(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-18
(54)【発明の名称】クローディン18.2結合部分およびその利用
(51)【国際特許分類】
C12N 15/13 20060101AFI20220210BHJP
C07K 14/725 20060101ALI20220210BHJP
C07K 19/00 20060101ALI20220210BHJP
C12N 15/12 20060101ALI20220210BHJP
C12N 15/62 20060101ALI20220210BHJP
C12N 5/10 20060101ALI20220210BHJP
C07K 16/28 20060101ALI20220210BHJP
A61P 35/00 20060101ALI20220210BHJP
A61K 39/395 20060101ALI20220210BHJP
A61K 47/68 20170101ALI20220210BHJP
A61K 35/17 20150101ALI20220210BHJP
A61K 48/00 20060101ALI20220210BHJP
【FI】
C12N15/13 ZNA
C07K14/725
C07K19/00
C12N15/12
C12N15/62 Z
C12N5/10
C07K16/28
A61P35/00
A61K39/395 E
A61K39/395 T
A61K47/68
A61K35/17 Z
A61K48/00
A61K39/395 C
A61K39/395 L
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021537771
(86)(22)【出願日】2019-12-27
(85)【翻訳文提出日】2021-08-19
(86)【国際出願番号】 CN2019129017
(87)【国際公開番号】W WO2020135674
(87)【国際公開日】2020-07-02
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2018/125052
(32)【優先日】2018-12-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2019/095827
(32)【優先日】2019-07-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】519241381
【氏名又は名称】ナンジン、ジェンスクリプト、バイオテック、カンパニー、リミテッド
【氏名又は名称原語表記】NANJING GENSCRIPT BIOTECH CO., LTD.
(71)【出願人】
【識別番号】518279509
【氏名又は名称】ナンキン レジェンド バイオテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107342
【氏名又は名称】横田 修孝
(74)【代理人】
【識別番号】100155631
【氏名又は名称】榎 保孝
(74)【代理人】
【識別番号】100137497
【氏名又は名称】大森 未知子
(74)【代理人】
【識別番号】100207907
【氏名又は名称】赤羽 桃子
(74)【代理人】
【識別番号】100217294
【氏名又は名称】内山 尚和
(72)【発明者】
【氏名】リュウソン、イン
(72)【発明者】
【氏名】チーリン、ゾウ
(72)【発明者】
【氏名】ズオ、ファン
(72)【発明者】
【氏名】ヨン、リウ
(72)【発明者】
【氏名】チューチュアン、ヂゥアン
(72)【発明者】
【氏名】ボー、ウー
(72)【発明者】
【氏名】シャオフー、ファン
(72)【発明者】
【氏名】チンシャン、チャン
(72)【発明者】
【氏名】ダン、ザオ
(72)【発明者】
【氏名】ジエ、マオ
【テーマコード(参考)】
4B065
4C076
4C084
4C085
4C087
4H045
【Fターム(参考)】
4B065AA90X
4B065AA90Y
4B065AB01
4B065AC14
4B065AC20
4B065BA01
4B065CA24
4B065CA25
4B065CA44
4C076AA95
4C076CC27
4C076CC41
4C076EE59
4C084AA13
4C084NA13
4C084NA14
4C084ZB261
4C085AA13
4C085AA14
4C085AA15
4C085AA16
4C085AA25
4C085BB01
4C085BB11
4C085BB31
4C085BB41
4C085BB43
4C085BB50
4C085CC02
4C085CC05
4C085CC31
4C085DD62
4C085DD63
4C085DD88
4C085EE01
4C085GG02
4C085GG03
4C085GG06
4C085GG08
4C085GG10
4C087AA01
4C087AA02
4C087AA03
4C087BB37
4C087BB65
4C087CA04
4C087CA12
4C087NA13
4C087NA14
4C087ZB26
4H045AA11
4H045AA30
4H045BA10
4H045BA40
4H045CA40
4H045DA75
4H045EA20
4H045FA74
(57)【要約】
本発明は、クローディン18.2に特異的に結合する抗体などの結合部分、およびそのような結合部分を含むキメラ抗原受容体である。また、本発明は、抗クローディン18.2キメラ抗原受容体を含む遺伝子操作された免疫細胞(例えば、T細胞)を提供する。さらに、本発明は、結合部分、キメラ抗原受容体、および遺伝子操作された免疫細胞を使用して、クローディン18.2を発現する腫瘍または癌を治療する方法を開示する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)(1)X
1X
2X
3X
4X
5(X
1はSまたはN、X
2はH、Y、またはF、X
3はNまたはG、X
4はM、I、またはL、X
5はHまたはN、配列番号:174である)を備える重鎖CDR1(VH CDR1)と、(2)X
6IX
7PGX
8GX
9X
10X
11YNX
12X
13FX
14X
15(X
6はYまたはW、X
7はYまたはF、X
8はNまたはD、X
9はG、R、またはN、X
10はT、N、またはS、X
11はK、N、またはY、X
12はQまたはE、X
13はKまたはN、X
14はTまたはK、X
15はGまたはA、配列番号:175である)を備える重鎖CDR2(VH CDR2)と、(3)X
16YYGNSFX
17X
18(X
16はDまたはF、X
17はAまたはV、X
18はYまたはN、配列番号:176である)を備える重鎖CDR3(VH CDR3)とを含んでいる重鎖可変領域(VH)、
および/または
(b)(1)KSSQSLX
19NSGNQKNYLT(X
19はLまたはF、配列番号:186である)を備える軽鎖CDR1(VL CDR1)と、(2)WAX
20TRES(X
20はSまたはA、配列番号:187である)を備える軽鎖CDR2(VL CDR2)と、(3)QNX
21X
22X
23X
24PX
25X
26(X
21は、D、G、またはN、X
22はYまたはF、X
23は、M、R、S、W、Y、またはF、X
24はFまたはY、X
25はFまたはL、X
26はTまたはP、配列番号:188である)を備える軽鎖CDR3(VL CDR3)とを含んでいる軽鎖可変領域(VL)を備える、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分。
【請求項2】
前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、
(1)配列番号がそれぞれ72、93、および117のアミノ酸配列、
(2)配列番号がそれぞれ69、89、および117のアミノ酸配列、
(3)配列番号がそれぞれ69、90、および117のアミノ酸配列、
(4)配列番号がそれぞれ70、90、および117のアミノ酸配列、
(5)配列番号がそれぞれ69、91、および117のアミノ酸配列、
(6)配列番号がそれぞれ71、92、および117のアミノ酸配列、
(7)配列番号がそれぞれ69、94、および118のアミノ酸配列、
(8)配列番号がそれぞれ73、95、および117のアミノ酸配列、
(9)配列番号がそれぞれ74、96、および119のアミノ酸配列、
(10)配列番号がそれぞれ74、96、および130のアミノ酸配列、
(11)配列番号がそれぞれ69、202、および118のアミノ酸配列、
(12)配列番号がそれぞれ72、90、および117のアミノ酸配列、もしくは
(13)配列番号がそれぞれ69、390、および118のアミノ酸配列、
またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備え、および/または
(b)前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、
(1)配列番号がそれぞれ136、143、および155のアミノ酸配列、
(2)配列番号がそれぞれ136、143、および150のアミノ酸配列、
(3)配列番号がそれぞれ137、143、および151のアミノ酸配列、
(4)配列番号がそれぞれ136、143、および152のアミノ酸配列、
(5)配列番号がそれぞれ137、143、および153のアミノ酸配列、
(6)配列番号がそれぞれ136、143、および154のアミノ酸配列、
(7)配列番号がそれぞれ136、143、および156のアミノ酸配列、
(8)配列番号がそれぞれ137、143、および157のアミノ酸配列、
(9)配列番号がそれぞれ136、144、および158のアミノ酸配列、
(10)配列番号がそれぞれ136、143、および455のアミノ酸配列、もしくは
(11)配列番号がそれぞれ136、143、および249のアミノ酸配列、
またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、請求項1に記載の結合部分。
【請求項3】
(1)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ72、93、および117のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および155のアミノ酸配列を備え、
(2)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ69、89、および117のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および150のアミノ酸配列を備え、
(3)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ69、90、および117のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ137、143、および151のアミノ酸配列を備え、
(4)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ70、90、および117のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および152のアミノ酸配列を備え、
(5)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ69、91、および117のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ137、143、および153のアミノ酸配列を備え、
(6)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ71、92、および117のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および154のアミノ酸配列を備え、
(7)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ69、94、および118のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および156のアミノ酸配列を備え、
(8)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ73、95、および117のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ137、143、および157のアミノ酸配列を備え、
(9)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ74、96、および119のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、144、および158のアミノ酸配列を備え、
(10)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ74、96、および130のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、144、および158のアミノ酸配列を備え、
(11)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ69、202、および118のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および455のアミノ酸配列を備え、
(12)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ72、90、および117のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ137、143、および153のアミノ酸配列を備え、または、
(13)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ69、390、および118のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および249のアミノ酸配列を備える、請求項2に記載の結合部分。
【請求項4】
前記VHは、奇数の配列番号1~22および495~520と、配列番号281および348~352からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を備え、および/または前記VLは、偶数の配列番号1~22および495~520と、配列番号282、353および354からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を備える、請求項1に記載の結合部分。
【請求項5】
前記VHおよびVLは、
(1)配列番号がそれぞれ13および14のアミノ酸配列、
(2)配列番号が348~352のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が353または354のアミノ酸配列、
(3)配列番号がそれぞれ1および2のアミノ酸配列、
(4)配列番号がそれぞれ3および4のアミノ酸配列、
(5)配列番号がそれぞれ5および6のアミノ酸配列、
(6)配列番号がそれぞれ7および8のアミノ酸配列、
(7)配列番号がそれぞれ9および10のアミノ酸配列、
(8)配列番号がそれぞれ11および12のアミノ酸配列、
(9)配列番号がそれぞれ15および16のアミノ酸配列、
(10)配列番号がそれぞれ17および18のアミノ酸配列、
(11)配列番号がそれぞれ19および20のアミノ酸配列、
(12)配列番号がそれぞれ21および22のアミノ酸配列、
(13)配列番号がそれぞれ281および282のアミノ酸配列、
(14)配列番号がそれぞれ495および496のアミノ酸配列、
(15)配列番号がそれぞれ497および498のアミノ酸配列、
(16)配列番号がそれぞれ499および500のアミノ酸配列、
(17)配列番号がそれぞれ501および502のアミノ酸配列、
(18)配列番号がそれぞれ503および504のアミノ酸配列、
(19)配列番号がそれぞれ505および506のアミノ酸配列、
(20)配列番号がそれぞれ507および508のアミノ酸配列、
(21)配列番号がそれぞれ509および510のアミノ酸配列、
(22)配列番号がそれぞれ511および512のアミノ酸配列、
(23)配列番号がそれぞれ513および514のアミノ酸配列、
(24)配列番号がそれぞれ515および516のアミノ酸配列、
(25)配列番号がそれぞれ517および518のアミノ酸配列、または
(26)配列番号がそれぞれ519および520のアミノ酸配列を備える、請求項4に記載の結合部分。
【請求項6】
(a)(1)SYX
27X
28H(X
27はNまたはY、X
28はMまたはI、配列番号:177である)を備えるVH CDR1と、(2)YIX
29PX
30NGGX
31X
32YX
33X
34KFX
35X
36(X
29はY、S、またはD、X
30はGまたはF、X
31はTまたはS、X
32はN、Y、またはR、X
33はSまたはN、X
34はQまたはL、X
35はK、R、またはE、X
36はGまたはD、配列番号:178である)を備えるVH CDR2と、(3)X
37RX
38X
39X
40Y(X
37はGまたはL、X
38はGまたはF、X
39はFまたはL、X
40はAまたはT、配列番号:179である)を備えるVH CDR3とを含んでいるVH、
および/または
(b)(1)KSSQSLX
41NX
42GNQX
43NYLX
44(X
41はFまたはL、X
42はTまたはS、X
43はKまたはE、X
44はTまたはI、配列番号:189である)を備えるVL CDR1と、(2)RASTRX
45S(X
45はE、D、またはQ、配列番号:190である)を備えるVL CDR2と、(3)QNDX
46SYPLT(X
46はFまたはY、配列番号:191である)を備えるVL CDR3とを含んでいるVLを備える、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分。
【請求項7】
(a)前記VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3は、
(1)配列番号がそれぞれ75、99、および120のアミノ酸配列、
(2)配列番号がそれぞれ70、97、および120のアミノ酸配列、
(3)配列番号がそれぞれ70、98、および120のアミノ酸配列、
(4)配列番号がそれぞれ75、100、および120のアミノ酸配列、
(5)配列番号がそれぞれ70、90、および121のアミノ酸配列、
(6)配列番号がそれぞれ76、101、および122のアミノ酸配列、
(7)配列番号がそれぞれ76、101、および123のアミノ酸配列、
(8)配列番号がそれぞれ70、201、および120のアミノ酸配列、もしくは
(9)配列番号がそれぞれ70、202、および120のアミノ酸配列、
またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備え、および/または
(b)前記VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3は、
(1)配列番号がそれぞれ139、146、および160のアミノ酸配列、
(2)配列番号がそれぞれ138、145、および159のアミノ酸配列、
(3)配列番号がそれぞれ136、145、および160のアミノ酸配列、
(4)配列番号がそれぞれ137、145、および160のアミノ酸配列、
(5)配列番号がそれぞれ140、147、および160のアミノ酸配列、もしくは
(6)配列番号がそれぞれ136、147、および160のアミノ酸配列、
またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、請求項6に記載の結合部分。
【請求項8】
(1)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号が75、99、および120のアミノ酸配列を備え、および/またはVL CDR1、CDR2、およびCDR3を備えたVLは、配列番号がそれぞれ139、146、および160のアミノ酸配列を備え、
(2)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ70、97、および120のアミノ酸配列を備え、および/またはVL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ138、145、および159のアミノ酸配列を備え、
(3)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ70、98、および120のアミノ酸配列を備え、および/またはVL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、145、および160のアミノ酸配列を備え、
(4)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ75、100、および120のアミノ酸配列を備え、および/またはVL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ139、146、および160のアミノ酸配列を備え、
(5)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ70、90、および121のアミノ酸配列を備え、および/またはVL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ137、145、および160のアミノ酸配列を備え、
(6)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ76、101、および122のアミノ酸配列を備え、および/またはVL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ140、147、および160のアミノ酸配列を備え、
(7)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ76、101、および123のアミノ酸配列を備え、および/またはVL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、147、および160のアミノ酸配列を備え、
(8)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ70、201、および120のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ137、145、および160のアミノ酸配列を備え、または、
(9)VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ70、202、および120のアミノ酸配列を備え、および/またはVL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、145、および160のアミノ酸配列を備える、請求項7に記載の結合部分。
【請求項9】
前記VHは、奇数の配列番号23~26および263~266と、配列番号337~345からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を備え、および/または前記VLは、偶数の配列番号23~36および263~266と、配列番号346および347からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を備える、請求項6に記載の結合部分。
【請求項10】
前記VHおよびVLは、
(1)配列番号がそれぞれ27および28のアミノ酸配列、
(2)配列番号が337~345のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が346または347のアミノ酸配列、
(3)配列番号がそれぞれ23および24のアミノ酸配列、
(4)配列番号がそれぞれ25および26のアミノ酸配列、
(5)配列番号がそれぞれ29および30のアミノ酸配列、
(6)配列番号がそれぞれ31および32のアミノ酸配列、
(7)配列番号がそれぞれ33および34のアミノ酸配列、
(8)配列番号がそれぞれ35および36のアミノ酸配列、
(9)配列番号がそれぞれ263および264のアミノ酸配列、または
(10)配列番号がそれぞれ265および266のアミノ酸配列を備える、請求項9に記載の結合部分。
【請求項11】
(a)(1)X
47YGVX
48(X
47はT、S、またはR、X
48はHまたはS、配列番号:180である)を備えるVH CDR1と、(2)VIWX
49X
50GX
51TX
52YX
53X
54X
55X
56X
57S(X
49はA、G、またはS、X
50はGまたはD、X
51はSまたはN、X
52はNまたはD、X
53はNまたはH、X
54はSまたはA、X
55はAまたはT、X
56はLまたはF、X
57はMまたはI、配列番号:181である)を備えるVH CDR2と、(3)X
58X
59X
60X
61GNX
62X
63DY(X
58はAまたはヌル、X
59はA、G、またはV、X
60はYまたはR、X
61はY、F、またはヌル、X
62はA、G、またはS、X
63はL、F、またはM、配列番号:182である)を備えるVH CDR3とを含んでいるVH、
および/または
(b)(1)KSSQX
64LLNSGNQKX
65YLT(X
64はTまたはS、X
65はNまたはS、配列番号:192である)を備えるVL CDR1と、(2)WASTX
66X
67S(X
66はGまたはR、X
67はEまたはD、配列番号:193である)を備えるVL CDR2と、(3)QNX
68YX
69X
70PX
71T(X
68は、A、D、N、またはV、X
69はF、S、またはI、X
70はYまたはF、X
71はFまたはL、配列番号:194である)を備えるVL CDR3とを含んでいるVLを備える、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分。
【請求項12】
(a)前記VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3は、
(1)配列番号がそれぞれ77、102、および124のアミノ酸配列、
(2)配列番号がそれぞれ78、103、および125のアミノ酸配列、
(3)配列番号がそれぞれ79、104、および126のアミノ酸配列、
(4)配列番号がそれぞれ78、105、および127のアミノ酸配列、もしくは
(5)配列番号がそれぞれ209、103、および125のアミノ酸配列、
またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備え、および/または
前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、
(1)配列番号がそれぞれ141、148、および161のアミノ酸配列、
(2)配列番号がそれぞれ136、143、および162のアミノ酸配列、
(3)配列番号がそれぞれ136、149、および163のアミノ酸配列、もしくは
(4)配列番号がそれぞれ142、143、および164のアミノ酸配列、
またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、請求項11に記載の結合部分。
【請求項13】
(1)前記VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3は、配列番号がそれぞれ77、102、および124のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ141、148、および161のアミノ酸配列を備え、
(2)前記VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3は、配列番号がそれぞれ78、103、および125のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および162のアミノ酸配列を備え、
(3)前記VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3は、配列番号がそれぞれ79、104、および126のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、149、および163のアミノ酸配列を備え、
(4)前記VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3は、配列番号がそれぞれ78、105、および127のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ142、143、および164のアミノ酸配列を備え、または、
(5)前記VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3は、配列番号がそれぞれ209、103、および125のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および162のアミノ酸配列を備える、請求項12に記載の結合部分。
【請求項14】
前記VHは、奇数の配列番号37~44および521~526と、配列番号355~362および372~374からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を備え、および/または前記VLは、偶数の配列番号37~44および521~526と、配列番号363、364、および375~377からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を備える、請求項11に記載の結合部分。
【請求項15】
前記VHおよびVLは、
(1)配列番号がそれぞれ37および38のアミノ酸配列、
(2)配列番号が372~374のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が375~377のいずれかのアミノ酸配列、
(3)配列番号がそれぞれ39および40のアミノ酸配列、
(4)配列番号がそれぞれ41および42のアミノ酸配列、
(5)配列番号がそれぞれ43および44のアミノ酸配列、
(6)配列番号が355~362のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が363または364のアミノ酸配列、
(7)配列番号がそれぞれ521および522のアミノ酸配列、
(8)配列番号がそれぞれ523および524のアミノ酸配列、または
(9)配列番号がそれぞれ525および526のアミノ酸配列を備える、請求項15に記載の結合部分。
【請求項16】
(a)(1)X
72X
73GMH(X
72はS、G、またはT、X
73はFまたはS、配列番号:183である)を備えるVH CDR1と、(2)YIX
74X
75GSX
76X
77IX
78YAX
79X
80X
81X
82G(X
74はSまたはN、X
75はS、G、またはT、X
76はS、R、T、またはN、X
77はTまたはP、X
78はYまたはF、X
79はDまたはH、X
80はTまたはS、X
81はVまたはL、X
82はKまたはQ、配列番号:184である)を備えるVH CDR2と、(3)X
83YYGNSFX
84X
85(X
83はFまたはI、X
84はV、D、またはA、X
85は、Y、N、またはH、配列番号:185である)を備えるVH CDR3とを含んでいるVH、
および/または
(b)(1)SSQX
86LLNSGNQKNYLT(X
86はSまたはT、配列番号:195である)を備えるVL CDR1と、(2)WASTRES(配列番号:143)を備えるVL CDR2と、(3)QNX
87YX
88X
89PX
90T(X
87はA、D、またはN、X
88はI、S、T、またはY、X
89はYまたはF、X
90はLまたはV、配列番号:196である)を備えるVL CDR3とを含んでいるVLを備える、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分。
【請求項17】
(a)前記VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3は、
(1)配列番号がそれぞれ83、110、および130のアミノ酸配列、
(2)配列番号がそれぞれ84、112、および132のアミノ酸配列、
(3)配列番号がそれぞれ80、106、および128のアミノ酸配列、
(4)配列番号がそれぞれ81、107、および129のアミノ酸配列、
(5)配列番号がそれぞれ82、108、および130のアミノ酸配列、
(6)配列番号がそれぞれ80、109、および130のアミノ酸配列、
(7)配列番号がそれぞれ80、109、および131のアミノ酸配列、
(8)配列番号がそれぞれ80、111、および132のアミノ酸配列、
(9)配列番号がそれぞれ80、110、および130のアミノ酸配列、もしくは
(10)配列番号がそれぞれ81、391、および129のアミノ酸配列、
またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備え、および/または
前記VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3は、
(1)配列番号がそれぞれ136、143、および169のアミノ酸配列、
(2)配列番号がそれぞれ136、143、および171のアミノ酸配列、
(3)配列番号がそれぞれ136、143、および165のアミノ酸配列、
(4)配列番号がそれぞれ136、143、および166のアミノ酸配列、
(5)配列番号がそれぞれ136、143、および167のアミノ酸配列、
(6)配列番号がそれぞれ141、143、および168のアミノ酸配列、
(7)配列番号がそれぞれ141、143、および170のアミノ酸配列、
(8)配列番号がそれぞれ136、143、および160のアミノ酸配列、
(9)配列番号がそれぞれ136、143、および162のアミノ酸配列、
(10)配列番号がそれぞれ141、143、および167のアミノ酸配列、もしくは
(11)配列番号がそれぞれ141、143、および166のアミノ酸配列、
またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、請求項16に記載の結合部分。
【請求項18】
(1)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ83、110、および130のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および169のアミノ酸配列を備え、
(2)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ84、112、および132のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および171のアミノ酸配列を備え、
(3)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ80、106、および128のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および165のアミノ酸配列を備え、
(4)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ81、107、および129のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および166のアミノ酸配列を備え、
(5)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ82、108、および130のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および167のアミノ酸配列を備え、
(6)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ80、109、および130のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ141、143、および168のアミノ酸配列を備え、
(7)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ80、109、および131のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ141、143、および170のアミノ酸配列を備え、
(8)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ80、111、および132のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および160のアミノ酸配列を備え、
(9)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ81、391、および129のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および162のアミノ酸配列を備え、
(10)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ80、109、および131のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ141、143、および167のアミノ酸配列を備え、または、
(11)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ81、107、および129のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ141、143、および166のアミノ酸配列を備える、請求項17に記載の結合部分。
【請求項19】
前記VHは、奇数の配列番号47~62および527~562と、配列番号378~380および383~385からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を備え、および/または前記VLは、偶数の配列番号47~62および527~562と、配列番号381、382、386および387からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を備える、請求項16に記載の結合部分。
【請求項20】
前記VHおよびVLは、
(1)配列番号がそれぞれ55および56のアミノ酸配列、
(2)配列番号が383~385のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が386または387のアミノ酸配列、
(3)配列番号がそれぞれ61および62のアミノ酸配列、
(4)配列番号が378~380のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が381または382のアミノ酸配列、
(5)配列番号がそれぞれ47および48のアミノ酸配列、
(6)配列番号がそれぞれ49および50のアミノ酸配列、
(7)配列番号がそれぞれ51および52のアミノ酸配列、
(8)配列番号がそれぞれ53および54のアミノ酸配列、
(9)配列番号がそれぞれ57および58のアミノ酸配列、
(10)配列番号がそれぞれ59および60のアミノ酸配列、
(11)配列番号がそれぞれ527および528のアミノ酸配列、
(12)配列番号がそれぞれ529および530のアミノ酸配列、
(13)配列番号がそれぞれ531および532のアミノ酸配列、
(14)配列番号がそれぞれ533および534のアミノ酸配列、
(15)配列番号がそれぞれ535および536のアミノ酸配列、
(16)配列番号がそれぞれ537および538のアミノ酸配列、
(17)配列番号がそれぞれ539および540のアミノ酸配列、
(18)配列番号がそれぞれ541および542のアミノ酸配列、
(19)配列番号がそれぞれ543および544のアミノ酸配列、
(20)配列番号がそれぞれ545および546のアミノ酸配列、
(21)配列番号がそれぞれ547および548のアミノ酸配列、
(22)配列番号がそれぞれ549および550のアミノ酸配列、
(23)配列番号がそれぞれ551および552のアミノ酸配列、
(24)配列番号がそれぞれ553および554のアミノ酸配列、
(25)配列番号がそれぞれ555および556のアミノ酸配列、
(26)配列番号がそれぞれ557および558のアミノ酸配列、
(27)配列番号がそれぞれ559および560のアミノ酸配列、または
(28)配列番号がそれぞれ561および562のアミノ酸配列を備える、請求項19に記載の結合部分。
【請求項21】
(a)(1)配列番号がそれぞれ86、114、および134のアミノ酸配列、
(2)配列番号がそれぞれ85、113、および133のアミノ酸配列、
(3)配列番号がそれぞれ87、115、および131のアミノ酸配列、
(4)配列番号がそれぞれ88、116、および135のアミノ酸配列、
(5)配列番号がそれぞれ203、211、および225のアミノ酸配列、
(6)配列番号がそれぞれ204、212、および226のアミノ酸配列、
(7)配列番号がそれぞれ205、213、および227のアミノ酸配列、
(8)配列番号がそれぞれ206、214、および131のアミノ酸配列、
(9)配列番号がそれぞれ207、215、および228のアミノ酸配列、
(10)配列番号がそれぞれ208、216、および229のアミノ酸配列、
(11)配列番号がそれぞれ69、90、および230のアミノ酸配列、
(12)配列番号がそれぞれ69、217、および117のアミノ酸配列、
(13)配列番号がそれぞれ209、218、および231のアミノ酸配列、
(14)配列番号がそれぞれ72、219、および117のアミノ酸配列、
(15)配列番号がそれぞれ75、220、および120のアミノ酸配列、
(16)配列番号がそれぞれ69、221、および117のアミノ酸配列、
(17)配列番号がそれぞれ72、222、および118のアミノ酸配列、
(18)配列番号がそれぞれ69、223、および118のアミノ酸配列、
(19)配列番号がそれぞれ210、224、および232のアミノ酸配列、
(20)配列番号がそれぞれ72、217、および118のアミノ酸配列、
(21)配列番号がそれぞれ69、90、および117のアミノ酸配列、
(22)配列番号がそれぞれ392、393、および394のアミノ酸配列、
(23)配列番号がそれぞれ392、395、および396のアミノ酸配列、
(24)配列番号がそれぞれ397、398、および399のアミノ酸配列、
(25)配列番号がそれぞれ75、400、および120のアミノ酸配列、
(26)配列番号がそれぞれ70、401、および120のアミノ酸配列、
(27)配列番号がそれぞれ402、403、および404のアミノ酸配列、
(28)配列番号がそれぞれ69、219、および117のアミノ酸配列、
(29)配列番号がそれぞれ71、405、および117のアミノ酸配列、
(30)配列番号がそれぞれ406、407、および408のアミノ酸配列、
(31)配列番号がそれぞれ409、410、および411のアミノ酸配列、
(32)配列番号がそれぞれ69、219、および416のアミノ酸配列、
(33)配列番号がそれぞれ76、412、および411のアミノ酸配列、
(34)配列番号がそれぞれ413、414、および415のアミノ酸配列、
(35)配列番号がそれぞれ69、219、および416のアミノ酸配列、
(36)配列番号がそれぞれ417、418、および232のアミノ酸配列、
(37)配列番号がそれぞれ69、419、および420のアミノ酸配列、
(38)配列番号がそれぞれ205、421、および422のアミノ酸配列、
(39)配列番号がそれぞれ205、423、および424のアミノ酸配列、
(40)配列番号がそれぞれ81、391、および129のアミノ酸配列、
(41)配列番号がそれぞれ88、425、および135のアミノ酸配列、
(42)配列番号がそれぞれ81、426、および129のアミノ酸配列、
(43)配列番号がそれぞれ80、109、および130のアミノ酸配列、
(44)配列番号がそれぞれ81、391、および129のアミノ酸配列、
(45)配列番号がそれぞれ430、391、および431のアミノ酸配列、
(46)配列番号がそれぞれ80、109、および129のアミノ酸配列、
(47)配列番号がそれぞれ81、432、および129のアミノ酸配列、
(48)配列番号がそれぞれ433、391、および129のアミノ酸配列、
(49)配列番号がそれぞれ434、435、および129のアミノ酸配列、
(50)配列番号がそれぞれ436、428、および429のアミノ酸配列、
(51)配列番号がそれぞれ80、437、および129のアミノ酸配列、
(52)配列番号がそれぞれ81、438、および129のアミノ酸配列、
(53)配列番号がそれぞれ80、439、および441のアミノ酸配列、
(54)配列番号がそれぞれ433、391、および431のアミノ酸配列、
(55)配列番号がそれぞれ80、442、および443のアミノ酸配列、
(56)配列番号がそれぞれ80、440、および441のアミノ酸配列、
(57)配列番号がそれぞれ444、445、および446のアミノ酸配列、
(58)配列番号がそれぞれ447、448、および449のアミノ酸配列、
(59)配列番号がそれぞれ450、451、および452のアミノ酸配列、
(60)配列番号がそれぞれ81、453、および129のアミノ酸配列、もしくは
(61)配列番号がそれぞれ69、89、および454のアミノ酸配列、
またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を備えたVH、および/または
(b)(1)配列番号がそれぞれ136、143、および172のアミノ酸配列、
(2)配列番号がそれぞれ136、143、および167のアミノ酸配列、
(3)配列番号がそれぞれ136、143、および173のアミノ酸配列、
(4)配列番号がそれぞれ223、241、および242のアミノ酸配列、
(5)配列番号がそれぞれ136、143、および243のアミノ酸配列、
(6)配列番号がそれぞれ234、143、および244のアミノ酸配列、
(7)配列番号がそれぞれ235、143、および245のアミノ酸配列、
(8)配列番号がそれぞれ136、143、および163のアミノ酸配列、
(9)配列番号がそれぞれ236、143、および246のアミノ酸配列、
(10)配列番号がそれぞれ237、143、および151のアミノ酸配列、
(11)配列番号がそれぞれ137、143、および247のアミノ酸配列、
(12)配列番号がそれぞれ136、143、および248のアミノ酸配列、
(13)配列番号がそれぞれ238、143、および157のアミノ酸配列、
(14)配列番号がそれぞれ137、145、および160のアミノ酸配列、
(15)配列番号がそれぞれ136、143、および150のアミノ酸配列、
(16)配列番号がそれぞれ136、143、および151のアミノ酸配列、
(17)配列番号がそれぞれ239、143、および249のアミノ酸配列、
(18)配列番号がそれぞれ240、143、および245のアミノ酸配列、
(19)配列番号がそれぞれ136、143、および250のアミノ酸配列、
(20)配列番号がそれぞれ137、143、および153のアミノ酸配列、
(21)配列番号がそれぞれ136、143、および163のアミノ酸配列、
(22)配列番号がそれぞれ456、457、および250のアミノ酸配列、
(23)配列番号がそれぞれ458、146、および160のアミノ酸配列、
(24)配列番号がそれぞれ136、145、および160のアミノ酸配列、
(25)配列番号がそれぞれ240、143、および244のアミノ酸配列、
(26)配列番号がそれぞれ137、143、および157のアミノ酸配列、
(27)配列番号がそれぞれ136、143、および459のアミノ酸配列、
(28)配列番号がそれぞれ460、461、および462のアミノ酸配列、
(29)配列番号がそれぞれ137、463、および464のアミノ酸配列、
(30)配列番号がそれぞれ465、466、および162のアミノ酸配列、
(31)配列番号がそれぞれ140、147、および160のアミノ酸配列、
(32)配列番号がそれぞれ136、143、および457のアミノ酸配列、
(33)配列番号がそれぞれ136、143、および244のアミノ酸配列、
(34)配列番号がそれぞれ136、143、および468のアミノ酸配列、
(35)配列番号がそれぞれ136、143、および469のアミノ酸配列、
(36)配列番号がそれぞれ136、143、および154のアミノ酸配列、
(37)配列番号がそれぞれ240、143、および166のアミノ酸配列、
(38)配列番号がそれぞれ136、143、および470のアミノ酸配列、
(39)配列番号がそれぞれ136、143、および166のアミノ酸配列、
(40)配列番号がそれぞれ136、143、および471のアミノ酸配列、
(41)配列番号がそれぞれ472、473、および474のアミノ酸配列、
(42)配列番号がそれぞれ475、143、および166のアミノ酸配列、
(43)配列番号がそれぞれ476、143、および166のアミノ酸配列、
(44)配列番号がそれぞれ136、143、および477のアミノ酸配列、
(45)配列番号がそれぞれ478、143、および166のアミノ酸配列、
(46)配列番号がそれぞれ479、143、および163のアミノ酸配列、
(47)配列番号がそれぞれ480、143、および481のアミノ酸配列、
(48)配列番号がそれぞれ482、143、および483のアミノ酸配列、
(49)配列番号がそれぞれ136、143、および160のアミノ酸配列、
(50)配列番号がそれぞれ482、143、および484のアミノ酸配列、
(51)配列番号がそれぞれ485、486、および487のアミノ酸配列、
(52)配列番号がそれぞれ488、489、および490のアミノ酸配列、
(53)配列番号がそれぞれ491、492、および493のアミノ酸配列、もしくは
(54)配列番号がそれぞれ136、143、および494のアミノ酸配列、
またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を備えたVLを備える、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分。
【請求項22】
(1)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ86、114、および134のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および172のアミノ酸配列を備え、
(2)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ85、113、および133のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および172のアミノ酸配列を備え、
(3)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ87、115、および131のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および167のアミノ酸配列を備え、
(4)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ88、116、および135のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および173のアミノ酸配列を備え、
(5)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ203、211、および225のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ223、241、および242のアミノ酸配列を備え、
(6)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ204、212、および226のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および243のアミノ酸配列を備え、
(7)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ205、213、および227のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ234、143、および244のアミノ酸配列を備え、
(8)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ206、214、および131のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ235、143、および245のアミノ酸配列を備え、
(9)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ207、215、および228のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および163のアミノ酸配列を備え、
(10)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ208、216、および229のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ236、143、および246のアミノ酸配列を備え、
(11)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ69、90、および230のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ237、143、および151のアミノ酸配列を備え、
(12)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ69、217、および117のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ137、143、および247のアミノ酸配列を備え、
(13)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ209、218、および231のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および248のアミノ酸配列を備え、
(14)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ72、219、および117のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ238、143、および157のアミノ酸配列を備え、
(15)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ75、220、および120のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ137、145、および160のアミノ酸配列を備え、
(16)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ69、221、および117のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および150のアミノ酸配列を備え、
(17)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ72、222、および118のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および151のアミノ酸配列を備え、
(18)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ69、223、および118のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ239、143、および249のアミノ酸配列を備え、
(19)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ210、224、および232のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ240、143、および245のアミノ酸配列を備え、
(20)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ72、217、および118のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および250のアミノ酸配列を備え、または、
(21)VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ69、90、および117のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ137、143、および153のアミノ酸配列を備え、
(22)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ85、113、および133のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および172のアミノ酸配列を備え、
(23)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ392、393、および394のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および163のアミノ酸配列を備え、
(24)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ392、395、および396のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および163のアミノ酸配列を備え、
(25)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ397、398、および399のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ456、457、および250のアミノ酸配列を備え、
(26)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ75、400、および120のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ458、146、および160のアミノ酸配列を備え、
(27)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ70、401、および120のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、145、および160のアミノ酸配列を備え、
(28)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ402、403、および404のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ240、143、および244のアミノ酸配列を備え、
(29)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ69、219、および117のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ137、143、および157のアミノ酸配列を備え、
(30)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ71、405、および117のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および459のアミノ酸配列を備え、
(31)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ406、407、および408のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ460、461、および462のアミノ酸配列を備え、
(32)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ69、90、および117のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ137、463、および464のアミノ酸配列を備え、
(33)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ409、410、および411のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ465、466、および162のアミノ酸配列を備え、
(34)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ69、219、および416のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ137、143、および157のアミノ酸配列を備え、
(35)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ76、412、および411のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ140、147、および160のアミノ酸配列を備え、
(36)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ413、414、および415のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および467のアミノ酸配列を備え、
(37)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ417、418、および232のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および244のアミノ酸配列を備え、
(38)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ69、419、および420のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および468のアミノ酸配列を備え、
(39)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ205、421、および422のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および469のアミノ酸配列を備え、
(40)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ205、423、および424のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および154のアミノ酸配列を備え、
(41)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ81、391、および129のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ240、143、および166のアミノ酸配列を備え、
(42)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ88、425、および135のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および470のアミノ酸配列を備え、
(43)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ81、426、および129のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および166のアミノ酸配列を備え、
(44)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ80、109、および130のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号が136、143、および471のアミノ酸配列を備え、
(45)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ427、428、および429のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ472、473、および474のアミノ酸配列を備え、
(46)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ81、391、および129のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ475、143、および166のアミノ酸配列を備え、
(47)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ430、391、および431のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ476、143、および166のアミノ酸配列を備え、
(48)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ80、109、および129のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および477のアミノ酸配列を備え、
(49)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ80、391、および129のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ478、143、および166のアミノ酸配列を備え、
(50)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ81、432、および129のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ475、143、および166のアミノ酸配列を備え、
(51)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ433、391、および129のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ475、143、および166のアミノ酸配列を備え、
(52)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ80、109、および129のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ479、143、および163のアミノ酸配列を備え、
(53)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ434、435、および129のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ240、143、および166のアミノ酸配列を備え、
(54)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ436、428、および429のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ472、473、および474のアミノ酸配列を備え、
(55)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ80、437、および129のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ479、143、および163のアミノ酸配列を備え、
(56)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ81、391、および129のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ478、143、および166のアミノ酸配列を備え、
(57)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ81、438、および129のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および166のアミノ酸配列を備え、
(58)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ81、391、および129のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ480、143、および481のアミノ酸配列を備え、
(59)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ80、439、および441のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ482、143、および483のアミノ酸配列を備え、
(60)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ433、391、および431のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ475、143、および166のアミノ酸配列を備え、
(61)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ80、442、および443のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および160のアミノ酸配列を備え、
(62)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ80、440、および441のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ482、143、および484のアミノ酸配列を備え、
(63)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ444、445、および446のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ485、486、および487のアミノ酸配列を備え、
(64)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ447、448、および449のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ488、489、および490のアミノ酸配列を備え、
(65)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ450、451、および452のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ491、492、および493のアミノ酸配列を備え、
(66)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ81、453、および129のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および166のアミノ酸配列を備え、または、
(67)前記VH CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ69、89、および454のアミノ酸配列を備え、および/または前記VL CDR1、CDR2、およびCDR3は、配列番号がそれぞれ136、143、および494のアミノ酸配列を備える、請求項21に記載の結合部分。
【請求項23】
前記VHは、配列番号45、奇数の配列番号63~68、251~262、267~280、283~290、563~680、および配列番号365~369からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を備え、および/または前記VLは、配列番号46、偶数の配列番号63~68、251~262、267~280、283~290、563~680、および配列番号370および371からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を備える、請求項21または22に記載の結合部分。
【請求項24】
前記VHおよびVLは、
(1)配列番号がそれぞれ45および46のアミノ酸配列、(2)配列番号が365~369のいずれかおよび370または371のアミノ酸配列、(3)配列番号がそれぞれ63および64のアミノ酸配列、(4)配列番号がそれぞれ65および66のアミノ酸配列、(5)配列番号がそれぞれ67および68のアミノ酸配列、(6)配列番号がそれぞれ251および252のアミノ酸配列、(7)配列番号がそれぞれ253および254のアミノ酸配列、(8)配列番号がそれぞれ255および256のアミノ酸配列、(9)配列番号がそれぞれ257および258のアミノ酸配列、(10)配列番号がそれぞれ259および260のアミノ酸配列、(11)配列番号がそれぞれ261および262のアミノ酸配列、(12)配列番号がそれぞれ267および268のアミノ酸配列、(13)配列番号がそれぞれ269および270のアミノ酸配列、(14)配列番号がそれぞれ271および272のアミノ酸配列、(15)配列番号がそれぞれ273および274のアミノ酸配列、(16)配列番号がそれぞれ275および276のアミノ酸配列、(17)配列番号がそれぞれ277および278のアミノ酸配列、(18)配列番号がそれぞれ279および280のアミノ酸配列、(19)配列番号がそれぞれ283および284のアミノ酸配列、(20)配列番号がそれぞれ285および286のアミノ酸配列、(21)配列番号がそれぞれ287および288のアミノ酸配列、(22)配列番号がそれぞれ289および290のアミノ酸配列、(23)配列番号がそれぞれ563および564のアミノ酸配列、(24)配列番号がそれぞれ565および566のアミノ酸配列、(25)配列番号がそれぞれ567および568のアミノ酸配列、(26)配列番号がそれぞれ569および570のアミノ酸配列、(27)配列番号がそれぞれ571および572のアミノ酸配列、(28)配列番号がそれぞれ573および574のアミノ酸配列、(29)配列番号がそれぞれ575および576のアミノ酸配列、(30)配列番号がそれぞれ577および578のアミノ酸配列、(31)配列番号がそれぞれ579および580のアミノ酸配列、(32)配列番号がそれぞれ581および582のアミノ酸配列、(33)配列番号がそれぞれ583および584のアミノ酸配列、(34)配列番号がそれぞれ585および586のアミノ酸配列、(35)配列番号がそれぞれ587および588のアミノ酸配列、(36)配列番号がそれぞれ589および590のアミノ酸配列、(37)配列番号がそれぞれ591および592のアミノ酸配列、(38)配列番号がそれぞれ593および594のアミノ酸配列、(39)配列番号がそれぞれ595および596のアミノ酸配列、(40)配列番号がそれぞれ597および598のアミノ酸配列、(41)配列番号がそれぞれ599および600のアミノ酸配列、(42)配列番号がそれぞれ601および602のアミノ酸配列、(43)配列番号がそれぞれ603および604のアミノ酸配列、(44)配列番号がそれぞれ605および606のアミノ酸配列、(45)配列番号がそれぞれ607および608のアミノ酸配列、(46)列配列番号がそれぞれ609および610のアミノ酸配列、(47)配列番号がそれぞれ611および612のアミノ酸配列、(48)配列番号がそれぞれ613および614のアミノ酸配列、(49)配列番号がそれぞれ615および616のアミノ酸配列、(50)配列番号がそれぞれ617および618のアミノ酸配列、(51)配列番号がそれぞれ619および620のアミノ酸配列、(52)配列番号がそれぞれ621および622のアミノ酸配列、(53)配列番号がそれぞれ623および624のアミノ酸配列、(54)配列番号がそれぞれ625および626のアミノ酸配列、(55)配列番号がそれぞれ627および628のアミノ酸配列、(56)配列番号がそれぞれ629および630のアミノ酸配列、(57)配列番号がそれぞれ631および632のアミノ酸配列、(58)配列番号がそれぞれ633および634のアミノ酸配列、(59)配列番号がそれぞれ635および636のアミノ酸配列、(60)配列番号がそれぞれ637および638のアミノ酸配列、(61)配列番号がそれぞれ639および640のアミノ酸配列、(62)配列番号がそれぞれ641および642のアミノ酸配列、(63)配列番号がそれぞれ643および644のアミノ酸配列、(64)配列番号がそれぞれ645および646のアミノ酸配列、(65)配列番号がそれぞれ647および648のアミノ酸配列、(66)配列番号がそれぞれ649および650のアミノ酸配列、(67)配列番号がそれぞれ651および652のアミノ酸配列、(68)配列番号がそれぞれ653および654のアミノ酸配列、(69)配列番号がそれぞれ655および656のアミノ酸配列、(70)配列番号がそれぞれ657および658のアミノ酸配列、(71)配列番号がそれぞれ659および660のアミノ酸配列、(72)配列番号がそれぞれ661および662のアミノ酸配列、(73)配列番号がそれぞれ663および664のアミノ酸配列、(74)配列番号がそれぞれ665および666のアミノ酸配列、(75)配列番号がそれぞれ667および668のアミノ酸配列、(76)配列番号がそれぞれ669および670のアミノ酸配列、(77)配列番号がそれぞれ671および672のアミノ酸配列、(78)配列番号がそれぞれ673および674のアミノ酸配列、(79)配列番号がそれぞれ675および676のアミノ酸配列、(80)配列番号がそれぞれ677および678のアミノ酸配列、または(81)配列番号がそれぞれ679および680のアミノ酸配列に記載されるアミノ酸配列を備える、請求項23に記載の結合部分。
【請求項25】
Fab、Fab’、F(ab’)
2、Fv、scFv、(scFv)
2、または完全長抗体である、請求項1から24のいずれか一項に記載の結合部分。
【請求項26】
マウス、キメラ、ヒト化またはヒト結合部分である、請求項1から25のいずれか一項に記載の結合部分。
【請求項27】
(a)請求項1から26のいずれか一項に記載の一本鎖可変断片(scFv)である結合部分を備える細胞外抗原結合ドメインと、
(b)膜貫通ドメインと、
(c)細胞内シグナル伝達ドメインとを備える、キメラ抗原受容体。
【請求項28】
配列番号299~335からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%、85%、90%、95%または99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を備える、請求項27に記載のキメラ抗原受容体。
【請求項29】
配列番号299~335からなる群から選択されるアミノ酸配列を備える、請求項28に記載のキメラ抗原受容体。
【請求項30】
請求項1から26のいずれか一項に記載の結合部分または請求項27から29のいずれか一項に記載のキメラ抗原受容体をコードする、核酸。
【請求項31】
請求項1から26のいずれか一項に記載の結合部分、請求項27から29のいずれか一項に記載のキメラ抗原受容体、または請求項30に記載の核酸を備える、遺伝子操作された免疫細胞。
【請求項32】
前記免疫細胞はT細胞である、請求項31に記載の遺伝子操作された免疫細胞。
【請求項33】
請求項1から26のいずれか一項に記載の治療的有効量の結合部分、請求項27から29のいずれか一項に記載のキメラ抗原受容体または請求項31または32に記載の遺伝子操作された免疫細胞、および薬学的に許容できる担体を備える、医薬組成物。
【請求項34】
請求項33に記載の治療的有効量の医薬組成物を対象に投与することを備える、クローディン18.2を発現する腫瘍または癌の治療を必要とする対象においてクローディン18.2を発現する腫瘍または癌を治療する方法。
【請求項35】
前記クローディン18.2を発現する腫瘍または癌は、胃、食道、胃食道、膵臓、卵巣、または肺の腫瘍または癌である、請求項34に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、2018年12月28日に出願された国際特許出願第PCT/CN2018/125052号および2019年7月12日に出願された国際特許出願第PCT/CN2019/095827号の優先権を主張しており、その内容全体を本明細書の一部として参照により援用する。
【技術分野】
【0002】
本発明は、分子生物学、細胞生物学、および癌生物学の分野に関し、特に、クローディン18.2(Claudin18.2)を標的とする抗体、キメラ抗原受容体および遺伝子操作された免疫細胞、ならびにそれらの利用に関する。
【背景技術】
【0003】
クローディンは、細胞表面タンパク質のファミリーであって、細胞間バリアを確立し、細胞間の分子の流れを制御し、細胞シグナル伝達および上皮細胞極性の維持において重要な役割を果たす(Singhら、(2010)J Oncol 2010:541957)。各クローディン分子は、2つの細胞外ループを有する4つの膜貫通セグメントと、細胞質内に位置するN末端およびC末端とを有する。ヒトでは、24種類のクローディンファミリーメンバーが発見され、記述されていた。これらのメンバーは様々な組織で発現しており、それらの機能変化は癌の形成につながる。例えば、クローディン1、クローディン18、およびクローディン10の発現レベルの変化がそれぞれ結腸がん、胃がん、肝細胞がんに関連付けられているため、クローディンは治療戦略の有望な標的となっている(Swisshelmら、(2005)Adv Drug Deliv Rev 57(6):919~928ページ)。
【0004】
クローディン18(CLDN18)は、クローディン18.1(CLDN18.1)およびクローディン18.2(CLDN18.2)の2つのスプライス変異体を有し、これら両者はN末端部分が異なる。クローディン18.2が短寿命の分化した胃上皮細胞でのみ発現される胃を除いて、正常組織ではクローディン18.2の検出可能な発現は存在しない。しかし、それは悪性形質転換の過程で維持されるため、ヒトの胃癌細胞の表面に頻繁に表示される。さらに、このタンパク質は、食道、膵臓、および肺腺癌において顕著なレベルで異所的に活性化される(Niimiら、(2001)Mol Cell Biol 21(21):7380‐7390;Tanakaら(2011)J Histochem Cytochem 59(10):942‐952;Mickeら、(2014)Int J Cancer 135(9):2206‐2214;Shimobabaら(2016)Biochim Biophys Acta 1863(6 Pt A):1170‐1178;Singhら、(2017)J Hematol Oncol 10(1):105;Tokumitsuら、(2017)Cytopathology 28(2):116‐121)。
【0005】
クローディン18.2は、その露出した細胞外ループおよび制限的な発現パターンにより、癌免疫療法の有望な標的となっている。抗クローディン18.2抗体とCARは、長年にわたって開発され、研究されてきたものである。例えば、キメラモノクローナルIgG1抗体であるIMAB362(Claudiximab、Zolbetuximab)は、進行性胃食道癌患者を治療するために、多数の臨床試験で研究されている(Sahinら、(2017)Journal of Hematology & Oncology 10:105)。CARsgenの抗クローディン18.2キメラ抗原受容体T細胞(CAR‐T細胞)療法も臨床試験に入った。
