(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-19
(54)【発明の名称】表示スクリーンスタンド及びマウントシステム
(51)【国際特許分類】
H04N 5/64 20060101AFI20220112BHJP
【FI】
H04N5/64 581
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021528877
(86)(22)【出願日】2019-11-21
(85)【翻訳文提出日】2021-06-25
(86)【国際出願番号】 US2019062678
(87)【国際公開番号】W WO2020106994
(87)【国際公開日】2020-05-28
(32)【優先日】2018-11-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2019-11-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521218515
【氏名又は名称】オーエイチシー アイピー ホールディングス エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】OHC IP HOLDINGS,LLC
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】オショーネシー、マイケル エル.
(72)【発明者】
【氏名】ミトリング、ジェームズ エイ.
(72)【発明者】
【氏名】マーフィー、アーロン
(72)【発明者】
【氏名】ウェイマン、マイク
(72)【発明者】
【氏名】オグレスビー、ローガン
(57)【要約】
各種の実施形態は、表示スクリーンと、第一のスタンド要素と、第二のスタンド要素と、を含む表示スクリーンシステムを提供する。表示スクリーンは、表示前面、背面、及び底面を含むことができる。第一及び第二のスタンド要素は各々、第一及び第二の端との間に配置された接続要素を含むことができる。この表示スクリーンスタンドシステムは、卓上型形態又は壁掛け型形態に組み立てられるように構成できる。卓上型形態では、第一のスタンド要素及び第二のスタンド要素は表示スクリーンの底部に取り付けられる。壁掛け型形態では、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素は表示スクリーンの背面に連結されるように構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示スクリーンシステムにおいて、
表示スクリーンであって、
表示前面と、
前記表示前面と反対の背面と、
前記表示前面と前記背面との間に延びる底面と、を含む表示スクリーンと、
第一のスタンド要素であって、前記第一のスタンド要素の第一の端と前記第一のスタンド要素の第二の端との間に配置された第一の接続要素を含む第一のスタンド要素と、
第二のスタンド要素であって、前記第二のスタンド要素の第一の端と前記第二のスタンド要素の第二の端との間に配置された第二の接続要素を含む第二のスタンド要素と、を含み、
前記表示スクリーンスタンドシステムは、卓上型形態又は壁掛け型形態に組み立てられるように構成され、
前記卓上型形態では、前記第一のスタンド要素と前記第二のスタンド要素は、前記表示スクリーンに、前記第一のスタンド要素の前記第一及び第二の端と前記第二のスタンド要素の前記第一及び第二の端が前記表示スクリーンの下方に配置されて前記表示スクリーンを表面上で支持するような状態で取り付けられるように構成され、
前記壁掛け型形態では、前記第一のスタンド要素と前記第二のスタンド要素は、前記表示スクリーンに、前記第一のスタンド要素の前記第一及び第二の端と前記第二のスタンド要素の前記第一及び第二の端が前記表示スクリーンの背後に配置されるような状態で連結されるように構成される、表示スクリーンシステム。
【請求項2】
前記卓上型形態では、前記第一の接続要素と前記第二の接続要素は前記表示スクリーンの前記底面に連結される、請求項1に記載の表示スクリーンシステム。
【請求項3】
前記表示スクリーンの前記底面は第一の凹部と第二の凹部を画定し、前記卓上型形態では、前記第一の接続要素は少なくとも部分的に前記第一の凹部の中に配置され、前記第二の接続要素は少なくとも部分的に前記第二の凹部の中に配置される、請求項2に記載の表示スクリーンシステム。
【請求項4】
前記壁掛け型形態では、前記第一の接続要素と前記第二の接続要素は前記表示スクリーンの前記背面に連結される、請求項1に記載の表示スクリーンシステム。
【請求項5】
前記表示スクリーンの前記背面は第三の凹部と第四の凹部を画定し、前記壁掛け型形態では、前記第一の接続要素は少なくとも部分的に前記第三の凹部の中に配置され、前記第二の接続要素は少なくとも部分的に前記第四の凹部の中に配置される、請求項4に記載の表示スクリーンシステム。
【請求項6】
壁マウントをさらに含み、
前記壁マウントは、第一の壁マウント要素と第二の壁マウント要素を含み、
前記第一の壁マウント要素は、底部受容カップと上部受容クランプを含み、前記底部受容カップは前記第一のスタンド要素の前記第二の端を受けるように構成され、前記上部受容クランプは前記第一のスタンド要素の前記第一の端を受け、保持把持するように構成され、
前記第二の壁マウント要素は、底部受容カップと上部受容クランプを含み、前記底部受容カップは前記第二のスタンド要素の前記第二の端を受けるように構成され、前記上部受容クランプは前記第二スタンド要素の前記第一の端を受け、保持把持するように構成される、請求項1に記載の表示スクリーンシステム。
【請求項7】
前記第一の接続要素は、前記第一のスタンド要素の前記第一及び第二の端に関して移動可能な第一の移動可能ロック突起を含み、前記第一の接続要素の前記第一の移動可能ロック突起は、前記表示スクリーンの前記第一の凹部の中に画定された第一のロック凹部の中へと移動して、前記表示スクリーンに関する前記第一のスタンド要素の回転を阻止するように構成され、
前記第二の接続要素は、前記第二のスタンド要素の前記第一及び第二の端に関して移動可能な第一の移動可能ロック突起を含み、前記第二の接続要素の前記第一の移動可能ロック突起は、前記表示スクリーンの前記第二の凹部の中に画定された第二のロック凹部の中へと移動して、前記表示スクリーンに関する前記第二のスタンド要素の回転を阻止するように構成される、請求項1に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項8】
前記第一のスタンド要素の前記第一の移動可能ロック突起は前記第一のスタンド要素に関して並進移動するように構成され、前記第二のスタンド要素の前記第一の移動可能ロック突起は前記第二のスタンド要素に関して並進移動するように構成される、請求項7に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項9】
前記第一の接続要素は、前記第一の接続要素の前記第一の移動可能ロック突起と反対の第二の移動可能ロック突起を含み、前記第一の接続要素の前記第二の移動可能ロック突起は前記第一のスタンド要素に関して移動可能であり、前記第一の接続要素の前記第二の移動可能ロック突起は、前記第一の凹部内に画定された第二のロック凹部の中へと移動して、前記表示スクリーンに関する前記第一のスタンド要素の回転を阻止するように構成され、
前記第二の接続要素は、前記第二の接続要素の前記第一の移動可能ロック突起の反対の第二の移動可能ロック突起を含み、前記第二の接続要素の前記第二の移動可能ロック突起は前記第二のスタンド要素に関して移動可能であり、前記第二の接続要素の前記第二の移動可能ロック突起は、前記第二の凹部の中に画定された第二のロック凹部の中へと移動して、前記表示スクリーンに関する前記第一のスタンド要素の回転を阻止するように構成される、請求項7に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項10】
前記第一のスタンド要素の前記第一の移動可能ロック突起と前記第二の移動可能ロック突起は、前記第一のスタンド要素に関して並進移動するように構成され、前記第二のスタンド要素の前記第一の移動可能ロック突起と前記第二の移動可能ロック突起は、前記第二のスタンド要素に関して並進移動するように構成される、請求項9に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項11】
前記第一のスタンド要素の長さ方向軸と前記第二のスタンド要素の長さ方向軸は、前記卓上型形態では実質的に平行である、請求項1に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項12】
前記第一のスタンド要素の長さ方向軸と前記第二のスタンド要素の長さ方向軸は、前記壁掛け型形態では実質的に平行である、請求項1に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項13】
前記第一の壁マウント要素の前記クランプはばね付きクランプであり、前記第二の壁マウント要素の前記クランプはばね付きクランプである、請求項5に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項14】
前記第一の壁マウント要素の前記クランプは、前記ばね付きクランプを解除するように構成された引き外し手段を含み、前記第二の壁マウント要素の前記クランプは、前記ばね付きクランプを解除するように構成された引き外し手段を含む、請求項13に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項15】
前記第一のスタンド要素の長さ方向軸と前記第二のスタンド要素の長さ方向軸は、前記卓上型形態では第一の平面を画定し、前記壁掛け型形態では第二の平面を画定し、前記第一の平面は前記第二の平面に垂直である、請求項1に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項16】
前記第一のスタンド要素の長さ方向軸と前記第二のスタンド要素の長さ方向軸は、前記卓上型形態では第一の平面を画定し、前記壁掛け型形態では第二の平面を画定し、前記第一の平面は前記第二の平面に垂直ではない、請求項1に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項17】
表示スクリーンの取付方法において、
第一のスタンド要素を前記表示スクリーンに、前記第一のスタンド要素の第一の接続要素を前記表示スクリーンの裏部分の第一の凹部の中で回転させることによって連結するステップと、
第二のスタンド要素を前記表示スクリーンに、前記第二のスタンド要素の第二の接続要素を前記表示スクリーンの前記裏部分の第二の凹部の中で回転させることによって連結するステップと、
前記第一のスタンド要素の第一の端を第一の壁マウント要素のカップに挿入するステップと、
前記第二のスタンド要素の第一の端を第二の壁マウント要素のカップに挿入するステップと、
前記第一のスタンド要素の第二の端を前記第一の壁マウント要素のクランプで把持するステップと、
前記第二のスタンド要素の第二の端を前記第二の壁マウント要素のクランプで把持するステップと、を含む方法。
【請求項18】
前記第一のスタンド要素の前記第二の端を前記第一の壁マウントの前記クランプから外すステップと、
前記第二のスタンド要素の前記第二の端を前記第二の壁マウントの前記クランプから外すステップと、をさらに含む、請求項17に記載の表示スクリーンの取付方法。
【請求項19】
前記第一のスタンド要素と前記第二のスタンド要素を前記表示スクリーンから切り離すステップをさらに含む、請求項18に記載の表示スクリーンの取付方法。
【請求項20】
前記第一のスタンド要素を前記表示スクリーンに、前記第一のスタンド要素の前記第一の接続要素を前記表示スクリーンの底部分の第三の凹部の中で回転させることによって連結するステップと、
前記第二のスタンド要素を前記表示スクリーンに、前記第二のスタンド要素の前記第二の接続要素を前記表示スクリーンの前記底部分の第四の凹部の中で回転させることによって連結するステップと、をさらに含む、請求項19に記載の表示スクリーンの取付方法。
【請求項21】
表示スクリーンスタンドシステムにおいて、
第一のスタンド要素であって、前記第一のスタンド要素の第一の端と前記第一のスタンド要素の第二の端との間に配置された第一の接続要素を含む第一のスタンド要素と、
第二のスタンド要素であって、前記第二のスタンド要素の第一の端と前記第二のスタンド要素の第二の端との間に配置された第二の接続要素を含む第二のスタンド要素と、
第一のアダプタであって、前記第一の接続要素の一部を受けて前記第一のアダプタを前記第一のスタンド要素に連結するように構成された第一のアダプタと、
第二のアダプタであって、前記第二の接続要素の一部を受けて前記第二のアダプタを前記第二のスタンド要素に連結するように構成された第二のアダプタと、を含み、
卓上型形態又は壁掛け型形態に組み立てられるように構成され、
前記卓上型形態では、前記第一のスタンド要素は前記第一のアダプタに連結されるように構成され、前記第二のスタンド要素は前記第二のアダプタに連結されるように構成され、前記第一のアダプタと前記第二のアダプタは、表示スクリーンに、前記第一のスタンド要素の前記第一及び第二の端と前記第二のスタンド要素の前記第一及び第二の端が前記表示スクリーンの下方に配置されて前記表示スクリーンを表面上に支持するような状態で取り付けられるように構成され、
前記壁掛け型形態では、前記第一のスタンド要素は前記第一のアダプタに連結されるように構成され、前記第二のスタンド要素は前記第二のアダプタに連結されるように構成され、前記第一のアダプタと前記第二のアダプタは、前記表示スクリーンに、前記第一のスタンド要素の前記第一及び第二の端と前記第二のスタンド要素の前記第一及び第二の端が前記表示スクリーンの背後に配置されるような状態で取り付けられるように構成される、表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項22】
前記卓上型形態では、前記第一のアダプタと前記第二のアダプタは前記表示スクリーンの底部分に連結される、請求項21に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項23】
前記壁掛け型形態では、前記第一のアダプタと前記第二のアダプタは前記表示スクリーンの裏部分に連結される、請求項21に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項24】
壁掛けブラケットをさらに含み、
前記壁掛け型形態では、前記壁掛けブラケットは、前記表示スクリーンの裏部分に連結され、前記第一のアダプタと前記第二のアダプタは前記壁掛けブラケットに連結される、請求項21に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項25】
壁マウントをさらに含み、
前記壁マウントは、第一の壁マウント要素と第二の壁マウント要素を含み、
前記第一の壁マウント要素は、底部受容カップと上部受容クランプを含み、前記底部受容カップは、前記第一のスタンド要素の前記第二の端を受けるように構成され、前記上部受容クランプは、前記第一のスタンド要素の前記第一の端を受け、保持把持するように構成され、
前記第二の壁マウント要素は、底部受容カップと上部受容クランプを含み、前記底部受容カップは、前記第二のスタンド要素の前記第二の端を受けるように構成され、前記上部受容クランプは、前記第二のスタンド要素の前記第一の端を受け、保持把持するように構成される、請求項21に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項26】
前記第一のアダプタはアダプタハウジングと、前記アダプタハウジングに関して移動可能な第一の移動可能ロック突起を含み、前記第一の移動可能ロック突起は、前記第一の接続要素により画定される第一の凹部の中へと移動して、前記第一のアダプタに関する前記第一のスタンド要素の回転を阻止するように構成され、
前記第二のアダプタはアダプタハウジングと、前記アダプタハウジングに関して移動可能な第一の移動可能ロック突起を含み、前記第一の移動可能ロック突起は、前記第二の接続要素により画定される第一の凹部の中へと移動して、前記第二のアダプタに関する前記第二のスタンド要素の回転を阻止するように構成される、請求項21に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項27】
前記第一のアダプタの前記第一の移動可能ロック突起は、前記第一のアダプタの前記アダプタハウジングに関して回転するように構成され、前記第二のアダプタの前記第一の移動可能ロック突起は、前記第二のアダプタの前記アダプタハウジングに関して回転するように構成される、請求項26に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項28】
