(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-19
(54)【発明の名称】モバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムおよび方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 20/32 20120101AFI20220112BHJP
【FI】
G06Q20/32
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021532360
(86)(22)【出願日】2019-12-18
(85)【翻訳文提出日】2021-06-08
(86)【国際出願番号】 KR2019018023
(87)【国際公開番号】W WO2020130637
(87)【国際公開日】2020-06-25
(31)【優先権主張番号】10-2018-0165345
(32)【優先日】2018-12-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515238426
【氏名又は名称】カン,チャン ゴ
(74)【代理人】
【識別番号】100166006
【氏名又は名称】泉 通博
(74)【代理人】
【識別番号】100154070
【氏名又は名称】久恒 京範
(74)【代理人】
【識別番号】100153280
【氏名又は名称】寺川 賢祐
(72)【発明者】
【氏名】カン,チャン ゴ
【テーマコード(参考)】
5L055
【Fターム(参考)】
5L055AA64
(57)【要約】
本発明は、モバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムおよび方法に関する。販売者が営むオフライン店舗に設置された販売者端末、物の購入に対する決済を承認した購入者の有する購入者端末および購入者端末にアプリ活性化信号をプッシュして、ランダム割引アプリを強制に実行させることによって、購入者端末の表示部に当選確率と割引率が反比例する複数のランダム割引選択ボタンを含むランダム割引選択画面を表示し、購入者から複数のランダム割引選択ボタンの内、一つに対する選択情報を入力してもらうようにコントロールするランダム割引アプリ制御部、購入者端末から伝送してもらった選択情報に含まれた当選確率と割引額に従い、購入者に提供できるランダム割引額を決めるランダム割引額決定部、決められたランダム割引額に従い精算処理を行う精算処理部を含むランダム割引サービスサーバーを含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
販売者が営むオフライン店舗を訪れた購入者端末に設置されたモバイルアプリを用いてリアルタイムランダム割引サービスを提供するシステム、
販売者が営むオフライン店舗に設置された販売者端末、および
前記販売者端末を介して物の購入に関する決済を承認した購入者の有する購入者端末、および
前記購入者端末にアプリ活性化信号をプッシュして前記購入者端末に設置されたランダム割引アプリを強制実行させることによって、前記ランダム割引アプリが前記購入者端末の表示部にランダム割引額を表示するランダム割引アプリ制御部、
前記購入者端末から伝送してもらった選択情報に含まれた当選確率と割引率に従い、前記購入者に提供できるランダム割引額を決めるランダム割引決定部、
前記ランダム割引額決定部によって決められたランダム割引額によって精算処理を行う精算処理部、を含むランダム割引サービスサーバーを含む、モバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービス提供システム。
【請求項2】
前記ランダム割引アプリ制御部は、
前記購入者と前記販売者間の取引に対する決済承認情報を決済サーバーから受信し、
前記購入者と前記販売者のメンバー加入の可否を確認し、前記購入者と前記販売者が両方ともメンバーである場合、前記購入者端末に前記アプリ活性化信号をプッシュすることを特徴とする、
請求項1に記載のモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービス提供システム。
【請求項3】
前記購入者端末の表示部は、当選確率と割引額が反比例する複数のランダム割引選択ボタンを含むランダム割引選択画面を表示し、
前記ランダム割引アプリ制御部は、前記購入者から前記ランダム割引選択画面に含まれた複数のランダム割引選択ボタンの内、一つに対する選択情報を入力してもらうようにコントロールすることを特徴とする、
請求項1に記載のモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービス提供システム。
【請求項4】
前記精算処理部は、
前記ランダム割引額決定部によって決められたランダム割引額を前記購入者端末と前記販売者端末に伝送し、
前記ランダム割引額決定部によって決められたランダム割引額を前記決済サーバーから受信した決済承認情報と照らし合わせて、ランダム割引額情報を生成し、
前記ランダム割引額情報を前記決済サーバーに伝送して、前記決済サーバーによって承認された決済金額から前記ランダム割引額に対する割引決済を求めることを特徴とする、
請求項2に記載のモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービス提供システム。
【請求項5】
前記精算処理部は、
前記ランダム割引額決定部によって決められたランダム割引額を前記購入者端末と前記販売者端末に伝送し、
前記ランダム割引額決定部によって決められたランダム割引額を前記決済サーバーから受信した決済承認情報と照らし合わせて、ランダム割引額情報を生成し、
前記ランダム割引額情報を前記決済サーバーに伝送して、前記ランダム割引額に相当するポイントの積立を求めることを特徴とする、
請求項2に記載のモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービス提供システム。
【請求項6】
