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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-19
(54)【発明の名称】衣類
(51)【国際特許分類】
   A41D 13/12 20060101AFI20220112BHJP
   A41D 13/05 20060101ALI20220112BHJP
   A41D 1/00 20180101ALI20220112BHJP
   A41D 1/04 20060101ALI20220112BHJP
【FI】
A41D13/12 145
A41D13/05 131
A41D1/00 C
A41D1/04 D
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021545256
(86)(22)【出願日】2019-10-10
(85)【翻訳文提出日】2021-06-02
(86)【国際出願番号】 US2019055740
(87)【国際公開番号】W WO2020077158
(87)【国際公開日】2020-04-16
(31)【優先権主張番号】PCT/US2019/046430
(32)【優先日】2019-08-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/744,002
(32)【優先日】2018-10-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521151153
【氏名又は名称】アラインメド・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001173
【氏名又は名称】特許業務法人川口國際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シュルツ,ウィリアム・ジェイ
【テーマコード(参考)】
3B011
3B030
3B031
【Fターム(参考)】
3B011AA01
3B011AB08
3B011AC17
3B030AA03
3B030AB03
3B031AA17
3B031AB08
3B031AC03
3B031AC16
(57)【要約】
本明細書に含まれる例示的な実施形態は、ニューロバンド、姿勢マウント、拡張パネル、およびそれらの組み合わせを含む生体力学的構成要素を有する衣類を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
前部分および後部分を含む衣類であって、
複数のニューロバンドと、
複数の姿勢マウントと、
を含む衣類。
【請求項2】
衣類が使用位置にあるとき、第1の姿勢マウントが着用者の脊椎に沿っている、請求項1に記載の衣類。
【請求項3】
第1の姿勢マウントは、衣類の他の部分よりも弾性が低い材料を含むアンカーパネルを含む、請求項2に記載の衣類。
【請求項4】
第1の姿勢マウントは、アンカーパネルと衣類の首開口部との間に延在する縫い目を含む、請求項3に記載の衣類。
【請求項5】
アンカーパネルは、衣類の下側終端部から、衣類の後部分の衣類の中心に沿って衣類の上部に向かって上方に延在する、請求項4に記載の衣類。
【請求項6】
アンカーパネルは、アンカーパネルの上部付近で衣類の首開口部に向かってテーパが付けられている、請求項5に記載の衣類。
【請求項7】
第1の対のニューロバンドが、衣類の上部の上を前部分から後部分まで延在する、請求項1に記載の衣類。
【請求項8】
第1の対のニューロバンドは、衣類の後部分で互いに直接接続し、衣類の首開口部の両側に延在する、請求項7に記載の衣類。
【請求項9】
第2の対のニューロバンドの一方は、衣類の前部から衣類の第1の腕開口部の下の衣類の第1の側面の周りに延在し、第2の対のニューロバンドの第2のものは、衣類の前部から衣類の第2の腕開口部の下の衣類の第2の側面の周りに延在する、請求項1に記載の衣類。
【請求項10】
第2の対のニューロバンドの各々は、衣類上に袖を形成するために腕開口部の各々の周りを包む、請求項9に記載の衣類。
【請求項11】
第2の対のニューロバンドの各々は、それ自体に接触して、衣類の後部分の腕開口部を囲む、請求項10に記載の衣類。
【請求項12】
第2の対のニューロバンドの各々がそれ自体に接触する縫い目は、縫い目が袖の長さに沿って延在するにつれて、衣類の上部に向かって上方に、および衣類の前部分に延在する、請求項11に記載の衣類。
【請求項13】
第2の対のニューロバンドは、第2の対のニューロバンドが衣類の底部分に向かって下方に延在するにつれて、衣類の前部分の衣類の中心に向かってテーパが付けられている、請求項9に記載の衣類。
【請求項14】
テーパは、使用位置において着用者の胸郭の下部分にわたって配置されるように構成されたニューロバンドの第2の対の各々の延長部を形成する、請求項13に記載の衣類。
【請求項15】
第1の対のニューロバンドのそれぞれの終端部から衣類の後部分に延在する一対の姿勢マウントをさらに含む、請求項8に記載の衣類。
【請求項16】
一対の姿勢マウントは、衣類の後部分に沿って第1の対のニューロバンドから、衣類の腕開口部の下の衣類の対向する両側の周りを衣類の前部分に向かって下方に延在する、請求項15に記載の衣類。
【請求項17】
複数のニューロバンドは、第1の対のニューロバンドおよび第2の対のニューロバンドを含み、第1の対のニューロバンドは、第2の部分のニューロバンドとオーバーラップする、請求項1に記載の衣類。
【請求項18】
複数のニューロバンドは、第1の対のニューロバンドおよび第2の対のニューロバンドを含み、第1の対のニューロバンドは、第1の対のニューロバンドのうちの第1のものの少なくとも一部と、第1の対のニューロバンドのうちの第2のものの少なくとも一部との間に分離部を有する弓形形状を画定する、請求項1に記載の衣類。
【請求項19】
第2の対のニューロバンドは、第1の対のニューロバンド間の分離部に配置されている、請求項18に記載の衣類。
【請求項20】
第1の対のニューロバンドは、分離部がニューロバンドの下縁部に沿っている、卵形またはアーチ形状を形成し、第2の対のニューロバンドは第1の対のニューロバンドとオーバーラップする、請求項19に記載の衣類。
【請求項21】
第1の対のニューロバンドは、第1の対のニューロバンドがオーバーラップの一部に沿って第2の対のニューロバンドに対して移動できるように、第2の対のニューロバンドの終端縁部に終端縁部に沿って結合されている、請求項20に記載の衣類。
【請求項22】
衣類のフロントパネルは可変弾性のセクションを含む、請求項21に記載の衣類。
【請求項23】
衣類の前部分にジッパーを含む、請求項1に記載の衣類。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
一般に、衣類は、環境要素からの保護、節度、装飾およびファッションを含む様々な目的のために人によって着用される。いくつかの衣類は、治療結果を支持するために、または治療結果のために神経筋活動に影響を及ぼすために、または身体的位置を改善するために着用される。一例は、筋肉バランス、身体の整列、循環および/または姿勢の健康を助けるために着用される、ぴったりした衣類である。ぴったり合った衣類は、慢性疼痛、傷害、疾患および障害の補助治療として使用され得る。
【背景技術】
【0002】
テーピング技術は、身体の自然治癒プロセスを補助し且つ促進するために、筋肉および関節に外部支持および安定性を提供するために多くの世代で使用されてきた。使用者が着用する衣類には、テーピングと同様の技術が適用されている。これらの衣類は、中に一体化されたバンドまたは制限機構を有する、および/または中に別個のバンドが適用されたぴったりした衣類を提供する。衣類は、バンドを取り付けまたは固定するためのベースを提供し、それによって皮膚への接触または接着が不要になる。しかしながら、考え方は同じであり、バンドは、身体上の異なる点にバンドを取り付けることによって身体に支持および/または圧力を加えるように構成される。
【0003】
衣類を身体部分にテーピングする、または圧力を加える、または引っ張るための媒介として使用する場合、明らかな欠点は、身体に対する衣類の動きである。例えば、1つまたは複数のバンドを取り付けるためにフィットされたシャツが使用される場合には、シャツ固定位置は、バンドによって課される圧力下で引っ張られるかまたは再配置され得る。取り付け点で位置が影響を受けるだけでなく、衣類の他の部分も悪影響を受け、一般に調整から引き出される。脇の下にある衣類において最も不快な歪みの1つであり、衣類の布地が、脇の下の敏感な皮膚の周りを引っ張ってたるむことがある。
【0004】
これに加えて、またはこれに代えて、ほとんどの衣類またはテーピングの解決策は、身体を引っ張る直線的な用途を提供する。しかしながら、基礎となる身体機構は、それほど限定的ではない。大部分の付属物および筋肉群は、円軌道または球面軌道における身体運動を可能にする。したがって、線状衣類構成は、身体部分または筋肉群に不快な引張りを課す可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本明細書に記載の例示的な実施形態は、環境要素からの保護、節度、装飾、ファッション、支持、治療結果のための神経筋活動への影響、または身体的配向の改善を含む、様々な目的のために人によって着用される衣類を含む。一例は、筋肉バランス、身体の調整、循環および/または姿勢の健康を助けるために着用されるぴったりした衣類である。形状に合った衣類は、慢性疼痛、傷害、疾患および障害の補助治療として使用され得る。
【課題を解決するための手段】
【0006】
例示的な実施形態は、一般に、姿勢形態、健康およびフィットネス、快適性、可動域、可動域との干渉の低減、およびそれらの組み合わせにおける機能的改善のために人によって着用される衣類または装具に関する。
【0007】
本明細書に記載の例示的な実施形態は、衣類のための異なる設計形状を含む。衣類は、上下肢用または上下肢を横断する、快適でぴったりした姿勢の衣類を組み合わせてもよい。姿勢衣類は、様々な弾性特性、形状、引張抵抗および触感のパネルを受け入れるように解剖学的に配置された取り付け点を内蔵することができる。パネルは、衣類に取り付けられてもよく、または衣類に組み込まれてもよい。
【0008】
