(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-27
(54)【発明の名称】エネルギー消費量を予測するための方法および装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/04 20120101AFI20220120BHJP
【FI】
G06Q10/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021531541
(86)(22)【出願日】2018-12-12
(85)【翻訳文提出日】2021-06-02
(86)【国際出願番号】 CN2018120746
(87)【国際公開番号】W WO2020118586
(87)【国際公開日】2020-06-18
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521166009
【氏名又は名称】ヤンジョン・インテリジェント・エレクトリカル・インスティテュート,ノース・チャイナ・エレクトリック・パワー・ユニバーシティ
【氏名又は名称原語表記】Yangzhong Intelligent Electrical Institute, North China Electric Power University
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100189555
【氏名又は名称】徳山 英浩
(72)【発明者】
【氏名】リウ,ポン
(72)【発明者】
【氏名】マ,ヤーズ
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA04
(57)【要約】
本発明は、エネルギー消費量を予測するための方法および装置を開示する。前記方法は、取得された第1のデータを事前トレーニングされたARIMAモデルに入力し、取得された第2のデータを事前トレーニングされたSVMモデルに入力するステップと、ARIMAモデルに基づき、エネルギー消費量の第1の予測値を決定し、SVMモデルに基づき、エネルギー消費量の第2の予測値を決定するステップと、エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に基づき、第1の予測時間内のターゲットエネルギー消費量予測値を決定するステップとを備える。エネルギー消費量予測を行う場合、ARIMAモデルに基づき、エネルギー消費量の第1の予測値を決定し、SVMモデルに基づき、エネルギー消費量の第2の予測値を決定する。ARIMAモデルに基づいて決定されたエネルギー消費量の第1の予測値およびSVMモデルに基づいて決定されたエネルギー消費量の第2の予測値と組み合わせて、ターゲットエネルギー消費量予測値を決定する。ARIMAモデルおよびSVMモデルのメリットを利用して、決定されたターゲットエネルギー消費量予測値をより正確にする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の時間内に取得された第1のデータを事前トレーニングされた自己回帰和分移動平均(Autoregressive Integrated Moving Average Model,ARIMA)モデルに入力し、前記第1の時間内に取得された第2のデータを事前トレーニングされたサポートベクターマシン(Support Vector Machine, SVM)モデルに入力するステップと、
前記ARIMAモデルに基づき、エネルギー消費量の第1の予測値を決定し、前記SVMモデルに基づき、エネルギー消費量の第2の予測値を決定するステップと、
前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に基づき、第1の予測時間内のターゲットエネルギー消費量予測値を決定するステップと、
を備えることを特徴とする、エネルギー消費量を予測するための方法。
【請求項2】
前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に基づき、第1の予測時間内のターゲットエネルギー消費量予測値を決定するステップは、
エネルギー消費量の最新の実際の値を決定することと、
前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の実際の値に基づき、第1の予測誤差を決定し、前記エネルギー消費量の第2の予測値およびエネルギー消費量の実際の値に基づき、第2の予測誤差を決定することと、
前記第1の予測誤差および第2の予測誤差に基づき、エネルギー消費量の第1の予測値に対応する第1の重みおよびエネルギー消費量の第2の予測値に対応する第2の重みを決定することと、
前記第1の重みおよび第2の重みに基づき、前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に対して加重平均処理を行い、ターゲットエネルギー消費量予測値を決定することと、
を含むことを特徴とする、請求項1に記載のエネルギー消費量を予測するための方法。
【請求項3】
前記ARIMAモデルのトレーニングプロセスは、
第1のトレーニングセットの第2の時間内の第3のデータごとに、前記第2の時間内の第3のデータおよび前記第2の時間に対応する第2の予測時間内のエネルギー消費量の実際の値をARIMAモデルに入力し、前記ARIMAモデルをトレーニングすること、
を含むことを特徴とする、請求項1に記載のエネルギー消費量を予測するための方法。
