(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-02
(54)【発明の名称】1/4回転タイプの軸心方向の締結装置
(51)【国際特許分類】
F16B 21/04 20060101AFI20220126BHJP
【FI】
F16B21/04 H
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021531641
(86)(22)【出願日】2019-11-21
(85)【翻訳文提出日】2021-06-02
(86)【国際出願番号】 FR2019052773
(87)【国際公開番号】W WO2020115390
(87)【国際公開日】2020-06-11
(32)【優先日】2018-12-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】505003193
【氏名又は名称】アー レイモンド エ シー
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ミカエル シコット
(72)【発明者】
【氏名】ダヴィッド ラムルー
【テーマコード(参考)】
3J037
【Fターム(参考)】
3J037AA01
3J037CA13
(57)【要約】
本発明は、部品(2)を支持体に固定するための1/4回転タイプの装置(1)に関するものであって、前記締結装置(1)は、部品(2)を運ぶヘッド(11)であって、当該ヘッド(11)は、支持体(3)の第1の面上に載るようになっているヘッド(11)と、前記ヘッド(11)に接続され、主軸(A)に沿って延びる保持足(12)であって、当該保持足(12)は、前記支持体(3)の開口部(31)に軸方向に貫通するように構成されており、前記開口部は周縁部を有し、それによって、締結装置(1)を第1の角度方向を有する挿入位置に配置し、前記保持足(12)は、前記締結装置(1)が前記挿入位置から前記第2の角度方向を有するロック位置に角度を持って移動させられたときに、前記支持体(3)の第2の面上に載るための少なくとも1つの可撓性保持タブ(13)を備えている保持足と、を備える。前記保持足(12)と前記開口部(31)の縁部との間に存在し得る空間を埋め、それによって前記締結装置(1)が前記挿入位置から前記ロック位置へと角度を持って移動させられたときに前記開口部(31)内で前記締結装置(1)を再び中心に合わせるために、前記可撓性タブ(13)がラグ(15)を運ぶ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
部品(2)を支持体(3)に締結するための、1/4回転タイプの装置(1)であって、前記締結装置(1)は、
- 部品(2)を運ぶヘッド(11)であって、当該ヘッド(11)は、支持体(3)の第1の面上に載るようになっているヘッド(11)と、
- 前記ヘッド(11)に接続され、主軸(A)に沿って延びる保持足(12)であって、当該保持足(12)は、前記支持体(3)の開口部(31)に軸方向に貫通するように構成されており、前記開口部は周縁部を有し、それによって、前記締結装置(1)を第1の角度方向を有する挿入位置に配置し、前記保持足(12)は、前記締結装置(1)が前記挿入位置から第2の角度方向を有するロック位置に角度を持って移動させられたときに、前記支持体(3)の第2の面上に載るための少なくとも1つの可撓性保持タブ(13)を備えている保持足と、
を備え、
前記締結装置(1)は、前記保持足(12)と前記開口部(31)の縁部との間に存在し得る空間を埋め、それによって前記締結装置(1)が前記挿入位置から前記ロック位置へと角度を持って移動させられたときに前記開口部(31)内で前記締結装置(1)を再び中心に合わせるために、前記可撓性タブ(13)がラグ(15)を運ぶことを特徴とする、締結装置(1)。
【請求項2】
前記ヘッド(11)が、前記締結装置(1)が前記ロック位置にあるときに前記支持体(3)の前記開口部(31)を占めるように意図された、少なくとも1つのロック要素(16)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の締結装置(1)。
【請求項3】
前記ロック要素(16)は、前記可撓性タブ(13)に対して90°の角度で配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の締結装置。
【請求項4】
前記ロック要素(16)は、前記保持足(13)に接続された一対の平行なリブで構成されていることを特徴とする、請求項2から3の何れか一項に記載の締結装置(1)。
【請求項5】
前記可撓性保持タブ(13)の基部が、前記保持足(12)の外面から突出し、主軸(A)に垂直な面に配置されたプレート(17)に固定されていることを特徴とする、請求項1から4の何れか一項に記載の締結装置(1)。
