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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-09
(54)【発明の名称】容器用キャリア
(51)【国際特許分類】
   B65D 71/46 20060101AFI20220202BHJP
【FI】
B65D71/46
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021533737
(86)(22)【出願日】2019-05-30
(85)【翻訳文提出日】2021-08-12
(86)【国際出願番号】 US2019034491
(87)【国際公開番号】W WO2020122982
(87)【国際公開日】2020-06-18
(31)【優先権主張番号】62/797,585
(32)【優先日】2019-01-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/796,830
(32)【優先日】2019-01-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/783,752
(32)【優先日】2018-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/779,689
(32)【優先日】2018-12-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/810,015
(32)【優先日】2019-02-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/841,449
(32)【優先日】2019-05-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/817,120
(32)【優先日】2019-03-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/814,412
(32)【優先日】2019-03-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】504075588
【氏名又は名称】グラフィック パッケージング インターナショナル エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100101498
【弁理士】
【氏名又は名称】越智 隆夫
(74)【代理人】
【識別番号】100107401
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 誠一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100120064
【弁理士】
【氏名又は名称】松井 孝夫
(74)【代理人】
【識別番号】100182257
【弁理士】
【氏名又は名称】川内 英主
(74)【代理人】
【識別番号】100202119
【弁理士】
【氏名又は名称】岩附 秀幸
(72)【発明者】
【氏名】マクリー,ジャスティン
(72)【発明者】
【氏名】スモーリー,ブライアン
(72)【発明者】
【氏名】ゴールド,スティーブ,エム.
【テーマコード(参考)】
3E067
【Fターム(参考)】
3E067AA11
3E067AB01
3E067AB26
3E067AC03
3E067BA04A
3E067BA20A
3E067BB01A
3E067EC03
3E067EC11
3E067EE12
3E067FA01
3E067FC05
3E067FC06
(57)【要約】
複数の容器を保持するキャリアは、複数のパネルを含み、複数のパネルは、少なくとも一つの中央パネルと、複数の容器の一つ又は複数の容器の一部を受け入れるための少なくとも一つの取付パネルとを含む。少なくとも一つの中央パネルは、複数の容器の隣接する容器の間に配置されるためのものであり、少なくとも一つの取付パネルは、少なくとも一つの中央パネルに折り曲げ可能に接続されている。少なくとも一つの取付パネルは、少なくとも一つの取付パネルが一つ以上の容器の一部を覆って受容する第1の位置と、少なくとも一つの取付パネルが少なくとも一つの中央パネルに対して折り曲げられ、直立位置においてキャリアを運ぶためのハンドルを形成する第2の位置と、の間に配置可能である。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の容器を保持するためのキャリアであって、
少なくとも一つの中央パネルと、前記複数の容器のうち一つ以上の容器の一部を受容するための少なくとも一つの取付パネルとを含む複数のパネルを備え、
前記少なくとも一つの中央パネルは、前記複数の容器の隣接する容器の間に配置されるためのものであり、
前記少なくとも一つの取付パネルは、前記少なくとも一つの中央パネルに折り曲げ可能に接続され、
前記少なくとも一つの取付パネルは、前記少なくとも一つの取付パネルが前記容器の一つ以上の部分を覆って受容する第1の位置と、前記少なくとも一つの取付パネルが前記少なくとも一つの中央パネルに対して折り曲げられて直立位置において、前記キャリアを運ぶためのハンドルを形成する第2の位置と、の間に配置可能であることを特徴とするキャリア。
【請求項2】
前記第1の位置では、前記少なくとも一つの取付パネルは、前記複数の容器の一つ以上の容器に取り付けられ、前記第2の位置では、前記少なくとも一つの取付パネルは、前記複数の容器から取り外され、前記ハンドルを提供するハンドルパネルとして構成されることを特徴とする請求項1に記載のキャリア。
【請求項3】
前記少なくとも一つの中央パネルは、前方中央パネルであり、前記キャリアは、前記前方中央パネルと少なくとも部分的に面対面接触する後方中央パネルをさらに備え、前記取付パネルは、前方取付パネルであり、前記キャリアは、後方取付パネルをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のキャリア。
【請求項4】
前記前方中央パネルおよび前記後方中央パネルの各々は、接着剤開口部を備え、前記それぞれの接着剤開口部は、長手方向にオフセットされていることを特徴とする請求項3に記載のキャリア。
【請求項5】
前記前方中央パネルおよび前記後方中央パネルの各々は、接着剤開口部を備え、前記それぞれの接着剤開口部は、前記キャリアの前方部分と前記キャリアの後方部分とが前記整列された接着剤開口部を介して連絡するように整列されることを特徴とする請求項3に記載のキャリア。
【請求項6】
少なくとも一つの仕切りフラップが、前記前方中央パネルおよび前記後方中央パネルの各々に折り曲げ可能に接続されることを特徴とする請求項5に記載のキャリア。
【請求項7】
前記少なくとも一つの仕切りフラップは、前記キャリアの前記それぞれの前方部分および前記キャリアの後方部分において、少なくとも第1の容器受容空間および第2の容器受容空間を画定することを特徴とする請求項6に記載のキャリア。
【請求項8】
前記少なくとも一つの仕切りフラップは、前記第1の容器受容空間および前記第2の容器受容空間が前記接着剤開口部を介して連絡するように接着剤開口部を備えることを特徴とする請求項7に記載のキャリア。
【請求項9】
前記少なくとも一つの取付パネルはハンドル開口部を備えることを特徴とする請求項1に記載のキャリア。
【請求項10】
前記少なくとも一つの中央パネルは、前方中央パネルであり、前記キャリアは、前記前方中央パネルと少なくとも部分的に面対面接触する後方中央パネルをさらに備え、前記取付パネルは、前記前方中央パネルに折り曲げ可能に接続された前方取付パネルであり、前記キャリアは、前記後方中央パネルに折り曲げ可能に接続された後方取付パネルをさらに備えることを特徴とする請求項9に記載のキャリア。
【請求項11】
前記キャリアは、前記少なくとも一つの取付パネルに折り曲げ可能に接続された保持フラップをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のキャリア。
【請求項12】
少なくとも1つの切込みが保持フラップ内に延在することを特徴とする請求項11に記載のキャリア。
【請求項13】
前記取付パネルの前記第1の位置では、前記一つ以上の前記容器は、前記少なくとも一つの切込みを介して少なくとも部分的に受容されることを特徴とする請求項12に記載のキャリア。
【請求項14】
