(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-03-10
(54)【発明の名称】マイクロビーズ
(51)【国際特許分類】
G06K 19/06 20060101AFI20220303BHJP
G06K 19/04 20060101ALI20220303BHJP
【FI】
G06K19/06 084
G06K19/04 010
G06K19/06 159
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021542552
(86)(22)【出願日】2019-01-23
(85)【翻訳文提出日】2021-07-21
(86)【国際出願番号】 CN2019072738
(87)【国際公開番号】W WO2020150910
(87)【国際公開日】2020-07-30
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517110612
【氏名又は名称】ビージーアイ シェンチェン
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】章 文蔚
(72)【発明者】
【氏名】陳 偉
(72)【発明者】
【氏名】汪 為茂
(72)【発明者】
【氏名】李 美
(72)【発明者】
【氏名】黎 宇翔
(72)【発明者】
【氏名】汪 建
(57)【要約】
周縁に刻印コードを有するマイクロビーズであって、前記マイクロビーズは、中央領域と、中央領域を囲む周縁領域とを備え、前記周縁領域の外周縁輪郭は、コードの刻印前及びコードの刻印後にいずれも非円形であり、前記周縁領域には、コード化ビットが複数設けられ、前記マイクロビーズのコードは、前記コードの各ビットと、前記コード化ビットの各ビットとが1対1で対応するように、前記コード化ビットに刻印される。本発明は、マイクロビーズの利用率を向上させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
周縁に刻印コードを有するマイクロビーズであって、
前記マイクロビーズは、中央領域と、中央領域を囲む周縁領域とを備え、
前記周縁領域の外周縁輪郭は、コードの刻印前及びコードの刻印後にいずれも非円形であり、
前記周縁領域には、コード化ビットが複数設けられ、
前記マイクロビーズのコードは、前記コード化ビットに刻印され、前記コードの各ビットは、前記コード化ビットの各ビットに1対1で対応することを特徴とするマイクロビーズ。
【請求項2】
前記マイクロビーズは、第1次元に第1長さを有し、前記第1次元と垂直な第2次元に第2長さを有し、
前記第1長さが前記第2長さよりも長く、
前記周縁領域は、少なくとも前記第1次元と前記第2次元からなる平面内において、前記中央領域を囲んでいることを特徴とする請求項1に記載のマイクロビーズ。
【請求項3】
前記コード化ビットが、少なくとも前記第1次元と前記第2次元からなる平面に設けられることを特徴とする請求項2に記載のマイクロビーズ。
【請求項4】
前記周縁領域は、角部領域および辺部領域を備え、
前記角部領域と前記辺部領域とは、前記中央領域を囲む方向に連なっていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロビーズ。
【請求項5】
前記角部領域に設けられる位置決め装置および/またはマーク位が、コンピュータ識別装置により前記マイクロビーズの正反面、コード化開始位置、及びコード化方向を識別するために使用されることを特徴とする請求項4に記載のマイクロビーズ。
【請求項6】
前記角部領域のうちの一部の角部領域は、全体的に前記位置決め装置として異なる形状に加工されることを特徴とする請求項5に記載のマイクロビーズ。
【請求項7】
前記角部領域のうちの一部の角部領域には、位置決め装置として前記マイクロビーズを貫通する前記マイクロビーズの貫通孔を設けられるか、あるいは、位置決め装置として位置決め突起を設けられることを特徴とする請求項5に記載のマイクロビーズ。
【請求項8】
前記マーク位が、一方の角部領域を切除して生成される斜線段または円弧段であることを特徴とする請求項5に記載のマイクロビーズ。
【請求項9】
前記円弧段が位置する円の中心は、前記マイクロビーズに位置することを特徴とする請求項8に記載のマイクロビーズ。
【請求項10】
前記コード化ビットが、前記辺部領域に設けられるか、または、前記辺部領域と前記角部領域に設けられることを特徴とする請求項4に記載のマイクロビーズ。
【請求項11】
前記周縁領域は、直辺領域および弧辺領域を備え、
前記直辺領域と前記弧辺領域とは、前記中央領域を囲む方向に連なっていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロビーズ。
【請求項12】
前記コード化ビットが、前記直辺領域および前記弧辺領域に設けられることを特徴とする請求項11に記載のマイクロビーズ。
【請求項13】
