(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-03-14
(54)【発明の名称】電気エネルギー生成システム、装置、及び方法
(51)【国際特許分類】
F03B 7/00 20060101AFI20220307BHJP
F03B 13/10 20060101ALI20220307BHJP
【FI】
F03B7/00
F03B13/10
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021565848
(86)(22)【出願日】2020-01-22
(85)【翻訳文提出日】2021-08-31
(86)【国際出願番号】 US2020014601
(87)【国際公開番号】W WO2020154395
(87)【国際公開日】2020-07-30
(32)【優先日】2019-01-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-01-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521322351
【氏名又は名称】バード,グレゴリー フランシス
(74)【代理人】
【識別番号】110002321
【氏名又は名称】特許業務法人永井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】バード,グレゴリー フランシス
【テーマコード(参考)】
3H072
3H074
【Fターム(参考)】
3H072AA13
3H072BB09
3H072BB33
3H072BB40
3H072CC42
3H072CC71
3H074AA08
3H074AA12
3H074CC16
3H074CC31
(57)【要約】
流体の流れから電気エネルギーを生成するためのエネルギー生成システムは、内部空間及び中心軸を画定する外側シェルと、中心軸に沿って内部空間に延在する固定された発電機コイルステータと、ステータを取り囲み磁石を有するロータとを有するエネルギー生成組立体を含む。ロータは外側シェルに結合され、外側シェルは、ロータがステータに対して回転し、それによって電気エネルギーを生成するように、流体の流れによって回転させられるように構成される。本システムは、組立体を岸からより近くに又はより遠くに配置して所望の流体流れに入れるための延長システムを含むことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体の流れから電気エネルギーを生成するためのエネルギー生成システムであって、
内部空間及び中心軸を画定する外側シェルと、
前記中心軸に沿って前記内部空間に延在する固定された発電機コイルステータと、
前記ステータを取り囲み磁石を有するロータであって、前記外側シェルに結合されたロータと
を有するエネルギー生成組立体であって、
前記ロータが前記ステータに対して回転し、それによって電気エネルギーを生成するように、前記外側シェルが、前記流体の前記流れによって回転させられるように構成された、エネルギー生成組立体を備えるエネルギー生成システム。
【請求項2】
前記外側シェルが、前記外側シェルから延在する複数の駆動ベーンを有し、前記流体の前記流れが前記駆動ベーンに沿って流れると、前記駆動ベーンが、前記外側シェルを回転させるように構成された、請求項1に記載のエネルギー生成システム。
【請求項3】
前記駆動ベーンが前記外側シェルに取外し可能に結合された、請求項2に記載のエネルギー生成システム。
【請求項4】
前記外側シェルが、
第1の直径を有する第1の端部、及び前記第1の直径より大きい第2の直径を有する反対側の第2の端部を有する円錐形の第1のシェルと、
第1の直径を有する第1の端部、及び前記第1の直径より小さい第2の直径を有する反対側の第2の端部を有する円錐形の第2のシェルとを有し、
前記第1のシェルの前記第2の端部が、前記第2のシェルの前記第1の端部の方に向けられた、請求項1に記載のエネルギー生成システム。
【請求項5】
前記第1のシェルが、前記第1のシェルの前記第2の端部から延在する第1の環状部材を有し、前記第2のシェルが、前記第2のシェルの前記第1の端部から延在する第2の環状部材を有し、
前記第2の環状部材が前記第1の環状部材にオーバーラップし、それによってカラーを画定する、請求項4に記載のエネルギー生成システム。
【請求項6】
前記第1の環状部材と前記第2の環状部材が、前記第1のシェルと前記第2のシェルとの間に水密シールが形成されるように互いに係合する、請求項5に記載のエネルギー生成システム。
【請求項7】
前記第1の環状部材と前記第2の環状部材との間に受入れられたOリングをさらに備える、請求項5に記載のエネルギー生成システム。
【請求項8】
前記エネルギー生成組立体が結合装置を有し、前記結合装置が、前記回転する外側シェルに対して静止し、前記生成された電気エネルギーを前記組立体から流すことができる、請求項1に記載のエネルギー生成システム。
