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特表2022-514983グループベースコミュニケーションシステム内において外部電子メールリソースエンティティによる限定エンゲージメントを管理する方法及び装置
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  • 特表-グループベースコミュニケーションシステム内において外部電子メールリソースエンティティによる限定エンゲージメントを管理する方法及び装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-16
(54)【発明の名称】グループベースコミュニケーションシステム内において外部電子メールリソースエンティティによる限定エンゲージメントを管理する方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/214 20220101AFI20220208BHJP
【FI】
H04L51/214
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021544284
(86)(22)【出願日】2020-01-30
(85)【翻訳文提出日】2021-09-13
(86)【国際出願番号】 US2020015954
(87)【国際公開番号】W WO2020160320
(87)【国際公開日】2020-08-06
(31)【優先権主張番号】16/263,804
(32)【優先日】2019-01-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.コンパクトフラッシュ
(71)【出願人】
【識別番号】518285728
【氏名又は名称】スラック テクノロジーズ, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】スキーマーズ ローランド
(72)【発明者】
【氏名】マクフェイル ジェームズ
(72)【発明者】
【氏名】ワール マシュー
(72)【発明者】
【氏名】ジャミソン ブリトン
(72)【発明者】
【氏名】ウー サン
(57)【要約】
グループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションインターフェイスを用いて外部電子メールリソースエンティティによる限定エンゲージメントをプログラムで管理する方法、システム、装置、及びコンピュータプログラム製品がここに記載される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
グループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションインターフェイスを用いて外部電子メールリソースエンティティによる限定エンゲージメントをプログラムで管理する装置であって、前記装置は、少なくともプロセッサと、前記プロセッサに関連付けられ、内部にコンピュータコード化された命令を有するメモリとを備え、前記コンピュータコード化された命令は、前記プロセッサにより実行されると、前記装置に、
グループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられているチャンネルメッセージコーパスのコミュニケーションメッセージを受信することであって、
前記コミュニケーションメッセージは、外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられており、
前記コミュニケーションメッセージは、タイムスタンプデータを含む、
コミュニケーションメッセージを受信することと、
前記外部電子メールリソースエンティティ識別子が前記グループベースコミュニケーションシステムの限定プロファイルに関連付けられているかを判定するために、グループベースコミュニケーションリポジトリにクエリを実行することであって、
前記限定プロファイルは、外部電子メールリソースエンティティ識別子、少なくとも1つのグループ識別子、少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子、及び限定ユーザー識別子を含む、
クエリを実行することと、
前記外部電子メールリソースエンティティ識別子が限定プロファイルに関連付けられていると判定すると、限定エンゲージメントプロトコルを、前記グループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられている前記チャンネルメッセージコーパスの前記コミュニケーションメッセージに適用することと、
外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記コミュニケーションメッセージに関連付けられているコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスに送信することと
を行わせるように構成される、装置。
【請求項2】
前記限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、
前記グループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられている1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの最新の2つのコミュニケーションメッセージに関連付けられているタイムスタンプデータを比較して、前記最新の2つのコミュニケーションメッセージの送信の間の時間差を特定することと、
前記最新の2つのコミュニケーションメッセージの送信の間の前記時間差が所定のメッセージ時間閾値を満たすと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記最新の2つのコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている前記外部電子メールリソースアドレスに送信することと
をさらに含む、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、
1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの第1コミュニケーションメッセージの送信に関連付けられているタイムスタンプデータと、現在時刻に関連付けられているタイムスタンプデータとを比較することと、
前記1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの前記第1コミュニケーションメッセージの前記送信と、前記現在時刻に関連付けられている前記タイムスタンプデータとの間の時間差が所定のメッセージ時間閾値を満たすと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている前記外部電子メールリソースアドレスに送信することと
をさらに含む、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、
1つ以上のコミュニケーションメッセージのそれぞれのコミュニケーションメッセージについて1つ以上の会話プリミティブ識別子を求めることと、
前記1つ以上の会話プリミティブ識別子が同一ではないと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている前記外部電子メールリソースアドレスに送信することと
をさらに含む、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、
送信された1つ以上のコミュニケーションメッセージのコミュニケーションメッセージ数を求めることと、
前記コミュニケーションメッセージ数が所定の閾値を超えたと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている前記外部電子メールリソースアドレスに送信することと
をさらに含む、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記コミュニケーションメッセージが前記限定エンゲージメントプロトコルを満たすかを判定することは、
1つ以上のコミュニケーションメッセージに関連付けられている1つ以上のユーザープロファイルと、前記限定プロファイルとの間の1つ以上の送信ユーザー近接度を求めることと、
前記1つ以上の送信ユーザー近接度が所定の閾値を超えたと判定すると、外部電子メールリソースによってハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている前記外部電子メールリソースアドレスに送信することと
を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記限定エンゲージメントプロトコルは、前記グループベースコミュニケーションチャンネル識別子、前記グループ識別子、又は前記限定プロファイルのうちの1つ以上に関連付けられている、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記コンピュータコード化された命令は、前記プロセッサにより実行されると、前記装置に
前記外部電子メールリソースエンティティ識別子を、少なくとも1つのグループベースコミュニケーションインターフェイス識別子に関連付けることをさらに行わせるように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記コンピュータコード化された命令は、前記プロセッサにより実行されると、前記装置に
前記ハイブリッド電子メールオブジェクトに関連付けられたリアクション通知を受信することであって、
前記リアクション通知は、リアクション識別子、前記コミュニケーションメッセージに関連付けられているコミュニケーションメッセージ識別子、及び前記外部電子メールリソースエンティティ識別子を含む、
リアクション通知を受信することと、
前記コミュニケーションメッセージに関連付けられている前記グループベースコミュニケーションインターフェイス内でレンダリング可能な前記外部電子メールリソースエンティティに関連付けられているメッセージリアクションを送信することと
をさらに行わせるように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記リアクション通知は、コミュニケーションメッセージデータをさらに含み、かつ前記メッセージリアクションは、前記コミュニケーションメッセージデータを含む、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
グループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションインターフェイスを用いて外部電子メールリソースエンティティによる限定エンゲージメントをプログラムで管理する、コンピュータによって実現される方法であって、
グループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられているチャンネルメッセージコーパスのコミュニケーションメッセージを受信することであって、
前記コミュニケーションメッセージは、外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられており、
前記コミュニケーションメッセージは、タイムスタンプデータを含む、
コミュニケーションメッセージを受信することと、
前記外部電子メールリソースエンティティ識別子が前記グループベースコミュニケーションシステムの限定プロファイルに関連付けられているかを判定するために、グループベースコミュニケーションリポジトリにクエリを実行することであって、
前記限定プロファイルは、外部電子メールリソースエンティティ識別子、少なくとも1つのグループ識別子、少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子、及び限定ユーザー識別子を含む、
クエリを実行することと、
前記外部電子メールリソースエンティティ識別子が限定プロファイルに関連付けられていると判定すると、限定エンゲージメントプロトコルを、前記グループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられている前記チャンネルメッセージコーパスの前記コミュニケーションメッセージに適用することと、
外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記コミュニケーションメッセージに関連付けられているコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスに送信することと
を含む、コンピュータによって実現される方法。
【請求項12】
前記限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、
前記グループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられている1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの最新の2つのコミュニケーションメッセージに関連付けられているタイムスタンプデータを比較して、前記最新の2つのコミュニケーションメッセージの送信の間の時間差を特定することと、
前記最新の2つのコミュニケーションメッセージの送信の間の前記時間差が所定のメッセージ時間閾値を満たすと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記最新の2つのコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている前記外部電子メールリソースアドレスに送信することと
をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータによって実現される方法。
【請求項13】
前記限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、
1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの第1コミュニケーションメッセージの送信に関連付けられているタイムスタンプデータと、現在時刻に関連付けられているタイムスタンプデータとを比較することと、
前記1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの前記第1コミュニケーションメッセージの前記送信と、前記現在時刻に関連付けられている前記タイムスタンプデータとの間の時間差が所定のメッセージ時間閾値を満たすと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている前記外部電子メールリソースアドレスに送信することと
をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータによって実現される方法。
【請求項14】
前記限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、
1つ以上のコミュニケーションメッセージのそれぞれのコミュニケーションメッセージについて1つ以上の会話プリミティブ識別子を求めることと、
前記1つ以上の会話プリミティブ識別子が同一ではないと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている前記外部電子メールリソースアドレスに送信することと
をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータによって実現される方法。
【請求項15】
前記限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、
送信された1つ以上のコミュニケーションメッセージのコミュニケーションメッセージ数を求めることと、
前記コミュニケーションメッセージ数が所定の閾値を超えたと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている前記外部電子メールリソースアドレスに送信することと
をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータによって実現される方法。
【請求項16】
前記限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、
1つ以上のコミュニケーションメッセージに関連付けられている1つ以上のユーザープロファイルと、前記限定プロファイルとの間の1つ以上の送信ユーザー近接度を求めることと、
前記1つ以上の送信ユーザー近接度が所定の閾値を超えたと判定すると、外部電子メールリソースによってハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている前記外部電子メールリソースアドレスに送信することと
をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータによって実現される方法。
【請求項17】
前記限定エンゲージメントプロトコルは、前記グループベースコミュニケーションチャンネル識別子、前記グループ識別子、又は前記限定プロファイルのうちの1つ以上に関連付けられている、請求項11に記載のコンピュータによって実現される方法。
【請求項18】
前記外部電子メールリソースエンティティ識別子を、少なくとも1つのグループベースコミュニケーションインターフェイス識別子に関連付けることをさらに含む、請求項11に記載のコンピュータによって実現される方法。
【請求項19】
前記ハイブリッド電子メールオブジェクトに関連付けられたリアクション通知を受信することであって、
前記リアクション通知は、リアクション識別子、前記コミュニケーションメッセージに関連付けられているコミュニケーションメッセージ識別子、及び前記外部電子メールリソースエンティティ識別子を含む、
リアクション通知を受信することと、
前記コミュニケーションメッセージに関連付けられている前記グループベースコミュニケーションインターフェイス内でレンダリングするために、前記外部電子メールリソースエンティティに関連付けられているメッセージリアクションを送信することと
をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータによって実現される方法。
【請求項20】
前記リアクション通知は、コミュニケーションメッセージデータをさらに含み、かつ前記メッセージリアクションは、前記コミュニケーションメッセージデータを含む、請求項11に記載のコンピュータによって実現される方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2019年1月31日に出願された「METHODS AND APPARATUSES FOR MANAGING LIMITED ENGAGEMENT BY EXTERNAL EMAIL RESOURCE ENTITY WITHIN A GROUP-BASED COMMUNICATION SYSTEM」という名称の米国特許出願第16/263,804号に対する優先権を主張し、その全体が参照により本明細書に援用される。
【0002】
本発明の実施形態は、一般的にはグループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションインターフェイスを用いる外部電子メールリソースエンティティによる限定エンゲージメントのプログラムでの管理に関する。限定エンゲージメントの例としては、グループベースコミュニケーションチャンネル内でのコミュニケーションメッセージの受信、グループベースコミュニケーションチャンネル内で表示のためにレンダリングするグループベースコミュニケーションメッセージの送信等が挙げられる。
【背景技術】
【0003】
さまざまなメッセージングシステムが組織全体でユーザー間の通信及び協調を支援することができる。出願人は、協調的通信環境に関連する複数の欠陥及び問題を特定している。適用される試み、創意工夫、及びイノベーションを通じて、特定されたこれらの問題のうちの多くは、本開示の実施形態に含まれる解決手段を開発することにより解決されている。これらの解決手段の多くの例を本明細書で詳細に説明する。
