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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-17
(54)【発明の名称】プログラミング用積み木
(51)【国際特許分類】
   A63H 33/08 20060101AFI20220209BHJP
   G09B 19/00 20060101ALI20220209BHJP
   G09B 23/18 20060101ALI20220209BHJP
【FI】
A63H33/08 B
G09B19/00 Z
G09B23/18 B
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021536013
(86)(22)【出願日】2019-12-02
(85)【翻訳文提出日】2021-08-23
(86)【国際出願番号】 CN2019122309
(87)【国際公開番号】W WO2020125385
(87)【国際公開日】2020-06-25
(31)【優先権主張番号】201811572649.5
(32)【優先日】2018-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521034269
【氏名又は名称】上海布魯可科技集団有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHANGHAI BLOCKS TECHNOLOGY GROUP CO., LTD
【住所又は居所原語表記】Room 3001, Building 22, No.500 Jiajian Road, Jiading District Shanghai 200233,China
(74)【代理人】
【識別番号】100205936
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 海龍
(74)【代理人】
【識別番号】100132805
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 貴之
(72)【発明者】
【氏名】李 斌
(72)【発明者】
【氏名】肖 ▲よう▼
(72)【発明者】
【氏名】舒 勤茂
(72)【発明者】
【氏名】高 超
(72)【発明者】
【氏名】趙 家亮
(72)【発明者】
【氏名】劉 松
(72)【発明者】
【氏名】劉 晨▲ろ▼
【テーマコード(参考)】
2C032
2C150
【Fターム(参考)】
2C032BD13
2C150AA05
2C150BA23
2C150ED43
2C150EH09
2C150FA42
2C150FD08
(57)【要約】
本発明に係るプログラミング用積み木は、リード命令積み木100および/または命令積み木200を有し、リード命令積み木100は、命令積み木200から出された命令をリードでき、命令は、モードを設置する命令、各モードにおけるイベントを設置する命令、イベントを設置する命令またはアップグレード命令を含み、複数の設置モードにおける命令の間では、優先度が存在する。本発明によれば、既存技術に比べて、電子表示装置を必要とせずにプログラミングできる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リード命令積み木(100)および/または命令積み木(200)を有する、プログラミング用積み木。
【請求項2】
リード命令積み木(100)は、前記命令積み木(200)から出された命令をリードでき、前記命令は、モードを設置する命令、各モードにおけるイベントを設置する命令、イベントを設置する命令またはアップグレード命令を含み、複数の設置モードにおける命令の間では、優先度が存在し、
命令積み木(200)のケーシングは、繋ぎ合せタイプ、カードタイプまたは板タイプのものであり、
前記命令は、プログラム、データ、回路パラメータまたはメカニカル式トリガーであり、
前記プログラムは、有線または無線の方式で伝送され、さらに、揮発性または不揮発性の方式により記憶され、前記回路パラメータは、抵抗、フォトまたは圧電パラメータを含む、ことを特徴とする、請求項1に記載のプログラミング用積み木。
【請求項3】
