(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-03-25
(54)【発明の名称】空調吹出アセンブリおよびこの空調吹出アセンブリを含む空調
(51)【国際特許分類】
F24F 13/06 20060101AFI20220317BHJP
F24F 13/20 20060101ALI20220317BHJP
F24F 13/14 20060101ALI20220317BHJP
【FI】
F24F13/06 A
F24F1/0007 401C
F24F13/14 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021531509
(86)(22)【出願日】2020-12-14
(85)【翻訳文提出日】2021-05-31
(86)【国際出願番号】 CN2020136174
(87)【国際公開番号】W WO2021143421
(87)【国際公開日】2021-07-22
(31)【優先権主張番号】202010032500.9
(32)【優先日】2020-01-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521220574
【氏名又は名称】チンタオ ハイアール エアーコンディショニング エレクトロニック カンパニー リミテッド
(71)【出願人】
【識別番号】520198579
【氏名又は名称】ハイアール・スマート・ホーム・カンパニー・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】HAIER SMART HOME CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Haier Industrial Park, No.1 Haier Road, Laoshan District, Qingdao, Shandong, China
(74)【代理人】
【識別番号】100121728
【氏名又は名称】井関 勝守
(74)【代理人】
【識別番号】100165803
【氏名又は名称】金子 修平
(74)【代理人】
【識別番号】100170900
【氏名又は名称】大西 渉
(72)【発明者】
【氏名】張 継通
(72)【発明者】
【氏名】張 吉義
(72)【発明者】
【氏名】劉 新波
(72)【発明者】
【氏名】陳 冬鈴
(72)【発明者】
【氏名】董 徳智
(72)【発明者】
【氏名】趙 心蕾
(72)【発明者】
【氏名】王 海海
(72)【発明者】
【氏名】李 珍
(72)【発明者】
【氏名】李 記偉
【テーマコード(参考)】
3L051
3L080
3L081
【Fターム(参考)】
3L051BJ10
3L080BA07
3L080BA09
3L080BA10
3L081FA03
3L081FB01
(57)【要約】
本発明は空調吹出アセンブリおよびこの空調吹出アセンブリを含む空調に関する。空調吹出アセンブリは、吸込み口端と、吹出口端と、前記吸込み口端と前記吹出口端との間に形成された風路とを含む吹出グリッドホルダと、前記風路に配置され、それぞれは水平軸線に沿って回転することができる少なくとも一つの導風板と、前記吹出口端に配置され、それぞれ垂直軸線に沿って回転することができる少なくとも一つのフラップとを含む。そのため、本発明の空調吹出アセンブリにおいて、フラップは導風板の外側または下流に位置する。フラップの左右の回転は導風板と風路構造の影響を受けなくなったため、空調の左右両側における吹出死角をなくしたり、最小限に抑えることができ、しかも、この空調は多くとも12種の異なる送風モードを提供することができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空調吹出アセンブリであって、
吸込み口端と、吹出口端と、前記吸込み口端と前記吹出口端との間に形成された風路とを含む吹出グリッドホルダと、
前記風路に配置され、それぞれは水平軸線に沿って回転することができる少なくとも一つの導風板と、
前記吹出口端に配置され、それぞれ垂直軸線に沿って回転することができる少なくとも一つのフラップとを含むことを特徴とする空調吹出アセンブリ。
【請求項2】
前記フラップのそれぞれは、独立に制御されて回転させることができることを特徴とする請求項1に記載の空調吹出アセンブリ。
【請求項3】
前記複数のフラップは、均一送風モード、パーティション送風モード、および手動送風モードを生じることができることを特徴とする請求項2に記載の空調吹出アセンブリ。
【請求項4】
前記複数のフラップは、複数のフラップ区画にグループ化して、各フラップ区画におけるフラップの異なる回転角度により前記パーティション送風モードを実現することを特徴とする請求項3に記載の空調吹出アセンブリ。
【請求項5】
前記フラップ区画毎に、前記フラップの回転角度によって、低段、中低段、中高段、高段の送風段階を形成することができることを特徴とする請求項4に記載の空調吹出アセンブリ。
