(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-31
(54)【発明の名称】ID検証方法および装置、電子機器並びにコンピュータ可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G06F 21/32 20130101AFI20220124BHJP
G06T 7/00 20170101ALI20220124BHJP
G07C 9/37 20200101ALI20220124BHJP
【FI】
G06F21/32
G06T7/00 510F
G07C9/37
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2020573231
(86)(22)【出願日】2020-07-07
(85)【翻訳文提出日】2020-12-25
(86)【国際出願番号】 CN2020100639
(87)【国際公開番号】W WO2021057171
(87)【国際公開日】2021-04-01
(31)【優先権主張番号】201910918439.5
(32)【優先日】2019-09-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】520229127
【氏名又は名称】深▲セン▼市商湯科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHENZHEN SENSETIME TECHNOLOGY CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】庄 世杰
(72)【発明者】
【氏名】▲蒋▼ 文忠
(72)【発明者】
【氏名】▲趙▼ 宏斌
【テーマコード(参考)】
3E138
5B043
【Fターム(参考)】
3E138AA01
3E138JA01
3E138JB16
3E138JC05
3E138JC22
5B043BA04
5B043GA18
(57)【要約】
本開示は、ID検証方法および装置、電子機器並びにコンピュータ可読記憶媒体に関し、前記方法は、検証される対象の顔画像を取得することと、前記顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれていることに応答して、前記検証される対象のターゲット検証モードを取得することと、前記ターゲット検証モードに従って、前記検証される対象に対して検証を実行して、検証結果を取得することと、を含む。本開示を採用することにより、ターゲット対象へのアクセスまたは制限の安全性を向上させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ID検証方法であって、
検証される対象の顔画像を取得することと、
前記顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれていることに応答して、前記検証される対象のターゲット検証モードを取得することと、
前記ターゲット検証モードに従って、前記検証される対象に対して検証を実行して、検証結果を取得することと、
を含む、前記ID検証方法。
【請求項2】
前記顔画像が、所定の顔画像ライブラリに含まれていることに応答して、前記検証される対象のターゲット検証モードを取得することは、
前記顔画像が、前記所定の顔画像ライブラリに含まれる場合に、ID情報に従って検証を実行することを、前記ターゲット検証モードとして使用すること
を含む、
請求項1に記載のID検証方法。
【請求項3】
前記顔画像が、所定の顔画像ライブラリに含まれていることに応答して、前記検証される対象のターゲット検証モードを取得することは、
前記顔画像が、前記所定の顔画像ライブラリに含まれる場合に、前記顔画像がターゲット顔画像ライブラリに含まれているか否かを判断して、判断結果を取得することと、
前記判断結果に従って、前記ターゲット検証モードを取得することと、
を含む、
請求項1に記載のID検証方法。
【請求項4】
前記判断結果に従って、前記ターゲット検証モードを取得することは、
前記判断結果が、前記顔画像が前記ターゲット顔画像ライブラリに含まれていないことである場合に、ID情報に従って検証を実行することを、前記ターゲット検証モードとして使用すること
を含む、
請求項3に記載のID検証方法。
【請求項5】
前記判断結果に従って、前記ターゲット検証モードを取得することは、
前記判断結果が、前記顔画像が前記ターゲット顔画像ライブラリに含まれていることである場合に、ID情報に従って検証を実行することを、前記ターゲット検証モードとして使用すること
を含む、
請求項3に記載のID検証方法。
【請求項6】
前記ターゲット検証モードに従って、前記検証される対象に対して検証を実行して、検証結果を取得することは、
前記検証される対象のカード内の前記ID情報を取得し、前記ID情報から事前に記憶された顔画像を抽出することと、
前記顔画像と前記事前に記憶された顔画像とを比較して、比較結果を取得することと、
前記比較結果に従って、前記検証結果を取得することと、
を含む、
請求項2、4または5のいずれか1項に記載のID検証方法。
【請求項7】
前記検証される対象のカード内の前記ID情報を取得することは、情報提示をトリガし、カードリーダを介して前記カード内のID情報の読み取りを始めることを含む、
請求項6に記載のID検証方法。
【請求項8】
前記情報提示をトリガし、カードリーダを介して前記カード内のID情報の読み取りを開始した後、前記ID検証方法は、
前記カードリーダが前記ID情報を読み取る処理に対して、タイミング処理を開始して、前記カードリーダが前記ID情報を読み取るタイミング持続時間を取得することと、
前記タイミング持続時間が第1所定の時間に達した場合に応答して、前記情報提示をオフにすることと、
をさらに含む、
請求項7に記載のID検証方法。
【請求項9】
前記ID検証方法は、
前記検証結果に従って、制御信号を生成し、前記制御信号に従って、出入管理を制御すること
をさらに含む、
請求項1~5、7または8のいずれか1項に記載のID検証方法。
【請求項10】
ID検証装置であって、
検証される対象の顔画像を取得するように構成される、取得部と、
前記顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれていることに応答して、前記検証される対象のターゲット検証モードを取得するように構成される、応答部と、
前記ターゲット検証モードに従って、前記検証される対象に対して検証を実行して、検証結果を取得するように構成される、検証部と、
を備える、前記ID検証装置。
【請求項11】
前記応答部は、
前記顔画像が前記所定の顔画像ライブラリに含まれる場合に、ID情報に従って検証を実行することを、前記ターゲット検証モードとして使用するように構成される、
請求項10に記載のID検証装置。
【請求項12】
前記応答部は、
前記顔画像が前記所定の顔画像ライブラリに含まれる場合に、前記顔画像がターゲット顔画像ライブラリに含まれているか否かを判断して、判断結果を取得し、
前記判断結果に従って、前記ターゲット検証モードを取得する
ように構成される、
請求項10に記載のID検証装置。
【請求項13】
前記応答部は、
前記判断結果が、前記顔画像が前記ターゲット顔画像ライブラリに含まれていないことである場合に、ID情報に従って検証を実行することを、前記ターゲット検証モードとして使用する
ように構成される、
請求項12に記載のID検証装置。
【請求項14】
前記応答部は、
前記判断結果が、前記顔画像が前記ターゲット顔画像ライブラリに含まれていることである場合に、ID情報に従って検証を実行することを、前記ターゲット検証モードとして使用する
ように構成される、
請求項12に記載のID検証装置。
【請求項15】
前記応答部は、
前記検証される対象のカード内の前記ID情報を取得し、前記ID情報から事前に記憶された顔画像を抽出し、
前記顔画像と前記事前に記憶された顔画像とを比較して、比較結果を取得し、
前記比較結果に従って、前記検証結果を取得する
ように構成される、
請求項11、13または、14のいずれか1項に記載のID検証装置。
【請求項16】
前記応答部は、情報提示をトリガし、カードリーダを介して、前記カード内のID情報の読み取りを始めるように構成される、
請求項15に記載のID検証装置。
【請求項17】
前記ID検証装置は、さらに、情報提示制御部を備え、前記情報提示制御部は、
前記カードリーダが前記ID情報を読み取る処理に対して、タイミング処理を開始して、前記カードリーダが前記ID情報を読み取るタイミング持続時間を取得し、
前記タイミング持続時間が第1所定の時間に達した場合に応答して、前記情報提示をオフにする
ように構成される、
請求項16に記載のID検証装置。
【請求項18】
出入管理部をさらに備え、
前記出入管理部は、
前記検証結果に従って、制御信号を生成し、前記制御信号に従って出入管理を制御する
ように構成される、
請求項10~14、16または17のいずれか1項に記載のID検証装置。
【請求項19】
電子機器であって、
プロセッサと、
プロセッサの実行可能命令を記憶するように構成される、メモリと、
を備え、
前記プロセッサは、請求項1~9のいずれか一項に記載のID検証方法を実行するように構成される、前記電子機器。
【請求項20】
コンピュータプログラム命令が記憶される、コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラム命令が、プロセッサによって実行される時に、請求項1~9のいずれか一項に記載のID検証方法を実現する、前記コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2019年09月26日に出願される、出願番号201910918439.5、発明の名称「ID検証方法および装置、電子機器並びにコンピュータ可読記憶媒体」の中国特許出願に基づいて提出され、当該中国特許出願の全ての内容が参照によって本願に組み込まれる。
【0002】
本願は、コンピュータビジョン技術に関し、ID検証方法および装置、電子機器並びにコンピュータ可読記憶媒体に関するが、これに限定されない。
【背景技術】
【0003】
