(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-03-16
(54)【発明の名称】ライト付きウェッジツール
(51)【国際特許分類】
F21L 4/00 20060101AFI20220309BHJP
E05B 19/20 20060101ALI20220309BHJP
F21V 3/00 20150101ALI20220309BHJP
F21V 3/02 20060101ALI20220309BHJP
F21V 8/00 20060101ALI20220309BHJP
F21V 19/00 20060101ALI20220309BHJP
F21V 3/06 20180101ALI20220309BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20220309BHJP
【FI】
F21L4/00 440
E05B19/20
F21V3/00 320
F21V3/00 500
F21V3/02 100
F21V8/00 241
F21V19/00 170
F21V19/00 150
F21V3/06 110
F21Y115:10
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021543497
(86)(22)【出願日】2020-01-22
(85)【翻訳文提出日】2021-09-15
(86)【国際出願番号】 US2020014660
(87)【国際公開番号】W WO2020154438
(87)【国際公開日】2020-07-30
(32)【優先日】2019-01-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521329316
【氏名又は名称】エッジィ ツールズ リミテッド ライアビリティー カンパニー
【氏名又は名称原語表記】EDGY TOOLS LLC
(74)【代理人】
【識別番号】110001302
【氏名又は名称】特許業務法人北青山インターナショナル
(72)【発明者】
【氏名】ストリーン,デヴィッド
(72)【発明者】
【氏名】チェッキ,マリノ
(72)【発明者】
【氏名】ロッサー,ジェームス
(72)【発明者】
【氏名】ラドロフ,ジョシュア マイケル
(72)【発明者】
【氏名】ジュリアーノ,サルバトーレ ヴィンセント マリオ
【テーマコード(参考)】
3K013
【Fターム(参考)】
3K013AA01
3K013BA01
3K013CA05
3K013CA16
(57)【要約】
窓用のウェッジツールが、細長い本体であって、その近位部分内に配置された空洞を有し、テーパー状の湾曲した外面を有する2つの力を加える表面およびこれに交差する2つの鉛直側面を有して、本体の遠位部分の遠位端に形成されたブレードを画定する本体を含む。本体内の少なくとも1つの発光器が、遠位部分から光を照射する。電源が空洞内に配置されて、発光器に電力を供給する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェッジツールにおいて:
細長い本体であって、当該本体の近位部分の内に配置された空洞を有し、前記本体の遠位部分の遠位端に形成されたブレードとともに力を加える表面を画定する2つの側面および2つのテーパー状の湾曲した外面を有する本体と;
前記遠位部分から光を照射するように構成された少なくとも1つの発光器と;
前記空洞内に配置されて前記発光器に電力を供給する電源と;
を具えることを特徴とするウェッジツール。
【請求項2】
請求項1に記載のウェッジツールにおいて、前記遠位部分が光拡散材料を有し、少なくとも1つの前記発光器が前記光拡散材料内に配置されて、前記光拡散材料の表面から光を照射することを特徴とするウェッジツール。
【請求項3】
請求項1に記載のウェッジツールにおいて、少なくとも1つの前記発光器が、前記本体の前記遠位部分を通して延びる光ファイバを有しており、前記光ファイバが前記遠位部分の開口部に光を伝達することを特徴とするウェッジツール。
【請求項4】
請求項3に記載のウェッジツールが、さらに、前記本体の各側面の内に配置された複数のLEDを具えることを特徴とするウェッジツール。
【請求項5】
請求項1に記載のウェッジツールにおいて、少なくとも1つの前記発光器が、前記本体の各側面の内に配置された複数のLEDを有することを特徴とするウェッジツール。
【請求項6】
請求項1に記載のウェッジツールにおいて、1つの前記力を加える表面の少なくとも一部分が、当該部分に形成された複数の横方向のリブを有することを特徴とするウェッジツール。