【発明の概要】
【0004】
本明細書は、グループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションインターフェイスを用いる外部電子メールリソースエンティティによる限定エンゲージメントをプログラムで管理するように構成される装置のための方法、システム、装置、及びコンピュータプログラム製品に関する。
【0005】
本開示のいくつかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションインターフェイスを用いて外部電子メールリソースエンティティによる限定エンゲージメントを管理する装置であって、少なくともプロセッサと、プロセッサに関連付けられ、内部にコンピュータコード化された命令を有するメモリとを備える装置が提供されうる。コンピュータコード化された命令は、プロセッサにより実行されると、装置に少なくとも、グループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられているチャンネルメッセージコーパスのコミュニケーションメッセージを受信させるように構成される。コミュニケーションメッセージは、外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられる。コミュニケーションメッセージは、タイムスタンプデータを含む。プログラムコードを含むメモリはプロセッサとともにさらに、装置に、外部電子メールリソースエンティティ識別子がグループベースコミュニケーションシステムの限定プロファイルに関連付けられているかを判定するためにグループベースコミュニケーションリポジトリへのクエリを作成させるように構成される。限定プロファイルは、外部電子メールリソースエンティティ識別子、少なくとも1つのグループ識別子、少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子、及び限定ユーザー識別子を含む。プログラムコードを含むメモリはプロセッサとともにさらに、装置に、外部電子メールリソースエンティティ識別子が限定プロファイルに関連付けられていると判定すると、グループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられているチャンネルメッセージコーパスのコミュニケーションメッセージに限定エンゲージメントプロトコルを適用させるように構成される。プログラムコードを含むメモリはプロセッサとともにさらに、装置に、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスに、コミュニケーションメッセージに関連付けられているコミュニケーションメッセージデータを送信させるように構成される。
【0006】
いくつかの実施形態では、限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、最新の2つのコミュニケーションメッセージの送信の間の時間差を特定するために送信された1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの最新の2つのコミュニケーションメッセージに関連付けられているタイムスタンプデータを比較すること、及び最新の2つのコミュニケーションメッセージの送信の間の時間差が所定のメッセージ時間閾値を満たすと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスに、当該2つのコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを送信することをさらに含む。
【0007】
いくつかの実施形態では、限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、送信された1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの第1コミュニケーションメッセージに関連付けられているタイムスタンプデータを、現在時刻に関連付けられているタイムスタンプデータと比較すること、及び1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの第1コミュニケーションメッセージの送信と、現在時刻に関連付けられているタイムスタンプデータとの間の時間差が所定のメッセージ時間閾値を満たすと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスに、1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを送信することをさらに含む。
【0008】
いくつかの実施形態では、限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、1つ以上のコミュニケーションメッセージのそれぞれのコミュニケーションメッセージ毎に1つ以上の会話プリミティブ識別子を求めること、及び1つ以上の会話プリミティブ識別子が同じでないと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスに、1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを送信することをさらに含む。
【0009】
いくつかの実施形態では、限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、送信された1つ以上のコミュニケーションメッセージのメッセージ数を求めること、及びメッセージ数が所定の閾値を超えたと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスに、1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを送信することをさらに含む。
【0010】
いくつかの実施形態では、コミュニケーションメッセージが限定エンゲージメントプロトコルを満たすかを判定することは、1つ以上のコミュニケーションメッセージに関連付けられている1つ以上のユーザープロファイルと、限定プロファイルとの間の1つ以上の送信ユーザー近接度を決定すること、及び1つ以上の送信ユーザー近接度が所定の閾値を超えたと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスに、1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを送信することを含む。
【0011】
いくつかの実施形態では、限定エンゲージメントプロトコルは、限定プロファイルに関連付けられているグループベースコミュニケーションチャンネル識別子、グループ識別子、又はプロファイル識別子のうちの1つ以上により識別される。
【0012】
いくつかの実施形態では、コンピュータコード化された命令は、プロセッサにより実行されると、装置にさらに、少なくとも1つのグループベースコミュニケーションインターフェイス識別子に外部電子メールリソースエンティティ識別子を関連付けさせるように構成される。
【0013】
いくつかの実施形態では、コンピュータコード化された命令は、プロセッサにより実行されると、装置にさらに、ハイブリッド電子メールオブジェクトに関連付けられ、リアクション識別子、コミュニケーションメッセージに関連付けられているコミュニケーションメッセージ識別子、及び外部電子メールリソースエンティティ識別子を含むリアクション通知を受信させ、かつコミュニケーションメッセージに関連付けられているグループベースコミュニケーションインターフェイス内に、外部電子メールリソースエンティティに関連付けられているメッセージリアクションをレンダリングさせるように構成される。
【0014】
いくつかの実施形態では、リアクション通知は、コミュニケーションメッセージデータをさらに含み、かつメッセージリアクションは、コミュニケーションメッセージデータを含む。
【0015】
いくつかの実施形態では、リアクション通知は、スレッド作成要求をさらに含み、かつメッセージリアクションは、コミュニケーションメッセージに関連付けられているグループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられている新たなスレッドに関連付けられる。
【0016】
別の例示的な実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションインターフェイスを用いて外部電子メールリソースエンティティによる限定エンゲージメントをプログラムで管理する装置であって、少なくともプロセッサと、プロセッサに関連付けられ、内部にコンピュータコード化された命令を有するメモリとを備える装置が提供される。コンピュータコード化された命令は、プロセッサにより実行されると、装置に、外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスから外部メッセージデータを受信させるように構成される。外部メッセージデータは、少なくとも1つのグループ識別子及び少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子を含む。プログラムコードを含むメモリはプロセッサとともにさらに、装置に、外部電子メールリソースエンティティ識別子がグループベースコミュニケーションシステムの限定プロファイルに関連付けられているかを判定するためにグループベースコミュニケーションリポジトリへのクエリを作成させるように構成される。限定プロファイルは、外部電子メールリソースエンティティ識別子、少なくとも1つのグループ識別子、少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子、及び限定ユーザー識別子を含む。プログラムコードを含むメモリはプロセッサとともにさらに、装置に、外部電子メールリソースエンティティ識別子が限定プロファイルに関連付けられていると判定すると、少なくとも1つのグループ識別子及び少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられているグループベースコミュニケーションインターフェイス内にコミュニケーションメッセージをレンダリングさせるように構成される。
【0017】
別の例示的な実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションインターフェイスを用いて外部電子メールリソースエンティティによる限定エンゲージメントをプログラムで管理するコンピュータによって実現される方法であって、グループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられているチャンネルメッセージコーパスのコミュニケーションメッセージを受信するステップを含む方法が提供されうる。コミュニケーションメッセージは、外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられる。コミュニケーションメッセージは、タイムスタンプデータを含む。本方法は、外部電子メールリソースエンティティ識別子がグループベースコミュニケーションシステムの限定プロファイルに関連付けられているかを判定するためにグループベースコミュニケーションリポジトリへのクエリを作成するステップをさらに含む。限定プロファイルは、外部電子メールリソースエンティティ識別子、少なくとも1つのグループ識別子、少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子、及び限定ユーザー識別子を含む。本方法は、外部電子メールリソースエンティティ識別子が限定プロファイルに関連付けられていると判定すると、グループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられているチャンネルメッセージコーパスのコミュニケーションメッセージに限定エンゲージメントプロトコルを適用するステップをさらに含む。本方法は、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスに、コミュニケーションメッセージに関連付けられているコミュニケーションメッセージデータを送信するステップをさらに含む。
【0018】
いくつかの実施形態では、限定エンゲージメントプロトコルを適用するステップは、最新の2つのコミュニケーションメッセージの送信の間の時間差を特定するために送信された1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの最新の2つのコミュニケーションメッセージに関連付けられているタイムスタンプデータを比較するステップと、最新の2つのコミュニケーションメッセージの送信の間の時間差が所定のメッセージ時間閾値を満たすと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスに、当該2つのコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを送信するステップとをさらに含む。
【0019】
いくつかの実施形態では、限定エンゲージメントプロトコルを適用するステップは、送信された1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの第1コミュニケーションメッセージの送信に関連付けられているタイムスタンプデータを、現在時刻に関連付けられているタイムスタンプデータと比較するステップと、1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの第1コミュニケーションメッセージの送信と、現在時刻に関連付けられているタイムスタンプデータとの間の時間差が所定のメッセージ時間閾値を満たすと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスに、1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを送信するステップとをさらに含む。
【0020】
いくつかの実施形態では、限定エンゲージメントプロトコルを適用するステップは、1つ以上のコミュニケーションメッセージのそれぞれのコミュニケーションメッセージ毎に1つ以上の会話プリミティブ識別子を求めるステップと、1つ以上の会話プリミティブ識別子が同じでないと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスに、1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを送信するステップとをさらに含む。
【0021】
いくつかの実施形態では、限定エンゲージメントプロトコルを適用するステップは、送信された1つ以上のコミュニケーションメッセージのメッセージ数を求めるステップと、メッセージ数が所定の閾値を超えたと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスに、1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを送信するステップとをさらに含む。
【0022】
いくつかの実施形態では、コミュニケーションメッセージが限定エンゲージメントプロトコルを満たすかを判定するステップは、1つ以上のコミュニケーションメッセージに関連付けられている1つ以上のユーザープロファイルと、限定プロファイルとの間の1つ以上の送信ユーザー近接度を求めるステップと、1つ以上の送信ユーザー近接度が所定の閾値を超えたと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスに、1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを送信するステップとを含む。
【0023】
いくつかの実施形態では、限定エンゲージメントプロトコルは、限定プロファイルに関連付けられているグループベースコミュニケーションチャンネル識別子、グループ識別子、又はプロファイル識別子のうちの1つ以上により識別される。
【0024】
いくつかの実施形態では、本方法は、少なくとも1つのグループベースコミュニケーションインターフェイス識別子に外部電子メールリソースエンティティ識別子を関連付けるステップをさらに含む。
【0025】
いくつかの実施形態では、本方法は、ハイブリッド電子メールオブジェクトに関連付けられ、リアクション識別子、コミュニケーションメッセージに関連付けられているコミュニケーションメッセージ識別子、及び外部電子メールリソースエンティティ識別子を含むリアクション通知を受信するステップと、コミュニケーションメッセージに関連付けられているグループベースコミュニケーションインターフェイス内に、外部電子メールリソースエンティティに関連付けられているメッセージリアクションをレンダリングするステップとをさらに含む。
【0026】
いくつかの実施形態では、リアクション通知は、コミュニケーションメッセージデータをさらに含み、かつメッセージリアクションは、コミュニケーションメッセージデータを含む。
【0027】
いくつかの実施形態では、リアクション通知は、スレッド作成要求をさらに含み、かつメッセージリアクションは、コミュニケーションメッセージに関連付けられているグループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられている新たなスレッドに関連付けられる。
【0028】
さらに別の実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションインターフェイスを用いて外部電子メールリソースエンティティによる限定エンゲージメントをプログラムで管理するコンピュータによって実現される方法であって、外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスから外部メッセージデータを受信するステップを含む方法が提供される。外部メッセージデータは、少なくとも1つのグループ識別子及び少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子を含む。本方法は、外部電子メールリソースエンティティ識別子がグループベースコミュニケーションシステムの限定プロファイルに関連付けられているかを判定するためにグループベースコミュニケーションリポジトリへのクエリを作成するステップをさらに含む。限定プロファイルは、外部電子メールリソースエンティティ識別子、少なくとも1つのグループ識別子、少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子、及び限定ユーザー識別子を含む。本方法は、外部電子メールリソースエンティティ識別子が限定プロファイルに関連付けられていると判定すると、少なくとも1つのグループ識別子及び少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられているグループベースコミュニケーションインターフェイス内にコミュニケーションメッセージをレンダリングするステップをさらに含む。
【0029】
本明細書に説明する主題の1つ以上の実施形態の詳細は、添付の図面及び以下の説明に記載されている。本主題の他の機能、側面、及び利点は、明細書、図面、及び特許請求の範囲から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
一般的な用語で本開示をこのように説明したので、ここで添付の図面を参照する。図面は必ずしも縮尺通りに描かれていない。
図1】本開示の実施形態を実行するように構成される例示的なグループベースコミュニケーションシステムのシステムアーキテクチャ図である。
図2】本開示の一実施形態による例示的な演算エンティティの概略図である。
図3】本開示の実施形態によるグループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションインターフェイスを用いて外部電子メールリソースエンティティによる限定エンゲージメントをプログラムで管理する例示的なグループベースコミュニケーションシステムにより実行される動作を示すフローチャートである。
