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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-17
(54)【発明の名称】移動式総合テーブル
(51)【国際特許分類】
   A47B 31/00 20060101AFI20220209BHJP
【FI】
A47B31/00 D
A47B31/00 H
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021526470
(86)(22)【出願日】2019-11-28
(85)【翻訳文提出日】2021-06-29
(86)【国際出願番号】 KR2019016647
(87)【国際公開番号】W WO2020138741
(87)【国際公開日】2020-07-02
(31)【優先権主張番号】20-2018-0006089
(32)【優先日】2018-12-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521207276
【氏名又は名称】キム,ブ ソン
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】キム,ブ ソン
(57)【要約】
本発明は各種物品を載せておいた状態で又は載せるために目的地に容易に移動することが可能な移動式総合テーブルに関するものであり、より詳しくは、各種の机や食卓などの多様なテーブルに飲料、飲食物、コンピュータ、事務用作業台、業務資料などの物品を移して使うか、あるいはデパート、商店街の売場、野外パーティー場、家庭、ホテル、事務室、室内外の宴会討論場又は高級レストランなどで各種物品を載せるか載せておいた状態で比較的狭小な空間内でも安定的に物品を移送することができるように、移動が便利であり、装飾性が向上した移動式総合テーブルに関するものである。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種物品を載せることができる上板と、
前記上板の下部に平行に取り付けられ、各種物品が収納される下板と、
前記上板と前記下板を互いに離隔して支持する複数の支柱と、
前記上板の一方向への両側端にヒンジ部材を介して結合され、下方に折畳可能な一対の折畳板と、
前記上板を一方向に横切るように前記上板の下部に固定されたストッパー支持具と、
互いに対向するように前記ストッパー支持具にそれぞれスライド可能に取り付けられ、前記上板の一方向に出沒して前記一対の折畳板の下部を支持する一対のストッパーと、
前記下板の下部前方側に取り付けられたフロントホイールと、
前記下板の下部後方側に取り付けられたリアホイールとを含むことを特徴とする、移動式総合テーブル。
【請求項2】
前記上板には前記一対の折畳板が結合される部位を除いた残りの部位の周囲に沿って上方に突出するように第1離脱防止突条が形成されることにより、前記上板の上面に載せられた各種物品が前記上板から離脱して落下することを防止し、
前記下板には周囲に沿って上方に突出するように第2離脱防止突条が形成されることにより、前記下板の上面に載せられた各種物品が前記下板から離脱して落下することを防止し、
前記一対の折畳板にはそれぞれ前記上板と結合される部位を除いた残りの部位の周囲に沿って上方に突出するように第3離脱防止突条が形成されることにより、前記一対の折畳板の上面に載せられた各種物品が前記一対の折畳板から離脱して落下することを防止することを特徴とする、請求項1に記載の移動式総合テーブル。
【請求項3】
前記第1~第3離脱防止突条にはそれぞれ多様な装飾が印刷、刻印又は穿孔方式で形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の移動式総合テーブル。
【請求項4】
前記上板の一側には取っ手が備えられ、前記下板には各種容器を収納するための少なくとも一つの容器収納部材が取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載の移動式総合テーブル。
【請求項5】
前記ストッパー支持具は‘U’字形、‘コ’字形、又は‘一’字形の断面を有し、上部両端には外側に折り曲げられたフランジが形成され、前記フランジに形成された締結孔に貫通結合される締結部材を介して前記上板の下部に締結され、