【請求項7】
請求項1に記載のウェッジツールにおいて、少なくとも1つの前記発光器が、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、または同様の半透明のプラスチックまたはポリマーで形成されていることを特徴とするウェッジツール。
【請求項8】
請求項1に記載のウェッジツールにおいて、前記本体の少なくとも近位部分が、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)もしくは同様の熱可塑性のポリマー、またはナイロンで形成されていることを特徴とするウェッジツール。
【請求項9】
ウェッジツールにおいて:
細長い本体であって、当該本体の近位部分の内に配置された空洞を有し、前記本体が、テーパー状の湾曲した外面を有する力を加える2つの表面およびこれに交差する2つの鉛直側面を有して、前記本体の遠位部分の遠位端に形成されたブレードを画定する本体と;
前記遠位部分から光を照射するように構成された少なくとも1つの発光器と;
前記空洞内に配置されて前記発光器に電力を供給する電源と;
を具えることを特徴とするウェッジツール。
【請求項10】
請求項9に記載のウェッジツールにおいて、前記遠位部分が光拡散材料を有し、少なくとも1つの前記発光器が少なくとも部分的に前記光拡散材料内に配置されて、前記光拡散材料の表面から光を照射することを特徴とするウェッジツール。
【請求項11】
請求項9に記載のウェッジツールにおいて、少なくとも1つの前記発光器が、前記本体の前記遠位部分を通して延びる光ファイバを有しており、前記遠位端にある光透過性の窓に光を伝達することを特徴とするウェッジツール。
【請求項12】
請求項11に記載のウェッジツールが、さらに、前記本体の各側面の内に配置された複数のLEDを具えることを特徴とするウェッジツール。
【請求項13】
請求項9に記載のウェッジツールにおいて、少なくとも1つの前記発光器が、前記本体の各側面の内に配置された複数のLEDを有することを特徴とするウェッジツール。
【請求項14】
請求項9に記載のウェッジツールにおいて、1つの前記力を加える表面の少なくとも一部分が、当該部分に形成された複数の横方向のリブを有することを特徴とするウェッジツール。
【請求項15】
請求項9に記載のウェッジツールにおいて、少なくとも1つの前記発光器が、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、または同様の半透明のプラスチックまたはポリマーで形成されていることを特徴とするウェッジツール。
【請求項16】
請求項9に記載のウェッジツールにおいて、前記本体の少なくとも近位部分が、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)もしくは同様の熱可塑性のポリマー、またはナイロンで形成されていることを特徴とするウェッジツール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願]
本出願は、2019年1月22日に出願された米国仮出願第62/795,494号の優先権の利益を主張するものであり、この仮出願の内容は全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
[発明の分野]
本発明は、車両のドアまたは他の制限された空間の内部を照らして修理を容易にするためのツールに関する。
【背景技術】
【0003】
例えば運転者が鍵を失くしてしまった場合など、ロックされた自動車のドアを空ける際に、鍵屋や技術者は、まず窓ガラスをドアシールから離して、従来の鍵屋の探索ツールを挿入するための十分な空間を確保する。ドアシールまたは「ワイパー」は、ドアの上部にある車の窓の両側におけるゴムまたはゴムのような帯状の素材である。ワイパーは、窓を上げている時にドアに水が侵入するのを防ぎ、窓を下げる際にガラスの表面から水滴を拭き取る。ワイパーを窓から離して、ドアロックを解除するための工具を挿入しやすくするためのツールが開発されてきた。このようなツールは一般的にウェッジとして知られており、ワイパーと窓の間の分離を始めるのに使用されるブレードの端部と、徐々に増加するテーパー状の厚みを有している。ウェッジがさらに挿入されると、ウェッジの厚みによりワイパーと窓との分離が増大し、ロック解除ツールによるアクセスが可能となる。鍵用ウェッジの一例が、クックによる米国特許第6364289号に記載されている。
【0004】
