(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-26
(54)【発明の名称】骨壷を保管するためのモジュール式の納骨堂および個別の容器
(51)【国際特許分類】
E04H 13/00 20060101AFI20220119BHJP
B65D 6/24 20060101ALI20220119BHJP
【FI】
E04H13/00 A
B65D6/24 E
E04H13/00 F
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2021504535
(86)(22)【出願日】2019-08-01
(85)【翻訳文提出日】2021-02-26
(86)【国際出願番号】 ES2019070548
(87)【国際公開番号】W WO2020043924
(87)【国際公開日】2020-03-05
(32)【優先日】2018-08-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】ES
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521033815
【氏名又は名称】コーラル スマート インヴェックス,エス.エル
(74)【代理人】
【識別番号】100082072
【氏名又は名称】清原 義博
(72)【発明者】
【氏名】ラオ エルナンデス,マヌエル
【テーマコード(参考)】
3E061
【Fターム(参考)】
3E061AA01
3E061AB09
3E061CA13
3E061DB11
(57)【要約】
本発明は、好ましくは行と列のマトリックス配置で一緒に結合することができる複数の個別の容器を含む、骨壷を保管するためのモジュール式の納骨堂に関する。前記個別の容器のそれぞれは、基部および側壁によって定義される射出成形可能なプラスチック材料から作られた部品であって、少なくとも1つの骨壷を収容するために提供される内部空間を定義する部品から構成され、ここで、各容器が外部から内部空間を閉鎖するために提供される取り外し可能な閉鎖手段を含み、ここで、閉鎖手段が、内部空間を外部環境から隔離する少なくとも1つの内部ドアを含み、内部ドアが解除可能なロック手段と、個別の容器に結合するための雄-雌結合システムを有する。
【選択図】
図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
好ましくは行と列のマトリックス配置で一緒に結合することができる複数の個別の容器(2)を含む、骨壷を保管するためのモジュール式の納骨堂(1)であって、個別の容器(2)のそれぞれは、基部および側壁によって定義される射出成形可能なプラスチック材料から作られた部品であって、少なくとも1つの骨壷を収容するために提供される内部空間を定義する部品から構成され、ここで、各容器が外部から内部空間を閉鎖するために提供される取り外し可能な閉鎖手段を含み、ここで、閉鎖手段が内部空間を外部環境から隔離する少なくとも1つの内部ドアを含み、内部ドアが解除可能なロック手段と、個別の容器(2)に結合するための雄-雌結合システムを有することを特徴とするモジュール式の納骨堂。
【請求項2】
解除可能な手段が、突出部を備えた回転ラッチ(5)を有し、突出部が、個別の容器(2)の外縁内に位置するハウジング内に固定することができるロック要素に挿入することができ、回転ラッチ(5)が、少なくとも1つの穴を含み、前記穴が、前記穴の形状と相補的な形状を有する専用工具を挿入するために提供される所定の形状から構成され、それゆえ、回転ラッチ(5)が開位置から閉位置に、またはその逆に回転することができる、ことを特徴とする請求項1に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【請求項3】
ロック要素(6)が、クリップ手段によって個別の容器(2)の縁に存在する接触面に固定される、ことを特徴とする請求項2に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【請求項4】
ロック要素(6)が、一対のクリッピングフランジ(61)によって個別の容器(2)の縁に存在する接触面に固定された細長いセグメント(60)を含み、細長いセグメント(60)が、回転ラッチ(5)を部分的に収容するために半月形のくぼみ(62)を含む、ことを特徴とする請求項2に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【請求項5】
それぞれの個別の容器(2)が、その側壁に、複数の補強リブを設けた表面を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【請求項6】
個別の容器が、内部空間をサブコンパートメントに分割する、個別の容器(2)の内部に取り外し可能に組み立てることができる少なくとも1つの仕切り壁を組み込む、ことを特徴とする請求項1から5に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【請求項7】