【0006】
抗体療法とは異なり、CAR‐T細胞療法は、能動免疫の必要性を回避するので、免疫学的に障害のある癌患者において潜在的な有効性を有する。新世代のCARは、細胞外免疫グロブリン由来の重鎖と軽鎖、T細胞活性化ドミアン(通常はCD3複合体のゼータ鎖を含む)、および共刺激タンパク質由来の1つまたは複数のキメラドメインを含む。それらは、HLAとは独立して腫瘍抗原を認識し、抗原結合時にCAR‐T細胞の大規模な増殖をもたらす(Carl H. June、(2018)N Engl J Med、379:64-73)。
【0007】
FDAは最近、B細胞癌の治療においてCD19 CAR‐T細胞療法を承認し、世界中でCAR‐Tを含む何百もの進行中の臨床試験があるが、そのほとんどは血液癌を標的とする。固形腫瘍の試験はCAR-Tによってあまり支配されておらず、細胞療法に基づく試験の約半分はNK細胞などの他のプラットフォームを含む。
【0008】
クローディン18.2関連の固形腫瘍に関しては、胃癌は、先進国では癌による死亡原因の4番目(男性)および5番目(女性)であり、膵臓癌は通常、患者の予後が非常に悪い進行期で診断される。当技術分野では、より望ましい医薬特性を有する追加のクローディン18.2結合部分およびそのCARは依然として必要とされている。
【0009】
本発明は、抗クローディン18.2抗体またはその抗原結合断片などのクローディン18.2結合部分を提供する。
【0010】
本発明は、(a)重鎖可変領域(VH)および/または(b)軽鎖可変領域(VL)を含み、前記重鎖可変領域(VH)は、(1)X1X2X3X4X5(X1はSまたはN、X2はH、Y、またはF、X3はNまたはG、X4はM、I、またはL、X5はHまたはN、配列番号:174である)を備える重鎖CDR1(VH CDR1)と、(2)X6IX7PGX8GX9X10X11YNX12X13FX14X15(X6はYまたはW、X7はYまたはF、X8はNまたはD、X9はG、R、またはN、X10はT、N、またはS、X11はK、N、またはY、X12はQまたはE、X13はKまたはN、X14はTまたはK、X15はGまたはA、配列番号:175である)を備える重鎖CDR2(VH CDR2)と、(3)X16YYGNSFX17X18(X16はDまたはF、X17はAまたはV、X18はYまたはN、配列番号:176である)を備える重鎖CDR3(VH CDR3)とを含み、前記軽鎖可変領域(VL)は、(1)KSSQSLX19NSGNQKNYLT(X19はLまたはF、配列番号:186である)を備える軽鎖CDR1(VL CDR1)と、(2)WAX20TRES(X20はSまたはA、配列番号:187である)を備える軽鎖CDR2(VL CDR2)と、(3)QNX21X22X23X24PX25X26(X21は、D、G、またはN、X22はYまたはF、X23は、M、R、S、W、Y、またはF、X24はFまたはY、X25はFまたはL、X26はTまたはP、配列番号:188である)を備える軽鎖CDR3(VL CDR3)とを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0011】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分は、(a)VHおよび/または(b)VLを含む。VHは、(1)SHNMH(配列番号:69)を備えるVH CDR1と、(2)YIYPGNGGTNYNQKFKG(配列番号:90)を備えるVH CDR2と、(3)DYYGNSFAY(配列番号:117)、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備えるVH CDR3とを含む。VLは、(1)KSSQSLLNSGNQKNYLT(配列番号:136)を備えるVL CDR1と、(2)WASTRES(配列番号:143)を備えるVL CDR2と、(3)QNDYRYPFT(配列番号:151)、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備えるVL CDR3とを含む。
【0012】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分は、(a)(1)配列番号がそれぞれ69、89、および117のアミノ酸配列、(2)配列番号がそれぞれ69、90、および117のアミノ酸配列、(3)配列番号がそれぞれ70、90、および117のアミノ酸配列、(4)配列番号がそれぞれ69、91、および117のアミノ酸配列、(5)配列番号がそれぞれ71、92、および117のアミノ酸配列、(6)配列番号がそれぞれ72、93、および117のアミノ酸配列、(7)配列番号がそれぞれ69、94、および118のアミノ酸配列、(8)配列番号がそれぞれ73、95、および117のアミノ酸配列、(9)配列番号がそれぞれ74、96、および119のアミノ酸配列、(10)配列番号がそれぞれ74、96、および130のアミノ酸配列、(11)配列番号がそれぞれ69、202、および118のアミノ酸配列、(12)配列番号がそれぞれ72、90、および117のアミノ酸配列、もしくは(13)配列番号がそれぞれ69、390、および118のアミノ酸配列、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)(1)配列番号がそれぞれ136、143、および150のアミノ酸配列、(2)配列番号がそれぞれ137、143、および151のアミノ酸配列、(3)配列番号がそれぞれ136、143、および152のアミノ酸配列、(4)配列番号がそれぞれ137、143、および153のアミノ酸配列、(5)配列番号がそれぞれ136、143、および154のアミノ酸配列、(6)配列番号がそれぞれ136、143、および155のアミノ酸配列、(7)配列番号がそれぞれ136、143、および156のアミノ酸配列、(8)配列番号がそれぞれ137、143、および157のアミノ酸配列、(9)配列番号がそれぞれ136、144、および158のアミノ酸配列、(10)配列番号がそれぞれ136、143、および455のアミノ酸配列、もしくは(11)配列番号がそれぞれ136、143、および249のアミノ酸配列、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0013】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分は、(a)配列番号がそれぞれ69、89、および117のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および150のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0014】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分は、(a)配列番号がそれぞれ69、90、および117のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ137、143、および151のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0015】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分は、(a)配列番号がそれぞれ70、90、および117のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および152のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0016】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分は、(a)配列番号がそれぞれ69、91、および117のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ137、143、および153のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0017】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分は、(a)配列番号がそれぞれ71、92、および117のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および154のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0018】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分は、(a)配列番号がそれぞれ72、93、および117のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および155のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0019】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分は、(a)配列番号がそれぞれ69、94、および118のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および156のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0020】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分は、(a)配列番号がそれぞれ73、95、および117のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ137、143、および157のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0021】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分は、(a)配列番号がそれぞれ74、96、および119のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、144、および158のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0022】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分は、(a)配列番号がそれぞれ74、96、および130のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、144、および158のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0023】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分は、(a)配列番号がそれぞれ69、202、および118のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および455のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0024】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分は、(a)配列番号がそれぞれ72、90、および117のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ137、143、および153のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0025】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分は、(a)配列番号がそれぞれ69、390、および118のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および249のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0026】
いくつかの実施形態において、(a)VHおよび/または(b)VLを含み、前記VHは、(1)SYX27X28H(X27はNまたはY、X28はMまたはI、配列番号:177である)を備えるVH CDR1と、(2)YIX29PX30NGGX31X32YX33X34KFX35X36(X29はY、S、またはD、X30はGまたはF、X31はTまたはS、X32はN、Y、またはR、X33はSまたはN、X34はQまたはL、X35はK、R、またはE、X36はGまたはD、配列番号:178である)を備えるVH CDR2と、(3)X37RX38X39X40Y(X37はGまたはL、X38はGまたはF、X39はFまたはL、X40はAまたはT、配列番号:179である)を備えるVH CDR3とを含み、前記VLは、(1)KSSQSLX41NX42GNQX43NYLX44(X41はFまたはL、X42はTまたはS、X43はKまたはE、X44はTまたはI、配列番号:189である)を備えるVL CDR1と、(2)RASTRX45S(X45はE、D、またはQ、配列番号:190である)を備えるVL CDR2と、(3)QNDX46SYPLT(X46はFまたはY、配列番号:191である)を備えるVL CDR3とを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0027】
いくつかの実施形態において、(a)(1)SYNIH(配列番号:75)を備えるVH CDR1と、(2)YIYPGNGGTNYNQKFKG(配列番号:90)を備えるVH CDR2と、(3)GRGFAY(配列番号:120)、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備えるVH CDR3とを含んでいるVH、および/または(b)(1)KSSQSLFNSGNQKNYLT(配列番号:137)を備えるVL CDR1と、(2)RASTRES(配列番号:145)を備えるVL CDR2と、(3)QNDYSYPLT(配列番号:160)、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備えるVL CDR3とを含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0028】
いくつかの実施形態において、(a)(1)配列番号がそれぞれ70、97、および120のアミノ酸配列、(2)配列番号がそれぞれ70、98、および120のアミノ酸配列、(3)配列番号がそれぞれ75、99、および120のアミノ酸配列、(4)配列番号がそれぞれ75、100、および120のアミノ酸配列、(5)配列番号がそれぞれ70、90、および121のアミノ酸配列、(6)配列番号がそれぞれ76、101、および122のアミノ酸配列、(7)配列番号がそれぞれ76、101、および123のアミノ酸配列、(8)配列番号がそれぞれ70、201、および120のアミノ酸配列、もしくは(9)配列番号がそれぞれ70、202、および120のアミノ酸配列、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または(b)(1)配列番号がそれぞれ138、145、および159のアミノ酸配列、(2)配列番号がそれぞれ136、145、および160のアミノ酸配列、(3)配列番号がそれぞれ139、146、および160のアミノ酸配列、(4)配列番号がそれぞれ137、145、および160のアミノ酸配列、(5)配列番号がそれぞれ140、147、および160のアミノ酸配列、もしくは(6)配列番号がそれぞれ136、147、および160のアミノ酸配列、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0029】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ70、97、および120のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ138、145、および159のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0030】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ70、98、および120のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、145、および160のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0031】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ75、99、および120のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ139、146、および160のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0032】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ75、100、および120のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ139、146、および160のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0033】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ70、90、および121のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ137、145、および160のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0034】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ76、101、および122のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ140、147、および160のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0035】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ76、101、および123のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、147、および160のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0036】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ70、201、および120のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ137、145、および160のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0037】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ70、202、および120のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、145、および160のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0038】
いくつかの実施形態において、(a)VHおよび/または(b)VLを含み、前記VHは、(1)X47YGVX48(X47はT、S、またはR、X48はHまたはS、配列番号:180である)を備えるVH CDR1と、(2)VIWX49X50GX51TX52YX53X54X55X56X57S(X49はA、G、またはS、X50はGまたはD、X51はSまたはN、X52はNまたはD、X53はNまたはH、X54はSまたはA、X55はAまたはT、X56はLまたはF、X57はMまたはI、配列番号:181である)を備えるVH CDR2と、(3)X58X59X60X61GNX62X63DY(X58はAまたはヌル、X59はA、G、またはV、X60はYまたはR、X61はY、F、またはヌル、X62はA、G、またはS、X63はL、F、またはM、配列番号:182である)を備えるVH CDR3とを含み、前記VLは、(1)KSSQX64LLNSGNQKX65YLT(X64はTまたはS、X65はNまたはS、配列番号:192である)を備えるVL CDR1と、(2)WASTX66X67S(X66はGまたはR、X67はEまたはD、配列番号:193である)を備えるVL CDR2と、(3)QNX68YX69X70PX71T(X68は、A、D、N、またはV、X69はF、S、またはI、X70はYまたはF、X71はFまたはL、配列番号:194である)を備えるVL CDR3とを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0039】
いくつかの実施形態において、(a)(1)SYGVS(配列番号:78)を備えるVH CDR1と、(2)VIWAGGSTNYHSALMS(配列番号:197)を備えるVH CDR2と、(3)AAYYGNALDY(配列番号:198)、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備えるVH CDR3とを含んでいるVH、および/または(b)(1)KSSQSLLNSGNQKNYLT(配列番号:136)を備えるVL CDR1と、(2)WASTRES(配列番号:143)を備えるVL CDR2と、(3)QNAYFYPFT(配列番号:161)、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備えるVL CDR3とを含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0040】
いくつかの実施形態において、(a)(1)配列番号がそれぞれ77、102、および124のアミノ酸配列、(2)配列番号がそれぞれ78、103、および125のアミノ酸配列、(3)配列番号がそれぞれ79、104、および126のアミノ酸配列、(4)配列番号がそれぞれ78、105、および127のアミノ酸配列、もしくは(5)配列番号がそれぞれ209、103、および125のアミノ酸配列、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または(b)(1)配列番号がそれぞれ141、148、および161のアミノ酸配列、(2)配列番号がそれぞれ136、143、および162のアミノ酸配列、(3)配列番号がそれぞれ136、149、および163のアミノ酸配列、もしくは(4)配列番号がそれぞれ142、143、および164のアミノ酸配列、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0041】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ77、102、および124のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ141、148、および161のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0042】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ78、103、および125のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および162のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0043】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ79、104、および126のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、149、および163のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0044】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ78、105、および127のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ142、143、および164のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0045】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ209、103、および125のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および162のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0046】
いくつかの実施形態において、(a)VHおよび/または(b)VLを含み、前記VHは、(1)X72X73GMH(X72はS、G、またはT、X73はFまたはS、配列番号:183である)を備えるVH CDR1と、(2)YIX74X75GSX76X77IX78YAX79X80X81X82G(X74はSまたはN、X75はS、G、またはT、X76はS、R、T、またはN、X77はTまたはP、X78はYまたはF、X79はDまたはH、X80はTまたはS、X81はVまたはL、X82はKまたはQ、配列番号:184である)を備えるVH CDR2と、(3)X83YYGNSFX84X85(X83はFまたはI、X84はV、D、またはA、X85は、Y、N、またはH、配列番号:185である)を備えるVH CDR3とを含み、前記VLは、(1)SSQX86LLNSGNQKNYLT(X86はSまたはT、配列番号:195である)を備えるVL CDR1と、(2)WASTRES(配列番号:143)を備えるVL CDR2と、(3)QNX87YX88X89PX90T(X87はA、D、またはN、X88はI、S、T、またはY、X89はYまたはF、X90はLまたはV、配列番号:196である)を備えるVL CDR3とを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0047】
いくつかの実施形態において、(a)(1)SGFTFSSFGMH(配列番号:80)を備えるVH CDR1と、(2)YISSGSSTIYYADTVKG(配列番号:199)を備えるVH CDR2と、(3)FYYGNSFAY(配列番号:130)、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備えるVH CDR3とを含んでいるVH、および/または(b)(1)KSSQSLLNSGNQKNYLT(配列番号:136)を備えるVL CDR1と、(2)WASTRES(配列番号:143)を備えるVL CDR2と、(3)QNAYSYPLT(配列番号:167)、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備えるVL CDR3とを含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0048】
いくつかの実施形態において、(a)(1)配列番号がそれぞれ80、106、および128のアミノ酸配列、(2)配列番号がそれぞれ81、107、および129のアミノ酸配列、(3)配列番号がそれぞれ82、108、および130のアミノ酸配列、(4)配列番号がそれぞれ80、109、および130のアミノ酸配列、(5)配列番号がそれぞれ83、110、および130のアミノ酸配列、(6)配列番号がそれぞれ80、109、および131のアミノ酸配列、(7)配列番号がそれぞれ80、111、および132のアミノ酸配列、(8)配列番号がそれぞれ84、112、および132のアミノ酸配列、(9)配列番号がそれぞれ80、110および130のアミノ酸配列、もしくは(10)配列番号がそれぞれ81、391および129のアミノ酸配列、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または(b)(1)配列番号がそれぞれ136、143、および165のアミノ酸配列、(2)配列番号がそれぞれ136、143、および166のアミノ酸配列、(3)配列番号がそれぞれ136、143、および167のアミノ酸配列、(4)配列番号がそれぞれ141、143、および168のアミノ酸配列、(5)配列番号がそれぞれ136、143、および169のアミノ酸配列、(6)配列番号がそれぞれ141、143、および170のアミノ酸配列、(7)配列番号がそれぞれ136、143、および160のアミノ酸配列、(8)配列番号がそれぞれ136、143、および171のアミノ酸配列、(9)配列番号がそれぞれ136、143、および162のアミノ酸配列、(10)配列番号がそれぞれ141、143および167のアミノ酸配列、もしくは(11)配列番号がそれぞれ141、143および166のアミノ酸配列、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0049】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ80、106、および128のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および165のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0050】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ81、107、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および166のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0051】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ82、108、および130のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および167のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0052】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ80、109、および130のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ141、143、および168のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0053】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ83、110、および130のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および169のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0054】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ80、109、および131のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ141、143、および170のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0055】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ80、111、および132のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および160のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0056】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ84、112、および132のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および171のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0057】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ81、391、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および162のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0058】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ80、109、および131のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ141、143、および167のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0059】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ81、107、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ141、143、および166のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0060】
いくつかの実施形態において、(a)(1)配列番号がそれぞれ85、113、および133のアミノ酸配列、(2)配列番号がそれぞれ86、114、および134のアミノ酸配列、(3)配列番号がそれぞれ87、115、および131のアミノ酸配列、(4)配列番号がそれぞれ88、116、および135のアミノ酸配列、(5)配列番号がそれぞれ203、211、および225のアミノ酸配列、(6)配列番号がそれぞれ204、212、および226のアミノ酸配列、(7)配列番号がそれぞれ205、213、および227のアミノ酸配列、(8)配列番号がそれぞれ206、214、および131のアミノ酸配列、(9)配列番号がそれぞれ207、215、および228のアミノ酸配列、(10)配列番号がそれぞれ208、216、および229のアミノ酸配列、(11)配列番号がそれぞれ69、90、および230のアミノ酸配列、(12)配列番号がそれぞれ69、217、および117のアミノ酸配列、(13)配列番号がそれぞれ209、218、および231のアミノ酸配列、(14)配列番号がそれぞれ72、219、および117のアミノ酸配列、(15)配列番号がそれぞれ75、220、および120のアミノ酸配列、(16)配列番号がそれぞれ69、221、および117のアミノ酸配列、(17)配列番号がそれぞれ72、222、および118のアミノ酸配列、(18)配列番号がそれぞれ69、223、および118のアミノ酸配列、(19)配列番号がそれぞれ210、224、および232のアミノ酸配列、(20)配列番号がそれぞれ72、217、および118のアミノ酸配列、(21)配列番号がそれぞれ69、90、および117のアミノ酸配列、(22)配列番号がそれぞれ392、393、および394のアミノ酸配列、(23)配列番号がそれぞれ392、395、および396のアミノ酸配列、(24)配列番号がそれぞれ397、398、および399のアミノ酸配列、(25)配列番号がそれぞれ75、400、および120のアミノ酸配列、(26)配列番号がそれぞれ70、401、および120のアミノ酸配列、(27)配列番号がそれぞれ402、403、および404のアミノ酸配列、(28)配列番号がそれぞれ69、219、および117のアミノ酸配列、(29)配列番号がそれぞれ71、405、および117のアミノ酸配列、(30)配列番号がそれぞれ406、407、および408のアミノ酸配列、(31)配列番号がそれぞれ409、410、および411のアミノ酸配列、(32)配列番号がそれぞれ69、219、および416のアミノ酸配列、(33)配列番号がそれぞれ76、412、および411のアミノ酸配列、(34)配列番号がそれぞれ413、414、および415のアミノ酸配列、(35)配列番号がそれぞれ69、219、および416のアミノ酸配列、(36)配列番号がそれぞれ417、418、および232のアミノ酸配列、(37)配列番号がそれぞれ69、419、および420のアミノ酸配列、(38)配列番号がそれぞれ205、421、および422のアミノ酸配列、(39)配列番号がそれぞれ205、423、および424のアミノ酸配列、(40)配列番号がそれぞれ81、391、および129のアミノ酸配列、(41)配列番号がそれぞれ88、425、および135のアミノ酸配列、(42)配列番号がそれぞれ81、426、および129のアミノ酸配列、(43)配列番号がそれぞれ80、109、および130のアミノ酸配列、(44)配列番号がそれぞれ81、391、および129のアミノ酸配列、(45)配列番号がそれぞれ430、391、および431のアミノ酸配列、(46)配列番号がそれぞれ80、109、および129のアミノ酸配列、(47)配列番号がそれぞれ81、432、および129のアミノ酸配列、(48)配列番号がそれぞれ433、391、および129のアミノ酸配列、(49)配列番号がそれぞれ434、435、および129のアミノ酸配列、(50)配列番号がそれぞれ436、428、および429のアミノ酸配列、(51)配列番号がそれぞれ80、437、および129のアミノ酸配列、(52)配列番号がそれぞれ81、438、および129のアミノ酸配列、(53)配列番号がそれぞれ80、439、および441のアミノ酸配列、(54)配列番号がそれぞれ433、391、および431のアミノ酸配列、(55)配列番号がそれぞれ80、442、および443のアミノ酸配列、(56)配列番号がそれぞれ80、440、および441のアミノ酸配列、(57)配列番号がそれぞれ444、445、および446のアミノ酸配列、(58)配列番号がそれぞれ447、448、および449のアミノ酸配列、(59)配列番号がそれぞれ450、451、および452のアミノ酸配列、(60)配列番号がそれぞれ81、453、および129のアミノ酸配列、もしくは(61)配列番号がそれぞれ69、89、および454のアミノ酸配列、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または(b)(1)配列番号がそれぞれ136、143、および172のアミノ酸配列、(2)配列番号がそれぞれ136、143、および167のアミノ酸配列、(3)配列番号がそれぞれ136、143、および173のアミノ酸配列、(4)配列番号がそれぞれ223、241、および242のアミノ酸配列、(5)配列番号がそれぞれ136、143、および243のアミノ酸配列、(6)配列番号がそれぞれ234、143、および244のアミノ酸配列、(7)配列番号がそれぞれ235、143、および245のアミノ酸配列、(8)配列番号がそれぞれ136、143、および163のアミノ酸配列、(9)配列番号がそれぞれ236、143、および246のアミノ酸配列、(10)配列番号がそれぞれ237、143、および151のアミノ酸配列、(11)配列番号がそれぞれ137、143、および247のアミノ酸配列、(12)配列番号がそれぞれ136、143、および248のアミノ酸配列、(13)配列番号がそれぞれ238、143、および157のアミノ酸配列、(14)配列番号がそれぞれ137、145、および160のアミノ酸配列、(15)配列番号がそれぞれ136、143、および150のアミノ酸配列、(16)配列番号がそれぞれ136、143、および151のアミノ酸配列、(17)配列番号がそれぞれ239、143、および249のアミノ酸配列、(18)配列番号がそれぞれ240、143、および245のアミノ酸配列、(19)配列番号がそれぞれ136、143、および250のアミノ酸配列、(20)配列番号がそれぞれ137、143、および153のアミノ酸配列、(21)配列番号がそれぞれ136、143、および163のアミノ酸配列、(22)配列番号がそれぞれ456、457、および250のアミノ酸配列、(23)配列番号がそれぞれ458、146、および160のアミノ酸配列、(24)配列番号がそれぞれ136、145、および160のアミノ酸配列、(25)配列番号がそれぞれ240、143、および244のアミノ酸配列、(26)配列番号がそれぞれ137、143、および157のアミノ酸配列、(27)配列番号がそれぞれ136、143、および459のアミノ酸配列、(28)配列番号がそれぞれ460、461、および462のアミノ酸配列、(29)配列番号がそれぞれ137、463、および464のアミノ酸配列、(30)配列番号がそれぞれ465、466、および162のアミノ酸配列、(31)配列番号がそれぞれ140、147、および160のアミノ酸配列、(32)配列番号がそれぞれ136、143、および457のアミノ酸配列、(33)配列番号がそれぞれ136、143、および244のアミノ酸配列、(34)配列番号がそれぞれ136、143、および468のアミノ酸配列、(35)配列番号がそれぞれ136、143、および469のアミノ酸配列、(36)配列番号がそれぞれ136、143、および154のアミノ酸配列、(37)配列番号がそれぞれ240、143、および166のアミノ酸配列、(38)配列番号がそれぞれ136、143、および470のアミノ酸配列、(39)配列番号がそれぞれ136、143、および166のアミノ酸配列、(40)配列番号がそれぞれ136、143、および471のアミノ酸配列、(41)配列番号がそれぞれ472、473、および474のアミノ酸配列、(42)配列番号がそれぞれ475、143、および166のアミノ酸配列、(43)配列番号がそれぞれ476、143、および166のアミノ酸配列、(44)配列番号がそれぞれ136、143、および477のアミノ酸配列、(45)配列番号がそれぞれ478、143、および166のアミノ酸配列、(46)配列番号がそれぞれ479、143、および163のアミノ酸配列、(47)配列番号がそれぞれ480、143、および481のアミノ酸配列、(48)配列番号がそれぞれ482、143、および483のアミノ酸配列、(49)配列番号がそれぞれ136、143、および160のアミノ酸配列、(50)配列番号がそれぞれ482、143、および484のアミノ酸配列、(51)配列番号がそれぞれ485、486、および487のアミノ酸配列、(52)配列番号がそれぞれ488、489、および490のアミノ酸配列、(53)配列番号がそれぞれ491、492、および493のアミノ酸配列、もしくは(54)配列番号がそれぞれ136、143、および494のアミノ酸配列、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0061】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ85、113、および133のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および172のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0062】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ86、114、および134のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および172のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0063】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ87、115、および131のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および167のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0064】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ88、116、および135のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および173のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0065】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ203、211、および225のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ223、241、および242のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0066】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ204、212、および226のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および243のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0067】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ205、213、および227のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ234、143、および244のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0068】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ206、214、および131のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ235、143、および245のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0069】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ207、215、および228のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および163のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0070】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ208、216、および229のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ236、143、および246のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0071】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ69、90、および230のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ237、143、および151のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0072】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ69、217、および117のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ137、143、および247のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0073】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ209、218、および231のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および248のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0074】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ72、219、および117のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ238、143、および157のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0075】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ75、220、および120のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ137、145、および160のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0076】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ69、221、および117のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および150のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0077】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ72、222、および118のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および151のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0078】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ69、223、および118のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ239、143、および249のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0079】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ210、224、および232のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ240、143、および245のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0080】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ72、217、および118のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および250のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0081】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ69、90、および117のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ137、143、および153のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0082】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ85、113、および133のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および172のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0083】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ392、393、および394のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および163のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0084】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ392、395、および396のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および163のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0085】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ397、398、および399のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ456、457、および250のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0086】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ75、400、および120のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ458、146、および160のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0087】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ70、401、および120のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、145、および160のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0088】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ402、403、および404のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ240、143、および244のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0089】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ69、219、および117のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ137、143、および157のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0090】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ71、405、および117のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および459のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0091】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ406、407、および408のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ460、461、および462のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0092】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ69、90、および117のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ137、463、および464のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0093】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ409、410、および411のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ465、466、および162のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0094】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ69、219、および416のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ137、143、および157のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0095】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ76、412、および411のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ140、147、および160のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0096】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ413、414、および415のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および467のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0097】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ417、418、および232のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および244のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0098】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ69、419、および420のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および468のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0099】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ205、421、および422のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および469のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0100】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ205、423、および424のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および154のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0101】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ81、391、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ240、143、および166のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0102】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ88、425、および135のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および470のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0103】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ81、426、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および166のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0104】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ80、109、および130のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および471のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0105】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ427、428、および429のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ472、473、および474のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0106】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ81、391、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ475、143、および166のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0107】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ430、391、および431のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ476、143、および166のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0108】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ80、109、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および477のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0109】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ80、391、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ478、143、および166のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0110】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ81、432、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ475、143、および166のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0111】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ433、391、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ475、143、および166のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0112】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ80、109、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ479、143、および163のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0113】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ434、435、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ240、143、および166のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0114】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ436、428、および429のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ472、473、および474のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0115】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ80、437、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ479、143、および163のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0116】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ81、391、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ478、143、および166のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0117】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ81、438、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および166のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0118】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ81、391、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ480、143、および481のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0119】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ80、439、および441のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ482、143、および483のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0120】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ433、391、および431のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ475、143、および166のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0121】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ80、442、および443のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および160のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0122】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ80、440、および441のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ482、143、および484のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0123】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ444、445、および446のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ485、486、および487のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0124】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ447、448、および449のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ488、489、および490のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0125】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ450、451、および452のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ491、492、および493のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0126】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ81、453、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および166のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0127】
いくつかの実施形態において、(a)配列番号がそれぞれ69、89、および454のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または(b)配列番号がそれぞれ136、143、および494のアミノ酸配列を備えるVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0128】
いくつかの実施形態において、(i)奇数の配列番号1~68、251~290および495~680、ならびに奇数と偶数の両方の配列番号337~345、348~352、355~362、365~369、372~374、378~380および383~385からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を備えるVH、および/または(ii)偶数の配列番号1~68、251~290および495~680、ならびに配列番号346、347、353、354、363、364、370、371、375、376、377、381、382、386および387からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を備えるVL、を含むクローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0129】
いくつかの実施形態において、(i)奇数の配列番号1~68、251~290および495~680、ならびに奇数と偶数の両方の配列番号337~345、348~352、355~362、365~369、372~374、378~380および383~385からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を備えるVH、および(ii)偶数の配列番号1~68、251~290および495~680、ならびに配列番号346、347、353、354、363、364、370、371、375、376、377、381、382、386および387からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を備えるVL、を含むクローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0130】
いくつかの実施形態において、(i)奇数の配列番号1~68、251~290および495~680、ならびに奇数と偶数の両方の配列番号337~345、348~352、355~362、365~369、372~374、378~380および383~385からなる群から選択されるアミノ酸配列を備えるVH、および(ii)偶数の配列番号1~68、251~290および495~680、ならびに配列番号346、347、353、354、363、364、370、371、375、376、377、381、382、386および387からなる群から選択されるアミノ酸配列を備えるVL、を含むクローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0131】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。VHおよびVLは、(1)配列番号がそれぞれ1および2のアミノ酸配列、(2)配列番号がそれぞれ3および4のアミノ酸配列、(3)配列番号がそれぞれ5および6のアミノ酸配列、(4)配列番号がそれぞれ7および8のアミノ酸配列、(5)配列番号がそれぞれ9および10のアミノ酸配列、(6)配列番号がそれぞれ11および12のアミノ酸配列、(7)配列番号がそれぞれ13および14のアミノ酸配列、(8)配列番号がそれぞれ15および16のアミノ酸配列、(9)配列番号がそれぞれ17および18のアミノ酸配列、(10)配列番号がそれぞれ19および20のアミノ酸配列、(11)配列番号がそれぞれ21および22のアミノ酸配列、(12)配列番号がそれぞれ23および24のアミノ酸配列、(13)配列番号がそれぞれ25および26のアミノ酸配列、(14)配列番号がそれぞれ27および28のアミノ酸配列、(15)配列番号がそれぞれ29および30のアミノ酸配列、(16)配列番号がそれぞれ31および32のアミノ酸配列、(17)配列番号がそれぞれ33および34のアミノ酸配列、(18)配列番号がそれぞれ35および36のアミノ酸配列、(19)配列番号がそれぞれ37および38のアミノ酸配列、(20)配列番号がそれぞれ39および40のアミノ酸配列、(21)配列番号がそれぞれ41および42のアミノ酸配列、(22)配列番号がそれぞれ43および44のアミノ酸配列、(23)配列番号がそれぞれ45および46のアミノ酸配列、(24)配列番号がそれぞれ47および48のアミノ酸配列、(25)配列番号がそれぞれ49および50のアミノ酸配列、(26)配列番号がそれぞれ51および52のアミノ酸配列、(27)配列番号がそれぞれ53および54のアミノ酸配列、(28)配列番号がそれぞれ55および56のアミノ酸配列、(29)配列番号がそれぞれ57および58のアミノ酸配列、(30)配列番号がそれぞれ59および60のアミノ酸配列、(31)配列番号がそれぞれ61および62のアミノ酸配列、(32)配列番号がそれぞれ63および64のアミノ酸配列、(33)配列番号がそれぞれ65および66のアミノ酸配列、(34)配列番号がそれぞれ67および68のアミノ酸配列、(35)配列番号がそれぞれ251および252のアミノ酸配列、(36)配列番号がそれぞれ253および254のアミノ酸配列、(37)配列番号がそれぞれ255および256のアミノ酸配列、(38)配列番号がそれぞれ257および258のアミノ酸配列、(39)配列番号がそれぞれ259および260のアミノ酸配列、(40)配列番号がそれぞれ261および262のアミノ酸配列、(41)配列番号がそれぞれ263および264のアミノ酸配列、(42)配列番号がそれぞれ265および266のアミノ酸配列、(43)配列番号がそれぞれ267および268のアミノ酸配列、(44)配列番号がそれぞれ269および270のアミノ酸配列、(45)配列番号がそれぞれ271および272のアミノ酸配列、(46)配列番号がそれぞれ273および274のアミノ酸配列、(47)配列番号がそれぞれ275および276のアミノ酸配列、(48)配列番号がそれぞれ277および278のアミノ酸配列、(49)配列番号がそれぞれ279および280のアミノ酸配列、(50)配列番号がそれぞれ281および282のアミノ酸配列、(51)配列番号がそれぞれ283および284のアミノ酸配列、(52)配列番号がそれぞれ285および286のアミノ酸配列、(53)配列番号がそれぞれ287および288のアミノ酸配列、(54)配列番号がそれぞれ289および290のアミノ酸配列、(55)配列番号がそれぞれ337~345のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が346のアミノ酸配列、(56)配列番号がそれぞれ337~345のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が347のアミノ酸配列、(57)配列番号がそれぞれ348~352のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が353のアミノ酸配列、(58)配列番号がそれぞれ348~352のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が354のアミノ酸配列、(59)配列番号がそれぞれ355~362のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が363のアミノ酸配列、(60)配列番号がそれぞれ355~362のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が364のアミノ酸配列、(61)配列番号がそれぞれ365~369のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が370のアミノ酸配列、(62)配列番号がそれぞれ365~369のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が371のアミノ酸配列、(63)配列番号がそれぞれ372~374のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が375~377のいずれかのアミノ酸配列、(64)配列番号がそれぞれ378~380のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が381のアミノ酸配列、(65)配列番号がそれぞれ378~380のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が382のアミノ酸配列、(66)配列番号がそれぞれ383~385のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が386のアミノ酸配列、(67)配列番号がそれぞれ383~385のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が387のアミノ酸配列、(68)配列番号がそれぞれ495および496のアミノ酸配列、(69)配列番号がそれぞれ497および498のアミノ酸配列、(70)配列番号がそれぞれ499および500のアミノ酸配列、(71)配列番号がそれぞれ501および502のアミノ酸配列、(72)配列番号がそれぞれ503および504のアミノ酸配列、(73)配列番号がそれぞれ505および506のアミノ酸配列、(74)配列番号がそれぞれ507および508のアミノ酸配列、(75)配列番号がそれぞれ509および510のアミノ酸配列、(76)配列番号がそれぞれ511および512のアミノ酸配列、(77)配列番号がそれぞれ513および514のアミノ酸配列、(78)配列番号がそれぞれ515および516のアミノ酸配列、(79)配列番号がそれぞれ517および518のアミノ酸配列、(80)配列番号がそれぞれ519および520のアミノ酸配列、(81)配列番号がそれぞれ521および522のアミノ酸配列、(82)配列番号がそれぞれ523および524のアミノ酸配列、(83)配列番号がそれぞれ525および526のアミノ酸配列、(84)配列番号がそれぞれ527および528のアミノ酸配列、(85)配列番号がそれぞれ529および530のアミノ酸配列、(86)配列番号がそれぞれ531および532のアミノ酸配列、(87)配列番号がそれぞれ533および534のアミノ酸配列、(88)配列番号がそれぞれ535および536のアミノ酸配列、(89)配列番号がそれぞれ537および538のアミノ酸配列、(90)配列番号がそれぞれ539および540のアミノ酸配列、(91)配列番号がそれぞれ541および542のアミノ酸配列、(92)配列番号がそれぞれ543および544のアミノ酸配列、(93)配列番号がそれぞれ545および546のアミノ酸配列、(94)配列番号がそれぞれ547および548のアミノ酸配列、(95)配列番号がそれぞれ549および550のアミノ酸配列、(96)配列番号がそれぞれ551および552のアミノ酸配列、(97)配列番号がそれぞれ553および554のアミノ酸配列、(98)配列番号がそれぞれ555および556のアミノ酸配列、(99)配列番号がそれぞれ557および558のアミノ酸配列、(100)配列番号がそれぞれ559および560のアミノ酸配列、(101)配列番号がそれぞれ561および562のアミノ酸配列、(102)配列番号がそれぞれ563および564のアミノ酸配列、(103)配列番号がそれぞれ565および566のアミノ酸配列、(104)配列番号がそれぞれ567および568のアミノ酸配列、(105)配列番号がそれぞれ569および570のアミノ酸配列、(106)配列番号がそれぞれ571および572のアミノ酸配列、(107)配列番号がそれぞれ573および574のアミノ酸配列、(108)配列番号がそれぞれ575および576のアミノ酸配列、(109)配列番号がそれぞれ577および578のアミノ酸配列、(110)配列番号がそれぞれ579および580のアミノ酸配列、(111)配列番号がそれぞれ581および582のアミノ酸配列、(112)配列番号がそれぞれ583および584のアミノ酸配列、(113)配列番号がそれぞれ585および586のアミノ酸配列、(114)配列番号がそれぞれ587および588のアミノ酸配列、(115)配列番号がそれぞれ589および590のアミノ酸配列、(116)配列番号がそれぞれ591および592のアミノ酸配列、(117)配列番号がそれぞれ593および594のアミノ酸配列、(118)配列番号がそれぞれ595および596のアミノ酸配列、(119)配列番号がそれぞれ597および598のアミノ酸配列、(120)配列番号がそれぞれ599および600のアミノ酸配列、(121)配列番号がそれぞれ601および602のアミノ酸配列、(122)配列番号がそれぞれ603および604のアミノ酸配列、(123)配列番号がそれぞれ605および606のアミノ酸配列、(124)配列番号がそれぞれ607および608のアミノ酸配列、(125)配列番号がそれぞれ609および610のアミノ酸配列、(126)配列番号がそれぞれ611および612のアミノ酸配列、(127)配列番号がそれぞれ613および614のアミノ酸配列、(128)配列番号がそれぞれ615および616のアミノ酸配列、(129)配列番号がそれぞれ617および618のアミノ酸配列、(130)配列番号がそれぞれ619および620のアミノ酸配列、(131)配列番号がそれぞれ621および622のアミノ酸配列、(132)配列番号がそれぞれ623および624のアミノ酸配列、(133)配列番号がそれぞれ625および626のアミノ酸配列、(134)配列番号がそれぞれ627および628のアミノ酸配列、(135)配列番号がそれぞれ629および630のアミノ酸配列、(136)配列番号がそれぞれ631および632のアミノ酸配列、(137)配列番号がそれぞれ633および634のアミノ酸配列、(138)配列番号がそれぞれ635および636のアミノ酸配列、(139)配列番号がそれぞれ637および638のアミノ酸配列、(140)配列番号がそれぞれ639および640のアミノ酸配列、(141)配列番号がそれぞれ641および642のアミノ酸配列、(142)配列番号がそれぞれ643および644のアミノ酸配列、(143)配列番号がそれぞれ645および646のアミノ酸配列、(144)配列番号がそれぞれ647および648のアミノ酸配列、(145)配列番号がそれぞれ649および650のアミノ酸配列、(155)配列番号がそれぞれ651および652のアミノ酸配列、(156)配列番号がそれぞれ653および654のアミノ酸配列、(157)配列番号がそれぞれ655および656のアミノ酸配列、(158)配列番号がそれぞれ657および658のアミノ酸配列、(159)配列番号がそれぞれ659および660のアミノ酸配列、(160)配列番号がそれぞれ661および662のアミノ酸配列、(167)配列番号がそれぞれ663および664のアミノ酸配列、(168)配列番号がそれぞれ665および666のアミノ酸配列、(169)配列番号がそれぞれ667および668のアミノ酸配列、(170)配列番号がそれぞれ669および670のアミノ酸配列、(171)配列番号がそれぞれ671および672のアミノ酸配列、(172)配列番号がそれぞれ673および674のアミノ酸配列、(173)配列番号がそれぞれ675および676のアミノ酸配列、(174)配列番号がそれぞれ677および678のアミノ酸配列、(175)配列番号がそれぞれ679および680のアミノ酸配列、またはVHおよび/また