前記第一のアダプタの前記第一の移動可能ロック突起は、前記第一のアダプタの前記アダプタハウジングに関して並進移動するように構成され、前記第二のアダプタの前記第一の移動可能ロック突起は、前記第二のアダプタの前記アダプタハウジングに関して並進移動するように構成される、請求項26に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項29】
前記第一のアダプタは前記第一の移動可能ロック突起と反対の第二の移動可能ロック突起を含み、前記第二の移動可能ロック突起は前記アダプタハウジングに関して移動可能であり、前記第二の移動可能ロック突起は、前記第一の接続要素により画定される第二の凹部の中へと移動して、前記第一のアダプタに関する前記第一のスタンド要素の回転を阻止するように構成され、
前記第二のアダプタは前記第一の移動可能ロック突起と反対の第二の移動可能ロック突起を含み、前記第二の移動可能ロック突起は前記アダプタハウジングに関して移動可能であり、前記第二の移動可能ロック突起は、前記第二の接続要素により画定される第二の凹部の中へと移動して、前記第二のアダプタに関する前記第二のスタンド要素の回転を阻止するように構成される、請求項26に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項30】
前記第一のアダプタの前記第一の移動可能ロック突起と前記第二の移動可能ロック突起は、前記第一のアダプタの前記アダプタハウジングに関して回転するように構成され、前記第二のアダプタの前記第一の移動可能ロック突起と前記第二の移動可能ロック突起は、前記第二のアダプタの前記アダプタハウジングに関して回転するように構成される、請求項29に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項31】
前記第一のアダプタの前記第一の移動可能ロック突起と前記第二の移動可能ロック突起は、前記第一のアダプタの前記アダプタハウジングに関して並進移動するように構成され、前記第二のアダプタの前記第一の移動可能ロック突起と前記第二の移動可能ロック突起は、前記第二のアダプタの前記アダプタハウジングに関して並進移動するように構成される、請求項29に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項32】
前記第一のスタンド要素の長さ方向軸と前記第二のスタンド要素の長さ方向軸は、前記卓上型形態で実質的に平行である、請求項21に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項33】
前記第一のスタンド要素の長さ方向軸と前記第二のスタンド要素の長さ方向軸は、前記壁掛け型形態で実質的に平行である、請求項21に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項34】
前記第一のスタンド要素の長さ方向軸と前記第二のスタンド要素の長さ方向軸は、前記卓上型形態で第一の平面を画定し、前記壁掛け型形態で第二の平面を画定し、前記第一の平面は前記第二の平面に垂直である、請求項21に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項35】
前記第一の壁マウント要素の前記クランプはばね付きクランプであり、前記第二の壁マウント要素の前記クランプはばね付きクランプである、請求項25に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項36】
前記第一の壁マウント要素の前記クランプは、前記ばね付きクランプを解除するように構成された引き外し手段を含み、前記第二の壁マウント要素の前記クランプは、前記ばね付きクランプを解除するように構成された引き外し手段を含む、請求項35に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項37】
表示スクリーンの取付方法において、
第一のスタンド要素を第一のアダプタに、前記第一のスタンド要素の第一の接続要素を前記第一のアダプタの一部の中で回転させることによって連結するステップと、
第二のスタンド要素を第二のアダプタに、前記第二のスタンド要素の第二の接続要素を前記第二のアダプタの一部の中で回転させることによって連結するステップと、
前記第一のアダプタと前記第二のアダプタを第一の形態で前記表示スクリーンに連結するステップと、を含む方法。
【請求項38】
前記第一のアダプタと前記第二のアダプタは、前記第一の形態では前記表示スクリーンの背面に連結され、
前記第一のスタンド要素の第一の端を第一の壁マウント要素のカップに挿入するステップと、
前記第二のスタンド要素の第一の端を第二の壁マウント要素のカップに挿入するステップと、
前記第一のスタンド要素の第二の端を前記第一の壁マウント要素のクランプで把持するステップと、
前記第二のスタンド要素の第二の端を前記第二の壁マウント要素のクランプで把持するステップと、をさらに含む、請求項37に記載の表示スクリーンの取付方法。
【請求項39】
前記第一のスタンド要素の前記第二の端を前記第一の壁マウントの前記クランプから外すステップと、
前記第二のスタンド要素の前記第二の端を前記第二の壁マウントの前記クランプから外すステップと、をさらに含む、請求項38に記載の表示スクリーンの取付方法。
【請求項40】
前記第一のアダプタと前記第二のアダプタを前記表示スクリーンから切り離すステップと、
前記第一のアダプタと前記第二のアダプタを第二の形態で前記表示スクリーンに連結するステップと、をさらに含む、請求項39に記載の表示スクリーンの取付方法。
【請求項41】
表示スクリーンスタンドシステムにおいて、
第一のスタンド要素であって、前記第一のスタンド要素の第一の端と前記第一のスタンド要素の第二の端との間に配置された第一の接続要素を含む第一のスタンド要素と、
第二のスタンド要素であって、前記第二のスタンド要素の第一の端と前記第二のスタンド要素の第二の端との間に配置された第二の接続要素を含む第二のスタンド要素と、を含み、
前記第一の接続要素と前記第二の接続要素は各々、回転可能圧縮嵌め要素を含み、
前記表示スクリーンスタンドシステムは卓上型形態又は壁掛け型形態に組み立てられるように構成され、
前記卓上型形態では、前記第一のスタンド要素と前記第二のスタンド要素は、表示スクリーンに、前記第一のスタンド要素の前記第一及び第二の端と前記第二のスタンド要素の前記第一及び第二の端が前記表示スクリーンの下方に配置されて前記表示スクリーンを表面上に支持するような状態で取り付けられるように構成され、
前記壁掛け型形態では、前記第一のスタンド要素と前記第二のスタンド要素は、前記表示スクリーンに、前記第一のスタンド要素の前記第一及び第二の端と前記第二のスタンド要素の前記第一及び第二の端が前記表示スクリーンの背後に配置されるような状態で取り付けられるように構成される、表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項42】
前記第一のスタンド要素と前記第二のスタンド要素の前記回転可能圧縮嵌め要素は各々、少なくとも60度回転するように構成される、請求項41に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項43】
前記第一のスタンド要素と前記第二のスタンド要素の前記回転可能圧縮嵌め要素は各々、少なくとも2つのランプアームを含む、請求項41に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項44】
前記第一のスタンド要素の長さ方向軸と前記第二のスタンド要素の長さ方向軸は、前記卓上型形態で実質的に平行である、請求項41に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項45】
前記第一のスタンド要素の長さ方向軸と前記第二のスタンド要素の長さ方向軸は、前記卓上型形態で平行ではない、請求項41に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項46】
前記第一のスタンド要素の長さ方向軸と前記第二のスタンド要素の長さ方向軸は、前記卓上型形態で第一の平面を画定し、前記壁掛け型形態では第二の平面を画定し、前記第一の平面は前記第二の平面に垂直である、請求項41に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項47】
第一の壁マウント要素と第二の壁マウント要素をさらに含み、前記第一の壁マウント要素と前記第二の壁マウント要素は各々、カップとクランプを含み、
前記第一の壁マウント要素の前記カップは、前記第一のスタンド要素の前記第一の端を受けるように構成され、前記第一の壁マウント要素の前記クランプは、前記第一のスタンド要素の前記第二の端を受けるように構成され、
前記第二の壁マウント要素の前記カップは、前記第二のスタンド要素の前記第一の端を受けるように構成され、前記第二の壁マウント要素の前記クランプは、前記第二のスタンド要素の前記第二の端を受けるように構成される、請求項41に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項48】
前記第一の壁マウントの前記クランプはばね付きクランプであり、前記第二の壁マウントの前記クランプはばね付きクランプである、請求項47に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項49】
前記第一の壁マウントの前記クランプは引き外し手段を含み、前記第二の壁マウントの前記クランプは引き外し手段を含む、請求項47に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項50】
表示スクリーンスタンドシステムにおいて、
表示スクリーンであって、表示前面、前記表示前面と反対の背面、及び前記背面と前記表示前面との間の底面と、を含む表示スクリーンと、
第一及び第二の端を含む第一のスタンド要素と、
第一及び第二の端を含む第二のスタンド要素と、を含み、
前記表示スクリーン、第一のスタンド要素、及び第二のスタンド要素は、卓上型形態又は壁掛け型形態で組み立てられるように構成され、
前記卓上型形態では、前記第一のスタンド要素と前記第二のスタンド要素は、表示スクリーンに、前記第一のスタンド要素の前記第一及び第二の端と前記第二のスタンド要素の前記第一及び第二の端が前記表示スクリーンの下方に配置されて前記表示スクリーンを表面上に支持するような状態で取り付けられるように構成され、
前記壁掛け型形態では、前記第一のスタンド要素と前記第二のスタンド要素は、前記表示スクリーンに、前記第一のスタンド要素の前記第一及び第二の端と前記第二のスタンド要素の前記第一及び第二の端が前記表示スクリーンの背後に配置されるような状態で取り付けられるように構成され、
前記第一のスタンド要素と前記第二のスタンド要素は、前記表示スクリーンに、第一の回転可能圧縮嵌め要素と第二の回転可能圧縮嵌め要素で連結されるように構成される、表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項51】
前記第一のスタンド要素と前記第二のスタンド要素は、前記卓上型形態で前記表示スクリーンの前記底面に連結される、請求項50に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項52】
前記第一のスタンド要素と前記第二のスタンド要素は、前記壁掛け型形態で前記表示スクリーンの前記背面に連結される、請求項50に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項53】
前記第一の圧縮嵌め要素は、前記第一のスタンド要素を前記表示スクリーンに、少なくとも60度の回転により連結するように構成され、前記第二の圧縮嵌め要素は、前記第二のスタンド要素を前記表示スクリーンに、少なくとも60度の回転により連結するように構成される、請求項50に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項54】
前記第一の回転可能圧縮嵌め要素は、前記第一のスタンド要素上の少なくとも2つの傾斜表面を含み、前記第二の回転可能圧縮嵌め要素は、前記第二のスタンド要素上の少なくとも2つの傾斜表面を含む、請求項50に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項55】
前記第一の回転可能圧縮嵌め要素は、前記表示スクリーン上の少なくとも2つのボス構造を含み、前記第二の回転可能圧縮嵌め要素は、前記表示スクリーン上の少なくとも2つのボス構造を含む、請求項54に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項56】
表示スクリーンの取付方法において、
第一のスタンド要素と第二のスタンド要素を表示スクリーンに回転可能圧縮嵌め要素により第一の形態で連結するステップを含む方法。
【請求項57】
前記第一のスタンド要素と前記第二のスタンド要素は、前記第一の形態では前記表示スクリーンの背面に取り付けられ、
前記第一のスタンド要素の第一の端を第一の壁マウント要素のカップに挿入するステップと、
前記第二のスタンド要素の第一の端を第二の壁マウント要素のカップに挿入するステップと、
前記第一のスタンド要素の第二の端を前記第一の壁マウント要素のクランプで把持するステップと、
前記第二のスタンド要素の第二の端を前記第二の壁マウント要素のクランプで把持するステップと、をさらに含む、請求項56に記載の表示スクリーンの取付方法。
【請求項58】
前記第一のスタンド要素の前記第二の端を前記第一の壁マウントの前記クランプから外すステップと、
前記第二のスタンド要素の前記第二の端を前記第二の壁マウントの前記クランプから外すステップと、をさらに含む、請求項57に記載の表示スクリーンの取付方法。
【請求項59】
前記第一のスタンド要素と前記第二のスタンド要素を前記表示スクリーンから切り離すステップと、
前記第一のスタンド要素と前記第二のスタンド要素を前記表示スクリーンに第二の形態で連結するステップと、をさらに含む、請求項58に記載の表示スクリーンの取付方法。
【請求項60】
前記第一の形態で、前記第一のスタンド要素及び第二のスタンド要素は前記表示スクリーンに、前記第一のスタンド要素の第一及び第二の端が前記表示スクリーンの下方に配置されるように、また、前記第二のスタンド要素の第一及び第二の端が前記表示スクリーンの下方に配置されるように取り付けられ、
前記表示スクリーンを直立形態で立たせ、前記第一のスタンド要素と前記第二のスタンド要素が前記表示スクリーンを表面上で支持するように構成されるようにするステップをさらに含む、請求項56に記載の表示スクリーンの取付方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2019年11月21日に、全指定国に関する出願人である、米国籍企業のOHC IPホールディングズ有限責任会社(OHC IP Holdings,LLC)、全指定国に関する発明者である、米国国民のマイケル・L・オショーネシ(Michael L.O’Shaughnessy)、全指定国に関する発明者である、米国国民のジェイムズ・A・ミトリング(James A.Mitlyng)、全指定国に関する発明者である、米国国民のアーロン・マーフィ(Aaron Murphy)、全指定国に関する発明者である、米国国民のマイク・ウェイマン(Mike Wayman)、及び全指定国に関する発明者である、米国国民のローガン・オグレスビ(Logan Oglesby)の名義でPCT国際特許出願として出願される。本願は、2018年11月21日に出願された米国仮特許出願第62/770,356号の優先権を主張し、また、2019年11月20日に出願された米国特許出願第16/689,972号の優先権を主張するものであり、それらの内容の全体を参照によって本明細書に援用する。
【0002】
本明細書の実施形態は、卓上型形態又は壁掛け型形態に構成可能な表示スクリーンシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
コンピュータモニタやテレビ等の表示スクリーンは、日常生活の中でますます普遍的になりつつある。表示スクリーンは、様々な形態で取り付けることができる。しかしながら、表示スクリーンを安全に取り付けることは難しく、時間がかかる可能性がある。さらに、表示スクリーンをある取付形態から異なる取付形態に変更するには、また別の機材が必要となる可能性があり、表示スクリーンの取付けに関わる使用者の不満が高まる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
