(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-21
(54)【発明の名称】携帯型パーカッションマッサージ装置
(51)【国際特許分類】
A61H 23/02 20060101AFI20220114BHJP
【FI】
A61H23/02 354
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021545893
(86)(22)【出願日】2020-05-04
(85)【翻訳文提出日】2021-08-05
(86)【国際出願番号】 US2020031339
(87)【国際公開番号】W WO2020227225
(87)【国際公開日】2020-11-12
(32)【優先日】2019-10-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2019-05-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2019-09-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-03-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519166165
【氏名又は名称】セラボディ,インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【氏名又は名称】森本 有一
(74)【代理人】
【識別番号】100211177
【氏名又は名称】赤木 啓二
(72)【発明者】
【氏名】ジェイソン ワースランド
(72)【発明者】
【氏名】ベンジャミン ナザリアン
(72)【発明者】
【氏名】ジェイミー サンチェス ソラナ
(72)【発明者】
【氏名】エドゥアルド メリノ
【テーマコード(参考)】
4C074
【Fターム(参考)】
4C074CC11
4C074CC17
4C074DD03
4C074GG01
(57)【要約】
ハウジング内部を画定するハウジング、バッテリ、ハウジング内に配置されたモータ、モータを起動するためのスイッチ、およびモータに動作可能に接続され、モータの起動に応じて往復運動するように構成された往復シャフトを含むパーカッションマッサージ装置。往復シャフトは、往復軸を画定する遠位端を含む。ハウジングは、協働してハウジング内部を画定し、往復シャフトの反対側に画定される第1の側部および第2の側部を含む。モータは、第1の側部に位置し、バッテリは、第2の側部に位置する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング内部を画定するハウジングと、
バッテリと、
前記ハウジング内に配置されたモータと、
前記モータを起動するためのスイッチと、
前記モータに動作可能に接続された往復シャフトであって、前記モータの起動に応じて往復運動するように構成された往復シャフトと、
を含む、パーカッションマッサージ装置。
【請求項2】
前記往復シャフトは、往復軸を画定する遠位端を含み、前記ハウジングは、協働して前記ハウジング内部を画定する第1の側部および第2の側部であって、前記往復シャフトの反対側に画定される第1の側部および第2の側部を含み、前記モータは、前記第1の側部に配置され、前記バッテリは、前記第2の側部に配置される、請求項1に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項3】
前記第1の側部および前記第2の側部は、ほぼ対称である、請求項2に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項4】
前記ハウジングはハウジング軸を画定し、前記往復軸および前記ハウジング軸は同軸である、請求項3に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項5】
前記モータは、モータ軸を画定する回転可能なモータシャフトを含み、前記モータ軸は、前記往復軸に垂直であり、前記バッテリを通って延びる、請求項2に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項6】
対向する第1および第2の側面を有する中間部材を含むモータ取付ブラケットをさらに含み、前記モータは前記中間部材の前記第1の側面に配置され、前記往復シャフトは前記中間部材の前記第2の側面に配置される、請求項1に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項7】
前記中間部材は、その内部に画定されたシャフト開口部を含み、前記モータは、前記中間部材の前記第1の側面から前記シャフト開口部を通って前記中間部材の前記第2の側面に延在する回転可能なモータシャフトを含み、前記往復シャフトは、前記モータシャフトに動作可能に接続される、請求項6に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項8】
前記ハウジングは、第1および第2のハウジング半体を含み、前記モータ取付ブラケットは、前記第1および第2のハウジング半体の両方に固定されている、請求項7に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項9】
前記モータ取付ブラケットが、締まりばめを介して前記第1のハウジング半体に、かつ、ねじ付き締結具を介して前記第2のハウジング半体に固定される、請求項8に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項10】
