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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-18
(54)【発明の名称】連続誘電定数適合レドーム設計
(51)【国際特許分類】
   H01Q 1/42 20060101AFI20220210BHJP
【FI】
H01Q1/42
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021537074
(86)(22)【出願日】2019-12-16
(85)【翻訳文提出日】2021-06-24
(86)【国際出願番号】 US2019066610
(87)【国際公開番号】W WO2020139607
(87)【国際公開日】2020-07-02
(31)【優先権主張番号】62/786,057
(32)【優先日】2018-12-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】500149223
【氏名又は名称】サン-ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】特許業務法人大塚国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】特許業務法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】デスクルー、デルフィーヌ
(72)【発明者】
【氏名】マゾイエール、シモン
(72)【発明者】
【氏名】ミモーン、エマニュエル
【テーマコード(参考)】
5J046
【Fターム(参考)】
5J046AA13
5J046RA05
5J046RA07
(57)【要約】
レドームは、コアと、コアの外面を覆う外側誘電定数(ODC)適合構成要素と、を含むことができる。レドームは、ODC適合構成要素の外面から、ODC適合構成要素を通して、コアの外面への有効誘電定数変化プロファイルを有することができる。ODC適合構成要素の有効誘電定数変化プロファイルは、連続単調関数DC(ot)とすることができ、ここで、DC(ot)は、値otにおけるODC適合構成要素の誘電定数であり、ここで、otは、比率OT/OTであり、OTは、ODC変化構成要素の外面から測定されるODC変化構成要素内の位置であり、OTは、ODC適合の総厚さである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
レドームであって、
コアと、
前記コアの外面を覆う外側誘電定数(ODC)適合構成要素と、を備え、
前記ODC適合構成要素が、前記ODC適合構成要素の外面から、前記ODC適合構成要素を通して、コアの外面への有効誘電定数変化プロファイルを有し、
前記ODC適合構成要素の前記有効誘電定数変化プロファイルが、連続単調関数DC(ot)であり、ここで、DC(ot)は、値otにおける前記ODC適合構成要素の誘電定数であり、otは、比率OT/OTであり、OTは、前記ODC変化構成要素の前記外面から測定される前記ODC変化構成要素内の位置であり、OTは、前記ODC適合の総厚さである、レドーム。
【請求項2】
前記レドームが、0°~60°の入射角度範囲にわたって測定される際、約3dB以下の入射角度反射損失を有する、請求項1に記載のレドーム。
【請求項3】
前記レドームが、40GHzの周波数範囲にわたって測定される際、約3dB以下の周波数範囲反射損失を有する、請求項1に記載のレドーム。
【請求項4】
前記連続単調関数DC(ot)が、0.5×c/fよりも短い距離OT内のステップ変化を有し、ここで、cは、光速であり、fは、システムの最大動作周波数である、請求項1に記載のレドーム。
【請求項5】
前記連続単調関数DC(ot)が、約3.0mm以下の距離OT内のステップ変化を有する、請求項1に記載のレドーム。
【請求項6】
前記連続単調関数DC(ot)が、関数
【数1】

であり、式中、DCは、前記コアの誘電定数であり、DCは、前記レドームを含む媒体の誘電定数である、請求項1に記載のレドーム。
【請求項7】
前記連続単調関数DC(ot)が、関数
【数2】

であり、A+B+C=1であり、式中、DCは、前記コアの誘電定数であり、DCは、前記レドームを含む媒体の誘電定数である、請求項1に記載のレドーム。
【請求項8】
前記連続単調関数DC(ot)が、関数
【数3】