例示的な実施形態は、健康およびフィットネスを改善するために人間の生理学の生得プロセスと体系的に相互作用し、影響を及ぼすために使用される解剖学的衣類部分の非線形および/または非直交構造を画定する衣類などのウェアラブルデバイスを含むことができる。
【0009】
例示的な実施形態は、集合的にニューロバンドと呼ばれる、特定の弾性抵抗を有する動的材料を含んでもよい。ニューロバンドは、脊髄および脳との間で送信される身体運動の力と方向および感覚情報に影響を及ぼすために、インタラクティブマトリクスに配置されてもよい。したがって、機能の正常化は、筋肉および関節が時間および損傷と共に行う機能不全の適応を逆転または減速させることによって達成され得る。
【0010】
本明細書に記載の例示的な方法は、自然な動きおよび中立的な解剖学的構造を能動的に強制することによって筋萎縮を予防または軽減するために、動的引張抵抗および触覚を適用するためにニューロバンドを使用することができる。
【0011】
本明細書に記載の衣類の例示的な実施形態は、衣類の前部から衣類の後部への力の縫い目のない伝達を提供する。例えば、上体に使用するための衣類は、着用者の使用中の構成にあるとき、着用者の肩部分の上で衣類の前側から衣類の後側への縫い目のない移行部を有することができる。
【0012】
本明細書に記載の例示的な実施形態は、非線形衣類構造を組み込む。例えば、本明細書に記載の実施形態は、直線部分または縁部内のパターンおよび/またはパネルによって作製することができる。本明細書に記載の実施形態は、直線部分または縁部のないパターンおよび/またはパネルを含むことができる。本明細書に記載の実施形態は、別の部分またはパネルに取り付けるように構成された縁部が湾曲した非線形縁部のみからなるパターンおよび/またはパネルを含むことができる。例示的な実施形態では、垂直縫い目、垂直パネル、または垂直パターン片を回避または最小化するためにパネルが取り付けられてもよい。
【0013】
本明細書に記載の例示的な実施形態は、単一および/または多方向の配向を含む体系的な弾性特性を有する材料を含むことができる。例示的な実施形態では、材料は、繊維の垂直配向を回避または低減するために、斜めの配向で編まれるかまたは織られる。例示的な実施形態は、緯糸の有無にかかわらず、経糸織りを含む。
【0014】
例示的な実施形態は、ストレッチのバイアスの方向が、着用者の着用位置にあるときに材料が重なるように意図される下にある筋肉群の一部に対して配向され、かつ/または整列されるように、材料パネルを配向する。例示的な実施形態は、着用者の神経筋運動の自然な基礎となる生理学的特性を模倣するように構成、配向、および材料を含む。例示的な実施形態は、着用位置にあるときにユーザの身体に対する衣類の自然な固定を提供するために、衣類の部分が下にある解剖学的領域に対応するように解剖学的固定点を作製するためのパネル、配向、構成、および材料を含む。
【0015】
例示的な実施形態では、衣類は、ユーザの腹部領域の拡張または変動を可能にするために、より大きなストレッチを有するフロントパネルを含むことができる。例示的な実施形態では、着用者の腹部を覆うように構成された衣類の前部分のストレッチのバイアスは、水平方向または身体方向にわたっている。例示的な実施形態では、ストレッチのバイアスは、衣類が、他の方向よりも水平方向のストレッチのバイアスの方向に約または少なくとも25%大きくストレッチするように構成されるように構成されてもよい。本明細書に記載の他のストレッチのバイアスは、ストレッチ係数の同様または同じ25%のバイアスを含むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1A】本明細書に記載の実施形態による例示的な衣類を示す図である。
図1B】使用位置にある例示的な着用者の下にある筋肉群が重ねられた図1Aの衣類を示す図である。
図2】本明細書に記載の実施形態による例示的なニューロバンド構成を示す図である。
図3A】本明細書に記載の実施形態による例示的な衣類を示す図である。
図3B】本明細書に記載の実施形態による例示的な衣類を示す図である。
図4A】本明細書に記載の実施形態による例示的な衣類を示す図である。
図4B】本明細書に記載の実施形態による例示的な衣類を示す図である。
図5A】本明細書に記載の実施形態による例示的な衣類を示す図である。
図5B】本明細書に記載の実施形態による例示的な衣類を示す図である。
図6A】本明細書に記載の実施形態による例示的な衣類を示す図である。
図6B】本明細書に記載の実施形態による例示的な衣類を示す図である。
図6C】本明細書に記載の実施形態による例示的な衣類を示す図である。
図7】本明細書に記載の任意の衣類に組み込まれ得る例示的な特徴を示す図である。
図8】本明細書に記載の実施形態による例示的なモジュール式ニューロバンドを示す図である。
図9A】ハーフトップとして使用するための例示的なニューロバンド構成を示す図である。
図9B】ハーフトップとして使用するための例示的なニューロバンド構成を示す図である。
図9C】ハーフトップとして使用するための例示的なニューロバンド構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
好ましい実施形態の以下の説明では、本明細書の一部を形成し、本発明を実施することができる特定の実施形態を例示として示す添付の図面を参照する。本発明の実施形態の範囲から逸脱することなく、他の実施形態が使用されることができ、構造的変更が行われることができることを理解されたい。
【0018】
本明細書に記載の例示的な実施形態は、ニューロバンドを使用する。例示的な実施形態は、可変ストレッチ特性のバンドを使用して、バンドが配置される関連する筋肉の生来の生理機能を反映する手順および技術を含むことができる。本明細書で説明される例示的な実施形態はバンドに関するものであるが、本発明は「バンド」の特定の幾何学的構成に限定されない。代わりに、所望の相対的なストレッチ特性および/または身体に対する位置を有する材料部分の任意の構成は、「バンド」の定義内に包含される。したがって、バンドは、本明細書に記載されるように、直線状または細長いピース、円形ピース、および幾何学的部分または非幾何学的部分の任意の組み合わせを含むことができ、または当業者によって理解されるであろう。
【0019】
例示的な実施形態では、記載された手順および技術は、対応する神経筋解剖学的特徴に沿ってまたはその上で開始および終了するように固定されるように、ニューロバンドを位置決めおよび配向することを含むことができる。したがって、構成および位置は、神経筋動態学または神経筋マッピングを反映するかまたはそれに対応することができる。ニューロバンドの例示的な実施形態は、関節を支持、負荷、および負荷解除するための筋肉およびその機能を物理的に促進するために使用され得る。例示的な実施形態が使用されて、良好な姿勢および最適な身体機構に沿った特定の位置に関節を位置決めすることができる。例示的な実施形態は、姿勢を強化し、痛みを軽減し、回復を助けるために使用され得る。
【0020】
本明細書に記載の例示的な実施形態は、ウェアラブルデバイスを含む。ウェアラブルデバイスは、解剖学的固定位置に対応して共に構成されて取り付けられ、材料セクションが共に重なるまたは連結する筋肉の収縮特性に沿った材料繊維配向を有する、非限定的な、解剖学的に適合するエラストマー(ストレッチ可能)材料、およびそれらの組み合わせを使用することができる。着用時に、本明細書に記載の特徴を有する衣類の例示的な実施形態が使用されて、着用者の形状および動きと相互作用して、限定はしないが、触覚バイオフィードバック、筋肉支持、着用者の筋肉バランス、循環、身体的アピール、および全体的な姿勢適合性を訓練、再訓練、維持、または改善するために使用される引張抵抗を含む治療様式を生成および/または送達することができる。例示的な実施形態は、断続的に着用したときの筋肉および姿勢訓練に使用されてもよい。
【0021】
例示的な実施形態は、とりわけ、パフォーマンスウェア、コンプレッションウェア、シェープウェア、マタニティウェアなどの、フォームフィットを有する衣類と共に使用されてもよい。このような外骨格衣料品は、制限的、装着不良、位置決め不良、または不快であり得る非定型の張力および圧力を生じ得る。例示的な実施形態は、人間の解剖学的構造および生理学の固有の特性に対処する構築技術および材料を使用して解剖学的適合性を改善するために使用されることができる。例示的な実施形態は、材料および構成要素パネルを使用、構成、および位置決めして、それらが重なる、接触する、または横断する筋肉群の収縮特性を相乗的に支援または対応することができる。例示的な実施形態は、隣接する筋組織の動態配列に対処するための解剖学的固定位置に対応する境界および/または縫い目を有する解剖学的形態を画定または対応するように材料セクションを構成することができる。
【0022】
例示的な実施形態は、人の動態に沿って方向的に配置されたストレッチ特性および引張特性を組み込むことができる。これは、1つまたは複数のぴったりした姿勢の衣類の様々なアンカーポイントを使用して行われることができる。ニューロバンドは、1つまたは複数の衣類を使用して上肢および/または下肢を連結することができる。
【0023】
例示的な実施形態は、着用者にニューロバイオフィードバックを提供するための作用機構として、材料内の布地繊維の配向およびストレッチのバイアスを使用することを含む。例示的な実施形態における繊維配向の使用は、筋力の運動方向に配置されたときに引張抵抗の正確なベースの適用を提供することができる。
【0024】
例示的な実施形態は、最適な調整を保持且つ維持するために身体自身のリソースに能動的に影響を与える衣類および方法であって、バイオフィードバックを使用して固有受容感覚、運動感覚、触覚、ならびに中枢、末梢、および体性感覚神経の他の構成要素の感覚を増強して良好な姿勢を維持および持続する衣類および方法、バイオフィードバックを使用して最適な身体機構をサポートすると同時に筋肉記憶および筋肉再訓練を強化する衣類および方法、ならびにそれらの組み合わせを含む。
【0025】
