(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-25
(54)【発明の名称】船舶用のサイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステム
(51)【国際特許分類】
B63H 25/42 20060101AFI20220217BHJP
B63H 1/10 20060101ALI20220217BHJP
【FI】
B63H25/42 G
B63H1/10
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021535289
(86)(22)【出願日】2019-12-13
(85)【翻訳文提出日】2021-06-29
(86)【国際出願番号】 EP2019085163
(87)【国際公開番号】W WO2020126933
(87)【国際公開日】2020-06-25
(32)【優先日】2018-12-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521266077
【氏名又は名称】エコール ナシオナル シュペリュール アーツ エト メイテイエ
【氏名又は名称原語表記】ECOLE NATIONALE SUPERIEURE D’ARTS ET METIERS
(74)【代理人】
【識別番号】110001656
【氏名又は名称】特許業務法人谷川国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ダマイ,トーマス
(72)【発明者】
【氏名】ハウヴィル,フレデリック
(72)【発明者】
【氏名】アストルフィ,ジャックス-アンドレ
(57)【要約】
本発明は、流れ方向を示す水の中にあり、フレームと、流れ方向に対して直角な主軸(104)を中心にフレーム上で回転して移動可能であるように取り付けられ、主軸(104)に対して半径方向に延びる複数のアーム(108)を備える、ロータ(102)と、ロータリーコーダーが装備され、当該ロータ(102)を回転駆動する、メインモータ(106)と、各アーム(108)用の、主軸(104)に平行な副軸(112)を中心にアーム(108)上で回転して移動可能であるように取り付けられた、ブレード(110)と、各ブレード(110)用の、ロータリーコーダーが装備され、当該ブレード(110)を回転駆動する、二次モータ(114)と、少なくとも1つのブレード(110)用の、ブレード(110)に加えられた荷重を評価することができるように配置された、荷重センサ(202)と、各ロータリーコーダー、ひずみセンサ(202)、および各モータ(106、114)に接続され、角度および速度の両方の観点から各モータ(106、114)の回転を制御する、制御ユニット(150)と、を備える、船舶用のサイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステム(100)に関する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
流れ方向を示す水の中にある船舶用のサイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステム(100)であって、
-フレームと、
-前記流れ方向に対して直角に主軸(104)を中心に前記フレーム上で回転して移動可能であるように取り付けられ、前記主軸(104)に対して半径方向に延びる複数のアーム(108)を備える、ロータ(102)と、
-ロータリーコーダーが装備され、前記ロータ(102)を回転駆動する、メインモータ(106)と、
-各アーム(108)用の、前記主軸(104)に平行な副軸(112)を中心に前記アーム(108)上で回転して移動可能であるように取り付けられた、ブレード(110)と、
-各ブレード(110)用の、ロータリーコーダーが装備され、前記ブレード(110)を回転駆動する、二次モータ(114)と、
-少なくとも1つのブレード(110)用の、前記ブレード(110)に加えられた荷重を評価することができるように配置された、荷重センサ(202)と、
-各ロータリーコーダー、前記荷重センサ(202)および各モータ(106、114)に接続され、角度および速度の両方の観点から各モータ(106、114)の回転を制御する、制御ユニット(150)と、を備える、サイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステム(100)。
【請求項2】
前記荷重センサ(202)が、前記二次モータ(114)と前記ブレード(110)との間のシャフト(104)上に配設される、請求項1に記載のサイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステム(100)。
【請求項3】
前記制御ユニット(150)によって制御され、前記アーム(108)に沿って前記ブレード(110)および関連付けられた二次モータ(114)を変位させるように意図された、変位システム(170)を備える、請求項1に記載のサイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステム(100)。
【請求項4】
前記メインモータ(106)が、発電機として動作する、請求項3に記載のサイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステム(100)。
【請求項5】
前記変位システム(170)が、
-各アーム(108)用の、前記アーム(108)に平行に前記ロータ(102)に固定された、追加的アーム(208)と、
-前記二次モータ(114)に固定され、前記アーム(108)および前記追加的アーム(208)上で摺動するように取り付けられた、ランナー(172)と、
