(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-31
(54)【発明の名称】顧客の注文に従ってさまざまな種類及び数のバンズを取り扱うための自動バンズ取り扱いシステム
(51)【国際特許分類】
A47J 37/04 20060101AFI20220124BHJP
B65G 1/127 20060101ALI20220124BHJP
B65G 47/46 20060101ALI20220124BHJP
B65G 47/90 20060101ALI20220124BHJP
A47J 37/08 20060101ALN20220124BHJP
【FI】
A47J37/04
B65G1/127 B
B65G47/46 B
B65G47/90 A
A47J37/08 113
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021536665
(86)(22)【出願日】2019-08-30
(85)【翻訳文提出日】2021-04-22
(86)【国際出願番号】 US2019049222
(87)【国際公開番号】W WO2020047509
(87)【国際公開日】2020-03-05
(32)【優先日】2018-08-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521084541
【氏名又は名称】エー.ジェイ.アンチューンズ アンド カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ゲイジャー,スティーヴン
(72)【発明者】
【氏名】エリオット,チャド
【テーマコード(参考)】
3F015
3F022
3F072
4B040
【Fターム(参考)】
3F015AA13
3F015FA02
3F015GA02
3F022AA02
3F022FF35
3F022MM11
3F022MM38
3F072AA12
3F072GA10
3F072GG01
3F072KA01
3F072KD01
4B040AA01
4B040AC01
4B040AD22
4B040AE06
4B040AE20
4B040ED10
(57)【要約】
自動バンズ供給及びトーストシステムが開示され、システムは、特定の顧客注文に従って、例えば、2つのバンズを必要とする従来のハンバーガーサンドイッチ、又は3つのバンズを必要とするビッグマック(登録商標)サンドイッチなどの食品を、迅速かつ正確に調理するために、レストラン、特にファストフードレストランで使用されることになる。このシステムは、複数のバンズ貯蔵チューブ、バンズセグメントをバンズセパレータへ排出するための排出機構、シュートコンベヤ、バンズローテータ、及び少なくとも1つのトースタ装置を有し、トースト動作が完了すると、バンズセグメントは、取り上げられ、食品又はサンドイッチ調理ステーションに向かって下流に搬送される。全ての動作は自動化され、例えばプログラマブルロジックコントローラ(PLC)などのマスタ制御ユニットの制御下にある。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
食品調理オーダーに従ってバンズを供給及びトーストするための自動バンズ供給及びトーストシステムであって:
複数のバンズを貯蔵する複数のバンズ貯蔵チューブと;
前記複数のバンズ貯蔵チューブのうちの特定のバンズ貯蔵チューブからバンズを排出するための、前記複数のバンズ貯蔵チューブのうちの前記特定のバンズ貯蔵チューブと動作可能に関連付けられるバンズプッシャ機構と;
前記複数のバンズ貯蔵チューブのうちの前記特定のバンズ貯蔵チューブから排出されたバンズセグメントを受け、前記複数のバンズ貯蔵チューブのうちの前記特定のバンズ貯蔵チューブから排出された前記バンズセグメントをトーストするための、少なくとも1つのトースタ装置と;
前記複数のバンズ貯蔵チューブのうちの前記特定のバンズ貯蔵チューブから排出された前記バンズセグメントを前記少なくとも1つのトースト装置に搬送するためにコンベヤシステムと;を有する、
システム。
【請求項2】
前記複数のバンズ貯蔵チューブは、カルーセル又はエンドレスコンベヤ上に、前記複数のバンズ貯蔵チューブのうちの前記特定のバンズ貯蔵チューブが前記カルーセル又はエンドレスコンベヤ上に定められる所定のバンズ排出位置まで動かされるように、配置される、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記複数のバンズ貯蔵チューブの各バンズ貯蔵チューブは、前端キャップを有し、
前記システムは、バンズが前記複数のバンズ貯蔵チューブのうちの前記特定のバンズ貯蔵チューブから排出されることになるとき、前記複数のバンズ貯蔵チューブのうちの前記特定のバンズ貯蔵チューブから前記前端キャップを取り外し、前記バンズが前記複数のバンズ貯蔵チューブのうちの前記特定のバンズ貯蔵チューブから完全に排出されたとき、前記複数のバンズ貯蔵チューブのうちの前記特定のバンズ貯蔵チューブに前記前端キャップを戻すための、前端キャップ把持機構を有する、
請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記複数のバンズ貯蔵チューブの各バンズ貯蔵チューブは、後端キャップを有し、
前記バンズプッシャ機構は、ステッパモータと、前記ステッパモータに動作可能に接続されるプッシャブロックであって、前記複数のバンズ貯蔵チューブのうちの前記特定のバンズ貯蔵チューブ内に配置された前記複数のバンズのうちの先行するバンズが、前記ステッパモータのインクリメンタルステップにしたがって前記複数のバンズ貯蔵チューブのうちの前記特定のバンズ貯蔵チューブから排出されるように、前記複数のバンズ貯蔵チューブのうちの前記特定のバンズ貯蔵チューブ内に配置される前記複数のバンズを徐々に前進させるために、前記複数のバンズ貯蔵チューブのうちの前記特定のバンズ貯蔵チューブの前記後端キャップと係合されるように構成される、プッシャブロックとを有する、
請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記ステッパモータは、剛性チェーンによって前記バンズプッシャ機構に動作可能に接続される、
請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
バンズセパレータであって、バンズのヒールセグメント及びクラウンセグメントをそれぞれ収容するための少なくとも2つのハウジング部を有するハウジングを備える、バンズセパレータをさらに有する、
請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記バンズセパレータハウジングは、バンズのヒールセグメント、中間クラブセグメント、クラウンセグメントをそれぞれ収容するための3つのハウジング部を有する、
請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記バンズセパレータの前記3つのハウジング部の少なくとも1つの後壁部分は、異なる深さ寸法を有する異なるバンズセグメントを収容するために前記バンズセパレータの前記3つのハウジング部の前記少なくとも1つの深さを効果的に調整するように、
可動プレートを有する、
請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記複数のバンズ貯蔵チューブのうちの前記特定のバンズ貯蔵チューブ内に配置された第2の隣接するバンズのヒールセグメント又は中間クラブセグメントから第1のバンズのクラウンセグメントを、前記第1のバンズの前記クラウンセグメントが前記複数のバンズ貯蔵チューブのうちの前記特定のバンズ貯蔵チューブから排出されるときに、分離するための垂直に移動可能ゲートをさらに有する、
請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記垂直に移動可能ゲートが前記バンズの前記ヒールセグメント又は中間クラブセグメントのうちの一方から前記バンズの前記クラウンセグメントを分離した後に、前記バンズの前記クラウンセグメントの下方移動を防ぐための、前記バンズセパレータの前記クラウンハウジング部と動作可能に関連付けられるシェルフ部材をさらに有する、
請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記シェルフ部材は、前記シェルフ部材が前記バンズの前記クラウンセグメントを支持するとともに前記バンズの前記クラウンセグメントが前記バンズセパレータの前記クラウンハウジング部内に下方に移動するのを防ぐ、延長位置と、前記バンズの前記クラウンセグメントが前記バンズセパレータの前記クラウンハウジング部の下方領域内に落ちることを可能にされる、引き戻された位置との間で移動可能である、
請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記バンズの全てのセグメントが前記3つのハウジング部の前記下方領域内に配置されることを確実にするように、前記バンズセパレータの前記3つのハウジング部の下方領域部分にそれぞれ動作可能に関連付けられる複数のフォトアイをさらに有する、
請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記バンズの前記ヒールセグメント、前記中間クラブセグメント、及びクラウンセグメントをそれぞれ受けるとともに、前記少なくとも1つのトースタ装置内で適切にトーストされるように適切な配向に前記バンズの前記ヒールセグメント、前記中間クラブセグメント、及びクラウンセグメントを回転させるための、一緒に固定して接続される複数のバンズローテータを有するバンズローテータアセンブリをさらに有する、
請求項7に記載のシステム。
【請求項14】
前記バンズローテータアセンブリを反対方向に回転させるように前記バンズローテータアセンブリに動作可能に接続されるバンズローテータ機構をさらに有し、それぞれの前記反対方向は180度を構成する、
請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記バンズの前記ヒールセグメント、前記中間クラブセグメント、及び前記クラウンセグメントを前記バンズローテータアセンブリに搬送するためのシュート機構をさらに有する、
請求項13に記載のシステム。
【請求項16】
