IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司の特許一覧

特表2022-520094インタフェース表示方法及びその装置、端末並びにコンピュータプログラム
<>
  • 特表-インタフェース表示方法及びその装置、端末並びにコンピュータプログラム 図1
  • 特表-インタフェース表示方法及びその装置、端末並びにコンピュータプログラム 図2
  • 特表-インタフェース表示方法及びその装置、端末並びにコンピュータプログラム 図3
  • 特表-インタフェース表示方法及びその装置、端末並びにコンピュータプログラム 図4
  • 特表-インタフェース表示方法及びその装置、端末並びにコンピュータプログラム 図5
  • 特表-インタフェース表示方法及びその装置、端末並びにコンピュータプログラム 図6
  • 特表-インタフェース表示方法及びその装置、端末並びにコンピュータプログラム 図7
  • 特表-インタフェース表示方法及びその装置、端末並びにコンピュータプログラム 図8
  • 特表-インタフェース表示方法及びその装置、端末並びにコンピュータプログラム 図9
  • 特表-インタフェース表示方法及びその装置、端末並びにコンピュータプログラム 図10
  • 特表-インタフェース表示方法及びその装置、端末並びにコンピュータプログラム 図11
  • 特表-インタフェース表示方法及びその装置、端末並びにコンピュータプログラム 図12
  • 特表-インタフェース表示方法及びその装置、端末並びにコンピュータプログラム 図13
  • 特表-インタフェース表示方法及びその装置、端末並びにコンピュータプログラム 図14
  • 特表-インタフェース表示方法及びその装置、端末並びにコンピュータプログラム 図15
  • 特表-インタフェース表示方法及びその装置、端末並びにコンピュータプログラム 図16
  • 特表-インタフェース表示方法及びその装置、端末並びにコンピュータプログラム 図17
  • 特表-インタフェース表示方法及びその装置、端末並びにコンピュータプログラム 図18
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-03-28
(54)【発明の名称】インタフェース表示方法及びその装置、端末並びにコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0482 20130101AFI20220318BHJP
【FI】
G06F3/0482
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021547246
(86)(22)【出願日】2020-06-16
(85)【翻訳文提出日】2021-08-12
(86)【国際出願番号】 CN2020096293
(87)【国際公開番号】W WO2021012836
(87)【国際公開日】2021-01-28
(31)【優先権主張番号】201910656920.1
(32)【優先日】2019-07-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517392436
【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100150197
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 直樹
(72)【発明者】
【氏名】蒙 ▲劍▼琴
(72)【発明者】
【氏名】卓 ▲偉▼
(72)【発明者】
【氏名】邱 ▲鴻▼▲發▼
(72)【発明者】
【氏名】黎 勇杰
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA04
5E555BA02
5E555BA05
5E555BA06
5E555BA61
5E555BA76
5E555BB02
5E555BB05
5E555BB06
5E555BC07
5E555BD01
5E555CA12
5E555CA42
5E555CA47
5E555CB12
5E555CB16
5E555CB34
5E555CB37
5E555CB64
5E555CB66
5E555CB74
5E555CB76
5E555CC03
5E555DB03
5E555DB11
5E555DB53
5E555DC09
5E555DC11
5E555DC13
5E555DC18
5E555DC54
5E555DC63
5E555DD08
5E555EA12
5E555FA00
(57)【要約】
インタフェース表示方法及びその装置、端末並びに記憶媒体であって、前記方法は、マルチタスクフローティングウィンドウを表示するステップ(201)と、マルチタスクフローティングウィンドウに対応するトリガ信号を受信した後、タスクフローティングウィンドウ集合を表示するステップ(202)と、該タスクフローティングウィンドウ集合における第1シングルタスクフローティングウィンドウに対応する選択命令を受信するステップ(203)と、該第1シングルタスクフローティングウィンドウに対応する第1タスクのユーザインタフェースを表示するステップ(204)と、を含む。該方法において、マルチタスクフローティングウィンドウは、複数のシングルタスクフローティングウィンドウの表示をサポートするため、ユーザは、複数の異なるタスクのユーザインタフェースのために、該当するシングルタスクフローティングウィンドウを作成することができる。従って、複数のタスクのユーザインタフェース間で切り替える場合、該マルチタスクフローティングウィンドウにより、異なるタスクの選択を実現させることができ、マルチタスク間の迅速な切り替えを実現させ、マルチタスク間の切り替え効率を十分に向上させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クライアントに適用されるインタフェース表示方法であって、
マルチタスクフローティングウィンドウを表示するステップであって、前記マルチタスクフローティングウィンドウの表示層レベルは、前記クライアントのユーザインタフェースの上位層にある、ステップと、
前記マルチタスクフローティングウィンドウに対応するトリガ信号を受信した後、タスクフローティングウィンドウ集合を表示するステップであって、前記タスクフローティングウィンドウ集合に少なくとも1つのシングルタスクフローティングウィンドウが含まれ、各シングルタスクフローティングウィンドウは、1つのタスクに対応する、ステップと、
前記タスクフローティングウィンドウ集合における第1シングルタスクフローティングウィンドウに対応する選択命令を受信するステップと、
前記第1シングルタスクフローティングウィンドウに対応する第1タスクのユーザインタフェースを表示するステップと、を含む方法。
【請求項2】
前記マルチタスクフローティングウィンドウにタスクアイコンが含まれ、前記タスクアイコンは、前記シングルタスクフローティングウィンドウを作成したタスクの関連情報を指示するために用いられる
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記タスクアイコンにn個の要素が含まれ、各要素は、前記シングルタスクフローティングウィンドウを作成した1つのタスクに対応し、前記nは、正の整数である
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記マルチタスクフローティングウィンドウにプロセスアイコンが更に含まれ、前記プロセスアイコンは、実行中のプロセスの関連情報を指示するために用いられる
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、
前記マルチタスクフローティングウィンドウに対応するトリガ信号を受信した後、プロセスフローティングウィンドウ集合を表示するステップであって、前記プロセスフローティングウィンドウ集合は、少なくとも1つのプロセスフローティングウィンドウを含み、各プロセスフローティングウィンドウは、1つのプロセスに対応する、ステップと、
前記プロセスフローティングウィンドウ集合におけるターゲットプロセスフローティングウィンドウに対応するクローズ命令を受信するステップと、
前記ターゲットプロセスフローティングウィンドウに対応するターゲットプロセスをクローズするステップと、を更に含む
ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記マルチタスクフローティングウィンドウを表示した後、
第2タスクのユーザインタフェースを表示するステップと、
前記第2タスクのユーザインタフェースに対応するフローティングウィンドウ作成命令を取得するステップと、
前記フローティングウィンドウ作成命令に基づいて、前記マルチタスクフローティングウィンドウに含まれるタスクアイコンを更新し、前記タスクフローティングウィンドウ集合に、前記第2タスクに対応するシングルタスクフローティングウィンドウを追加するステップと、を更に含み、
前記タスクアイコンは、前記シングルタスクフローティングウィンドウを作成したタスクの関連情報を指示するために用いられる
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記マルチタスクフローティングウィンドウに含まれるタスクアイコンを更新するステップは、
前記マルチタスクフローティングウィンドウに含まれる前記タスクアイコンを、第1表示形態から第2表示形態に切り替えるステップを含み、
前記第2表示形態のタスクアイコンは、前記第1表示形態のタスクアイコンに比べて、前記第2タスクに対応する要素が増加したものである
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第2タスクのユーザインタフェースを表示した後、
所定の条件に合致するスライド信号を検出した場合、前記第2タスクのユーザインタフェースの上位層にフローティングウィンドウトリガ領域を表示するステップと、
作成されたシングルタスクフローティングウィンドウの数が所定の閾値に達した場合、前記フローティングウィンドウトリガ領域に提示情報を表示するステップであって、前記提示情報は、前記作成されたシングルタスクフローティングウィンドウの数が前記所定の閾値に達したことを提示するために用いられる、ステップと、
前記スライド信号のトリガ位置が前記フローティングウィンドウトリガ領域外から前記フローティングウィンドウトリガ領域内に入る場合、前記第2タスクに対応するシングルタスクフローティングウィンドウを作成できないことを提示するためのフィールド情報を生成するステップと、を更に含む
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記第2タスクのユーザインタフェースに対応するフローティングウィンドウ作成命令を取得した後、
作成されたシングルタスクフローティングウィンドウの数が所定の閾値に達した場合、リマインド情報を表示するステップであって、前記リマインド情報は、作成が許容されるシングルタスクフローティングウィンドウの最大数を指示するために用いられる、ステップを更に含む
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記マルチタスクフローティングウィンドウを表示した後、
前記マルチタスクフローティングウィンドウに対応するドラッグ操作信号を受信するステップと、
前記ドラッグ操作信号の消失を検出した場合、前記マルチタスクフローティングウィンドウを前記ドラッグ操作信号の消失位置に対応する画面縁位置に表示するステップと、を更に含む
ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記マルチタスクフローティングウィンドウを表示した後、
前記マルチタスクフローティングウィンドウの表示が取り消される場合、前記マルチタスクフローティングウィンドウの表示が取り消される前の表示位置を記録するステップと、
次回で前記マルチタスクフローティングウィンドウを表示する時、前記マルチタスクフローティングウィンドウを前記表示位置に表示するステップと、を更に含む
ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
インタフェース表示装置であって、
マルチタスクフローティングウィンドウを表示するように構成されるフローティングウィンドウ表示モジュールであって、前記マルチタスクフローティングウィンドウの表示層レベルは、クライアントのユーザインタフェースの上位層にある、フローティングウィンドウ表示モジュールと、
前記マルチタスクフローティングウィンドウに対応するトリガ信号を受信した後、タスクフローティングウィンドウ集合を表示するように構成される集合表示モジュールであって、前記タスクフローティングウィンドウ集合に少なくとも1つのシングルタスクフローティングウィンドウが含まれ、各シングルタスクフローティングウィンドウは、1つのタスクに対応する、集合表示モジュールと、
