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特表2022-515647ガラスプリフォームを保持するための装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-21
(54)【発明の名称】ガラスプリフォームを保持するための装置
(51)【国際特許分類】
   C03B 35/00 20060101AFI20220214BHJP
【FI】
C03B35/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021538134
(86)(22)【出願日】2019-12-19
(85)【翻訳文提出日】2021-08-18
(86)【国際出願番号】 EP2019086313
(87)【国際公開番号】W WO2020136078
(87)【国際公開日】2020-07-02
(31)【優先権主張番号】102018133667.5
(32)【優先日】2018-12-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(31)【優先権主張番号】102019117756.1
(32)【優先日】2019-07-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521282077
【氏名又は名称】フュラー グラーステクノロジー フェルトリーブス-ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】アルテンドルファー ベルンハルト
【テーマコード(参考)】
4G015
【Fターム(参考)】
4G015GA00
(57)【要約】
本発明は、ゴブ等のガラスプリフォーム(20)を支持及び保持し、任意で移動するための装置(10)に関し、装置(10)は、キャリア装置(30)と、動作中に実質的に垂直に整列される少なくとも1つの棒状支持部(40)とを備え、棒状支持部(40)は、その上端部に少なくとも1つの点状の上向き支持面(50)を有しており、及び/又は、動作中に実質的に垂直になり、実質的に逆U字型の少なくとも1つの支持部が、支持部の実質的に垂直に延在する垂直部を接続する上向き支持面を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガラスプリフォーム(20)を支持及び保持し、必要に応じて移動させるための装置(10)であって、前記ガラスプリフォームには、ゴブが含まれ、
キャリア装置(30)を備えており、これは、
動作中に実質的に垂直に整列される少なくとも1つの棒状支持部(40)であって、その上端部に少なくとも1つの点状の上向きの支持面(50)を有する棒状支持部(40)を備え、
及び/又は
動作中に実質的に垂直になり、実質的に逆U字型の少なくとも1つの支持部が、支持部の実質的に垂直に延在する垂直部を接続する上向き支持面を有することを特徴とする、装置(10)。
【請求項2】
前記少なくとも1つの棒状支持部(40)は、その上端部に少なくとも2つの延長部を有しており、これは、特にフォーク状に延びており、それぞれが点状の上向き支持面(50)に開口していることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つの棒状支持部(40)は、実質的にY字型であり、又は、逆向き、すなわち上向きの少なくとも三脚の形状であり、特に、前記延長部のそれぞれは、個別の点状の上向き支持面(50)に開口していることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記装置(10)は、請求項2又は3に記載の少なくとも2つの棒状支持部(40)を備え、及び/又は、少なくとも1つ、好ましくは2つの実質的に逆U字型の支持部を備え、支持部(40)の個別の支持面(50)は、共通の面に設けられることが好ましく、又は、共通の面に設け得ることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載の装置。
【請求項5】
前記支持面(50)はそれぞれ、三角形、特に正三角形の頂点若しくは辺に設けられ、又は、4以上の支持部(40)の場合、多角形、特に正多角形の頂点若しくは辺に設けられることを特徴とする、請求項1~4のいずれか1項に記載の装置。
【請求項6】
前記棒状支持部(40)の支持面(50)は、水平断面が対称、特に実質的に円形又はリング形状であることを特徴とする、請求項1~5のいずれか1項に記載の装置。
【請求項7】
前記支持面(50)は、断面が実質的に平ら又は少なくとも凸状に湾曲し、特に上向きであることを特徴とする、請求項1~6のいずれか1項に記載の装置。
【請求項8】