であり、D+E+F=1であり、式中、DCは、前記コアの誘電定数であり、DCは、前記レドームを含む媒体の誘電定数である、請求項1に記載のレドーム。
【請求項9】
前記ODC適合構成要素が、前記コアの前記外面を覆う外側誘電体スタックを備える、請求項1に記載のレドーム。
【請求項10】
前記外側誘電体スタックが、前記ODC適合構成要素の前記有効誘電定数変化プロファイルを作成するように構成される、請求項9に記載のレドーム。
【請求項11】
前記ODC適合構成要素が、前記コアのテクスチャ加工された外面である、請求項1に記載のレドーム。
【請求項12】
前記コアの前記テクスチャ外面が、前記ODC適合構成要素の前記有効誘電定数変化プロファイルを作成するように構成される、請求項11に記載のレドーム。
【請求項13】
前記レドームが、
前記コアの内面を覆う内側誘電定数(IDC)適合構成要素をさらに備え、
前記ODC適合構成要素が、内面IDC適合構成要素から、前記IDC適合構成要素を通して、コアの内面への有効誘電定数変化プロファイルを有し、
前記ODC適合構成要素の前記有効誘電定数変化プロファイルが、連続単調関数DC(it)であり、前記DC(it)が、前記値itにおけるIDC適合構成要素の誘電定数であり、ここで、itが、比率IT/ITであり、ITが、前記IDC変化構成要素の内面から測定される前記IDC変化構成要素内の位置であり、ITが、前記IDC適合の総厚さである、請求項1に記載のレドーム。
【請求項14】
レドームであって、
誘電定数ODC(C)を有するコアと、
前記コアの外面を覆う外側誘電定数(ODC)適合構成要素と、を備え、
前記ODC適合構成要素が、変化する誘電定数ODC(N)を有するN個の誘電体層を有する外側誘電体スタックを備え、
最外誘電体層から、前記コアの前記外面に接触している誘電体層への各連続層の前記誘電定数ODC(N)が、連続単調関数ODC(N)に従って、空気ODC(A)からコアODC(C)の誘電定数へと増加し、ここで、ODC(N)は、N番目の誘電体層の誘電定数であり、ここで、Nは、前記ODC適合構成要素の前記外側から内方に数えた誘電層の数である、レドーム。
【請求項15】
レドームであって、
誘電定数ODC(C)を有するコアと、
前記コアの外面を覆う外側誘電定数(ODC)適合構成要素と、を備え、
前記ODC適合構成要素が、前記コアのテクスチャ加工された外面を備え、
前記テクスチャ加工された外面が、周期pおよび高さhを有するピラミッド状のプロファイルを備え、連続単調関数DC(ot)である、前記ODC適合構成要素の有効誘電定数変化プロファイルを作成するように構成され、ここで、DC(ot)は、値otにおけるODC適合構成要素の誘電定数であり、otは、比率OT/OTであり、OTは、前記ODC変化構成要素の前記外面から測定される前記ODC変化構成要素内の位置であり、OTは、前記ODC適合の総厚さである、レドーム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、レドーム構造に関し、より具体的には、レドームによって電磁波に生じる電磁気的劣化を最小にするための誘電定数適応構成要素の使用に関する。
【背景技術】
【0002】
航空機搭載衛星通信用レドームは、一般に、航空機のルーフに配置される、衛星アンテナ用の保護カバーである。そのようなレドームは、一般に、レドームの無線周波数透過性を最適化するように設計された少なくとも1つの誘電体スタックを含む。誘電体スタックは、一連の高誘電率材料および低誘電率材料であり、これらの層の厚さは、特定の入射角度および特定の周波数におけるレドームの伝送損失を最小にするように選択することができる。最適な誘電体スタックは、いかなる吸収または反射も伴うことなく、全範囲の入射電磁波を伝送する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
さらに、広帯域レドーム設計に対する必要性は、衛星通信周波数範囲(すなわち、1~40GHz)およびレーダシステム範囲(すなわち、40~100GHz)の広帯域アンテナの発展とともに、高まっている。
【0004】
第1の態様によれば、レドームは、コアと、コアの外面を覆う外側誘電定数(ODC)適合構成要素と、を含むことができる。レドームは、ODC適合構成要素の外面から、ODC適合構成要素を通して、コアの外面への有効誘電定数変化プロファイルを有することができる。ODC適合構成要素の有効誘電定数変化プロファイルは、連続単調関数DC(ot)とすることができ、ここで、DC(ot)は、値otにおけるODC適合構成要素の誘電定数であり、ここで、otは、比率OT/OTであり、OTは、ODC変化構成要素の外面から測定されるODC変化構成要素内の位置であり、OTは、ODC適合の総厚さである。
【0005】
さらに他の態様によれば、レドームは、コアと、コアの外面を覆う外側誘電定数(ODC)適合構成要素と、を含むことができる。ODC適合構成要素は、N個の誘電体層を有する外側誘電体スタックを含むことができ、ここで、N個の誘電体層は、変化する誘電定数ODC(N)を有する。最外誘電体層から、コアの外面に接触している誘電体層への各連続層の誘電定数ODC(N)は、連続単調関数ODC(N)に従って、空気ODC(A)の誘電定数からコアODC(C)の誘電定数へと増加させることができ、ここで、ODC(N)は、所与のN番目の誘電体層の誘電定数であり、ここで、Nは、ODC適合構成要素の外側から内方に数えた誘電層の数である。
【0006】
さらに他の態様によれば、レドームは、コアと、コアの外面を覆う外側誘電定数(ODC)適合構成要素と、を含むことができる。ODC適合構成要素は、コアのテクスチャ加工された外面を含むことができる。テクスチャ加工された外面は、周期pおよび高さhを有するピラミッド状のプロファイルを含むことができる。テクスチャ加工された外面は、有効誘電定数変化プロファイルを作成するように構成することができる。テクスチャ加工された外面によって作成される有効誘電定数変化プロファイルは、連続単調関数DC(ot)とすることができ、ここで、DC(ot)は、値otにおけるODC適合構成要素の誘電定数であり、ここで、otは、比率OT/OTであり、OTは、ODC変化構成要素の外面から測定されるODC変化構成要素内の位置であり、OTは、ODC適合の総厚さである。 実施形態は、例として示されており、添付の図面に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1a】本明細書で説明する実施形態による、レドーム構造の例示を含む。
図1b】本明細書で説明する別の実施形態による、レドーム構造の例示を含む。
図2a】本明細書で説明する別の実施形態による、レドーム構造の例示を含む。
図2b】本明細書で説明する別の実施形態による、レドーム構造の例示を含む。
図3a】本明細書で説明する別の実施形態による、レドーム構造の例示を含む。
図3b】本明細書で説明する別の実施形態による、レドーム構造の例示を含む。
図4a】本明細書で説明する別の実施形態による、レドーム構造の例示を含む。
図4b】本明細書で説明する別の実施形態による、レドーム構造の例示を含む。
図5a】本明細書で説明する別の実施形態による、レドーム構造の例示を含む。
図5b】本明細書で説明する別の実施形態による、レドーム構造の例示を含む。
【発明を実施するための形態】
【0008】
当業者は、図中の要素が単純化および明瞭化のために示されており、必ずしも縮尺どおりに描かれていないことを理解している。
【0009】
以下の考察は、本教示の具体的な実装および実施形態に焦点を合わせるであろう。詳細な説明は、ある特定の実施形態を説明するのを助けるために提供されており、本開示および本教示の範囲または適用性に対する限定として解釈されるべきではない。他の実施形態を、本明細書に提供された本開示および本教示に基づいて使用することができることが理解されるであろう。
【0010】
「備える(comprises)」、「備える(comprising)」、「含む(includes)」、「含む(including)」、「有する(has)」、「有する(having)」という用語、またはそれらの任意の他の変形は、非排他的包含を含むことを意図している。例えば、特徴のリストを備える方法、物品、または装置は、必ずしもそれらの特徴のみに限定されず、そのような方法、物品、または装置に明示的にリスト化されていないかまたは固有ではない他の特徴を含み得る。さらに、そうではないと明示的に述べられていない限り、「または(or)」は、包含的な「または」を指し、排他的な「または」を指さない。例えば、条件AまたはBは、以下のいずれか1つによって満たされる。Aは真(または存在する)かつBは偽(または存在しない)、Aは偽(または存在しない)かつBは真(または存在する)、およびAとBの両方が真(または存在する)である。
【0011】
また、「1つ(a)」または「1つ(an)」の使用は、本明細書に記載の要素および構成要素を説明するために使用される。これは単に便宜上および本発明の範囲の一般的な意味を与えるために行われている。この説明は、他を意味することが明確でない限り、1つ、少なくとも1つ、または複数も含む単数形、またはその逆を含むように読む必要がある。例えば、本明細書で単一の物品が説明される場合、単一の物品の代わりに複数の物品が使用され得る。同様に、本明細書で複数の物品が説明される場合、それら複数の物品に代えて単一の物品が使用され得る。
【0012】
本明細書で説明する実施形態は、一般に、反射を最小にし、かつ広周波数範囲および広入射角度範囲の両方の最大伝送を可能にする、変化するインデックス適合を有するレドームを目的とする。具体的には、本明細書で説明する実施形態は、一般に、コアと、コアの外面を覆う少なくとも1つの外側誘電定数(ODC)適合構成要素と、を含む、レドームを目的とする。特定の実施形態によれば、ODC適合構成要素は、ODC適合構成要素の外面から、ODC適合構成要素とコアの外面との交差部に移動する、一般に滑らかであるか、または連続した有効誘電定数変化プロファイルを作成するように構成される。
【0013】
本明細書で説明する実施形態の目的で、「有効誘電定数変化プロファイル」という句は、ODC適応化構成要素の厚さを通した誘電定数の有効な変化の数学的記述であることが理解されるであろう。ODC適合構成要素の厚さを通した誘電定数の有効変化は、ODC適合構成要素を構成する材料の層の誘電定数の実際の変化(すなわち、層材料組成または厚さの変化)に対応し得ること、またはODC適合構成要素の厚さを通した誘電定数の有効変化は、ODC適合構成要素を構成する材料層の誘電定数の実際の変化を有する構成要素のように振る舞う(すなわち、レドームを通した伝送に同じ影響をもたらす)ODC適合構成要素の表面テクスチャに対応し得ることがさらに理解されるであろう。
【0014】
例示を目的として、図1aは、本明細書で説明する実施形態による、レドーム100の例示を含む。図1aに示すように、レドーム100は、外面114を有するコア110と、コア110の外面114を覆う外側誘電定数(ODC)適合構成要素120と、を含むことができる。特定の実施形態によれば、ODC適合構成要素120は、外面124を有することができる。さらに他の実施形態によれば、ODC適合構成要素120は、ODC適合構成要素120の外面124からコア110の外面114への有効誘電定数変化プロファイルを有することができる。
【0015】
特定の実施形態によれば、ODC適合構成要素120の有効誘電定数変化プロファイルは、連続単調関数DC(ot)とすることができ、ここで、DC(ot)は、値otにおけるODC適合構成要素の誘電定数であり、ここで、otは、比率OT/OTであり、OTは、ODC変化構成要素の外面から測定されるODC変化構成要素内の位置であり、OTは、ODC適合の総厚さである。
【0016】
特定の実施形態によれば、レドーム100は、0°~60°の入射角度範囲にわたってRTCA DO-213に従って測定される際、特定の入射角度反射損失を有することができる。例えば、レドーム100は、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、またはさらには約1.0dB以下などの、約3dB以下の入射角度反射損失を有することができる。
【0017】
さらに他の実施形態によれば、レドーム100は、40GHzの周波数範囲にわたってRTCA DO-213に従って測定される際、特定の周波数範囲反射損失を有することができる。例えば、レドーム100は、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、またはさらには約1.0dB以下などの、約3dB以下の周波数範囲反射損失を有することができる。
【0018】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(ot)は、0.5×c/fよりも短い距離OT内のステップ変化を有することができ、ここで、cは、光速であり、fは、システムの最大動作周波数である。
【0019】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(ot)は、特定の距離OT内のステップ変化を有することができる。例えば、連続単調関数DC(ot)は、約1.2mm以下、または約1.1mm以下、または約1.0mm以下、または約0.9mm以下、または約0.8mm以下、または約0.7mm以下、または約0.6mm以下、または約0.5mm以下、または約0.4mm以下、または約0.3mm以下、または約0.2mm以下、またはさらには約0.1mm以下などの、約3.0mm以下、または約2.9mm以下、または約2.8mm以下、または約2.7mm以下、または約2.6mm、または約2.5mm以下、または約2.4mm以下、または約2.3mm以下、または約2.2mm以下、または約2.1mm以下、または約2.0mm以下、または約1.9mm以下、または約1.8mm以下、または約1.7mm以下、または約1.6mm以下、または約1.5mm以下、または約1.4mm以下、または約1.3mm以下の距離OT内のステップ変化を有することができる。さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(ot)は、少なくとも約0.005mm、または少なくとも約0.01mm、またはさらには少なくとも約0.05mmなどの、少なくとも約0.001mmの距離OT内のステップ変化を有することができる。連続単調関数DC(ot)は、上述の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内の、距離OT内のステップ変化を有することができることが理解されるであろう。連続単調関数DC(ot)は、上述の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値の、距離OT内のステップ変化を有することができることがさらに理解されるであろう。
【0020】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(ot)は、関数
【数1】

