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特表2022-519743ブロックチェーンを使用してユーザを認証する方法、システム、および媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-03-24
(54)【発明の名称】ブロックチェーンを使用してユーザを認証する方法、システム、および媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 21/31 20130101AFI20220316BHJP
【FI】
G06F21/31
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021546354
(86)(22)【出願日】2020-02-03
(85)【翻訳文提出日】2021-09-08
(86)【国際出願番号】 US2020016377
(87)【国際公開番号】W WO2020163223
(87)【国際公開日】2020-08-13
(31)【優先権主張番号】16/271,024
(32)【優先日】2019-02-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519398261
【氏名又は名称】シナジェクス グループ
【氏名又は名称原語表記】SYNERGEX GROUP
(71)【出願人】
【識別番号】519398272
【氏名又は名称】ウェイン テイラー
【氏名又は名称原語表記】TAYLOR, Wayne
(71)【出願人】
【識別番号】519398283
【氏名又は名称】ファム ホールディングス インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】PHAM HOLDINGS, INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100192924
【弁理士】
【氏名又は名称】石井 裕充
(72)【発明者】
【氏名】シエン ヴァン ファム
(57)【要約】
ブロックチェーンを使用してユーザを認証する方法、システム、および媒体が提供される。いくつかの実施形態では、本方法は、ユーザのユーザ装置で、ユーザ装置と関連付けられたアプリケーションに対する認証のためのユーザ認証情報を受信することと、ユーザ装置上に記憶されたローカルブロックチェーンを使用して、ユーザ認証情報がアプリケーションに対して有効かどうかを判定することと、ユーザ認証情報が有効であると判定することに応答して、ローカルブロックチェーンに追加される新しいブロックを生成することと、新しいブロックをローカルブロックチェーンに追加することと、検証されたユーザ認証情報に基づいて、アプリケーションへのアクセスを許可することと、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブロックチェーンを使用してユーザを認証する方法であって、前記方法は、
ユーザのユーザ装置で、前記ユーザ装置と関連付けられたアプリケーションに対する認証のためのユーザ認証情報を受信することと、
前記ユーザ装置上に記憶されたローカルブロックチェーンを使用して、前記ユーザ認証情報が前記アプリケーションに対して有効かどうかを判定することと、
前記ユーザ認証情報が有効であると判定することに応答して、前記ローカルブロックチェーンに追加される新しいブロックを生成することと、
前記新しいブロックを前記ローカルブロックチェーンに追加することと、
検証された前記ユーザ認証情報に基づいて、前記アプリケーションへのアクセスを許可することと、
を含む、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、前記方法は、
クラウドブロックチェーンを記憶するブロックチェーンサーバに接続することと、
前記新しいブロックを前記クラウドブロックチェーンに追加されるようにすることと、
をさらに含む、方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法において、前記方法は、前記ユーザ認証情報が、前記クラウドブロックチェーンを使用して前記アプリケーションに対して有効かどうかを判定することをさらに含み、前記新しいブロックを前記クラウドブロックチェーンに追加されるようにすることは、前記ユーザ認証情報が前記クラウドブロックチェーンを使用して前記アプリケーションに対して有効であると判定することに応答することである、方法。
【請求項4】
請求項2に記載の方法において、前記方法は、
前記ローカルブロックチェーンに含まれない、前記クラウドブロックチェーンに含まれる複数のブロックを受信することと、
前記複数のブロックを前記ローカルブロックチェーンに追加することと、
をさらに含む、方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法において、前記方法は、
クラウドブロックチェーンを記憶するブロックチェーンサーバとの接続を要求することと、
前記ブロックチェーンサーバとの前記接続は失敗したと判定することであって、前記ブロックチェーンサーバとの前記接続は失敗したと判定することに応答して、前記新しいブロックがオフラインブロックとして前記ローカルブロックチェーンに追加される、判定することと、
をさらに含む、方法。
【請求項6】
請求項1に記載の方法において、前記ローカルブロックチェーンはブロックチェーンの一部であり、前記ブロックチェーンの他の部分は、前記ユーザと関連付けられた他のユーザ装置によってローカルに記憶される、方法。
【請求項7】
ブロックチェーンを使用してユーザを認証するシステムであって、前記システムは、
