(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-03-25
(54)【発明の名称】交流作成装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20220317BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2019538687
(86)(22)【出願日】2018-09-14
(85)【翻訳文提出日】2019-07-12
(86)【国際出願番号】 IB2018057070
(87)【国際公開番号】W WO2020053632
(87)【国際公開日】2020-03-19
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519255540
【氏名又は名称】ライク,フィリップ
【氏名又は名称原語表記】LAIK,Philippe
(74)【代理人】
【識別番号】100080447
【氏名又は名称】太田 恵一
(72)【発明者】
【氏名】ライク,フィリップ
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
連絡先との通信を確立するための通信プラットフォーム、連絡先を参加させるための活動リストを有する活動リスト、および連絡先との会合を計画するための場所リストを決定するための技術が記述される。本発明の実施例において、アドレス帳からの連絡先が、通信を確立するために決定される。その後、選択パラメータが、連絡先に対して決定される。例において選択パラメータは、心理学的要因、社会学的要因、環境要因などであり得る。選択パラメータに基づいて、ユーザは、ユーザが連絡先と通信を確立することを可能にする通信プラットフォームリストが提供される。同様に、選択パラメータに基づいて、活動リストおよび場所リストもまた作成されてユーザに提供される。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
通信を確立するための通信装置のアドレス帳からの複数の連絡先の中から連絡先を決定すること、
連絡先に対応する選択パラメータを決定すること、ここで選択パラメータは、連絡先に関連付けられている心理学的要因、連絡先に関連付けられている社会学的要因、および連絡先に関連付けられている環境要因を示すものであること、
選択パラメータに基づいて通信プラットフォームリストを作成すること、ここで通信プラットフォームリスト内の通信プラットフォームは、ユーザが連絡先との通信を効果的に確立することを可能にするものであること、
選択パラメータに基づいて活動リストおよび場所リストを作成すること、ここで活動リストは、ユーザおよび連絡先が参加することのできる活動のリストを提供し、場所リストはユーザと連絡先が会うことのできる場所のリストを提供するものであること、
を含む方法。
【請求項2】
選択パラメータがシステムによって決定され、またユーザの位置、通信時刻、ユーザに関連付けられているイベント、心理学的要因、社会学的要因、環境要因のうちの少なくとも1つに基づいている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
複数の連絡先のために複数の特性がユーザおよびシステムによって定義され、ここで特性は、連絡先のユーザとの関係、連絡先の関心、連絡先の趣味、連絡先の心理学的要因、社会学的要因、環境要因のうちの少なくとも1つを有するものである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
システムによって定義される特性が、オープンソースデータベースにアクセスすることによって決定される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
方法が、連絡先との通信モードそれぞれに対して値を割り当てることをさらに含み、ここで値はユーザの嗜好、ユーザと連絡先との関係、システム定義の優先傾向、ユーザの位置、連絡先の位置、ユーザの会合予定、連絡先の会合予定のうちの少なくとも1つに基づいているものである、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
通信プラットフォームリストが、割り当てられた値に基づいて作成される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
連絡先との通信が、通信プラットフォームリストから選択される通信プラットフォームを通じて確立される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
交流作成装置であって、
通信を確立するための通信装置のアドレス帳からの複数の連絡先の中から連絡先を決定することを目的とする通信モジュール、
連絡先に対応する選択パラメータを決定することを目的とする選択パラメータモジュールであって、ここで選択パラメータは、連絡先に関連付けられている心理学的要因、連絡先に関連付けられている社会学的要因、および連絡先に関連付けられている環境要因を示すものである、
交流作成モジュール:
選択パラメータに基づいて通信プラットフォームリストを作成することを目的とし、ここで通信プラットフォームリスト内の通信プラットフォームは、ユーザが連絡先との通信を効果的に確立することを可能にするものである、
選択パラメータに基づいて活動リストおよび場所リストを作成することを目的とし、ここで活動リストは、ユーザおよび連絡先が参加することのできる活動のリストを提供し、場所リストは、ユーザと連絡先が会うことのできる場所のリストを提供するものである、
を有する交流作成装置。
【請求項9】
