(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-17
(54)【発明の名称】電話通信環境からメッセージング環境へのコンテキストアウェアリダイレクション
(51)【国際特許分類】
H04L 51/046 20220101AFI20220209BHJP
H04M 3/436 20060101ALI20220209BHJP
【FI】
H04L51/046
H04M3/436
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021535159
(86)(22)【出願日】2019-12-16
(85)【翻訳文提出日】2021-07-07
(86)【国際出願番号】 US2019066598
(87)【国際公開番号】W WO2020131732
(87)【国際公開日】2020-06-25
(32)【優先日】2018-12-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511094772
【氏名又は名称】ライブパーソン, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100199565
【氏名又は名称】飯野 茂
(74)【代理人】
【識別番号】100219542
【氏名又は名称】大宅 郁治
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100162570
【氏名又は名称】金子 早苗
(72)【発明者】
【氏名】ヘイズ、マーク
(72)【発明者】
【氏名】ファニング、マット
【テーマコード(参考)】
5K201
【Fターム(参考)】
5K201BD04
5K201CA01
5K201CA07
5K201EC06
5K201EC10
5K201ED01
5K201ED05
(57)【要約】
リダイレクション及びメッセージングシステムは、電話通信システムから発信者を識別する電話通信情報と通話コンテキストとを受信する。システムは、通話コンテキストに基づいて複数のメッセージングオペレータのうちの1つを選択し、オプションとして、メッセージングサービスを介して発信者に導入メッセージを送り、選択されたメッセージオペレータ用のメッセージインターフェースを生成する。メッセージインターフェースは、発信者及び通話コンテキスト並びに発信者と選択されたメッセージオペレータとの間で送られた任意のメッセージを含み、入力インターフェースは、選択されたメッセージオペレータがメッセージを入力して発信者に送ることを可能にする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電話通信環境からメッセージング環境へのコンテキストアウェア発信者リダイレクションの方法であって、前記方法は、
電話通信システムから電話通信情報を受信することと、前記電話通信情報は、発信者デバイスに対応する発信者識別子と、前記発信者デバイスと前記電話通信システムとの間での電話通話中に前記発信者デバイスによって提供される通話コンテキストとを含む、
前記通話コンテキストに基づいて複数のメッセージングオペレータのうちの選択されたメッセージングオペレータを選択することと、
前記選択されたメッセージングオペレータ用のメッセージングインターフェースを生成することと、前記メッセージングインターフェースは、前記発信者識別子、前記通話コンテキスト、及び入力インターフェースを含む、
メッセージングサービスを介して前記発信者から発信者メッセージを受信することと、
前記発信者メッセージの受信に応答して前記発信者メッセージを含めるように前記メッセージングインターフェースを更新することと、
前記メッセージングサービスを介した前記発信者デバイスへのオペレータメッセージの送信をトリガすることと、前記オペレータメッセージは、前記メッセージングインターフェースの前記入力インターフェースを介して、前記選択されたメッセージングオペレータによって入力される、
前記オペレータメッセージの送信をトリガすることに応答して前記オペレータメッセージを含めるように前記メッセージングインターフェースを更新することと、
を備える、方法。
【請求項2】
前記発信者メッセージを受信する前に、及び前記オペレータメッセージの送信をトリガする前に前記メッセージングサービスを介した前記発信者デバイスへの導入メッセージの送信をトリガすることを更に備え、前記メッセージングインターフェースは、前記導入メッセージを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記導入メッセージは、以前に決定されたメッセージである、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記電話通信情報に基づいて前記導入メッセージのうちの少なくとも一部を生成することを更に備える、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
推定待ち時間を生成することを更に備え、前記導入メッセージは、前記推定待ち時間を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記通話コンテキストに基づいて複数のメッセージングオペレータのうちの前記選択されたメッセージングオペレータを選択することは、前記選択されたメッセージングオペレータに関連付けられたスキルが前記通話コンテキストに応じて必要とされるスキルと一致していることを識別することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記通話コンテキストに基づいて複数のメッセージングオペレータのうちの前記選択されたメッセージングオペレータを選択することは、前記選択されたメッセージングオペレータに関連付けられたロケーションと前記通話コンテキストに関連付けられたロケーションとが複数の所定の地理的エリアのうちの同じ所定の地理的エリア中にあることを識別することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記電話通信システムから、推定メッセージング待ち時間についての要求を受信することと、
前記推定メッセージング待ち時間を生成することと、
前記電話通信システムに、前記推定メッセージング待ち時間を送ることと、前記電話通信システムは、前記発信者デバイスに前記推定メッセージング待ち時間を通信する、
を更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記電話通信情報に基づいて、前記発信者デバイスが前記メッセージングサービスに関連付けられた少なくとも1つのメッセージングソフトウェアアプリケーションを有する携帯電話デバイスであると決定することを更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記メッセージングサービスは、ショートメッセージングサービス(SMS)及びマルチメディアメッセージングサービス(MMS)以外の専用メッセージングサービスであり、前記発信者デバイスが前記メッセージングサービスに関連付けられた少なくとも1つのメッセージングソフトウェアアプリケーションを有する携帯電話デバイスであると決定することは、前記発信者デバイス上の前記少なくとも1つのメッセージングソフトウェアアプリケーションに通信を送信し、前記通信への応答を受信することを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
複数のメッセージングサービスのうちの最適なメッセージングサービスを識別することと、ここにおいて、前記発信者デバイスは、前記最適なメッセージングサービスに対応するソフトウェアアプリケーションを含み、前記発信者デバイスは、前記ソフトウェアアプリケーションが前記発信者に通知を出力することを許可する、
前記発信者識別子に基づいて導入メッセージを生成することと、
前記最適なメッセージングサービスを通じて前記発信者デバイスに前記導入メッセージを送信し、前記ソフトウェアアプリケーションに、前記発信者デバイスにおいて前記導入メッセージに対応する通知を出力させることと、
を更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記メッセージングサービスは、ショートメッセージングサービス(SMS)又はマルチメディアメッセージングサービス(MMS)のうちの1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記発信者識別子は、前記発信者デバイスに関連付けられた電話番号である、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記発信者が前記メッセージングサービスを介してメッセージオペレータに接続される間の推定待ち時間を生成することと、
前記発信者が前記電話通信サービスを介して電話通信オペレータに接続される間の推定待ち時間を生成することと、
前記発信者が電話通信オペレータに接続される間の前記推定待ち時間が、前記発信者がメッセージングオペレータに接続される間の前記推定待ち時間を少なくとも閾値量だけ上回ることを識別することと、
を更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記発信者デバイス又は前記通話コンテキストのうちの少なくとも1つの評価に基づいてコンテキストメッセージを生成することと、
前記電話通信システムに前記コンテキストメッセージを送ることと、
を更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
1つ以上のサーバを含むコンテキストアウェア発信者リダイレクションのシステムであって、前記システムは、
1つ以上の通信受信機と、
命令を記憶する1つ以上のメモリユニットと、
1つ以上のプロセッサと、
を備え、前記1つ以上のプロセッサによる前記命令の実行は、前記1つ以上のプロセッサに、
前記1つ以上の通信受信機を使用して、電話通信システムから電話通信情報を受信することと、前記電話通信情報は、発信者デバイスに対応する発信者識別子と、前記発信者デバイスと前記電話通信システムとの間での電話通話中に前記発信者デバイスによって提供される通話コンテキストとを含む、
前記通話コンテキストに基づいて複数のメッセージングオペレータのうちの選択されたメッセージングオペレータを選択することと、
前記選択されたメッセージングオペレータ用のメッセージングインターフェースを生成することと、前記メッセージングインターフェースは、前記発信者識別子、前記通話コンテキスト、及び入力インターフェースを含む、
前記1つ以上の通信受信機を使用して、メッセージングサービスを介して前記発信者から発信者メッセージを受信することと、前記発信者メッセージの受信に応答して前記発信者メッセージを含めるように前記メッセージングインターフェースを更新することと、
前記メッセージングサービスを介した前記発信者デバイスへのオペレータメッセージの送信をトリガすることと、前記オペレータメッセージは、前記メッセージングインターフェースの前記入力インターフェースを介して、前記選択されたメッセージングオペレータによって入力される、
前記オペレータメッセージの送信をトリガすることに応答して前記オペレータメッセージを含めるように前記メッセージングインターフェースを更新することと、
を行わせる、システム。
【請求項17】
前記1つ以上のプロセッサによる前記命令の実行は、前記1つ以上のプロセッサに、前記発信者メッセージを受信する前に、及び前記オペレータメッセージの送信をトリガする前に前記メッセージングサービスを介した前記発信者デバイスへの導入メッセージの送信をトリガさせ、前記メッセージングインターフェースは、前記導入メッセージを含み、前記導入メッセージは、前記電話通信情報に基づく、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記複数のメッセージングオペレータの各々に対応するスキルを識別するデータストアを更に備え、前記通話コンテキストに基づいて複数のメッセージングオペレータのうちの前記選択されたメッセージングオペレータを選択することは、前記データストア内の前記選択されたメッセージングオペレータに対応するスキルが前記通話コンテキストに応じて必要とされるスキルと一致していることを識別することを含む、請求項16に記載のシステム。
【請求項19】
1つ以上の送信機を更に備え、前記1つ以上のプロセッサによる前記命令の実行は、前記1つ以上のプロセッサに、
推定メッセージング待ち時間を生成することと、
前記1つ以上の送信機を使用して前記電話通信システムに前記推定メッセージング待ち時間を送ることと、
を更に行わせる、請求項16に記載のシステム。
【請求項20】
プログラムを具現化した非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記プログラムは、電話通信環境からメッセージング環境へのコンテキストアウェア発信者リダイレクションの方法を実行するためにプロセッサによって実行可能であり、前記方法は、
電話通信システムから電話通信情報を受信することと、前記電話通信情報は、発信者デバイスに対応する発信者識別子と、前記発信者デバイスと前記電話通信システムとの間での電話通話中に前記発信者デバイスによって提供される通話コンテキストとを含む、
前記通話コンテキストに基づいて複数のメッセージングオペレータのうちの選択されたメッセージングオペレータを選択することと、