記憶部と、
ハードウェアプロセッサと、
を含み、前記ハードウェアプロセッサは、前記記憶部に記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行すると、
ユーザのユーザ装置で、前記ユーザ装置と関連付けられたアプリケーションに対する認証のためのユーザ認証情報を受信することと、
前記ユーザ装置上に記憶されたローカルブロックチェーンを使用して、前記ユーザ認証情報が前記アプリケーションに対して有効かどうかを判定することと、
前記ユーザ認証情報が有効であると判定することに応答して、前記ローカルブロックチェーンに追加される新しいブロックを生成することと、
前記新しいブロックを前記ローカルブロックチェーンに追加することと、
検証された前記ユーザ認証情報に基づいて、前記アプリケーションへのアクセスを許可することと、
を実行するように構成される、システム。
【請求項8】
請求項7に記載のシステムにおいて、前記ハードウェアプロセッサは、
クラウドブロックチェーンを記憶するブロックチェーンサーバに接続し、
前記新しいブロックを前記クラウドブロックチェーンに追加されるようにする、
ようにさらに構成される、システム。
【請求項9】
請求項8に記載のシステムにおいて、前記ハードウェアプロセッサは、前記ユーザ認証情報が、前記クラウドブロックチェーンを使用して前記アプリケーションに対して有効かどうかを判定するようにさらに構成され、前記新しいブロックを前記クラウドブロックチェーンに追加されるようにすることは、前記ユーザ認証情報が前記クラウドブロックチェーンを使用して前記アプリケーションに対して有効であると判定することに応答することである、システム。
【請求項10】
請求項8に記載のシステムにおいて、前記ハードウェアプロセッサは、
前記ローカルブロックチェーンに含まれない、前記クラウドブロックチェーンに含まれる複数のブロックを受信し、
前記複数のブロックを前記ローカルブロックチェーンに追加する、
ようにさらに構成される、システム。
【請求項11】
請求項7に記載のシステムにおいて、前記ハードウェアプロセッサは、
クラウドブロックチェーンを記憶するブロックチェーンサーバとの接続を要求し、
前記ブロックチェーンサーバとの前記接続は失敗したと判定して、前記ブロックチェーンサーバとの前記接続は失敗したと判定することに応答して、前記新しいブロックがオフラインブロックとして前記ローカルブロックチェーンに追加される、
ようにさらに構成される、システム。
【請求項12】
請求項7に記載のシステムにおいて、前記ローカルブロックチェーンはブロックチェーンの一部であり、前記ブロックチェーンの他の部分は、前記ユーザと関連付けられた他のユーザ装置によってローカルに記憶される、システム。
【請求項13】
コンピュータ実行可能命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサにブロックチェーンを使用してユーザを認証する方法を実行させ、前記方法は、
ユーザのユーザ装置で、前記ユーザ装置と関連付けられたアプリケーションに対する認証のためのユーザ認証情報を受信することと、
前記ユーザ装置上に記憶されたローカルブロックチェーンを使用して、前記ユーザ認証情報が前記アプリケーションに対して有効かどうかを判定することと、
前記ユーザ認証情報が有効であると判定することに応答して、前記ローカルブロックチェーンに追加される新しいブロックを生成することと、
前記新しいブロックを前記ローカルブロックチェーンに追加することと、
検証された前記ユーザ認証情報に基づいて、前記アプリケーションへのアクセスを許可することと、
を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項14】
請求項13に記載の非一時的コンピュータ可読媒体において、前記方法は、
クラウドブロックチェーンを記憶するブロックチェーンサーバに接続することと、
前記新しいブロックを前記クラウドブロックチェーンに追加されるようにすることと、
をさらに含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項15】
請求項14に記載の非一時的コンピュータ可読媒体において、前記方法は、前記ユーザ認証情報が、前記クラウドブロックチェーンを使用して前記アプリケーションに対して有効かどうかを判定することをさらに含み、前記新しいブロックを前記クラウドブロックチェーンに追加されるようにすることは、前記ユーザ認証情報が前記クラウドブロックチェーンを使用して前記アプリケーションに対して有効であると判定することに応答することである、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項16】
請求項14に記載の非一時的コンピュータ可読媒体において、前記方法は、
前記ローカルブロックチェーンに含まれない、前記クラウドブロックチェーンに含まれる複数のブロックを受信することと、
前記複数のブロックを前記ローカルブロックチェーンに追加することと、
をさらに含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項17】
請求項13に記載の非一時的コンピュータ可読媒体において、前記方法は、
クラウドブロックチェーンを記憶するブロックチェーンサーバとの接続を要求することと、
前記ブロックチェーンサーバとの前記接続は失敗したと判定することであって、前記ブロックチェーンサーバとの前記接続は失敗したと判定することに応答して、前記新しいブロックがオフラインブロックとして前記ローカルブロックチェーンに追加される、判定することと、
