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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-03-24
(54)【発明の名称】骨片収集装置
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/56 20060101AFI20220316BHJP
   A61F 2/28 20060101ALN20220316BHJP
【FI】
A61B17/56
A61F2/28
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021500659
(86)(22)【出願日】2018-09-17
(85)【翻訳文提出日】2021-01-05
(86)【国際出願番号】 CA2018051149
(87)【国際公開番号】W WO2018227311
(87)【国際公開日】2018-12-20
(31)【優先権主張番号】3012795
(32)【優先日】2018-07-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CA
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521007137
【氏名又は名称】モルチャノフ,ルスラン
(71)【出願人】
【識別番号】521007148
【氏名又は名称】モルチャノフ,イリナ
(74)【代理人】
【識別番号】100088904
【弁理士】
【氏名又は名称】庄司 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100124453
【弁理士】
【氏名又は名称】資延 由利子
(74)【代理人】
【識別番号】100135208
【弁理士】
【氏名又は名称】大杉 卓也
(74)【代理人】
【識別番号】100163544
【弁理士】
【氏名又は名称】平田 緑
(74)【代理人】
【識別番号】100183656
【弁理士】
【氏名又は名称】庄司 晃
(72)【発明者】
【氏名】モルチャノフ,ルスラン
(72)【発明者】
【氏名】モルチャノフ,イリナ
【テーマコード(参考)】
4C097
4C160
【Fターム(参考)】
4C097DD15
4C160LL70
(57)【要約】
【要約】
骨移植のための外科的な処置中に骨片を収集するための骨片収集装置。 この装置は、筒状のハウジングユニットを有し、そのハウジングユニットは蓋で覆われ、多孔質の先端をもつ中央パイプに取り付けられている。このパイプは、サイクロン形成メカニズムと、パイプの下部にある濾過膜を接続している。この膜は、筒状の内壁に沿って設置された複数の多孔質プレートと連結されている。サイクロン形成メカニズムは、 円錐形のジェットを備えた吸入口と螺旋構造からなり、流入した液体が螺旋状の動きをするように構成されている。その後その液体は、やや大きな骨片が蓄積される前述の多孔質プレートと、より小さな骨粒を収集する濾過膜を備えた2段階濾過システムに送られる。その液体は中央のパイプから排出される。 さらにその蓋を外して、プレートや膜から骨粒を集めることも可能である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外科的処置において、骨片やその破片を患者から収集するための骨片収集装置であって以下から構成されるもの;
筒状のハウジングユニットであって、多孔質のプレートが内壁に沿って設置されているもの、
蓋、
サイクロンを形成するメカニズムであって、螺旋構造と中央のパイプの吸入口があり、濾過された液体を抽出するための多孔質の先端を備えているもの、
2段階の濾過システムであって、多孔質の濾過プレートと中央の濾過膜からなるもの、
ここで、前述の膜は中央のパイプにしっかりと接続されており、この膜は骨片を濾過するための複数の細孔と、その濾過プレートと接続するための複数のスロットからなり、これにより蓋を取り外す際に前述の濾過プレートから骨片及び/又は骨粉を擦り落とすことができ、
複数の細孔を有する多孔質の先端であって、前述の中央のパイプの端、中央の濾過膜の下に設置されるもの、及び
蓋に取り付けられるインレットチューブとアウトレットチューブ。
【請求項2】