個別の点状の支持面50の面積は、1mm~100mmであり、12mm~60mmであることが好ましく、20mm~40mmであることが特に好ましいことを特徴とする、請求項1~7のいずれか1項に記載の装置。
【請求項9】
前記支持面(50)は、高温で安定な材料で形成され、若しくはコーティングされ、前記高温で安定な材料には、鋼、金、銅、ルテニウム、オスミウム、ジルコニウム、ハフニウム、ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン、タングステン、若しくは耐熱性合金が含まれ、
又は、セラミックで形成され、若しくはコーティングされ、前記セラミックには、700℃から1500℃の温度でガラスに対して不活性な炭化物若しくは窒化物が含まれることを特徴とする、請求項1~8のいずれか1項に記載の装置。
【請求項10】
前記支持部(40)と、適用可能な場合には支持面(50)は、少なくとも1つの、特に共通のキャビティ、及び/又は少なくとも1つの、特に共通のチャネル及び/又は導管を備えており、個別のキャビティ、並びに/又は個別のチャネル及び/若しくは導管は、その中を流体、特に気体状の流体が流れることができ、気体状の流体には、空気が含まれることを特徴とする、請求項1~9のいずれか1項に記載の装置。
【請求項11】
複数の前記支持部(40)は、素早く交換可能な固定具を用いて、基体(60)に個別に又は共に、取り外し可能に取り付け得ることを特徴とする、請求項1~10のいずれか1項に記載の装置。
【請求項12】
前記装置(10)は、少なくとも1つの反射部(70)、好ましくは赤外線反射部を備えており、この反射部は、基体(60)と支持面(50)との間に配置され、その反射面が支持面(50)の方を向くように配置されることが好ましいことを特徴とする、請求項1~11のいずれか1項、特に請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記装置(10)は、少なくとも1つの誘導ヒータ及び/又は赤外線ヒータを備えており、前記ヒータは、基体(60)と支持面(50)との間に配置され、その熱の放射方向が支持面(50)の方を向くように配置されることが好ましいことを特徴とする、請求項1~12のいずれか1項、特に請求項11又は12に記載の装置。
【請求項14】
前記支持部(40)はそれぞれ、少なくとも基体(60)と反射部(70)との間、特に基体(60)の上方に配置された上側ランス部(90)と反射部(70)との間において、高さが共に若しくは個別に調節可能であり、並びに/又は、複数の前記支持部(40)の間の支柱の形態、及び/若しくは、前記支持部(40)が内部に延在する1以上の有孔板の形態、若しくは前記支持部(40)が内部に延在する1つの有孔ブロックの形態をした、前記支持部(40)を安定させる少なくとも1つの装置を備えることを特徴とする、請求項1~13のいずれか1項に記載の装置。
【請求項15】
前記支持部(40)は、垂直プレスの一部であり、
前記支持部(40)は、垂直プレスの下部に設けられた開口及び/又はガイドの中に延在することが好ましく、また、プレス作業中、特にブランクプレス作業中に、垂直プレスの下部に引っ込め得ることを特徴とする、請求項1~14のいずれか1項に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特許請求の範囲1に記載のプリアンブルに係るガラス物品を保持し、特に、支持及び保持し、任意で移動させるための装置に関する。
【0002】
このような装置は通常、ゴブ等のガラスプリフォームを扱うために用いられ、ガラスプリフォームを、例えば、或る場所から別の場所に移動させ、及び/又は、適切な場合には、ガラスプリフォームを炉内で加熱する。後者の場合、上記装置を用いて、例えば、ガラスプリフォームを、通常は下から炉内に移動させ、ガラスプリフォームの少なくとも表面を軟化又は溶融させ、次いで、ガラスプリフォームをプレス作業又はブランキング作業に送る。
【0003】
このような装置は、例えば、刊行物DE10116139B4、DE10100515B4、又はDE10165031B4によって公知であり、支持及び保持のために、少なくとも大部分が閉じた環状の支持面又は2つの半環状の支持面にゴブが配置され、ゴブを支持する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これらの刊行物によって公知のゴブを支持及び保持する装置の重大な欠点は、ゴブが配置される、これらの装置の支持部が、その環状又は半環状の幾何学形状が原因で、ゴブを支持する領域が非常に大きくなり、その結果、ゴブの非常に大きな領域、すなわち、ゴブと各支持面の接触領域の全体が、ゴブの熱処理中に覆われ、又は隠れる結果、ゴブの均一な温度調整、特にゴブの全面の均一な加熱又は冷却が実質的に不可能であり、ゴブの接触面に望ましくない温度勾配が生じるのを防止できない。後者は、上記装置ではより問題である。ガラスプリフォームの表面の軟化又は溶融に必要な温度が、数百度℃、例えば700℃以上であるからである。それは、通常、高温で安定な金属の支持面を用いる必要があるが、その金属特性により高い熱伝導性を有しており、ゴブの接触面の領域に温度勾配を形成し易い。
