IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ アリオン・サイエンス・アンド・テクノロジー・コーポレーションの特許一覧

<>
  • 特表-一体型電力システム 図1A
  • 特表-一体型電力システム 図1B
  • 特表-一体型電力システム 図1C
  • 特表-一体型電力システム 図2
  • 特表-一体型電力システム 図3
  • 特表-一体型電力システム 図4
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-26
(54)【発明の名称】一体型電力システム
(51)【国際特許分類】
   H02M 3/00 20060101AFI20220119BHJP
   H02J 7/00 20060101ALI20220119BHJP
【FI】
H02M3/00 Y
H02J7/00 301A
H02M3/00 C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021544090
(86)(22)【出願日】2018-10-03
(85)【翻訳文提出日】2021-06-01
(86)【国際出願番号】 US2018054173
(87)【国際公開番号】W WO2020072048
(87)【国際公開日】2020-04-09
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521141006
【氏名又は名称】アリオン・サイエンス・アンド・テクノロジー・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】マイケル・ハーロー
(72)【発明者】
【氏名】クレイグ・エー・キーチャー
【テーマコード(参考)】
5G503
5H730
【Fターム(参考)】
5G503AA01
5G503BA02
5G503BB01
5G503DA04
5G503FA01
5G503GB03
5H730AS05
5H730AS17
5H730BB81
5H730BB86
5H730CC01
5H730CC11
5H730FD31
5H730FF09
5H730XX03
5H730XX12
5H730XX23
5H730XX32
5H730XX50
5H730ZZ01
5H730ZZ05
5H730ZZ11
5H730ZZ12
(57)【要約】
第1の基板、第2の基板、および第3の基板を収納するように構成されるシャーシを含み、基板が互いに電気的に結合される、電力システムが開示される。第1の基板は、電力を受け取り、第1の電圧および第2の電圧で電力を出力するように構成される。第2の基板は、第1の基板から、または第2の基板に電気的に結合された少なくとも1つの内部電池から電力を受け取り、少なくとも2つの電圧を使用して電力を出力するように構成される。第3の基板は、第2の基板から電力を受け取り、2つの電圧で電力を出力するように構成される。基板は、電力を変換するように構成される1つ以上の変換器を含む。1つ以上の変換器は、シャーシのそれぞれの部分へと熱伝導するように、シャーシの1つ以上の部分と熱的に相互作用する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の基板、第2の基板、および第3の基板を収納するように構成されるシャーシを備え、前記第1の基板、前記第2の基板、および前記第3の基板が互いに電気的に結合される電力システムであって、
前記第1の基板が、電力を受け取り、第1の電圧および第2の電圧で電力を出力するように構成され、
前記第2の基板が、前記第1の基板から、または前記第2の基板に電気的に結合された少なくとも1つの内部電池から電力を受け取り、少なくとも2つの電圧を使用して電力を出力するように構成され、
前記第3の基板が、前記第2の基板から電力を受け取り、2つの電圧で電力を出力するように構成され、
前記第1の基板、前記第2の基板、および前記第3の基板の各々が、前記受け取った電力をそれぞれの前記出力電力へと変換するように構成される1つ以上の変換器を含み、
前記1つ以上の変換器が、前記シャーシのそれぞれの部分へと熱伝導するように、前記シャーシの1つ以上の部分と熱的に相互作用する、電力システム。
【請求項2】
前記第1の基板が、交流電源または直流電源のいずれかから前記電力を受け取るようにさらに構成される、請求項1に記載の電力システム。
【請求項3】
前記第1の基板が、外部電源から受け取った入力電力の電圧を変換するように構成される第1の変換器、ならびに前記第2の基板から受け取った電力の電圧を変換するように構成される第2の変換器および第3の変換器を含み、
前記第2の変換器が前記第1の電圧で電力を出力するように構成され、
前記第3の変換器が前記第2の電圧で電力を出力するように構成される、請求項1に記載の電力システム。
【請求項4】
前記第2の変換器が前記第1の電圧で電力を夜間視界に出力するように構成される、請求項3に記載の電力システム。
【請求項5】
前記第3の変換器が前記第2の電圧で電力をミサイル誘導セットに出力するように構成される、請求項3に記載の電力システム。
【請求項6】
前記第3の変換器が前記第2の電圧で提供される前記出力電力の電流を増加させるように構成されるコンデンサ回路に電気的に結合される、請求項3に記載の電力システム。
【請求項7】
前記第1の変換器、前記第2の変換器、および前記第3の変換器が、前記シャーシの上部壁に面する前記第1の基板の面上に位置決めされる、請求項3に記載の電力システム。
【請求項8】
前記第1の変換器、前記第2の変換器、および前記第3の変換器が、前記シャーシの前記上部壁の一部および前記上部壁の放熱器のうちの少なくとも1つと熱的に相互作用する、請求項7に記載の電力システム。
【請求項9】
前記放熱器が、熱伝導および対流により、前記第1の変換器、前記第2の変換器、および前記第3の変換器のうちの少なくとも1つから外部環境に熱を送るように構成される、請求項8に記載の電力システム。
【請求項10】
前記第1の変換器、前記第2の変換器、および前記第3の変換器の各々が、前記第1の基板、前記第2の基板、および前記第3の基板上に設けられる前記変換器の中でも最も高い熱を発生する潜在能力を有する、請求項3に記載の電力システム。
【請求項11】
前記第2の基板が、前記少なくとも1つの内部電池を充電し、少なくとも1つの夜間視界またはミサイル誘導セットに出力電力を供給するように構成される少なくとも1つの充電チップを含む、請求項1に記載の電力システム。
【請求項12】
前記少なくとも1つの充電チップが前記シャーシの後部壁に面する前記第2の基板の面上に位置決めされ、前記少なくとも1つの充電チップが前記後部壁と熱的に相互作用し、
前記後部壁の一部が前記少なくとも1つの充電チップから熱を熱伝導するように構成される、請求項11に記載の電力システム。
【請求項13】
前記第2の基板が、前記シャーシの内部に面する前記第2の基板の面上に位置決めされる第4の変換器を含む、請求項1に記載の電力システム。
【請求項14】
前記第4の変換器が前記第1の基板から受け取った電力の電圧を変換するように構成される、請求項13に記載の電力システム。
【請求項15】
前記第4の変換器が前記シャーシの前記内部の空間と熱的に相互作用するように構成され、その結果、前記第4の変換器が前記シャーシの前記内部の空間へと熱伝導するように構成される、請求項13に記載の電力システム。
【請求項16】
前記第4の変換器が、前記第1の基板、前記第2の基板、および前記第3の基板上に設けられる前記変換器の中でも最も低い熱を発生する潜在能力を有する、請求項13に記載の電力システム。
【請求項17】
前記第1の基板、前記第2の基板、前記第3の基板が電力を出力している間に、前記少なくとも1つの内部電池の充電を避けるように構成される電流センサ回路を、前記第2の基板が含む、請求項1に記載の電力システム。
【請求項18】
前記第3の基板が第5の変換器および第6の変換器を含み、該第5の変換器および第6の変換器の各々は、前記第2の基板から受け取った電力の電圧を変換するように構成される、請求項1に記載の電力システム。
【請求項19】
前記第5の変換器および前記第6の変換器が、前記シャーシの側壁に面する前記第3の基板の面上に位置決めされる、請求項18に記載の電力システム。
【請求項20】