リード命令積み木(100)は、リード命令積み木ケーシング(101)、コントローラーおよびリード回路を含み、コントローラーは、リード命令積み木ケーシング(101)の内部に位置され、前記リード回路と電気的に接続されており、リード回路のリード領域は、リード命令積み木ケーシング(101)の表面部に位置され、前記コントローラーは、前記リード領域の電気信号をリードすることでリード信号を得、前記リード信号に基づいて命令信号を出力でき、
命令積み木(200)は、命令積み木ケーシング(201)および命令回路を含み、命令回路におけるリードされる領域は命令積み木ケーシング(201)の表面部に位置され、
リード命令積み木(100)のコントローラーは、リード領域とリードされる領域とのカップリングにより、前記命令積み木(200)のリード領域における電気信号をリードでき、ここで、前記カップリングの方式は、電気カップリング、フォトカップリング、磁気カップリングのうちのいずれか一つか任意の組み合わせである、ことを特徴とする、請求項1に記載のプログラミング用積み木。
【請求項4】
リード命令積み木(100)は、出力回路を含み、コントローラーは、出力回路と接続されており、
出力回路の出力領域は、リード命令積み木ケーシング(101)の表面部に位置されるかリード命令積み木ケーシング(101)の内部に位置されており、コントローラーは、出力回路の出力領域を介して前記命令信号を出力でき、
出力回路では、有線出力または無線出力の方式を採用し、
少なくとも一つのリード回路は、出力回路と同じ回路であるか、または、リード回路と出力回路とは異なる回路であり、
リード命令積み木は、スイッチユニットを含み、命令積み木が挿嵌を完成した後、スイッチユニットをトリガーし、リード命令積み木は、前記リード領域の電気信号をリードする、ことを特徴とする、請求項1に記載のプログラミング用積み木。
【請求項5】
前記コントローラーは、複数のリード領域間の位置関係または論理関係に基づいて、前記複数のリード領域それぞれの対応する命令信号の出力タイミングを確定する、ことを特徴とする、請求項3に記載のプログラミング用積み木。
【請求項6】
少なくとも一つの命令の情報は、前記コントローラーが一つまたは複数のリード信号から得られたものである、ことを特徴とする、請求項3に記載のプログラミング用積み木。
【請求項7】
前記複数のリード信号は、一つのリード領域または複数のリード領域からリードされたものである、ことを特徴とする、請求項6に記載のプログラミング用積み木。
【請求項8】
少なくとも一つのリード情報は、命令信号の出力タイミングを示している、ことを特徴とする、請求項1に記載のプログラミング用積み木。
【請求項9】
前記電気カップリングが有線方式である場合、リード領域とリードされる領域との間は、フィッティングされた接続部品があり、リード領域とリードされる領域を接続させる場合、リード回路は有線で命令回路に接続される、ことを特徴とする、請求項3に記載のプログラミング用積み木。
【請求項10】
前記電気カップリングが無線方式である場合、リード領域とリードされる領域とは信号の転送ルートを構成し、前記信号転送ルートを介して、リード回路は命令回路からの電気信号をリードする、ことを特徴とする、請求項3に記載のプログラミング用積み木。
【請求項11】
リード命令積み木(100)は、通知装置を含み、
通知装置は、リード領域とリードされる領域との間のカップリング状態を通知でき、
命令積み木ケーシング(201)は、光観察通路を含み、
リード領域とリードされる領域との間で電気カップリングが形成されると、通知装置から発された光は、前記光観察通路を通って出射される、ことを特徴とする、請求項3に記載のプログラミング用積み木。
【請求項12】
前記リード回路のリード領域は、少なくとも1セットの第一タイプ回路接点プラグを含み、
前記命令回路のリードされる領域は、少なくとも1セットの第二タイプ回路接点プラグを含み、
前記リード命令積み木ケーシング(101)は、少なくとも1セットの第一タイプ積み木接続プラグを含み、
前記命令積み木ケーシング(201)は、少なくとも1セットの第二タイプ積み木接続プラグを含み、
第一タイプ積み木接続プラグと第二タイプ積み木接続プラグとが接続される際、第一タイプ回路接点プラグと第二タイプ回路接点プラグとは接続されて導電回路を構成できる、ことを特徴とする、請求項3に記載のプログラミング用積み木。
