(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-27
(54)【発明の名称】組成物
(51)【国際特許分類】
A23L 2/60 20060101AFI20220120BHJP
【FI】
A23L2/00 C
A23L2/60
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021554805
(86)(22)【出願日】2019-12-06
(85)【翻訳文提出日】2021-07-30
(86)【国際出願番号】 JP2019048837
(87)【国際公開番号】W WO2020116663
(87)【国際公開日】2020-06-11
(31)【優先権主張番号】P 2018230149
(32)【優先日】2018-12-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】309007911
【氏名又は名称】サントリーホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100092783
【氏名又は名称】小林 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100176094
【氏名又は名称】箱田 満
(74)【代理人】
【識別番号】100104282
【氏名又は名称】鈴木 康仁
(72)【発明者】
【氏名】糸山 彰徳
(72)【発明者】
【氏名】朝見 陽次
(72)【発明者】
【氏名】藤江 彬子
(72)【発明者】
【氏名】皿田 成
【テーマコード(参考)】
4B117
【Fターム(参考)】
4B117LC15
4B117LK01
4B117LK04
4B117LK06
4B117LK11
4B117LK12
4B117LL02
4B117LL03
(57)【要約】
本発明は、レバウジオシドM(RebM)を含む飲料組成物に関する。これらの組成物は、RebMの安定性が改善されている条件を提供する。本発明はまた、RebMの安定性を改善する方法にも関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
700ppm~2500ppmのRebMを含み、かつ2.0~3.5の範囲内のpHを有する飲料組成物。
【請求項2】
800ppm~2500ppmのRebMを含む、請求項1に記載の飲料組成物。
【請求項3】
800ppm~2000ppmのRebMを含む、請求項1または2に記載の飲料組成物。
【請求項4】
900ppm~2000ppmのRebMを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の飲料組成物。
【請求項5】
1000ppm~2000ppmのRebMを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の飲料組成物。
【請求項6】
700ppm~2500ppmのRebMを含み、かつ2.0~3.5の範囲内のpHを有する飲料組成物濃縮物。
【請求項7】
1200ppm~2500ppmのRebMを含む、請求項6に記載の飲料組成物濃縮物。
【請求項8】
前記飲料が、1.0~3.5kgf/cm
2のガス圧で二酸化炭素ガスを含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の飲料組成物または飲料組成物濃縮物。
【請求項9】
2.5~3.0の範囲内のpHを有する、請求項1から8のいずれか一項に記載の飲料組成物または飲料組成物濃縮物。
【請求項10】
RebA、RebB、RebC、RebD、RebE、ステビオシド、モグロシドV、スクロース、HCFS、スクラロース、アスパルテーム、サッカリン、アセスルファムK、エリスリトールおよびそれらの組合せからなる群から選択される甘味料をさらに含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の飲料組成物または飲料組成物濃縮物。
【請求項11】
カフェイン、シンナムアルデヒド、リン酸またはカラメル色素をさらに含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の飲料組成物または飲料組成物濃縮物。
【請求項12】
飲料組成物においてRebMの安定性を改善する方法であって、700ppm~2500ppmの間の濃度のRebMを含み、かつ2.0~3.5の間のpHを有する飲料を調製するステップを含む、方法。
【請求項13】
800ppm~2500ppmの間のRebMを含む飲料を調製するステップを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
800ppm~2000ppmの間のRebMを含む飲料を調製するステップを含む、請求項12または13に記載の方法。
【請求項15】
1000ppm~2000ppmの間のRebMを含む飲料を調製するステップを含む、請求項12から14のいずれかに記載の方法。
【請求項16】
前記飲料が、1.0~3.5kgf/cm
2のガス圧で二酸化炭素ガスを含む、請求項12から15のいずれかに記載の方法。
【請求項17】
前記飲料が、2.5~3.0の範囲内のpHを有する、請求項12から16のいずれかに記載の方法。
【請求項18】
前記飲料組成物が飲料濃縮物である、請求項12から17のいずれかに記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステビオール配糖体レバウジオシドM(RebM)を含む、甘味を付与された飲料組成物に関する。本発明はまた、RebMの安定性を改善する方法にも関する。
【背景技術】
【0002】
甘味料は、飲料に快い甘い味を付与するのに使用される。しかし、スクロース、グルコースフルクトース等などの高カロリー甘味料の使用は、多様な健康上の問題に関連付けられてきた。特に、肥満、糖尿病、高コレステロール、虫歯等は糖の消費が高いことに関連付けられてきた。
【0003】
したがって、天然の高甘味度低カロリー甘味料が糖の望ましい代替品である。このような製品は、スクロースの甘味レベルの何倍もの甘味レベルを有し、それを使用することによって、飲料または食料品に存在するカロリーの数値を実質的に低減させることができる。しかし、このような製品は非常に甘い味を生み出すが、否定的な味覚の側面を有する場合があり、消費者に嫌われ得る。したがって、最も望ましい味のプロファイルを有する高甘味度甘味料、すなわち、スクロースを模倣するもの、を同定することにかなりの研究がなされてきた。
【0004】
この理由から調査されてきた化合物の1つが、ステビオール配糖体である。これらの化合物は植物体ステビア・レバウディアナ(Stevia rebaudiana)の葉に見いだされる。この植物は、南アメリカのある特定の地域に原産であるキク科(Asteraceae(Compositae))の草高の低い多年性草本である。この植物の葉は、茶に甘味を付与するのにおよび伝統医薬において数百年間使用されてきた。ステビアの粗抽出物は、1970年代初頭に日本で甘味料として先ず商業化され、ステビア植物体はアジアおよび南アメリカの一部で商業的に栽培されている。
【0005】
現在まで、甘い味がするステビオール配糖体が多数同定され、特性決定されてきた。その化合物は全て、
図1に示す共通のアグリコンであるステビオール(ent-13-ヒドロキシカウラ-16-エン-19-酸)を含有する。ステビオール配糖体は、C13およびC19の位置で結合している糖の数および種類が異なる。
【0006】
【発明の概要】
【0007】
レバウジオシド類のうち、マイナー成分であるレバウジオシドM(RebM)が、すっきりした甘い味を有し後味が最小である高甘味度甘味料として最近同定された。したがって、これは、低カロリー飲料で使用するのに適切な甘味料であり得る。しかし、レバウジオシド類は水性組成物中で分解することが示されてきた。この分解プロセスは飲料の味に否定的な影響を与える恐れのある不要な化合物を生じ得ることが発見された。飲料製品中にRebMを使用することが望まれているので、この高甘味度甘味料の分解が低減する、組成物および条件を見いだす必要がある。