【請求項9】
前記エネルギー生成組立体が、前記ステータと前記結合装置との間に結合されたねじり無し取付ケーブルを有する、請求項8に記載のエネルギー生成システム。
【請求項10】
固定された構造体と、前記固定された構造体から前記エネルギー生成組立体に延在するフレームとをさらに備える、請求項1に記載のエネルギー生成システム。
【請求項11】
前記フレームが、前記固定された構造体から延在する第1のアームと、前記流体の前記流れに平行な方向に前記第1のアームに対して横切る方向に延在する第2のアームとを有する、請求項10に記載のエネルギー生成システム。
【請求項12】
前記エネルギー生成組立体によって生成された前記電気エネルギーを前記エネルギー生成組立体から送ることができるように、前記エネルギー生成組立体に結合され、前記第1のアーム及び前記第2のアームに沿って延在する導電性ケーブルをさらに備える、請求項11に記載のエネルギー生成システム。
【請求項13】
前記流体の前記流れが上流から下流方向であり、前記第1のアームが、前記流体の前記流れに対して横切る方向に延在し、前記第2のアームが、前記第1のアームに対して上流から下流の方向に延在する、請求項11に記載のエネルギー生成システム。
【請求項14】
前記フレームと前記エネルギー生成組立体が前記固定された構造体に対して枢動することができるように、前記第1のアームが前記固定された構造体に枢動可能に結合された、請求項11に記載のエネルギー生成システム。
【請求項15】
前記1のアームが、前記固定された構造体に結合された第1の端部と、前記流体の前記流れの中で垂直方向に動いて電気エネルギーを生成するように構成された二次エネルギー生成器に結合された反対側の第2の端部とを有し、
前記第2のアームが、前記二次エネルギー生成器に結合された第1の端部と、前記エネルギー生成組立体に結合された反対側の第2の端部とを有する、請求項11に記載のエネルギー生成システム。
【請求項16】
前記エネルギー生成組立体が、前記流体の前記流れの中に完全に沈められるように構成された、請求項1に記載のエネルギー生成システム。
【請求項17】
前記外側シェルが管状であり、前記流体の前記流れの中の破片から前記エネルギー生成組立体を保護するキャップを有する、請求項16に記載のエネルギー生成システム。
【請求項18】
前記エネルギー生成組立体を地面に結合するテザーをさらに備える、請求項17に記載のエネルギー生成システム。
【請求項19】
流体の流れからエネルギーを生成するための方法であって、
前記流体の前記流れにエネルギー生成組立体を配置するステップであって、前記エネルギー生成組立体が、内部空間及び中心軸を画定する外側シェルと、前記中心軸に沿って前記内部空間に延在する固定された発電機コイルステータと、前記ステータを取り囲み磁石を有するロータとを備える、ステップと、
前記ロータが前記外側シェルとともに回転するように前記ロータを前記外側シェルに結合するステップと、
前記ロータが前記ステータに対して回転して電気エネルギーを生成するように、前記流体の前記流れによって前記外側シェルの回転を可能にするステップと
を含む方法。
【請求項20】
固定された構造体及びフレームを用いて前記エネルギー生成組立体を地面に固定するステップであって、前記固定された構造体が前記地面に固定され、前記フレームが前記固定された構造体から前記エネルギー生成組立体に延在する、ステップをさらに含む、請求項19に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本開示は、2019年1月22日に出願された米国仮特許出願第62/795,243号に基づき、また、その優先権を主張し、その開示は参照によって本明細書に援用される。
【0002】
本開示は、電気エネルギー生成システム、装置、及び方法に関し、詳細には、水などの流体中に浮くことができる、又は浮遊することができるシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
海洋の潮流及び海流、小川、並びに河川などの移動する水のエネルギーは、水面及び水面下の両方に存在する。人類の歴史を通じて、移動する水のエネルギーは、水が衝突する又は保持されてシステムを回転させる翼列を有する車輪などの様々なシステムによって利用されてきた。より詳細には、これらのシステムは、含まれるタービンが水平軸を有する垂直面内で回転するもの、及び垂直軸を有する水平面内で回転するものに分類されてきた。
【0004】
これらのシステムでは、水路、人口水路、導水路、導管、及び他の方法からダムに溜められた水を使用して、翼に水の流れを集中させるために多くの開発がなされてきた。さらに、これらのシステムは、浮遊物体がシステムを汚さないように取外し可能なスクリーン又は塵除け格子を必要とすることが多く、これらは手洗浄を必要とする。システムの電力出力は時とともに増大してきたが、電力生成システムに水の流れを集中させるためのシステム(例えばダム)は、水生種の水の中での自然の動きを妨げ、水生種の個体数を減少させ、水生種の生態の質を低下させ、生息地を与える引き抜かれた植物の移動及び新しい土地での植物群生地の確立を減少させ、健康的な食物としての水生種の伝統的な商業的及び娯楽的価値の低下を減らし、水域での人間の航行を遮ってきた。したがって、自由に流れる水の自然で変わり続ける価値、洪水の被害を緩和する隣接する水辺域、及び栄養のある沈殿物の貴重な堆積がこの集中システムによって減らされてきた。