図4A】本開示の実施形態による招待要求に関連付けられているユーザー入力を受信する例示的なグループベースコミュニケーションインターフェイスの例示的な要素を示す。
図4B】本開示の実施形態による招待要求に関連付けられているユーザー入力を受信する例示的なグループベースコミュニケーションインターフェイスの例示的な要素を示す。
図4C】本開示の実施形態による招待要求に関連付けられているユーザー入力を受信する例示的なグループベースコミュニケーションインターフェイスの例示的な要素を示す。
図5】本開示の実施形態によるグループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションインターフェイスを用いて外部電子メールリソースエンティティによる限定エンゲージメントをプログラムで管理する例示的なグループベースコミュニケーションシステムにより実行される動作を示すフローチャートである。
図6】本開示の実施形態による限定エンゲージメントプロトコルを適用する例示的なグループベースコミュニケーションシステムにより実行される動作を示すフローチャートである。
図7】本開示の実施形態による限定エンゲージメントプロトコルを適用する例示的なグループベースコミュニケーションシステムにより実行される動作を示すフローチャートである。
図8】本開示の実施形態による限定エンゲージメントプロトコルを適用する例示的なグループベースコミュニケーションシステムにより実行される動作を示すフローチャートである。
図9】本開示の実施形態による限定エンゲージメントプロトコルを適用する例示的なグループベースコミュニケーションシステムにより実行される動作を示すフローチャートである。
図10】本開示の実施形態による外部電子メールリソースから受信されるリアクション通知を管理する例示的なグループベースコミュニケーションシステムにより実行される動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0031】
ここで添付の図面を参照して以下に本開示のさまざまな実施形態をより全体的に説明する。図面には本開示の実施形態の幾つかを示しており、すべてではない。実際には、本開示は多くの異なる形態で具現化されてよく、かつ本明細書に記載される実施形態に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が適用可能な法的要件を満たすように提供される。本明細書で「又は(or)」という用語は、別段の指示がない限り、代替的意味及び接続的意味の両方に用いられる。「例示的(illustrative)」及び「例示的(exemplary)という用語は、質的水準を示すことなく例として用いられる。同じ番号は、全体を通して同じ要素を指す。
【0032】
[概観]
本開示のさまざまな実施形態は、一般的にはグループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションインターフェイスを用いる外部電子メールリソースエンティティによる限定エンゲージメントをプログラムで管理する方法及び装置に関する。限定エンゲージメントの例としては、グループベースコミュニケーションチャンネル内でのコミュニケーションメッセージの受信、グループベースコミュニケーションチャンネル内で表示のためにレンダリングするグループベースコミュニケーションメッセージの送信等が挙げられる。
【0033】
グループベースコミュニケーションシステムユーザーは、複数の組織グループに編成され(例えば、各会社の従業員は別々の組織グループであってよい)、かつ各組織グループは1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネルを有してもよい。グループベースコミュニケーションチャンネルにはユーザーが割り当てられるか、又はユーザーが加入してよい(例えば、グループベースコミュニケーションチャンネルは部署、事務所等の地理的場所、製品ライン、ユーザーの関心事、トピックス、問題等を表してよい)。グループベースコミュニケーションインターフェイスを用いてグループベースコミュニケーションシステムにアクセスする登録グループベースコミュニケーションシステムユーザーは、1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネル内で行われる議論に参加可能であってよい。
【0034】
しかし、組織内には登録グループベースコミュニケーションシステムユーザーでないユーザーがいる可能性があり、したがってグループベースコミュニケーションインターフェイスを介してグループベースコミュニケーションシステムにアクセスできない可能性がある。グループベースコミュニケーションシステムの効率的な使用を容易にするために、登録グループベースコミュニケーションシステムユーザーでないそのようなユーザーに、外部電子メールリソースを用いることにより限定エンゲージメントが許可されてよい。そのような限定されたエンゲージメントを管理することは、グループベースコミュニケーションシステムの効率的な演算リソースの使用、効率的なネットワーク回線容量の使用、セキュリティ、及びユーザーのエンゲージメントエクスペリエンスを確保するために不可欠である。例えば、限定エンゲージメントを管理する効率的なメカニズムを用いなければ、グループベースコミュニケーションシステムはコミュニケーションメッセージデータを外部電子メールリソースにあまりに頻繁に送信し、その結果ネットワーク送信の増大に起因する非効率な演算リソース及びネットワーク回線容量の使用を生じさせる場合がある。あるいは、グループベースコミュニケーションシステムはコミュニケーションメッセージデータを外部電子メールリソースにあまりに稀に送信し、その結果多くの送信量及び処理時間に起因する非効率な演算リソース及びネットワーク回線容量の使用を生じさせる場合がある。そのような非効率な演算リソース及びネットワーク回線容量の使用により、グループベースコミュニケーションシステムの他の動作を妨げる場合があり、それによりグループベースコミュニケーションシステムの動作及び演算の安定性を低下させる。
【0035】
[定義]
本明細書で用いるように、「データ」、「コンテンツ」、「デジタルコンテンツ」、「デジタルコンテンツオブジェクト」、「情報」という用語及び類似の用語は、同義で用いられ、本開示の実施形態により送信され、受信され、かつ/又は保存されうるデータを指してよい。したがって、そのような用語を用いても、本開示の実施形態の趣旨及び範囲を限定するものと解釈されるべきではない。さらに、本明細書において他方の演算デバイスからデータを受信する演算デバイスを説明する場合、データは他方の演算デバイスから直接的に受信されてよく、又は本明細書で「ネットワーク」と呼ばれる場合がある1つ以上の中間演算デバイス、例えば1つ以上のサーバ、中継装置、ルータ、ネットワークアクセスポイント、基地局、ホスト等を介して間接的に受信されてよいことが理解される。同様に、本明細書において他方の演算デバイスにデータを送信する演算デバイスを説明する場合、データは他方の演算デバイスに直接的に送信されてよく、又は1つ以上の中間演算デバイス、例えば1つ以上のサーバ、中継装置、ルータ、ネットワークアクセスポイント、基地局、ホスト等を介して間接的に受信されてよいことが理解される。
【0036】
「コンピュータ可読ストレージ媒体」という用語は、非一時的ストレージ媒体、物理的ストレージ媒体、又は有形ストレージ媒体(例えば、揮発性メモリ又は不揮発性メモリ)を指し、電磁信号を指す「コンピュータ可読送信媒体」と区別される場合がある。
【0037】
「クライアントデバイス」という用語は、サーバにより利用可能となるサービスにアクセスするように構成されるコンピュータハードウェア及び/又はコンピュータソフトウェアを指す。サーバは、多くの場合に(しかし、常にではない)別のコンピュータシステム上にある。この場合、クライアントデバイスは、ネットワーク経由でサービスにアクセスする。クライアントデバイスとしては、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ウェアラブル機器、パーソナルコンピュータ、エンタープライズコンピュータ等が挙げられうるが、限定されない。クライアントデバイスは、グループベースコミュニケーションシステムのユーザーに関連付けられてよい。この関連付けは、ユーザーの登録情報をグループベースコミュニケーションシステムに送信するクライアントデバイス経由で作成されてよい。いくつかの例では、クライアントデバイスはユーザーに一時的に関連付けられてよい(例えば、ユーザーがグループベースコミュニケーションシステムアプリにログオンする場合のみ)。そのような実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、ユーザーがクライアントデバイスに関連付けられていることを示す登録情報を受信してよい(例えばユーザーは、ユーザーに関連付けられているクライアントデバイスのシリアル番号をグループベースコミュニケーションシステムに入力してよい)。
【0038】
本明細書で説明する実施形態により構成されるクライアントデバイスは、地理的場所データ及び/又はコンテキスト場所データを生成するように構成される。「地理的場所データ」という用語は、クライアントデバイス内に収納された全地球測位システム(GPS)受信機により生成される場所データ(例えば、緯度及び経度の座標)を指す。GPS受信機は、1つ以上の静止衛星(例えば、既知又は知りうる位置にある衛星)及び/又は1つ以上の地上送信機(例えば、やはり既知又は知りうる位置にある)により送信されるクロックデータを受信し、受信したクロックデータを比較し、かつ地理的場所データを演算する。地理的場所データは、クライアントデバイスのほぼリアルタイムの位置を表す。「コンテキスト場所データ」という用語は、クライアントデバイスと、ローカルネットワーク、オブジェクト、又はデバイスとの間のインタラクションに基づいてクライアントデバイス(又は別個のサーバ)により導出される位置又は場所の情報を指す。例示的なコンテキスト場所データは、クライアントデバイスと通信するように構成されるWi-Fiルータ又はBluetoothデバイスの既知の場所の参照に基づいて導出されうる。クライアントデバイスは、既知の位置を有する無線自動識別(RFID)リーダもしくはRFIDタグ、又はバーコードリーダもしくはバーコードタグとの通信に基づいてコンテキスト場所情報も生成してよい。
【0039】
本明細書において、「グループベース」は、規定されたグループのユーザーのみに対してアクセス可能となるように十分なセキュリティを有するシステム、チャンネル、メッセージ、又は仮想環境を指すために用いられる。グループは、共通のアクセス認証情報、例えば組織又は営利会社のアクセス認証情報により規定されてよい。アクセスは、認証された加入要求、又はグループへのアクセスを許可された一方のユーザーを送信元とする、グループへのアクセスを許可されていなかった他方のエンティティ宛の招待によりさらに容易にされてよい。グループ識別子を用いてデータ、情報、メッセージ等を特定のグループに関連付ける。
【0040】
「グループベースコミュニケーションシステム」という用語は、コミュニケーションソフトウェアプラットフォーム、ならびに複数のグループベースコミュニケーションインターフェイス及びすべての関連する機能を支援し、かつ維持するように構成される関連ハードウェアを指す。グループベースコミュニケーションシステムユーザーは、複数の組織グループに組織化され(例えば、異なる会社の従業員は別々の組織グループであってよい)、かつ各グループは、それぞれのグループベースコミュニケーションインターフェイスを介してシステムとインタラクトする。例えばグループベースコミュニケーションシステムは、特に、Slack Corporationのグループベースコミュニケーションインターフェイス及びACME Corporationのグループベースコミュニケーションインターフェイスを支援してよい。
【0041】
「グループベースコミュニケーションサーバ」という用語は、ソフトウェアプラットフォーム、ならびにグループベースコミュニケーションシステムのさまざまなグループベースコミュニケーションインターフェイスへのアクセスを管理するように構成される関連ハードウェアを指す。グループベースコミュニケーションサーバは、グループベースコミュニケーションシステムのアプリケーション製品のロジックにアクセスし、当該ロジックを維持し、かつ支援するとともに、1つ以上のデータリポジトリ、例えばグループベースコミュニケーションリポジトリにアクセスするように構成される。
【0042】
「グループベースコミュニケーションインターフェイス」という用語は、グループベースコミュニケーションシステムとのユーザーのインタラクションを容易にするように構成される仮想コミュニケーション環境を指す。各グループベースコミュニケーションインターフェイスは、選択されたグループのユーザー、例えば事業体又は組織の従業員のグループに対してアクセス可能かつ閲覧可能である(例えば、Slack Corp.のインターフェイスは、Slackの従業員に対してアクセス可能かつ閲覧可能であるが、ACME Corporationのグループベースコミュニケーションインターフェイスは、Slackの従業員に対してアクセス可能かつ閲覧可能ではない)。グループベースコミュニケーションインターフェイスは、複数のグループベースコミュニケーションチャンネル(例えば、マーケティングチャンネル、販売チャンネル、経理チャンネル等)を含む。グループベースコミュニケーションチャンネルは、以下に定義される。
【0043】
「グループベースコミュニケーションチャンネル」という用語は、チャンネルメンバー(例えば、クライアントデバイスを用いて環境にアクセスする認証ユーザー)により投稿され、グループのメンバーのみに閲覧可能なメッセージングコミュニケーションを表示するように構成される仮想コミュニケーション環境又は仮想コミュニケーションフィードを指す。グループベースコミュニケーションチャンネルのフォーマットは、グループベースコミュニケーションチャンネルの異なるメンバーに異なるように見えてよい。しかし、グループベースコミュニケーションチャンネルのコンテンツ(すなわち、メッセージングコミュニケーション)は、グループベースコミュニケーションチャンネルの各メンバーに表示される。例えば、グループベースコミュニケーションチャンネルのコンテンツ(すなわち、メッセージングコミュニケーション)がグループベースコミュニケーションチャンネルのメンバー毎に変わらないように、グループベースメッセージングコミュニケーションの共通の集合がそれぞれのグループベースコミュニケーションチャンネルの各メンバーに表示される。
【0044】
「ユーザー」という用語は、個人、個人のグループ、事業体、組織等を指すものと理解されたい。本明細書で言及されるユーザーは、グループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションインターフェイス(又はグループベースコミュニケーションインターフェイスの集合)にアクセスするクライアントデバイスで有効にされる動作に関連して主に考察される。
【0045】
「グループベースコミュニケーションインターフェイスユーザー」という用語は、クライアントデバイスを用いてグループベースコミュニケーションインターフェイスにアクセスすることによりグループベースコミュニケーションシステム又はグループベースメッセージングシステムにアクセスするユーザーを指す。
【0046】
「グループベースコミュニケーションチャンネル識別子」又は「チャンネル識別子」という用語は、グループベースコミュニケーションチャンネルがグループベースコミュニケーションシステムにより一意に識別されうる1つ以上の項目のデータを指す。例えばグループベースコミュニケーションチャンネル識別子は、米国情報交換標準コード(ASCII)テキスト、ポインタ、メモリアドレス等を含んでよい。
【0047】
「グループ識別子」又は「チーム識別子」という用語は、グループベースコミュニケーションシステム内のグループが一意に識別されうる1つ以上の項目のデータを指す。例えばグループ識別子は、ASCIIテキスト、ポインタ、メモリアドレス等を含んでよい。例えば、Slack Corporationのワークスペース(すなわち、グループベースコミュニケーションインターフェイス)のメンバーユーザーに関連付けられているグループ識別子は104356721であってよい。
【0048】
グループベースコミュニケーションシステムユーザーは、複数の組織グループに組織化され(例えば、各会社の従業員は別々の組織グループであってよい)、かつ各組織グループは、1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネルを有してよい(以下に説明)。グループベースコミュニケーションチャンネルにはユーザーが割り当てられるか、又はユーザーが加入してよい(例えば、グループベースコミュニケーションチャンネルは部署、事務所等の地理的場所、製品ライン、ユーザーの関心事、トピックス、問題等を表してよい)。グループ識別子は、メッセージのアクセス制御を容易にするために用いられる(例えば、検索クエリに応答して検索結果の一部としてメッセージを返す等、メッセージへのアクセスは、ユーザープロファイルに関連付けられているグループ識別子を有するユーザーに限定されてよい)。グループ識別子は、メッセージのコンテキストを決定するために用いられてよい(例えば、組織の名前及び/又は組織の簡単な記載等のグループの記載がグループ識別子に関連付けられてよい)。
【0049】
グループベースコミュニケーションシステムユーザーは、グループベースコミュニケーションチャンネルに加入してよい。いくつかのグループベースコミュニケーションチャンネルは、ユーザープロファイルに関連付けられている特定の組織グループ識別子を有するユーザー(すなわち、当該組織のメンバーであるユーザー)に対して広域的にアクセス可能であってよい。いくつかのグループベースコミュニケーションチャンネルへのアクセスは、特定のグループのメンバーに限定されてよい。これにより、グループベースコミュニケーションチャンネルはユーザープロファイルに関連付けられている特定のグループ識別子を有するユーザーに対してアクセス可能となる。グループベースコミュニケーションチャンネル識別子は、メッセージのアクセス制御を容易にするために用いられてよい(例えば、検索クエリに応答して検索結果の一部としてメッセージを返す等、メッセージへのアクセスは、ユーザープロファイルに関連付けられているグループベースコミュニケーションチャンネル識別子を有する、つまりグループベースコミュニケーションチャンネルに加入する能力を有するユーザーに限定されてよい)。グループベースコミュニケーションチャンネル識別子は、メッセージのコンテキストを決定するために用いられてよい(例えば、グループベースコミュニケーションチャンネル内で議論されるプロジェクトの記載等、グループベースコミュニケーションチャンネルの記載がグループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられてよい)。
【0050】
「グループベースコミュニケーションリポジトリ」という用語は、グループベースコミュニケーションシステムによりデータが保存され、アクセスされ、変更され、又は別途維持されるクライアントデバイスの外部の場所を指す。保存されたデータは、グループベースコミュニケーションシステムの動作を容易にする情報を含む。グループベースコミュニケーションリポジトリは、1つ以上のデータストレージデバイス、1つ以上の別々のデータベースサーバ、又はデータストレージデバイス及び別々のベータベースサーバの組み合わせとして具現化されてよい。さらに、いくつかの実施形態では、グループベースコミュニケーションリポジトリは、保存されたデータのうちの幾つかがグループベースコミュニケーションシステム内の中央の場所に保存され、かつ他のデータが単一の遠隔の場所又は複数の遠隔の場所に保存されるように分散リポジトリとして具現化されてよい。あるいは、いくつかの実施形態では、グループベースコミュニケーションリポジトリは複数の遠隔ストレージの場所のみにわたって分散されてよい。
【0051】