前記選択されたメッセージングオペレータ用のメッセージングインターフェースを生成することと、前記メッセージングインターフェースは、前記発信者識別子、前記通話コンテキスト、及び入力インターフェースを含む、
メッセージングサービスを介して前記発信者から発信者メッセージを受信することと、
前記発信者メッセージの受信に応答して前記発信者メッセージを含めるように前記メッセージングインターフェースを更新することと、
前記メッセージングサービスを介した前記発信者デバイスへのオペレータメッセージの送信をトリガすることと、前記オペレータメッセージは、前記メッセージングインターフェースの前記入力インターフェースを介して、前記選択されたメッセージングオペレータによって入力される、
前記オペレータメッセージの送信をトリガすることに応答して前記オペレータメッセージを含めるように前記メッセージングインターフェースを更新することと、
を備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
[0001]本発明は、2018年12月18日に出願された米国仮特許出願第62/766,601号の優先権の利益を主張するものであり、その開示は、参照によって本明細書に組み込まれている。
【技術分野】
【0002】
[0002]本発明は一般に、対話型電話通信環境及び対話型メッセージング環境に関する。より詳細には、本発明は、電話通信環境、発信者の履歴、及び発信者のデバイスのうちの少なくとも1つからのコンテキストを利用する、電話通信環境からメッセージング環境への電話通信環境内の発信者のリダイレクションに関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]対話型音声応答(IVR:Interactive Voice Response)は、人間の発信者が電話通信環境内のコンピュータを呼び出して通信することを可能にする技術である。IVR電話通信環境では、コンピュータは、典型的には、人間の発信者の電話のキーパッドを介して入力されたデュアルトーン多重周波数シグナリング(DTMF:dual-tone multi-frequency signaling)トーンを使用して、人間の発信者が典型的に答える予め録音された音声オーディオプロンプトを出力する。IVR電話通信環境の中には、人間の発信者がコンピュータの予め録音された音声オーディオプロンプトに通常の発話で答えることを可能にするものがあり、コンピュータは、次いで、音声認識を介してそれを解釈しようと試みる。
【0004】
[0004]IVR電話通信システムは、より高い通話量をより低コストでサービスするために企業によって使用されている。IVR電話通信システムは、そのような通話を人間のオペレータに通す必要なしに、営業時間などの一般的な質問に答えるために企業によって使用されることが多い。IVR電話通信システムはまた、人間の発信者を支援することが可能であり得る人間のオペレータに人間の発信者を誘導することができるように、人間の発信者がなぜ呼び出しているのかを決定するために使用されることが多い。しかしながら、従来のIVRシステムは、発信者が選択を行うことができるようになる前に、広範なメニューの全てのオプションを読み上げる長い録音を聞くことを発信者に強いることによって、しばしば時間を浪費しかねない、と発信者は不満を言うことが多い。発信者はまた、IVRシステムをナビゲートするのに長い時間期間を既に費やした後に、人間のオペレータに話すのを待つために長い時間期間にわたって保留にされることが多く、そのフラストレーションを増大させる可能性がある。
【0005】
[0005]SMS(ショートメッセージサービス)は、標準化された通信プロトコルを使用して2つの携帯電話デバイス間のテキストベースの通信を可能にするテキストメッセージングサービスである。MMS(マルチメディアメッセージサービス)は、標準化された通信プロトコルを使用して画像及びテキストを送る2つの携帯電話デバイス間の通信を可能にするメッセージングサービスである。Apple(登録商標)Business Chat(登録商標)、Facebook(登録商標)Messenger(登録商標)、又はWhatsAPP(登録商標)などのリッチテキストメッセージングサービスは、同様に、デバイス間の画像及びテキスト通信を可能にするが、これらのメッセージングサービスのうちのいくつかはまた、2つよりも多くのデバイス間のグループメッセージング並びにビデオ及び画像の転送を可能にする。これらのリッチテキストメッセージングサービスは、しかしながら、全てのデバイスにわたって標準化されているわけではなく、典型的には、ユーザが対応するメッセージングサービスに加入することを必要とする。メッセージングサービスは、SMSであろうとリッチテキストメッセージングサービスであろうと、非同期通信を可能にするという点でユーザにとって便利であり、従来のオーディオベースの電話通話中のようにユーザが一定の注意を払う必要なしに、メッセージが入ってきたときにユーザに警告する。
【0006】
[0006]当該技術分野では、電話通信環境とメッセージング環境との間の改善されたインテリジェントな統合が必要とされている。
【発明の概要】
【0007】
[0007]電話通信環境からメッセージング環境へのコンテキストアウェア発信者リダイレクションのための技法及び技術が説明される。
【0008】
[0008]一例では、電話通信環境からメッセージング環境へのコンテキストアウェア発信者リダイレクションのための方法が提供される。方法は、電話通信システムから電話通信情報を受信することを含む。電話通信情報は、発信者デバイスに対応する発信者識別子と、発信者デバイスと電話通信システムとの間での電話通話中に発信者デバイスによって提供される通話コンテキストとを含む。方法はまた、通話コンテキストに基づいて複数のメッセージングオペレータのうちの選択されたメッセージングオペレータを選択することを含む。方法はまた、選択されたメッセージングオペレータ用のメッセージングインターフェースを生成することを含む。メッセージングインターフェースは、発信者識別子、通話コンテキスト、及び入力インターフェースを含む。方法はまた、メッセージングサービスを介して発信者から発信者メッセージを受信することを含む。方法はまた、発信者メッセージの受信に応答して発信者メッセージを含めるようにメッセージングインターフェースを更新することを含む。方法はまた、メッセージングサービスを介した発信者デバイスへのオペレータメッセージの送信をトリガすることを含み、オペレータメッセージは、メッセージングインターフェースの入力インターフェースを介して、選択されたメッセージングオペレータによって入力される。方法はまた、オペレータメッセージの送信をトリガすることに応答してオペレータメッセージを含めるようにメッセージングインターフェースを更新することを含む。
【0009】
[0009]別の例では、コンテキストアウェア発信者リダイレクションのためのシステムが提供される。システムは、1つ以上の通信受信機、命令を記憶する1つ以上のメモリユニット、及び1つ以上のプロセッサを含む。1つ以上のプロセッサによる命令の実行は、1つ以上のプロセッサにシステム動作を実行させる。システム動作は、1つ以上の通信受信機を使用して、電話通信システムから電話通信情報を受信することを含む。電話通信情報は、発信者デバイスに対応する発信者識別子と、発信者デバイスと電話通信システムとの間での電話通話中に発信者デバイスによって提供される通話コンテキストとを含む。システム動作はまた、通話コンテキストに基づいて複数のメッセージングオペレータのうちの選択されたメッセージングオペレータを選択することを含む。システム動作はまた、選択されたメッセージングオペレータ用のメッセージングインターフェースを生成することを含む。メッセージングインターフェースは、発信者識別子、通話コンテキスト、及び入力インターフェースを含む。システム動作はまた、1つ以上の通信受信機を使用してメッセージングサービスを介して発信者から発信者メッセージを受信することを含む。システム動作はまた、発信者メッセージの受信に応答して発信者メッセージを含めるようにメッセージングインターフェースを更新することを含む。システム動作はまた、メッセージングサービスを介した発信者デバイスへのオペレータメッセージの送信をトリガすることを含み、オペレータメッセージは、メッセージングインターフェースの入力インターフェースを介して、選択されたメッセージングオペレータによって入力される。システム動作はまた、オペレータメッセージの送信をトリガすることに応答してオペレータメッセージを含めるようにメッセージングインターフェースを更新することを含む。
【0010】
[0010]別の例では、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに、電話通信環境からメッセージング環境へのコンテキストアウェア発信者リダイレクションのための方法を実行させる命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体が提供される。方法は、電話通信システムから電話通信情報を受信することを含む。電話通信情報は、発信者デバイスに対応する発信者識別子と、発信者デバイスと電話通信システムとの間での電話通話中に発信者デバイスによって提供される通話コンテキストとを含む。方法はまた、通話コンテキストに基づいて複数のメッセージングオペレータのうちの選択されたメッセージングオペレータを選択することを含む。方法はまた、選択されたメッセージングオペレータ用のメッセージングインターフェースを生成することを含む。メッセージングインターフェースは、発信者識別子、通話コンテキスト、及び入力インターフェースを含む。方法はまた、メッセージングサービスを介して発信者から発信者メッセージを受信することを含む。方法はまた、発信者メッセージの受信に応答して発信者メッセージを含めるようにメッセージングインターフェースを更新することを含む。方法はまた、メッセージングサービスを介した発信者デバイスへのオペレータメッセージの送信をトリガすることを含み、オペレータメッセージは、メッセージングインターフェースの入力インターフェースを介して、選択されたメッセージングオペレータによって入力される。方法はまた、オペレータメッセージの送信をトリガすることに応答してオペレータメッセージを含めるようにメッセージングインターフェースを更新することを含む。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】[0011]電話通信環境からメッセージング環境への発信者のインテリジェントリダイレクション用のシステムアーキテクチャを例示する。
【
図2】[0012]電話通信環境からメッセージング環境へのリダイレクション中のモバイルデバイスユーザエクスペリエンスを例示するフロー図である。
【
図3】[0013]通話からのコンテキストを使用してメッセージングシステムによって生成されたメッセージングオペレータユーザインターフェースを例示する。
【
図4】[0014]電話通信環境からメッセージング環境への発信者のインテリジェントリダイレクションに関わるいくつかのデバイス及びシステムを使用して実行される動作を例示するスイムレーンフロー図である。
【
図5】[0015]
図1のアーキテクチャ及び
図4のプロセスに関する更なる詳細を例示するアーキテクチャフロー図である。
【
図6】[0016]電話通信環境からメッセージング環境へのコンテキストアウェア発信者リダイレクションのための動作を例示するフロー図である。
【
図7】[0017]主題技術のいくつかの態様を実装するために使用され得る例証的なコンピューティングデバイスのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[0018]リダイレクション及びメッセージングシステムは、電話通信システムから発信者を識別する電話通信情報と通話コンテキストとを受信する。システムは、通話コンテキストに基づいて複数のメッセージングオペレータのうちの1つを選択し、オプションとして、メッセージングサービスを介して発信者に導入メッセージを送り、選択されたメッセージオペレータ用のメッセージインターフェースを生成する。メッセージインターフェースは、発信者及び通話コンテキスト並びに発信者と選択されたメッセージオペレータとの間で送られた任意のメッセージを含み、入力インターフェースは、選択されたメッセージオペレータがメッセージを入力して発信者に送ることを可能にする。
【0013】
[0019]
図1は、電話通信環境からメッセージング環境への発信者のインテリジェントリダイレクション用のシステムアーキテクチャを例示する。
【0014】
[0020]
図1のシステムアーキテクチャは、発信者115とも呼ばれるユーザ115と、スマートフォンなどの関連するモバイルデバイス110とを含む。ユーザ115は、電話通信システム120への通話150を開始するためにモバイルデバイス110を使用する。代替として、電話通信システム120が、モバイルデバイス110への通話150を開始し得る。電話通信システム120は、対話型音声応答(IVR)電話通信システム120であり得る。
【0015】
[0021]通話150中に、電話通信システム120は、モバイルデバイス110にオーディオを伝達し得る。このオーディオは、メニューオプションなどの予め録音されたオーディオメッセージを含み得る。このオーディオは、電話通信システム120がテキスト-スピーチアルゴリズムを使用して少なくとも部分的に生成するオーディオメッセージ、例えば、電話通信システム120がユーザの名前若しくはユーザ115を識別する他の情報を含むオーディオを生成するもの、又は電話通信システム120が口座残高若しくはユーザ115によって所有された若しくは別様にユーザ115に関連付けられたオブジェクト若しくはサービスに関連付けられた他の情報を含むオーディオを生成するものを含み得る。