【0005】
ダムに反対する市民活動は、すでにコストのかかる公共事業計画にさらにコストを付け加え、コストのかかるダムの撤去は、市民による要求によることもあるが、修理を無視すること、及び修理をしないことによってダムが自然に崩壊すると、水の自由な流れを復活させるためにしばしば税金が投入される。さらに、ダムの貯水池は自然に土砂で満たされ、しばしば、その中の電力生成機器を働かせなくする。
【0006】
湖及び海の表面部分は、風で動かされる局所的で定常的な流れ及び/又は波並びに表面下の流れを有するが、硬い駆動翼への水生動物の衝突、水底につながれていること、翼及び機器(一定の水による衝撃に耐えるのに必要なコストのかかる強化された歯車機器を必要とする)を損傷させる又は動かなくさせる水中の破片により、それらから動力はめったに得られない。水の表面及び表面下での用途のための先行技術の従来システムには、発電無しのトゥボバー、「リスかご」バージ、又は両端軸テザーシステム、プロペラ、マイクロペルトン、関節連結ブイ、熱層利用、垂直浮き効果、コンセントレータ有り又は無しの舶用プロペラ、及び従来のシステムが含まれ、これらは、Aquamarine Power、AW Energy、Pelamis Wave Power、Seatricity、Scottish Power Renewables、Wello Oy、Alstrom、Hammerfest、川崎重工業、Megallonas、Nautricity、Voithなどのメーカーによって開発された。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明の概要は、発明を実施するための形態において、以下にさらに説明される概念のうちの一つを選択したものを紹介するために提供される。この発明の概要は、特許請求される主題の主な又は本質的な特徴を特定することを意図したものでもなく、特許請求される主題の範囲を限定する助けとして用いられることを意図したものでもない。
【0008】
特定の例では、流体の流れから電気エネルギーを生成するための発電システムは、内部空間及び中心軸を画定する外側シェルと、中心軸に沿って内部空間に延在する固定された発電機コイルステータと、ステータを取り囲み磁石を有するロータとを有するエネルギー生成組立体を含む。ロータは外側シェルに結合され、外側シェルは、ロータがステータに対して回転し、それによって電気エネルギーを生成するように、流体の流れによって回転させられるように構成される。
【0009】
特定の例では、流体の流れからエネルギーを生成するための方法は、エネルギー生成組立体に沿う流体の流れがエネルギー生成組立体にエネルギーを生成させるように、エネルギー生成組立体を流体の流れに配置するステップを含む。エネルギー生成組立体は、内部空間及び中心軸を画定する外側シェルと、中心軸に沿って内部空間に延在する固定された発電機コイルステータと、ステータを取り囲み磁石を有するロータとを備える。本方法は、ロータが外側シェルとともに回転するようにロータを外側シェルに結合するステップと、ロータがステータに対して回転し、それのよって電気エネルギーを生成するように、流体の流れによって外側シェルの回転を可能にするステップとを含む。
【0010】
様々な他の特徴、目的、及び利点は、図面とともに以下の説明から明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本開示は、以下の図を参照して説明される。類似の特徴及び類似の構成部品を指すために、同じ番号が図面全体を通じて使用される。
【0012】
【
図1】本開示の例示的な電気エネルギー生成システムの斜視図である。
【0013】
【
図2】
図1の線2-2におけるエネルギー生成組立体の端面図である。
【0014】
【
図3】
図1の線3-3内の電気エネルギー生成器の拡大部分側面図である。
【0015】
【
図4】
図6の線4-4におけるエネルギー生成組立体の断面図である。
【0016】
【
図5】
図6の線5-5内の第1のシェル及び第2のシェルの部分断面図である。
【0017】
【
図6】
図1の線6-6に沿うエネルギー生成組立体の断面図である。
【0018】
【
図7】第2のシェルが取り除かれて、エネルギー生成組立体の内部構成部品を露出している、
図1のエネルギー生成組立体の側面図である。
【0019】
【
図8】本開示の別の例示的な電気エネルギー生成システムの側面図である。
【0020】
【
図9】
図8の電気エネルギー生成システムの断面図である。本システムは電気エネルギー生成組立体を含み、ロータが
