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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-03-24
(54)【発明の名称】メディアプレーヤー制御デバイス
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/765 20060101AFI20220316BHJP
   H04N 5/93 20060101ALI20220316BHJP
   H04N 5/783 20060101ALI20220316BHJP
【FI】
H04N5/765
H04N5/93
H04N5/783
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021545976
(86)(22)【出願日】2020-01-31
(85)【翻訳文提出日】2021-10-04
(86)【国際出願番号】 US2020016175
(87)【国際公開番号】W WO2020163175
(87)【国際公開日】2020-08-13
(31)【優先権主張番号】62/800,902
(32)【優先日】2019-02-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/737,794
(32)【優先日】2020-01-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】521345833
【氏名又は名称】ユーティリティ デザイン,インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】UTILITY DESIGN,INC.
【住所又は居所原語表記】758 Camino Dos Rios, Thousand Oaks, California 91360 United States of America
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】特許業務法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジョーンズ,マイケル ウェイン
(72)【発明者】
【氏名】ジョーンズ,クイン カズオ
【テーマコード(参考)】
5C053
【Fターム(参考)】
5C053HA21
5C053LA11
5C053LA14
(57)【要約】
コンピュータのメディアプレーヤーを制御する制御デバイスのための開示されたデバイス、システム、及び方法が存在する。制御デバイスは、プレーヤーを制御するために使用できる回路及び様々なアクチュエータを含む。アクチュエータは、踏まれることによって作動するようなパターンに設置してもよく、踏まれることによって作動するように構成されてもよい。制御デバイスは、ループアクチュエータから信号を受信すると、ループイン、ループアウト、及びループクリアコマンドをプレーヤーに送信する。また、スピードアクチュエータから信号を受信すると、第1のスピード、第2のスピード、第3のスピード、及びスピードクリアコマンドをプレーヤーに送信する。プレイ/ポーズアクチュエータから信号を受信すると、ポーズ、プレイ、及びグローバルリセットコマンドをプレーヤーに送信する。スキップバックワード又はスキップフォワードアクチュエータから信号を受信すると、メディアプレーヤーにスキップバックワード及びスキップフォワードコマンドを送信してもよい。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピューティングデバイスでビデオメディアを再生するメディアプレーヤーを制御するためのフットペダル制御デバイスであって、前記メディアプレーヤーの制御デバイスは:
踏まれるようなパターンで設置され、踏まれることによって作動するように構成された、ループアクチュエータ、スピードアクチュエータ、プレイ/ポーズアクチュエータ、スキップバックアクチュエータ、及びスキップフォワードアクチュエータに結合された制御回路を備え:
前記制御回路は、前記ループアクチュエータからON信号を受信すると、ループ制御コマンドを前記メディアプレーヤーに送信し、前記ループ制御コマンドは、ループインコマンド、ループアウトコマンド、及びループクリアコマンドを含み;
前記制御回路は、前記スピードアクチュエータからON信号を受信すると、スピード制御コマンドを前記メディアプレーヤーに送信し、前記スピード制御コマンドは、第1のスピードコマンド、第2のスピードコマンド、第3のスピードコマンド、及びスピードクリアコマンドを含み;
前記制御回路は、前記プレイ/ポーズアクチュエータからON信号を受信すると、プレイ/ポーズ制御コマンドを前記メディアプレーヤーに送信し、前記プレイ/ポーズ制御コマンドは、ポーズコマンド、プレイコマンド、及びグローバルリセットコマンドを含み;
前記制御回路は、前記スキップバックワードアクチュエータからON信号を受信すると、スキップバックワードコマンドを前記メディアプレーヤーに送信し;及び、
前記制御回路は、前記スキップフォワードアクチュエータからON信号を受信すると、スキップフォワードコマンドを前記メディアプレーヤーに送信する、
フットペダル制御デバイス。
【請求項2】
前記制御回路は、前記ループアクチュエータから受信した第1のON信号を前記ループインコマンドに変換し、
前記ループアクチュエータから受信した第2のON信号を前記ループアウトコマンドに変換し、
前記ループアクチュエータから受信した第3のON信号を前記ループクリアコマンドに変換する、
請求項1に記載のフットペダル制御デバイス。
【請求項3】
前記制御回路は、前記スピードアクチュエータから受信した第1のON信号を、通常のスピードよりも遅い第1のスピードで前記メディアを再生する前記第1のスピードコマンドに変換し、
前記スピードアクチュエータから受信した第2のON信号を、前記第1のスピードよりも遅い第2のスピードで前記メディアを再生する前記第2のスピードコマンドに変換し、
前記スピードアクチュエータから受信した第3のON信号を、前記第2のスピードよりも遅い第3のスピードで前記メディアを再生する前記第3のスピードコマンドに変換し、
前記スピードアクチュエータから受信した第4のON信号を、前記スピードクリアコマンドに変換する、
請求項1に記載のフットペダル制御デバイス。
【請求項4】
前記制御回路は、前記プレイ/ポーズアクチュエータから受信したON信号のシーケンスの第1のON信号を前記ポーズコマンドに変換し、
前記プレイ/ポーズアクチュエータから受信した前記ON信号のシーケンスの第2のON信号を前記プレイコマンドに変換し、前記プレイ/ポーズアクチュエータから受信した少なくとも閾値時間の間保持されたON信号を前記グローバルリセットコマンドに変換する、
請求項1に記載のフットペダル制御デバイス。
【請求項5】
前記制御回路は、前記スキップバックワードアクチュエータから受信したONコマンドを、前記メディアプレーヤーに伝送される前記スキップバックワードコマンドに変換し;
前記制御回路は、前記スキップフォワードアクチュエータから受信したONコマンドを、前記メディアプレーヤーに伝送される前記スキップフォワードコマンドに変換する、
請求項1に記載のフットペダル制御デバイス。
【請求項6】
床面に置くためのフットペダルデバイスとして形作られたハウジングと;
前記ハウジングの上面に取り付けられたループ、スピード、プレイ/ポーズ、スキップバック、及びスキップフォワードの前記アクチュエータと;
前記ハウジング内に配置された前記制御回路と;
USB接続又は無線技術のうちの1つを使用して、前記制御回路から前記メディアプレーヤーに前記制御コマンドを送信するための通信ポートと;を更に備える、
請求項1に記載のフットペダル制御デバイス。
【請求項7】
前記メディアプレーヤーを更に備え:
前記メディアプレーヤーが前記ループインコマンドを受信すると、前記メディアプレーヤーは、前記メディアプレーヤーによって再生されているメディアにおいて、現在の位置で、第1のユーザ選択ポイントを時間的にマークする、ループインポイント機能を実行し;
前記メディアプレーヤーが前記ループアウトコマンドを受信すると、前記メディアプレーヤーは、
前記メディアプレーヤーによって再生されているメディアにおいて、現在の位置で、第2のユーザ選択ポイントをマークし、
現在の位置を、直ちに第2のユーザ選択ポイントから、及び、現在の位置が前記第2のユーザ選択ポイントに移動するたびに、前記第1のユーザ選択ポイントにループバックさせる、ループアウトポイント機能を実行し;
前記メディアプレーヤーが前記ループクリアコマンドを受信すると、前記メディアプレーヤーは、前記第1及び第2のユーザ選択ポイントを削除し、前記メディアが前記第2のユーザ選択ポイントを通過して再生することを可能にする、ループクリアポイント機能を実行し;
前記メディアプレーヤーが前記第1の、第2の、第3のスピード及びスピードクリアコマンドを受信すると、前記メディアプレーヤーは、前記メディアプレーヤーによって再生されているメディアのスピードを、通常の再生スピードのそれぞれ75パーセント、50パーセント、35パーセント、及び100パーセントにする、第1のスピード機能を実行し;
前記メディアプレーヤーが前記ポーズコマンドを受信すると、前記メディアプレーヤーは、前記メディアプレーヤーによって再生されているメディアをポーズ位置で一時停止する、ポーズ機能を実行し;
前記メディアプレーヤーが前記プレイコマンドを受信すると、前記メディアプレーヤーは、開始時に前記メディアの再生を開始する、又は、前記メディアプレーヤーによって再生されているメディアの再生を前記ポーズ位置からリスタートする、のうちの1つのプレイ機能を実行し;
前記メディアプレーヤーが前記グローバルリセットコマンドを受信すると、前記メディアプレーヤーは、ループクリア機能、スピードクリア機能、及びプレイ機能を実行する、グローバルリセット機能を実行し;
前記メディアプレーヤーが前記スキップバックワードコマンドを受信すると、前記メディアプレーヤーは、前記メディアプレーヤーによって再生されているメディアにおいて、現在の位置を特定の時間だけ時間的に後方にスキップさせる、スキップバックワード機能を実行し;及び
前記メディアプレーヤーが前記スキップフォワードコマンドを受信すると、前記メディアプレーヤーは、前記メディアプレーヤーによって再生されているメディアにおいて、現在の位置を特定の時間だけ時間的に前方にスキップさせる、スキップフォワード機能を実行する、
請求項1に記載のフットペダル制御デバイス。
【請求項8】
コンピューティングデバイスでビデオメディアを再生するメディアプレーヤーを制御するためのメディアプレーヤー制御回路であって、前記メディアプレーヤー制御回路は:
ループアクチュエータからON信号を受信すると、前記メディアプレーヤーにループ制御コマンドを送信するように構成されたループ制御回路であって、前記ループ制御コマンドは、ループインコマンド及びループアウトコマンドを含む、前記ループ制御回路と;
スピードアクチュエータからON信号を受信すると、前記メディアプレーヤーにスピード制御コマンドを送信するように構成されたスピード制御回路であって、前記スピード制御コマンドは、第1のスピードコマンド、第2のスピードコマンド、及び第3のスピードコマンドを含む、前記スピード制御回路と;
プレイ/ポーズアクチュエータからON信号を受信すると、前記メディアプレーヤーにプレイ/ポーズ制御コマンドを送信するように構成されたプレイ/ポーズ制御回路であって、前記プレイ/ポーズ制御コマンドは、ポーズコマンド及びプレイコマンドを含む、前記プレイ/ポーズ制御回路と;を備え、
ループアクチュエータ、スピードアクチュエータ、及びプレイ/ポーズアクチュエータは、踏まれるようなパターンで設置され、踏まれることによって作動するように構成される、
メディアプレーヤー制御回路。
【請求項9】
スキップバックワードアクチュエータからON信号を受信すると、前記メディアプレーヤーにスキップバックワードコマンドを送信するように構成されたスキップバック制御回路と;
スキップフォワードアクチュエータからON信号を受信すると、前記メディアプレーヤーにスキップフォワードコマンドを送信するように構成されたスキップフォワード制御回路と;を更に備える、
請求項8に記載のメディアプレーヤー制御回路。
【請求項10】
前記ループ制御コマンドは、ループクリアコマンドを含み、及び、前記スピード制御コマンドは、スピードクリアコマンドを含み;又は、前記プレイ/ポーズ制御コマンドは、グローバルリセットコマンドを含む、
請求項8に記載のメディアプレーヤー制御回路。
【請求項11】
前記制御回路は、前記ループアクチュエータから受信した第1のON信号を前記ループインコマンドに変換し、
前記ループアクチュエータから受信した第2のON信号を前記ループアウトコマンドに変換し、
