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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-26
(54)【発明の名称】端末装置および音声出力方法
(51)【国際特許分類】
   H04R 1/02 20060101AFI20220119BHJP
【FI】
H04R1/02 102Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2020515151
(86)(22)【出願日】2020-02-04
(85)【翻訳文提出日】2020-03-13
(86)【国際出願番号】 CN2020074277
(87)【国際公開番号】W WO2021093188
(87)【国際公開日】2021-05-20
(31)【優先権主張番号】201911121654.9
(32)【優先日】2019-11-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】110000796
【氏名又は名称】特許業務法人三枝国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】李 肖爽
(72)【発明者】
【氏名】盧 世偉
(72)【発明者】
【氏名】呂 争栄
(72)【発明者】
【氏名】徐 兆前
【テーマコード(参考)】
5D017
【Fターム(参考)】
5D017AC02
5D017AE22
(57)【要約】
本開示の実施例は、端末装置及び音声出力方法に関し、前記端末装置は、ケーシングと、音声出力モジュールと、前記音声出力モジュールに接続され、前記音声出力モジュールを駆動して第1の位置と第2の位置の間を直線運動するように構成される駆動モジュールであって、前記第1の位置は前記ケーシング内に位置し、前記第2の位置は前記ケーシングの外部に位置する駆動モジュールを含み、前記音声出力モジュールが音声出力状態である場合、前記音声出力モジュールを駆動して前記第2の位置に直線運動ようにし、前記音声出力モジュールが前記音声出力状態を終了する場合、前記音声出力モジュールを駆動して前記第1の位置に直線運動するようにする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置であって、
ケーシングと、
音声出力モジュールと、
前記音声出力モジュールに接続され、前記音声出力モジュールを駆動して第1の位置と第2の位置の間を直線運動するように構成される駆動モジュールであって、前記第1の位置は前記ケーシング内に位置し、前記第2の位置は前記ケーシングの外部に位置する駆動モジュールとを少なくとも含み、
前記音声出力モジュールが音声出力状態である場合、前記音声出力モジュールを駆動して前記第2の位置に直線運動するようにし、
前記音声出力モジュールが前記音声出力状態を終了する場合、前記音声出力モジュールを駆動して前記第1の位置に直線運動するようにする、前記端末装置。
【請求項2】
前記端末装置は、
前記ケーシングに固定して実装されるガイドレールをさらに含み、
前記音声出力モジュールは、移動本体および前記移動本体に実装される音声出力コンポーネントを含み、
前記移動本体は、前記ガイドレールに配置され、
前記駆動モジュールは、前記移動本体に接続され、前記移動本体を駆動して前記ガイドレールの設置方向に沿って第1の位置と第2の位置の間を直線運動するように構成される、
請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
前記移動本体は、第1の端部および前記第1の端部に対向して配置される第2の端部を含み、
前記音声出力コンポーネントは、
前記第1の端部および/または前記第2の端部に配置され、周波数閾値より低い音声信号を出力するように構成される第1の出力サブコンポーネントと、
前記第1の端部と前記第2の端部の間に配置され、前記周波数閾値より高い音声信号を出力するように構成される第2の出力サブコンポーネントとを含む、
請求項2に記載の端末装置。
【請求項4】
前記移動本体は、第1の端部および前記第1の端部に対向して配置される第2の端部を含み、
前記音声出力コンポーネントは、
前記第1の端部および/または前記第2の端部に配置される第3の出力サブコンポーネントと、
前記第1の端部と前記第2の端部の間に配置される第4の出力サブコンポーネントとをさらに含み、前記第3の出力サブコンポーネントのサイズは、前記第4の出力サブコンポーネントのサイズより大きく、前記第3の出力サブコンポーネントの最大出力ボリュームは、前記第4の出力サブコンポーネントの最大出力ボリュームより大きい、
請求項2に記載の端末装置。
【請求項5】
前記移動本体は、第1の領域および第2の領域を含み、前記音声出力コンポーネントは、前記第1の領域内に位置し、
前記移動本体が前記第1の位置に直線運動する場合、前記第1の領域および前記第2の領域は両方とも前記ケーシング内に位置し、
前記移動本体が前記第2の位置に直線運動する場合、少なくとも前記第1の領域は前記ケーシングの外部に位置する、
請求項2に記載の端末装置。
【請求項6】
前記ケーシングは、第1の表面および前記第1の表面に隣接する1つの第2の表面をさらに含み、
前記端末装置は、
前記第1の表面に位置するスクリーンをさらに含み、
前記駆動モジュールは、前記音声出力モジュールを駆動して前記第2の表面の設置方向に直線運動するように構成される、
請求項1ないし5のいずれか一項に記載の端末装置。
【請求項7】
前記ケーシングは、第1の表面および前記第1の表面に隣接する2つの第2の表面をさらに含み、
前記端末装置は、
前記第1の表面に位置するスクリーンをさらに含み、
前記音声出力モジュールは、2つであり、