請求項1の骨片収集装置であって、サイクロンを形成するメカニズムで、前述の吸入口と螺旋構造を有するもの。
【請求項3】
請求項1の骨片収集装置であって、前述の吸入口が吸引ラインに接続されており、患者から入ってくる液体を螺旋構造へ送るもの。
【請求項4】
請求項1の骨片収集装置であって、前述の吸入口が筒状のチューブと円錐状のジェットを有するもの
【請求項5】
請求項1の骨片収集装置であって、前述の吸入口の外側の表面が円錐形状であり、患者側からの吸引ラインとしっかりと接続することができるもの。
【請求項6】
請求項1の骨片収集装置であって、上部の蓋に螺旋構造が設置され、前述の中央のパイプに巻き付けられるもの。
【請求項7】
請求項1の骨片収集装置であって、螺旋構造の遠位部分が多孔質のプレートのレベルで終わっている螺旋構造を含むもの。
【請求項8】
請求項1の骨片収集装置であって、前述の筒状のハウジングユニットの内壁に設置された複数の多孔質の濾過プレートと中央の濾過膜からなる2段階の抽出システムを有するもの。
【請求項9】
請求項1の骨片収集装置であって、前述の筒状のハウジングユニットの内壁に設置された複数の多孔質の濾過プレートを含むもの。
【請求項10】
請求項1の骨片収集装置であって、複数の濾過プレートが多数の細孔を有し、大きめの骨片を集取することができるもの。
【請求項11】
請求項1の骨片収集装置であって、濾過された液体を排出するための中央のパイプを有するもの。その中央のパイプの上部は前述の蓋が取り付けられている。
【請求項12】
請求項1の骨片収集装置であって、前述の中央のパイプが多孔質の先端を有しており、その先端に血餅による目詰まりを防ぐための複数の細孔を有するもの。
【請求項13】
請求項1の骨片収集装置であって、前述の中央のパイプの下部にしっかりと固定された中央の濾過膜を有するもの。
【請求項14】
請求項1の骨片収集装置であって、前述の中央の膜が複数の細孔を有して小さな骨片(骨粉)を集めることができるものであり、この孔のサイズは濾過プレートの孔よりも小さいものである。
【請求項15】
請求項1の骨片収集装置であって、前述の中央の濾過膜が周辺に複数のスロットを有し、それにより骨粉を抽出しつつも濾過プレートを通すことを可能にするもの。
【請求項16】
請求項1の骨片収集装置であって、前述の中央の濾過膜が周辺に複数のスロットを有し、このスロットは濾過プレートの位置とサイズに対応して設置されるもの。
【請求項17】
請求項1の骨片収集装置であって、前述の中央の濾過膜が、筒状のハウジングユニットの内壁に堆積した骨片や骨粉を機械的に集めることができるもの。
【請求項18】
請求項1の骨片収集装置であって、濾過システムと共にサイクロン形成メカニズムを備えているもの。
【請求項19】
請求項1の骨片収集装置であって、装置の蓋に排出口が設置されているもの。
【請求項20】
請求項1の骨片収集装置であって、排出口が円錐形状であり、標準的な吸引チューブとしっかり接続することができるもの。
【請求項21】
請求項1の骨片収集装置であって、出口側の排出口の内径は入口側の内径よりも大きくなっており、ここで負圧が発生し、デバイスの気密性が確保されるもの。
【請求項22】
請求項1の骨片収集装置であって、Oリングにより気密性が保たれるもの。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は外科的な処置中に患者から生じる血液、灌注液、組織の破片、その他液体などから剥がれ落ちた骨片を収集するための骨片収集装置に関するものである。この骨片収集装置には、最も小さな骨粉までも収集できる独特な2段階濾過システムが含まれている。
【0002】
本発明は以下のような問題に対処する際に、既存の骨片収集装置に比べて様々な利点がある。
1. 既存の装置は一定のサイズの孔を使用した1段階の濾過システムをベースにしている。この1段階の濾過システムは一定のサイズの骨片のみを分離することができる。この孔が非常に大きいと、それよりも小さな骨片は流れてしまい、将来移植する際の妨げになる。この孔が小さすぎると、目詰まりを起こしやすくなる。
本骨片収集装置は、可能な限り多くの骨片を収集するように設計されており、高効率の2段階濾過システムによりこれまで流れてしまっていた骨片も効率的に収集することを可能にしたものである。第1段階は、筒状のハウジングユニット内に垂直に設置した大きな孔を有する複数のプレートである。濾過すると大きな骨片はこのプレートに蓄積される。
