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特表2022-513894WIFIネットワーク処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-09
(54)【発明の名称】WIFIネットワーク処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/26 20060101AFI20220202BHJP
   H04W 84/12 20090101ALI20220202BHJP
   H04W 76/10 20180101ALI20220202BHJP
   H04W 36/30 20090101ALI20220202BHJP
   H04W 48/16 20090101ALI20220202BHJP
   H04B 17/309 20150101ALI20220202BHJP
【FI】
H04L27/26 400
H04W84/12
H04W76/10
H04W36/30
H04W48/16 130
H04B17/309
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021534288
(86)(22)【出願日】2018-12-14
(85)【翻訳文提出日】2021-06-11
(86)【国際出願番号】 CN2018121296
(87)【国際公開番号】W WO2020118711
(87)【国際公開日】2020-06-18
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521258186
【氏名又は名称】シェンチェン、ヘイタップ、テクノロジー、コーポレイション、リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SHENZHEN HEYTAP TECHNOLOGY CORP., LTD.
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】リン、チンチュアン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067BB21
5K067DD43
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH22
5K067JJ39
(57)【要約】
本出願の実施形態は、WIFIネットワーク処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体を開示する。電子機器がWIFI信号を検出すると、WIFI信号の信号エネルギーを取得し、信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きい場合、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度を取得し、信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きいが第二エネルギー閾値より小さく、且つ関連度が第一関連度閾値より大きい場合、WIFI信号を復調し、信号エネルギーが第二エネルギー閾値以上であり、且つ関連度が第二関連度閾値より大きい場合、WIFI信号を復調する。本出願の実施形態は、WIFI信号の信号エネルギーを第一エネルギー閾値及び第二エネルギー閾値と比較し、関連度を第一関連度閾値及び第二関連度閾値と比較することにより、WIFI信号を選択して復調し、干渉防止能力及びWIFI性能を向上させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器に適用されるWIFIネットワーク処理方法であって、
前記電子機器がWIFI信号を検出すると、前記WIFI信号の信号エネルギーを取得することと、
前記信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きい場合、前記WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度を取得することと、
前記信号エネルギーが前記第一エネルギー閾値より大きいが第二エネルギー閾値より小さく、且つ前記関連度が第一関連度閾値より大きい場合、前記WIFI信号を復調することと、
前記信号エネルギーが前記第二エネルギー閾値以上であり、且つ前記関連度が第二関連度閾値より大きい場合、前記WIFI信号を復調することと、
を含み、
前記第一エネルギー閾値は前記第二エネルギー閾値より小さく、前記第一関連度閾値は前記第二関連度閾値より大きい、
ことを特徴とするWIFIネットワーク処理方法。
【請求項2】
前記信号エネルギーが前記第一エネルギー閾値より大きい場合、前記WIFI信号と前記プリセットWIFI信号との間の関連度を取得することは、
前記信号エネルギーが前記第一エネルギー閾値より大きい場合、前記電子機器のWIFIチップを介して前記WIFI信号を受信することと、
前記WIFI信号と前記プリセットWIFI信号の間の関連度を取得することと、
を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記WIFI信号とプリセットWIFI信号の間の関連度を取得することは、
前記WIFI信号の信号波形を取得することと、
前記信号波形と前記プリセットWIFI信号のプリセット信号波形との間の関連度を取得することと、
を含む、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記WIFI信号とプリセットWIFI信号の間の関連度を取得することは、
前記WIFI信号の信号位相を取得することと、
前記信号位相と前記プリセットWIFI信号のプリセット信号位相との間の関連度を取得することと、
を含む、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、
前記信号エネルギーが前記第一エネルギー閾値以下である場合、前記WIFI信号をフィルタリングすることをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記信号エネルギーが前記第二エネルギー閾値以上であり、且つ前記関連度が第二関連度閾値より大きい場合、前記WIFI信号を復調することは、
前記信号エネルギーが前記第二エネルギー閾値以上である場合、前記関連度が前記第二度関連度閾値より大きいか否かを判断することと、
前記関連度が前記第二関連度閾値より大きい場合、前記WIFI信号を復調することと、
を含む、
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記関連度が前記第二関連度閾値より大きい場合、前記WIFI信号を復調することは、
前記関連度が前記第二関連度閾値より大きい場合、前記関連度が前記第一関連度閾値より大きいか否かを判断することと、
前記関連度が前記第一関連度閾値より大きい場合、前記WIFI信号をマークし、前記WIFI信号を復調することと、
を含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記関連度が前記第一関連度閾値より大きい場合、前記WIFI信号をマークし、前記WIFI信号を復調してから、
前記電子機器が前記WIFI信号を再度検出すると、直接に前記WIFI信号を復調することをさらに含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記電子機器が前記WIFI信号を再度検出すると、直接に前記WIFI信号を復調することは、
前記電子機器が前記WIFI信号を再度検出すると、前記電子機器の地理的位置変化量を取得することと、
前記地理的位置変化量が位置変化量閾値より小さいか否かを判断することと、
前記地理的位置変化量が前記位置変化量閾値より小さい場合、直接に前記WIFI信号を復調することと、
を含む、
ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記地理的位置変化量が前記位置変化量閾値より小さい場合、直接に前記WIFI信号を復調することは、
前記地理的位置変化量が前記位置変化量閾値より小さい場合、時間変化量を取得することと、
前記時間変化量が時間変化量閾値より小さいか否かを判断することと、
前記時間変化量が前記時間変化量閾値より小さい場合、直接に前記WIFI信号を復調することと、
を含む、
ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記WIFI信号を復調してから、
前記WIFI信号が属する無線アクセスポイントにアクセスすることをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記WIFI信号が属する無線アクセスポイントにアクセスしてから、
前記電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度を検出することと、
前記電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が第一強度閾値より小さいか否かを判断することと、
前記電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が前記第一強度閾値より小さい場合、他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントを取得して格納することと、
をさらに含み、
前記他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントの受信信号強度は前記電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度より大きい、
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記受信信号強度が前記第一強度閾値より小さい場合、他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントを取得して格納してから、
前記電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が第二強度閾値より小さいか否かを判断することと、
前記電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が前記第二強度閾値より小さい場合、前記電子機器を制御して前記他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントにアクセスするように切替させることと、
をさらに含み、
前記第二強度閾値は前記第一強度閾値より小さい、
ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が前記第二強度閾値より小さい場合、前記電子機器を制御して前記他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントにアクセスするように切替させることは、