をさらに含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項18】
請求項13に記載の非一時的コンピュータ可読媒体において、前記ローカルブロックチェーンはブロックチェーンの一部であり、前記ブロックチェーンの他の部分は、前記ユーザと関連付けられた他のユーザ装置によってローカルに記憶される、非一時的コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
この出願は、2019年2月8日に出願された米国特許出願第16/271,024号の利益を主張するものであり、その内容は参照することによりすべて本明細書に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本開示の主題は、ブロックチェーンを使用してユーザを認証する方法、システム、および媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
人々はますます、複数のユーザ装置を使用し、各装置から複数のアプリケーションにアクセスする。例えば、個人は、複数のユーザ装置(例えば、携帯電話、タブレットコンピュータ、デスクトップコンピュータなど)を有することができ、異なるアプリケーションにそれぞれアクセスすることができる複数のモノのインターネット(IoT:Internet of Things)装置を家庭またはオフィスに有することができる。アプリケーションにアクセスして使用するため、各ユーザ装置はアプリケーションに対して認証される必要がある場合がある。
【0004】
分散したブロックチェーンサーバを使用してユーザ装置を認証することは、時間がかかり、リソースが集中することがあり得る。たとえば、分散したブロックチェーンネットワーク上のユーザ装置を検証するため、ユーザ装置は、ブロックチェーンネットワークのブロックチェーンサーバに接続し、次に、ブロックチェーンのブロックをブロックチェーンネットワークの残りのブロックチェーンサーバに更新する必要がある。さらに、分散したブロックチェーンネットワークを使用することは、セキュリティリスクをもたらす可能性がある。例えば、合意(コンセンサス)によって制御されたブロックチェーンサーバを使用することは、ハッカーがブロックチェーンネットワークのブロックチェーンサーバにアクセスすることを可能にすることができ、ブロックチェーンネットワーク全体を脆弱なままにすることができる。
【0005】
したがって、ブロックチェーンを使用してユーザを認証するための新しい方法、システム、および媒体を提供することが望ましい。
【発明の概要】
【0006】
ブロックチェーンを使用してユーザを認証する方法、システム、および媒体が提供される。
【0007】
本開示の主題のいくつかの実施形態による、ブロックチェーンを使用してユーザを認証する方法が提供される。この方法は、ユーザのユーザ装置で、ユーザ装置と関連付けられたアプリケーションに対する認証のためのユーザ認証情報を受信することと、ユーザ装置上に記憶されたローカルブロックチェーンを使用して、ユーザ認証情報がアプリケーションに対して有効かどうかを判定することと、ユーザ認証情報が有効であると判定することに応答して、ローカルブロックチェーンに追加される新しいブロックを生成することと、新しいブロックをローカルブロックチェーンに追加することと、検証されたユーザ認証情報に基づいて、アプリケーションへのアクセスを許可することと、を含む。
【0008】
本開示の主題のいくつかの実施形態による、ブロックチェーンを使用してユーザを認証するシステムが提供される。このシステムは、記憶部とハードウェアプロセッサとを含む。このハードウェアプロセッサは、記憶部に記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行すると、ユーザのユーザ装置で、ユーザ装置と関連付けられたアプリケーションに対する認証のためのユーザ認証情報を受信し、ユーザ装置上に記憶されたローカルブロックチェーンを使用して、ユーザ認証情報がアプリケーションに対して有効かどうかを判定し、ユーザ認証情報が有効であると判定することに応答して、ローカルブロックチェーンに追加される新しいブロックを生成し、新しいブロックをローカルブロックチェーンに追加し、検証されたユーザ認証情報に基づいて、アプリケーションへのアクセスを許可する、ように構成される。
【0009】
本開示の主題のいくつかの実施形態による、コンピュータ実行可能命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体が提供される。このコンピュータ実行可能命令は、プロセッサによって実行されると、プロセッサにブロックチェーンを使用してユーザを認証する方法を実行させる。この方法は、ユーザのユーザ装置で、ユーザ装置と関連付けられたアプリケーションに対する認証のためのユーザ認証情報を受信することと、ユーザ装置上に記憶されたローカルブロックチェーンを使用して、ユーザ認証情報がアプリケーションに対して有効かどうかを判定することと、ユーザ認証情報が有効であると判定することに応答して、ローカルブロックチェーンに追加される新しいブロックを生成することと、新しいブロックをローカルブロックチェーンに追加することと、検証されたユーザ認証情報に基づいて、アプリケーションへのアクセスを許可することと、を含む。
【0010】
本開示の主題の様々な目的、特徴、および利点は、以下の図面に関連して本開示の主題の以下の詳細な説明を参照することにより、一層十分に理解することができる。図面では、同様の参照番号が同様の要素を識別する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本開示の主題のいくつかの実施形態による、ブロックチェーンを使用してユーザを認証する処理の例を示す。