前記ループアクチュエータから受信した第3のON信号を前記ループクリアコマンドに変換する、
請求項10に記載のメディアプレーヤー制御回路。
【請求項12】
前記制御回路は、前記スピードアクチュエータから受信した第1のON信号を、通常のスピードよりも遅い第1のスピードで前記メディアを再生する前記第1のスピードコマンドに変換し、
前記スピードアクチュエータから受信した第2のON信号を、前記第1のスピードよりも遅い第2のスピードで前記メディアを再生する前記第2のスピードコマンドに変換し、
前記スピードアクチュエータから受信した第3のON信号を、前記第2のスピードよりも遅い第3のスピードで前記メディアを再生する前記第3のスピードコマンドに変換し、
前記スピードアクチュエータから受信した第4のON信号を、前記スピードクリアコマンドに変換する、
請求項10に記載のメディアプレーヤー制御回路。
【請求項13】
前記制御回路は、前記プレイ/ポーズアクチュエータから受信したON信号のシーケンスの第1のON信号を、前記ポーズコマンドに変換し、
前記プレイ/ポーズアクチュエータから受信した前記ON信号のシーケンスの第2のON信号を、前記プレイコマンドに変換し、
前記プレイ/ポーズアクチュエータから受信した少なくとも閾値時間の間保持されたON信号を前記グローバルリセットコマンドに変換する、
請求項10に記載のメディアプレーヤー制御回路。
【請求項14】
コンピューティングデバイスでビデオメディアを再生するメディアプレーヤーによるメディアの再生の、メディアプレーヤー制御のための方法であって、前記方法は:
ループアクチュエータから信号を受信すると、前記メディアプレーヤーにループ制御コマンドを送信するステップであって、前記ループ制御コマンドは、ループインコマンド、ループアウトコマンド、及びループクリアコマンドを含む、前記送信するステップと;
スピードアクチュエータから信号を受信すると、前記メディアプレーヤーにスピード制御コマンドを送信するステップであって、前記スピード制御コマンドは、第1のスピードコマンド、第2のスピードコマンド、第3のスピードコマンド、及びスピードクリアコマンドを含む、前記送信するステップと;
プレイ/ポーズアクチュエータから信号を受信すると、前記メディアプレーヤーにプレイ/ポーズ制御コマンドを送信するステップであって、前記プレイ/ポーズ制御コマンドは、ポーズコマンド、プレイコマンド、及びグローバルリセットコマンドを含む、前記送信するステップと;
スキップバックワードアクチュエータから信号を受信すると、前記メディアプレーヤーにスキップバックワードコマンドを送信するステップと;
スキップフォワードアクチュエータから信号を受信すると、前記メディアプレーヤーにスキップフォワードコマンドを送信するステップと;を備え、
ループアクチュエータ、スピードアクチュエータ、プレイ/ポーズアクチュエータ、スキップバックワードアクチュエータ、及びスキップフォワードアクチュエータは、踏まれるようなパターンで設置され、踏まれることによって作動するように構成される、
メディアプレーヤー制御のための方法。
【請求項15】
前記ループアクチュエータから受信した第1のON信号を、前記ループインコマンドに変換するステップと、
前記ループアクチュエータから受信した第2のON信号を、前記ループアウトコマンドに変換するステップと、
前記ループアクチュエータから受信した第3のON信号を、前記ループクリアコマンドに変換するステップと、を更に備える、
請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記スピードアクチュエータから受信した第1のON信号を、通常のスピードよりも遅い第1のスピードで前記メディアを再生する前記第1のスピードコマンドに変換するステップと、
前記スピードアクチュエータから受信した第2のON信号を、前記第1のスピードよりも遅い第2のスピードで前記メディアを再生する前記第2のスピードコマンドに変換するステップと、
前記スピードアクチュエータから受信した第3のON信号を、前記第2のスピードよりも遅い第3のスピードで前記メディアを再生する前記第3のスピードコマンドに変換するステップと、
前記スピードアクチュエータから受信した第4のON信号を、前記スピードクリアコマンドに変換するステップと、を更に備える、
請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記プレイ/ポーズアクチュエータから受信したON信号のシーケンスの第1のON信号を前記ポーズコマンドに変換するステップと、
前記プレイ/ポーズアクチュエータから受信した前記ON信号のシーケンスの第2のON信号を前記プレイコマンドに変換するステップと、
前記プレイ/ポーズアクチュエータから受信した少なくとも閾値時間の間保持されたON信号を前記グローバルリセットコマンドに変換するステップと、を更に備える、
請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記スキップバックワードアクチュエータから受信したONコマンドを、前記メディアプレーヤーに伝送される前記スキップバックワードコマンドに変換するステップと、
前記スキップフォワードアクチュエータから受信したONコマンドを、前記メディアプレーヤーに伝送される前記スキップフォワードコマンドに変換するステップと、を更に備える、
請求項14に記載の方法。
【請求項19】
USB接続又は無線技術のうちの1つを使用して、制御回路から前記メディアプレーヤーに前記制御コマンドを送信するステップを更に備える、
請求項14に記載の方法。
【請求項20】
前記メディアプレーヤーが前記ループインコマンドを受信すると、前記メディアプレーヤーは、前記メディアプレーヤーによって再生されているメディアにおいて、現在の位置で、第1のユーザ選択ポイントを時間的にマークするループインポイント機能を実行するステップと;
前記メディアプレーヤーが前記ループアウトコマンドを受信すると、前記メディアプレーヤーは、
前記メディアプレーヤーによって再生されているメディアにおいて、現在の位置で、第2のユーザ選択ポイントをマークし、
現在の位置を、直ちに前記第2のユーザ選択ポイントから、及び、現在の位置が前記第2のユーザ選択ポイントに移動するたびに、前記第1のユーザ選択ポイントにループバックさせる、ループアウトポイント機能を実行するステップと;
前記メディアプレーヤーが前記ループクリアコマンドを受信すると、前記メディアプレーヤーは、前記第1の及び第2のユーザ選択ポイントを削除して、前記メディアが前記第2のユーザ選択ポイントを通過して再生することを可能にするループクリアポイント機能を実行するステップと;
前記メディアプレーヤーが前記第1の、第2の、第3のスピードコマンド、及びスピードクリアコマンドを受信すると、前記メディアプレーヤーは、前記メディアプレーヤーによって再生されているメディアのスピードを通常の再生スピードのそれぞれ75パーセント、50パーセント、35パーセント、及び100パーセントにする第1のスピード機能を実行するステップと;
前記メディアプレーヤーが前記ポーズコマンドを受信すると、前記メディアプレーヤーは、ポーズ位置で前記メディアプレーヤーによって再生されているメディアを一時停止するポーズ機能を実行するステップと;
前記メディアプレーヤーが前記プレイコマンドを受信すると、前記メディアプレーヤーは、開始時に前記メディアの再生を開始するか、前記ポーズ位置から前記メディアプレーヤーによって再生されているメディアの再生をリスタートするか、のうちの1つのプレイ機能を実行するステップと;
前記メディアプレーヤーが前記グローバルリセットコマンドを受信すると、前記メディアプレーヤーは、ループクリア機能、スピードクリア機能、及びプレイ機能を実行するグローバルリセット機能を実行するステップと;
前記メディアプレーヤーが前記スキップバックワードコマンドを受信すると、前記メディアプレーヤーは、前記メディアプレーヤーによって再生されているメディアにおいて、現在の位置を特定の時間だけ時間的に後方へスキップさせるスキップバックワード機能を実行するステップと;
前記メディアプレーヤーが前記スキップフォワードコマンドを受信すると、前記メディアプレーヤーは、前記メディアプレーヤーによって再生されているメディアにおいて、現在の位置を特定の時間だけ時間的に前方へスキップさせるスキップフォワード機能を実行するステップと;を更に備える、
請求項14に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
分野
【0002】
本開示は、コンピューティングデバイスのメディアプレーヤーによるメディアの再生を制御するためのメディアプレーヤー制御デバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
関連技術の説明
【0004】
ローカルの及びオンラインストリーミングの、インストラクション、エデュケーション、及びエンターテイメントのビデオ及びオーディオソフトウェアへの関心及び使用(例えば、メディアの再生)は、近年急増している。幅広い範囲の、年齢、興味、及び能力を示すユーザは、現在、これらのフォーマットを使用して、様々なメディア、スキル、及び鍛錬(disciplines)を学び、身に付け、そして楽しんでいる。加えて、専門家はこれらのビデオを使用する;また、業界標準のビデオ、オーディオ、グラフィック編集ソフトウェアも同様に、彼らの作業においてツールとして使用する。
【0005】
しかし、作業を行いながら、例えば、メディアのセクションを後方へスキップする及びリプレイするなど、メディアの再生を制御することは困難である可能性がある。例えば、これらの関心のある分野や作業の多くは、特定の活動に従事している間、両手を使用する必要がある。ギター(又はピアノ)の演奏を学ぶミュージシャン、外科的手順を行う医学生、又は家庭用電化製品を修理する住宅所有者はすべて、インストラクション(説明)ビデオを見たり、オーディオ又はビデオの編集及びソフトウェアの録音で操作したりする間、両手を使用する必要がある。他のケースでは、例えば、料理や自動車の修理など、ユーザは、工具、材料、又は油を扱っているかもしれず、これらは、手で制御するデバイスの機能に害を及ぼしたり影響を及ぼしたりする可能性がある。これらのユーザにとっての課題は、ハンドヘルドデバイスのプレイ(再生)を使用又は制御する前にオブジェクト(物)を置くか手をきれいにする必要がある場合の、アクティビティ(活動)プロセスの継続中の中断である。多くのローカルの及びオンラインメディアストリーミングの状況では、キーボード、キーパッド、マウス、又はトラックパッドを使用することは、不便であるだけでなく、集中力の及び/又は手元での作業の非実用的な中断である。
【0006】
メディアの再生を制御することのいっそうの難しさは、例えば、関節リウマチ、脳卒中、又はパーキンソン病などの疾患の身体的制限や症状に苦しむユーザが直面する課題である。これらのケースでは、問題は不便ではなく、アクセスできないことである。ここでは、ハンドヘルドメディアプレーヤー制御デバイスは、このユーザコミュニティにとって、メディアコントローラとの関わりや使いやすさを非常に困難にする。手で扱うコンピュータ操作の追加の難点は、ストリーミングアプリケーションのすべてのプレイバック機能にアクセスするために2つの別々のコントローラデバイスが必要になることである。例えば、YouTube(登録商標)やSpotifyなどのオンラインビデオ及びオーディオのストリーミングサービスでは、例えば「スキップバックワード(後方へスキップ)」及び「スキップフォワード(前方へスキップ)」などのビデオのプレイバック機能でキーボードコマンドを使用できるようになったが、例えばビデオのプレイバックスピードの調整などの他の便利な機能には、マウス又はトラックパッドを介してドロップダウンメニューを通してのみアクセスできる。
【発明の概要】
【0007】
望まれるのは、コンピュータ、モバイルデバイス、及びスマートテクノロジーデバイス(例えばコンピューティングデバイス)でビデオ及びオーディオアプリケーション(例えばメディアプレーヤー)の様々な機能を制御する、単一の非ハンドヘルドデバイスである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、コンピューティングデバイスのメディアプレーヤーによるメディアの再生を制御するためのメディアプレーヤー制御デバイスの立面斜視図である。
【0009】
図2図2は、図1のメディアプレーヤー制御デバイスの底面、左側面、後面の斜視図である。
【0010】
図3図3は、図1のメディアプレーヤー制御デバイスの底面の断面図である。
【0011】
図4図4は、コンピューティングデバイスのメディアプレーヤーによるメディアの再生を制御するためのメディアプレーヤー制御デバイスを有するシステムである。
【0012】