前記第5の変換器および前記第6の変換器が、前記シャーシの側壁と熱的に相互作用するように構成され、
前記シャーシの前記側壁が、前記第5の変換器および前記第6の変換器からの熱を熱伝導するように構成される、請求項18に記載の電力システム。
【請求項21】
第1の基板および第2の基板を収納するように構成されるシャーシを備え、前記第1の基板と前記第2の基板が互いに電気的に結合される電力システムであって、
前記第1の基板が、入力電力を受け取り、第1の電圧および第2の電圧で電力を出力するように構成され、
前記第2の基板が、前記第1の基板から、または前記第2の基板に電気的に結合された少なくとも1つの内部電池から電力を受け取り、少なくとも2つの電圧を使用して電力を出力するように構成され、
前記第1の基板および前記第2の基板の各々が、前記受け取った電力をそれぞれの前記出力電力へと変換するように構成される1つ以上の変換器を含み、
前記1つ以上の変換器が、前記シャーシのそれぞれの部分へと熱伝導するように、前記シャーシの1つ以上の部分と熱的に相互作用する、電力システム。
【請求項22】
前記シャーシが、前記第1の基板および前記第2の基板に電気的に結合される第3の基板を収容するようにさらに構成され、
前記第3の基板が、前記第2の基板から電力を受け取り、2つの電圧で電力を出力するように構成され、
前記第3の基板が、前記第2の基板から受け取った前記電力を変換するように構成される少なくとも1つの変換器を含む、請求項21に記載の電力システム。
【請求項23】
前記第3の基板の前記少なくとも1つの変換器が、前記シャーシの前記1つ以上の部分と熱的に相互作用するように構成される、請求項22に記載の電力システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電力システムに関する。
【背景技術】
【0002】
発射筒で発射され、光学的に追跡され、有線で誘導される(tube-launched, optically-tracked, wire-guided: TOW)ミサイルシステムのためのミサイル誘導セット(MGS)は、動作させるための電力システムを必要とする。電力システムは、典型的には、2つの電池組立体、電池充電器、電池充電器監視ユニット、電池電力調整器、車両電力調整器、少なくとも2つの1次電池、電池ケース、およびTVPCなどといったいくつかの構成要素を含み、これらは、全体で170ポンド(77.11kg)を超える重さになる場合がある。さらに、従来型の電池組立体は、ニッケルカドミウム電池技術を利用する。
【0003】
しかし、この旧来の電池システムでの問題のリストは、増え続けている。たとえば、システム自体が重く、戦場で移送するには面倒であり、システムが配備されたときに、ニッケルカドミウム電池は、実際には、期待された数のTOWミサイルの発射を行うことができていない。加えて、電池の充放電は、電池が非移動体のAC充電ユニットを使用して再充電しなければならないので、非効率である。夜間視界動作が必要な場合、旧来の電池システムが夜間視界をサポートできず、したがって、夜間視界を操作するために追加の電池デバイスが必要である。さらに、ニッケルカドミウムの供給が減少しており、従来型の電池システムの1つ以上の構成要素は旧式である。したがって、これらの構成要素のうちの1つ以上を交換する費用が増え続けている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電力を効率的でコスト効果的に提供するための改善した電池システムを提供する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、一般的に電力システムに関し、より詳細には、改善した電池技術を使用し、旧来の電池システムより高いエネルギー容量を有する一体型電力システムに関する。
【0006】
1つ以上の実施形態では、開示される技術は、第1の基板、第2の基板、および第3の基板を収納するように構成されるシャーシを含み、第1の基板、第2の基板、および第3の基板が互いに電気的に結合される電力システムに関する。いくつかの実施形態では、第1の基板は、電力を受け取り、第1の電圧および第2の電圧で電力を出力するように構成される。いくつかの実施形態では、第2の基板は、第1の基板から、または第2の基板に電気的に結合された少なくとも1つの内部電池から電力を受け取り、少なくとも2つの電圧を使用して電力を出力するように構成される。いくつかの実施形態では、第3の基板は、第2の基板から電力を受け取り、2つの電圧で電力を出力するように構成される。いくつかの実施形態では、第1の基板、第2の基板、および第3の基板の各々は、受け取った電力をそれぞれの出力電力へと変換するように構成される1つ以上の変換器を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の変換器は、シャーシのそれぞれの部分へと熱伝導するように、シャーシの1つ以上の部分と熱的に相互作用する。
【0007】
いくつかの実施形態では、開示される技術は、第1の基板および第2の基板を収納するように構成されるシャーシを含み、第1の基板および第2の基板が互いに電気的に結合される電力システムに関する。いくつかの実施形態では、第1の基板は、入力電力を受け取り、第1の電圧および第2の電圧で電力を出力するように構成される。いくつかの実施形態では、第2の基板は、第1の基板から、または第2の基板に電気的に結合された少なくとも1つの内部電池から電力を受け取り、少なくとも2つの電圧を使用して電力を出力するように構成される。いくつかの実施形態では、第1の基板および第2の基板の各々は、受け取った電力をそれぞれの出力電力へと変換するように構成される1つ以上の変換器を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の変換器は、シャーシのそれぞれの部分へと熱伝導するように、シャーシの1つ以上の部分と熱的に相互作用する。
【0008】
様々な追加の態様が、以下の説明に記載されることになる。本態様は、個別の特徴および特徴の組合せに関することができる。上記の一般的な説明および以下の詳細な説明の両方が例示で説明のためだけであって、本明細書に開示される実施形態が基本とする幅広い発明の概念を限定しないことを理解されたい。
【0009】
以下の図は、本開示の特定の実施形態を示しており、したがって、本開示の範囲を制限しない。図は、原寸に比例せず、以下の詳細な記載中の説明とともに使用することが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1A】一例の一体型電力システムを図示する斜視図である。
図1B図1Aの一体型電力システム内部を図示する斜視図である。
図1C】組み立てられていない構成での図1Aの一体型電力システムを図示する斜視図である。
図2図1Aの一体型電力システムの相互接続図である。
図3図2の相互接続図の電流センサの概略を図示する図である。
図4図2の相互接続図の電圧変換器およびコンデンサ回路の概略を図示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下の議論では、当業者には明らかである電力システムの従来の特徴を省略する、またはただ簡単に記載する。様々な実施形態が図を参照して詳細に記載されており、図では、同様の参照番号は、いくつかの図面を通して同様の部分および組立体を表すことに留意されたい。様々な実施形態を参照することでは、本明細書に添付される請求項の範囲は制限されない。加えて、本明細書で記載される任意の例は、非限定であることが意図され、添付される請求項についての多くの可能な実施形態のいくつかを単に記載している。さらに、本明細書に記載される特定の特徴は、様々な可能な組合せおよび順列の各々で、他の記載される特徴と組み合わせて使用することができる。
【0012】
本明細書で別段の指示がない限り、明細書から暗示される意味、ならびに当業者によって理解されるおよび/または辞書、論文などに規定されるような意味を含む、最も広範囲の可能な解釈がすべての用語に与えられるべきである。明細書および添付される請求項で使用する、単数形の「a」、「an」、および「the」は、別段の指示がない限り、複数への言及を含み、本明細書で使用する「備える、含む」および/または「備えている、含んでいる」という用語は、言及した特徴、要素、および/または構成要素の存在を明示するが、1つ以上の他の特徴、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在または追加を排除しないことにも留意しなければならない。