前記少なくとも1つのトースタ装置は複数のトースタ装置を含み、
前記バンズローテータアセンブリは、前記複数のバンズローテータが、前記シュート機構からの前記バンズの前記ヒールセグメント、前記中間クラブセグメント、及び前記クラウンセグメントをそれぞれ受けるために前記シュート機構と個々に整列されること、及び前記バンズの前記ヒールセグメント、前記中間クラブセグメント、及び前記クラウンセグメントを前記複数のトースタ装置のうちの1つの中に形成された所定のスロット領域に届けることを可能にするための長手方向に延びるアクチュエータシステム上に取り付けられ、
前記バンズローテータアセンブリはまた、それによって前記バンズローテータアセンブリが前記複数のトースタ装置の間を動かされることができる、横方向に配向されたアクチュエータシステム上に取り付けられる、
請求項14に記載のシステム。
【請求項17】
前記少なくとも1つのトースタ機構は、前記バンズのトーストされたセグメントをコンベヤシステム上に放出するために前記少なくとも1つのトースタ機構の底部内に配置されるゲート機構を有する、
請求項1に記載のシステム。
【請求項18】
前記コンベヤシステムは、前記少なくとも1つのトースタ装置からトーストされたバンズピックアップステーションにトーストされた前記バンズセグメントを搬送する、
請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記トーストされたバンズピックアップステーションは、前記少なくとも1つのトースタ装置から前記トーストされたバンズピックアップステーションに前記コンベヤシステムによって以前に搬送された前記トーストされたバンズセグメントを取り上げるためのトーストされたバンズピックアップ機構を有する、
請求項17に記載のシステム。
【請求項20】
前記トーストされたバンズピックアップ機構は、バンズのヒールセグメント、中間セグメント、及びクラウンセグメントのトーストされた側に挿入されるように構成される複数の針を有する、
請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
上に前記複数の針が固定して取り付けられるフレーム構造と;
前記フレーム構造上に移動可能に取り付けられ、前記複数の針が貫通する、排出プレートと;
前記複数の針をトーストされたバンズセグメント内に挿入するように前記フレーム構造を動かすために前記フレーム構造に動作可能に接続される第1のアクチュエータと;
前記複数の針から前記トーストされたバンズセグメントを強制的に取り外すように前記排出プレートに動作可能に接続される第2のアクチュエータと;をさらに有する、
請求項20に記載のシステム。
【請求項22】
販売時点位置から前記システムに入力された注文に従ってトーストされたバンズを生産するように、前記システムの全ての可動構成要素を制御するために、前記販売時点位置から前記システムに動作可能に接続されるプログラマブルロジックコントローラをさらに有する、
請求項1に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、フードサービス機器に関し、特に、特定の顧客(patron)の注文に従って、例えば、2つのバンズ(buns)を必要とする従来のハンバーガーサンドイッチ、又は3つのバンズを必要とするビッグマック(登録商標)サンドイッチなどの食品を迅速かつ正確に調理するために、レストラン、特にファストフードレストランで使用されることになる新しい改良された自動化されたバンズ取り扱い(handling)及びトーストシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特にファストフードレストランで、特定の食品オーダーの調理をする(preparing)場合、食品調理担当者は、クッキングされる(cooked)、トーストなどされることになる食品を個別に又は1つずつ特定のクッキング器具又はトースト装置に送り込まなければならず、同様の方法で、特定のクッキング器具又はトースト装置から個別に又は1つずつ食品を同様に取り除かなければならない。明らかに、このような調理、クッキング、又はトーストの手順は、特に、ファストフード店のより重要で魅力的な特徴又は特性の1つを効果的に定義する比較的短いサービス時間内にクッキングされ又はトーストされた食品を製造するために、迅速又は速いクッキング又はトーストする食品調理時間が必要または望ましい、ファストフードレストランにおいては、非常に非効率的で、時間を消費し、労働集約的である。
【0003】
従って、当該技術分野では、新しい改良されたフードサービス機器が必要とされている。特定の食品アイテムを調理、クッキング、又はトーストするように適合された新しい改良されたフードサービス機器が、当該技術分野においてさらに必要とされている。ハンバーガー又はビッグマック(登録商標)用のバンズを調理、クッキング、又はトーストするように適合された新しい改良されたフードサービス機器が、当該技術分野においてさらに必要とされている。さらに、様々な異なる食品営業施設(food establishments)で利用することができる新しい改良されたフードサービス機器が、当該技術分野においてさらに必要とされている。例えば、ファストフードレストランなどの、種々の異なる食品営業施設で利用することができる、新しい改良されたフードサービス機器が、当技術分野においてさらになお必要とされている。例えば、食品アイテム注文のクッキング又は調理するための迅速なターンアラウンド時間(turnaround time)が非常に求められている特徴又は特性である、ファストフードレストランなどの様々な異なる食品営業施設で利用することができる、新しい改良されたフードサービス機器が、当該技術分野においてさらに必要とされている。例えば、ファストフードレストランなどの、種々の異なる食品営業施設で利用することができる、クッキング済み食品を提供する上で装置が非常にコンパクトであるが効率的である、改良されたフードサービス機器が、当該技術分野においてさらに必要とされている。さらに、例えば、ファストフードレストランなどの様々な食品営業施設で利用することができる、クッキング済み食品を提供するために非常にコンパクトで効率的であり、最小限の数の調理要員によって操作することができる、新しい改良されたフードサービス機器が、当技術分野において必要とされている。さらに、例えばファストフードレストランなどの、種々の異なる食品営業施設で利用することができる、非常にコンパクトであり、クッキングされた食品を提供するのに効率的であり、最小限の数の食品調理要員によって容易に操作することができ、食品を単独で又は1つずつ取り扱うように制約されるのではなく、実質的に多数の食品アイテムを調理、クッキング、又はトーストするために利用することができる、新しい改良されたフードサービス機器が、当該技術分野において必要とされている。さらに、例えば、ファストフードレストランなどの様々な異なる食品営業施設で利用することができる、複数の食品アイテムが、食品アイテムを単独又は1つずつ取り扱うように拘束されているのではなく、「販売時点(POS)」でのシステムに注文が入力されたときに、注文処理のために実質的に即座に利用可能となるように、多数の食品アイテムが、特に、休止中又は比較的スローな営業時間(slow business hours)又は時間の間に、機器に効果的に前もって装填する(pre-loaded)ことができる、新しい改良されたフードサービス機器が、当該技術分野においてさらに必要とされている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の主な目的は、新しい改良されたフードサービス機器を提供することである。本発明の追加の目的は、特定の食品アイテムを調理、クッキング、又はトーストするのに適した、新しい改良された食品サービス機器を提供することである。本発明のさらに追加の目的は、ハンバーガー又はビッグマック(登録商標)用のバンズを調理、クッキング、又はトーストするのに適した、新しい改良されたフードサービス機器を提供することである。本発明のさらに別の目的は、種々の異なる食品営業施設で利用することができる新しい改良されたフードサービス機器を提供することである。本発明のさらに別の目的は、例えばファストフードレストランなどの、様々な異なる食品営業施設で利用することができる、新しい改良されたフードサービス機器を提供することである。本発明の更なる目的は、例えばファストフードレストランなどの様々な異なる食品営業施設で利用することができる新しい改良されたフードサービス機器を提供することであり、食品アイテムの注文をクッキング又は調理するための迅速なターンアラウンド時間が、非常に求められた特徴又は特性である。本発明の更に別の目的は、例えばファストフードレストランなどの様々な異なる食品営業施設で利用することができる、新しい改良されたフードサービス機器を提供することであり、機器は、クッキング済み食品を提供するために非常にコンパクトであるが効率的である。本発明のさらに別の目的は、例えばファストフードレストランなどの様々な異なる食品営業施設で利用することができる新しい改良されたフードサービス機器を提供することであり、機器は、非常にコンパクトで、クッキング済み食品を提供するのに効率的であり、最小限の数の食品調理要員によって操作することができる。本発明のさらに別の目的は、例えばファストフードレストランなどの、様々な異なる食品営業施設で利用することができる、新しい改良されたフードサービス機器を提供することであり、機器は非常にコンパクトであり、クッキングされた食品を提供するのに効率的であり、最小限の数の食品調理要員によって容易に操作することができ、食品を単独で、又は1つずつ取り扱うように制約されているのではなく、実質的に多数の食品アイテムを調理、クッキング、又はトーストするために利用することができる。本発明のさらに別の目的は、例えばファストフードレストランなどの様々な異なる食品営業施設で利用することができる新しい改良されたフードサービス機器を提供することであり、複数の食品アイテムが、食品アイテムを単独又は1つずつ取り扱うように拘束されているのではなく、「販売時点(POS)」でのシステムに注文が入力されたときに、注文処理のために実質的に即座に利用可能となるように、多数の食品アイテムが、特に休止中又は比較的スローな営業時間又は時間の間に、効率的に機器内に前もって装填することができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記及び他の目的は、サンドイッチバンズ又は類似の食品を調理するための新しい改良されたバンズ取り扱いシステムを、バンズトースト装置と共に提供することによって、本発明の教示及び原理に従って達成され、ここで、個々に又は1つずつ、クッキング、トースト等されることになる、食品を送り込まなければならない食品調理要員の代わりに、本発明のバンズ取り扱いシステムは、複数の食品を予め装填した状態で、バンズ取り扱いシステムに挿入することを可能にするシステムを有する。さらに、食品機器は、多数の顧客の注文を効率的かつ正確に生み出すために必要な様々な機能を実行するサブシステムを有する。より詳細には、本発明の食品機器システムは、特定のバンズ、又は複数のバンズを、バンズ貯蔵システムから選択し、適切に配向させ、例えばトースタなどのクッキング器具に運び、所定の期間にわたってトーストし、トースタから排出し、最終的には、例えば、サンドイッチの一部として使用され、その上に所定の調味料が堆積され、特定の食品アイテムを注文した顧客への提示のためにパッケージされる、1つ又は複数の下流の食品調理(food preparation)ステーションに運ぶことを可能にする。
