(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-31
(54)【発明の名称】パフォーマンス測定を制御するための方法と装置
(51)【国際特許分類】
H04W 24/10 20090101AFI20220124BHJP
【FI】
H04W24/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021517473
(86)(22)【出願日】2018-09-28
(85)【翻訳文提出日】2021-05-26
(86)【国際出願番号】 CN2018108508
(87)【国際公開番号】W WO2020062116
(87)【国際公開日】2020-04-02
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】515076873
【氏名又は名称】ノキア テクノロジーズ オサケユイチア
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100141162
【氏名又は名称】森 啓
(72)【発明者】
【氏名】アナトリー アンドリアノフ
(72)【発明者】
【氏名】ピン チン
(72)【発明者】
【氏名】オーラフ ポラコースキ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067EE16
5K067HH22
5K067HH23
(57)【要約】
【課題】パフォーマンス測定よりも制御するための方法および装置を提供すること。
【解決手段】本方法は、測定リストを、収容MOIをに測定リストに関連付けることと、前記少なくとも1つのMCIが起動された後に、前記MCIの少なくとも1つの属性にしたがって測定記録を収集することと、前記測定記録を処理して、それらを多数のコンシューマに利用可能にすることとを含む。本開示のソリューションは、3GPP SA5が3GPP Rel-15において5G管理のために導入した、サービスベース管理アーキテクチャ管理パラダイムと整合する。これは、管理および管理されたエンティティの両方の柔軟性を高め、測定データおよびタスクの再利用可能性を可能にした。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パフォーマンス測定値を介して制御する方法であって、該方法は、
測定リストを、収容MOI(containing MOI)に関連付けるステップと、
前記測定リストにしたがってMCIの数を前記収容MOIと関連づけるステップと、
前記少なくとも1つのMCIが起動された後に前記MCIの少なくとも1つの属性にしたがって測定記録を収集するステップと、
前記測定記録を処理し、多くのコンシューマが利用できるようにするステップと、
を含む、方法。
【請求項2】
MCIの数を、前記収容MOIに関連付けるステップは、
異なるコンシューマ要件にしたがって、MCIの数をカスタマイズするステップと、
前記MCIを前記収容MOIに関連付けるステップと、
子MOIの数のMCIの数を、親MOIのMCI数に集約し、前記親の前記MCIを前記親MOIに関連付けるステップと、
デフォルトMCIを前記収容MOIに関連付けるステップであって、前記デフォルトMCIは、前記収容MOIに含まれるすべての測定値を含む、ステップと、
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
子MOIの適用可能なMCI属性のみが、前記子MOIから前記親MOIの集約MCIに伝搬される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記収容MOIにMCIの数を関連づけるステップは、同一または類似の要件をもつ複数MCIをサポートするために、前記収容MOIの共通MCIを作成するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記測定記録を処理するステップは、前記測定記録を測定レポートにのフォーマットするステップと、異なるMOIから測定レポートへ測定記録を集計するステップと、生の測定記録を保管するステップと、のうちのいずれか1つを含む、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記測定記録を、多数のコンシューマに利用可能にするステップは、前記測定レポートを多数のコンシューマに配信するステップと、コンシューマが前記測定レポートを検索できるようにするステップと、生の測定記録を多数のコンシューマにストリーミングするステップと、のうちのいずれか1つを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、前記収容MOIの前記測定リストに含まれる測定値の追加、削除、または更新にしたがって、前記いくつかのMCIに含まれる測定値を追加、削除、または更新するステップをさらに含む、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、前記MOIの子MOIの数のMCI数の追加、削除、更新に応じたMOIのMCI数を追加、削除、更新するステップをさらに含む、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、前記少なくとも1つのMCIの状態および属性の値をチェックするステップをさらに含む、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記MOIに結び付いたMOが、サブネットワーク、ネットワーク・スライス、ネットワーク・スライス・サブネット、マネージド・エレメント、マネージド・ファンクション、ネットワーク機能仮想化ネットワークサービスのうちのいずれか少なくとも1つに対応する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
パフォーマンス測定を制御する装置であって、該装置は、
測定リストを、測定リストを収容MOIに関連付けるためのモジュールと、
前記測定リストにしたがって前記収容MOIにMCIの数を関連づけるためのモジュールと、
前記少なくとも1つのMCIが起動された後に、前記MCIのうちの少なくとも1つの属性にしたがって測定記録を収集するモジュールと、
前記測定記録を処理し、多くのコンシューマが利用できるようにするためのモジュールと、
を含む、装置。
【請求項12】
前記MCIの数を、前記収容MOIに関連付けるための前記モジュールは、
異なる利用者要件にしたがってMCIの数をカスタマイズし、前記MCIを前記収容MOIと関連づけるためのモジュールと、
子MOI数のMCI数を、親MOIのMCI数に集約し、前記親の前記MCIを、前記親MOIに関連付けるためのモジュールと、デフォルトMCIを前記収容MOIに関連付けるためのモジュールであって、前記デフォルトMCIは、前記収容MOIに含まれるすべての測定値を含む、モジュールと、
のうちの、少なくともいずれか1つを含む、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
子MOIの適用可能なMCI属性のみが、前記子MOIから前記親MOIの集約MCIに伝搬される、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
MCIの数を前記収容MOIと関連付けるためのモジュールは、同一または類似の要件をもつ複数MCIをサポートするために、前記収容MOIの共通MCIを作成するためのモジュールを含む、請求項12に記載の装置。
【請求項15】
前記測定記録を処理する前記モジュールは、
前記測定記録を測定レポートにフォーマットするためのモジュールと、
異なるMOIからの測定記録を、測定レポートに集約するためのモジュールと、
生の測定記録を保持するためのモジュールと、
のうちのいずれか1つを含む、請求項11ないし14のいずれか1項に記載の装置。