【0013】
本開示の実施形態は、全体的に電力システムに関し、より詳細には、改善した電池技術を使用し、旧来の電力システムより高いエネルギー容量を有する一体型電力システムに関する。本電力システムの実施形態は、図1A図4を参照して下に記載される。
【0014】
図1は、本開示の1つ以上の実施形態にしたがった、例示の一体型電力システム100の斜視図を図示する。
【0015】
一体型電力システム100(以降は「システム100」)は、システム100の構成要素を収納するシャーシ102を含む。シャーシ102は、シャーシ102の上部壁103などといった壁に接続されるハンドル104を含むことができる。1つ以上の実施形態では、ハンドル104がシャーシ102に固定される。1つ以上の実施形態では、ハンドル104は、上部壁103の一部に固定され、シャーシ102上で回転可能である。その結果、ハンドル104は、シャーシ102の上部壁103の水平面に垂直なアップ位置に動くことができ、またはシャーシ102の上部壁103の水平面に平行なダウン位置に動くことができる。いくつかの実施形態では、シャーシ102は、アルミニウムなどといった金属から製造される。いくつかの実施形態では、シャーシ102は、たとえば鋳造アルミニウムA356といった鋳造合金から製造される。シャーシ102の壁は、熱伝導および対流により、シャーシ102の内部構成要素から外部環境に熱を送るように構成される。いくつかの実施形態では、システム100は、200Wまたは約200WのDC電力での最大入力を受け取るように構成され、190Wまたは約190Wの最大出力を発生するように構成される。いくつかの実施形態では、システム100は、34Wの熱を発生することができる、88%の平均効率で生成するように構成される。
【0016】
1つ以上の実施形態では、シャーシ102は、シャーシ102の上部壁103上に1つ以上の留め具110を受けるように構成される。1つ以上の留め具110は、MGSのMGS電池レセプタクル上の留め具受け部と整合するように位置決めすることができる。ユーザが一体型システム100をMGS電池レセプタクルの中に挿入すると、留め具受け部を、それぞれの1つ以上の留め具110にわたって挿入することができる。その後、ユーザは、MGSに対し1つ以上の留め具110を締め、それによってシステム100をMGSに固定することができる。1つ以上の実施形態では、1つ以上の留め具110が、回転ロック留め具、蝶型留め具、ねじ、または当業者によって知られている任意の他のタイプの留め具であってよい。いくつかの実施形態では、回転ロック留め具は、軍事用回転ロック留め具、NSN 5325-01-148-8601または同等品であってよい。
【0017】
1つ以上の実施形態では、システム100は、入力122ならびに第1のインターフェース120および第2のインターフェース116のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態では、入力122および第2のインターフェース116は、シャーシ102の上部壁103上に設けられる。いくつかの実施形態では、第1のインターフェース120は、入力122および第2のインターフェース116のうちの少なくとも1つから外に向けて設けられる。いくつかの実施形態では、後部壁105および側壁107aまたは側壁107bのいずれかが、切欠き壁部109を形成する。切欠き壁部109は、第1のインターフェース120の少なくとも2つの側を囲むことができ、そこでは、第1のインターフェース120が切欠き壁部109の1つの壁上に位置決めされる。
【0018】
いくつかの実施形態では、入力122、第1のインターフェース120、および第2のインターフェース116の各々が、キャップ118aおよび端子118bを含む。たとえば、入力122のキャップは、D38999/33W15Nというキャップであってよく、入力の対応する端子は、D38999/24WD97PNであってよい。別の例では、第1のインターフェース120および第2のインターフェース116の各々のためのキャップ118aがMS3181-12Nというキャップであってよく、第1のインターフェース120および第2のインターフェース116の各々のための端子118bがMS3124E12-10Sという端子であってよい。いくつかの例では、キャップは、端子につなぐことができ、取付けリングを含むことができる。他の実施形態では、入力122、第1のインターフェース120、および第2のインターフェース116の各々が、端子118bだけを含む。端子118bは、様々な信号ならびに/または電圧および電流を受け取り送り出すための、1つ以上のピンを有することができる。キャップ118aは、端子118bに着脱自在に接続され、端子118bの1つ以上のピンが、ほこり、水、またはシャーシ102の外側の環境中の物体からの衝撃などの発生源からの損害を受けることから保護するように構成される。端子118bは雌型端子であってよい。いくつかの実施形態では、入力122、第1のインターフェース120、および第2のインターフェース116の各々の端子118bは、ケーブルが入力122、第1のインターフェース120、または第2のインターフェース116と相互接続されるかに基づいて、電力を供給するまたは受け取るためにケーブルで相互接続するように構成される。たとえば、入力122の端子は、外部電力源からの電圧および電流を受け取るためケーブルで相互接続するように構成される。別の例では、第2のインターフェースの端子が、夜間視界222へ電圧および電流を供給するためケーブルで相互接続するように構成される。1つ以上の実施形態では、システム100は、15~25ポンド(6.8~11.34kg)の重さとなる。1つ以上の実施形態では、システム100は、M220 TOW 2兵器システムと相互作用するように構成される。他の実施形態では、システム100は、他の兵器システムと相互作用するように構成される。
【0019】
1つ以上の実施形態では、入力122は、AC電源のコンセントなどといった、交流(AC)電源、および/または、自動車のシガレットライタレセプタクルなどといった、直流(DC)電源からの電力を受け取るように構成されるコネクタである。いくつかの実施形態では、AC電源から受け取ったAC電力は、システム100に入る前にDC電力に変換される。たとえば、AC電源は、AC-DCアダプタを介して入力122に接続することができ、そこでは、システム100に入る前に、AC-DCアダプタが、AC電力からDC電力に電力を変換する。AC-DCアダプタは、たとえば、商用の市販品(COTS)のAC/DCアダプタであってよい。COTS AC/DCアダプタは、シャーシ102に入る前に、50~60Hzでの100V~240VのAC電力を、24Vの調整したDC電力に変換するように構成される。
【0020】
1つ以上の実施形態では、第1のインターフェース120は、MGSに電力を提供するように構成されるコネクタである。第1のインターフェース120は、各々がMGSに異なる電圧を有する電力を提供するように構成される、3つの出力で構成することができる。第1の出力は、24ボルト(V)、または約24ボルト(V)の電力を提供することができる。たとえば、第1の出力は、最大負荷で+/-2.4Vの線路変動率を有する24Vで電力を提供することができる。第2の出力は、プラス50V、または約プラス50Vの電力を提供することができる。たとえば第2の出力は、プラス50Vで電力を提供することができ、最大負荷で48Vから56Vの間で変動することができる。第3の出力は、マイナス50V、または約マイナス50Vの電力を提供することができる。たとえば第3の出力は、マイナス50Vで電力を提供することができ、最大負荷でマイナス48Vからマイナス56Vの間で変動することができる。1つ以上の実施形態では、第1のインターフェース120の3つの出力は、同時にそれらのそれぞれの電圧で電力を提供するように構成される。他の実施形態では、第1のインターフェース120の3つの出力は、MGSの動作に基づいて、それらのそれぞれの電圧で電力を提供するように構成される。
【0021】