例示的な実施形態は、ニューロバンドを含むことができる。例示的なニューロバンドは、ニューロバンドがオーバーレイする筋組織の収縮特性を模倣するように設計されたストレッチ特性を有する合成および/または天然材料を含むことができる。例示的なニューロバンド構造および線維配向は、特定の筋肉および関節が特定の機能を果たすのを助けるように調整されることができる。例示的なニューロバンドは、それらの力が広い領域にわたって広がることを可能にするように構築され得る。例示的なニューロバンドは、人間の可動性の実行において筋肉および関節の動きを促進するためにバイオフィードバックを動的に提供するように構成された引張特性および触覚特性を含むことができる。例示的なニューロバンドは動的に配置されてもよく、特定の機能を実行する際に筋肉および関節を支援するように調整されてもよい。
【0026】
例示的なニューロバンドが使用されて、バンディングおよび取り付け部位の調整によって最適な適合を達成することができる。例示的なニューロバンドは、線維間の正確な配置および/または筋組織のそれぞれの引張に基づいて分類され得る。例示的なニューロバンドは、それが対処する筋組織およびその力を及ぼす能力および対応する筋の運動範囲を短縮する能力に応じて、実質的にすべての線維が長い平行に配置された直径または断面直径がより均一であり得る。
【0027】
例示的な実施形態は、本明細書に記載の実施形態による例示的なニューロバンドのための取り付け点を作製するための姿勢マウントを含むことができる。姿勢マウントは、本明細書に記載の実施形態によるニューロバンドの張力(すなわち、引張り)機能を支持するためのアンカーポイントを提供するように構成され得る。姿勢マウントは、衣類が着用者に配置されたときに腱および/または靭帯の位置に対応するか、または重ね合わせることができる。したがって、姿勢マウントは、身体の対応する筋肉領域に重なる関連するニューロバンドの開始位置および停止位置として機能する特定の解剖学的位置を提供することができる。姿勢マウント取り付け部は、1つまたは複数のニューロバンドが取り付けられたときに筋肉および関節が特定の機能を実行するのを支援するように構成され得る。姿勢マウントは、取り付けられたニューロバンドを補助および支持するための剛性または半剛性の取り付け位置を画定することができる。
【0028】
例示的な実施形態は、身体の1つまたは複数の領域における圧迫を回避するように構成された衣類を含むことができる。例えば、例示的な衣類は、身体の下にある解剖学的特徴に対する制限の少ない動きを可能にするか、または圧力を低減するように構成された拡張パネルを含むことができる。例示的な拡張パネルは、腹部、首、胸郭、脇の下、他の軟組織領域、またはそれらの組み合わせの上または周囲に含まれてもよい。例示的な拡張パネルは、本体の選択領域にわたってパネルのより大きな拡張を提供するために、双方向または多方向のストレッチ配向を含むことができる。
【0029】
衣類の例示的な実施形態は、衣類全体にわたって特定の弾性および引張支持を調整するための例示的な縫い目構造を含む。例示的な縫い目構造および配置は、縫い目が結合され得る関連するニューロバンドの引張強度の人間の動態および方向性伝達に対応し得る。
【0030】
例示的な実施形態は、本明細書に記載の実施形態による衣類を含むことができる。例示的な衣類は、本明細書に記載の実施形態によるニューロバンドおよび/または姿勢マウントを画定するための異なる部分または構成部品を含むことができる。例示的な実施形態は、弾性の一方向、双方向、可変方向のバイアスを有する材料部分を含むことができる。例示的な実施形態は、本明細書に記載の実施形態による下にある身体の解剖学的構造を支持するために、特定の構成および配向において弾性のバイアスを配向することができる。例示的な実施形態は、姿勢マウント位置が身体の下にある解剖学的構造に対して位置に対してニューロバンドを位置決めして固定することができるように、材料の弾性がニューロバンドと比較して低減される姿勢マウント位置を含むことができる。例示的な実施形態は、前部分、後部分、および腕部分を有するフォームフィッティング衣類を含むことができる。例示的な衣類は、前部分および/または後部分に組み込まれるか、またはそれとは別個であってもよい側面部分を含んでもよい。
【0031】
本明細書で使用される場合、弾性は、一般に、材料が所与の力の下でストレッチすることができる量を指す。したがって、弾性が大きいほど、力が加えられたときのストレッチ量が大きいことを示す。剛性または半剛性材料は、低い弾性を有し、伸張しないか、または力の印加下で非常に限られたストレッチしか含まないと考えられる。本明細書で使用される場合、ストレッチのバイアスは、一般に、材料がストレッチのバイアスの方向において他の方向よりも大きな弾性を有することを示す。材料は、1つまたは複数のストレッチバイアスを有することができる。材料のストレッチのバイアスの各方向は、同じ弾性または異なる弾性を有することができる。したがって、材料は、第1の方向のストレッチの主なバイアスおよび第2の方向のストレッチの第2のバイアスを有することができ、第1のストレッチのバイアスは、第2のストレッチのバイアスに関連する弾性よりも大きい弾性を有する。
【0032】
図1Aは、複数のニューロバンド1120および姿勢マウント1110で構成された、本明細書に記載の例示的な実施形態による衣類の後側を示す。図1Bは、図1Aの衣類を例示的な筋肉群に重ね合わせた例示的な図を示し、ニューロバンドが重なる対応する筋肉組織を示す。姿勢マウント1110は、別個のパネルを備えてもよく、または、姿勢マウントがより高い弾性を有し得る隣接するニューロバンドよりも剛性の高い材料支持を提供するように、隣接するニューロバンドのオーバーラップから作製されてもよい。例示的な衣類は、着用者の肩を覆って、着用者の側面およびその周りに向けられた、本明細書に記載の実施形態によるニューロバンド1120を含むことができる。例示的なニューロバンド1120は、着用者の身体の上の着用位置に配置されたときに、着用者の僧帽筋および広背筋の筋肉群に近似し、これらに対応する。例示的な姿勢マウントは、着用者の身体の上の着用位置に配置されたときに着用者の脊椎を覆う領域に対応する。
【0033】
図2は、本明細書に記載の例示的な実施形態によるニューロバンド構成を示す図である。ニューロバンドは、使用位置に配置されたときに、着用者の僧帽筋および広背筋の上に配置されるように構成されてもよい。一対のニューロバンドは、着用者の脊椎のそれぞれの側に配置されるように鏡像配置で構成されてもよい。例示的な実施形態では、ニューロバンドは、僧帽筋の上側部分に対応し、着用者の肩上部に沿って延在する、ほぼ湾曲した上向きの縫い目を画定することができる。ニューロバンドは、着用者の脊椎を身体の反対側に横切り、次いで着用者の廃棄物に向かって下方に進行することができる。ニューロバンドの下方の脊椎縁部では、ニューロバンドは、肩甲骨に隣接するか、肩甲骨の間の後部分の中央付近、または肩甲骨の下部分で脊椎を横切ることができる。図2に示されているニューロバンドの間に、姿勢マウント、または別のニューロバンドでギャップが作られおよび/または埋められ得る。例示的なニューロバンドは、着用者の腹部に巻き付き、着用者の腕の下まで巻き付くことができる。ニューロバンドの例示的な実施形態は、ユーザの肩甲骨または小円筋および/または大円筋に対応するくぼみを含むことができる。例示的な実施形態では、図2のニューロバンドのストレッチのバイアスは、背中の中心からほぼ半径方向外向きであり、装着位置にあるときはほぼ水平であり、背中部分の長手方向軸線もしくは対称軸線に垂直であり、背中部分の長手方向軸線もしくは対称軸線に対して斜めであり、またはそれらの組み合わせである。例示的な実施形態では、図2による2つのニューロバンドは、衣類の後部分の対称軸線の周りの鏡像位置に配置される。2つのニューロバンドは、着用位置において着用者の脊椎に重なる上部中央部分でオーバーラップしてもよい。
【0034】
図3A図3Bおよび図4A図4Bは、本明細書に記載の実施形態による例示的な衣類を示す。図3A図3Bは、ニューロバンドが僧帽筋、菱形筋、広背筋、および大臀筋などの例示的な筋肉群に重なる、ニューロバンドと姿勢マウントパネルの例示的な組み合わせを表す。パネル、バンド、およびそれらの組み合わせの間の例示的な縫い目は、筋肉取り付け位置の近似、および/または骨および筋膜位置などの自然体アンカー位置の近似を含む。図3A図3Bは、例示的な繊維方向が線矢印によって示され、弾性のバイアスおよび/または引張の方向が実線矢印によって示され、同様の弾性のバイアスを有する領域が文字によって示され、例示的な下にある筋肉および/または身体の解剖学的構造が点線によって示され、ラベル付けされている、例示的なニューロバンドおよび姿勢マウントパネルを実線で示す。見て分かるように、本明細書に記載の実施形態による例示的な衣類は、使用位置に配置されたときに着用者の僧帽筋および広背筋の上に配置されるように構成され得る複数のニューロバンドを含むことができる。ニューロバンドの組み合わせは、着用者の脊椎のそれぞれの側面に配置されるように鏡像配置で構成されてもよい。例示的な実施形態では、ニューロバンドの組み合わせは、身体のそれぞれの筋肉組織群に重なるように配置されるように構成され得る。
【0035】
例示的な実施形態では、衣類300は、複数のニューロバンドおよび姿勢マウント部分で構成された後部分304を含むことができる。図示するように、衣類は、着用者の各側に少なくとも3つのニューロバンドを含むことができる。衣類は、後部分に少なくとも3つの姿勢マウント部分を含んでもよい。姿勢マウント部分は、衣類に一体化された別個のパネルであってもよく、および/または隣接するニューロバンドなどのオーバーラップする部分によって、および/またはニューロバンド間の縫い目、姿勢マウント部分、またはそれらの組み合わせによって形成されてもよい。ニューロバンドは、姿勢マウント部分よりも弾性的であってもよい。ニューロバンドは、弾性の方向バイアスを含むことができる。図3A図3Bは、弾性の例示的なバイアスおよび異なるパネル部分が示されている例示的な衣類を示す。弾性のバイアスは、双方向矢印によって示される。それぞれのパネルの終端部は線で示されており、縫い目を示すことができる。例示的な実施形態では、縫い目は、互いに接合され、縫合され、接着され、または他の方法で取り付けられるオーバーラップするパネルを含むことができる。
【0036】