【0005】
ゴブを支持する上記装置の別の欠点は、特に、これらの装置の環状又は半環状の幾何学形状である。この幾何学形状は、熱処理の過程で各装置の支持面が歪むのを回避するために、非常に精密な製造を要し、かつ、優れた温度安定性を有する材料又は金属を使用する必要があるからであり、不均一で不均等な接触面による面荷重が原因で、ガラスプリフォームの熱処理に極めて不利な影響を及ぼすことになる。従来技術では、空気等の冷却媒体が流れるパイプシステムのような保持装置を設計することにより、この問題に対処している。しかしながら、これは、ガラスプリフォームを支持及び保持するこのような従来技術の装置を製造することが非常に複雑であるだけでなく、それに伴って高価であることを意味する。
【0006】
さらに、このような既知の装置の別の欠点は、それらの支持面の所定の環状又は半環状の幾何学形状であり、これは、特定の種類及び特定のサイズのガラスプリフォームに対してのみ設計されており、この原理のために、実際には、ガラスプリフォームの取り得る他の形状及び/又はサイズに適合できない。
【0007】
本発明は、例えばゴブ等のガラスプリフォームを支持及び保持するための装置を提供することを目的とし、このような従来技術の既知の装置の上記欠点を解決すると共に、より簡単でより費用効果の高い製造を可能にし、さらに汎用性を有する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的は、特許請求の範囲1に記載の装置によって実現される。
【0009】
特に、この目的は、ガラスプリフォームを支持及び保持し、必要に応じて、例えばゴブ等のガラスプリフォームを移動させる装置によって実現される。この装置は、動作時に実質的に垂直に整列される少なくとも1つの棒状支持部を有するキャリヤ装置を備えており、棒状支持部の上端部には、少なくとも1つの点状の上向き支持面が設けられる。
【0010】
さらに、少なくとも1つの棒状支持部の代わりに、又はこれに加えて、本発明に係る装置は、少なくとも1つの支持部を含むことができ、これは、動作時に実質的に垂直になり、かつ実質的に逆U字型になり、上向き支持面を有しており、支持部の実質的に垂直に延びる垂直部を接続する。
【0011】
この点に関し、本発明の重要な特徴は、ガラスプリフォームを支持及び保持する本発明に係る装置が、支持部を使用することであり、これは、その上端部の形状が実質的に点であるため、ガラスプリフォームが配置される支持面が非常に小さい。
【0012】
したがって、本発明の重要な特徴は、本発明の装置が、ガラスプリフォームを可能な限り少ない接触によって支持すること、すなわち、ガラスプリフォームとの接触面が可能な限り小さいガラスプリフォームの支持面を提供することにより、ガラスプリフォームの熱処理中に隠れる領域を最小限にし、ガラスプリフォームの表面の大部分が覆われることがないため、ガラスプリフォームの全面を、可能な限り均一及び均等に加熱及び冷却できることである。
【0013】
ここで、本発明の文脈において、「点状」という用語は、もちろん数学的に理解されるべきものではなく、むしろ、本発明では、個別の支持部に形成された支持面は、従来技術の既知の大きな領域の支持面を形成するのではなく、可能な限り小さく設計されることを意味することを理解することが重要である。
【0014】
したがって、本発明の各点状の支持面の面積は、1mm~100mmの範囲であり、12mm~60mmの範囲であることが好ましく、20mm~40mmの範囲であることが特に好ましい。これらの面積を維持することにより、本発明では、本発明で使用される支持部、又は各上端部に設けられた支持面は、非常に小さく、本発明の最良の事例では、支持部に配置されたガラスプリフォームの熱処理の過程において、ガラスプリフォームに対して熱の影響を全く与えず、又は熱の影響を無視できることが保証される。これにより、ゴブの接触面によって隠れる面積は、従来技術の既知のものと比較して、3から5倍、低減できる。これは、ゴブの場合、従来技術の支持面が非常に大きいことが原因で、現在のところ、本発明では、従来の支持装置の環状又は半環状の幾何学形状によって隠れる接触面の3分の1から4分の1が隠れることを意味し、すなわち、従来技術で隠れるゴブの表面の約10%から30%のみが隠れることを意味する。
【0015】