選択パラメータが交流作成装置によって決定され、またユーザの位置、通信時刻、ユーザに関連付けられているイベント、心理学的要因、社会学的要因、環境要因のうちの少なくとも1つに基づいている、請求項8に記載の交流作成装置。
【請求項10】
複数の連絡先のために複数の特性がユーザおよび交流作成装置によって定義され、ここで特性は、連絡先とユーザとの関係、連絡先の関心、連絡先の趣味、連絡先の心理学的要因、社会学的要因、環境要因のうちの少なくとも1つを有するものである、請求項8に記載の交流作成装置。
【請求項11】
連絡先についての特性を決定するために、データベースにアクセスするためのデータ収集モジュールをさらに有する、請求項10に記載の交流作成装置。
【請求項12】
選択パラメータモジュールが、連絡先との通信モードそれぞれに対する値を割り当て、ここで値はユーザの嗜好、ユーザと連絡先との関係、システム定義の優先傾向、ユーザの位置、連絡先の位置、ユーザの会合予定、連絡先の会合予定のうちの少なくとも1つに基づいているものである、請求項8に記載の交流作成装置。
【請求項13】
通信プラットフォームリストが、割り当てられた値に基づいて作成される、請求項12に記載の交流作成装置。
【請求項14】
通信モジュールが、連絡先との通信を確立するために使用され、ここで通信は、通信プラットフォームリストからの通信プラットフォームのうちの1つを通じて確立されるものである、請求項8に記載の交流作成装置。
【請求項15】
ユーザが、活動リストに基づいて連絡先のために活動を提案し、場所リストに基づいて会合場所を提案する、請求項8に記載の交流作成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、交流作成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯機器、ポケットベルといったコンピューティング装置は、それらの記憶装置の中に格納される連絡先リストを有することができる。連絡先リストは、他のユーザの携帯電話番号やeメールといった連絡先情報を含むことができる。別のユーザに連絡するために、コンピューティング装置のユーザは連絡先リストにアクセスして、他のユーザとの連絡を彼らの連絡先情報によって確立する。連絡は、VoIPアプリケーション、ビデオ会議アプリケーション、テキストアプリケーションなどといった様々なアプリケーションを利用することによって確立されることができる。
【0003】
本発明の説明は、米国特許第6980870号の明細書および図面の全体を参照により援用する。米国特許第6980870号明細書は、連絡先との個人的関係を管理、最適化およびスケジューリングするための技術を開示している。
【0004】
携帯電話、ラップトップコンピュータ、パーソナルコンピュータなどのようなコンピューティング装置は、同僚、友人、親類、家族、医者、サービスセンタ、レストランなどといった人々の連絡先詳細をユーザが格納するのを容易にするためにアドレス帳を有する。コンピューティング装置のユーザは、格納された連絡先と通信するためにアプリケーションを使用することができる。例えばユーザは、連絡先とのビデオ会議のためにビデオメッセンジャーを使用することができる。別の例においてユーザは、別のユーザと通信するためにVoIPアプリケーションを使用することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ユーザがアプリケーションを通じて連絡先と通信するためには、ユーザが連絡を取る必要のある連絡先が、自身のコンピューティング装置にアプリケーションをインストールしなければならないこと、また通信用アプリケーションの使用が彼にとって快適であるべきことが要求される。「連絡先との通信」とは、連絡先に関連付けられているユーザとの通信を意味することが理解されなければならない。ユーザは、連絡先の周囲の環境および状況に気付かずに、連絡先にとって好ましくないアプリケーションを使用して連絡先との通信を確立しようと試みる可能性がある。例えば、連絡先が勤務時間にはテキストメッセージのみを通じて通信を希望しているにもかかわらず、ユーザがビデオ会議を使用して通信を確立しようと試み得ることが考えられる。このようにユーザは、連絡先との通信を確立するためにユーザが使用すべき通信プラットフォーム(アプリケーション)を知っている訳ではない。さらにユーザは、連絡先が興味を持ち得る活動を知らないという場合もある。さらにユーザは、会合のために連絡先に提案するべき場所が分からないという可能性もある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
連絡先との通信を確立するための通信プラットフォーム、連絡先に参加してもらうための活動リストを有する活動リスト、および連絡先との会合を計画するための場所のリストを決定するための技術が記述される。本発明の実施例において、アドレス帳からの連絡先が、通信を確立するために決定される。その後、連絡先に対して選択パラメータが決定される。例において選択パラメータは、心理学的要因、社会学的要因、環境要因などであり得る。選択パラメータに基づいて、ユーザが連絡先と通信を確立することを可能にする通信プラットフォームリストが、ユーザに提供される。同様に、選択パラメータに基づいて、活動リストおよび場所リストもまた作成されて、ユーザに提供される。
【0007】
本発明の態様に従って、連絡先との通信を確立するための通信プラットフォーム、連絡先に参加してもらうための活動リストを有する活動リスト、および連絡先との会合を計画するための場所のリストを決定するための技術が記述される。本発明の実施例において、アドレス帳からの連絡先が、通信を確立するために決定される。その後、選択パラメータが連絡先のために決定される。例において選択パラメータは、心理学的要因、社会学的要因、環境要因などであり得る。選択パラメータに基づいて、連絡先との通信を確立することをユーザに可能にする通信プラットフォームリストがユーザに提供される。同様に、選択パラメータに基づいて活動リストおよび場所リストもまた作成されて、ユーザに提供される。
