送受信するための2つ以上の送受信素子122(例えば、複数のアンテナ)を含んでもよい。
・ トランシーバ120は、送信/受信素子122によって送信されるべき信号を変調し、送信/受信素子122によって受信される信号を復調するように構成することができる。 上述のように、WTRU 102は、マルチモード機能を有することができる。 したがって、トランシーバ120は、例えば、NRand IEEE 802.11のような複数のRATを介してWTRU 102が通信できるようにするための複数のトランシーバを含んでもよい。
・ WTRU 102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイユニットまたは有機発光ダイオードディスプレイユニット)に結合され、ユーザ入力データを受信することができる。 プロセッサ118はまた、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力することもできる。 さらに、プロセッサ118は、取り外し不能メモリ130及び/又は取り外し可能メモリ132のような任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスし、データを記憶することができる。 非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ、リードオンリーメモリ、ハードディスク、または任意の他のタイプのメモリ記憶装置を含んでもよい。 リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュールカード、メモリスティック、セキュアディジタルメモリカードなどを含むことができる。 他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)上のようなWTRU 102上に物理的に位置しないメモリからの情報にアクセスし、データを記憶することができる。
・ プロセッサ118は、電源134から電力を受け取り、WTRU 102内の他の構成要素に電力を分配および/または制御するように構成されてもよい。 電源134は、WTRU 102に電力を供給するための任意の適切な装置であってもよい。 例えば、電源134は、1つ以上の乾電池(例えば、ニッケル-カドミウム(NiCd)、ニッケル-亜鉛(NiZn)、ニッケル金属水素化物(NiMH)、リチウムイオン(Li-イオン)など)、太陽電池、燃料電池などを含むことができる。
・ プロセッサ118はまた、GPSチップセット136に結合されてもよく、GPSチップセット136は、WTRU 102の現在の位置に関する位置情報(例えば、経度および緯度)を提供するように構成されてもよい。 GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその代わりに、WTRU 102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)から空中インタフェース116を介して位置情報を受信し、および/または2つ以上の近くの基地局から受信される信号のタイミングに基づいてその位置を決定することができる。 WTRU 102は、実施形態と一致したまま、任意の適切な位置決定方法によって位置情報を取得することができることが理解されよう。
・ プロセッサ118は、追加の特徴、機能性、および/または有線もしくは無線接続性を提供する1つ以上のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを含んでもよい他の周辺装置138にさらに結合されてもよい。 例えば、周辺装置138は、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ、汎用シリアルバスポート、振動装置、テレビ送受信機、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(R)モジュール、周波数変調無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、バーチャルリアリティおよび/または拡張リアリティデバイス、アクティビティトラッカーなどを含むことができる。 周辺装置138は、1つ以上のセンサを含んでもよい。 センサーは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサー、磁力計、方向センサー、近接センサー、温度センサー、時間センサー;地理位置センサー、高度計、光センサー、タッチセンサー、磁力計、気圧センサー、ジェスチャーセンサー、生体計測センサー、湿度センサーなどのうちの1つ以上であってもよい。
・ WTRU 102は、全二重無線を含んでもよく、その場合、信号の一部または全部の送信および受信(例えば、UL(例えば、送信のための)およびDL(例えば、受信のための)の両方のための特定のサブフレームに関連する)は、同時および/または同時であってもよい。 全二重無線は、ハードウェア(例えば、チョーク)またはプロセッサ(例えば、別個のプロセッサ(図示せず)またはプロセッサ118を介した信号処理のいずれかを介して自己干渉を低減し、または実質的に除去するための干渉管理ユニットを含んでもよい。 一実施形態では、WTRU 102は、信号の一部または全部の送信および受信(例えば、UL(例えば、送信のための)またはDL(例えば、受信のための)のいずれかのための特定のサブフレームに関連する)を行う半二重無線を含んでもよい。
図1Cは、一実施形態によるRAN 104およびCN106を示すシステム図である。 上述のように、RAN 104は、E-UTRA無線技術を使用して、空気インターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信することができる。 RAN 104はまた、CN 106と通信してもよい。
・ RAN 104は、eNode-B160a、160b、160cを含んでもよいが、RAN 104は、実施形態と整合性を保ったまま、任意の数のeNode-Bを含んでもよいことが理解されよう。 eNode-Bs 160a、160b、160cは、それぞれ、空気インターフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含んでもよい。 一実施形態では、eNode-B160a、160b、160cは、MIMO技術を実装することができる。 したがって、eNode-B 160aは、例えば、WTRU 102aに無線信号を送信し、および/またはWTRU 102aから無線信号を受信するために、複数のアンテナを使用することができる。
・ eNode-Bs 160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得、無線資源管理決定、ハンドオーバ決定、ULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリングなどを処理するように構成され得る。 図に示すように、 eNode-Bs 160a、160b、160cは、X2インタフェースを介して互いに通信することができる。
・ 図示のCN 106。 1Cは、モビリティ管理エンティティ162、サービスゲートウェイ164、およびパケットデータネットワーク166を含んでもよい。 上述の要素は、CN 106の一部として示されているが、これらの要素のいずれも、CN演算子以外の実体によって所有および/または操作されてもよいことが理解されよう。
・ MME 162は、S1インターフェースを介してRAN 104内のeNode-B162a、162b、162cの各々に接続され、制御ノードとして機能することができる。 例えば、MME 162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証し、担持体の作動/非作動を行い、WTRU102a、102b、102cの初期接続中に特定のサービングゲートウェイを選択することに責任を負うことができる。 MME 162は、RAN 104と、GSMおよび/またはWCDMAのような他の無線技術を使用する他のRAN(図示せず)との間でスイッチングするための制御面機能を提供することができる。
・ SGW 164は、S1インターフェースを介してRAN 104内のeNodeB160a、160b、160cの各々に接続されてもよい。 SGW 164は、一般に、WTRU102a、102b、102cへユーザデータパケットをルーティングし、WTRU102a、102b、102cから転送することができる。 SGW 164は、他の機能、例えば、ノード間Bハンドオーバ中のユーザプレーンのアンカー、WTRU102a、102b、102cのためにDLデータが利用可能であるときのページングのトリガ、WTRU102a、102b、102cのコンテキストの管理および記憶などを行うことができる。
・ SGW 164は、WTRU102a、102b、102cと、WTRU102a、102b、102cとの間の通信を容易にするために、インターネット110のようなパケット交換ネットワークへのアクセスを備えたWTRU102a、102b、102cを提供するPGW 166に接続することができる。
・ CN 106は、他のネットワークとの通信を容易にすることができる。 例えば、CN 106は、WTRU102a、102b、102cと従来の陸上回線通信装置との間の通信を容易にするために、WTRU102a、102b、102cにPSTN 108のような回線交換ネットワークへのアクセスを提供することができる。 例えば、CN 106は、CN 106とPSTN 108との間のインタフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含んでもよく、または、IPゲートウェイと通信してもよい。 さらに、CN 106は、WTRU102a、102b、102cに、他のサービスプロバイダによって所有および/または操作される他の有線および/または無線ネットワークを含む他のネットワーク112へのアクセスを提供することができる。
・ WTRUは図面に記載されているが。 無線端末としての1A-1Dは、端末が通信ネットワークと有線通信インタフェースを(例えば、一時的または永久的に)使用することができる、ある代表的な実施形態において意図される。
・ 代表的な実施形態では、他のネットワーク112は無線LANであってもよい。
・ インフラストラクチャ基本サービスセット(BSS)モードの無線LANは、BSSのアクセスポイント(AP)とAPに関連する1つ以上のステーション(STA)を持つ可能性があります。 APは、BSSへの、および/または、BSSからのトラフィックを運ぶ配信システムまたは他のタイプの有線/無線ネットワークへのアクセスまたはインタフェースを有することができる。 BSSの外部からのSTAへのトラフィックは、APを経由して到着する可能性があり、STAに配送される可能性がある。 STAからBSS外の宛先へ発信されたトラフィックは、各宛先に配送されるAPに送られるかもしれない。 BSS内のSTA間のトラフィックは、例えば、送信元STAがAPにトラフィックを送信するかもしれず、APが宛先STAにトラフィックを配送するかもしれないAPを通して送信されるかもしれません。 BSS内のSTA間のトラフィックは、ピア・ツー・ピア・トラフィックと見なされ、および/または参照される可能性がある。 ピアツーピア・トラフィックは、ダイレクト・リンク・セットアップ(DLS)を備えた送信元STAと宛先STAとの間(例えば、直接の間)に送信されてもよい。代表的な実施形態では、DLSは、802.11e DLSまたは802.11zトンネルDLS(TDLS)を使用してもよい。 Independent BSS(IBSS)モードを使用する無線LANはAPを持たないかもしれず、IBSS内またはIBSSを使用するSTA(例えば、すべてのSTA)は互いに直接通信するかもしれません。 IBSS通信モードは、本明細書では、ときに「アドホック」通信モードと呼ばれることがある。
・ 802.11acインフラストラクチャの動作モードまたは同様の動作モードを使用する場合、APはプライマリチャネルなどの固定チャネル上にビーコンを送信することができます。 一次チャネルは、固定幅(例えば、20MHz幅)または動的に設定された幅であってもよい。 一次チャネルは、BSSの動作チャネルであってもよく、STAによってAPとの接続を確立するために使用されてもよい。 特定の代表的な実施形態では、例えば802.11システムにおいて、衝突回避を伴うキャリアセンス多重アクセス(CSMA/CA)を実装することができる。 CSMA/CAに対して、APを含むSTA(例えば、全てのSTA)は、一次チャネルを感知することができる。 一次チャネルが、特定のSTAによって検知/検出され、および/またはビジーであると決定される場合、特定のSTAは、バックオフすることができる。 1つのSTA(例えば、1つの局のみ)は、与えられたBSSにおいて任意の時刻に送信することができる。
・ 高スループット(HT)STAは、例えば、40MHz幅のチャネルを形成するために、隣接または非隣接20MHzチャネルとの一次20MHzチャネルの組み合わせを介して、通信のために40MHz幅のチャネルを使用することができる。
・ VHT(Very High Throughput)STAは、20MHz、40MHz、80MHz、および/または160MHz幅のチャネルをサポートすることができる。 40MHzおよび/または80MHzのチャネルは、隣接する20MHzチャネルを組み合わせることによって形成することができる。 160MHzチャネルは、8つの連続する20MHzチャネルを組み合わせることによって、または80+80構成と呼ばれる2つの非連続な80MHzチャネルを組み合わせることによって形成されてもよい。 80+80構成の場合、チャネル符号化の後、データは、データを2つのストリームに分割することができるセグメントパーサを通過することができる。 逆高速フーリエ変換(IFFT)処理、および時間領域処理は、各ストリーム上で別々に行うことができる。 ストリームは、2つの80MHzチャネルにマッピングされ得、データは、送信STAによって送信され得る。 受信STAの受信側では、80+80構成に対する上述の動作を逆にすることができ、結合されたデータは、媒体アクセス制御に送られる。
・ サブ1GHzの動作モードは、802.11afおよび802.11ahでサポートされています。 チャネルの動作帯域幅とキャリアは、802.11afと802.11ahで、802.11nと802.11acで使用されている帯域よりも小さくなります。 802.11afは、TVホワイトスペース(TVWS)スペクトルで5MHz、10MHz、20MHzの帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、16MHzの帯域幅をサポートします。 代表的な実施形態によれば、802.11ahは、マクロカバレッジエリア内のMTCデバイスのような、計器タイプ制御/機械タイプ通信をサポートすることができる。 MTCデバイスは、特定の能力、例えば、特定のおよび/または限定された帯域幅に対するサポート(例えば、唯一のサポート)を含む限定された能力を有することができる。 MTCデバイスは、(例えば、非常に長いバッテリ寿命を維持するために)閾値を超えるバッテリ寿命を有するバッテリを含んでもよい。
・ 802.11n, 802.11ac, 802.11af, 802.11ahなど、複数のチャネルとチャネル帯域幅をサポートする無線LANシステムには、プライマリチャネルとして指定できるチャネルが含まれています。 プライマリチャネルは、BSS内のすべてのSTAによってサポートされる最大共通動作帯域幅と等しい帯域幅を有することができる。 一次チャネルの帯域幅は、最も小さい帯域幅動作モードをサポートするBSSで動作する全てのSTAの中から、STAによって設定および/または制限されてもよい。802.11ahの例では、APおよびBSS内の他のSTAが2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、および/または他のチャネル帯域幅動作モードをサポートしていても、1MHzモードをサポートする(例えば、単にサポートするだけの)STA(例えば、MTCタイプデバイス)のための1MHz幅のプライマリチャネルであってもよい。 キャリアセンシングおよび/またはネットワーク割当ベクトル(NAV)の設定は、プライマリチャネルのステータスに依存する場合があります。 プライマリチャネルがビジーである場合、例えば、APに送信するSTA(1MHz動作モードのみをサポートする)のために、利用可能な周波数帯域の大部分がアイドルのままであっても、すべての利用可能な周波数帯域はビジーであるとみなされ得る。
・ 米国では、802.11ahで使用可能な周波数帯域は902MHzから928MHzであり、韓国では、利用可能な周波数帯域は917.5MHzから923.5MHzである。 日本では、916.5MHzから927.5MHzの周波数帯が利用可能である。 802.11ahで利用可能な帯域幅の合計は、国コードに応じて6MHzから26MHzです。
図1Dは、一実施形態によるRAN 104およびCN 106を示すシステム図である。 上述のように、RAN 104は、空気インターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するためにNR無線技術を使用することができる。 RAN 104はまた、CN 106と通信してもよい。
・ RAN 104は、gNB180a、180b、180cを含んでもよいが、RAN 104は、任意の数のgNBを含んでもよいが、実施形態と一致する。 gNB180a、180b、180cは、それぞれ、空気インターフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含んでもよい。 一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実装することができる。 例えば、gNB180a、108bは、ビーム形成を利用してgNB180a、180b、180cへ信号を送信し、および/またはgNB180a、180b、180cから信号を受信することができる。 したがって、gNB 180aは、例えば、WTRU 102aに無線信号を送信し、および/またはWTRU 102aから無線信号を受信するために、複数のアンテナを使用することができる。 一実施形態によると、gNB180a、180b、180cはキャリア凝集技術を実施することができる。 例えば、gNB 180aは、複数の成分キャリアをWTRU 102a(図示せず)に送信することができる。 これらのコンポーネントキャリアのサブセットは、ライセンスされていないスペクトルであってもよく、残りのコンポーネントキャリアは、ライセンスされたスペクトルであってもよい。 実施形態において、gNB180a、180b、180cは、協調多点(CoMP)技術を実施することができる。 例えば、WTRU 102aは、gNB 180aおよびgNB 180b(および/またはgNB 180c)からの協調送信を受信することができる。
・ WTRU102a、102b、102cは、スケーラブルな数学に関連する送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信することができる。 例えば、OFDMシンボル間隔及び/又はOFDM副搬送波間隔は、異なる送信、異なるセル、及び/又は無線伝送スペクトルの異なる部分に対して変化することができる。 WTRU102a、102b、102cは、種々のまたはスケーラブルな長さ(例えば、種々の数のOFDMシンボルおよび/または絶対時間の持続的な変化する長さを含む)のサブフレームまたは送信時間間隔(TTI)を使用して、gNB180a、180b、180cと通信することができる。
・ gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成および/または非スタンドアロン構成でWTRU102a、102b、102cと通信するように構成することができる。 スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、他のRAN(例えば、eNode-Bs 160a、160b、160c)にもアクセスすることなく、gNBs 180a、180b、180cと通信することができる。 スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、移動度アンカーポイントとして1つ以上のgNB180a、180b、180cを利用することができる。 スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、免許不要の帯域の信号を使用してgNB180a、180b、180cと通信することができる。 非スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、eNode-Bs 160a、160b、160cなどの他のRANと通信/接続しながら、gNBs 180a、180b、180cと通信/接続してもよい。 例えば、WTRU102a、102b、102cは、1以上のgNB180a、180b、180cおよび1以上のeNode-B160a、160b、160cと実質的に同時に通信するためにDC原理を実装することができる。 非スタンドアロン構成では、eNode-Bs 160a、160b、160cは、WTRUs 102a、102b、102cおよびgNBs 180a、180b、180cの移動性アンカーとして機能し、WTRUs 102a、102b、102cをサービスするためのさらなるカバレッジおよび/またはスループットを提供することができる。
・ gNB180a、180b、180cの各々は、特定のセル(図示せず)に関連付けることができ、無線資源管理決定、ハンドオーバ決定、ULおよび/またはDL内のユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、DC、NRとE-UTRAとの間の相互作用、ユーザ平面関数184a、184bに向けたユーザ平面データのルーティング、アクセスおよびモビリティ管理機能182a、182bに向けた制御平面情報のルーティングなどを処理するように構成することができる。 図に示すように、 1D、gNB、180a、180b、180cは、Xnインタフェースを介して互いに通信することができる。
・ 図示のCN 106。 1Dは、少なくとも1つのAMF 182a、182b、少なくとも1つのUPF 184a、184b、少なくとも1つのSession Management Function(SMF)183a、183b、およびおそらくData Network(DN)185a、185bを含んでもよい。 上述の要素は、CN 106の一部として示されているが、これらの要素のいずれも、CN演算子以外の実体によって所有および/または操作されてもよいことが理解されよう。
・ AMF 182a、182bは、N2インターフェースを介してRAN 104内のgNB180a、180b、180cの1つ以上に接続され、制御ノードとして機能することができる。 例えば、AMF 182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザの認証、ネットワークスライシングのサポート(例えば、異なる要件を持つ異なるプロトコルデータユニットセッションの処理)、特定のSMF 183a、183bの選択、登録領域の管理、非アクセス層の終了、移動性管理などに責任を負うことができる。 ネットワークスライシングは、WTRU102a、102b、102cのためのCNサポートを、WTRU102a、102b、102cが利用されるサービスのタイプに基づいてカスタマイズするために、AMF 182a、182bによって使用されてもよい。 例えば、超信頼性の低い待ち時間(URLLC)アクセスに依存するサービス、拡張された大規模モバイルブロードバンド(eMBB)アクセスに依存するサービス、MTCアクセスのためのサービスなど、異なるユースケースに対して異なるネットワークスライスを確立することができる。 AMF182a、182bは、RAN 104と、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、および/またはWiFiのような非3GPPアクセス技術のような他の無線技術を使用する他のRAN(図示せず)との間でスイッチングするための制御面機能を提供することができる。
・ SMF 183a、183bは、N11インターフェースを介してCN106内のAMF 182a、182bに接続することができる。 SMF 183a、183bはまた、N4インターフェースを介してCN106内のUPF 184a、184bに接続されてもよい。 SMF 183a、183bは、UPF 184a、184bを選択して制御し、UPF 184a、184bを通るトラフィックのルーティングを構成することができる。 SMF 183a、183bは、UE IPアドレスの管理および割り当て、PDUセッションの管理、ポリシーの実施およびQoSの制御、DLデータ通知の提供などの他の機能を実行することができる。 PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース、イーサネットベースなどであり得る。
・ UPF 184a、184bは、N3インターフェースを介してRAN 104内のgNB180a、180b、180cの1つ以上に接続することができ、このインターフェースは、WTRU102a、102b、102cに、WTRU102a、102b、102cとWTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスを提供することができる。 UPF 184、184bは、パケットのルーティングおよびフォワーディング、ユーザプレーンポリシーの実施、マルチホームPDUセッションのサポート、ユーザプレーンQoSの処理、DLパケットのバッファリング、モビリティアンカーの提供などの他の機能を実行することができる。
・ CN 106は、他のネットワークとの通信を容易にすることができる。 例えば、CN106は、CN106とPSTN 108との間のインタフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含んでもよく、または、IPゲートウェイと通信してもよい。 さらに、CN 106は、WTRU102a、102b、102cに、他のサービスプロバイダによって所有および/または操作される他の有線および/または無線ネットワークを含む他のネットワーク112へのアクセスを提供することができる。 一実施形態では、WTRU102a、102b、102cは、UPF 184a、184bを介してUPF 184a、184bを介してUPF 184a、184bに接続され、UPF 184a、184bとDN 185a、185bとの間のN6インターフェースに接続される。
図1A~1D、および図の対応する説明に照らして。 1A-1D、WTRU 102a-d、ベースステーション114a-b、eNode-B 160a-c、MME 162、SGW 164、PGW 166、gNB 180a-c、AMF 182a-b、UPF 184a-b、SMF 183a-b、DN 185a-b、および/または本明細書に記載される任意の他のデバイスのうちの1つ以上に関して、本明細書に記載される機能の1つまたは複数を、1つまたは複数のエミュレーションデバイス(図示せず)によって実施することができる。 エミュレーションデバイスは、本明細書に記載される機能の1つ以上またはすべてをエミュレートするように構成された1つ以上のデバイスであってもよい。 例えば、エミュレーションデバイスは、他のデバイスをテストするため、および/またはネットワークおよび/またはWTRU機能をシミュレートするために使用され得る。
・ エミュレーションデバイスは、実験室環境および/またはオペレータネットワーク環境において、他のデバイスの1つ以上のテストを実施するように設計することができる。 例えば、1つ以上のエミュレーション・デバイスは、1つ以上の、またはすべての機能を実行することができ、一方、通信ネットワーク内の他のデバイスをテストするために、有線および/または無線通信ネットワークの一部として完全にまたは部分的に実装および/または展開することができる。 1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、有線および/または無線通信ネットワークの一部として一時的に実施/展開されている間に、1つまたは複数の、またはすべての機能を実行することができる。 エミュレーションデバイスは、空気上無線通信を使用してテストおよび/またはテストを実行する目的で、別のデバイスに直接結合することができる。
・ 1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線および/または無線通信ネットワークの一部として実装/展開されていない間に、全ての機能を含む1つ以上の機能を実行することができる。 例えば、エミュレーションデバイスは、1つ以上のコンポーネントの試験を実施するために、試験室および/または配線および/または無線通信ネットワークの未配備(例えば、試験)の試験シナリオで利用することができる。 1つ以上のエミュレーション装置は、試験装置であってもよい。 RF回路を介した直接RF結合および/または無線通信(例えば、1つ以上のアンテナを含んでもよい)は、データを送信および/または受信するためにエミュレーション装置によって使用されてもよい。
・ Infrastructure Basic Service Set(BSS)モードの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)は、BSS用のアクセスポイント(AP)とAPに関連する1つ以上のステーション(STA)を持つことができます。 APは、典型的には、BSSの出入りを行う配信システムまたは他のタイプの有線/無線ネットワークへのアクセスまたはインタフェースを有する。 BSSの外部からのSTAへのトラフィックは、APを経由して到着し、STAに配送される。 STAからBSS外の宛先へ発信されたトラフィックは、各宛先に配送されるAPに送信される。 BSS内のSTA間のトラフィックは、送信元STAがAPにトラフィックを送信し、APが宛先STAにトラフィックを配信するAPを介して送信することもできる。 BSS内のSTA間のこのようなトラフィックは、ピアツーピアトラフィックと呼ぶことができる。 このようなピア・ツー・ピア・トラフィックは、802.11e DLSまたは802.11zトンネルDLS(TDLS)を使用してダイレクト・リンク・セットアップ(DLS)で送信元と宛先STAの間で直接送信されることもあります。 Independent BSS(IBSS)モードの無線LANはAPを持たず、STAは互いに直接通信する。 この通信モードは、「アドホック」通信モードと呼ぶことができる。
・ いくつかの実装、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11ac標準で指定されたインフラストラクチャ動作モードを使用するシステムでは、APは、固定チャネル、通常は一次チャネル上でビーコンを送信することができる。 このチャネルは、20MHz幅であってもよく、BSSの動作チャネルである。 このチャネルはまた、APとの接続を確立するためにSTAによって使用されることがある。 802.11システムにおけるチャネルアクセスは、衝突回避付きキャリアセンス多重アクセス(CSMA/CA)を使用して実装される。 この動作モードでは、APを含むすべてのSTAは、一次チャネルを感知することができる。 チャネルがビジーであることが検出されると、STAはバックオフする。 したがって、1つのSTAのみが、与えられたBSSにおいて、任意の時刻に送信することができる。
・ いくつかの実装、例えば、IEEE 802.11n規格に準拠するシステムでは、HT(High Throughput)STAもまた、通信のために40MHz幅のチャネルを使用することができる。 これは、主チャネル20MHzと隣接する20MHzチャネルを組み合わせて、40MHz幅の隣接チャネルを形成することによって達成することができる。
・ いくつかの実装、例えば、IEEE 802.11ac規格に準拠するシステムでは、Very High Throughput(VHT)STAは、20MHz、40MHz、80MHz、および160MHz幅のチャネルをサポートすることができる。 40MHzおよび80MHzのチャネルは、上述の802.11nと同様に、隣接する20MHzチャネルを組み合わせることによって形成することができる。 A160MHzチャネルは、8つの連続する20MHzチャネルを組み合わせることによって、または80+80構成と呼ばれる2つの非連続な80MHzチャネルを組み合わせることによって形成されてもよい。 80+80コンフィグレーションの場合、チャネル符号化の後、データは、それを2つのストリームに分割するセグメントパーサを通過することができる。 IFFTおよび時間領域、処理は、各ストリームに対して別々に実行され得る。 次いで、ストリームを2つのチャネル上にマッピングし、データを送信することができる。 受信側では、このメカニズムは反転され、結合されたデータがMACに送信される。
・ いくつかの実装、例えば、IEEE 802.11af及び/又はIEEE 802.11ah規格に準拠するシステムでは、サブ1GHz動作モードがサポートされる。 このような実装では、チャネル動作帯域幅およびキャリアは、IEEE 802.11nおよび/またはIEEE 802.11ac規格に準拠するシステムで使用されるものに比べて低減することができる。 例えば、802.11afはTVホワイトスペース(TVWS)スペクトルで5MHz、10MHz、20MHzの帯域幅をサポートし、802.11ahは非TVWSスペクトルを使用して1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、16MHzの帯域幅をサポートします。 802.11ahで使用できるケースは、マクロカバレッジエリア内のメータタイプコントロールまたはマシンタイプ通信(MTC)デバイスをサポートしています。 MTCデバイスは、限られた帯域幅に対するサポートのような限られた能力を有し、非常に長いバッテリ寿命に対する要求を含んでもよい。
・ IEEE 802.11n、802.11ac、802.11af、および/または802.11ah規格に準拠するような複数のチャネルおよび/またはチャネル幅をサポートする無線LANシステムは、プライマリチャネルとして指定されたチャネルを含んでもよい。 プライマリチャネルは、必ずしもそうではないが、BSS内のすべてのSTAによってサポートされる最大共通動作帯域幅と等しい帯域幅を持つことができる。 このような場合、プライマリチャネルの帯域幅は、従って、STA、すなわち、最小の帯域幅動作モードをサポートするBSSで動作するすべてのSTAによって制限され得る。IEEE 802.11ahシステムの例では、BSSが1MHzモードのみをサポートするSTA(例えば、MTCタイプデバイス)と、BSS内の他のSTAとが、2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、または他のチャネル帯域幅動作モードをサポートしてもよい場合、一次チャネルは1MHz幅であってもよい。 キャリアセンシングおよびNAV設定は、プライマリチャネルのステータスに依存する場合があります。 このような場合、例えば、1MHz動作モードのみをサポートするSTAがAPに送信しているために、プライマリチャネルがビジーである場合、利用可能な周波数帯域全体は、大部分がアイドル状態で利用可能であるにもかかわらずビジーであるとみなされる。
