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特表2022-508213軽量ハリケーン耐久性窓、及び非調質シートとの積層体
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  • 特表-軽量ハリケーン耐久性窓、及び非調質シートとの積層体 図1
  • 特表-軽量ハリケーン耐久性窓、及び非調質シートとの積層体 図2
  • 特表-軽量ハリケーン耐久性窓、及び非調質シートとの積層体 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-19
(54)【発明の名称】軽量ハリケーン耐久性窓、及び非調質シートとの積層体
(51)【国際特許分類】
   C03C 27/12 20060101AFI20220112BHJP
   C03C 27/06 20060101ALI20220112BHJP
   E06B 5/00 20060101ALI20220112BHJP
   E06B 3/66 20060101ALI20220112BHJP
【FI】
C03C27/12 R
C03C27/06 101Z
E06B5/00 Z
E06B3/66 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021529423
(86)(22)【出願日】2019-11-24
(85)【翻訳文提出日】2021-07-20
(86)【国際出願番号】 US2019062893
(87)【国際公開番号】W WO2020112574
(87)【国際公開日】2020-06-04
(31)【優先権主張番号】62/772,727
(32)【優先日】2018-11-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】397068274
【氏名又は名称】コーニング インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100073184
【弁理士】
【氏名又は名称】柳田 征史
(74)【代理人】
【識別番号】100123652
【弁理士】
【氏名又は名称】坂野 博行
(74)【代理人】
【識別番号】100175042
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 秀明
(72)【発明者】
【氏名】ボード,アンソニー ロバート
(72)【発明者】
【氏名】クイヤール,ジェームス グレゴリー
(72)【発明者】
【氏名】マクドナルド,マイケル アーロン
(72)【発明者】
【氏名】ルアーク,ディーン マイケル
(72)【発明者】
【氏名】ヴァンデール ベント ジュニア,ケネス ジョン
【テーマコード(参考)】
2E016
2E239
4G061
【Fターム(参考)】
2E016AA01
2E016BA06
2E016BA07
2E016CA01
2E016CB01
2E016CC03
2E016EA05
2E016FA00
2E239AC00
2E239AC04
4G061AA03
4G061BA01
4G061CB03
4G061CB16
4G061CD02
4G061CD18
4G061CD21
(57)【要約】
ハリケーン耐久性積層板ガラスは:厚さ2~24mmの熱強化ガラスの第1のシート;厚さ0.3~1mmの非調質ガラスの第2のシート;及び上記第1のシートと上記第2のシートとの間に接着されたポリマー中間層を備える。このような板ガラスを作製するためのプロセス、及びこのような板ガラスを含む窓も開示される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
厚さ2~24mmの熱強化ガラスの第1のシート;
厚さ0.3~1mmの非調質ガラスの第2のシート;及び
前記第1のシートと前記第2のシートとの間に接着された、前記第1のシートと前記第2のシートとの間のポリマー中間層
を備える、軽量ハリケーン耐久性積層板ガラス。
【請求項2】
前記第1のシートはソーダライムシリケートガラスのシートである、請求項1に記載の積層板ガラス。
【請求項3】
前記第2のシートはソーダライムシリケートガラスのシートである、請求項1又は2に記載の積層板ガラス。
【請求項4】
前記第2のシートは、ボロアルミノシリケートガラスのシートである、請求項1~3のいずれか1項に記載の積層板ガラス。
【請求項5】