【請求項6】
前記フラップは、異なる色で塗られることができることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の空調吹出アセンブリ。
【請求項7】
前記導風板には、前記導風板の表面に垂直して延び、前記導風板の厚さを貫通する複数の微風孔が設けられることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の空調吹出アセンブリ。
【請求項8】
前記導風板は、微風送風モードと非微風送風モードを生じることができることを特徴とする請求項7に記載の空調吹出アセンブリ。
【請求項9】
前記空調吹出アセンブリは、吹出パネルをさらに含み、前記吹出パネルにはパネル吹出口が設置され、前記吹出パネルは、前記吹出グリッドホルダの吹出端に固定されて前記パネル吹出口と前記吹出口端の吹出口に揃えることができることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の空調吹出アセンブリ。
【請求項10】
空調であって、請求項1~9に記載のいずれか一項の導風板を含むことを特徴とする空調。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は空調システムに関し、具体的には空調吹出アセンブリおよびこの空調吹出アセンブリを含む空調に関するものである。
【背景技術】
【0002】
空調は、一体式空調、分割式空調あるいは中央空調システムを含むが、これに限らない。空調は、空調の室内機ユニット或いは端末ユニットを指すこともできる。調整された空間(例えば室内)では、調整された空気が空調に吸い込まれ、熱交換器(例えば熱交換コイル)と熱交換されて、冷たい(冷房)、または暖かい(暖房)熱交換風が形成される。このような熱交換風は、空調の吹出口から直接吹き出すことができ、室内や屋外からの自然風と混合して空調の吹出口から吹き出すことができる。熱交換風または混合風の吹出方向を制御するために、空調の吹出口付近には通常、導風板や縦方向フラップが設けられる。導風板は、一般的に空調の吹出口に水平に取り付けられて、駆動装置の駆動下で水平軸線に沿って上下に回転することができ、これによって、風を空調から斜め上に吹き出すこと、水平方向に吹き出すこと、或いは斜め下に吹き出すことを制御する。複数の縦方向フラップは、導風板の内側(空調の外部から内側へ見る方向に沿って)に取り付けられ、すなわち風の流れ方向に沿って導風板の上流側に位置する。複数の縦方向フラップは、フラップ連結ロッドによって接続され、駆動装置の駆動下で左右に振ることができ、これによって左側または右側へ吹出すよう空調の風向を制御する。
【0003】
例えば、中国実用新案第208186560号は、空調の吹出口付近に配置された導風板とフラップを開示している。具体的には、この実用新案は、空調室内機の吹出口の内側に2つの導風板を設けており、各導風板は横方向に配置され、空調室内機の横方向に平行な軸線の回りに回転して縦方向の吹出方向を調整することができる。複数のフラップも空調室内機の吹出口の内側に配置され、また導風板の内側に配置される(換言すれば、導風板の上流に配置される)。さらに、これらの複数のフラップが間隔をあけて連結ロッドに回転軸可能に設置されることで、モータの駆動下で、これらの複数のフラップは空調室内機の横方向に左右に振ることができる。しかし、縦方向フラップは導風板の内側に配置されるため、縦方向フラップの左右への揺動は、導風板と左右両側の風路構造に制限され、これによって、左右両側に比較的大きな吹出死角がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、この分野では、上記の問題を解決するための新しい技術的解決手段が必要である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
従来技術における上述の問題点を解決するために、すなわち、従来の空調吹出アセンブリが比較的大きな左右側の吹出死角を発生するという技術問題を解決するために、本発明は空調吹出アセンブリを提供し、前記空調吹出アセンブリは、吸込み口端と、吹出口端と、前記吸込み口端と前記吹出口端との間に形成された風路とを含む吹出グリッドホルダと、前記風路に配置され、それぞれは水平軸線に沿って回転することができる少なくとも一つの導風板と、前記吹出口端に配置され、それぞれ垂直軸線に沿って回転することができる少なくとも一つのフラップとを含む。
【0006】
上記空調吹出アセンブリの好ましい技術態様では、前記フラップのそれぞれは、独立に制御されて回転させることができる。
【0007】
上記空調吹出モジュールの好ましい技術態様では、前記複数のフラップは、均一送風モード、パーティション送風モード、および手動送風モードを生じることができる。
【0008】
