(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-14
(54)【発明の名称】セルフブレンドボトル
(51)【国際特許分類】
B65D 23/04 20060101AFI20220204BHJP
A47J 43/044 20060101ALI20220204BHJP
A47J 43/046 20060101ALI20220204BHJP
【FI】
B65D23/04
A47J43/044
A47J43/046
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021535666
(86)(22)【出願日】2019-12-16
(85)【翻訳文提出日】2021-08-10
(86)【国際出願番号】 US2019066505
(87)【国際公開番号】W WO2020131682
(87)【国際公開日】2020-06-25
(32)【優先日】2018-12-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520212381
【氏名又は名称】レヴェリューション・テクノロジー・エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】REVELUTION TECHNOLOGY,LLC
(74)【代理人】
【識別番号】100087941
【氏名又は名称】杉本 修司
(74)【代理人】
【識別番号】100112829
【氏名又は名称】堤 健郎
(74)【代理人】
【識別番号】100142608
【氏名又は名称】小林 由佳
(74)【代理人】
【識別番号】100155963
【氏名又は名称】金子 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】100154771
【氏名又は名称】中田 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100150566
【氏名又は名称】谷口 洋樹
(74)【代理人】
【識別番号】100213470
【氏名又は名称】中尾 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100220489
【氏名又は名称】笹沼 崇
(72)【発明者】
【氏名】ケント・ジョシュア
(72)【発明者】
【氏名】キャバル・クリスタンヌ
(72)【発明者】
【氏名】キャバル・ダンアンジェロ
(72)【発明者】
【氏名】キャバル・レベカ
【テーマコード(参考)】
3E062
4B053
【Fターム(参考)】
3E062AA09
3E062AA20
3E062AB02
3E062BA02
4B053AA03
4B053CA01
4B053CB01
(57)【要約】
【課題】
ボトルの内容物を液体または半液体状に混合またはブレンドするボトルを提供する。
【解決手段】
装置の内容物を液体または半液体状に混合またはブレンドする装置を提供する。この装置は、ボトル本体と、ボトル本体の上端部に接続されたボトル蓋部と、ボトル本体内に配置されたとミキサを備える。ミキサは、モータにより動力を得てもよいし、ユーザがクランクを手動で回動させることにより動力を得てもよい。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボトルの内容物を液体または半液体状に混合またはブレンドするボトルであって、
前記ボトルの前記内容物を収容するキャビティを形成するボトル本体と、
前記ボトル本体の上部開口を覆うように構成されたボトル蓋部と、
前記ボトル本体の内部に配置され、前記ボトルの前記内容物を混合またはブレンドするミキサと、
ハンドルおよびレバーを有し、前記ボトル蓋部に接続され、かつ前記ボトルの中心軸を中心として回動するように構成されたクランクであって、この回転により、前記ミキサを回転させて、前記ボトルの前記内容物を混合またはブレンドする、クランクと、
前記クランクおよび前記ミキサを接続するシャフトであって、前記ボトルの前記中心軸に沿って位置し、前記クランクが回動するときに回動するように構成されたシャフトとを備え、
前記ミキサは、前記シャフトおよび前記ミキサ上に位置するそれぞれのねじ部により前記シャフトに着脱可能に取り付けられており、
前記クランクの前記ハンドルは、前記レバーの第1の端部に接続されており、前記レバーの第2の端部はハブに連結されており、
前記クランクは、格納位置または展開位置をとるように構成されており、
前記クランクの前記ハンドルは、前記クランクが前記格納位置にあるとき、前記ボトル蓋部のスロット内に位置している、ボトル。
【請求項2】
請求項1に記載のボトルにおいて、前記レバーは、ピンにより前記ハブに連結されており、前記ピンは、前記クランクが前記格納位置と前記展開位置との間で移動するとき、前記レバーが、前記中心軸に直交する軸心を中心として回転することができるように構成されている、ボトル。
【請求項3】
請求項1に記載のボトルにおいて、前記ハブは、前記クランクが前記中心軸を中心として回動するとき、前記クランクの前記レバーが、前記ボトル蓋部のマウスピースを覆うキャップと接触することを防止するように構成されたバンパーを備える、ボトル。
【請求項4】
請求項3に記載のボトルにおいて、さらに、前記マウスピースに接続された着脱可能なフィルタを備えるボトル。
【請求項5】
請求項3に記載のボトルにおいて、前記バンパーは、前記クランクが前記展開位置にあるとき、前記レバーの底面と接触して、前記クランクが回動するときに前記キャップの周囲にクリアランスを設けるチャネルを形成するように構成された上面を備える、ボトル。
【請求項6】
請求項3に記載のボトルにおいて、前記スロットは、前記ボトル蓋部において前記キャップの反対側に位置している、ボトル。
【請求項7】
請求項1に記載のボトルにおいて、前記ミキサは、前記ボトル本体内において前記ボトル本体の下端部付近に位置しており、前記ミキサの先端部は前記ミキサの基端部の下方に位置しており、前記ミキサの前記基端部は前記シャフトに取り付けられている、ボトル。
【請求項8】
請求項1に記載のボトルにおいて、前記ミキサは、先端部と基端部とを有するらせん状ミキサであり、
前記ミキサは、
前記先端部付近に位置する円形の上部と、
前記上部の外周に接続され、かつ前記上部の円周に沿って等間隔に配置された複数のロッドと、
前記基端部付近に位置する複数のアームとを備え、
前記アームは、前記ミキサの中央シャフトから垂直方向に外側へ突出し、前記複数のアームの各アームは、前記複数のロッドの各ロッドに接続されており、前記ロッドは、前記ミキサの円周に沿ってねじれ形状を有する、ボトル。
【請求項9】
請求項1に記載のボトルにおいて、前記ミキサは、先端部と基端部とを有するコーンミキサであり、前記ミキサは、第1の端部において前記ミキサの前記先端部付近に接続され、かつ第2の端部において前記ミキサの前記基端部付近に接続された複数のアームを備え、前記複数のアームは、前記ミキサの円周に沿って等間隔に配置されており、
前記複数のアームの各アームは、前記ミキサのシャフトから突出し、前記ミキサの前記基端部に向かって延び、前記ミキサの前記先端部に向かって前記ミキサの前記シャフトから離れるように曲がり、前記ミキサの前記先端部に向かってかつ前記ミキサの前記シャフトに向かって曲がり、前記ミキサの前記先端部に接続されている、ボトル。
【請求項10】
請求項1に記載のボトルにおいて、さらに、前記ボトル本体の下端部に接続され、かつ、前記ボトルが表面に沿ってスライドすることを防止するように構成された底部リングと、
前記ボトル蓋部と前記ボトル本体との間に位置し、かつ、カラビナまたはパラコードを付けるように構成された開口を有する取付リングと、
前記ボトル蓋部に位置し、かつ、ユーザが前記ボトル蓋部を把持して、前記ボトル本体に対して前記ボトル蓋部を着脱することを補助するように構成されたグリップと、
