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特表2022-515759位置センサを備えるモータアセンブリ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-22
(54)【発明の名称】位置センサを備えるモータアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   H02K 11/225 20160101AFI20220215BHJP
【FI】
H02K11/225
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021535889
(86)(22)【出願日】2019-12-12
(85)【翻訳文提出日】2021-07-19
(86)【国際出願番号】 EP2019084884
(87)【国際公開番号】W WO2020126821
(87)【国際公開日】2020-06-25
(31)【優先権主張番号】102018222842.6
(32)【優先日】2018-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】390023711
【氏名又は名称】ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GMBH
【住所又は居所原語表記】Stuttgart, Germany
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100098501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 拓
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【弁理士】
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100134315
【弁理士】
【氏名又は名称】永島 秀郎
(74)【代理人】
【識別番号】100135633
【弁理士】
【氏名又は名称】二宮 浩康
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【弁理士】
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】ヴォルフガング ズィンツ
(72)【発明者】
【氏名】コンスタンティン ハーバーコアン
(72)【発明者】
【氏名】パトリック ブダーカー
(72)【発明者】
【氏名】ローター デーテルス
(72)【発明者】
【氏名】マルク ミッケ
(72)【発明者】
【氏名】クラウス レアヒェンミュラー
【テーマコード(参考)】
5H611
【Fターム(参考)】
5H611AA01
5H611BB01
5H611BB06
5H611PP07
5H611QQ03
5H611RR01
5H611UA04
5H611UA07
5H611UB01
(57)【要約】
本発明は、ロータ(6)とセンサアセンブリ(2,3)とを備えるモータアセンブリ(1)に関する。センサアセンブリ(2,3)は、センサ(3)とターゲット(2)とを含む。ターゲット(2)は、ロータ(6)の表面に取り付けられており、センサ(3)は、ターゲット(2)に対向するように、モータ(1)のエンドシールド(5)に取り付けられている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータアセンブリ(1)であって、
ロータ(6)と、
センサ(3)およびターゲット(2)を含むセンサアセンブリ(2,3)と、
を備え、
- 前記ターゲット(2)は、前記ロータ(6)の表面に取り付けられており、
- 前記センサ(3)は、前記ターゲット(2)に対向するように、前記モータ(1)のエンドシールド(5)に取り付けられている、
モータアセンブリ(1)。
【請求項2】
前記センサ(3)は、絶縁ディスク(4)を用いて前記エンドシールド(5)に取り付けられていることを特徴とする、請求項1記載のモータアセンブリ(1)。
【請求項3】
前記センサ(3)と前記絶縁ディスク(4)とは、前記ロータ(6)のロータシャフト(7)を取り囲んでおり、一方では前記ロータシャフト(7)と、他方では前記センサ(3)および前記絶縁ディスク(4)と、の間に半径方向(r)で前記ロータシャフト(7)の軸受(9)が配置されており、特に一方では前記センサ(3)および前記絶縁ディスク(4)と、他方では前記軸受(9)と、の間に、前記エンドシールド(5)の軸線方向部分(18)が延在していることを特徴とする、請求項1記載のモータアセンブリ。
