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特表2022-515653サービスベースの通信方法、ユニット、システム及びコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-21
(54)【発明の名称】サービスベースの通信方法、ユニット、システム及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04L 61/4541 20220101AFI20220214BHJP
   H04W 4/50 20180101ALI20220214BHJP
   H04W 76/10 20180101ALI20220214BHJP
   H04L 67/562 20220101ALI20220214BHJP
【FI】
H04L61/4541
H04W4/50
H04W76/10
H04L67/562
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021538217
(86)(22)【出願日】2019-12-10
(85)【翻訳文提出日】2021-06-29
(86)【国際出願番号】 CN2019124308
(87)【国際公開番号】W WO2020147460
(87)【国際公開日】2020-07-23
(31)【優先権主張番号】201910036028.3
(32)【優先日】2019-01-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
2.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】514187420
【氏名又は名称】テンセント・テクノロジー・(シェンジェン)・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,ユンフェイ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD24
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本願実施例は、ハイブリッド通信のサービスフレームワークをサポートし、サービス効率及びフレームワーク配置の柔軟性を向上させるためのサービスベースの通信方法、ユニット、システム並びにコンピュータプログラムを開示する。それらのうちの1つの方法は、ターゲット通信アドレスを取得するステップであって、ターゲット通信アドレスは、アクセスする必要のある第1目的サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレスである、ステップと、第1サービスアクセス要求をターゲット通信アドレスに送信するステップであって、第1サービスアクセス要求は、第1目的サービスユニットのサービスタイプを含む、ステップと、ターゲット通信アドレスからサービスアクセス応答を受信するステップと、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービスベースの通信方法であって、
第1通信ユニットがターゲット通信アドレスを取得するステップであって、前記ターゲット通信アドレスは、アクセスする必要のある第1目的サービスユニットがサービスを提供する時の、対応する通信アドレスであり、前記ターゲット通信アドレスは、第1目的サービスユニットが採用する通信方式に基づき、ネットワーク記憶機能ユニットによって提供され、前記第1目的サービスユニットが間接通信方式を採用する第1サービスユニットである場合、第1通信アドレスは、前記第1サービスユニットにサービスを提供する第1サービスサポートユニット通信のアドレスであり、前記第1目的サービスユニットが直接通信方式を採用する第2サービスユニットである場合、前記第1通信アドレスは前記第2サービスユニットの通信アドレスである、ステップと、
前記第1通信ユニットが第1サービスアクセス要求を前記ターゲット通信アドレスに送信するステップであって、前記第1サービスアクセス要求は、前記第1目的サービスユニットのサービスタイプを含む、ステップと、
前記第1通信ユニットが前記ターゲット通信アドレスからサービスアクセス応答を受信するステップであって、前記サービスアクセス応答は、前記第1目的サービスユニットがサービスを提供した後に生成されたものである、ステップと、を含むことを特徴とする、サービスベースの通信方法。
【請求項2】
前記第1通信ユニットがターゲット通信アドレスを取得する前に、前記サービスベースの通信方法は、
前記第1通信ユニットが第3サービスユニットであり、且つ前記第3サービスユニットが直接通信方式を採用する場合、前記第1通信ユニットが第1サービス登録要求を前記ネットワーク記憶機能ユニットに送信するステップをさらに含み、前記第1サービス登録要求は、前記第3サービスユニットが採用する直接通信方式及び前記第3サービスユニットの通信アドレスを含むことを特徴とする、
請求項1に記載のサービスベースの通信方法。
【請求項3】
前記第1通信ユニットがターゲット通信アドレスを取得するステップは、
前記第1通信ユニットが第1サービス発見要求を前記ネットワーク記憶機能ユニットに送信するステップであって、前記第1サービス発見要求は、アクセスする必要のある第1目的サービスユニットのサービスタイプを含み、前記ネットワーク記憶機能ユニットは、前記第1サービス発見要求に従って、第1目的サービスユニットの通信アドレスを取得するために用いられる、ステップと、
前記第1通信ユニットが、前記ネットワーク記憶機能ユニットによって送信されたサービス発見結果を受信するステップであって、前記サービス発見結果は、前記ターゲット通信アドレスを含む、ステップと、を含むことを特徴とする、
請求項1又は2に記載のサービスベースの通信方法。
【請求項4】
前記サービス発見結果がサービス発見有効時間をさらに含む場合、前記サービスベースの通信方法は、
前記第1通信ユニットが、アクセスする必要のある第2目的サービスユニットのサービスタイプを取得するステップと、
前記第1目的サービスユニットのサービスタイプ及び前記第2目的サービスユニットのサービスタイプが同じである場合、前記第1通信ユニットは、現在の時間が前記サービス発見有効時間を超えるかどうかを判断するステップと、
前記現在の時間が前記サービス発見有効時間を超えない場合、前記第1通信ユニットは、前記第2目的サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレスと前記ターゲット通信アドレスが同じアドレスであると判断するステップと、をさらに含むことを特徴とする、
請求項3に記載のサービスベースの通信方法。
【請求項5】
前記ターゲット通信アドレスを取得する前に、前記サービスベースの通信方法は、
前記第1通信ユニットが第3サービスユニットにサービスを提供する第2サービスサポートユニットである場合、前記第1通信ユニットは、前記第3サービスユニットによって送信された第2サービス登録要求を受信するステップであって、前記第2サービス登録要求は、前記第3サービスユニットが採用する間接通信方式及び前記第3サービスユニットの通信アドレスを含む、ステップと、
前記第1通信ユニットが第3サービス登録要求を前記ネットワーク記憶機能ユニットに送信するステップであって、前記第3サービス登録要求は、前記第3サービスユニットが採用する間接通信方式、前記第3サービスユニットの通信アドレス及び前記第2サービスサポートユニットの通信アドレスを含み、前記第3サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレスは、前記第2サービスサポートユニットの通信アドレスである、ステップと、をさらに含むことを特徴とする、
請求項1に記載のサービスベースの通信方法。
【請求項6】
前記第1通信ユニットがターゲット通信アドレスを取得するステップは、
前記第1通信ユニットが、前記第3サービスユニットによって送信された第2サービスアクセス要求を受信するステップであって、前記第2サービスアクセス要求は、前記第3サービスユニットがアクセスする必要のある第1目的サービスユニットのサービスタイプ及びサービスペイロードデータを含む、ステップと、
前記第1通信ユニットが、前記サービスタイプに対応するサービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されているかどうかを判断するステップと、
前記ネットワーク記憶機能ユニットによって予め送信された前記サービスタイプに対応するサービスユニットの通信アドレスが前記ローカルメモリに記憶されている場合、前記第1通信ユニットは、前記ローカルメモリから前記ターゲット通信アドレスを取得するステップと、を含むことを特徴とする、
請求項5に記載のサービスベースの通信方法。
【請求項7】
前記ターゲット通信アドレスを取得するステップは、
前記サービスタイプに対応するサービスユニットの通信アドレスが前記ローカルメモリに記憶されていない場合、第1サービス発見要求を前記ネットワーク記憶機能ユニットに送信するステップであって、前記第1サービス発見要求は、アクセスする必要のある第1目的サービスユニットのサービスタイプを含み、前記ネットワーク記憶機能ユニットは、前記第1サービス発見要求に従って第1目的サービスユニットの通信アドレスを取得するために用いられる、ステップと、
前記第1通信ユニットが、前記ネットワーク記憶機能ユニットによって送信されたサービス発見結果を受信するステップであって、前記サービス発見結果は、前記ターゲット通信アドレスを含む、ステップと、をさらに含むことを特徴とする、
請求項6に記載のサービスベースの通信方法。
【請求項8】
前記第1通信ユニットが第3サービスユニットにサービスを提供する第2サービスサポートユニットである場合、前記ターゲット通信アドレスからサービスアクセス応答を受信した後、前記サービスベースの通信方法は、
前記第1通信ユニットが、前記サービスアクセス応答を前記第3サービスユニットに送信するステップをさらに含むことを特徴とする、
請求項5ないし7のいずれか一項に記載のサービスベースの通信方法。
【請求項9】
サービスベースの通信方法であって、
第1サービスサポートユニットが、第1通信ユニットによってターゲット通信アドレスに送信された第1サービスアクセス要求を受信するステップであって、前記第1サービスアクセス要求は、アクセスする必要のある第1サービスユニットのサービスタイプを含み、前記第1サービスサポートユニットは、前記第1サービスユニットにサービスを提供するサービスサポートユニットであり、前記第1サービスユニットは間接通信方式を採用し、前記ターゲット通信アドレスは、前記第1サービスサポートユニットの通信アドレスである、ステップと、
前記第1サービスサポートユニットが前記第1サービスアクセス要求を前記第1サービスユニットに送信するステップであって、前記第1サービスユニットは、前記第1サービスアクセス要求に従ってサービスを提供し、及びサービスアクセス応答を生成するために用いられる、ステップと、
前記第1サービスサポートユニットが、前記第1サービスユニットによって送信されたサービスアクセス応答を受信するステップと、
前記第1サービスサポートユニットが、前記サービスアクセス応答を前記第1通信ユニットに送信するステップと、を含むことを特徴とする、サービスベースの通信方法。
【請求項10】
前記第1サービスサポートユニットは、第1通信ユニットによってターゲット通信アドレスに送信された第1サービスアクセス要求を受信する前に、前記サービスベースの通信方法は、
前記第1サービスサポートユニットが、前記第1サービスユニットによって送信された第4サービス登録要求を受信するステップであって、前記第4サービス登録要求は、前記第1サービスユニットが採用する間接通信方式及び前記第1サービスユニットの通信アドレスを含む、ステップと、
前記第1サービスサポートユニットは、第5サービス登録要求をネットワーク記憶機能ユニットに送信するステップであって、前記第5サービス登録要求は、前記第1サービスユニットが採用する間接通信方式、前記第1サービスユニットの通信アドレス及び前記第1サービスサポートユニットの通信アドレスを含む、ステップと、をさらに含むことを特徴とする、
請求項9に記載のサービスベースの通信方法。
【請求項11】
前記第1サービスサポートユニットが前記第1サービスアクセス要求を前記第1サービスユニットに送信する前に、前記サービスベースの通信方法は、
前記第1サービスサポートユニットが、前記第1サービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されているかどうかを判断するステップと、
ネットワーク記憶機能ユニットによって予め送信された前記第1サービスユニットの通信アドレスが前記ローカルメモリに記憶されている場合、前記第1サービスサポートユニットが、前記ローカルメモリから前記第1サービスユニットの通信アドレスを取得するステップと、をさらに含むことを特徴とする、
請求項9に記載のサービスベースの通信方法。
【請求項12】
前記サービスベースの通信方法は、
前記第1サービスユニットの通信アドレスが前記ローカルメモリに記憶されていない場合、前記第1サービスサポートユニットが、第2サービス発見要求を前記ネットワーク記憶機能ユニットに送信するステップであって、前記第2サービス発見要求は、前記第1サービスユニットのサービスタイプを含む、ステップと、
前記第1サービスサポートユニットが、前記ネットワーク記憶機能ユニットによって送信されたサービス発見結果を受信するステップであって、前記サービス発見結果は、前記第1サービスユニットの通信アドレスを含む、ステップと、をさらに含むことを特徴とする、
請求項11に記載のサービスベースの通信方法。
【請求項13】
請求項1~8のうちの何れか1項に記載の通信方法を実行する手段を有する通信ユニット。
【請求項14】
請求項9~12のうちの何れか1項に記載の通信方法を実行する手段を有するサービスポートユニット。
【請求項15】
サービスベースの通信システムであって、
前記第1目的サービスユニットが間接通信方式を採用する第1サービスユニットである場合、前記サービスベースの通信システムは、請求項13に記載の通信ユニット、請求項14に記載のサービスサポートユニット、第1サービスユニット及びネットワーク記憶機能ユニットを備え、
前記第1目的サービスユニットが直接通信方式を採用する第2サービスユニットである場合、前記サービスベースの通信システムは、請求項13に記載の通信ユニット、第2サービスユニット及び前記ネットワーク記憶機能ユニットを備え、
前記ネットワーク記憶機能ユニットは、前記第1通信ユニットにターゲット通信アドレスを提供し、第1サービスユニット、第2サービスユニット及び第3サービスユニットのそれぞれで採用する通信方式、及び各サービスユニットの通信アドレスを記憶するように構成される、サービスベースの通信システム。
【請求項16】
コンピュータプログラムであって、