上記空調吹出アセンブリの好ましい技術態様では、前記複数のフラップは、複数のフラップ区画にグループ化して、各フラップ区画におけるフラップの異なる回転角度により前記パーティション送風モードを実現する。
【0009】
上記空調吹出アセンブリの好ましい技術態様では、前記フラップ区画毎に、前記フラップの回転角度によって、低段、中低段、中高段、高段の送風段階を形成することができる。
【0010】
上記空調吹出アセンブリの好ましい技術態様では、前記フラップは、異なる色で塗られることができる。
【0011】
上記空調吹出アセンブリの好ましい技術態様では、前記導風板には、前記導風板の表面に垂直して延び、前記導風板の厚さを貫通する複数の微風孔が設けられる。
【0012】
上記空調吹出アセンブリの好ましい技術態様では、前記導風板は、微風送風モードと非微風送風モードを生じることができる。
【0013】
上記空調吹出アセンブリの好ましい技術態様では、前記空調吹出アセンブリは、吹出パネルをさらに含み、前記吹出パネルには、パネル吹出口が設置され、前記吹出パネルは、前記吹出グリッドホルダの吹出端に固定されて前記パネル吹出口と前記吹出口端の吹出口に揃えることができる。
【0014】
当業者であれば理解できるように、本発明の空調吹出アセンブリは、吹出グリッドホルダ、導風板およびフラップを含む。フラップは、吹出グリッドホルダの吹出口端に左右に回転可能に配置され、導風板は、吹出口端の上流に位置する風路に上下に回転可能に配置されるため、空調の外部から見ると、フラップは導風板の外側または下流に位置する。フラップの左右の回転は導風板と風路構造の影響を受けなくなったため、空調の左右両側における吹出死角をなくしたり、最小限に抑えることができる。
【0015】
好ましくは、それぞれのフラップは、独立に制御されて回転させることができ、これにより、ユーザが吹出に対するより多くの異なるニーズを同時に満たすことができる。
【0016】
好ましくは、複数のフラップは複数のフラップ区画にグループ化して、区画送風の目的を達成する。
【0017】
複数のフラップは、均一送風モード、パーティション送風モード、および手動送風モードを生じることができる。さらに、パーティション送風モードでは、低段、中低段、中高段、高段の送風段階を形成することができる。したがって、フラップのみに基づいて6種の送風モードを形成することができる。
【0018】
好ましくは、導風板には複数の微風孔が設けられるので、導風板は微風送風モードと非微風送風モードを提供することができる。さらに、導風板が提供できる送風モードとフラップが提供できる送風モードを組み合わせることで、12種の異なる送風モードを形成でき、すなわち、それぞれ微風送風モードと非微風送風モードで、フラップによって6種の異なる送風モードを提供することができる。
【0019】
好ましくは、フラップは異なる色で塗られて、虹のようなフラップを形成して、ユーザの個性的なカスタマイズのニーズに対応することができる。
【0020】
本発明は、上記に記載のいずれか一つの空調吹出アセンブリを含む空調をさらに提供する。フラップが導風板の外側に配置されるため、空調の吹出死角をなくしたり、最小限に抑えることができ、さまざまな送風モードを提供することで、ユーザの個性的な送風ニーズに対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
以下、図面によって、本発明の好ましい実施形態について説明する。
【
図1】本発明に係る空調吹出アセンブリの実施例の斜視図である。
【
図2】本発明に係る空調吹出アセンブリのフラップの実施例を示す正面図である。
【
図3】本発明に係る空調吹出アセンブリのフラップの実施例を示す左面図である。
【
図4】本発明に係る空調吹出アセンブリの導風板の実施例を示す正面図である。
【
図5】本発明に係る空調吹出アセンブリの導風板の実施例を示す背面図である。
【
図6】本発明に係る空調吹出アセンブリの導風板の実施例を示す側面図である。
【
図7】本発明に係る空調吹出アセンブリの吹出グリッドホルダの実施例を示す斜視図である。
【
図8】本発明に係る空調吹出アセンブリの吹出グリッドホルダの実施例を示す正面図である。
【
図9】本発明に係る空調吹出アセンブリの吹出グリッドホルダの実施例を示す斜視図である。
【
図10】本発明に係る空調吹出アセンブリの吹出グリッドホルダの実施例を示す右面図である。
【
図11】
図8に示す本発明に係る空調吹出アセンブリの吹出グリッドホルダの実施例を示すA-A断面図である。
【
図12】本発明に係る空調吹出アセンブリの他の実施例の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照し、本発明の好ましい実施形態を説明する。これらの実施形態は、本発明の技術的原理を説明するものであって、本発明の保護範囲を限定するものではないことを当業者は理解するであろう。
【0023】