前記保持フラップは、折り線で前記少なくとも一つの取付パネルに連結され、前記少なくとも一つの切込みは、前記折り線を遮ることを特徴とする請求項13に記載のキャリア。
【請求項15】
前記折り線は第1の折り線であり、第2の折り線が前記少なくとも一つの取付パネルに延在して前記第1の折り線と前記第2の折り線との間に前記少なくとも一つの取付パネルの容器保持部が画定されることを特徴とする請求項14に記載のキャリア。
【請求項16】
複数の容器を保持するためのキャリアを形成するためのブランクであって、
少なくとも一つの中央パネルと、前記複数の容器のうち一つ以上の容器の一部を受容するための少なくとも一つの取付パネルとを含む複数のパネルを備え、
前記少なくとも一つの取付パネルは、前記少なくとも一つの中央パネルに折り曲げ可能に接続され、
前記少なくとも一つの中央パネルは、前記キャリアが前記ブランクから形成されるとき、前記複数の容器の隣接する容器の間に位置決めされるためのものであり、
前記少なくとも一つの取付パネルは、前記キャリアが前記ブランクから形成されるとき、前記少なくとも一つの取付パネルが、前記容器の一つ以上の部分を覆って受容する第1の位置と、前記少なくとも一つの取付パネルが、前記少なくとも一つの中央パネルに対して折り曲げられ、直立位置において前記ブランクから形成される前記キャリアを搬送するためのハンドルを形成する第2の位置と、の間に配置可能であることを特徴とするキャリア。
【請求項17】
前記少なくとも一つの中央パネルは、前方中央パネルであり、前記ブランクは、前記キャリアが前記ブランクから形成されるとき、前記前方中央パネルと少なくとも部分的に面対面接触して位置決めされる後方中央パネルをさらに備え、前記取付パネルは、前方取付パネルであり、前記ブランクは、後方取付パネルをさらに備えることを特徴とする請求項16に記載のブランク。
【請求項18】
前記前方中央パネルおよび前記後方中央パネルの各々は接着剤開口部を備え、前記それぞれの接着剤開口部は、前記キャリアが前記ブランクから形成されるときに長手方向にオフセットされるように位置決めされることを特徴とする請求項17に記載のブランク。
【請求項19】
前記前方中央パネルおよび前記後方中央パネルの各々は、接着剤開口部を備え、前記それぞれの接着剤開口部は、前記キャリアが前記ブランクから形成されるときに整列するように位置決めされることを特徴とする請求項17に記載のブランク。
【請求項20】
少なくとも一つの仕切りフラップが、前記前方中央パネルおよび前記後方中央パネルの各々に折り曲げ可能に接続されることを特徴とする請求項19に記載のブランク。
【請求項21】
前記少なくとも一つの仕切りフラップは、接着剤開口部を備えることを特徴とする請求項19に記載のブランク。
【請求項22】
前記少なくとも一つの取付パネルはハンドル開口部を備えることを特徴とする請求項16に記載のブランク。
【請求項23】
前記少なくとも一つの中央パネルは、前方中央パネルであり、前記ブランクは、前記キャリアが前記ブランクから形成されるとき、前記前方中央パネルと少なくとも部分的に面対面接触するための後方中央パネルをさらに備え、前記取付パネルは、前記前方中央パネルに折り曲げ可能に接続される前方取付パネルであり、前記ブランクは、前記後方中央パネルに折り曲げ可能に接続される後方取付パネルをさらに備えることを特徴とする請求項22に記載のブランク。
【請求項24】
前記ブランクは、前記少なくとも一つの取付パネルに折り曲げ可能に接続された保持フラップをさらに備えることを特徴とする請求項16に記載のブランク。
【請求項25】
少なくとも一つの切込みが、前記保持フラップ内に延在することを特徴とする請求項24に記載のブランク。
【請求項26】
前記保持フラップは、折り線において前記少なくとも一つの取付パネルに折り曲げ可能に接続され、前記少なくとも一つの切込みは、前記折り線を遮ることを特徴とする請求項25に記載のブランク。
【請求項27】
前記折り線は第1の折り線であり、第2の折り線が前記少なくとも一つの取付パネルに延在して前記第1の折り線と前記第2の折り線との間に前記少なくとも一つの中央パネルの容器保持部が画定されることを特徴とする請求項26に記載のブランク。
【請求項28】
複数の容器を保持するためのキャリアを形成する方法であって、
少なくとも一つの中央パネルと、前記複数の容器のうち一つ以上の容器の一部を受容するための少なくとも一つの取付パネルとを含む複数のパネルを備えるブランクを得ることであって、前記少なくとも一つの取付パネルは、前記少なくとも一つの中央パネルに折り曲げ可能に接続されるブランクを得ることと、
前記少なくとも一つの中央パネルを、前記複数の容器の隣接する容器の間に配置することと、
前記少なくとも一つの取付パネルが前記容器の一つ以上の一部を覆って受容する第1の位置に前記少なくとも一つの取付パネルを位置決めすることと、
前記少なくとも一つの取付パネルが前記少なくとも一つの中央パネルに対して折り曲げられ、直立位置において前記キャリアを搬送するためのハンドルを形成する第2の位置に前記少なくとも一つの取付パネルを位置決めすることと、を含む方法。
【請求項29】
前記第1の位置では、前記少なくとも一つの取付パネルは、前記複数の容器のうち一つ以上の容器に取り付けられ、前記第2の位置では、前記少なくとも一つの取付パネルは、前記複数の容器から取り外され、前記ハンドルを提供するハンドルパネルとして構成されることを特徴とする請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記少なくとも一つの中央パネルは前方中央パネルであり、前記キャリアは、前記前方中央パネルと少なくとも部分的に面対面接触する後方中央パネルをさらに備え、前記取付パネルは前方取り付けパネルであり、前記キャリアは、後方取付パネルをさらに備えることを特徴とする請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記前方中央パネルおよび前記後方中央パネルの各々は、接着剤開口部を備え、前記それぞれの接着剤開口部は、長手方向にオフセットされていることを特徴とする請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記前方中央パネルおよび前記後方中央パネルの各々は、接着剤開口部を備え、前記それぞれの接着剤開口部は、前記キャリアの前方部分と前記キャリアの後方部分とが前記整列した接着剤開口部を介して連絡するように整列されることを特徴とする請求項30に記載の方法。
【請求項33】
少なくとも一つの仕切りフラップが、前記前方中央パネル及び前記後方中央パネルの各々に折り曲げ可能に接続されることを特徴とする請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記少なくとも一つの仕切りフラップが、前記キャリアの前記それぞれの前方部分及び前記キャリアの前記後方部分において、少なくとも第1の容器受容空間及び第2の容器受容空間を画定することを特徴とする請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記少なくとも一つの仕切りフラップは、前記第1の容器受容空間及び前記第2の容器受容空間が前記接着剤開口部を介して連絡するように接着剤開口部を備えることを特徴とする請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記少なくとも一つの取付パネルは、ハンドル開口部を備えることを特徴とする請求項28に記載の方法。
【請求項37】
前記少なくとも一つの中央パネルは、前方中央パネルであり、前記キャリアは、前記前方中央パネルと少なくとも部分的に面対面接触する後方中央パネルをさらに備え、前記取付パネルは、前記前方中央パネルに折り曲げ可能に接続された前方取付パネルであり、前記キャリアは、前記後方中央パネルに折り曲げ可能に接続された後方取付パネルをさらに備えることを特徴とする請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記キャリアは、前記少なくとも一つの取付パネルに折り曲げ可能に接続された保持フラップをさらに備えることを特徴とする請求項28に記載の方法。
【請求項39】