【請求項16】
前記測定記録を多数のコンシューマに利用可能にするための前記モジュールは、
多数のコンシューマに前記測定レポートを配信するためのモジュールと、
コンシューマが前記測定レポートを検索できるようにするためのモジュールと、
生の測定記録を多数のコンシューマにストリーミングするためのモジュールと、
のうちのいずれか1つをさらに含む、請求項11ないし14のいずれか1項に記載の装置。
【請求項17】
前記装置は、前記測定リストに含まれる測定値の追加、削除、または更新に応じて、前記いくつかのMCIに含まれる測定値を追加、削除、または更新するためのモジュールをさらに備える、請求項11から14のいずれか1項に記載の装置。
【請求項18】
前記装置は、前記MOIの子MOI数のMCI数の追加、削除、または更新に応じて、MOIのMCI数を追加、削除、または更新するためのモジュールをさらに備える、請求項11から14のいずれか1項に記載の装置。
【請求項19】
前記装置は、前記少なくとも1つのMCIの状態および属性の値をチェックするためのモジュールをさらに備える、請求項11から14のいずれか1項に記載の装置。
【請求項20】
前記MOIに関連するMOが、サブネットワーク、ネットワーク・スライス、ネットワーク・スライス・サブネット、マネージド・エレメント、管理機能、ネットワーク機能仮想化ネットワークサービスのうちの少なくとも1つに対応する請求項11ないし14のいずれか1項に記載の装置。
【請求項21】
コンピュータコードを格納するコンピュータ可読格納媒体であって、前記コンピュータコードが実行されると、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の方法が実行される、コンピュータ可読格納媒体。
【請求項22】
コンピュータプログラム製品が実行されると、請求項1から10のいずれか1つの方法が実行される、コンピュータプログラム製品。
【請求項23】
1つ以上のプロセッサと、1つ以上のコンピュータプログラムを格納するストレージと、を備えるコンピュータ製品であって、前記1つ以上のコンピュータプログラムが前記1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサは、請求項1ないし10のいずれか1つの方法を実施するようにされる、コンピュータ製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、パフォーマンス測定を制御するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
測定管理(MA:Measurement Administration)の既存の方法、3GPP SA5に規定されている、例えば、測定ジョブ管理、測定記録生成、測定報告、測定保存等の方法は、PM(パフォーマンス測定)サービスのコンシューマと生産者との間での強制的な動作と緊密に結びついている。現在の3GPP SAP5 PM仕様では、PM測定管理(PM Measurement Administration)は、どの測定タイプでどの測定リソースがどの時点で、PMインタフェースIRP(Rel-15より前の3GPPリリースではTS32.411-32.417)または管理サービス要素タイプA(3GPP Rel-15ではドラフトTS28.550)として標準化されているかを決定する。IRP エージェント/PMサービスプロデューサー(Service Producer)は、標準に基づいて、特定のIRP マネージャ/PMサービスコンシューマ(Service Consumer)へのインタフェースを提供し、測定生成とレポートのジョブを管理する。
【0003】
このインタフェースと密結合された設計パターンは、3GPP Rel-15で5G管理のために3GPP SA5が導入したサービスベース管理アーキテクチャ管理パラダイムとは互換性がない。また、最新の管理システム設計におけるモデル駆動型の概念とは整合していない。さらに、サービスプロデューサーとコンシューマの両方に柔軟性と複雑性が導入されている。したがって、オペレータやベンダに採用されることはほとんどない。
【0004】
S5-185562 pCRは、PMデータを継続的に報告したり、PMデータコンシューマに送達するためにPMデータをファイルに定期的にキャプチャしたりすることをサポートするために、2つのNRMフラグメント<<IOC>>管理要素におけるPM制御(PMControl in Managed Element (ME))および<<datatype>>管理機能(MF:Managed Function)における測定の使用を提案したSA5#120に貢献した。
【0005】
5G NRM (3GPP TS 28.541)では、ネットワーク・スライスとネットワーク・スライス・サブネットは、サブネットワークから継承されているため、MEレベルコントロール(S5-185562で提案)はネットワーク・スライスとNSSのインスタンスをサポートできない。さらに、1つのMEインスタンスに対して1つの名前付き<<IOC>>PMコントロール・インスタンスしか存在できないため、S5-185562で説明されているアプローチでは、同じMEとそれに含まれるMFに対して複数の測定ジョブがサポートされていないため、5Gのネットワークスライシング機能に不可欠なマルチテナンシーをサポートできない。また、この方法では、含まれている(Managed Functions)の測定制御を個別に有効化/一時停止することはできない。
【発明の概要】
【0006】
パフォーマンス測定の生成、集約、レポートの実現可能で効果的な方法を定義するために、この開示では、測定自体とそのコントロールの両方が測定/管理対象オブジェクトに関連付けられる新しいネットワークリソースモデル(NRM)ベースの方法を導入する。このアプローチでは、PMサービスコンシューマは、管理対象オブジェクトインスタンス(NRMで定義されたIOCに対応)を使用して、PMサービスプロバイダ/プロデューサから期待されるパフォーマンスデータ(測定が収集される時間、頻度などの測定)を表現するが、プロバイダ/プロデューサがどのように要求を満たすかを規定しない。PMサービスプロバイダ/プロデューサは、NRMに反映された測定制御要件にしたがって、測定収集と報告を実装する方法(または他のエンティティに委任するかどうかさえも)を決定する自律性と柔軟性を備えている。
【0007】
この開示では、NSI、NSSI、NFなどの各種MOI(マネージド・オブジェクト・インスタンス)での測定報告と管理をサポートするために、マネージドオブジェクト階層(サブネットワークとマネージド機能レベルの両方)での測定(測定と測定制御)の両方を紹介する。さらに、各レベルで複数のテナントをサポートする。
【0008】
一実施形態では、本開示の態様は、パフォーマンス測定よりも制御する方法に関するものであり、前記方法は、測定リストとそれを含むMOI(マネージド・オブジェクト・インスタンス)を関連付けるステップと、前記測定リストにしたがって前記含まれるMOIにMCI(測定制御インスタンス)の数を関連付けるステップと、前記少なくとも1つのMCI(測定制御インスタンス)が起動された後の前記MCIの少なくとも1つの属性にしたがって測定記録を収集するステップと、測定記録を処理し、多くのコンシューマが利用できるようにするステップと、を含む。
【0009】
別の実施形態では、本開示の態様は、パフォーマンス測定よりも制御する装置に関するものであり、前記装置は、測定リストを収容MOI(containing MOI)に関連付けるためのモジュールと、前記測定リストにしたがって前記収容MOIにMCIの数を関連づけるためのモジュールと、前記少なくとも1つのMCIが起動された後に、前記MCIの少なくとも1つの属性にしたがって測定記録を収集するモジュールと、測定記録を処理し、コンシューマが利用できるようにするためのモジュールと、を含む。
【0010】