ID検証は、ターゲットユーザの認証と検証、信用調査システムの検証などに適用するなど、ID検証の適用シナリオは、ますます普及される。ターゲットユーザの認証と検証に対するシナリオを例として、従業員のオフィスエリア、会議室、コンピュータルームのメンテナンスなど、様々な場所に、ターゲットユーザに対するアクセスまたは制限を設定する。しかしながら、関連技術では、ターゲットユーザに対するアクセスまたは制限の安全性は低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の実施例は、ID検証の技術的解決策を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例は、ID検証方法を提供し、前記方法は、
検証される対象の顔画像を取得することと、
前記顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれていることに応答して、前記検証される対象のターゲット検証モードを取得することと、
前記ターゲット検証モードに従って、前記検証される対象に対して検証を実行して、検証結果を取得することと、を含む。
【0006】
本開示のいくつかの実施例において、前記顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれていることに応答して、前記検証される対象のターゲット検証モードを取得することは、
前記顔画像が前記所定の顔画像ライブラリに含まれる場合に、ID情報に従って検証を実行することを、前記ターゲット検証モードとして使用することを含む。
【0007】
本開示のいくつかの実施例において、前記顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれていることに応答して、前記検証される対象のターゲット検証モードを取得することは、
前記顔画像が前記所定の顔画像ライブラリに含まれる場合に、前記顔画像がターゲット顔画像ライブラリに含まれているか否かを判断して、判断結果を取得することと、
前記判断結果に従って、前記ターゲット検証モードを取得することと、を含む。
【0008】
本開示のいくつかの実施例において、前記判断結果に従って、前記ターゲット検証モードを取得することは、
前記判断結果が、前記顔画像が前記ターゲット顔画像ライブラリに含まれていないことである場合に、ID情報に従って検証を実行することを、前記ターゲット検証モードとして使用することを含む。
【0009】
本開示のいくつかの実施例において、前記判断結果に従って、前記ターゲット検証モードを取得することは、
前記判断結果が、前記顔画像が前記ターゲット顔画像ライブラリに含まれていることである場合に、ID情報に従って検証を実行することを、前記ターゲット検証モードとして使用することを含む。
【0010】
本開示のいくつかの実施例において、前記ターゲット検証モードに従って、前記検証される対象に対して検証を実行して、検証結果を取得することは、
前記検証される対象のカード内の前記ID情報を取得し、前記ID情報から事前に記憶された顔画像を抽出することと、
前記顔画像と前記事前に記憶された顔画像とを比較して、比較結果を取得することと、
前記比較結果に従って、検証結果を取得することと、を含む。
【0011】
本開示のいくつかの実施例において、前記検証される対象のカード内の前記ID情報を取得することは、情報提示をトリガし、カードリーダを介して前記カード内のID情報の読み取りを始めることを含む。
【0012】
本開示のいくつかの実施例において、前記情報提示をトリガし、カードリーダを介して前記カード内のID情報の読み取りを始めた後、前記方法は、さらに、
前記カードリーダが前記ID情報を読み取る処理に対して、タイミング処理を開始して、前記カードリーダが前記ID情報を読み取るタイミング持続時間を取得することと、
前記タイミング持続時間が第1所定の時間に達した場合に応答して、情報提示をオフにすることと、を含む。
【0013】
本開示のいくつかの実施例において、前記方法は、さらに、
前記検証結果に従って、制御信号を生成し、前記制御信号に従って出入管理を制御することを含む。
【0014】
本開示の実施例は、ID検証装置を提供し、前記装置は、
検証される対象の顔画像を取得するように構成される、取得部と、
前記顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれていることに応答して、前記検証される対象のターゲット検証モードを取得するように構成される、応答部と、
前記ターゲット検証モードに従って、前記検証される対象に対して検証を実行して、検証結果を取得するように構成される、検証部と、を備える。
【0015】
本開示の実施例は、
前記ID検証方法を実行するように構成されるプロセッサと、
プロセッサの実行可能命令を記憶するように構成されるメモリと、を備える電子機器を提供する。
【0016】
本開示の実施例は、コンピュータプログラム命令が記憶され、前記コンピュータプログラム命令が、プロセッサによって実行されるときに、前記ID検証方法を実現する、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0017】
本開示の実施例において、検証される対象の顔画像を取得し、前記顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれていることに応答して、前記検証される対象のターゲット検証モードを取得し、前記ターゲット検証モードに従って、前記検証される対象に対して検証を実行して、検証結果を取得する。本開示を採用して、収集した検証される対象の顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれているか否かを判断することを介して、前記ターゲット検証モードを取得するか否かを決定することができる。顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれる場合に、前記ターゲット検証モードを取得し、前記ターゲット検証モードに従って、前記検証される対象に対して検証を実行して、検証結果を取得し、これによって、検証成功の検証される対象がターゲットエリアに入れるために、出入管理を開くか否かを決定して、ターゲット対象へのアクセスまたは制限の安全性を向上させる。
【0018】
ここでの図面は、本明細書に組み込まれてその一部を構成し、これらの図面は、本開示と一致する実施例を示すものであり、明細書とともに本開示の実施例の技術案を説明するために使用される。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本開示の実施例が提供するID検証システム100のアーキテクチャ図である。
【
図2】本開示の実施例が提供するID検証方法のプロセス図である。
【
図3】本開示の実施例が提供するID検証方法におけるID情報の概略図である。
【
図4】本開示の実施例が提供するID検証方法プロセス図である。
【
図5】本開示の実施例が提供する別のID検証方法プロセス図である。
【
図6】本開示の実施例が提供する又別のID検証方法プロセス図である。
【
図7】本開示の実施例が提供するID検証装置のブロック図である。
【
図8】本開示の実施例が提供する電子機器800のブロック図である。
【
図9】本開示の実施例が提供する別の電子機器900のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本開示の様々な例示的な実施例、特徴および態様を、図面を参照して詳細に説明する。図面における同じ参照番号は、同じまたは類似の機能の要素を表示する。実施例の様々な態様を図面に示したが、特に明記しない限り、縮尺通りに図面を描く必要がない。
【0021】
ここで専用の用語「例示的」とは、「例、実施例または説明用として使用される」ことを意味する。ここで、「例示的」として使用されるいずれかの実施例は、他の実施例より優れるまたはより好ましいと解釈する必要はない。
【0022】
本明細書における「および/または」という用語は、関連付けられたオブジェクトを説明する単なる関連付けであり、3種類の関係が存在することができることを示し、例えば、Aおよび/またはBは、Aが独立で存在する場合、AとBが同時に存在する場合、Bが独立で存在する場合など3つの場合を表す。さらに、本明細書における「少なくとも1つ」という用語は、複数のうちの1つまたは複数のうちの少なくとも2つの任意の組み合わせを示し、例えば、a、b、cのうちの少なくとも1つを含むことは、a、bおよびcで構成されるセットから選択された任意の1つまたは複数の要素を含むことを示す。
【0023】
さらに、本開示の実施例をよりよく説明するために、以下の具体実施形態において多くの特定の詳細が与えられる。当業者は、特定のいくつかの詳細なしに、本開示を同様に実施することができることを理解するはずである。いくつかの例において、当業者に周知の方法、手段、要素および回路は、本開示の要旨を強調するために、詳細に説明しない。
【0024】
ID検証のアプリケーションシナリオは、ターゲット対象への認証と検証、クレジットシステムの検証などがあり得る。ターゲット対象に対して認証と検証をするシナリオにおいて、従業員のオフィスエリア、会議室、コンピュータルームのメンテナンスなどの異なる地域では、ターゲット対象に対するアクセスまたは制限を設定する。異なる地域は、現在のハードウェア機器の条件によって、アクセスまたは制限に対する具体的な要件は異なり、例えば、ハードウェア機器が顔認識機である場合、顔を認識する方式を使用して、ターゲット対象の認証と検証を実行し、適用可能なシナリオは単一である。本開示は、外部ID証明書カードリーダを介して、ID情報を読み取る(例えば、ID証明書内の情報およびアバタを読み取る)など、ハードウェアインターフェースを使用して、前記ハードウェア機器を拡張することができ、例えば、USBインターフェースを介して、前記ID証明書カードリーダをID検証装置にアクセスする。
【0025】
本開示において、異なる地域に対して、異なるセキュリティレベルのアクセスまたは制限の検証モードを設定することができ、外部顔収集機をID検証装置にアクセスすることができるため、外部ID証明書カードリーダを、前記ID検証装置にアクセスすることができ、且つ、外部顔収集機器を介して、検証される対象の顔画像を収集することができ、外部ID証明書カードリーダを介して、ID情報を読み取る(例えば、ID証明書内のユーザ情報、およびユーザのアバタを読み取る)ことができ、従って、本開示は、導入されるID情報を介して、対象IDに対する検証に役たち、検証結果が検証成功である場合に、検証される対象が、ターゲットエリアに入ることが許可され、それにより、ターゲット対象へのアクセスまたは制限の安全性を向上させることができる。
