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特表2022-517614ゲームコントローラとその形態変換方法及びゲーム操作モードの切り替え方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-03-09
(54)【発明の名称】ゲームコントローラとその形態変換方法及びゲーム操作モードの切り替え方法
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/219 20140101AFI20220302BHJP
   A63F 13/24 20140101ALI20220302BHJP
   A63F 13/837 20140101ALI20220302BHJP
【FI】
A63F13/219
A63F13/24
A63F13/837
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021540522
(86)(22)【出願日】2019-12-19
(85)【翻訳文提出日】2021-07-14
(86)【国際出願番号】 CN2019126490
(87)【国際公開番号】W WO2020147503
(87)【国際公開日】2020-07-23
(31)【優先権主張番号】201910032960.9
(32)【優先日】2019-01-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.XBOX
2.PlayStation
(71)【出願人】
【識別番号】521307233
【氏名又は名称】趙金隆
(74)【代理人】
【識別番号】110002516
【氏名又は名称】特許業務法人白坂
(72)【発明者】
【氏名】趙金隆
(57)【要約】
本発明は、銃形本体(1)、モード切り替え機構、パッド、および銃形本体(1)上に配置された画面位置決め装置を含むゲームコントローラを開示する。前記モード切り替え機構は、さまざまなゲーム操作モードを切り替え、前記パッドは回転可能に銃形本体に接続されている。本発明は、市場に出回っているほとんどのゲームに適合できるため、ゲームの代替感が向上するだけでなく、ユーザーに包括的な操作体験を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
銃形本体、モード切り替え機構、パッド、および銃形本体に配置された画面位置決め装置を含み、前記モード切り替え機構は、さまざまなゲーム操作モードを切り替え、前記パッドは回転可能に銃形本体に接続されていることを特徴とするゲームコントローラ。
【請求項2】
前記モード切り替え機構は、パッドの回転位置によって切り替えを制御することを特徴とする請求項1に記載のゲームコントローラ。
【請求項3】
前記パッドと銃形本体との間には回転部によって接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載のゲームコントローラ。
【請求項4】
前記回転部は、回転軸と、回転軸に嵌設されたスリーブとを含み、前記回転軸の外壁には、円周方向にリング溝が設置され、前記スリーブの内壁には、リング溝内に係着されるスナップリングが設置され、前記回転軸とスリーブはそれぞれパッドと銃形本体に固定接続されることを特徴とする請求項3に記載のゲームコントローラ。
【請求項5】
前記スナップリングの表面には、2つの第1の磁石が嵌め込まれ、2つの第1の磁石と回転軸心との間の接続線は互いに垂直であり、前記リング溝の内面には、第1の磁石と合わせる第2の磁石が嵌め込まれていることを特徴とする請求項4に記載のゲームコントローラ。
【請求項6】
前記モード切り替え機構は、スナップリングとリング溝のとの間に配置され、モード切り替え機構は、第1の円弧状の接触子および第2の円弧状の接触子を含み、前記第1の円弧状の接触子及び第2の円弧状の接触子と回転軸心との間の接続線は互いに垂直であり、第1の円弧状の接触子および第2の円弧状の接触子は、それぞれ、スナップリングおよびリング溝の表面に嵌め込まれ、配置されていることを特徴とする請求項5に記載のゲームコントローラ。
【請求項7】
パッドを回すことにより変換することを特徴とするゲームコントローラ形態の変換方法。
【請求項8】
この変換方法は、パッドを回すことにより、ゲームコントローラをパッド形態または銃形態に変換することを特徴とする請求項1に記載のゲームコントローラ形態の変換方法。
【請求項9】