【請求項13】
1セットの第一タイプ積み木接続プラグには、1セットまたは複数セットの第一タイプ回路接点プラグが設けられており、
1セットの第二タイプ積み木接続プラグには、1セットまたは複数セットの第二タイプ回路接点プラグが設けられている、ことを特徴とする、請求項12に記載のプログラミング用積み木。
【請求項14】
第一タイプ回路接点プラグは、電源プラグおよび/または信号インターフェースを含み、
第二タイプ回路接点プラグは、電源プラグおよび/または信号インターフェースを含む、ことを特徴とする、請求項12に記載のプログラミング用積み木。
【請求項15】
リード領域とリードされる領域との間で電気カップリングが形成された場合、同一セットにおける複数の第一タイプ回路接点プラグ間は、対応するセットの第二タイプ回路接点プラグを介して回路を形成でき、ここで、前記回路には、さらに、前記コントローラー、命令回路が接続されており、
前記コントローラーは、前記回路を介して命令回路の回路パラメータをリードして前記リード信号とする、ことを特徴とする、請求項12に記載のプログラミング用積み木。
【請求項16】
リード領域の対応する複数セットの第一タイプ積み木接続プラグの物理パラメータの順番は、命令信号をリードまたは実行の順次を示しており、
前記物理パラメータの順番はコントローラーに配置され、または、回路を生成する信号パラメータの順番を調整してコントローラーへ指示し、
前記回路を生成する信号パラメータの順番は、遅延回路の生成されるタイミング、または、変調器による振幅の大きさ、周波数の大きさまたは位相の大きさの順序を含む、ことを特徴とする、請求項3に記載のプログラミング用積み木。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、積み木玩具に関し、特にプログラミング用積み木に関する。
【背景技術】
【0002】
プログラミング方式の進化において、最初のプログラミング方式は様々なプログラミング言語を用いて直接コードを書き下ろす方式で、その後にビジュアルプログラミングの方式が現れた。ビジュアルプログラミングの方式では、グラフィック要素間の配置や組み合わせなどの操作を介してアルゴリズムやロジックを構成し、さらに、各々のグラフィック要素に対応するコードに基づいて、アルゴリズムおよびロジックにしたがって、最終のコードを生成する。
【0003】
ビジュアルプログラミングの方式は、視覚上の直観性やプログラミング上の簡便性を備えるため、電子積み木(電子ブロック)の分野において応用され、たとえば、タブレットパソコンにおいてビジュアルプログラミングを行って制御コードを得、続いて、制御コードをメイン制御ユニットに送り、メイン制御ユニットは制御コードに基づいてイベントを実行するように実行ユニットを制御する。このプロセスにおいて、ビジュアル化が必要なため、タブレットパソコンなどの表示装置が必要不可欠になり、長時間のプログラミングは、青少年の視力の健康に影響を与えてしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、既存技術における問題点に鑑みてなされたものであり、プログラミング用積み木を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を徹生するための本発明に係るプログラミング用積み木は、リード命令積み木100および/または命令積み木200を有する。
【0006】
好ましくは、リード命令積み木100は、前記命令積み木200から出された命令をリードでき、前記命令は、モードを設置する命令、各モードにおけるイベントを設置する命令、イベントを設置する命令またはアップグレード命令を含み、複数の設置モードにおける命令の間では、優先度が存在し、
命令積み木200のケーシングは、繋ぎ合せタイプ、カードタイプまたは板タイプのものであり、
前記命令は、プログラム、データ、回路パラメータまたはメカニカル式トリガーであり、
前記プログラムは、有線または無線の方式で伝送され、さらに、揮発性または不揮発性の方式により記憶され、前記回路パラメータは、抵抗、フォトまたは圧電パラメータを含む。
【0007】