本発明の非常に有利な効果は、本発明では、ガラスプリフォームのために、従来技術のような環状又は半環状の支持面が使用されず、実質的に点状の支持面が使用されることに本質的に起因し、これにより、ガラスプリフォームの各支持面、又は支持部が支持することによって隠れるガラスプリフォームの表面を考慮すると、ガラスプリフォームは、通常、単一の支持部ではなく、少なくとも2つ以上の支持部に配置されることが既に考慮されており、したがって、個別のガラスプリフォームは、いかなる場合でも、確実にぐらつくことなく、3つの支持点に配置されることが好ましい。これらの支持点は、3つの点状の上向き支持面の形状とすることができ、又は、それぞれが非常に狭い線状の接触面を有する逆U字型の支持部と逆U字型の支持部の組み合わせ、若しくは、それぞれが点状の支持面を有する1以上の棒状支持部の組み合わせで構成できる。支持部の個別の組み合わせ、すなわち、棒状であるか逆U字型であるかは、個別の要件によって決定される。各事例で使用される支持部の数も同様であり、したがって、個別の支持部の種類及び数の双方が、個別のガラスプリフォームの形状及び/又はサイズに本質的に基づく。
【0016】
したがって、本発明に係る装置により、従来技術と比べて、個別の支持部において個別のガラスプリフォームの接触面を大幅に低減できると共に、ガラスプリフォームの熱処理中に、支持部によってガラスプリフォームが隠れる面積を大幅に低減でき、すなわち、上記面積にすることができる点で、本発明は極めて有利である。加熱対象の個別のガラスプリフォームの隠れる部分が、このように減少することは、炉内でゴブを加熱する際に非常に有利であり、これが最終的なガラス物品の品質に大きく反映される。
【0017】
好適な実施形態では、本発明に係る少なくとも1つの、具体的には棒状支持部は、その上端部に、少なくとも2つの、具体的にはフォーク状の突出部を有し、各突出部には、点状の上向き支持面が設けられる。この目的のために、本発明に係る装置の支持部は、支持部を支持する中央脚部を有しており、ここから、場合により棒状又は管状の中間部を介して、個別の延長部が、フォーク状で支持面に向かって上方に延在する。個別の延長部は、棒状又は管状の中間部の異なる側において、単一の分岐点から分岐でき、又は、異なる高さで分岐できる。さらに、本発明では、個別の延長部は、もう一度又は数回分岐することができ、これらの個別の延長部は、それぞれ原則的に点状の支持面が設けられる。
【0018】
さらに、少なくとも1つの支持部は、実質的にY字型とすることができ、又は、逆向き、すなわち上向きの少なくとも三脚とすることができ、具体的には、各延長部は、それぞれ点状で上向きの支持面が設けられる。支持部の実質的にY字型のデザインの代わりに、支持部を実質的にT字型にすることもでき、この場合、T字の横方向のビームは、凹状に湾曲しており、横方向のビームの個別の端部が、T字の脚部に対して上方に延在し、当該脚部から離れ、それぞれが支持面を形成する。このようにして、従来技術から知られているように、横方向ビームにおけるゴブの線状支持を確実に回避することでき、これにより、従来技術のような望ましくない隠れる部分が、本発明によって有利に省略される。
【0019】
本発明の別の実施形態では、本装置は、上述した実施形態に係る少なくとも2つの支持部を備えており、少なくとも2つの支持部の各支持面は、1つの平面に設けられることが好ましく、又は設けることができる。この点に関し、本発明に係る装置は、3以上の支持部を備えることができ、これらは、共に又は個別に取り付けられ、調節され、特に高さが調節できることに留意すべきである。全ての支持部は、管状であり、及び/又は、例えば、チャネルのようなキャビティを有し、この中を冷却媒体が流れ得る。
【0020】
さらに、上述した支持部又はこれらの延長部は、好適には平面に設けるように設計するのが好ましく、又は、そのような平面に設けることができるように設計され、これにより、この平面において、支持部の個別の点状及び/又は線状の支持面でゴブが確実かつ均等に支持されることが保証される。この文脈において、平面は必ずしも平らである必要はなく、湾曲面とすることができ、この湾曲面は、下側、すなわち、配置面である支持面、又はゴブの形状に対応し得ることに留意すべきである。
【0021】
この文脈において、本発明に係る装置は、可能であれば、1の支持部のみ、2の支持部、又は最大で3の支持部を備え、これらの支持部自体は、支持部の組み合わせにおいて、保持対象の個別のゴブに適応した多数の支持面を有し、これらの支持面にゴブが確実に配置されると同時に、隠れる部分が最小限になることも注目すべきである。
【0022】
このため、各支持面は、三角形、特に正三角形の頂点に配置され、または、4以上の支持部の場合には、多角形、特に正多角形の頂点に配置される。これにより、本発明により、ガラスプリフォームが、ぐらつくことなく支持部又は支持面に最適に支持及び配置される一方、配置されたガラスプリフォームの均一な熱チャージが可能な表面が、熱処理の過程で加熱又は冷却され得る実質的に点状又は線状の支持面のそれぞれの周囲で利用できることが保証される。ガラスプリフォームの支持部の個別の支持面が非常に小さい一方、ガラスプリフォームの均一な熱処理、例えば加熱等を、支持部の支持面の周りで実行できることにより、本発明では、個別の支持部の支持面とガラスプリフォームの実際の接触面によって隠れる面積が非常に小さくなり、実質的に無視できる。