図示するように、例示的なニューロバンドは、弾性の双方向バイアスを含むことができる。弾性の双方向バイアスは、一般に、着用者の脊椎から外向きに、および/または衣類の上部の上方にあってもよい。弾性の双方向バイアスは、衣類および/または着用者の脊椎または垂直対称軸線に対して斜めであってもよい。例示的な実施形態では、弾性のバイアスは、衣類の垂直方向(脊椎に沿って)に対して斜めまたは角度が付けられている。弾性の双方向バイアスは、垂直であってもよいし、互いに斜めであってもよい。
【0037】
図3Bおよび図4Bに示すように、例示的な衣類は、使用位置において着用者の背中を覆うように着用されるように構成された後部分304を含むことができる。後部分は、複数のニューロバンドと、複数の姿勢マウント部分と、を含んでもよい。例示的な実施形態では、姿勢マウント部分は、弾性が低減されたパネルを介して作製されてもよく、および/または、パネル間、例えば、ニューロバンド間またはニューロバンドと姿勢マウント部分との間の取り付け、および/または縫い目の使用によって作製されてもよい。
【0038】
例示的な実施形態では、アンカーポイントは、着用者の脊椎に沿って作製される。アンカーポイントは、姿勢マウントパネルおよび/または着用者の脊椎に沿った縫い目の位置決めによって達成される。図3Bおよび図4Bに示すように、例示的な衣類は、着用者の背中のほぼ中央で始まる姿勢マウントパネル424を含むことができる。使用中または装着位置では、姿勢マウントパネル424の上部は、胸腰部筋膜の上部の下菱形筋群にまたはそれに近接して配置される。姿勢マウントパネル424は、腕開口部の間の位置の近位または下の衣類の中央に位置する脊椎の点から外向きにテーパが付けられている。次いで、姿勢マウントパネル424は、着用者の脊椎に沿って下方に、または衣類の裾に向かって横断するにつれて、より大きな厚さまで外向きにテーパが付けられている。姿勢マウントパネル424は、胸腰部筋膜に近似し、使用位置において着用者の広背筋の下縁部に隣接してまたはそれに沿って延在するように成形される。次いで、姿勢マウントパネル424は、狭くなってもよく、ほぼ一定のままであってもよく、または衣類の下縁部に向かって外側にテーパが付けられ続けてもよい。図示するように、姿勢マウントパネル424は、装着者の背中下部で、大臀筋の縁部の胸腰部筋膜の形状に追従または近似して狭くなる。
【0039】
例示的な実施形態では、アンカーポイントは、着用者の脊椎の残りの部分に沿って作製される。姿勢マウントパネル424の上方で衣類の上部に向かって延在するアンカー点は、ニューロバンド、姿勢マウントパネル、およびそれらの組み合わせの縫い目によって画定または形成され得る。図示するように、姿勢マウントパネルは、姿勢マウントパネル424の上部から衣類の中央領域に沿って、使用位置にあるユーザの頭および首のための開口部に向かって延在する縫い目428によって形成される。
【0040】
例示的な実施形態では、ニューロバンド406は、衣類の上部に配置され、使用位置にある着用者の上部に延在し、僧帽筋群の位置に近似するように構成される。ニューロバンド406は、固有受容感覚、運動感覚、および触覚を高めるためにバイオフィードバックを使用して最適な調整を保持および維持するために、身体自身のリソースに能動的に影響を及ぼす姿勢マウント428および424などの姿勢マウントと組み合わせて構成される。例示的な実施形態では、ニューロバンド406は、衣類302の前部分から衣類304の前部または後部に向かって上方に向けられた僧帽筋群に引張機能を課すように構成される。ニューロバンド406は、下にある身体の解剖学的構造の筋膜に対応する姿勢マウント位置に終端部を有することができる。例えば、ニューロバンド406のおおよその姿勢マウントは、鎖骨のところ、その上、またはその近くで衣類の前側に対応してもよく、衣類が着用位置にあるときに、肩甲骨の近くの僧帽筋と三角筋との間の筋膜のところ、その上、またはその近くで衣類の後側に対応してもよい。ニューロバンド406の姿勢マウントは、衣類の上部から衣類の底部に向かって腕開口部の約4分の1~半分に配置される。衣類の前側のニューロバンド406の姿勢マウントは、衣類の後部のニューロバンド406の姿勢マウントよりも衣類の底部裾に向かって下側に位置してもよい。ニューロバンド406の姿勢マウントの相対位置の例示的な図が図3Aに見られることができる。
【0041】
例示的な実施形態では、ニューロバンド404は、使用位置にある着用者の腕穴の下の腕開口部の部分から衣類の後部に向かって延在する。ニューロバンド404は、衣類に引張力を加えてニューロバンド406の引張力に対抗し、着用者の脇の下への衣類の引張りを低減するように構成される。図示するように、例示的な衣類は、ニューロバンド404によって生成された上向きの力を、着用者の身体の周りの脇の下および脇の周りに向け直すように構成される。ニューロバンド404は、衣類の前側の姿勢マウント418と相互作用する。衣類302の前側のニューロバンド404の下縁部の姿勢マウントの下縁部は、使用中の構成において着用者の下側肋骨に近似する。姿勢マウントは、衣類の中央および衣類の上部に向かって延びる衣類の側面から、着用者の下胸郭の付近で上方に角度付けされてもよい。衣類302の前側のニューロバンド404の縫い目または縁部の姿勢マウント418は、使用中の構成または衣類の中心において着用者の胸骨に向かって内側に延在する。その後に、ニューロバンド404の姿勢マウントまたは縁部は、腕開口部および/または衣類の上側部分に向かって概ね上方に延在してもよい。ニューロバンド404の縁部は、腕開口部および/またはニューロバンド406を遮断することができる。ニューロバンド404は、上方に延在するにつれて衣類の中心から離れて外側に延在してニューロバンド404の縁部を位置決めし、腕開口部に向かって胸部の外側領域に姿勢マウントすることができる。中央胸部から離れたニューロバンドの位置、および着用者の胸部の乳首または軟組織の外側位置への姿勢マウントの移動は、快適性を改善し、敏感な軟組織の圧迫を低減することができる。したがって、ニューロバンドは、着用者の胸の軟組織の下で、使用位置にある衣類の低い胸郭の上で衣類の前側のニューロバンドの下側部分で衣類の中心に向かって突出部を形成することができる。
【0042】
図4Aに示すように、ニューロバンド406および404は、衣類の終端縁部および/または着用者の身体のための開口部を画定する部分を含むことができる。これらの開口部は、脇の下および首などの着用者の柔らかいおよび/または敏感な組織に対して配置されてもよい。したがって、これらの表面に沿って引張力を生成することは、ユーザに不快感を引き起こす可能性がある。例示的な実施形態は、これらの開口部の周りに引張力を導き、および/またはこれらの位置での不快感を低減するように開口部および/または衣類を構成するための機構を含むことができる。例えば、ニューロバンド404および406の縫い目426および416は、それぞれ、ニューロバンドの終端部であってもよいが、標準的な縫い付けられた、結合された、接着された、またはその他の制限的または限定的な構成要素を含まないことによって、ニューロバンドの弾性を保持することができる。例示的な実施形態では、ニューロバンド404および406は、縫い目426または416を形成するためにそれ自体の上に折り畳まれた単一の一体化されたモノリシックな材料片によって形成される。したがって、衣類および/またはニューロバンドの終端部は、ニューロバンドを形成する材料の終端部または縁部に対応しない。図4Bに示すように、ニューロバンド404は、内部層404aが外部層404bの下の衣類の内側に作製されるように、縫い目426に沿った折り返し部分を含むことができる。安定性のために、および/または不快感を受けにくい領域では、接着、縫製などからの従来の縫い目が衣類に組み込まれることができる。図4Aに示すように、腕開口部は、開口部の下側部分に沿った折り畳まれた縫い目426と、開口の上部に沿った縫合または結合された縫い目410と、を含む。縫い目410に沿った開口部の上部は、衣類のための別の姿勢マウントを画定または形成することができる。ニューロバンド406および404の二重層は、パネルの弾性に影響を及ぼし得る。それらの対応する弾性特性は、文字「B」によって図3Aに示されている。衣類の他の領域は単一層を含んでもよい。袖を含む実施形態に関して示されるように、ニューロバンド404は、単一層であってもよく、本明細書に記載されるように図4A図4Bの腕開口部を取り囲み、短い、部分的、または長い袖構成のいずれかを作り出すことができる。
【0043】
衣類302の前面は、ユーザの相対的なサイズを収容するように構成されたパネル402を含むことができる。例えば、図3Aに見られるように、衣類の前側のパネル402は、着用者の横方向の拡張を可能にし、着用者の胃の拡張に対応することができる。図示するように、フロントパネル402は、着用者の胸部および着用者の腹部または胃を覆う。例示的な実施形態では、フロントパネル402は、衣類の中心に衣類の上部から底部に垂直に姿勢マウントを含むことができる。姿勢マウント414は、縫い目、または他の低減された弾性構成要素を含むことができる。例示的な実施形態では、姿勢マウント414は、衣類の長さの一部または全部に沿ってジッパーを含む。ジッパーは、着用者が使用するための衣類のより容易な位置決めを可能にし得る。例示的な実施形態では、ジッパーは、衣類の上部から衣類の下側部分に向かって着用者のほぼまたは少なくとも胸骨まで延在してもよい。ジッパーは、胸骨を覆ってアンカーポイントを形成することができる。ジッパーが衣類の全長にわたって延在する実施形態では、双方向ジッパーが含まれてもよい。これにより、着用者は、衣類の両端からジッパーを結合または分離することができる。この場合、着用者は、ジッパーを衣類の全長に沿って伸縮させてもよい。衣類はまた、衣類の上部および/または底部のいずれかから衣類のジッパーを開くことを可能にするように構成されてもよい。これは、着座時または食事後など、衣類によって引き起こされる拡張または圧縮の減少を促進し得る。例示的な実施形態では、パネル402は、他のニューロバンドおよび/または姿勢マウントと比較して高い弾性を含むことができる。
【0044】