好ましくは、リード命令積み木100は、リード命令積み木ケーシング101、コントローラーおよびリード回路を含み、コントローラーは、リード命令積み木ケーシング101の内部に位置され、前記リード回路と電気的に接続されており、リード回路のリード領域は、リード命令積み木ケーシング101の表面部に位置され、前記コントローラーは、前記リード領域の電気信号をリードすることでリード信号を得、前記リード信号に基づいて命令信号を出力でき、
命令積み木200は、命令積み木ケーシング201および命令回路を含み、命令回路におけるリードされる領域は命令積み木ケーシング201の表面部に位置され、
リード命令積み木100のコントローラーは、リード領域とリードされる領域とのカップリングにより、前記命令積み木200のリード領域における電気信号をリードでき、ここで、前記カップリングの方式は、電気カップリング、フォトカップリング、磁気カップリングのうちのいずれか一つか任意の組み合わせである。
【0008】
好ましくは、リード命令積み木100は、出力回路を含み、コントローラーは、出力回路と接続されており、
出力回路の出力領域は、リード命令積み木ケーシング101の表面部に位置されるかリード命令積み木ケーシング101の内部に位置されており、コントローラーは、出力回路の出力領域を介して前記命令信号を出力でき、
出力回路では、有線出力または無線出力の方式を採用し、
少なくとも一つのリード回路は、出力回路と同じ回路であるか、または、リード回路と出力回路とは異なる回路であり、
リード命令積み木は、スイッチユニットを含み、命令積み木が挿嵌を完成した後、スイッチユニットをトリガーし、リード命令積み木は、前記リード領域の電気信号をリードする。
【0009】
好ましくは、前記コントローラーは、複数のリード領域間の位置関係または論理関係に基づいて、前記複数のリード領域それぞれの対応する命令信号の出力タイミングを確定する。
【0010】
好ましくは、少なくとも一つの命令の情報は、前記コントローラーが一つまたは複数のリード信号から得られたものである。
【0011】
好ましくは、前記複数のリード信号は、一つのリード領域または複数のリード領域からリードされたものである。
【0012】
好ましくは、少なくとも一つのリード情報は、命令信号の出力タイミングを示している。
【0013】
好ましくは、前記電気カップリングが有線方式である場合、リード領域とリードされる領域との間は、フィッティングされた接続部品があり、リード領域とリードされる領域を接続させる場合、リード回路は有線で命令回路に接続される。
【0014】
好ましくは、前記電気カップリングが無線方式である場合、リード領域とリードされる領域とは信号の転送ルートを構成し、前記信号転送ルートを介して、リード回路は命令回路からの電気信号をリードする。
【0015】
好ましくは、リード命令積み木100は、通知装置を含み、
通知装置は、リード領域とリードされる領域との間のカップリング状態を通知でき、
命令積み木ケーシング201は、光観察通路を含み、
リード領域とリードされる領域との間で電気カップリングが形成されると、通知装置から発された光は、前記光観察通路を通って出射される。
【0016】
好ましくは、前記リード回路のリード領域は、少なくとも1セットの第一タイプ回路接点プラグを含み、
前記命令回路のリードされる領域は、少なくとも1セットの第二タイプ回路接点プラグを含み、
前記リード命令積み木ケーシング101は、少なくとも1セットの第一タイプ積み木接続プラグを含み、
前記命令積み木ケーシング201は、少なくとも1セットの第二タイプ積み木接続プラグを含み、
第一タイプ積み木接続プラグと第二タイプ積み木接続プラグとが接続される際、第一タイプ回路接点プラグと第二タイプ回路接点プラグとは接続されて導電回路を構成できる。
【0017】
好ましくは、1セットの第一タイプ積み木接続プラグには、1セットまたは複数セットの第一タイプ回路接点プラグが設けられており、
1セットの第二タイプ積み木接続プラグには、1セットまたは複数セットの第二タイプ回路接点プラグが設けられている
【0018】
好ましくは、第一タイプ回路接点プラグは、電源プラグおよび/または信号インターフェースを含み、
第二タイプ回路接点プラグは、電源プラグおよび/または信号インターフェースを含む。
【0019】