図5図5は、コンピューティングデバイスのメディアプレーヤーによるメディアの再生を制御するメディアプレーヤー制御デバイスのためのオペレーティング環境/プロセスである。
【0013】
図6図6は、メディアプレーヤー制御デバイスによって制御されるコンピューティングデバイスのメディアプレーヤーによるメディアの再生のためのオペレーティング環境/プロセスである。
【0014】
図7図7は、コンピューティングデバイスのブロック図である。
【0015】
本明細書を通して、図に現れるエレメント(要素)には3桁の参照番号が付されており、最上位桁は図番号であり、最下位2桁はエレメントに特有である。図と併せて説明されていないエレメントは、同一の最下位桁の参照番号を有する前述のエレメントと同一の特性及び機能を有すると推定することができる。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本明細書のデバイス、システム、及び方法は、コンピューティングデバイスのメディアプレーヤーにおける様々な機能を制御する電子フットペダルデバイス(electronic foot pedal device)のためのものである。したがって、フットペダルデバイスは、メディアプレーヤーによるメディアの再生を制御することができる。より具体的には、フットペダルメディアプレーヤーコントローラは、ユーザがメディアプレーヤー(例えば、コンピュータ、スマートテクノロジー、及びモバイルソフトウェアアプリケーション;ビデオ及びオーディオプレーヤー、及びその他のアプリケーションインタフェース)の様々な標準の及び非標準の機能にアクセスして制御することを可能にする。ペダルデバイスは、例えば、再生(play、プレイ)、一時停止(pause、ポーズ)、巻き戻し(rewind、又はスキップバック(skip back))、早送り(fast-forward、又はスキップフォワード(skip forward))などの標準機能と、例えば、ユーザが選択可能なスタートポイントとエンドポイントの間でのビデオ及び/又はオーディオの連続ループ再生(continuously looped playback)、及び、メディア(例えば、ビデオ及び/又はオーディオ)の再生スピードを少なくとも3つの異なるスロー再生スピードに遅くするなどのカスタム機能を可能にする。それは、メディアプレーヤーの標準及びカスタム機能を制御する5つ又はそれを超えるプログラム可能なフット作動スイッチ(例えば、アクチュエータ)を有してもよい。
【0017】
例えば、スピード、ループ、バック、プレイ/ポーズ、及びフォワードのアクチュエータからのON信号は、フットペダルデバイスの制御回路によって、様々なスピード、ループ、バック、プレイ/ポーズ、及びフォワードのコマンドであって、デバイスによってメディアプレーヤーを有するコンピューティングデバイスへ送られるコマンドに変換されてもよい。これらのコマンドがコンピューティングデバイスによって受信されると、それらは、プレーヤーに、メディアの再生を制御する様々なメディアスピード、ループ、バック、プレイ/ポーズ、及びフォワードのプレイバック機能を実行させる。コンピューティングデバイス及び/又はプレーヤーが、受信したコマンドをプレイバック機能に変換してもよい。
【0018】
他のユーザ定義可能コマンドは、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアのアップデートを通じて、デバイスやブラウザ拡張機能で利用可能であってもよい。電子フットペダルデバイスと外部コンピューティングデバイス(例えば、デスクトップ又はラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートテレビ、スマートフォンなどのユーザコンピューティングデバイス)の間の通信は、USBケーブル及び/又は無線(ワイヤレス)接続を介して行うことができる。無線接続は、RFCOMMシリアルポートエミュレーション(serial port emulation)やBluetoothシリアルポートプロファイル(serial port profile)テクノロジーなどの標準的な短距離無線インターコネクション(相互接続)デバイスであってもよい。フットペダルデバイスとコンピューティングデバイスの間の機能は、アップデート可能なファームウェア、インターネットブラウザソフトウェア拡張機能、API、及び/又は他のソフトウェアアプリケーションを使用して実現できる。
【0019】
本明細書に記載の技術は、コンピューティングデバイスのメディアプレーヤーを制御するためのメディアプレーヤー制御デバイスを提供する。メディアプレーヤー制御デバイスは、ループアクチュエータ、スピードアクチュエータ、プレイ/ポーズアクチュエータ、スキップバックアクチュエータ、及びスキップフォワードアクチュエータに結合された制御回路を含む。制御回路は、ループアクチュエータからON信号を受信すると、メディアプレーヤーにループ制御コマンドを送信する。ループ制御コマンドは、ループイン(loop in)コマンド、ループアウト(loop out)コマンド、及びループクリア(loop clear)コマンドを含んでもよい。制御回路はまた、スピードアクチュエータからON信号を受信すると、メディアプレーヤーにスピード制御コマンドを送信する。スピード制御コマンドは、第1のスピード(first speed)コマンド、第2のスピード(second speed)コマンド、第3のスピード(third speed)コマンド、及びスピードクリア(speed clear)コマンドを含んでもよい。制御回路は、プレイ/ポーズアクチュエータからON信号を受信すると、メディアプレーヤーにプレイ/ポーズ制御コマンドを送信してもよい。プレイ/ポーズ制御コマンドは、ポーズ(pause)コマンド、プレイ(play)コマンド、及びグローバルリセット(global reset)コマンドを含む。次に、制御回路は、スキップバックワードアクチュエータからON信号を受信すると、メディアプレーヤーにスキップバックワード(skip backward)コマンドを送信してもよい。場合によっては、制御回路は、スキップフォワードアクチュエータからON信号を受信すると、メディアプレーヤーにスキップフォワード(skip forward)コマンドを送信してもよい。
【0020】
装置の説明
【0021】
ここで図1を参照すると、コンピューティングデバイス上でメディアを再生するメディアプレーヤーによるメディアの再生を、制御するためのメディアプレーヤー制御デバイス102の上面斜視図100である。次に図2を参照すると、図1のメディアプレーヤー制御デバイス102の底面斜視図200である。例えば、メディアプレーヤーデバイス102は、床面に置くためのフットペダルデバイスであってもよく、フットペダルデバイスは、踏まれるようなパターンで設置され、踏まれることによって作動するように構成されたアクチュエータ130-138を有する。アクチュエータは、人間の足で簡単に作動させて、コンピュータによるYouTube(登録商標)での又は他のメディアプレーヤーでのメディアの再生を制御できる。踏まれるようなパターンで設置されるということは、各アクチュエータが、ほとんどの人間の足(例えば、米国での男性サイズ15未満をいう)が他のボタンを作動させずに各ボタンを独立して作動させることができ、少なくともその距離だけ、互いのアクチュエータから離れていることであってもよい。踏まれることによって作動するように構成されるということは、アクチュエータを作動させる上面ボタン又は表面であって、十分な力で押し下げられると、閾値を超えて動く又はクリックするように動く上面ボタン又は表面を有する、各アクチュエータであってもよい。アクチュエータは指で作動させるのが難しい場合があるが、例えば、エレクトリックギター又は別の電気楽器を演奏するためのエフェクトフットペダルのアクチュエータなど、踏まれることによって簡単に作動させてもよい。
【0022】
例えば、デバイス102は、モバイルデバイス、IOS、及びスマートテクノロジーデバイスなどのユーザコンピューティングデバイスによるメディアの再生を制御するための電子フットペダルであってもよい。また、本明細書に記載されているように、デバイス102について説明された概念は、フットペダルデバイス以外の様々な形態のメディアプレーヤー制御デバイス、例えば、アクチュエータを備えたコントローラ、ポート、及び、タッチスクリーンを備えたハンドヘルドデバイスであるコントローラ回路又は目の動きによって光学的に作動するコントローラ回路に適用されてもよい。場合によっては、概念は、例えば、ドリルプレス、旋盤、コンベヤーなどの産業用ハードウェアを制御するためのアクチュエータ、ポート、及びコントローラ回路を有するコントローラに適用されてもよい。
【0023】
デバイス102は、上面112、後面114、前面116、左側面118、右側面119、及び底面120を有するハウジング110含む。デバイス102は、底面にパッド又はパッドを含む足140を有する。パッドを含む足は、ゴム、フェルト、プラスチックなどからできていてもよい。これらはオプションであり、除外することができる。
【0024】
本実施の形態では、上面112は、後面から前面へ下向きに角度が付けられている。上面は、平坦であってもよく又は角度が付いていなくてもよく;又は、別の角度を有してもよいことが理解されよう。ハウジングは、デバイスの前と後を形成するように角度が付けられた上部セクションと、デバイスの側面を形成するように角度が付けられた底部セクションであってもよい。
【0025】
デバイス102は、5つのアクチュエータを含み、アクチュエータは、電気機械的スイッチ、ボタン、On/Offプッシュボタンフットスイッチであってもよく、又は、スイッチへの物理的圧力を、OFF信号からON信号に変換可能な他のアクチュエータであってもよい。各スイッチは、制御デバイス102及び/又はメディアプレーヤー(例えば、コンピューティングデバイス412)を制御するために、ユーザのプッシュをON信号に転送してもよい。プッシュは、メディアプレーヤーのメディアの再生を制御するための、ユーザの足によるアクチュエータの意図的なプッシュであってもよい。
【0026】
具体的には、表面112に取り付けられているのは、ループ(loop)アクチュエータ132、スピード(speed)アクチュエータ130、プレイ/ポーズ(play/pose)アクチュエータ136、スキップバックワード(skip backward)アクチュエータ134、及び、スキップフォワード(skip forward)アクチュエータ138であり、これらは、踏まれるようなパターンで設置され、人に踏まれることによって作動するように構成される。ループアクチュエータ、スピードアクチュエータ、プレイ/ポーズアクチュエータ、スキップバックワードアクチュエータ、及び、スキップフォワードアクチュエータが、踏まれるようなパターンで設置され、人すなわちデバイス102及びデバイス410のユーザによって踏まれることで作動するように構成されるように、例えば、ハウジング110のサイズ、表面112上のアクチュエータ130-138の位置、及び表面112の角度(例えば、床面に対する)は構成されてもよい。
【0027】
各アクチュエータ130-138は、他のアクチュエータを誤って踏むことなく、独立して意図して踏むことができるように、アクチュエータ130-138のうちの他のアクチュエータのそれぞれから間隔をあけてもよい。踏まれるようなパターンで設置されるということは、各アクチュエータが、ほとんどの人間の足(例えば、米国での男性サイズ15未満をいう)が他のボタンを作動させずに各ボタンを独立して作動させることができ、少なくともその距離だけ、互いのアクチュエータから離れていることであってもよい。踏まれることによって作動するように構成されるということは、アクチュエータを作動させる上面ボタン又は表面であって、人間の足によって十分な力で押し下げられると、閾値を超えて動く又はクリックするように動く上面ボタン又は表面を有する、各アクチュエータであってもよい。アクチュエータは指で作動させるのが難しい場合があるが、例えば、エレクトリックギター又は別の電気楽器を演奏するためのエフェクトフットペダルのアクチュエータなど、踏まれることによって簡単に作動させてもよい。
【0028】
場合によっては、アクチュエータはOFF位置にあり、圧力の閾値量で押されるまでOFF(又はno)信号を出力し、その圧力の閾値量はアクチュエータをON位置に変換し、アクチュエータはON信号を出力する。ON位置に達した後、アクチュエータは、圧力が閾値を下回り解放され、OFF位置に戻り、OFF信号の出力に切り替わるまで、ON信号を出力し続けてもよい。圧力の閾値量は、典型的な音楽用フットペダルデバイススイッチのスイッチにとって典型的なものであってもよい。
【0029】