少なくとも一つの切込みが前記保持フラップ内に延在することを特徴とする請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記取付パネルの前記第1の位置では、前記一つ以上の前記容器は、前記少なくとも一つの切込みを介して少なくとも部分的に受容されることを特徴とする請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記保持フラップは、折り線において前記少なくとも一つの取付パネルに折り曲げ可能に接続され、前記少なくとも一つの切込みは、前記折り線を遮ることを特徴とする請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記折り線は第1の折り線であり、第2の折り線が前記少なくとも一つの取付パネルに延在して前記第1の折り線と前記第2の折り線との間に前記少なくとも一つの取付パネルの容器保持部が画定されることを特徴とする請求項41に記載の方法。
【請求項43】
パッケージであって、
複数の容器と、
キャリアであって、
少なくとも一つの中央パネルと、前記複数の容器のうち一つ以上の容器の一部を受容する少なくとも一つの取付パネルとを含む複数のパネルを備え、
前記少なくとも一つの中央パネルは、前記複数の容器の隣接する容器の間に位置決めされ、
前記少なくとも一つの取付パネルは、前記少なくとも一つの中央パネルに折り曲げ可能に接続され、
前記少なくとも一つの取付パネルは、前記少なくとも一つの取付パネルが前記容器の一つ以上の一部を覆って受容する第1の位置と、前記少なくとも一つの取付パネルが、前記少なくとも一つの中央パネルに対して折り曲げられ、直立位置において前記パッケージを搬送するためのハンドルを形成する第2の位置と、の間に配置可能であるキャリアと、
を備えるパッケージ。
【請求項44】
前記第1の位置では、前記少なくとも一つの取付パネルは、前記複数の容器の一つ以上の容器に取り付けられ、前記第2の位置では、前記少なくとも一つの取付パネルは、前記複数の容器から取り外され、前記ハンドルを提供するハンドルパネルとして構成されることを特徴とする請求項43に記載のパッケージ。
【請求項45】
前記少なくとも一つの中央パネルは、前方中央パネルであり、前記キャリアは、前記前方中央パネルと少なくとも部分的に面対面接触する後方中央パネルをさらに備え、前記取付パネルは、前方取付パネルであり、前記キャリアは、後方取付パネルをさらに備えることを特徴とする請求項43に記載のパッケージ。
【請求項46】
前記前方中央パネル及び前記後方中央パネルの各々は、接着剤開口部を備え、前記それぞれの接着剤開口部は、長手方向にオフセットされていることを特徴とする請求項45に記載のパッケージ。
【請求項47】
前記前方中央パネル及び前記後方中央パネルの各々は、接着剤開口部を備え、前記それぞれの接着剤開口部は、前記キャリアの前方部分と前記キャリアの後方部分とが前記整列した接着剤開口部を介して連絡するように整列されることを特徴とする請求項45に記載のパッケージ。
【請求項48】
前記少なくとも一つの仕切りフラップが、前記前方中央パネル及び前記後方中央パネルの各々に折り曲げ可能に接続されることを特徴とする請求項47に記載のパッケージ。
【請求項49】
前記少なくとも一つの仕切りフラップは、前記キャリアの前記それぞれの前方部分及び前記キャリアの前記後方部分において、少なくとも第1の容器受容空間及び第2の容器受容空間とを画定することを特徴とする請求項48に記載のパッケージ。
【請求項50】
前記少なくとも一つの仕切りフラップは、前記第1の容器受容空間及び前記第2の容器受容空間が前記接着剤開口部を通して連絡するように接着剤開口部を備えることを特徴とする請求項49に記載のパッケージ。
【請求項51】
前記少なくとも一つの取付パネルは、ハンドル開口部を備えることを特徴とする請求項43に記載のパッケージ。
【請求項52】
前記少なくとも一つの中央パネルは、前方中央パネルであり、前記キャリアは、前記前方中央パネルと少なくとも部分的に面対面接触する後方中央パネルをさらに備え、前記取付パネルは、前記前方中央パネルに折り曲げ可能に接続された前方取付パネルであり、前記キャリアは、前記後方中央パネルに折り曲げ可能に接続された後方取付パネルをさらに備えることを特徴とする請求項51に記載のパッケージ。
【請求項53】
前記キャリアは、前記少なくとも一つの取付パネルに折り曲げ可能に接続された保持フラップをさらに備えることを特徴とする請求項43に記載のパッケージ。
【請求項54】
少なくとも一つの切込みは、前記保持フラップ内に延在することを特徴とする請求項53に記載のパッケージ。
【請求項55】
前記取付パネルの前記第1の位置では、前記一つ以上の前記容器は、前記少なくとも一つの切込みを介して少なくとも部分的に受容されることを特徴とする請求項54に記載のパッケージ。
【請求項56】
前記保持フラップは、折り線において前記少なくとも一つの取付パネルに折り曲げ可能に接続され、前記少なくとも一つの切込みは前記折り線を遮ることを特徴とする請求項55に記載のパッケージ。
【請求項57】
前記折り線は第1の折り線であり、第2の折り線が前記少なくとも一つの取付パネルに延在して前記第1の折り線と前記第2の折り線との間に前記少なくとも一つの取付パネルの容器保持部が画定されることを特徴とする請求項56に記載のパッケージ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2018年12月14日出願の米国特許仮出願62/779,689、2018年12月21日出願の米国特許仮出願62/783,752、2019年1月25日出願の米国特許仮出願62/796,830、2019年1月28日出願の米国特許仮出願62/797,585、及び2019年2月25日出願の米国特許仮出願62/810,015、2019年3月6日出願の米国特許仮出願62/814,412、2019年3月12日出願の米国特許仮出願62/817,120、及び2019年5月1日出願の米国特許仮出願62/841,449の各々の利益を請求する。
【0002】
[参照による組み入れ]
2018年12月14日出願の米国特許仮出願62/779,689、2018年12月21日出願の米国特許仮出願62/783,752、2019年1月25日出願の米国特許仮出願62/796,830、2019年1月28日出願の米国特許仮出願62/797,585、及び2019年2月25日出願の米国特許仮出願62/810,015、2019年3月6日出願の米国特許仮出願62/814,412、2019年3月12日出願の米国特許仮出願62/817,120、及び2019年5月1日出願の米国特許仮出願62/841,449の各開示は、その全体が本明細書に提示される如く、あらゆる目的のために参照により本明細書に組み込まれる。
【0003】
[開示の背景]
本開示は、概して、容器を保持、表示、および/または輸送するためのキャリアまたはカートンに関する。
【発明の概要】
【0004】
本開示の一態様によれば、複数の容器を保持するためのキャリアは、複数のパネルを備え、複数のパネルは、少なくとも1つの中央パネルと、複数の容器の1つ以上の容器の一部分を受容するための少なくとも1つの取り付けパネルとを含む。少なくとも1つの中央パネルは、複数の容器の隣接する容器の間に位置決めするためのものであり、少なくとも1つの取付パネルは、少なくとも1つの中央パネルに折り曲げ可能に接続される。少なくとも1つの取付パネルは、少なくとも1つの取付パネルが容器のうちの1つ以上の一部分の上に重なって受容する第1の位置と、少なくとも1つの取付パネルが少なくとも1つの中央パネルに対して折り曲げられ、直立位置にあり、キャリアを運ぶためのハンドルを形成する第2の位置との間で位置決め可能である。
【0005】
本開示の別の態様によれば、複数の容器を保持するためのキャリアを形成するためのブランクは、少なくとも1つの中央パネルと、複数の容器の1つ以上の容器の一部分を受容するための少なくとも1つの取り付けパネルとを含む複数のパネルを備える。少なくとも1つの取付パネルは、少なくとも1つの中央パネルに折り曲げ可能に接続され、少なくとも1つの中央パネルは、キャリアがブランクから形成されるとき、複数の容器の隣接する容器の間に位置決めされるためのものである。少なくとも1つの取付パネルは、キャリアがブランクから形成されるとき、少なくとも1つの取付パネルが容器のうちの1つ以上の一部分の上に重なって受容する第1の位置と、少なくとも1つの取付パネルが少なくとも1つの中央パネルに対して折り曲げられ、ブランクから形成されたキャリアを運ぶためのハンドルを形成する直立位置にある第2の位置との間に位置決め可能である。
【0006】
