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特表2022-508854家電機器のプログラム制御方法および制御システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-19
(54)【発明の名称】家電機器のプログラム制御方法および制御システム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04817 20220101AFI20220112BHJP
   D06F 34/28 20200101ALI20220112BHJP
【FI】
G06F3/0481 170
D06F34/28
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021546420
(86)(22)【出願日】2019-09-26
(85)【翻訳文提出日】2021-04-16
(86)【国際出願番号】 CN2019108280
(87)【国際公開番号】W WO2020078195
(87)【国際公開日】2020-04-23
(31)【優先権主張番号】201811203313.1
(32)【優先日】2018-10-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】508231382
【氏名又は名称】チンタオ ハイアール ウォッシング マシン カンパニー,リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Qingdao Haier Washing Machine Co.,Ltd.
(71)【出願人】
【識別番号】521161200
【氏名又は名称】ハイアール スマート ホーム カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100112737
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 考晴
(74)【代理人】
【識別番号】100136168
【弁理士】
【氏名又は名称】川上 美紀
(74)【代理人】
【識別番号】100196117
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 利恵
(72)【発明者】
【氏名】フア リウ
(72)【発明者】
【氏名】シェン シュー
(72)【発明者】
【氏名】チェンシン フアン
(72)【発明者】
【氏名】ハイ シュー
【テーマコード(参考)】
3B167
5E555
【Fターム(参考)】
3B167AE03
3B167AE04
3B167AE05
3B167BA48
3B167HA16
3B167KA84
3B167KB16
3B167LC25
3B167LF30
3B167LG04
5E555AA24
5E555AA25
5E555BA15
5E555BB15
5E555BC20
5E555CA12
5E555CB34
5E555CB39
5E555DB18
5E555DC11
5E555DC13
5E555FA00
(57)【要約】
本発明は家電制御の分野に属し、具体的には家電機器のプログラム制御方法および制御システムを提供する。本発明は、従来の全自動洗濯機のコントロールパネル上の衣類処理プログラムが多すぎてユーザの使用に不便をもたらす問題を解決することを目的とする。そこで、本発明の制御システムは、通信接続されるディスプレイ2とコントローラ1とを含み、ディスプレイ2は、第1のインターフェース21および第2のインターフェース22を表示するために使用され、コントローラ1は、複数のプログラムを記憶し、複数のプログラムをすべて第2のインターフェース22に表示させるためのものであり、また、コントローラ1は、複数のターゲットプログラムが第2のインターフェース22で選定された時に、すべて第1のインターフェース21に表示可能にする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
家電機器のプログラム制御方法であって、
ターゲットプログラムの選定操作を検出するステップと、
検出結果に応じて前記ターゲットプログラムを選択的に第1のインターフェースに表示させるステップと、
を含むことを特徴とする家電機器のプログラム制御方法。
【請求項2】
前記ターゲットプログラムの選定操作を検出するステップの前に、
現在のインターフェースが第2のインターフェースであるかどうかを検出するステップと、
前記現在のインターフェースが前記第2のインターフェースである場合、全てのプログラムを前記第2のインターフェースに表示させるステップと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の家電機器のプログラム制御方法。
【請求項3】
前記ターゲットプログラムの選定操作を検出するステップは、
前記第2のインターフェースにおけるターゲットプログラムが選定されているかどうかを検出するステップをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の家電機器のプログラム制御方法。