前記締まりばめは、前記ハウジング上に配置された管状部材および固定ポストの一方と、前記モータ取付ブラケット上に配置された前記管状部材および前記固定ポストの他方とを含み、前記固定ポストは、前記管状部材内に受容される、請求項9に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項11】
前記往復シャフトが往復運動するブッシュアセンブリをさらに含み、前記ブッシュアセンブリは、前記ブッシュアセンブリと前記ハウジングとの間に配置される第1および第2の減衰半体をその反対側に含む、請求項1に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項12】
前記第1および第2の減衰半体は、前記ハウジング内に画定された固定開口部内に受容される、外向きに延在する固定突起を含む、請求項11に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項13】
ハウジング内部およびハウジング軸を画定するハウジングと、
バッテリと、
前記ハウジング内に配置されたモータであって、前記モータは、モータ軸を画定する回転可能なモータシャフトを含み、前記モータ軸は、前記往復シャフトに垂直でありかつ前記バッテリを通って延びる、モータと、
前記モータを起動するためのスイッチと、
前記モータに動作可能に接続され、かつ前記モータの起動に応じて往復運動するように構成された往復シャフトと、を含み、
前記往復シャフトは、往復軸を画定する遠位端を含み、前記ハウジングは、ハウジング内部を画定するために協働する第1の側部および第2の側部を含み、前記第1の側部および前記第2の側部は前記往復シャフトの反対側に画定され、前記モータは、前記第1の側部に配置され、前記バッテリは、前記第2の側部に配置され、前記第1の側部および前記第2の側部は、ほぼ対称であり、前記往復シャフトおよび前記ハウジング軸は同軸である、パーカッションマッサージ装置。
【請求項14】
対向する第1および第2の側面を有する中間部材を含むモータ取付ブラケットをさらに含み、前記モータは前記中間部材の前記第1の側面に配置され、前記往復シャフトは前記中間部材の前記第2の側面に配置され、前記中間部材は、その内部に画定されたシャフト開口部を含み、前記モータシャフトは、前記中間部材の前記第1の側面から前記シャフト開口部を通って前記中間部材の前記第2の側面に延在し、前記往復シャフトは、前記モータシャフトに動作可能に接続される、請求項13に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項15】
前記ハウジングは、第1および第2のハウジング半体を含み、前記モータ取付ブラケットは、前記第1および第2のハウジング半体の両方に固定され、前記モータ取付ブラケットは、締まりばめを介して前記第1のハウジング半体に、かつ、ねじ付き締結具を介して前記第2のハウジング半体に固定され、前記締まりばめは、前記ハウジング上に配置された管状部材および固定ポストの一方と、前記モータ取付ブラケット上に配置された前記管状部材および前記固定ポストの他方とを含み、前記固定ポストは、前記管状部材内に受容される、請求項14に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項16】
前記往復シャフトが往復運動するブッシュアセンブリをさらに含み、前記ブッシュアセンブリは、前記ブッシュアセンブリと前記ハウジングとの間に配置される、その両側に第1および第2の減衰半体を含み、前記第1および第2の減衰半体は、前記ハウジング内に画定される固定開口部内に受容される、そこから外方に延びる固定突起部を含む、請求項15に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項17】
パーカッションマッサージ装置を使用する方法であって、
該パーカッションマッサージ装置は、
ハウジング内部を画定するハウジングと、バッテリと、前記ハウジング内に配置されたモータと、前記モータを起動するためのスイッチと、前記モータに動作可能に接続された往復シャフトであって、前記モータの起動に応じて往復運動するように構成された往復シャフトとを含み、
前記方法は、
手のひらを有する第1の手でハウジングを把持するステップであって、前記往復シャフトは、往復軸を画定する遠位端を含む、把持するステップと、
前記往復軸が前記手のひらを通って延びるように前記第1の手を配置するステップと、
前記往復シャフトの前記遠位端に取り外し可能に接続されたマッサージアタッチメントで第1のボディ部分をマッサージするステップと、を備えた方法。
【請求項18】
前記ハウジングは、協働して前記ハウジング内部を画定し前記往復シャフトの反対側に画定される、第1の側部および第2の側部を含み、前記モータは、前記第1の側部に配置され、前記バッテリは、前記第2の側部に配置される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記第1の側部および前記第2の側部は、ほぼ対称である、請求項18に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項20】
前記ハウジングは、ハウジング軸を画定し、前記往復軸および前記ハウジング軸は、同軸である、請求項19に記載のパーカッションマッサージ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年10月9日に出願された米国特許出願第29/708、815号の一部継続出願であり、また、2019年9月11日に出願された米国仮特許出願第62/899、098号、および2019年5月7日に出願された米国仮特許出願第62/844、424号の優先権を主張し、その全体が基準により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、一般に、パーカッションマッサージ装置(叩打式マッサージ装置、percussive massage device)に関し、より詳細には、携帯型パーカッションマッサージ装置に関する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