【0006】
より詳細には、本発明は、取り付けられた複数のバンズ貯蔵チューブを有するバンズハンドリングシステムを有する。複数のバンズ貯蔵チューブの各々は、水平に積み重ねられた又は直列のアレイで、特定のバンズ貯蔵チューブ内に貯蔵された複数のバンズを含む。複数のバンズ貯蔵チューブは、複数の垂直に配向されたエンドレスコンベヤ又はカルーセル(carousels)上に配置され、複数の垂直に配向されたエンドレスコンベヤは、個々のバンズ貯蔵チューブが、コンベヤ又はカルーセルが回転するときに、コンベヤ又はカルーセルの垂直に配向された楕円アレイを画定する軌跡(locus)に沿って移動できるように、実質的に垂直に配向された楕円アレイ内に効果的に配置される。この方法では、複数のバンズ貯蔵チューブは、実質的に垂直に配向された楕円アレイ内に配置され、その結果、複数のバンズ貯蔵チューブのうちの1つが、実質的に垂直に配向された楕円アレイの最上部中央位置に配置されると、バンズ貯蔵チューブの端部キャップが取り外され、プッシャ(pusher)ブロック機構又はシステムが、特定のバンズ貯蔵チューブと効果的に相互作用し、それによって特定のバンズ貯蔵チューブ内に配置された複数のバンズを、バンズ貯蔵チューブの先行する(leading)1つのバンズを排出するように、所定の制御された量又は距離押すために、利用される。次に、排出されたバンズは、バンズセパレータの所定のセクションに入り、それによって、バンズがバンズシュートに向かって搬送され、このバンズシュートは、バンズがその片側又は両側でトーストされることができるように、バンズがトースタ装置に対して適切に配向されるように、バンズローテータにバンズを置く(deposit)。トースタ動作の終了時に、バンズはトースタ装置からコンベヤに自動的に排出され、トーストされたバンズは自動的に取り上げられ、食品又はサンドイッチ調理ステーション、最終的に食品又はサンドイッチパッケージ包装ステーションに向かって下流に搬送される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の様々な他の特徴及び付随する利点は、添付の図面に関連して検討される場合、以下の詳細な説明から、より十分に理解されるであろう。添付の図面において、同様の参照符号は、いくつかの図を通して、同様の又は対応する部分を示す。
【0008】
【
図1】本発明の原理及び教示に従って構築された、新しい、改良された自動バンズ供給及びトーストシステムの概略斜視図である。
【0009】
【
図1a】
図1の装置の垂直に配向したカルーセル又はエンドレスコンベヤ機構内に配置された複数のバンズ貯蔵チューブを示す側面立面図であり、複数のバンが各バンズ貯蔵チューブ内に直列に配置されている。
【0010】
【
図2】
図1及び
図1aに開示されている新しい改良された自動バンズ供給システムの垂直に配向されたカルーセル又はエンドレスコンベヤ機構の1つを収容するキャビネットの1つの正面、右側、上面斜視図である。
【0011】
【
図3】
図2の図と同様の図であり、キャビネットの前部ドア及び/又はカバーが、新しい改良された自動バンズ供給システムの垂直方向に配向されたカルーセル又はエンドレスコンベヤ機構をより明確に開示するために取り外されている。
【0012】
【
図4】カルーセル又はエンドレスコンベヤシステムのスターホイール構成要素の1つ、近接センサ、及び最初にカルーセル又はエンドレスコンベヤシステムを較正するためのその関連フラグを示す
図3の拡大詳細図である。
【0013】
【
図5】カルーセル又はエンドレスコンベヤシステムのタイミングベルトと共に使用されるロータリエンコーダを開示するカルーセル又はエンドレスコンベヤシステムの拡大詳細背面図である。
【0014】
【
図6】ロータリエンコーダ、タイミングベルト、及び環状リングを示すカルーセル又はエンドレスコンベヤシステムの背面斜視図であり、この環状リングの上に、バンズ貯蔵チューブの外部チューブが、カルーセル又はエンドレスコンベヤシステム内に集合的に支持されるように、互いに接触して配置される。
【0015】
【
図7】中にカルーセル又はエンドレスコンベヤシステムが配置されたフレーム構造の一部を開示するカルーセル又はエンドレスコンベヤシステムの断面斜視図である。
【0016】
【
図8】中にカルーセル又はエンドレスコンベヤシステムが配置されるフレーム構造の一部を開示する、
図7のものと同様の側面図、断面図である。
【0017】
【
図9】バンズ貯蔵チューブのうちの1つの外観透視図である。
【0018】
【
図10】
図9に開示されたバンズ貯蔵チューブの長手方向断面図である。
【0019】
【
図11】バンズ貯蔵チューブの前端キャップを取り外し交換するために利用されるグリッパ機構を開示する概略図である;
【0020】
【
図12】バンズ貯蔵チューブ内に配置されたバンズを分配又は排出するために、バンズ貯蔵チューブ内に配置されたバンズを漸進的に前進させるように、バンズ貯蔵チューブの後端キャップと係合するように構成されたプッシャブロック機構を移動させるために利用されるモータ駆動システムを開示する概略図である。
【0021】
【
図13】
図12に開示されているモータ駆動システムの断面図である。
【0022】
【0023】
【
図15】バンズゲートが最上部のバンズ貯蔵チューブとバンズセパレータとの間に挟まれた高い位置でバンズゲートを開示する装置の断面図である。
【0024】
【
図16】クラウンシェルフ用アクチュエータ及びバンズセパレータのクラウンハウジング部の後部プレート部材用アクチュエータを示す、バンズセパレータのクラウンハウジング部の断面図である。
【0025】
【
図17】バンズゲート及びそのバンズ存在センサを開示する
図15のものに対応する拡大斜視図である。
【0026】
【0027】
【
図19】取り付けレールから吊り下げて支持され、バンズセパレータの横方向の配置に応じてシュート部材上にバン部を置くように、フロアアングルアイアン(floor angle iron)に対して、及び、シュート部材に対して移動可能である横方向に移動可能なバンズセパレータを示す斜視図である。
【0028】
【0029】
【
図21】長手方向及び横断方向又はX/Y方向に移動するための2つのアクチュエータシステム上へのバンズローテータの取り付け、並びにバンズローテータが180°反対方向に移動されることを可能にする回転アクチュエータへの接続を示す概略図である。
【0030】
【
図22】トースタ装置及びそれに動作可能に関連するコンベヤ機構の斜視図である。
【0031】
【
図23】
図22に示すように、コンベヤ機構からトーストされたバンズを回収するためのバンズピックアップ装置の第1の実施形態である。
【0032】
【
図24】
図22に示すように、コンベヤ機構からトーストされたバンズを回収するためのバンズピックアップ装置の第2の実施形態の斜視図である。
【0033】
【
図25】
図22に示すように、コンベヤ機構からトーストされたバンズを回収するための、バンピックアップ装置の第2の実施形態の種々の構成要素の動作をより明確に示す、
図24の垂直断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
次に、図面、より詳細には、その
図1を参照すると、本発明の原理及び教示に従って構成された、新しい改良された自動バンズ供給及びトーストシステムが開示され、概して参照文字100によって示される。より詳細には、新しい改良された自動バンズ供給及びトーストシステム100は、より完全に後述するように、多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブを収容する一対のバンズ貯蔵キャビネット102と、トースタ装置104と、サンドイッチ注文の製作、完成した食品アイテムの包装等に関連して、バンズがさらに加工されることになるバンズピックアップステーションに食用バンズを搬送するコンベヤ機構106とを有していることが分かる。もちろん、システム100は、システム100が利用されている特定の食品営業施設の効率的なオペレーションに関連して望ましい又は必要と考えられる2つ以上のバンズ貯蔵キャビネット102を有し得ることに留意されたい。
【0035】
図2~
図6を参照すると、一対のバンズ貯蔵キャビネット102の各々は、効果的にエンドレスコンベヤ又はカルーセルシステムを形成する実質的に垂直で楕円形のアレイ内に配置された多数又は複数のバンズ貯蔵チューブ200によって画定される一組のバンズ貯蔵チューブ200を含む又は収容することが分かり、このエンドレスコンベヤ又はカルーセルシステムは、より完全に後述され、それによって、多数又は複数のバンズ貯蔵チューブ200のうちの特定のいずれか1つが、
図3~6に開示されるように、その位置のいずれか1つから、
図3~
図6から明らかなように、基準文字202によって示されているバンズ分配位置を有する、バンズを構成する12時又は上死点位置に移動され得る。さらに、一対のバンズ貯蔵キャビネット102の各々の中に配置された各バンズ貯蔵チューブのセットを有する、各バンズ貯蔵チューブ200は、