前記タスクフローティングウィンドウ集合における第1シングルタスクフローティングウィンドウに対応する選択命令を受信するように構成される命令取得モジュールと、
前記第1シングルタスクフローティングウィンドウに対応する第1タスクのユーザインタフェースを表示するように構成されるインタフェース表示モジュールと、を備える装置。
【請求項13】
端末であって、
少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コード集合又は命令集合を記憶したメモリと、
前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コード集合又は前記命令集合をロードし実行して、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法を実施するプロセッサと、を備える端末。
【請求項14】
コンピュータ可読記憶媒体であって、
プロセッサによりロードされて実行されると、前記プロセッサに請求項1から11のいずれか一項に記載の方法を実施させる少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コード集合又は命令集合を記憶した、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2019年7月19日に提出された、出願番号が第201910656920.1号であり、発明の名称が「インタフェース表示方法及びその装置、端末並びに記憶媒体」である中国特許出願に基づく優先権を主張し、該中国特許出願の全内容が参照として本願に組み込まれる。
【0002】
本願の実施例は、端末技術分野に関し、特にインタフェース表示方法及びその装置、端末並びに記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
アプリケーションプログラムは、様々なユーザインタフェースをユーザに提供し、様々な情報を表示するか又は様々な機能を実現させることができる。
【0004】
ソーシャルアプリケーションプログラムを例として、ソーシャルアプリケーションプログラムは一般的には、複数の機能を兼備し、例えば、インスタントメッセージング、情報閲覧、オンラインショッピング、オンライン支払、ファイル閲覧、ノート共有、アプレットなどの機能を有する。従って、ユーザは、ソーシャルアプリケーションプログラムを用いる場合、異なるユーザインタフェースで、異なる情報を閲覧する。これにより、インタフェース切り替えを行う必要がある。ユーザは、第1ユーザインタフェースから第2ユーザインタフェースに切り替える必要がある場合、一般的には、まず、第1ユーザインタフェースから、メインインタフェースに段階的に戻し、続いて、メインインタフェースから、第2ユーザインタフェースを段階的に開く必要がある。この場合、ユーザは第1ユーザインタフェースにおける情報を見返しようとすると、依然として、まず、第2ユーザインタフェースから、メインインタフェースに段階的に戻し、続いて、メインインタフェースから、第1ユーザインタフェースを段階的に開く必要もある。
【0005】
従って、現在のアプリケーションプログラムにおいて、ユーザインタフェース間の切り替えについて、操作経路が長いため、切り替え効率が低くなってしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願の実施例は、アプリケーションプログラムの複数のユーザインタフェース間で切り替える場合の切り替え効率を向上させることができる、インタフェース表示方法及びその装置、端末並びに記憶媒体を提供する。前記技術的解決手段は、以下のとおりである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一態様によれば、本願の実施例は、クライアントに適用されるインタフェース表示方法を提供する。前記方法は、
マルチタスクフローティングウィンドウを表示するステップであって、前記マルチタスクフローティングウィンドウの表示層レベルは、前記クライアントのユーザインタフェースの上位層にある、ステップと、
前記マルチタスクフローティングウィンドウに対応するトリガ信号を受信した後、タスクフローティングウィンドウ集合を表示するステップであって、前記タスクフローティングウィンドウ集合に少なくとも1つのシングルタスクフローティングウィンドウが含まれ、各シングルタスクフローティングウィンドウは、1つのタスクに対応する、ステップと、
前記タスクフローティングウィンドウ集合における第1シングルタスクフローティングウィンドウに対応する選択命令を受信するステップと、
前記第1シングルタスクフローティングウィンドウに対応する第1タスクのユーザインタフェースを表示するステップと、を含む。
【0008】
もう1つの態様によれば、本願の実施例は、インタフェース表示装置を提供する。前記装置は、
マルチタスクフローティングウィンドウを表示するように構成されるフローティングウィンドウ表示モジュールであって、前記マルチタスクフローティングウィンドウの表示層レベルは、クライアントのユーザインタフェースの上位層にある、フローティングウィンドウ表示モジュールと、
前記マルチタスクフローティングウィンドウに対応するトリガ信号を受信した後、タスクフローティングウィンドウ集合を表示するように構成される集合表示モジュールであって、前記タスクフローティングウィンドウ集合に少なくとも1つのシングルタスクフローティングウィンドウが含まれ、各シングルタスクフローティングウィンドウは、1つのタスクに対応する、集合表示モジュールと、
前記タスクフローティングウィンドウ集合における第1シングルタスクフローティングウィンドウに対応する選択命令を受信するように構成される命令取得モジュールと、
前記第1シングルタスクフローティングウィンドウに対応する第1タスクのユーザインタフェースを表示するように構成されるインタフェース表示モジュールと、を備える。
【0009】
また1つの態様によれば、本願の実施例は、端末を提供する。前記端末は、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コード集合又は命令集合を記憶したメモリと、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コード集合又は前記命令集合をロードし実行して、上記インタフェース表示方法を実施するプロセッサと、を備える。
【0010】
もう1つの態様によれば、本願の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記記憶媒体は、プロセッサによりロードされて実行されると、上記プロセッサに上記インタフェース表示方法を実施させる少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コード集合又は命令集合を記憶している。
【0011】
もう1つの態様によれば、本願の実施例は、コンピュータプログラムを提供する。該コンピュータプログラムが実行される時、コンピュータに上記態様のインタフェース表示方法を実行させる。
【発明の効果】
【0012】
本願の実施例で提供される技術的解決手段は、下記の有益な効果を有する。
【0013】
ユーザインタフェースの上位層にマルチタスクフローティングウィンドウを表示し、該マルチタスクフローティングウィンドウに対応するトリガ信号を取得した後、タスクフローティングウィンドウ集合を表示し、該タスクフローティングウィンドウ集合におけるいずれか1つのシングルタスクフローティングウィンドウを選択することで、該シングルタスクフローティングウィンドウに対応するタスクのユーザインタフェースを開くことができる。マルチタスクフローティングウィンドウは、複数のシングルタスクフローティングウィンドウの表示をサポートするため、ユーザは、複数の異なるタスクのユーザインタフェースのために、該当するシングルタスクフローティングウィンドウを作成することができる。従って、複数のタスクのユーザインタフェース間で切り替える場合、該マルチタスクフローティングウィンドウにより、異なるタスクの選択を実現させることができ、マルチタスク間の迅速な切り替えを実現させ、マルチタスク間の切り替え効率を十分に向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本願の一実施例による実施環境を示す概略図である。
図2】本願の一実施例によるインタフェース表示方法を示すフローチャートである。
図3】マルチタスクフローティングウィンドウを表示するインタフェースを例示的に示す概略図である。
図4】マルチタスクフローティングウィンドウをトリガした後のインタフェースを例示的に示す概略図である。
図5】シングルタスクフローティングウィンドウにより、それに対応するタスクのインタフェースを開くことを例示的に示す概略図である。
図6】シングルタスクフローティングウィンドウを作成するインタフェースを例示的に示す概略図である。
図7】シングルタスクフローティングウィンドウを作成するもう1つのインタフェースを例示的に示す概略図である。
図8】マルチタスクフローティングウィンドウにおけるタスクアイコン切り替えのインタフェースを例示的に示す概略図である。
図9】シングルタスクフローティングウィンドウが所定の閾値に達することを提示するインタフェースを例示的に示す概略図である。
図10】シングルタスクフローティングウィンドウが所定の閾値に達することを提示するもう1つのインタフェースを例示的に示す概略図である。
図11】マルチタスクフローティングウィンドウ及びタスクアイコンの複数の表示形態のインタフェースを例示的に示す概略図である。
図12】マルチタスクフローティングウィンドウ及びプロセスアイコンの複数の表示形態のインタフェースを例示的に示す概略図である。
図13】マルチタスクフローティングウィンドウの複数の表示形態のインタフェースを例示的に示す概略図である。
図14】シングルタスクフローティングウィンドウ又はプロセスフローティングウィンドウの表示を取り消すインタフェースを例示的に示す概略図である。
図15】シングルタスクフローティングウィンドウを取り消すもう1つのインタフェースを例示的に示す概略図である。
図16】本願の実施例によるインタフェース表示装置を示すブロック図である。
図17】本願の実施例によるインタフェース表示装置を示す完全なブロック図である。
図18】本願の一実施例による端末の構造を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら、本願の実施形態を更に詳しく説明する。
【0016】
図1を参照すると、図1は、本願の一実施例による実施環境を示す概略図である。該実施環境は、端末101と、サーバ102と、を備えてもよい。
【0017】
端末101は、携帯電話、タブレット、電子ブックリーダー、マルチメディア再生機器、ウェアラブル機器、PC(Personal Computer:パーソナルコンピュータ)などの電子機器であってもよい。端末101に、アプリケーションプログラムのクライアントがインストールされてもよい。本願の実施例において、アプリケーションプログラムのタイプを限定しない。例えば、該アプリケーションプログラムは、ソーシャルアプリケーションプログラム、インスタントメッセージングアプリケーションプログラム、オンラインショッピングアプリケーションプログラム、支払アプリケーションプログラム、ニュース情報アプリケーションプログラム、ビデオアプリケーションプログラムなどであってもよい。該アプリケーションプログラムのクライアントは、様々なユーザインタフェースをユーザに表示し、様々なユーザインタフェースにより、ユーザに様々な情報を表示するか又は様々な機能を提供する。一例において、クライアントは、ソーシャルアプリケーションプログラムのクライアント(「ソーシャルアプリケーションクライアント」と略称される)である。ソーシャルアプリケーションクライアントは、インスタントメッセージング、情報閲覧、オンラインショッピング、オンライン支払、ファイル閲覧、ノート共有、アプレットなどの種々の機能を提供することができる。
【0018】
サーバ102は、端末101におけるクライアントに、バックエンドサービスを提供するように構成される。例えば、サーバ102は、上記クライアントのバックエンドサーバであってもよい。サーバ102は、1台のサーバであってもよく、複数台のサーバからなるサーバクラスタ又は1つのクラウドコンピューティングサービスセンターであってもよい。
【0019】
端末101とサーバ102は、ネットワーク103を経由して互いに通信することができる。該ネットワーク103は、有線ネットワークであってもよく、無線ネットワークであってもよい。
【0020】