【発明の効果】
【0008】
このように本発明によると、通信プラットフォームリストが作成され、活動リスト、そして場所リストが作成される。通信プラットフォームは連絡先の選択に基づいているので、ユーザと連絡先との間に効果的な通信が確立される。本発明によると、全ての計算、処理、データ解析は、バックエンドサーバによってデータベースで行われる。複数のマイクロソフトウェアサービスにより、データの並列実行および処理が可能となる。データは、これらのデータベースでグラフィックスプロセッシングユニット(GPU)プロセッサを使用して処理され、該プロセッサはユーザの携帯機器の中央処理装置よりも明らかに速い。また、処理がバックエンドサーバで行われるので、ユーザの装置の電池残量は節約される。データは、これらのデータベースでグラフィックスプロセッシングユニット(GPU)プロセッサを使用して処理され、該プロセッサはユーザの携帯機器の中央処理装置よりも明らかに速い。一般に、携帯電話およびタブレットは99%がARMプロセッサを装備している。バックエンドサーバは、x86プロセッサ(IntelまたはAMD)およびGPU(Nvidiaまたはアドバンストマイクロデバイス(AMD))を装備している。ベンチマークセットによると、ARMアーキテクチャは、複雑な計算になると、x86アーキテクチャと比べて約8分の1に効率が落ちる。このように、ここで記述される技術は、改良された機能を提供しつつ、ユーザの装置の処理システムの動作を改善する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の実施例による、交流作成装置を実装するネットワーク環境を示している。
【
図2】本発明の実施例による、交流作成装置を示している。
【
図3】本発明の例による、データベースからデータを取り出すためのシステムのアーキテクチャを示している。
【
図4】本発明の例による、データのグラフ表現を示している。
【
図5】本発明の例による、通信プラットフォームリストを作成するための方法を示している。
【
図6】本発明の別の例による通信プラットフォームリストを作成するための方法を示している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
上記技術を、
図1から
図6を参照してさらに説明する。明細書および図面は、ここで記述される例とともに本発明の原理を例示しているだけであり、本発明に対する制限とみなされるべきではないことに留意すべきである。従って、ここで明確に記述または示されていなくとも、本発明の原理を具体化する様々なアレンジが考案され得ることが理解される。さらに、ここで本発明の原理、態様および実装を挙げている全ての記載ならびにその具体例は、その同等物を包含することを意図している。
【0011】
図1は、本発明の実施例による、通信プラットフォームリストを作成するために交流作成モジュール104を実装する交流作成装置102を示している。交流作成装置102は、ネットワーク108を経由して、データベース106-1、106-2、…、106-nといった複数のデータベースと結びついていることができる。
【0012】
ネットワーク108は、単一ネットワークであってもよいし、複数のネットワークの組み合わせであってもよく、また様々な異なる通信プロトコルを利用することができる。ネットワーク108は、無線もしくは有線のネットワーク、またはその組み合わせであってよい。そのような個別ネットワークの例は、Global System for Mobile Communication(GSM(登録商標))ネットワーク、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)ネットワーク、Personal Communications Service(PCS)ネットワーク、Time Division Multiple Access(TDMA)ネットワーク、Code Division Multiple Access(CDMA)ネットワーク、Next Generation Network(NON)およびPublic Switched Telephone Network(PSTN)を含むが、それらに限定されない。テクノロジーに応じて、通信ネットワーク108は、ゲートウェイ、ルータといった様々なネットワークエンティティを含むが、しかしながらそのような詳細は、本明細書を簡潔にするために割愛されている。
【0013】
交流作成装置102は、携帯電話、タブレット、ポケットベルおよびラップトップコンピュータを含む様々な従来のコンピューティング装置のうちのいずれかとして実装されることができる。さらに、データベース106-1、106-2、…、106-nは、階層型データベース、ネットワーク型データベース、オブジェクト指向データベース、関係データベースなどであり得る。
【0014】
本発明の実施例によると、ユーザ110の複数の連絡先を有するアドレス帳は、交流作成装置102の中に格納される。例においてアドレス帳は、データベース106-1といったデータベースの中に格納されることができる。交流作成装置102は、データベース106-1にアクセスしてアドレス帳から連絡先を取り出すことができる。
【0015】
例において交流作成装置102は、ユーザの入力に応えて通信を確立するための連絡先を決定することができる。換言すると、ユーザは、テキストベースの入力または音声入力を通じて、ユーザが通信を確立する必要のある連絡先を示すことができる。例えばユーザ110は、ユーザ110が例えば「C」という連絡先との通信を確立したいと希望していることを示すことができる。ユーザの入力に応えて、交流作成装置102は、交流作成装置102の中またはデータベースの中に格納された連絡先を取り出すことができる。交流作成装置102はその後、連絡先に対する通信プラットフォームリストを作成する選択パラメータを決定することができる。