ある実施形態には、表示スクリーンシステムが含められ、これは表示スクリーンと、第一のスタンド要素と、第二のスタンド要素と、を有する。表示スクリーンは、表示前面、表示前面と反対の背面、及び表示前面と背面との間に延びる底面を含むことができる。第一のスタンド要素は、第一のスタンド要素の第一の端と第一のスタンド要素の第二の端との間に配置された第一の接続要素を含むことができる。第二のスタンド要素は、第二のスタンド要素の第一の端と第二のスタンド要素の第二の端との間に配置された第二の接続要素を含むことができる。表示スクリーンスタンドシステムは、卓上型形態又は壁掛け型形態に組み立てられるように構成される。卓上型形態では、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素は、第一のスタンド要素の第一及び第二の端と第二のスタンド要素の第一及び第二の端が表示スクリーンの下方に配置されて表示スクリーンを表面上で支持するような状態で表示スクリーンに取り付けられるように構成される。壁掛け型形態では、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素は、第一のスタンド要素の第一及び第二の端と第二のスタンド要素の第一及び第二の端が表示スクリーンの背後に配置されるような状態で表示スクリーンに連結されるように構成される。
【0005】
ある実施形態において、卓上型形態では、第一の接続要素と第二の接続要素は表示スクリーンの底面に連結される。
ある実施形態において、表示スクリーンの底面は第一の凹部と第二の凹部を画定し、卓上型形態では、第一の接続要素は少なくとも部分的に第一の凹部の中に配置され第二の接続要素は少なくとも部分的に第二の凹部の中に配置される。
【0006】
ある実施形態において、壁掛け型形態では、第一の接続要素と第二の接続要素は表示スクリーンの背面に連結される。
ある実施形態において、表示スクリーンの背面は第三の凹部と第四の凹部を画定し、壁掛け型形態では、第一の接続要素は少なくとも部分的に第三の凹部の中に配置され、第二の接続要素は少なくとも部分的に第四の凹部の中に配置される。
【0007】
ある実施形態において、さらに壁マウントを含むことができ、壁マウントは、第一の壁マウント要素と第二の壁マウント要素を含む。第一の壁マウント要素は、底部受容カップと上部受容クランプを含み、底部受容カップは第一のスタンド要素の第二の端を受けるように構成され、上部受容クランプは第一のスタンド要素の第一の端を受け、保持把持するように構成される。第二の壁マウント要素は、底部受容カップと上部受容クランプを含む。底部受容カップは第二のスタンド要素の第二の端を受けるように構成され、上部受容クランプは第二スタンド要素の第一の端を受け、保持把持するように構成される。
【0008】
ある実施形態において、第一の接続要素は、第一のスタンド要素の第一及び第二の端に関して移動可能な第一の移動可能ロック突起を含み、第一の接続要素の第一の移動可能ロック突起は、表示スクリーンの第一の凹部の中に画定された第一のロック凹部の中に移動して、表示スクリーンに関する第一のスタンド要素の回転を阻止するように構成され、第二の接続要素は、第二のスタンド要素の第一及び第二の端に関して移動可能な第一の移動可能ロック突起を含み、第二の接続要素の第一の移動可能ロック突起は、表示スクリーンの第二の凹部の中に画定された第二のロック凹部の中に移動して、表示スクリーンに関する第二のスタンド要素の回転を阻止するように構成される。
【0009】
ある実施形態において、第一のスタンド要素の第一の移動可能ロック突起は第一のスタンド要素に関して並進移動するように構成され、第二のスタンド要素の第一の移動可能ロック突起は第二のスタンド要素に関して並進移動するように構成される。
【0010】
ある実施形態において、第一の接続要素は、第一の接続要素の第一の移動可能ロック突起と反対の第二の移動可能ロック突起を含み、第一の接続要素の第二の移動可能ロック突起は第一のスタンド要素に関して移動可能であり、第一の接続要素の第二の移動可能ロック突起は、第一の凹部内に画定された第二のロック凹部の中に移動して、表示スクリーンに関する第一のスタンド要素の回転を阻止するように構成され、第二の接続要素は、第二の接続要素の第一の移動可能ロック突起の反対の第二の移動可能ロック突起を含み、第二の接続要素の第二の移動可能ロック突起は第二のスタンド要素に関して移動可能であり、第二の接続要素の第二の移動可能ロック突起は、第二の凹部の中に画定された第二のロック凹部の中に移動して、表示スクリーンに関する第一のスタンド要素の回転を阻止するように構成される。
【0011】
ある実施形態において、第一のスタンド要素の第一の移動可能ロック突起と第二の移動可能ロック突起は、第一のスタンド要素に関して並進移動するように構成され、第二のスタンド要素の第一の移動可能ロック突起と第二の移動可能ロック突起は、第二のスタンド要素に関して並進移動するように構成される。
【0012】
ある実施形態において、第一のスタンド要素の長さ方向軸と第二のスタンド要素の長さ方向軸は、卓上型形態では実質的に平行である。
ある実施形態において、第一のスタンド要素の長さ方向軸と第二のスタンド要素の長さ方向軸は、壁掛け型形態では実質的に平行である。
【0013】
ある実施形態において、第一の壁マウント要素のクランプはばね付きクランプであり、第二の壁マウント要素のクランプはばね付きクランプである。
ある実施形態において、第一の壁マウント要素のクランプは、ばね付きクランプを解除するように構成された引き外し手段を含み、第二の壁マウント要素のクランプは、ばね付きクランプを解除するように構成された引き外し手段を含む。
【0014】
ある実施形態において、第一のスタンド要素の長さ方向軸と第二のスタンド要素の長さ方向軸は、卓上型形態では第一の平面を画定し、壁掛け型形態では第二の平面を画定し、第一の平面は第二の平面に垂直である。
【0015】
ある実施形態において、第一のスタンド要素の長さ方向軸と第二のスタンド要素の長さ方向軸は、卓上型形態では第一の平面を画定し、壁掛け型形態では第二の平面を画定し、第一の平面は第二の平面に垂直ではない。
【0016】
ある実施形態において、表示スクリーンの取付方法が含められる。方法は、第一のスタンド要素を表示スクリーンに、第一のスタンド要素の第一の接続要素を表示スクリーンの裏部分の第一の凹部の中で回転させることによって連結するステップと、第二のスタンド要素を表示スクリーンに、第二のスタンド要素の第二の接続要素を表示スクリーンの裏部分の第二の凹部の中で回転させることによって連結するステップと、を含むことができる。方法は、第一のスタンド要素の第一の端を第一の壁マウント要素のカップに挿入するステップと、第二のスタンド要素の第一の端を第二の壁マウント要素のカップに挿入するステップと、第一のスタンド要素の第二の端を第一の壁マウント要素のクランプで把持するステップと、第二のスタンド要素の第二の端を第二の壁マウント要素のクランプで把持するステップと、を含むことができる。
【0017】
ある実施形態において、方法は、第一のスタンド要素の第二の端を第一の壁マウントのクランプから外すステップと、第二のスタンド要素の第二の端を第二の壁マウントのクランプから外すステップと、をさらに含むことができる。
【0018】
ある実施形態において、方法は、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素を表示スクリーンから切り離すステップをさらに含むことができる。
ある実施形態において、方法は、第一のスタンド要素を表示スクリーンに、第一のスタンド要素の第一の接続要素を表示スクリーンの底部分の第三の凹部の中で回転させることによって連結するステップと、第二のスタンド要素を表示スクリーンに、第二のスタンド要素の第二の接続要素を表示スクリーンの底部分の第四の凹部の中で回転させることによって連結するステップと、をさらに含むことができる。
【0019】
ある実施形態において、表示スクリーンスタンドシステムが含められる。表示スクリーンスタンドシステムは、第一のスタンド要素と、第二のスタンド要素と、第一のアダプタと、第二のアダプタと、を含むことができる。第一のスタンド要素は、第一のスタンド要素の第一の端と第一のスタンド要素の第二の端との間に配置された第一の接続要素を含むことができる。第二のスタンド要素は、第二のスタンド要素の第一の端と第二のスタンド要素の第二の端との間に配置された第二の接続要素を含むことができる。第一の接続要素の一部を受けて、第一のアダプタを第一のスタンド要素に連結するように構成された第一のアダプタ。第二の接続要素の一部を受けて、第二のアダプタを第二のスタンド要素に連結するように構成された第二のアダプタ。表示スクリーンスタンドシステムは、卓上型形態又は壁掛け型形態に組み立てられるように構成される。卓上型形態では、第一のスタンド要素は第一のアダプタに連結されるように構成され、第二のスタンド要素は第二のアダプタに連結されるように構成され、第一のアダプタと第二のアダプタは、第一のスタンド要素の第一及び第二の端と第二のスタンド要素の第一及び第二の端が表示スクリーンの下方に配置されて、表示スクリーンを表面上に支持するような状態で表示スクリーンに連結されるように構成される。壁掛け型形態では、第一のスタンド要素は第一のアダプタに連結されるように構成され、第二のスタンド要素は第二のアダプタに連結されるように構成され、第一のアダプタと第二のアダプタは、第一のスタンド要素の第一及び第二の端と第二のスタンド要素の第一及び第二の端が表示スクリーンの背後に配置されるような状態で表示スクリーンに取り付けられるように構成される。
【0020】
ある実施形態において、卓上型形態では、第一のアダプタと第二のアダプタは表示スクリーンの底部分に連結される。
ある実施形態において、壁掛け型形態では、第一のアダプタと第二のアダプタは表示スクリーンの裏部分に連結される。
【0021】
ある実施形態において、システムは、壁掛けブラケットをさらに含むことができる。壁掛け型形態では、壁掛けブラケットは、表示スクリーンの裏部分に連結され、第一のアダプタと第二のアダプタは壁掛けブラケットに連結される。
【0022】
ある実施形態において、システムは壁マウントをさらに含むことができる。壁マウントは、第一の壁マウント要素と第二の壁マウント要素を含む。第一の壁マウント要素は、底部受容カップと上部受容クランプを含む。底部受容カップは第一のスタンド要素の第二の端を受けるように構成され、上部受容クランプは、第一のスタンド要素の第一の端を受け、保持把持するように構成される。第二の壁マウント要素は、底部受容カップと上部受容クランプを含む。底部受容カップは第二のスタンド要素の第二の端を受けるように構成され、上部受容クランプは、第二のスタンド要素の第一の端を受け、保持把持するように構成される。
【0023】
ある実施形態において、第一のアダプタはアダプタハウジングと、アダプタハウジングに関して移動可能な第一の移動可能ロック突起を含み、第一の移動可能ロック突起は、第一の接続要素により画定される第一の凹部の中へと移動して、第一のアダプタに関する第一のスタンド要素の回転を阻止するように構成され、第二のアダプタはアダプタハウジングと、アダプタハウジングに関して移動可能な第一の移動可能ロック突起を含み、第一の移動可能ロック突起は、第二の接続要素により画定される第一の凹部の中へと移動して、第二のアダプタに関する第二のスタンド要素の回転を阻止するように構成される。
【0024】
ある実施形態において、第一のアダプタの第一の移動可能ロック突起は、第一のアダプタのアダプタハウジングに関して回転するように構成され、第二のアダプタの第一の移動可能ロック突起は、第二のアダプタのアダプタハウジングに関して回転するように構成される。
【0025】
ある実施形態において、第一のアダプタの第一の移動可能ロック突起は、第一のアダプタのアダプタハウジングに関して並進移動するように構成され、第二のアダプタの第一の移動可能ロック突起は、第二のアダプタのアダプタハウジングに関して並進移動するように構成される。
【0026】
ある実施形態において、第一のアダプタは第一の移動可能ロック突起と反対の第二の移動可能ロック突起を含み、第二の移動可能ロック突起はアダプタハウジングに関して移動可能であり、第二の移動可能ロック突起は、第一の接続要素により画定される第二の凹部の中へと移動して、第一のアダプタに関する第一のスタンド要素の回転を阻止するように構成され、第二のアダプタは第一の移動可能ロック突起と反対の第二の移動可能ロック突起を含み、第二の移動可能ロック突起はアダプタハウジングに関して移動可能であり、第二の移動可能ロック突起は、第二の接続要素により画定される第二の凹部の中へと移動して、第二のアダプタに関する第二のスタンド要素の回転を阻止するように構成される。
【0027】
ある実施形態において、第一のアダプタの第一の移動可能ロック突起と第二の移動可能ロック突起は、第一のアダプタのアダプタハウジングに関して回転するように構成され、第二のアダプタの第一の移動可能ロック突起と第二の移動可能ロック突起は、第二のアダプタのアダプタハウジングに関して回転するように構成される。
【0028】
ある実施形態において、第一のアダプタの第一の移動可能ロック突起と第二の移動可能ロック突起は、第一のアダプタのアダプタハウジングに関して並進移動するように構成され、第二のアダプタの第一の移動可能ロック突起と第二の移動可能ロック突起は、第二のアダプタのアダプタハウジングに関して並進移動するように構成される。
【0029】
ある実施形態において、第一のスタンド要素は、第一のスタンド要素の残りの部分に関して移動可能な第一の移動可能ロック突起を含み、第一の移動可能ロック突起は、第一のアダプタにより画定される第一の凹部の中へと移動して、第一のアダプタに関する第一のスタンド要素の回転を阻止するように構成され、第二のスタンド要素は、第二のスタンド要素の残りの部分に関して移動可能な第一の移動可能ロック突起を含み、第一の移動可能ロック突起は、第二のアダプタにより画定される第一の凹部の中へと移動して、第二のアダプタに関する第二のスタンド要素の回転を阻止するように構成される。
【0030】
ある実施形態において、第一のスタンド要素の第一の移動可能ロック突起は、第一のスタンド要素に関して回転するように構成され、第二のスタンド要素の第一の移動可能ロック突起は、第二のスタンド要素に関して回転するように構成される。
【0031】
ある実施形態において、第一のスタンド要素の第一の移動可能ロック突起は、第一のスタンド要素に関して並進移動するように構成され、第二のスタンド要素の第一の移動可能ロック突起は、第二のスタンド要素に関して並進移動するように構成される。
【0032】
ある実施形態において、第一のスタンド要素は第一の移動可能ロック突起とは反対の第二の移動可能ロック突起を含み、第二の移動可能ロック突起は、第一のスタンド要素の残りの部分に関して移動可能であり、第二の移動可能ロック突起は、第一のアダプタにより画定される第二の凹部の中へと移動して、第一のスタンド要素が第一のアダプタに関して回転するのを阻止するように構成され、第二のスタンド要素は第一の移動可能ロック突起とは反対の第二の移動可能ロック突起を含み、第二の移動可能ロック突起は、第二のスタンド要素に関して移動可能であり、第二の移動可能ロック突起は、第二のアダプタにより画定される第二の凹部の中へと移動して、第二のアダプタに関する第二のスタンド要素の回転を阻止するように構成される。
【0033】
ある実施形態において、第一のスタンド要素の第一の移動可能ロック突起と第二の移動可能ロック突起は、スタンド要素の残りの部分に関して回転するように構成され、第二のスタンド要素の第一の移動可能ロック突起と第二の移動可能ロック突起は、第二のスタンド要素の残りの部分に関して回転するように構成される。
【0034】
ある実施形態において、第一のスタンド要素の第一の移動可能ロック突起と第二の移動可能ロック突起は、スタンド要素の残りの部分に関して並進移動するように構成され、第二のスタンド要素の第一の移動可能ロック突起と第二の移動可能ロック突起は、第二のスタンド要素の残りの部分に関して並進移動するように構成される。
【0035】
ある実施形態において、第一のスタンド要素の長さ方向軸と第二のスタンド要素の長さ方向軸は、卓上型形態において実質的に平行である。
ある実施形態において、第一のスタンド要素の長さ方向軸と第二のスタンド要素の長さ方向軸は、壁掛け型形態において実質的に平行である。
【0036】
ある実施形態において、第一のスタンド要素の長さ方向軸と第二のスタンド要素の長さ方向軸は、卓上型形態で第一の平面を画定し、壁掛け型形態で第二の平面を画定し、第一の平面は第二の平面に垂直である。
【0037】
ある実施形態において、第一の壁マウント要素のクランプはばね付きクランプであり、第二の壁マウント要素のクランプはばね付きクランプである。
ある実施形態において、第一の壁マウント要素のクランプは、ばね付きクランプを解除するように構成された引き外し手段を含み、第二の壁マウント要素のクランプは、ばね付きクランプを解除するように構成された引き外し手段を含む。
【0038】
ある実施形態において、表示スクリーンの取付方法が提供される。方法は、第一のスタンド要素を第一のアダプタに、第一のスタンド要素の第一の接続要素を第一のアダプタの一部の中で回転させることによって連結するステップと、第二のスタンド要素を第二のアダプタに、第二のスタンド要素の第二の接続要素を第二のアダプタの一部の中で回転させることによって連結するステップと、第一のアダプタと第二のアダプタを第一の形態で表示スクリーンに連結するステップと、を含むことができる。