本開示の別の態様によれば、複数の容器を保持するためのキャリアを形成する方法は、少なくとも1つの中央パネルと、複数の容器の1つ以上の容器の一部分を受容するための少なくとも1つの取り付けパネルとを含む複数のパネルを含むブランクを得ることを含む。少なくとも1つの取付パネルは、少なくとも1つの中央パネルに折り曲げ可能に接続される。本方法は、複数の容器の隣接する容器の間に少なくとも1つの中央パネルを位置決めすることと、少なくとも1つの取付パネルを、少なくとも1つの取付パネルが容器のうちの1つ以上の一部分の上に重なって受容する第1の位置に位置決めすることと、少なくとも1つの取付パネルを、少なくとも1つの取付パネルが少なくとも1つの中央パネルに対して折り曲げられ、キャリアを運ぶためのハンドルを形成する直立位置にある第2の位置に位置決めすることとをさらに含む。
【0007】
本開示の別の態様によると、パッケージは、複数の容器およびキャリアを含む。キャリアは、少なくとも1つの中央パネルと、複数の容器の1つ以上の容器の一部分を受容する少なくとも1つの取り付けパネルとを含む複数のパネルを備える。少なくとも1つの中央パネルは、複数の容器の隣接する容器の間に位置決めされ、少なくとも1つの取付パネルは、少なくとも1つの中央パネルに折り曲げ可能に接続される。少なくとも1つの取付パネルは、少なくとも1つの取付パネルが容器のうちの1つ以上の一部分の上に重なって受容する第1の位置と、少なくとも1つの取付パネルが少なくとも1つの中央パネルに対して折り曲げられ、パッケージを運ぶためのハンドルを形成する直立位置にある第2の位置との間で位置決め可能である。
【0008】
当業者は、上述の利点、ならびに様々なさらなる実施形態の他の利点および利益を、以下に列挙される図面を参照して実施形態の以下の詳細な説明を読むことによって理解するであろう。本開示の範囲内で、上述の態様を個別に、または様々な組み合わせで提供することができる。
【0009】
一般的な慣習によれば、以下で説明する図面の様々な特徴は、必ずしも縮尺通りに描かれているわけではない。図面における様々な特徴および要素の寸法は、本開示の実施形態をより明確に示すために拡大または縮小され得る。
【0010】
対応する部分は、図面全体を通して対応する参照番号によって示される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本開示の第1の例示的実施形態によるキャリアを形成するためのブランクの外面の平面図である。
図2】第1の例示的実施形態による、図1のブランクから形成されたキャリアの部分的に折り曲げられた構成の斜視図である。
図3】第1の例示的な実施形態によって、第1の構成で図1のブランクから形成され、一対の容器が取り除かれたパッケージおよびキャリアの正面図である。
図4】取り除かれた容器対を含む、図3のパッケージおよびキャリアの斜視図である。
図5】第2の構成における図4のパッケージ及びキャリアの斜視図である。
図6】本開示の第2の例示的実施形態による、キャリアを形成するためのブランクの外面の平面図である。
図7】第1の例示的実施形態による、図6のブランクから形成されたキャリアの部分的に折り曲げられた構成の斜視図である。
図8】第2の例示的実施形態による、第1の構成で図6のブランクから形成され、一対の容器が取り除かれたパッケージおよびキャリアの正面図である。
図9】取り除かれた容器対を含む、図8のパッケージおよびキャリアの斜視図である。
図10】第2の構成における図9のパッケージおよびキャリアの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本開示は、一般に、ビン、ボトル、缶などの容器を保持および表示するためのキャリア、パッケージ、構築物、スリーブ、カートンなどに関する。容器は、例えば食品および飲料製品を包装するために使用することができる。容器は、特定の食品または飲料品を包装するのに適した組成の材料から作ることができ、その材料は、ガラスや、PET、LDPE、LLDPE、HDPE、PP、PS、PVC、EVOH、およびナイロンなどのプラスチック、アルミニウムおよび/または他の金属、またはそれらの任意の組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。
【0013】
本開示によるキャリアは、多数の異なる形状の容器を収容することができる。本開示の範囲を限定する目的ではなく例示を目的として、以下の詳細な説明は、キャリアの実施形態内に少なくとも部分的に配置される飲料容器(例えば、アルミニウム缶)について説明する。本明細書において、「下方」、「底」、「上方」、「頂」、「前方」、および「後方」という用語は、完全に起立したキャリアに対して決定される方向を示す。
【0014】
本明細書に記載されるように、キャリアは、複数の重複するパネル、エンドフラップ、および/またはブランクの他の部分によって形成されてもよい。そのようなパネル、エンドフラップ、および/またはブランクの他の部分は、本開示から逸脱することなく、互いに対して相対的な用語、例えば「第1」、「第2」、「第3」など順次または非順次の参照で指定することができる。
【0015】
図1は、本開示の第1の例示的実施形態によるハンドルアセンブリまたはキャリア105(図4)を形成するために使用されるブランク103の外面101の平面図を示す。図4に示されるように、キャリア105は、6つの容器を収容または支持するようにサイズ設定され、3つの容器CA1、CA2、CA3は、キャリア105の前方部分106に取り付けられ、3つの容器CB1、CB2、CB3は、キャリア105の後方部分108に取り付けられる。図示した実施形態では、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3は、飲料缶とすることができ、または、本開示から逸脱することなく、任意の他の好適な種類および大きさの容器とすることができる。キャリア105は、6個よりも多い又は少ない容器を保持するようなサイズ及び形状とすることができる。一つの実施形態では、キャリア105の前方部分106及び後方部分108はそれぞれ3つの容器を有し、他の実施形態では、本開示から逸脱することなく、キャリア105の前方部分106及び後方部分108は3つよりも多い又は少ない容器を運ぶことができる。キャリア105は、1つ以上の容器と共にパッケージ110(図4)として提供され得る。
【0016】
図1に示されるように、ブランク103は、長手方向軸L2および横方向軸L1を有する。ブランク103は、キャリア105の前方部分106(図4)を形成するための前方部分107と、キャリア105の後方部分108(図4)を形成するための後方部分109とを有する。ブランク103の前方部分107および後方部分109は、図示されるように、ブランク103の横方向中心線CLを形成する横方向折り線112で折り曲げられて接続される。以下でさらに考察されるように、ブランク103の前方部分107および後方部分109の1つ以上の部分が少なくとも部分的に面対面接触で重なり合うように、中心線CLに沿って折り線112でブランク103を折りたたむことによって、ブランク103は、キャリア105内に少なくとも部分的に形成される。
【0017】
図示した実施形態では、ブランク103の前方部分107は、その中央部分に接着剤または接着剤開口部127aを有する前方中央パネル125aを備える。第1の仕切りフラップ131aおよび第2の仕切りフラップ133aは、それぞれの横方向折り線135a、137aで前方中央パネル125aに折り曲げ可能に接続され、それぞれの折り線135a、137aの端点まで前方中央パネル125aの自由端から延びるそれぞれの切込み139a、141a及び143a、145aによって画定される。一つの実施形態では、それぞれの切込み139、141a、143a、145aのうちの1つ以上は、例えばそれぞれの折り線135a、137aに隣接する湾曲部分を含むことができる。
【0018】
示されるように、各仕切りフラップ131a、133aは、その内部部分に接着剤開口部127aを含む。示されるように、接着剤開口部127aは、同様の構成、例えば、示されるように卵形構成を有することができ、または接着剤開口部127aのうちの1つまたは複数は、異なる構成、例えば、円形、正方形、三角形、長方形、または他の多角形もしくは閉鎖湾曲輪郭を有することができる。
【0019】