パッドを回すことにより切り替えることを特徴とするゲーム操作モードの切り替え方法。
【請求項10】
パッドを回してモード切り替え機構をトリガーすることで切り替えることを特徴とする請求項9に記載のゲーム操作モードの切り替え方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲーム機器の技術分野に属する、具体的には、ゲームコントローラとその形態変換方法及びゲーム操作モードの切り替え方法である。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は2017年12月19日に、銃形スマートゲームパッドを開示している。該ゲームパッドは銃の外形をシミュレートし、ゲーム操作キーのレイアウトを変更することで、ゲームの代替感が向上するが、この種のパッドは特定の複数種のシューティングゲームでのみ使用でき、他のゲームの操作モードに適合させることはできず、同時に、ユーザーはゲーム中に銃を構える姿勢を維持する必要がある。これは、関節のこわばりや筋肉痛につながる可能性がある。
【0003】
特許文献2は2016年5月10日に、複数の操作モードを備えたゲームコントローラを公開し、該ゲームコントローラは、切り替え機構を介してユーザーが制御装置の第1の操作モードまたは第2の操作モードを選択でき、それにより、ユーザーが異なるゲーム操作モードを容易に選択する。しかしながら、この種のパッドは、シューティングゲームでの操作には不便であり、シューティングゲームの操作モードに適合することは困難であり、ユーザーに、より包括的な操作体験を提供することはできない。同時に、この種のパッドは、ユーザーが実際の銃を使用してゲームをすることをシミュレートできないため、ゲームの代替感が悪い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】中国実用新案第206762239号明細書
【特許文献2】中国実用新案第2778350号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術における上記の問題を解決するために、本発明は、ゲームコントローラとその形態変換方法、及びゲーム操作モードの切り替え方法を提供する。該ゲームコントローラは、市場に出回っているほとんどのゲームに適合できる。これにより、ゲームの代替感が向上するだけでなく、より包括的な操作体験をユーザーに提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によって採用される技術的解決手段は以下のとおりである。
【0007】
銃形本体、モード切り替え機構、パッド、および銃形本体に配置された画面位置決め装置を含み、前記モード切り替え機構は、異なるゲーム操作モードを切り替え(モード切り替え機構は、異なるゲーム操作モードを切り替えるために使用される)、前記パッドは回転可能に銃形本体に接続されているゲームコントローラ。
【0008】
パッドを回すことにより、ゲームコントローラを使用する時、ユーザーがパッドモードと銃モードの間に速やかに往復して切り替えるのに便利であり、ゲームでの実際の銃の使用をシミュレートできる。市場に出回っているほとんどのゲームに適合できるため、ゲームの代替感が向上するだけでなく、ユーザーに包括的な操作体験を提供する。
【0009】
好ましくは、前記ゲーム操作モードには、銃操作モードとパッド操作モードがある。
【0010】
好ましくは、前記モード切り替え機構は、パッドの回転位置によって切り替えを制御する。このように設置して、ゲームコントローラ形態の変換はゲーム操作モードの切り替えを組み合わせて、パッドを回すことでユーザーのニーズに応じてさまざまな操作モードを切り替えることができる。
【0011】
好ましくは、前記パッドと銃形本体との間には回転部によって接続されている。
【0012】
好ましくは、前記回転部は、回転軸と、回転軸に嵌設されたスリーブとを含み、前記回転軸の外壁には、円周方向にリング溝が設置され、前記スリーブの内壁には、リング溝内に係着されるスナップリングが設置され、前記回転軸とスリーブはそれぞれパッドと銃形本体に固定接続される。
【0013】
好ましくは、前記回転部は、回転軸と、回転軸に嵌設されたスリーブとを含み、前記スリーブ内壁には、円周方向にリング溝が設置され、前記回転軸の外壁には、リング溝内に係着されるスナップリングが設置され、前記回転軸とスリーブはそれぞれ銃形本体とパッドに固定接続される。
【0014】
