(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-19
(54)【発明の名称】超音波を利用した認証情報伝送装置
(51)【国際特許分類】
H04B 11/00 20060101AFI20220112BHJP
G10K 15/00 20060101ALI20220112BHJP
【FI】
H04B11/00
G10K15/00 N
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021530880
(86)(22)【出願日】2020-05-29
(85)【翻訳文提出日】2021-05-28
(86)【国際出願番号】 KR2020006957
(87)【国際公開番号】W WO2020246751
(87)【国際公開日】2020-12-10
(31)【優先権主張番号】10-2019-0065824
(32)【優先日】2019-06-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519383533
【氏名又は名称】ミューズライブ インコーポレイテッド
【住所又は居所原語表記】10F, 19, World Cup Buk-ro 56-gil Mapo-gu Seoul 03923 Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】パク ジョンソン
(57)【要約】
認証情報伝送装置が開示される。本発明の一実施例に係る認証情報伝送装置は、認証情報および前記認証情報に含まれる文字または数字に対応する周波数情報を保存する保存部と、前記認証情報に含まれた文字または数字に対応する周波数を有する音波信号を生成する制御部と、前記音波信号を出力する音波出力部とを含み、前記制御部は、前記認証情報に含まれた文字または数字に対応する周波数を有する音波信号を前記文字または数字が羅列された順に順次生成し、それぞれの文字または数字に対応する周波数を有する音波信号を既設定された回数だけ繰り返して生成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
認証情報および前記認証情報に含まれる文字または数字に対応する周波数情報を保存する保存部と、
前記認証情報に含まれた文字または数字に対応する周波数を有する音波信号を生成する制御部と、
前記音波信号を出力する音波出力部とを含み、
前記制御部は、
前記認証情報に含まれた文字または数字に対応する周波数を有する音波信号を前記文字または数字が羅列された順に順次生成し、
それぞれの文字または数字に対応する周波数を有する音波信号を既設定された回数だけ繰り返して生成する、超音波を利用した認証情報伝送装置。
【請求項2】
前記制御部は、
特定周波数の音波信号が数周期繰り返されるように音波信号を生成して特定周波数の音波信号が既設定された回数だけ繰り返して生成されるようにする、請求項1に記載の超音波を利用した認証情報伝送装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記認証情報に含まれた文字または数字が連続的に羅列された回数に対応するだけの音波信号を既設定範囲内で選択して前記音波信号を既設定された回数だけ繰り返して生成する、請求項1に記載の超音波を利用した認証情報伝送装置。
【請求項4】
前記制御部は、
一周期内のパルス信号で前記パルス信号がターン-オンされる時間を調節して前記音波信号の周波数を制御する、請求項1に記載の認証情報伝送装置。
【請求項5】
前記音波信号の周期は前記制御部が生成するパルス信号周期の倍数である、請求項4に記載の認証情報伝送装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は超音波を利用した認証情報伝送装置に関し、より詳細には非可聴領域周波数を有する音波信号を利用して認証情報を伝送する認証情報伝送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
文化技術は狭義的には映画、ゲーム、アニメーションのような各種文化コンテンツの企画、開発、製作などに必要な技術を指称するが、広義的には科学技術に基づいて文化的生活の質を向上させる総体的な技術を意味する。
【0003】
このような文化技術の発展につれて既存の方式から脱皮した新しい形態のコンテンツ伝達媒体が登場し始めた。例えば、アルバム市場の場合、伝統的なCD形態のアルバムを代替するためにUSBタイプのアルバムやスマートフォンのAUX端子に連結できる形態のアルバムなどが登場し始めた。
【0004】
