(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-03-24
(54)【発明の名称】電気的照明システム及び部品、並びにその充電及び接続機構
(51)【国際特許分類】
F21L 4/08 20060101AFI20220316BHJP
H02J 7/00 20060101ALI20220316BHJP
F21V 23/00 20150101ALI20220316BHJP
F21V 17/00 20060101ALI20220316BHJP
F21V 17/10 20060101ALI20220316BHJP
F21V 23/04 20060101ALI20220316BHJP
H05B 47/19 20200101ALI20220316BHJP
H05B 47/17 20200101ALI20220316BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20220316BHJP
【FI】
F21L4/08
H02J7/00 301B
F21V23/00 160
F21V17/00 150
F21V17/10 300
F21V17/10 150
F21V23/04 500
F21V23/00 140
H05B47/19
H05B47/17
F21Y115:10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2020545497
(86)(22)【出願日】2019-02-27
(85)【翻訳文提出日】2020-10-21
(86)【国際出願番号】 US2019019914
(87)【国際公開番号】W WO2019169051
(87)【国際公開日】2019-09-06
(32)【優先日】2018-02-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520327364
【氏名又は名称】ポリグループ マカオ リミテッド(ビーヴイアイ)
(71)【出願人】
【識別番号】520327375
【氏名又は名称】オセゲダ ガラガ、ビクトル ヒューゴ
(71)【出願人】
【識別番号】520327386
【氏名又は名称】チャン、イフェン
(71)【出願人】
【識別番号】520327397
【氏名又は名称】リュ、シュアンイ
(74)【代理人】
【識別番号】100080791
【氏名又は名称】高島 一
(74)【代理人】
【識別番号】100136629
【氏名又は名称】鎌田 光宜
(74)【代理人】
【識別番号】100125070
【氏名又は名称】土井 京子
(74)【代理人】
【識別番号】100121212
【氏名又は名称】田村 弥栄子
(74)【代理人】
【識別番号】100174296
【氏名又は名称】當麻 博文
(74)【代理人】
【識別番号】100137729
【氏名又は名称】赤井 厚子
(74)【代理人】
【識別番号】100151301
【氏名又は名称】戸崎 富哉
(72)【発明者】
【氏名】オセゲダ ガラガ、ビクトル ヒューゴ
(72)【発明者】
【氏名】チャン、イフェン
(72)【発明者】
【氏名】リュ、シュアンイ
【テーマコード(参考)】
3K011
3K014
3K273
5G503
【Fターム(参考)】
3K011AA03
3K011BA02
3K011BA05
3K011BA07
3K014AA01
3K014BA00
3K273PA09
3K273QA29
3K273QA36
3K273QA40
3K273RA02
3K273TA03
3K273TA15
3K273TA17
3K273TA28
3K273TA40
3K273TA41
3K273TA47
3K273TA54
3K273TA62
3K273UA17
3K273UA22
3K273UA29
3K273VA02
3K273VA05
3K273VA07
5G503AA01
5G503BA01
5G503BB01
5G503FA03
5G503GD04
(57)【要約】
開示されるシステム及び方法は、電気的照明システム並びにその充電及び接続機構に関する。一例では、電気的照明システムは、電源と電気的に通信するように構成された充電器を備える。電気的照明システムは、充電器に取り外し可能に連結可能であり、充電器と電気的に通信するように構成された電気的光源であって、照明要素を備える電気的光源を更に備える。電気的照明システムは、電気的光源に取り外し可能に連結可能な光源ホルダーを更に備え、電気的光源が光源ホルダーに取り外し可能に連結されたとき、電気的光源及び光源ホルダーは中心軸を共有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気的照明システムであって、
電源と電気的に通信するように構成された充電器を有し、
電気的光源を有し、該電気的光源は、前記充電器に取り外し可能に連結可能であり、かつ前記充電器と電気的に通信するように構成され、照明要素を有し、
前記電気的光源に取り外し可能に連結可能である光源ホルダーを有し、
前記電気的光源が前記光源ホルダーに取り外し可能に連結されたとき、前記電気的光源及び前記光源ホルダーが中心軸を共有する、
前記電気的照明システム。
【請求項2】
前記充電器が、上面上に配置された第1及び第2の充電接点を更に備え、前記電気的光源が、底面上に配置された第1及び第2の電気接点を更に備え、前記第1の充電接点が、前記第1の電気接点に接触するように構成され、前記第2の充電接点が、前記第2の電気接点に接触するように構成され、前記第1の充電接点と前記第1の電気接点との間の接触によって、前記第1の充電接点と前記第1の電気接点との間で電気的に通信することが可能になり、前記第2の充電接点と前記第2の電気接点との間の接触によって、前記第2の充電接点と前記電気接点との間で電気的に通信することが可能になる、請求項1に記載の電気的照明システム。
【請求項3】
前記第1の充電接点が、充電ピンとして構成され、前記第2の充電接点が、充電リングとして構成され、前記充電ピンが、前記充電リングの中心に近接して配置される、請求項2に記載の電気的照明システム。
【請求項4】
前記充電ピン及び前記第1の電気接点が、反対の磁気極性を有し、前記充電ピンを前記第1の電気接点と近接させたとき、前記充電ピンと前記第1の電気接点との間の磁気引力によって前記充電ピンが引込位置から引出位置に移行し、その結果、引出位置にあるとき、前記充電ピンは前記第1の電気接点と電気的に通信する、請求項3に記載の電気的照明システム。
【請求項5】
前記充電ピンが、引込位置から引出位置に移行するように構成され、前記充電リングが、固定位置にある、請求項3に記載の電気的照明システム。
【請求項6】
前記電気的光源が、頂面を更に備え、前記頂面が、その上に配置された少なくとも1つのガイドを有し、前記少なくとも1つのガイドが、(i)前記頂面の内周と外周との間かつ(ii)第1の角度位置と第2の角度位置との間に位置決めされ、前記第2の角度位置が、前記第1の角度位置から第1の時計回り距離にある、請求項2に記載の電気的照明システム。
【請求項7】
前記電気的光源が、前記頂面の裏面に配置された少なくとも1つの磁石を更に備え、前記少なくとも1つの磁石が、(i)前記頂面の前記裏面の内周と外周との間かつ(ii)前記第1又は第2の角度位置に近接するが、前記第1の角度位置と前記第2の角度位置との間ではない第3に位置決めされる、請求項6に記載の電気的照明システム。
【請求項8】
前記光源ホルダーが、煙突状部及び基部を備え、前記基部が、前記電気的光源を受容するように構成されかつ受容するようなサイズのキャビティを有し、前記電気的光源が、前記キャビティに受容されるようなサイズである、請求項7に記載の電気的照明システム。
【請求項9】
前記キャビティが、取付面を備え、前記取付面が、その上に配置された少なくとも1つの溝を有し、前記少なくとも1つの溝が、(i)前記取付面の内周と外周との間かつ(ii)第4の角度位置と第5の角度位置との間に位置決めされ、前記第5の角度位置が、前記第4の角度位置から第2の時計回り距離にあり、前記少なくとも1つの溝が、前記電気的光源の前記少なくとも1つのガイドを受容するように構成された、請求項8に記載の電気的照明システム。