前記第2のシートは、アルカリ土類ボロアルミノシリケートガラス又はアルカリ非含有ボロアルミノシリケートガラスのシートである、請求項1~4のいずれか1項に記載の積層板ガラス。
【請求項6】
前記第2のシートの厚さは0.85~0.4mmである、請求項1~5のいずれか1項に記載の積層板ガラス。
【請求項7】
ハリケーン耐久性積層板ガラスを形成するためのプロセスであって、
前記プロセスは:
厚さ2~24mmのガラスの第1のシートを熱強化するステップ;
ポリマー中間層を用いて、前記ガラスの第1のシートを、厚さ0.3~1mmの非調質ガラスの第2のシートと積層するステップ
を含む、プロセス。
【請求項8】
厚さ2~24mmの外側板ガラス;
内側積層板ガラスであって、
厚さ2~24mmの熱強化ガラスの第1のシートと、
厚さ0.3~1mmの非調質ガラスの第2のシートと
を含む、内側積層板ガラス;及び
前記第1のシートと前記第2のシートとの間に接着された、前記第1のシートと前記第2のシートとの間のポリマー中間層
を備える、ハリケーン耐久性窓。
【請求項9】
前記積層板ガラスの前記第1のシートは、前記外側板ガラスに面する、請求項8に記載のハリケーン耐久性窓。
【請求項10】
前記積層板ガラスの前記第2のシートは、前記外側板ガラスに面する、請求項8に記載のハリケーン耐久性窓。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本開示は、米国特許法第119条の下で、2018年11月29日出願の米国仮特許出願第62/772,727号の利益を主張するものであり、上記仮特許出願の内容は、その全体が参照により本出願に援用される。
【技術分野】
【0002】
本開示は一般に:2つのガラスのシートとポリマー中間層とを有するハリケーン耐久性積層板ガラスであって、一方のガラスのシートは調質されておらず、即ち熱強化又は化学強化されていない、基本的に「製造されたままの(as produced)」強度条件のものである、ハリケーン耐久性積層板ガラス;及びハリケーン・ウインドウ(hurricane window)等における衝撃と圧力との組み合わせのサイクルに対する耐性のために、又は耐侵入性(intrusion resistance)等の他の目的のために、1つ以上の上記積層板ガラスを採用した、窓に関する。
【背景技術】
【0003】
いわゆるハリケーン・ウインドウは典型的には、補強済みフレーム及びスペーサー部品と、2つのガラスシート及び高い弾性率(又は十分に迅速な変形下での高い弾性率)を有するポリマー中間層を備えた内側板ガラス内側積層板ガラスとを採用する。図3(従来技術)は、ハリケーン・ウインドウとして設計されたこのような窓200(又はこのような窓のためのIGU200)の一例を示す。
【0004】
図3で確認できるように、窓200は、外側板ガラス10及び内側積層板ガラス12を含む。外側板ガラス10は典型的には単一のガラスのシート50の形態であり、シート50の表面は、窓200の外側の又は第1の表面S1及び第2の表面S2(内側)に対応する。積層板ガラス12は、ガラスの第1のシート20及びガラスの第2のシート70を備え、ポリマー中間層40が第1のシート20と第2のシート70との間に接着されている。ポリマー中間層は高い弾性率(又は十分に迅速な変形下での高い弾性率)を有し、これは例えば、30℃において伸長速度10mm/分で測定した場合に、300~1000MPa、又は400~600MPaである。第1のシート20の内側を向いた面と、第2のシート70の外側を向いた面とは、窓200の第3の表面S3(内側)及び内側の又は第4の表面S4(住居内側)に対応する。補強済みスペーサー60及び補強済みフレーム(図示せず)も採用される。
【0005】
ハリケーンの間、風で飛ばされた飛翔体が十分な力で表面S1に衝突した場合、衝撃によってシート50、第1のシート20、及び第2のシート70の全てが破壊される可能性があるが、窓200が意図したとおりに動作すれば、ポリマー中間層40は無傷のまま残り、窓フレーム内に封止されたままとなり、これにより、シート50、第1のシート20、及び第2のシート70が破壊された後であっても、風及び風で運ばれた水が窓200を通って住居に入るのが防止される。ポリマー中間層40がこのような衝撃に耐えられるようにするために、積層板ガラス12の第1のシート20及び第2のシート70を熱強化する。即ちこれらを調質に供して、一般に約24~52MPa(3,500~7,500psi)の表面圧縮を生成する。(シート50も一般に熱強化される。)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