前記一対のストッパーは前記ストッパー支持具の溝部に沿って長手方向にスライド可能に結合され、外側端部には下方に折り曲げられた取っ手が形成され、取っ手を介して把持した状態で前記ストッパー支持具に押し入れるか引き出すことによってスライドさせることを特徴とする、請求項1に記載の移動式総合テーブル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は各種物品を載せておいた状態で又は載せるために目的地に容易に移動することが可能な移動式総合テーブルに関するものであり、より詳しくは、各種の机や食卓などの多様なテーブルに飲料、飲食物、コンピュータ、事務用作業台、業務資料などの物品を移して使うか、あるいはデパート、商店街の売場、野外パーティー場、家庭、ホテル、事務室、室内外の宴会討論場又は高級レストランなどで各種物品を載せるか載せておいた状態で比較的狭小な空間内でも安定的に物品を移送することができるように、移動が便利であり、装飾性が向上した移動式総合テーブルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、世帯の構成が1人又は2人の住居形態に急激に変わっており、住居空間も狭小に変わっていることが現実である。一般に、事務室用机又は会議用テーブルは座った状態でのみ使えるように製作されており、居間テーブル、食卓などは体積や重さによって移動が容易でないから、各種物品を載せて容易に移動することができない問題があった。
【0003】
一方、従来技術によるテーブル(盆/トレイ)は固定的に又は比較的大きく製作されて取り付けられることにより、使用者が業務書類、飲料、飲食物類などの各種物品などを盆などのトレイに載せて移動しなければならないため、多くの作業時間及び煩わしさが伴い、距離によって相当な労動力が必要であるだけでなく、移動過程でトレイに載せた業務書類などの各種物品が落下する問題点が発生した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、本発明は従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、急変する社会構造(1人/2人家族)と健康及び自然に対する関心に応え、男女共同業務推進によるセクハラの是是非非を前もって解消し、多様な消費者の欲求を反映し、上板に載せられた各種物品の離脱を防止するとともに、比較的狭小な空間でも自由な移動が便利であり、装飾性が向上した移動式テーブルを提供することにその目的がある。
【0005】
特に、各種の机や食卓などの多様なテーブルによって飲料や飲食物、コンピュータ、事務用作業台、業務資料などの物品を移して使うか、あるいはデパート、商店街売場、野外パーティー場、家庭、ホテル、事務室、室内外の宴会討論場又は高級レストランなどで各種物品を載せるか載せた状態で比較的狭小な空間内でも安定的に物品を移送することができるように、移動が便利であり、装飾性が向上した移動式総合テーブルを提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するための本発明による一実施例では、各種物品を載せることができる上板と、前記上板の下部に平行に取り付けられ、各種物品が収納される下板と、前記上板と前記下板を互いに離隔して支持する複数の支柱と、前記上板の一方向への両側端にヒンジ部材を介して結合され、下方に折畳可能な一対の折畳板と、前記上板を一方向に横切るように前記上板の下部に固定されたストッパー支持具と、互いに対向するように前記ストッパー支持具にそれぞれスライド可能に取り付けられ、前記上板の一方向に出沒して前記一対の折畳板の下部を支持する一対のストッパーと、前記下板の下部前方側に取り付けられたフロントホイールと、前記下板の下部後方側に取り付けられたリアホイールとを含むことを特徴とする移動式総合テーブルを提供する。
【0007】
好ましくは、前記上板には前記一対の折畳板が結合される部位を除いた残りの部位の周囲に沿って上方に突出するように第1離脱防止突条が形成されることにより、前記上板の上面に載せられた各種物品が前記上板から離脱して落下することを防止し、前記下板には周囲に沿って上方に突出するように第2離脱防止突条が形成されることにより、前記下板の上面に載せられた各種物品が前記下板から離脱して落下することを防止し、前記一対の折畳板にはそれぞれ前記上板と結合される部位を除いた残りの部位の周囲に沿って上方に突出するように第3離脱防止突条が形成されることにより、前記一対の折畳板の上面に載せられた各種物品が前記一対の折畳板から離脱して落下することを防止することを特徴とすることができる。
【0008】
好ましくは、前記第1~第3離脱防止突条にはそれぞれ多様な装飾が印刷、刻印又は穿孔方式で形成されていることを特徴とすることができる。
【0009】
好ましくは、前記上板の一側には取っ手が備えられ、前記下板には各種容器を収納するための少なくとも一つの容器収納部材が取り付けられることを特徴とすることができる。
【0010】
好ましくは、前記ストッパー支持具は‘U’字形、‘コ’字形、又は‘一’字形の断面を有し、上部両端には外側に折り曲げられたフランジが形成され、前記フランジに形成された締結孔に貫通結合される締結部材を介して前記上板の下部に締結され、前記一対のストッパーは前記ストッパー支持具の溝部に沿って長手方向にスライド可能に結合され、外側端部には下方に折り曲げられた取っ手が形成され、取っ手を介して把持した状態で前記ストッパー支持具に押し入れるか引き出すことによってスライドさせることを特徴とすることができる。
【発明の効果】
【0011】
以上で説明したように、本発明によれば次のような効果を得ることができる。
【0012】