【請求項4】
前記SVMモデルのトレーニングプロセスは、
第2のトレーニングセットの第2の時間内の第4のデータごとに、前記第2の時間内の第4のデータおよび前記第2の時間に対応する第2の予測時間内のエネルギー消費量の実際の値をSVMモデルに入力し、前記SVMモデルをトレーニングすること、
を含むことを特徴とする、請求項1に記載のエネルギー消費量を予測するための方法。
【請求項5】
前記第1のデータおよび第3のデータは、エネルギー消費量値を含むことを特徴とする、請求項3に記載のエネルギー消費量を予測するための方法。
【請求項6】
前記第2のデータおよび第4のデータは、エネルギー消費量値および気象データを含むことを特徴とする、請求項4に記載のエネルギー消費量を予測するための方法。
【請求項7】
第1の時間内に取得された第1のデータを事前トレーニングされた自己回帰和分移動平均(Autoregressive Integrated Moving Average Model,ARIMA)モデルに入力し、前記第1の時間内に取得された第2のデータを事前トレーニングされたサポートベクターマシン(Support Vector Machine, SVM)モデルに入力するように構成された入力モジュールと、
前記ARIMAモデルに基づき、エネルギー消費量の第1の予測値を決定し、前記SVMモデルに基づき、エネルギー消費量の第2の予測値を決定するように構成された第1の決定モジュールと、
前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に基づき、第1の予測時間内のターゲットエネルギー消費量予測値を決定するように構成された第2の決定モジュールと、
を備えることを特徴とする、エネルギー消費量を予測するための装置。
【請求項8】
前記第2の決定モジュールは、エネルギー消費量の最新の実際の値を決定し、前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の実際の値に基づき、第1の予測誤差を決定し、前記エネルギー消費量の第2の予測値およびエネルギー消費量の実際の値に基づき、第2の予測誤差を決定し、前記第1の予測誤差および第2の予測誤差に基づき、エネルギー消費量の第1の予測値に対応する第1の重みおよびエネルギー消費量の第2の予測値に対応する第2の重みを決定し、前記第1の重みおよび第2の重みに基づき、前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に対して加重平均処理を行い、ターゲットエネルギー消費量予測値を決定するように構成されることを特徴とする、請求項7に記載のエネルギー消費量を予測するための装置。
【請求項9】
第1のトレーニングセットの第2の時間内の第3のデータごとに、前記第2の時間内の第3のデータおよび前記第2の時間に対応する第2の予測時間内のエネルギー消費量の実際の値をARIMAモデルに入力し、前記ARIMAモデルをトレーニングするように構成された第1のトレーニングモジュールをさらに備えることを特徴とする、請求項7に記載のエネルギー消費量を予測するための装置。
【請求項10】
第2のトレーニングセットの第2の時間内の第4のデータごとに、前記第2の時間内の第4のデータおよび前記第2の時間に対応する第2の予測時間内のエネルギー消費量の実際の値をSVMモデルに入力し、前記SVMモデルをトレーニングするように構成された第2のトレーニングモジュールをさらに備えることを特徴とする、請求項7に記載のエネルギー消費量を予測するための装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エネルギー消費量を予測する技術分野に関し、特にエネルギー消費量を予測するための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
中国の都市化が急速に進むにつれ、建物の総量は増え続ける必要があり、建物のエネルギー消費量の割合の増加は開発の必然的な傾向である。我が国の建物の平方メートルあたりのエネルギー消費量は、同様の気候の先進国の約3倍である。持続的かつ急速な経済成長に伴い、我が国の建物のエネルギー消費量も増加している。中国は、エネルギーを消費量する3つの主要国であり、エネルギー不足の問題はますます顕著になっている。中国では、建物のエネルギー消費量を正確に予測する方法が緊急の問題になっている。
【0003】
現在の建物のエネルギー消費量予測技術は、一般に、エネルギー消費量予測のためのSVMモデル、またはエネルギー消費量予測のための改良されたSVMモデルに基づいている。しかしながら、従来技術では、エネルギー消費量予測を行う場合、時系列問題を考慮していないため、従来技術でのエネルギー消費量予測の精度は低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、先行技術におけるエネルギー消費量を正確に予測できない問題を解決するためのエネルギー消費量を予測するための方法および装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態に係るエネルギー消費量を予測するための方法は、
第1の時間内に取得された第1のデータを事前トレーニングされた自己回帰和分移動平均(Autoregressive Integrated Moving Average Model,ARIMA)モデルに入力し、前記第1の時間内に取得された第2のデータを事前トレーニングされたサポートベクターマシン(Support Vector Machine, SVM)モデルに入力するステップと、