図9に示された電気エネルギー生成組立体から取り除かれて、ステータコイル、及び外側シェルの内面から軸方向に内向きに延在する細長いキーを露出している。本組立体のノーズ部分近くの外側シェルの断面図は、均等に間隔を置いて配置された細長いキーをより詳細に示すために拡げられている。
【0021】
【0022】
【
図11】
図9の電気エネルギー生成組立体のテール部分の斜視図である。
【0023】
【
図12】本開示の別の例示的な電気エネルギー生成システムの斜視図である。
【0024】
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下に説明される装置及びシステムは、水流を安定して集中させるための追加のシステムを必要とせず、水の利用者の移動を可能にし、汀線への影響を最小限にして、広範囲に設置することによって、ダムに基づく発電システムに取って代わるシステムにより近づくようにシステムの大量設置を可能にし、岸から離れたより強い流れにシステムを入れるように岸から延ばすことを可能にし、且つ/又は、システムの保守点検及び引っかかった沈み木又は破片の除去のために岸に引き戻すことを可能にすることができる。本開示はまた、潜在的な沈み木をはじく方法、岸の台からシステムを移動させるとき、発電機器を水上に保つシステムエンクロージャを浮かすための方法、水の動きによるシステムの自然な上下運動からエネルギーを得るための方法、及び/又は風力発電機及び光発電機のような他の燃料不要のエネルギー収集装置を取り付けるための方法を含む。さらなる例示的な構成は、例えば、管状又は魚雷形状の回転部分を使用することによって水面下の環境での使用に対して適合させることができる。
【0026】
図1~
図7を参照すると、本開示の例示的なエネルギー生成システム10が示されている。システム10は、小川又は河川などの流れる表面水8(上流方向から下流方向の水の流れを示す矢印Wを参照のこと)に浮かぶエネルギー生成組立体11を含む。組立体11はフレーム30を介して岸Sに接続される。フレーム30は、岸Sに固定された構造体38又は部材と、水Wの上に延在する第1のアーム31を有する。詳細には、第1のアーム31は、固定された構造体38に結合された第1の端部33と、岸Sから延在する反対側の第2の端部34とを有する。特定の例では、第1のアーム31は引っ込めることができる、且つ/又は、伸縮することができる。第2の端部34は、相互作用する回転部分を有する2軸ジンバルなどの電気エネルギー生成器50に接続される。さらに、第2のアーム32は電気エネルギー生成器50に接続され、第2のアーム32は下流方向に延在する。詳細には、第2のアーム32は、電気エネルギー生成器50に結合された第1の端部35と、組立体11に結合された反対側の第2の端部36とを有する(第2の端部36は、本明細書では、以下、接続体端部36とも称されることに留意のこと)。特定の実施形態では、フレーム30は、橋や余水路などの既存の固定構造体に取り付けるように改造される。特定の実施形態では、第1のアーム31は、組立体11が水Wの垂直面から動かすことができるように、固定された構造体38に枢動可能に結合される。フレーム30及び/又は組立体11はまた、航行マーカーとして利用することができる。
【0027】
組立体11は、回転する第2のシェル16に結合された回転する第1のシェル13を備える外側シェルを有し、これらのシェルはともに、プラスチックの樽又は防舷材と同様、ブロー成形又は回転成形された強化超高分子量高密度ポリエチレン(UHMWPE)などの可撓性及び弾力性のある堅い材料から作られる。第1のシェル13は、一体的に形成された又は機械的に取り付けられた駆動ベーン19を有し、この駆動ベーン19は、駆動ベーン19に沿う水Wの流れに反応してシェル13、16を回転させる。駆動ベーン19は、駆動ベーン19が可撓性及び弾力性のある堅いものであるように、シェル13、16と同じ材料から形成されることが好ましい。このように、駆動ベーン19は、駆動ベーン19によって生じる回転力を高める内部弾性又はばね特性を備え、それは、海洋生物への被害を防ぎ(例えば、駆動ベーン19の表面は軟らかい)、組立体11の浮力を増大させる。他の例では、駆動ベーン19は、異なるプラスチック又はゴムなどの他の材料から形成されることに留意のこと。特定の例では、組立体11は、重いエンジンによってプロペラが水面下に留められながら、舳先が所定の運転速度で立ち上がって抗力を下げるモーターボートと同様な態様で、水Wの中で垂直に立ち上がる、且つ/又は、水Wから部分的に立ち上がる(
図7参照)。特定の例では、駆動ベーン19は交換可能である。これらの例では、駆動ベーン19は、第1のシェル13によって画定された内部空間のテールに配置され、内部空間からアクセス可能な、成形インサートなどの内部シェル取付具(図示せず)を用いて第1のシェル13に取外し可能に結合される。水面下で適用することに対して、第1のシェル13は「テール」と称されることがあり、第2のシェル16は「ボディ」と称されることがあり、結合装置23及び付属の構成部品は組立体11の「ノーズ」と称されることがある。