【0026】
図1は、本開示の実施例が提供するID検証システム100のアーキテクチャ図である。
図1を参照すると、検証される対象200がある場合に、ID検証装置300は、カメラなどの顔収集機器400を介して、検証される対象200の顔画像500を取得し、顔画像500が、所定の顔画像ライブラリに含まれていることに応答して、検証される対象に対するターゲット検証モードを取得し、最後に、ターゲット検証モードに従って、検証される対象に対して検証を実行して、検証結果を取得し、これにより、検証される対象へのアクセスまたは制限を制御する。
【0027】
図2は、本開示の実施例が提供するID検証方法のプロセス図であり、前記方法は、ID検証装置に応用され、例えば、前記装置が、端末機器、またはサーバ、または他の処理機器に配備されて実行する場合、画像分類、画像検出、およびビデオ処理など、を実行することができる。ここで、端末機器は、ユーザ機器(UE:User Equipment)、モバイル機器、携帯電話、コードレス電話、パーソナルデジタル処理(PDA:Personal Digital Assistant)、ハンドヘルド機器、コンピューティング機器、車載機器、ウェアラブル機器などにあり得る。いくつかの可能な実施形態において、前記方法は、プロセッサによって、メモリに記憶されるコンピュータ可読命令を呼び出す方式を介して実現さすることができる。
図1に示されるように、前記プロセスは、次のステップを含む。
【0028】
ステップS101において、検証される対象の顔画像を取得する。
【0029】
本開示の実施例において、ID検証装置は、顔収集操作に応答して、検証される対象の顔画像を取得することができる。
【0030】
本開示の実施例は、検証される対象(例えば、出勤・退勤する従業員、会議への参加者、メンテナンスのためにコンピュータ室に入るメンテナンス担当者、セキュリティの高い指定エリアなど)に対して、ID検証を実行する必要がある場合に実現される。ID検証装置は、カメラなどの端末機器を介して、顔収集を実行して、前記検証される対象の顔画像を取得することができる。例えば、ID検証装置は、顔収集機に設定されるカメラ、キャプチャ機などの画像収集装置を使用して、顔収集操作を実行し、それにより、検証される対象の顔画像を取得する。
【0031】
ステップS102において、顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれていることに応答して、検証される対象のターゲット検証モードを取得する。
【0032】
本開示のいくつかの実施例において、所定の顔画像ライブラリは、非ブラックリストライブラリであり、非ブラックリストライブラリには、ホワイトリストおよび未登録の対象を含む。本開示の実施例におけるブラックリストは、持ち帰りや宅配便など、管理者によって禁止される人も含む。
【0033】
顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれていることに応答して、検証される対象のターゲット検証モードを取得することの説明は以下のようである。
【0034】
第1のシナリオにおいて、顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれる場合に、ID検証装置は、ID情報に従って検証を実行することを、ターゲット検証モードとして使用する。
【0035】
顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれることは、検証される対象が、ブラックリストに含まれていないことを意味し、この場合、ID検証装置は、ターゲット検証モードを、検証される対象のID情報を検証するように直接設定し、これにより、検証される対象が、出入管理を通過できるか否かを判断し管理する。
【0036】
第2のシナリオにおいて、顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれる場合に、ID検証装置は、顔画像がターゲット顔画像ライブラリに含まれているか否かを判断して、判断結果を取得し、ID検証装置は、判断結果に従って、ターゲット検証モードを取得する。
【0037】
ここで、判断結果が、顔画像がターゲット顔画像ライブラリに含まれていないことである場合、ID検証装置は、ID情報に従って検証を実行することを、ターゲット検証モードとして使用する。
【0038】
当該の場合、ID検証装置は、出勤場所の近くなどの出入管理の制限が少ない場所に設置されることができる。検証される対象の顔画像が、所定の顔画像ライブラリに含まれる場合、安全性を向上させるために、ID検証装置は、さらに、より高いアクセス権を持つ対象の顔画像が記憶される、ターゲット顔画像ライブラリを含む。検証される対象の顔画像が、ブラックリストに含まれていなく、ターゲット顔画像ライブラリに含まれる場合、検証される対象は、より高いアクセス権を持ち、検証される対象は、直接通過できることを意味する。検証される対象の顔画像が、ブラックリストに含まれていなく、ターゲット顔画像ライブラリにも含まれていない場合、即ち、検証される対象が、より高いアクセス権を持っていない場合、前記場所のアクセス制限が低いため、ID検証装置は、検証される対象のID情報を直接使用して、検証される対象のIDを認証し、この場合、検証される対象に対して、二番目のID検証を実行することになり、前記場所の安全性を向上させる。
【0039】
3番目のシナリオにおいて、顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれる場合に、ID検証装置は、顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれているか否かを判断して、判断結果を取得し、ID検証装置は、判断結果に従って、ターゲット検証モードを取得することができる。
【0040】
ここで、判断結果が、顔画像がターゲット顔画像ライブラリに含まれていることである場合、ID検証装置は、ID情報に従って検証を実行することを、ターゲット検証モードとして使用する。
【0041】
第3のシナリオにおいて、ID検証装置は、会議室の入り口、整備機室の入り口などの、出入管理の制限が高い場所に設置されることができる。検証される対象の顔画像が、所定の顔画像ライブラリに含まれ、同時に、ターゲット顔画像ライブラリに含まれる場合、検証される対象は、より高いアクセス権を持ち、即ち、出入管理の制限が高い場所に通過できることを意味し、この場合、ID検証装置は、ID検証を実行するように検証される対象に提示し、これにより、検証される対象のID情報を使用して、ID検証を実現して、検証結果を取得する。顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれるが、ターゲット顔画像には含まれていない場合では、ID検証装置は、検証される対象にID検証を実行するように提示しなく、即ち、ID検証装置は、検証される対象に対して直接制限して、アクセス権の低い検証される対象が、出入管理のアクセス権の高い場所に入る可能性を完全に排除し、出入管理のアクセス権の高い場所の安全性を保証する。
【0042】
ステップS103において、ターゲット検証モードに従って、検証される対象に対して検証を実行して、検証結果を取得する。
【0043】
異なる地域では、検証される対象のアクセスまたは制限に対する具体的な要件も異なり、ID検証装置は、検証される対象が入るエリアに従って、対応するターゲット検証モードを選択して、検証を実行することができる。本開示の実施例において、検証される対象が入るエリアでは、ターゲット検証モードを介して、検証される対象の顔画像に対して検証を実行して、検証結果を取得し、ここで、検証結果は、検証される対象がID検証に合格したか否かを示す。検証結果は、顔画像とカード内の事前に記憶された顔画像と、を検証して取得する比較結果であり得る。
【0044】
本開示を採用することにより、ID検証装置は、収集した検証される対象の顔画像が、所定の顔画像ライブラリに含まれているか否かを判断することによって、前記ターゲット検証モードを取得するか否かを決定することができる。顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれる場合、ID検証装置は、前記ターゲット検証モードを取得し、前記ターゲット検証モードに従って、検証される対象に対して検証を実行して、検証結果を取得し、これにより、検証成功の検証される対象が、ターゲットエリアに入れるために、出入管理を開くか否かを決定し、従って、本開示の実施例が提供するID検証方法を採用することによって、ターゲット対象へのアクセスまたは制限の安全性を向上し、セキュリティを向上させ、様々なシナリオのセキュリティレベルの要件を満たすことができる。
【0045】
異なる地域では、アクセスまたは制限に対する具体的な要件も異なり、ID検証装置は、ターゲット検証モードに従って、前記検証される対象に対して検証を実行し、例を挙げると次の通りである。
【0046】
例えば、検証される対象が、出勤、退勤する従業員である場合、ID検証装置は、収集した顔画像と顔認識ライブラリのプリセット顔画像とを比較する(具体的には、収集した顔画像の画像特徴とプリセット顔画像の画像特徴とを比較する)ことによって、検証される対象の検証を実行する。
【0047】
または、検証される対象が、会議に参加する参加者である場合、会議が一般会議である場合は、プリセットの顔画像のみに従って検証し、会議が高級会議である場合、または、製品の発売または発売前の技術的な秘密を含む会議である場合は、リークを避けるために、参加者に対して制限する必要があり、ID検証装置は、参加者のID情報に対して検証を実行する必要があり、セキュリティを向上させる。そうなると、同じ会議室で、午前9時から10時までは一般会議であり、午後16時から17時までは高級会議である場合、ID検証装置は、会議のセキュリティレベルが一般であるか高級であるかの設定に従って、それぞれ、プリセットの顔画像に従って検証を実行し、または、ID情報に従って、検証を実行することができる。