前記電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が前記第二強度閾値より小さい場合、予め設定された期間内に前記電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度を持続的に監視することと、
前記予め設定された期間内に、前記電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が常に前記第二強度閾値より小さいことが検出された場合、前記電子機器を制御して前記他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントにアクセスするように切替させることと、
を含む、
ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記電子機器がWIFI信号を検出すると、前記WIFI信号の信号エネルギーを取得することは、
前記電子機器がWIFI信号を検出すると、前記電子機器の周囲環境の環境干渉強度値を取得することと、
前記環境干渉強度値が干渉閾値より大きいか否かを判断することと、
前記環境干渉強度値が前記干渉閾値より大きい場合、前記WIFI信号の信号エネルギーを取得することと、
を含む、
ことを特徴とする請求項1~14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
電子機器に適用されるWIFIネットワーク処理装置であって、
前記電子機器がWIFI信号を検出すると、前記WIFI信号の信号エネルギーを取得するために用いられる信号エネルギー取得モジュールと、
前記信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きい場合、前記WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度を取得するために用いられる関連度取得モジュールと、
前記信号エネルギーが前記第一エネルギー閾値より大きいが第二エネルギー閾値よりも小さく、且つ前記関連度が第一関連度閾値より大きい場合、前記WIFI信号を復調するために用いられる第一復調モジュールと、
前記信号エネルギーが前記第二エネルギー閾値以上であり、且つ前記関連度が第二関連度閾値より大きい場合、前記WIFI信号を復調するために用いられる第二復調モジュールと、
を含み、
前記第一エネルギー閾値は前記第二エネルギー閾値より小さく、前記第一関連度閾値は前記第二関連度閾値より大きい、
ことを特徴とするるWIFIネットワーク処理装置。
【請求項17】
前記第二復調モジュールは、
前記信号エネルギーが前記第二エネルギー閾値以上である場合、前記関連度が前記第二関連度閾値より大きいか否かを判断するために用いられる判断サブモジュールと、
前記関連度が前記第二関連度閾値より大きい場合、前記WIFI信号を復調するために用いられる復調サブモジュールと、
を含む、
ことを特徴とする請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記復調サブモジュールは、
前記関連度が前記第二関連度閾値より大きい場合、前記関連度が前記第一関連度閾値より大きいか否かを判断するために用いられる判断ユニットと、
前記関連度が前記第一関連度閾値より大きい場合、前記WIFI信号をマークし、前記WIFI信号を復調するために用いられるマーキングユニットと、
を含む、
ことを特徴とする請求項17に記載の装置。
【請求項19】
電子機器であって、
メモリと、
前記メモリに結合された1つ又は複数のプロセッサと、
前記メモリに格納されており、且つ前記1つ又は複数のプロセッサによって実行されるように構成された1つ又は複数のアプリケーションプログラムと、
を含み、
前記1つ又は複数のプログラムは、請求項1~15のいずれか一項に記載された方法を実行するように構成される、
ことを特徴とする電子機器。
【請求項20】
コンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータ可読記憶媒体にはプログラムコードが格納されており、前記プログラムコードはプロセッサによって呼び出されて、請求項1~15のいずれか一項に記載された方法を実行する、
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、無線ネットワーク技術分野に関し、さらに具体的に、WIFIネットワーク処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
科学技術の継続的な発展にしたがって、ますます多い電子機器がワイヤレス・フィディリティー(Wireless Fidelity,WIFI)を介してネットワークにアクセスすることができ、多い公共場所に大量のWIFI信号があり、電子機器がWIFI信号を処理するときにひどく邪魔される。
【発明の概要】
【0003】
上記の問題を考慮して、本出願は、上記の問題を解決するために、WIFIネットワーク処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提案する。
【0004】
第一態様において、本出願の実施形態は、電子機器に適用されるWIFIネットワーク処理方法を提供する。この方法は、電子機器がWIFI信号を検出すると、WIFI信号の信号エネルギーを取得することと、信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きい場合、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度を取得することと、信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きいが第二エネルギー閾値より小さく、且つ関連度が第一関連度閾値より大きい場合、WIFI信号を復調することと、信号エネルギーが第二エネルギー閾値以上であり、且つ関連度が第二関連度閾値より大きい場合、WIFI信号を復調することと、を含み、第一エネルギー閾値は第二エネルギー閾値より小さく、第一関連度閾値は第二関連度閾値より大きい。
【0005】
第二態様において、本出願の実施形態は、電子機器に適用されるWIFIネットワーク処理装置を提供する。この装置は、電子機器がWIFI信号を検出すると、WIFI信号の信号エネルギーを取得するために用いられる信号エネルギー取得モジュールと、信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きい場合、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度を取得するために用いられる関連度取得モジュールと、信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きいが第二エネルギー閾値よりも小さく、且つ関連度が第一関連度閾値より大きい場合、WIFI信号を復調するために用いられる第一復調モジュールと、信号エネルギーが第二エネルギー閾値以上であり、且つ関連度が第二関連度閾値より大きい場合、WIFI信号を復調するために用いられる第二復調モジュールと、を含み、第一エネルギー閾値は第二エネルギー閾値より小さく、第一関連度閾値は第二関連度閾値より大きい。
【0006】
第三態様において、本出願の実施形態は、電子機器を提供する。電子機器は、メモリと、メモリに結合された1つ又は複数のプロセッサと、メモリに格納されて1つ又は複数のプロセッサによって実行される1つ又は複数のプログラムと、を含み、1つ又は複数のプログラムは上記の方法を実行するように構成される。
【0007】
第四態様において、プログラムコードが格納されたコンピュータ可読記憶媒体を提供し、プログラムコードはプロセッサによって呼び出されて上記の方法を実行することができる。
【0008】
本出願の実施形態によって提供されるWIFIネットワーク処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体において、電子機器がWIFI信号を検出すると、WIFI信号の信号エネルギーを取得し、信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きい場合、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度を取得し、信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きいが第二エネルギー閾値よりも小さく、且つ関連度が第一関連度閾値より大きい場合、WIFI信号を復調し、信号エネルギーが第二エネルギー閾値以上であり、且つ関連度が第二関連度閾値より大きい場合、WIFI信号を復調し、第一エネルギー閾値は第二エネルギー閾値より小さく、第一関連度閾値は第二度関連度閾値より大きい。従って、WIFI信号の信号エネルギーをそれぞれ第一エネルギー閾値及び第二エネルギー閾値と比較し、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度をそれぞれ第一関連度閾値及び第二関連度閾値と比較することにより、WIFI信号を選択して復調し、電子機器の干渉防止能力及びWIFI性能を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本出願の実施形態の技術的解決策をより明確に説明するために、以下、実施形態の説明に必要な図面を簡単に紹介する。明らかに、以下、説明された図面は、ただ本出願のいくつかの実施形態にすぎない。当業者は、創造的な作業なしで、これらの図面から他の図面を得ることができる。
図1図1は、本出願の1つの実施形態に係わるWIFIネットワーク処理方法のフローチャートである。
図2図2は、本出願の別の実施形態に係わるWIFIネットワーク処理方法のフローチャートである。
図3図3は、図2に示されたWIFIネットワーク処理方法のステップS205の1つの実施形態のフローチャートである。
図4図4は、図2に示されたWIFIネットワーク処理方法のステップS205の別の実施形態のフローチャートである。
図5図5は、図2に示されたWIFIネットワーク処理方法のステップS208のフローチャートである。
図6図6は、図5に示されたWIFIネットワーク処理方法のステップS2083のフローチャートである。
図7図7は、図6に示されたWIFIネットワーク処理方法のステップS20833のフローチャートである。
図8図8は、図2に示されたWIFIネットワーク処理方法のステップS214のフローチャートである。
図9図9は、本出願の実施形態に係わるWIFIネットワーク処理装置のモジュールブロック図である。
図10図10は、本出願の実施形態に係わるWIFIネットワーク処理方法を実行する、本出願の実施形態に係わる電子機器を示すブロック図である。
図11図11は、本出願の実施形態に係わるWIFIネットワーク処理方法を実現するプログラムコードを格納又は携帯するために用いられる、本出願の実施形態に係わる格納ユニットを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