【0016】
[0022]ユーザ115は、モバイルデバイス110において1つ以上の入力を提供することによって(例えば、0から9までの数字及び/又は点若しくは星/アスタリスク記号のうちのいずれかの任意の組み合わせを押すことによって)電話通信システム120からのオーディオに応答し、それによって電話通信システム120にデュアルトーン多重周波数シグナリング(DTMF:dual-tone multi-frequency signaling)トーンを送り得る。これらの入力/トーンは、例えば、真偽スタイル応答又は複数選択スタイル応答などのメニューオプションに対応し得る。これらの入力/トーンは、例えば、識別番号又はカード番号又は口座番号などの数値エントリに対応し得る。ユーザ115は、代替的又は追加的に、電話通信システム120がスピーチ-テキストアルゴリズムを介して解釈し得る単語又は句を話すことによって、電話通信システム120からのオーディオに応答し得る。電話通信システム120及びユーザ115/モバイルデバイス110は、このことから、電話通信システム120からモバイルデバイス110に送られた1つ以上のオーディオメッセージと、モバイルデバイス110から電話通信システム120に送られた1つ以上のDTMFメッセージ又は音声メッセージ(例えば、ユーザ115の音声)とを含む往復会話を有し得る。これらのメッセージの少なくともサブセットは、電話通信システム120とモバイルデバイス110との間で往復会話を形成するように交互になり得る。このようにして、電話通信システム120は、ユーザ115に1つ以上のメニューからオプションを選択させることなどによって、自動化された方法でユーザ115から情報を収集し得る。
【0017】
[0023]これらのメニューは、例えば、ユーザ115が電話通信システム120に対して、いくつかの言語のうちのどれが好まれているか、いくつかの理由のうちのどれが、ユーザ115が電話通信システム120を呼び出した理由に対応するか、いくつかのスキル又は専門分野のうちのどれが、ユーザ115を適切に助けるために人間のオペレータが有するのに有用であろうか、ユーザを識別する情報、ユーザによって所有された若しくは別様にユーザに関連付けられたオブジェクト若しくはサービスを識別する情報、又はそれらの組み合わせを示すことを可能にし得る。ユーザを識別する情報は、例えば、ユーザのファーストネーム、ミドルネーム、ラストネーム、郵送先住所、住所、電子メールアドレス、ユーザ名、パスワード、参照番号/コード、社会保障番号、運転免許証番号/コード、政府発行識別番号/コード、又はそれらの組み合わせを含み得る。ユーザによって所有された又は別様にユーザに関連付けられたオブジェクト又はサービスを識別する情報は、例えば、口座番号、製品若しくはサービスシリアル番号、クレジットカード番号、デビットカード番号、ATMカード番号、保険口座/ポリシー/グループ番号、銀行口座番号、銀行ルーティング番号、又はそれらの組み合わせを含み得る。
【0018】
[0024]通話150中に、電話通信システム120は、モバイルデバイス110を1つ以上の人間又は仮想電話通信オペレータ125に関連付けられた1つ以上の電話通信デバイス127(例えば、オプションの関連するコンピュータシステムを有する電話)に接続することによって、ユーザ115を1つ以上の人間又は仮想電話通信オペレータ125に接続し得る。
【0019】
[0025]電話通信システム120とモバイルデバイス110/ユーザ115との間の対話中にモバイルデバイス110から電話通信システム120によって受信された任意の情報は、通話コンテキスト情報として電話通信システム120によって記憶され得る。同様に、電話通信システム120によってモバイルデバイス110に伝達された情報もまた、通話コンテキストとして電話通信システム120によって記憶され得る。これは、ユーザ115/モバイルデバイス110と1つ以上の電話通信オペレータ125/電話通信デバイス127との間の任意の対話を含む。
【0020】
[0026]いくつかのケースでは、通話150の1つ以上の録音及び/又は通話150の録音のトランスクリプト(例えば、スピーチ-テキスト及び/又は電話通信システム120からの予め録音されたオーディオの既知のトランスクリプトを使用して生成される)が通話コンテキスト情報として記憶され得る。これは、ユーザ115/モバイルデバイス110と1つ以上の電話通信オペレータ125/電話通信デバイス127との間の任意の対話を含む。通話コンテキスト情報は、電話通信システム120が1つ以上のデータ送信155を介してリダイレクションシステム130に送る電話通信データのセット中に含めることができる。
【0021】
[0027]電話通信システム120は、ユーザ115及び/又はモバイルデバイス110に関連付けられたユーザ/発信者/デバイス識別子を受信し得る。例えば、電話通信サービス120は、モバイルデバイス110に関連付けられた電話番号及び/又はモバイルデバイス110に関連付けられた加入者識別モジュール(SIM:subscriber identification module)カードを識別するために、発信者識別を使用し得る。発信者識別は、発信者ID(CID:caller ID)、通話回線識別(CLI若しくはCLID:calling line identification)、通話番号配信(CND:calling number delivery)、通話番号識別(CNID:calling number identification)、通話回線識別提示(CLIP:calling line identification presentation)、又は通話表示と呼ばれ得る。発信者識別は、電話番号に関連付けられた名前の識別及び送信、通話名配信(CNAM:calling name delivery)と呼ばれるサービスを含み得る。これらのうちのいずれも、発信者識別子の一部として含められ得る。
【0022】
[0028]いくつかのケースでは、電話通信システム120は、例えば、モバイルデバイス110が実際にスマートフォンなどのモバイルデバイスであるか、又は代わりに、より従来的なワイヤード固定電話若しくはコードレス固定電話であるかを識別することによって、モバイルデバイス110のタイプを識別し得る。この範囲内の番号はほとんど常にモバイル番号である、電話番号の「モバイル範囲」のある国では、これは、デバイスタイプをチェックするための1つの方法である。「モバイル範囲」のない国では、テストSMSを電話番号に送って、応答が返されたかどうかを確認することができるか、又は電話通信システム120は、電話番号がSMS対応電話番号のパブリック若しくはプライベートデータベースであるかどうかを調べることができる。電話通信システム120は、電話番号が有効であるかどうか、例えば、番号計画エリアコード(NPA:numbering plan area code)、中央局交換コード(NXX:central office exchange code)、及び/又は回線/加入者番号が単独で及び/又は組み合わせて有効であるかどうかをチェックすることができる。
【0023】
[0029]電話通信システム120はまた、対応するメッセージングソフトウェアアプリケーションが電話番号に対応する発信者デバイス上に存在するかどうかをサードパーティ/プロプライエタリ/専用メッセージングサービスに問い合わせることができる。例えば、いくつかのケースでは、電話通信システム120は、電話番号がApple(登録商標)iMessage(登録商標)又はApple(登録商標)Business Chat(登録商標)用のソフトウェアアプリケーション又は他のインターフェースを有するデバイスに対応するかどうかに関して、Apple(登録商標)サーバに問い合わせることができる。いくつかのケースでは、電話通信システム120は、電話番号がGoogle(登録商標)Rich Communication Services (RCS) for Business Messaging(登録商標)、Google(登録商標)Jibe(登録商標)、Google(登録商標)Hangouts(登録商標)、Google(登録商標)Allo(登録商標)、又はGoogle(登録商標)Duo(登録商標)用のソフトウェアアプリケーション又は他のインターフェースを有するデバイスに対応するかどうかに関して、Google(登録商標)サーバに問い合わせることができる。いくつかのケースでは、電話通信システム120は、電話番号がFacebook(登録商標)Messenger(登録商標)、Instagram(登録商標)Direct Messages(登録商標)、又はWhatsAPP(登録商標)用のソフトウェアアプリケーション又は他のインターフェースを有するデバイスに対応するかどうかに関して、Facebook(登録商標)サーバに問い合わせることができる。いくつかのケースでは、電話通信システム120は、電話番号がSlack(登録商標)Channels(登録商標)を有するデバイスに対応するかどうかに関して、Slack(登録商標)サーバに問い合わせることができる。いくつかのケースでは、電話通信システム120は、電話番号がLine(登録商標)を有するデバイスに対応するかどうかに関して、Line(登録商標)サーバに問い合わせることができる。いくつかのケースでは、電話通信システム120は、電話番号がViber(登録商標)を有するデバイスに対応するかどうかに関して、Viber(登録商標)サーバに問い合わせることができる。いくつかのケースでは、電話通信システム120は、電話番号が、その電気通信プロバイダによって提供されるRich Communication Services(RCS)システムを有するデバイスに対応するかどうかに関して、電気通信プロバイダに問い合わせることができる。
【0024】
[0030]これらのサードパーティ/プロプライエタリ/専用メッセージングサービスは、一般に、SMS又はMMS(又はRCSのオープンクロスプラットフォームバージョン)以外のメッセージングサービスと呼ばれ得る。これらのエンティティは、モバイルデバイス110上のソフトウェアアプリケーションにpingし、pingに対する応答が受信されたかどうかを確認することによって、モバイルデバイス110が対応するソフトウェアアプリケーションを含むかどうかをチェックすることができる。所定の時間期間内の応答の欠如は、ソフトウェアアプリケーションが発信者デバイス上に記憶されていない及び/若しくはインストールされていないこと、又はソフトウェアアプリケーションがpingに成功裏に応答することを妨げる発信者デバイス上に課された制限(例えば、アウトバウンドデータを妨げるファイアウォール制限又はある特定のタイプのプロセスを妨げるオペレーティングシステム制限)の背後でロックされていることを示し得る。所定の時間期間内の応答の受信は、それ自体が、メッセージングサービスに関連付けられたソフトウェアアプリケーションがモバイルデバイス110上にインストールされていることのインジケータであり得るが、応答は、代わりに、メッセージングサービスに関連付けられたソフトウェアアプリケーションがモバイルデバイス上にインストールされていないことを示す、モバイルデバイス110によって送られた応答であり得る。
【0025】
[0031]応答はまた、ソフトウェアアプリケーションの1つ以上の設定/構成、ソフトウェアアプリケーションに与えられた許可、又は発信者デバイスのファイアウォール若しくはオペレーティングシステムによって、若しくはソフトウェアアプリケーション自体によってソフトウェアアプリケーションに課された制限を識別し得る。例えば、応答は、メッセージングサービスに関連付けられたソフトウェアアプリケーションが、モバイルデバイス110を通じてユーザ115に通知を提示するための許可をモバイルデバイス110内に有するかどうかを識別し得、それは、ソフトウェアアプリケーションが通知許可を欠いている場合、ユーザ115がソフトウェアアプリケーションからのメッセージを見ない可能性があるので、メッセージングが使用されるべきかどうかに影響を及ぼし得る。サードパーティ/プロプライエタリ/専用メッセージングサービスは、次いで、応答を解釈して、発信者デバイスが、メッセージングサービスに対応するソフトウェアアプリケーションと、設定/構成、許可、及び/又は制限などの任意の他の情報とを記憶及び/又はインストールしたかどうかを識別し得る。電話通信システム120は、代替的又は追加的に、サードパーティにpingを実行させて応答を受信/解釈させるのではなく、モバイルデバイス110自体上のこれらのメッセージングサービスソフトウェアアプリケーションのうちの1つ以上をpingし、応答自体を受信及び解釈して、ソフトウェアアプリケーションがモバイルデバイス110上にインストールされているかどうか、及びモバイルデバイス110に対する通知許可(及び/又は設定/構成、許可、若しくは制限についての任意の他の情報)を有しているかどうかを確認し得る。
【0026】
[0032]サードパーティ/プロプライエタリ/専用メッセージングサービスエンティティはまた、対応するソフトウェアアプリケーションが、例えば、SMSメッセージ、MMSメッセージ、又は通話を伴う2要素認証システムと共に使用するためにユーザによってエンティティに提供され得るとき、モバイルデバイス110に対応する電話番号を所有することが多い。そのようなケースでは、モバイルデバイス110がアプリケーションを記憶/インストールしたかどうかを識別することは、単に、そのようなエンティティが、例えばデータベース中に記憶され得るモバイルデバイス110に対応する電話番号を所有するかどうかを確認するためにチェックすることを伴い得る。