衣類304の後部はまた、着用者の背中の周りの衣類の拡張を可能にするパネル422を含むことができる。パネル422は、着用者の側方に向かって脊椎を越えて姿勢マウント424の間に延在してもよい。パネル422は、姿勢マウント428および/または424から延在してもよい。パネル422は、衣類のアームおよび腕開口部レベルで胸郭の周りで衣類の上端においてより狭くてもよい。したがって、パネル422は、ニューロバンドの引張効果を維持するために、衣類の上後部分に沿った衣類の限られた拡張を提供することができる。パネル422は、パネル422が衣類の底部に向かって延在するにつれて、テーパが付けられ、幅が増加してもよい。これは、異なるユーザの異なる物理的解剖学的構造に対応するために、着用者のウエストおよび中央部の周りの衣類のより大きな拡張を可能にすることができる。パネル422は、衣類の中心の垂直軸線の周りで衣類の両側で鏡像反転されてもよい。パネル422は、ニューロバンドと同じエラストマー材料であってもよく、または別の材料であってもよい。例示的な実施形態では、図3A図3BのパネルAとして識別されるパネル422は、ニューロバンド406もしくは404または領域Bによって示される領域よりも大きな弾性を有する。例示的な実施形態では、衣類の拡張を可能にするパネル402および422は接触して、使用位置にある着用者の胃またはへその高さに対応する衣類の中央部の周りに、衣類の裏側から衣類の前側に連続的な弾性バンドを作製することができる。着用者のサイズおよび/または動的サイズの最大の拡張および変動は、対応されることができる。
【0045】
衣類304の後部分は、着用者の側部の周りに横方向に延在することができる着用者の後胸郭の周りの姿勢マウントを含むことができる。例えば、衣類は姿勢マウント420を含むことができる。姿勢マウント420は、ニューロバンド406および/またはニューロバンド404のためのアンカーポイントを提供することができる。姿勢マウント420は、ユーザの広背筋に近い着用者の胸郭の部分を覆うことができる。姿勢マウント420はまた、安定性のために着用者の側面の周りに延在してもよい。姿勢マウント420は、パネル422のニューロバンド406および404ならびに/または姿勢マウント428の間に延在してもよい。
【0046】
例示的な実施形態では、追加の姿勢マウントが衣類に追加されることができる。例えば、姿勢マウント408は、衣類の裾の下部分に対応する衣類の側辺の周りに追加されてもよい。姿勢マウント408は、着用者の臀部領域の上に位置するか、またはそれに近づくように構成されてもよい。姿勢マウント408は、パネル402の上に別の層を追加することによって、および/または一体化されたパネルに沿って別のスタンドから衣類に作製されることができる。例示的な実施形態では、パネル422の一部を覆うパネル402から第2の層が追加される。第2の層408は、縫い目412によって下層に結合されてもよい。第2の層の縫い目および/または組み合わせは、この領域の弾性を低減し、本体に対するアンカーポイントを形成することができる。例示的な実施形態では、第1および第2の層は、互いに独立して移動してもよく、層の一部に沿って付着されなくてもよい。例えば、層408の上縁部は、この位置での衣類の分離を可能にするために、下にある衣類に取り付けられていなくてもよい。例示的な実施形態では、第2の層408が使用されて、ポケットの上部に開口部を有するポケットまたはホルダを作製することができる。例示的な実施形態では、第2の層408は、下にある層402に取り外し可能に取り付けられてもよい。このようにして、パネル408の前方終端部の取り付け点をパネル402に再配置することなどによって、衣類の相対的なサイズを構成可能とすることができる。取り外し可能な取り付け部は、面ファスナ、フック/アイ、スナップ、ボタン、または他の所望の結合を介してもよい。
【0047】
例示的な実施形態では、縫い目は、材料の結合、および/またはパネルに縫い付けられた弾性バンドの追加、または衣類の縁部で使用される他の方法、および/または衣類のパネルを一緒に結合することによって作製されることができる。図示されるように、縫い目410および408は、パネルに縫い付けられたおよび/または接合された弾性バンドを含む。
【0048】
図5Aおよび図5Bは、袖を含む衣類の例示的な実施形態を示す。単に説明のために、衣類の両側に様々な袖構成が示されている。本明細書に記載の実施形態による衣類は、衣類の両側に同じ袖構成および/または長さを含むことができる。袖付き衣類の例示的な実施形態は、任意の長さの袖を含むことができる。例として短袖および長袖が示されているが、1/2または3/4袖などの他の袖長さも本明細書の範囲内である。
【0049】
図5Aに示すように、例示的な衣類は、図4A図4Bのニューロバンド404と同様のニューロバンド405を含む。ニューロバンド405は、姿勢マウントから延在し、姿勢マウント420およびニューロバンド406によって形成された図4A図4Bの前の腕開口部を円周方向に包み込む。したがって、縫い目410および426の代わりに、ニューロバンド504は開口部の周りに続き、縫い目506に沿ってそれ自体に接触する。ニューロバンド504の延長部の構成は、着用者の脇の穴から離れた縫い目を再配置して、衣類が脇に引き込まれることを低減する。例示的な実施形態では、縫い目506は、前の腕開口部の中央付近で衣類の裏側から始まる。縫い目の位置は、肩部ブレードまたは着用者の他のアンカーポイントの上または近くから始まる。次いで、縫い目は、衣類の上部を越えて袖の長さに沿って螺旋状になるように外方および上方に延在する。例示的な実施形態では、縫い目406の一部は、着用したままの位置でユーザの三角筋膜に追従する。次いで、縫い目406は、前腕に沿って延在する三頭筋に沿って袖の長さに沿って延在する。着用者の手首または衣類の長袖バージョンの終端部に隣接して、縫い目406は、袖周囲の約4分の1の周りを螺旋状に延在し、半径を横切って半径に隣接する腕橈骨筋から屈筋支帯に向かって着用者の手首を横切って延在することができる。したがって、縫い目は、袖の上部領域(着用者の手の親指側)から袖の下部領域(着用者の手の小指側)まで袖を横切る。袖は、脇から衣類をさらに引っ張り、使用位置において着用者の腕および/または肩の姿勢の配向に影響を及ぼすことができる。したがって、ニューロバンド504からの袖は、図4A図4Bの二重層とは対照的に、単一層であってもよい。したがって、ニューロバンド504は、対応するニューロバンド406よりも大きな弾性を有することができる。図示するように、文字Aで示された領域は、文字Bで識別されたパネルと比較して、より大きな弾性またはストレッチ量を有することができる。AおよびBの両方は、文字Cによって識別されるパネルと比較して、より大きな弾性またはストレッチ量を有し得る。
【0050】
図6A図6Cは、本明細書に記載の実施形態による例示的な衣類を示す。図6Aは、複数のニューロバンドおよび姿勢マウント部分を有する衣類の後部分を示す。ニューロバンドは、使用位置に配置されたときに、着用者の僧帽筋および広背筋の上に配置されるように構成されてもよい。ニューロバンドの組み合わせは、着用者の脊椎のそれぞれの側面に配置されるように鏡像配置で構成されてもよい。例示的な実施形態では、ニューロバンドの組み合わせは、身体のそれぞれの筋肉組織群に重なるように配置されるように構成され得る。例えば、図6Aに示すように、第1のニューロバンド624は、着用者の脊椎に隣接しておよび/または重ねて配置し、着用者の肩に向かって半径方向上方および外側に延在してもよい。例示的な第1のニューロバンド624は、僧帽筋を位置決めして重ね合わせるように構成されている。例示的な第1のニューロバンド624は、下僧帽筋のほぼ近くまたはその上に延在し、着用者の脊椎に沿って上方に、そして棘上筋に沿って外側に延在してもよい。第2のニューロバンド626は、着用者の脊椎に隣接して配置され、使用位置において着用者の広背筋に重なるように構成されてもよい。第3のニューロバンド622は、小円筋領域、大円筋領域、および棘下筋領域の上に配置することができる。
【0051】
例示的な実施形態では、衣類は、複数のニューロバンドおよび姿勢マウント部分で構成された後部分を含むことができる。図示するように、衣類は、着用者の各側に少なくとも3つのニューロバンドを含むことができる。図示するように、衣類は少なくとも3つの姿勢マウント部分を含んでもよい。姿勢マウント部分は、衣類に一体化された別個のパネルであってもよく、および/または隣接するニューロバンドなどのオーバーラップ部分によって形成されてもよい。ニューロバンドは、姿勢マウント部分よりも弾性的であってもよい。ニューロバンドはまた、弾性の方向バイアスを含むことができる。図6Bは、例示的な弾性バイアスおよびオーバーラップするパネル部分が示されている、図6Aの例示的な衣類を示す図である。弾性バイアスは、双方向矢印によって示される。隣接するパネルのオーバーラップする部分は、点線のクロスハッチング線で示されており、それぞれのパネルの終端部は線で示されており、パネルの外部終端部は実線であり、パネルの内部終端部は破線である。例えば、僧帽筋を覆う第1のニューロバンドは、棘下筋を覆う第3のニューロバンドに重なるか、またはその外側にある。しかしながら、逆の構成も本開示に含まれる。
【0052】
図6A図6Bは、本明細書に記載の実施形態による衣類の例示的な実施形態を示す。例示的な第1の対のニューロバンドは、衣類の下側部分で衣類の後部分の両側に配置されてもよい。第1の対のニューロバンドは、使用位置において着用者の脊椎に重なる衣類の中央領域においてオーバーラップしてもよい。オーバーラップするニューロバンドは、第1の姿勢マウント部分を形成することができる。第1の対のニューロバンドは、使用位置において着用者の棘下筋領域に近接する、および/またはその下にある、着用者の第8または第9の肋骨の周りの肩甲骨領域の下に概ね延在することができる。図示するように、第1の対のニューロバンドは、衣類の脇領域の下から衣類の下端部または底端部まで延在する。例示的な実施形態では、第1の姿勢マウント部分は卵形領域を画定する。第2の対のニューロバンドは、第1の対のニューロバンドの垂直上方にあり、使用位置にあるときに着用者の脊椎上部を覆う衣類の中央領域にわたってオーバーラップする。第2の対のニューロバンドのオーバーラップ領域は、第2の姿勢マウントを画定することができる。第2の姿勢マウントは、回避領域を画定することができる。第2の対のニューロバンドは、第1の対のニューロバンドから着用者の肩および/または腕の上方に延在する。卵形形状は、一般に湾曲しており、形状の対向する端部はテーパが付けられてもよい。卵形形状は円形形状も含むことができる。
【0053】