当業者が本出願の技術方案をよりよく理解できるように、以下、本出願の実施形態における添付の図面と併せて、本出願の実施形態の技術的解決策を明確かつ完全に説明する。
【0011】
インターネットと無線ネットワークの発展に伴って、ますます多い人々がWIFIデバイスを使用してネットワークにアクセスしている。現在、多い公共場所に大量の無線信号があり、ユーザーは電子機器のWIFIスイッチをオンにしてスキャンを実行すると、大量のWIFI信号をスキャンでき、少なくとも幾つもあり、多いときは数十個もある。これらのWIFI信号は、信号品質に応じて前から後に順番に配列される。このように多いWIFI信号によって引き起こされる問題は、強い干渉である。
【0012】
電子機器のWIFIモジュールが作動しているとき、電子機器によって走査されたWIFI信号を処理する。電子機器によって処理されるWIFI信号は、高品質、低品質、長距離、短距離などの信号を含むので、電子機器が長時間も無効なパケットを処理することを招く、電子機器の消費電力を増加し、WIFI全体性能を低下させる。
【0013】
上述した問題に対して、発明者は、長期の研究によって発見した、本出願の実施形態によって提供されるWIFIネットワーク処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提案する。WIFI信号の信号エネルギーをそれぞれ第一エネルギー閾値及び第二エネルギー閾値と比較し、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度をそれぞれ第一関連度閾値及び第二関連度閾値と比較することにより、WIFI信号を選択して復調し、電子機器の干渉防止能力及びWIFI性能を向上させる。具体的なWIFIネットワーク処理方法は、後続の実施形態で詳細に説明する。
【0014】
実施形態
【0015】
図1を参照してください。図1は、本出願の1つの実施形態に係わるWIFIネットワーク処理方法のフローチャートである。WIFIネットワーク処理方法は、WIFI信号の信号エネルギーをそれぞれ第一エネルギー閾値及び第二エネルギー閾値と比較し、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度をそれぞれ第一関連度閾値及び第二関連度閾値と比較することにより、WIFI信号を選択して復調し、電子機器の干渉防止能力及びWIFI性能を向上させる。具体的な実施形態において、WIFIネットワーク処理方法は、図9に示されたWIFIネットワーク処理装置200及びWIFIネットワーク処理装置200を有する電子機器100(図10)に適用される。以下、電子機器を例として、本実施形態の具体的なプロセスを説明する。もちろん、本実施形態に適用される電子機器は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ウェアラブル電子機器などであり得ることは理解されるべきであり、ここでは具体的に限定しない。以下、図1に示されたプロセスに対して詳細に説明し、WIFIネットワーク処理方法は具体的に以下のステップを含むことができる。
【0016】
ステップS101:電子機器がWIFI信号を検出すると、WIFI信号の信号エネルギーを取得する。
【0017】
本実施形態において、電子機器は、WIFIスイッチをオンにすることを指示する命令情報を受信すると、命令情報に応答して、電子機器の周囲環境のWIFI信号を検出する。命令情報は、ユーザーが手動でWIFIスイッチコントロールに触れたとき、WIFIスイッチをオンにする音声命令を受信したとき、又は予め設定されたオンにするルールを満たすときに生成することができる。例えば、ある時点に達したときに命令情報を生成することができ、これに対して限定しない。また、電子機器は、命令情報を受信した後、命令情報に基づいてWIFI信号をスキャンすることができる。一般的に、電子機器は、放送情報を送信し、放送情報に基づいて周囲環境のWIFI信号を取得することができる。
【0018】
さらに、電子機器は、検出されたWIFI信号の信号エネルギーを取得する。WIFI信号の信号エネルギーは、電子機器がWIFI信号を検出したとき、WIFIモジュールの対応するWIFI信号エネルギーであり、WIFI信号の信号エネルギーはWIFI状態を示すために用いられることができ、即ち、WIFI信号の信号エネルギーの異なる状態は、WIFIの異なる状態に対応する。1つの形態として、電子機器は無線アクセスポイント(Wireless Access Point,AP)に接続され、電子機器は無線アクセスポイントを介してインターネットに接続されているので、電子機器はインターネットにアクセスできる。電子機器と無線アクセスポイントとの間はWIFI接続を介して相互作用できる。ただし、電子機器が無線アクセスポイントから遠く離れていると、電子機器の所在領域における、無線アクセスポイントから送信するWIFI信号の信号エネルギーが非常に弱いので、電子機器が受信するWIFI信号の品質は低下であり、ネットワークの状態は不安定である。従って、電子機器は、検出されたWIFI信号の信号エネルギーを取得し、信号エネルギーに基づいてWIFI信号を処理するか否かを判断することができる。
【0019】
ステップS102、信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きい場合、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度を取得する。
【0020】
別の形態として、電子機器には第一エネルギー閾値が設定されている。例えば、電子機器には第一RXパケット検出(packet detect,PD)閾値が設定されている。第一エネルギー閾値は、電子機器が取得したWIFI信号の信号エネルギーの判断根拠として使用されることは理解されるべきである。具体的には、電子機器は、WIFI信号の信号エネルギーを取得した後、信号エネルギーを第一エネルギー閾値と比較して、信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きいか否かを判断する。信号エネルギーが第一エネルギー閾値以下である場合、WIFI信号の信号エネルギーが比較的に弱いことを示し、電子機器が受信するWIFI信号の品質が低下し且つネットワーク品質が低下することを招く。もし続いてWIFI信号を処理すると、電子機器のリソース浪費を引き起こす。従って、このWIFI信号をフィルタリングすることができる。具体的には、WIFIベースバンド層で復調される前にWIFI信号をフィルタリングすることができ、従ってその後のデコード時間を減少し、電子機器の消費電力を下げる。
【0021】
逆に、信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きい場合、WIFI信号の信号エネルギーが比較的に強いことを示し、従って続いてWIFI信号を処理することができる。1つの形態として、信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きいと確定すると、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度(correlation)を取得する。具体的には、電子機器は、WIFI信号をプリセットWIFI信号として事前に格納する。プリセットWIFI信号は、電子機器が自動的に設定することができ、ユーザーが手動で設定することもでき、サーバによって設定されてから電子機器に送信されてもよく、これに対して限定しない。従って、本実施形態において、電子機器は、WIFI信号を取得してから、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度を取得するために、WIFI信号とプリセットWIFI信号をマッチングすることができる。WIFI信号とプリセットWIFI信号の関連度が大きければ大きいほど、WIFI信号がプリセットWIFI信号に接近することを示し、WIFI信号の品質も良い。WIFI信号とプリセットWIFI信号の関連度が小さければ小さいほど、WIFI信号がプリセットWIFI信号に接近しないことを示し、WIFI信号の品質も悪い。
【0022】
ステップS103、信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きいが第二エネルギー閾値よりも小さく、且つ関連度が第一関連度閾値より大きい場合、WIFI信号を復調し、第一エネルギー閾値は第二エネルギー閾値より小さい。
【0023】
本実施形態において、電子機器にはさらに第二エネルギー閾値が設定されている。例えば、電子機器には、第二RXパケット検出(PD)閾値が設定されており、第一エネルギー閾値は第二エネルギー閾値より小さい。1つの形態として、第二エネルギー閾値は、WIFI信号の信号エネルギーが非常に強いか否かを判断するための根拠として使用することができる。具体的には、電子機器は、WIFI信号の信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きいと確定してから、この信号エネルギーを第二エネルギー閾値と比較して、信号エネルギーが第二エネルギー閾値より小さいか否かを判断する。信号エネルギーが第二エネルギー閾値より小さい場合、信号エネルギーが第一信号エネルギーより大きいが第二信号エネルギーより小さいことを示し、このとき、WIFI信号の信号エネルギーが比較的に強い。
【0024】
また、電子機器には第一関連度閾値が設定されている。例えば、電子機器には、第一関連度閾値が設定されており、第一関連度閾値は、電子機器が取得したWIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度を判断する根拠として使用される。1つの形態として、第一関連度閾値は、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度が非常に強いか否かを判断するための根拠として使用することができる。具体的には、電子装置はWIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度を取得した後、この関連度を第一関連度閾値と比較して、この関連度が第一関連度閾値より大きいか否かを判断する。関連度が第一関連度閾値より大きい場合、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度が非常に強いことを示す。従って、信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きいが第二エネルギー閾値よりも小さく、且つ関連度が第一関連度閾値より大きい場合、WIFI信号の信号エネルギーは比較的強く、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度が非常に強いと見なすことができる。従って、WIFI信号の信号品質がよく、WIFI信号を復調することができる。
【0025】