前記ARIMAモデルに基づき、エネルギー消費量の第1の予測値を決定し、前記SVMモデルに基づき、エネルギー消費量の第2の予測値を決定するステップと、
前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に基づき、第1の予測時間内のターゲットエネルギー消費量予測値を決定するステップと、
を備える。
【0006】
さらに、前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に基づき、第1の予測時間内のターゲットエネルギー消費量予測値を決定するステップは、
エネルギー消費量の最新の実際の値を決定するステップと、
前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の実際の値に基づき、第1の予測誤差を決定し、前記エネルギー消費量の第2の予測値およびエネルギー消費量の実際の値に基づき、第2の予測誤差を決定するステップと、
前記第1の予測誤差および第2の予測誤差に基づき、エネルギー消費量の第1の予測値に対応する第1の重みおよびエネルギー消費量の第2の予測値に対応する第2の重みを決定するステップと、
前記第1の重みおよび第2の重みに基づき、前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に対して加重平均処理を行い、ターゲットエネルギー消費量予測値を決定するステップと、を備える。
【0007】
さらに、前記ARIMAモデルのトレーニングプロセスは、
第1のトレーニングセットの第2の時間内の第3のデータごとに、前記第2の時間内の第3のデータおよび前記第2の時間に対応する第2の予測時間内のエネルギー消費量の実際の値をARIMAモデルに入力し、前記ARIMAモデルをトレーニングすることを含む。
【0008】
さらに、前記SVMモデルのトレーニングプロセスは、
第2のトレーニングセットの第2の時間内の第4のデータごとに、前記第2の時間内の第4のデータおよび前記第2の時間に対応する第2の予測時間内のエネルギー消費量の実際の値をSVMモデルに入力し、前記SVMモデルをトレーニングすることを含む。
【0009】
さらに、前記第1のデータおよび第3のデータは、エネルギー消費量値を含む。
【0010】
さらに、前記第2のデータおよび第4のデータは、エネルギー消費量値および気象データを含む。
【0011】
他方、本発明の実施形態に係るエネルギー消費量を予測するための装置は、
第1の時間内に取得された第1のデータを事前トレーニングされた自己回帰和分移動平均(Autoregressive Integrated Moving Average Model,ARIMA)モデルに入力し、前記第1の時間内に取得された第2のデータを事前トレーニングされたサポートベクターマシン(Support Vector Machine, SVM)モデルに入力するように構成された入力モジュールと、
前記ARIMAモデルに基づき、エネルギー消費量の第1の予測値を決定し、前記SVMモデルに基づき、エネルギー消費量の第2の予測値を決定するように構成された第1の決定モジュールと、
前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に基づき、第1の予測時間内のターゲットエネルギー消費量予測値を決定するように構成された第2の決定モジュールと、を備える。
【0012】
さらに、前記第2の決定モジュールは、具体的に、エネルギー消費量の最新の実際の値を決定し、前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の実際の値に基づき、第1の予測誤差を決定し、前記エネルギー消費量の第2の予測値およびエネルギー消費量の実際の値に基づき、第2の予測誤差を決定し、前記第1の予測誤差および第2の予測誤差に基づき、エネルギー消費量の第1の予測値に対応する第1の重みおよびエネルギー消費量の第2の予測値に対応する第2の重みを決定し、前記第1の重みおよび第2の重みに基づき、前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に対して加重平均処理を行い、ターゲットエネルギー消費量予測値を決定する。
【0013】
さらに、前記装置は、第1のトレーニングセットの第2の時間内の第3のデータごとに、前記第2の時間内の第3のデータおよび前記第2の時間に対応する第2の予測時間内のエネルギー消費量の実際の値をARIMAモデルに入力し、前記ARIMAモデルをトレーニングするように構成された第1のトレーニングモジュールをさらに備える。
【0014】
さらに、前記装置は、第2のトレーニングセットの第2の時間内の第4のデータごとに、前記第2の時間内の第4のデータおよび前記第2の時間に対応する第2の予測時間内のエネルギー消費量の実際の値をSVMモデルに入力し、前記SVMモデルをトレーニングするように構成された第2のトレーニングモジュールをさらに備える。
【0015】