【0048】
または、検証される対象が、メンテナンスのためにコンピュータルームに入るメンテナンス担当者、高いセキュリティ権限を持つ指定エリアなど、障害があると、大きな影響を与える可能性があるエリアである場合には、セキュリティレベルがさらに高く、ID検証装置は、プリセットの顔画像とID情報に従って、検証を実行して、上記のシナリオよりも高いセキュリティを実現することができる。
【0049】
ステップS103の後、さらに、検証結果に従って、制御信号を生成し、制御信号に従って、出入管理を制御することを含み得る。
【0050】
ID検証装置は、検証される対象に対する検証を完成して、検証結果を取得した後、さらに、検証結果に従って、出入管理を開くか否かを制御し、これにより、検証される対象がパスできるか否かを決定する。検証結果が、検証される対象がID検証合格と示した場合、ID検証装置は、出入管理の開放を制御する信号を生成して、ID検証を合格した検証される対象が、出入管理をパスできるようにし、検証結果が、検証される対象がID検証失敗と示した場合、ID検証装置は、出入管理の開放を制御する信号を生成しなく、出入管理が閉じたままになり、ID検証に失敗した検証される対象が、出入管理にパスできないようにする。
【0051】
本開示のいくつかの実施例において、ID情報は、検証される対象のカードの中に記憶されることができる。ID情報に対して、
図3は、本開示の実施例が提供するID検証方法におけるID情報の模式図である。本開示のID検証装置は、ハードウェアインターフェースを使用して、外部接続顔認識機を拡張することができ、例えば、USBインターフェースを介して、顔認識機を前記ID検証装置にアクセスして、ID情報を認識する。
【0052】
証明書は、ID証明書を含むが、これに限定されなく、
図3は、ID証明書を例として説明することに留意する必要がさる。ID証明書11は、対象の顔画像111と、「名前」、「性別」、「民族」、「生年月日」、「住所」などの、対象の詳細情報112と、「市民ID証明書番号」などの、対象認識コード情報113とを含む。それにより、顔画像とプリセット顔画像との比較を収集する以外に、ID証明書から抽出した前記対象の顔画像と、顔認識ライブラリ中のプリセット顔画像とを比較して、顔収集を実行する対象と、ID証明書の対象と同じ人物であることを検証し、安全性をさらに向上させる。
【0053】
および、本開示は、さらに、前記顔画像の比較に基づいて、「名前」、「性別」、「民族」、「生年月日」、「住所」などの対象の詳細情報に従って検証を実行して、対象のIDを確認することができる。
【0054】
外部ID証明書カードリーダをアクセスし、USBインターフェースを介して、前記ID検証装置にアクセスすることによって、ID検証装置のID証明書読み取る機能を拡張することができ、ID検証装置が、ID検証を実行するカスタマイズを増やし、安全性を向上させ、さまざまなシナリオの検証要件に適応する。例えば、本開示のいくつかの実施例において、ホテルや図書館などのシナリオの場合、対象は、ID証明書をスワイプ、顔またはID証明書をスワイプ、顔およびID証明書を通す方式で入場することができ、安全性と入場効率を向上させる。
【0055】
本開示において、異なる地域に対して、異なるセキュリティレベルのアクセスまたは制限の検証モードを設定することができる。ハードウェアを変更しない場合に、USBインターフェースを介して、外部身分証明書カードリーダを前記ID検証装置にアクセスして、ID証明書をスワイプし、ID情報(例えば、ID証明書の対象の詳細情報および対象アバタ)を読み取ることにサポートする。
【0056】
本開示のいくつかの実施例において、ID情報には、検証される対象の事前に記憶された顔画像、および検証される対象の詳細情報を有する。ID情報に従って検証を実行する、ターゲット検証モードである場合、ID検証装置は、ターゲット検証モードに従って、検証される対象に対して検証を実行して、検証結果を取得することは、検証される対象のカード内のID情報を取得し、ID情報から事前に記憶された顔画像を抽出することと、顔画像と事前に記憶された顔画像とを比較して、比較結果を取得することと、比較結果に従って、検証結果を取得することと、を含む。
【0057】
ID検証装置は、顔画像と事前に記憶された顔画像とを比較するとき、まず、特徴抽出アルゴリズムを使用して、顔画像から顔の特徴を抽出し、事前に記憶された顔画像から、事前に記憶された顔の特徴を抽出してから、顔の特徴と事前に記憶された顔の特徴との類似性を計算する。顔の特徴と事前に記憶された顔の特徴との類似性が、類似性の閾値より大きい場合、例えば、類似度が80%より大きい場合、ID検証装置が取得した比較結果は、顔画像と事前に記憶された顔画像は、同じ対象に属していることである。比較結果が、顔画像と事前に記憶された顔画像は、同じ対象に属していると示す場合、ID検証装置は、検証成功の検証結果を取得し、そうではなく、比較結果が、顔画像と事前に記憶された顔画像は同じ対象に属していないと示す場合、ID検証装置は、検証失敗の検証結果を取得する。
【0058】
本開示のいくつかの実施例において、ID情報は、検証される対象のカードのチップに記憶される、プリセット指紋情報でもあり得、ハードウェアを変更しない場合に、ID検証装置は、ハードウェアインターフェースを介して外部接続指紋機を拡張して、指紋機を介して、検証される対象の指紋情報を収集し、カードから収集した指紋情報と、指紋機を介して収集した指紋情報とを比較して、比較結果を取得し、それにより、比較結果に従って、検証結果を取得する。
【0059】
本開示の実施例において、ID検証装置が、検証される対象のカード内のID情報を取得することは、情報提示をトリガし、カードリーダを介して、カード内のID情報の読み取ることを含む。情報提示をトリガすることは、ID証明書のスワイプに関連する提示情報であり得、ID検証装置は、テキストまたは音声を使用して提示することができる。
【0060】
ID検証装置が情報提示をトリガし、カードリーダを介して前記カード内のID情報を読み取った後、前記方式は、さらに、カードリーダがID情報を取得する処理に対して、タイミング処理を開始して、カードリーダのID情報を取得するタイミング持続時間を取得することと、タイミング持続時間が第1所定の時間に達した場合に応答して、前記情報提示をオフにすることと、を含む。即ち、ID検証装置は、情報提示をトリガした後にタイマを開始することで、カードリーダによるID情報の読み取り操作を監視する。タイミング持続時間が第1所定の時間に達した場合、ID検証装置は、現在の読み取る操作の提示情報を閉じる。例えば、ID検証装置は、タイマを介して、カードリーダによるID情報の読み取り操作を監視し、第1所定の時間に達したが、ID情報が読み取られていない場合、ID検証装置は、ID証明書のスワイプの提示を閉じて、ID検証のプロセスを再開し、即ち、外部顔収集機器を介して、検証される対象の顔画像を再収集し、所定の顔画像ライブラリ内の顔画像の状態に従って、検証される対象に対するターゲット検証モードを再度取得する。
【0061】
第1所定の時間は、実際の必要性に応じて設定することができ、例えば、2sに設定、または5sに設定することもできることを理解されたいが、本開示は、これに限定されない。
【0062】
本開示のいくつかの実施例において、ID検証装置が情報提示をトリガすることは、ディスプレイインターフェース上に、プリセット提示情報を提示して、トリガ情報提示を実現することを含む。ここで、プリセット提示情報は、音声提示情報であり得、「ID証明書をスワイプしてください」の提示情報などの、テキスト提示情報でもあり得る。
【0063】
ID検証装置は、提示情報をトリガし、カードリーダを介して事前に記憶された顔画像を読み取った後、前記方法は、さらに、顔の収集操作を続き、タイマのタイミング処理を始め、タイミング持続時間が第2所定の時間に達した場合に応答して、現在の顔画像収集操作を停止することを含む。
【0064】
ID検証装置は、カードから、検証される対象の事前に記憶された顔画像を読み取った後、検証される対象の顔情報を収集する必要もあり、これによって、顔を介して、検証される対象に対して検証を実行することを実現することができる。この場合、ID検証装置は、顔収集機に設定されるカメラ、キャプチャ機などの画像収集装置を使用して、検証される対象を撮影し、撮影した画像から検証される対象の顔画像を抽出して、検証される対象に対する顔収集操作を実現する。検証される対象が、顔認識機の撮影範囲を離れた後も、ID検証装置は、引き続き顔認識機を介して検証される対象の顔を収集して、検証される対象に対するID検証を再実行できないことを防ぐため、ID検証装置は、カードリーダを介して、事前に記憶された顔画像を読み取る同時に、タイマを始めて、顔認識機が検証される対象の顔画像を収集するタイミング持続時間に対して制御する。タイマのタイミング持続時間が、第2所定の時間に達した場合、ID検証装置は、顔認識機を制御して顔の収集を停止して、後で検証される対象に対するID検証作業を再開できるようにする。
【0065】
第2所定の時間も、実際の必要性に応じて設定することができ、例えば、第2所定の時間を3sに設定、さらには10sに設定することもできることを理解されたいが、本開示は、これに限定されない。
【0066】
本開示の外部ID証明書カードリーダは、ホットスワッピングができることに留意する必要がある。ホットスワッピングとは、以下のようである。USBインターフェースを介して、ID検証装置を前記外部身分証明書カードリーダにアクセスすると、ID検証装置に対して拡張したID証明書の読み取り機能をサポートし、それにより、ID検証装置を介して検証を実行するカスタマイズを増やす。ID検証装置から、前記外部ID証明書カードリーダを引き抜くと、ID検証装置に対して拡張したID証明書の読み取り機能を解除する。このような拡張は、ID検証装置のハードウェアを、改善する必要がないため、コストも増加しなく、カードの読み取りプロセス全体が、シンプルで使いやすく、ID検証装置のハードウェアを、改善することにより、カードリーダのカード読み取り速度を向上させる。
【0067】
当業者は、具体的な実施形態の上記方法において、ステップの書き込み順序は、厳密な実行順序で、実装プロセスの制限となることではなく、各ステップの特定の実行順序は、その機能と可能性に基づくべきであることを理解することができる。
