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▶ クロージャー・システムズ・インターナショナル・インコーポレーテッドの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-19
(54)【発明の名称】ツイスト及びフリップクロージャ
(51)【国際特許分類】
   B65D 41/34 20060101AFI20220112BHJP
   B65D 55/16 20060101ALI20220112BHJP
【FI】
B65D41/34 100
B65D55/16
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021500948
(86)(22)【出願日】2019-07-03
(85)【翻訳文提出日】2021-02-10
(86)【国際出願番号】 US2019040602
(87)【国際公開番号】W WO2020014077
(87)【国際公開日】2020-01-16
(31)【優先権主張番号】62/696,522
(32)【優先日】2018-07-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517319813
【氏名又は名称】クロージャー・システムズ・インターナショナル・インコーポレーテッド
【氏名又は名称原語表記】CLOSURE SYSTEMS INTERNATIONAL INC.
(74)【代理人】
【識別番号】110001508
【氏名又は名称】特許業務法人 津国
(72)【発明者】
【氏名】ミガス,ジェレマイア
(72)【発明者】
【氏名】モリン,ジェレミー
(72)【発明者】
【氏名】レンナルツ,マリナ
【テーマコード(参考)】
3E084
【Fターム(参考)】
3E084AA04
3E084AA12
3E084AA24
3E084AA26
3E084AA32
3E084AB01
3E084BA02
3E084CA01
3E084CC03
3E084CC04
3E084CC05
3E084DA01
3E084DB04
3E084DB12
3E084DC03
3E084DC04
3E084DC05
3E084FA09
3E084FB01
3E084GA01
3E084GB01
3E084GB08
3E084HA03
3E084HB02
3E084HD04
3E084JA09
3E084JA16
3E084KA13
3E084LA01
3E084LA18
3E084LB02
3E084LB07
(57)【要約】
フリップトップクロージャは、第1及び第2のクロージャ部分を含む。第1のクロージャ部分は、ポリマー上壁部分と、密封機構と、上壁部分から垂れ下がるポリマー環状スカート部分とを含む。スカート部分は、容器と嵌合するための雌ねじ山構造を含む。第2のクロージャ部分はスカート部分から垂れ下がり、壊れやすい結合によってスカート部分に部分的に取り外し可能に結合される、ポリマーの不正開封防止バンドを含む。壊れやすい結合は、クロージャの周囲の周りに部分的に延びる。第1及び第2のクロージャ部分は、少なくとも1つのヒンジを介して取り付けられる。壊れやすい結合が壊された後、少なくとも1つのヒンジは、開放位置と閉鎖位置との間でクロージャを動かすことを補助する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリマー上壁部分、密封機構、及びポリマー上壁部分から垂れ下がり、容器の雄ねじ山構造と嵌合するための雌ねじ山構造を包含するポリマー環状スカート部分、を含む第1のクロージャ部分と:
ポリマー上壁部分から垂れ下がり、壊れやすい結合によってポリマー環状スカート部分に部分的に取り外し可能に結合されるポリマー不正開封防止バンドであって、壊れやすい結合がクロージャの周囲の周りに部分的に延びるポリマー不正開封防止バンド、を含む第2のクロージャ部分と:を含み、
第1のクロージャ部分及び第2のクロージャ部分は少なくとも1つのヒンジを介して取り付けられ、壊れやすい結合が壊された後、少なくとも1つのヒンジは開放位置と閉鎖位置との間でクロージャが動くことを補助する、フリップトップクロージャ。
【請求項2】
前記密封機構は、ポリマー連続プラグシールであり、
前記ポリマー連続プラグシールは、前記ポリマー上壁部分から垂れ下がり、前記ポリマー環状スカート部分から内側に離間される、請求項1に記載のクロージャ。
【請求項3】
クロージャの形状は、ほぼ円筒形である、請求項1に記載のクロージャ。
【請求項4】
環状スカート部分の雌ねじ山構造は、少なくとも1つの螺旋ねじ山要素を含む、請求項1に記載のクロージャ。
【請求項5】
クロージャがポリオレフィンを含む、請求項1に記載のクロージャ。
【請求項6】
ヒンジは、閉鎖位置から開放位置へ少なくとも約150度反転するように適合される、請求項1に記載のクロージャ。