図1aに最もよく示されるように、複数のバンズ201が配置される細長い水平に配置されたチューブ構造を有し、例えば、ハンバーガー又はビッグマック(登録商標)の製造に利用される従来のバンズを有し得る。多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200は、例えば、従来のサンドイッチ又はハンバーガーを形成するために使用されるヒール又はクラウンタイプのバンズ、及び/又は、例えば、このようなタイプのサンドイッチを構成するために3つのバンズを必要とするビッグマック(登録商標)タイプのハンバーガーサンドイッチを製造する際に使用され得る中間又はクラブバンズのような、種々のバンズを収容する又は含むように適合されていることが理解されるべきである。加えて、多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200は、例えば、食料品顧客が最初に食料品店内の「販売時点」(POS)ロケーションで発注したときに、食料品顧客によって予め選択される、全粒小麦バンズ、全粒バンズ、マルチグレインバンズ、発酵生地バンズなどの多様な種類のバンズを収容する又は含むことができることも留意される。
【0036】
さらに、全体のシステム又は装置100内に効果的に並べて配置される一対のバンズ貯蔵キャビネット102の目的は、全体の装置又はシステム100が、装置又はシステム100の全体の効率的な動作に必要な2つの異なる動作を同時に行うことを可能にすることであることに留意されたい。例えば、一対のバンズ貯蔵キャビネット102のうちの第1のものの中に配置された第1のセットのバンズ貯蔵チューブ200と動作可能に関連付けられたエンドレスコンベヤシステムは、一対のバンズ貯蔵キャビネット102のうちの第1のものの中に配置された多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200が、バンズ貯蔵キャビネット102の分配位置又は場所に移動又は配置されるよう移動されるように作動され、この位置は、前述したように、12時又は上死点位置にあると実質的に規定されるが、一対のバンズ貯蔵キャビネット102のうちの第2のものの中に配置された第2のセットのバンズ貯蔵チューブ200と動作可能に関連付けられたエンドレスコンベヤシステムは、一対のバンズ貯蔵キャビネット102のうちの第2のものの中に配置された多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200が、同様に、12時又は上死点の分配位置又は場所に移動されることができるように、作動される。このようにして、多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200を収容する単一の貯蔵キャビネット102のみが使用された場合に必要となるものとは対照的に、かなりの操作時間が節約される。より具体的には、例えば、多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200を含む単一の貯蔵キャビネット102のみが利用された場合、多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200のうちの特定の1つが、第1のバンズがそこから排出又は分配されることができるように、分配位置又は場所に配置された後、多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200のうちのその単一のセットと動作可能に関連付けられたエンドレスコンベヤシステムは、実際には多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200のうちの第2のセットから第2のバンズが排出されることを可能にするように、多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200のうちの第2のものを分配位置又は場所に効果的に位置決めするように、多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200のうちの同一のセットを、ここで動かすように作動されなければならない。
【0037】
図3~8を引き続き参照して、垂直方向に配向されたコンベヤシステム内の多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200の配置、及び垂直方向に配向されたコンベヤシステムの動作について説明する。
図3、4、及び
図6-8から最もよく分かるように、多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200の各々は、多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200の各々の外周面部分を環状に囲む一対の軸方向に離間された、前部及び後部の支持リング204を備える。従って、多数又は複数のバンズ貯蔵チューブ200のすべての反時計回りの移動方向で考慮されるとき、多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200の第1のものの各一対の軸方向に離間された、前部及び後部の支持リング204が、多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200の第1のものの反対側の側部に配置された多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200の第2及び第3のものの一対の軸方向に離間された、前部及び後部の支持リング204と接触しているか又は係合している結果として、多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200が、互いに、接触して効果的に配置されるか、互いに係合されることを理解することができる。なお、多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブは、概して、参照文字200によって示されているが、実際には、実際のバンズ貯蔵チューブ200は、装置のフレーム内に固定して取り付けられ、支持リング204がその上に取り付けられる外側のチューブ構造内に着脱可能に配置されている。
【0038】
この構造は、実際の内部のバンズ貯蔵チューブ202を外部のチューブ構造から取り外すことを可能にし、それにより、個々のバンズ貯蔵チューブ202は、特定のバンズ貯蔵チューブ202内の特定の供給量のバンズ201が枯渇したときに、バンズ201を再充填することができるか、あるいは、枯渇したバンズ貯蔵チューブ202をシステムから簡単に取り外し、完全で新鮮な供給量のバンズ201を含む新しいバンズ貯蔵チューブ202によって置き換えることができる。カルーセル又はエンドレスコンベヤ内のバンズ貯蔵チューブ200の配置に戻ると、多数又は複数のバンズ貯蔵チューブ200の反対側に隣接して配置されるものと接触して配置されるか、又はそれと係合する多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200の間で定義されるこの相対的配置に対する唯一の例外は、後述するように、多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200のうちの特定の1つが12時又は上死点バンズ分配位置に配置されるときである。さらに、多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200は、実際には、各バンズ貯蔵キャビネット102内に形成されたフレーム構造(framework)内で軸方向及び横方向の両方に拘束されることが分かる。より詳細には、
図3及び
図6~
図8から最も良く理解されるように、各バンズ貯蔵キャビネット102は、例えば、
図3内で見えるように、左側壁206及び右側壁208を有し、各バンズ貯蔵キャビネット102内に内部的に、側壁206、208の各々に隣接して、
図6~
図8に最も良く示されるように、軸方向に離間されて垂直方向に延びる一対のフレーム部材210、212があり、これらは、複数の水平方向に配向され、垂直方向に離間されたコネクタ214によって固定的に一緒に接続されている。
【0039】
同様の方法で、
図6から最もよく分かるように、軸方向に離間されて垂直方向に延びる一対のフレーム部材(そのうちの1つのみが216で示されている)が、各バンズ貯蔵キャビネット102の中心線に沿って効果的に配置されるように、対向して配置されたバンズ貯蔵チューブ200の垂直方向に配向された直列アレイの間に介在され、複数の水平方向に延びる垂直方向に離間されたコネクタ218によって互いに接続され、そのうちの1つのみが示されている。さらに、複数の又は多数のバンズ貯蔵チューブ200が配置され、拘束され、それらの実質的に楕円形のコンベヤ経路に沿って移動されるフレームを実質的に完成させるために、
図4-8に最もよく示されるように、一対の軸方向に離間された弓形フレーム部材220,222が、
図3からも分かり、理解されるように、3つの最上部及び3つの最下部のバンズ貯蔵チューブ200の前部及び後部の外周面部分と係合するように構成されていることも分かる。弓形フレーム部材220,222は、
図6~
図8でも見ることができる追加の垂直に配向されたフレーム部材224、226に固定的に接続されている。さらに、
図8から最もよく理解することができるように、多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200の各々を取り囲む環状リング204は、軸方向に離間されて垂直に延びるフレーム部材210,212の軸方向の前方及び後方のエッジ部分と係合する。従って、複数の又は多数のバンズ貯蔵チューブ200は、フレーム部材210,212,220,222によって、バンズ貯蔵キャビネット102の各々の内部に効果的に形成された実質的に楕円形に画定されたコンベヤ経路に沿った複数の又は多数のバンズ貯蔵チューブ200の移動を除いて、各バンズ貯蔵キャビネット102内に画定されたフレームに対して、所定の位置に効果的にロックされているか、又は実質的な軸方向若しくは横方向の移動に対して少なくとも制限又は拘束されていることが容易に理解され得る。
【0040】
さらに、
図3-6及び
図8を参照して、実質的に楕円形のエンドレスコンベヤシステムのための駆動システムについて説明する。