本発明の実施形態は、エネルギー消費量を予測するための方法および装置を提供する。この方法は、第1の時間内に取得された第1のデータを事前トレーニングされた自己回帰和分移動平均(Autoregressive Integrated Moving Average Model,ARIMA)モデルに入力し、前記第1の時間内に取得された第2のデータを事前トレーニングされたサポートベクターマシン(Support Vector Machine, SVM)モデルに入力するステップと、前記ARIMAモデルに基づき、エネルギー消費量の第1の予測値を決定し、前記SVMモデルに基づき、エネルギー消費量の第2の予測値を決定するステップと、前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に基づき、第1の予測時間内のターゲットエネルギー消費量予測値を決定するステップとを備える。
【発明の効果】
【0016】
本発明の実施形態では、エネルギー消費量予測を行う場合、ARIMAモデルに基づき、エネルギー消費量の第1の予測値を決定し、SVMモデルに基づき、エネルギー消費量の第2の予測値を決定する。ARIMAモデルは時系列にうまく適合でき、SVMモデルは、小さなサンプル、非線形、および高次元のパターン認識問題にうまく適用でき、ARIMAモデルに基づいて決定されたエネルギー消費量の第1の予測値およびSVMモデルに基づいて決定されたエネルギー消費量の第2の予測値と組み合わせて、ターゲットエネルギー消費量予測値を決定する。ARIMAモデルとSVMモデルの利点を最大限に活用して、決定されたターゲットエネルギー消費量の予測をより正確にする。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本発明に係る実施例や従来の技術方案をより明確に説明するために、以下に実施例を説明するために必要な図面をについて簡単に紹介する。無論、以下の説明における図面は本発明に係る実施例の一部であり、当業者は、創造性作業を行わないことを前提として、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【0018】
【
図1】本発明の実施形態1により提供されるエネルギー消費量予測プロセスの概略図である。
【
図2】本発明の実施形態2により提供されるターゲットエネルギー消費量予測値を決定する概略図である。
【
図3】本発明の実施形態2により提供されるエネルギー消費量予測プロセスの概略図である。
【
図4】本発明の実施形態により提供されるエネルギー消費量を予測するための装置の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明に係る実施例の目的、技術案及びメリットをより明確にするため、以下、本発明に係る実施例の図面を参考しながら、本発明に係る実施例の技術案を明確かつ完全に説明する。説明した実施例は本発明の一部の実施例にすぎず、全部の実施例ではないのは明らかである。本発明の実施例に基づき、当業者は、創造性作業を行わない限りに得られた他の実施例は、全部本発明の保護範囲に属する。
【0020】
実施形態1:
図1は、本発明の実施形態によって提供されるエネルギー消費量予測プロセスの概略図である。このプロセスは、以下のステップを含む。
【0021】
S101:第1の時間内に取得された第1のデータを事前トレーニングされた自己回帰和分移動平均(Autoregressive Integrated Moving Average Model,ARIMA)モデルに入力し、前記第1の時間内に取得された第2のデータを事前トレーニングされたサポートベクターマシン(Support Vector Machine, SVM)モデルに入力する。
【0022】
S102:前記ARIMAモデルに基づき、エネルギー消費量の第1の予測値を決定し、前記SVMモデルに基づき、エネルギー消費量の第2の予測値を決定する。
【0023】
S103:前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に基づき、第1の予測時間内のターゲットエネルギー消費量予測値を決定する。
【0024】
本発明の実施形態によって提供されるエネルギー消費量を予測するための方法は、電子デバイスに適用され、当該電子デバイスは、PCまたはタブレットコンピュータなどのデバイスであり得る。本発明の実施形態によって提供されるエネルギー消費量を予測するための方法は、大規模な公共建築物のエネルギー消費量予測を含むが、これに限定されない。
【0025】
電子デバイスは、第1のデータと第2のデータを第1の時間内に取得することができ、第1の時間は3日、4日などであり得、第1のデータは第1の時間内のエネルギー消費量であり得る。第2のデータは、第1のデータと同じでも異なっていてもよい。第2のデータが第1のデータと異なる場合、第2のデータは、第1の時間内のエネルギー消費量および第1の時間内の気象データであり得る。ここで、気象データは、毎日の平均気温、平均湿度、およびその他のデータである可能性がある。
【0026】
事前にトレーニングされた自己回帰和分移動平均(Autoregressive Integrated Moving Average Model,ARIMA)モデルとサポートベクターマシン(Support Vector Machine,SVM)モデルが電子デバイスに保存される。電子デバイスは、第1の時間内に第1のデータと第2のデータを取得した後、第1のデータをARIMAモデルに入力し、第2のデータをSVMモデルに入力する。ARIMAモデルは時系列にうまく適合でき、SVMモデルは、小さなサンプル、非線形、および高次元のパターン認識問題にうまく適用できるため、ARIMAモデルに基づいて決定されたエネルギー消費量の第1の予測値は、時系列にうまく適用され、SVMモデルに基づいて決定されたエネルギー消費量の第2の予測値は、小さなサンプル、非線形、および高次元のパターン認識問題に適用できる。