【0039】
ある実施形態において、第一のアダプタと第二のアダプタは、第一の形態では表示スクリーンの背面に連結され、第一のスタンド要素の第一の端を第一の壁マウント要素のカップに挿入するステップと、第二のスタンド要素の第一の端を第二の壁マウント要素のカップに挿入するステップと、第一のスタンド要素の第二の端を第一の壁マウント要素のクランプで把持するステップと、第二のスタンド要素の第二の端を第二の壁マウント要素のクランプで把持するステップと、をさらに含むことができる。
【0040】
ある実施形態において、方法は、第一のスタンド要素の第二の端を第一の壁マウントのクランプから外すステップと、第二のスタンド要素の第二の端を第二の壁マウントのクランプから外すステップと、をさらに含むことができる。
【0041】
ある実施形態において、方法は、第一のアダプタと第二のアダプタを表示スクリーンから切り離すステップと、第一のアダプタと第二のアダプタを第二の形態で表示スクリーンに連結するステップと、をさらに含むことができる。
【0042】
ある実施形態において、表示スクリーンスタンドシステムが提供される。第一のスタンド要素と第二のスタンド要素を有する表示スクリーンシステム。第一のスタンド要素は、第一のスタンド要素の第一の端と第一のスタンド要素の第二の端との間に配置された第一の接続要素を含むことができる。第二のスタンド要素は、第二のスタンド要素の第一の端と第二のスタンド要素の第二の端との間に配置された第二の接続要素を含むことができる。第一の接続要素と第二の接続要素は各々、回転可能圧縮嵌め要素を含み、表示スクリーンスタンドシステムは、卓上型形態又は壁掛け型形態に組み立てられるように構成される。卓上型形態では、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素は、表示スクリーンに、第一のスタンド要素の第一及び第二の端と第二のスタンド要素の第一及び第二の端が表示スクリーンの下方に配置されて表示スクリーンを表面上で支持するような状態で取り付けられるように構成される。壁掛け型形態では、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素は、表示スクリーンに、第一のスタンド要素の第一及び第二の端と第二のスタンド要素の第一及び第二の端が表示スクリーンの背後に配置されるような状態で取り付けられるように構成される。
【0043】
ある実施形態において、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素の回転可能圧縮嵌め要素は各々、少なくとも60度回転するように構成される。
ある実施形態において、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素の回転可能圧縮嵌め要素は各々、少なくとも2つのランプアームを含む。
【0044】
ある実施形態において、第一のスタンド要素の長さ方向軸と第二のスタンド要素の長さ方向軸は、卓上型形態で実質的に平行である。
ある実施形態において、第一のスタンド要素の長さ方向軸と第二のスタンド要素の長さ方向軸は、壁掛け型形態で実質的に平行ではない。
【0045】
ある実施形態において、第一のスタンド要素の長さ方向軸と第二のスタンド要素の長さ方向軸は、卓上型形態で第一の平面を画定し、壁掛け型形態で第二の平面を画定し、第一の平面は第二の平面に垂直である。
【0046】
ある実施形態において、システムは、第一の壁マウント要素と第二の壁マウント要素をさらに含むことができ、第一の壁マウント要素と第二の壁マウント要素は各々、カップとクランプを含み、第一の壁マウント要素のカップは第一のスタンド要素の第一の端を受けるように構成され、第一の壁マウント要素のクランプは、第一のスタンド要素の第二の端を受けるように構成され、第二の壁マウント要素のカップは第二のスタンド要素の第一の端を受けるように構成され、第二の壁マウント要素のクランプは、第二のスタンド要素の第二の端を受けるように構成される。
【0047】
ある実施形態において、第一の壁マウントのクランプはばね付きクランプであり、第二の壁マウントのクランプはばね付きクランプである。
ある実施形態において、第一の壁マウントのクランプは引き外し手段を含み、第二の壁マウントのクランプは引き外し手段を含む。
【0048】
ある実施形態において、表示スクリーンスタンドシステムが提供される。表示スクリーンシステムは、表示スクリーンと、第一のスタンド要素と、第二のスタンド要素と、を含むことができる。表示スクリーンは、表示前面と、表示前面と反対の背面と、背面と表示前面との間の底面と、を含むことができる。第一のスタンド要素は、第一及び第二の端を含むことができ、第二のスタンド要素は第一及び第二の端を含むことができる。表示スクリーン、第一のスタンド要素、及び第二のスタンド要素は、卓上型形態又は壁掛け型形態に組み立てられるように構成される。卓上型形態では、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素は、表示スクリーンに、第一のスタンド要素の第一及び第二の端と第二のスタンド要素の第一及び第二の端が表示スクリーンの下方に配置されて表示スクリーンを表面上で支持するような状態で取り付けられるように構成される。壁掛け型形態では、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素は、表示スクリーンに、第一のスタンド要素の第一及び第二の端と第二のスタンド要素の第一及び第二の端が表示スクリーンの背後に配置されるような状態で取り付けられるように構成される。第一のスタンド要素と第二のスタンド要素は、第一の回転可能圧縮嵌め要素と第二の回転可能圧縮嵌め要素で表示スクリーンに連結されるように構成される。
【0049】
ある実施形態において、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素は、卓上型形態で、表示スクリーンの底面に連結される。
ある実施形態において、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素は、壁掛け型形態で、表示スクリーンの背面に連結される。
【0050】
ある実施形態において、第一の圧縮嵌め要素は、第一のスタンド要素を表示スクリーンに少なくとも60度の回転で連結するように構成され、第二の圧縮嵌め要素は、第二のスタンド要素を表示スクリーンに少なくとも60度の回転で連結するように構成される。
【0051】
ある実施形態において、第一の回転可能圧縮嵌め要素は、第一のスタンド要素上の少なくとも2つの傾斜面を含み、第二の回転可能圧縮嵌め要素は、第二のスタンド要素上の少なくとも2つの傾斜面を含む。
【0052】
ある実施形態において、第一の回転可能圧縮嵌め要素は表示スクリーン上の少なくとも2つのボス構造を含み、第二の回転可能圧縮嵌め要素は表示スクリーン上の少なくとも2つのボス構造を含む。
【0053】
ある実施形態において、表示スクリーンの取付方法が提供される。方法は、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素を第一の形態で表示スクリーンに回転可能圧縮嵌め要素で連結するステップを含むことができる。
【0054】
ある実施形態において、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素は、第一の構成では表示スクリーンの背面に取り付けられ、方法は、第一のスタンド要素の第一の端を第一の壁マウント要素のカップに挿入するステップと、第二のスタンド要素の第一の端を第二の壁マウント要素のカップに挿入するステップと、第一のスタンド要素の第二の端を第一の壁マウント要素のクランプで把持するステップと、第二のスタンド要素の第二の端を第二の壁マウント要素のクランプで把持する要素と、をさらに含むことができる。
【0055】
ある実施形態において、方法は、第一のスタンド要素の第二の端を第一の壁マウントのクランプから外すステップと、第二スタンド要素の第二の端を第二の壁マウントのクランプから外すステップと、をさらに含むことができる。
【0056】
ある実施形態において、方法は、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素を表示スクリーンから切り離すステップと、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素を表示スクリーンに第二の構成で連結するステップをさらに含むことができる。
【0057】
ある実施形態において第一の構成で、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素は表示スクリーンに、第一のスタンド要素の第一及び第二の端が表示スクリーンの下方に配置されるような状態で、及び第二のスタンド要素の第一及び第二の端が表示スクリーンの下方に配置されるような状態で取り付けられ、表示スクリーンを直立形態で立たせて、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素が表示スクリーンを表面上で支持するように構成されるようにするステップをさらに含むことができる。
【0058】
この概要は本願の教示のうちの幾つかの概観であり、本願の主旨を排他的又は網羅的に論じているものではない。さらに詳細な事柄は、詳しい説明と付属の特許請求の範囲の中にある。その他の態様は、当業者にとって、以下の詳細な説明を読んで理解し、本明細書の一部を成す図面を参照すれば明らかとなり、各図は限定的な意味で解釈されないものとする。本明細書の範囲は、付属の特許請求の範囲及びその合法的等価物により定義される。
【0059】
態様は、下記の図面(図)に関してよりよく理解され得る。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【
図1】本明細書の各種の実施形態による卓上型形態の表示スクリーンの斜視図である。
【
図2】本明細書の各種の実施形態による2つのスタンド要素を有する表示スクリーンの斜視図である。
【
図3】本明細書の各種の実施形態による卓上型形態の表示スクリーンの側面図である。
【
図4】本明細書の各種の実施形態による表示スクリーンの一部の斜視図である。
【
図5】本明細書の各種の実施形態による卓上型形態の表示スクリーンの一部の斜視図である。
【
図6】本明細書の各種の実施形態によるスタンド要素の斜視図である。
【
図7】本明細書の各種の実施形態によるスタンド要素の斜視図である。
【
図8】本明細書の各種の実施形態によるスタンド要素の断面図である。
【
図9】本明細書の各種の実施形態による、ロック位置にある
図8に示されるスタンド要素の部分断面図である。
【
図10】本明細書の各種の実施形態による、ロック解除位置にある
図8に示されるスタンド要素の部分断面図である。
【
図11】本明細書の各種の実施形態による受容ブラケットの斜視図である。
【
図12】本明細書の各種の実施形態による、
図11に示される受容ブラケットの側面図である。
【
図13】本明細書の各種の実施形態による受容ブラケットとスタンド要素との間の接続の断面図である。
【
図14】本明細書の各種の実施形態による壁掛け型形態の表示スクリーンの斜視図である。
【
図15】本明細書の各種の実施形態による、表示スクリーンのない状態の壁掛け型形態の斜視図である。
【
図16】本明細書の各種の実施形態による、
図15に示される壁掛け型形態の正面図である。
【
図17】本明細書の各種の実施形態による、
図15に示される壁掛け型形態の側面図である。
【
図18】本明細書の各種の実施形態による表示スクリーンの断面図である。
【
図19】本明細書の各種の実施形態による、
図18に示される表示スクリーンの部分断面図である。
【
図20】本明細書の各種の実施形態による2つのスタンド要素を有する表示スクリーンの斜視図である。
【
図21】本明細書の各種の実施形態による卓上型形態の表示スクリーンの斜視図である。
【
図22】本明細書の各種の実施形態によるアダプタに連結されたスタンド要素の斜視図である。
【
図23】本明細書の各種の実施形態による、
図22に示されるアダプタに連結されたスタンド要素の側面図である。
【
図24】本明細書の各種の実施形態によるアダプタの斜視図である。
【
図25】本明細書の各種の実施形態による、
図24に示されるアダプタの底面斜視図である。
【
図26】本明細書の各種の実施形態による、
図24に示されるアダプタの断面図である。
【
図27】本明細書の各種の実施形態によるロック突起の斜視図である。
【
図28】本明細書の各種の実施形態によるスタンド要素の斜視図である。
【
図29】本明細書の各種の実施形態による、
図28に示されるスタンド要素の断面図である。
【
図30】本明細書の各種の実施形態による壁掛け型形態の表示スクリーンの斜視図である。
【
図31】本明細書の各種の実施形態による壁掛けブラケットの斜視図である。
【
図32】本明細書の各種の実施形態による、表示スクリーンのない状態の壁掛け型形態の斜視図である。
【
図33】本明細書の各種の実施形態による、
図32に示される壁掛け型形態の正面図である。
【
図34】本明細書の各種の実施形態による、
図32に示される壁掛け型形態の側面図である。
【
図35】本明細書の各種の実施形態による2つのスタンド要素を有する表示スクリーンの斜視図である。
【
図36】本明細書の各種の実施形態によるアダプタに連結されたスタンド要素の斜視図である。
【
図37】本明細書の各種の実施形態による、
図36に示されるアダプタに連結されたスタンド要素の断面図である。
【
図38】本明細書の各種の実施形態によるスタンド要素の斜視図である。
【
図39】本明細書の各種の実施形態による、
図38に示されるスタンド要素の断面図である。
【
図40】本明細書の各種の実施形態によるスタンド要素の接続要素の斜視図である。
【
図41】本明細書の各種の実施形態による、
図40に示される接続要素の断面図である。
【
図42】本明細書の各種の実施形態によるアダプタの斜視図である。
【
図43】本明細書の各種の実施形態によるアダプタの分解図である。
【
図44】本明細書の各種の実施形態によるアダプタの一部の斜視図である。
【
図45】本明細書の各種の実施形態による、
図44に示されるアダプタの一部の斜視図である。
【
図46】本明細書の各種の実施形態による、表示スクリーンのない状態の壁掛け多型形態の斜視図である。
【
図47】本明細書の各種の実施形態による、
図46に示される壁掛け型形態の正面図である。
【
図48】本明細書の各種の実施形態による、
図46に示される壁掛け型形態の側面図である。
【
図49】本明細書の各種の実施形態による方法のフローチャートである。
【
図50】本明細書の各種の実施形態による方法のフローチャートである。
【
図51】本明細書の各種の実施形態による方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0061】
実施形態は様々な改良及び代替的形態をとることができるが、その具体的事項が例及び図として示され、以下に詳しく説明する。しかしながら、理解すべき点として、本明細書の範囲は記載されている特定の態様に限定されない。逆に、本明細書の主旨と範囲に含まれる改良、等価物、及び代替案をカバーすることが意図される。
【0062】
本明細書には、表示スクリーンを取り付けるための様々なシステムと方法が記載されている。本明細書に記載のシステムは、表示スクリーンを、工具を使用せずに場合に応じて異なる形態に取り付けるように組み立てることができる。本明細書に記載のシステムは、使用者に対して不満の軽減される取付体験を提供することができる。各種の実施形態において、本明細書に記載の表示スクリーンシステムは、使用者の所望の構成に応じて、壁掛け型形態又は卓上型形態に構成できる。表示スクリーンシステムはまた、壁掛け型形態と卓上型形態との間で容易に変更することもできる。
【0063】
本明細書に記載されているように、卓上型形態とは、表示スクリーンとスタンドシステムが表面上に据えられ、又は載る形態を指すことができる。各種の実施形態において、卓上型形態は、表示スクリーンを地面又は表示スクリーンの置かれる地面又は表面に対して縦、又は垂直にできることが意図される。各種の実施形態において、卓上型形態の表示スクリーンスタンドシステムは、地面、テーブル、棚、デスク、又は他の実質的に水平な表面上に設置されるものとすることができる。幾つかの実施形態において、実質的に水平な表面は平面とすることができる。
【0064】
本明細書に記載されているように、壁掛け型形態とは、表示スクリーンとスタンドシステムが壁又はその他の縦の表面上に連結又は取り付けられるように構成される形態を指すことができる。各種の実施形態において、壁掛け型形態は、表示スクリーンを表示スクリーンが連結される表面に対して縦に、又は平行にできることが意図される。各種の実施形態において、表示スクリーンスタンドシステムは、壁掛け型形態では、壁又は縦型スタンドに取り付けられるものとすることができる。