図3に示すように、各バンズ貯蔵キャビネット102の底部内にモータ駆動装置228が配置され、ギアボックス230に動作可能に接続され、ギアボックス230の出力軸は第1の小プーリ232を備える。小プーリ232は、プーリベルト236によって大プーリ234に動作可能に接続され、
図8に最もよく示されているように、大プーリ234は、第1の下側回転シャフト238の一端に取り付けられている。第1のスプロケットシャフト240が、回転シャフト238の中央部分に固定して取り付けられ、その周囲に配置されたエンドレスタイミングベルト242の一端を有する。エンドレスタイミングベルト242は、エンドレスタイミングベルト242の上端部が同様に第2のスプロケットシャフト244の周囲に配置されるように垂直に上方に延びており、第2のスプロケットシャフト244は、第2の上側回転シャフト246の中央部分に固定して取り付けられ、第2の上側回転シャフト246はその一端でロータリエンコーダ248に動作可能に接続され、ロータリエンコーダ248は、カバーされたボックス250内に収容されている。
図3、4、及び
図8から最もよくわかるように、軸方向に離間された一対のスターホイール252、254が、第1の下側回転シャフト238及び第2の上側回転シャフト246の両方に固定して取り付けられ、スターホイール252、254の半径方向外方に突出するフィンガが、隣接するバンズ貯蔵チューブ200の間に挿入されるように構成されているので、
図4に開示されているような装置の反時計回りの回転方向を考えるとき、最上部又は上死点位置に近づいているバンズ貯蔵チューブ200を、その次の隣接する又は後を追うバンズ貯蔵チューブ200から効果的に分離し、それによって、分離されたバンズ貯蔵チューブ200を、今や指定されたバンズ貯蔵チューブ202であるそのようなバンズ貯蔵チューブ200からのバンズの排出に備えて、最上又は上死点位置に移動させる。近接センサ256が、最上部のバンズ貯蔵チューブ202によって占有される最上又は上死点バンズ分配位置に隣接する位置に、バンズ貯蔵キャビネット102のフレーム内に固定して取り付けられ、フラグ258は、3で最もよく見ることができるように、スターホイール252上に固定して取り付けられる。フラグ258が近接センサ256と適切に位置合わせされると、最上部のバンズ貯蔵チューブ202が実際に最上又は上死点バンズ分配位置に正確に配置されることが保証され、その結果、ロータリエンコーダ248は、例えば、プログラマブル論理コントローラ(PLC)260など適切なマスターコントローラの制御下で、バンズ貯蔵チューブ200のいずれか1つを上死点又はバンズ排出位置に正確に移動させることができ、これは、当然のことながら、顧客が自分の食品注文を入力し、これにより、顧客の食品注文の処理を実行することができる「販売時点」(POS)ロケーションに直接リンクされているか、又はそれと通信している。実際、マスターコントローラ又はプログラマブル論理コントローラ(PLC)260は、例えば、マスターコントローラ又はプログラマブル論理コントローラ(PLC)260に、前の動作が完了し、次の動作が実行される必要があることを効果的に知らせる種々のセンサから受信された信号に応答して可動コンポーネントに送られる信号によって、システム100全体内の全てのコンポーネントの全ての動作を制御する。
【0041】
次に、
図9~
図13を参照して、バンズ貯蔵キャビネット102内に配置された多数の又は複数のバンズ貯蔵チューブ200のうちの1つの詳細な説明、その端部キャップの取り外しの結果としてのバンズ貯蔵チューブ200の開放、及びバンズ貯蔵チューブ200内に収容されたリードバンズを順次漸増的に分配するためのステップモータの使用について説明する。より詳細には、各バンズ貯蔵チューブ200は、図示されていない複数のバンズが貯蔵されることになるバンズ貯蔵チューブハウジング262と、バンズ貯蔵チューブハウジング262の前端部又は排出端部に取り外し可能に配置された前端キャップ264と、バンズ貯蔵チューブハウジング262の後端部に固定して取り付けられた環状の後端キャップ266とを有することが分かる。前端キャップ264は、前端キャップ264内に固定して取り付けられた環状ブッシュ268を備え、カウンタボア領域270が、環状ブッシュ268の背後に画定される。
図9から分かるように、カウンタボア領域270は、環状ブッシュ268の直径範囲よりもいくぶん小さい直径範囲を有するが、それはカウンタボア領域を有するので、環状ブッシュ264の背後に開放空間を効果的に画定する。さらに、
図11に最もよく示されているように、例えば、空気流体が、チャック又はグリッパ機構272内に画定される、図示されていない2つの異なる流体ポートに交互に供給される結果として、半径方向内側位置と半径方向外側位置との間で移動可能である3つ又は4つのグリッパフィンガ274を有するチャック又はグリッパ機構272が、同様に空気作動されるグリッパエアシリンダ機構276によって
図11で見た場合、前方と後方又は左右の位置の間で移動可能である。
【0042】
従って、特定のバンズ貯蔵チューブ200の前端キャップ264を取り外すことが望ましい場合、チャック又はグリッパ機構272は、複数のグリッパフィンガ274が集合的に又は同時にそれらの半径方向最内側位置に移動されるように、最初に作動される。引き続いて、グリッパエアシリンダ機構276が、
図11に示すように、チャック又はグリッパ機構272を左に効果的に移動させるように、作動され、それによって複数のグリッパフィンガ274が環状ブッシュ268を軸方向に通過し、カウンタボア領域270に入る。このとき、第1の半径方向外方に延びるリップ部278を備えた複数のグリッパフィンガ274は、バンズ貯蔵チューブ200の前端キャップ264のブッシュ274の第1の環状後方リップ部275と係合し、チャック又はグリッパ機構272の移動が反転すると、グリッパエアシリンダ機構276によって、チャック又はグリッパ機構272は、グリッパフィンガ274のブッシュ268の後面部分との係合の結果として、バンズ貯蔵チューブ200から前端キャップ264を取り外す。バンズ貯蔵チューブ200内に貯蔵された、図示しないバンズは、バンズ貯蔵チューブ200の前端部から分配又は排出される準備が整う。また、グリッパ機構272の複数のフィンガ274は、集合的に、ブッシュ268の環状前方リップ部279と係合するように構成された半径方向外側に延びる第2のリップ部277を備え、これにより、端部キャップグリッパ機構272は、バンズ貯蔵チューブ200からの前端キャップ264の取り外しに関連して前述された動作の反転の結果、前端キャップ264をバンズ貯蔵チューブ200に置き換えることを可能にすることに留意されたい。
【0043】
さらに続けて、改めて
図9~
図12を参照すると、環状後端キャップ266は、中央開口部280を備え、バンズチューブパック282が、バンズ貯蔵チューブ200の後端部に配置され、これにより、バンズチューブパック282の最左表面部が環状の後端キャップ266の内側環状表面部と係合し、一方、
図10に最も良く見られるように、実質的に弧状または円錐形の構成を有する、バンズチューブパック282の最右表面部が、バンズ貯蔵チューブ200内に配置された図示しない複数のバンズのうちの後に続くものと係合するように構成されることがわかり。バンズチューブパック282は、バンズ貯蔵チューブ200の前端又は排出端から、図示されていないがバンズ貯蔵チューブ200内に配置されたバンズを連続的に押し出し又は排出するように、正確に制御された漸進的な方法で、バンズ貯蔵チューブ200内で軸方向に移動可能であるように構成される。バンズチューブパック282のこのような漸進的な移動を達成するために、
図12及び13に見られるように、プッシャブロック284が、バンズ貯蔵チューブ200の環状後端キャップ266内に画定された中央開口部280内に挿入されるように構成される。プッシャブロック284は、ステッパモータ292の回転シャフト290上に固定して取り付けられたスプロケットホイール288の周囲にルーティングされるように構成される剛性(rigid)チェーン286の一端に固定して接続されている。286で開示されているような剛性チェーンは、当該技術分野において良く知られており、一方向のみに曲げられるか又は変位することができるチェーンを実質的に含むことに留意されたい。したがって、例えば、
図13に示すように、剛性チェーン286は、
図13に示すように、スプロケットホイール288の周りを実質的に反時計回りの方法で曲げられるか又はコイル状に巻かれることができるが、剛性チェーン286は、反対方向に曲げることはできない。従って、スプロケットホイール288からプッシャブロック284との固定接続部まで延びると、チェーン286は、効果的に剛直(rigid)で直線状のままとなり、線形アクチュエータとして作用し、バンズ貯蔵チューブ200の排出端部からの、図示しない、バンズの増加する順次の排出を実際に引き起こすように、ステップモータ292がその回転駆動シャフト290、及びその上に固定して取り付けられたスプロケットホイール288を回転させるとき、プッシャブロック284、そして次に、バンズチューブパック282に効果的に直線状の移動を与える。モータ駆動装置292は、図示されていないロータリエンコーダによって制御され、これは、バンズ貯蔵チューブ200の排出端からの図示されていないバンズのインクリメンタル(incremental)移動及び排出を達成するために、プログラマブル論理コントローラ(PLC)260の制御下にあることが理解されるべきである。
【0044】
図14-17を参照すると、バンズセパレータアセンブリ300が開示されており、これは、各々、バンズの底又はヒール部、バンズの中間又はクラブ部、及びバンズのトップ又はクラウン部を入れる又は収容するように設けられた3つのバンズハウジング部302,304,306を有することが分かる。全ての3つのバンズハウジング部302,304,306は、端部キャップグリッパ機構272は、
図14に示すように、バンズハウジングフレーム構造308と共に、左又は右に横方向に移動するように、端部キャップグリッパ機構272と同様に、横方向に移動可能なフレーム構造308に一体的に取り付けられるか又は固定される。従って、バンズ201が、バンズ貯蔵チューブ200のうちの1つの前端から分配又は排出されることになる場合、先に開示し説明したように、前端キャップ264は、端部キャップグリッパ機構272によって最初に取り外され、次に横方向に移動可能なフレーム構造308が、