【0008】
本発明は、RebMの安定性が改善されている飲料組成物、およびRebMの安定性を改善する方法を提供する。
【0009】
RebMは、そのすっきりした甘い味から高度に望ましいレバウジオシドである。スクロースまたは高フルクトースコーンシロップ(HFCS)の低カロリー代替品として、甘味を付与された飲料中で甘味付与成分としてRebMを使用することが望ましい。しかし、本発明者らは、炭酸飲料などの、水性飲料においてRebMが分解することを見いだした。RebMの分解によって、不純物の形成がもたらされ、組成物中に存在するレバウジオシドの量が低減する。したがって、分解は、このレバウジオシドで甘味を付与された製品の味および保存性に否定的な影響を及ぼし得る。したがって、本発明は、分解が低減している、RebMの組成物を提供する。これによって、保存性の高いRebM製品の製造が可能となり、飲料の味のプロファイルに否定的な影響を与える分解生成物を形成する可能性が低減するであろう。
【0010】
本発明者らは、低pHが分解プロセスを促進することを見いだした。ここでは、驚くべきことに、2.5未満のpHで分解が非常に高まることを見いだした。さらに、分解はpH依存性であるばかりでなく、濃度依存性でもあるようである。驚くべきことに、RebMは100ppm超のRebM濃度において、100ppm未満のRebM濃度と比較して、2.0~3.5のpH範囲にわたって分解がいっそう遅かった。pH2.0未満では、RebMの濃度は分解の量に影響を及ぼさない。
【0011】
驚くべきことに、100ppm~2500ppmの「高い」濃度のRebMを含み、かつ2.3~3.5の範囲内のpHを有する飲料組成物によって、いっそう安定なRebM組成物がもたらされることが見いだされた。pHおよびRebMの濃度を慎重に選択することによって、RebMの分解が低減している組成物を製造できる。ここでは、2.0~3.5のpH範囲で、「より高い」濃度のRebMを含有する試料はより低い濃度を含有する試料と比較していっそう安定であることが示された。さらに、2.5超のpHでは、分解は大幅に低減している。しかし、3.5超のpHは大部分の飲料にとって望ましくない。
【0012】
本発明の第1の態様は、100ppm~2500ppmのRebMを含み、かつ2.0~3.5の範囲内のpHを有する飲料組成物である。
【0013】
本発明の第2の態様は、500ppm~2500ppmのRebMを含み、かつ2.0~3.5の範囲内のpHを有する飲料組成物濃縮物である。
【0014】
本発明の第3の態様は、飲料組成物においてRebMの安定性を改善する方法であって、100ppm~2500ppmの間の濃度のRebMを含み、かつ2.0~3.5の間のpHを有する飲料組成物を調製するステップを含む、方法である。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】全てのレバウジオシド類の間で共通であるコアのアグリコンステビオール部位を示す図である。レバウジオシドは、C13およびC19で結合している糖部分がさまざまである。
【
図2】レバウジオシドM(RebM)の構造を示す図である。
【
図3】さまざまなpHでの、レバウジオシドM(RebM)の全ての濃度の試料に関する平均の分解を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明は、RebMの分解が低減している、RebMを含む飲料を製造することを目的とする。したがって、本発明の条件によっていっそう安定なRebMがもたらされている、飲料組成物を提供する。
【0017】
本発明の第1の態様は、100ppm~2500ppmのRebMを含み、かつ2.0~3.5の範囲内のpHを有する飲料組成物である。RebMは、
図2に示す構造を有するステビオール配糖体である。RebMは、天然にステビアの葉から得ても、合成的に得ても、組換え宿主生物体において産生することによって得てもよい。RebMを抽出する方法は当技術分野でよく知られており、かかる方法のいずれかを使用して、本発明で使用するためのRebMを調製してよい。
【0018】
本明細書に提示のデータによれば、低濃度ではRebMはpH2.0~3.5の間でより速く分解することが実証され、そして飲料組成物に必要であるRebMの濃度は所望の甘味によって異なってよい。したがって、本発明の一実施形態では、飲料組成物は、100ppm~2500ppmのRebMおよび範囲2.0~3.5内のpHを含む。飲料組成物においてRebMの濃度は、100ppm~2500ppm、150ppm~2500ppm、200ppm~2500ppm、250ppm~2500ppm、300ppm~2500ppm、400ppm~2500ppm、500ppm~2500ppm、600ppm~2500ppm、700ppm~2500ppm、800ppm~2500ppm、900ppm~2500ppm、1000ppm~2500ppm、1500ppm~2500ppm、100ppm~2000ppm、150ppm~2000ppm、200ppm~2000ppm、250ppm~2000ppm、300ppm~2000ppm、400ppm~2000ppm、500ppm~2000ppm、600ppm~2000ppm、700ppm~2000ppm、800ppm~2000ppm、900ppm~2000ppm、1000ppm~2000ppm、1500ppm~2000ppm、100ppm~1500ppm、150ppm~1500ppm、200ppm~1500ppm、250ppm~1500ppm、300ppm~1500ppm、400ppm~1500ppm、500ppm~1500ppm、600ppm~1500ppm、700ppm~1500ppm、800ppm~1500ppm、900ppm~1500ppm、1000ppm~1500ppm、100ppm~1200ppm、150ppm~1200ppm、200ppm~1200ppm、250ppm~1200ppm、300ppm~1200ppm、400ppm~1200ppm、500ppm~1200ppm、600ppm~1200ppm、700ppm~1200ppm、800ppm~1200ppm、900ppm~1200ppm、1000ppm~1200ppm、100ppm~1000ppm、150ppm~1000ppm、200ppm~1000ppm、250ppm~1000ppm、300ppm~1000ppm、400ppm~1000ppm、100ppm~500ppm、150ppm~500ppm、200ppm~500ppm、250ppm~500ppm、300ppm~500ppm、400ppm~500ppm、100ppm~450ppm、150ppm~450ppm、200ppm~450ppm、250ppm~450ppm、300ppm~450ppm、100ppm~400ppm、150ppm~400ppm、200ppm~400ppm、250ppm~400ppm、300ppm~400ppm、100ppm~300ppm、150ppm~300ppm、200ppm~300ppm、250ppm~300ppm、100ppm~250ppm、150ppm~250ppm、または200ppm~250ppmの間でよい。
【0019】