ステップS104、信号エネルギーが第二エネルギー閾値以上であり、且つ関連度が第二関連度閾値より大きい場合、WIFI信号を復調し、第一関連度閾値は第二関連度閾値より大きい。
【0026】
本実施形態において、電子機器にはさらに第二相関閾値が設定されている。例えば、電子機器には第二関連度閾値が設定されている。第二関連度閾値は、電子機器が取得したWIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度を判断する根拠として使用される。1つの形態として、第一関連度閾値は第二関連度閾値より大きく、即ち、第二関連度閾値はWIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度が比較的に強いか否かを判断するための根拠として使用することができる。具体的には、電子装置はWIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度を取得した後、この関連度を第二関連度閾値と比較して、この関連度が第二関連度閾値より大きいか否かを判断する。関連度が第二関連度閾値以下である場合、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度が弱いことを示し、WIFI信号の品質が悪い。従って、続いてWIFI信号を処理すると、電子機器のリソース浪費を引き起こす。従って、このWIFI信号をフィルタリングすることができる。具体的には、WIFIベースバンド層で復調される前にWIFI信号をフィルタリングすることができ、従ってその後のデコード時間を減少し、電子機器の消費電力を下げる。
【0027】
逆に、関連度が第二関連度閾値よりも大きい場合、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度が比較的に強いことを示す。従って、信号エネルギーが第二エネルギー閾値以上であり、且つ関連度が第二関連度閾値より大きい場合、WIFI信号の信号エネルギーが非常に強く且つWIFI信号とプリセットWIFIとの間の関連度は比較的に強いと見なすことができる。従って、WIFI信号の品質はよく、WIFI信号を復調することができる。
【0028】
本出願の実施形態によって提供されるWIFIネットワーク処理方法において、電子機器がWIFI信号を検出すると、WIFI信号の信号エネルギーを取得し、信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きい場合、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度を取得し、信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きいが第二エネルギー閾値よりも小さく、且つ関連度が第一関連度閾値より大きい場合、WIFI信号を復調し、信号エネルギーが第二エネルギー閾値以上であり、且つ関連度が第二関連度閾値より大きい場合、WIFI信号を復調し、第一エネルギー閾値は第二エネルギー閾値より小さく、第一関連度閾値は第二度関連度閾値より大きい。従って、WIFI信号の信号エネルギーをそれぞれ第一エネルギー閾値及び第二エネルギー閾値と比較し、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度をそれぞれ第一関連度閾値及び第二関連度閾値と比較することにより、WIFI信号を選択して復調し、電子機器の干渉防止能力及びWIFI性能を向上させる。
【0029】
図2を参照してください。図2は、本出願の別の実施形態に係わるWIFIネットワーク処理方法のフローチャートである。この方法は、上記の電子機器に適用される。以下、図2に示されたプロセスに対して詳細に説明する。WIFIネットワーク処理方法は具体的に以下のステップを含むことができる。
【0030】
ステップS201:電子機器がWIFI信号を検出すると、電子機器の周囲環境の環境干渉強度値を取得する。
【0031】
1つの形態として、電子機器がWIFI信号を検出すると、電子機器のWIFI性能に対する環境パラメータの影響を弱めるために、電子機器の周囲環境の環境干渉強度値を検出することができる。具体的には、電子機器の周囲環境の環境パラメータは、環境温度、環境湿度及びWIFI信号数などのような電子機器のWIFI性能に影響を与えるパラメータを含み、取得した環境パラメータに基づいて電子機器の周囲環境の環境干渉強度値を計算することができる。
【0032】
ステップS202、環境干渉強度値が干渉閾値より大きいか否かを判断する。
【0033】
本実施形態において、電子機器には干渉閾値が設定されており、干渉閾値は、取得した環境干渉強度値の判断根拠として使用される。干渉閾値は、電子機器が自動的に設定することができ、電子機器に対応するユーザーが手動で設定することができ、サーバによって設定されてから電子機器に送信されてもよく、これに対して限定しない。1つの形態として、電子機器の周囲環境の環境干渉強度値を取得した後、環境干渉強度値を干渉閾値と比較して、環境干渉強度値が干渉閾値より大きいか否かを判断する。環境干渉強度値が干渉閾値より大きい場合、環境干渉強度値が電子機器のWIFI性能に影響を与える程度に達したことを示し、それに応じてWIFI信号を処理することができる。環境干渉強度値が干渉閾値以下である場合、環境干渉強度値が電子機器のWIFI性能に影響を与える程度に達していないことを示し、環境パラメータが電子機器のWIFI性能に及ぼす影響を無視することができる。
【0034】
ステップS203:環境干渉強度値が干渉閾値より大きい場合、WIFI信号の信号エネルギーを取得する。
【0035】
本実施形態において、環境干渉強度値が干渉閾値より大きいと確定された場合、電子機器の周囲環境の環境パラメータは電子機器のWIFI性能に影響を与えることを示し、従って WIFI信号の信号エネルギーを取得して、WIFI信号の信号エネルギーを選択することにより、環境パラメータの影響を弱めることができる。
【0036】
ステップS204:信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きい場合、電子機器のWIFIチップを介してWIFI信号を受信する。
【0037】
1つの形態として、WIFI信号の信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きい場合、電子機器のWIFIチップがトリガーされて、WIFI信号を受信し、WIFI信号を処理する。
【0038】
ステップS205:WIFI信号とプリセットWIFI信号の間の関連度を取得する。
【0039】
ステップS205の具体的な説明についは、ステップS102を参照してください。ここでは繰り返さない。
【0040】
図3を参照してください。図3は、図2に示されたWIFIネットワーク処理方法のステップS205の1つの実施形態のフローチャートである。以下、図3に示されたプロセスに対して詳しく説明する。前記方法は具体的に以下のステップを含むことができる。
【0041】
ステップS2051A:WIFI信号の信号波形を取得する。
【0042】
ステップS2052A:前記信号波形とプリセットWIFI信号のプリセット信号波形との間の関連度を取得する。
【0043】
1つの形態として、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度は、WIFI信号の信号波形とプリセットWIFI信号のプリセット信号波形との間の関連度を含むことができる。その中において、電子機器のWIFIチップには、プリセットWIFI信号のプリセット信号波形が記録されている。信号波形とは、信号の形状、形態などのような物理媒体上の信号の波の動きを表し、他の物理量の抽象的な表現形式であることもできる。本実施形態において、電子機器がWIFI信号を取得した後、WIFI信号の信号波形を取得することができ、WIFI信号の信号波形とプリセットWIFI信号のプリセット信号波形を比較して、前記信号波形とプリセット信号波形との間の関連度を取得することができ、この関連度をWIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度とする。
【0044】
図4を参照してください。図4は、図2に示されたWIFIネットワーク処理方法のステップS205の別の実施形態のフローチャートである。以下、図4に示されたプロセスに対して詳しく説明する。前記方法は具体的に以下のステップを含むことができる。
【0045】
ステップS2051B:WIFI信号の信号位相を取得する。
【0046】
ステップS2052B:信号位相とプリセットWIFI信号のプリセット信号位相との間の関連度を取得する。
【0047】
別の方式として、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度は、WIFI信号の信号位相とプリセットWIFI信号のプリセット信号位相との間の関連度を含むこともできる。 電子機器のWIFIチップには、プリセットWIFI信号のプリセット信号位相が記録されている。信号位相は、信号を反映する波であり、特定の時刻の循環内の位置、ピーク、トラフ又はピークとトラフの間の特定のポイントにあるか否かを反映するスケールである。本実施形態において、電子機器がWIFI信号を取得した後、WIFI信号の信号位相を取得することができ、WIFI信号の信号位相をプリセットWIFI信号のプリセット信号位相と比較して、信号位相とプリセット信号位相との間の関連度を取得し、この関連度をWIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度とする。
【0048】
ステップS206:信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きいが第二エネルギー閾値よりも小さく、且つ関連度が第一関連度閾値より大きい場合、WIFI信号を復調し、第一エネルギー閾値は第二エネルギー閾値より小さい。
【0049】
ステップS207:信号エネルギーが第二エネルギー閾値以上である場合、関連度が第二度関連度閾値より大きいか否かを判断する。
【0050】
ステップS208:関連度が第二関連度閾値より大きい場合、WIFI信号を復調する。
【0051】
ステップS206~ステップS208の具体的な説明について、ステップS103~ステップS104を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0052】
図5を参照してください。図5は、図2に示されたWIFIネットワーク処理方法のステップS208のフローチャートである。以下、図5に示されたプロセスに対して詳しく説明する。前記方法は具体的に以下のステップを含むことができる。
【0053】
ステップS2081:関連度が第二関連度閾値より大きい場合、関連度が第一関連度閾値より大きいか否かを判断する。
【0054】