パーカッションマッサージ装置は、近年ますます普及している。しかし、これらはしばしばかさばることがあり、ジムバッグ等で輸送することが困難である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の第1の態様によれば、ハウジング内部を画定するハウジングと、バッテリと、ハウジング内に配置されたモータと、モータを起動するためのスイッチと、モータに動作可能に接続され、モータの起動に応じて往復運動するように構成された往復シャフトとを含む、パーカッションマッサージ装置が提供される。好ましい実施形態では、往復シャフトは、往復軸を画定する遠位端を含む。ハウジングは、協働してハウジング内部を画定し、往復シャフトの反対側に画定される第1の側部および第2の側部を含む。モータは、第1の側部に位置し、バッテリは、第2の側部に位置する。好ましくは、第1の側部および第2の側部は、ほぼ対称である。好ましい実施形態では、ハウジングはハウジング軸を画定し、往復シャフトとハウジング軸とは同軸である。好ましい実施形態では、モータは、往復軸に垂直でありバッテリを通って延びるモータ軸を画定する回転可能なモータシャフトを含む。
【0005】
好ましい実施形態では、パーカッションマッサージ装置は、対向する第1および第2の側面を有する中央部材を含むモータ取付ブラケットを含む。モータは、中間部材の第1の側に配置され、往復軸は、中間部材の第2の側に配置される。好ましくは、中間部材は、その中に画定されたシャフト開口部を含み、モータ回転可能なモータシャフトは、中間部材の第1の側面から、シャフト開口部を通って、中間部材の第2の側面に延びる。往復シャフトは、モータシャフトに動作可能に接続される。好ましい実施形態では、ハウジングは、第1および第2のハウジング半体を含む。モータ取付ブラケットは、第1および第2のハウジング半体の両方に固定される。好ましくは、モータ取付ブラケットは、締まりばめを介して第1のハウジング半体に、ねじ付き締結具を介して第2のハウジング半体に固定される。好ましい実施形態では、締まりばめは、管状部材の一方と、ハウジング上に配置された固定ポストと、管状部材の他方と、モータ取付ブラケット上に配置された固定ポストとを含み、固定ポストは、管状部材内に受容される。
【0006】
好ましい実施形態では、パーカッションマッサージ装置は、往復シャフトが往復運動するブッシュアセンブリも含む。ブッシュアセンブリは、ブッシュアセンブリとハウジングとの間に配置される、その反対側の第1および第2の減衰半体を含む。好ましくは、第1および第2の減衰半体は、ハウジング内に画定された固定開口部内に受容される、そこから外向きに延在する固定突起を含む。
【0007】
本発明の別の態様によれば、ハウジング内部およびハウジング軸を画定するハウジングと、バッテリと、ハウジング内に配置されたモータと、モータを起動するためのスイッチと、モータに動作可能に接続され、モータの起動に応じて往復運動するように構成された往復シャフトとを備えるパーカッションマッサージ装置が提供される。モータは、往復軸に垂直であり、バッテリを通って延びるモータ軸を画定する回転可能なモータシャフトを含む。往復シャフトは、往復軸を画定する遠位端を含む。ハウジングは、協働してハウジング内部を画定し、往復シャフトの反対側に画定される第1の側部および第2の側部を含む。モータは、第1の側部に位置し、バッテリは、第2の側部に位置する。第1の側部および第2の側部は、ほぼ対称であり、往復軸およびハウジング軸は、同軸である。
【0008】
本発明の別の態様によれば、ハウジング内部を画定するハウジングと、バッテリと、ハウジング内に配置されたモータと、モータを起動するためのスイッチと、モータに動作可能に接続され、モータの起動に応じて往復運動するように構成された往復シャフトとを含む、パーカッションマッサージ装置を使用する方法が提供される。往復シャフトは、往復軸を画定する遠位端を含む。この方法は、手のひらを有する第1の手でハウジングを把持するステップと、往復シャフトが手のひらを通って延びるように第1の手を配置するステップと、往復シャフトの遠位端に取り外し可能に接続されたマッサージアタッチメントで第1のボディ部分をマッサージするステップとを含む。
【0009】
好ましい実施形態では、ハウジングは、ハウジング内部を画定するために協働する第1の側部と第2の側部とを含み、往復軸の反対側に画定され、モータは第1の側部に配置され、バッテリは第2の側部に配置される。
【0010】
好ましい実施形態では、本発明は、従来技術で教示されている他の多くのものよりもコンパクトなパーカッションマッサージ装置である。好ましい実施形態では、装置は、比較的小さな空間に必要なトルクを含むブラシレスモータを含む。好ましい実施形態では、装置は、ユーザの手のひらに人間工学的に適合するように成形され、装置の構造は、装置がユーザの手に保持されたときに、ユーザが、手のひらからハウジングを通ってマッサージ部材にほぼ線形の力を加えるようなものである。好ましくは、外側ハウジングは、上面から往復軸が延びる開口部に向かって先細りになる。
【0011】