【請求項4】
前記エンドシールド(5)の前記軸線方向部分(18)は漏斗状であり、前記軸受(9)を固定している、請求項3記載のモータアセンブリ。
【請求項5】
前記センサ(3)は、前記絶縁ディスク(4)と共に前記モータアセンブリの中空室(22)内に位置不変に収容されており、前記中空室(22)は、前記エンドシールド(5)と、前記ロータ(6)と、ステータ(16)のステータ巻線(11)の絶縁体(10)とによって少なくとも部分的に画定されている、請求項3または4記載のモータアセンブリ。
【請求項6】
前記ターゲット(2)は、前記ロータ(6)の、前記中空室(22)に面した表面に取り付けられていて、前記中空室(22)内で前記センサ(3)に対して回転運動可能、特に前記ロータと共に回転運動可能である、請求項5記載のモータアセンブリ。
【請求項7】
前記ターゲット(2)は、結合手段(15)を用いて前記ロータ(6)に結合されており、前記結合手段は、特にリベット、クリップ、フック、超音波リベット締め箇所またはクリンチング箇所であることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載のモータアセンブリ。
【請求項8】
前記ターゲット(2)および前記センサ(3)は、環状ディスク状に形成されていて、中央の開口を有し、前記ターゲットの外径は、前記センサの外径以下であり、前記ターゲット(2)の内径は、前記センサ(3)の内径以上である、請求項1から7までのいずれか1項記載のモータアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
背景技術
独国特許出願公開第3914082号明細書には、少なくとも1つのステータ巻線を有するステータと、磁化された領域を有するロータと、この磁化された領域の位置を検出するための、ステータに設けられたセンサ素子とを備える電子整流式の電気モータが開示されている。
【0002】
発明の開示
本発明は、ロータとセンサアセンブリとを備えるモータアセンブリに関する。センサアセンブリは、センサとターゲットとを含み、ターゲットは、ロータの表面に取り付けられており、センサは、ターゲットに対向するように、モータのエンドシールドに取り付けられている。このことは、モータが極めてコンパクトに構成されるという利点を有する。モータのロータシャフトを支持するために用いられるエンドシールドが、センサを支持するために付加的に使用される。こうして、利用されないままになってしまう構成スペースが省かれ、ロータ位置の特定のために使用されるコンポーネントが、モータ内にコンパクトに配置される。
【0003】
モータアセンブリの構成では、センサは、絶縁ディスクによってエンドシールドに取り付けられている。絶縁ディスクによって、金属製のエンドシールドの場合に、センサの電子装置とエンドシールドとの間で一切の障害が生じないことが保証される。さらに絶縁ディスクは、エンドシールドにおける固定の意味での機械的な結合を確実なものにする。
【0004】
モータアセンブリの更なる構成では、センサと絶縁ディスクとは、ロータのロータシャフトを取り囲んでいる。一方ではロータシャフトと、他方ではセンサおよび絶縁ディスクとの間に半径方向でロータシャフトの軸受が配置されている。この場合、特に一方ではセンサおよび絶縁ディスクと、他方では軸受との間に、エンドシールドの軸線方向部分が設けられており、この軸線方向部分は、モータの軸線方向に延在している。
【0005】
ロータシャフトを中心とする複数のコンポーネントのこの配置は、コンポーネントが省スペースで取り付けられるという利点を有する。
【0006】
モータアセンブリの有利な構成では、エンドシールドの軸線方向部分は漏斗状に形成されていて、軸受を固定している。こうして、軸受をロータの方向で近傍に移動させることができ、省スペースに配置することができる。ロータの方向で近傍に軸受を固定することによって、モータの構造長さは短くなる。
【0007】
さらに、モータアセンブリでは、センサは、絶縁ディスクと共にモータアセンブリの中空室内に位置不変に収容されていてもよい。この中空室は、エンドシールドと、ロータと、ステータのステータ巻線の絶縁体とによって少なくともそれぞれ部分的に画定されている。設けられているモータは、構造的に相応の中空室を有する。利用されるセンサ原理が極めてフラットに形成されるという事実に基づき、センサと絶縁ディスクとをこの中空室内に設けることによって、この中空室を利用することができ、利用されずに残されなくなる。これによって、モータをその総体積に関して全体的により小さく設計することができる。エンドシールドに位置不変に取り付けることは、このようにすれば、センサがモータ室内の安定したコンポーネントに取り付けられていて、したがって、センサ位置決めと固定とによって、確実なゼロ点が保証されているという利点を有する。