車体の修理において、特に無塗装のへこみの修理(PDR)の分野では、様々な修理を行うために、車のドアパネルの内部や他の制限された空間、または隠れた領域にアクセスする必要がある。車両のドアとパネルにアクセスするために、長い時間PDR技術者によって様々なサイズと設計の窓用ウェッジ状ツールが使用されてきた。しかしながら、パネルキャビティの内部を目視しなくともバーを用いてロック機構を探ることができる鍵屋のニーズとは異なり、PDR技術者はドアフックや他のPDRドアツールを適所に配置するため、目標となる修理箇所を手探りで探すことはできない。むしろ、彼または彼女はキャビティ内を見る必要があり、これは照明が必要なことを意味する。現在、PDR作業時における照明のためのソリューションは少なく、そのほとんどがLEDストリップの平坦なアセンブリで、吸盤を用いて制限された作業領域に配置することはできるが、車両ドアの内側などの狭いスペースに挿入するには大きすぎる。したがって、このような特別な作業を行うための照明のソリューションが求められている。
【発明の概要】
【0005】
例示的な実施例では、照明付きウェッジツールは、(米国)特許第6,364,289号に開示されたものと概ね同様の形状のウェッジ本体を有しており、ライトモジュールを保持するための中空の空洞を含むように改変されている。ライトモジュールは、光源と光学系、バッテリー区画、オン/オフスイッチ、および適切なサポート回路を含む。いくつかの実施例では、光源は、発光ダイオード(LED)、白熱電球またはハロゲン電球、ダイオードレーザー、または光源と光ファイバーの組み合わせである。光学系は、光源から照射された光ビームを集束、成形、または拡散するためのレンズを含むことができる。電池は、単3または単4、リチウムボタン電池、または他の小型電池パックとすることができ、任意に充電可能なものとすることができる。一実施例では、ウェッジの端部を、先端の全表面から光を広げる光拡散器として機能する透明または半透明の材料で形成することができる。他の実施例では、LED、または光ファイバやファイバの束をウェッジの先端内にわずかに引き込んで、光学系を保護しつつ、フィッシュアイまたは他のビーム拡散光学系などのレンズを用いて光を広げることができる点光源を提供することができる。他の実施例では、1以上のレンズをウェッジの片側または両側に配置して、ウェッジの長手軸に対して横方向に光を照射することができる。
【0006】
本発明の一態様では、ウェッジツールが、細長い本体であって、その近位部分内に配置された空洞を有し、本体の遠位部分の遠位端に形成されたブレードとともに力を加える表面を画定する2つの側面と2つのテーパー状の湾曲した外面とを有する本体と;遠位部分から光を照射するように構成された少なくとも1つの発光器と;空洞内に配置されて発光器に電力を供給する電源と;を含む。一実施例では、遠位部分が光拡散材料から形成されており、少なくとも1つの発光器が光拡散材料内に配置されて、光拡散材料の表面から光を照射する。他の実施例では、発光器が本体の遠位部分を通して延びる光ファイバであり、光ファイバが遠位端の開口部に光を伝達する。この実施例では、さらに本体の各側面の内に配置された複数のLEDを含むことができる。
【0007】
少なくとも1つの発光器は、本体の各側面に配置された複数のLEDとすることができる。いくつかの実施例において、1つの力を加える表面の少なくとも一部が、そこに形成された複数の横方向のリブを有することができる。発光器は、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、または同様の半透明のプラスチックまたはポリマーで形成することができ、本体の近位部分は、木材、金属、プラスチック、またはポリマーなどの、適切な剛性のある最小の圧縮性の材料で形成することができる。いくつかの実施例では、本体の材料は、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)もしくは同様の熱可塑性のポリマー、またはナイロンとすることができる。
【0008】
本発明の他の態様において、窓用ウェッジツールが、細長い本体であって、その近位部分内に配置された空洞を有し、本体が、テーパー状の湾曲した外面を有する2つの力を加える表面およびこれに交差する2つの鉛直側面を有して、本体の遠位部分の遠位端に形成されたブレードを画定する本体と;遠位部分から光を照射するように構成された少なくとも1つの発光器と;空洞内に配置されて発光器に電力を供給する電源と;を含む。一実施例では、遠位部分が光拡散材料から形成されており、少なくとも1つの発光器が光拡散材料内に配置されて、光拡散材料の表面から光を照射する。他の実施例では、発光器が本体の遠位部分を通して延びる光ファイバであり、光ファイバが遠位端の開口部に光を伝達する。この実施例では、さらに本体の各側面の内に配置された複数のLEDを含むことができる。