第一、本発明は、各種物品、例えば、各種の業務書類や物品類が載せられる上板の両側端にヒンジ部材を介して折畳可能であり、一対のストッパーによって展開状態で維持される一対の折畳板を取り付けることにより、上板の面積を増やしてより多量の業務書類、飲料又は飲食物類などの各種物品を収容することができる。
【0013】
第二、本発明は、上板の両側端に取り付けられた一対の折畳板が一対のストッパーによって下方に折畳可能に取り付けられることにより、狭小な室内又は狭い出入口でも安定的に各種物品を載せた状態で空間に制約されずに移動が可能である。
【0014】
第三、本発明は、各種物品、すなわち業務書類や飲食物類を収容する上板と下板に収納空間を充分に確保し、上下板と折畳板の周囲に沿って上方に突出するように離脱防止突条を形成することにより、各種の業務書類や飲食物類の離脱を防止するとともに、多様な装飾を提供して装飾性を向上させることができる。
【0015】
結局、現代のように健康を重要視する時代には、座って行う業務よりは、立って業務を行えば業務能率も向上し、各種の討論場でも自由な討論によって格調ある演出が予想され、そばの討論者にも干渉することなくより自由な行動が可能であるので、好む人が多くなり、高さ調整が可能であるだけでなく、堅固に製作され、大きな強制的な衝撃さえなければ半永久的に使用することができ、その分高級感が増すので、広く愛用されることが考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施例による移動式総合テーブルを説明する図である。
図2図1に示した移動式総合テーブルを分解して示す図である。
図3図1に示したA-A’断面線に沿って上板を切断して示す断面図である。
図4】本発明による一対の折畳板が折り畳まれる過程を説明する図である。
図5】本発明による一対の折畳板が折り畳まれる過程を説明する図である。
図6】本発明の実施例による移動式総合テーブルを基にして製作された移動式テーブルを示す図である。
図7図6に示した一対の折畳板が折り畳まれた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の利点及び特徴と、それを達成する方法を添付図面に基づいて詳細に後述する実施例を参照すると明らかになるであろう。しかし、本発明は以下で開示する実施例に限定されるものではなく、相違なる多様な形態に具現可能である。
【0018】
本明細書で、この実施例は本発明の開示を完全になるようにし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供するものである。そして、本発明は請求範囲の範疇によって定義されるだけである。よって、いくつかの実施例で、よく知られた構成要素、よく知られた動作及びよく知られた技術は本発明があいまいに解釈されることを避けるために具体的に説明しない。
【0019】
また、明細書全般にわたって同じ参照符号は同じ構成要素を指称する。そして、本明細書で使用する(言及する)用語は実施例を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書で、単数型は文句で特に言及しない限り複数型も含む。また、‘含む(又は備える)’と言及した構成要素及び動作は一つ以上の他の構成要素及び動作の存在又は追加を排除しない。
【0020】
他の定義がなければ、本明細書で使う全ての用語(技術的及び科学的用語を含む)は本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に共通して理解可能な意味として使われることができる。また、一般的に使われる辞書に定義されている用語は特に定義しない限り理想的に又は過度に解釈されてはいけない。
【0021】
以下、添付図面に基づいて本発明の技術的特徴を具体的に説明する。
【0022】
図1は本発明の実施例による移動式総合テーブルを説明する図、図2図1に示した移動式総合テーブルを分離して示す図、図3図1に示したA-A’断面線に沿って上板を切断して示す断面図である。
【0023】
図1図3を参照すると、本発明の実施例による移動式総合テーブル10は、各種物品、例えば各種業務書類、業務処理のために必要な各種部材(ノートブック型パソコン、PC、各種書類、参照資料、見本品など)、及び飲料又は飲食物類とこれらを摂取するために必要な各種部材(コップなど)が載せられる上板11を含む。
【0024】
上板11は、図2に示すように、上面に載せられた各種物品が滑るか倒れることがないように上面が平坦な平面構造を有する。
【0025】
ここで、上板11の形状、すなわち枠の形状は制限されない。例えば、円形、多角形、楕円形、又は複数の屈曲面の形状を有することができる。
【0026】
上板11は、一方向に、すなわち幅方向への両側部(一対の折畳板14が結合される両側部)を除いた残りの部位の周囲に沿って形成されるとともに上方に一定高さに突出するように、第1離脱防止突条111が形成されている。これにより、上板11の上面に載せられた各種物品が上板11の外部に離脱して落下することを防止する。
【0027】