図2】本開示の主題のいくつかの実施形態による、ブロックチェーンを使用してユーザを認証するための、本明細書で説明される機構の実装に適した例示的なシステムの模式図を示す。
図3】本開示の主題のいくつかの実施形態による、図2のサーバおよび/またはユーザ装置において使用されることのできるハードウェアの詳細な例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0012】
様々な実施形態により、ブロックチェーンを使用してユーザを認証するための機構(方法、システム、および媒体を含むことができる)が提供される。
【0013】
いくつかの実施形態では、本明細書で説明される機構を使用して、ユーザ装置上に記憶されたローカルブロックチェーンおよび/またはブロックチェーンサーバ上に記憶されたクラウドブロックチェーンを使用して、ユーザ装置上で開かれるまたはユーザ装置上で実行されるアプリケーションに対して、ユーザ装置のユーザを認証することができる。いくつかの実施形態では、ローカルブロックチェーンとクラウドブロックチェーンとは同期することができるので、ローカルブロックチェーンとクラウドブロックチェーンとは同一である。
【0014】
いくつかの実施形態では、ユーザ装置は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、媒体再生装置、モノのインターネット(IoT)装置(例えば、スマート温度調節器(サーモスタット)、スマートロック、スマート家電、および/または任意の他の適切な型のIoT装置)、および/または任意の他の適切な型のユーザ装置など、任意の適切な型のユーザ装置によることができる。いくつかの実施形態では、機構が、ユーザ装置上のメッセージ(例えば、電子メール、テキストメッセージ、および/または任意の他の適切な型のメッセージ)にアクセスするためのアプリケーション、ユーザ装置上で媒体コンテンツを提示するためのアプリケーション、ユーザ装置を使用して他の装置を制御するためのアプリケーション、および/または任意の他の適切な型のアプリケーションなど、任意の適切な型のアプリケーションへのアクセスを許可するために使用されることができる。
【0015】
いくつかの実施形態では、機構が、任意の適切な技術または技術の組合せを使用して、ユーザ装置のユーザを認証することができる。例えば、いくつかの実施形態では、機構は、ユーザが認証されるアプリケーションと関連付けられたユーザ認証情報を受信することができ、ユーザ装置上に記憶されたローカルブロックチェーンを使用してユーザ認証情報を検証することができる。いくつかの実施形態では、ローカルブロックチェーンを使用してユーザ認証情報を検証することに応答して、機構はローカルブロックチェーンに追加される新しいブロックを生成することができる。いくつかの実施形態では、次に、機構は、ブロックチェーンサーバに接続しようと試みて、ブロックチェーンサーバに記憶されたクラウドブロックチェーンに新しいブロックを追加されるようにすることができる。いくつかの実施形態では、機構がブロックチェーンサーバに接続できない場合に、機構は、ユーザ装置がブロックチェーンサーバに正常に接続できる次の時点でクラウドブロックチェーンに追加されるオフラインブロックとして、新たに作成されたブロックを記憶することができる。逆に、機構がブロックチェーンサーバに接続することができる場合、機構は、ローカルブロックチェーンとクラウドブロックチェーンとは同期することができるので、ローカルブロックチェーンとクラウドブロックチェーンとは同一であり、図1に関連してより詳細に説明される。
【0016】
いくつかの実施形態では、ローカルブロックチェーンは、複数のユーザ装置の間で分散されることができることに留意する。例えば、いくつかの実施形態では、ローカルブロックチェーンが、特定のユーザとそれぞれ関連付けられた複数のユーザ装置の間で分散されることができる。より具体的な例として、いくつかの実施形態では、ローカルブロックチェーンは、複数のユーザ装置と、ユーザの家庭、オフィス、または他の場所の中のそれぞれの複数のIoT装置などの複数のIoT装置と、の間で分散されることができる。
【0017】
図1を参照すると、本開示の主題のいくつかの実施形態による、ブロックチェーンを使用してユーザを認証する処理の例100が示される。いくつかの実施形態では、ユーザ装置上及び/又はブロックチェーンを記憶するブロックチェーンサーバ(例えば、図2に関連して図示および記載されるように、クラウドブロックチェーンサーバ202)上で、処理100のブロックは実行されることができる。
【0018】
処理100は、アプリケーションに対する認証のためのユーザ認証情報を受信することによって、102において開始することができる。いくつかの実施形態では、アプリケーションは、媒体コンテンツを提示するためのアプリケーション、電子メールまたは他のメッセージにアクセスするためのアプリケーション、ソーシャルネットワーキングサービスに対応するアプリケーション、ユーザの家庭内のIoT装置を制御するためのアプリケーション、および/または任意の他の適切な型のアプリケーションなど、ユーザ装置上で実行されることのできる任意の適切な型のアプリケーションとすることができる。いくつかの実施形態において、ユーザ認証情報は、ユーザ名、パスワード、生体署名、動的トークン、ユーザ装置に対応する一意の装置識別子、および/または、ユーザ装置のユーザおよび/またはユーザ装置を一意に識別できる任意の他の適切な型の情報など、任意の適切な型のユーザ認証情報を含むことができる。
【0019】