図3に示すデータにより、全てのRebMの濃度において、全体的な分解がpH2.5超で低減していることが示されている。pH1.8およびpH2.0でインキュベートした(incubated)RebM試料は、13週後にほぼ完全に分解し、一方、pH2.0超では、有意により多くのRebMが13週後に存在した。したがって、本発明の一実施形態では、飲料組成物のpHは、2.3~3.5の間であり、かつRebMは、100ppm~2500ppm、150ppm~2500ppm、200ppm~2500ppm、250ppm~2500ppm、300ppm~2500ppm、400ppm~2500ppm、500ppm~2500ppm、600ppm~2500ppm、700ppm~2500ppm、800ppm~2500ppm、900ppm~2500ppm、1000ppm~2500ppm、1500ppm~2500ppm、100ppm~2000ppm、150ppm~2000ppm、200ppm~2000ppm、250ppm~2000ppm、300ppm~2000ppm、400ppm~2000ppm、500ppm~2000ppm、600ppm~2000ppm、700ppm~2000ppm、800ppm~2000ppm、900ppm~2000ppm、1000ppm~2000ppm、1500ppm~2000ppm、100ppm~1500ppm、150ppm~1500ppm、200ppm~1500ppm、250ppm~1500ppm、300ppm~1500ppm、400ppm~1500ppm、500ppm~1500ppm、600ppm~1500ppm、700ppm~1500ppm、800ppm~1500ppm、900ppm~1500ppm、1000ppm~1500ppm、100ppm~1200ppm、150ppm~1200ppm、200ppm~1200ppm、250ppm~1200ppm、300ppm~1200ppm、400ppm~1200ppm、500ppm~1200ppm、600ppm~1200ppm、700ppm~1200ppm、800ppm~1200ppm、900ppm~1200ppm、1000ppm~1200ppm、100ppm~1000ppm、150ppm~1000ppm、200ppm~1000ppm、250ppm~1000ppm、300ppm~1000ppm、400ppm~1000ppm、100ppm~500ppm、150ppm~500ppm、200ppm~500ppm、250ppm~500ppm、300ppm~500ppm、400ppm~500ppm、100ppm~450ppm、150ppm~450ppm、200ppm~450ppm、250ppm~450ppm、300ppm~450ppm、100ppm~400ppm、150ppm~400ppm、200ppm~400ppm、250ppm~400ppm、300ppm~400ppm、100ppm~300ppm、150ppm~300ppm、200ppm~300ppm、250ppm~300ppm、100ppm~250ppm、150ppm~250ppm、または200ppm~250ppmの濃度で存在する。
【0020】
本発明の一実施形態では、飲料組成物のpHは、2.5~3.5の間であり、かつRebMは、100ppm~2500ppm、150ppm~2500ppm、200ppm~2500ppm、250ppm~2500ppm、300ppm~2500ppm、400ppm~2500ppm、500ppm~2500ppm、600ppm~2500ppm、700ppm~2500ppm、800ppm~2500ppm、900ppm~2500ppm、1000ppm~2500ppm、1500ppm~2500ppm、100ppm~2000ppm、150ppm~2000ppm、200ppm~2000ppm、250ppm~2000ppm、300ppm~2000ppm、400ppm~2000ppm、500ppm~2000ppm、600ppm~2000ppm、700ppm~2000ppm、800ppm~2000ppm、900ppm~2000ppm、1000ppm~2000ppm、1500ppm~2000ppm、100ppm~1500ppm、150ppm~1500ppm、200ppm~1500ppm、250ppm~1500ppm、300ppm~1500ppm、400ppm~1500ppm、500ppm~1500ppm、600ppm~1500ppm、700ppm~1500ppm、800ppm~1500ppm、900ppm~1500ppm、1000ppm~1500ppm、100ppm~1200ppm、150ppm~1200ppm、200ppm~1200ppm、250ppm~1200ppm、300ppm~1200ppm、400ppm~1200ppm、500ppm~1200ppm、600ppm~1200ppm、700ppm~1200ppm、800ppm~1200ppm、900ppm~1200ppm、1000ppm~1200ppm、100ppm~1000ppm、150ppm~1000ppm、200ppm~1000ppm、250ppm~1000ppm、300ppm~1000ppm、400ppm~1000ppm、100ppm~500ppm、150ppm~500ppm、200ppm~500ppm、250ppm~500ppm、300ppm~500ppm、400ppm~500ppm、100ppm~450ppm、150ppm~450ppm、200ppm~450ppm、250ppm~450ppm、300ppm~450ppm、100ppm~400ppm、150ppm~400ppm、200ppm~400ppm、250ppm~400ppm、300ppm~400ppm、100ppm~300ppm、150ppm~300ppm、200ppm~300ppm、250ppm~300ppm、100ppm~250ppm、150ppm~250ppm、または200ppm~250ppmの濃度で存在する。
【0021】
本発明の一実施形態では、飲料組成物のpHは、3.0~3.5の間であり、かつRebMは、100ppm~2500ppm、150ppm~2500ppm、200ppm~2500ppm、250ppm~2500ppm、300ppm~2500ppm、400ppm~2500ppm、500ppm~2500ppm、600ppm~2500ppm、700ppm~2500ppm、800ppm~2500ppm、900ppm~2500ppm、1000ppm~2500ppm、1500ppm~2500ppm、100ppm~2000ppm、150ppm~2000ppm、200ppm~2000ppm、250ppm~2000ppm、300ppm~2000ppm、400ppm~2000ppm、500ppm~2000ppm、600ppm~2000ppm、700ppm~2000ppm、800ppm~2000ppm、900ppm~2000ppm、1000ppm~2000ppm、1500ppm~2000ppm、100ppm~1500ppm、150ppm~1500ppm、200ppm~1500ppm、250ppm~1500ppm、300ppm~1500ppm、400ppm~1500ppm、500ppm~1500ppm、600ppm~1500ppm、700ppm~1500ppm、800ppm~1500ppm、900ppm~1500ppm、1000ppm~1500ppm、100ppm~1200ppm、150ppm~1200ppm、200ppm~1200ppm、250ppm~1200ppm、300ppm~1200ppm、400ppm~1200ppm、500ppm~1200ppm、600ppm~1200ppm、700ppm~1200ppm、800ppm~1200ppm、900ppm~1200ppm、1000ppm~1200ppm、100ppm~1000ppm、150ppm~1000ppm、200ppm~1000ppm、250ppm~1000ppm、300ppm~1000ppm、400ppm~1000ppm、100ppm~500ppm、150ppm~500ppm、200ppm~500ppm、250ppm~500ppm、300ppm~500ppm、400ppm~500ppm、100ppm~450ppm、150ppm~450ppm、200ppm~450ppm、250ppm~450ppm、300ppm~450ppm、100ppm~400ppm、150ppm~400ppm、200ppm~400ppm、250ppm~400ppm、300ppm~400ppm、100ppm~300ppm、150ppm~300ppm、200ppm~300ppm、250ppm~300ppm、100ppm~250ppm、150ppm~250ppm、または200ppm~250ppmの濃度で存在する。
【0022】