第1離脱防止突条111は、薄板材、好ましくは金属板、より好ましくは審美感及び装飾性を向上させるために黄銅板からなり、装飾性を向上させるために、その側面には多様な装飾111aが印刷、刻印又は穿孔方式で形成されている。ここで、装飾111aは、記号、文様、形状、図形又はキャラクターのいずれか一つによって表現されることができる。
【0028】
また、上板11の上面一側部には、移動式総合テーブル10を押して移動させるために、取っ手112が取り付けられる。ここで、取っ手112は、例えば‘∩’字形、‘コ’字形、又は‘一’字形を有することができる。
【0029】
しかし、本発明の取っ手112が‘∩’字形、‘コ’字形、又は‘一’字形に制限されるものではなく、多様な構造を有することができる。そして、取っ手112の中間にはグリップ感と塗装のデザイン性を提供するために、木材や合成樹脂材からなるグリップ部をさらに備えることもできる。
【0030】
図1及び図2に示すように、本発明の実施例による移動式総合テーブル10は、上板11の下部に上板11に対して平行な方向に取り付けられ、上板11と同様に各種物品を収納する下板12を含む。
【0031】
下板12は、複数、好ましくは4個の支柱13を介して上板11の下部に固定される。すなわち、上板11の下部は支柱13を介して下板12の上部に固定支持される。
【0032】
このような下板12は、上板11と同様に、上面が平坦な平坦面を有するように形成される。そして、下板12には、その周囲に沿って上方に一定高さに突出し、下板12の上面に載せられた各種物品が下板12の外部に離脱して落下しないように防止する第2離脱防止突条121が形成されている。
【0033】
第2離脱防止突条121は、第1離脱防止突条111と同様に、審美感及び装飾性を向上させるために、薄い金属板材、好ましくは黄銅板からなり、その側面には、第1離脱防止突条111と同様に、記号、文様、形状、図形又はキャラクターのいずれか一つによって表現された多様な装飾121aが印刷、刻印又は穿孔方式で形成されている。ここで、第2離脱防止突条121に形成された装飾121aは、全体的な統一性のために、第1離脱防止突条111に形成された装飾111aと同じ文様を有するように形成されることができる。
【0034】
下板12には、各種容器、例えば生水容器、又は各種酒類(ワイン瓶)、筆記具などを収納するための容器収納部材122が取り付けられることができる。ここで、容器収納部材122は複数の筒からなることができる。その他にも、円形リング構造を有することもできる。
【0035】
一方、容器収納部材122は、内部に収納した各種容器を使用者又はサービス提供者が容易に取り出すことができるように外側に傾いた傾斜構造を有することができる。例えば、容器収納部材122の傾きはおよそ10°~50°に形成されることができる。
【0036】
支柱13は、図1に示すように、上板11の下部を下板12の上部から一定高さに離隔して固定支持するために取り付けられ、高さ調節が可能なものであり、それぞれの角部に一つずつ総4個が取り付けられることができる。このような支柱13は一例として円形棒の構造を有することができる。
【0037】
図1及び図2に示すように、本発明の実施例による移動式総合テーブル10は、上板11の両側端、例えば上板11の一(幅)方向への両側端にヒンジ部材15を介して結合されて下方に折り畳まれる一対の羽状折畳板14を含む。
【0038】
一対の折畳板14はヒンジ部材15を介して上板11の両側端に回動可能に結合され、上板11の面積を幅方向に拡張する拡張板の機能を果たす。これにより、上面に載せられる各種物品の量を増やすことができる。
【0039】
このような一対の折畳板14には、図1及び図2に示すように、上板11と同様に、上面に載せられた各種物品、すなわち酒類及びおつまみ類、又は各種部材が外部に離脱することを防止するために、ヒンジ部材15を介して上板11と結合される一側部を除いた残りの部位の周囲に沿って上方に一定高さに突出する第3離脱防止突条141が形成されている。
【0040】
第3離脱防止突条141は、第1離脱防止突条111と同様に、審美感及び装飾性を向上させるために、薄い金属板材、好ましくは黄銅板からなり、その側面には、第1離脱防止突条111と同様に、記号、文様、形状、図形又はキャラクターのいずれか一つによって表現された多様な装飾141aが印刷、刻印又は穿孔方式で形成されている。ここで、第3離脱防止突条141に形成された装飾141aは、全体的な統一性のために、第1離脱防止突条111に形成された装飾111aと同じ文様を有するように形成されることができる。
【0041】
図1図3に示すように、本発明の実施例による移動式総合テーブル10は、上板11の下部に幅方向に横切るように固定的に取り付けられたストッパー支持具16を含む。
【0042】
ストッパー支持具16は、図3に示すように、断面が‘U’字形、‘コ’字形、又は‘一’字形を有するように形成され、上部両端が外側に折り曲げられたフランジ161が形成され、フランジ161に形成された締結孔に貫通結合されるネジ(ビス)などの締結部材を介して上板11の下部に締結される。
【0043】
また、図1図3に示すように、本発明の実施例による移動式総合テーブル10は、ストッパー支持具16に沿ってスライド方式で結合される一対のストッパー17を含む。