【0016】
例において選択パラメータは、連絡先に対応する心理学的要因、社会学的要因、および環境要因に基づいていることができる。
【0017】
例において交流作成装置102は、データベース106-1、106-2、…、106-nにアクセスして、アドレス帳の中に保存された連絡先それぞれに対する選択パラメータを決定することができる。例えば、連絡先の社会学的パラメータに基づくような選択パラメータを決定するために、交流作成装置102は、ネットワーク108を経由して例えばデータベース106-2のデータベースにアクセスして、連絡先の社会活動に関連する情報を取り出すことができる。
【0018】
データベース106-1、106-2、106-3は、Facebook、LinkedIn、Twitterなどのデータベースに相当し得る。交流作成装置102は、連絡先に対する選択パラメータを決定するために、ソーシャルネットワーキングウェブサイトのデータベースにアクセスすることができる。
【0019】
選択パラメータに基づいて、交流作成モジュール104は、連絡先との通信を確立するために使用することができる通信プラットフォームリストを作成することができる。通信プラットフォームリストは、連絡先と通信するために使用することができるアプリケーションリストを含むことができる。通信プラットフォームリストは、最上部に現れている通信プラットフォームが連絡先との最も便利な通信モードを示しているような階層的順序で並べられることができる。例えば交流作成装置102が、選択パラメータに基づいて、連絡先に対する通信プラットフォームリストの作成中に連絡先が通信のためにテキストメッセージを好んで使用することを決定する場合、通信プラットフォームリストは、リストの最上部にテキストメッセージングアプリケーションを有しているであろう。
【0020】
図2は、本発明の実施例による交流作成装置102を示している。交流作成装置102は特に、単数または複数のプロセッサ200、ならびにプロセッサ200に結びついた単数または複数のインターフェース204およびメモリ202を含む。単数または複数のプロセッサ200は、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ、中央処理装置、状態機械、論理回路、および/または操作命令に基づいた信号を操るあらゆる装置として実装されることができる。プロセッサ200は、幾つかある機能の中で特に、交流作成装置102のメモリ202の中に格納されるコンピュータ可読命令をフェッチおよび実行するように構成される。メモリ202は、例えば揮発性メモリ(例えばRAM)および/または不揮発性メモリ(例えばEPROM、フラッシュメモリなど)を含むあらゆるコンピュータ可読媒体を含むことができる。
【0021】
図中で示される「プロセッサ」と名づけられたあらゆる機能ブロックを含む様々な要素の機能は、専用ハードウェア、およびソフトウェアを実行することができるハードウェアの使用によって提供可能である。プロセッサによって提供される場合、機能は、単独の専用プロセッサによって、単独の共有プロセッサによって、または複数の個別のプロセッサ(そのうちの幾つかは共有されることができる)によって、提供されることができる。さらに、用語「プロセッサ」の明確な用途は、ソフトウェアを実行することができるハードウェアだけを言及しているものと解釈されるべきではなく、暗黙のうちにデジタルシグナルプロセッサ(DSP)ハードウェア、ネットワークプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、ソフトウェアを格納するためのリードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、不揮発性ストレージを含み得るが、これに限定されるわけではない。従来型の、および/またはカスタムの他のハードウェアも同様に含まれ得る。単数または複数のプロセッサ200は、交流作成装置102の動作を管理する責任がある。
【0022】
単数または複数のインターフェース204は、様々なソフトウェアおよびハードウェアインターフェース、例えば外部メモリといった接続用周辺機器のためのインターフェースを含むことができる。単数または複数のインターフェース204はさらに、交流作成装置102の、他の装置との通信を、連絡先との通信を確立している間に可能にすることができる。単数または複数のインターフェース204は、例えばLAN、ケーブルなどの有線ネットワーク、および例えばWLAN、セルラー、サテライトなどの無線ネットワークを含むネットワーク108といった、幅広い種類のネットワークおよびプロトコル内での多重通信を容易にすることができる。インターフェース204は、交流作成装置102への入力を供給するために利用することができる。例において、入力はユーザによって提供され得る。
【0023】
モジュール206およびデータ218は、メモリ202の中に存在する。モジュール206は、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含み、これらは特定のタスクを実行するかまたは特定の抽象データ型を実装する。例においてモジュール206は、通信モジュール208、データ収集モジュール210、選択パラメータモジュール212および(交流作成モジュール104に類似した)交流作成モジュール214を含む。モジュール206は、交流作成装置102の機能を補う、他のモジュール216を有することもできる。
【0024】