【請求項4】
前記検出結果に基づいて、前記ターゲットプログラムを第1のインターフェースに表示させるステップは、
前記ターゲットプログラムが選択されたことが検出された場合、前記ターゲットプログラムを前記第1のインターフェースに表示させるステップと、
前記ターゲットプログラムが選択されていないことが検出された場合、前記ターゲットプログラムを前記第1のインターフェースに非表示にするステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の家電機器のプログラム制御方法。
【請求項5】
前記ターゲットプログラムを前記第1のインターフェースに表示させるステップは、
現在のインターフェースが第1のインターフェースであるかどうかを検出するステップと、
前記現在のインターフェースが前記第1のインターフェースである場合には、前記ターゲットプログラムを前記現在のインターフェースに表示させるステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の家電機器のプログラム制御方法。
【請求項6】
前記第1のインターフェースに表示される複数のプログラムを、使用頻度の多さの順で並べることをさらに含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の家電機器のプログラム制御方法。
【請求項7】
前記ターゲットプログラムの選定操作を検出するステップは、
前記ターゲットプログラムが移動端末機器で選択されているかどうかを検出するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の家電機器のプログラム制御方法。
【請求項8】
現在のインターフェースが第3のインターフェースであるか否かを検出し、
前記現在のインターフェースが前記第3のインターフェースである場合、前記第1のインターフェースに表示されているプログラムの実行パラメータを修正することを可能にするステップをさらに含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の家電機器のプログラム制御方法。
【請求項9】
前記家電機器は洗濯機、電子レンジ、電気オーブンのうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の家電機器のプログラム制御方法。
【請求項10】
家電機器のプログラム制御システムであって、
前記家電機器のプログラム制御システムは、通信接続されるディスプレイとコントローラとを含み、
前記ディスプレイは、第1のインターフェースおよび第2のインターフェースを表示するために使用され、
前記コントローラは、複数のターゲットプログラムを記憶し、前記複数のターゲットプログラムをすべて前記第2のインターフェースに表示させるためのものであり、また、前記コントローラは、前記複数のターゲットプログラムが前記第2のインターフェースで選定された時に、すべて前記第1のインターフェースに表示可能にすることを特徴とする家電機器のプログラム制御システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は家電機器制御の分野に属し、具体的には家電機器のプログラム制御方法および制御システムを提供する。
【背景技術】
【0002】
洗濯技術の発展に伴って、全自動洗濯機はますます流行している。全自動洗濯機は通常、工場出荷時に複数(少ない場合は8や9種、多い場合は20種以上)の衣類処理プログラムを設立して、各種の材質、生地の衣類の洗濯要件に適応する。
【0003】
ただし、ユーザが洗濯機を使用している場合、そのうちの2種または3種の衣類処理プログラム個しか使用されていないか、または、そのうちの2種または3種の処理プログラムの使用頻度が最も高い。他の衣類処理プログラムでは、ユーザがあまり使用されていないか、具体的な用途がはっきり知られていない。
【0004】
さらに、洗濯機制御インターフェース上の多くの衣類処理プログラムの設定は、かえってユーザの操作に多くの不便をもたらしている。特に、電子製品に慣れていない老人は、使用できないし、使用しもない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本分野では、これらの問題を解決するための新しい家電機器のプログラム制御方法および制御システムが必要である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
従来技術における上記の問題点を解決するために、すなわち、従来の全自動洗濯機のコントロールパネル上の衣類処理プログラムが多すぎてユーザの使用に不便をもたらす問題を解決するために、本発明は家電機器のプログラム制御方法を提供し、ターゲットプログラムの選定操作を検出するステップと、検出結果に応じて前記ターゲットプログラムを選択的に第1のインターフェースに表示させるステップとを含む。
【0007】