第1のシート20及び第2のシート70が熱強化されていない場合、これらは衝撃を受けたときに、大型かつ鋭利な断片へと破壊される傾向があり、上記断片は中間層40に、裂け、穿孔、又はその他の損傷を形成する場合があり、これによって中間層40は所望の封止を維持できなくなる。例えば窓の他の特性を依然として保存しながら、又は改善さえしながら、不要な熱強化を回避することによって、製造プロセスコストが低いハリケーン耐久性窓を提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の態様によると:厚さ2~24mmの熱強化ガラスの第1のシート;厚さ0.3~1mmの非調質ガラスの第2のシート;及び上記第1のシートと上記第2のシートとの間に接着された、上記第1のシートと上記第2のシートとの間のポリマー中間層を備える、軽量ハリケーン耐久性積層板ガラスが提供される。薄い第2のシートを使用することにより、上記第2のシートを非調質形態で使用できるため、(薄さによる)重量、及び(調質の必要がないことによる)加工コストの両方を削減できる。
【0008】
態様によると、上記第1のシートはソーダライムシリケートガラスのシートである。
【0009】
態様によると、上記第2のシートはソーダライムシリケートガラスのシートである。
【0010】
本開示の他の態様によると、上記第2のシートは、ボロアルミノシリケートガラスのシート、又はアルカリ土類ボロアルミノシリケートガラス若しくはアルカリ非含有ボロアルミノシリケートガラスのシートである。
【0011】
態様によると、上記第2のシートの厚さは0.85~0.4mm、又は0.8~0.45mmである。
【0012】
別の態様として、上述の態様のいずれかによる積層板ガラスを含む窓も開示される。
【0013】
本開示の態様によると、ハリケーン耐久性積層板ガラスを形成するためのプロセスは:厚さ2~24mmのガラスの第1のシートを熱強化するステップ;及びポリマー中間層を用いて、上記ガラスの第1のシートを、厚さ0.3~1mmの非調質ガラスの第2のシートに積層するステップを含む。
【0014】
態様によると、ハリケーン耐久性窓は:厚さ2~24mmの外側板ガラス;厚さ2~24mmの熱強化ガラスの第1のシートと、厚さ0.3~1mmの非調質ガラスの第2のシートとを含む、内側積層板ガラス;及び上記第1のシートと上記第2のシートとの間に接着された、上記第1のシートと上記第2のシートとの間のポリマー中間層を備える。
【0015】
態様によると、上記ハリケーン耐久性窓の上記積層板ガラスの面の上記第1のシートは、上記外側板ガラスに面する。
【0016】
態様によると、上記ハリケーン耐久性窓の上記積層板ガラスの面の上記第2のシートは、上記外側板ガラスに面する。
【0017】
本開示の更なる特徴及び利点は、以下の「発明を実施するための形態」に記載され、その一部はその記載から当業者には容易に明らかとなるか、又は以下の「発明を実施するための形態」、請求項及び添付の図面を含む本明細書に記載の方法を実践することにより、認識される。
【0018】
以上の「発明の概要」及び以下の「発明を実施するための形態」はいずれも、本開示の様々な実施形態を提示し、またこれらは請求項の性質及び特徴を理解するための概観及び枠組みを提供することを意図したものであることを理解されたい。添付の図面は、本開示の更なる理解を提供するために含まれており、これらは本明細書に組み込まれて本明細書の一部を構成する。これらの図面は、本開示の様々な実施形態を例示し、本記載と共に本開示の原理及び動作を説明する役割を果たす。
【0019】
以下の「発明を実施するための形態」は、以下の図面と併せて読むと更に理解できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本開示の態様による窓又はIGUの断面図
図2】本開示の態様による窓又はIGUの別の断面図
図3】(従来技術)従来技術のハリケーン耐久性窓の断面立面図
【発明を実施するための形態】
【0021】
これより、積層板ガラス、及びこのような板ガラスを採用した窓、並びにこれらの構成部品、特徴、又は特性を図示する図1~2を参照して、本開示の様々な態様を説明する。以下の概説は、請求対象のデバイスの概観を提供することを意図したものであり、本開示全体を通して、図示されている非限定的な態様を参照しながら様々な態様を比較的具体的に説明する。これらの態様は総じて、本開示の文脈内で相互交換可能である。