【0009】
少なくとも1つの発光器は、本体の各側面の内に配置された複数のLEDとすることができる。いくつかの実施例において、1つの力を加える表面の少なくとも一部が、そこに形成された複数の横方向のリブを有することができる。発光器は、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、または同様の半透明のプラスチックまたはポリマーで形成することができ、いくつかの実施例において、本体の近位部分は、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)または同様の熱可塑性のポリマーまたはナイロンとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は、ライト付きウェッジツールの第1の実施例の斜視図である。
【
図2】
図2は、ライト付きウェッジツールの他の実施例の斜視図である。
【
図3】
図3は、さらなる他の実施例のライト付きウェッジツールの斜視図であり、リブ付き表面と、ウェッジ本体の側面に沿って配置されたLEDとを有する。
【
図4】
図4は、ライト付きウェッジツールの他の実施例の斜視図であり、拡散レンズを有する。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1-4に示すように、本発明のウェッジライトは、通常、少なくとも部分的に中空のテーパー状の本体と、本体の細い端部の近くに配置されたレンズと、本体内に完全にまたは部分的に保持されたライトモジュールとを含む。ほとんどの実施例では、本体は、取り扱いと挿入を容易にするために、本体の長さに延在する広い湾曲または放射状の外形を有する。
【0012】
図1を参照すると、本発明の第1の実施例のウェッジライト100が、内部空洞101を有する細長い中空の本体103を含み、内部空洞は、例えば1以上のLED、白熱電球、ハロゲン電球、または他の発光体などの発光器104を備えた電池式ペンライト106を一端に受け入れて、他方の端部にスイッチ108を受け入れるような寸法である。このタイプのペンライトは、広く市販されており、一般的な単3もしくは単4電池、またはアルカリ電池、リチウム電池、酸化銀電池などを含む様々なボタン型電池を使用して電力供給することができる。空洞104は、ドア、スライド、またはプレートによって本体の側面または近位端において開閉可能にすることができ、ライト全体の脱着や電池の脱着のために、ペンライト全体にアクセスできるようにすることができる。ペンライトは、内部の空洞101内に恒久的/半恒久的に保持されてもよいし、空洞は、必要に応じて空洞内にスライドして出し入れできる分離式のペンライトを一時的に保持するように単に構成してもよい。スイッチ108は、押しボタン式のラッチングスイッチ、トグルスイッチ、スライドスイッチ、または他の従来のオンオフスイッチとすることができ、本体103の遠位端の外側でアクセス可能である。分離可能なペンライトを使用する場合、スイッチ108を、本体の端部に取り付けられた専用のスイッチではなく、ライト自身のスイッチとすることもできる。本体103は、木材、金属、または硬質プラスチックやポリマーを含む数多くの剛性材料のいずれかから形成することができる。いくつかの実施例において、この材料は、射出成形または機械加工されたアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、もしくは同様の熱可塑性ポリマー、または例えばナイロン6、ナイロン66、同様のポリアミドなどのナイロン、または他の耐久性のある非圧縮性の高強度材料とすることができる。本体は、滑らかであるべきで、窓、ワイパーまたは他の表面を傷つける鋭利な縁部や突起を有していない。
【0013】
本体103の遠位端にはレンズ102が取り付けられており、このレンズは、共成形するか、ファスナー、接着剤、またはこれらの組み合わせを用いて本体103に取り付けることができる。レンズ102は、遠位端においてブレードの端部105に向けて先細りになっており、分離すべき2つの物体の間の分離を開始するのに十分な剛性を有している。レンズ102では、本体の放射状の形状が継続しており、本体とレンズの間の緊密な接合を有して、窓とワイパーに接触する均一な面を提供する。