このような新しいタイプのアルバムは、認証情報が保存された保存媒体を販売する形態で配布される。認証情報が保存された保存媒体を購入した使用者が、これをスマートフォンやタブレットPCなどのような端末装置に連結した後、それに対応するアプリケーションを実行すると、認証情報に対応する音楽コンテンツがサーバーから端末装置にダウンロードされる。
【0005】
しかし、最近のスマートフォン、タブレットPCなどの場合、AUX端子などのような伝統的な方式のインターフェースを削除した形態で発売されるところ、前記のようなインターフェースでは保存媒体に保存された認証情報を使用者端末装置に伝送できなくなるという問題点が発生した。
【0006】
ワイファイ、ブルートゥース(登録商標)などのような無線通信ネットワークインターフェースを通じて認定情報を使用者端末装置に伝送する方法が考慮され得るが、この場合、認証情報が保存された保存媒体に前記のような無線通信ネットワークモジュールが備えられなければならず、使用者端末装置と保存媒体間にペアリングを構築するのに所定の時間が必要とされるところ、使用者が不便であるという問題点があった。
【0007】
そこで、新しいタイプのアルバムにおいて、保存媒体に保存された認証情報を非接触方式で使用者端末装置に伝送できる新しい形態の認証装置および認証方法に対する必要性が台頭した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は前述した問題を解決するために案出されたもので、本発明の目的は、新しいタイプのアルバムにおいて、保存媒体に保存された認証情報を非接触方式で使用者端末装置に伝送できる認証装置を提供するところにある。
【0009】
また、非可聴領域周波数を利用して認証情報を伝送する時、受信側でのエラーの発生を最小化できる超音波を利用した認証情報伝送装置を提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前述した目的を達成するための本発明の一実施例に係る超音波を利用した認証情報伝送装置は、認証情報および前記認証情報に含まれる文字または数字に対応する周波数情報を保存する保存部と、前記認証情報に含まれた文字または数字に対応する周波数を有する音波信号を生成する制御部と、前記音波信号を出力する音波出力部とを含み、前記制御部は、前記認証情報に含まれた文字または数字に対応する周波数を有する音波信号を前記文字または数字が羅列された順に順次生成し、それぞれの文字または数字に対応する周波数を有する音波信号を既設定された回数だけ繰り返して生成する。
【0011】
本発明の一実施例によると、前記制御部は、特定周波数の音波信号が数周期繰り返されるように音波信号を生成して特定周波数の音波信号が既設定された回数だけ繰り返して生成されるようにすることができる。
【0012】
本発明の一実施例によると、前記制御部は、前記認証情報に含まれた文字または数字が連続的に羅列された回数に対応するだけの音波信号を既設定範囲内で選択して前記音波信号を既設定された回数だけ繰り返して生成することができる。
【0013】
本発明の一実施例によると、前記制御部は、一周期内のパルス信号で前記パルス信号がターン-オンされる時間を調節して前記音波信号の周波数を制御することができる。
【0014】
本発明の一実施例によると、前記音波信号の周期は前記制御部が生成するパルス信号周期の倍数であり得る。
【発明の効果】
【0015】
前述した超音波を利用した認証情報伝送装置によると、非可聴領域の周波数を利用して認証情報を伝送する時に受信側でのエラーの発生を最小化できるという効果を達成することができる。
【0016】
またADC(Analog to Digital Converter)を具備することなくパルス信号の周期を調節して多様な周波数の音波信号を生成できるようになるところ、認証装置の製造単価を下げることができるという効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明の一実施例に係る超音波を利用した認証情報伝送装置を説明するための機能ブロック図である。
【
図2】本発明の一実施例により制御部が多様な周波数を有する音波信号を生成する過程を説明するための図面である。
【
図3】本発明の一実施例により認証情報に含まれる文字または数字に対応する周波数を有する音波信号を説明するための図面である。
【
図4】本発明の一実施例に係る文字または数字の連続羅列回数とそれに対応する音波信号生成回数を説明するための図面である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。本発明の利点および特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付される図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すると明確になるであろう。しかし、本発明は以下で掲示される実施例に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で具現され得る。ただし、本実施例は本発明の掲示を完全なものとし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範疇によって定義されるのみである。明細書全体に亘って同一の参照符号は同一の構成要素を指し示す。