飲料の安定性にとってpHの重要性を考慮すると、緩衝系を使用するのが好ましい。本発明で使用の適切な緩衝系としては、単なる例示として、酒石酸、フマル酸、マレイン酸、リン酸および酢酸ならびに塩が挙げられる。好ましい緩衝系としては、クエン酸緩衝系およびリン酸緩衝系が挙げられる。最も好ましい緩衝系は、クエン酸との組合せで、クエン酸ナトリウムを好ましくは含有するクエン酸緩衝系である。好ましくは、約0.1~約10グラム/リットルのクエン酸ナトリウム、および約0.05~約5グラム/リットルのクエン酸が存在する。典型的に適切な緩衝系としては、本明細書の実施形態に記述の範囲内のpHを維持することが可能なものが挙げられる。このような緩衝系は、当業者に知られている。
【0023】
一実施形態では、飲料組成物は炭酸入りであってよい。本明細書で使用する場合、「炭酸飲料」とは、二酸化炭素ガス(CO2)を含有する飲料組成物である。CO2の存在によって飲料内に泡が生成する。
【0024】
一実施形態では、炭酸飲料組成物は、1.0~3.5kg/m3のガス圧で二酸化炭素(CO2)を含んでよい。好ましくは、CO2は1.5~3.0kg/m3のガス圧にあり、より好ましくは、CO2は2.0~3.0kg/m3のガス圧にある。
【0025】
他の実施形態では、炭酸飲料組成物は、1.0~3.5kgf/cm2のガス圧で二酸化炭素(CO2)を含んでよい。好ましくは、CO2は1.5~3.0kgf/cm2のガス圧にあり、より好ましくは、CO2は2.0~3.0kgf/cm2のガス圧にある。
【0026】
一実施形態では、飲料組成物は炭酸飲料であり、ここで、CO2は1.5~3.0kg/m3のガス圧にあり、飲料組成物のpHは2.3~3.5であり、RebMは、700ppm~2500ppm、1000ppm~2500ppm、1200ppm~2500ppm、1500ppm~2500ppmの濃度で存在する。
【0027】
他の実施形態では、飲料組成物は炭酸飲料であり、ここで、CO2は1.5~3.0kgf/cm2のガス圧にあり、飲料組成物のpHはpH2.3~3.5であり、RebMは、700ppm~2500ppm、1000ppm~2500ppm、1200ppm~2500ppm、1500ppm~2500ppmの濃度で存在する。
【0028】
一実施形態では、飲料組成物は炭酸飲料組成物であり、ここで、CO2は1.5~3.0kg/m3のガス圧にあり、飲料組成物のpHは2.5~3.5であり、RebMは、700ppm~2500ppm、1000ppm~2500ppm、1200ppm~2500ppm、1500ppm~2500ppmの濃度で存在する。
【0029】
他の実施形態では、飲料組成物は炭酸飲料組成物であり、ここで、CO2は1.5~3.0kgf/cm2のガス圧にあり、飲料組成物のpHは2.5~3.5であり、RebMは、700ppm~2500ppm、1000ppm~2500ppm、1200ppm~2500ppm、1500ppm~2500ppmの濃度で存在する。
【0030】
一実施形態では、飲料組成物は炭酸飲料組成物であり、ここで、CO2は1.5~3.0kg/m3のガス圧にあり、飲料組成物のpHは3.0~3.5であり、RebMは、700ppm~2500ppm、1000ppm~2500ppm、1200ppm~2500ppm、1500ppm~2500ppmの濃度で存在する。
【0031】
他の実施形態では、飲料組成物は炭酸飲料組成物であり、ここで、CO2は1.5~3.0kgf/cm2のガス圧にあり、飲料組成物のpHは3.0~3.5であり、RebMは、700ppm~2500ppm、1000ppm~2500ppm、1200ppm~2500ppm、1500ppm~2500ppmの濃度で存在する。
【0032】
本発明の飲料組成物は、主な甘味付与成分または唯一の甘味付与成分としてRebMを含んでもよい。飲料組成物はまた、他のステビオール甘味料などの他の甘味付与成分を含んでもよい。ステビオール甘味料の非限定的な例としては、RebA、RebB、RebC、RebD、RebE、RebF、RebI、RebH、RebL、RebK、RebJ、RebN、RebO、ズルコシドA、ズルコシドB、ステビオシド、ステビオールビオシド、ルブソシドが挙げられる。
【0033】
RebMが唯一の甘味付与成分である場合、RebMの安定性の減少をもたらし得る、他の甘味付与成分との任意の相互作用が回避される。そのような安定性の減少は、RebM-甘味料の相互作用、またはRebM-甘味料分解生成物の相互作用の結果として起こり得る。
【0034】
飲料組成物はまた、追加の炭水化物ベースの甘味料を含んでもよく、非限定的な例としては、スクロース、フルクトース、グルコース、エリスリトール、マルチトール、ラクチトール、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、タガトース、トレハロース、ガラクトース、ラムノース、シクロデキストリン、リブロース、トレオース、アラビノース、キシロース、リキソース、アロース、アルトロース、マンノース、イドース、ラクトース、マルトース、転化糖、イソトレハロース、ネオトレハロース、パラチノースまたはイソマルツロース、エリトロース、デオキシリボース、グロース、イドース、タロース、エリトルロース、キシルロース、プシコース、ツラノース、セロビオース、グルコサミン、マンノサミン、フコース、フクロース、グルクロン酸、グルコン酸、グルコノ-ラクトン、アベクオース、ガラクトサミン、キシロオリゴ糖(キシロトリオース、キシロビオースなど)、ゲンチオオリゴ糖(ゲンチオビオース、ゲンチオトリオース、ゲンチオテトラオース)、ガラクトオリゴ糖、ソルボース、ケトトリオース(デヒドロキシアセトン)、アルドトリオース(グリセルアルデヒド)、ニゲロオリゴ糖、フラクトオリゴ糖(ケストース、ニストース等)、マルトテトラオース、マルトトリオール、四糖、マンナンオリゴ糖、マルトオリゴ糖(マルトトリオース、マルトテトラオース、マルトペンタオース、マルトヘキサオース、マルトヘプタオース)、デキストリン、ラクツロース、メリビオース、ラフィノース、ラムノース、リボース、高フルクトースコーンシロップ(HFCS、例えば、HFCS55、HFCS42、またはHFCS90)などの異性化液糖、カップリングシュガー、大豆オリゴ糖、グルコースシロップ、およびそれらの組合せが挙げられる。適用可能な場合には、D-立体配置またはL-立体配置を使用することができる。
【0035】
好ましい一実施形態では、追加の甘味料はスクロース、グルコース、フルクトースおよび/またはHFCSから選択される。
【0036】
さらなる甘味付与成分は、天然の高甘味度甘味料から、例えば、モグロシドIV、モグロシドV、羅漢果、シアメノシド、モナチンおよびその塩(モナチンSS、RR、RS、SR)、クルクリン、グリチルリチン酸およびその塩、タウマチン、モネリン、マビンリン、ブラゼイン、ヘルナンズルチン、フィロズルチン、グリシフィリン、フロリジン、トリロバチン、バイユノシド、オスラジン、ポリポドシドA、プテロカリオシドA、プテロカリオシドB、ムクロジオシド、フロミソシドI、ペリアンドリンI、アブルソシドA、ならびにシクロカリオシドIから選択してよい。
【0037】
さらなる甘味付与成分は合成甘味料であってよい。本明細書で使用する場合、語句「合成甘味料」とは、天然には自然に見いだされず、スクロース、フルクトース、またはグルコースよりも大きい甘味度(sweetness potency)を特徴的に有するが、カロリーがより少ない任意の組成物を指す。本開示の実施形態に適した合成の高甘味度甘味料の非限定的な例としては、スクラロース、アセスルファムカリウム、アセスルファム酸およびその塩、アスパルテーム、アリテーム、サッカリンおよびその塩、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、シクラメート、シクラム酸およびその塩、ネオテーム、アドバンテーム、グルコシル化ステビオールグリコシド(GSG)、ならびにそれらの組合せが挙げられる。
【0038】
追加の甘味付与成分のいずれも、炭水化物甘味料、天然の高甘味度甘味料または合成甘味料のどちらでも、約0.3ppm~約3,500ppmの濃度で飲料組成物中に存在してよい。