図14に示すように、左に向かって横方向に移動され、これにより、例えば、ここで、ヒールハウジング部302を、実質的に、バンズ貯蔵チューブ200と同軸に整列させ、そこから、バンズ201のヒール部が、前述のように、プッシャブロック284の作動の結果として、ヒールハウジング部に分配又は排出され得る。さらに、バンズ部のいずれか1つのそれぞれのハウジング部302,304,306のいずれか1つへの分配又は排出に関連して、1つが
図16に示され、レーザレンジファインダ又は類似のタイプの装置を有し得るバンズセンサ310が、バンズセパレータハウジング部302,304,306のそれぞれの後ろに配置されることに留意されたい。バンズセンサ310は、
図14の312に概略的に示すように、バンズセパレータウジング部302,304,306の後壁内に画定された開口部314を通ってレーザビームを照射又は投影するように構成され、その結果、レーザビーム312は、バンズハウジング部302,304,306のうちの特定の1つがバンズ貯蔵チューブ200と同軸に位置合わせされるときに、バンズセパレータハウジング部302、306の後壁から排出される先行するバンズが位置する距離を効果的に決定することができる。また、
図14から分かるように、ヒール及びクラブバンズハウジング部302,304は、ハウジング部の左上隅内に固定して取り付けられた実質的にL字型のコーニス(cornices)316を備え、このようなコーニスの目的は、バンズ201のヒール及びクラブ部が前方に傾いて実質的に垂直に配置されなくなることを防ぐことである。
【0045】
この時点では、バンズ201が最初にバンズ貯蔵チューブ200内で焼かれ、包装される場合、バンズ201のヒール、クラブ、及びクラウン部が、バンズ貯蔵チューブ200内への配置又は挿入の前に予めスライスされているという事実にもかかわらず、所定の量の接着が、それにもかかわらず、反対側に配置されたバンズのヒール及びクラブ部の内側表面部分の間、及びバンズのクラブ及びクラウン部の平坦又は平らな内側表面部分の間に存在し、他方、この接着は、バンズ201がバンズ貯蔵チューブ200内に配置されたときに、
図1aから分かるように、第1のバンズのクラウン部の外側の実質的に半球形の表面部分と、第1のバンズのクラウン部に隣接し、それと接触して配置された第2のバンズのヒール部の外側の平坦又は平坦な表面部分との間には存在しないことに留意されたい。従って、例えば、第1のバンズ201のヒール部は、バンズ貯蔵チューブ200から前進、分配、又は排出され得、効果的にバンズセパレータ300のヒールハウジング部302内に挿入され得るが、バンズセパレータアセンブリ300が、
図14内に見られるように、左に向かって横方向に移動するまで、バンズ201のヒール部は、実際には、バンズ201のクラブ部から分離されず、それによって、バンズセパレータアセンブリ300が左に向かって移動される結果、バンズ201のヒール部は、バンズのクラブ部から効果的に切断され、それによって、クラブハウジング部304は、バンズ貯蔵チューブ200と同軸に整列される。上記の開示及び説明は、バンズセパレータアセンブリ300の各クラブ及びクラウンハウジング部304,306へのバンズ201のクラブ及びクラウン部の分配又は排出に関連して実質的に繰り返されるが、バンズ貯蔵チューブ200からのバンズ201のクラウン部の分配又は排出は、わずかに異なる。
【0046】
より詳細には、先頭のバンズ201のヒール部及びクラブ部が、バンズ貯蔵チューブ200から、バンズセパレータアセンブリ300のそれぞれのハウジング部302,304に既に排出されていると仮定する。従って、バンズセパレータアセンブリ300は、バンズセパレータアセンブリ300のクラウン部ハウジング306をバンズ貯蔵チューブ200と同軸上に効果的に整列するように、左に向かってさらに移動される。したがって、モータ駆動装置292、スプロケットホイール288、剛性チェーン286、及びプッシャブロック284は、バンズ201のクラウン部がバンズセパレータアセンブリ300のクラウンハウジング部306内に配置されるまで、バンズ貯蔵チューブ200内に配置されたバンズ201の直列に配置されたスタック201を前方に押し続ける。しかしながら、バンズ201のクラウン部の外側の実質的に半球状の表面部と次の又は連続する後に続くバンズ201の隣接するヒールセグメントの実質的に平坦な平らな外面部分との間に実質的に接着がないことが思い出されるであろう。従って、バンズ201のクラウンセグメントは、次の後に続くバンズ201の隣接するヒールセグメントから容易に分離し、従って、直ちにクラウンハウジング部306の底部に落下し、これは、モータ駆動装置292及びその関連する動作可能な構成要素が、バンズ貯蔵チューブ200から次のバンズセグメントを排出し続けようとするというさらなる問題を提起する可能性がある。したがって、これを効果的に防止するために、又は、バンズセパレータアセンブリ300が横方向に移動される際に、バンズセグメントの破壊をもたらす可能性がある、そのような状態が生じないようにするために、クラウンハウジング部306は、クラウンハウジング部306の後壁内に形成された開口部320,320を通って突出する、水平方向に離間された一対のクラウンシェルフ部材又はロッド318,318を備える。
【0047】
図16に最もよく示されるように、クラウンハウジング部306の後壁は、実際には、適当な空気圧ピストン-シリンダアセンブリ324によって前方及び後方方向に移動可能な可動プレート322によって形成され、この可動プレートシステムは、ヒール及び中間クラブハウジング部302,304と共に同様に利用可能であることに留意されたい。このようにして、バンズセパレータアセンブリ300のハウジング部302,304,306の有効深さは、異なる厚さ寸法を有する異なるバンズ201の異なるセグメントを収容するように変化させることができる。さらに、そのうちの1つのみが
図16に示されているクラウンシェルフ部材又はロッド318は、同様に、取り付けプレート326に後端で固定して取り付けられ、この取り付けプレート326は、空気圧式ピストン-シリンダアセンブリ328のピストンロッドの自由遠位端に固定して取り付けられ、それによってクラウンシェルフ部材又はロッド318は、その上のバンズ201のクラウンセグメントを支持するようにバンズセパレータアセンブリ300のクラウンハウジング部306内に突出する延長位置まで前方に移動されることができる、又はそれらは、もはやプレート322から外方に突出することのない引き戻された位置に移動されることができ、バンズ201のクラウンセグメントが、クラウンハウジング部306の底部に落下することが分かる。
図15に最もよく示されているように、また前述したように、バンズセパレータアセンブリ300は、横方向に、すなわち、
図14に示されているように左右に、又は
図15に示されているようにページの中又はパージから外に移動し、効果的に、アングルブロック(angle iron)330の頂部に配置され、このアングルブロック330は、バンズセパレータアセンブリ300の床部分を形成し、その上に、すべてのバンズセグメントが、それらがバンズセパレータアセンブリ300のそれらのそれぞれのハウジング部302,304,306に完全に置かれる又は挿入されると、配置されることがわかる。また、
図14及び
図16に最もよく示されているように、バンズ存在開口部332,334,336がそれぞれ、バンズセパレータハウジング部302,304,306の下部領域内に画定され、
図16にその1つのみがわかる複数のフォトアイ338が、バンズセパレータハウジング部302,304,306の後壁の背後に配置されるので、実際にバンズセパレータハウジング部302,304,306の下部領域内に適切に配置され、バンズセパレータハウジング部302,304,306の床を効果的に形成するアングルブロック330上に配置されるとき、バンズセグメントの存在を検出できることに留意されたい。
【0048】
さらに続け、バンズセパレータアセンブリ300及びその動作の説明を完成させ、
図15及び17を参照すると、バンズゲート340は、
図15及び17に示すように、上死点分配又は排出位置に配置されたバンズ貯蔵チューブ202とバンズセパレータアセンブリ300との間に効果的に置かれ、バンズゲート340は、図示しない任意の適切なアクチュエータによって、
図15及び17に示された上昇位置と下降位置との間を垂直に移動可能であることが分かる。バンズゲート340は、孔又はスロットのいずれかであり得る貫通開口部342を備え、バンズゲート340がその上昇位置に配置され、バンズ貯蔵チューブ202からバンズセグメントが放出されたときに、バンズセンサ344からのレーザビーム346がバンズセグメントの存在を検出できるように、バンズセンサ344がバンズセパレータアセンブリ300の後ろに配置される。以下に開示し説明するように、バンズゲート340は、いくつかの目的を果たす。先行するバンズ201の第1のヒールセグメントがバンズ貯蔵チューブ202から分配されるか又は排出される場合、バンズセパレータアセンブリ300は、バンズセパレータアセンブリフレーム308上に固定して取り付けられたチャック又はグリッパ機構272が、端部キャップ264と係合し、取り外すことができるように、
図14に見られるように、最も左の位置までずっと動かされる。その後、バンズゲート340は、その上昇位置に移動され、このとき、バンズセパレータアセンブリ300は、その最右位置に移動される。次に、モータ駆動装置292を作動させて、プッシャブロック284をバンズチューブパック282に係合させ、それによって、先行するバンズのヒールセグメントをバンズ貯蔵チューブ202の外に移動させ、バンズゲート340と係合させる。バンズゲート340に対する先行するバンズのヒールセグメントの存在は、バンズセンサ344によって検出され、それによって、先行するバンズのヒールセグメントが実際にバンズ貯蔵チューブ202から部分的に排出され、バンズゲート340の前方垂直面部分に対して押圧される結果、適切な垂直配向に配置されることが保証される。
【0049】