・ 米国では、802.11ah準拠システムで使用できる周波数帯域は、902MHzから928MHzです。 韓国では917.5MHzから923.5MHzであり、日本では916.5MHzから927.5MHzである。 802.11ahで利用可能な帯域幅の合計は、国コードに応じて6MHzから26MHzです。
・ 最近、IEEE 802.11高効率WLAN(HEW)研究グループ(SG)が、2.4GHz、5GHzおよび6GHz帯における高密度シナリオを含む多くの使用シナリオにおいて、全てのユーザが経験するサービス品質を向上させるための可能性のある将来の修正の範囲と目的を探るために作成された。 APの緻密な展開をサポートする新しいユースケース、およびSTA、および関連するRRM(Radio Resource Management)技術が、HEW SGによって検討されている。
・ 典型的な802.11ネットワーク(すなわち、1つ以上のIEEE 802.11標準に準拠するネットワーク)では、STAは単一のAPに関連付けられ、隣接するBSSの送信とほとんど、またはまったく連携せずに、そのAPとの間で送信することができます。 STAは、BSS間で完全に独立したCSMAプロトコルに基づいて、重複するBSS(OBSS)伝送に遅れるかもしれない。 いくつかのシステム(例えば、802.11ax準拠システム)では、調整されたエネルギー検出しきい値(例えば、OBSSパケット検出(OBSS PD)手順を使用する)に基づくOBSS送信を可能にするために、または受信OSSSTAによって許容される干渉量の知識(例えば、空間再利用パラメータ(SRP)手順を使用する)に基づいて、空間再使用手順を使用して、OBSS間のあるレベルの調整を実施することができる。
・ いくつかの実装は、単一または複数のSTAへの複数のAPへの送信を可能にすることによって、OSS間のより多くの調整を可能にする手順を含んでいる。 いくつかの実装では、これは3GPP LTEリリース10に準拠するシステムでの協調マルチポイント(CoMP)伝送に似ていますが、いくつかの実装では、このような手順は免許不要の帯域内で動作するか、1つ以上のIEEE 802.11プロトコルに特有です。
・ 協調マルチポイント(CoMP)伝送をサポートするシステムでは、複数のeNB(または他のタイプの基地局-便宜上eNBが使用される)は、共同処理/伝送を使用して、同じまたは複数のWTRUに同じ時刻および周波数資源で送信することができる。 これは、検討されたWTRUの全体的なスループットを改善する効果を有することができる。 動的セル選択は、WTRUのセットのうちの1つのみがいつでも積極的にデータを送信している、結合処理の特別なケースとして扱うことができる。 一方、複数のeNBは、調整されたビーム形成/スケジューリングを使用して、同じ時刻および周波数リソースで異なるWTRU(各eNBはそれ自身のWTRUを提供する)に送信することができる。 これは、各WTRUが経験する干渉を低減する効果を有する。 細胞平均および/または細胞エッジスループットの顕著な改善は、CoMP、例えばLTEシステムを用いて達成され得る。 いくつかの実装では、複数の送信アンテナが各基地局に対して利用可能であると仮定する。 同時干渉抑制(他のWTRUの場合)および信号品質最適化(所望のWTRUの場合)は、各基地局における空間ドメイン信号処理を使用して実施することができる。
・ いくつかの実装では、ある程度のチャネル状態情報が、例えば、明示的なフィードバックを通じて、基地局で利用可能であると仮定される。 さらに、いくつかの実装では、ある程度のタイミング/周波数同期化が、例えば、キャリア間干渉(またはシンボル間干渉)を扱うために、より複雑な信号処理を回避するために想定される。 さらに、いくつかの実装では、eNB間の調整レベルは、可能な特定のCoMPスキームに影響を与える可能性がある。
・ 無線LANにおけるマルチAP伝送方式は、協調OFDMA、協調消去/ビーム成形、および協調SU/MU伝送を含むいくつかの分類を使用して参照され得る。
・ 協調OFDMAでは、RUの各グループは、データを送受信するためにのみ、一つのAPによって使用されることがある。 情報は、ビーム形成されてもよく、または各RU上にMU-MIMOを含んでもよい。 複雑性は、比較的軽度から中等度と表現できる。 いくつかの簡単な協調OFDMA方式では、APは、各APが特定のRUに制限された協調的方法でOFDMA RUを互いに分割することができる。 より洗練された協調OFDMA方式では、APは、干渉の影響を受けないか、他のSTAが影響を受ける可能性のあるSTAへのアクセスを制限しながら、帯域幅全体を利用することに影響を与えないSTAを可能にする。 このアプローチは、分数周波数再利用(FFR)と呼ばれる。
図2は、協調OFDMAにおけるFFRを示す。 センターグループは、エッジグループが異なるチャネルを使用することができるすべてのチャネルを使用することができる。
図3は、図の例のための関連するOFDMA資源割当てを示す。 2. この例では、グループ1はサブバンド1とサブバンド2の両方を使用してもよい。 グループ2はサブバンド1を使用し、グループ3はサブバンド2を使用する。 協調無効化/ビーム成形(CN/CB)において、各APは、所望のSTAとの間で、またはそのSTAから情報を送信するためにプレコーディングを適用することができ、他のSTAとの干渉または他のSTAからの干渉を抑制することができる。
図4は、CN/CBの例を示す。 図に示すように、 4. AP2とSTA1があります。 AP1とSTA1との間のデータ送信は、所望のデータ送信410である。 AP2とSTA1もあります。 AP2とSTA2との間のデータ送信は、所望のデータ送信420である。 しかし、このシナリオでは、AP1は、他のSTAまたは他のSTAにもデータを送信する可能性があり、したがって、干渉データ送信、すなわち干渉430が存在する可能性がある。 AP2はまた、他のSTAまたは他のSTAにデータを送信するかもしれず、従って、干渉データ送信、すなわち干渉440が存在するかもしれない。 そのような場合には、各STAのデータは、関連するAPでのみ必要とされるが、他のSTAからのチャネル情報は、両方のAPで必要とされることがある。
・ 協調シングルユーザ(SU)またはマルチユーザ(MU)送信では、複数のAPが協調して単一STAまたは複数のGSTAとの間で同時に情報を送信することができる。 このような場合には、チャネル情報とSTAのデータの両方が両方のAPで必要とされる。 それは協調SU伝送であることがある。
・ 協調SU送信では、複数のAPが1つのRUでSTAに送信する。 協調SU送信は、複雑さが増す順に、動的点選択、協調SUビーム形成、またはジョイントプレコーディングのいずれかを含んでもよい。
図5は、シングルユーザージョイントプレコードマルチAP伝送または協調SUビーム成形を示す。 図に示すように、5、ダイナミック・ポイント選択において、送信は、APのセットのうちの1つから動的に選択されてもよい。 このような実装によっては、この選択はHARQを組み込むことができる。 協調SUビーム成形またはジョイントプレコーディングでは、送信は、複数のAPから同時に行うことができ、送信は、1つ以上のRU上の所望のSTAにビーム成形またはプレコーディングすることができる。 図に示すように、 AP1とAP2の両方がSTA、すなわちSTA1に送信するかもしれません。
図6は、マルチユーザジョイント予符号化マルチAP伝送または協調MUビーム成形を示す。 協調MUビーム形成では、複数のAPが1つ以上のRU上の複数のSTAとの間でデータを送受信する。 図に示すように、 6、2つのAP(すなわち、AP1とAP2)と2つのSTA(すなわち、STA1とSTA2)があります。 AP1はSTA1にデータを送信することができ、AP2はSTA2にデータを送信することができます。 一方、AP1はSTA1以外のSTAにもデータを送信することができ、AP2はSTA2以外のSTAにもデータを送信することができます。 さらに、AP1からAP2へトリガフレーム(TF)が送信される無線バックホールがあるかもしれない。
・ 本明細書で議論される種々の技術は、ジョイントマルチAP伝送に関する。 協調ビーム成形および継手加工を含む種々のマルチAPスキームがEHT応用のために考慮され得る。
・ いくつかの実装は、ULサウンディング/チャネル推定における位相計算のための複数のAP間の同期を扱う。 次第に多数のアンテナを有するDL MIMOチャネル推定のために、フィードバックおよび量子化誤差の量は、DLサウンディングを望ましくないものにする可能性がある。 チャネルの相反性を仮定すると、いくつかの実装では、ULサウンディングをDL MIMO伝送の目的でDLサウンディングに置き換えるために使用することができる。 いくつかの実装では、単一APにULが鳴るために、非AP STAからのフィードバックは必要ない。 いくつかの実装では、複数のAPにULサウンドするために、部分チャネル(スレーブAPで観測されたチャネル)のフィードバックのみが必要である。
・ DLサウンディング手順では、いくつかの実装では、非AP STAは信号を測定するおよび/またはチャネルを推定する実体である。 この場合の非AP STAは、非AP STAでのRxアンテナ間の受信信号位相差の完全な知識を持っている。 しかし、複数のAPを持つULサウンディングでは、APは共通の基準クロックを持たない。 複数のAPから推定されたチャネルが結合される場合、異なるAPによって測定されたチャネル間の位相差は、いくつかの実装では知られていない。
・ マルチAP ULサウンディング問題を例示する以下の例では、(1)マスタAPは自身のチャネル推定を行い、スレーブAPのチャネル推定を行う、(2)マスタAPは、トリガフレーム(TF)のようなフレーム(Aと呼ばれる)を使用して、スレーブAPのアンテナに対応するプリコーダを実行し、(3)フレームAを送信した後に、マスタAPは、フレームAを送信した後に、フレームAを受信した後に、IFSを実行し、スレーブAPは、ジョイント送信を開始する、と仮定される。
図7は、トリガベースのマルチAPサウンディングの例を示す。 図では。 7、マスタAP(すなわち、AP1)は、データをWTRU 710に送信する。 AP1は、ULサウンディングのためにヌルデータパケット(NDP)通知(NDP-A)およびトリガフレーム(TF)を送信することによってULサウンディングを開始することができる。 TFを受信した後、スレーブAP(すなわち、AP2または非AP STA)は、キャリア周波数オフセット(CFO)および/またはサンプリング周波数オフセット(SFO)がAP1に対して補正されるように、その発振器を調整する。 発振器周波数は整列されているが、この例では、AP2は依然として、自身のクロックに対応するAP1におけるクロックを知らない。
図8は、ULサウンディング位相オフセットの例を示す。 図に示すように、 8、WTRU 810は、ULサウンディング信号をAP1およびAP2に送信する。 その後、AP2で発信信号を受信します。 AP2は、自身のアンテナと送信する非AP STAとの間のチャネル振幅と位相を推定することができる。 AP1からAP2にTFが送信される無線バックホールを仮定すると、AP2で観測されたチャネルはAP1に報告される。 しかし、いくつかの実装では、AP1は、潜在的にわずかに異なる時点でチャネル推定を行っており、AP1とAP2の推定チャネルとの間の位相オフセットをもたらす可能性があるため、この情報を自身のチャネル推定と組み合わせることができないであろう。
・ いくつかの実装では、この位相オフセット問題を回避するために、AP1は、AP2がAP1のクロックに関してチャネル推定を実行した時間に関する情報を必要とするであろう。 いくつかの実装では、これは、CFO/SFO補正に加えて、マスタとスレーブAPとの間のクロック同期を必要とする。 チャネル推定およびジョイントDL伝送の目的のために、マスタ/スレーブAP間でクロック同期が必要ないシステムおよび方法を提供することが望ましい場合がある。
・ いくつかの実装は、ダウンリンク協調SUビーム形成またはジョイントプレコーディングを扱う。 ダウンリンク協調SUビーム形成又はジョイントプレコーディングにおいて、例えばSTAによる信号の適切な復号化を可能にするために、信号が同様の受信電力、時間及び周波数でSTAに到達するように、APがSTAに同期するための方法、システム及び装置を提供することが望ましい。 さらに、対応するチャネル・アクセス・スキームを定義することが望ましい場合がある。
・ いくつかの実装は、アップリンク協調SUビーム形成またはジョイントプレコーディングを扱う。 一部の実装では、単一のSTAから単一のAPへの送信がサポートされている。 アップリンク協調SUビーム成形またはジョイントプレコーディングまたは動的AP選択において、STAが1つ以上のAPに信号を送信するためのチャネルアクセス方法を提供することが望ましい場合がある。
・ いくつかの実装は、協調MUビーム形成を扱う。 協調したMUビーム形成では、いくつかの例のシナリオが起こり得る。
・ 第1の例では、APは、非常に異なる障害/構成を有し得る。 例えば、APは、異なる送信パワーおよび/またはエラーベクトルの大きさを有することができる。 そのような場合には、例えばMU伝送のための有効チャネルの反転を可能にするために、送信電力のバランスを取ることが望ましい場合がある。 APがSTAに異なる送信パワーを有する場合、結果として生じる有効チャネルは反転可能ではないかもしれない(例えば、有効チャネルは高い条件番号を有するかもしれない)。
図9は、配位されたMUビーム形成の一例を示す。 この例では、各STA{y1, y2}における受信信号は、次のようにモデル化することができる。

ここで、[y1 y2]'は受信信号であり、h_{i,j}はAPiからSTA jまでの有効チャネルであり、[a;b;c]はプリコーディング行列であり、[e,0 ; 0; f]はAPで行われたベースバンドスケーリングを表し、x1およびx2はSTA 1およびSTA 2への送信信号である。
・ APがSTAに異なる送信パワーを持つ場合、有効チャネルは次のようにモデル化することができる。

ここで、vおよびwは、有効チャネルに対する各APパワーの効果である。 ZFプレコーダのチャネルを反転させるために、有効チャネルは、以下のように反転され得る。

・ APに大きなパワー不均衡(例えば、v>w)がある場合、結果として生じるチャネルは、高い条件番号を有する可能性があり、チャネルを反転することは、問題となる可能性がある。
・ いくつかの実装は、クロック同期なしで複数のAPからULサウンディングとチャネル推定を提供する。 このような例は、ULサウンディングおよび/またはチャネル推定における位相計算のための複数のAP間の同期に関する問題を扱うことができる。
図10は、上述のステップに基づくトリガフレームベースのDLジョイント伝送の例を示す。 図に示すように、 10、AP1はトリガフレーム(TF)をAP2に送信し、AP1、AP2はWTRU 1010にそれぞれデータを送信する。 この例では、AP1からのDL信号は、AP2からのDL信号の前に、非AP STAに(x+y)-zに到達する。 ここで、x,y,zは、図中の各信号における伝搬遅延に対応する。 10.
・ いくつかの実装では、マスタAPは、自身が推定したチャネルとスレーブApsを結合するために、x、y、zを個別に知る必要はなく、むしろ、そのような実装では、マスタAPはt=(x+y)-zの値を知るだけでよい。
・ 例えば、いくつかの実装では、APは、以下のようにチャネル推定を組み合わせることができる。

・ または、

・ ここで、AP1およびAP2での推定チャネルに対応します。
この場合、マスタAPはHを使用してプリコーディングを行うことができます。
・ 代わりに、いくつかの実装では、マスターAPは以下を使用できます。
・ プリコーダを計算するための結合チャネルとして。 しかし、この場合、AP1はDL同時送信を遅らせることができる(例えば、TF送信後のIFS+tまで、またはTF受信後のIFStなど、スレーブAPに送信を進めるよう指示するまで)。?? このような遅延調整は、副搬送波周波数に依存してもよい。
・ いくつかの実装では、マスタAPがフレームBの開始/終了(例えば、スレーブAPからのサウンディングフィードバック、または他のフレーム)を受信した時刻と、マスタAPが非AP STAからULサウンディング信号の開始および/または終了を受信した時刻から、固定遅延D(ここで、Dは、スレーブAPがUL信号の開始時間と、スレーブAPがフレームBを送信し始める時刻との間の既知の遅延である)を差し引いた時刻とに基づいて、tをマスタAPが取得することができ、フレームBとサウンディング信号との間のフレーム長差(例えば、フレームの終了を使用して差を計算する場合)を調整することもできる。?
図11は、このULサウンディングシナリオを示す。 図に示すように、 11、WTRU 1110は、UL音声信号をAP1およびAP2にそれぞれ送信することができる。 AP1は、rx ULサウンディングとrx ULサウンディングフィードバックとの間の時間を計算することにより、t=z-(x+y)を観測することができ、rx ULサウンディング信号後に固定遅延DでULサウンドフィードバックをAP1に送信する。?
・ 複数の非AP STAがULサウンディングを同時に実行する場合、この例のシナリオは、参照として1つのSTAおよび1つのAP1/AP2アンテナペアを使用して適用することができ、この参照アンテナペアを使用してtが計算される。? 異なるSTAは異なるtを持つかもしれないが、例えば、同じエンティティ(AP1またはAP2)が複数のSTAを観察/推定していたために、位相差は自動的に調整されるかもしれない。?

・ いくつかの実装では、複数の非AP STAがULサウンディングを同時に実行する場合、上述の手順は、各非AP STAに対して独立して実行されてもよい。
・ いくつかの実装は、DL協調SUおよびMUビーム成形のための同期を持つチャネルアクセスを提供する。 このような例は、DL協調SUビーム形成または先に議論したジョイント予符号化に関連する問題を扱うことができる。 AP1とAP2の両方がSTAに同時に送信する例示的なシナリオでは、APは、信号が同様の受信電力でSTAに到達するようにSTAと同期する必要があるかもしれない。 一部の実装では、時間と周波数の同期が必要になる場合もある。 従って、図面に関して説明した種々の技術。 いくつかの実装では、複数のAPからの送信を同期させるために12を使用することができる。
図12は、複数のAPがSTAに同時に送信することを可能にし得る例示的なチャネルアクセス手順を示す。 図の例では、 12、AP1、AP2は、STAへの同時送信を実行するために交渉するかもしれない。 いくつかの例では、交渉において、AP1は主APと見なされ、AP2は副APと見なされるかもしれません。 いくつかの実装では、AP1およびAP2は、チャネル状態情報を取得するために、事前にまたは瞬時に、マルチAP結合送信を実行することができる。
・ 図に示すように、 12、AP1はチャネルを獲得し、マルチAPトリガフレーム(すなわち、トリガフレーム1210)を送信してSTAへの送信をトリガすることができる。 AP1は、マルチAPトリガフレームにおいて、来るべきマルチAP送信を設定することができる。 AP1の実装によっては、プライマリAPは、AP2からSTAへの送信を設定することができる。 複数APトリガフレームは、例えば、STA特定情報および/または共通情報を示すことができる。 STA固有の情報(ここでSTAはAP STAまたは非AP STAを示す)は、STAの役割および/またはSTA IDを示す可能性がある。 STAの役割はSTAが送信機/APであるか受信機/STAであるかを示すかもしれない。STA IDは、アソシエーション識別子(AID)、圧縮AID、BSS識別子(BSSID、圧縮BSSID)、BSSカラー、または拡張BSSカラーなどであり得る。
・ STA役割が送信機/APを示す場合、それはパケットID、資源割当て、空間ストリーム割当て、またはMCS関連情報を含んでもよい。 パケットIDは、STAから送信されたパケットを示すために使用され得る。 いくつかの実装では、このフィールドはAP/送信機固有のフィールドであってもよい。 STAは、複数のAPに対応するパケットIDを検出し、単一のパケットが複数のAPから送信されるか、複数のパケットが複数のAPから送信されるかを判断してもよい。 最初のケースでは、STAは単一パケットをデコードするために複数のAPからの送信を組み合わせるかもしれません。 マルチAPパケットを送信するためにAPに割り当てられたリソースを示すために、リソース割当てが使用されてもよい。 OFDMA送信シナリオでは、リソースはリソース単位(RU)で割り当てられる。 空間ストリーム割り当ては、送信機に使用される開始空間ストリームインデックスおよび空間ストリームの数を示すために使用されてもよい。 MCS関連情報これは、MCS、符号化方式、DCM変調が利用されるかどうかなどを含み得る。
・ 一般的な情報には、タイプフィールドを含めることができる。 タイプは、DLマルチAP送信を示すことができる。 タイプは、APから送信されたトリガフレームを示すことができる。
・ マルチAP MU-MIIMOの場合、マルチAPトリガフレームは、送信されるべきSTAの全てのリストを含んでもよい(例えば、図参照)。 15および図 16)
・ 図に示すように、 12、マルチAPトリガフレームの受信後、STAは、逆トリガフレーム1220を複数のAPに送信することができる。 逆トリガ・フレーム1220において、STAは、AP1によって送信されるトリガ・フレーム1210によって運ばれる反復全情報または部分情報を示すことができる。 このフィールドは、例えば、AP1とAP2が互いに直接通信することが困難な場合に使用され得る。 この情報は、機会主義的に提供される場合もあれば、APの一方が他方に指示する場合もある。 あるいは、必要に応じて、一方のAPが他方のAPに機会主義的に指示することもある。 逆トリガフレーム1220において、STAは、電力制御情報のような同期関連情報もまた、または代替的に示すことができる。 このような電力情報の一部では、STAは、逆トリガフレーム1220の送信電力、および/またはマルチAPデータ送信のための予想受信信号強度インジケータを示すことができる。 APは、自身の送信電力を決定するために、これらの2つのフィールドを使用してもよい。 AP1とAP2の間の電力不均衡の場合、STAは、STAの1つからの送信をオフにすることを要求することができ、その結果、単一のAP送信がもたらされることに留意されたい。 逆トリガフレーム1220において、STAは、時間および/または周波数補正情報のような同期関連情報もまた、または代替的に示すことができる。 このような時間及び/又は周波数補正情報のあるものでは、STAは、トリガフレームに対して時間及び/又は周波数補正を行うために、1つ又は複数のAPを要求することができる。 逆トリガフレーム方式は、MU-MIMOセット内の各STAが、独立トリガを連続的に送信する(例えば、図参照)複数AP MU-MIMOに拡張することができることに留意されたい。 14)または同時に(例えば、図参照)。 13).
・ 図に示すように、 STAは、AP1およびAP2からのデータ送信(すなわち、データ1およびデータ2)を受信することができる。 トリガフレーム1210内のパケットIDに応じて、STAは、送信を組み合わせることができ、組み合わせないことができる。 STAは、確認通知フレームをAPに送信してもよい。
・ 図の例では、 12、AP1、AP2は、STAへの同時送信を実行するために交渉するかもしれない。 いくつかの実装では、折衝において、AP1は主APと見なされるかもしれず、AP2は副APと見なされるかもしれません。 いくつかの実装では、AP1およびAP2は、必要なチャネル状態情報を取得する前に、マルチAP結合送信サウンディングを実行することができる。
図13は、例えばUL OFDMA及び/又はUL MU-MIMOを用いて、STAが独立したトリガフレームを同時に送信する場合に、同時にSTAに送信するための複数のAPを容易にすることができる例示的なチャネルアクセススキームを示す。
・ 図に示すように、 13、AP1は、STA1とSTA2の両方にトリガフレーム1310を送信します。 次に、STA1はAP1とAP2の両方に逆トリガフレーム1320を送信します。 STA2は、AP1とAP2の両方に逆トリガフレーム1330を送信します。 逆トリガフレーム1320と逆トリガフレーム1330の両方が同時に送信される。 そして、AP1とAP2からデータを受信した後、STA1はAP1とAP2の両方にACK 1340を送信し、STA2はAP1とAP2の両方にACK 1350を送信するかもしれません。
図14は、例えばUL OFDMA及び/又はUL MU-MIMOを使用して、STAに同時に送信する複数のAPを容易にすることができるチャネルアクセススキームの例を示している。
・ 図に示すように、 14、AP1は、STA1とSTA2の両方にトリガフレーム1410を送信します。 次に、STA1は、AP1とAP2の両方に逆トリガフレーム1420を送信します。 STA2は、AP1とAP2の両方に逆トリガフレーム1430を送信します。 逆トリガ・フレーム1420および逆トリガ・フレーム1430の両方は、順次送信される。 次に、AP1とAP2からデータを受信した後、STA1はAP1とAP2の両方にACK 1440を送信し、STA2はAP1とAP2の両方にACK 1450を送信するかもしれません。
・ 本出願によるマルチAP通信の方法を図面を参照して説明する。 15-18 次のようになります。 本出願によるマルチAP通信の方法は、WTRUによって実行され得る。
図15は、本出願の一実施形態による例示的なマルチAP通信手順を示す。 図 16は、本出願の一実施形態による例示的なマルチAP MU-MIIMO通信手順を示す。 図 17は、本出願の別の実施形態による例示的なマルチAP MU-MIIMO通信手順を示す。 図 18は、本出願の一実施形態によるマルチAP通信の方法1800を示すフローチャートである。
・ 本出願の実施形態によるマルチAP通信方法は、複数のAPとSTAとの間のマルチAP通信に適用することができる。 換言すれば、本方法は、複数のAPが展開されたシナリオにおいて適用され得る。 従って、本出願の実施形態によるマルチAP通信のための装置(例えば、WTRU)は、APとSTAとの間でデータを送信するために複数のAPが配備されているシナリオにも適用することができる。
・ 本出願の実施形態によるマルチAP通信の方法は、複数のAP及び複数のSTAを有するシナリオにおいても適用することができる。 換言すれば、本方法は、複数のAPおよび複数のSTAが展開されたシナリオに適用することができる。 従って、本出願の実施形態によるマルチAP通信のための装置(例えば、WTRU又はWTRU)は、複数のAP及び複数のSTAが、APとSTAとの間でデータを送信するために配置されているシナリオにも適用することができる。
・ 以下の実施形態は、まず、複数のAPおよびSTAが図を参照して配置されたシナリオを説明する。 15および図 18、次に、複数のAPと複数のSTAの両方が図を参照して配置されたシナリオを説明する。 16および図 17.
・ 本出願の実施形態による方法1800を、図を参照して詳細に説明する。 15および図 18は以下の通りである。 メソッド1800は、無線LANで適用できるマルチAP通信の方法です。 方法1800は、WIFIおよびVPMNのような他の無線伝送分野にも適用され得ることが理解されよう。 方法1800の適用のための上述の技術分野は、例示としてのみ記載されており、それらは、排他的であることを意図したものではなく、また、本出願を限定するものでもない。
・ 方法1800は、1801において、複数のAPの第1のAPから第1のトリガフレームを受信し、前記第1のトリガフレームは、第1の情報を含み、1802において、前記第1のトリガフレームを受信した後の所定の時間で、前記複数のAPの第2のAPから第2のトリガフレームを受信し、前記第2のトリガフレームは、前記第1のトリガフレームの第1の情報も含み、1803において、前記第1のトリガフレームおよび前記第2のトリガフレームに基づく同期フレームを生成し、前記同期フレームは、同期情報を含み、1804において、前記同期フレームを少なくとも前記第1のAPおよび前記第2のAPに送信し、1805において、前記第1のAPおよび前記第2のAPの各々からの同期情報に基づくデータ送信を受信することを含む。 以上のプロセスについて、以下の実施形態を参考にして詳細に説明する。
・ 以下の説明は、1801年のプロセスをより詳細に説明するであろう。 方法1800は、2つのAPが展開されたシナリオ、例えばAP1およびAP2(図に示されるように)に適用され得る。 15). 従って、本出願の実施形態によるマルチAP伝送のための装置は、図中のシナリオのような2-APシナリオにも適用することができる。 15.
・ 2つのAPを持つシナリオでは、1つはマスタAPまたはプライマリAPであり、もう1つはスレーブAPまたはセカンダリAPであり得る。 図に示すように、15、AP1、AP2は交渉し、AP1がマスターAPであり、AP2がスレーブAPであると判断する場合があります。 AP1およびAP2は、必要なチャネル状態情報を取得する前に、マルチAP結合送信サウンディングを実行することができる。 本出願の明確かつ明確な説明のために、特に断りのない限り、用語「AP1」、「マスターAP」および「主AP」は、本出願において互換的に使用され、用語「AP2」、「スレーブAP」および「副AP」は、本出願において互換的に使用される。
・ 図に示す例であるが。 15は、2つのAPのみを示しており、例示としてのみ説明されており、排他的であることを意図しておらず、本出願の実施形態に限定されるものではない。 例えば、方法1800は、3つのAP、すなわち、第1のAP、第2のAP、および第3のAPを有するシナリオにも適用され得る。 従って、本出願の実施形態によるマルチAP通信のための装置(例えば、WTRU)は、上述の3-APシナリオにおいても適用することができる。
・ 本出願の実施形態におけるAPの数は、3よりもさらに大きい場合がある。 本出願の実施形態は、APの数を具体的に制限するものではない。 APの数は、APとSTAとの間の来るべきデータ伝送の要求、使用される無線伝送技術、およびSTAの数のような多くの変数に基づいて変化し得ることが理解されよう。
・ 図に示すように、 15は、一実施形態では、AP1はチャネルを取得し、第1のトリガフレーム1510(すなわち、複数APトリガフレーム)をSTAに送信することができる。
・ AP1によって送信される第1のトリガフレーム1510は、他のAPおよび/またはSTAからの送信をトリガするために使用され得る。 図 15は、AP1およびAP2からSTAへのマルチAPダウンリンク送信(すなわち、データ1およびデータ2)の実施形態を示す。 したがって、マルチAPダウンリンク送信シナリオでは、第1のトリガフレーム1510を使用して、AP1からSTAへのデータ送信(すなわち、データ1)を構成することができる。 さらに、第1のトリガフレーム1510は、AP2からSTAへのデータ送信(すなわち、データ2)を構成するために使用されてもよい。 両方のデータ送信を同期させるために、第1のトリガフレーム1510を使用して、AP2によって送信される第2のトリガフレーム(例えば、第2のトリガフレーム1520)およびSTAによって送信される同期フレーム(例えば、同期フレーム1530)をトリガすることができる。
・ AP1によって送信されるトリガフレームは、図に示されるようにアップリンク送信を構成するために使用され得ることに留意されたい。 19および図 例えば、図20に示される実施形態において。19、トリガフレーム1910を使用して、STAによって送信される逆トリガフレーム(例えば、逆トリガフレーム1920)をトリガすることができる。 図に示す実施形態では、 トリガフレーム2010は、AP2によって送信される第2のトリガフレーム(例えば、短いトリガフレーム2020)およびSTAによって送信される逆トリガフレーム(例えば、逆トリガフレーム1920)をトリガするために使用され得る。 これらの実施形態は、図に示されている。 19および図 20については後述する。
・ 第1のトリガフレーム1510はまた、割り当てられたRU上で送信する際に使用する空間ストリームの数、およびどの変調および符号化スキームをSTAに示すために使用することもできる。 第1のトリガフレーム1510は、マスタAP(すなわち、AP1)によって送信されるので、別段の指示がない限り、用語「第1のトリガフレーム」は、「マスタトリガフレーム」とも呼ばれ得る。
・ 第1のトリガフレーム1510は、第1の情報として、RU割り当て情報、STA固有情報、および共通情報などの、以下の情報の1つまたは任意の組み合わせを含んでもよい。 第1のトリガフレーム1510によって運ばれる上述の情報は、異なるフィールドに構成されてもよいことが理解されよう。 例えば、RU割当情報はRU割当情報フィールドに設定することができ、STA固有情報は1つ以上のSTA情報フィールドに設定することができ、共通情報は共通情報フィールドに設定することができる。 第1のトリガ・フレーム1510によって運ばれるいくつかの特定の情報が、以下の説明で説明される場合、それは、特定のフィールドに構成される情報を意味する。
・ STA固有の情報は、STA役割またはSTA IDを含んでもよい。 STA IDは、STAが送信機であるかどうかを示すことができる(例えば、図に示されたAP1)。 15または受信機(例えば、図に示されるSTA)。 15). 一般的に言って、WTRU(例えば、図に示されたSTA)は理解されるであろう。 15およびAP(例えば、図に示されるAP1)。 15)はSTAと呼ばれる。 例えば、無線LANのシナリオでは、ルータ(例えば、AP)はステーションと呼ばれ、ラップトップ(例えば、STA)はステーションと呼ばれてもよい。 このアプリケーションにおけるSTA IDは、局がAP STA(例えば、図に示されたAP1)であるかどうかを示すかもしれない。 15)または非AP STA(例えば、図に示されるSTA)。 15).
・ STA IDは、AID、圧縮AID、BSSID、圧縮BSSID、BSSカラー、または拡張BSSカラーなどであってもよい。
・ STA IDが送信機(例えば、AP1)を示す場合、第1のトリガフレーム1510は、パケットIDフィールド、資源割当フィールド、空間ストリーム割当フィールド、およびMCS関連情報フィールドの1つまたは任意の組み合わせをさらに含むことができる。
・ パケットIDフィールドは、STAに送信されたパケットを示すために使用されてもよい。 いくつかの実施形態では、パケットIDフィールドは、送信機/AP固有のフィールドであってもよい。 STAは、複数のAPに対応するパケットIDフィールドによって運ばれる複数のパケットIDを検出し、単一のパケットが複数のAPから送信されるか、複数のAPから複数のパケットが送信されるかを判断することができる。 いくつかの実施形態において、STAは、単一パケットをデコードするために、複数のAPからの送信を組み合わせることができる。
・ 資源割当てフィールドは、マルチAPパケットを送信するためにAP1に割り当てられた資源を示すために使われるかもしれません。 OFDMA送信シナリオでは、リソースはリソース単位(RU)で割り当てられる。
・ 空間ストリーム割り当てフィールドは、開始空間ストリームインデックスおよび送信機に使用される空間ストリームの数(すなわち、AP1)を示すために使用されてもよい。
・ MCS関連情報フィールドは、MCS、符号化スキーム、およびDCM変調が利用されるかどうかを示す情報などを含み得る。
・ 共通情報は、タイプフィールドを含むことができる。 タイプフィールドは、DLマルチAP送信を示すことができる。 タイプフィールドはまた、APから送信されたトリガフレームを示すことができる。 マルチAP MU-MIMO通信の場合、複数APトリガフレームは、送信するすべてのSTAのリストを含んでもよい(例えば、図参照)。 16および図 17).