データ218は特に、モジュール206によってフェッチ、処理、受信または作成されることができるデータを格納するための保存場所としての役割を果たす。データ218は、他のモジュール216に対応する他のデータ224を有する。示された実施例において、交流作成装置102のデータ218は、選択パラメータデータ220および連絡先データ222もまた含む。
【0025】
例において交流作成装置102のユーザは、連絡先データ222の中に、連絡先を有するアドレス帳を保存することができる。例においてユーザはさらに、データベース上にアドレス帳を格納することもできる。例においてユーザは、Facebook、LinkedIn、Twitterといったソーシャルネットワーキングサイトから連絡先を追加することができる。そのような場合、通信モジュール208は、データベース106-1といったデータベースと通信して、交流作成装置102に格納されたアドレス帳を、データベース106-1といったデータベースに送信することができる。
【0026】
ユーザは、交流作成装置102のアドレス帳の中に連絡先を保存しながら、連絡先についての特性を規定することができる。例えばユーザは、例えば「A」の連絡先の保存中に、連絡先「A」がユーザの家族の一員であることを規定することができる。特性は、連絡先の保存中に適切な特性を選択することによって規定されることができる。例えばユーザは、連絡先「A」の保存中に、連絡先「A」の関係欄の中にキーワード「家族」を提供することができる。このようにして様々な特性が、ユーザによって、アドレス帳の中の複数の連絡先に対して規定されることができる。
【0027】
さらに例において、交流作成装置102によって複数の連絡先に対する特性を決定することができ、また複数の連絡先それぞれを更新することができる。例えば、交流作成装置102のデータ収集モジュール210は、連絡先に関連付けられている心理学的特性、社会学的特性および環境特性を決定することができる。例において、データ収集モジュール210は、ユーザのソーシャルメディア活動に基づいた連絡先についての特性を決定することができる。このように、複数の特性が連絡先それぞれに対して格納されることができ、ここで特性はユーザによって規定され、交流作成装置102によって決定されてよい。例においてデータ収集モジュール210は、ユーザと連絡先との間の交流歴を観察することもできる。例えばデータ収集モジュール210は、連絡先との通話時間を解析して、連絡先とユーザとの関係を決定することができる。
【0028】
例において、単数または複数の連絡先の様々な特性、人間関係が、GraphQLといったツールを使用してグラフとして示されることができる。GraphQLクエリ言語の使用は、ユーザと単数または複数の連絡先たちとの相互関係を調査するのに非常に便利である。例えば、Facebook、Twitter、LinkedIn、グーグルプレイスに相当するデータベースは、GraphQLサーバを使ってアクセスすることができる。例においてコレクタは、Facebook、Twitter、LinkedIn、グーグルプレイスのデータベースと結びつくことができ、次に全てのコレクタがGraphQLサーバと結びつくことができる。コレクタは、ソーシャルネットワーキングサイトのデータベースからデータをフェッチすることができ、GraphQLサーバへデータを供給することができ、該サーバからデータは取り出されることができる。このことは、
図3および
図4を参照して詳細に説明されている。
【0029】
別の例において、データ収集モジュール210は、mongoDB,Neo4jデータベースに問い合わせを行って、ユーザの心理学パラメータ、社会学パラメータに関する詳細をフェッチすることもできる。これらのデータベースは、Hadoop環境においてデータを格納する。このようにこれらのビッグデータソリューションは、ロードの増加に関してデータベースがライナーリレーションシップを保持することを可能にする。データ収集モジュール210はまた、様々なオープンソースデータベースにおいて調査することもできる。オープンソースソリューションは、一連の複雑なデジタルデータでの統計を分類および実行するために調査することを可能にする。
【0030】
動作中、ユーザが連絡先との通信確立を要求すると、選択パラメータモジュール212は、連絡先に対する選択パラメータを決定することができる。選択パラメータに基づいて、連絡先に対する通信モードそれぞれについての値が定義される。例えば連絡先「X」について、音声通信、ビデオ通信、メッセージ通信、音声メール通信といった種々の通信モードが、選択パラメータに基づいて値を与えられることができる。交流作成モジュール214はその後、通信モードそれぞれについて定義された値に基づいて、通信プラットフォームリストを作り上げることができる。
【0031】
例えば「通信モード」といった選択パラメータについて、通信モードそれぞれについての値が連絡先に割り当てられるであろう。例えば連絡先Aがユーザの「父親」である場合、音声通話やビデオ通話といった通信モードには、テキストメッセージの通信モードよりも高い値が与えられ得る。例えば、連絡先「A」について定義される値は、下の表中に示される通りであり得る。
【0032】
【0033】
このように、ユーザが連絡先Aとの通信を確立しようと試みるとき、交流作成モジュール214は、連絡先Aとの連絡を確立するために使用可能なプラットフォームリストを有する通信プラットフォームリストを作成する。連絡先Aがユーザの「父親」であるこの例において、通信プラットフォームリストは、連絡先Aとの音声およびビデオ通信を確立するために使用可能なアプリケーションリストを有するであろう。さらにリストは、テキストメッセージ用アプリケーション、Facebookメッセンジャー、eメールといった他のアプリケーションを有することもでき、それらは音声およびビデオ通信用アプリケーションよりも低い優先順位に並べられる。
