(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-25
(54)【発明の名称】ポンピング構造を備えたパウダー用化粧品容器
(51)【国際特許分類】
A45D 33/06 20060101AFI20220217BHJP
B65D 83/06 20060101ALI20220217BHJP
【FI】
A45D33/06
B65D83/06 G
B65D83/06 D
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2020556241
(86)(22)【出願日】2020-04-08
(85)【翻訳文提出日】2020-10-13
(86)【国際出願番号】 KR2020004720
(87)【国際公開番号】W WO2021112341
(87)【国際公開日】2021-06-10
(31)【優先権主張番号】10-2019-0159200
(32)【優先日】2019-12-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520158643
【氏名又は名称】ワールド スポンジ マニュファクチャリング カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】オン、ソン デ
(57)【要約】
本発明はポンピング構造を備えたパウダー用化粧品容器であって、パウダー材料を収納する収納部(100)と、前記収納部(100)の上側に配置され、空気が流入するようにして、前記収納部(100)に収納されたパウダー材料を流入した空気とともに排出させる下側支持部(200)と、前記下側支持部(200)の上側に配置され、前記下側支持部(200)に空気が流入するようにポンピングする空気ポンピング部(300)と、前記空気ポンピング部(300)の上側に配置され、空気とともにパウダー材料を排出させ、残余排出パウダー材料を収集する中間支持部(400)と、前記中間支持部(400)の上側に離隔して配置され、排出されたパウダー材料が収集されるパウダー排出部(500)とを含む。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パウダー材料を収納する収納部と、
前記収納部の上側に配置され、空気が流入するようにして、前記収納部に収納されたパウダー材料を流入した空気とともに排出させる下側支持部と、
前記下側支持部の上側に配置され、前記下側支持部に空気が流入するようにポンピングする空気ポンピング部と、
前記空気ポンピング部の上側に配置され、空気とともにパウダー材料を排出させ、残余排出パウダー材料を収集する中間支持部と、
前記中間支持部の上側に離隔して配置され、排出されたパウダー材料が収集されるパウダー排出部とを含むことを特徴とする、ポンピング構造を備えたパウダー用化粧品容器。
【請求項2】
前記下側支持部は、一側にパウダー排出孔が形成され、他側には複数の空気流入部が形成されることを特徴とする、請求項1に記載のポンピング構造を備えたパウダー用化粧品容器。
【請求項3】
前記下側支持部は、中央にパウダー排出孔が形成され、縁部には円弧形の空気流入部が形成されることを特徴とする、請求項2に記載のポンピング構造を備えたパウダー用化粧品容器。
【請求項4】
前記円弧形の空気流入部には傾斜部を備えることにより、空気が傾斜方向に回転しながら流入することを特徴とする、請求項3に記載のポンピング構造を備えたパウダー用化粧品容器。
【請求項5】
前記空気ポンピング部は前記パウダー排出孔と連通する通孔を備え、前記空気流入部と連通するアーチ空間部がリング形状に形成され、収縮可能なフレキシブルな素材からなり、押圧によってアーチ空間部が収縮して前記空気流入部に空気をポンピングすることを特徴とする、請求項2に記載のポンピング構造を備えたパウダー用化粧品容器。
【請求項6】
前記中間支持部は前記通孔と連通する通路柱部を備え、通路柱部の上側には平面状のパウダー収集部が横に延びて形成されることを特徴とする、請求項5に記載のポンピング構造を備えたパウダー用化粧品容器。
【請求項7】
前記パウダー収集部は下向きに傾くように形成され、パウダー収集部上に置かれたパウダー材料が通路柱部に移動することを特徴とする、請求項6に記載のポンピング構造を備えたパウダー用化粧品容器。
【請求項8】
前記パウダー排出部は平板状を有し、前記通路柱部と連通するパウダー排出通路部を備え、平板には多数のパウダー収集孔を備えることを特徴とする、請求項6に記載のポンピング構造を備えたパウダー用化粧品容器。
【請求項9】