前方ハンドルパネルまたは前方取付パネル147aは、横方向上部または折り線149aで前方中央パネル125aに折り曲げ可能に接続される。複数のハンドル補強フラップ151a、153a、155aは、それぞれ斜め折り線157a、横方向折り線159a、及び斜め折り線161aで前方取付パネル147aに折り曲げ可能に接続され、取付パネル147aのハンドル開口部167a内に延在している。ハンドル補強フラップ151aは、斜めの切込み163aでハンドル補強フラップ153aから分離され、ハンドル補強フラップ153aは、斜めの切込み165aでハンドル補強フラップ155aから分離される。それぞれの湾曲した切込み166、168はまた、例えば、それぞれの折り線157a、161aおよびハンドル開口部167aと交差するように設けられ、それぞれのハンドル補強フラップ151a、155aを取付パネル147aのそれぞれの部分から分離することができる。ハンドル開口部167aは、ハンドル補強フラップ151a、153a、155aの自由縁から中央パネル125aまで延在し、折り線149aを遮断する中央パネル125aの自由縁169aを画定する。
【0020】
ブランク103の前方部分107における容器の受容または取り付け機能は、前方保持フラップ171aに向かって延在し、前方取付パネル147aから突出する保持タブ177aを画定する湾曲した切込み175aによって中断される横方向折り線173aで前方取付パネル147aに折り曲げられて接続された前方傾斜パネルまたは前方保持フラップ171aを含む。切込み175aは、1つ以上の湾曲したまたは傾斜した部分と、1つ以上の容器の受容時にブランク103の取り付け機能部の1つ以上の部分の柔軟な再構成を提供するために、1つ以上の部分から前方保持フラップ171a内に斜めに延在する1つ以上の逃し切込み179aとを有することができる。
【0021】
図示した実施形態では、ブランク103の後方部分109は、ブランク103の前方部分107の対応するパネルおよびフラップの概して鏡像である関連する特徴を有する後方中央パネル125b、後方取付パネル147b、後方保持フラップ171b、および、後方仕切りフラップ131b、133bを含む。対応する構成要素(例えば、パネル、フラップ、折り目、カットなど)は、「a」または「b」の接尾字によって異なる対応する参照番号によって指定されており、「a」構成要素はブランク103の前方部分107に対応し、及び「b」構成要素はブランク103の後方部分109に対応する。
【0022】
本開示から逸脱することなく、パネル、フラップ、折り目、カット、又は他の特徴のいずれかをブランク103から他の方法で成形、配置、及び/又は省略することができる。本開示から逸脱することなく、ブランク103は、6個よりも多い又は少ない容器を収容するようなサイズ及び/又は形状とすることができる。
【0023】
一つの実施形態では、図2および図3をさらに参照すると、前方取付パネル147aおよび後方取付パネル147bは、それぞれの容器CA1、CA2、CA3およびCB1、CB2、CB3のうちの1つ以上の一部を受容するように構成される。この点に関して、それぞれの前方取付パネル147aおよび後方取付パネル147bにおけるブランク101の外側表面は、それぞれの容器CA1、CA2、CA3およびCB1、CB2、CB3の頂部T、例えば、リム上に配置することができる。それにより、それぞれの容器CA1、CA2、CA3およびCB1、CB2、CB3の頂部Tは、それぞれの切込み175a、175bを通って延在し、それぞれの取付パネル147a、147bの隣接する縁部およびそれぞれの保持フラップ171a、171bに少なくとも部分的に係合される。加えて、それぞれの保持フラップ171a、171bは、それぞれの保持タブ177a、177bがそれぞれの保持フラップ171a、171bから少なくとも部分的に分離するように、それぞれの取付パネル147a、147bに対して斜めに配置されるように、それぞれの折り線173a、173bにおいて下方に付勢されるか、または別の方法で折り曲げられ得る。そのような構成では、それぞれの容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3は、それぞれの保持タブ177a、177bとそれぞれの保持フラップ171a、171bとの間に少なくとも部分的に保持される。一つの実施形態では、保持タブ177a、177bのうちの1つ以上は、それぞれの容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の一部分、例えば、それぞれの容器リムに隣接するそれぞれの頂部の凹部を係合することができる。
【0024】
また、示されるように、前方取付パネル125aおよび後方取付パネル125bは、折り線112において折り曲げられることができ、中央パネル125a、125bは、それぞれの矢印A1、A2の方向に少なくとも部分的に面接触するように移動することができ、それぞれの中央パネル125a、125bの接着剤開口部127a、127bは、それぞれの中央パネル125a、125bのそれぞれの接着剤開口部127a、127bを介してキャリア105の前方部分106およびキャリア105の後方部分とが連絡するように全体的に位置合わせされる。前方取付パネル125a及び後方取付パネル125bのこのような移動は、それぞれの折り線149a、149bにおいてそれぞれの前方取付パネル125aおよび後方取付パネル125bを下方に折り曲げることを含むことができる。
【0025】
図示を明確にするために容器CA2、CB2が取り除かれた図3に示されるように、仕切りフラップ131a、133aおよび仕切りフラップ131b、133bは、それぞれの切込み139a、141a、143a、145aおよび139b、141b、143b、145bにおいてそれぞれの前方中央パネル125aおよび後方中央パネル125bから分離することができる。また、それぞれの折り線135a、137aおよび135b、137bにおいて、それぞれの前方中央パネル125aおよび後方中央パネル125bから離れるように折り曲げられることで、それぞれの前方中央パネル125aおよび後方中央パネル125bに対してほぼ垂直で外向きに延在する構成で位置決めされるようになり、仕切りフラップ131a、133aは、それぞれの隣接する容器の間に配置され得ることとなる。この点に関して、容器受容空間181は、それぞれの仕切りフラップ131a、131b、133a、133bに隣接するキャリア105の前方部分106および後方部分108内に画定され得る。一つの実施形態では、それぞれの容器受容空間181は、それぞれの容器CA1、CA2、CA3(広義には、それぞれの「第1の容器受容空間」、「第2の容器受容空間」、「第3の容器受容空間」である)および容器CB1、CB2、CB3(広義には、それぞれの「第1の容器受容空間」、「第2の容器受容空間」、「第3の容器受容空間」である)に設けることができる。図示を明確にするために、図3には容器CA1、CA3、CB1、CB3のみが図示されているが、容器CA1、CA2、CA3およびCB1、CB2、CB3の全ては、上述のように、それぞれのハンドルパネル147a、147bと係合することができることが理解されるであろう。
【0026】
したがって、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3のうちの1つ以上を、キャリア105の容器受容空間181内に装填して、パッケージ110を形成することができる。図示のキャリア105は、容器CA1、CA2、CA3がキャリア105の前方部分106の容器受容空間181に配置され、容器CB1、CB2、CB3がキャリア105の後方部分108の容器受容空間181に配置されている。図2および図3に示されるように、それぞれの仕切りフラップ131a、133a、131b、133bの接着剤開口部127aは、接着剤Gのような接着剤のラインまたは他の構成がそれぞれの接着剤開口部127aを横切ってそれぞれの仕切りフラップ131a、133aの隣接部分上に適用され得るように、隣接する容器受容空間181とそれぞれの容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3との間の連絡を提供する。この点に関して、接着剤Gは、容器CA1およびCA2をそれぞれの接着剤開口部127aを介して仕切りフラップ133aおよび互いに対して接着するために提供され、また、接着剤Gは、容器CA2およびCA3をそれぞれの接着剤開口部127aを介して仕切りフラップ131aおよび互いに対して接着するために提供される。容器CB1、CB2、CB3は、上述の容器CA1、CA2、CA3と実質的に同様または同一の方法で、互いに、およびそれぞれの仕切りフラップ133b、131bに接着剤Gのラインで接着されることが理解されるであろう。
【0027】