とすることができ、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である。
【0021】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(ot)は、関数
【数2】

であり、A+B+C=1であり、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である。
【0022】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(ot)は、関数
【数3】

であり、D+E+F=1であり、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である。
【0023】
特定の実施形態によれば、ODC適合構成要素120は、コア110の外面114を覆う外側誘電体スタックを含むことができる。特定の実施形態によれば、外側誘電体スタックは、ODC適合構成要素120の有効誘電定数変化プロファイルに従うように構成することができる。
【0024】
さらに別の実施形態によれば、ODC適合構成要素120は、コア110のテクスチャ加工された外面114を含むことができる。特定の実施形態によれば、テクスチャ加工された外面114は、ODC適合構成要素120の有効誘電定数変化プロファイルを作成するように構成することができる。
【0025】
さらに別の実施形態によれば、本明細書で一般に説明するレドームは、コアと、コアの外面を覆う外側誘電定数(ODC)適合構成要素と、コアの内面を覆う内側誘電定数(IDC)適合構成要素と、を含むことができる。特定の実施形態によれば、IDC適合構成要素は、IDC適合構成要素の外面から、IDC適合構成要素とコアの内面との交差部に移動する、一般に滑らかであるか、または連続した有効誘電定数変化プロファイルを作成するように構成される。さらに他の実施形態によれば、IDC適合構成要素は、コアの内面とIDC適合構成要素との交差部から、IDC適合構成要素の外面に移動する、一般に滑らかであるか、または連続した有効誘電定数変化プロファイルを作成するように構成される。
【0026】
例示を目的として、図1bは、本明細書で説明する実施形態による、レドーム101の例示を含む。図1bに示すように、レドーム101は、外面114および内面118を有するコア110と、コア110の外面114を覆う外側誘電定数(ODC)適合構成要素120と、コア110の内面118を覆う内側誘電定数(IDC)適合構成要素130と、を含むことができる。ODC適合構成要素120は、外面124を有することができ、IDC適合構成要素130は、内面138を有することができる。ODC適合構成要素120は、外面124からコア110の外面114への有効誘電定数変化プロファイルを有することができる。IDC適合構成要素130は、コア110の内面118からIDC適合構成要素130の内面138への有効誘電定数変化プロファイルを有することができる。
【0027】
図1bに示すレドーム101およびレドーム101を参照して説明する全ての構成要素は、図1aに示す対応する構成要素を参照して本明細書で説明する特徴のいずれかを有することができることが理解されるであろう。具体的には、図1bに示すレドーム101、コア110、外面114、ODC適合構成要素120、および外面124の特徴は、図1aに示すレドーム101、コア110、外面114、ODC適合構成要素120、および外面124を参照して本明細書で説明する対応する特徴のいずれかを有することができる。
【0028】
特定の実施形態によれば、IDC適合構成要素130の有効誘電定数変化プロファイルは、連続単調関数DC(it)とすることができ、ここで、DC(it)は、値itにおけるIDC適合構成要素の誘電定数であり、ここで、itは、比率IT/ITであり、ITは、IDC変化構成要素の内面から測定されるIDC変化構成要素内の位置であり、ITは、IDC適合の総厚さである。
【0029】
特定の実施形態によれば、レドーム101は、0°~60°の入射角度範囲にわたってASTM#RTCA DO-213に従って測定される際、特定の入射角度反射損失を有することができる。例えば、レドーム100は、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、またはさらには約1.0dB以下などの、約3dB以下の入射角度反射損失を有することができる。
【0030】
さらに他の実施形態によれば、レドーム101は、40GHzの周波数範囲にわたってRTCA DO-213に従って測定される際、特定の周波数範囲反射損失を有することができる。例えば、レドーム100は、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、またはさらには約1.0dB以下などの、約3dB以下の周波数範囲反射損失を有することができる。
【0031】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(it)は、0.5×c/fよりも短い距離IT内のステップ変化を有することができ、ここで、cは、光速であり、fは、システムの最大動作周波数である。
【0032】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(it)は、特定の距離IT内のステップ変化を有することができる。例えば、連続単調関数DC(it)は、約1.2mm以下、または約1.1mm以下、または約1.0mm以下、または約0.9mm以下、または約0.8mm以下、または約0.7mm以下、または約0.6mm以下、または約0.5mm以下、または約0.4mm以下、または約0.3mm以下、または約0.2mm以下、またはさらには約0.1mm以下などの、約3.0mm以下、または約2.9mm以下、または約2.8mm以下、または約2.7mm以下、または約2.6mm、または約2.5mm以下、または約2.4mm以下、または約2.3mm以下、または約2.2mm以下、または約2.1mm以下、または約2.0mm以下、または約1.9mm以下、または約1.8mm以下、約1.7mm以下、または約1.6mm以下、または約1.5mm以下、または約1.4mm以下、または約1.3mm以下の距離IT内のステップ変化を有することができる。さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(it)は、少なくとも約0.005mm、または少なくとも約0.01mm、またはさらには少なくとも約0.05mmなどの、少なくとも約0.001mmの距離IT内のステップ変化を有することができる。連続単調関数DC(it)は、上述の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内の、距離IT内のステップ変化を有することができることが理解されるであろう。連続単調関数DC(it)は、上述の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値の、距離IT内のステップ変化を有することができることがさらに理解されるであろう。
【0033】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(it)は、関数
【数4】

とすることができ、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である。
【0034】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(it)は、関数
【数5】

であり、A+B+C=1であり、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である。
【0035】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(ot)は、関数
【数6】

であり、D+E+F=1であり、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である。
【0036】
特定の実施形態によれば、IDC適合構成要素130は、コア110の内面を覆う内側誘電体スタックを含むことができる。特定の実施形態によれば、内側誘電体スタックは、IDC適合構成要素の有効誘電定数変化プロファイルに従うように構成することができる。
【0037】
さらに別の実施形態によれば、IDC適合構成要素130は、コア110のテクスチャ加工された内面を含むことができる。特定の実施形態によれば、テクスチャ加工された内面は、IDC適合構成要素の有効誘電定数変化プロファイルを作成するように構成することができる。
【0038】
さらに別の実施形態によれば、本明細書で一般に説明するレドームは、コアと、コアの外面を覆う外側誘電定数(ODC)適合構成要素と、を含むことができる。特定の実施形態によれば、ODC適合構成要素は、N個の誘電体層を有する外側誘電体スタックを含むことができ、ここで、Nは、ODC適合構成要素の外側から、ODC適合構成要素とコアの外面との交差部まで内方へ数えた層の数を指す。
【0039】
例示を目的として、図2aは、本明細書で説明する実施形態による、レドーム200の例示を含む。図2aに示すように、レドーム200は、外面214を有するコア210と、コア210の外面214を覆う外側誘電定数(ODC)適合構成要素220と、を含むことができる。特定の実施形態によれば、ODC適合構成要素220は、外面224を有することができる。さらに他の実施形態によれば、ODC適合構成要素220は、N個の誘電体層を有する外側誘電体スタック225を含むことができ、ここで、Nは、ODC適合構成要素220の外面224から、ODC適合構成要素220とコア210の外面214との交差部まで内方へ数えた層の数を指す。
【0040】
特定の実施形態によれば、外側誘電体層スタック225の各連続誘電体層は、誘電定数ODC(N)を有することができる。さらに他の実施形態によれば、最外誘電体層Nからコア210の外面214に接触している誘電体層Nへの各連続層の誘電定数ODC(N)は、連続単調関数ODC(N)に従って、レドームODC(M)を含む媒体(すなわち、空気、水など)の誘電定数から、コア210の誘電定数ODC(C)まで増加させることができ、ここで、ODC(N)は、N番目の誘電体層の誘電定数である。
【0041】
特定の実施形態によれば、レドーム200は、0°~60°の入射角度範囲にわたってRTCA DO-213に従って測定される際、特定の入射角度反射損失を有することができる。例えば、レドーム200は、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、またはさらには約1.0dB以下などの、約3dB以下の入射角度反射損失を有することができる。
【0042】
さらに他の実施形態によれば、レドーム200は、40GHzの周波数範囲にわたってRTCA DO-213に従って測定される際、特定の周波数範囲反射損失を有することができる。例えば、レドーム200は、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、またはさらには約1.0dB以下などの、約3dB以下の周波数範囲反射損失を有することができる。
【0043】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数ODC(N)は、0.5×c/fよりも短い距離OT内のステップ変化を有することができ、ここで、cは、光速であり、fは、システムの最大動作周波数である。
【0044】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数ODC(N)は、特定の距離OT内のステップ変化を有することができる。例えば、連続単調関数ODC(N)は、約1.2mm以下、または約1.1mm以下、または約1.0mm以下、または約0.9mm以下、または約0.8mm以下、または約0.7mm以下、または約0.6mm以下、または約0.5mm以下、または約0.4mm以下、または約0.3mm以下、または約0.2mm以下、またはさらには約0.1mm以下などの、約3.0mm以下、または約2.9mm以下、または約2.8mm以下、または約2.7mm以下、または約2.6mm、または約2.5mm以下、または約2.4mm以下、または約2.3mm以下、または約2.2mm以下、または約2.1mm以下、または約2.0mm以下、または約1.9mm以下、または約1.8mm以下、または約1.7mm以下、または約1.6mm以下、または約1.5mm以下、または約1.4mm以下、または約1.3mm以下の距離OT内のステップ変化を有することができる。さらに他の実施形態によれば、連続単調関数ODC(N)は、少なくとも約0.005mm、または少なくとも約0.01mm、またはさらには少なくとも約0.05mmなどの、少なくとも約0.001mmの距離OT内のステップ変化を有することができる。連続単調関数ODC(N)は、上述の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内の、距離OT内のステップ変化を有することができることが理解されるであろう。連続単調関数ODC(N)は、上述の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値の、距離OT内のステップ変化を有することができることがさらに理解されるであろう。
【0045】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数ODC(N)は、関数
【数7】