はVLに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える。
【0132】
いくつかの実施形態において、VH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVHと、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。VHおよびVLは、以下の配列番号に記載されるアミノ酸配列を有するVHおよびVLを含む抗体に由来する。(1)配列番号がそれぞれ1および2のアミノ酸配列、(2)配列番号がそれぞれ3および4のアミノ酸配列、(3)配列番号がそれぞれ5および6のアミノ酸配列、(4)配列番号がそれぞれ7および8のアミノ酸配列、(5)配列番号がそれぞれ9および10のアミノ酸配列、(6)配列番号がそれぞれ11および12のアミノ酸配列、(7)配列番号がそれぞれ13および14のアミノ酸配列、(8)配列番号がそれぞれ15および16のアミノ酸配列、(9)配列番号がそれぞれ17および18のアミノ酸配列、(10)配列番号がそれぞれ19および20のアミノ酸配列、(11)配列番号がそれぞれ21および22のアミノ酸配列、(12)配列番号がそれぞれ23および24のアミノ酸配列、(13)配列番号がそれぞれ25および26のアミノ酸配列、(14)配列番号がそれぞれ27および28のアミノ酸配列、(15)配列番号がそれぞれ29および30のアミノ酸配列、(16)配列番号がそれぞれ31および32のアミノ酸配列、(17)配列番号がそれぞれ33および34のアミノ酸配列、(18)配列番号がそれぞれ35および36のアミノ酸配列、(19)配列番号がそれぞれ37および38のアミノ酸配列、(20)配列番号がそれぞれ39および40のアミノ酸配列、(21)配列番号がそれぞれ41および42のアミノ酸配列、(22)配列番号がそれぞれ43および44のアミノ酸配列、(23)配列番号がそれぞれ45および46のアミノ酸配列、(24)配列番号がそれぞれ47および48のアミノ酸配列、(25)配列番号がそれぞれ49および50のアミノ酸配列、(26)配列番号がそれぞれ51および52のアミノ酸配列、(27)配列番号がそれぞれ53および54のアミノ酸配列、(28)配列番号がそれぞれ55および56のアミノ酸配列、(29)配列番号がそれぞれ57および58のアミノ酸配列、(30)配列番号がそれぞれ59および60のアミノ酸配列、(31)配列番号がそれぞれ61および62のアミノ酸配列、(32)配列番号がそれぞれ63および64のアミノ酸配列、(33)配列番号がそれぞれ65および66のアミノ酸配列、(34)配列番号がそれぞれ67および68のアミノ酸配列、(35)配列番号がそれぞれ251および252のアミノ酸配列、(36)配列番号がそれぞれ253および254のアミノ酸配列、(37)配列番号がそれぞれ255および256のアミノ酸配列、(38)配列番号がそれぞれ257および258のアミノ酸配列、(39)配列番号がそれぞれ259および260のアミノ酸配列、(40)配列番号がそれぞれ261および262のアミノ酸配列、(41)配列番号がそれぞれ263および264のアミノ酸配列、(42)配列番号がそれぞれ265および266のアミノ酸配列、(43)配列番号がそれぞれ267および268のアミノ酸配列、(44)配列番号がそれぞれ269および270のアミノ酸配列、(45)配列番号がそれぞれ271および272のアミノ酸配列、(46)配列番号がそれぞれ273および274のアミノ酸配列、(47)配列番号がそれぞれ275および276のアミノ酸配列、(48)配列番号がそれぞれ277および278のアミノ酸配列、(49)配列番号がそれぞれ279および280のアミノ酸配列、(50)配列番号がそれぞれ281および282のアミノ酸配列、(51)配列番号がそれぞれ283および284のアミノ酸配列、(52)配列番号がそれぞれ285および286のアミノ酸配列、(53)配列番号がそれぞれ287および288のアミノ酸配列、(54)配列番号がそれぞれ289および290のアミノ酸配列、(55)配列番号が337~345のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が346のアミノ酸配列、(56)配列番号が337~345のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が347のアミノ酸配列、(57)配列番号が348~352のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が353のアミノ酸配列、(58)配列番号が348~352のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が354のアミノ酸配列、(59)配列番号が355~362のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が363のアミノ酸配列、(60)配列番号が355~362のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が364のアミノ酸配列、(61)配列番号が365~369のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が370のアミノ酸配列、(62)配列番号が365~369のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が371のアミノ酸配列、(63)配列番号が372~374のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が375~377のいずれかのアミノ酸配列、(64)アミノ配列番号が378~380のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が381のアミノ酸配列、(65)配列番号が378~380のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が382のアミノ酸配列、(66)配列番号が383~385のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が386のアミノ酸配列、(67)配列番号が383~385のいずれかのアミノ酸配列および配列番号が387のアミノ酸配列、(68)配列番号がそれぞれ495および496のアミノ酸配列、(69)配列番号がそれぞれ497および498のアミノ酸配列、(70)配列番号がそれぞれ499および500のアミノ酸配列、(71)配列番号がそれぞれ501および502のアミノ酸配列、(72)配列番号がそれぞれ503および504のアミノ酸配列、(73)配列番号がそれぞれ505および506のアミノ酸配列、(74)配列番号がそれぞれ507および508のアミノ酸配列、(75)配列番号がそれぞれ509および510のアミノ酸配列、(76)配列番号がそれぞれ511および512のアミノ酸配列、(77)配列番号がそれぞれ513および514のアミノ酸配列、(78)配列番号がそれぞれ515および516のアミノ酸配列、(79)配列番号がそれぞれ517および518のアミノ酸配列、(80)配列番号がそれぞれ519および520のアミノ酸配列、(81)配列番号がそれぞれ521および522のアミノ酸配列、(82)配列番号がそれぞれ523および524のアミノ酸配列、(83)配列番号がそれぞれ525および526のアミノ酸配列、(84)配列番号がそれぞれ527および528のアミノ酸配列、(85)配列番号がそれぞれ529および530のアミノ酸配列、(86)配列番号がそれぞれ531および532のアミノ酸配列、(87)配列番号がそれぞれ533および534のアミノ酸配列、(88)配列番号がそれぞれ535および536のアミノ酸配列、(89)配列番号がそれぞれ537および538のアミノ酸配列、(90)配列番号がそれぞれ539および540のアミノ酸配列、(91)配列番号がそれぞれ541および542のアミノ酸配列、(92)配列番号がそれぞれ543および544のアミノ酸配列、(93)配列番号がそれぞれ545および546のアミノ酸配列、(94)配列番号がそれぞれ547および548のアミノ酸配列、(95)配列番号がそれぞれ549および550のアミノ酸配列、(96)配列番号がそれぞれ551および552のアミノ酸配列、(97)配列番号がそれぞれ553および554のアミノ酸配列、(98)配列番号がそれぞれ555および556のアミノ酸配列、(99)配列番号がそれぞれ557および558のアミノ酸配列、(100)配列番号がそれぞれ559および560のアミノ酸配列、(101)配列番号がそれぞれ561および562のアミノ酸配列、(102)配列番号がそれぞれ563および564のアミノ酸配列、(103)配列番号がそれぞれ565および566のアミノ酸配列、(104)配列番号がそれぞれ567および568のアミノ酸配列、(105)配列番号がそれぞれ569および570のアミノ酸配列、(106)配列番号がそれぞれ571および572のアミノ酸配列、(107)配列番号がそれぞれ573および574のアミノ酸配列、(108)配列番号がそれぞれ575および576のアミノ酸配列、(109)配列番号がそれぞれ577および578のアミノ酸配列、(110)配列番号がそれぞれ579および580のアミノ酸配列、(111)配列番号がそれぞれ581および582のアミノ酸配列、(112)配列番号がそれぞれ583および584のアミノ酸配列、(113)配列番号がそれぞれ585および586のアミノ酸配列、(114)配列番号がそれぞれ587および588のアミノ酸配列、(115)配列番号がそれぞれ589および590のアミノ酸配列、(116)配列番号がそれぞれ591および592のアミノ酸配列、(117)配列番号がそれぞれ593および594のアミノ酸配列、(118)配列番号がそれぞれ595および596のアミノ酸配列、(119)配列番号がそれぞれ597および598のアミノ酸配列、(120)配列番号がそれぞれ599および600のアミノ酸配列、(121)配列番号がそれぞれ601および602のアミノ酸配列、(122)配列番号がそれぞれ603および604のアミノ酸配列、(123)配列番号がそれぞれ605および606のアミノ酸配列、(124)配列番号がそれぞれ607および608のアミノ酸配列、(125)配列番号がそれぞれ609および610のアミノ酸配列、(126)配列番号がそれぞれ611および612のアミノ酸配列、(127)配列番号がそれぞれ613および614のアミノ酸配列、(128)配列番号がそれぞれ615および616のアミノ酸配列、(129)配列番号がそれぞれ617および618のアミノ酸配列、(130)配列番号がそれぞれ619および620のアミノ酸配列、(131)配列番号がそれぞれ621および622のアミノ酸配列、(132)配列番号がそれぞれ623および624のアミノ酸配列、(133)配列番号がそれぞれ625および626のアミノ酸配列、(134)配列番号がそれぞれ627および628のアミノ酸配列、(135)配列番号がそれぞれ629および630のアミノ酸配列、(136)配列番号がそれぞれ631および632のアミノ酸配列、(137)配列番号がそれぞれ633および634のアミノ酸配列、(138)配列番号がそれぞれ635および636のアミノ酸配列、(139)配列番号がそれぞれ637および638のアミノ酸配列、(140)配列番号がそれぞれ639および640のアミノ酸配列、(141)配列番号がそれぞれ641および642のアミノ酸配列、(142)配列番号がそれぞれ643および644のアミノ酸配列、(143)配列番号がそれぞれ645および646のアミノ酸配列、(144)配列番号がそれぞれ647および648のアミノ酸配列、(145)配列番号がそれぞれ649および650のアミノ酸配列、(155)配列番号がそれぞれ651および652のアミノ酸配列、(156)配列番号がそれぞれ653および654のアミノ酸配列、(157)配列番号がそれぞれ655および656のアミノ酸配列、(158)配列番号がそれぞれ657および658のアミノ酸配列、(159)配列番号がそれぞれ659および660のアミノ酸配列、(160)配列番号がそれぞれ661および662のアミノ酸配列、(167)配列番号がそれぞれ663および664のアミノ酸配列、(168)配列番号がそれぞれ665および666のアミノ酸配列、(169)配列番号がそれぞれ667および668のアミノ酸配列、(170)配列番号がそれぞれ669および670のアミノ酸配列、(171)配列番号がそれぞれ671および672のアミノ酸配列、(172)配列番号がそれぞれ673および674のアミノ酸配列、(173)配列番号がそれぞれ675および676のアミノ酸配列、(174)配列番号がそれぞれ677および
678のアミノ酸配列、(175)配列番号がそれぞれ679および680のアミノ酸配列。
【0133】
本発明は、さらにクローディン18.2に結合するための結合部分と競合する結合部分を提供する。
【0134】
いくつかの実施形態において、本明細書において開示される結合部分は、検出可能なレベルでクローディン18.1に結合しない。いくつかの実施形態において、本明細書において開示される結合部分は、クローディン18.1に対するその親和性より少なくとも50倍大きい親和性でクローディン18.2に結合する。
【0135】
いくつかの実施形態において、本明細書において開示される結合部分は、抗体を含むか、または抗体である。いくつかの実施形態において、本明細書において開示される結合部分は、モノクローナル抗体を含むか、またはモノクローナル抗体である。いくつかの実施形態において、本明細書において開示される結合部分は、二重特異性または多重特異性抗体を含むか、またはそれらである。いくつかの実施形態において、本明細書において提供される結合部分は、a Fab、a Fab’、a F(ab’)2、a Fv、a scFv、およびa(scFv)2からなる群から選択される。いくつかの実施形態において、本明細書において提供される結合部分は、scFvである。いくつかの実施形態において、本明細書において提供される結合部分は、IgG1抗体、IgG2抗体、IgG3抗体、またはIgG4抗体である。いくつかの実施形態において、本明細書において提供される結合部分は、キメラ抗体、ヒト化抗体、またはヒト抗体、またはそれらの抗原結合断片である。いくつかの実施形態において、本明細書において提供される結合部分は、ヒト化抗体である。
【0136】
本明細書に記載される抗体は、重鎖可変領域のC末端に連結された重鎖定常領域、および/または軽鎖可変領域のC末端に連結された軽鎖定常領域を含んでもよい。重鎖定常領域は、例えば、配列番号388に記載されるアミノ酸配列を有するヒトIgG1重鎖定常領域であってもよい。軽鎖定常領域は、例えば、配列番号389に記載されるアミノ酸配列を有するヒトカッパ軽鎖定常領域であってもよい。
【0137】
いくつかの実施形態において、本発明は、本明細書に記載される結合部分をコードするポリヌクレオチドを提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、本明細書に記載されるポリヌクレオチドを含むベクターを提供する。
【0138】
いくつかの実施形態において、本発明は、本明細書に記載されるポリヌクレオチドを含む単離された細胞を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、本明細書に記載されるベクターを含む単離された細胞を提供する。
【0139】
別の態様では、本発明は、抗クローディン18.2一本鎖可変断片(scFv)を含むキメラ抗原受容体(CAR)を提供する。抗クローディン18.2 scFvは、CDRまたは本明細書に記載されるようなクローディン18.2結合部分の重鎖/軽鎖可変領域を含む。
【0140】
いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2 CARは、(a)CDRまたは前述のようなクローディン18.2結合部分の重鎖/軽鎖可変領域を含んでいる抗クローディン18.2一本鎖可変断片(scFv)を含む細胞外抗原結合ドメインと、(b)膜貫通ドメインと、(c)細胞内シグナル伝達ドメインとを含む。
【0141】
いくつかの実施形態において、CARは、VH CDR1、CDR2、およびCDR3を有する重鎖可変領域と、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を有する軽鎖可変領域とを含む。VH CDR1、CDR2、CDR3およびVL CDR1、CDR2、CDR3は、以下の配列番号に記載されるアミノ酸配列を含む。(1)配列番号:69、89、117、136、143および150、(2)配列番号:69、90、117、137、143および151、(3)配列番号:69、90、117、137、143および151、(4)配列番号:70、90、117、136、143および152、(5)配列番号:69、91、117、137、143および153、(6)配列番号:71、92、117、136、143および154、(7)配列番号:71、92、117、136、143および154、(8)配列番号:72、93、117、136、143および155、(9)配列番号:69、94、118、136、143および156、(10)配列番号:73、95、117、137、143および157、(11)配列番号:74、96、119、136、144および158、(12)配列番号:74、96、119、136、144および158、(13)配列番号:70、97、120、138、145および159、(14)配列番号:70、98、120、136、145および160、(15)配列番号:75、99、120、139、146および160、(16)配列番号:75、100、120、139、146および160、(17)配列番号:70、90、121、137、145および160、(18)配列番号:76、101、122、140、147および160、(19)配列番号:76、101、123、136、147および160、(20)配列番号:70、201、120、137、145および160、(21)配列番号:70、202、120、136、145および160、(22)配列番号:77、102、124、141、148および161、(23)配列番号:78、103、125、136、143および162、(24)配列番号:79、104、126、136、149および163、(25)配列番号:78、105、127、142、143および164、(26)配列番号:80、106、128、136、143および165、(27)配列番号:81、107、129、136、143および166、(28)配列番号:82、108、130、136、143および167、(29)配列番号:80、109、130、141、143および168、(30)配列番号:83、110、130、136、143および169、(31)配列番号:80、109、131、141、143および170、(32)配列番号:80、111、132、136、143および160、(33)配列番号:84、112、132、136、143および171、(34)配列番号:85、113、133、136、143および172、(35)配列番号:86、114、134、136、143および172、(36)配列番号:87、115、131、136、143および167、(37)配列番号:88、116、135、136、143および173、(38)配列番号:203、211、225、233、241および242、(39)配列番号:204、212、226、136、143および243、(40)配列番号:205、213、227、234、143および244、(41)配列番号:206、214、131、235、143および245、(42)配列番号:207、215、228、136、143および163、(43)配列番号:208、216、229、236、143および246、(44)配列番号:69、90、230、237、143および151、(45)配列番号:69、217、117、137、143および247、(46)配列番号:209、218、231、136、143および248、(47)配列番号:72、219、117、238、143および157、(48)配列番号:75、220、120、137、145および160、(49)配列番号:69、221、117、136、143および150、(50)配列番号:72、222、118、136、143および151、(51)配列番号:69、223、118、239、143および249、(52)配列番号:210、224、232、240、143および245、(53)配列番号:72、217、118、136、143および250、(54)配列番号:69、90、117、137、143および153、(55)配列番号:74、96、130、136、144および158、(56)配列番号:69、202、118、136、143、および455、(57)配列番号:72、90、117、137、143、および153、(58)配列番号:69、390、118、136、143、および249、(59)配列番号:209、103、125、136、143、および162、(60)配列番号:81、391、129、136、143、および162、(61)配列番号:80、109、131、141、143、および167、(62)配列番号:81、107、129、141、143、および166、(63)配列番号:85、113、133、136、143、および172、(64)配列番号:392、393、394、136、143、および163、(65)配列番号:392、395、396、136、143、および163、(66)配列番号:397、398、399、456、457、および250、(67)配列番号:75、400、120、458、146、および160、(68)配列番号:70、401、120、136、145、および160、(69)配列番号:402、403、404、240、143、および244、(70)配列番号:69、219、117、137、143、および157、(71)配列番号:71、405、117、136、143、および459、(72)配列番号:406、407、408、460、461、および462、(73)配列番号:69、90、117、137、463、および464、(74)配列番号:409、410、411、465、466、および162、(75)配列番号:69、219、416、137、143、および157、(76)配列番号:76、412、411、140、147、および160、(77)配列番号:413、414、415、136、143、および467、(78)配列番号:417、418、232、136、143、および244、(79)配列番号:69、419、420、136、143、および468、(80)配列番号:205、421、422、136、143、および469、(81)配列番号:205、423、424、136、143、および154、(82)配列番号:81、391、129、240、143、および166、(83)配列番号:88、425、135、136、143、および470、(84)配列番号:81、426、129、136、143、および166、(85)配列番号:80、109、130、136、143、および471、(86)配列番号:427、428、429、472、473、および474、(87)配列番号:81、391、129、475、143、および166、(88)配列番号:430、391、431、476、143、および166、(89)配列番号:80、109、129、136、143、および477、(90)配列番号:80、391、129、478、143、および166、(91)配列番号:81、432、129、475、143、および166、(92)配列番号:433、391、129、475、143、および166、(93)配列番号:80、109、129、479、143、および163、(94)配列番号:434、435、129、240、143、および166、(95)配列番号:436、428、429、472、473、および474、(96)配列番号:80、437、129、479、143、および163、(97)配列番号:81、391、129、478、143、および166、(98)配列番号:81、438、129、136、143、および166、(99)配列番号:81、391、129、480、143、および481、(100)配列番号:80、439、441、482、143、および483、(101)配列番号:433、391、431、475、143、および166、(102)配列番号:80、442、443、136、143、および160、(103)配列番号:80、440、441、482、143、および484、(104)配列番号:444、445、446、485、486、および487、(105)配列番号:447、448、449、488、489、および490、(106)配列番号:450、451、452、491、492、および493、(107)配列番号:81、453、129、136、143、および166、もしくは(108)配列番号:69、89、454、136、143、および494、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体。
【0142】
いくつかの実施形態において、CARは、奇数の配列番号1~68、251~290および495~680、ならびに奇数と偶数の配列番号337~345、348~352、355~362、365~369、372~374、378~380、383~385のいずれかに記載されるアミノ酸配列を有する重鎖可変領域と、偶数の配列番号1~68、251~290、495~680、および配列番号346、347、353、354、363、364、370、371、375、376、377、381、382、386、387のいずれかに記載されるアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域とを含む。いくつかの実施形態において、CARは、以下の配列番号に記載されるアミノ酸配列を有する重鎖可変領域および軽鎖可変領域を含む。(1)配列番号:1、2、(2)配列番号:3、4、(3)配列番号:5、6、(4)配列番号:7、8、(5)配列番号:9、10、(6)配列番号:11、12、(7)配列番号:13、14、(8)配列番号:15、16、(9)配列番号:17、18、(10)配列番号:19、20、(11)配列番号:21、22、(12)配列番号:23、24、(13)配列番号:25、26、(14)配列番号:27、28、(15)配列番号:29、30、(16)配列番号:31、32、(17)配列番号:33、34、(18)配列番号:35、36、(19)配列番号:37、38、(20)配列番号:39、40、(21)配列番号:41、42、(22)配列番号:43、44、(23)配列番号:45、46、(24)配列番号:47、48、(25)配列番号:49、50、(26)配列番号:51、52、(27)配列番号:53、54、(28)配列番号:55、56、(29)配列番号:57、58、(30)配列番号:59、60、(31)配列番号:61、62、(32)配列番号:63、64、(33)配列番号:65、66、(34)配列番号:67、68、(35)配列番号:251、252、(36)配列番号:253、254、(37)配列番号:255、256、(38)配列番号:257、258、(39)配列番号:259、260、(40)配列番号:261、262、(41)配列番号:263、264、(42)配列番号:265、266、(43)配列番号:267、268、(44)配列番号:269、270、(45)配列番号:271、272、(46)配列番号:273、274、(47)配列番号:275、276、(48)配列番号:277、278、(49)配列番号:279、280、(50)配列番号:281、282、(51)配列番号:283、284、(52)配列番号:285、286、(53)配列番号:287、288、(54)配列番号:289、290、(55)配列番号337~345のいずれかおよび配列番号346、(56)配列番号337~345のいずれかおよび配列番号347、(57)配列番号348~352のいずれかおよび配列番号353、(58)配列番号348~352のいずれかおよび配列番号354、(59)配列番号355~362のいずれかおよび配列番号363、(60)配列番号355~362のいずれかおよび配列番号364、(61)配列番号365~369のいずれかおよび配列番号370、(62)配列番号365~369のいずれかおよび配列番号371、(63)配列番号372~374のいずれかおよび配列番号375~377、(64)配列番号378~380のいずれかおよび配列番号381、(65)配列番号378~380のいずれかおよび配列番号382、(66)配列番号383~385のいずれかおよび配列番号386、(67)配列番号383~385のいずれかおよび配列番号387、(68)配列番号がそれぞれ495および496のアミノ酸配列、(69)配列番号がそれぞれ497および498のアミノ酸配列、(70)配列番号がそれぞれ499および500のアミノ酸配列、(71)配列番号がそれぞれ501および502のアミノ酸配列、(72)配列番号がそれぞれ503および504のアミノ酸配列、(73)配列番号がそれぞれ505および506のアミノ酸配列、(74)配列番号がそれぞれ507および508のアミノ酸配列、(75)配列番号がそれぞれ509および510のアミノ酸配列、(76)配列番号がそれぞれ511および512のアミノ酸配列、(77)配列番号がそれぞれ513および514のアミノ酸配列、(78)配列番号がそれぞれ515および516のアミノ酸配列、(79)配列番号がそれぞれ517および518のアミノ酸配列、(80)配列番号がそれぞれ519および520のアミノ酸配列、(81)配列番号がそれぞれ521および522のアミノ酸配列、(82)配列番号がそれぞれ523および524のアミノ酸配列、(83)配列番号がそれぞれ525および526のアミノ酸配列、(84)配列番号がそれぞれ527および528のアミノ酸配列、(85)配列番号がそれぞれ529および530のアミノ酸配列、(86)配列番号がそれぞれ531および532のアミノ酸配列、(87)配列番号がそれぞれ533および534のアミノ酸配列、(88)配列番号がそれぞれ535および536のアミノ酸配列、(89)配列番号がそれぞれ537および538のアミノ酸配列、(90)配列番号がそれぞれ539および540のアミノ酸配列、(91)配列番号がそれぞれ541および542のアミノ酸配列、(92)配列番号がそれぞれ543および544のアミノ酸配列、(93)配列番号がそれぞれ545および546のアミノ酸配列、(94)配列番号がそれぞれ547および548のアミノ酸配列、(95)配列番号がそれぞれ549および550のアミノ酸配列、(96)配列番号がそれぞれ551および552のアミノ酸配列、(97)配列番号がそれぞれ553および554のアミノ酸配列、(98)配列番号がそれぞれ555および556のアミノ酸配列、(99)配列番号がそれぞれ557および558のアミノ酸配列、(100)配列番号がそれぞれ559および560のアミノ酸配列、(101)配列番号がそれぞれ561および562のアミノ酸配列、(102)配列番号がそれぞれ563および564のアミノ酸配列、(103)配列番号がそれぞれ565および566のアミノ酸配列、(104)配列番号がそれぞれ567および568のアミノ酸配列、(105)配列番号がそれぞれ569および570のアミノ酸配列、(106)配列番号がそれぞれ571および572のアミノ酸配列、(107)配列番号がそれぞれ573および574のアミノ酸配列、(108)配列番号がそれぞれ575および576のアミノ酸配列、(109)配列番号がそれぞれ577および578のアミノ酸配列、(110)配列番号がそれぞれ579および580のアミノ酸配列、(111)配列番号がそれぞれ581および582のアミノ酸配列、(112)配列番号がそれぞれ583および584のアミノ酸配列、(113)配列番号がそれぞれ585および586のアミノ酸配列、(114)配列番号がそれぞれ587および588のアミノ酸配列、(115)配列番号がそれぞれ589および590のアミノ酸配列、(116)配列番号がそれぞれ591および592のアミノ酸配列、(117)配列番号がそれぞれ593および594のアミノ酸配列、(118)配列番号がそれぞれ595および596のアミノ酸配列、(119)配列番号がそれぞれ597および598のアミノ酸配列、(120)配列番号がそれぞれ599および600のアミノ酸配列、(121)配列番号がそれぞれ601および602のアミノ酸配列、(122)配列番号がそれぞれ603および604のアミノ酸配列、(123)配列番号がそれぞれ605および606のアミノ酸配列、(124)配列番号がそれぞれ607および608のアミノ酸配列、(125)配列番号がそれぞれ609および610のアミノ酸配列、(126)配列番号がそれぞれ611および612のアミノ酸配列、(127)配列番号がそれぞれ613および614のアミノ酸配列、(128)配列番号がそれぞれ615および616のアミノ酸配列、(129)配列番号がそれぞれ617および618のアミノ酸配列、(130)配列番号がそれぞれ619および620のアミノ酸配列、(131)配列番号がそれぞれ621および622のアミノ酸配列、(132)配列番号がそれぞれ623および624のアミノ酸配列、(133)配列番号がそれぞれ625および626のアミノ酸配列、(134)配列番号がそれぞれ627および628のアミノ酸配列、(135)配列番号がそれぞれ629および630のアミノ酸配列、(136)配列番号がそれぞれ631および632のアミノ酸配列、(137)配列番号がそれぞれ633および634のアミノ酸配列、(138)配列番号がそれぞれ635および636のアミノ酸配列、(139)配列番号がそれぞれ637および638のアミノ酸配列、(140)配列番号がそれぞれ639および640のアミノ酸配列、(141)配列番号がそれぞれ641および642のアミノ酸配列、(142)配列番号がそれぞれ643および644のアミノ酸配列、(143)配列番号がそれぞれ645および646のアミノ酸配列、(144)配列番号がそれぞれ647および648のアミノ酸配列、(145)配列番号がそれぞれ649および650のアミノ酸配列、(155)配列番号がそれぞれ651および652のアミノ酸配列、(156)配列番号がそれぞれ653および654のアミノ酸配列、(157)配列番号がそれぞれ655および656のアミノ酸配列、(158)配列番号がそれぞれ657および658のアミノ酸配列、(159)配列番号がそれぞれ659および660のアミノ酸配列、(160)配列番号がそれぞれ661および662のアミノ酸配列、(167)配列番号がそれぞれ663および664のアミノ酸配列、(168)配列番号がそれぞれ665および666のアミノ酸配列、(169)配列番号がそれぞれ667および668のアミノ酸配列、(170)配列番号がそれぞれ669および670のアミノ酸配列、(171)配列番号がそれぞれ671および672のアミノ酸配列、(172)配列番号がそれぞれ673および674のアミノ酸配列、(173)配列番号がそれぞれ675および676のアミノ酸配列、(174)配列番号がそれぞれ677および678のアミノ酸配列、(175)配列番号がそれぞれ679および680のアミノ酸配列。
【0143】
いくつかの実施形態において、CARは、以下の配列番号に記載されるアミノ酸配列を有する重鎖可変領域および軽鎖可変領域を含む。(1)配列番号:251、252、(2)配列番号:253、254、(3)配列番号:67、68、(4)配列番号:255、256、(5)配列番号:257、258、(6)配列番号:43、44、(7)配列番号:27、28、(8)配列番号:13、14、(9)配列番号:9、10、(10)配列番号:3、4、(11)配列番号:35、36、(12)配列番号:15、16、(13)配列番号:1、2、(14)配列番号:17、18、(15)配列番号:21、22、(16)配列番号:37、38、(17)配列番号:41、42、(18)配列番号:259、260、(19)配列番号:25、26、(20)配列番号:31、32、(21)配列番号:23、24、(22)配列番号:261、262、(23)配列番号:263、264、(24)配列番号:29、30、(25)配列番号:265、266、(26)配列番号:267、268、(27)配列番号:269、270、(28)配列番号:271、272、(29)配列番号:273、274、(30)配列番号:275、276、(31)配列番号:277、278、(32)配列番号:279、280、(33)配列番号:281、282、(34)配列番号:283、284、(35)配列番号:285、286、(36)配列番号:287、288、もしくは(37)配列番号:289、290。
【0144】
いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2 scFvは、リンカーによって接続された重鎖可変領域および軽鎖可変領域を含む。いくつかの実施形態において、リンカーは、グリシンならびにセリンまたはスレオニンに富み、約10~25個のアミノ酸を有する短いリンカーペプチド(例えば、配列番号が297のアミノ酸配列を有するリンカー)である。いくつかの実施形態において、リンカーは、重鎖可変領域のN末端と軽鎖可変領域のC末端に接続され、逆も同様である。いくつかの実施形態において、CARは、同じまたは異なる抗原を標的とする1つまたは複数のscFvを含む。1つのCAR内の2つのscFvは、タンデムdi‐scFvまたはダイアボディとして形成され、3つのscFvはタンデムtri‐scFvまたはトリボディとして形成されてもよい。
【0145】
いくつかの実施形態において、細胞外抗原結合ドメインは、さらにそのN末端にシグナルペプチドを含む。いくつかの実施形態において、シグナルペプチドは、CD8α、GM‐CSF受容体α、およびIgG1重鎖からなる群から選択される分子に由来してもよい。いくつかの実施形態において、シグナルペプチドは、CD8αに由来する。いくつかの実施形態において、シグナルペプチドは、配列番号が291のアミノ酸配列を含む。
【0146】
いくつかの実施形態において、細胞外抗原結合ドメインは、さらにそのC末端にヒンジドメインを含む。いくつかの実施形態において、ヒンジドメインは、CD8αに由来する。いくつかの実施形態において、ヒンジドメインは、配列番号が292のアミノ酸配列を含む。
【0147】
いくつかの実施形態において、膜貫通ドメインは、CD8α、CD4、CD28、CD137、CD80、CD86、CD152およびPD1からなる群から選択される分子に由来する。いくつかの実施形態において、膜貫通ドメインは、CD8αまたはCD28に由来する。いくつかの実施形態において、膜貫通ドメインは、配列番号が293のアミノ酸配列を含む。
【0148】
いくつかの実施形態において、細胞内シグナル伝達ドメインは、一次細胞内シグナル伝達ドメインと、共刺激シグナル伝達ドメインとを含む。いくつかの実施形態において、一次細胞内シグナル伝達ドメインは、免疫受容体チロシン活性化モチーフ(ITAM)含有ドメインである。いくつかの実施形態において、ITAMを含有するドメインは、配列番号が296のアミノ酸配列を有することができるCD3‐ゼータの細胞質ドメインである。いくつかの実施形態において、共刺激シグナル伝達ドメインは、CD27、CD28、CD137、OX40、CD30、CD40、CD3、LFA‐1、ICOS、CD2、CD7、LIGHT、NKG2C、B7‐H3、CD83のリガンドおよびそれらの組み合わせからなる群から選ばれる共刺激分子に由来する。いくつかの実施形態において、共刺激シグナル伝達ドメインは、細胞質ドメインCD28および/または細胞質ドメインCD137を含む。細胞質ドメインCD28および細胞質ドメインCD137は、それぞれ配列番号が294および295のアミノ酸配列を含んでもよい。
【0149】
いくつかの実施形態において、CARは、N末端からC末端まで、順に配列番号が291のシグナルペプチドと、配列番号が297のリンカーに接続されたクローディン18.2結合部分の前述の軽鎖可変領域および重鎖可変領域と、配列番号が298のリンカーと、配列番号が292のヒンジと、配列番号が294のCD137細胞質ドメインと、配列番号が296のCD3‐ゼータの細胞質ドメインとを含む。
【0150】
いくつかの実施形態において、CARは、配列番号が299~335のアミノ酸配列のいずれかに対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態において、CARは、配列番号が299~335のいずれかのアミノ酸配列を含む。
【0151】
本発明は、本明細書に記載されるCARをコードする核酸を提供する。また、本発明は、前述の単離された核酸のいずれかを含むベクターを提供する。いくつかの実施形態において、ベクターは発現ベクターである。いくつかの実施形態において、ベクターは、ウイルスベクター、レンチウイルスベクターまたは非ウイルスベクターである。
【0152】
本発明は、前述のCARのいずれか、前述の単離された核酸のいずれか、または前述のベクターのいずれかを含む、遺伝子操作された免疫細胞を提供する。いくつかの実施形態において、免疫細胞は、T細胞、NK細胞、末梢血単核細胞(PBMC)、造血幹細胞、多能性幹細胞、または胚性幹細胞である。いくつかの実施形態において、免疫細胞は、細胞傷害性T細胞、ヘルパーT細胞、ナチュラルキラーT細胞、またはγδT細胞などのT細胞である。
【0153】
いくつかの実施形態において、本発明は、治療的有効量の結合部分または前述のCAR、および薬学的に許容できる担体を含む医薬組成物を提供する。
【0154】
また、本発明は、本明細書に記載される治療的有効量の医薬組成物を対象に投与することにより、クローディン18.2を発現する腫瘍または癌の治療を必要とする対象において、クローディン18.2を発現する腫瘍または癌を治療する方法を提供する。
【0155】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2を発現する腫瘍または癌は、胃、食道、胃食道、膵臓、卵巣、または肺の腫瘍または癌である。いくつかの実施形態において、クローディン18.2を発現する腫瘍または癌は、胃腫瘍または癌である。いくつかの実施形態において、クローディン18.2を発現する腫瘍または癌は、胃食道腫瘍または癌である。
【0156】
いくつかの実施形態において、対象はヒトである。
【0157】
いくつかの実施形態において、腫瘍または癌を治療するための遺伝子操作された免疫細胞は自己由来である。いくつかの実施形態において、遺伝子操作された免疫細胞は同種異系である。
【図面の簡単な説明】
【0158】
【
図1】
図1A~1O:非ヒト化クローディン18.2抗体ELISAアッセイであり、抗体濃度の対数(ng/ml)に対してプロットされた、間接ELISAによるクローディン18.2-Hisタンパク質への指標抗体の結合能力を示す。
【
図2】
図2A~2P:非ヒト化クローディン18.2抗体誘導補体依存性細胞傷害(CDC)アッセイであり、指標抗体とのインキュベーション後の、ヒトクローディン18.2を過剰発現するCHO-K1標的細胞の溶解を示す。IMAB362(クラウディキシマブ)抗体を陽性対照として使用した。結果は、対数抗体濃度(μg/ml)の関数としての標的細胞溶解のパーセントとしてプロットされる。
【
図3】
図3A~3Q:非ヒト化クローディン18.2抗体細胞ベースのELISAアッセイであり、抗体濃度の対数(nMol/L)に対してプロットされた、クローディン18.2を発現するHEK293T安定細胞株への指標抗体の結合を示す。IMAB362(Claudiximab)、マウスIgGおよびヒトIgG1Fcを対照とした。
【
図4】
図4A~4C:キメラ抗体FACS結合アッセイであり、抗体濃度の対数(nM)の関数としての、指標キメラ抗体のクローディン18.2を発現するHEK293細胞への結合を示す。IMAB362(Claudiximab)およびヒトIgGを対照とした。
【
図5】
図5A~5C:キメラ抗体CDC誘導アッセイであり、指標キメラ抗体とのインキュベーション後の、ヒトクローディン18.2を過剰発現するCHO-K1標的細胞の溶解を示す。結果は、対数抗体濃度(μg/ml)の関数としての標的細胞溶解のパーセントとしてプロットされる。IMAB362(Claudiximab)およびヒトIgGを対照とした。
【
図6】
図6A~6J:キメラ抗体依存性細胞傷害(ADCC)誘導アッセイであり、指標抗体および新たに単離されたヒトPBMCとのインキュベーション後の、ヒトクローディン18.2を過剰発現するCHO-K1標的細胞の溶解パーセントを示す。結果は、対数抗体濃度(μg/ml)の関数としての標的細胞溶解のパーセントとしてプロットされる。IMAB362(Claudiximab)およびヒトIgGを対照とした。
【
図7】
図7A~7G:ヒト化抗体FACS結合アッセイであり、抗体濃度の対数(nM)の関数としての指標ヒト化抗体のクローディン18.2を発現するHEK293細胞への結合を示す。IMAB362(Claudiximab)およびヒトIgGを対照とした。
【
図8】
図8A~8H:ヒト化抗体CDC誘導アッセイであり、指標キメラ抗体とのインキュベーション後の、ヒトクローディン18.2を過剰発現するCHO-K1標的細胞の溶解を示す。結果は、対数抗体濃度(μg/ml)の関数としての標的細胞溶解のパーセントとしてプロットされる。IMAB362(Claudiximab)およびヒトIgGを対照とした。
【
図9】
図9A~9H:ヒト化抗体依存性細胞傷害(ADCC)誘導アッセイであり、指標抗体および新たに単離されたヒトPBMCとのインキュベーション後の、ヒトクローディン18.2を過剰発現するCHO-K1標的細胞の溶解パーセントを示す。結果は、対数抗体濃度(μg/ml)の関数としての標的細胞溶解のパーセントとしてプロットされる。IMAB362(Claudiximab)およびヒトIgGを対照とした。
【
図10】CHO.18.2.Luc細胞またはCHO.18.1.Luc細胞に対する、例示的なCARを発現するT細胞のインビトロ細胞毒性アッセイの結果を示す。
【
図11】クローディン18.2陽性細胞株に対する、例示的なCARを発現するT細胞のインビトロ細胞毒性アッセイの結果を示す。
【
図12】KATOIII.Luc細胞、KATOIII.18.1.Luc細胞、またはKATOIII.18.2.Luc細胞に対する、例示的なCARを発現するT細胞のインビトロ細胞毒性アッセイの結果を示す。
【0159】
定義
本明細書において別途定義しない限り、本明細書で用いられるすべての技術的用語および科学的用語は、当業者に一般的に理解されるものと同一の意味を有する。
【0160】
本明細書において使用される用語「a」および「an」は、この冠詞の文法上の対象が1つまたは複数(すなわち、少なくとも1つ)であることを指す。例として、「抗体」は、1つの抗体または2つまたはそれ以上の抗体を意味する。
【0161】
本明細書において使用される用語「結合部分」は、標的分子(例えば、クローディン18.2)に結合する分子または分子の一部を指す。結合部分は、タンパク質、ペプチド、核酸、炭水化物、脂質、または低分子量化合物を含むことができる。いくつかの実施形態において、結合部分は抗体を含む。いくつかの実施形態において、結合部分は、抗体の抗原結合断片を含む。いくつかの実施形態において、結合部分は、低分子量成分を含む。また、結合部分は、抗体またはその抗原結合断片であってもよい。いくつかの実施形態において、結合部分は、受容体のリガンド結合ドメインを含む。いくつかの実施形態において、結合部分は、膜貫通受容体の細胞外ドメインを含む。また、結合部分は、受容体のリガンド結合ドメインまたは膜貫通受容体の細胞外ドメインであってもよい。結合部分は一価であってもよく、すなわち、結合部分は標的分子と特異的に相互作用する1つの結合部位を含んでもよい。結合部分は二価であってもよく、すなわち、結合部分は標的分子と特異的に相互作用する2つの結合部位を含んでもよい。さらに、結合部分は多価であってもよく、すなわち、結合部分は標的分子と特異的に相互作用する複数の結合部位を含んでもよい。二価結合部分または多価結合部分は、単一の標的分子上で1つまたは複数のエピトープと相互作用することができる。また、二価結合部分または多価結合部分は2つまたはそれ以上の標的分子と相互作用することができる。
【0162】
本明細書において使用される用語「結合親和性」は、一般に、結合部分と標的分子との間の非共有結合性相互作用の総合的な強度を意味する。結合部分と標的分子の結合は可逆プロセスであり、結合親和性は通常、平衡解離定数(KD)で報告される。KDは、解離速度(koffまたはk
d
)と会合速度(konまたはka)の比率である。結合ペアのKDが低いほど、親和性は高くなる。当技術分野では、結合親和性を測定する様々な方法が知られており、それらのいずれも本発明の目的のために使用することができる。具体的な例示的な実施形態は、以下を含む。一実施形態において、KDまたはKD値は、例えば、結合アッセイなどの当技術分野において周知のアッセイによって測定することができる。KDは、放射性標識抗原結合アッセイ(RIA)(Chenら,(1999)J.Mol Biol 293:865~881)で測定することができる。また、KDまたはKD値は、例えば、BIAcoreTM‐2000またはBIAcoreTM‐3000(BIAcore,Inc.,ニュージャージー州ピスカタウェイ)を使用して、表面プラズモン共鳴アッセイによって測定することができる。また、KDまたはKD値は、例えば、OctetQK384システム(ForteBio,カリフォルニア州メンロパーク)を使用して、生体層干渉法によって測定することができる。複数のエピトープを含有する標的分子が、標的分子に結合する複数の結合部位を含有する結合部分と接触すると、ある部位での結合分子と標的分子との相互作用は、第2の部位での反応の確率を増大させる。多価抗体と抗原との間のこのような多重相互作用の強度は、アビディティと呼ばれる。例えば、五量体IgM抗体について時々見られるように、高アビディティは低親和性を補うことができ、五量体IgM抗体は、IgGよりも低い親和性を有してもよいが、その多価に起因するIgMの高アビディティのために、効果的に抗原を結合させることが可能である。
【0163】
本明細書において使用される用語「特異的に結合する」は、ポリペプチドまたは分子が、関連および無関連のタンパク質を含む代替の物質と比べて、エピトープ、タンパク質、または標的分子に、より頻繁に、より迅速に、より長い時間にわたって、より高い親和性で、または上記のもののいくつかの組み合わせで、反応するかまたは結合することを意味する。標的分子(例えば、抗原)に特異的に結合する結合部分(例えば、抗体)は、例えば、イムノアッセイ、ELISA、SPR(例えば、ビアコア)、または当業者に知られている他の技術によって認識することができる。通常、特異反応はバックグラウンドシグナルまたはノイズの少なくとも2倍であり、バックグラウンドの10倍を超えてもよい。例えば、抗体の特異性に関する考察に関しては、Paul編、1989年、Fundamental Immunology Second Edition、Raven Press、ニューヨーク、ページ332~336を参照とする。標的分子に特異的に結合する結合部分は、異なる分子に対する親和性よりも高い親和性で標的分子に結合することができる。いくつかの実施形態において、標的分子に特異的に結合する結合部分は、異なる分子に対する親和性よりも、少なくとも20倍、30倍、40倍、50倍、60倍、70倍、80倍、90倍、または100倍大きい親和性で標的分子に結合することができる。いくつかの実施形態において、特定の標的分子に特異的に結合する結合部分は、本明細書に記載されるアッセイまたは当技術分野において周知のアッセイを使用して結合を検出できない低い親和性で異なる分子に結合する。いくつかの実施形態において、「特異的に結合する」とは、例えば、結合部分が約0.1mM以下のKDで標的分子に結合することをいう。いくつかの実施形態において、「特異的に結合する」とは、ポリペプチドまたは分子が約10μM以下または約1μM以下のKDで標的に結合することをいう。いくつかの実施形態において、「特異的に結合する」とは、ポリペプチドまたは分子が約0.1μM以下、約0.01μM以下、または約1nM以下のKDで標的に結合することをいう。異なる種における相同タンパク質間の配列同一性のおかげで、特異的結合は、2以上の種におけるタンパク質または標的を認識するポリペプチドまたは分子を含んでもよい。同様に、異なるタンパク質のポリペプチド配列のある特定の領域内の相同性のおかげで、特異的結合は、2以上のタンパク質または標的を認識するポリペプチドまたは分子を含んでもよい。いくつかの実施形態において、第1の標的に特異的に結合する結合部分は、必ずしも第2の標的に特異的に結合しないことが理解される。このため、「特異的結合」は、排他的結合、すなわち、単一の標的への結合を含むことができるが、それを必ずしも必要としない。したがって、いくつかの実施形態において、結合部分は、2以上の標的に特異的に結合することができる。例えば、抗体は、2つの同一の抗原結合部位を含むことができる。その各々が、2つまたはそれ以上のタンパク質上の同じエピトープに特異的に結合する。別の実施形態において、抗体は、二重特異性を有し、異なる特異性を有する少なくとも2つの抗原結合部位を含んでもよい。
【0164】
本明細書において使用される用語「抗体」は、標的(例えば、タンパク質、ポリペプチド、ペプチド、炭水化物、ポリヌクレオチド、脂質、または前述のもの組み合わせなど)を通常免疫グロブリン分子の可変領域内の少なくとも1つの抗原結合部位を介して認識し、特異的に結合する免疫グロブリン分子を指す。本明細書において使用されるとき、この用語は、インタクトなポリクローン抗体、インタクトなモノクローナル抗体、一本鎖Fv(scFv)抗体、軽鎖抗体(LCAb)、多重特異性抗体、二重特異性抗体、単一特異性抗体、一価抗体、抗体の抗原結合部位を含む融合タンパク質、および抗原結合部位を含む他の任意の改変された免疫グロブリン分子(例えば、二重可変ドメイン免疫グロブリン分子)を、それらの抗体が所望の生物学的活性を示す限り包含する。また、抗体としては、マウス抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体、およびヒト抗体が挙げられるが、これらに限定されない。抗体は、免疫グロブリンの5つの主要なクラス:それぞれアルファ、デルタ、イプシロン、ガンマ、およびミューと呼ばれるそれらの重鎖定常ドメインの同一性に基づいて、IgA、IgD、IgE、IgG、およびIgMまたはそれらのサブクラス(アイソタイプ)(例えば、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA1およびIgA2)のいずれかであってもよい。異なるクラスの免疫グロブリンは、異なる既知のサブユニット構造および3次元構成を有する。抗体は裸で存在してもよく、または他の分子(トキシンおよび放射性同位体を含むがこれに限定されない)にコンジュゲートされてもよい。特に明記しない限り、本明細書において使用される用語「抗体」は、インタクトな抗体の「抗原結合断片」を含む。
【0165】
抗体に関連して使用される用語「抗原結合断片」は、インタクトな抗体の一部を指し、また、インタクトな抗体の抗原決定可変領域を指す。抗体断片としては、Fab、Fab’、F(ab’)2、Fv、線状抗体、一本鎖可変断片分子(例えば、scFv)、軽鎖抗体(LCAb)、ジスルフィド結合scFv(dsscFv)、ダイアボディ、トリボディ、テトラボディ、ミニボディ、デュアル可変ドメイン抗体(DVD)、および抗体断片によって形成された多重特異性抗体が挙げられるが、これらに限定されない。
【0166】
本明細書において使用される抗体の「可変領域」という用語は、単独のまたは組み合わせた、抗体軽鎖の可変領域または抗体重鎖の可変領域を指す。一般に、重鎖可変領域と軽鎖可変領域の各々は、「超可変領域」としても知られる4つのフレームワーク領域(FR)と3つの相補性決定領域(CDRs)で構成される。各鎖におけるCDRは、フレームワーク領域によって互いに近接して保持され、他の鎖のCDRとともに、抗体の抗原結合部位の形成に寄与する。CDRを決定するための方法は少なくとも2つある:(1)異なる種間の配列変動性に基づく方法(Kabatら、1991、Sequences of Proteins of Immunological Interest(5 ed.).メリーランド州ベセスダ:National Institutes of Health)、および(2)抗原抗体複合体の結晶学的研究に基づく方法(Al-Lazikaniら、1997、J. Mol.「biol」.、273(4):927~48)。さらに、これらの2つの方法の組み合わせがCDRを決定するために当技術分野で使用される。
【0167】
用語「一本鎖可変断片」または「scFv」は、10~25個のアミノ酸を有する短いリンカーペプチドに連結された、免疫グロブリンの重鎖可変領域および軽鎖可変領域の融合タンパク質を指す。リンカーは通常、柔軟性を確保するようにグリシンに富み、また溶解性を確保するようにセリンまたはスレオニンに富む。scFvは元の免疫グロブリンの特異性を保持している。scFvは、異なる長さのリンカーによって連結することができ、1つまたは複数の抗原に対して特異性を示すジ‐scFv、ダイアボディ、トリ‐scFv、トリアボディ、またはテトラボディを形成することができる。
【0168】
用語「キメラ抗原受容体」または「CAR」は、T細胞などの免疫エフェクター細胞に抗原特異性を移植し、T細胞機能を増強する遺伝子操作された受容体を指す。新世代のCARは、scFv、ヒンジ領域、および膜貫通ドメインを含む細胞外結合ドメインと、細胞内シグナル伝達ドメイン(主に、T細胞活性化シグナルの主要な伝達物質であるCD3‐ゼータの細胞質ドメイン、および1つまたは複数の共刺激ドメイン)とを含む。CARは、サイトカインや共刺激リガンドなど、T細胞の増殖、持続性、および抗腫瘍活性を増強する因子をさらに追加してもよい。
【0169】
用語「自己由来」は、後にその個体へ再導入される、同一の個体に由来する任意の物質を指す。
【0170】
用語「同種異系」は、同種の異なる個体に由来する移植片を指す。
【0171】
本明細書において使用される用語「ヒト化抗体」は、最小の非ヒト配列を含む、特異的な免疫グロブリン鎖、キメラ免疫グロブリン、またはそれらの断片である、非ヒト(例えば、マウス)抗体の形態を指す。通常、ヒト化抗体は、ヒト免疫グロブリンである。場合によっては、ヒト免疫グロブリンのFvフレームワーク領域残基は、所望の特異性、親和性、および/または結合能力を有する非ヒト種由来の抗体内の対応する残基で置換される。場合によっては、CDRの残基は、所望の特異性、親和性、および/または結合能力を有する非ヒト種(例えば、マウス、ラット、ハムスター)のCDR由来の残基によって置換される。さらに、ヒト化抗体は、Fvフレームワーク領域内および/または置換された非ヒト残基内で追加の残基を置換することによって改変され、抗体の特異性、親和性、および/または結合能力を精製および最適化することができる。ヒト化抗体は、抗体の特異性、親和性、および/または結合能を洗練させるおよび最適化するために、Fvフレームワーク領域におけるおよび/または置換された非ヒト残基内におけるさらなる残基の置換によってさらに改変されてもよい。通常、ヒト化抗体は、非ヒト免疫グロブリンに対応するCDRのすべてまたは実質的にすべてを含む一方、フレームワーク領域のすべてまたは実質的にすべてがヒト免疫グロブリンのコンセンサス配列のものである。いくつかの実施形態において、可変ドメインは、ヒト免疫グロブリン配列のフレームワーク領域を含む。いくつかの実施形態において、可変ドメインは、ヒト免疫グロブリンコンセンサス配列のフレームワーク領域を含む。また、ヒト化抗体は、免疫グロブリン定常領域またはドメイン(Fc)の少なくとも一部、典型的にはヒト免疫グロブリンの少なくとも一部を含んでもよい。ヒト化抗体は通常、キメラ抗体とは異なると考えられている。
【0172】
本明細書において使用される用語「キメラ抗体」は、免疫グロブリン分子のアミノ酸配列が2つまたはそれ以上の種に由来する抗体を指す。典型的には、軽鎖および重鎖の両方の可変領域は、所望の特異性、親和性、および/または結合能力を有する哺乳動物の1つの種(例えば、マウス、ラット、ウサギなど)に由来する抗体の可変領域に対応するが、定常領域は別の種(通常はヒト)に由来する抗体における配列に対応することで、その種で免疫応答を誘発することを回避する。
【0173】
本明細書において使用される用語「ヒト抗体」は、ヒトによって産生される抗体、ヒトによって産生される抗体に対応するアミノ酸配列を有する抗体を指す。ヒト抗体は、当技術分野において周知の任意の技術を使用して作製されてもよい。
【0174】
用語「エピトープ」および「抗原決定基」は、本明細書において交換可能に使用され、抗原の表面上の局在領域など、結合部分が結合する標的分子の表面上の部位を指す。標的分子は、タンパク質、ペプチド、核酸、炭水化物、または脂質を含むことができる。免疫原性活性を有するエピトープは、動物において免疫応答を誘発する標的分子の一部である。抗原活性を有する標的分子のエピトープは、例えば、イムノアッセイなど、当技術分野において周知の任意の方法によって決定されるように、抗体が結合する標的分子の一部である。抗原性エピトープは免疫原性を有していなくてもよい。エピトープは、アミノ酸や糖側鎖などの化学的に活性な分子の表面グループで構成されていることが多く、特定の3次元構造特性と特定の電荷特性を有する。用語「エピトープ」は、線状エピトープおよび立体構造エピトープを含む。エピトープに寄与する標的分子(例えば、ポリペプチド」)の領域は、ポリペプチドの連続アミノ酸であってもよいか、またはエピトープは、標的分子の2つまたはそれ以上の非隣接領域に由来してもよい。エピトープは、標的分子の3次元表面特徴であるとは限らない。連続したアミノ酸によって形成されるエピトープ(線状エピトープとも呼ばれる)は、通常タンパク質が変性されても保持されるのに対し、三次フォールディングによって形成されるエピトープ(立体構造エピトープとも呼ばれる)は、通常タンパク質が変性されると失われる。エピトープは、典型的には、特有の空間的立体構造において、少なくとも3個のアミノ酸を含み、より一般的には少なくとも5、6、7、または8~10個のアミノ酸を含む。
【0175】
用語「ポリペプチド」、「ペプチド」、および「タンパク質」は、本明細書において交換可能に使用され、任意の長さのアミノ酸のポリマーを指す。ポリマーは、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、非天然または修飾されたアミノ酸を含んでもよく、非アミノ酸によって中断されてもよい。また、ポリペプチド、ペプチド、またはタンパク質は、例えば、ジスルフィド結合形成、グリコシル化、脂質化、アセチル化、リン酸化、または他の任意の操作または修飾で修飾することができる。
【0176】
用語「ポリヌクレオチド」および「核酸」は、本明細書において交換可能に使用され、任意の長さのヌクレオチドのポリマーを指し、DNAおよびRNAを含む。ヌクレオチドは、デオキシリボヌクレオチド、リボヌクレオチド、改変されたヌクレオチドまたは塩基、および/またはそれらのアナログ、あるいはDNAまたはRNAポリメラーゼによってポリマーに組み込むことができる任意の基質であってもよい。
【0177】
「単離される」ポリペプチド、ペプチド、タンパク質、抗体、ポリペプチド、ベクター、細胞、または組成物は、自然界には見つけられない形態のポリペプチド、ペプチド、タンパク質、抗体、ポリヌクレオチド、ベクター、細胞、または組成物である。単離されるポリペプチド、ペプチド、タンパク質、抗体、ポリヌクレオチド、ベクター、細胞、または組成物は、それらがもはや自然界で見つけられる形態でない程度まで精製されたものを含む。いくつかの実施形態において、単離されるポリペプチド、ペプチド、タンパク質、抗体、ポリヌクレオチド、ベクター、細胞、または組成物は、本質的に純粋である。
【0178】
本明細書において、2つまたはそれ以上の核酸またはポリペプチドの文脈における用語「同一」またはパーセント「同一性」は、配列同一性の部分としていかなる保存的アミノ酸置換も考慮せずに、対応が最大になるように(必要であれば、ギャップを導入して)比較およびアラインメントされた場合、同じであるか、または、同じであるヌクレオチドもしくはアミノ酸残基を特定のパーセンテージで有する、2つまたはそれ以上の配列または部分配列を指す。同一性パーセントは、配列比較ソフトウェアもしくはアルゴリズムを使用して、または目視検査によって、測定されてもよい。アミノ酸配列またはヌクレオチド配列のアラインメントを得るために使用され可能な様々なアルゴリズムおよびソフトウェアは、当技術分野において周知である。これらとしては、BLAST、ALIGN、Megalign、BestFit、GCG Wisconsin Packageおよびそれらの変化物が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの態様において、本発明の2つの核酸またはポリペプチドは実質的に同一であり、このことは、対応が最大になるように比較およびアラインメントされた場合に、これらが、配列比較アルゴリズムを使用してまたは目視検査によって測定される、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%のヌクレオチドまたはアミノ酸残基同一性、およびいくつかの態様において少なくとも95%、96%、97%、98%、99%のヌクレオチドまたはアミノ酸残基同一性を有することを、意味する。いくつかの態様において、同一性は、少なくとも約10、少なくとも約20、少なくとも約40~60残基、少なくとも約60~80残基長またはそれらの間の任意の整数値の配列の領域にわたって存在する。いくつかの態様において、同一性は、60~80残基より長い領域(例えば、少なくとも約80~100残基)にわたって存在し、いくつかの態様において、それらの配列は、比較される配列(例えば、標的タンパク質または抗体のコード領域)の完全長にわたって実質的に同一である。いくつかの態様において、同一性は、少なくとも約10、少なくとも約20、少なくとも約40~60塩基、少なくとも約60~80塩基長またはそれらの間の任意の整数値の配列の領域にわたって存在する。いくつかの態様において、同一性は、60~80塩基より長い領域(例えば、少なくとも約80~100塩基)にわたって存在し、いくつかの態様において、それらの配列は、比較される配列(例えば、解析対象とするタンパク質をコードするヌクレオチド配列)の完全長にわたって実質的に同一である。
【0179】
本明細書において使用される用語「アミノ酸置換」は、ポリペプチド配列における1つのアミノ酸残基の別のアミノ酸残基への置換を指す。「保存的アミノ酸置換」とは、1つのアミノ酸残基が、類似の化学的特性を有する側鎖を有する別のアミノ酸残基で置換される置換である。一般に、塩基性側鎖(例えば、リジン、アルギニン、ヒスチジン)、酸性側鎖(例えば、アスパラギン酸、グルタミン酸)、無荷電極性側鎖(例えば、グリシン、アスパラギン、グルタミン、セリン、スレオニン、チロシン、システイン)、非極性側鎖(例えば、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、フェニルアラニン、メチオニン、トリプトファン)、ベータ分岐側鎖(例えば、スレオニン、バリン、イソロイシン)および芳香族側鎖(例えば、チロシン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジン)を含む類似の側鎖を有するアミノ酸残基のファミリーは、当技術分野において定義されている。例えば、フェニルアラニンへのチロシンの置換は、保存的置換である。一般に、本発明のポリペプチド、可溶性タンパク質、および/または抗体における配列における保存的置換は、標的結合部位へのポリペプチド、可溶性タンパク質、またはそのアミノ酸配列を含む抗体の結合を無効にしない。結合を取り消さないアミノ酸の保存的置換を特定する方法は、当技術分野において周知である。
【0180】
本明細書において、特定の配列特徴を有するポリペプチド(参照結合部分)を有する結合部分(例えば、「抗体」)に関連して使用される用語「変異体」は、参照結合部分と比べて、1つまたは複数(例えば、約1から約25個、約1から約20個、約1から約15個、約1から約10個、または約1から約5個)のアミノ酸配列の置換、欠失、および/または付加を含むポリペプチドを有する異なる結合部分を指す。抗クローディン18.2結合部分の変異体または抗クローディン18.2抗体の変異体は、少なくともクローディン18.2への特異的結合を保持している。いくつかの実施形態において、結合部分の変異体は、参照結合部分のアミノ酸配列への1つまたは複数(例えば、約1から約25個、約1から約20個、約1から約15個、約1から約10個、または約1から約5個)の変化から生じることができる。さらに、例として、抗クローディン18.2抗体の変異体は、参照抗クローディン18.2抗体のアミノ酸配列への1つまたは複数(例えば、約1から約25個、約1から約20個、約1から約15個、約1から約10個、または約1から約5個)の変化から生じることができる。アミノ酸配列への変更は、アミノ酸置換であってもよい。いくつかの実施形態において、アミノ酸配列への変更は、保存的アミノ酸置換であってもよい。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2結合部分の変異体または抗クローディン18.2抗体の変異体は、1つまたは複数のCDRなどのVHまたはVL領域またはサブ領域における1つまたは複数(例えば、約1から約25個、約1から約20個、約1から約15個、約1から約10個、または約1から約5個)のアミノ酸置換から生じることができる。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2結合部分の変異体または抗クローディン18.2抗体の変異体は、それぞれVHまたはVL領域における1つ、最大2つ、最大3つ、最大4つ、または最大5つのアミノ酸置換から生じることができる。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2結合部分の変異体または抗クローディン18.2抗体の変異体は、それぞれのCDR領域における1つ、最大2つ、最大3つ、最大4つ、または最大5つのアミノ酸置換から生じることができる。
【0181】
用語「ベクター」は、例えば、核酸配列を宿主細胞に導入するために、核酸配列を輸送または含有するために使用される物質を指す。使用可能なベクターは、例えば、発現ベクター、プラスミド、ファージベクター、ウイルスベクター、エピソーム、および人工染色体を含み、これらは、宿主細胞の染色体中への安定的な組み込みのために使用可能な選択配列またはマーカーを含んでもよい。さらに、ベクターは、1つまたは複数の選択可能なマーカー遺伝子および適切な発現制御配列を含んでもよい。含まれうる選択可能なマーカー遺伝子は、例えば、抗生物質もしくは毒素に対する耐性を付与するか、栄養要求性不足を補うか、または培地中にない重要な栄養素を供給する。発現制御配列は、当技術分野において周知の構成的および誘導性プロモーター、転写エンハンサー、転写ターミネーターなどを含んでもよい。2つまたはそれ以上の核酸分子が同時発現される場合(例えば、抗体重鎖および抗体軽鎖の両方、または抗体VHおよび抗体VL)、両方の核酸分子は、例えば、単一の発現ベクター中へまたは別個の発現ベクター中へ挿入することができる。単一のベクター発現について、コード核酸は、1つの共通の発現制御配列に機能的に連結するか、または1つの誘導性プロモーターおよび1つの構成的プロモーターなどの異なる発現制御配列に連結することができる。宿主細胞への核酸分子の導入は、当技術分野において周知の方法を使用して確認することができる。核酸分子は、所望の生成物(例えば、本明細書に記載される抗クローディン18.2抗体)を生成するのに十分な量で発現されることが当業者に理解され、発現レベルは、当技術分野において周知の方法を使用して十分な発現を得るために最適化されうることがさらに理解される。
【0182】
用語「対象」は、特定の処置の対象となる任意の動物(例えば、哺乳動物)を指し、ヒト、非ヒト霊長類、イヌ、ネコ、げっ歯類などが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、対象はヒトである。「対象」は、特定の疾患を持つ患者であってもよい。いくつかの実施形態において、対象は、クローディン18.2を発現する癌または腫瘍を持つ患者である。
【0183】
本明細書において、疾患または状態、または疾患もしくは状態を持つ対象に関連して使用される用語「処置する」は、症状、症状の重症度、および/または治療中の疾患または障害に関連する症状の頻度を抑制、排除、軽減、および/または改善する動作を指す。癌もしくは腫瘍に関連して使用される場合、用語「治療する」は、癌もしくは腫瘍の重症度を軽減するか、または癌もしくは腫瘍の進行を遅らせるかまたは減速する動作を指し、(a)癌もしくは腫瘍の成長または拡大を防止すること、(b)癌もしくは腫瘍を退縮させること、または(c)癌もしくは腫瘍の存在に関連する1つまたは複数の症状を遅延、軽減、または最小化することを含む。
【0184】
本明細書において使用される用語「投与する(administer)」、「投与する(administering)」、または「投与(administration)」は、本明細書に記載される方法または当技術分野において周知の方法によって、治療用または医薬組成物を対象の体に送達する、または送達させる行為を指す。治療薬は、化合物、ポリペプチド、細胞、または細胞集団であってもよい。治療用または医薬組成物の投与は、患者の体内に送達される治療用または医薬組成物を規定することを含む。例示的な投与形態としては、錠剤、カプセル、シロップ、懸濁液などの経口剤形、静脈内(IV)、筋肉内(IM)、または腹腔内(IP)などの注射可能な剤形、クリーム、ゼリー、粉末、またはパッチなどの経皮剤形、頬側剤形、吸入粉末、スプレー、懸濁液、および直腸坐剤が挙げられる。
【0185】
本明細書において使用される用語「治療的有効量」は、疾患または障害を治療するのに有効、あるいは疾患または障害に関連する1つまたは複数の症状を遅延または最小限抑えるのに有効な本明細書に記載される化合物ポリペプチド、細胞、製剤、材料、または組成物の量を指す。疾患または障害は、クローディン18.2を発現する癌または腫瘍であってもよい。
【0186】
本明細書において使用される用語「担体」は、使用される投薬量および濃度でそれに曝露される細胞または哺乳動物に対して無毒である「薬学的に許容される担体」、賦形剤、または安定剤を含む。また、用語「担体」は、それと共に治療薬が投与される、希釈剤、アジュバント(例えば、フロイントアジュバント(完全または不完全))、賦形剤、またはビヒクルを指すことができる。適切な医薬担体の例は、Remington’s Pharmaceutical Sciences(1990)Mack Publishing Co.,Easton,PAに記載されている。医薬化合物などの組成物は、対象(例えば、患者)への適切な投与のための形態を提供するために適切な量の担体と一緒に、例えば単離されたまたは精製された形態の、予防処置的または治療的有効量の抗体を含有する。製剤は投与様式に適しているべきである。
【0187】
クローディン18.2結合部分
クローディン18.2は、細胞表面タンパク質のクローディンファミリーメンバーであるクローディン18のアイソフォーム2である。クローディンは、緊密な細胞結合のための重要な構成エレメントであり、細胞間の分子の流れを制御する細胞間バリアを形成する。組織ごとにタイプが異なるクローディンは発現され、それらの機能変化は、これらの組織の癌の形成につながる。正常組織では、クローディン18.2の発現は胃粘膜の上皮細胞に限定される。クローディン18.2の発現は、胃癌とその転移における悪性形質転換時に保持される。また、クローディン18.2の異所性活性化は、膵臓、食道、卵巣、および肺の腫瘍でも見られる。
【0188】
ヒトクローディン18.2タンパク質は、261個のアミノ酸(NCBI、NP_001002026.1、配列番号:200)を有する。クローディン18.2は、細胞質内にN末端とC末端を有するテトラスパン膜貫通タンパク質として存在する。クローディン18.2には、例えば、細胞間分裂の緊密化および傍細胞イオン孔の形成のような機能に関連している2つの細胞外ループがある。
【0189】
MAVTACQGLG FVVSLIGIAG IIAATCMDQW STQDLYNNPV TAVFNYQGLW RSCVRESSGF TECRGYFTLL GLPAMLQAVR ALMIVGIVLG AIGLLVSIFA LKCIRIGSME DSAKANMTLT SGIMFIVSGL CAIAGVSVFA NMLVTNFWMS TANMYTGMGG MVQTVQTRYT FGAALFVGWV AGGLTLIGGV MMCIACRGLA PEETNYKAVS YHASGHSVAY KPGGFKASTG FGSNTKNKKI YDGGARTEDE VQSYPSKHDY V(配列番号:200)
【0190】
クローディン18.2結合部分は、クローディン18.2、その断片、またはその変異体に特異的に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、ヒトクローディン18.2に特異的に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、クローディン18.2の細胞外ドメインに特異的に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、クローディン18.2の最初の細胞外ループに特異的に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、クローディン18.2の第2の細胞外ループに特異的に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、クローディン18.2の第1および第2の細胞外ループの両方に特異的に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、クローディン18.1に対する抗体の親和性より少なくとも20倍大きい親和性でクローディン18.2に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、クローディン18.1に対する抗体の親和性より少なくとも50倍大きい親和性でクローディン18.2に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、クローディン18.1に対する抗体の親和性より少なくとも100倍大きい親和性でクローディン18.2に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、クローディン18.1に検出可能に結合しない。
【0191】
抗体は、a Fab’、a F(ab’)2、a Fv、a scFv、a(scFv)2、IgG1抗体、IgG2抗体、IgG3抗体、またはIgG4抗体であってもよい。
【0192】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は抗体を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、抗体の抗原結合断片を含む。いくつかの実施形態において、抗体は、IgA、IgD、IgE、IgG、またはIgM抗体である。いくつかの実施形態において、抗体は、IgA抗体である。いくつかの実施形態において、抗体は、IgD抗体である。いくつかの実施形態において、抗体は、IgE抗体である。いくつかの実施形態において、抗体は、IgG抗体である。いくつかの実施形態において、抗体は、IgM抗体である。いくつかの実施形態において、抗体は、IgG1抗体である。いくつかの実施形態において、抗体は、IgG2抗体である。いくつかの実施形態において、抗体は、IgG3抗体である。いくつかの実施形態において、抗体は、IgG4抗体である。
【0193】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分はFabを含む。いくつかの実施形態において、抗体はFab’である。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、F(ab’)2を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、Fvを含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、scFvを含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、ジスルフィド結合されたscFv [(scFv)2]を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、ダイアボディ(dAb)を含む。
【0194】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、組換え抗体を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、モノクローナル抗体を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、ポリクローナル抗体を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、キメラ抗体を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、ヒト化抗体を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、ヒト抗体を含む。
【0195】
いくつかの実施形態において、抗体は単離される。いくつかの実施形態において、抗体は本質的に純粋である。
【0196】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、二重特異性結合部分を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、多重特異性結合部分を含む。
