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特表2022-507639ディスペンサ用の交換可能な飲料流出口及び導管
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-18
(54)【発明の名称】ディスペンサ用の交換可能な飲料流出口及び導管
(51)【国際特許分類】
   B67D 1/04 20060101AFI20220111BHJP
【FI】
B67D1/04 F
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021526770
(86)(22)【出願日】2019-11-20
(85)【翻訳文提出日】2021-06-29
(86)【国際出願番号】 US2019062406
(87)【国際公開番号】W WO2020106834
(87)【国際公開日】2020-05-28
(31)【優先権主張番号】62/770,320
(32)【優先日】2018-11-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】512300506
【氏名又は名称】コラヴァン,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】ライダー,マイケル
(72)【発明者】
【氏名】ディランツ,オットー
(72)【発明者】
【氏名】スウィージー,アンドリュー,エス.
【テーマコード(参考)】
3E082
【Fターム(参考)】
3E082AA04
3E082BB05
3E082CC01
3E082DD01
3E082FF05
(57)【要約】
ディスペンサが飲料容器に支持されるように、飲料容器(700)に固着するように適応させたボディ(3)と、ボディ(3)に取り外し可能に取り付けられた少なくとも1つの導管(200)であって、飲料を保持する容器にガスを供給するため、及び、容器外へ飲料を導くために容器から飲料を受け取るための少なくとも1つの導管(200)と、ボディ(3)に取り外し可能に取り付けられ、飲料を受け取ってユーザのカップに飲料を分配するために少なくとも1つの導管(200)に流体的に結合された分配口(38)と、ボディ(3)に取り付けられた少なくとも1つのバルブ(36)であって、少なくとも1つの導管を介する容器へのガスの流入又は容器からの飲料の流出を制御するための少なくとも1つのバルブ(36)と、少なくとも1つの導管に流体的に結合された加圧ガス源(100)とを含む、容器にマウントされる飲料ディスペンサ(1)。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器にマウントされる飲料ディスペンサであって、
ディスペンサが飲料容器に支持されるように、前記飲料容器に固着するように適応させたボディと、
前記ボディに取り外し可能に取り付けられた少なくとも1つの導管であって、飲料を保持する容器にガスを供給するため、及び、前記容器外へ飲料を導くために前記容器から前記飲料を受け取るための少なくとも1つの導管と、
前記ボディに取り外し可能に取り付けられ、飲料を受け取ってユーザのカップに前記飲料を分配するために前記少なくとも1つの導管に流体的に結合された分配口と、
前記ボディに取り付けられた少なくとも1つのバルブであって、前記少なくとも1つの導管を介する前記容器へのガスの流入又は前記容器からの飲料の流出を制御するための少なくとも1つのバルブと、
前記少なくとも1つの導管に流体的に結合された加圧ガス源と
を含む、ディスペンサ。
【請求項2】
前記少なくとも1つの導管及び前記分配口が、分配の間に飲料に接触するディスペンサの唯一の部分である、請求項1に記載のディスペンサ。
【請求項3】
前記少なくとも1つの導管が、前記容器へのガスの供給及び前記容器からの飲料の受け取りを行うための単一の導管を含み、前記少なくとも1つのバルブが、前記単一の導管へのガス流入を制御するように適応されたガスバルブを含む、請求項1に記載のディスペンサ。
【請求項4】
前記単一の導管が、ニードルの先端部を前記容器の内部空間に位置決めするために前記容器の開口部のコルクを通じて挿入されるように構成された前記ニードルの一部であり、前記ニードルが、前記単一の導管との流体連通を提供するための前記先端部の開口部を有する、請求項3に記載のディスペンサ。
【請求項5】
前記少なくとも1つの導管が、前記容器にガスを供給するための第1の導管と、前記容器から飲料を受け取るための第2の導管とを含む、請求項1に記載のディスペンサ。
【請求項6】
前記第1及び第2の導管が、前記容器の開口部のコルクを通じて挿入されるように構成されたニードルの一部である、請求項5に記載のディスペンサ。
【請求項7】
前記少なくとも1つの導管と前記分配口が、単体として形成される、請求項1に記載のディスペンサ。
【請求項8】
前記少なくとも1つの導管が、前記容器にガスを供給するための第1の導管と、前記容器から飲料を受け取るための第2の導管とを含む、請求項7に記載のディスペンサ。
【請求項9】
前記第1及び第2の導管が、前記飲料容器の開口部に挿入するように構成された単体として構成される、請求項8に記載のディスペンサ。
【請求項10】
前記分配口が、キャップの一部として形成され、前記キャップが、前記ボディと取り外し可能に係合され、前記少なくとも1つの導管を前記ボディに固着するように構成される、請求項1に記載のディスペンサ。
【請求項11】
前記少なくとも1つの導管が、前記容器にガスを供給するための第1の導管と、前記容器から飲料を受け取るための第2の導管とを含む、請求項10に記載のディスペンサ。
【請求項12】
前記第1及び第2の導管が、前記飲料容器の開口部に挿入するように構成された単体として構成される、請求項11に記載のディスペンサ。
【請求項13】
前記少なくとも1つの導管が、前記第1及び第2の導管の基端部にマウントされたハブを含み、前記ハブが、前記第1及び第2の導管を前記ボディに固着するように適応される、請求項12に記載のディスペンサ。
【請求項14】
前記キャップが、前記ボディと係合して前記ハブを前記ボディに固着させ、前記分配口を前記第2の導管に流体的に接続するように構成される、請求項13に記載のディスペンサ。
【請求項15】
前記少なくとも1つのバルブを自動的に制御して、前記少なくとも1つの導管内にガスが流れるようにし、前記飲料容器の内部空間を加圧するように適応されたコントローラをさらに含む、請求項1に記載のディスペンサ。
【請求項16】
前記少なくとも1つのバルブが、前記加圧ガス源から前記少なくとも1つの導管へのガスの流れを制御するように構成されたガス制御バルブを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項17】
前記少なくとも1つのバルブが、前記少なくとも1つの導管から前記分配口への飲料の流れを制御するように構成された飲料制御バルブを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項18】
前記ボディに取り付けられたクランプをさらに含む、請求項1に記載のシステムであって、前記クランプが、前記ボディを前記容器に取り外し可能に取り付けるように構成される、システム。
【請求項19】
前記ボディが、前記少なくとも1つの導管を前記容器の内部空間に挿入するために前記クランプに対して移動可能である、請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