・ 第1のトリガフレーム1510は、送信電力情報、送信開始時間情報、送信周波数情報など、その第1の情報として、少なくとも1つの情報をさらに含んでもよい。 従って、これらの情報は、第1のトリガ・フレームが運ぶために、異なるフィールドに構成されてもよい。
・ 例えば、第1のトリガ・フレーム1510は、AP1からSTAへの来るべきデータ送信の送信電力を示すための電力フィールドを含んでもよい。 第1のトリガフレーム1510はまた、AP1からSTAへの来るべきデータ送信の開始時間を示す時間フィールドを含んでもよい。 第1のトリガ・フレームはまた、AP1からSTAへの近接するデータ送信の送信周波数を示す周波数フィールドを含んでもよい。
・ 別の例では、第1のトリガフレーム1510は、さらに、同期フレーム1530をSTAから送信するための送信開始時間情報を含んでもよい。 換言すれば、第1のトリガフレーム1510は、図に示される同期フレーム1530を送信するための開始時間を示すことができる。 STAから15名。 開始時間情報はまた、それを運ぶために、第1のトリガフレームの特定のフィールドに構成されてもよい。
・ 上述の説明は、第1のトリガフレーム1510内の第1の情報のいくつかの例示的な実施形態を例示したが、これらの実施形態は、排他的であることを意図したものではなく、また、第1の情報に限定されるものでもない。 本出願に記載された第1の情報は、上記の例示的な情報の任意の組合せ、または本出願の技術的解決策を得るために利用可能な任意の他の情報を含み得る。
・ さらに、第1のトリガ・フレームの第1の情報は、これらの用語「第1のトリガ・フレームの第2の情報」および「第1のトリガ・フレームの第3の情報」と比較する相対的用語である。 本出願において、これらの用語を使用することは、第1の情報、第2の情報及び第3の情報が全く異なる情報であることを意味するものではない。 いくつかの実施形態において、それらは、互いに同じ情報を共有してもよい。 これらの関係については、以下に詳細に説明する。
・ 第1のトリガフレームによって運ばれるこれらの情報は、複数のAP(例えば、図に示されるAP1およびAP 2)間のデータ送信同期のために使用され得る。 15)とSTA。 本出願における用語「同期」は、送信電力における同期、送信開始時間における同期、および送信周波数における同期のような、来たるデータ送信の1つまたは複数のパラメータを同期させることを意味することが理解されよう。 換言すれば、近づくデータ送信のために同期されるこれらのパラメータは、送信電力、送信開始時間、および送信周波数を含んでもよい。
・ 例えば、第1のトリガ・フレームによって運ばれる送信電力情報は、APからSTAへの複数のAPからの送信電力を予め補正するために使用することができ、その結果、APからの信号(例えば、データ送信)が、同様の受信電力でSTAに到達することができる。 第1のトリガフレームによって運ばれる送信開始時間情報は、APからSTAへの複数のAPからの送信開始時間を予め補正するために使用され、APからの信号が同様の受信時間でSTAに到達することができる。 第1のトリガ・フレームによって運ばれる送信周波数情報は、APからSTAへの複数のAPからの送信周波数を予め補正するために使用することができ、その結果、APからの信号は、同様の受信周波数でSTAに到達することができる。
・ 上述のマルチAP伝送のための3つのパラメータは、例示としてのみ説明され、それらは、排他的であることを意図したものではなく、本出願を限定するものでもないことが理解されよう。 例えば、第1のトリガ・フレーム1510は、近づくデータ送信のためのこれら3つのパラメータの任意の組み合わせを同期させるために使用されてもよい。
・ 当然のことながら、このアプリケーションで説明されている同期は、第1のトリガフレーム1510だけでは得られない。 第1のトリガフレーム1510は、同期の不可欠な部分であるが、方法1800と、このアプリケーションによる装置(例えば、WTRU)は、同期を得るために、依然として、第2のトリガフレーム1520および同期フレーム1530(後述)を必要とする。 例えば、図に示されるように。 15は、第1のトリガフレーム1510を受信した後、STAは、同期フレーム1530を複数のAPに送信することができ、同期フレーム1530は、複数のAPから来るデータ送信をそれぞれ同期させるために必要な同期情報を搬送することができる。 以下の説明では、第2のトリガフレーム1520および同期フレーム1530をより詳細に説明する。
・ 一実施形態によると、第1トリガフレーム1510は、図に示すAP2などの他のAPにも送信されてもよい。 すなわち、AP1からの第1のトリガ・フレーム1510は、図に示される全てのSTAによって聴取され得る。AP1以外15点 従って、第1のトリガフレーム1510は、来るべきデータ送信のパラメータまたは複数のパラメータ(すなわち、図に示されるデータ2)を構成するために使用され得る。 15)AP2からSTAへ。 AP1およびAP2からの来たるデータ送信の両方が、第1のトリガフレーム1510によって構成され得るので、AP1およびAP2からの来たるデータ送信は、それに応じて同期され得る。 以下の説明は、1802におけるプロセスを参照して、AP 2から来るべきデータ送信を構成するために、第1のトリガフレーム1510を使用する方法を説明する。
・ 2つ以上のAPを有する実施形態では、AP1は、第1のトリガフレームを他のすべてのAPに送信することができる。 上述の原理に類似した原理に基づいて、これらのAPから来るすべてのデータ送信は、それに応じて同期化され得る。
・ AP1から第1のトリガフレームを受信するために、STAは、受信機を含むように構成されてもよい。 受信機は、USB受信機、無線LAN受信機、または図に示される無線LANシナリオ内で送信された信号を受信するために使用され得る任意の他の種類の受信機であってもよい。 15および図 4.
・ 本出願の実施形態の明確かつ明確な説明のために、別段の指示がない限り、AP1からSTAへの来るべきデータ送信は、第1のデータ送信と称することができ、AP 2からSTAへの来るべきデータ送信は、第2のデータ送信と称することができる。 図に示されるように。 15-17、第1のデータ送信をデータ1、第2のデータ送信をデータ2と呼ぶことができる。
・ 以下の説明では、1802年のプロセスをより詳細に説明する。 上述のように、AP1はまた、第1のトリガフレーム1510をAP 2に送ることができる。 第1のトリガフレーム1510を受信した後、AP2は、第2のトリガフレーム1520を生成し、STAに送信することができる。 第1のトリガ・フレーム1510がAP1からAP2へ送信されるのにいくらかの時間がかかり、また、AP2が第2のトリガ・フレーム1520を生成するのにいくらかの時間がかかり得るので、時間がある(すなわち、図に示されるSIFS)。 15)第1のトリガフレーム1510を送信する時間と第2のトリガフレーム1520を送信する時間との間。 従って、STA側では、第1のトリガフレーム1510を受信した時刻と第2のトリガフレーム1520を受信した時刻との間に、時間持続時間SIFSが存在し得る。 すなわち、STAは、最初に、第1のトリガフレーム1510を受信し、次に、時間持続時間SIFSの後に、STAは、第2のトリガフレーム1520を受信することができる。
・ 図に示すように、 第1のトリガフレーム1510、第2のトリガフレーム1520、および同期フレーム1530をそれぞれ表す3つのブロックは、それぞれAP1、AP2、およびSTAの1つを表す3つの異なる水平線に位置する。 これらのブロックは、垂直方向の異なる場所に配置されているが、各フレームのソースを示す目的のために、これらのブロックは、このように図示されているに過ぎず、水平方向におけるそれらの突起は、STA側で各フレームを受信する時間を表すことができる。
・ 時間持続時間は、いくつかの既存のパラメータを介して予め決定することができる。 例えば、時間持続時間は、AP1とAP2との間の距離、およびAP2が第2のトリガ・フレームを生成するための時間の長さに基づいて予め決定されてもよい。 言い換えれば、AP1とAP2との間の距離が既知であり、第2のトリガフレームを生成するための時間の長さが既知である限り、時間持続は既知であり得る。
・ 実施形態において、AP1およびAP2が構築されると、それらの間の距離は固定され、したがって公知であり得る。 さらに、APを構成するハードウェアは、それらの構築後に固定されてもよい。 従って、第2のトリガ・フレームを生成するための時間の長さもまた公知であり得る。 従って、時間は、APの構築後に予め決定されてもよい。
・ 時間持続SIFSは、AP1および/またはAP2によって予め決定され得る。 例えば、時間持続時間は、AP1によって予め決定されてもよい。 その場合、第1のトリガ・フレーム1510は、時間持続時間情報を運ぶための時間持続時間フィールドをさらに含んでもよい。 時間持続情報は、AP2が第1のトリガ・フレーム1510を受信した後に第2のトリガ・フレーム1520を送信すべき時期を示すことができる。 次に、AP 2が第1のトリガフレーム1510を受信した後、AP 2は、時間持続情報に基づいて第2のトリガフレーム1520を生成し、送信する。 その場合、持続時間情報によって示される持続時間SIFSは、AP1からAP2へ第1のトリガフレーム1510を送信するための長さに、AP2が第2のトリガフレーム1520を生成するための長さを加えた長さよりも長くなければならないことが理解されよう。
・ 一実施形態では、時間持続時間(すなわち、図に示されるSIFS)。 15)は、任意のフレーム間隔、例えば、短いIFS、点調整機能、IFS、分散協調機能などを介して予め決定することができる。
・ 第2のトリガ・フレームは、第1のトリガ・フレーム1510の上述した第1の情報を含むことができる。
・ 第1のトリガフレーム1510の第1の情報は、第2のトリガフレーム1520と共有され得る情報であってもよい。 例えば、最初のトリガフレームの最初の情報は、DLマルチAP送信を示す上述の共通情報である。 次に、AP 2は、その情報を第2のトリガフレーム1520に直接コピーすることができる。
・ 実施形態において、第1のトリガフレーム1510の第1の情報は、AP1からSTAへの来るべきデータ送信のための送信電力情報であってもよい。 次に、AP2は、送信電力情報によって示される送信電力が、その送信電力制限内にあると判断する。 従って、AP 2は、送信電力情報を第2のトリガフレーム1520に直接書き込むことができる。
・ 当然のことながら、第2のトリガフレーム1520の上述の実施形態は、単なる例示として説明されるに過ぎず、これらは、排他的であることを意図したものではなく、本出願を限定するものでもない。
・ 実施形態では、第2のトリガフレーム1520は、フォーマット(1)については、第2のトリガフレーム1520は、第1のトリガフレーム1510と同じであり、すなわち、第2のトリガフレーム1520は、第1のリガフレーム1510の情報の全てを備え、フォーマット(2)については、第2のトリガフレーム1520は、第1のトリガフレーム1510のサブセットであり、すなわち、第2のトリガフレーム1520は、第1のトリガフレーム1510の情報の一部のみを備え(例えば、第1のトリガフレーム1510の上述の第1の情報)、フォーマット(3)については、第2のトリガフレーム1520は、第1のトリガフレーム1510の情報の一部(例えば、第1のトリガフレーム1510の上述の第1の情報)と、AP2からの来るべきデータ送信のための構成情報(すなわち、データ2)の両方を備える。 .
・ 一実施形態によると、第2のトリガフレーム1520内の構成情報は、第1のトリガフレーム1510の第2の情報とは異なる場合がある。 例えば、第1のトリガフレーム1510は、STAへの来るべきデータ送信(すなわち、データ2)のために特定のチャネル(例えば、チャネル2)を使用するAP2を示すことができる。 すなわち、第1のトリガフレーム1510の第2の情報は、第2のデータ送信のためにAP2によって使用されるチャネル2の情報であってもよい。 しかし、AP2は、チャネル2が伝送を行うために利用できないことを知るかもしれない。 その場合、AP 2は、チャネル2が使用不可であることを示すために、AP1およびSTAの両方に構成情報を有する第2のトリガ・フレーム1520を送信することができる。 その場合、構成情報(すなわち、チャネル2の利用不可能性)は、第1のトリガ・フレーム1510の第2の情報(すなわち、チャネル2の選択)とは異なる。
・ 上記の例では、AP2がチャネル2が利用できないが、データ送信を行うために別のチャネル(例えば、チャネル3)が利用可能であることを示す場合。 次に、AP2は、AP1とSTAの両方に、コンフィグレーション情報を持つ第2のトリガフレームを送信して、チャネル2が使用できないこと、およびAP2がAP2からSTAへの来るべきデータ送信のためにチャネル3を使用することを示すことができる。 その場合、構成情報(すなわち、チャネル2の利用不可能性およびチャネル3の選択)は、第1のトリガ・フレーム1510の第2の情報(すなわち、チャネル2の選択)とは異なる。 換言すれば、構成情報は、第1のトリガフレーム1510の第2の情報を上書きすることができる。
・ 例えば、第1のトリガ・フレーム1510は、STAへの来るべきデータ送信(すなわち、データ2)のために特定の送信電力を使用するようAP2に指示することができる。 すなわち、第1のトリガフレーム1510の第2の情報は、第2のデータ送信のためにAP2によって使用される送信電力(例えば、送信電力2)の情報であってもよい。 しかしながら、AP2は、送信電力2がAP2の電力制限を超えることを見出すことができる。 その場合、AP2は、AP1とSTAの両方に、コンフィグレーション情報を持つ第2のトリガフレームを送信して、送信電力2が使用できないこと、およびAP2が第2のデータ送信のために所望の送信電力(例えば、送信電力3)を使用することを示すことができる。 その場合、構成情報(すなわち、送信電力2の使用不能性および送信電力3の選択)は、第1のトリガ・フレーム1510の第2の情報(すなわち、送信電力2)とは異なる。 換言すれば、構成情報は、第1のトリガフレーム1510の第2の情報を上書きすることができる。
・ 上述のチャネルおよび伝送パワーは、単に例示として説明されるに過ぎず、これらは、第2のトリガフレーム1520内の構成情報を排他的であるか、または限定することを意図されていないことが理解されるであろう。 構成情報は、第2のデータ送信を構成するためにこれらの情報が必要である限り、他の情報を含んでもよい。
・ 一実施形態によると、第2のトリガフレーム1520内の構成情報は、第1のトリガフレーム1510に含まれない追加情報であってもよい。
・ 例えば、第1のトリガフレーム1510は、送信電力情報および送信開始時間情報を含むが、送信周波数情報は含まない。 すなわち、第1のトリガフレーム1510の第2の情報は、第2のデータ送信のためにAP2によって使用される送信電力情報および送信開始時間情報であってもよい。 次に、AP2は、第2のデータ送信のためのAP2の所望の送信周波数を示すために、構成情報を有する第2のトリガフレーム1520をAP1およびSTAの両方に送信することができる。 その場合、構成情報(すなわち、AP 2の所望の送信周波数)は、第1のトリガフレームに含まれない追加情報である。 上記の例では、STAは、AP2の所望の送信周波数と同期フレーム1530をAP1およびAP2の両方に送信することができ、従って、APは、所望の送信周波数を使用することによってデータ送信を行うことができる。 したがって、送信周波数における同期を得ることができる。 同期処理は、STAからの同期フレーム1530を参照して、以下にさらに説明される。
・ 上述の送信周波数は、単に構成情報の一例として説明されるに過ぎず、これらは、第2のトリガフレーム1520内の構成情報を排他的であるか、または限定することを意図されていないことが理解されよう。 構成情報は、これらの情報が来たるデータ送信を同期させるために必要である限り、第1のトリガフレーム1510に含まれていない他の情報を含んでもよい。
・ 実施形態では、第2のトリガフレーム1520は、AP2の同一性を担持するNDPフレームであってもよい。NDPフレームは、AP 2が来るマルチAP送信の準備ができていることを示すことがある。 第2のトリガフレーム1520はまた、同期フレーム1530の送信のための送信開始時間を示す開始時間フィールドを含んでもよい。
・ 上述のように、WTRUとAPの両方をSTAと呼ぶことができる。 従って、2つ以上のAPを有する実施形態では、第2のトリガフレーム1520は、他のすべてのAPにも送信することができる。すなわち、AP2からの第2のトリガフレーム1520は、APSTAおよび非APSTAの両方を含む、AP2以外のすべてのSTAによって聴取することができる。 図に示される複数のAP STAおよび複数の非AP STAを有する実施形態において。 16、第2のトリガフレームがすべてのSTAに送信されてもよい。
・ 一実施形態では、複数のAPは、トリガフレームを連続的に送信することができ、トリガフレーム送信の順序は、管理/制御フレームを使用して複数のAP間で交渉することができる。 例えば、管理/制御フレームがAP1が最初にトリガフレーム(例えば、第1のトリガフレーム1510)を送信することができ、次いでAP2がトリガフレーム(例えば、第2のトリガフレーム1520)を送信することができることを示すと仮定する。
・ 一実施形態では、トリガフレーム送信の順序は、所定のルールによって予め定義されてもよい。 例えば、プライマリAPであるAP1は、最初にトリガフレームを送信してもよい。 残りの複数のAPは、BSSIDまたはAP MACアドレスに基づいて昇順/降順で送信することができる。 グループ内のすべてのAPは、メンバーAP BSSIDまたはMACアドレスを知っている可能性があることが理解されよう。
・ 以下の説明は、1803年のプロセスをより詳細に説明するであろう。 第1のトリガフレーム1510および第2のトリガフレーム1520の両方を受信した後、図に示されるSTA。 15は、第1および第2のトリガフレームに基づいて同期フレーム1530を生成することができる。 同期フレーム1530は、AP1およびAP2の各々からSTAへのデータ送信を構成するための同期情報を含む。
・ 第1のトリガフレーム1510と同様に、同期フレーム1530は、RU割り当て情報、STA固有情報、および共通情報など、以下の情報の1つまたは任意の組み合わせを含んでもよい。 同期フレーム1530によって運ばれる上述の情報は、異なるフィールドに構成することができる。
・ 同期フレーム1530は、送信電力情報、送信開始時間情報、送信周波数情報などをさらに含むことができる。 従って、これらの情報は、同期フレーム1530が搬送するために、異なるフィールドに構成されてもよい。 上述の情報は、AP1およびAP2の各々からSTAへの来るべきデータ送信を構成するために使用され得る同期情報として参照され得る。
・ 同期フレーム1530に含まれる上述の情報は、例示としてのみ説明され、同期フレーム1530に含まれ得る情報を排他的にすることも限定することも意図されないことが理解されよう。
・ 同期フレーム1530を生成するために、本出願による装置(例えば、WTRU)は、プロセッサを備える。 図に示すように、 15、プロセッサは、AP1およびAP2からそれぞれ受信された第1および第2のトリガフレームに基づいて、同期フレーム1530を生成するように構成される。
・ 実施形態では、同期フレーム1530は、第1のトリガフレーム1510と同じフォーマットを共有することができる。 言い換えると、同期フレーム1530は、フォーマット(1)については、同期フレーム1530は、第1のトリガフレーム1510と同じであり、すなわち、同期フレーム1530は、第1のリガフレーム1510の情報の全てを備え、フォーマット(2)については、同期フレーム1530は、第1のトリガフレーム1510のサブセットであり、すなわち、同期フレーム1530は、第1のトリガフレーム1510の情報の一部のみを備え、フォーマット(3)については、同期フレーム1530は、第1のトリガフレームの情報の一部と確認情報の両方を備える。
・ フォーマット(1)およびフォーマット(2)については、同期フレーム1530は、AP1によって送信される第1のトリガフレーム1510によって運ばれる全部または一部の情報を含んでもよい。 この全部または一部の情報は有益であろう。 例えば、AP1とAP2が互いに直接通信することが困難な場合、STAは、データ送信同期の目的のために、AP1からAP2へ発信された情報を送信することができる。
・ フォーマット(3)については、確認情報を使用して、第1のトリガフレーム1510および/または第2のトリガフレーム1520によって運ばれる情報を確認することができる。 確認情報はまた、AP2による構成変更を確認するために使用されてもよい。 確認された構成は、第1のトリガフレーム1510または第2のトリガフレーム1520、または第1のトリガフレーム1510と第2のトリガフレーム1520の組み合わせに基づいてもよい。
・ 例えば、第1のトリガ・フレーム1510が、第1のデータ送信の送信電力が電力1であることを示し、第2のトリガ・フレーム1520が、第2のデータ送信の送信電力が電力1であることを示す場合、確認情報を使用して、AP1およびAP2の双方に対し、これらのデータ送信に電力1を使用することができることを確認することができる。 一方、第1のトリガ・フレーム1510が、空間ストリーム割り当ておよびMCS関連情報を含む情報のグループを含む場合、この情報のグループは、同期フレーム1530に含まれ得る第1のトリガ・フレーム1510の第3の情報と呼ばれ得る。
・ 実施形態では、同期フレーム1530は、第2のトリガフレーム1520のフォーマットと同じフォーマットを共有することができる。 換言すれば、同期フレーム1530は、フォーマット(1)のために、同期フレーム1530は、第2のトリガフレーム1520と同じであり、すなわち、同期フレーム1530は、第2のリガフレーム1520の情報の全てを備え、フォーマット(2)のために、同期フレーム1530は、第2のトリガフレーム1520のサブセットであり、すなわち、同期フレーム1530は、第2のトリガフレーム1520の情報の一部のみを備え、フォーマット(3)のために、同期フレーム1530は、第2のトリガフレーム1520の情報の一部と、第2のトリガフレーム1520内の上述の構成情報に対応する確認情報との両方を備える。
・ フォーマット(1)およびフォーマット(2)については、同期フレーム1530は、AP 2によって送信される第2のトリガフレーム1520によって運ばれる全部または一部の情報を含んでもよい。 この全部または一部の情報は有益であろう。 例えば、AP1とAP2が互いに直接通信することが困難である場合、STAは、データ送信同期の目的のために、AP2から発信された情報をAP1に送信することができる。
・ フォーマット(3)では、AP2による設定変更を確認するために確認情報を使用することができます。 確認された構成は、第1のトリガフレーム1510または第2のトリガフレーム1520、または第1のトリガフレーム1510と第2のトリガフレーム1520の組み合わせに基づいてもよい。
・ 図に示すように、 15、同期情報を使用して、AP1からの第1のデータ送信のパラメータまたは複数のパラメータを、AP2からの第2のデータ送信のパラメータまたは複数のパラメータと同期させることができる。 一実施形態では、同期情報は、送信電力情報、送信開始時間情報、および送信周波数情報を含む。
・ 例えば、同期情報は、送信周波数情報を含んでもよい。 その場合、AP1から受信された第1のトリガフレーム1510は、第1のデータ送信のための送信周波数が周波数1であってもよいことを示すことができ、AP 2から受信された第2のトリガフレーム1520は、第2のデータ送信のための送信周波数が周波数2であってもよいことを示すことができる。 次に、STAは、来るべきデータ送信の両方について所望の送信周波数を示すために、特定の送信周波数情報を有する同期フレーム1530を生成することができる。 AP1およびAP2は、所望の送信周波数に基づいて、来るべきデータ送信を行うことができる。
・ 2つ以上のAPおよび1つのSTAを有する実施形態では、STAからの同期フレームは、複数のAPの各々から来るデータ送信のパラメータ(または複数のパラメータ)を同期させるように構成することができる。
・ 本出願の実施形態によれば、複数のAPから来るデータ送信の同期プロセスは、同期フレーム1530単独で完了することができず、STAとAPとの間のフレーム相互作用を必要とすることが理解されるであろう。 上述の説明に基づいて、同期プロセスは、第1のトリガフレーム1510、第2のトリガフレーム1520、および同期トリガフレーム1530によって達成されてもよい。
・ 1804において、STAは、同期フレーム1530をAP1およびAP2の両方に送信することができる。 2つ以上のAPおよび1つのSTAを有する実施形態では、1804において、STAは、同期フレーム1530を少なくともAP1およびAP2に送信することができる。 しかしながら、図に示される実施形態。 15は、排他的であることを意図したものではなく、また、本出願の原理に限定されるものでもない。 例えば、STAは、AP1のみ、またはAP2のみがSTAにデータを送信できることを選択してもよい。 APダウン選択は、AP1およびAP2から送信されたトリガフレーム内で運ばれる情報、またはAP1およびAP2からの送信に基づくSTA測定に依存し得る。 例えば、受信したSNR(すなわち、Signal to Noise Ratio)または1つのAPからのRSSIが、所定の/所定の閾値よりも低い場合、STAは、そのAPをマルチAP送信から除外することができる。
・ STAからの同期フレームに基づいて、AP1はSTAへの最初のデータ送信を行い、AP2はSTAへの2番目のデータ送信を行うことができる。 すなわち、1805において、STAは、AP1およびAP2の各々からの同期情報に基づいてデータ送信を受信することができる。 AP1およびAP2からの第1および第2のデータ送信は、同じ周波数資源(例えば、同じ周波数資源)を使用して同時に行われてもよいことに留意されたい。 Multi-AP MU-MIMOまたはMulti-APのヌル化もしくは調整されたSU/MUまたは調整されたヌル化/ビーム成形、または異なる周波数資源(例えば)を使用する。 マルチAP OFDMA、OFDMA連携伝送
・ 実施形態において、第1および第2のデータ送信を受信した後、STAは、ACK/NACK報告(すなわち、図に示されるACK 1540)を送信することができる。 15)はAP1とAP2の各々に。
・ このアプリケーションによる多重AP伝送の方法は、MU-MIMOセット内の各STAが(図に示されるように)連続的に独立トリガを送信するマルチAP MU-MIMOに拡張することができることに留意されたい。 (図に示されているように)16、または同時に(図に示されているように) 17).
図16は、本出願の一実施形態による例示的なマルチAP MU-MIIMO通信手順を示す。
・ 図に示すように、 16、STA1は、AP1から第1のトリガフレーム1610を受信することができ、AP2から第2のトリガフレーム1620を受信することができる。 次に、STA1は、第1のトリガフレーム1610及び第2のトリガフレーム1620に基づいて同期フレーム1630を生成し、次に、同期フレーム1630をAP1及びAP2の両方に送信することができる。 STA2は、AP1から第1のトリガフレーム1610を受信することができ、AP2から第2のトリガフレーム1620を受信することができます。 次に、STA2は、第1のトリガフレーム1610及び第2のトリガフレーム1620に基づいて同期フレーム1640を生成し、次に、同期フレーム1640をAP1及びAP2の両方に送信することができる。
・ 図に示すように、 16、STA1は最初に同期フレーム1630を送信することができ、次にSTA2は同期フレーム1640を送信することができます。 第1のトリガ・フレーム1610は、図に示す第1のトリガ・フレーム1510と類似しているか、または同じである。 15. 第2のトリガフレーム1620は、図に示される第2のトリガフレーム1520と類似しているか、または同じである。 15. 同期フレーム1630および同期フレーム1640は、図に示される同期1530と類似または同一である。 15.
・ 図に示すように、 AP1およびAP2が同期フレーム1630および同期フレーム1640を受信した後、16は、AP1およびAP2がデータ(すなわち、図に示されるデータ1およびデータ2)を送信することができる。 それぞれ16) STA1およびSTA2に。 次に、STA1は、ACK 1650をAP1とAP2にそれぞれ送信することができます。 STA2は、ACK 1660をAP1及びAP2にそれぞれ送信することができる。
図17は、本出願の別の実施形態による例示的なマルチAP MU-MIIMO通信手順を示す。
・ 図に示すように、 17、STA1は、AP1から第1のトリガフレーム1710を受信することができ、AP2から第2のトリガフレーム1720を受信することができる。 次に、STA1は、第1のトリガフレーム1710及び第2のトリガフレーム1720に基づいて同期フレーム1730を生成し、次に、同期フレーム1730をAP1及びAP2の両方に送信することができる。 STA2は、AP1から第1のトリガフレーム1710を受信することができ、AP2から第2のトリガフレーム1720を受信することができます。 次に、STA2は、第1のトリガフレーム1710及び第2のトリガフレーム1720に基づいて同期フレーム1740を生成し、次に、同期フレーム1740をAP1及びAP2の両方に送信することができる。
・ 図に示すように、 17、STA1、STA2は、同時に自身の同期フレームを送信することができます。 第1のトリガ・フレーム1710は、図に示す第1のトリガ・フレーム1510と類似しているか、または同じである。 15. 第2のトリガフレーム1720は、図に示される第2のトリガフレーム1520と類似しているか、または同じである。 15. 同期フレーム1730および同期フレーム1740は、図に示される同期1530と類似または同一である。 15.