【0197】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分(例えば、抗体)は、一価結合部分を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分(例えば、抗体)は、単一特異性結合部分を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分(例えば、抗体)は、二価結合部分を含む。いくつかの実施形態において、二価結合部分は、2つの抗体を含む。いくつかの実施形態において、二価結合部分は、第一の抗体および第二の抗体を含む。いくつかの実施形態において、第一の抗体および第二の抗体は、リンカーによって接続されている。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分(例えば、抗体)は、N末端からC末端まで、第一の抗体、リンカー、および第二の抗体を含む。いくつかの実施形態において、第二の抗体は、第一の抗体のタンデムリピートである。いくつかの実施形態において、第一の抗体および第二の抗体は、クローディン18.2の異なるエピトープを認識する。いくつかの実施形態において、第一の抗体および第二の抗体は、クローディン18.2の同じエピトープを認識する。
【0198】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分はモノクローナル抗体である。モノクローナル抗体は、当業者に知られている任意の方法によって調製することができる。1つの例示的な方法は、ファージまたはリボソームディスプレイライブラリーなどのタンパク質発現ライブラリーをスクリーニングすることである。ファージディスプレイは、例えば、Ladnerら、米国特許第5,223,409号、Smith(1985)Science 228:1315~1317、およびWO 92/18619に記述されている。いくつかの実施形態において、組換えモノクローナル抗体は、所望の種の可変ドメインまたはCDRを発現するファージディスプレイライブラリーから単離される。ファージライブラリーのスクリーニングは、当技術分野において周知の任意の技術によって行うことができる。
【0199】
ヒト化抗体との高親和性結合を達成するための方法は、当技術分野において周知である。そのような方法としては、可変領域の超変異およびそのような高親和性抗体(親和性成熟)を発現する細胞の選択が挙げられるが、これらに限定されない。ディスプレイライブラリーを使用することに加えて、特定の抗原(例えば、組換えクローディン18.2またはそのエピトープ)を使用してげっ歯類などの非ヒト動物を免疫することができる。ある特定の実施形態において、げっ歯類抗原結合断片(例えば、マウス抗原結合断片)は、当技術分野において周知の方法および/または本明細書に開示されている方法を使用して生成、単離することができる。いくつかの実施形態において、マウスは、抗原(例えば、組換えクローディン18.2またはそのエピトープ)で免疫化することができる。
【0200】
いくつかの実施形態において、モノクローナル抗体は、当業者に知られているハイブリドーマ法によって調製される。例えば、マウス、ラット、ウサギ、ハムスター、または他の適切な宿主動物は、ハイブリドーマ法によって前述のように免疫化される。いくつかの実施形態において、リンパ球は、インビトロで免疫化される。いくつかの実施形態において、免疫化抗原は、ヒトタンパク質またはその断片である。いくつかの実施形態において、免疫化抗原は、ヒトタンパク質またはその断片である。
【0201】
免疫の後、リンパ球を単離し、例えば、ポリエチレングリコールを用いて適切な骨髄腫細胞株と融合させる。当技術分野において周知の特殊培地を用いてハイブリドーマ細胞を選択するが、融合していないリンパ球および骨髄腫細胞は、この選択過程を生き延びられない。選択された抗原に対して特異的に作製されたモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマを、様々な方法によって特定ことができる。このような方法としては、免疫沈降、イムノブロッティング、およびインビトロ結合アッセイ(例えば、フローサイトメトリー、FACS、ELISA、SPR(例えば、Biacore)、およびラジオイムノアッセイ)が挙げられるが、これらに限定されない。所望の特異性、親和性、および/または活性を有する抗体を産生するハイブリドーマ細胞が特定されると、クローンを限界希釈または他の技術によってサブクローン化してもよい。ハイブリドーマは、標準的な方法を使用したインビトロ培養、または動物の腹水腫瘍としてのインビボのいずれかで増殖させることができる。モノクローナル抗体は、当技術分野における標準的な方法に従って、培地または腹水から精製することができる。こうした標準的な方法としては、アフィニティークロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー、ゲル電気泳動、および透析が挙げられるが、これらに限定されない。
【0202】
いくつかの実施形態において、モノクローナル抗体は、当業者に知られている組換えDNA技術を使用して作製される。例えば、抗体をコードするポリヌクレオチドを、成熟B細胞またはハイブリドーマ細胞から、例えば、抗体の重鎖および軽鎖をコードする遺伝子を特異的に増幅するオリゴヌクレオチドプライマーを用いるRT‐PCRによって単離し、それらの配列を、標準的な技術を使用して決定する。次に、重鎖および軽鎖をコードする単離されたポリヌクレオチドを、トランスフェクションされていなければ免疫グロブリンタンパク質を産生しない大腸菌、シミアンCOS細胞、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞または骨髄腫細胞などの宿主細胞へトランスフェクトされた場合にモノクローナル抗体を産生する適切な発現ベクターにクローン化する。
【0203】
いくつかの実施形態において、組換えモノクローナル抗体は、所望の種の可変ドメインまたはCDRを発現するファージディスプレイライブラリーから単離される。ファージライブラリーのスクリーニングは、当技術分野において周知の様々な技術によって達成することができる。
【0204】
いくつかの実施形態において、モノクローナル抗体は、組換えDNA技術を使用して改変され、代替抗体を生成する。いくつかの実施形態において、マウスモノクローナル抗体の軽鎖および重鎖の定常ドメインは、ヒト抗体の定常領域で置換され、キメラ抗体を生成する。いくつかの実施形態において、定常領域は、切断されるかまたは除去され、モノクローナル抗体の所望の抗体断片を生成する。いくつかの実施形態において、可変領域の部位特異的または高密度な突然変異誘発は、モノクローナル抗体の特異性および/または親和性を最適化するために使用される。
【0205】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分はヒト化抗体である。ヒト化抗体を生成するための様々な方法が当技術分野において周知である。いくつかの実施形態において、ヒト化抗体は、非ヒトである供給源からその配列に導入された1つまたは複数のアミノ酸残基を含む。いくつかの実施形態において、ヒト化は、1つまたは複数の非ヒトCDR配列をヒト抗体の対応するCDR配列で置換することによって行われる。いくつかの実施形態において、ヒト化抗体は、非ヒト抗体(例えば、重鎖または軽鎖抗体)のCDRのすべて(3つ)をヒト抗体の対応するCDRで置換することによって構築される。いくつかの実施形態において、ヒト化抗体は、非ヒト抗体(例えば、マウス抗体」のCDRすべて(6つ)をヒト抗体の対応するCDRで置換することによって構築される。
【0206】
ヒト化抗体を生成するために使用されるヒト重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域は、様々な要因に基づいて、当技術分野において周知の様々な方法を使用して選択することができる。いくつかの実施形態において、軽鎖または重鎖の特定のサブグループのすべてのヒト抗体のコンセンサス配列に由来する特定の可変領域断片が、可変領域断片として選択される。いくつかの実施形態において、可変領域断片配列は、最も豊富なヒトサブクラスのコンセンサス配列に由来する。いくつかの実施形態において、ヒト生殖系列遺伝子は、可変領域断片配列の供給源として使用される。
【0207】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、ヒト抗体である。ヒト抗体は、当技術分野において周知の様々な技術を使用して調製することができる。いくつかの実施形態において、ヒト抗体は、インビトロで免疫化された不死化ヒトBリンパ球から生成される。いくつかの実施形態において、ヒト抗体は、免疫された個体から単離されたリンパ球から生成される。いずれの場合でも、標的抗原に対する抗体を産生する細胞を生成し、単離することができる。いくつかの実施形態において、ヒト抗体は、ヒト抗体を発現するファージライブラリーから選択される。あるいは、ファージディスプレイ技術を使用して、免疫されていないドナー由来の免疫グロブリン可変領域遺伝子レパートリーから、インビトロでヒト抗体および抗体断片を生成することができる。抗体ファージライブラリーを生成および使用するための技術は、当技術分野において周知である。抗体が特定されると、当技術分野において周知の親和性成熟戦略(鎖シャッフリングおよび部位特異的な突然変異誘発を含むが、これらに限定されない)を利用して、高親和性ヒト抗体を作製することができる。いくつかの実施形態において、ヒト抗体は、ヒト免疫グロブリン遺伝子座を含有するトランスジェニックマウスにおいて産生される。免疫によって、これらのマウスは、内因性免疫グロブリンを産生せずに、ヒト抗体の全レパートリーを産生することができる。
【0208】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、クローディン18.2に結合する抗体である。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体は、ヒトクローディン18.2に結合する。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体は、クローディン18.2エピトープに結合する。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体は、クローディン18.2の細胞外ドメインに結合する。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体は、クローディン18.2の最初の細胞外ループに結合する。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体は、クローディン18.2の第2の細胞外ループに結合する。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体は、クローディン18.1に対する抗体の親和性より少なくとも20倍大きい親和性でクローディン18.2に結合する。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体は、クローディン18.1に対する抗体の親和性より少なくとも50倍大きい親和性でクローディン18.2に結合する。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体は、クローディン18.1に対する抗体の親和性より少なくとも100倍大きい親和性でクローディン18.2に結合する。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体は、クローディン18.1に検出可能に結合しない。
【0209】
抗体のCDRは、当業者が様々な方法/システムを使用することによって定義される。これらのシステム、および/または定義は、何年にわたって開発および改良されており、Kabat、Chothia、IMGT、AbM、およびContactを含む。Kabatの定義は、配列変動性に基づき、また最も一般的に使用される。Chothiaの定義は、構造ループ領域の位置に基づいている。IMGTシステムは、可変ドメインの構造内の配列の変動性と位置に基づいている。AbMの定義は、KabatとChothiaのとの折衷であり、Contactの定義は、利用可能な抗体の結晶構造の分析に基づいている。例示的なシステムとしては、KabatとChothiaの組み合わせが挙げられる。当業者に知られているように、ソフトウェアプログラム(例えば、abYsis)は抗体配列の分析およびCDRの決定に利用可能である。
【0210】
本明細書における特異的なCDR配列は、一般にKabatとChothiaの定義の組み合わせ(例示的なシステム)に基づいて定義される。しかし、特異抗体の重鎖CDRまたはCDRおよび/または軽鎖CDRまたはCDRは、当業者に知られているすべてのCDR定義を包含することが理解されるであろう。
【0211】
本明細書において提供するクローディン18.2結合部分は、本明細書において提供する抗クローディン18.2抗体、およびそのヒト化型を含む。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体は、260G9E8、252F1B10、257B1G9、265E6G2、250F4G4、262C7C10、240F8G2、232C5E3、252E7C9、257G7B9、241H10A1、273C10E5、185F2G12、194D3B2、207F8G5、222B6G5、182D10F1、234B9D4、253E4F7、198F10B8、213B10A4、370E2B12C3、237D2A4、203A6C9、201F4H6、429H6C5、407D8G1、419B5G9、393C2C5、412B6E4、414A5F7、418D2F9、410H6H3、その他59B6C4、246B5F2(IgM)、418G6A5、417A6F11、28C5B1、35E8D2、61H12G10、69D5C1、181C7B2、196A12B10、232D7C8、233D5E5、232F1E4、231H4G11、226A4B5、235A10C9、239H12G9、248E6A7、254A8D5、259C6F4および280F3B6を含む。
【0212】
表1および2に示すように、本明細書において提供する抗クローディン18.2抗体は、CDR配列類似性に基づいて5つのグループに分類することができる。
【0213】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載される抗体のいずれかの1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、および/または6つのCDRを含む抗クローディン18.2抗体である。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体は、表1に示す1つ、2つ、および/または3つのVH CDRまたは可変領域を含む。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体は、表2に示す1つ、2つ、および/または3つのVL CDRまたは可変領域を含む。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体は、表1に示す1つ、2つ、および/または3つのVH CDRまたは可変領域、ならびに表2に示す1つ、2つ、および/または3つのVL CDRまたは可変領域を含む。
【0214】
表1および2の重鎖可変領域CDRおよび軽鎖可変領域CDRは、Kabat番号付けシステムによって定義されている。しかし、当技術分野において周知のように、重鎖/軽鎖可変領域配列に基づいて、Chothia、IMGT、AbMなどの他のシステム、またはContact番号付けシステム/方法によってCDR領域を決定することもできる。
【0215】
【0216】
【0217】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、抗体を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、ヒト化抗体を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載される抗体由来のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2、および/またはVL CDR3を有する抗体を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるヒト化型の抗体を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載される抗クローディン18.2抗体の変異体を含む。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体の変異体は、1~30個の保存的アミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体の変異体は、1~25個の保存的アミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体の変異体は、1~20個の保存的アミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体の変異体は、1~15個の保存的アミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体の変異体は、1~10個の保存的アミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体の変異体は、1~5個の保存的アミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体の変異体は、1~3個の保存的アミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態において、保存的アミノ酸置換は、抗体のCDRに存在する。いくつかの実施形態において、保存的アミノ酸置換は、抗体のCDRに存在しない。いくつかの実施形態において、保存的アミノ酸置換は、抗体のフレームワーク領域に存在する。
【0218】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(a)重鎖可変領域(VH)および/または(b)軽鎖可変領域(VL)を含む。重鎖可変領域(VH)は、(1)配列番号69~88、203~210、392、397、402、406、409、413、417、427、430、433、434、436、444、447、および450からなる群から選択されるアミノ酸配列または1つ、2つ、3つ、または4つのアミノ酸置換を備えるその変異体を備えるVH CDR1と、(2)配列番号89~116、201、202、211~224、390、391、393、395、398、400、401、403、405、407、410、412、414、418、419、421、423、425、426、428、432、435、437、438、439、440、442、445、448、451、および453からなる群から選択されるアミノ酸配列または1つ、2つ、3つ、または4つのアミノ酸置換を備えるその変異体を備えるVH CDR2と、(3)配列番号117~135、225~232、394、396、399、404、408、411、415、416、420、422、424、429、431、441、443、446、449、452、および454からなる群から選択されるアミノ酸配列または1つ、2つ、3つ、または4つのアミノ酸置換を備えるその変異体を備えるVH CDR3とを含む。軽鎖可変領域(VL)は、(1)配列番号136~142、233~240、456、458、460、465、472、475、476、478、479、480、482、485、488、および491からなる群から選択されるアミノ酸配列または1つ、2つ、3つ、または4つのアミノ酸置換を備えるその変異体を備えるVL CDR1と、(2)配列番号143~149、241、457、461、463、466、473、486、489、および492からなる群から選択されるアミノ酸配列または1つ、2つ、3つ、または4つのアミノ酸置換を備えるその変異体を備えるVL CDR2と、(3)配列番号150~173、242~250、455、459、462、464、467、468、469、470、471、474、477、470、474、481、483、484、487、490、493、および494からなる群から選択されるアミノ酸配列または1つ、2つ、3つ、または4つのアミノ酸置換を備えるその変異体を備えるVL CDR3とを含む。いくつかの実施形態において、CDR(VH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2および/またはVL CDR3)は、1つのアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態において、CDR(VH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2および/またはVL CDR3)は、2つのアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態において、CDR(VH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2および/またはVL CDR3)は、3つのアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態において、CDR(VH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2および/またはVL CDR3)は、4つのアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のアミノ酸置換は、保存的置換である。いくつかの実施形態において、1つまたは複数の置換は、ヒト化プロセスの一部とする。いくつかの実施形態において、1つまたは複数の置換は、生殖細胞系列のヒト化プロセスの一部とする。いくつかの実施形態において、1つまたは複数の置換は、親和性成熟プロセスの一部とする。いくつかの実施形態において、1つまたは複数の置換は、最適化プロセスの一部とする。
【0219】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、グループ1抗体として、本明細書に記載される抗体由来のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2、および/またはVL CDR3を有する抗体を含む。グループ1抗体は、260G9E8、252F1B10、257B1G9、265E6G2、250F4G4、262C7C10、240F8G2、232C5E3、252E7C9、257G7B9、241H10A1、および273C10E5を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ1抗体由来のVH CDR1、CDR2、CDR3および/またはVL CDR1、CDR2、CDR3、またはそのヒト化型を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ1抗体由来のVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ1抗体由来のVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ1抗体由来のVH CDR1、CDR2、およびCDR3、ならびにVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるヒト化型のグループ1抗体である。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ1抗体の変異体である。
【0220】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるヒト化型のグループ1抗体を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ1抗クローディン18.2抗体の変異体を含む。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体の変異体は、1~30個、1~25個、1~20個、1~15個、1~10個、1~5個、または1~3個の保存的アミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態において、保存的アミノ酸置換は、抗体のCDRに存在する。いくつかの実施形態において、保存的アミノ酸置換は、抗体のCDRに存在しない。いくつかの実施形態において、保存的アミノ酸置換は、抗体のフレームワーク領域に存在する。
【0221】
いくつかの実施形態において、(a)重鎖可変領域(VH)および/または(b)軽鎖可変領域(VL)を含み、前記重鎖可変領域(VH)は、(1)X1X2X3X4X5(X1はSまたはN、X2はH、Y、またはF、X3はNまたはG、X4はM、I、またはL、X5はHまたはN、配列番号:174である)を備える重鎖CDR1(VH CDR1)と、(2)X6IX7PGX8GX9X10X11YNX12X13FX14X15(X6はYまたはW、X7はYまたはF、X8はNまたはD、X9はG、R、またはN、X10はT、N、またはS、X11はK、N、またはY、X12はQまたはE、X13はKまたはN、X14はTまたはK、X15はGまたはA、配列番号:175である)を備える重鎖CDR2(VH CDR2)と、(3)X16YYGNSFX17X18(X16はDまたはF、X17はAまたはV、X18はYまたはN、配列番号:176である)を備える重鎖CDR3(VH CDR3)とを含み、前記軽鎖可変領域(VL)は、(1)KSSQSLX19NSGNQKNYLT(X19はLまたはF、配列番号:186である)を備える軽鎖CDR1(VL CDR1)と、(2)WAX20TRES(X20はSまたはA、配列番号:187である)を備える軽鎖CDR2(VL CDR2)と、(3)QNX21X22X23X24PX25X26(X21は、D、G、またはN、X22はYまたはF、X23は、M、R、S、W、Y、またはF、X24はFまたはY、X25はFまたはL、X26はTまたはP、配列番号:188である)を備える軽鎖CDR3(VL CDR3)とを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0222】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(a)VHおよび/または(b)VLを含む。VHは、(1)SHNMH(配列番号:69)を備えるVH CDR1と、(2)YIYPGNGGTNYNQKFKG(配列番号:90)を備えるVH CDR2と、(3)DYYGNSFAY(配列番号:117)とを含む。VLは、(1)KSSQSLLNSGNQKNYLT(配列番号:136)を備えるVL CDR1と、(2)WASTRES(配列番号:143)を備えるVL CDR2と、(3)QNDYRYPFT(配列番号:151)を備えるVL CDR3とを含む。
【0223】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ69、89、および117のアミノ酸配列、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および150のアミノ酸配列、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0224】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ69、90、および117のアミノ酸配列、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ137、143、および151のアミノ酸配列、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0225】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ70、90、および117のアミノ酸配列、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および152のアミノ酸配列、またはCDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0226】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ69、91、および117のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ137、143、および153のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0227】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ71、92、および117のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および154のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0228】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ72、93、および117のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および155のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0229】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ69、94、および118のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および156のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0230】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ73、95、および117のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ137、143、および157のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0231】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ74、96、および119のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、144、および158のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0232】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ74、96、および130のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、144、および158のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0233】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ69、202、および118のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および455のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0234】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ72、90、および117のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ137、143、および153のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0235】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ69、390、および118のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および249のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0236】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書にグループ2抗体として記載される抗体、すなわち185F2G12、194D3B2、207F8G5、222B6G5、182D10F1、234B9D4、253E4F7、241H10A1、または273C10E5由来のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2、および/またはVL CDR3を有する抗体を含む。
【0237】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ2抗体由来のVH CDR1、CDR2、およびCDR3、および/またはVL CDR1、CDR2、およびCDR3、またはそのヒト化型を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ2抗体由来のVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ2抗体由来のVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ2抗体由来のVH CDR1、CDR2、およびCDR3、ならびにVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ2抗体のヒト化型である。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ2抗体の変異体である。
【0238】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ2抗体のヒト化型を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ2抗クローディン18.2抗体の変異体を含む。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体の変異体は、1~30個、1~25個、1~20個、1~15個、1~10個、1~5個、または1~3個の保存的アミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態において、保存的アミノ酸置換は、抗体のCDRに存在する。いくつかの実施形態において、保存的アミノ酸置換は、抗体のCDRに存在しない。いくつかの実施形態において、保存的アミノ酸置換は、抗体のフレームワーク領域に存在する。
【0239】
いくつかの実施形態において、(a)VHおよび/または(b)VLを含み、前記VHは、(1)SYX27X28H(X27はNまたはY、X28はMまたはI、配列番号:177である)を備えるVH CDR1と、(2)YIX29PX30NGGX31X32YX33X34KFX35X36(X29はY、S、またはD、X30はGまたはF、X31はTまたはS、X32はN、Y、またはR、X33はSまたはN、X34はQまたはL、X35はK、R、またはE、X36はGまたはD、配列番号:178である)を備えるVH CDR2と、(3)X37RX38X39X40Y(X37はGまたはL、X38はGまたはF、X39はFまたはL、X40はAまたはT、配列番号:179である)を備えるVH CDR3とを含み、前記VLは、(1)KSSQSLX41NX42GNQX43NYLX44(X41はFまたはL、X42はTまたはS、X43はKまたはE、X44はTまたはI、配列番号:189である)を備えるVL CDR1と、(2)RASTRX45S(X45はE、D、またはQ、配列番号:190である)を備えるVL CDR2と、(3)QNDX46SYPLT(X46はFまたはY、配列番号:191である)を備えるVL CDR3とを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0240】
いくつかの実施形態において、(a)VHおよび/または(b)VLを含み、前記VHは、(1)SYNIH(配列番号:75)を備えるVH CDR1と、(2)YIYPGNGGTNYNQKFKG(配列番号:90)を備えるVH CDR2と、(3)GRGFAY(配列番号:120)とを含み、前記VLは、(1)KSSQSLFNSGNQKNYLT(配列番号:137)を備えるVL CDR1と、(2)RASTRES(配列番号:145)を備えるVL CDR2と、(3)QNDYSYPLT(配列番号:160)を備えるVL CDR3とを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0241】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ70、97、および120のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ138、145、および159のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0242】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ70、98、および120のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、145、および160のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0243】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ75、99、および120のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ139、146、および160のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0244】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ75、100、および120のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ139、146、および160のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0245】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ70、90、および121のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ137、145、および160のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0246】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ76、101、および122のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ140、147、および160のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0247】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ76、101、および123のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、147、および160のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0248】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、370E2B12C3、237D2A4、203A6C9、および201F4H6を含んでいるグループ3抗体としての抗体由来のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2、および/またはVL CDR3を有する抗体を含む。
【0249】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ3抗体由来のVH CDR1、CDR2、およびCDR3、および/またはVL CDR1、CDR2、およびCDR3、またはそのヒト化型を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ3抗体由来のVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ3抗体由来のVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ3抗体由来のVH CDR1、CDR2、およびCDR3、ならびにVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ3抗体のヒト化型である。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ3抗体の変異体である。
【0250】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ3抗体のヒト化型を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ3抗クローディン18.2抗体の変異体を含む。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体の変異体は、1~30個、1~25個、1~20個、1~15個、1~10個、1~5個、または1~3個の保存的アミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態において、保存的アミノ酸置換は、抗体のCDRに存在する。いくつかの実施形態において、保存的アミノ酸置換は、抗体のCDRに存在しない。いくつかの実施形態において、保存的アミノ酸置換は、抗体のフレームワーク領域に存在する。
【0251】
いくつかの実施形態において、(a)VHおよび/または(b)VLを含み、前記VHは、(1)X47YGVX48(X47はT、S、またはR、X48はHまたはS、配列番号:180である)を備えるVH CDR1と、(2)VIWX49X50GX51TX52YX53X54X55X56X57S(X49はA、G、またはS、X50はGまたはD、X51はSまたはN、X52はNまたはD、X53はNまたはH、X54はSまたはA、X55はAまたはT、X56はLまたはF、X57はMまたはI、配列番号:181である)を備えるVH CDR2と、(3)X58X59X60X61GNX62X63DY(X58はAまたはヌル、X59はA、G、またはV、X60はYまたはR、X61はY、F、またはヌル、X62はA、G、またはS、X63はL、F、またはM、配列番号:182である)を備えるVH CDR3とを含み、前記VLは、(1)KSSQX64LLNSGNQKX65YLT(X64はTまたはS、X65はNまたはS、配列番号:192である)を備えるVL CDR1と、(2)WASTX66X67S(X66はGまたはR、X67はEまたはD、配列番号:193である)を備えるVL CDR2と、(3)QNX68YX69X70PX71T(X68は、A、D、N、またはV、X69はF、S、またはI、X70はYまたはF、X71はFまたはL、配列番号:194である)を備えるVL CDR3とを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0252】
いくつかの実施形態において、(a)VHおよび/または(b)VLを含み、前記VHは、(1)SYGVS(配列番号:78)を備えるVH CDR1と、(2)VIWAGGSTNYHSALMS(配列番号:197)を備えるVH CDR2と、(3)AAYYGNALDY(配列番号:198)とを含み、前記VLは、(1)KSSQSLLNSGNQKNYLT(配列番号:136)を備えるVL CDR1と、(2)WASTRES(配列番号:143)を備えるVL CDR2と、(3)QNAYFYPFT(配列番号:161)を備えるVL CDR3とを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0253】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ77、102、および124のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ141、148、および161のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0254】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ78、103、および125のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および162のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0255】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ79、104、および126のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、149、および163のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0256】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ78、105、および127のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ142、143、および164のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0257】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ209、103、および125のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および162のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0258】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、429H6C5、407D8G1、419B5G9、393C2C5、412B6E4、414A5F7、418D2F9、および410H6H3を含んでいる、本明細書にグループ4抗体として記載される抗体由来のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2、および/またはVL CDR3を有する抗体を含む。
【0259】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ4抗体由来のVH CDR1、CDR2、およびCDR3、および/またはVL CDR1、CDR2、およびCDR3、またはそのヒト化型を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ4抗体由来のVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ4抗体由来のVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ4抗体由来のVH CDR1、CDR2、およびCDR3、ならびにVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ4抗体のヒト化型である。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ4抗体の変異体である。
【0260】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ4抗体のヒト化型を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ4抗クローディン18.2抗体の変異体を含む。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体の変異体は、1~30個、1~25個、1~20個、1~15個、1~10個、1~5個、または1~3個の保存的アミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態において、保存的アミノ酸置換は、抗体のCDRに存在する。いくつかの実施形態において、保存的アミノ酸置換は、抗体のCDRに存在しない。いくつかの実施形態において、保存的アミノ酸置換は、抗体のフレームワーク領域に存在する。
【0261】
いくつかの実施形態において、(a)VHおよび/または(b)VLを含み、前記VHは、(1)X72X73GMH(X72はS、G、またはT、X73はFまたはS、配列番号:183である)を備えるVH CDR1と、(2)YIX74X75GSX76X77IX78YAX79X80X81X82G(X74はSまたはN、X75はS、G、またはT、X76はS、R、T、またはN、X77はTまたはP、X78はYまたはF、X79はDまたはH、X80はTまたはS、X81はVまたはL、X82はKまたはQ、配列番号:184である)を備えるVH CDR2と、(3)X83YYGNSFX84X85(X83はFまたはI、X84はV、D、またはA、X85は、Y、N、またはH、配列番号:185である)を備えるVH CDR3とを含み、前記VLは、(1)SSQX86LLNSGNQKNYLT(X86はSまたはT、配列番号:195である)を備えるVL CDR1と、(2)WASTRES(配列番号:143)を備えるVL CDR2と、(3)QNX87YX88X89PX90T(X87はA、D、またはN、X88はI、S、T、またはY、X89はYまたはF、X90はLまたはV、配列番号:196である)を備えるVL CDR3とを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0262】
いくつかの実施形態において、(a)VHおよび/または(b)VLを含み、前記VHは、(1)SGFTFSSFGMH(配列番号:80)を備えるVH CDR1と、(2)YISSGSSTIYYADTVKG(配列番号:199)を備えるVH CDR2と、(3)FYYGNSFAY(配列番号:130)とを含み、前記VLは、(1)KSSQSLLNSGNQKNYLT(配列番号:136)を備えるVL CDR1と、(2)WASTRES(配列番号:143)を備えるVL CDR2と、(3)QNAYSYPLT(配列番号:167)を備えるVL CDR3とを含む、クローディン18.2に特異的に結合する結合部分を提供する。
【0263】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ80、106、および128のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および165のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0264】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ81、107、および129のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および166のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0265】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ82、108、および130のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および167のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0266】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ80、109、および130のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ141、143、および168のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0267】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ83、110、および130のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および169のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0268】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ80、109、および131のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ141、143、および170のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0269】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ80、111、および132のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および160のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0270】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ84、112、および132のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および171のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0271】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ81、391、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および162のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0272】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ80、109、および131のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ141、143、および167のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0273】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ81、107、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ141、143、および166のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0274】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、59B6C4、246B5F2、418G6A5、417A6F11、28C5B1、35E8D2、61H12G10、69D5C1、181C7B2、196A12B10、232D7C8、233D5E5、232F1E4、231H4G11、226A4B5、235A10C9、239H12G9、248E6A7、254A8D5、259C6F4または280F3B6を含んでいるグループ「その他」抗体として指定される抗体由来のVH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2、および/またはVL CDR3を有する抗体を含む。
【0275】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ「その他」抗体由来のVH CDR1、CDR2、およびCDR3、および/またはVL CDR1、CDR2、およびCDR3、またはそのヒト化型を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ「その他」抗体由来のVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ「その他」抗体由来のVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ「その他」抗体由来のVH CDR1、CDR2、およびCDR3、ならびにVL CDR1、CDR2、およびCDR3を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ「その他」抗体のヒト化型である。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ「その他」抗体の変異体である。
【0276】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載されるグループ「その他」の抗体の変異体を含む。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体の変異体は、1~30個、1~25個、1~20個、1~15個、1~10個、1~5個、または1~3個の保存的アミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態において、保存的アミノ酸置換は、抗体のCDRに存在する。いくつかの実施形態において、保存的アミノ酸置換は、抗体のCDRに存在しない。いくつかの実施形態において、保存的アミノ酸置換は、抗体のフレームワーク領域に存在する。
【0277】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ85、113、および133のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および172のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0278】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ86、114、および134のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および172のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0279】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ87、115、および131のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および167のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0280】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ88、116、および135のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および173のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0281】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ203、211、および225のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ233、241、および242のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0282】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ204、212、および226のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および243のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0283】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ205、213、および227のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ234、143、および244のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0284】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ206、214、および131のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ235、143、および245のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0285】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ207、215、および228のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および163のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0286】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ208、216、および229のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ236、143、および246のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0287】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ69、90、および230のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ237、143、および151のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0288】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ69、217、および117のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ137、143、および247のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0289】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ209、218、および231のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および248のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0290】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ72、219、および117のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ238、143、および157のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0291】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ75、220、および120のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ137、145、および160のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0292】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ69、221、および117のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および150のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0293】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ72、222、および118のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および151のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0294】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ69、223、および118のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ239、143、および249のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0295】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ210、224、および232のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ240、143、および245のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0296】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ72、217、および118のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および250のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0297】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ69、90、および117のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VH CDR1、VH CDR2、およびVH CDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ137、143、および153のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、VL CDR2、およびVL CDR3を含んでいるVLを含む。
【0298】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ85、113、および133のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および172のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0299】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ392、393、および394のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および163のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0300】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ392、395、および396のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および163のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0301】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ397、398、および399のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ456、457、および250のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0302】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ75、400、および120のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ458、146、および160のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0303】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ70、401、および120のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、145、および160のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0304】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ402、403、および404のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ240、143、および244のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0305】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ69、219、および117のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ137、143、および157のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0306】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ71、405、および117のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および459のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0307】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ406、407、および408のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ460、461、および462のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0308】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ69、90、および117のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ137、463、および464のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0309】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ409、410、および411のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ465、466、および162のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0310】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ69、219、および416のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ137、143、および157のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0311】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ76、412、および411のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ140、147、および160のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0312】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ413、414、および415のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および467のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0313】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ417、418、および232のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および244のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0314】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ69、419、および420のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および468のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0315】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ205、421、および422のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および469のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0316】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ205、423、および424のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および154のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0317】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ81、391、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ240、143、および166のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0318】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ88、425、および135のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および470のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0319】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ81、426、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および166のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0320】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ80、109、および130のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および471のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0321】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ427、428、および429のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ472、473、および474のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0322】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ81、391、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ475、143、および166のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0323】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ430、391、および431のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ476、143、および166のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0324】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ80、109、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および477のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0325】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ80、391、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ478、143、および166のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0326】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ81、432、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ475、143、および166のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0327】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ433、391、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ475、143、および166のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0328】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ80、109、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ479、143、および163のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0329】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ434、435、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ240、143、および166のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0330】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ436、428、および429のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ472、473、および474のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0331】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ80、437、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ479、143、および163のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0332】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ81、391、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ478、143、および166のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0333】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ81、438、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および166のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0334】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ81、391、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ480、143、および481のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0335】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ80、439、および441のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ482、143、および483のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0336】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ433、391、および431のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ475、143、および166のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0337】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ80、442、および443のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および160のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0338】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ80、440、および441のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ482、143、および484のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0339】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ444、445、および446のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ485、486、および487のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0340】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ447、448、および449のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ488、489、および490のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0341】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ450、451、および452のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ491、492、および493のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0342】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ81、453、および129のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および166のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0343】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号がそれぞれ69、89、および454のアミノ酸配列を備えるVH CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVH、および/または配列番号がそれぞれ136、143、および494のアミノ酸配列、またはCDRに1、2、3、4または5個のアミノ酸置換を備えるその変異体を備える、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を含んでいるVLを含む。