前記少なくとも1つの導管を前記容器の前記内部と流体連通状態に置くために、前記少なくとも1つの導管が、前記容器の開口部のコルクを通じて挿入されるように構成されたニードルの一部である、請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
容器にマウントされる飲料ディスペンサであって、
飲料を保持する飲料容器にガスを供給するため、及び、前記容器外へ飲料を導くために前記容器から前記飲料を受け取るための少なくとも1つの導管であって、基端部の反対側に先端部を有する、少なくとも1つの導管と、
ディスペンサが前記飲料容器に支持されるように、前記飲料容器に固着するように適応させたボディであって、前記少なくとも1つの導管を受け入れて係合するための開口部を有するボディであり、前記少なくとも1つの導管が、前記少なくとも1つの導管の前記先端部を前記開口部に挿入し、次いで、前記開口部において前記少なくとも1つの導管の前記基端部を前記ボディに係合することによって、前記開口部に受け入れ可能である、ボディと、
前記ボディに取り付けられた少なくとも1つのバルブであって、前記少なくとも1つの導管を介する前記容器へのガスの流入又は前記容器からの飲料の流出を制御するための少なくとも1つのバルブと、
前記少なくとも1つの導管に流体的に結合された加圧ガス源と
を含む、ディスペンサ。
【請求項22】
前記ボディに取り外し可能に取り付けられ、飲料を受け取ってユーザのカップに前記飲料を分配するために前記少なくとも1つの導管に流体的に結合された分配口をさらに含む、請求項21に記載のディスペンサ。
【請求項23】
前記分配口が、前記少なくとも1つの導管を前記ボディに固着するように構成される、請求項22に記載のディスペンサ。
【請求項24】
前記少なくとも1つの導管が、前記容器にガスを供給するための第1の導管と、前記容器から飲料を受け取るための第2の導管とを含む、請求項21に記載のディスペンサ。
【請求項25】
前記第1及び第2の導管が、前記容器の開口部のコルクを通じて挿入されるように構成されたニードルの一部である、請求項24に記載のディスペンサ。
【請求項26】
前記少なくとも1つの導管が、前記第1及び第2の導管の基端部に取り付けられたハブを含む、請求項25に記載のディスペンサ。
【請求項27】
前記ボディと取り外し可能に係合され、前記少なくとも1つの導管を前記ボディに固着するように構成されたキャップをさらに含む、請求項1に記載のディスペンサ。
【請求項28】
前記少なくとも1つの導管が、前記容器にガスを供給するための第1の導管と、前記容器から飲料を受け取るための第2の導管とを含む、請求項27に記載のディスペンサ。
【請求項29】
前記第1及び第2の導管が、前記飲料容器の開口部に挿入するように構成された単体として構成される、請求項28に記載のディスペンサ。
【請求項30】
前記少なくとも1つの導管が、前記第1及び第2の導管の基端部にマウントされたハブを含み、前記ハブが、前記第1及び第2の導管を前記ボディに固着するように適応される、請求項29に記載のディスペンサ。
【請求項31】
前記キャップが、前記ボディと係合して前記ハブを前記ボディに固着させるように構成される、請求項30に記載のディスペンサ。
【請求項32】
前記少なくとも1つのバルブを自動的に制御して、前記少なくとも1つの導管内にガスが流れるようにし、前記飲料容器の内部空間を加圧するように適応されたコントローラをさらに含む、請求項21に記載のディスペンサ。
【請求項33】
前記少なくとも1つのバルブが、前記加圧ガス源から前記少なくとも1つの導管へのガスの流れを制御するように構成されたガス制御バルブを含む、請求項21に記載のシステム。
【請求項34】
前記ボディに取り付けられたクランプをさらに含む、請求項21に記載のシステムであって、前記クランプが、前記ボディを前記容器に取り外し可能に取り付けるように構成される、システム。
【請求項35】
前記ボディが、前記少なくとも1つの導管を前記容器の内部空間に挿入するために前記クランプに対して移動可能である、請求項34に記載のシステム。
【請求項36】
前記少なくとも1つの導管を前記容器の前記内部と流体連通状態に置くために、前記少なくとも1つの導管が、前記容器の開口部のコルクを通じて挿入されるように構成されたニードルの一部である、請求項35に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
この出願は、米国特許法第119条(e)の下で、2018年11月21日に出願された“REPLACEABLE BEVERAGE OUTLET AND CONDUIT FOR DISPENSER”と称する米国仮特許出願第62/770320号への優先権を主張し、同特許は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
この発明は、概して、例えば、ワインボトルからのワインの分配など、容器内からの流体の分配又は他の抽出に関する。容器に挟着するように構成されたデバイスを含む飲料ディスペンサについては、米国特許第9,010,588号及び米国特許第7,712,637号において説明されている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
発明の概要
本発明の態様による1つ又は複数の実施形態は、ユーザが、クロージャを取り出すことなく、コルク、プラグ、エラストマー隔壁又は他のクロージャによって密閉されたボトル内からワインなどの飲料を引き出すか又は抽出できるようにする。いくつかの事例では、そのようなボトルからの液体の取り出しは、1回又は複数回実行することができるが、それにもかかわらず、ボトルの密閉を維持するため、各飲料抽出の間及び抽出後、クロージャをその場所にとどめることができる。従って、飲料は、ボトルから何度も分配することができ、各抽出の合間に長期間、飲料品質にほとんど又は全く影響を及ぼすことなく、保管することができる。いくつかの実施形態では、飲料と反応する空気などのガスは、ボトル内からの飲料の抽出の間又は抽出後のいずれかに、ボトルにほとんど又は全く導入されないようにすることができる。従って、いくつかの実施形態では、ユーザは、コルクを取り出すことも又はコルクに損傷を与えることもなく、また、空気又は他の潜在的に損傷を与えるガス若しくは液体をボトルに入れることもなく、ワインボトルからワインを引き出すことができる。
【0004】
いくつかの実施形態では、飲料接触コンポーネントは、分配動作の合間に交換することができる。これにより、ユーザは、クロスコンタミネーションを回避することができ、従って、例えば、分配された飲料は、以前に分配された飲料によるマイナスの影響を受ける味又は見た目を有することはない。また、飲料接触コンポーネントの交換により、ユーザは、分配部品の詰まり、ニードルの摩耗又は破損など、他の問題を回避することもできる。いくつかの事例では、ディスペンサは、特定のタイプの飲料での使用のための専用の分配コンポーネントを有し得、ユーザは、分配されている飲料のタイプに応じてコンポーネントを交換することができる。例えば、飲料分配デバイスは、ニードル付きのボディを含み、ニードルは、圧力下で飲料容器から飲料の流入を得て、デバイスの分配口において飲料を分配するように構成される。ニードルは、圧力下でワインボトルなどの容器から飲料を受け取る1つ又は複数のルーメン又は通路を含み得る。いくつかの実施形態では、ニードルと分配口の両方とも交換可能であり、それにより、分配の間に飲料に接触するディスペンサのすべての部分を交換することができる。