好ましくは、リード領域とリードされる領域との間で電気カップリングが形成された場合、同一セットにおける複数の第一タイプ回路接点プラグ間は、対応するセットの第二タイプ回路接点プラグを介して回路を形成でき、ここで、前記回路には、さらに、前記コントローラー、命令回路が接続されており、
前記コントローラーは、前記回路を介して命令回路の回路パラメータをリードして前記リード信号とする。
【0020】
好ましくは、リード領域の対応する複数セットの第一タイプ積み木接続プラグの物理パラメータの順番は、命令信号をリードまたは実行の順次を示しており、
前記物理パラメータの順番はコントローラーに配置され、または、回路を生成する信号パラメータの順番を調整してコントローラーへ指示し、
前記回路を生成する信号パラメータの順番は、遅延回路の生成されるタイミング、または、変調器による振幅の大きさ、周波数の大きさまたは位相の大きさの順序を含む。
【0021】
好ましくは、コントローラーはメイン制御回路を含み、メイン制御回路は主にチップMC32F7343を使用し、
メイン制御回路は、リード回路を制御でき、これにより、リード時間、リードの順番、リード機能のONOFFなどについて制御でき、
メイン制御回路は、通知装置を制御でき、ここで、通知装置は、複数の位置指示ランプLEDを含み、それぞれリード命令積み木100の複数の接続位置に対応し、命令積み木の接続により電気的に接続されているか否かを通知し、通知装置は、さらに電源指示ランプPower_LEDを含み、制御回路の制御により、リード命令積み木100が電源ONになって動作状態になっているか否かを示し、
メイン制御回路は、クロック信号、データ信号を提供する。
【0022】
好ましくは、命令積み木における命令回路は命令を出力でき、ここで、上記命令は、主にデータ信号により構成されるデータフレームの命令であるか、主に電圧レベルのハイやロー信号により構成されるパルス信号などの命令であるか、または、発光ダイオード、赤外線送信機のようなフォトカップリング周辺回路により光信号の命令を送信する。
【0023】
好ましくは、命令回路は一つまたは複数の素子部品であり、回路に接続された後、回路の抵抗値または電圧降下の変化を実現できる。
【0024】
好ましくは、リード回路はクロック信号ピン、を有し、さらに、データ信号ピンまたは電圧信号ピンを有し、データ信号ピンを介して、命令回路からのデータを得て命令を得ることができ、電圧信号ピンを介して命令回路に接続した後の電圧値の変化を得ることができる。
【0025】
好ましくは、リード命令積み木100は、命令の指示をトリガー可能な構造を有し、圧電回路、スイッチング回路を有する。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、既存技術に比べて、電子表示装置を必要とせずにプログラミングできる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
以下、図面を参照しながら、限定されない実施例について詳細に説明することにより、本発明のその他の技術的特徴、目的、効果をさらに明確にする。
図1】本発明に係るプログラミング用積み木の構造を示す図である。
図2】リード命令積み木100における並列プログラミングに使用可能でコントローラーを含むメイン制御回路の回路図である。
図3】リード命令積み木100における並列プログラミングに使用可能でリード回路を含むメイン制御回路のインターフェース回路を示す図である。
図4】逐次プログラミングに使用可能なメイン制御回路の回路図であり、好ましくは、該回路はリード命令積み木に応用され、当然でありながら、その他の積み木にも応用可能である。
図5】逐次プログラミングモジュールの回路図およびインターフェース回路を示す図であり、好ましくは、該回路はリード命令積み木100に応用され、当然でありながら、その他の積み木にも応用可能である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、具体的な実施例により本発明について詳細に説明する。以下の実施例は、いわゆる当業者が本発明をより理解しやすくするためのものであって、如何なる形式により本発明を限定するものではない。いわゆる当業者であれば、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲内において、本発明について更なる改良や均等な変化を行うことができるが、これらも本発明の保護範囲に含まれることに注意されたい。