いくつかの実施形態では、処理100が、任意の適切な時間に、および/または任意の適切な動作に応答して、ユーザ認証情報を受信することができることに留意する。例えば、いくつかの実施形態では、処理100が、ユーザ装置上で選択された、または開かれたアプリケーションに応答して、ユーザ認証情報を受信することができる。より具体的な例として、いくつかの実施形態では、処理100は、アプリケーションが選択された、または開かれたと判定することに応答して、ユーザ認証情報(例えば、ユーザ名および/またはパスワード、生体識別子、および/または任意の他の適切な認証情報)を要求するユーザインタフェースを提示することができる。別の例として、いくつかの実施形態では、処理100が、ユーザ装置が作動された、または起動されたと判定することに応答して、ユーザからユーザ認証情報を要求することができる。
【0020】
104において、処理100は、ローカルブロックチェーンを使用して、ユーザ認証情報が有効かどうかを判定することができる。いくつかの実施形態では、ローカルブロックチェーンは、ユーザ装置の記憶部にローカルに記憶されるブロックチェーンとすることができることに留意する。いくつかの実施形態では、処理100が、任意の適切な方法でローカルブロックチェーンを使用して、ユーザ認証情報が有効かどうかを判定することができる。例えば、いくつかの実施形態では、処理100は、任意の適切な技術または技術の組合せを使用して、アプリケーションに対してユーザ認証情報を認証することができる。より具多的な例として、いくつかの実施形態では、処理100がユーザ認証情報のハッシュを検証して、アプリケーションに対してユーザ認証情報を認証することができる。
【0021】
いくつかの実施形態では、ローカルブロックチェーンが複数のユーザ装置の間で分散されることができることに留意する。例えば、いくつかの実施形態では、ローカルブロックチェーンの一部は、アプリケーションに対して認証されているユーザ装置上に記憶されることができ、ローカルブロックチェーンの残りは、他のユーザ装置の間で分散されることができる。より具体的な例として、いくつかの実施形態では、ローカルブロックチェーンの残りは、ユーザによって使用される他のユーザ装置、ユーザの家庭またはオフィス内のIoT装置、および/または任意の他の適切なユーザ装置など、アプリケーションに対して認証されているユーザ装置のユーザと関連付けられた他のユーザ装置の間で分散されることができる。
【0022】
104において、処理100は、ローカルブロックチェーンを使用して、ユーザ認証情報が有効でないと判断する場合(104において「いいえ」)、処理100は124において終了することができる。
【0023】
104において、処理100が、ローカルブロックチェーンを使用してユーザ認証情報は有効であると判定する場合(104において「はい」)、処理100は、106において、クラウドブロックチェーンサーバ(例えば、図2に関連して図示および記載されるように、クラウドブロックチェーンサーバ202)との接続があるかどうかを判定することができる。いくつかの実施形態では、処理100が任意の適切な方法でクラウドブロックチェーンサーバとの接続があるかどうかを判定することができる。例えば、いくつかの実施形態では、処理100が、任意の適切な通信ネットワークを使用してクラウドブロックチェーンサーバに接続することを試みることができ、クラウドブロックチェーンサーバに接続する試みが成功したかどうかを判定することができる。
【0024】
106において、処理100がクラウドブロックチェーンサーバとの接続がないと判定する場合(106において「いいえ」)、処理100は、108において、ローカルブロックチェーンについて新しいブロックを作成することができる。例えば、いくつかの実施形態では、新しいブロックが、ユーザ装置がアプリケーションに対して認証された事実に対応することができる。いくつかの実施形態では、新しいブロックは、アプリケーションに対応するユーザ名および/またはパスワード、生体署名、動的トークン、ユーザ装置に対応する一意の識別子、公開鍵基盤(PKI)の公開鍵および秘密鍵、インターネットプロトコル(IP)のアドレス、日付および/または時間(例えば、ローカルブロックチェーンを使用してユーザ認証情報が認証された日付および/または時間、および/または任意の他の適切な日付および/または時間)、地理的位置(例えば、現在の全地球測位システム、もしくはGPS、ユーザ装置の座標、ユーザ装置の現在の都市または町、および/または任意の他の適切な地理的位置)、および/または任意の他の適切な情報など、任意の適切な情報を使用して生成されることができる。いくつかの実施形態では、情報の任意の適切な組み合わせが、新しいブロックを生成するために使用されることができることに留意する。さらに、いくつかの実施形態では、新しいブロックは、任意の適切な暗号化プロトコルを使用して任意の適切な方法で暗号化されることができることに留意する。
【0025】
110において、処理100は、新しいブロックをローカルブロックチェーンに追加することができる。いくつかの実施形態では、新しいブロックは、オフラインブロックとしてローカルブロックチェーンに追加されることができ、このオフラインブロックは、ユーザ装置がクラウドブロックチェーンサーバに接続する次の時点でクラウドブロックチェーンサーバに記憶されたブロックチェーンと同期されることができることに留意する。
【0026】
112において、処理100は、ユーザ認証情報と関連付けられたユーザに、アプリケーションへのアクセスを許可することができる。いくつかの実施形態では、処理100が、任意の適切な方法で、ユーザ装置上のアプリケーションへのアクセスを許可することができる。例えば、いくつかの実施形態では、処理100が、ユーザ認証情報を使用して、ユーザおよびアプリケーションと関連付けられたユーザアカウントにログインすることができる。