【0028】
特定の例では、組立体11は、プラスチック(UHMWPE)の樽又は防舷材で見られる、耐衝撃カバーとしてまず射出された中実ポリマーと、閉じられたセルの浮力のある内部発泡層と、内面耐衝撃層とを有する大型回転成形品に類似している。特定の例では、シェル13、16は二重壁(例えば、外壁と内壁)を有し、内壁と外壁との間に浮力のある発泡体24を有する(
図6参照)。他の例では、シェル13、16は、単一壁と、シェル13、16の内面に沿う浮力のある発泡体24の層とを有する。特定の例では、電気エネルギー及び構造結合装置23(下で説明される)は、組立体11のノーズ部分内の中に配置され、第2のシェル16に取り付けられる。第1のシェル13及び第2のシャル16、すなわち、テール、ボディ、及びノーズは単一のユニットとして一緒に回転することに留意のこと。
【0029】
シェル13、16はそれぞれ、水面に浮く用途のために、概ね円錐形(例えば、シェル13、16は、中央の円筒部のない非対称なナンブイのような形状)である。第1のシェル(テール)は、下流側の第1の端部14及び反対側の上流側の第2の端部15を有する。第2の端部15の直径D2は、第1の端部14の直径D1より大きい。第1の端部14は、組立体11がフレーム30から切り離されて浮いてしまったときに、組立体11内部の電気エネルギー生成構成部品(下で説明される)が水Wの表面よりも上に保たれるような重さと大きさにされている。操作員が回収道具(例えば、手で持つ細長い鉤)を使って組立体11を投げ縄又は鉤で引っかけて、組立体11を水Wから引っぱり出すことができるように、回収部材25が第1のシェル13の第1の端部14に結合される。
【0030】
第2のシェル16は、下流側の第1の端部17及び反対側の上流側の第2の端部18を有する。第1の端部17の直径D3は第2の端部18の直径D4より大きく、これによって、2つのシェル13、16を互いに係止することが可能になる。第2のシェル16の第1の端部17は、第2のシェル16の第2の端部15の方に向けられる。第2のシェル16の第2の端部18は、結合装置23を介して第2のアーム32に結合される。結合装置23は静止し、永久磁石ロータが周りを回転するステータのための基部を提供することが好ましい(本明細書に説明される)。結合装置23は接続体端部36に圧着されてもよく、フェルールに類似していてもよく、且つ/又は、付属のロータ取付フレーム、保護キャップ、及び/又は計装プラットフォームの支持に適応させるように機械加工されてもよい。
【0031】
第1のシェル13は第2の端部15から延在する環状部材28を有し、環状部材28は、第2のシェル16の第1の端部17から延在する環状部材28とアンダーラップして係合し、それによってカラー22を形成する(
図5参照)。アンダーラップ/オーバーラップするシェル13、16の環状部材28は、組立体11の内部空間に水が浸入するのを防ぎ、組立体11の周りの流体の層流を強め、且つ/又は、組立体11に接触することがある沈み木をはじくことが有利である。カラー22におけるシェル13とシェル16との間の水密シールは、係止円形回転シール(例えば、下水道管用途でParker-Hannifin CorporationのEPS Divisionが製造している)、及び接続体端部36と組立体11構成部品の内部構造体との間の内部機械的締結具を使用する技術に精通する人によって達成することができる。特定の例では、圧縮可能なOリング又はガスケットが、環状部材28間に配置され、それによって、それらの間の水密シールを形成する。
【0032】
次に、
図4及び
図6を参照すると、組立体11の内部空間は様々な電気エネルギー生成構成部品を収容する。例えば、ステータ91は、中心軸20に沿って延在する静止ステータコア92を有し、1つ又は複数のステータコイル93は、ステータコア92の周りに巻かれる。特定の例では、ステータ91は固定された発電機コイルステータである。ステータ91は、シェル13、16とともには回転しない静止した結合装置23(
図6)に電気的に結合される。1つ又は複数の永久磁石を有するロータ81は第1のシェル13によって駆動される。この例のロータ81は、中心軸20の方へ半径方向内向きに延在する複数のチャネル82を含むことに留意のこと。第1のシェル13は、ロータ81のチャネル82内に延在する、半径方向内向きに延在する複数のキー84を含み、その結果、第1のシェル13が回転すると、ロータ81はステータ91の周りをステータ91に対して回転させられる。したがって、組立体11は、上記のように、第1のシェル13が水Wによって回転させられると、電気エネルギーを生成する。特定の例では、シェル13、16は、外側シェル(例えば、第1のシェル13)とロータ81との間に延在する一体形成されたフレーム又は別個のフレームを介してロータ81に取り付けられる。特定の例では、組立体11は、組立体11の回転面に垂直に流れる水の抵抗を最小限にするために、組立体11全体が中心軸20の周りを回転するように結合装置23を介してフレーム30とともに回転することができることに留意のこと。