前記周縁領域は、角部領域および弧辺領域を備え、
前記角部領域と前記弧辺領域とは、前記中央領域を囲む方向に連なっていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロビーズ。
【請求項14】
前記コード化ビットが、前記弧辺領域に設けられるか、または、前記弧辺領域と前記角部領域に設けられることを特徴とする請求項13に記載のマイクロビーズ。
【請求項15】
前記コードは、1つまたは複数のパターンの組み合わせであるコード化パターンを前記コード化ビットに刻印することにより表現されることを特徴とする請求項1に記載のマイクロビーズ。
【請求項16】
前記コード化パターンは、三角形のコード化パターン、矩形のコード化パターン、台形のコード化パターン、またはこれらの任意の組み合わせであることを特徴とする請求項15に記載のマイクロビーズ。
【請求項17】
少なくとも1つのコード化ビットのコード化パターンが前記マイクロビーズの正反面とコード化方向を示すことを特徴とする請求項15に記載のマイクロビーズ。
【請求項18】
前記少なくとも1つのコード化ビットのコード化パターンは、所定の頂点を有し、前記所定の頂点は、前記マイクロビーズのコード化方向である所定の方向に偏向し、又はずれていることを特徴とする請求項17に記載のマイクロビーズ。
【請求項19】
前記コード化パターンの少なくとも1つは方向性を有し、前記コード化パターンの方向性はコードの構成要素の1つとなることを特徴とする請求項15に記載のマイクロビーズ。
【請求項20】
前記方向性を有するコード化パターンは、所定の頂点を有し、前記所定の頂点は、少なくとも2つの異なる所定の方向のいずれかの所定の方向に偏向し又はずれており、前記所定の頂点が偏向し又はずれれている異なる所定の方向は、異なるコードを表すことを特徴とする請求項19に記載のマイクロビーズ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生体検出の分野に関し、特に、生体検出の分野に用いられるマイクロビーズに関する。
【背景技術】
【0002】
免疫学的な測定および分子診断の測定において、多重測定は重要な手段であり、多重測定とは単一の測定において複数の分析物を同時に測定し、複数種の捕獲剤を用い、各捕獲剤毎に異なる標的マクロ分子に特異的である。チップベースのアレイ多重測定において、各種類の捕獲剤はチップ上の所定の位置に装着される。検出分子の信号を1種類の捕獲剤に対応する位置ごとに測定することにより、複雑な試料中の多重ターゲットの量を測定する。浮遊アレイ多重測定においては、微粒子またはマイクロビーズが測定溶液に浮遊する。これらの微粒子またはマイクロビーズは、微粒子/マイクロビーズの1つまたは複数の素子によって埋め込まれ、印刷または他の態様で生成可能な識別素子(例えば、「コード」)を含む。各タイプの捕獲剤は同じコードを有する微粒子/マイクロビーズに固定され、特定のコードを有する微粒子/マイクロビーズの表面に分子から放出された信号を検出して、対応する標的の量を反映する。
【0003】
従来、一般的なマイクロビーズのコード化では、マイクロビーズの内部に不透明物質または蛍光物質を標識し、不透明物質または蛍光物質の分布によりマイクロビーズのコードを得るが、
図1Aおよび
図1Bに示すように、黒領域は不透明物質または蛍光物質である。このようなマイクロビーズのコード化の方式は、1)マイクロビーズ作製コストが高く、工程や材料を余分に増やしてコードを付ける必要があり、2)後続の識別工程が多く、このようなマイクロビーズがコードを識別する時に、別途でマイクロビーズの白色光図や特定の蛍光図を取得する必要があり、3)コードがマイクロビーズの内部にあり、コード化枚数および生体反応領域の面積が制限されるとの問題がある。
【0004】
さらに、本技術分野は、
図2に示すように、円形マイクロビーズの周囲に、異なる深さ、異なる形状、異なる間隔のコードを刻むことで、コードのグループ数が極めて多くなるという他のマイクロビーズのコード化の方式である。このようなマイクロビーズのコードも、1)マイクロビーズとして円形を採用し、単位面積あたりに刻印可能なコードが少ない、2)マイクロビーズの位置決めが難しく、当該方式は、画像処理層面では、位置決めが難しく、位置決め精度が低いという問題があり、3)コードとコードとの間に間隔をあけて、スペースを無駄にして、コードの長さを減らし、4)コードの方向は、フラグ位置のみで得られ、フラグ位置が隠れ、破れ、または識別が間違っていると、コードの方向の識別ができなくなり、エラーが発生するという問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これを鑑みて、従来技術の問題点の少なくとも1つを解決できるマイクロビーズを提供する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、周縁に刻印コードを有するマイクロビーズを提供し、