【請求項10】
前記基部が、光源面を更に備え、前記光源面が、前記取付面に対向し、前記光源面が、その上に配置された少なくとも1つの磁石を有し、前記少なくとも1つの磁石が、(i)前記光源面の内周と外周との間かつ(ii)前記第4又は第5の角度位置に近接するが、前記第4の角度位置と前記第5の角度位置との間ではない第6の角度位置に位置決めされる、請求項9に記載の電気的照明システム。
【請求項11】
前記第3の角度位置が前記第1の角度位置に近接したとき、前記第6の角度位置が前記第4の角度位置に近接し、前記第3の角度位置が前記第2の角度位置に近接したとき、前記第6の角度位置が前記第5の角度位置に近接する、請求項10に記載の電気的照明システム。
【請求項12】
前記電気的光源の前記少なくとも1つの磁石及び前記基部の前記少なくとも1つの磁石が、反対の磁気極性を有し、前記電気的光源の前記頂面を前記キャビティの前記取付面に近接させたとき、前記電気的光源の前記少なくとも1つの磁石と前記基部の前記少なくとも1つの磁石との間の磁気引力が、(i)前記第3の角度位置が前記第1の角度位置に近接したとき、前記磁気引力が基部を時計回りに回転させ、(ii)前記第3の角度位置が前記第2の角度位置に近接したとき、前記磁気引力が前記基部を反時計回りに回転させるように、前記基部を前記電気的光源に対して回転させる、請求項11に記載の電気的照明システム。
【請求項13】
前記電気的光源が、その上に配置された静止摩擦要素を有する底面を更に備え、前記磁気引力に打ち勝つのに十分な回転力が前記光源ホルダーに印加されたとき、前記光源ホルダーが(i)前記電気的光源に対して回転することができ、(ii)前記電気的光源から脱連結することができるように、前記静止摩擦要素と支持面との間の静止摩擦が、前記支持面に対する前記電気的光源の回転を妨害する、請求項12に記載の電気的照明システム。
【請求項14】
前記煙突状部が、半透明材料を含む、請求項8に記載の電気的照明システム。
【請求項15】
前記電気的光源が、再充電可能な電池を更に備え、前記充電器が電源と電気的に通信しているとき、前記再充電可能な電池が充電状態にあり、前記電気的光源が、前記充電器に取り外し可能に連結され、前記充電器と電気的に通信する、請求項1に記載の電気的照明システム。
【請求項16】
前記電気的光源が、第1の電気的光源であり、前記電気的照明システムが、第2の電気的光源を更に備え、前記第2の電気的光源が、前記充電器に取り外し可能に連結可能であり、前記充電器と電気的に通信するように構成され、前記第2の電気的光源が、前記第1の電気的光源と相互交換可能である、請求項1に記載の電気的照明システム。
【請求項17】
電気的照明システムであって、
複数の照明モジュールを有し、該複数の照明モジュールは、一次照明モジュール及び少なくとも1つの二次照明モジュールを有し、前記複数の照明モジュールの各照明モジュールは、
照明要素を備える電気的光源と、
前記電気的光源に取り外し可能に連結可能である光源ホルダーと、
無線通信するように構成された制御器と、
を有し、
前記一次照明モジュールが、
特定の照明モードのユーザー選択を示すユーザー入力を受信し、
前記特定の照明モードに従って前記一次照明モジュールの照明要素を操作し、
前記特定の照明モードのユーザー選択を示すコマンドを前記少なくとも1つの二次照明モジュールに送信するように構成されている、
前記電気的照明システム。
【請求項18】
電源と電気的に通信するように構成された充電ステーション群を更に備え、前記充電ステーション群が、複数の充電プラットフォームを備え、各充電プラットフォームが、前記充電ステーション群と電気的に通信するように構成され、各電気的光源が、充電プラットフォームと電気的に通信するように構成された、請求項17に記載の電気的照明システム。
【請求項19】
前記充電ステーション群が、複数の充電ステーション群のうちの1つであり、前記複数の充電ステーション群がモバイルトランスポートに組み込まれる、請求項18に記載の電気的照明システム。
【請求項20】
照明モードが、(i)高強度、中強度、及び低強度からなる群から選択される第1の変数と、(ii)明滅及び点灯からなる群から選択される第2の変数とを含む、請求項17に記載の電気的照明システム。
【請求項21】
明滅が、明滅炎を擬態する、請求項20に記載の電気的照明システム。
【請求項22】
電気的照明システムであって、当該電気的照明システムは、
複数の照明モジュールを有し、該複数の照明モジュールの各照明モジュールが、
照明要素を備える電気的光源と、
前記電気的光源に取り外し可能に連結可能である光源ホルダーと、
無線通信するように構成された制御器と、
を有し、かつ、
電気的照明システムは、
主制御器を有し、該主制御器は、
(i)特定の照明モードのユーザー選択を示すユーザー入力を受信し、(ii)前記特定の照明モードのユーザー選択を示すコマンドを、前記複数の照明モジュールの少なくとも1つの照明モジュールに送信するように構成されている、
前記電気的照明システム。
【請求項23】
充電ステーション群を更に備え、前記充電ステーション群が、前記主制御器を備え、前記充電ステーション群が、
複数の充電プラットフォームであって、各充電プラットフォームが、前記充電ステーション群と電気的に通信するように構成され、各電気的光源が、充電プラットフォームと電気的に通信するように構成された複数の充電プラットフォームと、
前記主制御器に動作可能に連結されたユーザーインタフェースであって、前記特定の照明モードのユーザー選択を示す前記ユーザー入力を受信するように構成されたユーザーインタフェースと、
を更に備える、請求項22に記載の電気的照明システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、米国特許法第119条(e)の下で2018年2月27日出願の米国仮出願第62/635,606号の優先権及び利益を主張する。これら先行出願の全ての開示は、以下に完全に記載されるかのように参照により本明細書に組み入れられる。
【0002】
本開示の態様は、照明手段、より具体的には、電気的照明システム並びにその充電及び接続機構に関する。
【背景技術】
【0003】
ろうそく又は他の火炎系光源では、火災リスクが生じる場合があり、その他の点では、煙、熱、及び残渣が生じることから損害又は不快感が生じ得る。電気的照明システムは、これら有害な作用なしに光を提供することができる。可搬性かつ再充電可能な電気的照明システムは、例えば、ろうそく光源の可搬性を模倣することによってユーザーに更なる利益を与えることができる。しかし、このようなシステムにおける再充電の実現は、煩雑でありかつ時間がかかる可能性があるので、電気的照明システムを享受する能力が制限される。更に、このようなシステムの様々な部品の組み付け及び組み外しは困難、すなわち直感的ではない場合があり、接続機構は、外観が悪い場合がある。
【発明の概要】
【0004】
開示される技術の例示的実施形態は、光源ホルダーと、1つ以上の電灯(本明細書では電気的光源とも称される)と、充電器(本明細書では充電プラットフォーム又はプラットフォーム充電器とも称される)と、を有する電気的照明システムを含む。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、電気的光源は、光源ホルダーの底部キャビティに挿入可能であり得、光源ホルダー内の電気的光源の位置は、電気的光源及び光源ホルダーに配置された1つ以上の磁石で維持され得る。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、底部キャビティ内で光源ホルダーに対して電気的光源をねじると、1つ以上の磁石を分離することができるので、光源ホルダー内から電気的光源が解放される。
【0005】