別の実施形態では、本開示の態様は、コンピュータコードを格納するコンピュータ可読格納媒体に関するものであり、コンピュータコードが実行されると、前述の方法が実行される。
【0011】
別の実施形態では、本開示の態様は、コンピュータプログラム製品が実行されると、前述の方法が実行される。
【0012】
別の実施形態では、本開示の態様は、コンピュータ製品に関するものであり、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のコンピュータプログラムを格納する格納装置、を含む。1つ以上のコンピュータプログラムが1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、1つ以上のプロセッサは、上述の方法を実行するようにされる。
【0013】
既存の管理エンティティ指向設計とは異なり、この開示はネットワークリソースモデルベースの管理オブジェクト(MO)中心設計である。この新しい設計パターンでは、測定および測定コントローラは、オペレータによって定義されるか、またはその親/子MOから導出されるかのいずれかである、同じMOに含まれる。その管理エンティティに独立しているため、内部または外部の管理エンティティによって柔軟で再利用可能である。
【0014】
要約すると、3GPPの既存のソリューションおよび従来技術と比較すると、本開示には以下の利点がある。
【0015】
本開示のソリューションは、3GPP SA5が3GPP Rel-15で5G管理のために導入したサービスベース管理アーキテクチャ管理パラダイムと整合しており、これによって管理エンティティと管理エンティティの両方の柔軟性が高まり、測定データとタスクの再利用性が可能になった。
【0016】
パフォーマンス測定とNRM内の同じMOIのプロビジョニング属性との関連付けにより、パフォーマンスデータ収集、分析、自己最適化、および修復に対応するクローズドオートメーションループの作成が容易になる。
【0017】
本開示は、各種MOIにおける測定報告および管理を複数のレベルでサポートし、異なるMOIおよび異なるテナントに対して、測定コントロールを個別に管理することを可能にする。
【0018】
開示に導入された伝播メカニズムにより、サービスのパフォーマンス測定収集および報告要件を構成要素の管理および管理機能に自動的に入力できるため、動作がさらに簡素化され、自己組織化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
本発明の他の特徴、目的および利点は、添付の図面を参照してなされた制限のない実施形態の詳細な説明を読むことによって、より明示的になる。
【
図1】
図1は、5Gネットワークにおけるオーバーパフォーマンス測定を制御する本開示の方法を示すフローチャートである。
【
図2】
図2は、測定制御及び測定を示すブロック図である。図中の同一または類似の参照符号は、同一または類似の構成部品を表す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
ここで、本開示は、上述した添付の図面に関して詳細に議論される。以下の説明では、開示を実施し、開示を作成し使用する当業者の一人を可能にするための申請者の最良のモードを示す多数の特定の詳細が記載されている。しかしながら、当業者には、本開示は、これらの特定の詳細の多くがなくても実施可能であることは明らかである。他の例では、本開示を不必要に不明瞭にすることを避けるために、周知の装置および方法ステップが特に詳細に説明されていない。特に明記されていない限り、同様の部分および方法ステップは、同様の参照符号を用いて参照される。
【0021】
図1を参照すると、パフォーマンス測定よりも制御する方法の一実施形態であって、以下のステップを含む。ステップ100で、測定リストを収容MOIに関連付ける。ステップ110で、前記測定リストにしたがって、MCIの数を前記収容MOIに関連付ける。ステップ120において、前記少なくとも1つのMCIが起動された後に、前記MCIの少なくとも1つの属性にしたがって測定記録を収集する。ステップ130で、測定記録を処理し、それらをコンシューマに利用可能にする。
【0022】
ここで、開示は、実施形態のために5Gを使用する。また、主に5Gを対象とする一方で、本開示の方法は、他の分野、例えば、旧世代のモバイルネットワーク(LTEなど)、固定ネットワークおよび大規模管理などに適用され得ることに留意されたい。
【0023】
具体的には、ステップ100では、測定リストが、収容MOIに関連付けられる。ここで、測定リストは、それを収容MOIが作成される前に、またはそれらを収容MOIが作成された後に作成されることがある。ここで起こることは、そのような測定リストとそれを収容MOIとの関連付けである。
【0024】
例えば、ステップ100で、MF(Managed Function)のMOIを作成した後、MFを管理するためのネットワーク機能管理機能(NFMF)を介してMFに関連する測定リストをMOIに関連付けることができ、測定リストは、収容MOIに含まれる。MOIは、NSI、NSSI、NFなどを含むが、これらに限定されない。MOIに関連するMOは、サブネットワーク、ネットワーク・スライス、ネットワーク・スライス・サブネット、管理要素、管理機能、ネットワーク機能仮想化ネットワークサービスの少なくとも1つに対応する。
【0025】
ステップ110で、MCIの数は、前記測定リストにしたがって前記収容MOIに関連付けられ、ここで、MCIに含まれる測定値は、収容MOIの測定値にリストされるべきである。ここで、MCIの数は、ゼロ、1つ、または複数にすることができる。MOIの数を、ゼロ、1つ、または複数にすることもできる。
【0026】
図2を参照すると、測定制御(MC)の属性には、ID、状態、測定リスト、開始時刻、終了時刻、レポート間隔、配信モード、配信対象、テナントID、参照MCリストなどが含まれる。
【0027】
MOIに新しいMCIを追加できる。MCIに含まれる測定値は、収容MOIの測定値にリストされ、測定の粒度期間(granularityPeriod)は、測定の粒度期間リストの粒度期間の1つと一致する必要がある。
【0028】
MOIの既存のMCIを更新できる。測定制御部に導入された新しい測定は、収容MOIの測定にリストされる必要があり、測定の更新された粒度期間は、測定の粒度期間リストの粒度期間の1つと一致する必要がある。MOIの測定が更新された場合、MOIの既存のMCIは適宜更新されるべきである。
【0029】
MOIの既存のMCIは、アクティブ化またはサスペンドできる。既存のMCIがアクティブ化されると、MFを管理するNFMFが測定記録測蹄集を開始する。既存のMCIがサスペンドされると、NFMFは測定記録測収集を停止する。
【0030】
測定制御(MeasurementControl)のステレオタイプ(Stereotype)は、IOC(InformationObjectClass)、データタイプ(dataType)、サポートIOC(SupportIOC)、または3GPP TS 32.152またはOMG UML(OMG Unified Modelling Language)仕様、バージョン1.5のその他のステレオタイプである。
【0031】
あるいは、MCIの数を、異なるコンシューマ要件に応じてMCIの数のカスタマイズし、MCIを上記の収容MOIに関連付けることと、親MOIのMCIの数を子MOIのMCIの数に集約し、子のMCIを子MOIに関連付けることと、子MOI数のMCI数を親MOIのMCI数に集約し、親のMCIを親MOIに関連付けることと、親MOIの数のMCISの数から子MOIのMCIの数を導き出し、子のMCIを子MOIに関連付けることと、デフォルトMCIを前記収容MOIに関連付けることであって、デフォルトMCIは、前記収容MOIに含まれるすべての測定値を含む、ことと、のうちの少なくともいずれか1つを含む前記収容MOIに関連付ける。
【0032】