【0344】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号1~68、251~290、337~387および495~680からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも約80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号1~68、251~290、337~387および495~680からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、少なくとも約97%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号1~68、251~290、337~387および495~680からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも約85%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号1~68、251~290、337~387、および495~680からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号1~68、251~290、337~387および495~680からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号1~68、251~290、337~387および495~680からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも約97%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号1~68、251~290、337~387および495~680からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも約99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、配列番号1~68、251~290、337~387および495~680からなる群から選択されるアミノ酸配列であるアミノ酸配列を含む。
【0345】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)奇数の配列番号1~68、251~290および495~680、ならびに奇数と偶数の両方の配列番号337~345、348~352、355~362、365~369、372~374、378~380および383~385からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)偶数の配列番号1~68、251~290および495~680、ならびに配列番号346、347、353、354、363、364、370、371、375、376、377、381、382、386および387からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)奇数の配列番号1~68、251~290および495~680、ならびに奇数と偶数の両方の配列番号337~345、348~352、355~362、365~369、372~374、378~380および383~385からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも85%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)偶数の配列番号1~68、251~290および495~680、ならびに配列番号346、347、353、354、363、364、370、371、375、376、377、381、382、386および387からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも85%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)奇数の配列番号1~68、251~290および495~680、ならびに奇数と偶数の両方の配列番号337~345、348~352、355~362、365~369、372~374、378~380および383~385からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)偶数の配列番号1~68、251~290および495~680、ならびに配列番号346、347、353、354、363、364、370、371、375、376、377、381、382、386および387からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)奇数の配列番号1~68、251~290および495~680、ならびに奇数と偶数の両方の配列番号337~345、348~352、355~362、365~369、372~374、378~380および383~385からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)偶数の配列番号1~68、251~290および495~680、ならびに配列番号346、347、353、354、363、364、370、371、375、376、377、381、382、386および387からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)奇数の配列番号1~68、251~290および495~680、ならびに奇数と偶数の両方の配列番号337~345、348~352、355~362、365~369、372~374、378~380および383~385からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)偶数の配列番号1~68、251~290および495~680、ならびに配列番号346、347、353、354、363、364、370、371、375、376、377、381、382、386および387からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)奇数の配列番号1~68、251~290および495~680、ならびに奇数と偶数の両方の配列番号337~345、348~352、355~362、365~369、372~374、378~380および383~385からなる群から選択されるアミノ酸配列 を含むVH、および/または(ii)偶数の配列番号1~68、251~290および495~680、ならびに配列番号346、347、353、354、363、364、370、371、375、376、377、381、382、386および387からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むVL、を含む。
【0346】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号1に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号2に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号1を含むVH、および/または(ii)配列番号2を含むVLを含む。
【0347】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号3に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号4に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号3を含むVH、および/または(ii)配列番号4を含むVLを含む。
【0348】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号5に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号6に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号5を含むVH、および/または(ii)配列番号6を含むVLを含む。
【0349】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号7に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号8に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号7を含むVH、および/または(ii)配列番号8を含むVLを含む。
【0350】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号9に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号10に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号9を含むVH、および/または(ii)配列番号10を含むVLを含む。
【0351】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号11に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号12に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号11を含むVH、および/または(ii)配列番号12を含むVLを含む。
【0352】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号13に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号14に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号13を含むVH、および/または(ii)配列番号14を含むVLを含む。
【0353】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号15に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号16に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号15を含むVH、および/または(ii)配列番号16を含むVLを含む。
【0354】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号17に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号18に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号17を含むVH、および/または(ii)配列番号18を含むVLを含む。
【0355】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号19に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号20に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号19を含むVH、および/または(ii)配列番号20を含むVLを含む。
【0356】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号21に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号22に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号21を含むVH、および/または(ii)配列番号22を含むVLを含む。
【0357】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号23に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号24に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号23を含むVH、および/または(ii)配列番号24を含むVLを含む。
【0358】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号25に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号26に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号25を含むVH、および/または(ii)配列番号26を含むVLを含む。
【0359】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号27に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号28に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号27を含むVH、および/または(ii)配列番号28を含むVLを含む。
【0360】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号29に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号30に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号29を含むVH、および/または(ii)配列番号30を含むVLを含む。
【0361】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号31に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号32に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号31を含むVH、および/または(ii)配列番号32を含むVLを含む。
【0362】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号33に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号34に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号33を含むVH、および/または(ii)配列番号34を含むVLを含む。
【0363】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号35に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号36に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号35を含むVH、および/または(ii)配列番号36を含むVLを含む。
【0364】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号37に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号38に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号37を含むVH、および/または(ii)配列番号38を含むVLを含む。
【0365】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号39に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号40に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号39を含むVH、および/または(ii)配列番号40を含むVLを含む。
【0366】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号41に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号42に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号41を含むVH、および/または(ii)配列番号42を含むVLを含む。
【0367】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号43に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号44に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号43を含むVH、および/または(ii)配列番号44を含むVLを含む。
【0368】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号45に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号46に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号45を含むVH、および/または(ii)配列番号46を含むVLを含む。
【0369】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号47に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号48に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号47を含むVH、および/または(ii)配列番号48を含むVLを含む。
【0370】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号49に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号50に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号49を含むVH、および/または(ii)配列番号50を含むVLを含む。
【0371】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号51に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号52に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号51を含むVH、および/または(ii)配列番号52を含むVLを含む。
【0372】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号53に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号54に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号53を含むVH、および/または(ii)配列番号54を含むVLを含む。
【0373】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号55に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号56に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号55を含むVH、および/または(ii)配列番号56を含むVLを含む。
【0374】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号57に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号58に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号57を含むVH、および/または(ii)配列番号58を含むVLを含む。
【0375】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号59に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号60に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号59を含むVH、および/または(ii)配列番号60を含むVLを含む。
【0376】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号61に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号62に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号61を含むVH、および/または(ii)配列番号62を含むVLを含む。
【0377】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号63に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号64に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号63を含むVH、および/または(ii)配列番号64を含むVLを含む。
【0378】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号65に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号66に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号65を含むVH、および/または(ii)配列番号66を含むVLを含む。
【0379】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号67に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号68に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号67を含むVH、および/または(ii)配列番号68を含むVLを含む。
【0380】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号251に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号252に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号251を含むVH、および/または(ii)配列番号252を含むVLを含む。
【0381】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号253に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号254に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号253を含むVH、および/または(ii)配列番号254を含むVLを含む。
【0382】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号255に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号256に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号255を含むVH、および/または(ii)配列番号256を含むVLを含む。
【0383】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号257に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号258に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号257を含むVH、および/または(ii)配列番号258を含むVLを含む。
【0384】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号259に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号260に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号259を含むVH、および/または(ii)配列番号260を含むVLを含む。
【0385】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号261に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号262に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号261を含むVH、および/または(ii)配列番号262を含むVLを含む。
【0386】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号263に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号264に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号263を含むVH、および/または(ii)配列番号264を含むVLを含む。
【0387】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号265に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号266に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号265を含むVH、および/または(ii)配列番号266を含むVLを含む。
【0388】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号267に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号268に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号267を含むVH、および/または(ii)配列番号268を含むVLを含む。
【0389】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号269に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号270に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号269を含むVH、および/または(ii)配列番号270を含むVLを含む。
【0390】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号271に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号272に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号271を含むVH、および/または(ii)配列番号272を含むVLを含む。
【0391】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号273に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号274に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号273を含むVH、および/または(ii)配列番号274を含むVLを含む。
【0392】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号275に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号276に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号275を含むVH、および/または(ii)配列番号276を含むVLを含む。
【0393】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号277に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号278に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号277を含むVH、および/または(ii)配列番号278を含むVLを含む。
【0394】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号279に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号280に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号279を含むVH、および/または(ii)配列番号280を含むVLを含む。
【0395】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号281に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号282に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号281を含むVH、および/または(ii)配列番号282を含むVLを含む。
【0396】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号283に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号284に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号283を含むVH、および/または(ii)配列番号284を含むVLを含む。
【0397】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号285に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号286に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号285を含むVH、および/または(ii)配列番号286を含むVLを含む。
【0398】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号287に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号288に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号287を含むVH、および/または(ii)配列番号288を含むVLを含む。
【0399】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号289に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号290に対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号289を含むVH、および/または(ii)配列番号290を含むVLを含む。
【0400】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号337~345のいずれかに対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号346および347のいずれかに対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号337~345のいずれかを含むVH、および/または(ii)配列番号346および347のいずれかを含むVLを含む。
【0401】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号348~352のいずれかに対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号353および354のいずれかに対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号348~352のいずれかを含むVH、および/または(ii)配列番号353および354のいずれかを含むVLを含む。
【0402】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号355~362のいずれかに対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号363および364のいずれかに対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号355~362のいずれかを含むVH、および/または(ii)配列番号363および364のいずれかを含むVLを含む。
【0403】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号365~369のいずれかに対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号370および371のいずれかに対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号365~369のいずれかを含むVH、および/または(ii)配列番号370および371のいずれかを含むVLを含む。
【0404】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号372~374のいずれかに対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号375~377のいずれかに対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号372~374のいずれかを含むVH、および/または(ii)配列番号375~377のいずれかを含むVLを含む。
【0405】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号378~380のいずれかに対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号381および382のいずれかに対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号378~380のいずれかを含むVH、および/または(ii)配列番号381および382のいずれかを含むVLを含む。
【0406】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号383~385のいずれかに対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)配列番号386および387のいずれかに対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、(i)配列番号383~385のいずれかを含むVH、および/または(ii)配列番号386および387のいずれかを含むVLを含む。
【0407】
いくつかの実施形態において、表1および2に示すように、クローディン18.2結合部分は、(i)奇数の配列番号495~680のいずれかに対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH、および/または(ii)奇数の配列番号495~680と一致する偶数の配列番号495~680の1つに対して少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL、を含む。いくつかの実施形態において、表1および2に示すように、クローディン18.2結合部分は、(i)奇数の配列番号495~680の1つを含むVH、および/または(ii)奇数の配列番号495~680と一致する偶数の配列番号495~680の1つを含むVL、を含む。
【0408】
いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、本明細書に開示される抗クローディン18.2抗体と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、表1および2にリストされた抗体と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、260G9E8と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、252F1B10と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、257B1G9と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クラスディン18.2への結合について、265E6G2と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、250F4G4と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、262C7C10と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、240F8G2と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、232C5E3と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、252E7C9と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、257G7B9と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、241H10A1と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、273C10E5と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、185F2G12と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、194D3B2と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、207F8G5と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、222B6G5と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、182D10F1と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、234B9D4と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、253E4F7と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、198F10B8と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、213B10A4と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、370E2B12C3と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、237D2A4と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、203A6C9と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、201F4H6と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、429H6C5と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、407D8G1と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、419B5G9と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、393C2C5と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、412B6E4と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、414A5F7と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、418D2F9と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、410H6H3と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、59B6C4と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、246B5F2と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、418G6A5と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、417A6F11と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、28C5B1と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、35E8D2と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、61H12G10と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、69D5C1と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、181C7B2と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、196A12B10と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について232D7C8と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、233D5E5と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、232F1E4と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、231H4G11と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、226A4B5と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、235A10C9と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、239H12G9と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、248E6A7と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、254A8D5と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、259C6F4と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、280F3B6と競合する。いくつかの実施形態において、結合部分は、クローディン18.2への結合について、マウス、キメラおよびヒト化抗体を含む、本明細書に記載される他の抗クローディン18.2抗体のいずれかと競合する。
【0409】
本発明は、本明細書に記載される組換え抗体、モノクローナル抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体、およびヒト抗体、またはそれらの抗体断片に実質的に相同である追加の変異体および同等物をさらに包含する。いくつかの実施形態において、抗体の結合親和性を改善することが望ましい。いくつかの実施形態において、抗体の生物学的特性(特異性、熱安定性、発現レベル、エフェクター機能、グリコシル化、免疫原性、および/または溶解性を含むが、これらに限定されない)を調節することが望ましい。当業者であれば、アミノ酸の変化が抗体の翻訳後プロセス、例えばグリコシル化部位の数または位置もしくは膜アンカー性質を変化させることができることを理解するであろう。
【0410】
変異は、抗体またはポリペプチドをコードする1つまたは複数のヌクレオチドの置換、欠失、または挿入であって、天然の抗体またはポリペプチド配列と比べて、アミノ酸配列に変化を生じさせるものであってもよい。いくつかの実施形態において、アミノ酸置換は、あるアミノ酸を、類似の構造的および/または化学的特性を有する別のアミノ酸で置換すること、例えば、ロイシンをセリンで置換すること、すなわち保存的アミノ酸置換の結果である。挿入または欠失は、約1~5個のアミノ酸の範囲内であってもよい。いくつかの実施形態において、置換、欠失、または挿入は、(イプシロン受容体)、IgA(アルファ受容体)およびIgM(ミュー受容体)を含む。細胞表面上のFc受容体への抗体の結合は、多くの重要で多様な生物学的反応、例えば、抗体被覆粒子の貪食と破壊、免疫複合体のクリアランス、キラー細胞による抗体被覆標的細胞の溶解(抗体依存性細胞傷害、ADCCと呼ばれる)、炎症性メディエーターの放出、胎盤移行、および免疫グロブリン産生の制御を引き起こす。
【0411】
いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるクローディン18.2結合部分は、定常領域の少なくとも1つまたは複数が改変または欠失されている抗体を含む。いくつかの実施形態において、抗体は、3つの重鎖定常領域(CH1、CH2またはCH3)のうち1つまたは複数および/または軽鎖定常領域(CL)に対する修飾を含む。いくつかの実施形態において、改変された抗体の重鎖定常領域は、少なくとも1つのヒト定常領域を含む。いくつかの実施形態において、改変された抗体の重鎖定常領域は、2つまたはそれ以上のヒト定常領域を含む。いくつかの実施形態において、定常領域に対する改変は、1つまたは複数の領域における1つまたは複数のアミノ酸の付加、欠失、または置換を含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数の領域は、改変された抗体の定常領域から部分的または完全に削除される。いくつかの実施形態において、CH2ドメイン全体が抗体から除去されている(ΔCH2コンストラクト)。いくつかの実施形態において、欠失された定常領域は、非存在定常領域により典型的に付与される分子柔軟性の一部を与える短いアミノ酸スペーサーによって置換されることになる。いくつかの実施形態において、改変された抗体は、抗体のヒンジ領域に直接融合されたCH3ドメインを含む。いくつかの実施形態において、改変された抗体は、ヒンジ領域と改変されたCH2および/またはCH3ドメインとの間に挿入されたペプチドスペーサーを含む。
【0412】
抗体の定常領域が数種のエフェクター機能を媒介し、これらのエフェクター機能が抗体のアイソタイプに応じて変化できることは、当技術分野において周知である。例えば、補体のC1成分をIgGまたはIgM抗体(抗原に結合)のFc領域に結合すると、補体系を活性化させる。補体の活性化は、細胞病原体のオプソニン作用および溶解において重要である。また、補体の活性化は、炎症反応を刺激し、そして自己免疫性過敏症に関与する場合もある。さらに、抗体のFc領域は、Fc受容体(FcR)を発現する細胞に結合することができる。IgG(ガンマ受容体)、IgE(イプシロン受容体)、IgA(アルファ受容体)、IgM(ミュー受容体)といった様々なクラスの抗体に特異的な多くのFc受容体が存在する。細胞表面上のFc受容体への抗体の結合は、多くの重要で多様な生物学的反応、例えば、抗体被覆粒子の貪食と破壊、免疫複合体のクリアランス、キラー細胞による抗体被覆標的細胞の溶解(抗体依存性細胞傷害、ADCCと呼ばれる)、炎症性メディエーターの放出、胎盤移行、および免疫グロブリン産生の制御を引き起こす。
【0413】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、Fc領域を含む。ヒトIgG1、IgG2、IgG3、およびIgG4のFc領域のアミノ酸配列は、当業者に知られている。場合によっては、アミノ酸変異を有するFc領域が天然な抗体で認識されている。いくつかの実施形態において、改変された抗体(例えば、改変されたFc領域)は、変化したエフェクター機能をもたらし、これが、今度は、抗体の生物学的プロファイルに影響を与える。例えば、いくつかの実施形態において、定常領域の欠失または不活性化(点突然変異または他の手段による)によって、循環中の修飾された抗体のFc受容体結合を減少させる。いくつかの実施形態において、定常領域の修飾は、抗体の血清半減期を延長する。いくつかの実施形態において、定常領域の修飾は、抗体の血清半減期を短縮させる。いくつかの実施形態において、定常領域の修飾は、抗体のADCCおよび/または補体依存性細胞傷害(CDC)を減少または除去する。いくつかの実施形態において、対応するIgG2またはIgG4残基を有するヒトIgG1 Fc領域における特定のアミノ酸置換は、修飾された抗体におけるエフェクター機能(例えば、ADCCおよびCDC)を低下させる。いくつかの実施形態において、抗体は、1つまたは複数のエフェクター機能(例えば、エフェクターレス抗体)を有さない。いくつかの実施形態において、抗体は、ADCC活性および/またはCDC活性を有さない。いくつかの実施形態において、抗体は、Fc受容体および/または補体因子に結合しない。いくつかの実施形態において、抗体は、エフェクター機能を有さない。いくつかの実施形態において、定常領域の修飾は、抗体のADCCおよび/またはCDCを増加または向上する。いくつかの実施形態において、定常領域は、ジスルフィド結合またはオリゴ糖部分を排除するように改変される。いくつかの実施形態において、定常領域は、1つまたは複数のアミノ酸を付加/置換して1つまたは複数の細胞毒素、オリゴ糖、または炭水化物付着部位を提供するように改変される。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、天然のFc領域と比べて、特定のアミノ酸位置での置換で改変された変異体Fc領域を含む。いくつかの実施形態において、Fc領域は、ヒンジによって融合される。このヒンジは、IgG1ヒンジ、IgG2ヒンジ、またはIgG3ヒンジにすることができる。
【0414】
いくつかの実施形態において、変異体は、抗体またはポリペプチドのアミノ末端および/またはカルボキシル末端でのアミノ酸残基の追加を含んでもよい。追加のアミノ酸残基の長さは、1残基から100以上の残基までの範囲内であってもよい。いくつかの実施形態において、変異体は、N末端メチオニル残基を含む。いくつかの実施形態において、変異体は、融合タンパク質を作製するための追加のポリペプチド/タンパク質(例えば、Fc領域)を含む。いくつかの実施形態において、変異体は、検出可能となるように改変され、検出可能な標識および/またはタンパク質(例えば、蛍光タグまたは酵素)を含んでもよい。
【0415】
本明細書に記載される変異抗体またはポリペプチドは、当技術分野において周知の方法(部位特異的突然変異誘発、アラニンスキャニング突然変異誘発、およびPCR突然変異誘発を含むが、これらに限定されない)によって産生することができる。
【0416】
いくつかの実施形態において、本明細書に開示されるクローディン18.2結合部分の変異体は、親結合部分と類似の程度、同程度、またはより高い程度で標的(例えば、クローディン18.2)を認識する能力を保持することができる。いくつかの実施形態において、変異体のアミノ酸配列は、親結合部分のアミノ酸配列に対して少なくとも約80%、約85%、約90%、約91%、約92%、約93%、約94%、約95%、約96%、約97%、約98%、約99%、またはそれ以上の同一性を有する。いくつかの実施形態において、変異体のアミノ酸配列は、本明細書に開示される抗体のアミノ酸配列に対して少なくとも約80%、約85%、約90%、約91%、約92%、約93%、約94%、約95%、約96%、約97%、約98%、約99%またはそれ以上の同一性を有することができる。
【0417】
ある特定の実施形態において、クローディン18.2結合部分の変異体は、1つまたは複数の保存的アミノ酸置換を有する親のクローディン18.2結合部分のアミノ酸配列を含む。保存的アミノ酸置換は当技術分野で公知であり、ある特定の物理的および/または化学的特性を有するアミノ酸が、同一または類似の化学的または物理的特性を有する別のアミノ酸で置き換えられるアミノ酸置換を含む。
【0418】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分の変異体は、1つまたは複数の非保存的アミノ酸置換を有する親結合部分のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分の変異体は、変異体の1つまたは複数の生物学的活性(例えば、クローディン18.2結合)を妨害または阻害しない1つまたは複数の非保存的アミノ酸置換を有する親結合部分のアミノ酸配列を含む。ある特定の実施形態において、前述の1つまたは複数の保存的アミノ酸置換および/または1つまたは複数の非保存的アミノ酸置換により、変異体の生物学的活性を向上させることができる。その結果、機能的変異体の生物学的活性が親結合部分の生物学的活性よりも高くなる。
【0419】
いくつかの実施形態において、機能的変異体は、結合部分のCDR(例えば、VH CDR1、VH CDR2、VH CDR3、VL CDR1、VL CDR2およびVL CDR3)において1、2、3、4、または5個のアミノ酸置換を有してもよい。
【0420】
いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるクローディン18.2結合部分は、自然にまたは介入によって化学的に修飾される。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、グリコシル化、アセチル化、ペグ化、リン酸化、アミド化、既知の保護/遮断基による誘導体化、タンパク質分解切断、および/または細胞リガンドまたは他のタンパク質への結合によって化学的に修飾された抗クローディン18.2抗体である。多数の化学修飾のいずれも、従来の技術によって行うことができる。本発明の実施形態の抗原結合断片は、アミノ酸の1つまたは複数のアナログ(例えば、非天然アミノ酸を含む)、ならびに当技術分野において周知の他の修飾を含むことができる。
【0421】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分(例えば、抗体)は、約1μM以下、約100nM以下、約40nM以下、約20nM以下、約10nM以下、約1nM以下、約0.1nM以下、50pM以下、10pM以下、または1pM以下の解離定数(KD)でクローディン18.2(例えば、ヒトクローディン18.2)に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、約20nM以下のKDでクローディン18.2(例えば、ヒトクローディン18.2)に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、約10nM以下のKDでクローディン18.2(例えば、ヒトクローディン18.2)に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、約1nM以下のKDでクローディン18.2(例えば、ヒトクローディン18.2」)に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、約0.5nM以下のKDでクローディン18.2(例えば、ヒトクローディン18.2)に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、約0.1nM以下のKDでクローディン18.2(例えば、ヒトクローディン18.2)に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、約50pM以下のKDでクローディン18.2(例えば、ヒトクローディン18.2)に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、約25pM以下のKDでクローディン18.2(例えば、ヒトクローディン18.2)に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、約10pM以下のKDでクローディン18.2(例えば、ヒトクローディン18.2)に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、約1pM以下のKDでクローディン18.2(例えば、ヒトクローディン18.2)に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2に対する結合剤(例えば、抗体)の解離定数は、Biacoreチップに固定されたクローディン18.2タンパク質およびチップ上を流れる結合剤によって決定される解離定数である。いくつかの実施形態において、クローディン18.2に対する結合剤(例えば、抗体)の解離定数は、Biacoreチップ上の抗ヒトIgG抗体によって捕捉された結合剤およびチップ上を流れる可溶性クローディン18.2によって決定される解離定数である。
【0422】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分(例えば、抗体)は、約1μM以下、約100nM以下、約40nM以下、約20nM以下、約10nM以下、約1nM以下、または約0.1nM以下の50%効果濃度(EC50)でクローディン18.2(例えば、ヒトクローディン18.2)に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、約1μM以下、約100nM以下、約40nM以下、約20nM以下、約10nM以下、約1nM以下、または約0.1nM以下のEC50でヒトクローディン18.2に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、約40nM以下のEC50でヒトクローディン18.2に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、約20nM以下のEC50でヒトクローディン18.2に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、約10nM以下のEC50でヒトクローディン18.2に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、約1nM以下のEC50でヒトクローディン18.2に結合する。いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、約0.1nM以下のEC50でヒトクローディン18.2に結合する。
【0423】
いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるポリペプチド(すなわち、クローディン18.2結合部分)をコードするポリヌクレオチドを含むポリヌクレオチドを提供する。用語「ポリペプチドをコードするポリヌクレオチド」は、ポリペプチドのコード配列のみを含むポリヌクレオチド、ならびに追加のコードおよび/または非コード配列を含むポリヌクレオチドを包含する。本発明のポリヌクレオチドは、RNAの形態またはDNAの形態であってもよい。DNAには、cDNA、ゲノムDNA、および合成DNAが含まれ、二本鎖または一本鎖であってもよく、一本鎖はコーディング鎖または非コーディング(アンチセンス)鎖であってもよい。
【0424】
いくつかの実施形態において、ポリヌクレオチドは、配列番号1~68、251~290、337~387および495~680から選択されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードするポリヌクレオチド(例えば、ヌクレオチド配列)を含む。
【0425】
また、本発明は、ポリヌクレオチドの変異体を提供する。この変異体は、例えば、本明細書に記載されるクローディン18.2結合部分の断片、アナログ、および/または誘導体をコードする。いくつかの実施形態において、本発明は、ポリヌクレオチドを含むポリヌクレオチドを提供する。このポリヌクレオチドは、本明細書に記載されるポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列に対して、少なくとも約80%、約85%、約90%、約95%、約96%、約97%、約98%、または約99%の同一性を有するヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む。
【0426】
本明細書において使用されるとき、「ポリヌクレオチド配列に対して少なくとも約95%の同一性を有するヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチド」という句は、ポリヌクレオチド配列が参照ヌクレオチド配列の100ヌクレオチドごとに最大5つの点突然変異を含み得ることを除いて、該ポリヌクレオチドのヌクレオチド配列は参照配列と同一であることを意味する。換言すれば、参照ヌクレオチド配列に対して少なくとも約95%の同一性を有するヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを得るために、参照配列中のヌクレオチドの最大5%を欠失させるかもしくは別のヌクレオチドで置換することができ、または参照配列中の全ヌクレオチドの最大5%までのいくつかのヌクレオチドを参照配列に挿入することができる。参照配列のこれらの変異は、参照ヌクレオチド配列の5’もしくは3’末端位置または該末端位置の間の任意の箇所にあってもよく、参照配列内のヌクレオチド内で個別にまたは参照配列内の1つもしくは複数の連続した群として散在していてもよい。
【0427】
ポリヌクレオチド変異体は、コード領域、非コード領域、またはその両方に変更を含んでもよい。いくつかの実施形態において、ポリヌクレオチド変異体は、サイレントな置換、付加、または欠失をもたらすが、コードされるポリペプチドの特性または活性を変更しない変更を含む。いくつかの実施形態において、ポリヌクレオチド変異体は、ポリペプチドのアミノ酸配列に変化を生じないサイレント置換(遺伝暗号の縮重に起因する)を含む。ポリヌクレオチド変異体は、例えば、特定の宿主に対してコドン発現を最適化する(例えば、ヒトmRNAにおけるコドンを大腸菌などの細菌宿主によって好ましいコドンに変更する)ために、生成することができる。いくつかの実施形態において、ポリヌクレオチド変異体は、配列の非コード領域またはコード領域において少なくとも1つのサイレント突然変異を含む。
【0428】
いくつかの実施形態において、ポリヌクレオチド変異体は、コードされるポリペプチドの発現(または発現レベル)を調節または変更するように産生される。いくつかの実施形態において、ポリヌクレオチド変異体は、コードされるポリペプチドの発現を増加させるように産生される。いくつかの実施形態において、ポリヌクレオチド変異体は、コードされるポリペプチドの発現を減少させるように産生される。いくつかの実施形態において、ポリヌクレオチド変異体は、親のポリヌクレオチド配列と比べて増加したコードポリペプチドの発現を有する。いくつかの実施形態において、ポリヌクレオチド変異体は、親のポリヌクレオチド配列と比べて減少したコードポリペプチドの発現を有する。
【0429】
いくつかの実施形態において、ポリヌクレオチドは、配列番号1~68、251~290、337~387および495~680から選択されるアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチドに対して、少なくとも約80%、約85%、約90%、約95%、約96%、約97%、約98%、または約99%の同一性を有するヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む。本発明は、さらに配列番号1~68、251~290、337~387および495~680から選択されるアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレオチドを含むポリヌクレオチドを提供する。いくつかの実施形態において、当業者に知られているように、ハイブリダイゼーションは、高ストリンジェンシーの条件下である。
【0430】
いくつかの実施形態において、ポリヌクレオチドは、宿主細胞(例えば、リーダー)由来のポリペプチドの発現および分泌を助けるポリヌクレオチド(例えば、該細胞由来のポリペプチドの輸送を制御するための分泌配列として機能するリーダー配列)に同じ読み枠で融合されたポリペプチド(例えば、抗体)のコード配列を含む。ポリペプチドは、リーダー配列が宿主細胞によって切断されることにより、成熟型のポリペプチドが形成されてもよい。
【0431】
いくつかの実施形態において、ポリヌクレオチドは、マーカーまたはタグ配列に同じ読み枠で融合されたポリペプチド(例えば、抗体)のコード配列を含む。例えば、いくつかの実施形態において、マーカー配列は、マーカーに融合されたポリペプチドの効率的な精製を可能にするヘキサヒスチジンタグ(HISタグ)である。いくつかの実施形態において、マーカー配列は、哺乳動物宿主(例えば、COS-7細胞)が使用されるとき、インフルエンザ血球凝集素タンパク質に由来する血球凝集素(HA)タグである。いくつかの実施形態において、マーカー配列はFLAG(商標)タグである。いくつかの実施形態において、マーカーは、他のマーカーまたはタグと組み合わせて使用することができる。
【0432】
いくつかの実施形態において、ポリヌクレオチドは単離される。いくつかの実施形態において、ポリヌクレオチドは本質的に純粋である。
【0433】
本発明は、さらに本明細書に記載されるポリヌクレオチドを含むベクターおよび細胞を提供する。いくつかの実施形態において、発現ベクターは、本明細書に記載されるクローディン18.2結合部分をコードするポリヌクレオチドを含む。いくつかの実施形態において、発現ベクターは、本明細書に記載されるクローディン18.2結合部分の一部であるポリペプチドをコードするポリヌクレオチド分子を含む。いくつかの実施形態において、宿主細胞は、本明細書に記載されるクローディン18.2結合部分をコードするポリヌクレオチド分子を含んでいる発現ベクターを含む。いくつかの実施形態において、宿主細胞は、本明細書に記載されるクローディン18.2結合部分の一部であるポリペプチドをコードするポリヌクレオチド分子を含んでいる発現ベクターを含む。いくつかの実施形態において、宿主細胞は、本明細書に記載されるクローディン18.2結合部分をコードするポリヌクレオチドを含む。
【0434】
本明細書に記載されるクローディン18.2結合部分は、化学合成および組換え発現技術などの当技術分野において周知の任意の方法によって生成することができる。本発明は、特に明記しない限り、分子生物学、微生物学、遺伝子分析、組換えDNA、有機化学、生化学、PCR、オリゴヌクレオチド合成および修飾、核酸ハイブリダイゼーション、および当技術分野の関連分野における従来の技術によって実用化される。これらの技術は、本明細書において引用された参考文献に記載されており、文献で完全に説明されている。例えば、Maniatisら(1982)Molecular Cloning:A Laboratory Manual, Cold Spring Harbor Laboratory;Sambrookら(1989)、Molecular Cloning:A Laboratory Manual、第2版、Cold Spring Harbor Laboratory Press;Sambrookら(2001) Molecular Cloning:A Laboratory Manual, Cold Spring Harbor Laboratory Press, Cold Spring Harbor, NY;Ausubelら、Current Protocols in Molecular Biology、John Wiley&Sons(1987年および年次更新);Current Protocols in Immunology, John Wiley & Sons(1987年および年次更新)Gait(ed.)(1984)Oligonucleotide Synthesis:A Practical Approach, IRL Press;Eckstein(ed.)(1991) Oligonucleotides and Analogues:A Practical Approach, IRL Press;Birrenら(1999)Genome Analysis:A Laboratory Manual, Cold Spring Harbor Laboratory Press;Borrebaeck(ed.)(1995) Antibody Engineering, Second Edition, Oxford University Press;Lo(ed.)(2006) Antibody Engineering:Methods and Protocols(Methods in Molecular Biology);Vol. 248, Humana Press, Incを参照とする。それら全てを本明細書に参考として組み込む。
【0435】
本明細書に記載されるクローディン18.2結合部分は、当技術分野において周知の方法によって生成および単離することができる。ペプチドは、化学的方法(例えば、Caruthers(1980). Nucleic Acids Res. Symp. Ser. 215;Horn(1980)およびBanga, A.K., Therapeutic Peptides and Proteins, Formulation, Processing and Delivery Systems(1995) Technomic Publishing Co., Lancaster, PAを参照)によって全体的または部分的に合成することができる。ペプチド合成は、様々な固相技術(例えば、Roberge Science 269:202(1995);Merrifield, Methods. Enzymol. 289:3(1997)を参照)によって行うことができる。自動合成は、例えば、製造業者の指示に従ってABI 431Aペプチドシンセサイザー(Perkin Elmer)を使用して完了することができる。また、ペプチドは、コンビナトリアル手法によって合成することができる。合成残基およびポリペプチドは、当技術分野において周知の様々な手順および方法論(例えば、Organic Syntheses Collective Volumes、Gilmanら(Eds) John Wiley & Sons, Inc., NYを参照)を使用して合成することができる。修飾ペプチドは、化学修飾法(例えば、Belousov, Nucleic Acids Res. 25:3440(1997);Frenkel, Free Radic. Biol. Med. 19:373(1995);およびBlommers, Biochemistry 33:7886(1994)を参照)によって生成することができる。また、ペプチド配列の変化、誘導、置換および修飾は、オリゴヌクレオチド媒介(部位特異的)突然変異誘発、アラニンスキャニング、およびPCRベースの突然変異誘発などの方法によって行うことができる。部位特異的突然変異誘発(Carterら, Nucl. Acids Res., 13:4331(1986);Zoller ら, Nucl. Acids Res. 10:6487(1987))、カセット突然変異誘発(Wellsら, Gene 34:315(1985))、制限選択突然変異誘発((Wellsら, Philos. Trans. R. Soc. London SerA 317:415(1986))および他の技術をクローン化されたDNAに対して実施して、本発明のペプチド配列、変異体、融合物およびキメラ、ならびにそれらの変異体、誘導体、置換体および改変体を生成することができる。
【0436】
本明細書に記載される抗体を含むクローディン18.2結合部分は、当技術分野において周知の多種多様な技術、例えば、ハイブリドーマおよび組換え技術、あるいはそれらの組み合わせによって調製することができる。例えば、モノクローナル抗体は、ハイブリドーマ技術、例えば、当技術分野で公知であり、Harlowら, Antibodies:A Laboratory Manual、(Cold Spring Harbor Laboratory Press, 2nd ed. 1988);Hammerlingら、Monoclonal Antibodies and T-Cell Hybridomas 563~681ページ(Elsevier, N.Y., 1981)で教えられているハイブリドーマ技術を使用して産生することができる。それら全てを本明細書に参考として組み込む。また、コバインダーを製造するための他の方法は当技術分野において周知である。
【0437】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分をコードするDNAを増幅および発現するために組換え発現ベクターが使用される。例えば、組換え発現ベクターは、哺乳動物、微生物、ウイルスまたは昆虫の遺伝子に由来する好適な転写および/または翻訳の調節エレメントに機能的に連結された、抗クローディン18.2抗体などのクローディン18.2結合部分のポリペプチド鎖をコードする合成またはcDNA由来のDNA断片を有する複製可能なDNA構築物であってもよい。いくつかの実施形態において、ウイルスベクターが使用される。DNA領域は、それらが互いに機能的に関連しているとき、「機能的に連結される」。例えば、プロモーターは、それがコード配列の転写を制御する場合、該コード配列に機能的に連結される。または、リボソーム結合部位は、それが翻訳を可能にするように配置される場合、コード配列に機能的に連結される。いくつかの実施形態において、酵母発現系における使用が意図された構造エレメントには、翻訳されたタンパク質の宿主細胞による細胞外分泌を可能にするリーダー配列が含まれる。いくつかの実施形態において、組換えタンパク質がリーダーまたは輸送配列なしで発現される状況では、ポリペプチドは、該組換えタンパク質は、N末端のメチオニン残基を含んでもよい。
【0438】
多種多様な発現宿主/ベクターの組み合わせを使用することができる。真核生物宿主にとって有用な発現ベクターとしては、例えば、SV40、ウシパピローマウイルス、アデノウイルス、およびサイトメガロウイルス由来の発現制御配列を含むベクターが挙げられる。細菌宿主にとって有用な発現ベクターとしては、公知の細菌プラスミド(例えば、pCRl、pBR322、pMB9、およびそれらの誘導体を含む大腸菌由来のプラスミド)、およびより広範な宿主範囲のプラスミド(例えば、M13および他の繊維状一本鎖DNAファージ)が挙げられる。
【0439】
いくつかの実施形態において、本発明のクローディン18.2結合部分(例えば、抗体)は、1つまたは複数のベクターにより発現される。抗原または免疫原として使用するためのクローディン18.2結合部分(例えば、抗体)またはクローディン18.2タンパク質またはその断片の発現にとって好適な宿主細胞としては、適切なプロモーターの支配下の原核生物、酵母細胞、昆虫細胞、または高等真核細胞が挙げられる。細菌、真菌、酵母、および哺乳動物の細胞宿主とともに使用するのに適切なクローニングおよび発現ベクター、ならびに抗体産生などのタンパク質産生の方法は、当技術分野において周知である。
【0440】
好適な哺乳動物宿主細胞株の例としては、COS-7(サル腎臓由来)、L‐929(マウス線維芽細胞由来)、C127(マウス乳腺腫瘍由来)、3T3(マウス線維芽細胞由来)、CHO(チャイニーズハムスター卵巣由来)、HeLa(ヒト子宮頸がん由来)、BHK(ハムスター腎臓線維芽細胞由来)、HEK‐293(ヒト胎児腎臓由来)細胞株、およびそれらの変異体が挙げられるが、これらに限定されない。哺乳動物発現ベクターは、転写されない転写エレメント(例えば、複製起点、発現される遺伝子に連結された好適なプロモーターおよびエンハンサー、ならびに他の転写されない5’または3’フランキング配列)、ならびに翻訳されない5’または3’配列(例えば、必要なリボソーム結合部位、ポリアデニル化部位、スプライスドナーおよびアクセプター部位、ならびに転写終結配列)を含んでもよい。昆虫細胞培養系(例えば、バキュロウイルス)における組換えタンパク質の発現も、正しく折り畳まれ、かつ生物学的に機能的なタンパク質を産生するための頑強な方法を提供する。昆虫細胞において異種タンパク質を産生するためのバキュロウイルス系は、当業者に周知である。
【0441】
したがって、本発明は、本明細書に記載されるクローディン18.2結合部分を含む細胞を提供する。いくつかの実施形態において、該細胞は、本明細書に記載されるクローディン18.2結合部分を産生する。いくつかの実施形態において、該細胞は抗体を産生する。いくつかの実施形態において、該細胞は、ヒトクローディン18.2に特異的に結合する抗体を産生する。
【0442】
いくつかの実施形態において、該細胞は、本明細書に記載される抗体またはその変異体を産生する。いくつかの実施形態において、該細胞は、本明細書に記載される抗体のキメラバージョンを産生する。いくつかの実施形態において、該細胞は、本明細書に記載される抗体のヒト化型を産生する。いくつかの実施形態において、該細胞は原核細胞(例えば、大腸菌)である。いくつかの実施形態において、該細胞は真核細胞である。いくつかの実施形態において、該細胞は哺乳動物細胞である。いくつかの実施形態において、該細胞はハイブリドーマ細胞である。
【0443】
本発明のクローディン18.2結合部分(例えば、抗体)の物理的、化学的および/または生物学的特性は、当技術分野において周知の様々な方法によって分析されてもよい。いくつかの実施形態において、クローディン18.2(例えば、ヒトクローディン18.2および/またはアカゲザルクローディン18.2)への抗クローディン18.2抗体の結合能力に対して試験を行う。結合アッセイとしては、SPR(例えば、Biacore)、ELISA、およびFACSが挙げられるが、これらに限定されない。さらに、抗体の溶解性、安定性、熱安定性、粘度、発現レベル、発現品質、および/または精製効率について評価することができる。
【0444】
エピトープマッピングは、抗体(または他の結合部分)が結合する標的タンパク質上の結合部位、領域、またはエピトープを特定する方法である。標的タンパク質上のエピトープをマッピングするための様々な方法が当技術分野において周知である。これらの方法としては、ショットガン突然変異誘発、部位特異的突然変異誘発、およびアラニンスキャン、ドメインまたはフラグメントスキャン、ペプチドスキャン(例えば、Pepscanテクノロジー)、表示方法(例えば、ファージディスプレイ、微生物ディスプレイ、およびリボソーム/mRNAディスプレイ)、タンパク質分解および質量分析を含む方法、および構造決定(例えば、X線結晶学およびNMR)が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるクローディン18.2結合部分(例えば、抗体)は、アッセイ(N末端配列決定、アミノ酸分析、HPLC、質量分析、イオン交換クロマトグラフィー、およびパパイン消化を含むが、これらに限定されない)によって特徴付けられる。