【0034】
別の例において、ユーザが連絡先「B」との通信を確立しようと試み、連絡先Bの居場所またはユーザの居場所が「職場」であることがデータ収集モジュー210によって決定されている場合、交流作成モジュール214は、メッセージング機能を有する通信プラットフォームが最上部にリストされるような通信プラットフォームリストを作成することができる。というのも、人々は勤務時間中にメッセージングアプリケーションによって交流する傾向にあることが一般的だからである。
【0035】
例において、ユーザが作成された通信プラットフォームリストに満足していない場合、ユーザは、通信プラットフォームリストを再作成することができる。そのような場合、新たな選択パラメータセットが連絡先に対して決定されることができ、その後、新たな通信プラットフォームリストが作成されることができる。別の例においてユーザは、連絡先との通信モードの優先順位を上げること、または下げることができ、新たな優先順位に基づいた通信リストを再作成することができる。
【0036】
さらに例において、交流作成モジュール214は、連絡先に対して活動についての推薦を作成することもできる。例えば、連絡先「X」はショッピングに関心があり、連絡先「Y」は映画に関心がある、などと示されることができる。ユーザは、連絡先に対して適切な活動を選択することができ、連絡先に活動に参加することを提案することができる。別の例において、交流作成モジュール214はまた、ユーザの心理学的プロフィールに基づいて、ユーザおよび連絡先に対する活動を提案することもできる。
【0037】
さらに例において、ユーザおよび個人に対する心理学的プロフィールパラメータは、交流作成装置102によって決定されることができ、またユーザおよび個人に対して更新されることができる。例えばシステムは、ユーザおよび個人に関連付けられている心理学的パラメータ、社会学的パラメータ、環境パラメータを決定することができる。例においてシステムは、ユーザおよび個人に対するパラメータを、ユーザおよび個人のソーシャルメディア活動に基づいて決定することができる。このように複数のプロフィールパラメータが、ユーザおよび個人に対して格納されることができる。例においてプロフィールパラメータは、ユーザおよび個人の人柄、情動状態、人生の目標、ビジネス目標、行動様式、態度、職業上の目標、恋愛目標に基づいていることができる。プロフィールパラメータを決定するために、システムは、ユーザおよび個人のソーシャルメディアプロフィール、ステータス、ソーシャルメディアアカウント、投稿メッセージにアクセスして、ユーザのプロフィールパラメータを決定することができる。例において、ソーシャルメディアの投稿メッセージ、ステータス、イベントは、ユーザおよび個人の雰囲気、性格および社会的つながりを描写することができる。さらにシステムは、ユーザの装置の画像ギャラリーといったユーザのデータベースを解析して、体形、性格タイプなどといったプロフィールパラメータを決定することもできる。プロフィールパラメータは、データ218の中に格納されることができる。
【0038】
例においてシステムは、ユーザと個人との交流歴を観察して、ユーザおよび個人の交流パラメータを決定することもできる。例えばシステムは、ユーザおよび個人が彼らの通信において使用するアプリケーション、通話の頻度および通話時間を解析することができる。一実施形態において、システムは通信および交流を解析して、意味解析のための特定のフォーマットにおいてデータを標準化することができる。システムはそのとき、言語解析アルゴリズムを使用してやりとりの意味を抽出して、プロフィールパラメータを作成することができる。例においてシステムは、プロフィールパラメータそれぞれに値を割り当てる。例えば、あるプロフィールパラメータのセットが下の表1中に示されている。
【0039】
【0040】
例においてシステムは、プロフィールパラメータそれぞれに値を割り当てることができる。例えば、ソーシャルメディア活動および他の心理学的要因に基づいて、システムはユーザの人柄を解析することができ、ユーザに貢献性があると決定することができ、プロフィールパラメータ貢献性に値を割り当てることができる。例において、貢献性は最低値が1で最大値が10であり得る。例においてユーザの貢献性は、ユーザのメールにおける寄付受領証明書の受取りといった、ユーザの日々の活動を解析することによって決定されることができ、ユーザに貢献性があることが採用され得る。さらに値は、プロフィールパラメータそれぞれに割り当てられることができる。
【0041】
一実施形態においてシステムは、データにパラメータおよび測定基準のいくつかが欠けていることを指摘することができる。システムは、ニューラルネットワークの中にデータを投入して、不足している情報を推測することができる。これは、ユーザによってまたはユーザの交流によって特に示されることのない追加の関心対象を決定することを可能にする。一実施形態において、下のようなプロフィールが、様々なソーシャルメディアプラットフォームでの新たな交流に基づいて、リアルタイムで作成および更新されることができる。
【0042】
【0043】
さらに例において、交流作成モジュール214は、活動を実施する場所についての提案を提供することができる。例えば、ユーザと連絡先または連絡先グループが、互いにある活動例えば「映画鑑賞」について同意している場合、交流作成モジュール214は、近隣の映画館のリストを作成することができる。例えば交流作成モジュール214は、オープンストリートマップを利用して近隣の映画館の位置を決定し、その後ユーザへその場所を提供することができる。さらに例において、交流作成モジュール214は、追加の事前情報および提案を作成することもできる。例えば交流作成モジュール214は、外で雨が降っていると決定されている場合、傘を持って行くように提案を作成することができる。さらに交流作成モジュール214は、ユーザが活動のために向かおうとしている場所のレビューを作成することもできる。例において交流作成モジュール214は、その特定の場所の公開レビューを解析して、レビューを作成することができる。