さらに、少なくとも中央に配置された容器CA2およびCB2は、それぞれの前方中央パネル125aおよび後方中央パネル125bのそれぞれの接着剤開口部127a、127bを介して、それぞれの接着剤開口部127a、127bを横切る接着剤Gのラインで互いに対して接着され、それにより、すべての容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3は、他の容器を介して直接的または間接的に、また、キャリア105の1つ以上の部分に互いに接着される。中央接着剤開口部127aを通じて容器CA2、CB2を互いに接着するそのような接着剤Gのラインはまた、容器CA2、CB2の一方または両方が、それぞれの中央パネル125a、125bの部分にさらに接着され得るように、それぞれの中央パネル125a、125bのそれぞれの部分に延在することもできる。容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3および/またはキャリア105の部分の間に、接着剤の追加のラインまたは構成を設けることができることが理解されるであろう。例えば、一つの実施形態では、接着剤Gは、それぞれの仕切りフラップ133a、133bまたは131a、131bをそこから分離することによって形成された中央パネル125a、125bの開口を通して、容器CA1、CB1またはCA3、CB3の間に提供され得る。
【0028】
本明細書に記載される接着剤Gは、例えば、ホットメルト接着剤、高粘着性接着剤、エポキシ、ポリマーセメントなど、またはそれらの組み合わせであり得る。
【0029】
図4に示されるように、キャリア105の第1の構成、例えば、キャリア105の保管および/または輸送構成において、取付パネル147a、147bは、それぞれの折り線149a、149bで下方に折り曲げられ、それぞれの容器CA1、CA2、CA3およびCB1、CB2、CB3の頂部Tと少なくとも部分的に重なるように係合して、上述したようにその一部を受け入れる第1の位置にある。
【0030】
さらに図5を参照すると、キャリア105の第2の構成、例えば、キャリア105の搬送構成において、取付パネル147a、147bおよび保持フラップ171a、171bは、それぞれの容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3から分離または取り外すことができ、ハンドルパネル147a、147bは、それぞれの折り線149a、149bにおいてそれぞれの矢印A3、A4の方向に、上方に折り曲げられて、少なくとも部分的に対面するか、または他の方法で重なり合う接触となり、ハンドル開口部167a、167bが全体的に整列される。取付パネル147a、147b(概して、取付パネル147a、147bの「第2の位置」)のそのような直立位置および配置は、顧客が、例えば、ハンドル開口部167a、167bを通して把持して、パッケージ110/キャリア105を運ぶことができるハンドル111を提供する。この点に関して、取付パネル147a、147bは、それぞれの中央パネル125a、125bに対して位置変更可能であり、キャリア105の第1の構成では、それぞれの取付パネル147a、147bが、それぞれの容器CA1、CA2、CA3およびCB1、CB2、CB3のうちの1つ以上の一部を係合および受容するための取付パネルとして構成され、キャリア105の第2の構成では、それぞれの取付パネル147a、147bが、キャリア105を運搬するためのハンドル111を提供するハンドルパネルとして構成される。
【0031】
ハンドル補強フラップ151a、153a、155a、151b、153b、155bのうちの1つ以上は、それぞれの折り線157a、159a、161a、157b、159b、161bにおいて少なくとも部分的に折り曲げられて、それぞれの取付パネル147a、147bと少なくとも部分的に重複する関係にすることができ、例えば、4重構成を有する層構造を提供することができる。これは、追加の運搬強度および/または快適性を顧客に提供する。
【0032】
上述のパッケージ110は、例えば、材料の節約及び廃棄物削減を提供することができるコンパクトな構造を有するキャリア105を提供する。さらに、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3ならびに仕切りフラップ131a、131b、133a、133bおよび中央パネル125a、125bの間の接着剤Gの配置は、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3を保持および運搬するための強固な構造をもたらす複数の取り付け点を提供する。さらに、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の1つ以上の部分をキャリア105/パッケージ110の外側部分に露出させることにより、顧客は、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3に関連するラベル表示または表面形状をはっきりと見ることができ、また、例えば、それぞれの容器を隣接する容器及び/又はキャリア105の部分から剥がして、それぞれの容器をパッケージ110のそれぞれの部分に接着するそれぞれの接着剤Gの接着力を克服することによって、キャリア105/パッケージ110から容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の1つ以上を取り外すための便利なアクセスを提供する。一つの実施形態では、接着剤Gは、それぞれの中央パネル125a、125b及び/又はそれぞれの仕切りフラップ131a、133a、131b、133b上に残るように、例えば、接着剤Gが取り除かれる際に容器上に実質的にほとんど又は全く残らないように選択することができる。一つの実施形態では、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3のうちの1つ以上は、接着剤Gのそれぞれの領域に対して容器を押圧することによって、後述のそれぞれの中央パネル225a、225bに再び取り付けることができる。
【0033】
図6は、本開示の第2の例示的実施形態によるハンドルアセンブリまたはキャリア205(図9)を形成するために使用されるブランク203の外面201の平面図を示す。1つ以上の容器を含むブランク203、キャリア205、および関連するパッケージ210は、本開示の第1の例示的な実施形態のそれぞれのブランク103(図1)、キャリア105、およびパッケージ110(図4)の特徴と実質的に同様の1つ以上の特徴を有することができ、同様のまたは同様の参照番号は、同様のまたは同様の特徴を示すために使用される。
【0034】
図6に示されるように、ブランク203は、長手方向軸L1および横方向軸L2を有する。ブランク203は、キャリア205の前方部分206(図9)を形成するための前方部分207と、キャリア205の後方部分208を形成するための後方部分209とを有する。ブランク203の前方部分207および後方部分209は、図示されるようにブランク203の横方向中心線CLを形成する横折り線212で折り曲げられて接続される。以下でさらに詳細に説明するように、ブランク203は、ブランク203の前方部分207および後方部分209が少なくとも部分的に面対面接触で重なり合うように、中心線CLに沿って折り線212でブランク203を折り曲げられることによって、キャリア205に部分的に形成される。
【0035】
図示した実施形態では、ブランク203の前方部分207は、その内部部分に一対の粘着剤または接着剤開口部227aと、それぞれの接着剤開口部227aに隣接する一対の表面機能部229aとを有する前方中央パネル225aを備える。表面機能部229aは、例えば、エンボス加工特徴部又は他の少なくとも部分的に隆起した又は凹んだ表面構成とすることができる。示されるように、それぞれの接着剤開口部227aの上縁は、ブランク203の後方部分209のそれぞれの接着剤開口部227bの上縁が中心線CLから離間する長手方向距離D2より大きい、中心線CLから離間する長手方向距離D1で離間される。また本明細書でさらに説明されるように、中央接着剤開口部227aは、中央接着剤開口部227aとハンドル開口部230aが互いに連絡するように取付パネル231a内に延在するハンドル開口部230aと交差する。
【0036】