【0065】
各種の実施形態において、システムは2つのスタンド要素を含むことができる。理解すべき点として、幾つかの実施形態において、2つのスタンド要素は同じとすることができ、他の実施形態では、スタンド要素は相互に左右反転とすることができる。さらに理解すべき点として、本明細書に含められる第一のスタンド要素に関する説明は、第二のスタンド要素にも当てはめることができる。このことは、他の同様の要素、例えばロック突起、ロック凹部、アダプタ、壁マウント要素、及びその他についても理解されるべきである。
【0066】
ここで、
図1を参照すると、本明細書の各種の実施形態による卓上型形態の表示スクリーン102の斜視図が示されている。
図1は、表示スクリーンシステム100を示す。表示スクリーンシステム100は、テレビスクリーン又はコンピュータスクリーン等の表示スクリーン102を含むことができる。表示スクリーン102は、表示前面104を含むことができる。
【0067】
表示スクリーンシステム100は、第一のスタンド要素106と第二のスタンド要素108を含むことができる。各種の実施形態において、表示スクリーン102のスタンドシステムは、卓上型形態又は壁掛け型形態に組み立てられるように構成される。卓上型形態では、第一のスタンド要素106及び第二のスタンド要素108の少なくとも一部は、表示スクリーン102の底部の下方に配置でき、それによって第一のスタンド要素106と第二のスタンド要素108は表示スクリーン102を表面上で直立姿勢で支持する。
【0068】
各種の実施形態において、第一のスタンド要素106と第二のスタンド要素108は表示スクリーン102に取り付けられるように構成される。第一のスタンド要素106と第二のスタンド要素108は、システムがどの形態であるかに応じて、表示スクリーン102の異なる位置に取り付けることができる。卓上型形態では、第一のスタンド要素106と第二のスタンド要素108は、表示スクリーン102に、例えば表示スクリーン102の底面に取り付けることができ、それによって第一のスタンド要素106の第一及び第二の端と第二のスタンド要素108の第一及び第二の端は、表示スクリーン102の下方に配置されて、表示スクリーン102を表面上で支持する。
【0069】
壁掛け型形態では、第一のスタンド要素106と第二のスタンド要素108は、表示スクリーン102に、例えば表示スクリーン102の背面に取り付けることができ、それによって第一のスタンド要素106の第一及び第二の端と第二のスタンド要素108の第一及び第二の端は表示スクリーン102の背後に配置される。
【0070】
次に、
図2を参照すると、本明細書の各種の実施形態による2つのスタンド要素106、108を有する表示スクリーン102の斜視図が示されている。
図2は、表示スクリーンシステム100を示す。表示スクリーンシステム100は、表示スクリーン102を含む。表示スクリーンシステム100はまた、第一のスタンド要素106と第二のスタンド要素108も含む。表示スクリーン102は、表示前面104と反対の背面220を含む。表示スクリーン102はまた、底面222も含む。各種の実施形態において、底面222は表示前面104と背面220との間に延びる。
【0071】
各種の実施形態において、表示スクリーン102の底面222は第一の凹部210と第二の凹部212を画定する。各種の実施形態において、表示スクリーン102の背面220は第三の凹部214と第四の凹部216を画定する。
【0072】
第一のスタンド要素106は接続要素218を含む。各種の実施形態において、第一の接続要素218は第一のスタンド要素106の第一の端(後でさらに説明する)と第一のスタンド要素106の第二の端(後でさらに説明する)との間に配置できる。同様に、第二のスタンド要素108は、第一及び第二の端との間に配置される接続要素218を含むことができる。
【0073】
各種の実施形態において、第一のスタンド要素は106と第二のスタンド要素108は、表示スクリーン102の底面222に、例えばそれぞれの接続要素218が第一の凹部210と第二の凹部212の中に配置されるようにすることによって連結できる。各種の実施形態において、第一及び第二のスタンド要素106、108が表示スクリーン102の底面222に連結されると、表示スクリーンシステムは、
図1に示されるような卓上型形態である。各種の実施形態において、表示スクリーンシステム100が卓上型形態であるとき、第一の接続要素218は少なくとも部分的に第一の凹部210の中に配置され、第二の接続要素218は少なくとも部分的に第二の凹部212の中に配置される。各種の実施形態において、第一のスタンド要素106の長さ方向軸(後でさらに説明する)と第二のスタンド要素108の長さ方向軸(後でさらに説明する)は、卓上型形態では平行又は実質的に平行、例えば平行から5°以内である。
【0074】
各種の実施形態において、壁掛け型形態では、第一のスタンド要素106と第二のスタンド要素108は表示スクリーン102の背面220に連結できる。各種の実施形態において、第一のスタンド要素106の接続要素218は、少なくとも部分的に第三の凹部214の中に設置でき、第二のスタンド要素108の接続要素218は少なくとも部分的に第四の凹部216の中に設置できる。各種の実施形態において、第一のスタンド要素106の長さ方向軸と第二のスタンド要素108の長さ方向軸は、
図14に示されるように壁掛け型形態では実質的に平行、例えば平行から5°以内である。
【0075】
各種の実施形態において、第一のスタンド要素106の長さ方向軸と第二のスタンド要素108の長さ方向軸は、卓上型形態で第一の平面を画定し、壁掛け型形態で第二の平面を画定し、第一の平面は第二の平面に垂直である。
【0076】
次に、
図3を参照すると、本明細書の各種の実施形態による卓上型形態の表示スクリーン102の側面図が示されている。
図3は、表示スクリーンシステム100を示す。表示スクリーンシステム100は表示スクリーン102を含む。表示スクリーンシステム100はまた、第二のスタンド要素108も含む。表示スクリーン102は表示前面104を含む。表示スクリーン102はまた、底面222も含む。
【0077】
次に、
図4及び5を参照すると、本明細書の各種の実施形態による表示スクリーン102の一部の斜視図が示されている。
図4は、第一の凹部210が占有されていない(スタンド要素がない)状態の表示スクリーン102の一部を示す。
図5は、第一のスタンド要素106の接続要素218が第一の凹部210中に配置されて、第一のスタンド要素106が表示スクリーン102に連結されている、
図4に示される表示スクリーン102の部分を示す。理解すべき点として、第二のスタンド要素108も同様の方法で第二の凹部212に連結できる。
【0078】
底面222は第一の凹部210を含む。表示スクリーンシステム100は、受容ブラケット424をさらに含むことができる。幾つかの実施形態において、受容ブラケット424は表示スクリーン102、例えば表示スクリーンハウジングと一体とすることができる。幾つかの実施形態において、受容ブラケット424は少なくとも部分的に表示スクリーン102内に位置付けることができる。理解すべき点として、凹部210、212、214、216の各々は、スタンド要素106、108から接続要素218を受けるための受容ブラケット424を含むことができる。
【0079】
受容ブラケット424は、第一のロック凹部1126と第二のロック凹部1228を含む。第一のロック凹部1126と第二のロック凹部1228は、接続要素218からのロック突起を受け、それによってスタンド要素106を表示スクリーン102にロックするように構成できる。スタンド要素106は、スタンド要素106が表示スクリーン102に関して回転できない、又は並進移動して凹部210に入り、若しくはそこから出ることができないように、表示スクリーン102にロックできる。
【0080】
スタンド要素106は、ロック解除機構530(
図5に示される)を含むことができる。ロック解除機構530は、ロック突起をロック凹部1126、1228から出して、スタンド要素106を表示スクリーン102とロックされた状態から外すように構成できる。スタンド要素106が表示スクリーン102とロックされた状態から外れると、スタンド要素106は、表示スクリーン102に関して回転及び/又は並進移動することができる。
【0081】
ここで、
図6及び7を参照すると、本明細書の各種の実施形態によるスタンド要素106の2つの異なる斜視図が示されている。第一のスタンド要素106は第一の接続要素218を含む。第一のスタンド要素106はまた、第一の端632も含む。第一のスタンド要素106はまた、第二の端634も含む。各種の実施形態において、第一のスタンド要素106は対称とすることができ、それによって第一の端632と第二の端634は同じとすることができる。他の実施形態において、第一の端632と第二の端634は、異なる形状又はサイズを有するなど、異なることができる。接続要素218は第一の移動可能ロック突起636を含む。幾つかの実施形態において、接続要素218は第二の移動可能ロック突起738を含むことができる。ロック突起636、738は移動可能とすることができ、それによってこれらはロック位置(
図9に示される)とロック解除位置(
図10に示される)との間で移動できる。幾つかの実施形態において、ロック突起636、738は、
図9及び10に示されるような玉軸受けを含むことができる。幾つかの実施形態において、ロック突起636、738はピンを含むことができる。
【0082】
各種の実施形態において、移動可能ロック突起636、738は、第一のスタンド要素106の第一及び第二の端632、634又は第一のスタンド要素106の他の部分に関して移動可能である。第一の移動可能ロック突起636は、移動して表示スクリーン102の凹部210、212、214、216の中に画定される第一のロック凹部1126の中に入り、及びそこから出て、スタンド要素106が表示スクリーン102に関して回転するのを阻止するように構成できる。同様に、第二の移動可能ロック突起738は、移動して凹部210、212、214、216の中に画定された第二のロック凹部1228の中に入り、そこから出るように構成できる。
【0083】
各種の実施形態において、スタンド要素106のロック突起636、738は、スタンド要素106に関して、ロック位置とロック解除位置との間で並進移動する、例えば横方向又は線形に移動するように構成される。各種の実施形態において、スタンド要素106のロック突起636、738は、スタンド要素106に関して、ロック位置とロック解除位置との間で回転するように構成される。
【0084】
次に、
図8を参照すると、本明細書の各種の実施形態によるスタンド要素の断面図が示されている。第一のスタンド要素106は第一の端632と第二の端634を含む。第一のスタンド要素106は、第一の端632と第二の端634との間に延びる長さ方向軸840も含む。
【0085】
幾つかの実施形態において、第一のスタンド要素106は第一のロック解除凹部844と第二のロック解除凹部846を含むことができる。第一のロック解除凹部844と第二のロック解除凹部846は、例えばロック解除機構530を矢印842の方向に移動させることによってスタンド要素106のロックが解除されると、ロック突起636、738を受けるように構成できる。幾つかの実施形態において、ロック突起636、738は内側に、又はロック解除位置に向かって付勢でき、それによって、ロック解除機構530が矢印842の方向に移動されると、ロック突起636、738は、ロック解除凹部844、846がロック突起636、738と整列したときにロック解除凹部844、846に入る。
【0086】
次に、
図9を参照すると、本明細書の各種の実施形態による、ロック位置にある
図8に示されるスタンド要素の部分断面図が示されている。ロック解除機構530はプランジャ953を含むことができる。ロック解除機構530は、ばね950等の付勢部材を含むことができる。ロック解除機構530は、矢印948の方向に付勢できる。使用者は、ばね950の付勢力を克服することによって矢印842の方向にロック解除機構530を移動させ、ロック解除凹部844、846をロック突起636、738と整列させることができる。幾つかの実施形態において、ロック解除機構530の、ロック解除凹部844、846を画定する部分は、ロック解除機構530がその休止又はロック位置(
図9に示される)に戻る際にロック突起636、738をロック位置に移動させるために傾斜又は湾曲していることができる。
【0087】
各種の実施形態において、接続要素218は1つ又は複数の面取り縁951を含むことができ、それによって突起636、738を接続要素218内に保持する。面取り縁951は、突起636、738の各々の周囲に延在できる。
【0088】
次に、
図10を参照すると、本明細書の各種の実施形態による、ロック解除位置にある
図8に示されるスタンド要素の部分断面図が示されている。
図10には、ロック解除機構530がロック解除位置に移動して、ロック突起636、738がロック解除凹部844、846と整列していることが示されている。ロック解除位置では、ロック突起636、738はロック凹部1126、1228から引き出され、スタンド要素106、108は表示スクリーン102に関して回転及び/又は並進移動することができる。
【0089】
次に、
図11を参照すると、本明細書の各種の実施形態による受容ブラケット424の斜視図が示されている。表示スクリーンシステム100は、1つ又は複数の受容ブラケット424、例えば各凹部210、212、214、216内に1つずつ含むことができる。受容ブラケット424は、接続要素218の少なくとも一部を受けるように構成された接続要素凹部1152を画定することができる。各種の実施形態において、凹部210、212、214、216の内側部分、例えば受容ブラケット424の、接続要素凹部1152を画定する内側部分はねじ山を有することができる。同様に、接続要素218もねじ山を有することができ、それによって接続要素218は凹部210、212、214、216と嵌合できる。
【0090】
次に、
図12を参照すると、本明細書の各種の実施形態による、
図11に示される受容ブラケット424の断面側面図が示されている。受容ブラケット424は接続要素凹部1152を含む。受容ブラケット424はロック凹部1126、1228を画定でき、これらはロック位置においてロック突起636、738を受けるように構成される。
【0091】
次に、
図13を参照すると、本明細書の各種の実施形態による、ロック状態にある受容ブラケット424とスタンド要素106との間の接続の断面図が示されている。
図13は、ロック凹部1126、1228内にあり、スタンド要素106が受容ブラケット424に関して回転又は並進移動するのを阻止するロック突起636、738を示している。前述のように、スタンド要素106をロック状態から解除して受容ブラケット424を取り外すために、ロック解除機構を押し、又は移動させてロック突起636、738がロック解除凹部844、846と整列させることができる。ロック突起636、738がロック解除凹部844、846の中にあるとき、スタンド要素106は受容ブラケットに関して回転及び/又は並進移動して、接続要素218を凹部から外すことなどができる。
【0092】
次に、
図14を参照すると、本明細書の各種の実施形態による壁掛け型形態の表示スクリーン102の斜視図が示されている。
図14は、表示スクリーンシステム100を示す。表示スクリーンシステム100は、第一のスタンド要素106と第二のスタンド要素108を含む。背面220は、第三の凹部214と第四の凹部216を画定する。各種の実施形態において、壁掛け型形態では、スタンド要素106、108の接続要素218は凹部214、216の中に配置され、それによってスタンド要素106、108は表示スクリーン102の背面220に連結される。各種の実施形態において、第一のスタンド要素106の長さ方向軸840と第二のスタンド要素108の長さ方向軸840は、壁掛け型形態では実質的に平行である。
【0093】
次に、
図15を参照すると、本明細書の各種の実施形態による壁掛け型形態の斜視図(明瞭にするために表示スクリーン102はない)が示されている。
図16は、本明細書の各種の実施形態による壁掛け型形態の正面図を示す。
図17は、本明細書の各種の実施形態による壁掛け型形態の側面図を示す。表示スクリーンシステム100は、表示スクリーン(これらの図では示されず)、第一のスタンド要素106、及び第二のスタンド要素108を含む。表示スクリーンシステム100はまた、各スタンド要素106、108のための受容ブラケット424も含むことができる。
【0094】