【0044】
例においてユーザは、連絡先と通信するための適切な通信プラットフォームモードを選択することができ、その後連絡先と通信することができる。例えば、特定の連絡先にとってテキストメッセージによる通信が快適であると決定される場合、ユーザはメッセージングアプリケーションを開いてその連絡先と連絡を取ることができる。例においてメッセージングアプリケーションが、連絡先にメッセージを送るための提案をユーザへ提供することができる。例えばメッセージングアプリケーションは、様々なテンプレートメッセージを提案することができ、ユーザは、ユーザに送られるテンプレートメッセージを選択することができる。別の例においてメッセージングアプリケーションは、連絡先にとって快適である通信の言語でのテンプレートメッセージを提供することができる。テンプレートメッセージの翻訳が、ユーザに対する参考のために反映されることもできる。例においてテンプレートメッセージは、連絡先との最近の交流、連絡先の性、連絡先との通信歴に基づいて提供されることができる。例において、ユーザが掲載された記事に関して連絡先と会話することになっている場合、掲載された記事のリンクがユーザに提供され、ユーザは該リンクを連絡先と共有することができる。例においてユーザは、連絡先とユーザとの間で行われた前回の会話にアクセスすることができる。例においてユーザは、チャット歴、記録された通話などにアクセスすることができる。
【0045】
図3は、ユーザのソーシャルメディアアカウントのデータベースといったデータベースから、選択パラメータといったデータを取り出すシステムのためのアーキテクチャ300を示している。前述したように、交流作成装置102は、ソーシャルネットワーキングウェブサイトのデータベースにアクセスして、選択パラメータを決定することができる。
図3は、GraphQLサーバ306を経由して交流作成装置304に結びついたデータベース302-1、データベース302-2、…、データベース302-Nを示している。例において、コレクタ302-1’、コレクタ302-2’、およびコレクタ302-N’はそれぞれ、データベース302-1、データベース302-2、およびデータベース302-Nにそれぞれ結びつくことができる。コレクタ302-1’、コレクタ302-2’、およびコレクタ302-N’はまた、GraphQLサーバ306とも結びつくことができる。交流作成装置304は、データベース302-1、データベース302-2およびデータベース302-Nから詳細を取り出すために、GraphQLサーバ306を使ってHyperText Transfer Protocol(HTTPS)で通信することができる。例において、データベース302-1、データベース302-2およびデータベース302-Nは、Facebook、LinkedIn、グーグルプレイス、Twitterなどといった、ユーザのソーシャルメディアアカウントのデータベースに相当し得る。例において交流作成装置304は、ユーザのソーシャルアカウントデータにアクセスするためにユーザからの許可を要求することができる。例えばユーザは、プロンプト「Twitterから私のデータを収集する」を提供され得、ユーザがプロンプトを許可すると、ユーザはTwitterページに誘導され、ここでユーザは交流作成装置304を認証し、Twitterからデータが収集される。例においてデータベース302-1は、Twitterに相当すると考える。交流作成装置304はGraphQLサーバ306にメッセージを送り、該サーバは次に、データベース302-1のコレクタ302-1’を起動してデータベース302-1からデータを収集することができる。例において、GraphQLサーバ306は、要求されたデータを示すメッセージを送ることができる。例においてメッセージは、「最近10回のビデオ通話のために使用された通信プラットフォーム」のようなキーワードを有することができる。コレクタ302-1’は、データを収集してGraphQLサーバ306にデータを供給し、GraphQLサーバ306は、システムデータベース308の中にデータを格納することができる。同様に、他の全てのデータベースからのデータは、収集されてシステムデータベース308の中に格納される。GraphQLサーバ306は、要求されると、選択パラメータといった要求されたデータを交流作成装置304に供給することができる。例において、データベース302-1、302-3、…、302-Nは、mongoDBで実装されることができ、またGraphQLサーバは、コレクタ302-1’、302-2’、…、302-N’との通信用にmongoDbプロトコルを使用することができる。例においてはApache Sparkが、複数のコンピューティングシステムおよび複数のデータベースを管理するために使用されることができる。
【0046】
例において、システムデータベース308の中のデータは、暗号化された形で格納されることができる。データの暗号化は、NTRUアルゴリズムを使用して行われることができる。NTRUアルゴリズムといった強力な保護メカニズムにより、悪意あるユーザが機密性の高い個人データにアクセスすることは非常に困難である。このように、プライバシーの侵害のチェンジは、従来のシステムと比べると現行システムにおいて極めて最小限である。
【0047】
さらに例においてデータは、