販売者が営むオフライン店舗を訪れ、物を購入した購入者端末に設置されたモバイルアプリを用いて、リアルタイムランダム割引サービスを提供する方法として、
ランダム割引サービスサーバーを構成するランダム割引アプリ制御部が販売者の営むオフライン店舗に設置された販売者端末を介して、物の購入に対する決済を承認した購入者の有する購入者端末にアプリ活性化信号をプッシュして、前記購入者端末に設置されたランダム割引アプリを強制実行させるランダム割引アプリ強制実行段階、
前記購入者端末で実行中のランダム割引アプリが前記購入者端末の表示部にランダム割引要請画面を表示するランダム割引要請画面表示段階、
前記購入者端末で実行中のランダム割引アプリが前記購入者から前記ランダム割引要請を入力してもらうランダム割引要請入力段階、
前記ランダム割引サービスサーバーを構成するランダム割引決定部が前記購入者端末から伝送してもらったランダム割引要請情報に従い、前記購入者に提供されるランダム割引額を決めるランダム割引額決定段階、および
前記ランダム割引アプリのランダム割引表示画面上に決められたランダム割引額または割引額の金額を表示するランダム割引額表示段階を含む、モバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供方法。
【請求項7】
前記ランダム割引アプリ強制実行段階は、
前記ランダム割引アプリ制御部が前記購入者と前記販売者との間の購入に対する決済承認情報を決済サーバーから受信する段階、
前記ランダム割引アプリの制御部が前記購入者と前記販売者とのメンバー加入の可否を確認する段階、および
前記購入者と前記販売者が両方ともメンバーである場合、前記ランダム割引アプリ制御部が前記購入者端末に前記アプリ活性化信号をプッシュする段階を含むことを特徴とする、
請求項6に記載のモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービス提供方法。
【請求項8】
前記ランダム割引要請画面表示段階において、前記購入者端末の表示部に表示されるランダム割引要請画面にはリセットボタンが含まれていて、
前記購入者によって前記リセットボタンが選択される場合、前記ランダム割引サービスサーバーを構成するランダム割引アプリ制御部が前記蘭諾割引表示画面を更新して新たな割引率が前記購入者端末の表示画面に表示されるようにコントロールすることを特徴とする、
請求項6に記載のモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービス提供方法。
【請求項9】
前記精算処理部が前記ランダム割引額決定段階において、前記ランダム割引額決定部によって決められたランダム割引額を前記購入者端末と前記販売者端末に伝送する段階、
前記精算処理部が前記ランダム割引額を前記決済サーバーから受信した決済承認情報と照らし合わせて、ランダム割引額情報を前記決済サーバーに伝送して、前記決済サーバーによって承認された決済金額から前記ランダム割引額に対する割引決済または、ポイント積立を求める段階を含むことを特徴とする、
請求項7に記載のモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービス提供方法。
【請求項10】
販売者が営むオフライン店舗を訪れ、物を購入した購入者端末に設置されたモバイルアプリを用いてリアルタイムランダム割引サービスを提供する方法であって、
ランダム割引サービスサーバーを構成するランダム割引アプリ制御部が販売者の営むオフライン店舗に設置された販売者端末を介して物の購入に対する決済を承認した購入者の有する購入者端末にアプリ活性化信号をプッシュして、前記購入者端末に設置されたランダム割引アプリを強制実行させるランダム割引アプリ強制実行段階、
前記ランダム割引サービスサーバーを構成するランダム割引額決定部が前記購入者に提供されるランダム割引額を決めるランダム割引額決定段階、および
前記ランダム割引アプリのランダム割引表示画面上に決められたランダム割引額または割り引かれた金額を表示するランダム割引額表示段階を含む、モバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムおよび方法に関する。より詳細には、本発明は販売者が営むオフライン店舗を訪れ、物を買う購入者が購入者端末に設置されたモバイルアプリを用いて、リアルタイムランダム割引サービスを提供してもらう過程において、購入者が割引過程に能動的に参加できるように支援して、購入者に取引と関連する興味を誘発し、積極的な参加を誘導できるようにするモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネット技術の発展と共に、オンライン電子商取引、即ち、オンラインショッピングの市場が飛躍的な発展を成し遂げ、持続的に取引の規模が拡大しつつある。オンラインショッピングプラットフォームは、大きく個人のショッピングモール、総合ショッピングモール、オープンマーケットなどに分けられる。
【0003】
その内、最近、一番大型化して、注目を浴びるオンラインショッピングプラットフォームは、不特定多数の販売者にオンライン上で仮想の販売空間を提供するオープンマーケットである。オープンマーケットを運営する運営者・販売者のために、販売空間を設ける代わりに販売者から所定の販売手数料を受け取る。
【0004】
オープンマーケットの運営者とオープンマーケットで自分の商品を販売する販売者の立場から考えると、ビジネスの核心は売り上げを極大化できるマーケティングにかかっている。そのため、売り上げを極大化するための様々なマーケティングが適用されているが、その中で一番多く適用されるマーケティングは割引クーポンの発行である。
【0005】
割引クーポン発行のマーケティングイベントは、通常の割引に伴う収益減少を主に販売者が負担したり、販売者とオープンマーケットの運営者が所定の比率でそれを負担したりするため、収益率の悪化を防止するためにはイベントの期間を短期に選択する必要があるし、また、割引額を適切に調節しなければならない。
【0006】