具体的には、MCIの数は、異なるコンシューマ要件に応じてカスタマイズでき、MCIは、収容MOIに関連付けられる。ここで、PMサービス利用者として、PMサービス提供者/生産者から期待されたパフォーマンスデータ、例えば、どの測定がいつどの間隔で収集されたか、などを記述するだけでよいが、プロバイダ/生産者がどのように要件を実装するかを強制すべきではない。
【0033】
また、デフォルトMCIは、収容MOIに関連付けることができ、デフォルトMCIは、前記収容MOIに含まれるすべての測定値を含む。たとえば、デフォルトのMCI(Measurement Control Instance)は、格納先MOIの作成後に作成され、アクティブ化される。デフォルトMCIには、同じMOIに含まれるすべての測定値が含まれる。測定の粒度期間は、測定の粒度期間リストの最小値で、開始時刻は現在に設定され、終了時刻は永久に設定され、配信モードはプルで、配信対象は事前定義されたローカルアドレスで、状態はアクティブである。他にMCIがない場合、MOの管理機能(Management Function)は、デフォルトMCIで定義されている測定名や間隔など、デフォルトMCIの属性にしたがって測定記録を収集する。
【0034】
本開示では、親MOIのMCIの数を子MOIの数に伝播することができ、子MOIのMCIの数は子MOIに関連付けられ、子MOIの数のMCIの数は親MOIの数に集約され、親MOIのMCIは親MOIに関連付けられ、子MOIの数のMCIは親MOIの数から導出することができ、子のMOIのMCIは、子MOIに関連付けられる。また、適用可能なMCI属性のみが伝播または派生する。特に、子MOIの適用可能なMCI属性のみが、子MOIから親MOIの集約MCIに伝播される。特長を以下に説明する。
1.子MOIのMCIは、その親MOIから伝播(「プッシュダウン」または「プルアップ」)できる。
1)MOIのMCIが作成および設定された後、MOIの子MOIの1つ以上のMCIが親MOIのMCIから派生する。
2)または、子MOIが作成された後、その管理エンティティは親MOIからMCI情報をプルし、それに応じてこの子MOIのMCIを作成することができる。
3)子MOIのMCIの状態および他の属性は、親MOIのMCIの状態および関連する属性から導き出される。
4)親MOIに関連付けられたMCIから派生できるのは、子MOIに適用可能なMCI属性のみである。
5)親MOIの参照MCIは、子MCIに反映する必要がある。
6)親MOIのMCIの更新は、MCIが親MOIのMCIから派生している場合、子MOIのMCIに反映される可能性がある。
2.親MOIのMCIは、その子MOIから伝播(「プルダウン」のみ)できる。
1)子MOIが作成された後、その親MOIの管理エンティティは、子MOIからMCI情報をプルし、子MOIのMCIの関連する測定値が親MOIのどのMCIにも含まれていなかった場合に、それに応じてこの親MOIのMCIを作成/更新できる。
2)親MOIのMCIの状態および他の属性は、子MOIのMCIの状態および関連する属性から導きだされる。
3)子MOIの参照MCIは、親MCIに反映する必要がある。
4)子MOIの適用可能なMCI属性のみが、子MOIから親MOIの集約MCIに伝播される。
【0035】
ここで、MCIを伝播する親および子MOIは、同じまたは異なる管理エンティティ/機能によって管理できる。
【0036】
あるいは、MCIの数を、含む前記収容MOIと関連付けることは、同一または類似の要件をもつ複数MCIをサポートするために、上記収容MOIの共通MCIを作成することを含む。
【0037】
ここで、MOIの共通MCIは、同一または類似の要件をもつ複数MCIをサポートするために作成することができる。たとえば、同じまたは同様の要件を持つ複数MCIは、再度収集する代わりに、測定記録またはレポートを共有できる。
【0038】
ステップ120で、MFを管理するためのNFMFは、上記少なくとも1つのMCIの属性、例えば、上記MCIの少なくとも1つに含まれる測定に定義された測定名および間隔、または上記少なくとも1つのMCIが起動された後の開始/終了時間などの他の属性にしたがって、測定記録を収集する。測定情報は、補足リストに入れられる測定名およびサポートされた粒度期間リストを含む。
【0039】
サポートされる測定のステレオタイプは、IOC(InformationObjectClass)、データタイプ(dataType)、サポートIOC(SupportIOC)、または3GPP TS32.152またはOMG統一モデリング言語仕様(OMG Unified Modelling Language Specification)、バージョン1.5のその他のステレオタイプであり得る。
【0040】
この開示は、サブネットワーク、ネットワーク・スライス、ネットワーク・スライス・サブネット、管理要素、管理機能、NFVネットワーク・スライスなど、多くのタイプの管理対象オブジェクトをサポートする。
【0041】
ステップ130において、測定記録が処理され、多数のコンシューマに利用可能となる。MOIの包含MCIの要件に基づいて、MOの管理機能は測定記録を収集し、測定記録を処理し、それらを多くのコンシューマに利用可能にした。
【0042】
ここで、コンシューマの数は0、1、または複数にすることができる。
【0043】
あるいは、測定記録の測定レポートへのフォーマットと、異なるMOIから測定レポートへの測定記録の集計と、生の測定記録の保管と、のうちのいずれか1つを含む測定記録を処理する。
【0044】
あるいは、多数のコンシューマへの測定レポートの配信と、多数のコンシューマによる測定レポートの取得と、生の測定記録を多数のコンシューマにストリーミングすることと、のうちのいずれか1つを行う多数のコンシューマが測定記録を利用できるようにする。
【0045】
具体的には、MOの管理機能は、測定記録を測定レポートにフォーマットし、収集された測定記録を保存し、多数のコンシューマに測定レポートを配信するか、または多数のコンシューマに測定レポートの取得を許可する。
【0046】
また、MOの管理機能は、異なるMOIから収集した測定記録を測定報告に集約したり、収集した測定記録を保存したり、測定報告をコンシューマに配信したり、多数のコンシューマに測定報告の取得を許可したりすることができる。ここで、MFがレポートを収集、集計、フォーマット記録、格納装置、配信する方法や、利用可能にする方法は異なる可能性がある。
【0047】
あるいは、MOの管理機能は生の測定記録を保持し、生の測定記録をコンシューマの数にストリーミングすることができる。
【0048】
次に、MOIの測定レポートに基づく分析結果にしたがって、MOIの属性、測定および測定制御部を更新し、改善して、より良いサポートパフォーマンス管理を行うことができる。
【0049】
あるいは、前記方法は、さらに、前記収容MOIの前記測定リストに含まれる測定値の追加、削除、または更新にしたがって、複数MCIに含まれる測定値の追加、削除、または更新を含む。あるいは、前記方法は、さらに、MOIの子MOI数のMCI数の追加、削除、更新に応じたMOIのMCI数の追加、削除、更新を含む。あるいは、前記方法は、さらに、前記少なくとも1つのMCIの状態および属性の値のチェックを含む。
【0050】
以下に示すように、5Gネットワークにおけるパフォーマンス測定よりも高いパフォーマンスを制御する方法を示す2つの実施形態がある。
【0051】
実施形態1は、パフォーマンス測定が、管理機能、例えばAMF機能のために、収集、報告することを示す。
1)AMF MOIを作成した後、AMFに関連する測定リスト(たとえば、[{平均登録サブスクライバ数(Mean number of registered subscribers)、[1、5、10、20]}、{最大登録サブスクライバ数(Maximum number of registered subscribers)、[2、5、10、20]}])をプロビジョニングまたはインポートし、AMFを管理するためにNFMF(Network Function Management Function)を介してAMFインスタンスに関連づけることができる。