【0027】
[0033]発信者識別、発信者デバイス110がスマートフォンであるか若しくは固定電話であるかを決定すること、特定のメッセージングサービスに対応するソフトウェアアプリケーションが発信者デバイス110上に記憶及び/若しくはインストールされているかどうかを決定すること、並びに/又は発信者デバイス110上のソフトウェアデバイスの設定/構成、許可、若しくは制限を決定することに関して上述したいずれのデータも、ユーザ/発信者/デバイス識別子として、及び/又は電話通信システム120が1つ以上のデータ送信155を介してリダイレクションシステム130に送る電話通信データのセット中に含まれ得る。
【0028】
[0034]発信者識別、発信者デバイス110がスマートフォンであるか若しくは固定電話であるかを決定すること、特定のメッセージングサービスに対応するソフトウェアアプリケーションが発信者デバイス110上に記憶及び/若しくはインストールされているかどうかを決定すること、並びに/又は発信者デバイス110上のソフトウェアデバイスの設定/構成、許可、若しくは制限を決定することに関して上述したこのデータのうちのいずれも、代替的に、電話通信システム120による代わりに、リダイレクションシステム130及び/又はメッセージングシステム140及び/又はメッセージングゲートウェイ135(又はそれらの何らかの組み合わせ)によって取得され得る。そのようなケースでは、リダイレクションシステム130及び/又はメッセージングシステム140及び/又はメッセージングゲートウェイ135(又はそれらの何らかの組み合わせ)は、オプションとして、1つ以上の通信155を介して(オプションとして、中間通信160及び/又は165及び/又は170及び/又は175及び/又は180も介して)、このデータを電話通信システム120に返信し得る。
【0029】
[0035]使用すべき可能なメッセージングサービスについて複数の選択肢があるときはいつでも、最適なメッセージングサービス(及び/又はチャネル)がリダイレクションシステム130によって選択され得る。選択は、代替的又は追加的に、電話通信システム120、1つ以上のメッセージングゲートウェイ(複数可)135、及び/又はメッセージングシステム140によって実行され得る。最適なメッセージングサービス(及び/又はチャネル)は、ユーザ115が使用する、見る、読む、又はそれらの何らかの組み合わせを行う可能性が最も高いメッセージングサービス/チャネルであり得る。例えば、特定の発信者デバイス110が、1つのメッセージングサービスに関連付けられたソフトウェアアプリケーションを記憶/インストールしているが、別のメッセージングサービスに関連付けられた任意のソフトウェアアプリケーションを欠いているとき、関連付けられたソフトウェアアプリケーションが発信者デバイス110上にインストールされたメッセージングサービスは、最適なメッセージングサービスとして選択されるべきであり、関連付けられたソフトウェアアプリケーションが発信者デバイス110上にインストールされていないメッセージングサービスは、最適なメッセージングサービスとして選択されるべきではない。設定、構成、許可、及び制限もまた、最適なメッセージングサービスの選択において役割を果たし得る。例えば、発信者デバイス110上の関連付けられたソフトウェアアプリケーションがより多くの許可(上述の通知許可など)及び/又はより少ない制限(上述のファイアウォール制限など)を有するメッセージングサービスは、最適なメッセージングサービスとして選択されるべきであり、発信者デバイス110上の関連付けられたソフトウェアアプリケーションがより少ない許可及び/又はより多い制限を有する別のメッセージングサービスは、最適なメッセージングサービスとして選択されるべきではない。関連付けられたソフトウェアアプリケーションが特定の設定又は構成で構成されるメッセージングサービスもまた、最適なメッセージングサービスとしての選択のために好まれ得、例えば、ユーザ/発信者が関連付けられたソフトウェアアプリケーションについてのプロファイル/アカウント/ログインを完了したメッセージングサービスが好まれるべきであり、関連付けられたソフトウェアアプリケーションがデフォルトメッセージングアプリケーションとして発信者デバイス上で選択されるメッセージングサービスが好まれるべきである。特定の発信者があるメッセージングサービスを別のメッセージングサービスに対してどの程度頻繁に使用するかを決定することができる場合、発信者がより頻繁に使用するメッセージングサービスも使用することができる。最適なメッセージングサービスはまた、ユーザによって少なくとも部分的に選択され得、例えば、ユーザは、通話150中に(又は以前の通話若しくはメッセージングセッション中に)電話通信システム120によってリストが提供された後に選択を行い、ここで、リストは、段落における他の考慮事項のうちのいずれかに基づいて既に事前に絞り込まれている可能性がある。最適なメッセージングサービスはまた、発信者115及び/又は発信者デバイス110との過去/履歴対話に少なくとも部分的に基づいて選択され得、例えば、発信者115は、発信者デバイス110を使用して以前に呼び出して、特定のメッセージングサービスを以前に選択しているか、又は特定のメッセージングサービスを使用してメッセージングチャットセッションを以前に開始しており、その特定のメッセージングサービスが最適なメッセージングサービスとして選択され得る。最適なメッセージングサービスの選択は、電話通信システム120、リダイレクションシステム130、メッセージングシステム140、メッセージングゲートウェイ135、又はそれらの何らかの組み合わせに関連付けられた及び/又はそれらに記憶されたメッセージングサービス選好に基づき得る。これらのメッセージングサービス選好は、これらのメッセージングサービスの能力、メッセージングオペレータ145の選好、電話通信オペレータ125の選好、及び/又は電話通信システム120、リダイレクションシステム130、メッセージングシステム140、メッセージングゲートウェイ135、若しくはそれらの何らかの組み合わせを使用するクライアントの選好に基づいて、メッセージングサービスをランク付けし得る。例えば、特定のメッセージングサービスを所有し運営する企業がリダイレクションシステム130のクライアントである場合、クライアントが所有し運営する特定のメッセージングサービスが最適なメッセージングサービスとして選択されるべきであることを示す選好を、常に、又は可能なときはいつでも、又は他の全てが等しいときにのみ記憶し得る。
【0030】
[0036]リダイレクションシステム130は、1つ以上の通信155を介して電話通信システム120から電話通信情報を受信する。この電話通信情報は、上述したようにユーザ/発信者/デバイス識別子情報を含み得、上述したように通話コンテキスト情報を含み得る。電話通信情報の例はまた、
図3の「発信者コンテキスト」ウィンドウ315に例示され、それに関して議論される。いくつかのケースでは、リダイレクションシステム130は、電話通信システム120から受信するのではなく、それ自体で、上述した電話通信情報のうちのいくらかを収集し得る。例えば、リダイレクションシステム130は、それ自体で、モバイルデバイス110が実際にスマートフォンなどのモバイルデバイスであるか、又は代わりに、より従来的なワイヤード固定電話若しくはコードレス固定電話であるかを決定し得る。リダイレクションシステム130は同様に、電話通信システム120に関して上述したように、モバイルデバイス110がインストールされた特定のメッセージングサービスに関連付けられたソフトウェアアプリケーションを有するかどうか、及び、メッセージングサービスに関連付けられたソフトウェアアプリケーションがモバイルデバイス110に対する通知許可を有するかどうかを検出し得る。
【0031】
[0037]電話通信システム120から電話通信情報を受信したことに応答して、リダイレクションシステム130及び/又はメッセージングシステム140は、直接(
図1に図示せず)又は中間デバイスとしてのメッセージングゲートウェイ135を通じてのうちのいずれかで、導入メッセージをモバイルデバイス110に送り得る。メッセージングゲートウェイ135は、リダイレクションシステム130から(通信チャネル160を介して)又はメッセージングシステム140から(通信チャネル180を介して)モバイルデバイス110に(通信チャネル165を介して)導入メッセージを伝達することを支援する。いくつかのケースでは、メッセージングゲートウェイ135は、次いで、モバイルデバイス110からのメッセージをリダイレクションシステム130及び/又はメッセージングシステム140及び/又はメッセージングデバイス147に伝達し返すために使用され得る。メッセージングゲートウェイ135は、モバイルデバイス110とリダイレクションシステム130及び/又はメッセージングシステム140及び/又はメッセージングデバイス147との間で更なるメッセージを伝達し得る。いくつかのアーキテクチャでは、メッセージングゲートウェイ135は不要であり得、従って、省略され得るか、又はリダイレクションシステム130、メッセージングシステム140、及び/若しくはメッセージングデバイス147のうちの1つと組み合わされ得る。
【0032】
[0038]メッセージングゲートウェイ135は、GSM(登録商標)ゲートウェイ機器、ダイレクト-ショートメッセージサービスセンター(SMSC)ゲートウェイ(ダイレクト-SMSC:direct-to-short message service center gateway)、ダイレクト-SMSゲートウェイ、又はスプレッドシート-SMSゲートウェイなどのSMSメッセージングゲートウェイデバイスであり得る。メッセージングゲートウェイ135は、代替的又は追加的に、MMSゲートウェイ及び/又はリッチ通信サービス(RCS:rich communication services)ゲートウェイを含み得る。そのようなメッセージングゲートウェイ135は、リダイレクションシステム140及びメッセージングシステム140とは別個の1つ以上のハードウェアデバイスを含み得、リダイレクションシステム140及び/又はメッセージングシステム140上で実行されるソフトウェア、又はそれらの何らかの組み合わせを含み得る。このことから、メッセージングゲートウェイ135によって実行されるものとして本明細書で議論する任意のタスクは、代替的に又は追加的に、リダイレクションシステム130、メッセージングシステム140、及び/又はメッセージングデバイス147によって実行されると理解され得る。
【0033】
[0039]メッセージングゲートウェイ135は、代替的に又は追加的に、Apple(登録商標)iMessage(登録商標)、Apple(登録商標)Business Chat(登録商標)(ABC)、Google(登録商標)Rich Communication Services (RCS) for Business Messaging(登録商標)(GRBM)、Google(登録商標)Jibe(登録商標)、Google(登録商標)Hangouts(登録商標)、Google(登録商標)Allo(登録商標)、Google(登録商標)Duo(登録商標)、Facebook(登録商標)Messenger(登録商標)(FBM)、WhatsAPP(登録商標)、Slack(登録商標)Channels(登録商標)、Skype(登録商標)Instant Messenger(登録商標)、Blackberry(登録商標)Messenger(登録商標)、Line(登録商標)、Viber(登録商標)、電気通信プロバイダ(複数可)によって提供されるRich Communication Services(RCS)、又は同様のサービスなどのサードパーティメッセージングサービスに関連付けられた1つ以上のサーバを含み得る。
【0034】
[0040]リダイレクションシステム130は、1つ以上の通信170を介してメッセージングシステム140に接続され、それと通信する。リダイレクションシステム130又はメッセージングシステム140のうちのいずれかが、オプションとして通話コンテキストに基づいて、例えば、可能なメッセージオペレータのデータベースから、いくつかの可能なメッセージオペレータのうちの特定のメッセージオペレータ145を選択する。リダイレクションシステム130及び/又はメッセージングシステム140は、選択されたメッセージオペレータ145が有する言語、スキル、若しくは専門分野に基づいて、又は選択されたメッセージオペレータ145が位置する若しくは別様に関連付けられた地理的エリアに基づいて、選択されたメッセージオペレータ145を選択し得る。例えば、電話通信システム120によって収集された通話コンテキストが、ユーザ115が英語よりもスペイン語を好むことを示す場合、リダイレクションシステム130及び/又はメッセージングシステム140は、例えば選択可能なメッセージオペレータのデータベースにおいて、スペイン語に流暢であると識別されたメッセージオペレータ145を選択し得る。同様に、ユーザ115が特定の製品についての技術サポートのために呼び出していることを通話コンテキストが示す場合、リダイレクションシステム130及び/又はメッセージングシステム140は、選択可能なメッセージオペレータのデータベースにおいて、技術スキル/専門知識を有すると識別され、オプションとして、その特定の製品に関連する技術スキル/専門知識を有すると識別されたメッセージオペレータ145を選択し得る。時として、リダイレクションシステム130及び/又はメッセージングシステム140は、少なくとも部分的には単に利用可能性に基づいてメッセージオペレータ145を選択して、どのメッセージオペレータ145もあまりに多く割り当てられないことを保証し、どの発信者もあまりに長く待たされないことを保証し得る。いくつかのケースでは、リダイレクションシステム130及び/又はメッセージングシステム140は、最も関連する専門知識/スキル、最も高い利用可能性、最も近い地理的エリア、最も関連する言語、又はそれらの何らかの組み合わせを有するメッセージオペレータ145が選択され得るように、可能な/利用可能なメッセージオペレータ145をランク付けし得る。