本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、充電器は、プラットフォーム充電器であってよい。電気的光源は、プラットフォーム充電器上に電気的光源を置くことによって充電され得る。電気的光源及び充電器の一方又は両方における1つ以上の磁石によって、充電ピンがプラットフォーム充電器内から電気的光源の充電接点に引き出され得る。
【0006】
本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、電気的照明システムは、複数の電気的光源を有し得る。光源ホルダーと適合性のある電気的光源は、交換可能であり得る。例えば、第1の電気的光源を例えば家事室で充電してよく、一方、第2の電気的光源は、光源ホルダーに組み付けて、例えばダイニングルームのテーブル上に置く。後で、第1の電気的光源を光源ホルダーと対にし、第2の電気的光源を充電器と接続し、充電するように、第1及び第2の電気的光源を交換することができる。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、様々な電気的光源は、色又は照明モード(例えば、ろうそくの模倣、点滅等)等の異なる視覚的特徴を有し得、特定の電気的光源は、所望の視覚的特徴に基づいて光源ホルダーと接続されるように選択され得る。
【0007】
本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、電気的照明システムは、複数の光源ホルダーを有し得る。光源ホルダーは、電気的光源と交換可能であり得る。例えば、電気的光源は、一度に複数の光源ホルダーのうちのいずれか1つのキャビティ内に挿入され得る。光源ホルダーは、例えば、様々な幾何学的形状、不透明度、色、又はライト-ホールパターンを有する幾つかの視覚的特徴に基づいて変化し得、所望の視覚的効果に基づいて電気的光源と接続されるように選択され得る。
【0008】
開示される設計の更なる特徴及びそれによって得られる利益について、添付図面に示す具体的な実施形態を参照して以下により詳細に説明するが、類似の要素は類似の参照番号で示す。
【0009】
以下に、必ずしも縮尺通りに描かれてはおらず、この開示の一部に組み込まれ、それを構成し、開示される技術の様々な実施及び態様を示し、そして、明細書と共に開示される技術の原理を説明するのに役立つ添付図面を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は、組み外された例示的実施形態に係る電気的照明システムの斜視図である。
【
図2】
図2A~
図2Cは、例示的実施形態に係る光源ホルダーの様々な斜視図を示す。
【
図3】
図3Aおよび3Bは、例示的実施形態に係る電気的光源の様々な斜視図を示す。
【
図4】
図4は、例示的実施形態に係る充電プラットフォームを示す。
【
図5】
図5Aおよび
図5Bは、例示的実施形態に係る光源ホルダーに組み付けられた電気的光源の様々な斜視図を示す。
【
図6】
図6は、例示的実施形態に係る充電プラットフォーム上で充電されている電気的光源を示す。
【
図7】
図7は、例示的実施形態に係る充電プラットフォーム上で充電されている光源ホルダーに組み付けられた電気的光源を示す。
【
図8】
図8A~
図8Cは、1つ以上の例示的実施形態に係る光源ホルダーに電気的光源を接続するための接続機構を示す。
【
図9】
図9A~
図9Eは、例示的実施形態に係る光源ホルダーからの電気的光源の接続解除を示す。
【
図10】
図10は、例示的実施形態に係る無炎ろうそくの基部のブロック図である。
【
図12】
図12は、例示的実施形態に係るモバイルトランスポートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
開示される技術の幾つかの実施について、添付図面を参照してより十分に説明する。しかし、この開示される技術は、多くの異なる形態で具現化され得、本明細書に記載の実施に限定されると解釈されるべきではない。開示される技術の様々な要素を構成すると以後記載される部品は、例示を意図し、限定を意図するものではない。本明細書に記載の部品と同じ又は類似の機能を発揮する多くの好適な部品は、開示される電子デバイス及び方法の範囲内に包含されることを意図する。本明細書に記載されていないこのような他の部品は、例えば、開示される技術の開発以降に開発された部品を含み得るが、それには限定されない。
【0012】
また、1つ以上の方法工程への言及は、追加の方法工程、又は明確に特定された工程間に介在する方法工程の存在を排除するものではないことを理解されたい。同様に、装置又はシステムにおける1つ以上の部品への言及は、追加部品、又は明確に特定された部品間に介在する部品の存在を排除するものではないことも理解されたい。
【0013】
開示される技術の例示的実施形態は、光源ホルダーと、1つ以上の電灯(本明細書では電気的光源とも称される)と、充電器(本明細書では充電プラットフォーム又はプラットフォーム充電器とも称される)と、を有する電気的照明システムを含む。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、電気的光源は、光源ホルダーの底部キャビティに挿入可能であり得、光源ホルダー内の電気的光源の位置は、電気的光源及び光源ホルダーに配置された1つ以上の磁石で維持され得る。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、底部キャビティ内の光源ホルダーに対して電気的光源をねじると、1つ以上の磁石を分離することができるので、光源ホルダー内から電気的光源が解放される。
【0014】
開示される技術の幾つかの例示的実施形態について、添付図面を参照して以下により十分に説明する。当業者であれば、開示される技術は多くの異なる形態で具現化され得るので、本明細書に記載の例示的実施形態に限定されると解釈されるべきではないことを理解するであろう。
【0015】
次に図面を参照すると、
図1は、組み外された例示的実施形態に係る電気的照明システムを示す。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、電気的照明システム100は、光源ホルダー110、1つ以上の電気的光源120、及び充電器130を備える。光源ホルダー110は、1つ以上の電気的光源120と組み合わせ可能であってもよく、又は取り外し可能に連結可能であってもよい。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、電気的光源120が光源ホルダー110に取り外し可能に連結されたとき、電気的光源120及び光源ホルダー110は中心軸を共有する。電気的光源120は光を発することができ、そして、発せられた光は、電気的光源120が光源ホルダー110と接続されたときに光源ホルダー110によって分散され(disbursed)得る(
図5を参照して以下により詳細に説明する)。充電器130は、それぞれの電気的光源120に配置された電池(図示せず)を充電することができ、電源と電気的に通信するように構成され得る。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、充電器130は、電源に接続可能な電源コードを備えていてよい。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、充電器130は、プラットフォーム充電器(本明細書で描写される)、従来のプラグイン型充電、又は電源から電気的光源120に電力を送信することができる任意の他の充電システムであってよい。
【0016】
電気的照明システム100は、複数の電気的光源120を備えていてもよい。電気的光源120は、光源ホルダー110内で交換可能であり得る(例えば、電気的光源120のそれぞれを、光源ホルダー110に組み付けてもよく、光源ホルダー110から組み外し、別の電気的光源120に置き換えてもよい)。電気的光源120内の電池は、充電器130によって個々に充電され得る。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、1つの電気的光源120は、充電器130によって充電してよいが、別の電気的光源120は、光源ホルダー110に組み付け、充電器130から離して配置する。図示はしないが、本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、光源ホルダー110及び電気的光源120を、容易には脱離できないように一体化してもよいことが企図される。