【0027】
次に、処理100は124において終了する。
【0028】
106に戻って参照すると、106において、処理100がブロックチェーンサーバとの接続があると判定する場合(106において「はい」)、処理100は、114において、クラウドブロックチェーンを使用して、ユーザ認証情報が有効かどうかを判定することができる。いくつかの実施形態では、処理100が、任意の適切な方法でクラウドブロックチェーンを使用して、ユーザ認証情報が有効かどうかを判定することができる。例えば、いくつかの実施形態では、ユーザ装置が、アプリケーションに対するユーザ認証情報の検証を要求する要求をブロックチェーンサーバに送信することができる。いくつかの実施形態では、ブロックチェーンサーバが任意の適切な技術または技術の組合せを使用して、ユーザ認証情報を検証することができる。例えば、いくつかの実施形態では、処理100が、ユーザ認証情報と関連付けられたハッシュを検証することができる。
【0029】
114において、処理100が、ユーザ認証情報は有効でないと判定する場合(114において「いいえ」)、処理100は、124において終了することができる。
【0030】
114において、処理100が、ユーザ認証情報は有効であると判定する場合(114において「はい」)、処理100は、116において、クラウドブロックチェーンとローカルブロックチェーンとを同期することができる。いくつかの実施形態では、処理100は、任意の適切な技術または技術の組合せを使用して、クラウドブロックチェーンとローカルブロックチェーンとを同期することができる。例えば、いくつかの実施形態では、処理100は、ユーザ装置からブロックチェーンサーバに、クラウドブロックチェーンにまだ追加されていない、処理100によって作成されたすべてのブロックを送信することができる。より具体的な例として、いくつかの実施形態では、処理100が、110に関連して上述したように、オフラインブロックとして示されるブロックを送信することができる。具体例として、いくつかの実施形態では、処理100が、ブロックチェーンサーバとの接続が成功しなかった時点ですでにローカルブロックチェーンに追加されたオフラインブロックを、送信することができる。別の例として、いくつかの実施形態では、処理100は、ローカルブロックチェーン内にまだ含まれていない、ブロックチェーンサーバ上に記憶されたクラウドブロックチェーン内に存在する任意のブロックを、ブロックチェーンサーバからユーザ装置において、受信することができる。より具体的な例として、いくつかの実施形態では、ローカルブロックチェーンが複数のユーザ装置の間で分散される場合、処理100は、ローカルブロックチェーンの一部を記憶する他のユーザ装置からクラウドブロックチェーンに追加されたブロックを、ブロックチェーンサーバから受信することができる。
【0031】
118において、処理100は、ローカルブロックチェーンについて新しいブロックを作成することができる。108に関連して上述したように、処理100は、任意の適切な方法でローカルブロックチェーンについて新しいブロックを作成することができる。例えば、いくつかの実施形態では、新しいブロックは、アプリケーションに対応するユーザ名および/またはパスワード、生体署名、動的トークン、ユーザ装置に対応する一意の識別子、公開鍵基盤(PKI)の公開鍵および秘密鍵、インターネットプロトコル(IP)のアドレス、日付および/または時間(例えば、ユーザ装置がアプリケーションに認証された日付および/または時間、および/または任意の他の適切な日付および/または時間)、地理的位置、および/または任意の他の適切な情報など、任意の適切な情報を使用して生成されることができる。いくつかの実施形態では、情報の任意の適切な組み合わせが、新しいブロックを生成するために使用されることができることに留意する。さらに、いくつかの実施形態では、新しいブロックが、任意の適切な方法で、任意の適切なプロトコルを使用して暗号化されることができることに留意する。
【0032】
120において、処理100は、新しいブロックをローカルブロックチェーンに追加することができる。
【0033】
122において、処理100は、新しいブロックをブロックチェーンサーバに送信することができる。いくつかのそのような実施形態では、ブロックチェーンサーバ上に記憶されたクラウドブロックチェーンに新しいブロックを、ブロックチェーンサーバに追加させる命令と共に、新しいブロックは送信されることができる。
【0034】
次に、処理100は、上述したように、112において、ユーザ認証情報と関連付けられたユーザにアプリケーションへのアクセスを許可することができる。
【0035】
図2を参照すると、本開示の主題のいくつかの実施形態に従って使用されることのできるブロックチェーンを使用してユーザを認証するためのハードウェアの例200が示される。図示されるように、ハードウェア200は、クラウドブロックチェーンサーバ202、通信ネットワーク204、ユーザ装置208、210、および212などの1つまたは複数のユーザ装置206、および/またはルータ214および/または216などの1つまたは複数のルータを含むことができる。
【0036】
クラウドブロックチェーンサーバ202は、情報、データ、プログラム、および/または任意の他の適切なコンテンツを記憶するための任意の適切なサーバとすることができる。例えば、いくつかの実施形態では、クラウドブロックチェーンサーバ202は、アプリケーションに対してユーザを認証するために使用されることのできるブロックチェーンと関連付けられた情報を記憶することができる。いくつかの実施形態では、クラウドブロックチェーンサーバ202に記憶されたクラウドブロックチェーンは、図1に関連して図示および記載されるように、ユーザ装置206のうちの1つまたは複数に記憶されたローカルブロックチェーンと同期されることができる。