モジュール式の納骨堂(1)が、個別の容器(2)の内部部分に存在するガイド手段を含み、ここで、仕切り壁がスライド可能である、ことを特徴とする請求項6に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【請求項8】
ガイド手段が、互いに向き合う側壁の内部を通って延びる空洞からなり、ここで、仕切り壁が、対応する空洞に適合するのに適した寸法を有するその対向する端部のそれぞれに突出した縁を有する、ことを特徴とする請求項7に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【請求項9】
内部ドアが、外面に実質的に層状の装飾要素を組み込んでいる、ことを特徴とする請求項2に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【請求項10】
装飾要素が、石材、好ましくは大理石から作られる、ことを特徴とする請求項9に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【請求項11】
モジュール式の納骨堂(1)が、個別の容器(2)をまとめて保持するための固定手段を含む、ことを特徴とする請求項1に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【請求項12】
固定手段が、個別の容器(2)のそれぞれにおいて側壁の外面内に作られた通路(25)を通過する複数のロッド(3)を含む、ことを特徴とする請求項11に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【請求項13】
ロッド(3)が、少なくとも1つのねじ部を有する、ことを特徴とする請求項12に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【請求項14】
モジュール式の納骨堂を構築するための個別の容器であって、前記容器は、基部および側壁によって定義される射出成形可能なプラスチック材料から作られた部品であって、少なくとも1つの骨壷を収容するために提供される内部空間を定義する部品と、外部から内部空間を閉鎖するために提供される取り外し可能な閉鎖手段とから構成される、ことを特徴とする個別の容器。
【請求項15】
閉鎖手段が、内部空間を外部環境から隔離する少なくとも1つの内部ドアを含み、内部ドアが解除可能なロック手段と、個別の容器を構成する部品に結合するための雄-雌結合システムを有する、ことを特徴とする請求項14に記載の個別の容器。
【請求項16】
プラスチック材料から作られた各部品が、互いに寸法的に相補的な2つの半分で構成されており、嵌合によって一緒に結合可能である、ことを特徴とする請求項13に記載の個別の容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願の目的は、骨壷を保管するためのモジュール式の納骨堂およびその納骨堂の製造のための容器を登録することである。
【0002】
より具体的に、本発明は、高い強度と耐久性を備えたプラスチック材料で作られた部品で作られた骨壷を保管するためのモジュール式の納骨堂の開発を提案し、その製造と組み立てが簡素化される。
【背景技術】
【0003】
現在、故人の遺体を荼毘に付すまたは火葬する慣行はますます広がっており、得られた遺灰は、どこかに散らばる代わりに、家族や故人の近しい関係者が、故人の形見を持つことができるように、容器に保存するように処理されている。遺灰が入ったこれらの容器は、納骨堂と呼ばれる特別に設計された場所に共同的に保管することができる。これらの納骨堂は、この目的のために特別に設計された建物、または礼拝堂、スポーツ会場、礼拝所などの他の礼拝場所で見られる。
【0004】
先行技術で知られている納骨堂は、金属材料で作られ、互いに結合されている垂直パネルと水平クロスバーによって形成されるモジュール式の支持構造で構成されており、その構成は、行と列のマトリックスに分散された複数のハウジングまたはコンパートメントを定義する。
【0005】
しかし、このモジュール式の構成では、一度設置すると寸法を調整できないため、パネルとクロスビームの寸法を事前に設計する必要があり、つまり、寸法を縮小または拡大する場合、本発明がなければ、パネルの取り扱いや交換を伴い、より多くの取り扱い時間とより高いコストが必要になる。
【0006】
さらに、出願人は現在、本明細書に記載されているすべての特徴を有する発明を認識していない。
【発明の概要】
【0007】
本発明は、技術分野内で新規性を有するように構成され、前述の欠点を解決し、以下の説明から明らかな他の追加の利点にも寄与するモジュール式の納骨堂を提供することを目的として開発された。
【0008】