【0035】
[0041]メッセージングシステム140は、リダイレクションシステム130が電話通信システムから受信した電話通信情報の少なくともサブセットを受信し、この情報を使用してメッセージングオペレータインターフェース305を生成し、メッセージングオペレータインターフェース305は、メッセージングデバイス147を使用するメッセージングオペレータ145による使用のためのものである。例証的なメッセージングオペレータインターフェース305を
図3に例示するメッセージングオペレータインターフェース305を使用して、メッセージングオペレータ145は、通話コンテキスト情報並びにユーザ115及び/又はモバイルデバイス110の識別子などの電話通信情報を見ることができ、モバイルデバイス110からのメッセージを読み取り、直接(
図1に図示せず)、メッセージングシステム140を通じて、メッセージングゲートウェイ135を通じて、又はそれらの組み合わせのうちのいずれかで、モバイルデバイス110にメッセージを送ることができる。
【0036】
[0042]モバイルデバイス110、電話通信システム120、電話通信デバイス127、リダイレクションシステム130、メッセージングゲートウェイ135、メッセージングシステム140、及びメッセージングデバイス147は各々、
図7に例示しそれに関して議論するコンピューティングデバイス700であり得るか、又はそのようなコンピューティングデバイス700のコンポーネントの少なくともサブセットを含み得る。
【0037】
[0043]
図2は、電話通信環境からメッセージング環境へのリダイレクション中のモバイルデバイスユーザエクスペリエンスを例示するフロー図である。
【0038】
[0044]ユーザインターフェース210では、モバイルデバイス110は、カスタマーサービス電話通信サービス120を有する電話通話を表示する。「こんにちは!お客様がメッセージング機能を有するスマートフォンを使用していることを検出致しました!お客様の電話からエキスパートにメッセージを送るには1を押して下さい。この回線に留まる場合、エージェントに到達するまでの待ち時間は約43分です。メッセージングに移行する場合、エージェントに到達するまでの待ち時間は約7分です。」と述べている予め録音されたオーディオ215が、カスタマーサービス電話通信サービス120からモバイルデバイス110によって受信される。
【0039】
[0045]ユーザインターフェース220では、モバイルデバイス110は、恐らく「1」を押しており、モバイルデバイス110は、カスタマーサービスエンティティから導入メッセージ225を受信したことを示す通知を表示し、メッセージ225は、メッセージングゲートウェイ135、リダイレクションシステム130、メッセージングシステム140、メッセージングデバイス147、又はそれらの何らかの組み合わせから来る。メッセージ225が辿る、これらのデバイスを通る任意の経路は、モバイルデバイス110に不可視であり得る。
図2の導入メッセージ225は、「こんにちは!どのようなご用件でしょうか?」と読める。
【0040】
[0046]ユーザインターフェース230では、ユーザ115は、オプションとしてメッセージングゲートウェイ135及び/又はメッセージングシステム140を通じて、モバイルデバイス110とメッセージングデバイス147との間で送られる複数のメッセージを介して、メッセージングオペレータ145とのメッセージング会話235を行っている。メッセージング会話235は、以下のように読める。「「こんにちは!アプリをダウンロードするか、又はここでメッセージングを継続して下さい。」/「こんにちは、私は、自分の郵送先住所を更新する必要があります。」/「かしこまりました!あなたの新しい郵送先住所は何ですか?」/「123フェイクストリートです。」「ありがとうございます!更新致しました。」」
図2のインターフェース230では、ユーザ115によって書き込まれ、モバイルデバイス110によって送られたメッセージは、会話ウィンドウ235の右側にあり、モバイルデバイス110によって受信されたメッセージは、会話ウィンドウ235の左側にある。モバイルデバイス110によって受信されたメッセージの中には、メッセージングオペレータ145によって書き込まれ、メッセージングデバイス147から送られるものも、リダイレクションシステム130又はメッセージングシステム140によって送られる自動メッセージであるものもあり得る。例えば、会話235における最初のメッセージ(「こんにちは!アプリをダウンロードするか、又はここでメッセージングを継続して下さい。」)は、オプションとしてメッセージングゲートウェイ135を通じて、リダイレクションシステム130又はメッセージングシステム140からモバイルデバイス110に送られる自動導入メッセージであり得、モバイルデバイス110によって受信された残りのメッセージは、メッセージングオペレータ145によって書き込まれ、メッセージングデバイス147から送られることができる。いくつかのケースでは、メッセージングオペレータ145は、人間ではなくソフトウェアの一部であり得、特に、メッセージングオペレータ145は、カスタマーサービスに関連するトピックなどの少なくとも数個のトピックについてユーザ115とメッセージングすることが可能な人工知能「チャットボット」又は仮想アシスタントであり得る。例えば、そのような「チャットボット」又は仮想アシスタントは、自分の郵送先住所を変更するためのユーザ115の要求を解釈及び理解することが可能であり得、会話235中にユーザ115によって提供された訂正された郵送先住所を含めるように、ユーザ115に対応するユーザアカウントデータベースを修正することが可能であり得る。
【0041】
[0047]ユーザインターフェース230はまた、ユーザ115が応答を書き込む入力インターフェース240を含む。入力インターフェース240は、テキスト入力フィールドとして例示するが、ユーザ115が画像、ビデオ、オーディオ、又は他のマルチメディアを挿入することも可能にし得、ユーザ115がテキストフォーマットを追加し、フォントを変更し、テキスト及びマルチメディアをリッチメディアメッセージに混合することを可能にし得る。
【0042】
[0048]
図3は、通話からのコンテキストを使用してメッセージングシステムによって生成されたメッセージングオペレータユーザインターフェースを例示する。
図3のメッセージングオペレータユーザインターフェース305は、会話ウィンドウ310及びコンテキストウィンドウ315を含む。
【0043】
[0049]会話ウィンドウ310は、
図2のユーザインターフェース230中に示された会話235と同様の会話を含むが、ユーザ115ではなくメッセージングオペレータ145の観点からのものである。
図3の会話ウィンドウ310中の会話は以下のように読める。「「こんにちは!アプリをダウンロードするか、又はここでメッセージングを継続して下さい。」/「こんにちは、私は、自分の郵送先住所を更新する必要があります。」/「かしこまりました!あなたの新しい郵送先住所は何ですか?」/「123フェイクストリート、フェニックス、AZ85003です。」「ありがとうございます!更新致しました。」」会話ウィンドウ310は、各メッセージについてのタイムスタンプ及びオプションとして日付を示す。会話ウィンドウ310の右側のメッセージは、メッセージオペレータ145によって書き込まれ、メッセージデバイス147によって送られ(ただし、それらはまた、リダイレクションシステム130及び/又はメッセージングシステム140によって書き込まれ送られるいくつかの自動メッセージを含み得る)、会話ウィンドウ310の左側のメッセージは、ユーザ115によって書き込まれ、モバイルデバイス110によって送られる。
【0044】
[0050]会話ウィンドウ310はまた、メッセージオペレータ145が応答を書き込む入力インターフェース320を含む。入力インターフェース320は、テキスト入力フィールドとして例示するが、メッセージオペレータ145が画像、ビデオ、オーディオ、又は他のマルチメディアを挿入することも可能にし得、メッセージオペレータ145がテキストフォーマットを追加し、フォントを変更し、テキスト及びマルチメディアをリッチメディアメッセージに混合することを可能にし得る。
図3の入力インターフェース320は、書き込まれた未完成のメッセージテキスト「ご利用ありがとうございます」を含み、会話ウィンドウ310は、メッセージオペレータ145が入力インターフェース320に書き込んだがまだ送っていないことを示す「...」省略記号ボックスを含む。
【0045】
[0051]コンテキストウィンドウ315は、オプションとして、電話通信システム120からリダイレクションシステム130によって受信された電話通信情報を含み、電話通信情報は、ユーザ115及び/又はモバイルデバイス110についての識別情報、並びに通話150についてのコンテキスト情報を含む。
【0046】
[0052]
図3のコンテキストウィンドウ315は、通話150がいつ開始したかを識別する通話開始時間330を含み、通話開始時間330は、2018年3月30日午前7時35分11秒として提供される。コンテキストウィンドウ315は、ユーザが通話をメッセージングにリダイレクトすることにいつ同意したか、及び/又は通話がメッセージングにいつ実際にリダイレクトされたかを識別する通話リダイレクション時間335を含み、通話リダイレクション時間335は、2018年3月30日午前7時36分48秒として提供される。
【0047】
[0053]
図3のコンテキストウィンドウ315は、ユーザ115が議論したい、及び/又はメッセージングオペレータ145がそれに基づいて選択されたスキル又は専門分野を識別する通話スキル340を含み、通話スキル340は、「テクニカルサポート」として提供される。
図3のコンテキストウィンドウ315は、1(555)555-1234として提供されるモバイルデバイス110の発信者デバイス電話番号345を含む。
図3のコンテキストウィンドウ315は、1(800)555-5678として提供されるモバイルデバイス110のダイヤルされた電話番号350を含む。
図3のコンテキストウィンドウ315は、通話150中に電話通信システム120によってユーザ115に対して再生された予め録音されたオーディオのトランスクリプトを識別するIVRスピーチ355を含み、IVRスピーチ355は以下のように提供される:「こんにちは。カスタマーサービスへようこそ。メッセージングに移行するには1を押して下さい。」
【0048】
[0054]
図3のコンテキストウィンドウ315は、名前「ジョン・スミス」及び住所「123フェイクストリート、フェニックス、AZ951003」として提供される、ユーザ115についての情報を識別する発信者情報360を含む。
図3のコンテキストウィンドウ315は、ユーザ115が以前に、2018年3月25日午前9時14分43秒に1回、2015年9月13日午後2時48分21秒に1回、電話通信サービス120を呼び出したことを識別する発信者履歴365を含む。
図3のコンテキストウィンドウ315は、モバイルデバイス110がオペレーティングシステムiOSバージョン12.01を実行しているiPhone(登録商標)6Sであることを識別する発信者デバイス370を含む。
図3のコンテキストウィンドウ315は、「フェニックス、AZ、USA」として提供される発信者ロケーション375を含む。
【0049】
[0055]
図3のコンテキストウィンドウ315は、通話150の録音されたオーディオの添付されたMP3オーディオファイルに向けられた「call-audio.mp3」とラベル付けされたハイパーリンクを有する通話オーディオ380を含む。
図3のコンテキストウィンドウ315は、通話150の録音されたオーディオのトランスクリプトの添付されたテキストファイルに向けられた「call-transcript.txt」とラベル付けされたハイパーリンクを有する通話トランスクリプト385を含み、トランスクリプトは、電話通信サービス120によって、リダイレクションシステム130によって、メッセージングシステム140によって、又はそれらの何らかの組み合わせによって実行されるスピーチ-テキストアルゴリズムを介して転写される。
図3のコンテキストウィンドウ315は、会話ウィンドウ310中のメッセージのトランスクリプトの添付されたテキストファイルと、オプションとして、異なるオペレータ145であっても、ユーザ115及び電話通信サービス120を伴う1つ以上の以前のメッセージ会話のトランスクリプトとを対象とする「msg-history.txt」とラベル付けされたハイパーリンクを有するメッセージ履歴390を含む。このようにして、メッセージングオペレータ140は、古いメッセージを見直し、ユーザによって又はユーザと共に以前に議論した重要な情報を失わないようにすることができる。通話オーディオ380及び通話トランスクリプト385はまた、発信者履歴365にリストされたものなど、電話通信サービスを伴う1つ以上の以前の通話のオーディオ及びトランスクリプトをそれぞれ含むことができ、そのため、メッセージングオペレータ140は、古いメッセージを見直し、ユーザによって又はユーザと共に以前に議論した重要な情報を失わないようにすることができる。