【0005】
本発明の一態様では、容器にマウントされる飲料ディスペンサは、ディスペンサが飲料容器に支持されるように、飲料容器に固着するように適応させたボディと、ボディに取り外し可能に取り付けられた少なくとも1つの導管であって、飲料を保持する容器にガスを供給するため、及び、容器外へ飲料を導くために容器から飲料を受け取るための少なくとも1つの導管とを含む。分配口は、ボディに取り外し可能に取り付けられ、飲料を受け取ってユーザのカップに飲料を分配するために少なくとも1つの導管に流体的に結合される。少なくとも1つのバルブは、ボディに取り付けて、例えば、飲料の分配を制御するために、少なくとも1つの導管を介する容器へのガスの流入又は容器からの飲料の流出を制御することができ、加圧ガス源は、少なくとも1つの導管に流体的に結合することができる。
【0006】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの導管及び分配口は、分配の間に飲料に接触するディスペンサの唯一の部分である。その結果、飲料に接触するディスペンサのすべての部分が交換可能であり得る。いくつかの事例では、飲料接触部分は、単一の部品として構成することができ、他の事例では、2つ以上の部品として構成することができる。一実施形態では、少なくとも1つの導管は、容器へのガスの供給及び容器からの飲料の受け取りを行うための単一の導管を含み、少なくとも1つのバルブは、単一の導管へのガス流入を制御するように適応されたガスバルブを含む。単一の導管は、ニードルの先端部を容器の内部空間に位置決めするために容器の開口部のコルクを通じて挿入されるように構成されたニードルの一部であり得、ニードルは、例えば、容器へのガスの供給及び容器からの飲料の受け取りを行うために、単一の導管との流体連通を提供するための先端部の開口部を有し得る。別の構成では、少なくとも1つの導管は、容器にガスを供給するための第1の導管と、容器から飲料を受け取るための第2の導管とを含む。従って、少なくとも1つの導管は、2つのルーメンを含み得、ガスを流すためのものと、飲料を流すためのものとを1つずつ含み得る。いくつかの事例では、第1及び第2の導管は、容器の開口部のコルクを通じて挿入されるように構成されたニードルの一部である。
【0007】
いくつかの実施形態では、分配口は、キャップの一部として形成され、キャップは、ボディと取り外し可能に係合され、少なくとも1つの導管をボディに固着するように構成される。例えば、少なくとも1つの導管は、容器にガスを供給するための第1の導管と、容器から飲料を受け取るための第2の導管とを含み得、第1及び第2の導管は、飲料容器の開口部に挿入するように構成された単体として構成することができる。ハブは、第1及び第2の導管の基端部にマウントすることができ、ハブは、第1及び第2の導管をボディに固着するように適応される。いくつかの事例では、キャップは、ボディと係合してハブをボディに固着させ、分配口を第2の導管に流体的に接続するように構成することができる。
【0008】
いくつかの構成では、ディスペンサは、コントローラを含み得、コントローラは、少なくとも1つのバルブを自動的に制御して、少なくとも1つの導管内にガスが流れるようにし、飲料容器の内部空間を加圧するように適応される。少なくとも1つのバルブは、加圧ガス源から少なくとも1つの導管へのガスの流れを制御するように構成されたガス制御バルブ及び/又は少なくとも1つの導管から分配口への飲料の流れを制御するように構成された飲料制御バルブを含み得る。
【0009】
いくつかの実施形態では、ディスペンサは、ボディに取り付けられたクランプを含み、クランプは、例えば、ディスペンサがクランプによって容器に支持されるように、ボディを容器に取り外し可能に取り付けるように構成される。ボディは、少なくとも1つの導管を容器の内部空間に挿入するためにクランプに対して移動可能であり得、例えば、少なくとも1つの導管は、クランプに対してボディを下向きに移動することによって、容器の開口部のコルクを通じて挿入されるように構成されたニードルの一部であり得る。
【0010】
本発明の別の態様では、容器にマウントされる飲料ディスペンサは、飲料を保持する容器にガスを供給するため、及び、容器外へ飲料を導くために容器から飲料を受け取るための少なくとも1つの導管を含む。少なくとも1つの導管は、例えば、1つ又は複数のルーメンを有するように、基端部のハブを含むようになど、上記で論じられるように構成することができる。ディスペンサのボディは、ディスペンサが飲料容器に支持されるように、例えば、容器の首と係合するクランプを使用して、飲料容器に固着するように適応させることができる。ボディは、少なくとも1つの導管を受け入れて係合するための開口部を有し得、少なくとも1つの導管は、少なくとも1つの導管の先端部を開口部に挿入し、次いで、開口部において少なくとも1つの導管の基端部をボディに係合することによって、開口部に受け入れ可能である。例えば、少なくとも1つの導管は、基端部のハブを有するニードルとして構成することができ、ニードルは、ボディと係合することができ、その係合は、ニードルの先端部をボディの開口部に挿入し、開口部を通じてニードルを延伸させ、それにより、開口部においてハブがボディと係合することによって行われる。少なくとも1つのバルブは、ボディに取り付けて、少なくとも1つの導管を介する容器へのガスの流入又は容器からの飲料の流出を制御することができ、加圧ガス源は、少なくとも1つの導管に流体的に結合することができる。
【0011】
いくつかの実施形態では、分配口は、ボディに取り外し可能に取り付けることができ、飲料を受け取ってユーザのカップに飲料を分配するために少なくとも1つの導管に流体的に結合することができる。例えば、分配口は、少なくとも1つの導管をボディに固着するように構成することができる。いくつかの構成では、分配口は、キャップの一部であり、キャップは、ボディと取り外し可能に係合され、少なくとも1つの導管をボディに固着するように構成され、例えば、キャップは、ボディの開口部にニードルを捕捉するようにニードルのハブにかぶせてボディと係合することができる。
【0012】
いくつかの実施形態では、ディスペンサは、コントローラを有し得、コントローラは、少なくとも1つのバルブを自動的に制御して、少なくとも1つの導管内にガスが流れるようにし、飲料容器の内部空間を加圧するように適応される。少なくとも1つのバルブは、一例として、加圧ガス源から少なくとも1つの導管へのガスの流れを制御するように構成されたガス制御バルブを含み得る。ディスペンサの他の任意選択的な特徴については、以下でさらに詳細に論じる。
【0013】
デバイスの様々な例示的な実施形態については、以下でさらに描写し、説明する。
【0014】
図面の簡単な説明
本発明の態様は、様々な実施形態及び図を参照して説明する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】飲料ボトルのクロージャを通じて導管を導入する準備としての飲料分配デバイスの概略図を示す。
図2】例示的な実施形態における分配デバイスの斜視図を示す。
図3図2の分配デバイスから取り外された分配口を備えるキャップを示す。
図4図2の実施形態における、キャップを取り外したところを示す。
図5】例示的な実施形態におけるニードルの側面斜視図を示す。
図6図5のニードルの正面図を示す。
図7図5のニードルの断面図を、図8の線7-7に沿って示す。
図8図5の上面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0016】