好ましい実施形態では、装置は、ハウジングの片側に接続するねじ式締結具を含むモータマウントを含む。装置は、シャフトが通るブッシュと、ブッシュが存在するブッシュホルダとを含む。好ましい実施形態では、装置は、スキージャケットまたは財布に適合するのに十分小さい。装置の対称性により、量分布とコンパクト性により、装置は使いやすくなっている。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1は、本発明の好ましい実施形態による携帯型パーカッションマッサージ装置の斜視図である。
【
図2】
図2は、ハウジングの半分を取り外したパーカッションマッサージ装置の正面立面図である。
【
図3】
図3は、パーカッションマッサージ装置の分解斜視図である。
【
図4】
図4は、
図3の反対側からのパーカッションマッサージ装置の分解斜視図である。
【
図5】
図5は、一体型モータ取付ブラケットおよびブッシュ保持構造を有するパーカッションマッサージ装置の分解斜視図である。
【
図7】
図7は、ユーザによって把持されているパーカッションマッサージ装置の側面図である。
【
図8】
図8は、ユーザによって把持されているパーカッションマッサージ装置の背面図である。
【0013】
図面のいくつかの図を通して、同様の数字は同様の部分を指す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下の説明および図面は、例示的なものであり、限定として解釈されるべきではない。本開示の完全な理解を提供するために、多数の特定の詳細が記載される。しかしながら、場合によっては、説明を曖昧にすることを避けるために、公知のまたは従来の詳細は説明されない。本開示における1つまたは1つの実施形態への基準は、同じ実施形態への基準であることができるが、必ずしもそう必要はなく、そのような基準は、実施形態のうちの少なくとも1つを意味する。
【0015】
本明細書において「一実施形態」又は「ある実施形態」とは、実施形態に関連して説明した特定の特性、構造又は特性が、本開示の少なくとも一実施形態に含まれることを手段するものであり、本明細書の様々な箇所における「一実施形態において」という語句の出現は、必ずしも全てが同じ実施形態を指しているわけではなく、また、他の実施形態を相互に排他的な別個の又は代替の実施形態を指しているわけでもない。さらに、いくつかの実施形態によって示されてもよく、他の実施形態によって示されなくてもよい様々な特徴が説明される。同様に、いくつかの実施形態の要件であり得るが、他の実施形態の要件ではない、様々な要件が説明される。
【0016】
本明細書で使用される用語は、一般に、本開示の文脈内で、および各用語が使用される特定の文脈内で、当技術分野で通常の意味を有する。本開示を説明するために使用される特定の用語は、本開示の説明に関して実施者にさらなるガイダンスを提供するために、以下で、または本明細書の他の場所で論じられる。便宜上、例えばイタリック体および/または引用符を使用して、特定の用語を強調表示することができる:強調表示の使用は、用語の範囲および意味に影響を及ぼさず;用語の範囲および意味は、強調表示されるか否かにかかわらず、同じ文脈において同じである。
【0017】
同じことが2つ以上の方法で言えることが理解されるのであろう。その結果、代替言語および同義語を本明細書中で議論される用語のいずれかの1以上で用いることができる。用語が本明細書で詳述されているか、または議論されているかどうかについては、特に重要ではない。ある用語の同義語を供する。1つ以上の同義語の列挙は、他の同義語の使用を排除しない。本明細書で議論される任意の用語の例を含む本明細書の任意の場所での例の使用は、例示的なものにすぎず、開示または任意の例示された用語の範囲および意味をさらに限定することを意図しない。同様に、本開示は、本明細書で与えられる様々な態様に限定されない。
【0018】
本開示の範囲をさらに限定することを意図することなく、本開示の実施形態による器具、装置、方法、およびそれらに関連する結果の例を以下に示す。タイトルまたはサブタイトルは、読者の利便性のために例において使用されてもよく、それは、決して本開示の範囲を限定すべきではないことに留意されたい。別段の定義がない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本開示が関係する当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。矛盾する場合には、定義を含む本発明が優先する。
【0019】
「前」、「後」、「上面」、「下」、「側面」、「短い」、「長い」、「上面」、「下」、「後」、「前」、「内側」、「外側」および「下」などの用語は、本明細書で使用されるが、単に説明を容易にするためのものであり、図に示される構成要素の向きを指すことが理解されるのであろう。本明細書に記載される構成要素の任意の向きが本発明の範囲内であることを理解されたい。
【0020】
ここで図面を参照すると、図面は、本発明を説明するためのものであり、本発明を限定するためのものではなく、
図1~は、本発明の好ましい実施形態による携帯型パーカッションマッサージ装置10の実施形態を示す。
【0021】
図1~
図2に示されるように、好ましい実施形態では、パーカッションマッサージ装置10は、一般に、ハウジング内部14を画定するハウジング12と、往復シャフト16と、マッサージ部材またはマッサージ部材への取付けを固定するためのアタッチメント部材18(往復シャフト16の遠位端16aに固定される)とを含む。好ましい実施形態では、装置は、米国特許第10、557、490号(‘490特許)に開示されたアタッチメント部材18の1つを含み、その全体が基準により本明細書に組み込まれる。アタッチメント部材18は、治療部材またはマッサージアタッチメント19(
図8参照)を取り付けるために使用される。図面に示されている雄型アタッチメント部材18は、‘490特許の
図11~