前記マイクロビーズは、中央領域と、中央領域を囲む周縁領域とを備え、
前記周縁領域の外周縁輪郭は、コードの刻印前及びコードの刻印後にいずれも非円形であり、
前記周縁領域には、コード化ビットが複数設けられ、
前記マイクロビーズのコードは、前記コード化ビットに刻印され、前記コードの各ビットは、前記コード化ビットの各ビットに1対1で対応する。
【0007】
ある実施形態において、前記マイクロビーズは、第1次元に第1長さを有し、前記第1次元と垂直な第2次元に第2長さを有し、
前記第1長さが前記第2長さよりも長く、
前記周縁領域は、少なくとも前記第1次元と前記第2次元からなる平面内において、前記中央領域を囲んでいる。
【0008】
ある実施形態において、少なくとも前記第1次元と前記第2次元からなる平面に設けられる。
【0009】
ある実施形態において、
前記周縁領域は、角部領域および辺部領域を備え、
前記角部領域と前記辺部領域とは、前記中央領域を囲む方向に連なっている。
【0010】
ある実施形態において、前記角部領域に設けられる位置決め装置および/またはマーク位が、コンピュータ識別装置により前記マイクロビーズの正反面、コード化開始位置、及びコード化方向を識別するために使用される。
【0011】
ある実施形態において、前記角部領域のうちの角部領域の一部は、全体的に前記位置決め装置として異なる形状に加工される。
【0012】
ある実施形態において、前記角部領域のうちの一部の角部領域には、位置決め装置として前記マイクロビーズを貫通する前記マイクロビーズの貫通孔を設けられるか、あるいは、位置決め装置として位置決め突起を設けられる。
【0013】
ある実施形態において、前記マーク位が、一方の角部領域を切除して生成される斜線段または円弧段である。
【0014】
ある実施形態において、前記円弧段が位置する円の中心は前記マイクロビーズに位置する。
【0015】
ある実施形態において、前記コード化ビットが、前記辺部領域に設けられるか、または、前記辺部領域と前記角部領域に設けられる。
【0016】
ある実施形態において、前記周縁領域は、直辺領域および弧辺領域を備え、
前記直辺領域と前記弧辺領域とは、前記中央領域を囲む方向に連なっている。
【0017】
ある実施形態において、前記コード化ビットが、前記直辺領域および前記弧辺領域に設けられる。
【0018】
ある実施形態において、前記周縁領域は、角部領域および弧辺領域を備え、
前記角部領域と前記弧辺領域とは、前記中央領域を囲む方向に連なっている。
【0019】
ある実施形態において、前記コード化ビットが、前記辺部領域に設けられるか、または、前記辺部領域と前記角部領域に設けられる。
【0020】
ある実施形態において、前記コードは、1つまたは複数のパターンの組み合わせであるコード化パターンを前記コード化ビットに刻印することにより表現される。
【0021】
ある実施形態において、前記コード化パターンは、三角形のコード化パターン、矩形のコード化パターン、台形のコード化パターン、またはこれらの任意の組み合わせである。
【0022】
ある実施形態において、少なくとも1つのコード化ビットのコード化パターンが前記マイクロビーズの正反面とコード化方向を示す。
【0023】
ある実施形態において、前記少なくとも1つのコード化ビットのコード化パターンは、所定の頂点を有し、前記所定の頂点は、前記マイクロビーズのコード化方向である所定の方向に偏向し、又はずれている。
【0024】
ある実施形態において、前記コード化パターンの少なくとも1つは方向性を有し、前記コード化パターンの方向性はコードの構成要素の1つとなる。
【0025】
ある実施形態において、前記方向性を有するコード化パターンは、所定の頂点を有し、前記所定の頂点は、少なくとも2つの異なる所定の方向のいずれかの所定の方向に偏向し、又はずれている、前記所定の頂点が偏向し又はずれている異なる所定の方向は、異なるコードを表す。
【発明の効果】
【0026】
本発明の実施例によるマイクロビーズは、マイクロビーズの形状が円形からずれているため、円形のマイクロビーズに比べ、非円形のマイクロビーズの全面積と、マイクロビーズがコード化されない前の周長との比が小さいため、同じ消耗品の面積により多くコード化ビットを設けることができ、あるいは、同じくらいのコード化ビットを設けることができる場合には消耗品の面積を削減でき、マイクロビーズの利用率が向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
本発明の実施例に係る発明をより明確に説明するために、以下に、本発明の実施例において必要な図面を簡単に紹介するうえで、以下の説明における図面はある実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労働を伴わずに、これらの図面からも他の図面が得られることは明らかである。
【0028】
【
図1A-1B】従来技術におけるコードがマイクロビーズの内部に位置する模式図である。