【0023】
この文脈では、各支持部は、高さが共に又は個別に調節できることも言及されるべきである。この目的のために、支持部は、個々又は共に、基体に取り付けることができ、垂直及び/又は水平に移動できる。さらに、この文脈では、本発明により、個々の支持部も個別に置き換え可能であることに注目すべきである。これは、ゴブの形状が変化する場合に特に有利であり、例えば、長さの異なる延長部を用いて、個別のゴブをそれぞれ支持し、その個別の形状に合わせることができる。同じことが、棒状支持部の使用及び逆U字型支持部の使用についても言える。
【0024】
本発明の別の実施形態では、例えば、サーボモータ、具体的にはリニアモータを用いて、支持部を個別に制御でき、個別の各支持部の高さを、個別に合わせ、調整することができる。これは、特に、例えば、処理対象のガラスプリフォームが、高さが同じに設定された支持部において、均一で、必要に応じて直線的に支持することができない不規則な幾何学形状を有する場合に有利である。
【0025】
この文脈では、必要に応じて、長さの異なる支持面ピンを個別の支持部に設けることができるという点で、例えば、共通の基板に配置された高さの異なる支持部を提供できることも注目すべきである。本発明では、同じことが、高さを個別に調整可能な支持部についても言える。
【0026】
支持部が共通の基体に配置される場合、本発明の一実施形態に係る素早く交換可能な固定具を用いて、支持部を基体に、取り外し可能に固定することができる。これにより、個別の支持部又は全ての支持部を簡単かつ迅速に交換できる。
【0027】
本発明に係る装置の別の本質的な利点は、個別の支持部の支持面とガラスプリフォームの接触面が非常に小さいことにより、熱放散、すなわち、ガラスプリフォームを加熱する場合、熱放散が最小又は無いことである。これは、ガラスプリフォームに熱を与えず、ガラスプリフォームから熱を奪う場合も同様である。
【0028】
本発明に係る装置の支持面は、水平断面が対称であり、実質的に円形又は環状であることが好ましく、これにより、支持面の断面は、必要及び/又は要求に応じて、楕円形又は角形、特に長方形、又は複雑な幾何学形状とすることができる。このように本発明により、ガラスプリフォームの幾何学形状を考慮して、支持面の断面を選択することができ、これにより、ガラスプリフォームの最適な熱処理が可能になり、ガラスプリフォームを、できる限り均一に処理することが保証される。逆U字型の支持部の場合、個別の支持面の断面は、平面図において直線状である。
【0029】
本発明の有利な実施形態では、本発明に係る装置の支持面は、少なくとも部分的に、実質的に平坦又は凸状に湾曲しており、具体的には上向きである。本発明により、これは、点状の支持面及び線状の支持面の双方に当てはまる。このように支持部の支持面を設計することにより、個別の支持面でガラスプリフォームを均等に支持することが保証され、支持面が平らなデザインの場合には、ガラスプリフォームと支持面との接触面全体においてガラスプリフォームを極めて均等に支持でき、これは、例えば、加熱されたガラスプリフォームに支持面の跡が残らないようにする場合には必要である一方、ガラスプリフォームと支持面との実際の接触面を最小にする場合には、凸状に湾曲した支持面を用いることができる。後者の場合、本発明により、支持面は、例えば、針状の尖った形状及び/又はピラミッド状とし得る。
【0030】
本発明では、本発明に係る装置の支持部の支持面は、高温耐性素材、例えば、鋼、金、銅、ルテニウム、オスミウム、ジルコニウム、ハフニウム、ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン又はタングステン、融点の高い合金、又は炭化物又は窒化物等のセラミックから作られ、これは、700℃から1500℃までの温度範囲、特に700℃から1100℃までの温度範囲、又は700℃から950℃までの温度範囲で、ガラスに対して不活性であり、又は、コーティングされ、具体的には、このような高温耐性材料でコーティングされる。ここでは、特に費用の面から、高温耐性のステンレス鋼を使用することが特に好ましい。しかしながら、上述の他の金属を用いることも可能であり、処理対象のガラスプリフォームの種類や所望の目的に応じて、個別の金属を選択することができる。
【0031】