コンピュータに、請求項1ないし8のいずれか一項に記載のサービスベースの通信方法、又は、請求項9ないし12のいずれか一項に記載のサービスベースの通信方法を実行させる、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2019年01月15日に中国特許局に提出された、出願番号が201910036028.3であり、発明の名称が「サービスベースの通信方法、通信ユニット、サービスサポートユニット及びシステム」である中国特許出願の優先権を主張し、その内容の全てが引用により本願に組み込まれる。
【0002】
本願は、コンピュータ技術分野に関し、特に、サービスベースの通信方法、ユニット、システム並びにコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0003】
リリース15(Release 15、R15と略称)の第5世代モバイル通信技術(Fifth-Generation、5Gと略称)コアネットワークアーキテクチャでは、コントロールプレーン内部の各ネットワーク機能(Network Function、NFと略称)エンティティ間のインターフェースはいずれも、サービスベースのインターフェースに基づく設計方法を用いて、サービスの呼び出しによって実現される。このサービスベースのアーキテクチャ(Service Based Architecture、SBAと略称)において、従来のネットワーク要素間の呼び出し方法は、各ネットワーク機能のサービス間の呼び出しに変換する。
【0004】
リリース16(Release 16、R16と略称)の5Gコアネットワークアーキテクチャでは、進化したサービスベースのアーキテクチャ(enhancements to the Service Based Architecture、eSBAと略称)のプロジェクトが提案され、サービスフレームワーク(service framework)の概念も明確に提案され、サービスフレームワークは、サービスベースのアーキテクチャにおいてビジネスロジック以外の他の機能のセットを指す。
【0005】
5GシステムのeSBAプロジェクトは、異なる配置方法を提案し、各配置方法はいずれも、サービスの通信方式、即ち直接通信又は間接通信に対して当該配置方式に属する具体的な要件を有し、サービスベースのアーキテクチャ内の全てのサービスは、上記の2つの通信方式のうちの1つに基づいて実現される。これにより、サービスベースのアーキテクチャの配置に一定の制約が生じる。各配置方法が一旦設定されると、当該配置方法でサポートされる通信方式を使用してのみサービスを提供することができ、異なる通信方式を有する様々なサービスの設計を柔軟にサポートすることができなくなり、サービスを提供するためのサービスベースのアーキテクチャの効率及び柔軟性が低下する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願実施例は、ハイブリッド通信のサービスフレームワークをサポートし、サービス効率及びフレームワーク配置の柔軟性を向上させるためのサービスベースの通信方法、ユニット、システム並びにコンピュータプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願実施例は、以下の技術的解決策を提供する。
【0008】
一態様によれば、本願実施例は、サービスベースの通信方法を提供し、前記サービスベースの通信方法は、
第1通信ユニットが、ターゲット通信アドレスを取得するステップであって、前記ターゲット通信アドレスは、アクセスする必要のある第1目的サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレスであり、前記ターゲット通信アドレスは、第1目的サービスユニットが採用する通信方式に基づき、ネットワーク記憶機能ユニットによって提供され、前記第1目的サービスユニットが間接通信方式を採用する第1サービスユニットである場合、第1通信アドレスは、前記第1サービスユニットにサービスを提供する第1サービスサポートユニット自体の通信アドレスであり、前記第1目的サービスユニットが直接通信方式を採用する第2サービスユニットである場合、前記第1通信アドレスは、前記第2サービスユニット自体の通信アドレスである、ステップと、
前記第1通信ユニットが、第1サービスアクセス要求を前記ターゲット通信アドレスに送信するステップであって、前記第1サービスアクセス要求は、前記第1目的サービスユニットのサービスタイプを含む、ステップと、
前記第1通信ユニットが、前記ターゲット通信アドレスからサービスアクセス応答を受信するステップであって、前記サービスアクセス応答は、前記第1目的サービスユニットがサービスを提供した後に生成されたものである、ステップと、を含む。
【0009】
別の態様によれば、本願実施例はさらに、サービスベースの通信方法を提供し、前記サービスベースの通信方法は、
第1サービスサポートユニットは、第1通信ユニットによってターゲット通信アドレスに送信された第1サービスアクセス要求を受信するステップであって、前記第1サービスアクセス要求は、アクセスする必要のある第1サービスユニットのサービスタイプを含み、前記第1サービスサポートユニットは、前記第1サービスユニットにサービスを提供するサービスサポートユニットであり、前記第1サービスユニットは間接通信方式を採用し、前記ターゲット通信アドレスは、前記第1サービスサポートユニットの通信アドレスである、ステップと、
前記第1サービスサポートユニットが、前記第1サービスアクセス要求を前記第1サービスユニットに送信するステップであって、前記第1サービスユニットは、前記第1サービスアクセス要求に従ってサービスを提供し、及びサービスアクセス応答を生成するために用いられる、ステップと、
前記第1サービスサポートユニットが、前記第1サービスユニットによって送信されたサービスアクセス応答を受信するステップと、
前記第1サービスサポートユニットが、前記サービスアクセス応答を前記第1通信ユニットに送信するステップと、を含む。
【0010】
別の態様によれば、本願実施例は通信ユニットを提供し、前記通信ユニットは、具体的に、第1通信ユニットであり、前記第1通信ユニットは、
ターゲット通信アドレスを取得するように構成されるアドレス取得モジュールであって、前記ターゲット通信アドレスは、アクセスする必要のある第1目的サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレスであり、前記ターゲット通信アドレスは、第1目的サービスユニットが採用する通信方式に基づき、ネットワーク記憶機能ユニットによって提供され、前記第1目的サービスユニットが間接通信方式を採用する第1サービスユニットである場合、第1通信アドレスは、前記第1サービスユニットにサービスを提供する第1サービスサポートユニット自体の通信アドレスであり、前記第1目的サービスユニットが直接通信方式を採用する第2サービスユニットである場合、前記第1通信アドレスは、前記第2サービスユニット自体の通信アドレスである、アドレス取得モジュールと、
第1サービスアクセス要求を前記ターゲット通信アドレスに送信するように構成される送信モジュールであって、前記第1サービスアクセス要求は、前記第1目的サービスユニットのサービスタイプを含む、送信モジュールと、
前記ターゲット通信アドレスからサービスアクセス応答を受信するように構成される受信モジュールであって、前記サービスアクセス応答は、前記第1目的サービスユニットがサービスを提供した後に生成されたものである、受信モジュールと、を備える。
【0011】
上記の態様において、第1通信ユニットの構成要素モジュールは、上記の一態様及び様々な可能な実施形態における第1通信ユニットによって実行されるステップを実行することもできる。詳細な説明は、上記の一態様及び様々な可能な実施形態を参照されたい。
【0012】
別の態様によれば、本願実施例はサービスサポートユニットを提供し、前記サービスサポートユニットは、具体的に、第1サービスサポートユニットであり、前記第1サービスサポートユニットは、
第1通信ユニットによってターゲット通信アドレスに送信された第1サービスアクセス要求を受信するように構成される受信モジュールであって、前記第1サービスアクセス要求は、アクセスする必要のある第1サービスユニットのサービスタイプを含み、前記第1サービスサポートユニットは、前記第1サービスユニットにサービスを提供するサービスサポートユニットであり、前記第1サービスユニットは間接通信方式を採用し、前記ターゲット通信アドレスは、前記第1サービスサポートユニットの通信アドレスである、受信モジュールと、
前記第1サービスアクセス要求を前記第1サービスユニットに送信するように構成される送信モジュールであって、前記第1サービスユニットは、前記第1サービスアクセス要求に従ってサービスを提供し、及びサービスアクセス応答を生成するために用いられる、送信モジュールと、を備え、
前記受信モジュールはさらに、前記第1サービスユニットによって送信されたサービスアクセス応答を受信するように構成され、
前記送信モジュールはさらに、前記サービスアクセス応答を前記第1通信ユニットに送信するように構成される。
【0013】
上記の態様において、第1サービスサポートユニットの構成要素モジュールは、上記の一態様及び様々な可能な実施形態における第1サービスサポートユニットによって実行されるステップを実行することもできる。詳細な説明は、上記の一態様及び様々な可能な実施形態を参照されたい。
【0014】
別の態様によれば、本願実施例は第1通信ユニットを提供し、当該第1通信ユニットは、プロセッサ及びメモリを備え、メモリは命令を記憶するように構成され、プロセッサは、メモリの命令を実行して、第1通信ユニットが上記の一態様におけるサービスベースの通信方法を実行するように構成される。
【0015】
別の態様によれば、本願実施例は第1サービスサポートユニットを提供し、当該第1サービスサポートユニットは、プロセッサ及びメモリを備え、メモリは命令を記憶するように構成され、プロセッサは、メモリの命令を実行して、第1サービスサポートユニットが上記の一態様におけるサービスベースの通信方法を実行するように構成される。
【0016】
別の態様によれば、本願実施例はコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体には命令が記憶され、プロセッサによって実行される際に、前記命令に基づいてサービスベースの通信方法を実行する。
【0017】
別の態様によれば、本願実施例はサービスベースの通信システムを提供し、前記第1目的サービスユニットが間接通信方式を採用する第1サービスユニットである場合、前記サービスベースの通信システムは、上記の一態様に記載の通信ユニット、上記の一態様に記載のサービスサポートユニット、第1サービスユニット及びネットワーク記憶機能ユニットを備え、
前記第1目的サービスユニットが直接通信方式を採用する第2サービスユニットである場合、前記サービスベースの通信システムは、上記の一態様のいずれか一項に記載の通信ユニット、第2サービスユニット及び前記ネットワーク記憶機能ユニットを備え、
前記ネットワーク記憶機能ユニットは、前記第1通信ユニットにターゲット通信アドレスを提供し、第1サービスユニット、第2サービスユニット及び第3サービスユニットのそれぞれで採用する通信方式、及び各サービスユニットの通信アドレスを記憶するように構成される。
【0018】
別の態様によれば、本願実施例はコンピュータ可読記憶媒体を提供し、少なくとも1つの命令が記憶され、前記少なくとも1つの命令がプロセッサによって実行される際に、プロセッサに上記実施例によるサービスベースの通信方法を実行させる。
【0019】
別の態様によれば、本願実施例はコンピュータプログラムを提供し、前記コンピュータプログラムはコンピュータに上記実施例によるサービスベースの通信方法を実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
本願実施例の技術的解決策をより明確に説明するために、以下は、実施例の説明で使用される図面について簡単に紹介する。以下に説明される図面は、本願実施例のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとっては、これらの図面にしたがって他の図面を得ることもできることは自明である。
図1】本願実施例で提供されるサービスベースの通信システムの構成の概略的な構造図である。
図2】本願実施例で提供される別のサービスベースの通信システムの構成の概略的な構造図である。
図3】本願実施例で提供される第1通信ユニット、第1サービスサポートユニット及び第1サービスユニットの間の相互作用プロセスの概略図である。
図4】本願実施例で提供されるeSBAアーキテクチャでの配置方法の概略図である。
図5】本願実施例で提供されるeSBAアーキテクチャでの別の配置方法の概略図である。
図6】本願実施例で提供されるeSBAアーキテクチャでの別の配置方法の概略図である。
図7】本願実施例で提供されるeSBAアーキテクチャでの別の配置方法の概略図である。
図8】本願実施例で提供される第1通信ユニットによって実行されるサービスベースの通信方法のフローチャートである。
図9】本願実施例で提供される第1通信ユニットによって実行される別のサービスベースの通信方法のフローチャートである。
図10】本願実施例で提供される第1サービスサポートユニットによって実行されるサービスベースの通信方法のフローチャートである。
図11】本願実施例で提供されるハイブリッド通信のサービスフレームワークの概略図である。
図12】本願実施例で提供されるサービス発見及びアクセスプロセスの概略図である。
図13】本願実施例で提供される別のサービス発見及びアクセスプロセスの概略図である。
図14】本願実施例で提供される第1通信ユニットの構成の概略的な構造図である。
図15】本願実施例で提供される別の第1通信ユニットの構成の概略的な構造図である。
図16】本願実施例で提供される第1サービスサポートユニットの構成の概略的な構造図である。
図17】本願実施例で提供される別の第1サービスサポートユニットの構成の概略的な構造図である。
図18】本願実施例で提供される別の第1サービスサポートユニットの構成の概略的な構造図である。
図19】本願実施例で提供されるサービスベースの通信方法が適用可能な端末の構成の概略的な構造図である。
図20】本願実施例で提供されるサービスベースの通信方法が適用可能なサーバの構成の概略的な構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本願実施例は、ハイブリッド通信のためのサービスフレームワークをサポートし、サービス効率及びフレームワーク配置の柔軟性を向上させるためのサービスベースの通信方法、ユニット、システム並びに記憶媒体を提供する。
【0022】
本願の発明目的、特徴及び利点をより明白で理解しやすくするために、以下、本願実施例における図面を参照して、本願実施例における技術的解決策を明確且つ完全に説明するが、明らかに、以下で説明された実施例は、本願実施例の一部に過ぎず、実施例の全部ではない。本願実施例に基づき、当業者が取得した他のすべての実施例は、本願の保護範囲に含まれる。
【0023】
本願の明細書、特許請求の範囲及び上記添付図面中の「含む」、「有する」及びこれらの任意の変形の用語は、非排他的包含を網羅することが意図され、一連のユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又はデバイスはそれらのユニットに必ずしも限定されず、明確に列挙されない他のステップ又はユニット、又はこれらのプロセス、方法、製品又はデバイスに固有の他のユニットを含み得る。