前記ボトル蓋部内に配置され、かつ、前記クランクの1回の回転を前記シャフトの複数の回転に変換するように構成されたギアボックスを備えるボトル。
【請求項11】
請求項1に記載のボトルにおいて、さらに、前記ボトル本体の下端部に係合するように構成された収容容器を備え、前記収容容器は、前記収容容器の内容物を保護し、かつ、前記ボトルを用いて混合またはブレンドされる材料を収容するように構成された着脱可能な蓋部を有する、ボトル。
【請求項12】
ボトルの内容物を液体または半液体状に混合またはブレンドするボトルであって、
前記ボトルの前記内容物を収容するキャビティを形成し、かつ上部開口および底部開口を有するボトル本体と、
前記ボトル本体の前記上部開口を覆うように構成されたボトル蓋部と、
前記ボトル本体の内部に配置され、前記ボトルの前記内容物を混合またはブレンドするミキサと、
前記ボトル本体の前記底部開口を覆うように構成された電源装置であって、前記ミキサに着脱可能に連結され、かつ前記ボトルの中心軸周りに前記ミキサを回動させるように構成されたモータと、前記モータに電力を供給して、前記ミキサに前記ボトルの前記内容物を混合またはブレンドさせるように構成されたバッテリと、前記モータの電力供給を制御するように構成されたオンオフスイッチとを備える電源装置と、
前記電源装置を覆うように構成された基部と、
を備えるボトル。
【請求項13】
請求項12に記載のボトルにおいて、さらに、前記ボトル蓋部の前記マウスピースに接続された着脱可能なフィルタを備える、ボトル。
【請求項14】
請求項12に記載のボトルにおいて、前記ミキサは、先端部と基端部とを有するらせん状ミキサであり、
前記ミキサは、
前記先端部付近に位置する円形の上部と、
前記上部の外周に接続され、かつ前記上部の円周に沿って等間隔に配置された複数のロッドと、
前記基端部付近に位置する複数のアームとを備え、
前記アームは、前記ミキサの中央シャフトから垂直方向に外側へ突出し、前記複数のアームの各アームは、前記複数のロッドの各ロッドに接続されており、前記ロッドは、前記ミキサの円周に沿ってねじれ形状を有する、ボトル。
【請求項15】
請求項11に記載のボトルにおいて、前記ミキサは、先端部と基端部とを有するコーンミキサであり、前記ミキサは、第1の端部において前記ミキサの前記先端部付近に接続され、かつ第2の端部において前記ミキサの前記基端部付近に接続された複数のアームを備え、前記複数のアームは、前記ミキサの円周に沿って等間隔に配置されており、
前記複数のアームの各アームは、前記ミキサのシャフトから突出し、前記ミキサの前記基端部に向かって延び、前記ミキサの前記先端部に向かって前記ミキサの前記シャフトから離れるように曲がり、前記ミキサの前記先端部に向かってかつ前記ミキサの前記シャフトに向かって曲がり、前記ミキサの前記先端部に接続されている、ボトル。
【請求項16】
請求項12に記載のボトルにおいて、さらに、前記ボトル本体の下端部に係合するように構成された収容容器を備え、前記収容容器は、前記収容容器の内容物を保護し、かつ、前記ボトルを用いて混合またはブレンドされる材料を収容するように構成された着脱可能な蓋部を有する、ボトル。
【請求項17】
請求項12に記載のボトルにおいて、さらに、前記ボトル蓋部が前記ボトル本体に取り付けられていないこと、または、前記電源装置が前記ボトル本体に取り付けられていないことを検出するように構成された1つ以上のセンサを備え、
前記1つ以上のセンサが、前記ボトル蓋部が前記ボトル本体に取り付けられていないこと、または、前記電源装置が前記ボトル本体に取り付けられていないことを検出したとき、前記モータは前記ミキサの回転を停止する、ボトル。
【請求項18】
請求項12に記載のボトルにおいて、前記ボトル本体は、前記上部開口に傾斜部を有し、前記傾斜部は、ユーザが把持するための表面積を広げることにより、この傾斜部分において前記ボトルを把持することを補助し、前記ボトル本体から前記ボトル蓋部を分離することを補助する、ボトル。
【請求項19】
請求項12に記載のボトルにおいて、前記ミキサは、オーガまたは泡立て器である、ボトル。
【請求項20】
請求項12に記載のボトルにおいて、さらに、前記ボトル本体の下端部に接続され、かつ、前記ボトルが表面に沿ってスライドすることを防止するように構成された底部リングと、
前記ボトル蓋部と前記ボトル本体との間に位置し、かつ、カラビナまたはパラコードを付けるように構成された開口を有する取付リングと、
前記ボトル蓋部に位置し、かつ、ユーザが前記ボトル蓋部を把持して、前記ボトル本体に対して前記ボトル蓋部を着脱することを補助するように構成されたグリップとを備えるボトル。
【発明の詳細な説明】
【関連出願】
【0001】
本出願は、2018年12月19日出願の米国仮特許出願第62/782,238号(発明の名称:「セルフブレンドボトル」)の優先権を主張するものであり、その全体を参照により本願の一部を成すものとして引用する。
【技術分野】
【0002】
本明細書は、ボトルに液体を収容しブレンドするシステム、装置、および方法に関する。
【背景技術】
【0003】
液体を収容するためにボトルが用いられることがある。従来のボトルは、プラスチック、ステンレススチール、またはアルミニウムから構成されることがあり、例えば、温かい液体または冷たい液体を収容することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ボトルの内容物を液体または半液体状に混合またはブレンドするボトルを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ボトルの内容物を液体または半液体状に混合またはブレンドするボトルについて説明する。前記ボトルは、当該ボトルの前記内容物を収容するキャビティを形成するボトル本体を備える。前記ボトルは、前記ボトル本体の上部開口を覆うように構成されたボトル蓋部を備える。前記ボトルは、前記ボトル本体の内部に配置され、当該ボトルの前記内容物を混合またはブレンドするミキサを備える。前記ボトルは、ハンドルおよびレバーを有し、前記ボトル蓋部に接続され、かつ前記ボトルの中心軸を中心として回動するように構成されたクランクであって、この回転により、前記ミキサを回転させて、当該ボトルの前記内容物を混合またはブレンドする、クランクを備える。前記ボトルは、前記クランクおよび前記ミキサを接続するシャフトであって、前記ボトルの前記中心軸に沿って位置し、前記クランクが回動するときに回動するように構成されたシャフトを備え、前記ミキサは、前記シャフトおよび前記ミキサ上に位置するそれぞれのねじ部により前記シャフトに着脱可能に取り付けられている。前記クランクの前記ハンドルは、前記レバーの第1の端部に接続されており、前記レバーの第2の端部はハブに連結されている。前記クランクは、格納位置または展開位置をとるように構成されている。前記クランクの前記ハンドルは、前記クランクが前記格納位置にあるとき、前記ボトル蓋部のスロット内に位置している。
【0006】
幾つかの実施形態では、前記レバーは、ピンにより前記ハブに連結されており、前記ピンは、前記クランクが前記格納位置と前記展開位置との間で移動するとき、前記レバーが、前記中心軸に直交する軸心を中心として回転することができるように構成されている。
【0007】
幾つかの実施形態では、前記ハブは、前記クランクが前記中心軸を中心として回動するとき、前記クランクの前記レバーが、前記ボトル蓋部のマウスピースを覆うキャップと接触することを防止するように構成されたバンパーを備える。
【0008】
幾つかの実施形態では、前記ボトルは、さらに、前記マウスピースに接続された着脱可能なフィルタを備える。
【0009】
幾つかの実施形態では、前記バンパーは、前記クランクが前記展開位置にあるとき、前記レバーの底面と接触して、前記クランクが回動するときに前記キャップの周囲にクリアランスを設けるチャネルを形成するように構成された上面を備える。
【0010】