第2段階は、筒状のハウジングユニットの中央のパイプの下部に設置した、小さな孔を備えた円形の膜である。この膜は非常に小さい骨片を集めることができる。
本骨片収集装置のさらにユニークな点は、灌注液を吸い込み、中央のパイプで再抽出することにより、血液から骨片を取り除く点にある。 本2段階濾過システムは、洗浄中に骨片が流れ落ちることを防止する。
【0003】
2. 既存の骨片収集装置の一般的な欠点は、インレットチューブとアウトレットチューブが反対側に位置しており、そのためドレープポーチに設置するために装置を大きくして安定させる必要があるという、非効率的な設計にある。いくつかの収集装置は、処置中に患者を覆うドレープにクリップなどで固定するものもある。しかしこうした固定方法では安定しない。処置中に装置の位置が変わってしまうと、正常に機能しなくなることがある。一定の角度の場合はまったく骨片を収集することができなくなることから、処置中に収集できる骨片の量は少なくなる。
それ以外の既存の装置はドレープポーチにフィットするものの、サイズが小さすぎて、処置中にポーチの中から見つけて取り出すことが難しいため、より時間を無駄にして、非効率的なだけでなく、処置に集中できなくなる。
【0004】
本骨片収集装置は非常に効率的で安定感もある。インレットチューブとアウトレットチューブが同じ側に設置されているため、ドレープのポーチに設置して安定させることができる。本骨片収集装置はドレープのポーチのサイズに適しており、また簡単に取り出すこともできる。
【0005】
3.また、別の既存の骨片収集装置は、非常にサイズが小さいので、頻繁に中を空にする必要があり、これにより処置に時間がかかるだけでなく、費用対効果も悪くなる
本骨片収集装置のサイズは直径 40 mmであり、これは既存の装置のおよそ倍以上の大きさであり、ドレープのポーチに完璧に適したサイズである
【0006】
4. 本骨片収集装置のもう一つの利点は耐久性である。既存の装置は、インレットチューブとアウトレットチューブが簡単に壊れてしまう事がよく知られている。
本骨片収集装置のインレットチューブとアウトレットチューブは類似の既存の装置に比べて約2.5倍の厚みがあり、耐久性と、費用対効果をもたらしている。
【0007】
5. 本骨片収集装置のユニークな機能として、完璧な気密性がある。排出口が円錐形になっており、これにより標準的な吸入チューブと非常にしっかりと接続することが可能になる。排出口の内径は吸入側の吸入口の内径よりも大きくなっている。この排出口と吸入口の異なる直径が負圧を形成し、装置の気密性を確保している。
【背景技術】
【0008】
骨片収集装置は脊椎、整形外科、歯科手術の処置で使用されてきた。既存の装置は主に2つのグループに分けることができる。一つ目のグループは手術野外の無菌ゾーンに設置されるものである。2つ目のグループは手術野内の滅菌ゾーンに設置されるものである。この2つ目のグループはさらにいくつかのタイプに分かれる。(1) ドリルに直接接続するもの(2)吸引チップに直接接続するもの(3)柔軟なラインを使って吸引チップに接続するものである。本骨片収集装置は2つ目のグループの(3)に属する。このタイプの骨片収集装置は、以下の特許がある。
【0009】
こうした骨片収集装置は現在も業界で使用されているものの、大きな改善が必要な点が75点ある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】US006022354A Mercury
【特許文献2】US7951089B2 Miller
【特許文献3】US3785380A Brumfield
【特許文献4】US5766134A Lisak,Young
【特許文献5】US7204810B2 Hynes, Strong
【特許文献6】US7971728B2 Anspach,Bucina
【特許文献7】US7758556B2 Perez-Cruet, Pepper, Miller
【発明の概要】
【0011】