1つの実施形態として、WIFI信号の信号エネルギーが第二エネルギー閾値以上であり、且つWIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度が第二関連度閾値より大きい場合、さらにWIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度が第一関連度閾値より大きいか否かを判断することができる。第一関連度閾値は第二関連度閾値より大きいので、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度が第二関連度閾値より大きい場合に比べて、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度が第一関連度閾値より大きい場合、WIFI信号の品質がさらに優れることを理解されるべきである。
【0055】
ステップS2082:関連度が第一関連度閾値より大きい場合、WIFI信号をマークし、WIFI信号を復調する。
【0056】
判断結果が、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度が第一関連度閾値より大きい場合、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度が非常に強いことを示し、且つWIFI信号の信号エネルギーが第二エネルギー閾値より大きく、即ちWIFI信号の信号エネルギーが非常に強いので、WIFI信号の信号品質は良好であると確定することができる。従って、WIFI信号を復調するとともにWIFI信号をマークすることができる。マークは、WIFI信号を優先WIFI信号として使用できることを示すために用いられることは理解されるべきである。1つの方式として、マークは、文字マーク、テキストマークなどを含むことができ、ここでは限定しない。
【0057】
ステップS2083:電子機器がWIFI信号を再度検出すると、直接にWIFI信号を復調する。
【0058】
さらに、WIFI信号にはマークが付いているので、電子機器が再びWIFI信号を検出すると、WIFI信号に付いているマークを取得して、WIFI信号の信号品質が非常に良好であると判断することができる。従って、信号エネルギー及びプリセットWIFI信号との関連度の判断は省略され、直接にWIFI信号を復調することができる。
【0059】
図6を参照してください。図6は、図5に示されたWIFIネットワーク処理方法のステップS2083のフローチャートである。以下、図6に示されたプロセスに対して詳しく説明する。前記方法は具体的に以下のステップを含むことができる。
【0060】
ステップS20831:電子機器がWIFI信号を再度検出すると、電子機器の地理的位置変化量を取得する。
【0061】
WIFI信号のカバレッジは制限されているので、異なる地理的位置で電子機器によって検出されるWIFI信号は異なる。例えば、電子機器がWIFI信号が属する無線アクセスポイントに近づくと、WIFI信号の信号エネルギーが最も強く、電子機器がWIFI信号が属する無線アクセスポイントに近いところからWIFI信号が属する無線アクセスポイントから遠く離れる過程で、WIFI信号の信号エネルギーは減衰し続け、ゼロまで減衰する。従って、電子機器が再びWIFI信号を検出すると、電子機器の地理的位置変化量を取得することができ、地理的位置変化量は、電子機器が再びWIFI信号を検出した時の地理的位置と電子機器がWIFI信号をマークしたときの地理的位置との間の距離である。
【0062】
ステップS20832:地理的位置変化量が位置変化量閾値より小さいか否かを判断する。
【0063】
さらに、電子機器には位置変化量閾値が設定されており、位置変化量閾値は、地理的位置変化量の判断根拠として使用される。1つの形態として、位置変化量閾値は、電子機器が予め自動的に設定することができ、サーバによって設定されてから電子機器に送信されてもよく、これに対して限定しない。位置変化量閾値の設定は、WIFI信号の信号品質を参照することができ、WIFI信号の信号品質が優れるほど、位置変化量閾値を大きく設定することができ、WIFI信号の信号品質が悪いほど、位置変化量閾値を小さく設定することができると理解されるべきである。従って、本実施形態において、電子機器の地理的位置変化量を取得してから、地理的位置変化量と位置変化量閾値を比較して、地理的位置変化量が位置変化量閾値より小さいか否かを判断する。
【0064】
ステップS20833:地理的位置変化量が位置変化量閾値より小さい場合、直接にWIFI信号を復調する。
【0065】
地理的位置変化量が位置変化量閾値より小さい場合、この地理的位置で電子機器によって検出されたWIFI信号の信号品質が少なく減衰されることを意味し、即ちWIFI信号の信号エネルギーや、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度は依然として非常に強く、従って直接にWIFI信号を復調することができる。逆に、地理的位置変化量が位置変化量閾値以上である場合、この地理的位置で電子機器によって検出されたWIFI信号の信号品質が多く減衰されることを意味し、即ちWIFI信号の信号エネルギーや、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度は悪く、従って検出されたWIFI信号の信号エネルギーや、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度を再び検出・判断することができる。
【0066】
図7を参照してください。図7は、図6に示されたWIFIネットワーク処理方法のステップS20833のフローチャートである。以下、図7に示されたプロセスに対して詳しく説明する。前記方法は具体的に以下のステップを含むことができる。
【0067】
ステップS208331:地理的位置変化量が位置変化量閾値より小さい場合、時間変化量を取得する。
【0068】
WIFI信号の信号品質は時間の変化にしたがって変化する可能性がある。例えば、午前9時に電子機器によって検出されたWIFI信号の信号品質は非常に良好であるが、夕方8時に電子機器によって検出されたWIFI信号の信号品質は悪くなる可能性があるので、WIFI信号の信号品質は一定期間変化しないか、又は小さい範囲内で変化する可能性がある。本実施形態において、地理的位置変化量が位置変化量閾値より小さいと確定された場合、時間変化量を取得することができる。時間変化量は、電子機器が再びWIFI信号を検出しときの時間と電子機器がWIFI信号をマークするときの時間の時間差である。
【0069】
ステップS208332:時間変化量が時間変化量閾値より小さいか否かを判断する。
【0070】
電子機器には時間変化量閾値が設定されており、時間変化量閾値は時間変化量の判断根拠として使用される。1つの形態として、時間変化量閾値は、電子機器が予め自動的に設定することができ、サーバによって予め設定されてから電子機器に送信されてもよく、これに対して限定しない。例えば、時間変化量閾値は30分、1時間などであることができる。従って、本実施形態において、時間変化量を取得してから、時間変化量と時間変化量閾値を比較して、時間変化量が時間変化量閾値より小さいか否かを判断する。
【0071】
ステップS208333:時間変化量が時間変化量閾値より小さい場合、直接にWIFI信号を復調する。
【0072】
時間変化量が時間変化量閾値より小さい場合、それは、WIFI信号の信号品質が変化しないままであるか、又は小さい範囲内で変化する可能性があることを示し、即ちWIFI信号の信号エネルギーや、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度は依然として非常に強く、従って直接にWIFI信号を復調することができる。逆に、時間変化量が時間変化量閾値以上である場合、WIFI信号の信号品質が大幅に変化する可能性があることを示し、即ちWIFI信号の信号エネルギー、及び/又はWIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度は悪く、従って検出されたWIFI信号の信号エネルギーや、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度を再び検出・判断することができる。
【0073】
ステップS209:WIFI信号が属する無線アクセスポイントにアクセスする。
【0074】
さらに、WIFI信号を復調した後、WIFI信号が携帯する情報を取得することができ、例えば、WIFI信号のSSID及びパスワードを取得して、WIFI信号が属する無線アクセスポイントにアクセスすることができる。
【0075】
ステップS210:電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度を検出する。
【0076】
1つの方式として、電子機器にはWIFI受信装置が内蔵されている。WIFI受信装置は、WIFI信号を受信し、受信されたWIFI信号の信号強度に基づいて受信信号強度(Received Signal Strength Indication,RSSI)を取得するために用いられ、即ち電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度を取得する。受信信号強度は、受信されたWIFI信号強度を測定するための1つの相対値であり、信号電力の計算によって取得することができる。
【0077】
ステップS211:電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が第一強度閾値より小さいか否かを判断する。
【0078】
さらに、電子機器には第一強度閾値が設定されており、第一強度閾値は、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度の判断根拠として使用される。 具体的には、電子機器は、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度を取得した後、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度と第一強度閾値を比較して、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が第一強度閾値より小さいか否かを判断する。本実施形態において、第一強度閾値は、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が悪いであるか否かを判断する根拠として使用されることができる。
【0079】
ステップS212:電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が第一強度閾値より小さい場合、他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントを取得して格納する。他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントの受信信号強度は電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度より大きい。
【0080】