前記駆動モジュールは2つの前記音声出力モジュールを駆動してそれぞれに対応する第2の表面の設置方向にそれぞれ直線運動するように構成される、
請求項1ないし5のいずれか一項に記載の端末装置。
【請求項8】
音声出力方法であって、
端末装置の音声出力モジュールの音声出力状態を検出することと、
前記音声出力モジュールが音声出力状態である場合、前記音声出力モジュールは駆動モジュールによって駆動されてケーシング内の第1の位置から前記ケーシングの外部の第2の位置に直線運動することと、
前記第2の位置にある前記音声出力モジュールは、外部に音声信号を出力することと、
前記音声出力モジュールが前記音声出力状態を終了する場合、前記音声出力モジュールは駆動モジュールによって駆動されて前記第2の位置から前記第1の位置に直線運動することとを含む、前記音声出力方法。
【請求項9】
前記音声出力モジュールは駆動モジュールによって駆動されてケーシング内の第1の位置から前記ケーシングの外部の第2の位置に直線運動することは、
前記駆動モジュールが前記音声出力モジュールの移動本体を駆動することによって、移動本体が前記ケーシングに固定されるガイドレールの設置方向に沿って、前記ケーシング内の第1の位置から前記ケーシングの外部の第2の位置に直線運動することを含む、
請求項8に記載の音声出力方法。
【請求項10】
前記音声出力モジュールは駆動モジュールによって駆動されて前記第2の位置から前記第1の位置に直線運動することは、
前記駆動モジュールが前記音声出力モジュールの移動本体を駆動することによって、移動本体が前記ケーシングに固定されるガイドレールの設置方向に沿って、前記第2の位置から前記第1の位置に直線運動することを含む、
請求項8に記載の音声出力方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2019年11月15日に中国特許局に提出された、出願番号がCN201911121654.9である中国特許出願に基づいて提出されるものであり、当該中国特許出願の優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容は、参照により本願に組み込まれる。
【0002】
本開示の実施例は、音声技術分野に関し、特に、端末装置及び音声出力方法に関する。
【背景技術】
【0003】
端末装置の継続的な開発と技術の進歩に伴い、端末装置は知能化、多様な機能の方向に発展しており、既存の端末装置の機能モジュールの設計は、もはやユーザのニーズを満たすことができない。例えば、従来のテレビでは、スピーカはテレビのケーシング内に固定して配置されているが、これはユーザのニーズを満たすことができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の実施例は、端末装置および音声出力方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例の第1の態様において、端末装置を提供し、前記端末装置は、
ケーシングと、
音声出力モジュールと、
前記音声出力モジュールに接続され、前記音声出力モジュールを駆動して第1の位置と第2の位置の間を直線運動するように構成される駆動モジュールであって、前記第1の位置は前記ケーシング内に位置し、前記第2の位置は前記ケーシングの外部に位置する駆動モジュールとを少なくとも含み、
ここで、前記音声出力モジュールが音声出力状態である場合、前記音声出力モジュールを駆動して前記第2の位置に直線運動するようにし、
前記音声出力モジュールが前記音声出力状態を終了する場合、前記音声出力モジュールを駆動して前記第1の位置に直線運動するようにする。
【0006】
一実施例において、前記端末装置は、
前記ケーシングに固定して実装されるガイドレールをさらに含み、
前記音声出力モジュールは、移動本体および前記移動本体に実装される音声出力コンポーネントを含み、
前記移動本体は、前記ガイドレールに配置され、
前記駆動モジュールは、前記移動本体に接続され、前記移動本体を駆動して前記ガイドレールの設置方向に沿って第1の位置と第2の位置の間を直線運動するように構成される。
【0007】
一実施例において、前記移動本体は、第1の端部および前記第1の端部に対向して配置される第2の端部を含み、
前記音声出力コンポーネントは、
前記第1の端部および/または前記第2の端部に配置され、周波数閾値より低い音声信号を出力するように構成される第1の出力サブコンポーネントと、
前記第1の端部と前記第2の端部の間に配置され、前記周波数閾値より高い音声信号を出力するように構成される第2の出力サブコンポーネントとを含む。
【0008】
一実施例において、前記移動本体は、第1の端部および前記第1の端部に対向して配置される第2の端部を含み、
前記音声出力コンポーネントは、
前記第1の端部および/または前記第2の端部に配置される第3の出力サブコンポーネントと、
前記第1の端部と前記第2の端部の間に配置される第4の出力サブコンポーネントをさらに含み、ここで、前記第3の出力サブコンポーネントのサイズは、前記第4の出力サブコンポーネントのサイズより大きく、前記第3の出力サブコンポーネントの最大出力ボリュームは、前記第4の出力サブコンポーネントの最大出力ボリュームより大きい。
【0009】
一実施例において、前記移動本体は、第1の領域および第2の領域を含み、前記音声出力コンポーネントは、前記第1の領域内に位置し、
前記移動本体が前記第1の位置に直線運動する場合、前記第1の領域および前記第2の領域は両方とも前記ケーシング内に位置し、
前記移動本体が前記第2の位置に直線運動する場合、少なくとも前記第1の領域は前記ケーシングの外部に位置する。
【0010】
一実施例において、前記ケーシングは、第1の表面および前記第1の表面に隣接する1つの第2の表面をさらに含み、