【0024】
以下、それらについて詳細に説明する。
【0025】
本願実施例は、先ず、サービスベースの通信システムを提供し、図1及び図2を参照すると、図1及び図2は、本願実施例で提供される2つのサービスベースの通信システムの構成の概略的な構造図である。本願実施例で提供されるサービスベースの通信システムは、eSBAアーキテクチャでのサービスフレームワークに適用されることができ、コントロールプレーン内の各ネットワーク機能間のインターフェースはいずれも、サービスベースのインターフェースの設計方法に基づき設計され、内部通信は、サービスの呼び出しによって実現される。本願実施例では、サービスフレームワークは、サービスの登録、認証、発見、選択、ルーティング等機能など、サービスベースのアーキテクチャにおいてビジネスロジック以外の他の機能のセットを指す。ここで、当該サービスはマイクロサービスとも呼ばれ、後続の実施例ではサービスユニットがサービスを提供することを例として説明する。
【0026】
図1に示されるように、本願実施例で提供されるサービスベースの通信システム10は、第1通信ユニット11、第1サービスサポートユニット12、第1サービスユニット13及びネットワーク記憶機能ユニット14を備えることができる。ここで、第1通信ユニット11は、第1目的サービスユニットにアクセスする必要があり、当該第1目的サービスユニットは、間接通信方式を採用する第1サービスユニット13である。
【0027】
ここで、本願実施例におけるサービスユニットは、サービスフレームワークにおける消費者(consumer)又は生産者(producer)を指し、当該サービスユニットは、具体的に、サービス(service)のインスタンス(instance)であり得、当該サービスユニット自体は通信アドレスを有し、例えば、当該通信アドレスは、インターネットプロトコル(Internet Protocol、IPと略称)アドレスであり得、又は当該通信アドレスは、ユニット間の通信が満たされる限り、1つのサービスユニットを一意に識別するための他のアドレスであり得る。本願実施例におけるサービスユニットは、2つの通信方式(又は通信モードとも呼ばれる)は、それぞれ、間接通信方式及び直接通信方式である。
【0028】
本願実施例はサービスサポートユニットを提供し、当該サービスサポートユニットは、サービスユニットにサービスを提供するユニットであり、例えば、サービスサポートユニットは、サービスフレームワークにおけるサービスフレームワークサポート機能ユニット(Service Framework Support Function、SFSFと略称)であり得る。間接通信方式を採用するサービスユニットの場合、当該サービスユニットは、サービスサポートユニットと通信することができ、間接通信方式を採用するサービスユニットがサービスを提供する場合、当該サービスに対応する通信アドレスは当該サービスユニットの通信アドレスではなく、当該サービスユニットに接続されたサービスサポートユニットの通信アドレスである。ここで、サービスフレームワークにおいて、1つのサービスサポートユニットは、具体的に、サービスフレームワークの構造設計に依存して、1つ又は複数のサービスユニットにサービスサポートを提供することができるが、ここではこれらに対して限定しない。
【0029】
本願実施例で提供される第1通信ユニットは、具体的に、1つのサービスユニットであってもよく、この場合、第1通信ユニットは、サービスフレームワークにおける消費者であってもよい。例えば、後続の実施例では、例を挙げて第1通信ユニットが第3サービスユニットであることを説明する。例示的に、第1通信ユニットは、サービスサポートユニットであってもよく、この場合、第1通信ユニットは、第3サービスユニットにサービスサポートを提供することができ、例えば、後続の実施例では、例を挙げて第1通信ユニットが第2サービスサポートユニットであることを説明する。本願実施例における通信ユニットは、サービスユニット及びサービスサポートユニットの総称であり、特定のシナリオに従って、当該通信ユニットがサービスユニット又はサービスサポートユニットであると判断することができるが、ここではこれらに対して限定しない。
【0030】
本願実施例は、ネットワーク記憶機能ユニットを提供し、当該ネットワーク記憶機能ユニットは、全てのサービスユニットの登録に使用されることができ、登録が成功する場合、当該ネットワーク記憶機能ユニットは、各サービスユニットによって報告されたそれらの自体の通信アドレス、及び各サービスユニットが採用する通信方式を記憶する。例えば、直接通信方式を採用するサービスユニットの場合、ネットワーク記憶機能ユニットは、当該サービスユニットの通信アドレスを記憶する。間接通信方式を採用するサービスユニットの場合、当該サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレスは当該サービスユニットの通信アドレスではなく、当該サービスユニットに接続されるサービスサポートユニットの通信アドレスであるため、ネットワーク記憶機能ユニットは、間接通信方式を採用するサービスユニットに接続されたサービスサポートユニットの通信アドレス、及び当該サービスユニットの通信アドレスを記憶する。例を挙げて説明すると、サービスユニット1(service1)が間接通信方式を採用し、当該service1はSFSF-1(サービスサポートユニット1)に接続すると、service1がサービスを提供する時の対応する通信アドレスは、service1の通信アドレスではなく、SFSF-1の通信アドレスであるため、ネットワーク記憶機能ユニットは、service1及びそれに対応するSFSF-1の通信アドレスを記憶する。当該ネットワーク記憶機能ユニットは、通信分野のサービスフレームワークにおけるネットワークリポジトリ機能(Network Repository Function、NRFと略称)であってもよい。
【0031】
図1に示されたシステムアーキテクチャにおいて、第1通信ユニットが第1サービスユニットにアクセスする必要がある場合、第1サービスユニットは間接通信方式を採用し、第1サービスユニットは、第1サービスサポートユニットによってサービスサポートが提供されるため、第1通信ユニットは、先ず、第1サービスサポートユニットと通信し、次に、第1サービスサポートユニットが第1サービスユニットと通信することができ、それにより、第1通信ユニットと第1サービスユニットの間の間接通信を実現する。
【0032】
図2に示されるように、図2は、本願実施例で提供される別のサービスベースの通信システムの構成の概略的な構造図である。図1との違いは、図2の第1通信ユニット11がアクセスする必要のある第1目的サービスユニットが第2サービスユニット15であることであり、第2サービスユニット15は直接通信方式を採用するため、第1通信ユニットは、サービスサポートユニットに頼ることなく、第2サービスユニット15と直接通信することができ、それにより、第1通信ユニット11と第2サービスユニット15の間の直接通信を実現する。
【0033】
上記の図1及び図2に示されたサービスベースの通信システムに基づき、本願実施例では、間接通信方式及び直接通信方式を同じサービスフレームワークに基づいて実現することができ、本願実施例は、ハイブリッド通信のためのサービスフレームワーク技術案を提案する。当該ハイブリッド通信のためのサービスフレームワークでは、直接通信のサービスを配置してもよく、間接通信のサービスを配置してもよく、さらに、それらの内部の直接通信のサービスは、間接通信のサービスと相互に呼び出すことができ、且つ内部ユニットは、互いの通信方法を認識しない。1つの通信方式しか提供できないという関連技術の既存の問題を解決するために、本願実施例は、ハイブリッド通信のためのサービスフレームワークをサポートし、それにより、サービス効率及びフレームワーク配置の柔軟性を向上させることができる。
【0034】
図3を参照すると、図3は、本願実施例で提供される第1通信ユニット、第1サービスサポートユニット及び第1サービスユニットの間の相互作用プロセスの概略図である。例示的に、本願実施例で提供されるサービスベースの通信方法の実行ステップを示し、方法は、主に、次のステップを含む。
【0035】
ステップ301において、第1通信ユニットが、ターゲット通信アドレスを取得し、ターゲット通信アドレスは、アクセスする必要のある第1目的サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレスであり、ターゲット通信アドレスは、第1目的サービスユニットが採用する通信方式に基づき、ネットワーク記憶機能ユニットによって提供される。
【0036】
ここで、第1通信ユニットが第1目的サービスユニットにアクセスする必要がある場合、第1通信ユニットは、アクセスする必要のある第1目的サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレスを取得することができ、説明の便宜上、アクセスする必要のある第1目的サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレスを「ターゲット通信アドレス」として定義する。当該ターゲット通信アドレスは、具体的に、1つの通信アドレス、又は1つの通信アドレスリスト、又は1つの通信アドレスセットであってもよいが、ここではこれらに対して限定しない。
【0037】
本願実施例における第1通信ユニットは、具体的に、サービスユニット、又はサービスサポートユニットを備えることができる。例えば、当該第1通信ユニットは、具体的に、1つのservice、又はSFSFであってもよい。ここで、目的サービスユニットとは、アクセスする必要のあるサービスユニットなど、アクセスする必要のあるserviceを指す。サービスサポートユニットとは、サービスユニットにサービスサポート機能を提供するユニットを指し、主に、サービス間のルーティング転送機能を実現し、サポートサービス間のルーティング転送機能をサポートするユニットの全てを本願実施例におけるサービスサポートユニットと見なすことができ、例えば、本願実施例におけるサービスサポートユニットは、具体的に、SFSFを指してもよく、更に例えば、サービスサポートユニットは、SFSF以外であってもよく、サービスサポートユニットは、共有フレームワークサポート機能ユニット(Comment Framework Support Function、CFSFと略称)であってもよく、サービスサポートユニットは、メッセージパーシングシステム(Message Passing System)であってもよく、サービスサポートユニットは、サービスエージェントユニット(Service Agent)であってもよく、サービスサポートユニットは、アダプタ(Adapter)であってもよい。ネットワーク記憶機能ユニットはNRFであってもよい。
【0038】
本願実施例において、ターゲット通信アドレスは、ネットワーク記憶機能ユニットによって第1通信ユニットに提供されることができ、例えば、当該ターゲット通信アドレスは、第1通信ユニット及びネットワーク記憶機能ユニットがリアルタイムで相互作用した後に取得されたものであってもよく、第1通信ユニット及びネットワーク記憶機能ユニットが事前に相互作用して取得した後、ローカルメモリに記憶したものであってもよいが、ここではこれらに対して限定しない。
【0039】
本願実施例において、ターゲット通信アドレスは、次の2つの状況で実現することができる。第1目的サービスユニットが間接通信方式を採用する第1サービスユニットである場合、ターゲット通信アドレスは、第1サービスユニットにサービスを提供する第1サービスサポートユニットの通信アドレスである。第1目的サービスユニットが直接通信方式を採用する第2サービスユニットである場合、ターゲット通信アドレスは第2サービスユニットの通信アドレスである。したがって、アクセスする必要のある第1目的サービスユニットが採用する通信方式(例えば、直接通信方式又は間接通信方式を採用することができる)に従って、当該ターゲット通信アドレスを取得する必要があるが、ここではこれらに対して限定しない。図3では、第1目的サービスユニットが間接通信方式を採用する第1サービスユニットであることを例として説明する。
【0040】
本願のいくつかの実施例において、図4図5図6図7を参照すると、それらは、eSBAアーキテクチャでの4つの配置方法である。ここで、2つのサービスは通信することができ、ここで、1つのサービスは消費者であってもよく、もう1つのサービスは生産者であってもよい。消費者は、生産者と通信することができ、例えば、消費者は要求を生産者に送信し(Request http:...など)、生産者は応答(ユニフォームリソース識別子(Uniform Resource Identifier、URIと略称)など)を消費者に送信し、次に、消費者は、生産者に後続要求(Subsequent request (URI))を送信する。図4に示されるように、消費者は、自身の構成に基づいて生産者を発見し、消費者が要求(Request http:...など)を送信する前に、NRFと相互作用する必要なく生産者のアドレスを取得する。図5に示されるように、消費者が要求(Request http:..など)を送信する前に、消費者は、先ずNRFと相互作用し、例えば、消費者は、ネットワークユニット発見要求(Discovery http:...?NF...など)をNRFに送信し、NRFは、ネットワークユニットの通信アドレスリスト(NF profile(s))などを消費者に返す。図6に示されるように、消費者と生産者は間接通信方式を採用し、例えば、消費者は、要求(Request http:...など)をSFSFに送信し、SFSFは、当該要求を生産者に転送し、同様に、生産者によって返された応答(URIなど)もSFSFによって転送される必要がある。図6において、消費者は依然として、生産者の通信アドレスを取得するために、NRFにアクセスしてサービス発見を実行する必要がある。図7に示されるように、消費者は、生産者の通信アドレスを取得するために、NRFにアクセスしてサービス発見を実行する必要がなく、消費者は、要求(Request http:...?s-nssi,...など)をSFSFに直接送信し、生産者の通信アドレスを取得するために、SFSFからNRFにアクセスしてサービス発見を実行し、その後、SFSFは、当該要求を生産者に転送する。
【0041】