・ 図に示すように、 AP1およびAP2が同期フレーム1730および同期フレーム1740を受信した後、17は、データ(すなわち、図に示されるデータ1およびデータ2)を送信することができる。 それぞれ16) STA1およびSTA2に。 次に、STA1は、ACK 1750をAP1とAP2にそれぞれ送信することができます。 STA2は、ACK 1760をAP1及びAP2にそれぞれ送信することができる。
・ STAがAP1とAP2からのデータ送信を受け取るかもしれないことに注意すべきです。 2つ以上のAPを有する実施形態では、STAは、同期を送信するために1つのAPまたは複数のAPを選択することができる。 従って、同期を受信したAPのみが、来るべきデータ送信を行うことができる。 マルチAPトリガフレーム内のパケットIDに依存して、STAは送信を組み合わせることができ、組み合わせないことがある。 STAは、確認通知フレームをAPに送信してもよい。
・ 関連するSTA手順を図に示す。18:STAはマスタートリガを受け取る。 マスタートリガーは、マルチAP送信のパラメーター、および予想されるAPおよび追加DLトリガーの数を識別します。 STAは、N-1追加トリガのトリガ情報を受信する。 STAは、各APについてパラメータ、例えば、Rx電力、タイミングオフセット、および/または周波数オフセットを推定する。 STAは、マルチAP送信のためのパラメータを選択する。STAは、例えば、Tx電力、時間および/または周波数オフセット補正などのマルチAP送信パラメータを計算する。 STAは、提案されたマルチAP伝送パラメータを持つAPにリバーストリガを送信する。 STAは、マルチAP送信データを受信する。 STAはAPにACKを送信する。
・ いくつかの実装は、アップリンク協調SUビーム成形またはULダイナミックポイント選択のためのチャネルアクセスを提供する。
図19は、複数のAPがSTAから同時に受信することを可能にするチャネルアクセススキームの例を示す。 図に示すように、 19、AP1は、トリガフレーム1910をSTAに送信する。 トリガフレーム1910は、図に示される第1のトリガフレーム1510と類似または同一である。 15. 次に、STAは、トリガフレーム1910に基づいて、AP1およびAP2の両方に逆トリガフレーム1920を送信する。 次に、STAはAP1とAP2の両方にデータ2を送信する。 データ2を受信した後、AP1はACK 1930をSTAに送信することができ、AP2はACK 1940をSTAに送信することができる。 この例では、データは、APまたは特定のAP(例えば、動的点選択の場合)の両方にアドレス指定されてもよい。 ターゲットAPまたはAPは、逆トリガ1920でアドレス指定することができる。 この例は、UL協調SUビーム成形またはジョイント予符号化に関する問題を扱うことができる。
・ この例では、STAはULで複数のAPに同時に送信することができる。 APが互いに受信できないか、またはプライマリAPから受信できない場合、チャネルアクセス手順を実装して、マルチAP UL送信が期待されることを、すべての所望のAPに通知することができる。
・ この例では、AP1とAP2はSTAからの同時受信を実行するために交渉するかもしれません。 いくつかの実装では、折衝において、AP1は主APと見なされるかもしれず、AP2は副APと見なされるかもしれません。 いくつかの実装では、AP1およびAP2は、必要なチャネル状態情報を取得する前に、マルチAP結合送信サウンディングを実行するか、またはSTAがサウンディングを実行し、自身とAPの間のチャネルを取得することを可能にすることができる。 この場合、STAは、NDPAとNDPを個別に、あるいは共同でAPに送り、次に各APからULチャネルを取得することができる。例えば、各APをポーリングするか、あるいは、所定の方法、例えば、それらのチャネル情報を送るためにAPのULトリガを送ることによってである。 DL Multi-AP送信
・ UL Multi-AP伝送のためのチャネルアクセス手順は、1つ以上のAPによってトリガされ得る。 1つの方法では、AP1とAP2は、どちらか一方から受信できないかもしれず、交渉はSTAを通して行われるかもしれません。 いくつかの実装では、AP1はチャネルを獲得し、STAからの送信をトリガするためにマルチAPトリガフレームを送信してもよい。 マルチAPトリガフレームでは、AP1は、マルチAPトリガフレームにおいて、来るべきULマルチAP送信を構成することができる。 いくつかの実装では、プライマリAPであるAP1がAP2からSTAへの送信を設定するかもしれません。 例えば、複数APトリガフレームは、STA固有の情報および/または共通情報を示すことができる。 STA固有の情報(ここでSTAはAP STAまたは非AP STAを示す)は、STAの役割および/またはSTA IDを示す可能性がある。 STAの役割はSTAが送信機/APであるか受信機/STAであるかを示すかもしれない。 STA IDは、アソシエーション識別子(AID)、圧縮AID、BSS識別子(BSSID、圧縮BSSID)、BSSカラー、または拡張BSSカラーなどであり得る。
・ STAの役割が送信機/STAを示す場合、それはパケットIDを含んでもよい。 パケットIDは、そのパケットがSTAから送信されたことを示すかもしれない。 いくつかの例では、このフィールドはAP/送信機固有のフィールドであってもよい。 STAは、複数のAPに対応するパケットIDを検出し、単一のパケットが複数のAPから送信されるか、複数のパケットが複数のAPから送信されるかを判断してもよい。 最初のケースでは、STAは単一パケットをデコードするために複数のAPからの送信を組み合わせるかもしれません。
・ STA役割が受信機/APを示す場合、それは資源割当て、空間ストリーム割当て、および/またはMCS関連情報を含んでもよい。 資源割当ては、マルチAPパケットをAPに送信するためにSTAに割り当てられた資源を示すかもしれない。 OFDMA送信シナリオでは、リソースはリソース単位(RU)で割り当てられる。 空間ストリーム割り当ては、開始空間ストリームインデックスおよび受信機に使用される空間ストリームの数を示すことができる。 MCS関連情報は、MCS、符号化方式、DCM変調が利用されるかどうかなどを含み得る。
・ 一般的な情報には、タイプフィールドを含めることができる。 タイプは、ULマルチAP送信を示すことがある。 タイプは、APから送信されたトリガフレームを示すことができる。
・ AP1からマルチAPトリガフレームを受信した後、STAは、逆トリガフレームを複数のAPに送信することができる。 逆トリガフレームにおいて、STAは、AP1によって送信された複数APトリガフレームによって運ばれる反復全情報または部分情報を示すことがある。 このフィールドは、例えば、AP1とAP2が互いに直接通信することが困難な場合に使用され得る。 そのような場合、またはAP2がそのトリガフレーム内の何かを変更する場合、逆トリガフレームは、近くのマルチAP送信で使用される構成を確認することができる。 確認された構成は、AP1もしくはAP2、またはAP1とAP2の組み合わせからであり得る。
・ STAは、AP1およびAP2にデータを送信してもよい。 いくつかの実装では、送信の終わりに、STAは、APからの確認通知の同時送信をトリガするために、別の逆トリガフレームを連結してもよい。 逆トリガフレームにおいて、STAは、電力制御情報のような同期情報を含んでもよい。 電力制御情報は、逆トリガ・フレームの送信電力、および/またはマルチAPデータ送信のための予想されるRSSIを示すことができる。 APは、自身の送信パワーを決定するために、これらの2つのフィールドを使用することができる。 STAは、トリガフレームに関して時間および/または周波数補正を実行するために、1つ以上のAPを要求することができる。 APは、確認通知フレームをSTAに送信してもよい。
図20は、複数のAPがSTAから同時に受信することを可能にするチャネルアクセススキームの例を示す。 図に示すように、 20、AP1は、トリガフレーム2010をSTAに送信する。 トリガフレーム2010は、図に示される第1のトリガフレーム1510と類似または同一である。 15. 次に、AP2は、可用性情報を含む短いトリガフレーム2020をSTAに送信する。 次に、STAは、トリガフレーム2010とショートトリガフレーム2020に基づいて逆トリガフレーム2030を生成し、逆トリガフレーム2030をAP1とAP2の両方に送信する。 次に、STAは、逆トリガフレーム2030内の情報に基づいて、データ2060をAP1およびAP2の両方に送信する。 データ2を受信した後、AP1はACK 2040をSTAに送信することができ、AP2はACK 2050をSTAに送信することができる。
・ データ2060は、APの両方または特定のAP(例えば、動的点選択の場合)にアドレス指定されてもよい。 ターゲットAPまたはAPは、逆トリガでアドレス指定することができる。
・ いくつかの例では、APは、互いに受け取ることができる。 チャネルアクセス方式は、マルチAP UL伝送情報を交換するために使用され、一方、他のものからの干渉から伝送を保護する。 図 20は、いくつかの実装において、STAが複数のAPに同時に送信することを許すことができる別の例示的なチャネルアクセス手順を示す。
・ 図の例では、 20、AP1およびAP2は、STAからの同時受信を実行するために交渉することができる。 いくつかの実装では、折衝において、AP1は主APと見なされるかもしれず、AP2は副APと見なされるかもしれません。 いくつかの例では、AP1およびAP2は、事前にマルチAPジョイント伝送サウンディングを実行し、必要なチャネル状態情報を取得することができる。 いくつかの実装では、AP1とAP2は互いに受信できないかもしれず、交渉はSTAを通して行われるかもしれません。
・ AP1は、チャネルを獲得し、マルチAPトリガフレームを送信して、STAからの送信をトリガすることができる。 マルチAPトリガフレームでは、AP1は、マルチAPトリガフレームにおいて、来るべきULマルチAP送信を設定することができる。 1つの方法では、AP1、つまりプライマリAPがAP2からSTAへの送信を設定できるようにすることができます。 例えば、複数APトリガフレームは、STA固有の情報および/または共通情報を示すことができる。 STA固有の情報(ここでSTAはAP STAまたは非AP STAを示す)は、STAの役割および/またはSTA IDを示す可能性がある。 STAの役割はSTAが送信機/APであるか受信機/STAであるかを示すかもしれない。 STA IDは、アソシエーション識別子(AID)、圧縮AID、BSS識別子(BSSID、圧縮BSSID)、BSSカラー、または拡張BSSカラー、MACアドレス、圧縮MACアドレスなどであり得る。
・ もしSTAの役割が送信機/STAを示すかもしれないなら、それはパケットIDを含むかもしれません。 パケットIDは、そのパケットがSTAから送信されることを示すために使用され得る。 いくつかの例では、このフィールドはAP/送信機固有のフィールドであってもよい。 STAは、複数のAPに対応するパケットIDを検出し、単一のパケットが複数のAPから送信されるか、複数のパケットが複数のAPから送信されるかを判断してもよい。 最初のケースでは、STAは単一パケットをデコードするために複数のAPからの送信を組み合わせるかもしれません。
・ STA役割が受信機/APを示す場合、それは資源割当て、空間ストリーム割当て、および/またはMCS関連情報を含んでもよい。 資源割当ては、マルチAPパケットをAPに送信するためにSTAに割り当てられた資源を示すかもしれない。 OFDMA送信シナリオでは、リソースはリソース単位(RU)で割り当てられる。 空間ストリーム割り当ては、開始空間ストリームインデックスおよび受信機に使用される空間ストリームの数を示すことができる。 MCS関連情報は、MCS、符号化方式、DCM変調が利用されるかどうかなどを含み得る。
・ 一般的な情報には、タイプフィールドを含めることができる。 タイプは、ULマルチAP送信を示すことがある。 タイプは、APから送信されたトリガフレームを示すことができる。 共通の情報は、例えば、STAがトリガフレームに対して時間及び/又は周波数補正を実行するために1つ又は複数のAPを要求することができる場合に、時間及び/又は周波数補正情報を含み得る。
・ 複数APトリガフレームを受信した後、AP2は、AP1によって送信されたものと同じであってもよい複数APトリガフレームを送信することができる。 あるいは、AP2は、AP1によって送信される情報のサブセットを運ぶことができる短いマルチAPトリガフレームを送信することができる。 いくつかの実装では、短いマルチAPトリガフレームは、AP2の識別を運ぶかもしれないNDPフレームであるかもしれません。 AP2からの送信は、AP2が来るマルチAP送信の準備ができていることを示すかもしれない。 いくつかの実装では、マルチAPトリガフレームまたは短いマルチAPトリガフレームは、AP1によって送信されるいくつかの情報を上書きすることができる。 例えば、AP2はSTAから受信するためにチャネル2を使用するように割り当てられるかもしれませんが、チャネル2はAP2で利用できないかもしれません、AP2はAP1とSTAの両方に利用できないか利用可能なチャネルリストを示すかもしれません。
・ 複数のAPからマルチAPトリガフレームを受信した後、STAは、逆トリガフレームを複数のAPに送信することができる。 逆トリガフレームにおいて、STAは、AP1によって送信された複数APトリガフレームによって運ばれる反復全情報または部分情報を示すことができる。 このフィールドは、例えば、AP1とAP2が互いに直接通信することが困難な場合に使用され得る。 そのような場合、またはAP2がそのトリガフレーム内の何かを変更する場合、逆トリガフレームは、近くのマルチAP送信で使用される構成を確認することができる。 確認された構成は、AP1もしくはAP2、またはAP1とAP2の組み合わせからであり得る。
・ STAは、AP1およびAP2にデータを送信してもよい。 いくつかの実装では、送信の終わりに、STAは、APからの確認通知の同時送信をトリガするために、別の逆トリガフレームを連結してもよい。 逆トリガフレームでは、STAは同期情報を含んでもよい。 同期情報は、電力制御情報を含んでもよい。 同期情報は、時間および/または周波数補正情報を含み得る。 電力制御情報は、逆トリガ・フレームの送信電力、および/またはマルチAPデータ送信のための予想されるRSSIを示すことができる。 APは、自身の送信パワーを決定するために、これらの2つのフィールドを使用することができる。 時間および/または周波数補正情報において、STAは、トリガ・フレームに対して時間または周波数補正を実行するために、1つ以上のAPを要求することができる。APは、確認フレームをSTAに送信することができる。
・ いくつかの実装は、送信電力およびマルチユーザ共同送信を提供する。 このような例は、APが異なる障害および/または構成(例えば、異なる送信パワーおよび/またはEVM)を有する場合、協調されたMUビーム形成に関する問題に対処することができる。
・ いくつかの実装では、高い変換数のJT MU-MIMOチャネルを反転させる問題を解決するために、電力成分と有効チャネルを別々に反転させることができる。 いくつかの実装では、電力効果を排除することによって、結果として生じるマトリクスをより反転可能にすることができる(例えば、より低い条件番号を有する)。
・ いくつかの実施形態では、2つの成分の反転をベースバンド内で行うことができる。 いくつかの実装では、電力デスケーリングまたは逆転は、アナログドメイン内で実行されてもよく、チャネルの残りの反転は、ベースバンド内で実行されてもよい(例えば、組み合わされたアナログおよびデジタルベースバンドJT MU-MIMO)。
・ 結合されたアナログおよびデジタルベースバンドJT MU-MIMOのいくつかの実装において、APは、それらのTx電力値をコントローラに送信することができ、コントローラは、アナログプリコーディング電力スケーリング値をAPに送信することができる。 APは、その後、電力スケーリングを行い、JPプリコーディング手順を開始することができる。
・ 結合されたアナログおよびデジタルベースバンドJT MU-MIMOのいくつかの実装では、マスタAPは、スレーブAPがその送信電力を報告することを要求することができる。 マスタAPは、その後、アナログ電力スケーリング値をスレーブAPに送信することができる。 図 21および図 22は、明示的なフィードバックを伴う例示的なJT MU-MIMO手順の手順およびフレーム交換の例を示す。 図 23および図 24は、暗黙のフィードバックを伴う例示的なJT MU-MIMO手順の手順およびフレーム交換の例を示す。 図 21および図 23は、不平衡電力シナリオのためのJT手順を示しており、マスタAPはプリコーダを設計する。 図 22および図 24は、不平衡電力シナリオのためのJT手順を示し、各APはプリコーダを設計する。
・ いくつかの実装では、APおよびSTA座標は、マスタAPで設計されたプリコーダを用いてAP送信電力およびAPプリコーダを設定する。 結合されたアナログおよびデジタルベースバンドJT MU-MIMOのいくつかの実装において、APは、STAから送信される有効なJPチャネルHを要求することができる。 次いで、マスタAPまたはコントローラは、有効チャネルの条件番号を正規化し、別個のアナログスケーリングおよびディジタルプリコーディングパラメータをJP送信のためのAPに送信することができる。
・ このような手順の例は、セットアップ、チャネル/電力収集、プレコーダ情報、および送信ステージを有するものとして説明することができる。 これらは、例示的であり、手順は、任意の適切な順序またはステージの組み合わせで実施することができる。
・ セットアップフェーズの例では、各STAは複数のAPに関連付けられ、それが可能なマルチAP伝送のタイプ(例えば、この場合、関節伝送)を識別する。 APとSTAの両方は、それらが電力不均衡のためのアナログおよびディジタル処理が可能であることを示す。 能力が欠如している場合、AP/STAは、マルチAPスキームからドロップアウトし、単一のAP/STAから送信/受信することを選択することができることに留意されたい。
・ チャネル/電力獲得ステージの例の間、APおよびSTAは、効果的なMIMOチャネルを識別するためのサウンディング手順を受ける。 これは明示的であっても暗黙的であってもよい。 チャネルの獲得時に、追加のAPは、相対的電力情報をマスタAPに送信することができる(例えば、電力レベルフィードバック)。
・ 例示的なプレコーダ情報ステージの間、マスタAPは、アナログおよびディジタルプレコーダ情報をセカンダリ/スレーブAPに送信することができる。 アナログ・プレコーダは、完全マトリクス・プレコーダであってもよい。 アナログ・プレコーダは、パワー・バランスのために両方のAPのパワーを正規化するパワー調整プレコーダであってもよいし、またはそれらを含んでもよい。
・ 一例の送信ステージの間、APは、アナログおよびデジタルプレコーダを使用して、JTフレームをSTAに送信する。 これらの例示的な段階を図に示す。 図21 図22 23および図 図の場合、明示的および暗黙的フィードバックのための24。 21は、マスタAPがプレコーダ(明示的フィードバック)を設計する、アンバランス電力シナリオのためのマスタAPを備えたJT手順の例を示す。
・ 図に示すように、 21、2110~2140のプロセスは、JT手順の例を表す。 2110において、各STAは、複数のAPと関連付け、それが可能なマルチAP送信のタイプを識別することができる。 例えば、AP(例えば、AP1とAP2)とSTA(例えば、STA1とSTA2)の両方は、それらが電力不均衡のためのアナログとディジタル処理が可能であることを示します。 2120において、粉末およびチャネル情報は、マスターAP(例えば、マスターAP)によって取得され得る。 AP1)およびAP1は、Master Trigger 2151、NDP 2153、NDP 2154、Master Trigger 2152、FB 2155およびFB 2156を介してプレコーダを設計することができます。 その後、AP2は、相対電力情報をAP1、すなわち、電力レベルフィードバック2157に送信することができる。 2130において、AP1は、マスタートリガ2158、有効電力レベルプレコーダ2159、およびマスタートリガ2160を介して、AP2にプレコーダ情報を送信することができる。 次に、2140において、両方のAPは、JTフレーム(すなわち、JT MU-MIMO 2161およびJT MU-MIMO 2162)をSTAに送信することができ、STAは、ACK 2163およびACK 2164をそれぞれAPに報告することができる。
図22は、不平衡電力シナリオのためのマスタAPを備えたJT手順の例を示し、各APは、プレコーダ(明示的フィードバック)を設計する。 図に示すように、22、2210~2230のプロセスは、JT手順の例を示しています。 2210において、各STAは、複数のAPと関連付け、それが可能なマルチAP送信のタイプを識別することができる。 例えば、AP(例えば、AP1とAP2)とSTA(例えば、STA1とSTA2)の両方は、それらが電力不均衡のためのアナログとディジタル処理が可能であることを示します。 2220において、粉末およびチャネル情報は、マスターAP(例えば、マスターAP)によって取得され得る。 AP1)および各APは、マスター・トリガー2241、NDP 2242、NDP 2243、トリガー2244、FB 2245、FB 2246、パワー・レベル・フィードバック2247、トリガー2248、FB 2249、FB 2250およびパワー・レベル・フィードバック2251を介してそのプリコーダーを設計することができます。 次に、2130において、AP1は、マスタートリガ2252およびJT MU-MIMO 2253をSTAに送信することができる。 AP2は、JT MU-MIMO 2254をSTAに送るかもしれません。 STAは、ACK 2255およびACK 2256をそれぞれAPに報告することができる。
図23は、マスタAPがプレコーダ(暗黙のフィードバック)を設計する、不平衡電力シナリオのためのマスタAPを備えた例示的なJT手順を示す。 2310において、各STAは、複数のAPに関連付け、それが可能なマルチAP送信のタイプを識別することができる。 例えば、AP(例えば、AP1とAP2)とSTA(例えば、STA1とSTA2)の両方は、それらが電力不均衡のためのアナログとディジタル処理が可能であることを示します。 2320において、粉末およびチャネル情報は、マスターAP(例えば、マスターAP)によって取得され得る。 AP1)およびAP1は、Master Trigger 2351、NDP 2353、NDP 2354、Master Trigger 2352、およびPower Level Feedback 2355を介してプレコーダを設計することができます。 その後、2330において、AP1は、マスタートリガ2356、有効電力レベルプレコーダ2357およびマスタートリガ2358を介して、AP2にプレコーダ情報を送信することができる。 次に、2340において、両方のAPは、JTフレーム(すなわち、JT MU-MIMO 2359およびJT MU-MIMO 2360)をSTAに送信することができ、STAは、それぞれ、ACK 2361およびACK 2262をAPに報告することができる。
図24は、不平衡電力シナリオのためのマスタAPを備えたJT手順の例を示しており、各APは、プレコーダ(暗黙のフィードバック)を設計する。 2410において、各STAは、複数のAPと関連付け、それが可能なマルチAP送信のタイプを識別することができる。 例えば、AP(例えば、AP1とAP2)とSTA(例えば、STA1とSTA2)の両方は、それらが電力不均衡のためのアナログとディジタル処理が可能であることを示します。 2420において、粉末およびチャネル情報は、マスターAP(例えば、マスターAP)によって取得され得る。 AP1)および各APは、マスタートリガー2441、トリガー2442、NDP 2443、NDP 2444、電力レベルフィードバック2245、トリガー2246、および電力レベルフィードバック2247を介して、そのプリコーダーを設計することができる。 その後、2430で、AP1はマスタートリガー2448とJT MU-MIMO 2449をSTAに送ることができます。 AP2は、JT MU-MIMO 2450をSTAに送るかもしれません。 STAは、ACK 2451およびACK 2452をそれぞれAPに報告することができる。
・ 特徴および要素は、特定の組み合わせで上述されているが、当業者であれば、各特徴または要素は、単独で、または他の特徴および要素との任意の組み合わせで使用することができることを理解するであろう。 さらに、本明細書に記載される方法は、コンピュータまたはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェアまたはファームウェアで実施することができる。 コンピュータ読み取り可能媒体の例には、電子信号(有線または無線接続を介して送信される)およびコンピュータ読み取り可能記憶媒体が含まれる。 コンピュータ読み取り可能な記憶媒体の例としては、読取り専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、磁気媒体、例えば内部ハードディスクおよびリムーバブルディスク、磁気光学媒体、ならびに光媒体、例えばCD-ROMディスク、およびデジタル汎用ディスクが挙げられるが、これらに限定されない。 ソフトウェアに関連するプロセッサを使用して、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータで使用するための高周波トランシーバを実装することができる。
図1A
図1B
図1C
図1D
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
【誤訳訂正書】
【提出日】2021-11-19
【誤訳訂正1】
【訂正対象書類名】明細書
【訂正対象項目名】全文
【訂正方法】変更
【訂正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001] 本願は、参照によりその内容が本明細書に援用される、2018年11月8日に出願された米国仮特許出願第62/757,611号の利益及び2019年3月7日に出願された米国仮特許出願第62/815,113号の利益を主張する。
【背景技術】
【0002】
背景
[0002] インフラストラクチャ基本サービスセット(BSS)モード内のWLANは、BSSのためのアクセスポイント(AP)及びAPに関連付けられた1つ又は複数のステーション(STA)を有する。APは、典型的には、BSSの内外にトラフィックを運ぶ分配システム(DS)又は別の種類の有線/無線ネットワークへのアクセス又はインタフェースを有する。BSSの外部から生じるSTAへのトラフィックは、APを介して到達し、STAに届けられる。BSSの外部の宛先へのSTAから生じるトラフィックは、それぞれの宛先に届けられるようにAPに送信される。BSS内のSTA間のトラフィックは、APを介して送信することもでき、ソースSTAは、APにトラフィックを送信し、APは、そのトラフィックを宛先STAに届ける。BSS内のSTA間のかかるトラフィックは、実際には、ピアツーピアトラフィックである。かかるピアツーピアトラフィックは、802.11e DLS又は802.11zトンネル化DLS(TDLS)を使用するダイレクトリンクセットアップ(DLS)を用いて、ソースSTAと宛先STAとの間で直接送信することもできる。独立BSS(IBSS)モードを使用するWLANは、APを有さず、及び/又は互いに直接通信するSTAを有する。このモードの通信を「アドホック」モードの通信と呼ぶ。
【発明の概要】
【0003】
[0003] ダウンリンク協調シングルユーザ(SU)ビームフォーミング又はジョイントプリコーディングでは、信号が同様の受信出力、時間及び周波数でSTAに到達して、STAによる信号の適切な復号を可能にするようにAPがSTAに同期するための方法が求められている。加えて、この動作を可能にするチャネルアクセス方式を定める必要がある。
【0004】
概要
[0004] 無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実行されるマルチアクセスポイント(マルチAP)通信の方法は、複数のアクセスポイント(AP)の第1のAPから第1のトリガフレームを受信することであって、第1のトリガフレームは、第1の情報を含む、受信することを含む。WTRUは、第1のトリガフレームを受信した後の所定の期間において、複数のAPの第2のAPから第2のトリガフレームを受信する。第2のトリガフレームも第1のトリガフレームの第1の情報を含む。WTRUは、第1のトリガフレーム及び第2のトリガフレームに基づいて同期フレームを生成する。同期フレームは、同期情報を含む。WTRUは、少なくとも第1のAP及び第2のAPに同期フレームを伝送する。最後に、WTRUは、第1のAP及び第2のAPのそれぞれから、同期情報に基づいてデータ伝送を受信する。
【0005】
[0005] マルチアクセスポイント(マルチAP)通信を行うように構成される無線送信/受信ユニット(WTRU)は、複数のアクセスポイント(AP)の第1のAPから第1のトリガフレームを受信するように構成される受信機を含む。第1のトリガフレームは、第1の情報を含む。受信機は、第1のトリガフレームを受信した後の所定の期間において、複数のAPの第2のAPから第2のトリガフレームを受信するようにも構成される。第2のトリガフレームも第1のトリガフレームの第1の情報を含む。WTRUは、第1のトリガフレーム及び第2のトリガフレームに基づいて同期フレームを生成するように構成されるプロセッサを更に含む。同期フレームは、同期情報を含む。WTRUは、少なくとも第1のAP及び第2のAPに同期フレームを伝送するように構成される送信機を更に含む。更に、受信機は、第1のAP及び第2のAPのそれぞれから、同期情報に基づいてデータ伝送を受信するように構成される。
【0006】
図面の簡単な説明
[0006] 添付図面に関連して例として示す以下の説明からより詳細な理解を得ることができ、図中の同様の参照番号は、同様の要素を示す。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1A】[0007]1つ又は複数の開示する実施形態を実装することができる通信システムの一例を示すシステム図である。
図1B】[0008]一実施形態による、図1Aに示す通信システム内で使用することができる無線送信/受信ユニット(WTRU)の一例を示すシステム図である。
図1C】[0009]一実施形態による、図1Aに示す通信システム内で使用することができる無線アクセスネットワーク(RAN)の一例及びコアネットワーク(CN)の一例を示すシステム図である。
図1D】[0010]一実施形態による、図1Aに示す通信システム内で使用することができるRANの更なる例及びCNの更なる例を示すシステム図である。
図2】[0011]協調直交周波数分割多元接続(OFDMA)における部分周波数再利用(FFR)を示す。
図3】[0012]図2の例の関連OFDMAリソース割り当てを示す。
図4】[0013]協調ヌリング(nulling)/ビームフォーミングの一例を示す。
図5】[0014]シングルユーザジョイントプリコーデッドマルチAP伝送を示す。
図6】[0015]マルチユーザジョイントプリコーデッドマルチAP伝送を示す。
図7】[0016]トリガベースのマルチAPサウンディングの一例を示す。
図8】[0017]アップリンク(UL)サウンディングの位相オフセットの一例を示す。
図9】[0018]協調MUビームフォーミングの一例を示す。
図10】[0019]トリガフレームベースのダウンリンク(DL)ジョイント伝送の一例を示す。
図11】[0020]例示的なチャネルアクセス手順を示す。
図12】[0021]例示的なチャネルアクセス手順を示す。
図13】[0022]例示的なチャネルアクセス手順を示す。
図14】[0023]例示的なチャネルアクセス手順を示す。
図15】[0024]例示的なチャネルアクセス手順を示す。
図16】[0025]例示的なチャネルアクセス手順を示す。
図17】[0026]例示的なチャネルアクセス手順を示す。
図18】[0027]例示的なチャネルアクセス手順を示す。
図19】[0028]例示的なチャネルアクセス手順を示す。
図20】[0029]例示的なチャネルアクセス手順を示す。
図21】[0030]JT MU-MIMOの一例に関する手順及びフレーム交換の一例を示す。
図22】[0031]JT MU-MIMOの一例に関する手順及びフレーム交換の一例を示す。
図23】[0032]JT MU-MIMOの一例に関する手順及びフレーム交換の一例を示す。
図24】[0033]JT MU-MIMOの一例に関する手順及びフレーム交換の一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
詳細な説明
[0034] 図1Aは、1つ又は複数の開示する実施形態を実装することができる通信システム100の一例を示す図である。通信システム100は、複数の無線ユーザに音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャスト等のコンテンツを提供する多元接続システムであり得る。通信システム100は、無線帯域幅を含むシステムリソースを共用することによって複数の無線ユーザがかかるコンテンツにアクセスすることを可能にし得る。例えば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、単一キャリアFDMA(SC-FDMA)、ゼロテールユニークワード離散フーリエ変換拡散OFDM(ZT-UW-DFT-S-OFDM)、ユニークワードOFDM(UW-OFDM)、リソースブロックフィルタ処理済みOFDM、フィルタバンクマルチキャリア(FBMC)等の1つ又は複数のチャネルアクセス方法を使用することができる。
【0009】
[0035] 図1Aに示すように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク(CN)106、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110及び他のネットワーク112を含み得るが、開示する実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク及び/又はネットワーク要素を予期することが理解されるであろう。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、無線環境内で動作及び/又は通信するように構成される任意の種類の装置であり得る。例として、その何れもステーション(STA)と呼ぶことができるWTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を伝送及び/又は受信するように構成することができ、ユーザ機器(UE)、移動局、固定又は移動加入者ユニット、加入ごとのユニット、ページャ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポット又はMi-Fi装置、モノのインターネット(IoT)装置、時計又は他の着用物、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、車両、ドローン、医療装置及び医学的応用(例えば、遠隔手術)、工業装置及び工業的応用(例えば、工業及び/又は自動化プロセスチェーンに関連して動作するロボット及び/又は他の無線装置)、家庭用電子装置、商用及び/又は工業用無線ネットワーク上で動作する装置等を含み得る。WTRU102a、102b、102c及び102dの何れもUEと区別なく呼ぶ場合がある。
【0010】
[0036] 通信システム100は、基地局114a及び/又は基地局114bも含み得る。基地局114a、114bのそれぞれは、CN106、インターネット110及び/又は他のネットワーク112等の1つ又は複数の通信ネットワークへのアクセスを促進するためにWTRU102a、102b、102c、102dの少なくとも1つと無線でインタフェースするように構成される任意の種類の装置であり得る。例として、基地局114a、114bは、ベーストランシーバ局(BTS)、NodeB、eNode B(eNB)、Home Node B、Home eNode B、gNodeB(gNB)等の次世代NodeB、new radio(NR)NodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、無線ルータ等であり得る。基地局114a、114bを単一の要素としてそれぞれ示すが、基地局114a、114bは、相互接続された任意の数の基地局及び/又はネットワーク要素を含み得ることが理解されるであろう。