前記端末装置は、
前記第1の表面に位置するスクリーンをさらに含み、
前記駆動モジュールは、前記音声出力モジュールを駆動して前記第2の表面の設置方向に直線運動するように構成される。
【0011】
一実施例において、前記ケーシングは、第1の表面および前記第1の表面に隣接する2つの第2の表面をさらに含み、
前記端末装置は、
前記第1の表面に位置するスクリーンをさらに含み、
前記音声出力モジュールは、2つであり、
前記駆動モジュールは2つの前記音声出力モジュールを駆動してそれぞれに対応する第2の表面の設置方向にそれぞれ直線運動するように構成される。
【0012】
本開示の実施例の第2の態様において、音声出力方法を提供し、前記音声出力方法は、
端末装置の音声出力モジュールの音声出力状態を検出することと、
前記音声出力モジュールが音声出力状態である場合、前記音声出力モジュールが駆動モジュールによって駆動されてケーシング内の第1の位置から前記ケーシングの外部の第2の位置に直線運動することと、
前記第2の位置にある前記音声出力モジュールは、外部に音声信号を出力することと、
前記音声出力モジュールが前記音声出力状態を終了する場合、前記音声出力モジュールが駆動モジュールによって駆動されて前記第2の位置から前記第1の位置に直線運動することとを含む。
【0013】
一実施例において、前記音声出力モジュールが前記駆動モジュールによって駆動されてケーシング内の第1の位置から前記ケーシングの外部の第2の位置に直線運動することは、
前記駆動モジュールが前記音声出力モジュールの移動本体を駆動することによって、移動本体が前記ケーシングに固定されるガイドレールの設置方向に沿って、前記ケーシング内の第1の位置から前記ケーシングの外部の第2の位置に直線運動することを含む。
【0014】
一実施例において、前記音声出力モジュールが前記駆動モジュールによって駆動されて前記第2の位置から前記第1の位置に直線運動することは、
前記駆動モジュールが前記音声出力モジュールの移動本体を駆動することによって、移動本体が前記ケーシングに固定されるガイドレールの設置方向に沿って、前記第2の位置から前記第1の位置に直線運動することを含む。
【発明の効果】
【0015】
本開示の実施例によって提供される技術的解決策は、以下の有利な効果を含み得る。
【0016】
本開示の実施例は、音声出力モジュールが音声出力状態である場合にのみ、音声出力モジュールを駆動してケーシング内からケーシングの外部に直線運動するようにし、したがって、一方では、音声出力モジュールをケーシング内に隠すことに対して、本出願は、音声出力モジュールの音声出力状態によって音声出力モジュールの位置を調整し、音声信号を出力する時に音声出力モジュールをケーシングの外部に露出するようにするため、音声出力のオクルージョンを低減し、さらに音声出力の効果を改善し、同時に、音声信号を出力しない場合に音声出力モジュールをケーシング内に収納して、音声出力モジュールを保護するため、端末装置がケーシングの外部で損傷される確率を低減することができ、さらに、端末装置の占有するスペースを減すことができ、もう一方では、音声出力モジュールはケーシング内とケーシングの外部の間を直線運動することができるため、音声出力モジュールの設計がより知能化になり、ユーザの使用感が向上する。
【0017】
上記の一般的な説明および後述する詳細な説明は、例示および説明に過ぎず、本開示の実施例を限定するものではないことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0018】
ここでの図面は、本明細書に組み込まれてその一部を構成し、本開示と一致する実施例を示し、明細書とともに本開示の実施例の原理を説明するために使用される。
図1】一例示的な実施例によって示された端末装置の概略図1である。
図2】一例示的な実施例によって示された端末装置の駆動モジュールの概略図1である。
図3】従来の端末装置の概略図である。
図4】一例示的な実施例によって示された端末装置の概略図2である。
図5】一例示的な実施例によって示された端末装置の概略図3である。
図6】一例示的な実施例によって示された端末装置の概略図4である。
図7】一例示的な実施例によって示された端末装置の概略図5である。
図8】一例示的な実施例によって示された端末装置の概略図6である。
図9】一例示的な実施例によって示された端末装置の概略図7である。
図10】一例示的な実施例によって示された端末装置の概略図8である。
図11】一例示的な実施例によって示された端末装置の駆動モジュールの概略図2である。
図12】一例示的な実施例によって示された端末装置の駆動モジュールの概略図3である。
図13】一例示的な実施例によって示された音声出力方法の例示的なフローチャートである。
図14】一例示的な実施例によって示された端末装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
ここで、例示的な実施例を詳細に説明し、その例は添付の図面に示す。特に明記しない限り、以下の説明が図面に関する場合、異なる図面の同じ数字は同じまたは類似な要素を表す。以下の例示的な実施例で説明される実施形態は、本開示の実施例と一致するすべての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付された特許請求の範囲に詳述されるように、本開示の実施例の特定の態様と一致する装置および方法の例である。
【0020】
図1は、一例示的な実施例によって示された端末装置の概略構造図1である。図1に示されたように、端末装置は、
ケーシング101と、
音声出力モジュール102と、
音声出力モジュール102に接続され、音声出力モジュール102を駆動して第1の位置と第2の位置の間を直線運動するように構成される駆動モジュール103であって、第1の位置はケーシング101内に位置し、第2の位置はケーシング101の外部に位置する駆動モジュール103とを少なくとも含み、