【0017】
電気的照明システム100及びその部品の様々な特徴について、
図2A~12を参照して以下により詳細に論じる。
【0018】
図2A~2Cは、例示的実施形態に係る光源ホルダーを示す。光源ホルダー110は、基部210及び煙突状部220を備える。基部は、実質的に中空であってよく、電気的光源120を受容するように構成され得る。煙突状部220は、接続された電気的光源120から発せられた光を分散させるように構成され得る。
【0019】
基部210は、電気的光源120を受容するように構成されかつ受容するようなサイズのキャビティ212を有し得る。キャビティ212は、電気的光源120に類似の形状寸法(例えば、サイズ及び形状)を有し得る。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、キャビティ212は、2つの間ですきまばめが可能になるように電気的光源120よりも大きなサイズを有し得る。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、キャビティ212は、実質的に円筒形であってよく、電気的光源120は、その中で回転することができ得る。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、電気的光源120がキャビティ212の内側で光源ホルダー110に取り外し可能に連結されたとき、電気的光源及び光源ホルダーは、中心軸を共有する。
【0020】
キャビティ212は、電気的光源120との機械的接続を維持するための取付面213を有し得る。電気的光源120と接触する取付面213は、1つ以上の溝214を有し得る。溝214は、その上に取付面213を配置することができ、電気的光源120の移動を誘導する機能を有し得る(
図3及び5を参照して以下により詳細に論じる)。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、溝214は、実質的に円形の経路に沿って構成され得る。例えば、本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、1つ以上の溝214は、取付面213の内周と外周との間、及び/又は電気的光源120の位置決め部材に対する任意の他の位置に位置決めされ得る。
【0021】
本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、1つ以上の磁石215を、電気的光源120との接続を維持するための取付機構として使用してよい。基部210は、光源面216を更に有し得る。例えば、本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、光源面216は、取付面213と対向し得る。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、1つ以上の磁石215は、光源面216上に配置され得る。1つ以上の磁石215は、光源面216の内周と外周との間に位置決めされ得る。更に、1つ以上の磁石215は、1つ以上の溝214に対して位置決めされ得る。例えば、本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、1つ以上の磁石215は、溝214の端部に対して、溝214の一部が磁化され、一部は磁化されないように1つ以上の溝214の中央に、又は基部210の光源面216上の任意の他の好適な位置に位置決めされ得る。
【0022】
取付面213は、電気的光源120から発せられた光を通過させるように構成された孔を有し得る。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、孔は、カバー(例えば、本明細書で更に論じられるカバー610)で覆われ得る。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、カバー610は、透明又は半透明な材料を含み得る。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、煙突状部220は、非限定的な例として、透明なガラス又はプラスチック等の透明な材料で作製され得る。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、煙突状部220は、曇りガラス又は半透明なプラスチック等の半透明な材料で作製されてもよい。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、煙突状部220は、金属又はシルバードバラス等の不透明な材料で作製されてもよい。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、煙突状部220は、着色されかつ半透明であってもよい。
【0023】
本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、煙突状部220は、基部210に組み込まれ得る。例えば、本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、煙突状部220は、基部210に脱離可能に接続され得る。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、光源ホルダー110は、煙突状部220を備えていなくてもよい。更に、本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、煙突状部220は円筒形であってよいが、幾つかの実施形態では、煙突状部105は、必要に応じて球形、直方体、三角柱、又は他の形状等の他の三次元幾何学的形状をとってもよい。
【0024】
図3A及び3Bは、例示的実施形態に係る電気的光源を示す。電気的光源120は、電池(画像無し)及び照明要素350を収容する本体310を備え得る。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、電気的光源120は、実質的に円筒形であってよい。電気的光源120の頂面320は、キャビティ212によって受容されるような大きさであり得、光源ホルダー110の取付面213に取り付けられるように構成され得る。頂面320は、その上に配置された1つ以上のガイド322を備え得る。1つ以上のガイド322は、頂面320の内周と外周との間に位置決めされ得る。ガイド322は、光源ホルダー110の取付面213上に配置された溝214と相互に作用するように構成され得る。更に、1つ以上のガイド320は、1つ以上の溝214に対して位置決めされ得る。ガイド322は、光源ホルダー110の取付面213と頂面320との間の滑動を円滑にできるような材料で作製され得る。
【0025】
1つ以上の磁石332は、頂面320に近接して配置(例えば、上に配置又は一体化)され得る。更に、1つ以上の磁石332は、頂面320の裏面330に近接して配置(例えば、上に配置又は一体化)されてもよい。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、磁石332は、ガイド322に近接して配置され得る。1つ以上の磁石332は、光源ホルダー110と電気的光源120との間の接続を維持するために、光源ホルダー110の1つ以上のそれぞれの磁石215と一致するように配列され得る。例えば、開示される実施形態のいずれかでは、電気的光源120の少なくとも1つの磁石332及び基部210の少なくとも1つの磁石215は、反対の磁気極性を有し得る。更に、例えば、電気的光源120の頂面320をキャビティ212の取付面213に近接させたとき、電気的光源120の少なくとも1つの磁石332と基部210の少なくとも1つの磁石215との間の磁気引力によって、基部210が電気的光源120に対して回転し得る、及び/又は電気的光源120が基部210に対して回転し得る。