【0011】
[0037] 基地局114aは、RAN104の一部であり得、RAN104は、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノード等の他の基地局及び/又はネットワーク要素(不図示)も含み得る。基地局114a及び/又は基地局114bは、セル(不図示)と呼ばれ得る1つ又は複数のキャリア周波数上で無線信号を伝送及び/又は受信するように構成され得る。これらの周波数は、ライセンススペクトル、非ライセンススペクトル又はライセンススペクトルと非ライセンススペクトルとの組み合わせにおけるものであり得る。セルは、相対的に固定され得るか又は時間と共に変化し得る特定の地理的領域に無線サービスのカバレッジを提供することができる。セルは、セルセクタに更に分割され得る。例えば、基地局114aに関連するセルは、3つのセクタに分割することができる。従って、一実施形態では、基地局114aは、3つの、即ちセルのセクタごとに1つのトランシーバを含み得る。一実施形態では、基地局114aが多重入出力(MIMO)技術を使用することができ、セルのセクタごとに複数のトランシーバを利用し得る。例えば、所望の空間方向に信号を伝送及び/又は受信するためにビームフォーミングを使用することができる。
【0012】
[0038] 基地局114a、114bは、任意の適切な無線通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外(IR)、紫外(UV)、可視光等)であり得るエアインタフェース116上でWTRU102a、102b、102c、102dの1つ又は複数と通信し得る。エアインタフェース116は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立され得る。
【0013】
[0039] より具体的には、上記で述べたように、通信システム100は、多元接続システムであり得、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMA等の1つ又は複数のチャネルアクセス方式を使用することができる。例えば、RAN104内の基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(WCDMA)を使用してエアインタフェース116を確立し得るUniversal Mobile Telecommunications System(UMTS)Terrestrial Radio Access(UTRA)等の無線技術を実装することができる。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)及び/又はEvolved HSPA(HSPA+)等の通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンク(DL)パケットアクセス(HSDPA)及び/又は高速アップリンク(UL)パケットアクセス(HSUPA)を含み得る。
【0014】
[0040] 一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cが、Long Term Evolution(LTE)及び/又はLTE-Advanced(LTE-A)及び/又はLTE-Advanced Pro(LTE-A Pro)を使用してエアインタフェース116を確立し得るEvolved UMTS Terrestrial Radio Access(E-UTRA)等の無線技術を実装することができる。
【0015】
[0041] 一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、NRを使用してエアインタフェース116を確立し得るNR無線アクセス等の無線技術を実装することができる。
【0016】
[0042] 一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実装することができる。例えば、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、例えば、デュアルコネクティビティ(DC)の原理を使用してLTE無線アクセス及びNR無線アクセスを一緒に実装することができる。従って、WTRU102a、102b、102cによって利用されるエアインタフェースは、複数の種類の無線アクセス技術及び/又は複数の種類の基地局(例えば、eNB及びgNB)との間で送信される伝送によって特徴付けることができる。
【0017】
[0043] 他の実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、IEEE 802.11(即ちWireless Fidelity(WiFi)、IEEE 802.16(即ちWorldwide Interoperability for Microwave Access(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、Interim Standard 2000(IS-2000)、Interim Standard 95(IS-95)Interim Standard 856(IS-856)、Global System for Mobile communications(GSM)、Enhanced Data rates for GSM Evolution(EDGE)、GSM EDGE(GERAN)等の無線技術を実装することができる。
【0018】
[0044] 図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、Home Node B、Home eNode B又はアクセスポイントであり得、事業所、自宅、車両、キャンパス、工業施設、(例えば、ドローンによる使用のための)空中回廊、道路等の局所的領域内の無線接続性を促進するために任意の適切なRATを利用することができる。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE 802.11等の無線技術を実装して無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立することができる。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE 802.15等の無線技術を実装して無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立することができる。更に別の実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR等)を利用してピコセル又はフェムトセルを確立することができる。図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有し得る。従って、基地局114bは、CN106を介してインターネット110にアクセスする必要がない場合がある。
【0019】
[0045] RAN104は、WTRU102a、102b、102c、102dの1つ又は複数に音声、データ、アプリケーション及び/又はボイスオーバインターネットプロトコル(VoIP)サービスを提供するように構成される任意の種類のネットワークであり得るCN106と通信し得る。データは、異なるスループット要件、遅延要件、エラー許容範囲要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件等、種々のサービス品質(QoS)要件を有し得る。CN106は、呼制御、課金サービス、モバイルロケーションベースサービス、プリペイド通話、インターネット接続、ビデオ配信等を提供することができ、及び/又はユーザ認証等の高レベルセキュリティ機能を実行することができる。図1Aには不図示であるが、RAN104及び/又はCN106は、RAN104と同じRAT又は異なるRATを使用する他のRANと直接的又は間接的に通信し得ることが理解されるであろう。例えば、NR無線技術を利用し得るRAN104に接続されることに加え、CN106は、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA又はWiFi無線技術を使用する別のRAN(不図示)と通信することもできる。
【0020】
[0046] CN106は、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110及び/又は他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしての役割を果たすこともできる。PSTN108は、単純旧式電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話網を含み得る。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイート内の伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)及び/又はインターネットプロトコル(IP)等の共通の通信プロトコルを使用する、相互接続されたコンピュータネットワーク及び装置の世界的なシステムを含み得る。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運営される有線及び/又は無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、RAN104と同じRAT又は異なるRATを使用し得る1つ又は複数のRANに接続される別のCNを含み得る。
【0021】
[0047] 通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dの一部又は全てがマルチモード機能を含み得る(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは様々な無線リンク上で様々な無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含み得る)。例えば、図1Aに示すWTRU102cは、セルラベースの無線技術を使用し得る基地局114a及びIEEE 802無線技術を使用し得る基地局114bと通信するように構成され得る。
【0022】
[0048] 図1Bは、WTRU102の一例を示すシステム図である。図1Bに示すように、WTRU102は、とりわけ、プロセッサ118、トランシーバ120、伝送/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、脱着不能メモリ130、脱着可能メモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136及び/又は他の周辺装置138を含み得る。WTRU102は、実施形態と合致したままで上記の要素の任意のサブコンビネーションを含み得ることが理解されるであろう。
【0023】
[0049] プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つ又は複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、書換可能ゲートアレイ(FPGA)、他の任意の種類の集積回路(IC)、状態機械等であり得る。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、出力制御、入力/出力処理及び/又はWTRU102が無線環境内で動作することを可能にする他の任意の機能を実行することができる。プロセッサ118は、伝送/受信要素122に結合され得るトランシーバ120に結合され得る。図1Bは、プロセッサ118及びトランシーバ120を別個のコンポーネントとして示すが、プロセッサ118及びトランシーバ120は、電子パッケージ又はチップ内に統合され得ることが理解されるであろう。
【0024】
[0050] 伝送/受信要素122は、エアインタフェース116上で基地局(例えば、基地局114a)との間で信号を伝送又は受信するように構成され得る。例えば、一実施形態では、伝送/受信要素122は、RF信号を伝送及び/又は受信するように構成されるアンテナであり得る。一実施形態では、伝送/受信要素122は、例えば、IR、UV又は可視光信号を伝送及び/又は受信するように構成されるエミッタ/検出器であり得る。更に別の実施形態では、伝送/受信要素122は、RF信号及び光信号の両方を伝送及び/又は受信するように構成され得る。伝送/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを伝送及び/又は受信するように構成され得ることが理解されるであろう。
【0025】
[0051] 図1Bでは、伝送/受信要素122を単一の要素として示すが、WTRU102は、任意の数の伝送/受信要素122を含むことができる。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を使用することができる。従って、一実施形態では、WTRU102は、エアインタフェース116上で無線信号を伝送し、受信するための2つ以上の伝送/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含み得る。
【0026】
[0052] トランシーバ120は、伝送/受信要素122によって伝送される信号を変調するように、及び伝送/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成され得る。上記で述べたように、WTRU102は、マルチモード機能を有することができる。従って、トランシーバ120は、WTRU102が例えばNR及びIEEE 802.11等の複数のRATによって通信することを可能にするための複数のトランシーバを含み得る。
【0027】
[0053] WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126及び/又はディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニット又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合され得、それからユーザ入力データを受信し得る。プロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126及び/又はディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力することもできる。加えて、プロセッサ118は、脱着不能メモリ130及び/又は脱着可能メモリ132等の任意の種類の適切なメモリの情報にアクセスし、かかるメモリ内にデータを記憶することができる。脱着不能メモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、ハードディスク又は他の任意の種類のメモリ記憶装置を含み得る。脱着可能メモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカード等を含み得る。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバ上又はホームコンピュータ上(不図示)等、WTRU102上に物理的に位置しないメモリの情報にアクセスし、かかるメモリ内にデータを記憶することができる。
【0028】
[0054] プロセッサ118は、電源134から電力を得ることができ、WTRU102内の他のコンポーネントへの電力を分配及び/又は制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に給電するための任意の適切な装置であり得る。例えば、電源134は、1つ又は複数の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Liイオン)等)、太陽電池、燃料電池等を含み得る。
【0029】
[0055] プロセッサ118は、WTRU102の現在位置に関する位置情報(例えば、経度及び緯度)を提供するように構成され得るGPSチップセット136にも結合され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて又はその代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアインタフェース116上で位置情報を受信することができ、及び/又は2つ以上の近くの基地局から受信される信号のタイミングに基づいて自らの位置を突き止めることができる。WTRU102は、実施形態と合致したままで任意の適切な位置決定方法によって位置情報を取得できることが理解されるであろう。
【0030】
[0056] プロセッサ118は、追加の特徴、機能及び/又は有線若しくは無線接続を提供する1つ又は複数のソフトウェア及び/又はハードウェアモジュールを含み得る他の周辺装置138に更に結合され得る。例えば、周辺装置138は、加速度計、eコンパス、衛星トランシーバ、(写真及び/又はビデオのための)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動装置、テレビ受信機、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実及び/又は拡張現実(VR/AR)装置、活動トラッカ等を含み得る。周辺装置138は、1つ又は複数のセンサを含むことができる。センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁気計、方位センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、地理位置センサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁気計、気圧計、ジェスチャセンサ、バイオメトリクセンサ及び湿度センサ等の1つ又は複数であり得る。
【0031】
[0057] WTRU102は、(例えば、(例えば、伝送のための)UL及び(例えば、受信のための)DLの両方の特定のサブフレームに関連する信号の一部又は全ての伝送及び受信が並行及び/又は同時であり得る全二重無線を含み得る。全二重無線は、ハードウェアによる自己干渉(例えば、チョーク)又はプロセッサによる(例えば、別個のプロセッサ(不図示)又はプロセッサ118による)信号処理による自己干渉を減らし及び又はほぼなくすための干渉管理ユニットを含み得る。一実施形態では、WTRU102は、信号の一部又は全ての伝送及び受信(例えば、(例えば、伝送のための)UL又は(例えば、受信のための)DLのいずれかのための特定のサブフレームに関連する)のための半二重無線を含むことができる。
【0032】
[0058] 図1Cは、一実施形態によるRAN104及びCN106を示すシステム図である。上記で述べたように、RAN104は、エアインタフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するためにE-UTRA無線技術を使用することができる。RAN104は、CN106と通信することもできる。
【0033】
[0059] RAN104は、eNode-B160a、160b、160cを含み得るが、RAN104は、実施形態と合致したままで任意の数のeNode-Bを含み得ることが理解されるであろう。eNode-B160a、160b、160cは、エアインタフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ又は複数のトランシーバをそれぞれ含み得る。一実施形態では、eNode-B160a、160b、160cがMIMO技術を実装することができる。従って、例えば、eNode-B160aは、複数のアンテナを使用してWTRU102aとの間で無線信号を伝送及び/又は受信することができる。
【0034】
[0060] eNode-B160a、160b、160cのそれぞれは、特定のセル(不図示)に関連することができ、無線リソース管理の判断、ハンドオーバの判断、UL及び/又はDL内のユーザのスケジューリング等を処理するように構成され得る。図1Cに示すように、eNode-B160a、160b、160cは、X2インタフェース上で互いに通信することができる。
【0035】
[0061] 図1Cに示すCN106は、モビリティ管理エンティティ(MME)162、サービングゲートウェイ(SGW)164及びパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(PGW)166を含み得る。上記の要素をCN106の一部として示すが、これらの要素の何れもCNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は運営され得ることが理解されるであろう。
【0036】
[0062] MME162は、S1インタフェースによってRAN104内のeNode-B162a、162b、162cのそれぞれに接続することができ、制御ノードとしての役割を果たし得る。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザの認証、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期接続中に特定のサービングゲートウェイを選択すること等を担うことができる。MME162は、RAN104とGSM及び/又はWCDMA等の他の無線技術を使用する他のRAN(不図示)とを切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
【0037】
[0063] SGW164は、S1インタフェースによってRAN104内のeNode B160a、160b、160cのそれぞれに接続され得る。SGW164は、概して、WTRU102a、102b、102cとの間のユーザデータパケットをルートし転送することができる。SGW164は、eNode B間のハンドオーバ中のユーザプレーンのアンカリング、DLデータがWTRU102a、102b、102cにとって入手可能な場合のページングのトリガ、WTRU102a、102b、102cのコンテキストの管理及び記憶等の他の機能を実行し得る。
【0038】
[0064] SGW164は、PGW166に接続することができ、PGW166は、WTRU102a、102b、102cにインターネット110等のパケット交換ネットワークへのアクセスを与えて、WTRU102a、102b、102cとIP対応装置との間の通信を促進することができる。
【0039】
[0065] CN106は、他のネットワークとの通信を促進することができる。例えば、CN106は、PSTN108等の回線交換網へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに与えて、WTRU102a、102b、102cと従来の陸線通信装置との間の通信を促進することができる。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインタフェースとしての役割を果たすIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことができるか、又はかかるIPゲートウェイと通信し得る。加えて、CN106は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運営される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに与えることができる。
【0040】
[0066] 図1A図1Dでは、WTRUを無線端末として示すが、特定の代表的な実施形態では、かかる端末が通信ネットワークとの有線通信インタフェースを(例えば、一時的に又は永続的に)使用できることが企図される。
【0041】
[0067] 代表的な実施形態では、他のネットワーク112がWLANであり得る。
【0042】
[0068] インフラストラクチャ基本サービスセット(BSS)モード内のWLANは、BSSのためのアクセスポイント(AP)及びAPに関連付けられた1つ又は複数のステーション(STA)を有し得る。APは、BSS内外にトラフィックを運ぶ分配システム(DS)又は別の種類の有線/無線ネットワークへのアクセス又はインタフェースを有し得る。BSSの外部から生じるSTAへのトラフィックは、APを介して到着することができ、STAに届けられ得る。BSSの外部の宛先へのSTAから生じるトラフィックは、それぞれの宛先に届けられるようにAPに送信され得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、APを介して送信することができ、例えば、ソースSTAは、APにトラフィックを送信することができ、APは、そのトラフィックを宛先STAに届けることができる。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックと見なし及び/又は呼ぶことができる。ピアツーピアトラフィックは、ダイレクトリンクセットアップ(DLS)を用いてソースSTAと宛先STAとの間で(例えば、直接)送信され得る。特定の代表的な実施形態では、DLSが802.11e DLS又は802.11zトンネル化DLS(TDLS)を使用することができる。独立BSS(IBSS)モードを使用するWLANは、APを有さない場合があり、IBSS内の又はIBSSを使用するSTA(例えば、STAの全て)が互いに直接通信することができる。IBSSモードの通信は、本明細書では「アドホック」モードの通信と呼ぶ場合もあり得る。
【0043】
[0069] 802.11acインフラストラクチャモードの動作又は同様のモードの動作を使用する場合、APは、一次チャネル等の固定チャネル上でビーコンを伝送することができる。一次チャネルは、固定幅(例えば、20MHz幅の帯域)又は動的に設定された幅であり得る。一次チャネルは、BSSの動作チャネルであり得、APとの接続を確立するためにSTAによって使用され得る。特定の代表的な実施形態では、例えば、802.11システム内でCarrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance(CSMA/CA)が実装され得る。CSMA/CAでは、APを含むSTA(例えば、全てのSTA)が一次チャネルを検知することができる。一次チャネルが使用中であると特定のSTAによって検知/検出及び/又は判定される場合、特定のSTAは、バックオフすることができる。所与のBSS内で1つのSTA(例えば、1つのステーションのみ)が任意の所与の時点において伝送することができる。
【0044】
[0070] 例えば、40MHz幅のチャネルを形成するための一次20MHzチャネルと隣接する又は隣接しない20MHzチャネルとの組み合わせにより、高スループット(HT)STAは、40MHz幅のチャネルを通信に使用することができる。
【0045】
[0071] 超高スループット(VHT)STAは、20MHz、40MHz、80MHz及び/又は160MHz幅のチャネルをサポートし得る。40MHz及び/又は80MHzのチャネルは、連続した20MHzチャネルを組み合わせることによって形成することができる。160MHzのチャネルは、連続した8つの20MHzチャネルを組み合わせることにより、又は80+80構成と呼ばれ得る2つの不連続80MHzチャネルを組み合わせることにより形成することができる。80+80構成では、データを2つのストリームに分割し得るセグメントパーサにチャネル符号化後のデータを通すことができる。逆高速フーリエ変換(IFFT)処理及び時間領域処理を各ストリームに対して別々に行うことができる。ストリームは、2つの80MHzチャネル上にマップすることができ、伝送側STAによってデータが伝送され得る。受信側STAの受信機において、上記の80+80構成の動作を逆にすることができ、複合データが媒体アクセス制御(MAC)に送信され得る。
【0046】
[0072] サブ1GHzモードの動作が802.11af及び802.11ahによってサポートされている。802.11n及び802.11acで使用されているものと比べて、802.11af及び802.11ahではチャネル動作帯域幅及びキャリアが低減される。802.11afは、TVホワイトスペース(TVWS)スペクトル内の5MHz、10MHz及び20MHz帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用する1MHz、2MHz、4MHz、8MHz及び16MHz帯域幅をサポートする。代表的な実施形態によれば、802.11ahは、マクロカバレッジエリア内のMTC装置等のメータタイプ制御/マシンタイプ通信(MTC)をサポートすることができる。MTC装置は、特定の機能、例えば特定の及び/又は限られた帯域幅へのサポート(例えば、それらのみのサポート)を含む限られた機能を有し得る。MTC装置は、(例えば、非常に長い電池寿命を保つための)閾値を上回る電池寿命を有する電池を含み得る。
【0047】
[0073] 802.11n、802.11ac、802.11af及び802.11ah等の複数のチャネル及びチャネル帯域幅をサポートし得るWLANシステムは、一次チャネルとして指定され得るチャネルを含むことができる。一次チャネルは、BSS内の全てのSTAによってサポートされる最大共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有し得る。一次チャネルの帯域幅は、最小帯域幅動作モードをサポートすることができる、BSS内で動作する全てのSTAのうちのSTAによって設定及び/又は限定され得る。802.11ahの例において、たとえAP及びBSS内の他のSTAが2MHz、4MHz、8MHz、16MHz及び/又は他のチャネル帯域幅の動作モードをサポートしても、1MHzモードをサポートする(例えば、それのみをサポートする)STA(例えば、MTC型装置)では、一次チャネルは、1MHz幅であり得る。キャリア検知及び/又はネットワーク割り当てベクトル(NAV)の設定は、一次チャネルの状態に依存し得る。例えば、(1MHzの動作モードのみをサポートする)STAがAPに伝送することによって一次チャネルが使用中である場合、利用可能な周波数帯域の大部分が使用されていないままであるとしても、全ての利用可能な周波数帯域が使用中と見なされ得る。
【0048】
[0074] 米国では、802.11ahによって使用され得る利用可能な周波数帯域は、902MHz~928MHzである。韓国では、利用可能な周波数帯域は、917.5MHz~923.5MHzである。日本では、利用可能な周波数帯域は、916.5MHz~927.5MHzである。国コードにもよるが、802.11ahに利用可能な総帯域幅は、6MHz~26MHzである。
【0049】
[0075] 図1Dは、一実施形態によるRAN104及びCN106を示すシステム図である。上記で述べたように、RAN104は、NR無線技術を使用してエアインタフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信することができる。RAN104は、CN106と通信することもできる。
【0050】
[0076] RAN104は、gNB180a、180b、180cを含み得るが、RAN104は、実施形態と合致したままで任意の数のgNBを含み得ることが理解されるであろう。gNB180a、180b、180cは、エアインタフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ又は複数のトランシーバをそれぞれ含み得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実装することができる。例えば、gNB180a、180bは、ビームフォーミングを利用して、gNB180a、180b、180cとの間で信号を伝送及び/又は受信することができる。従って、例えば、gNB180aは、複数のアンテナを使用してWTRU102aとの間で無線信号を伝送及び/又は受信することができる。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーション技術を実装することができる。例えば、gNB180aは、WTRU102aに複数のコンポーネントキャリア(不図示)を伝送することができる。これらのコンポーネントキャリアのサブセットは非ライセンススペクトル上にあり得る一方、残りのコンポーネントキャリアは、ライセンススペクトル上にあり得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、多地点協調(CoMP)技術を実装することができる。例えば、WTRU102aは、gNB180a及びgNB180b(及び/又はgNB180c)から協調伝送を受信することができる。
【0051】
[0077] WTRU102a、102b、102cは、スケーラブルな数秘学に関連する伝送を使用してgNB180a、180b、180cと通信することができる。例えば、OFDMシンボル間隔及び/又はOFDMサブキャリア間隔は、様々な伝送、様々なセル及び/又は無線伝送スペクトルの様々な部分ごとに異なり得る。WTRU102a、102b、102cは、(例えば、異なる数のOFDMシンボルを含み、及び/又は可変長の絶対時間にわたって継続する)様々な長さの又はスケーラブルな長さのサブフレーム又は伝送時間間隔(TTI)を使用してgNB180a、180b、180cと通信することができる。
【0052】
[0078] gNB180a、180b、180cは、独立型の構成及び/又は非独立型の構成でWTRU102a、102b、102cと通信するように構成され得る。独立型の構成では、WTRU102a、102b、102cは、他のRAN(例えば、eNode-B160a、160b、160c等)にもアクセスすることなしにgNB180a、180b、180cと通信することができる。独立型の構成では、WTRU102a、102b、102cは、モビリティアンカポイントとしてgNB180a、180b、180cの1つ又は複数を利用することができる。独立型の構成では、WTRU102a、102b、102cは、非ライセンス帯域内の信号を使用してgNB180a、180b、180cと通信することができる。非独立型の構成では、WTRU102a、102b、102cは、eNode-B160a、160b、160c等の別のRANとも通信しながら/それらにも接続しながら、gNB180a、180b、180cと通信する/それらに接続することができる。例えば、WTRU102a、102b、102cは、DCの原理を実装して、1つ又は複数のgNB180a、180b、180c及び1つ又は複数のeNode-B160a、160b、160cとほぼ同時に通信することができる。非独立型の構成では、eNode-B160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのためのモビリティアンカの役割を果たすことができ、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cにサービス提供するための追加のカバレッジ及び/又はスループットを提供することができる。
【0053】
[0079] gNB180a、180b、180cのそれぞれは、特定のセル(不図示)に関連することができ、無線リソース管理の判断、ハンドオーバの判断、UL及び/又はDL内のユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、DC、NRとE-UTRAとの間の網間接続、ユーザプレーン(UPF)184a、184bに対するユーザプレーンデータのルーティング、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)182a、182bに対する制御プレーン情報のルーティング等を処理するように構成され得る。図1Dに示すように、gNB180a、180b、180cは、Xnインタフェース上で互いに通信することができる。
【0054】
[0080] 図1Dに示すCN106は、少なくとも1つのAMF182a、182b、少なくとも1つのUPF184a、184b、少なくとも1つのセッション管理機能(SMF)183a、183b及び場合によりデータネットワーク(DN)185a、185bを含み得る。上記の要素をCN106の一部として示すが、これらの要素の何れもCNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は運営され得ることが理解されるであろう。
【0055】