【
図2】従来技術におけるコードがマイクロビーズの外部に位置する概略図である。
【
図3A-3B】それぞれ、本発明の第1実施形態に係るマイクロビーズのコード化前およびコード化後の模式図である。
【
図4A-4B】それぞれ、本発明の第2実施形態に係るマイクロビーズのコード化前およびコード化後の模式図である。
【
図5A-5B】それぞれ、本発明の第3実施形態に係るマイクロビーズのコード化の前および後の模式図である。
【
図6A-6B】本発明の第4実施形態に係るマイクロビーズのコード化後の模式図である。
【
図7A-7B】それぞれ、本発明の第5実施形態に係るマイクロビーズのコード化前とコード化後の模式図である。
【
図8A-8B】それぞれ、本発明の第6実施形態に係るマイクロビーズのコード化前とコード化後の模式図である。
【
図9A-9B】それぞれ、本発明の第7実施形態に係るマイクロビーズのコード化前とコード化後の模式図である。
【
図10A-10B】それぞれ、本発明の第8実施形態に係るマイクロビーズのコード化前とコード化後の模式図である。
【
図11】本発明の第9実施形態に係るマイクロビーズのコード化後の模式図である。
【
図12】本発明の一実施形態におけるビーズコードを識別するコンピュータ識別装置の模式ブロック図である。 以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態をさらに説明する。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本発明の実施形態における技術的解決手段は、本発明の実施形態における図面を参照して以下に明確かつ完全に説明される。なお、記載された各実施形態は、本発明の実施形態の一部に過ぎず、すべての実施形態ではないことは明らかである。創造的な努力なしに本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本発明の範囲内である。
【0030】
なお、ある要素がもう1つの要素に「固定された」、「取り付された」と称される場合、それは直接に前記もう1つの要素に存在してもよいし、他の要素を介して前記もう1つの要素に固定されてもよい。ある要素がもう1つの要素に「設けられる」と考えられる場合、それは前記もう1つの要素に直接に設けられてもよいし、他の要素を介して前記もう1つの要素に設けられてもよい。本明細書で使用される用語「及び/又は」は、1つ又は複数の関連する項目すべての及び任意の組み合わせを含む。
【0031】
本発明の第1実施形態に係るマイクロビーズ10のコード化前とコード化後の模式図である
図3A及び
図3Bを参照する。マイクロビーズ10は、非円形マイクロビーズであり、非円形は、矩形(正方形、長方形を含む)、台形、楕円形、その他の規則形又は不規則形等である。具体的には、本実施形態では、マイクロビーズ10は矩形のビーズであり、そのコードはマイクロビーズ10の外側に刻まれる。さらに、マイクロビーズ10は、角部領域13及び角部領域13以外の辺部領域14を含む周縁領域11と、周縁領域11により囲まれた中央領域12とを有する。角部領域13は、矩形の四隅が存在する領域であり、1つの角部領域13aには1つのマーク位Aが設けられ、残りの3つの角部領域13bは位置決め用の位置決め装置とする。マーク位Aには、位置決めとして用いる3つの角部領域13bを加えて、コンピュータ識別装置900(
図12を参照)にマイクロビーズ10を正確に位置決めすることができる。辺部領域14は、角部領域13に隣接する矩形の長辺と短辺とが位置する領域である。各辺部領域14には、コード化パターンを刻印するためのコード化ビット141が少なくとも1つ設けられる。本実施形態では、マーク位Aは、その1つの角部領域13aを切り欠いて生成された斜線段であり、1つの角部領域13を切り欠いた後の長辺と短辺の長さによって異なるが、
図3Aに示す例では、長さ30μm、幅25μm、消耗品面積750μm
2の矩形のマイクロビーズ10において、10*10μmの角部領域13aを切り欠いてマーク位Aを形成し、隣り合うコード化ビット141の三角形のコード化パターンの夾角Eが略72°である。マーク位Aから、マーク位Aに時計回りに隣接する1本目の短辺には、2つ隣接するコード化ビット141が設けられ、1本目の短辺に時計回りに隣接する1本目の長辺には、4つ隣接するコード化ビット141が設けられ、1本目の長辺に時計回りに隣接する2本目の短辺に3つ隣接するコード化ビット141が設けられ、2本目の短辺に時計回りに隣接する2本目の長辺には、3つ隣接するコード化ビット141が設けられるので、マイクロビーズ10には、長さ12ビットのコードが設置でき、同一辺上の複数のコード化ビットが密に隣接する。
図3Bに示す例では、マーク位Aから、コード化ビット141ごとに、頂点がマイクロビーズ10の内部に向く三角形であるコード化パターンが刻印されており、むろん、他の実施形態では、前記コード化パターンは、頂点がマイクロビーズ10の外部に向く三角形であってもよい。異なるコード化ビット141に三角形のコード化パターンを刻印して異なるコードの組み合わせを形成することで、2