なお、本発明の説明において、用語「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「内」、「外」、「頂部」、「底部」等の方向または位置関係を示す用語は、図面に示された方向または位置関係に基づくものであり、単に説明を容易にするためだけであって、前記装置または部品が特定の方位を有したり、特定の方位で構成および動作したりしなければならないことを示すものではなく、本発明に対する制約として理解することはできない。なお、「第1」、「第2」、「第3」、「第4」という用語は、説明目的のみに用いられるが、相対的な重要性を示すものまたは暗示的なものとして理解することはできない。
【0024】
なお、本発明の説明においては、特に明確な規定や限定がない限り、用語「取り付け」、「設置」、「接続」、「接続」は広義に理解されるべきであり、例えば、固定接続であってもよく、取り外し可能接続であってもよく、一体接続であってもよく、直接接続であってもよく、中間媒体によって間接的に接続されてもよく、2つの要素内部の連通であってもよい。当業者であれば、具体的な状況によって上述した用語の本発明における具体的な意味を理解することができる。
【0025】
従来の空調吹出アセンブリによる左右側の吹出死角の技術的問題を解決するために、本発明は、空調吹出アセンブリ1を提供する。空調吹出アセンブリ1は、吸込み口端141eと、吹出口端141aと、吸込み口端141eと吹出口端141aとの間に形成された風路とを含む吹出グリッドホルダ14と、風路に配置され、それぞれは水平軸線に沿って回転することができる少なくとも一つの導風板13と、吹出口端141aに配置され、それぞれ垂直軸線に沿って回転することができる少なくとも一つのフラップ12とを含む。
【0026】
図1は本発明に係る空調吹出アセンブリの実施例の斜視図である。
図1に示すように、一つまたは複数の実施例では、空調吹出アセンブリ1は、吹出パネル11、複数のフラップ12、導風板13および吹出グリッドホルダ14を含む。吹出パネル11は、吹出グリッドホルダ14の吹出口端141a(
図7-
図8参照)の外側面に取り付けられる。吹出パネル11の中間位置には、吹出口端141aの吹出口端141bと整列させて風をパネル吹出口から吹き出すことを可能にするパネル吹出口(図示せず)が設けられる。
【0027】
図2は本発明の空調吹出アセンブリのフラップの実施例を示す正面図であり、
図3は本発明の空調吹出アセンブリのフラップの実施例を示す左面図である。
図2および
図3に示すように、一つまたは複数の実施例では、各フラップ12は、フラップ本体121と、第1フラップ回転軸122と、第2フラップ回転軸123とを含む。一つまたは複数の実施例では、フラップ本体121は略矩形の板状構造であり、この板状構造は略平坦な前面と後面を有する。フラップ12が縦方向に位置する場合、フラップ本体121の2つの短辺は、上縁と下縁がそれぞれ形成され、第1フラップ回転軸122と第2フラップ回転軸123は、それぞれフラップ本体121の上縁と下縁に位置する。例えば、
図3に示すように、上縁と下縁のそれぞれには台が形成され、これら2つの台は、フラップ本体121の後面に形成され、その後面に垂直して外に延びている。第1フラップ回転軸122と第2フラップ回転軸123は、それぞれ対応する台上に形成され、対応する台から垂直に外へ(上縁または下縁から離れる方向)に延びている。従って、第1および第2フラップ回転軸122、123は、フラップ本体121に平行となる。第1フラップ回転軸122と第2フラップ回転軸123は、同じ軸線を中心として回転可能に設けられ、例えば、第1軸線C1を中心として回転する。任意選択的には、第2フラップ回転軸122は例えばモータのような駆動装置に接続することができるように設けられてこのフラップを駆動して回転させる。代替的に、フラップ本体12は、方形や葉のような羽根状など、他の形状を採用してもよい。
【0028】
一つまたは複数の実施例では、複数のフラップ12は異なる色で塗布することも可能である。ユーザは自分の個性的なニーズに基づいて、フラップ12をカスタマイズして異なる色で塗ることができ、それによって空調の外観を更に美しくして、ユーザの特定の審美上のニーズを満足させることができる。
【0029】
図4は本発明に係る空調吹出アセンブリの導風板の実施例を示す正面図であり、
図5は本発明に係る空調吹出アセンブリの導風板の実施例を示す背面図であり、
図6は本発明に係る空調吹出アセンブリの導風板の実施例を示す側面図である。
図4から
図6に示すように、導風板13は、導風板本体131と導風板本体131に形成された微風孔133と導風板回転軸とを含む。一つまたは複数の実施例では、導風板本体131は略矩形の薄板であり、略平坦な前面132と略平坦な後面134とを有する。代替的に、必要に応じて、導風板本体131は正方形または他の適切な形状を採用することもできる。
【0030】
図4および