したがって、本発明の目的は、骨壷を保管するために、好ましくは行と列のマトリックス配置で一緒に結合することができる複数の個別の容器を含むタイプのモジュール式の納骨堂を提供することである。特に、本発明は、個別の容器が、基部および側壁によって定義される射出成形可能なプラスチック材料から作られた部品であって、少なくとも1つの骨壷を収容するために提供される内部空間を定義する部品から構成され、ここで、各容器が外部から内部空間を閉鎖するために提供される取り外し可能な閉鎖手段を含む、ことを特徴とする。
【0009】
これらの特徴のおかげで、容器はプラスチック材料で作られているため、簡単で経済的な方法で納骨堂を設計することが可能であり、製造コストを簡素化および削減する。
【0010】
本発明の別の側面によれば、閉鎖手段は、内部空間を外部環境から隔離する少なくとも1つの内部ドアを含み、内部ドアが解除可能なロック手段と、その個別の容器に結合するための雄-雌結合システムを有する。
【0011】
好ましくは、解除可能な手段は、突出部を備えた回転ラッチを有し、突出部が、個別の容器の外縁内に位置するハウジング内に固定することができるロック要素に挿入することができ、ラッチが、少なくとも1つの穴を含み、その穴が、その穴の形状と相補的な形状を有する専用工具を挿入するために提供される所定の形状から構成される。
【0012】
また好ましくは、ロック要素は、クリップ手段によって個別の容器の縁に存在する接触面に固定される。
【0013】
本発明のもう一つの側面によれば、それぞれの個別の容器は、その側壁に、容器により大きな剛性を提供する複数の補強リブを備えた表面を有し、これにより、より大きな重量を支持することが可能になり、それゆえ、使用時に個別の容器が変形するのを防ぐ。
【0014】
有利に、個別の容器は、内部空間をサブコンパートメントに分割する、個別の容器の内部に取り外し可能に組み立てることができる少なくとも1つの仕切り壁を組み込むことができる。
【0015】
さらに、本発明の納骨堂は、個別の容器の内部部分に存在するガイド手段を含み得、ここで、少なくとも1つの仕切り壁がスライド可能である。
【0016】
本発明の好ましい実施形態では、ガイド手段は、互いに向き合う側壁の内部を通って延びる空洞からなり、ここで、仕切り壁が、対応する空洞に適合するのに適した寸法を有するその対向する端部のそれぞれに突出した縁を有する。
【0017】
有利に、内部ドアは、外面に実質的に層状の装飾要素を組み込んでいる。特に、装飾要素は、石材、好ましくは大理石から作られることができる。
【0018】
さらに、本発明の納骨堂オブジェクトは、個別の容器をまとめて保持するための固定手段を含み得る。特定の実施形態では、固定手段は、個別の容器(2)のそれぞれにおいて側壁の外面内に作られた通路(25)を通過する複数のロッド(3)を備える。
【0019】
好ましくは、ロッドは、少なくとも1つのねじ部を有する。
【0020】
本発明のもう1つの目的は、納骨堂を構築するために、基部および側壁によって定義される射出成形可能なプラスチック材料から作られた部品であって、少なくとも1つの骨壷を収容するために提供される内部空間を定義する部品と、外部から内部空間を閉鎖するために提供される取り外し可能な閉鎖手段とから構成される個別の容器を提供することであることに着目されたい。
【0021】
好ましい実施形態では、閉鎖手段は、内部空間を外部環境から隔離する少なくとも1つの内部ドアを含み、内部ドアが解除可能なロック手段と、個別の容器を構成する部品に結合するための雄-雌結合システムを有する。
【0022】
本発明のモジュール式の納骨堂オブジェクトの他の特徴および利点は、下記に添付されている図面に非限定的な例として示されている、排他的ではないが好ましい実施形態の説明に照らして明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本発明に係るモジュール式の納骨堂の一実施形態の斜視図である。
【
図2】本発明に係るモジュール式の納骨堂の一部を形成する個別の容器の正面斜視図である。
【
図3】
図2に示されている個別の容器の背面斜視図である。
【
図4】仕切り壁を設けた個別の容器の斜視図である。
【
図5】4つの独立したコンパートメントを定義する十字の形に配置された仕切り壁を設けた個別の容器の斜視図である。
【
図7】2つの前面内部ドアを有する個別の容器の斜視図である。
【
図8】4つの前面内部ドアを有する容器の斜視図である。
【
図9】解除可能な手段が見られる容器の斜視詳細図である。
【
図10】解除可能な手段の一部を形成する回転ラッチの立面図と斜視詳細図を示す。
【
図11】解除可能な手段の一部を形成するロック要素の斜視詳細図である。
【
図12】回転ラッチがロック位置に配置されている概略立面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
上記の図面に照らして、そして採用された番号付けに従って、以下に詳細に示され、説明される部品および要素を含む、本発明の好ましい実施形態の例を観察することができる。
【0025】