ここで、音声出力モジュール102が音声出力状態である場合、音声出力モジュール102を駆動して第2の位置に直線運動するようにし、
音声出力モジュール102が音声出力状態を終了する場合、音声出力モジュール102を駆動して第1の位置に直線運動するようにする。
【0021】
本開示の実施例では、端末装置はモバイル装置および固定装置を含むが、これらに限定されなく、前記モバイル装置は、ラップトップまたはタブレットパソコンを含むが、これらに限定されなく、前記固定装置はテレビまたはデスクトップコンピュータを含むが、これらに限定されない。
【0022】
前記ケーシングの形は、ユーザのニーズに応じて設置されることができ、例えば、端末装置がテレビである場合、ケーシングの形を長方形に設置することができ、本開示の実施例はこれに限定されない。
【0023】
前記音声出力モジュールは、音声信号を出力するために使用され、これにより、人々は音楽を聞いたり、ビデオの登場人物の会話を聞いたりする等、音を聞くことができる。前記音声出力モジュールは、駆動モジュールに接続され、第1の位置と第2の位置の間を直線運動することができ、異なる位置の間の直線運動に対応する移動軌跡は直線である。
【0024】
前記第1の位置と第2の位置の間の直線運動は、第1の位置から第2の位置への直線運動または第2の位置から第1の位置への直線運動を含む。例えば、音声信号を出力する必要がある場合、音声出力モジュールを駆動してケーシングの外部に直線運動するようにすることができ、即ち第2の位置に直線運動することであり、音声を出力する必要がない場合、音声出力モジュールを駆動してケーシング内に直線運動することができ、即ち第1の位置に直線運動するようにすることである。
【0025】
いくつかの実施例において、図2に示されたように、駆動モジュールは、モータ103aと、モータ103aに接続される移動コンポーネント103bとを含み、モータの作用下で、前記移動コンポーネントは、音声出力モジュールを駆動して第1の位置と第2の位置の間を直線運動するようにする。
【0026】
前記モータは逆方向の回転力を発生することができる。前記モータは、同期モータまたは非同期モータを含むが、これらに限定されない。
【0027】
前記モータによって発生された回転力の作用下で、移動コンポーネントは逆方向に運動し、それにより音声出力モジュールを駆動して第1の位置と第2の位置の間を直線運動するようにする。例えば、移動コンポーネントが第1の方向に向かって回転する場合、音声出力モジュールを駆動して第1の位置から第2の位置まで直線運動するようにする。移動コンポーネントが第2の方向に向かって回転する場合、音声モジュールを駆動して第2の位置から第1の位置まで直線運動し、第1の方向は第2の方向と反対である。
【0028】
本開示の実施例では、音声出力モジュールが音声出力状態である場合、ケーシング内からケーシングの外部まで直線運動して、音声出力モジュールは、音声信号を出力することができ、音声出力状態を終了する場合、ケーシングの外部からケーシング内まで直線運動して、音声出力モジュールは、音声信号を出力しないことができる。
【0029】
前記音声出力モジュールの音声出力状態は、音声出力モジュールが出力音声信号を出力する必要があることを示す。前記音声出力モジュールが音声出力状態を終了することは、音声出力モジュールが現在では音声信号を出力する必要がないことを示し、この場合、端末装置は端末装置のスクリーンで音声を出力する必要がない操作を行うことができ、例えば、端末装置で情報を閲覧し、または端末装置で情報を書き込み、本開示の実施例はこれらに限定されない。
【0030】
例示的に、端末装置の電源のオン/オフ状態によって、音声出力モジュールが音声出力状態にあるかどうかを判断することができる。例えば、端末装置がテレビである場合、テレビの電源がオンになる場合、音声出力モジュールが音声信号を出力する必要があることを示し、音声出力モジュールが音声出力状態にあると判断することができ、テレビの電源がオフになる場合、音声出力モジュールが音声信号を出力する必要がないことを示し、音声出力モジュールが既に音声出力状態を終了したことを判断することができる。
【0031】
もちろん、検出モジュールを介して、音声出力モジュールが音声出力状態にあるかどうかを検出することができ、本開示の実施例はこれに限定されない。ここで、前記検出モジュールは、音センサを含むが、これに限定されない。
【0032】
例えば、テレビを例とすると、テレビの電源がオンになるが、ユーザが現在のボリュームをゼロに調整する場合、同様に、現在の音声出力モジュールが音声出力状態でないことを示す。
【0033】
図3に示されたように、端末装置は、スクリーンを含み、スクリーンが配置される面は端末装置の正面であり、スクリーンが配置される面に対向して配置される面は端末装置の裏面であり、端末装置の正面および裏面からわかるように、既存の音声出力モジュール102は、ケーシング内に隠され、前記音声出力モジュール102は、ケーシング内に固定される。
【0034】
図4に示されたように、端末装置は、スクリーンを含み、スクリーンが配置される面は端末装置の正面であり、スクリーンが配置される面に対応して配置される面は端末装置の裏面であり、4aは端末装置の正面図であり、4bは端末装置の側面図であり、4cは端末装置の背面図であり、背面図からわかるように、端末装置内の音声出力モジュール102は2つ配置され、音声出力モジュール102が音声出力状態を終了する場合、端末装置は、駆動モジュールが音声出力モジュール102を駆動することによって、ケーシング内に位置する第1の位置に直線運動する。この場合、音声出力モジュール102はケーシング内に隠され、音声信号を出力しない。