【0068】
本開示で述べた上述各方法の実施例は、原理および論理に違反することなく、互いに組み合わせて、組み合わせされた実施例を生成することができ、スペースの制限により、本開示には繰り返さない。
【0069】
以下、実際の適用シナリオにおける本開示の実施例の応用例を紹介する。
【0070】
本開示に記載のハードウェア設備(ID検証装置、外部顔収集機器および外部ID証明書カードリーダ)を、指定のターゲットエリアに配備する。検証される対象に、画面に向かって顔収集を実行し、および/またはID証明書をスワイプした後にパスするように提示するなどの、ページの提示に従って、ID検証を実行する。タイマでカウントした時間(デフォルトでは10秒)内に、顔が検出されないか、またはID証明書をスワイプしないと、タイマは、リセットされ、タイマのタイミング処理を再開する。
【0071】
図4は、本開示の実施例が提供するID検証方法プロセス図であり、顔画像を収集した後、身分証明書検証を検証する方式のみで、検証される対象のIDを検証することは、以下の内容を含む。
【0072】
ID検証装置は、検証される対象に画面に向かうように提示して、検証される対象の顔画像を収集する。検証される対象が画面に向かっている場合、ID検証装置は、顔収集機のカメラを使用して、検証される対象の顔画像を収集して、前記検証される対象の顔画像が、ブラックリストに含まれているか否かを決定し、前記検証される対象の顔画像が、ブラックリストに含まれる場合、ID検証装置は、検証される対象のアクセスを直接に制限する。前記検証される対象の顔画像が、ブラックリストに含まれていない場合は、前記顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれる(即ち、非ブラックリストである)ことを意味し、ID検証装置は、ID証明書を通すように提示して、ID認証を実行する。同時に、ID検証装置は、外部ID証明書カードリーダの電源を入れて、ID証明書情報を読み取りを始め、検証される対象の顔画像の収集を始め、ここでの顔画像は、検証される対象がカメラに向かうときの画像であり得、検証される対象の横顔の画像でもあり得、または、検証される対象が頭を下げたときの画像でもあり得る。検証される対象が、ID証明書をスワイプした後、ID証明書カードリーダは、ID証明書のID情報を読み取り、即ち、ID証明書中の事前に記憶された顔画像を読み取る。ID検証装置は、前記事前に記憶された顔画像と収集した顔画像とを比較することによって、比較結果を取得する。比較結果が、プリセット閾値より大きい場合、身元検証成功となり、ID検証対象は、出入管理を制御して、検証される対象がパスするようにし、比較結果が、プリセット閾値より小さいか等しい場合、身元検証失敗となり、ID検証装置は、検証される対象に、画面に向かうように再提示して、ID検証を再開する。ここで、検証される対象は、顔収集を実行する1つの対象でもあり得、連続的または同時に顔収集を実行する複数の対象でもあり得る。
【0073】
ID検証装置は、検証される対象にID証明書を通すように提示するとき、第1タイマを設定し始め、検証される対象のID証明書を通す動作に対して、タイミング処理を実行する。タイミング持続時間が、第1所定の時間に達した場合、ID検証装置がID証明書情報収集のトリガ信号を受信していない、即ち、ID証明書情報収集のタイムアウトである場合、ID検証装置は、検証される対象に顔収集を再度実行するように提示して、ID検証を再開し、当該の場合、第1タイマは、ID証明書情報収集の提示を、いつ閉じるかを監視するために使用される。別の可能な実施形態において、ID検証装置は、検証される対象に顔画像収集を実行するように提示する場合、即ち、検証される対象が画面に向かった後、さらに、第2タイマを設定し始め、タイミング処理を実行することを含む。タイミング持続時間が、第2所定の時間に達したが、検証される対象が検出されていない場合、即ち、顔収集のタイムアウトである場合、現在の顔画像収集操作を停止し、検証される対象に画面に向かうように再提示して、ID検証を再開する。この場合、第2タイマは、現在の顔画象収集操作を、いつ閉じるかを監視するために使用される。
【0074】
図5は、本開示の実施例が提供する別のID検証方法プロセス図であり、ID検証装置は、検証される対象に画面に向かうように提示して、検証される対象の顔画像を収集する。検証される対象が、画面に向かっている場合、ID検証装置は、検証される対象の顔画像が、ターゲット顔画像ライブラリに含まれているか否かを判断した後、即ち、検証される対象の顔が、ブラックリストに含まれているか否かを判断した後、判断結果に従って、ID証明書検証を提示するか否かを決定する。ここで、前記顔画像が、ターゲット顔画像ライブラリに含まれる場合は、ID証明書を通す必要なくパスでき、前記顔画像が、ターゲット顔画像ライブラリに含まれていない場合は、ID検証装置は、検証される対象にID証明書を通すように提示して検証を実行し、ID証明書検証を成功した後でパスできることは、以下の内容を含む。
【0075】
ID検証装置は、検証される対象の顔画像を収集して、前記検証される対象の顔画像が、ブラックリストに含まれているか否かを決定し、ブラックリストに含まれる場合、アクセスを直接に制限する。
【0076】
検証される対象の顔画像が、ブラックリストに含まれていない場合は、前記検証される対象の顔画像が、所定の顔画像ライブラリに含まれる(即ち、非ブラックリストである)ことを意味し、ID検証装置は、前記検証される対象の顔画像が、ターゲット顔画像ライブラリに含まれているか否かを再判断して、即ち、検証される対象が、ライブラリに含まれているか否かを判断して、判断結果が「いいえ」である場合、ID検証装置は、前記検証される対象に対して、ID証明書を通すように提示して、ID認証を実行し、判断が「はい」である場合、ID検証装置は、出入管理を制御して、検証される対象がパスするようにする。同時に、ID検証装置は、外部ID証明書カードリーダの電源を入れて、ID証明書情報の読み取りを始め、検証される対象が、ID証明書をスワイプした後、ID証明書カードリーダは、ID証明書のID情報の読み取りを始め、検証される対象に画面に向かうように提示して、検証される対象の顔画像を収集する。ID検証装置は、前記ID情報の事前に記憶された顔画像と、収集した顔画像とを比較することによって、比較結果を取得する。比較結果が、プリセット閾値より大きい場合、身元検証成功となり、検証される対象がパスするようにし、比較結果が、プリセット閾値より小さい場合、身元検証失敗となり、検証される対象に画面に向かうように再提示して、ID検証のプロセスを再開する。ここで、検証される対象は、顔収集を実行する1つの対象であり得、連続的または同時に顔収集を実行する複数の対象でもあり得る。
【0077】
ID検証装置は、検証される対象にID証明書を通すように提示し、検証される対象のID情報の取得を始めるとき、1つの第1タイマを設定し、第1タイミングを始める。所定の時間内に、ID証明書情報収集のトリガ信号を受信していない場合、即ち、ID証明書情報収集のタイムアウトである場合、ID検証装置は、検証される対象に画面に向かうように提示し、顔収集を再度実行して、ID検証のプロセスを再開する。
【0078】
ID検証装置は、最初に対象に顔収集を実行するように提示する場合、さらに、検証される対象に画面を向かうように提示し、第2タイマを設定し、第2タイミングを始めることを含む。所定の時間内に、顔収集機の前に検証される対象がいないと検出された場合、即ち、顔収集のタイムアウトである場合、現在の顔収集操作を停止し、検証される対象に画面に向かうように再提示して、ID検証のプロセスを再開する。ここで、第1タイマは、ID証明書情報収集の提示を、いつ閉じるかを監視するために使用され、第2タイマは、現在の収集操作を、いつ閉じるかを監視するために使用される。
【0079】
図6は、本開示の実施例が提供する又別のID検証方法プロセス図であり、ターゲット顔画像ライブラリに含まれているか否かを判断した後、提示に従って、ID証明書を通すことは、より高い権限が必要なエリアに適用し、以下の内容を含む。
【0080】
ID検証装置は、検証される対象に画面に向かうように提示して、検証される対象の顔画像を収集する。検証される対象が、画面に向かっている場合、検証される対象の顔画像を収集して、前記検証される対象の顔画像が、ブラックリストに含まれているか否かを決定し、ブラックリストに含まれる場合、アクセスを直接に制限する。
【0081】
前記検証される対象の顔画像が、ブラックリストに含まれていない場合、検証される対象の顔画像が、所定の顔画像ライブラリに含まれる(即ち、非ブラックリストである)ことを意味し、ID検証装置は、前記検証される対象の顔画像が、ターゲット顔画像ライブラリに含まれているか否かを再判断し、即ち、検証される対象が、ライブラリに含まれているか否かを判断する。判断結果が「はい」である場合、ID検証装置は、前記検証される対象に、ID証明書をスワイプしてID認証を実行するように提示し、検証される対象に画面に向かうように提示して、検証される対象の顔画像を収集する。ID検証装置は、外部ID証明書カードリーダの電源を入れて、ID証明書情報の読み取りを始め、検証される対象が、ID証明書をスワイプした後、ID証明書カードリーダは、ID証明書のID情報を読み取り、ID検証装置は、前記ID情報の事前に記憶された顔情報に従って、顔収集機が収集した顔画像と比較して、比較結果を取得する。比較結果が、プリセット閾値より大きい場合、身元検証成功となり、ID検証装置は、出入管理を開くように制御して、検証される対象がパスできるようにする。比較結果が、プリセット閾値より小さいか等しい場合、身元検証失敗となり、ID検証装置は、検証される対象に画面に向かうように再提示して、ID検証のプロセスを再開する。ここで、検証される対象は、顔収集を実行する1つの対象でもあり得、連続的または同時に顔収集を実行する複数の対象でもあり得る。
【0082】
ID検証装置は、検証される対象にID証明書を通すように提示するとき、第1タイマのタイミングを始める。所定の時間内に、ID証明書情報収集のトリガ信号を受信していない場合、即ち、ID証明書情報収集のタイムアウトである場合、ID検証装置は、検証される対象に画面に向かうように提示して、ID検証を再開する。
【0083】