【0019】
他の定義がない限り、本明細書で使われるすべての用語(技術および科学的用語を含む)は本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に共通して理解され得る意味で使われ得るであろう。また、一般的に使われる辞書に定義されている用語は明白に特に定義されていない限り理想的にまたは過度に解釈されない。
【0020】
また、本明細書で単数型は文面で特に言及しない限り複数型も含まれ得る。明細書で使われる「含む(comprises)」および/または「含む(comprising)」は言及された構成要素、段階、動作および/または素子は一つ以上の他の構成要素、段階、動作および/または素子の存在または追加を排除しない。
【0021】
図1は、本発明の一実施例に係る超音波を利用した認証情報伝送装置を説明するための機能ブロック図である。
【0022】
本発明の一実施例に係る超音波を利用した認証情報伝送装置100は保存部110、制御部130および音波出力部150を含む。
図1には本発明の実施例に関連した構成要素のみが図示されているところ、本発明が属する技術分野の通常の技術者であれば
図1に図示された構成要素以外に他の汎用的な構成要素がさらに含まれ得ることが分かる。
【0023】
保存部110は認証情報および認証情報に含まれる文字または数字に対応する周波数情報を保存する。
【0024】
認証情報は音楽、映像などのようなコンテンツをサーバーからダウンロードするために必要な情報を意味する。本発明の一実施例に係る認証情報は複数の文字列または数字列の組み合わせであり得る。
【0025】
また、保存部110には認証情報に含まれた文字または数字に対応する周波数情報を保存することができる。文字または数字に対応する周波数情報はルックアップテーブルの形態で保存され得る。
【0026】
例えば、数字1に対応する周波数は5Mhz、文字aに対応する周波数は7Mhzという情報がルックアップテーブルの形態で保存され得る。
【0027】
制御部130は認証情報に含まれた文字または数字に対応する周波数を有する音波信号を生成する。
【0028】
本発明の一実施例に係る制御部130は、音波信号を生成する時に出力電圧または出力電流パルスの出力時間を変化させて多様な周波数を有する音波信号を生成することができる。
【0029】
具体的には、直流電源を入力電源とするものの、直流電源が印加される時間を可変してパルス幅を変調することによって多様な周波数を有する音波信号を生成することができる。したがって、高価なDAC(Digital to Analog Converter:デジタル-アナログ変換回路)が備えられていなくても多様な周波数を有する音波信号を生成できることになる。
【0030】
また、本発明の一実施例に係る制御部130は、認証情報に含まれた文字または数字に対応する周波数を有する音波信号を前記文字または数字が羅列された順に順次生成し、それぞれの文字または数字に対応する周波数を有する音波信号を既設定された回数だけ繰り返して生成する。
【0031】
例えば、伝送しようとする認証情報がA12である場合、保存部110に保存された周波数情報を参照して、最初にAに対応する周波数を有する音波信号を生成し、次に1、2に対応する周波数を有する音波信号を順次生成する。
【0032】
前述した例では認証情報がA12であるとき、A、1、2の順でそれぞれの文字または数字に対応する周波数の音波信号を生成するものを例にして説明したが、その反対に2、1、A順で周波数の音波信号を生成できることはいうまでもない。
【0033】
また、それぞれの文字または数字に対応する周波数を有する音波信号を既設定された回数だけ繰り返して生成するという意味は、文字または数字に対応する周波数を有する音波信号が複数回の周期繰り返されるように生成することを意味する。
【0034】
例えば、制御部130は認証情報に含まれたAに対応する周波数が10Mhzであれば、Aを伝送するためにAに対応する10Mhzの音波信号を既設定された回数だけ繰り返されるように生成することができる。
【0035】
ここで、音波信号が既設定された回数だけ繰り返されるように生成するという意味は、特定周波数の音波信号が数周期繰り返されるように音波信号を生成することを意味する。
【0036】