【0035】
図5に示されたように、端末装置は、スクリーンを含み、スクリーンが配置される面は端末装置の正面であり、スクリーンが配置される面に対向して配置される面は端末装置の裏面であり、5aは端末装置の正面図であり、5bは端末装置の背面図であり、端末装置内の音声出力モジュール102は2つ配置され、正面図および背面図からわかるように、音声出力モジュール102が音声出力状態である場合、端末装置は、音声出力モジュール102が駆動モジュールによって駆動されてケーシングの外部に位置する第2の位置を直線運動し、端末装置内の2つの音声出力モジュール102は両側から露出し、この場合、音声出力モジュールは音声信号を出力する。
【0036】
このように、本開示の実施例では、音声出力モジュールが音声出力状態である場合にのみ、音声出力モジュールを駆動してケーシング内からケーシングの外部に直線運動するようにし、したがって、一方では、音声出力の隠しを低減し、さらに音声出力の効果を改善し、同時に、音声信号を出力しない場合に音声出力モジュールをケーシング内に収納して、音声出力モジュールを保護するため、端末装置がケーシングの外部で損傷される確率を低減することができ、さらに、端末装置の占有するスペースを減すことができ、もう一方では、音声出力モジュールはケーシング内とケーシングの外部の間を直線運動することができるため、音声出力モジュールの設計がより知能化になり、ユーザの使用感が向上する。
【0037】
一実施例において、図6に示されたように、端末装置は、
ケーシングに固定して実装されるガイドレール104をさらに含み、
音声出力モジュールは、移動本体102aおよび移動本体102aに実装される音声出力コンポーネント102bを含み、
移動本体102aは、ガイドレール104に配置され、
駆動モジュール103は、移動本体102aに接続され、移動本体102aを駆動してガイドレール104の設置方向に沿って第1の位置と第2の位置の間を直線運動するように構成される。
【0038】
本開示の実施例では、移動本体および音声出力モジュールは移動可能に接続され、音声出力モジュールは、ケーシングに対して、ガイドレールの設置方向に沿って直線運動することができる。音声出力モジュールが音声出力状態である場合、駆動モジュールは、移動本体を駆動してガイドレールの設置方向に沿って前記第1の位置から第2の位置まで直線運動するようにし、音声出力モジュールが音声出力状態を終了する場合、駆動モジュールは、移動本体を駆動してガイドレールの設置方向に沿って前記第2の位置から第1の位置まで直線運動するようにする。
【0039】
前記ガイドレールは、リニアガイドレールに配置され、移動本体がガイドレール上を直線運動することを実現することができる。ガイドレールと駆動モジュールの間の相対位置は、実際の需要に従って配置されることができることを留意してほしい。例えば、駆動モジュールを2つのガイドレールの間に配置し、または、1つのガイドレールを駆動モジュールと同じ平面に配置することができ、このように、駆動コンポーネントが移動本体を駆動してガイドレール上を移動するようにすることにより、音声出力モジュールのガイドレール上の直線運動時の揺れなどの不安定な状況が発生することを低減することができる。
【0040】
一実施例において、図7に示されたように、ガイドレール104は2つであり、駆動モジュール103は、2つのガイドレールの間に配置されいる。
【0041】
本開示の実施例では、ケーシングに配置された2つのガイドレールは互いに平行であるため、音声出力モジュールは、2つのガイドレールを直線運動を行うことができる。音声出力モジュールが比較的に大きい場合、音声出力モジュールが駆動モジュールによって駆動されてガイドレール上を直線運動を行うと、駆動モジュールの設置位置およびガイドレールの設置位置により、音声出力モジュールが揺れる等の¥不安定な状況があり得、例えば、ガイドレールが音声出力モジュールのA位置に配置され、駆動モジュールの駆動力が音声出力モジュールのB位置に作用し、A位置およびB位置は両端に対向する音声出力モジュールの位置であり、この場合、音声出力モジュールを駆動して移動するようにすると、音声出力モジュールをB位置に傾けることができる。
【0042】
これに基づいて、ケーシングに2つのガイドレールを配置し、駆動モジュールは2つのガイドレールの間に配置され、駆動モジュールが、音声出力モジュールを駆動して2つのガイドレール上を移動するようにすると、音声出力モジュールの直線運動が安定し、音声出力モジュールの直線運動時に揺れるなどの不安定な状況が発生することを軽減する。
【0043】
一実施例において、移動本体は、第1の端部および第1の端部に対向して配置される第2の端部を含み、
音声出力コンポーネントは、
第1の端部および/または第2の端部に配置され、周波数閾値より低い音声信号を出力するために使用される第1の出力サブコンポーネントと、
第1の端部と第2の端部の間に配置され、周波数閾値より高い音声信号を出力するために使用される第2の出力サブコンポーネントとを含む。
【0044】
前記第1の出力サブコンポーネントは、周波数閾値より低い音声信号を出力するために使用され、第2の出力サブコンポーネントは、周波数閾値より高い音声信号を出力するために使用される。即ち、第1の出力サブコンポーネントは第2の出力サブコンポーネントと比較すると、第1の出力サブコンポーネントは、出力音声信号の低周波数部分を出力するために使用され、第2の出力サブコンポーネントは、出力音声信号の高周波数部分を出力するために使用される。
【0045】
一実施例において、図8に示されたように、移動本体は第1の端部および第1の端部に対向して配置される第2の端部を含み、
音声出力コンポーネント102bは、