-前記アーム(108、208)に沿って前記ランナー(172)を変位させるために、前記制御ユニット(150)によって接続および制御される、駆動システムと、を備える、請求項3または請求項4に記載のサイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステム(100)。
【請求項6】
船体(10)と、請求項1~5の一項に記載のサイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステム(100)と、を備え、前記フレームが前記船体(10)に固定され、少なくとも前記ブレード(110)が前記船体(10)の外側にある、船舶。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、船舶用のサイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステム、および少なくとも1つのかかるサイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステムを備える船舶に関する。
【0002】
技術分野
フォイトシュナイダー型の推進システムは、船舶の船体の下に配設され、モータによって主軸を中心に回転駆動される垂直軸を有するロータ、および各々が主軸から一定距離を置いてロータ上で移動可能であるように取り付けられている複数の垂直ブレードを備える。
【0003】
各ブレードは、副軸を中心に回転して移動可能であり、垂直でもある。
【0004】
推進システムはまた、機械システムを備え、一般的にロータの回転度合いの関数として各ブレードを変位させるように構成される接続ロッドからなる。各ブレードの変位は周期的なもので、ロータの位置に基づいており、各ブレードは、各回転で戻る特定の位置を取る。
【0005】
垂直ブレード、およびブレードに連結された異なる位置センサを使用して推進システムを制御する制御ユニット有する推進システムを開示する文書US-A-2015/321740も知られているが、これらのセンサはいずれも少なくとも1つのブレードが受けた荷重を通知する荷重センサではない。
【0006】
かかる推進システムは、満足のいく結果をもたらすが、ブレードの位置においてより大きな自由度を可能にする推進システムを見つけることが望ましい。
【発明の概要】
【0007】
本発明の目的の1つは、少なくとも1つのブレードが受けた荷重に基づいてブレードを互いに独立してブレードを変位させるための手段を備えるサイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステムを提案することである。
【0008】
この目的のために、流れ方向を示す水の中にある船舶用のサイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステムが提案されており、当該サイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステムは、
-フレームと、
-流れ方向に対して直角に主軸を中心にフレーム上で回転して移動可能であるように取り付けられ、主軸に対して半径方向に延びる複数のアームを備える、ロータと、
-ロータリーコーダーが装備され、当該ロータを回転駆動する、メインモータと、
-各アーム用の、主軸に平行な副軸を中心にアーム上で回転して移動可能であるように取り付けられた、ブレードと、
-各ブレード用の、ロータリーコーダーが装備され、当該ブレードを回転駆動する、二次モータと、
-少なくとも1つのブレード用の、ブレードに加えられた荷重を評価することができるように配置された荷重センサと、
-各ロータリーコーダー、荷重センサ、および各モータに接続されて角度および速度の両方の観点から各モータの回転を制御する制御ユニットと、を備える。
【0009】
かかるサイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステムは、荷重センサによって収集されたデータの関数として各ブレードの位置を調整することを可能にし、したがって推進システムの効率を最適化する。
【0010】
有利なことに、荷重センサは、二次モータとブレードとの間のシャフト上に配設される。
【0011】
有利なことに、サイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステムは、制御ユニットによって制御され、アームに沿ってブレードおよび関連付けられた二次モータを変位させるように意図された、変位システムを備える。
【0012】
有利なことに、メインモータは発電機として動作する。
【0013】
有利なことに、変位システムは、
-各アーム用の、当該アームに平行なロータに固定された、追加的アームと、
-二次モータに固定され、アームおよび追加的アーム上で摺動するように取り付けられた、ランナーと、
-アームに沿ってランナーを変位させるために制御ユニットによって接続および制御される、駆動システムと、を備える。
【0014】
本発明はまた、船体と、フレームが船体に固定されて少なくともブレードが船体の外側にある、先行変形例のうちの1つに従うサイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステムと、を備える、船舶を提案する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
上記および他の本発明の特徴は、例示的な実施形態の以下の説明を読むとより明らかになり、当該説明は、添付の図面に関連して提供されている。
【
図1】本発明に従うサイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステムの上面図である。
【
図2】
