(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-03-10
(54)【発明の名称】多機能トレーニングチェア
(51)【国際特許分類】
A63B 23/00 20060101AFI20220303BHJP
A63B 23/02 20060101ALI20220303BHJP
【FI】
A63B23/00 F
A63B23/02 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021542098
(86)(22)【出願日】2019-06-14
(85)【翻訳文提出日】2021-09-10
(86)【国際出願番号】 CN2019091248
(87)【国際公開番号】W WO2020151168
(87)【国際公開日】2020-07-30
(31)【優先権主張番号】201920122341.4
(32)【優先日】2019-01-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】514269416
【氏名又は名称】浙江雷神科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】Zhejiang Raytheon Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.1 Haohu Road, Gushan Industrial Park, Gushan Town, Yongkang, Zhejiang, 321306, China
(74)【代理人】
【識別番号】100121186
【氏名又は名称】山根 広昭
(72)【発明者】
【氏名】シャンジュン ジュウ
(57)【要約】
本案は、ボトムフレームと、ハンドルフレームと、上背もたれサポートと、下背もたれサポートとを備え、ボトムフレームは、左右ボトムフレームと、左右ボトムフレームの間に固定されたボトムフレーム固定軸を備え、ハンドルフレームは左右ハンドルフレームや左右ハンドルフレームの間に固定されたハンドルフレーム固定軸を備え、左右ボトムフレームは、軸ピンによって、左右ハンドルフレームにヒンジ連結され、左右ハンドルフレームの延長部には、左右ボトムフレームの上向き回転を制限する左右リミットチップが対応するように設けられ、上背もたれサポート上にはボトムフレーム固定軸に対して回転する上背もたれスリーブが固定され、上背もたれサポート上には少なくとも2セットの対称分布となる上背もたれが設けられ、下背もたれサポート上にはハンドルフレーム固定軸に対して回転できる下背もたれスリーブが固定され、下背もたれサポート上には、少なくも2セットの対称分布となる下背もたれが設置される、多機能トレーニングチェアを開示している。このような構造を使用することによって、構造が簡単且つ合理的であり、操作作用が便利だし、トレーニング機能が多く、フィットネス効果が良く、折り畳み収納体積が小さいなどの長所がある。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボトムフレームと、ハンドルフレームと、上背もたれサポート(9)と、下背もたれサポート(5)とを備え、
前記ボトムフレームは、左右ボトムフレーム(6,11)と、前記左右ボトムフレーム(6,11)の間に固定されたボトムフレーム固定軸(10)とを備え、
前記ハンドルフレームは、左右ハンドルフレーム(1,15)と、前記左右ハンドルフレーム(1,15)の間に固定されたハンドルフレーム固定軸(14)とを備え、
前記左右ボトムフレーム(6,11)は、軸ピンによって、前記左右ハンドルフレーム(1,15)上に対応するようにヒンジ連結され、
前記左右ハンドルフレーム(1,15)の延長部には、前記左右ボトムフレーム(6,11)の上向き回転を制限する左右リミットチップ(3,12)が対応するように設けられ、
上背もたれサポート(9)には、ボトムフレーム固定軸(10)に対して回転する上背もたれスリーブ(7)が固定され、
前記上背もたれサポート(9)は、前記上背もたれスリーブ(7)と前記ボトムフレーム固定軸(10)との嵌め合いによって回転できるように左右ボトムフレーム(6,11)に設けられ、
前記上背もたれサポート(9)には、少なくとも2セットの対称分布となる上背もたれ(8)が設けられ、
前記下背もたれサポート(5)には、前記ハンドルフレーム固定軸(14)に対して回転できる下背もたれスリーブ(16)が固定され、
前記下背もたれサポート(5)は、下背もたれスリーブ(16)とハンドルフレーム固定軸(14)との嵌め合いによって回転できるように左右ハンドルフレーム(1,15)に設けられ、
前記下背もたれサポート(5)には、少なくも2セットの対称分布となる下背もたれ(4)が設けられる、ことを特徴とする多機能トレーニングチェア。
【請求項2】
前記左右ハンドルフレーム(1,15)は、前記左右ボトムフレーム(6,11)の外側に対応するように設けられ、
前記左右ハンドルフレーム(1,15)の延長部には、左右ハンドル(2,13)が対応するように固定される、ことを特徴とする請求項1に記載の多機能トレーニングチェア。
【請求項3】