本明細書で用いるように、「グループベースコミュニケーションメッセージコーパス」という用語は、1つ以上のワークスペース内の一連のコミュニケーションメッセージを指す。いくつかの実施形態では、グループベースコミュニケーションメッセージコーパスは、複数のチャンネルメッセージコーパスを組み合わせることにより構築される。いくつかの実施形態では、チャンネルメッセージコーパスは、タイムスタンプデータに基づいてグループベースコミュニケーションメッセージを定期的に収集することにより構築される。いくつかの実施形態では、チャンネルメッセージコーパスは、同じグループベースコミュニケーションチャンネル識別子又はスレッド識別子を有する規定された数のメッセージが受信された後にグループベースコミュニケーションメッセージを収集することにより構築される。いくつかの実施形態では、チャンネルメッセージコーパスは、チャンネルメッセージコーパスを構築する要求(例えば、ユーザー要求)を受信した後にグループベースコミュニケーションメッセージを収集することにより構築される。いくつかの実施形態では、チャンネルメッセージコーパスは、あるチャンネル内で開始されたスレッドコミュニケーションでグループベースコミュニケーションメッセージを収集することにより構築される。いくつかの実施形態では、チャンネルメッセージコーパスは、メッセージコーパス構築学習モデルにより規定された他の構築基準に従って構築される。
【0052】
「スレッド」は、選択されたグループベースコミュニケーションインターフェイス内に表示される選択されたグループベースコミュニケーションによるメッセージコミュニケーションから生じ、又は別途これに関連付けられる補助フィードに対して表示される一連のメッセージコミュニケーションである。スレッドは、補助フィード内で一緒にリンクされ、それぞれが選択されたグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられている1つ以上の「スレッドメッセージ」又は「スレッドコミュニケーションメッセージ」を含んでよい。
【0053】
本明細書で用いるように、「チャンネルメッセージコーパス」という用語は、グループベースコミュニケーションチャンネル内の一連の1つ以上のコミュニケーションメッセージを指す。いくつかの実施形態では、チャンネルメッセージコーパスは、グループベースコミュニケーションチャンネル内のすべてのコミュニケーションメッセージを含んでもよい(すなわち、チャンネルメッセージコーパス内のコミュニケーションメッセージのすべてが共通のグループベースコミュニケーションチャンネル識別子を共有する)。いくつかの実施形態では、チャンネルメッセージコーパスは所定のトリガに基づいて構築される。いくつかの実施形態では、チャンネルメッセージコーパスはタイムスタンプデータに基づいてグループベースコミュニケーションメッセージを定期的に収集することにより構築される。いくつかの実施形態では、チャンネルメッセージコーパスは、追加のコミュニケーションメッセージをチャンネルメッセージコーパスに加えることにより編集されてよい。いくつかの実施形態では、チャンネルメッセージコーパスは、同じグループベースコミュニケーションチャンネル識別子を有する規定された数のメッセージが受信された後にグループベースコミュニケーションメッセージを収集することにより構築される。いくつかの実施形態では、チャンネルメッセージコーパスは、チャンネルメッセージコーパスを構築する要求(例えば、ユーザー要求)を受信した後にグループベースコミュニケーションメッセージを収集することにより構築される。
【0054】
「外部電子メールリソース」という用語は、クライアントデバイスを動作させるユーザーに電子メール(「eメール」)サービスを提供するように構成されるソフトウェアプログラム、アプリケーション、プラットフォーム、又はサービスを指す。外部電子メールリソースは、電子メールクライアント、シンプル・メール・トランスファー・プロトコル(「SMTP」)サーバ、及びドメインネーム・サーバ(「DNS」)を含む。外部電子メールリソースは、送信ユーザー(「送信者」)が電子メールメッセージを作成して受信ユーザー(「受信者」)に送信するのを可能にするように構成される。各電子メールメッセージは、電子フォーマットを規定する電子メール封筒、送信者/受信者の情報及び電子メールの件名を含む電子メールヘッダ、ならびにテキスト、画像、及びファイル添付物を含む電子メール本体を含む。外部電子メールリソースは、グループベースコミュニケーションシステムを支援するものとは別個でかつ異なるコンパイルされたコードベース又はリポジトリで動作する。例示的な外部電子メールリソースとしては、Microsoft Office 365(登録商標)、Gmail(登録商標)、及びYahoo Mail(登録商標)が挙げられる。外部電子メールリソースは、1人以上のユーザーのいくつかの外部電子メールリソースエンティティに関連付けられてよい。
【0055】
外部電子メールリソースの電子メールクライアントは、電子メールメッセージを作成して送信する送信者により用いられてよい。したがって、電子メールメッセージテキスト及び添付物は、送信メールとしてSMTPサーバにアップロードされる。電子メールメッセージのコピーは、後の取得のために送信者に関連付けられている電子メールアウトボックスに保存される。SMTPサーバは、DNSと通信し、電子メールヘッダから引き出された受信者情報を用いて受信者の電子メールサーバを見つけ出す。SMTPサーバは、受信者の電子メールサーバを見つけ出すと、電子メールメッセージを受信者の電子メールサーバに転送する。受信者が次に電子メールクライアントにアクセスするときに、電子メールクライアントは、受信者の電子メールサーバから電子メールメッセージをダウンロードし、電子メールインボックスインターフェイスで受信者に提示する。外部電子メールリソースは、電子メールサービスに関連するサービスを提供するように構成されるプログラム、アプリケーション、プラットフォーム、又はサービスも含んでよい。
【0056】
外部電子メールリソースは、グループベースコミュニケーションシステムからグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられている「コミュニケーションメッセージデータ」を受信してよい。コミュニケーションメッセージデータは、このデータを受信する電子メールクライアントと一致する、テンプレート化され、又は構造化されたテンプレート情報であってよい。コミュニケーションメッセージデータは、ハイブリッド電子メールオブジェクトとして電子メールクライアントによりレンダリングされてよい。本明細書で用いるように、「ハイブリッド電子メールオブジェクト」という用語は、グループベースコミュニケーションシステムを送信元とするテキスト、絵文字、又は他のデータを含む、電子メールクライアントによりレンダリングされたデータを指す。本明細書で用いるように、「電子メールリソースエンゲージメントデータ」という用語は、ハイブリッド電子メールオブジェクト中に含まれるテキスト、絵文字、リンク等をレンダリングする試みを表すユーザー入力を反映するデータを指す。外部電子メールリソースは、外部電子メールリソースに関連付けられている外部電子メールリソースエンティティに関連付けられている電子メールクライアントを有する限定ユーザーからのエンゲージメントに基づいてグループベースコミュニケーションシステムに招待要求確認を送信してよい。外部電子メールリソースは、グループベースコミュニケーションシステムに、グループ識別子及びグループベースコミュニケーションチャンネル識別子を含む「外部メッセージデータ」も送信してよい。グループベースコミュニケーションシステムは、外部メッセージデータを解析し、かつ外部メッセージデータ中のグループベースコミュニケーションチャンネル識別子により識別されたグループベースコミュニケーションチャンネルへの外部メッセージデータに基づいてグループベースコミュニケーションインターフェイス内にグループベースコミュニケーションメッセージをレンダリングしてよい。
【0057】
いくつかの実施形態では、外部電子メールリソースは、グループベースコミュニケーションシステムから外部電子メールリソースに以前に送信されたハイブリッド電子メールオブジェクトに対する電子的応答として「リアクション通知」を送信してよい。
【0058】
「外部電子メールリソースエンティティ識別子」という用語は、外部電子メールリソースのユーザー(すなわち、限定ユーザー)がグループベースコミュニケーションシステムにより一意に識別されうる1つ以上の項目のデータを指す。例えば、外部電子メールリソースエンティティ識別子は、米国情報交換標準コード(ASCII)テキスト、ポインタ、メモリアドレス等を含んでよい。1つ以上の外部電子メールリソースエンティティ識別子は、他の識別子(例えば、ユーザー識別子、グループ識別子、グループベースコミュニケーションチャンネル識別子等)とともに限定プロファイルのグループベースコミュニケーションシステムに保存されてよい。外部電子メールリソースエンティティ識別子は、自身が関連付けられている外部電子メールリソースにネイティブなフォーマットで具現化されるか、又はグループベースコミュニケーションシステムにより指定されたフォーマットで構造化されてよい。1つ以上の外部電子メールリソースエンティティ識別子をグループベースコミュニケーションシステムのユーザーアカウント又はユーザー識別子に関連付けると、グループベースコミュニケーションシステムが、異なる外部電子メールリソースのアカウントを選択されたグループベースコミュニケーションシステムユーザーアカウントにリンクするのを可能にする。
【0059】
「限定されたユーザー」(limited user)という用語は、外部電子メールリソースに関連付けられている外部電子メールリソースアドレスにアクセスすることにより、クライアントデバイスを介してグループベースコミュニケーションシステムとインタラクトするユーザーを指す。限定ユーザーは、「限定ユーザー識別子」に関連付けられてよい。限定ユーザー識別子は、限定ユーザーが一意に識別されうる1つ以上の項目のデータを含む。実施形態において、限定ユーザーは、外部電子メールリソースエンティティ識別子にも関連付けられている。
【0060】
「ユーザープロファイル」、「ユーザーアカウント」、「正規ユーザープロファイル」、及び「ユーザーアカウント詳細」という用語は、例えばユーザー識別子、ユーザーにアクセスが許可されているグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられている1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネル識別子、ユーザーが関連付けられているグループの1つ以上のグループ識別子、ユーザーが任意のグループベースコミュニケーションチャンネルの所有者であるかについての指標、ユーザーが任意のグループベースコミュニケーションチャンネルへの限定を有するかについての指標、複数のメッセージ、複数の絵文字、複数の会話、複数の会話のトピックス、グラフィック表現、電子メールアドレス、本名(例えば、John Doe)、ユーザー名(例えば、jdoe)、パスワード、時間帯、地位等を含む、ユーザーに関連付けられているデータ、ファイル、及び他の情報を指す。ユーザーアカウント詳細は、例えば、ユーザーのユーザー名及びパスワードを含むユーザーのログイン情報等、ユーザー認証情報の部分集合名称を含むことができる。
【0061】
「限定されたプロファイル」(limited profile)という用語は、限定ユーザーに関連付けられているユーザープロファイルを指す。限定プロファイルは、例えば限定ユーザー識別子、外部電子メールリソースエンティティ識別子、限定ユーザーにアクセスが許可されているグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられている1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネル識別子、限定ユーザーが関連付けられているグループの1つ以上のグループ識別子、限定ユーザーが任意のグループベースコミュニケーションチャンネルへの限定を有するかについての指標、複数のメッセージ、複数の会話、複数の会話のトピックス、グラフィック表現、外部電子メールリソースエンティティ識別子、外部電子メールリソースアドレス、本名(例えば、John Doe)、ユーザー名、時間帯、地位等を含んでよい。限定プロファイルに関連付けられているユーザー名は、限定プロファイル中の外部電子メールリソースアドレスに基づいてグループベースコミュニケーションシステムにより自動的に生成されてよい。いくつかの実施形態では、限定プロファイルは、限定プロファイルに関連付けられている外部電子メールリソースエンティティ識別子により識別された外部電子メールリソースから招待要求確認が受信された後に正規ユーザープロファイルになってよい。いくつかの実施形態では、限定プロファイルは、限定プロファイルに関連付けられている外部電子メールリソースエンティティ識別子により識別された外部電子メールリソースから招待要求確認が受信された後、及び限定プロファイルに関連付けられている、グループベースコミュニケーションインターフェイスを介してグループベースコミュニケーションシステムにアクセスする試みが検出された後、正規ユーザープロファイルになってよい。いくつかの実施形態では、所定の期間中にユーザープロファイルに関連付けられているグループベースコミュニケーションインターフェイスを介するグループベースコミュニケーションシステムへのアクセスの試みが検出されない場合に、ユーザープロファイルが一時的に限定プロファイル及びグループベースコミュニケーションシステムに復帰してよい。
【0062】
「限定されたエンゲージメント」(limited engagement)という用語は、限定ユーザーとグループベースコミュニケーションシステムとの間のエンゲージメント又は電子インタラクションを指す。限定エンゲージメントとしては、例えばコミュニケーションメッセージに基づいて生成されたコミュニケーションメッセージデータを、外部電子メールリソースを介してグループベースコミュニケーションチャンネルから受信すること、外部電子メールリソースを介して外部メッセージデータをグループベースコミュニケーションシステムに送信することによりグループベースコミュニケーションインターフェイス内にグループベースコミュニケーションメッセージをレンダリングする要求を提出すること、外部電子メールリソースを介してリアクション通知をグループベースコミュニケーションシステムに送信すること等が挙げられうる。
【0063】
「コミュニケーションメッセージデータ」という用語は、グループベースコミュニケーションメッセージに基づいてグループベースコミュニケーションシステムにより生成され、かつ外部電子メールリソースアドレスに送信されるデータを指す。コミュニケーションメッセージデータは、1つ以上のグループベースコミュニケーションメッセージのテキスト、絵文字、リンク等を含んでよい。上述のように、外部電子メールリソースは、1つ以上のグループベースコミュニケーションメッセージのテキスト、絵文字、リンク等を含むハイブリッド電子メールオブジェクトとしてコミュニケーションメッセージデータをレンダリングしてよい。いくつかの実施形態では、コミュニケーションメッセージデータは、トラッキングピクセルをさらに含んでよい。本明細書で用いるように、「トラッキングピクセル」という用語は、電子メールが電子メールクライアントによる表示のためにレンダリングされるときに自動的に読み取られる/実行される埋め込みコードに関連付けられている電子メール中の画像を指す。埋め込みコードが読み込まれた/実行された後に、埋め込みコードは電子メールクライアントとグループベースコミュニケーションシステムとの間の接続を確立するように構成されてよい。
【0064】
コミュニケーションメッセージデータは、このデータを受信する電子メールクライアントと一致する、テンプレート化され、又は構造化された情報であってよい。
【0065】
「外部メッセージデータ」という用語は、外部メッセージデータ中に含まれる少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられているグループベースコミュニケーションインターフェイス内にコミュニケーションメッセージとしてレンダリングされるテキスト、絵文字、リンク等を含む、外部電子メールリソースアドレスからグループベースコミュニケーションシステムに送信されたデータを指す。リンクはグループベースコミュニケーションシステム内の統合に対応してよい。
【0066】
「リアクション通知」という用語は、グループベースコミュニケーションシステムから外部電子メールリソースに以前に送信されたコミュニケーションメッセージデータに応答してグループベースコミュニケーションシステムの限定プロファイルに関連付けられている外部電子メールリソースから送信されるデータである。いくつかの実施形態では、リアクション通知は、グループベースコミュニケーションシステムから外部電子メールリソースに以前に送信されたコミュニケーションメッセージデータに基づいてレンダリングされるハイブリッド電子メールオブジェクト、例えば、1つ以上のグループベースコミュニケーションメッセージのテキスト、絵文字、リンク等を含むハイブリッド電子メールオブジェクトとのユーザーエンゲージメントに基づいてよい。いくつかの実施形態では、ユーザーエンゲージメントは、グループベースコミュニケーションシステムにハイブリッド電子メールオブジェクトに対する返信を送信するように外部電子メールリソースに命令するユーザー入力を含んでよい。いくつかの実施形態では、ユーザーエンゲージメントは、ハイブリッド電子メールオブジェクト中の含まれるテキスト、絵文字、リンク等をレンダリングする試みを反映するユーザー入力を含んでよい。いくつかの実施形態では、ハイブリッド電子メールオブジェクト中に含まれるテキスト、絵文字、リンク等をレンダリングする試みを反映するユーザー入力は、ハイブリッド電子メールオブジェクト中に含まれるトラッキングピクセルにより検出されてよい。
【0067】
本明細書で用いるように、「限定エンゲージメントプロトコル」(limited engagement protocol)という用語は、限定されたユーザーのグループベースコミュニケーションシステムとのエンゲージメントを管理するための条件(すなわち、選択を行うためのロジック)を規定する規則の集合を指す。いくつかの実施形態では、限定エンゲージメントプロトコルは限定ユーザープロファイルに関連付けられている外部電子メールリソースアドレスへの送信のためにグループベースコミュニケーションチャンネル内の1つ以上のコミュニケーションメッセージを選択するための条件を規定する規則の集合を含む。いくつかの実施形態では、限定エンゲージメントプロトコルは、時間、1つ以上のグループベースコミュニケーションメッセージ内で議論されるトピックス、及び/又はグループベースコミュニケーションメッセージの近接度(例えば、メッセージ送信順序近接度、メッセージ送信時間近接度、及び/又は送信ユーザー識別子近接度)に基づいてよい。いくつかの実施形態では、限定エンゲージメントプロトコルは限定プロファイルに関連付けられてよく、かつ限定されたユーザーにより構成可能であってよい。いくつかの実施形態では、限定エンゲージメントプロトコルはグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられてよい。異なる限定エンゲージメントプロトコルが異なるグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられてよい。いくつかの実施形態では、限定エンゲージメントプロトコルは限定プロファイル及びグループベースコミュニケーションチャンネルの両方に関連付けられてよい。
【0068】
本明細書で用いるように、「メッセージ送信順序近接度」という用語は、同一のグループベースコミュニケーションチャンネル内の2つ以上のメッセージに関連付けられたタイムスタンプの間に入る、グループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられたタイムスタンプデータを有する、同じチャンネル識別子をもつグループベースコミュニケーションメッセージの個数に基づいて決定される、同じチャンネル識別子に関連付けられているメッセージについての近接度の尺度を表す。
【0069】