表示スクリーンシステム100は、壁マウント1553を含むことができる。壁マウント1553は、第一の壁マウント要素1554と第二の壁マウント要素1556を含む。第一の壁マウント要素1554は、上部受容クランプ1558と底部受容カップ1560を含む。同様に、第二の壁マウント要素1556は、上部受容クランプ1558と底部受容カップ1560を含む。
【0095】
各種の実施形態において、底部受容カップ1560はスタンド要素の第二の端634を受けるように構成され、上部受容クランプ1558は、スタンド要素の第一の端632を受け、保持/把持するように構成される。
図15は、第一及び第二の壁マウント要素1554、1556を連結できる壁又は表面1562を示す。
【0096】
各種の実施形態において、表示スクリーン102を壁又は表面1562に連結するために、スタンド要素106、108の各々の第二の端634は、底部受容カップ1560のうちの1つに挿入できる。底部受容カップ1560は、例えば底部受容カップ1560内に配置されたスタンド要素106、108の第二の端634によって表示スクリーン102を支持するように構成でき、その際、スタンド要素106、108の第一の端632は上部受容クランプ1558の中に保持されない。第二の端634が底部受容カップ1560内に配置された状態で、表示スクリーン102は壁と反対に傾斜させることができ、それによって表示スクリーン102の上面は表示スクリーン102の底面より壁から離れる。表示スクリーン102はすると、壁又は表面1562に関して回転させて、スタンド要素106、108の第一の端632を移動させて上部受容クランプ1558に入れることができる。幾つかの実施形態において、上部受容クランプ1558はばね付きクランプとすることができる。クランプは、スタンド要素106、108の第一の端632を把持又は保持して、表示スクリーン102が壁又は表面1562と反対に移動するのを阻止できる。各種の実施形態において、第一の壁マウント要素1554のクランプは、クランプを外すように構成された引き外し手段を含むことができ、第二の壁マウント要素1556のクランプは、クランプを外すように構成された引き外し手段を含むことができる。
【0097】
次に、
図18及び19を参照すると、本明細書の各種の実施形態による表示スクリーン102の断面図が
図18に、拡大図が
図19に示されている。背面220は、第三の凹部214と第四の凹部216を含み、これらはスタンド要素106、108の接続要素218を受けるように構成される。
【0098】
次に、
図20を参照すると、本明細書の各種の実施形態による、2つのスタンド要素106、108を有する表示スクリーン102の斜視図が示されている。
図20は、表示スクリーンシステム100を示す。表示スクリーンシステム100は、第一のスタンド要素106と第二のスタンド要素108を含む。表示スクリーンシステム100はまた、アダプタ2064も含む。幾つかの実施形態において、表示スクリーンシステム100は複数のアダプタを含むことができる。幾つかの実施形態において、表示スクリーンシステム100は、例えば各スタンド要素につき1つの計2つのアダプタ2064又は、例えば各凹部につき1つの計4つのアダプタを含むことができる。幾つかの実施形態において、表示スクリーンシステム100は、壁取付ブラケット2066をさらに含むことができる。
【0099】
アダプタ2064は、表示スクリーン102とスタンド要素106、108との間の結合又は接続を提供するように構成できる。各種の実施形態において、アダプタ2064は、表示スクリーン102に連結して、スタンド要素106、108を表示スクリーン102に連結する位置を提供することができる。幾つかの実施形態において、スタンド要素106、108は何れの工具も使用せずにアダプタ2064に連結できる。各種の実施形態において、アダプタ2064は、ねじ又はボルト等のコネクタを使って表示スクリーン102に連結できる。幾つかの実施形態において、アダプタ2064は、アダプタ2064の一部を表示スクリーン102により画定される凹部に挿入することによって表示スクリーン102に連結できる。
【0100】
幾つかの実施形態において、アダプタ2064はブラケットに連結でき、ブラケットは表示スクリーン102に、例えば表示スクリーン102内に存在する穴を利用することによって連結できる。各種の実施形態において、壁取付ブラケット2066は、表示スクリーン102の背面220に、例えば表示スクリーン102のVESA(ビデオエレクトロニクススタンダードアソシエーション(video electronics standard association))取付ねじ穴を利用することによって連結できる。1つ又は複数のアダプタ2064は、
図20に示されるような壁取付ブラケット2066に連結できる。
【0101】
各種の実施形態において、アダプタ2064は、スタンド要素106、108の接続要素218を受けて、スタンド要素106、108をアダプタ2064及び表示スクリーン102に連結するための凹部210、212、214、216を画定できる。幾つかの実施形態において、表示スクリーンシステム100は、
図20に示されるような4つのアダプタ2064を含むことができる。4つのアダプタ2064の各々は、スタンド要素106、108を表示スクリーンに連結するための所望の位置に位置付けることができる。4つのアダプタ2064の各々は、4つの凹部210、212、214、216のうちの1つを画定できる。
【0102】
他の実施形態において、表示スクリーンシステム100は2つのアダプタ2064を含むことができる。2つのアダプタ2064は、底面222に連結して表示スクリーンシステム100を卓上型形態に構成でき、又は2つのアダプタ2064の各々は、背面220に連結して表示スクリーンシステム100を壁掛け型形態に構成できる。アダプタ2064は、所望の形態に応じて、底面222と背面220との間で移動できる。
【0103】
各種の実施形態において、第一のスタンド要素の106の長さ方向軸840と第二のスタンド要素108の長さ方向軸840は、卓上型形態で第一の平面を画定し、壁マウント1553構成で第二の平面を画定し、第一の平面は第二の平面に垂直であり、それによってスタンド要素106、108の表示スクリーン102に関する構成は2つの形態間で90°回転される。
【0104】
各種の実施形態において、卓上型形態では、第一のスタンド要素106と第二のスタンド要素108は、表示スクリーン102に、第一のスタンド要素106の第一及び第二の端と第二のスタンド要素108の第一及び第二の端が表示スクリーン102の下方に配置されて、表示スクリーン102を表面上に支持するような状態で取り付けられるように構成される。各種の実施形態において、壁掛け型形態では、第一のスタンド要素106と第二のスタンド要素108は、表示スクリーン102に、第一のスタンド要素106の第一及び第二の端と第二のスタンド要素108の第一及び第二の端が表示スクリーン102の背後に配置されるような状態で取り付けられるように構成される。
【0105】
次に、
図21を参照すると、本明細書の各種の実施形態による卓上型形態の表示スクリーン102の斜視図が示されている。各種の実施形態において、表示スクリーン102の背面220は複数のVESA取付穴2168を画定できる。VESA取付穴2168は、壁取付ブラケット2066を表示スクリーン102に連結して、表示スクリーンシステム100を壁掛け型形態に組み立てるために使用できる。
【0106】
表示スクリーンシステム100は、第一のスタンド要素106、第二のスタンド要素108、及び2つのアダプタ2064を含むことができる。各種の実施形態において、卓上型形態では、2つのアダプタ2064、2064は表示スクリーン102の底面222に連結される。各種の実施形態において、第一のスタンド要素106の長さ方向軸840と第二のスタンド要素108の長さ方向軸840は卓上型形態で実質的に平行である。
【0107】
次に、
図22及び23を参照すると、
図22は、本明細書の各種の実施形態によるアダプタ2064に連結されたスタンド要素106の斜視図を示し、
図23はアダプタ2064に連結されたスタンド要素106の端面図を示す。各種の実施形態において、スタンド要素106は接続要素218(この図では図示せず)を含むことができる。幾つかの実施形態において、接続要素218はアダプタ2064の凹部210内に配置して、スタンド要素106をアダプタ2064に連結できる。
【0108】
各種の実施形態において、アダプタ2064はアダプタ突起2265と1つ又は複数のアダプタ連結要素2267を含むことができる。アダプタ突起2265とアダプタ連結要素2267は、アダプタ2064を表示スクリーン102に直接又は、例えば壁取付ブラケット2066を介して間接的に連結できる。
【0109】
アダプタ2064は、第一の移動可能ロック突起636を含むことができる。第一の移動可能ロック突起636は、アダプタハウジング2269に関して移動するように構成できる。幾つかの実施形態において、ロック突起636はアダプタハウジング2269に関して回転可能である。幾つかの実施形態において、ロック突起636はアダプタハウジング2269に関して並進移動できる。ロック突起636は、ロック位置とロック解除位置との間で移動するように構成できる。ロック位置では、ロック突起636は少なくとも部分的に、スタンド要素106の接続要素218により画定される凹部の中に配置できる。ロック位置では、スタンド要素106はアダプタ2064に固定でき、それによってスタンド要素106はアダプタ2064に関して回転、並進移動、又はそれ以外に移動できない。
【0110】
理解すべき点として、各種の実施形態において、図に示されるロック突起とロック凹部の配置は逆転させることができる。例えば、表示スクリーンシステム100の幾つかの実施形態において、スタンド要素106、108はロック突起636、738を含むことができ、アダプタ2064又は表示スクリーン102はロック凹部1126、1228を画定でき、これは
図2~19において説明されている。同様に、逆もまた真であり、幾つかの実施形態において、スタンド要素106、108はロック凹部1126、1228を画定でき、アダプタ2064又は表示スクリーン102はロック突起636、738を含むことができ、これは
図20~34に示されている。
【0111】
次に、
図24を参照すると、本明細書の各種の実施形態によるアダプタ2064の斜視図が示されている。アダプタ2064は、第一の移動可能ロック突起636を含むことができる。幾つかの実施形態において、アダプタ2064は、第二の移動可能ロック突起738(
図25に示される)を含むことができる。ロック突起636、738は、アダプタハウジング2269に関して移動可能とすることができる。
【0112】
ロック突起636、738は、ロック位置とロック解除位置との間で移動するように構成できる。ロック位置では、ロック突起636、738は少なくとも部分的に、スタンド要素106、108により画定される、例えばスタンド要素106、108の接続要素218によって画定されるロック凹部1126、1228の中に配置されて、スタンド要素106、108をアダプタ2064に関して回転するのを阻止できる。
【0113】
次に、
図25を参照すると、本明細書の各種の実施形態による、
図24に示されるアダプタ2064の底面斜視図が示されている。各種の実施形態において、アダプタ2064は、第一の移動可能ロック突起636と第二の移動可能ロック突起738を含むことができる。幾つかの実施形態において、第一の移動可能ロック突起636は第二の移動可能ロック突起738と反対に位置付けることができる。各種の実施形態において、ロック位置では、第一の移動可能ロック突起636は少なくとも部分的に、第一のロック凹部1126の中に配置されるように構成でき、第二の移動可能ロック突起738は少なくとも部分的に、第二のロック凹部1228の中に配置されるように構成できる。
【0114】
アダプタハウジング2269は、スタンド要素106、108の接続要素218を受けるように構成された接続要素凹部1152を画定できる。各種の実施形態において、アダプタハウジング2269は、接続要素凹部1152を画定する部分にねじ山を含むことができる。ねじ山は、スタンド要素106、108のねじ切り接続要素218と嵌合するように構成できる。ねじ切り接続部は、スタンド要素106、108をアダプタ2064に連結できる。移動可能ロック突起636、738は、スタンド要素106、108をアダプタ2064にロックできる。
【0115】
次に、
図26を参照すると、本明細書の各種の実施形態による、
図24に示されるアダプタ2064の断面図が示されている。第一の移動可能ロック突起636と第二の移動可能ロック突起738は、ロック位置で示されている。ロック位置では、ロック突起636、738の少なくとも一部は凹部1152の中へと延び、それによってロック突起636、738はスタンド要素106、108のロック凹部1126、1228の中に延びることができる。
【0116】
各種の実施形態において、第一の移動可能ロック突起636と第二の移動可能ロック突起738は、例えばばね2671によってロック位置へと付勢される。第一の移動可能ロック突起636と第二の移動可能ロック突起738は、軸2673の周囲で旋回又は回転できる。第一の移動可能ロック突起636と第二の移動可能ロック突起738をロック解除位置に移動させるために、第一の移動可能ロック突起636と第二の移動可能ロック突起738の、軸2673より上の部分を内側に押して、ばね2671のばね力を克服し、第一の移動可能ロック突起636と第二の移動可能ロック突起738を凹部1152引き抜くことができる。第一の移動可能ロック突起636と第二の移動可能ロック突起738の上部分を解放することによって、第一の移動可能ロック突起636と第二の移動可能ロック突起738は、ばね2671の結果としてロック位置に戻ることができる。
【0117】
次に、
図27を参照すると、本明細書の各種の実施形態によるロック突起636の斜視図が示されている。理解すべき点として、
図27に示されるロック突起636は、ロック突起738を表すこともできる。
【0118】
ロック突起636は、縦本体2770を含むことができる。ロック突起636はまた、ピン2772も含むことができる。ロック位置において、ピン2772はスタンド要素106、108により画定される凹部1126、1228内に配置できる。ロック突起636はまた、横部材2774も含むことができる。横部材2774は、第一のアーム2776と第二のアーム2778を含むことができ、これらはロック突起636のための旋回点又は回転軸2673を提供できる。
【0119】
次に、
図28を参照すると、本明細書の各種の実施形態によるスタンド要素106の斜視図が示されている。理解すべき点として、
図28に示されるスタンド要素106はまた、スタンド要素108も表すことができる。表示スクリーンシステム100は、スタンド要素106を含む。スタンド要素106は、接続要素218を含む。スタンド要素106は、第一の端632と第二の端634を含む。接続要素218は、第一の端632と第二の端634との間に配置できる。
【0120】
接続要素218は、アダプタ2064と嵌合してスタンド要素106をアダプタ2064に連結するように構成できる。接続要素218は、第一のロック凹部1126と第二のロック凹部1228を画定できる。ロック凹部1126、1228は、ロック位置において、ロック突起636、738の一部を受けるように構成できる。ロック凹部1126、1228は、停止面2880と解放面2882によって画定できる。停止面2880は、ロック凹部1126、1228の中へと延びるロック突起636、738の一部と接触して、スタンド要素106、108がアダプタ2064に関して回転するのを阻止できる。解放面2882は、ロック解除位置で、接続要素218とロック突起636、738との間にスタンド要素106、108がアダプタ2064に関して回転できるためのスペースを提供するように位置付けることができる。
【0121】
次に、
図29を参照すると、本明細書の各種の実施形態による、
図28に示されるスタンド要素106の断面図が示されている。スタンド要素106は、第一の端632と第二の端634との間に配置された接続要素218を含むことができる。
【0122】
次に、
図30を参照すると、本明細書の各種の実施形態による壁掛け型形態の表示スクリーン102の斜視図が示されている。
図30は、壁掛け型形態でスタンド要素106、108が表示スクリーン102に連結されている表示スクリーンシステム100を示す。
図32~34において述べるように、スタンド要素106、108は、壁マウント要素1554、1556によって把持又は保持されて、表示スクリーン102を壁又は垂直スタンドに取り付けることができる。
【0123】
壁掛け型形態では、第一のスタンド要素106と第二のスタンド要素108は、表示スクリーン102の背面220に連結できる。幾つかの実施形態において、第一のスタンド要素106と第二のスタンド要素108はアダプタ2064に連結できる。アダプタ2064は、壁取付ブラケット2066に連結できる。壁取付ブラケット2066は表示スクリーン102の背面220に、例えば背面220により画定されるVESA取付穴2168内のコネクタで連結できる。VESA取付穴2168の利用により、表示スクリーンに新しい穴をあける必要をなくすことができる。壁取付ブラケット2066は、VESA取付穴2168に接続して、アダプタ2064のための所望の取付位置を提供できる。