【0026】
電気的光源120の底面340は、充電器130と接続するように構成され得る。第1及び第2の電気接点342及び344は、底面340上に配置され得る。第1又は第2の電気接点342及び344の少なくとも1つは、磁化され得る。したがって、電気的光源120を充電器130上に配置したとき、磁化された電気接点342又は344によって充電器130の充電ピンが引き出されて、充電ピンとの電気接点を作製し得る。底面340は、静止摩擦要素346を更に備え得る。静止摩擦要素346は、別の表面(例えば、テーブル面)と接触したときに底面340の移動に抵抗するように構成され得る。例えば、本明細書に開示される実施形態の実施形態のいずれかでは、電気的光源120の少なくとも1つの磁石332と基部210の少なくとも1つの磁石215との間の磁気引力に打ち勝つのに十分な回転力が光源ホルダー110に印加されたとき、光源ホルダー110が(i)電気的光源120に対して回転することができ、(ii)電気的光源120から脱連結することができるように、静止摩擦要素346と支持面との間の静止摩擦が、支持面に対する電気的光源120の回転を妨害する。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、静止摩擦要素346は、ゴム、ゴム引き部品、又は任意の他の好適な材料を含み得る。
【0027】
電気的光源120は、照明要素305を備える。照明要素305は、1つ以上の照明要素305(例えば、発光ダイオード(LED))を備え得る。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、照明要素305は、LEDのアレイを含む単一のLEDボードを備え得る。LEDは、様々な構成に編成してもよく、又はグループ化してチャネルにしてもよい。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、例えば、全体が記載されているかのようにその開示全体が参照により本明細書に組み入れられる米国特許出願第15/825,450号に記載の通り、照明要素305は、例えば炎を模倣する明滅光効果が生じるように構成され得る。照明要素305は、米国特許出願第15/825,450号に記載のものと類似していてよい。
【0028】
図5A及び5Bは、光源ホルダー110内に配置された電気的光源120を示す。電気的光源120は、光源ホルダー110のキャビティ212と実質的に同様の幾何学的形状を有する。電気的光源120の底面340は、光源ホルダー110の底と実質的に同一平面である。電気的光源120の電光からの光は、光源ホルダー110の取付面213に形成された孔を通って発せられ得る。
【0029】
光源120を光源ホルダー110に接続するために、光源120をキャビティ212に挿入してもよく、又は光源ホルダー110のキャビティ212を電気的光源の周囲に配置してもよい。光源ホルダー110の磁石215及び頂面320の裏面330に配置された磁石332は、光源ホルダー110内で電気的光源120の方向を決定し得る(例えば、磁石254及び332が互いに比較的近接して配置されるように電気的光源120及び/若しくは光源ホルダー110を回転させる、又は回転方向に力を生じさせる)。磁石215及び332の磁力によって、光源ホルダー110のキャビティ212内に光源120を維持することができる。
【0030】
光源120を光源ホルダーから接続解除するためには、磁石215及び332を分離しなければならない。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、磁石215及び332並びにガイド322は、磁石215及び332が最大配向にあるとき(すなわち、電気的光源120が光源ホルダー110内に最もしっかりと固定されているとき)、ガイド322がそれぞれの溝214の一端に位置決めされるように配置され得る。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、電気的光源120は、磁石215及び312を分離するように光源ホルダー110に対して回転し得る(すなわち、ガイド322が溝214に沿って移動するように回転し得る)。回転によってガイド322が最大配向から溝214の反対端に移動するとき、ガイド322及び溝214は、回転に対するストッパーとして機能し得る。この点では、磁気引力が光源ホルダー110から電気的光源120を取り外すのを妨害しないように、磁石215及び332は十分に分離され得る。例えば、本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、重力の力がこの点における磁気引力に打ち勝ち得る。
【0031】
しかし、これは単なる例であり、本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、磁石215及び332が最大配向にあるとき、ガイド322がそれぞれの溝214の中央領域に位置決めされるように、磁石215及び332並びにガイド322を配置してよい。この場合、磁気引力が光源ホルダー110から電気的光源120を取り外すのを妨害しないように、光源ホルダー110及び電気的光源120は、磁石215及び332を分離するためにいずれかの方向に相対的に回転してよい。回転によってガイド322が溝214のいずれかの端に移動するとき、ガイド322及び溝214は、回転に対するストッパーとして機能し得、電気的光源120は、光源ホルダー110との接続から解放され得る。
【0032】
本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、回転は、光源ホルダー110に対して下向きの圧力を印加し、光源ホルダー110を回転させるユーザーによって達成され得る。電気的光源120の底面340に配置された静止摩擦要素346は、キャビティ212内に配置された電気的光源120が相対的に静止していながら光源ホルダー110が回転するように、載置面(例えば、テーブル、手、又は棚)に対する摩擦を介して光源ホルダー110の回転に対する抵抗を提供し得る。例えば、
図9A~9Eは、例示的実施形態に係る光源ホルダー110からの電気的光源120の接続解除を示す。
図9Aでは、電気的光源120は、磁石215及び332によって光源ホルダー110のキャビティ内にしっかり保持されている。
図9Bでは、光源ホルダー110が軸920に沿って配向され、光源ホルダー110の内側に位置する電気的光源120が軸920に沿って配向されるように、光源ホルダー110が表面上に置かれている。
図9Cでは、下向き及び時計回りの力が光源ホルダー110に印加されて、光源ホルダー110が軸920から軸920’へと数度930時計回りに回転し、それによって、磁石215及び322によって印加される引力が低減される。静止摩擦要素346によって、電気的光源120は光源ホルダー110と共には移動しない。
図9Dでは、光源ホルダー110が持ち上げられて、次いで、
図9Eに示すように、光源ホルダー110が電気的光源から分離され得る。
【0033】
次に、
図4を参照すると、例示的実施形態に係る充電器が図示されている。図示されている充電器130は、プラットフォーム充電器130である。当業者は、
図4に図示されているプラットフォーム充電器130が単なる非限定的な例であり、充電器130が様々な種類及び構成のものであってよいことを理解するであろう。プラットフォーム充電器130は、例えば