12=4096種類の異なるコードが形成されることがわかる。
【0032】
それぞれ本発明の第2実施形態に係るマイクロビーズ20のコード化前とコード化後の模式図である
図4Aと
図4Bとを参照する。本実施形態におけるマイクロビーズ20は、基本的には第1実施形態のマイクロビーズ10と同様であるが、マイクロビーズ20は、マイクロビーズ10よりも全体的に細長く、具体的には、本実施形態では、矩形のマイクロビーズ20の長辺が35μm、短辺が20μm、消耗材の面積が700μm
2であり、そのうちの10*10μmの角部領域23aを切り欠いてマーク位Aを形成し、マーク位Aから、マーク位Aに時計回りに隣接する1本目の短辺、1本目の短辺に隣接する1本目の長辺、1本目の長辺に隣接する2本目の短辺及び2本目の短辺に隣接する2本目の短辺という順にそれぞれに、1個、5個、2個及び4個のコード化ビット241を設けるので、マイクロビーズ20は、マイクロビーズ10に対して、アスペクト比(長辺と短辺との比)をさらに高めるため、消耗材の面積が減少する場合には、長さ12ビットのコードを設けることができる。
図4Bは、マイクロビーズ20のコードのいずれかを示しており、異なるコード化ビット241に三角形コード化パターンを刻印して異なるコードの組み合わせを形成することにより、2
12=4096種類の異なるコードが形成できることが分かる。
【0033】
それぞれ本発明の第3実施形態におけるマイクロビーズ30のコード化前とコード化後の模式図である
図5Aと
図5Bとを参照する。本実施形態におけるマイクロビーズ30は、第1実施形態のマイクロビーズ10とほぼ同じであるが、マーク位Aは一方の角部領域33aを切り欠いて生成された円弧段であり、この円弧段が位置する円の中心はマイクロビーズ30上に位置し、この円弧段の半径は10μmであり、この円弧段と、隣り合うコード化ビット341での三角形のコード化パターンとの間に大きさが略117°の夾角が形成されるため、マイクロビーズ10におけるマーク位Aと、隣り合うコード化ビット131上の三角形のコード化パターンとの間の72°の夾角に比べて、マイクロビーズ30のマーク位Aがコンピュータ識別装置900によって識別されやすい点で異なる。また、マイクロビーズ30のマーク位Aの円弧形状も、コンピュータ識別装置900によって識別されやすい。そのため、マイクロビーズ30のマーク位Aは、コンピュータ識別装置900によって他の位置決め用の角部領域33bと区別されやすく、コンピュータ識別装置900によって識別されやすい。
図5Bは、マイクロビーズ30のコードのいずれかを示しており、異なるコード化ビット341に三角形のコード化パターンを刻印して異なるコードの組み合わせを形成することにより、異なるコードが形成されることが分かる。
【0034】
それぞれ本発明の第4実施形態に係るマイクロビーズ40のコード化後の模式図である
図6A及び
図6Bを参照する。本実施形態におけるマイクロビーズ40a、40bは、それぞれ、第1実施形態のマイクロビーズ10、第3実施形態のマイクロビーズ30とほぼ同じであるが、第4実施形態では、マーク位Aのサイズをさらに小さくして、マーク位Aのサイズの減少により、コード化ビット441の数を増やすことで、コードの長さを増やした点が異なる。ここで、マイクロビーズ40aのマーク位Aは、5*5μmが切り欠かれた角部領域43aによって形成されており、マイクロビーズ40bのマーク位Aが位置する円の半径は5μmである。
図6Aと
図6Bは、いずれもマイクロビーズ40a、40bのコードの1つを示しているに過ぎず、異なるコード化ビット441に三角形のコード化パターンを刻印することで、
図6Aや
図6Bに示されたコードとは異なる他のコードを形成できることが理解できる。
【0035】
他の実施形態では、上記三角形のコード化パターンは、他のタイプのコード化パターンに置き換えられてもよく、例えば、矩形パターン、台形パターン等に置き換えられてもよく、2種類または複数種類のパターンの組み合わせに置き換えられてもよいことが理解できる。
【0036】
本発明の第5実施形態における磁気ビーズのコード化前とコード化後の模式図である
図7Aと
図7Bとを参照する。マイクロビーズ50は、非円形のマイクロビーズであり、具体的には、本実施形態では、矩形のマイクロビーズであり、コードがマイクロビーズ50の外側に刻印される。さらに、マイクロビーズ50は、角部領域53及び角部領域53以外の辺部領域54を含む周縁領域51と、周縁領域51により囲まれた中央領域52とを有する。角部領域53は、矩形の四角にある領域であり、その中の3つの角部領域53aは、他の角部領域53bと異なる形状に形成され、具体的には、本実施形態においては、3つの角部領域53aが略125°の鈍角状に切り欠かれ、他の角部領域53bは直角状に維持される。上記3つの角部領域53aが他の角部領域53bと異なる配置は、コンピュータ識別装置900がマイクロビーズ50の位置決めを正確に行うことができ、3つの角部領域53a自体がマイクロビーズ50の位置決め装置を構成することが理解できる。辺部領域54は、角部領域53に隣接する矩形の長辺と短辺とが位置する領域である。各辺部領域54には、コード化パターンを刻成するためのコード化ビット541が少なくとも1つ設けられる。本実施形態では、前記コード化ビット541の数は、合計で12個であり、前記コード化パターンは、矩形、三角形、又は矩形と三角形との結合であってもよい。