デバイス102は、スピード(speed)アクチュエータ130、ループ(loop)アクチュエータ132、スキップバック(skip back)アクチュエータ134、プレイ/ポーズ(play/pose)アクチュエータ136、及びスキップフォワード(skip forward)アクチュエータ138を有することが示されている。各アクチュエータは、例えば、ハウジングにある穴を通って延在する、その穴よりも大きい開口部の下にアンカー部を有する、アンカー部とロック部との間の開口部の周りにハウジングを保持するロック部(例えば、ナットによって係合されるねじ(thread))を有するなど、ハウジングに又はハウジング上に取り付けてもよい。各アクチュエータは、音楽エフェクトペダルデバイスにフットスイッチを取り付けるために既知であるように、取り付けられてもよい。取り付けは、アクチュエータの外表面の周りの、ナットと係合するねじによるものであってもよい。
【0030】
図において、アクチュエータの下の行は、スキップバック(Skip Back)、プレイ/ポーズ(Play/Pause)、及びスキップフォワード(Skip Forward)アクチュエータであり;上の行は、スピード調整(Speed Adjustment)及びループ(Loop)機能アクチュエータである。ただし、下の行と上の行を交換する;及び/又は、左から右への順序を入れ替えるなど、アクチュエータは、異なる配置が可能であると考えられる。各アクチュエータは、ユーザの足、靴、又はつま先で押されるように、独立してアクセス可能であってもよい。
【0031】
ハウジングの材料は、例えば、アルミニウム及び/又はスチールなどの凹凸(rugged、丈夫な)材料であってもよい。例えば、プラスチック、ゴム、木材、発泡体などの他の様々な材料であってもよく、又は、これらを含んでもよい。
【0032】
デバイス102は、コンピューティングデバイスに通信信号を送信する又は伝送するための通信ポート150を有することが示されている。ポート150は、USBケーブル、USBケーブルコネクタ、他の有線接続又は無線接続デバイスであってもよい。USBケーブルコネクタは、USBケーブルコネクタのグロメットであってもよい。無線接続は、例えば、RFCOMMシリアルポートエミュレーション又はBluetoothシリアルポートプロファイルテクノロジーなどの、標準的な短距離無線インターコネクションデバイスであってもよい。デバイス102は、USB又はポート150への他の接続によって電力を供給されてもよい。壁プラグへのコードによって電力を供給されてもよい。デバイス102内のバッテリによって電力を供給されてもよい。
【0033】
ここで図3を参照すると、図1のメディアプレーヤー制御デバイス102の底面断面図300が示されている。図300は、アクチュエータ130-138の内部パーツ160及び制御回路170の位置を示す。各パーツ160は、有線(例えば図示)又は無線(不図示)接続によって回路170に電子的に結合され、OFF及びON信号を回路170に送信する。図3は、アクチュエータON及びOFF信号を各アクチュエータから回路170に伝送することができる、例えばワイヤ又はPCBトレースなどの有線接続を示す。この接続は内部にある必要はないが、ハウジングの内部(例えば、ハウジングの他の導体から絶縁された導電性トレース)又は、ハウジングの外部(例えば、ハウジングの表面の又は表面の外側の絶縁性トレース)にあることができる。
【0034】
フットペダルデバイスの制御回路170は、制御回路170が異なるスピード、ループ、バック、プレイ/ポーズ、及びフォワードのアクチュエータから受信する、スピード、ループ、バック、プレイ/ポーズ、及びフォワードのON信号を、スピード、ループ、バック、プレイ/ポーズ、及びフォワードのコマンドに変換し、ポート150を使用してコンピューティングデバイスへ送信する。制御回路170は、スピード、ループ、バック、プレイ/ポーズ、及びフォワードのコマンドを更新する又は変更するための、更新可能なファームウェア及び/又はソフトウェアを有することができる。5アクター(動作主体)より多くても又はより少なくてもよく、及び、回路170はこれらのアクチュエータにコマンドを送信してもよい、と考えられる。場合によっては、ループ、スピード、プレイ/ポーズのアクチュエータ及びコマンドのみが存在してもよい。あるケースでは、ループとスピードのアクチュエータ及びコマンドのみが存在する。
【0035】
制御回路170は、ハードウェア及び/又はソフトウェアであってもよく、又はこれらを含んでもよい。ハードウェアは、マイクロプロセッサ、集積回路(IC)チップ、電子論理、電子回路、プリント回路基板、ROM、及び/又はBIOSであってもよく、又はこれらを含んでもよい。ソフトウェアは、回路170のプロセッサによって実行される命令を有する非一時的メモリ及び/又はRAMであってもよい。制御回路170は、RAM、ROM、DRAM、SRAM、及びMRAMであってもよく、又はそれらを含んでもよく、及び、例えば、コンピューティングデバイスのオペレーション中に使用される、静的データ又は固定命令、BIOS、システム機能、構成データ、及び他のルーチンなどのファームウェアを含んでもよい。制御回路170は、以下に述べるように、コンピューティングデバイス800であってもよい。回路170は、ハウジングに取り付けられた上部の2つのON/OFFスイッチ130及び132への接続によって、ハウジングに取り付けられ、固定されてもよい。
【0036】
場合によっては、ハウジング110は、床面に置くためのフットペダルデバイスとして形作られてもよい。ループ、スピード、プレイ/ポーズ、スキップバック、及びスキップフォワードのアクチュエータ130-138は、ハウジングの上面112に取り付けられてもよい。制御回路170は、ハウジング内に配置されてもよく:通信ポート150は、USB接続又は無線技術のうちの1つを使用して、制御回路170からメディアプレーヤー414へ制御コマンドを送信するためのものであってもよい。
【0037】
場合によっては、制御デバイス102は、コンピューティングデバイス700であってもよく、又はこれを含んでもよい。場合によっては、制御回路170は、例えばコンピューティングデバイス700について述べたような、コンピューティングデバイスであってもよく、又はこれを含んでもよい。
【0038】
図4は、ユーザコンピューティングデバイス410のメディアプレーヤー414によるメディア412の再生を制御するためのメディアプレーヤー制御デバイス102を有するシステム400である。コンピューティングデバイスは、メディアプレーヤー414によって再生されるメディア412を含む。デバイス410又は他のコンピューティングデバイスの様々な他のメディアプレーヤーがメディア412を再生してもよい。
【0039】
電子フットペダルデバイス102(例えば、ポート150)と外部のコンピューティングデバイス410(例えば、デスクトップ又はラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートテレビ、スマートフォンなどのユーザコンピューティングデバイス)との間の通信は、USBケーブル及び/又は無線接続を介して行うことができる。無線接続は、例えばRFCOMMシリアルポートエミュレーション又はBluetoothシリアルポートプロファイルテクノロジーなどの標準的な短距離無線インターコネクションデバイスであってもよい。
【0040】
コンピューティングデバイス410は、コンピューティングデバイス、コンピュータ、モバイルデバイス、及び、スマートテクノロジーデバイスであってもよく、又は、それらを含んでもよく、それらは、メディア412をディスプレイ418で見るために及び/又は(例えば、スピーカ又はヘッドセットを介して)聞くために、メディアプレーヤー制御デバイス102のユーザによって使用される。コンピューティングデバイス410及び/又はプレーヤー414は、フットペダルデバイス102のポート150から受信したスピード、ループ、バック、プレイ/ポーズ、及びフォワードのコマンドを、コンピューティングデバイスにインストールされたインターネットブラウザソフトウェア拡張機能、API、及び/又は他のソフトウェアアプリケーションを使用して、スピード、ループ、バック、プレイ/ポーズ、及びフォワードのプレイバック機能に変換することができる。
【0041】
コンピューティングデバイス410はまた、更新可能なソフトウェア(例えば、更新可能なインターネットブラウザソフトウェア拡張機能及び/又は他のメディアプレーヤー414のソフトウェア)を有してもよく、それは、修正を通して、様々なメディアプレーヤー(例えば、様々なメディア再生ソフトウェアプログラム414)のツール及び機能に適合するように、スピード、ループ、バック、プレイ/ポーズ、及びフォワードの制御機能及びコマンドの変更及び編集を可能にすることができる。場合によっては、メディアプレーヤー414は、追加された拡張機能を有するGoogle Chromeブラウザであり、ペダルデバイス102がそのブラウザへコマンドを通信できるように、デバイス102のユーザは追加された拡張機能をコンピュータ410にインストールすることができる。
【0042】
拡張機能は、例えばVimeo又はYouTube(登録商標)などの特定のwebページで、条件付きでスクリプトを起動するように設定できる。起動するスクリプトは、ユーザが、例えば、キーボード、I/O、又は他の入力デバイスなどの特定のキー/アクチュエータ130-138を押しているかどうかをチェックする「キーリスナー(key listener)」をwebページに追加する。デバイス102で押されているスイッチ/アクチュエータは、キープレス(key press)イベントを、回路170からブラウザへ送信し、そのことは、キーリスナーが、押されたキー/アクチュエータに応じて、回路170によって送信されたどのような機能も実行するトリガーになる。キープレス/アクチュエータごとに異なる機能がある、すなわち、スキップバック、ループ、プレイ/ポーズ、スローダウンなどである。メディアプレーヤーは、例えば、Internet Explorer、Firefoxなどの他のブラウザであってもよく;及び、デバイス102と通信するための同様の拡張機能を有してもよい。
【0043】
メディア412は、ローカルの、オンラインの、及び/又は、ストリーミングのオーディオ及び/又はビデオメディアであってもよい。場合によっては、それはビデオメディアである(例えば、時間の経過に伴い進行する画像及びオーディオ)。メディア412は、例えば、サーバ、別のコンピューティングデバイス、及び/又はクラウドなどの任意のネットワークソースからのメディア(ストリーミング又はファイル)であってもよい。メディア412は、例えば、CD、DVD、ブルーレイ、サムドライブ、フラッシュカードなどの任意のローカルソースからのメディア(ストリーミング又はファイル)であってもよい。
【0044】
コンピューティングデバイス410は、例えばキーボード及びマウスなどの様々な入力及び出力デバイス(例えば、I/Oデバイス)を代表してもよいキーボード416を含む。キーボード416は、メディアプレーヤー414によるメディア412の再生を制御するために使用されてもよいが、ループ及び/又はスローコマンドを送信することができない可能性がある。
【0045】
メディアプレーヤー414は、ビデオ及び/又はオーディオプレーヤー、又は、アプリケーション:スマートテクノロジー、モバイルソフトウェアアプリケーション、及び/又は、メディア412の再生を制御するための(例えば、制御デバイス102を介して又は通して)ユーザによって使用されるアプリケーションインタフェースであってもよい。メディアプレーヤー414は、ブラウザ、メディアインタフェース、又はメディアソースであってもよい。本明細書に記載されているように、カスタムの拡張機能を有してもよい。拡張機能は、既知の様々なソフトウェア及びアプリケーションプロセスによってダウンロードされてもよく、アクセスされてもよく、及び/又は提供されてもよい。フットペダル130-138は、プレーヤー414によるメディア412の再生を制御するためにユーザの足によって作動できる又は押され得るアクチュエータ又は圧力スイッチであってもよく、又はこれらを含んでもよい。場合によっては、これらのアクチュエータ又は圧力スイッチは、キーボードのキーを押したりキーボードでタイピングしたりする人にとって(又はマウスボタンを作動させるために)典型的であるよりも、ユーザによるより多くの圧力又は力を必要とする。場合によっては、人の足で踏むことで簡単に作動するが、人が手動で作動させるのは非常に困難である。
【0046】
ディスプレイ418は、既知であるようなメディア412の再生を表示するためのディスプレイであってもよい。ビデオディスプレイ(例えば、スクリーン又はモニター)及び/又はオーディオ出力(例えば、スピーカ又はヘッドセットポート)を含んでもよい。ディスプレイとオーディオ出力の両方を含んでもよい。
【0047】