【請求項6】
前記可撓性タブ(13)の端部は自由であり、前記支持体(3)に垂直な方向に変形可能であることを特徴とする、請求項1から5の何れか一項に記載の締結装置(1)。
【請求項7】
前記可撓性タブ(13)が、前記プレート(17)と直交しない初期傾斜を有することを特徴とする、請求項1から6の何れか一項に記載の締結装置(1)。
【請求項8】
前記保持足(12)が、少なくとも1つのガイドリブ(14)を備えていることを特徴とする、請求項1から7の何れか一項に記載の締結装置(1)。
【請求項9】
前記ラグ(15)は、前記可撓性タブ(13)に接続する基部と、頂点とを有し、前記頂点の寸法は前記基部の寸法よりも大きいことを特徴とする、請求項1から8の何れか一項に記載の締結装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、部品を支持体に固定することを目的とした締結装置に関する。部品は、例えば、フード、トランクドア、テールゲートなどの自動車の開口部のためのストップであり得る。
【背景技術】
【0002】
特許文献1、特許文献2、特許文献3は、部品を支持体に固定するように設計された1/4回転ファスナーであることが知られている。これらの装置は、締結装置を支持体にしっかりと保持するための保持要素を備えたヘッドおよび保持足からなる。保持足と保持要素は、ヘッドが支持体の最初の面に載るまで、支持体の開口部から挿入される。締結装置のロックは、例えば1/4回転だけ回転させることによって確実にされる。このロック位置では、保持要素が支持体のもう一方の面に寄りかかってから、締結装置を所定の位置に保持する。
【0003】
ただし、部品の正確な寸法によっては、保持足と開口部の端の間に隙間がある場合がある。この隙間の存在は、締結装置の位置が支持体の平面内で移動することにつながる可能性があり、これは煩わしい可能性がある。実際、これは、部品の位置のオフセットおよびアセンブリの不十分な保持を引き起こすことにより、部品の支持体への誤った組み立てにつながる可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開第2013/165948号パンフレット
【特許文献2】仏国特許出願公開第2894304号明細書
【特許文献3】欧州特許出願公開第2016193号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、本発明の目的は、先行技術の不利な点の全部または一部を改善する締結装置を提案することである。特に、さまざまな可能な寸法の中で開口部の正確なサイズに関係なく、装置が支持体の平面内で移動するのを防ぎながら、さまざまな寸法のサポート開口部に配置できる締結装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目標を達成するために、本発明の目的は、部品を支持体に固定するための1/4回転タイプの装置を提案し、締結装置は、部品を運ぶヘッドであって、ヘッドは、支持体の第1の面に載るように意図されているヘッドと、ヘッドに接続され、主軸に沿って延びる保持足であって、保持足は、支持体の開口部に軸方向に貫通するように構成される保持足と、開口部は、周縁を有し、それにより、締結装置を第1の角度方向を有する挿入位置に配置し、締結装置が挿入位置から第2の角度方向を有するロック位置に角度を付けて動かされるときに、支持体の第2の面上に載るための少なくとも1つの可撓性保持タブを備える保持足と、を備える。
【0007】
本発明によれば、可撓性タブは、保持足と開口部の縁との間に存在し得る空間を埋めるためのラグを有し、したがって、それが挿入位置からロック位置に角度を付けて動かされるときに、開口部内で締結装置を再び中心に合わせる。
【0008】
本発明の他の有利で制限のない特性によれば、単独で、または技術的に実現可能な任意の組み合わせで取得される:
- ヘッドは、締結装置がロック位置にあるときに支持体の開口部を占めることを意図した、少なくとも1つのロック要素を備え、
- ロック要素は、可撓性タブに対して90°の角度で配置され、
- ロック要素は、保持足に接続された一対の平行なリブで構成されており、
- 可撓性保持タブの基部は、保持足の外面から突出し、主軸に垂直な平面に配置されたプレートに締結されており、
- 可撓性タブの端は自由であり、支持体に垂直な方向に変形することができ、
- 可撓性タブの初期傾斜はプレートに直交しておらず、
- 保持足には少なくとも1つのガイドリブが装備されており、
- ラグには、可撓性タブと頂点に接続するベースがあり、頂点の寸法はベースの寸法よりも大きくなっている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明のさらなる特徴および利点は、添付の図を参照してなされた本発明の以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