図2を参照すると、図2は、本願の一実施例によるインタフェース表示方法を示すフローチャートである。該方法は、上述した端末に適用可能であり、例えば、端末におけるアプリケーションプログラムのクライアントに適用可能である。該方法は、下記複数のステップ(201~204)を含んでもよい。
【0021】
ステップ201において、マルチタスクフローティングウィンドウを表示する。
【0022】
クライアントは、ユーザインタフェースを表示する。また、クライアントは、ユーザインタフェースの上位層に、マルチタスクフローティングウィンドウを表示することができる。つまり、マルチタスクフローティングウィンドウの表示層レベルは、クライアントのユーザインタフェースの上位層にある。マルチタスクフローティングウィンドウは、マルチタスク間の高速切り替え機能を実現させるように構成される。ここで、クライアントのユーザインタフェースは、チャットセッションインタフェース、公式アカウントインタフェース、アプレットインタフェース、ファイル閲覧インタフェース、ノート表示インタフェース、ウェブページコンテンツ表示インタフェース、支払インタフェース、ゲームインタフェースなどのようないずれか1つのユーザインタフェースであってもよく、本願の実施例は、これを限定しない。
【0023】
任意選択的に、該マルチタスクフローティングウィンドウは、クライアントにトップ表示される。該マルチタスクフローティングウィンドウの表示層レベルは、クライアントの他の全てのユーザインタフェースの表示層レベルよりも高い。従って、該マルチタスクフローティングウィンドウが表示された後、該マルチタスクフローティングウィンドウの下位層のユーザインタフェースが如何に切り替わるかに関わらず、該マルチタスクフローティングウィンドウの正常な表示に影響を及ぼすことがない。
【0024】
ステップ202において、マルチタスクフローティングウィンドウに対応するトリガ信号を受信した後、タスクフローティングウィンドウ集合を表示する。
【0025】
マルチタスクフローティングウィンドウは、操作可能なコントロールであってもよい。又は、マルチタスクフローティングウィンドウに、操作可能なコントロールが含まれる。操作可能なコントロールは、ユーザのタッチ操作に応答できるUI(User Interface:ユーザインタフェース)コントロールである。該操作可能なコントロールにより、ユーザは、タスクフローティングウィンドウ集合の表示をトリガすることができる。例えば、ユーザは、クリック又は押圧などの操作により、該マルチタスクフローティングウィンドウに対応するトリガ操作を実行する。対応的に、クライアントは、該マルチタスクフローティングウィンドウに対応するトリガ信号を受信する。クライアントは、上記トリガ信号を受信した後、タスクフローティングウィンドウ集合を表示する。例えば、ユーザがマルチタスクフローティングウィンドウ集合をクリックした後、クライアントは、タスクフローティングウィンドウ集合を表示する。また例えば、ユーザがマルチタスクフローティングウィンドウにおける1つの操作可能なコントロールをクリックした後、クライアントは、タスクフローティングウィンドウ集合を表示する。
【0026】
本願の実施例において、タスクフローティングウィンドウ集合に少なくとも1つのシングルタスクフローティングウィンドウが含まれ、各シングルタスクフローティングウィンドウは、1つのタスクに対応する。本願の実施例において、1つのタスクは、1つのユーザインタフェースに対応し、異なるタスクは、異なるユーザインタフェースに対応する。クライアントが1つのタスクを実行することは、該タスクに対応するユーザインタフェースを表示すると理解されてもよい。クライアントがマルチタスク間で切り替えることは、複数の異なるユーザインタフェースの間で切り替えると理解されてもよい。シングルタスクフローティングウィンドウは、該当するタスクのユーザインタフェースをショートカットで開くことを実現させるように構成される。本願の実施例において、タスクのユーザインタフェースを限定しない。これは、クライアントが高速切り替えをサポートする複数のユーザインタフェースのいずれか1つのユーザインタフェースであってもよく、例えば、チャットセッションインタフェース、公式アカウントインタフェース、アプレットインタフェース、ファイル閲覧インタフェース、ノート表示インタフェース、ウェブページコンテンツ表示インタフェース、支払インタフェース、ゲームインタフェースなどであってもよく、本願の実施例は、これを限定しない。
【0027】
例示的に、図3に示すように、クライアントは、ユーザインタフェース301の上位層に、マルチタスクフローティングウィンドウ302を表示する。図4に示すように、ユーザは、該マルチタスクフローティングウィンドウ302をクリックする。クライアントは、該マルチタスクフローティングウィンドウ302に対応するトリガ信号を受信し、クライアントは、タスクフローティングウィンドウ集合305を表示する。該タスクフローティングウィンドウ集合305に、図4に示す「フローティングウィンドウ1」、「フローティングウィンドウ2」、「フローティングウィンドウ3」及び「フローティングウィンドウ4」のような複数のシングルタスクフローティングウィンドウ306が含まれる。
【0028】
任意選択的に、シングルタスクフローティングウィンドウに、該シングルタスクフローティングウィンドウに対応するタスクのアイコン、概説及び取り消しコントロールなどが含まれてもよい。タスクのアイコンは、該タスクを識別する役割を果たす。タスクの概説は、該タスクの名称であってもよく、又は該タスクのユーザインタフェースから抽出された概要であってもよい。取り消しコントロールは、該シングルタスクフローティングウィンドウの表示を取り消すために用いられる。
【0029】
本願の実施例において、タスクフローティングウィンドウ集合の表示方式を限定しない。例えば、図4において、クライアントは、マルチタスクフローティングウィンドウ302に対応するトリガ信号を受信した後、フローティングウィンドウ集合表示インタフェースを表示する。該フローティングウィンドウ集合表示インタフェースの表示層レベルは、クライアントの他のユーザインタフェースよりも高い。つまり、クライアントは、フローティングウィンドウ集合表示インタフェースをトップ表示する。フローティングウィンドウ集合表示インタフェースは、半透明であってもよく、非透明であってもよい。フローティングウィンドウ集合表示インタフェースは、全画面表示されてもよく、特定の領域に表示されてもよく、本願の実施例は、これを限定しない。フローティングウィンドウ集合表示インタフェースに、タスクフローティングウィンドウ集合305が含まれる。
【0030】
なお、タスクフローティングウィンドウ集合に含まれる各シングルタスクフローティングウィンドウは、リスト形式で順に配列されて表示されてもよく、アレイ形式で順に配列されて表示されてもよく、又は、他の所定のルールに応じて配列されて表示されてもよく、本願の実施例は、これを限定しない。図4において、タスクフローティングウィンドウ集合305に含まれる各シングルタスクフローティングウィンドウ306は、フローティングウィンドウ集合表示インタフェースに、上から下への順番に応じて、順に配列されて表示される。
【0031】
ステップ203において、該タスクフローティングウィンドウ集合における第1シングルタスクフローティングウィンドウに対応する選択命令を受信する。
【0032】
第1シングルタスクフローティングウィンドウは、タスクフローティングウィンドウ集合に含まれるいずれか1つのシングルタスクフローティングウィンドウであってもよい。本願の実施例において、該選択命令に対応するトリガ操作を限定しない。例えば、該第1シングルタスクフローティングウィンドウに作用するタッチ操作であってもよい。例えば、シングルクリック操作、ダブルクリック操作、スライド操作又は押圧操作などであってもよい。
【0033】
ステップ204において、該第1シングルタスクフローティングウィンドウに対応する第1タスクのユーザインタフェースを表示する。
【0034】
第1シングルタスクフローティングウィンドウは、第1タスクに対応する。クライアントは、第1シングルタスクフローティングウィンドウに対応する選択命令を受信した後、該第1シングルタスクフローティングウィンドウに対応する第1タスクのユーザインタフェースを表示する。
【0035】
図5を参照すると、ユーザは、1つのシングルタスクフローティングウィンドウ306をクリックする。例えば、図5における「フローティングウィンドウ1」をクリックする。対応的に、クライアントは、該「フローティングウィンドウ1」に対応する選択命令を受信する。上記選択命令を受信した後、クライアントは、該「フローティングウィンドウ1」に対応するタスクのユーザインタフェース309を表示する。例えば、該ユーザインタフェース309は、ファイル閲覧インタフェース、ウェブページコンテンツ表示インタフェース、アプレットインタフェース、ノート表示インタフェースなどであってもよい。
【0036】
可能な実現形態において、上記ステップ204は、下記複数のサブステップを含んでもよい。
【0037】
1において、記録された第1タスクのインタフェース情報を取得し、該インタフェース情報は、該第1タスクのユーザインタフェースの識別子及び該第1タスクのユーザインタフェースが閉じられた時のブラウジング位置を含んでもよい。
【0038】
2において、該インタフェース情報に基づいて、第1タスクのユーザインタフェースを表示し、該ユーザインタフェースが閉じられた時のブラウジング位置に対応するコンテンツを表示する。
【0039】
上記方式により、この前のブラウジング位置に自動的に位置決めして表示することを実現させ、ユーザは、閲覧しやすくなる。
【0040】
例示的な実施例において、クライアントは、マルチタスクフローティングウィンドウに対応する長押し操作信号を受信した場合、タスクフローティングウィンドウ集合を表示し、続いて、該長押し操作信号のトリガ位置から第1シングルタスクフローティングウィンドウに移動するスライド操作信号を検出し、該スライド操作信号がなくなった時、クライアントは、前記第1シングルタスクフローティングウィンドウに対応する第1タスクのユーザインタフェースを直接的に表示する。このような方式で、片手操作シーンにおいて、長押し及びスライドという一連の操作により、1つのタスクのユーザインタフェースの迅速な表示をトリガすることを実現させる。
【0041】
任意選択的に、マルチタスクフローティングウィンドウにタスクアイコンが含まれる。該アイコンは、シングルタスクフローティングウィンドウを作成したタスクの関連情報を指示するために用いられる。マルチタスクフローティングウィンドウにタスクアイコンを表示することで、ユーザは、該タスクアイコンを見た後、タスクフローティングウィンドウ集合の表示をトリガしなくても、どちら又はどのタスクがシングルタスクフローティングウィンドウを作成したかを知ることができる。任意選択的に、タスクアイコンは、n個の要素を含み、各要素は、シングルタスクフローティングウィンドウを作成した1つのタスクに対応する。nは正の整数である。つまり、タスクアイコンに含まれる要素の数は、タスクフローティングウィンドウ集合に含まれるシングルタスクフローティングウィンドウの数と同じである。例えば、タスクアイコンに含まれる要素の数は4であると、4個のシングルタスクフローティングウィンドウを作成したことを表す。つまり、タスクフローティングウィンドウ集合に含まれるシングルタスクフローティングウィンドウの数は、4である。
【0042】
任意選択的に、各要素は、それに対応するタスクのユーザインタフェースの識別情報を表示する。例示的に、1つのタスクのユーザインタフェースは1つの公式アカウントにより提供されるウェブページである場合、クライアントは、タスクアイコンの要素に、該公式アカウントのアイコン又はアバターを表示する。1つのタスクのユーザインタフェースは1つのアプレットにより提供されるユーザインタフェースである場合、クライアントは、タスクアイコンの要素に該アプレットのアイコン又はアバターを表示する。マルチタスクフローティングウィンドウにタスクアイコンを表示することで、どちら又はどのタスクがシングルタスクフローティングウィンドウを作成したかをユーザが知るのを助けるだけでなく、関連インタフェース供給側に、ブランド表示機会を提供することもできる。クライアントは、事前保存されたデータベースに基づいて、ユーザインタフェースの識別情報をクエリにより取得することができるだけでなく、ユーザインタフェースのコンテンツから、その識別情報を解析して取得することもできる。本願の実施例は、これを限定しない。なお、クライアントは、ユーザインタフェースの識別情報を取得していないと、汎用識別情報を該タスクアイコンの要素に表示することができる。
【0043】
例示的に、図3及び図4に示すように、マルチタスクフローティングウィンドウ302にタスクアイコン303が含まれる。該タスクアイコン303は、4つの異なる表示形態の要素を含み、それぞれ、「フローティングウィンドウ1」、「フローティングウィンドウ2」、「フローティングウィンドウ3」及び「フローティングウィンドウ4」という4つのシングルタスクフローティングウィンドウ306に対応する。