【請求項7】
前記ヒンジは、閉鎖位置から開放位置へ少なくとも約170度反転するように適合される、請求項6に記載のクロージャ。
【請求項8】
前記壊れやすい結合は、クロージャ部分の周囲の周りに約225度から約325度まで延びる、請求項1に記載のクロージャ。
【請求項9】
前記壊れやすい結合は、クロージャ部分の周囲の周りに約275度から約325度まで延びる、請求項8に記載のクロージャ部分。
【請求項10】
前記第1のクロージャ部分はフリップタブをさらに含み、前記フリップタブは前記少なくとも1つのヒンジのほぼ反対側に配置される、請求項1に記載のクロージャ。
【請求項11】
前記少なくとも1つのヒンジは、第1のヒンジ及び第2のヒンジを含む、請求項1に記載のクロージャ。
【請求項12】
前記第1のクロージャ部分は前記第1のヒンジと前記第2のヒンジとの間に配置されている第1の突起をさらに含み、
前記第2のクロージャ部分は前記第1のヒンジと前記第2のヒンジとの間に配置されている第2の突起を含み、
前記第1の突起と前記第2の突起とは、互いから離間されており、クロージャが閉鎖位置から開放位置に動かされるとき可聴音を提供することを補助する、請求項11に記載のクロージャ。
【請求項13】
前記第1及び第2のクロージャ部分は、前記少なくとも1つのヒンジに隣接する空間を形成することを補助する、請求項1に記載のクロージャ。
【請求項14】
前記フリップトップクロージャは、一体型クロージャである、請求項1に記載のクロージャ。
【請求項15】
開口部を画定するネック部分を有し、ネック部分に雄ねじ山が形成された容器;と、
開口部を閉鎖するために容器のネック部分への取り付け品として構成され、第1のクロージャ部分及び第2のクロージャ部分を含むフリップトップクロージャであって、
第1のクロージャ部分はポリマー上壁部分と、密封機構と、ポリマー上壁部分から垂れ下がるポリマー環状スカート部分とを含み、
ポリマー環状スカート部分は容器の雄ねじ山構造と嵌合するための雌ねじ山構造を含み、
第2のクロージャ部分はポリマー環状スカート部分から垂れ下がり、壊れやすい結合によってポリマー環状スカート部分に部分的に取り外し可能に結合され、
壊れやすい結合はクロージャの周囲の周りに部分的に延び、
第1のクロージャ部分及び第2のクロージャ部分は少なくとも1つのヒンジを介して取り付けられ、
壊れやすい結合が壊された後、少なくとも1つのヒンジはクロージャが開放位置と閉鎖位置との間で動くことを補助する、
フリップトップクロージャ;と、
を含むパッケージ。
【請求項16】
前記密封機構はポリマー連続プラグシールであり、
前記ポリマー連続プラグシールは、前記ポリマー上壁部分から垂れ下がり、前記ポリマー環状スカート部分から内側に離間される、請求項15に記載のパッケージ。
【請求項17】
前記壊れやすい結合は、クロージャの周囲の周りに約225度から約325度まで延びる、請求項15に記載のパッケージ。
【請求項18】
前記壊れやすい結合は、クロージャの周囲の周りに約275度から約325度まで延びる、請求項17に記載のパッケージ。
【請求項19】
前記少なくとも1つのヒンジは、第1のヒンジ及び第2のヒンジを含む、請求項15に記載のパッケージ。
【請求項20】
前記第1のクロージャ部分は前記第1のヒンジと前記第2のヒンジとの間に配置されている第1の突起をさらに含み、
前記第2のクロージャ部分は前記第1のヒンジと前記第2のヒンジとの間に配置されている第2の突起を含み、
前記第1の突起と前記第2の突起とは、互いから離間されており、クロージャが閉鎖位置から開放位置に動かされるとき可聴音を提供することを補助する、請求項19に記載のパッケージ。
【請求項21】
フリップトップクロージャ及び容器を含むパッケージを使用する方法であって、
開口部を画定するネック部分を有する容器を提供し、容器がネック部分に雄ネジ山構造を有すること;
第1のクロージャ部分及び第2のクロージャ部分を含むフリップトップクロージャを提供し、第1のクロージャ部分はポリマー上壁部分と、封止機構と、ポリマー上壁部分から垂れ下がるポリマー環状スカート部分とを含み、ポリマー環状スカート部分は容器の雄ねじ構造と嵌合するための雌ねじ山構造を含み、第2のクロージャ部分はポリマー環状スカート部分から垂れ下がり、壊れやすい結合によってポリマー環状スカート部分に部分的に着脱可能に結合され、
壊れやすい結合はクロージャの周囲の周りに部分的に延び、第1のクロージャ部分及び第2のクロージャ部分は少なくとも1つのヒンジを介して取り付けられ、フリップトップクロージャは容器のネック部分に取り付けられ、閉鎖位置にあること;
不正開封防止バンドと環状スカート部とを部分的に結合する壊れやすい結合を壊すように第1及び第2のクロージャ部分を捩じること;
壊れやすい結合が壊された後、少なくとも1つのヒンジを使用してクロージャを閉鎖位置から開放位置に反転させること、