続いて、バンズセパレータアセンブリ300の第1のヒールハウジング部302がバンズ貯蔵チューブ202と同軸に整列するまで、バンズセパレータアセンブリ300は左方向に移動する。次いで、バンズゲート340が下降され、バンズセパレータアセンブリ300のヒールハウジング部302にバンズ201のヒールセグメントを完全に分配又は排出するようにモータ駆動装置292が再び作動される。バンズ201のヒールセグメントとバンズ201のクラブ部との間に画定された残留接着があり、それによってバンズセパレータアセンブリ300のヒールハウジング部302への挿入にもかかわらず、バンズ201のヒール部がバンズ201のクラブ部から容易に分離しないことが想起されるが、バンズセパレータアセンブリ300のクラブハウジング部304がバンズ貯蔵チューブ202と同軸に位置合わせされる次の位置へバンズセパレータアセンブリ300が左方向に移動すると、バンズ201のヒール部はバンズ201のクラブ部から分離され、それによってバンズ201のヒールセグメントがバンズセパレータアセンブリ300のヒールハウジング部302内で垂直方向下方に降下し、バンズセパレータアセンブリ300の床領域を実質的に画定するアングルブラケット330によって支持されるようにする。この時点で、バンズセパレータアセンブリ300のヒールハウジング部302と動作可能に関連付けられたバンズフォトアイ338は、バンズセパレータアセンブリ300のヒールハウジング部302の下方領域内のバンズ201のヒールセグメントの存在を検出することにも留意されたい。
【0050】
クラブハウジング部304がバンズ貯蔵チューブ202に対して同軸に配置されている結果として、前の動作ステップが、バンズセパレータアセンブリ300のクラブハウジング部304内にバンズ201のクラブセグメントを分配又は排出するように繰り返され、バンズセパレータハウジング300のさらなる左の移動は、バンズ201のクラブセグメントのバンズ201のクラウンセグメントからの切断をもたらすので、同様に、クラブハウジング部304の下方領域内のバンズ201のクラブセグメントの存在がバンズフォトアイ338によって検出される。なお、バンズセパレータアセンブリ300のクラウンハウジング部306は、バンズ貯蔵チューブ202と同軸に整列されているので、バンズ201のクラウンセグメントは、バンズ貯蔵チューブ202から分配又は排出さることができるが、バンズ201のクラウンセグメントの外側半球状クラウン表面部分と、次の又は後に続くバンズ201の外側の平らな平面ヒール表面部分との間には、接着が画定されていないことに留意されたい。従って、先行するバンズ201のクラウンセグメントは、バンズ貯蔵チューブ202から分配されるか又は排出されると、次の後に続くバンズ201のヒールセグメントから直ちに分離する傾向があり、また、そうでなければ、バンズセパレータアセンブリ300のクラウンハウジング部306の底部領域に落下する傾向があるが、これは、モータ駆動装置292及びプッシャブロック284は次の又は後に続くバンズ201のヒールセグメントを分配又は排出しを続ける傾向があるので望ましくない。バンズの分配又は排出サイクル全体が完了しているので、バンズセパレータアセンブリ300は、次に、バンズ貯蔵チューブ202上に端部キャップ264を置き換えるように、チャック又はグリッパ機構272をバンズ貯蔵チューブ202と同軸に再度整列させるために、その最も右側の位置に移動されるので、次の又は後に続くバンセグメントのさらなる分配又は排出は、バンズ貯蔵チューブ202に対するバンズセパレータアセンブリ300の横方向、右方向の移動の結果として捕らえられるか又は押しつぶされる結果として、効果的に破壊され得る。
【0051】
従って、このシナリオの発生を防止するために、先に説明したように、バンズセパレータアセンブリ300のクラウンハウジング部306は、クラウンセグメントが支持されるクラウンシェルフ部材又はロッド318を備え、これにより、バンズ貯蔵チューブ202からのバンズセグメントのさらなる分配又は排出を防止する。さらに、クラウンシェルフ部材又はロッド318上に配置された先行するバンズ201のクラウンセグメントの配置の直後に、バンズゲート340が先行するバンズ201のクラウンセグメントと次の又は後に続くバンズ201のヒールセグメントとの間に介在されるように再度その上昇位置に移動され、それによって、先行するバンズ201のクラウンセグメントが、実際に、次の又は後に続くバンズ201のヒールセグメントから分離されることを確実にする。バンズゲート340が上昇位置に持ち上げられ、先行するバンズ201のクラウンセグメントが実際に次の又は後に続くバンズ201のヒールセグメントから分離されると、クラウンシェルフ部材又はロッド318が引き戻され、それによってバンズ201のクラウンセグメントがクラウンハウジング部306の下部領域に落ちることを可能にし、クラウンハウジング部306の下部領域内のクラウンセグメントの配置が、バンズセパレータアセンブリ300のクラウンハウジング部306と動作可能に関連付けられたフォトアイ338によって確認され、次にバンズゲート340がその最下位置まで下降し、バンズセパレータアセンブリ300は、バンズ貯蔵チューブ202とチャック又はグリッパ機構272を同軸に整列するために、その最も右の位置まで移動し、それにより、バンズ貯蔵チューブ202からの端部キャップ264の取り外しに関連して説明されたものに対するリバースモードでの、チャック又はグリッパ機構272の動作が、達成されることができる。
【0052】
バンズ分配又は排出動作が完了し、バンズセグメントがバンズセパレータアセンブリ300のそれぞれのハウジング部内に配置され、端部キャップ264がバンズ貯蔵チューブ202上に置き換えられると、バンズセグメントは、特定のタイプのサンドイッチの調理に関連して適切にトーストされることができるように、バンズセグメントをバンズローテータに、次いでトースタ装置に移送しなければならず、その全てについて簡単に開示し説明する。サンドイッチが、例えばハンバーガーを形成するために、2つのバンズセグメントタイプのサンドイッチを含むことになる場合、バンズのヒール部及びクラウン部がクラブハウジング部304とクラウンハウジング部306に挿入され、その結果、バンズセパレータアセンブリ300のバンズセパレータ受け入れ部が互いに隣接して配置される。これにより、システムは、バンズのヒールセグメントをバンズセパレータアセンブリ300のヒールハウジング部302に挿入する一方で、バンズのクラウンセグメントをバンズセパレータアセンブリ300のクラウンハウジング部306に挿入し、中央クラブハウジング部304は空であることから、バンズセパレータアセンブリ300の横方向の動きに電力を供給する図示されないリニアアクチュエータは、クラブハウジング部304の上を効果的にスキップ又はバイパスしなければならないことが要求される。逆に、例えばビッグマック(登録商標)を作るためになどサンドイッチが3つのバンズセグメントタイプのサンドイッチを含むことになる場合、バンズのヒールセグメント、クラブセグメント、及びクラウンセグメントが、実際、バンズセパレータアセンブリ300のそれぞれのヒール、クラブ、及びクラウンハウジング部302,304,306内に置かれる。
【0053】
図18~
図21を参照し、
図19から最もよく分かるように、バンズセグメントがバンズセパレータアセンブリ300のそれぞれのヒール、クラブ、及びクラウンハウジング部302,304,306内に置かれた後、バンズセパレータアセンブリ300は、図示しない適当なリニアアクチュエータによって、水平方向又は横方向に向けられたレールシステム348に沿って吊り下げられて横方向に動かされる。
図19に示すように、バンズセパレータアセンブリ300が右から左に移動すると、バンズセパレータアセンブリ300のハウジング部302,304,306からの種々のバンズセグメントがシュート350上に置かれる。
図15及び
図19に開示されているように、バンズセパレータアセンブリ300が横方向に移動する床として有効に機能するアングルブロック330は、シュート350で終わり、それによって、バンズセパレータアセンブリ300が右から左に移動し続けるとき、
図19に見られるように、バンズセパレータアセンブリ300の連続したハウジング部302,304,306は、アングルブロック330の左端の範囲を越えて連続的に移動し、従って、バンズセパレータアセンブリ300のハウジング部302,304,306内に配置されたバンズセグメントは、単純にシュート350に落下することに留意されたい。
図18及び
図21に示すように、本発明のシステム100はまた、例えば
図21に示すように、左方向及び右方向の横方向又は横の移動のための第1の直線レール及び作動システム358上に取り付けられた3つのバンズローテータ352、354、356を有する。さらに、3つのバンズロータ352、354、356はまた、3つのバンズロータ352、354、356が、第1の直線レール及び作動システム358に沿った移動の横方向又は横の方向に対して垂直方向に移動することができるように、それ自体第1の直線レール及び作動システム358に取り付けられた第2の直線レール及び作動システム360に取り付けられる。
【0054】
一対のトースタ装置362,364が
図22に開示され、トースタ装置362,364のうちの少なくとも1つも
図21に見ることができ、従って、3つのロータ352,354,356を第1の直線レール及び作動システム358に取り付けることは、シュート350から3つのバンズセグメントを個別に且つそれぞれ受けるために3つのロータ352、354、356が連続的にシュート350の下に配置されるように、3つのロータ352、354、356が
図21に見るように、3つのロータ352、354、356が最も右の位置に向かって移動することができるだけでなく、さらに、3つのバンズローテータ352、354、356が、次に、トースタ装置362,364のいずれかの内部に画定される図示しない適切なバンズセグメント受け入れスロットに、個別に且つ連続的に、バンズセグメントを置くように、第1の直線レール及び作動システム358に沿って移動されることができることが理解できる。さらに、第2の直線レール及び作動システム360を設けることにより、3つのロータ352、354、356は、3つのロータ352、354、356からトースタ装置362,364のいずれかの中にバンズセグメントを移送することができるよう3つのロータ352、354、356が上記の垂直方向に移動することができるように、第1のリニアレーリング及び作動システム358に沿ったその移動に関して、上記の垂直方向に移動することができることが理解されるべきである。