骨片収集装置は、骨片移植のための様々な処置において、骨片やその破片を収集するための濾過装置である。筒状のハウジングユニットには多孔質のプレートが内壁に沿って設置されている。その筒状のハウジングユニットは蓋で覆われ、中央のパイプに取り付けられる。その中央のパイプの反対側は多孔の先端が取り付けられている。この中央のパイプはその下部に設置されている濾過膜を使ってサイクロンを形成するメカニズムと接続される。この膜は、前述の多孔質のプレートと連結するためのスロットがある。この多孔質のプレートはこの膜のスロットと組み合わさり、プレートから骨片を擦り落とすことができる。サイクロンを形成するメカニズムには、円錐の渦を使った吸入口が含まれる。このサイクロンを形成するメカニズムでは吸入する液体が螺旋状に回転する。その液体はさらに、2段階の濾過システムへ進む。第1段階は、前述の多数孔を有する複数のプレートで、 大きな骨片を収集する。第2段階は、濾過膜であり、小さい骨片を集めることができる。
骨片は分離されてプレートと膜の表面に蓄積する。吸引ラインが接続されており、残った液体を中央のパイプから排出する。その液体は、膜の下にあるパイプの多孔質の先端から中央のパイプに吸い込まれる。シリンダの蓋を外して骨片を収集する。蓋を外している間、中央の濾過膜が多くの孔のあいたプレートから骨片を擦り落とす。
【0012】
本骨片収集装置は歯科業界でも使用できる。この装置のサイズは歯科治療に必要なニーズに調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、本骨片収集装置を組み立てた状態の透視図である。
図2図2 は、本骨片収集装置の一部を組み立てた状態の透視図である。
図3図3は、本発明の上部断面図であり、蓋や螺旋構造も示されている。
図4図4は、本発明の下部断面図であり、筒状のハウジングユニット、中央のパイプとその先端で多数の孔があるもの、濾過のためのプレート、濾過膜が示されている。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1-4に参照の通り、本骨片収集装置は2つの主要な部分からなる。一つめは、ここでは12の数字で示している筒状のハウジングユニットであり、プラスチックや透明な素材で作られることが理想である。もう一つは蓋であり、ここでは数字の10で示されている。この蓋はサイクロン形成システムが組み込まれており、螺旋構造3-4および吸入口1から構成されている。
【0015】
患者から吸入される液体は、筒状のチューブ-13および円錐のジェット-2からなる吸入口-1 から本骨片収集装置に吸入される。吸入口は円錐のジェットを通じて吸入ラインに接続されており、液体は直接螺旋構造-3-4に送られる。螺旋構造は蓋-10に取り付けられており、中央のパイプ-9に巻き付けられている。
【0016】
前述の吸入口は円錐形状-7であり、柔軟な吸引ラインとしっかりと接続することにより、処置中に患者からの液体を送る。
入ってくる液体は、螺旋構造-3の上端へ送られ、サイクロン運動を行い、螺旋構造-4の下部へ移動する。螺旋構造-4の下部は、筒状のハウジングユニットの内壁に設置された、多孔質のプレート-5のレベルで終わっている。液体は螺旋構造を離れると、多孔質の濾過プレート-16へ移動する。ここでは大きなサイズの骨片が集められる。多孔質の濾過プレートを通過した粉のような小さな骨片は、小さな孔のあいた濾過膜-14に蓄積する。
【0017】
多孔質の濾過プレートと、濾過膜の組み合わせにより、2段階の濾過システムが形成され、これにより非常に多くの骨片を集めることが可能になる。この膜は中央のパイプにしっかりと接続されており、さらに複数のスロット-6 が含まれている。このスロットは濾過プレートの位置とサイズに対応して設置される。中央のパイプと膜が接続されている蓋を引き抜くと、膜のスロットが多孔質プレートの表面から細かい骨片を削ぎ落とす。この膜はまた筒状のハウジングユニットの内壁に堆積した骨片や骨粉を機械的に集めることができる。濾過された液体は中央の濾過膜を通過して下部のレセプタクル-17に移動する。そこから中央のパイプの多孔質の先端-8を通って中央のパイプに送られる。この多孔質の先端は、血餅による目詰まりを防ぐために、複数の細孔-18を含む。
【0018】
中央のパイプを通って送られた液体は、最終的には円錐形の形状の排出口-11を通じて装置から排出される。
出口側の排出口の内径は入口側の内径よりも大きいため、ここで負圧が発生し、デバイスの気密性が確保される。
【0019】
骨片収集装置の蓋は、Oリング- 15によりハウジングユニットにしっかりと接続される。
【符号の説明】
【0020】
1:吸入口
2:ジェット
3-4:螺旋構造
5:多孔質のプレート