[0081] AMF182a、182bは、N2インタフェースによってRAN104内のgNB180a、180b、180cの1つ又は複数に接続することができ、制御ノードとしての役割を果たし得る。例えば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザの認証、ネットワークスライシングのサポート(例えば、様々な要件を有する様々なプロトコルデータユニット(PDU)セッションの処理)、特定のSMF183a、183bの選択、登録エリアの管理、非アクセス層(NAS)シグヌリングの終了、モビリティ管理等を担うことができる。ネットワークスライシングは、利用されているサービスの種類に基づいてWTRU102a、102b、102cのCNサポートをカスタマイズするためにAMF182a、182bによって使用され得る、WTRU102a、102b、102c。例えば、超高信頼低遅延(URLLC)アクセスに依拠するサービス、拡張大規模モバイルブロードバンド(eMBB)アクセスに依拠するサービス及びMTCアクセスのためのサービス等、様々な使用事例ごとに様々なネットワークスライスを確立することができる。AMF182a、182bは、RAN104と、LTE、LTE-A、LTE-A Pro及び/又はWiFi等の非3GPPアクセス技術等の他の無線技術を使用する他のRAN(不図示)とを切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
【0056】
[0082] SMF183a、183bは、N11インタフェースによってCN106内のAMF182a、182bに接続され得る。SMF183a、183bは、N4インタフェースによってCN106内のUPF184a、184bにも接続され得る。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択し制御し、UPF184a、184bを通るトラフィックのルーティングを構成することができる。SMF183a、183bは、UEのIPアドレスの管理及び割り当て、PDUセッションの管理、ポリシ実施及びQoSの制御、DLデータ通知の提供等の他の機能を実行することができる。PDUセッションの種類は、IPベース、非IPベース、イーサネットベース等であり得る。
【0057】
[0083] UPF184a、184bは、N3インタフェースによってRAN104内のgNB180a、180b、180cの1つ又は複数に接続することができ、gNBは、WTRU102a、102b、102cにインターネット110等のパケット交換ネットワークへのアクセスを与えて、WTRU102a、102b、102cとIP対応装置との間の通信を促進することができる。UPF184、184bは、パケットのルーティング及び転送、ユーザプレーンポリシの実施、マルチホームPDUセッションのサポート、ユーザプレーンQoSの対処、DLパケットのバッファリング、モビリティアンカリングの提供等の他の機能を実行することができる。
【0058】
[0084] CN106は、他のネットワークとの通信を促進することができる。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインタフェースとしての役割を果たすIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことができるか、又はかかるIPゲートウェイと通信し得る。加えて、CN106は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運営される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに与えることができる。一実施形態では、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インタフェース並びにUPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インタフェースを介してUPF184a、184b経由でローカルDN185a、185bに接続され得る。
【0059】
[0085] 図1A図1D及び図1A図1Dの対応する説明に鑑みて、WTRU102a~d、基地局114a~b、eNode-B160a~c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a~c、AMF182a~b、UPF184a~b、SMF183a~b、DN185a~b及び/又は本明細書に記載の他の任意の装置の1つ又は複数に関して本明細書に記載する機能の1つ若しくは複数又は全てが1つ又は複数のエミュレーション装置(不図示)によって実行され得る。エミュレーション装置は、本明細書に記載する機能の1つ若しくは複数又は全てをエミュレートするように構成される1つ又は複数の装置であり得る。例えば、エミュレーション装置は、他の装置をテストするために及び/又はネットワーク及び/又はWTRUの機能をシミュレートするために使用することができる。
【0060】
[0086] エミュレーション装置は、実験室環境内及び/又はオペレータネットワーク環境内で他の装置の1つ又は複数のテストを実施するように設計され得る。例えば、1つ又は複数のエミュレーション装置は、通信ネットワーク内の他の装置をテストするために有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として完全に又は部分的に実装及び/又は導入されながら1つ若しくは複数又は全ての機能を実行することができる。1つ又は複数のエミュレーション装置は、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として一時的に実装/導入されながら1つ若しくは複数又は全ての機能を実行することができる。エミュレーション装置は、テストのために別の装置に直接結合することができ、及び/又は無線による通信を使用してテストを行うことができる。
【0061】
[0087] 1つ又は複数のエミュレーション装置は、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として実装/導入されなくても、全てを含む1つ又は複数の機能を実行することができる。例えば、エミュレーション装置は、1つ又は複数のコンポーネントのテストを実施するために、テスト実験室及び/又は非導入(例えば、テスト)有線及び/又は無線通信ネットワーク内のテストシナリオにおいて利用することができる。1つ又は複数のエミュレーション装置は、テスト機器であり得る。データを伝送及び/又は受信するために、(例えば、1つ又は複数のアンテナを含み得る)RF回路による直接のRF結合及び/又は無線通信がエミュレーション装置によって使用され得る。
【0062】
[0088] インフラストラクチャ基本サービスセット(BSS)モード内の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)は、BSSのためのアクセスポイント(AP)及びAPに関連付けられた1つ又は複数のステーション(STA)を有し得る。APは、典型的には、BSSの内外にトラフィックを運ぶ分配システム(DS)又は別の種類の有線/無線ネットワークへのアクセス又はインタフェースを有する。BSSの外部から生じるSTAへのトラフィックは、APを介して到達し、STAに届けられる。BSSの外部の宛先へのSTAから生じるトラフィックは、それぞれの宛先に届けられるようにAPに送信される。BSS内のSTA間のトラフィックは、APを介して送信することもでき、ソースSTAは、APにトラフィックを送信し、APは、そのトラフィックを宛先STAに届ける。BSS内のSTA間のかかるトラフィックは、ピアツーピアトラフィックと呼ぶことができる。かかるピアツーピアトラフィックは、802.11e DLS又は802.11zトンネル化DLS(TDLS)を使用するダイレクトリンクセットアップ(DLS)を用いてソースSTAと宛先STAとの間で直接送信することもできる。独立BSS(IBSS)モード内のWLANは、APを有さず、STAが互いに直接通信する。このモードの通信を「アドホック」モードの通信と呼ぶことができる。
【0063】
[0089] 一部の実装形態、例えば米国電気電子学会(IEEE)802.11ac規格内で規定されるインフラストラクチャモードの動作を使用するシステムでは、APは、固定チャネル、通常、一次チャネル上でビーコンを伝送することができる。このチャネルは、20MHz幅であり得、BSSの動作チャネルである。このチャネルは、APとの接続を確立するためにSTAによって使用され得る。802.11システムにおけるチャネルアクセスはCarrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance(CSMA/CA)を使用して実装される。この動作モードでは、APを含む全てのSTAが一次チャネルを検知することができる。チャネルが使用中であると検出される場合、STAは、バックオフする。従って、所与のBSS内で1つのSTAのみが任意の所与の時点において伝送することができる。
【0064】
[0090] 一部の実装形態、例えばIEEE.802.11n規格に準拠するシステムでは、高スループット(HT)STAも40MHz幅のチャネルを通信に使用することができる。これは、40MHz幅の連続チャネルを形成するために一次20MHzチャネルと隣接する20MHzチャネルとを組み合わせることによって実現することができる。
【0065】
[0091] 一部の実装形態、例えばIEEE.802.11ac規格に準拠するシステムでは、超高スループット(VHT)STAは、20MHz、40MHz、80MHz及び160MHz幅のチャネルをサポートし得る。40MHz及び80MHzのチャネルは、上記の802.11nと同様に連続した20MHzチャネルを組み合わせることによって形成することができる。160MHzのチャネルは、連続した8つの20MHzチャネルを組み合わせることにより、又は80+80構成と呼ばれ得る2つの不連続80MHzチャネルを組み合わせることにより形成することができる。80+80構成では、データを2つのストリームに分割するセグメントパーサにチャネル符号化後のデータを通すことができる。IFFT処理及び時間領域処理を各ストリームに対して別々に行うことができる。ストリームは、2つのチャネル上にマップすることができ、データが伝送され得る。受信機において、このメカニズムが逆にされ、複合データがMACに送信される。
【0066】
[0092] 一部の実装形態、例えばIEEE.802.11af規格及び/又はIEEE.802.11ah規格に準拠するシステムでは、サブ1GHzモードの動作がサポートされている。かかる実装形態では、IEEE 802.11n規格及び/又はIEEE 802.11ac規格に準拠するシステム内で使用されているものと比べて、チャネル動作帯域幅及びキャリアが低減され得る。例えば、802.11afは、TVホワイトスペース(TVWS)スペクトル内の5MHz、10MHz及び20MHz帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用する1MHz、2MHz、4MHz、8MHz及び16MHz帯域幅をサポートする。802.11ahのあり得る使用事例は、マクロカバレッジエリア内のメータタイプ制御又はマシンタイプ通信(MTC)装置に対するサポートである。MTC装置は、限られた帯域幅のサポート等、限られた機能を有する場合があり、非常に長い電池寿命の要件を含み得る。
【0067】
[0093] IEEE 802.11n、802.11ac、802.11af及び/又は802.11ah規格に準拠するような複数のチャネル及び/又はチャネル幅をサポートするWLANシステムは、一次チャネルとして指定されるチャネルを含むことができる。一次チャネルは、BSS内の全てのSTAによってサポートされる最大共通動作帯域幅に等しい帯域幅を必須ではないが有し得る。従って、そのような場合、最小帯域幅動作モードをサポートする、BSS内で動作する全てのSTAのうちのSTAによって一次チャネルの帯域幅が限定され得る。IEEE 802.11ahシステムの例では、たとえAP及びBSS内の他のSTAが2MHz、4MHz、8MHz、16MHz又は他のチャネル帯域幅の動作モードをサポートすることができても、1MHzモードのみをサポートするSTA(例えば、MTC型装置)をBSSが含む場合、一次チャネルは、1MHz幅であり得る。キャリア検知及びNAVの設定は、一次チャネルの状態に依存し得る。そのような一部の事例では、例えば1MHzの動作モードのみをサポートするSTAがAPに伝送することによって一次チャネルが使用中である場合、利用可能な周波数帯域の大部分が使用されていないままであり、利用可能であるとしても、利用可能な全周波数帯域が使用中と見なされる。
【0068】
[0094] 米国では、802.11ah準拠システムによって使用され得る利用可能な周波数帯域は、902MHz~928MHzである。韓国では、利用可能な周波数帯域は、917.5MHz~923.5MHzであり、日本では、利用可能な周波数帯域は、916.5MHz~927.5MHzである。国コードにもよるが、802.11ahに利用可能な総帯域幅は、6MHz~26MHzである。
【0069】
[0095] 近年、2.4GHz、5GHz及び6GHz帯域の高密度シナリオを含む多くの使用シナリオにおいて、広範囲の無線ユーザの全てのユーザが経験するサービス品質を向上させるためのあり得る将来の修正の範囲及び目的を考察するために、IEEE.802.11の高効率WLAN(HEW)研究グループ(SG)が作られた。AP及びSTAの高密度の展開並びに関連する無線リソース管理(RRM)技術をサポートする新たな使用事例がHEW SGによって検討されている。
【0070】
[0096] 典型的な802.11ネットワーク(即ち1つ又は複数のIEEE 802.11規格に準拠するネットワーク)では、STAが単一のAPに関連付けられ、近隣のBSS内の伝送との協調が殆どない又はない状態でそのAPとの間で伝送を行うことができる。STAは、BSS間で完全に独立したCSMAプロトコルに基づいて重複BSS(OBSS)の伝送に従うことができる。一部のシステム(例えば、802.11axに準拠するシステム)では、spatial re-use手順を使用してOBSS間のある程度の協調を導入して、調節済みのエネルギ検出閾値に基づいて(例えば、OBSSパケット検出(OBSS PD)手順を使用する)又は受信側のOBSS STAによって許容され得る干渉量の知識によって(例えば、spatial reuseパラメータ(SRP)手順を使用する)OBSSの伝送を可能にし得る。
【0071】
[0097] 一部の実装形態は、複数のAPへの又は複数のAPから単一の又は複数のSTAへの伝送を可能にすることにより、OBSS間の更なる協調を可能にする手順を含む。一部の実装形態では、これは、3GPP LTE Release10に準拠するシステム内の協調マルチポイント(CoMP)伝送と同様であるが、一部の実装形態では、かかる手順は、非ライセンス帯域内で機能し、及び/又は1つ若しくは複数のIEEE 802.11プロトコルに固有である。
【0072】
[0098] 協調マルチポイント(CoMP)伝送をサポートするシステムでは、複数のeNB(又は他の種類の基地局(eNBを便宜上使用する))がジョイント処理/伝送を使用して同じ時間及び周波数リソース内で同じ又は複数のWTRUに伝送することができる。これは、検討するWTRUの全体的なスループットを改善する効果を有し得る。動的セル選択は、WTRUの組の1つのみが任意の時点においてデータを能動的に伝送するジョイント処理の特例として扱われ得る。他方では、複数のeNBは、協調ビームフォーミング/スケジューリングを使用して、同じ時間及び周波数リソース内で異なるWTRUに伝送することができる(各eNBは、自らのWTRUにサービス提供する)。これは、各WTRUが受ける干渉を減らす効果を有し得る。例えば、LTEシステム内でCoMPを使用し、セル平均及び/又はセル端スループットの著しい改善を実現することができる。一部の実装形態では、それぞれの基地局について複数の伝送アンテナが利用可能であると考えることができる。各基地局における空間領域信号処理を使用し、(他のWTRUのための)同時干渉抑制及び(所望のWTRUのための)信号品質の最適化が行われ得る。
【0073】
[0099] 一部の実装形態では、例えば明示的フィードバックにより、基地局においてある程度のチャネル状態情報が入手可能であると考えられる。更に、一部の実装形態では、例えばキャリア間の干渉(又はシンボル間の干渉)に対処するためのより複雑な信号処理を回避するために、ある程度のタイミング/周波数の同期が想定される。更に、一部の実装形態では、可能であり得る特定のCoMP方式にeNB間の協調レベルが影響を及ぼす場合がある。
【0074】
[0100] WLAN内のマルチAP伝送方式は、協調OFDMA、協調ヌリング/ビームフォーミング及び協調SU/MU伝送を含む幾つかの分類を使用して呼ぶことができる。
【0075】
[0101] 協調OFDMAでは、データを伝送又は受信するためにRUの各グループが1つのAPのみによって使用され得る。情報は、各RU上でビームフォーミングされ得るか、又はMU-MIMOを含み得る。複雑さは、相対的に低~中程度として表すことができる。一部の簡単な協調OFDMA方式では、各APが特定のRUに制限された状態で、APは、OFDMA RUをAP間で協調的な方法で分割することができる。より洗練された一部の協調OFDMA方式では、APは、干渉の影響を受けていないSTA又は他に影響を及ぼさないSTAが全帯域幅を使用することを、影響を受ける可能性があるSTAのアクセスを制限しながら可能にする。この手法を部分周波数再利用(FFR)と呼ぶことができる。
【0076】
[0102] 図2は、協調OFDMAにおけるFFRを示す。中心グループは、全てのチャネルを使用できるのに対して、端グループは、異なるチャネルを使用することができる。
【0077】
[0103] 図3は、図2の例の関連OFDMAリソース割り当てを示す。この例では、グループ1がサブバンド1及びサブバンド2の両方を使用することができる。グループ2は、サブバンド1を使用することができ、グループ3は、サブバンド2を使用することができる。協調ヌリング/ビームフォーミング(CN/CB)では、各APが自らの所望のSTAとの間で情報を伝送するためにプリコーディングを適用することができ、他のSTAとの間の干渉を抑制することができる。
【0078】
[0104] 図4は、CN/CBの一例を示す。図4に示すように、AP2及びSTA1がある。AP1とSTA1との間のデータ伝送は、所望のデータ伝送410である。AP2及びSTA1もある。AP2とSTA2との間のデータ伝送は、所望のデータ伝送420である。しかし、このシナリオでは、AP1がもう1つのSTA又は他のSTAにもデータを伝送する場合があり、従って干渉データ伝送、即ち干渉430があり得る。AP2も、もう1つのSTA又は他のSTAにデータを伝送する場合があり、従って干渉データ伝送、即ち干渉440があり得る。そのような一部の事例では、各STAのためのデータは、その関連するAPにおいてのみ必要であるが、他方のSTAからのチャネル情報は、両方のAPにおいて必要であり得る。
【0079】
[0105] 協調シングルユーザ(SU)又はマルチユーザ(MU)伝送では、複数のAPが協調して単一のSTA又は複数のGSTAとの間で情報を同時に伝送することができる。そのような一部の事例では、STAのためのチャネル情報及びデータが何れも両方のAPにおいて必要である。かかる伝送は、協調SU伝送であり得る。
【0080】
[0106] 協調SU伝送では、複数のAPが1つのRU内でSTAに伝送する。協調SU伝送は、複雑な順に動的ポイント選択、協調SUビームフォーミング又はジョイントプリコーディングを含み得る。
【0081】
[0107] 図5は、シングルユーザジョイントプリコーデッドマルチAP伝送又は協調SUビームフォーミングを示す。図5に示すように、動的ポイント選択では、伝送がAPの組の1つから動的に選択され得る。かかる一部の実装形態では、その選択がHARQを取り入れ得る。協調SUビームフォーミング又はジョイントプリコーディングでは、伝送は、複数のAPから同時であり得、1つ又は複数のRU上で所望のSTAに対してビームフォーミング又はプリコーディングされ得る。図5に示すように、AP1もAP2もSTA、即ちSTA1に伝送を行うことができる。
【0082】
[0108] 図6は、マルチユーザジョイントプリコーデッドマルチAP伝送又は協調MUビームフォーミングを示す。協調MUビームフォーミングでは、複数のAPが複数のSTAとの間で1つ又は複数のRU上でデータを伝送又は受信する。図6に示すように、2つのAP(即ちAP1及びAP2)及び2つのSTA(即ちSTA1及びSTA2)がある。AP1は、STA1にデータを伝送することができ、AP2は、STA2にデータを伝送することができる。一方では、AP1は、STA1以外のSTAにもデータを伝送することができ、AP2は、STA2以外のSTAにもデータを伝送することができる。更に、AP1からAP2にトリガフレーム(TF)が送信される無線バックホールがあり得る。
【0083】
[0109] 本明細書で論じる様々な技法は、ジョイントマルチAP伝送に関する。協調ビームフォーミング及びジョイント処理を含む様々なマルチAP方式をEHT応用のために検討することができる。
【0084】
[0110] 一部の実装形態は、ULサウンディング/チャネル推定における位相計算について、複数のAP間の同期に対処する。一層多い数のアンテナを伴うDL MIMOチャネル推定では、フィードバック及び量子化誤差の量がDLサウンディングを不所望にし得る。チャネルの相反性を想定し、一部の実装形態では一段DL MIMO伝送のためにULサウンディングを使用してDLサウンディングを置換することができる。一部の実装形態では、単一のAPへのULサウンディングに関して、非AP STAからのフィードバックが不要である。一部の実装形態では、複数のAPへのULサウンディングに関して部分的なチャネル(スレーブAPにおいて観測されるチャネル)のフィードバックのみが必要である。
【0085】
[0111] DLサウンディング手順では、一部の実装形態では非AP STAが信号を測定し、及び/又はチャネルを推定するエンティティである。この事例の非AP STAは、非AP STAにおけるRxアンテナ間の受信信号位相差の完璧な知識を有する。しかし、複数のAPとのULサウンディングでは、APは、共通の基準クロックを有さない。複数のAPからの推定チャネルを組み合わせる場合、異なるAPによって測定されるチャネル間の位相差が一部の実装形態では分からない。
【0086】
[0112] マルチAP ULサウンディングの問題を示す以下の例では、以下の内容、即ち(1)マスタAPが自らのチャネル推定及びスレーブAPのチャネル推定を行うこと、(2)マスタAPがプリコーダ計算を行い、トリガフレーム(TF)等のフレーム(フレームAと呼ぶ)を使用してスレーブAPのアンテナに対応するプリコーダに情報提供すること、(3)フレームAを伝送してから1フレーム間隔時間(IFS)後にマスタAPがジョイント伝送を開始すること、(4)フレームAを受信した後の1IFSにおいてスレーブAPがジョイント伝送を開始することを想定する。
【0087】
[0113] 図7は、トリガベースのマルチAPサウンディングの一例を示す。図7では、マスタAP(即ちAP1)がWTRU710にデータを伝送する。AP1は、ULサウンディングのためのヌルデータパケット(NDP)告知(NDP-A)及びトリガフレーム(TF)を送信することによってULサウンディングを開始することができる。TFを受信した後、キャリア周波数オフセット(CFO)及び/又はサンプリング周波数オフセット(SFO)がAP1に対して補正されるようにスレーブAP(即ちAP2又は非AP STA)が自らの発振器を調節する。発振器の周波数は、調整されるが、この例ではAP2が自らのクロックに対応するAP1におけるクロックを依然として知らない。
【0088】
[0114] 図8は、ULサウンディングの位相オフセットの一例を示す。図8に示すように、WTRU810がULサウンディング信号をAP1及びAP2に伝送する。次いで、サウンディング信号がAP2において受信される。AP2は、自らのアンテナと伝送側の非AP STAとの間のチャネルの振幅及び位相を推定することができる。AP1からAP2にTFが送信される無線バックホールを想定し、AP2において観測されるチャネルをAP1に報告し返すことができる。しかし、一部の実装形態では、AP1がその情報を自らのチャネル推定と組み合わせることができず、なぜなら、AP1は、場合により僅かに異なる時点においてチャネル推定を行っており、そのことがAP1及びAP2の推定チャネル間の位相オフセットをもたらし得るからである。
【0089】
[0115] 一部の実装形態では、この位相オフセットの問題を回避するために、AP1は、AP2がAP1のクロックに関連してチャネル推定を行った時点に関する情報を必要とするでろう。一部の実装形態では、この形態は、CFO/SFOの補正に加えて、マスタAPとスレーブAPとの間のクロック同期を必要とするであろう。チャネル推定及びジョイントDL伝送のためにマスタ/スレーブAP間のクロック同期が必要ないシステム及び方法を提供することが望ましい場合がある。
【0090】
[0116] 一部の実装形態は、ダウンリンク協調SUビームフォーミング又はジョイントプリコーディングに対処する。ダウンリンク協調SUビームフォーミング又はジョイントプリコーディングでは、例えばSTAによる信号の適切な復号を可能にするために、信号が同様の受信出力、時間及び周波数でSTAに到達するようにAPがSTAと同期するための方法、システム及び装置を提供することが望ましい場合がある。更に、対応するチャネルアクセス方式を定めることが望ましい場合がある。
【0091】
[0117] 一部の実装形態は、アップリンク協調SUビームフォーミング又はジョイントプリコーディングに対処する。一部の実装形態では、単一のSTAから単一のAPへの伝送がサポートされる。アップリンク協調SUビームフォーミング又はジョイントプリコーディング又は動的AP選択では、STAが1つ又は複数のAPに信号を送信するためのチャネルアクセス方法を提供することが望ましい場合がある。
【0092】
[0118] 一部の実装形態は、協調MUビームフォーミングに対処する。協調MUビームフォーミングでは、幾つかのシナリオの例が生じ得る。
【0093】
[0119] 最初の例では、APが非常に様々な減衰/構成を有し得る。例えば、APは、異なる伝送出力及び/又は誤りベクトル度(EVM)を有し得る。かかる事例では、例えば、MU伝送のための実効チャネルの反転を可能にするために伝送出力を平衡させることが望ましい場合がある。APがSTAに対する異なる伝送出力を有する場合、結果として生じる実効チャネルが反転可能でない場合がある(例えば、実効チャネルが高い条件数を有する場合がある)。
【0094】
[0120] 図9は、協調MUビームフォーミングの一例を示す。この例では、各STAにおける受信信号{y1,y2}を以下:
【数1】

のようにモデリングすることができ、ここで、[y1 y2]’は、受信信号であり、h_{i,j}は、APiからSTAjへの実効チャネルであり、[ab;cd]は、プリコーディング行列であり、[e,0;0;f]は、APにおいて行われる任意のベースバンドスケーリングを表し、x1及びx2は、STA1及びSTA2のそれぞれへの伝送信号である。
【0095】
[0122] APがSTAに対する異なる伝送出力を有する場合、実効チャネルは、以下:
【数2】

のようにモデリングすることができ、ここで、v及びwは、実効チャネルに対する各APの出力の効果である。ZFプリコーダのためにチャネルを反転させるために、実効チャネルを以下のように反転させることができる。
【数3】
【0096】
[0124] APにおいて大きい出力の不均衡がある場合(例えば、v>>w)、結果として生じるチャネルが高い条件数を有する場合があり、チャネルを反転させることが問題を有する可能性がある。
【0097】
[0125] 一部の実装形態は、クロック同期なしに複数のAPからULサウンディング及びチャネル推定を提供する。かかる例は、ULサウンディング及び/又はチャネル推定における位相計算のための複数のAP間の同期に関係する問題に対処し得る。
【0098】
[0126] 図10は、上記で論じたステップに基づくトリガフレームベースのDLジョイント伝送の一例を示す。図10に示すように、AP1がAP2にトリガフレーム(TF)を伝送し、AP1及びAP2がWTRU1010にデータをそれぞれ伝送する。この例では、AP1からのDL信号がAP2からのDL信号の(x+y)-z前に非AP STAに到達する。ここで、x、y、zは、図10内の信号のそれぞれにおける伝搬遅延に相当する。
【0099】
[0127] 一部の実装形態では、マスタAPは、自ら及びスレーブAPによって推定されるチャネルを組み合わせるためにx、y及びzを個々に知る必要がなく、むしろ、かかる実装形態では、マスタAPは、Δt=(x+y)-zの値のみを知る必要がある。
【0100】
[0128] 例えば、一部の実装形態では、APが以下のようにチャネル推定を組み合わせることができる。
H=[HAP12πfΔtAP2]、又は
H=[HAP1AP2-2πfΔt
ここで、HAP1及びHAP2は、AP1及びAP2における推定チャネルに対応する。この事例では、マスタAPは、Hを使用してプリコーディングを行うことができる。
【0101】
[0131] 代わりに、一部の実装形態では、マスタAPは、
H=[HAP1AP2
を複合チャネルとして使用してプリコーダを計算することができる。しかし、この事例では、AP1は、自らのDLジョイント伝送を(例えば、TFを伝送してからIFS+Δtまで、又はその伝送を進めるようにAP1がスレーブAPに命令する、例えばTFを受信してからIFS-Δtまで)遅らせることができる。かかる遅延調節は、サブキャリアの周波数に依存し得る。
【0102】
[0133] 一部の実装形態では、Δtは、マスタAPがフレームB(例えば、スレーブAPからのサウンディングフィードバック又は他のフレーム)の開始/終了を受信するときと、マスタAPが非AP STAからULサウンディング信号の開始及び/又は終了を受信するときから固定遅延Dを引いたものとの時間差に基づいてマスタAPによって取得することができ、Dは、スレーブAPがUL信号の開始を受信するときと、スレーブAPがフレームBの伝送を開始するときとの間の知られている遅延である。例えば、フレームの終了を使用して差を計算する場合、フレームBとサウンディング信号との間のフレーム長の差に対して幾らかの調節を加えることもできる。
【0103】
[0134] 図11は、このULサウンディングのシナリオを示す。図11に示すように、WTRU1110は、AP1及びAP2のそれぞれにULサウンド信号を伝送することができる。AP1は、rx ULサウンディングと、rx ULサウンディングフィードバックから固定遅延Dを引いたものとの間の時間を計算することにより、Δt=z-(x+y)を観測することができる。AP2は、rx ULサウンディング信号後の固定遅延Dを伴ってULサウンドフィードバックをAP1に伝送する。
【0104】
[0135] 複数の非AP STAがULサウンディングを同時に行う場合、1つのSTA及び1つのAP1/AP2アンテナの対を参照として使用し、それによりその参照アンテナの対を使用してΔtを計算することにより、このシナリオの例を適用することができる。異なるSTAは、異なるΔtを有し得るが、例えば同じエンティティ(AP1又はAP2)が複数のSTAを観測/推定していたため、HAP1とHAP2との間の位相差を自動で調節することができる。
【0105】
[0136] 一部の実装形態では、複数の非AP STAがULサウンディングを同時に行う場合、非AP STAごとに上記の手順を独立に行うことができる。
【0106】
[0137] 一部の実装形態は、DL協調SU及びMUビームフォーミングに同期を伴うチャネルアクセスを提供する。かかる例は、先に論じたDL協調SUビームフォーミング又はジョイントプリコーディングに関係する問題に対処することができる。AP1及びAP2の両方がSTAに同時に伝送するシナリオの例では、信号が同様の受信出力でSTAに到達するようにAPがSTAと同期する必要があり得る。時間及び周波数における同期は、一部の実装形態でも必要な場合がある。従って、一部の実装形態では、複数のAPからの伝送を同期させるために、図12に関して論じる様々な技法を使用することができる。
【0107】
[0138] 図12は、複数のAPがSTAに同時に伝送することを可能にし得る例示的なチャネルアクセス手順を示す。図12の例では、AP1及びAP2がネゴシエートしてSTAへの同時伝送を行うことができる。一部の例では、ネゴシエーションにおいて、AP1を一次APと見なすことができ、AP2を二次APと見なすことができる。一部の実装形態では、チャネル状態情報を取得するために、AP1及びAP2がマルチAPジョイント伝送サウンディングを事前に又は即座に行うことができる。
【0108】
[0139] 図12に示すように、AP1は、チャネルを取得することができ、マルチAPトリガフレーム(即ちトリガフレーム1210)を伝送してSTAへの伝送をトリガすることができる。AP1は、マルチAPトリガフレーム内で次のマルチAP伝送を構成することができる。一部の実装形態では、一次APであるAP1がAP2からSTAへの伝送を構成することができる。マルチAPトリガフレームは、例えば、STA固有情報及び/又は共通情報を示すことができる。STA固有情報(ここでのSTAは、AP STA又は非AP STAを示す)は、STAの役割及び/又はSTAのIDを示すことができる。STAの役割は、STAが伝送側/STAであるか又は受信側/STAであるかを示すことができる。STAのIDは、アソシエーション識別子(AID)、圧縮AID、BSS識別子(BSSID、圧縮BSSID)、BSSカラー又は強化型BSSカラー等であり得る。
【0109】
[0140] STAの役割が伝送側/STAを示す場合、STAの役割は、パケットID、リソース割り当て、空間ストリーム割り当て又はMCS関連情報を含み得る。パケットIDは、STAから伝送されるパケットを示すために使用され得る。一部の実装形態では、このフィールドは、AP/伝送側固有フィールドであり得る。STAは、複数のAPに対応するパケットIDを検出し、複数のAPから単一のパケットが伝送されるか、又は複数のAPから複数のパケットが伝送されるかを判定することができる。最初の事例では、STAが複数のAPからの伝送を組み合わせて単一のパケットを復号することができる。マルチAPパケットを伝送するためにAPに割り当てられるリソースを示すためにリソース割り当てが使用され得る。OFDMA伝送シナリオでは、リソースがリソースユニット(RU)単位で割り当てられ得る。空間ストリーム割り当ては、伝送側に使用される開始空間ストリームインデックス及び空間ストリーム数を示すために使用され得る。MCS関連情報は、MCS、コード化方式、DCM変調が利用されるかどうか等を含み得る。
【0110】
[0141] 共通情報は、タイプフィールドを含み得る。タイプは、DLマルチAP伝送を示し得る。タイプは、APから伝送されるトリガフレームを示し得る。
【0111】
[0142] マルチAP MU-MIMOの場合、マルチAPトリガフレームは、伝送先のSTA全ての一覧を含み得る(例えば、図15及び図16を参照されたい)。
【0112】
[0143] 図12に示すように、マルチAPトリガフレームの受信後、STAは、複数のAPに逆トリガフレーム1220を伝送することができる。逆トリガフレーム1220内において、STAは、AP1によって伝送されるトリガフレーム1210によって運ばれる繰り返しの完全な又は部分的な情報を示すことができる。このフィールドは、例えば、AP1及びAP2が互いに直接通信することが困難である場合に使用され得る。この情報は、便宜的に提供され得るか、又はAPの1つが他のAPに命令することができる。代わりに、APの1つは、必要に応じて他のAPに便宜的に命令することができる。逆トリガフレーム1220内において、STAは、出力制御情報等の同期関連情報を更に又は代わりに示すことができる。かかる一部の出力情報では、STAは、逆トリガフレーム1220の伝送出力及び/又はマルチAPデータ伝送に関する期待受信信号強度インジケータ(RSSI)を示すことができる。APは、これらの2つのフィールドを使用して自らの伝送出力を決めることができる。AP1とAP2との間の出力が不均衡である場合、STAは、STAの1つからの伝送をオフにして単一AP伝送をもたらすことを要求し得ることに留意されたい。逆トリガフレーム1220内において、STAは、時間及び/又は周波数補正情報等の同期関連情報を更に又は代わりに示すことができる。かかる一部の時間及び/又は周波数補正情報では、トリガフレームに対する時間及び/又は周波数補正を行うようにSTAがAPの1つ又は複数に要求することができる。逆トリガフレーム方式は、MU-MIMOセット内の各STAが独立したトリガを逐次的に(例えば、図14を参照されたい)又は同時に(例えば、図13を参照されたい)伝送しながら、マルチAP MU-MIMOに拡張できることに留意されたい。
【0113】