ID検証装置は、最初に対象に顔収集を実行するように提示する場合、さらに、第2タイマを設定し始めることを含む。所定の時間内に、検証される対象が検出されない場合、即ち、顔収集のタイムアウトである場合、現在の顔画像収集操作を停止し、検証される対象に画面に向かうように再提示して、ID検証を再開する。
【0084】
また、本開示は、さらに、ID検証装置、電子機器、コンピュータ可読記憶媒体、プログラムを提供し、上記は、本開示によって提供される任意のID検証方法を実現することができ、対応する技術的解決策と説明と方法部分を参照した対応する記載は、繰り返さない。
【0085】
図7は、本開示の実施例が提供するID検証装置のブロック図であり、
図7に示されるように、ID検証装置は、検証される対象の顔画像を取得するように構成される、取得部31と、前記顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれていることに応答して、前記検証される対象のターゲット検証モードを取得するように構成される、応答部32と、前記ターゲット検証モードに従って、前記検証される対象に対して検証を実行して、検証結果を取得するように構成される、検証部33と、を備える。
【0086】
本開示のいくつかの実施例において、前記応答部32は、前記顔画像が、前記所定の顔画像ライブラリに含まれる場合に、ID情報に従って検証を実行することを、前記ターゲット検証モードとして使用するように構成される。
【0087】
本開示のいくつかの実施例において、前記応答部32は、前記顔画像が、前記所定の顔画像ライブラリに含まれる場合に、前記顔画像が、ターゲット顔画像ライブラリに含まれているか否かを判断して、判断結果を取得し、前記判断結果に従って、前記ターゲット検証モードを取得するように構成される。
【0088】
本開示のいくつかの実施例において、前記応答部32は、前記判断結果が、前記顔画像が、前記ターゲット顔画像ライブラリに含まれていないことである場合に、ID情報に従って検証を実行することを、前記ターゲット検証モードとして使用するように構成される。
【0089】
本開示のいくつかの実施例において、前記応答部32は、前記判断結果が、前記顔画像が、前記ターゲット顔画像ライブラリに含まれていることである場合に、ID情報に従って検証を実行することを、前記ターゲット検証モードとして使用するように構成される。
【0090】
本開示のいくつかの実施例において、前記応答部32は、前記検証される対象のカード内の前記ID情報を取得し、前記ID情報から事前に記憶された顔画像を抽出し、前記顔画像と前記事前に記憶された顔画像とを比較して、比較結果を取得し、前記比較結果に従って、検証結果を取得するように構成される。
【0091】
本開示のいくつかの実施例において、前記応答部32は、前記情報提示をトリガし、カードリーダを介して、前記カード内のID情報を読み取るように構成される。
【0092】
本開示のいくつかの実施例において、前記ID検証装置は、さらに、カードリーダによって、前記ID情報を読み取る処理に対して、タイミング処理を開始して、前記カードリーダが前記ID情報を読み取るタイミング持続時間を取得し、前記タイミング持続時間が、第1所定の時間に達した場合に応答して、前記情報提示をオフにするように構成される、情報提示制御部を備える。
【0093】
本開示のいくつかの実施例において、前記ID検証装置は、さらに、前記検証結果に従って、制御信号を生成し、前記制御信号に従って、出入管理を制御するように構成される、クセス制御部を備える。
【0094】
本開示のいくつかの実施例において、前記応答部32は、ディスプレイインターフェース上に、プリセット提示情報を提示することによって、トリガ情報提示を実現するように構成される。
【0095】
本開示のいくつかの実施例において、本開示の実施例によって提供されるID検証装置が有する機能またはモジュールは、上記の方法の実施例で説明される方法を実行することができ、特定の実現は、上記のID検証方法の実施例の説明を参照することができ、簡潔にするために、繰り返さない。
【0096】
本開示の実施例に記載の前記統合モジュールが、ソフトウェア機能モジュールの形態で実現され、独立した製品として販売または使用される場合は、コンピュータ記憶媒体に記憶することもできることに留意する必要がある。
【0097】
本開示の実施例は、さらに、コンピュータプログラム命令が記憶され、前記コンピュータプログラム命令が、プロセッサによって実行されるときに、前記ID検証方法を実現する、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、不揮発性コンピュータ可読記憶媒体であり得る。
【0098】
本開示の実施例が提供するID検証装置は、電子機器などのハードウェア機器に構成されることができる。
【0099】
本開示の実施例は、さらに、電子機器を提供し、プロセッサと、プロセッサ実行可能命令を記憶するように構成されるメモリを含み、ここで、前記プロセッサはID検証方法で構成される。
【0100】
電子機器は、端末、サーバまたはその他の形態の機器として提供できる。
【0101】
図8は、本開示の実施例が提供する電子機器800のブロック図である。例えば、電子機器800は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、携帯情報端末などの端末であり得る。
【0102】
図8を参照すると、電子機器800は、処理コンポーネント802、メモリ804、電力コンポーネント806、マルチメディアコンポーネント808、オーディオコンポーネント810、入力/出力(I/O)インターフェース812、センサコンポーネント814、及び通信コンポーネント816のうちの1つまたは複数のコンポーネントを含み得る。
【0103】
処理コンポーネント802は、一般的に、ディスプレイ、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関する操作などの、電子機器800の全般的な操作を制御する。処理コンポーネント802は、1つまたは複数のプロセッサ820を含んで命令を実行して、ID検証方法のステップのすべて、または一部を完成することができる。加えて、処理コンポーネント802は、1つまたは複数のモジュールを含んで、処理コンポーネント802と他のコンポーネントとの相互作用を容易にすることができる。例えば、処理コンポーネント802は、マルチメディアモジュールを含んで、マルチメディアコンポーネント808と、処理コンポーネント802との相互作用を容易にすることができる。
【0104】
メモリ804は、機器800における操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例には、電子機器800で動作する、任意のアプリケーションまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、写真、ビデオ等が含まれる。メモリ804は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROM)、プログラム可能な読み取り専用メモリ(PROM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスクなど、あらゆるタイプの揮発性または不揮発性ストレージデバイス、またはそれらの組み合わせで実装することができる。
【0105】
電力コンポーネント806は、電子機器800の様々なコンポーネントに電力を提供する。電力コンポーネント806は、電力管理システム、1つまたは複数の電源、及び電子機器800のために、電力を生成、管理および割り当てに関連付けられる、他のコンポーネントを含み得る。
【0106】
マルチメディアコンポーネント808は、前記電子機器800とユーザとの間に、出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例において、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)及びタッチパネル(TP)を含み得る。スクリーンにタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するための、タッチスクリーンとして実現されることができる。タッチパネルは、タッチ、スワイプ及びタッチパネルにおけるジェスチャーを検知するための、1つまたは複数のタッチセンサを含む。前記タッチセンサは、タッチまたはスワイプの操作の境界を感知するだけでなく、前記タッチまたはスワイプ動作に関する、持続時間及び圧力も検出することができる。いくつかの実施例において、マルチメディアコンポーネント808は、1つのフロントカメラ及び/またはリアカメラを含む。電子機器800が、撮影モードまたはビデオモードなどの動作モードにいるとき、フロントカメラ及び/またはリアカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラ及びリアカメラは、固定光学レンズシステムであり得、または焦点距離と光学ズーム機能を有することがあり得る。
【0107】
オーディオコンポーネント810は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント810は、1つのマイク(MIC)を含み、電子機器800が、通話モード、録音モード及び音声認識モードなどの動作モードにいる場合、マイクは、外部オーディオ信号を受信するように構成される。受信されるオーディオ信号は、さらにメモリ804に記憶されることができ、または通信コンポーネント816を介して、送信されることができる。いくつかの実施例において、オーディオコンポーネント810は、さらに、スピーカを含み、オーディオ信号を出力するために使用される。
【0108】
入力/出力インターフェース812は、処理コンポーネント802と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、前記周辺インターフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタンなどであり得る。これらのボタンは、ホームボタン、ボリュームボタン、スタートボタン、ロックボタンを含み得るが、これらに限定されない。
【0109】