6:スロット
7:円錐形状
8:先端
9:パイプ
10:蓋
11:排出口
12:ハウジングユニット
13:チューブ
14:濾過膜
15:Oリング
16:多孔質の濾過プレート
17:レセプタクル
18:細孔
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2021-09-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外科的処置において、患者から生じた骨片及び/又はその破片を収集するための骨片収集装置であって以下から構成される骨片収集装置
筒状のハウジングユニット、ここで濾過するための多孔質のプレートがその内壁に沿って設置されている、
蓋、
骨片収集装置の気密性を確保するためのOリング、
サイクロンを形成するメカニズム、ここでそれは螺旋構造と筒状のチューブから構成されており、吸入口が円錐状のジェット(吹き出し口ともいう)であり、
中央のパイプ、ここでそれは濾過された液体を抽出するための多孔質の先端を備えており、
段階の濾過システム、ここでそれは多孔質の濾過プレートと中央の濾過膜から構成され、ここで、前述の中央の濾過膜は中央のパイプにしっかりと接続されており、この膜は骨片及び/又はその破片を濾過するための複数の細孔と、その濾過プレートと接続するための複数のスロットから構成され、このスロットにより、蓋を取り外す際に前述の多孔質の濾過プレートから骨片及び/又は骨粉を擦り落とすことができ、
複数の細孔を有する多孔質の先端、ここでそれは前述の中央のパイプの端、中央の濾過膜の下に設置されており、及び
装置の蓋に取り付けられる円錐形状の吸入口と排出口、ここでそれは標準的な吸引チューブと排出チューブとしっかり接続されている、
骨片取集装置。
【請求項2】
請求項1に記載の骨片収集装置であって、前述の吸入口が吸引ラインに接続されており、患者から入ってくる液体を螺旋構造へ送るものであり、この螺旋構造は上部の蓋に設置され、前述の中央のパイプに巻き付けられるものであり、さらにこの螺旋構造の遠位部分が多孔質のプレートのレベルで終わっているものである、骨片収集装置。
【請求項3】
請求項1に記載の骨片収集装置であって、サイクロンを形成するメカニズムを有するもので、そのサイクロンを形成するメカニズムが前述の吸入口から構成され、そしてこの吸入口が骨片収集装置と螺旋構造の縦軸から0-90度の角度で設置されるものである、骨片収集装置。
【請求項4】
請求項1に記載の骨片収集装置であって、前述の中央の濾過膜と大きめ骨片を収集するための多孔質の濾過プレートとから構成される多段階の濾過システムを有し、ここで、多孔質の濾過プレートは、筒状のハウジングユニットの内壁に沿って設置される、骨片収集装置。
【請求項5】
請求項1に記載の骨片収集装置であって、濾過された液体を排出するための中央のパイプを有し、その中央のパイプの上部は前述の蓋が取り付けられており、また下端には多孔質の先端を有しており、その先端に血餅による目詰まりを防ぐための複数の細孔を有するものである、骨片収集装置。
【請求項6】
請求項1に記載の骨片収集装置であって、前述の中央のパイプの下部にしっかりと固定された中央の濾過膜を有し、この中央の膜が複数の細孔を有して小さな骨片及び/又は骨粉を集めることができ、この孔のサイズは濾過プレートの孔よりも小さいものであるである、骨片収集装置。
【請求項7】
請求項1に記載の骨片収集装置であって、前述の中央の濾過膜が周辺に複数のスロットを有し、それにより蓋を取り外した際に骨粉を抽出しつつも濾過プレートを通すことを可能にするものであり、またこの中央の濾過膜の表面が筒状のハウジングユニットの内壁に堆積した骨片や骨粉を機械的に集めることができるものである、骨片収集装置。
【請求項8】
請求項1に記載の骨片収集装置であって、前述の濾過システムと共にサイクロン形成メカニズムを備えているものである、骨片収集装置。
【請求項9】
請求項1に記載の骨片収集装置であって、出口側の排出口の内径は入口側の内径よりも大きくなっており、ここで負圧が発生し、デバイスの気密性が確保され、またこの吸入口と排出口が円錐形状であるものである、骨片収集装置。
【請求項10】
請求項1に記載の骨片収集装置であって、Oリングが蓋と筒状のハウジングユニットの交差点に設置され、これにより骨片収集装置の気密性が保たれるものである、骨片収集装置。
【国際調査報告】