詳細な説明
本発明の態様は、例示的な実施形態を参照して以下で説明するが、本発明の態様は、説明される特定の実施形態を考慮して狭義に解釈してはならないことを理解すべきである。従って、本発明の態様は、本明細書で説明される実施形態に限定されない。また、本発明の様々な態様は、単独で使用すること及び/又は互いに適した任意の組合せで使用することができ、従って、様々な実施形態は、任意の特定の1つ又は複数の特徴の組合せを必要とすると解釈すべきではないことも理解すべきである。代わりに、説明される実施形態の1つ又は複数の特徴は、他の実施形態の他の任意の適切な特徴と組み合わせることができる。
【0017】
図1は、本発明の1つ又は複数の態様を組み込む飲料分配システム(又はデバイス)1の一実施形態の概略図を示す。一般に、デバイス1は、ニードル又は他の導管を飲料容器700に挿入し、導管を介して容器700にガスを注入し、注入ガス又は容器内の他の圧力によって容器700から飲料を押し出して分配するために使用される。この例示的なデバイス1は、加圧ガス源100(圧縮ガスシリンダなど)が取り付けられたボディ3を含み、加圧ガス源100は、圧力下(例えば、シリンダから分配される際は、2600psi以下)でレギュレータ600にガスを提供する。この構成では、シリンダ100は、ねじ込み式接続によってボディ3及びレギュレータ600に固着されるが、ガスシリンダをシリンダレシーバと係合するための機構に関するそれらの教示に対して、以下で説明されるもの及び/又は米国特許第4,867,209号、米国特許第5,020,395号及び米国特許第5,163,909号で説明されるもの(参照により本明細書に組み込まれる)など、他の構成も可能である。レギュレータ600は、詳細を省略して概略的に示されているが、プリセット又は可変流出口圧力へのガス圧力の調節が可能な様々な市販の又は他の単段若しくは多段圧力レギュレータのいずれかであり得る。レギュレータ600の主な機能は、例えば、容器700の内側で確立された圧力が所望のレベルを超えないような、容器700(ワインボトルなど)への供給に適した圧力及びフローレートのガスを提供することである。他の実施形態では、シリンダ100から放出されるガスの圧力調節は不要であり、代わりに、調節されていないガス圧力を容器700に供給することができる。
【0018】
実施形態は、ガスの流れ及び/又は容器700からの飲料の流れを制御するための少なくとも1つのバルブも含む。この実施形態では、ガス制御バルブ36は、ガス源100から容器700の内部と流体連通している流路へのガスの流れを制御するために提供される。任意選択的に、飲料制御バルブ(不図示)は、容器700から分配口38への飲料の流れを制御するために提供され得るが、この実施形態では使用されない。他の構成も可能であり、例えば、単一のバルブがガスと飲料の両方の流れを制御すること(例えば、三方バルブを使用して)、単一のバルブを使用して飲料の流れのみを制御すること(例えば、デバイス1が容器700と係合した状態で、ガス源100から容器700へのガスの流れは常に開放したままでもよく、飲料の流れは、飲料制御バルブを開放/閉鎖することによってのみ制御することができる)が可能である。ガス制御バルブ36及び/又は他のバルブは、使用された場合、コントローラ34(すなわち、制御回路)によって制御することができる。例えば、コントローラ34は、デバイス1が容器700と係合した際にそれを検出すること及び/又は導管が容器700の内部空間と流体連通していることを検出することができ(例えば、ニードルがコルクを通じて挿入されたこと又はデバイスクランプ4が容器の首と係合したことを検出することによって)、次いで、それに従ってバルブを制御することができる。コントローラ34によって制御されない場合は、ユーザによってガス制御バルブ36を手動で動作すること、及び/又は、バルブの開放及び/又は閉鎖を行えるようにユーザがユーザインタフェース(ボタン、タッチスクリーンなど)を介してコントローラ34に入力を提供することができる。別のオプションとして、複数のバルブが使用される場合、バルブの動作は、機械的に又は電子制御を介してかに関わらず、連動させることができ、その結果、例えば、ガス制御バルブ36が開放している際は、飲料制御バルブは閉鎖している(逆も同様である)ようになるか、又は、一方のバルブが開放している際は、他方のバルブも開放しているようになる(容器700の内部にアクセスするために2ルーメンニードルを使用する際など)。
【0019】
ガスを容器700に導入し、飲料を抽出するため、少なくとも1つの導管は、容器700の内部と流体連通状態に置かれる。この実施形態では、ボディ3に取り付けられたニードル200は、容器700の首の開口部を密閉するコルク又は他のクロージャ730を通じて挿入される。この例示的なデバイス1では、ニードル200は、ニードル200のルーメンとの流体連通を提供するため、ニードルチップ又はニードル200の先端部近くの少なくとも1つのニードル開口部を有するニードルの側壁に沿った2つのルーメン又は導管を含む。ニードル200は、異なる方法で、コルク又は他のクロージャ730に挿入して通すことができるが、この実施形態では、デバイス1は、クランプ4によって容器700に固着することができるベース2を含む。理解されるように、飲料分配デバイスは、例えば、デバイスがボトルに支持されるようにデバイス1をボトルの首に挟着することによって、デバイス1を容器700と係合するように構成されたクランプ又は他の構成から利益を得ることができる。デバイスは、1つ又は複数のクランプアーム41を含み得、1つ又は複数のクランプアーム41は、ボトルと係合するように構成されたベース2に移動可能にマウントされる。従って、クランプは、クランプ4の受け取り空間44内に容器の首を受け入れることができる。この実施形態では、クランプアーム41(図1には、1つのみ示されている)は、容器の首に係合力をかけるためにベース2に対して動くようなばねバイアス式であり得る。また、クランプ係合のばねバイアス性質は、クランプ4が異なるサイズの容器の首に対応できるようにすることもできる。或いは、クランプ4は、ラチェットストラップ、バックル、ねじ部品などを固着することによってなど、他の方法で、ベース2を容器の首に固着することができる。
【0020】
ボディ3は、ベース2に対して移動可能であり得、例えば、ボディ3のレールは、ベース2の対応するチャネル内で動かすことができる。従って、容器クロージャ730に対するボディ3及び取り付けられたニードル200の動きは、ベース2によって誘導することができ、例えば、ボディ3は、ニードル200をクロージャ730内外に動かすためにベース2に対して上方位置と下方位置との間で滑動させることができる。それに加えて、ニードル200の動きは、ニードルガイド202によって誘導することができ、ニードルガイド202は、ベース2に取り付けられ、クロージャ730の真上に位置決めされる。クロージャ730を通じてニードル200を挿入するため、ユーザは、ベース2と容器700を互いに対して少なくともある程度静止した状態を維持しながら、ボディ3を下向きに押し付けることができる。ニードル200は、ベース2に対するボディ3の誘導運動(例えば、レール及びチャネルによる)によって、少なくとも部分的にその運動が誘導されて、クロージャ730を通過する。ベース2に対するボディ3の動きを誘導するための他の構成も可能であり、ベース2上の1つ又は複数のレールを提供し、ボディ3のチャネル又は他のレシーバと係合させること、ボディ又はベース上の細長いスロット、チャネル又は溝を提供し、ボディ又はベースの他方の対応するフィーチャ(例えば、タブ)と係合させ、滑動運動を可能にすること、ボディとベースを共に接続し、ニードルをクロージャに挿入するためのボディの動きを可能にするリンク機構などが挙げられる。