を含む方法。
【請求項22】
クロージャを開放位置から閉鎖位置に反転させること、
パッケージを再密封するために第1及び第2のクロージャ部分を捩じること、
をさらに含む請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記密封機構はポリマー連続プラグシールであり、
前記ポリマー連続プラグシールは、前記ポリマー上部壁部分から垂れ下がり、前記ポリマー環状スカート部分から内側に離間されること、
を含む請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記壊れやすい結合は、クロージャの周囲の周りに約225度から約325度まで延びる、請求項21に記載の方法。
【請求項25】
前記壊れやすい結合は、クロージャの周囲の周りに約275度から約325度まで延びる、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記少なくとも1つのヒンジは、第1のヒンジ及び第2のヒンジを含む、請求項21に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願との相互参照
本出願は2018年7月11日に出願された米国仮特許出願第62/696,522号の優先権及び利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
発明の属する技術分野
本発明は、一般にパッケージ用のポリマークロージャに関する。より具体的には、本発明は不正開封防止機能を有するヒンジ式フリップトップポリマークロージャに関する。
【0003】
[発明の背景]
ポリマークロージャは、長年にわたり容器と組み合わせて多くの用途に使用されてきた。容器に使用されてきたポリマークロージャの1つのタイプは、不正開封防止ポリマークロージャである。不正開封防止クロージャは、クロージャが開かれた場合にユーザに視覚的表示を提供することによって不正開封を防止又は阻止するために使用される。典型的には不正開封防止機能が壊された後、この視覚的表示はクロージャを2つの別の構成要素に分割する。
【0004】
不正開封防止機能は、フリップトップクロージャであるポリマークロージャに使用されてきた。これらのフリップトップクロージャは、典型的には蓋を含む上部不正開封防止機能と、基部の底部上の下部不正開封防止機能とを有する。これらのフリップトップクロージャの潜在的な欠点は、上部不正開封防止機能がクロージャの残りの部分から分離されること、及び/又は不正開封される可能性がより高くなることを含む。例えば、上部不正開封防止機能は、クロージャの残りの部分から分離され、廃棄され得る「引き離し」又は「分離」機能であり得る。これらの上部不正開封防止機能は、不正開封される可能性がより高い外部機能である。
【0005】
上部不正開封防止機能がクロージャの残りの部分から分離され、2つの個々の構成要素に分離される場合、フリップトップクロージャの一部は、クロージャの残りの部分及び容器と共にリサイクルされない可能性が高い。このシナリオでは、2つ以上の個々の構成要素に分離し得る不正開封防止機能を有する非常に多くの容器で、潜在的な環境問題が生じる。
【0006】
クロージャの望ましい特性の全てを依然として実行しながら、これら上述の環境問題に対処する不正開封防止機能を有するフリップトップクロージャを提供することが望ましい。
【発明の概要】
【0007】
一実施態様によれば、フリップトップクロージャは、第1のクロージャ部分及び第2のクロージャ部分を含む。第1のクロージャ部分は、ポリマー側壁部分と、密封機構と、ポリマー側壁部分から垂れ下がるポリマー環状スカート部分とを含む。ポリマー環状スカート部分は、容器の雄ねじ山構造と対に係合するための雌ねじ山構造を含む。第2のクロージャ部分はポリマー環状スカート部分から垂れ下がり、壊れやすい結合によってポリマー環状スカート部分に部分的に取り外し可能に結合されるポリマー不正開封防止バンドを含む。壊れやすい結合は、クロージャの周囲の周りに部分的に延びる。第1のクロージャ部分及び第2のクロージャ部分は、少なくとも1つのヒンジを介して取り付けられる。壊れやすい結合が壊された後、少なくとも1つのヒンジは開放位置と閉鎖位置との間でクロージャが動くことを補助する。
【0008】
一実施態様によれば、パッケージは、容器と、フリップトップクロージャとを備える。容器は、開口部を画定するネック部分を有する。容器は、ネック部分に雄ねじ山構造を有する。フリップトップクロージャは、開口部を閉鎖するために容器のネック部分への取り付け品として構成される。フリップトップクロージャは、第1のクロージャ部分と第2のクロージャ部分とを含む。第1のクロージャ部分は、ポリマー側壁部分と、密封機構と、ポリマー側壁部分から垂れ下がるポリマー環状スカート部分とを含む。ポリマー環状スカート部分は、容器の雄ねじ山構造と対に係合するための雌ねじ山構造を含む。第2のクロージャ部分はポリマー環状スカート部分から垂れ下がり、壊れやすい結合によってポリマー環状スカート部分に部分的に取り外し可能に結合されるポリマー不正開封防止バンドを含む。壊れやすい結合は、クロージャの周囲の周りに部分的に延びる。第1のクロージャ部分及び第2のクロージャ部分は、少なくとも1つのヒンジを介して取り付けられる。壊れやすい結合が壊された後、少なくとも1つのヒンジは、開放位置と閉鎖位置との間でクロージャが動くことを補助する。