前記パウダー排出通路部は、平板の下側から下狭上広の通路構造に形成されることを特徴とする、請求項8に記載のポンピング構造を備えたパウダー用化粧品容器。
【請求項10】
前記パウダー排出通路部の外側には突出した複数の支持端を備え、前記中間支持部と前記パウダー排出部が互いに離隔するようにすることを特徴とする、請求項9に記載のポンピング構造を備えたパウダー用化粧品容器。
【請求項11】
前記複数の支持端は互いに離隔して配置され、前記通路柱部にあるパウダー材料が支持端の間を通して排出されるか再流入することを特徴とする、請求項10に記載のポンピング構造を備えたパウダー用化粧品容器。
【請求項12】
前記パウダー排出部の上側にはタッチ部材を備え、前記タッチ部材を押圧すれば、前記空気ポンピング部がポンピングされることを特徴とする、請求項1に記載のポンピング構造を備えたパウダー用化粧品容器。
【請求項13】
前記タッチ部材の上側にはカバーをさらに備えることを特徴とする、請求項12に記載のポンピング構造を備えたパウダー用化粧品容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はパウダー用化粧品容器に関するものである。具体的に、ポンピング構造を備えたパウダー用化粧品容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来パウダー材料を収納する化粧品容器は、特許文献1のように、スポンジ又はパフなどからなるタッチ部材をパウダーの収納された収納部に接触させて擦る方式でタッチ部材にパウダーを塗布した。
パウダーが塗布されたタッチ部材を使用者の皮膚にタッチした後、パウダーをさらに塗布するために、収納部に接触させることになる。
【0003】
このような過程で、皮膚上の汗、水、他の化粧品などがタッチ部材を汚染させることになり、汚染されたタッチ部材がさらに収納部に収納されたパウダー材料を汚染させる問題が発生した。
また、特に微細パウダーの場合、使用者がタッチ部材に力を加えることになるので、タッチ部材に均一に塗布されなくて不均一に塗布される問題点が発生した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】韓国特許公開第10-2017-0138836号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明によるポンピング構造を備えたパウダー用化粧品容器は次のような解決課題を有する。
第一、皮膚の汗などによって汚染されたタッチ部材が収納されたパウダー材料を汚染させることを最小化しようとする。
第二、タッチ部材にパウダー材料が均一に塗布されるようにする。
本発明の解決課題は以上で言及したものに限定されず、言及しなかった他の解決課題は以下の記載から当業者に明らかに理解可能であろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明はポンピング構造を備えたパウダー用化粧品容器であって、パウダー材料を収納する収納部と、前記収納部の上側に配置され、空気が流入するようにして、前記収納部に収納されたパウダー材料を流入した空気とともに排出させる下側支持部と、前記下側支持部の上側に配置され、前記下側支持部に空気が流入するようにポンピングする空気ポンピング部と、前記空気ポンピング部の上側に配置され、空気とともにパウダー材料を排出させ、残余排出パウダー材料を収集する中間支持部と、前記中間支持部の上側に離隔して配置され、排出されたパウダー材料が収集されるパウダー排出部とを含む。
本発明において、前記下側支持部は、一側にパウダー排出孔が形成され、他側には複数の空気流入部が形成されることができる。
本発明において、前記下側支持部は、中央にパウダー排出孔が形成され、縁部には円弧形の空気流入部が形成されることができる。
本発明において、前記円弧形の空気流入部には傾斜部を備えることにより、空気が傾斜方向に回転しながら流入することができる。
【0007】
本発明において、前記空気ポンピング部は前記パウダー排出孔と連通する通孔を備え、前記流入部と連通するアーチ空間部がリング形状に形成され、収縮可能なフレキシブルな素材からなり、押圧によってアーチ空間部が収縮して前記流入部に空気をポンピングすることができる。
本発明において、前記中間支持部は前記通孔と連通する通路柱部を備え、通路柱部の上側には平面状のパウダー収集部が横に延びて形成されることができる。
本発明において、前記パウダー収集部は下向きに傾くように形成され、パウダー収集部上に置かれたパウダー材料が通路柱部に移動することができる。