1つ以上の実施形態では、第2のインターフェース116は、夜間視界に電力を提供するように構成されるコネクタである。第2のインターフェース116は、各々が夜間視界に異なる電圧を有する電力を提供するように構成される、2つの出力で構成することができる。第1の出力は、16.8V、または約16.8Vの電力を提供することができる。たとえば第1の出力は、16.8Vで電力を提供することができ、最大負荷で17.1Vと16.1Vの間で変動することができる。第2の出力は、4.8V、または約4.8Vの電力を提供することができる。たとえば、第2の出力は、最大負荷で+/-0.3Vの線路変動率を有する4.8Vで電力を提供することができる。1つ以上の実施形態では、第2のインターフェース116の2つの出力は、それらのそれぞれの電圧で同時に電力を提供するように構成される。他の実施形態では、第2のインターフェース116の2つの出力は、夜間視界の動作に基づいて、それらのそれぞれの電圧で電力を提供するように構成される。
【0022】
いくつかの実施形態では、システム100は、スイッチ108を含む。スイッチ108は、たとえば、トグルスイッチなどといったオン/オフスイッチであってよい。スイッチ108がオンであるとき、スイッチ108が、第1のインターフェース120と第2のインターフェース116の両方に、それぞれ、MGSおよび夜間視界にそれらのそれぞれの出力電圧で電力を提供させるように構成することができる。スイッチ108がオフであるとき、スイッチ108が、第1のインターフェース120と第2のインターフェース116の両方に、それぞれ、MGSおよび夜間視界への電力の提供を止めさせるように構成することができる。いくつかの実施形態では、入力122が、ACまたはDCの外部電源のいずれかに接続されると、システム100は、自動的にシステム100の電池パック124aおよび124bを充電し始める。電池パック124aおよび124bは、再充電可能なリチウムイオン電池であってよい。電池パック124aおよび124bは、非限定の例では、並列に構成され、それによって、充電チップ226a、226b、228a、および228bなどといった2つの充電チップが各電池パック124aおよび124bのために設けられる、2つの14.4Vの公称セクションを各々が有するBB-2590タイプの電池であってもよい。システム100は、ACまたはDCの外部電源のいずれかを使用して電池パック124aおよび124bを充電するように構成される。いくつかの実施形態では、システム100は、100W、または約100Wで電池パック124aおよび124bを充電する。他の実施形態では、システム100は、システム100の設計に基づいた電力値で電池パック124aおよび124bを充電する。いくつかの実施形態では、システム100は、異なる変化量で電池パック124aおよび124bを充電するように構成される。たとえば、システム100は、トリクル充電またはフロート充電設定で設定することができ、ここでは、システム100は、低い電流値を使用して電池パック124aおよび124bを充電し、電池パック124aおよび124bのための充電状態が満容量であるとき、充電プロセスを停止する。別の例では、システム100は、通常充電設定で設定することができ、ここでは、システム100は、電池パックを充電するための典型的な電流値を使用して電池パック124aおよび124bを充電する。さらに別の例では、システム100は、高速充電設定で設定することができ、ここでは、システム100は、高い電流値を使用して電池パック124aおよび124bを充電する。いくつかの例では、システム100の充電設定は、スイッチ114を介して設定することができる。
【0023】
いくつかの実施形態では、システム100は、ディスプレイ112およびスイッチ114を含む。ディスプレイ112は、システム100の状態を表示するための、充電状態ディスプレイ(SOC)であってよい。ディスプレイ112は、システム100の、たとえば、電池セル124aおよび電池セル124bといった1つ以上の電池セルに残っている電力の量を表示することができ、またはディスプレイ112は、充電電池パック124aおよび124bの4列の容量レベルの平均を表示することができる。別の例では、ディスプレイ112は、「障害なし」状態を表示することができ、これは、システム100がエラーなしで動作中であることを示す。他の例では、ディスプレイ112は、電池パック124aおよび124bの充電が可能であるという表示器、システム100の内部温度および/または1つ以上の電池列の電圧の表示器を表示することができる。いくつかの実施形態では、スイッチ114は、システム100の1つ以上の機能を提供するように構成される。たとえば、スイッチ114がユーザから押圧タイプの入力を受け取る場合、ディスプレイ112は、システム100の状態を表示することができる。別の例では、スイッチ114がユーザから押下保持タイプの入力を受け取る場合、ディスプレイ112は、様々な輝度レベルを循環して、ユーザが選択することができる。さらに別の例では、スイッチ114がユーザから15秒などといった予め規定された時間量の間の押下保持タイプの入力を受け取る場合、システム100はリセットすることができる。
【0024】
図1Bは、本開示の1つ以上の実施形態にしたがった、図1Aのシステム100の内部129の斜視図を図示する。図1Cは、本開示の1つ以上の実施形態にしたがった、組み立てられていない構成での図1Aのシステム100の斜視図を図示する。
【0025】
いくつかの実施形態では、システム100は、シャーシ102の上部壁103上に放熱器106を含む。放熱器106は、熱伝導および対流により、シャーシ102の外に熱を送るように構成されており、シャーシ102では、シャーシ102の内部129内の1つ以上の構成要素によって熱が発生される可能性がある。放熱器106は、上部壁103の中心近くに位置決めすることができる。1つ以上の実施形態では、放熱器106は、複数の放熱突起133を含む。他の実施形態では、放熱器106は、複数の放熱突起133およびハンドルライザ131を含む。いくつかの実施形態では、複数の放熱突起133およびハンドルライザ131がシャーシ102とともに鋳造され、その結果、複数の放熱突起133およびハンドルライザ131がシャーシ102と一体に形成される。ハンドルライザ131は、クロスバーで接続することができ、ここでは、ハンドルライザ131とクロスバーがハンドル104を形成する。いくつかの実施形態では、放熱器106は、6.75インチ幅×3インチ長(17.145cm幅×7.62cm長)の、または約6.75インチ幅×3インチ長の全体サイズを有する。1つ以上の実施形態では、シャーシ102は、MGSのシャーシレセプタクルの中に挿入されると、シャーシレセプタクルは、外部環境に露出される上部壁103を除いて、シャーシ102の各壁をカバーすることができる。たとえば、上部壁103は移動する空気に露出される。いくつかの実施形態では、内部129の様々な構成要素によって発生された熱は、放熱器106を通って移動し、外部環境へと出る。
【0026】
複数の放熱突起133の各々は、上部壁103から離れて延在する。放熱器133aなどといった放熱フィンは、3インチ長×0.5インチ高×0.09インチ厚、または約3インチ長×0.5インチ高×0.09インチ厚にサイズ決定することができる。複数の放熱突起133は、中心で、0.22インチまたは約0.22インチ離間することができる。いくつかの実施形態では、放熱器106は、27個の放熱器133aを含む。2つの放熱器133aの組は、ハンドルライザ131の各々の外側に位置決めすることができ、残りの23個の放熱器133aは、両方のハンドルライザ131の間に位置決めすることができる。1つ以上の実施形態では、夜間視界および/もしくはMGSがシステム100を放電しているか、または、入力122が電力を調整し24Vに変換して、電池パック124aおよび124bを充電する、ならびに/または電力を第1のインターフェース120および/もしくは第2のインターフェースに供給するかに基づいて、6ワット(W)もしくは約6Wから42Wもしくは約42Wの範囲の熱の量を移動させるように放熱器106が構成される。
【0027】