幾つかの実施形態では、前記スロットは、前記ボトル蓋部において前記キャップの反対側に位置している。
【0011】
幾つかの実施形態では、前記ミキサは、前記ボトル本体内において前記ボトル本体の下端部付近に位置しており、前記ミキサの先端部は前記ミキサの基端部の下方に位置しており、前記ミキサの前記基端部は前記シャフトに取り付けられている。
【0012】
幾つかの実施形態では、前記ミキサは、先端部と基端部とを有するらせん状ミキサである。前記ミキサは、前記先端部付近に位置する円形の上部を備える。また、前記ミキサは、前記上部の外周に接続され、かつ前記上部の円周に沿って等間隔に配置された複数のロッドを備える。また、前記ミキサは、前記基端部付近に位置する複数のアームを備え、前記アームは、前記ミキサの中央シャフトから垂直方向に外側へ突出し、前記複数のアームの各アームは、前記複数のロッドの各ロッドに接続されており、前記ロッドは、前記ミキサの円周に沿ってねじれ形状を有する。
【0013】
幾つかの実施形態では、前記ミキサは、先端部と基端部とを有するコーンミキサである。前記ミキサは、第1の端部において前記ミキサの前記先端部付近に接続され、かつ第2の端部において前記ミキサの前記基端部付近に接続された複数のアームを備え、前記複数のアームは、前記ミキサの円周に沿って等間隔に配置されている。前記複数のアームの各アームは、前記ミキサのシャフトから突出し、前記ミキサの前記基端部に向かって延び、前記ミキサの前記先端部に向かって前記ミキサの前記シャフトから離れるように曲がり、前記ミキサの前記先端部に向かってかつ前記ミキサの前記シャフトに向かって曲がり、前記ミキサの前記先端部に接続されている。
【0014】
幾つかの実施形態では、前記ボトルは、さらに、前記ボトル本体の下端部に接続され、かつ、前記ボトルが表面に沿ってスライドすることを防止するように構成された底部リングを備える。前記ボトルは、前記ボトル蓋部と前記ボトル本体との間に位置し、かつ、カラビナまたはパラコードを付けるように構成された開口を有する取付リングを備える。前記ボトルは、前記ボトル蓋部に位置し、かつ、ユーザが前記ボトル蓋部を把持して、前記ボトル本体に対して前記ボトル蓋部を着脱することを補助するように構成されたグリップを備える。前記ボトルは、前記ボトル蓋部内に配置され、かつ、前記クランクの1回の回転を前記シャフトの複数の回転に変換するように構成されたギアボックスを備える。
【0015】
幾つかの実施形態では、前記ボトルは、さらに、前記ボトル本体の下端部に係合するように構成された収容容器を備え、前記収容容器は、前記収容容器の内容物を保護し、かつ、前記ボトルを用いて混合またはブレンドされる材料を収容するように構成された着脱可能な蓋部を有する。
【0016】
また、前記ボトルの内容物を液体または半液体状に混合またはブレンドするためのボトルについて説明する。前記ボトルは、当該ボトルの前記内容物を収容するキャビティを形成し、かつ上部開口および底部開口を有するボトル本体を備える。また、前記ボトルは、前記ボトル本体の前記上部開口を覆うように構成されたボトル蓋部を備える。前記ボトルは、さらに、前記ボトル本体の内部に配置され、当該ボトルの前記内容物を混合またはブレンドするミキサを備える。また、前記ボトルは、前記ボトル本体の前記底部開口を覆うように構成された電源装置を備え、前記電源装置は、前記ミキサに着脱可能に連結され、かつ前記ボトルの中心軸周りに前記ミキサを回動させるように構成されたモータと、前記モータに電力を供給して、前記ミキサに前記ボトルの前記内容物を混合またはブレンドさせるように構成されたバッテリと、前記モータの電力供給を制御するように構成されたオンオフスイッチとを備える。前記ボトルは、さらに、前記電源装置を覆うように構成された基部を備える。
【0017】
幾つかの実施形態では、前記ボトルは、さらに、前記ボトル蓋部が前記ボトル本体に取り付けられていないこと、または、前記電源装置が前記ボトル本体に取り付けられていないことを検出するように構成された1つ以上のセンサを備える。前記1つ以上のセンサが、前記ボトル蓋部が前記ボトル本体に取り付けられていないこと、または、前記電源装置が前記ボトル本体に取り付けられていないことを検出したとき、前記モータは前記ミキサの回転を停止する。
【0018】
幾つかの実施形態では、前記ボトル本体は、前記上部開口に傾斜部を有し、前記傾斜部は、ユーザが把持するための表面積を広げることにより、この傾斜部分において前記ボトルを把持することを補助し、前記ボトル本体から前記ボトル蓋部を分離することを補助する。
【0019】
幾つかの実施形態では、前記ミキサは、オーガまたは泡立て器である。
【図面の簡単な説明】
【0020】
本発明の他のシステム、方法、構成および利点は、以下の図面および詳細な説明を検討することにより、当業者に対して明らかなものとなる。図面に示された構成部品は必ずしも縮尺に合わせたものではなく、本発明の重要な構成をより良く説明するために強調が加えられている場合がある。
【0021】
【
図1】本発明の様々な実施形態に係る電動ボトルの分解図である。
【
図2】本発明の様々な実施形態に係る電動ボトルの斜視図である。
【
図3A】本発明の様々な実施形態に係るボトル蓋部の分解図である。
【
図3B】本発明の様々な実施形態に係るボトル蓋部の分解図である。
【
図3C】本発明の様々な実施形態に係るボトル蓋部の分解図である。
【
図4】本発明の様々な実施形態に係るマウスピース蓋部の図である。
【
図5】本発明の様々な実施形態に係る取付リングの図である。
【
図6】本発明の様々な実施形態に係るフィルタの図である。
【
図7】本発明の様々な実施形態に係るフィルタの図である。
【
図8】本発明の様々な実施形態に係る電源装置の図である。
【
図9】本発明の様々な実施形態に係る電源装置の図である。
【
図10A】本発明の様々な実施形態に係る電動ボトルの図である。
【
図10B】本発明の様々な実施形態に係る電動ボトルの図である。
【
図10C】本発明の様々な実施形態に係る電動ボトルの分解図である。
【
図10D】本発明の様々な実施形態に係る電源装置の図である。
【
図11】本発明の様々な実施形態に係るらせん状ミキサの図である。
【
図12】本発明の様々な実施形態に係るらせん状ミキサの図である。
【
図13】本発明の様々な実施形態に係る代替的なミキサの図である。
【
図14】本発明の様々な実施形態に係る代替的なミキサの図である。
【
図15】本発明の様々な実施形態に係る代替的な電源スイッチの図である。
【
図16】本発明の様々な実施形態に係る同ボトルに取り付けられる収容容器の図である。
【
図17】本発明の様々な実施形態に係る同ボトルに取り付けられる収容容器の図である。
【
図18】本発明の様々な実施形態に係る同ボトルに取り付けられる収容容器の図である。
【
図19】本発明の様々な実施形態に係る同ボトルに取り付けられる収容容器の図である。
【
図20】本発明の様々な実施形態に係る同ボトルの側面図である。
【
図21】本発明の様々な実施形態に係る同ボトルの側面図である。
【
図22】本発明の様々な実施形態に係る同ボトル蓋部を、ボトル底部から取り外した状態で示す図である。
【
図23】本発明の様々な実施形態に係る同ボトルにカラビナが取り付けられた状態を示す上面斜視図である。
【
図24】本発明の様々な実施形態に係る同ボトルにパラコードが取り付けられた状態を示す上面斜視図である。
【
図25】本発明の様々な実施形態に係る同ボトルの底面斜視図である。
【
図26A】本発明の様々な実施形態に係る手動式ボトルの正面図である。
【
図26B】本発明の様々な実施形態に係る手動式ボトルの上面斜視図である。
【
図27】本発明の様々な実施形態に係る手動式ボトルの側面図である。
【
図28】本発明の様々な実施形態に係る手動式ボトルの正面図である。
【
図29】本発明の様々な実施形態に係る同ボトル蓋部の図である。
【
図30A】本発明の様々な実施形態に係る手動式ボトルを、クランクが展開位置にある状態で示す図である。
【