【0044】
一対のストッパー17はストッパー支持具16の溝部162に沿って長手方向にスライド可能に結合される。これにより、一対の折畳板14の回動を防止又は解除する。
【0045】
図4及び図5は本発明による一対の折畳板が折り畳まれる過程を説明する図である。図4は一対の折畳板が展開した状態を示す図、図5は一対の折畳板が下方に直角に折り畳まれた状態を示す図である。
【0046】
図4に示すように、一対の折畳板14を上板11と同面になるように水平に展開させた後、一対のストッパー17を互いに遠くなる方向にストッパー支持具16から外側に引き出す。
【0047】
これにより、一対の折畳板14の下部はストッパー支持具16から引き出された一対のストッパー17によって支持され、自重によって下方に折り畳まれずに展開した状態で維持されることにより、上板11の面積を一対の折畳板14のサイズの分だけ拡張させることができる。
【0048】
一対の折畳板14が展開した状態で、酒店内で狭小な場所に移動するために一対の折畳板14を下方に直角に折り畳むことにより、拡張した面積を減らす必要がある。このために、一対のストッパー17をストッパー支持具16の内部にスライド方式で押し入れた後、一対の折畳板14を下方に折り畳むことにより、拡張した面積を減少させる。
【0049】
一方、一対のストッパー17の外側端には下方に折り曲げられた取っ手171が形成されている。使用者は、取っ手171を介してストッパー17を指で掴んだ状態でストッパー支持具16に押し入れるか引き出すことによってスライドさせることができる。
【0050】
図1及び図2に示すように、本発明の実施例による移動式総合テーブル10は、下板12の下部に取り付けられる一対のフロントホイール18と一対のリアホイール19とを含む。
【0051】
一対のフロントホイール18は一対のリアホイール19より相対的に小さな直径をもって前後方向に形成され、階段などに登るときに有利であるように、前後方向にのみ動くことができ回転方向には回転することができないように固定されている。もちろん、一対のフロントホイール18は一対のリアホイール19より大きな直径を有するように形成されることもできる。そして、一対のリアホイール19は前後左右に自由に移動することができるように360°回転することができる。
【0052】
一方、上板11と下板12の上面には、その上面に載せられる酒類やおつまみ類、又は各種部材が滑らないように滑り防止部材としてゴム板がさらに取り付けられることができる。
【0053】
図6は本発明の実施例による移動式総合テーブルを基にして製作された移動式総合テーブルを示す図、図7図6に示した一対の折畳板が折り畳まれた状態を示す図である。
【0054】
図6及び図7を参照すると、本発明による移動式総合テーブル20は図1図5に示した移動式総合テーブル10と同様な構成を有する。すなわち、上板21、下板22、支柱23及び一対の折畳板24を含む。そして、一対の折畳板24を折畳及び支持するためのヒンジ部材、ストッパー支持具及び一対のストッパーを含む。
【0055】
上板21及び下板22は、図1図5に示した上板11及び下板22と形状及び素材に違いがあるだけで、その機能及び作用効果は同一である。例えば、上板11は枠部が複数の曲面で連結された構造を有し、その素材も木材(原木、合板)、合成樹脂板などからなることができ、多様な文様などを刻んで入れた後、その表面を塗装してデザイン性と装飾性を向上させることができる。
【0056】
一方、一対のフロントホイール28はホイール部及びスポークが金色で塗装されることにより、高級感及び素敵さが改善された。そして、一対のフロントホイール18は一対のリアホイール29より大きな直径を有するように形成され、階段などに登るときに有利であるように、前後方向にのみ動くことができ回転方向には回転することができないように固定されている。そして、一対のリアホイール29は、テーブル20が前後左右に自由に移動することができるように、360°回転することができる。
【0057】
一方、取っ手212は、例えば‘∩’字形、‘コ’字形、又は‘一’字形を有し、その中間には、グリップ感を向上させるとともに高級感及び素敵さを改善するために、木材、合成樹脂材などの材料から多様な形状に加工されたグリップ部212aがさらに備えられることもできる。
【0058】
また、容器収納部材222は、各種容器、例えば生水容器(筒)又は各種瓶類などを収納することができるように円形リング構造を有することもできる。例えば、図6に示すように、容器収納部材222は3個の円形リングが互いに連結された構造を有することができる。
【0059】
以上のように、本発明の技術的思想を好適な実施例に基づいて具体的に記述したが、前述した好適な実施例はその説明のためのものであり、その制限のためのものではない。よって、当該技術分野の通常の専門家であれば本発明の技術思想の範疇内で本発明の実施例の組合せによって多様な実施例が可能であることが理解可能であろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】