【0124】
次に、
図31を参照すると、本明細書の各種の実施形態による壁取付ブラケット2066の斜視図が示されている。壁マウント1553は、壁取付ブラケット2066を含むことができる。壁取付ブラケット2066は、1つ又は複数のVESA取付接続穴3184を画定できる。壁取付ブラケット2066はまた、アダプタ突起2265と嵌合してアダプタを壁取付ブラケット2066に連結するように構成された1つ又は複数のアダプタ凹部3186も画定する。
【0125】
次に、
図32を参照すると、本明細書の各種の実施形態による壁掛け型形態の斜視図(明瞭にするため表示スクリーン102はない)が示されている。
図33は、本明細書の各種の実施形態による壁掛け型形態の正面図を示す。
図34は、本明細書の各種の実施形態による壁掛け型形態の側面図を示す。表示スクリーンシステム100は、表示スクリーン(これらの図では図示せず)、第一のスタンド要素106、及び第二のスタンド要素108を含む。表示スクリーンシステム100はまた、各スタンド要素106、108のためのアダプタ2064を含むことができる。幾つかの実施形態において、アダプタ2064は、表示スクリーン102に直接連結できる。他の実施形態において、アダプタ2064は、
図30~31で説明するように、壁取付ブラケット2066(これらの図では明瞭にするために図示せず)に連結できる。
【0126】
表示スクリーンシステム100は、壁マウント1553を含むことができる。壁マウント1553は、第一の壁マウント要素1554と第二の壁マウント要素1556を含む。第一の壁マウント要素1554は、上部受容クランプ1558と底部受容カップ1560を含む。同様に、第二の壁マウント要素1556は上部受容クランプ1558と底部受容カップ1560を含む。
【0127】
各種の実施形態において、底部受容カップ1560はスタンド要素の第二の端634を含むように構成され、上部受容クランプ1558は、スタンド要素の第一の端632を受けて、保持/把持するように構成される。
図32は壁又は表面1562を示し、そこに第一及び第二の壁マウント要素1554、1556を連結できる。
【0128】
各種の実施形態において、表示スクリーン102を壁又は表面1562に連結するために、スタンド要素106、108の各々の第二の端634は、底部受容カップ1560のうちの1つに挿入できる。底部受容カップ1560は、表示スクリーン102を支持するように構成できる。表示スクリーン102はすると、壁又は表面1562に関して回転して、スタンド要素106、108の第一の端632を上部受容クランプ1558の中へと移動できる。幾つかの実施形態において、上部受容クランプ1558はばね付きクランプとすることができる。クランプは、スタンド要素106、108の第一の端632を把持又は保持して、例えば表示スクリーン102が壁又は表面1562と反対に移動するのを阻止することができる。各種の実施形態において、第一の壁マウント要素1554のクランプは、クランプを外すように構成される引き外し手段を含むことができ、第二の壁マウント要素1556のクランプは、クランプを外すように構成された引き外し手段を含むことができる。
【0129】
次に、
図34を参照すると、角度3488が示されている。角度3488は、壁1562に関する表示スクリーン102の角度を表すことができる。幾つかの実施形態において、スタンド要素106、108の第二の端634が底部受容カップ1560に挿入されている表示スクリーン102は、第一の端632が上部受容クランプ1558により把持される前は角度3488で支持されることが可能である。幾つかの実施形態において、角度3488は少なくとも1°且つ45°以下、又は少なくとも20°且つ40°以下、例えば30°とすることができる。
【0130】
幾つかの実施形態において、最終的に取り付けられた姿勢では、第一の端632が上部受容クランプ1558により保持され、表示スクリーン102は壁156と平行にすることができる。他の実施形態では、最終的に取り付けられた姿勢では、表示スクリーン102は表示スクリーン102と壁1562との間に角度3488を成し、例えばほとんどの使用者より高い位置に取り付けられる表示スクリーン102に対応できるようにすることができる。表示スクリーン102がほとんどの使用者より高い位置に取り付けられる場合、表示スクリーン102は下方に回転させて、使用者から表示前面104がよりよく見えるようにすることができる。このような実施形態において、角度3488は少なくとも1°且つ55°以下とすることができる。幾つかの実施形態において、スペーサを上部受容クランプ1558と壁1562との間に挿入して、表示スクリーン102が壁1562に関して斜めになるようにすることができる。幾つかの実施形態において、上部受容クランプ1558の締付要素は、表示スクリーン102を壁1562に関して斜めにすることができるように調節できる。
【0131】
本明細書で開示される各種の実施形態は、2つのスタンド要素106、108を含むことのできる表示スクリーンシステム100を含む。スタンド要素106、108は、表示スクリーンにより画定される凹部に、又は表示スクリーン102上に位置付けられるアダプタ2064に簡単に連結して、表示スクリーンを所望の形態、例えば卓上型形態又は壁掛け型形態に配置できる。スタンド要素106、108は、卓上型形態では表示スクリーン102の底面222に連結できる。スタンド要素106、108は、壁掛け型形態では表示スクリーン102の背面220に連結できる。スタンド要素106、108は、表示スクリーン102を壁に吊るすことのできる壁マウントに連結できる。
【0132】
次に、
図35を参照すると、本明細書の各種の実施形態による表示スクリーンシステム100の斜視図が示されている。表示スクリーンシステム100は、表示スクリーン102と1つ又は複数のスタンド要素106、108を含むことができる。表示スクリーン102は、表示前面104、背面220、及び底面222を含むことができる。各種の実施形態において、表示スクリーン102は、背面又は底面に1つ又は複数の凹部を画定できる。各種の実施形態において、表示スクリーン102は裏面又は底面に1つ又は複数のアダプタ接続位置を含むことができる。
【0133】
幾つかの実施形態において、表示スクリーン102は、
図35に示されるように、背面220上の2つの凹部又は2つのアダプタ接続位置と底面222上の2つの凹部又は2つのアダプタ接続位置を含むことができる。幾つかの実施形態において、表示スクリーン102は、スタンド要素106、108の2倍の数の凹部又はアダプタ接続位置を含むことができる。
【0134】
各種の実施形態において、アダプタ2064の各々は、スタンド要素106、108の接続要素218の少なくとも一部のために構成された凹部210、212、214、216を画定できる。各種の実施形態において、接続要素218は、スタンド要素106、108から延びる突起3690を含むことができ、これはアダプタ2064の凹部に挿入されるように構成できる。各種の実施形態において、突起3690は、「T」字形とすることができる。他の実施形態において、突起3690は、星形、正方形、長方形、又は放射称相である他の形状を有することができる。スタンド要素106、108は、凹部の中の突起と共に回転して、スタンド要素106、108をアダプタ2064に連結できる。幾つかの実施形態において、突起3690は、受容窩洞3692の中で少なくとも30度回転できる。幾つかの実施形態において、突起3690は少なくとも45度、60度、90度、又は120度回転できる。
【0135】
図36は、各種の実施形態によるアダプタ2064とスタンド要素106との間の接続の斜視図を示す。
図37は、
図36に示されるアダプタ2064とスタンド要素106との間の接続の断面図を示す。理解すべき点として、アダプタ2064は、
図35に示されるように表示スクリーン102に連結される。しかしながら、表示スクリーン102は、明瞭にするために
図36及び37では示されていない。
【0136】
各種の実施形態において、接続要素218は突起3690を含むことができる。突起3690は少なくとも部分的に、アダプタ2064の受容窩洞3692内に配置できる。各種の実施形態において、突起3690は、受容窩洞3692に挿入してロック位置まで回転させることができ、それによって、まず突起3690を反対方向にロック解除位置まで回転させなければ、スタンド要素106をアダプタ2064から分離することができない。
【0137】
各種の実施形態において、アダプタ2064は、内側部分3604と外側部分3602を含むことができる。内側部分3604は、表示スクリーンと対向し、又はそれに向かって位置付けることができる。外側部分3602は、スタンド要素106、108に向かって位置付けることができる。幾つかの実施形態において、外側部分3602は位置合わせ突起3694を含むことができ、内側部分3604は位置合わせ凹部3696を画定できる。幾つかの実施形態において、位置合わせ突起3694と位置合わせ凹部3696は、
図36に示されるようにU字型とすることができる。位置合わせ突起3694と位置合わせ凹部3696によって、内側部分3604と外側部分3602が相互に適正に位置合わせされることが確実となる。
【0138】
図38は、本明細書の各種の実施形態によるスタンド要素106の斜視図を示す。
図39は、
図38に示されるスタンド要素106の断面図を示す。
図38及び39が示すように、スタンド要素106は1つ又は複数のアーム3806を含むことができ、その各々は傾斜ボス機構3807を含むことができる。ランプアーム3806は、スタンド要素106、108がアダプタ2064に関して回転すると、内側部分3604上の傾斜部分4410と整列するように構成できる。ランプアーム3806は、スタンド要素106、108が回転すると、スタンド要素106、108をアダプタ2064のより近くに引き付けるように構成できる。スタンド要素106、108とアダプタ2064との間の接続は、圧縮嵌めを含むことができ、それによって、スタンド要素106、108が回転するとき、ランプアーム3806は圧縮され、接続部がより締まる。
【0139】
スタンド要素106、108は第一の端632と第二の端634を含むことができる。接続要素218は、第一の端632と第二の端634との間に配置できる。
図40は、各種の実施形態によるスタンド要素106の一部を示す。接続要素218は、1つ又は複数の螺旋アーム3806を含むことができ、これらは斜め、又は傾斜する。アーム3806は、内側部分3604上の傾斜部分4410内でボスへと斜めに上昇できる。幾つかの実施形態において、接続要素218は1つのアーム、2つのアーム、3つのアーム、4つのアーム、5つのアーム、又は6つのアームを含むことができる。各種の実施形態において、各アーム3806の先端部は傾斜ボス機構3807を含むことができる。
【0140】
図41は、
図40に示されるスタンド要素106の部分の断面図を示す。螺旋アーム3806は薄くして、アーム3806とスタンド要素の他の部分との間にギャップ4139を画定できるようにすることができる。アーム3806は、アーム3806が内側部分3604の傾斜部分4410の上に載る位置までスタンド要素106が回転すると、下方に曲がることができる。アーム3806のばね力により、引張力が提供されて組立時の許容誤差が得られるが、スタンド要素106とアダプタ2064との間の接続はきつく、固定されたままとすることができる。
【0141】
図42は、本明細書の各種の実施形態によるアダプタ2064の斜視図を示す。幾つかの実施形態において、内側部分3604と外側部分3602は板状要素とすることができる。幾つかの実施形態において、内側部分3604と外側部分3602は、例えばねじ又はボルト等の1つ又は複数の連結要素4308によって相互に連結できる。
【0142】
外側部分3602は、外側部分3602の内面上に位置合わせ突起3694を含むことができる。内側部分3604は、位置合わせ凹部3696を画定できる。位置合わせ突起3694は位置合わせ凹部3696に挿入して、例えば組立中に確実に内側部分3604と外側部分3602が正しく位置合わせされるようにすることができる。
【0143】
凹部1152は接続要素218の突起3690を受けるように構成される受容窩洞3692をさらに画定できる。受容窩洞3692は、凹部1152への開口の面積より大きい断面積を有することができ、それによって突起3690を開口から窩洞3692に挿入でき、突起3690を窩洞3692の中で回転させて、スタンド要素106をアダプタ2064に連結できる。
【0144】
図43は、本明細書の各種の実施形態によるアダプタ2064の分解図を示す。幾つかの実施形態において、内側部分3604は複数の連結要素4308、例えば2、3、4、5、又は6つの連結要素4308によって外側部分3602に連結できる。幾つかの実施形態において、位置合わせ凹部3696は、連結要素4308のための凹部とは異なる形状、大きさ、又は形状及び大きさを有することができ、それによって組立担当者が連結要素4308を位置合わせ凹部3696に挿入できないことが確実となる。
【0145】
図44は、本明細書の各種の実施形態によるアダプタ2064の内側部分3604の外面の斜視図を示す。
図44は、傾斜部分4410を示す。傾斜部分4410は、接続要素218のアーム3806と整列できる。傾斜部分4410は、スタンド要素106を回転させると圧縮状態を作ることができる。
【0146】
図45は、本明細書の各種の実施形態によるアダプタ2064の斜視図を示す。外側部分3602は開口4312を画定でき、その中にアーム3806又は傾斜部分4410を少なくとも部分的に延ばすことができ、それによってアーム3806は傾斜部分4410と接触できる。
【0147】
幾つかの実施形態において、内側部分3604と外側部分3602は鋳造されたもの、金属、機械加工金属、鋳造金属、又はポリマとすることができる。外側部分3602は、傾斜部分4410を露出させる開口4312を画定できる。傾斜部分4410は、傾斜又は斜めの区間を含むことができ、これは、スタンド要素106が窩洞3692内で突起3690と共に回転するとスタンド要素106とアダプタ2064との間の接続を締めるように構成できる。
【0148】
次に、
図46を参照すると、本明細書の各種の実施形態による壁掛け型形態(明瞭にするために表示スクリーン102はない)の斜視図が示されている。
図47は、本明細書の各種の実施形態による壁掛け型形態の正面図を示す。
図48は、本明細書の各種の実施形態による壁掛け型形態側面図を示す。表示スクリーンシステム100は、表示スクリーン(これらの図には図示せず)、第一のスタンド要素106、及び第二のスタンド要素108を含む。表示スクリーンシステム100はまた、各々のスタンド要素106、108のためのアダプタ2064も含むことができる。幾つかの実施形態において、アダプタ2064は表示スクリーン102に直接連結できる。
【0149】
表示スクリーンシステム100は、壁マウント1553を含むことができる。壁マウント1553は、第一の壁マウント要素1554と第二の壁マウント要素1556を含む。第一の壁マウント要素1554は、上部受容クランプ1558と底部受容カップ1560を含む。同様に、第二の壁マウント要素1556は、上部受容クランプ1558と底部受容カップ1560を含む。
【0150】
各種の実施形態において、底部受容カップ1560はスタンド要素の第二の端634を受けるように構成され、上部受容クランプ1558は、スタンド要素の第一の端632を受け、保持/把持するように構成される。
図46は、第一及び第二の壁マウント要素1554、1556を連結できる壁、表面、又はブラケット1562を示す。
【0151】
各種の実施形態において、表示スクリーン102を壁、表面、又はブラケット1562に連結するために、スタンド要素106、108の各々の第二の端634は、底部受容カップ1560のうちの1つに挿入できる。底部受容カップ1560は、表示スクリーン102を支持するように構成できる。表示スクリーン102はその後、壁又は表面1562に関して回転させて、スタンド要素106、108の第一の端632を上部受容クランプ1558の中へと移動させることができる。幾つかの実施形態において、上部受容クランプ1558はばね付きクランプとすることができる。クランプは、スタンド要素106、108の第一の端632を把持又は保持して、例えば表示スクリーン102が壁又は表面1562と反対に移動するのを阻止できる。各種の実施形態において、第一の壁マウント要素1554のクランプは、クランプを外すように構成された引き外し手段を含むことができ、第二の壁マウント要素1556のクランプは、クランプを外すように構成された引き外し手段を含むことができる。