図5を参照すると、一つまたは複数の実施例では、導風板本体131の前面132には、複数の微風孔133が複数の行および列に均等に配置されるので、隣接する微風孔133間の距離L1は同じである。これらの微風孔133は、導風板本体131の前面132から、導風板本体131の厚さを垂直に貫通して後面134に至る。また、導風板本体131の長さが一定のサイズを超えた場合には、導風板本体131における微風孔133を、例えば、2つの微風孔区画、3つの微風孔区画、またはより多くの微風孔区画など、複数の微風孔区画に分けることができるように、隣接する微風孔区画の間隔の距離は、隣接する微風孔間の間隔の距離よりも大きい。
図4および
図5に示すように、一つまたは複数の実施例では、微風孔133は、第1微風孔133a、第2微風孔133b、第3微風孔133c、第4微風孔133dの4つの微風孔区画に分けられる。隣接する微風孔区画間の距離L2は、L1より大きくすべきである。実際のニーズに応じて、各微風孔区画は同じ数の微風孔を含んでもよい。例えば、同じ行と列に並んだ微風孔133を含んでもよい。また、異なる数の微風孔133を含んでもよい。したがって、異なる行および/または列に並ぶ。また、導風板の強度を保証するためには、微風孔133と導風板本体131の周縁とも一定の距離L3離間する必要があり、この距離は、例えば約8mmであり、隣接する微風孔133間の距離L1よりも大きくなるべきである。
【0031】
図5および
図6を参照すると、導風板本体131の後面134には、複数の導風板回転軸(例えば、2、3以上)が形成され、これらの導風板回転軸は同軸を形成するので、同じ軸線を中心に回転させることができる。一つまたは複数の実施例では、後面134に5つの導風板回転軸が形成される。すなわち、第1導風板回転軸135a、第2導風板回転軸135b、第3導風板回転軸135c、第4導風板回転軸135d、第5導風板回転軸135eである。第1導風板回転軸135aと第5導風板回転軸135eは、それぞれ導風板本体131の2つの対向する短辺端に配置される。また、対応する短辺端から外に延伸する。第2導風板回転軸135bは、第1微風孔区画133aと第2微風孔区画133bとの間の間隔距離に対応する区画に設けられ、第3導風板回転軸135cは第2微風孔区画133bと第3微風孔区画133cとの間の間隔距離に対応する区画に設けられ、第4導風板回転軸135dは第3微風孔区画133cと第4微風孔区画133dとの間の間隔距離に対応する区画に設けられる。任意選択的に、第2導風板回転軸135bおよび第3導風板回転軸135cの延伸方向は第1導風板回転軸135aと同じ方向であり、第4導風板回転軸135dの延伸方向は第5導風板回転軸135eと同じ方向である。代替的には、これらの導風板回転軸の延伸方向は、必要に応じて他の延伸方向に構成することもできる。例えば、第3導風板回転軸135cおよび第4導風板回転軸135dの延伸方向は、第5導風板回転軸135eと同じ方向であり、第2導風板回転軸135bの延伸方向は、第1導風板回転軸135aと同じ方向である。また、微風孔133と隣接する導風板回転軸との間にも一定の距離を置いて、導風板の強度を確保する必要がある。
【0032】
図7は、本発明に係る空調吹出アセンブリの吹出グリッドホルダの実施例を示す斜視図であり、
図8は、本発明に係る空調吹出アセンブリの吹出グリッドホルダの実施例を示す正面図であり、
図9は、本発明に係る空調吹出アセンブリの吹出グリッドホルダの実施例を示す斜視図であり、
図10は、本発明に係る空調吹出アセンブリの吹出グリッドホルダの実施例を示す右面図であり、
図11は、
図8に示す本発明に係る空調吹出アセンブリの吹出グリッドホルダの実施例を示すA-A断面図である。
図7-
図11に示すように、吹出グリッドホルダ14は、吹出口端141a、吸込み口端141e、吹出口端141aと吸込み口端141eとの間に延びる風路を含む。
図7および
図8に示すように、吹出口端141aには、吹出口141bが形成される。この吹出口141bは、吹出パネル11におけるパネル吹出口に対応し、例えば、大きさが一致してもよい。吸込み口端141eに吸込み口が形成され(図には示されていない)、これによって、吸込み口端141eが空調内部の吹出通路に接合されたときに、その吸込み口は、熱交換風をそこから風路に流れることを可能にする。
図9から
図11を参照して、一つまたは複数の実施例では、
図9に示す方位に基づいて、風路は、左壁141c、右壁141f、前壁141dおよび後壁141gで囲まれており、略矩形の流れ断面を有する。代替的には、風路は、実際のニーズに応じて別の形状の流れ断面を用いてもよい。
【0033】
図7および
図8に示すように、吹出口端141aは、風路に垂直して周囲に延びる(図では示されていません)頂壁を有する。この頂壁は、吹出口141bを取り囲むものであり、吹出パネル11の形状と一致する。一つまたは複数の実施例では、頂壁において、吹出口141bの2つの対向する長辺に沿って、それぞれ複数の吹出パネル係止口144が形成され、例えば、それぞれの長辺に沿って頂壁において8つの吹出パネル係止口144が形成される。これらの吹出パネル係止口144は、吹出口141bの縦方向中心線C2に対して互いに対称である。従って、吹出パネル11の背面には、吹出パネルの係止口144と係止構造との係止により吹出パネル11が吹出グリッドホルダ14の吹出口端14aに固定されるように、対応する係止構造が設けられ、吹出パネル係止口144と係止構造との間の係止が取り外し可能である。代替的には、必要に応じて、頂壁に異なる数の吹出パネル係止口を形成してもよい。