とすることができ、式中、ODCは、コアの誘電定数であり、ODCは、レドームを含む媒体の誘電定数である。
【0046】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数ODC(N)は、関数
【数8】

とすることができ、A+B+C=1であり、式中、ODCは、コアの誘電定数であり、ODCは、レドームを含む媒体の誘電定数である。
【0047】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数ODC(N)は、関数
【数9】

とすることができ、D+E+F=1であり、式中、ODCは、コアの誘電定数であり、ODCは、レドームを含む媒体の誘電定数である。
【0048】
さらに別の実施形態によれば、本明細書で一般に説明するレドームは、コアと、コアの外面を覆う外側誘電定数(ODC)適合構成要素と、コアの内面を覆う内側誘電定数(IDC)適合構成要素と、を含むことができる。特定の実施形態によれば、ODC適合構成要素は、N個の誘電体層を有する外側誘電体スタックを含むことができ、ここで、Nは、ODC適合構成要素の外側から、ODC適合構成要素とコアの外面との交差部まで内方へ数えた層の数を指す。さらに他の実施形態によれば、IDC適合構成要素は、N個の誘電体層を有する内側誘電体スタックを含むことができ、ここで、Nは、コアの内面から、IDC適合構成要素の内面まで内方への層の数を指す。
【0049】
例示を目的として、図2bは、本明細書で説明する実施形態による、レドーム201の例示を含む。図2bに示すように、レドーム201は、外面214および内面218を有するコア210と、コア210の外面214を覆う外側誘電定数(ODC)適合構成要素220と、コア210の内面218を覆う内側誘電定数(IDC)適合構成要素230と、を含むことができる。特定の実施形態によれば、ODC適合構成要素220は、外面224を有することができる。さらに他の実施形態によれば、ODC適合構成要素220は、N個の誘電体層を有する外側誘電体スタック225を含むことができ、ここで、Nは、ODC適合構成要素220の外面224から、ODC適合構成要素220とコア210の外面214との交差部まで内方へ数えた層の数を指す。特定の実施形態によれば、IDC適合構成要素230は、内面238を有することができる。さらに他の実施形態によれば、IDC適合構成要素230は、N個の誘電体層を有する内側誘電体スタック235を含むことができ、ここで、Nは、コア210の内面218から、IDC適合構成要素230の内面238まで内方へ数えた層の数を指す。
【0050】
図2bに示すレドーム201およびレドーム201を参照して説明する全ての構成要素は、図2aに示す対応する構成要素を参照して本明細書で説明する特徴のいずれかを有することができることが理解されるであろう。具体的には、図2bに示すレドーム201、コア210、外面214、ODC適合構成要素220、外面224、および外側誘電体スタック225の特徴は、図1aに示すレドーム200、コア210、外面214、ODC適合構成要素220、外面224、および外側誘電体スタック225を参照して本明細書で説明する対応する特徴のいずれかを有することができる。
【0051】
特定の実施形態によれば、内側誘電層スタック235の各連続誘電体層は、誘電定数IDC(N)を有することができる。さらに他の実施形態によれば、最内誘電体層Nからコア210の内面218に接触している誘電体層Nへの各連続層の誘電定数IDC(N)は、連続単調関数IDC(N)に従って、コア210の誘電定数IDC(C)から、レドームを含む媒体(すなわち、空気、水など)の誘電定数IDC(M)まで増加させることができ、ここで、IDC(N)は、N番目の誘電体層の誘電定数である。
【0052】
特定の実施形態によれば、レドーム201は、0°~60°の入射角度範囲にわたってRTCA DO-213に従って測定される際、特定の入射角度反射損失を有することができる。例えば、レドーム201は、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、またはさらには約1.0dB以下などの、約3dB以下の入射角度反射損失を有することができる。
【0053】
さらに他の実施形態によれば、レドーム201は、40GHzの周波数範囲にわたってRTCA DO-213に従って測定される際、特定の周波数範囲反射損失を有することができる。例えば、レドーム200は、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、またはさらには約1.0dB以下などの、約3dB以下の周波数範囲反射損失を有することができる。
【0054】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数IDC(N)は、0.5×c/fよりも短い距離IT内のステップ変化を有することができ、ここで、cは、光速であり、fは、システムの最大動作周波数である。
【0055】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数IDC(N)は、特定の距離IT内のステップ変化を有することができる。例えば、連続単調関数IDC(N)は、約1.2mm以下、または約1.1mm以下、または約1.0mm以下、または約0.9mm以下、または約0.8mm以下、または約0.7mm以下、または約0.6mm以下、または約0.5mm以下、または約0.4mm以下、または約0.3mm以下、または約0.2mm以下、またはさらには約0.1mm以下などの、約3.0mm以下、または約2.9mm以下、または約2.8mm以下、または約2.7mm以下、または約2.6mm、または約2.5mm以下、または約2.4mm以下、または約2.3mm以下、または約2.2mm以下、または約2.1mm以下、または約2.0mm以下、または約1.9mm以下、または約1.8mm以下、または約1.7mm以下、または約1.6mm以下、または約1.5mm以下、または約1.4mm以下、または約1.3mm以下の距離IT内のステップ変化を有することができる。さらに他の実施形態によれば、連続単調関数IDC(N)は、少なくとも約0.005mm、または少なくとも約0.01mm、またはさらには少なくとも約0.05mmなどの、少なくとも約0.001mmの距離IT内のステップ変化を有することができる。連続単調関数IDC(N)は、上述の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内の、距離IT内のステップ変化を有することができることが理解されるであろう。連続単調関数IDC(N)は、上述の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値の、距離IT内のステップ変化を有することができることがさらに理解されるであろう。
【0056】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数IDC(N)は、関数
【数10】

とすることができ、式中、IDCは、コアの誘電定数であり、IDCは、レドームを含む媒体の誘電定数である。
【0057】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数IDC(N)は、関数
【数11】

とすることができ、A+B+C=1であり、式中、IDCは、コアの誘電定数であり、IDCは、レドームを含む媒体の誘電定数である。
【0058】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数ODC(N)は、関数
【数12】