前述した通り、超音波を利用して認証情報を伝送する時に認証情報に含まれた文字または数字に対応する周波数を有する音波信号を数回繰り返して生成する理由は、前記認証情報を受信するクライアント側でエラーが発生する場合を最小化するためである。
【0037】
音波出力部150は制御部で生成した音波信号を出力する。本発明の一実施例に係る音波出力部150はスピーカーで具現され得、制御部130で生成した電気信号を振動板の振動に変えて空気に疎密波を発生させて音波を出力する。
【0038】
以下では、超音波を利用して認証情報を伝送する方法についてより詳細に説明することにする。
【0039】
図2は、本発明の一実施例により制御部が多様な周波数を有する音波信号を生成する過程を説明するための図面である。
【0040】
前述した通り、制御部130は音波信号を生成する時に出力電圧または出力電流パルスの出力時間を変化させて多様な周波数を有する音波信号を生成することができる。
【0041】
図2において、第1波形210は制御部130が音波信号を生成するために出力するパルスであり、第2波形220は制御部130で生成された音波信号である。
【0042】
音波信号を生成するために出力されるパルスの周期をTとする時、制御部130は一周期内のパルス信号でターン-オンされる時間を調節して多様な周波数を有する音波信号を生成する。
【0043】
例えば、
図2の最初のパルスは一周期内でt1の間だけターン-オンされ、残りの時間の間(T-t1)はターン-オフ状態を維持する。次の周期でt1より長いt2の間ターン-オン状態を維持する。
【0044】
このような過程を繰り返して一周期内でパルスのターン-オン時間を可変すると、第2波形220のような音波信号を生成することができる。また、ターン-オン時間が変わる程度を制御すると、第2波形220とは異なる周波数を有する音波信号を生成することができる。
【0045】
この時、制御部130により生成される音波信号の周期は音波信号を生成するために制御部130が生成するパルス信号周期の倍数である。制御部130が一周期の音波信号を生成するためには、複数回のパルス信号を生成しなければならないためである。
【0046】
例えば、制御部130が16MHzで動作するCPUであれば、パルス信号の周期は1/16,000,000秒であり、一周期の音波信号を生成するためには複数個のパルス信号が必要となるところ、その結果、一周期の音波信号はパルス信号周期の倍数を一つの周期値として有することになる。
【0047】
図2で説明した方式で音波信号を生成すると、別途のDACがなくても多様な周波数を有する音波信号を生成できるという効果を達成することができる。
【0048】
図3は、本発明の一実施例により認証情報に含まれる文字または数字に対応する周波数を有する音波信号を説明するための図面である。
【0049】
具体的には、
図3に図示された音波信号は制御部130が出力電圧または出力電流のパルス出力時間を変化させて生成した多様な周波数を有する音波信号である。
【0050】
図3に図示された波形の0<t<t1区間で音波信号の周波数はf1、t1<t<t2区間で音波信号の周波数はf2、t2<t<t3区間で音波信号の周波数はf3であることを例にして説明する。
【0051】
また、f1は文字Aに対応する周波数、f2は数字1に対応する周波数およびf3は数字2に対応する周波数であることを例にして説明する。
【0052】
認証情報A12を伝送することにおいて、制御部130は
図3に図示された通り、認証情報に含まれた文字または数字に対応する周波数を有する音波信号を生成する。
【0053】
この時、制御部130はそれぞれの文字または数字に対応する周波数を有する音波信号が既設定された回数だけ繰り返されるように制御することができる。具体的には、制御部130は特定の文字または数字が連続的に羅列された回数に対応するだけ特定周波数の音波信号を連続的に生成することができる。
【0054】
この時、特定の文字または数字が連続的に羅列された回数に対応するだけの音波信号の生成回数は既設定された範囲内で決定され得る。
【0055】
例えば、認証情報に特定の文字または数字が1回だけ羅列された場合、2回または3回の範囲内で特定周波数の音波信号が生成される。
【0056】
図3に図示された例において、認証情報A12を送信しようとする場合、Aに対応するf1の周波数音波信号が2回繰り返して出力される。ここで特定周波数を有する音波信号が数回繰り返されるという意味は一周期の信号が複数回繰り返されて生成されることを意味する。
【0057】
同様に、認証情報の2番目に位置する1を送信するために1に対応する周波数f2の音波信号が3回連続して生成され、最後に位置する2を送信するために2に対応する周波数f3の音波信号が2回連続生成される。
【0058】