本発明の別の有利な実施形態では、支持部は、少なくとも1つのキャビティ、並びに/又は少なくとも1つのチャネル及び/若しくは導管を備えており、キャビティ、並びに/又はチャネル及び/若しくは導管は、その中を、流体、特に空気等の気体状の流体が流れ得る。本発明の好適な実施形態では、棒状支持部は、例えば中空であり、冷却流体が流れ得る流体導管が、棒状支持部の中空空間に配置される。支持部が逆U字型に設計された場合、支持部自体を管として設計でき、その場合、冷却流体は、管自体を通って流れる。後者の場合、管の中に別個の流体ラインを設ける必要がないため、逆U字型の支持部は、棒状支持部よりも非常に薄くすることができ、これにより、本発明に係る非常に有利な方法において、従来技術に比べ、ガラスゴブの加熱時にガラスプリフォームに作られる影を大幅に減らすことができる。
【0032】
このように、本発明に係る個別の支持部の内部に、キャビティ、チャネル又は導管を設けることにより、個別の支持部を冷却し、又は暖め/加熱することができる。一方、これは、支持部を過熱から守るため有利であるが、支持部の材料及び種類に応じて、支持部の周囲及びガラスプリフォームとの接触面を加熱し、熱によって均質化することもできる。この点に関し、冷却は調整可能であり、各支持部について個別の所望の温度を実現できるように、冷却を調整できる。支持部の温度調整は、空気等の冷却流体の個別の流量によって実現できる。必要に応じて、ガラスプリフォームに接触する支持部の最上部の接触面を、特定の耐熱性材料で作ることができるため、本発明により、用途に応じて、ガラスプリフォームに接触する支持部の当該最上部の接触面の冷却を省くことができるため、当該最上部の接触面を中空にする必要はないが、これを中空としてもよい。
【0033】
さらに、本発明に係る装置は、反射部、好ましくは赤外線反射部を備えることができ、この反射面は、支持面に向かって配置される。このため、赤外線の反射により、支持面の領域においてガラスプリフォームに対する温度の影響を僅かに増やすことができ、これは、支持部による温度の消失を抑制する。本発明により、反射面は、支持部が直接又は間接的に取り付けられた基体と、各支持面との間に配置され、また、支持面による影の方向に放熱が生じるように配置され、この位置において、残りの加熱又は照射されたゴブ表面の温度を均一化する。
【0034】
さらに、本発明に係る装置は、少なくとも1つの誘導ヒータ及び/又は赤外線ヒータを備えることができ、これは、基体と支持面との間に配置することが好ましく、また、その加熱による放射方向が支持面の方を向くように配置される。これにより、同様に、本発明に係る有利な方法により、ゴブの温度の均一化することができる。
【0035】
通常、ガラスプリフォームを、下側から赤外線加熱炉に挿入するため、下側から照射と同時にゴブの加熱が起こり得る。赤外線加熱炉の下側の開口に向かって放熱されるように、赤外線加熱炉に対応する、この赤外線反射部が配置されている場合にも、赤外線反射部は、同じように機能し、又は同じように支持する。この場合、赤外線反射部を、赤外線加熱炉と併用することができる。代替的に、本発明では、赤外線反射部のみ又は赤外線加熱炉のみを設けることもできる。この文脈において、赤外線加熱炉の代わりに、誘導炉又は他の適切な加熱装置を使用できることにも留意すべきである。
【0036】
別の実施形態では、支持部は、支持部を少なくとも基体と反射部との間、特に、基体の上方に配置された上側ランス部と反射部との間で安定させる少なくとも1つの装置を備える。支持部を安定させる装置は、例えば、複数の支持部の間の支柱、及び/又は、支持部が内部に延在する1以上の有孔板若しくは有孔ブロック、若しくは、必要に応じて、支持部が内部に延在する複数の有孔ブロックとすることができる。
【0037】
支持部は、上側ランス部に取り付けられ、上側ランス部は、例えば、締付けリングによって、下側ランス部に取り外し可能に取り付けられ、下側ランス部は、基体に取り付けられ、基体に配置され、その結果、上側ランス部が下側ランス部に配置され、中央に配置される。
【0038】
支持部を安定させる装置は主に、支持部を互いに、支持部の位置に固定するのに役立ち、ゴブを加熱する過程で支持部が加熱されたときに、支持部が撓んだり曲がったりするのを防ぐ。
【0039】
この目的のために、支持部を安定化する装置を用いて、支持部を固定し、接続し、補強し、又は拘束することにより、支持部が、初めの所望の位置、形状及び向きを維持する。これは、例えば、棒を用いて支持部を互いに固定することで実現でき、このようして支持部を安定させる。支持部を安定させる別の方法は、支持部を、1以上の有孔板を用いて案内することであり、ここで、支持部は、1以上の有孔板にしっかりと接続することが好ましく、特に溶接することが好ましく、その結果、複数の支持部の相対的な動きが阻止され、支持部は、互いに保持又は支持し、これにより、互いに安定する。複数の有孔板を使用する場合、これらは、上側ランス部と反射部との間に互いに離して配置できる。支持部を安定させる別の方法は、その内部を支持部が延在する、厚い有孔板、又はブロック、特に固体のブロックを使用することである。この場合も同様に、個別の支持部をブロックにしっかりと接続でき、特に溶接することができる。この文脈において、ネジボルトは、ブロック及び/又は少なくとも1つの有孔板の中を延在し得ることをさらに留意すべきである。代替的に、ブロック及び少なくとも1つの有孔板は、例えば星形に形成することもでき、これにより、支持部は安定化されるが、ネジボルトは、ブロック及び少なくとも1つの有孔板の外側を移動する。さらに、この文脈では、複数のブロックを使用でき、これらは、上下に配置され、又は、例えば、異なる支持部に配置される。したがって、本発明により、例えば、1つのブロックを個別の支持部に配置して、支持部が側方へ捻じれ、又は撓むのを防ぐことが考えられる。この場合、個別の支持部が互いに外見上接続されることなく、1つの支持部が一度に安定化される。