とすることができ、D+E+F=1であり、式中、IDCは、コアの誘電定数であり、ODCは、レドームを含む媒体の誘電定数である。
【0059】
さらに別の実施形態によれば、本明細書で一般に説明するレドームは、コアと、コアの外面を覆う外側誘電定数(ODC)適合構成要素と、を含むことができる。特定の実施形態によれば、ODC適合構成要素は、テクスチャ加工された外面を含むことができる。
【0060】
例示を目的として、図3aは、本明細書で説明する実施形態による、レドーム300の例示を含む。図3aに示すように、レドーム300は、外面314を有するコア310と、コア310の外面314を覆う外側誘電定数(ODC)適合構成要素320と、を含むことができる。特定の実施形態によれば、ODC適合構成要素320は、テクスチャ加工された外面324を有することができる。
【0061】
特定の実施形態によれば、ODC適合構成要素320のテクスチャ加工された外面324は、周期pおよび高さhを有するピラミッド状のプロファイルを含むことができる。さらに他の実施形態によれば、テクスチャ加工された外面324のピラミッド状のプロファイルは、ODC適合構成要素の有効誘電定数変化プロファイルに従って構成することができる。さらに他の実施形態によれば、ODC適合構成要素320の有効誘電定数変化プロファイルは、連続単調関数DC(ot)とすることができ、ここで、DC(ot)は、値otにおけるODC適合構成要素の誘電定数であり、ここで、otは、比率OT/OTであり、OTは、ODC変化構成要素の外面から測定されるODC変化構成要素内の位置であり、OTは、ODC適合の総厚さである。
【0062】
特定の実施形態によれば、レドーム300は、0°~60°の入射角度範囲にわたってRTCA DO-213に従って測定される際、特定の入射角度反射損失を有することができる。例えば、レドーム300は、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、またはさらには約1.0dB以下などの、約3dB以下の入射角度反射損失を有することができる。
【0063】
さらに他の実施形態によれば、レドーム300は、40GHzの周波数範囲にわたってRTCA DO-213に従って測定される際、特定の周波数範囲反射損失を有することができる。例えば、レドーム300は、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、またはさらには約1.0dB以下などの、約3dB以下の周波数範囲反射損失を有することができる。
【0064】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(ot)は、0.5×c/fよりも短い距離OT内のステップ変化を有することができ、ここで、cは、光速であり、fは、システムの最大動作周波数である。
【0065】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(ot)は、特定の距離OT内のステップ変化を有することができる。例えば、連続単調関数DC(ot)は、約1.2mm以下、または約1.1mm以下、または約1.0mm以下、または約0.9mm以下、または約0.8mm以下、または約0.7mm以下、または約0.6mm以下、または約0.5mm以下、または約0.4mm以下、または約0.3mm以下、または約0.2mm以下、またはさらには約0.1mm以下などの、約3.0mm以下、または約2.9mm以下、または約2.8mm以下、または約2.7mm以下、または約2.6mm、または約2.5mm以下、または約2.4mm以下、または約2.3mm以下、または約2.2mm以下、または約2.1mm以下、または約2.0mm以下、または約1.9mm以下、または約1.8mm以下、または約1.7mm以下、または約1.6mm以下、または約1.5mm以下、または約1.4mm以下、または約1.3mm以下の距離OT内のステップ変化を有することができる。さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(ot)は、少なくとも約0.005mm、または少なくとも約0.01mm、またはさらには少なくとも約0.05mmなどの、少なくとも約0.001mmの距離OT内のステップ変化を有することができる。連続単調関数DC(ot)は、上述の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内の、距離OT内のステップ変化を有することができることが理解されるであろう。連続単調関数DC(ot)は、上述の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値の、距離OT内のステップ変化を有することができることがさらに理解されるであろう。
【0066】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(ot)は、関数
【数13】

であり得、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である。
【0067】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(ot)は、関数
【数14】

であり、A+B+C=1であり、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である。
【0068】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(ot)は、関数
【数15】

であり、D+E+F=1であり、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である。
【0069】
さらに別の実施形態によれば、本明細書で一般に説明するレドームは、コアと、コアの外面を覆う外側誘電定数(ODC)適合構成要素と、コアの内面を覆う内側誘電定数(IDC)適合構成要素と、を含むことができる。特定の実施形態によれば、ODC適合構成要素は、テクスチャ加工された外面を含むことができる。さらに他の実施形態によれば、IDC適合構成要素は、テクスチャ加工された内面を含むことができる。
【0070】
例示を目的として、図3bは、本明細書で説明する実施形態による、レドーム301の例示を含む。図3bに示すように、レドーム301は、外面314および内面318を有するコア310と、コア310の外面314を覆う外側誘電定数(ODC)適合構成要素320と、コア310の内面318を覆う内側誘電定数(IDC)適合構成要素330と、を含むことができる。特定の実施形態によれば、ODC適合構成要素320は、テクスチャ加工された外面324を有することができる。他の実施形態によれば、IDC適合構成要素320は、テクスチャ加工された内面338を有することができる。
【0071】
図3bに示すレドーム301およびレドーム301を参照して説明する全ての構成要素は、図3aに示す対応する構成要素を参照して本明細書で説明する特徴のいずれかを有することができることが理解されるであろう。具体的には、図3bに示すレドーム301、コア310、外面114、ODC適合構成要素320、およびテクスチャ加工された外面324の特徴は、図3aに示すレドーム300、コア310、外面314、ODC適合構成要素320、およびテクスチャ加工された外面324を参照して本明細書で説明する対応する特徴のいずれかを有することができる。
特定の実施形態によれば、IDC適合構成要素330のテクスチャ加工された内面338は、周期pおよび高さhを有するピラミッド状のプロファイルを含むことができる。さらに他の実施形態によれば、テクスチャ加工された内面338のピラミッド状のプロファイルは、IDC適合構成要素330の有効誘電定数変化プロファイルに従うように構成することができる。さらに他の実施形態によれば、IDC適合構成要素330の有効誘電定数変化プロファイルは、連続単調関数DC(it)とすることができ、ここで、DC(it)は、値itにおけるIDC適合構成要素の誘電定数であり、ここで、itは、比率IT/ITであり、ITは、IDC変化構成要素の内面から測定されるIDC変化構成要素内の位置であり、ITは、IDC適合の総厚さである。
【0072】
特定の実施形態によれば、レドーム301は、0°~60°の入射角度範囲にわたってRTCA DO-213に従って測定される際、特定の入射角度反射損失を有することができる。例えば、レドーム301は、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、またはさらには約1.0dB以下などの、約3dB以下の入射角度反射損失を有することができる。
【0073】
さらに他の実施形態によれば、レドーム301は、40GHzの周波数範囲にわたってRTCA DO-213に従って測定される際、特定の周波数範囲反射損失を有することができる。例えば、レドーム300は、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、またはさらには約1.0dB以下などの、約3dB以下の周波数範囲反射損失を有することができる。
【0074】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(it)は、0.5×c/fよりも短い距離IT内のステップ変化を有することができ、ここで、cは、光速であり、fは、システムの最大動作周波数である。
【0075】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(it)は、特定の距離IT内のステップ変化を有することができる。例えば、連続単調関数DC(it)は、約1.2mm以下、または約1.1mm以下、または約1.0mm以下、または約0.9mm以下、または約0.8mm以下、または約0.7mm以下、または約0.6mm以下、または約0.5mm以下、または約0.4mm以下、または約0.3mm以下、または約0.2mm以下、またはさらには約0.1mm以下などの、約3.0mm以下、または約2.9mm以下、または約2.8mm以下、または約2.7mm以下、または約2.6mm、または約2.5mm以下、または約2.4mm以下、または約2.3mm以下、または約2.2mm以下、または約2.1mm以下、または約2.0mm以下、または約1.9mm以下、または約1.8mm以下、または約1.7mm以下、または約1.6mm以下、または約1.5mm以下、または約1.4mm以下、または約1.3mm以下の距離IT内のステップ変化を有することができる。さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(it)は、少なくとも約0.005mm、または少なくとも約0.01mm、またはさらには少なくとも約0.05mmなどの、少なくとも約0.001mmの距離IT内のステップ変化を有することができる。連続単調関数DC(it)は、上述の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内の、距離IT内のステップ変化を有することができることが理解されるであろう。連続単調関数DC(it)は、上述の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値の、距離IT内のステップ変化を有することができることがさらに理解されるであろう。
【0076】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(it)は、関数
【数16】

であり得、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である。
【0077】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(it)は、関数
【数17】

であり、A+B+C=1であり、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である。
【0078】
さらに他の実施形態によれば、連続単調関数DC(ot)は、関数
【数18】