【0445】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2結合部分は、本明細書に記載される抗クローディン18.2抗体を含んでいるコンジュゲートを含む。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体は、細胞毒性剤または部分にコンジュゲートされる。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2抗体は、細胞毒性剤にコンジュゲートされて、ADC(抗体薬物コンジュゲート)を形成する。いくつかの実施形態において、細胞毒性部分は、メトトレキサート、アドリアマイシン/ドキソルビシン、メルファラン、マイトマイシンC、クロラムブシル、デュオカルマイシン、ダウノルビシン、ピロロベンゾジアゼピン(PBD)、または他の挿入剤を含むがこれらに限定されない化学療法剤である。いくつかの実施形態において、細胞毒性部分は、オーリスタチン、メイタンシノイド(例えば、DM1およびDM4)、およびチューブリシンを含むがこれらに限定されない微小管阻害剤である。いくつかの実施形態において、細胞毒性部分は、細菌、真菌、植物、もしくは動物起源の酵素的に活性な毒素、またはそれらの断片(ジフテリアA鎖、ジフテリア毒素の活性な非結合性断片、外毒素A鎖、リシンA鎖、アブリンA鎖、モデシンA鎖、アルファ‐サルシン、シナアブラギリ(Aleurites fordii)タンパク質、ジアンシン(dianthin)タンパク質、ヨウシュヤマゴボウ(Phytolaca americana)タンパク質(PAPI、PAPII、およびPAP-S)、ツルレイシ(Momordica charantia)阻害剤、クルシン、クロチン、サボンソウ(Sapaonaria officinalis)阻害剤、ジェロニン、ミトゲリン、レストリクトシン、フェノマイシン、エノマイシン、およびトリコテセン)を含むがこれらに限定されない。いくつかの実施形態において、抗体は、カリケアマイシン、メイタンシノイド、トリコテン、およびCC1065などの1つまたは複数の小分子毒素にコンジュゲートされる。
【0446】
いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるクローディン18.2結合部分(例えば、抗体)は、薬剤を診断および/または検出に使用することを可能にする検出可能な物質または分子にコンジュゲートされる。検出可能な物質としては、西洋ワサビペルオキシダーゼ、アルカリホスファターゼ、ベータガラクトシダーゼ、およびアセチルコリンエステラーゼなどの酵素、ビオチンやフラビンなどの補欠分子族、アンベリフェロン、フルオレセイン、フルオレセインイソチオシアネート(FITC)、ローダミン、テトラメチルローダミンイソチオシアネート(TRITC)、ジクロロトリアジニルアミンフルオレセイン、ダンシルクロリド、シアニン(Cy3)およびフィコエリトリンなどの蛍光物質、ルシフェラーゼなどの生物発光材料、212Bi、14C、57Co、51Cr、67Cu、18F、68Ga、67Ga、153Gd、159Gd、68Ge、3H、166Ho、131I、125I、123I、121I、115In、113In、112In、111In、140La、177Lu、54Mn、99Mo、32P、103Pd、149Pm、142Pr、186Re、188Re、105Rh、97Ru、35S、47Sc、75Se、153Sm、113Sn、117Sn、85Sr、99mTc、201Ti、133Xe、90Y,69Yb、175Yb、65Znなどの放射性物質、陽電子放出金属、磁性金属イオン陽電子放出金属、および磁性金属イオンが挙げられるが、これらに限定されない。
【0447】
本明細書に記載されるクローディン18.2結合部分(例えば、抗体)は、固体支持体に付着させることができる。そのような固体支持体としては、ガラス、セルロース、ポリアクリルアミド、ナイロン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、またはポリプロピレンが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、固定化された抗クローディン18.2抗体がイムノアッセイで使用される。いくつかの実施形態において、固定化された抗クローディン18.2抗体は、標的抗原(例えば、ヒトクローディン18.2またはマウスクローディン18.2)を精製するために使用される。
【0448】
キメラ抗原受容体
本発明は、さらに本明細書に記載される抗クローディン18.2 scFvを含むCARを提供する。該CARは、細胞外抗原結合ドメインのN末端に位置し、新生受容体を小胞体に誘導するシグナルペプチドと、細胞外抗原結合ドメインのN末端に位置し、結合への受容体の利用を容易にするヒンジペプチドとを含有してもよい。
【0449】
CARは、好ましくは、一次細胞内シグナル伝達ドメインおよび1つまたは複数の共刺激シグナル伝達ドメインを含む。主に使用され、効果が最も高い一次細胞内シグナル伝達ドメインは、ITAMを含むCD3‐ゼータ細胞質ドメインである。ITAMのリン酸化によりT細胞を活性化させる。共刺激シグナル伝達ドメインは、CD28、CD137、OX40などの共刺激タンパク質に由来してもよい。
【0450】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2を標的とするCAR(本明細書においては「クローディン18.2 CAR」とも呼ばれる)を提供する。該CARは、(a)抗クローディン18.2 scFvを含む細胞外抗原結合ドメインと、(b)膜貫通ドメインと、(c)細胞内シグナル伝達ドメインとを含んでいるポリペプチドを含む。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2 scFvは、キメラ、ヒト、またはヒト化される。
【0451】
いくつかの実施形態において、(a)抗クローディン18.2 scFvを含む細胞外抗原結合ドメインと、(b)膜貫通ドメインと、(c)細胞内シグナル伝達ドメインとを含む、クローディン18.2 CARを提供する。抗クローディン18.2 scFvは、VH CDR1、CDR2、およびCDR3を有する重鎖可変領域と、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を有する軽鎖可変領域を含む。VH CDR1、CDR2、CDR3およびVL CDR1、CDR2、CDR3は、以下のいずれかのアミノ酸配列を含む。(1)配列番号:69、89、117、136、143および150、(2)配列番号:69、90、117、137、143および151、(3)配列番号:69、90、117、137、143および151、(4)配列番号:70、90、117、136、143および152、(5)配列番号:69、91、117、137、143および153、(6)配列番号:71、92、117、136、143および154、(7)配列番号:71、92、117、136、143および154、(8)配列番号:72、93、117、136、143および155、(9)配列番号:69、94、118、136、143および156、(10)配列番号:73、95、117、137、143および157、(11)配列番号:74、96、119、136、144および158、(12)配列番号:74、96、119、136、144および158、(13)配列番号:70、97、120、138、145および159、(14)配列番号:70、98、120、136、145および160、(15)配列番号:75、99、120、139、146および160、(16)配列番号:75、100、120、139、146および160、(17)配列番号:70、90、121、137、145および160、(18)配列番号:76、101、122、140、147および160、(19)配列番号:76、101、123、136、147および160、(20)配列番号:70、201、120、137、145および160、(21)配列番号:70、202、120、136、145および160、(22)配列番号:77、102、124、141、148および161、(23)配列番号:78、103、125、136、143および162、(24)配列番号:79、104、126、136、149および163、(25)配列番号:78、105、127、142、143および164、(26)配列番号:80、106、128、136、143および165、(27)配列番号:81、107、129、136、143および166、(28)配列番号:82、108、130、136、143および167、(29)配列番号:80、109、130、141、143および168、(30)配列番号:83、110、130、136、143および169、(31)配列番号:80、109、131、141、143および170、(32)配列番号:80、111、132、136、143および160、(33)配列番号:84、112、132、136、143および171、(34)配列番号:85、113、133、136、143および172、(35)配列番号:86、114、134、136、143および172、(36)配列番号:87、115、131、136、143および167、(37)配列番号:88、116、135、136、143および173、(38)配列番号:203、211、225、233、241および242、(39)配列番号:204、212、226、136、143および243、(40)配列番号:205、213、227、234、143および244、(41)配列番号:206、214、131、235、143および245、(42)配列番号:207、215、228、136、143および163、(43)配列番号:208、216、229、236、143および246、(44)配列番号:69、90、230、237、143および151、(45)配列番号:69、217、117、137、143および247、(46)配列番号:209、218、231、136、143および248、(47)配列番号:72、219、117、238、143および157、(48)配列番号:75、220、120、137、145および160、(49)配列番号:69、221、117、136、143および150、(50)配列番号:72、222、118、136、143および151、(51)配列番号:69、223、118、239、143および249、(52)配列番号:210、224、232、240、143および245、(53)配列番号:72、217、118、136、143および250、(54)配列番号:69、90、117、137、143および153、(55)配列番号:74、96、130、136、144および158、(56)配列番号:69、202、118、136、143、および455、(57)配列番号:72、90、117、137、143、および153、(58)配列番号:69、390、118、136、143、および249、(59)配列番号:209、103、125、136、143、および162、(60)配列番号:81、391、129、136、143、および162、(61)配列番号:80、109、131、141、143、および167、(62)配列番号:81、107、129、141、143、および166、(63)配列番号:85、113、133、136、143、および172、(64)配列番号:392、393、394、136、143、および163、(65)配列番号:392、395、396、136、143、および163、(66)配列番号:397、398、399、456、457、および250、(67)配列番号:75、400、120、458、146、および160、(68)配列番号:70、401、120、136、145、および160、(69)配列番号:402、403、404、240、143、および244、(70)配列番号:69、219、117、137、143、および157、(71)配列番号:71、405、117、136、143、および459、(72)配列番号:406、407、408、460、461、および462、(73)配列番号:69、90、117、137、463、および464、(74)配列番号:409、410、411、465、466、および162、(75)配列番号:69、219、416、137、143、および157、(76)配列番号:76、412、411、140、147、および160、(77)配列番号:413、414、415、136、143、および467、(78)配列番号:417、418、232、136、143、および244、(79)配列番号:69、419、420、136、143、および468、(80)配列番号:205、421、422、136、143、および469、(81)配列番号:205、423、424、136、143、および154、(82)配列番号:81、391、129、240、143、および166、(83)配列番号:88、425、135、136、143、および470、(84)配列番号:81、426、129、136、143、および166、(85)配列番号:80、109、130、136、143、および471、(86)配列番号:427、428、429、472、473、および474、(87)配列番号:81、391、129、475、143、および166、(88)配列番号:430、391、431、476、143、および166、(89)配列番号:80、109、129、136、143、および477、(90)配列番号:80、391、129、478、143、および166、(91)配列番号:81、432、129、475、143、および166、(92)配列番号:433、391、129、475、143、および166、(93)配列番号:80、109、129、479、143、および163、(94)配列番号:434、435、129、240、143、および166、(95)配列番号:436、428、429、472、473、および474、(96)配列番号:80、437、129、479、143、および163、(97)配列番号:81、391、129、478、143、および166、(98)配列番号:81、438、129、136、143、および166、(99)配列番号:81、391、129、480、143、および481、(100)配列番号:80、439、441、482、143、および483、(101)配列番号:433、391、431、475、143、および166、(102)配列番号:80、442、443、136、143、および160、(103)配列番号:80、440、441、482、143、および484、(104)配列番号:444、445、446、485、486、および487、(105)配列番号:447、448、449、488、489、および490、(106)配列番号:450、451、452、491、492、および493、(107)配列番号:81、453、129、136、143、および166、もしくは(108)配列番号:69、89、454、136、143、および494、または、CDRに最大約5個のアミノ酸置換を備えるその変異体。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2 scFvは、キメラ、ヒト、またはヒト化される。
【0452】
いくつかの実施形態において、(a)抗クローディン18.2 scFvを含む細胞外抗原結合ドメインと、(b)膜貫通ドメインと、(c)細胞内シグナル伝達ドメインとを含む、クローディン18.2 CARを提供する。抗クローディン18.2 scFvは、VH CDR1、CDR2、およびCDR3を有する重鎖可変領域と、VL CDR1、CDR2、およびCDR3を有する軽鎖可変領域を含む。VH CDR1、CDR2、CDR3およびVL CDR1、CDR2、CDR3は、以下のいずれかのアミノ酸配列を含む。(1)配列番号:69、89、117、136、143および150、(2)配列番号:69、90、117、137、143および151、(3)配列番号:69、90、117、137、143および151、(4)配列番号:70、90、117、136、143および152、(5)配列番号:69、91、117、137、143および153、(6)配列番号:71、92、117、136、143および154、(7)配列番号:71、92、117、136、143および154、(8)配列番号:72、93、117、136、143および155、(9)配列番号:69、94、118、136、143および156、(10)配列番号:73、95、117、137、143および157、(11)配列番号:74、96、119、136、144および158、(12)配列番号:74、96、119、136、144および158、(13)配列番号:70、97、120、138、145および159、(14)配列番号:70、98、120、136、145および160、(15)配列番号:75、99、120、139、146および160、(16)配列番号:75、100、120、139、146および160、(17)配列番号:70、90、121、137、145および160、(18)配列番号:76、101、122、140、147および160、(19)配列番号:76、101、123、136、147および160、(20)配列番号:70、201、120、137、145および160、(21)配列番号:70、202、120、136、145および160、(22)配列番号:77、102、124、141、148および161、(23)配列番号:78、103、125、136、143および162、(24)配列番号:79、104、126、136、149および163、(25)配列番号:78、105、127、142、143および164、(26)配列番号:80、106、128、136、143および165、(27)配列番号:81、107、129、136、143および166、(28)配列番号:82、108、130、136、143および167、(29)配列番号:80、109、130、141、143および168、(30)配列番号:83、110、130、136、143および169、(31)配列番号:80、109、131、141、143および170、(32)配列番号:80、111、132、136、143および160、(33)配列番号:84、112、132、136、143および171、(34)配列番号:85、113、133、136、143および172、(35)配列番号:86、114、134、136、143および172、(36)配列番号:87、115、131、136、143および167、(37)配列番号:88、116、135、136、143および173、(38)配列番号:203、211、225、233、241および242、(39)配列番号:204、212、226、136、143および243、(40)配列番号:205、213、227、234、143および244、(41)配列番号:206、214、131、235、143および245、(42)配列番号:207、215、228、136、143および163、(43)配列番号:208、216、229、236、143および246、(44)配列番号:69、90、230、237、143および151、(45)配列番号:69、217、117、137、143および247、(46)配列番号:209、218、231、136、143および248、(47)配列番号:72、219、117、238、143および157、(48)配列番号:75、220、120、137、145および160、(49)配列番号:69、221、117、136、143および150、(50)配列番号:72、222、118、136、143および151、(51)配列番号:69、223、118、239、143および249、(52)配列番号:210、224、232、240、143および245、(53)配列番号:72、217、118、136、143および250、(54)配列番号:69、90、117、137、143および153、(55)配列番号:74、96、130、136、144および158、(56)配列番号:69、202、118、136、143、および455、(57)配列番号:72、90、117、137、143、および153、(58)配列番号:69、390、118、136、143、および249、(59)配列番号:209、103、125、136、143、および162、(60)配列番号:81、391、129、136、143、および162、(61)配列番号:80、109、131、141、143、および167、(62)配列番号:81、107、129、141、143、および166、(63)配列番号:85、113、133、136、143、および172、(64)配列番号:392、393、394、136、143、および163、(65)配列番号:392、395、396、136、143、および163、(66)配列番号:397、398、399、456、457、および250、(67)配列番号:75、400、120、458、146、および160、(68)配列番号:70、401、120、136、145、および160、(69)配列番号:402、403、404、240、143、および244、(70)配列番号:69、219、117、137、143、および157、(71)配列番号:71、405、117、136、143、および459、(72)配列番号:406、407、408、460、461、および462、(73)配列番号:69、90、117、137、463、および464、(74)配列番号:409、410、411、465、466、および162、(75)配列番号:69、219、416、137、143、および157、(76)配列番号:76、412、411、140、147、および160、(77)配列番号:413、414、415、136、143、および467、(78)配列番号:417、418、232、136、143、および244、(79)配列番号:69、419、420、136、143、および468、(80)配列番号:205、421、422、136、143、および469、(81)配列番号:205、423、424、136、143、および154、(82)配列番号:81、391、129、240、143、および166、(83)配列番号:88、425、135、136、143、および470、(84)配列番号:81、426、129、136、143、および166、(85)配列番号:80、109、130、136、143、および471、(86)配列番号:427、428、429、472、473、および474、(87)配列番号:81、391、129、475、143、および166、(88)配列番号:430、391、431、476、143、および166、(89)配列番号:80、109、129、136、143、および477、(90)配列番号:80、391、129、478、143、および166、(91)配列番号:81、432、129、475、143、および166、(92)配列番号:433、391、129、475、143、および166、(93)配列番号:80、109、129、479、143、および163、(94)配列番号:434、435、129、240、143、および166、(95)配列番号:436、428、429、472、473、および474、(96)配列番号:80、437、129、479、143、および163、(97)配列番号:81、391、129、478、143、および166、(98)配列番号:81、438、129、136、143、および166、(99)配列番号:81、391、129、480、143、および481、(100)配列番号:80、439、441、482、143、および483、(101)配列番号:433、391、431、475、143、および166、(102)配列番号:80、442、443、136、143、および160、(103)配列番号:80、440、441、482、143、および484、(104)配列番号:444、445、446、485、486、および487、(105)配列番号:447、448、449、488、489、および490、(106)配列番号:450、451、452、491、492、および493、(107)配列番号:81、453、129、136、143、および166、もしくは(108)配列番号:69、89、454、136、143、および494。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2 scFvは、キメラ、ヒト、またはヒト化される。
【0453】
いくつかの実施形態において、(a)抗クローディン18.2 scFvを含む細胞外抗原結合ドメインと、(b)膜貫通ドメインと、(c)細胞内シグナル伝達ドメインとを含む、クローディン18.2 CARを提供する。抗クローディン18.2 scFvは、重鎖可変領域VHと軽鎖可変領域VLを含み、VHおよびVLは、以下の配列番号に記載されるアミノ酸配列を含む。(1)配列番号:1、2、(2)配列番号:3、4、(3)配列番号:5、6、(4)配列番号:7、8、(5)配列番号:9、10、(6)配列番号:11、12、(7)配列番号:13、14、(8)配列番号:15、16、(9)配列番号:17、18、(10)配列番号:19、20、(11)配列番号:21、22、(12)配列番号:23、24、(13)配列番号:25、26、(14)配列番号:27、28、(15)配列番号:29、30、(16)配列番号:31、32、(17)配列番号:33、34、(18)配列番号:35、36、(19)配列番号:37、38、(20)配列番号:39、40、(21)配列番号:41、42、(22)配列番号:43、44、(23)配列番号:45、46、(24)配列番号:47、48、(25)配列番号:49、50、(26)配列番号:51、52、(27)配列番号:53、54、(28)配列番号:55、56、(29)配列番号:57、58、(30)配列番号:59、60、(31)配列番号:61、62、(32)配列番号:63、64、(33)配列番号:65、66、(34)配列番号:67、68、(35)配列番号:251、252、(36)配列番号:253、254、(37)配列番号:255、256、(38)配列番号:257、258、(39)配列番号:259、260、(40)配列番号:261、262、(41)配列番号:263、264、(42)配列番号:265、266、(43)配列番号:267、268、(44)配列番号:269、270、(45)配列番号:271、272、(46)配列番号:273、274、(47)配列番号:275、276、(48)配列番号:277、278、(49)配列番号:279、280、(50)配列番号:281、282、(51)配列番号:283、284、(52)配列番号:285、286、(53)配列番号:287、288、(54)配列番号:289、290、(55)配列番号337~345のいずれかおよび配列番号346、(56)配列番号337~345のいずれかおよび配列番号347、(57)配列番号348~352のいずれかおよび配列番号353、(58)配列番号348~352のいずれかおよび配列番号354、(59)配列番号355~362のいずれかおよび配列番号363、(60)配列番号355~362のいずれかおよび配列番号364、(61)配列番号365~369のいずれかおよび配列番号370、(62)配列番号365~369のいずれかおよび配列番号371、(63)配列番号372~374のいずれかおよび配列番号375~377、(64)配列番号378~380のいずれかおよび配列番号381、(65)配列番号378~380のいずれかおよび配列番号382、(66)配列番号383~385のいずれか、および配列番号386(67)配列番号383~385のいずれかおよび配列番号387、(68)配列番号がそれぞれ495および496のアミノ酸配列、(69)配列番号がそれぞれ497および498のアミノ酸配列、(70)配列番号がそれぞれ499および500のアミノ酸配列、(71)配列番号がそれぞれ501および502のアミノ酸配列、(72)配列番号がそれぞれ503および504のアミノ酸配列、(73)配列番号がそれぞれ505および506のアミノ酸配列、(74)配列番号がそれぞれ507および508のアミノ酸配列、(75)配列番号がそれぞれ509および510のアミノ酸配列、(76)配列番号がそれぞれ511および512のアミノ酸配列、(77)配列番号がそれぞれ513および514のアミノ酸配列、(78)配列番号がそれぞれ515および516のアミノ酸配列、(79)配列番号がそれぞれ517および518のアミノ酸配列、(80)配列番号がそれぞれ519および520のアミノ酸配列、(81)配列番号がそれぞれ521および522のアミノ酸配列、(82)配列番号がそれぞれ523および524のアミノ酸配列、(83)配列番号がそれぞれ525および526のアミノ酸配列、(84)配列番号がそれぞれ527および528のアミノ酸配列、(85)配列番号がそれぞれ529および530のアミノ酸配列、(86)配列番号がそれぞれ531および532のアミノ酸配列、(87)配列番号がそれぞれ533および534のアミノ酸配列、(88)配列番号がそれぞれ535および536のアミノ酸配列、(89)配列番号がそれぞれ537および538のアミノ酸配列、(90)配列番号がそれぞれ539および540のアミノ酸配列、(91)配列番号がそれぞれ541および542のアミノ酸配列、(92)配列番号がそれぞれ543および544のアミノ酸配列、(93)配列番号がそれぞれ545および546のアミノ酸配列、(94)配列番号がそれぞれ547および548のアミノ酸配列、(95)配列番号がそれぞれ549および550のアミノ酸配列、(96)配列番号がそれぞれ551および552のアミノ酸配列、(97)配列番号がそれぞれ553および554のアミノ酸配列、(98)配列番号がそれぞれ555および556のアミノ酸配列、(99)配列番号がそれぞれ557および558のアミノ酸配列、(100)配列番号がそれぞれ559および560のアミノ酸配列、(101)配列番号がそれぞれ561および562のアミノ酸配列、(102)配列番号がそれぞれ563および564のアミノ酸配列、(103)配列番号がそれぞれ565および566のアミノ酸配列、(104)配列番号がそれぞれ567および568のアミノ酸配列、(105)配列番号がそれぞれ569および570のアミノ酸配列、(106)配列番号がそれぞれ571および572のアミノ酸配列、(107)配列番号がそれぞれ573および574のアミノ酸配列、(108)配列番号がそれぞれ575および576のアミノ酸配列、(109)配列番号がそれぞれ577および578のアミノ酸配列、(110)配列番号がそれぞれ579および580のアミノ酸配列、(111)配列番号がそれぞれ581および582のアミノ酸配列、(112)配列番号がそれぞれ583および584のアミノ酸配列、(113)配列番号がそれぞれ585および586のアミノ酸配列、(114)配列番号がそれぞれ587および588のアミノ酸配列、(115)配列番号がそれぞれ589および590のアミノ酸配列、(116)配列番号がそれぞれ591および592のアミノ酸配列、(117)配列番号がそれぞれ593および594のアミノ酸配列、(118)配列番号がそれぞれ595および596のアミノ酸配列、(119)配列番号がそれぞれ597および598のアミノ酸配列、(120)配列番号がそれぞれ599および600のアミノ酸配列、(121)配列番号がそれぞれ601および602のアミノ酸配列、(122)配列番号がそれぞれ603および604のアミノ酸配列、(123)配列番号がそれぞれ605および606のアミノ酸配列、(124)配列番号がそれぞれ607および608のアミノ酸配列、(125)配列番号がそれぞれ609および610のアミノ酸配列、(126)配列番号がそれぞれ611および612のアミノ酸配列、(127)配列番号がそれぞれ613および614のアミノ酸配列、(128)配列番号がそれぞれ615および616のアミノ酸配列、(129)配列番号がそれぞれ617および618のアミノ酸配列、(130)配列番号がそれぞれ619および620のアミノ酸配列、(131)配列番号がそれぞれ621および622のアミノ酸配列、(132)配列番号がそれぞれ623および624のアミノ酸配列、(133)配列番号がそれぞれ625および626のアミノ酸配列、(134)配列番号がそれぞれ627および628のアミノ酸配列、(135)配列番号がそれぞれ629および630のアミノ酸配列、(136)配列番号がそれぞれ631および632のアミノ酸配列、(137)配列番号がそれぞれ633および634のアミノ酸配列、(138)配列番号がそれぞれ635および636のアミノ酸配列、(139)配列番号がそれぞれ637および638のアミノ酸配列、(140)配列番号がそれぞれ639および640のアミノ酸配列、(141)配列番号がそれぞれ641および642のアミノ酸配列、(142)配列番号がそれぞれ643および644のアミノ酸配列、(143)配列番号がそれぞれ645および646のアミノ酸配列、(144)配列番号がそれぞれ647および648のアミノ酸配列、(145)配列番号がそれぞれ649および650のアミノ酸配列、(155)配列番号がそれぞれ651および652のアミノ酸配列、(156)配列番号がそれぞれ653および654のアミノ酸配列、(157)配列番号がそれぞれ655および656のアミノ酸配列、(158)配列番号がそれぞれ657および658のアミノ酸配列、(159)配列番号がそれぞれ659および660のアミノ酸配列、(160)配列番号がそれぞれ661および662のアミノ酸配列、(167)配列番号がそれぞれ663および664のアミノ酸配列、(168)配列番号がそれぞれ665および666のアミノ酸配列、(169)配列番号がそれぞれ667および668のアミノ酸配列、(170)配列番号がそれぞれ669および670のアミノ酸配列、(171)配列番号がそれぞれ671および672のアミノ酸配列、(172)配列番号がそれぞれ673および674のアミノ酸配列、(173)配列番号がそれぞれ675および676のアミノ酸配列、(174)配列番号がそれぞれ677および678のアミノ酸配列、(175)配列番号がそれぞれ679および680のアミノ酸配列。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2 scFvは、キメラ、ヒト、またはヒト化される。
【0454】
いくつかの実施形態において、(a)抗クローディン18.2 scFvを含む細胞外抗原結合ドメインと、(b)膜貫通ドメインと、(c)細胞内シグナル伝達ドメインとを含む、クローディン18.2 CARを提供する。抗クローディン18.2 scFvは、重鎖可変領域VH、軽鎖可変領域VLを含み、VHおよびVLは、以下の配列番号に記載されるアミノ酸配列を含む。(1)配列番号:251、252、(2)配列番号:253、254、(3)配列番号:67、68、(4)配列番号:255、256、(5)配列番号:257、258、(6)配列番号:43、44、(7)配列番号:27、28、(8)配列番号:13、14、(9)配列番号:9、10、(10)配列番号:3、4、(11)配列番号:35、36、(12)配列番号:15、16、(13)配列番号:1、2、(14)配列番号:17、18、(15)配列番号:21、22、(16)配列番号:37、38、(17)配列番号:41、42、(18)配列番号:259、260、(19)配列番号:25、26、(20)配列番号:31、32、(21)配列番号:23、24、(22)配列番号:261、262、(23)配列番号:263、264、(24)配列番号:29、30、(25)配列番号:265、266、(26)配列番号:267、268、(27)配列番号:269、270、(28)配列番号:271、272、(29)配列番号:273、274、(30)配列番号:275、276、(31)配列番号:277、278、(32)配列番号:279、280、(33)配列番号:281、282、(34)配列番号:283、284、(35)配列番号:285、286、(36)配列番号:287、288、もしくは(37)配列番号:289、290。いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2 scFvは、キメラ、ヒト、またはヒト化される。
【0455】
いくつかの実施形態において、抗クローディン18.2 scFvは、リンカーによって接続された重鎖可変領域および軽鎖可変領域を含んでもよい。該リンカーは、グリシンならびにセリンまたはスレオニンに富み、約10~25個のアミノ酸を有する短いリンカーペプチド(例えば、配列番号が297のアミノ酸配列を有するリンカー)であってもよい。該リンカーは、重鎖可変領域のN末端と軽鎖可変領域のC末端に接続されるか、またはその逆も同様である。いくつかの実施形態において、細胞外抗原結合ドメインは、C末端でヒンジドメインをさらに含んでもよい。いくつかの実施形態において、該ヒンジドメインは、CD8αに由来する。いくつかの実施形態において、該ヒンジドメインは、配列番号が292のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態において、細胞外抗原結合ドメインは、そのN末端でシグナルペプチドをさらに含んでもよい。該シグナルペプチドは、CD8α、GM‐CSF受容体α、およびIgG1重鎖からなる群から選択される分子に由来してもよい。いくつかの実施形態において、該シグナルペプチドは、CD8αに由来する。いくつかの実施形態において、該シグナルペプチドは、配列番号が291のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態において、膜貫通ドメインは、CD8α、CD4、CD28、CD137、CD80、CD86、CD152およびPD1からなる群から選択される分子に由来してもよい。いくつかの実施形態において、膜貫通ドメインは、CD8αまたはCD28に由来する。いくつかの実施形態において、膜貫通ドメインは、配列番号が293のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態において、細胞内シグナル伝達ドメインは、一次細胞内シグナル伝達ドメインおよび共刺激シグナル伝達ドメインを含んでもよい。一次細胞内シグナル伝達ドメインは、免疫受容体チロシン活性化モチーフ(ITAM)を含有するドメインであってもよい。いくつかの実施形態において、一次細胞内シグナル伝達ドメインは、CD3ζに由来する。いくつかの実施形態において、一次細胞内シグナル伝達ドメインは、配列番号が296のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態において、共刺激シグナル伝達ドメインは、CD27、CD28、CD137、OX40、CD30、CD40、CD3、LFA‐1、ICOS、CD2、CD7、LIGHT、NKG2C、B7‐H3、CD83のリガンドおよびそれらの組み合わせからなる群から選択された共刺激分子に由来する。いくつかの実施形態において、共刺激シグナル伝達ドメインは、細胞質ドメインCD28および/または細胞質ドメインCD137を含む。いくつかの実施形態において、細胞質ドメインCD28および細胞質ドメインCD137は、それぞれ配列番号が294および295のアミノ酸配列を含んでもよい。
【0456】
いくつかの実施形態において、N末端からC末端まで、順に配列番号が291のシグナルペプチド、配列番号が297のリンカーに接続された抗クローディン18.2scFvの前述の軽鎖可変領域および重鎖可変領域、配列番号が298のリンカー、配列番号が292のヒンジ、配列番号が294のCD137細胞質ドメイン、および配列番号が296のCD3-ゼータの細胞質ドメインを含む、クローディン18.2 CARを提供する。
【0457】
いくつかの実施形態において、配列番号299~335からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも約85%、約86%、約87%、約88%、約89%、約90%、約91%、約92%、約93%、約94%、約95%、約96%、約97%、約98%、または約99%の配列同一性を有するポリペプチドを含むクローディン18.2 CARを提供する。いくつかの実施形態において、配列番号299~335からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むクローディン18.2 CARを提供する。
【0458】
CARのアミノ酸配列番号およびそれに含まれる対応するscFvを以下の表3に示す。
【0459】
【0460】
いくつかの実施形態において、(a)複数(例えば、少なくとも2、3、4またはそれ以上のいずれか)のクローディン18.2結合部分(例えば、抗クローディン18.2scFv)を含む細胞外抗原結合ドメインと、(b)膜貫通ドメインと、(c)細胞内シグナル伝達ドメインとを含む、クローディン18.2を標的とする多価CARを提供する。抗クローディン18.2scFvのいずれかを使用して、多価クローディン18.2 CARを構築できる。
【0461】
CARは、サイトカインや共刺激リガンドなど、T細胞の増殖、持続性、および抗腫瘍活性を増強する因子をさらに追加してもよい。
【0462】
また、本発明は、本明細書において提供するCARのいずれかを含む、遺伝子操作された免疫細胞を提供する。いくつかの実施形態において、免疫細胞は、T細胞、NK細胞、末梢血単核細胞(PBMC)、造血幹細胞、多能性幹細胞、または胚性幹細胞である。いくつかの実施形態において、免疫細胞は、細胞傷害性T細胞、ヘルパーT細胞、ナチュラルキラーT細胞、またはγδT細胞などのT細胞である。いくつかの実施形態において、遺伝子操作された免疫細胞は自己由来である。いくつかの実施形態において、遺伝子操作された免疫細胞は同種異系である。いくつかの実施形態において、遺伝子操作された免疫細胞は、CAR‐T細胞である。
【0463】
いくつかの実施形態において、本明細書において提供するクローディン18.2 CARのいずれかをコードする単離された核酸を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、本明細書に記載されるクローディン18.2 CARのいずれかをクローニングおよび発現するためのベクターを提供する。いくつかの実施形態において、該ベクターは、哺乳動物細胞などの真核細胞における複製および組み込みに適している。いくつかの実施形態において、該ベクターはウイルスベクターである。ウイルスベクターとして、アデノウイルスベクター、アデノ随伴ウイルスベクター、レンチウイルスベクター、レトロウイルスベクター、ワクシニアベクター、単純ヘルペスウイルスベクター、およびそれらの誘導体が挙げられるが、これらに限定されない。ウイルスベクター技術は当技術分野において周知であり、例えば、Sambrookら(2001、Molecular Cloning:A Laboratory Manual、Cold Spring Harbour Laboratory、New York)、およびその他のウイルス学および分子生物学マニュアルに記載されている。多くの哺乳類細胞への遺伝子導入のためのウイルスベースのシステムが開発されてきた。例えば、レトロウイルスは遺伝子送達システムに便利なプラットフォームを提供する。異種核酸は、当技術分野において周知の技術を使用して、ベクターに挿入し、レトロウイルス粒子にパッケージングすることができる。次に、組換えウイルスを単離して、インビトロまたはエクスビボで改変された哺乳動物細胞に送達することができる。多くのレトロウイルスシステムが当技術分野において周知である。いくつかの実施形態において、アデノウイルスベクターが使用される。多くのアデノウイルスベクターが当技術分野において周知である。いくつかの実施形態において、レンチウイルスベクターが使用される。いくつかの実施形態において、自己不活化レンチウイルスベクターが使用される。例えば、キメラ受容体を保有する自己不活化レンチウイルスベクターは、当技術分野において周知のプロトコルでパッケージ化することができる。得られたレンチウイルスベクターを使用して、当技術分野において周知の方法によって哺乳動物細胞(初代ヒトT細胞など)を形質導入することができる。レンチウイルスなどのレトロウイルスに由来するベクターは、導入遺伝子の長期的で安定した組み込みおよび子孫細胞でのその増殖を可能にするため、長期的な遺伝子導入を成し遂げるのに適切なツールである。レンチウイルスベクターも免疫原性が低く、非増殖細胞を形質導入することができる。いくつかの実施形態において、ベクターは非ウイルスベクターである。いくつかの実施形態において、ベクターは、スリーピングビューティー(SB)トランスポゾンシステムまたはPiggyBacトランスポゾンシステムなどのトランスポゾンである。いくつかの実施形態において、ベクターは、例えば、ポリ(乳酸‐コ‐グリコール酸)(PLGA)およびポリ乳酸(PLA)、ポリ(エチレンイミン)(PEI)、およびデンドリマーを含む、ポリマーベースの非ウイルスベクターである。いくつかの実施形態において、ベクターは、カチオン性リポソーム、脂質ナノエマルジョン、および固体脂質ナノ粒子(SLN)などのカチオン性脂質ベースの非ウイルスベクターである。いくつかの実施形態において、ベクターは、ポリ‐L‐リジンなどのペプチドベースの遺伝子非ウイルスベクターである。ゲノム編集に適した既知の非ウイルスベクターのいずれかを使用して、キメラ受容体をコードする核酸を遺伝子操作された免疫細胞に導入することができる。例えば、Yin Hら Nature Rev. Genetics(2014) 15:521~555;Aronovich ELら「The Sleeping Beauty transposon system:a non-viral vector for gene therapy.」 Hum. Mol.Genet.(2011) R1:R14-20;および Zhao Sら「PiggyBac transposon vectors:the tools of the human gene editing.」Transl. Lung Cancer Res.(2016) 5(1):120~125を参照とする。これらは参考として本明細書に組み込まれる。いくつかの実施形態において、キメラ受容体またはキメラ受容体システムをコードする任意の1つまたは複数の核酸は、物理的方法(エレクトロポレーション、ソノポレーション、フォトポレーション、マグネトフェクション、ハイドロポレーションを含むがこれらに限定されない)によって遺伝子操作された免疫細胞に導入される。
【0464】
組成物
さらに、本発明は、本明細書に記載されるクローディン18.2結合部分(例えば、ポリペプチド、抗体、または抗原結合断片)、本明細書に記載される抗クローディン18.2 scFvを含有するCAR、または本明細書に記載されるCARを有する遺伝子操作された免疫細胞を含む組成物(例えば、医薬組成物)を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、本明細書に記載されるクローディン18.2結合部分、本明細書に記載される抗クローディン18.2 scFvを含むCAR、または本明細書に記載されるCARを有する遺伝子操作された免疫細胞を含む医薬組成物、および薬学的に許容できる担体またはビヒクルを提供する。いくつかの実施形態において、医薬組成物は、免疫療法において有用である。いくつかの実施形態において、医薬組成物は、免疫腫瘍学において有用である。いくつかの実施形態において、組成物は、腫瘍増殖を阻害するのに有用である。いくつかの実施形態において、医薬組成物は、対象(例えば、ヒト患者)における腫瘍増殖を阻害するのに有用である。いくつかの実施形態において、組成物は、癌を治療するのに有用である。いくつかの実施形態において、医薬組成物は、対象(例えば、ヒト患者)の癌を治療するのに有用である。
【0465】
いくつかの態様において、本発明は、クローディン18.2結合部分、抗クローディン18.2 scFvを含むCAR、またはCARを有する遺伝子操作された免疫細胞を含む薬学的製剤を提供する。該製剤が局所投与に適している。いくつかの態様において、局所投与は、腫瘍内注射、腫瘍周囲注射、腫瘍近傍注射、病変内注射および/または腫瘍排出リンパ節への注射、または本質的に抗腫瘍剤が標的固形腫瘍に隣接する原発リンパ節に漏出すると予想される腫瘍標的注射を含む。
【0466】
製剤は、精製されたクローディン18.2結合部分、抗クローディン18.2 scFvを含むCAR、または本発明のCARを有する遺伝子操作された免疫細胞を薬学的に許容できるビヒクル(例えば、担体または賦形剤)と組み合わせることにより、貯蔵および使用のために調製される。当業者は、一般に、薬学的に許容できる担体、賦形剤、および/または安定剤を、製剤または医薬組成物の不活性成分とすると考えている(レミントン:「The Science and Practice of Pharmacy」、第22版、2012年、Pharmaceutical Press、ロンドン)。
【0467】
方法および使用
また、本発明は、クローディン18.2結合部分、本明細書に記載される抗クローディン18.2 scFvを含むCAR、CARを有する遺伝子操作された免疫細胞、そのようなクローディン18.2結合部分またはCARをコードするポリヌクレオチド、そのようなポリヌクレオチド、クローディン18.2結合部分またはCAR発現細胞を含む組換え発現ベクター、またはクローディン18.2を発現する癌または腫瘍の治療において本明細書に開示されるそのような細胞を有する医薬組成物の使用方法を提供する。理論に拘束されることなく、本明細書に開示されるクローディン18.2結合部分(例えば、抗体)、CAR、または遺伝子操作された免疫細胞は、インビボでクローディン18.2を発現する癌細胞を特異的に標的とすることで、癌細胞を排除、溶解、および/または殺すという治療効果を発揮することができる。
【0468】
いくつかの実施形態において、本発明は、クローディン18.2を発現する腫瘍または癌の治療を必要とする対象において、クローディン18.2を発現する腫瘍または癌を治療する方法を提供し、治療的有効量のクローディン18.2結合部分(例えば、抗体)、本明細書に記載される抗クローディン18.2 scFvを含むCAR、CARを有する遺伝子操作された免疫細胞、または本明細書に開示される医薬組成物を対象に投与することを含む。いくつかの実施形態において、治療可能なクローディン18.2を発現する癌または腫瘍は、固形腫瘍である。いくつかの実施形態において、クローディン18.2を発現する癌または腫瘍としては特に制限はないが、例えば、胃、食道、胃食道、肝臓、肺、結腸直腸、子宮内膜、乳房、膵臓、精巣、裂孔、卵巣、または神経膠腫が挙げられる。
【0469】
いくつかの実施形態において、クローディン18.2を発現する癌または腫瘍は、胃癌または腫瘍であってもよい。いくつかの実施形態において、クローディン18.2を発現する癌または腫瘍は、原発性胃腺癌であってもよい。いくつかの実施形態において、クローディン18.2を発現する癌または腫瘍は、食道癌または腫瘍であってもよい。いくつかの実施形態において、クローディン18.2を発現する癌または腫瘍は、胃食道癌または腫瘍であってもよい。いくつかの実施形態において、クローディン18.2を発現する癌または腫瘍は、クローディン18.2の発現が存在する任意の癌または腫瘍であってもよい。いくつかの実施形態において、クローディン18.2を発現する癌または腫瘍は、クローディン18.2の異所性活性化が存在する任意の癌または腫瘍(例えば、膵臓、食道、卵巣、および肺の腫瘍)であってもよい。いくつかの実施形態において、クローディン18.2を発現する癌または腫瘍は、原発性癌または腫瘍(例えば、胃腫瘍)であってもよい。いくつかの実施形態において、クローディン18.2を発現する癌または腫瘍は、原発性癌または腫瘍の転移であってもよい。非限定的な例として、いくつかの実施形態において、クローディン18.2を発現する癌または腫瘍は、胃癌腺癌のリンパ節転移または遠隔転移に局在することができる。いくつかの実施形態において、クローディン18.2を発現する癌または腫瘍は、卵巣(例えば、クルケンベルク腫瘍)に存在してもよい。ある特定の実施形態において、クローディン18.2を発現する癌または腫瘍は、組織学的サブタイプと相関している。非限定的な例として、いくつかの実施形態において、クローディン18.2を発現する癌または腫瘍は、食道の腺癌(扁平上皮癌でない)、粘液性(漿液性でない)卵巣癌、または膵管腺癌(膵島癌でない)である。
【0470】
いくつかの実施形態において、本明細書に開示される方法は、クローディン18.2陽性腫瘍細胞の数を減少させることができる。いくつかの実施形態において、本明細書に開示される方法は、対象における腫瘍負荷を軽減させることができる。いくつかの実施形態において、本明細書に開示されるクローディン18.2結合部分を使用して、CDCおよびADCCを含む対象の自然防御機構を利用して、悪性細胞または癌細胞を排除することができる。
【0471】
本明細書に開示される医薬組成物の投与に対する患者の反応を監視するための方法は、当技術分野で公知であり、本明細書に開示される方法に従って使用することができる。いくつかの実施形態において、当技術分野において周知の方法を使用して、本明細書に開示される医薬組成物の投与に対する患者の反応を監視することができる。いくつかの実施形態において、当技術分野において周知の方法を使用して、病変のサイズ、および/またはリンパ節のサイズを監視することができる。
【0472】
非限定的な例として、いくつかの実施形態において、造影剤増強CTスキャンは、患者の病変および/またはリンパ節を検出および/または監視することができる。いくつかの実施形態において、本明細書に開示される医薬組成物の投与は、患者のCTスキャンによって検出される病変のサイズを縮小することができる。いくつかの実施形態において、本明細書に開示される医薬組成物の投与は、異常なリンパ節を収縮させることができる。
【0473】
ある特定の実施形態では、本明細書において提供する方法を使用して、対象の癌を治療するか、または腫瘍の負担を軽減することができる。癌または腫瘍は、クローディン18.2を発現する癌または腫瘍である。一実施形態において、本明細書において提供する方法は、癌を治療するために使用される。癌を治療する方法は、癌に関連する徴候または症状を改善する任意の効果を含んでもよいことが理解される。そのような徴候または症状は、腫瘍の成長の阻害や腫瘍の成長速度の低下を含む腫瘍の負担の軽減、腫瘍のサイズの縮小、腫瘍の数の減少、腫瘍の排除を含むが、これらに限定されない。これらのすべては、当技術分野において周知のルーチンの腫瘍イメージング技術を使用して測定することができる。癌に関連する他の徴候または症状は、倦怠感、痛み、体重減少、および様々な癌に関連する他の徴候または症状を含むが、これらに限定されない。1つの非限定的な例において、本明細書において提供する方法は、腫瘍の負担を軽減することができる。したがって、本発明の細胞の投与は、腫瘍細胞の数を減らし、腫瘍サイズを縮小し、および/または対象の腫瘍を根絶することができる。腫瘍は固形腫瘍であってもよい。また、本発明の方法は、癌を有する対象の生存時間を増加または延長することができる。さらに、本発明の方法は、癌に対する対象の免疫応答を増加させることができる。
【0474】
本発明の方法において、治療的有効量のクローディン18.2結合部分(例えば、抗体)、抗クローディン18.2 scFvを含むCAR、または本明細書に記載されるCARを有する遺伝子操作された免疫細胞が、癌治療を必要とする対象に投与される。対象は哺乳類であってもよい。いくつかの実施形態において、対象はヒトである。対象の状態を緩和するために、クローディン18.2結合部分(例えば抗体)、抗クローディン18.2 scFvを含むCAR、または本明細書に記載されるCARを有する遺伝子操作された免疫細胞を含む医薬組成物は対象に投与されて抗癌応答を誘発する。対象の癌または腫瘍細胞の排除が起こるが、任意の臨床的改善が利益を構成する。臨床的改善は、進行のリスクまたは速度の低減または癌または腫瘍の病理学的結果の低減を含む。
【0475】
別の好適な対象グループは、癌の病歴を有していたが、別の様式の療法に応答性を示した個体である。先行治療は、外科的切除、放射線療法、および従来の化学療法を含んでいたが、これらに限定されない。結果として、これらの個体は臨床的に測定可能な腫瘍を有さない。しかし、彼らは、元の腫瘍部位の付近または転移による疾患の進行のリスクがあると疑われる。この群は、ハイリスクおよびローリスク個体にさらに細分されてもよい。細分化は、最初の治療の前または後に観察された特徴に基づいて行われる。これらの特徴は、臨床の技術分野では公知であり、種々の癌について適宜規定されている。ハイリスク亜群に特有の特徴は、腫瘍が浸潤された隣接組織を有するものまたはリンパ節の関与を示すものである。あるいは、本発明の細胞は、例えば、家族歴および/または遺伝子検査に基づいて、癌の素因を有すると疑われる対象における癌の発生を予防するために予防的に治療するために投与することができる。
【0476】
対象は、進行した形態の疾患を有することがあり、この場合には、治療目的は、疾患進行の軽減または逆転、および/または副作用の寛解を含んでもよい。対象は、すでに治療されている状態の病歴を有することがあり、この場合には、治療目的は、再発のリスクの低減または遅延であってもよい。さらに、難治性または再発性の悪性腫瘍は、本明細書に開示される細胞または医薬組成物を使用して治療することができる。
【0477】
治療に関しては、投与量は、所望の効果を生ずるのに有効な量である。有効量または治療的有効量は、治療時に有益なまたは所望の臨床結果を得るのに十分な量である。有効量は、単回投与または一連の投与(1回または複数回の投与)で投与されてもよい。有効量は、ボーラスまたは連続灌流によって提供することができる。治療に関して、有効量は、疾患の進行を緩和、改善、安定化、逆転または遅延させ、あるいは疾患の病理学的結果を低減するのに十分な量である。有効量は、特定の対象の医師によって決定することができる。有効量を達成するのに適切な投与量を決定するとき、通常、いくつかの要因が考慮される。これらの要因には、対象の年齢、性別、体重、治療される状態、状態の重症度、および投与される本発明の細胞の形態および有効濃度が含まれる。
【0478】
異なる作用機序を有する薬剤を用いた併用療法により、相加効果または相乗効果を得ることができる。単剤療法に比べて、併用療法により、各薬剤の容量を低くすることができる。これにより、毒性副作用の軽減および/または本明細書に開示される薬剤の治療指数の向上が可能となる。併用療法は、耐性のあるがん細胞が発生する可能性を減らすことができる。いくつかの実施形態において、付加療法により、本明細書に記載される細胞または医薬組成物の治療指数を増加させる。いくつかの実施形態において、付加療法により、本明細書に記載される細胞または医薬組成物の毒性および/または副作用を減少させる。
【0479】
付加療法は、本明細書に記載される細胞または医薬組成物の投与の前に、それと同時に、またはその後に行うことができる。併用投与は、1種類の薬学的製剤に入れた、もしくは別個の製剤を用いた同時投与を含んでもよく、またはどちらの順番でもよいが、活性物質の全てがその生物学的活性を同時に発揮できるように、一般的にある期間内で行われる、連続投与を含んでもよい。当業者は、治療されている対象の需要に応じて、併用療法で使用される追加の薬剤の時間および投薬など、本明細書に記載されるクローディン18.2結合部分を投与するための適切なレジメンと付加療法を組み合わせて容易に決定することができる。
【0480】
本発明の様々な実施形態の活性に実質的に影響しない改変もまた、本発明の定義内で包含されることが理解される。したがって、以下の実施例は、例証のためのものであり、本発明を限定するためのものではない。
【実施例】
【0481】
以下の実施例は、本発明を単に例示するためのものであり、本発明は以下の実施例によって限定されない。以下の実施例および詳細な説明は、例示のみをの目的として提供しており、限定するとみなすべきではない。
【0482】
実施例1:マウス抗クローディン18.2モノクローナル抗体(mAbs)の生成
免疫
現在の動物福祉規制下で、ヒトクローディン18.2コーディングDNA(NCBI、NP_001002026.2)/CHO細胞を過剰発現するヒトクローディン18.2(NCBI、NP_001002026.1)/クローディン18.2の最初の細胞外ループペプチド/組換えヒトクローディン18.2‐hisタンパク質(GenScript)(総称して「抗原」と呼ばれる)を用いてBalb/cマウスを免疫した。この抗原をPBS溶液中で調製するか、CFA(完全フロイントアジュバント、一次免疫用)またはIFA(不完全フロイントアジュバント、追加免疫用)に乳化した。遺伝子銃または注射器によってマウの腹部の腹腔内または背部皮膚の皮下にこの抗原を投与した。各動物に3~5回投与した。各注射してから7日後に血液サンプルを収集し、融合基準を満たすまで、固定化されたクローディン18.2‐hisタンパク質を用いたELISAベースのアッセイ、またはクローディン18.2を発現するHEK293安定細胞株を用いたFACSによって抗血清力価を監視した。
【0483】
クローディン18.2分泌ハイブリドーマの選択
最後の追加免疫が完了してから3日後、標準的なハイブリドーマ生成プロトコルに従って、高い力価を有するマウス由来の脾細胞を無菌的に調製し、sp2/0細胞と融合させた。融合した細胞を、濃度が10%のFBSを添加したDMEM培地を含む1X HAT(ヒポキサンチン-アミノプテリン-チミジン)で7日間培養した。蛍光活性化セルソーティング(FACS)によってクローディン18.2を発現するHEK293安定細胞株に結合する細胞培養上清のハイブリドーマの能力について分析し、FACSによってクローディン18.1を発現するHEK293安定細胞株を使用してクローディン18.2標的に対するハイブリドーマの結合特異性を試験した。所望の特性を示すハイブリドーマクローンを、限界希釈によってサブクローン化した。それぞれのユニークなクローンによって生成した抗体を、プロテインA磁気ビーズで精製し、0.5Mクエン酸ナトリウム溶液(pH3.5)で溶出させ、0.5MのTris‐HCl(pH9.0)で中和した。次に、タンパク質をPBS中で調製し、分光光度法(NanoDrop、Thermo Fisher Scientific)で濃度を測定した。続いて、各クローン由来の0.5mgの精製抗体に対して特性評価を行った。Clonotyping System‐HRP(SouthernBiotech)によって抗体アイソタイプを決定した。
【0484】
実施例2:抗クローディン18.2マウス抗体のインビトロ特性評価
クローディン18.2‐hisタンパク質に結合したクローディン18.2マウス抗体
酵素結合免疫吸着アッセイ法(ELISA)を用いて、IgG抗体およびIgM抗体を含む抗クローディン18.2mAbのクローディン18.2への結合を分析した。簡潔には、PBS中の精製された自家製クローディン18.2‐hisタンパク質(0.5μg/ml、100.0μl、pH7.4)をELISAプレートに4℃で一晩予め塗布した。翌日、ウェルを段階希釈した抗クローディン18.2抗体とともに培養し、初期濃度1.0μg/ml、温度37℃で1時間3倍希釈して、HRP標識ヤギ抗マウスIgG(H+L)(1:10000、Rockland Immunochemicals社、610‐103‐121)、次にTMB(3,3’、5,5’-テトラメチルベンジジン)とともに培養した。450nmで吸光度を読み取り、
図11A~1Oのようにプロットした。GraphPadPrism v6.02によってデータを分析し、EC
50値を決定した。代表的な抗体のEC
50値を表4にまとめた。
【0485】
【0486】
抗クローディン18.2抗体を誘発した補体依存性細胞傷害(CDC)
ヒトの胃癌または胃食道癌に対する抗ヒトクローディン18.2治療用抗体の作用として、抗体依存性細胞傷害(ADCC)および補体依存性細胞傷害(CDC)の2つの重要なメカニズムがある。
【0487】
CDCアッセイにおいて、抗クローディン18.2治療用抗体を機能的に試験した。簡潔には、標的タゲット細胞としてのヒトクローディン18.2を過剰発現するCHO-K1(GenScript、Cat.No. M00685)を、アッセイバッファー(ウシ胎児血清(Gibco、10099-141)1%、MEM-α(Gibco, 41061-029)99%)中で5*105細胞/mlの細胞密度で96ウェル付きプレートに培養し、回収して播種した。連続希釈した抗体をプレートに添加し、プレートを37℃/5%CO2で30分間培養した。次に、精製された正常なヒト血清(GenScript、カタログ番号:A01006、1ウェルあたり20μL)をプレートに添加して、プレートをさらに4時間培養した。プレートをインキュベーターから取り出し、上清を収集し、Cell Titer‐Glo(登録商標)アッセイキット(カタログ番号:G7570、プロメガ)を使用して試験を行った。PheraStarマイクロプレートリーダー(BMG Labtech)を用いて発光データを取得して細胞生存率を分析した。自家調製したIMAB362アナログ(Claudiximab、Ganymed Pharmaceuticals AG)を陽性対照とした。
【0488】
CDCアッセイの結果を候補抗体の濃度に対する標的細胞溶解のパーセンテージの形式で
図2A~2Pに示した。抗体のEC
50値および%相対活性(%相対活性=(陽性対照のEC
50/候補抗体のEC
50)*100%)を決定し、以下の表5にまとめた。
【0489】
いくつかのクローン由来の抗体は、IMAB362よりEC50が低かった。200%以上の相対活性を示すいくつかのmAbは太字でリストされている。
【0490】
【0491】
クローディン18.2を発現するHEK293T細胞に結合した抗クローディン18.2マウス抗体
細胞ベースのELISAによってタンパク質結合EC50を決定するために、96ウェル付きU底マイクロプレートをブロッキング緩衝液(5%のMPBS、1×5%のスキムミルクを含むPBS)とともに4℃で一晩予めブロックした。翌日、クローディン18.2を発現するHEK293T安定細胞株をブロッキング緩衝液中に1.5×106細胞/mlで懸濁し、100μL/ウェルでプレートに添加し、室温で1時間培養した。その後、ウェルを連続希釈した抗クローディン18.2抗体とともに室温で1時間培養し、初期濃度50.0nMで3倍希釈した後、HRP標識ヤギ抗マウスIgG(H+L)(1:10000、Rockland Immunochemicals社、Cat.:610‐103‐121)とともに培養し、基質TMB発色反応を行った。IMAB362アナログを陽性対照とし、マウスIgGおよびヒトIgG1Fcをアイソタイプ対照とした。
【0492】
HIV‐1ベースのレンチウイルスを使用して、前述で使用したヒトクローディン18.2を過剰発現するHEK293T細胞株を生成した。クローディン18.2(NCBI、NP_001002026.1)を過剰発現するレンチウイルスをパッケージ化し、超遠心分離によって収集し、HEK293T細胞の感染に使用した。ピューロマイシンの選択抗生物質を使用して感染した細胞プールを1週間以上選択し、FACSによってクローディン18.2の発現を検証した。細胞を96ウェル付きプレートに希釈して、単一細胞クローンを生成した。
【0493】
450nMで光学密度を読み取ることによって、抗体‐クローディン18.2結合曲線を生成して、
図3A~3Qに示す。4つのパラメーターと、最適値プログラムを備えたGraphPad Prism v6.02ソフトウェアを用いて生データをプロットしてEC
50を分析した。ELISA結合によるEC
50値を表6にまとめた。
【0494】
以下のデータによると、いくつかの抗体はIMAB362よりも優れたクローディン18.2結合効率および/または効力を有することが分かった。
【0495】
【0496】
良好な特性を示す抗クローディン18.2mAbの配列を決定し、それらの重鎖/軽鎖可変領域およびCDR配列または配列番号を表1と表2にまとめた。これらの抗体のいくつかに対してさらに特性評価を行った。
【0497】
実施例3:キメラ抗クローディン18.2抗体の調製と特性評価
キメラ抗体の調製
ヒトコドンバイアス発現のために、GenScript OptimumGene(商標)-コドン最適化によって選択したmAbの重鎖および軽鎖可変領域コーディング配列を最適化した。キメラフォーマットでの一過性発現を可能にするために、DNA断片をコードする重鎖および軽鎖可変領域を合成し、ヒトIgG1重鎖ドメイン(CH1-ヒンジ-CH2-CH3、配列番号388に記載されるアミノ酸)および軽鎖カッパ定常領域(CL、配列番号389に記載されるアミノ酸)をコードするヌクレオチドに融合させた。ここで、重鎖可変領域のC末端は、ヒトIgG1重鎖定常領域のN末端に連結され、軽鎖可変領域のC末端は、ヒトカッパ定常領域のN末端に連結される。重鎖および軽鎖発現構築物は、分泌発現のために合成されたシグナルペプチドの下流の個々のpTT5ベースのプラスミドにクローン化された。
【0498】
PEImax 40,000(Cat No. 24765‐1、ポリサイエンス社)を使用して、抗体重鎖/軽鎖ペアプラスミドでトランスフェクトされたHEK293-6E細胞でキメラ抗体を発現した。24時間後、トリプトンN‐1サプリメントを添加することにより発現/分泌を促進した。温度37℃、5%CO2で5日間振とう培養した後、上清を回収し、プロテインAビーズで抗体含有量を精製した。キメラ抗体産物をPBSに保存しては分析に使用する。
【0499】
キメラ抗体のFACS結合分析
FACS分析によってHEK293細胞で発現したクローディン18.2へのキメラ抗体の結合を決定した。簡潔には、前述の実施例で調製したようなヒトクローディン18.2を発現するHEK293細胞を回収し、抗クローディン18.2 mAbとともに4℃で40分間培養した後、フルオロフォア(iFluor 647)-標識ヤギ抗マウスIgG(H+L)二次抗体とともに4℃で0.5時間培養した。その後、サンプルをフローサイトメトリーで分析した。結果を
図4A~4C、表7および表8に示した。
【0500】
【0501】
【0502】
IMAB363ベンチマークと比べて、キメラ抗体は、細胞表面発現クローディン18.2に対して同等以上の結合能力を示した。特に、203A6C9、207F8G5、252E7C9、および253E4F7は、IMAB362よりも高い結合効果と特異的ターゲティング能力を示した。
【0503】
すべての抗体のFACS分析によって、クローディン18.1‐HEK293細胞への結合を陰性とした(データは図示しない)。
【0504】
抗クローディン18.2抗体誘導性CDC
実施例2に記載されるプロトコルに従って、キメラ抗体に対してCDCアッセイを行った。
【0505】
CDCアッセイの結果を
図5A~5Cおよび表9に示した。本発明のほとんどすべての抗体は、ベンチマークIMAB362よりも低いEC
50および高い%相対活性を示した。
【0506】
【0507】
抗クローディン18.2抗体誘導性ADCC
さらに、キメラ抗体のADCC活性について試験を行った。アッセイ手順では、標的細胞株であるCHO-K1を過剰発現するヒトクローディン18.2(GenScript、Cat.#.M00685)を96ウェル付きプレートに10,000細胞/ウェルで培養し、回収し、播種した。連続希釈したキメラ抗体または陽性対照としての自家調製したIMAB362アナログをプレートに添加し、プレートを温度37℃/5%CO2で30分間培養した。
【0508】
【0509】
ヒト全血を採取し、PBSで1:1v/vに希釈した後、Lymphoprepとともに添加し、300g、4℃で25分間遠心分離して、PBMC層を分離した。PBSで2回洗浄した後、新たに単離したヒトPBMC(末梢血単核細胞)をエフェクター細胞とし、プレートに1ウェルあたり約50,000細胞の密度で加え、同じ条件で6時間培養した。アッセイプレートを取り出し、簡単に遠心分離した。製造業者の指示(Roche)に従って、上清を収集した後、新しいプレートに移し、細胞毒性検出キット(LDH)および2000T(Roche 11644793001)を使用してLDH活性アッセイを行った。FlexStation3によって吸光度データを取得して、GraphPad Prism6.0を用いて分析した。
【0510】
ADCCアッセイの結果を候補抗体の濃度に対する標的細胞溶解のパーセンテージの形式で
図6A~6Jに示した。候補キメラ抗体のEC
50値および%相対活性(%相対活性=(陽性対照のEC
50/サンプルのEC
50)*100%)を決定し、表10にまとめた。本出願の抗体は、IMAB362と比べて、同等以上のADCC活性を示した。
【0511】
実施例4:抗体のヒト化と特性評価
候補抗体のヒト化設計
207F8G5、232C5E3、237D2A4、246B5F2、370E2B12C3、410H6H3、および412B6E4の7つの抗体をヒト化のために選択した。
【0512】
抗体の可変ドメイン配列に基づいて、CDR、HVループ、およびFRを分析し、ホモロジーモデリングを実行して、マウス抗体のモデル化された構造を取得した。断片残留物の溶媒接触可能表面積を計算し、埋もれている(すなわち、溶媒接触可能表面積が15%未満)断片残留物を特定した。マウスの対応物と最も高い配列同一性を共有するVHおよびVLのために、最大3つのヒトアクセプターを選択して、マウス抗体のCDRをヒトアクセプターフレームワークにグラフトした。結合活性に重要であると考えられているフレームワーク領域のカノニカル残基およびVH-VLインターフェース上の残基をマウス残基に逆変異した。
【0513】
リード207F8G5については、9つの重鎖可変領域(VH1、VH1.1、VH1.2、VH1.3、VH1.4、VH1.5、VH1.6、VH1.7、およびVH1.8)と2つの軽鎖可変領域領域(VL1とVL1.1)をペアにして、親和性ランキングを行った。逆突然変異の詳細は以下のとおりである。VH1:CDRグラフト化重鎖;VH1.1:R38K、R72S、Y95F、およびR98Tを含むVH1;VH1.2:R38K、M48I、V68A、Y95F、およびR98Tを含むVH1;VH1.3:M48I、V68A、R72S、Y95F、およびR98Tを含むVH1;VH1.4:R38K、M48I、V68A、R72S、Y95F、およびR98Tを含むVH1;VH1.5:R38K、M70L、R72S、Y95F、およびR98Tを含むVH1;VH1.6:R38K、M48I、V68A、R72S、I76S、Y95F、およびR98Tを含むVH1;VH1.7:R38K、M70L、R72S、およびR98Tを含むVH1;VH1.8:V20M、R38K、M48I、V68A、M70L、R72S、I76S、Y95F、およびR98Tを含むVH1;VL1:CDRグラフト化軽鎖;VL1.1:L15P、I21M、およびN22Sを含むVL1。
【0514】
リード232C5E3については、5つの重鎖可変領域(VH1、VH1.1、VH1.2、VH1.3、およびVH1.4)と2つの軽鎖可変領域(VL1およびVL1.1)をペアにして、親和性ランキングを行った。逆突然変異の詳細は以下のとおりである。VH1:CDRグラフト化重鎖;VH1.1:M48I、V68A、R72A、Y95Fを含むVH1;VH1.2:V37I、R38K、R72A、Y95Fを含むVH1;VH1.3:M48I、R72A、Y95Fを含むVH1;VH1.4:V37I、R38K、M48I、V68A、R72A、Y95Fを含むVH1;VL1:CDRグラフト化軽鎖;VL1.1:I21MおよびN22Sを含むVL1。
【0515】
リード237D2A4については、8つの重鎖可変領域(VH1、VH1.1、VH1.2、VH1.3、VH1.4、VH1.5、VH1.6、およびVH1.7)と2つの軽鎖可変領域(VL1およびVL1.1)をペアにして、親和性ランキングを行った。逆突然変異の詳細は以下のとおりである。VH1:CDRグラフト化重鎖;VH1.1:V71K、N76S、およびR97Kを含むVH1;VH1.2:V71K、F78V、S79F、およびR97Kを含むVH1;VH1.3:V71K、N76S、F78V、S79F、およびR97Kを含むVH1;VH1.4:I37V、V71K、N76S、およびR97Kを含むVH1;VH1.5:I37V、I48L、V67L、V71K、およびR97Kを含むVH1;VH1.6:I37V、I48L、V67L、V71K、N76S、およびR97Kを含むVH1;VH1.7:I37V、I48L、V67L、V71K、N76S、F78V、S79F、およびR97Kを含むVH1;VL1:CDRグラフト化軽鎖;VL1.1:I21MおよびN22Sを含むVL1。
【0516】
リード246B5F2については、5つの重鎖可変領域(VH1、VH1.1、VH1.2、VH1.3、およびVH1.4)と2つの軽鎖可変領域(VL1およびVL1.1)をペアにして、親和性ランキングを行った。逆突然変異の詳細は以下のとおりである。VH1:CDRグラフト化重鎖;VH1.1:G44R、S49A、およびK98Gを含むVH1;VH1.2:S49A、S75A、およびK98Gを含むVH1;VH1.3:G44R、S49A、S75A、およびK98Gを含むVH1;VH1.4:Q3M、G44R、S49A、S75A、およびK98Gを含むVH1;VL1:CDRグラフト化軽鎖;VL1.1:N22SおよびS69Tを含むVL1。
【0517】
リード370E2B12C3については、3つの重鎖可変領域(VH1、VH2、およびVH3)と3つの軽鎖可変領域(VL1 VL2およびVL3)をペアにして、親和性ランキングを行った。
【0518】
リード410H6H3については、3つの重鎖可変領域(VH1、VH1.1およびVH1.2)と2つの軽鎖可変領域(VL1およびVL1.1)をペアにして、親和性ランキングを行った。逆突然変異の詳細は以下のとおりである。VH1:CDRグラフト化重鎖;VH1.1:S49AおよびY80Fを含むVH1;VH1.2:L18R、S78T、およびY80Fを含むVH1;VL1:CDRグラフト化軽鎖;VL1.1:I21M、N22S、L52Mを含むVL1。
【0519】
リード412B6E4については、3つの重鎖可変領域(VH1、VH1.1、およびVH1.2)と2つの軽鎖可変領域(VL1およびVL1.1)をペアにして、親和性ランキングを行った。逆突然変異の詳細は以下のとおりである。VH1:CDRグラフト化重鎖;VH1.1:S49AおよびY80Fを含むVH1;VH1.2:L18R、S78T、およびY80Fを含むVH1;VL1:CDRグラフト化軽鎖;VL1.1:I21M、N22S、L52Mを含むVL1。
【0520】
ヒト化重鎖/軽鎖可変領域のアミノ酸配列番号を表1および2に示す。ヒト化重鎖可変領域およびヒトIgG1重鎖定常領域をコードするDNA配列(配列番号388に記載されるアミノ酸)と、ヒト化軽鎖可変領域およびヒトカッパ定常領域(配列番号389に記載されるアミノ酸)をコードするDNA配列をペアにして、完全長抗体を発現し、特性評を行った。ここで、重鎖可変領域のC末端は、ヒトIgG1重鎖定常領域のN末端に連結され、軽鎖可変領域のC末端は、ヒトカッパ定常領域のN末端に連結された。
【0521】
トランスフェクトされた上清を用いて細胞結合を最初にスクリーニングした後、実施例3に記載されるプロトコルに従って、開始濃度が45μg/mlで、抗体が3倍希釈した条件で、HEK293細胞で発現したクローディン18.2上のキメラおよび最大3つのヒト化抗体の結合パターンをプロットした。いくつかの代表的な抗体の結合データを
図7A~7Gおよび表11に示した。FACSによってクローディン18.1への負の結合を確認した(データは図示しない)。
【0522】
【0523】
さらに、これらのヒト化抗体のADCCおよびCDC活性を試験した。ADCCアッセイを使用した場合、CHO‐K1/CLDN18.2細胞(GenScript、Cat.No.M00685)を、アッセイバッファー(ウシ胎児血清(Gibco、10099-141)1%、MEM‐α(Gibco、41061‐029)99%)中で1ウェルあたり約10,000細胞の密度で96ウェル付き平板プレートに播種した。次に、血清希釈した抗体またはアッセイバッファーをプレートに添加し、プレートを室温で0.5時間培養した。GenScriptによって提供されたプラスミドでCD16a(158V)を過剰発現するように設計されたNK92/CD16a‐VV細胞(NK92(ATCC、カタログ番号:CRL‐2407))を、濃度が200 IU/mLのrhIL-2を含むアッセイバッファー中で1ウェルあたり約10000細胞の密度でアッセイプレートに添加した。CO
2濃度が5%の加湿したインキュベーター内で37℃で約6時間培養した後、プレートをインキュベーターから取り出し、室温に達するまで静置した。そして、アッセイプレートを500gで3分間遠心分離し、上清を別の96ウェル付きアッセイプレートに移した。LDH細胞毒性キット(Roche、カタログ番号:11644793001)を使用してLDH放出を検出し、いくつかの代表的な抗体のデータを
図8A~8Hに示した。
【0524】
CDCアッセイを使用した場合、対数増殖期においてクローディン18.2を過剰発現するCHO-K1(GenScript、Cat.No.M00685)をトリプシン処理し、アッセイバッファー(ウシ胎児血清(Gibco 10099‐141)1%、MEM‐α(Gibco 41061‐029)99%、ヘパリン(Sangon Biotech A603251‐0001)100μg/ml)中で1ウェルあたり約5000細胞の密度で384ウェル付きプレートに播種した。異なる濃度の抗体と培養した。室温で約0.5時間培養した後、健常ドナー由来の作用濃度が10%のプールされた正常なヒト血清(PNHS)をアッセイバッファーで希釈し、プレートウェルに添加した。CO
2濃度が5%の加湿したインキュベーター内でアッセイプレートを37℃で約4時間培養した後、プレートを取り出し、CellTiter‐Glo Kit(Promega、カタログ番号:G7573)を使用して細胞生存率に対して試験を行った。いくつかの代表的な抗体のデータを
図9A~9Hに示した。
【0525】
これらのヒト化抗体は、効力および/または有効性において、親のキメラ抗体と同等のクローディン18.2結合能力、ADCCおよびCDC活性を示した。
【0526】
実施例5:キメラ抗原受容体の調製と特性評価
N末端からC末端までCD8αヒンジドメイン(配列番号:292)、CD8α膜貫通ドメイン(配列番号:293)、CD137共刺激ドメイン(配列番号:294)、およびCD3ζ細胞間シグナル伝達ドメイン(配列番号:296)を含むCAR骨格ポリペプチドをコードするヌクレオチドを合成し、構成的hEF1αプロモーターの下流にあり、かつそれに操作可能に連結された事前修飾レンチウイルスベクター(pLSINK‐BBzBB)にクローニングし、またはクローニングベクター(pT7‐BBzBB)にクローニングし、インビトロでT7プロモーターに連結した。ベクター内のマルチクローニングサイト(MCS)により、一本鎖抗体(scFv)およびリンカー(配列番号:298)のN末端に融合したCD8αシグナルペプチド(配列番号:291)をコードする核酸配列に作動可能に連結されたコザック配列の、CAR骨格配列の上流にありかつそれに作動可能に連結されたCAR骨格ベクターへの挿入が可能となった。scFvは軽鎖可変領域のC末端および重鎖可変領域のN末端に接続されるリンカー(配列番号:297)で構成される。抗クローディン18.2scFv、シグナルペプチドおよびリンカーをコードする核酸配列を化学的に合成し、当技術分野において周知の分子クローニング技術により、MluI(5’‐ACGCGT‐3’)およびSpeI(5’‐ACTAGT‐3’)制限部位を介してpT7‐BBzBBにクローニングし、または、EcoRI(5’‐GAATTC‐3’)およびSpeI(5’‐ACTAGT‐3’)制限部位を介してpLSINK‐BBzBB CAR骨格にクローニングした。CARおよび対応する重鎖可変領域、軽鎖可変領域、およびscfvのアミノ酸配列番号を表3にまとめた。
【0527】
mMESSAGE/mMACHINE T7キット(Thermo Fisher AM1344およびAM1350)を用いて、インビトロ転写によってCARコンストラクトのRNAを調製した。具体的には、キットの指示に従って、精製したプラスミドをインビトロ転写反応させてインキュベーションした。次に、RNeasy Miniキット(QIAGEN、カタログ番号:75144)を用いて転写されたRNA(IVT‐RNA)を精製した。最後に、IVT‐RNAを10μL/バイアルで液化した直後、-80℃で保管したか、CAR‐Tの調製に直接使用した。
【0528】
pMDLg.pRRE(Addgene番号:12251)、pRSV‐REV(Addgene番号:12253)、およびpMD2.G(Addgene番号:12259)を含むレンチウイルスパッケージングプラスミド混合物を、ポリエーテルイミド(PEI)と事前に最適化された比率でCARコンストラクトを発現するベクターと事前に混合し、その後、25℃で5分間培養した。次に、HEK293細胞をトランスフェクションミックスに添加して、細胞をCO2濃度が5%のセルインキュベーター内で37℃で一晩培養した。4℃、500gで10分間遠心分離した後、上清を回収し、0.45μMのフィルターを通してろ過し、その後、レンチウイルス濃縮のために超遠心分離した。超遠心分離後、上清を慎重に除去し、レンチウイルスペレットを予め冷却したDPBSで慎重にすすいだ。レンチウイルスを適切に液化した直後、-80℃で保管した。レンチウイルス力価を、GenScriptによって開発されたHTRFキットに基づいてp24によって決定した。
【0529】
PBMCの調製