【
図1】
図1は、本発明による部品を支持体に締結するための装置の全体像を示す。
【
図2a】
図2aは、締結装置を挿入するステップを示す。
【
図2b】
図2bは、締結装置をロックするステップを表す。
【
図3a】
図3aは、保持足よりも大きい直径を有する開口部について、送達位置からロック位置に移行する際の締結装置の長手方向断面を示す。
【
図3b】
図3bは、保持足よりも大きい直径を有する開口部のロック要素において、送達位置からロック位置に移行する際の締結装置の断面を示す。
【
図4a】
図4aは、保持足に適合された直径を有する開口部の送達位置からロック位置に移行する際の締結装置の長手方向断面を示す。
【
図4b】
図4bは、保持足に適合された直径を有する開口部のロック要素において、送達位置からロック位置に移行する際の締結装置の断面を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下の説明を簡略化するために、同一または同じ機能を実行する要素には同一の参照が使用される。これらの図は概略図であり、わかりやすくするために縮尺どおりではない。
【0011】
締結装置の説明
図1は、本発明による締結装置1の全体像を示している。この締結装置1は、ヘッド11と、ヘッド11に接続された保持足12とからなる。
【0012】
ヘッド11は、様々なタイプ、この場合はストップであり得る支持体3に締結されるべき部品2を運ぶ。ヘッドはまた、支持体3の第1の側で支持されることを意図している。有利なことに、そして図に示される例のように、それは、考慮される用途に必要または有用である場合、支持体上に載ることを意図したシールリングを装備することができる。
【0013】
一般に円筒形の保持足12は、主軸Aに沿って延在し、ここでは、互いに正反対に対向する2つの可撓性保持タブ13を運ぶ。可撓性保持タブ13の基部は、保持足12の外面から突出し、主軸Aに垂直な平面に配置されたプレート17に締結されている。可撓性タブ13の端部は自由であり、締結装置1が回転によってロックされたときに支持体の第2の面を静止させるための支持体3に垂直な方向に変形することができる。したがって、可撓性タブ13は、保持足12が開口部31に挿入された後、軸方向回転、例えば1/4回転を実行することによって、締結装置1を支持体3にロックすることを可能にする。本出願における「1/4回転タイプ」という用語は、締結装置1が支持体に対して90°プラスマイナス20°回転することを指すことが明記されている。有利には、可撓性タブ13は、装置1の好ましい回転方向でのそれらの変形を促進するために、プレート17に対して非直交で、あるタブから別のタブへの逆方向の初期傾斜を有する。
【0014】
本発明は、正確に2つの可撓性タブを運ぶ保持足に決して限定されず、異なる数のそのようなタブを備えた締結装置を形成することを考慮することができる。
【0015】
可撓性タブ13はそれぞれ、保持足12と開口部31の縁との間に存在し得る空間を埋めるためのラグ15を有し、したがって、本明細書において後により詳細に開示されるように、それが挿入位置からロック位置に角度を付けて動かされるときに、開口部31内で締結装置1を再び中心に合わせる。
【0016】
図に示される保持足12はまた、2つのガイドリブ14を有する。これらのガイドリブ14は、主軸Aに沿って配向され、保持足12の端部からプラットフォーム17までそれぞれ延びる。ガイドリブ14は、この支持体に向かう第1の角度方向に従って、装置1をその挿入位置に配置するために、保持足12の支持体の開口部への挿入を案内する。この第1の角度位置において、保持足12によって運ばれる突出部分(ガイドリブ14、プレート17、可撓性タブ13)は、開口部のスロットと位置合わせされ、したがって、それらが支持体の第1の面の下を通ることを可能にする。
【0017】
示されている例では、ヘッド11は、互いに直径方向に対向し、ここでは可撓性タブ13に対して90°に配置された2つのロック要素16を備えた支持体上に載ることを意図した面に装備されている。ロック要素16は、
図1に示されるように、ヘッド11から突出しており、一対の平行なリブの形で保持足12にも接続されている。ロック要素16は、締結装置が支持体の挿入位置にあるときに支持体の第1の面と接触し、装置1がロック位置にあるときにスロットに収容されて、ロック後の締結装置1の主軸の回転を遮断する。
【0018】
締結装置1は、プラスチック材料の射出によって有利に形成される。支持体3は、様々な性質のものであり得、例えば、それは、プラスチック材料または板金プレートなどの金属材料であり得る。
【0019】
締結装置の使用方法
図2aおよび2bは、締結装置の一般的な操作を示している。
【0020】