図30B】本発明の様々な実施形態に係る手動式ボトルを、クランクが展開位置にある状態で示す図である。
【
図30C】本発明の様々な実施形態に係る手動式ボトルを、クランクが展開位置にある状態で示す図である。
【
図30D】本発明の様々な実施形態に係る手動式ボトルのフィルタの図である。
【
図30E】本発明の様々な実施形態に係るボトル蓋部を、ボトル本体から取り外した状態で示す図である。
【
図31A】本発明の様々な実施形態に係るオーガミキサを備えた同手動式ボトルの図である。
【
図31B】本発明の様々な実施形態に係るオーガミキサを備えた同手動式ボトルの図である。
【
図32A】本発明の様々な実施形態に係るコーンミキサを備えた同手動式ボトルの図である。
【
図32B】本発明の様々な実施形態に係るコーンミキサを備えた同手動式ボトルの図である。
【
図33】本発明の様々な実施形態に係る収容容器を備えた同手動式ボトルの図である。
【
図34】本発明の様々な実施形態に係る収容容器を備えた同手動式ボトルの図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の他のシステム、方法、構成、および利点は、以下の図面および詳細な説明を検討することにより、当業者に対して明らかなものとなる。図面に示された構成部品は必ずしも縮尺に合わせたものではなく、本発明の重要な構成をより良く説明するために強調が加えられている場合がある。
【0023】
本明細書で説明するシステム、装置および方法は、液体をブレンドまたは混合し、前記ブレンドまたは混合された液体を収容することができるボトルに関する。従来のボトルは、液体を収容することしかできなかった。従来、液体状または半液体状にブレンドされた固形の材料を含む飲料を作るためには、別箇のブレンダを使用しなければならなかった。別箇のブレンダを用いると、この別箇のブレンダに関連する余分な洗浄や準備により手間がかかるだけでなく、この別箇のブレンダを保管しなければならず、キッチンまたは住居内の収納スペースを占拠してしまうことから、非効率でもある。他のボトルとしては、粉体と液体を混ぜ合わせるためにワイヤからなる撹拌器を有しているものもあるが、ワイヤ製撹拌器の脆い性質により、極めて非効率である。粉体と液体をブレンドするどころか、粉体がワイヤ製撹拌器内でダマになってしまう。また、こうしたワイヤ製撹拌器は、フルーツや氷などの固形の材料をブレンドすることはできない。
【0024】
本明細書に記載のセルフブレンドボトルは、前記ボトル内にミキサを備えるので、固形の材料を液体状または半液体状にブレンドすることができる。前記ミキサは、従来のボトルと比較すると、より良好に粉体を液体に混ぜ入れることができる。前記セルフブレンドボトルは、モータにより動力を得てもよいし、ユーザがクランクを手動で回動させることにより動力を得てもよい。
【0025】
前記セルフブレンドボトルを用いることにより、ジム、オフィス、アウトドアトレイル、または乗り物内といった電気およびブレンダが容易に利用できない場所を含め、あらゆる場所で十分にブレンドされた飲料を作ることができる。
【0026】
図1には、電動式のセルフブレンド(「電動」または「電気」)ボトル100の分解図が示されている。前記セルフブレンドボトル100は、ボトル本体102と、ボトル蓋部108と、マウスピース蓋部110と、電源装置116と、基部118とを備える。
【0027】
ボトル本体102は、アルミニウム、ステンレススチール、またはボトル100の内容物を熱的に絶縁する任意の他の材料から構成することができる。ボトル本体102は、ボトル100の絶縁性能を向上させるために二層式になっていてもよい。ボトル本体102は、ボトル蓋部108に取り付けられる上部開口と、基部118に取り付けられる底部開口とを有していてもよい。
【0028】
ボトル本体102とボトル蓋部108との間には、取付リング104およびシールリング106が設けられている。シールリング106は、ボトル本体102とボトル蓋部108との間にシールを形成するように構成されており、シリコン、ゴム、または任意の他のシール材からなるものとすることができる。取付リング104は、カラビナ112などの取付装置にボトル100を接続するように構成されている。
【0029】
ボトル蓋部108は、ボトル100のマウスピースを覆って保護するように構成されたマウスピース蓋部110を備える。マウスピース蓋部110は、ボトル蓋部108と係合していないときに当該マウスピース蓋部110を紛失しないように、ボトル蓋部108に固定的に取り付けられていてもよい。マウスピース蓋部110は、ヒンジ、コード、またはマウスピース蓋部110が第1位置におけるマウスピースから離れるように移動して、第2位置において前記マウスピースを覆うことができるようにする任意の他の装置により、ボトル蓋部108に取り付けられていてもよい。
【0030】
電源装置116は、(オーガとして示された)ミキサ114に接続されている。電源装置116は、ボトル100の内容物を液体状または半液体状に混合またはブレンドするために、電力を用いてミキサ114に動力を供給する。
【0031】
基部118は、ボトル100が表面に沿って滑らないように、比較的高い摩擦係数を有する材料(例えば、ゴム)からなる底部リング120を備える。
【0032】
マウスピース蓋部110はボトル蓋部108の上方に位置しており、ボトル蓋部108はシールリング106の上方に位置しており、シールリング106は取付リング104の上方に位置しており、取付リング104はボトル本体102の上方に位置しており、ボトル本体102は電源装置116の上方に位置しており、電源装置116は基部118の上方に位置しており、基部118は底部リング120の上方に位置している。
【0033】
ボトル蓋部108、シールリング106、取付リング104、ボトル本体102、電源装置116、基部118、および底部リング120はいずれも、ボトル100の中心軸周りに略円形または略環状に形成されている。
【0034】
図2には、ボトル100のオンオフスイッチ(電源スイッチ)122および充電口124が示されている。電源スイッチ122は、押圧または保持することにより作動させてもよい。幾つかの実施形態では、電源スイッチ122は音声で作動させてもよいし、ユーザによるモーションまたはジェスチャに応じて作動させてもよい。充電口124は、ユニバーサルシリアルバス(USB)ケーブルを介して電源に接続してもよい。幾つかの実施形態では、充電口124は防水仕様である。幾つかの実施形態では、充電口124は、充電口124を保護して破片が溜まらないようにするために、カバーが取り付けられるように構成されている。
【0035】
電源スイッチ122および充電口124の位置は、基部118の側壁において、底部リング120ならびにボトル100の上面および底面に対して直交するような位置としていてもよい。
【0036】
図3Aには、ボトル100の上部の分解図が示されている。ボトル本体102は、液体を収容し混合するキャビティ149を形成している。ボトル蓋部108は、ボトル本体102の上部開口を覆うものであり、マウスピース126と把持面128とを備える。マウスピース126は、ボトル100の内容物がボトル100から出ることができる箇所である。把持面128は、ユーザがボトル蓋部108をひねってボトル本体102からボトル蓋部108を取り外すために、より大きなグリップ性を与えるように構成されていてもよい。把持面128は、ゴム、シリコン、または比較的高い摩擦性を有する任意の他の材料からなるものとすることができる。把持面128は、ボトル蓋部108の円周を囲むものであってもよい。把持面128は、ボトル本体102からボトル蓋部108を外すためにボトル蓋部108を把持し、回転させるときに、ユーザの手と接触する領域が大きくなるようなパターンを有していてもよい。
【0037】
シールリング106は、ボトル100が傾けられたとき、およびボトル100の内容物がマウスピース126を介してボトル100から出るとき、ボトル蓋部108とボトル本体102との間をシールして液体が漏れないようにしてもよい。