【0027】
電子デバイスは、エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値を決定した後、エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に基づき、第1の予測時間内のターゲットエネルギー消費量予測値を決定する。ここで、第1の予測時間は、第1の時間後の第1の日、または第1の時間後の2日目などである。たとえば、第1の時間は2018年10月1日から2018年10月3日までであり、第1の予測時間は2018年10月4日または2018年10月5日である。具体的には、第1の時間と第1の予測時間の間の対応する関係は、トレーニングされたARIMAモデルとSVMモデルによって決定される。ARIMAモデルとSVMモデルをトレーニングする場合、予測が第1の時間後の第1の日である場合、第1の予測時間も第1の時間後の第1の日である。ARIMAモデルとSVMモデルをトレーニングする場合、予測は第1の時間後の2日目である場合、第1の予測時間は第1の時間後の2日目である。
【0028】
電子デバイスエネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に基づき、第1の予測時間内のターゲットエネルギー消費量予測値を決定することは、具体的に、エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値の平均値を第1の予測時間内のターゲットエネルギー消費量予測値とするが、経験によってエネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値の重要性を決定することもできる。重要性の度合いに応じてエネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に対応する重みを割り当てる。重要性が高いほど、対応する重みも大きくなる。次に、エネルギー消費量の第1の予測値、エネルギー消費量の第2の予測値、および対応する重みに基づき、加重平均計算を実行して、第1の予測時間内のターゲットエネルギー消費量予測値を取得する。
【0029】
本発明の実施形態では、エネルギー消費量予測を行う場合、ARIMAモデルに基づき、エネルギー消費量の第1の予測値を決定し、SVMモデルに基づき、エネルギー消費量の第2の予測値を決定する。ARIMAモデルは時系列にうまく適合でき、SVMモデルは、小さなサンプル、非線形、および高次元のパターン認識問題にうまく適用でき、ARIMAモデルに基づいて決定されたエネルギー消費量の第1の予測値およびSVMモデルに基づいて決定されたエネルギー消費量の第2の予測値と組み合わせて、ターゲットエネルギー消費量予測値を決定する。ARIMAモデルとSVMモデルの利点を最大限に活用して、決定されたターゲットエネルギー消費量の予測をより正確にする。
【0030】
実施形態2:
決定されたターゲットエネルギー消費量予測値をより正確にするために、前述の実施形態に基づいて、本発明の実施形態において、前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に基づき、第1の予測時間内のターゲットエネルギー消費量予測値を決定することは、
エネルギー消費量の最新の実際の値を決定することと、
前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の実際の値に基づき、第1の予測誤差を決定し、前記エネルギー消費量の第2の予測値およびエネルギー消費量の実際の値に基づき、第2の予測誤差を決定することと、
前記第1の予測誤差および第2の予測誤差に基づき、エネルギー消費量の第1の予測値に対応する第1の重みおよびエネルギー消費量の第2の予測値に対応する第2の重みを決定することと、
前記第1の重みおよび第2の重みに基づき、前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に対して加重平均処理を行い、ターゲットエネルギー消費量予測値を決定することと、を含む。
【0031】
本発明の実施形態において、電子デバイスは、エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値を決定した後、第1の予測時間内のターゲットエネルギー消費量予測値を正確に決定できるようにするために、最初にエネルギー消費量の最新の実際の値を決定する。たとえば、2018年10月4日のエネルギー消費量値を予測する場合、エネルギー消費量の最新の実際の値は、2018年10月3日のエネルギー消費量の実際の値である可能性がある。
【0032】
電子デバイスは、エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の実際の値に基づき、第1の予測誤差を決定し、エネルギー消費量の第2の予測値およびエネルギー消費量の実際の値に基づき、第2の予測誤差を決定する。具体的には、電子デバイスは、エネルギー消費量の実際の値とエネルギー消費量の第1の予測値との差を第1の予測誤差として計算し、エネルギー消費量の実際の値とエネルギー消費量の第2の予測値との差を第2の予測誤差として計算する。決定された第1の予測誤差または第2の予測誤差が負の値である場合、第1の予測誤差または第2の予測誤差の絶対値が取られ、第1の予測誤差と第2の予測誤差が正であることを保証する。
【0033】