図2aは、締結装置1を支持体3の意図された開口部31に挿入するステップを示している。このステップの間、保持足12は開口部31に侵入して、ヘッド11を支持体3の第1の表面と接触させる。すでに述べたように、開口部31は、可撓性タブ13、およびそれらが存在する場合はガイドリブ14の通過を可能にするように構成されたスロット32を有する。これらのノッチ32はまた、締結装置がロック位置にあるときにロック要素16を収容することを意図している。
図2aに示されるステップの終わりに、締結装置1は挿入位置にあり、第1の角度方向を有する。ロック要素は、提供されている場合、支持体の第1の側に載っている。
【0021】
図2bで表される第2のステップでは、1/4回転の回転、または選択した構成に応じたその他の角度値を締結装置に適用して、第2の角度方向を持つロック位置に配置する。回転中、可撓性タブ13は、ノッチ31の周縁32に接触し、変形し、支持体3の下を通過する。ロック位置では、可撓性タブ13は、支持体3の第2の側に対して当たっており、したがって、支持体3に組み立てられた装置1を保持する。この位置では、ロック要素16はスロット32に収容され、この装置を挿入位置に戻す傾向がある支持体3に対する締結装置1の過度の回転を遮断する。
【0022】
締結装置1を分解するには、上記の手順を逆の順序で実行するだけである。したがって、第1のステップは、締結装置に引張力を加えてロック要素16をノッチから外し、次に装置を回転させて、挿入位置の第1の角度方向に従ってタブ13をノッチ32と再整列させることである。
【0023】
再中心合わせの仕組み
図3aおよび3bは、開口部31が足12よりも大きい寸法を有し、したがって、開口部31の周縁と足12との間に自由空間を作り出す実装例を示している。したがって、締結装置1は、支持体3のロック後に支持体3の平面内を移動する可能性が高く、これは問題である。この問題を克服するために、上記で簡単に述べたように、本発明は、可撓性タブ13にラグ15を取り付けることを提供する。
【0024】
ラグ15は、支持体3の第2の面と接触し得る可撓性タブ13の面上に形成される。ラグ15は、保持足12側に位置する可撓性タブ13の表面の一部を占め、締結装置1のヘッド11に向かって延びる。このラグ15の目的は、
図3aおよび3bに示されるように、保持足12と開口部31の周縁との間の隙間を埋めることである。それは、ロック回転中に開口部31内で締結装置1を再び中心に合わせる効果があり、したがって、ロック位置にある支持体3の平面内での締結装置1の過度の動きを遮断する。
【0025】
任意には、ラグ15は、その上部の寸法がその下部の寸法よりも小さくなるように輪郭が形成される。この輪郭(profil)は、開口部の周縁と装置の足との間の狭い空間のために少なくともラグ15の上部の挿入を可能にし、より一般的には、この空間の広い振幅の再中心合わせ効果を可能にするという利点を有する。
【0026】
開口部31の寸法が保持足12に完全に調整されている場合、
図4aおよび4bに示されるように、足と開口部31の周縁との間に、ラグ15がロック回転中にその間に適合するのに十分な隙間がない。この場合、ラグ15は、可撓性タブ13と同様に動作するため、締結装置1がロック位置にあるときに、支持体3の下をスライドしてその表面に対して停止する。
【0027】
したがって、本発明は、可能な様々な開口部の正確なサイズに関係なく、装置が支持体の平面内で移動するのを防ぎながら、様々な寸法の支持開口部に配置できる締結装置を提供するという利点を有する。
【0028】
もちろん、本発明は、記載された実施形態に限定されず、請求項に定義されているように、本発明の範囲から逸脱することなく代替の解決策を使用することができる。
【手続補正書】
【提出日】2021-06-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
部品(2)を支持体(3)に締結するための、1/4回転タイプの装置(1)であって、前記締結装置(1)は、
- 部品(2)を運ぶヘッド(11)であって、当該ヘッド(11)は、支持体(3)の第1の面上に載るようになっているヘッド(11)と、
- 前記ヘッド(11)に接続され、主軸(A)に沿って延びる保持足(12)であって、当該保持足(12)は、前記支持体(3)の開口部(31)に軸方向に貫通するように構成されており、前記開口部は周縁部を有し、それによって、前記締結装置(1)を第1の角度方向を有する挿入位置に配置し、前記保持足(12)は、前記締結装置(1)が前記挿入位置から第2の角度方向を有するロック位置に角度を持って移動させられたときに、前記支持体(3)の第2の面上に載るための少なくとも1つの可撓性保持タブ(13)を備えている保持足と、
を備え、
前記締結装置(1)は、前記保持足(12)と前記開口部(31)の縁部との間に存在し得る空間を埋め、それによって前記締結装置(1)が前記挿入位置から前記ロック位置へと角度を持って移動させられたときに前記開口部(31)内で前記締結装置(1)を再び中心に合わせるために、前記可撓性タブ(13)がラグ(15)を運ぶことを特徴とする、締結装置(1)。