【0029】
本発明に係るプログラミング用積み木は、リード命令積み木100および/または命令積み木200を有する。
リード命令積み木100は、連結用積み木であってよく、命令積み木200から出された命令をリードでき、その他の積み木に出力できる。その他の積み木は、たとえば、メイン制御用積み木または実行用積み木である。リード命令積み木100自体が、メイン制御用積み木または実行用積み木であってもよい。
【0030】
メイン制御用積み木が、複数の命令積み木200から複数の命令をリードしたとき、順次にこれらの命令を実行してもよいし、複数の命令に基づいて演算を行うことにより新しい命令を得て、該新しい命令を実行してもよい。
【0031】
一つのリード命令積み木100は、他の一つのリード命令積み木100により命令をリードできる。ここで、一つのリード命令積み木100は、他の一つのリード命令積み木100に対して言えば、命令積み木200を構成する。
【0032】
リード命令積み木100は、命令積み木200により指示された命令をリードする。ここで、指示された命令は、モードを設置する命令、各モードにおけるイベントを設置する命令、イベントを設置する命令またはアップグレード命令を含む。複数の設置モードにおける命令の間では、優先度が存在する。
【0033】
ここで、命令は、予め命令積み木200に記憶されてもよいし、命令積み木200によりリアルタイムに生成されてもよい。なお、命令積み木をトリガーにしてリード命令積み木100が既に記憶されたローカルの命令を得てもよいし、命令積み木をトリガーにしてリード命令積み木100がローカルでリアルタイムに命令を生成してもよい。
【0034】
上記のモードは、メイン制御積み木のモードであってもよいし、リード命令積み木のモードであってもよい。たとえば、リード命令積み木は、異なるモードにおいて、命令をリードする順番または命令を出力する順番が異なる。
【0035】
たとえば、一つのモードは停止モードであり、停止モードの優先度は最も高い。
【0036】
同じイベントの命令であっても、異なるモードにおいては、実行ユニットに異なるイベントを実行させる。
【0037】
命令積み木200のケーシングは、繋ぎ合せタイプ、カードタイプまたは板タイプを採用する。
命令積み木200間の接続方式は、直列接続、並列接続または直並列接続である。
命令積み木200間は、挿嵌して積み重ねることができる。
繋ぎ合せタイプの場合、互いに挿嵌することで接続できる。カードタイプは、たとえば、カードである。板タイプは、たとえば、プログラミングボードなどである。
上記命令とは、プログラム、データ、回路パラメータまたはメカニカル式トリガーである。
上記プログラムは、有線または無線の方式で伝送され、揮発性または不揮発性の方式により記憶される。上記回路パラメータは、抵抗、フォトまたは圧電パラメータである。
【0038】
リード命令積み木100は、リード命令積み木ケーシング101、コントローラーおよびリード回路を含み、コントローラーは、リード命令積み木ケーシング101の内部に位置され、リード回路と電気的に接続されている。リード回路のリード領域は、リード命令積み木ケーシング101の表面部に位置されている。コントローラーは、リード領域の電気信号をリードすることでリード信号を得、該リード信号に基づいて命令信号を出力する。
【0039】
命令積み木200は、命令積み木ケーシング201および命令回路を含み、命令回路におけるリードされる領域は命令積み木ケーシング201の表面部に位置され、リード命令積み木100のコントローラーは、リード領域とリードされる領域との間のカップリングにより、命令積み木200の命令回路がリード領域における電気信号をリードする。ここで、上記カップリングの方式は、電気カップリング、フォトカップリング、磁気カップリングのうちのいずれか一つか任意の組み合わせであってよい。好ましくは、リード命令積み木100は、出力回路を含み、コントローラーは、出力回路と接続されている。出力回路の出力領域は、リード命令積み木ケーシング101の表面部に位置されるかリード命令積み木ケーシング101の内部に位置されている。コントローラーは、出力回路の出力領域を介して、命令信号を出力する。