前記左右ボトムフレーム(6,11)の両側には、分離できるように弾性引張ひもが対応するように設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の多機能トレーニングチェア。
【請求項4】
前記ボトムフレーム固定軸(10)は、前記左右ボトムフレーム(6,11)の連結チューブに対応するようにスリーブ連結されるとともに、締め具によって固定される、ことを特徴とする請求項1から3までの何れか一項に記載の多機能トレーニングチェア。
【請求項5】
前記ハンドルフレーム固定軸(14)は、前記左右ハンドルフレーム(1,15)の連結チューブ上に対応するようにスリーブ連結されるとともに、締め具によって固定連結される、ことを特徴とする請求項4に記載の多機能トレーニングチェア。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はスポーツ・フィットネス器材に関し、特に各種フィットネストレーニングが可能である多機能トレーニングチェアに関する。
【背景技術】
【0002】
社会の進歩と技術の発展につれ、国民の生活条件と仕事条件はますます良くなり、労働の強度がますます小さくなり、社会的なエンターテインメントがますます多くなり、移動手段もだんだん近代交通機関に変わりつつある。フィットネス活動に参加する時間がなく、コンディションが悪くなる一方で、仕事のスタミナと効率に直接的影響をもたらしている。
【0003】
我々の体質向上とフィットネストレーニングを向上させるために、各種フィットネス器材が生み出されている。特に自宅や事務室環境に適し、且つ所要場所が小さく、収納に便利であるトレーニングチェアが多くの消費者たちの脚光を浴びている。しかし、トレーニングチェアは使用中、以下問題がある。その一は、機能が単一であり、腰を伸ばすトレーニングしかできなく、フィットネス効果があまり良くない。その二は、それぞれのトレーニングの必要に応じて、各種フィットネス器材を用意しなければならないため、器材購入の原価が高くなるだけでなく、所要のスペースも大きくなり、収納も不便になる。そのため、多くの製造業者と有識者たちは開発と研究を続けて来たものの、今まで理想的な製品が生まれていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、従来の技術に存在する上記問題を克服するために、構造が簡単且つ合理的で、操作が便利で、トレーニング機能が多く、フィットネス効果が良く、折り畳み収納の体積が小さい多機能トレーニングチェアを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ボトムフレームと、ハンドルフレームと、上背もたれサポートと、下背もたれサポートとを備えている。前記ボトムフレームは、左右ボトムフレームと、左右ボトムフレームの間に固定されたボトムフレーム固定軸とを備えている。ハンドルフレームは、左右ハンドルフレームと、左右ハンドルフレームとの間に固定されるハンドルフレーム固定軸を備えている。左右ボトムフレームは、軸ピンによって、左右ハンドルフレーム上に対応するようにヒンジ連結されている。左右ハンドルフレームの延長部には、左右ボトムフレームの上向き回転を制限する左右リミットチップが対応するように設けられている。上背もたれサポートには、ボトムフレーム固定軸に対して回転する上背もたれスリーブが固定されている。上背もたれサポートは、上背もたれスリーブとボトムフレーム固定軸との嵌め合いによって回転できるように左右ボトムフレームに設けられている。上背もたれサポートには、少なくとも2セットの対称分布となる上背もたれが設けられている。下背もたれサポートには、ハンドルフレーム固定軸に対して回転できる下背もたれスリーブが固定されている。下背もたれサポートは、下背もたれスリーブとハンドルフレーム固定軸との嵌め合いによって回転できるように左右ハンドルフレームに設けられている。下背もたれサポートには、少なくも2セットの対称分布となる下背もたれが設けられている。かかる技術手段が使用されている。
【0006】
本発明の更なる技術手段において、前記左右ハンドルフレームは、左右ボトムフレームの外側に対応するように設けられ、左右ハンドルフレームの延長部には、左右ハンドルが対応するように固定されている。
【0007】
本発明の更なる技術手段において、前記左右ボトムフレームの両側には分離できるように弾性引張ひもが対応するように設けられている。
【0008】
本発明の更なる技術手段において、前記ボトムフレーム固定軸は左右ボトムフレームの連結チューブに対応するようにスリーブ連結されるとともに、締め具によって固定されている。
【0009】
本発明の更なる技術手段において、前記ハンドルフレーム固定軸は左右ハンドルフレームの連結チューブに対応ようにスリーブ連結されるとともに、締め具によって固定されている。
【0010】
発明の有益な効果:
上記構造を使用することによって、従来の技術に比べて以下長所と効果がある。
1.腰伸ばし、ディープV収腹、上体起こし、腕立て伏せ、ヒップアップ・腹筋鍛え、背部マッサージなどのフィットネス機能を一括し、左右ボトムフレームに対応設置される弾性引張ひもと共に、腕の力を鍛えることができ、船漕ぎ機能を実現することができ、機能が単一である問題を解決する。