【0038】
ボトル蓋部108をボトル本体102に固定するために、ボトル本体102はねじ部130を有していてもよく、ボトル蓋部108は対応するねじ部を有していてもよい。
【0039】
図3Bには、他の実施形態に係るボトル100の上部の分解図が示されている。本明細書で述べたとおり、ボトル蓋部108は、ボトル本体102の上部開口においてキャビティ149を覆うものであり、マウスピース126と把持面128とを備える。また、
図3Aに示されるシールリング106と同様のシールリングが設けられていてもよい。
【0040】
マウスピース蓋部110は、マウスピースキャップ132に接続されていてもよい。マウスピースキャップ132は、マウスピース蓋部開口145と、さらにマウスピース126とを覆うものであってもよく、マウスピース蓋部110が閉止されたとき、マウスピース蓋部開口145を介して嵌合する。マウスピース126は、ボトル100の内容物がボトル100から出ることができる箇所であるマウスピース開口143を有する。マウスピース開口143は、フィルタ142により覆われていてもよい。フィルタ142は、フィルタ142内の開口のサイズに対応するフィルタグレードを有していてもよい。フィルタ142は、フィルタグレードよりも大きいサイズの物体(例えば、フルーツ、氷、または他の固体物の塊)がボトル100から出ないようにしつつ、液体およびフィルタグレードよりも小さいサイズの物体がボトル100から出られるようにする。
【0041】
フィルタ142は、接着剤、締り嵌め、コネクタによりマウスピース126に取り付けられていてもよいし、金型内でマウスピース126と一体的に形成されていてもよい。(他の開口145および143と対応する開口147を有する)マウスピースシールリング139により、マウスピース蓋部110が閉位置にあるとき、マウスピース126を介してボトル100から液体が漏れることを防止してもよい。マウスピースシールリング139は、マウスピースキャップ132の一部であってもよいし、マウスピース126に取り付けられていてもよいし、マウスピース蓋部開口145の周囲でマウスピース蓋部110に取り付けられていてもよい。
【0042】
ボトル蓋部108をボトル本体102に固定するために、ボトル本体102はねじ部130を有していてもよく、ボトル蓋部108は対応するねじ部を有していてもよい。マウスピース蓋部110が閉位置にあるとき、マウスピース蓋部110をマウスピース126に固定するために、マウスピース126はねじ部141を有していてもよく、マウスピースキャップ132は対応するねじ部を有していてもよい。
【0043】
取付ループ134がボトル蓋部108と一体的に形成されていてもよく、取付リング104と同様の機能を果たしてもよい。幾つかの実施形態では、取付ループ134は取付リングの一部であり、前記取付リングは、ボトル蓋部108の円周に位置する溝を介してボトル蓋部108の円周に沿って回転してもよい。
【0044】
図3Cは、
図3Bのボトル蓋部108を分解されていない状態で示したものであり、マウスピース蓋部110がマウスピース126を覆う閉位置を示している。
【0045】
図4は、マウスピースキャップ132を備えるマウスピース蓋部110を示している。マウスピースキャップ132を回してマウスピース蓋部110をマウスピース126に固定することにより、マウスピース蓋部110をボトル蓋部108に固定してもよい。また、
図4には、カラビナ112などの取付装置を付けるための取付ループ134を備える取付リング104が示されている。
【0046】
マウスピース蓋部110は、ボトル蓋部108のスロット193に付けられるように構成されたペグ191であって、マウスピース蓋部110が、ペグ191により定められる軸心を中心として閉位置から開位置へと、およびその間の任意の位置へと枢動できるようにするペグを有していてもよい。
【0047】
マウスピース蓋部110は、前記ボトルの中心軸に直行する軸心を中心に枢動してもよい。マウスピース蓋部110の枢動軸は、ペグ191により定められてもよい。
【0048】
図5には、取付リング104の取付ループ134が示されている。取付ループ134は、前記取付装置を挿入できる開口136を有する。
【0049】
図6には、フィルタ142と、上部キャップ138と、シールリング140とを有する前記マウスピースが示されている。シールリング140は、ボトル蓋部108と上部キャップ138との間におけるリークを防止する。フィルタ142は、本明細書で述べたとおり、フィルタ142の開口よりも大きい塊がボトル100から出ないようにする。
【0050】
図7には、前記マウスピースのフィルタがマウスピース126から分離された状態で示されている。上部キャップ138、シールリング140、およびフィルタ142は取り外すことができる。フィルタ142は、洗浄のために、または他のフィルタ142と交換するために取り外すことができる。濾過用開口の大きさが異なる複数のフィルタ142を設けて使用してもよい。上部キャップ138およびシールリング140は、ねじ止めにより、または締り嵌めを介して押し付けられることにより、ボトル蓋部108に取り付けられていてもよい。
【0051】
図8には電源装置116が示されている。電源装置116は、フレーム150と、プリント回路板144と、モータ146と、バッテリ148とを備える。電源スイッチ122を押すことにより、プリント回路板144を作動させて、バッテリ148によりモータ146に電力を供給し、ミキサ114を回動させてもよい。前記プリント回路板は、ミキサ114に所定時間電力を供給するように構成されていてもよい。前記時間の経過前に電源スイッチ122を押すことにより、ミキサ114を停止させてもよい。モータ146の回動速度およびミキサ114が作動する時間の長さは、ユーザが調節してもよい。バッテリ148は任意の充電式バッテリとすることができる。バッテリ148は、電力グリッド(例えば、電気コンセント)との接続または他のバッテリもしくは電源(例えば、ソーラー充電装置)との接続により充電することができる。
【0052】
幾つかの実施形態では、プリント回路板144は、モータ146に対して、ボトル100の内容物を定期的にブレンドまたは混合して、ボトル100内の液体または半液体の濃度(consistency)を維持するように指示する。プリント回路板144は、ボトル100の内容物に応じて、モータ146により与えられるトルクを変化させてもよい。例えば、氷が存在する場合にはより大きなトルクを与え、粉体および液体が存在する場合にはより小さなトルクを与えてもよい。前記ボトルの内容物は、自動的に識別されてもよいし、ユーザにより指定されてもよい。幾つかの実施形態では、プリント回路板144は、非一時的なメモリに記憶された指示を実行するように構成されたプロセッサを備える。幾つかの実施形態では、プリント回路板144は、本明細書に記載の機能を実現するための一連のハードウェア制御回路を含む。
【0053】
本明細書においてさらに示すとおり、ミキサ114は、電源装置116に着脱可能に取り付けられていてもよい。幾つかの実施形態では、ミキサ114は、当該ミキサ114のシャフトの第1の端部に開口を有し、前記開口は、当該開口の内側の周囲にねじ切りを有していてもよい。前記ねじ切りは、モータ146のシャフトの周囲の対応するねじ切りを収容するように構成されている。これにより、(オーガとして示された)ミキサ114を取り外し、異なる形態の他のミキサ(例えば、泡立て器)と交換することができる。
【0054】
バッテリ148およびプリント回路板144は、ボトル100の長さに沿って(つまり、ボトルの底面および上面と直交する方向に)設けられていてもよい。これにより、電源装置116内のスペースを節約し、電源装置116をコンパクトな設計とすることができる。
【0055】