図7Bは、マイクロビーズ50における1つのコードを示しており、異なるコード化ビット541に三角形のコード化パターンまたは矩形のコード化パターンを刻印して、さらに異なるマイクロビーズ50に単一の三角形のコード化パターン、単一の矩形のコード化パターンまたは三角形のコード化パターンと矩形のコード化パターンとを組み合わせることで、マイクロビーズ50に、3
12=5314411の異なるコードが得られることが分かる。
【0037】
それぞれ本発明の第6実施形態に係るマイクロビーズのコード化の前とコード化の後の模式図である
図8A及び
図8Bを参照する。本実施形態におけるマイクロビーズ60は、基本的には第5実施形態のマイクロビーズ50と同様であるが、本実施形態では、その中の3つの角部領域63aに位置決め装置631aが設けられ、他の角部領域63bに位置決め装置が設けられていない点で相違する。具体的には、位置決め装置631aは、位置決め孔又は位置決め突起であってもよく、マイクロビーズ60の表裏両面の同じ位置にあり、
図8Aと
図8Bに示す実施形態では、位置決め装置631aは位置決め孔であり、前記位置決め孔がマイクロビーズ60の表裏両面を貫通することで、マイクロビーズ60の表裏両面の同じ位置でコンピュータ識別装置900により識別可能となる。他の実施形態では、位置決め装置631aは、マイクロビーズ60の正反両面が同一又は異なる位置にある位置決め突起であってもよく、或いは、位置決め装置631aは、マイクロビーズ60の一方の面にある他方の面にない位置決め突起であってもよい。位置決め突起の配置により、マイクロビーズ60を、コンピュータ識別装置900によって、コードを識別する際に、マイクロビーズ60の正面がコンピュータ識別装置900を向いているのか、反対面がコンピュータ識別装置900を向いているのかに関わらず、コンピュータ識別装置900は、位置決め装置631aに従って、マイクロビーズ60に所定のコード化開始位置とコード化方向を識別することができる。
図8Bは、マイクロビーズ60における1つのコードを示しており、異なるコード化ビット641に三角形のコード化パターンまたは矩形のコード化パターンを刻印して、さらに異なるマイクロビーズ60に単一の三角形のコード化パターン、単一の矩形のコード化パターンまたは三角形のコード化パターンと矩形のコード化パターンとを組み合わせることで、マイクロビーズ60に、3
12=5314411の異なるコードが得られることが分かる。
【0038】
それぞれ本発明の第7実施形態におけるマイクロビーズのコード化の前とコード化の後の模式図である
図9A及び
図9Bを参照する。本実施形態におけるマイクロビーズ70は、第1実施形態のマイクロビーズ10とほぼ同じであるが、本実施形態におけるマイクロビーズ70は、マーク位Aが設けられた角部領域73aに加えて、角部領域73bにもコード化ビット731が設けられることにより、コードの長さが増やされる点で相違する。
図9Bは、マイクロビーズ70の1つのコードを示しており、異なるコード化ビット731と741とにコード化パターンを刻印することで、マイクロビーズ70により多様なコード化を得ることができ、マイクロビーズ70の刻印可能な面積の使用を向上させることが分かる。
【0039】
それぞれ本発明の第8実施形態のマイクロビーズのコード化前とコード化後の模式図である
図10A及び
図10Bを参照する。マイクロビーズ80は、非円形のマイクロビーズであり、具体的には、本実施形態では、マイクロビーズ80は長円形状であり、そのコードはマイクロビーズ80の外側に刻印される。さらに、マイクロビーズ80は、周縁領域81と、周縁領域81に囲まれた中央領域82とを含み、周縁領域81は、直辺領域83および弧辺領域84とを含み、2つの弧辺領域84は、2つの直辺領域83が同一方向に延びる両端部をそれぞれ接続して、周縁領域81の全体が中央領域82を取り囲む囲み構造となる。前記直辺領域83と弧辺領域84とには、それぞれ複数のコード化ビット831、841が設けられる。中央領域82にマーク位Aが設けられ、マーク位Aが前記中央領域82の中心からずれて設けられるとともに、このマーク位Aが方向の指示を有することにより、コンピュータ識別装置900が、マーク位Aの位置と方向の指示との2つの因子に従って、マイクロビーズ80の正反面及びコード化開始位置を識別することを容易にする。本実施形態において、マーク位Aは、三角形の貫通孔又は三角形の突起である。マーク位Aとして三角形の貫通孔を採用した場合、この三角形の貫通孔はマイクロビーズ80の正反面を貫通する。マーク位Aとして三角形の突起を採用する場合、この三角形の突起は、マイクロビーズ80の正反面の同じ位置に同時に設ける必要がある。なお、ある実施形態において、前記三角形の貫通孔又は三角形の突起が一方の弧辺領域84に近い角を方向の指示としてもよい。