【0009】
1つの方法によれば、フリップトップクロージャ及び容器を含むパッケージが使用される。この方法は、開口部を画定するネック部分を有する容器を提供することを含む。容器は、ネック部分に雄ねじ山構造を有する。第1のクロージャ部分及び第2のクロージャ部分を含むフリップトップクロージャが提供される。第1のクロージャ部分は、ポリマー側壁部分と、密封機構と、ポリマー側壁部分から垂れ下がるポリマー環状スカート部分とを含む。ポリマー環状スカート部分は、容器の雄ねじ山構造と嵌合するための雌ねじ山構造を含む。第2のクロージャ部分はポリマー環状スカート部分から垂れ下がり、壊れやすい結合によってポリマー環状スカート部分に部分的に取り外し可能に結合されるポリマー不正開封防止バンドを含む。壊れやすい結合は、クロージャの周囲の周りに部分的に延びる。第1のクロージャ部分及び第2のクロージャ部分は、少なくとも1つのヒンジを介して取り付けられる。フリップトップクロージャは、閉鎖位置で容器のネック部分に取り付けられる。第1及び第2のクロージャ部分は、不正開封明示バンドと環状スカート部とを部分的に結合する壊れやすい結合を壊すように捩じられる。壊れやすい結合が壊された後、少なくとも1つのヒンジを使用してクロージャは閉鎖位置から開放位置に反転される。
【0010】
上記の概要は、本発明の各実施形態又は全ての態様を表すことを意図したものではない。本発明のさらなる特徴及び利点は、以下に記載する詳細な説明及び図面から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本発明の他の利点は以下の詳細な説明を読み、図面を記載することにより明らかになるのであろう。
図1A】一実施態様による、閉鎖位置におけるフリップトップクロージャの正面平面図である。
図1B】閉鎖位置における図1Aのフリップトップクロージャの背面平面図である。
図1C】閉鎖位置における図1Aのフリップトップクロージャの側面平面図である。
図1D】閉鎖位置における図1Aのフリップトップクロージャの別の側面平面図である。
図2A】一実施態様による、閉鎖位置における図1Aのフリップトップクロージャの正面斜視図である。
図2B】閉鎖位置における図1Aのフリップトップクロージャの背面斜視図である。
図2C】閉鎖位置における図1Aのフリップトップクロージャの側面斜視図である。
図2D】閉鎖位置における図2Aのフリップトップクロージャの底部斜視図である。
図2E】閉鎖位置における図2Bのフリップトップクロージャの底部斜視図である。
図2F】閉鎖位置における図2Cのフリップトップクロージャの底部斜視図である。
図3A図1Aの行3A-3Aに概ね沿った断面図である。
図3B図1Bの行3B-3Bに概ね沿った断面図である。
図3C図1Cの行3C-3Cに概ね沿った断面図である。
図3D図1Dにおける行3D-3Dに概ね沿った断面図である。
図4A図1Aのフリップトップクロージャの上面図である。
図4B図1Aのフリップトップクロージャの底面図である。
図5A図1Aのフリップトップクロージャと、一実施態様による閉鎖位置における容器とを含むパッケージの正面斜視図である。
図5B】閉鎖位置における図5Aのパッケージの背面斜視図である。
図5C】閉鎖位置における図5Aのパッケージの側面斜視図である。
図6A図5Aの行6A-6Aに概ね沿った断面図である。
図6B図5Bの行6B-6Bに概ね沿った断面図である。
図6C図5Cの線6C-6Cに概ね沿った断面図である。
図7】開放位置における図5Aのクロージャ及び容器の側面平面図である。
【0012】
本発明は様々な修正及び代替形態が可能であるが、その特定の実施形態が例として図面に示されており、本明細書で詳細に説明される。しかしながら、本発明を開示された特定の形態に限定することを意図するものではなく、反対に、本発明は、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の精神及び範囲内における全ての修正、均等物、及び代替物を包含することを意図するものであることを理解されたい。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1A~1D、2A~2F、3A~3D及び4A~4Bは、本発明の一実施態様によるポリマーフリップトップクロージャ10を示す。