【0039】
参照溶液中のスクロースの量は、ブリックス度(°Bx)で記載することができる。1ブリックス度は100グラムの溶液中1グラムのスクロースであり、重量による百分率(%w/w)として溶液の強度を表す。一実施形態では、飲料組成物は、甘味を付与された組成物中に存在する場合、約0.50~15ブリックス度、例えば、5~11ブリックス度、4~7ブリックス度、または約5ブリックス度などの、スクロースと等価の甘味を提供するのに有効な量のRebMを含有する。別の実施形態では、RebMは約10ブリックス度と等価の甘味を提供するのに有効な量で存在する。
【0040】
本明細書で使用する場合、用語「約」は、記述の値に+/-10%の余地が適用可能であることを示す。
【0041】
本発明のさまざまな実施形態では、飲料組成物の総甘味度は、5~15ブリックス度、好ましくは7~12ブリックス度、より好ましくは9~11ブリックス度と等価である。最も好ましくは、飲料組成物の総甘味度は約10ブリックス度と等価である。
【0042】
RebMに加えて、および任意選択での他の甘味付与成分に加えて、飲料組成物は、本明細書で以下に詳述されるさらなる添加物を任意選択で含んでもよい。一部の実施形態では、甘味料組成物は、添加物、例えば、炭水化物、ポリオール、アミノ酸およびそれらの相応する塩、ポリアミノ酸およびそれらの相応する塩、糖酸およびそれらの相応する塩、ヌクレオチド、有機酸、無機酸、有機酸塩および有機塩基塩を含む有機塩、無機塩、苦味化合物、香味料および香味成分、渋味化合物、タンパク質またはタンパク質加水分解物、界面活性剤、乳化剤、増量剤、ガム、酸化防止剤、着色剤、フラボノイド、アルコール、ポリマー、ならびにそれらの組合せを含有する。一部の実施形態では、添加物は、甘味料の時間的および香味プロファイルを改善して、卓越した味覚性を有する飲料組成物を提供するように作用する。
【0043】
好ましい一実施形態では、飲料組成物はまた、シンナムアルデヒド、カフェイン、カラメル色素および/またはリン酸を含んでもよい。
【0044】
本発明に適した飲料としては、レディトゥドリンク(ready-to-drink)飲料、飲料組成物濃縮物、飲料組成物シロップ、または粉末飲料が挙げられる。適切なレディトゥドリンク飲料としては、炭酸飲料および非炭酸飲料が挙げられる。炭酸飲料としては、それらに限定されないが、強化発泡性飲料、コーラ、レモン-ライムフレーバーの発泡性飲料、オレンジフレーバーの発泡性飲料、ブドウフレーバーの発泡性飲料、イチゴフレーバーの発泡性飲料、パイナップルフレーバーの発泡性飲料、ジンジャーエール、ソフトドリンクおよびルートビアが挙げられる。非炭酸飲料としては、それらに限定されないが、果実ジュース、果実フレーバーのジュース、ジュースドリンク、ネクター、野菜ジュース、野菜フレーバーのジュース、スポーツドリンク、エネルギードリンク、強化水ドリンク、ビタミン強化水、ニアウォータードリンク(例えば、天然または合成香味料を含む水)、ココナッツ水、茶タイプのドリンク(例えば、紅茶、緑茶、ルイボス茶(red tea)、ウーロン茶)、コーヒー、ココアドリンク、乳飲料、乳成分を含有するコーヒー、カフェオレ、ミルクティ、フルーツミルク飲料、穀類抽出物を含有する飲料、スムージー、およびそれらの組合せが挙げられる。
【0045】
本明細書のデータによれば、RebMはより高い濃度でいっそう安定であることが実証されている。したがって、本発明の第2の態様は、500ppm~2500ppmのRebMを含み、かつ2.0~3.5の範囲内のpHを有する飲料組成物濃縮物である。
【0046】
本明細書で使用する場合、用語「飲料組成物濃縮物」はまた、「飲料組成物シロップ」を指す。飲料組成物濃縮物および飲料組成物シロップは、最初の容量の液体(例えば水)と所望の飲料組成物成分とで調製されている。このような製品はレディトゥドリンク飲料よりも濃縮されている。レディトゥドリンク飲料組成物は、さらなる容量の液体を添加することによって濃縮物またはシロップから調製することができる。飲料組成物濃縮物は、レディトゥドリンク飲料よりも3~15倍濃縮、または5~15倍濃縮、または8~12倍濃縮、または9~11倍濃縮であってもよい。
【0047】
一実施形態では、飲料組成物濃縮物のpHは2.0~3.5であり、RebMは、500ppm~2500ppm、600ppm~2500ppm、700ppm~2500ppm、800ppm~2500ppm、900ppm~2500ppm、1000ppm~2500ppm、1100ppm~2500ppm、1200ppm~2500ppm、1300ppm~2500ppm、1400ppm~2500ppm、1500ppm~2500ppm、1600ppm~2500ppm、1700ppm~2500ppm、1800ppm~2500ppm、1900ppm~2500ppm、2000ppm~2500ppm、2100ppm~2500ppm、2200ppm~2500ppm、2300ppm~2500ppm、2400ppm~2500ppm、500ppm~2000ppm、600ppm~2000ppm、700ppm~2000ppm、800ppm~2000ppm、900ppm~2000ppm、1000ppm~2000ppm、1100ppm~2000ppm、1200ppm~2000ppm、1300ppm~2000ppm、1400ppm~2000ppm、1500ppm~2000ppm、1600ppm~2000ppm、1700ppm~2000ppm、1800ppm~2000ppm、1900ppm~2000ppm、500ppm~1800ppm、600ppm~1800ppm、700ppm~1800ppm、800ppm~1800ppm、900ppm~1800ppm、1000ppm~1800ppm、1100ppm~1800ppm、1200ppm~1800ppm、1300ppm~1800ppm、1400ppm~1800ppm、1500ppm~1800ppm、1600ppm~1800ppm、1700ppm~1800ppm、500ppm~1500ppm、600ppm~1500ppm、700ppm~1500ppm、800ppm~1500ppm、900ppm~1500ppm、1000ppm~1500ppm、1100ppm~1500ppm、1200ppm~1500ppm、1300ppm~1500ppm、または1400ppm~1500ppmの濃度で存在する。
【0048】
一実施形態では、飲料組成物濃縮物のpHは2.3~3.5であり、RebMは、500ppm~2500ppm、600ppm~2500ppm、700ppm~2500ppm、800ppm~2500ppm、900ppm~2500ppm、1000ppm~2500ppm、1100ppm~2500ppm、1200ppm~2500ppm、1300ppm~2500ppm、1400ppm~2500ppm、1500ppm~2500ppm、1600ppm~2500ppm、1700ppm~2500ppm、1800ppm~2500ppm、1900ppm~2500ppm、2000ppm~2500ppm、2100ppm~2500ppm、2200ppm~2500ppm、2300ppm~2500ppm、2400ppm~2500ppm、500ppm~2000ppm、600ppm~2000ppm、700ppm~2000ppm、800ppm~2000ppm、900ppm~2000ppm、1000ppm~2000ppm、1100ppm~2000ppm、1200ppm~2000ppm、1300ppm~2000ppm、1400ppm~2000ppm、1500ppm~2000ppm、1600ppm~2000ppm、1700ppm~2000ppm、1800ppm~2000ppm、1900ppm~2000ppm、500ppm~1800ppm、600ppm~1800ppm、700ppm~1800ppm、800ppm~1800ppm、900ppm~1800ppm、1000ppm~1800ppm、1100ppm~1800ppm、1200ppm~1800ppm、1300ppm~1800ppm、1400ppm~1800ppm、1500ppm~1800ppm、1600ppm~1800ppm、1700ppm~1800ppm、500ppm~1500ppm、600ppm~1500ppm、700ppm~1500ppm、800ppm~1500ppm、900ppm~1500ppm、1000ppm~1500ppm、1100ppm~1500ppm、1200ppm~1500ppm、1300ppm~1500ppm、または1400ppm~1500ppmの濃度で存在する。