前述した通り、一つの文字または数字を伝送するにおいて、それに対応する周波数の音波信号を数周期繰り返して生成する理由は、該当音波信号を受信する受信側で外部の音響などによって特定周波数の一周期の信号を受信できない場合が発生し得るところ、これに伴うエラーの発生を最小化するためである。
【0059】
また、特定の文字または数字を伝送するのに固定された回数の音波信号を繰り返すのではなく、既設定された範囲内に属する回数の中の一つの回数を択一的に選択して音波信号を生成する理由は、受信側で発生し得るエラーを最小化するためである。
【0060】
以下では、特定の文字または数字が連続的に羅列された回数に対応するだけの音波信号の生成回数を既設定された範囲内で決定する方法とその理由についてより詳細に説明することにする。
【0061】
図4は、本発明の一実施例に係る文字または数字の連続羅列回数とそれに対応する音波信号生成回数を説明するための図面である。
【0062】
本発明の一実施例に係る認証情報伝送装置100の保存部110は
図4に図示されたような情報をルックアップテーブルの形態で保存することができる。
【0063】
図4を参照して、認証情報伝送装置100が伝送しようとする認証情報が122333444である場合を例に挙げると、まず一番前の桁に位置した1は1回だけ羅列されているため、1に対応する周波数の音波信号が2回または3回連続生成される。
【0064】
したがって、前記音波信号を受信する受信段側では、数字1に対応する周波数が2回または3回連続受信されると、数字1が1回だけ含まれていることを感知することができる。
【0065】
認証情報に含まれた1の次には2が2回連続羅列されているため、
図4に図示されたルックアップテーブルによって制御部130が数字2に対応する周波数の音波信号を4回~6回のうち一つの回数だけ繰り返して生成する。
【0066】
同様に、3は3回連続繰り返されるため
図4に図示されたルックアップテーブルによって制御部130が数字3に対応する周波数の音波信号を7回~8回のうち一つの回数だけ繰り返して生成する。
【0067】
前述した通り、特定の文字または数字が連続して繰り返される回数に対応する特定回数だけの音波信号を繰り返して生成するのではなく、既設定された範囲内に属する回数の中の一つの回数だけの音波信号を繰り返して生成する理由は、特定回数だけ音波信号を繰り返して生成した時に受信側で特定の区間でエラーが発生すると、後続的に受信される特定周波数の繰り返し回数もすべてこじれるためである。
【0068】
前述した超音波を利用した認証情報伝送方法によると、受信側でのエラーの発生を最小化しながらも送信しようとする認証情報を正確に送信できるという効果を達成することができる。
【0069】
本実施例に関連した技術分野で通常の知識を有する者は、前述した記載の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態で具現され得ることが理解できるであろう。したがって、開示された方法は限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されなければならない。本発明の範囲は前述した説明ではなく特許請求の範囲に示されており、それと同等な範囲内にあるすべての差異点は本発明に含まれるものと解釈されるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2021-05-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
認証情報および前記認証情報に含まれる文字または数字に対応する周波数情報を保存する保存部と、
前記認証情報に含まれた文字または数字に対応する周波数を有する音波信号を生成する制御部と、
前記音波信号を出力する音波出力部とを含み、
前記制御部は、
前記認証情報に含まれた文字または数字
が羅列された順に
前記文字または数字に対応する周波数
の音波信号を
数周期繰り返して生成
し、
前記認証情報に含まれた文字または数字が連続的に羅列された回数に対応するだけの音波信号を既設定範囲内で選択して前記音波信号を既設定された回数だけ繰り返して生成する、超音波を利用した認証情報伝送装置。
【請求項2】
前記制御部は、
特定周波数の音波信号が数周期繰り返されるように音波信号を生成して特定周波数の音波信号が既設定された回数だけ繰り返して生成されるようにする、請求項1に記載の超音波を利用した認証情報伝送装置。
【請求項3】
前記制御部は、
一周期内のパルス信号で前記パルス信号がターン-オンされる時間を調節して前記音波信号の周波数を制御する、請求項1に記載の認証情報伝送装置。
【請求項4】
前記音波信号の周期は前記制御部が生成するパルス信号周期の倍数である、請求項
3に記載の認証情報伝送装置。
【国際調査報告】