【0021】
クロージャ730を通ってニードル200を適切に挿入すると、ニードル200の先端部は、クロージャ730の下方及び容器700の内部空間内に位置決めすることができる。これにより、容器700の内部とニードル200の1つ又は複数の導管との間の流体連通が可能になる。ニードル200が1つのルーメン又は導管を含む実施形態では、バルブ36は、容器700に加圧ガスを提供することと、容器700から飲料が流れるようにすることとを行うように制御することができる。例えば、最初に、容器700内の加圧条件を確立するために、単一のニードル導管を介してガスを容器700に導入し、次いで、ガスの流れを停止し、加圧飲料が単一の導管から分配口38に流れるようにすることができる。ニードル200が2つのルーメン若しくは導管を含む(又は2つ以上のニードルが使用される)場合は、1つ又は複数の導管は、容器へのガス流入専用にし、1つ又は複数の他の導管は、飲料の流出専用にすることができる。従って、ガス制御バルブ36は、ガス導管へのガス流入を制御することができ、飲料制御バルブは、飲料導管からの飲料の流出を制御するために提供され得る。コルク又は他のクロージャを貫通することができるニードル又は他の構造の使用は必須ではないことを理解すべきである。代わりに、任意の適切なホース、パイプ、管又は他の導管をニードルとして使用することができ、例えば、コルクを取り出し、例えば、プラグ、ストッパ又はキャップ(それを通じて導管が延伸する)によって、導管を容器700に流体的に結合することができる。従って、ニードルは、ボトルコルク又は他のクロージャを貫通できるようなものにする必要はない。
【0022】
本発明の態様によれば、分配デバイスは、取り外して他のコンポーネントと交換することができる飲料接触コンポーネントを含む。上記で論じられるように、これにより、ユーザは、異なる飲料を分配する際にクロスコンタミネーションを回避することができる。この実施形態では、デバイス1は、交換可能なニードル200及び分配口38を含む。ニードル200の飲料ルーメン201及び分配口38は分配の間に飲料に接触するデバイスの唯一の部分であるため、デバイス1のすべての飲料接触部分を要望通り交換することができる。ニードル200又は他の導管構成及び分配口38は、異なる方法で、デバイス1と取り外し可能に係合することができるが、この実施形態では、ニードル200は、1対のルーメン201、203を含み、1対のルーメン201、203は、互いに合わせて取り付けられ、ボディ3の開口部32において係合されるハブ206から延伸する。ボディ3からニードル200を取り出すため、キャップ35はボディ3と係合してニードル200を固着するように動作することを理由に、キャップ35が最初に取り外される。キャップ35を取り外した状態では、ニードル200は、ボディ32の開口部32から上向きに動かすことができ、その結果、ハブ206は上向きに動き、開口部32から抜け出る。ニードル200は、ニードル200の先端部が開口部32を出るまで、さらに引き出すことができる。新しいニードル200を元に戻すため、ニードル200の先端部を最初に開口部32に挿入し、図1に示されるようにハブ206が開口部32と係合する(例えば、開口部32に受け入れられる)まで、開口部32を通じてニードル200を延伸させることができる。また、分配口38は、開口部と解放可能に係合することができ、この実施形態では、分配口38は、ニードル200のハブ206にかぶせてボディ3に取り付けることができるキャップ35の一部として形成される。ボディ3とのキャップ35の係合は、いくつかの目的を果たすことができ、それらの目的は、開口部32においてハブ206を固定することや、分配口38をニードル200の飲料ルーメン201と流体的に結合することを含む。キャップ35は、バイオネット接続、ねじ込み式接続、1つ又は複数のねじ又は他の締結部などによってなど、異なる方法で、ボディ3と係合することができる。また、ニードル200及びキャップ35は、この実施形態では、2つの別個の部品として構成されるが、キャップ35とニードル200は一体化することができ、その結果、一体化されたキャップ35とニードル200を係合することにより、1つの動作で、ニードル200の飲料接触導管及び分配口38がボディ3に取り付けられる。他の構成では、分配口38は、ニードル200又は他の飲料導管201と一体化することができる。従って、分配口38は、キャップ35又は他の同様の構造の一部にする必要はない。
【0023】
図2~4は、図1のフィーチャを含む分配デバイス1の例示的な実施形態を示す。ボディ3は、ベース2に対して垂直方向に、すなわち、上下方向に(例えば、ニードル200の長さに沿った方向に)移動可能であり、その結果、ベース2に対するボディ3の動きにより、容器700のクロージャ730を通じてニードル200を挿入することができる。また、図2は、この実施形態におけるクランプ4の2つのクランプアーム41も示し、クランプアーム41は、容器の首を受け入れて係合することができ、その結果、例えば、デバイス1は、容器700に立設状態に完全に支持される。この例示的な実施形態では、クランプアーム41は、ベース2に枢動可能にマウントすることができ、その結果、例えば、アーム41間に位置決めされたボトルの首に挟着するため、アーム41には、通常、互いに引き寄せられるようなバイアスがかかる。しかし、クランプアーム41は、リンク機構、リビングヒンジ及びその他によってなど、他の方法で、ベース2に対して移動可能にマウントすることができる。また、一方のアームをベースに固定し、他方を移動可能にすることもできる(ただし、この実施形態では、アームは依然として互いに対して移動可能であると言える)。ねじり又は他のばねは、クランプアーム41にバイアス力を提供するために使用することができる(仮に提供される場合)。クランプアーム41のクランプ力は、デバイス1をボトル700に支持できるほど、又は、ユーザがデバイス1をつかんで操作することによってボトル700を持ち上げてボトル700から飲料を注ぐことさえできるほど、十分ロバストなものであり得る。
【0024】
図1に示されるように、各クランプアーム41は、係合面43を含み得、係合面43は、容器の首と接触し、クランプ4を容器の首と係合する支援をすることができる。この実施形態では、アーム41は、アーム41間の受け取り空間44を定義し、受け取り空間44では、容器の首が受け入れられ、クランプ4によって係合される。アーム41は、クランプ4の底部におけるエントリ開口部46を定義し(図2を参照)、エントリ開口部46は、アーム41を容器の首に下向きに押し付けるように容器の首の上部がアーム41間に導入されるように、サイズ指定及び成形することができる。係合面43は、容器の首が受け取り空間44に入る支援をするために、容器の首(例えば、縁702)と接触することができる。この実施形態では、例えば、受け取り空間44へのその移動の際に容器の首の動きを誘導する上で役立てるため、係合面43は、それぞれのクランプアーム41に垂直方向に延在する。クランプアーム41に対して首が位置をシフトできるようにしながら、クランプアーム41が首と係合できるようにする上で役立てるため、係合面43は、比較的硬質の低摩擦表面を有し得る。