【0034】
図7および8を参照すると、一つまたは複数の実施例では、吹出グリッドホルダ14の風路内に複数の導風板ホルダ143が設けられる。導風板が比較的長い場合、これらの導風板ホルダは、導風板が変形或いは不安定にならないように導風板を支持することができる。導風板ホルダを設置するかどうか、および導風板ホルダの具体的な数は、導風板のサイズおよび/または形状によって決めることができる。一つまたは複数の実施例では、風路内に、第1導風板ホルダ143a、第2導風板ホルダ143b、および第3導風板ホルダ143cの3つの導風板ホルダ143が設けられる。
図7に示すように、第1導風板ホルダ143a、第2導風板ホルダ143b、第3導風板ホルダ143cは互いに離れて平行に配置される。
【0035】
図11を参照すると、各導風板ホルダは、この導風板ホルダの同一側(吹出口端141aに向かって)に延びる二つの突起が形成され、上部突起と下部突起(
図11に示す方位に基づいて)が形成され、それぞれの突起には、この突起の厚さを貫通する第2導風板軸孔142bが形成される。3つの導風板ホルダの上部突起およびそれにおける第2導風板軸孔142bは、同じ縦軸線(縦方向中心線C2に平行な軸線)に配置され、3つの導風板ホルダの下部突起およびそれにおける第2導風板軸孔142bも、別の縦軸線(縦方向中心線C2に平行な軸線)に配置される。3つの導風板ホルダの上部突起は、同一の導風板と係合するために使用され、それらの下部突起は別の導風板と係合するために使用される。これは、風路内に2つの導風板が配置されることを意味する。代替的には、必要に応じて導風板の具体的な数を決定することができる。同じ縦軸線における各第2導風板軸孔142bは、一つの導風板13の第2導風板回転軸135b、第3導風板回転軸135c、または第4導風板回転軸135dのうちの対応する一つを収容し、対応する導風板回転軸がこの導風板軸孔を中心として回転することを可能にするように構成される。任意選択的には、各導風板回転軸は、ブッシュ(図示せず)を介して対応する第2導風板軸孔142bに嵌合される。
【0036】
図7に示すように、一つまたは複数の実施例では、風路の左壁141cに2つの第1導風板軸孔142aが形成され、この2つの第1導風板軸孔142aは、吸込み口141eに近接して位置決めされる。
図7に示す方位に基づいて、2つの第1導風板軸孔142aは、互いに対して、一つは上方に位置し、もう一つは下方に位置し、いずれも吹出グリッドホルダ14の吸込み口端141eに近い。上方に位置する第1導風板軸孔142aは、各導風板ホルダ143の上部突起における第2導風板軸孔142bと揃えられ(すなわち、同じ軸線を有する)、下方に位置する第1導風板軸孔142aは、各導風板ホルダ143の下部突起における第2導風板軸孔142bと揃えられる(すなわち、同じ軸線を有する)。各第1導風板軸孔142aは、一つの導風板13の第1導風板回転軸135aを収容する。
図10を参照すると、一つまたは複数の実施例では、風路の右壁141fにも2つの第3導風板軸孔142cが形成され、この二つの第3導風板軸孔142cの位置決めも吹出グリッドホルダ14の吹出口端141eに近い。
図10に示す方位に基づいて、これらの2つの第3導風板軸孔142cが上下に揃えられる。上方に位置する第3導風板軸孔142cは、各導風板ホルダ143の上部突起に位置する第2導風板軸孔142bと揃えられ、下方に位置する第3導風板軸孔142cは、各導風板ホルダ143の下部突起に位置する第2導風板軸孔142bと揃えられる。一つまたは複数の実施例では、第3導風板軸孔142cは、導風板13の第5導風板回転軸135eを収容することができ、かつ第5導風板回転軸135eは、この導風板軸孔内で回転可能になるように構成される。従って、各導風板13が縦方向中心線C2に平行な軸線を中心として回転するように、各導風板13における全ての導風板回転軸は第1導風板軸孔142a、第2導風板軸孔142b、および第3導風板軸孔142cの対応する一つにそれぞれ受けられることができる。代替的には、導風板13の数が変化すると、左壁141cにおける第1導風板軸孔142aおよび右壁141fにおける第3導風板軸孔142cの数も変化する。例えば、導風板13の数が3であれば、第1導風板軸孔142aおよび第3導風板軸孔142cの数はともに3となる。任意選択的には、各導風板回転軸は、ブッシュ(図示せず)を介して、対応する第1および第3導風板軸孔142a、142cに嵌合する。
【0037】