図6に図示されているように、電気的光源120の底面340をその上面410で支持しているとき、電気的光源120を充電するように構成され得る。第1及び第2の充電接点412及び414は、上面410上に配置され得、電気的光源120の第1及び第2の電気接点342及び344と一致するように構成され得る。第1の充電接点412は、充電ピン412であってよい。充電ピン412は、プラットフォーム充電器130内に位置決めされ得る。第2の充電接点414は、充電リング414であってよい。充電リング414は、プラットフォーム充電器130内に位置決めされ得る。例えば、本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、充電ピン412は、充電リング414の中心に近接して配置され得る。第1の電気接点342が磁化される場合、電気的光源120がプラットフォーム充電器130に位置決めされたとき、磁化された第1の電気接点342によって、プラットフォーム充電器130から充電ピン412が引き出されて、第1の電気接点342と接触し、それによって、電気回路を完成し得る。
【0034】
第2の充電接点414は、充電ピン412を取り囲む同軸接点414であってよい。この場合、プラットフォーム充電器130は、任意の回転配向で電気的光源120の電池を充電することができる。しかし、これは単なる例であり、本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、充電を実現するには特定の配向が必要になる場合がある。例えば、本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、充電ピン412は、引込位置(retracted position)から引出位置(extended position)に移行するように構成され得、充電リング414は、固定位置にあってよい。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、プラットフォーム充電器130は、例えば
図7に図示されているように、電気的光源120が電光ホルダー110に組み付けられている間でさえも、電気的光源120を充電するように構成され得る。しかし、これは単なる例であり、本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、電光ホルダー110のキャビティ212内に配置されているとき、プラットフォーム充電器130は、電気的光源120を収容できない場合がある。
【0035】
図8A~8Cは、本明細書に開示される実施形態のいずれかに従って光源ホルダー110に電気的光源120を接続するための様々な接続機構を示す。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、図示されている接続機構を磁石214及び324の代わりに使用してもよい。例えば、本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、ターンロック機構810、スナップロック機構820、及びスライドロック機構830を、電気的光源120及び光源ホルダー110に組み込んでもよい。しかし、当業者は、これらが単なる例であり、本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、別の接続機構(例えば、単純なねじ等)を使用して、電気的光源120及び光源ホルダー110を接続することもできることを理解するであろう。
【0036】
図10は、例示的実施形態に係る電気的光源又はモジュール120のブロック図である。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、電気的光源120は、制御器1012、光源305、電源1016(例えば、電池)、ユーザーインタフェース1018、及び主制御器1020を備える。
【0037】
本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、制御器1012は、記憶装置及び処理装置を備え得る。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、制御器1012は、マイクロコントローラ又はマイクロプロセッサであってもよい。制御器1012は、光源305を制御するように構成され得る。例えば、制御器1012は、光源305を制御して、例えば米国特許出願第15/825,450号に論じられているように、明滅法を使用して明滅光効果を生じさせるように構成され得る。
【0038】
本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、電源1016は、電気的光源1020内に含まれ得る。例えば、電源1016は、電気的光源120内に配置された1つ以上の電池を含み得る。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、電源1016は、電気的光源1020から離れて配置され得る。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、壁付きコンセント等の外部電源1016から電力が供給され得る。更なる実施形態では、配線接続を通して電力網に電力が供給され得る。制御器1012は、光源305を制御して、光源305に提供される電力の量を制御することによって明滅光を生じさせることができ、このような電力は、電源1016から受信される。
【0039】
図10に図示されているように、本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、電気的光源120は、ユーザーインタフェース1018を含み得る。ユーザーインタフェース1018は、電気的光源120のユーザー制御を提供し得る。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、ユーザーインタフェース1018を使用して、電気的光源120のオン/オフ状態を選択することができる。更に、ユーザーインタフェース1018を使用して、電気的光源120の明滅効果のオン/オフ状態効果を選択することができる。更に、ユーザーインタフェース1018を使用して、電気的光源120の明滅効果を調整及び/又は調節することができる。制御器1012は、ユーザーインタフェース1018とのユーザーインタラクションに従って光源305を制御することができる。
【0040】
主制御器1020は、電気的光源120の特定の設定を命令することができる。例えば、主制御器1020は、電気的光源120の特定の照明レベル又は明滅モードを命令することができる。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、主制御器1020は、電気的光源120の1つ以上の制御器1012と通信していてよい。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、主制御器1020は、特定の設定を実行するために制御器1012に指令を送信することができる。あるいは、本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、主制御器1020は、制御器1012内に装備され得る(例えば、ソフトウェア、ハードウェア、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせとして)。
【0041】
本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、主制御器1020は、電気的光源120に対して外部であってよい。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、制御器1012は、更に、外部主制御器1020から命令を受信するように構成され得る。例えば、主制御器1020は、充電ステーション(例えば、