であり、D+E+F=1であり、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である。
【0079】
多くの異なる態様および実施形態が可能である。それらの態様および実施形態のいくつかが本明細書に記載される。本明細書を読んだ後、当業者は、それらの態様および実施形態が例示にすぎず、本発明の範囲を限定しないことを理解するであろう。実施形態は、以下にリスト化される実施形態のうちのいずれか1つ以上に従うことができる。
【0080】
実施形態1.レドームであって、コアと、コアの外面を覆う外側誘電定数(ODC)適合構成要素と、を備え、ODC適合構成要素が、ODC適合構成要素の外面から、ODC適合構成要素を通して、コアの外面への有効誘電定数変化プロファイルを有し、ODC適合構成要素の有効誘電定数変化プロファイルが、連続単調関数DC(ot)であり、ここで、DC(ot)は、値otにおけるODC適合構成要素の誘電定数であり、ここで、otは、比率OT/OTであり、OTは、ODC変化構成要素の外面から測定されるODC変化構成要素内の位置であり、OTは、ODC適合の総厚さである、レドーム。
【0081】
実施形態2.レドームが、0°~60°の入射角度範囲にわたって測定される際、約3dB以下、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、または約1.0dB以下の入射角度反射損失を有する、実施形態1に記載のレドーム。
【0082】
実施形態3.レドームが、40GHzの周波数範囲にわたって測定される際、約3dB以下、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、または約1.0dB以下の周波数範囲反射損失を有する、実施形態1に記載のレドーム。
【0083】
実施形態4.連続単調関数DC(ot)が、0.5×c/fよりも短い距離OT内のステップ変化を有し、ここで、cは、光速であり、fは、システムの最大動作周波数である、実施形態1に記載のレドーム。
【0084】
実施形態5.連続単調関数DC(ot)が、約3.0mm以下、または約2.9mm以下、または約2.8mm以下、または約2.7mm以下、または約2.6mm、または約2.5mm以下、または約2.4mm以下、または約2.3mm以下、または約2.2mm以下、または約2.1mm以下、または約2.0mm以下、または約1.9mm以下、または約1.8mm以下、または約1.7mm以下、または約1.6mm以下、または約1.5mm以下、または約1.4mm以下、または約1.3mm以下、約1.2mm以下、または約1.1mm以下、または約1.0mm以下、または約0.9mm以下、または約0.8mm以下、または約0.7mm以下、または約0.6mm以下、または約0.5mm以下、または約0.4mm以下、または約0.3mm以下、または約0.2mm以下、または約0.1mm以下の距離OT内のステップ変化を有する、実施形態1に記載のレドーム。
【0085】
実施形態6.連続単調関数DC(ot)が、関数
【数19】

であり、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である、実施形態1に記載レドーム。
【0086】
実施形態7.連続単調関数DC(ot)が、関数
【数20】

であり、A+B+C=1であり、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である、実施形態1に記載のレドーム。
【0087】
実施形態8.連続単調関数DC(ot)が、関数
【数21】

であり、D+E+F=1であり、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である、実施形態1に記載のレドーム。
【0088】
実施形態9.ODC適合構成要素が、コアの外面を覆う外側誘電体スタックを備える、実施形態1に記載のレドーム。
【0089】
実施形態10.外側誘電体スタックが、ODC適合構成要素の有効誘電定数変化プロファイルを作成するように構成される、実施形態9に記載のレドーム。
【0090】
実施形態11.ODC適合構成要素が、コアのテクスチャ加工された外面である、実施形態1に記載のレドーム。
【0091】
実施形態12.コアのテクスチャ外面が、ODC適合構成要素の有効誘電定数変化プロファイルを作成するように構成される、実施形態11に記載のレドーム。
【0092】
実施形態13.レドームが、コアの内面を覆う内側誘電定数(IDC)適合構成要素をさらに備え、ODC適合構成要素が、内面IDC適合構成要素から、IDC適合構成要素を通して、コアの内面への有効誘電定数変化プロファイルを有し、ODC適合構成要素の有効誘電定数変化プロファイルが、連続単調関数DC(it)であり、DC(it)が、値itにおけるIDC適合構成要素の誘電定数であり、ここで、itは、比率IT/ITであり、ITは、IDC変化構成要素の内面から測定されるIDC変化構成要素内の位置であり、ITは、IDC適合の総厚さである、実施形態1に記載のレドーム。
【0093】
実施形態14.レドームが、0°~60°の入射角度範囲にわたって測定される際、約3dB以下、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、または約1.0dB以下の入射角度反射損失を有する、実施形態13に記載のレドーム。
【0094】
実施形態15.レドームが、40GHzの周波数範囲にわたって測定される際、約3dB以下、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、または約1.0dB以下の周波数範囲反射損失を有する、実施形態13に記載のレドーム。
【0095】
実施形態16.連続単調関数DC(it)が、0.5×c/fよりも短い距離IT内のステップ変化を有し、ここで、cは、光速であり、fは、システムの最大動作周波数である、実施形態13に記載のレドーム。
【0096】
実施形態17.連続単調関数DC(it)が、約3.0mm以下、または約2.9mm以下、または約2.8mm以下、または約2.7mm以下、または約2.6mm、または約2.5mm以下、または約2.4mm以下、または約2.3mm以下、または約2.2mm以下、または約2.1mm以下、または約2.0mm以下、または約1.9mm以下、または約1.8mm以下、または約1.7mm以下、または約1.6mm以下、または約1.5mm以下、または約1.4mm以下、または約1.3mm以下、約1.2mm以下、または約1.1mm以下、または約1.0mm以下、または約0.9mm以下、または約0.8mm以下、または約0.7mm以下、または約0.6mm以下、または約0.5mm以下、または約0.4mm以下、または約0.3mm以下、または約0.2mm以下、または約0.1mm以下の距離IT内のステップ変化を有する、実施形態13に記載のレドーム。
【0097】
実施形態18.連続単調関数DC(it)が、関数
【数22】

であり、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である、実施形態13に記載のレドーム。
【0098】
実施形態19.連続単調関数DC(it)が、関数
【数23】

であり、A+B+C=1であり、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である、実施形態13に記載のレドーム。
【0099】
実施形態20.連続単調関数DC(it)が、関数
【数24】

であり、D+E+F=1であり、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である、実施形態13に記載のレドーム。
【0100】
実施形態21.IDC適合構成要素が、コアの内面を覆う内側誘電体スタックを備える、実施形態13に記載のレドーム。
【0101】
実施形態22.内部誘電体スタックが、IDC適合構成要素の有効誘電定数変化プロファイルを作成するように構成される、実施形態21に記載のレドーム。
【0102】
実施形態23.IDC適合構成要素が、コアのテクスチャ加工された内面である、実施形態13に記載のレドーム。
【0103】
実施形態24.コアのテクスチャ内面が、IDC適合構成要素の有効誘電定数変化プロファイルを作成するように構成される、実施形態23に記載のレドーム。
【0104】
実施形態25.レドームであって、誘電定数ODC(C)を有するコアと、コアの外面を覆う外側誘電定数(ODC)適合構成要素と、を備え、ODC適合構成要素が、変化する誘電定数ODC(N)を有するN個の誘電体層を有する外側誘電体スタックを備え、最外誘電体層から、コアの外面に接触している誘電体層への各連続層の誘電定数ODC(N)が、連続単調関数ODC(N)に従って、空気ODC(A)からODC(C)の誘電定数へ増加し、ここで、ODC(N)は、N番目の誘電体層の誘電定数であり、ここで、Nは、ODC適合構成要素の外側から内方に数えた誘電層の数である、レドーム。
【0105】
実施形態26.レドームが、0°~60°の入射角度範囲にわたって測定される際、約3dB以下、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、または約1.0dB以下の入射角度反射損失を有する、実施形態25に記載のレドーム。
【0106】
実施形態27.レドームが、40GHzの周波数範囲にわたって測定される際、約3dB以下、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、または約1.0dB以下の周波数範囲反射損失を有する、実施形態25に記載のレドーム。
【0107】
実施形態28.連続単調関数ODC(N)が、0.5×c/fよりも短い距離内のステップ変化を有し、ここで、cは、光速であり、fは、システムの最大動作周波数である、実施形態25に記載のレドーム。
【0108】
実施形態29.連続単調関数ODC(N)が、約3.0mm以下、または約2.9mm以下、または約2.8mm以下、または約2.7mm以下、または約2.6mm、または約2.5mm以下、または約2.4mm以下、または約2.3mm以下、または約2.2mm以下、または約2.1mm以下、または約2.0mm以下、または約1.9mm以下、または約1.8mm以下、または約1.7mm以下、または約1.6mm以下、または約1.5mm以下、または約1.4mm以下、または約1.3mm以下、約1.2mm以下、または約1.1mm以下、または約1.0mm以下、または約0.9mm以下、または約0.8mm以下、または約0.7mm以下、または約0.6mm以下、または約0.5mm以下、または約0.4mm以下、または約0.3mm以下、または約0.2mm以下、または約0.1mm以下の距離内のステップ変化を有する、実施形態25に記載のレドーム。
【0109】
実施形態30.連続単調関数ODC(N)が、関数
【数25】