システム400は、ネットワーク420を介してデバイス410に結合されたメディアサーバ430を含む。サーバ430は、既知であるような(例えば、ダウンロードのための)メディア又はメディアファイルの、多数のリモートソース又はストリーミングソースのいずれかであってもよい。ネットワーク420は、既知であるような様々な有線及び/又は無線ネットワーク技術であってもよく、又はこれらを含んでもよい。インターネットであってもよく、又はこれを含んでもよい。
【0048】
コンピューティングデバイス410は、メディアプレーヤー制御デバイス102によって制御されるメディアプレーヤー414を使用して、メディア412を有し再生する(例えば、プロセッサによる実行及び表示/音声)ユーザコンピューティングデバイスであってもよい。メディアプレーヤー414はまた、キーボード416を含む他のデバイスによって制御されてもよい。場合によっては、メディアプレーヤー414は、デバイス102及びキーボード416によって制御される。場合によっては、メディアプレーヤー414は、デバイス102及びキーボード416によってのみ制御される。
【0049】
プロセスの説明
【0050】
実施の形態によっては、5つのアクチュエータ/スイッチ130-138のうちの1つが押し下げられると、電気回路が閉じ、それにより「ON」信号を制御回路170へ送信し、次に入力信号をいくつかのプログラム可能なコマンドのうちの1つに変換する。コマンドは回路170からポート150を介して送信され、ポート150は接続されたコンピューティングデバイス410(例えば、コンピュータ、モバイルデバイス、及び/又はスマートデバイス)へ出力するために、USBポートであってもよく、又は無線トランシーバを介してであってもよい。認識されているコマンドを受信すると、コンピューティングデバイス410は、例えば、メディア412でプレイ(再生)、ポーズ(一時停止)、5秒のスキップフォワード(前方へスキップ)、又は5秒のスキップバックワード(後方へスキップ)など、のメディアプレーヤー414による標準機能を実行する。場合によっては、メディアプレーヤー414による非標準機能、例えば、スピード調整及びループ(ビデオのユーザが選択可能なセグメントの繰り返しサイクル)などは、選択されたビデオ機能を実行するために、カスタマイズされたインターネットブラウザ拡張機能ツール又はデバイス410及び/又はプレーヤー414の他のソフトウェア/ファームウェアを介する、ペダルコマンドの追加の変換を必要とする。非標準機能のペダルコマンドは、ループコマンド又はスピードコマンドであってもよく、それらは、ループ又はスピード機能を作成するために拡張機能を使用してプレーヤーによって解釈される。Chrome、Safari、及びFirefoxインターネットブラウザや、例えばSpotifyなどのオーディオストリーミングアプリケーションのための、ソフトウェア拡張機能は、回路170からのデータを認識し、このデータをコマンドに変換するように、カスタムコーディングできる。他のカスタム機能は、例えば、Logic、ProTools、Final Cut Proなどのローカルソフトウェアアプリケーションで利用可能であってもよい。その他の場合では、例えば、スピード調整やループなどの非標準機能は、カスタマイズされたインターネットブラウザ拡張機能ツール又は他のソフトウェア/ファームウェアを介した、ペダルコマンドの追加の変換を必要としない。
【0051】
図5は、コンピューティングデバイス410のメディアプレーヤー414によるメディア412の再生を制御するメディアプレーヤー制御デバイス102のためのオペレーティング環境/プロセス500である。プロセス500は、制御デバイス102によって実行される。制御回路170によって実行されてもよい。プロセス500は、502で開始し、592で終了するが、例えば、502に戻る矢印572によって示されるように、オプションで繰り返すことができる。プロセスはまた、582で602へ進んでもよい。582で602へ進むことはオプションであり、実施の形態によっては実行されない。例えば、プロセス500は、プロセス600のいずれも実行することを含まずに、矢印572で繰り返すことができる。ここで、デバイス102及び/又はコントローラ170はコマンドを送信するが、コンピューティングデバイス410は必要とされないか、又は使用されない。他の場合には、プロセス600は、矢印572が実行されるたびに、その間又はその前に実行される(例えば、プロセス500は、502に戻り、エンド592は実行されない)。
【0052】
512では、ループON信号が受信されたかどうかが判断される。512での判断は、アクチュエータが作動している(例えば、押された又は踏まれた)ことを示す又は作動している結果としての、ループアクチュエータ132からの信号を検出する、監視する、又はそうでなければ受信する、回路170であってもよい。ループON信号が512で検出されると、プロセスは514へ進み、制御回路170は(例えば、ポート150を使用して)、ループ制御コマンドをメディアプレーヤー414に(例えば、デバイス410を介して)送信する。
【0053】
ループ制御コマンドは、ループイン(loop in)コマンド、ループアウト(loop out)コマンド、ループクリア(loop clear)コマンドであってもよく、又はこれらを含んでもよい。514でのループ制御コマンドの送信は制御回路170を含んでもよく、制御回路170は、ループアクチュエータ132から受信したON信号のシーケンスをループイン、ループアウト、及びループクリアコマンドへ変換し、及びこれらのコマンドをメディアプレーヤーに伝送する。例えば、制御回路170は、ループアクチュエータ132からの第1のON信号(例えば、経時的に受信される)をループインコマンドに変換し、第2のON信号をループアウトコマンドに変換し、第3のON信号をループクリアコマンドに変換してもよい。第3のON信号が受信された後、このシーケンスは、第4のON信号を第1のON信号として解釈することによって繰り返されてもよい。場合によっては、例えば、ループをクリアするために552でグローバルリセット(global reset)が代わりに使用されるなど、ループ制御コマンドは、ループクリアを含まない。
【0054】
ループインコマンドは、メディアプレーヤーによって再生されているメディアの現在の位置で、メディアの第1のユーザ選択ポイントを時間的にマークするループインポイント機能を、メディアプレーヤーに(例えば、受信されたときに)実行させるように構成されてもよい。ループアウトコマンドは、メディアプレーヤーによって再生されているメディアの現在の位置で、その後の第2のユーザ選択ポイントをマークし、直ちに現在の位置が第1のユーザ選択ポイントにループバックし、現在の位置が第2のユーザ選択ポイントに移動するたびに、現在の位置が第1のユーザ選択ポイントにループバックする、ループアウトポイント機能を、メディアプレーヤーに(例えば、受信されたときに)実行させるように構成されてもよい。すなわち、ユーザは、ループインコマンドを使用して、メディアプレーヤーに時間的にメディアの第1のポイントをマークさせ、ループアウトコマンドを使用して、時間的にメディアの後のポイントであって、メディアの再生が第1のポイントの時間にループバックする後のポイントをマークさせ、第1のポイントから第2のポイントの時間メディアのループをリプレイしてもよい。ループは、メディアの合計再生時間よりも短い、すなわちメディアの合計再生時間未満であってもよい。
【0055】
これは、メディアプレーヤーによって再生されているメディアの繰り返しのサイクルセグメントであってもよい。ループクリアコマンドは、第1及び第2のユーザ選択ポイントを削除し、メディアが第2のユーザ選択ポイントを通過して再生できるようにするループクリアポイント機能を、メディアプレーヤーに実行させるように構成されてもよい。
【0056】
ループON信号が512で検出されない場合、プロセスは、後続の信号がコントローラ170によって受信されているかどうかを判断するために、572へ(例えば、502へ)進み;及び、別のコマンドがデバイス410(例えば、プレーヤー414)によって受信されたかどうかを判断するために、582へ(例えば、602へ)進む。
【0057】
ループ制御回路構成(例えば、ICチップのそれなどの電子ハードウェア)又は回路170のループ制御ユニットは、512で検出を実行してもよく;及び、514で送信を実行してもよく、又は572へ(及び/又は582へ)進むことを実行してもよい。
【0058】
522では、スピードON信号が受信されたかどうかが判断される。522での判断は、アクチュエータが作動している(例えば、押された又は踏まれた)ことを示す又は作動している結果としての、スピードアクチュエータ130からの信号を検出する、監視する、又はそうでなければ受信する、回路170であってもよい。スピードON信号が522で検出されると、プロセスは524へ進み、制御回路170は、スピード制御コマンドをメディアプレーヤー414へ送信する。
【0059】
スピード制御コマンドは、第1のスピード(first speed)コマンド、第2のスピード(second speed)コマンド、第3のスピード(third speed)コマンド、及びスピードクリア(speed clear)コマンドであってもよく、又はこれらを含んでもよい。第1のスピードコマンドは、通常のスピードよりも遅い第1のスピードでメディアを再生してもよく、第2のスピードコマンドは、第1のスピードよりも遅い第2のスピードでメディアを再生してもよく、第3のスピードコマンドは、第2のスピードよりも遅い第3のスピードでメディアを再生してもよい。第1のスピードコマンドは、メディアをフルスピードの75%で再生するものであってもよく、第2のスピードコマンドは、メディアを50%で再生するものであってもよく、第3のスピードコマンドは、メディアをフルスピードの35%で再生するものであってもよい。他のスピードは、他の数のスピードコマンドと見なされることが理解されよう。例えば、3つの遅いスピードの代わりに、60%と40%の2つの遅いスピードが使用されてもよい。
【0060】
524でのスピード制御コマンドの送信は制御回路170を含んでもよく、制御回路170は、スピードアクチュエータ130から受信したON信号のシーケンスを第1、第2、第3、及びスピードクリアコマンドへ変換し、及びこれらのコマンドをメディアプレーヤーに伝送する。例えば、制御回路170は、スピードアクチュエータ130からの第1のON信号(例えば、経時的に受信される)を、通常のスピードよりも遅い第1のスピードでメディアを再生する第1のスピードコマンドに変換し、スピードアクチュエータから受信した第2のON信号を、第1のスピードよりも遅い第2のスピードでメディアを再生する第2のスピードコマンドに変換し、スピードアクチュエータから受信した第3のON信号を、第2のスピードよりも遅い第3のスピードでメディアを再生する第3のスピードコマンドに変換し、スピードアクチュエータから受信した第4のON信号をスピードクリアコマンドに変換してもよい。第4のON信号が受信された後、このシーケンスは、第5のON信号を第1のON信号として解釈することによって繰り返されてもよい。場合によっては、例えば、スピードの変更をクリアするために552でグローバルリセットが代わりに使用されるなど、スピード制御コマンドは、スピードクリアを含まない。
【0061】
第1、第2、第3、及び第4のスピード、及びスピードクリアコマンドは、メディアプレーヤーによって再生されているメディアのスピードを、通常の再生スピードのそれぞれ75%、50%、35%、20%に、時間的に遅くする、第1、第2、第3、及びスピード機能を、メディアプレーヤーに実行させるように構成されてもよい。スピードクリアコマンドは、メディアプレーヤーによって再生されているメディアのスピードを、通常の再生スピードの100%にするスピードクリア機能を、メディアプレーヤーに実行させるように構成されてもよい。
【0062】
スピードON信号が522で検出されない場合、プロセスは、後続の信号がコントローラ170によって受信されているかどうかを判断するために、572へ(例えば、502へ)進み;及び、別のコマンドがデバイス410(例えば、プレーヤー414)によって受信されたかどうかを判断するために、582へ(例えば、602へ)進む。
【0063】
スピード制御回路構成又は回路170のスピード制御ユニットは、522で検出を実行してもよく;及び、524で送信を実行してもよく、又は572へ(及び/又は582へ)進むことを実行してもよい。
【0064】
532では、スキップバックON信号が受信されたかどうかが判断される。532での判断は、アクチュエータが作動している(例えば、押された又は踏まれた)ことを示す又は作動している結果としての、バックアクチュエータ134からの信号を検出する、監視する、又はそうでなければ受信する、回路170であってもよい。スキップバックON信号が532で検出されると、プロセスは534へ進み、制御回路170は、スキップバック制御コマンドをメディアプレーヤー414へ送信する。