このような構造の中では、購入者の購入金額に従い、少なくとも1%から最大100%まで割引を提供する破格的な割引クーポンイベントを365日、毎日のように行うことは出来ない。それは、販売者は販売金額から原価とマージンを保障されなければならないし、オープンマーケットの運営者はその販売金額内で取引手数料を収益金として受け取らなければならないからである。
【0007】
一方、オープンマーケットのようなオンラインショッピングとは別に、販売者が営むオフライン店舗を訪れた購入者にもオンラインショッピングと同じ割引サービスを提供する必要があるが、オフライン店舗の環境は多数の購入者が決済のためレジに列を並んで待たなければならない状況が頻繁に起こるため、オフライン店舗を訪れた購入者に自動かつ迅速に割引サービスを提供する必要があるが、現在まではこのようなニーズを満たす技術が紹介されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は販売者が営むオフライン店舗を訪れ、物を買う購入者が購入者端末に設置されたモバイルアプリを用いて、リアルタイムランダム割引サービスを提供してもらうプロセスにおいて、購入者が割引プロセスに能動的に参加できるように支援し、購入者に取引と関連する興味を誘発し、積極的な参加を誘導できるようにする、モバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムおよび方法を提供することを技術的な課題とする。
【0009】
また、本発明はオフライン店舗を訪れた多数の購入者がレジに列を並んで行う決済環境において、追加的な時間の所要なしに、オフライン店舗を訪れた購入者に自動かつ迅速なリアルタイムランダム割引サービスを提供できるようにするモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムおよび方法を提供することを技術的な課題とする。
【0010】
尚、本発明は販売者が営むオフライン店舗を訪れ、物を買う購入者が一つ以上の商品を選び、購入した際に、購入者の決済金額を基準に1%から100%までランダムに決められた割引サービスを一年365日持続的に提供するが、割引額が決められる過程に購入者が介入できるようにして、購入者の願望を充たすことができるようにするモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムおよび方法を提供することを技術的な課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
このような技術的な課題を解決するため、本発明は、販売者が営むオフライン店舗を訪れた購入者端末に設置されたモバイルアプリを用いて、リアルタイムランダム割引サービスを提供するシステムとして、販売者が営むオフライン店舗に設置された販売者端末、前記販売者端末を介して物の購入に対する決済を承認した購入者が有している購入者端末および前記購入者端末にアプリ活性化信号をプッシュして前記購入者端末に設置されたランダム割引アプリを強制に実行させることによって、前記ランダム割引アプリが前記購入者端末の表示部に当選確率と割引率が反比例する複数のランダム割引選択ボタンを含むランダム割引選択画面を表示し、前記購入者から前記ランダム割引選択画面に含まれた複数のランダム割引選択ボタンの内、一つに対する選択情報を入力してもらえるようにコントロールするランダム割引アプリ制御部、前記購入者端末から伝送してもらった選択情報に含まれた当選確率と割引額に従い、前記購入者に提供できるランダム割引額を決めるランダム割引額決定部、前記ランダム割引額の決定部によって決められたランダム割引額に従い、精算処理を行う精算処理部を含むランダム割引サービスサーバーを含む。
【0012】
本発明に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムにおいて、前記ランダム割引アプリ制御部は、前記購入者と前記販売者との間の購入に対する決済承認情報を決済サーバーから受信し、前記購入者と前記販売者のメンバー加入の可否を確認し、前記購入者と前記販売者が両方ともメンバーである場合、前記購入者端末に前記アプリ活性化信号をプッシュすることを特徴とする。
【0013】
本発明に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムにおいて、前記購入者端末の表示部に表示されるランダム割引選択画面には、リセットボタンが含まれていて、前記購入者によって前記リセットボタンが選択される場合、前記ランダム割引アプリ制御部は、前記ランダム割引選択画面を更新し、相違の当選確率と割引率が適用された複数のランダム割引選択画面が前記購入者端末の表示部に表示されるように制御することを特徴とする。
【0014】
本発明に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムにおいて、前記精算処理部は、前記ランダム割引額決定部によって決められたランダム割引額を前記購入者端末と前記販売者端末に伝送し、前記ランダム割引額決定部によって決められたランダム割引額を前記決済サーバーから受信した決済承認情報と照らし合わせて、ランダム割引額情報を生成し、前記ランダム割引額情報を前記決済サーバーに伝送し、前記決済サーバーによって承認された決済金額から前記ランダム割引額に対する割引決済を要請することを特徴とする。
【0015】
本発明に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムにおいて、前記精算処理部は、前記ランダム割引額決定部によって決められたランダム割引額を前記購入者端末と前記販売者端末に伝送し、前記ランダム割引額決定部によって決められたランダム割引額を前記決済サーバーから受信した決済承認情報と照らし合わせて、ランダム割引額情報を生成し、前記ランダム割引額情報を前記決済サーバーに伝送して、前記ランダム割引額に相当するポイント積立を要請することを特徴とする。
【0016】