ここで、図4及び図5は、直接通信方式を採用し、図6及び図7は、間接通信方式を採用する。オペレータは、4つの方式のうちの1つ又はいくつを配置することができ、4つの配置方式間のマイクロサービスは相互にアクセスすることができる。上記の技術案において、オペレータがサービスフレームワークを配置する時、サービスの通信方式に厳しい要件があり、即ち、1つのサービスフレームワークは、直接通信または間接通信のうちの1つの通信方式しかサポートできず、個の実施形態のコストは比較的高く、且つ柔軟性は低い、異なる通信方式をサポートするサービスは、同一のサービスフレームワークに配置されることができず、即ち、サービスフレームワークが図4又は図5の方式のように配置されると、それに配置されたサービスは、直接通信方式で相互作用する。サービスフレームワークが図6又は図7の方式のように配置されると、それに配置されたサービスは、間接通信方式で相互作用する。本願実施例では、間接通信方式及び直接通信方式を同じサービスフレームワークに基づいて実現することができ、本願実施例は、ハイブリッド通信のためのサービスフレームワーク技術案を提案する。当該ハイブリッド通信のためのサービスフレームワークでは、直接通信のサービスを配置してもよく、間接通信のサービスを配置してもよく、さらに、それらの内部の直接通信のサービスは、間接通信のサービスと相互に呼び出すことができ、且つ内部ユニットは、互いの通信方法を認識しない。1つの通信方式しか提供できないという関連技術における問題を解決するために、本願実施例は、ハイブリッド通信のためのサービスフレームワークをサポートし、それにより、サービスフレームワークのサービス効率及び柔軟性を向上させることができる。
【0042】
本願のいくつかの実施例において、図8に示されるように、ステップ301において、第1通信ユニットがターゲット通信アドレスを取得する前に、本願実施例で提供される方法は、次のステップをさらに含む。
【0043】
A1において、第1通信ユニットが第3サービスユニットであり、且つ第3サービスユニットが直接通信方式を採用する場合、第1通信ユニットは、第1サービス登録要求をネットワーク記憶機能ユニットに送信し、第1サービス登録要求は、第3サービスユニットが採用する直接通信方式及び第3サービスユニットの通信アドレスを含む。
【0044】
即ち、第1通信ユニットはサービスユニットであってもよく、具体的に、第1通信ユニットは第3サービスユニットであってもよく、即ち、第3サービスユニットが第1目的サービスユニットにアクセスする必要がある前に、第3サービスユニットは、ネットワーク記憶機能ユニットに登録する必要がある。例えば、第3サービスユニットは、第1サービス登録要求をネットワーク記憶機能ユニットに送信することができ、第1サービス登録要求は、第3サービスユニットが採用する直接通信方式及び第3サービスユニットの通信アドレスを含み、当該第3サービスユニットの通信アドレスは、第3サービスユニットのIPアドレスであってもよく、ネットワーク記憶機能ユニットは、第3サービスユニットの通信方式が直接通信であると記録し、直接通信である場合、ネットワーク記憶機能ユニットは、当該サービスのIPアドレスを保存することもできる。
【0045】
本願のいくつかの実施例において、第1通信ユニットは、ネットワーク記憶機能ユニットに登録した後、サービス発見の方式で、第1目的サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレス(即ち、ターゲット通信アドレス)を取得することができる。例を挙げて説明すると、図8に示されるように、第1通信ユニットがターゲット通信アドレスを取得するステップ(ステップ301)は、次のステップを含む。
【0046】
B1において、第1通信ユニットは第1サービス発見要求をネットワーク記憶機能ユニットに送信し、当該第1サービス発見要求は、アクセスする必要のある第1目的サービスユニットのサービスタイプを含み、ネットワーク記憶機能ユニットは、当該第1サービス発見要求に従って第1目的サービスユニットの通信アドレスを取得することができる。
【0047】
B2において、第1通信ユニットが、ネットワーク記憶機能ユニットによって送信されたサービス発見結果を受信し、当該サービス発見結果は、ターゲット通信アドレスを含む。
【0048】
ここで、第1目的サービスユニットのサービスタイプは、サービスの呼び出しニーズに従って判断することができ、例えば、第1目的サービスユニットのサービスタイプは、ユーザプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDUと略称)セッション確立サービス、又はイベントオープンサービスなどであってもよい。ネットワーク記憶機能ユニットには、サービスユニットの全てが登録され、ネットワーク記憶機能ユニットは、当該サービス発見要求に従って、第1目のサービスユニットが直接通信方式を採用すると判断し、サービス発見を実行することにより、第1目のサービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレス(即ち、ターゲット通信アドレス)を取得し、ここで、サービス発見結果は、第1目的サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレスリストを含み、一回のサービス発見結果を介して、1つの通信アドレスリスト又は1つの通信アドレスセットなどを取得する。その後、ネットワーク記憶機能ユニットは、サービス発見結果を送信して、第1通信ユニットが当該サービス発見結果に従ってターゲット通信アドレスを取得することができるようにする。
【0049】
さらに、本願のいくつかの実施例において、ネットワーク記憶機能ユニットは、サービス発見結果対応するサービス有効時間を設定することもでき、当該サービス有効時間の長さは、特定のシナリオに従って設定することができる。図6を参照すると、当サービス発見結果がサービス発見有効時間をさらに含む場合、本願実施例で提供される方法は、次のステップをさらに含み得る。
【0050】
ステップC1において、第1通信ユニットが、アクセスする必要のある第2目的サービスユニットのサービスタイプを取得する。
【0051】
ステップC2において、第1目的サービスユニットのサービスタイプ及び第2目的サービスユニットのサービスタイプが同じである場合、第1通信ユニットが、現在の時間がサービス発見有効時間を超えるかどうかを判断する。
【0052】
ステップC3において、現在の時間がサービス発見有効時間を超えない場合、第2目的サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレスとターゲット通信アドレスが同じアドレスであると判断する。
【0053】
ここで、第1目的サービスユニットは、第1通信ユニットが最初にアクセスする必要のあるサービスユニットであり、第2目的サービスユニットは、第1通信ユニットが次にアクセスする必要のあるサービスユニットであり、第1通信ユニットは、最初のサービス発見結果及びそれに対応するサービス発見有効時間を記憶することができ、第1目的サービスユニットのサービスタイプ及び第2目的サービスユニットのサービスタイプが同じである場合、第1通信ユニットは、現在の時間が前回の同じタイプのサービスのサービス発見有効時間を超えるかどうかを判断し、現在の時間が前回の同じタイプのサービスのサービス発見有効時間を超えない場合、第1通信ユニットは、ネットワーク記憶機能ユニットと再び相互作用する必要がなく、第1通信ユニットは、ローカルメモリの前回取得した同じタイプのサービスのサービス発見結果からターゲット通信アドレスを直接に取得し、第2目的サービスユニットのターゲット通信アドレスを取得する時NRFのサービス発見プロセスを実行する必要がないため、サービス発見の強化機能を実現し、サービスの呼び出し効率を改善する。
【0054】
例を挙げて説明すると、サービス発見結果は、サービス生産者のIPアドレスリストであってもよく、サービス生産者に対応するSFSFのIPアドレスリストであってもよく、同時に、NRFも当該サービス発見結果の有効時間を返す。即ち、当該サービス消費者に接続された他のユーザの端末機器の場合、同じタイプのサービス生産者を選択する必要がある時、サービス発見結果の有効時間内にあると、NRFにアクセスしてサービス発見を実行する必要がなく、前に返されたサービス発見結果を直接に使用する。当該有効時間を既に超えた場合、NRFに再びアクセスしてサービス発見を実行する必要がある。
【0055】
本願のいくつかの実施例において、第1通信ユニットは、サービスサポートユニットであってもよく、この場合、第1通信ユニットは、第3サービスユニットにサービスを提供してもよく、当該第3サービスユニットは間接通信方式を採用し、例えば、第1通信ユニットは、具体的に、SFSFであってもよい。図9に示されるように、第1通信ユニットが、ターゲット通信アドレスを取得する(ステップ301)前に、本願実施例で提供される方法は、次のステップをさらに含む。
【0056】
D1において、第1通信ユニットが第3サービスユニットにサービスを提供する第2サービスサポートユニットである場合、第1通信ユニットが第3サービスユニットによって送信された第2サービス登録要求を受信し、第2サービス登録要求は、第3サービスユニットが採用する間接通信方式及び第3サービスユニットの通信アドレスを含む。
【0057】
D2において、第1通信ユニットは第3サービス登録要求をネットワーク記憶機能ユニットに送信し、第3サービス登録要求は、第3サービスユニットが採用する間接通信方式、第3サービスユニットの通信アドレス及び第2サービスサポートユニットの通信アドレスを含み、第3サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレスは、第2サービスサポートユニットの通信アドレスである。
【0058】
ここで、第1通信ユニットは、第2サービスサポートユニットであってもよく、この場合、第1通信ユニットは、第3サービスユニットにサービスサポートを提供することができ、第3サービスユニットは間接通信方式を採用するため、第3サービスユニットは、先ず、第2サービス登録要求を第1通信ユニットに送信し、第1通信ユニットは、第2サービス登録要求に第2サービスサポートユニットの通信アドレスを追加した後、第3サービス登録要求を生成し、第1通信ユニットは、当該第3サービス登録要求をネットワーク記憶機能ユニットに送信し、ネットワーク記憶機能ユニットは、第3サービスユニットが採用する間接通信方式及び第3サービスユニットの通信アドレスを記憶し、第2サービスサポートユニットの通信アドレスを、第3サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレスとして記憶する。
【0059】
さらに、第1通信ユニットは第2サービスサポートユニットであってもよく、この場合、第1通信ユニットは、第3サービスユニットにサービスサポートを提供することができ、第3サービスユニットは間接通信方式を採用するため、第1通信ユニットは、サービス発見の方式により、第1目的サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレス(即ち、ターゲット通信アドレス)を取得することができる。例を挙げて説明すると、図9に示されるように、第1通信ユニットがターゲット通信アドレスを取得するステップ(ステップ301)は、次のステップを含む。
【0060】
ステップE1において、第1通信ユニットが第3サービスユニットによって送信された第2サービスアクセス要求を受信し、当該第2サービスアクセス要求は、第3サービスユニットがアクセスする必要のある第1目的サービスユニットのサービスタイプ及びサービスペイロードデータを含む。
【0061】
ステップE2において、第1通信ユニットは、サービスタイプに対応するサービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されているかどうかを判断する。
【0062】
ステップE3において、ネットワーク記憶機能ユニットによって予め送信されたサービスタイプに対応するサービスユニットの通信アドレスが前記ローカルメモリに記憶されている場合、第1通信ユニットが、ローカルメモリからターゲット通信アドレスを取得する。
【0063】
ここで、第3サービスユニットは、第1目的サービスユニットにアクセスする必要があり、第3サービスユニットは間接通信方式を採用するため、第3サービスユニットは、第2サービスアクセス要求を第1通信ユニット(この場合、第1通信ユニットは第2サポートサービスユニットである)に送信し、当該第2サービスアクセス要求に搬送されたサービスペイロードデータ(payload)は、ビジネスの処理に使用され、ビジネスが異なることに基づき、当該ペイロードデータも異なる場合があるが、ここではこれらに対して限定しない。
【0064】
本願実施例において、第1通信ユニットは第2サービスサポートユニットとして使用され、当該第2サービスサポートユニットは具有キャッシュ機能を有し、即ち、ローカルメモリは、異なるサービスタイプのサービスユニットの通信アドレスを事前に記憶し、ネットワーク記憶機能ユニットによって予め送信されたサービスタイプに対応するサービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶された場合、第1通信ユニットは、ネットワーク記憶機能ユニットと再び相互作用する必要がなく、第1通信ユニットは、ローカルメモリからターゲット通信アドレスを直接に取得し、それにより、サービス発見の強化機能を実現する。
【0065】
さらに、本願のいくつかの実施例において、ステップE1を実行した後、ステップE2は、具体的に、第1通信ユニットは、サービスタイプに対応するサービスユニットによって発見された通信アドレス、及び当該サービス発見結果の有効時間がローカルメモリに記憶されているかどうかを判断するステップを含み得る。
【0066】
ステップE3は、具体的に、ネットワーク記憶機能ユニットによって予め送信されたサービスタイプに対応するサービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されており、且つ当該サービス発見結果の有効時間を超えない場合、第1通信ユニットが、ローカルメモリからターゲット通信アドレスを取得するステップを含み得る。
【0067】
本願のいくつかの実施例において、ネットワーク記憶機能ユニットは、毎回のサービス発見結果に対して有効時間を設定することもでき、有効時間内で当該サービス発見結果を繰り返して使用してサービスアクセスを実行することができ、当該有効時間が経過した後、サービスアクセスを実行する前にサービス発見を再実行する必要がある。
【0068】
さらに、図9に示されるように、上記の第1通信ユニットが、ターゲット通信アドレスを取得するステップ(ステップ301)は、上記のステップE1ないしE3を含むだけでなく、次のステップをさらに含む。
【0069】
ステップE4において、サービスタイプに対応するサービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されていない場合、第1通信ユニットは第1サービス発見要求をネットワーク記憶機能ユニットに送信し、当該第1サービス発見要求は、アクセスする必要のある第1目的サービスユニットのサービスタイプを含み、ネットワーク記憶機能ユニットは、第1サービス発見要求に従って第1目的サービスユニットの通信アドレスを取得する。
【0070】
ステップE5において、第1通信ユニットが、ネットワーク記憶機能ユニットによって送信されたサービス発見結果を受信し、サービス発見結果は、ターゲット通信アドレスを含む。
【0071】