【0037】
通信ネットワーク204は、いくつかの実施形態では、1つまたは複数の有線および/または無線のネットワークの任意の適切な組合せとすることができる。例えば、通信ネットワーク204は、インターネット、イントラネット、広域通信網(WAN)、構内通信網(LAN)、無線ネットワーク、デジタル加入者線(DSL)ネットワーク、フレームリレーネットワーク、非同期転送モード(ATM)ネットワーク、仮想プライベートネットワーク(VPN)、および/または任意の他の適切な通信ネットワークのうちの任意の1つまたは複数を含むことができる。ユーザ装置206は、1つまたは複数の通信リンクによって通信ネットワーク204に接続されることができ、通信ネットワーク204は1つまたは複数の通信リンクを介してクラウドブロックチェーンサーバ202に連結されることができる。いくつかの実施形態では、ユーザ装置206が、ルータ214および/またはルータ216などの1つまたは複数のルータを介して通信ネットワーク204に接続されることができる。例えば、いくつかの実施形態では、ユーザ装置208と210とが、ルータ214を介して通信ネットワーク204に接続されることができ、ユーザ装置212は、ルータ216を介して通信ネットワーク204に接続されることができる。いくつかの実施形態では、通信リンクが、ネットワークリンク、ダイヤルアップリンク、無線リンク、ハードワイヤードリンク、任意の他の適切な通信リンク、またはそのようなリンクの任意の適切な組み合わせなど、ユーザ装置206とサーバ202との間でデータを通信するのに適した任意の通信リンクとすることができる。
【0038】
ユーザ装置206は、任意の1つまたは複数のユーザ装置を含むことができる。例えば、いくつかの実施形態では、ユーザ装置206が、携帯電話、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ウェアラブルコンピュータ、および/または任意の他の適切な型のコンピュータなど、ユーザ装置を含むことができる。別の例として、いくつかの実施形態では、ユーザ装置206は、テレビ、スピーカ、ゲームコンソール、および/または任意の他の適切な型の媒体再生装置など、媒体再生装置を含むことができる。さらに別の例として、いくつかの実施形態では、ユーザ装置206が、スマート温度調節器、スマートロック、および/または任意の他の適切なIoT装置など、任意の適切なモノのインターネット(IoT)装置を含むことができる。いくつかの実施形態では、ユーザ装置206のユーザは、電子メールにアクセスするためのアプリケーション、媒体コンテンツを提示するためのアプリケーション、および/または任意の他の適切な型のアプリケーションなど、ユーザ装置206上で実行される任意の適切なアプリケーションに対して認証されることができることに留意する。いくつかの実施形態では、認証は、図1に関連して図示および記載される技術を使用して実行されることができる。
【0039】
クラウドブロックチェーンサーバ202は1つの装置として示されているが、いくつかの実施形態では、クラウドブロックチェーンサーバ202によって実行される機能は、任意の適切な数の装置を使用して実行されることができる。例えば、いくつかの実施形態では、複数の装置は、クラウドブロックチェーンサーバ202によって実行される機能を実装するために使用されることができる。
【0040】
図面を過度に複雑にすることを避けるために、3つのユーザ装置208、210、および212が図2に示されているが、いくつかの実施形態では、任意の適切な数のユーザ装置、および/または任意の適切な型のユーザ装置が使用されることができる。
【0041】
いくつかの実施形態では、クラウドブロックチェーンサーバ202とユーザ装置206とが任意の適切なハードウェアを使用して実装されることができる。例えば、いくつかの実施形態では、装置202と206とが任意の適切な汎用コンピュータまたは専用コンピュータを使用して実装されることができる。例えば、携帯電話は、専用コンピュータを使用して実装されることができる。任意のそのような汎用コンピュータまたは専用コンピュータは、任意の適切なハードウェアを含むことができる。例えば、図3のハードウェア300の例に示されるように、そのようなハードウェアは、ハードウェアプロセッサ302、記憶部および/または記憶装置304、入力装置コントローラ306、入力装置308、表示/音声ドライバ310、表示および音声出力回路312、通信インタフェース314、アンテナ316、およびバス318を含むことができる。
【0042】
ハードウェアプロセッサ302は、いくつかの実施形態では、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、専用ロジック、および/または汎用コンピュータまたは専用コンピュータの機能を制御するための任意の他の適切な回路など、任意の適切なハードウェアプロセッサを含むことができる。いくつかの実施形態では、ハードウェアプロセッサ302が、クラウドブロックチェーンサーバ202など、サーバの記憶部および/または記憶装置に記憶されたサーバプログラムによって制御されることができる。例えば、いくつかの実施形態では、サーバプログラムは、ハードウェアプロセッサ302に、クラウドブロックチェーンにブロックを追加させ、クラウドブロックチェーンをユーザ装置上にローカルに記憶されたブロックチェーンと同期させ、および/または任意の他の適切な機能を実行させることができる。いくつかの実施形態では、ハードウェアプロセッサ302は、ユーザ装置206など、ユーザ装置の記憶部および/または記憶装置に記憶されたコンピュータプログラムによって制御されることができる。例えば、いくつかの実施形態では、コンピュータプログラムが、ハードウェアプロセッサ302に、ユーザ装置206上に記憶されたローカルブロックチェーンを使用してユーザ装置206(306)上で実行されるアプリケーションに対するユーザを認証させ、ローカルに記憶されたブロックチェーンをクラウドブロックチェーンサーバ202上に記憶されたブロックチェーンと同期させ、ローカルに記憶されたブロックチェーンを使用するユーザ認証情報の認証に基づいて、ユーザ装置206のユーザにアプリケーションへのアクセスを許可させ、および/または任意の他の適切な機能を実行させることができる。