【0065】
534でのスキップバック制御コマンドの送信は制御回廊170を含んでもよく、制御回路170は、スキップバックアクチュエータ134から受信したそれぞれのON信号をスキップバックコマンドへ変換し、及びそのコマンドをメディアプレーヤーに伝送する。このコマンドは、ループ及び/又は代替/スロースピード機能もプレーヤーによって実行されている間に、制御回路170によって送信され、メディアプレーヤー414によって実行されることができる。このコマンドは、必要に応じてユーザによって繰り返すことができる。
【0066】
スキップバックコマンドは、メディアプレーヤーによって再生されているメディアの現在の位置が、一定の時間だけ時間的にバックワード(後方)へスキップするスキップバック機能を、メディアプレーヤーに実行させるように構成されてもよい。時間の長さは、あらかじめ決定されてもよく、選択されてもよく、及び/又はプログラム可能であってもよい。5秒であってもよい。例えば、3秒又は8秒などの他の時間の長さであってもよい。
【0067】
制御回路170が、514でループアウトコマンドを送信したが、ループクリアコマンドをまだ送信していない場合、制御回路は、スキップバックアクチュエータから受信したスキップバックON信号を第2のスキップバックコマンドに変換し、このコマンドは、514でメディアプレーヤーに送信された第1のユーザ選択ポイントコマンドにメディアの再生をスキップバックする。すなわち、514で述べたように、プレーヤーが現在ループ再生をするように、回路170がループイン及びループアウトコマンドを送信した場合に、回路170がスキップバックON信号を受信すると、ループの最初にスキップバックさせるコマンドをプレーヤーに送信する。
【0068】
スキップバックON信号が532で検出されない場合、プロセスは、後続の信号がコントローラ170によって受信されているかどうかを判断するために、572へ(例えば、502へ)進み;及び、別のコマンドがデバイス410(例えば、プレーヤー414)によって受信されたかどうかを判断するために、582へ(例えば602へ)進む。
【0069】
スキップバック制御回路構成又は回路170のスキップバック制御ユニットは、532で検出を実行してもよく;及び、534で送信を実行してもよく、又は572へ(及び/又は582へ)進むことを実行してもよい。
【0070】
542では、スキップフォワードON信号が受信されたかどうかが判断される。542での判断は、アクチュエータが作動している(例えば、押された又は踏まれた)ことを示す又は作動している結果としての、フォワードアクチュエータ138からの信号を検出する、監視する、又はそうでなければ受信する、回路170であってもよい。スキップフォワードON信号が542で検出されると、プロセスは544へ進み、制御回路170は、スキップフォワード制御コマンドをメディアプレーヤー414へ送信する。
【0071】
544でのスキップフォワード制御コマンドの送信は制御回路170を含んでもよく、制御回路170は、スキップフォワードアクチュエータ138から受信したそれぞれのON信号をスキップフォワードコマンドに変換し、及びそのコマンドをメディアプレーヤーに伝送する。このコマンドは、ループ及び/又は代替/スロースピード機能もプレーヤーによって実行されている間に、制御回路170によって送信され、メディアプレーヤー414によって実行されることができる。このコマンドは、必要に応じてユーザによって繰り返すことができる。
【0072】
スキップフォワードコマンドは、メディアプレーヤーによって再生されているメディアの現在の位置が、一定の時間だけ時間的にフォワード(前方)へスキップするスキップフォワード機能を、メディアプレーヤーに実行させるように構成されてもよい。時間の長さは、あらかじめ決定されてもよく、選択されてもよく、及び/又はプログラム可能であってもよい。5秒であってもよい。例えば3秒又は8秒などの他の時間の長さであってもよい。
【0073】
スキップフォワードON信号が542で検出されない場合、プロセスは、後続の信号がコントローラ170によって受信されているかどうかを判断するために、572へ(例えば、502へ)進み;及び、別のコマンドがデバイス410(例えば、プレーヤー414)によって受信されたかどうかを判断するために、582へ(例えば602へ)進む。
【0074】
スキップフォワード制御回路構成又は回路170のスキップフォワード制御ユニットは、542で検出を実行してもよく;及び、544で送信を実行してもよく、又は572へ(及び/又は582へ)進むことを実行してもよい。
【0075】
522では、プレイ/ポーズON信号が受信されたかどうかが判断される。512での判断は、アクチュエータが作動している(例えば、押された又は踏まれた)ことを示す又は作動している結果としての、プレイ/ポーズアクチュエータ136からの信号を検出する、監視する、又はそうでなければ受信する、回路170であってもよい。プレイ/ポーズON信号が552で検出されると、プロセスは554へ進み、制御回路170は、プレイ/ポーズ制御コマンドをメディアプレーヤー414へ送信する。これらのコマンドは、必要に応じてユーザによって繰り返すことができる。
【0076】
プレイ/ポーズ制御コマンドは、プレイ(play)コマンド、ポーズ(pause)コマンド、及びグローバルリセットコマンドであってもよく、又はこれらを含んでもよい。554でのプレイ/ポーズ制御コマンドの送信は制御回路170を含んでもよく、制御回路170は、プレイ/ポーズアクチュエータ132から受信したON信号をポーズコマンド、プレイコマンド、及びグローバルリセットコマンドへ変換し;及び、これらのコマンドをメディアプレーヤーに送信する。例えば、制御回路170は、プレイ/ポーズアクチュエータ132からの第1のON信号(例えば、経時的に受信される)をプレイコマンドに変換し、第2のON信号をポーズコマンドに変換し、及び、少なくとも閾値時間保持されたON信号をグローバルリセットコマンドに変換してもよい。閾値時間の長さは、あらかじめ決定されてもよく、選択されてもよく、及び/又はプログラム可能であってもよい。3秒又は5秒であってもよい。場合によっては、例えば、ループをクリアする及びスピードを変更するためにスピードクリアコマンドが代わりに使用されるなど、プレイ/ポーズ制御コマンドは、グローバルリセットを含まない。
【0077】
プレイコマンドは、開始時にメディアプレーヤーによってメディアの再生を開始する(例えば、再生をスタートする)プレイ機能、すなわち、メディアのスタートを、メディアプレーヤーに実行させるように構成されてもよい。メディアが一時停止している場合に、プレイコマンドは、メディアプレーヤーによって再生されているメディアを一時停止の位置から時間的に継続する(例えば、再生をリスタートする)プレイ機能を、メディアプレーヤーに実行させるように構成されてもよい。ポーズコマンドは、メディアプレーヤーによって再生されているメディアを一時停止の位置で時間的sに一時停止する(例えば、ディスプレイが表示されてストップする)ポーズ機能を、メディアプレーヤーに実行させるように構成されてもよい。グローバルリセットコマンドは、ループクリア機能、スピードクリア機能、及びプレイ機能を生じさせる又は実行するグローバルリセット機能を、メディアプレーヤーに実行させるように構成されてもよい。すなわち、グローバルリセット機能は、メディアが現在の位置から正常に再生を開始するように、以前の機能をすべてクリアにする。
【0078】
プレイ/ポーズON信号が552で検出されない場合、プロセスは、後続の信号がコントローラ170によって受信されているかどうかを判断するために、572へ(例えば、502へ)進み;及び、別のコマンドがデバイス410(例えば、プレーヤー414)によって受信されたかどうかを判断するために、582へ(例えば602へ)進む。
【0079】
プレイ/ポーズ制御回路構成又は回路170のプレイ/ポーズ制御ユニットは、552で検出を実行してもよく;及び、554で送信を実行してもよく、又は572へ(及び/又は582へ)進むことを実行してもよい。
【0080】
ON信号が512、522、532、542、及び552でそれぞれ受信されたと判断されると、514、524、534、544、及び554でのコマンドの送信は、ON信号を受信したときに又はアクチュエータから受信したON信号に基づいて制御コマンドを送信すると説明する場合がある。
【0081】
ON信号が512、522、532、542、又は552のいずれでも検出されない場合、プロセスは、後続の信号がコントローラ170によって受信されているかどうかを判断するために、572へ(例えば、502へ)進む。この場合、プロセス500は、コマンドがデバイス410(例えば、プレーヤー414)によって受信されたかどうかを判断するために、582へ(例えば、602へ)進むことを除外してもよく、又はスキップしてもよい。
【0082】
512-554の後、582でプロセスは、デバイス102及び/又は回路170によって送信されたコマンドがデバイス410(例えば、プレーヤー414)によって受信されたかどうかを判断するために、602へ進む。ON信号をコマンドに変換し、コマンドを送信することにより、デバイス102及び/又は回路170は、メディアプレーヤー414によるメディアの再生を制御してもよい。
【0083】
プロセス500は、例えば、毎秒数十回又は数百回など、定期的に実行してもよい。場合によっては、プロセス500は、ON信号が512、522、532、542、又は552で検出されるたびに、1回実行される。
【0084】
図6は、メディアプレーヤー制御デバイス102によって制御されているコンピューティングデバイス410のメディアプレーヤー414によるメディア412の再生のためのオペレーティング環境/プロセス600である。プロセス600は、コンピューティングデバイス410によって実行される。メディアプレーヤー414によって実行されてもよい。プロセス600は、602で開始し、692で終了するが、例えば、602へ進む矢印672によって示されるように、オプションで繰り返すことができる。プロセスはまた682で502へ進む。ここで、デバイス102及び/又はコントローラ170は、コンピューティングデバイス410にコマンドを送信している。プロセス600は、582及び/又は矢印572が実行される度に、その間又はその後に実行されてもよい。
【0085】
612では、ループ制御コマンドが受信されたかどうかが判断される。612での判断は、ループアクチュエータON信号の受信(例えば、アクチュエータ132が押された又は踏まれた)を示す又は受信の結果としての、デバイス102及び/又は回路170からのループ制御信号を、検出する、監視する、又はそうでなければ受信する、デバイス410及び/又はプレーヤー414であってもよい。ループ制御コマンドが612で検出されると、プロセスは614へ進み、メディアプレーヤー414はループ機能を実行する。ループ制御コマンドは、ループインコマンド、ループアウトコマンド、及びループクリアコマンドであってもよく、又はこれらを含んでもよい。
【0086】
ループインコマンドは、メディアプレーヤーによって再生されているメディアの現在の位置で、メディアの第1のユーザ選択ポイントを時間的にマークするループインポイント機能を、メディアプレーヤー414に実行させる。ループアウトコマンドは、メディアプレーヤーによって再生されているメディアの現在の位置で、第2のユーザ選択ポイントをマークし、直ちに現在の位置が第1のユーザ選択ポイントにループバックし、現在の位置が第2のユーザ選択ポイントに移動するたびに、現在の位置が第1のユーザ選択ポイントにループバックする、ループアウトポイント機能を、メディアプレーヤーに実行させる。これは、メディアプレーヤーによって再生されているメディアの繰り返しのサイクルセグメントであってもよい。ループクリアコマンドは、第1及び第2のユーザ選択ポイントを削除し、メディアが第2のユーザ選択ポイントを通過して再生できるようにするループクリアポイント機能を、メディアプレーヤーに実行させる。
【0087】
ループ制御コマンドが612で検出されない場合、プロセスは、後続のコマンドがデバイス410及び/又はプレーヤー414によって受信されているかどうかを判断するために、672へ(例えば、602へ)進み;及び、別のコマンドがデバイス102(例えば、回路170)によって送信されたかどうかを判断するために、682へ(例えば、502へ)進む。
【0088】
622では、スピード制御コマンドが受信されたかどうかが判断される。622での判断は、スピードアクチュエータON信号の受信(例えば、アクチュエータ130が押された又は踏まれた)を示す又は受信の結果としての、デバイス102及び/又は回路170からのスピード制御信号を、検出する、監視する、又はそうでなければ受信する、デバイス410及び/又はプレーヤー414であってもよい。スピード制御コマンドが622で検出されると、プロセスは624へ進み、メディアプレーヤー414はスピード機能を実行する。スピード制御コマンドは、第1のスピードコマンド、第2のスピードコマンド、第3のスピードコマンド、及びスピードクリアコマンドであってもよく、又はこれらを含んでもよい。