【0033】
ロータ81の永久磁石によって励磁可能なステータコイル93及び接続部を有するステータ91などの各エネルギー生成構成部品は、効率的なエネルギー生成性能のために特定の幾何学的関係を必要とすることがある。一例では、大量生産された発電構成部品を改造してフレーム30に取り付けることができる、又はチューブにはめ込むことができ、それによって、それらの間を適切に結合して、いくつかのエネルギー生成構成部品の連結適用が可能となる。例えば、複数のステータを連結するには、静止している結合装置23に取り付けるときに何らかの衝撃吸収構成部品を必要とすることがある。他の例では、回転構成部品は、流れる水Wによって回転させられる組立体11のシェル13、16に直接且つ、確実に接続することを可能にするように、回転構成部品のハウジングを修正してもよい。さらに、いくつかの例では、組立体11の内面には、連結されたエネルギー生成構成部品のセットを組立体11の内部空間に挿入することを容易にするフレーム駆動リブ又はキー、或いはカスタムサイズの発電機セットを有する。
【0034】
図6を参照すると、結合装置23は、中実であろうと中空であろうと、第2のアーム32の接続体端部36をオリフィス又はオリフィスを形成する部分を通して受け入れて、フェルール又はクランプシステムとの強い接続を形成することができるように、機械加工されたフィッティングを有する鍛造品などの一体品として、或いは密接嵌合組立体又は何らかの組み合わせとして形成される。結合装置23は、回転部分のための転がり軸受用の座として機能することができる上流面を有し、これに対して、限定するものではないが、第1のシェル13(テール部分)が内側に係止可能に取り付けられてシールされる回転する第2のシェル16(ボディ部分)に取り付けられた接続体端部36の回転(ノーズ)部分、接続体端部36に沿って上流の保護部分、組立体11を水中の物体との衝突から保護するゆるく嵌められた衝撃吸収保護キャップ、内部電気コネクタルーティングシステム、並びに/或いは、計装、センシング、通信、案内、及び/又はバラスト制御システムなどが取り付けられる。
【0035】
結合装置23は、ステータ台又はリンク(図示せず)、回転部分の軸受、保護キャップ、及びシェル付属品を含むことができる。2軸ジンバルセット構成部品を含むことができる、第1のアーム31の端部34及び第2のアーム32の端部35にある電気エネルギー生成器50は、水Wの中の組立体11の上下運動によって動力が与えられ、電気エネルギー生成器50は、岸Sへの接続体を保護することができる、限られた動きのリンクの構造チェイン(IGUS製のケーブル「schlepp」又は類似の製品などと類似のもの)の端部に取り付けることができる。特定の実施形態では、閉回路流体が、組立体11の回転によってポンピングされて、第2のアーム32の中央の空洞のチューブ、二次電気生成器50、及び/又は第1のアーム31を通って固定された構造体38に移動し、ここで、流体は、何らかの従来の舶用電気エネルギー取得システムを用いて行われるように、電気エネルギー生成機器を回転させることができ、これによっても電気エネルギーを得ることができる。
【0036】
Elliot Manufacturing製などの「ねじり無し」の織られた非導電性取付ケーブル27が、わずかに衝撃を吸収する可撓性を有する静止支持体として使用される、又は、限定するものではないが、他の方法で結合装置23がステータ発電機部分に取り付けられ、ケーブル27を使用して、結合装置の他端には接続体端部36を有する接続体32(例えばアーム)を形成する。取付ケーブル27は、組立体11及び二次エネルギー生成器50における固定又は接続箇所として働く圧着又はフェルール型のフィッティングを各端部に有する。組立体11内のエネルギー生成構成部品によって生成される電気エネルギーは、導電性構成部品を介して岸Sに送られる。詳細には、電気エネルギーは、ステータコイルからステータの母線に流れ、結合装置23の電気接続部41を通って、第2のアーム32に沿う又は第2のアーム32の中の伝送ケーブルを介して、組立体11の上下運動によって動力を与えられるエネルギー生成電気エネルギー生成器50を通って岸へ流れ、また、第1のアーム31を通って又は第1のアーム31において、固定された構造体38、及び電力貯蔵装置又は電力系統に流れる。
【0037】
図1に戻って参照すると、二次エネルギー生成器50は、二次エネルギー生成器50が水8から「上下運動」を受けると電気エネルギーを生成することができる任意の適切な装置とすることができる。一例では、二次エネルギー生成器50は、第1のアーム31及び第2のアーム32に接続され、組立体11が水8の中で「上下運動する」と電気エネルギーを生成するように構成されたエネルギー生成2軸ジンバルを含む。この例では、2軸ジンバルは、2軸ジンバルに接続された部分が、電気エネルギーを生成するために使用することができる動いている水Wから「上下運動」させられて動くと微小円弧回転する回転部分を有する。2軸ジンバルは、ミラー、レーザなどの光学構成部品の取付けに精通する人にとってはよく知られた技術であり、いくつかの例が、General Dynamics、Aerotech、Newmark Systemsなどの会社によって製造されている。