【0008】
モータアセンブリの更なる構成では、ターゲットは、ロータの、中空室に面した表面に取り付けられており、中空室内でセンサに対して回転運動可能、特にロータと共に回転運動可能である。
【0009】
モータアセンブリの構成において、ターゲットは、結合手段によってロータに結合されている。結合手段は、特にリベット、クリップ、フック、超音波リベット締め箇所またはクリンチング箇所である。ターゲットとロータとの間の固い結合によって、ロータとターゲットとの間にずれが生じてしまうことを阻止することができる。ロータとターゲットとの間のずれは、ロータが実施する回転運動時に測定結果を悪化させてしまう。
【0010】
有利な構成では、ターゲットおよびセンサは、環状ディスク状に形成されていて、中央の開口を有する。ターゲットの外径は、センサの外径以下であり、ターゲットの内径は、センサの内径以上である。こうして、センサ平面とターゲット平面との良好な重なり合いを保証することができる、これにより、十分に良好な測定信号が生成される。なぜならば、誘導測定原理では、測定がセンサとターゲットとの重なり合いの程度またはオーバラップの度合いに左右されるからである。
【0011】
以下に、本発明の実施形態を図面につき説明する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】位置センサを備えたモータアセンブリの第1の図である。
図2】位置センサを備えたモータアセンブリの第2の図である。
図3】位置センサを備えたモータアセンブリの第3の図である。
図4】ターゲットとモータのロータとの間の固定アプローチを示す図である。
図5】ターゲットとモータのロータとの間の別の固定アプローチを示す図である。
図6】ターゲットとモータのロータとの間のさらに別の固定アプローチを示す図である。
図7】ターゲットとモータのロータとの間のさらに別の固定アプローチを示す図である。
【0013】
発明の実施形態
図1は、モータアセンブリ1を示す。モータアセンブリ1は、モータハウジング8およびエンドシールド5を含む。ロータシャフト7を支持する2つの玉軸受9が、一方ではエンドシールド5に、他方ではモータハウジング8に支持されている。換言すれば、玉軸受9は、エンドシールド5とモータハウジング8とによって保持され、特に固定されている。ロータシャフト7はロータ6を支持する。ロータ6は、ロータシャフト7と共にロータシャフト7の長手方向軸線を中心とする回転運動を実施することができるようにロータシャフト7に結合されている。ロータシャフト7の長手方向軸線は、モータハウジング8からエンドシールド5に向かって延びていて、方向xによって示されている。
【0014】
ロータ6は、対応するステータ16によって取り囲まれる。ステータ16は相応のステータ巻線11を有する。ロータ6にターゲット2が取り付けられている。ターゲット2は、ロータ6のエンドシールド5側の上面に取り付けられている。ターゲット2はセンサアセンブリの一部であり、センサアセンブリはターゲット2のほかにセンサ3を含む。センサ3は、絶縁ディスク4を介してエンドシールド5に結合されている。絶縁ディスクは、センサ3の電子装置をエンドシールド5の方向で絶縁し、固定を可能にする。
【0015】
ターゲット2、センサ3および絶縁ディスク4は環状に、特にディスクとして設けられている。ターゲット2、センサ3および絶縁ディスク4には、それぞれ中央に円形の開口が設けられている。この円形の開口は、ロータシャフト7と、軸受9と、軸線方向部分18とを内部に収容することができるように寸法設定されている。
【0016】
円形の開口を有するターゲット2の内径は、円形の開口を有するセンサ3の内径以上であり、ターゲット2の外径はセンサ3の外径以下である。
【0017】
センサ3とターゲット2とは、誘導測定原理によって動作する。センサは、励起コイルと検出コイルとを含む。ターゲットは、導電性の領域と非導電性の領域とを含む。ターゲット2の回転時に、ターゲット2の導電性の領域とターゲット2の非導電性の領域とがセンサ3の感受面を交互に通過する。これによって、変動する電圧が検出コイルに誘起され、これが信号として回転運動の特徴を示す。これによって、ステータに対して相対的なロータの位置を特定することができる。
【0018】