図11A~11Cを参照して以下で論じる充電ステーション群1100)に装備されてよく、電気的光源120が充電ステーションと接続されている間、制御器1012と通信し得る。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、主制御器1020は、電気的光源120を制御するために制御器1012と無線通信するように構成され得る。このような場合、主制御器1020は、ユーザーインタフェース1018を通して制御器1012と通信してもよく、又は制御器1012が無線受信機を備えていてもよい。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、主制御器1020は、同時に又は実質的に同時に複数の電気的光源120(例えば、異なる電気的光源120の制御器1012)と通信し得る。したがって、主制御器1020を使用して同時に特定の設定になるように複数の電気的光源120に命令することができる。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、主制御器1020は、電気的光源120に埋め込まれてもよく、その結果、電気的光源120は、1つ以上の他の電気的光源120に命令を伝えることができる。理解されるように、このような分散通信は、電気的照明システム100の通信効率を改善することができる。
【0042】
図11A~11Cは、例示的実施形態に係る充電ステーション群を示す。充電ステーション群1100は、複数の充電プラットフォーム1130及びコントロールパネル1150を備え得る。コントロールパネルは、主充電ボード1155に接続され得、これは、充電プラットフォーム1130に接続された複数の補助充電ボード1135を制御し得る。充電プラットフォーム1130は、様々な種類及び構成のものであってよい。複数の充電プラットフォーム1130はそれぞれ、電気的光源120の底面330を支持しているとき、それぞれの電気的光源120を充電するように構成され得る。充電プラットフォーム1130は、
図4を参照して上に記載したプラットフォーム充電器130と同様であってよい。
【0043】
コントロールパネル1150は、充電ステーション群1100に接続された1つ以上の光源120の状態を調整するためにユーザー入力を受信するように構成され得る。例えば、コントロールパネルは、光源120の輝度レベルを低、中、又は高に設定する入力及びインジケーターを備えていてよい。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、コントロールパネル1150は、例えば、オフ、点灯(例えば、安定した光)、及び明滅(例えば、炎を模倣)の間で1つ以上の接続された光源120の状態を制御することもできる。しかし、これらは単なる例示的対照であり、当業者は、本開示から逸脱することなく、本開示において様々な付加又は改変を行い得ることを理解するであろう。コントロールパネルは主制御ボード1155と相互作用し、コントロールパネル1150への指示に基づいて補助充電ボード1135に指示し得る。まとめると、主充電ボード1155及び1つ以上の補助充電ボード1135は、主制御器1020を形成することができる。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、主充電ボード1155及び1つ以上の補助充電ボード1135は、充電プラットフォーム1130における充電ピンを通して電気的光源120を制御(例えば、制御器1012を制御)することができる。当業者であれば、これらが単なる例であり、充電プラットフォーム群1100及び主制御器1020が、本開示内で予想される様々な形態をとり得ることを理解するであろう。
【0044】
図12は、例示的実施形態に係るモバイルトランスポート1200を示す。図示されているように、モバイルトランスポート1200は、1つ以上の充電ステーション群1100が組み込まれた1つ以上の棚を有する。本明細書に開示される実施形態のいずれかでは、モバイルトランスポート1200は、例えば、モバイルバッテリーパック等のモバイル電力ユニットを更に備え得る。理解されるように、モバイルトランスポート1200は、主制御器1020と複数の光源制御器1012との間の通信を容易にすることができる。
【0045】
本明細書に含まれる1つ以上の例示的実施形態及び実施例についての上記説明は、本開示のより深い理解を促進するために提供される。実施形態は、本開示内に記載される例示的実施形態に限定されるものではないことを理解されたい。その多数の改変例及び変形例が当業者には明らかであり、本開示の範囲内である。また、本明細書で使用される用語は、特定の例示的実施形態を説明することだけを目的とし、限定することを意図するものではないことも理解されたい。
【0046】
上記説明では、多数の具体的な詳細が記載される。しかし、開示される技術の実施形態は、これら具体的な詳細なしに実行可能であることを理解されたい。他の例では、周知の方法、構造、及び技術は、この明細書の理解が不明瞭になることを避けるために、詳細に示されてはいない。「一実施形態」、「実施形態」、「例示的実施形態」、「幾つかの実施形態」、「特定の実施形態」、「様々な実施形態」等に対する言及は、このように記載される開示される技術の例示的実施形態が、特定の機構、構造、又は特徴を含み得ることを示すが、全ての実施形態が、この特定の機構、構造、又は特徴を必ず含むことを示すものではない。更に、語句「一実施形態では」の反復使用は、必ずしも同じ実施形態を指すものではないが、同じ実施形態を指す場合もある。
【0047】
特に断らない限り、本明細書で使用する用語は、関連分野の当業者による従来の用法に従って理解されるべきである。以下に提供される用語の任意の定義に加えて、明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、「a」又は「an」は、それが使用される文脈に応じて、1つ以上を意味し得ることを理解されたい。明細書及び特許請求の範囲全体を通して、以下の用語は、文脈上明確に指示されていない限り、少なくとも本明細書において明示的に関連付けられた意味をとる。用語「又は」は、包括的な「又は」を意味することを意図する。更に、用語「a」、「an」、及び「the」は、特に指定しない限り又は単数形を対象とすることが文脈から明確でない限り、1つ以上を意味することを意図する。
【0048】
特に指定しない限り、共通の対象を説明するための序数形容詞「第1の」、「第2の」、「第3の」等の使用は、単に、同様の対象の異なる例に言及することを示し、このように記載された対象が、時間的に、空間的に、順位で、又は任意の他の方式で、所与の順序でなければならないことを意味することを意図するものではない。
【0049】
更に、1つ以上の例示的実施形態の説明において、明確性のために特定の用語が使用される。各用語は、当業者によって理解されるその最も広い意味を企図し、類似の目的を達成するために同様に動作する全ての技術的等価物を含むことを意図する。
【0050】
特定の例示的実施形態の様々な要素を構成すると本明細書に記載される材料は、例示のみを意図し、限定を意図するものではない。本明細書に記載の材料と同じ又は類似の機能を発揮する多くの好適な材料は、例示的実施形態の範囲内に包含されることを意図する。本明細書に記載されていないこのような他の材料は、本発明の開発以降に開発された材料を含み得るが、それには限定されない。
【0051】
当業者であれば、前述の記載が非限定的な例として提供されること、そして、様々な代替例又は改変例が本開示の範囲内であるとみなされ、特許請求の範囲の特許可能な範囲は、特許請求の範囲及びその等価物によって規定されることを理解するであろう。
【0052】
本発明の態様は、以下の付番された条項によっても提供される:
1.電気的照明システムであって、
電源と電気的に通信するように構成された充電器と、
該充電器に取り外し可能に連結可能であり、かつ該充電器と電気的に通信するように構成された電気的光源であって、照明要素を備える電気的光源と、
該電気的光源に取り外し可能に連結可能である光源ホルダーと、
を有し、
前記電気的光源が該光源ホルダーに取り外し可能に連結されたとき、該電気的光源及び該光源ホルダーが中心軸を共有する、
前記電気的照明システム。