2)AMFインスタンスのデフォルトのMCI(Measurement Control Instance)が作成され、NFMFによってアクティブ化される。MCIの属性は、{mci-amfid-123456、active、[{平均登録サブスクライバ数、1}、{最大登録サブスクライバ数、2}]、20303009152018、24595912319999、10、pull、/pm/report/core/amf/mci-123456-20303009152018、att}と見なされ、AMFに関連付けられる。
3)他にMCIがない場合は、デフォルトのMCIを使用して測定値を収集し、報告する。4)カスタマイズされたMCIは、NFMFのサービスを介して作成およびプロビジョニングし、AMF インスタンスに関連付けることができる。MCIの測定は、平均登録サブスクライバ数または最大登録サブスクライバ数のみとすることができ、平均登録サブスクライバ数の期間値は、1、5、10、20のいずれかである必要があり、最大登録サブスクライバ数は、2、5、10、20のいずれかである必要がある。
5)登録されているサブスクライバ測定の平均数がAMFインスタンスの測定リストから削除された場合、AMFインスタンスのMCIから同じ測定を削除する必要がある。
6)AMFインスタンスの測定リストに新しい測定が追加された場合は、AMFインスタンスのデフォルトMCIに同じ測定を追加し、AMFインスタンスの他のMCIに追加できる。
7)AMFインスタンスのMCIがアクティブ化されると、AMFを管理するNFMFは、MCIで定義された測定名と間隔にしたがってレコードの収集を開始し、レポート間隔に基づいて測定を集計してレポートする。たとえば、AMFインスタンスのデフォルトMCIに基づいて、NFMFは1分ごとに平均登録サブスクライバ数(平均登録サブスクライバ数)と最大登録サブスクライバ数を2分ごとに収集し、測定記録を1つのレポートに集約して、レポートファイルを10分ごとに、ターゲットアドレスに入れる。
8)パフォーマンスデータの承認されたコンシューマは、NFMFを介して測定制御インスタンス情報を取得し、測定レポートを取得できる。
9)AMFインスタンスのレポートを、コンシューマ分析した後、AMFインスタンスの測定またはMCIを供給して、測定収集頻度を最適化することができる。
【0052】
実施形態2は、上面測定制御伝播を含む、ネットワーク・スライス・サブネットインスタンス(NSSI)に対するパフォーマンス測定の収集と報告を示す。
1)監視対象NSS(例えば、nss-e2e)は、いくつかのgNB関連管理機能(例えば、gnbdu-1)とコアNSS(例えば、core-nss-1)から構成されるNSSである。コアNSSは、AMF(amf-1など)、SMF(smf-1など)、UPF(upf-1など)、およびその他のコア管理機能(Core Managed Functions)で構成される。
2)NSSIの作成後、NSSIに関連する測定リスト([{UL遅延(UL Delay)、[1、5、10、20]}、{DL遅延(DL Delay)、[1、5、10、20]}、{Number of emergency registration requests、[2、5、10、20]}]など)を、供給またはインポートし、NSSIを管理するNSS管理機能(NSSMF)を介してNSSIに関連付けることができる。
3)カスタマイズされたMCIが作成され、NSSMFのサービスを介してプロビジョニングされ、NSSIに関連付けられる。例えば、MCIは、{mci-nssid-123456、active、[{DL遅延、1}、{緊急登録リクエスト数(Number of emergency registration requests)、2}]、20303009152018、24595912319999、10、pull、/pm/report/nss/mci-nss-e2e-123456-20303009152018、att}のようである。
4)いくつかのMCIは、親NSSIのMCIに基づいてNSSIの子MOIに伝播される。例えば、NSSI nss-e2eのMCIのDL遅延測定をサポートするために、1つのMCIが、{mci-gnb-123456、active、[{DL Delay、1}]、20303009152018、24595912319999、10、pull、/pm/report/pm/gnb/mci-gnb-123456-20303009152018、att}のように見える子gNB管理機能(gnbdu-1)で伝播される。別のMCIが、{mci-nss-123400、active、[{DL Delay、1}]、20303009152018、24595912319999、10、pull、/pm/report/nss/mss-123400-203009152018、att}のように見える子コアNSS(core-nss-1)に伝播され、さらにMCI がコアNSS(core-nss-1)のトラフィック遅延関連MCI に基づいてコアNSS(core-nss-1)の関連する子管理機能(upf-1など)に伝播される。UPFのMCIは、{mci-upf-123456、active、[{DL Delay、1}]、20303009152018、24595912319999、10、pull、/pm/report/gnb/mci-upf-123456-20303009152018、att}のようである。同様に、緊急登録に関連するMCIは、nss-e2eのMCIにしたがって従3アNSSのコアNSS(nss-core-1)およびAMF(amf-1)に伝播される。
5)NSSIのMCI(nss-e2e)が活性化されると、NSSIを管理するNSSMFは、子MOIを管理するためのNSSMF/NFMFを活性な関連MCIにトリガし、それに応じて測定の収集、集計、レポートを開始する。
6)NSSIのパフォーマンスデータの承認されたコンシューマは、NSSMFを介してMCI情報を取得し、関連する測定レポートを取得できる。
7)コンシューマ分析の後、NSSIのレポートを作成し、NSSIの測定またはMCIを提供して、測定収集頻度を最適化したり、NSSIのスケーリングをトリガしたりできる。
【0053】
別の実施形態において、本開示の態様は、パフォーマンス測定よりも制御するための装置に関するものであり、上記装置は、測定リストを収容MOI(以下、第1モジュールと呼ぶ)と関連付けるためのモジュールと、前記測定リストにしたがって前記MOIを含むMCIの数を関連づけるための、以下では第2モジュールと呼ぶモジュールと、前記少なくとも1つのMCIが起動された後に、前記MCIの少なくとも1つの属性にしたがって測定記録を収集する、以下では第3モジュールと呼ぶモジュールと、測定記録を処理し、コンシューマが利用できるようにするための、以下では、第4モジュールと呼ぶモジュールと、を含む。
【0054】
具体的には、第1モジュールは、測定リストを収容MOIに関連付ける。ここで、測定リストは、それを収容MOIが作成される前に作成されるか、またはそれを収容MOIが作成された後に作成されることがある。ここで起こることは、そのような測定リストとそれを収容MOIとの関連付けである。
【0055】
たとえば、MF(Managed Function)のMOIを作成した後、第1モジュールは、MFを管理するためのネットワーク機能管理機能(NFMF)を介して、MFに関連する測定リストをMOIに関連付ける。測定リストは、それを収容MOIに含まれる。MOIは、NSI、NSSI、NFなどを含むが、これらに限定されない。MOIに関連するMOは、サブネットワーク、ネットワーク・スライス、ネットワーク・スライス・サブネット、管理要素、管理機能、ネットワーク機能仮想化ネットワークサービスのうちのの少なくとも1つに対応する。
【0056】