【0043】
いくつかの実施形態では、記憶部および/または記憶装置304は、プログラム、データ、および/または任意の他の適切な情報を記憶するための任意の適切な記憶部および/または記憶装置とすることができる。例えば、記憶部および/または記憶装置304は、ランダムアクセスメモリ、読取り専用メモリ、フラッシュメモリ、ハードディスク記憶装置、光媒体、および/または任意の他の適切な記憶部を含むことができる。
【0044】
入力装置コントローラ306は、いくつかの実施形態において、1つまたは複数の入力装置308からの入力を制御および受信するための任意の適切な回路とすることができる。例えば、入力装置コントローラ306は、タッチスクリーンから、キーボードから、1つまたは複数のボタンから、音声認識回路から、マイクロフォンから、カメラから、光学センサから、加速度計から、温度センサから、近距離センサから、圧力センサから、符号化装置から、および/または任意の他の型の入力装置からの入力を受信するための回路とすることができる。
【0045】
表示/音声ドライバ310は、いくつかの実施形態において、1つまたは複数の表示/音声出力装置312への出力を制御および駆動するための任意の適切な回路とすることができる。例えば、表示/音声ドライバ310は、タッチスクリーン、フラットパネルディスプレイ、陰極線管ディスプレイ、プロジェクタ、1つまたは複数のスピーカ、および/または任意の他の適切な表示および/または表示装置を駆動するための回路とすることができる。
【0046】
通信インタフェース314は、1つまたは複数の通信ネットワーク(例えば、コンピュータネットワーク204)とインタフェースで接続するための任意の適切な回路とすることができる。例えば、インタフェース314は、ネットワークインタフェースカード回路、無線通信回路、および/または任意の他の適切な型の通信ネットワーク回路を含むことができる。
【0047】
アンテナ316は、いくつかの実施形態では、通信ネットワーク(例えば、通信ネットワーク204)と無線通信するための任意の適切な1つまたは複数のアンテナとすることができる。いくつかの実施形態では、アンテナ316は省略されることができる。
【0048】
バス318は、いくつかの実施形態では、2つまたは複数の構成要素302、304、306、310、および314の間で通信するための任意の適切な機構とすることができる。
【0049】
いくつかの実施形態によれば、任意の他の適切な構成要素をハードウェア200に含めることができる。
【0050】
いくつかの実施形態では、図1の処理の上述のブロックのうちの少なくともいくつかは図に関連して図示および記載された順序およびシーケンスに限定されない任意の順序またはシーケンスで実施または実行されることができる。また、図1の上記のブロックのいくつかは、待ち時間および処理時間を短縮するために、必要に応じて実質的に同時にまたは並行して実施または実行されることができる。加えて、または代わりに、図1の処理の上述されたブロックのいくつかは省略されることができる。
【0051】
いくつかの実施形態では、本明細書の機能および/または処理を実行するための命令を記憶するために、任意の適切なコンピュータ可読媒体が使用されることができる。例えば、いくつかの実施形態では、コンピュータ可読媒体は一時的または非一時的とすることができる。例えば、非一時的コンピュータ可読媒体は、非一時的な形態の磁気媒体(ハードディスク、フロッピーディスク、および/または任意の他の適切な磁気媒体など)、非一時的な形態の光媒体(コンパクトディスク、デジタルビデオディスク、ブルーレイディスク、および/または任意の他の適切な光媒体など)、非一時的な形態の半導体媒体(フラッシュメモリ、電気的にプログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROM)、電気的に消去可能でプログラム可能な読み取り専用メモリ(EEPROM)、および/または任意の他の適切な半導体媒体など)、送信中一時的でないまたは永続性に欠けない任意の適切な媒体、および/または任意の適切な有形媒体など、媒体を含むことができる。別の実施例として、一時的コンピュータ可読媒体は、ネットワーク上、配線上、導体上、光ファイバ上、回路上、送信中一時的で永続性に欠ける任意の適切な媒体上、および/または任意の適切な無形媒体上の信号を含むことができる。
【0052】
したがって、ブロックチェーンを使用してユーザを認証する方法、システム、および媒体が提供される。
【0053】
本発明は前記の例示的な実施形態において説明され、例示されたが、本開示は一例とされたものであり、本発明の実施の詳細における多くの変更が本発明の精神および範囲から逸脱することなくなされ得ることが理解されよう。本発明は以下の特許請求の範囲によってのみ限定される。開示の実施形態の特徴は、様々な方法で組み合わされ、再配置されることができる。
図1
図2
図3
【国際調査報告】