第1の端部および/または第2の端部に配置される第3の出力サブコンポーネント102b1と、
第1の端部と第2の端部の間に配置される第4の出力サブコンポーネント102b2とをさらに含み、ここで、第3の出力サブコンポーネントのサイズは、第4の出力サブコンポーネントより大きく、第3の出力サブコンポーネントの最大出力ボリュームは、第4の出力サブコンポーネントの最大出力ボリュームより大きい。
【0046】
本開示の実施例では、第3の出力サブコンポーネントと第4の出力サブコンポーネントのサイズは異なり、第3の出力サブコンポーネントの最大出力ボリュームは、第4の出力サブコンポーネントの最大出力ボリュームより大きいため、第3の出力サブコンポーネントを移動本体の両端に配置し、第4の出力サブコンポーネントを移動本体の両端の間に配置し、第3の出力サブコンポーネントと第4の出力サブコンポーネントに対して間隔を空けて配置され、同じ周波数部分の音声信号のピークとピークの間、谷と谷の間の重ね合わせの程度はより高く、だから出力効果がより良い音声信号を出力することができる。
【0047】
一実施例において、移動本体は、第1の領域および第2の領域を含み、音声出力コンポーネントは、第1の領域に配置され、
移動本体が第1の位置に直線運動する場合、第1の領域および第2の領域の両方ともケーシング内に位置し、
移動本体が第2の位置に直線運動する場合、少なくとも第1の領域はケーシングの外部に位置する。
【0048】
本開示の実施例では、音声出力モジュールが音声出力状態を終了する場合、移動本体は第1の位置に直線運動し、移動本体の全てはケーシング内に配置し、音声出力モジュールが音声出力状態である場合、移動本体は第2の位置に直線運動し、この場合、移動本体の全てがケーシングの外部に露出されず、音声出力コンポーネントが設けられる第1の領域がケーシングの外部に露出し、他の領域をケーシング内に隠すことができる。
【0049】
即ち、音声信号を出力する必要がない場合、移動本体をケーシング内に直線運動させることができ、音声信号を出力する必要がある場合、移動本体の音声出力コンポーネントが設けられる第1の領域をケーシングの外部に直線運動させることができる。
【0050】
本開示の実施例では、移動本体がケーシング内に位置する場合、第1の領域と第2の位置の間の距離を第2の領域と第2の位置との距離より小さく設置することができる。このように、移動本体が第1の位置から第2の位置まで直線運動するプロセスにおいて、第1の領域が最初にケーシングの外部に露出するため、第1の領域に配置される音声出力コンポーネントがケーシングの外部に直線運動する時間を低減することができ、さらに、音声信号を早速に出力することができる。
【0051】
一実施例において、ケーシングは、第1の表面および第1の表面に隣接する1つの第2の表面をさらに含み、
端末装置は、
第1の表面上に位置するスクリーンと、
音声出力モジュールを駆動して第2の表面の設置方向に直線運動するように構成される駆動モジュールをさらに含む。
【0052】
本開示の実施例では、第1の表面に隣接する第2の表面は複数があり得、本開示の実施例の駆動モジュールは音声出力モジュールを駆動して第1の表面に隣接する任意の第2の表面の設置方向に直線運動するようにすることができる。
【0053】
図9および10に示されたように、端末装置は、スクリーンを含み、スクリーンが配置される表面は端末装置の正面であり、スクリーンが配置される面に対向する面は端末装置の裏面であり。第2の表面は、スクリーンが配置される第1の表面に隣接する4つの表面の任意の1つの表面であり得、音声出力モジュールは、4つの第2の表面の任意の1つの第2の表面の設置方向でケーシングの外部に直線運動することができる。
【0054】
図9の9aは端末装置の正面図であり、9bは端末装置の背面図であり、端末装置の正面図および背面図からわかるように、音声出力モジュール102は、1つの第2の表面の設置方向でケーシングの外部に直線運動する。
【0055】
図10の10aは端末装置の正面図であり、10bは端末装置の背面図であり、端末装置の正面図および背面図からわかるように、音声出力モジュール102は、別の第2の表面の設置方向でケーシングの外部に直線運動する。
【0056】
且つ、第2の表面の設置方向が図9に示された方向である場合、駆動モジュール103は、図11に示された方向に配置されることができる。第2の表面の設置方向が図10に示された方向である場合、駆動モジュール103は、図12に示された方向に配置されることができる。
【0057】
本開示の実施例を介して、音声出力モジュールがケーシングにおける様々な表面からケーシングの外部に直線運動することができ、運動形態が柔軟的であり、ユーザの使用感を向上する。
【0058】
一実施例において、ケーシングは、第1の表面および第1の表面に隣接する2つの第2の表面をさらに含み、
前記端末装置は、前記第1の表面に位置するスクリーンと、
2つの音声出力モジュールと、
2つの音声出力モジュールを駆動してそれぞれ対応する第2の表面の設置方向にそれぞれ直線運動するように構成される駆動モジュールとをさらに含む。
【0059】
本開示の実施例では、第1の表面に隣接する第2の表面は複数であり得、本開示の実施例の駆動モジュールは、音声出力モジュールが第1の表面に隣接する任意の2つの第2の表面の設置方向で直線運動するように駆動することができる。
【0060】
図5に示されたように、2つの第2の表面は、第1の表面に隣接する4つの表面の任意の2つの表面であリ得る。前記2つの第2の表面は、対向して配置される表面であってもよく、2つの音声出力モジュールは、それぞれ対応する第2の表面に分散され、音声出力モジュールが駆動モジュールによって同時に駆動されてそれぞれ対応する第2の表面の設置方向でケーシングの外部に直線運動することができる。
【0061】