前記家電機器のプログラム制御方法の好ましい技術的態様においては、前記のターゲットプログラムの選定操作を検出するステップの前に、現在のインターフェースが第2のインターフェースであるかどうかを検出するステップと、検出された現在のインターフェースが第2のインターフェースである場合、全てのプログラムを前記第2のインターフェースに表示させるステップとを含む。
【0008】
前記家電機器のプログラム制御方法の好ましい技術的態様においては、前記ターゲットプログラムの選定操作を検出するステップは、前記第2のインターフェースのターゲットプログラムが選択されているかどうかを検出するステップをさらに含む。
【0009】
前記家電機器のプログラム制御方法の好ましい技術的態様においては、前記検出結果に応じて前記ターゲットプログラムを選択的に第1のインターフェースに表示させるステップは、前記ターゲットプログラムが選択されたことが検出された場合、前記ターゲットプログラムを前記第1のインターフェースに表示させるステップと、前記ターゲットプログラムが選択されていないことが検出された場合、前記ターゲットプログラムを前記第1のインターフェースに非表示にするステップとをさらに含む。
【0010】
前記家電機器のプログラム制御方法の好ましい技術的態様においては、前記ターゲットプログラムを選択的に前記第1のインターフェースに表示させるステップは、現在のインターフェースが前記第1のインターフェースであるかどうかを検出するステップと、前記現在のインターフェースが前記第1のインターフェースである場合には、前記ターゲットプログラムを前記現在のインターフェースに表示させるステップとをさらに含む。
【0011】
前記家電機器のプログラム制御方法の好ましい技術的態様においては、前記第1のインターフェースに表示される複数のプログラムを、使用頻度の大きさの順で並べることをさらに含む。
【0012】
前記家電機器のプログラム制御方法の好ましい技術的態様においては、前記ターゲットプログラムの選定操作を検出するステップは、前記ターゲットプログラムが移動端末機器で選択されているかどうかを検出するステップをさらに含む。
【0013】
前記家電機器のプログラム制御方法の好ましい技術的態様においては、現在のインターフェースが第3のインターフェースであるか否かを検出し、前記現在のインターフェースが前記第3のインターフェースである場合、前記第1のインターフェースに表示されているプログラムの実行パラメータを修正することを可能にするステップをさらに含む。
【0014】
前記家電機器のプログラム制御方法の好ましい技術的態様においては、前記家電機器は洗濯機、電子レンジ、電気オーブンのうちの少なくとも一つを含む。
【0015】
また、本発明は、家電機器のプログラム制御システムを提供する。前記制御システムは、通信接続されるディスプレイとコントローラとを含み、前記ディスプレイは、第1のインターフェースおよび第2のインターフェースを表示するために使用され、前記コントローラは、複数のターゲットプログラムを記憶し、前記複数のターゲットプログラムをすべて前記第2のインターフェースに表示させるためのものであり、また、前記コントローラは、前記複数のターゲットプログラムが前記第2のインターフェースで選定された時に、すべて前記第1のインターフェースに表示可能にする。
【0016】
当業者であれば、本発明の好ましい技術的態様では、ターゲットプログラムの選定操作を検出し、続いて検出結果に応じてターゲットプログラムを第1のインターフェースに選択的に表示させることで、ターゲットプログラムをユーザの必要に応じて第1のインターフェースに表示させることができる。このため、本発明の制御方法により、洗濯機の衣類処理プログラムを、必要に応じてコントロールパネルに表示させることができ、洗濯機のコントロールパネル上の衣類処理プログラムの設定を低減させ、他の家族の操作を容易にすることができる。
【0017】
本発明の実行可能な実施例では、洗濯機は、タッチディスプレイおよびコントローラを含む。洗濯機の電源が入った後、ディスプレイスクリーンには第1のインターフェースが表示され、第1のインターフェースには混合、快速洗濯、脱水のみという3つの衣類処理プログラムが表示される。第1のインターフェースにおける操作キーをトリガとすることで第2のインターフェースにアクセスすることができ、第2のインターフェースでは衣類処理プログラムをすべて同時にあるいはスクロール(ドラッグ)して表示することができる。
【0018】
ユーザが第2のインターフェースで、例えば、ファイン洗浄プログラムのように対応する衣類処理プログラムを選択し、第2のインターフェースで操作キーをトリガとして第1のインターフェースに戻すと、このファイン洗浄グプログラムが第1のインターフェースに表示されている。ユーザがこのファイン洗浄プログラムをトリガとし、起動キーを押すと、洗濯機はファイン洗浄プログラムに従って相応の操作を行う。
【0019】
ユーザがファイン洗浄プログラムを非表示にする必要がある場合には、第1のインターフェースから第2のインターフェースに入るだけで、ファイン洗浄プログラムのチェックを外して第1のインターフェースに戻すだけでよい。
【0020】