本発明は、販売者が営むオフライン店舗を訪れた購入者端末に設置されたモバイルアプリを用いて、リアルタイムランダム割引サービスの提供する方法として、ランダム割引サービスサーバーを構成するランダム割引アプリ制御部が販売者の営むオフライン店舗に設定された販売者端末を介して、物の購入に対する決済を承認した購入者が有している購入者端末にアプリ活性化信号をプッシュして前記購入者端末に設置されたランダム割引アプリを強制に実行させるランダム割引アプリ強制実行段階、前記購入者端末で実行中のランダム割引アプリが前記購入者端末の表示部にランダム割引要請画面を表示するランダム割引要請画面表示段階、前記購入者端末から実行中のランダム割引アプリが前記購入者から前記ランダム割引要請を入力してもらうランダム割引要請入力段階、前記ランダム割引サービスのサーバーを構成するランダム割引額決定部が前記購入者端末から伝送してもらったランダム割引要請に従い、前記購入者に提供できるランダム割引額を決めるランダム割引額決定段階および前記ランダム割引アプリのランダム割引表示画面上に決定された割引額または割り引かれた金額を表示するランダム割引額表示段階を含む。
【0017】
本発明に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供方法においては、前記ランダム割引アプリの強制実行段階は、前記ランダム割引アプリ制御部が前記購入者と前記販売者との間の取引に対する決済承認情報を決済サーバーから受信する段階、前記ランダム割引アプリ制御部が前記購入者と前記販売者のメンバー加入の可否を確認する段階および前記購入者と販売者が全てメンバーである場合、前記ランダム割引アプリの制御部が前記購入者端末に前記アプリ活性化信号をプッシュする段階を含むことを特徴とする。
【0018】
本発明に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供方法において、前記ランダム割引要請画面の表示段階において、前記購入者端末の表示部に表示されるランダム割引要請画面にはリセットボタンが含まれ、前記購入者により前記リセットボタンが選択される場合、前記ランダム割引サービスのサーバーを構成するランダム割引アプリの制御部が前記ランダム割引表示画面を更新して、新たな割引率が前記購入者端末の表示画面に表示されるようにコントロールすることを特徴とする。
【0019】
本発明に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供方法において、前記精算処理部が前記ランダム割引額の決定に段階で前記ランダム割引額決定部によって決められたランダム割引額を前記購入者端末と前記販売者端末に伝送する段階、前記精算処理部が前記ランダム割引額を前記決済サーバーから受信した決済承認情報と照らし合わせて、ランダム割引額の情報を生成する段階および前記精算処理部が前記ランダム割引額の情報を前記決済サーバーに伝送して前記決済サーバーにより承認された決済金額から前記ランダム割引額に対する割引決済またはポイントの積立を要請する段階を含むことを特徴とする。
【0020】
本発明に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供方法において、販売者が営むオフライン店舗を訪れ、物を購入した購入者端末に設置されたモバイルアプリを用いてリアルタイムランダム割引サービスを提供する方法として、ランダム割引サービスのサーバーを構成するランダム割引アプリの制御部が販売者の営むオフライン店舗に設置された販売者端末を介して、物の取引に対する承認を完了した購入者が持っている購入者端末にアプリ活性化信号をプッシュして前記購入者端末に設置されたランダム割引アプリを強制に実行させるランダム割引アプリ強制実行段階、前記ランダム割引サービスのサーバーを構成するランダム割引額の決定部が前記購入者の提供されるランダム割引額を決めるランダム割引額決定段階、および前記ランダム割引アプリのランダム割引表示画面上に決められたランダム割引額または割り引かれた金額を表示するランダム割引額表示段階を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明によると、販売者が営むオフライン店舗を訪れて物を買う購入者が購入者端末に設置されたモバイルアプリを用いてリアルタイムランダム割引サービスを提供してもらう過程において、購入者が割引過程に能動的に参加できるように支援して、購入者に取引と関連した興味を誘発し、積極的な参加を誘導できるようにするモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムおよび方法が提供される効果がある。
【0022】
また、オフライン店舗を訪れた多数の購入者がレジに列を並んで行う決済環境において、追加的な時間の所要なしにオフライン店舗を訪れた購入者に自動かつ迅速なリアルタイムサービスが提供できるようにするモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムおよび方法が提供される効果がある。
【0023】
尚、販売者が営むオフライン店舗を訪れ、物を買う購入者が一つ以上の商品を選択して購入した場合、購入者の決済金額を基準に1%~100%までランダムに決められた割引サービスを一年365日持続的に提供するが、割引額が決められる過程に購入者が介入できるようにし、購入者の願望を充たすようにするモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムおよび方法が提供される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】本発明の一実施形態に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムの概念図である。
【0025】
【
図2】本発明の一実施形態に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムにおいて、購入者端末の例示的な構成を示す構成図である。
【0026】
【
図3】本発明の一実施形態に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムにおいて、ランダム割引サービスのサーバーの例示的な構成を示す構成図である。