2.構造が簡単であり、購入原価が低くなり、トレーニング機能が多く、フィットネス効果が良く、所要のスペースが小さく、折り畳み収納が便利だし、普通の消費者も引き受けられ、押し広めと普及が易しい。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は本発明の分解構造を示した概略図である。
【
図2】
図2は本発明の立体構造を示した概略図である。
【
図3】
図3は本発明の下から見た構造の概略図である。
【
図4】
図4は本発明の腰伸ばし収腹トレーニング時の嵌合構造の概略図である。
【
図5】
図5は本発明の背部マッサージ時の嵌合構造の概略図である。
【
図6】
図6は本発明の折り畳んだ状態の構造を示した概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1ないし
図6に示されているように、本発明の多機能トレーニングチェアは、具体的に、ボトムフレームやハンドルフレーム、上背もたれサポート9、下背もたれサポート5を備えている。ボトムフレームは、左右ボトムフレーム6,11や左右ボトムフレーム6,11の間に固定連結されるボトムフレーム固定軸10を備えている。ハンドルフレームは、左右ハンドルフレーム1,15や左右ハンドルフレーム1,15の間に固定連結されるハンドルフレーム固定軸14を備えている。左右ボトムフレーム6,11は、軸ピンによって、左右ハンドルフレーム1,15上に対応ヒンジ連結されている。左右ハンドルフレーム1,15の延長部には、左右ボトムフレーム6,11の上向き回転を制限する左右リミットチップ3,12が対応するように設けられている。上背もたれサポート9には、ボトムフレーム固定軸10に対して回転する上背もたれスリーブ7が固定されている。上背もたれサポート9は、上背もたれスリーブ7とボトムフレーム固定軸10との嵌め合いによって回転できるように左右ボトムフレーム6,11に設けられている。上背もたれサポート9には、少なくとも2セットの対称分布となる上背もたれ8が設けられている。上背もたれ8は、上背もたれサポート9上に固定されることができれば回転できるように設けられてもよい。下背もたれサポート5上には、ハンドルフレーム固定軸14に対して回転できる下背もたれスリーブ16が固定されている。下背もたれサポート5は、下背もたれスリーブ16とハンドルフレーム固定軸14との嵌め合いによって回転できるように左右ハンドルフレーム1,15に設けられている。下背もたれサポート5には、少なくも2セットの対称配置となるとなる下背もたれ4が設けられている。下背もたれ4は、下背もたれサポート5上に固定設置されることができれば回転できるように設けられてもよい。
【0013】
操作使用の便利を図って、左右ハンドルフレーム1,15は、左右ボトムフレーム6,11の外側に対応するように設けられている。左右ハンドルフレーム1,15の延長部には、左右ハンドル2,13が対応するように固定されている。
【0014】
腕の力を効果的に鍛えて、船漕ぎ機能を実現するめに、左右ボトムフレーム6,11の両側には分離できるように弾性引張ひもがそれぞれ設けられている。
【0015】
設置の便利を図って、ボトムフレーム固定軸10は、左右ボトムフレーム6,11の連結チューブに対応するようにスリーブ連結されるとともに、締め具によって固定される。ハンドルフレーム固定軸14は、左右ハンドルフレーム1,15の連結チューブに対応するようにスリーブ連結されるとともに、締め具によって固定される。
【0016】
本発明において、下背もたれ4に座り、背中を上背もたれ8に寄せる時、
図4に示されているように、両足が地面を離れる時には、腰伸ばしやディープV形収腹トレーニングを行うことができる。両足が地面を踏む時には、上体起こしや腰伸ばし・収腹トレーニングを行うことができる。両足を地面に下ろす時には、左右ボトムフレーム6,11の両側に対応設置される弾性ひもとともに、腕力を鍛えることができ、左右ハンドル2,13を利用して、腕立て伏せトレーニングを行うことができる。上背もたれ8を後ろに倒した時、
図5に示されているように、両足を地面に下ろして、背中を上背もたれ8上に寄せて、ヒップアップ・腹筋鍛えを行うことができる。本発明はトレーニング機能が多く、フィットネス効果が良い。
【0017】
以上の説明は、ただの本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明に対して何らかの制限をしたものではなく、本発明の技術手段を離れずに、行われた簡単な修正や等価変化または修飾などは、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【符号の説明】
【0018】
1 左ハンドルフレーム
2 左ハンドル
3 左リミットチップ
4 下背もたれ
5 下背もたれサポート
6 左ボトムフレーム
7 上背もたれスリーブ
8 上背もたれ
9 上背もたれサポート
10、11 右ボトムフレーム
12 右リミットチップ
13 右ハンドル
14 ボトムフレーム固定軸
15 右ハンドルフレーム
16 下背もたれスリーブ
【国際調査報告】