前方ハンドルパネルまたは前方取付パネル231aは、それぞれの接着剤開口部227aの上縁および/またはハンドル開口部230aの一部分によって中断される横方向折り線233aで前方中央パネル225aに折り曲げられて接続される。前方取付パネル231aは、一対の長手方向に離間した横方向折り線237a及び239a(概して言えば、第一の折り線と第二の折り線)の間に少なくとも部分的に画定される容器保持部235aを含む。図示されるように、横方向折り線239aは、1つ以上の湾曲した部分及び/又は傾斜した部分をそれぞれ含むことができる3つの長手方向に離間した切込み241aの組によって中断され、横方向折り線237aは、折り線239aを中断するそれぞれ長手方向に最も外側の切込み241aとして対向する一対の長手方向に離間した切込み241aによって中断される。それぞれの斜めの切込み243a、245aは、それぞれの切込み241aから外側に延在しており、1つ以上の容器を受け取った際に、取付パネル231aの1つ以上の部分を可撓性をもって再構成することができる。示されるように、取付パネル231aの内側周縁部分は、折り線237a、233a間に画定され、また、折り線239aは、前方傾斜パネルもしくは、前方取付パネル、又は取付パネル231aの外側周縁部分269aを画定する。この点に関して、長手方向に離間した切込み241aは、内側周縁部分267a及び前方保持フラップまたは外側周縁部分269aのそれぞれの部分に向かって延在し、また容器保持部235aから延在するそれぞれの保持タブ277aを画定する。
【0037】
また示されるように、ブランク203は、それぞれの斜め折り線254a、横方向折り線256a、および斜め折り線258aで取付パネル231aに折り曲げ可能に接続され、ハンドル開口部230a内に延在する、複数のハンドル補強フラップ251a、253a、255aを含むハンドル機能を含む。ハンドル補強フラップ251aは、ハンドル補強フラップ253aから斜め切込み263aで分離され、ハンドル補強フラップ253aは、ハンドル補強フラップ255aから斜め切込み265aで分離される。図示の実施形態では、ハンドル補強フラップ251a、253a、255aの自由縁は、ハンドル開口部230aに隣接する湾曲縁260aを形成する。
【0038】
図示の実施形態では、ブランク203の後方部分209は、後方中央パネル225bと、ブランク203の前方部分207の対応するパネルおよびフラップの鏡像である関連する特徴を有する後方ハンドルパネルまたは後方取付パネル231bとを含む。対応する構成要素(例えば、パネル、フラップ、折り線、切込みなど)は、ブランク203の前方部分207に対応する「a」構成要素およびブランク203の後方部分209に対応する「b」構成要素と共に、「a」または「b」添え字によって異なる対応する参照番号によって示されている。
【0039】
また、示されるように、接着剤Gは、中央パネル225a、225bの1つ以上の部分に、例えば、それぞれの表面機能部229a、229bにわたって塗布することができる。図6では、接着剤Gがブランク203の外面201上に示されているが、接着剤Gは、本開示から逸脱することなく、中央パネル225a、225bの内面および外面の両方に塗布され得ることが理解されるであろう。
【0040】
本開示から逸脱することなく、パネル、フラップ、折り線、切込み、または他の特徴のいずれかをブランク203から他の方法で成形、配置、および/または省略することができる。ブランク203は、本開示から逸脱することなく、6個よりも多い又は少ない容器を収容するようなサイズ及び/又は形状とすることができる。
【0041】
一つの実施形態では、図7図9(また、接着剤Gは、説明の明確化のために図7から省略されていることに留意されたい)をさらに参照すると、前方取付パネル231aおよび後方取付パネル231bの内面または下面は、それぞれの容器CA1、CA2、CA3およびCB1、CB2、CB3の頂部Tの上に配置することができ、それにより、それぞれの容器CA1、CA2、CA3およびCB1、CB2、CB3の頂部Tは、それぞれの取付パネル231a、231bの隣接する縁と、それぞれの内側周縁部分267a、267b、およびそれぞれの保持フラップまたは外側周縁部分269a、269bによって少なくとも部分的に係合されるように、それぞれの切込み241a、241bを通って受容される。また、各内側周縁部分267a、267bおよび各外側周縁部分269a、269bは、各折り線237a、237b、239a、239bにおいて、各取付パネル231a、231bの各容器保持部235a、235bに対して斜めに、下方に付勢または折り曲げることができる。
【0042】
この点に関して、それぞれの保持タブ277a、277bは、それぞれの内側周縁部分267a、267bおよびそれぞれの外側周縁部分269a、269bから少なくとも部分的に分離することができる。そのような配置では、それぞれの容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3は、それぞれの保持タブ277a、277bとそれぞれの周縁部分267a、269aおよび267b、269bとの間に少なくとも部分的に保持される。一つの実施形態において、保持タブ277a、277bのうちの1つ以上は、それぞれの容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の一部分、例えば、容器リムに隣接するそれぞれの頂部の凹部部分を係合することができる。
【0043】
前方中央パネル225aおよび後方中央パネル225bは、折り線212において折り曲げることができ、中央パネル225a、225bは、前方中央パネル225aおよび後方中央パネル225bが少なくとも部分的に対面して接触するように、それぞれの矢印A5、A6の方向に移動させることができ、それぞれの接着剤開口部227a、227bおよびそれぞれの中央パネル225a、229bのそれぞれの表面機能部229a、229bとが、中心線CLから離れたそれぞれの接着剤開口部227a、227bの異なる相対的間隔に起因して、横方向には整列されるが、長手方向にはオフセットされるように、全体的に整列して位置決めされる。
【0044】
この点に関して、中央パネル225a、225bは、前方中央パネル225aの一部が接着剤開口部227bのそれぞれと重なり、後方中央パネル225bの一部が接着剤開口部227aのそれぞれと重なるように配置されており、本明細書でさらに説明するように、それぞれの容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3を接着または他の方法で取り付けることができるそれぞれの表面を提供している。例えば、接着剤Gは、後方中央パネル225bのそれぞれの部分に接着面を提供するために接着剤開口部227aと整列させることができ、また、接着剤Gは、前方中央パネル225aのそれぞれの部分に接着面を提供するために接着剤開口部227bと整列させることができる。接着剤Gは、表面機能部229a、229bのうちの1つ以上が、キャリア205の前方部分206と後方部分208との間の接着および/または間隔のための追加の表面を提供するように、表面機能部229a、229bの少なくとも一部を覆うことができる。
【0045】
それぞれの中央パネル225a、225bへの容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の取り付けは、それぞれの容器保持部235a、235bによって提供される容器保持および支持に加えて、またはその代わりに、例えば、容器がその自重でキャリア205から外れないように、それぞれの容器の保持および支持を提供することができる。例えば、一つの実施形態では、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3のうちの1つ以上は、上述のように、および以下でさらに説明するように、容器保持部によって提供される追加の保持および支持なしに、接着剤Gを用いてそれぞれの中央パネル225a、225bに取り付けることができる。
【0046】
接着剤Gを用いたそれぞれの容器のそれぞれの中央パネル225a、225bへのこのような強化された取り付けは、例えば、中央パネル225a、225bがそれらの間で圧縮されるように、それぞれの中央パネル225a、225bに対向する接着力を提供することによって、キャリア205に対する強化された保全性を提供することができる。例えば、一つの実施形態では、キャリア205が持ち上げられると、容器CA1、CA2、CA3は、容器CA1、CA2、CA3の少なくとも部分的な重量の下で、それぞれの接着剤開口部227aを通して後方中央パネル225bが取り付けられた部分を前方中央パネル225aに向かって少なくとも部分的に引っ張ることができる。前方中央パネル225aの各部分は、容器CB1、CB2、CB3によって、それぞれの接着剤開口部227bを通して後方中央パネル225bに向かって同様に引っ張ることができる。