図1のサイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステムの線II-IIに沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下の説明では、船舶の船体の下の使用位置にあるフォイトシュナイダー型の推進システムを参照して位置に関する用語を取る。
【0017】
図1は、その船体10の一部によって表される船舶を示す。船舶は、水の中にある。船舶は、船舶の軸に平行な進行方向12を有し、水面上または水中を航行する船舶であり得る。船舶はまた、潮流の中でその位置を維持しようとする、例えば、プラットフォームなどの船舶であり得る。他におけるような1つの事例では、船舶は、船舶の速度または水流に起因する船舶に対する流れ方向を示す水の中にある。船舶が前進方向12を有する事例では、流れ方向は、前進方向12の逆である。
【0018】
船舶はその船体10の下にサイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステム100が装備されており、これは、船体10に固定されたフレーム、流れ方向に直角である主軸104を中心にフレーム上で回転して移動可能であるように取り付けられたロータ102を備える。したがって、主軸104は、流れ方向に対して横断方向である。
【0019】
したがって、水面上にある船舶に関して、主軸104は、垂直であるか、または垂直に対して小さな角度を付けたものである。水中にある船舶に関して、主軸104は、流れ方向に対して直角に平面内で別の方位を取ることができる。したがって、水中船舶の事例では、流れ方向に直角な平面内で互いに120°で角度分布する3つのサイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステム100が存在し得る。
【0020】
図2は、サイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステム100の一部を示す。事例に応じて、サイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステム100は、船舶を前進させるか、またはその位置に保持することを可能にする。
【0021】
ロータ102は、メインモータ106の角度位置を知ることを可能にするロータリーコーダーが装備されたメインモータ106によって回転駆動される。
【0022】
ロータ102には、複数のアーム108、ここでは、3本が装備されている。各アームは、主軸104に対して半径方向に延びている。
【0023】
各アーム108はブレード110を搭載しており、これは、主軸104に平行な副軸112を中心にアーム108上で回転して移動可能に、つまり、ここでは垂直に取り付けられている。副軸112および主軸104は一致しておらず、つまり、各副軸112は、主軸104から一定距離を置いている。ブレード110は、船体10の外側に位置し、特に、船体10の下に位置する。
【0024】
各ブレード110は、二次モータ114の角度位置を知ることを可能にするロータリーコーダーが装備された二次モータ114によって回転駆動される。
【0025】
サイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステム100はまた、制御ユニット150を備え、これはロータリーコーダーから情報を受信し、角度および速度の両方の観点から各モータ106、114の回転を制御する。
【0026】
水とブレード110との間の相互作用を可能にするために、少なくともブレード110は、船体10の外側にある。サイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステム100のレイアウトに応じて、他の要素は完全にまたは部分的に水中または水上のフェアリング内にあり得る。
【0027】
制御ユニット150は、通信バスによって従来式に連結されているプロセッサまたはCPU(中央処理ユニット)、ランダムアクセスメモリRAM、読み取り専用メモリROM、ハードディスクまたは記憶媒体リーダなどの記憶ユニット、少なくとも1つの通信インターフェースを備え、以下に説明されるように、制御ユニット150がロータリーコーダー、モータ106、114、および少なくとも1つの荷重センサ202と通信することを可能にする。
【0028】
プロセッサは、ROMから、外部メモリ(図示せず)から、記憶媒体(SDカードなど)から、または通信ネットワークからRAMにロードされた命令を実行することができる。サイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステム100の電源が入ると、プロセッサは、RAMから命令を読み取り、それらの命令を実行することができる。これらの命令は、以下に説明するアルゴリズムおよびステップのすべてまたは一部をプロセッサによって実装させるコンピュータプログラムを形成する。
【0029】
以下に説明するアルゴリズムおよびステップのすべてまたは一部は、プログラム可能なマシン、例えば、DSP(デジタル信号プロセッサ)またはマイクロコントローラによる命令のセットの実行によってソフトウェア形式で実装され得るか、もしくはマシンまたは専用構成部品、例えばFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(アプリケーション固有の集積回路)によってハードウェア形式で実装され得る。
【0030】
したがって、制御ユニット150は、メインモータ106のロータリーコーダーによって通知されるロータ102の位置の関数として、および機械システムの使用より単純に、各ブレード110の位置を互いに独立して制御することができる。ロータ102の位置に基づいて、各ブレード110は、したがってロータ102の回転によって変化する特定の位置を取る。