図1に示されるように、骨壺を保管するためのモジュール式の納骨堂が表され、一般に、複数の行と列のマトリックス配置で一緒に結合し得る複数の個別の容器(2)を含む参照(1)で示される。
【0026】
図2および3により詳細に見られるように、個別の容器(2)は、基部(20)および複数の側壁(21)によって定義される、射出成形可能なプラスチック材料から作られた、丸い角を有する実質的な立方体である部品から構成され、骨壺(それらは本発明の目的の一部を形成しないので示されていない)を収容するために提供される、例えば、28x28.8x29cmの寸法である内部空間(22)を定義する。容器(1)の使用状態では、基部(20)が後壁として機能することに留意されたい。
【0027】
それぞれの個別の容器(2)は、内部空間を外部から閉鎖するために提供される取り外し可能な閉鎖手段(以下に説明される)を含む。
【0028】
それぞれの個別の容器(2)は、
図3でより明確に示されているように、互いに寸法的に相補的な2つの半分で構成されており、嵌合によって結合できることに注意されたい。この場合、2つの半分は互いに対称である。
【0029】
それぞれの個別の容器(2)の側壁(21)は、複数の補強リブ(23)を設けた外面を有する。
【0030】
納骨堂(1)を形成するべく個別の容器(2)を一体的に結合して維持するために、個別の容器(2)のそれぞれにおける側壁の外面に沿って作られた通路(25)を通過する複数のねじ付きロッド(3)が提供される。これらの通路(25)は、存在するリブ(24)で構成されている。
【0031】
特に閉鎖手段に関して、それらは、内部空間を外部環境から隔離する一般的な平行六面体の幾何学的構成を有する少なくとも1つの内部ドア(4)を含み、内部ドアが解除可能なロック手段と、個別の容器(2)に結合するための雄-雌結合システムを有する。したがって、各内部ドア(4)の上端および下端は、個別の容器(2)の壁に固定されるように設けられた延長部(40)を含む。内部ドア(4)の数は、個別の容器(2)のそれぞれが持つ個別の内部コンパートメントの数に依存し、個別の容器(2)の製造に使用されるものと同じまたは異なるプラスチック材料で作られる。
【0032】
したがって、たとえば、
図7は、2つの個別のコンパートメントにリンクされた2つの内部ドア(4)がどのように提供されるかを示し、
図8は、それぞれがそれぞれの個別のコンパートメントにリンクされた4つの内部ドア(4)がどのように配置されるかを示す。
【0033】
前述の解除可能な手段に関する限り、解除可能な手段は、突出部(51)が横方向に突出する円筒形体(50)から構成される回転ラッチ(5)を有し(
図10を参照)、突出部は個別の容器(2)の外側の上部および/または下部の縁内に配置されたハウジング(26)内に固定することができるロック要素(6)に挿入可能である。
図9に見られるように、ロック要素(6)が組み立てられているハウジング(71)も提供される。
【0034】
このようにして、突出部(51)が回転すると、内部ドアの取り外しがロックされる。回転ラッチ(5)は、所定の形状を有する円筒形体(50)において一対の穴(52)であって、前述の穴(52)の形状と相補的な形状を有する領域を有する専用工具(図示せず)を挿入するために提供される穴(52)を含み、それにより、ラッチを開位置から閉位置に、またはその逆に回転させることができる。
【0035】
ロック要素(6)は、一対のクリッピングフランジ(61)によって個別の容器(2)の縁に存在する接触面に固定された細長いセグメント(60)を含むことに留意されたい。
図11および
図12に見られるように、細長いセグメント(60)は、回転ラッチ(5)を部分的に位置する半月形のくぼみ(62)を含む。
【0036】
骨壺の数の収容能力を拡大するために、個別の容器は、内部空間をサブコンパートメントに分割する個別の容器の内部に取り外し可能に組み立てることができる1つ以上の仕切り壁(7)を組み込むことができる。したがって、
図4に示される例では、個別の容器(2)の内部が仕切り壁(7)によって2つのサブコンパートメントに分割されているが、
図5では、2つの追加の仕切り壁(7’)が含まれ、水平面に配置される。
【0037】
有利に、個別の容器の内部部分に存在するガイド手段が提供され、ここで、仕切り壁(7)(7’)がスライドして容易な組み立ておよび分解を可能にする。この場合、ガイド手段は、互いに向き合う側壁(21)の内部を通って延びる空洞(24)からなり、ここで、仕切り壁が、対応する空洞(24)に適合するのに適した寸法を有するその対向する端部のそれぞれに突出した縁を有する。
図4に見られるように、ガイド手段はまた、仕切り壁(7’)の組み立てを容易にするために、仕切り壁(7)に中間の高さで存在する。
【0038】
納骨堂(1)の仕上げの美的または視覚的印象を改善するために、内部ドア(4)は、その外面(すなわち、外から見える面)に大理石などの石材から作られたプレートの形状の実質的に層状の装飾要素を組み込んでおり、ここで、装飾はカスタマイズ可能であり、すなわち、故人の遺灰に関連する画像を含めることができる。