【0027】
【
図4】本発明の一実施形態に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムにおいて、購入者端末の表示部に表示されるランダム割引選択画面の例示的な構成を示す構成図である。
【0028】
【
図5】本発明の一実施形態に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供方法を示す図面である。
【0029】
【
図6】本発明の一実施形態に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムにおいて、ランダム割引アプリの強制実行段階の例示的な構成を示す構成図である。
【0030】
【
図7】本発明の一実施形態に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムにおいて、精算処理段階の一つの例示的な構成を示す構成図である。
【0031】
【
図8】本発明の一実施形態に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムにおいて、精算処理段階の他の例示的な構成を示す構成図である。
【0032】
【発明を実施するための形態】
【0033】
本明細書に開示された本発明の概念に係る実施例について特定の構造的または、機能的な説明は、ただ、本発明の概念に係る実施例を説明するための目的として例示したものとして、本発明の概念に係る実施例は多様な形態で実施できるし、本明細書に説明された実施例に限定されない。
【0034】
本発明の概念に係る実施例は多様な変更を加えることができ、様々な形を有することができるため、実施例を図面に例示し、本明細書で詳細に説明しようと思う。しかし、これは、本発明の概念に係る実施例を特定の開示の形態に対して限定するものではなく、本発明の思想および技術範囲に含まれる全ての変更、均等物、または代替物を含む。
【0035】
第一または第二などの用語は、多様な構成要素を説明するに当たり用いることができるが、前記構成要素は前記用語にのみ限定されてはいけない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ、例えば本発明の概念に係る権利範囲から離れない限り、第一構成要素は第二の構成要素に命名できるし、同様に第二の構成要素は、第一構成要素としても命名できる。
【0036】
ある構成要素が他の構成要素に‘繋がっている’または‘接続されている’と言われる場合は、その他の構成要素に直接繋がっているか接続されていることもあるが、中間に他の構成要素の存在があることと理解されるべきであろう。一方、ある構成要素が他の構成要素に‘直接繋がっている’または‘直接接続されている’と言われる場合は、中間に他の構成要素が存在しないことと理解されるべきである。構成要素間の関係を説明する他の表現、即ち、‘~の間に’と‘すぐ~の間に’または、‘~と隣接する’と‘~と直接隣接する’なども同じく解釈されるべきである。
【0037】
本明細書に用いた用語は、ただ特定の実施例を説明するために用いたものとして、本発明を限定する意図はない。単数の表現は文脈上明白に他の意を示さない限り、複数の表現を含む。本明細書において、‘含む’または‘有する’などの用語は、本明細書に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品またはそれらを組み合わせたものが存在することを指定するものであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品、またはそれらを組み合わせたものの存在または付加可能性を予め排除しないことと理解されるべきである。
【0038】
別に定義されない限り、技術的、科学的な用語を含んでここで用いられる全ての用語は本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者によって一般に理解されるものと同一の意味を示す。一般に使われる辞書に定義されたもののような用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致する意味を有することと解釈されるべきであるし、本明細書で明白に定義されない限り、理想的かつ、過度に形式的な意味として解釈されない。
【0039】
以下では、添付された図面を参考に本発明の望ましい実施例を詳細に説明する。
【0040】
図1は、本発明の一実施例に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムを示す図面であり、
図2は、本発明の一実施例に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムにおいて、購入者端末の例示的な構成を示す図面であり、
図3は、本発明の一実施例に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムにおいて、ランダム割引サービスサーバーの例示的な構成を示す図面であり、
図4は、本発明の一実施例に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスにおいて、購入者端末の表示部に表示されるランダム割引選択画面の例示的な構成を示す図面である。
【0041】
図1乃至
図4を参考すると、本発明の一実施例に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムは、販売者が営むオフラインの店舗を訪れた購入者端末に設置されたモバイルアプリを用いてリアルタイムランダム割引サービスの提供システムとして、販売者端末(10)、購入者端末(20)およびランダム割引サービスサーバー(30)を含む。
【0042】
例えば、購入者と販売者との間の取引手段は、一般的なICチップの内装されたクレジットカード、デビットカード、現金、購入者端末(20)に設置されたアプリカードなどの任意の媒体であることができる。
【0043】