1つ以上の実施形態では、アクセスカバー136がシャーシ102の取り外し可能に接続された壁を形成する。アクセスカバー136は、ねじなどといった留め具138でシャーシ102に固定することができる。いくつかの実施形態では、留め具138は、係留留め具であり、その結果、留め具138がシャーシ102から外されているときに、留め具138はアクセスカバー136と一緒に残る。ユーザは、シャーシ102の内部129にアクセスするために、アクセスカバー136を取り外すことができる。1つ以上の実施形態では、シャーシ102の内部129は、第1の基板130、第2の基板132、第3の基板134、ならびに、電池パック124aおよび電池パック124bなどといった1つ以上の電池パックのうちの少なくとも1つを含む。第1の基板130は、上部壁103上に配置することができる。第2の基板132は、後部壁105上に配置することができる。第3の基板134は、側壁107aまたは側壁107bのいずれかに配置することができる。議論のために、本明細書で議論される実施形態は、側壁107b上に配置される第3の基板134の観点で議論されるが、これらの特徴は、第3の基板134が側壁107a上に配置される場合について等しく適用可能であることに留意されたい。基板は、プリント回路板へと搭載する留め具などといった留め具を介して、そのそれぞれの壁に各々固定することができる。
【0028】
電池パック124aおよび電池パック124bは、第2の基板132および第3の基板134の前の、シャーシ102の底部壁111上に位置決めすることができる。サポート金具128bを、第2の基板132の一部の上にずらして位置決めすることができる。サポート金具128bは、サポート金具128bおよび第2の基板132を通して延在して、後部壁105へと固定する留め具を介して後部壁105に固定することができる。サポート金具128bは、電池パック124bなどといった電池パックを第2の基板132から分離するように構成される、1つ以上の電池パック受入れ部128bを有することができる。電池パック受入れ部128bは、シャーシ102内にそれぞれの電池パックを位置決めするように構成される1つ以上の電池パック位置決めタブ128dを含むことができる。電池パック位置決めタブ128dは、電池パック受入れ部128bの上端、右側端、および左側端のうちの少なくとも1つに配置することができる。電池パック位置決めタブ128dは、1つ以上の電池パックがシャーシ102内で動くのを防ぎ、それによって、1つ以上の電池パックによって第1の基板130、第2の基板132、および/または第3の基板134が損傷を受けることから保護するように構成することができる。1つ以上の実施形態では、電池パック124aおよび電池パック124bは、第2の基板132に電気的に結合される。電池コネクタ126aは、第2の基板132を電池パック124aに接続することができ、電池コネクタ126bは、第2の基板132を電池パック124bに接続することができる。電池ストラップ128aが、電池パック124aの1つ以上の側部および/または電池パック124bの1つ以上の側部を囲むことができる。電池ストラップ128aは、電池コネクタ126aが、電池パック124aおよび124bから外れるのを防ぐように構成することができる。電池ストラップ128aは、アクセスカバー136と電池パック124aおよび124bとの間に位置決めされて、電池ストラップが電池パックから取れて外れるのを防ぐことができる。電池ストラップ128aは、電池セル124aおよび124bにそれぞれ接続される各電池コネクタ126aおよび126bに固定され、それによって、電池セル124aおよび電池セル124aを電池ストラップ128aに接続するように構成することができる。
【0029】
1つ以上の実施形態では、第1の基板130と第2の基板132が互いに電気的に結合され、第2の基板132と第3の基板134が互いに電気的に結合される。1つ以上の実施形態では、第1の基板130、第2の基板132、および第3の基板134のうちの少なくとも2つがプレスフィットコネクタを含み、そこでは、一方の基板の1つのプレスフィットコネクタが、他方の基板のプレスフィットコネクタと接続するように構成される。たとえば、第1の基板130が1つのプレスフィットコネクタを含むことができ、第2の基板132が、第1の基板130のプレスフィットコネクタを受け入れるように構成される別のプレスフィットコネクタを含むことができる。別の例では、第1の基板130が、第2の基板132上の別の2つのコネクタなどといった対応するプレスフィットコネクタと対合するように構成される2つのコネクタなどといった1つより多いプレスフィットコネクタを含むことができる。第1の基板130および第2の基板132のプレスフィットコネクタは、直角で一体に嵌合するように構成される。プレスフィットコネクタは、1つの基板から別の基板への電流および電圧などといったデータおよび電気信号の伝達を円滑にすることができ、逆も同様である。1つ以上の他の実施形態では、第1の基板130、第2の基板132、および第3の基板134のうちの少なくとも2つが、少なくとも2つの基板間でデータおよび/または電気信号を交換するように構成される他のコネクタシステムを含む。たとえば、第2の基板132および第3の基板134が、配線用ハーネスの端部と対合するように構成される端子を各々有することができ、そこでは、配線用ハーネスに含まれるワイヤを介して第2の基板132と第3の基板134の間で、データおよび/または電気信号が交換される。
【0030】
図2は、本開示の1つ以上の実施形態にしたがった、図1Aのシステム100の相互接続図200を図示する。
【0031】
1つ以上の実施形態では、第1の基板130、第2の基板132、および第3の基板134は、熱を発生する電気構成要素を含む。熱を発生する電気構成要素としては、少なくとも24V DC/24V DC電力変換器204、24V DC/16.8V DC電力変換器206、24V DC/24V DC電力変換器208、24V DC/4.8V DC電力変換器214、24V DC/50V DC電力変換器218、24V DC/50V DC電力変換器220、電池パック124aのための充電チップ226aおよび充電チップ228aなどといった少なくとも1つの充電チップ、および電池パック124bのための充電チップ226bおよび充電チップ228bなどといった少なくとも1つの充電チップが挙げられる。いくつかの実施形態では、熱を発生する構成要素は、シャーシ102内の第1の基板130、第2の基板132、および第3の基板134上に位置決めされて、熱を発生する構成要素によって生成された熱を、放熱器106を通して、またはシャーシ102の壁の中に放散する。
【0032】
1つ以上の実施形態では、第1の基板130は、24V DC/24V DC電力変換器204、24V DC/16.8V DC電力変換器206、および24V DC/24V DC電力変換器208を含む。いくつかの実施形態では、24V DC/24V DC電力変換器204、24V DC/16.8V DC電力変換器206、および24V DC/24V DC電力変換器208は、放熱器106に面する第1の基板130の背面上に位置決めすることができる。第1の基板130は、システム100との間で取り外しおよび接続するように構成することができる。システム100との間で取り外しおよび接続することができることによって、第1の基板130上の1つ以上の電気構成要素が故障したときに、第1の基板130を容易に交換することができる。他の実施形態では、第1の基板130がいくつかの取り外し可能に接続された基板を含むことができ、ここでは、1つ以上の取り外し可能に接続された基板は、第1の基板130の様々な電気構成要素、ならびに24V DC/24V DC電力変換器204、24V DC/16.8V DC電力変換器206、および24V DC/24V DC電力変換器208のうちの少なくとも1つを含むことができる。たとえば、第1の基板130は、2つの取り外し可能に接続された基板を含むことができ、ここでは、一方の取り外し可能に接続された基板が24V DC/24V DC電力変換器204および24V DC/16.8V DC電力変換器206を含み、他方の取り外し可能に接続された基板が24V DC/24V DC電力変換器208を含む。取り外し可能に接続された基板は互いに電気的に結合することができ、それによって、第1の基板130を形成する。取り外し可能に接続された基板は、システム100との間で取り外しおよび接続するように構成することができる。システム100との間で取り外しおよび接続することができることによって、電力変換器が故障したときに、電力変換器を容易に交換することができる。