【0022】
図1を参照すると、ここで開示されているのは、軽量ハリケーン耐久性積層板ガラス12、及び上記板ガラスを採用した窓100である。板ガラス12は:厚さ2~24mmの熱強化ガラスの第1のシート20;厚さ0.3~1mmの非調質ガラスの第2のシート30;及び第1のシート20と第2のシート30との間に接着された、第1のシート20と第2のシート30との間のポリマー中間層40を備える。衝撃と、それに続く圧力サイクルとで構成される試験に基づくと、薄い第2のシート20を使用することにより、上記第2のシートを非調質形態で良好に使用できるため、ハリケーン耐久性能を依然として提供しながら、(薄さによる)重量、及び(調質の必要がないことによる)加工コストの両方を削減できる。
【0023】
第1のシート20は、ソーダライムシリケートガラスのシートとすることができる。
【0024】
第2のシート30もまた、ソーダライムシリケートガラスのシートとすることができる。あるいは第2のシート30は、ボロアルミノシリケートガラスのシート、又はアルカリ土類ボロアルミノシリケートガラス若しくはアルカリ非含有ボロアルミノシリケートガラスのシートとすることができる。上記第2のシートの厚さは、0.85~0.4mm、又は0.8~0.45mmとすることができる。
【0025】
ハリケーン耐久性窓を形成する改良されたプロセスは:厚さ2~24mmのガラスの第1のシート20を熱強化するステップ;及びポリマー中間層40を用いて、ガラスの第1のシート20を、厚さ0.3~1mmの非調質ガラスの第2のシート30に積層するステップを含む。
【0026】
図1に示されているように、積層板ガラス12の第1のシート20は、ハリケーン耐久性窓100の外側板ガラス10に面することができる。図2に示されているように、積層板ガラス12の第2のシート30は、外側板ガラス10に面することができる。
【0027】
本開示の様々な実施形態は、当該特定の実施形態に関連して記載されている特定の特徴、要素又はステップを伴い得ることが理解されるだろう。また、ある特定の特徴、要素又はステップは、ある特定の実施形態に関連して記載されていても、例示されていない組み合わせ又は順列で、相互交換できる、又は代替実施形態と組み合わせることができることが理解されるだろう。
【0028】
また本明細書中で使用される場合、用語「上記(the)」、「ある(a又はan)」は「少なくとも1つの(at least one)」を意味し、そうでないことが明示されていない限り、「唯一の(only one)」に限定されてはならないことも理解されたい。従って例えば「ある構成部品(a component)」に関する言及は、文脈によってそうでないことが明示されていない限り、1つのこのような「構成部品」又は2つ以上のこのような「構成部品」を有する例を含む。同様に「複数の(plurality)」又は「アレイ(array)」は、2つ以上を指すことを意図したものであり、従って「構成部品のアレイ(array of components)」又は「複数の構成部品(plurality of components)」は、2つ以上のこのような構成部品を指す。
【0029】
本明細書において、範囲は、「約(about)」ある特定の値から、及び/又は「約」別の特定の値までとして表現され得る。このような範囲が表現されている場合、その例は、上記ある特定の値から、及び/又は上記別の特定の値までを含む。同様に、先行詞「約」を用いることにより、値が概数として表現されている場合、上記特定の値は別の態様を形成することが理解されるだろう。更に、各範囲の端点は、他方の端点との関連でも、他方の端点とは独立しても、重要であることが理解されるだろう。
【0030】
本明細書中で表現される全ての数値は、そうでないことが明示されていない限り、そのように述べたかどうかにかかわらず、「約」を含むものとして解釈される。しかしながら、記載されている各数値は、「約」当該値として表されているかにかかわらず、正確なものとして考慮されることが、更に理解される。従って、「100nm未満の寸法(a dimension less than 100 nm)」及び「約100nm未満の寸法(a dimension less than about 100 nm)」は両方とも、「約100nm未満の寸法」及び「100nm未満の寸法」の実施形態を含む。
【0031】