【0089】
第1、第2、第3のスピード、及びスピードクリアコマンドは、メディアプレーヤーによって再生されているメディアのスピードを、通常の再生スピードのそれぞれ75%、50%、35%に、時間的に遅くする、第1、第2、第3、及びスピード機能を、メディアプレーヤーに実行させる。他のスピードは、他の数のスピードコマンドと見なされることが理解されよう。例えば、3つの遅いスピードの代わりに、60%と40%の2つの遅いスピードが使用されてもよい。スピードクリアコマンドは、メディアプレーヤーによって再生されているメディアのスピードを、通常の再生スピードの100%にするスピードクリア機能を、メディアプレーヤーに実行させる。
【0090】
スピード制御コマンドが622で検出されない場合、プロセスは、後続のコマンドがデバイス410及び/又はプレーヤー414によって受信されているかどうかを判断するために、672へ(例えば、602へ)進み;及び、別のコマンドがデバイス102(例えば、回路170)によって送信されたかどうかを判断するために、682へ(例えば、502へ)進む。
【0091】
632では、スキップバック制御コマンドが受信されたかどうかが判断される。632での判断は、スキップバックアクチュエータON信号の受信(例えば、アクチュエータ134が押された又は踏まれた)を示す又は受信の結果としての、デバイス102及び/又は回路170からのスキップバック制御信号を、検出する、監視する、又はそうでなければ受信する、デバイス410及び/又はプレーヤー414であってもよい。スキップバック制御コマンドが632で検出されると、プロセスは634へ進み、メディアプレーヤー414はスキップバック機能を実行する。
【0092】
スキップバックコマンドは、メディアプレーヤーによって再生されているメディアの現在の位置が、一定の時間だけ時間的に後方へスキップするスキップバックワード機能を、メディアプレーヤーに実行させる。時間の長さは、あらかじめ決定されてもよく、選択されてもよく、及び/又はプログラム可能であってもよい。5秒であってもよい。例えば、3秒又は8秒などの他の時間の長さであってもよい。
【0093】
場合によっては、メディアプレーヤーが614でループアウトコマンドを受信したが、ループクリアコマンドをまだ614で受信していない場合、プレーヤーは、デバイス102及び/又は回路170から受信したスキップバックコマンドをスキップバックワード機能に変換し、スキップバックワード機能は、614でメディアプレーヤーによって受信された第1のユーザ選択ポイントコマンドにメディアの再生をスキップバックする。すなわち、614で述べたように、プレーヤーが現在ループ再生をするように、プレーヤーがループイン及びループアウトコマンドを受信した場合に、プレーヤーがスキップバックコマンドを受信すると、プレーヤーはループの最初にスキップバックする。
【0094】
スキップバック制御コマンドが632で検出されない場合、プロセスは、後続のコマンドがデバイス410及び/又はプレーヤー414によって受信されているかどうかを判断するために、672へ(例えば、602へ)進み;及び、別のコマンドがデバイス102(例えば、回路170)によって送信されたかどうかを判断するために、682へ(例えば、502へ)進む。
【0095】
642では、スキップフォワード制御コマンドが受信されたかどうかが判断される。642での判断は、スキップフォワードアクチュエータON信号の受信(例えば、アクチュエータ138が押された又は踏まれた)を示す又は受信の結果としての、デバイス102及び/又は回路170からのスキップフォワード制御信号を、検出する、監視する、又はそうでなければ受信する、デバイス410及び/又はプレーヤー414であってもよい。スキップフォワード制御コマンドが642で検出されると、プロセスは644へ進み、メディアプレーヤー414はスキップフォワード機能を実行する。
【0096】
スキップフォワードコマンドは、メディアプレーヤーによって再生されているメディアの現在位置が、一定の時間だけ時間的に前方へスキップするスキップフォワード機能を、メディアプレーヤーに実行させる。時間の長さは、あらかじめ決定されてもよく、選択されてもよく、及び/又はプログラム可能であってもよい。5秒であってもよい。例えば、3秒又は8秒などの他の時間の長さであってもよい。
【0097】
スキップフォワード制御コマンドが642で検出されない場合、プロセスは、後続のコマンドがデバイス410及び/又はプレーヤー414によって受信されているかどうかを判断するために、672へ(例えば、602へ)進み;及び、別のコマンドがデバイス102(例えば、回路170)によって送信されたかどうかを判断するために、682へ(例えば、502へ)進む。
【0098】
652では、プレイ/ポーズ制御コマンドが受信されたかどうかが判断される。652での判断は、プレイ/ポーズアクチュエータON信号の受信(例えば、アクチュエータ136が押された又は踏まれた)を示す又は受信の結果としての、デバイス102及び/又は回路170からのプレイ/ポーズ制御信号を、検出する、監視する、又はそうでなければ受信する、デバイス410及び/又はプレーヤー414であってもよい。プレイ/ポーズ制御コマンドが652で検出されると、プロセスは654へ進み、メディアプレーヤー414はプレイ/ポーズ機能を実行する。プレイ/ポーズ制御コマンドは、プレイコマンド、ポーズコマンド、及びグローバルリセットコマンドであってもよく、又はこれらを含んでもよい。
【0099】
プレイコマンドは、開始時にメディアの再生を開始する、又は、メディアプレーヤーによって再生されているメディアの再生を一時停止の位置からリスタートする、プレイ機能をメディアプレーヤーに実行させる。ポーズコマンドは、メディアプレーヤーによって再生されているメディアを一時停止の位置で時間的に一時停止する(例えば、ディスプレイが表示されてストップする)ポーズ機能を、メディアプレーヤーに実行させる。グローバルリセットコマンドは、ループクリア機能、スピードクリア機能、及びプレイ機能を生じさせる又は実行するグローバルリセット機能を、メディアプレーヤーに実行させる。すなわち、グローバルリセット機能は、メディアが現在の位置から正常に再生を開始するように、以前の機能をすべてクリアにする。
【0100】
プレイ/ポーズ制御コマンドが652で検出されない場合、プロセスは、後続のコマンドがデバイス410及び/又はプレーヤー414によって受信されているかどうかを判断するために672へ(例えば、602へ)進み;及び、別のコマンドがデバイス102(例えば、回路170)によって送信されたかどうかを判断するために、682へ(例えば、502へ)進む。
【0101】
コマンドが612、622、632、642、及び652でそれぞれ受信されたと判断されると、614、624、634、644、及び654での機能の実行は、制御コマンドを受信したときに又はコントローラデバイス102及び/又は回路170から受信した制御コマンドに基づいて機能を実行すると説明する場合がある。
【0102】
制御コマンドが612、622、632、642、又は652のいずれでも検出されない場合、プロセスは、後続の制御コマンドがプレーヤー414によって受信されているかどうかを判断するために、672へ(例えば、602へ)進む。この場合、プロセス600もまた、デバイス102が後続のコマンドをデバイス410(例えば、プレーヤー414)に送信したかどうかを判断するために、682へ(例えば、502へ)進んでもよい。
【0103】
612-654の後、682でプロセスは、デバイス102が後続のコマンドをデバイス410(例えば、プレーヤ414)に送信するかどうかを判断するために502へ進む。コマンドを機能に変換し、これらの機能を実行することにより、デバイス410及び/又はプレーヤー回路414は、受信したコマンドに基づいて、メディアプレーヤー414によるメディアの再生を制御してもよい。
【0104】
プロセス600は、例えば、毎秒数十回又は数百回など、定期的に実行してもよい。場合によっては、プロセス600は、制御コマンド信号が612、622、632、642、又は652で検出されるたびに、1回実行される。
【0105】
制御デバイス102及びコンピューティングデバイス410はスピード、ループ、バック、プレイ/ポーズ、及びフォワードのアクチュエータ、コマンド、及びプレイバック機能に関して説明されているが、他のユーザ定義可能コマンドは、デバイス102及び/又はプレーヤー414のブラウザ拡張機能に対するハードウェア、ファームウェア、及びソフトウェアの更新を通して利用可能であってもよい。例えば、ループクリア及びスロークリアコマンド(例えば、ON信号からコマンドへの変換)は削除されてもよく、それ故に、ループ及びスローのプレイバック機能をクリアするために、グローバルリセットコマンドを使用できる。代替として、グローバルリセットコマンドが削除され、ループコマンド及びスロークリアコマンドが維持されることも可能である。
【0106】
フットペダルの実施の形態は、メディアプレーヤーの、利用可能なすべてのローカルの及びオンラインのビデオ及びオーディオソフトウェアプレイバック機能にアクセスし、及び制御することができる。実施の形態は、ハードウェア機能又は制御回路を含めることもでき、それらは、ソフトウェアインタフェースを介して更新可能であり、例えば、ユーザ定義のループポイントやスロー再生スピードなどの非標準のプレイバックコマンド用にプログラム可能である。実施の形態は、有線と無線の両方の機能を有するハンズフリーのプログラム可能な電子フットペダルであることもでき、二次的なデバイスを必要とせずに上述のすべての機能及び特徴を制御できる。
【0107】
ハンドヘルドメディアプレーヤーコントローラと比較して、電子フットペダルコントローラの実施の形態は、重要な利点を提供する;つまり、1つ又は複数のコントローラデバイスに継続的に手を伸ばして操作する必要がなく、ハンズフリーで学習活動に従事する。それらは、例えば、キーコマンドの作動などの多数の標準機能と、例えば、個別のハンドヘルドコントローラドロップダウンメニュー又はユーザの選択可能なビデオループポイントのみに見られる、例えば、ビデオスピード調整などの二次機能も同様に制御する。本明細書の実施の形態はまた、例えば、無線接続、更新可能なソフトウェアインタフェース、及び一般にハンドヘルドコントローラデバイスに欠けている固定されたハードウェアの実装などの有用な機能を含む。
【0108】
例えば、ハンドヘルドデバイスと比較して、足で制御されるメディアプレーヤー制御デバイスは、様々なタイプのユーザ及び/又はユーザの状況に対して、コントローラとの関わり及び使いやすさを向上させる。また、例えばハンドヘルドデバイスに必要である、メディアプレーヤー又はストリーミングアプリケーションのすべてのプレイバック機能にアクセスするための2つの個別のコントローラデバイスの必要性を排除する。
【0109】
場合によっては、デバイス102及び/又は回路170は、単一のフットペダルボタンを使用してメディアプレーヤーのループ及びスロー機能を組み合わせて容易に制御して、ループ及びスロー機能のそれぞれを(他の機能とともに)効率的に制御する手段を提供する。ループ及びスロー(及びクリア)機能の、他の機能を伴う、特定の繰り返しのボタン押下セットアップの組み合わせにより、ループ、スロー、ポーズ、スキップバック及びフォワードのハンズフリーで、効率的な、同時の、かつ簡単な作動を提供する。これにより、ユーザが別のデバイス(例えば、コンピュータのキーボードやマウスなど)又は楽器(例えば、音楽のキーボード、ギター、ベースなど)を操作しながら、ビデオの再生を同時に制御できるという大きな利点を提供する。
【0110】
図7は、コンピューティングデバイス700のブロック図である。デバイス700は、デバイス102の一部であってもよく、及び/又は回路170であってもよい。場合によっては、それは、制御回路170である。集積回路(IC)チップ、BIOS、ROM、デスクトップ又はラップトップコンピュータ、サーバコンピュータ、タブレット、スマートフォン、又は他のモバイルデバイスであってもよい。コンピューティングデバイス700は、コンピューティングデバイス410のメディアプレーヤー414によるメディア412の再生を制御するために、本明細書に記載の機能及び特徴を提供するためのソフトウェア及び/又はハードウェアを含んでもよい。したがって、コンピューティングデバイス700は、1つ又は複数の:ロジックアレイ、メモリ、アナログ回路、デジタル回路、ソフトウェア、ファームウェア、及びプロセッサを含んでもよい。コンピューティングデバイス700のハードウェア及びファームウェアコンポーネントは、本明細書に記載の機能及び特徴を提供するための様々な専門化したユニット、回路、ソフトウェア、及びインタフェースを含んでもよい。例えば、ICチップ及びデバイス700の他の回路は、回路170の機能を実行してもよい。