【0040】
出力回路では、有線出力または無線出力の方式を採用する。少なくとも一つのリード回路は、出力回路と同じ回路であるか、または、リード回路と出力回路とは異なる回路である。リード命令積み木は、スイッチユニットを含み、命令積み木が挿嵌を完成した後、スイッチユニットをトリガーし、リード命令積み木は、リード領域の電気信号をリードする。コントローラーは、複数のリード領域間の位置関係または論理関係に基づいて、複数のリード領域それぞれの対応する命令信号の出力タイミングを確定する。少なくとも一つの命令の情報は、コントローラーが一つまたは複数のリード信号から得られたものである。複数のリード信号は、一つのリード領域または複数のリード領域からリードされたものである。少なくとも一つのリード情報は、命令信号の出力タイミングを示している。上記電気カップリングが有線方式である場合、リード領域とリードされる領域との間は、フィッティングされた接続部品がある。リード領域とリードされる領域を接続させる場合、リード回路は有線で命令回路に接続される。一方で、上記電気カップリングが無線方式である場合、リード領域とリードされる領域とは信号の転送ルートを構成し、該信号転送ルートを介して、リード回路は命令回路からの電気信号をリードする。
【0041】
リード命令積み木100は、通知装置を含み、通知装置は、リード領域とリードされる領域との間のカップリング状態を通知する。命令積み木ケーシング201は、光観察通路を含み、リード領域とリードされる領域との間で電気カップリングが形成されると、通知装置から発された光は、光観察通路を通って出射される。
【0042】
上記リード回路のリード領域は、少なくとも1セットの第一タイプ回路接点プラグを含み、上記命令回路のリードされる領域は、少なくとも1セットの第二タイプ回路接点プラグを含み、上記リード命令積み木ケーシング101は、少なくとも1セットの第一タイプ積み木接続プラグを含み、上記命令積み木ケーシング201は、少なくとも1セットの第二タイプ積み木接続プラグを含む。
【0043】
第一タイプ積み木接続プラグと第二タイプ積み木接続プラグとが接続される際、第一タイプ回路接点プラグと第二タイプ回路接点プラグとは接続されて導電回路を構成する。
【0044】
1セットの第一タイプ積み木接続プラグには、1セットまたは複数セットの第一タイプ回路接点プラグが設けられている。1セットの第二タイプ積み木接続プラグには、1セットまたは複数セットの第二タイプ回路接点プラグが設けられている。第一タイプ回路接点プラグは、電源プラグおよび/または信号インターフェースを含み、第二タイプ回路接点プラグは、電源プラグおよび/または信号インターフェースを含む。
【0045】
好ましくは、リード領域とリードされる領域との間で電気カップリングが形成された場合、同一セットにおける複数の第一タイプ回路接点プラグ間は、対応するセットの第二タイプ回路接点プラグを介して回路を形成する。ここで、該回路には、さらに、コントローラー、命令回路を接続されている。コントローラーは、上記回路を介して命令回路の回路パラメータをリードして上記リード信号をする。リード領域の対応する複数セットの第一タイプ積み木接続プラグの物理パラメータの順番は、命令信号をリードまたは実行の順次を示している。上記物理パラメータの順番はコントローラーに配置され、または、回路を生成する信号パラメータの順番を調整してコントローラーへ指示する。上記回路を生成する信号パラメータの順番は、遅延回路の生成されるタイミング、または、変調器による振幅の大きさ、周波数の大きさまたは位相の大きさの順序を含む。
【0046】
図において、TP1~TP16は、テストポイントまたは好ましい実施例か変化例において、対応する回路接点または回路接点に接続されるプラグであってよい。命令積み木、リード命令積み木を組み合わせる場合、各図におけるチップ、抵抗、トランジスタなどの部品間は対応するTP端を介して接続される。
【0047】