白血球をアフェレーシスによって健常ドナーから収集し、細胞濃度をR10培地で5×106細胞/mLに調整した。その後、白血球を0.9%NaCl溶液と1:1(v/v)の比で混合した。3mLのLymphoprep培地を15mLの遠心分離管に添加し、6mlの希釈リンパ球混合物をLymphoprep培地の上に緩徐に層化した。リンパ球混合物を、制動なしで、20℃、800gで30分間遠心分離した。その後、リンパ球バフィーコートを200μLのピペットで収集した。採取した画分を0.9%NaClまたはR10で少なくとも6倍に希釈し、溶液の密度を低減した。次に、採取した画分を、20℃、250gで10分間遠心分離した。上清を完全に吸引し、10mLのR10を細胞ペレットに添加して、細胞ペレットを再懸濁した。混合物を、20℃、250gで10分間さらに遠心分離した。上清を再度吸引した。300IU/mLのIL‐2を含む2mLの37℃で予温したR10を細胞ペレットに添加し、細胞ペレットを緩やかに再懸濁した。トリパンブルー染色に従って細胞の数を決定し、このPBMC試料は後の実験に備えた。
【0530】
T細胞の精製
以下に記載の製造業者のプロトコルに従って、Miltenyi Pan T細胞分離キット(カタログ番号:130‐096‐535)を使用してPBMCからヒトT細胞を精製した。細胞の数を最初に決定し、細胞懸濁液を300gで10分間遠心分離した。次に、上清を完全に吸引し、細胞ペレットを40μL/107個の全細胞の緩衝液中に再懸濁した。10μL/107個の全細胞のPan T細胞ビオチン-抗体カクテルを添加し、完全に混合し、冷蔵庫(2~8℃)内で約5分間培養した。その後、30μL/107個の細胞の緩衝液を添加した。20μL/107個の細胞のPan T細胞マイクロビーズカクテルを添加した。細胞懸濁液の混合物を十分に混合し、冷蔵庫(2~8℃)内でさらに10分間培養した。磁気分離には最小500μLが必要である。磁気分離のために、LSカラムを好適なMACS分離器の磁場に置いた。カラムを3mLの緩衝液であるすぐことによって調製した。その後、細胞懸濁液をカラムに塗布し、非標識細胞を含有する貫流液を収集した。これは、富化T細胞画分となった。カラムを3mLの緩衝液で洗浄し、通過した非標識細胞を収集することによって、追加のT細胞を収集した。これらの非標識細胞は、この場合もやはり、富化T細胞となり、これらを先のステップからの貫流物と合わせた。その後、プールされた富化T細胞を遠心分離し、R10+300IU/mLのIL‐2に再懸濁した。
【0531】
続いて、調製したT細胞を、抗CD3/CD28 MACSiBead粒子を1:2のビーズ:細胞比で添加した製造業者のプロトコルに従って、ヒトT細胞活性化/増殖キット(Miltenyi番号:130‐091‐441)で48~96時間事前活性化した。
【0532】
標的細胞株の構築
KATOIII(ATCC番号:HTB‐103)、NUGC4(JCRB0834)、およびMKN45(JCRB0254)を含む胃癌細胞株と膵臓癌細胞株PANC1(ATCC番号:CRL‐1469TM)に基づいて、標的細胞を自家で構築した。2Aペプチドを使用してKatoIII.18.2.Luc細胞株を構築し、ヒトクローディン18.2 ORF(NM_001002026.2)とホタルルシフェラーゼを同時発現させた。2Aペプチドを使用してKatoIII.18.1.Luc細胞株を構築し、ヒトクローディン18.1 ORF(NM_016369.3)とホタルルシフェラーゼを同時発現させた。KatoIII.Luc細胞株を構築し、ホタルルシフェラーゼのみを過剰発現させた。半定量PCRによって標的遺伝子の発現を検証した。
【0533】
遺伝子操作されたCAR‐T細胞の発現
事前に活性化されたT細胞にCAR IVT‐RNAをエレクトロポレーションした。事前に活性化されたT細胞を、300g、室温で10分間遠心分離することによって回収した。上清を完全に除去した後、細胞ペレットをCeletrix 103緩衝液に再懸濁し、トリパンブルー染色によって細胞濃度を評価し、120μLあたり400万~600万個のヒトT細胞に分注した。事前に活性化されたT細胞の各アリコートに10μgのCAR-mRNAを添加することによってエレクトロポレーションミックスを調製した。その後、Celetrixエレクトロポレーション装置を使用して、事前に最適化された電圧およびパルス(820V/20ms)でエレクトロポレーションを行った。エレクトロポレーションプロセスが完了した直後、細胞を新しい予熱培地に移し、CO2濃度が5%の加湿したインキュベーターに37℃で一晩培養して、分析した。
【0534】
形質導入後6日目から9日目に、形質導入されたT細胞を回収した。フローサイトメトリーによってCAR発現レベルを評価した。簡潔には、各群から1×106個のエレクトロポレーションT細胞を収集して、FITC標識ヤギ抗マウス抗体(Abcam、カタログ番号:ab98658)とともに4℃で0.5~1時間培養した。インキュベーションが完了すると、細胞を回収してDPBSで洗浄し、300g、20℃で10分間遠心分離した。Attune NxTフローサイトメーター(Thermo Fisher)から調製した各CAR‐T細胞の発現レベルを取得し、そのデータを表12に示した。UnTは、CARで形質導入されていないT細胞を表し、175DXは、陽性対照として使用されるIMAB362(配列番号:336)のscFvを含有するCARを表した。
【0535】
【0536】
細胞毒性アッセイ
CAR‐T細胞を、20:1、5:1、および1:1のエフェクター(CAR‐T)と標的細胞の比(E:T)で20~24時間腫瘍細胞とともに培養して、細胞毒性アッセイを行った。製造業者のプロトコルに従って、One-glo(商標)発光ルシフェラーゼアッセイ試薬(Promega番号:E6110)を調製して、それを共培養細胞に添加し、ウェル内の生存可能な標的細胞の数と相関するウェル内のルシフェラーゼ活性を検出した。
【0537】
特異的細胞毒性を以下の式によって計算した:特異的細胞毒性%=100%×(1-(RLU試料-RLU最小)/(RLU最大-RLU最小))。RLU試料は、本発明の特異的CARを有するCAR-T細胞を含むウェルで測定されたときのルシフェラーゼ活性を表す。RLU最小は、細胞毒性アッセイを開始したときに最終濃度1%でTriton X‐100を添加したウェルで測定されたときのルシフェラーゼ活性を表し、RLU最大は、CARで形質導入されていないT細胞を含むウェルで測定されたときのルシフェラーゼ活性を表す。
【0538】
図10に示すように、C182002~C182005 CARを有するT細胞は、175DXを有するT細胞と比べて、同等の細胞毒性レベルで、ヒトクローディン18.2を過剰発現するCHO.18.2.Luc細胞の強力な死滅を誘発した。CAR C182001を有するT細胞は、CAR発現レベルがおそらく比較的低いため(他のクローンの場合は90%以上と比べて、20.3%となった)、CHO.18.2.Luc細胞に対してより低い細胞毒性レベルを示した。これらの抗クローディン18.2 CARを含むT細胞は、ヒトクローディン18.1を過剰発現する細胞(CHO.18.1.Luc)に対して殺傷効果をほとんど示さなかった。
【0539】
さらに、
図11に示すように、KatoIII.18.2.Luc細胞に対して強力な細胞毒性を示し、KatoIII.18.2.Luc細胞に対してより高い細胞毒性効果を示した抗クローディン18.2 CAR C182006~C182037を有するT細胞はより高いE/T比で検出された。20:1のE/T比は細胞毒性アッセイにとって飽和状態であるように見えたが、いくつかのCARを含むT細胞は、CAR C182003、C182014~C182021、およびC182032~C182034を有するT細胞(二元配置分散分析によって試験された)などの175DXを含むT細胞と比べて、より低いE/T比(5:1)でKatoIII.18.2.Lucに対して著しく高いレベルの細胞毒性を誘発した。他のCARを含むT細胞は、175DXを含むT細胞と同等のレベルで細胞毒性を誘発した。
【0540】
また、KATOIII.18.2.Luc、KATOIII.18.1.Luc、およびKATOIII.Luc細胞株に対して、それぞれ5:1のE/T比で抗クローディン18.2 CAR‐T細胞の細胞毒性を評価した。
図12に示すように、本発明の抗クローディン18.2 CARを有するT細胞は、175DXを有するT細胞と比べて、KATOIII.18.2.Luc細胞に対して同様のレベルの細胞毒性を誘発したが、KATOIII.18.1.LucおよびKATOIII.Luc細胞に対して著しく高い細胞毒性効果を示した。その結果によると、本発明のCARが、低いヒトクローディン18.2発現レベルを有する細胞に対してより感受性が高い可能性があることを示唆した。さらに重要なことに、KATOIII.Lucに対する細胞毒性はKATOIII.18.1.Luc細胞に対する細胞毒性よりも強くなく、そのような細胞毒性効果がヒトクローディン18.2特異的であることを示唆した。
【0541】
配列
本発明のいくつかの配列は、以下に記載されており、CDRに下線が引かれている。
【0542】
グループ 1
260G9E8-VH (配列番号:1)
【0543】
QADLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFASHNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGTKYNQKFTGKATLTADTSSSTAYMQITSLTSEDSAVYFCARDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA260G9E8-VL (配列番号:2)
【0544】
DIVMTQSPSSLTEKAGEKVSMRCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQADDLAVYYCQNDYMFPFTFGAGTKLELK
【0545】
252F1B10-VH (配列番号:3)
【0546】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQINSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0547】
252F1B10-VL (配列番号:4)
【0548】
DIVMTQSPSSLTEKAGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYRYPFTFGAGTKLELK
【0549】
257B1G9-VH (配列番号:5)
【0550】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0551】
257B1G9-VL (配列番号:6)
【0552】
DIVMTQSPSSLTERAGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYRYPFTFGAGTKLELK
【0553】
265E6G2-VH (配列番号:7)
【0554】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSYNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCARDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0555】
265E6G2-VL (配列番号:8)
【0556】
DLVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISNIQAEDLAVYYCQNDYSYPLPFGAGTKLELR
【0557】
250F4G4-VH (配列番号:9)
【0558】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGRTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0559】
250F4G4-VL (配列番号:10)
【0560】
DIVMTQSPSSLTEKVGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYWYPFTFGAGTKLELK
【0561】
262C7C10-VH (配列番号:11)
【0562】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTNYNIHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGNYYNQKFKGKATLTADTSSITAYMQISSLTSEDSAVYFCARDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0563】
262C7C10-VL (配列番号:12)
【0564】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMNCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAIYYCQNDYYYPLTFGAGTKLELK
【0565】
232C5E3-VH (配列番号:13)
【0566】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNIHWIKQTPGKGLEWIGYIYPGNGGTNYNQKFKAKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCARDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0567】
232C5E3-VL (配列番号:14)
【0568】
DIMMTQSPSSLTETAGEKVSMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNGYRFPFTFGAGTKLELK
【0569】
ヒト化232C5E3-VH1 (配列番号:348)
【0570】
QVQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKASGYTFTSHNIHWVRQAPGQRLEWMGYIYPGNGGTNYNQKFKARVTITRDTSASTAYMELSSLRSEDTAVYYCARDYYGNSFAYWGQGTLVTVSS
【0571】
ヒト化232C5E3-VH1.1 (配列番号:349)
【0572】
QVQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKASGYTFTSHNIHWVRQAPGQRLEWIGYIYPGNGGTNYNQKFKARATITADTSASTAYMELSSLRSEDTAVYFCARDYYGNSFAYWGQGTLVTVSS
【0573】
ヒト化232C5E3-VH1.2 (配列番号:350)
【0574】
QVQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKASGYTFTSHNIHWIKQAPGQRLEWMGYIYPGNGGTNYNQKFKARVTITADTSASTAYMELSSLRSEDTAVYFCARDYYGNSFAYWGQGTLVTVSS
【0575】
ヒト化232C5E3-VH1.3 (配列番号:351)
【0576】
QVQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKASGYTFTSHNIHWVRQAPGQRLEWIGYIYPGNGGTNYNQKFKARVTITADTSASTAYMELSSLRSEDTAVYFCARDYYGNSFAYWGQGTLVTVSS
【0577】
ヒト化232C5E3-VH1.4 (配列番号:352)
【0578】
QVQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKASGYTFTSHNIHWIKQAPGQRLEWIGYIYPGNGGTNYNQKFKARATITADTSASTAYMELSSLRSEDTAVYFCARDYYGNSFAYWGQGTLVTVSS
【0579】
ヒト化232C5E3-VL1 (配列番号:353)
【0580】
DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCQNGYRFPFTFGQGTKLEIK
【0581】
ヒト化232C5E3-VL1.1 (配列番号:354)
【0582】
DIVMTQSPDSLAVSLGERATMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCQNGYRFPFTFGQGTKLEIK
【0583】
252E7C9-VH (配列番号:15)
【0584】
QTYLQQSGAELVRSGASVKMSCRTSGYSFTSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGSYYNQKFKGKAILTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFVYWGQGTLVTVSA
【0585】
252E7C9-VL (配列番号:16)
【0586】
DVVMTQSPSSLTEKTGEKVSMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSLQTEDLAIYYCQNNFRYPFTFGAGTKLELK
【0587】
257G7B9-VH (配列番号:17)
【0588】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNLHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGNTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0589】
257G7B9-VL (配列番号:18)
【0590】
DIVMTQSPSSLTEKAGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNNYWFPFTFGAGTKLELK
【0591】
241H10A1-VH (配列番号:19)
【0592】
QVQLQQSGAELVKPGASVKLSCKASGYTFTSFGINWLRQRPEQGLEWIGWIFPGDGNSKYNENFKGKATLTTDKSSSTAYMQVTRLTSEDSAVYFCARFYYGNSFANWGQGTLVTVSA
【0593】
241H10A1-VL (配列番号:20)
【0594】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWAATRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYFYPFTFGGGTKLELK
【0595】
273C10E5-VH (配列番号:21)
【0596】
QVQLQQSGAELVKPGASVKLSCKASGYTFTSFGINWLRQRPEQGLEWIGWIFPGDGNSKYNENFKGKATLTTDKSSSTAYMQVTRLTSEDSAVYFCARFYYGNSFANWGQGTLVTVSA
【0597】
273C10E5-VL (配列番号:22)
【0598】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWAATRESGVPDRFAGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYFYPFTFGAGTKLELK
【0599】
240F8G2-VH (配列番号:281)
【0600】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTNYNIHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGNYYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCARDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0601】
240F8G2 -VL (配列番号:282)
【0602】
DIVVTQSPSSLTVTAGEKVTMNCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAIYYCQNDYYYPLTFGAGTKLELK
【0603】
234A10F7-VH(配列番号:495)
【0604】
QVQLQQSGAELVKPGASVKLSCKASGYTFTSFGINWLRQRPEQGLEWIGWIFPGDGNSKYNENFKGKATLTTDKSSSTAYMQLTRLTSEDSAVYFCARFYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0605】
234A10F7-VL (配列番号:496)
【0606】
DIVMTQSPSSLTVTTGQKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWAATRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYFYPFTFGAGTKLELK
【0607】
240D6F5-VH (配列番号:497)
【0608】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGTNYNQKFKGKATLTADPSSSTAYMQINSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0609】
240D6F5-VL (配列番号:498)
【0610】
DIVMTQSPSSLTEKAGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYRYPFTFGAGTKLELK
【0611】
242H12D6-VH (配列番号:499)
【0612】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQINSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0613】
242H12D6-VL (配列番号:500)
【0614】
DIVMTQSPSSLTEKAGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYRYPFTFGAGTKLELK
【0615】
243B4F2-VH (配列番号:501)
【0616】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNLHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGNTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0617】
243B4F2-VL (配列番号:502)
【0618】
DIVMTQSPSSLTEKAGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNNYWFPFTFGAGTKLELK
【0619】
243B4F7-VH (配列番号:503)
【0620】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNLHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGNTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0621】
243B4F7-VL (配列番号:504)
【0622】
DIVMTQSPSSLTEKAGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNNYWFPFTFGAGTKLELK
【0623】
243F6D2-VH (配列番号:505)
【0624】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCRASGYTFTSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGTYYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCARDYYGNSFVYWGQGTLVTVSA
【0625】
243F6D2-VL (配列番号:506)
【0626】
DVVMTQSPSSLTEKTGEKVSMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSLQTEDLAVYYCQNNYRYPFTFGAGTKLELK
【0627】
250F4G1-VH (配列番号:507)
【0628】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGRTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0629】
250F4G1-VL (配列番号:508)
【0630】
DIVMTQSPSSLTEKVGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYWYPFTFGAGTKLELK
【0631】
257F1E11-VH (配列番号:509)
【0632】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNIHWVKQTPRQGLEWIGYIYPGNGGTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0633】
257F1E11-VL (配列番号:510)
【0634】
DIVMTQSPSSLTEKAGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAIYYCQNDYWYPFTFGAGTKLELK
【0635】
257G7F7-VH (配列番号:511)
【0636】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNLHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGNTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0637】
257G7F7-VL (配列番号:512)
【0638】
DIVMTQSPSSLTEKAGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNNYWFPFTFGAGTKLELK
【0639】
260F8A6-VH (配列番号:513)
【0640】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCRASGYTFTSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGNTYYNQKFKGKATLTADTSSNTAYMQINSLTSEDSAVYFCVRDYYGNSFVYWGQGTLVTVSA
【0641】
260F8A6-VL (配列番号:514)
【0642】
DVVMTQSPSSLTEKTGEKVSMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFIGSGSGTDFTLTISSLQTEDLAVYYCQNNYMYPFTFGAGTKLELK
【0643】
268D7H9-VH (配列番号:515)
【0644】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTNYNIHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGNYYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCARDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0645】
268D7H9-VL (配列番号:516)
【0646】
DIAMTQSPSSLTVTAGEKVTMNCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAIYYCQNDYYYPLTFGAGTTLELK
【0647】
271B1B6-VH (配列番号:517)
【0648】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTNYNIHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGNYYNQKFKGKATLTADTSSITAYMQISSLTSEDSAVYFCARDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0649】
271B1B6-VL (配列番号:518)
【0650】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMNCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAIYYCQNDYYYPLTFGAGTKLELK
【0651】
275H9A2-VH (配列番号:519)
【0652】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCRASGYSFTSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGSYYNQKFKGKAILTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFVYWGQGTLVTVSA
【0653】
275H9A2-VL (配列番号:520)
【0654】
DVVMTQSPSSLTEKTGEKVSMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSLQTEDLAVYYCQNNFRYPFTFGAGTKLELK
【0655】
グループ 2
185F2G12-VH (配列番号:23)
【0656】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSYNMHWVRQTPGQGLEWIGYIYPGNGGTNYSQKFKGKASLTADTSSTTAYMQISSLTSEDSAVYFCATGRGFAYWGQGTLVTVSA
【0657】
185F2G12-VL (配列番号:24)
【0658】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTLSCKSSQSLFNTGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIFRASTRESGVPDRFTGSGFGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDFSYPLTFGAGTKLELK
【0659】
194D3B2-VH (配列番号:25)
【0660】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYPFTSYNMHWVKQTPGQGLEWVGYIYPGNGGTNYNQKFRDKATLTADTSSSTAYMQISRLTSDDSAVYFCLTGRGFAYWGQGTLVTVSA
【0661】
194D3B2-VL (配列番号:26)
【0662】
DIVMTQSPSSLIVTPGERVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYRASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYSYPLTFGIGTKLELK
【0663】
207F8G5-VH (配列番号:27)
【0664】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGFTFTSYNIHWVKQTPGQGLEWIGYISPGNGGSNYNLKFKDKATLTSATSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCATGRGFAYWGQGTLVTVSA
【0665】
207F8G5-VL (配列番号:28)
【0666】
DIVMTQSPSSLTVTPGEKVTMSCKSSQSLFNSGNQKNYLIWYQQKPGQPPKLLIYRASTRDSGVPDRFTGSGSGTDFTLTISNVQAEDLAIYYCQNDYSYPLTFGAGTKLELK
【0667】
ヒト化207F8G5-VH1 (配列番号:337)
【0668】
QVQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKASGFTFTSYNIHWVRQAPGQGLEWMGYISPGNGGSNYNLKFKDRVTMTRDTSISTAYMELSRLRSDDTAVYYCARGRGFAYWGQGTLVTVSS
【0669】
ヒト化207F8G5-VH1.1 (配列番号:338)
【0670】
QVQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKASGFTFTSYNIHWVKQAPGQGLEWMGYISPGNGGSNYNLKFKDRVTMTSDTSISTAYMELSRLRSDDTAVYFCATGRGFAYWGQGTLVTVSS
【0671】
ヒト化207F8G5-VH1.2 (配列番号:339)
【0672】
QVQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKASGFTFTSYNIHWVKQAPGQGLEWIGYISPGNGGSNYNLKFKDRATMTRDTSISTAYMELSRLRSDDTAVYFCATGRGFAYWGQGTLVTVSS
【0673】
ヒト化207F8G5-VH1.3 (配列番号:340)
【0674】
QVQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKASGFTFTSYNIHWVRQAPGQGLEWIGYISPGNGGSNYNLKFKDRATMTSDTSISTAYMELSRLRSDDTAVYFCATGRGFAYWGQGTLVTVSS
【0675】
ヒト化207F8G5-VH1.4 (配列番号:341)
【0676】
QVQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKASGFTFTSYNIHWVKQAPGQGLEWIGYISPGNGGSNYNLKFKDRATMTSDTSISTAYMELSRLRSDDTAVYFCATGRGFAYWGQGTLVTVSS
【0677】
ヒト化207F8G5-VH1.5 (配列番号:342)
【0678】
QVQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKASGFTFTSYNIHWVKQAPGQGLEWMGYISPGNGGSNYNLKFKDRVTLTSDTSISTAYMELSRLRSDDTAVYFCATGRGFAYWGQGTLVTVSS
【0679】
ヒト化207F8G5-VH1.6 (配列番号:343)
【0680】
QVQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKASGFTFTSYNIHWVKQAPGQGLEWIGYISPGNGGSNYNLKFKDRATMTSDTSSSTAYMELSRLRSDDTAVYFCATGRGFAYWGQGTLVTVSS
【0681】
ヒト化207F8G5-VH1.7 (配列番号:344)
【0682】
QVQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKASGFTFTSYNIHWVKQAPGQGLEWMGYISPGNGGSNYNLKFKDRVTLTSDTSISTAYMELSRLRSDDTAVYYCATGRGFAYWGQGTLVTVSS
【0683】
ヒト化207F8G5-VH1.8 (配列番号:345)
【0684】
QVQLVQSGAEVKKPGASVKMSCKASGFTFTSYNIHWVKQAPGQGLEWIGYISPGNGGSNYNLKFKDRATLTSDTSSSTAYMELSRLRSDDTAVYFCATGRGFAYWGQGTLVTVSS
【0685】
ヒト化207F8G5-VL1 (配列番号:346)
【0686】
DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKSSQSLFNSGNQKNYLIWYQQKPGQPPKLLIYRASTRDSGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCQNDYSYPLTFGGGTKLEIK
【0687】
ヒト化207F8G5-VL1.1 (配列番号:347)
【0688】
DIVMTQSPDSLAVSPGERATMSCKSSQSLFNSGNQKNYLIWYQQKPGQPPKLLIYRASTRDSGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCQNDYSYPLTFGGGTKLEIK
【0689】
222B6G5-VH (配列番号:29)
【0690】
QTYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSYNIHWVKQTPGQGLEWIGYISPGNGGTYYNLKFKDKATLTTATSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCATGRGFAYWGQGTLVTVSA
【0691】
222B6G5-VL (配列番号:30)
【0692】
DIVMTQSPSSLTVTPGEKVTMSCKSSQSLFNSGNQKNYLIWYQQKPGQPPKLLIYRASTRDSGVPDRFTGSGSGTDFTLTISNVQAEDLAVYYCQNDYSYPLTFGAGTKLELK
【0693】
182D10F1-VH (配列番号:31)
【0694】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFSSYNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCLTGRGFTYWGQGTLVTVSA
【0695】
182D10F1-VL (配列番号:32)
【0696】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMNCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYRASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYSYPLTFGVGTKLELK
【0697】
234B9D4-VH (配列番号:33)
【0698】
EIQLQQSGPDLMKPGSSVKISCTASGYSFTSYYIHWVKQSHGKTLEWIGYIDPFNGGTRYNQKFEGKAALTVDKSSTTAYMHLTSLTSDDSAVYYCASLRFFTYWGQGTLVTVSA
【0699】
234B9D4-VL (配列番号:34)
【0700】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMTCKSSQSLLNSGNQENYLTWYQQKPGQPPKLLISRASTRQSGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYSYPLTFGAGTKLELK
【0701】
253E4F7-VH (配列番号:35)
【0702】
EIQLQQSGPELMKPGASVKMSCKASGYSFTSYYIHWVKQSHGKSLEWIGYIDPFNGGTRYNQKFEGKATLTVDKSSTTAYMHLSSLTSEDSTVYYCASLRFLAYWGQGTLVTVSA
【0703】
253E4F7-VL (配列番号:36)
【0704】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMTCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKVLISRASTRQSGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYSYPLTFGAGTKLELK
【0705】
198F10B8-VH (配列番号:263)
【0706】
QAYLQQSGAELVRSGASVRMSCKASGYTFSSYNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGTNYNQKFKDKATLTADTSSSTAFIQISSLTSEDSAVYFCLTGRGFAYWGQGTLVTVSA
【0707】
198F10B8-VL (配列番号:264)
【0708】
DIVMTQSPSSLTVTAGERVTMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYRASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYSYPLTFGVGTKLELK
【0709】
213B10A4-VH (配列番号:265)
【0710】
QAYVQQSGAELVRSGASVKMSCRASGYTFTSYNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGTYYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCATGRGFAYWGQGTLVTVSA
【0711】
213B10A4-VL (配列番号:266)
【0712】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYRASTRESGVPDRFTGSGFGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYSYPLTFGAGTKLELK
【0713】
グループ 3
370E2B12C3-VH (配列番号:37)
【0714】
QVQLKESGPGLVAPSQSLSITCTVSGFSLTTYGVHWVRQPPGKGLEWLGVIWAGGSTNYNSALMSRVSINKDNSKSQVFIKMNSLQADDTALYYCARAAYYGNGLDYWGQGTTLTVSS
【0715】
370E2B12C3-VL (配列番号:38)
【0716】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQTLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTGESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYFCQNAYFYPFTFGGGTKLEIK
【0717】
ヒト化370E2B12C3-VH1 (配列番号:372)
QVQLQESGPGLVKPSETLSLTCTVSGFSLTTYGVHWIRQPPGKGLEWIGVIWAGGSTNYNSALMSRVTISVDTSKNQFSLKLSSVTAADTAVYYCARAAYYGNGLDYWGQGTMVTVSS
【0718】
ヒト化370E2B12C3-VH2 (配列番号:373)
EVQLVESGGGLIQPGGSLRLSCAASGFSLTTYGVHWVRQAPGKGLEWVSVIWAGGSTNYNSALMSRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCARAAYYGNGLDYWGQGTLVTVSS
【0719】
ヒト化370E2B12C3-VH3 (配列番号:374)
QVQLVESGGGVVQPGRSLRLSCAASGFSLTTYGVHWVRQAPGKGLEWVAVIWAGGSTNYNSALMSRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCARAAYYGNGLDYWGQGTMVTVSS
【0720】
ヒト化370E2B12C3-VL1 (配列番号:375)
DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKSSQTLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTGESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCQNAYFYPFTFGGGTKLEIK
【0721】
ヒト化370E2B12C3-VL2 (配列番号:376)
DIVMTQSPLSLPVTPGEPASISCKSSQTLLNSGNQKNYLTWYLQKPGQSPQLLIYWASTGESGVPDRFSGSGSGTDFTLKISRVEAEDVGVYYCQNAYFYPFTFGGGTKVEIK
【0722】
ヒト化370E2B12C3-VL3 (配列番号:377)
DVVMTQSPLSLPVTLGQPASISCKSSQTLLNSGNQKNYLTWFQQRPGQSPRRLIYWASTGESGVPDRFSGSGSGTDFTLKISRVEAEDVGVYYCQNAYFYPFTFGGGTKVEIK
【0723】
237D2A4-VH (配列番号:39)
【0724】
QVQLKESGPGLVAPSQSLSITCTVSGFSLTSYGVSWVRQPPGKGLEWLGVIWGDGSTNYHSTLISRLRISKDKSKSQVFLKLNSLQTDDTATYYCAKAGRGNALDYWGQGTSVTVSS
【0725】
237D2A4-VL (配列番号:40)
【0726】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYSFPLTFGAGTKLELK
【0727】
ヒト化237D2A4-VH1 (配列番号:355)
【0728】
QVQLQESGPGLVKPSETLSLTCTVSGFSLTSYGVSWIRQPPGKGLEWIGVIWGDGSTNYHSTLISRVTISVDTSKNQFSLKLSSVTAADTAVYYCARAGRGNALDYWGQGTLVTVSS
【0729】
ヒト化237D2A4-VH1.1 (配列番号:356)
【0730】
QVQLQESGPGLVKPSETLSLTCTVSGFSLTSYGVSWIRQPPGKGLEWIGVIWGDGSTNYHSTLISRVTISKDTSKSQFSLKLSSVTAADTAVYYCAKAGRGNALDYWGQGTLVTVSS
【0731】
ヒト化237D2A4-VH1.2 (配列番号:357)
【0732】
QVQLQESGPGLVKPSETLSLTCTVSGFSLTSYGVSWIRQPPGKGLEWIGVIWGDGSTNYHSTLISRVTISKDTSKNQVFLKLSSVTAADTAVYYCAKAGRGNALDYWGQGTLVTVSS
【0733】
ヒト化237D2A4-VH1.3 (配列番号:358)
【0734】
QVQLQESGPGLVKPSETLSLTCTVSGFSLTSYGVSWIRQPPGKGLEWIGVIWGDGSTNYHSTLISRVTISKDTSKSQVFLKLSSVTAADTAVYYCAKAGRGNALDYWGQGTLVTVSS
【0735】
ヒト化237D2A4-VH1.4 (配列番号:359)
【0736】
QVQLQESGPGLVKPSETLSLTCTVSGFSLTSYGVSWVRQPPGKGLEWIGVIWGDGSTNYHSTLISRVTISKDTSKSQFSLKLSSVTAADTAVYYCAKAGRGNALDYWGQGTLVTVSS
【0737】
ヒト化237D2A4-VH1.5 (配列番号:360)
【0738】
QVQLQESGPGLVKPSETLSLTCTVSGFSLTSYGVSWVRQPPGKGLEWLGVIWGDGSTNYHSTLISRLTISKDTSKNQFSLKLSSVTAADTAVYYCAKAGRGNALDYWGQGTLVTVSS
【0739】
ヒト化237D2A4-VH1.6 (配列番号:361)
【0740】
QVQLQESGPGLVKPSETLSLTCTVSGFSLTSYGVSWVRQPPGKGLEWLGVIWGDGSTNYHSTLISRLTISKDTSKSQFSLKLSSVTAADTAVYYCAKAGRGNALDYWGQGTLVTVSS
【0741】
ヒト化237D2A4-VH1.7 (配列番号:362)
【0742】
QVQLQESGPGLVKPSETLSLTCTVSGFSLTSYGVSWVRQPPGKGLEWLGVIWGDGSTNYHSTLISRLTISKDTSKSQVFLKLSSVTAADTAVYYCAKAGRGNALDYWGQGTLVTVSS
【0743】
ヒト化237D2A4-VL1 (配列番号:363)
【0744】
DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCQNDYSFPLTFGGGTKLEIK
【0745】
ヒト化237D2A4-VL1.1 (配列番号:364)
【0746】
DIVMTQSPDSLAVSLGERATMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCQNDYSFPLTFGGGTKLEIK
【0747】
203A6C9-VH (配列番号:41)
【0748】
QVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTRYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNAAFISRLNIRKDNSKSQVFFKMNSLKPNDTAIYYCARAAYFGNSFDYWGQGTTLTVSS
【0749】
203A6C9-VL (配列番号:42)
【0750】
DIVMTQSPSSLPVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRDSGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNNYIYPLTFGAGTKLELK
【0751】
201F4H6-VH (配列番号:43)
【0752】
QVQLKESGPGLVAPSQSLSITCTVSGFSLTSYGVSWVRQPPGKGLECLGVIWAGGNTNYNSALMSRLSISKDKSKSQVFLKMNSLQTDDTAMYYCARVYYGNAMDYWGQGTSVTVSS
【0753】
201F4H6-VL (配列番号:44)
【0754】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKSYLTWYQQRPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYFCQNVYFFPFTFGSGTKLETK
【0755】
200A4H8-VH (配列番号:521)
【0756】
QVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTRYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNAAFISRLNIRKDNSKSQVFFKMNSLKPNDTAIYYCARAAYFGNSFDYWGQGTTLTVSS
【0757】
200A4H8-VL (配列番号:522)
【0758】
DIVMTQSPSSLPVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRDSGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNNYIYPLTFGAGTKLELK
【0759】
203A6D5-VH (配列番号:523)
【0760】
QVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTRYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNAAFISRLNIRKDNSKSQVFFKMNSLKPNDTAIYYCARAAYFGNSFDYWGQGTTLTVSS
【0761】
203A6D5-VL (配列番号:524)
【0762】
DIVMTQSPSSLPVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRDSGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNNYIYPLTFGAGTKLELK
【0763】
248G8E8-VH (配列番号:525)
【0764】
QVQLKESGPGLVAPSQSLSITCTVSGFSLTTYGVSWVRQPPGKGLEWLGVIWGDGSTNYHSTLISRLRISKDKSKSQVFLKLNSLQTDDTATYYCAKAGRGNALDYWGQGTSVTVSS
【0765】
248G8E8-VL (配列番号:526)
【0766】
DIVLTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYSFPLTFGAGTKLELK
【0767】
グループ 4
429H6C5-VH (配列番号:47)
【0768】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSSFGMHWVRQAPEKELEWVAYISSGSSTIYYAHTVKGRFTISRDNPKNTLFLRMTSLGSEDTAMYYCVRFYYGNSFVNWGQGTLVTVSA
【0769】
429H6C5-VL (配列番号:48)
【0770】
DIVMTQSPSSLTATAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKMLIYWASTRESGVPDRFAGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNAYIYPLTFGAGTRLELK
【0771】
407D8G1-VH (配列番号:49)
【0772】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGMHWIRQTPEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVQGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSS
【0773】
407D8G1-VL (配列番号:50)
【0774】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELK
【0775】
419B5G9-VH (配列番号:51)
【0776】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSTFGMHWVRQAPEKGLEWVAYISGGSTTIFYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSVRSEDTAMYYCARFYYGNSFAYWGPGTLVTVST
【0777】
419B5G9-VL (配列番号:52)
【0778】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKMLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNAYSYPLTFGAGTKLELK
【0779】
393C2C5-VH (配列番号:53)
【0780】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSSFGMHWVRQAPEKGLEWVAYISSGSSPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCATFYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0781】
393C2C5-VL (配列番号:54)
【0782】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQTLLNSGNQKNYLTWYQQKSGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNAYSYPVTFGSGTKVELK
【0783】
412B6E4-VH (配列番号:55)
【0784】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSSFGVHWVRQAPEKGLEWVAYISSGSSTIYYAHSVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLGSEDTATYYCARFYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0785】
412B6E4-VL (配列番号:56)
【0786】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKMLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNAYTYPLTFGAGTRLELK
【0787】
ヒト化412B6E4-VH1 (配列番号:383)
【0788】
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSFGVHWVRQAPGKGLEWVSYISSGSSTIYYAHSVKGRFTISRDNAKNSLYLQMNSLRAEDTAVYYCARFYYGNSFAYWGQGTLVTVSS
【0789】
ヒト化412B6E4-VH1.1 (配列番号:384)
【0790】
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSFGVHWVRQAPGKGLEWVAYISSGSSTIYYAHSVKGRFTISRDNAKNSLFLQMNSLRAEDTAVYYCARFYYGNSFAYWGQGTLVTVSS
【0791】
ヒト化412B6E4-VH1.2 (配列番号:385)
【0792】
EVQLVESGGGLVQPGGSRRLSCAASGFTFSSFGVHWVRQAPGKGLEWVSYISSGSSTIYYAHSVKGRFTISRDNAKNTLFLQMNSLRAEDTAVYYCARFYYGNSFAYWGQGTLVTVSS
【0793】
ヒト化412B6E4-VL1 (配列番号:386)
【0794】
DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCQNAYTYPLTFGQGTKLEIK
【0795】
ヒト化412B6E4-VL1.1 (配列番号:387)
【0796】
DIVMTQSPDSLAVSLGERATMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKMLIYWASTRESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCQNAYTYPLTFGQGTKLEIK
【0797】
414A5F7-VH (配列番号:57)
【0798】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSSFGMHWVRQAPEKGLEWVAYISSGSSPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARIYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0799】
414A5F7-VL (配列番号:58)
【0800】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVAMSCKSSQTLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLLYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNAYYYPLTFGSGTKLELK
【0801】
418D2F9-VH (配列番号:59)
【0802】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSSFGMHWVRQAPEKGLEWVAYINTGSSTIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYYCARIYYGNSFVYWGQGTLVTVSA
【0803】
418D2F9-VL (配列番号:60)
【0804】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYSYPLTFGAGTKLELK
【0805】
410H6H3-VH (配列番号:61)
【0806】
DVLLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSSSGMHWVRQAPEKGLEWVAYISSGSNTIYYADTLKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYYCARIYYGNSFVYWGQGTLVTVSA
【0807】
410H6H3-VL (配列番号:62)
【0808】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVIMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKMLIYWASTRESGVPDRFRGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNNYYYPLTFGTGTKLALK
【0809】
ヒト化410H6H3-VH1 (配列番号:378)
【0810】
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSSGMHWVRQAPGKGLEWVSYISSGSNTIYYADTLKGRFTISRDNAKNSLYLQMNSLRAEDTAVYYCARIYYGNSFVYWGQGTLVTVSS
【0811】
ヒト化410H6H3-VH1.1 (配列番号:379)
【0812】
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSSGMHWVRQAPGKGLEWVAYISSGSNTIYYADTLKGRFTISRDNAKNSLFLQMNSLRAEDTAVYYCARIYYGNSFVYWGQGTLVTVSS
【0813】
ヒト化410H6H3-VH1.2 (配列番号:380)
【0814】
EVQLVESGGGLVQPGGSRRLSCAASGFTFSSSGMHWVRQAPGKGLEWVSYISSGSNTIYYADTLKGRFTISRDNAKNTLFLQMNSLRAEDTAVYYCARIYYGNSFVYWGQGTLVTVSS
【0815】
ヒト化410H6H3-VL1 (配列番号:381)
【0816】
DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCQNNYYYPLTFGQGTKLEIK
【0817】
ヒト化410H6H3-VL1.1 (配列番号:382)
【0818】
DIVMTQSPDSLAVSLGERATMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKMLIYWASTRESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCQNNYYYPLTFGQGTKLEIK
【0819】
391F1G2-VH (配列番号:527)
【0820】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSSFGMHWVRQAPEKGLEWVAYISSGSSPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARIYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0821】
391F1G2-VL (配列番号:528)
【0822】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVAMSCKSSQTLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLLYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNAYYYPLTFGSGTKLELK
【0823】
406F11G8-VH (配列番号:529)
【0824】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSSFGMHWVRQAPEKGLEWVAYISSGSSPIYYADTVKGRFTISRDNSKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARIYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0825】
406F11G8-VL (配列番号:530)
【0826】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVAMSCKSSQTLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNAYYYPLTFGSGTKLELK
【0827】
410A9A9-VH (配列番号:531)
【0828】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSSFGMHWVRQAPEKGLEWVAYISSGSSPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCATFYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0829】
410A9A9-VL (配列番号:532)
【0830】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQTLLNSGNQKNYLTWYQQKSGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNAYSYPVTFGSGTKVELK
【0831】
410D9G2-VH (配列番号:533)
【0832】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGMHWIRQTPEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVQGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSS
【0833】
410D9G2-VL (配列番号:534)
【0834】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELK
【0835】
416F12F3-VH (配列番号:535)
【0836】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSSFGMHWVRQAPEKGLEWVAYISSGSSTIYYAHSVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLGSEDTAMYYCARFYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0837】
416F12F3-VL (配列番号:536)
【0838】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTLSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKMLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNAYTYPLTFGAGTRLELK
【0839】
420H3H9-VH (配列番号:537)
【0840】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSSFGMHWVRQAPEKGLEWVAYISSGSSTIYYAHSVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLGSEDTAMYYCARFYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0841】
420H3H9-VL (配列番号:538)
【0842】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTLSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKMLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLADYYCQNAYTYPLTFGAGTRLELK
【0843】
411G12G1-VH (配列番号:539)
【0844】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGMHWIRQAPEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSA
【0845】
411G12G1-VL (配列番号:540)
【0846】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYSFPLTFGAGTKLELK
【0847】
429G4E9-VH (配列番号:541)
【0848】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSSFGMHWVRQAPEKGLEWVAYISSGSSPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCATFYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0849】
429G4E9-VL (配列番号:542)
【0850】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQTLLNSGNQKNYLTWYQQKSGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNAYSYPVTFGSGTKVELK
【0851】
391H11H3-VH (配列番号:543)
【0852】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGMHWIRQTPEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVQGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSS
【0853】
391H11H3-VL (配列番号:544)
【0854】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELK
【0855】
395B3C11-VH (配列番号:545)
【0856】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGMHWIRQTPEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVQGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSS
【0857】
395B3C11-VL (配列番号:546)
【0858】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELK
【0859】
406E1H7-VH (配列番号:547)
【0860】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGMHWIRQTPEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVQGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSS
【0861】
406E1H7-VL (配列番号:548)
【0862】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELK
【0863】
414H6G2-VH (配列番号:549)
【0864】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGMHWIRQTAEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVQGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSA
【0865】
414H6G2-VL (配列番号:550)
【0866】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELK
【0867】
420G10G3-VH (配列番号:551)
【0868】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGMHWIRQTAEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVQGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSA
【0869】
420G10G3-VL (配列番号:552)
【0870】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELK
【0871】
422E8F9-VH (配列番号:553)
【0872】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGMHWIRQTPEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVQGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSS
【0873】
422E8F9-VL (配列番号:554)
【0874】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELK
【0875】
422F4B6-VH (配列番号:555)
【0876】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFSFSSFGMHWVRQAPEKGLEWVAYISSGSSPIYYADTVKGRFIISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARIYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0877】
422F4B6-VL (配列番号:556)
【0878】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQTLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNAYSYPLTFGSGTKLELK
【0879】
425B3D5-VH (配列番号:557)
【0880】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGMHWIRQTPEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVQGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSS
【0881】
425B3D5-VL (配列番号:558)
【0882】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELK
【0883】
425C6D3-VH (配列番号:559)
【0884】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGMHWIRQTPEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVQGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSS
【0885】
425C6D3-VL (配列番号:560)
【0886】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELK
【0887】
426H6E11-VH (配列番号:561)
【0888】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGMHWIRQTPEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVQGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSS
【0889】
426H6E11-VL (配列番号:562)
【0890】
DIVMTQFPSFLTVTAGEKVTMSCKSSQTLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTNLELK
【0891】
その他
246B5F2-VH (配列番号:45)
【0892】
EVMLVESGGGLMKPGGSLKLSCAASEFTFSNYAMSWVRQTPEKRLEWVATISSGRSSTYYPDSVKGRFTISRDNAKNTLYLQMSSLRSEDTAMYYCAGLGRGNAMEYWGQGTSVTVSS
【0893】
246B5F2-VL (配列番号:46)
【0894】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTLSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFILTINSVQAEDLAVYYCQNAYSYPFTFGSGTKLEIK
【0895】
ヒト化246B5F2-VH1 (配列番号:365)
【0896】
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASEFTFSNYAMSWVRQAPGKGLEWVSTISSGRSSTYYPDSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKLGRGNAMEYWGQGTLVTVSS
【0897】
ヒト化246B5F2-VH1.1 (配列番号:366)
【0898】
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASEFTFSNYAMSWVRQAPGKRLEWVATISSGRSSTYYPDSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAGLGRGNAMEYWGQGTLVTVSS
【0899】
ヒト化246B5F2-VH1.2 (配列番号:367)
【0900】
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASEFTFSNYAMSWVRQAPGKGLEWVATISSGRSSTYYPDSVKGRFTISRDNAKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAGLGRGNAMEYWGQGTLVTVSS
【0901】
ヒト化246B5F2-VH1.3 (配列番号:368)
【0902】
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASEFTFSNYAMSWVRQAPGKRLEWVATISSGRSSTYYPDSVKGRFTISRDNAKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAGLGRGNAMEYWGQGTLVTVSS
【0903】
ヒト化246B5F2-VH1.4 (配列番号:369)
【0904】
EVMLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASEFTFSNYAMSWVRQAPGKRLEWVATISSGRSSTYYPDSVKGRFTISRDNAKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAGLGRGNAMEYWGQGTLVTVSS
【0905】
ヒト化246B5F2-VL1 (配列番号:370)
【0906】
DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCQNAYSYPFTFGGGTKLEIK
【0907】
ヒト化246B5F2-VL1.1 (配列番号:371)
【0908】
DIVMTQSPDSLAVSLGERATISCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCQNAYSYPFTFGGGTKLEIK
【0909】
418G6A5-VH (配列番号:63)
【0910】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCVASGFTFSSFGMHWVRQAPEKGLEWVAYISSGSSPMYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARIYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0911】
418G6A5-VL (配列番号:64)
【0912】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNAYSYPLTFGAGTKLELK
【0913】
417A6F11-VH (配列番号:65)
【0914】
EVQLQQSGPELVKPGASMKISCKASGYSFTGYTMNWVKQSHGKNLEWIGLINPYNGGTSYNQKFKGKATLTVDKSSSTAYMELLSLTSEDSAVYYCARGDYWGQGTTLTVSS
【0915】
417A6F11-VL (配列番号:66)
【0916】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYSYPTFGAGTKLELK
【0917】
59B6C4-VH (配列番号:67)
【0918】
EVQLQQSGTVLARPGTSVKMSCKASGYRFTSSWMHWVKQRPGQGLEWIGANYPGKSDTTYTQKFKGKARLTAVTSASTAYMELSSLTNEDSAVYYCARGAYYGNAMDYWGQGTSVTVSS
【0919】
59B6C4-VL (配列番号:68)
【0920】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYSCQNAYSYPFTFGAGTKLELK
【0921】
28C5B1-VH (配列番号:251)
【0922】
QVQLQQSGAELMKPGASVKISCKATGYTFSSYWIEWVKQRPGHGLEWIGEILPGSGSTNYNEKFKGKATFTADTSSNTAYMQLSSLTSEDSAVYYCARYGGLRRYFDYWGQGTTLTVSS
【0923】
28C5B1-VL (配列番号:252)
【0924】
DIVMTQSHKFMSTSVGDRVSITCKASQDVSTAVAWYQQKPGQSPKLLIYSASYRYTGVPDRFTGSGSGTDFTFTISSVQAEDLAVYYCQQHYSTPRTFGGGTKLEIK
【0925】
35E8D2-VH (配列番号:253)
【0926】