第2モジュールは、前記測定リストにしたがって、MCIの数を前記収容MOIに関連付け、ここで、MCIに含まれる測定値は、前記収容MOIの測定値にリストされるべきである。ここで、MCIの数は、ゼロ、1つ、または複数にすることができる。MOIの数は、ゼロ、1つ、または複数にすることもできる。
【0057】
図2を参照すると、測定制御(MC)の属性には、ID、状態、測定リスト、開始時刻、終了時刻、レポート間隔、配信モード、配信対象、テナントID、参照MCリストなどが含まれる。MOIに新しいMCIを追加できる。MCIに含まれる測定値は、含まれるMOIの測定値にリストされ、測定の粒度期間は、測定の粒度期間リストの粒度期間の1つと一致する必要がある。
【0058】
MOIの既存のMCIを更新できる。測定制御部に導入された新しい測定は、含まれるMOIの測定にリストされる必要があり、測定の更新された粒度期間は、測定の粒度期間リストの粒度期間の1つと一致する必要がある。MOIの測定が更新された場合、MOIの既存のMCIは適宜更新されるべきである。
【0059】
MOIの既存のMCIは、アクティブ化またはサスペンドできる。既存のMCIがアクティブ化されると、第3モジュール(MFを管理するためのNFMFなど)が測定記録測定ジを開始する。既存のMCIがサスペンドされると、第3モジュール(NFMFなど)は測定記録測蹄集を停止する。
【0060】
MeasurementControlのStereotypeは、InformationObjectClass(IOC)、dataType、SupportIOC、または3GPP TS32.152またはOMG統一モデリング言語仕様、バージョン1.5のその他のステレオタイプであり得る。
【0061】
あるいは、第2モジュールは、さらに、異なる利用者要件に応じてMCIの数をカスタマイズし、MCIを上記のMOIを含む、以下第5モジュールと呼ぶモジュールと、親MOIのMCIの数を子MOIのMCIの数に集約し、子のMCIを子MOIに関連付けるための、以下、第6モジュールと呼ぶモジュールと、子MOI数のMCI数を親MOIのMCI数に集約し、親のMCIを親MOIに関連付けるための、以下、第7モジュールと呼ぶモジュールと、親MOIの個数のMCISから子MOIの個数を導出し、子のMCIを子MOIに関連付けるための、以下、第8モジュールと呼ぶモジュールと、前記収容MOIにデフォルトMCIを関連付けるためのモジュールであって、以下、第9モジュールと呼ぶが、該デフォルトMCIは、前記収容MOIに含まれるすべての測定値を含む、モジュールと、のうちの少なくともいずれか1つを含む。
【0062】
具体的には、第5モジュールは、異なるコンシューマ要件にしたがってMCIの数をカスタマイズでき、MCIは、それを収容MOIに関連付けられる。ここで、PMサービス利用者として、どのようなパフォーマンスデータがPMサービス提供者/製造者から期待されたか、例えば、いつ測定がどの間隔で収集されたか、などを記述するだけでよいが、プロバイダ/製造者がどのように要件を実装するかを強制すべきではない。
【0063】
また、第9のモジュールは、デフォルトMCIを収容MOIに関連付け、デフォルトMCIは、前記収容MOIに含まれるすべての測定値を含む。たとえば、第9モジュールは、格納先MOIの作成後にデフォルトの測定制御インスタンス(MCI)を関連付けてアクティブ化する。デフォルトMCIには、同じMOIに含まれるすべての測定値が含まれる。測定の粒度期間は、測定の粒度期間リストの最小値で、開始時刻は現在に設定され、終了時刻は永久に設定され、配信モードはプルで、配信対象は事前定義されたローカルアドレスで、状態はアクティブである。他にMCIがない場合、MOの管理機能(Management Function)などの第3モジュールは、デフォルトMCIの属性(デフォルトMCIで定義されている測定名や間隔など)にしたがって測定記録を収集する。
【0064】
本開示において、第6のモジュールは、親MOIのMCIの数を子MOIの数に集約することができ、子MOIのMCIの数は子MOIに関連付けられ、第7のモジュールは、子MOIの数のMCIの数を親MOIの数に集約することができ、親のMCIは親MOIに関連付けられ、第8のモジュールは、子MOIの数のMCIの数から子MOIの数を親MOIの数に導出することができ、子のMCIは子MOIに関連付けられる。また、適用可能なMCI属性のみが伝播または派生する。特に、子MOIの適用可能なMCI属性のみが、子MOIから親MOIの集約MCIに伝搬される。特長を以下に説明する。1.子MOIのMCIは、その親MOIから伝播(「プッシュダウン」または「プルアップ」)できる。
1)MOIのMCIが作成および設定された後、MOIの子MOIの1つ以上のMCIが親MOIのMCIから派生する。
2)または、子MOIが作成された後、第6モジュール(子MOIの管理エンティティなど)は、親MOIからMCI情報をプルし、それに応じてこの子MOIのMCIを作成できる。
3)子MOIのMCIの状態および他の属性は、親MOIのMCIの状態および関連する属性から導きだされる。
4)親MOIに関連付けられたMCIから派生できるのは、子MOIに適用可能なMCI属性のみである。
5)親MOIの参照MCIは、子MCIに反映する必要がある。
6)親MOIのMCIの更新は、MCIが親MOIのMCIから派生している場合、子MOIのMCIに反映される可能性がある。
【0065】
2.親MOIのMCIは、その子MOIから伝播(「プルダウン」のみ)できる。
1)子MOIが作成された後、子MOIの管理エンティティ(たとえば、その親MOIの管理エンティティ)の第7モジュールは、子MOIからMCI情報をプルし、子MOIのMCIの関連する測定値が親MOIのいずれのMCIにも含まれていない場合は、それに応じてこの親MOIのMCIを作成/更新できる。
2)親MOIのMCIの状態および他の属性は、子MOIのMCIの状態および関連する属性から導きだされる。
3)子MOIの参照MCIは、親MCIに反映する必要がある。
4)子MOIの適用可能なMCI属性のみが、子MOIから親MOIの集約MCIに伝播される。
【0066】
ここで、MCIを伝播する親および子MOIは、同じまたは異なる管理エンティティ/機能によって管理できる。
【0067】
あるいは、第2モジュールは、さらに、同一または類似の要件をもつ複数MCI、以下第10モジュールと呼ぶ、をサポートするために、MOIを含む前記の共通MCIを作成するためのモジュールを含む。
【0068】
ここで、第10モジュールは、同じまたは同様の要件を持つ複数MCI呆サポートするために、MOIの共通MCIを作成できる。たとえば、同じまたは同様の要件を持つ複数MCIは、再度収集する代わりに、測定記録またはレポートを共有できる。
【0069】
第3モジュール、例えば、MFを管理するためのNFMFは、上記MCIの少なくとも1つの属性、例えば、上記MCIの少なくとも1つに含まれる測定に定義された測定名および間隔、または開始/終了時間などの他の属性にしたがって、上記MCIの少なくとも1つが起動された後に測定記録を収集する。測定情報は、補足リストに入れられる測定名およびサポートされる粒度期間リストを含む。
【0070】
サポートされる測定のステレオタイプは、IOC(InformationObjectClass)、データタイプ(dataType)、サポートIOC(SupportIOC)、または3GPP TS32.152またはOMG統一モデリング言語仕様、バージョン1.5のその他のStereotypeであり得る。
【0071】
この開示は、サブネットワーク、ネットワーク・スライス、ネットワーク・スライス・サブネット、管理要素、管理機能、NFVネットワーク・スライスなど、多くのタイプの管理対象オブジェクトをサポートする。
【0072】
第4モジュールは、測定記録を処理し、多くのコンシューマが利用できるようにする。MOIに含まれるMCIの要件に基づいて、第3モジュール(例えば、MOの管理機能)が測定記録を収集し、第4モジュールは、測定記録を処理し、多数のコンシューマが利用できるようにする。