係合面の下部43bは、受け取り空間44に対して内向き且つ上向きに傾けることができ、容器の首と接触し、アーム41を互いに引き離して受け取り空間44を拡大し、容器の首が受け取り空間44内に移動できるようにすることができる。下部43bの傾いた性質により、クランプ4は、異なるサイズ及び形状の容器の首に対応すること並びに、容器の首が受け入れられるにつれて、くっつくようにアーム41を促すばねバイアスに反して、互いに離れる方向への比較的漸進的なクランプアーム41の動きを提供することができる。上記で記述されるように、アーム41は、比較的高いばねの力によって、互いに対してバイアスをかけることができる。しかし、係合面43の傾いた構成は、アーム41を引き離して容器の首を受け取り空間44に収容するためにクランプ4を下向きに押し付けているユーザに適切な機械的利点を提供することができる。容器の首は、ニードルガイド202又は他のストッパと接触するまで受け入れることができ、それにより、受け取り空間44への容器の首のさらなる動きを防ぐ。係合面43は、受け取り空間44に対して上向き且つ外向きに傾斜する又は傾く上部43aを含み得る。この構成は、少なくとも2つの機能、すなわち、受け取り空間44の完全な受け入れ位置に容器の首を収容した状態を維持する上で役立てること、及び/又は、容器の首からクランプ4を取り外す支援をすることを提供することができる。受け取り空間44の完全な受け入れ位置に容器の首を収容した状態を維持するため、上部43aは、半径方向内向き且つ上向きの力を容器の首(例えば、縁702)にかける(又は、容器の基準点から、半径方向外向き且つ下向きの力をそのクランプアーム41にかける)ことができ、それにより、容器の首がニードルガイド202又は他のストッパと接触したままの状態を維持する上で役立てる。すなわち、上部43aと下部43bは両方とも、半径方向内向きの力を容器の首にかけることができ、上部43aは、受け取り空間44に対するその上向き且つ外向きの傾きにより、上向きの力を容器の首にかけることができる。これは、クランプ4に対して上向きに動くように容器の首を促す(又は、基準系に応じて、容器700に対して下向きに移動するようにクランプ4を促す)際に役立てることができる。クランプ4を取り外す支援をするため、上部43aは、単に容器700に対して上向きにクランプ4を引き上げることによって、容器の首からクランプ4を取り外せるようにすることができる。同じ方法で、下部43bは、クランプ4を容器に下向きに押し付けることによって、受け取り空間4に容器の首を受け入れる支援をすることができ、上部43aは、受け取り空間44から首を取り出す支援をすることができる。例えば、上部43aは、容器の首の縁702と接触し、クランプ4が容器700に対して上向きに動く際、容器の首から離れるように外向きに動くようにアームに促すことができる。
【0025】
クランプ4を容器700に下向きに押し付けることによって図1~4の実施形態におけるクランプ4の係合を支援するため、図1に示されるように、ベース2に対して上方位置にボディ3をロックするラッチ9を提供することができる。これにより、ユーザは、ニードル200をクロージャ730に挿入することなく、ボディ3をつかんで下向きに押し付けて、クランプ4を容器700と係合させることができる。この例示的な実施形態では、図1に示されるように、ラッチ9は、移動可能ラッチボルト92によって実装され、移動可能ラッチボルト92は、ベース2にマウントされ、ボディ3がベース2に対して上方位置にある際、ボディ3のラッチスロット93と係合するために、ばねバイアスの下で左に移動することができる。ラッチスライド91は、ベース2にマウントされ、ボルト92の右への移動を阻止するために、下向きに図1に示される位置に移動するようにばねバイアスがかけられる。従って、ボルト92がスロット93と係合し、スライド91がボルト92の右への移動を防いでいる限り、ボディ3は、ベース2に対して動くことができない。これにより、ユーザは、ボディ3をつかみ、クランプ4を容器の首に下向きに押し付けることができ、従って、上記で論じられるように、例えば、1つ又は複数の係合面43によって誘導されるように、容器の首が受け取り空間44内に受け入れられる。容器とのクランプ4の係合は、ベース2に対して下向きにボディ3が移動することなく、実行することができる。しかし、スライド91は、容器の首の上部がクランプ4の受け取り空間44に完全に受け入れられると、容器の首の上部がスライド91と接触し、ばねバイアスに反してスライド91を上向きに移動するように構成される。これにより、スライド91のノッチがボルト92と位置合わせされ、ボルト92の右への移動が可能になる。スライド91の上方の位置決めは、容器センサ81によって検出することができ、容器センサ81は、スライド91の上向きの位置決めによって作動する(閉鎖又は開放する)スイッチを含み得る。スライド91のノッチをボルト92と位置合わせすることで、ベース2に対して下向きのボディ3への力により、ボディ3の一部分は、ボルト92の端部の傾斜部と接触し、それにより、ボルト92は、右に押し動かされ、スライド91のノッチに入るようになる。これにより、ラッチ9が外れ、ボディ3は、ベース2に対して下向きの動きを続けることができ、それにより、ニードルガイド202によって誘導されるようにニードル200が容器のクロージャ730に挿入される。ボディ3がベース2に対してその下方位置に位置決めされると、ニードル200は、完全に挿入され、ニードルセンサ82は、例えば、ベース2との接触によってスイッチが作動することによって、ボディ3がその下方位置にあることを検出することができる。コントローラ34は、容器センサ81及びニードルセンサ82から情報を受信し、それに応答して、分配動作を開始する、ガス制御バルブ36の手動又は自動操作を可能にするなど、所望の措置を講じることができる。
【0026】
引き離すようにクランプアーム41にバイアスをかけるか又はバイアスを全くかけない構成では、ロック機構を使用して、クランプアーム41をボトルと係合することができる。すなわち、クランプアーム41がばねバイアス式であるか否かにかかわらず、アームの動きは、ロック機構によって何らかの方法で制限又はそうでなければ制御することができる。例えば、アーム41は、ラチェット及び爪機構によって一緒に固着することができ、それにより、クランプアーム41は、互いに対して自由に動けるようになるが、最初に爪がラチェットから外されない限り、互いに離れるようなアーム41の動きが妨げられる。この構成により、ユーザは、ラチェット及び爪を用いて、アーム41をボトルの首にしっかりと挟着することができ、それにより、ユーザが爪を解放するまで、アーム41が首を解放するために互いに離れることはないことが保証される。他の実施形態では、アーム41は、代替の方法で、互いに離れるような動きに反するように固着することができ、例えば、バックル及びストラップ(一方のアーム41にストラップを固着し、他方のアーム41にバックルを固着する)、ねじ及びナット(ねじが一方のアーム41と係合し、ナットが他方のアーム41と係合し、ねじとナットが互いにねじ込み式で係合してアーム41を一緒に固着する)、アーム41の先端部にわたって広がるフック及びループクロージャ要素、又は、アーム41とボトル700との係合に適した他の構成によってなどが挙げられる。
【0027】