ここで、第1通信ユニットは、サービスタイプに対応するサービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されているかどうかを判断し、サービスタイプに対応するサービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されていない場合、第1通信ユニットは、サービス発見を完成するために、ネットワーク記憶機能ユニットと相互作用する必要もある。例えば、第1通信ユニットはSFSFであってもよく、第1目的サービスユニットがサービスを提供する時の対応するIPアドレスがSFSFに記憶されていない場合、SFSFは、NRFとサービス発見を実行する必要がある。
【0072】
例を挙げて説明すると、SFSFとしての第1通信ユニットは、サービス発見の強化機能を有する。即ち、SFSFがNRFにアクセスしてサービス発見を実行した後、NRFは、当該サービス発見結果の有効時間に返す。即ち、当該SFSF上の同じタイプのサービス消費者の全てのインスタンスにとって、任意のサービス消費者上の他のユーザ機器のアクセスについて、当該他のユーザ機器が同じタイプのサービス生産者を選択する必要がある場合、サービス発見結果の有効時間内にある場合、NRFにアクセスしてサービス発見を実行する必要がなく、前に返されたサービス発見結果を直接に使用する。当該有効時間を既に超えた場合、NRFに再びアクセスしてサービス発見を実行する必要がある。
【0073】
ステップ302において、第1通信ユニットが、第1サービスアクセス要求をターゲット通信アドレスに送信し、第1サービスアクセス要求は、第1目的サービスユニットのサービスタイプを含む。
【0074】
本願実施例において、ステップ301に記載されたように、ターゲット通信アドレスは、次の2つの状況で実現することができる。第1目的サービスユニットが間接通信方式を採用する第1サービスユニットである場合、ターゲット通信アドレスは、第1サービスユニットにサービスを提供する第1サービスサポートユニットの通信アドレスである。第1目的サービスユニットが直接通信方式を採用する第2サービスユニットである場合、ターゲット通信アドレスは第2サービスユニットの通信アドレスである。例えば、ターゲット通信アドレスが第2サービスユニットの通信アドレスである場合、第1通信ユニットは、第1サービスアクセス要求を第2サービスユニットに送信することができる。更に例えば、ターゲット通信アドレスが第1サービスサポートユニットの通信アドレスである場合、第1通信ユニットは、第1サービスアクセス要求を第1サービスサポートユニットに送信することができる。
【0075】
ステップ303において、第1サービスサポートユニットは、第1通信ユニットによってターゲット通信アドレスに送信された第1サービスアクセス要求を受信し、当該第1サービスアクセス要求は、アクセスする必要のある第1サービスユニットのサービスタイプを含み、ここで、第1サービスサポートユニットは、第1サービスユニットにサービスを提供するサービスサポートユニットであり、第1サービスユニットは間接通信方式を採用し、ターゲット通信アドレスは、第1サービスサポートユニットの通信アドレスである。
【0076】
本願実施例において、第1通信ユニットは、第1目的サービスユニットの通信方式を知る必要がない。第1通信ユニットは、ステップ301及びステップ302を実行し、第1通信ユニットは、第1サービスアクセス要求をターゲット通信アドレスに送信する。ターゲット通信アドレスが第1サービスサポートユニットの通信アドレスである場合、第1サービスサポートユニットは、第1通信ユニットから第1サービスアクセス要求を受信することができる。
【0077】
本願のいくつかの実施例において、図10を参照すると、第1サービスサポートユニットは、第1通信ユニットによってターゲット通信アドレスに送信された第1サービスアクセス要求を受信する(ステップ303)前に、本願実施例で提供される方法は、次のステップをさらに含み得る。
【0078】
ステップF1において、第1サービスサポートユニットは、第1サービスユニットによって送信された第4サービス登録要求を受信し、第4サービス登録要求は、第1サービスユニットが間接通信方式及び第1サービスユニットの通信アドレスを用いることを含む。
【0079】
ステップF2において、第1サービスサポートユニットは、第5サービス登録要求をネットワーク記憶機能ユニットに送信し、第5サービス登録要求は、第1サービスユニットが間接通信方式、第1サービスユニットの通信アドレス及び第1サービスサポートユニットの通信アドレスを用いることを含む。
【0080】
ここで、第1サービスサポートユニットは、第1サービスユニットにサービスサポートを提供するユニットであってもよい。例えば、第1サービスサポートユニットはSFSFであってもよい。第1サービスユニットは間接通信方式を採用し、第1サービスユニットは、先ず、第4サービス登録要求を第1サービスサポートユニットに送信し、第1サービスサポートユニットは、第4サービス登録要求に第1サービスサポートユニットの通信アドレスを追加した後、第5サービス登録要求を生成し、第1サービスサポートユニットは、当該第5サービス登録要求をネットワーク記憶機能ユニットに送信し、ネットワーク記憶機能ユニットは、第1サービスユニットが間接通信方式及び第1サービスユニットの通信アドレスを用いることを記憶し、第1サービスサポートユニットの通信アドレスを、第1サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレスとして記憶する。
【0081】
さらに、第1サービスサポートユニットは、第1サービスユニットにサービスを提供することができ、第1サービスユニットは間接通信方式を採用し、第1サービスサポートユニットは、サービス発見の方式により、第1サービスユニットの通信アドレスを取得する。例を挙げて説明すると、図10に示されるように、第1サービスサポートユニットが第1サービスアクセス要求を第1サービスユニットに送信する(ステップ304)前に、本願実施例で提供される方法は、次のステップをさらに含み得る。
【0082】
ステップG1において、第1サービスサポートユニットは、第1サービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されているかどうかを判断する。
【0083】
ステップG2において、ネットワーク記憶機能ユニットによって予め送信された第1サービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されている場合、第1サービスサポートユニットは、ローカルメモリから第1サービスユニットの通信アドレスを取得する。
【0084】
ここで、第1サービスサポートユニットは、第1サービスユニットにアクセスする必要があり、当該第1サービスサポートユニットはキャッシュ機能を有し、即ち、ローカルメモリは、異なるサービスタイプのサービスユニットの通信アドレスを事前に記憶し、第1サービスユニットの通信アドレスとは、第1サービスユニットの通信アドレスを指す。ネットワーク記憶機能ユニットによって予め送信された第1サービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されている場合、第1通信ユニットは、ネットワーク記憶機能ユニットと再び相互作用する必要がなく、第1通信ユニットは、ローカルメモリから第1サービスユニットの通信アドレスを直接に取得し、それにより、サービス発見の強化機能を実現する。
【0085】
さらに、第1サービスサポートユニットは、上記のステップG1ないしステップG2を実行すること以外にも、図10に示されるように、本願実施例で提供される方法は、次のステップをさらに含む。
【0086】
ステップG3において、第1サービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されていない場合、第1サービスサポートユニットは、第2サービス発見要求をネットワーク記憶機能ユニットに送信し、当該第2サービス発見要求は、第1サービスユニットのサービスタイプを含む。
【0087】
ステップG4において、第1サービスサポートユニットが、ネットワーク記憶機能ユニットによって送信されたサービス発見結果を受信し、サービス発見結果は、第1サービスユニットの通信アドレスを含む。
【0088】
ここで、第1サービスサポートユニットは、第1サービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されているかどうかを判断し、第1サービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されていない場合、第1サービスサポートユニットは、サービス発見を完成するために、ネットワーク記憶機能ネットワーク要素と相互作用する必要もある。例えば、第1サービスサポートユニットはSFSFであってもよく、第1目的サービスユニットがサービスを提供する時の対応するIPアドレスがSFSFに記憶されていない場合、SFSFは、NRFとサービス発見を実行する必要がある。
【0089】
例を挙げて説明すると、SFSFとしての第1サービスサポートユニットは、サービス発見の強化機能を有する。即ち、SFSFがNRFにアクセスしてサービス発見を実行した後、NRFは、当該サービス発見結果の有効時間に返し、即ち、当該SFSF上の同じタイプのサービス消費者の全てのインスタンスにとって、任意のサービス消費者上の他のユーザ機器のアクセスについて、当該他のユーザ機器が同じタイプのサービス生産者を選択する必要がある場合、サービス発見結果の有効時間内にある場合、NRFにアクセスしてサービス発見を実行する必要がなく、前に返されたサービス発見結果を直接に使用する。当該有効時間を既に超えた場合、NRFに再びアクセスしてサービス発見を実行する必要がある。
【0090】
本願の上記の実施例において、第1通信ユニット又は第1サービスサポートユニットがネットワーク記憶機能ユニットとサービス発見を実行する場合、ネットワーク記憶機能ユニットは、先ず、アクセスを開始したサービスユニットを認証する必要があることに留意されたい。認証に合格した時、ネットワーク記憶機能ユニットはサービス発見結果を送信し、認証に合格しなかった場合、ネットワーク記憶機能ユニットは、アクセスを開始するサービスユニットのサービス発見要求を拒否する。
【0091】
ステップ304において、第1サービスサポートユニットは、第1サービスアクセス要求を第1サービスユニットに送信し、第1サービスユニットは、第1サービスアクセス要求に従ってサービスを提供し、及びサービスアクセス応答を生成するために用いられる。
【0092】
本願実施例において、第1目的サービスユニットは、間接通信方式を採用する第1サービスユニットであり、第1サービスサポートユニットは、第1サービスユニットにサービスを提供することができ、第1サービスサポートユニットは、第1サービスユニットの通信アドレスを取得することができ、第1サービスサポートユニットは、第1通信ユニットから第1サービスアクセス要求を受信した後、当該第1サービスアクセス要求を第1サービスユニットに転送することができ、第1サービスユニットは、第1サービスアクセス要求に従って、サービスを提供し、及びサービスアクセス応答を生成する。
【0093】
本願のいくつかの実施例において、第1サービスサポートユニットは、第1サービスアクセス要求を第1サービスユニットに送信した(ステップ304)後、本願実施例で提供される方法は、次のステップのうちの1つをさらに含み得る。
【0094】
ステップH1において、第1通信ユニットが第3サービスユニットであり、且つ第3サービスユニットが直接通信方式を採用する場合、第1サービスサポートユニットは、第3サービスユニットと第1サービスユニットとの間のバウンド関係を記憶する。
【0095】
ステップH2において、第1通信ユニットが第3サービスユニットにサービスを提供する第2サービスサポートユニットである場合、第1サービスサポートユニットは、第2サービスサポートユニットと第1サービスユニットとの間のバウンド関係を記憶する。
【0096】
ここで、第1サービスサポートユニットが第1サービスユニットにサービスサポートを提供する時、第3サービスユニットが第1サービスユニットにアクセスするためのアクセス要求を取得した場合、第3サービスユニットが直接通信方式を採用すると、第1サービスサポートユニットは、第3サービスユニットと第1サービスユニットとの間のバウンド関係を記憶し、それにより、サービスアクセス応答メッセージを送信することができ、サービス発見を実行する必要がない。例を挙げて説明すると、第1サービスユニットはサービスユニット2(service 2)であり、第3サービスユニットはサービスユニット3(service 3)であり、第1サービスサポートユニットはSFSFであり、当該SFSFは、当該サービスユニット2のインスタンス(service 2 instance)とサービスユニット3のインスタンス(service 3 instance)との間のバウンド関係を一時的に記憶することができ、当該バウンド関係は、同じユーザ機器へのアクセスに対してのみ有効である。第3サービスユニットが間接通信方式を採用すると、第1サービスサポートユニットは、第2サービスサポートユニットと第1サービスユニットとの間のバウンド関係を記憶し、それにより、サービスアクセス応答メッセージを送信することができ、サービス発見を実行する必要がない。
【0097】
本願のいくつかの実施例において、第1サービスサポートユニットは、第3サービスユニットと第1サービスユニットとの間のバウンド関係を記憶した後、当該バウンド関係に有効時間を設定することもでき、有効時間内で当該バウンド関係を繰り返し使用してサービスアクセスすることができ、当該有効時間が失効した後、サービスアクセスするためにサービス発見を再度実行する必要がある。
【0098】
ステップ305において、第1サービスサポートユニットは、第1サービスユニットによって送信されたサービスアクセス応答を受信する。
【0099】
ここで、第1サービスユニットは、第1サービスアクセス要求に従ってサービスを提供し、及びサービスアクセス応答を生成するために用いられ、ここでは第1サービスユニットによって提供されるサービス機能に対して限定しない。第1サービスユニットは、サービスアクセス応答を生成した後、サービスアクセス応答を第1サービスサポートユニットに送信する。
【0100】
ステップ306において、第1サービスサポートユニットが、サービスアクセス応答を第1通信ユニットに送信する。
【0101】
ここで、第1サービスサポートユニットは、サービスアクセス応答を生成した後、サービスアクセス応答を第1通信ユニットに送信することができる。
【0102】
ステップ307において、第1通信ユニットが、ターゲット通信アドレスからサービスアクセス応答を受信する。
【0103】
ここで、ステップ302において、第1通信ユニットが第1サービスアクセス要求をターゲット通信アドレスに送信した後、第1通信ユニットは、さらに、当該ターゲット通信アドレスを介してサービスアクセス応答を受信することができる。アクセスする必要のある第1目的サービスユニットは第1サービスユニットであるため、第1通信ユニットが受信したサービスアクセス応答は、当該第1サービスユニットがサービスを提供した後に生成したものである。
【0104】
本願のいくつかの実施例において、第1通信ユニットが第3サービスユニットにサービスを提供する第2サービスサポートユニットである場合、第1通信ユニットターゲット通信アドレスからサービスアクセス応答を受信した(ステップ307)後、本願実施例で提供される方法は、次のステップをさらに含む。