【0073】
ここで、コンシューマの数は0、1、または複数にすることができる。
【0074】
あるいは、第4モジュールは、さらに、測定記録を測定報告書にフォーマットするためのモジュールであって、以下第11モジュールと呼ぶ、モジュールと、異なるMOIから測定記録を測定報告書に集約するためのモジュールであって、以下第12モジュールと呼ぶ、モジュールと、生の測定記録を保持するためのモジュールであって、以下、第13モジュールと呼ぶ、モジュールと、のうちのいずれか1つを含む。
【0075】
あるいは、第4モジュールは、さらに、多数のコンシューマに測定レポートを配信するためのモジュールであって、以下、第14モジュールと呼ぶ、モジュールと、多数のコンシューマが測定レポートを検索できるようにするためのモジュールであって、以下、第15モジュールと呼ぶ、モジュールと、生の測定記録を多数のコンシューマにストリーミングするためのモジュールであって、以下、第16モジュールと呼ぶ、モジュールと、のうちののいずれか1つを含む。
【0076】
具体的には、第11モジュール、例えばMOの管理機能は、測定記録を測定レポートにフォーマットする。第14モジュールは、収集された測定記録を保存し、多数のコンシューマに測定レポートを配信する。第15モジュールでは、多数のコンシューマが測定レポートを取得できる。
【0077】
また、第12モジュール、例えば、MOの管理機能は、異なるMOIから収集された測定記録を測定レポートに集約することができる。第14モジュールは、収集された測定記録を保存し、測定レポートをコンシューマに配信する。第15モジュールでは、多数のコンシューマが測定レポートを取得できる。ここで、MFがレポートを収集、集計、レコードのフォーマット、格納装置、配信、および/または利用可能にする方法は異なる。
【0078】
あるいは、第13モジュール、例えば、MOの管理機能は、生の測定記録を保持することができる。1第6モジュールは、生の測定記録を多数のコンシューマにストリーミングでくる。
【0079】
次に、MOIの測定レポートに基づく分析結果にしたがって、MOIの属性、測定および測定制御部を更新し、改善して、より良いサポートパフォーマンス管理を行うことができる。
【0080】
あるいは、前記装置は、さらに、測定リストに含まれる測定値の追加、削除、更新に応じて、複数MCIに含まれる測定値を追加、削除、更新するためのモジュールを備える。
【0081】
あるいは、前記装置は、MOIの子MOI数のMCI数の追加、削除、更新に応じてMOIのMCI数を追加、削除、更新するためのモジュールを更に備える。
【0082】
あるいは、前記装置は、さらに、前記少なくとも1つのMCIの状態および属性の値をチェックするためのモジュールを備える。
【0083】
ここで、上記のモジュールは、同じ管理機能に対応することも、異なる管理機能に対応することもできる。
【0084】
要約すると、3GPPの既存の解決策と従来技術とを比較すると、本開示には以下のような利点がある。
【0085】
本開示のソリューションは、3GPP SA5が3GPP Rel-15で5G管理のために導入したサービスベース管理アーキテクチャ管理パラダイムと整合しており、これによって管理エンティティと管理エンティティの両方の柔軟性が高まり、測定データとタスクの再利用性が可能になった。
【0086】
パフォーマンス測定とNRM内の同じMOIのプロビジョニング属性との関連付けにより、パフォーマンスデータ収集、分析、自己最適化、および修復に対応するクローズドオートメーションループの作成が容易になる。
【0087】
本開示は、各種MOIにおける測定報告および管理を複数のレベルでサポートし、異なるMOIおよび異なるテナントに対して、測定コントロールを個別に管理することを可能にする。
【0088】
開示に導入された伝播メカニズムにより、1つの管理対象オブジェクトのパフォーマンス測定収集とレポート要件を親/子MOに自動的に入力できるため、動作がさらに簡素化され、自己組織化が可能になる。
【0089】
使用されている略語は、次のように記述される。
5GS:5Gシステム
QoS:サービス品質
SLA:サービスレベルアグリーメント
NRM:ネットワークリソースモデル
MO:管理対象オブジェクト
MOI:マネージド・オブジェクト・インスタンス
MC:測定制御
MCI:測定制御インスタンス
NFV:ネットワーク機能の仮想化
MF:管理機能
NS:ネットワーク・スライス
NSS:ネットワーク・スライス・サブネット
NSSI:NSSインスタンス
NF:ネットワーク機能
NSSMF:ネットワーク・スライス・サブネット管理機能
NFMF:ネットワーク機能管理機能
【0090】
本開示は、ソフトウェアおよび/またはソフトウェアとハードウェアの組合せで実施可能であることに留意する必要がある。例えば、本開示は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、汎用コンピュータ、またはその他の同様のハードウェア装置を使用して実施可能である。一実施形態では、本開示のソフトウェアプログラムは、上記のステップまたは機能を達成するためにプロセッサによって実行可能である。同様に、開示のソフトウェアプログラム(関連データ構造を含む)は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、RAMメモリ、光磁気ドライブまたはフロッピー(登録商標)ディスクおよび同様の装置に格納することができる。さらに、開示のいくつかのステップまたは機能は、ハードウェア、例えば、様々な種類のステップまたは機能を実行するためにプロセッサと協働する回路を使用することによって実現することができる。
【0091】
また、本開示の一部を、コンピュータプログラム命令などのコンピュータプログラム製品として適用し、本開示に係る方法および/または技術的解決策を、コンピュータの操作を通じて呼び出したり、提供したりすることができる。しかしながら、開示方法を呼び出すためのプログラム命令は、固定または移動可能な記録媒体に格納され、および/または、放送または他の信号キャリア媒体を介して送信され、および/または、上記プログラム命令にしたがって実行されているコンピュータ装置の動作メモリに格納されてもよい。ここで、開示の一実施形態に係る装置が含まれ、前記装置は、コンピュータプログラム命令を格納するためのメモリと、プログラム命令を実行するためのプロセッサとを備え、この装置は、前記プロセッサによってコンピュータプログラム命令が実行されるとき、開示の前記実施形態に基づいて方法および/または技術的解決策を操作するためにトリガされる。
【0092】
当業者にとって、本開示は、上述の例示的な実施形態の詳細に限定されるものではなく、さらに、開示の思想または基本的な特徴から逸脱しないという前提の下で、本開示は、他の特定の形態で実現することができる。したがって、実施形態は、どの点から開示の技術的範囲が上述の説明の代わりに添付のクレームによって定義されているものであっても、例示的かつ非制限的であると見なすべきであり、この開示の技術的範囲内で、クレームおよび技術的範囲内のすべての変更に該当する同等の構成要素の意味をカバーすることを目的とする。クレーム中の引用符号は、当該クレームを限定するものとはみなされない。さらに、明らかに、「備える(comprise)/含む(include)」という語は、他の構成要素またはステップを除外せず、単数は、複数を除外せず、装置クレームに言及される複数の構成要素または手段は、ソフトウェアまたはハードウェアを介して1つの構成要素または手段によって達成されてもよく、第1および第2のような言葉は、特定の順序ではなく名前を表すためにのみ使用される。
【手続補正書】
【提出日】2021-05-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パフォーマンス測定値を介して制御する方法であって、該方法は、