【0044】
任意選択的に、マルチタスクフローティングウィンドウにプロセスアイコンが更に含まれる。該プロセスアイコンは、実行しているプロセスの関連情報を指示するために用いられる。本願の実施例において、プロセスは、ある期間にわたり、継続的に実行している活動であってもよく、例えば、音楽再生プロセス、地理的位置取得プロセスなどであってもよい。マルチタスクフローティングウィンドウにプロセスアイコンを表示することで、ユーザは、該プロセスアイコンを見た後、どちら又はどのプロセスが実行されているかどうかを知ることができる。なお、各プロセスアイコンは、実行しているプロセスに対応してもよい。また、集約プロセスアイコンの形式で、複数の実行しているプロセスに対応してもよい。本願の実施例は、これを限定しない。
【0045】
本願の実施例において、クライアントは、マルチタスクフローティングウィンドウに対応するトリガ信号を受信した後、プロセスフローティングウィンドウ集合を表示することもできる。該プロセスフローティングウィンドウ集合は、少なくとも1つのプロセスフローティングウィンドウを含み、各プロセスフローティングウィンドウは、1つのプロセスに対応する。プロセスフローティングウィンドウは、該当するプロセスに対して迅速に制御するために用いられる。例えば、クローズプロセス、一時停止プロセス、再起動プロセス等であってもよい。一例において、クライアントは、プロセスフローティングウィンドウ集合におけるターゲットプロセスフローティングウィンドウに対応するクローズ命令を受信した後、該ターゲットプロセスフローティングウィンドウに対応するターゲットプロセスをクローズする。ターゲットプロセスフローティングウィンドウは、プロセスフローティングウィンドウ集合におけるいずれか1つのプロセスであってもよい。ターゲットプロセスは、ターゲットプロセスフローティングウィンドウに対応する。上記方式で、プロセスを迅速にクローズすすることを実現させ、クローズのためにプロセスに関連するインタフェースに切り替える必要がなく、操作効率を向上させる。
【0046】
任意選択的に、図4を参照すると、マルチタスクフローティングウィンドウ302にタスクアイコン303及びプロセスアイコン304が含まれる場合、該マルチタスクフローティングウィンドウ302に対応するトリガ信号を受信した後、クライアントは、タスクフローティングウィンドウ集合305を表示すると同時に、プロセスフローティングウィンドウ集合307を表示する。該タスクフローティングウィンドウ集合305と該プロセスフローティングウィンドウ集合307は、リスト形式で2組に分けられて上下に順次配列されてもよい。該プロセスフローティングウィンドウ集合307に少なくとも1つのプロセスフローティングウィンドウ308が含まれる。なお、プロセスフローティングウィンドウ308に、該プロセスフローティングウィンドウに対応するプロセスのアイコン、概説及び取り消しコントロールなどが含まれてもよい。該取り消しコントロールは、該プロセスフローティングウィンドウ308に対応するプロセスをクローズするために用いられる。例えば、プロセスフローティングウィンドウ308は音楽再生プロセスに対応する場合、クライアントは、プロセスフローティングウィンドウ308における取り消しコントロールに対応するトリガ信号を受信した場合、音楽再生プロセスをクローズし、該プロセスフローティングウィンドウ308の表示を取り消す。
【0047】
なお、本願の実施例において、マルチタスクフローティングウィンドウの寸法、形状、表示位置、形態などの特徴を限定しない。これらは、実際の製品形態によって設定されてもよい。任意選択的に、1回目でマルチタスクフローティングウィンドウを表示すると、該マルチタスクフローティングウィンドウをデフォルト位置に表示する。例えば、デフォルト位置は、画面右側の上部縁位置であってもよい。n回目でフローティングウィンドウを表示すると、該フローティングウィンドウを、n-1回目で表示されたフローティングウィンドウの表示が取り消される前の表示位置に表示する。nは、1より大きい整数である。フローティングウィンドウは、非透明形式で表示されてもよく、半透明形式で表示されてもよい。
【0048】
要するに、本願の実施例で提供される技術的解決手段において、ユーザインタフェースの上位層にマルチタスクフローティングウィンドウを表示し、該マルチタスクフローティングウィンドウに対応するトリガ信号を取得した後、タスクフローティングウィンドウ集合を表示し、該タスクフローティングウィンドウ集合におけるいずれか1つのシングルタスクフローティングウィンドウを選択することで、該シングルタスクフローティングウィンドウに対応するタスクのユーザインタフェースを開くことができる。マルチタスクフローティングウィンドウは、複数のシングルタスクフローティングウィンドウの表示をサポートするため、ユーザは、複数の異なるタスクのユーザインタフェースのために、該当するシングルタスクフローティングウィンドウを作成することができる。従って、複数のタスクのユーザインタフェース間で切り替える場合、該マルチタスクフローティングウィンドウにより、異なるタスクの選択を実現させることができ、マルチタスク間の迅速な切り替えを実現させ、マルチタスク間の切り替え効率を十分に向上させる。
【0049】
なお、マルチタスクフローティングウィンドウは更に、プロセスフローティングウィンドウ集合の表示をトリガするために用いられる。該プロセスフローティングウィンドウ集合におけるいずれか1つのプロセスフローティングウィンドウを選択することで、該当するプロセスを迅速にクローズすることを実現させることができる。従って、クローズのためにプロセスに関わるインタフェースに切り替える必要がなく、操作効率を向上させる。
【0050】
以下、マルチタスクフローティングウィンドウ及びシングルタスクフローティングウィンドウの作成過程を説明する。該作成過程は、下記複数のステップを含んでもよい。
【0051】
1において、第2タスクのユーザインタフェースを表示する。
【0052】
第2タスクのユーザインタフェースは、クライアントにより実行されるいずれか1つのタスクのユーザインタフェースであってもよく、本願の実施例は、これを限定しない。
【0053】
2において、該第2タスクのユーザインタフェースに対応するフローティングウィンドウ作成命令を取得する。
【0054】
本願の実施例において、フローティングウィンドウ作成命令は、クライアントによるフローティングウィンドウ作成をトリガするために用いられる。フローティングウィンドウ作成命令は、ユーザによりトリガされて生成される。例えば、ユーザは、タッチ操作、音声、ジェスチャー、表情など方式で、フローティングウィンドウ作成命令の生成をトリガすることができる。
【0055】
第1可能な実現形態において、該第2タスクのユーザインタフェースに対応するフローティングウィンドウ作成命令を取得するステップは、下記複数のサブステップを含む。
【0056】
(1)において、所定の条件に合致するスライド信号を検出した場合、該第2タスクのユーザインタフェースの上位層にフローティングウィンドウトリガ領域を表示する。
【0057】
所定の条件は、スライド信号の開始位置、スライド方向、スライド速度、スライド距離などの特性のうちのいずれか1つの特性又は複数の特性の組み合わせに対して設定されてもよい。例示的に、所定の条件は、開始位置が画面の左側縁に位置し、且つスライド方向は右向きであることを含む。勿論、実際の適用において、実際の製品需要を参照しながら、所定の条件を合理的に設定することができる。本願の実施例は、これを限定しない。
【0058】
フローティングウィンドウトリガ領域は、フローティングウィンドウの表示をトリガするためのインタラクション可能な領域である。本願の実施例において、フローティングウィンドウトリガ領域の寸法、形状、表示位置、形態などの特徴を限定しない。インタラクション性能をより好適に向上させるために、所定の条件を参照しながら、ユーザの操作習慣に合致する特徴として設定されてもよい。例えば、所定の条件は、開始位置が画面の左側縁に位置し、且つスライド方向は右向きであることを含む場合、フローティングウィンドウトリガ領域は、画面の右下隅に位置する扇形領域であってもよい。
【0059】
任意選択的に、フローティングウィンドウトリガ領域にトリガアイコンが表示される。該トリガアイコンは、該領域がフローティングウィンドウの表示をトリガできることをユーザに提示するために用いられる。なお、フローティングウィンドウトリガ領域の表示層レベルは、第2タスクのユーザインタフェースの表示層レベルより高い。これにより、該フローティングウィンドウトリガ領域に対する操作信号を受信することができる。フローティングウィンドウトリガ領域は、非透明の形式で表示されてもよく、半透明の形式で表示されてもよい。
【0060】
(2)スライド信号の終了位置がフローティングウィンドウトリガ領域内に位置すると、第2タスクのユーザインタフェースに対応するフローティングウィンドウ作成命令を取得する。
【0061】
ユーザは、フローティングウィンドウ作成命令をトリガしようとする場合、トリガ信号を中断しないまま保持し、スライド信号のトリガ位置を上記フローティングウィンドウトリガ領域外からフローティングウィンドウトリガ領域内に入らせ、続いて、スライド信号を終了する(例えば、指を離し、上記スライド信号をトリガする指を画面から離せる)。クライアントは、スライド信号の終了を検出し、且つ終了位置がフローティングウィンドウトリガ領域内に位置する場合、第2タスクのユーザインタフェースに対応するフローティングウィンドウ作成命令を取得する。
【0062】
任意選択的に、スライド信号のトリガ位置は、フローティングウィンドウトリガ領域外からフローティングウィンドウトリガ領域内に入る場合、フィードバック情報を生成する。該フィードバック情報は、フローティングウィンドウトリガ領域がアクティブ化されていることをユーザに提示するために用いられる。この場合、スライド信号を終了することで、フローティングウィンドウ作成命令をトリガすることができる。本願の実施例において、フィードバック情報の形式を限定しない。例えば、振動フィードバック、光音響フィードバック、画像文字フィードバックなどの形式である。
【0063】
図6を参照すると、クライアントは、第2タスクのユーザインタフェース310を表示し、ユーザの指は、画面の左側縁から右へスライドし始める。スライド過程において、第2タスクのユーザインタフェース310は、画面の右側へ収縮し、且つ、フローティングウィンドウトリガ領域311は、次第に現れる。フローティングウィンドウトリガ領域311に、トリガアイコン312が表示される。ユーザの指がフローティングウィンドウトリガ領域311内に移動して画面から離す場合、クライアントは、第2タスクのユーザインタフェース310に対応するフローティングウィンドウ作成命令を取得する。
【0064】
第2可能な実現形態において、該第2タスクのユーザインタフェースに対応するフローティングウィンドウ作成命令を取得するステップは、下記複数のサブステップを含む。
【0065】
(1)において、第2タスクのユーザインタフェースに対応するメニュー呼び出し命令を取得する。
【0066】
メニュー呼び出し命令は、クライアントが機能メニューを呼び出して表示することをトリガするために用いられる。メニュー呼び出し命令は、ユーザによりトリガされて生成される。例えば、ユーザは、タッチ操作、音声、ジェスチャー、表情などの方式で、メニュー呼び出し命令の生成をトリガすることができる。一例において、クライアントは、第2タスクのユーザインタフェースを表示すると同時に、メニュー呼び出し命令をトリガするための操作コントロールを更に表示する。ユーザは、該操作コントロールにより、メニュー呼び出し命令をトリガすることができる。
【0067】
(2)において、メニュー呼び出し命令に基づいて、第2タスクのユーザインタフェースの上位層に機能メニューを表示する。
【0068】
機能メニューに、フローティングウィンドウ表示コントロールが含まれる。該フローティングウィンドウ表示コントロールは、フローティングウィンドウ作成命令をトリガするための操作コントロールである。任意選択的に、フローティングウィンドウ表示コントロールは、1つのボタンである。
【0069】
機能メニューに、フローティングウィンドウ表示コントロールに加えて、該ユーザインタフェースを共有するための操作コントロール、他のアプリケーションにおいて該ユーザインタフェースを開くための操作コントロール、該ユーザインタフェースをノートに変換するための操作コントロール、該ユーザインタフェースに対応するタグを編集するための操作コントロールなどのうちの少なくとも1つが更に含まれてもよく、本願の実施例は、これを限定しない。
【0070】