図13に示されている実施形態に類似している。しかしながら、‘490特許の
図1~
図10のいずれかに示される実施形態、またはマッサージアタッチメントをパーカッションマッサージ装置に接続するための任意の他のシステムもまた、使用され得る。例えば、別の実施形態では、往復シャフト16は、マッサージアタッチメント19上の雄アタッチメント部材と嵌合する雌アタッチメント部材を含むことができる。
【0022】
図2に示すように、装置10は、1つまたは複数のバッテリ20(またはACプラグなどの他のソース)、ハウジング内に配置されたモータ22、およびモータを作動させるためのスイッチ24も含む。好ましい実施形態において、モータ22はブラシレス直流(BLDC)モータである。モータ22は、後述するように、相反運動に変換され得る速度(すなわち、回転運動)を変化させるように構成される。他の実施形態では、モータは、ブラシ付きDCモータ、ブラシ付きACモータ、またはブラシレスACモータである。当業者であれば、ブラシレスまたはブラシ付きモータ、または直流または交流を選択することは、用途および意図されるサイズ、バッテリ電力、および使用に応じて変わり得ることを理解するのであろう。バッテリ20は、ハウジング12に形成されたバッテリ凹部20a内に配置され、装置10の動作を制御するPCB 21と電気的に接続又は通信される。好ましい実施形態では、スイッチ24は押しボタンであり、その動作は、装置をオンおよびオフにしたり、速度を変化させたり、モードを変化させたりするように制御される。ハウジング12はまた、オン/オフ、または装置がどの速度またはモードに設定されているか等の状態を示す光23を含むことができる。ボタン24を長く押すと、装置をオンまたはオフにすることができ、ボタン24を短く押すと、速度またはードを変更することができる。PCB 21および関連する制御部は、モータ22と通信する。配線は図面には示されていないことが理解されるのであろう。
【0023】
図2~
図4に示すように、好ましい実施形態では、パーカッションマッサージ装置10は、ハウジング内部14に配置されたモータ取付ブラケット26を含む。好ましくは、モータ取付ブラケット26は、対向する第1および第2の側面28aおよび28bを有する中間部材28を含む。モータ22は、第1の側面28aに配置され、往復シャフト16は、中間部材28の第2の側面28bに配置される。中間部材28は、その中に画定されたシャフト開口部30を含む。モータ22は、中間部材28の第1の側面28aから、シャフト開口部30を通って中間部材28の第2の側面28bに延びる、そこから延びる回転可能なモータシャフト32を含む。好ましくは、モータ22は、ねじ付き締結具を介してモータ取付ブラケット26に固定される。しかしながら、溶接、接着、リベット、ボルト等の他のアタッチメントは、本発明の範囲内である。
【0024】
好ましい実施形態では、モータ取付ブラケット26は、中間部材28から延びるフランジ44を含む。フランジ44は、モータ22の少なくとも一部が収容されるモータ空間46を部分的に画定する。また、中間部材28は、そこから延びる複数の脚部48を含み、この脚部は、管状部材49と、そこに画定された固定開口部50とを含む。減衰リング51および減衰ワッシャも含まれる。ここで、全ての減衰成分は、ゴム、シリコーン等で作られ、プラスチック対プラスチック又はプラスチック対金属の接触を防止し、騒音および振動を低減するために設けられる。
【0025】
図3~
図4に示すように、減衰リング51は、脚部48の第1の側面上の管状部材49内に受け入れられ、減衰ワッシャ52は、脚部58の第2の側面上に配置される。ねじ付き締結具53等は、減衰リング51、管状部材49、固定開口部50、減衰ワッシャ52を通って延び、第2のハウジング半体12bの内面上のねじ付き雌固定部材58に受け入れられて、モータ取付ブラケット26をハウジング内部14内に固定する。固定ポスト55(
図3参照)は、管状部材49内に受け入れられ、管状リング51内に延びて、モータ取付台26を第1のハウジング半体12aに固定する。固定ポスト55は、モータ取付ブラケット26を第1のハウジング半体12aに固定するために、管状部材49との締まりばめを提供する。好ましい実施形態では、固定ポスト55は、管状部材との締まりばめを提供するために、その頂部または自由端から先細りになっている(または先細りフランジを含む)。減衰部材57が、モータ取付台26と第2のハウジング半体12bとの間に配置され、モータ取付台26が第2のハウジング半体12bに直接接触するのを防止する。
【0026】
好ましい実施形態では、モータシャフト32の回転は、往復運動するシャフト16(ピボットピン37を参照)に回動可能に接続されたプッシュロッド36と、カウンタウェイト40を含むオフセット部材38とを含むリンケージアセンブリ(又はプッシュロッドアセンブリ)34を介して、往復運動するシャフト16の往復運動に変換される。オフセット部材38から延びるオフセットシャフト42は、プッシュロッド36に動作可能に接続される(例えば、枢動可能に接続される)。オフセットシャフト42の軸は、モータシャフト32の回転軸からオフセットされていることが理解されるのであろう。好ましい実施形態では、プッシュロッド36(またはその少なくとも大部分)、オフセット部材38、およびカウンタウェイト40はすべて、ハウジング内部14の第1の側14a(すなわち、モータと同じハウジング内部の側)に配置される。
【0027】
図3~