好ましくは、前記スナップリングの表面には、2つの第1の磁石が嵌め込まれ、2つの第1の磁石と回転軸心との間の接続線は互いに垂直であり、前記リング溝の内面には、第1の磁石と合わせる第2の磁石が嵌め込まれている。第1の磁石と第2の磁石は互いに引き付け合い、銃操作モードまたはパッドモードでのハンドルの安定性を確保する。
【0015】
好ましくは、前記モード切り替え機構は、スナップリングとリング溝のとの間に配置され、モード切り替え機構は、第1の円弧状の接触子および第2の円弧状の接触子を含み、前記第1の円弧状の接触子及び第2の円弧状の接触子と回転軸心との間の接続線は互いに垂直であり、第1の円弧状の接触子および第2の円弧状の接触子は、それぞれ、スナップリングおよびリング溝の表面に嵌め込まれ、配置されている。
【0016】
好ましくは、銃形本体から離れた前記パッドの一端は銃形本体の尾部に向かって傾斜しており、前記パッドと銃形本体との間に50~70°の夾角が形成されている。このように設置して、ゲームコントローラの形状が人間の手の形状とマッチし、ユーザーのパッド使用の快適性が向上する。
【0017】
好ましくは、前記銃形本体は、銃本体と、銃本体に取り外し可能に接続された係着本体とを含む。
【0018】
パッドを回すことにより変換するゲームコントローラの形態変換方法。
【0019】
好ましくは、パッドを回すことにより、ゲームコントローラをパッド形態または銃形態に変換するゲームコントローラの形態変換方法。
【0020】
パッドを回すことでゲームコントローラを、パッド形態と銃形態との間に往復して変換する。パッド形態の場合、ユーザーは従来のパッド操作モードでゲームをし、銃形態の場合、ユーザーは銃を持つ姿勢でゲームをする。
【0021】
パッドを回すことにより切り替えるゲームの操作モードの切り替え方法。
【0022】
好ましくは、銃動作モードとハンドル操作モードとを含む上記のゲーム操作モードの切り替え方法。
【発明の効果】
【0023】
本発明の有益な効果は以下のとおりである。
1、本発明において、パッドを回すと、ゲームコントローラは、ユーザーが実際の銃を使用することをシミュレートしてゲームをすることを可能にすることができる。それは、市場に出回っているほとんどのゲームに適合できるため、ゲームの代替感が向上するだけでなく、ユーザーに包括的な操作体験を提供する。
2、本発明において、ゲームコントローラ形態の変換とゲーム操作モードの切り替えを組み合わせて、パッドを回すことによりユーザーのニーズ応じてさまざまな操作モードを切り替えることができる。
3、本発明は、同じゲーム内で異なる操作モードを使用してゲームをする可能性をユーザーに提供する。ユーザーは、同じゲーム内で銃操作モードとパッド操作モードを往復して切り替えることができ、市場に出回っているすべてのパッドゲームに適合でき、関節のこわばりや筋肉痛を回避し、ユーザーの操作体験をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1図1は、実施例1がパッド操作モードであるときの構造模式図である。
図2図2は、図1の部分断面図である。
図3図3は、図2のAの部分拡大図である。
図4図4は、図3のB-Bの断面図である。
図5図5は、実施例が銃操作モードであるときの構造模式図である。
図6図6は、図4が銃モードであるときの模式図である。
図7図7は、実施例1のリアパッドの構造模式図である。
図8図8は、図7の左側面図である。
図9図9は、実施例2の構造模式図である。
図10図10は、実施例4の構造模式図である。
図11図11は、図10の部分断面図である。
図12図12は、図11のCの部分拡大図である。
図13図13は、実施例4で銃本体を取り外したときの構造模式図である。
図14図14は、実施例5の構造模式図である。
図15図15は、図14のD-Dの断面図である。
図16図16は、実施例6の構造模式図である。
図17図17は、実施例7の構造模式図である。
図18図18は、図17のEの部分拡大図である。
図19図19は実施例7の構造模式図である。
図20図20は、図19のFの部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下に図面を参照しながら本発明の実施例を詳しく説明する。
【0026】
実施例1:
図1図2に示すように、ゲームコントローラは銃形本体1、モード切り替え機構、画面位置決め装置、および2つのパッドを含む。該銃形本体1は銃形であり、2つのパッドは銃形本体1の下部に配置された。2つのパッドは、フロントパッド2およびリアパッド3(図1では、銃形本体1の銃口が左向きに設置されている。すなわち、銃形本体1の左端が前端であり、銃形本体1の右端が後端である)を含む。フロントパッド2はリアパッド3の左側にあった。フロントパッド2およびリアパッド3にいずれもゲーム制御装置が設置され、フロントパッド2のゲーム制御装置は、方向制御ボタン14およびジョイスティック4を含む。図7~8に示すように、リアパッド3のゲーム制御装置は、機能制御ボタン5およびジョイスティック4を含む。画面位置決め装置は、銃本体の前端に取り付けられたカメラと赤外線透明フィルムであった。
【0027】
2つのパッドの上端は、回転部により、銃形本体1に接続された。図3に示すように、該回転部は、回転軸6と、回転軸6に嵌着されたスリーブ7とを含む。回転軸6の外壁には、円周方向に沿ってリング溝8が設置され、スリーブ7の内壁には、リング溝8内に係着されているスナップリング9が設置された。該回転軸6およびスリーブ7は、それぞれ、パッドおよび銃形本体1に固定的に接続された。2つの第1の磁石10がスナップリング9の表面に嵌め込まれた。図4に示すように、2つの第1の磁石10と回転軸6の軸心との間の接続線は互いに垂直(つまり、図4のαは90°)であり、且つリング溝8の内面には、第1の磁石10とマッチする第2の磁石11が嵌め込まれ、第1の磁石10と第2の磁石11の異なる磁極に反対であった。
【0028】
図3~4に示すように、モード切り替え機構は、フロントパッド2のスナップリング9とリング溝8との間に設置された。モード切り替え機構は、パッド操作モードと銃操作モードの2つの異なるゲーム操作モードを切り替えることができる機械式スイッチであった。モード切り替え機構は、銃型本体1の内部に設置されるプロセッサと通信接続され(中国実用新案特許公開第CN2778350号に記載されているプロセッサなどのプロセッサ及びプロセッサとモード切り替え機構との接続方法はすべて既存である)、プロセッサはゲームソフトウェアと通信し、該プロセッサを操作して、ユーザーがパッド操作モードまたは銃操作モードを選択したかを判断し、ユーザーの選択に応じてゲーム制御装置のパッド操作モードまたは銃操作モードを採用することができる。
【0029】
図3~4に示すように、モード切り替え機構は、具体的には、第1の円弧状の接触子12および第2の円弧状の接触子13を含む。第1の円弧状の接触子12および第2の円弧状の接触子13は、同じ水平面上に配置され、第1の円弧状の接触子12及び第2の円弧状の接触子13と回転軸6の軸心との間の接続線は互いに垂直(即ち図4のβが90°)であり、第1の円弧状の接触子12および第2の円弧状の接触子13は、それぞれ、スナップリング9およびリング溝8の表面に嵌め込まれ、配置されている。
【0030】
上記のゲームコントローラの動作原理は次のとおりである。
【0031】
パッド操作モードの場合、ユーザーの左手と右手はそれぞれ、フロントパッド2とリアパッド3のゲーム制御装置を操作してゲームをする。パッド操作モードはxboxやPlayStationのパッド操作モードなどの従来の操作モードである。このとき、第1の磁石10と第2の磁石11の対応する2ペアが互いに引き付け合い、パッド操作モードでの2つのパッドの安定性を確保する。同時に、第1の円弧状の接触子12と第2の円弧状の接触子13は接触しておらず、機械式スイッチは閉じられていない。このとき、プロセッサは、ユーザーがパッド操作モードを選択したと判断し、その情報をゲームソフトウェアに送信し、ゲームソフトウェアは、ユーザーが操作するためのパッド操作モードを採用する。
【0032】
銃操作モードの場合、フロントパッド2とリアパッド3を反時計回りに90°回した後のゲームコントローラの形状を図5に示す。このとき、第1の磁石10と第2の磁石11の1対だけが互いに引き合い、銃操作モードでの2つのパッドの安定性を確保する。同時に、図6に示すように、第1の円弧状の接触子12と第2の円弧状の接触子13は接触しており、機械式スイッチは閉じる。このとき、プロセッサは、ユーザーが銃操作モードを選択したと判断し、その情報をゲームソフトウェアに送信し、ゲームソフトウェアは、ユーザーが操作するための銃操作モードを採用する。銃操作モードは、xboxやPlayStationのパッド操作モードなどの既存の操作モードに加えて、画面の照準と位置決め装置である。例えば、中国発明特許(公開番号CN103949054A)に開示されている赤外線ライトガンの位置決め方法およびシステムでは、操作モードは具体的には、画面の四隅に4つの赤外線発光ポイントが設置されており、銃形本体の前端にはカメラと赤外線透過フィルムが装備されており、ユーザーは銃を構えた姿勢でゲームをし、ユーザーは、機能制御ボタンを押すことにより、赤外線発光点の画像を収集するようにカメラを制御し、画像識別とアルゴリズムによって銃形本体の照準位置を計算する。