センサ3および絶縁ディスク4の円形の開口内に、エンドシールド5の一部と上側の玉軸受9とが突出している。エンドシールド5は、ロータシャフト7に向かって延在する中央の部分に、半径方向領域17と軸線方向領域18とを有する。半径方向領域17は、図1に示す方向xに対して直交方向、すなわち、方向rによって示されている方向での拡がりを有する。軸線方向領域18は、半径方向領域17に続いて、ロータシャフト7に対して平行な方向xに沿ってモータハウジング8の方向へ延在している。エンドシールド5の軸線方向領域18は漏斗を形成し、この漏斗内に玉軸受9が支持されている。軸線方向領域18および玉軸受9は、センサ3および絶縁ディスク4の円形の開口内に収容されている。
【0019】
玉軸受9の下側の端部と、エンドシールド5の軸線方向部分18の下側の端部とは、センサ3の下面と共に終端していてもよいし、代替的には、絶縁ディスク4およびセンサ3の開口を越えて延在していてもよい。後者の場合、軸線方向領域18および玉軸受9は、ターゲット2の円形の開口内に部分的に収容されてもよい。
【0020】
ターゲット2とセンサ3とから成るセンサアセンブリによって、ロータ6のロータ位置を特定することができる。ターゲット2の回転運動の形態の、センサ3に対する相対的な変位が、特徴的な信号を生じさせる。この信号をロータ位置に対応づけることができる。
【0021】
ターゲット2は、ロータ6に固く結合されている。センサ3は、絶縁されたディスクを介してエンドシールド5に結合されている。ロータ6は、動作中、特にロータシャフト7と共に回転するので、ターゲット2はロータ6に固く結合された状態で回転する。エンドシールド5に位置不変に結合されたセンサ3に対するターゲット2の回転は、センサ3によって測定される。
【0022】
センサ信号を取り出すために、センサ3は接触接続要素13によってコネクタ14に接続されている。センサ3には、例えばケーブル13が接続されていてもよい。ケーブル13はコネクタ14に接続されている。コネクタ14はさらに制御装置に接続されてもよい。当然ながら、センサ3と制御装置との直接的な接続も可能であり、この場合、コネクタ14は省略される。
【0023】
図2には、ターゲット2がロータシャフト7の周りにどのように延在しているかが示されている。図2は、エンドシールド5の図示を省略した断面図である。ターゲット2は、固定手段15を介してロータ6に結合されている。ターゲット2とロータ6との間の固い結合によって、測定のクオリティを低下させるおそれがある、ロータ6とターゲット2との間のずれが生じないようになっている。図2では、ターゲット2とロータ6との間の結合はリベット締めである。このためには、ターゲット2は1つのリベット15によってロータ6に固定されている。当然ながら、複数のリベットを用いた結合も可能である。
【0024】
図3は、ターゲット2と、センサ3と、絶縁ディスク4とが、エンドシールド5と、軸受9と、ロータシャフト7とに対してどのように配置されているかを詳細に示す。実質的に平行に配置されているターゲット2とセンサ3とは、間隔21だけ互いにずらされて配置されている。この間隔は、誘導測定方法による測定が確実に機能するように設けられなければならない。
【0025】
ターゲット2と、センサ3と、絶縁ディスク4とは、すべてロータシャフト7を中心として同心的に配置されていて、ロータシャフト7を取り囲んでいる。すでに述べたように、センサ3と絶縁ディスク4とは、エンドシールド5の下側の部分18も、そこでエンドシールド5に取り付けられた軸受9も取り囲んでいる。
【0026】
すでに図1につき述べたように、部分18と軸受9とのx方向における長さに応じて、部分18と軸受9とは、さらにターゲット2の中央の開口内にもx方向で突出していてもよい。部分18と軸受9とが、x方向でターゲット2の中央の開口内にまで延在していない構成も可能である。エンドシールド5の軸線方向部分18と軸受9とは、ロータ6がエンドシールド5および軸受9に対して自由に回転することができるようにするために、ロータ6に接触してはならない。
【0027】
センサ3は絶縁ディスク4に結合されている。一方、絶縁ディスク4はエンドシールド5の半径方向部分17に固定されている。この固定は常温かしめによって行うことができ、かしめ技術もしくはスナップ結合またはリベット締めも可能である。
【0028】
センサ3と、ターゲット2と、絶縁ディスク4とは、スタックとして設けられている。この場合、センサ3と絶縁ディスク4とはエンドシールド5に位置不変に取り付けられており、ターゲット2はロータ6と共に回転するように設けられており、センサ3とターゲット2との間には空隙21が設けられている。センサ3と、ターゲット2と、絶縁ディスク4とは、エンドシールド5と、ロータ6と、ステータ巻線11の絶縁体10との間の中空室22内に収容されている。
【0029】