例示的な実施形態では、それぞれの第2の対のニューロバンドの各々は、対応する第1の対のニューロバンドの各々から延在し、衣類の上部まで延在する。次いで、それぞれの第2の対のニューロバンドの各々は、衣類の腕開口部を囲むまたはそれに巻き付き、第1の対のニューロバンドのそれぞれの一方および/または衣類の裏側でそれ自体に再取り付けすることができる。例えば、単一のパネルが衣類の腕開口部を形成および画定することができる。図6Bに示すように、二点鎖線の矢印は、第1の対のニューロバンドのうちの1つから衣類の肩部分の上方に延在し、腕開口部の周りに巻き付き、袖を画定および形成するためにその周りに巻き付く単一の統一されたセグメント化されていないパネルの投影を示す。
【0054】
例示的な実施形態では、衣類袖は、袖を衣類およびそれ自体に結合する単一の連続した縫い目のみを有する単一のパネルで作られる。例示的な衣類は、着用位置において着用者の肩甲骨に沿ってこれに近接して延在する湾曲した縫い目を画定する。例えば、縫い目の一部は、肩甲骨の骨、筋膜下筋膜、および肩甲棘に沿って外側に重なってもよい。縫い目は、姿勢マウントを画定することができ、筋膜または骨の上など、筋肉群の解剖学的取り付け領域を身体に重ね合わせることができる。例示的な実施形態では、第2の対のニューロバンドの一方とそれ自体との間に形成された縫い目は、不織縫い目である。縫い目は、ニューロバンドをオーバーラップし、ニューロバンドをそれ自体に接着することによって作製され得る。接着は、ニューロバンドの材料への弾性材料の注入によるものであり得る。例示的な実施形態は、弾性縫い目を含む。弾性縫い目は、弾性材料を接着することによって、弾性材料を使用することによって、およびそれらの組み合わせによって、材料に弾性を含浸させることによって作製されることができる。
【0055】
例示的な実施形態では、衣類は拡張パネル632を含むことができる。拡張パネルは、着用者の背中の周りの首開口部の大部分の周り、および衣類の前側の周りに延在することができる。拡張パネル632は、衣類の前面を形成することができる。拡張パネルは、ニューロバンドの弾性のバイアスと比較して、弾性のバイアスが低減されている。図6Cは、図6Aおよび図6Bに示す衣類の例示的な前部分を示す図である。
【0056】
本明細書に記載の例示的な実施形態は、マーキングおよび/または開口部を有する例示的なニューロバンドを含むことができる。マーキングまたは開口部は、パネルまたはパネルに沿った材料のストレッチ量を示すために使用されることができる。例えば、マーキング間の間隔、および/または開口部の形状の伸びは、衣類の引張の量および/または方向を示すことができる。これは、特に衣類が追加のテーピングまたは課された力で使用される場合に有用であり得る。開口部はまた、または代替的に、通気性、冷却、吸上、または他の目的または利益のために使用されてもよい。
【0057】
図7は、本明細書に記載の任意の構成に組み込まれることができる特徴を含む衣類の例示的な前部を示す。例示的な実施形態は、複数のパネル732、734を含むことができる。パネルは、同じまたは異なる属性を有することができる。図示されるように、第2の拡張パネル734は、着用位置において着用者の胃領域に重なる衣類の前側の下部分に位置決めされる。第2の拡張パネル734は、異なるユーザにわたる解剖学的領域の異なるサイズの拡張および適応を支援するために、実質的により高い弾性で1つまたは複数の方向で作られてもよい。第1の拡張領域732は、着用者の全体的な動きを支持し許容するために本明細書に記載されるように使用されてもよいが、本明細書に記載されるように衣類の残りの部分およびニューロバンドを支持するために減少した弾性を提供する。例示的な実施形態では、第2の拡張パネル734への移行部または上部は、着用者の下側胸郭に近接して、または下側胸郭に対応する。
【0058】
例示的な実施形態は、本明細書に記載の例示的な実施形態を使用するシステムを含む。例示的な実施形態は、特定のユーザに対応するフォームフィッティング姿勢衣類を作製するために、ニューロバンドの位置および張力を使用、配置、または調整することができる。例示的な実施形態は、本明細書に記載の実施形態による姿勢衣類を、胴体、腕、脚などのユーザの身体部分の一部に配置することを含むことができる。ユーザの胴体の上にシャツ衣類を配置するために、衣類はユーザの臀部の上に配置されてもよい。例示的な実施形態は、姿勢マウント位置を使用して衣類上に本明細書に記載の実施形態によるニューロバンドを位置決めすることを含む。例示的な実施形態は、ストレッチおよび引張強度のそれらのバイアスに従ってニューロバンドを選択して、姿勢マウントに位置決めされるとニューロバンドが重なる関連する筋肉群に対応することを含む。例示的な実施形態は、少なくとも2つの姿勢マウントの間にニューロバンドを位置決めして、支持、促進、対応、またはそれらの組み合わせのためにニューロバンドを位置決めし、ニューロバンドがその上に配置される下にある筋肉群に向けることを含む。
【0059】
図8は、本明細書に記載の実施形態による、ニューロバンドおよびその用途のための例示的なモジュール式システムを示す。例示的な実施形態では、例示的な実施形態によるモジュール式システム10は、外周部12および内部部分14を含む。図示の実施形態では、外周部12は円形である。楕円形、長方形、または他の形状を含む他の外周部形状が代わりに提供されてもよい。特定の実施形態の外周部12は閉じられ、連続した外周部を形成するが、開いた外周部を有するモジュール式システムも提供されてもよい。外周部12は、布テープ、単一または複数のバイアスされた弾性ストリップ、または衣類に縫い付けられ得るか、そうでなければ取り付けられ得る他の構成などのニューロバンド16を含むことができる。ニューロバンド16は、織布材料または不織布材料であってもよい。ニューロバンドは、押出材料または他の方法で形成された材料であってもよい。ニューロバンド16は、糸によって、接着剤によって、溶接もしくは他の固定手段によって、または本明細書に記載されているような固定手段の組み合わせによって外周部に固定されてもよい。特定の実施形態のニューロバンド16は、可撓性であるが、一般に、ストレッチに対して抵抗性であり得る。他の実施形態では、テープ16はストレッチ可能材料からなる。
【0060】
特定の実施形態の外周部12はまた、境界18を含むことができる。特定の実施形態の境界18は、境界18内にコードまたは他の材料を含むことができ、布または他のカバーに包まれてもよい。代わりに、境界18は、単一部材を含んでもよい。例えば、押出材料が境界18として設けられてもよい。特定の実施形態では、境界18はストレッチに耐性がある。他の実施形態では、境界はストレッチ可能材料からなる。
【0061】
特定の実施形態の境界18は、内部部分14を囲んでいる。図示される例では、内部は、それらの端部で境界18に接続された2つの部分20および22を含む。特に、部分20は、円形生体力学的構成要素10の直径に沿って一方向に延在し、部分22は、円形生体力学的構成要素10の直径に沿って別の方向に延在する。2つの部分20,22は、構成要素10のほぼ中央で交差する。部分20および22は、それらの長さに沿って張力を加える弾性織物ストラップなどの弾性材料で形成されてもよい。ストラップ20および22は、図示されるように互いに直角に、または必要に応じて他の角度に配置されてもよい。構成要素10の主な力の方向は、ストラップ20および22によって画定されてもよい。
【0062】
内部部分14はまた、ストラップ20および22によって覆われていない領域24を含むことができる。領域24は、開いたままであってもよく、またはストラップ20および22によって覆われていない領域を覆うストレッチ生地などの生地を含んでもよい。例えば、ストラップ20および24の下または上のいずれかで、境界18内に薄いストレッチ布帛が設けられることができる。
【0063】
生体力学的構成要素10は、衣類または他の衣類に設けられてもよい。特定の実施形態では、生体力学的構成要素10は、ぴったりした衣類または衣類のぴったりした部分に設けられる。外周部12および内部部分14によって提供される能動的な張力は、衣類のぴったりした部分に最も効果を及ぼし得る。生体力学的構成要素10の例示的な実施形態は、下にある衣類に恒久的にまたは取り外し可能に取り付けられてもよい。永久的な取り付けは、接着、縫製、接合などの除去のための追加の介入を必要とし得る半永久的な取り付けを含むことができる。取り外し可能な取り付けは、外部の構成要素または製品の適用または使用を必要としない可能性がある、ユーザが通常の使用過程の間に追加または削除する任意の取り付けであってもよい。例えば、取り外し可能な取り付けは、フックおよびループ、ボタン、スナップなどを介してもよい。生体力学的構成要素10の例示的な実施形態は、個々のユーザに特定の構成可能な位置で衣類に追加のニューロバンドを提供することであってもよい。
【0064】
図9A図9Cは、ハーフトップとして使用するための例示的なニューロバンド構成を示す。例示的な衣類900は、図9Bおよび図9Aにそれぞれ示されるように、後部分904および前部分904を含む。図9Cは、図9Aにほぼ対応する衣類の裏側の内側の例示的な図を示しており、908A、908B、908Cを含む衣類の前部分は、ニューロバンド906および920の相互作用をよりよく理解するために図から取り除かれている。
【0065】
例示的な実施形態では、衣類902の前部は単一のパネルを含んでもよく、パネルは、衣類の底部から、使用位置にある着用者の胸部の上、着用者の肩の上、または衣類の上部の上を、衣類の前部から後部に横断し、衣類の後部を横切り、使用構成で着用者の首の後ろまたは肩/脊椎の付近を横断し、着用者の肩または衣類の上部の上を通り、衣類の他の前側、胸部の上を通って、衣類の底部に戻るように延在する。フロントパネル908は、個々のユーザの胸部サイズの変動に対応するために弾性であってもよい。例示的な実施形態では、フロントパネル908は、衣類の領域内で異なる弾性を可能にするための1つまたは複数のセクションを含むことができる。セクションは、様々な布地パターン、低密度布地領域、補強層を通して、または互いに取り付けられた別個のパネルで作製されることができる。例示的な実施形態では、フロントパネル908は、様々なセクションに様々な弾性を作り出すために、様々な布地の配向、密度、パターン、織り方などを組み込んだ単一の一体パネルで作られる。例えば、フロントパネル908は、2つまたは3つ以上のセクションを含んでもよい。