図9には、電源装置116の分解図が示されている。プリント回路板144、モータ146、およびバッテリ148は、フレーム150に取りつけてもよく、前記フレームは、基部118によりボトル本体102に固定されていてもよい。幾つかの実施形態では、電源装置116は、別個に組み立てられた後、コネクタ(例えば、ねじ)または接着剤により基部118に固定的に取り付けられ、その後、ボトル本体102に電源装置116が取り付けられる。
【0056】
電源装置116(すなわち、電源装置116のフレーム150)は、ボトル本体102の下端部に取り付けられて、ボトル本体の底部開口においてキャビティ149を覆っている。ボトル本体102内の液体がボトル本体102の底部開口を介してキャビティ149から漏れることを防止するねじ部およびシールリングが、フレーム150とボトル本体102との間に設けられていてもよい。
【0057】
幾つかの実施形態では、電源装置116および/または基部118がボトル本体102から外れたことを検出するように構成された1つ以上のセンサが設けられていてもよい。前記1つ以上のセンサが、電源装置116および/または基部118がボトル本体102から外れたことを検出したとき、モータへの電力供給を自動的に停止して、ミキサが作動してユーザを負傷させてしまうことを防止してもよい。前記1つ以上のセンサは、基部118および/もしくは電源装置116付近、またはボトル本体102の下端部付近に配置してもよい。
【0058】
幾つかの実施形態では、ボトル蓋部がボトル本体102から外れたことを検出するように構成された1つ以上のセンサが設けられていてもよい。前記1つ以上のセンサが、ボトル蓋部がボトル本体102から外れたことを検出したとき、モータへの電力供給を自動的に停止して、ミキサが作動してユーザを負傷させてしまうことを防止してもよい。前記1つ以上のセンサは、前記ボトル蓋部付近、またはボトル本体102の上端部付近に配置してもよい。
【0059】
図10Aには、ボトル100の外観が示されており、
図10Bには、透明なボトル本体102を示すことによりボトル100の内部が示されている。ミキサ114は、ボトル本体102の内部に図示されている。幾つかの実施形態では、取付装置をボトル100に接続する取付リング104の代わりに、一体的に形成された取付チャネル152が取付装置をボトル100に接続している。
【0060】
図10Cは、ボトル100の分解図である。ボトル100は、キャビティ149を形成し、かつ上部開口151および底部開口153を有するボトル本体102を備える。ボトル本体102は、上部開口151付近のねじ切りと、底部開口153付近のねじ切りとを有する。ボトル本体102のねじ切りは、ボトル蓋部108およびフレーム150の内側表面の対応するねじ切りにより収容されるように構成されている。
【0061】
本明細書で述べたとおり、ボトル蓋部108は、マウスピース蓋部110と、フィルタ142と、シールリング139と、マウスピース126と、取付ループ134とを備える。さらに、本明細書で述べたとおり、電源装置116は、フレーム150と、モータ146と、プリント回路板144と、バッテリ148とを備える。また、電源スイッチ122は、プリント回路板144および基部118(それぞれ本明細書で説明した)に接続された状態で図示されている。
【0062】
基部118は、キャビティ161を形成している。基部118のキャビティ161は、電源装置116を収容するように構成されている。電源装置116は、前記基部のキャビティ161内において、当該基部118に固定的または着脱可能に取り付けられていてもよい。フレーム150は、電源装置116の構成部品を囲んで枠組みをなし、かつ基部118に取り付けられるように構成された1つ以上の垂直支柱179を備えていてもよい。
【0063】
ミキサ114(ならびに他のミキサ154および160)は、先端部177と、基端部173とを有する。ミキサ114の基端部173は、モータ146と接している。モータ146は、シャフト159を備える。シャフト159は、ミキサ114の基端部173に位置するミキサ114のシャフトの雌ねじと係合するように構成された雄ネジを有していてもよい。これにより、ミキサ114を取り外し、代替的なミキサ154および160と交換することができる。モータ146のシャフト159はフレーム150の開口157を通って延びている。フレーム150の開口157は、モータ146および電源装置116の他の構成部品に対して液体が漏れることを防止する1つ以上のシール手段を備えていてもよい。
【0064】
開口157、モータ146のシャフト、およびミキサ114は全て、ボトル100の中心軸に沿って配置されていてもよい。
【0065】
図10Dには、
図10Cの分解図に示された電源装置116および基部118のより詳細な図が示されている。
【0066】
図11には、使用できる代替的なミキサ154が示されている。このミキサ114は、粉体(例えば、プロテインパウダー、ピーナッツバターパウダー、サプリメントパウダー)と液体を混合するために、または固体(例えば、フルーツ、野菜、ナッツ、氷など)と液体をブレンドするために用いられる汎用のミキサであってもよい。ミキサ154は、粉体と液体を混合するために使用してもよい。
【0067】
図12には、ミキサ154の詳細図が示されている。ミキサ154は、モータシャフトが設けられている中心軸163を中心に回転することができる。ミキサ154の上部156は、らせん状に設けられた4本のワイヤまたはロッド158に接続されている。ワイヤまたはロッド158は、粉体と液体を効果的かつ効率的に混合するために回転する。上部156は、円形状であってもよく、第1平面を形成していてもよい。ロッド158は、上部156の円周に沿って上部156の外周に接続されていてもよく、上部156の周囲で等間隔に離間していてもよい。ロッド158は、モータ146に向かって下方にねじれていてもよく、ミキサ154のシャフトから外側に向けられた対応するアーム155と接続していてもよい。
【0068】
ミキサ154のシャフトは、本明細書で述べたとおり、ねじ部によりモータ146に着脱可能に接続されている。ミキサ154のシャフトは、アーム155と上部156により形成される前記第1平面とに対して垂直である。アーム155は、前記第1平面と平行な第2平面に沿って設けられていてもよい。ロッド158は、当該ロッド158が上部156およびアーム155のいずれに対しても垂直とならないように下方に向かってねじれていてもよい。ロッド158は、互いに平行とし、かつ上部156およびアーム155のいずれとも平行でないものとしてもよい。
【0069】
幾つかの実施形態では、上部156付近の第1の端部におけるミキサ154の直径は、アーム155付近の第2の端部におけるミキサ154の直径よりも小さい。幾つかの実施形態では、上部156付近の第1の端部におけるミキサ154の直径は、アーム155付近の第2の端部におけるミキサ154の直径よりも大きい。幾つかの実施形態では、上部156付近の第1の端部におけるミキサ154の直径は、アーム155付近の第2の端部におけるミキサ154の直径と等しい。
【0070】
図13には、使用できる代替的なミキサ160が示されている。ミキサ160は、粉体と液体を混合するために、または固体と液体をブレンドするために用いてもよい。ミキサ160は、氷を砕くために特に効果的であってもよい。
【0071】
図14には、ミキサ160の詳細図が示されている。ミキサ160は、モータシャフトが設けられている中心軸163を中心に回転することができる。ミキサ160は、モータ146により動力が供給されると固形物をブレンドするように設けられた4枚のパドル/ブレード162を備えている。パドル/ブレード162は、(中心軸163から離れるように)モータ146に接続された前記シャフトから外側に突出し、モータ146から離れた位置において(中心軸163に向かって)集合していてもよい。パドル/ブレード162は、等間隔に離間していてもよい(つまり、中心軸163に沿って軸方向にみたとき90度離間していてもよい)。