(3)において、フローティングウィンドウ表示コントロールに対応するトリガ信号を取得した場合、第2タスクのユーザインタフェースに対応するフローティングウィンドウ作成命令を取得する。
【0071】
任意選択的に、フローティングウィンドウ表示コントロールが1つのボタンである場合、ユーザが、フローティングウィンドウ表示コントロールをクリックすると、クライアントは、該フローティングウィンドウ表示コントロールに対応するトリガ信号を取得する。クライアントは、該フローティングウィンドウ表示コントロールに対応するトリガ信号を取得した場合、第2タスクのユーザインタフェースに対応するフローティングウィンドウ作成命令を取得する。
【0072】
図7を参照すると、クライアントは、第2タスクのユーザインタフェース310を表示する。ユーザは、右隅の[…]コントロール315をクリックすることで、クライアントによる機能メニュー316の表示をトリガする。機能メニュー316に、フローティングウィンドウ表示コントロール317が含まれる。ユーザが、フローティングウィンドウ表示コントロール317をクリックした後、クライアントは、該第2タスクのユーザインタフェース310に対応するフローティングウィンドウ作成命令を取得する。
【0073】
勿論、上述したフローティングウィンドウ作成命令の生成をトリガするための2つの方法は、単なる例示的で解釈的なものであり、本願の実施例は、他の方法でフローティングウィンドウ作成命令の生成をトリガすることを限定しない。
【0074】
3において、マルチタスクフローティングウィンドウが作成されていない場合、該フローティングウィンドウ作成命令に基づいて、マルチタスクフローティングウィンドウを作成し、タスクフローティングウィンドウ集合に該第2タスクに対応するシングルタスクフローティングウィンドウを追加する。
【0075】
クライアントは、第2タスクのユーザインタフェースに対応するフローティングウィンドウ作成命令を受信した後、クライアントは、現在、マルチタスクフローティングウィンドウを作成していないと、クライアントは、マルチタスクフローティングウィンドウを作成し、タスクフローティングウィンドウ集合に該第2タスクに対応するシングルタスクフローティングウィンドウを追加する。これにより、ユーザは、該マルチタスクフローティングウィンドウをクリックした後、タスクフローティングウィンドウ集合において、該第2タスクに対応するシングルタスクフローティングウィンドウが見える。該第2タスクに対応するシングルタスクフローティングウィンドウは、上記第2タスクのユーザインタフェースをショートカットで開くことを実現させるために用いられる。
【0076】
任意選択的に、マルチタスクフローティングウィンドウにタスクアイコンが含まれると、クライアントは、作成したマルチタスクフローティングウィンドウにタスクアイコンを表示する。該タスクアイコンに、第2タスクに対応する要素が含まれる。
【0077】
4において、マルチタスクフローティングウィンドウが作成された場合、該フローティングウィンドウ作成命令に基づいて、タスクフローティングウィンドウ集合に該第2タスクに対応するシングルタスクフローティングウィンドウを追加する。
【0078】
クライアントは、第タスクのユーザインタフェースに対応するフローティングウィンドウ作成命令を受信した後、クライアントは、現在、マルチタスクフローティングウィンドウを作成していた場合、クライアントは、マルチタスクフローティングウィンドウを繰り返して作成する必要がなく、タスクフローティングウィンドウ集合に該第2タスクに対応するシングルタスクフローティングウィンドウを追加すればよい。
【0079】
任意選択的に、マルチタスクフローティングウィンドウにタスクアイコンが含まれると、クライアントは、該タスクアイコンを更新する必要もある。例えば、クライアントは、マルチタスクフローティングウィンドウに含まれるタスクアイコンを第1表示形態から第2表示形態に切り替える。ここで、第2表示形態のタスクアイコンは、第1表示形態のタスクアイコンに比べて、第2タスクに対応する要素が増加した。ユーザは、該タスクアイコンの表示形態の変動により、第2タスクに対応するシングルタスクフローティングウィンドウの追加が完了したことを知ることができる。
【0080】
図8に示すように、マルチタスクフローティングウィンドウ302に、元々、第1表示形態のタスクアイコン303aが含まれる。1つの新たなシングルタスクフローティングウィンドウを追加した後、マルチタスクフローティングウィンドウ302に第2表示形態のタスクアイコン303bを表示する。第2表示形態のタスクアイコン303bは、第1表示形態のタスクアイコン303aに比べて、上記新しく追加したタスクに対応する要素が1つ多い。
【0081】
なお、作成が許容されるシングルタスクフローティングウィンドウの最大数に一定の制限がかけられてもよく、また、制限がかけられなくてもよい。シングルタスクフローティングウィンドウの最大数が限られると、上述した第1可能な実現形態で、フローティングウィンドウ作成命令の生成をトリガする場合、クライアントは、所定の条件に合致するスライド信号を検出した場合、作成されたシングルタスクフローティングウィンドウの数が所定の閾値に達するかどうかを判定する。作成されたシングルタスクフローティングウィンドウの数が所定の閾値に達していない場合、クライアントは、フローティングウィンドウトリガ領域にトリガアイコンを表示し、トリガアイコンの傍に提示情報(ここで、「第1提示情報」と表記する)を表示する。該第1提示情報は、作成されたシングルタスクフローティングウィンドウの数が所定の閾値に達していないことを提示するために用いられる。この場合、シングルタスクフローティングウィンドウの追加を許容する。作成されたシングルタスクフローティングウィンドウの数が所定の閾値に達した場合、クライアントは、フローティングウィンドウトリガ領域に提示情報(ここで、「第2提示情報」と表記する)を表示する。該第2提示情報は、作成されたシングルタスクフローティングウィンドウの数が所定の閾値に達したことを提示するために用いられる。この場合、シングルタスクフローティングウィンドウの追加を許容しない。
【0082】
図9を参照すると、クライアントは、第2タスクのユーザインタフェース310を表示する。所定の条件に合致するスライド信号を検出した場合、該第2タスクのユーザインタフェース310の上位層にフローティングウィンドウトリガ領域311を表示する。作成されたシングルタスクフローティングウィンドウの数が所定の閾値に達した場合、クライアントは、該フローティングウィンドウトリガ領域311に提示情報313(即ち、図8に示す「フローティングウィンドウが満ちた」という提示情報)を表示する。該提示情報313は、作成されたシングルタスクフローティングウィンドウの数が所定の閾値に達したことを提示するために用いられる。更に、スライド信号のトリガ位置が該フローティングウィンドウトリガ領域311外から、該フローティングウィンドウトリガ領域311内に入る場合、クライアントは、該第2タスクに対応するシングルタスクフローティングウィンドウを作成できないことを提示するためのフィードバック情報を生成する。該フィードバック情報は、触覚フィードバック情報であってもよく、例えば、振動フィードバック情報であり、例えば、2回振動する。この場合、ユーザが指を離すと、クライアントは、リマインド情報314を表示する。該リマインド情報314は、作成が許容されるシングルタスクフローティングウィンドウの最大数を指示するために用いられる。
【0083】
同様に、図10に示すように、上記第2可能な実現形態を用いる場合、クライアントは、第2タスクのユーザインタフェース310に対応するフローティングウィンドウ作成命令を取得した後、作成されたシングルタスクフローティングウィンドウの数が所定の閾値に達した場合、クライアントは、同様にリマインド情報314を表示する。該リマインド情報314は、作成が許容されるシングルタスクフローティングウィンドウの最大数を指示するために用いられる。
【0084】
要するに、本願の実施例で提供される技術的解決手段において、クライアントは、ユーザがフローティングウィンドウを作成するためのタッチ操作に基づいて、現在のタスクをシングルタスクフローティングウィンドウとして作成してタスクフローティングウィンドウ集合に表示する。また、マルチタスクフローティングウィンドウにおけるタスクアイコンの表示形態を対応的に変更することができる。ユーザは、該タスクアイコンの表示形態の変化により、シングルタスクフローティングウィンドウの追加が完了したことを知ることができ、ユーザ体験を更に向上させ、インタフェース表示効果を最適化する。
【0085】
例示的な実施例において、上記マルチタスクフローティングウィンドウの表示形態及び位置は決まっていない。例えば、マルチタスクフローティングウィンドウの表示位置は、移動可能である。
【0086】
任意選択的に、マルチタスクフローティングウィンドウにタスクアイコンが含まれる場合、図11に示すように、マルチタスクフローティングウィンドウ及びタスクアイコンの複数の表示形態のインタフェースを例示的に示す。本願の実施例において、該マルチタスクフローティングウィンドウが最大限5個のシングルタスクフローティングウィンドウを収容できることを例として、タスクアイコンに含まれる要素の数は、作成されたシングルタスクフローティングウィンドウの数と一致する。なお、マルチタスクフローティングウィンドウは、画面においてドラッグ可能である。図11は、マルチタスクフローティングウィンドウが画面の左側、画面の中央、画面の右側に表示される場合の形態をそれぞれ示す。
【0087】
任意選択的に、マルチタスクフローティングウィンドウにプロセスアイコンが含まれる場合、図12に示すように、マルチタスクフローティングウィンドウ及びプロセスアイコンの複数の表示形態を例示的に示す。本願の実施例において、各プロセスが1つのプロセスアイコンに対応することを例とする。同様に、マルチタスクフローティングウィンドウは、画面においてドラッグ可能である。図12は、マルチタスクフローティングウィンドウが画面の左側、画面の中央、画面の右側に表示される場合の形態をそれぞれ示す。
【0088】
任意選択的に、マルチタスクフローティングウィンドウにタスクアイコン及びプロセスアイコンが含まれる場合、図13に示すように、マルチタスクフローティングウィンドウの複数の表示形態をそれぞれ示す。
【0089】
本願の実施例において、ユーザは、マルチタスクフローティングウィンドウの位置をドラッグすることができる。クライアントは、ユーザのドラッグ操作の終了位置に基づいて、該タスクフローティングウィンドウの表示位置を確認する。クライアントは、マルチタスクフローティングウィンドウに対応するドラッグ操作信号を受信することができる。該ドラッグ操作信号の消失を検出した場合、マルチタスクフローティングウィンドウを、ドラッグ操作信号の消失位置に対応する画面の縁位置に表示する。例えば、該ドラッグ操作信号の消失位置が画面の左側に位置する場合、クライアントは、マルチタスクフローティングウィンドウを画面の左側縁に表示する。例えば、該ドラッグ操作信号が消失した場合、クライアントは、吸着動画の形態で、該マルチタスクフローティングウィンドウを画面の左側縁に吸着して表示する。該ドラッグ操作信号の消失位置が画面の右側に位置する場合、クライアントは、マルチタスクフローティングウィンドウを画面の右側縁に表示する。例えば、該ドラッグ操作信号が消失した場合、クライアントは、吸着動画の形態で、該マルチタスクフローティングウィンドウを画面の右側縁に吸着して表示する。
【0090】
要するに、マルチタスクフローティングウィンドウのタスクアイコン及びプロセスアイコンは、それに対応するタスク及び実行しているプロセスを明確に表示することができる。また、ユーザは、マルチタスクフローティングウィンドウの表示位置を自主的に変更することができ、マルチタスクフローティングウィンドウの機能が拡張された。
【0091】
例示的な実施例において、クライアントは、タスクフローティングウィンドウ集合又はプロセスフローティングウィンドウ集合を表示した後、シングルタスクフローティングウィンドウ又はプロセスフローティングウィンドウに対応するクローズ命令を取得し、該クローズ命令に基づいて、該シングルタスクフローティングウィンドウ又はプロセスフローティングウィンドウの表示を取り消すこともできる。
【0092】
可能な実現形態において、図14を参照すると、クライアントがシングルタスクフローティングウィンドウ306又はプロセスフローティングウィンドウ307の表示を取り消す過程は、該シングルタスクフローティングウィンドウ306又はプロセスフローティングウィンドウ307におけるクローズコントロールに対応するトリガ信号を取得し、該シングルタスクフローティングウィンドウ306の表示を取り消すか又は該プロセスフローティングウィンドウ307の表示を取り消して該当するプロセスをクローズするステップを含む。任意選択的に、該クローズコントロールが1つのボタンである場合、ユーザが、該クローズコントロールをクリックすると、クライアントは、該クローズコントロールに対応するトリガ信号を取得する。なお、シングルタスクフローティングウィンドウ306又はプロセスフローティングウィンドウ307がクローズされた後、残りのシングルタスクフローティングウィンドウ306又はプロセスフローティングウィンドウ307の表示位置を概略的に調整することもでき、本願の実施例は、これを限定しない。