【0033】
いくつかの実施形態では、24V DC/24V DC電力変換器204、24V DC/16.8V DC電力変換器206、および24V DC/24V DC電力変換器208は、放熱器106と熱的に相互作用するように構成される。たとえば、DC電力変換器のベースプレートは、熱を、DC電力変換器から伝導性ベースプレートを通して、伝熱ペーストまたは伝熱パッドを介して放熱器106などといったシャーシ102の一部の中へと伝達する。伝熱ペーストまたはパッドは、少なくとも5W/mKの熱伝導率を有することができる。すなわち、24V DC/24V DC電力変換器204、24V DC/16.8V DC電力変換器206、および24V DC/24V DC電力変換器208によって発生された熱は、放熱器106に向けられる。いくつかの実施形態では、24V DC/24V DC電力変換器204、24V DC/16.8V DC電力変換器206、および24V DC/24V DC電力変換器208は、最も高い熱を発生する潜在能力を有する熱を発生する電気構成要素である。たとえば、24V DC/24V DC電力変換器204、24V DC/16.8V DC電力変換器206、および24V DC/24V DC電力変換器208が熱を発生して、システム100中の構成要素の中でも最高の温度がもたらされる場合がある。加えて、最も高い熱を発生する潜在能力を有することによって、全負荷において、24V DC/24V DC電力変換器204、24V DC/16.8V DC電力変換器206、および24V DC/24V DC電力変換器208が外部環境へと放散するべき最大量の熱を発生する場合がある。いくつかの例では、24V DC/24V DC電力変換器204、24V DC/16.8V DC電力変換器206、および24V DC/24V DC電力変換器208は、システム100内で発生した全熱の70%または約70%を発生する。
【0034】
1つ以上の実施形態では、第2の基板132が、充電チップ226a、226b、228a、および228b、ならびに24V DC/4.8V DC電力変換器214を含む。いくつかの実施形態では、充電チップ226a、226b、228a、および228bは、後部壁105に面する第2の基板132の背面上に位置決めされる。第2の基板132は、システム100との間で取り外しおよび接続するように構成することができる。システム100との間で取り外しおよび接続することができることによって、第2の基板132上の1つ以上の電気構成要素が故障したときに、第2の基板132を容易に交換することができる。他の実施形態では、第2の基板132がいくつかの取り外し可能に接続された基板を含むことができ、ここでは、1つ以上の取り外し可能に接続された基板は、第2の基板132の様々な電気構成要素、ならびに、充電チップ226a、226b、228a、および228b、ならびに24V DC/4.8V DC電力変換器214のうちの少なくとも1つを含むことができる。たとえば、第2の基板132は、3つの取り外し可能に接続された基板を含むことができ、ここでは、1つの取り外し可能に接続された基板が充電チップ226aおよび228aを含み、別の取り外し可能に接続された基板が充電チップ226bおよび228bを含み、第3の取り外し可能に接続された基板が24V DC/4.8V DC電力変換器214を含む。取り外し可能に接続された基板は互いに電気的に結合することができ、それによって、第2の基板132を形成する。取り外し可能に接続された基板は、システム100との間で取り外しおよび接続するように構成することができる。システム100との間で取り外しおよび接続することができることによって、電力変換器が故障したときに、電力変換器を容易に交換することができる。
【0035】
1つ以上の実施形態では、充電チップ226a、226b、228a、および228bは、後部壁105と熱的に相互作用するように構成することができ、その結果、充電チップ226a、226b、228a、および228bのうちの1つ以上によって発生した熱は、シャーシ102へと、特に、後部壁105の一部または後部壁105の全部へと熱伝導する。いくつかの例では、各充電チップ226a、226b、228a、および228bは、最大2.5Wの熱を各々が発生し、それによって、最大10Wの熱出力を発生する場合がある。いくつかの実施形態では、24V DC/4.8V DC電力変換器214は、アクセスカバー136に面する第2の基板132の表面上に位置決めされる。いくつかの実施形態では、24V DC/4.8V DC電力変換器214は、シャーシ102の容積、すなわち、内部129の空間と熱的に相互作用するように構成される。24V DC/4.8V DC電力変換器214は、最も低い熱発生の潜在能力を有する、熱を発生する電気構成要素である。
【0036】
1つ以上の実施形態では、第3の基板134が、24V DC/50V DC電力変換器218および24V DC/50V DC電力変換器220を含む。いくつかの例では、24V DC/50V DC電力変換器218および24V DC/50V DC電力変換器220は、最大3Wの熱を各々が発生する場合がある。いくつかの実施形態では、24V DC/50V DC電力変換器218および24V DC/50V DC電力変換器220は、いずれかの側壁107bに面する第3の基板134の背面上に位置決めすることができる。第3の基板134は、システム100との間で取り外しおよび接続するように構成することができる。システム100との間で取り外しおよび接続することができることによって、第3の基板134上の1つ以上の電気構成要素が故障したときに、第3の基板134を容易に交換することができる。他の実施形態では、第3の基板134がいくつかの取り外し可能に接続された基板を含むことができ、ここでは、1つ以上の取り外し可能に接続された基板は、第3の基板134の様々な電気構成要素、ならびに24V DC/50V DC電力変換器218および24V DC/50V DC電力変換器220のうちの少なくとも1つを含むことができる。たとえば、第3の基板134は、2つの取り外し可能に接続された基板を含むことができ、ここでは、一方の取り外し可能に接続された基板が24V DC/50V DC電力変換器218を含み、他方の取り外し可能に接続された基板が24V DC/50V DC電力変換器220を含む。取り外し可能に接続された基板は互いに電気的に結合することができ、それによって、第1の基板130を形成する。取り外し可能に接続された基板は、システム100との間で取り外しおよび接続するように構成することができる。システム100との間で取り外しおよび接続することができることによって、電力変換器が故障したときに、電力変換器を容易に交換することができる。
【0037】
24V DC/50V DC電力変換器218および24V DC/50V DC電力変換器220は、側壁107bと熱的に相互作用するように構成することができ、その結果、24V DC/50V DC電力変換器218および24V DC/50V DC電力変換器220のうちの少なくとも1つによって発生した熱は、シャーシ102へ、特に側壁107bへと熱伝導する。いくつかの例では、24V DC/50V DC電力変換器218および24V DC/50V DC電力変換器220によって発生した熱ポテンシャルは、充電チップ226a、226b、228a、および228bによって発生した熱ポテンシャルよりも小さい。
【0038】