【0066】
例示的な実施形態では、セクション908Cは、衣類の下部または底部領域に対応することができる。第1のセクション908Cは、1つまたは複数の他のセクションと比較して弾性が低減され、胸部のユーザの軟組織を安定させて支持し、本明細書に記載のニューロバンドを含む衣類の残りの部分を支持する。例示的な実施形態では、第1の第2の908Cは、複数の材料層によって作製されてもよい。例えば、2つの層が別々に取り付けられてもよく、および/または単一の材料パネルが折り畳まれてもよい。例示的な実施形態では、衣類の底縁部は、下バンドを画定するために衣類に縫い付けられ、接着され、または他の方法で取り付けられる材料の折り重ねによって形成される。
【0067】
例示的な実施形態では、セクション908Bは、使用位置において着用者の胸部の軟組織を概ね覆うフロントパネル908の内部部分に対応してもよい。第2のセクション908Bは、衣類のパネルの1つ、複数、またはすべてと比較して、より大きな弾性を有することができる。増加した弾性は、例えばセクション908Cと比較して材料パネル層を減少させることによって、または繊維密度、繊維パターン、またはそれらの組み合わせを減少させることによって作製されてもよい。
【0068】
例示的な実施形態では、フロントパネル908は、フロントパネル908の上側部分に対応するセクション908Aを含むことができる。上部セクション908Aは、同じ弾性を有するセクション908Bの延長部であってもよく、またはセクション908Bの内部部分とは異なる弾性を有してもよい。上部セクション908Aは、衣類の上部にわたって延在し、衣類の前部から衣類の後部まで延在してもよい。上部セクション908Aは、衣類の裏側の周りに、かつ衣類の裏側を横切って延在してもよい。上部セクション908Aは、衣類の首開口部および/または腕開口部の少なくとも一部を画定し、および/またはこれに隣接していてもよい。上部セクション908Aは、底部セクション908Cと中央セクション908Bとの間の弾性を有することができる。上部セクション908Aは、底部セクション908Cまたは中央セクション908Cとほぼ同じ弾性を有することができる。
【0069】
例示的な実施形態では、フロントパネル908は、分離可能および/または取り付け可能であってもよい。フロントパネル908は、ジッパー912、フック/アイファスナ910、または例えばボタン、フック、スナップ、フックとループなどの接続の組み合わせを含むことができる。例示的な実施形態では、衣類は、首開口部および2つの腕開口部を含む。例示的な実施形態では、開口部は、裾を交換するための弾性部分914を含む。本明細書に記載の実施形態による裾は、衣類の縁部を形成するために1つまたは複数のパネルの縁部の周りに折り畳まれた別個の弾性片を含むことができる。裾はまた、弾性的な可撓性を可能にしながら布帛を保持するために布帛に結合または含浸された材料を含んでもよい。
【0070】
図9Bは、ニューロバンドを含む本明細書に記載の実施形態による衣類の例示的な後部904を示す。図示するように、衣類の後部は複数のニューロバンド906、920を含む。例示的な実施形態では、第1の対のニューロバンド920は、第2の対のニューロバンド906が配置される境界またはフレームを形成する。境界は、図8の外周部12、ニューロバンド16、および/または境界18と同様であってもよい。一対のニューロバンド920は、衣類の後部に弧または卵形の開口部を画定する。開口部は、本明細書で説明されるように裾914を有することができる。一対のニューロバンド920は、指向性弾性を含むことができる。実線の矢印によって示されているように、ニューロバンド920の弾性のバイアスは、使用位置において着用者の脊椎に沿って配置されるであろう衣類の垂直軸線に対して斜めである。一対のニューロバンド920は、隣接していてもよく、または腕開口部の一部を画定してもよい。一対のニューロバンド920は、衣類の後側でフロントパネル908に結合し、衣類の後部でニューロバンド920の上部に沿ってフロントパネル908に結合することができる。一対のニューロバンド920を横切る上縁部は、使用位置において着用者の背中を横切る円弧を画定する。ニューロバンド920の上縁部は、腕開口部の中央領域で始まり、上縁部が衣類を横切って横断するにつれて首開口部に向かって上方に延在する。例示的な実施形態では、上縁部は、三角筋および/または棘下筋の縁部の位置に近似し、僧帽筋を横断する。
【0071】
例示的な実施形態では、衣類は一対のニューロバンド906を含む。一対のニューロバンドは、僧帽筋群の上に位置し、僧帽筋の筋線維の近似的方向に弾性のバイアスを有するように構成される。図示するように、一対のニューロバンド906は、衣類の底部に沿って一対のニューロバンド920によって形成された開口部を横切って延在する。一対のニューロバンド906は、上方に延在し、使用位置において着用者の脊椎の上に位置決めされるように構成された衣類の垂直中心に沿って垂直に互いに直接結合される。ニューロバンド906間の取り付けは、姿勢マウントを画定することができる。一対のニューロバンド906は、衣類の上部または首開口部に向かってバンドの長さに沿って取り付けられていない。一対のニューロバンドは、使用中の構成においてユーザの脊椎に対応する衣類の垂直軸線から離れるように、かつ互いに離れるように傾斜している。一対のニューロバンド906は、衣類の垂直軸線から離れて、衣類の肩に向かって互いに離れるように延在し、そこではフロントパネル908が衣類の上部にわたって延在する。一対のニューロバンド906は、ニューロバンドの上部領域に沿ったそれぞれのニューロバンドの一部に沿って、一対のニューロバンド902の下または上に延在し、それとオーバーラップしてもよい。例示的な実施形態では、一対のニューロバンド906は、衣類904の後部のニューロバンド906の上側部分でフロントパネル908に結合する。
【0072】
第2の対のニューロバンド906に対する例示的な第1の対のニューロバンド920の関係は、衣類の後部分の内側を示す図9Cの切断図によって示されている。第1の対のニューロバンド920のうちの第1のものは、使用構成において、衣類の側面および衣類の底部から衣類の肩部に向かって上方に延在し、衣類の首開口部に向かって、かつ着用者の脊椎の上で衣類の中心垂直軸線に向かって弧を描く。第1の対のニューロバンド920の第2の完了は、第1の対のニューロバンド920のうちの第1のものと鏡像関係にある。第1の対のニューロバンドは、第1の対のニューロバンド920のうちの第1のものと第2のものとを分離して、衣類の底縁部から弧状の構成を作製する。第2の対のニューロバンド906は、第1の対のニューロバンド920によって形成された分離部内に位置決めされる。第2の対のニューロバンドのうちの第1のものは、それぞれのニューロバンドの下側部分に沿った長さ922に沿って第1の対のニューロバンドのうちの第1のものに結合されている。第2の対のニューロバンド906のうちの第1のものは、第2の長さに沿って、第2の対のニューロバンド906のうちの第2のものに、衣類のほぼ中央の垂直方向に沿って結合されている。第2の対のニューロバンド906の互いへの取り付けの第2の長さは、第2の対のニューロバンドの一方と第1の対のニューロバンドの一方との間の取り付け長さ922よりも長くてもよい。第2の対のニューロバンド906は、取り付け長さの端部の後に、互いに上方に離れて分岐する。第2の対のニューロバンド906は、第1の対のニューロバンド920の内側に延びて、第1の対のニューロバンドを有する第2の層を形成するものとして示されている。点線は、第2の対のニューロバンドの後の第1の対のニューロバンドの連続を示す。第2の対のニューロバンド906は、第1の対のニューロバンドの幅を横切って、分離空間から離れた第1の対のニューロバンドの上縁部または外縁部で衣類および第1の対のニューロバンドに結合することができる。例示的な接続位置922は、衣類の肩に向かってニューロバンド906の終端部にある。第1の対のニューロバンド920および第2の対のニューロバンド906は、第1の対のニューロバンドのいずれかのニューロバンドを横断する長さに沿って取り付けられていなくてもよい。したがって、第2の対のニューロバンド906の各々は、第1の対のニューロバンドのいずれかの幅にわたって第1の対のニューロバンドの各々に対して局所的に移動することができる。第1の対のニューロバンドおよび第2の対のニューロバンドは、ニューロバンドの外縁部に沿ってのみ互いに対して静的に位置決めされる。
【0073】
ニューロバンドの例示的な実施形態が本明細書に記載される。衣類の例示的な実施形態は、本明細書に記載の特徴の任意の組み合わせを含むことができる。例えば、一実施形態の開口部は、別の実施形態の1つまたは複数のニューロバンド構成と組み合わされることができる。ニューロバンドは、当業者によって理解されるように、任意の組み合わせで組み合わされることができ、選択された構成は、例示のみを目的として提供されている。
【0074】
本明細書に記載の例示的な実施形態は、ニューロバンドを含む構成要素を含む。構成要素は、衣類、袖、またはモジュール式の取り付け部と一体化または画定することができる。本明細書に記載の実施形態による衣類はまた、姿勢マウント、拡張パネル、および/またはニューロバンドの任意の組み合わせ、あるいはこれらのいずれかの1つまたは複数の任意の組み合わせを含むことができる。例示的な実施形態では、ニューロバンドは、弾性の少なくとも1つのバイアスを含む。衣類は、複数のニューロバンドを含むことができ、第1のニューロバンドは、着用者の腕部分を包み込み、袖を画定するように構成され、第2のニューロバンドは、衣類の前部から衣類の後部まで着用者の肩を覆って位置決めされる。例示的な実施形態は、使用位置において、着用者の脊椎を覆い、着用者の肩甲骨および/または鎖骨に沿った姿勢マウントを含む。
【0075】
例示的な実施形態では、衣類の多層部分を作製するために材料をオーバーラップすることによってニューロバンドが作製される。ニューロバンドは、弾性のバイアスを含んでもよく、オーバーラップする材料は、第1の層および第2の層が弾性のバイアスを整列させないように配向されてもよい。ニューロバンドの折り返しは、例えば、首または腕開口部などの衣類の開口部の一部を画定することができる。
【0076】