このように、端末装置に2つの音声出力モジュールを設置することによって、音声出力モジュールが音声出力状態である場合、スクリーンの両側からそれぞれ露出し、音声信号を出力し、1つの音声出力モジュールを設置する場合と比較して、2つの音声出力モジュールを設置することにより、端末装置によって生成される音声信号が重ね合わせ、音声信号の出力効果を改善することができる。
【0062】
図13は、一例示的な実施例によって示された音声出力方法の例示的なフローチャートである。図13に示されたように、前記方法は、次のステップを含む。
【0063】
ステップS201において、端末装置の音声出力モジュールの音声出力状態を検出する。
【0064】
ステップS202において、音声出力モジュールが音声出力状態である場合、音声出力モジュールは駆動モジュールによって駆動されてケーシング内の第1の位置からケーシングの外部の第2の位置に直線運動し、第2の位置にある音声出力モジュールは外部に音声信号を出力する。
【0065】
ステップS203において、音声出力モジュールが音声出力状態を終了する場合、音声出力モジュールは駆動モジュールによって駆動されて第2の位置から第1の位置に直線運動する。
【0066】
本開示の実施例によって、音声出力モジュールがケーシング内に隠されることと比較して、本出願は、音声出力モジュールの音声出力状態に応じて音声出力モジュールの位置を調整して、音声信号を出力する時に音声出力モジュールをケーシングの外部に露出するようにするため、音声出力のオクルージョンを低減し、さらに音声出力の効果を改善することができる。音声信号を出力しない場合に音声出力モジュールをケーシング内に収納して、音声出力モジュールを保護するため、端末装置がケーシングの外部で損傷する確率を低減することができ、さらに端末装置の占有するスペースを削減することができる。同時に、音声出力モジュールはケーシング内とケーシングの外部の間を直線運動することができるため、音声出力モジュールの設計がより知能化になり、ユーザの使用感が向上する。
【0067】
一実施例において、駆動モジュールが音声出力モジュールを駆動して、ケーシング内の第1の位置からケーシングの外部の第2の位置まで直線運動するようにすることは、
駆動モジュールが音声出力モジュールの移動本体を駆動することによって、移動本体が前記ケーシングに固定されるガイドレールの設置方向に沿って、ケーシング内の第1の位置からケーシングの外部の第2の位置に直線運動することを含む。
【0068】
一実施例において、駆動モジュールが音声出力モジュールを駆動することによって、第2の位置から第1の位置まで直線運動することは、
駆動モジュールが音声出力モジュールの移動本体を駆動することによって、移動本体がケーシングに固定されるガイドレールの設置方向に沿って、第2の位置から第1の位置に直線運動することを含む。
【0069】
本開示の実施例における「第1の」、「第2の」、「第3の」および「第4の」は、表現及び区別の便宜上のものに過ぎず、他の特定の意味はないことに留意されたい。
【0070】
図14は、一例示的な実施例によって示された端末装置のブロック図である。例えば、端末装置は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、携帯情報端末等であってもよい。
【0071】
図14を参照すれば、端末装置は、処理コンポーネント802、メモリ804、電力コンポーネント806、マルチメディアコンポーネント808、入力/出力(I/O)のインターフェース812、センサコンポーネント814、および通信コンポーネント816のうちの1つまたは複数のコンポーネントを含むことができる。
【0072】
処理コンポーネント802は、一般的に、ディスプレイ、電話、データ通信、カメラ動作および記録動作に関連する動作のような端末装置の全般的な動作を制御する。処理コンポーネント802は、前記の方法のステップのすべてまたは一部を完了するために、1つまたは複数のプロセッサ820によって命令を実行する。加えて、処理コンポーネント802は、処理コンポーネント802と他のコンポーネントとの間の相互作用を容易にするために、1つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント802は、マルチメディアコンポーネント808と処理コンポーネント802との間の相互作用を容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0073】
メモリ804は、端末装置での動作をサポートするために、様々なタイプのデータを格納するように構成される。これらのデータの例には、端末装置で動作する任意のアプリケーションまたは方法の指示、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、写真、ビデオ等が含まれる。メモリ804は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROM)、プログラム可能な読み取り専用メモリ(PROM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスクなど、あらゆるタイプの揮発性または不揮発性ストレージデバイスまたはそれらの組み合わせで実装することができる。
【0074】
電力コンポーネント806は、端末装置の様々なコンポーネントに電力を提供する。電力コンポーネント806は、電力管理システム、1つまたは複数の電源、および端末装置の電力の生成、管理および分配に関連する他のコンポーネントを含むことができる。
【0075】