このように、本発明の制御方法を採用した洗濯機は、コントロールパネルの設計を簡略化することができ、コントロールパネルには、ユーザが普段から使用できるように、いくつかの一般的な衣類処理プログラムを表示させることができる。また,ユーザのニーズに応じて、ターゲットとする衣類処理プログラムをディスプレイに表示させる。ユーザにとっては使いやすいだけでなく、特定の衣類処理プログラムに対するユーザのニーズにも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明に係るプログラム制御システムの構成の概念図である。
図2】本発明のディスプレイが第1のインターフェースを表示する場合の効果を模式的に示す図である(第1の実施例)。
図3】本発明のディスプレイが第2のインターフェースを表示する場合の効果を模式的に示す図である(第1の実施例)。
図4】本発明のディスプレイが第1のインターフェースを表示する場合の効果を模式的に示す図である(第2の実施例)。
図5】本発明のプログラム制御方法の具体的なステップを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照し、自動洗濯機と組み合わせて本発明の好ましい実施形態を説明する。
この実施形態が本発明の技術的原理を説明するためのものに過ぎず、本発明の保護範囲を限定するものではないことを、当業者は理解するであろう。例えば、本発明の制御システム及び/又は制御方法は、洗濯機だけでなく、衣類乾燥機、洗濯乾燥一体機、電子レンジ、電気オーブン、靴洗浄機、冷蔵庫、エアコン等の家電製品にも適用可能である。当業者は必要に応じてそれを調整して、具体的な応用状況に適応することができ、調整後の技術案は依然として本発明の保護範囲に含まれる。
【0023】
なお、本発明の説明では、「第1」、「第2」、「第3」という用語は、説明目的のみに用いられているが、相対的な重要性を示すものまたは暗示的なものとして理解することはできない。本発明の説明においては、特に明確な規定や限定がない限り、用語「取り付け」、「接続」、「連結」は広義に理解されるべきであり、例えば、固定接続であってもよく、取り外し可能接続であってもよく、一体接続であってもよく、機械接続であってもよく、電気接続であってもよく、直接接続であってもよく、中間媒体によって間接的に接続されてもよく、2つの要素内部の連通であってもよい当業者であれば、具体的な状況によって上述した用語の本発明における具体的な意味を理解することができる。
【0024】
図1に示すように、本発明の制御システムは、主に、コントローラ1、ディスプレイ2、および操作キー3を含む。ここでは、コントローラ1はディスプレイ2と操作キー3とはそれぞれ通信接続されており、ディスプレイ2と操作キー3は通信接続も非通信接続も可能である。ここでは、操作キー3はディスプレイ2上に形成された仮想キーであってもよく、独立して存在する物理的なキーであってもよい。
【0025】
図には示されていないが、本発明の第1の実施例では、コントローラ1、ディスプレイ2、および操作キー3は、それぞれ以下のような特徴を有する。
【0026】
図2および図3に示すように、コントローラ1は、洗濯機の動作を制御するための洗濯機のコントローラである。コントローラ1内には複数の衣類処理プログラムが記憶されており、この複数の衣類処理プログラムには混合、快速洗濯、脱水のみ、化学繊維、スクリム、シルク、ダウン、大きなひとかたまりなどの衣類処理プログラムが含まれている。また、当業者であれば、必要に応じてコントローラ1内に記憶された衣類処理プログラムを適宜増減させることも可能であり、例えば、ファイン洗浄の衣類処理プログラムを追加することも可能である。洗濯機のコントローラは当業者によく知られている部品であるため、本発明についてはこれ以上説明しない。
【0027】
引き続き図2図3に示すように、洗濯機のコントロールパネルにディスプレイ2が取り付けられる。本発明の第1の実施例において、ディスプレイ2はタッチディスプレイである。ディスプレイ2は、洗濯機がオンになった後に、図2に示す第1のインターフェース21を表示することができる。第1のインターフェース21における第1の操作キー31を操作することにより、第1のインターフェース21から図3に示す第2のインターフェース22にディスプレイ2を進入させることができる。
【0028】
図2図3を参照すると、操作キー3は、第1のインターフェース21における第1の操作キー31(図2に示す)と、第2のインターフェース22における第2の操作キー32(図2に示す)とを含む、ディスプレイ2に形成された仮想キーである。コントローラ1は、第1の操作キー31がトリガされる命令を受けると、第1のインターフェース21から第2のインターフェース22にディスプレイ2を進入させることができ、コントローラ1は、第2の操作キー32がトリガされる命令を受けると、第2のインターフェース22から第1のインターフェース21にディスプレイ2を進入させることができる。また、当業者であれば、必要に応じて、操作キー3を上述した機能を実現する、独立した物理キーとして設定することも可能である。
【0029】