図1に示す実施例では、レンズ102は、光を透過する透明または半透明の材料から作成されている。好ましい実施例において、レンズの材料は拡散器として機能し、発光器104からの光がレンズ全体を通して拡散し、レンズの全表面から照射される。レンズ102は、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、もしくはポリカーボネート(PC)、または同様の光透過性の硬質のプラスチックやポリマーから形成することができる。
【0014】
図2には、ウェッジライト200の代替的な実施例が示されている。本体203は、スイッチ208が配置された近位端から遠位のブレードの端部まで、連続的なウェッジが形成されている。ブレードの端部における窓または小さな開口部204が、光ファイバ205の端部の支持を提供し、光ファイバは他方の端部が光源206の発光器に接続され、光が光源からファイバを通して伝送され、窓204から投射されるようになっている。ファイバ205の端部は、平坦であってもよく、投射光のビームを拡張するように凸レンズとして形成してもよい。ファイバーの端部は、使用中の損傷を防ぐために、少なくとも部分的に窓の内側に引き込められている。選択的に、ウェッジライト200は、本体の両側に個別の発光器208を含むことができ、発光器208は、損傷を防ぐために本体の側面の内側に引き込められているか、少なくとも本体の側面と同一平面上にある。発光器208は、ワイヤ207によって光源206内のLEDドライバ回路と電池に接続されたLEDモジュールとすることができ、または追加の光ファイバによって光源206の発光器に接続してもよい。投射光のビームを拡大するために、側部の発光器208に任意のレンズを設けてもよい。
【0015】
図3には、本発明のウェッジライト300の第3の実施例が示されている。この実施例において、本体303は、その長さの一部に沿って、部分的にリブ付きの上面313を有している。リブ付きの表面は、ツールの取り扱いを容易にする。本体の各側面には、複数の発光器が長さ方向に並んで配置されている。
【0016】
図3には、3つのLED304が示されているが、より多いまたはより少ない発光器を設けて本体303の側面から光を投射してもよい。LED304は、ツールを挿入および抜き取る際にLEDが損傷するリスクを軽減するために、本体の外面と同一平面にあるかわずかに引き込められていることが好ましい。各発光器304は、ワイヤ309を介してプリント回路基板311上のLEDドライバ回路に接続されており、プリント回路基板は電池312に接続されている。上述の実施例のように、スイッチ308がライトを作動させるために設けられている。図示していないが、遠位のウェッジライト本体のブレードの端部は、レンズと発光器を有することができ、この発光器もドライバ回路と電池によって電力供給される。
【0017】
図4は、
図1の変更例を示している。図示するように、ウェッジライト400は、本体403上にリブ付きの上面413を含み、本体は、レンズの全表面から光を照射する透明または半透明の拡散材料から形成された比較的細長いレンズ部分402に取り付けられている。前述の実施例のように、光源と電源は本体403の空洞内に保持されている。
【0018】
本発明のウェッジライトの例示的な寸法は、10~20cmの長さ、約0.75~2cmの幅、および1.5~3cmの深さである。これらの寸法は、単なる例示として示されている。当業者であれば、異なる用途に応じて異なるサイズのウェッジライトを設計できることが容易に理解できるであろう。ほとんどの実施例においてLEDが記載されているが、当業者であれば、同等のまたは強化された実用性のために、異なるまたは追加の光源を用いることができることが明らかであろう。例えば、特定の状況下で見えやすくするために、異なる色のLEDを使用することができる。他の例では、LEDまたは他の発光器に低出力のレーザーポインターを追加して、作業目標位置での細かい位置決めを容易にすることができる。
【0019】
本発明のいくつかの例示的な実施例を説明してきたが、当業者には、様々な例示的な実施例の特徴の異なる組み合わせを含めて、本発明の改良例または代替例を作ることができることが明らかであろう。上述の開示は、特徴のすべてのこのような改変や変更を想定しており、本発明の範囲を限定することや、明らかな改変や同等の実施例の範囲を排除することを意図していない。したがって、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲によってのみ限定されることを意図している。
【国際調査報告】