【0111】
コンピューティングデバイス700は、プロセッサ710を有する。プロセッサ710は、オプションでメモリ712及び/又はストレージ714に結合してもよい。プロセッサ710は、通信インタフェース716及びI/Oインタフェース718に結合される。プロセッサ710は、1つ又は複数のICチップ、BIOS、ROM、マイクロプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)であってもよく、又はこれらを含んでもよい。
【0112】
メモリ712は、RAM、ROM、DRAM、SRAM、及びMRAMであってもよく、又はこれらを含んでもよく、例えば、コンピューティングデバイス700及びプロセッサ710の動作中に使用される、静的データ又は固定命令、BIOS、システム機能、構成データ、及び他のルーチンなどの、ファームウェアを含んでもよい。メモリ712はまた、プロセッサ710によって処理されるアプリケーション及びデータに関連するデータ及び命令のための記憶領域を提供する。本明細書で使用される場合、用語「メモリ」は、メモリ712に対応し、一時的なメディアを明示的に除外し及び信号又は波形などの揮発性メディアを除外する。
【0113】
ストレージ714は、コンピューティングデバイス700内のデータ又は命令の、不揮発性の、バルク、又は長期のストレージを提供する。ストレージ714は、磁気又はソリッドステートディスク、テープ、CD、DVD、又は他の適度に大容量のアドレス可能な又はシリアルストレージ媒体の形態を取ってもよい。複数のストレージデバイスが、コンピューティングデバイス700に提供されてもよく、又は利用可能であってもよい。これらのストレージデバイスのいくつかは、例えば、ネットワークストレージ又はクラウドベースのストレージなど、コンピューティングデバイス700の外部にあってもよい。本明細書で使用される場合、用語「ストレージ」及び「ストレージ媒体」は、ストレージ714に対応し、例えば信号又は波形などの一時的なメディアを明示的に除外する。場合によっては、例えば、ソリッドステートメモリデバイスを含む場合など、メモリ712及びストレージ714は単一のデバイスであってもよい。
【0114】
通信インタフェース716は、ポート150であってもよく、又はこれを含んでもよい。例えば、デバイス102からデバイス410へ、本明細書に記載の、制御コマンド、呼び出し(call)、信号、ストリーム、アレイ、フラグが立てられたサンプル、及びフィードバックを通信するために使用できるネットワークなどの、ネットワークへの通信インタフェース及び/又はネットワークインタフェースであってもよい。インタフェース716は、USB、有線、又は無線であってもよい。
【0115】
I/Oインタフェース718は、プロセッサ710をアクチュエータ130-138にインタフェースする(結びつける)。オプションで、プロセッサ710を、例えば、ディスプレイ、ビデオカメラ及びスチールカメラ、マイクロフォン、キーボード、及びUSBデバイスなどの他の周辺機器(不図示)にインタフェースする。
【0116】
場合によっては、ストレージ714は、磁気ストレージメディア(記憶媒体)、光ストレージメディア、ソリッドステートストレージメディアを含むすべてのタイプのコンピュータ可読メディアを含む不揮発性機械可読ストレージ媒体である。ソフトウェアは、デバイス700にインストールされ、デバイス700と共に販売され得ることを理解されたい。代替として、ソフトウェアを入手してデバイス700にロードすることができるが、ディスク媒体を介して、又は、ネットワーク又は流通システムの任意の手段から、ソフトウェアを入手することを含み、ソフトウェア作成者が所有するサーバから又はソフトウェア作成者が所有していないが使用しているサーバから入手することも含む。ソフトウェアは、インターネット経由で配布するためにサーバに保存できる。
【0117】
制御回路170及び/又はコンピューティングデバイス700について説明された、いくつかの技術は、多数の回路及び/又はユニットを含んでもよい:ループアクチュエータからON信号を受信すると、メディアプレーヤーにループ制御コマンドを送信するように構成されたループ制御回路であって、ループ制御コマンドは、ループインコマンド及びループアウトコマンドを含む;スピードアクチュエータからON信号を受信すると、メディアプレーヤーにスピード制御コマンドを送信するように構成されたスピード制御回路であって、スピード制御コマンドは、第1のスピードコマンド、第2のスピードコマンド、及び第3のスピードコマンドを含む;プレイ/ポーズアクチュエータからON信号を受信すると、メディアプレーヤーにプレイ/ポーズ制御コマンドを送信するように構成されたプレイ/ポーズ制御回路であって、プレイ/ポーズ制御コマンドは、ポーズコマンド及びプレイコマンドを含む;スキップバックワードアクチュエータからON信号を受信すると、メディアプレーヤーにスキップバックワードコマンドを送信するように構成されたスキップバック制御回路;及び/又は、スキップフォワードアクチュエータからON信号を受信すると、メディアプレーヤーにスキップフォワードコマンドを送信するように構成されたスキップフォワード制御回路。
【0118】
本明細書で説明する技術は、コンピュータのパフォーマンスを効率的に向上させる様々な技術を提供する。例えば、制御装置102、回路170、及び/又はプロセス500は、コンピューティングデバイス410のメディアプレーヤー414によるメディア412の再生を制御するためのはるかに正確かつ効率的なデバイス及び/又はプロセスを提供する。例えば、説明されている技術は、次の理由により、過去の技術を超える技術的改善である:(1)ユーザがハンズフリーで、再生されているメディアのループを簡単にセットアップできるようにする;(2)ユーザがハンズフリーで、メディアを再生するためのループの開始ポイントと終了ポイントのタイミングをより正確に簡単に選択できるようにする;(3)ユーザがハンズフリーで、メディアを再生するためのループの開始ポイントに簡単にスキップできるようにする;(4)ユーザがハンズフリーで、メディアを再生するための様々なスロースピードを簡単にセットアップできるようにする;(5)ユーザがハンズフリーで、スロースピードとループを簡単にクリアするか又はグローバルリセットをできるようにする。前述の技術にはそのような改善がある。
【0119】
この説明の中で、用語「コンピューティングデバイス」は、ハードウェアの集合を意味してもよく、ハードウェアは、説明された機能を実行するファームウェア及び/又はソフトウェアによって増強されてもよい。エンジンは、通常主に機能用語でエンジンを定義するハードウェア記述言語(HDL)を使用して設計されてもよい。HDL設計は、HDLシミュレーションツールを使用して検証されてもよい。次に、検証されたHDL設計は、一般に「合成」と呼ばれるプロセスで、ゲートネットリスト又はエンジンの他の物理的記述に変換されてもよい。合成は、合成ツールを使用して自動的に実行されてもよい。ゲートネットリスト又は他の物理的記述は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、又はプログラマブルロジックアレイ(PLA)などのプログラマブルデバイスにエンジンを実装するためのプログラミングコードに更に変換してもよい。ゲートネットリスト又は他の物理的記述は、特定用途向け集積回路(ASIC)内でエンジンを製造するためのプロセス命令及びマスクに変換されてもよい。
【0120】
本明細書中では、用語「ユニット」はまた、ハードウェア、ファームウェア、及び/又はソフトウェアの集合体を意味してもよく、それは、「コンピューティングデバイス」よりも小さい規模であってもよい。例えば、コンピューティングデバイスは複数のユニットを含んでもよく、そのうちのいくつかは同様の機能を並行して実行してもよい。用語「コンピューティングデバイス」及び「ユニット」は、物理的な分離又は境界という意味を含むわけではない。1つ又は複数のユニット及び/又はコンピューティングデバイスの全部又は一部は、例えば、ネットワークカードなどの共通のカード上に、又は共通のFPGA、ASIC、又は他の回路デバイス内に配置されてもよい。
【0121】
パーソナルコンピュータに実装されて示されているが、プロセス及び装置は、任意のコンピューティングデバイスで実装されてもよい。本明細書で使用されるコンピューティングデバイスは、命令を実行することができるプロセッサ、メモリ、及びストレージデバイスを備えた任意のデバイスを指し、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、コンピューティングタブレット、セットトップボックス、ビデオゲームシステム、パーソナルビデオレコーダ、電話、携帯情報端末(PDA)、ポータブルコンピュータ、及びラップトップコンピュータを含むが、これらに限定されない。これらのコンピューティングデバイスは、Linux(登録商標)、Microsoft Windows、Symbian、及びApple Macオペレーティングシステムのバリエーションを含むオペレーティングシステムを実行してもよい。
【0122】
この技術は、コンピューティングデバイスに含まれるか、そうでなければコンピューティングデバイスに結合又は接続される、ストレージデバイス内の機械可読ストレージメディアで実装されてもよい。すなわち、ソフトウェアは、電子的な機械可読メディアに保存されてもよい。これらのストレージメディアは、ハードディスクなどの磁気メディア、コンパクトディスク(CD-ROM及びCD-RW)及びデジタル多用途ディスク(DVD及びDVD±RW)などの光学メディア;フラッシュメモリカード;及び他のストレージメディアを含む。本明細書で使用される場合、ストレージデバイスは、ストレージ媒体への読み取り及び/又は書き込みを可能にするデバイスである。ストレージデバイスは、ハードディスクドライブ、DVDドライブ、フラッシュメモリデバイスなどを含む。
【0123】
判定は、プロセッサ及び/又は判定ユニットを含んでもよい。これらのユニットは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせであってもよい。追加の及びより少ないユニット、モジュール、又はソフトウェア、ハードウェア、及びデータ構造の他の配置が、本明細書に記載のプロセス及び装置を達成するために使用されてもよい。
【0124】
結びのコメント
【0125】
この説明全体を通して、説明された技術及び示された例は、開示又はクレームされた装置及び手順に対する限定ではなく、見本と見なされるべきである。ここに示されている例の多くは、方法の行為又はシステムの要素の特定の組み合わせを含んでいるが、それらの行為及びそれらの要素は、同じ目的を達成するために他の方法で組み合わされてもよいことを理解されたい。フローチャートに関しては、追加の及びより少ないステップを採用してもよく、示されているステップは、本明細書に記載の方法を達成するために、組み合わせてもよく、又は更に改良されてもよい。1つの技術に関連してのみ説明されている行為、要素、及び機能は、他の技術における同様の役割から除外されることを意図したものではない。
【0126】
本明細書で使用される場合、「複数」は2つ又はそれを超えることを意味する。本明細書で使用される場合、アイテムの「セット」は、そのようなアイテムのうちの1つ又は複数を含んでもよい。本明細書で使用される場合、書面による説明又は特許請求の範囲において、用語「備える」、「含む」、「運ぶ」、「有する」、「含有する」、「保有する」などは、オープンエンドであると理解されるべきであり、すなわち、含むがそれに限定されないことを意味する。請求項に関して、移行フレーズ「からなる」及び「本質的にからなる」のみが、それぞれクローズド又はセミクローズドの移行フレーズである。例えば、請求項における「第1の」「第2の」「第3の」などの、請求項の要素を変更するための序数用語の使用は、それ自体では、優先順位、優先度、又はあるクレーム要素の別のクレーム要素に対する順序、又は方法の行為が実行される時間的順序を意味するものではなく、クレーム要素を区別するために、特定の名前を有する1つのクレーム要素を同じ名前(ただし、序数用語の使用は異なる)を有する別の要素から区別するためのラベルとしてのみ使用される。本明細書で使用される場合、「及び/又は」は、リストされたアイテムが代替物であることを意味するが、代替物はまた、リストされたアイテムの任意の組み合わせをも含む。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】