1つ以上の実施形態では、第1の基板130は、外部電源からDC電力を受け取るように構成される。AC電力が入力電源として使用される場合では、AC/DCアダプタ202が、AC電力を、入力FI10でシャーシ102に入る前に、DC電力へと外部で変換する。AC/DCアダプタ202は、たとえば、COTS AC/DCアダプタであってよい。いくつかの実施形態では、AC/DCアダプタ202は、AC電力を変換された24VのDC電力へと変換するように構成される。DC電力が入力電源として使用される場合には、第1の基板130は、入力FI7で10V~36VのDC電力を受け取るように構成される。第1の基板130の24V DC/24V DC電力変換器204は、第1の基板130で、10V~36VのDC電力を変換された24VのDC電力へと内部で変換するように構成される。1つ以上の実施形態では、入力122は、FI10と入力FI7の両方を含む。たとえば、入力122の端子D38999/24WD97PNは、12個の接点を含むことができ、そこでは、8個の接点が20ゲージであり、4個の接点が16ゲージである。16ゲージでの4個の接点をDC入力電力のために使用することができ、20ゲージでの4個の接点は、AC/DCアダプタからの入力電力のために使用される。1つ以上の実施形態では、変換されたACおよびDC電力は、第2の基板132および第3の基板134との間で電力を分配および受け取るように構成される24V電力バスに提供される。1つ以上の実施形態では、変換されたACおよびDC電力は、電池パック124aおよび124bを充電するために使用することができ、夜間視界222に電力を提供することができ、ならびに/またはMGS224に電力を提供することができる。
【0039】
1つ以上の実施形態では、第2の基板132は、第1の基板130から出力FIO5での変換された24VのDC電力を、入力SI3で受け取るように構成される。いくつかの実施形態では、第2の基板132は、変換された24VのDC電力を使用して、電池パック124aまたは124b内の電池列のうちの少なくとも1つを充電し、夜間視界222およびMGS224を動作させるための電力を供給するように構成される。
【0040】
いくつかの実施形態では、電池パック124aおよび124bからの電力を使用することなく、変換されたACおよびDC電力を使用して、夜間視界222およびMGS224を動作させることができる。電池パック124aおよび124bからの電力を使用することなく、夜間視界222およびMGS224を動作させるために、スイッチ211aが閉じられ、それによって、電力が夜間視界222およびMGS224へと送られる。1つ以上の実施形態では、スイッチ108がオンになると、スイッチ211aが閉じられる。
【0041】
スイッチ211aが閉じられる場合、第2の基板132は、出力FIO5からの変換された24V DCの電力を入力SI3で受け取る。変換された24V DCの電力は、第2の基板132上に設けられた電流センサ210へと進む。1つ以上の実施形態では、第1の基板130がFI10またはFI7のいずれかで入力電力を受け取る場合には、システム100が夜間視界222およびMGS224に電力を提供するのと同時に電池パック124aおよび124bを充電するのを避けるように電流センサ210が設けられる。図3は、本開示の1つ以上の実施形態にしたがった、図2の相互接続図200の電流センサ210の概略300を図示する。ミサイルを発射するとき、システム100が、夜間視界222およびMGS224ならびに電池セル124aおよび124bの両方に同時に外部電源からの電力を提供することができない場合がある。いくつかの実施形態では、電流センサ210は、システム100からの出力される電力の量を検知するように構成される。システム100から出力される電力の量が閾値を超える場合、電流センサ210は、マイクロコントローラ302に信号Iを送信し、ミサイルを発射するのに必要な時間の長さに対応する持続時間の間、電池セル124aおよび124bを充電するのを無効化する。マイクロコントローラ302は、充電チップ126a、126b、128a、および128bに信号Oを送信して充電を無効化する。いくつかの実施形態では、ミサイルが発射された後に、電池パック124aおよび124bを再充電するのを自動的に開始するように、システム100が構成される。マイクロコントローラ302は、充電チップ126a、126b、128a、および128bに信号を送信して充電を有効化することができる。いくつかの実施形態では、ミサイルが発射されてから目標にミサイルが衝突するまでの持続時間に基づいて、電池セル124aおよび124bを充電するのを無効化するようにシステム100が構成される。
【0042】
1つ以上の実施形態では、夜間視界222に必要な電力を提供するために、第1の基板が夜間視界222に16.8VのDC電力を提供するように構成され、第2の基板が夜間視界222に4.8VのDC電力を提供するように構成される。変換された24V DCの電力は、電流センサ210から、24V DC/16.8V DC電力変換器206、24V DC/24V DC電力変換器208、および24V DC/4.8V DC電力変換器214へと進む。いくつかの実施形態では、24V DC/16.8V DC電力変換器206は、24V DC/24V DC電力変換器204またはAC/DCアダプタ202から提供された、変換された24V DC電力を16.8VのDC電力に変換するように構成される。その後、変換された24V DC電力を変換し、第1の基板130が夜間視界222に16.8V DCを提供する。いくつかの実施形態では、24V DC/4.8V DC電力変換器214は、24V DC/24V DC電力変換器204またはAC/DCアダプタ202から提供された、変換された24V DC電力を4.8VのDC電力に変換するように構成される。その後、変換された24V DC電力を変換し、第2の基板132が夜間視界222に4.8V DCを提供する。
【0043】
1つ以上の実施形態では、MGS224に必要な電力を提供するため、第1の基板130が、第2の基板132上に設けられるコンデンサ回路216と一緒に、MGS224に24VのDC電力を提供するように構成され、第2の基板132は、変換された24VのDC電力を、第3の基板134上に設けられる24V DC/50V DC電力変換器218および24V DC/50V DC電力変換器220に提供するように構成され、ここで、第3の基板134は、MGS224にプラス50Vおよびマイナス50VのDC電力を提供するように構成される。
【0044】
変換された24V DCの電力は、電流センサ210から、第2の基板132から、第3の基板134上に設けられる24V DC/50V DC電力変換器218および24V DC/50V DC電力変換器220へと進む。いくつかの実施形態では、24V DC/50V DC電力変換器218は、24V DC/24V DC電力変換器204またはAC/DCアダプタ202から提供された、変換された24V DC電力を50VのDC電力に変換するように構成される。その後、変換された24V DC電力を変換し、第3の基板134がMGS224に50V DCを提供する。いくつかの実施形態では、24V DC/50V DC電力変換器220は、24V DC/24V DC電力変換器204またはAC/DCアダプタ202から提供された、変換された24V DC電力を50VのDC電力に変換するように構成される。その後、変換された24V DC電力を変換し、第3の基板134がMGS224に50V DCを提供する。
【0045】
変換された24V DCの電力は、電流センサ210から、第2の基板132から第1の基板130上に設けられる24V DC/24V DC電力変換器208へと進む。1つ以上の実施形態では、24V DC/24V DC電力変換器208は、スイッチングレギュレータおよび/または24V DC/24V DC電力変換器であってよい。24V DC/24V DC電力変換器208は、たとえば、2.6A +/- 5%で流れる電流を有する20~40秒の出力時間および3つの105ミリ秒の最大持続時間のパルスを必要とする場合がある。すなわち、24V DC/24V DC電力変換器208は、ミサイルが発射されている間の約20~40秒の間動作することができる。第1のパルス期間に、たとえば、14Aの電流スパイクがある。第1のパルス後の1.5秒に、または約1.5秒に、第2の電流スパイクが、たとえば11Aで生じる。第3のスパイクは、たとえば、第2の電流スパイクの後に11Aで生じる。24V DC/24V DC電力変換器208は、20~40秒より持続時間がより短いおよび/またはより長い、持続出力時間に適応するため、異なるアンペア数および最大持続パルスの異なる持続期間で電流を通すことができることに留意されたい。24V DC/24V DC電力変換器208が、ミサイル発射シーケンス期間にMGSによって要求される短い持続期間、大きい電流過渡スパイクに適応できない場合、コンデンサ回路216は、MGSによって要求される電力を貯蔵して、急速に放電し、後続のシーケンスのために電力を回復するように構成することができる。いくつかの実施形態では、24V DC/24V DC電力変換器208によって提供される電力の電流を増やすため、24V DC/24V DC電力変換器208は、MGS224によって要求されるような、24Vで大電流を増加させるために、コンデンサ回路216に生成した電力を最初に提供するように構成される。大電流は、たとえば、105ミリ秒での14Aスパイクであってよく、ここで、スパイクは、1.5秒の間隔より長くない。