【0033】
同時に、ユーザーのパッドを使用する快適性を向上させるために、パッドと銃形本体1の間に60°の夾角を設定する(つまり、図5ではγは60°)。
【0034】
上記のゲームコントローラの利点は次のとおりである。ゲームコントローラ形態の変換とゲーム操作モードの切り替えを組み合わせて、パッドを回すことでユーザーのニーズ応じてさまざまな操作モードを切り替えることができる。同時に、パッドを回した後、ゲームコントローラはユーザーが実際の銃を使用してゲームをすることをシミュレートできる。これにより、ゲームの代替感が向上し、より包括的な操作体験がユーザーに提供される。
【0035】
実施例2:
図9に示すように、実施例2は、実施例1に基づいて改善されたものである。実施例2における銃形本体1のパッドは、長方体の形状をした。このように設置してもそのゲーム操作モードは、依然として銃操作モードであるが、銃形本体1は、銃の外形を模倣していないが、その製造は容易であり、コストは低い。
【0036】
実施例2の残りの構造および動作原理は、実施例1のものと同じである。
【0037】
実施例3:
実施例3は、実施例1に基づいて改善されたものである。具体的には、実施例3では、スリーブ7の内壁には円周方向に沿ってリング溝8が設置されており、回転軸6の外壁にはリング溝8内に係着されたスナップリング9が設置された。このように設置して、スリーブ7と回転軸6との間に、確実に回転接続することは依然として保証される。
【0038】
実施例3の残りの構造および動作原理は、実施例1のものと同じである。
【0039】
実施例4:
図10図12に示す実施例4は、実施例1に基づいて改善されたものである。実施例4における銃形本体1は、銃本体15と、銃本体15に取り外し可能に接続された係着本体28とを含む。画面位置決め装置は、銃本体15上に配置され、銃本体1の下部には、係着本体28の形状にマッチするスロットが設置された。図13に示すように、2つのパッドの上端は、それぞれ係着本体28に回転可能に接続された。係着溝17が係着本体28の右端に設置され、該係着溝17に対する銃形本体1の位置には、係着突起16が設置された。係着凹溝18が係着本体28の左端面に設置された。該係着凹溝18に対する銃形本体1の位置には、収容孔20が設置され、該収容孔20は段付き孔であり、収容孔20内には係着ブロック19が設置された。該係着ブロック19の右端は、右方向へ収容孔20外に延在して、係着凹溝18内に係着され、係着ブロック19の左端は、収容孔20を貫通し、銃形本体1外に延在した。係着ブロック19に係着リング21が固定的に接続され、該係着リング21は、収容孔20内に制限され、且つ係着リング21と収容孔20との間にばね22が設置され、該ばね22は、係着ブロック19に嵌着された。
【0040】
ユーザーは、係着ブロック19の右端を右に引っ張ると、係着ブロック19と係着凹溝18は互いに分離され、係着本体28は、銃本体15の側面から取り外すことができた(すなわち、図10の図面方向に垂直な方向から係着本体28を取り外し)。係着本体28が取り外された後、ユーザーがパッド形態でゲームしやすい。ユーザーが銃形態でゲームをしたい場合、係着本体28を銃本体15に係着するだけ必要があり、非常に便利であった。
【0041】
実施例4の残りの構造および動作原理は、実施例1のものと同じである。
【0042】
実施例5:
図14図15に示すように、実施例5は、実施例1に基づいて改善されたものである。実施例5と実施例1との区別点は、モード切り替え機構が変更されたことにある。具体的には、フロントパッド2のスナップリング9とリング溝8との間の機械式スイッチをキャンセルし、モード切り替え機構としてリアパッド3の機能制御ボタンB24を使用したことである。このように設置して、ゲームコントローラ形態の変換とゲーム操作モードの切り替えが分離された。ユーザーがパッドを回してパッドの形態を変換した後、ゲーム操作モードは自動的に切り替えられない(つまり、ユーザーはパッドを回した後にゲーム操作モードを切り替えるために機能制御ボタンB24を押す必要があった)。
【0043】