[0144] 図12に示すように、STAは、AP1及びAP2からデータ伝送(即ちデータ1及びデータ2)を受信することができる。トリガフレーム1210内のパケットIDに応じて、STAは、伝送を組み合わせても組み合わせなくてもよい。STAは、APに肯定応答フレームを伝送することができる。
【0114】
[0145] 図12の例では、AP1及びAP2がネゴシエートしてSTAへの同時伝送を行うことができる。一部の実装形態では、ネゴシエーションにおいて、AP1を一次APと見なすことができ、AP2を二次APと見なすことができる。一部の実装形態では、AP1及びAP2がマルチAPジョイント伝送サウンディングを事前に行い、必要なチャネル状態情報を取得することができる。
【0115】
[0146] 図13は、複数のAPがSTAに同時に伝送することを促進し得るチャネルアクセス方式の一例を示し、この例では、STAは、例えば、UL OFDMA及び/又はUL MU-MIMOを使用して独立したトリガフレームを同時に伝送する。
【0116】
[0147] 図13に示すように、AP1がSTA1及びSTA2の両方にトリガフレーム1310を伝送する。次いで、STA1が逆トリガフレーム1320をAP1及びAP2の両方に伝送する。STA2は、逆トリガフレーム1330をAP1及びAP2の両方に伝送する。逆トリガフレーム1320及び逆トリガフレーム1330の両方が同時に伝送される。次いで、AP1及びAP2からデータを受信した後、STA1は、AP1及びAP2の両方にACK1340を伝送することができ、STA2は、AP1及びAP2の両方にACK1350を伝送することができる。
【0117】
[0148] 図14は、複数のAPがSTAに同時に伝送することを促進し得るチャネルアクセス方式の一例を示し、この例では、STAは、例えば、UL OFDMA及び/又はUL MU-MIMOを使用して独立したトリガフレームを逐次的に伝送する。
【0118】
[0149] 図14に示すように、AP1がSTA1及びSTA2の両方にトリガフレーム1410を伝送する。次いで、STA1が逆トリガフレーム1420をAP1及びAP2の両方に伝送する。STA2は、逆トリガフレーム1430をAP1及びAP2の両方に伝送する。逆トリガフレーム1420及び逆トリガフレーム1430の両方が逐次的に伝送される。次いで、AP1及びAP2からデータを受信した後、STA1は、AP1及びAP2の両方にACK1440を伝送することができ、STA2は、AP1及びAP2の両方にACK1450を伝送することができる。
【0119】
[0150] 本願によるマルチAP通信の方法を図15図18に関して以下の通り説明する。本願によるマルチAP通信の方法は、WTRUによって行われ得る。
【0120】
[0151] 図15は、本願の一実施形態による例示的なマルチAP通信手順を示す。図16は、本願の一実施形態による例示的なマルチAP MU-MIMO通信手順を示す。図17は、本願の別の実施形態による例示的なマルチAP MU-MIMO通信手順を示す。図18は、本願の一実施形態によるマルチAP通信の方法1800を示すフローチャートである。
【0121】
[0152] 本願の実施形態によるマルチAP通信の方法は、複数のAPと1つのSTAとの間のマルチAP通信に適用され得る。換言すれば、本方法は、複数のAPが導入されているシナリオに適用され得る。従って、本願の実施形態によるマルチAP通信のための機器(例えば、WTRU)も、APとSTAとの間でデータを伝送するために複数のAPが導入されているシナリオに適用され得る。
【0122】
[0153] 本願の実施形態によるマルチAP通信の方法は、複数のAP及び複数のSTAを伴うシナリオにも適用され得る。換言すれば、本方法は、複数のAP及び複数のSTAが導入されているシナリオに適用され得る。従って、本願の実施形態によるマルチAP通信のための機器(例えば、WTRU)も、APとSTAとの間でデータを伝送するために複数のAP及び複数のSTAが導入されているシナリオに適用され得る。
【0123】
[0154] 以下の実施形態は、複数のAP及び1つのSTAが導入されているシナリオを図15及び図18に関してまず説明し、次いで複数のAP及び複数のSTAの両方が導入されているシナリオを図16及び図17に関して説明する。
【0124】
[0155] 本願の一実施形態による方法1800を図15及び図18に関して下記の通り詳細に説明する。方法1800は、WLAN内で適用され得るマルチAP通信の方法である。方法1800は、WIFI及びVPMN等の他の無線伝送の分野にも適用され得ることが理解されるであろう。方法1800の応用に関する上記の技術分野は、専ら例として記載しており、排他的であることも、本願に対する限定であることも意図していない。
【0125】
[0156] 方法1800は、ステップ1801において、複数のAPの第1のAPから第1のトリガフレームを受信することであって、第1のトリガフレームは、第1の情報を含む、受信すること、1802において、第1のトリガフレームを受信した後の所定の期間において、複数のAPの第2のAPから第2のトリガフレームを受信することであって、第2のトリガフレームも第1のトリガフレームの第1の情報を含む、受信すること、1803において、第1のトリガフレーム及び第2のトリガフレームに基づいて同期フレームを生成することであって、同期フレームは、同期情報を含む、生成すること、1804において、少なくとも第1のAP及び第2のAPに同期フレームを伝送すること、及び1805において、第1のAP及び第2のAPのそれぞれから、同期情報に基づいてデータ伝送を受信することを含む。上記のプロセスを以下の実施形態に関して詳細に説明する。
【0126】
[0157] 以下の説明は、1801におけるプロセスをより詳細に説明する。方法1800は、2つのAP、例えば(図15に示す)AP1及びAP2が導入されているシナリオに適用され得る。従って、本願の実施形態によるマルチAP伝送のための機器も図15のシナリオ等の2つのAPのシナリオに適用され得る。
【0127】
[0158] 2つのAPを伴うシナリオでは、一方は、マスタAP又は一次APであり得、他方は、スレーブAP又は二次APであり得る。図15に示すように、AP1及びAP2は、ネゴシエートし、AP1がマスタAPであり、AP2がスレーブAPであると決めることができる。AP1及びAP2は、マルチAPジョイント伝送サウンディングを事前に行い、任意の必要なチャネル状態情報を取得することができる。本願の明確及び限定された説明のために、別段の定めがない限り、本願では「AP1」、「マスタAP」及び「一次AP」という用語を区別なく使用し、「AP2」、「スレーブAP」及び「二次AP」という用語を区別なく使用する。
【0128】
[0159] 図15に示す例では、2つのAPのみを示すが、これは、専ら例として示しており、排他的であることも、本願の実施形態に対する限定であることも意図していない。例えば、方法1800は、3つのAP、即ち第1のAP、第2のAP及び第3のAPを有するシナリオにも適用され得る。従って、本願の実施形態によるマルチAP通信のための機器(例えば、WTRU)も上記の3つのAPのシナリオに適用され得る。
【0129】
[0160] 本願の実施形態におけるAPの数は、4つ以上であり得る。本願の実施形態は、APの数を具体的に限定しない。APの数は、APとSTAとの間の次のデータ伝送の需要、使用される無線伝送技術及びSTAの数等の多くの変動要因に基づいて変わり得ることが理解されるであろう。
【0130】
[0161] 図15に示すように、一実施形態では、AP1がチャネルを取得し、第1のトリガフレーム1510(即ちマルチAPトリガフレーム)をSTAに伝送することができる。
【0131】
[0162] AP1によって送信される第1のトリガフレーム1510は、他のAP及び/又はSTAからの伝送をトリガするために使用され得る。図15は、AP1及びAP2からSTAへのマルチAPダウンリンク伝送(即ちデータ1及びデータ2)の一実施形態を示す。従って、マルチAPダウンリンク伝送のシナリオでは、AP1からSTAへのデータ伝送(即ちデータ1)を構成するために第1のトリガフレーム1510を使用することができる。更に、第1のトリガフレーム1510は、AP2からSTAへのデータ伝送(即ちデータ2)を構成するために使用することもできる。両方のデータ伝送を同期させるために、第1のトリガフレーム1510を使用して、AP2によって送信される第2のトリガフレーム(例えば、第2のトリガフレーム1520)及びSTAによって送信される同期フレーム(例えば、同期フレーム1530)をトリガすることができる。
【0132】
[0163] 図19及び図20に示すように、AP1によって送信されるトリガフレームは、アップリンク伝送を構成するためにも使用され得ることに留意すべきである。例えば、図19に示す実施形態では、STAによって送信される逆トリガフレーム(例えば、逆トリガフレーム1920)をトリガするためにトリガフレーム1910が使用され得る。図20に示す実施形態では、AP2によって送信される第2のトリガフレーム(例えば、短いトリガフレーム2020)及びSTAによって送信される逆トリガフレーム(例えば、逆トリガフレーム1920)をトリガするためにトリガフレーム2010が使用され得る。図19及び図20に示すそれらの実施形態について、後に詳細に説明する。
【0133】
[0164] 第1のトリガフレーム1510は、指定のRU上で伝送するとき、何個の空間ストリーム並びに何れの変調及びコード化方式(MCS)を使用するかをSTAに示すためにも使用され得る。第1のトリガフレーム1510は、マスタAP(即ちAP1)によって送信されるため、別段の定めがない限り、「第1のトリガフレーム」という用語は、「マスタトリガフレーム」とも呼ばれ得る。
【0134】
[0165] 第1のトリガフレーム1510は、自らの第1の情報として以下の情報の1つ又は任意の組み合わせを含むことができる:RU割り当て情報、STA固有情報及び共通情報等。第1のトリガフレーム1510によって運ばれる上記のそれらの情報は、異なるフィールド内に構成され得ることが理解されるであろう。例えば、RU割り当て情報は、RU割り当て情報フィールド内に構成することができ、STA固有情報は、1つ又は複数のSTA情報フィールド内に構成することができ、共通情報は、共通情報フィールド内に構成することができる。第1のトリガフレーム1510によって運ばれる一部の特定の情報が以下の説明で記載される場合、それは、特定のフィールド内に構成される情報を意味する。
【0135】
[0166] STA固有情報は、STAの役割又はSTAのIDを含み得る。STAのIDは、STAが伝送側(例えば、図15に示すAP1)であるか又は受信側(例えば、図15に示すSTA)であるかを示し得る。概して言えば、WTRU(例えば、図15に示すSTA)及びAP(例えば、図15に示すAP1)は、STAと呼ばれ得ることが理解されるであろう。例えば、WLANのシナリオでは、ルータ(例えば、AP)をステーションと呼ぶことができ、ラップトップ(例えば、STA)もステーションと呼ぶことができる。本願でのSTAのIDは、ステーションがAP STA(例えば、図15に示すAP1)であるか又は非AP STA(例えば、図15に示すSTA)であるかを示し得る。
【0136】
[0167] STAのIDは、AID、圧縮AID、BSSID、圧縮BSSID、BSSカラー又は強化型BSSカラー等であり得る。
【0137】
[0168] STAのIDが伝送側(例えば、AP1)を示す場合、第1のトリガフレーム1510は、以下のフィールド、即ちパケットIDフィールド、リソース割り当てフィールド、空間ストリーム割り当てフィールド及びMCS関連情報フィールドの1つ又は任意の組み合わせを更に含み得る。
【0138】
[0169] パケットIDフィールドは、STAに伝送されるパケットを示すために使用され得る。一部の実装形態では、パケットIDフィールドは、伝送側/AP固有フィールドであり得る。STAは、複数のAPに対応するパケットIDフィールドによって運ばれる複数のパケットIDを検出し、複数のAPから単一のパケットが伝送されるか、又は複数のAPから複数のパケットが伝送されるかを判定することができる。一部の実施形態では、STAは、複数のAPからの伝送を組み合わせて単一のパケットを復号することができる。
【0139】
[0170] リソース割り当てフィールドは、マルチAPパケットを伝送するためにAP1に割り当てられるリソースを示すために使用され得る。OFDMA伝送シナリオでは、リソースがリソースユニット(RU)単位で割り当てられ得る。
【0140】
[0171] 空間ストリーム割り当てフィールドは、伝送側(即ちAP1)に使用される開始空間ストリームインデックス及び空間ストリーム数を示すために使用され得る。
【0141】
[0172] MCS関連情報フィールドは、MCS、コード化方式及びDCM変調が利用されるかどうかを示すための情報等を含み得る。
【0142】
[0173] 共通情報は、タイプフィールドを含み得る。タイプフィールドは、DLマルチAP伝送を示し得る。タイプフィールドは、APから伝送されるトリガフレームも示し得る。マルチAP MU-MIMO通信の場合、マルチAPトリガフレームは、伝送先の全てのSTAの一覧を含み得る(例えば、図16及び図17を参照されたい)。
【0143】
[0174] 第1のトリガフレーム1510は、自らの第1の情報として以下の情報の少なくとも1つを更に含むことができる:伝送出力情報、伝送開始時間情報、伝送周波数情報等。従って、第1のトリガフレームが運ぶためにそれらの情報も異なるフィールド内に構成され得る。
【0144】
[0175] 例えば、第1のトリガフレーム1510は、AP1からSTAへの次のデータ伝送の伝送出力を示すための出力フィールドを含み得る。第1のトリガフレーム1510は、AP1からSTAへの次のデータ伝送の開始時間を示すための時間フィールドも含み得る。第1のトリガフレームは、AP1からSTAへの次のデータ伝送の伝送周波数を示すための周波数フィールドも含み得る。
【0145】
[0176] 別の例では、第1のトリガフレーム1510は、STAから同期フレーム1530を伝送するための伝送開始時間情報を更に含み得る。換言すれば、第1のトリガフレーム1510は、STAから、図15に示す同期フレーム1530を伝送するための開始時間を示すことができる。第1のトリガフレームが運ぶために、開始時間情報も第1のトリガフレームの特定のフィールド内に構成され得る。
【0146】
[0177] 上記の説明は、第1のトリガフレーム1510内の第1の情報の幾つかの例示的実施形態を示したが、それらの実施形態は、排他的であることも、第1の情報に対する限定であることも意図していない。本願に記載の第1の情報は、上記の例示的な情報又は本願の技術的解決策を得るために入手可能な他の任意の情報の任意の組み合わせを含み得る。
【0147】
[0178] 更に、第1のトリガフレームの第1の情報は、「第1のトリガフレームの第2の情報」及び「第1のトリガフレームの第3の情報」という用語と比較した相対語である。本願では、それらの用語を使用することは、第1の情報、第2の情報及び第3の情報が完全に異なる情報であることを意味しない。一部の実施形態では、それらが互いの間で同じ情報を共有し得る。それらの関係を以下で詳細に説明する。
【0148】
[0179] 第1のトリガフレームによって運ばれる情報は、複数のAP(例えば、図15に示すAP1及びAP2)とSTAとの間のデータ伝送の同期に使用され得る。本願の「同期」という用語は、伝送出力の同期、伝送開始時間の同期及び伝送周波数の同期等、次のデータ伝送の1つ又は複数のパラメータを同期することを意味することが理解されるであろう。換言すれば、次のデータ伝送のために同期されるパラメータは、伝送出力、伝送開始時間及び伝送周波数を含み得る。
【0149】
[0180] 例えば、第1のトリガフレームによって運ばれる伝送出力情報は、APからの信号(例えば、データ伝送)が同様の受信出力でSTAに到達し得るように、複数のAPからSTAへの伝送出力を予め補正するために使用され得る。第1のトリガフレームによって運ばれる伝送開始時間情報は、APからの信号が同様の受信時間でSTAに到達し得るように、複数のAPからSTAへの伝送開始時間を予め補正するために使用され得る。第1のトリガフレームによって運ばれる伝送周波数情報は、APからの信号が同様の受信周波数でSTAに到達し得るように、複数のAPからSTAへの伝送周波数を予め補正するために使用され得る。
【0150】
[0181] マルチAP伝送のための上記の3つのパラメータは、専ら例として示しており、排他的であることも、本願に対する限定であることも意図していないことが理解されるであろう。例えば、第1のトリガフレーム1510は、次のデータ伝送のためにそれらの3つのパラメータの任意の組み合わせを同期するために使用され得る。
【0151】
[0182] 本願に記載の同期は、第1のトリガフレーム1510単体によって得られない場合があることが理解されるであろう。第1のトリガフレーム1510は、同期の主要部分であるが、本願による方法1800及び機器(例えば、WTRU)は、同期を得るために(以下に記載の)第2のトリガフレーム1520及び同期フレーム1530を依然として必要とする。例えば、図15に示すように、第1のトリガフレーム1510を受信した後、STAは、複数のAPに同期フレーム1530を送信することができ、同期フレーム1530は、複数のAPのそれぞれからの次のデータ伝送を同期させるのに必要な同期情報を運び得る。以下の説明は、第2のトリガフレーム1520及び同期フレーム1530をより詳細に説明する。
【0152】
[0183] 一実施形態では、第1のトリガフレーム1510は、図15に示すAP2等の他のAPにも送信される場合があり、即ち、AP1からの第1のトリガフレーム1510は、AP1以外の図15に示す全てのSTAが漏れ聞くことができる。従って、第1のトリガフレーム1510は、AP2からSTAへの次のデータ伝送(即ち図15に示すデータ2)の1つのパラメータ又は複数のパラメータを構成するために使用され得る。AP1及びAP2のそれぞれからの次の両方のデータ伝送が第1のトリガフレーム1510によって構成され得るため、AP1及びAP2の両方からの次のデータ伝送を適宜同期させることができる。以下の説明は、1802におけるプロセスに関してAP2からの次のデータ伝送を構成するために、第1のトリガフレーム1510をどのように使用するかを説明する。
【0153】
[0184] 3つ以上のAPがある実施形態では、AP1が他の全てのAPに第1のトリガフレームを送信することができる。上記で示したのと同様の原理に基づき、それらのAPからの次の全てのデータ伝送を適宜同期させることができる。
【0154】
[0185] AP1から第1のトリガフレームを受信するために、STAは、受信機を含むように構成され得る。受信機は、USB受信機、無線LAN受信機又は図15及び図4に示すWLANのシナリオ内で伝送される信号を受信するために使用され得る他の任意の種類の受信機であり得る。
【0155】
[0186] 本願の実施形態の明確及び限定された説明のために、別段の定めがない限り、AP1からSTAへの次のデータ伝送は、第1のデータ伝送と呼ぶことができ、AP2からSTAへの次のデータ伝送は、第2のデータ伝送と呼ぶことができる。図15図17に示すように、第1のデータ伝送は、データ1と呼ぶことができ、第2のデータ伝送は、データ2と呼ぶことができる。
【0156】
[0187] 以下の説明は、1802におけるプロセスをより詳細に説明する。上記で説明したように、AP1は、第1のトリガフレーム1510をAP2にも送信することができる。第1のトリガフレーム1510を受信した後、AP2は、第2のトリガフレーム1520を生成し、それをSTAに伝送することができる。第1のトリガフレーム1510をAP1からAP2に伝送するには幾らかの時間がかかることがあり、AP2が第2のトリガフレーム1520を生成するのにも幾らかの時間がかかる場合があるため、第1のトリガフレーム1510を伝送する時点と、第2のトリガフレーム1520を伝送する時点との間の期間(即ち図15に示すSIFS)があり得る。従って、STA側では、第1のトリガフレーム1510を受信する時点と、第2のトリガフレーム1520を受信する時点との間の期間SIFSがあり得る。即ち、STAは、第1のトリガフレーム1510を最初に受信することができ、期間SIFS後に第2のトリガフレーム1520を受信することができる。
【0157】
[0188] 図15に示すように、第1のトリガフレーム1510、第2のトリガフレーム1520及び同期フレーム1530をそれぞれ表す3つのブロックは、AP1、AP2及びSTAの1つをそれぞれ表す3本の異なる横線に位置する。これらのブロックは、垂直方向における異なる場所に位置するが、これらのブロックは、各フレームのソースを示すためにこのように図示してあるに過ぎず、水平方向におけるその投影は、STA側で各フレームを受信する時点を表し得ることが理解されるであろう。
【0158】
[0189] 期間は、一部の既存のパラメータによって予め決定され得る。例えば、期間は、AP1とAP2との間の距離及びAP2が第2のトリガフレームを生成するための時間の長さに基づいて予め決定され得る。換言すれば、AP1とAP2との間の距離が既に分かっており、第2のトリガフレームを生成するための時間の長さが既に分かっている限り、期間を知ることができる。
【0159】
[0190] 実施形態では、AP1及びAP2が構築されると、それらの間の距離を固定し、従って知ることができる。更に、APを構成するハードウェアもその構築後に固定することができる。従って、第2のトリガフレームを生成するための時間の長さも知ることができる。従って、期間は、APの構築後に予め決定され得る。
【0160】
[0191] 期間SIFSは、AP1及び/又はAP2によって予め決定され得る。例えば、期間は、AP1によって予め決定され得る。その場合、第1のトリガフレーム1510は、期間情報を運ぶための期間フィールドを更に含み得る。期間情報は、第1のトリガフレーム1510の受信後、AP2が第2のトリガフレーム1520を送出すべきときを示し得る。次いで、AP2が第1のトリガフレーム1510を受信した後、AP2は、期間情報に基づいて第2のトリガフレーム1520を生成し、送出する。その場合、期間情報によって示される期間SIFSは、AP1からAP2に第1のトリガフレーム1510を伝送するための時間の長さと、AP2が第2のトリガフレーム1520を生成するための時間の長さとの和よりも長くあるべきことが理解されるであろう。
【0161】
[0192] 一実施形態では、期間(即ち図15に示すSIFS)は、任意のフレーム間隔時間により、例えば短いIFS(SIFS)、ポイント協調機能(PCF)IFS(PIFS)、分散協調機能(DCF)IFS(DIFS)等によって予め決定され得る。
【0162】
[0193] 第2のトリガフレームは、第1のトリガフレーム1510の上記の第1の情報を含み得る。
【0163】
[0194] 第1のトリガフレーム1510の第1の情報は、第2のトリガフレーム1520と共有され得る情報であり得る。例えば、第1のトリガフレームの第1の情報は、DLマルチAP伝送を示す上記の共通情報である。従って、AP2は、第2のトリガフレーム1520内にその情報を直接複製することができる。
【0164】
[0195] 一実施形態では、第1のトリガフレーム1510の第1の情報は、AP1からSTAへの次のデータ伝送のための伝送出力情報であり得る。AP2は、伝送出力情報によって示される伝送出力が自らの伝送出力限界の範囲内にあると判定する。従って、AP2は、第2のトリガフレーム1520内に伝送出力情報を直接書き込むことができる。
【0165】
[0196] 第2のトリガフレーム1520の上記の実施形態は、単に例として示しており、排他的であることも、本願に対する限定であることも意図していないことが理解されるであろう。
【0166】
[0197] 実施形態では、以下の形式の何れか1つであるように第2のトリガフレーム1520を生成することができる:形式(1)では、第2のトリガフレーム1520が第1のトリガフレーム1510と同じであり、即ち第2のトリガフレーム1520が第1のリガフレーム1510の情報の全てを含み、形式(2)では、第2のトリガフレーム1520が第1のトリガフレーム1510のサブセットであり、即ち第2のトリガフレーム1520が第1のトリガフレーム1510の情報の一部(例えば、第1のトリガフレーム1510の上記の第1の情報)のみを含み、形式(3)では、第2のトリガフレーム1520が第1のトリガフレーム1510の情報の一部(例えば、第1のトリガフレーム1510の上記の第1の情報)及びAP2からの次のデータ伝送(即ちデータ2)のための構成情報の両方を含む。
【0167】
[0198] 一実施形態では、第2のトリガフレーム1520内の構成情報が第1のトリガフレーム1510の第2の情報と異なる場合がある。例えば、第1のトリガフレーム1510は、STAへの次のデータ伝送(即ちデータ2)に特定のチャネル(例えば、チャネル2)を使用するようにAP2に指示することができる。即ち、第1のトリガフレーム1510の第2の情報は、第2のデータ伝送のためにAP2によって使用されるチャネル2の情報であり得る。しかし、AP2は、自らが伝送を行うためにチャネル2が利用できないことを知る場合がある。その場合、AP2は、チャネル2が利用できないことを示すために、AP1及びSTAの両方に構成情報と共に第2のトリガフレーム1520を伝送することができる。その場合、構成情報(即ちチャネル2が利用できないこと)は、第1のトリガフレーム1510の第2の情報(即ちチャネル2の選択)と異なる。
【0168】
[0199] 上記の例では、自らがデータ伝送を行うためにチャネル2を利用できないが、別のチャネル(例えば、チャネル3)を利用できることをAP2が知る場合である。AP2は、チャネル2が利用できないこと及びAP2がAP2からSTAへの次のデータ伝送にチャネル3を使用することを示すために、AP1及びSTAの両方に構成情報と共に第2のトリガフレームを伝送することができる。その場合、構成情報(即ちチャネル2が利用できないこと及びチャネル3の選択)は、第1のトリガフレーム1510の第2の情報(即ちチャネル2の選択)と異なる。換言すれば、構成情報は、第1のトリガフレーム1510の第2の情報を上書きすることができる。
【0169】
[0200] 例えば、第1のトリガフレーム1510は、STAへの次のデータ伝送(即ちデータ2)に特定の伝送出力を使用するようにAP2に指示することができる。即ち、第1のトリガフレーム1510の第2の情報は、第2のデータ伝送のためにAP2によって使用される伝送出力(例えば、伝送出力2)の情報であり得る。しかし、AP2は、伝送出力2がAP2の出力限界を超えていることを知る場合がある。その場合、AP2は、伝送出力2が利用できないこと及びAP2が第2のデータ伝送に自らの所望の伝送出力(例えば、伝送出力3)を使用することを示すために、AP1及びSTAの両方に構成情報と共に第2のトリガフレームを伝送することができる。その場合、構成情報(即ち伝送出力2が利用できないこと及び伝送出力3の選択)は、第1のトリガフレーム1510の第2の情報(即ち伝送出力2)と異なる。換言すれば、構成情報は、第1のトリガフレーム1510の第2の情報を上書きすることができる。
【0170】
[0201] 上記のチャネル及び伝送出力は、単に例として記載しており、排他的であることも、第2のトリガフレーム1520内の構成情報に対する限定であることも意図していないことが理解されるであろう。第2のデータ伝送を構成するために必要であり得る限り、構成情報は、他の情報を含むことができる。
【0171】
[0202] 一実施形態では、第2のトリガフレーム1520内の構成情報は、第1のトリガフレーム1510内に含まれない追加情報であり得る。
【0172】
[0203] 例えば、第1のトリガフレーム1510は、伝送出力情報及び伝送開始時間情報を含むが、伝送周波数情報を含まない場合がある。即ち、第1のトリガフレーム1510の第2の情報は、第2のデータ伝送のためにAP2によって使用される伝送出力情報及び伝送開始時間情報であり得る。次いで、AP2は、第2のデータ伝送のためのAP2の所望の伝送周波数を示すために、AP1及びSTAの両方に構成情報と共に第2のトリガフレーム1520を送信することができる。その場合、構成情報(即ちAP2の所望の伝送周波数)は、第1のトリガフレーム内に含まれない追加情報である。上記の例では、STAがAP1及びAP2の両方にAP2の所望の伝送周波数と共に同期フレーム1530(以下で更に説明する)を送信することができ、従って、APは、所望の伝送周波数を使用することによってデータ伝送を行うことができる。従って、伝送周波数の同期を得ることができる。同期プロセスについて、STAからの同期フレーム1530に関して以下で更に説明する。
【0173】
[0204] 上記の伝送周波数は、単に構成情報に関する例として記載しており、排他的であることも、第2のトリガフレーム1520内の構成情報に対する限定であることも意図していないことが理解されるであろう。次のデータ伝送を同期するために必要であり得る限り、構成情報は、第1のトリガフレーム1510内に含まれていない他の情報を含むことができる。
【0174】
[0205] 実施形態では、第2のトリガフレーム1520は、AP2の識別情報を運ぶことができるNDPフレームであり得る。NDPフレームは、AP2が次のマルチAP伝送に関して準備が整っていることを示し得る。第2のトリガフレーム1520は、同期フレーム1530を伝送するための伝送開始時間を示す開始時間フィールドも含み得る。
【0175】
[0206] 上記で説明したように、WTRUもAPもSTAと呼ぶことができる。従って、3つ以上のAPがある実施形態では、第2のトリガフレーム1520が他の全てのAPにも送信される場合があり、即ち、AP2からの第2のトリガフレーム1520は、AP STA及び非AP STAの両方を含むAP2以外の全てのSTAが漏れ聞くことができる。図16に示す複数のAP STA及び複数の非AP STAを有する一実施形態では、第2のトリガフレームが全てのSTAにも送信され得る。
【0176】
[0207] 一実施形態では、複数のAPがトリガフレームを逐次的に伝送することができ、トリガフレームの伝送順序が管理/制御フレームを使用して複数のAP間でネゴシエートされ得る。例えば、AP1がトリガフレーム(例えば、第1のトリガフレーム1510)を最初に伝送できることを管理/制御フレームが示すと仮定し、AP2は、トリガフレーム(例えば、第2のトリガフレーム1520)を2番目に伝送することができる。
【0177】
[0208] 一実施形態では、トリガフレームの伝送順序が所定の規則によって予め決定され得る。例えば、一次APであるAP1がトリガフレームを最初に伝送することができる。複数のAPの残りのものがBSSID又はAPのMACアドレスに基づいて昇順/降順に伝送することができる。グループ内の全てのAPがメンバAPのBSSID又はMACアドレスを知り得ることが理解されるであろう。
【0178】
[0209] 以下の説明は、1803におけるプロセスをより詳細に説明する。第1のトリガフレーム1510及び第2のトリガフレーム1520の両方を受信した後、図15に示すSTAは、第1のトリガフレーム及び第2のトリガフレームに基づいて同期フレーム1530を生成することができる。同期フレーム1530は、AP1及びAP2のそれぞれからSTAへのデータ伝送を構成するための同期情報を含む。
【0179】
[0210] 第1のトリガフレーム1510と同様に、同期フレーム1530は、以下の情報の1つ又は任意の組み合わせを含むことができる:RU割り当て情報、STA固有情報及び共通情報等。同期フレーム1530によって運ばれるそれらの上記の情報は、異なるフィールド内に構成され得る。
【0180】
[0211] 同期フレーム1530は、伝送出力情報、伝送開始時間情報、伝送周波数情報等を更に含み得る。従って、同期フレーム1530が運ぶためにそれらの情報も異なるフィールド内に構成され得る。上記の情報は、同期情報と呼ぶことができ、AP1及びAP2のそれぞれからSTAへの次のデータ伝送を構成するために使用され得る。
【0181】
[0212] 同期フレーム1530内に含まれる上記の情報は、専ら例として示しており、排他的であることも、同期フレーム1530内に含まれ得る情報に対する限定であることも意図していないことが理解されるであろう。
【0182】
[0213] 同期フレーム1530を生成するために、本願による機器(例えば、WTRU)は、プロセッサを含む。図15に示すように、プロセッサは、AP1及びAP2からそれぞれ受信される第1のトリガフレーム及び第2のトリガフレームに基づいて同期フレーム1530を生成するように構成される。
【0183】
[0214] 実施形態では、同期フレーム1530は、第1のトリガフレーム1510と同じ形式を共有することができる。換言すれば、同期フレーム1530は、以下の形式の何れか1つであるように生成することができる:形式(1)では、同期フレーム1530が第1のトリガフレーム1510と同じであり、即ち同期フレーム1530が第1のリガフレーム1510の情報の全てを含み、形式(2)では、同期フレーム1530が第1のトリガフレーム1510のサブセットであり、即ち同期フレーム1530が第1のトリガフレーム1510の情報の一部のみを含み、形式(3)では、同期フレーム1530が第1のトリガフレームの情報の一部及び確認情報の両方を含む。
【0184】
[0215] 形式(1)及び形式(2)では、同期フレーム1530は、AP1によって伝送される第1のトリガフレーム1510によって運ばれる完全な又は部分的な情報を含み得る。この完全な又は部分的な情報は、有益であり得る。例えば、AP1及びAP2が互いに直接通信することが困難であり得る場合、STAは、データ伝送を同期するために、AP1から生じる情報をAP2に伝送することができる。
【0185】
[0216] 形式(3)では、第1のトリガフレーム1510及び/又は第2のトリガフレーム1520によって運ばれる情報を確認するために確認情報を使用することができる。確認情報は、AP2による任意の構成の修正を確認するためにも使用され得る。確認される構成は、第1のトリガフレーム1510若しくは第2のトリガフレーム1520又は第1のトリガフレーム1510と第2のトリガフレーム1520との組み合わせに基づき得る。
【0186】
[0217] 例えば、第1のデータ伝送の伝送出力が出力1であることを第1のトリガフレーム1510が示し、第2のデータ伝送の伝送出力も出力1であることを第2のトリガフレーム1520が示す場合、自らの次のデータ伝送に出力1を使用できることをAP1及びAP2の両方に対して確認するために確認情報を使用することができる。一方では、第1のトリガフレーム1510が、空間ストリーム割り当て及びMCS関連情報を含む情報群を含む場合、その情報群は、第1のトリガフレーム1510の第3の情報と呼ぶことができ、同期フレーム1530内に含めることができる。
【0187】
[0218] 実施形態では、同期フレーム1530は、第2のトリガフレーム1520の形式と同じ形式を共有することができる。換言すれば、同期フレーム1530は、以下の形式の何れか1つであるように生成することができる:形式(1)では、同期フレーム1530が第2のトリガフレーム1520と同じであり、即ち同期フレーム1530が第2のリガフレーム1520の情報の全てを含み、形式(2)では、同期フレーム1530が第2のトリガフレーム1520のサブセットであり、即ち同期フレーム1530が第2のトリガフレーム1520の情報の一部のみを含み、形式(3)では、同期フレーム1530が第2のトリガフレーム1520の情報の一部及び第2のトリガフレーム1520内の上記の構成情報に対応する確認情報の両方を含む。
【0188】
[0219] 形式(1)及び形式(2)では、同期フレーム1530は、AP2によって伝送される第2のトリガフレーム1520によって運ばれる完全な又は部分的な情報を含み得る。この完全な又は部分的な情報は、有益であり得る。例えば、AP1及びAP2が互いに直接通信することが困難であり得る場合、STAは、データ伝送を同期するために、AP2から生じる情報をAP1に伝送することができる。
【0189】
[0220] 形式(3)では、AP2による任意の構成の修正を確認するために確認情報が使用され得る。確認される構成は、第1のトリガフレーム1510若しくは第2のトリガフレーム1520又は第1のトリガフレーム1510と第2のトリガフレーム1520との組み合わせに基づき得る。
【0190】
[0221] 図15に示すように、同期情報は、AP1からの第1のデータ伝送の1つのパラメータ又は複数のパラメータをAP2からの第2のデータ伝送の1つのパラメータ又は複数のパラメータと同期するために使用することができる。一実施形態では、同期情報が伝送出力情報、伝送開始時間情報及び伝送周波数情報を含む。
【0191】