【0072】
図15には、代替的な電源スイッチ164が示されている。ボタン(例えば、電源スイッチ122)の代わりに、電源スイッチ164はスライド式のレバーとなっている。電源スイッチ164をスライドさせることで、バッテリ148によるモータ146の電力供給を作動させることができる。電源スイッチ164は、スライドさせたときに動力供給側に留まってもよいし、ユーザが関与していないときは無動力側へと自動的に戻ってもよい。
【0073】
図16には、ボトル100に取り付けることができる付属容器170が示されている。容器170は、蓋部166と、本体168とを備える。蓋部166は、ボトル100の底部180が容器170の内容物と接触することを防止する。蓋部166は、容器170をボトル100に固定するために、基部118のキー172を収容する溝を有していてもよい。蓋部166の上端部182は、ボトル100の底部180を収容してもよい。容器170は、その内容物(フルーツまたは粉体など)をフレッシュな状態に保つために断熱されていてもよい。容器170は、他の容器170に取り付けて、無数の容器を積み重ねて固定できるようにするために、それ自体にキー174を有していてもよい。
【0074】
図17には代替的な付属容器170が示されており、この付属容器では、溝171が基部118に設けられ、対応するキーが蓋部166の内側表面に設けられている。蓋部166は、ゴム、シリコン、プラスチック、または他の材料から構成することができる。付属容器170は、摩擦を用いた締り嵌めにより基部118に固定されていてもよい。
【0075】
図18には、容器170がボトル100の基部118に接続された状態で示されている。容器170が基部118に固定されていることにより、ボトル100内に後で使用するための追加の材料および要素を収容して持ち運ぶことができる。例えば、容器170内に生のフルーツを入れておき、氷および液体と共にボトル100に加えて、フルーツ入りドリンクを作製してもよい。容器170は、内部に収容された材料の鮮度を確保するために断熱されていてもよい。
【0076】
図19には、容器170が示されている。蓋部166の上面175は、基部118の底部が本体168内に収容された内容物と接触することを防止する。
【0077】
図20および
図21には、本明細書に記載の様々な実施形態に係るボトル100の側面図が示されている。
【0078】
図22には、ボトル蓋部108がボトル本体102から分離された状態で示されている。幾つかの実施形態では、ボトル本体102は、ボトル本体102がボトル蓋部108に接続される上端部に傾斜部176を有する。傾斜部176は、ボトル100の中心軸に向かって傾斜している。ボトル100は、傾斜位置において容易に把持することができるものであってもよく、この傾斜した構成により、ユーザが把持するための表面積を広げることで、ボトル蓋部108をボトル本体102から分離することを補助してもよい。
【0079】
図23には、カラビナ112が取り付けられた状態のボトル100の上面斜視図が示されている。
【0080】
図24には、パラコード178が取り付けられた状態のボトル100の上面斜視図が示されている。
【0081】
図25には、底部リング120を示す、ボトル100の底面斜視図が示されている。底部リング120は、前記ボトルの底面と平坦な表面との間の摩擦を増大させることができる任意の材料から構成することができる。例えば、底部リング120は、ゴム製またはシリコン製であってもよい。底部リング120は、平坦な表面に沿ってボトル100がスライドすることを阻害する。
【0082】
図26Aには、手動式(または“ハンドクランク”)ボトル200が示されている。手動式ボトル200は、ミキサ114に動力を与えて当該ボトルの内容物を混合およびブレンドするモータに対して、クランクを回転させるユーザにより動力を得て当該ボトルの内容物を混合およびブレンドする。
【0083】
ボトル200は、ボトル蓋部108と同様のボトル蓋部208と、ボトル本体102と同様のボトル本体202とを備える。ボトル蓋部208は、ボトル本体202の上部に取り付けられる。
【0084】
図26Bには、手動式ボトル200を上方から見た斜視図が示されている。手動式ボトル200は、ボトル蓋部208に取り付けられてマウスピースを覆うキャップ210と、ボトル蓋部208に取り付けられたクランク216とを備える。
図26Aおよび
図26Bに示されているように、クランク216は格納位置にあるが、以下でさらに説明するように、混合を行うために展開位置へと変えることができる。
【0085】
また、ボトル200は、取付リング104と同様の取付リング204を備えていてもよい。取付リング204は、取付リング104および取付ループ134と同様の取付ループ234を備えていてもよい。取付リング204は、ボトル蓋部208とボトル本体202との間の溝に配置されていてもよく、ボトル200の円周に沿ってボトル200の中心軸を中心として回転してもよい。
【0086】
図27には、ボトル200の側面図が示されている。ボトル蓋部208は、クランク216をボトル蓋部208の上部に接続するハブ284を備える。ハブ284は、クランク216が中心軸周りに回転する間、静止している。
【0087】
ハブ284は、バンパー211を備える。バンパー211は、ボトル蓋部208のマウスピース付近に配置されており、クランク216が回転するときに、クランク216とマウスピースまたはキャップ210が衝突することを防止する。より具体的には、クランク216が(
図30Aに示される)展開位置にあるとき、バンパー211の上面213は、クランク216の底面215と接触し、クランク216がキャップ210と接触することを防止する。
【0088】
図28には、クランク216が格納位置にあり、カラビナ212がボトル200に取り付けられた状態のボトル200の他の正面図が示されている。
【0089】
図29には、開口236により取付ループ234と係合したカラビナ212を備えるボトル200が示されている。ボトル蓋部208は、把持面128と同様の把持部228を1つ以上備える。1つ以上の把持部228は、ボトル本体202に対するボトル蓋部208の着脱を補助するように構成されている。ユーザは、(例えば、ボトル蓋部208およびボトル本体202を異なる回転方向にひねることにより)ボトル本体202に対してボトル蓋部208を着脱するとき、1つ以上の把持部228を把持することができる。
【0090】
図30Aには、展開位置にあるクランク216が示されている。クランク216は、ハンドル280と、レバー282と、ハブ284とを備える。ハンドル280は、ハブ284を中心として回動し、ボトル200内に配置されかつハブ284に取り付けられたミキサを回転させてもよい。クランク216のハンドル280は、
図29に示されるように、格納位置においてスロット286により収容されてもよい。
【0091】
本明細書で述べたとおり、ハブ284は、クランク216が回動するとき、レバー282がキャップ210と接触することを防止するバンパー211を備える。バンパー211の上面213は、レバー282の底面215と接触している。レバー282の底面215は、クランク216が展開位置にあるとき、バンパー211の上面213およびボトル蓋部208の上面と平行である。バンパー211は、キャップ210とレバー282との間にクリアランスチャネル223を形成し、クランク216がキャップ210に接触することなく回動できるようにする。
【0092】
レバー282は、
図30Aに示されるとおりオフセット形状を有し、クランクが展開位置にあるとき、ハブ284に接続されている第1の端部が、ハンドル280に接続されている第2の端部よりも低い位置にある状態となる。また、このオフセット形状により、クランクが格納位置にあるとき、ボトル200のプロフィールを小さくすることもできる。クランク216が格納位置にあるとき、ハンドル280に接続された第2の端部は、ハブ284に接続された第1の端部よりも低い位置にある。