クロージャは、製品を収容する容器又はボトル上に配置されるように構成される。製品は典型的には液体製品であるが、固体製品であってもよく、又は液体と固体製品との組み合わせでもよい。ポリマーフリップトップクロージャ10は、一般的に円筒形である。フリップトップクロージャは、依然として望ましい不正開封防止機能を提供する一方で、環境廃棄物を低減するように、容器と一体となるように構成される。本発明のフリップトップクロージャは、クロージャがヒンジ設計のみによって機能する場合に、不正開封防止バンドを壊すために必要とされるであろう上向きの除去力を低減することを補助する。言い換えれば、本発明のフリップトップクロージャは、容器に取り付けられたとき、クロージャを開くために必要な除去力を減少させることを補助する。
【0014】
さらに図1A~1D、2A~2F、3A~3D及び4A~4Bを参照すると、ポリマークロージャ10は、第1のクロージャ部分又は蓋12及び第2のクロージャ部分又は基部14を含む。ポリマークロージャ10は、一体型クロージャである。第1のクロージャ部分と第2のクロージャ部分とは、少なくとも1つのヒンジを介して結合される。図1B、2B及び2Dに最も良く示されるように、第1のクロージャ部分12及び第2のクロージャ部分14は、第1のヒンジ16a及び第2のヒンジ16bを含む。別の実施形態では、第1のクロージャ部分及び第2のクロージャ部分が1つのヒンジを介して結合し得ることが考えられる。
【0015】
第1のクロージャ部分12は、ポリマー上壁部分22と、ポリマー連続プラグシール24(図3A~3D参照)と、ポリマー環状スカート部分26とを含む。第2のクロージャ部分14は、ポリマー不正開封防止バンド34を含む。
【0016】
図3A~3Dに示されるように、ポリマー連続プラグシール24は、ポリマー上壁部分22から垂れ下がり、シール機構を提供する。フリップトップクロージャ10が閉鎖位置にあるとき、連続プラグシール24はポリマー環状スカート部分26の内面26aから離間される。
【0017】
一実施態様では、ポリマー連続プラグシールがインターロックバンプを含み得る。このような実施形態では、ポリマー連続プラグシールが第1の端部及び第2の端部を含む。第2の端部は、第1の端部よりもポリマー上壁部分から遠く離れて配置される。ポリマー連続プラグシールが、第1のクロージャ部分を第2のクロージャ部分にスナップすることを補助するために、第2の端部にインターロックバンプを含む。インターロッキングバンプは、望ましくは第1のクロージャ部分及び第2のクロージャ部分がすでに閉鎖位置にスナップされたことをユーザに可聴音で提供する。
【0018】
別の実施形態では、フリップトップクロージャが他の封止機構を含み得る。例えば、クロージャは、クロージャにシールを提供するポリマーライニング材料を含み得る。この実施形態では、クロージャは、別の構成要素から形成されるが、異なる封止機構を有することを除いて、説明された一体型クロージャとして機能する。別の実施形態では、クロージャが連続プラグシールを有する又は有さないポリマー外側シールを含み得る。フリップトップクロージャは、他の封止機構を含み得ることが考えられる。
【0019】
ポリマー環状スカート部分26は、ポリマー上壁部分22から垂れ下がる。ポリマー環状スカート部分26は、容器の雄ねじ山構造と対に係合するための雌ねじ山構造40を含む。図2D~2Fに示されるように、雌ねじ山構造は、第1のクロージャリード42と、第2のクロージャリード44と、第3のリード46とを含む。
【0020】
第1のクロージャリード42は、第1の位置42a(図2E参照)でポリマー上壁部分22の近くで始まり、不正開封防止バンド34により近い第2の位置42b(図2F参照)まで螺旋状に延びる。同様に、第2のクロージャリード44は、第1の位置(図示せず)でポリマー上壁部分22の近くで始まり、不正開封防止バンド34により近い第2の位置44b(図2E参照)まで螺旋状に延びる。第1、第2及び第3のクロージャリード42、44、46は、一括して3重リードクロージャねじ山と呼ばれる。第1、第2及び第3のクロージャリード42、44、46は連続する。図2D~2Fに示されるように、第1、第2、及び第3のクロージャリード42、44、46は、第1及び第2のヒンジ16a、16bが配置される一般領域内には延びない。
【0021】
図2D~2Fに示されるように、第1、第2、及び第3のクロージャリード42、44、及び46は、互いに対してオフセットされており、クロージャの全周の周りに一括して延びない。一実施態様では、クロージャリードが一括して、クロージャの内周の周りに約225度~約325度まで延びる。別の実施形態では、クロージャリードが一括して、クロージャの内周の周りに約250度~約325度まで延びる。さらなる実施形態では、クロージャリードが一括して、クロージャの内周の周りに約275度から約325度まで延びる。さらなる実施形態では、クロージャリードが一括して、クロージャの内周の周りに約275度から約300度まで延びる。