【0049】
一実施形態では、飲料組成物濃縮物のpHは2.5~3.5であり、RebMは、500ppm~2500ppm、600ppm~2500ppm、700ppm~2500ppm、800ppm~2500ppm、900ppm~2500ppm、1000ppm~2500ppm、1100ppm~2500ppm、1200ppm~2500ppm、1300ppm~2500ppm、1400ppm~2500ppm、1500ppm~2500ppm、1600ppm~2500ppm、1700ppm~2500ppm、1800ppm~2500ppm、1900ppm~2500ppm、2000ppm~2500ppm、2100ppm~2500ppm、2200ppm~2500ppm、2300ppm~2500ppm、2400ppm~2500ppm、500ppm~2000ppm、600ppm~2000ppm、700ppm~2000ppm、800ppm~2000ppm、900ppm~2000ppm、1000ppm~2000ppm、1100ppm~2000ppm、1200ppm~2000ppm、1300ppm~2000ppm、1400ppm~2000ppm、1500ppm~2000ppm、1600ppm~2000ppm、1700ppm~2000ppm、1800ppm~2000ppm、1900ppm~2000ppm、500ppm~1800ppm、600ppm~1800ppm、700ppm~1800ppm、800ppm~1800ppm、900ppm~1800ppm、1000ppm~1800ppm、1100ppm~1800ppm、1200ppm~1800ppm、1300ppm~1800ppm、1400ppm~1800ppm、1500ppm~1800ppm、1600ppm~1800ppm、1700ppm~1800ppm、500ppm~1500ppm、600ppm~1500ppm、700ppm~1500ppm、800ppm~1500ppm、900ppm~1500ppm、1000ppm~1500ppm、1100ppm~1500ppm、1200ppm~1500ppm、1300ppm~1500ppm、または1400ppm~1500ppmの濃度で存在する。
【0050】
一実施形態では、飲料組成物濃縮物のpHは3.0~3.5であり、RebMは、500ppm~2500ppm、600ppm~2500ppm、700ppm~2500ppm、800ppm~2500ppm、900ppm~2500ppm、1000ppm~2500ppm、1100ppm~2500ppm、1200ppm~2500ppm、1300ppm~2500ppm、1400ppm~2500ppm、1500ppm~2500ppm、1600ppm~2500ppm、1700ppm~2500ppm、1800ppm~2500ppm、1900ppm~2500ppm、2000ppm~2500ppm、2100ppm~2500ppm、2200ppm~2500ppm、2300ppm~2500ppm、2400ppm~2500ppm、500ppm~2000ppm、600ppm~2000ppm、700ppm~2000ppm、800ppm~2000ppm、900ppm~2000ppm、1000ppm~2000ppm、1100ppm~2000ppm、1200ppm~2000ppm、1300ppm~2000ppm、1400ppm~2000ppm、1500ppm~2000ppm、1600ppm~2000ppm、1700ppm~2000ppm、1800ppm~2000ppm、1900ppm~2000ppm、500ppm~1800ppm、600ppm~1800ppm、700ppm~1800ppm、800ppm~1800ppm、900ppm~1800ppm、1000ppm~1800ppm、1100ppm~1800ppm、1200ppm~1800ppm、1300ppm~1800ppm、1400ppm~1800ppm、1500ppm~1800ppm、1600ppm~1800ppm、1700ppm~1800ppm、500ppm~1500ppm、600ppm~1500ppm、700ppm~1500ppm、800ppm~1500ppm、900ppm~1500ppm、1000ppm~1500ppm、1100ppm~1500ppm、1200ppm~1500ppm、1300ppm~1500ppm、または1400ppm~1500ppmの濃度で存在する。
【0051】
飲料組成物濃縮物からレディトゥドリンク飲料組成物を生成するには、濃縮物を希釈するのに追加の液体が必要である。適切な液体としては、水、炭酸水、脱イオン水、蒸留水、逆浸透水、炭素処理水、精製水、脱塩水が挙げられる。炭酸水を使用する場合、水は、1.0~3.5kg/m3のガス圧でCO2を含んでよい。好ましくは、CO2は1.5~3.0kg/m3のガス圧にあり、より好ましくは、CO2は2.0~3.0kg/m3のガス圧にある。
【0052】
他の実施態様において、炭酸水を使用する場合、水は、1.0~3.5kgf/cm2のガス圧でCO2を含んでよい。好ましくは、CO2は1.5~3.0kgf/cm2のガス圧にあり、より好ましくは、CO2は2.0~3.0kgf/cm2のガス圧にある。
【0053】
本発明の第2の態様によれば、飲料組成物濃縮物は、本発明の第1の態様による、上記の追加の甘味付与剤のいずれかを含んでもよい。
【0054】
本発明の第2の態様によれば、飲料組成物濃縮物は、上記のように、緩衝系を含んでもよい。
【0055】
本明細書に提示のデータによれば、pHおよびRebMの濃度を制御することによって飲料組成物においてRebMの安定性を改善することが可能であることが実証されている。RebMの安定性を改善することが意味するところは、経時的に分解する化合物が少なくなるということである。したがって、本発明の第3の態様は、飲料においてRebMの安定性を改善する方法であって、100ppm~2500ppmの間の濃度のRebMを含み、かつ2.0~3.5の間のpHを有する飲料組成物を調製するステップを含む、方法である。このことは、甘味付与剤はいっそう安定な状態のままとなるので、より良好な保存性を有する飲料の製造に関して利益を有する。したがって、本明細書では、RebMを含む飲料組成物製品の保存性を高める方法を提供する。
【0056】
本発明の第3の態様の一実施形態は、100ppm~2500ppm、150ppm~2500ppm、200ppm~2500ppm、250ppm~2500ppm、300ppm~2500ppm、400ppm~2500ppm、500ppm~2500ppm、600ppm~2500ppm、700ppm~2500ppm、800ppm~2500ppm、900ppm~2500ppm、1000ppm~2500ppm、1500ppm~2500ppm、100ppm~2000ppm、150ppm~2000ppm、200ppm~2000ppm、250ppm~2000ppm、300ppm~2000ppm、400ppm~2000ppm、500ppm~2000ppm、600ppm~2000ppm、700ppm~2000ppm、800ppm~2000ppm、900ppm~2000ppm、1000ppm~2000ppm、1500ppm~2000ppm、100ppm~1500ppm、150ppm~1500ppm、200ppm~1500ppm、250ppm~1500ppm、300ppm~1500ppm、400ppm~1500ppm、500ppm~1500ppm、600ppm~1500ppm、700ppm~1500ppm、800ppm~1500ppm、900ppm~1500ppm、1000ppm~1500ppm、100ppm~1200ppm、150ppm~1200ppm、200ppm~1200ppm、250ppm~1200ppm、300ppm~1200ppm、400ppm~1200ppm、500ppm~1200ppm、600ppm~1200ppm、700ppm~1200ppm、800ppm~1200ppm、900ppm~1200ppm、1000ppm~1200ppm、100ppm~1000ppm、150ppm~1000ppm、200ppm~1000ppm、250ppm~1000ppm、300ppm~1000ppm、400ppm~1000ppm、100ppm~500ppm、150ppm~500ppm、200ppm~500ppm、250ppm~500ppm、300ppm~500ppm、400ppm~500ppm、100ppm~450ppm、150ppm~450ppm、200ppm~450ppm、250ppm~450ppm、300ppm~450ppm、100ppm~400ppm、150ppm~400ppm、200ppm~400ppm、250ppm~400ppm、300ppm~400ppm、100ppm~300ppm、150ppm~300ppm、200ppm~300ppm、250ppm~300ppm、100ppm~250ppm、150ppm~250ppm、または200ppm~250ppmの濃度のRebMを含む飲料組成物を調製するステップを含み、ここで、pHは2.3~3.5の間である。
【0057】
本発明の第3の態様の一実施形態は、100ppm~2500ppm、150ppm~2500ppm、200ppm~2500ppm、250ppm~2500ppm、300ppm~2500ppm、400ppm~2500ppm、500ppm~2500ppm、600ppm~2500ppm、700ppm~2500ppm、800ppm~2500ppm、900ppm~2500ppm、1000ppm~2500ppm、1500ppm~2500ppm、100ppm~2000ppm、150ppm~2000ppm、200ppm~2000ppm、250ppm~2000ppm、300ppm~2000ppm、400ppm~2000ppm、500ppm~2000ppm、600ppm~2000ppm、700ppm~2000ppm、800ppm~2000ppm、900ppm~2000ppm、1000ppm~2000ppm、1500ppm~2000ppm、100ppm~1500ppm、150ppm~1500ppm、200ppm~1500ppm、250ppm~1500ppm、300ppm~1500ppm、400ppm~1500ppm、500ppm~1500ppm、600ppm~1500ppm、700ppm~1500ppm、800ppm~1500ppm、900ppm~1500ppm、1000ppm~1500ppm、100ppm~1200ppm、150ppm~1200ppm、200ppm~1200ppm、250ppm~1200ppm、300ppm~1200ppm、400ppm~1200ppm、500ppm~1200ppm、600ppm~1200ppm、700ppm~1200ppm、800ppm~1200ppm、900ppm~1200ppm、1000ppm~1200ppm、100ppm~1000ppm、150ppm~1000ppm、200ppm~1000ppm、250ppm~1000ppm、300ppm~1000ppm、400ppm~1000ppm、100ppm~500ppm、150ppm~500ppm、200ppm~500ppm、250ppm~500ppm、300ppm~500ppm、400ppm~500ppm、100ppm~450ppm、150ppm~450ppm、200ppm~450ppm、250ppm~450ppm、300ppm~450ppm、100ppm~400ppm、150ppm~400ppm、200ppm~400ppm、250ppm~400ppm、300ppm~400ppm、100ppm~300ppm、150ppm~300ppm、200ppm~300ppm、250ppm~300ppm、100ppm~250ppm、150ppm~250ppm、または200ppm~250ppmの濃度のRebMを含む飲料組成物を調製するステップを含み、ここで、pHは2.5~3.5の間である。
【0058】
本発明の第3の態様の一実施形態は、100ppm~2500ppm、150ppm~2500ppm、200ppm~2500ppm、250ppm~2500ppm、300ppm~2500ppm、400ppm~2500ppm、500ppm~2500ppm、600ppm~2500ppm、700ppm~2500ppm、800ppm~2500ppm、900ppm~2500ppm、1000ppm~2500ppm、1500ppm~2500ppm、100ppm~2000ppm、150ppm~2000ppm、200ppm~2000ppm、250ppm~2000ppm、300ppm~2000ppm、400ppm~2000ppm、500ppm~2000ppm、600ppm~2000ppm、700ppm~2000ppm、800ppm~2000ppm、900ppm~2000ppm、1000ppm~2000ppm、1500ppm~2000ppm、100ppm~1500ppm、150ppm~1500ppm、200ppm~1500ppm、250ppm~1500ppm、300ppm~1500ppm、400ppm~1500ppm、500ppm~1500ppm、600ppm~1500ppm、700ppm~1500ppm、800ppm~1500ppm、900ppm~1500ppm、1000ppm~1500ppm、100ppm~1200ppm、150ppm~1200ppm、200ppm~1200ppm、250ppm~1200ppm、300ppm~1200ppm、400ppm~1200ppm、500ppm~1200ppm、600ppm~1200ppm、700ppm~1200ppm、800ppm~1200ppm、900ppm~1200ppm、1000ppm~1200ppm、100ppm~1000ppm、150ppm~1000ppm、200ppm~1000ppm、250ppm~1000ppm、300ppm~1000ppm、400ppm~1000ppm、100ppm~500ppm、150ppm~500ppm、200ppm~500ppm、250ppm~500ppm、300ppm~500ppm、400ppm~500ppm、100ppm~450ppm、150ppm~450ppm、200ppm~450ppm、250ppm~450ppm、300ppm~450ppm、100ppm~400ppm、150ppm~400ppm、200ppm~400ppm、250ppm~400ppm、300ppm~400ppm、100ppm~300ppm、150ppm~300ppm、200ppm~300ppm、250ppm~300ppm、100ppm~250ppm、150ppm~250ppm、または200ppm~250ppmの濃度のRebMを含む飲料組成物を調製するステップを含み、ここで、pHは3.0~3.5の間である。
【0059】