【請求項2】
前記ヘッド(11)が、前記締結装置(1)が前記ロック位置にあるときに前記支持体(3)の前記開口部(31)を占めるように意図された、少なくとも1つのロック要素(16)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の締結装置(1)。
【請求項3】
前記ロック要素(16)は、前記可撓性タブ(13)に対して90°の角度で配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の締結装置
(1)。
【請求項4】
前記ロック要素(16)は、前記保持足(
12)に接続された一対の平行なリブで構成されていることを特徴とする、請求項2から3の何れか一項に記載の締結装置(1)。
【請求項5】
前記可撓性保持タブ(13)の基部が、前記保持足(12)の外面から突出し、主軸(A)に垂直な面に配置されたプレート(17)に固定されていることを特徴とする、請求項1から4の何れか一項に記載の締結装置(1)。
【請求項6】
前記可撓性タブ(13)の端部は自由であり、前記支持体(3)に垂直な方向に変形可能であることを特徴とする、請求項1から5の何れか一項に記載の締結装置(1)。
【請求項7】
前記可撓性タブ(13)が、前記プレート(17)と直交しない初期傾斜を有することを特徴とする、請求項
5に記載の締結装置(1)。
【請求項8】
前記保持足(12)が、少なくとも1つのガイドリブ(14)を備えていることを特徴とする、請求項1から7の何れか一項に記載の締結装置(1)。
【請求項9】
前記ラグ(15)は、前記可撓性タブ(13)に接続する基部と、頂点とを有し、前記頂点の寸法は前記基部の寸法よりも
小さいことを特徴とする、請求項1から8の何れか一項に記載の締結装置
(1)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本発明の他の有利で制限のない特性によれば、単独で、または技術的に実現可能な任意の組み合わせで取得される:
- ヘッドは、締結装置がロック位置にあるときに支持体の開口部を占めることを意図した、少なくとも1つのロック要素を備え、
- ロック要素は、可撓性タブに対して90°の角度で配置され、
- ロック要素は、保持足に接続された一対の平行なリブで構成されており、
- 可撓性保持タブの基部は、保持足の外面から突出し、主軸に垂直な平面に配置されたプレートに締結されており、
- 可撓性タブの端は自由であり、支持体に垂直な方向に変形することができ、
- 可撓性タブの初期傾斜はプレートに直交しておらず、
- 保持足には少なくとも1つのガイドリブが装備されており、
- ラグには、可撓性タブと頂点に接続するベースがあり、頂点の寸法はベースの寸法よりも小さくなっている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】
図2aは、締結装置1を支持体3の意図された開口部31に挿入するステップを示している。このステップの間、保持足12は開口部31に侵入して、ヘッド11を支持体3の第1の表面と接触させる。すでに述べたように、開口部31は、可撓性タブ13、およびそれらが存在する場合はガイドリブ14の通過を可能にするように構成されたスロット32を有する。これらの
スロット32はまた、締結装置がロック位置にあるときにロック要素16を収容することを意図している。
図2aに示されるステップの終わりに、締結装置1は挿入位置にあり、第1の角度方向を有する。ロック要素は、提供されている場合、支持体の第1の側に載っている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0021】
図2bで表される第2のステップでは、1/4回転の回転、または選択した構成に応じたその他の角度値を締結装置に適用して、第2の角度方向を持つロック位置に配置する。回転中、可撓性タブ13は、
スロット32の
周縁に接触し、変形し、支持体3の下を通過する。ロック位置では、可撓性タブ13は、支持体3の第2の側に対して当たっており、したがって、支持体3に組み立てられた装置1を保持する。この位置では、ロック要素16はスロット32に収容され、この装置を挿入位置に戻す傾向がある支持体3に対する締結装置1の過度の回転を遮断する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】
締結装置1を分解するには、上記の手順を逆の順序で実行するだけである。したがって、第1のステップは、締結装置に引張力を加えてロック要素16をノッチから外し、次に装置を回転させて、挿入位置の第1の角度方向に従ってタブ13をスロット32と再整列させることである。
【国際調査報告】