図9を参照すると、風路の前壁141dおよび後壁141gには、それぞれ複数のフラップ軸孔145が形成され、これらの吹出軸孔145は吹出グリッドホルダ14の吹出端141aに位置決めされる前壁141dおよび後壁141gのそれぞれにおけるフラップ軸孔145の数はフラップ12の数と同じであり、前壁141dにおける各フラップ軸孔145および後壁141gにおける対応する一つのフラップ軸孔145(図示せず)は縦軸線C2に対して互いに対称であり、これによって、それぞれ一つのフラップ12のフラップ回転軸122および第2フラップ回転軸123のうちの一つを収容する。第1フラップ回転軸122と第2フラップ回転軸123は、これらのフラップ軸孔内で軸線を中心に回転させることができる。一つまたは複数の実施例では、前壁141dにおけるフラップ軸孔145は、フラップ12の第2フラップ回転軸123を収容することができるように構成され、後壁141gにおけるフラップ軸孔145は、フラップ12の第1フラップ回転軸122を収容することができるように構成される。代替的には、前壁141dにおけるフラップ軸孔145は、フラップ12の第1フラップ軸122を収容することができるように構成され、後壁141gにおけるフラップ軸孔145は、フラップ12の第2フラップ軸123を収容することができるように構成される。任意選択的には、第1および第2フラップ回転軸122、123は、それぞれブッシュ(図示せず)を介して対応するフラップ軸孔に嵌合することができる。
【0038】
本発明に係る空調吹出アセンブリ1が作動する場合、導風板13(一般には水平方向にある)は、2つの送風モード、すなわち、微風送風モードと、非微風送風モードとを提供することができる。微風モードでは、導風板13が駆動され(例えばモータによって)、風路の流れ断面に平行(すなわち風の流れに垂直となる)になるように回転して風路を塞ぐので、風路内の風は、微風孔133を通って吹き出すことで微風を発生させる。そのため、微風送風モードでは、この空調アセンブリは、風がユーザに直接的吹きつけられることを防ぐだけでなく、風を発散させることでユーザの快適性を向上させることもできる。非微風送風モード(通常送風モードともいう)では、導風板13は駆動されて風路の流れ断面と一定の角度(最大90°)をなすように上下に回転されるので、風は導風板13の上下側から直接吹き出す。
【0039】
本発明の空調吹出アセンブリ1が作動する場合、空調を起動すると、フラップ12(通常は垂直方向にある)は、一般に、吹出パネル11と直交する位置に回転する。そして、ユーザのニーズに応じて、フラップ12は、吹出パネル11に垂直な位置から左または右に回転させることができ、最大回転角度80°まで回転させることができ、これによって、-80°~80°の回転を実現する。一つまたは複数の実施例では、各フラップ12は、個別に制御されるように構成することができ、例えば各フラップ12は、一つの独立したモータによって回転駆動される。このため、複数のフラップ12は、3種の異なる送風モード、すなわち均一送風モード、パーティション送風モード、手動送風モードを提供することができる。均一送風モードでは、すべてのフラップ12が同じ角度で回転するため、各フラップ間は互いに平行しておりかつ均一な風を送り出すことが保証される。パーティション送風モードでは、ユーザのニーズに応じて異なる角度回転させることで、パーティション送風の目的を達成する。手動送風モードでは、ユーザのニーズに応じて、フラップを手動で回転させて角度を調整してユーザが希望する送風方向を満たすことができる。
【0040】
図12は本発明に係る空調吹出アセンブリの他の実施例の斜視図である。
図12は、パーティション送風モードを実装した例を示す。
図12に示すように、一つまたは複数の実施例では、空調吹出アセンブリ1は、第1導風板13aおよび第2導風板13bを含む。第1導風板13aと第2導風板13bは、吹出グリッドホルダ14の風路内に並列に配置される。第1導風板13aおよび第2導風板13bは、いずれも、上記導風板と同様に構成することができる。
図12を継続して参照すると、1つまたは複数の実施例では、フラップ12は、吹出パネル11の吹出口内で水平方向に沿って4つのフラップ区画、すなわち第1フラップ区画21、第2フラップ区画22、第3フラップ区画23、第4フラップ区画12dに分割される。代替的に、フラップは4つ未満であってもよいし、4つを超えてもよい。一つまたは複数の実施例では、各フラップ区画にはさらに、第1フラップ12a、第2フラップ12b、第3フラップ12c、第4フラップ12dの4つのフラップが含まれる。代替的に、各フラップ区画のフラップの数も4つ未満であってもよいし、4つを超えてもよい。パーティション送風モードでは、ユーザは、たとえばコントローラを使用して、さまざまなフラップ区画の送風方向を制御できる。一つまたは複数の実施例では、各フラップ内でそれぞれのフラップの回転角度を制御することにより、低、中低、低高、高の4つの送風段階を発生させることができる。