販売者端末(10)は、販売者が営むオフライン店舗に設置され販売者と購入者との間の取引に対する決済を支援する構成要素である。例えば、販売者端末(10)は、POS(Point Of Sales)システムと連動される端末の場合もあり得るが、販売者端末(10)は、それに限定されないし、インターネットなどのネットワークに繋がり、取引に対する決済を支援する任意の装置である場合もある。販売者端末(10)を用いて自分が運営するオフライン店舗を訪れた購入者と商品などの取引をする販売者は、本発明の一実施例に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムの構成要素であるランダム割引サービスサーバー(30)に接続してメンバー加入を完了した者で、販売者のメンバー情報と取引情報はランダム割引サービスサーバー(30)を構成するメンバー管理部(310)によってデータベース(50)に保存され管理される。
【0044】
購入者端末(20)は、販売者が営むオフライン店舗を訪れ、物を買う購入者の端末である。例えば、購入者端末(20)は、スマホなどのように、購入者が所持して移動しながらインターネットなどを含む有無線通信網に接続し、諸般情報処理技能を行う任意のモバイル端末の場合もあり得る。このような購入者端末(20)には購入者にランダム割引サービスを提供するためのランダム割引アプリ(Random Discount Application、230)が設けられている。販売者と同じく、購入者端末(20)を用いて販売者が営むオフライン店舗を訪れて販売者と商品などの取引をする購入者はランダム割引サービスサーバー(30)に接続しメンバー加入を完了した者として、購入者のメンバー情報と取引情報は、ランダム割引サービスサーバー(30)を構成するメンバー管理部(310)によってデータベース(50)に保存され、管理される。
【0045】
ランダム割引サービスサーバー(30)は、メンバー加入された購入者と販売者にランダム割引サービスを提供する構成要素として、メンバー管理部(310)、ランダム割引アプリ制御部(320)、ランダム割引額決定部(330)および精算処理部(340)を含んで構成できる。
【0046】
メンバー管理部(310)は、販売者と購入者のメンバー情報と取引情報をデータベース(50)に保存し、それを管理するなどの諸般機能を行う。
【0047】
ランダム割引アプリ制御部(320)は、ランダム割引サービスと関連したイベントが発生した場合、当該購入者端末(20)にアプリ活性化信号をプッシュして購入者端末(20)に設けられたランダム割引アプリ(230)を強制実行させることによって、ランダム割引アプリ(230)が購入者端末(20)の表示部(220)に当選確率と割引率が反比例する複数のランダム割引選択ボタンを含むランダム割引選択画面を表示し、購入者からランダム割引選択画面に含まれた複数のランダム割引選択ボタンの内、一つに対する選択情報を入力するようにコントロールする機能を行う。
【0048】
例えば、ランダム割引アプリ制御部(320)は、購入者と販売者との間の取引に対する決済承認情報を決済サーバー(40)から受信するイベントが発生する場合、先ず、購入者と販売者のメンバー加入の可否を、データベース(50)を参考に確認し、続いて、購入者と販売者が両方ともメンバーであることと確認される場合、購入者端末(20)にアプリ活性化信号をプッシュして、購入者端末(20)に設けられたランダム割引アプリ(230)を強制的に実行させることによって、ランダム割引アプリ(230)によって購入者端末(20)の表示部(220)にランダム割引選択画面が表示されるようにコントロールできる。このランダム割引選択画面には複数のランダム割引選択ボタンが含まれていて、各々のランダム割引選択ボタンは、当選確率と割引率が互いに相違する。ランダム割引アプリ(230)の強制実行は様々な形で解釈できる。先ず、購入者端末(20)に設置されたランダム割引アプリ(230)が決済承認時点にバックグラウンド状態で実行される場合なら、ランダム割引アプリ制御部(320)からのアプリ活性化信号に従い、バックグラウンド状態から活性状態に転換されるのである。それとは別に、ランダム割引アプリ(230)が決済承認時点でオフ状態となった場合、ランダム割引アプリ制御部(320)からのアプリ活性化信号に従いやっとアプリが動作するのである。最後に、決済承認時点で既にランダム割引アプリ(230)が活性化されている場合は、アプリ活性化信号はただ、ランダム割引アプリ(230)でランダム割引関連動作の開始を指示する命令の場合もある。
【0049】
例えば、購入者端末(20)の表示部(220)に表示されるランダム割引選択画面の例示的な構成を示す
図4を参考すると、購入者端末(20)の表示部(220)に表示されるランダム割引選択画面にはリセットボタンが含まれることができ、購入者によりリセットボタンが選択される場合、ランダム割引アプリ制御部(320)は、ランダム割引選択画面を更新して以前の画面とは相違する当選確率と割引率が適用された複数のランダム割引選択ボタンが購入者端末(20)の表示部(220)に表示されるようにコントロールできる。
【0050】
ランダム割引アプリ制御部(320)のコントロールにより購入者端末(20)に表示されるランダム割引選択画面のこのような構成に従うと、割引過程に購入者が能動的に参加できるように支援するため、購入者に取引と関連した興味を誘発することができる。
【0051】
ランダム割引額決定部(330)は、購入者端末(20)から伝送してもらった選択情報に含まれた当選確率と割引率によって購入者に提供されるランダム割引額を決める機能を担う。
【0052】
例えば、ランダム割引額決定部(330)は、購入者端末(20)から当選確率と割引率が特定された選択情報を受信する場合、データベース(50)を参照して選択情報の受信時点での全体販売者の売上総額、ランダム割引サービス運営主体の手数料の総額、全体の購入者に提供された割引額の総額を算出し、全体購入者に提供された割引額の総額とランダム割引サービスの運営主体の手数料の総額の差額の範囲内で、選択情報に含まれた当選額率と割引率によって、購入者に提供されるランダム割引額が決められる。例えば、この割引額は、購入者の決済金額を基準に1%~100%に相当する金額の場合もある。