電子デバイスは、第1の予測誤差および第2の予測誤差に基づき、エネルギー消費量の第1の予測値に対応する第1の重みおよびエネルギー消費量の第2の予測値に対応する第2の重みを決定する。具体的には、第1の予測誤差と第2の予測誤差の合計を計算することができ、次に、合計に対する第1の予測誤差の比率を第1の重みとして計算することができ、合計に対する第2の予測誤差の比率を第2の重みとして計算することができる。第1の重みと第2の重みが決定された後、第1の重みと第2の重みは、第1のエネルギー消費量予測値と第2のエネルギー消費量予測値に対して加重平均処理を実行して、ターゲットエネルギー消費量予測値を決定するために使用される。
【0034】
さらに、第1の予測誤差と第2の予測誤差の合計が計算された後、第1の中間パラメーターとして合計と第1の予測誤差との比を第1の中間パラメーターとして計算でき、および合計と第2の予測誤差との比を第2の中間パラメーターとして計算できる。第1の中間パラメーターと第2の中間パラメーターの合計を計算し、次に第1の重みとして合計に対する第1の中間パラメーターの比率を計算し、第2の重みとして合計に対する第2の中間パラメーターの比率を計算する。第1の重みと第2の重みが決定された後、第1の重みと第2の重みは、第1のエネルギー消費量予測値と第2のエネルギー消費量予測値に対して加重平均処理を実行して、ターゲットエネルギー消費量予測値を決定するために使用される。
【0035】
図2は、本発明の実施形態によって提供されるターゲットエネルギー消費量予測値を決定するための概略図である。
図2に示すように、まず、エネルギー消費量の第1の予測値P1、エネルギー消費量の第2の予測値P2およびエネルギー消費量の最新の実際の値Actを決定する。次に、第1の予測誤差E1=|Act-P1|を計算し、第2の予測誤差E2=|Act-P2|を計算する。次に、第1の予測誤差と第2の予測誤差の合計=E1+E2を計算する。第1の中間パラメーターは、α=S/E1として計算され、第2の中間パラメーターは、β=S/E2として計算される。第1の中間パラメーターと第2の中間パラメーターの合計α+βを計算し、第1の重みをW1=α/(α+β)として計算し、第2の重みをW2=β/(α+β)として計算する。第1の重みW1および第2の重みW2が決定された後、ターゲットエネルギー消費量予測値は、Out=W1×P1+W2×P2であると決定される。
【0036】
本発明の実施形態において、電子デバイスは、エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の実際の値に基づき、第1の予測誤差を決定し、エネルギー消費量の第2の予測値およびエネルギー消費量の実際の値に基づき、第2の予測誤差を決定し、次に、第1の予測誤差および第2の予測誤差に基づき、エネルギー消費量の第1の予測値に対応する第1の重みおよびエネルギー消費量の第2の予測値に対応する第2の重みを決定する。最後に、第1の重みおよび第2の重みに基づき、エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に対して加重平均処理を行い、ターゲットエネルギー消費量予測値を決定する。したがって、決定されたターゲットエネルギー消費量の予測をより正確にすることができる。
【0037】
図3は、本発明の実施形態によって提供されるエネルギー消費量予測プロセスの概略図である。
図3に示されるように、第1の時間内に取得された第1のデータおよび第2のデータに干渉データがあり得るので、干渉データは、最後に、決定されたターゲットエネルギー消費量予測値の正確さに決定し、決定されたターゲットエネルギー消費量予測値をより正確にするために、第1のデータをARIMAモデルに入力し、第2のデータをSVMモデルに入力する前に、第1のデータおよび第2のデータをクレンジングする必要がある。具体的には、小さい第1の閾値と大きい第2の閾値を電子デバイスに格納することができ、第1データと第2データのうち、第1の閾値より小さく第2の閾値より大きいデータを干渉データとみなし、干渉データを第1のデータと第2のデータからフィルターで除外し、残りの第1のデータをARIMAモデルに入力し、残りの第2のデータをSVMモデルに入力する。ARIMAモデルに基づいて第1のエネルギー消費量予測値を取得し、SVMモデルに基づいて第2のエネルギー消費量予測値を取得し、エネルギー消費量の第1の予測値に対応する第1の重みおよびエネルギー消費量の第2の予測値に対応する第2の重みを計算する。第1の重みおよび第2の重みに基づき、エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に対して加重平均処理を行い、ターゲットエネルギー消費量予測値を決定する。
【0038】
実施形態3:
前述の実施形態に基づいて、本発明の実施形態において、前記ARIMAモデルのトレーニングプロセスは、第1のトレーニングセットの第2の時間内の第3のデータごとに、前記第2の時間内の第3のデータおよび前記第2の時間に対応する第2の予測時間内のエネルギー消費量の実際の値をARIMAモデルに入力し、前記ARIMAモデルをトレーニングすることを含む。
【0039】