本明細書で用いるように、「メッセージ送信時間近接度」という用語は、同じグループベースコミュニケーションチャンネル内の2つ以上のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられているタイムスタンプデータの時間差に基づいて決定される近接度の尺度を表す。
【0070】
本明細書で用いるように、「送信ユーザー識別子近接度」という用語は、2つ以上のコミュニケーションメッセージの1人以上の送信ユーザーの1つ以上のユーザープロファイル及び限定ユーザーの限定プロファイルに基づいて決定される近接度の尺度を表す。いくつかの実施形態では、送信ユーザー識別子近接度は、ユーザープロファイルに関連付けられている1つ以上のコミュニケーションメッセージに基づいて決定されてよい。例えば、2つ以上のコミュニケーションメッセージの1人以上の送信ユーザー及び限定ユーザーの限定プロファイルに関連付けられている多数のコミュニケーションメッセージが同じチャンネル識別子を共有し、かつ高いメッセージ送信時間近接度及び高いメッセージ送信順序近接度を有する場合、ユーザープロファイル及び限定プロファイルは高い送信ユーザー識別子近接度を有すると判定されてよい。
【0071】
本明細書で用いるように、「会話セグメント」という用語は、グループベースコミュニケーションシステム内でサーバによりグループ化されたコミュニケーションメッセージの集合を指す。会話セグメント内のコミュニケーションメッセージはすべて、少なくとも1つの同じ会話プリミティブ識別子(conversation primitive identifier)を有すると判定される。いくつかの実施形態では、1つの会話セグメントコミュニケーションメッセージは同じトピックスを対象とする。いくつかの実施形態では、1つの会話セグメント内のコミュニケーションメッセージの集合は、1つの特定のスレッドにおけるスレッドコミュニケーションメッセージであってよい。いくつかの実施形態では、1つの会話セグメント内のコミュニケーションメッセージの集合は、同じトピックスを共有する非スレッドコミュニケーションメッセージであってよい。いくつかの実施形態では、1つの会話セグメント内のコミュニケーションメッセージの集合は、それぞれの規定閾値を超えるメッセージ送信順序近接度、メッセージ送信時間近接度、及び送信ユーザー識別子近接度を有する。
【0072】
本明細書で用いるように、「会話プリミティブ識別子」という用語は、コミュニケーションメッセージを分析し、コミュニケーションメッセージのインデクスを作成し、コミュニケーションメッセージを保存するために用いられる要素を指す。一実施形態では、会話プリミティブ識別子は、コミュニケーションメッセージ及び(例えば、同じチャンネル又はスレッド内の)他のコミュニケーションメッセージで議論されるトピックス、ならびに/又はこれらのメッセージの近接度(例えばメッセージ送信順序近接度、メッセージ送信時間近接度、及び/又は送信ユーザー識別子近接度)の分析に基づいて決定され得る。別の実施形態では、会話プリミティブ識別子は、メッセージ送信順序近接度、メッセージ送信時間近接度、及び/又は送信ユーザー識別子近接度のみに基づいて決定されてもよい。
【0073】
[例示的なシステムアーキテクチャ]
本開示の方法、装置、及びコンピュータプログラム製品は、さまざまなデバイスのいずれかにより具現化されてよい。例えば、例示的な実施形態の方法、装置、及びコンピュータプログラム製品は、1つ以上のクライアントデバイス等、1つ以上のデバイスと通信するように構成されるサーバ又は他のネットワークエンティティ等のネットワーク化されたデバイス(例えば、エンタープライズプラットフォーム)により具現化されてよい。これに加えて又はこれに代えて、演算デバイスは、パーソナルコンピュータ又はコンピュータワークステーション等の固定演算デバイスを含んでよい。さらに、例示的な実施形態は、携帯型情報端末(PDA)、携帯電話、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ウェアラブル機器、又は上述のデバイスの任意の組み合わせ等、さまざまな携帯デバイスのいずれかにより具現化されてよい。
【0074】
図1に本開示の実施形態が動作させうる例示的なグループベースコミュニケーションシステム105を示す。ユーザーは、クライアントデバイス101A~101Nを用いて通信ネットワーク104を介してグループベースコミュニケーションシステム105にアクセスしてよい。グループベースコミュニケーションシステム105は、少なくとも1つのグループベースコミュニケーションリポジトリ107と通信するグループベースコミュニケーションサーバ106を備えてよい。クライアントデバイス101A~101Nは、ピアツーピアでインタラクトしてよく、又はグループベースコミュニケーションサーバ106及びグループベースコミュニケーションリポジトリ107を介してインタラクトしてよい。
【0075】
通信ネットワーク104は、例えば有線又は無線のローカルエリアネットワーク(LAN)、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、広域ネットワーク(WAN)等を含む任意の有線又は無線の通信ネットワーク、ならびに有線又は無線の通信ネットワークを実装するために必要とされる任意のハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェア(例えば、ネットワークルータ等)を備えてよい。例えば、通信ネットワーク104としては、携帯電話ネットワーク、902.11ネットワーク、902.16ネットワーク、902.20ネットワーク、及び/又はWiMaxネットワークが挙げられうる。さらに、通信ネットワーク104としては、インターネット等の公共ネットワーク、イントラネットワーク等の私的ネットワーク、又はこれらの組み合わせが挙げられ、かつTCP/IPベースのネットワークプロトコルを含むがこれらに限定されない現在利用可能であるか、又は後で開発されるさまざまなネットワークプロトコルを利用してよい。例えば、ネットワークプロトコルは、グループベースコミュニケーションシステムの要求に適合するようにカスタマイズされてよい。いくつかの実施形態では、プロトコルは、Websocketチャンネルを介して送信されるJSONオブジェクトのカスタムプロトコルである。いくつかの実施形態では、プロトコルは、JSON over RPC、JSON over REST/HTTP等である。
【0076】
グループベースコミュニケーションサーバ106は、1つ以上のコンピュータとして具現化されてよい。グループベースコミュニケーションサーバ106は、クライアントデバイス101A~101Nを含むが必ずしもこれらに限定されないさまざまなソースからの電子データの受信を提供してよい。例えば、グループベースコミュニケーションサーバ106は、クライアントデバイス101A~101N及び/又は外部電子メールリソース118との間でコミュニケーションメッセージデータ、外部メッセージデータ、要求、招待状、連絡、外部電子メールリソース識別子、ユーザープロファイル、リアクション通知等を送信し、かつ受信するように動作可能であってよい。グループベースコミュニケーションサーバ106は、グループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションインターフェイスを介する外部電子メールリソースエンティティによる限定エンゲージメントをプログラムで管理するように構成されてよい。いくつかの実施形態では、グループベースコミュニケーションサーバ106は、通信ネットワーク104を介するか、又は別の方法でグループベースコミュニケーションリポジトリ107と通信してよい。いくつかの実施形態では、グループベースコミュニケーションサーバ106は、1人以上の正規ユーザーに関連付けられている1つ以上の正規ユーザープロファイル及び/又は1人以上の限定ユーザーに関連付けられている1つ以上の限定プロファイルについてグループベースコミュニケーションインターフェイスにレンダリングされるべきデータを決定してよい。
【0077】
グループベースコミュニケーションリポジトリ107は、データストレージデバイス、例えば1つ以上のネットワーク接続ストレージ(NAS)デバイス、又は1つ以上の別個のデータベースサーバとして具現化されてよい。グループベースコミュニケーションリポジトリ107は、グループベースコミュニケーションサーバ106によりアクセスされ、かつ保存される情報を含み、グループベースコミュニケーションシステム105の動作を容易にする。例えば、グループベースコミュニケーションリポジトリ107は、グループベースコミュニケーションリポジトリ107内で構造化された複数の要求、招待状、連絡、識別子等を含んでよいが、これらに限定されない。例えば、グループベースコミュニケーションシステム105、例えばグループベースコミュニケーションサーバ106は、コミュニケーションメッセージデータ、外部メッセージデータ、要求、招待状、連絡、外部電子メールリソース識別子、ユーザープロファイル、リアクション通知等をグループベースコミュニケーションリポジトリ107に保存してよい。いくつかの実施形態では、グループベースコミュニケーションリポジトリ107は、通信ネットワーク104を介してグループベースコミュニケーションサーバ106と通信してよい。いくつかの実施形態では、グループベースコミュニケーションリポジトリ107及びグループベースコミュニケーションサーバ106は、グループベースコミュニケーションシステム105内に含まれてよい。
【0078】
クライアントデバイス101A~101Nは、上記で規定された任意の演算デバイスであってよい。グループベースコミュニケーションサーバ106によりクライアントデバイス101A~101Nから受信される電子データは、さまざまな形態及びさまざまな方法で提供されてよい。例えば、クライアントデバイス101A~101Nとしては、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、スマートフォン、ネットブック、タブレットコンピュータ、ウェアラブル機器等が挙げられうる。
【0079】
クライアントデバイス101A~101Nがスマートフォン又はタブレット等の携帯デバイスである実施形態では、クライアントデバイス101A~101Nは「アプリ」を実行してグループベースコミュニケーションシステム105とインタラクトしてよい。そのようなアプリは、典型的にはタブレット又はスマートフォン等の携帯デバイス上で実行されるように設計されてよい。例えば、iOS(登録商標)、Android(登録商標)、又はWindows(登録商標)等の携帯デバイス用オペレーティングシステム上で実行されるアプリが提供されてよい。これらのプラットフォームは、典型的には複数のアプリが互いに、かつ携帯デバイスのハードウェア要素及びソフトウェア要素と通信するのを可能にする枠組を提供する。例えば、上記の携帯オペレーティングシステムは、それぞれが位置サービス回路、有線ネットワークインターフェイス及び無線ネットワークインターフェイス、ユーザーの連絡先、及び他のアプリケーションとインタラクトするための枠組を提供する。アプリケーションの外部で実行されるハードウェアモジュール及びソフトウェアモジュールとの通信は、典型的には携帯デバイス用オペレーティングシステムにより提供されるアプリケーション・プログラミング・インターフェイス(API)を介して提供される。
【0080】
これに加えて又はこれに代えて、クライアントデバイス101A~101Nは、ウェブブラウザを介してグループベースコミュニケーションシステム105とインタラクトしてよい。さらに別の例として、クライアントデバイス101A~101Nは、グループベースコミュニケーションシステム105とインターフェイス接続するように設計されたさまざまなハードウェア又はファームウェアを備えてよい。
【0081】
例示的なグループベースコミュニケーションシステム105のいくつかの実施形態では、グループベースコミュニケーションメッセージ、要求、招待要求確認、外部電子メールリソース識別子、他の識別子、例えばグループベースコミュニケーションチャンネル識別子、グループ識別子、又は電子メールリソースエンティティ識別子、ユーザープロファイル、リアクション通知等がクライアントデバイス101A~101Nからグループベースコミュニケーションシステム105に送信されてよい。さまざまな実装形態で、コミュニケーションメッセージ、要求、招待要求確認、外部電子メールリソース識別子、他の識別子、例えばグループベースコミュニケーションチャンネル識別子、グループ識別子、又は電子メールリソースエンティティ識別子、ユーザープロファイル、リアクション通知等が通信ネットワーク104を介してクライアントデバイス101A~101Nにより直接的にグループベースコミュニケーションシステム105に送信されてよく、コミュニケーションメッセージ、要求、招待要求確認、外部電子メールリソース識別子、他の識別子、例えばグループベースコミュニケーションチャンネル識別子、グループ識別子、又は電子メールリソースエンティティ識別子、ユーザープロファイル、リアクション通知等が仲介物、例えば中間サーバ又は別のクライアントデバイス101A~101N等を介してグループベースコミュニケーションシステム105に送信されてよい。例えば、クライアントデバイス101A~101Nは、クライアントアプリケーション(例えば、グループベースコミュニケーションアプリ)を実行するデスクトップ、ラップトップ、タブレット、スマートフォン等であってよい。一実装形態では、コミュニケーションメッセージ、要求、招待要求確認、外部電子メールリソース識別子、他の識別子、例えばグループベースコミュニケーションチャンネル識別子、グループ識別子、又は電子メールリソースエンティティ識別子、ユーザープロファイル、リアクション通知等は、データ、例えばクライアントデバイス識別子、送信ユーザー識別子、グループ識別子、グループベースコミュニケーションチャンネル識別子、外部電子メールリソースエンティティ識別子、コミュニケーションメッセージ中に埋め込まれた、ユーザーにより提供されたデータ、プロファイルデータ、グループベースコミュニケーションインターフェイスをレンダリングするために用いるテンプレートデータ、電子メールリソースエンゲージメントデータ、メッセージングコミュニケーションデータ、サードパーティメタデータ等を含んでよい。いくつかの実施形態では、データのうちの幾つかは、外部電子メールリソース118により提供されてよい。
【0082】
例示的な実施形態では、グループベースコミュニケーションシステム105は1つ以上の外部電子メールリソース118とも接続され、又は通信してよい。グループベースコミュニケーションシステム105、例えばグループベースコミュニケーションサーバ106は、通信ネットワーク104を介して1つ以上の外部電子メールリソース118と通信してよい。上記で考察したように、グループベースコミュニケーションシステム105は、1つ以上の外部電子メールリソース118から電子メールリソースエンゲージメントデータを含む1つ以上のリアクション通知を受信するように構成されてよい。
【0083】
外部電子メールリソースにより送信される電子メールリソースエンゲージメントデータは、グループベースコミュニケーションシステムにハイブリッド電子メールオブジェクトに対する返信を送信するように、電子メールクライアントに命令するユーザー入力を反映するデータを含んでよい。いくつかの実施形態では、電子メールリソースエンゲージメントデータは、ハイブリッド電子メールオブジェクト内に含まれるテキスト、絵文字、リンク等をレンダリングする試みを表すユーザー入力を反映するデータを含んでよい。いくつかの実施形態では、電子メールクライアントがハイブリッド電子メールオブジェクト内に含まれるテキスト、絵文字、リンク等をレンダリングする試みを表すユーザー入力を受信した後、ハイブリッド電子メールオブジェクト内に含まれるトラッキングピクセルがグループベースコミュニケーションシステムとの接続を確立することを試みてよい。電子メールリソースエンゲージメントデータは、リアクション通知として送信されてよい。
【0084】
いくつかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステム105は、外部電子メールリソース118から外部電子メールリソースエンティティ識別子を受信するように構成されてよい。外部電子メールリソースエンティティ識別子は、限定ユーザーに関連付けられている情報を含んでよい。グループベースコミュニケーションシステムは、外部電子メールリソースの情報が関連付けられている限定プロファイルを決定してよい。外部電子メールリソースエンティティ識別子は、電子メールアドレス、識別番号等として提供されてよい。
【0085】
[例示的なグループベースコミュニケーションシステムの構成]
クライアントデバイス101A~101N及び/又はグループベースコミュニケーションサーバ106を備えるグループベースコミュニケーションシステムは、1つ以上の演算システムにより具現化され、かつ図2に示す回路200に示す1つ以上の要素を備えてよい。回路200は、プロセッサ202、メモリ201、入力/出力回路203、通信回路205、及び限定エンゲージメントプロトコル回路206を備えてよい。いくつかの実施形態では、回路200は、グループベースコミュニケーションリポジトリ107も備えてよい。いくつかの実施形態では、グループベースコミュニケーションリポジトリは、メモリ201に保存されてよい。回路200は、本明細書で説明する動作を実行するように構成されてよい。これらの要素107及び201~206を機能的限定に関連して説明するが、特定の実装形態は特定のハードウェアの使用を必ず備えることを理解されたい。これらの要素106及び201~206のうちの特定のものが類似又は共通のハードウェアを備えてよいことも理解されたい。例えば、回路の2つの集合が同じプロセッサ、ネットワークインターフェイス、ストレージ媒体等の使用を活用して関連付けられている機能を実行し、その結果重複するハードウェアが回路のそれぞれの集合毎に必要とされないようにしてよい。したがって、装置の要素に関連して本明細書で用いる「回路」という用語の使用は、本明細書に説明する特定の回路に関連付けられている機能を実行するように構成される特定のハードウェアを含むものと理解されたい。
【0086】
「回路」という用語は、ハードウェアを含み、かついくつかの実施形態ではハードウェアを構成するソフトウェアを含むものとして広く理解されたい。例えば、いくつかの実施形態では、「回路」は処理回路、ストレージ媒体、ネットワークインターフェイス、入力/出力デバイス等を備えてよい。いくつかの実施形態では、回路200の他の要素が特定の回路の機能を提供し、又は補完してよい。例えば、プロセッサ202が処理機能を提供してよく、メモリ201がストレージ機能を提供してよく、通信回路205がネットワークインターフェイス機能等を提供してよい。
【0087】
いくつかの実施形態では、プロセッサ202(及び/もしくはコプロセッサ、又はプロセッサを補助し、又は別途プロセッサに関連付けられる任意の他の処理回路)は、装置の要素間で情報を渡すバスを介してメモリ201と通信してよい。メモリ201は非一時的であってよく、かつ例えば、1つ以上の揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリを含んでよい。換言すれば、例えばメモリは電子ストレージデバイス(例えば、コンピュータ可読ストレージ媒体)であってよい。メモリ201は、装置が本開示の例示的な実施形態によるさまざまな機能を実行するのを可能にする情報、データ、コンテンツ、アプリケーション、命令、識別子、要求、連絡等を保存するように構成されてよい。
【0088】