図4に示すように、往復シャフト16は、ブッシュ62、減衰ブッシュカバー64、ワッシャ73およびブッシュ保持構造66を包含するブッシュアセンブリ60内を貫通して往復動する。ブッシュ62は、ブッシュ保持構造66の中央開口部66aに受け止められた減衰ブッシュカバー64の中央開口部64aに受け止められている。往復シャフト16はブッシュ64の中央開口部を通って延びている。減衰スクリューガイド70および減衰半体72(好ましくは湾曲した形状を有する)は、ブッシュアセンブリ60を通る往復シャフト60の往復運動を減衰させるのに役立つ。ブッシュアセンブリ60をハウジング12に接続するために、減衰スクリューガイドの開口部を通して、ブッシュ保持構造66から延びて雌固定部材71(
図4参照)に入るウイング68の開口部を通して、ねじ締め締結具が延びている。減衰半体72は、ブッシュアセンブリ60とハウジング半体12aおよび12bとの間に配置される。減衰半体72から延びる固定突起74は、ハウジング半体12aおよび12bに形成された固定開口部76内に延びる。
【0028】
図5は、別の実施形態を示しており、ここで、モータ取付台26およびブッシュ保持構造66は、一体の取付構造80の一部である。残りの構成要素は、モータ取付台26およびブッシュ保持構造66が別個の部品である、本明細書で論じられる実施形態と同じまたは同様である。
【0029】
図2および
図6に示すように、好ましい実施形態では、往復シャフト16は、往復軸A1を画定する遠位端を含む。ハウジングは、ハウジング軸A2を画定する。好ましい実施形態において、往復シャフトA1およびハウジング軸A2は、同軸である。
図2に示すように、ハウジング12は、協働してハウジング内部14を画定し、往復シャフトA1の反対側に画定される第1の側部25および第2の側部27を含む。好ましくは、モータ22は、第1の側部25内に配置され、バッテリ20は、第2の側部27内に配置される。好ましくは、モータおよび駆動系全体は、(駆動系に関して)往復シャフト16の前に、第1の側部25(すなわち、往復軸A1の第1の側)に配置され、バッテリ20、PCB 21および関連する電子部品(すべてのワイヤ以外の)およびスイッチ24は、すべて、第2の側部27(すなわち、往復軸A1の第2の側)に配置される。
図2に示すように、モータシャフト32は、モータ軸A3を画定する。好ましい実施形態において、モータ軸A3は、往復シャフトA1に垂直であり、バッテリ20を通って延びる。また、モータ軸A3は、スイッチ24と同軸であってもよい。
【0030】
使用時には、ユーザは、往復軸A1が手のひらを通って延びる位置で、手、特に手のひらをハウジングの頂部12d(
図7および
図8に示す)に対して置くことによって、装置を把持する。これにより、ユーザは、往復軸A1に沿った押圧力を提供することができる。次いで、ユーザは、デバイスを使用して、着脱可能に取り付けられたマッサージアタッチメントで1つまたは複数のボディ部分をマッサージし、必要に応じてアタッチメントを変更することができる。装置は、所望であれば、別様に把持することができる。装置はペアにすることができることが理解されるのであろう。
【0031】
図7および
図8に示すように、装置500は、好ましくは、ユーザの手のひらに人間工学的に適合するように成形される。好ましくは、ハウジング12の外面12cは、往復シャフト16が延びる開口部84に向かって上面からテーパー(前後、左側および右側)をなす。別の実施形態では、往復シャフト16は、ハウジング12内に完全に保持されてもよく、開口部84を通って延びない。この実施形態では、往復シャフト16は、その遠位端に雌アタッチメント部材を含み、マッサージアタッチメント19は、開口部84を通って延び、往復シャフト16と嵌合する雄アタッチメント部材を含む。
【0032】
好ましい実施形態では、ハウジング12は、
図7および
図8に示すように、ユーザが片側に指を置き、反対側に親指を置くことができる、両側に指凹部82を含む。好ましい実施形態では、パーカッションマッサージ装置10およびハウジング12は、(
図2および
図8に示すように)左右および(
図6および
図7に示すように)前後にほぼ対称である。
図2に示すように、ボタン24とそのための開口部24aおよび充電ポート83のために、装置は左右に完全に対称ではない。これは、「ほぼ対称」という定義を満たしており、類似の開口部および付加な開口部は、ほぼ対称の定義の範囲内にある。
【0033】
文脈において明確に異なる要求がない限り、明細書および特許請求の範囲全体を通して、単語「含む(comprise)」、「含む(comprising)」などは、排他的または網羅的な意味とは異なるように、すなわち「含むが、これに限定されない」という意味で解釈されるべきである。すなわち、「含む」、「結合される」、または、本明細書で使用されるように、任意の接続または結合、2つ以上の要素間の直接的または間接的な任意の接続または結合を手段する;要素間の接続の結合は、物理的、論理的、またはそれらの組合せとすることができる。さらに、本明細書で使用される場合、単数または複数を使用する好ましい実施形態の上記詳細な説明における単語は、それぞれ、複数または単数を含むことができる。「または」という単語は、本出願全体を意味し、本出願の任意の特定の部分を意味しない。文脈が許す場合、単数または複数を使用する好ましい実施形態の上記詳細な説明における単語は、それぞれ、複数または単数を含むことができる。2つ以上の項目のリストへの言及における「または」は、次の単語の解釈:リスト内の項目のいずれか、リスト内の項目のすべて、およびリスト内の項目の任意の組み合わせ、のすべてを包含する。
【0034】
本開示の実施形態の上記の詳細な説明は、網羅的であること、または教示を上記に開示された正確な形態に限定することを意図していない。本開示の特定の実施形態および例は、例示の目的のために上記で説明されているが、当業者が認識するように、本開示の範囲内で各種同等の修正が可能である。さらに、本明細書で言及される任意の特定の数または寸法は、単なる例であり、代替の実装形態は、異なる値、測定値、寸法、または範囲を使用することができる。