【0050】
[0056]
図4は、電話通信環境からメッセージング環境への発信者のインテリジェントリダイレクションに関わるいくつかのデバイス及びシステムを使用して実行される動作を例示するスイムレーンフロー図である。
【0051】
[0057]
図4の列で識別されるデバイスは、いくつかの例外を除いて、
図1のアーキテクチャに大部分が示されている。構成データベース405は、リダイレクションシステム130及びメッセージングシステム140が、特定の企業がいくつかのメッセージングサービスのうちのどれをその電話通信システム120にリダイレクトすることを好むかなどの構成詳細を識別するために使用することができるデータベースであり、オプションとして選好ランキングを提供する。ライブ情報データベース410は、リダイレクションプロセス全体を通じて電話通信情報及びメッセージなどの情報を記憶するために、リダイレクションシステム130及び/又はメッセージングシステム140によって使用される。ライブ情報データベース410は、例えば、専用のLiveDeflect(登録商標)データベースであり得る。リダイレクション人工知能(AI)ボット415は、ユーザ115を適切なメッセージングオペレータ145に転送するのを、電話通信情報中の通話コンテキストがそれを行うのに十分でない場合に、助けることができるチャットボット又は仮想アシスタントである。
【0052】
[0058]ステップ420において、モバイルデバイス110が電話通信システム120を呼び出す(又は電話通信システム120から呼び出しを受ける)とき、通話がモバイルデバイス110と電話通信システム120との間で開始される。依然としてステップ420において、モバイルデバイス110は、オプションとして、電話通信環境からメッセージング環境に切り替えるオプションを受信し(例えば、
図2のダイアログ215を参照)、ユーザ115は、ユーザ電話通信環境がからメッセージング環境に移行することに同意することを示す入力(例えば、口頭又はDTMF入力)をモバイルデバイス110を通じて提供する。
図2のダイアログ215の例では、電話通信システム120は、電話通信オペレータ125についての推定待ち時間(43分)とメッセージングオペレータ145についての推定待ち時間(7分)とをモバイルデバイス110に伝える。待ち時間におけるそのような相違は、電話通信環境からメッセージング環境に切り替えるための追加のインセンティブをユーザ115に提供し得る。いくつかのケースでは、電話通信システム120は、例えば、電話通信オペレータ125についての推定待ち時間がメッセージングオペレータ145についての推定待ち時間を少なくとも所定の閾値時間持続時間だけ上回る場合、又はリダイレクションシステムが特定のビジネス機能のために発信者をリダイレクトするように構成されている場合、又は電話通信システム120がメッセージングシステム140を優先して完全に段階的に廃止されている場合に、尋ねることなく、モバイルデバイス110を電話通信環境からメッセージング環境に自動的に切り替えることになる。他方では、メッセージングオペレータ145についての推定待ち時間が電話通信オペレータ125についての推定待ち時間を少なくとも閾値時間持続時間だけ上回る場合、ユーザ115は、通話をメッセージングに移行するオプションが全く与えられない可能性がある。一方又は両方の推定待ち時間がリダイレクションシステム130から電話通信システム120に送られたかどうか、一方又は両方の推定待ち時間が電話通信システム120によってユーザ115に提示されたかどうか、ユーザ115が電話通信システム120との回線上に留まるか若しくはメッセージングシステム140に移行するかのうちのいずれかに自動的にルーティングされたかどうか、又はそれらの組み合わせを決定するために、一方又は両方の推定待ち時間に対して絶対閾値及び相対閾値を同様に使用することができる。
【0053】
[0059]ステップ425において、電話通信サービスは、電話通信情報をリダイレクションシステム130に、及びオプションとして、ライブ情報データベース及び/又はメッセージングシステム140に送る。電話通信情報は、表現状態転送(REST:representational state transfer)アプリケーションプログラミングインターフェース(API:application programming interface)呼び出しによって、又はその一部として、電話通信システム120によってリダイレクションシステム130に送られ得る。ステップ430において、リダイレクションシステム130は、構成データベース405に構成情報を要求し、リダイレクションシステム130は、ステップ435において構成データベース405から構成情報を受信する。構成データベース405中の構成情報は、特定の企業がいくつかのメッセージングサービスのうちのどれをその電話通信システム120にリダイレクトすることを好むかなどの構成詳細を識別し、オプションとして、選好ランキングを提供する。
【0054】
[0060]ステップ440において、リダイレクションシステム130は、通話コンテキスト情報(及びオプションとして他の電話通信情報)をライブ情報データベース410に、及びオプションとしてメッセージングシステム140に送る/アップロードする。ステップ445において、リダイレクションシステム130は、導入メッセージをモバイルデバイス110に送るようにメッセージングゲートウェイ135に命令することによって、ユーザへの導入メッセージの送信をトリガする。ステップ450において、メッセージングゲートウェイ135は、導入メッセージをモバイルデバイス110に送る。
【0055】
[0061]ステップ455において、モバイルデバイス110は、ステップ450において送られた導入メッセージを受信し、導入メッセージへの返信としてユーザメッセージをメッセージングシステム140に送り、ユーザメッセージは、ユーザ115によってモバイルデバイス110に入力されている。いくつかのケースでは、ステップ455(又は455のような別のユーザメッセージステップ)は、ステップ470及び/又はステップ480の後に生じ得、そのケースでは、ユーザメッセージは、メッセージングシステム140によってメッセージングデバイス147に前方に送られ得、又はいくつかのケースでは、モバイルデバイス110からメッセージングデバイス147に直接送られ得、メッセージングデバイス147は、オプションとして、メッセージをメッセージングシステム140に報告し返し得る。
【0056】
[0062]ステップ460において、メッセージングシステム140及び/又はリダイレクションAIボット415は、ライブ情報データベース410にコンテキスト情報を要求し、ライブ情報データベース410は、ステップ465において、コンテキスト情報をメッセージングシステム140及び/又はリダイレクションAIボット415に提供し返す。このコンテキスト情報は、通話コンテキスト情報及び/又は他の電話通信情報を含み得、通話履歴365又はメッセージ履歴390など、
図3のコンテキストウィンドウ315に関して例示及び議論した他のコンテキスト情報も含み得る。メッセージングシステム140及び/又はリダイレクションAIボット415は、例えば、通話スキル/専門知識340、話された言語、利用可能性、発信者ロケーション375、ステップ430/435の構成、又はそれらの組み合わせに基づいて、いくつかの可能なメッセージオペレータのうちのコンテキストに適したメッセージオペレータ145を選択するために、このコンテキスト情報を使用し得る。ステップ470において、メッセージングシステム140及び/又はリダイレクションAIボット415は、選択されたメッセージングオペレータ145に会話を転送し、オプションとして、メッセージングオペレータインターフェース305の少なくとも一部を生成し、このステップにおいても、選択されたメッセージングオペレータ145のメッセージングデバイス147にこれを送る。
【0057】
[0063]ステップ480の前、又はステップ485の後、又はステップ490の後にさえ生じ得るステップ475において、メッセージングシステムは、会話に対応する一意の識別番号又はコードなどの会話識別子を、ステップ450の導入メッセージ及びステップ455のユーザメッセージなどの、既に会話中の任意のメッセージのメッセージ情報と共に、ライブ情報データベース410にアップロードし得る。コンテキスト情報は、ステップ480においてメッセージングデバイス147によってライブ情報データベース410に要求され、ステップ485においてライブ情報データベース410によってメッセージングデバイス147に提供されることができる。ステップ490において、メッセージングデバイス147は、ステップ455のユーザメッセージへの返信としてメッセージングオペレータ145のメッセージを送る。
【0058】
[0064]リダイレクションシステム130、メッセージシステム145、メッセージデバイス147、及び/又はメッセージゲートウェイ135によって送られる任意のメッセージは、少なくとも部分的に以前にトランスクリプトされ得る。例えば、ステップ450において送られた導入メッセージ、リダイレクションAIボット415からモバイルデバイス110に送られた任意のメッセージ(
図4に図示せず)、及び/又はステップ490においてメッセージングオペレータ145によって送られたメッセージは、特に、メッセージングオペレータ145がチャットボット又は仮想アシスタントである場合、少なくとも部分的に以前にトランスクリプトされ得る。任意のそのようなメッセージは、代替的に又は追加的に、ユーザ115の名前若しくはユーザ115を識別する他の情報、又は口座残高若しくはユーザ115によって所有された若しくは別様にユーザ115に関連付けられたオブジェクト若しくはサービスに関連付けられた他の情報、又は
図3のコンテキストウィンドウ315中で識別された任意のコンテキスト情報などの情報を含むように、同じ会話又は以前の会話中の通話コンテキスト又は以前のメッセージに基づいて少なくとも部分的に生成され得る。加えて、モバイルデバイス、リダイレクションシステム130、メッセージシステム145、及び/又はメッセージデバイス147によって送られた任意のメッセージは、オプションとして、途中でメッセージゲートウェイ135によって受信され、それに沿って伝達され得る。
【0059】
[0065]
図5は、
図1のアーキテクチャ及び
図4のプロセスに関する更なる詳細を例示するアーキテクチャフロー図である。
【0060】
[0066]特に、
図5のアーキテクチャは、ユーザ115及びモバイルデバイス110を例示する。
図5のアーキテクチャは、ブランドIVR(即ち、ブランド又は企業用のカスタマーサービスに関連付けられたIVR)などの電話通信システム120を例示し、今回は、電話通信システム120と対話して要求された電話通信情報をそれに送り、例えばリダイレクションシステム130によって提供された情報に基づいて最適なメッセージングサービス/チャネルを決定するために往復を提供するデフレクトUXソフトウェアプラグインを含む。
【0061】
[0067]
図5のアーキテクチャは、メッセージングセンターコンテキストサービス、アイデンティティサービス、デフレクションサービス、キュー分析及び最適化サービス、チャネル最適化サービス、並びにボット/自動化サービスを含むリダイレクションシステム130を例示する。これらの各々は、ステップ515、520、525、530、535、545、及び555に関して以下で議論するプロセスの異なる態様を扱い得る。
【0062】
[0068]
図5のアーキテクチャは、メッセージングオペレータ145(別名メッセージングエージェント145)のメッセージングデバイス147によって使用されるエージェントウィジェットと、メッセージングアプリと、リダイレクションAIボット415と、アプリ内ソフトウェア開発キット(SDK:software development kit)と、Rich Communication Services(RCS)と、Apple Business Chat(登録商標)インターフェースとを含む、メッセージングシステム140を例示する。これらの各々は、ステップ540、545、及び555に関して以下で議論するプロセスの異なる態様を扱い得る。
【0063】
[0069]ステップ510において、ユーザ115(いくつかのケースでは発信者又は消費者と呼ばれ得る)は、モバイルデバイス110から電話通信システム120を呼び出す。ステップ515において、電話通信システム120は、ある特定の電話通信情報(電話番号、スキルサイトID、通話ID、通話コンテキスト、通話キュー状態などの通話コンテキストを含む)をリダイレクションシステム130に送る。ステップ520において、リダイレクションシステム130は、例えば、番号がモバイル番号であるかどうかを識別し、最適なメッセージサービス又はチャネル(例えば、ユーザ115が使用/閲覧/読み取りを行う可能性が最も高いメッセージサービス)を推奨するユーザコンテキスト(別名消費者コンテキスト)を電話通信システム120に返す。ステップ525において、電話通信サービス120は、ここでも、ことによると、通話ID、サイトID、及び通話コンテキストなどの追加の電話通信情報を提供するユーザ115のIVRリダイレクション/デフレクション選択を記録し、リダイレクションシステム130に伝達する。