そうでないことが言明されていない限り、本明細書に記載のいずれの方法が、そのステップを特定の順序で実施することを必要とするものとして解釈されることは、全く意図されていない。従って、ある方法クレームが、そのステップが従うべき順序を実際に列挙していない場合、又はステップをある特定の順序に限定するべきであることが、特許請求の範囲若しくは説明中で具体的に言明されていない場合、いずれの特定の順序が推定されることは全く意図されていない。
【0032】
特定の実施形態の様々な特徴、要素又はステップが、移行句「…を含む/備える(comprising)」を用いて開示される場合があるが、移行句「…からなる(consisting of)」又は「…から本質的になる(consisting essentially of)」を用いて記載され得るものを含む代替実施形態も含意されていることを理解されたい。従って例えば、A+B+Cを含むデバイスに対して含意されている代替実施形態は、デバイスがA+B+Cからなる実施形態、及びデバイスがA+B+Cから本質的になる実施形態を含む。
【0033】
本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な修正及び変形を本開示に対して実施できることは、当業者には理解されるだろう。本開示の精神及び内容を組み込んだ、本開示の実施形態の修正、組み合わせ、部分的組み合わせ及び変形が、当業者には想起され得るため、本開示は、添付の特許請求の範囲及びその均等物の範囲内にある全てを含むものとして解釈されるものとする。
【0034】
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
【0035】
実施形態1
厚さ2~24mmの熱強化ガラスの第1のシート;
厚さ0.3~1mmの非調質ガラスの第2のシート;及び
上記第1のシートと上記第2のシートとの間に接着された、上記第1のシートと上記第2のシートとの間のポリマー中間層
を備える、軽量ハリケーン耐久性積層板ガラス。
【0036】
実施形態2
上記第1のシートはソーダライムシリケートガラスのシートである、実施形態1に記載の積層板ガラス。
【0037】
実施形態3
上記第2のシートはソーダライムシリケートガラスのシートである、実施形態1又は2に記載の積層板ガラス。
【0038】
実施形態4
上記第2のシートは、ボロアルミノシリケートガラスのシートである、実施形態1~3のいずれか1つに記載の積層板ガラス。
【0039】
実施形態5
上記第2のシートは、アルカリ土類ボロアルミノシリケートガラス又はアルカリ非含有ボロアルミノシリケートガラスのシートである、実施形態1~4のいずれか1つに記載の積層板ガラス。
【0040】
実施形態6
上記第2のシートの厚さは0.85~0.4mmである、実施形態1~5のいずれか1つに記載の積層板ガラス。
【0041】
実施形態7
上記第2のシートの厚さは0.8~0.45mmである、実施形態1~6のいずれか1つに記載の積層板ガラス。
【0042】
実施形態8
実施形態1~7のいずれか1つに記載の積層板ガラスを含む、窓。
【0043】
実施形態9
ハリケーン耐久性積層板ガラスを形成するためのプロセスであって、
上記プロセスは:
厚さ2~24mmのガラスの第1のシートを熱強化するステップ;
ポリマー中間層を用いて、上記ガラスの第1のシートを、厚さ0.3~1mmの非調質ガラスの第2のシートと積層するステップ
を含む、プロセス。
【0044】
実施形態10
厚さ2~24mmの外側板ガラス;
内側積層板ガラスであって、
厚さ2~24mmの熱強化ガラスの第1のシートと、
厚さ0.3~1mmの非調質ガラスの第2のシートと
を含む、内側積層板ガラス;及び
上記第1のシートと上記第2のシートとの間に接着された、上記第1のシートと上記第2のシートとの間のポリマー中間層
を備える、ハリケーン耐久性窓。
【0045】
実施形態11
上記積層板ガラスの上記第1のシートは、上記外側板ガラスに面する、実施形態10に記載のハリケーン耐久性窓。
【0046】
実施形態12
上記積層板ガラスの上記第2のシートは、上記外側板ガラスに面する、実施形態10に記載のハリケーン耐久性窓。
【符号の説明】
【0047】
10 外側板ガラス
12 内側積層板ガラス
20 第1のシート
30、70 第2のシート
40 ポリマー中間層
50 シート
60 スペーサー
100 窓
200 窓、又はIGU
S1 窓200の第1の表面
S2 窓200の第2の表面
S3 窓200の第3の表面
S4 窓200の第4の表面
図1
図2
図3
【国際調査報告】