【0093】
もう1つの可能な実現形態において、図15を参照すると、クライアントがシングルタスクフローティングウィンドウの表示を取り消す過程は、クライアントがシングルタスクフローティングウィンドウにより、該シングルタスクフローティングウィンドウに対応するタスクのユーザインタフェースの表示をトリガした後、該ユーザインタフェースに対応するメニュー呼び出し命令を取得するステップと、メニュー呼び出し命令に基づいて、該ユーザインタフェースの上位層に、機能メニュー318を表示するステップであって、該機能メニュー318にクローズコントロール319が含まれ、該クローズコントロール319は、シングルタスクフローティングウィンドウクローズ命令をトリガするための操作コントロールである、ステップと、を含む。任意選択的に、クローズコントロール319は、1つのボタンである。クローズコントロールに対応するトリガ信号を取得した場合、該クローズコントロールに対応するシングルタスクフローティングウィンドウの表示を取り消す。任意選択的に、クローズコントロール319が1つのボタンである場合、ユーザが、クローズコントロール319をクリックすると、クライアントは、該クローズコントロールに対応するトリガ信号を取得し、クライアントは、該クローズコントロール319に対応するシングルタスクフローティングウィンドウの表示を取り消す。
【0094】
また1つの実現形態において、クライアントは、マルチタスクフローティングウィンドウの表示を取り消すこともできる。該過程は、クライアントがマルチタスクフローティングウィンドウを表示した後、該マルチタスクフローティングウィンドウに対応するクローズ命令を更に取得し、該クローズ命令に基づいて、マルチタスクフローティングウィンドウの表示を取り消すステップを含む。該クローズ命令は、クライアントが該マルチタスクフローティングウィンドウの表示を取り消すことをトリガするために用いられる。該クローズ命令は、ユーザによりトリガされて生成される。例えば、ユーザは、タッチ操作、音声、ジェスチャー、表情などの方式で、クローズ命令の生成をトリガすることができる。
【0095】
任意選択的に、クライアントがマルチタスクフローティングウィンドウの表示を取り消すステップは、マルチタスクフローティングウィンドウに対応するドラッグ操作信号を取得した場合、現在表示されているユーザインタフェースの上位層にフローティングウィンドウ取り消し領域を表示するステップと、該ドラッグ操作信号の終了位置がフローティングウィンドウ取り消し領域内に位置すると、マルチタスクフローティングウィンドウの表示を取り消すステップと、を含む。ここで、フローティングウィンドウ取り消し領域は、マルチタスクフローティングウィンドウの表示の取り消しをトリガするためのインタラクション可能な領域である。本願の実施例において、フローティングウィンドウ取り消し領域の寸法、形状、表示位置、形態などの特徴を限定しない。任意選択的に、フローティングウィンドウ取り消し領域の寸法、形状、表示位置は、フローティングウィンドウトリガ領域と同じであるが、区分のために、フローティングウィンドウ取り消し領域の色は、フローティングウィンドウトリガ領域の色と異なる。任意選択的に、フローティングウィンドウ取り消し領域に取り消しアイコンが表示されている。該取り消しアイコンは、該領域においてマルチタスクフローティングウィンドウの表示の取り消しをトリガできることをユーザに提示するために用いられる。
【0096】
任意選択的に、ドラッグ操作信号の終了位置がフローティングウィンドウ取り消し領域外に位置すると、クライアントは、マルチタスクフローティングウィンドウを、該ドラッグ操作信号の終了位置に対応する画面縁位置に表示する。
【0097】
なお、クライアントは、マルチタスクフローティングウィンドウの表示を取り消すと同時に、全てのシングルタスクフローティングウィンドウ及びプロセスフローティングウィンドウを削除し、全てのプロセスフローティングウィンドウをクローズする。
【0098】
なお、マルチタスクフローティングウィンドウの表示が取り消される場合、クライアントは、該マルチタスクフローティングウィンドウの表示が取り消される前の表示位置を記録し、次回でマルチタスクフローティングウィンドウを表示する時、マルチタスクフローティングウィンドウを上記記録した表示位置に表示する。上記方式により、ユーザの習慣に対する記憶を実現させ、マルチタスクフローティングウィンドウを、ユーザの需要に合致する適切な位置に表示する。
【0099】
要するに、本願の実施例で提供される技術的解決手段において、ユーザは、マルチタスクフローティングウィンドウ、シングルタスクフローティングウィンドウ及びプロセスフローティングウィンドウに対して、移動、クローズなどの操作を行うことができ、より高い柔軟性を有する。
【0100】
マルチタスクウィンドウをクライアントのユーザインタフェースの上位層に表示するために、クライアントは、2つのウィンドウ対象を作成することができる。該2つのウィンドウ対象を、第1ウィンドウ対象及び第2ウィンドウ対象と表記する。
【0101】
ここで、第1ウィンドウ対象は、マルチタスクウィンドウ及びマルチタスクウィンドウに関わるコンテンツの表示を運ぶために用いられる。例えば、タスクフローティングウィンドウ集合及びプロセスフローティングウィンドウ集合の表示を運ぶ。第2ウィンドウ対象は、クライアントのユーザインタフェースの表示を運ぶために用いられる。第1ウィンドウ対象の表示層レベルは、第2ウィンドウ対象の表示層レベルよりも高い。これにより、マルチタスクフローティングウィンドウがクライアントにトップ表示されることを確保する。該マルチタスクフローティングウィンドウの表示層レベルがクライアントの他の全てのユーザインタフェースの表示層レベルよりも高いため、該マルチタスクフローティングウィンドウが表示された後、該マルチタスクフローティングウィンドウの下位層のユーザインタフェースが如何に切り替わるかに関わらず、該マルチタスクフローティングウィンドウの正常な表示に影響を及ぼすことがない。
【0102】
iOSシステムを例として、上記ウィンドウ対象は、UIWindow対象である。クライアントは、第1のUIWindow対象及び第2のUIWindow対象を作成することができる。ここで、第1のUIWindow対象は、マルチタスクウィンドウ及びマルチタスクウィンドウに関わるコンテンツ表示を運ぶために用いられる。第2のUIWindow対象は、クライアントのユーザインタフェースの表示を運ぶために用いられる。
【0103】
なお、クライアントは1つのタスクに対応するシングルタスクフローティングウィンドウを生成する場合、該タスクは、一意的な識別子及び付属情報を生成する。ここで、一意的な識別子は、該タスクを一意的に識別するために用いられる。異なるタスクは、異なる一意的な識別子に対応する。一意的な識別子は、taskkeyと表記されてもよい。付属情報は、該タスクに関わる情報である。例えば、アイコン、概説などの情報である。付属情報は、taskdataと表記されてもよい。フローティングウィンドウマネージャは、タスクの一意的な識別子及び付属情報を取得した後、該当するシングルタスクフローティングウィンドウを表示することができる。フローティングウィンドウマネージャは、タスクの一意的な識別子により、異なるタスクのユーザインタフェースに対する切り替え要求を区分することができる。また、タスクの付属情報により、シングルタスクフローティングウィンドウに、該タスクのアイコン、概説などの情報を表示することもできる。これにより、マルチタスクの共存及びイベント分離を実現させる。なお、上述したフローティングウィンドウマネージャは、クライアントにおける、マルチタスクフローティングウィンドウの関連機能を実現させるための機能モジュールである。
【0104】
タスクがアプレットタスクであることを例として、該当するシングルタスクフローティングウィンドウの作成フローは、下記ステップを含む。
【0105】
1において、クライアントは、アプレットタスクのユーザインタフェースを表示し、該アプレットタスクのユーザインタフェースに対応するフローティングウィンドウ作成命令を受信する。
【0106】
2において、アプレットタスクは、一意的な識別子及び付属情報を生成し、インタフェースにより、一意的な識別子及び付属情報をフローティングウィンドウマネージャに送信する。
【0107】
3において、フローティングウィンドウマネージャは、受信された一意的な識別子がフローティングウィンドウマネージャのフローティングウィンドウリストに存在しているかどうか、作成されたシングルタスクフローティングウィンドウの数が所定の閾値に達しているかどうかを検出し、該アプレットタスクに対応するシングルタスクフローティングウィンドウの作成を許容するかどうかを決定する。
【0108】
4において、フローティングウィンドウマネージャは、決定結果を返信値の形式でアプレットタスクに送信し、返信値がYESであると、該アプレットタスクに対応するシングルタスクフローティングウィンドウの作成を許容することを表し、返信値がNOであると、該アプレットタスクに対応するシングルタスクフローティングウィンドウの作成を拒否することを表す。
【0109】
5において、アプレットタスクが受信した返信値がYESであると、アプレットタスクは、フローティングウィンドウ作成動画を実行し始め、つまり、アプレットタスクのユーザインタフェースを縮小する。
【0110】
6において、フローティングウィンドウマネージャは、該アプレットタスクに対応するシングルタスクフローティングウィンドウを作成し、マルチタスクフローティングウィンドウを更新する。
【0111】
アプレットタスクのシングルタスクフローティングウィンドウを作成する場合、アプレットタスクは、一部の動画(即ち、上述したフローティングウィンドウ作成動画)を実行し、フローティングウィンドウマネージャも一部の動画(即ち、マルチタスクフローティングウィンドウの更新動画)を実行する。2部分の動画の同期化を確保するために、アプレットタスクは、動画を実行し始める場合、関連関数を呼び出すことで、動画を実行し始める時間スタンプ及び動画の時間長をフローティングウィンドウマネージャに知らせることができる。フローティングウィンドウマネージャは、これにより、同期化を行う。
【0112】
依然としてアプレットタスクを例として、それに対応するシングルタスクフローティングウィンドウにより、該アプレットタスクのユーザインタフェースを迅速に表示するフローは、下記ステップを含む。
【0113】
1において、フローティングウィンドウマネージャは、アプレットタスクに対応するシングルタスクフローティングウィンドウの選択命令を受信し、該シングルタスクフローティングウィンドウに対応する一意的な識別子により、アプレットタスクに関連付け、アプレットタスクに、インタフェース表示通知を送信し、該インタフェース表示通知で、シングルタスクフローティングウィンドウに対応する一意的な識別子が搬送されてもよい。
【0114】
2において、アプレットタスクがインタフェース表示通知を受信した後、該インタフェース表示通知で搬送される一意的な識別子に対してチェックを行い、チェックに合格した後に、該アプレットタスクのユーザインタフェースを表示する。
【0115】
なお、アプレットタスクは、そのユーザインタフェースを表示し始める場合、関連関数を呼び出すことで、ユーザインタフェースを表示し始める時間スタンプをフローティングウィンドウマネージャに知らせることもできる。フローティングウィンドウマネージャは、これにより、関連動画の同期化を実行する。
【0116】
上記は、アプレットアプリケーションのみを例として、それに対応するシングルタスクフローティングウィンドウの作成フロー及びそれに対応するシングルタスクフローティングウィンドウによりユーザインタフェースを迅速に表示するフローを説明する。例えば、ウェブページ、ノート、ファイルプレビュー、公式アカウントなどの他のタイプのタスクにも同様に適用可能であり、ここで、逐一説明しないようにする。
【0117】
なお、クライアントにより実行されるプロセスについて、フローティングウィンドウマネージャは、該プロセスに対応するプロセスフローティングウィンドウを作成し、該プロセスフローティングウィンドウに基づいて、プロセスの状態を制御することができる。
【0118】