測定リストを、収容MOI(containing MOI)に関連付けるステップと、
前記測定リストにしたがってMCIの数を前記収容MOIと関連づけるステップと、
前記少なくとも1つのMCIが起動された後に前記MCIの少なくとも1つの属性にしたがって測定記録を収集するステップと、
前記測定記録を処理し、多くのコンシューマが利用できるようにするステップと、
を含む、方法。
【請求項2】
MCIの数を、前記収容MOIに関連付けるステップは、
異なるコンシューマ要件にしたがって、MCIの数をカスタマイズするステップと、
前記MCIを前記収容MOIに関連付けるステップと、
子MOIの数のMCIの数を、親MOIのMCI数に集約し、前記親
MOIの前記MCIを前記親MOIに関連付けるステップと、
デフォルトMCIを前記収容MOIに関連付けるステップであって、前記デフォルトMCIは、前記収容MOIに含まれるすべての測定値を含む、ステップと、
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
子MOIの適用可能なMCI属性のみが、前記子MOIから前記親MOIの集約MCIに伝搬される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記収容MOIにMCIの数を関連づけるステップは、同一または類似の要件をもつ複数MCIをサポートするために、前記収容MOIの共通MCIを作成するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記測定記録を処理するステップは、前記測定記録を測定レポートにフォーマットするステップと、異なるMOIから測定レポートへ測定記録を集計するステップと、生の測定記録を保管するステップと、のうちのいずれか1つを含む、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記測定記録を、多数のコンシューマに利用可能にするステップは、前記測定レポートを多数のコンシューマに配信するステップと、コンシューマが前記測定レポートを検索できるようにするステップと、生の測定記録を多数のコンシューマにストリーミングするステップと、のうちのいずれか1つを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、前記収容MOIの前記測定リストに含まれる測定値の追加、削除、または更新にしたがって、
前記MCIのいくつかに含まれる測定値を追加、削除、または更新するステップをさらに含む、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、前記
収容MOIの子MOIの数のMCI数の追加、削除、更新に応じたMOIのMCI数を追加、削除、更新するステップをさらに含む、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、前記少なくとも1つのMCIの状態および属性の値をチェックするステップをさらに含む、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記
収容MOIに結び付いたMOが、サブネットワーク、ネットワーク・スライス、ネットワーク・スライス・サブネット、マネージド・エレメント、マネージド・ファンクション、ネットワーク機能仮想化ネットワークサービスのうちのいずれか少なくとも1つに対応する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
パフォーマンス測定を制御する装置であって、該装置は、
測定リストを、測定リストを収容MOIに関連付けるためのモジュールと、
前記測定リストにしたがって前記収容MOIにMCIの数を関連づけるためのモジュールと、
前記少なくとも1つのMCIが起動された後に、前記MCIのうちの少なくとも1つの属性にしたがって測定記録を収集するモジュールと、
前記測定記録を処理し、多くのコンシューマが利用できるようにするためのモジュールと、
を含む、装置。
【請求項12】
前記MCIの数を、前記収容MOIに関連付けるための前記モジュールは、
異なる利用者要件にしたがってMCIの数をカスタマイズし、前記MCIを前記収容MOIと関連づけるためのモジュールと、
子MOI数のMCI数を、親MOIのMCI数に集約し、前記親
MOIの前記MCIを、前記親MOIに関連付けるためのモジュールと、デフォルトMCIを前記収容MOIに関連付けるためのモジュールであって、前記デフォルトMCIは、前記収容MOIに含まれるすべての測定値を含む、モジュールと、
のうちの、少なくともいずれか1つを含む、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
子MOIの適用可能なMCI属性のみが、前記子MOIから前記親MOIの集約MCIに伝搬される、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
MCIの数を前記収容MOIと関連付けるためのモジュールは、同一または類似の要件をもつ複数MCIをサポートするために、前記収容MOIの共通MCIを作成するためのモジュールを含む、請求項12に記載の装置。
【請求項15】
前記測定記録を処理する前記モジュールは、
前記測定記録を測定レポートにフォーマットするためのモジュールと、
異なるMOIからの測定記録を、測定レポートに集約するためのモジュールと、
生の測定記録を保持するためのモジュールと、
のうちのいずれか1つを含む、請求項11ないし14のいずれか1項に記載の装置。
【請求項16】
前記測定記録を多数のコンシューマに利用可能にするための前記モジュールは、
多数のコンシューマに前記測定レポートを配信するためのモジュールと、
コンシューマが前記測定レポートを検索できるようにするためのモジュールと、
生の測定記録を多数のコンシューマにストリーミングするためのモジュールと、
のうちのいずれか1つをさらに含む、
請求項15のいずれか1項に記載の装置。
【請求項17】
前記装置は、前記測定リストに含まれる測定値の追加、削除、または更新に応じて、
前記MCIのいくつかに含まれる測定値を追加、削除、または更新するためのモジュールをさらに備える、請求項11から14のいずれか1項に記載の装置。
【請求項18】
前記装置は、前記
収容MOIの子MOI数のMCI数の追加、削除、または更新に応じて、MOIのMCI数を追加、削除、または更新するためのモジュールをさらに備える、請求項11から14のいずれか1項に記載の装置。
【請求項19】
前記装置は、前記少なくとも1つのMCIの状態および属性の値をチェックするためのモジュールをさらに備える、請求項11から14のいずれか1項に記載の装置。
【請求項20】
前記
収容MOIに関連するMOが、サブネットワーク、ネットワーク・スライス、ネットワーク・スライス・サブネット、マネージド・エレメント、管理機能、ネットワーク機能仮想化ネットワークサービスのうちの少なくとも1つに対応する請求項11ないし14のいずれか1項に記載の装置。
【請求項21】
コンピュータコードを格納する
非一時的コンピュータ可読格納媒体であって、前記コンピュータコードが実行されると、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の方法が実行される、
非一時的コンピュータ可読格納媒体。
【請求項22】
プロセッサにより実行されると、請求項1から10のいずれか1つの方法が実行される、
コンピュータプログラム。
【請求項23】
1つ以上のプロセッサと、1つ以上のコンピュータプログラムを格納するストレージと、を備えるコンピュータ製品であって、前記1つ以上のコンピュータプログラムが前記1つ以上のプロセッサによって
実行されると、前記1つ以上のプロセッサは、請求項1ないし10のいずれか1つの方法を実施するようにされる、コンピュータ製品。
【国際調査報告】