本発明の第3の態様の一実施形態は、500ppm~2500ppm、600ppm~2500ppm、700ppm~2500ppm、800ppm~2500ppm、900ppm~2500ppm、1000ppm~2500ppm、1100ppm~2500ppm、1200ppm~2500ppm、1300ppm~2500ppm、1400ppm~2500ppm、1500ppm~2500ppm、1600ppm~2500ppm、1700ppm~2500ppm、1800ppm~2500ppm、1900ppm~2500ppm、2000ppm~2500ppm、2100ppm~2500ppm、2200ppm~2500ppm、2300ppm~2500ppm、2400ppm~2500ppm、500ppm~2000ppm、600ppm~2000ppm、700ppm~2000ppm、800ppm~2000ppm、900ppm~2000ppm、1000ppm~2000ppm、1100ppm~2000ppm、1200ppm~2000ppm、1300ppm~2000ppm、1400ppm~2000ppm、1500ppm~2000ppm、1600ppm~2000ppm、1700ppm~2000ppm、1800ppm~2000ppm、1900ppm~2000ppm、500ppm~1800ppm、600ppm~1800ppm、700ppm~1800ppm、800ppm~1800ppm、900ppm~1800ppm、1000ppm~1800ppm、1100ppm~1800ppm、1200ppm~1800ppm、1300ppm~1800ppm、1400ppm~1800ppm、1500ppm~1800ppm、1600ppm~1800ppm、1700ppm~1800ppm、500ppm~1500ppm、600ppm~1500ppm、700ppm~1500ppm、800ppm~1500ppm、900ppm~1500ppm、1000ppm~1500ppm、1100ppm~1500ppm、1200ppm~1500ppm、1300ppm~1500ppm、または1400ppm~1500ppmの濃度のRebMを含む飲料組成物濃縮物を調製するステップを含み、ここで、pHは2.3~3.5の間である。
【0060】
本発明の第3の態様の一実施形態は、500ppm~2500ppm、600ppm~2500ppm、700ppm~2500ppm、800ppm~2500ppm、900ppm~2500ppm、1000ppm~2500ppm、1100ppm~2500ppm、1200ppm~2500ppm、1300ppm~2500ppm、1400ppm~2500ppm、1500ppm~2500ppm、1600ppm~2500ppm、1700ppm~2500ppm、1800ppm~2500ppm、1900ppm~2500ppm、2000ppm~2500ppm、2100ppm~2500ppm、2200ppm~2500ppm、2300ppm~2500ppm、2400ppm~2500ppm、500ppm~2000ppm、600ppm~2000ppm、700ppm~2000ppm、800ppm~2000ppm、900ppm~2000ppm、1000ppm~2000ppm、1100ppm~2000ppm、1200ppm~2000ppm、1300ppm~2000ppm、1400ppm~2000ppm、1500ppm~2000ppm、1600ppm~2000ppm、1700ppm~2000ppm、1800ppm~2000ppm、1900ppm~2000ppm、500ppm~1800ppm、600ppm~1800ppm、700ppm~1800ppm、800ppm~1800ppm、900ppm~1800ppm、1000ppm~1800ppm、1100ppm~1800ppm、1200ppm~1800ppm、1300ppm~1800ppm、1400ppm~1800ppm、1500ppm~1800ppm、1600ppm~1800ppm、1700ppm~1800ppm、500ppm~1500ppm、600ppm~1500ppm、700ppm~1500ppm、800ppm~1500ppm、900ppm~1500ppm、1000ppm~1500ppm、1100ppm~1500ppm、1200ppm~1500ppm、1300ppm~1500ppm、または1400ppm~1500ppmの濃度のRebMを含む飲料組成物濃縮物を調製するステップを含み、ここで、pHは2.5~3.5の間である。
【0061】
本発明の第3の態様の一実施形態は、500ppm~2500ppm、600ppm~2500ppm、700ppm~2500ppm、800ppm~2500ppm、900ppm~2500ppm、1000ppm~2500ppm、1100ppm~2500ppm、1200ppm~2500ppm、1300ppm~2500ppm、1400ppm~2500ppm、1500ppm~2500ppm、1600ppm~2500ppm、1700ppm~2500ppm、1800ppm~2500ppm、1900ppm~2500ppm、2000ppm~2500ppm、2100ppm~2500ppm、2200ppm~2500ppm、2300ppm~2500ppm、2400ppm~2500ppm、500ppm~2000ppm、600ppm~2000ppm、700ppm~2000ppm、800ppm~2000ppm、900ppm~2000ppm、1000ppm~2000ppm、1100ppm~2000ppm、1200ppm~2000ppm、1300ppm~2000ppm、1400ppm~2000ppm、1500ppm~2000ppm、1600ppm~2000ppm、1700ppm~2000ppm、1800ppm~2000ppm、1900ppm~2000ppm、500ppm~1800ppm、600ppm~1800ppm、700ppm~1800ppm、800ppm~1800ppm、900ppm~1800ppm、1000ppm~1800ppm、1100ppm~1800ppm、1200ppm~1800ppm、1300ppm~1800ppm、1400ppm~1800ppm、1500ppm~1800ppm、1600ppm~1800ppm、1700ppm~1800ppm、500ppm~1500ppm、600ppm~1500ppm、700ppm~1500ppm、800ppm~1500ppm、900ppm~1500ppm、1000ppm~1500ppm、1100ppm~1500ppm、1200ppm~1500ppm、1300ppm~1500ppm、または1400ppm~1500ppmの濃度のRebMを含む飲料組成物濃縮物を調製するステップを含み、ここで、pHは3.0~3.5の間である。
【0062】
本発明の第3の態様による方法は、炭酸飲料を調製するステップを含んでもよい。ガス圧は1.0~3.5kg/m3であってよい。好ましくは、CO2は1.5~3.0kg/m3のガス圧にあり、より好ましくは、CO2は2.0~3.0kg/m3のガス圧にある。
【0063】
本発明の第3の態様における一実施形態による方法において、ガス圧は1.0~3.5kgf/cm2であってよい。好ましくは、CO2は1.5~3.0kgf/cm2のガス圧にあり、より好ましくは、CO2は2.0~3.0kgf/cm2のガス圧にある。
【0064】
本発明の第3の態様による方法は、本発明の第1の態様による、上記の追加の甘味付与剤のいずれかを有する飲料組成物を調製するステップを含んでもよい。
【0065】
本発明の第3の態様による方法は、上記のように、緩衝系の添加により飲料組成物を調製するステップを含んでもよい。
【実施例】
【0066】
研究を以下のように実施した。50ppm、100ppm、150ppm、250ppm、500ppm、1000ppmおよび2500ppmのRebMを含む試料を調製した。試料をリン酸塩緩衝剤中で調製し、リン酸を使用してpHを調整した。試料は、1.8、2.0、2.5、3.0および3.5のpHに調製した。
【0067】
試料を40℃で13週間インキュベートした。このインキュベーションプロトコルは、室温での6~9カ月にわたる分解を模倣するはずである。T=0での各試料におけるRebMの量をHPLCにより算出し、次いで、これを使用して、特定の各時点での各試料中の残っているRebMの量を算出した。2、4、6および13週に一定分量を取り、HPLCにより分析して、13週の研究にわたってRebMの分解を決定した。
【0068】
【0069】
表1に、異なるpHでのさまざまなRebM試料においてHPLCにより観察された分解のレベルが実証されている。RebMは低pHでより速く分解するという明瞭な傾向が存在する。しかし、驚くべきことに、より低い濃度の試料(50ppm、100ppm)は経時的にいっそう速やかに分解するという傾向も存在する。より高い濃度(1200ppmおよび2500ppm)はpH2.5~3.5で有意にいっそう安定であった。
【国際調査報告】