【0105】
第1通信ユニットが、サービスアクセス応答を第3サービスユニットに送信する。
【0106】
ここで、第1通信ユニットは第2サービスサポートユニットであり、第3サービスユニットは第1目的サービスユニットにアクセスする必要があり、第1目的サービスユニットが、サービスを提供し、及びサービスアクセス応答を生成した後、当該第1通信ユニットは、ターゲット通信アドレスからサービスアクセス応答を受信した後、当該サービスアクセス応答を第3サービスユニットに転送する必要がある。
【0107】
上記の実施例における本願実施例の説明から分かるように、第1通信ユニットは、先ず、アクセスする必要のある第1目的サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレスを取得し、即ち、ターゲット通信アドレスを取得し、第1目的サービスユニットが間接通信方式を採用する第1サービスユニットである場合、ターゲット通信アドレスは、第1サービスユニットにサービスを提供する第1サービスサポートユニットの通信アドレスであり、第1目的サービスユニットが直接通信方式を採用する第2サービスユニットである場合、ターゲット通信アドレスは第2サービスユニットの通信アドレスであり、第1通信ユニットは、第1サービスアクセス要求をターゲット通信アドレスに送信し、当該第1サービスアクセス要求は第1目的サービスユニットのサービスタイプを含み、第1サービスサポートユニットは、当該第1サービスアクセス要求を第1サービスユニットに送信し、第1サービスサポートユニットは、第1サービスユニットによって送信されたサービスアクセス応答を受信し、第1サービスサポートユニットが、当該サービスアクセス応答を第1通信ユニットに送信する。第1通信ユニットは、ターゲット通信アドレスからサービスアクセス応答を受信する。本願実施例において、第1通信ユニットは、間接通信方式を採用する第1サービスユニットと通信してもよく、直接通信方式を採用する第2サービスユニットと通信してもよいため、本願実施例では、間接通信方式及び直接通信方式を同じサービスフレームワークに基づいて実現することができ、本願実施例は、ハイブリッド通信のためのサービスフレームワーク技術案を提案する。当該ハイブリッド通信のためのサービスフレームワークでは、直接通信のサービスを配置してもよく、間接通信のサービスを配置してもよく、さらに、それらの内部の直接通信のサービスは、間接通信のサービスと相互に呼び出すことができ、且つ内部ユニットは、互いの通信方法を認識しない。1つの通信方式しか提供できないという関連技術における問題を解決するために、本願実施例は、ハイブリッド通信のためのサービスフレームワークをサポートし、それにより、サービス効率及びフレームワーク配置の柔軟性を向上させることができる。
【0108】
本願実施例の上記の技術的解決策をよりよく理解し、実施するために、以下、例を挙げながら対応する適用シナリオを説明する。
【0109】
本願実施例は、単一の通信方式を有するサービスフレームワークの欠陥に対処するためのサービスベースの通信方法を提供し、図11に示されるように、図11は、本願実施例で提供されるハイブリッド通信のためのサービスフレームワークの概略図である。本願実施例で説明されたサービスフレームワークのサービスユニット(即ちservice)は、業界によって提案されたマイクロサービス又はサービス、あるいはR15の5Gコアネットワークサービスベースのアーキテクチャで提案されたNF(network function)又はNF servicesを指しすることができる。
【0110】
本願実施例は、図11に示されたハイブリッド通信のためのサービスフレームワーク技術案を提供する。当該ハイブリッド通信のためのサービスフレームワークでは、直接通信のマイクロサービスを配置してもよく、間接通信のマイクロサービスを配置してもよく、さらに、それらの内部の直接通信のサービスは、間接通信のサービスと相互に呼び出すことができ、それらは、互いの通信方法を認識しない。ハイブリッド通信のためのサービスフレームワークは、NRF、SFSF-1、SFSF-2、サービスユニット1、サービスユニット2、サービスユニット3、サービスユニット4、サービスユニット5、サービスユニット6を含み得、ここで、サービスユニット1、2、3、4、5、6はいずれもNRFに登録され、ここで、サービスユニット1及びサービスユニット2は、直接通信方式を用いて相互作用し、サービスユニット3、サービスユニット4、サービスユニット5及びサービスユニット6は、間接通信方式を用いて相互作用する。
【0111】
本願実施例において、各サービスユニットは、先ず、サービス登録を実行する。各サービスユニットは、登録する時に、それらの自体の通信方式を登録する。例えば、登録する時のサービスユニット1及びサービスユニット2の通信方式は直接通信であり、同時に、NRFは、直接通信のサービスのIPアドレスを保存する。登録する時のサービスユニット3、サービスユニット4、サービスユニット5、サービスユニット6の通信方式は間接通信であり、同時に、NRFはSFSF-1及びSFSF-2のIPアドレスを保存し、サービスユニット3及びサービスユニット4のIPアドレスをSFSF-1のIPアドレスとして登録し、サービスユニット5及びサービスユニット6のIPアドレスをSFSF-2のIPアドレスとして登録する。
【0112】
ここで、NRFは、直接通信、又は、間接通信など、各サービスの通信方式を記録する。直接通信である場合、当該サービスの通信方式及び当該サービスのIPアドレスを保存し、間接通信である場合、当該サービスの通信方式、当該サービスのIPアドレス、及び当該サービスに対応するSFSFのIPアドレスを保存する。
【0113】
次に、本願実施例におけるサービス発見及びルーティングについて説明する。サービス発見及びルーティングにおいて、間接通信のサービス消費者は、サービス生産者の通信方式を知らずに、従来の方法でサービスアクセス要求に従ってSFSFに送信し、SFSFは、NRFにアクセスすることにより、相手側のIPアドレス(又はIPアドレスリスト)を取得することができる。複数のIPアドレスを取得した場合、SFSFから1つのIPアドレスを選択して、サービスアクセスするが、SFSFは、相手側のサービスの通信方式を知る必要がない。
【0114】
サービス発見及びルーティングでは、直接通信のサービス消費者もサービス生産者の通信方式を知らない。当該サービス消費者は、従来の方法でサービス発見要求をNRFに送信し、NRFは、サービス生産者のPアドレスリストを返し、サービス生産者が間接通信方式である場合、サービス生産者に対応するSFSFのIPアドレスリストを返す。サービス消費者は、当該IPアドレスリストから1つのIPアドレスを選択してサービスアクセス要求を送信する。サービス消費者は、サービス生産者のサービス通信方式を必要がなく、当該IPアドレスがサービス生産者またはSFSFのどちらに対応するかを知る必要もない。
【0115】
各サービスの異なる通信方式によると、ハイブリッド通信のサービス発見は、図12に示されたサービス発見プロセスと図13に示されたサービス発見プロセス、2つの場合に分けることができる。
【0116】
ここで、図12は、直接通信のマイクロサービスが間接通信のマイクロサービスを呼び出すことを示し、例えば、図12のサービスユニット2がサービスユニット3を呼び出し、ここで、サービスユニット2は直接通信方式を採用し、サービスユニット3は間接通信方式を採用する。サービス発見及びアクセスプロセスは、次のステップを含み得る。
【0117】
ステップS01において、サービスユニット2は、サービス発見要求(discovery request)メッセージをNRFに送信し、当該メッセージは、アクセスするサービス(サービスユニット3)のサービスタイプを含む。
【0118】
ステップS02において、NRFは、サービスユニット2が当該サービスタイプ(サービスユニット3)にアクセスできるかどうかを認証する同時に、当該サービスのIPアドレス及び通信方式を照会する。サービスユニット3がサービスユニット2にアクセスすることを許可される場合、サービスユニット3のインスタンスのIPアドレス(即ち、SFSF-1のIPアドレス)をサービスユニット2に返す。サービスユニット3の複数のインスタンスが全てSFSF-1を介して通信ルーティングする場合、SFSF-1のIPアドレスをサービスユニット2に返す。サービスユニット3の異なるインスタンスに対応するSFSFが異なる場合、これらのSFSFのIPアドレスリストをサービスユニット2に返す。
【0119】
ステップS03aにおいて、サービスユニット2が複数のアクセスするIPアドレスリストを受信した場合、これらのIPアドレスリストから1つのIPアドレスを選択してサービスアクセス要求を送信し、例えば、図12ではSFSF-1のIPアドレスを選択する。サービスユニット2が1つのIPアドレスのみを受信した場合、サービスアクセス要求を当該IPアドレスに送信する。当該サービスアクセス要求は、アクセスするサービスユニット3のサービスタイプを含む。
【0120】
ここで、サービスユニット2は、IPアドレスがサービスのIPアドレスに対応するのか、SFSFのIPアドレスに対応するのかを知っていない。
【0121】
ステップS03bにおいて、SFSF-1は、サービスユニット2のサービスアクセス要求を受信した後、サービスタイプがサービスユニット3であるサービスのインスタンスから、1つのインスタンスを選択して、当該サービスアクセス要求を当該インスタンスに送信する。SFSF-1は、当該サービスユニット2のインスタンスとサービスユニット3のインスタンスとの間のバウンド関係を一時的に記憶し、当該バウンド関係は、当該ユーザ機器へのアクセスに対してのみ有効である。当該バウンド関係は、今回のアクセスに対してのみ有効であってもよく、SFSFによって有効時間が設定されてもよい。
【0122】
ステップS03cにおいて、サービスユニット3のインスタンスは、当該要求を処理した後、応答をSFSF-1に返す。
【0123】
ステップS03dにおいて、SFSF-1は、当該応答メッセージをサービスユニット2のインスタンスに返す。
【0124】
更に例えば、図13は、間接通信のマイクロサービスが直接通信のマイクロサービスを呼び出すことを示し、例えば、図13のサービスユニット6がサービスユニット1を呼び出し、ここで、サービスユニット6は間接通信方式を採用し、サービスユニット1は直接通信方式を採用する。サービス発見及びアクセスプロセスは、次のステップを含み得る。
【0125】
ステップS11において、サービスユニット6のインスタンスは、サービスアクセス要求をSFSF-2に送信する。当該サービスアクセス要求は、アクセスするサービスユニット1のサービスタイプ(service type)及びサービスペイロードデータを含む。
【0126】
ステップS12aにおいて、SFSF-2は、内部にサービスタイプがサービスユニット1であるインスタンスがあるか否かを検査し、ない場合には、サービス発見要求をNRFに送信し、当該要求は、サービス消費者サービスユニット6のサービスタイプ及びサービス生産者サービスユニット1のサービスタイプを含む。
【0127】
ステップS12bにおいて、NRFは、当該サービス発見要求を認証し、サービスユニット6のサービスタイプがサービスユニット1のサービスタイプにアクセスすることができる場合、認証が成功する。NRF認証に合格すると、サービスユニット1のインスタンスのIPアドレスリストがSFSF-2に返される。
【0128】
ステップS13aにおいて、SFSF-2は、返されたIPアドレスリストから、1つのサービスユニット1のインスタンスのIPアドレスを選択してサービスユニット6のインスタンスのアクセス要求をIPアドレスに対応するインスタンスに送信する。SFSF-1は、当該サービスユニット6のインスタンスとサービスユニット1のインスタンスとの間のバウンド関係を記憶し、当該バウンド関係は、当該ユーザ機器へのアクセスに対して有効である。当該バウンド関係は、今回のアクセスに対してのみ有効であってもよく、SFSFによって有効時間が設定されてもよい。
【0129】
ステップS13bにおいて、サービスユニット1のインスタンスは、アクセス要求を処理した後、応答メッセージをSFSF-2に送信する。
【0130】
ステップS13cにおいて、SFSF-2は、サービス処理後の応答メッセージをサービスユニット6のインスタンスを送信する。
【0131】
次に、例を挙げて本願実施例におけるサービス発見の強化機能を説明する。サービス発見結果は、サービス生産者のIPアドレスリストであってもよく、サービス生産者に対応するSFSFのIPアドレスリストであってもよく、同時に、NRFも当該サービス発見結果の有効時間を返す。即ち、当該サービス消費者にアクセスする他のユーザの機器の場合、同じタイプのサービス生産者を選択する必要がある時、サービス発見結果の有効時間内にあると、NRFにアクセスしてサービス発見を実行する必要がなく、前に返されたサービス発見結果を直接に使用する。当該有効時間を既に超えた場合、NRFに再びアクセスしてサービス発見を実行する必要がある。
【0132】
当該サービス発見の強化機能はSFSFにも適用される。即ち、SFSFがNRFにアクセスしてサービス発見を実行した後、NRFは、当該サービス発見結果の有効時間に返し、即ち、当該SFSF上の同じタイプのサービス消費者の全てのインスタンスにとって、当該サービス消費者上の他のユーザ機器のアクセスについて、当該他のユーザ機器が同じタイプのサービス生産者を選択する必要がある場合、サービス発見結果の有効時間内にある場合、NRFにアクセスしてサービス発見を実行する必要がなく、前に返されたサービス発見結果を直接に使用する。当該有効時間を既に超えた場合、NRFに再びアクセスしてサービス発見を実行する必要がある。
【0133】
上記の説明から分かるように、本願実施例は、柔軟なサービスベースのアーキテクチャに対する技術案を提供し、それにより、異なる通信方式に用いるマイクロサービスの登録及び発見を実現することができる。当該サポートハイブリッド通信のためのサービスベースのアーキテクチャの技術案は、マイクロサービス通信方式に対する既存のサービスベースのアーキテクチャの技術案の制約を改善し、ネットワーク配置の実現に有益である。
【0134】
留意されたいのは、上述した各方法の実施例について、説明を簡単にするために、全て一連の動作の組み合わせに表現したが、本願によれば、特定のステップは他の順番で、または同時に実行できるため、当業者は、本願が記述された動作の順番に限定されないことを知っているはずである。次に、当業者は、明細書で説明された実施例のすべては好ましい実施例に属し、関する動作及びモジュールは本願によって必ずしも必要とされないことも知っているはずである。
【0135】
本願実施例の上記の技術案をよりよく実施するために、上記の技術を実施するための関連装置をさらに提供する。
【0136】
図14を参照すると、本願実施例で提供される通信ユニットは、具体的に、第1通信ユニット1100であり、第1通信ユニット1100は、アドレス取得モジュール1101、送信モジュール1102及び受信モジュール1103を備え、ここで、