【0064】
[0070]ステップ530において、推奨された最適なメッセージサービス又はチャネルを介して導入メッセージが送られる。最適なメッセージサービス又はチャネルは、SMS、MMS、RCS、又はApple(登録商標)iMessage(登録商標)、Apple(登録商標)Business Chat(登録商標)(ABC)、Google(登録商標)Rich Communication Services (RCS) for Business Messaging(登録商標)(GRBM)、Google(登録商標)Jibe(登録商標)、Google(登録商標)Hangouts(登録商標)、Google(登録商標)Allo(登録商標)、Google(登録商標)Duo(登録商標)、Facebook(登録商標)Messenger(登録商標)(FBM)、WhatsAPP(登録商標)、Slack(登録商標)Channels(登録商標)、Skype(登録商標)Instant Messenger(登録商標)、Blackberry(登録商標)Messenger(登録商標)、Line(登録商標)、Viber(登録商標)、電気通信プロバイダ(複数可)によって提供されるRich Communication Services(RCS)、若しくは同様のサービスなどのブランドメッセージングサービスなどの任意の前述されたチャネルであり得る。
【0065】
[0071]ステップ535において、リダイレクションシステム130は、リダイレクション/デフレクションが生じたという確認を電話通信システム120に送る。ステップ540において、ユーザ115は、モバイルデバイス110を介してステップ530のメッセージに返信する。両方のメッセージは、メッセージングシステム140に伝達される。ステップ545において、ステップ540におけるユーザメッセージの受信は、ユーザがリダイレクション/デフレクションを受け入れるものとして扱われ、これがメッセージングシステム140からリダイレクションシステム130に伝達され、次いでステップ550において、リダイレクションシステムから電話通信システム120に伝達される。ステップ555において、メッセージングシステム140は、リダイレクションシステム130から通話コンテキストを受信し、メッセージコンテキストをリダイレクションシステム130に伝達する。
【0066】
[0072]ステップ560は、ステップ540~555が決して発生しなかった場合に発生し、そのケースでは、メッセージングへのリダイレクション/デフレクションは、ユーザによって決して受け入れられないか、又はユーザは、通話中に、若しくはステップ540のユーザ115の応答メッセージを介してのうちのいずれかでメッセージングへのリダイレクション/デフレクションを明示的にオプトアウトし、電話通信システム120は、必要な場合、通話を介してもう一度接続するためにカスタマーにリダイヤルする。
【0067】
[0073]
図6は、電話通信環境からメッセージング環境へのコンテキストアウェア発信者リダイレクションのための動作を例示するフロー図である。
【0068】
[0074]
図6のフロー図は、リダイレクションシステム130、メッセージングゲートウェイ135、メッセージングシステム140、又はそれらの何らかの組み合わせによって実行され得る。
図6のフロー図に関して、これらのシステムのうちの1つ以上の任意の組み合わせは、1つ以上のシステム(複数可)と呼ばれる。
【0069】
[0075]ステップ605において、1つ以上のシステム(複数可)は、電話通信システムから電話通信情報を受信する。電話通信情報は、発信者デバイスに対応する発信者識別子と、発信者デバイスと電話通信システムとの間での電話通話中に発信者デバイスによって提供される通話コンテキストとを含む。
【0070】
[0076]ステップ610において、1つ以上のシステム(複数可)は、通話コンテキストに基づいて複数のメッセージングオペレータのうちの選択されたメッセージングオペレータを選択する。
【0071】
[0077]ステップ615において、1つ以上のシステム(複数可)は、選択されたメッセージングオペレータ用のメッセージングインターフェースを生成し、メッセージングインターフェースは、発信者識別子、通話コンテキスト、及び入力インターフェースを含む。
【0072】
[0078]ステップ620において、1つ以上のシステム(複数可)は、メッセージングサービスを介して発信者から発信者メッセージを受信する。ステップ625において、1つ以上のシステム(複数可)は、発信者メッセージの受信に応答して発信者メッセージを含めるようにメッセージングインターフェースを更新する。
【0073】
[0079]ステップ630において、1つ以上のシステム(複数可)は、メッセージングサービスを介した発信者デバイスへのオペレータメッセージの送信をトリガし、オペレータメッセージは、メッセージングインターフェースの入力インターフェースを介して、選択されたメッセージングオペレータによって入力されている。ステップ635において、1つ以上のシステム(複数可)は、オペレータメッセージの送信をトリガすることに応答してオペレータメッセージを含めるようにメッセージングインターフェースを更新する。
【0074】
[0080]
図7は、主題技術のいくつかの態様を実装するために使用され得る例証的なコンピューティングシステム700を例示する。例えば、本明細書で説明されるコンピューティングデバイス、コンピューティングシステム、ネットワークデバイス、ネットワークシステム、サーバ、及び/又は回路の構成のうちのいずれも、少なくとも1つのコンピューティングシステム700を含み得るか、又は
図7で識別されるコンピュータシステム700の少なくとも1つのコンポーネントを含み得る。
図7のコンピューティングシステム700は、1つ以上のプロセッサ710及びメモリ720を含む。プロセッサ(複数可)710の各々は、1つ以上のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット(CPU)、グラフィックス処理ユニット(GPU)、算術論理ユニット(ALU)、加速処理ユニット(APU)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又はそれらの組み合わせを指し得る。プロセッサ(複数可)710の各々は、単一のチップ上に集積されるか、又は共に接続若しくは結合された複数のチップにわたって拡散されるかのうちのいずれかである、1つ以上のコアを含み得る。メモリ720は、部分的に、プロセッサ710による実行のための命令及びデータを記憶する。メモリ720は、動作中に実行可能コードを記憶することができる。
図7のシステム700は、大容量記憶デバイス730、ポータブル記憶媒体ドライブ(複数可)740、出力デバイス750、ユーザ入力デバイス760、グラフィックスディスプレイ770、及び周辺デバイス780を更に含む。
【0075】
[0081]
図7に示すコンポーネントは、単一のバス790を介して接続されているものとして図示する。しかしながら、コンポーネントは、1つ以上のデータトランスポート手段を介して接続され得る。例えば、プロセッサユニット710及びメモリ720は、ローカルマイクロプロセッサバスを介して接続され得、大容量記憶デバイス730、周辺デバイス(複数可)780、ポータブル記憶デバイス740、及びディスプレイシステム770は、1つ以上の入力/出力(I/O)バスを介して接続され得る。
【0076】
[0082]磁気ディスクドライブ又は光ディスクドライブで実装され得る大容量記憶デバイス730は、プロセッサユニット710による使用のためのデータ及び命令を記憶するための不揮発性記憶デバイスである。大容量記憶デバイス730は、主題技術のいくつかの態様を実装するためのシステムソフトウェアを、そのソフトウェアをメモリ720にロードする目的で記憶することができる。
【0077】
[0083]ポータブル記憶デバイス740は、データ及びコードを
図7のコンピュータシステム700に入力し、それから出力するために、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク、又はデジタルビデオディスクなどのポータブル不揮発性記憶媒体と連動して動作する。主題技術の態様を実装するためのシステムソフトウェアは、そのようなポータブル媒体上に記憶され、ポータブル記憶デバイス740を介してコンピュータシステム700に入力され得る。
【0078】
[0084]メモリ720、大容量記憶デバイス730、又はポータブル記憶装置740は、いくつかのケースでは、取引情報、健康情報、又は暗号鍵などの機密情報を記憶し得、いくつかのケースでは、プロセッサ710の助けを借りてそのような情報を暗号化又は解読し得る。メモリ720、大容量記憶デバイス730、又はポータブル記憶装置740は、いくつかのケースでは、プロセッサ710による実行又は処理のための命令、実行可能コード、又は他のデータを少なくとも部分的に記憶し得る。
【0079】
[0085]出力デバイス750は、例えば、ワイヤード若しくはワイヤレス手段を通じてデータを出力するための通信回路、表示スクリーンを介してデータを表示するための表示回路、ヘッドフォン若しくはスピーカを介してオーディオを出力するためのオーディオ回路、プリンタを介してデータを印刷するためのプリンタ回路、又はそれらの何らかの組み合わせを含み得る。ディスプレイスクリーンは、ディスプレイシステム770に関して議論した任意のタイプのディスプレイであり得る。プリンタは、インクジェット、レーザジェット、サーマル、又はそれらの何らかの組み合わせであり得る。いくつかのケースでは、出力デバイス回路750は、オーディオジャック/プラグ、マイクロフォンジャック/プラグ、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート/プラグ、Apple(登録商標)Lightning(登録商標)ポート/プラグ、イーサネット(登録商標)ポート/プラグ、光ファイバポート/プラグ、プロプライエタリワイヤードポート/プラグ、BLUETOOTH(登録商標)ワイヤレス信号転送、BLUETOOTH(登録商標)低エネルギー(BLE)ワイヤレス信号転送、IBEACON(登録商標)ワイヤレス信号転送、無線周波数識別(RFID)ワイヤレス信号転送、近距離通信(NFC)ワイヤレス信号転送、802.11Wi-Fiワイヤレス信号転送、セルラデータネットワークワイヤレス信号転送、電波信号転送、マイクロ波信号転送、赤外線信号転送、可視光信号転送、紫外線信号転送、電磁スペクトルに沿ったワイヤレス信号転送、又はそれらの何らかの組み合わせを通したデータの送信を可能にし得る。出力デバイス750は、任意のポート、プラグ、アンテナ、ワイヤード若しくはワイヤレス送信機、ワイヤード若しくはワイヤレストランシーバ、又はセルラ加入者アイデンティティモジュール(SIM:Subscriber Identity Module)カードなどの上記に列挙した通信タイプを実装するために必要な若しくは使用可能な任意の他のコンポーネントを含み得る。
【0080】
[0086]入力デバイス760は、ユーザインターフェースの一部分を提供する回路を含み得る。入力デバイス760は、英数字及び他の情報を入力するためのキーボードなどの英数字キーパッド、又はマウス、トラックボール、スタイラス、若しくはカーソル方向キーなどのポインティングデバイスを含み得る。入力デバイス760は、タッチスクリーンにおけるようにディスプレイと一体化されるか、又はトラックパッドにおけるようにディスプレイとは別個であるかのうちのいずれかである、タッチ感知面も含み得る。タッチ感知面は、いくつかのケースでは、局所的な可変圧力又は力検出を検出し得る。いくつかのケースでは、入力デバイス回路は、オーディオジャック、マイクロフォンジャック、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート/プラグ、Apple(登録商標)Lightning(登録商標)ポート/プラグ、イーサネットポート/プラグ、光ファイバポート/プラグ、プロプライエタリワイヤードポート/プラグ、ワイヤードローカルエリアネットワーク(LAN)ポート/プラグ、BLUETOOTH(登録商標)ワイヤレス信号転送、BLUETOOTH(登録商標)低エネルギー(BLE)ワイヤレス信号転送、IBEACON(登録商標)ワイヤレス信号転送、無線周波数識別(RFID)ワイヤレス信号転送、近距離通信(NFC)ワイヤレス信号転送、802.11Wi-Fiワイヤレス信号転送、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)信号転送、セルラデータネットワークワイヤレス信号転送、パーソナルエリアネットワーク(PAN)信号転送、ワイドエリアネットワーク(WAN)信号転送、電波信号転送、マイクロ波信号転送、赤外線信号転送、可視光信号転送、紫外線信号転送、電磁スペクトルに沿ったワイヤレス信号転送、又はそれらの何らかの組み合わせを通したデータの受信を可能にし得る。入力デバイス760は、任意のポート、プラグ、アンテナ、ワイヤード若しくはワイヤレス受信機、ワイヤード若しくはワイヤレストランシーバ、又はセルラSIMカードなどの上記に列挙された通信タイプを実装するために必要な若しくは使用可能な任意の他のコンポーネントを含み得る。
【0081】