ターゲット2とロータ6との間の代替的な固定形態が、図4図7の対象である。図4には、ターゲット2が超音波リベットによってロータ6に結合される超音波リベット締めが示されている。この場合、ロータ6の、ターゲット2を貫通して延びる突出した部分が、超音波パンチを用いたエネルギ入力によって変形させられ、これによって、ターゲット2とロータ6との間で形状接続的な結合が行われる。パンチの波形形状は、ここでは例示的なものと理解されたい。
【0030】
図5および図6は、スナップ結合を示す。このスナップ結合では、それぞれ異なる形状に成形された結合要素15によって、ターゲット2とロータ6との間の結合が達成される。そのためには、結合要素15に力を加えて、この結合要素15が、ターゲット2とロータ6とから部分的に形成された開口内へ圧入される。結合要素15の組付け終端位置で、この結合要素15は、係止されるようにまたは引っかかるように変形させられる(図5)か、または形状接続もしくは摩擦によって保持される。考えられる結合要素15は、フック、ボール、クランプ、クリップである。別の構成も可能である。図5の左側部分には、ターゲット2とロータ6との共通の開口内へ圧入される栓体が示されている。図5の右側部分に示すように、栓体はこの開口内で力接続によって保持される。
【0031】
図6では、結合要素15が、側面に設けられた係止突起20を有し、この係止突起20の位置が、嵌込み時に撓むようになっている。結合要素15が終端位置に達すると、係止突起がロータ6内に/ロータ6に設けられた対応する要素に背後から係合し、これによって、ロータ6とターゲット2との相互の固定が達成される。
【0032】
図7には、クリンチングによって、ロータ6とターゲット2とを材料変形により互いに結合する結合法が示されている。このためには、結合時に矢印の方向で力が導入されなければならない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2021-08-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータアセンブリ(1)であって、
ロータ(6)と、
センサ(3)およびターゲット(2)を含むセンサアセンブリ(2,3)と、
を備え、
- 前記ターゲット(2)は、前記ロータ(6)の表面に取り付けられており、
- 前記センサ(3)は、前記ターゲット(2)に対向するように、前記モータアセンブリ(1)のエンドシールド(5)に取り付けられている、
モータアセンブリ(1)。
【請求項2】
前記センサ(3)は、絶縁ディスク(4)を用いて前記エンドシールド(5)に取り付けられていることを特徴とする、請求項1記載のモータアセンブリ(1)。
【請求項3】
前記センサ(3)と前記絶縁ディスク(4)とは、前記ロータ(6)のロータシャフト(7)を取り囲んでおり、一方では前記ロータシャフト(7)と、他方では前記センサ(3)および前記絶縁ディスク(4)と、の間に半径方向(r)で前記ロータシャフト(7)の軸受(9)が配置されており、特に一方では前記センサ(3)および前記絶縁ディスク(4)と、他方では前記軸受(9)と、の間に、前記エンドシールド(5)の軸線方向部分(18)が延在していることを特徴とする、請求項記載のモータアセンブリ(1)
【請求項4】
前記エンドシールド(5)の前記軸線方向部分(18)は漏斗状であり、前記軸受(9)を固定している、請求項3記載のモータアセンブリ(1)
【請求項5】
前記センサ(3)は、前記絶縁ディスク(4)と共に前記モータアセンブリの中空室(22)内に位置不変に収容されており、前記中空室(22)は、前記エンドシールド(5)と、前記ロータ(6)と、ステータ(16)のステータ巻線(11)の絶縁体(10)とによって少なくとも部分的に画定されている、請求項3または4記載のモータアセンブリ(1)
【請求項6】
前記ターゲット(2)は、前記ロータ(6)の、前記中空室(22)に面した表面に取り付けられていて、前記中空室(22)内で前記センサ(3)に対して回転運動可能、特に前記ロータと共に回転運動可能である、請求項5記載のモータアセンブリ(1)
【請求項7】
前記ターゲット(2)は、結合手段(15)を用いて前記ロータ(6)に結合されており、前記結合手段は、特にリベット、クリップ、フック、超音波リベット締め箇所またはクリンチング箇所であることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載のモータアセンブリ(1)
【請求項8】
前記ターゲット(2)および前記センサ(3)は、環状ディスク状に形成されていて、中央の開口を有し、前記ターゲットの外径は、前記センサの外径以下であり、前記ターゲット(2)の内径は、前記センサ(3)の内径以上である、請求項1から7までのいずれか1項記載のモータアセンブリ(1)
【国際調査報告】