方法
図49は、本明細書の各種の実施形態による方法のフローチャートである。幾つかの実施形態において、表示スクリーンの取付方法は、第一のスタンド要素を表示スクリーンに、第一のスタンド要素の第一の接続要素を表示スクリーンの背面部分の第一の凹部の中で回転させることによって連結するステップ4902を含むことができる。方法は、第二のスタンド要素を表示スクリーンに、第二のスタンド要素の第二の接続要素を表示スクリーンの背面部分の第二の凹部の中で回転させることによって連結するステップ4904をさらに含むことができる。方法は、第一のスタンド要素の第一の端を第一の壁マウント要素のカップに挿入するステップ4906をさらに含むことができる。方法は、第二のスタンド要素の第一の端を第二の壁マウント要素のカップに挿入するステップ4908をさらに含むことができる。方法は、第一のスタンド要素の第二の端を第一の壁マウント要素のクランプで把持するステップ4910をさらに含むことができる。方法は、第二のスタンド要素の第二の端を第二の壁マウント要素のクランプで把持するステップ4912をさらに含むことができる。
【0152】
幾つかの実施形態において、方法は、第一のスタンド要素の第二の端を第一の壁マウントのクランプから外すステップと、第二のスタンド要素の第二の端を第二の壁マウントのクランプから外すステップを含むことができる。幾つかの実施形態において、方法は、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素を表示スクリーンから切り離すステップを含むことができる。
【0153】
幾つかの実施形態において、方法は、第一のスタンド要素を表示スクリーンに、第一のスタンド要素の第一の接続要素を表示スクリーンの底部分の第三の凹部の中で回転させることによって連結するステップと、第二のスタンド要素を表示スクリーンに、第二のスタンド要素の第二の接続要素を表示スクリーンに底部分の第四の凹部の中で回転させることによって連結するステップを含むことができる。
【0154】
図50は、本明細書の各種の実施形態による方法のフローチャートである。幾つかの実施形態において、表示スクリーンの取付方法は、第一のスタンド要素を第一のアダプタに、第一のスタンド要素の第一の接続要素を第一のアダプタの一部の中で回転させることによって連結するステップ5002を含むことができる。方法は、第二のスタンド要素を第二のアダプタに、第二のスタンド要素の第二の接続要素を第二のアダプタの一部の中で回転させることによって連結するステップ5004をさらに含むことができる。方法は、第一のアダプタと第二のアダプタを表示スクリーンに第一の形態で連結するステップ5006をさらに含むことができる。
【0155】
幾つかの実施形態において、第一のアダプタと第二のアダプタが表示スクリーン背面に第一の形態で連結された状態で、方法は、第一のスタンド要素の第一の端を第一の壁マウント要素のカップに挿入するステップと、第二のスタンド要素の第一の端を第二の壁マウント要素のカップに挿入するステップと、第一のスタンド要素の第二の端を第一の壁マウント要素のクランプで把持するステップと、第二のスタンド要素の第二の端を第二の壁マウント要素のクランプで把持するステップと、を含むことができる。幾つかの実施形態において、方法は、第一のスタンド要素の第二の端を第一の壁マウントのクランプから外すステップと、第二のスタンド要素の第二の端を第二の壁マウントのクランプから外すステップを含むことができる。幾つかの実施形態において、方法は、第一のアダプタと第二のアダプタを表示スクリーンから切り離すステップと、第一のアダプタと第二のアダプタを表示スクリーンに第二の形態で連結するステップを含むことができる。
【0156】
図51は、本明細書の各種の実施形態による方法のフローチャートである。幾つかの実施形態において、表示スクリーンの取付方法は、第一のスタンド要素を表示スクリーンに、回転可能圧縮嵌めにより連結するステップ5102を含むことができる。方法は、第二のスタンド要素を表示スクリーンに回転可能圧縮嵌めにより連結するステップ5104をさらに含むことができる。
【0157】
幾つかの実施形態において、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素が表示スクリーンの背面に取り付けられた状態で(第一の形態)、方法は、第一のスタンド要素の第一の端を第一の壁マウント要素のカップに挿入するステップと、第二のスタンド要素の第一の端を第二の壁マウント要素のカップに挿入するステップと、第一のスタンド要素の第二の端を第一の壁マウント要素のクランプで把持するステップと、第二のスタンド要素の第二の端を第二の壁マウント要素のクランプで把持するステップと、を含むことができる。幾つかの実施形態において、方法は、第一のスタンド要素の第二端を第一の壁マウントのクランプから外すステップと、第二のスタンド要素の第二の端を第二の壁マウントから外すステップと、をさらに含むことができる。幾つかの実施形態において、方法は、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素を表示スクリーンから切り離すステップと、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素を表示スクリーンに第二の形態で連結するステップと、をさらに含むことができる。
【0158】
幾つかの実施形態において、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素が表示スクリーンに、第一のスタンド要素の第一及び第二の端が表示スクリーンの下方に配置され、第二のスタンド要素の第一及び第二の端が表示スクリーンの下方に配置されるように取り付けられる第一の形態で、方法は、表示スクリーンを直立状態に立てて、第一のスタンド要素と第二のスタンド要素が表示スクリーンを表面上で支持するように構成されるようにするステップをさらに含むことができる。
【0159】
理解すべき点として、方法ステップは様々な順番で、例えばそれらが
図49~51に関して説明され、示されたものとは異なる順番で行うことができる。例えば、第一のスタンド要素の第二の端を第一の上部保持クランプに挿入してから、第二のスタンド要素の第一の端を底部保持カップに挿入することができる。他の例では、アダプタを表示スクリーンに連結してから、スタンド要素をアダプタに連結することもできる。同じく理解すべき点として、特定のステップは同時に、例えば同じ時点で行うことができる。例えば、スタンド要素の各々の第一の端を底部保持カップに同じ時点で挿入できる。他の例では、スタンド要素の各々の第二の端を上部保持クランプで同じ時点で保持できる。
【0160】
留意すべき点として、本明細書及び付属の特許請求の範囲で使用されるかぎり、単数形の冠詞、「a」、「an」、及び「the」は、内容から明確に他の解釈が必要な場合を除き、複数形を含む。同じく留意すべき点として、「又は(or)」という用語は一般に、内容から明確に他の解釈が必要な場合を除き、「及び/又は」の意味で使用される。
【0161】
同じく留意すべき点して、本明細書及び付属の特許請求の範囲で使用されるかぎり、「構成される」という語句は、特定の作業を行う、又は特定の形態をとるように構築又は構成されるシステム、装置、又はその他の構造を説明する。「構成される」という語句は、配置されて構成される、構築されて配置される、構築される、製造されて配置される、及びその他の同様の語句と互換的に使用できる。
【0162】
本明細書中の全ての出版物及び特許出願は、本発明が当業者のレベルを示している。全ての出版物及び特許出願は、個々の出版物又は特許出願の各々が参照によって具体的に及び個別に指示される場合と同じく、参照により本明細書に援用される。
【0163】
本明細書で使用されるかぎり、エンドポイントによる数値範囲の引用は、その範囲内に含まれる全ての数(例えば、2~8は2.1、2.8、5.3、7を含む)を含むものとする。
【0164】
本明細書で使用される見出しは、米国特許法1.77項に基づく提言に適合するため、又は組織的手掛かりを提供するために設けられている。これらの見出しは本開示から作成され得る何れかの特許請求項に記される本発明を限定又は特徴付けるものとは解釈されないものとする。例えば、見出しが「分野」を意味していても、これらの請求項はこれらの見出しの下でいわゆる技術分野を説明するために選択された文言によって限定されないものとすべきである。さらに、「背景」の項の技術の説明は、その技術が本開示における何れかの発明の先行技術であることを認めるものではない。また、「概要」は、作成される請求項に記される本発明の特徴とはみなされない。
【0165】
本明細書に記載の実施形態は、網羅的でなく、又は、本発明を以下の詳細な説明の中で開示される詳細な形態に限定するものでもない。むしろ、実施形態は、他の当業者が原理と実施を評価し、理解できるようにするために選択され、説明されている。そのため、態様は様々な具体的で好ましい実施形態と技術に関して説明されている。しかしながら、本明細書の主旨と範囲から逸脱せずに多くの変更及び改良が加えられてよいと理解すべきである。
【手続補正書】
【提出日】2021-10-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示スクリーンシステムにおいて、
表示スクリーンであって、
表示前面と、
前記表示前面と反対の背面と、
前記表示前面と前記背面との間に延びる底面と、を含む表示スクリーンと、
第一のスタンド要素であって、前記第一のスタンド要素の第一の端と前記第一のスタンド要素の第二の端との間に配置された第一の接続要素を含む第一のスタンド要素と、
第二のスタンド要素であって、前記第二のスタンド要素の第一の端と前記第二のスタンド要素の第二の端との間に配置された第二の接続要素を含む第二のスタンド要素と、を含み、
前記表示スクリーンスタンドシステムは、卓上型形態又は壁掛け型形態に組み立てられるように構成され、
前記卓上型形態では、前記第一のスタンド要素と前記第二のスタンド要素は、前記表示スクリーンに、前記第一のスタンド要素の前記第一及び第二の端と前記第二のスタンド要素の前記第一及び第二の端が前記表示スクリーンの下方に配置されて前記表示スクリーンを表面上で支持するような状態で取り付けられるように構成され、
前記壁掛け型形態では、前記第一のスタンド要素と前記第二のスタンド要素は、前記表示スクリーンに、前記第一のスタンド要素の前記第一及び第二の端と前記第二のスタンド要素の前記第一及び第二の端が前記表示スクリーンの背後に配置されるような状態で連結されるように構成される、表示スクリーンシステム。
【請求項2】
前記卓上型形態では、前記第一の接続要素と前記第二の接続要素は前記表示スクリーンの前記底面に連結される、請求項1に記載の表示スクリーンシステム。
【請求項3】
前記表示スクリーンの前記底面は第一の凹部と第二の凹部を画定し、前記卓上型形態では、前記第一の接続要素は少なくとも部分的に前記第一の凹部の中に配置され、前記第二の接続要素は少なくとも部分的に前記第二の凹部の中に配置される、請求項2に記載の表示スクリーンシステム。
【請求項4】
前記壁掛け型形態では、前記第一の接続要素と前記第二の接続要素は前記表示スクリーンの前記背面に連結される、請求項1に記載の表示スクリーンシステム。
【請求項5】
前記表示スクリーンの前記背面は第三の凹部と第四の凹部を画定し、前記壁掛け型形態では、前記第一の接続要素は少なくとも部分的に前記第三の凹部の中に配置され、前記第二の接続要素は少なくとも部分的に前記第四の凹部の中に配置される、請求項4に記載の表示スクリーンシステム。
【請求項6】
壁マウントをさらに含み、
前記壁マウントは、第一の壁マウント要素と第二の壁マウント要素を含み、
前記第一の壁マウント要素は、底部受容カップと上部受容クランプを含み、前記底部受容カップは前記第一のスタンド要素の前記第二の端を受けるように構成され、前記上部受容クランプは前記第一のスタンド要素の前記第一の端を受け、保持把持するように構成され、
前記第二の壁マウント要素は、底部受容カップと上部受容クランプを含み、前記底部受容カップは前記第二のスタンド要素の前記第二の端を受けるように構成され、前記上部受容クランプは前記第二スタンド要素の前記第一の端を受け、保持把持するように構成される、請求項1に記載の表示スクリーンシステム。
【請求項7】
前記第一の接続要素は、前記第一のスタンド要素の前記第一及び第二の端に関して移動可能な第一の移動可能ロック突起を含み、前記第一の接続要素の前記第一の移動可能ロック突起は、前記表示スクリーンの前記第一の凹部の中に画定された第一のロック凹部の中へと移動して、前記表示スクリーンに関する前記第一のスタンド要素の回転を阻止するように構成され、
前記第二の接続要素は、前記第二のスタンド要素の前記第一及び第二の端に関して移動可能な第一の移動可能ロック突起を含み、前記第二の接続要素の前記第一の移動可能ロック突起は、前記表示スクリーンの前記第二の凹部の中に画定された第二のロック凹部の中へと移動して、前記表示スクリーンに関する前記第二のスタンド要素の回転を阻止するように構成される、請求項1に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項8】
前記第一のスタンド要素の前記第一の移動可能ロック突起は前記第一のスタンド要素に関して並進移動するように構成され、前記第二のスタンド要素の前記第一の移動可能ロック突起は前記第二のスタンド要素に関して並進移動するように構成される、請求項7に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項9】
前記第一の接続要素は、前記第一の接続要素の前記第一の移動可能ロック突起と反対の第二の移動可能ロック突起を含み、前記第一の接続要素の前記第二の移動可能ロック突起は前記第一のスタンド要素に関して移動可能であり、前記第一の接続要素の前記第二の移動可能ロック突起は、前記第一の凹部内に画定された第二のロック凹部の中へと移動して、前記表示スクリーンに関する前記第一のスタンド要素の回転を阻止するように構成され、
前記第二の接続要素は、前記第二の接続要素の前記第一の移動可能ロック突起の反対の第二の移動可能ロック突起を含み、前記第二の接続要素の前記第二の移動可能ロック突起は前記第二のスタンド要素に関して移動可能であり、前記第二の接続要素の前記第二の移動可能ロック突起は、前記第二の凹部の中に画定された第二のロック凹部の中へと移動して、前記表示スクリーンに関する前記第一のスタンド要素の回転を阻止するように構成される、請求項7に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項10】
前記第一のスタンド要素の長さ方向軸と前記第二のスタンド要素の長さ方向軸は、前記卓上型形態では実質的に平行である、請求項1に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項11】
前記第一のスタンド要素の長さ方向軸と前記第二のスタンド要素の長さ方向軸は、前記壁掛け型形態では実質的に平行である、請求項1に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項12】
前記第一の壁マウント要素の前記クランプはばね付きクランプであり、前記第二の壁マウント要素の前記クランプはばね付きクランプである、請求項5に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項13】
前記第一のスタンド要素の長さ方向軸と前記第二のスタンド要素の長さ方向軸は、前記卓上型形態では第一の平面を画定し、前記壁掛け型形態では第二の平面を画定し、前記第一の平面は前記第二の平面に垂直である、請求項1に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項14】
前記第一のスタンド要素の長さ方向軸と前記第二のスタンド要素の長さ方向軸は、前記卓上型形態では第一の平面を画定し、前記壁掛け型形態では第二の平面を画定し、前記第一の平面は前記第二の平面に垂直ではない、請求項1に記載の表示スクリーンスタンドシステム。
【請求項15】
表示スクリーンの取付方法において、
第一のスタンド要素を前記表示スクリーンに、前記第一のスタンド要素の第一の接続要素を前記表示スクリーンの裏部分の第一の凹部の中で回転させることによって連結するステップと、
第二のスタンド要素を前記表示スクリーンに、前記第二のスタンド要素の第二の接続要素を前記表示スクリーンの前記裏部分の第二の凹部の中で回転させることによって連結するステップと、
前記第一のスタンド要素の第一の端を第一の壁マウント要素のカップに挿入するステップと、
前記第二のスタンド要素の第一の端を第二の壁マウント要素のカップに挿入するステップと、
前記第一のスタンド要素の第二の端を前記第一の壁マウント要素のクランプで把持するステップと、
前記第二のスタンド要素の第二の端を前記第二の壁マウント要素のクランプで把持するステップと、を含む方法。
【国際調査報告】