【0035】
本明細書で提供される開示の教示は、必ずしも上記のシステムではなく、他のシステムに適用することができる。上述の様々な態様の要素および動作は、さらなる実施形態を提供するために組み合わせることができる。本明細書に記載または使用される任意の寸法は、単に例示的なものであり、本発明を制限するものではない。他の寸法を使用することもできる。さらに、本明細書で言及される任意の特定の材料は、単なる例であり、代替の実装形態は、異なる材料を使用することができる。
【0036】
添付の出願書類に列挙され得る任意のものを含む、上記の任意の特許および出願ならびに他の参考文献は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。本開示の態様は、必要に応じて、本開示のさらなる実施形態を提供するために、上述の様々な参考文献のシステム、機能、および概念を採用するように修正することができる。
【0037】
これらおよび他の変更は、上記の好ましい実施形態の詳細な説明に照らして、本開示に対してなされ得る。上記の説明は、本開示の特定の実施形態を説明し、企図される最良の形態を説明するが、上記がどれほど詳細に記載されているかにかかわらず、本教示は、多くの方法で実施することができる。システムの詳細は、本明細書に開示される主題によって依然として包含されながら、その実施の詳細においてかなり変化し得る。上述のように、本開示の特定の特性または態様を説明するときに使用される特定の用語は、本明細書で用語が、その用語が関連付けられる本開示の任意の特定の特性、特性または態様に限定されるように再定義されることを暗示するものと解釈されるべきではない。一般に、以下の特許請求の範囲で使用される用語は、上記の好ましい実施形態の詳細な説明がそのような用語を明示的に定義しない限り、本明細書で開示される特定の実施形態の開示を限定すると解釈されるべきではない。したがって、本開示の実際の範囲は、開示された実施形態だけでなく、請求の範囲の下で本開示を実施または実施するすべての同等の方法も包含する。
【0038】
したがって、本発明の例示的な実施形態を示し、説明したが、本明細書で使用されるすべての用語は、限定ではなく説明的なものであり、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、多くの変更、修正、および置換を当業者が行うことができることを理解されたい。
【手続補正書】
【提出日】2021-08-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング内部を画定するハウジング
であって、該ハウジングは、厚さと幅と高さとを備える、ハウジングと、
バッテリと、
前記ハウジング内に配置されたモータ
であって、前記モータは、モータ軸を画定する回転可能なモータシャフトを含む、モータと、
前記モータ軸を中心に回転するカウンターウェイトと、
前記モータを起動するためのスイッチと、
前記モータに動作可能に接続された往復シャフトであって、前記モータの起動に応じて往復運動するように構成された往復シャフトと、
を含
み、
前記往復シャフトは、往復軸を画定する遠位端を含み、前記往復軸は、前記ハウジングの厚さを横断して延在し前記ハウジングを第1および第2の側部に分割する厚さ往復面を画定し、
前記モータの全体が、前記第1の側部内の前記厚さ往復面の第1の側面に配置され、前記バッテリの全体が、前記第2の側部内の前記厚さ往復面の第2の側面に配置され、
前記モータ軸は、前記厚さ往復面に垂直に延在しかつ前記バッテリを通って延在し、前記第1の側部は、前記ハウジング内に画定された任意の開口部またはポートを除いて、前記第2の側部に対して対称である、
パーカッションマッサージ装置。
【請求項2】
前記ハウジングはハウジング軸を画定し、前記往復軸および前記ハウジング軸は同軸である、請求項
1に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項3】
対向する第1および第2の側面を有する中間部材を含むモータ取付ブラケットをさらに含み、前記モータは前記中間部材の前記第1の側面に配置され、前記往復シャフトは前記中間部材の前記第2の側面に配置される、請求項1に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項4】
前記中間部材は、その内部に画定されたシャフト開口部を含み、前記モータは、前記中間部材の前記第1の側面から前記シャフト開口部を通って前記中間部材の前記第2の側面に延在する回転可能なモータシャフトを含み、前記往復シャフトは、前記モータシャフトに動作可能に接続される、請求項
3に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項5】
前記ハウジングは、第1および第2のハウジング半体を含み、前記モータ取付ブラケットは、前記第1および第2のハウジング半体の両方に固定されている、請求項
4に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項6】
前記モータ取付ブラケットが、締まりばめを介して前記第1のハウジング半体に、かつ、ねじ付き締結具を介して前記第2のハウジング半体に固定される、請求項
5に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項7】
前記締まりばめは、前記ハウジング上に配置された管状部材および固定ポストの一方と、前記モータ取付ブラケット上に配置された前記管状部材および前記固定ポストの他方とを含み、前記固定ポストは、前記管状部材内に受容される、請求項