メモリ201としては、不揮発性コンピュータ可読ストレージ媒体、例えばフロッピーディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、ソリッドステートストレージ(SSS)(例えば、ソリッドステートドライブ(SSD)、ソリッドステートカード(SSC)、ソリッドステートモジュール(SSM))、エンタープライズフラッシュドライブ、磁気テープ、又は任意の他の非一時的磁気媒体等が挙げられうる。不揮発性コンピュータ可読ストレージ媒体としては、パンチカード、穿孔テープ、光マークシート(又は穴のパターン又は他の光学的に認識可能な記号を有する任意の他の物理媒体)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、コンパクトディスクリライタブル(CD-RW)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイディスク(BD)、任意の他の非一時的光媒体等も挙げられうる。そのような不揮発性コンピュータ可読ストレージ媒体としては、リードオンリメモリ(ROM)、プログラマブルリードオンリメモリ(PROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ(例えば、シリアル、NAND、NOR等)、マルチメディアメモリカード(MMC)、セキュアデジタル(SD)メモリカード、スマートメディアカード、コンパクトフラッシュ(CF)カード、メモリスティック等も挙げられうる。さらに、不揮発性コンピュータ可読ストレージ媒体としては、導電性ブリッジングランダムアクセスメモリ(CBRAM)、相変化ランダムアクセスメモリメモリ(PRAM)、強誘電体ランダムアクセスメモリ(FeRAM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(MRAM)、抵抗ランダムアクセスメモリ(RRAM)、シリコン-酸化物-窒化物-酸化物-シリコンメモリ(SONOS)、浮遊接合ゲートランダムアクセスメモリ(FJG RAM)、ミリピードメモリ、レーストラックメモリ等も挙げられうる。
【0089】
プロセッサ202は、異なる複数の方法で具現化されてよく、かつ例えば、独立して実行するように構成される1つ以上の処理デバイスを含んでよい。これに加えて又はこれに代えて、プロセッサは、バスを介して協働して命令、連続送信、及び/又はマルチスレッド化の独立した実行を可能にするように構成される1つ以上のプロセッサを含んでよい。「処理回路」という用語の使用は、シングルコアプロセッサ、マルチコアプロセッサ、装置内部の複数のプロセッサ、及び/又は遠隔プロセッサもしくは「クラウド」プロセッサを含むものとして理解されてよい。
【0090】
例示的な実施形態では、プロセッサ202はメモリ201内に保存されるか、又は他の方法でプロセッサによりアクセス可能な命令を実行するように構成されてよい。これに代えて又は加えて、プロセッサはハードコードされた機能を実行するように構成されてよい。したがって、ハードウェアもしくはソフトウェアによる方法、又はそれらの組み合わせにより構成されるかにかかわらず、プロセッサは本開示の実施形態による動作を実行することができる(例えば、回路に物理的に具現化される)エンティティを表すとともに、これに応じて構成されてよい。あるいは、別の例として、プロセッサがソフトウェア命令の実行部として具現化される場合、命令を実行する際に本明細書に説明するアルゴリズム及び/又は演算を実行するように、命令はプロセッサを具体的に構成してよい。
【0091】
いくつかの実施形態では、回路200は、プロセッサ202と通信してユーザーに出力を提供し、かついくつかの実施形態では、ユーザー入力の指標を受信しうる入力/出力回路203を備えてよい。入力/出力回路203はユーザーインターフェイスを備えてよく、かつディスプレイを備えてよく、かつウェブユーザーインターフェイス、モバイルアプリケーション、クライアントデバイス、キオスク等を備えてよい。いくつかの実施形態では、入力/出力回路203はキーボード、マウス、ジョイスティック、タッチスクリーン、タッチ領域、ソフトキー、マイク、スピーカ、又は他の入力/出力メカニズムも備えてよい。プロセッサ及び/又はプロセッサを備えるユーザーインターフェイス回路は、プロセッサによりアクセス可能なメモリ(例えば、メモリ201等)に保存されたコンピュータプログラム命令(例えば、ソフトウェア及び/又はファームウェア)により1つ以上のユーザーインターフェイス要素の1つ以上の機能を制御するように構成されてよい。
【0092】
通信回路205は、ネットワーク及び/又は回路200と通信する任意の他のデバイス、回路、もしくはモジュールとの間でデータを受信し、かつ/又は送信するように構成されるハードウェア又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせで具現化される任意の手段、例えばデバイス又は回路であってよい。この点で、通信回路205は例えば、有線又は無線の通信ネットワークとの通信を可能にするネットワークインターフェイスを備えてよい。例えば、通信回路205は、1つ以上のネットワークインターフェイスカード、アンテナ、バス、スイッチ、ルータ、モデム、及び支援ハードウェア及び/もしくは支援ソフトウェア、又はネットワークを介する通信を可能にするのに適した任意の他のデバイスを備えてよい。これに加えて又はこれに代えて、通信インターフェイスはアンテナとインタラクトして当該アンテナを介して信号を送信させ、又は当該アンテナを介して受信する信号の受信を処理する回路を備えてよい。
【0093】
グループベースコミュニケーション回路204は、グループベースコミュニケーションシステム105を支援するように構成されるハードウェアを備える。グループベースコミュニケーション回路204は、処理回路、例えばプロセッサ202を利用してこれらの動作を実行してよい。グループベースコミュニケーション回路204は、グループベースコミュニケーションリポジトリ107からのデータを送信し、かつ/又は受信してよい。いくつかの実装形態では、送信データ及び/又は受信データは、複数のグループベースコミュニケーションチャンネル間で構造化されたエンタープライズベースのデジタルオブジェクトコンテンツであってよい。いくつかの実施形態では、グループベースコミュニケーション回路204が別個のプロセッサ、特別に構成されたフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は特定用途向けインターフェイス回路(ASIC)を備えてよいことも理解されたい。
【0094】
限定エンゲージメントプロトコル回路206は、グループベースコミュニケーションシステム105の動作を支援する限定エンゲージメントプロトコルを適用するように構成されるハードウェアを備える。限定エンゲージメントプロトコル回路206は、処理回路、例えばプロセッサ202を利用してこれらの動作を実行してよい。いくつかの実施形態では、グループベースコミュニケーション回路204は別個のプロセッサ、特別に構成されたフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は特定用途向けインターフェイス回路(ASIC)を備えてよいことも理解されたい。
【0095】
上記のように、かつ本開示に基づいて理解されるように、本開示の実施形態は方法、携帯デバイス、バックエンドネットワークデバイス等として構成されてよい。したがって、実施形態は、専らハードウェアを備えるか、又はソフトウェア及びハードウェアの任意の組み合わせを備えるさまざまな手段を備えてよい。さらに、実施形態は少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体におけるコンピュータプログラム製品の形態を取り、コンピュータ可読プログラム命令(例えば、コンピュータソフトウェア)を当該ストレージ媒体において具現化させてよい。非一時的ハードディスク、CD-ROM、フラッシュメモリ、光ストレージデバイス、又は磁気ストレージデバイスを含む任意の適したコンピュータ可読ストレージ媒体が利用されてよい。
【0096】
[例示的なグループベースコミュニケーションシステムの動作]
ここで図3を参照し、グループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションインターフェイスを用いて外部電子メールリソースエンティティによる限定エンゲージメントをプログラムで管理するグループベースコミュニケーションシステム105のさまざまな要素、例えばグループベースコミュニケーションサーバ106を具現化するために用いられる装置の例示的な実施形態により実行される動作を示すフローチャートを提供する。本明細書の図3及び他のフローチャートは例示のためのものであり、かつ本明細書で別途記載のない限り限定ではない。別途の言及がない限り、図3及び他のフローチャートで考察されるさまざまな動作は、本開示の同じ実施形態又は別々の実施形態で用いられてよい。
【0097】
図3の任意のブロック300に示すように、装置は外部電子メールリソースエンティティ識別子を含む招待要求を受信する手段、例えば通信回路205、プロセッサ202等を備える。招待要求は、グループベースコミュニケーションチャンネルのユーザーに関連付けられているクライアントデバイス101A~101Nから送信されてよい。招待要求は、外部電子メールリソースエンティティ識別子により識別された外部電子メールリソースエンティティが招待されてグループベースコミュニケーションシステムの限定ユーザーとなることを示す。いくつかの実施形態では、招待要求は、外部電子メールリソースに関連付けられている1つ以上の外部電子メールリソースエンティティ識別子、いくつかの実施形態では、外部電子メールリソースに関連付けられているすべての外部電子メールリソースエンティティ識別子への招待要求メッセージを含むバルク招待の一部としてグループベースコミュニケーションシステムにより自動的に生成されてよい。
【0098】
招待要求は暗号化されてよい。いくつかの実施形態では、招待要求はグループ識別子及び/又はグループベースコミュニケーションチャンネル識別子を含んでよい。いくつかの実施形態では、招待要求が所定のセキュリティプロトコルを満たすクライアントデバイスから送信される場合にのみ、特定の所定の高いセキュリティのグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられているグループベースコミュニケーションチャンネル識別子を含む招待要求のみが受け入れられてよい。例えば、そのような所定のセキュリティプロトコルは、特定の事前承認されたユーザープロファイル、例えばチャンネルの所有者に関連付けられているクライアントデバイスのみがプロトコルを満たすと規定してよい。いくつかの実施形態では、招待要求メッセージは、チャンネル内の1人以上のユーザーに関連付けられている外部電子メールリソースのみに送信されうる。
【0099】
図3の任意のブロック310に示すように、装置は、外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスに、招待要求に関連付けられている招待要求メッセージを送信する手段、例えば通信回路205、プロセッサ202等を備える。招待要求メッセージは外部電子メールリソースアドレスを含んでよい。招待要求メッセージは外部電子メールリソース118に送信されてよい。次に、外部電子メールリソース118は招待要求メッセージを解析し、かつ外部電子メールリソースエンティティ識別子により識別された外部電子メールリソースエンティティを識別する。外部電子メールリソースエンティティ識別子により識別された外部電子メールリソースエンティティに関連付けられている電子メールクライアントは、表示のために招待要求メッセージをレンダリングしてよい。装置はさらに、外部電子メールリソースエンティティ識別子を少なくとも1つのグループ識別子及び少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けてよい。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのグループ識別子及び少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子は、招待要求メッセージ内に含まれてよい。いくつかの実施形態では、外部電子メールリソースエンティティ識別子も少なくとも1つのグループベースコミュニケーションインターフェイス識別子に関連付けられていると判定される。
【0100】
いくつかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、招待要求メッセージを開始したクライアントデバイスに関連付けられているユーザープロファイルに関連付けられている少なくとも1つのグループ識別子及び少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子に基づいて、少なくとも1つのグループ識別子及び少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子を自動的に識別してよい。いくつかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、招待要求メッセージに関連付けられているユーザー選択フィールドを用いてレンダリングされるグループベースコミュニケーションインターフェイスに関連付けられているグループベースコミュニケーションチャンネルに基づいて、少なくとも1つのグループ識別子及び少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子を自動的に識別してよい。
【0101】
装置は、外部電子メールリソースエンティティ識別子、少なくとも1つのグループ識別子、及び少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子をグループベースコミュニケーションシステムの限定プロファイルに保存する手段を備える。限定プロファイルは、上記に規定したように限定ユーザーに関連付けられるユーザープロファイルである。限定プロファイルは、例えば限定ユーザー識別子、ユーザーにアクセスが許可されているグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられている1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネル識別子、ユーザーが関連付けられているグループの1つ以上のグループ識別子、ユーザーが任意のグループベースコミュニケーションチャンネルへの限定を有するかについての指標、複数のメッセージ、複数の会話、複数の会話のトピックス、グラフィック表現、外部電子メールリソースエンティティ識別子、外部電子メールリソースアドレス、本名(例えば、John Doe)、ユーザー名、時間帯、地位等を含んでよい。ユーザーにアクセスが許可されているグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられている1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネル識別子は、以前に識別された/提供された少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子と同じであってよい。いくつかの実施形態では、限定プロファイルはグループベースコミュニケーションリポジトリ107に保存されてよい。
【0102】
図3のブロック320に示すように、装置は、グループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられているチャンネルメッセージコーパスの1つ以上のコミュニケーションメッセージを受信する手段、例えば通信回路205、プロセッサ202等を備える。コミュニケーションメッセージは、外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられており、コミュニケーションメッセージはタイムスタンプデータを含む。
【0103】
図3のブロック330に示すように、装置は、外部電子メールリソースエンティティ識別子がグループベースコミュニケーションシステムの限定プロファイルに関連付けられているかを判定するためにグループベースコミュニケーションリポジトリへのクエリを作成する手段、例えば通信回路205、プロセッサ202等を備える。
【0104】
図3のブロック340に示すように、装置は、外部電子メールリソースエンティティ識別子が限定プロファイルに関連付けられていると判定すると、限定エンゲージメントプロトコルを1つ以上のコミュニケーションメッセージに適用する手段、例えばプロセッサ202、メモリ201、限定エンゲージメントプロトコル回路206等を備える。いくつかの実施形態では、限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、招待要求メッセージが送信された時間を示す招待要求メッセージに関連付けられているタイムスタンプデータを、1つ以上のコミュニケーションメッセージに関連付けられているタイムスタンプデータと比較し、当該1つ以上のコミュニケーションメッセージに関連付けられているタイムスタンプデータのすべてが招待要求メッセージに関連付けられているタイムスタンプデータよりも早い時間を示すかを判定することを含む。いくつかの実施形態では、1つ以上のコミュニケーションメッセージに関連付けられているタイムスタンプデータのすべてが招待要求メッセージに関連付けられているタイムスタンプデータよりも早い時間を示さない場合、限定エンゲージメントプロトコルは満たされない。
【0105】
上記で規定したように、限定エンゲージメントプロトコルは、グループベースコミュニケーションシステムの限定ユーザーのエンゲージメントを管理する条件を規定する規則の集合である。
【0106】
いくつかの実施形態では、限定エンゲージメントプロトコルは、限定エンゲージメントプロトコル学習モデルにより開発されてよい。いくつかの実施形態では、限定エンゲージメントプロトコル学習モデルは、ランダムフォレスト学習モデル、ロジスティック回帰学習モデル、ニューラルネットワーク等のうちの1つ又は組み合わせであってよい。いくつかの実施形態では、限定エンゲージメントプロトコル学習モデルは、1つ以上の限定ユーザープロファイルに関連付けられているリアクション通知、グループベースコミュニケーションメッセージ、及び他のデータからトレーニングデータとして解析されたデータを利用してよい。いくつかの実施形態では、限定エンゲージメントプロトコル学習モデルは、図6図9に関連して考察される複数の閾値のうちの1つ以上を提供し、又は変更してよい。いくつかの実施形態では、限定エンゲージメントプロトコル学習モデルは、ユーザーが電子メールとの活発なエンゲージメントを有する可能性が最も高い期間、メッセージに対するユーザーの応答とメッセージのトピックスとの間の典型的時間等を含むが、これらに限定されないさまざまな要因を考慮してよい。これらの要因が過去のデータに基づいて判定され、かつロジック回帰、ニューラルネットワーク、又は他のモデルとともに用いられることで、ユーザーが特定の時間ウィンドウで特定のメッセージに応答する可能性を予測してよい。それに応じて、グループベースコミュニケーションシステムは限定エンゲージメントプロトコルを調整し、応答の可能性を最大化するが、それと同時に短時間で多すぎるメッセージの送信を最小化してよい。
【0107】
上記で規定したように、チャンネルメッセージコーパスは、グループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられている一連の1つ以上のコミュニケーションメッセージである。いくつかの実施形態では、チャンネルメッセージコーパスは、所定のトリガに基づいて構築される。いくつかの実施形態では、チャンネルメッセージコーパスは、タイムスタンプデータに基づいてグループベースコミュニケーションメッセージを定期的に収集することにより構築される。いくつかの実施形態では、チャンネルメッセージコーパスは、追加のコミュニケーションメッセージをチャンネルメッセージコーパスに加えることにより編集されてよい。いくつかの実施形態では、チャンネルメッセージコーパスは、同じグループベースコミュニケーションチャンネル識別子を有する規定された数のメッセージが受信された後にグループベースコミュニケーションメッセージを収集することにより構築される。いくつかの実施形態では、チャンネルメッセージコーパスは、チャンネルメッセージコーパスを構築する要求(例えば、ユーザー要求)を受信した後にグループベースコミュニケーションメッセージを収集することにより構築される。いくつかの実施形態では、チャンネルメッセージコーパスのすべてが、グループベースコミュニケーション識別子をチャンネルと共有するグループベースコミュニケーションメッセージを含む。
【0108】