【0008】
本発明において、前記パウダー排出部は平板状を有し、前記通路柱部と連通するパウダー排出通路部を備え、平板には多数のパウダー収集孔を備えることができる。
本発明において、前記パウダー排出通路部は、平板の下側から下狭上広の通路構造に形成されることができる。
【0009】
本発明において、前記パウダー排出通路部の外側には突出した複数の支持端を備え、前記中間支持部と前記パウダー排出部が互いに離隔するようにすることができる。
本発明において、前記複数の支持端は互いに離隔して配置され、前記通路柱部にあるパウダー材料が支持端の間を通して排出されるか再流入することができる。
本発明において、前記パウダー排出部の上側にはタッチ部材を備え、前記タッチ部材を押圧すれば、前記空気ポンピング部がポンピングされることができる。
本発明において、前記タッチ部材の上側にはカバーをさらに備えることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によるポンピング構造を備えたパウダー用化粧品容器は次のような効果を有する。
第一、ポンピング構造を備え、空気とともにパウダー材料を排出させることにより、タッチ部材が収納部に直接接触しないようにする効果がある。
第二、タッチ部材が収納部に直接接触しないので、パウダー材料がタッチ部材によって汚染されることを防止する効果がある。
第三、ポンピング構造によって空気とともにパウダー材料が排出されてタッチ部材に均一に塗布される効果がある。
本発明の効果は以上で言及したものに限定されず、言及しなかった他の効果は以下の記載から当業者に明らかに理解可能であろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1aは本発明による化粧品容器10が結合された外観を示す図である。
図1bはカバー700を開けた状態でタッチ部材600が配置された状態を示す図である。
【
図2】
図1bでカバーを除いた部分の縦断面図である。
【
図3】
図2でタッチ部材を除いた部分の縦断面図である。
【
図4】
図4aは本発明による収納部100の斜視図である。
図4bは
図4aの縦断面図である。
【
図5】
図5aは本発明による下側支持部200の斜視図である。
図5bは
図5aの縦断面図である。
【
図6】本発明による収納部100と下側支持部200が結合された状態の縦断面図である。
【
図7】
図7aは本発明による空気ポンピング部300の斜視図である。
図7b及び
図7cは
図7aの縦断面図である。
【
図8】本発明による下側支持部200と空気ポンピング部300が結合された状態の縦断面図である。
【
図9】
図9aは本発明による中間支持部400の斜視図である。
図9b及び
図9cは
図9aの縦断面図である。
【
図10】
図10aは本発明による空気ポンピング部300と中間支持部400が結合された状態の斜視図である。
図10b及び
図10cは
図10aの縦断面図である。
【
図12】
図12aは本発明による中間支持部400とパウダー排出部500が結合された状態の縦断面図である。
図12bは
図12aでパウダー材料が排出される状態を示す図である。
図12cは
図12aでパウダー材料が再流入する状態を示す図である。
【
図13】本発明によるパウダー排出通路部510、パウダー収集孔520及び支持端530を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明はポンピング構造を備えたパウダー用化粧品容器であって、パウダー材料を収納する収納部と、前記収納部の上側に配置され、空気が流入するようにして、前記収納部に収納されたパウダー材料を流入した空気とともに排出させる下側支持部と、前記下側支持部の上側に配置され、前記下側支持部に空気が流入するようにポンピングする空気ポンピング部と、前記空気ポンピング部の上側に配置され、空気とともにパウダー材料を排出させ、残余排出パウダー材料を収集する中間支持部と、前記中間支持部の上側に離隔して配置され、排出されたパウダー材料が収集されるパウダー排出部とを含む。
【0013】
以下、添付図面に基づき、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施することができるように本発明の実施例を説明する。本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に理解することができるように、後述する実施例は本発明の概念と範囲を逸脱しない範疇内で多様な形態に変形可能である。できるだけ、同一又は類似の部分は図面で同じ図面符号で示す。