ターゲット通信アドレスを取得するように構成されるアドレス取得モジュール1101であって、ターゲット通信アドレスは、アクセスする必要のある第1目的サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレスであり、ターゲット通信アドレスは、第1目的サービスユニットが採用する通信方式に基づき、ネットワーク記憶機能ユニットによって提供され、第1目的サービスユニットが間接通信方式を採用する第1サービスユニットである場合、第1通信アドレスは、第1サービスユニットにサービスを提供する第1サービスサポートユニット自体の通信アドレスであり、第1目的サービスユニットが直接通信方式を採用する第2サービスユニットである場合、第1通信アドレスは、前記第2サービスユニット自体の通信アドレスである、アドレス取得モジュール1101と、
第1サービスアクセス要求をターゲット通信アドレスに送信するように構成される送信モジュールであって、第1サービスアクセス要求は、第1目的サービスユニットのサービスタイプを含む、送信モジュール1102と、
ターゲット通信アドレスからサービスアクセス応答を受信するように構成される受信モジュール1103であって、サービスアクセス応答は、第1目的サービスユニットがサービスを提供した後に生成されたものである、受信モジュール1103と、を備える。
【0137】
本願のいくつかの実施例において、送信モジュール1102はさらに、アドレス取得モジュールターゲット通信アドレスを取得する前に、第1通信ユニットが第3サービスユニットであり、且つ第3サービスユニットが直接通信方式を採用する場合、第1サービス登録要求をネットワーク記憶機能ユニットに送信するように構成され、第1サービス登録要求は、第3サービスユニットが採用する直接通信方式及び第3サービスユニットの通信アドレスを含む。
【0138】
本願のいくつかの実施例において、アドレス取得モジュール1101は、具体的に、第1サービス発見要求をネットワーク記憶機能ユニットに送信し、第1サービス発見要求は、アクセスする必要のある第1目的サービスユニットのサービスタイプを含み、ネットワーク記憶機能ユニットは、第1サービス発見要求に従って第1目的サービスユニットの通信アドレスを取得し、ネットワーク記憶機能ユニットによって送信されたサービス発見結果を受信するように構成され、サービス発見結果はターゲット通信アドレスを含む。
【0139】
本願のいくつかの実施例において、図15に示されるように、当サービス発見結果は、サービス発見有効時間をさらに含み、第1通信ユニット1100は、サービスタイプ取得モジュール1104及び時間判断モジュール1105を含み得、ここで、
サービスタイプ取得モジュール1104は、アクセスする必要のある第2目的サービスユニットのサービスタイプを取得するように構成され、
時間判断モジュール1105は、第1目的サービスユニットのサービスタイプ及び第2目的サービスユニットのサービスタイプが同じである場合、現在の時間がサービス発見有効時間を超えるかどうかを判断するように構成される。
【0140】
アドレス取得モジュール1101はさらに、現在の時間がサービス発見有効時間を超えない場合、第2目的サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレスとターゲット通信アドレスが同じアドレスであると判断するように構成される。
【0141】
本願のいくつかの実施例において、受信モジュール1103はさらに、アドレス取得モジュールターゲット通信アドレスを取得する前に、第1通信ユニットが第3サービスユニットにサービスを提供する第2サービスサポートユニットである場合、第3サービスユニットによって送信された第2サービス登録要求を受信するように構成され、第2サービス登録要求は、第3サービスユニットが採用する間接通信方式及び第3サービスユニットの通信アドレスを含む。
【0142】
送信モジュール1102はさらに、第3サービス登録要求をネットワーク記憶機能ユニットに送信するように構成され、第3サービス登録要求は、第3サービスユニットが採用する間接通信方式、第3サービスユニットの通信アドレス及び第2サービスサポートユニットの通信アドレスを含み、第3サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレスは、第2サービスサポートユニットの通信アドレスである。
【0143】
本願のいくつかの実施例において、アドレス取得モジュール1101は、具体的に、第3サービスユニットによって送信された第2サービスアクセス要求を受信し、サービスタイプに対応するサービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されているかどうかを判断し、ネットワーク記憶機能ユニットによって予め送信されたサービスタイプに対応するサービスユニットの通信アドレスが前記ローカルメモリに記憶されている場合、ローカルメモリの中からターゲット通信アドレスを取得するように構成され、第2サービスアクセス要求は、第3サービスユニットがアクセスする必要のある第1目的サービスユニットのサービスタイプ及びサービスペイロードデータを含む。
【0144】
本願のいくつかの実施例において、アドレス取得モジュール1101は、具体的に、サービスタイプに対応するサービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されていない場合、第1サービス発見要求をネットワーク記憶機能ユニットに送信するように構成され、第1サービス発見要求は、アクセスする必要のある第1目的サービスユニットのサービスタイプを含み、ネットワーク記憶機能ユニットは、第1サービス発見要求に従って第1目的サービスユニットの通信アドレスを取得し、ネットワーク記憶機能ユニットによって送信されたサービス発見結果を受信し、サービス発見結果はターゲット通信アドレスを含む。
【0145】
本願のいくつかの実施例において、送信モジュール1102はさらに、第1通信ユニットが第3サービスユニットにサービスを提供する第2サービスサポートユニットである場合、受信モジュール1103がターゲット通信アドレスからサービスアクセス応答を受信した後、サービスアクセス応答を第3サービスユニットに送信するように構成される。
【0146】
図16を参照すると、本願実施例で提供されるサービスサポートユニットは、具体的に、第1サービスサポートユニット1200であり、第1サービスサポートユニット1200は、受信モジュール1201及び送信モジュール1202を備えることができ、ここで、
受信モジュール1201は、第1通信ユニットによってターゲット通信アドレスに送信された第1サービスアクセス要求を受信するように構成され、前記第1サービスアクセス要求は、アクセスする必要のある第1サービスユニットのサービスタイプを含み、前記第1サービスサポートユニットは、前記第1サービスユニットにサービスを提供するサービスサポートユニットであり、前記第1サービスユニットは間接通信方式を採用し、前記ターゲット通信アドレスは、前記第1サービスサポートユニットの通信アドレスであり、
送信モジュール1202は、前記第1サービスアクセス要求を前記第1サービスユニットに送信するように構成され、前記第1サービスユニットは、前記第1サービスアクセス要求に従ってサービスを提供し、及びサービスアクセス応答を生成するために用いられ、
受信モジュール1201はさらに、第1サービスユニットによって送信されたサービスアクセス応答を受信するように構成され、
送信モジュール1202はさらに、サービスアクセス応答を第1通信ユニットに送信するように構成される。
【0147】
本願のいくつかの実施例において、受信モジュール1201はさらに、第1通信ユニットによってターゲット通信アドレスに送信された第1サービスアクセス要求を受信する前に、第1サービスユニットによって送信された第4サービス登録要求を受信するように構成され、第4サービス登録要求は、第1サービスユニットが、間接通信方式及び第1サービスユニットの通信アドレスを用いることを含み、
送信モジュール1202はさらに、第5サービス登録要求をネットワーク記憶機能ユニットに送信するように構成され、第5サービス登録要求は、第1サービスユニットが、間接通信方式、第1サービスユニットの通信アドレス及び第1サービスサポートユニットの通信アドレスを用いることを含む。
【0148】
本願のいくつかの実施例において、図17に示されるように、第1サービスサポートユニットは、メモリ検出モジュール1203及びアドレス取得モジュール1204をさらに備え、ここで、メモリ検出モジュール1203は、送信モジュール1202が第1サービスアクセス要求を第1サービスユニットに送信する前に、第1サービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されているかどうかを判断し、アドレス取得モジュール1204は、ネットワーク記憶機能ユニットによって予め送信された第1サービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されている場合、ローカルメモリから第1サービスユニットの通信アドレスを取得するように構成される。
【0149】
本願のいくつかの実施例において、送信モジュール1202はさらに、第1サービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されていない場合、第2サービス発見要求をネットワーク記憶機能ユニットに送信するように構成され、第2サービス発見要求は、第1サービスユニットのサービスタイプを含み、受信モジュール1201はさらに、ネットワーク記憶機能ユニットによって送信されたサービス発見結果を受信するように構成され、サービス発見結果は、第1サービスユニットの通信アドレスを含む。
【0150】
本願のいくつかの実施例において、図18に示されるように、第1サービスサポートユニットは、送信モジュール1202が第1サービスユニットに第1サービスアクセス要求を送信した後、第1通信ユニットが第3サービスユニットであり、且つ第3サービスユニットが直接通信方式を採用する場合、第3サービスユニットと第1サービスユニットとの間のバウンド関係を記憶し、又は、第1通信ユニットが第3サービスユニットにサービスを提供する第2サービスサポートユニットである場合、第2サービスサポートユニットと第1サービスユニットとの間のバウンド関係を記憶するように構成される記憶モジュール1205を備える。
【0151】
本願実施例は端末をさらに提供し、図19に示されるように、第1通信ユニットは、具体的に、端末を含み得、説明の便宜上、本願実施例に関する部分だけを示し、具体的な技術的詳細は開示されていないが、本願実施例の方法部分を参照されたい。当該端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ、携帯情報端末(Personal Digital Assistant、PDAと略称)、ポス(Point of Sales、POSと略称)、車載コンピュータなど、任意の端末機器、端末が携帯電話であることを例として、図19は、本願実施例で提供される端末に関連する携帯電話の構造の一部の部分のブロック図を示す。図19を参照すると、携帯電話は、無線周波数(Radio Frequency、RFと略称)回路1010、メモリ1020、入力ユニット1030、表示ユニット1040、センサ1050、オーディオ回路1060、WiFi(登録商標)モジュール1070、プロセッサ1080、及び電源1090などの部品を備える。当業者は、図19で示された携帯電話の構造は、携帯電話に対して限定するものではなく、図に示されたものより多くまたはより少ない部品を備え、またはいくつかの部品を組み合わせ、または異なる部品配置を含むことができることを理解できるだろう。以下、図19を参照すると、携帯電話の各構成部品を詳細に説明する。
【0152】
RF回路1010は、情報を送受信し、又は通信中の信号を受信及び送信し、特に、基地局のダウンリンク情報を受信した後、プロセッサ1080によって処理され、さらに、アップリンクデータを基地局に送信する。通常、RF回路1010は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、カプラ、低雑音増幅器(Low Noise Amplifier、LNAと略称)、デュプレクサなどを含むが、これらに限定されない。さらに、RF回路1010はまた、無線通信を介してネットワーク及び他の機器と通信することができる。上記の無線通信は、任意の通信規格またはプロトコルを使用することができ、当該通信規格またはプロトコルは、グローバル移動通信システム(Global System of Mobile communication、GSMと略称)、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRSと略称)、コード分割多重アクセス(Code Division Multiple Access、CDMAと略称)、広帯域コード分離多重アクセス(Wideband Code Division Multiple Access, WCDMAと略称)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTEと略称)、電子メール、ショートメッセージングサービス(Short Messaging Service、SMSと略称)などを含むが、これらに限定されない。
【0153】
メモリ1020は、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを記憶するように構成されることができ、プロセッサ1080は、メモリ1020に記憶されたソフトウェアプログラムおよびモジュールを実行することにより、携帯電話の様々な機能アプリケーションおよびデータ処理を実行する。メモリ1020は、主に、プログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含み得る。
【0154】
入力ユニット1030は、入力した数字又は文字情報を受信し、携帯電話のユーザ設定及び機能制御に関連するキー信号入力を生成するように構成されることができる。具体的に、入力ユニット1030は、タッチパネル1031及び他の入力機器1032を備えることができる。タッチパネル1031は、タッチスクリーンとも呼ばれ、タッチパネル1031上またはその近くでのユーザのタッチ操作(例えば、ユーザは、指、スタイラスなどの任意の適切な物体または付属品を使用したタッチパネル1031上またはその近くでの操作)を収集し、事前に設定されたプログラムに従って対応する接続装置を駆動することができる。例示的に、タッチパネル1031は、タッチ検出装置及びタッチコントローラの2つの部分を含み得る。ここで、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ位置を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに送信し、タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、当該タッチ情報をタッチポイント座標に変換して、プロセッサ1080に送信し、プロセッサ1080から送信された命令を受信して実行することができる。