本発明の実施形態では、ARIMAモデルをトレーニングするために使用されるトレーニングセットが第1のトレーニングセットとして取られ、第1のトレーニングセットのデータが第3のデータとして取られる。第1のデータおよび第3のデータは、エネルギー消費量値を含む。電子デバイスは、第1のトレーニングセットの第3のデータを第2の時間ごとに第3のデータに分割する。第2の時間はたとえば3日であり、第1のトレーニングセットの第3のデータは2018年1月1日に分割できる。2018年1月3日から2018年1月3日までの第3のデータ、2018年1月2日から2018年1月4日までの第3のデータ、2018年1月3日から2018年1月4日までの第3のデータなど。次に、第2の時間長ごとに、前記第2の時間に対応する第2の予測時間が決定される。具体的には、前記第2の時間に対応する第2の予測時間、事前に設定されている限り、第2の時間の翌日であっても、第2の時間後の2番目の日であってもよい。
【0040】
たとえば、2018年1月1日から2018年1月3日に対応する第2の予測時間は2018年1月4日であり、2018年1月2日から2018年1月4日に対応する第2の予測時間は2018年1月5日であり、など。
【0041】
ARIMAモデルをトレーニングする場合、第1のトレーニングセットの第2の時間内の第3のデータごとに、前記第2の時間内の第3のデータ、および前記第2の時間に対応する第2の予測時間内のエネルギー消費量の実際の値をARIMAモデルに入力する。ARIMAモデルのパラメーターは、ARIMAモデルのトレーニングが完了するまでARIMAモデルによって出力された第2の予測時間内のエネルギー消費量予測値とエネルギー消費量の実際の値との差に応じて調整される。
【0042】
実施形態4:
前述の実施形態に基づいて、本発明の実施形態において、前記SVMモデルのトレーニングプロセスは、第2のトレーニングセットの第2の時間内の第4のデータごとに、前記第2の時間内の第4のデータおよび前記第2の時間に対応する第2の予測時間内のエネルギー消費量の実際の値をSVMモデルに入力し、前記SVMモデルをトレーニングすることである。
【0043】
本発明の実施形態において、SVMモデルのトレーニングのためのトレーニングセットを第2のトレーニングセットとし、第2のトレーニングセットのデータを第4のデータとする。第2のデータおよび第4のデータは、エネルギー消費量値および気象データを含む。
【0044】
電子デバイスは、第2のトレーニングセットの第3のデータを第2の時間ごとに第4のデータに分割する。第2の時間はたとえば3日で、第2のトレーニングセットの第4のデータは2018年1月1日から2018年1月3日までの第3のデータ、2018年1月2日から2018年1月4日までの第3のデータ、2018年1月3日から2018年1月4日までの第3のデータなど。次に、第2の時間ごとに、前記第2の時間長に対応する第2の予測時間が決定される。具体的には、第2の時間長に対応する第2の予測時間は、事前に設定されている限り、第2の時間後の翌日であっても、第2の時間後の2番目の日であってもよい。
【0045】
たとえば、2018年1月1日から2018年1月3日に対応する第2の予測時間は2018年1月4日であり、2018年1月2日から2018年1月4日に対応する第2の予測時間は2018年1月5日であり、など。
【0046】
SVMモデルをトレーニングする場合、第2のトレーニングセットの第2の時間内の第4のデータごとに、前記第2の時間内の第4のデータ、および前記第2の時間に対応する第2の予測時間内のエネルギー消費量の実際の値をSVMモデルに入力する。SVMモデルのパラメーターは、SVMモデルのトレーニングが完了するまで、SVMモデルによって出力された第2の予測時間内のエネルギー消費量予測値とエネルギー消費量の実際の値との差に応じて調整される。
【0047】
ここで、ARIMAモデルとSVMモデルをトレーニングするプロセスは先行技術に属し、プロセスはここでは繰り返されない。
【0048】
図4は、本発明の実施形態によって提供されるエネルギー消費量を予測するための装置の概略構造図であり、前記装置は、
第1の時間内に取得された第1のデータを事前トレーニングされた自己回帰和分移動平均(Autoregressive Integrated Moving Average Model,ARIMA)モデルに入力し、前記第1の時間内に取得された第2のデータを事前トレーニングされたサポートベクターマシン(Support Vector Machine, SVM)モデルに入力するように構成された入力モジュール41と、
前記ARIMAモデルに基づき、エネルギー消費量の第1の予測値を決定し、前記SVMモデルに基づき、エネルギー消費量の第2の予測値を決定するように構成された第1の決定モジュール42と、
前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に基づき、第1の予測時間内のターゲットエネルギー消費量予測値を決定するように構成された第2の決定モジュール43とを備える。
【0049】
前記第2の決定モジュール43は、エネルギー消費量の最新の実際の値を決定し、前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の実際の値に基づき、第1の予測誤差を決定し、前記エネルギー消費量の第2の予測値およびエネルギー消費量の実際の値に基づき、第2の予測誤差を決定し、前記第1の予測誤差および第2の予測誤差に基づき、エネルギー消費量の第1の予測値に対応する第1の重みおよびエネルギー消費量の第2の予測値に対応する第2の重みを決定し、前記第1の重みおよび第2の重みに基づき、前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に対して加重平均処理を行い、ターゲットエネルギー消費量予測値を決定するように構成される。