【0055】
さらに、
図18、20、及び
図21に関連して、3つのロータ352、354、356の各々は、第1の、固定された、フォームバック取り付けプレート366と、第2の可動取り付けプレート368とを備える取り付けプレートシステムを効果的に画定し、第2の可動取り付けプレート368には、それぞれ、空気圧式ピストン-シリンダアセンブリ370、372、374が取り付けられており、これらの3つはすべて
図18に開示されているが、
図20にはそのうちの1つのみが開示されている。第1及び第2の取り付けプレート366、368の内側表面部分は、非付着シート376、378を備えるので、第2の可動取り付けプレート368が作動して第1の固定された取り付けプレート366に向かって移動し、それによって、その間のバンズセグメントを固定するとき、バンズセグメントは、取り付けプレート366、368のどちらにも貼り付かない又は付着しない。最後に、
図21を再度参照すると、3つのバンズローテータ352、354、356は、3つのバンズローテータ352、354、356が反対方向に180°まとめて回転できるように、3つのロータリアクチュエータ機構380にまとめて接続されていることが分かる。
図18から、3つのバンズローテータ352、354、356は、全て共通の横方向に配向された取り付けバー又はレール359に固定して接続されていることを理解することができる。この取り付け及び作動システムは、例えば、バンズ201の3つのセグメントがトースタ装置362,364内に画定された適切な位置に挿入されたときに、バンズのヒールセグメント及びクラウンセグメントが、その片側、すなわち、ヒールセグメント及びクラウンセグメントの内面部分においてのみトーストされ、一方、バンズのクラブセグメントに関しては、バンズ201のクラブセグメントの両側がトーストされることを確実にするために、3つのバンズローテータ352、354、356がトースタ装置362,364に対して集合的に回転することを可能にする。
【0056】
図22を引き続き参照すると、種々のバンズセグメントがそれらのトースタ動作を受けるためにトースタ装置362,364のいずれか1つに挿入された後、バンズセグメントは、セグメントがそれらのトースタ経路に沿って連続的に移動するにつれて所定の程度にトーストされるように、トースタ装置を通って下方に搬送される。図示されていない種々のバンズセグメントセンサが、バンズセグメントが実際にトースタ装置362,364を通ってそれらの下方方向に適切に搬送されることを確実にするために、トースタ装置内に内部的に組み込まれ得る。トースト動作が完了すると、トーストされたバンズセグメントは、明確化のために
図22に示されているバンズランプ382上に落ちるが、通常、バンズゲート384が実際にはバンズランプ382を覆うため、そのようなバンズランプ382は見えない。バンズゲート384は、バンズゲート384の両端に配置された一対のバンズゲートローテータ386、386に動作可能に接続されており、バンズランプ382は、全てのバンズセグメントが、トースタ装置362,364を通って移動し、トーストされたことを確実にするように、バンズランプ382と動作可能に関連付けられる、図示されない、複数のバンズランプセンサを有する。従って、図示されないバンズランプセンサがバンズランプ382上のバンズセグメントの配置を感知すると、バンランプセンサは信号をバンズランプローテータ386、386に送信し、バンズゲート384を通常閉位置から開位置に回転させ、それによって、バンズセグメントが横方向に配向されたリニアバンズコンベヤ388上に落下する。この時点で、バンズコンベヤ388は、バンズセグメントが、
図22及び
図23の両方に示されている直立したバンズストップ390によって決定されるバンズコンベヤ388の端に達するまで作動する。同時に、
図23にも示されているように、適切なアクチュエータ389によって、バンズコンベヤ388に向かう又はそれから離れる垂直移動のためのオーバーヘッドリニアアクチュエータ及びレールアセンブリ394上に取り付けられる、バンズセグメントグリッパセンブリ392が、バンズストップ390で停止したバンズセグメントの上方の位置に移動され、レーザビーム396を発生するバンズストップセンサ394によって停止したバンズセグメントの上方の正確な位置にガイドされる。次に、バンズセグメントグリッパセンブリ392は、複数のフィンガ398が互いに対して半径方向内方に移動されて、バンズセグメントを把持し、バンズコンベヤ388からそれを除去し、それを下流に、例えば、バンズセグメントに適用される予め選択された調味料を分配する調味料分配ステーションのような追加の食品アイテム調製ステーションに移動させることができるように、下降される。
【0057】
最後に
図24及び
図25を参照すると、直立したバンズストップ390に対して配置されたバンズセグメントを取り上げる(picking up)ための代替のバンズセグメントピックアップシステム400が開示される。
図23に開示されたバンズセグメントグリッパセンブリ392の代わりに、バンズセグメントピックアップシステム400は、図示されていないが、
図23に関連して開示され説明されたシステム内で図示されたアクチュエータ389と同様の、適切なアクチュエータの下端上に動作可能に接続されるように適合された上部取り付けプレート402を有する。従って、バンズセグメントピックアップシステム400は、直立したバンズストップ390によって、バンズコンベヤ388の端部上に配置され、バンズコンベヤ388に沿った所定の位置に配置されたバンズセグメントに対して下降又は上昇するように垂直に動かされることができる。さらに、バンズセグメント排出プレート404は、一対のカラム414、414及び上部取り付けプレート402と共に、バンズセグメントピックアップシステム400のためのフレーム構造を効果的に形成する下部取り付けプレート412内に固定された空気圧ピストン-シリンダアセンブリ410のシリンダ408内に配置されたピストン406の下部遠位端に固定して取り付けられていることが分かる。
【0058】
さらに、下部取り付けプレート412内に固定して取り付けられた複数の垂直に配向された従属針416が、下方に突出し、バンズセグメント排出プレート404が複数の針416に対して移動可能であるように、バンズセグメント排出プレート404を通過することが分かる。通常、バンズセグメント排出プレート404は、ピストンシリンダアセンブリ410のシリンダ408内のピストン406の上方への移動によって規定されるように、上昇位置に配置され、その後、上部取り付けプレート402が接続されている図示しない空気圧アクチュエータによって、バンズセグメントピックアップシステム400全体が下降する。それらの内部表面部分のみがトーストされることになるバンズセグメント、特に、バンズのヒールセグメント及びクラウンセグメントが、トースタ装置362,364内に挿入されるとき、それらが実際にそれらの内部表面部分のみがトーストされることを確実にするように、バンズセグメントは適切に配向されることに留意されたい。さらに、バンズセグメントがバンズランプ382上に排出されると、バンズセグメントは、実際には、バンズセグメントの内側のトーストされた表面部分が上方に向くように適切に配向される。このようにして、又は、バンズセグメントピックアップシステム400全体のこのような下降移動の結果、複数の従属針416は、複数の従属針416によるバンズセグメントの貫通の結果として、バンズセグメントを効果的に把持するように、バンズのヒールセグメントもしくはクラウンセグメントのトーストされた内側、又はバンズのクラブセグメントのいずれかのトーストされた側を貫通し、バンズセグメントの貫通面は、バンズセグメント排出プレートの下面部分と接触して配置される。次に、バンズセグメントピックアップシステム400は、別の食品調理ステーションに下流に移動され、その時点で、ピストン406がシリンダ408に対して伸長又は下降され、これにより、バンズセグメント排出プレート404が、複数の針416に対して下方に移動し、それにより、バンズセグメント排出プレート404は、バンズセグメントが、例えば、その上に調味料が分配されることができるように、バンズセグメントを効果的に押して複数の針416の遠位端部から外す。
【0059】
明らかに、本発明の多くのバリエーション及び修正は、上記の教示に照らして可能である。例えば、特定のバンズ貯蔵チューブ200が空のとき、又は特定のバンズ貯蔵チューブ202内のバンズの供給が完全に使い果たされたもしくは枯渇したとき、この状態は適切なセンサ(図示せず)によって感知することができ、複数のバンズ貯蔵チューブ202を運ぶエンドレスコンベヤ又はカルーセルを段階的に回転させて、このバンズ貯蔵チューブ202内に配置されたバンズ201が分配又は排出されることができる最上部又は上死点位置に完全に装填されたバンズ貯蔵チューブ202を提供又は配置する。また、キャビネット102は種々のドア103を有し、これを開けると、食品調理担当者は、使い果たされた又は枯渇したバンズ貯蔵チューブ200を抽出することができ、システム100が運転中断時間なしに連続的に動作することを可能にするために、複数のバンズ貯蔵チューブ200が常に適切に蓄えられるように、新しい又は新鮮なバンズ貯蔵チューブ200によって手動で補充又は交換することができることが理解されるべきである。さらに、例えば、バンズ貯蔵チューブ200の内面部分及び/又はバンズセパレータアセンブリ300のハウジング部の内面部分などのシステム構成要素の種々の表面は、いずれのバンズセグメントがそのような表面に張り付く又は付着することを妨げるように、付着防止表面コーティングを備えることができることに留意されたい。最後に、図示されていないユーザインターフェースを、バンズ貯蔵キャビネット102のうちの1つの上に、又はトースタ装置のうちの1つの上に設けることができ、これにより、顧客オーダーが、「販売時点」ロケーションとして効果的に機能するユーザインターフェースによってシステム100に入力することができる。最後に、本開示は食品バンズに向けられているが、開示された装置又はシステムは他の食品アイテムにも同様に適用可能であることに留意されたい。従って、添付の特許請求の範囲の範囲内で、本発明は、本明細書に具体的に記載されている以外の方法で実施することができることが理解されるべきである。
【国際調査報告】