マルチメディアコンポーネント808は、前記端末装置とユーザとの間の、出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例において、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)およびタッチパネル(TP)を含み得る。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するためのタッチスクリーンとして実装されることができる。タッチパネルは、タッチ、スワイプおよびタッチパネルでのジェスチャーを検知するための1つまたは複数のタッチセンサが含まれる。タッチセンサは、タッチまたはスワイプの操作の境界を感知するだけでなく、タッチまたはスワイプ動作に関連する持続時間および圧力も検出する。いくつかの実施例において、マルチメディアコンポーネント808は、フロントカメラおよび/またはリアカメラを含む。端末装置が、撮影モードまたはビデオモードなどの動作モードにあるとき、フロントカメラおよび/またはリアカメラは、外部マルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびリアカメラは、固定光学レンズシステムであり、または焦点距離と光学ズーム機能を持つことができる。
【0076】
I/Oインターフェース812は、処理コンポーネント802と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、前記周辺インターフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、ボリュームボタン、スタートボタン、ロックボタンを含むが、これらに限定されない。
【0077】
センサコンポーネント814は、端末装置に各態様の状態の評価を提供するための1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント814は、端末装置のオン/オフ状態と、端末装置のディスプレイやキーパッドなどのコンポーネントの相対的な位置づけとを検出することができ、センサコンポーネント814は、端末装置または端末装置のコンポーネントの位置の変化、ユーザとの端末装置の接触の有無、端末装置の向きまたは加速/減速、および端末装置の温度の変化も検出することができる。センサコンポーネント814は、物理的接触なしに近くの物体の存在を検出するように構成された近接センサを含むことができる。センサコンポーネント814は、撮像用途で使用するためのCMOSまたはCCD画像センサなどの光センサも含むことができる。いくつかの実施例において、前記センサコンポーネント814は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサまたは温度センサをさらに含むことができる。
【0078】
通信コンポーネント816は、端末装置と他の機器との間の有線または無線通信を容易にするように構成される。端末装置は、WiFi(登録商標)、2Gまたは3G、またはそれらの組み合わせなどの通信規格に基づく無線ネットワークにアクセスすることができる。一例示的な実施例において、通信コンポーネント816は、放送チャンネルを介して外部放送管理システムからの放送信号または放送関連情報を受信する。ある例示的な実施例において、前記通信コンポーネント816は、短距離通信を促進するために近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、ウルトラワイドバンド(UWB)技術、Bluetooth(登録商標)技術および他の技術に基づいて実装することができる。
【0079】
例示的な実施例において、端末装置は、前記方法を実行するために、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサまたは他の電子素子によって実装されることができる。
【0080】
当業者は、明細書を考慮して、本明細書に開示される発明を実施した後、本開示の実施例の他の実施形態を容易に想到し得るであろう。本開示は、本開示のあらゆる変形、応用または適応性変化を網羅することを意図し、これらの変形、応用または適応性変化は、本開示の普通の原理に準拠し、本開示によって開示されない本技術分野における公知知識または従来の技術的手段を含む。明細書と実施例は、例示としてのみ考慮され、本開示の真の範囲および思想は添付の特許請求の範囲によって示される。
【0081】
本発明の実施例は、上述に既に説明し、図面に示した正確な構造に限定されるものではなく、その範囲から逸脱することなく様々な修正および変更を行うことができることを理解されたい。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ制限される。
【産業上の利用可能性】
【0082】
本開示の実施例は、音声出力モジュールが音声出力状態である場合にのみ、音声出力モジュールを駆動してケーシング内からケーシングの外部に直線運動するようにし、したがって、一方では、音声出力モジュールをケーシング内に隠すことに対して、本出願は、音声出力モジュールの音声出力状態に従て音声出力モジュールの位置を調整して、音声信号を出力する時に音声出力モジュールをケーシングの外部に露出するようにするため、音声出力のオクルージョンを低減し、さらに音声出力の効果を改善し、同時に、音声信号を出力しない場合に音声出力モジュールをケーシング内に収納して、音声出力モジュールを保護するため、端末装置がケーシングの外部で損傷される確率を低減することができ、さらに、端末装置の占有するスペースを減すことができ、もう一方では、音声出力モジュールはケーシング内とケーシングの外部の間を直線運動することができるため、音声出力モジュールの設計がより知能化になり、ユーザの使用感が向上する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【国際調査報告】