図2は、本発明に係る回路図の一例である。該回路図によれば、メイン制御回路は、コントローラーおよび周辺回路の好ましい実施形態であり、メイン制御回路では、主にチップMC32F7343を使用し、リード命令積み木100における回路またはリード命令積み木100におけるその他の回路を制御できる。たとえば、リード回路を制御でき、これにより、リード時間、リードの順番、リード機能のONOFFなどについて制御できる。また、たとえば、通知装置を制御できる。通知装置は、LED1~LED8を含み、それぞれ図1に示されたリード命令積み木100の八つの接続位置に対応し、命令積み木の接続により電気的に接続されているか否かを通知する。通知装置は、さらにPower_LEDを含み、制御回路の制御により、リード命令積み木100が電源ONになって動作状態になっているか否かを示す。また、チップMC32F7343は、クロック信号CLK_in、データ信号DAT_inを提供する。
【0048】
図3には、メイン制御回路のインターフェース回路が示され、インターフェース回路はクロック信号を提供するインターフェースCLK_in、データ信号を提供するインターフェースDAT_inを含む。インターフェース回路は、その他の回路と接続できるか、テストインターフェースとして、たとえば、上記インターフェース回路は、命令積み木200の命令回路に接続でき、タイマー信号、データ信号のドッキングを実現する。
【0049】
図4は、本発明に係る回路図の他の一例であり、図2に示した回路の変化例である。図2において、複数の命令積み木200に含まれるプログラミング命令の関係は、並列処理の関係であるが、図4において、複数の命令積み木200に含まれるプログラミング命令の関係は、逐次処理の関係である。
【0050】
図4における回路図には、主にメイン制御回路が示され、メイン制御回路は、コントローラーおよび周辺回路の好ましい実施形態であり、メイン制御回路では、主にチップMC35P7041を使用し、クロック信号ピンCLK_in、CLK_outを有し、データ信号ピンDAT_in、DAT_outを有する。チップMC35P7041は、リード命令積み木100における回路またはリード命令積み木100におけるその他の回路を制御できる。たとえば、リード回路を制御でき、リード時間、リードの順番、リード機能のONOFFなどについて制御できる。また、チップMC35P7041は、クロック信号CLK_in、データ信号DAT_inを提供する。
【0051】
図5に示される回路では、主にチップMC35P7041が使用され、一例として、リード命令積み木100に応用できるが、当然でありながら、その他の積み木にも応用できる。該チップMC35P7041によれば、上記回路は命令を出力および/または受け付けできる。ここで、上記命令は、主にデータ信号により構成されるデータフレームの命令であってもよく、主に電圧レベルのハイやロー信号により構成されるパルス信号などの命令であってもよい。さらに、発光ダイオード、赤外線送信機のようなフォトカップリング周辺回路により光信号の命令を送信してもよい。
【0052】
命令回路は、実際の必要に応じて構築でき、たとえば、一つのみまたは複数の素子、たとえば、一つの抵抗、コンデンサー、トランジスタを使用して一定の抵抗値または電圧降下の変化を実現できる。
【0053】
上述の回路図の説明によれば、リード命令積み木100における命令の記憶、命令の送信、命令の受信、命令の処理などはいずれも対応するチップを介して実現できる。さらに、いわゆる当業者であれば、実際の必要に応じて周辺回路を追加でき、たとえば、主に抵抗から構成される電流制限保護回路、無線通信チップを含む通信回路などを追加できる。
【0054】
上記回路図における各チップの周辺回路は、いわゆる当業者であれば、実際の必要およびチップのデータシートを参照することで実現できるため、ここでは詳細な説明を省略する。
【0055】
さらに、命令積み木200は、メカニカル式トリガーで命令を指示する場合、命令積み木200には回路を含まなくてもよい。この場合、リード命令積み木100は、命令の指示をトリガー可能な構造、たとえば、圧電回路、スイッチング回路などを有する。
【0056】
以上、本発明の具体的な実施例を説明した。理解できるように、本発明は、上述の特定の実施例に限定されず、いわゆる当業者は、特許請求の範囲内において様々な変化や改良を行うことができ、これらは本発明の実質内容について影響を与えない。矛盾しない限り、本明細書における実施例および実施例に係る技術的特徴は、任意に組み合わせできる。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】