図3は、図1~4の分配デバイス1のキャップ35を示し、図4は、キャップ35がボディ3から取り外されたデバイス1を示す。キャップ35を取り外した状態では、ニードル200を受け入れるボディ3の開口部32が露出される。これにより、ユーザは、デバイス1からニードル200を取り出すために、ボディ3に対して上向きにニードル200を動かすことができる。使用されたニードル200を取り出した状態では、別の交換用ニードル200の先端部を開口部32に挿入し、ハブ206が開口部32に受け入れられるまでニードル200を挿入し続けることによって、別の交換用ニードル200を開口部32に挿入することができる。その後、交換用キャップ35(又は以前に使用されたキャップ35)をボディ3と係合し、キャップ35とニードル200の両方を適所に固着することができる。図3は、この実施形態におけるキャップ35のバイオネット接続351を示し、例えば、バイオネットフィーチャを開口部32の対応する係合フィーチャと係合することによって、キャップ35をボディ3に固着するために使用される。この実施形態では、キャップ35は、図3の位置からハンドル352を上向きに押し上げるために、キャップ35において枢動可能なハンドル352を含む。これにより、ユーザは、ハンドル352をつかんで、キャップ35を捻り、バイオネットフィーチャ351を開口部32と係合することができる。キャップ35をボディ3と係合した後、ハンドル352は、下向きに折りたたんで、再び図2及び3に示される位置に戻すことができる。キャップ35をボディ3と係合することにより、ニードル200をボディ3に固着することのみならず、分配口38をニードル200の飲料通過ルーメンと流体的に結合することも行うことができる。例えば、分配口38の一部分は、ニードル200から分配口38に飲料を導けるように分配口38をハブ206と密閉係合するために、ハブ206の開口部に挿入することができる。
【0028】
図5~8は、図1~4の実施形態で使用することができるニードル200を示す。上記で説明されるように、ニードル200は、第1のルーメン201及び第2のルーメン203を含み、第1のルーメン201及び第2のルーメン203は、基端部から先端部まで延在し、それぞれが、その先端部に、第1の開口部204及び第2の開口部205を有する。この実施形態では、第1のルーメン201は、第1の開口部204で受け取られた飲料液体の流れを第1のルーメン201を通じて抽出デバイス1の分配口38に運ぶように構成される。第2のルーメン203は、例えば、ガスを供給して容器700の内部を加圧するために、ガス源100から第2の開口部205に加圧ガスの流れを運ぶように構成される。第1のルーメン201は液体の流れを運ぶように構成されるため、第1のルーメン201は、ガスの流れを運ぶ第2のルーメン203より大きな断面積(断面は、ニードル200の長さに垂直な平面において取られる)を有し得る。第1のルーメン201のより大きな断面積は、液体流の抵抗を低減する上で役立てることができ、従って、より小さな断面積を有するルーメンと比べてより高いフローレートをサポートする上で役立てることができる。しかし、第1のルーメン201と第2のルーメン203が異なる断面積又は他のサイズを有することは必須ではない。
【0029】
また上記でも言及されているように、ハブ206は、第1及び第2のルーメン201、203の基端部に取り付けられる。ハブ206は、第1及び第2のルーメン201、203をデバイス1の対応するフローチャネル又は導管に接続すること又は別の方法で結合することを容易にするように構成することができる。例えば、この事例のハブ206は、ガスポート62を有するボディ61を含み、ガスポート62は、ボディ61を通じて延在し、第2のルーメン203と流体連通する。ガスポート62は、ガス源を第2のルーメン203と流体的に接続するために、デバイス1の対応するポート又は他の構造と結合するように構成することができる。この実施形態では、ハブ206は、ガスポート62の近位に位置決めされた第1のガスケット63と、ガスポート62の遠位に位置決めされた第2のガスケット64とを含む。図1に示されるように、この構成により、ハブ206は、ボディ3の開口部32の中に受け入れることができ、その結果、第1及び第2のガスケット63、64は、開口部32と密閉係合することができる。その結果、ガスポート62は、ガス源に流体的に結合する開口部32内の空間と流体的に結合することができる。当然ながら、ガスポート62をガス源に流体的に結合するための他の構成も可能であり、例えば、ハブ206が抽出デバイス1によって受け入れられると対応するポート又は他の開口部と密閉係合するガスポート62の開口部の周りに位置決めされたOリング又は他のガスケット、ハブ206とデバイス1とのねじ込み式接続などが挙げられる。
【0030】
この実施形態では、ハブ206は、第1及び第2のタブ65、66も含み、第1及び第2のタブ65、66は、第1及び第2のルーメン201、203の長さに垂直な方向又は横方向に互いに離れるように延在する。これらのタブ65、66は、ハブ206がデバイス1と係合するとボディ3の開口部32の対応するスロットと係合することができ、例えば、ニードル200の長さに平行な軸の周りでのデバイス1に対するニードル200の回転又はニードル200の他の動き(ニードルの長さに沿った方向におけるものなど)を阻止する上で役立てることができる。従って、タブ65、66は、少なくとも1つの可動域においてハブ206そしてニードル200をデバイス1にロックするように機能する上で役立つバイオネットタイプの係合フィーチャを提供することができる。この例示的な実施形態では、第1のタブ65は、第2のタブ66より長い。この特徴は、ニードル200がデバイス1と係合すると、ハブ206がデバイス1に対して特定の方法で位置決めされることを保証する上で役立てることができる。例えば、デバイス1の開口部32は、第1及び第2のタブ65、66をそれぞれ受け入れて係合する第1及び第2のスロットを含み得る。第1のスロットは第2のスロットより長いものであり得、その結果、第1のタブ65が第1のスロットに入った状態でのみハブ206が受け入れられる。スロットとのタブ65、66の係合は、デバイス1に対するハブ206の回転を阻止する上で役立てることができる。この実施形態では、第2のタブ66は第1のタブ65より広く、この特徴もまた、デバイス1に対するハブ206の適切な向きを保証する上で役立てるために活用することができる。
【0031】
この例示的な実施形態では、ハブ206は、ボディ61の基端部の開口部67も含み、開口部67は、第1のルーメン201と流体連通する。ボディ61及び開口部67は、デバイス1の分配口38と第1のルーメン201の流体結合を容易にするように構成することができる。例えば、キャップ35とボディ3との係合により、キャップの分配口38をハブ206の開口部67と流体的に結合することができる。一実施形態では、キャップ35内の管の端部は、ハブ206と密閉係合するために開口部67内に嵌合することができ、従って、第1のルーメン201を出た飲料は、キャップの分配口38に移動する。この実施形態では、ボディ61は、ノッチ68を含み、ノッチ68は、開口部67(例えば、管)と係合する分配口導管の一部分が、ニードル200の長さに対して横方向にハブ206から離れるように延在できるようにする。これは、キャップの全高を低減する上で役立てることができるが、これは必須の特徴ではない。
【0032】