【0047】
したがって、取付パネル247a、247bは、キャリア205の第1の構成、例えば、キャリア205の保管および/または輸送構成において、それぞれの取付パネル231a、231bが、その下に延在するそれぞれの容器CA1、CA2、CA3およびCB1、CB2、CB3一部を覆って受容する第1の位置にあるように、それぞれの中央パネル125a、125bに対して位置決め可能である。このような配置では、容器CA1、CA2、CA3は、キャリア205の前方部分206の容器保持部235aの下に延在し、容器CB1、CB2、CB3は、キャリア205の後方部分208の容器保持部235bの下に延在する。
【0048】
さらに図10を参照すると、キャリア205の第2の構成、例えば、キャリア205の搬送構成(図18~20)において、取付パネル231a、231bは、それぞれの容器CA1、CA2、CA3およびCB1、CB2、CB3から取り外すことができ、また、取付パネル231a、231bは、ハンドル開口部230a、230bが概して位置合わせされるように、少なくとも部分的に対面するまたは他の方法で重複する接触となるように、それぞれの矢印A6、A7の方向にそれぞれの折り線233a、233bにおいて取付パネル231a、231bを上向きに折り曲げることによって、それぞれの中央パネル225a、225bに対して再配置することができる。取付パネル231a、231bのそのような直立配置(概して、取付パネル231a、231bの「第2の位置」)は、顧客が例えばハンドル開口部230a、230bを通して把持することができるハンドル211を提供する。ハンドル補強フラップ251a、253a、255a、251b、253b、255bのうちの1つ以上は、例えば、付加的な運搬強度および/または快適性を提供する層状構造を提供するために、それぞれの折り線256a、256bのそれぞれの部分において、それぞれの取付パネル231、231bと少なくとも部分的に重複する関係になるように、少なくとも部分的に折り曲げられ得る。キャリア205は、キャリア205の所望の用途に対応するために、第1の構成と第2の構成との間で選択的に再構成され得ることが理解されるであろう。
【0049】
上述のパッケージ210は、例えば、材料の節約及び廃棄物削減を提供することができるコンパクトな構造を有するキャリア205を提供する。さらに、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3およびそれぞれの中央パネル225a、225bの間に接着剤Gを配置することは、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3を保持し、運ぶための強固な構造をもたらす複数の取り付け点を提供する。さらに、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3の1つ以上の部分のキャリア205/パッケージ210の外側部分上への露出は、顧客に、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3に関連するラベリングまたは表面形状が明確に見える状態を提供し、同様に、例えば、それぞれの容器をキャリア205の隣接する部分および/または隣接する容器から剥がすことによって、キャリア205/パッケージ210から容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3のうちの1つ以上を取り去るための便利なアクセスを提供する。
【0050】
それぞれの中央パネル225a、225bから容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3を剥がすか、または引っ張ることは、それぞれの容器と接着剤Gによって提供されるそれぞれの中央パネル225a、225bとの接着結合に打ち勝つのに十分な力でそれぞれの容器を引っ張ることを含むことができる。一つの実施形態では、接着剤Gは、それぞれの中央パネル225a、225b上に残るように、例えば、取り除かれる際に容器上に実質的にほとんどまたは全く接着剤Gが残ることはないように選択することができる。一つの実施形態では、容器CA1、CA2、CA3、CB1、CB2、CB3のうちの1つ以上は、接着剤Gのそれぞれの領域に対して容器を押圧することによって、それに続くそれぞれの中央パネル225a、225bに再び取り付けることができる。
【0051】
一般に、ブランクは、通常の紙よりも重く、剛性が高いように、厚さを有する板紙から構成することができる。ブランクはまた、厚紙などの他の材料、または少なくとも一般に上記のようにキャリアが機能することを可能にするのに適した特性を有する任意の他の材料から構築され得る。ブランクは、例えば粘土コーティングでコーティングすることができる。次いで、粘土コーティングに、製品、広告、および他の情報または画像を印刷してもよい。次いで、ブランクは、ブランク上に印刷された情報を保護するためにワニスでコーティングされてもよい。ブランクはまた、ブランクの片面または両面に、例えば、水分バリア層でコーティングされてもよい。ブランクはまた、選択されたパネルまたはパネル部分に、1つ以上のシート様の材料を積層され、またはコーティングされ得る。
【0052】
一例として、引き裂き線は、所望の脆弱線に沿って材料内に部分的に延在するスリット、及び/又は所望の脆弱線に沿って材料内に部分的に及び/又は完全に延在する一連の離間したスリット、又はこれらの特徴の様々な組み合わせを含むことができる。より具体的な例として、1つのタイプの引き裂き線は、材料を完全に貫通して延在する一連の離間したスリットの形態であり、隣接するスリットはわずかに離間しているため、典型的には、引き裂き線を横切って材料を一時的に接続するためのニック(例えば、材料の小さな橋渡しのような部分)が隣接するスリットの間に画定される。ニックは、引裂き線に沿った引裂きの間に破壊される。ニックは、典型的には、引き裂き線の比較的小さな割合となる、あるいは、ニックは、引き裂き線が連続的な切断線であるように引き裂き線から省略されるか、または引き裂き線内で引き裂かれ得る。すなわち、各引き裂き線を連続スリット等で置き換えることも本開示の範囲内である。例えば、切断線は、本開示から逸脱することなく、連続スリットであってもよく、またはスリットよりも広くてもよい。
【0053】
例示的な実施形態によれば、折り線は、必ずしも直線ではないが、それに沿った折り曲げを容易にする任意の実質的に直線状の脆弱化の形態とすることができる。より具体的には、本開示の範囲を狭める目的でではなく、折り線は、鈍いスコアリングナイフなどで形成された線のような、所望の脆弱線に沿って材料内に押しつぶされた又はくぼんだ部分を形成する切込み線と、所望の脆弱線に沿って材料内に部分的に延在する切込み、及び/又は所望の脆弱線に沿って材料内に部分的に及び/又は完全に延在する切込み、又はこれらの特徴の様々な組み合わせを含む。折り線を作成するために切込みが使用される状況では、典型的には、切込みは、合理的なユーザが折り線を切り裂き線と間違って考えることを引き起こし得るように、過度に広範ではない。
【0054】
上記の実施形態は、キャリアの実施形態の立位中に接着剤によって一緒に接着された1つ以上のパネルを有するものとして説明され得る。用語「接着剤」は、キャリアパネルを定位置に固定するのに一般に使用される粘着剤のすべての方法を包含することを意図する。
【0055】
本開示の前述の説明は、様々な例示的な実施形態を示し、説明する。本開示の精神および範囲から逸脱することなく、例示的な実施形態に様々な追加、修正、変更などを行うことができる。上記の説明に含まれる、または添付の図面に示されるすべての事項は、例示的なものとして解釈されるべきであり、限定的な意味ではないことが意図される。さらに、本開示は、選択された実施形態のみを示し、説明するが、本開示は、様々な他の組み合わせ、変更、および環境において使用することができ、本明細書に表現される本発明の概念の範囲内で、上記の教示に相応して、および/または関連技術の技術もしくは知識の範囲内で、変更または修正が可能である。さらに、各実施形態の特定の特徴および特性は、本開示の他の図示および不図示の実施形態に選択的に交換して適用することができる。
図1
図2
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図6
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図10
【国際調査報告】