【0022】
ねじ山構造は、全周に一括して延びないことが望ましい。より具体的には、少なくとも1つのヒンジが配置される領域にねじ山構造が存在しないことが望ましい。これは、(1)ねじ山構造が少なくとも1つのヒンジの所望の機能性を潜在的に妨害すること、及び(2)第2のクロージャ部分が動かされその初期位置に留まらないこと、を防止又は抑制することを補助する。
【0023】
第1、第2、及び第3のクロージャリードが、不連続であり得ることが考えられる。また、クロージャの雌ねじ山構造が、螺旋ねじ山構造とは異なり得ると考えられる。また、他のタイプ又は数の雌ねじ山構造をクロージャに使用し得ることも考えられる。例えば、雌ねじ山構造が、第1及び第2のクロージャリードを有する2重ねじ山構造を含み得る。
【0024】
例えば、図1C、1D、2C及び4Aに示されるように、第1のクロージャ部分12は、フリップタブ28をさらに含む。フリップタブ28は、第1のクロージャ部分12の残りの部分から外側に延びる延長部である。フリップタブ28は、一般的に薄く、平坦な長方形の形状を有する。フリップタブのサイズ及び形状は、図1C、1D、2C及び4Aに示されたものとは異なり得ると考えられる。フリップタブ28は、第1及び第2のヒンジ16a、16bの反対側に一般的に配置される。フリップタブ28は、使用者がクロージャ10を閉鎖位置から開放位置に反転させことを補助する。具体的には、クロージャ10を閉鎖位置から開放位置に反転するとき、フリップタブ28はユーザが把持するための表面を提供する。
【0025】
第2のクロージャ部分14がポリマー環状スカート部分26から垂れ下がり、壊れやすい結合36によって部分的に取り外し可能に結合されたポリマー不正開封防止バンド34を含む。第1のクロージャ部分12及び第2のクロージャ部分14を捩じることによって、第1のクロージャ部分12及び第2のクロージャ部分14を部分的に取り外すように不正開封防止バンド34が構成される。この捩じれは、クロージャの使用者によって生成されたトルクによって行われ、その結果、第1のクロージャ部分12が容器のねじ山構造に係合し、壊れやすい結合36を壊す結果をもたらすように乗り上げる。
【0026】
壊れやすい結合36は、クロージャの周囲の周りに部分的に延びる。図2B及び2Eに示されるように、壊れやすい結合36は、ヒンジ16a、16bが配置される領域内に延びない。壊れやすい結合36は、ヒンジ16a、16bの位置に近づくにつれて、サメ状又は波状の形状を有するものとして図2B及び2Eに示される。壊れやすい結合36の残りの部分は、クロージャの周囲に一致するほぼ直線である。壊れやすい結合が、全体的にクロージャの周囲に一致するほぼ直線であり得ることが考えられる。壊れやすい結合が他の形状であり得ることが考えられる。
【0027】
壊れやすい結合は、一実施態様ではクロージャの周囲の周りに約225度から約325度まで延びる。壊れやすい結合は、別の実施形態ではクロージャの周囲の周りに約250度から約325度まで延びる。さらなる実施形態では、壊れやすい結合がクロージャの周囲の周りに約275度から約325度まで延びる。
【0028】
図1A~1D及び2A~2Fに戻って参照すると、ポリマー環状スカート部分26の外面26bは、その上に複数のリッジ26cも含み得る。複数のリッジ26cは、ユーザが(1)第1のクロージャ部分12及び第2のクロージャ部分14を捩じり壊れやすい結合36を壊すこと;及び/又は(2)フリップトップクロージャ10を閉鎖位置と開放位置との間で動かすとき把持することを補助し得る。
【0029】
特に図2A~2Fを参照すると、クロージャ10のポリマー不正開封防止バンド34は、その底部(例えば、ポリマー上壁部分22の反対側の端部)に配置される。不正開封防止バンド34は、壊れやすい結合36によって環状スカート部26から垂れ下がり、部分的に着脱可能に結合される。図1Cに見られるように、例えば、ポリマー不正開封防止バンド34は、より低い不正開封防止特徴である。容器の内容物がアクセスされた可能性があることをユーザに示すために、不正開封防止バンド34は容器と連動して動作する。より具体的には、容器を捩じり容器にアクセスすることによって使用者がパッケージを開封した場合に、環状スカート部分26から部分的に分離するように、不正開封防止バンド34が設計される。
【0030】