具体的には、第1フラップ区画21を例にとると、低送風段では、第1フラップ区画12aは左方向に60°回転するように調節され、第2フラップ区画12bは左方向に20°回転するように調節され、第3フラップ区画12cは右方向に20°回転するように調節され、第4フラップ区画12dは右方向に60°回転するように調節されてもよい。第1フラップ区画21が中低送風段に設定された場合、第1フラップ区画12aは左方向に30°回転するように調節され、第2フラップ区画12bは左方向に10°回転するように調節され、第3フラップ区画12cは右方向に10°回転するように調節され、第4フラップ区画12dは右方向に30°回転するように調節されてもよい。また、第1フラップ区画21が中高送風段に設定された場合、第1フラップ区画12aは、右方向に30°回転するように調節され、第2フラップ区画12bは、右方向に10°回転するように調節され、第3フラップ区画12cは、左方向に10°回転するように調節され、第4フラップ区画12dは、左方向に30°回転するように調節さてもよい。第1フラップ部21が高送風段に設定された場合、第1フラップ12aは右方向に60°回転し、第2フラップ12bは右に20°回転し、第3フラップ12cは左に20°回転し、第4フラップ12dは左に60°回転する。代替的に、各吹出フラップの吹出段は、4つ未満または4つ超過に設定することができ、各吹出段のフラップの回転角度も、実際の必要に応じて再設計することができる。
【0041】
一つまたは複数の実施例では、導風板13により提供される送風モードとフラップ12により提供される送風モードとを組み合わせることにより、12種類の異なる送風モードを形成することができる。具体的には、導風板13が提供する送風モードでは、フラップ12により、6種の送風モード、すなわち、均一送風モードと、低段、中低段、中高段、高段を含む4種のパーティション送風モードと、手動送風モードとを生じることができる。導風板13が提供する非微風送風モードでは、フラップ12により同様に前記6種の送風モードを生じることができる。
【0042】
上記空調吹出アセンブリ1を含む本発明の空調は、吹出パネル11に垂直な位置から左方向または右方向に向かって回転できるフラップの最大角度が80°に達することができるため、この空調機の左右両側の送風死角をなくしたり、最小限に抑えられ、これによって、空調の左右両側の送風面積は大幅に増加する。さらに、この空調は、多くも12種類の異なる送風モードを提供できるため、ユーザのニーズに合わせてカスタマイズすることができる。たとえば、ユーザが空調から吹き出した風に対して特別な要求がない場合は、均一送風モードを選択でき、ユーザが空調から吹出した風に対して異なるニーズがある場合は、パーティション送風モードを選択できる。これにより、ある時点では空調から同じ方向にしか風を吹き出すことができないという欠点を解決し、また、ユーザが空調から吹き出した風に対して、多角度で集中的(または分散的に)送風する必要がある場合に、手動送風モードを選択できる。パーティション送風モードでは、また4つの送風段を提供することができ、ユーザは自分のニーズに応じて異なる段階を選択して快適性を高めることができる。
【0043】
以上、図面に示す好ましい実施形態に関連して本発明の技術的解決手段を説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明の保護範囲がこれらの具体的な実施形態に限定されないことは明らかである。本発明の原理から逸脱することなく、当業者は、異なる実施例の技術的特徴を組み合わせてもよいし、関連する技術的特徴を同等に変更または置換してもよく、これらの変更または置換後の技術的解決手段は、本発明の保護範囲内に入るものである。
【符号の説明】
【0044】
1、空調吹出アセンブリ;11、吹出パネル;12、フラップ;12a、第1フラップ;12b、第2フラップ;12c、第3フラップ;12d、第4フラップ;21、第1フラップ区画;22、第2フラップ区画;23、第3フラップ区画;24、第4フラップ区画;121、フラップ本体;122、第1フラップ回転軸;123、第2フラップ回転軸;13、導風板;13a、第1フラップ板;13b、第2導風板;131、導風板本体;132、導風板の前面;133、微風孔;133a、第1微風孔区画;133b、第2微風孔区画;133c、第3微風孔区画;133d、第4微風孔区画;134、導風板の後面;135a、第1導風板回転軸;135b、第2導風板回転軸;135c、第3導風板回転軸;135d、第4導風板回転軸;135e、第5導風板回転軸;14、吹出グリッドホルダ;141、吹出グリッドホルダ本体;141a、吹出口端;141b、吹出口;141c、左壁;141d、前壁;141e、吸込み口端;141f、右壁;141g、後壁;142a、第1導風板軸孔;142b、第2導風板軸孔;142c、第3導風板軸孔;143、導風板ホルダ;143a、第1導風板ホルダ;143b、第2導風板ホルダ;143c、第3導風板ホルダ;144、吹出パネル係止口、145、フラップ軸孔。
【国際調査報告】