【0040】
図10Bは、マイクロビーズ80のコードの1つを示しており、異なるコード化ビット831、841にコード化パターンを刻印することにより、マイクロビーズ80が複数の異なるコードを得ることができ、角部領域を除いて代わりに、弧辺領域84を用いて直辺領域83を接続することで、さらにマイクロビーズ80がコードの刻印に使用可能な領域の面積をさらに拡大され、より多くの異なるコードが得られることが分かる。
【0041】
他の実施形態では、マイクロビーズの周縁領域は、弧辺領域、直辺領域、角部領域の三者が中央領域を囲む方向に連なってもよい、最終的には中央領域を囲む全周縁領域が形成される。コード化ビットは、弧辺領域および直辺領域に分布されてもよく、または、角部領域に同時に分布されてもよい。
【0042】
他の実施形態では、マイクロビーズの周縁領域は、弧辺領域と角部領域との両者が中央領域を囲む方向に連なってもよい、最終的には中央領域を囲む全周縁領域が形成される。前記コード化ビットは、弧辺領域に分布されてもよく、角部領域に同時に分布されてもよい。
【0043】
本発明の第9実施形態におけるマイクロビーズのコード後の模式図である
図11を参照する。前述した実施形態と異なり、本実施形態におけるマイクロビーズ90でのコード化パターンが同時に方向の指示を有することで、マーク位での破断、マスキング等の原因によりコンピュータ識別装置900の読み取りエラーが発生され、コード化方向の判断ができないか、あるいはコード化方向の判断が誤っていることを防止する。さらに、コード化パターンは方向を示すことができるので、マイクロビーズ90に位置決め装置やマーク位を省略させて、コード化パターンの方向、または、位置決め装置とマーク位の1つとの他の要素を同時に結合することにより、コンピュータ識別装置900がマイクロビーズ90の正反面、コード化方向、およびコード化開始位置を識別することができる。
【0044】
ある具体的な実施形態において、前記コード化パターンは、所定の方向に偏向し、又はずれている所定の頂点を有し、前記所定の方向は、コード化方向として予め設定され、コンピュータ識別装置900は、前記所定の頂点の偏向又はずれ方向を識別する、すなわち、マイクロビーズ90の正反面及びコード化方向を識別できる。
【0045】
本実施形態において、前記コード化パターンは、三角形コード化パターンであり、前記三角形コード化パターンが磁気ビーズ90に向かっている頂点910の、頂点910に対向する底辺(図中点線で示す)への投影hが、底辺の中点位置i上になく、前記三角形コード化パターンの幾何中心Xが、そのコード化ビットの幾何中心Oからずれるため、三角形のコードパターン全体は、頂点910が中央ではなく片側に偏向した傾き状態となり、その偏向したまたはずれた方向は、マイクロビーズ90のコード化方向として設定され、三角形コード化パターンが頂点910の偏向したまたはずれた方向をコンピュータ識別装置900により識別された後に、マーク位Aを結合して、マイクロビーズ90の正反面、コード化方向及びコード化開始位置を識別することができる。
【0046】
なお、他の実施形態では、一定のコード化ビットに、マイクロビーズの正反面、コード化方向およびコード化開始位置をその方向により指し示す方向指示付きコード化パターンを1つ設け、他のコード化パターンは、形状、大きさ、向き等の要因の変更によりその方向指示があるコード化パターンとは異なることが理解できる。このとき、コンピュータ識別装置900は、その方向指示があるコード化パターンを識別することにより、マイクロビーズの正反面、コード化方向およびコード化開始位置を識別することができる。
【0047】
なお、他の実施形態では、コード化の一つの構成要素として、コード化パターンの方向性も同時にコードの構成要素の1つになり、例えば、三角形のコード化パターンのみを用いる場合には、三角形のコード化パターンを頂点の左傾きと頂点の右傾きに設定することで、2つのパターンの組み合わせのようなコード化結果が得られる。なお、ここでの「左傾き」と「右傾き」とは、三角形のコード化パターンの頂点が偏る方向が異なるのみを説明するためのであり、他のさらなる意味および本発明の制限はない。したがって、異なる実施形態において、マイクロビーズのコード化は、コード化パターンの形状、大きさ、方向性の何れか1つ又は複数の構成要素を組み合わせて得ることができる。
【0048】