【0039】
本発明のモジュール式の納骨堂を製造するために使用される細部、形状、寸法、および他の付属要素は、以下に含まれる特許請求の範囲によって定義される範囲から逸脱しない他のものに適切に置き換えることができる。
【手続補正書】
【提出日】2020-05-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
好ましくは行と列のマトリックス配置で一緒に結合することができる複数の個別の容器(2)を含む、骨壷を保管するためのモジュール式の納骨堂(1)であって、
それぞれの個別の容器(2
)は、
角が丸い実質的な立方体に形作られ、基部および側壁によって定義される射出成形可能なプラスチック材料から作られた部品であって、少なくとも1つの骨壷を収容するために提供される内部空間を定義する部品から構成され、ここで、各容器が外部から内部空間を閉鎖するために提供される取り外し可能な閉鎖手段を含み、ここで、閉鎖手段が内部空間を外部環境から隔離する少なくとも1つの内部ドアを含み、内部ドアが解除可能なロック手段と、個別の容器(2)に結合するための雄-雌結合システムを
有し、個別の容器(2)をまとめて保持するための固定手段が含まれ、前記固定手段は個別の容器(2)のそれぞれにおいて側壁の外面内に作られた通路(25)を通過する複数のロッド(3)を備え、ここで、これらの通路(25)がリブ(24)で構成されている、ことを特徴とするモジュール式の納骨堂。
【請求項2】
解除可能な手段が、突出部を備えた回転ラッチ(5)を有し、突出部が、個別の容器(2)の外縁内に位置するハウジング内に固定することができるロック要素に挿入することができ、回転ラッチ(5)が、少なくとも1つの穴を含み、前記穴が、前記穴の形状と相補的な形状を有する専用工具を挿入するために提供される所定の形状から構成され、それゆえ、回転ラッチ(5)が開位置から閉位置に、またはその逆に回転することができる、ことを特徴とする請求項1に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【請求項3】
ロック要素(6)が、クリップ手段によって個別の容器(2)の縁に存在する接触面に固定される、ことを特徴とする請求項2に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【請求項4】
ロック要素(6)が、一対のクリッピングフランジ(61)によって個別の容器(2)の縁に存在する接触面に固定された細長いセグメント(60)を含み、細長いセグメント(60)が、回転ラッチ(5)を部分的に収容するために半月形のくぼみ(62)を含む、ことを特徴とする請求項2に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【請求項5】
それぞれの個別の容器(2)が、その側壁に、複数の補強リブを設けた表面を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【請求項6】
個別の容器が、内部空間をサブコンパートメントに分割する、個別の容器(2)の内部に取り外し可能に組み立てることができる少なくとも1つの仕切り壁を組み込む、ことを特徴とする請求項1から5に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【請求項7】
モジュール式の納骨堂(1)が、個別の容器(2)の内部部分に存在するガイド手段を含み、ここで、仕切り壁がスライド可能である、ことを特徴とする請求項6に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【請求項8】
ガイド手段が、互いに向き合う側壁の内部を通って延びる空洞からなり、ここで、仕切り壁が、対応する空洞に適合するのに適した寸法を有するその対向する端部のそれぞれに突出した縁を有する、ことを特徴とする請求項7に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【請求項9】
内部ドアが、外面に実質的に層状の装飾要素を組み込んでいる、ことを特徴とする請求項2に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【請求項10】
装飾要素が、石材、好ましくは大理石から作られる、ことを特徴とする請求項9に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【請求項11】
ロッド(3)が、少なくとも1つのねじ部を有する、ことを特徴とする請求項12に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【請求項12】
プラスチック材料から作られた各部品が、互いに寸法的に相補的な2つの半分で構成されており、嵌合によって一緒に結合可能である、ことを特徴とする請求項1に記載のモジュール式の納骨堂(1)。
【国際調査報告】