であり、式中、ODCは、コアの誘電定数であり、ODCは、レドームを含む媒体の誘電定数である、実施形態25に記載のレドーム。
【0110】
実施形態31.連続単調関数ODC(N)が、関数
【数26】

であり、A+B+C=1であり、式中、ODCは、コアの誘電定数であり、ODCは、レドームを含む媒体の誘電定数である、実施形態25に記載のレドーム。
【0111】
実施形態32.連続単調関数ODC(N)が、関数
【数27】

であり、D+E+F=1であり、式中、ODCは、コアの誘電定数であり、ODCは、レドームを含む媒体の誘電定数である、実施形態25に記載のレドーム。
【0112】
実施形態33.レドームが、コアの内面を覆う内側誘電定数(IDC)適合構成要素をさらに備え、IDC適合構成要素が、変化する誘電定数IDC(N)を有するN個の誘電体層を有する内側誘電体スタックを備え、最外誘電体層から、コアの外面に接触している誘電体層への各連続層の誘電定数IDC(N)が、連続単調関数IDC(N)に従って、空気IDC(A)からIDC(C)の誘電定数へと増加し、ここで、IDC(N)は、N番目の誘電体層の誘電定数であり、ここで、Nは、コアの内面からIDC適合構成要素の内面へ内方に数えた誘電層の数である、実施形態25に記載のレドーム。
【0113】
実施形態34.レドームが、0°~60°の入射角度範囲にわたって測定される際、約3dB以下、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、または約1.0dB以下の入射角度反射損失を有する、実施形態33に記載のレドーム。
【0114】
実施形態35.レドームが、40GHzの周波数範囲にわたって測定される際、約3dB以下、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、または約1.0dB以下の周波数範囲反射損失を有する、実施形態33に記載のレドーム。
【0115】
実施形態36.連続単調関数DC(it)が、0.5×c/fよりも短い距離IT内のステップ変化を有し、ここで、cは、光速であり、fは、システムの最大動作周波数である、実施形態33に記載のレドーム。
【0116】
実施形態37.連続単調関数DC(it)が、約3.0mm以下、または約2.9mm以下、または約2.8mm以下、または約2.7mm以下、または約2.6mm、または約2.5mm以下、または約2.4mm以下、または約2.3mm以下、または約2.2mm以下、または約2.1mm以下、または約2.0mm以下、または約1.9mm以下、または約1.8mm以下、または約1.7mm以下、または約1.6mm以下、または約1.5mm以下、または約1.4mm以下、または約1.3mm以下、約1.2mm以下、または約1.1mm以下、または約1.0mm以下、または約0.9mm以下、または約0.8mm以下、または約0.7mm以下、または約0.6mm以下、または約0.5mm以下、または約0.4mm以下、または約0.3mm以下、または約0.2mm以下、または約0.1mm以下の距離IT内のステップ変化を有する、実施形態33に記載のレドーム。
【0117】
実施形態38.連続単調関数IDC(N)が、関数
【数28】

であり、式中、IDCは、コアの誘電定数であり、IDCは、レドームを含む媒体の誘電定数である、実施形態33に記載のレドーム。
【0118】
実施形態39.連続単調関数IDC(N)が、関数
【数29】

であり、A+B+C=1であり、式中、IDCは、コアの誘電定数であり、IDCは、レドームを含む媒体の誘電定数である、実施形態33に記載のレドーム。
【0119】
実施形態40.連続単調関数ODC(N)が、関数
【数30】

であり、D+E+F=1であり、式中、IDCは、コアの誘電定数であり、ODCは、レドームを含む媒体の誘電定数である、実施形態33に記載のレドーム。
【0120】
実施形態41.レドームであって、誘電定数ODC(C)を有するコアと、コアの外面を覆う外側誘電定数(ODC)適合構成要素と、を備え、ODC適合構成要素が、コアのテクスチャ加工された外面を備え、テクスチャ加工された外面が、周期pおよび高さhを有するピラミッド状のプロファイルを備え、連続単調関数DC(ot)である、ODC適合構成要素の有効誘電定数変化プロファイルを作成するように構成され、ここで、DC(ot)は、値otにおけるODC適合構成要素の誘電定数であり、ここで、otは、比率OT/OTであり、OTは、ODC変化構成要素の外面から測定されるODC変化構成要素内の位置であり、OTは、ODC適合の総厚さである、レドーム。
【0121】
実施形態42.レドームが、0°~60°の入射角度範囲にわたって測定される際、約3dB以下、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、または約1.0dB以下の入射角度反射損失を有する、実施形態41に記載のレドーム。
【0122】
実施形態43.レドームが、40GHzの周波数範囲にわたって測定される際、約3dB以下、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、または約1.0dB以下の周波数範囲反射損失を有する、実施形態41に記載のレドーム。
【0123】
実施形態44.連続単調関数DC(ot)が、0.5×c/fよりも短い距離内のステップ変化を有し、ここで、cは、光速であり、fは、システムの最大動作周波数である、実施形態41に記載のレドーム。
【0124】
実施形態45.連続単調関数DC(ot)が、約3.0mm以下、または約2.9mm以下、または約2.8mm以下、または約2.7mm以下、または約2.6mm、または約2.5mm以下、または約2.4mm以下、または約2.3mm以下、または約2.2mm以下、または約2.1mm以下、または約2.0mm以下、または約1.9mm以下、または約1.8mm以下、または約1.7mm以下、または約1.6mm以下、または約1.5mm以下、または約1.4mm以下、または約1.3mm以下、約1.2mm以下、または約1.1mm以下、または約1.0mm以下、または約0.9mm以下、または約0.8mm以下、または約0.7mm以下、または約0.6mm以下、または約0.5mm以下、または約0.4mm以下、または約0.3mm以下、または約0.2mm以下、または約0.1mm以下の距離OT内のステップ変化を有する、実施形態41に記載のレドーム。
【0125】
実施形態46.連続単調関数DC(ot)が、関数
【数31】

であり、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である、実施形態41に記載のレドーム。
【0126】
実施形態47.連続単調関数DC(ot)が、関数
【数32】

であり、A+B+C=1であり、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である、実施形態41に記載のレドーム。
【0127】
実施形態48.連続単調関数DC(ot)が、関数
【数33】