【0050】
前記装置は、第1のトレーニングセットの第2の時間内の第3のデータごとに、前記第2の時間内の第3のデータおよび前記第2の時間に対応する第2の予測時間内のエネルギー消費量の実際の値をARIMAモデルに入力し、前記ARIMAモデルをトレーニングするように構成された第1のトレーニングモジュール44をさらに備える。
【0051】
前記装置は、第2のトレーニングセットの第2の時間内の第4のデータごとに、前記第2の時間内の第4のデータおよび前記第2の時間に対応する第2の予測時間内のエネルギー消費量の実際の値をSVMモデルに入力し、前記SVMモデルをトレーニングするように構成された第2のトレーニングモジュール45をさらに備える。
【0052】
本発明の実施形態は、エネルギー消費量を予測するための方法および装置を提供する。前記方法は、第1の時間内に取得された第1のデータを事前トレーニングされた自己回帰和分移動平均(Autoregressive Integrated Moving Average Model,ARIMA)モデルに入力し、前記第1の時間内に取得された第2のデータを事前トレーニングされたサポートベクターマシン(Support Vector Machine, SVM)モデルに入力するステップと、前記ARIMAモデルに基づき、エネルギー消費量の第1の予測値を決定し、前記SVMモデルに基づき、エネルギー消費量の第2の予測値を決定するステップと、前記エネルギー消費量の第1の予測値およびエネルギー消費量の第2の予測値に基づき、第1の予測時間内のターゲットエネルギー消費量予測値を決定するステップとを備える。
【0053】
本発明の実施形態では、エネルギー消費量予測を行う場合、ARIMAモデルに基づき、エネルギー消費量の第1の予測値を決定し、SVMモデルに基づき、エネルギー消費量の第2の予測値を決定する。ARIMAモデルは時系列にうまく適合でき、SVMモデルは、小さなサンプル、非線形、および高次元のパターン認識問題にうまく適用でき、ARIMAモデルに基づいて決定されたエネルギー消費量の第1の予測値およびSVMモデルに基づいて決定されたエネルギー消費量の第2の予測値と組み合わせて、ターゲットエネルギー消費量予測値を決定する。ARIMAモデルとSVMモデルの利点を最大限に活用して、決定されたターゲットエネルギー消費量の予測をより正確にする。
【0054】
以上は本発明の実施形態の方法、装置(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフロー図および/またはブロック図によって、本発明を記述した。理解すべきことは、コンピュータプログラム指令によって、フロー図および/またはブロック図における各フローおよび/またはブロックと、フロー図および/またはブロック図におけるフローおよび/またはブロックの結合を実現できる。プロセッサはこれらのコンピュータプログラム指令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込み式処理装置、或いは他のプログラム可能なデータ処理装置設備の処理装置器に提供でき、コンピュータ或いは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサは、これらのコンピュータプログラム指令を実行し、フロー図における一つ或いは複数のフローおよび/またはブロック図における一つ或いは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0055】
これらのコンピュータプログラム指令は、又、コンピュータ或いは他のプログラム可能なデータ処理装置を特定方式で動作させるコンピュータ読取記憶装置に記憶できる。これによって、指令を含む装置は当該コンピュータ読取記憶装置内の指令を実行でき、フロー図における一つ或いは複数のフローおよび/またはブロック図における一つ或いは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0056】
これらコンピュータプログラム指令はさらに、コンピュータ或いは他のプログラム可能なデータ処理装置設備に実装もできる。コンピュータプログラム指令が実装されたコンピュータ或いは他のプログラム可能設備は、一連の操作ステップを実行することによって、関連の処理を実現し、コンピュータ或いは他のプログラム可能な設備において実行される指令によって、フロー図における一つ或いは複数のフローおよび/またはブロック図における一つ或いは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0057】
上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、或いはその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような、改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。
【0058】
無論、当業者によって、上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、或いはその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような、改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。そのような改造と置換は、すべて本発明の請求の範囲に属する。
【国際調査報告】