いくつかの実施形態では、装置は、チャンネルメッセージコーパスの2つ以上のコミュニケーションメッセージに限定エンゲージメントプロトコルを適用してよい。2つ以上のコミュニケーションメッセージに限定エンゲージメントプロトコルを適用するかどうかは、限定エンゲージメントプロトコルにより規定されてよい。例えば、限定エンゲージメントプロトコルは、限定エンゲージメントプロトコルがレンダリングされるすべてのコミュニケーションメッセージに適用される必要があると規定してよい。限定エンゲージメントプロトコルを適用する例を図6図9に示す。
【0109】
図3のブロック350に示すように、装置は、コミュニケーションメッセージが限定エンゲージメントプロトコルを満たす状況で外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、外部リソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスに、1つ以上のコミュニケーションメッセージに関連付けられているコミュニケーションメッセージデータを送信する手段、例えばプロセッサ202、メモリ201、通信回路205等を備える。コミュニケーションメッセージデータは、グループベースコミュニケーションチャンネルからの1つ以上のグループベースコミュニケーションメッセージに基づいてグループベースコミュニケーションシステムにより生成されるデータである。コミュニケーションメッセージデータは、1つ以上のグループベースコミュニケーションメッセージのテキスト、絵文字、リンク等を含んでよい。いくつかの実施形態では、コミュニケーションメッセージデータはさらにトラッキングピクセルを含んでよい。コミュニケーションメッセージデータは、このデータを受信する電子メールクライアントと一致する、テンプレート化され、又は構造化されたテンプレート情報であってよい。
【0110】
新たなグループベースコミュニケーションメッセージがグループベースコミュニケーションシステム105により受信された後に、動作320~350が繰り返されてよい。いくつかの実施形態では、グループベースコミュニケーションチャンネル識別子を有する規定された数の新たなグループベースコミュニケーションメッセージが識別された後に、限定エンゲージメントプロトコルが適用されてよい。いくつかの実施形態では、限定エンゲージメントプロトコルは、所定の期間後に適用されてよい。
【0111】
[例示的なグループベースコミュニケーションインターフェイス]
図4Aに、招待要求のユーザー入力を提供するためにユーザーにより作動可能であってよいグループベースコミュニケーションインターフェイス内部の例示的な要素を示す。例示的な実施形態では、グループベースコミュニケーションシステム105は、招待要求を開始するユーザーに関連付けられているクライアントデバイスからの選択入力を受信してよい。示している例示的な実施形態では、ユーザー識別子410により識別されているユーザーに関連付けられているクライアントデバイスは、グループベースコミュニケーションチャンネル又はグループベースコミュニケーションシステムのメンバーではない識別子に言及しているグループベースコミュニケーションメッセージを送信し、かつレンダリングした。そのようなメッセージを識別すると、グループベースコミュニケーションシステム105は、グループベースコミュニケーションインターフェイス内にレンダリングするために、新たな限定ユーザーを招待するかに関する選択入力を提供するために作動可能な選択フィールド430を含むグループベースコミュニケーションメッセージ420を送信する。いくつかの実施形態では、ユーザー識別子410により識別されたユーザーは、招待要求に関連付けられるべき外部電子メールリソースエンティティ識別子を提供することが必要な場合がある。いくつかの実施形態では、レンダリングされるグループベースコミュニケーションインターフェイスに関連付けられているグループベースコミュニケーションチャンネル識別子に基づいて、グループ識別子及びグループベースコミュニケーションチャンネル識別子がグループベースコミュニケーションシステムにより自動的に識別されてよい。
【0112】
図4Bに、招待要求のユーザー入力を提供するためにユーザーにより作動可能であってよいグループベースコミュニケーションインターフェイスによりプロンプトされ、又は提示/送信されてよい別の例示的なインターフェイスを示す。例示的な実施形態では、グループベースコミュニケーションシステム105は、招待要求を開始するユーザーに関連付けられているクライアントデバイスからユーザー入力を受信してよい。示している例示的な実施形態では、ユーザーは、1つ以上の外部電子メールリソースエンティティ識別子(示している例では電子メールアドレス)を入力フィールド440内に提供してよい。任意で、ユーザーは、招待されるべき限定ユーザーに関連付けられている識別子も提供してよい(示している例では本名)。ユーザーは、1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネル識別子も入力フィールド450内に提供してよい。
【0113】
図4Cに、招待要求のユーザー入力を提供するためにユーザーにより作動可能であってよいグループベースコミュニケーションインターフェイスによりプロンプトされ、又は提示/送信されてよいさらに別の例示的なインターフェイスを示す。例示的な実施形態では、グループベースコミュニケーションシステム105は、招待要求を開始するユーザーに関連付けられているクライアントデバイスからユーザー入力を受信してよい。示している例示的な実施形態では、ユーザーは、1つ以上の外部電子メールリソースエンティティ識別子(示している例では電子メールアドレス)を入力フィールド460内に提供してよい。任意で、ユーザーは、限定ユーザーへのメッセージも入力フィールド470内に入力してよい。
【0114】
[さらなる例示的なグループベースコミュニケーションシステムの動作]
ここで図5を参照し、グループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションインターフェイスを用いて外部電子メールリソースエンティティによる限定エンゲージメントをプログラムで管理するグループベースコミュニケーションシステム105のさまざまな要素、例えばグループベースコミュニケーションサーバ106を具現化するために用いられる装置の例示的な実施形態により実行される動作を示すフローチャートを提供する。
【0115】
図5のブロック500に示すように、装置は、外部リソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスから外部メッセージデータを受信する手段、例えばプロセッサ202、メモリ201、通信回路205等を備える。外部メッセージデータは、少なくとも1つのグループ識別子及び少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子を含む。外部メッセージデータは、グループベースコミュニケーションインターフェイス内にレンダリングされるテキスト、絵文字等も含んでよい。
【0116】
図5のブロック510に示すように、装置は、外部電子メールリソースエンティティ識別子がグループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられている限定プロファイルに関連付けられているかを判定するためにグループベースコミュニケーションリポジトリへのクエリを作成する手段、例えば通信回路205、プロセッサ202等を備える。いくつかの実施形態では、外部メッセージデータが限定プロファイルに関連付けられている一意な識別子、例えば限定エンゲージメントのために作成された、グループベースコミュニケーションシステムに関連付けられている特別な電子メールアドレスを含む場合に、外部電子メールリソースエンティティ識別子は、グループベースコミュニケーションシステムの限定プロファイルに関連付けられているとみなされる。
【0117】
図5のブロック520に示すように、装置は、少なくとも1つのグループ識別子及び少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられているグループベースコミュニケーションインターフェイス内にレンダリングするためにコミュニケーションメッセージを送信する手段、例えばプロセッサ202、メモリ201、通信回路205等を備える。レンダリングされるコミュニケーションメッセージは、他のグループベースコミュニケーションメッセージのフォーマットで書式設定されてよい。いくつかの実施形態では、レンダリングされるコミュニケーションメッセージは、コミュニケーションメッセージの送信元が限定ユーザーであることを示す注釈を含んでよい。いくつかの実施形態では、外部電子メールリソースエンティティ識別子に基づいて、例えば外部電子メールリソースエンティティ識別子を解析することにより生成されたユーザー名もコミュニケーションメッセージとともにレンダリングされてよい。
【0118】
ここで図6図9を参照する。図6図9に限定エンゲージメントプロトコルに考えられるさまざまな例示的規則を適用する例を示す。限定エンゲージメントプロトコルにおける規則は組み合わされ、所定のさまざまなモデルにより重み付けされ、削除され、かつ加えられてよいことに留意されたい。限定エンゲージメントプロトコルにおける規則は、限定エンゲージメントプロトコルに関連付けられている限定ユーザープロファイル、グループベースコミュニケーションチャンネル、及び/又はグループに基づいて規定されてよい。
【0119】
ここで図6を参照する。図6のブロック600に示すように、装置は、コミュニケーションメッセージデータとして外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスに送信されなかった1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの最新の2つのコミュニケーションメッセージに関連付けられているタイムスタンプデータを比較する手段、例えばプロセッサ202、メモリ201等を備える。いくつかの実施形態では、装置は、1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの第1コミュニケーションメッセージに関連付けられているタイムスタンプデータを比較することにより1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの最新の2つのコミュニケーションメッセージを識別する。いくつかの実施形態では、装置は、コミュニケーションメッセージデータ及びコミュニケーションメッセージの送信に関連付けられている時系列順を示す順序付きリストを保存する。順序付きリストは、1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの最新の2つのコミュニケーションメッセージを識別するために利用されてよい。
【0120】
図6のブロック610に示すように、装置は、最新の2つのグループベースコミュニケーションメッセージのレンダリングの間の時間差が所定のメッセージ時間閾値を満たす状況で限定エンゲージメントプロトコルが満たされたと判定する手段、例えばプロセッサ202、メモリ201等を備える。例えば、いくつかの実施形態では、最新の2つのグループベースコミュニケーションメッセージのレンダリングの間の時間差が1時間という所定の時間閾値を超える場合、装置は、限定エンゲージメントプロトコルが満たされたと判定してよい。いくつかの実施形態では、追加の要件は、レンダリングされた最新の2つのグループベースコミュニケーションメッセージ内のテキスト、絵文字等がコミュニケーションメッセージデータの一部として外部電子メールリソースにまだ送信されていないということである。
【0121】
ここで図7を参照する。図7のブロック700に示すように、装置は、コミュニケーションメッセージデータとしての外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスに送信されなかった1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの第1コミュニケーションメッセージに関連付けられているタイムスタンプデータを、現在時刻に関連付けられているタイムスタンプデータと比較する手段、例えばプロセッサ202、メモリ201等を備える。いくつかの実施形態では、装置は、1つ以上のコミュニケーションメッセージのそれぞれに関連付けられているタイムスタンプデータを比較することによりレンダリングされた1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの第1コミュニケーションメッセージを識別する。いくつかの実施形態では、装置は、コミュニケーションメッセージデータ及びコミュニケーションメッセージの送信に関連付けられている時系列順を示す順序付きリストを保存する。順序付きリストは、1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの第1のメッセージを識別するために利用されてよい。
【0122】
図7のブロック710に示すように、装置は、1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの第1のコミュニケーションメッセージのレンダリングと、現在時刻に関連付けられているタイムスタンプデータとの間の時間差が所定のメッセージ時間閾値を満たす状況で限定エンゲージメントプロトコルが満たされたと判定する手段、例えばプロセッサ202、メモリ201等を備える。例えば、いくつかの実施形態では、1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの第1のコミュニケーションメッセージのレンダリングと、現在時刻に関連付けられているタイムスタンプデータとの間の時間差が1時間という所定のメッセージ時間閾値を超える場合、装置は、限定エンゲージメントプロトコルが満たされたと判定してよい。
【0123】
ここで図8を参照すると、図8のブロック800に示すように、装置は、コミュニケーションメッセージデータとして外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスに送信されなかった1つ以上のコミュニケーションメッセージのそれぞれのコミュニケーションメッセージ毎に1つ以上の会話プリミティブ識別子を求める手段、例えばプロセッサ202、メモリ201等を備える。
【0124】
図8のブロック810に示すように、装置は、1つ以上の会話プリミティブ識別子の状況で限定エンゲージメントプロトコルが満たされたと判定する手段、例えばプロセッサ202、メモリ201等を含む。例えば、いくつかの実施形態では、会話プリミティブ識別子が同一ではない場合、1つ以上のコミュニケーションメッセージが同じ会話の一部でないことを示し、装置は、限定エンゲージメントプロトコルが満たされたと判定してよい。
【0125】
ここで図9を参照する。図9のブロック900に示すように、装置は、コミュニケーションメッセージデータとして外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスに送信されなかった1つ以上のコミュニケーションメッセージのメッセージ数を求める手段、例えばプロセッサ202、メモリ201等を備える。
【0126】
図9のブロック910に示すように、装置は、メッセージの数が所定の閾値を超える状況で限定エンゲージメントプロトコルが満たされたと判定する手段、例えばプロセッサ202、メモリ201等を備える。例えば、いくつかの実施形態では、レンダリングされた21個以上のコミュニケーションメッセージがある場合、装置は、限定エンゲージメントプロトコルが満たされたと判定してよい。
【0127】
いくつかの実施形態では、コミュニケーションメッセージが限定エンゲージメントプロトコルを満たすかを判定することは、1つ以上のコミュニケーションメッセージに関連付けられている1つ以上のユーザープロファイルと、限定プロファイルとの間の1つ以上の送信ユーザー近接度を決定することを含む。限定プロファイル、及び1つ以上のコミュニケーションメッセージに関連付けられている1つ以上のユーザープロファイルが所定の送信ユーザー近接度閾値を超える送信ユーザー近接度を有する場合、グループベースコミュニケーションシステムは、限定エンゲージメントプロトコルが満たされたと判定してよい。送信ユーザー識別子近接度は、同じグループベースコミュニケーションチャンネル内の2つ以上のコミュニケーションメッセージの送信ユーザー/限定ユーザーがどれだけ密接に関連付けられているかに基づいて決定される近接度の尺度である。送信ユーザー識別子近接度は、ユーザープロファイルに関連付けられているさまざまなメタデータに基づいて生成される送信ユーザー近接度中間値の集合の加算、又は別途所定の式もしくは学習モデルにより提供される式による計算により算出されてよい。例えば、2つのメッセージの送信ユーザーの間で共有される3つの共通ワークスペースがある場合、共通ワークスペースの送信ユーザー近接度中間値は30に等しくなる。送信ユーザーの間で共有される7つの共通チャンネルがある場合、共通チャンネルの送信ユーザー近接度中間値は14に等しくなる。結果として、いくつかの実施形態では、2つのメッセージの送信ユーザーの送信ユーザー識別子近接度は、30+14=44となる。
【0128】
ここで図10を参照し、外部電子メールリソースから受信されるリアクション通知を管理する装置の例示的な実施形態により実行される動作を示すフローチャートを提供する。
【0129】
図10のブロック1000に示すように、装置は、ハイブリッド電子メールオブジェクトに関連付けられているリアクション通知であって、当該リアクション通知に関連付けられている一意な識別子であるリアクション識別子を含むリアクション通知、コミュニケーションメッセージに関連付けられているコミュニケーションメッセージ識別子、及び外部電子メールリソースエンティティ識別子を受信する手段、例えば通信回路205、プロセッサ202等を備える。
【0130】
図10のブロック1010に示すように、装置は、コミュニケーションメッセージに関連付けられているグループベースコミュニケーションインターフェイス内にレンダリングするために、外部電子メールリソースエンティティに関連付けられているメッセージリアクションを送信する手段、例えば通信回路205、プロセッサ202等を備える。メッセージリアクションは、テキスト、絵文字、スレッドコミュニケーションメッセージの作成等の形態を取ってよい。メッセージリアクションは、グループベースコミュニケーションメッセージのフォーマットに応じて書式設定されてよい。
【0131】
いくつかの実施形態では、限定プロファイルに関連付けられている限定エンゲージメントプロトコルは、リアクション通知に基づいて調整されてよい。例えば、グループベースコミュニケーションシステムが送信済みコミュニケーションメッセージデータにより分割されるリアクション通知の受信の比率がより高いことを検出した場合、グループベースコミュニケーションシステムは、限定エンゲージメントプロトコルを調整し、コミュニケーションメッセージデータを外部電子メールリソースアドレスに、より頻繁に送信してよい。グループベースコミュニケーションシステムは、図6図9に関連して説明した閾値を調整することにより限定エンゲージメントプロトコルを調整してよい。
【0132】
本明細書は多くの具体的な実装の詳細を含むが、これらは任意の開示又は主張されうることの範囲に対する限定としてではなく、むしろ特定の開示の特定の実施形態に特有の機能の説明として解釈されるべきである。別々の実施形態との関連で本明細書に説明する特定の機能を単一の実施形態で組み合わせて実装することもできる。反対に、単一の実施形態との関連で説明するさまざまな特徴を複数の実施形態に別々に、又は任意の適したサブコンビネーションで実装することもできる。さらに、機能を上記に特定の組み合わせで動作するものとして説明し、かつ初期的にもそのようなものとして主張しうるが、いくつかの場合には主張する組み合わせの1つ以上の機能を当該組み合わせから削除することができ、かつ主張する組み合わせはサブコンビネーション又はサブコンビネーションの変形例を対象としてもよい。
【0133】