【0031】
さらに、エピサイクロイド動作からトロコイド動作に単純かつ迅速に切り替えることが可能である。
【0032】
サイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステム100はまた、少なくとも1つのブレード110用の制御ユニット150に接続された荷重センサ202を備える。荷重センサ202は、ブレード110に加えられた荷重を評価することができるように配置されている。
図2に提示された本発明の実施形態では、荷重センサ202は、二次モータ114およびブレード110内のシャフト204上に配設される。ここで、シャフト204は、二次モータ114のモータシャフトであり、ブレード110はこのシャフト204に固定されている。
【0033】
本事例では、荷重センサ202は、シャフト204が受ける荷重を測定し、これはブレード110に加えられている荷重を表し、したがってブレード110が水によって受ける荷重、特に、ブレード110が受ける引張荷重および/または圧縮荷重および/または屈曲荷重を表す。
【0034】
特定の実施形態によれば、荷重センサ202は、少なくとも1つのひずみゲージを備えるセンサであり、特定の実施形態によれば、センサは、ホイートストーンブリッジ構成に取り付けられたひずみゲージに基づいており、つまり、ホイートストーンブリッジ構成で取り付けられた少なくとも4つのゲージがあるが、いくつかのホイートストーンブリッジ、すなわち4つのゲージの何倍も存在し得る。明らかに、例えば、ピエゾセンサなどの任意の他の技術が想定され得る。
【0035】
例えば、「バランス」と呼ばれる荷重センサ202が使用され(ここでは、2つの構成部品を有するバランス)、荷重の印加点とは独立してブレード110に対して垂直かつ接線的な荷重へのアクセスを可能にする。
【0036】
内部的に、この荷重センサ202は、流体力学的荷重による変位(非常に小さく、数十マイクロメートル)を測定するいくつかのひずみゲージブリッジ、およびこれらの測定を伴う特定のマトリックスコンピュテーションを備え、必要な荷重を解決することが可能である。バランスの事前較正により、使用されるマトリックスが構築されることを可能にする。較正は水の外で行われ、既知で、ブレード110の異なる点で課される荷重のためのゲージブリッジの出力を測定することからなる。
【0037】
各ブレード110の変形は、ロータ102の角度位置およびブレード110の角度位置について同一であると見なされることから、単一の荷重センサ202のみが所定の位置に配置される必要がある。明らかに、各ブレード110に対して1つの荷重センサ202を有することが可能である。
【0038】
したがって、制御ユニット150は、荷重センサ202によって記録されたデータから、ロータ102の角度位置の関数として、ロータ102の回転速度および各ブレード110の位置を管理する。例えば、各ブレード110は、船舶の前進方向で荷重を最大化するように位置付けられ得る。
【0039】
したがって、ブレード110のピッチは、ロータ102の回転速度に従って、かつ荷重センサ202からのデータの関数として適合され得る。したがって、ブレード110上の強力な荷重変動の検出は、このブレード110の周りの境界層の滑りの兆候であり得、次いで、ロータ102の各角度位置におけるこの滑りを回避するために、ブレード110の位置を修正することが可能である。
【0040】
図1および2に提示された本発明の実施形態では、各ブレード110は、主軸104と副軸112との間の中心距離を修正するために、関連付けられたアーム108に沿って並進して移動可能である。
【0041】
この実施形態は、メインモータ106が発電機として動作することができる場合に特に有利である。ブレード110の中心距離を変更することによって、中心距離を延ばすことが可能となり、したがって、水流が主軸104を中心にブレード110を回転させると、発電機として動作するメインモータ106は、船舶または蓄電池に電気を送達するために電流を生成する。
【0042】
この目的のために、サイクロイド式ダイナミック推進またはポジショニングシステム100は、各ブレード110用の、変位システム170を備え、これは制御ユニット150によって制御され、ブレード110および関連付けられた二次モータ114をアーム108に沿って変位させるように配置された電動スライドシステムである。
【0043】
ここに提示された本発明の実施形態では、変位システム170は、各アーム108用の、当該アーム108に平行にロータ102に固定され、ここでは当該アーム108の下に配設される追加的アーム208を備える。
【0044】
変位システム170はまた、アーム108および追加的アーム208上で摺動するように取り付けられたランナー172を備える。
【0045】
ランナー172は、二次モータ114に固定されている。
【0046】
図2に提示された本発明の実施形態では、ランナー172はまた、シャフト204が取り付けられるベアリング174に固定されている。
【0047】
変位システム170は、アーム108および208に沿ってランナー172を変位させるために制御ユニット150によって接続および制御される駆動システムを備える。
【0048】
駆動システムは、例えば、シリンダであり得、例えば、油圧式であり得る。
【0049】
ここでの駆動システムは、ワームスクリューシステムを形成するようにランナー172のナット180と噛み合うねじ付きロッド178を支える変位モータ176を備え、一方向でのねじ付きロッド178の回転は、一方向でランナー172、したがって、ブレート110を変位させ、反対方向でのねじ付きロッド178の回転は、反対方向でランナー172、したがってブレード110を変位させる。
【0050】
変位モータ176は、制御ユニット150によって接続および制御される。
【国際調査報告】