【0046】
図4は、本開示の1つ以上の実施形態にしたがった、図2の相互接続図200の24V DC/24V DC電力変換器208およびコンデンサ回路216の概略400を図示する。1つ以上の実施形態では、24V DC/24V DC電力変換器の最初の出力412がコンデンサ回路216に提供される。コンデンサ回路216は、電流制限抵抗器404、コンデンサ406、ツェナーダイオード410、およびパワーダイオード408を含むことができる。いくつかの実施形態では、電流制限抵抗器404は、24V DC/24V DC電力変換器208がコンデンサバンク414の充電期間に過負荷になるのを防ぐように構成される。1つ以上の実施形態では、コンデンサ406は各々が2.7~3ボルトの上限電圧および、要求される過渡電流を提供するのに十分な電気容量を有する。いくつかの例では、10個の15ファラッドコンデンサ406を互いに直列に構成することができる。1つ以上の実施形態では、ツェナーダイオード410は、コンデンサ406の容量が異なる場合に、過電圧に対して保護するように構成される。
【0047】
コンデンサ回路216では、最初の出力412は、電流制限抵抗器404に進む。コンデンサ406が充電すると、電流制限抵抗器404を通過する電流は、ゼロ電流に、または約ゼロ電流に減少する。電流がゼロまたはゼロ近くに減少すると、コンデンサバンク414が充電される。コンデンサバンク414が充電される場合では、電流は、24V DC/24V DC電力変換器208からコンデンサ回路216に流れる。
【0048】
コンデンサバンク中のコンデンサ406の容量が等しい場合では、各コンデンサ406が2.4V DCに、または約2.4V DCに充電し、それによって、24V DCを24V DC/24V DC電力変換器208に戻して出力する。その後、24V DC/24V DC電力変換器208は、変換された24V DCの電力を有する電力をMGS224に渡す。いくつかの実施形態では、第2の基板132は、入力SI5およびMGS 224への出力SO7において、第2の基板132を通るより大きいゲージ数の配線を経路指定するための区域を含む。より大きいゲージ数の配線を使用して、24V DC/24V DC電力変換器208からMGS224に変換された24V DCの電力を供給することができる。
【0049】
コンデンサ406の容量が、コンデンサバンク414中の他のコンデンサ406の容量より小さい場合、電圧が他のコンデンサ406より迅速に増加し、それによって、電圧が2.7V DCの上限を超える場合、コンデンサ406を損傷する危険がもたらされる場合がある。コンデンサ406の電圧が上限に近いとき、電流は、並列なツェナーダイオード410を通って流れ、それによって、コンデンサ406を2.7V DCに制限する一方で、依然として電流がコンデンサバンク414中の残りのコンデンサ406を流れることが可能になる。
【0050】
いくつかの実施形態では、高い過渡負荷402が電力を引き込むように構成される。1つ以上の実施形態では、高い過渡負荷402が電力を引き込むと、24V DC/24V DC電力変換器208が出力電圧を減少させ、コンデンサバンク414のコンデンサ電圧が出力電圧より高いことに基づいて、パワーダイオード408が導通し始める。いくつかの実施形態では、パワーダイオード408は、パワーダイオード408を通って流れるコンデンサバンク414の出力電圧を、24V DCにまたは約24V DCに維持するように構成される。こうして、いくつかの実施形態では、コンデンサバンク414の電流は、出力電圧が23.5V DCまたは約23.5V DCに低下するまで流れない。
【0051】
いくつかの実施形態では、出力電圧が23.5V DCに減少すると、より低い電圧への過渡期間に基づいて、コンデンサバンク414が放電するように構成される。コンデンサバンク414が放電される場合には、すなわち、放電過渡事象の期間に、電流はコンデンサ回路216から24V DC/24V DC電力変換器208にパワーダイオード408を介して流れる。その後、過渡期間が終了したら、コンデンサバンク414が再充電するように構成される。
【0052】
FI10またはFI7のいずれかにおける入力電力が利用できない場合、スイッチ211bが閉じられ、それによって、電力が電池セル124aおよび124bから夜間視界222およびMGS224へと送られる。1つ以上の実施形態では、マイクロコントローラを使用して、スイッチ211aおよび211bを開閉することができる。いくつかの実施形態では、スイッチ108がオンになると、マイクロコントローラにスイッチ211aを閉じスイッチ211bを開くように命令する信号がマイクロコントローラに送信される。いくつかの実施形態では、スイッチ108がオフになると、マイクロコントローラにスイッチ211aを開きスイッチ211bを閉じるように命令する信号がマイクロコントローラに送信される。1つ以上の実施形態では、スイッチ211bが閉じるとき、電池パック124aおよび124bが、夜間視界222およびMGS224に要求される電力を提供するように構成される。1つ以上の実施形態では、電力は、電池パック124aおよび124bから24V DC/4.8V DC電力変換器214、24V DC/16.8V DC電力変換器に、その後夜間視界222へと、前記電力が電流センサ210を通った後の外部発生源から供給されるACまたはDC電力と同様の様式で流れる。1つ以上の実施形態では、電力は、電池パック124aおよび124bから24V DC/24V DC電力変換器208、コンデンサ回路に、その後MGS224に、また24V DC/50V DC電力変換器218、および24V DC/50V DC電力変換器220に、その後MGS224にと、前記電力が電流センサ210を通った後の外部発生源から供給されるACまたはDC電力と同様の様式で流れる。
【0053】
上で記載した様々な実施形態は、説明のためにだけ提供されており、ここで添付される請求項を制限するとみなすべきでない。当業者は、本明細書で図示され記載された例示的な実施形態および応用例にしたがうことなく、また以下の請求項の真の精神および範囲から逸脱することなく、様々な修正および変更を行うことができることを容易に理解されよう。
【符号の説明】
【0054】
100 一体型電力システム
102 シャーシ
103 上部壁
104 ハンドル
105 後部壁
106 放熱器
107a 側壁
107b 側壁
108 スイッチ
109 切欠き壁部
110 留め具
112 ディスプレイ
114 スイッチ
116 第2のインターフェース
118a キャップ
118b 端子
120 第1のインターフェース
122 入力
124a 電池パック、電池セル
124b 電池パック、電池セル
126a 電池コネクタ
126b 電池コネクタ
128a 電池ストラップ
128b サポート金具
128d 電池パック位置決めタブ
129 内部
130 第1の基板
131 ハンドルライザ
132 第2の基板
133 放熱突起
133a 放熱器
134 第3の基板
136 アクセスカバー
138 留め具
202 AC/DCアダプタ
204 24V DC/24V DC電力変換器
206 24V DC/16.8V DC電力変換器
208 24V DC/24V DC電力変換器
210 電流センサ
211a スイッチ
211b スイッチ
214 24V DC/4.8V DC電力変換器
216 コンデンサ回路
218 24V DC/50V DC電力変換器
220 24V DC/50V DC電力変換器
222 夜間視界
224 MGS
226a 充電チップ
226b 充電チップ
228a 充電チップ
228b 充電チップ
302 マイクロコントローラ
402 過渡負荷
404 電流制限抵抗器
406 コンデンサ
408 パワーダイオード
410 ツェナーダイオード
412 出力
414 コンデンサバンク
図1A
図1B
図1C
図2
図3
図4
【国際調査報告】