【0014】
本明細書で使われる専門用語はただ特定の実施例を言及するためのものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。ここで使われる単数形態は、文句がこれとはっきりと反対の意味を示さない限り、複数形態も含む。
【0015】
本明細書で使われる“含む”の意味は特定の特性、領域、整数、段階、動作、要素及び/又は成分を具体化し、他の特定の特性、領域、整数、段階、動作、要素、成分及び/又は群の存在又は付加を排除するものではない。
【0016】
本明細書で使われる技術用語及び科学用語を含む全ての用語は本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が一般的に理解する意味と同じ意味を有する。前もって定義された用語は関連技術文献と現在開示された内容に合う意味を有するものとさらに解釈され、定義しない限り、理想的な又は非常に公式的な意味と解釈されない。
【0017】
以下では図面に基づいて本発明を説明する。参照として、図面は本発明の特徴を説明するために一部が誇張して表現されることもできる。この場合、本明細書の全主旨に基づいて解釈されることが好ましい。
図2は
図1bからカバーを除いた部分の縦断面図である。
図3は
図2からタッチ部材を除いた部分の縦断面図である。
【0018】
図2及び
図3に示したように、本発明によるポンピング構造を備えたパウダー用化粧品容器は、収納部100、下側支持部200、空気ポンピング部300、中間支持部400及びパウダー排出部500を含む。
本発明による収納部100は中が凹んでいる一般的な構造を有し、パウダー材料を収納することができる。
【0019】
本発明による下側支持部200は収納部100の上側に配置され、空気が流入するようにして、収納部100に収納されたパウダー材料を流入した空気とともに排出させることができる。
本発明による空気ポンピング部300は下側支持部200の上側に配置され、下側支持部200に空気が流入するようにポンピングすることができる。
【0020】
本発明による中間支持部400は空気ポンピング部300の上側に配置され、空気とともにパウダー材料を排出させ、排出後に残った残余パウダー材料を収集することができる。
本発明によるパウダー排出部500は中間支持部400の上側に離隔して配置され、排出されたパウダー材料が集合されることができる。
【0021】
本発明によるポンピング構造を備えたパウダー用化粧品容器は、
図3に示したように、空気ポンピング部300のポンピングによって空気が下降して収納部100に流入し、ポンピングによって空気がずっと流入すれば、収納部100の内部の空気は中間支持部400を通して排出される。収納されたパウダー(powder)は微細なパウダーであるので、空気とともに排出される構造である。
【0022】
図5aは本発明による下側支持部200の斜視図、
図5bは
図5aの縦断面図である。
図6は本発明による収納部100と下側支持部200が結合された状態の縦断面図である。
本発明による下側支持部200は、一側にパウダー排出孔210が形成され、他側には複数の空気流入部220が形成されることができる。
本発明による空気流入部220は、例えば、通孔(孔)、長孔、格子パターン孔などの多様な構造及び形状に形成されることができる(図示せず)。
また、
図5に示したように、下側支持部200は、中央にパウダー排出孔210が形成され、縁部には円弧形の空気流入部220が形成されることができる。
【0023】
本発明において、円弧形の空気流入部220には傾斜部221が設けられることができる(
図5b参照)、傾斜部221によって空気が傾斜方向に回転しながら流入することができる(
図6参照)。回転しながら流入した空気は、微細パウダーがちょっと凝集した場合、これを空気圧力で破砕させ、また排出される空気流れをより力強く形成させることができる。
【0024】
図7aは本発明による空気ポンピング部300の斜視図、
図7b及び
図7cは
図7aの縦断面図である。
図8a及び
図8bは本発明による下側支持部200と空気ポンピング部300が結合された状態の縦断面図である。
【0025】
本発明による空気ポンピング部300はパウダー排出孔210と連通する通孔310を備え、流入部220と連通するアーチ空間部320がリング形状に形成され、収縮可能なフレキシブルな素材からなり、押圧によってアーチ空間部320が収縮しながら流入部220に空気をポンピングすることができる。
【0026】