[0222] 例えば、同期情報は、伝送周波数情報を含み得る。その場合、AP1から受信される第1のトリガフレーム1510は、第1のデータ伝送の伝送周波数が周波数1であり得ることを示すことができ、AP2から受信される第2のトリガフレーム1520は、第2のデータ伝送の伝送周波数が周波数2であり得ることを示すことができる。次いで、STAは、次のデータ伝送の両方について所望の伝送周波数を示すために特定の伝送周波数情報と共に同期フレーム1530を生成することができる。AP1及びAP2は、所望の伝送周波数に基づいて次のデータ伝送を行うことができる。
【0192】
[0223] 3つ以上のAP及び1つのSTAがある実施形態では、複数のAPのそれぞれからの次のデータ伝送のパラメータ(又は複数のパラメータ)を同期するようにSTAからの同期フレームを構成することができる。
【0193】
[0224] 本願の実施形態によれば、複数のAPからの次のデータ伝送の同期プロセスは、同期フレーム1530単独で完了できない場合があり、STAとAPとの間のフレーム対話を必要とすることが理解されるであろう。上記の説明に基づき、同期プロセスは、第1のトリガフレーム1510、第2のトリガフレーム1520及び同期トリガフレーム1530によって実現され得る。
【0194】
[0225] 1804では、STAがAP1及びAP2の両方に同期フレーム1530を送信することができる。3つ以上のAP及び1つのSTAがある実施形態では、1804でSTAが同期フレーム1530を少なくともAP1及びAP2に送信することができる。但し、図15に示す実施形態は、排他的であることも、本願の原理に対する限定であることも意図していない。例えば、STAは、AP1のみ又はAP2のみがSTAにデータを伝送できることを選択し得る。APダウンセレクションは、AP1及びAP2から伝送されるトリガフレーム内で運ばれる情報又はAP1及びAP2からの伝送に基づくSTAの測定に依存し得る。例えば、あるAPからの受信SNR(即ち信号対雑音比)又はRSSIが既定の/所定の閾値を下回る場合、STAは、マルチAP伝送からそのAPを除外することができる。
【0195】
[0226] STAからの同期フレームに基づき、AP1は、STAへの第1のデータ伝送を行うことができ、AP2は、STAへの第2のデータ伝送を行うことができる。即ち、1805では、STAは、AP1及びAP2のそれぞれから同期情報に基づいてデータ伝送を受信することができる。AP1及びAP2からの第1のデータ伝送及び第2のデータ伝送は、同じ周波数リソースを使用して(例えば、マルチAP MU-MIMO又はマルチAPヌリング又は協調SU/MU又は協調ヌリング/ビームフォーミング)又は異なる周波数リソースを使用して(例えば、マルチAP OFDMA、協調OFDMA伝送)同時であり得ることに留意すべきである。
【0196】
[0227] 一実施形態では、第1のデータ伝送及び第2のデータ伝送を受信した後、STAがAP1及びAP2のそれぞれにACK/NACKレポート(即ち図15に示すACK1540)を伝送することができる。
【0197】
[0228] 本願による複数AP伝送の方法は、MU-MIMOセット内の各STAが独立したトリガを(例えば、図16に示すように)逐次的に又は(例えば、図17に示すように)同時に伝送しながら、マルチAP MU-MIMOに拡張できることに留意されたい。
【0198】
[0229] 図16は、本願の実施形態による例示的なマルチAP MU-MIMO通信手順を示す。
【0199】
[0230] 図16に示すように、STA1は、AP1から第1のトリガフレーム1610を受信し、AP2から第2のトリガフレーム1620を受信することができる。次いで、STA1は、第1のトリガフレーム1610及び第2のトリガフレーム1620に基づいて同期フレーム1630を生成し、AP1及びAP2の両方に同期フレーム1630を伝送することができる。STA2は、AP1から第1のトリガフレーム1610を受信することができ、AP2から第2のトリガフレーム1620を受信することができる。次いで、STA2は、第1のトリガフレーム1610及び第2のトリガフレーム1620に基づいて同期フレーム1640を生成し、AP1及びAP2の両方に同期フレーム1640を伝送することができる。
【0200】
[0231] 図16に示すように、STA1が最初に同期フレーム1630を伝送することができ、次いでSTA2が同期フレーム1640を伝送することができる。第1のトリガフレーム1610は、図15に示す第1のトリガフレーム1510と同様又は同じである。第2のトリガフレーム1620は、図15に示す第2のトリガフレーム1520と同様又は同じである。同期フレーム1630及び同期フレーム1640は、図15に示す同期フレーム1530と同様又は同じである。
【0201】
[0232] 図16に示すように、AP1及びAP2が同期フレーム1630及び同期フレーム1640を受信した後、AP1及びAP2は、STA1及びSTA2にデータ(即ち図16に示すデータ1及びデータ2)をそれぞれ伝送することができる。次いで、STA1は、AP1及びAP2にACK1650をそれぞれ伝送することができる。STA2は、AP1及びAP2にACK1660をそれぞれ伝送することができる。
【0202】
[0233] 図17は、本願の別の実施形態による例示的なマルチAP MU-MIMO通信手順を示す。
【0203】
[0234] 図17に示すように、STA1は、AP1から第1のトリガフレーム1710を受信することができ、AP2から第2のトリガフレーム1720を受信することができる。次いで、STA1は、第1のトリガフレーム1710及び第2のトリガフレーム1720に基づいて同期フレーム1730を生成し、AP1及びAP2の両方に同期フレーム1730を伝送することができる。STA2は、AP1から第1のトリガフレーム1710を受信することができ、AP2から第2のトリガフレーム1720を受信することができる。次いで、STA2は、第1のトリガフレーム1710及び第2のトリガフレーム1720に基づいて同期フレーム1740を生成し、AP1及びAP2の両方に同期フレーム1740を伝送することができる。
【0204】
[0235] 図17に示すように、STA1及びSTA2は、自らの同期フレームを同時に伝送することができる。第1のトリガフレーム1710は、図15に示す第1のトリガフレーム1510と同様又は同じである。第2のトリガフレーム1720は、図15に示す第2のトリガフレーム1520と同様又は同じである。同期フレーム1730及び同期フレーム1740は、図15に示す同期フレーム1530と同様又は同じである。
【0205】
[0236] 図17に示すように、AP1及びAP2が同期フレーム1730及び同期フレーム1740を受信した後、AP1及びAP2は、STA1及びSTA2にデータ(即ち図16に示すデータ1及びデータ2)をそれぞれ伝送することができる。次いで、STA1は、AP1及びAP2にACK1750をそれぞれ伝送することができる。STA2は、AP1及びAP2にACK1760をそれぞれ伝送することができる。
【0206】
[0237] STAは、AP1及びAP2からデータ伝送を受信し得ることに留意すべきである。3つ以上のAPがある実施形態では、STAは、同期を送信するための1つのAP又は複数のAPを選択することができる。従って、同期を受信しているAPのみが次のデータ伝送を行うことができる。マルチAPトリガフレーム内のパケットIDに応じて、STAは、伝送を組み合わせても組み合わせなくてもよい。STAは、APに肯定応答フレームを伝送することができる。
【0207】
[0238] 関連するSTA手順を図18に示し、図18では、STAがマスタトリガを受信する。マスタトリガは、マルチAP伝送のパラメータ及びAPの数及び予期される追加のDLトリガを識別する。STAは、N-1の追加のトリガについてトリガ情報を受信する。STAは、APごとにパラメータ、例えばRx出力、タイミングオフセット及び/又は周波数オフセットを推定する。STAは、マルチAP伝送のためのパラメータを選択する。STAは、マルチAP伝送のパラメータ、例えばTx出力、時間及び/又は周波数オフセット補正を計算する。STAは、提案されるマルチAP伝送パラメータと共に逆トリガをAPに送信する。STAは、マルチAP伝送データを受信する。STAは、APにACKを送信する。
【0208】
[0239] 一部の実装形態は、アップリンク協調SUビームフォーミング又はUP動的ポイント選択のためのチャネルアクセスを提供する。
【0209】
[0240] 図19は、複数のAPがSTAから同時に受信することを可能にするチャネルアクセス方式の一例を示す。図19に示すように、AP1がSTAにトリガフレーム1910を伝送する。トリガフレーム1910は、図15に示す第1のトリガフレーム1510と同様又は同じである。次いで、STAは、トリガフレーム1910に基づいてAP1及びAP2の両方に逆トリガフレーム1920を伝送する。次いで、STAは、AP1及びAP2の両方にデータ2を伝送する。データ2を受信した後、AP1は、STAにACK1930を伝送することができ、AP2は、STAにACK1940を伝送することができる。この例では、データを両方のAP又は(例えば、動的ポイント選択の場合には)特定のAPにアドレス指定することができる。標的APは、逆トリガ1920内でアドレス指定され得る。この例は、UL協調SUビームフォーミング又はジョイントプリコーディングに関係する問題に対処することができる。
【0210】
[0241] この例では、STAがUL内で複数のAPに同時に伝送することができる。APが互いから受信できない場合又は一次APから受信できない場合、チャネルアクセス手順を実装して、マルチAP UL伝送が予期され得ることを全ての所望のAPに知らせることができる。
【0211】
[0242] この例では、AP1及びAP2がネゴシエートしてSTAからの同時受信を行うことができる。一部の実装形態では、ネゴシエーションにおいて、AP1を一次APと見なすことができ、AP2を二次APと見なすことができる。一部の実装形態では、AP1及びAP2がマルチAPジョイント伝送サウンディングを事前に行い、必要なチャネル状態情報を取得することができるか、又はSTAがサウンディングを行い、自らとAPとの間のチャネルを取得することを可能にし得る。この場合、STAは、APにNDPA及びNDPを個々に又は共同で送信し、例えば各APをポーリングすることにより、又はAPが自らのチャネル情報を所定の方法、例えばDLマルチAP伝送で送信するためのULトリガを送信することにより、各APからULチャネルを取得することができる。
【0212】
[0243] ULマルチAP伝送のためのチャネルアクセス手順は、APの1つ又は複数によってトリガされ得る。ある方法では、AP1及びAP2が互いから受信できない場合があり、ネゴシエーションがSTA経由であり得る。一部の実装形態では、AP1がチャネルを取得し、STAからの伝送をトリガするためにマルチAPトリガフレームを伝送し得る。マルチAPトリガフレームでは、AP1がマルチAPトリガフレーム内で次のULマルチAP伝送を構成することができる。一部の実装形態では、一次APであるAP1がAP2からSTAへの伝送を構成することができる。例えば、マルチAPトリガフレームは、STA固有情報及び/又は共通情報を示すことができる。STA固有情報(ここでのSTAは、AP STA又は非AP STAを示す)は、STAの役割及び/又はSTAのIDを示すことができる。STAの役割は、STAが伝送側/APであるか又は受信側/STAであるかを示すことができる。STAのIDは、アソシエーション識別子(AID)、圧縮AID、BSS識別子(BSSID、圧縮BSSID)、BSSカラー又は強化型BSSカラー等であり得る。
【0213】
[0244] STAの役割が伝送側/STAを示す場合、STAの役割は、パケットIDを含み得る。パケットIDは、パケットがSTAから伝送されることを示し得る。一部の例では、このフィールドは、AP/伝送側固有フィールドであり得る。STAは、複数のAPに対応するパケットIDを検出し、複数のAPから単一のパケットが伝送されるか、又は複数のAPから複数のパケットが伝送されるかを判定することができる。最初の事例では、STAは、複数のAPからの伝送を組み合わせて単一のパケットを復号することができる。
【0214】
[0245] STAの役割が受信側/APを示す場合、STAの役割は、リソース割り当て、空間ストリーム割り当て及び/又はMCS関連情報を含み得る。リソース割り当ては、APにマルチAPパケットを伝送するためにSTAに割り当てられるリソースを示すことができる。OFDMA伝送シナリオでは、リソースがリソースユニット(RU)単位で割り当てられ得る。空間ストリーム割り当ては、受信側に使用される開始空間ストリームインデックス及び空間ストリーム数を示すことができる。MCS関連情報は、MCS、コード化方式、DCM変調が利用されるかどうか等を含み得る。
【0215】
[0246] 共通情報は、タイプフィールドを含み得る。タイプは、ULマルチAP伝送を示し得る。タイプは、APから伝送されるトリガフレームを示し得る。
【0216】
[0247] AP1からマルチAPトリガフレームを受信した後、STAは、複数のAPに逆トリガフレームを伝送することができる。逆トリガフレーム内において、STAは、AP1によって伝送されるマルチAPトリガフレームによって運ばれる繰り返しの完全な又は部分的な情報を示すことができる。このフィールドは、例えば、AP1及びAP2が互いに直接通信することが困難である場合に使用され得る。そのような場合又はAP2が自らのトリガフレーム内の何かを修正する場合、逆トリガフレームは、次のマルチAP伝送内で使用される構成を確認することができる。確認される構成は、AP1若しくはAP2又はAP1とAP2との組み合わせからのものであり得る。
【0217】
[0248] STAは、AP1及びAP2にデータを伝送することができる。一部の実装形態では、伝送の終了時にSTAが別の逆トリガフレームを連結してAPからの肯定応答の同時伝送をトリガすることができる。逆トリガフレーム内において、STAは、出力制御情報等の同期情報を含めることができる。出力制御情報は、逆トリガフレームの伝送出力及び/又はマルチAPデータ伝送の期待RSSIを示すことができる。APは、それらの2つのフィールドを使用して自らの伝送出力を決めることができる。STAは、トリガフレームに対する時間及び/又は周波数補正を行うようにAPの1つ又は複数に要求することができる。APは、STAに肯定応答フレームを伝送することができる。
【0218】
[0249] 図20は、複数のAPがSTAから同時に受信することを可能にするチャネルアクセス方式の一例を示す。図20に示すように、AP1がSTAにトリガフレーム2010を伝送する。トリガフレーム2010は、図15に示す第1のトリガフレーム1510と同様又は同じである。次いで、AP2は、可用性情報を含み得る短いトリガフレーム2020をSTAに伝送する。次いで、STAは、トリガフレーム2010及び短いトリガフレーム2020に基づいて逆トリガフレーム2030を生成し、AP1及びAP2の両方に逆トリガフレーム2030を伝送する。次いで、STAは、AP1及びAP2の両方に逆トリガフレーム2030内の情報に基づいてデータ2060を伝送する。データ2を受信した後、AP1は、STAにACK2040を伝送することができ、AP2は、STAにACK2050を伝送することができる。
【0219】
[0250] データ2060は、両方のAP又は(例えば、動的ポイント選択の場合には)特定のAPにアドレス指定することができる。標的APは、逆トリガ内でアドレス指定され得る。
【0220】
[0251] 一部の例では、APが互いから受信可能であり得る。マルチAP UL伝送情報をやり取りする一方、他のものに起因する干渉から伝送を保護するためにチャネルアクセス方式が使用され得る。図20は、一部の実装形態において、STAが複数のAPに同時に伝送することを可能にし得るチャネルアクセス手順の別の例を示す。
【0221】
[0252] 図20の例では、AP1及びAP2がネゴシエートしてSTAからの同時受信を行うことができる。一部の実装形態では、ネゴシエーションにおいて、AP1を一次APと見なすことができ、AP2を二次APと見なすことができる。一部の例では、AP1及びAP2がマルチAPジョイント伝送サウンディングを事前に行い、必要なチャネル状態情報を取得することができる。一部の実装形態では、AP1及びAP2が互いから受信できない場合があり、ネゴシエーションがSTA経由であり得る。
【0222】
[0253] AP1は、チャネルを取得し、STAからの伝送をトリガするためにマルチAPトリガフレームを伝送し得る。マルチAPトリガフレームでは、AP1がマルチAPトリガフレーム内で次のULマルチAP伝送を構成することができる。ある方法では、一次APであるAP1がAP2からSTAへの伝送を構成することを可能にし得る。例えば、マルチAPトリガフレームは、STA固有情報及び/又は共通情報を示すことができる。STA固有情報(ここでのSTAは、AP STA又は非AP STAを示す)は、STAの役割及び/又はSTAのIDを示すことができる。STAの役割は、STAが伝送側/APであるか又は受信側/STAであるかを示すことができる。STAのIDは、アソシエーション識別子(AID)、圧縮AID、BSS識別子(BSSID、圧縮BSSID)、BSSカラー又は強化型BSSカラー、MACアドレス、圧縮MACアドレス等であり得る。
【0223】
[0254] STAの役割が伝送側/STAを示し得る場合、STAの役割は、パケットIDを含み得る。パケットIDは、パケットがSTAから伝送されることを示すために使用され得る。一部の例では、このフィールドは、AP/伝送側固有フィールドであり得る。STAは、複数のAPに対応するパケットIDを検出し、複数のAPから単一のパケットが伝送されるか、又は複数のAPから複数のパケットが伝送されるかを判定することができる。最初の事例では、STAは、複数のAPからの伝送を組み合わせて単一のパケットを復号することができる。
【0224】
[0255] STAの役割が受信側/APを示す場合、STAの役割は、リソース割り当て、空間ストリーム割り当て及び/又はMCS関連情報を含み得る。リソース割り当ては、APにマルチAPパケットを伝送するためにSTAに割り当てられるリソースを示すことができる。OFDMA伝送シナリオでは、リソースがリソースユニット(RU)単位で割り当てられ得る。空間ストリーム割り当ては、受信側に使用される開始空間ストリームインデックス及び空間ストリーム数を示すことができる。MCS関連情報は、MCS、コード化方式、DCM変調が利用されるかどうか等を含み得る。
【0225】
[0256] 共通情報は、タイプフィールドを含み得る。タイプは、ULマルチAP伝送を示し得る。タイプは、APから伝送されるトリガフレームを示し得る。共通情報は、時間及び/又は周波数補正情報を含むことができ、例えばトリガフレームに対する時間及び/又は周波数補正を行うようにSTAがAPの1つ又は複数に要求することができる。
【0226】
[0257] マルチAPトリガフレームの受信後、AP2は、AP1によって伝送されるのと同じであり得るマルチAPトリガフレームを伝送することができる。代わりに、AP2は、AP1によって伝送される情報のサブセットを運び得る短いマルチAPトリガフレームを伝送することができる。一部の実装形態では、短いマルチAPトリガフレームは、AP2の識別情報を運ぶことができるNDPフレームであり得る。AP2からの伝送は、AP2が次のマルチAP伝送に関して準備が整っていることを示し得る。一部の実装形態では、マルチAPトリガフレーム又は短いマルチAPトリガフレームは、AP1によって伝送される一部の情報を上書きし得る。例えば、AP2は、STAから受信するためにチャネル2を使用するよう指定され得るが、チャネル2は、AP2にとって利用できない場合があり、AP2は、AP1及びSTAに利用不能な又は利用可能なチャネル一覧を示すことができる。
【0227】
[0258] 複数のAPからマルチAPトリガフレームを受信した後、STAは、複数のAPに逆トリガフレームを伝送することができる。逆トリガフレーム内において、STAは、AP1によって伝送されるマルチAPトリガフレームによって運ばれる繰り返しの完全な又は部分的な情報を示すことができる。このフィールドは、例えば、AP1及びAP2が互いに直接通信することが困難である場合に使用され得る。そのような場合又はAP2が自らのトリガフレーム内の何かを修正する場合、逆トリガフレームは、次のマルチAP伝送内で使用される構成を確認することができる。確認される構成は、AP1若しくはAP2又はAP1とAP2との組み合わせからのものであり得る。
【0228】
[0259] STAは、AP1及びAP2にデータを伝送することができる。一部の実装形態では、伝送の終了時にSTAが別の逆トリガフレームを連結してAPからの肯定応答の同時伝送をトリガすることができる。逆トリガフレーム内において、STAは、同期情報を含めることができる。同期情報は、出力制御情報を含み得る。同期情報は、時間及び/又は周波数補正情報を含み得る。出力制御情報は、逆トリガフレームの伝送出力及び/又はマルチAPデータ伝送の期待RSSIを示すことができる。APは、それらの2つのフィールドを使用して自らの伝送出力を決めることができる。時間及び/又は周波数補正情報内において、STAは、トリガフレームに対する時間又は周波数補正を行うようにAPの1つ又は複数に要求することができる。APは、STAに肯定応答フレームを伝送することができる。
【0229】
[0260] 一部の実装形態は、伝送出力及びマルチユーザジョイント伝送を提供する。かかる例は、APが様々な減衰及び/又は構成(例えば、様々な伝送出力及び/又はEVM)を有する協調MUビームフォーミングに関係する問題に対処することができる。
【0230】
[0261] 一部の実装形態では、高い変換数を有するJT MU-MIMOチャネルを反転させる問題を解決するために、出力成分と実効チャネルとを別々に反転させることができる。一部の実装形態では、出力の効果をなくすことは、結果として生じる行列をより可逆的にし得る(例えば、より低い条件数を有するようにし得る)。
【0231】
[0262] 一部の実装形態では、2つの成分の反転がベースバンド内で行われ得る。一部の実装形態では、出力のデスケーリング又は反転は、アナログ領域内で行われ得る一方、チャネルの残りの部分の反転は、ベースバンド内で行われ得る(例えば、複合アナログ及びデジタルベースバンドJT MU-MIMO)。
【0232】
[0263] 複合アナログ及びデジタルベースバンドJT MU-MIMOの一部の実装形態では、APがコントローラに自らのTx出力値を送信することができ、コントローラがAPにアナログプリコーディング出力スケール値を送信することができる。その後、APは、出力スケーリングを行い、JPプリコーディング手順を開始することができる。
【0233】
[0264] 複合アナログ及びデジタルベースバンドJT MU-MIMOの一部の実装形態では、スレーブAPが自らの伝送出力を報告することをマスタAPが要求し得る。その後、マスタAPは、スレーブAPにアナログ出力スケール値を送信することができる。図21及び図22は、明示的フィードバックを伴うJT MU-MIMO手順の例に関する手順及びフレーム交換の例を示す。図23及び図24は、黙示的フィードバックを伴うJT MU-MIMO手順の例に関する手順及びフレーム交換の例を示す。図21及び図23は、マスタAPがプリコーダを設計する不平衡出力シナリオのJT手順を示す。図22及び図24は、各APがプリコーダを設計する不平衡出力シナリオのJT手順を示す。
【0234】
[0265] 一部の実装形態では、APの伝送出力及びAPのプリコーダを設定するためにAP及びSTAが協調し、プリコーダは、マスタAPにおいて設計される。複合アナログ及びデジタルベースバンドJT MU-MIMOの一部の実装形態では、実効JPチャネルHがSTAから送信されることをAPが要求することができる。次いで、マスタAP又はコントローラは、実行チャネルの条件数を正規化し、JP伝送のために別々のアナログスケーリング及びデジタルプリコーディングパラメータをAPに送信することができる。
【0235】
[0266] かかる手順の一例は、セットアップ段階、チャネル/出力取得段階、プリコーダ情報段階及び伝送段階を有するものとして記載することができる。これらは、例示的であり、この手順は、段階の任意の適切な順序又は組み合わせによって実装することができる。
【0236】
[0267] 例示的なセットアップ段階中、各STAは、複数のAPに関連付けられ、自らが可能なマルチAP伝送の種類(例えば、この事例ではジョイント伝送)を識別する。AP及びSTAの両方は、それらが、出力の不均衡に関するアナログ及びデジタル処理の能力があることを示す。その能力がない場合、AP/STAは、マルチAP方式から脱落し、単一のAP/STAから伝送/受信することに決め得ることに留意されたい。
【0237】
[0268] 例示的なチャネル/出力取得段階中、AP及びSTAをサウンディング手順にかけて実効MIMOチャネルを識別する。これは、明示的又は黙示的であり得る。チャネルの取得時、追加のAPがマスタAPに相対出力情報(例えば、出力レベルフィードバック)を送信することができる。
【0238】
[0269] 例示的なプリコーダ情報段階中、マスタAPは、二次/スレーブAPにアナログ及びデジタルプリコーダ情報を送信することができる。アナログプリコーダは、全行列プリコーダであり得る。アナログプリコーダは、出力の均衡のために両方のAPの出力を正規化する出力調節プリコーダであり得るか、又はかかる出力調節プリコーダを含み得る。
【0239】
[0270] 例示的な伝送段階中、APは、アナログ及びデジタルプリコーダを使用してSTAにJTフレームを伝送する。これらの段階の例を明示的フィードバック及び黙示的フィードバックに関して図21図22図23及び図24に示し、図21は、マスタAPがプリコーダを設計する不均衡出力シナリオに関するマスタAPを用いたJT手順の一例を示す(明示的フィードバック)。
【0240】
[0271] 図21に示すように、2110~2140のプロセスは、JT手順の一例を表す。2110では、各STAが複数のAPに関連付けられ、自らが可能なマルチAP伝送の種類を識別することができる。例えば、AP(例えば、AP1及びAP2)及びSTA(例えば、STA1及びSTA2)の両方は、それらが、出力の不均衡に関するアナログ及びデジタル処理の能力があることを示す。2120では、パウダ及びチャネル情報がマスタAP(例えば、AP1)によって取得され得、AP1がマスタトリガ2151、NDP2153、NDP2154、マスタトリガ2152、FB2155及びFB2156によってプリコーダを設計することができる。次いで、AP2がAP1に相対出力情報、即ち出力レベルフィードバック2157を送信することができる。2130では、AP1がマスタトリガ2158、実効出力レベルプリコーダ2159及びマスタトリガ2160によってAP2にプリコーダ情報を送信することができる。次いで、2140では、両方のAPがSTAにJTフレーム(即ちJT MU-MIMO2161及びJT MU-MIMO2162)を送信することができ、STAは、APにACK2163及びACK2164をそれぞれ報告することができる。
【0241】
[0272] 図22は、各APがプリコーダを設計する不均衡出力シナリオに関するマスタAPを用いたJT手順の一例を示す(明示的フィードバック)。図22に示すように、2210~2230のプロセスは、JT手順の一例を表す。2210では、各STAが複数のAPに関連付けられ、自らが可能なマルチAP伝送の種類を識別することができる。例えば、AP(例えば、AP1及びAP2)及びSTA(例えば、STA1及びSTA2)の両方は、それらが、出力の不均衡に関するアナログ及びデジタル処理の能力があることを示す。2220では、パウダ及びチャネル情報がマスタAP(例えば、AP1)によって取得され得、各APがマスタトリガ2241、NDP2242、NDP2243、トリガ2244、FB2245、FB2246、出力レベルフィードバック2247、トリガ2248、FB2249、FB2250及び出力レベルフィードバック2251によって自らのプリコーダを設計することができる。次いで、2130では、AP1がSTAにマスタトリガ2252及びJT MU-MIMO2253を送信することができる。AP2は、STAにJT MU-MIMO2254を送信することができる。STAは、APにACK2255及びACK2256をそれぞれ報告することができる。
【0242】
[0273] 図23は、マスタAPがプリコーダを設計する不均衡出力シナリオに関するマスタAPを用いたJT手順の一例を示す(黙示的フィードバック)。2310では、各STAが複数のAPに関連付けられ、自らが可能なマルチAP伝送の種類を識別することができる。例えば、AP(例えば、AP1及びAP2)及びSTA(例えば、STA1及びSTA2)の両方は、それらが、出力の不均衡に関するアナログ及びデジタル処理の能力があることを示す。2320では、パウダ及びチャネル情報がマスタAP(例えば、AP1)によって取得され得、AP1がマスタトリガ2351、NDP2353、NDP2354、マスタトリガ2352及び出力レベルフィードバック2355によってプリコーダを設計することができる。次いで、2330では、AP1がマスタトリガ2356、実効出力レベルプリコーダ2357及びマスタトリガ2358によってAP2にプリコーダ情報を送信することができる。次いで、2340では、両方のAPがSTAにJTフレーム(即ちJT MU-MIMO2359及びJT MU-MIMO2360)を送信することができ、STAは、APにACK2361及びACK2262をそれぞれ報告することができる。
【0243】
[0274] 図24は、各APがプリコーダを設計する不均衡出力シナリオに関するマスタAPを用いたJT手順の一例を示す(黙示的フィードバック)。2410では、各STAが複数のAPに関連付けられ、自らが可能なマルチAP伝送の種類を識別することができる。例えば、AP(例えば、AP1及びAP2)及びSTA(例えば、STA1及びSTA2)の両方は、それらが、出力の不均衡に関するアナログ及びデジタル処理の能力があることを示す。2420では、パウダ及びチャネル情報がマスタAP(例えば、AP1)によって取得され得、各APがマスタトリガ2441、トリガ2442、NDP2443、NDP2444、出力レベルフィードバック2245、トリガ2246及び出力レベルフィードバック2247によって自らのプリコーダを設計することができる。次いで、2430では、AP1がSTAにマスタトリガ2448及びJT MU-MIMO2449を送信することができる。AP2は、STAにJT MU-MIMO2450を送信することができる。STAは、APにACK2451及びACK2452をそれぞれ報告することができる。
【0244】
[0275] 上記では特徴及び要素を特定の組み合わせで記載したが、各特徴及び要素は、単独で又は他の特徴及び要素との任意の組み合わせで使用できることを当業者であれば理解するであろう。加えて、本明細書に記載した方法は、コンピュータ又はプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれるコンピュータプログラム、ソフトウェア又はファームウェアによって実装することができる。コンピュータ可読媒体の例は、(有線又は無線接続上で伝送される)電子信号及びコンピュータ可読記憶媒体を含む。コンピュータ可読記憶媒体の例は、これのみに限定されないが、読取専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリ装置、内蔵ハードディスク及び脱着可能ディスク等の磁気媒体、光磁気媒体並びにCD-ROMディスク及びデジタル多用途ディスク(DVD)等の光媒体を含む。WTRU、UE、端末、基地局、RNC又は任意のホストコンピュータで使用するための無線周波数トランシーバを実装するために、ソフトウェアに関連するプロセッサを使用することができる。
【誤訳訂正2】
【訂正対象書類名】特許請求の範囲
【訂正対象項目名】全文
【訂正方法】変更
【訂正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実行されるマルチアクセスポイント(マルチAP)通信の方法であって、
複数のアクセスポイント(AP)の第1のAPから第1のトリガフレームを受信することであって、前記第1のトリガフレームは、第1の情報を含む、受信することと、
前記第1のトリガフレームを受信した後の所定の期間において、前記複数のAPの第2のAPから第2のトリガフレームを受信することであって、前記第2のトリガフレームも前記第1のトリガフレームの前記第1の情報を含む、受信することと、
前記第1のトリガフレーム及び前記第2のトリガフレームに基づいて同期フレームを生成することであって、前記同期フレームは、同期情報を含む、生成することと、
少なくとも前記第1のAP及び前記第2のAPに前記同期フレームを伝送することと、
前記第1のAP及び前記第2のAPのそれぞれから、前記同期情報に基づいてデータ伝送を受信すること
を含む方法。
【請求項2】
前記同期情報は、伝送出力情報、伝送開始時間情報又は伝送周波数情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2のトリガフレームは、第2のデータ伝送のための構成情報を更に含み、前記構成情報は、前記第1のトリガフレームの第2の情報と異なる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記同期フレームは、前記構成情報に対応する確認情報を更に含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記同期フレームは、前記第1のトリガフレームの第3の情報を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のAP及び前記第2のAPのそれぞれにACK/NACKレポートを伝送することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のトリガフレームは、WTRU関連情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記WTRU関連情報は、パケットID、リソース割り当て、空間ストリーム割り当て又はMCS関連情報を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
マルチアクセスポイント(マルチAP)通信を行うように構成されている無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
複数のアクセスポイント(AP)の第1のAPから第1のトリガフレームを受信することであって、前記第1のトリガフレームは、第1の情報を含む、受信すること、及び
前記第1のトリガフレームを受信した後の所定の期間において、前記複数のAPの第2のAPから第2のトリガフレームを受信することであって、前記第2のトリガフレームも前記第1のトリガフレームの前記第1の情報を含む、受信すること
を行うように構成されている受信機と、
前記第1のトリガフレーム及び前記第2のトリガフレームに基づいて同期フレームを生成するように構成されるプロセッサであって、前記同期フレームは、同期情報を含む、プロセッサと、
少なくとも前記第1のAP及び前記第2のAPに前記同期フレームを伝送するように構成されている送信機と
を含み、及び前記受信機は、前記第1のAP及び前記第2のAPのそれぞれから、前記同期情報に基づいてデータ伝送を受信するように更に構成されている、無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項10】
前記同期情報は、伝送出力情報、伝送開始時間情報又は伝送周波数情報を含む、請求項9に記載のWTRU。
【請求項11】
前記第2のトリガフレームは、第2のデータ伝送のための構成情報を更に含み、前記構成情報は、前記第1のトリガフレームの第2の情報と異なる、請求項9に記載のWTRU。
【請求項12】
前記同期フレームは、前記構成情報に対応する確認情報を更に含む、請求項11に記載のWTRU。
【請求項13】
前記同期フレームは、前記第1のトリガフレームの第3の情報を更に含む、請求項9に記載のWTRU。
【請求項14】
前記送信機は、前記第1のAP及び前記第2のAPのそれぞれにACK/NACKレポートを伝送するように更に構成されている、請求項9に記載のWTRU。
【請求項15】
前記第1のトリガフレームは、WTRU関連情報を含む、請求項9に記載のWTRU。
【請求項16】
前記WTRU関連情報は、パケットID、リソース割り当て、空間ストリーム割り当て又はMCS関連情報を含む、請求項9に記載のWTRU。
【誤訳訂正3】
【訂正対象書類名】図面
【訂正対象項目名】全図
【訂正方法】追加
【訂正の内容】
図1A
図1B
図1C
図1D
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
【国際調査報告】