センサコンポーネント814は、1つまたは複数のセンサを含み、電子機器800に各態様の状態評価を提供するように構成される。例えば、センサコンポーネント814は、電子機器800のオン/オフ状態、電子機器800のディスプレイとキーパッドなどのコンポーネントの、相対的な位置を検出することができ、センサコンポーネント814は、電子機器800または電子機器800の1つのコンポーネントの位置の変化、ユーザと電子機器800との接触の有無、電子機器800の方位または加速/減速、及び電子機器800の温度の変化も検出することができる。センサコンポーネント814は、近接センサを含み得、物理的接触なしに近くの物体の存在を検出するように構成される。センサコンポーネント814は、さらに、CMOSまたはCCD画像センサなどの光センサも含み得、イメージングアプリケーションのために使用される。いくつかの実施例において、前記センサコンポーネント814は、さらに、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサまたは温度センサを含み得る。
【0110】
通信コンポーネント816は、電子機器800と他の機器の間の有線、または無線方式の通信を容易にするように構成される。電子機器800は、Wi-Fi、2Gまたは3G、またはそれらの組み合わせなどの、通信規格に基づく無線ネットワークにアクセスすることができる。一例示的な実施例において、通信コンポーネント816は、放送チャンネルを介して、外部放送管理システムからの放送信号、または放送関連情報を受信する。一例示的な実施例において、前記通信コンポーネント816は、さらに、短距離通信を促進するために、近距離通信(NFC)モジュールを含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT)技術及び他の技術に基づいて実現されることができる。
【0111】
例示的な実施例において、電子機器800は、前記ID検証方法を実行するために、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子素子によって実現されることができる。
【0112】
例示的な実施例において、さらに、コンピュータプログラム命令を含むメモリ804などの、揮発性コンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラム命令は、電子機器800のプロセッサ820によって実行されて、前記ID検証方法を完成することができる。
【0113】
図9は、本開示の実施例が提供する別の電子機器900のブロック図である。例えば、電子機器900は、サーバとして提供されることができる。
図9を参照すると、電子機器900は、処理コンポーネント922を含み、1つまたは複数のプロセッサ、及びメモリ932によって表されるメモリリソースをさらに含み、アプリケーションプログラムなど、処理コンポーネント922によって、実行される命令を記憶するために使用される。メモリ932に記憶されるアプリケーションプログラムは、1つまたは1つ以上の、各1セットの命令に対応する、モジュールを含み得る。さらに、処理コンポーネント922は、ID検証方法を実行するために、命令を実行するように構成される。
【0114】
電子機器900は、さらに、電子機器900の電源管理を実行するように構成される、1つの電力コンポーネント926と、電子機器900をネットワークに接続させるように構成される、1つの有線または無線ネットワークインターフェース950と、1つの入力/出力(I/O)インターフェース958とを含み得る。電子機器900は、Windows Server(登録商標)、Mac OS X(登録商標)、Unix(登録商標)、Linux(登録商標)、FreeBSD(登録商標)、または類似したものなどの、メモリ932に記憶されることに基づく、操作システムを操作することができる。
【0115】
例示的な実施例において、さらに、コンピュータプログラム命令を含むメモリ932などの、揮発性コンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラム命令は、電子機器900の処理コンポーネント922によって実行されて、前記方法を完成することができる。
【0116】
本開示は、システム、方法および/またはコンピュータプログラム製品であり得る。コンピュータプログラム製品は、プロセッサに、本開示の様々な態様を実現させるために使用される、コンピュータ可読プログラム命令がロードされる、コンピュータ可読記憶媒体を含み得る。
【0117】
コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行機器によって使用される命令を、保持および記憶することができる、有形の機器であり得る。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気記憶機器、磁気記憶機器、光学記憶機器、電磁記憶機器、半導体貯蔵機器、または前記任意の適切な組み合わせであり得るが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例(非網羅的リスト)には、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、メモリスティック、フロッピー(登録商標)ディスク、機械的エンコーディング機器、例えば命令が記憶されるパンチカードまたは溝の突出構造、および、前記の任意の適切な組み合わせを含む。ここで使用されるコンピュータ可読記憶媒体は、無線電波または他の自由に伝播する電磁波、導波管または他の伝送媒体を介して伝播する電磁波(例えば、光ファイバケーブルを介する光パルス)、またはワイヤーを介して伝送される電気信号などの、過渡信号自体として解釈されない。
【0118】
本明細書に記載のコンピュータ可読プログラム命令は、コンピュータ可読記憶媒体から様々なコンピューティング/処理機器にダウンロードするか、またはインターネット、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、および/またはワイヤレスネットワークなどのネットワークを介して、外部コンピュータまたは外部記憶機器にダウンロードすることができる。ネットワークは、銅線伝送ケーブル、光ファイバ伝送、無線伝送、ルータ、ファイアウォール、スイッチ、ゲートウェイコンピュータ、および/またはエッジサーバーを含み得る。各コンピューティング/処理機器における、ネットワークアダプタカードまたはネットワークインターフェースは、ネットワークからコンピュータ可読プログラム命令を受信し、前記コンピュータ可読プログラム命令を転送して、各コンピューティング/処理機器におけるコンピュータ可読記憶媒体に記憶される。
【0119】
本開示の操作を実行するために使用されるコンピュータプログラム命令は、アセンブリ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、機械命令、機械関連命令、マイクロコード、ファームウェア命令、ステータス設定データ、または1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述される、ソースコードまたはオブジェクトコードであり得、前記プログラミング言語は、Smalltalk、C++など、対象指向のプログラミング言語、及び「C」言語または同様のプログラミング言語など、従来の手続き型プログラミング言語を含む。コンピュータ可読プログラム命令は、完全にユーザのコンピュータで実行でき、部分的にユーザのコンピュータで実行でき、スタンドアロンパッケージとして実行でき、ユーザのコンピュータで一部、リモートコンピュータで一部実行でき、または、完全にリモートコンピュータまたはサーバで実行できる。リモートコンピュータに関するシナリオにおいて、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)を含む、任意の種類のネットワークを介して、ユーザのコンピュータにアクセスでき、または、リモートコンピュータにアクセスできる(例えば、インターネットサービスプロバイダーを使用してインターネットを介してアクセスする)。いくつかの実施例において、コンピュータ可読プログラム命令のステータス情報を使用することを介して、プログラマブルロジック回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはプログラマブルロジックアレイ(PLA)などの電子回路を、パーソナライズにカスタマイズし、前記電子回路は、コンピュータ可読プログラム命令を実行して、本開示の様々な態様を実現することができる。
【0120】
本明細書では、本開示の実施例によるID検証方法、装置(システム)、およびコンピュータプログラム製品の、プロセス図および/またはブロック図を参照して、本開示の様々な態様を説明する。プロセス図および/またはブロック図の各ブロック、およびプロセス図および/またはブロック図内の各ブロックの組み合わせは、コンピュータ可読プログラム命令によって実現されることを理解されたい。
【0121】
これらのコンピュータ可読プログラム命令は、汎用コンピュータ、固有コンピュータ、または他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供することができ、それにより、デバイスが作成され、これらの命令が、コンピュータ、または他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサによって実行されるとき、プロセス図および/またはブロック図内の、1つまたは複数のブロックの指定される機能/アクションを実現させる。これらのコンピュータ可読プログラム命令を、コンピュータ可読記憶媒体に記憶することもあり得、これらの命令は、コンピュータ、プログラマブルデータ処理装置および/または他の機器を、特定の方式で作業するようにし、従って、命令が記憶されるコンピュータ可読媒体は、プロセス図および/またはブロック図内の、1つまたは複数のブロックの指定される機能/アクションを実現する、様々な態様の命令を含む製造品を含む。
【0122】