実施例5におけるゲームコントローラの利点は、ユーザーが機能制御ボタンB24を押してパッドを回した後、ユーザーが実際の銃を使用してゲームをすることをシミュレートでき、これにより、ゲームにおける代替感が向上し、より包括的な操作体験をユーザーに提供した。
【0044】
実施例5の残りの構造および動作原理は、実施例1のものと同じである。
【0045】
実施例6:
図16に示すように、実施例6は、実施例1に基づいて改善されたものである。実施例6と実施例1との区別点は、モード切り替え機構が変更されたことにある。具体的には、フロントパッド2のスナップリング9とリング溝8との間の機械式スイッチをキャンセルし、モード切り替え機構として、リアパッド3に設置された独立ボタン27を使用したことである。このように設置して、ゲームコントローラ形態の変換とゲーム操作モードの切り替えが分離された。ユーザーがパッドを回してパッドの形態を変換した後、ゲーム操作モードは自動的に切り替えられない(つまり、ユーザーはパッドを回した後にゲーム操作モードを切り替えるために独立ボタン27を押す必要があった)。このように、実施例5と比較して、独立ボタン27は、独立モード切り替え機構として使用され、機能制御ボタンB24の本来のゲーム機能を占有しない。
【0046】
実施例6の残りの構造および動作原理は、実施例1のものと同じである。
【0047】
実施例7:
図17図18に示すように、実施例7は、実施例1に基づいて改善された。実施例7と実施例1との区別点は、回転部の構造が変更されたことにある。具体的には、回転軸6をドラム形状に変更し、スリーブ7の内壁を回転軸6にマッチするドラム形状に変更したことである。
【0048】
実施例7の残りの構造および動作原理は、実施例1のものと同じである。
【0049】
実施例8:
図19図20に示すように、実施例8は、実施例1に基づいて改善されたものである。実施例8と実施例1との区別点は、回転部の構造が変更されたことにある。具体的には、回転軸6を逆円錐形に変更し、スリーブ7の内壁を回転軸6とマッチする逆円錐穴に変更したことである。
【0050】
実施例8の残りの構造および動作原理は、実施例1のものと同じである。
【0051】
実施例9:
実施例9は、実施例1のデバイス構造を使用してゲームをし、具体的なゲームは「PlayerUnknown’s Battlegrounds」であり、ユーザーが仮想キャラクターを操作してゲームマップを探索し、機器を手に取る場合に、パッド操作モードを使用してゲームをし、ユーザーが仮想キャラクターを操作して銃を上げて狙いを定めて撃つ場合に、銃操作モードを使用してゲームをした。銃操作モードでは、従来の画面を移動するとは異なり、画面の中心点が射撃ポイントになった。パッド機能キーを使用してゲーム画面を移動および回転し、測位システムによってキャプチャされた画面測位点を、ゲームの銃撃点として、実際の射撃感覚をシミュレートした。射撃シーンはVRSWATシリーズに似ている。
【0052】
このようにして、ユーザーは異なる操作モードを使用して同じゲームをでき、ユーザーは銃操作モードとパッド操作モードとの間に往復して切り替えることができるため、関節のこわばりや筋肉痛を回避し、ユーザーの操作体験をさらに向上させることができる。
【0053】
上記の実施例は、本発明の発明を実施するための形態を表すだけであり、説明は、より具体的かつ詳細であるが、本発明の特許範囲への限定として理解されるべきではない。当業者にとって、本発明の概念から逸脱することなく、いくつかの修正および改善を行うことができ、これらはすべて本発明の保護範囲に含まれることを指摘しておかなければならない。
【符号の説明】
【0054】
1、銃形本体
2、フロントパッド
3、リアパッド
4、ジョイスティック
5、機能制御ボタン
6、回転
7、スリーブ
8、リング溝
9、スナップリング
10、第1の磁石
11、第2の磁石
12、第1の円弧状の接触子
13、第2の円弧状の接触子
14、方向制御ボタン
15、銃本体
16、係着突起
17、係着溝
18、係着凹溝
19、係着ブロック
20、収容孔
21、係着リング
22、ばね
23、機能制御ボタンA
24、機能制御ボタンB
25、機能制御ボタンX
26、機能制御ボタンY
27、独立ボタン
28、係着本体
α、2つの第1の磁石と回転軸心接続線の間の夾角
β、第1の円弧状の接触子及び第2の円弧状の接触子と回転軸心接続線との間の夾角
γ、パッドと銃形本体のとの間の夾角
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
【国際調査報告】