複数のニューロバンド、複数の姿勢マウント、複数の拡張パネル、およびそれらの組み合わせを有する衣類の例示的な実施形態が本明細書に記載されている。例示的な姿勢マウントは、衣類が使用位置にあるときに着用者の脊椎に沿っていてもよい。姿勢マウントは、アンカーパネル、縫い目、オーバーラップする層、またはそれらの組み合わせを含むことができる。例えば、姿勢マウントは、衣類の他の部分よりも弾性が低い材料を有するアンカーパネルを含むことができる。姿勢マウントは、アンカーパネルと衣類の首開口部との間に延在する縫い目を含むことができる。アンカーパネルは、衣類の下側終端部から衣類の後部分の衣類の中心に沿って衣類の上部に向かって上方に延在してもよい。アンカーパネルは、アンカーパネルの上部付近で衣類の首開口部に向かってテーパが付けられてもよい。衣類は、衣類の上部にわたって前部分から後部分まで延在する一対のニューロバンドを含むことができる。一対のニューロバンドは、衣類の後部分で互いに直接接続し、衣類の首開口部の両側に延在することができる。ニューロバンドは、姿勢マウントおよび/またはアンカーパネルよりも弾性の材料を含むことができる。ニューロバンドは、双方向の弾性バイアスを含むことができる。双方向の弾性バイアスの弾性軸線は、互いに傾斜していてもよい。一対のニューロバンドのうちの一方は、衣類の第1の腕開口部の下で衣類の前部から衣類の第1の側面の周りに延在してもよく、一対のニューロバンドのうちの第2のものは、衣類の第2の腕開口部の下で衣類の前部から衣類の第2の側面の周りに延在してもよい。衣類は、第1の対のニューロバンド、第2の対のニューロバンド、第3の対のニューロバンド、またはそれらの組み合わせを含むことができる。第1、第2の、第3の、または他のニューロバンドの組み合わせは、本明細書に記載の任意の組み合わせの任意の構成を有してもよい。
【0077】
例示的な実施形態では、一対のニューロバンドは、衣類上に袖を形成するために腕開口部の各々の周りを包む。一対のニューロバンドの各々は、それ自体に接触して、衣類の後部分の腕開口部を囲む。第2の対のニューロバンドの各々がそれ自体に沿って接触する縫い目は、縫い目が袖の長さに沿って延在するとき、衣類の後部分から衣類の上部に向かって上方に、衣類の前部分に延在してもよい。
【0078】
例示的な実施形態では、一対のニューロバンドは、第2の対のニューロバンドが衣類の底部分に向かって下方に延在するにつれて、衣類の前部分の衣類の中心に向かってテーパが付けられている。テーパは、使用位置において着用者の胸郭の下部分にわたって配置されるように構成された一対のニューロバンドの各々の延長部を形成することができる。例示的な実施形態では、一対の姿勢マウントは、第1の対のニューロバンドのそれぞれの終端部から衣類の後部分に延在する。一対の姿勢マウントは、衣類の後部分に沿って、一対のニューロバンドから衣類の前部分に向かって衣類の腕開口部の下の衣類の対向する両側の周りを下方に延在してもよい。
【0079】
例示的な実施形態では、衣類は、第1の対のニューロバンドおよび第2の対のニューロバンドを含むことができ、第1の対のニューロバンドはニューロバンドの第2の部分とオーバーラップする。複数のニューロバンドは、第1の対のニューロバンドおよび第2の対のニューロバンドを含むことができ、第1の対のニューロバンドは、第1の対のニューロバンドのうちの第1のものの少なくとも一部と第1の対のニューロバンドのうちの第2のものの少なくとも一部との間に分離部を有する弓形形状を画定するように構成される。第2の対のニューロバンドは、第1の対のニューロバンド間の分離部に配置され得る。第1の対および第2の対のニューロバンドは、弾性のバイアスを含むことができる。第1の対および第2の対のニューロバンドの弾性のバイアスの軸線は、互いに垂直または斜めであってもよい。第1の対または第2の対のニューロバンドの各々の間の弾性のバイアスの軸線は、互いに垂直または斜めであってもよい。例えば、第1の対のニューロバンドのうちの第1のものは、第1の対のニューロバンドのうちの第2のものまたは第2の対のニューロバンドのうちの第1のもののいずれかに対して垂直または斜めであってもよく、第1の対のニューロバンドのうちの第1のものおよび第2の対のニューロバンドのうちの第1のものは、衣類の同じ側にあり、第1の対のニューロバンドのうちの第2のものおよび第2の対のニューロバンドのうちの第2のものとは反対側にある。第1の対のニューロバンドの弾性のバイアスは、衣類が上方または下方のいずれかを横切るときに衣類の中心軸線に向かって進むことができ、第2の対のニューロバンドの弾性のバイアスは、第1の対の弾性のバイアスが互いに収束または発散するように衣類が上方または下方のいずれかを横切るときに衣類の中心軸線から離れることができる。
【0080】
例示的な実施形態では、第1の対のニューロバンドを有する衣類は、ニューロバンドの下縁部に沿って分離が生じる卵形またはアーチ形状を形成することができ、第1の対のニューロバンドとオーバーラップする第2の対のニューロバンドも有する。第1の対のニューロバンドは、第1の対のニューロバンドがオーバーラップの一部に沿って第2の対のニューロバンドに対して移動できるように、第2の対のニューロバンドの終端縁部に終端縁部に沿って結合されてもよい。
【0081】
例示的な実施形態では、衣類は、可変弾性のセクションを有するフロントパネルを含むことができる。衣類はまた、衣類の前部分にジッパーを有してもよい。
【0082】
例示的な実施形態では、ニューロバンドは、袖を画定するためにそれ自体に巻き付けられて結合されてもよい。袖は、長さに沿って延在する縫い目を含むことができ、縫い目は、袖が平面構成にあるときにその全長に沿って湾曲している。
【0083】
本明細書に記載の例示的な実施形態は、単一および/または多方向の配向を含む体系的な弾性特性を有する材料を含むことができる。例示的な実施形態では、材料は、繊維の垂直配向を回避または低減するために斜めの配向で編まれるかまたは織られる。例示的な実施形態は、緯糸の有無にかかわらず、経糸織りを含む。例示的な実施形態は、弾性材料が注入された織布またはニット材料を含む。織布またはニット材料は、ナイロンを含むことができる。弾性材料は、ライクラ、スパンデックス、エラストマーなどを含むことができる。例示的な実施形態は、緯糸の有無にかかわらず、経糸織および/または経編を有する材料を含む。例示的な実施形態では、緯糸はチタンストランドを含んでもよい。例示的なニューロバンドは、弾性の二重バイアスを含むことができる。双方向の弾性方向は、同じ力の印加下で、ニューロバンドが別の方向よりも一方向に大きく拡張することを可能にすることができる。双方向の弾性は、ニューロバンドが弾性の軸線またはバイアスの各々に沿って同じ量または異なる量だけ拡張することを可能にすることができる。例えば、ニューロバンドは、双方向の弾性軸線を有する経糸織りを含むことができ、弾性軸線の各々は互いに斜めである。第1の軸線または弾性バイアスは、第2の軸線または弾性バイアスよりも大きくてもよく、材料は、同じ量の力が与えられた場合に第2の軸線に沿ってストレッチするよりも大きな量だけ第1の軸線に沿ってストレッチする。しかしながら、材料は、弾性軸線のいずれかに垂直な方向においてバイアス軸線または弾性のいずれかよりもストレッチしない場合がある。例示的な実施形態では、例示的なニューロバンドは、双方向弾性バイアスを含む。各弾性軸線は、互いに斜めである。例示的な実施形態では、各軸線に沿った弾性はほぼ等しい。例示的な実施形態では、第1の軸線に沿った弾性は、第2の軸線に沿った弾性よりも約10%~40%大きい。
【0084】
例示的な実施形態では、衣類の縫い目の1つまたは複数および/またはすべては、接合されることができる。例示的な実施形態では、衣類の縫い目のうちの1つまたは複数および/またはすべてが縫い付けられなくてもよい。例示的な実施形態では、縫い目は、縫い目のパネル内およびパネル間に材料を一体化することによって接合されてもよい。
【0085】
本明細書に記載のニューロバンド、縫い目、または結合部の例示的な実施形態は、弾性体が注入された織布またはニット材料を含むことができる。例示的な実施形態では、そのような注入材料を製造する方法は、ニットまたは織物材料などの布材料および弾性材料のシートを提供することを含むことができる。例示的な実施形態では、布およびシートは、互いに重ねられてもよい。例示的な実施形態では、シートおよび布帛のストレッチのバイアスは、所望の配向に位置決めされてもよい。シートおよび布帛のストレッチのバイアスは、平行、斜め、垂直、または他の配向であってもよい。例示的な実施形態では、弾性材料が加熱されて布地に弾性を注入する。例示的な実施形態では、布帛は、ナイロンまたはナイロンブレンドを含んでもよい。弾性体は、スパンデックスなどのエラストマーであってもよい。
【0086】
本発明の実施形態が添付の図面を参照して十分に説明されたが、様々な変更および修正が当業者には明らかになることに留意されたい。そのような変更および修正は、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の実施形態の範囲内に含まれると理解されるべきである。具体的には、例示的な構成要素が本明細書に記載されている。これらの構成要素の組み合わせは任意の組み合わせで使用され得る。例えば、任意の構成要素、特徴、ステップまたは部品は、統合され、分離され、細分され、除去され、複製され、追加され、または任意の組み合わせで使用され、本開示の範囲内に留まることができる。実施形態は単なる例示であり、特徴の例示的な組み合わせを提供するが、それに限定されない。
【0087】
本明細書および特許請求の範囲で使用される場合、「備える」および「含む」という用語およびそれらの変形は、指定された特徴、ステップまたは整数が含まれることを意味する。これらの用語は、他の特徴、ステップまたは構成要素の存在を排除するものと解釈されるべきではない。
【0088】
前述の説明、または以下の特許請求の範囲、または添付の図面に開示した特徴は、それらの特定の形態で、または開示された機能を実行するための手段、または開示された結果を達成するための方法もしくはプロセスに関して、必要に応じて、別個に、またはそのような特徴の任意の組み合わせで、本発明をその多様な形態で実現するために利用されることができる。
図1A
図1B
図2
図3A
図3B
図4A
図4B
図5A
図5B
図6A
図6B
図6C
図7
図8
図9A
図9B
図9C
【国際調査報告】