【0155】
表示ユニット1040は、ユーザが入力した情報を表示し、又はユーザの情報及び携帯電話の様々なメニューを提供する。表示ユニット1040は、表示パネル1041を含み得、例示的に、液晶表示装置(Liquid Crystal Display、LCDと略称)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLEDと略称)などの形態で表示パネル1041を構成することができる。さらに、タッチパネル1031は表示パネル1041を覆うことができ、タッチパネル1031がタッチパネル上又はその近くでのタッチ操作を検出した後、プロセッサ1080に転送してタッチイベントのタイプを決定し、その後、プロセッサ1080は、タッチイベントのタイプに従って対応する視覚的出力を表示パネル1041で提供する。
【0156】
携帯電話は、光センサ、モーションセンサ及び他のセンサなど、少なくとも1つのセンサ1050をさらに含み得る。具体的に、光センサは、周囲光センサ及び近接センサを含み得、ここで、周囲光センサは、周囲光の明るさに応じて表示パネル1041の明るさを調整することができ、近接センサは、携帯電話を耳に近づけると、パネル1041及び/又はバックライトを閉じることができる。
【0157】
オーディオ回路1060、スピーカ1061、マイクロフォン1062は、ユーザと携帯電話との間のオーディオインターフェースを提供することができる。オーディオ回路1060は、受信したオーディオデータを変換した後の電気信号をスピーカ1061に伝送し、スピーカ1061を声音信号に変換して出力することができ、別の態様によれば、マイクロフォン1062は、收集した声音信号を電気信号に変換し、オーディオ回路1060は受信した後オーディオデータに変換し、オーディオデータをプロセッサ1080に出力して処理した後、RF回路1010を介して別の携帯電話などに送信し、又はオーディオデータをメモリ1020に出力してさらに処理する。
【0158】
WiFiは、近距離無線伝送技術に属し、携帯電話は、WiFiモジュール1070を介してユーザが電子メールを送受信したり、Webページを閲覧したり、ストリーミングメディアにアクセスしたりするのに役たち、これは、無線ブロードバンドインターネットアクセスをユーザに提供する。図19には、WiFiモジュール1070が示されているが、これは、携帯電話の必要な構成要素ではなく、本発明の本質を変えることなく必要に応じて省略できることを理解されたい。
【0159】
プロセッサ1080は、携帯電話のコントロールセンタであり、様々なインターフェース及び回線を使用して携帯電話の各部分を接続し、メモリ1020に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを実行し、メモリ1020に記憶されたデータを呼び出すことにより、携帯電話の様々な機能を実行してデータを処理し、それにより、携帯電話全体をモニタリングする。
【0160】
携帯電話は、各部品に電力を供給するための電源1090(例えば、バッテリ)をさらに含み、優先的に、電源は、電源管理システムを介してプロセッサ1080と論理的に接続することができ、それにより、電源管理システムを介して充電及び放電の管理及び電力消費管理など機能を実現する。ここでは示されていないが、携帯電話は、カメラやbluetoothモジュールなどを備えることもできるが、ここでは詳しく説明しない。
【0161】
本願実施例において、当該端末に含まれたプロセッサ1080は、次の機能も有する。
【0162】
ターゲット通信アドレスを取得し、ターゲット通信アドレスは、アクセスする必要のある第1目的サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレスであり、ターゲット通信アドレスは、第1目的サービスユニットが採用する通信方式に基づき、ネットワーク記憶機能ユニットによって提供され、第1目的サービスユニットが間接通信方式を採用する第1サービスユニットである場合、第1通信アドレスは、第1サービスユニットにサービスを提供する第1サービスサポートユニット通信のアドレスであり、第1目的サービスユニットが直接通信方式を採用する第2サービスユニットである場合、第1通信アドレスは第2サービスユニットの通信アドレスであり、
第1サービスアクセス要求をターゲット通信アドレスに送信し、第1サービスアクセス要求は、第1目的サービスユニットのサービスタイプを含み、
ターゲット通信アドレスからサービスアクセス応答を受信し、サービスアクセス応答は、第1目的サービスユニットがサービスを提供した後に生成されたものである。
【0163】
例示的に、プロセッサ1080はさらに、第1通信ユニットが第3サービスユニットであり、且つ第3サービスユニットが直接通信方式を採用する場合、第1サービス登録要求をネットワーク記憶機能ユニットに送信するステップを実行するように構成され、第1サービス登録要求は、第3サービスユニットが採用する直接通信方式及び第3サービスユニットの通信アドレスを含む。
【0164】
例示的に、プロセッサ1080はさらに、第1サービス発見要求をネットワーク記憶機能ユニットに送信するステップを実行するように構成され、第1サービス発見要求は、アクセスする必要のある第1目的サービスユニットのサービスタイプを含み、ネットワーク記憶機能ユニットは、第1サービス発見要求に従って第1目的サービスユニットの通信アドレスを取得し、ネットワーク記憶機能ユニットによって送信されたサービス発見結果を受信するように構成され、サービス発見結果はターゲット通信アドレスを含む。
【0165】
例示的に、当サービス発見結果は、サービス発見有効時間をさらに含み、プロセッサ1080はさらに、アクセスする必要のある第2目的サービスユニットのサービスタイプを取得するステップと、第1目的サービスユニットのサービスタイプ及び第2目的サービスユニットのサービスタイプが同じである場合、現在の時間がサービス発見有効時間を超えるかどうかを判断するステップと、現在の時間がサービス発見有効時間を超えない場合、第2目的サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレスとターゲット通信アドレスが同じアドレスであると判断するステップとを実行するように構成される。
【0166】
例示的に、プロセッサ1080はさらに、第1通信ユニットが第3サービスユニットにサービスを提供する第2サービスサポートユニットである場合、第3サービスユニットによって送信された第2サービス登録要求を受信するステップであって、第2サービス登録要求は、第3サービスユニットが採用する間接通信方式及び第3サービスユニットの通信アドレスを含む、ステップと、第3サービス登録要求をネットワーク記憶機能ユニットに送信するステップであって、第3サービス登録要求は、第3サービスユニットが採用する間接通信方式、第3サービスユニットの通信アドレス及び第2サービスサポートユニットの通信アドレスを含み、第3サービスユニットがサービスを提供する時の対応する通信アドレスは第2サービスサポートユニットの通信アドレスである、ステップと、を実行するように構成される。
【0167】
例示的に、プロセッサ1080はさらに、第3サービスユニットによって送信された第2サービスアクセス要求を受信するステップであって、第2サービスアクセス要求は、第3サービスユニットがアクセスする必要のある第1目的サービスユニットのサービスタイプ及びサービスペイロードデータを含む、ステップと、サービスタイプに対応するサービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されているかどうかを判断するステップと、ネットワーク記憶機能ユニットによって予め送信されたサービスタイプに対応するサービスユニットの通信アドレスが前記ローカルメモリに記憶されている場合、ローカルメモリからターゲット通信アドレスを取得するステップと、を実行するように構成される。
【0168】
例示的に、プロセッサ1080はさらに、サービスタイプに対応するサービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されていない場合、第1サービス発見要求をネットワーク記憶機能ユニットに送信するステップであって、第1サービス発見要求は、アクセスする必要のある第1目的サービスユニットのサービスタイプを含み、ネットワーク記憶機能ユニットが、第1サービス発見要求に従って第1目的サービスユニットの通信アドレスを取得し、ネットワーク記憶機能ユニットによって送信されたサービス発見結果を受信するステップであって、サービス発見結果は、ターゲット通信アドレスを含む、ステップと、を実行するように構成される。
【0169】
例示的に、第1通信ユニットが第3サービスユニットにサービスを提供する第2サービスサポートユニットである場合、プロセッサ1080はさらに、サービスアクセス応答を第3サービスユニットに送信するステップを実行するように構成される。
【0170】
図20は、本願実施例で提供されるサーバ構造の概略図であり、第1サービスサポートユニットは、具体的に、サーバ2000を含み得、当該サーバ2000は、構成やパフォーマンスが異なることにより大きな差を有し得、当該プロセッサは、1つ又は1つ以上の中央処理装置(central processing units、CPUと略称)2022(例えば、1つ又は1つ以上のプロセッサ)及びメモリ2032、アプリケーションプログラム2042又はデータ2044を記憶するための1つ又は1つ以上の記憶媒体2030(例えば、1つ又は1つ以上の大容量記憶装置)を備える。ここで、メモリ2032及び記憶媒体2030は、短期記憶または永続記憶であってもよい。記憶媒体2030に記憶されたプログラムは、1つ又は1つ以上のモジュール(図示せず)を含み得、各モジュールは、サーバに対する一連の命令操作を含み得る。さらに、中央処理装置2022は、記憶媒体2030と通信し、サーバ2000で記憶媒体2030の一連の命令操作を実行するように設定されることができる。サーバ2000はさらに、1つ又は1つ以上の電源2026、1つ又は1つ以上の有線又は無線ネットワークインターフェース2050、1つ又は1つ以上の入力/出力インターフェース2058、及び/又は、Windows ServerTM、Mac OS XTM、UnixTM, LinuxTM、FreeBSDTMなどの1つ又は1つ以上のオペレーティングシステム2041を備えることができる。
【0171】
上述実施例における、サーバによって実行されるサービスベースの通信方法のステップは、当該図20に示されたサーバ構造に基づくことができる。
【0172】
本願実施例において、当該サーバに含まれたプロセッサ2022は、次の機能も有する。
【0173】
第1通信ユニットによってターゲット通信アドレスに送信された第1サービスアクセス要求を受信し、第1サービスアクセス要求は、アクセスする必要のある第1サービスユニットのサービスタイプを含み、ここで、第1サービスサポートユニットは、第1サービスユニットにサービスを提供するサービスサポートユニットであり、第1サービスユニットは間接通信方式を採用し、ターゲット通信アドレスは、第1サービスサポートユニットの通信アドレスである。
【0174】
第1サービスアクセス要求を第1サービスユニットに送信し、第1サービスユニットは、第1サービスアクセス要求に従ってサービスを提供し、及びサービスアクセス応答を生成するために用いられる。
【0175】
第1サービスユニットによって送信されたサービスアクセス応答を受信する。
【0176】
サービスアクセス応答を第1通信ユニットに送信する。
【0177】
例示的に、プロセッサ2022はさらに、第1サービスユニットによって送信された第4サービス登録要求を受信するステップであって、第4サービス登録要求は、第1サービスユニットが、間接通信方式及び第1サービスユニットの通信アドレスを用いるステップと、第5サービス登録要求をネットワーク記憶機能ユニットに送信するステップであって、第5サービス登録要求は、第1サービスユニットは、間接通信方式、第1サービスユニットの通信アドレス及び第1サービスサポートユニットの通信アドレスを用いるステップと、を実行するように構成される。
【0178】
例示的に、プロセッサ2022はさらに、第1サービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されているかどうかを判断するステップと、ネットワーク記憶機能ユニットによって予め送信された第1サービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されている場合、ローカルメモリから第1サービスユニットの通信アドレスを受信するステップと、実行するように構成される。
【0179】
例示的に、プロセッサ2022はさらに、第1サービスユニットの通信アドレスがローカルメモリに記憶されていない場合、第2サービス発見要求をネットワーク記憶機能ユニットに送信し、第2サービス発見要求は、第1サービスユニットのサービスタイプを含み、ネットワーク記憶機能ユニットによって送信されたサービス発見結果を受信するように構成され、サービス発見結果は、第1サービスユニットの通信アドレスを含む。
上記で説明された装置の実施例は例示的なものに過ぎず、ここで、前記分離部材として説明されたユニットは、物理的に分離されている場合とされていない場合があり、ユニットとして表示された部材は、物理ユニットである場合もそうでない場合もあり、1箇所に配置される場合もあれば、複数のネットワークユニットに分散される場合もあることにさらに留意されたい。必要に応じて、その中の一部または全部モジュールを選択して本実施例の技術案の目的を実現することができる。
【0180】
まとめると、以上の各実施例は、本出願の技術的解決策を説明するのみに使用され、それらを限定することではない。上記した実施例を参照して本出願を詳細に説明しているが、当業者は、依然として、上記した各実施例で説明された技術的解決策を修正し、またはその中の一部の技術的特徴に対して同等の置換を実行することができ、これらの修正または置換は、対応する技術的解決策の本体が本出願の各実施例の技術的解決策の精神及び範囲を超えるようにするものではないことを理解するはずである。
【0181】
本願実施例において、命令を含むメモリなど、サーバに適用されるコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、上記の命令は、プロセッサによって実行されて上記の実施例におけるサービスベースの通信方法を実行することができる。例えば、当該コンピュータ可読記憶媒体は、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROMと略称)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAMと略称)、読み取り専用コンパクトディスク(Compact Disc Read-Only Memory、CD-ROMと略称)、磁気テープ、フロッピーディスク及び光データなどであってもよい。
図1
図2
図3
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【国際調査報告】