第1のクロージャ部分12及び第2のクロージャ部分14は、第1のヒンジ16a及び第2のヒンジ16bによって取り付けられる。ヒンジ16a、16bは、開放位置と閉鎖位置との間でフリップトップクロージャ10を動かすことを補助する。このヒンジ16b(ヒンジ16aは隠されている)は、クロージャ10及び容器108と共に開放位置で図7に示される。ヒンジ16a、16bは、閉鎖位置で図1B及び2Bに示される。図1B及び2Bに示されるように、第1のクロージャ部分12及び第2のクロージャ部分14は、ヒンジ16aに隣接する空間50a、50bを形成することを補助する。同様に、第1のクロージャ部分12及び第2のクロージャ部分14は、ヒンジ16bに隣接する空間52a、52bを形成することを補助する。空間は、第2のクロージャ部分に関して第1のクロージャ部分の開閉することを補助することによって、最適なヒンジ性能を創造することを補助する。空間は、図1B及び2Bに示されるものとは異なるサイズ及び形状であり得ることが考えられる。
【0031】
第1のクロージャ部分12は、第1及び第2のヒンジ16a、16bの間に配置されている第1の突起54をさらに含む。第2のクロージャ部分14は、第1及び第2のヒンジ16a、16bの間に配置されている第2の突起56をさらに含む。第1及び第2の突起54、56は、互いから離間され、クロージャ10が閉鎖位置から開放位置に動かされるときに可聴音を提供することを補助する。
【0032】
ヒンジ16a、16bは、図7の矢印Bにほぼ沿って、閉鎖位置から開放位置へ少なくとも約130度反転又は回転するように適合される。ヒンジ16a、16bは、閉鎖位置から開放位置へ少なくとも約150度、更により望ましくは少なくとも170度反転又は回転することがより望ましい。1つのヒンジが使用される場合、ヒンジは、閉鎖位置から開放位置まで少なくとも130度、より望ましくは閉鎖位置から開放位置まで約150度、更により望ましくは閉鎖位置から開放位置まで少なくとも170度反転又は回転するように適合されることが考えられる。
【0033】
クロージャ10が閉鎖位置から開放位置に動かされる結果をもたらすヒンジ16a、16bの回転後、容器から内容物を飲むときにユーザが第1のクロージャ部分12によって妨害されないように、ヒンジ16a、16bは望ましくはスナップされて閉じられるように構成される。容器を閉じるために、ヒンジ16a、16bはスナップを外され、次に、容器が閉鎖位置にあるように回転して戻される。
【0034】
壊れやすい結合36は、一実施態様では一体成型ブリッジによって形成され得る。一体成型ブリッジは、典型的には鋳型内の形状を使用して形成される。別の実施形態では、第1及び第2の壊れやすい結合は、切れ目又は切れ目線、ノッチ、リーダ、ニック、又は他の壊れやすい線を使用して形成され得る。
【0035】
フリップトップクロージャ及びパッケージを形成する容器の1つの非限定的な例が、示され、図5A~5C及び6A~6Cと併せて議論される。クロージャ10は、一実施態様では従来の容器と共に使用され得る。クロージャ10は、他の容器と共に使用され得ることが考えられる。
【0036】
本発明のクロージャは、図5A~5C及び6A~6Cのパッケージ100を形成するために使用される容器108と共に使用され得る。容器108の一部は、図5A~5C及び6A~6Cに示され、開口部を画定するネック部分102を含む。容器108のネック部分102は、雄ねじ山構造104と、連続した外側リング110とを含む。雄ねじ山構造104は、第1のフィニッシュリード142及び第2のフィニッシュリード144(図6A~6C)を含む。雄ねじ山構造104(フィニッシュリード142、144)は、パッケージ100をシールするために、対応する山雌ねじ山構造30(クロージャリード42、44、46)と係合する。
【0037】
第1のフィニッシュリード142は、容器108の開放端の近くで始まり、容器の閉鎖端により近い第2の位置まで螺旋状に延びる。同様に、第2のフィニッシュリード144は容器108の開放端の近くから始まり、容器の閉鎖端により近い第2の位置まで螺旋状に延びる。第1及び第2のフィニッシュリード142、144の各々は連続する。第1及び第2のフィニッシュリード142、144の第1の位置は、望ましくは互いからに約180度離間して配置され、したがって、容器108のネック102の反対側から始まる。容器の雄ねじ山構造は、不連続なリードを有し得ることが考えられる。
【0038】
容器の雄ねじ山構造は、容器108に関して開示されたものと異なり得ることが考えられる。
【0039】
壊れやすい結合36を壊した後、第1のクロージャ部分12が容器108のネック102からねじ止めを外された場合に、連続的な外側リング110は不正開封防止バンド34の位置決めすることを補助する。
【0040】
本発明のクロージャは、脱酸素材料を含み得る。この脱酸素材料は、クロージャ内に分配されてもよく、又は別の層でもよい。脱酸素材料は、容器内の内容物にほとんど又は全く影響を及ぼさずに、容器内の酸素を除去することを補助する任意の材料であり得る。
【0041】
代替的に、又は加えて、クロージャは、酸素バリア材料を含み得る。酸素バリア材料は、別の層として加えられてもよく、又はクロージャ自体中に一体化されてもよい。酸素バリア材料は、酸素がクロージャを通って容器に入ることを防止又は阻止することを補助する。これらの材料としてはエチレンビニルアルコール(EVOH)が挙げられるが、これに限定されない。他の酸素バリア材料をクロージャに使用し得ることが考えられる。