電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が第一強度閾値より小さい場合、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントのWIFI信号が悪いことを示し、電子機器のネットワーク状態が低下する可能性があり、従って電子機器を制御して周囲環境のWIFI信号を再び走査することができ、他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントを取得して電子機器に一時的に格納する。他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントの受信信号強度は、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度より大きい。
【0081】
ステップS213:電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が第二強度閾値より小さいか否かを判断し、第二強度閾値は第一強度閾値より小さい。
【0082】
電子機器にはさらに第二強度閾値が設定されており、第二強度閾値は第一強度閾値より小さい。本実施形態において、第二強度閾値は、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が非常に悪いか否かを判断する根拠として使用される。従って、本実施形態において、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が第一強度閾値より小さいと判断した後、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度と第二強度閾値とを比較して、電子機器が現在アクセスされている無線アクセスポイントの受信信号強度が第二強度閾値より小さいか否かを判断する。
【0083】
ステップS214:電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が第二強度閾値より小さい場合、電子機器を制御して他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントにアクセスするように切替させる。
【0084】
電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が第二強度閾値より小さい場合、それは、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントのWIFI信号が非常に悪いことを示し、これは電子機器のネットワーク状態の低下を招く、さらにインターネットにアクセスできなくなるので、電子機器を制御して、受信信号強度が高い無線アクセスポイントにアクセスするように切替させることができ、つまり電子機器を制御して他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントにアクセスするように切替させる。
【0085】
図8を参照してください。図8は、図2に示されたWIFIネットワーク処理方法のステップS214のフローチャートである。以下、図8に示されたプロセスに対して詳しく説明する。前記方法は具体的に以下のステップを含むことができる。
【0086】
ステップS2141:電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が第二強度閾値より小さい場合、予め設定された期間内に電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度を持続的に監視する。
【0087】
1つの形態として、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が環境干渉を受けると、短時間のオフライン又は受信信号強度の低下が出現する可能性がある。ただし、短時間で電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が回復することができる。従って、予め設定された期間内に電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度を持続的に監視する。ここで、所定の期間は制限しない。
【0088】
ステップS2142:予め設定された期間内に、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が常に第二強度閾値より小さいことが検出された場合、電子機器を制御して他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントにアクセスするように切替させる。
【0089】
予め設定された期間内に、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が常に第二強度閾値より小さいことが検出された場合、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントは短時間で正常に戻ることができないことを示すので、電子機器を制御して他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントにアクセスするように切替させることができる。
【0090】
本出願の別の実施形態によって提供されるWIFIネットワーク処理方法において、電子機器がWIFI信号を検出すると、電子機器の周囲環境の干渉強度値を取得し、環境干渉強度値が干渉閾値より大きい場合、WIFI信号の信号エネルギーを取得し、信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きい場合、電子機器のWIFIチップを介してWIFI信号を受信し、WIFI信号とプリセットWIFI信号の間の関連度を取得する。信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きいが第二エネルギー閾値よりも小さく、且つ関連度が第一関連度閾値より大きい場合、WIFI信号を復調し、第一エネルギー閾値は第二エネルギー閾値より小さく、信号エネルギーが第二エネルギー閾値以上である場合、関連度が第二関連度閾値より大きいか否かを判断し、関連度が第二関連度閾値より大きい場合、WIFI信号を復調する。WIFI信号が属する無線アクセスポイントにアクセスし、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度を検出し、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が第一強度閾値より小さい場合、他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントを取得して格納し、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が第二強度閾値より小さいか否かを判断し、第二強度閾値は第一強度閾値より小さく、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が第二強度閾値より小さい場合、電子機器を制御して他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントにアクセスするように切替させる。図1に示されたWIFIネットワーク処理方法と比較すると、本実施形態において、環境干渉強度値が干渉閾値よりも大きい場合にWIFI信号の信号エネルギーを取得して、電子機器の電力消費を低減し、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が第二強度閾値より小さい場合、他の無線アクセスポイントにアクセスするように切り替えて、WIFI性能を向上させる。
【0091】
図9を参照してください。図9は、本出願の実施形態に係わるWIFIネットワーク処理装置200を示すブロック図である。WIFIネットワーク処理装置200は、上記の電子機器に適用される。以下に、図9に示されたブロック図を説明する。WIFIネットワーク処理装置200は、信号エネルギー取得モジュール210、関連度取得モジュール220、第一復調モジュール230及び第二復調モジュール240を含む。
【0092】
信号エネルギー取得モジュール210は、電子機器がWIFI信号を検出すると、WIFI信号の信号エネルギーを取得するために用いられる。さらに、信号エネルギー取得モジュール210は、環境干渉強度値取得サブモジュール、環境干渉強度値判定サブモジュール及び信号エネルギー取得サブモジュールを含む。
【0093】
環境干渉強度値取得サブモジュールは、電子機器がWIFI信号を検出すると、電子機器の周囲環境の環境干渉強度値を取得するために用いられる。
【0094】
環境干渉強度値判定サブモジュールは、環境干渉強度値が干渉閾値より大きいか否かを判断するために用いられる。
【0095】
信号エネルギー取得サブモジュールは、環境干渉強度値が干渉閾値より大きい場合、WIFI信号の信号エネルギーを取得するために用いられる。
【0096】
関連度取得モジュール220は、信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きい場合、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度を取得するために用いられる。関連度取得モジュール220は、WIFI信号受信サブモジュール及び関連度取得サブモジュールを含む。
【0097】
WIFI信号受信サブモジュールは、信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きい場合、電子機器のWIFIチップを介してWIFI信号を受信するために用いられる。
【0098】
関連度取得サブモジュールは、WIFI信号とプリセットWIFI信号の間の関連度を取得するために用いられる。関連度取得サブモジュールは、信号波形取得ユニット、第一関連度取得ユニット、信号位相取得ユニット及び第二関連度取得ユニットを含む。
【0099】
信号波形取得ユニットは、WIFI信号の信号波形を取得するためにために用いられる。
【0100】
第一関連度取得ユニットは、前記信号波形とプリセットWIFI信号のプリセット信号波形との間の関連度を取得するために用いられる。
【0101】
信号位相取得ユニットは、WIFI信号の信号位相を取得するために用いられる。
【0102】
第二関連度取得ユニットは、前記信号位相とプリセットWIFI信号のプリセット信号位相との間の関連度を取得するために用いられる。
【0103】
第一復調モジュール230は、信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きいが第二エネルギー閾値よりも小さく、且つ関連度が第一関連度閾値より大きい場合、WIFI信号を復調するために用いられ、第一エネルギー閾値は第二エネルギー閾値より小さい。
【0104】
第二復調モジュール240は、信号エネルギーが第二エネルギー閾値以上であり、且つ関連度が第二関連度閾値より大きい場合、WIFI信号を復調するために用いられ、第一関連度閾値は第二度関連度閾値より大きい。さらに、第二復調モジュール240は、判断サブモジュール及び復調サブモジュールを含む。