音楽再生プロセスを例として、フローティングウィンドウマネージャは、該音楽再生プロセスに対応するプロセスフローティングウィンドウを作成する場合、該プロセスの一意的な識別子及び付属情報も取得する。ユーザが、該プロセスフローティングウィンドウにおけるクローズボタンをクリックする場合、フローティングウィンドウマネージャは、該プロセスフローティングウィンドウに対応する一意的な識別子により、音楽再生プロセスに関連付け、音楽再生プロセスにプロセスクローズ通知を送信することができる。該プロセスクローズ通知で、プロセスフローティングウィンドウに対応する一意的な識別子が搬送されてもよい。音楽再生プロセスは、プロセスクローズ通知を受信した後、該プロセスクローズ通知で搬送される一意的な識別子に対してチェックを行い、チェックに合格した後に、クローズを行い、つまり、音楽の再生を中止する。
【0119】
要するに、本願の実施例で提供される技術的解決手段において、第1ウィンドウ対象及び第2ウィンドウ対象を作成し、第1ウィンドウ対象は、マルチタスクウィンドウ及びマルチタスクウィンドウに関わるコンテンツの表示を運ぶために用いられる。第2ウィンドウ対象は、クライアントのユーザインタフェースの表示を運ぶために用いられる。第1ウィンドウ対象の表示層レベルを第2ウィンドウ対象の表示層レベルよりも高くすることで、マルチタスクフローティングウィンドウをクライアントにトップ表示することを確保することができ、マルチタスクフローティングウィンドウとクライアントのユーザインタフェースとの分離を実現させ、且つ、マルチタスクフローティングウィンドウのドラッグ効果を実現させることができる。
【0120】
なお、各タスク又はプロセスに、該当する一意的な識別子を割り当てる。該一意的な識別子により、異なるタスク、異なるプロセスの区分を実現させる。マルチタスクフローティングウィンドウは、マルチタスク、マルチプロセスの共存をサポートすることができ、マルチタスクの迅速な切り替え及びプロセスの迅速なクローズを実現させることができる。
【0121】
以下、本願の装置の実施例であり、本願の方法の実施例を実行するために用いられる。本願の装置の実施例に開示されていない細部は、本願の方法の実施例を参照する。
【0122】
図16を参照すると、本願の一実施例によるインタフェース表示装置を示すブロック図である。該装置400は、上記方法の実施例を実現させる機能を有する。該機能は、ハードウェアにより実現してもよく、ハードウェアにより該当するソフトウェアを実行することで実行してもよい。該装置400は、上述した端末であってもよく、端末に配置されてもよい。該装置400は、フローティングウィンドウ表示モジュール410と、集合表示モジュール420と、命令取得モジュール430と、インタフェース表示モジュール440と、を備えてもよい。
【0123】
フローティングウィンドウ表示モジュール410は、マルチタスクフローティングウィンドウを表示するように構成され、前記マルチタスクフローティングウィンドウの表示層レベルは、クライアントのユーザインタフェースの上位層にある。
【0124】
集合表示モジュール420は、前記マルチタスクフローティングウィンドウに対応するトリガ信号を受信した後、タスクフローティングウィンドウ集合を表示するように構成され、前記タスクフローティングウィンドウ集合に少なくとも1つのシングルタスクフローティングウィンドウが含まれ、各シングルタスクフローティングウィンドウは、1つのタスクに対応する。
【0125】
命令取得モジュール430は、前記タスクフローティングウィンドウ集合における第1シングルタスクフローティングウィンドウに対応する選択命令を受信するように構成される。
【0126】
インタフェース表示モジュール440は、前記第1シングルタスクフローティングウィンドウに対応する第1タスクのユーザインタフェースを表示するように構成される。
【0127】
例示的な実施例において、前記マルチタスクフローティングウィンドウに、タスクアイコンが含まれ、前記タスクアイコンは、前記シングルタスクフローティングウィンドウを作成したタスクの関連情報を指示するために用いられる。
【0128】
例示的な実施例において、前記タスクアイコンにn個の要素が含まれ、各要素は、前記シングルタスクフローティングウィンドウを作成した1つのタスクに対応し、前記nは、正の整数である。
【0129】
例示的な実施例において、前記マルチタスクフローティングウィンドウに、プロセスアイコンが更に含まれ、前記プロセスアイコンは、実行中のプロセスの関連情報を指示するために用いられる。
【0130】
例示的な実施例において、図17に示すように、前記装置400は、プロセスクローズモジュール450を更に備える。
【0131】
前記集合表示モジュール420は更に、前記マルチタスクフローティングウィンドウに対応するトリガ信号を受信した後、プロセスフローティングウィンドウ集合を表示するように構成され、前記プロセスフローティングウィンドウ集合は、少なくとも1つのプロセスフローティングウィンドウを含み、各プロセスフローティングウィンドウは、1つのプロセスに対応する。
【0132】
前記命令取得モジュール430は更に、前記プロセスフローティングウィンドウ集合におけるターゲットプロセスフローティングウィンドウに対応するクローズ命令を受信するように構成される。
【0133】
前記プロセスクローズモジュール450は、前記ターゲットプロセスフローティングウィンドウに対応するターゲットプロセスをクローズするように構成される。
【0134】
例示的な実施例において、図17に示すように、前記装置400は、フローティングウィンドウ作成モジュール460を更に備える。
【0135】
前記インタフェース表示モジュール440は更に、第2タスクのユーザインタフェースを表示するように構成される。
【0136】
前記命令取得モジュール430は更に、前記第2タスクのユーザインタフェースに対応するフローティングウィンドウ作成命令を取得するように構成される。
【0137】
前記フローティングウィンドウ作成モジュール460は、前記フローティングウィンドウ作成命令に基づいて、前記マルチタスクフローティングウィンドウに含まれるタスクアイコンを更新し、前記タスクフローティングウィンドウ集合に、前記第2タスクに対応するシングルタスクフローティングウィンドウを追加するように構成される。
【0138】
例示的な実施例において、前記フローティングウィンドウ作成モジュール460は、前記マルチタスクフローティングウィンドウに含まれる前記タスクアイコンを、第1表示形態から第2表示形態に切り替えるように構成され、前記第2表示形態のタスクアイコンは、前記第1表示形態のタスクアイコンに比べて、前記第2タスクに対応する要素が増加した。
【0139】
例示的な実施例において、前記装置400は、トリガ領域表示モジュールと、提示情報表示モジュールと、フィードバック情報生成モジュールと、を更に備える(図示されず)。
【0140】
トリガ領域表示モジュールは、所定の条件に合致するスライド信号を検出した場合、前記第2タスクのユーザインタフェースの上位層にフローティングウィンドウトリガ領域を表示するように構成される。
【0141】
提示情報表示モジュールは、作成されたシングルタスクフローティングウィンドウの数が所定の閾値に達した場合、前記フローティングウィンドウトリガ領域に提示情報を表示するように構成され、前記提示情報は、前記作成されたシングルタスクフローティングウィンドウの数が前記所定の閾値に達したことを提示するために用いられる。
【0142】
フィードバック情報生成モジュールは、前記スライド信号のトリガ位置が前記フローティングウィンドウトリガ領域外から前記フローティングウィンドウトリガ領域内に入る場合、前記第2タスクに対応するシングルタスクフローティングウィンドウを作成できないことを提示するためのフィールド情報を生成するように構成される。
【0143】
例示的な実施例において、前記装置400は、リマインド情報表示モジュール(図示されず)を更に備える。
【0144】
リマインド情報表示モジュールは、作成されたシングルタスクフローティングウィンドウの数が所定の閾値に達した場合、リマインド情報を表示するように構成され、前記リマインド情報は、作成が許容されるシングルタスクフローティングウィンドウの最大数を指示するために用いられる。
【0145】
例示的な実施例において、前記装置400は、信号受信モジュール及びフローティングウィンドウ移動モジュール(図示されず)を更に備える。
【0146】
信号受信モジュールは、前記マルチタスクフローティングウィンドウに対応するドラッグ操作信号を受信するように構成される。
【0147】
フローティングウィンドウ移動モジュールは、前記ドラッグ操作信号の消失を検出した場合、前記マルチタスクフローティングウィンドウを前記ドラッグ操作信号の消失位置に対応する画面縁位置に表示するように構成される。
【0148】
例示的な実施例において、前記装置400は、位置記録モジュール(図示されず)を更に備える。
【0149】
位置記録モジュールは、前記マルチタスクフローティングウィンドウの表示が取り消される場合、前記マルチタスクフローティングウィンドウの表示が取り消される前の表示位置を記録するように構成される。
【0150】
前記フローティングウィンドウ表示モジュール410は更に、次回で前記マルチタスクフローティングウィンドウを表示する時、前記マルチタスクフローティングウィンドウを前記表示位置に表示するように構成される。
【0151】
要するに、本願の実施例で提供される技術的解決手段において、ユーザインタフェースの上位層にマルチタスクフローティングウィンドウを表示し、該マルチタスクフローティングウィンドウに対応するトリガ信号を取得した後、タスクフローティングウィンドウ集合を表示し、該タスクフローティングウィンドウ集合におけるいずれか1つのシングルタスクフローティングウィンドウを選択することで、該シングルタスクフローティングウィンドウに対応するタスクのユーザインタフェースを開くことができる。マルチタスクフローティングウィンドウは、複数のシングルタスクフローティングウィンドウの表示をサポートするため、ユーザは、複数の異なるタスクのユーザインタフェースのために、該当するシングルタスクフローティングウィンドウを作成することができる。従って、複数のタスクのユーザインタフェース間で切り替える場合、該マルチタスクフローティングウィンドウにより、異なるタスクの選択を実現させることができ、マルチタスク間の迅速な切り替えを実現させ、マルチタスク間の切り替え効率を十分に向上させる。
【0152】
上記実施例で提供される装置は、その機能を実現させる場合、上記各機能モジュールの分割のみを例として説明することに留意されたい。実際の適用において、必要に応じて、様々な機能モジュールにより上記機能を実現させることができる。つまり、装置の内部構造を様々な機能モジュールに分割して、上記全て又は一部の機能を完了する。なお、上記実施例で提供される装置の構想は、方法の実施例の構想と同じであり、具体的な実現プロセスは、方法の実施例を参照されたい。ここで、詳細な説明を省略する。
【0153】
図18を参照すると、本願の一実施例による端末1800の構造を示すブロック図である。該端末1800は、携帯電話、タブレット、マルチメディア再生機器、ウェアラブル機器などであってもよい。
【0154】
一般的には、端末1800は、プロセッサ1801と、メモリ1802と、を備える。
【0155】
プロセッサ1801は、1つ又は複数のプロセッシングコアを含んでもよい。例えば、4コアプロセッサ、8コアプロセッサ等である。プロセッサ1801は、DSP(Digital Signal Processing:デジタル信号処理)、FPGA(Field-Programmable Gate Array:フィールドプログラマブルゲートアレイ)、PLA(Programmable Logic Array:プログラマブルロジックアレイ)のうちの少なくとも1つのハードウェア形態により実現してもよい。プロセッサ1801は、ホストプロセッサ及びコプロセッサを含んでもよい。ホストプロセッサは、アウェイク状態であるデータを処理するためのプロセッサであり、CPU(Central Processing Unit:中央プロセッサ)とも呼ばれる。コプロセッサは、待機状態であるデータを処理するための低電力プロセッサである。幾つかの実施例において、プロセッサ1801に、GPU(Graphics Processing Unit:画像プロセッサ)が集積されてもよい。GPUは、ディスプレイが表示すべきコンテンツのレンダリング及び描画に用いられる。幾つかの実施例において、プロセッサ1801は、AI(Artificial Intelligence:人工知能)プロセッサを含んでもよい。該AIプロセッサは、機械学習に関わる演算操作を処理するためのものである。
【0156】