【0042】
さらに、他の特徴が、上記のクロージャに含まれ得ることが考えられる。例えば、米国特許出願公開第2018/009979号、米国特許出願公開第2017/0349336号、米国特許第9,126,726号、米国特許第9,085,385号、米国特許第8,763,830号、米国特許第8,485,374号、米国特許出願公開第2009/0045158号、及び米国特許第6,123,212号は全て、本発明のクロージャに組み込み得る特徴を含む。これらの引用文献の全ては、引用によってその全体が本明細書に組み込まれる。
【0043】
上壁部分22、連続プラグシール24及び環状スカート部分26は、ポリマー材料で作られる。上壁部分22、連続プラグシール24、及び環状スカート部分26は典型的にはオレフィン(例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP))、ポリエチレンテレフタレート(PET)、又はそれらの混合物で作られる。高密度ポリエチレン(HDPE)に使用され得るポリエチレンの一例。上壁部分、連続プラグシール、及び環状スカート部分は、他のポリマー材料から作られ得ることが考えられる。不正開封防止バンド34は、典型的には上壁部分22、連続プラグシール24及び環状スカート部分26と同じ材料で作られる。
【0044】
クロージャは、典型的には射出成形又は圧縮成形、押出成形、又はそれらの組み合わせ等のプロセスによって形成される。
【0045】
容器108は、典型的にはポリマー材料で作られる。ポリマー容器を形成する際に使用される材料の1つの非限定的な例は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、又はそれらを使用した混合物である。容器は、他のポリマー又はコポリマー材料から形成され得ることが考えられる。また、容器がガラスで形成されることも考えられる。容器108は、典型的にはその中に組み込まれたカプセル化された酸素バリア層又は酸素バリア材料を有する。
【0046】
容器108を開き、その中の製品にアクセスするための1つの方法では、不正開封防止バンド34と環状スカート部分26とを結合する壊れやすい結合36を壊すように、第1及び第2のクロージャ部分12、14が捩じられる。第1及び第2のクロージャ部分12、14が回転され、第1のクロージャ部分12が容器108のねじ山に係合し乗り上げたとき、壊れやすい結合が壊れる。この時点で、第1及び第2のクロージャ部分12、14は、互いから部分的に分離される。不正開封防止バンド34は壊れやすい結合36を介してクロージャの残りの部分から部分的に分離されるため、これはクロージャ10がアクセスされた可能性があることを示す。
【0047】
壊れやすい結合36が壊された後、クロージャ10は、ヒンジ16a、16b及びフリップタブ28(存在する場合)を使用して、閉鎖位置から開放位置に反転される。第1のクロージャ部分12は、第2のクロージャ部分14に対して少なくとも約130度、好ましくは少なくとも約150度、又は少なくとも約170度回転される。蓋10が反転された後、製品が容器10内でアクセスされ得る。より具体的には、壊れやすい結合36が壊された後、第1のクロージャ部分12が反転し、容器から飲めるように使用者が第1のクロージャ部分12を曲げて戻し得る。上述のように、容器から内容物を飲むときに使用者が第1のクロージャ部分12によって妨害されないように、ヒンジ16a、16bは望ましくはスナップされて閉じられるように構成される。容器を閉じるために、ヒンジ16a、16bは、スナップを外され、次いで、容器が閉鎖位置に戻るように回転して戻される。
【0048】
本発明のポリマークロージャは、低温及び高温の両方の用途において望ましい。ポリマークロージャは、周囲又は低温充填等の低温用途に使用され得る。これらの用途には、水、スポーツドリンク、乳製品等の無菌用途、及び炭酸ソフトドリンク等の加圧された製品が含まれる。他の低温用途が、本発明のポリマークロージャと共に使用され得ることが意図される。
【0049】
本発明のポリマークロージャは、高温充填、低温殺菌、及びレトルト用途等の高温用途に曝され得る。高温充填の適用は、一般に185oF付近の温度で行われ、一方、低温殺菌による高温充填は、一般に205oF付近の温度で行われる。レトルト用途は、典型的には250oFよりも高い温度で行われる。本発明のポリマークロージャは、他の高温用途に使用され得ると考えられる。
図1A
図1B
図1C
図1D
図2A
図2B
図2C
図2D
図2E
図2F
図3A
図3B
図3C
図3D
図4A
図4B
図5A
図5B
図5C
図6A
図6B
図6C
図7
【国際調査報告】