図2及び図3に示すように、コントローラ1は、予め記憶された各衣類処理プログラムをアイコンのように(図3に示すアイコン)、第2のインターフェース22に表示させることができ、すなわち、第2のインターフェース22における各アイコンをそれぞれ一つの衣類処理プログラムに対応する。さらに、衣類処理プログラムに対応するアイコンの右上隅にはそれぞれチェックボックスが設定される。チェックボックスがチェックされると、コントローラ1は、前記チェックボックスに対応するアイコンを図2の第1のインターフェース21に表示させることができる。
【0030】
図4に示すように、本発明の第2の実施例では、上述した第1の実施例とは異なって、第1のインターフェース21における衣類処理プログラム毎に対応するアイコンにも、「パラメータ設定」の仮想キーが設けられる。コントローラ1は、この仮想キーのトリガ命令を受けると、ディスプレイ2を第1のインターフェース21から第3のインターフェース(図示せず)に進入させ、対応する衣類処理プログラムの動作パラメータをユーザに修正させることができる。
【0031】
また、本発明の別の実施可能な技術的態様では、当業者は、必要に応じて、第1のインターフェース21に「パラメータ設定」仮想キーを選択的に表示させることができる。例えば、第2のインターフェース22に対応する仮想キーを設定し、当該キーが操作されると、コントローラ1は、第1のインターフェース21に「パラメータ設定」仮想キーを表示させ、当該キーが再度操作されると、コントローラ1は、第1のインターフェース21から「パラメータ設定」仮想キーを非表示させる。
【0032】
以下、本発明の制御方法に関連して、本発明の制御システムの動作原理について詳細に説明する。
【0033】
本発明の制御方法は、主に以下のステップを含む。
【0034】
ステップ1:ターゲット衣類処理プログラムの選定操作を検出する。
【0035】
ステップ2:検出結果に基づいて前記ターゲット衣類処理プログラムを第1のインターフェース21に選択的に表示させる。
【0036】
以下、図5を参照しながら、本発明の制御方法について詳細に説明する。
【0037】
ステップS01において、コントローラ1は、第1のインターフェース21における第1の操作キー31のトリガ命令を受けると、第1のインターフェース21から第2のインターフェース22にディスプレイ2を進入させる。コントローラ1は、ディスプレイ2が第2のインターフェース22に進入すると、現在のインターフェースが第2のインターフェース22であると判定する。
【0038】
ステップS02において、ユーザは、第2のインターフェース22における全ての衣類処理プログラムをブラウジングし、表示または非表示にするターゲット衣類処理プログラムを確定する。当該ターゲット衣類処理プログラムは、アイコンがダウンの衣類処理プログラムであると仮定する。
【0039】
ステップS03において、コントローラ1は、ユーザがダウンアイコンのチェックボックスをチェックしているか否かを判定し、当該ターゲット衣類処理プログラムが選択されているか否かを判定する。
【0040】
ステップS04において、コントローラ1は、ダウンアイコンにおけるチェックボックスがチェックされていないと判定し、ユーザが第2の操作キー32(具体的には保存キー)をトリガした後、ディスプレイ2を第2のインターフェース22から第1のインターフェース21に戻す。コントローラ1は、ディスプレイ2が第1のインターフェース21に入ると、現在のインターフェースが第1のインターフェース21であると判定し、ダウンアイコンを非表示にする。
【0041】
当業者であれば、ダウンアイコンが非表示にされる場合が3種類あることを理解することができる。1つ目は、ダウンアイコンが第1のインターフェース21に表示され、第2のインターフェース22ではチェックが解除され、保存キーである第2の操作キー32が操作されることにより、ダウンアイコンが第1のインターフェース21では消去されるようにすることである。2つ目は、ダウンアイコンが第1のインターフェース21に表示されておらず、第2のインターフェース22ではチェックされておらず、保存キーである第2の操作キー32が操作されることにより、ダウンアイコンが非表示のままとなることである。3つ目は、ダウンアイコンが第1のインターフェース21に表示されておらず、第2のインターフェース22でチェックされているが、キャンセルキーである第2の操作キー32が操作されることにより、ダウンアイコンが非表示のままとなることである。
【0042】
ステップS05において、コントローラ1は、ダウンアイコンのチェックボックスが選択されていると判定し、ユーザが第2の操作キー32(具体的には保存キー)をトリガした後、ディスプレイ2を第2のインターフェース22から第1のインターフェース21に戻す。ディスプレイ2が第1のインターフェース21に入る場合、コントローラ1は、現在のインターフェースが第1のインターフェース21であると判定し、第1のインターフェース21にダウンアイコンが表示されるようにする。
【0043】