コンピュータ可読プログラム命令を、コンピュータ、他のプログラマブルデータ処理装置、または他の機器にロードすることもでき、コンピュータ、他のプログラマブルデータ処理装置、または他の機器で一連の操作ステップを実行して、コンピュータ実現のプロセスを生成させ、これにより、コンピュータ、他のプログラマブルデータ処理装置、または他の機器で実行する命令を、プロセス図および/またはブロック図内の1つまたは複数のブロックの指定される機能/アクションを実現させる。
【0123】
図面におけるプロセス図とブロック図は、本開示の複数の実施例による、システム、方法およびコンピュータプログラム製品の実現可能なアーキテクチャ、機能、および操作を示す。この点について、プロセス図またはブロック図内の各ブロックは、1つのモジュール、プログラムセグメント、または命令の一部を表すことができ、前記モジュール、プログラムセグメント、または命令の一部は、1つまたは複数の、指定される論理機能を実現するために使用される、実行可能な命令を含む。いくつかの代替実現において、ブロックのマークされる機能は、図面でマークされる順序とは異なる順序で発生することもできる。例えば、関する機能によって、2つの連続するブロックは、実際に基本的に並行して実行でき、時には逆の順序で実行できる。ブロック図および/またはプロセス図中の各ブロック、およびブロック図および/またはプロセス図のブロックの組み合わせは、指定される機能またはアクションを実行する、専用のハードウェアベースのシステムによって実現されるか、または、ハードウェアとコンピュータ命令の組み合わせを使用して、実現されることもできることを留意する必要がある。
【0124】
論理に違反することなく、本開示の異なる実施例の間は、互いに組み合わせることができ、異なる実施例の説明は、特に強調することがあり、特に強調した説明は、他の実施例の記載を参照することができる。
【0125】
以上、本開示の各実施例を説明したが、以上の説明は、例示的なものに過ぎず、網羅的ではなく、開示される各実施例に限定されない。説明される各実施例の範囲および思想から逸脱してない場合は、当業者にとって、多くの修正および変更は明らかである。本明細書で使用される用語の選択は、各実施例の原理、実際の応用、または市場における技術の改善を最もよく説明するか、または、当業者が、本明細書で開示される各実施例を理解することができるようにすることを意図する。
【産業上の利用可能性】
【0126】
本開示を採用して、収集した検証される対象の顔画像が、所定の顔画像ライブラリに含まれているか否かを判断することを介して、前記ターゲット検証モードを取得するか否かを決定することができる。顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれる場合に、前記ターゲット検証モードを取得し、前記ターゲット検証モードに従って、前記検証される対象に対して検証を実行して、検証結果を取得し、これにより、検証成功の検証される対象がターゲットエリアに入れるために、出入管理を開くか否かを決定し、従って、ターゲット対象へのアクセスまたは制限の安全性を向上させる。
【符号の説明】
【0127】
100 検証システム
200 検証される対象
300 検証装置
400 顔収集機器
500 顔画像
800 電子機器
802 処理コンポーネント
804 メモリ
806 電力コンポーネント
808 マルチメディアコンポーネント
810 オーディオコンポーネント
812 出力(I/O)インターフェース
814 センサコンポーネント
816 通信コンポーネント
820 プロセッサ
900 電子機器
922 処理コンポーネント
926 電力コンポーネント
932 メモリ
950 有線または無線ネットワークインターフェース
958 出力(I/O)インターフェース
【手続補正書】
【提出日】2020-12-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ID検証方法であって、
検証される対象の顔画像を取得することと、
前記顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれていることに応答して、前記検証される対象のターゲット検証モードを取得することと、
前記ターゲット検証モードに従って、前記検証される対象に対して検証を実行して、検証結果を取得することと、
を含む、前記ID検証方法。
【請求項2】
前記顔画像が、所定の顔画像ライブラリに含まれていることに応答して、前記検証される対象のターゲット検証モードを取得することは、
前記顔画像が、前記所定の顔画像ライブラリに含まれる場合に、ID情報に従って検証を実行することを、前記ターゲット検証モードとして使用すること
を含
み、および/または
前記顔画像が、所定の顔画像ライブラリに含まれていることに応答して、前記検証される対象のターゲット検証モードを取得することは、
前記顔画像が、前記所定の顔画像ライブラリに含まれる場合に、前記顔画像がターゲット顔画像ライブラリに含まれているか否かを判断して、判断結果を取得することと、
前記判断結果に従って、前記ターゲット検証モードを取得することと、
を含む、
請求項1に記載のID検証方法。
【請求項3】
前記判断結果に従って、前記ターゲット検証モードを取得することは、
前記判断結果が、前記顔画像が前記ターゲット顔画像ライブラリに含まれていないことである場合に、ID情報に従って検証を実行することを、前記ターゲット検証モードとして使用すること
を含
み、および/または
前記判断結果に従って、前記ターゲット検証モードを取得することは、
前記判断結果が、前記顔画像が前記ターゲット顔画像ライブラリに含まれていることである場合に、ID情報に従って検証を実行することを、前記ターゲット検証モードとして使用すること
を含む、
請求項
2に記載のID検証方法。
【請求項4】
前記ターゲット検証モードに従って、前記検証される対象に対して検証を実行して、検証結果を取得することは、
前記検証される対象のカード内の前記ID情報を取得し、前記ID情報から事前に記憶された顔画像を抽出することと、
前記顔画像と前記事前に記憶された顔画像とを比較して、比較結果を取得することと、
前記比較結果に従って、前記検証結果を取得することと、
を含む、
請求項
2または3に記載のID検証方法。
【請求項5】
前記検証される対象のカード内の前記ID情報を取得することは、情報提示をトリガし、カードリーダを介して前記カード内のID情報の読み取りを始めることを含む、
請求項
4に記載のID検証方法。
【請求項6】
前記情報提示をトリガし、カードリーダを介して前記カード内のID情報の読み取りを開始した後、前記ID検証方法は、
前記カードリーダが前記ID情報を読み取る処理に対して、タイミング処理を開始して、前記カードリーダが前記ID情報を読み取るタイミング持続時間を取得することと、
前記タイミング持続時間が第1所定の時間に達した場合に応答して、前記情報提示をオフにすることと、
をさらに含む、
請求項
5に記載のID検証方法。
【請求項7】
前記ID検証方法は、
前記検証結果に従って、制御信号を生成し、前記制御信号に従って、出入管理を制御すること
をさらに含む、
請求項
1~3、5または6のいずれか1項に記載のID検証方法。
【請求項8】
ID検証装置であって、
検証される対象の顔画像を取得するように構成される、取得部と、
前記顔画像が所定の顔画像ライブラリに含まれていることに応答して、前記検証される対象のターゲット検証モードを取得するように構成される、応答部と、
前記ターゲット検証モードに従って、前記検証される対象に対して検証を実行して、検証結果を取得するように構成される、検証部と、
を備える、前記ID検証装置。
【請求項9】
前記応答部は、
前記顔画像が前記所定の顔画像ライブラリに含まれる場合に、ID情報に従って検証を実行することを、前記ターゲット検証モードとして使用するように構成され
、および/または
前記応答部は、
前記顔画像が前記所定の顔画像ライブラリに含まれる場合に、前記顔画像がターゲット顔画像ライブラリに含まれているか否かを判断して、判断結果を取得し、
前記判断結果に従って、前記ターゲット検証モードを取得する
ように構成される、
請求項
8に記載のID検証装置。
【請求項10】
前記応答部は、
前記判断結果が、前記顔画像が前記ターゲット顔画像ライブラリに含まれていないことである場合に、ID情報に従って検証を実行することを、前記ターゲット検証モードとして使用するように構成され
、および/または
前記応答部は、
前記判断結果が、前記顔画像が前記ターゲット顔画像ライブラリに含まれていることである場合に、ID情報に従って検証を実行することを、前記ターゲット検証モードとして使用するように構成される、
請求項
9に記載のID検証装置。
【請求項11】
前記応答部は、
前記検証される対象のカード内の前記ID情報を取得し、前記ID情報から事前に記憶された顔画像を抽出し、
前記顔画像と前記事前に記憶された顔画像とを比較して、比較結果を取得し、
前記比較結果に従って、前記検証結果を取得する
ように構成される、
請求項
9または10に記載のID検証装置。
【請求項12】
前記応答部は、情報提示をトリガし、カードリーダを介して、前記カード内のID情報の読み取りを始めるように構成される、
請求項11に記載のID検証装置。
【請求項13】
前記ID検証装置は、情報提示制御部をさらに備え、前記情報提示制御部は、
前記カードリーダが前記ID情報を読み取る処理に対して、タイミング処理を開始して、前記カードリーダが前記ID情報を読み取るタイミング持続時間を取得し、
前記タイミング持続時間が第1所定の時間に達した場合に応答して、前記情報提示をオフにする
ように構成される、
請求項
12に記載のID検証装置。
【請求項14】
出入管理部をさらに備え、前記出入管理部は、
前記検証結果に従って、制御信号を生成し、前記制御信号に従って出入管理を制御するように構成される、
請求項
8~10、12または13のいずれか1項に記載のID検証装置。
【請求項15】
電子機器であって、
プロセッサと、
プロセッサの実行可能命令を記憶するように構成される、メモリと、
を備え、
前記プロセッサは、請求項1~
7のいずれか一項に記載のID検証方法を実行するように構成される、前記電子機器。
【請求項16】
コンピュータプログラム命令が記憶される、コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラム命令が、プロセッサによって実行される時に、請求項1~
7のいずれか一項に記載のID検証方法を実現する、前記コンピュータ可読記憶媒体。
【国際調査報告】