6に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項8】
前記往復シャフトが往復運動するブッシュアセンブリをさらに含み、前記ブッシュアセンブリは、
ブッシュと、前記ブッシュの反対側に配置されかつ前記ブッシュと前記ハウジングとの間に配置される第1および第2の減衰半体
と、を含む、請求項1に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項9】
前記第1および第2の減衰半体は、前記ハウジング内に画定された固定開口部内に受容される、外向きに延在する固定突起を含む、請求項
8に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項10】
前記往復軸は、前記ハウジングの幅を通って延在し前記ハウジングを前部と後部とに分割する幅往復面を画定し、前記幅往復面は、前記厚さ往復面に対して垂直である、請求項1に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項11】
ハウジング内部およびハウジング軸を画定するハウジング
であって、該ハウジングは、厚さと幅と高さとを備える、ハウジングと、
バッテリと、
前記ハウジング内に配置されたモータであって、前記モータは、モータ軸を画定する回転可能なモータシャフトを含
む、モータと、
前記モータ軸を中心に回転するカウンターウェイトと、
前記モータを起動するためのスイッチと、
前記モータに動作可能に接続され、かつ前記モータの起動に応じて往復運動するように構成された往復シャフトと、を含み、
前記往復シャフトは、往復軸を画定する遠位端を含み、
前記モータ軸は、前記往復軸に垂直であり、前記バッテリを通って延び、
前記往復軸は、前記ハウジングの厚さを横断して延在し前記ハウジングを第1および第2の側部に分割する厚さ往復面を画定し、前記モータの全体が、前記第1の側部内の前記厚さ往復面の第1の側面に配置され、前記バッテリの全体が、前記第2の側部内の前記厚さ往復面の第2の側面に配置され、前記第1の側部
は、前記ハウジング内に画定された任意の開口部またはポートを除いて、前記第2の側部に対して対称であり、前記往復シャフトおよび前記ハウジング軸は同軸である、パーカッションマッサージ装置。
【請求項12】
対向する第1および第2の側面を有する中間部材を含むモータ取付ブラケットをさらに含み、前記モータは前記中間部材の前記第1の側面に配置され、前記往復シャフトは前記中間部材の前記第2の側面に配置され、前記中間部材は、その内部に画定されたシャフト開口部を含み、前記モータシャフトは、前記中間部材の前記第1の側面から前記シャフト開口部を通って前記中間部材の前記第2の側面に延在し、前記往復シャフトは、前記モータシャフトに動作可能に接続される、請求項
11に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項13】
前記ハウジングは、第1および第2のハウジング半体を含み、前記モータ取付ブラケットは、前記第1および第2のハウジング半体の両方に固定され、前記モータ取付ブラケットは、締まりばめを介して前記第1のハウジング半体に、かつ、ねじ付き締結具を介して前記第2のハウジング半体に固定され、前記締まりばめは、前記ハウジング上に配置された管状部材および固定ポストの一方と、前記モータ取付ブラケット上に配置された前記管状部材および前記固定ポストの他方とを含み、前記固定ポストは、前記管状部材内に受容される、請求項
12に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項14】
前記往復シャフトが往復運動する
ブッシュを含むブッシュアセンブリをさらに含み、前記ブッシュアセンブリは、前記ブッシュアセンブリと前記ハウジングとの間に配置される、その両側に第1および第2の減衰半体を含み、前記第1および第2の減衰半体は、前記ハウジング内に画定される固定開口部内に受容される、そこから外方に延びる固定突起部を含む、請求項
13に記載のパーカッションマッサージ装置。
【請求項15】
パーカッションマッサージ装置を使用する方法であって、
該パーカッションマッサージ装置は、
ハウジング内部を画定するハウジングと、バッテリと、前記ハウジング内に配置された
モータ軸を画定する回転可能なモータシャフトを有するモータと、
前記モータ軸を中心に回転するカウンターウェイトと、前記モータを起動するためのスイッチと、前記モータに動作可能に接続された往復シャフトであって、前記モータの起動に応じて往復運動するように構成された往復シャフトとを含み、
前記方法は、
手のひらを有する第1の手でハウジングを把持するステップであって、前記往復シャフトは、往復軸を画定する遠位端を含
み、前記往復軸は、前記ハウジングの厚さを横断して延在し前記ハウジングを第1および第2の側部に分割する厚さ往復面を画定し、前記モータの全体が、前記第1の側部内の前記厚さ往復面の第1の側面に配置され、前記バッテリの全体が、前記第2の側部内の前記厚さ往復面の第2の側面に配置され、前記モータ軸は、前記厚さ往復面に垂直に延在しかつ前記バッテリを通って延在し、前記第1の側部は、前記ハウジング内に画定された任意の開口部またはポートを除いて、前記第2の側部に対して対称である、把持するステップと、
前記往復軸が前記手のひらを通って延びるように前記第1の手を配置するステップと、
前記往復シャフトの前記遠位端に取り外し可能に接続されたマッサージアタッチメントで第1のボディ部分をマッサージするステップと、を備えた方法。
【請求項16】
前記ハウジングは、ハウジング軸を画定し、前記往復軸および前記ハウジング軸は、同軸である、請求項
15に記載のパーカッションマッサージ装置。
【国際調査報告】