前記リアルタイム方式は、マイクロビーズを矩形もしくは長円形状にし、矩形もしくは長円形のマイクロビーズの周辺にコード化パターンを切って、異なるコード化を形成するのみであり、他の実施形態では、マイクロビーズの形状は、楕円形、台形、不規則形、その他の円形からずれた形状であってもよく、マイクロビーズの形状が円形からずれているため、円形のマイクロビーズに比べ、非円形のマイクロビーズの全面積と、マイクロビーズがコード化されない前の周長との比が小さいため、同じ消耗品の面積により多くコード化ビットを設けることができ、あるいは、同じくらいのコード化ビットを設けることができる場合には消耗品の面積を削減でき、マイクロビーズの利用率が向上させることが分かる。さらに、ある好ましい態様において、先に述べた第1、第2、第4、第8実施形態に示すように、マイクロビーズは、第1次元に第1長さを有し、第1次元と垂直な第2次元に第2長さを有し、第1長さが第2長さよりも長く、マイクロビーズは、第1次元と第2次元からなる平面内において、中央領域と、中央領域を囲む周縁領域とを有し、周縁領域には、コード化ビットを設けてコードの刻印に用いられ、第1長さと第2長さの比が増加するにつれて、マイクロビーズのコード化前の全面積と、マイクロビーズのコード化前の周長との比をより小さくし、マイクロビーズの利用率をさらに向上させることができる。
【0049】
ビーズコードを識別するコンピュータ識別装置900の模式図である
図12を参照する。コンピュータ識別装置900は、映像取り込みモジュール901と、コード識別モジュール902とを備える。前記映像取り込みモジュール901は、マイクロビーズ1000の映像を取り込むためのものであり、コード識別モジュール902は、マイクロビーズ1000のマーク位、位置決め装置、コード化パターンの指示方向、又は前記要因の2つ若しくは複数の結合に基づいて、マイクロビーズ1000の正反面、コード化開始位置、及びコード化方向を識別して、さらに、コード化ビット毎のコード化パターンに基づいて、マイクロビーズ1000のコード化を識別する。このマイクロビーズ1000は、上記実施例に紹介されたビーズであってもよく、その他の適宜に修正されたが、本発明の開示範囲にあるマイクロビーズであってもよい。この映像取り込みモジュール901は、CMOSカメラ、CCDカメラまたは赤外線カメラ等であってもよい。
【0050】
コード識別モジュール902は、コード化ビット毎のコード化パターンに基づいてマイクロビーズ1000のコード化を識別し、具体的には、マイクロビーズ1000のコードが1種類のコード化パターンのみである場合には、コード化ビットが凹んでいるか否かによって、コード化ビットにコード化パターンを刻印されているか否かを識別する。コード識別モジュール902は、各コード化パターンの予め設定された特徴を識別することによってコード化パターンを識別し、例えば、コード化パターンが三角形と矩形とを同時に有する場合、ある実施形態において、コード化ビットが凹んでいるか否かを先に識別し、コード化ビットが凹んでいる場合にはコード化ビットのエッジの所定の点から、凹みの内部の特定点までの距離に基づいて、三角形のコード化パターンか矩形のコード化パターンかを判断する。ここで、上記所定の点は事前設定のパラメータまたは条件として、予め定義され、コンピュータ識別装置900に入力される。
【0051】
コンピュータ識別装置900は、コンピュータ識別装置900の必要なマイクロビーズのコードの識別機能を持たせるために、適切な処理部と、記憶部とを備えることが分かる。
【0052】
なお、コンピュータ識別装置900の処理部は、ソフトウェアプログラムを実行し、記憶部は、処理部により実行したソフトウェアプログラムを記憶するとともに、ソフトウェアプログラムを実行して得られる結果データを記憶して、マイクロビーズを識別する機能を実現する。本明細書に示すコード識別モジュール902は、コンピュータ識別装置900がソフトウェアプログラムを実行してマイクロビーズを識別する機能を実現する概要および説明である。
【0053】
上記の各実施形態は、ただ本発明の技術的解決策を説明するためのものであり、限定することを意図するものではなく、好ましい実施形態を参照して、本発明について詳細に説明しているが、当業者は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本発明の技術的解決策を修正または同等に置換できることを理解すべきである。
【符号の説明】
【0054】
10、20、30、40a、40b、50、60、70、80、90、1000 マイクロビーズ
11、51、81 周縁領域
12、52、82 中央領域
13、13a、13b、23a、33a、33b、43a、53、53a、53b、63a、63b、73a、73b 角部領域
14、54 辺部領域
A マーク位
141、241、541、641、731、741、831、841 コード化ビット
631a 位置決め装置
83 直辺領域
84 弧辺領域
910 頂点
h 投影
i 中点位置
X、O 幾何中心
900 コンピュータ識別装置
901 映像取り込みモジュール
902 コード識別モジュール
【国際調査報告】