【0038】
特定の実施形態では、鯨の尾びれに類似したひらひらとしたベーン(図示せず)を有する流体集中構造体(図示せず)が接続体端部36近くで取付ケーブル27に接続され、その結果、沈み木をはじくひらひらとしたベーンが水を貫き、それによって、組立体11の駆動ベーン19における水の流れを増大させる。特定の他の実施形態では、追加の集中構成体は、限定するものではないが、カラー22において回転する、第2のシェルに取り付けられた集中ベーンを有する固定されたハウジングシェルで、ロータフレーム及びロータが取り付けられている。
【0039】
次に、
図8~
図11を参照すると、水面下での用途のための組立体11の別の実施形態が示されている。水中に沈む及び/又は水に浮遊する組立体11は、一様な断面で、回転駆動ベーン19を有するテールを有する管状の形状を有することができる。この実施形態では、組立体11は魚雷に類似した形状を有し、その中で、発電ロータ81は、ステータ91の周りの熱放散のために外側シェル120の壁の内面に結合されている。
図10は、ロータ81及びステータ91をより詳細に示している。ロータ81は、外側シェル83の内面から軸方向に内向きに延在する細長いキー84(
図9)を受け入れるように構成された複数のチャネル82を含む。キー84は、ロータ81が外側シェル83とともに回転するようにチャネル82に受け入れられる。
図8に戻って参照すると、組立体11は、補強又は防護されたシュラウド又はキャップ88において、中央固定アーム(
図1に示されたフレーム30の第2のアーム32など)又はテザー89の周りに結合された案内システム(図示せず)を有する防護シュラウド又はキャップ88を有するノーズ87を有する。キャップ88は、キャビテーション気泡を生成して、水Wと回転組立体11との間の抗力を減らすように構成することができ、その深さは、内部浮力の制御及びテザーケーブルによってさらに決定され、すべての回転及び駆動構成部品は、海洋生物を傷つけることを減らし、組立体11への衝突損傷を減らすために軟らかい樽型の材料に覆われる。この例の組立体11は、水Wの流れが変わると組立体11を動かすことができるテザー89を用いて地面又は岸に結合される。すなわち、水Wの流れの方向が変わると、テザー89は、組立体11を水の流れとともに動かして、最大の電気エネルギーを生成するような向きにすることができる。例えば、組立体11は、水Wの流れが岸Sの方向にある(例えば、水Wの波が岸Sの方に動く)とき、岸Sの方に延在し、その方を向き、水の流れが岸Sから離れる方向にある(例えば、水Wの波が岸Sから引く)とき、組立体は、岸Sから離れるように延在し、その方を向く。
【0040】
次に、
図12~
図13を参照すると、システム10の別の例が示されている。システム10は中空の外側シェル120を有する組立体11を含み、外側シェル120は、外側シェル120のテール又は下流端近くで第1のシェル13に複数の駆動ベーン19を有する。回転シールキャップ88が、外側シェル120のノーズ又は反対側の上流端近くで第2のシェル16に結合される。キャップ88は中心孔を有し、アームの静止接続体端部36(
図1に示された第2のアーム32参照のこと)又はテザーはこの中心孔に挿入され、それに続いて、軸受122がキャップ88の内側部分に取り付けられる。静止結合装置23は、フェルール型装置124を用いて接続体端部36に取り付けられ、直線状の歯車面を有するステータ91に取り付けられ、それによって、ステータコイル93をステータコア92に沿って配置することができ(
図4)、必要に応じて組立体11を調節するために、組立体11を動かすことができる装置又は管理者と通信する結合装置23に取り付けられた制御器によって制御することができる。外側シェル120の内側のキー84は中心軸20に平行に直線的に延在し、ロータ81が外側シェル120とともに回転し、ステータ91の周りを回転するように、ロータ81のチャネル82に受け入れられていることに留意のこと。
【0041】