【0105】
判断サブモジュールは、信号エネルギーが第二エネルギー閾値以上である場合、関連度が第二関連度閾値より大きいか否かを判断するために用いられる。
【0106】
復調サブモジュールは、関連度が第二関連度閾値より大きい場合、WIFI信号を復調するために用いられる。WIFI信号復調サブモジュールは、判断ユニット、マーキングユニット及び復調ユニットを含む。
【0107】
判断ユニットは、関連度が第二関連度閾値より大きい場合、関連度が第一関連度閾値より大きいか否かを判断するために用いられる。
【0108】
マーキングユニットは、関連度が第一関連度閾値より大きい場合、WIFI信号をマークし、WIFI信号を復調するために用いられる。
【0109】
復調ユニットは、電子機器がWIFI信号を再度検出すると、直接にWIFI信号を復調するために用いられる。さらに、復調ユニットは、地理的位置変化量取得サブユニット、地理的位置変化量判断サブユニット及び復調サブユニットを含む。
【0110】
地理的位置変化量取得サブユニットは、電子機器がWIFI信号を再度検出すると、電子機器の地理的位置変化量を取得するために用いられる。
【0111】
地理的位置変化量判断サブユニットは、地理的位置変化量が位置変化量閾値より小さいか否かを判断するために用いられる。
【0112】
復調サブユニットは、地理的位置変化量が位置変化量閾値より小さい場合、直接にWIFI信号を復調するために用いられる。さらに、復調サブユニットは、具体的に、地理的位置変化量が位置変化量閾値より小さい場合に時間変化量を取得し、時間変化量が時間変化量閾値より小さいか否かを判断し、時間変化量が時間変化量閾値より小さい場合、直接にWIFI信号を復調するために用いられる。
【0113】
WIFIネットワーク処理装置200は、さらに、WIFI信号フィルタリングモジュール、無線アクセスポイントアクセスモジュール、受信信号強度検出モジュール、第一受信信号強度判断モジュール、無線アクセスポイント取得モジュール、第二受信信号強度判断モジュール及び無線スアクセスポイントスイッチングモジュールを含む。
【0114】
WIFI信号フィルタリングモジュールは、信号エネルギーが第一エネルギー閾値以下である場合、WIFI信号をフィルタリングするために用いられる。
【0115】
無線アクセスポイントアクセスモジュールは、WIFI信号が属する無線アクセスポイントにアクセスするために用いられる。
【0116】
受信信号強度検出モジュールは、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度を検出するために用いられる。
【0117】
第一受信信号強度判断モジュールは、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が第一強度閾値より小さいか否かを判断するために用いられる。
【0118】
無線アクセスポイント取得モジュールは、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が第一強度閾値より小さい場合、他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントを取得して格納するために用いられ、他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントの受信信号強度は電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度より大きい。
【0119】
第二受信信号強度判断モジュールは、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が第二強度閾値より小さいか否かを判断するために用いられ、第二強度閾値は第一強度閾値より小さい。
【0120】
無線スアクセスポイントスイッチングモジュールは、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が第二強度閾値より小さい場合、電子機器を制御して他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントにアクセスするように切替させるために用いられる。さらに、無線スアクセスポイントスイッチングモジュールは、受信信号強度監視サブモジュール及び無線アクセスポイントスイッチングサブモジュールを含む。
【0121】
受信信号強度監視サブモジュールは、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が第二強度閾値より小さい場合、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度を予め設定された期間内に持続的に監視するために用いられる。
【0122】
無線アクセスポイントスイッチングサブモジュールは、予め設定された期間内に、電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が常に第二強度閾値より小さいことが検出された場合、電子機器を制御して他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントにアクセスするように切替させるために用いられる。
【0123】
当業者は、説明の便宜及び簡潔さのために、上述した装置及びモジュールの特定の作業プロセスは前記方法実施形態における対応するプロセスを参照することができることを理解することができ、ここでは繰り返さない。
【0124】
本出願の幾つの実施形態において、モジュール間の結合は、電気的、機械的又は他の形態の結合であることができる。
【0125】
さらに、本出願の各実施形態の各機能モジュールは1つの処理モジュールに統合されることができ、各モジュールが物理的に単独に存在してもよく、又は2つ以上のモジュールを1つのモジュールに統合することができる。上記の統合モジュールは、ハードウェア又はソフトウェア機能モジュールの形式で実現することができる。
【0126】
図10を参照してください。図10は、本出願の実施形態に係わる電子機器100を示すブロック図である。電子機器100は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、電子書籍などのアプリケーションプログラムを実行することができる電子機器であることができる。本出願の電子機器100は、プロセッサ110、メモリ120、及び1つ又は複数のアプリケーションプログラムのうちの1つ又は複数を含むことができる。1つ又は複数のアプリケーションプログラムは、メモリ120に格納されることができ、且つ1つ又は複数のプロセッサ110によって実行されるように構成される。1つ又は複数のプログラムは、上述した方法実施形態に記載された方法を実行するように構成される。
【0127】
プロセッサ110は、1つ又は複数の処理コアを含むことができる。プロセッサ110は、様々なインターフェース及びラインによって電子機器100全体の各部分に接続され、メモリ120に格納された命令、プログラム、コードセット又は命令セットを実行し、及びメモリ120に格納されたデータを呼び出して、電子機器100の様々な機能及びデータ処理を実行する。選択的には、プロセッサ110は、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(Programmable Logic Array,PLA)のうちの少なくとも1つのハードウェア形式を採用して実現することができる。プロセッサ110は、中央処理装置(Central Processing Unit,CPU)、グラフィックス処理装置(Graphics Processing Unit,GPU)及びモデムのうちの1つ又はいくつの組み合わせを統合することができる。その中で、CPUは主にオペレーティングシステム、ユーザーインターフェイス及びアプリケーションプログラムなどを処理し、GPUは表示コンテンツのレンダリングと描画に使用され、モデムはワイヤレス通信を処理するために用いられる。モデムは、プロセッサ110に統合されなくてもよく、通信チップのみによって実現されてもよいことが理解できる。
【0128】
メモリ120は、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)を含むことができ、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)を含むこともできる。メモリ120は、命令、プログラム、コード、コードセット又は命令セットを格納するために用いられることができる。メモリ120は、プログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含むことができる。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステムを実現するための命令、少なくとも1つの機能(タッチ機能、サウンド再生機能、画像再生機能など)を実現するための命令、上述した様々な方法実施形態を実現するための命令などを記憶することができる。データ記憶領域は、使用中に端末100によって作成されたデータ(電話帳、オーディオビデオデータ、チャット記録データなど)などを記憶することができる。
【0129】
図11を参照してください。図11は、本出願の実施形態に係わるコンピュータ可読記憶媒体のブロック図である。コンピュータ可読記憶媒体300はプログラムコードを格納し、プログラムコードはプロセッサによって呼び出されて、上述した方法実施形態に記載された方法を実行することができる。
【0130】
コンピュータ可読記憶媒体300は、フラッシュメモリ、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory, EEPROM)、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(Erasable Programmable Read-Only Memory, EPROM)、ハードディスク又は読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)などのような電子メモリであることができる。選択的には、コンピュータ可読記憶媒体300は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体(non-transitory computer-readable storage medium)を含む。コンピュータ可読記憶媒体300は、上述した方法の任意のステップを実行するためのプログラムコード310の記憶空間を有する。これらのプログラムコードは、1つまたは複数のコンピュータプログラム製品から読み出すか又は1つまたは複数のコンピュータプログラム製品に書き込むことができる。プログラムコード310は、例えば、適切な形式に圧縮することができる。
【0131】