QIQLVQSGPELKKPGETVRISCKASGYTFTTAGMQWVQKMPGKGLKWIGWINTHSRVPNFAEDFKGRFAFSLETSARIAYLQISNIKNEDMATYFCARLGKGNTMDFWGQGTSVTVSS
【0927】
35E8D2-VL (配列番号:254)
【0928】
DIVMTQSPSSLTVTVGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSETDFTLTISSLQAEDLAVYYCQNSYSFPLTFGGGTNLEIK
【0929】
61H12G10-VH (配列番号:255)
【0930】
QVQLKESGPGLVAPSQSLSITCTVSGFSLTDYGVSWIRQPPGKGLEWLGVIWGGGSTYYNSALKSRLIISKDNSKSQVFLKMNSLQTDDTAIYYCAKHHYGNACDYWGQGTTLTVSS
【0931】
61H12G10-VL (配列番号:256)
【0932】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLFNSGNLKNYLTWYQQKPGQPPKLLICWASTRESGVPDRFTGSGSGTEFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYSYPFTFGSGTKLEIK
【0933】
69D5C1-VH (配列番号:257)
【0934】
EVKLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFRDYGMAWVRQAPGKGPEWITFISNLAYSIYYADTVTGRFTISTENAKNTLYLEMSSLRSEDTAMYYCAVIYYGNSFAYWGQGTLVTV
【0935】
69D5C1-VL (配列番号:258)
【0936】
DIVLTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNLRNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSLQAEDLAIYYCQNGYSYPFTFGSGTKLEIK
【0937】
181C7B2-VH (配列番号:259)
【0938】
QVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTYYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWRGGNTDYNAAFISRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQPNDTAIYYCARAAYYGNCFDYWGQGTTLTVSS
【0939】
181C7B2-VL (配列番号:260)
【0940】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNNYIYPLTFGAGTKLELK
【0941】
196A12B10-VH (配列番号:261)
【0942】
QIQWVQSGPELKKPRETVKISCKASGYTFTDYSMHWVKQAPGKGLKWMGWINSETGEATYADDFRGRFALSLETSATTAFLQINSLKNEDTGTYFCARFYYGNSFASWGQGTTLTVSS
【0943】
196A12B10-VL (配列番号:262)
【0944】
DIVMTQFPSSLTVTAGEKVTMTCKSSQSLLNGGNQKNYLTWYQQKPGLPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTEFTLTISSVQAEDLAVYYCQNNYYFPLTFGAGTKLELK
【0945】
232D7C8-VH (配列番号:267)
【0946】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCARDYFGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0947】
232D7C8-VL (配列番号:268)
【0948】
DILMTQSPSSLTATAGEKVSMSCKSSQSLFNSGNQRNYLTWYQQRPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYRYPFTFGAGTKLELK
【0949】
233D5E5-VH (配列番号:269)
【0950】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNMHWVKQTPRQGLEWIGYIYPGNGDTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0951】
233D5E5-VL (配列番号:270)
【0952】
DIVMTQSPSSLTEKAGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNAYWYPFTFGAGTKLELK
【0953】
232F1E4-VH (配列番号:271)
【0954】
QVQLKESGPGLVAPSQSLSITCTVSGFALTTYGVSWVRQPPGKGLEWLGVIWGDGSTHYHSALISRLSIRKDNSKSQVFLKLNSLQTDDTATYYCAKPGRGNAMDYWGQGTSVTVSS
【0955】
232F1E4-VL (配列番号:272)
【0956】
DIVMSQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQSPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSMQAEDLAVYYCQNDYIYPLTFGAGTMLELK
【0957】
231H4G11-VH (配列番号:273)
【0958】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNIHWVKQTPGQGLEWIGYISPGNGYTNYNQKFRGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0959】
231H4G11-VL (配列番号:274)
【0960】
DIVMTQSPSSLTEKAGERVSMSCKSSQSLFNSGSQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNNYWFPFTFGAGTKLELK
【0961】
226A4B5-VH (配列番号:275)
【0962】
QAYLQQSGAELVRSGASVRMSCKASGFTFTSYNIHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGSGGSNYNQKFMGKATLTADTSSSTVYMQISSLTSEDSAVYFCATGRGFAYWGQGTLVTVSA
【0963】
226A4B5-VL (配列番号:276)
【0964】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYRASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYSYPLTFGTGTKLELK
【0965】
235A10C9-VH (配列番号:277)
【0966】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFASHNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNSGTKYNQKFTGKATLTADTSSSTAYMQITSLTSEDSAVYFCARDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0967】
235A10C9-VL (配列番号:278)
【0968】
DIVMTQSPSSLTEKAGEKVSMRCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQADDLAVYYCQNDYMFPFTFGAGTKLELK
【0969】
239H12G9-VH (配列番号:279)
【0970】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNIHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGAPNYNQKFRGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCARDYYGNSFVYWGQGTLVTVSA
【0971】
239H12G9-VL (配列番号:280)
【0972】
DIVMTQSPSSLTEKAGEKVSMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYRYPFTFGAGTKLELK
【0973】
248E6A7-VH (配列番号:283)
【0974】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCRASGYTFTSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGNTYYNQKFKVKATLTADTSSNTAYMQINSLTSEDSAVYFCVRDYYGNSFVYWGQGTLVTVSA
【0975】
248E6A7-VL (配列番号:284)
【0976】
DVVMTQSPSSLTEKTGEKVTMTCKSSQSLLNSGNQKNYLAWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFIGSGSGTDFTLTISSLQTEDLAVYYCQNNYMYPFTFGAGTKLELK
【0977】
254A8D5-VH (配列番号:285)
【0978】
EVMLVESGGGLVKPGGSLKLSCAASGFTFSSYTVSWVRQTPEKRLEWVATSIVGSTYTYFPDSVKGRFTISRDFAKNTLFLQMSSLRSEDTAMYYCSRLGRGNAMDYWGQGTSVSVSS
【0979】
254A8D5-VL (配列番号:286)
【0980】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTLNCRSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQADDLAVYYCQNGYSYPFTFGSGTKLEIK
【0981】
259C6F4 -VH (配列番号:287)
【0982】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFSSHNIHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGDTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCARDYYGNSFVYWGQGTLVTVSA
【0983】
259C6F4-VL (配列番号:288)
【0984】
DIVMIQSPSSLTEKAGEKVSMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNAYRFPFTFGAGTKLELK
【0985】
280F3B6-VH (配列番号:289)
【0986】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【0987】
280F3B6-VL (配列番号:290)
【0988】
DIVMTQSPSSLTEKAGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYWYPFTFGAGTKLELK
【0989】
59B6C9E8-VH (配列番号:563)
【0990】
EVQLQQSGTVLARPGTSVKMSCKASGYRFTSSWMHWVKQRPGQGLEWIGANYPGKSDTTYTQKFKGKARLTAVTSASTAYMELSSLTNEDSAVYYCARGAYYGNAMDYWGQGTSVTVSS
【0991】
59B6C9E8-VL (配列番号:564)
【0992】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYSCQNAYSYPFTFGAGTKLELK
【0993】
186F7E10-VH (配列番号:565)
【0994】
EVMLVESGGGLVKPGGSLKLSCAASRFTLNSYAMSWIRQTPEKKLEWVATITSGVSHTYYFDSVKGRFTISRDTAKNTLNLQMNSLRSEDTAVYYCARLYYGNSLDYWGQGTSVTVSS
【0995】
186F7E10-VL (配列番号:566)
【0996】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTVSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQSEDLAVYYCQNNYIYPLTFGAGTTLELK
【0997】
186G12H3-VH (配列番号:567)
【0998】
EVMLVESGGGLVKPGGSLKLSCAASRFTLSSYAMSWVRQTPEKRLEWVATISSGGSYTYYFDSVKGRFTISRDTAKNTLNLQMSSLRSEDTAMYYCARLYYGNALDYWGQGTSVTVSS
【0999】
186G12H3-VL (配列番号:568)
【1000】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTVSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNNYIYPLTFGAGTTLELK
【1001】
194A2F7-VH (配列番号:569)
【1002】
QIQLVQSGPELKKPGETVKISCKASGYTFTDYLIHWVKQAPGKGLKWMGWINTETGEPTYADDFKGRFALSLETSASTACLQINNLKNEDTATYFCARIYYGNSFDYWGQGTTLTVSS
【1003】
194A2F7-VL (配列番号:570)
【1004】
DIVMTQSPSSLPVTAGEKVTMTCKSSQNLLNSGNQKSYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRETGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNAYRFPFTFGAGTRLELK
【1005】
217D9G2-VH (配列番号:571)
【1006】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGFTFTSYNIHWVKQTPGQGLEWIGYISPGNGGSNYNLNFKDKATLTAATSSTTAYMQISSLTSEDSAVYFCATGRGFAYWGQGTLVTVSA
【1007】
217D9G2-VL (配列番号:572)
【1008】
DIVMTQSPSSLTVTPGEKVTMSCRSSQSLFNSGNQKNYLIWYQQKPGQPPKLLIYRASTRDSGVPDRFTGSGSGTDFTLTISNVQAEDLAVYYCQNDYSYPLTFGAGTKLELK
【1009】
219F9B8-VH (配列番号:573)
【1010】
QAYLQQSGAELVRSGASVRMSCKASGYTFTSYNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGHTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCATGRGFAYWGQGTLVTVSA
【1011】
219F9B8-VL (配列番号:574)
【1012】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYRASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYSYPLTFGVGTKLELK
【1013】
231C11E9-VH (配列番号:575)
【1014】
EVMLVESGGGLVKPGGSLKLSCAASGFTFNNYVMCWVRQTPEKRLEWVATISSGNFYTYYPDSVKGRFTISRDNAKNTLYLQMSSLRSEDTAIYYCASLGRGNALDNWGQGTSVTVSS
【1015】
231C11E9-VL (配列番号:576)
【1016】
DIVMTQSPASLTVTAKEKVTMSCRSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYSYPFTFGSGTKLEIK
【1017】
234C9G5-VH (配列番号:577)
【1018】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYAFTSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYISPGNGYTNYNQKFRGKATLTADTSSSTAYMQIGSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【1019】
234C9G5-VL (配列番号:578)
【1020】
DIVMTQSPSSLTEKAGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNNYWFPFTFGAGTKLELK
【1021】
234E1F12-VH (配列番号:579)
【1022】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNMHWVKQTPRQGLEWIGYIYPGNGDTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【1023】
234E1F12-VL (配列番号:580)
【1024】
DIVMTQSPSSLTEKAGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNAYWYPFTFGAGTKLELK
【1025】
240A8E7-VH (配列番号:581)
【1026】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTNYNIHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGDNYYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCARDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【1027】
240A8E7-VL (配列番号:582)
【1028】
DVVMTQSPSSLTVTAGEKVTMNCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKMLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAIYYCQNDYYYPFTFGAGTKLELK
【1029】
242F5H2-VH (配列番号:583)
【1030】
EVMLVESGGGLVKPGGSLKLSCAASGFTFSSYTVSWVRQTPEKRLEWVATSIVGSTYTYFPDSVKGRFTISRDFAKNTLFLQMSSLRSEDTAMYYCSRLGRGNAMDYWGQGTSVSVSS
【1031】
242F5H2-VL (配列番号:584)
【1032】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTLNCRSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQADDLAVYYCQNGYSYPFTFGSGTKLEIK
【1033】
244A1B8-VH (配列番号:585)
【1034】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNIHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGAPNYNQKFRGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCARDYYGNSFVYWGQGTLVTVSA
【1035】
244A1B8-VL (配列番号:586)
【1036】
DIVMTQSPSSLTEKAGEKVSMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYRYPFTFGAGTKLELK
【1037】
252C10F6-VH (配列番号:587)
【1038】
QVHLKQSGRGLVQPSQSLSITCTVSGFSLPNYGVHWVRQPPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTVFKARLSITKDNSKSQVFFKMNSLQADDTAIYYCARNLYGNYDYAMDYWGQGTSVTVSS
【1039】
252C10F6-VL (配列番号:588)
【1040】
DIVMTQSPATLSVTPGDRVSLSCRASQSISDYLHWYQQKSHESPRLLIKYASQSISGIPSRFSGSGSGSEFTLSINSVEPEDVGVYYCQNGHSFPFTFGSGTKLEIK
【1041】
256C3D3-VH (配列番号:589)
【1042】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYAFTSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYISPGNGYTNYNQKFRGKATLTADTSSSTAYMQIGSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【1043】
256C3D3-VL (配列番号:590)
【1044】
DIVMTQSPSSLTEKAGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNNYWFPFTFGAGTKLELK
【1045】
258D11C4-VH (配列番号:591)
【1046】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFSSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【1047】
258D11C4-VL (配列番号:592)
【1048】
DIVMTQSPSSLTEKAGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRQSGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYWFPFTFGAGTKLELK
【1049】
259B4D4-VH (配列番号:593)
【1050】
EIQLQQSGPELMKPGASVRISCKASGYSFTSYYMHWMKQSHVKSLEWIGYIDPFNGNTRYNQKFKDKATLTVDKSSTTAYMHLSSLTSEDSAVYFCASLRFFAYWGQGTLVTVSA
【1051】
259B4D4-VL (配列番号:594)
【1052】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCNSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASSRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISTVQAEDLAVYYCQNDYSFPLTFGAGTRLELK
【1053】
259C6F7-VH (配列番号:595)
【1054】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFSSHNIHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGDTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCARDYYGNSFVYWGQGTLVTVSA
【1055】
259C6F7-VL (配列番号:596)
【1056】
DIVMIQSPSSLTEKAGEKVSMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNAYRFPFTFGAGTKLELK
【1057】
262H9H6-VH (配列番号:597)
【1058】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYISPGNGYTNYNQKFRGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFTYWGQGTLVTVSA
【1059】
262H9H6-VL (配列番号:598)
【1060】
DIVMTQSPSSLTEKAGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTEFTLTISSVQAEDLAVYYCQNNYWFPFTFGAGTKLELK
【1061】
263E9F3-VH (配列番号:599)
【1062】
EIQVQQSGPELMKPGASVKISCRSSGYSFTSYYIHWVKQSRGKSLEWIGYIDPFSGGTRYNQKFEGKATLTVDKSSTTAYMHLSSLTSEDSAVYYCASLRFFAYWGQGTLVTVSA
【1063】
263E9F3-VL (配列番号:600)
【1064】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMTCKSSQSLLNSGNQENYLTWYQQKPGQPPELLISRASTRQSGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQTEDLAVYYCQNDYSYPLTFGAGTKLELK
【1065】
266B11F7-VH (配列番号:601)
【1066】
QVQMKESGPGLVAPSQSLSITCTVSGFSLTTYGVTWVRQPPGKGLEWLGVIWGDGSTNYHSALTSRLRISKDKSKSQVFLKLSSLQTDDTATYYCAKPGRGNALDYWGQGTSVTVSS
【1067】
266B11F7-VL (配列番号:602)
【1068】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMRCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLVYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTVSSVQAEDLAVYYCQNDYIFPLTFGAGTKLELK
【1069】
267B2C5-VH (配列番号:603)
【1070】
QVQLKESGPGLVAPSQSLAITCTVSGFSLTTYGVSWVRQPPGKGLEWLGVIWGDGSTHYHSALISRLSIRKDNSKSQVFLKVNSLQTDDTATYYCGKPGRGNAMDYWGQGTSVTVSS
【1071】
267B2C5-VL (配列番号:604)
【1072】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQSPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYIYPLTFGGGTTLELK
【1073】
267H5F12-VH (配列番号:605)
【1074】
QAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYISPGNGYTNYNQKFRGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFTYWGQGTLVTVSA
【1075】
267H5F12-VL (配列番号:606)
【1076】
DIVMTQSPSSLTEKAGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTEFTLTISSVQAEDLAVYYCQNNYWFPFTFGAGTKLELK
【1077】
273F3D4-VH (配列番号:607)
【1078】
QVQLKESGPGLVAPSQSLSITCTVSGFALTTYGVSWVRQPPGKGLEWLGVIWGDGSTHYHSALISRLSIRKDNSKSQVFLKLNSLQTDDTATYYCAKPGRGNAMDYWGQGTSVTVSS
【1079】
273F3D4-VL (配列番号:608)
【1080】
DIVMSQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQSPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSMQAEDLAVYYCQNDYIYPLTFGAGTMLELK
【1081】
275B2G2-VH (配列番号:609)
【1082】
EVMLVESGGGLVKPGGSLKLSCAASGFTFRDYTMSWVRQTPEKRLEWVATSIIGGTYTYYPDSVKGRFTISRDNVKNTLYLQMSSLRSEDTAMYYCSRLGRGNAMDYWGQGTSVTVSS
【1083】
275B2G2-VL (配列番号:610)
【1084】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYSYPFTFGSGTKLEIK
【1085】
277F1F8-VH (配列番号:611)
【1086】
QAYLQQSGPELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYINPGNGGNNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCARDYYGNSFAFWGQGTLVTVSA
【1087】
277F1F8-VL (配列番号:612)
【1088】
DIVMTQSPSSLTETAGEKVSMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYRFPFTFGAGTKLELK
【1089】
286C7F11-VH (配列番号:613)
【1090】
QVQLKESGPGLVAPSQSLSITCTVSGFSLTDYGVSWIRQPPGKGLEWLGVIWNRGNTYYNSALKSRLSISKDNSKSQVFLRMNSLQTDDTAMYYCAKHDFLRFLDYWGQGTTLTVSS
【1091】
286C7F11-VL (配列番号:614)
【1092】
DVVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKILIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFSLTITSVQAEDLAVYYCLNDYYYPLTFGAGTKLELK
【1093】
292D9C7-VH (配列番号:615)
【1094】
QVQLKESGPGLVAPSQSLSITCTVSGFSLTDYGVSWIRQPPGKGLEWLGVIWGGGNAYYNSALKSRLSISKDNSKSQVFLKMNSLRTDDTAMYYCAKNGLLRYLDYWGQGSTLTVSS
【1095】
292D9C7-VL (配列番号:616)
【1096】
DTVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGRDFTLTISSVQVEDLAIYYCQNDYYYPLTFGAGTKVELK
【1097】
392A11C8-VH (配列番号:617)
【1098】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGMHWIRQTPEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSA
【1099】
392A11C8-VL (配列番号:618)
【1100】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMSCRSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELK
【1101】
392C2F10-VH (配列番号:619)
【1102】
EVQLQQSGPELVKPGASMKISCKASGYSFTGYTMNWVKQSLGKNLEWIGLINPFNGGTTYNQKFKGKATLTVDKSSSTAYMELLSLTSDDSAVYYCTRGDYWGQGTTLTVSS
【1103】
392C2F10-VL (配列番号:620)
【1104】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFAGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQSDYSYPTFGAGTKLELK
【1105】
394C2G5-VH (配列番号:621)
【1106】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGMHWIRQTPEKGLEWVAYVSSGSRPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSA
【1107】
394C2G5-VL (配列番号:622)
【1108】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTINNVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELT
【1109】
405G8F11-VH (配列番号:623)
【1110】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCVTSGFTFSSFGMHWVRQAPEKGLEWVAYISSGSSPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMSSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFAYWGQGTLVTVSA
【1111】
405G8F11-VL (配列番号:624)
【1112】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMNCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKLGQPPKLLMYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYFCQSAFSYPLTFGAGTKLELK
【1113】
406G3C4-VH (配列番号:625)
【1114】
EIQLQQSGPELMKPGASVRISCKASGYSFISYYIYWVKQSHGKGLEWIGYIDPFNGNTNYNQKFKGKATLTVDRSSSTAYIHLNSLTSEDSAVYYCAIVNGYGRGAMDYWGQGTSVTVSS
【1115】
406G3C4-VL (配列番号:626)
【1116】
QIVLTQSPAIMSASPGEKVTMTCSASSSISYMHWYQQKSGTSPKRWIYDTSKLASGVPARFSGSGSGTSYSLTISSMEAEDAATYYCQQWSSNPLTFGDGTKLELK
【1117】
407A8G10-VH (配列番号:627)
【1118】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGMHWIRQTPEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSA
【1119】
407A8G10-VL (配列番号:628)
【1120】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMSCRSSQSLLNSGNQRNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFALTISSVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELK
【1121】
407E11H8-VH (配列番号:629)
【1122】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSDFGMHWIRQTPEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCVRFYFGNSFDHWGQGTLVTVSA
【1123】
407E11H8-VL (配列番号:630)
【1124】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMTCRSSQNLLNSGNLKNYLTWYQQKPGQPPKLLISWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQPEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELK
【1125】
407H12E6-VH (配列番号:631)
【1126】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTVSSFGMHWVRQAPEKGLEWVAYISSGSSPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAIYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSA
【1127】
407H12E6-VL (配列番号:632)
【1128】
DIVMTQSPSSLTVTTGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQSPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQTEDLAVYFCQNNYFFPLTFGAGTKLELK
【1129】
409D1A7-VH (配列番号:633)
【1130】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGMHWIRQTPEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLHMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSA
【1131】
409D1A7-VL (配列番号:634)
【1132】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMNCKSSQSLLNSGNQRNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELN
【1133】
409G10G6-VH (配列番号:635)
【1134】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGMHWIRQTPEKGLEWVAYISSDSRPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCGRFYYGNSFDHWGQGTLVTVSA
【1135】
409G10G6-VL (配列番号:636)
【1136】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTLSCRSSQSLLNSGNQRNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDRALYYCQNAYSFPLTFGTGTKLELR
【1137】
411A6E3-VH (配列番号:637)
【1138】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSDFGMHWIRQTPEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCVRFYFGNSFDHWGQGTLVTVSA
【1139】
411A6E3-VL (配列番号:638)
【1140】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMTCRSSQNLLNSGNLKNYLTWYQQKPGQPPKLLISWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQPEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELK
【1141】
411B4G4-VH (配列番号:639)
【1142】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGLHWIRQTPEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSA
【1143】
411B4G4-VL (配列番号:640)
【1144】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMSCRSSQSLLNSGNQRNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELK
【1145】
411G3E10-VH (配列番号:641)
【1146】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGMHWIRQTPEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSA
【1147】
411G3E10-VL (配列番号:642)
【1148】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMNCRSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELK
【1149】
413B1C9-VH (配列番号:643)
【1150】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSSFGMHWVRQAPEKGLEWVAYISSGSSPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSA
【1151】
413B1C9-VL (配列番号:644)
【1152】
DIVMTQSPSSLTVTTGEKVSMSCKSSQSLFNRGNQKSYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNNYIYPLTFGAGTKLELK
【1153】
413C12F8-VH (配列番号:645)
【1154】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGVHWIRQTPEKGLEWVAYIGSGSRPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSA
【1155】
413C12F8-VL (配列番号:646)
【1156】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMNCRSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQRPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELK
【1157】
413H4G12-VH (配列番号:647)
【1158】
EVQLQQSGPELVKPGASMKISCKASGYSFTGYTMNWVKQSLGKNLEWIGLINPFNGGTTYNQKFKGKATLTVDKSSSTAYMELLSLTSDDSAVYYCTRGDYWGQGTTLTVSS
【1159】
413H4G12-VL (配列番号:648)
【1160】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFAGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQSDYSYPTFGAGTKLELK
【1161】
418B11D3-VH (配列番号:649)
【1162】
EIQLQQSGPELMKPGASVRISCKASGYSFISYYMYWVKQSHGKGLEWIGYIDPFNGNTNYNQKFKGKATLTVDRSSSTAYIHLSSLTSEDSAVYYCAIVNGYGRGAMDYWGQGTSVTVSS
【1163】
418B11D3-VL (配列番号:650)
【1164】
QIVLTQSPAIMSASPGEKVTMTCSASSSISYMHWYQQKSGTSPKRWIYDTSKLASGVPARFSGSGSGTSYSLTISSMEAEDAATYYCQQWSSNPLTFGDGTKLELK
【1165】
418B8B10-VH (配列番号:651)
【1166】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSSFGMHWVRQAPEKGLEWVAYISSGSSPIYYTDTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSA
【1167】
418B8B10-VL (配列番号:652)
【1168】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVSMSCKSSQSLFNRGNQKSYLTWYQQRPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNNYIYPLTFGAGTKLELK
【1169】
419A10D4-VH (配列番号:653)
【1170】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGMHWIRQTPEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSA
【1171】
419A10D4-VL (配列番号:654)
【1172】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQRNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTVSSVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELK
【1173】
419A5F3-VH (配列番号:655)
【1174】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGMHWIRQTPEKGLEWVAYISSDSRPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCGRFYYGNSFDHWGQGTLVTVSA
【1175】
419A5F3-VL (配列番号:656)
【1176】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTLSCRSSQSLLNSGNQRNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDRALYYCQNAYSFPLTFGTGTKLELR
【1177】
420D5H5-VH (配列番号:657)
【1178】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTLSGFGMHWIRQTPEKGLEWVAYISSGSRPIYYVDTVEGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSS
【1179】
420D5H5-VL (配列番号:658)
【1180】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTIRGVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELK
【1181】
420F12G8-VH (配列番号:659)
【1182】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFAFSGFGMHWIRQTPEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCVRFYYGNSFDHWGQGTLVTVSA
【1183】
420F12G8-VL (配列番号:660)
【1184】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMTCRSSQNLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLISWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQPEDLALYYCQNAYSFPFTFGAGTKLELK
【1185】
420H7E6-VH (配列番号:661)
【1186】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCVTSGFTFSSFGMHWIRQAPEKGLEWVAFISGGGSPIFYADSVKGRFTVSRDNPKNTLFLQMTGLRSEDTAMYFCARFYFGNSFAYWGQGTLVTVSA
【1187】
420H7E6-VL (配列番号:662)
【1188】
DIVMAQSPSSLTVTAGEKVTMNCRSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPVRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQTGFSYPLTFGPGTKLELK
【1189】
421H4G3-VH (配列番号:663)
【1190】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFSFSGFGLHWIRQTPEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYFGNSFDHWGQGTLVTVST
【1191】
421H4G3-VL (配列番号:664)
【1192】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMSCRSSQSLLNSGNQRNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTINSVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELK
【1193】
423B2B5-VH (配列番号:665)
【1194】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSSFGMHWVRQAPEKGLEWVAYISSGSSPIYYSDTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMSSLRSEDTAMYFCARIYYGNSFDHWGQGTLVTVSA
【1195】
423B2B5-VL (配列番号:666)
【1196】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMNCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYSYPLTFGAGTKLELK
【1197】
423C10E1-VH (配列番号:667)
【1198】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCVTSGFTFSSFGMHWVRQAPEKGLEWVAFISGGGSPIFYADSVKGRFTVSRDNPKNTLFLQMTGLRSEDTAMYFCARFYFGNSFAYWGQGTLVTVSA
【1199】
423C10E1-VL (配列番号:668)
【1200】
DIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMNCRSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQSPKLLIYWASTRESGVPVRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQTSFNYPLTFGPGTKLELK
【1201】
424G9G3-VH (配列番号:669)
【1202】
QVQLQQSGPEVVRPGASVKMSCKGSGYTLNNFWMHWVKQRPGQGLEWIGMIDTSNGETRLNQIFKDKATLTVDKSSKTAYMQLSSLTSEDSAVYYCAPYGNFADWGQGTTLTVSS
【1203】
424G9G3-VL (配列番号:670)
【1204】
DVLLTQTPLSLPVSLGDQASISCRSSQSIVYGNGNTYLEWYLQKPGQSPKLLIYKVSSRFSGVPDRFSGSGSGTDFTLKITKVEAEDLGVYYCFQGSHVPFTFGSGTKLEIK
【1205】
426D9F6-VH (配列番号:671)
【1206】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGMHWIRQTPEKGLEWVAYISSGSRPIYYADTVKGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTVSA
【1207】
426D9F6-VL (配列番号:672)
【1208】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQRNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTVSSVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELK
【1209】
427C7H2-VH (配列番号:673)
【1210】
QVQLQQPGSELVRPGASVKLSCKASGYTFTSYWMHWVKQRPGQGLEWIGNIYPGSGSTNYDEKFKSKATLTVDTSSSTAYMQLSSLTSEDSAVYYCTRRITTATRDYFDYWGQGTTLTVSS
【1211】
427C7H2-VL (配列番号:674)
【1212】
EIVLTQSPALMAASPGEKVTITCSVSSSISSSNLHWYQQKSETSPKPWIYGTSNLASGVPVRFSGSGSGTSYSLTISSMEAEDAATYYCQQWSSYPLTFGGGTKLEIK
【1213】
430A11H9-VH (配列番号:675)
【1214】
DVKLVESGGGLVKPGGSLKLSCAASGFTFSSYTMSWVRQTPEKRLEWVATISSGGSYTYYPDSVKGRFTISRDNAKNTLYLQMSSLKSEDTAMYYCTRDPGYFAYWGQGTLVTVSA
【1215】
430A11H9-VL (配列番号:676)
【1216】
DIQMTQSPASLSASVGETVTITCRASENIYSYLAWYQQKQGKSPQLLVYNAKTLAEGVPSRFSGSGSGTQFSLKINSLQPEDFGSYYCQHHYGTPYTFGGGTKLEIK
【1217】
430B3F1-VH (配列番号:677)
【1218】
DVQLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFSGFGMHWIRQTPEKGLEWVAYISSGGRPIYYADTVQGRFTISRDNPKNTLFLQMTSLRSEDTAMYFCARFYYGNSFDHWGQGTLVTISS
【1219】
430B3F1-VL (配列番号:678)
【1220】
DIVMTQSPSFLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLALYYCQNAYSFPLTFGAGTKLELK
【1221】
279E8B8-VH (配列番号:679)
【1222】
QAYLQQSGAELVRSGASVKISCKASGYTFASHNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGTKYNQKFTGKATLSADTSSSTAYLQISSLTSEDSAVYFCARDYFGNSFVYWGQGTLVTVSA
【1223】
279E8B8-VL (配列番号:680)
【1224】
DIVMTQSPSSLTEKAGEKVSMRCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQADDLAVYYCQNDYMYPFTFGAGTKLELK
【1225】
配列番号:291 CD8αシグナルペプチド
MALPVTALLLPLALLLHAARP
【1226】
配列番号:292 CD8αヒンジ
TTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACD
【1227】
配列番号:293 CD8α 膜貫通ドメイン
IYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYC
【1228】
配列番号:294 4-1BB (CD137)細胞質ドメイン
KRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCEL
【1229】
配列番号:295 CD28細胞質ドメイン
RSKRSRLLHSDYMNMTPRRPGPTRKHYQPYAPPRDFAAYRS
【1230】
配列番号:296 CD3ζ (CD3z)細胞質ドメイン
RVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1231】
配列番号:297リンカー1
GSTSGSGKPGSGEGSTKG
【1232】
配列番号:298リンカー2
TS
【1233】
抗クローディン18.2CARのアミノ酸配列
配列番号:299 C182001アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVMTQSHKFMSTSVGDRVSITCKASQDVSTAVAWYQQKPGQSPKLLIYSASYRYTGVPDRFTGSGSGTDFTFTISSVQAEDLAVYYCQQHYSTPRTFGGGTKLEIKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQVQLQQSGAELMKPGASVKISCKATGYTFSSYWIEWVKQRPGHGLEWIGEILPGSGSTNYNEKFKGKATFTADTSSNTAYMQLSSLTSEDSAVYYCARYGGLRRYFDYWGQGTTLTVSSTSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1234】
配列番号:300 C182002アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVMTQSPSSLTVTVGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSETDFTLTISSLQAEDLAVYYCQNSYSFPLTFGGGTNLEIKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQIQLVQSGPELKKPGETVRISCKASGYTFTTAGMQWVQKMPGKGLKWIGWINTHSRVPNFAEDFKGRFAFSLETSARIAYLQISNIKNEDMATYFCARLGKGNTMDFWGQGTSVTVSSTSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1235】
配列番号:301 C182003アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYSCQNAYSYPFTFGAGTKLELKGSTSGSGKPGSGEGSTKGEVQLQQSGTVLARPGTSVKMSCKASGYRFTSSWMHWVKQRPGQGLEWIGANYPGKSDTTYTQKFKGKARLTAVTSASTAYMELSSLTNEDSAVYYCARGAYYGNAMDYWGQGTSVTVSSTSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1236】
配列番号:302 C182004アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLFNSGNLKNYLTWYQQKPGQPPKLLICWASTRESGVPDRFTGSGSGTEFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYSYPFTFGSGTKLEIKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQVQLKESGPGLVAPSQSLSITCTVSGFSLTDYGVSWIRQPPGKGLEWLGVIWGGGSTYYNSALKSRLIISKDNSKSQVFLKMNSLQTDDTAIYYCAKHHYGNACDYWGQGTTLTVSSTSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1237】
配列番号:303 C182005アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVLTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNLRNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSLQAEDLAIYYCQNGYSYPFTFGSGTKLEIKGSTSGSGKPGSGEGSTKGEVKLVESGGGLVQPGGSRKLSCAASGFTFRDYGMAWVRQAPGKGPEWITFISNLAYSIYYADTVTGRFTISTENAKNTLYLEMSSLRSEDTAMYYCAVIYYGNSFAYWGQGTLVTVSATSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1238】
配列番号:304 C182006アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKSYLTWYQQRPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYFCQNVYFFPFTFGSGTKLETKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQVQLKESGPGLVAPSQSLSITCTVSGFSLTSYGVSWVRQPPGKGLECLGVIWAGGNTNYNSALMSRLSISKDKSKSQVFLKMNSLQTDDTAMYYCARVYYGNAMDYWGQGTSVTVSSTSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1239】
配列番号:305 C182007アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVMTQSPSSLTVTPGEKVTMSCKSSQSLFNSGNQKNYLIWYQQKPGQPPKLLIYRASTRDSGVPDRFTGSGSGTDFTLTISNVQAEDLAIYYCQNDYSYPLTFGAGTKLELKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGFTFTSYNIHWVKQTPGQGLEWIGYISPGNGGSNYNLKFKDKATLTSATSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCATGRGFAYWGQGTLVTVSATSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1240】
配列番号:306 C182008アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIMMTQSPSSLTETAGEKVSMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNGYRFPFTFGAGTKLELKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNIHWIKQTPGKGLEWIGYIYPGNGGTNYNQKFKAKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCARDYYGNSFAYWGQGTLVTVSATSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1241】
配列番号:307 C182009アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVMTQSPSSLTEKVGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYWYPFTFGAGTKLELKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGRTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFAYWGQGTLVTVSATSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1242】
配列番号:308 C182010アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVMTQSPSSLTEKAGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYRYPFTFGAGTKLELKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQINSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFAYWGQGTLVTVSATSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1243】
配列番号:309 C182011アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMTCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKVLISRASTRQSGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYSYPLTFGAGTKLELKGSTSGSGKPGSGEGSTKGEIQLQQSGPELMKPGASVKMSCKASGYSFTSYYIHWVKQSHGKSLEWIGYIDPFNGGTRYNQKFEGKATLTVDKSSTTAYMHLSSLTSEDSTVYYCASLRFLAYWGQGTLVTVSATSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1244】
配列番号:310 C182012アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDVVMTQSPSSLTEKTGEKVSMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSLQTEDLAIYYCQNNFRYPFTFGAGTKLELKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQTYLQQSGAELVRSGASVKMSCRTSGYSFTSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGSYYNQKFKGKAILTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFVYWGQGTLVTVSATSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1245】
配列番号:311 C182013アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVMTQSPSSLTEKAGEKVSMRCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQADDLAVYYCQNDYMFPFTFGAGTKLELKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQADLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFASHNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGTKYNQKFTGKATLTADTSSSTAYMQITSLTSEDSAVYFCARDYYGNSFAYWGQGTLVTVSATSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1246】
配列番号:312 C182014アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVMTQSPSSLTEKAGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNNYWFPFTFGAGTKLELKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNLHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGNTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFAYWGQGTLVTVSATSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1247】
配列番号:313 C182015アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWAATRESGVPDRFAGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYFYPFTFGAGTKLELKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQVQLQQSGAELVKPGASVKLSCKASGYTFTSFGINWLRQRPEQGLEWIGWIFPGDGNSKYNENFKGKATLTTDKSSSTAYMQVTRLTSEDSAVYFCARFYYGNSFANWGQGTLVTVSATSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1248】
配列番号:314 C182016アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQTLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTGESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYFCQNAYFYPFTFGGGTKLEIKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQVQLKESGPGLVAPSQSLSITCTVSGFSLTTYGVHWVRQPPGKGLEWLGVIWAGGSTNYNSALMSRVSINKDNSKSQVFIKMNSLQADDTALYYCARAAYYGNGLDYWGQGTTLTVSSTSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1249】
配列番号:315 C182017アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVMTQSPSSLPVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRDSGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNNYIYPLTFGAGTKLELKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTRYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNAAFISRLNIRKDNSKSQVFFKMNSLKPNDTAIYYCARAAYFGNSFDYWGQGTTLTVSSTSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1250】
配列番号:316 C182018アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNNYIYPLTFGAGTKLELKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTYYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWRGGNTDYNAAFISRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQPNDTAIYYCARAAYYGNCFDYWGQGTTLTVSSTSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1251】
配列番号:317 C182019アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVMTQSPSSLIVTPGERVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYRASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYSYPLTFGIGTKLELKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYPFTSYNMHWVKQTPGQGLEWVGYIYPGNGGTNYNQKFRDKATLTADTSSSTAYMQISRLTSDDSAVYFCLTGRGFAYWGQGTLVTVSATSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1252】
配列番号:318 C182020アミノ酸配列
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【1253】
配列番号:319 C182021アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVMTQSPSSLTVTAGEKVTLSCKSSQSLFNTGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIFRASTRESGVPDRFTGSGFGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDFSYPLTFGAGTKLELKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSYNMHWVRQTPGQGLEWIGYIYPGNGGTNYSQKFKGKASLTADTSSTTAYMQISSLTSEDSAVYFCATGRGFAYWGQGTLVTVSATSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1254】
配列番号:320 C182022アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVMTQFPSSLTVTAGEKVTMTCKSSQSLLNGGNQKNYLTWYQQKPGLPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTEFTLTISSVQAEDLAVYYCQNNYYFPLTFGAGTKLELKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQIQWVQSGPELKKPRETVKISCKASGYTFTDYSMHWVKQAPGKGLKWMGWINSETGEATYADDFRGRFALSLETSATTAFLQINSLKNEDTGTYFCARFYYGNSFASWGQGTTLTVSSTSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1255】
配列番号:321 C182023アミノ酸配列
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【1256】
配列番号:322 C182024アミノ酸配列
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【1257】
配列番号:323 C182025アミノ酸配列
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【1258】
配列番号:324 C182026アミノ酸配列
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【1259】
配列番号:325 C182027アミノ酸配列
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【1260】
配列番号:326 C182028アミノ酸配列
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【1261】
配列番号:327 C182029アミノ酸配列
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【1262】
配列番号:328 C182030アミノ酸配列
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【1263】
配列番号:329 C182031アミノ酸配列
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【1264】
配列番号:330 C182032アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVMTQSPSSLTEKAGEKVSMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYRYPFTFGAGTKLELKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNIHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGAPNYNQKFRGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCARDYYGNSFVYWGQGTLVTVSATSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1265】
配列番号:331 C182033アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVVTQSPSSLTVTAGEKVTMNCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAIYYCQNDYYYPLTFGAGTKLELKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTNYNIHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGNYYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCARDYYGNSFAYWGQGTLVTVSATSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1266】
配列番号:332 C182034アミノ酸配列
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【1267】
配列番号:333 C182035アミノ酸配列
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【1268】
配列番号:334 C182036アミノ酸配列
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【1269】
配列番号:335 C182037アミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVMTQSPSSLTEKAGERVSMSCKSSQSLFNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYWYPFTFGAGTKLELKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQAYLQQSGAELVRSGASVKMSCKASGYTFTSHNMHWVKQTPGQGLEWIGYIYPGNGGTNYNQKFKGKATLTADTSSSTAYMQISSLTSEDSAVYFCTRDYYGNSFAYWGQGTLVTVSATSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1270】
配列番号:336 175DXアミノ酸配列
MALPVTALLLPLALLLHAARPDIVMTQSPSSLTVTAGEKVTMSCKSSQSLLNSGNQKNYLTWYQQKPGQPPKLLIYWASTRESGVPDRFTGSGSGTDFTLTISSVQAEDLAVYYCQNDYSYPFTFGSGTKLEIKGSTSGSGKPGSGEGSTKGQVQLQQPGAELVRPGASVKLSCKASGYTFTSYWINWVKQRPGQGLEWIGNIYPSDSYTNYNQKFKDKATLTVDKSSSTAYMQLSSPTSEDSAVYYCTRSWRGNSFDYWGQGTTLTVSSTSTTTPAPRPPTPAPTIASQPLSLRPEACRPAAGGAVHTRGLDFACDIYIWAPLAGTCGVLLLSLVITLYCKRGRKKLLYIFKQPFMRPVQTTQEEDGCSCRFPEEEEGGCELRVKFSRSADAPAYQQGQNQLYNELNLGRREEYDVLDKRRGRDPEMGGKPRRKNPQEGLYNELQKDKMAEAYSEIGMKGERRRGKGHDGLYQGLSTATKDTYDALHMQALPPR
【1271】
配列番号:388ヒトIgG1重鎖ドメイン
ASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKRVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK
【1272】
配列番号:389軽鎖カッパ定常領域
RTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC
【配列表】
【国際調査報告】