【0053】
精算処理部(340)は、前記ランダム割引額決定部(330)によって決められたランダム割引額に従い、精算処理を行う機能を担う。
【0054】
一つの例として、精算処理部(340)は、ランダム割引額決定部(330)によって決められたランダム割引額を購入者端末(20)と販売者端末(10)に伝送し、ランダム割引額決定部(330)によって決められたランダム割引額を決済サーバー(40)から受信した決済承認情報と照らし合わせて、ランダム割引額情報を生成し、ランダム割引額情報を決済サーバー(40)に伝送して決済サーバー(40)によって承認された元の決済金額からランダム割引額に対する割引決済を要請するように構成できる。
【0055】
他の例として、精算処理部(340)は、ランダム割引額決定部(330)によって決められたランダム割引額を購入者端末(20)と販売者端末(10)に伝送し、ランダム割引額決定部(330)によって決められたランダム割引額を決済サーバー(40)から受信した決済承認情報と照らし合わせて、ランダム割引額情報を生成し、ランダム割引額の情報を決済サーバー(40)に伝送して、ランダム割引額に相当するポイントの積立を要請するように構成できる。
【0056】
【0057】
図5は、本発明の一実施例に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供方法を示す図面である。前述したシステム発明に対する説明が以下の方法発明に対する説明にも適用できるし、システムを説明する過程で参考した
図1乃至
図4を一緒に参照して方法発明を説明する。
【0058】
図1乃至
図5を参考すると、本発明の一実施例に係るモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供方法は、販売者が営むオフライン店舗を訪れて、物を買った購入者端末に設置されたモバイルアプリを用いてリアルタイムランダム割引サービスを提供する方法として、ランダム割引アプリの強制実行段階(S10)、ランダム割引選択画面表示段階(S20)、購入者選択入力段階(S30)、ランダム割引額決定段階(S40)および精算処理段階(S50)を含む。
【0059】
ランダム割引アプリ強制実行段階(S10)では、ランダム割引サービスサーバー(30)を構成するランダム割引アプリ制御部(320)が販売者の営むオフライン店舗に設置された販売者端末(10)を介して、物の購入に対する決済を承認した購入者の有する購入者端末(20)にアプリ活性化信号をプッシュして購入者端末(20)に設置されたランダム割引アプリ(230)を強制実行させる過程が行われる。
【0060】
例えば、ランダム割引アプリ(230)強制実行段階の例示的な構成を示す
図6を追加で参考すると、前記ランダム割引アプリ強制実行段階(S10)は、段階S110、段階S120、段階S130を含んで構成できる。
【0061】
段階S110において、ランダム割引アプリ制御部(320)が購入者と販売者との間の取引に対する決済承認情報を決済サーバー(40)から受信する過程が行われる。購入に対する決済承認情報は、元の決済金額と決済手段情報を含み、決済手段情報は通常のクレジットカード、デビットカード、現金(この際、現金の場合はメンバー加入登録を確認するため身分証明書、電話番号などの追加情報が必要である)の外に、購入者端末(230)に設置されたランダム割引アプリ(230)に登録されたカード、購入者端末(230)に設置され、ランダム割引アプリ(230)と連動するアプリカードなどを含む。
【0062】
段階S120においては、ランダム割引アプリ制御部(320)が購入者と販売者のメンバー加入の可否を、データベース(50)を参考に確認するプロセスが行われる。
【0063】
段階S130においては、購入者と販売者が両方ともメンバーであることが確認された場合、ランダム割引アプリ制御部(320)が購入者端末(20)にアプリ活性化信号をプッシュして、購入者端末(20)に設置されたランダム割引アプリ(230)を強制に実行させることによって、ランダム割引アプリ(230)によって購入者端末(20)の表示部(220)にランダム割引選択画面が表示されるようにコントロールする過程が行われる。その際、ランダム割引アプリ(230)の強制実行が多様な形で変更可能なことは前述の通りである。
【0064】
ランダム割引選択画面表示段階(S20)においては、購入者端末(20)で実行中のランダム割引アプリ(230)が購入者端末(20)の表示部(220)に当選確率と割引率が反比例する複数のランダム割引選択ボタンを含むランダム割引選択画面を表示する過程が行われる。
【0065】
【0066】
例えば、購入者端末(20)の表示部(220)に表示されるランダム割引選択画面の例示的な構成を示す
図4に例示されるように、ランダム割引選択画面表示段階(S20)において、購入者端末(20)の表示部(220)に表示されるランダム割引選択画面にはリセットボタンが含まれていて、購入者によって前記リセットボタンが選択される場合、ランダム割引サービスのサーバー(30)を構成するランダム割引アプリ制御部(320)がランダム割引選択画面を更新して相違の当選確率と割引率が適用された複数のランダム割引選択ボタンが購入者端末(20)の表示部(220)に表示されるようにコントロールできる。
【0067】
ランダム割引選択画面表示段階(S20)において、購入者端末(20)に表示されるランダム割引選択画面のこのような構成に従うと、割引過程に購入者が能動的に参加できるように支援するため、購入者に取引と関連した興味を誘発することができる。
【0068】
購入者選択入力段階(S30)においては、購入者端末(20)から実行中のランダム割引アプリ(230)が購入者からランダム割引選択画面に含まれた複数のランダム割引選択ボタンの内、一つに対する選択情報を入力してもうら過程が行われる。この過程で、ランダム割引選択ボタンを構成する当選確率と割引率が気に入らない場合、購入者はリセットボタンを選択して更新されたランダム割引選択画面を提供してもらえる。