であり、D+E+F=1であり、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である、実施形態41に記載のレドーム。
【0128】
実施形態49.レドームが、コアの外面を覆う内側誘電定数(IDC)適合構成要素をさらに備え、IDC適合構成要素が、コアのテクスチャ加工された内面を備え、テクスチャ加工された内面が、周期pおよび高さhを有し、連続単調関数DC(it)に基づいて画定されたピラミッド状のプロファイルを備え、ここで、DC(it)は、値itにおけるIDC適合構成要素の誘電定数であり、ここで、itは、比率IT/ITであり、ITは、IDC変化構成要素の内面から測定されるIDC変化構成要素内の位置であり、ITは、IDC適合の総厚さである、実施形態41に記載のレドーム。
【0129】
実施形態50.レドームが、0°~60°の入射角度範囲にわたって測定される際、約3dB以下、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、または約1.0dB以下の入射角度反射損失を有する、実施形態49に記載のレドーム。
【0130】
実施形態51.レドームが、40GHzの周波数範囲にわたって測定される際、約3dB以下、約2.9dB以下、または約2.8dB以下、または約2.7dB以下、または約2.6dB以下、または約2.5dB、または約2.4dB以下、または約2.3dB以下、または約2.2dB以下、または約2.1dB以下、または約2.0dB以下、または約1.9dB以下、または約1.8dB以下、または約1.7dB以下、または約1.6dB以下、または約1.5dB以下、または約1.4dB以下、または約1.3dB以下、または約1.2dB以下、または約1.1dB以下、または約1.0dB以下の周波数範囲反射損失を有する、実施形態49に記載のレドーム。
【0131】
実施形態52.連続単調関数DC(it)が、0.5×c/fよりも短い距離IT内のステップ変化を有し、ここで、cは、光速であり、fは、システムの最大動作周波数である、実施形態49に記載のレドーム。
【0132】
実施形態53.連続単調関数DC(it)が、約3.0mm以下、または約2.9mm以下、または約2.8mm以下、または約2.7mm以下、または約2.6mm、または約2.5mm以下、または約2.4mm以下、または約2.3mm以下、または約2.2mm以下、または約2.1mm以下、または約2.0mm以下、または約1.9mm以下、または約1.8mm以下、または約1.7mm以下、または約1.6mm以下、または約1.5mm以下、または約1.4mm以下、または約1.3mm以下、約1.2mm以下、または約1.1mm以下、または約1.0mm以下、または約0.9mm以下、または約0.8mm以下、または約0.7mm以下、または約0.6mm以下、または約0.5mm以下、または約0.4mm以下、または約0.3mm以下、または約0.2mm以下、または約0.1mm以下の距離IT内のステップ変化を有する、実施形態49に記載のレドーム。
【0133】
実施形態54.連続単調関数DC(it)が、関数
【数34】

であり、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である、実施形態49に記載のレドーム。
【0134】
実施形態55.連続単調関数DC(it)が、関数
【数35】

であり、A+B+C=1であり、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である、実施形態49に記載のレドーム。
【0135】
実施形態56.連続単調関数DC(it)が、関数
【数36】

であり、D+E+F=1であり、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である、実施形態49に記載のレドーム。
【実施例
【0136】
本明細書に記載の概念は、以下の実施例においてさらに説明されるが、これは、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を限定しない。
【0137】
実施例1
本明細書で説明する実施形態に従って設計したサンプルレドームS1を、基本レドームを使用してシミュレーションした。サンプルレドームS1は、コアと、ODC適合構成要素と、を含んだ。ODC適合構成要素は、変化する誘電定数を有する20個の層を有する多層誘電体スタックを含んだ。ODC適合構成要素の多層誘電体スタックは、12mmの総高さを有し、多層誘電体スタックの各層は、0.6mmの一定の厚さを有する。スタックの各層の誘電定数は、連続単調関数
【数37】

に従って、ODC適合の外側から、コアの外面まで変化し、D+E+F=1であり、式中、ODCは、コアの誘電定数であり、ODCは、この場合は空気であった、レドームを含む媒体の誘電定数である。
【0138】
図4は、サンプルレドームS1の構成の例示を含む。
【0139】
ODC適合構成要素の誘電体スタック内の層の各々の誘電定数を下記の表1に要約する。
【表1】
【0140】
サンプルレドームS1のレドーム設計を、その性能を伝送損失に関して評価するためにシミュレーションした。表2は、シミュレーションの結果を要約する。
【表2】
【0141】
実施例2
本明細書で説明する実施形態に従って設計したサンプルレドームS2を、基本レドームを使用してシミュレーションした。サンプルレドームS2は、コアと、ODC適合構成要素と、IDC適合構成要素と、を含んだ。ODC適合構成要素およびIDC適合構成要素はどちらも、変化する誘電定数を有する20個の層を有する多層誘電体スタックを含んだ。ODC適合構成要素およびIDC適合構成要素の多層誘電体スタックはどちらも、12mmの総高さを有し、多層誘電体スタックの各層は、0.6mmの一定の厚さを有する。スタックの各層の誘電定数は、連続単調関数
【数38】

に従って、それぞれ、IDC適合構成要素のODC適合構成要素の外側から、コアの外面または内面まで変化し、D+E+F=1であり、式中、ODCは、コアの誘電定数であり、ODCは、この場合は空気であった、レドームを含む媒体の誘電定数である。
【0142】
図4bは、サンプルレドームS2の構成の例示を含む。
【0143】
ODC適合構成要素およびIDC適合構成要素の誘電体スタック内の層の各々の誘電定数を下記の表3に要約する。
【表3】
【0144】
サンプルレドームS2のレドーム設計を、その性能を伝送損失に関して評価するためにシミュレーションした。表4は、シミュレーションの結果を要約する。
【表4】
【0145】
実施例3
本明細書で説明する実施形態に従って設計したサンプルレドームS3を、基本レドームを使用してシミュレーションした。サンプルレドームS3は、コアと、ODC適合構成要素と、を含んだ。ODC適合構成要素は、12mmのテクスチャ高さhおよび2.5mmのテクスチャ周期pを有する、テクスチャ加工された表面を含んだ。ODC適合構成要素のテクスチャ加工された表面は、連続単調関数
【数39】

を有する有効誘電定数変化プロファイルに従うように設計し、D+E+F=1であり、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である。
【0146】
図5aは、サンプルレドームS3の構成の例示を含む。
【0147】
サンプルレドームS3のレドーム設計を、その性能を伝送損失に関して評価するためにシミュレーションした。表5は、シミュレーションの結果を要約する。
【表5】
【0148】
実施例4
本明細書で説明する実施形態に従って設計したサンプルレドームS4を、基本レドームを使用してシミュレーションした。サンプルレドームS4は、コアと、ODC適合構成要素と、IDC適合構成要素と、を含んだ。ODC適合構成要素およびIDC適合構成要素はどちらも、12mmのテクスチャ高さhおよび2.5mmのテクスチャ周期pを有する、テクスチャ加工された表面を含んだ。ODC適合構成要素およびIDC適合構成要素のテクスチャ加工された表面は、連続単調関数
【数40】

を有する有効誘電定数変化プロファイルに従うように設計し、D+E+F=1であり、式中、DCは、コアの誘電定数であり、DCは、レドームを含む媒体の誘電定数である。
【0149】
図5bは、サンプルレドームS4の構成の例示を含む。
【0150】
サンプルレドームS4のレドーム設計を、その性能を伝送損失に関して評価するためにシミュレーションした。表6は、シミュレーションの結果を要約する。
【表6】
【0151】
実施例5
比較の目的で、追加の比較レドーム設計CS1も同様に、基本的なレドーム形状を使用してシミュレーションした。比較レドームCS1は、下記の表7に要約する構造を有する。
【表7】
【0152】
サンプルレドームS4のレドーム設計を、その性能を伝送損失に関して評価するためにシミュレーションした。表8は、シミュレーションの結果を要約する。
【表8】
【0153】
上記の一般的な説明または例で説明した機能の全てが必要なわけではなく、特定の機能の一部が必要でない場合があり、説明した機能に加えて1つ以上の機能を実行できることに留意されたい。さらにまた、機能が記載される順序は、必ずしも実行される順序ではない。
【0154】
利益、他の利点、および問題に対する解決策は、特定の実施形態に関して上記で説明されている。しかしながら、利益、利点、問題の解決策、および任意の利益、利点、もしくは解決策が発生またはより顕著になる可能性のある任意の特徴(複数可)は、いずれかまたは全ての特許請求の重要な、必須の、または本質的な特徴として解釈されるべきではない。
【0155】
本明細書に記載された実施形態の明細書および例示は、様々な実施形態の構造の一般的な理解を提供することを意図している。明細書および例示は、本明細書に記載の構造または方法を使用する装置およびシステムの全ての要素および特徴の網羅的かつ包括的な説明として役立つことを意図するものではない。別個の実施形態はまた、単一の実施形態において組み合わせて提供され得、逆に、簡潔にするために、単一の実施形態の文脈で説明されている様々な特徴もまた、別個にまたは任意の副組み合わせで提供され得る。さらに、範囲で述べられた値への言及は、その範囲内のありとあらゆる値を含む。本明細書を読んだだけで、他の多くの実施形態が当業者には明らかであろう。本開示の範囲から逸脱することなく、構造的置換、論理的置換、または別の変更を行うことができるように、本開示から他の実施形態を使用して導き出すことができる。したがって、本開示は限定的ではなく例示的とみなされるべきである。
図1A
図1B
図2A
図2B
図3A
図3B
図4A
図4B
図5A
図5B
【国際調査報告】