ニードル200の別の特徴は、ニードル200がハブ206によってのみ支持される一方で、コルクを通じて第1及び第2のルーメン201、203の先端部を挿入することによってワインボトルのコルク(又は飲料容器の他のクロージャ)を貫通させるために、ハブ206が第1及び第2のルーメン201、203を支持するように構築及び構成されることである。従って、ハブ206は、デバイス1と係合することができ、第1及び第2のルーメン201、203は、デバイス1から離れるように延在し、容器内部にアクセスするためにコルク又は他のクロージャを通じて第1及び第2のルーメン201、203を挿入できるように適切に支持することができる。上記で論じられるように、ニードル200の先端部をコルク又は他のクロージャに通すことにより、第1及び第2のルーメン201、203は、第1及び第2の開口部204、205を介して容器内部と流体連通状態に置かれる。図5~7に示されるように、コルク又は他のクロージャを貫通させる支援をするため、第1及び第2のルーメン201、203の先端部に単一の尖った端部を提供することができる。
【0033】
平滑な壁外面及びペンシルポイント又はフーバーポイントを有するニードル200は、ワインボトルのコルク又は他のクロージャを貫通させるのに効果的である一方で、飲料抽出の間にガス又は流体の出入りを防ぐためにコルクで効果的に密閉する。その上、そのようなニードルは、ニードルを引き出した後でコルクを再び密閉することができ、それにより、数か月又は数年の間、飲料風味の異常な変化をもたらすことなく、容器及び残留飲料を保管することができる(分配の間、不活性又は適切な非反応性若しくは低反応性ガスが容器内に注入される際など)。複数のニードルゲージを機能させることができるが、好ましいニードルゲージ(例えば、ニードル断面の長軸に沿った寸法に相当する)は、16~22ゲージ(すなわち、1.65mm~0.91mmの外形寸法)の範囲であり、いくつかの実施形態では、最適なニードルゲージは、17~20ゲージ(すなわち、1.47mm~1.07mmの外形寸法)の範囲である。これらのニードルゲージは、最小の容器内圧力で最適な流体の流れを提供しながら、挿入と抽出を繰り返した後でさえ、許容できる程度に低いレベルのコルク損傷で済ますことができる。さらに、そのようなニードルは、ワインボトル及び他の容器に一般的に見られるアルミ箔カバー又は他の包装紙を貫通させるために使用することもできる。従って、ニードルは、アルミ箔カバー又は他の要素のみならず、クロージャをも貫通することができ、それにより、飲料抽出の前にアルミ箔又は他の包装紙を取り除く必要がなくなる。他のニードルプロファイル及びゲージもシステムで使用することができる。いくつかの構成では、ニードルは、取り出した後にコルクを再び密閉できるように構成する必要はない。代わりに、ニードルは、大き過ぎてコルクを再び密閉することができないような開口部をコルクに形成することができる。
【0034】
様々な実施形態では、正しく機能するように複数のニードル長さを適応させることができるが、一般的には、標準のワインボトルコルクを通過させるには、約1.5インチの最小ニードル長さが必要とされることが分かっている。9インチもの長さのニードルを採用することもできるが、いくつかの実施形態に対して、最適な長さの範囲は、2~2.6インチであることが分かっている(ニードルの長さは、クロージャを貫通するように及び/又はクロージャ中を移動する際の誘導のためにニードルガイドに接触するように動作可能なニードルの長さである)。2つ以上のニードルが使用される際は、ニードルの長さは、同じものであっても、異なるものであってもよく、0.25インチ~10インチまで様々であってもよい。
【0035】
いくつかの実施形態では、容器から飲料を抽出するために、適切なガス圧力が容器に導入される。例えば、いくつかのワインボトルでは、コルクでの漏れ又はコルクの突出のリスクなしで、約40~50psiの最大圧力をボトルに導入できることが分かっているが、約15~30psiの圧力がうまく機能することが分かっている。これらの圧力は、コルクが抜けることも、コルクの脇から液体又はガスが漏れ出ることもなく、ボトル開口部における最も弱いコルクとボトルとの密閉によく耐えられるものであり、比較的速い飲料抽出を提供する。いくつかの実施形態に対して、ワイン抽出の間の容器内の下限圧力は、約0~20psiであることが分かっている。すなわち、ボトルからの飲料の適切な高速抽出を提供するには、約0~20psiのボトル内圧力が必要であることが分かっている。一例では、ワインボトル内の初期圧力を確立するために30psiの圧力が使用され、内部圧力が約15~20psiに降下しても高速ワイン抽出が体験された。
【0036】
加圧ガス源は、様々な非反応性ガスのいずれかで満たされた様々な調節式又は非調節式の加圧ガス容器のいずれかであり得る。好ましい実施形態では、ガスシリンダは、約2000~3000psiの初期圧力のガスを含む。この圧力は、いくつかのワインボトルの内容物の完全な抽出に対して、単一の比較的小さな圧縮ガスシリンダ(例えば、約3インチの長さ及び0.75インチの直径)の使用を可能にすることが分かっている。長期の保管期間にわたって複数のガスのテストに成功しており、好ましくは、使用されるガスは、ワインなどの容器内の飲料と反応しないものであり、飲料酸化又は他の損傷を保護するように機能することができる。適切なガスは、窒素、二酸化炭素、アルゴン、ヘリウム、ネオンなどを含む。また、ガスの混合物も可能である。例えば、アルゴンと別のより軽いガスの混合物は、アルゴンでワイン又は他の飲料を覆う一方で、より軽いガスは、ボトル内のボリュームを占有し、恐らくはガスのコスト全体を低減することができる。
【0037】
上記の実施形態は、ボトルへのガスの導入及びボトルからの飲料の抽出を行うために、2つのルーメンを有する単一のニードルが使用される。しかし、他の実施形態では、2つ以上のニードルを使用し得ることも(例えば、1つのニードルをガス供給に使用し、1つのニードルを飲料抽出に使用する)可能である。そのような実施形態では、針の一方又は両方を交換可能にすることができる。ニードルは、同じ若しくは異なる直径又は同じ若しくは異なる長さを有し得、0.25インチ~10インチまで様々である。例えば、ガスを供給する一方のニードル又は導管は、ボトルからワインを抽出する他方のニードル又は導管より長くてもよい。或いは、2ルーメンニードルを採用することができ、一方のルーメンではガスが移動し、他方のルーメンでは飲料が移動する。各ルーメンは、別個の入口及び出口を有することができ、それらの出口は、ガスの循環を防ぐためにボトル内で互いに離隔することができる。
【0038】
システムの制御は、コントローラ34の任意の適切な制御回路によって実行することができ、システムは、適切なソフトウェア又は他の動作命令を伴うプログラムされた汎用コンピュータ及び/又は他のデータ処理デバイス、1つ又は複数のメモリ(ソフトウェア及び/又は他の動作命令を格納することができる非一時的な記憶媒体を含む)、制御回路及び/又は他のシステムコンポーネント用の電源、温度及び液体レベルセンサ、圧力センサ、RFID質問デバイス又は他の機械可読しるしリーダ(英数字テキスト、バーコード、セキュリティインクなどの読み取り及び認識に使用されるものなど)、入力/出力インタフェース(例えば、ユーザに情報を表示するため及び/又はユーザから入力を受信するためのユーザインタフェースなど)、通信バス又は他のリンク、ディスプレイ、スイッチ、リレー、トライアック、モータ、機械リンク機構及び/又はアクチュエータ、或いは、所望の入力/出力又は他の機能の実行に必要な他のコンポーネントを含み得る。
【0039】
例示的な実施形態を参照して本発明の態様を示し、説明してきたが、当業者であれば、添付の特許請求の範囲に含まれる本発明の範囲から逸脱することなく、形態及び詳細の様々な変更を行い得ることが理解されよう。
図1
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【国際調査報告】