上述したように、本出願の実施形態によって提供されるWIFIネットワーク処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体において、電子機器がWIFI信号を検出すると、WIFI信号の信号エネルギーを取得し、信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きい場合、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度を取得し、信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きいが第二エネルギー閾値よりも小さく、且つ関連度が第一関連度閾値より大きい場合、WIFI信号を復調し、信号エネルギーが第二エネルギー閾値以上であり、且つ関連度が第二関連度閾値より大きい場合、WIFI信号を復調し、第一エネルギー閾値は第二エネルギー閾値より小さく、第一関連度閾値は第二度関連度閾値より大きい。従って、WIFI信号の信号エネルギーをそれぞれ第一エネルギー閾値及び第二エネルギー閾値と比較し、WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度をそれぞれ第一関連度閾値及び第二関連度閾値と比較することにより、WIFI信号を選択して復調し、電子機器の干渉防止能力及びWIFI性能を向上させる。
【0132】
最後に、次のように述べる必要がある。上述した実施形態は、ただ本出願の技術的解決策を説明するために用いられ、それらを限定するものではない。上述した実施形態を参照して本出願を詳細に説明したが、当業者であれば、依然として上述した実施形態に記載された技術的解決策を変更することができ、又は技術的特徴の一部を置き換えることができ、これらの変更又は置き換えは対応する技術的解決策が本出願の各実施形態の技術的解決策の精神及び範囲から逸脱するようにしないことを理解されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2021-06-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器に適用されるWIFIネットワーク処理方法であって、
前記電子機器がWIFI信号を検出すると、前記WIFI信号の信号エネルギーを取得することと、
前記信号エネルギーが第一エネルギー閾値より大きい場合、前記WIFI信号とプリセットWIFI信号との間の関連度を取得することと、
前記信号エネルギーが前記第一エネルギー閾値より大きいが第二エネルギー閾値より小さく、且つ前記関連度が第一関連度閾値より大きい場合、前記WIFI信号を復調することと、
前記信号エネルギーが前記第二エネルギー閾値以上であり、且つ前記関連度が第二関連度閾値より大きい場合、前記WIFI信号を復調することと、
を含み、
前記第一エネルギー閾値は前記第二エネルギー閾値より小さく、前記第一関連度閾値は前記第二関連度閾値より大きい、
ことを特徴とするWIFIネットワーク処理方法。
【請求項2】
前記信号エネルギーが前記第一エネルギー閾値より大きい場合、前記WIFI信号と前記プリセットWIFI信号との間の関連度を取得することは、
前記信号エネルギーが前記第一エネルギー閾値より大きい場合、前記電子機器のWIFIチップを介して前記WIFI信号を受信することと、
前記WIFI信号と前記プリセットWIFI信号の間の関連度を取得することと、
を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のWIFIネットワーク処理方法。
【請求項3】
前記方法は、
前記信号エネルギーが前記第一エネルギー閾値以下である場合、前記WIFI信号をフィルタリングすることをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のWIFIネットワーク処理方法。
【請求項4】
前記信号エネルギーが前記第二エネルギー閾値以上であり、且つ前記関連度が第二関連度閾値より大きい場合、前記WIFI信号を復調することは、
前記信号エネルギーが前記第二エネルギー閾値以上である場合、前記関連度が前記第二度関連度閾値より大きいか否かを判断することと、
前記関連度が前記第二関連度閾値より大きい場合、前記WIFI信号を復調することと、
を含む、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のWIFIネットワーク処理方法。
【請求項5】
前記関連度が前記第二関連度閾値より大きい場合、前記WIFI信号を復調することは、
前記関連度が前記第二関連度閾値より大きい場合、前記関連度が前記第一関連度閾値より大きいか否かを判断することと、
前記関連度が前記第一関連度閾値より大きい場合、前記WIFI信号をマークし、前記WIFI信号を復調することと、
を含む、
ことを特徴とする請求項に記載のWIFIネットワーク処理方法。
【請求項6】
前記関連度が前記第一関連度閾値より大きい場合、前記WIFI信号をマークし、前記WIFI信号を復調してから、
前記電子機器が前記WIFI信号を再度検出すると、直接に前記WIFI信号を復調することをさらに含む、
ことを特徴とする請求項に記載のWIFIネットワーク処理方法。
【請求項7】
前記電子機器が前記WIFI信号を再度検出すると、直接に前記WIFI信号を復調することは、
前記電子機器が前記WIFI信号を再度検出すると、前記電子機器の地理的位置変化量を取得することと、
前記地理的位置変化量が位置変化量閾値より小さいか否かを判断することと、
前記地理的位置変化量が前記位置変化量閾値より小さい場合、直接に前記WIFI信号を復調することと、
を含む、
ことを特徴とする請求項に記載のWIFIネットワーク処理方法。
【請求項8】
前記地理的位置変化量が前記位置変化量閾値より小さい場合、直接に前記WIFI信号を復調することは、
前記地理的位置変化量が前記位置変化量閾値より小さい場合、時間変化量を取得することと、
前記時間変化量が時間変化量閾値より小さいか否かを判断することと、
前記時間変化量が前記時間変化量閾値より小さい場合、直接に前記WIFI信号を復調することと、
を含む、
ことを特徴とする請求項に記載のWIFIネットワーク処理方法。
【請求項9】
前記WIFI信号を復調してから、
前記WIFI信号が属する無線アクセスポイントにアクセスすることをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載のWIFIネットワーク処理方法。
【請求項10】
前記WIFI信号が属する無線アクセスポイントにアクセスしてから、
前記電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度を検出することと、
前記電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が第一強度閾値より小さいか否かを判断することと、
前記電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が前記第一強度閾値より小さい場合、他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントを取得して格納することと、
をさらに含み、
前記他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントの受信信号強度は前記電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度より大きい、
ことを特徴とする請求項に記載のWIFIネットワーク処理方法。
【請求項11】
前記受信信号強度が前記第一強度閾値より小さい場合、他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントを取得して格納してから、
前記電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が第二強度閾値より小さいか否かを判断することと、
前記電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が前記第二強度閾値より小さい場合、前記電子機器を制御して前記他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントにアクセスするように切替させることと、
をさらに含み、
前記第二強度閾値は前記第一強度閾値より小さい、
ことを特徴とする請求項1に記載のWIFIネットワーク処理方法。
【請求項12】
前記電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が前記第二強度閾値より小さい場合、前記電子機器を制御して前記他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントにアクセスするように切替させることは、
前記電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が前記第二強度閾値より小さい場合、予め設定された期間内に前記電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度を持続的に監視することと、
前記予め設定された期間内に、前記電子機器が現在アクセスしている無線アクセスポイントの受信信号強度が常に前記第二強度閾値より小さいことが検出された場合、前記電子機器を制御して前記他のWIFI信号が属する無線アクセスポイントにアクセスするように切替させることと、
を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のWIFIネットワーク処理方法。
【請求項13】
前記電子機器がWIFI信号を検出すると、前記WIFI信号の信号エネルギーを取得することは、
前記電子機器がWIFI信号を検出すると、前記電子機器の周囲環境の環境干渉強度値を取得することと、
前記環境干渉強度値が干渉閾値より大きいか否かを判断することと、
前記環境干渉強度値が前記干渉閾値より大きい場合、前記WIFI信号の信号エネルギーを取得することと、
を含む、
ことを特徴とする請求項1~1のいずれか一項に記載のWIFIネットワーク処理方法。
【請求項14】
電子機器であって、
メモリと、
前記メモリに結合された1つ又は複数のプロセッサと、
前記メモリに格納されており、且つ前記1つ又は複数のプロセッサによって実行されるように構成された1つ又は複数のアプリケーションプログラムと、
を含み、
前記1つ又は複数のプログラムは、請求項1~1のいずれか一項に記載されたWIFIネットワーク処理方法を実行するように構成される、
ことを特徴とする電子機器。
【請求項15】
コンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータ可読記憶媒体にはプログラムコードが格納されており、前記プログラムコードはプロセッサによって呼び出されて、請求項1~1のいずれか一項に記載されたWIFIネットワーク処理方法を実行する、
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【国際調査報告】