【0040】
本発明の別の有利な実施形態では、支持部は、垂直プレスの一部であり、支持部は、垂直プレスの下部に設けられた開口及び/又はガイドを通って延在することが好ましく、また、プレス作業、特にブランクプレス作業中に垂直プレスの下部に引っ込めることができる。これにより、本発明では、通常、少なくとも2つの支持部に配置され、又は支持部によって支持されている個別のガラスプリフォーム又は(ガラス)ゴブを、プレスの垂直軸に沿って炉内に移動させ、また、炉外に移動させることができる。ガラスプリフォーム又はガラスプリフォームを炉内で加熱した後、プリフォームを、プレスの垂直軸に沿って、すなわち下方又は上方に、再び炉外に搬送し、次いで、プレスし、特にブランクプレスを行う。
【0041】
プリフォームを炉内に移動し、又は炉外に移動させる代わりに、本発明では、 プリフォームをプレスの垂直軸に沿って固定し、炉がプリフォームを囲むように、好適には管状の炉をプレスの垂直軸に沿って移動させ、プリフォームを加熱することもできる。
【0042】
本発明では、プリフォーム及び炉を実質的に同時に移動させることもでき、このようにプリフォーム及び炉を反対方向に同時に移動させることにより、非常に高いサイクル速度を実現できる。
【0043】
本発明の他の実施形態では、炉は、折り畳み可能又は分離可能に設計でき、特に、垂直軸の周りに折り畳み可能に、又は垂直面に対して分離可能に設計でき、これにより、加熱のために、1以上のプリフォームを炉で囲むことができ、また、加圧のために、1以上のプリフォームを、加熱後に再び炉から取り出すことができる。ここで「垂直」とは、常にプレスの垂直軸を意味する。
【0044】
本発明の他の実施形態では、ガラスプリフォームを炉内に移動させて、同じ炉内でプレス、特にブランクプレスを施すもでき、加熱されたガラスプリフォームを初めに炉から取り出して、プレスのために、再び、これらのガラスプリフォームを供給する必要がない。この変形例では、ガラスプリフォームが最初に高い炉の温度で加熱され、次いで、低い炉の温度でプレス作業が行われるように、炉の温度を選択できる。
【0045】
この点に関し、特に、必要に応じて、本発明の全て、特に上述の実施形態において、そのような炉の温度調整又は他の所望の温度調整も可能であることに言及されるべきである。
【0046】
本発明の一実施形態では、ガラスプリフォーム又はゴブは、垂直プレスの下側加圧部を通って延在する支持部の支持面に最初に配置され、次に下側から概ね円筒状の炉内に移動される。本発明では、加熱されたガラスプリフォーム又はゴブが後で加圧、特にブランクプレスできる程度に、ゴブが炉内で少なくとも表面的に加熱される。本発明では、支持部の支持面が、下側加圧部の加圧面と面一になるまで、又は、必要に応じて、加圧面の平面から僅かに突出し、若しくは、加圧面から下側加圧部内に僅かに入るまで、支持部の支持面を下側加圧部の加圧面に近づけることにより、プレス工程が開始する。後者の2つ方法を用いて、例えば、ゴブの下面を画定することができ、又は、ゴブを、特にプレス工程中に固定することができる。
【0047】
垂直プレスの下側加圧部から上方に突出する支持部を下側加圧部内に引っ込めることにより、支持部の支持面を下側加圧部の加圧面に接近させることができる。代替的に、本発明では、下側加圧部が静止している場合、下側加圧部から突出した支持部は移動しないが、反対に、支持部はほぼ一定の位置に留まる一方、上述したプレスができるまで、垂直プレスの下側加圧部を、支持部に沿って上げることもできる。この文脈において、下側加圧部の加圧面に対して支持部の支持面を相対的に移動させることができる一方、支持部が下方の下側加圧部内に入ると同時に、下側加圧部が、所望の位置に到達するまで、支持部の支持面に向かって上に移動することもできる点に留意すべきである。
【0048】
プレス工程が終了した後、加圧されたガラス物品がプレスの型から取り外され、ここで、冷却後、又は、ガラス物品の機械的な係合においてガラス物品が寸法的に安定しているときに、ガラス物品を上方へ移動させて、プレスの型から押し出すことにより、支持部を用いて、ガラス物品を型から取り出すことができる。
【0049】