[0087]入力デバイス760は、コンピューティングシステム700の測位のために使用される受信機又はトランシーバも含み得る。これらは、ワイヤード若しくはワイヤレス信号受信機又はトランシーバのうちのいずれかを含み得る。例えば、コンピューティングシステム700のロケーションは、セルラ三角測量として知られるプロセスである、3つのセルラネットワークタワーからコンピューティングシステム700において受信される信号の信号強度に基づいて決定することができる。3つよりも少ないセルラネットワークタワーを使用することもでき、1つでも使用することができるが、そのようなデータから決定されたロケーションは、三角測量を介するよりも精度が低くなる(例えば、1つのタワーの場合は特定の円内のどこか、2つのタワーの場合は線に沿ったどこか、又は比較的小さいエリア内のどこか)。3つよりも多くのセルラネットワークタワーを使用することもでき、ロケーションの精度を更に向上させる。同様の測位動作は、近接ビーコンを使用して実行することができ、近接ビーコンは、BLUETOOTH(登録商標)ワイヤレス信号、BLUETOOTH(登録商標)低エネルギー(BLE)ワイヤレス信号、IBEACON(登録商標)ワイヤレス信号、パーソナルエリアネットワーク(PAN)信号、マイクロ波信号、電波信号、又は上述した他の信号などの短距離ワイヤレス信号を使用し得る。同様の測位動作は、ルータ、モデム、スイッチ、ハブ、ブリッジ、ゲートウェイ、又はリピータなど、コンピューティングシステム700と通信する1つ以上のネットワークデバイスのロケーションが知られているワイヤードローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を使用して実行することができる。これらはまた、1つ以上の全地球航法衛星システム(GNSS)システムに関連付けられた1つ以上の衛星からの1つ以上の信号の受信に基づいてコンピューティングシステム700のロケーションを決定するために使用されるGNSS受信機又はトランシーバを含み得る。GNSSシステムは、米国ベースの全地球測位システム(GPS)、ロシアベースの全地球航法衛星システム(GLONASS)、中国ベースの北斗航法衛星システム(BDS)、及び欧州ベースのガリレオGNSSを含むが、それらに限定されない。入力デバイス760は、これらのGNSSシステムのうちの1つ以上に対応する受信機又はトランシーバを含み得る。
【0082】
[0088]ディスプレイシステム770は、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、電子インク若しくは「eペーパー」ディスプレイ、プロジェクタベースのディスプレイ、ホログラフィックディスプレイ、又は別の適したディスプレイデバイスを含み得る。ディスプレイシステム770は、テキスト及びグラフィック情報を受信し、ディスプレイデバイスへの出力のために情報を処理する。ディスプレイシステム770は、容量式タッチ検出、抵抗式タッチ検出、表面弾性波タッチ検出、又は赤外線タッチ検出などのマルチタッチタッチスクリーン入力能力を含み得る。そのようなタッチスクリーン入力能力は、可変圧力又は力検出を可能にすることもしないこともある。
【0083】
[0089]周辺機器780は、コンピュータシステムに追加の機能を追加するための任意のタイプのコンピュータサポートデバイスを含み得る。例えば、周辺デバイス(複数可)780は、出力デバイス750に関して議論したタイプのうちの任意の1つ以上の追加の出力デバイス、入力デバイス760に関して議論したタイプのうちの任意の1つ以上の追加の入力デバイス、ディスプレイシステム770に関して議論されたタイプのうちの任意の1つ以上の追加のディスプレイシステム、メモリ720若しくは大容量記憶装置730若しくはポータブル記憶装置740に関して議論したタイプのうちの任意の1つ以上のメモリ若しくは大容量記憶デバイス若しくはポータブル記憶デバイス、モデム、ルータ、アンテナ、ワイヤード若しくはワイヤレストランシーバ、プリンタ、バーコードスキャナ、クイックレスポンス(「QR」)コードスキャナ、磁気ストライプカードリーダ、スマートカードリーダ若しくはEUROPAY(登録商標)-MASTERCARD(登録商標)-VISA(登録商標)(EMV)チップカードリーダなどの集積回路チップ(ICC)カードリーダ、近距離通信(NFC)リーダ、文書/画像スキャナ、可視光カメラ、熱/赤外線カメラ、紫外線感知カメラ、暗視カメラ、光センサ、フォトトランジスタ、フォトレジスタ、温度計、サーミスタ、バッテリ、電源、近接センサ、レーザ距離計、ソナートランシーバ、レーダートランシーバ、ライダートランシーバ、ネットワークデバイス、モータ、アクチュエータ、ポンプ、ベルトコンベア、ロボットアーム、ロータ、ドリル、化学的アッセイデバイス、又はそれらの何らかの組み合わせを含み得る。
【0084】
[0090]
図7のコンピュータシステム700中に包含されるコンポーネントは、主題技術のいくつかの態様と共に使用するのに適し、当該技術分野で良く知られているそのようなコンピュータコンポーネントの広いカテゴリを表し得る、コンピュータシステムにおいて典型的に見られるものを含むことができる。とは言え、
図7のコンピュータシステム700は、専用ハードウェアコンポーネント、ハードウェアコンポーネントの専用構成、及び/又は専用ソフトウェアを用いて、本明細書で議論した目的のために、及び本明細書で議論した様々な動作を実行するためにカスタマイズ及び専用化することができる。このことから、
図7のコンピュータシステム700は、パーソナルコンピュータ、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、電話(「スマートフォン」又はその他)、モバイルコンピューティングデバイス、ワークステーション、サーバ(サーバラック上又はその他)、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、タブレットコンピューティングデバイス、ウェアラブルデバイス(腕時計、指輪、眼鏡、又は別のタイプの宝石若しくは衣服若しくはアクセサリなど)、ビデオゲームコンソール(ポータブル又はその他)、電子書籍リーダ、メディアプレーヤデバイス(ポータブル又はその他)、車両ベースのコンピュータ、別のタイプのコンピューティングデバイス、又はそれらの何らかの組み合わせであり得る。コンピュータシステム700は、いくつかのケースでは、別のコンピュータシステムによって実行される仮想コンピュータシステムであり得る。コンピュータはまた、異なるバス構成、ネットワーク化されたプラットフォーム、マルチプロセッサプラットフォーム、等を含むことができる。Unix(登録商標)、Linux(登録商標)、FreeBSD(登録商標)、FreeNAS(登録商標)、pfSense(登録商標)、Windows(登録商標)、Apple(登録商標)Macintosh OS(登録商標)(「MacOS(登録商標)」)、Palm OS(登録商標)、Google(登録商標)Android(登録商標)、Google(登録商標)Chrome OS(登録商標)、Chromium(登録商標)OS(登録商標)、OPENSTEP(登録商標)、XNU(登録商標)、Darwin(登録商標)、Apple(登録商標)iOS(登録商標)、Apple(登録商標)tvOS(登録商標)、Apple(登録商標)watchOS(登録商標)、Apple(登録商標)audioOS(登録商標)、Amazon(登録商標)Fire OS(登録商標)、Amazon(登録商標)Kindle OS(登録商標)、これらのうちの任意の変形、他の適したオペレーティングシステム、又はそれらの組み合わせを含む様々なオペレーティングシステムを使用することができる。コンピュータシステム700はまた、オペレーティングシステム(複数可)が実行される層として、基本入力/出力システム(BIOS:Basic Input/Output System)又は統一拡張ファームウェアインターフェース(UEFI:Unified Extensible Firmware Interface)を使用し得る。
【0085】
[0091]いくつかのケースでは、コンピュータシステム700は、各々が1つ以上の特定のタスク又は目的のための複数のコンピュータシステム700を使用するマルチコンピュータシステムの一部であり得る。例えば、マルチコンピュータシステムは、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、ミュニシパルエリアネットワーク(MAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、又はそれらの何らかの組み合わせのうちの少なくとも1つを介して共に通信可能に結合された複数のコンピュータシステム700を含み得る。マルチコンピュータシステムは、インターネットを介して共に通信可能に結合された異なるネットワークからの複数のコンピュータシステム700(「分散」システムとしても知られる)を更に含み得る。
【0086】
[0092]主題技術のいくつかの態様は、様々なデバイスを使用して動作可能であり得るアプリケーションで実装され得る。非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、命令を実行のために中央処理ユニット(CPU)に提供することに関与し、メモリ720、大容量記憶装置730、ポータブル記憶装置740、又はそれらの何らかの組み合わせにおいて使用され得る任意の1つ以上の媒体を指す。そのような媒体は、多くの形態を取ることができ、それぞれ光ディスク又は磁気ディスク及びダイナミックメモリなどの不揮発性及び揮発性媒体を含むが、それらに限定されない。非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの形態は、例えば、フロッピーディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、磁気ストリップ/ストライプ、任意の他の磁気記憶媒体、フラッシュメモリ、メモリスタメモリ、任意の他のソリッドステートメモリ、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)光ディスク、再書き込み可能コンパクトディスク(CD)光ディスク、デジタルビデオディスク(DVD)光ディスク、ブルーレイディスク(BDD)光ディスク、ホログラフィック光ディスク、別の光媒体、セキュアデジタル(SD)カード、マイクロセキュアデジタル(microSD)カード、Memory Stick(登録商標)カード、スマートカードチップ、EMVチップ、加入者アイデンティティモジュール(SIM)カード、ミニ/マイクロ/ナノ/ピコSIMカード、別の集積回路(IC)チップ/カード、ランダムアクセスメモリ(RAM)、静的RAM(SRAM)、動的RAM(DRAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュEPROM(FLASH(登録商標)EPROM)、キャッシュメモリ(L1/L2/L3/L4/L5/L6)、抵抗ランダムアクセスメモリ(PRAM/ReRAM)、相変化メモリ(PCM)、スピントランスファートルクRAM(STT-RAM)、別のメモリチップ若しくはカートリッジ、又はそれらの組み合わせを含む。
【0087】
[0093]様々な形態の送信媒体が1つ以上の命令の1つ以上のシーケンスを実行のためにプロセッサ710に搬送することに関わり得る。バス790は、データをシステムRAM又は別のメモリ720に搬送し、そこからプロセッサ710が命令を取り出して実行する。システムRAM又は別のメモリ720によって受信された命令は、オプションとして、プロセッサ710による実行の前又は後のうちのいずれかに、固定ディスク(大容量記憶デバイス730/ポータブル記憶装置740)上に記憶することができる。同様に、様々な形態の記憶装置、並びにそれを実装するために必要なネットワークインターフェース及びネットワークトポロジが実装され得る。
【0088】
[0094]上記で提供及び説明した様々なフロー図は、主題技術のいくつかの実施形態によって実行される動作の特定の順序を示し得るが、そのような順序は例証的であることが理解されるべきである。代替的な実施形態は、異なる順序で動作を実行し得るか、ある特定の動作を組み合わせ得るか、ある特定の動作を重複させ得るか、又はそれらの何らかの組み合わせであり得る。別途開示されない限り、本明細書の任意のフロー図に例示する、又は本明細書で別様に例示若しくは説明した任意のプロセスは、本明細書で議論する機械、機構、及び/又はコンピューティングシステム700によって実行され得、自動的に(例えば、本明細書で説明される1つ以上のトリガ/条件に応答して)、自律的に、半自律的に(例えば、受信された命令に基づいて)、又はそれらの組み合わせで実行され得ることが理解されるべきである。更に、1つ以上の特定のトリガ/条件に応答して発生するものとして本明細書で説明した任意のアクションは、オプションとして、1つ以上の特定のトリガ/条件に応答して自動的に発生すると理解されるべきである。
【0089】
[0095]本技術の前述の発明を実施するための形態は、例示及び説明を目的として提示されてきた。それは、網羅的であること、又は開示されたまさにその形態に本技術を限定することを意図しない。上記の教示を踏まえて、多くの修正及び変形が可能である。説明した実施形態は、技術の原理、その実際の適用を最も良く説明するために、及び、当業者が、様々な実施形態において、及び企図される特定の使用に適した様々な修正を伴って本技術を利用することを可能にするために選択された。本技術の範囲は、特許請求の範囲によって定義されることを意図する。
【国際調査報告】