当業者であれば、ダウンアイコンが表示される場合が2つあることを理解することができる。1つ目は、ダウンアイコンが第1のインターフェース21に表示されておらず、第2のインターフェース22でチェックされており、保存キーである第2の操作キー32が操作されることにより、ダウンアイコンが第1のインターフェース21に表示されるようにすることである。2つ目は、ダウンアイコンが第1のインターフェース21に表示され、第2のインターフェース22ではチェックが解除されているが、キャンセルキーとして第2の操作キー32が操作されることにより、ダウンアイコンの表示が継続されることである。
【0044】
ステップS06において、ユーザがターゲット衣類処理プログラムの実行パラメータを変更する必要がある場合、ユーザは、当該ターゲット衣類処理プログラムのパラメータ設定キーをトリガとし、コントローラ1は、これにより、ディスプレイ2を第3のインターフェースに移行させる。ディスプレイ2が第3のインターフェースに入ると、コントローラ1は、現在のインターフェースが第3のインターフェースであると判定する。
【0045】
ステップS07において、ユーザは、必要に応じて、第3のインターフェースで前記ターゲット衣類処理プログラムの実行パラメータを修正する。この動作パラメータは主要なパラメータ(予約時間、洗浄時間、洗浄温度、洗浄回数、脱水時間、脱水回転速度など)と付加機能(省エネ洗浄、殺菌、強化洗浄、特殊汚れ洗浄化など)を含む。
【0046】
ステップS08において、ユーザが保存キーをトリガとすると、コントローラ1は、第1のインターフェース21にディスプレイ2を戻させ、実行パラメータの変更を完了する。
【0047】
ここでは、ステップS01とステップS02はステップ1に対応し、ステップ03からステップS05はステップ2に対応する。
【0048】
図2図4に示すように、洗濯機が動作する場合、ユーザは、対応するアイコンをトリガするだけで、例えば快速洗浄アイコンを起動し、起動キーを押すだけで、洗濯機が快速洗浄の衣類処理プログラムに従って対応する操作を実行する。
【0049】
さらに、ユーザによる洗濯機の操作を容易にするために、当業者であれば、必要に応じて、第1のインターフェース21に表示される衣類処理プログラムのアイコンを、使用頻度の多さに応じて順次並べ替えたり、ユーザに第1のインターフェース21に表示される衣類処理プログラムのアイコンを手動でドラッグさせて特定の位置に固定させたりすることができる。
【0050】
以上に述べたように、本発明の洗濯機は、ユーザのニーズに応じて、ディスプレイ2の第1のインターフェース21に特定の衣類処理プログラムを表示させて選択することで、それに応じた動作を行うことができることを当業者は理解することができる。従って、本発明の制御方法及び/又は制御システムは、洗濯機のディスプレイ2が、通常状態において数種(例えば、3種、4種、または5種)の一般的な衣類処理プログラムを保持するようにすることができ、ユーザの日常的な使用に便利である。本発明の制御方法及び/又は制御システムは、ユーザが衣類処理に特定の要求がある場合に、非表示の衣類処理プログラムをディスプレイ2の第1のインターフェース21に表示させることも可能である。ユーザの操作が容易になるだけでなく、ユーザからの特殊のニーズにも対応できる。
【0051】
また、本発明の別の実施例では、本発明の制御システムは、コントローラ1と通信接続された通信モジュールをさらに備え、コントローラ1は当該通信モジュールによって移動端末装置と通信接続される。移動端末装置が洗濯機との通信を行った後、ユーザは移動端末装置を介して表示プログラムをディスプレイ2の第1のインターフェース21に表示させることができる。ここでは、この移動端末装置は、携帯電話、タブレット、ノートパソコンなどであってもよい。例示的には、携帯電話に対応するAPPをインストールし、このAPPによって携帯電話と通信モジュールを通信させ、携帯電話と洗濯機をバンディングする。ユーザは携帯電話上のAPPを操作して携帯電話上でターゲット衣類処理プログラムを選定し、携帯電話にターゲット衣類処理プログラム情報をコントローラ1に送信させ、コントローラ1は当該ターゲット衣類処理プログラムのアイコンを第1のインターフェース21に表示させる。さらに、当業者であれば、ユーザが携帯電話を介してコントローラ1に制御命令を送信して、洗濯機の動作を制御することができるようにAPPを設定することができる。これにより、ユーザは携帯電話を介して洗濯機の動作状態をリアルタイムで検出することができ、また、携帯電話がユーザに喚起メッセージ(例えば、洗濯機が衣類の処理作業を完了したなど)を送信することができるようになる。
【0052】
以上、図面に示す好ましい実施形態に関連して本発明の技術的解決策を説明したが、当業者であれば、本発明の保護範囲がこれらの具体的な実施形態に限定されないことは明らかである。本発明の原理から逸脱することなく、当業者は、関連する技術的特徴を同等に変更又は置換することができ、これらの変更又は置換後の技術的解決策は、本発明の保護範囲内に含まれるものである。
【符号の説明】
【0053】
1 :コントローラ
2 :ディスプレイ
3 :操作キー
21 :第1のインターフェース
22 :第2のインターフェース
31 :第1の操作キー
32 :第2の操作キー
211:起動キー
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】