図4で示されるようなグラフ構造400でシステムデータベース308の中に格納されることができる。例中で、グラフ構造400において、ユーザ402のデータは、データのより良い解析および利用のために互いにリンクしている。例えば、ユーザ402について、もしユーザがwhatsappを通じて頻繁に通信することが決定しており、さらにユーザのアドレス帳の中の連絡先の1つである別のユーザ404もまた通信のためにwhatsappを頻繁に使用することが決定している場合、図中に示されるように、つながりがユーザ402に対して作り出される。別の例において、ユーザ402が、ユーザ406の家族の一員である別のユーザ406とビデオ通話を通じて頻繁に通信することが、グラフ構造400で示され得る。グラフ400からデータを取り出すことは、従来の手段と比較してより容易であり、より迅速である。グラフ構造400といったグラフ構造では、結果を引き出すために、1回のクエリが実行されるだけでよい。このように、当該グラフ構造は、規格化されたクエリ言語(SQL)および他の従来の方法よりも速い。
【0048】
図5は、本発明の例による、連絡先通信プラットフォームリストを作成するための方法500を示している。方法500は様々な交流作成装置において実装されることができるが、第2の選択的連絡先リストを作成するための方法例500の本記載は、説明を容易にするために、上記の交流作成装置102に関して提供される。
【0049】
方法500が記述される順序は、限定例として解釈されることを目的としておらず、よって記述された方法のあらゆるブロックは、方法500または別法を実装するために任意の順序で組み合わせることができる。
【0050】
方法はブロック502で開始し、そしてブロック504へと進む。ブロック504で、通信を確立するための通信装置のアドレス帳から連絡先が決定される。連絡先はユーザによって選択されることもできるし、交流作成装置によって決定されることもできる。例えばユーザの活動、位置などに基づいて、交流作成装置は、通信が確立される必要のある連絡先を決定することができる。
【0051】
ブロック506で、連絡先に対する選択パラメータが決定される。すでに記述されたように、選択パラメータは、連絡先に関連付けられている心理学的要因、連絡先に関連付けられている社会学的要因、および連絡先に関連付けられている環境要因を示す。
【0052】
ブロック508で、選択パラメータに基づいた通信プラットフォームリストが作成される。通信プラットフォームリストにより、ユーザが連絡先との通信を効果的に確立することが可能になる。通信プラットフォームは、時間的情報(例えば時刻、平日または週末など)および位置に基づく情報(ユーザが職場にいるのか、家にいるのか、運転中または通勤通学中か、買い物中かなど)の両方に基づいた、動的に変化するランキングを有することができる。
【0053】
ブロック510で、活動リストおよび場所リストが、選択パラメータに基づいて作成される。活動リストは、ユーザおよび連絡先が参加することのできる活動のリストを提供し、また場所リストは、ユーザと連絡先が会うことのできる場所のリストを提供する。その後、方法はブロック512で終了する。通信プラットフォームリストは、連絡先との通信を確立するためにユーザが使用することのできるアプリケーションのリストを提供する。
【0054】
図6は、本発明の例による、連絡先通信プラットフォームリストを作成する方法600を示している。方法600は様々な交流作成装置において実装されることができるが、第2の選択的連絡先リストを作成する方法例600の本記載は、説明を容易にするために、上記の交流作成装置102に関して提供される。
【0055】
方法600が記述される順序は、限定例として解釈されることを目的としておらず、よって記述された方法のあらゆるブロックは、方法600または別法を実装するために任意の順序で組み合わせることができる。
【0056】
方法600によると、ブロック602~606は、方法500のブロック504~508と類似しており、ブロック606で、選択パラメータに基づいた通信プラットフォームリストが作成される。ブロック608で、コミュニケーションのための推薦が提供され得る。例えば連絡先と一緒に活動に参加するための推薦が、提供され得る。別の例において、ディスカッションの話題がユーザに提供され得る。さらに別の例においては、連絡先との会合場所が推薦され得る。参加する活動、会合場所、ディスカッションの話題は、ユーザのための選択および嗜好に基づいて提供され得る。
【0057】
このように、本発明の方法および装置は、通信プラットフォームリストを作成するための技術を提供する。記述されたような通信プラットフォームリストの作成例は、構造上の特徴および/または方法に特有の用語で記載されているが、添付の請求項は、記載された特有の特徴または方法に必ずしも限定されないことが理解されるべきである。特有の特徴および方法はむしろ、通信プラットフォームリストの作成例として開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0058】
【符号の説明】
【0059】
102 交流作成装置
106-1 データベース
106-2 データベース
106-n データベース
108 ネットワーク
200 プロセッサ
202 メモリ
204 単数または複数のインターフェース
206 モジュール
208 通信モジュール
210 データ収集モジュール
212 選択パラメータモジュール
214 交流作成モジュール
216 他のモジュール
218 データ
220 選択パラメータデータ
222 連絡先データ
224 他のデータ
302-1 データベース
302-2 データベース
302-N データベース
302-1’ コレクタ
302-2’ コレクタ
302-N’ コレクタ
306 GraphQLサーバ
308 システムデータベース
402 ユーザ
404 ユーザ
406 ユーザ
【国際調査報告】