特定の例では、流体の流れから電気エネルギーを生成するためのエネルギー生成システムは、内部空間及び中心軸を画定する外側シェルと、中心軸に沿って内部空間に延在する固定された発電機コイルステータと、ステータを取り囲み磁石を有するロータとを有するエネルギー生成組立体を含む。ロータは外側シェルに結合され、外側シェルは、ロータがステータに対して回転し、それによって電気エネルギーを生成するように、流体の流れによって回転させられるように構成される。外側シェルは、外側シェルから延在する複数の駆動ベーンを含むことができ、流体の流れが駆動ベーンに沿って流れると、駆動ベーンは、外側シェルを回転させるように構成することができる。特定の例では、駆動ベーンは外側シェルに取外し可能に結合される。特定の例では、外側シェルは、第1の直径を有する第1の端部、及び第1の直径より大きい第2の直径を有する反対側の第2の端部を有する円錐形の第1のシェルと、第1の直径を有する第1の端部、及び第1の直径より小さい第2の直径を有する反対側の第2の端部を有する円錐形の第2のシェルとを有する。第1のシェルの第2の端部は、第2のシェルの第1の端部の方に向けられる。特定の例では、第1のシェルは、第1のシェルの第2の端部から延在する第1の環状部材を有し、第2のシェルは、第2のシェルの第1の端部から延在する第2の環状部材を有する。第2の環状部材は第1の環状部材にオーバーラップし、それによって環状のカラーを画定する。特定の例では、第1の環状部材と第2の環状部材は、第1のシェルと第2のシェルとの間に水密シールが形成されるように互いに係合する。特定の例では、第1のシェルと第2のシェルとの間に水密シールが形成されるように、第1の環状部材と第2の環状部材との間にOリング140が受入れられる。
【0042】
特定の例では、エネルギー生成組立体は結合装置を有し、結合装置は、回転する外側シェルに対して静止し、生成された電気エネルギーを組立体から流すことができる。特定の例では、エネルギー生成組立体は、ステータと結合装置との間に結合されたねじり無しの取付ケーブルを有する。特定の例では、固定された構造体、及び固定された構造体から延在するフレームは、エネルギー生成組立体を地面に固定する。特定の例では、フレームは、固定された構造体から延在する第1のアームと、流体の流れに平行な方向に第1のアームに対して横切る方向に延在する第2のアームとを有する。特定の例では、エネルギー生成組立体によって生成された電気エネルギーをエネルギー生成システムから送ることができるように、導電性ケーブルはエネルギー生成組立体に結合され、第1のアーム及び第2のアームに沿って延在する。特定の例では、流体の流れは上流から下流方向であり、第1のアームは、流体の流れに対して横切る方向に延在し、第2のアームは、第1のアームに対して上流から下流の方向に延在する。特定の例では、フレームと組立体が固定された構造体に対して枢動することができるように、第1のアームは固定された構造体に枢動可能に結合される。特定の例では、第1のアームは、固定された構造体に結合された第1の端部と、流体の流れの中で垂直方向に動いて電気エネルギーを生成するように構成された二次エネルギー生成器に結合された反対側の第2の端部とを有する。第2のアームは、二次エネルギー生成器に結合された第1の端部と、エネルギー生成組立体に結合された反対側の第2の端部とを有する。
【0043】
特定の例では、エネルギー生成組立体は、流体の流れの中に沈められるように構成される。特定の例では、外側シェルは管状であり、流体の流れの中の破片から組立体を保護するキャップを有する。組立体を地面に結合するためにテザーを設けることができる。特定の例では、本システムは、組立体を岸からより近くに又はより遠くに配置して所望の流体流れに入れるための延長システムを含むことができる。
【0044】
特定の例では、流体の流れからエネルギーを生成するための方法は、エネルギー生成組立体に沿う流体の流れがエネルギー生成組立体にエネルギーを生成させるように、流体の流れにエネルギー生成組立体を配置するステップを含む。エネルギー生成組立体は、内部空間及び中心軸を画定する外側シェルと、中心軸に沿って内部空間に延在するステータと、ステータを取り囲み磁石を有するロータとを備える。本方法は、ロータが外側シェルとともに回転するようにロータを外側シェルに結合するステップと、ロータがステータに対して回転して電気エネルギーを生成するように、流体の流れによって外側シェルの回転を可能にするステップとを含む。本方法はまた、固定された構造体及びフレームを用いてエネルギー生成組立体を地面に固定するステップであって、固定された構造体が地面に固定され、フレームが固定された構造体から組立体に延在する、ステップを含むことができる。
【0045】
本説明では、簡潔さ、明瞭さ、及び理解しやすさのために特定の用語を使用してきた。このような用語は、説明する目的のために用いられ、広く解釈されることを意図しているので、これらの用語から、従来技術の要求を越えて不必要な限定を推定するべきではない。本明細書に説明された様々な装置、システム、及び方法ステップは、単独で使用されてもよいし、他の装置、システム、及び方法と組み合わせて使用されてもよい。様々な均等物、代替物、及び改造物が添付の特許請求の範囲内で可能であることが予想されよう。
【0046】
本説明は、最良の態様を含む例を用いて本発明を開示し、また、当業者の誰もが本発明を製作及び使用できるようにしている。本発明の特許性を有する範囲は、特許請求の範囲によって規定され、当業者が想到する他の例を含むことができる。このような他の例は、特許請求の範囲の文言と相違ない構成要素を有する場合、又は特許請求の範囲の文言と実質的に相違ない等価の構成要素を含む場合、特許請求の範囲内であることを意図されている。
【国際調査報告】