メモリ1802は、1つ又は複数のコンピュータ可読記憶媒体を含んでもよい。該コンピュータ可読記憶媒体は、非一時的なものであってもよい。メモリ1802は、高速ランダムアクセスメモリ、及び不揮発性メモリを含んでもよい。例えば、1つ又は複数の磁気ディスク記憶装置、フラッシュ記憶装置を含む。幾つかの実施例において、メモリ1802における非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コード集合又は命令集合を記憶するためのものである。該少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コード集合又は命令集合は、プロセッサ1801により実行されると、プロセッサ1801に本願の方法実施例で提供される方法を実施させる。
【0157】
幾つかの実施例において、端末1800は、任意選択的に、外部装置インタフェース1803と、少なくとも1つの外部装置とを備えてもよい。プロセッサ1801、メモリ1802及び外部装置インタフェース1803は、バス又は信号線を介して接続される。各外部装置は、バス、信号線又は回路基板を介して外部装置インタフェース1803に接続される。具体的には、外部装置は、無線周波数回路1804、タッチディスプレイ1805、カメラ1806、オーディオ回路1807、位置決めコンポーネント1808及電源1809のうちの少なくとも1つを含む。
【0158】
図18に示した構造は、端末1800を限定するものではなく、図示したものより多く又は少ないコンポーネントを含んでもよく、幾つかのコンポーネントを組み合わせてもよく、様々なユニット配置を利用してもよいことは、当業者であれば理解されるべきである。
【0159】
例示的な実施例において、端末を更に提供する。前記端末は、プロセッサと、メモリと、を備え、前記メモリに、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コード集合又は命令集合が記憶されており、前記少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コード集合又は命令集合は、1つ以上のプロセッサにより実行されると、上記プロセッサに上記インタフェース表示方法を実施させる。
【0160】
例示的な実施例において、コンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。前記記憶媒体に、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コード集合又は命令集合が記憶されており、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コード集合又は前記命令集合は、コンピュータ機器のプロセッサにより実行される時、上記プロセッサに上記インタフェース表示方法を実施させる。
【0161】
任意選択的に、上記コンピュータ可読記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フレキシブルディスク及び光データ記憶機器などであってもよい。
【0162】
例示的な実施例において、コンピュータプログラム製品を更に提供する。該コンピュータプログラム製品は実行される時、コンピュータに上記インタフェース表示方法を実施させる。
【0163】
本明細書で言及した「複数」は、2つ又は2つ以上を指すことが理解されるべきである。用語「及び/又は」は、関連対象の関連関係を説明するためのものであり、3通りの関係が存在することを表す。例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在すること、AとBが同時に存在すること、Bのみが存在するという3つの場合を表す。文字「/」は一般的には、前後関連対象が「又は」という関係であることを示す。
【0164】
以上は、本願の例示的な実施例に過ぎず、本願を限定するものではない。本願の精神や原則を逸脱することなく行われるあらゆる修正、同等置換、改良などはすべて本願の保護範囲内に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0165】
101 端末
102 サーバ
103 ネットワーク
400 インタフェース表示装置
410 フローティングウィンドウ表示モジュール
420 集合表示モジュール
430 命令取得モジュール
440 インタフェース表示モジュール
450 プロセスシャットダウンモジュール
460 フローティングウィンドウ作成モジュール
1800 端末
1801 プロセッサ
1802 メモリ
1803 外部装置インタフェース
1804 無線周波数回路
1805 タッチディスプレイ
1806 カメラ
1807 オーディオ回路
1808 位置決めコンポーネント
1809 電源
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
【手続補正書】
【提出日】2021-08-12
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クライアントが実行するインタフェース表示方法であって、
マルチタスクフローティングウィンドウを表示するステップであって、前記マルチタスクフローティングウィンドウの表示層レベルは、前記クライアントのユーザインタフェースの上位層にある、ステップと、
前記マルチタスクフローティングウィンドウに対応するトリガ信号を受信した後、タスクフローティングウィンドウ集合を表示するステップであって、前記タスクフローティングウィンドウ集合に少なくとも1つのシングルタスクフローティングウィンドウが含まれ、各シングルタスクフローティングウィンドウは、1つのタスクに対応する、ステップと、
前記タスクフローティングウィンドウ集合における第1シングルタスクフローティングウィンドウに対応する選択命令を受信するステップと、
前記第1シングルタスクフローティングウィンドウに対応する第1タスクのユーザインタフェースを表示するステップと、を含む方法。
【請求項2】
前記マルチタスクフローティングウィンドウにタスクアイコンが含まれ、前記タスクアイコンは、前記シングルタスクフローティングウィンドウを作成したタスクの関連情報を指示するために用いられる
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記タスクアイコンにn個の要素が含まれ、各要素は、前記シングルタスクフローティングウィンドウを作成した1つのタスクに対応し、前記nは、正の整数である
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記マルチタスクフローティングウィンドウにプロセスアイコンが更に含まれ、前記プロセスアイコンは、実行中のプロセスの関連情報を指示するために用いられる
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、
前記マルチタスクフローティングウィンドウに対応するトリガ信号を受信した後、プロセスフローティングウィンドウ集合を表示するステップであって、前記プロセスフローティングウィンドウ集合は、少なくとも1つのプロセスフローティングウィンドウを含み、各プロセスフローティングウィンドウは、1つのプロセスに対応する、ステップと、
前記プロセスフローティングウィンドウ集合におけるターゲットプロセスフローティングウィンドウに対応するクローズ命令を受信するステップと、
前記ターゲットプロセスフローティングウィンドウに対応するターゲットプロセスをクローズするステップと、を更に含む
ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記マルチタスクフローティングウィンドウを表示した後、
第2タスクのユーザインタフェースを表示するステップと、
前記第2タスクのユーザインタフェースに対応するフローティングウィンドウ作成命令を取得するステップと、
前記フローティングウィンドウ作成命令に基づいて、前記マルチタスクフローティングウィンドウに含まれるタスクアイコンを更新し、前記タスクフローティングウィンドウ集合に、前記第2タスクに対応するシングルタスクフローティングウィンドウを追加するステップと、を更に含み、
前記タスクアイコンは、前記シングルタスクフローティングウィンドウを作成したタスクの関連情報を指示するために用いられる
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記マルチタスクフローティングウィンドウに含まれるタスクアイコンを更新するステップは、
前記マルチタスクフローティングウィンドウに含まれる前記タスクアイコンを、第1表示形態から第2表示形態に切り替えるステップを含み、
前記第2表示形態のタスクアイコンは、前記第1表示形態のタスクアイコンに比べて、前記第2タスクに対応する要素が増加したものである
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第2タスクのユーザインタフェースを表示した後、
所定の条件に合致するスライド信号を検出した場合、前記第2タスクのユーザインタフェースの上位層にフローティングウィンドウトリガ領域を表示するステップと、
作成されたシングルタスクフローティングウィンドウの数が所定の閾値に達した場合、前記フローティングウィンドウトリガ領域に提示情報を表示するステップであって、前記提示情報は、前記作成されたシングルタスクフローティングウィンドウの数が前記所定の閾値に達したことを提示するために用いられる、ステップと、
前記スライド信号のトリガ位置が前記フローティングウィンドウトリガ領域外から前記フローティングウィンドウトリガ領域内に入る場合、前記第2タスクに対応するシングルタスクフローティングウィンドウを作成できないことを提示するためのフィールド情報を生成するステップと、を更に含む
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記第2タスクのユーザインタフェースに対応するフローティングウィンドウ作成命令を取得した後、
作成されたシングルタスクフローティングウィンドウの数が所定の閾値に達した場合、リマインド情報を表示するステップであって、前記リマインド情報は、作成が許容されるシングルタスクフローティングウィンドウの最大数を指示するために用いられる、ステップを更に含む
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記マルチタスクフローティングウィンドウを表示した後、
前記マルチタスクフローティングウィンドウに対応するドラッグ操作信号を受信するステップと、
前記ドラッグ操作信号の消失を検出した場合、前記マルチタスクフローティングウィンドウを前記ドラッグ操作信号の消失位置に対応する画面縁位置に表示するステップと、を更に含む
ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記マルチタスクフローティングウィンドウを表示した後、
前記マルチタスクフローティングウィンドウの表示が取り消される場合、前記マルチタスクフローティングウィンドウの表示が取り消される前の表示位置を記録するステップと、
次回で前記マルチタスクフローティングウィンドウを表示する時、前記マルチタスクフローティングウィンドウを前記表示位置に表示するステップと、を更に含む
ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
インタフェース表示装置であって、
マルチタスクフローティングウィンドウを表示するように構成されるフローティングウィンドウ表示モジュールであって、前記マルチタスクフローティングウィンドウの表示層レベルは、クライアントのユーザインタフェースの上位層にある、フローティングウィンドウ表示モジュールと、
前記マルチタスクフローティングウィンドウに対応するトリガ信号を受信した後、タスクフローティングウィンドウ集合を表示するように構成される集合表示モジュールであって、前記タスクフローティングウィンドウ集合に少なくとも1つのシングルタスクフローティングウィンドウが含まれ、各シングルタスクフローティングウィンドウは、1つのタスクに対応する、集合表示モジュールと、
前記タスクフローティングウィンドウ集合における第1シングルタスクフローティングウィンドウに対応する選択命令を受信するように構成される命令取得モジュールと、
前記第1シングルタスクフローティングウィンドウに対応する第1タスクのユーザインタフェースを表示するように構成されるインタフェース表示モジュールと、を備える装置。
【請求項13】
端末であって、
少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コード集合又は命令集合を記憶したメモリと、
前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コード集合又は前記命令集合をロードし実行して、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法を実施するプロセッサと、を備える端末。
【請求項14】
コンピュータに請求項1から11のいずれか一項に記載の方法を実施させる、コンピュータプログラム
【国際調査報告】