【0093】
クランク216は、スロット286から離れてキャップ210に向かう方向281にクランク216を枢動させることにより、格納位置から展開位置へと移動させることができる。クランク216は、キャップ210から離れてスロット286に向かう方向209にクランク216を枢動させることにより、展開位置から移動させることができる。
【0094】
図30Bには、ピン283を介してハブ284に接続されたレバー282が示されており、本明細書で述べたとおり、これにより、展開位置と格納位置との間でクランク216を移動させることができる。レバー282の反対側の端部において、レバー282はコネクタ285を介してハンドル280に接続されている。ハンドル280は、ユーザがハブ284を中心としてハンドル280を回動させるとき、ハンドル280が、ユーザが把持している範囲内でユーザの指に対して動かないように、コネクタ285を中心として回転してもよい。
【0095】
図30Cには、クランク216は、ボトル200の中心軸263を中心として、第1の回転方向219または第2の回転方向221に回動させることができることが示されている。
【0096】
図30Dには、キャップ210がマウスピース233から分離された状態で示されている。キャップ210およびマウスピース233は、キャップ210をマウスピース233に回転可能に固定することができるようにするために、相補的なねじ切りを有していてもよい。また、マウスピース233には、フィルタ142と同様のフィルタ231が設けられていてもよい。フィルタ231は、本明細書に記載されるフィルタ142と同様の方法で、マウスピース233および/またはボトル蓋部に取り付けられていてもよい。
【0097】
図30Eには、ボトル蓋部208がボトル本体202から分離された状態で示されている。ボトル本体202は、液体および固体を収容し混合するためのキャビティ241を形成している。
【0098】
図31Aには、パラコード278が取り付けられたボトル200の外観が示されており、
図31Bには、ボトル200の内部が示されている。ミキサ214は、ボトル本体202の内部に示されている。ミキサ214は、ハブ284に接続されたシャフト271に着脱可能に取り付けられている。これにより、
図30Cに示されるようにハンドルを回動させると、レバー282も回動し、このレバーにより、シャフト271およびミキサ214が回動する。ミキサ214は、ミキサ114と同様に、汎用のミキサであってもよい。クランク216の1回の回転を、シャフト271およびミキサ214の複数回の回転に変換するように構成されたギアボックスが、ボトル蓋部208内に内蔵されていてもよい。
【0099】
ミキサ214は、モータ146に着脱可能に取り付けられたミキサ114と同様に、取付位置273においてシャフト271に着脱可能に取り付けられていてもよい。幾つかの実施形態では、ミキサ214は、このミキサ214のシャフトの第1の端部に開口を有し、前記開口は、当該開口の内側の周囲にねじ切りを有していてもよい。前記ねじ切りは、シャフト271の周囲の対応するねじ切りを収容するように構成されている。これにより、(オーガとして示される)ミキサ214を取り外し、異なる形態の他のミキサ(例えば、泡立て器など)と取り換えることができる。
【0100】
電動ボトル100で用いられるミキサは、相互に交換可能に、ハンドクランクボトル200で用いることができる。すなわち、シャフト271をミキサ214に接続するシャフト271のねじ切りは、モータ146のシャフトのねじ切りと同様である。同じように、ミキサ214の周囲のねじ切りは、ミキサ114の周囲のねじ切りと同様である。ハンドクランクボトル200において、ミキサ214の基部275はミキサ214の先端277よりも上方に位置するが、ミキサ214が電動ボトル100で使用される場合、ミキサ214の基部275は、ミキサ214の先端277よりも下方に位置することになる。
【0101】
電動ボトル100とハンドクランクボトル200との間でミキサが交換可能であることにより、ユーザは1セットのミキサを購入し、それらのミキサを電動ボトル100またはハンドクランクボトル200のいずれにも使用することができるので、ユーザにとってのコスト削減となる。
【0102】
図32Aには、ボトル200の外観が示されており、
図32Bには、代替的なミキサ254が取り付けられたボトル200の内部が示されている。代替的なミキサ254はコーンミキサであってもよく、ミキサ154と同様に、粉体と液体を混合するために使用することができる。幾つかの実施形態では、ボトル200においてミキサ154またはミキサ160を使用することができる。代替的なミキサ254および本明細書に記載の任意のミキサ(例えば、ミキサ114、154、160)は、ボトル200において、ミキサ214に対して本明細書で述べたとおりに使用することができる。
【0103】
同様に、ミキサ254は電動ボトル100で使用してもよい。ミキサ254は、当該ミキサ254の円周に沿って等間隔に離間した複数のアーム255を備える。幾つかの実施形態では、6本のアーム255が設けられている。各アームは、ミキサ254の基部275付近の位置およびミキサ254の先端277付近の位置において、ミキサ254のシャフトに接続されていてもよい。各アームは、ミキサ254のシャフトから突出し、ミキサ254の基部275に向かって延び、ミキサ254の先端277に向かって角度をなしてシャフト271の中心軸から離れるように曲がり、先端277に向かってかつシャフト271の中心軸に向かって曲がり、ミキサ254の先端277に接続されていてもよい。
【0104】
アーム255のこの特定の形態により、液体に空気を混ぜ入れることができ、また、ボトル本体202の内容物を砕き、混合することができる。
【0105】
図33には、容器170と同様の容器270が示されている。容器270は、蓋部166と同様の蓋部266と、本体168と同様の本体268とを備える。ボトル本体202の下端部279は、容器170および基部118について本明細書で述べた方法と同様の方法で、容器270の上端部287に接続されるように構成されている。幾つかの実施形態では、電動ボトル100およびハンドクランクボトル200の両方に対して、1つの容器を用いてもよい。
【0106】
また、ボトル200は、電動ボトル100の底部リング120と同様の、ボトル本体202の下端部279に取り付けられた底部リング297を備えていてもよい。
【0107】
図34には、容器270に接続されたボトル本体202が示されている。
【0108】
本明細書に記載の構成部品(例えば、ボトル本体、ボトル蓋部、クランク、ミキサなど)はいずれも、スチールやプラスチックなどの耐久性のある硬質材料から構成することができる。
【0109】
いずれかのミキサ(例えば、ミキサ114)に対して言及している場合、任意の他のミキサ(例えば、ミキサ154、160、254)を交換可能に用いることができる。
【0110】
電動ボトル100の場合、ミキサは、そのミキサの先端部が基端部よりも上方に位置した状態で、ボトル本体の下端部付近に配置されていてもよい。ハンドクランクボトル200の場合、ミキサは、そのミキサの基端部が先端部よりも上方に位置した状態で、ボトル本体の下端部付近に配置されていてもよい。
【0111】
前記方法/システムの例示的な実施形態は、あくまでも一例として開示されている。よって、全体を通して使用されている用語は、非限定的なものとして理解すべきである。この分野の当業者であれば、本明細書の教示内容に対する軽微な変更に想到できると思われるが、そのような実施形態は全て、本願が寄与する技術の進歩の範囲内に合理的に含まれるものであって、保証される特許の範囲内に包含されるように意図されており、その範囲は、添付の特許請求の範囲およびその均等の意味に鑑みてなされる場合を除き、限定されないものと理解すべきである。
【国際調査報告】