2.該充電器が、上面上に配置された第1及び第2の充電接点を更に備え、該電気的光源が、底面上に配置された第1及び第2の電気接点を更に備え、該第1の充電接点が、該第1の電気接点に接触するように構成され、該第2の充電接点が、該第2の電気接点に接触するように構成され、該第1の充電接点と該第1の電気接点との間の接触によって、該第1の充電接点と該第1の電気接点との間で電気的に通信することが可能になり、該第2の充電接点と該第2の電気接点との間の接触によって、該第2の充電接点と該電気接点との間で電気的に通信することが可能になる、条項1に記載の電気的照明システム。
3.該第1の充電接点が、充電ピンとして構成され、該第2の充電接点が、充電リングとして構成され、該充電ピンが、該充電リングの中心に近接して配置される、条項2に記載の電気的照明システム。
4.該充電ピン及び該第1の電気接点が、反対の磁気極性を有し、該充電ピンを該第1の電気接点と近接させたとき、該充電ピンと該第1の電気接点との間の磁気引力によって該充電ピンが引込位置から引出位置に移行し、その結果、引出位置にあるとき、該充電ピンは該第1の電気接点と電気的に通信する、条項3に記載の電気的照明システム。
5.該充電ピンが、引込位置から引出位置に移行するように構成され、該充電リングが、固定位置にある、条項3に記載の電気的照明システム。
6.該電気的光源が、頂面を更に備え、該頂面が、その上に配置された少なくとも1つのガイドを有し、該少なくとも1つのガイドが、(i)該頂面の内周と外周との間かつ(ii)第1の角度位置と第2の角度位置との間に位置決めされ、該第2の角度位置が、該第1の角度位置から第1の時計回り距離にある、条項2に記載の電気的照明システム。
7.該電気的光源が、該頂面の裏面に配置された少なくとも1つの磁石を更に備え、該少なくとも1つの磁石が、(i)該頂面の該裏面の内周と外周との間かつ(ii)該第1又は第2の角度位置に近接するが、該第1の角度位置と該第2の角度位置との間ではない第3に位置決めされる、条項6に記載の電気的照明システム。
8.該光源ホルダーが、煙突状部及び基部を備え、該基部が、該電気的光源を受容するように構成されかつ受容するようなサイズのキャビティを有し、該電気的光源が、該キャビティに受容されるようなサイズである、条項7に記載の電気的照明システム。
9. 該キャビティが、取付面を備え、該取付面が、その上に配置された少なくとも1つの溝を有し、該少なくとも1つの溝が、(i)該取付面の内周と外周との間かつ(ii)第4の角度位置と第5の角度位置との間に位置決めされ、該第5の角度位置が、該第4の角度位置から第2の時計回り距離にあり、該少なくとも1つの溝が、該電気的光源の該少なくとも1つのガイドを受容するように構成された、条項8に記載の電気的照明システム。
10.該基部が、光源面を更に備え、該光源面が、該取付面に対向し、該光源面が、その上に配置された少なくとも1つの磁石を有し、該少なくとも1つの磁石が、(i)該光源面の内周と外周との間かつ(ii)該第4又は第5の角度位置に近接するが、該第4の角度位置と該第5の角度位置との間ではない第6の角度位置に位置決めされる、条項9に記載の電気的照明システム。
11.該第3の角度位置が該第1の角度位置に近接したとき、該第6の角度位置が該第4の角度位置に近接し、該第3の角度位置が該第2の角度位置に近接したとき、該第6の角度位置が該第5の角度位置に近接する、条項10に記載の電気的照明システム。
12.該電気的光源の該少なくとも1つの磁石及び該基部の該少なくとも1つの磁石が、反対の磁気極性を有し、該電気的光源の該頂面を該キャビティの該取付面に近接させたとき、該電気的光源の該少なくとも1つの磁石と該基部の該少なくとも1つの磁石との間の磁気引力が、(i)該第3の角度位置が該第1の角度位置に近接したとき、該磁気引力が基部を時計回りに回転させ、(ii)該第3の角度位置が該第2の角度位置に近接したとき、該磁気引力が該基部を反時計回りに回転させるように、該基部を該電気的光源に対して回転させる、条項11に記載の電気的照明システム。
13.該電気的光源が、その上に配置された静止摩擦要素を有する底面を更に備え、該磁気引力に打ち勝つのに十分な回転力が該光源ホルダーに印加されたとき、該光源ホルダーが(i)該電気的光源に対して回転することができ、(ii)該電気的光源から脱連結することができるように、該静止摩擦要素と支持面との間の静止摩擦が、該支持面に対する該電気的光源の回転を妨害する、条項12に記載の電気的照明システム。
14.該煙突状部が、半透明材料を含む、条項8に記載の電気的照明システム。
15.該電気的光源が、再充電可能な電池を更に備え、該充電器が電源と電気的に通信しているとき、該再充電可能な電池が充電状態にあり、該電気的光源が、該充電器に取り外し可能に連結され、該充電器と電気的に通信する、条項1に記載の電気的照明システム。
16.該電気的光源が、第1の電気的光源であり、該電気的照明システムが、第2の電気的光源を更に備え、該第2の電気的光源が、該充電器に取り外し可能に連結可能であり、該充電器と電気的に通信するように構成され、該第2の電気的光源が、該第1の電気的光源と相互交換可能である、条項1に記載の電気的照明システム。
17.電気的照明システムであって、当該電気的照明システムは:
複数の照明モジュールを有し、該複数の照明モジュールは、一次照明モジュールと少なくとも1つの二次照明モジュールを有し、
該複数の照明モジュールの各照明モジュールは、
照明要素を備える電気的光源と、
該電気的光源に取り外し可能に連結可能である光源ホルダーと、
無線通信するように構成された制御器と、
を備え、
該一次照明モジュールは、
特定の照明モードのユーザー選択を示すユーザー入力を受信し、
該特定の照明モードに従って該一次照明モジュールの照明要素を操作し、
該特定の照明モードのユーザー選択を示すコマンドを該少なくとも1つの二次照明モジュールに送信するように構成されている、
前記電気的照明システム。
18.電源と電気的に通信するように構成された充電ステーション群を更に備え、該充電ステーション群が、複数の充電プラットフォームを備え、各充電プラットフォームが、該充電ステーション群と電気的に通信するように構成され、各電気的光源が、充電プラットフォームと電気的に通信するように構成された、条項17に記載の電気的照明システム。
19.該充電ステーション群が、複数の充電ステーション群のうちの1つであり、該複数の充電ステーション群がモバイルトランスポートに組み込まれる、条項18に記載の電気的照明システム。
20.照明モードが、(i)高強度、中強度、及び低強度からなる群から選択される第1の変数と、(ii)明滅及び点灯からなる群から選択される第2の変数とを含む、条項17に記載の電気的照明システム。
21.明滅が、明滅炎を擬態する、条項20に記載の電気的照明システム。
22.電気的照明システムであって、当該電気的照明システムは:
複数の照明モジュールを有し、該複数の照明モジュールの各照明モジュールは、
照明要素を備える電気的光源と、
該電気的光源に取り外し可能に連結可能である光源ホルダーと、
無線通信するように構成された制御器と、
を有し、かつ、
当該当該電気的照明システムは、
(i)特定の照明モードのユーザー選択を示すユーザー入力を受信し、(ii)該特定の照明モードのユーザー選択を示すコマンドを、該複数の照明モジュールの少なくとも1つの照明モジュールに送信するように構成された主制御器を有する、
前記電気的照明システム。
23.充電ステーション群を更に備え、該充電ステーション群が、該主制御器を備え、該充電ステーション群が、
複数の充電プラットフォームであって、各充電プラットフォームが、該充電ステーション群と電気的に通信するように構成され、各電気的光源が、充電プラットフォームと電気的に通信するように構成された複数の充電プラットフォームと、
該主制御器に動作可能に連結されたユーザーインタフェースであって、該特定の照明モードのユーザー選択を示す該ユーザー入力を受信するように構成されたユーザーインタフェースと、
を更に備える、条項22に記載の電気的照明システム。
【国際調査報告】