本発明の装置により、プレスの垂直軸、例えば、直接的には、ガラスプリフォームが表面で加熱される炉の下側又は上側において、ガラスプリフォームを加圧できると共に、本発明の装置により、望ましくないガラスプリフォームの冷却を回避できるといった多数の利点を提供する。一方、ガラスプリフォームを炉から、炉の横に配置されたプレス装置に横方向に移動するときに、ガラスプリフォームが滑ったり、例えば、落下する危険性もない。さらに、本発明では、炉の下側又は上側において、ガラスプリフォームを炉内で直接加圧するため、所望のガラス物品の製造の生産性を高めることができる。これは、本発明では、加熱されたガラスプリフォームを、予め炉から取り出して、横のプレス装置に移動させることによる不必要な時間の浪費を回避できることによる。
【0050】
上述した本発明に関し、ガラスプリフォームという用語は、全ての種類のガラスプリフォームを含み、特に、5mmを超える範囲、好適には8mmを超える範囲、さらに好適には10mmを超える範囲の好適な厚さを有するゴブ及びガラスウエハを含み、後者は、用途に応じて、1mm未満の範囲の厚さを有し、又はそれ以上の厚さを有する、平らなガラスの物体として規定し得ることも注目すべきである。
【0051】
本発明の他の実施形態は、従属請求項から明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0052】
以下、図面を参照して、より詳細に説明する実施形態を用いて本発明について説明する。
図1図1は、本発明に係る装置の一実施形態の概略的な斜視図である。
図2図2は、図1による実施形態の概略的な平面図である。
図3図3は、図2に係る実施形態の断面線A-Aに沿った概略的な垂直断面図である。
図4図4は、図2に係る実施形態の断面線B-Bに沿った概略的な垂直断面図である。
図5図5は、図2に係る実施形態の断面線C-Cに沿った概略的な垂直断面図である。
【0053】
以下の説明では、同一又は同様の機能部について同一の参照番号が使用される。
【発明を実施するための形態】
【0054】
図1は、斜め上から見たガラスプリフォーム20を支持及び保持する本発明に係る装置10の一実施形態の概略図である。装置10は、3つの支持部40によって形成されたキャリア装置30を備える。個別の支持部40はそれぞれ、ガラスプリフォーム又はゴブ20が均等に配置される支持面50を有する。支持部40は、上側ランス部90に取り付けられ、上側ランス部90は、締付けリング100によって下側ランス部95に取り外し可能に取り付けられる。上側ランス部90を下側ランス部95に取り付けるため、又は、締付けリング100を固定するために、それぞれの場合において、ナット110が設けられ、素早く取り外し可能な形式で、上側ランス部90を下側ランス部95に固定できる。この文脈において、O型リング120は、上側ランス部90のベアリングとして機能する。下側ランス部95は、基体60に取り付けられ、基体60に配置され、上側ランス部90が、下側ランス部95に配置され、下側ランス部95によって中央に配置される。また、基体60は、少なくとも第1のネジ130及び第2のネジ135を有しており、これは、上側ランス部90又は締付けリング100の締付け手段として、ナット110に係合する。さらに、本発明に係る装置10は、反射部70を備えており、反射部70の中を支持部40が通って延在しており、反射部70は、上側ランス部90とガラスプリフォーム20との間に配置される。次に、反射部70は、ネジボルト80によって高さが調節可能であるため、要求通りに、ガラスプリフォーム20に近づけたり、遠ざけたりすることができる。具体的には、本発明に係る装置の詳細な構造は、特に図2から図5からよく分かり、これらの図は、本発明に係る装置の平面図又は異なる3つの断面図である。また、図4及び図5から、基体60が冷却空気チャネル140と、冷却空気戻り部145とを有することが明確に分かり、これらを用いて、本発明に係る装置、特に支持部40を、要望に応じて、温度調整、特に冷却することができ、ここで、空気等の流体を冷媒として利用することができる。流体は、予め所望の温度に調整することができる。
【0055】
この点において、上述した全ての部分、特に図面に示されている詳細は、個々に又は任意の組み合わせにおいて、本発明に不可欠なものとして請求されることに留意すべきである。これらの変形例は、当業者に明らかである。
【符号の説明】
【0056】
10 装置
20 プリフォーム
30 キャリア装置
40 支持部
50 支持面
60 基体
70 反射部
80 ネジボルト
90 上側ランス部
95 下側ランス部
100 締付けリング
110 ナット
120 O型リング
130 第1のネジ
135 第2のネジ
140 冷却空気チャネル
145 冷却空気戻り部
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】