例えば、ゴム素材又はシリコン素材などからなるアーチ空間部320を押圧すれば、アーチ空間は下方に押されながら空間が縮小する。この際、アーチ空間部320にある空気は下側に移動し、下側支持部200の連通した空気流入部220を通して収納部100に移動する。
【0027】
アーチ空間部320への押圧が解除されれば、アーチ空間部は元の状態に戻り、空気も再びアーチ空間部を満たす。その後、また押圧してポンピングすれば、アーチ空間部の空気は再び空気流入部220を通して収納部100に移動する。
このようなポンピング過程により、排出されるパウダーの粒子が互いに衝突し、排出粒子のサイズも均一になる効果が得られる。
【0028】
図9aは本発明による中間支持部400の斜視図、
図9b及び
図9cは
図9aの縦断面図である。
図10aは本発明による空気ポンピング部300と中間支持部400が結合された状態の斜視図、
図10b及び
図10cは
図10aの縦断面図である。
【0029】
本発明による中間支持部400は通孔310と連通する通路柱部410を備え、通路柱部410の上側には平面状の収集部420が横に延びて形成されることができる。通路柱部410は収納部100のパウダーをパウダー排出部500まで移動させる機能をする。
本発明において、収集部420は下向きに傾くように形成され、収集部420上に置かれたパウダー材料が通路柱部410に移動するようにする。
【0030】
図11aは本発明によるパウダー排出部500の斜視図、
図11b及び
図11cは
図11aの縦断面図である。
図12aは本発明による中間支持部400とパウダー排出部500が結合された状態の縦断面図、
図12bは
図12aでパウダー材料が排出される状態を示し、
図12cは
図12aでパウダー材料が再流入する状態を示す。
図13a及び
図13bは本発明によるパウダー排出通路部510、パウダー収集孔520及び支持端530を示す。
【0031】
本発明によるパウダー排出部500は平板状を有し、通路柱部410と連通するパウダー排出通路部510を備え、平板に多数のパウダー収集孔520が形成されることができる。
【0032】
ポンピング過程では、多数のパウダー収集孔520を通して空気とパウダーが上方に排出されることができる(
図12b参照)。もちろん、空気の排出及び流入圧力により、パウダーの一部はポンピング過程で排出及び流入することもできる。
ポンピングが止まった状態では、多数のパウダー収集孔520を通して既に排出された空気とパウダーが下方に落下することができる(
図12c参照)。
本発明において、パウダー排出通路部510は平板の下側から、下狭上広の通路構造に形成されることができる(
図13参照)。
排出される空気とパウダーは、このような構造により、下側が狭い通路から上側が広い通路を通してより広く分散されることができる。
【0033】
本発明において、パウダー排出通路部510の外側には突出した複数の支持端530が備えられることにより、中間支持部400と前記パウダー排出部500が離隔することができる。
【0034】
複数の支持端530は互いに離隔して配置されることにより、通路柱部410にあるパウダー材料が支持端530の間を通して排出されるか再流入することができる(
図13参照)。
【0035】
一方、本発明において、パウダー排出部500の上側にはタッチ部材600が備えられ、タッチ部材600を押圧すれば、空気ポンピング部300がポンピングすることができる。
また、タッチ部材600の上側にはカバー700をさらに備えることができる。
【0036】
本明細書で説明する実施例と添付図面は本発明に含まれる技術的思想の一部を例示的に説明するものに過ぎない。よって、本明細書で開示した実施例は本発明の技術的思想を限定するためのものではなくて説明するためのものであるので、このような実施例によって本発明の技術思想の範囲が限定されるものではないことは明らかである。本発明の明細書及び図面に含まれた技術的思想の範囲内で当業者が容易に類推することができる変形例と具体的な実施例は全て本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されなければならないであろう。
【符号の説明】
【0037】
10 化粧品容器
100 収納部
200 下側支持部
210 パウダー排出孔
220 空気流入部
221 傾斜部
300 空気ポンピング部
310 通孔
320 アーチ空間部
400 中間支持部
410 通路柱部
420 パウダー収集部
500 パウダー排出部
510 パウダー排出通路部
520 パウダー収集孔
530 支持端
600 タッチ部材
700 カバー
【国際調査報告】