【0069】
ランダム割引額決定段階(S40)においては、ランダム割引サービスサーバー(30)を構成するランダム割引額決定部(330)が購入者端末(20)から伝送してもらった選択情報に含まれた当選確率と割引率に従い、購入者に提供されるランダム割引額を決める過程が行われる。
【0070】
例えば、ランダム割引額決定段階(S40)において、ランダム割引額決定部(330)は、購入者端末(20)から当選確率と割引率が特定された選択情報を受信する場合、データベース(50)を参考に、選択情報の受信時点での全体販売者の売上総額、ランダム割引サービスの運営主体の手数料の総額、全体購入者に提供される割引額の総額を算出し、全体購入者に提供される割引額の総額とランダム割引サービスの運営主体の手数料の総額の差額の範囲内で、選択情報に含まれた当選確率と割引率に従い購入者に提供されるランダム割引額を決められる。
【0071】
一方、それとは違い、ランダム割引額の決定の際、購入者のランダム割引要請過程乃至ランダム割引額選択過程なしに、ランダム割引額が任意で決定され、ランダム割引額だけが表示部に表示されたり、割り引く前の価格と割り引かれた金額が表示されたり、さらに割引率乃至ランダム割引額が共に表示されるなどの方式で実現できる。しかし、このような場合にも、ランダム割引サービスサーバー(30)が購入者端末(20)または、販売者端末(10)からの決済関連信号に応答してランダム割引アプリ制御部(320)を介して、ランダム割引アプリ(230)を活性化し、続いて、ランダム割引額決定部(330)から決められたランダム割引額に従い、購入者端末(20)の表示部(220)に表示される情報を提供する過程は同様に行われ、決められたランダム割引額が気に入らない場合、購入者が新たなランダム割引額を求める過程が提供できる。その際、データベース(50)を参照して、決済関連信号の受信時点での全体販売者の売上総額、ランダム割引サービス運営主体の手数料の総額、全体購入者に提供された割引総額を算出し、全体購入者に提供された割引額の総額とランダム割引サービスの運営主体の手数料の総額の差額の範囲内で、購入者に提供されるランダム割引額を決める過程も同様である。また、ランダム割引額の決定が当時の手数料の総額と割り引かれた総額の合計からリアルタイムで計算されるほか、所定時間(即ち、1ヵ月の単位の周期または過去数カ月など)を対象にして予め決められた差額の範囲内で決められ、該当差額が時間的または周期的に変動することによってランダム割引額もそれに対応して決められるようにできる。
【0072】
精算処理段階(S50)においては、ランダム割引サービスサーバー(30)を構成する精算処理部(340)がランダム割引額決定段階で決められたランダム割引額に従い精算処理を行う過程が実行される。
【0073】
本発明に係る一実施例として、精算処理段階(S50)の一つの例示的な構成を示した
図7を追加に参考すると、精算処理段階(S50)は、段階S510、S520、S530を含んで構成できる。
【0074】
段階S510においては、精算処理部(340)がランダム割引額の決定段階(S40)でランダム割引額決定部(330)によって決められたランダム割引額を購入者端末(20)と販売者端末(10)に伝送する過程が行われる。
【0075】
段階S520において、精算処理部(340)がランダム割引額を決済サーバー(40)から受信した決済承認情報と照らし合わせて、ランダム割引額情報を生成する過程が行われる。
【0076】
段階S530においては、精算処理部(340)がランダム割引額情報を決済サーバー(40)に伝送して決済サーバー(40)によって承認された決済金額からランダム割引額に対する割引決済を要請する過程が行われる。
【0077】
本発明に係る一実施例として、精算処理段階(S50)の他の例示的な構成を示した
図8を追加で参考すると、精算処理段階(S50)は、段階S510、段階S520、段階S540を含んで構成できる。
【0078】
段階S510においては、精算処理部(340)がランダム割引額決定段階(S40)で、ランダム割引額決定部(330)によって決められたランダム割引額を購入者端末(20)と販売者端末(10)に伝送する過程が行われる。
【0079】
段階S520においては、精算処理部(340)がランダム割引額を決済サーバー(40)から受信した決済承認情報と照らし合わせて、ランダム割引額の情報を生成する過程が行われる。
【0080】
段階S540においては、精算処理部(340)がランダム割引額情報を決済サーバー(40)に伝送してランダム割引額に相当するポイントの積立を要請する過程が行われる。
【0081】
【0082】
【0083】
以上で詳細に説明した通り、本発明によると、販売者が営むオフライン店舗を訪れ、物を買う購入者が購入者端末に設置されたモバイルアプリを用いて、リアルタイムランダム割引サービスを提供してもらう過程において、購入者が割引過程に能動的に参加できるように支援して、購入者に取引と関連した興味を誘発し、積極的な参加を誘導できるようにするモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービス提供システムおよび方法が提供される効果がある。
【0084】
また、オフライン店舗を訪れた多数の購入者がレジに列を並んで行う決済環境において、追加的な時間の所要なしに、オフライン店舗を訪れた購入者に自動かつ迅速なリアルタイムサービスを提供できるようにするモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービスの提供システムおよび方法が提供される効果がある。
【0085】
尚、販売者が営むオフライン店舗を訪れ、物を買う購入者が一つ以上の商品を選んで購入した場合、購入者の決済金額を基準に1%~100%までランダムに決められた割引サービスを1年365日持続的に提供し、場合によっては割引額が決められる過程に購入者が介入できるようにし、購入者の望みを充たすようにできるモバイルアプリを用いたリアルタイムランダム割引サービス提供システムおよび方法が提供される効果がある。
【国際調査報告】