同様に、動作を特定の順序で図面に図示しているが、これは所望の結果を達成するために、そのような動作が、示している特定の順序又は連続的順序で実行されること、又は示しているすべての動作が実行されることを要求するものとして理解されるべきではない。特定の状況では、マルチタスキング及び並列処理が有利な場合がある。さらに、上記の実施形態でさまざまなシステム要素を分離した場合でも、すべての実施形態でそのような分離を要求するものとして理解されるべきではなく、かつ説明したプログラム要素及びシステムは、全体として単一のソフトウェア製品にともに一体化され、又は複数のソフトウェア製品にパッケージ化されうることを理解されたい。
【0134】
このように、本主題の特定の実施形態を説明した。他の実施形態が以下の特許請求の範囲に包含される。いくつかの場合には、特許請求の範囲で列挙される動作は、異なる順序で実行されても、所望の結果を達成することができる。さらに、添付の図面に図示する処理は、所望の結果を達成するために、示している特定の順序又は連続的順序を必ずしも要求するものではない。特定の実装形態では、マルチタスキング及び並列処理が有利な場合がある。
【0135】
上記のように、図3、及び図5図10は、本発明の例示的な実施形態による装置及び方法のフローチャートを示す。フローチャートの各ブロック及びフローチャートのブロックの組み合わせは、1つ以上のコンピュータプログラム命令を含むソフトウェアの実行に関連するさまざまな手段、例えばハードウェア、ファームウェア、プロセッサ、回路、及び/又は他のデバイスにより実装されてよいことが理解される。例えば、上記の複数の手順のうちの1つ以上は、コンピュータプログラム命令により具現化されてよい。理解されるように、任意のそのようなコンピュータプログラム命令は、もたらされるコンピュータ又は他のプログラミング可能な装置がフローチャートのブロックで特定した機能を実装するように、コンピュータ又は他のプログラミング可能な装置(例えばハードウェア)に読み込まれて機械を生成してよい。コンピュータ又は他のプログラミング可能な装置に特定の方法で機能するように指示しうるこれらのコンピュータプログラム命令はコンピュータ可読メモリ内に保存され、その結果、コンピュータ可読メモリ内に保存された当該命令が製造物品を生成してもよい。製造物品の実行により、フローチャートのブロックで特定された機能を実装する。コンピュータ又は他のプログラミング可能な装置上で実行される命令がフローチャートのブロックで特定された機能を実装する動作を提供するように、コンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラミング可能な装置に読み込まれ、コンピュータ又は他のプログラミング可能な装置上で一連の動作を実行させてコンピュータ実装処理を生成してもよい。
【0136】
したがって、フローチャートのブロックは、特定された機能を実行する手段の組み合わせ及び特定された機能を実行する動作の組み合わせの根拠となる。フローチャートの1つ以上のブロック及びフローチャートの複数のブロックの組み合わせは、特定された機能を実行する専用ハードウェアに基づくコンピュータシステム、又は専用ハードウェア及びコンピュータ命令の組み合わせにより実装されうることも理解される。
【0137】
いくつかの実施形態では、上記の複数の動作のうちの特定のものが変更され、又はさらに増強されてよい。さらに、いくつかの実施形態では、追加の任意の動作が含まれてよい。上記の動作に対する変更、追加、又は増強は任意の順序及び任意の組み合わせで実行されてよい。
【0138】
本開示が関係する技術分野の、上述の説明及び関連する図面に提示されている教示の利益を有する当業者は、本明細書に記載した開示の多くの変形例及び他の実施形態に想到する。したがって、本開示は、開示した特定の実施形態に限定されず、かつ変更例及び他の実施形態が添付の特許請求の範囲内に包含されることが意図されることを理解されたい。特定の用語を本明細書において採用しているが、これらの用語は、限定のためではなく包括的意味及び記述的意味のみで用いている。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2021-09-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
グループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションインターフェイスを用いて外部電子メールリソースエンティティによる限定エンゲージメントをプログラムで管理する装置であって、前記装置は、少なくともプロセッサと、前記プロセッサに関連付けられ、内部にコンピュータコード化された命令を有するメモリとを備え、前記コンピュータコード化された命令は、前記プロセッサにより実行されると、前記装置に、
グループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられているチャンネルメッセージコーパスのコミュニケーションメッセージを受信することであって、
前記コミュニケーションメッセージは、外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられており、
前記コミュニケーションメッセージは、タイムスタンプデータを含む、
コミュニケーションメッセージを受信することと、
前記外部電子メールリソースエンティティ識別子が前記グループベースコミュニケーションシステムの限定プロファイルに関連付けられているかを判定するために、グループベースコミュニケーションリポジトリにクエリを実行することであって、
前記限定プロファイルは、外部電子メールリソースエンティティ識別子、少なくとも1つのグループ識別子、少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子、及び限定ユーザー識別子を含む、
クエリを実行することと、
前記外部電子メールリソースエンティティ識別子が限定プロファイルに関連付けられていると判定すると、限定エンゲージメントプロトコルを、前記グループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられている前記チャンネルメッセージコーパスの前記コミュニケーションメッセージに適用することと、
外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記コミュニケーションメッセージに関連付けられているコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスに送信することと
を行わせるように構成される、装置。
【請求項2】
前記限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、
前記グループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられている1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの最新の2つのコミュニケーションメッセージに関連付けられているタイムスタンプデータを比較して、前記最新の2つのコミュニケーションメッセージの送信の間の時間差を特定することと、
前記最新の2つのコミュニケーションメッセージの送信の間の前記時間差が所定のメッセージ時間閾値を満たすと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記最新の2つのコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている前記外部電子メールリソースアドレスに送信することと
をさらに含む、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、
1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの第1コミュニケーションメッセージの送信に関連付けられているタイムスタンプデータと、現在時刻に関連付けられているタイムスタンプデータとを比較することと、
前記1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの前記第1コミュニケーションメッセージの前記送信と、前記現在時刻に関連付けられている前記タイムスタンプデータとの間の時間差が所定のメッセージ時間閾値を満たすと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている前記外部電子メールリソースアドレスに送信することと
をさらに含む、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、
1つ以上のコミュニケーションメッセージのそれぞれのコミュニケーションメッセージについて1つ以上の会話プリミティブ識別子を求めることと、
前記1つ以上の会話プリミティブ識別子が同一ではないと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている前記外部電子メールリソースアドレスに送信することと
をさらに含む、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、
送信された1つ以上のコミュニケーションメッセージのコミュニケーションメッセージ数を求めることと、
前記コミュニケーションメッセージ数が所定の閾値を超えたと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている前記外部電子メールリソースアドレスに送信することと
をさらに含む、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記コミュニケーションメッセージが前記限定エンゲージメントプロトコルを満たすかを判定することは、
1つ以上のコミュニケーションメッセージに関連付けられている1つ以上のユーザープロファイルと、前記限定プロファイルとの間の1つ以上の送信ユーザー近接度を求めることと、
前記1つ以上の送信ユーザー近接度が所定の閾値を超えたと判定すると、外部電子メールリソースによってハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている前記外部電子メールリソースアドレスに送信することと
を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記限定エンゲージメントプロトコルは、前記グループベースコミュニケーションチャンネル識別子、前記グループ識別子、又は前記限定プロファイルのうちの1つ以上に関連付けられている、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記コンピュータコード化された命令は、前記プロセッサにより実行されると、前記装置に
前記外部電子メールリソースエンティティ識別子を、少なくとも1つのグループベースコミュニケーションインターフェイス識別子に関連付けることをさらに行わせるように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記コンピュータコード化された命令は、前記プロセッサにより実行されると、前記装置に
前記ハイブリッド電子メールオブジェクトに関連付けられたリアクション通知を受信することであって、
前記リアクション通知は、リアクション識別子、前記コミュニケーションメッセージに関連付けられているコミュニケーションメッセージ識別子、及び前記外部電子メールリソースエンティティ識別子を含む、
リアクション通知を受信することと、
前記コミュニケーションメッセージに関連付けられている前記グループベースコミュニケーションインターフェイス内でレンダリング可能な前記外部電子メールリソースエンティティに関連付けられているメッセージリアクションを送信することと
をさらに行わせるように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記リアクション通知は、コミュニケーションメッセージデータをさらに含み、かつ前記メッセージリアクションは、前記コミュニケーションメッセージデータを含む、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
グループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションインターフェイスを用いて外部電子メールリソースエンティティによる限定エンゲージメントをプログラムで管理する、コンピュータによって実現される方法であって、
グループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられているチャンネルメッセージコーパスのコミュニケーションメッセージを受信することであって、
前記コミュニケーションメッセージは、外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられており、
前記コミュニケーションメッセージは、タイムスタンプデータを含む、
コミュニケーションメッセージを受信することと、
前記外部電子メールリソースエンティティ識別子が前記グループベースコミュニケーションシステムの限定プロファイルに関連付けられているかを判定するために、グループベースコミュニケーションリポジトリにクエリを実行することであって、
前記限定プロファイルは、外部電子メールリソースエンティティ識別子、少なくとも1つのグループ識別子、少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子、及び限定ユーザー識別子を含む、
クエリを実行することと、
前記外部電子メールリソースエンティティ識別子が限定プロファイルに関連付けられていると判定すると、限定エンゲージメントプロトコルを、前記グループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられている前記チャンネルメッセージコーパスの前記コミュニケーションメッセージに適用することと、
外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記コミュニケーションメッセージに関連付けられているコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている外部電子メールリソースアドレスに送信することと
を含む、コンピュータによって実現される方法。
【請求項12】
前記限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、
前記グループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられている1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの最新の2つのコミュニケーションメッセージに関連付けられているタイムスタンプデータを比較して、前記最新の2つのコミュニケーションメッセージの送信の間の時間差を特定することと、
前記最新の2つのコミュニケーションメッセージの送信の間の前記時間差が所定のメッセージ時間閾値を満たすと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記最新の2つのコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている前記外部電子メールリソースアドレスに送信することと
をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータによって実現される方法。
【請求項13】
前記限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、
1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの第1コミュニケーションメッセージの送信に関連付けられているタイムスタンプデータと、現在時刻に関連付けられているタイムスタンプデータとを比較することと、
前記1つ以上のコミュニケーションメッセージのうちの前記第1コミュニケーションメッセージの前記送信と、前記現在時刻に関連付けられている前記タイムスタンプデータとの間の時間差が所定のメッセージ時間閾値を満たすと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている前記外部電子メールリソースアドレスに送信することと
をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータによって実現される方法。
【請求項14】
前記限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、
1つ以上のコミュニケーションメッセージのそれぞれのコミュニケーションメッセージについて1つ以上の会話プリミティブ識別子を求めることと、
前記1つ以上の会話プリミティブ識別子が同一ではないと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている前記外部電子メールリソースアドレスに送信することと
をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータによって実現される方法。
【請求項15】
前記限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、
送信された1つ以上のコミュニケーションメッセージのコミュニケーションメッセージ数を求めることと、
前記コミュニケーションメッセージ数が所定の閾値を超えたと判定すると、外部電子メールリソースによりハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている前記外部電子メールリソースアドレスに送信することと
をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータによって実現される方法。
【請求項16】
前記限定エンゲージメントプロトコルを適用することは、
1つ以上のコミュニケーションメッセージに関連付けられている1つ以上のユーザープロファイルと、前記限定プロファイルとの間の1つ以上の送信ユーザー近接度を求めることと、
前記1つ以上の送信ユーザー近接度が所定の閾値を超えたと判定すると、外部電子メールリソースによってハイブリッド電子メールオブジェクトとしてレンダリングするために、前記1つ以上のコミュニケーションメッセージを含むコミュニケーションメッセージデータを、前記外部電子メールリソースエンティティ識別子に関連付けられている前記外部電子メールリソースアドレスに送信することと
をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータによって実現される方法。
【請求項17】
前記限定エンゲージメントプロトコルは、前記グループベースコミュニケーションチャンネル識別子、前記グループ識別子、又は前記限定プロファイルのうちの1つ以上に関連付けられている、請求項11に記載のコンピュータによって実現される方法。
【請求項18】
前記外部電子メールリソースエンティティ識別子を、少なくとも1つのグループベースコミュニケーションインターフェイス識別子に関連付けることをさらに含む、請求項11に記載のコンピュータによって実現される方法。
【請求項19】
前記ハイブリッド電子メールオブジェクトに関連付けられたリアクション通知を受信することであって、
前記リアクション通知は、リアクション識別子、前記コミュニケーションメッセージに関連付けられているコミュニケーションメッセージ識別子、及び前記外部電子メールリソースエンティティ識別子を含む、
リアクション通知を受信することと、
前記コミュニケーションメッセージに関連付けられている前記グループベースコミュニケーションインターフェイス内でレンダリングするために、前記外部電子メールリソースエンティティに関連付けられているメッセージリアクションを送信することと
をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータによって実現される方法。
【請求項20】
前記リアクション通知は、コミュニケーションメッセージデータをさらに含み、かつ前記メッセージリアクションは、前記コミュニケーションメッセージデータを含む、請求項19に記載のコンピュータによって実現される方法。
【国際調査報告】